日産自動車は10日、商用バン「AD」と「ADエキスパート」を一部改良して発売した。価格は、ADが129万5,700円から170万7,300円、ADエキスパートが153万4,050円から189万5,250円。今回の一部改良では、2012年7月以降の生産車に適用される安全法規に対応したほか、ADとADエキスパートの一部グレードで前席ハイバックシートのヘッドレスト上端を延長。また、全グレードで後席中央シートベルトのタングの形状を変更している。ADとADエキスパートの1.5L車は「環境対応車普及促進税制」の減税措置により、自動車取得税と自動車重量税が減税されて75%の減税となり、1.5L車と1.6L車の全グレードがエコカー補助金の対象となる。エンジンは1.2Lから1.8LまでのCR12DE、HR15DE、HR16DE、MR18DE(すべてDOHC水冷直列4気筒)を搭載し、トランスミッションはE-ATx(フルレンジ電子制御4速オートマチック)を採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月11日特許分析のパテント・リザルトはこのほど、車両の前方衝突防止技術について参入企業の競争力に関する調査を行った。集計の結果、1位が日産自動車、2位が本田技研工業、3位がトヨタ自動車となった。同社では、日本の特許庁で公開された関連特許4,166件(1993年~2012年2月末)を対象に、個別特許スコアリング指標「パテントスコア」による評価を実施。最新の2012年2月末と2006年末の2つの時点で、各時点での競合状況を特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング」の集計を行った。評価には、近年需要が高まっている、前方の障害物を検知し自動的にブレーキ制御を行う衝突回避システムや、運転者に対して接触の可能性を知らせる警告システム、渋滞時の車間距離を保つための運転支援技術など、前方衝突防止に関する技術全般が含まれた。直近5年間の特許総合力ランキングの変化では、富士重工業が8位から5位へと順位を上げる結果となった。現在の有効特許1件当たりの注目度(総合力を有効特許件数で除した数値)で見ると、同社は本田技研工業に次ぐ第2位と個別特許の注目度の高さがうかがえる。また注目度の高い特許として、1位の日産自動車では車線逸脱しそうな場合にドライバーが車線内に戻す操作を支援する「車線逸脱防止装置」などが挙がった。また2位の本田技研工業では状況に適した減速度で制動装置を作動することで接触を回避する「車両走行安全装置」、3位のトヨタ自動車では衝突する可能性のある障害物の種類を特定し乗員等の保護を図ることを目的とした「車両の衝突対策システム」などがあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日日産自動車は25日、高級セダン「シーマ」の5代目となる新型モデルを5月21日に発売すると発表した。「CIMA HYBRID」「CIMA HYBRID VIP」「CIMA HYBRID VIP G」という3つのグレードがあり、価格は735万円から840万円。新型シーマは、パワートレインに同社独自の1モーター2クラッチ方式のハイブリッドシステム「インテリジェント デュアル クラッチ コントロール」を採用し、ダイレクト感のあるレスポンスと16.6km / L(JC08モード)の低燃費を両立。ハイブリッド専用エンジンの「VQ35HR」(DOHC-V型6気筒)に、高性能モーター「HM34」とリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、効率が良くパワフルな走りを実現したという。また、「環境対応車普及促進税制」(エコカー減税)による減税措置で、自動車取得税及び自動車重量税が免税となる。さらに、路面からの入力に応じて2つのピストンが減衰力をコントロールするダブルピストンショックアブソーバーの採用、同社初の採用となる吸音タイヤ、後席重視のチューニングを施したアクティブノイズコントロールの搭載などにより、上質な乗り心地と高い静粛性を実現したとのこと。エクステリアは、立体的なフレームを持つ大型グリルや、メッキモールをあしらったバンパーによる存在感のあるフロントマスク、3メートルを超えるロングホイールベースがもたらす伸びやかなサイドビューにより、高級感と存在感を演出。インテリアではクラストップレベルの後席二ールームを実現しており、クッションパッドに低反発ウレタンを採用した本革シートや、エンジンスイッチを押した時に、シートやステアリング、ドアミラーのポジション等を登録された位置にセットする「パーソナルドライビングポジションメモリーシステム」などを採用している。トランスミッションは、マニュアルモード付電子制御7速ハイブリッドトランスミッション、駆動方式は2WD(FR)を採用。