『セシルのもくろみ』第4話のレビュー・あらすじ■『セシルのもくろみ』第5話のあらすじ(ネタバレあり)奈央(真木よう子)は突然、『ヴァニティ』の卒業を余儀なくされた。読者モデルの企画そのものを考え直すことになったと、読者モデル担当の洵子(板谷由夏)は話す。江里(伊藤歩)は「ミヤジをちゃんと卒業させたい」と思い、ラストの「ミヤジ改造計画」企画を懸命に練り直す。なんとか洵子からOKを得られた企画は、奈央が寺修行をするというものだった。しかし、掲載されるかどうかはあくまで仕上がり次第。奈央、江里はカメラマンの山上(金子ノブアキ)を連れて、修行先の寺へと向かった。テーマは「内面を磨く」。モデルは見た目だけでなく、内面も磨き、美しくあろうというものだった。一方、『ヴァニティ』の顔・ハマユカこと由華子(吉瀬美智子)が晴海書房のスタジオで撮影待ちをしていたところ、雅美(小野ゆり子)から新たな専属モデル・レイナ(芦名星)を紹介される。レイナはハマユカの大ファンだと言い、お互いに笑顔であいさつを交わした。レイナが去ったあと、ハマユカは洵子に読者モデルの企画をやめるというのは本当か確認をとる。洵子は頷きつつ、「ヴァニティも変わっていかなければいけない」と答えた。その後、奈央は2016年11月号をもって『ヴァニティ』を卒業。これで終わりだと奈央が実感していた頃、マスコミを大きく騒がせる記者会見が行われ――。■『セシルのもくろみ』第5話の感想まさか、今日が最終回?と思わせるような展開でした。『ミヤジ改造計画』の最終回は寺修行。山登りや掃除などの修行をこなしていく奈央でしたが、私が一番印象に残ったのは奈央と江里が住職と会話するシーンです。奈央の読者モデル、江里のフリーライターという仕事に対し、住職は「多くの方に夢を見させる仕事」と言いました。えぇ、まさにそう。特にモデルは読者の憧れの対象といえる仕事だと思います。しかし、江里は「自分の仕事は消費行動をあおっているようなこと」だと思っており、どこか後ろめたい気持ちもあるよう。住職はそれを聞いて、「あなたがたのおかげで助かっている人もいる」「皆さんの心を豊かにするお手伝い」だと諭します。それで江里の心もすっきり晴れたようで、ホッしたような笑顔を浮かべました。物事の捉え方ひとつで、気持ちって大きく変わりますよね。後ろめたい気持ちで仕事はやりたくないもの。自分の仕事に自信と誇りを持てるように、ネガティブな気持ちになったときは、物事を違う角度から見てみる。他者の視点から見てみる。そんな風に心がけたいものです。寺修行が終わったあと、江里と奈央はお別れモードへと切り替わりました。仕事じゃなくても会っていいのでは?と思うのですが、このふたりは仕事以外で会うようなことはしないそう。せっかくいいコンビだったのに……。ふたりが目をうるませながら河原で抱きしめ合うシーンは、ただの仕事仲間というよりも、”女の友情”という一面のほうが強く感じられました。さて、今回は奈央と江里のお別れ以外にも、胸を熱くするシーンがありました。それは奈央の家族が、読者モデルを卒業した奈央のためにケーキを用意していたことです。クラッカーを鳴らして「お疲れさま!」という夫と息子。目の前にはホールのケーキ。この温かい家族を見て、なんて素敵なの!と叫ばずにはいられません。奈央、いい家族を持っているなぁ……としみじみ思います。家族といえば、今回はラストで大きな出来事が起きました。ハマユカの離婚です。これからはシングルマザーとして生きるというハマユカ。「ハマユカ、第二章」の幕開けでしょう。洵子は「ヴァニティも変わっていかなければいけない」と言っていましたが、『ヴァニティ』の顔であるハマユカまで変わってしまうなんて……!読者モデルの廃止、ハマユカの離婚など、『ヴァニティ』は怒涛の変化を起こしています。おまけに、ラストに登場した『ヴァニティ』元No.2モデルの舞子も、なんだか良からぬことを考えていそうな雰囲気。激動していくストーリーのなか、次回も気になる展開となっています。