木村拓哉、イ・ビョンホン、ジョシュ・ハートネットという日・韓・米のスターが顔を揃えた『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』。先日公開を迎えヒットを記録している本作だが、これを記念して2つの特別キャンペーンが行われることが発表された。6月27日(土)に全国の公開劇場で行われる“数量限定!入場者プレゼントキャンペーン”では、合計16,000枚限定で、当日劇場を訪れ映画を鑑賞した方に、先着でスペシャル・ポストカードをプレゼント。加えて、メイン館であるTOHOシネマズ 六本木ヒルズでは、同日初回上映の回に来場した方に、映画公開直前に木村さんらが来場して開催されたワールド・プレミアの際に、非売品として配布されたオリジナルビニール傘がプレゼントされる。そして2つ目は、公式サイト内で展開される“大ヒット記念!カルトクイズキャンペーン”。3問のクイズの全問正解者の中から抽選で1名様に、何と木村さんのサイン入り特製傘をプレゼントする。この傘は、先日の初日舞台挨拶で使用されたもので、世界にたった1本しか存在しない、ファンにとっては垂涎の品。さらに別の1名様には、イ・ビョンホンのサイン入りの本作のポスターが、そして10名様に本作のオリジナルビニール傘が当たる。カルトクイズと銘打つだけあって、3問のクイズはいずれも難問!「シタオ(木村さん)を探すため、クライン(ジョシュ)の前に送りこまれた探偵の名は?」、「シタオは劇中、銃で何発撃たれたか?」、「ス・ドンポ(イ・ビョンホン)が最後にシタオに言った一言は?」と、既に一度映画を観た人も、もう一度観ないと分からないであろうレベルの高さである。応募期間は7月3日(金)まで。映画館に行く際は、クイズの答えをメモする筆記用具を忘れずに!『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』はTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開中。『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』公式サイト■関連作品:アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 2009年6月6日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© Lam Duc Hien, Photographer■関連記事:キムタク、ビョンホン&ジョシュとの共演は「悪ガキ3人の空間」単独で初日舞台挨拶“堕天使”ジョシュ・ハートネットが語る『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』“ホスト”キムタクのもてなしでビョンホン、ジョシュ揃い踏み3,660人が悲鳴!キムタク最新作、日本でワールド・プレミア開催決定前売特典にポスターも!キムタク×イ・ビョンホン競演作6月公開監督が明かす「かつてない拓哉」の姿とは?
2009年06月26日L.A.からフィリピン、香港へと国境をまたがり、それぞれに痛みを抱えた3人の男たちが激しい闘いを見せる注目のサスペンス『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』。韓国からイ・ビョンホン、アメリカからジョシュ・ハートネット、そして日本から木村拓哉と各国のトップ俳優が華麗なる競演を果たした本作が遂に6月6日(土)に公開初日を迎えた。タイトルにふさわしく雨天でのスタートの中、木村さん単独での舞台挨拶が行われ、会場は満員の観客と大勢のマスコミ陣で賑わいを見せた。先日3人揃って行われたワールドプレミアでも3,600人以上のファンが駆けつけ、大きな注目を集めた本作。今回、木村さんは他人の痛みを身代わりに引き受け、癒すという謎の青年・シタオを演じたが、初日を迎え「(映画は)もうみなさんの物になりました。来る前は、会場の空気がどういう風になっているの想像つきませんでしたが、でもいま、僕の体には傷は一つもありません!」と冗談を交えながら挨拶した。また、本作では多国籍なスタッフ・キャストが集結して撮影されたが、英語でコミュニケーションを取りながら撮影に挑んだという木村さん。ビョンホンとジョシュとの共演について「ハリウッドと韓国を代表する役者さんですが、みなさんが思っている以上に普通なんですよ。3人がオフタイムのときは、悪ガキが3人集まったような空間になってました」と肩の力の抜けた現場の雰囲気を明かした。そして最後に、「劇場でこの作品を観て過ごしてくれただけで、僕は本当にやった甲斐があったなと嬉しく思っています。ありがとうございます」と感謝の言葉で締めくくった。その後のフォトセッションでは、劇中で木村さんが着ていた黄色のレインコートを模したレインコートを着た観客と一緒に撮影。最後まで黄色い声援が飛び交う中、木村さんは会場を後にした。全国117館でで好調なスタートを切った本作は、早くも興行収入15億を見込む大ヒットが予想がされる。『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』はTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開中。■関連作品:アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 2009年6月6日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© Lam Duc Hien, Photographer■関連記事:“堕天使”ジョシュ・ハートネットが語る『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』“ホスト”キムタクのもてなしでビョンホン、ジョシュ揃い踏み3,660人が悲鳴!キムタク最新作、日本でワールド・プレミア開催決定前売特典にポスターも!キムタク×イ・ビョンホン競演作6月公開監督が明かす「かつてない拓哉」の姿とは?