乗車定員は5名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日日産自動車は24日、コンパクトカー「マーチ」の燃費を向上して発売した。価格は103万6,350円から164万4,300円。今回の改良では、アイドリングストップを搭載したマーチ「12X」「12G」(2WD車)のCVTの効率をさらに高めるなどして、JC08モードの燃費を22.6km/Lから23.0km/Lに向上。これにより、マーチの2WD車は「環境対応車普及促進税制」の減税措置によって自動車取得税と自動車重量税が減税され、今回の燃費向上の対象である「12X」「12G」は75%の減税となる。なお、マーチは全車がエコカー補助金の対象となっている。また、同車をベースとした、オーテックジャパンのカスタムカー「マーチ ボレロ」と、ライフケアビークル「マーチ アンシャンテ 助手席回転シート」も、ベース車と同様に燃費性能を向上して発売。各モデルの2WD車は、「環境対応車普及促進税制」の減税措置により、自動車取得税と自動車重量税が75%減税される。価格はボレロが143万7,450円から161万700円、アンシャンテ 助手席回転シートが128万5,200円から155万5,000円。マーチおよびボレロ、アンシャンテ 助手席回転シートは、エンジンに1.2LのHR12DE(DOHC水冷直列3気筒)、トランスミッションにエクストロニックCVTを搭載。駆動方式は、2WD(FF)もしくは4WD(モーターアシスト方式)を採用する。乗車定員は5名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月24日日産自動車は、中国で23日から5月2日の期間に開催される『北京モーターショー』において新型グローバルセダンを公表したほか、電気自動車(EV)のコンセプトカー3台を出展したと発表した。今回公表された新型グローバルセダンは、中国における「シルフィ」(中国名 : 軒逸)の次期型モデル。従来型車が持つ高い機能を継承しながら、デザイン、感性品質、室内の広さ、優れた燃費性能など、1クラス上の車格感を持つ新しいセダンとのこと。ロングピストンストロークとツインCVTC(吸排気可変バルブタイミングコントロール機構)により燃焼を最適化した新型1.8リッターエンジン、遊星ギヤを用いた副変速機と小型プーリーを組み合わせて効率を高めて変速比幅を拡大した副変速機付エクストロニックCVT(無段変速機)を搭載する。同車は、東風日産乗用車公司の花都工場で生産予定となっており、2012年半ばに中国で発売、その後約120カ国で順次発売していく予定とのこと。そのほかに出展される電気自動車は、近未来の都会派スマートEVという「PIVO3」、後輪駆動のゼロ・エミッションスポーツカー「エスフロー」、ゼロ・エミッションの多目的小型商用バン「e-NV200」となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日日産自動車はこのほど、EV(電気自動車)タクシーと従来車タクシーの相互利用を行う「EVタクシーシェアのりば」の実証実験を行うと発表した。全国初の試みとして、済生会横浜市東部病院タクシーのりばで運用する。EVカーは、走行中の排出ガスがゼロであり、低騒音、低振動、低重心による快適な乗り心地、優れたランニングコストなどの特徴があるため、タクシーでの利用が見込まれる。しかし、航続距離や充電時間の問題から、従来車のタクシーに比べ営業機会の面で不利という問題がある。これを解決する方策として行われるのが今回の実証実験。EVタクシー専用の待機所を設けた「EVタクシー シェアのりば」を設置し、EVタクシーと通常のタクシーが交互に利用(シェア)する。通常のタクシーのりばのほかにEVタクシーの専用のりばを設置するスペースがない場合や、EVタクシーの台数が少ない場合にも設置が可能となるメリットがある。この実証実験は100台のEVタクシー導入をめざす「かながわEVタクシープロジェクト」と日産自動車がリードしてすすめるプロジェクト「ヨコハマ モビリティ プロジェクト ゼロ(YMPZ)」のジョイント活動として行われ、4月18日からスタートする。参加するEVタクシーは6台。EVタクシーの利用客からアンケートを収集し、乗務データとともにその有効性を検証する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月16日日産自動車はこのほど、海外で展開する高級車ブランド「インフィニティ」が『ニューヨーク国際オートショー』(4月6日~15日)にて、同ブランド初のゼロ・エミッションラグジュアリーセダンの生産モデルに近いコンセプトカー「LEコンセプト」を公開したと発表した。同車の生産モデルは、今後2年以内に発売される予定。