奈央が読者モデルを卒業して普通の主婦に戻ったと思ったら、今度は専属モデルに昇格するのです。ハマユカだけでなく、奈央のモデル人生も第二章に突入です。ますます目が離せない展開になってきました。■『セシルのもくろみ』作品概要おしゃれから程遠い、ごく平凡な主婦があるきっかけで読者モデルデビューを果たす。専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど、それぞれの生き方をする女性たちが嫉妬や葛藤し、そして何かをもくろみながら幸せを探し求めていく――。人から幸せそうだと思われることは幸せなことなのか?幸せに見られたいか?ファッション誌の世界を舞台に展開される女性たちの物語。第5話8月10日 (木)22時〜放送分■『セシルのもくろみ』キャスト真木よう子吉瀬美智子伊藤歩板谷由夏長谷川京子金子ノブアキ徳井義実リリー・フランキーほか
2017年08月11日『セシルのもくろみ』第3話のレビュー・あらすじ■『セシルのもくろみ』第4話のあらすじ(ネタバレあり)『ヴァニティ』の新専属モデル2名のうち、1名は手島レイナ(芦名星)に決定した。読者モデルから専属モデルへの昇格を夢見る奈央(真木よう子)と江里(伊藤歩)だったが、もうひとりとして選ばれたのは葵(佐藤江梨子)だった。葵に決まったのは、葵が発案したメイク企画が読者アンケートで反応が良かったからだと説明されたが、江里は副編集長の石田(眞島秀和)と葵が抱き合っているところを目撃し、葵の抜擢に疑問を持つようになる。江里はこの件を編集部に告げ口しようと考えるが、奈央は「そんなやり方で専属になんかなりたくない」と言って江里を止めた。一方、読者モデル担当の洵子(板谷由夏)の元に、差出人不明で石田と葵がホテルに入っていく様子が撮られた写真が送られてくる。と同時に、江里からも連絡が入り不倫のことを報告された。洵子は編集会議の場で石田と葵の不倫を報告。編集長の南城(リリー・フランキー)は、洵子を副編集長代理に任命し、石田にはしばらく有給をとるように勧めた。その後、奈央は新企画として、夫とデートをすることになった。江里や由華子(吉瀬美智子)と一緒にデート服を選んで楽しんでいた奈央だったが、撮影当日に急な仕事で夫がドタキャンしてしまう。夫不在の状態だが、とにかく撮影現場へと急ぐ奈央。現場には夫の代役が待っていて――。■『セシルのもくろみ』第4話の感想さぁ、待ちに待った(?)女同士のバトルが勃発しました。不倫を告発された葵は、現場を見ていた江里が犯人だと決めつけて、怒鳴りつけてきました。葵は江里のスマホに証拠写真が残っているはずだと言い、江里のスマホを勝手に見ようとしますが、もちろん江里はそれを必死に止めようとします。画像があろうとなかろうと、スマホを見られるなんて嫌ですよね。江里に平手打ちをした葵は、続いて迫ってきた奈央も押し倒してしまいました。奈央は倒れた拍子に、そばにあったクーラーボックスの水を運悪くかぶってしまいびしょ濡れに。その様子をみて仲介に入ったのは同じ読者モデル仲間の萌子。セレブでかわいらしい女性ですが、葵に「インスタババア!」と言われてしまいました……。どうやら萌子のインスタフォロワー10万人は、萌子がお金で買ったフォロワーとのこと。そのことを罵られ、萌子の怒りも頂点に。取っ組み合いながら「えせセレブ!」「尻軽!」と罵り合う姿は本性というか、素が出ていて迫力満点でした。もしも目の前であんなケンカが起きたら、フリーズしてしまいそうです……。女を使って専属モデルにのし上がることも、お金を使ってフォロワーを増やすことも、他人に認められたい、そして自分の存在価値を得たいという承認欲求が招いてしまったことなのでしょう。葵たちとは違い奈央は承認欲求と無縁に思えていましたが、実はそうではないよう。街で「モデルですか?」と訊かれたときに自分のことだと勘違いしたこと、バイト先の惣菜屋で奈央特製のポテトサラダが人気なこと……そういったことで、奈央はだんだん承認欲求について理解を深めてきたようです。