石鹸など3種発売農業、農地やコミュニティの再生活動を東日本大震災で多大な被害を受けた福島県で行っている2団体とコラボし、福島県内被災地の原材料を使用したソープ(石鹸)など3種の商品を東日本大震災から5年を目前に控える、2016年2月15日(月)からフレッシュハンドメイドコスメLUSHで順次発売される。なお、福島県、宮城県、岩手県の被災3県の中で、福島県は、農地再生率が現在、最も低い経過となっている。数量限定で発売今回発売されるのは、【3月1日発売】・「つながるオモイ」/ Drop of Hope/ソープ/1200円/100g【2月15日発売】・コットンフラワー KNOT WRAP / COTTON FLOWER KNOT WRAP/ノットラップ 700円サイズ:47cm x 47cm【2月15日発売】・ナノハナ KNOT WRAP / NANOHANA KNOT WRAP/ノットラップ700円サイズ:47cm x 47cm(プレスリリースより)の3商品となっており、いずれも数量限定発売だ。「つながるオモイ」(ソープ)は、福島県南相馬市の南相馬農地再生協議会が栽培、搾油した菜種油「油菜ちゃん」を石鹸素地の原材料として作られた潤いを与えるオメガ3・6脂肪酸を豊富に含んだ濃密で滑らかな泡を実現した商品。また、肌を柔らかくする効果のある「豆腐」や保湿性がある「しめじ」も原材料として使用している天然由来のソープ。「ナノハナ KNOT WRAP」と「コットンフラワー KNOT WRAP」は、日本の風呂敷にインスピレーションを受けて日本在来種「和綿」を使用して作られたラッシュオリジナルのエコなラッピングとなっている。LUSH店頭で実際に見て、是非ご検討あれ。(画像はプレスリリースより)【参考】・LUSH、福島の再生を掲げる2団体の商品原材料使用3商品発売・フレッシュハンドメイドコスメLUSH公式HP・一般社団法人 南相馬農地再生協議会公式HP・いわきおてんとSUN企業組合公式HP
2016年02月15日東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月9日、東京駅と新宿駅においてスマートフォン用アプリを使用する構内ナビゲーション・サービスを、3月18日までの予定で試行を開始した。同アプリの利用は無料。同アプリは、2014年度に同社が東京駅で試行した「駅構内ナビ」のバージョンアップで、今回は対象を新宿駅にも拡大したもの。また、日本語に加えて英語への対応、iPhoneの他Android端末への対応、ビーコンやWi-Fiによる現在位置表示に加えて利用者の位置を共有する機能、リアルタイム情報としてSuicaコインロッカー空き情報の提供を追加している。なお、利用者の位置共有機能では、利用者の位置情報や移動履歴は保持・収集しないという。ナビゲーションとしては、現在位置を表示する機能、出発地から目的地までの経路案内、目印となる施設を利用した経路ガイダンスが利用可能。試行期間中に、利用者からのアンケートや利用状況の調査、システムの動作検証を行うとのこと。今回の試行を通じてサービス内容を評価し、今後の実用化を目指すとしている。なお、今回試行するサービスを含む研究は、大日本印刷及び日立製作所と共同で実施しているとのことだ。
2016年02月10日福島県は、東日本大震災後の同県を描くアニメーション制作プロジェクト「みらいへの手紙~この道の途中から~」を発表した。公開は2月中旬を予定。同プロジェクトは、東日本大震災以後の同県にまつわる、実話に基づいたオムニバス形式のドキュメンタリーアニメーションを制作するというもの。制作記者発表会には内堀雅雄福島県知事、 福島県クリエイティブディレクターを務める箭内道彦氏、福島ガイナックス代表取締役の浅尾芳宣氏が登壇した。内堀知事は、プロジェクトの目的は「東日本大震災から5年経とうとする現在の福島にある「光と影」の両面を伝える」ことであり、世代や国境を越えて直感的に伝わるアニメという手法を選んだ理由を説明。 箭内氏からは、「光と影」の要素を表現するコンセプトに基づき、当初あがっていた2案を組み合わせプロジェクト名を生んだ経緯などを明かした。そして、浅尾氏が各エピソード制作の参考に取材で訪れた際に感じた、福島県各地に溢れるエネルギーへの驚きなどについて言及。アニメーションのイメージボードとロゴも公開された。なお、2月中旬に東京都・秋葉原での完成披露会が行われ、その後全国での試写会が行われる予定。今後のイベントの予定や制作されたエピソードは、同プロジェクトのWebサイトにて公開されるということだ。
2016年01月12日来年の3月で東日本大震災から5年を迎える今年の「第66回NHK紅白歌合戦」では、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を、プレゼンターに「嵐」櫻井翔、コーナゲストに「紅白」ゲスト審査員を務める仙台市出身のフィギュアスケーター・羽生結弦選、ピアノ演奏に「X JAPAN」のYOSHIKIを迎えて放送することが分かった。綾瀬はるかと「V6」井ノ原快彦が司会を務める「第66回NHK紅白歌合戦」。毎年、初出場アーティストに注目が集まるが、今年久しぶりに「紅白」の舞台にカムバックするアーティストにも豪華アーテイストが集結。中でも「X JAPAN」は、1997年の電撃解散時以来、18年ぶり6回目の出場を果たすとして話題に。さらにゲスト審査員も今年を代表する面々が揃い、有村架純&堺雅人ら俳優陣から、「火花」で第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹、フィギュアスケーター・羽生選手までが出演する。今回、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を披露するにあたり、嵐の櫻井さんがプレゼンターを担当。また、実際に16歳のときに東日本大震災に被災した羽生選手は、震災をいかに乗り越えフィギュアスケートと向き合ってきたのか、あれから5年を経たいま、故郷へ寄せる思いを語るという。ピアノ演奏は、先日、宮城県石巻市でワールドツアーのスタートを切った「X JAPAN」のYOSHIKIが務める。また、ちびまる子ちゃんが紅組司会を、ウィスパーが白組司会をつとめる「アニメ紅白」への出場アーティストが決定。「美少女戦士セーラームーン」の「ムーンライト伝説」を、セーラー戦士にコスプレした「AKB48」が歌唱。