2009年06月08日いま、世界で最も注目を集める映画監督のひとり、トラン・アン・ユンの最新作『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』がついに公開を迎えた。この俊英ベトナム系フランス人監督は、物語の中心に“痛み”と“狂気”をまとった3人の男たちを据えたが、木村拓哉、イ・ビョンホンという日韓のスターと共に、アメリカから監督の招集に応じたのはジョシュ・ハートネット。ハリウッドの大作に背を向け、己の道を突き進む姿は自らが演じた探偵・クラインそのもの。何が彼を突き動かすのか?その柔和な笑顔の奥に迫った。「監督は独特の“声”を持っている」今回の出演の決め手を「何よりトラン・アン・ユン監督の存在」と語るジョシュ。以前から監督の作品を観て、その表現力に心酔していたという。「独特のユーモア、“声”を持っている監督だと感じて、前から一緒に仕事がしてみたいと思ってたんだ。でも、最初の段階では、クラインは45歳という設定。当時27歳の僕には無理だと思っていたよ。初めて監督と会って5分くらい話をしたとき、彼はただ、ニヤニヤしてるだけでほとんど喋らなかった。そのミーティングが終わって車に戻るまでにエージェントから『君に決まったらしい』って電話があったんだ」。何ともこの2人らしいやり取りとも言えるが…。では実際に監督の演出はどうだったかというと?「彼は現場でもすごく優しくて、知的な人間だよ。いつもいろんなことを考えていて、僕の演技を見終わるとこう言うんだ。『うん、少し違うことをやってみようか。もうちょっと面白いことをやってみない?』ってね。演出というよりは、僕にもっと実験することを求めているような感じかな。物腰はすごくソフトで静かなんだけど、鉄の意思を持ってる。アーティストとして確固たる自信を持っていて、何が正しいかということをよく分かっているんだ」。今回演じたクラインは、かつての殺人の記憶に苦悩する元刑事の探偵。木村さん扮する青年・シタオを始め、捜している人物に“同化”するという独特のアプローチ方法をとるが、ジョシュ自身はこの男にどうやってなりきったのだろうか?「監督が現場で物語をどんどん変えていくというタイプだったので、僕としてはまず、どんな変更があっても自分のキャラクターから離れないように心がけたよ。昨年、自分でプロデュースした作品では、徹底的なリサーチを基にキャラクターを自分で作り上げていったけど、今回に関しては“狂気”を秘めた男なんて周りにいないからリサーチのしようもなかった。想像力を武器に作っていったよ」。この世の地獄に舞い降りた堕天使と悪魔と救世主クライン、シタオ、そしてビョンホンが扮したス・ドンポと非常に複雑な内面を抱えた3人を、ジョシュはどのように捉えたのか?その考察は興味深い。「クラインに関して、“狂気”と表現したけど、もちろんそれだけじゃなく、彼は捜している人物にあまりにも共感し、同化してしまうところがある。それは欠点であり、自らを痛めつける原因になってしまうけど、そうせずにはいられないんだ。作品自体、非常に宗教的で、監督が描いているのはこの地球上に存在する地獄だと思う。クラインは、そこで苦悩し、迷う“堕天使”とも言うべき存在なんだ。ドンポはまさにこの世の“悪”を体現している人物だ。でも冷血な彼にも一つだけ弱点があって、それはある女性を愛し過ぎているということ。彼の執着心は、まさに人間が持つ欲望を象徴している。そして、シタオは現世におけるイエス・キリスト、救世主と言える。とはいえ、簡単にカテゴライズできないのがこの映画、キャラクターたちの特徴。観る人に全ての解釈を委ねているんだ」。この説明を聞いただけでも、本作がハリウッドのブロックバスター(莫大な予算で作られた作品)とは一線を画した作品だとお分かりいただけるだろう。ハリウッドでの“成功”に背を向け、こうしたアート志向の作品への出演を続けることについて、彼はこう語る。「確かに、ハリウッドで仕事をしていれば、いろんな監督と仕事をするチャンスがある。もちろん役柄もね…例えばヒーローの役だったり。でも、僕自身は一人のアーティストとして、もう少し実験的なことに挑戦していくのが好きなんだ。エージェントから何か言われないかって?実際、解雇したヤツも数人いるよ(笑)。まあ、僕の存在が忘れられないように、もう少しバランスを取る必要があるとは自分でも思っているんだけどね。でも、こういうことをやってるときの方が楽しいんだ。中でも今回の作品は、もう二度と経験できないだろうっていうぐらい、ユニークなものになったし満足してるよ」。最後にお気に入りのシーンを尋ねると、とびっきりの笑顔を浮かべながら「ドンポが部下をハンマーで殴り殺すところ!」との答えが…。ハリウッドという大きなエネルギーの中心にいながら、常に新たな“実験”に挑み続ける、そんな男の素顔が垣間見えた。■関連作品:アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 2009年6月6日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© Lam Duc Hien, Photographerノルウェイの森 2010年秋、全国東宝系にて公開■関連記事:“ホスト”キムタクのもてなしでビョンホン、ジョシュ揃い踏み3,660人が悲鳴!キムタク最新作、日本でワールド・プレミア開催決定前売特典にポスターも!キムタク×イ・ビョンホン競演作6月公開監督が明かす「かつてない拓哉」の姿とは?原作ファンの賛否やいかに?村上春樹の「ノルウェイの森」が遂に映画化!
2009年06月07日