そして、今回最大の見どころだと思ったシーンは、奈央がモデルとして覚醒した瞬間です。夫とデートというコンセプトの撮影では、奈央は珍しく女性らしいワンピースを着用。濃紺のシンプルなワンピースと琥珀色のストールが、普段の元気はつらつな奈央をエレガントな雰囲気に変えています。とはいえ、服装が変わっても中身は少年っぽい奈央のまま。撮影でも相変わらずの様子でしたが、変化が訪れたのは奈央を見ていた一般人の言葉がきっかけです。「モデルさんだ!」「きれい!」など、奈央をモデルとして認め、憧れの視線と賞賛の言葉をつぶやいていました。それを聞いた奈央は、ゆっくりと背筋を伸ばしていきました。そしてストールを脱ぎ、大胆に開いている背中を披露します。それからの奈央はまるで別人。やんちゃなイメージは消え去り、姿勢がよく、愛しい人へ向けて微笑むような自然な笑顔をするようになりました。カメラに向けて楽しそうに笑う姿には、いままでになかった上品さが漂っています。いったい、奈央になにがあったの……!?と思うくらい、一瞬のうちに起きた出来事でした。人から見られること、きれいと言われること、モデルとして認識されること……きっと、奈央のなかにあった承認欲求が刺激されたのでしょう。承認欲求がいい方向に動いた瞬間だと思います。今回は前半が承認欲求ゆえのトラブル、後半が承認欲求からの成長のストーリーでした。これからモデルとして承認欲求を満たしていくのか?それとも、承認欲求にとらわれて破滅してしまうのか……?と期待し始めた途端に、洵子からヴァニティ卒業のお達しがきました。いったい、どういうことなのか?せっかく開花した奈央のモデル意識はいったいなんだったのか?いろいろな疑問が沸き起こり、次回が待ち遠しくてたまらない気持ちになっています。■『セシルのもくろみ』作品概要おしゃれから程遠い、ごく平凡な主婦があるきっかけで読者モデルデビューを果たす。専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど、それぞれの生き方をする女性たちが嫉妬や葛藤し、そして何かをもくろみながら幸せを探し求めていく――。人から幸せそうだと思われることは幸せなことなのか?幸せに見られたいか?ファッション誌の世界を舞台に展開される女性たちの物語。第4話8月3日 (木)22時〜放送分■『セシルのもくろみ』キャスト真木よう子吉瀬美智子伊藤歩板谷由夏長谷川京子金子ノブアキ徳井義実リリー・フランキーほか
2017年08月04日『セシルのもくろみ』第2話のレビュー・あらすじ■『セシルのもくろみ』第3話のあらすじ(ネタバレあり)『ヴァニティ』の専属モデルふたりが解雇されてしまった。空いた穴を埋めるため、読者モデルが専属モデルになれる可能性が出てきた――奈央(真木よう子)と江里(伊藤歩)はこのチャンスを逃さないよう、奈央の企画である「ミヤジ改造計画」のアイデアを考え続けた。その矢先に、『ヴァニティ』の顔であるハマユカこと由華子(吉瀬美智子)がものもらいになってしまい、予定していた1週間分の撮影がすべて延期となってしまう。編集長の南城(リリー・フランキー)は、編集部員たちを集めて由華子が抜けた場合の代案を練り始めた。読者モデル担当の洵子(板谷由夏)は、由華子が抜けたページを読者モデルに任せてほしいと提案。在籍読者モデル15名、さらに街頭スカウトなどでモデルを追加すればカバーできると主張する。南城はその案を採用し、洵子は江里や早紀(石橋けい)など各ライターにモデル探しを依頼した。一方、奈央は由華子を心配し、葉山にある由華子の家を訪れた。出迎えた由華子は眼帯をして片目を隠していたが、奈央は眼帯を強引に外し、ものもらいではなくケガだと確認する。それも、由華子の夫・和真(神尾佑)のDVによるケガだった。奈央は警察に行くことを勧めるが、由華子はそれをきっぱりと拒否。奈央は警察へ行くことを諦め、代わりに由華子と夕飯作りをすることに決めた。