郷ひろみと「ゴールデンボンバー」は「ポケットモンスター」の「めざせポケモンマスター」を人気キャラクター“ピカチュウ”らとともに披露する。そのほか、「TOKIO」が「機動戦士ガンダム」の「翔べ!ガンダム」を。石川さゆりとmiwaがデュエットで「新世紀エヴァンゲリオン」の「残酷な天使のテーゼ」を。「ちびまる子ちゃん」の「おどるポンポコリン」は、「E-girls」と大原櫻子が初共演で披露する。「妖怪ウォッチ」の「ゲラゲラポーのうた」は、「キング・クリームソーダ」がNHKホールに妖怪たちをひきつれ登場し歌うという。そして名作「鉄腕アトム」の主題歌は、「V6」を中心に「アニメ紅白」出演者が一堂に会し盛り上げるようだ。アニメキャラクターと人気歌手による夢の共演がどんなステージを作り出すのか、いまから楽しみだ。「第66回NHK紅白歌合戦」は12月31日(木)19時15分よりNHKにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月28日日本マクドナルドは12月18日、スペシャルメニュー「チキンマックナゲット48ピース」(税込800円)を東日本エリアの「マクドナルド」約500店舗で発売する(なくなり次第終了)。同社は12月1日より、新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」と「マクドナルド×NGT48コラボレーションキャンペーン」を実施している。このキャンペーンの目玉となる商品が、グループ名のNGT48になぞったチキンマックナゲット48ピース。新潟県内の店舗限定で販売していたが、「新潟県以外でも販売してほしい」という声が多く寄せられたことで、販売店舗拡大が決定したという。チキンマックナゲット48ピースは、NGT48メンバーをプリントしたスペシャルボックスで提供。スペシャルボックスは、メンバー構成やポーズが異なる全2種類のデザインが用意されており、マクドナルド限定のNGT48スペシャルカードも入っている。中には、本人の直筆サインが描かれたレアカードもあるとのこと。また販売エリアの拡大を記念して、「マクドナルド限定 NGT48スペシャルポスター」を抽選で100名にプレゼントするキャンペーンのほか、秋葉原の4店舗ではNGT48全メンバーの直筆サイン入りポスターや、「スペシャルカード(全25種類)」「スペシャルポスター(全38種類)」の全デザインなどを特別展示を行う。販売店舗は同社公式サイト内で公開している。(C)AKS
2015年12月17日NTT東日本は11月19日、ワークスタイルの変革を促進するクラウドサービス「αUC(アルファユーシー)」を12月16日より提供すると発表した。同サービスでは、社員間での文字チャットや、プレゼンス(出勤、利用者の状態)の共有等により社内コミュニケーションを活性化するユニファイドコミュニケーション機能を提供する。あわせて、電話帳データや電話の発着信履歴をクラウド上で一元管理する機能、また、ビジネスフォンと連携し、スマートフォンからビジネスフォンを経由した発着信を可能とする機能により、社員所有のスマートフォンを業務に活用するBYOD(Bring Your Own Device)を促進する。ユニファイドコミュニケーション機能は、文字チャットのように簡易なメッセージのやりとりや、プレゼンス(出勤中・休憩中などの利用者の状態)の共有などによって、コミュニケーションを促進するもの。同一契約内の利用者間限定で情報のやり取りを行うため、誤って部外者に送信する危険性がない。また、BYOD機能はパソコンのブラウザや、専用のスマートフォンアプリケーションなどから、クラウドサーバー上に登録されているアドレス帳の情報を閲覧できるので、スマートフォンの電話帳に顧客情報を登録する必要がなくなり、端末紛失時の情報流出を阻止する。さらに、同サービスと連携したビジネスフォンを活用することで、クラウドサーバー上のアドレス帳に登録された電話番号あてにスマートフォンからビジネスフォンを経由して発信したり、ビジネスフォンに着信した通話をスマートフォンへ転送する際に、クラウドサーバー上のアドレス帳に登録された電話番号・名前をスマートフォンに表示させるといった、スムーズな電話応対も可能にしている。サービス利用には、「フレッツ光ネクスト」「フレッツ光ライト」「光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービス」のいずれかの契約が必要となる。月額利用料金は350円/ID、それに工事費として、基本工事費1,000円および交換機等工事費1,000円がかかる(いずれも税別)。サービスの提供エリアは、新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県。
2015年11月20日JR東日本ウォータービジネスは11月17日、「とろけるような濃厚チョコドリンク」(税込170円/180g)をJR東日本のエキナカチルド自販機「acure(アキュア)」で発売する。同商品は、「acure made(アキュアメイド)」ブランド初のカップ飲料。エキナカの飲用シーンにこだわった、濃厚なチョコレートの味わいに仕上げた。飲む「おやつ」として、「食べごたえ」を満たすための食感を実現している。パッケージは、「プチ贅沢」を感じてもらうため、高級感のあるデザインを採用。濃厚なチョコレートの味わいと、"とろーり食感"を実現するため、同社自販機会員acureメンバーズと試飲会を実施し、寄せられた意見を参考に味を決定したという。
2015年11月17日東日本旅客鉄道(JR東日本)は11月12日、スマートフォン向けアプリ「JR東日本アプリ」で、同社以外の首都圏の私鉄主要路線も運行情報が取得できるようになったと発表した。好みの路線にアプリで登録すると、トップページに路線の運行情報が常時表示されるようになる。対象路線は、東武鉄道/西武鉄道/京成電鉄/京王電鉄/小田急電鉄/東京急行電鉄/京浜急行電鉄/東京メトロ/相模鉄道/新京成電鉄/ゆりかもめ/首都圏新都市鉄道/東京都交通局/横浜市交通局など、14社局の50路線。対象OSは、iOS(iOS7.0 以上)、Android(Android OS 4.0 以上)で、13日より利用できる。