同車は、インフィニティブランドならではのラグジュアリーなスタイルに加えて、240lb-ftのトルクによる優れた加速性能を実現したという高級EV(電気自動車)。バッテリーシステムは、出力24kWhのラミネート型リチウムイオンバッテリーを採用し、CHAdeMO規格の急速充電と電磁誘導方式の非接触充電システムに対応する。エクステリアは、同ブランドの象徴であるダブルアーチグリル、三日月形のリアピラーを採用し、空力性能に優れたシルエットが特長。また、バッテリーを床下に搭載することで、広い室内空間とトランクルームを確保しながら低重心化を実現し、ハンドリング性能を向上させているとのこと。インテリアも高級感を持たせ、次世代の計器類やドライバーインターフェースを備えているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月09日日産自動車は5日、ミニバン「ラフェスタ ハイウェイスター」の特別仕様車「ハイウェイスターG スプレモ」を26日に発売すると発表した。価格は239万9,250円。同特別仕様車は、2WDの「ハイウェイスターG」をベースに、インテリアに専用本革 / ジャカードシートや、ピアノブラック調の専用センタークラスターフィニッシャーを装備。エクステリアにも、光輝仕様の17インチアルミホイールやサイドターンランプ内蔵のドアミラー、クロームメッキのアウトサイドドアハンドルなどの専用装備を追加し、高級感を演出したとのこと。乗車定員は7名。今回の特別仕様車の発売にあわせて、「ハイウェイスター」「ハイウェイスターG」の2WD車に、運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム&SRSカーテンエアバッグシステムや、リヤスタビライザーを標準化するなどの仕様向上が行われている。なお、「ラフェスタ ハイウェイスター」は、グレードや設定するオプションによって「平成27年度燃費基準」を達成し、国土交通省の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」認定とあわせて、「環境対応車普及促進税制」による減税措置で、自動車取得税及び自動車重量税が減税される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日日産自動車は4日、米国ニューヨーク市イエローキャブの次世代モデルとなる”「NV200」次世代ニューヨーク市タクシー”をニューヨーク市内で開かれるイベントにて4日より公開すると発表した。今回のイベントは、6日から15日の期間に開催される『2012年ニューヨーク国際自動車ショー』に先駆けて行われるもので、イベント後は同自動車ショーにてニューヨーカーや世界中からの来場者に披露されるという。「NV200」は、タクシー・リムジン協会(TLC)により2年間に渡る非常に厳格な選考を経て、次世代ニューヨーク市タクシーとして2013年後半から導入される商用バン。車両の仕様設計に関しては、日産とTLCによる協議に、「クーパーハイアット国立デザイン美術館」と、「公共スペースとスマートデザインにおけるデザイントラスト」の2団体が参画している。同車の仕様・装備には、現地のタクシー運転手、タクシーオーナー、利用者らの声が反映されているほか、運転席・助手間パーティションを備え付けた上での安全認証試験を含む、安全面への様々な配慮が行われているとのこと。また、今後は100%電気自動車の「NV200タクシー」の導入も計画されおり、その一環として、ニューヨーク市および多くのタクシーオーナーと協力し、電気自動車タクシーの使用に関するパイロットプログラムを実施していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月04日日産自動車はこのほど、ルノー車の輸入販売を行う新会社「ルノー・ジャポン株式会社」を設立すると発表した。この新会社には現在日産トレーディングが行っているルノー事業部門の事業がそのまま移行される。日本におけるルノー車の輸入販売事業は、2000年にルノーの日本法人としてルノー・ジャポンが設立された。日産はこのときすでにルノーと資本提携していたため、ルノー・ジャポンの販売活動も日産との併売ディーラーを全国に展開するなど、日産と緊密な関係にあった。2006年にルノー・ジャポンは日産トレーディングと合併し、以降は日産トレーディングの一部門として業務を行なっている。日産トレーディングではビジネスの合理化に取り組み、効率化を推進。その結果、2010年からルノー車の販売は増加に転じている。今回の新会社設立はさらなる販売体制強化を目的とするもので、日産トレーディングの一部門から日産自動車の子会社へと独立することになる。