2015年11月13日JR東日本は、「東京駅」「中央線沿線(武蔵小金井駅、東小金井駅、武蔵境駅)」を対象に、2014年3月から提供しているスマートフォン向けアプリ「JR 東日本アプリ」とデジタルサイネージによる情報提供を試験的に実施すると発表した。「JR 東日本アプリ」には、JR東日本の情報だけではなく、駅を降りた後の鉄道、バス、タクシー、レンタサイクルのほか、駅周辺の地域情報を提供する。実験では、東京駅丸ノ内南口改札(改札外)、八重洲中央口改札(改札内)、武蔵小金井駅(改札外)に設置したデジタルサイネージにも、スマートフォンと同じ情報を表示する。実験に参加するには、「JR東日本アプリ」の「実験に参加する」メニューから「鉄道・バス・地域情報」を選択する。なお、実証実験は、2015年11月19日(木)~2016年2月26日(金)の期間で行われる。
2015年11月09日JR東日本リテールネットが展開する「NewDays」「KIOSK」では9月29日より、「EKI na CAFE」スイーツの新商品12品を順次発売する。今回の新商品は、手軽に"秋の味覚"をしっかり感じてもらいたいという思いから作られたという。また、10月1日の「コーヒーの日」に合わせて、コーヒーと共に食べたくなるスイーツもテーマとしている。秋の味覚の定番である「栗」や「さつまいも」を使用した商品のほか、コーヒーと相性が良い商品がラインアップ。栗を使用した商品には、もちもち食感のたい焼きに国産の和栗クリームをあんにした「白いたい焼き和栗クリーム」(136円)、マロンダイスとクリームをオムレット生地で包んだ「オムレット マロン&マロンクリーム」(159円)、アーモンドスライスとカットマロンを敷き詰めた「マロンのフロランタン」(130円)が登場。さつまいもを使用した商品は、おもち生地にさつまいもダイス、クリーム、あんを包んだ「おもち包み(さつまいも餡入り)」(158円)を販売する。さらに、アメリカ発祥のスイーツ「ウーピーパイ フランボワーズ」(158円)や、「テイラミスクリームパイシュー」(140円)、「キャンディポップ 塩キャラメル」(150円)、「チョコレートケーキスティック」(120円)、「抹茶ケーキスティック」(120円)、「ソフトクッキー ベリー&ホワイトチョコ」(120円)なども提供する。なお、「オムレット マロン&マロンクリーム」は9月22日から販売中。「テイラミスクリームパイシュー」は10月6日からの販売となる。※価格は全て税込、一部取扱いのない店舗あり
2015年09月28日JR東日本ウォータービジネスはこのほど、「北陸麦茶めぐり」シリーズ(各税込130円)をJR東日本のエキナカ飲料自販機acure(アキュア)やJR東日本ウォータービジネス通信販売で発売した。同シリーズは、北陸産の麦を使用した麦茶。"エキナカから「ここにしかない価値」を届けるacure made (アキュアメイド)ブランド"として発売する。同社は、新たな定番茶に挑戦したいと考え、消費者にアンケートを実施。その結果、「珍しい品種」「体や健康、美容に良いもの」「産地限定」が求められることがわかったという。そこで、六条大麦やはと麦の産地である北陸産の麦のみを使用し、ノンカフェインに仕上げた麦茶を開発することになったとのこと。同シリーズ第1弾は石川篇で、世界農業遺産「能登の里山里海」で栽培したはと麦を使用。火力焙煎でキレと爽やかな香りのある味わいに仕上げたという。第2弾の福井篇では、六条大麦生産量日本一といわれる福井県の六条大麦を使った。燻製(くんせい)したようなコクのある味わいが特徴とのこと。第3弾は富山篇。富山県産の加熱蒸気焙煎したはと麦と、媒体焙煎した六条大麦で、香り高くまろやかな味わいが楽しめるという。第1弾と第2弾は、予定数販売終了次第、それぞれ第2弾、第3弾へと切り替わる。
2015年09月17日講談社は9月18日、「Q&A 火山噴火127の疑問 噴火の仕組みを理解し災害に備える」を発行する。同書は、箱根山(神奈川県)や口永良部島(鹿児島県)、浅間山(長野県)などの火山活動の活発化や噴火に至るケースが相次いでいることを受けて刊行するもの。同社が2001年に刊行し品切れとなっていた「Q&A 火山噴火」に、安全対策や最近の火山活動の現状などを新たに加えた内容となっている。価格は税別900円。「Q&A 火山噴火」は昨年9月、御嶽山(長野県、岐阜県)が噴火したことなどから、同社サイトで全文無料公開していた。期間限定での公開であったが、10万PVを記録したという。刊行とあわせ「最近の火山活動は東日本大震災の影響? 」「もしも富士山が噴火したらどうなるの? 」など、今すぐ知りたいQ&Aをピックアップして、9月16日まで現代ビジネス特設サイトにて先行公開している。また、最近のゲリラ豪雨、台風、竜巻などの異常気象を受けブルーバックスより刊行されている気象関連書目を集めた「災害関連書特集」も講談社BOOK倶楽部特設サイトで閲覧できる。
2015年09月15日東日本旅客鉄道(JR東日本)は9月2日、営業線内における保守作業をする地上作業員の安全性向上を目的に「GPSを活用した列車接近警報装置(GPS列警)」を開発したと発表した。GPS列警は、地上作業員が持つ作業員用端末と車両に搭載したGPS 車載装置でそれぞれの位置を測位し、作業員用端末に列車の接近を知らせるというもの。GPS車載装置による走行中の列車の位置情報と、運行管理装置の列車情報(列車の在線区間、方向など)を専用サーバに送信する。これにより、サーバで受け取った情報により列車情報を照合し、作業員用端末は列車位置と作業員の位置の離隔を算出し、所定の距離で警報を鳴らす。今後、2015年度に八高線、飯山線に導入し、2017年度までに25線区にGPS列警を導入する予定で進める。導入費用は約20億円で、維持管理費は年額約2.5億円を見込んでいる。
2015年09月04日東日本電信電話(NTT東日本)は8月25日、オフィス向けクラウド型サイネージ・サービスである「ギガらくサイネージ」の受付を開始した。初期費用は不要、月額利用料は1端末あたり2,000円から、提供開始は9月1日。新サービスは、クラウドを利用し情報を一括管理・配信することで、オフィス内やロケーション間の情報共有の円滑化を図ることを目的としたオフィス向けクラウド型サイネージ・サービス。セットトップボックス(STB)やタブレット端末に専用アプリケーションを入れることにより、映像・画像を使用したコンテンツや各種の情報をディスプレイにタイムリーに表示できる。Wi-Fi対応のSTBもしくはタブレット端末で利用すると、配線を気にすることなく設置が可能。コンテンツ・マネジメント・システム(CMS)でコンテンツの管理・編集、配信スケジュールの設定、STBやタブレット端末の管理を行う。複数端末の同時設定も可能なため、複数拠点への一斉周知・連絡も行える。PowerPointに専用のアドイン機能を追加すると、普段オフィスで使っている資料をワンクリックでコンテンツ化し、クラウド・サーバにアップできる。別途「オフィスまるごとサポート ITサポート」を契約することで、アプリケーションやSTB、タブレット端末の他、ネットワーク環境も含めてワンストップでの提供・サポートを実現するとのことだ。端末1台あたりの月額利用料は、「動画プラン」が3,980円(税別)、「静止画プラン」が2,980円(同)、「タブレットプラン」が2,000円(同)。なお、同サービスの提供開始により、従来から提供しているタブレット端末を利用した店舗向けクラウド型サイネージ・サービスである「ラクPOPボード」は、新サービスの「タブレットプラン」に名称を変更する。また同社は同サービスを、自社ブランドでのサービス提供を希望するパートナー企業にOEMで提供する。
2015年08月25日東日本電信電話(NTT東日本)は8月6日、中小・SOHO企業向けのオンライン・ストレージ・サービスである「フレッツ・あずけ~るPROプラン」において、オンライン上に保管しているデータへのアクセス・ログ管理機能を追加した。マイナンバー制度は10月1日からマイナンバーの通知が始まり2016年1月1日から施行開始予定だが、企業は従業員のマイナンバーの安全な管理・運用が義務付けられており、情報漏洩や不正提供、盗用には罰則規定がある。新機能は、こうした動きに対応するもの。同サービスは、クラウド利用で懸念されるID・パスワード流出による情報漏洩対策として、フレッツ光の物理回線認証により、契約回線以外からはID・パスワードが合っていてもログインできない仕組みや、端末認証により予め認証した端末以外からはログインできない仕組み、認証済み端末の盗難・紛失時に遠隔でアクセスロックする機能を備えており、重要なマイナンバー情報の保管・管理に適しているという。これらの既存機能に加えてアクセス・ログ管理機能を追加したことで、同サービスのユーザーは、いつ・誰が・どのマイナンバー関連ファイルにアクセスし、何をしたのかを自動で管理可能になると共に、容易に閲覧・検索できるとのこと。これにより、中小・SOHO企業のユーザーは、マイナンバー情報を扱う度に紙の管理簿などで管理する必要が無く、マイナンバーガイドラインに準拠する管理・運用を効率的に行えるとしている。同機能では、利用者ごとにログインIDを追加料金不要で最大999個まで発酵可能であり、ログインIDごとの操作履歴を自動収集し、管理者が検索・閲覧・管理可能。またオンライン・ストレージに保存したファイルごとに、いつ・誰が・どのマイナンバー関連ファイルにアクセスし、何をしたのかを自動収集し、管理者が容易に検索・閲覧・管理できるという。これらの内容および、システム側で自動的に行った自動バックアップ履歴などの動作のログも含め、クラウド上に蓄積しているユーザーに関する全てのログを自動収集し、CSV形式で出力できるとのこと。なお、アクセス・ログは過去1年間分をクラウド・サーバに自動収集する。
2015年08月07日JR東日本は7月14日、「グループ経営構想V~限りなき前進~」で掲げる一体感のあるグループ経営を進めるため、JR東日本グループの共通ポイント「JRE POINT(ジェイアールイー・ ポイント)」を開始すると発表した。同サービスでは、加盟店での利用金額100円(税抜き)につき1ポイントたまり、有効期限は利用した日から自動延長で2年間有効となる。ポイントは、加盟店で1ポイント当たり1円として利用できるほか、鉄道関連商品との交換などにも利用可能。ポイントサービスは2016年2月より順次開始される。初めに、アトレ、ボックスヒル、グランデュオ、シャポー、テルミナのポイントを共通化し、その後、他の駅ビルのポイントも共通化する。さらに、ビューカードの決済で貯まるビューサンクスポイントや、Suica電子マネーの決済でポイントが貯まるSuicaポイントとの共通化を目指す。
2015年07月15日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週金曜日は、代官山蔦屋書店(東京都渋谷区猿楽町17-5)が選ぶ書籍を紹介します。■『HOPE 311-陽、また昇る』ハービー・山口3.11東日本大震災のボランティア活動で幾度も被災地を訪れていた、写真家のハービー・山口が、瓦礫の中でも明日を信じ、希望を胸に生きる人々の姿を捉えたポートレート写真集。これまで、「人が人を好きになり、心に希望を灯す」という一貫したテーマの下、人間を撮り続けてきたハービー・山口。そんな山口が向かった現地には、大きな背景とは裏腹に、復興に向けて逞しく生きる東北の人々の笑顔が写り、人間の温もりや希望が溢れていた。強さ、協調性など日本人としてのアイデンティティそのものを感じることができる、世界に向けた1冊だ。本書の作品は、ライカ100周年記念出版書『Eyes Wide Open』(15)にも紹介されている。【書籍情報】『HOPE 311-陽、また昇る』著者:ハービー・山口出版社:玄光社言語:日本語ソフトカバー/118ページ/250×260mm発刊:2012年3月価格:税込3,599円
2015年06月26日NTT東日本は、公共の場所や飲食店でタブレット端末を利用できる「公衆かんたんタブレット」(仮称)の実現を目指したトライアルを実施する。新潟県長岡市と山形県山形市の一部地域で約3カ月間、技術検証などを行っていく。「公衆かんたんタブレット」(仮称)は、特殊簡易公衆電話(ピンク電話)のように、公共の場所や飲食店などで誰でもインターネットが利用できるサービス。端末は、NFC対応カードなどによるログイン機能を搭載している。カードに、あらかじめインターネット上の各種会員向けサービスのIDやパスワードなどの情報を登録しておけば、各サービスサイトからの申し込みなど、個人で行う必要のある手続きもセキュアに実行できるという。トライアルでは、参加者にNFC対応のカードを配布し、端末ロックやイメージマトリクス認証の実用性を評価・検証していく。また、利用者が使う機能だけを表示するシンプルなホーム画面と、直感的に機能が判別できるアイコンなどユーザーインターフェースの利便性も評価・検証を行う。トライアルの実施場所と期間は、新潟県長岡市のタニタカフェで6月24日から9月30日まで、山形県山形市の七日町商店街の7店舗で7月14日から9月30日まで。