日産自動車では、新会社設立は今後さらにルノー車の販売台数を伸ばすために日産自動車の販売戦略とのアライアンスシナジーを強化し、販売戦略における意思決定を迅速に遂行できる体制が必要との判断からだとしている。新会社の代表取締役社長には従来のCOOである大極司氏が就任する。4月2日に正式に設立予定で、資本金は9,000万円。日産自動車の100%出資となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月04日日産自動車は、スイスにて6日から18日の日程で開催中の『第82回 ジュネーブ国際モーターショー』で、コンパクトカー「INVITATION」、次世代クロスオーバー「ハイクロスコンセプト」、ミッドシップスポーツカー「インフィニティ エマージコンセプト」を公開した。INVITATION(インビテーション)は、先進的なエンジン技術、評価の高い同社の軽量プラットフォーム、空力に優れたボディを組み合わせることで、クラストップレベルの燃費・低排出ガスの水準を達成するという次世代コンパクトカーのコンセプトモデル。今回のジュネーブ国際モーターショーで初公開され、2013年に同車をベースとする量販車が欧州で発売予定となっている。ハイクロスコンセプトは、同社の新たなデザインの方向性を示すコンセプトカーで、エレガントな外観ながら3列シート7人乗りの室内空間を確保。また、コンパクトなリチウムイオンバッテリーを搭載したモーターと、2.0Lの直噴ガソリンエンジンを組み合わせることで、2.5L相当のパフォーマンスを実現するハイブリッドエンジンを搭載。インフィニティ エマージは、同ブランド初のミッドシップのスポーツカーコンセプト。出力402bhp(300kW)のツインモーター搭載スポーツEVを採用し、停止状態から4秒で時速60マイル/h(約96km)まで加速、30秒で130マイル/h(約209km)へ加速するという。レンジエクステンダー付きのガソリンエンジンがツインモーターと連動した場合、CO2排出量は55g/kmになるとこのと。またインフィニティブランドは、2011年のフランクフルトモーターショーでコンセプトモデルを公開したFXセバスチャン・ベッテルバージョンを、欧州および中東地域向けに限定200台で生産することも発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日日産自動車は10日、スカイラインの生誕55周年を記念して、スカイラインクーペに期間・台数限定特別仕様車「55th Limited」を設定して発売した。同モデルは55台限定となっており、2013年4月30日受注分までの販売となる。それ以前に注文が55台を上回った場合は、その時点で受付終了。同特別仕様車は、「370GT Type SP」「370GT Type P」をベースとし、アニバーサリーブリリアントレッド本革シート(前席ヒーター付)に、55周年記念刺繍(前席)を施したほか、特別仕様車専用外板色の「ガーネットブラック(P)」を設定するなど、スカイライン生誕55周年を記念した特別感を演出。エンジンはVQ37VHR(DOHC V型6気筒)、トランスミッションは370GT Type SPベース車が7M-ATx(マニュアルモード付フルレンジ電子制御7速オートマチック)と6MT(6速マニュアル)、370GT Type Pベース車は7M-ATxのみとなる。駆動方式は、いずれも2WD(後輪駆動)。価格は、370GT Type SPベースのAT車が512万4,000円、370GT Type SPベースのMT車が501万9,000円、370GT Type Pベース車が464万1,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月10日日産自動車は7日、3月8日から一般公開が行われる「ジュネーブモーターショー」にて、「INVITATION」などのワールドプレミア2車種を含むコンセプトカー4車種を公開すると発表した。今回公開予定のワールドプレミア(世界初公開)2車種のうち、1車種は2013年中に欧州で発売を予定している新型車のコンセプトモデル「INVITATION」。2車種目の詳細についてはショーの初日に発表されるとのこと。INVITAIONは、「マイクラ」や「ジューク」と同じセグメントのクルマ。これにより同社は、同セグメントにおいてより幅広いラインアップを持つ自動車メーカーになるとしている。残り2車種のコンセプトカーは、NV200バネットをベースとしたファミリー向けモデル「e-NV200」と、本格的なスポーツカーの性能を持たせたクロスオーバー「ジュークニスモコンセプト」で、これらは欧州において初公開となる。そのほか同社ブースでは、2012年モデルイヤーの車両や特別バージョンモデルなど、多くの車両を展示する予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月07日