2015年06月23日KDDIは5月22日、同社本社ビルのある東京都千代田区の飯田橋で「KDDI復興支援マルシェ」を開催した。東日本大震災の復興支援として開催しており、今回が3回目の取り組み。今回は、本社ビル一帯の街区「アイガーデンエア」のホテルエドモントやダイワハウス、大塚商会と共に2008年より開催している、「アイアイフェスタ」と同時にマルシェを催した。KDDIでは、復興支援として以前より東北の企業や自治体、組合を支援。今回も継続的に支援している岩手県大槌町の「大槌湾ほたて養殖組合」がマルシェに出店し、被災地の知名度向上や販売網の拡大に寄与している。今回のマルシェには、復興庁大臣の竹下 亘氏が来場。KDDIの代表取締役会長 小野寺 正氏と共に復興支援となる市場の視察を行っていた。冒頭に挨拶を行った竹下氏は、依然として復興が完全に終わっていない東北の現状を来場者に話した。「未だに被災地の多くは、家が建ったり商店街も復活していません。津波で流されたところは、高台に住宅地を作って家を建てている最中です。また、被災地の悩みとして"風評被害"もある。問題がないにもかかわらず、東北の被災地というだけで食べ物を使ってもらえない。また、福島県の会津地方では、修学旅行が以前の半分以下にまで減少した。会津地方は100km以上離れて何も影響がないにもかかわらず、こうした状況でまだまだ苦しんでいる」(竹下氏)ただ、大臣によると東北も前を向いて進んでいるようだ。「必ず復活するぞと、日本の底力を見せてやるぞと、東北も自立に向かって歩みを始めている。そうした中で、今回も復興フェアとして、こうした企業のご支援をいただき感謝している。本当は復興大臣政務官として小泉(進次郎)くんがいるので、彼が来られれば今いる20倍の人が来て貢献できたかもしれないが(笑)。復興期間を10年とする中で、来年から後半の10年になる。前半は復興だけだったが、後半は復興創生期間として位置づけている。これは、復興にプラスして地方創生を行い、地方から世界に発信していくという目的のものだ」(竹下氏)その後に行われた囲み取材で、KDDIの小野寺氏も同様に復興支援を企業として支援する必要性を語りつつ、「企業として、支援は必ずやらなくてはならないこと。ICTを活用して新しい産業を生み出していかなくてはならない」とした。先に触れた「大槌湾ほたて養殖組合」は、その新しいアイデアによる支援の一つを実践しており、組合がこれまでFAXと電話でしか受け付けていなかった販売チャネルをWebに拡大。KDDIが持つWebページ開設などのソリューション提供や、これまでスマートデバイスを利用してこなかった漁業関係者に利用してもらえるようなICT教育も行っている。KDDIでは、こうした取り組みを通して単純な復興支援だけでなく、東北の人々による自立的な復興の側面サポートを今後も続けていくという。
2015年05月22日東日本旅客鉄道(JR東日本)は1日、東北新幹線の車内にて、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」の試行を開始した。当初は1編成で提供。順次範囲を拡大していき、2015年6月末までに3編成で提供予定。「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」は、駅や車両内などで利用できるJR東日本の無料Wi-Fiサービス。山手線および羽田空港など東日本エリア全5箇所の「JR EAST Travel Service Center」で提供しており、今回の取り組みで東北新幹線が加わる形となる。SSID名称は「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」。利用にはメールアドレスの登録が必要で、1回の接続時間は3時間。1日の利用回数に制限はない。サービス提供車両には、車内にステッカーを掲示する。
2015年05月08日NTT東日本は4月14日、オンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~る」のオプションとして、「フレッツ・あずけ~る」上に保存したWord、Excel、PowerPointの文書を直接編集することが可能な「MSOffice Online on あずけ~る」を4月15日より提供開始すると発表した。Word、Excel、PowerPointに絞ることで、月々350 円(税別)/ライセンスで提供する。これらのソフトは常に最新が利用可能で、バージョンは自動的に更新される。iOS、Android、Windows、MacOS のOS に対応しているため、様々な端末で、外出先でのOffice 文書編集が可能。また、「フレッツ・あずけ~る」のグループフォルダ機能を利用すれば、同一のファイルを複数人で編集することが可能。なお、本サービスの利用には「フレッツ・あずけ~る」・「フレッツ・あずけ~るPRO プラン」のいずれかの利用が必要。「フレッツ・あずけ~る」は5GBが無料、以下10GBが100円、25GBが200、50GBが300円、100GBが500円、1000GBが5,000円(いずれも月額料金)。高セキュリティの法人向けプラン「フレッツ・あずけ~るPRO プラン」は、10GBが500円、25GBが1,200、50GBが2,400円、100GBが4,800円、1TBが4万円などどなっている(いずれも月額料金)。
2015年04月14日ラルフ ローレン(Ralph Lauren)は5月1日、キッズ向けTシャツを中心とした「ラルフ ローレン チルドレンズ リテラシー コレクション」を発売する。ラルフローレンでは14年から、世界中の子供達の識字率向上を目的とした社会貢献活動をスタート。コレクションのリテラシーTシャツ(3,000円から3,600円)はその一環として販売されたもので、ブランドアイコン“ポロポニー”をプリントしたモデルでは、世界12ヶ国の言葉でそれぞれメッセージがデザインされた。その他、ガールズ限定Tシャツやトートバッグ、ノートブックなどが展開される。コレクションの売り上げのうち25%は、公益社団法人全国学校図書館協議会に寄付される。これによって、東日本大震災で被害を受けた岩手、宮城、福島の3県の学校に、地元書店で購入した子供たちが希望する本を贈ろうという計画だ。
2015年04月09日ビームス(BEAMS)が展開するファミリー向けショップ「ビーミング ライフストア バイ ビームス(B:MING LIFE STORE by BEAMS)」が、東日本大震災の被災地復興支援プロジェクト「KENDAMA TOHOKU」を4月20日から5月24日まで開催する。昨年よりスタートした同プロジェクトでは、話題のクリエーターやブランドのデザインを元に、東北での復興を目指して活動する団体や工房がオリジナルのけん玉を製作している。今年は新たに競技用けん玉生産で日本一を誇る「山形工房」と、4 組のクリエーターによるコラボレーションが実現した。子育てママたちによる被災地支援団体「東北ちくちくプロジェクト」による「けん玉&チャームセット」(5,500円)は、漫画家のしりあがり寿が朝日新聞で掲載中の4コマ漫画『地球防衛家のヒトビト』をモチーフとしたもの。一方、地域の伝統工芸「会津木綿」を素材とした雑貨などを提供している「IIE」は、香港出身の俳優でファッションブランド「Subcrew」を手掛けるサム・リー(SAM LEE)とコラボした「けん玉セット」(6,500円)を発売する。また、塩害に強い綿を有機栽培して製品化している「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」は、脱力ギャグコメディ漫画『秘密結社鷹の爪』とコラボレーション。人気キャラクターの吉田くんとレオナルド博士をモチーフに、「けん玉&手ぬぐいセット」(6,500円)を製作した。その他、被災地の女性たちが立ち上げた「南三陸ミシン工房」は、昨年に引き続き「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」とのコラボレーションによる「ケース付けん玉」(5,000円)、「ケース付カップボール」(5,000円)を展開。両者はこのイベントをきっかけに、その後もブランドが工房の拡張資金を出すなど良好な関係を続けているという。今年は新たにパリを拠点に個性的なグラフィックを発信するクリエーターユニット「パピエ・ティグル(PAPIER TIGRE)」とコラボした「ポーチ付けん玉」(5,500円)を発売した。また、ゴールデンウィークにはファッションブランド「430」のBMXライダーのNOBが「ビーミング ライフストア」の各店に登場。けん玉ブームの火付け役でもある彼が直接指導を行う「KENDAMA ワークショップ」を開催する。
2015年04月09日東日本旅客鉄道(JR東日本)は8日、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」を整備し、山の手線内全駅でサービスを提供すると発表した。現在の12駅に加え、2015年4月末までに新たに24駅でサービスを開始する。今回のサービス提供により、JR東日本エリアでは41駅と全5箇所の「JR EAST Travel Service Center」で、「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」が利用できるようになる。サービスを利用できる場所は、各駅の改札口付近に設置するアクセスポイント周辺。利用できる場所では、「JR-EAST FREE Wi-Fi」のロゴに加え、シンボルマーク「Japan. Free Wi-Fi」のロゴも構内に掲出する。「JR EAST Travel Service Center」の場所は、長野駅、福島駅、郡山駅、横浜駅、成田空港、羽田空港国際線ビル駅、空港第2ビル駅の5カ所。
2015年04月08日グーグルは東日本大震災から4年目の3月11日、新たに撮影した東日本大震災の被災地のストリートビューを公開した。公開されたのは、岩手県内12地区を収めたストリートビューと、福島県で避難指示区域内に位置する24の施設内のパノラマ画像、「海からのストリートビュー」の岩手県の田老エリアと宮城県の石巻エリア。これらは同日に公開された特設ページ「未来へのキオク」などで閲覧できる。岩手県内のストリートビューは、グーグルが訪問するのが難しいアクセスの悪い場所での撮影を請け負う「トレッカーパートナープログラム」に参加するUR都市機構が担当。同機構が取り組んでいる12カ所の復興現場を撮影した。また、釜石市鵜住居地区、陸前高田市高田地区など3地区の変化を毎月パノラマ画像に記録しており、今後12地区の記録パノラマ画像を順次公開するとしている。避難指示区域の撮影は、葛尾村、双葉町、大熊町、富岡町の4町村からの依頼を受けてのもの。地域内の小学校や幼稚園、図書館やスポーツセンターなど24施設内をインドアビューで撮影した。「海からのストリートビュー」は、2014年に初めて公開された。今回、新たに石巻漁港や田老の防波堤などの現在の様子を確認できるようになった。
2015年03月12日Googleは11日、4年前の2011年3月11日に発生した東日本大震災について、被災地の現在や震災直後の状況をストリートビューでたどる特設サイト「あの日から4年 -東北の今、そして未来-」を公開した。同社は東北の被災風景や復興に至る変化をストリートビューで記録している。2014年の特設サイトで公開した浪江町に続き、2015年2月に葛尾村、双葉町、大熊町、富岡町から依頼があったとし、葛尾村立葛尾小学校や双葉町立双葉中学校など新たに撮影した被災地24施設の屋内をストリートビューで公開した。復興の様子を記録し、広く復興事業の進捗を告知するため、今回「Google トレッカーパートナープログラム」にUR都市機構が参加。同機構は上記の24施設に加え、陸前高田市など岩手県内12地区のストリートビューを撮影した。Googleは今後もさまざまな形で東北と関わり続けていきたいとしている。
2015年03月11日●オフィス家具の転倒防止が生存率を上げる鍵東日本大震災から4年。未曽有の大災害は私たちに大きな衝撃を与えたが、その記憶は薄まってはいないだろうか。東京工芸大学が2014年11月に実施した調査によると、50.4%が「近年、自身や家族の防災意識が薄れてきていると感じる」と回答している(東京工芸大学「災害情報の活用に関する調査」)。このレポートでは、大京グループが東京消防庁と共同で実施した防災訓練を元に、「オフィスの防災」についてのチェックポイントを紹介する。○オフィスは避難しやすい環境かオフィスで大地震にあった場合、最も注意すべきはオフィス家具の転倒だ。東京消防庁防災部 震災対策課震災対策係長 佐々木愛郎さんによると、ビルの高層階、特に6階以上のフロアはゆっくりと大きく揺れる「長周期地震動」の影響を受けやすく、家具転倒の危険性が高い。高層ビルに入居している企業では、転倒防止策がきちんとできているかどうかが社員の生存率を上げる鍵となる。東京消防庁の「家具転倒防止対策チェック・レクチャー」から、具体的に注意すべきポイントをいくつか紹介しよう。1.フロア全体を見渡せるか、視界を遮るような大きな家具がフロアの中心に置かれていないかが重要。また、個々のデスクを整理しておくこと、通路に物を置かないことも、避難をスムーズに行う上でのポイント。2.キャビネット背が低ければ、倒れても避難経路を完全に塞ぐということはない。通路沿いに置くことは推奨できないが、置かざるをえない場合は固定しておく必要がある。3.オープンラック上下を固定した上で、軽いものは上、重いものは下に収納する。また、側面と側面をつなぐようにベルトをつけると、落下防止効果が期待できる。4.コピー機コピー機は重心が高く重量があるため、実は揺れに対して弱い。さらに、キャスターのついているものでは、ロックが掛かっていても大きな揺れでロックが外れて移動、あるいは転倒するという可能性もある。対策としては、キャスターをロックした上で、固定のための下皿を敷き、ワイヤーなどで壁に固定する。5.電子レンジ弁当のあたため用に設置している職場も多い電子レンジ。棚においてある場合は、耐震用粘着マットなどで固定する必要がある。ただし、棚自体が固定されていないと電子レンジの重みで重心が高くなるので、大きく揺れた際非常に倒れやすくなる。棚自体の固定も忘れずに。6.冷蔵庫コピー機と同様かなりの重量があるため、地震の揺れで人にぶつかると、大けがにつながる。転倒防止には、上部をネジなどで固定、または背面についている運搬用の取っ手にワイヤーやベルト式器具を付けて、壁と連結するとよい。以上が家具転倒防止対策チェックで紹介された対策方法だ。ポイントは、家具をきちんと壁に固定するということ。前述のとおり、高層階では揺れの幅がおおきくなるため、思いもよらないところで被害が発生しうる。事前に対策をしておくことも、社員の命を守る上では非常に重要となる。●防災グッズを用意するポイントは「衣食住」○オフィスに必要な防災グッズは?次にオフィスに用意しておきたい防災グッズを紹介する。大京グループでは、社員それぞれに防災キットとヘルメットを配布している。内容品は以下のとおり。・ビスケット6食分・LEDライトと単4電池・保存用飲料水1本・マスク1枚・アルミ製防寒ブランケット1枚・軍手1組・非常用トイレ1組「防災時の備えを考える上でのポイントは、『衣・食・住』。どのようなものが必要になるかは、人によって大きく異なります。帰宅困難で2~3日間を会社で過ごすことを想定して、自分には何がいるかを考えましょう」(佐々木さん)女性であればパンプスの代わりとなる歩きやすい靴、化粧落としや生理用品、コンタクトを使用している人は眼鏡や洗浄液、持病がある人は常備薬なども必要となるだろう。「もし自分が会社で震災にあったら何が欲しいか」を考えることがポイントだ。さらに、佐々木さんによると、会社として備えているものも併せて考えると良いという。大京グループ 穴吹コミュニティでは、社として飲料水、ラーメン、米、缶詰、毛布、寝袋、ランタン、鍋、コンロ、簡易トイレなどを用意している。これらの品は、自宅と職場が遠く、帰宅が困難な社員(社員の3分の1程度を想定)が2~3日を会社で過ごせる分を基準に備蓄されている。自社が震災に対してどのような備えをしているのか把握しておくことで、本当に自分が必要としているものを効率良く選択することができる。○定期的な訓練も重要震災を想定した避難訓練も、定期的に実施したい対策の一つ。穴吹コミュニティおよび大京アステージでは、「DROP!(まず低く)」「COVER!(頭を守る)」「HOLD ON!(動かない)」の3ステップ、所要時間1-2分でできる防災訓練「シェイクアウト訓練」を実施。社員それぞれが震災時どう対応すべきかを再確認している。訓練では座るだけで直下型や海洋型地震の揺れを実感できる「地震ザブトン」の体験会も。社員は震度7を記録した「兵庫県南部地震」や今後起こると言われている「想定南海地震(南海トラフ地震)」のシミュレーションで、揺れの強さや危険性を体験できる。「天災は忘れた頃にやってくる」ということわざのように、どれだけ甚大な被害を受けても、人の記憶は薄れるもの。突然発生した被害を最小限に食い止めるためには、過去の教訓を元に対策を十分に練っておくことが不可欠だ。「大丈夫だろう」「何とかなるだろう」と楽観視するのではなく、3月11日をきっかけとして、防災について考えなおしてほしい。
2015年03月11日東日本大震災が起きた2011年3月11日から4年が経つ。どのメディアでも大きく変わっていない被災地の状況を伝える一方で、"4年"という時間の経過の重みは誰もが知るところだろう。実際に震災に対する関心の低下は、Yahoo! JAPANの検索ボリュームにも現れているという。今回、ヤフーの3月11日に行う取り組みの責任者であるヤフー 社長室 社会貢献本部 ソーシャルアクション企画/復興支援室 プランナーの永 順太郎氏に話を伺った。○支援を長く続けていくために「検索だけではなく、復興デパートメント(ヤフーが提供する被災地の物販サイト)でも、復興支援を冠した商品が売れなくなっていたりします」(永氏)ヤフーは震災直後の2011年4月に復興支援室を立ち上げた。当時と今で被災地の支援を行うという目標は変わらないが、変えていかなければならない"やるべきこと"も多々あるという。「支援する中身を変えていいのか、変わらなきゃいけないのかということは常に考えていますし、ジレンマがあります。一つの例で言えば"復興"というキーワード。4年という歳月がたち、いつまでもこのキーワードを使っていてはダメなんだという思いもあるんです。ただ、重要な事は『悩む前に、現地の生産者とコミュニケーションをとり、生産者が作った作物、とってきた魚をどう売ればいいか』ということ。短期的にいっぱい売れれば良いというものでもないので、生産者と密にコミュニケーションを取ることが重要な要素なのです」ヤフーは、1人(正確には1ブラウザ)が「3.11」と検索するたびに同社が10円を寄付する「Search for 3.11」を昨年行った。今年も同じ取り組みを継続するが、ここにも"ジレンマ"がかいま見える。「毎年同じことをやっていても仕方がないと思うんです。ですので、2013年、2014年とトップページを大々的に変更してきましたが、『面を使って大々的にやればそれでいいのか』という思いもあり、今回は『Search for 3.11』をメインコンテンツとして、トップページはあえて控え目にしています。もちろん、トップページで大々的にやることで現地の農産物や海産物がたくさん売れるということもあるかもしれません。その一方で『売れなかった』ということもあると思います。ただ、求められるところはそこではないと思うんです。だから、演出を変えて、地道な形でも長く続けていくという気持ちで変更しました」昨年の「Search for 3.11」では、ヤフーと接点のない著名人も多数参加(検索したというTwitter上の呟き)しており、想像以上の反応で250万人の検索、2500万円という寄付に繋がったという。○生産者との繋がりがキーにヤフーの復興支援のコアは宮城県石巻市にある「ヤフー石巻復興ベース」だ。ここを拠点に、被害を受けた東北の主要3県の生産者との繋がりを深めている。「例えば、2012年12月にオープンした復興デパートメントは、スタートが5店舗、1700商品でしたが、現在は34店舗、3082商品まで拡大しています。これは、石巻ベースで培った現地の方との関係も大いにあります。現地の人は、ITに対してあまり明るくないことから、NPOなどが出品代行という形で関わっています。私たちも流通を整備するといった側面のサポートまで行っています」復興デパートメントでは、様々な商品を取り扱っているが、「おやじのおまかせセット」や牡蠣を缶にぎっしり詰め込んだセットなど人気の定番商品ができつつある。こうした成功例を元に、新たな商品開発を側面から支援している。ただ、ここで問題になるのは、やはり"露出"だろう。「『Search for 3.11』で検索をしてくださる方は多いのですが、なかなか現地の状況を伝える情報にはたどり着いていない。そこで今回は、検索から特集ページに飛べるように工夫しました。Search for 3.11応援団の平井 理央さんや佐々木 俊尚さん、箭内 道彦さんといった著名人の方に現地の方と対談していただき、交流を見ていただければと思っています。その対談の中で私の心に残っている言葉があります。箭内さんと対談した福島県相馬市の高校生が語った『震災があったから今がある、震災がなかったら今はない』という言葉です。彼らは、福島の野菜を自分たちで宅配して家に届けています。どう貢献するかという意識を持つキッカケが震災だったというわけです。今後は、復興デパートメントでも取り扱おうと思っていますし、なかなかフォーカスされていない相馬を取り上げるという意味でも注目しています」○被災地を通して地方全体の活性化をこの相馬とともに、宮城県石巻市と岩手県山田町が特集ページで取り上げられているが、相馬市と山田町はなかなか震災被災地としてスポットライトが当たらない場所でもある。「全国的に山田町は小さい存在かもしれません。ただ、若い人たちが一生懸命やっているし、この4年間で芽吹いた生産者がいる。普通は商品数が多い都市に目を向けてしまうが、そういうところだけをピックアップすればいいという話ではない」現地の状況を伝えることで、見えてくる未来。それは決して被災地に限った話ではないと最後に永氏は話してくれた。「震災はどうしても風化してしまうし、忘れられてしまう。忘れるべきこともあるけれど、忘れてはいけないものも存在する。だから、こういう取り組みを通して気づいてもらえたらと思っています。被災地の方はみんながみんな頑張っているけれど、その中でも成果を出している人の"目の付け所"を参考にしてもらうことで、何かの気付きにして欲しい。実は私たちの取り組みは昨年と大きく変わっていません。ただ、今回セレクトした人は、純粋に商売の才がある方々で、3年後、5年後を見据えているんです。安倍首相の『地方創生』というキーワードがありますが、まさにこの点に着目し、『被災地だからできること』ではなく『他の地方でも頑張れる施策』という視点で、ほかの地域の若者や地方自治体に施策を伝えられたらと思っています」
2015年03月11日2011年3月11日からすでに4年。世界に大きな衝撃と影響を与えた東日本大震災に対して、中国版のツイッターでも多くの人が東日本大震災に言及し、弔意を表していた。ニュースでも被災地の現状を取り上げるものが見られる。中国でもまだ、日本で起きた大きな災害のことは風化していないようだ。○「人間は小さいが強い」ウェイボーには被災者の人々への哀悼、そして震災復興への応援の声があふれている。「あの時の情景が今でも目に浮かぶ。大自然の驚異の前に、人間はこんなにも小さいということを知ったけど、強いということも知った」と語る人がいる。彼は映像で日本の状況を見たのかもしれないし、あるいは日本にいたのかもしれない。震災の後、日本から帰国した中国人も多い。「どの国であろうと災害は人々の望まないものだ。国や人種を問わず哀悼を表したい」と言う人も。実際、ウェイボーでは日本に対して好意的ではないつぶやきも少なくない。それでも、被災地で亡くなった人々に対して哀悼の意を表している。○中国国内の災害教育を嘆く4年前を思い起こし、「あの時は塩が手に入らなくて大変だった」とつぶやく人もいる。中国では福島第一原子力発電所の被災によって海が汚染され、今後は安全な塩が手に入らなくなるというデマが流れ、多くの人が塩を買いに走るという一幕があった。そうしたことも含め、もっとこの災害から学ばねばならないという声も多い。地震は日本だけのことではない。2008年に四川大地震が起きているように、中国でも決して大きな地震がないわけではない。しかし、「中国では学校で災害に対する教育はほとんどされていない」とある母親は嘆く。あれから4年、日本でも中国でも、多くの人が東日本大震災に想いをはせている。※本文と写真は関係ありません
2015年03月11日リコーは3月9日、東日本大震災で失われた写真を復元してデジタル化する復興支援活動「セーブ・ザ・メモリープロジェクト」において、累計で約9万枚の写真を持ち主に返還できたことを発表した。セーブ・ザ・メモリープロジェクトは、東日本大震災時の津波により失われた写真を被災者に取り戻してもらうための取り組みだ。リコーグループ17社から延べ518名の社員ボランティアが、被災地で回収された写真を洗浄し、複合機でデジタル化したうえでクラウド上で検索できるように提供してきた。2011年8月の活動開始以来、40万枚の写真を洗浄・デジタル化し、そのうち約9万枚が持ち主のもとに返還されたという。同社はプロジェクトを通じて得たノウハウを「活動の記録」として、3月9日よりWebサイト上に公開している。
2015年03月11日