その後、『ヴァニティ』にとってもハマユカにとっても大きな影響を与え兼ねない事件が発生し――。■『セシルのもくろみ』第3話の感想『ヴァニティ』の顔として10年がんばってきたハマユカこと由華子。そんな彼女のプライベートは実際どんなものだったのか。モデルとして世間に顔を晒しているわけで、街中でもヴァニティのモデルらしくない行動はできないかもしれません。きっとプライベートで過ごしているときも、ヴァニティのモデルとして、優雅で魅力的な女性でいたことと思います。だって世間は、由華子をヴァニティのハマユカとして見ているのですから。そう考えると、とても息苦しい。ヴァニティの顔である以上は、ヴァニティのイメージに反する言動ができないのです。そして今回、ハマユカに事件が起きてしまいました。夫がアル中でDV男だということが週刊誌に取り上げられそうになったのです。もちろんヴァニティ編集部は騒然。ハマユカがヴァニティの顔でいられるのももうないかも……という雰囲気が漂います。とはいえ最終的に記事にはならず、ハマユカの秘密は世間に流れずに済みました。奈央は「いっそのこと雑誌に真実が掲載されて、離婚したほうがいいのでは?」と考えますが、それがハマユカにとっての幸せかどうかはわかりません。もしもハマユカが一般人なら、アル中でDV夫なんてさっさと離婚したほうがいいでしょうし、そうしたと思います。でも、ハマユカは家庭もヴァニティも手放すつもりはないと断言する女性。離婚するとヴァニティのモデルとしてのイメージを損なってしまう、と考えているからです。「ハマユカなしに浜口由華子はないの」「幸せで完璧な女性として憧れられる存在であることが……私が選んだ道」と言うハマユカは、どれだけの覚悟を持って「ハマユカを演じている」のかと考えさせられます。現代はSNSで「幸せな私」を演出することに否定的だったり、笑いの対象にしたりすることがあると思います。でも、幸せな私を演出することで誰かが憧れてくれたり、誰かの目標にされたりすることは、悪いことではない。奈央がハマユカに憧れるように、誰かの希望になるかもしれませんから。さて今回はハマユカのほかに、奈央のモデルとしての姿が印象に残るシーンがありました。撮影現場で軽快な音楽が流れ、それに合わせて奈央が身体を動かして撮影するシーンです。奈央は撮影時、いつもぎこちない動きばかりでした。ポーズもとれず、表情もいまいち。それが今回、スタッフが音楽をかけた途端にノリノリで動き始めたのです。カメラに向かって楽しそうに笑う姿は、素の奈央そのものです。そのときに撮れた写真は本当にいい表情をしています。ちょっとしたことをするだけでこんなにも大きな変化が出るのなら、なにか悩み事ができたときも工夫次第で乗り越えられるのかなぁ……なんて希望を持てました。来週は女同士のバトルがいよいよ始まるようです。予告映像に流れる女同士のケンカの数々……。モデルたちは、そして奈央はどうなるの?次回も目が離せない展開となりそうです。■『セシルのもくろみ』作品概要おしゃれから程遠い、ごく平凡な主婦があるきっかけで読者モデルデビューを果たす。専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど、それぞれの生き方をする女性たちが嫉妬や葛藤し、そして何かをもくろみながら幸せを探し求めていく――。人から幸せそうだと思われることは幸せなことなのか?幸せに見られたいか?ファッション誌の世界を舞台に展開される女性たちの物語。第3話7月27日 (木)22時〜放送分■『セシルのもくろみ』キャスト真木よう子吉瀬美智子伊藤歩板谷由夏長谷川京子金子ノブアキ徳井義実リリー・フランキーほか
2017年07月28日斎藤工と板谷由夏が映画について語り合うWOWOWの「映画工房」が放送300回を迎えるのを記念し、斎藤さんがストーリー原案、声優を務めるクレイアニメを制作する企画が始動!7月24日(月)に斎藤さん、板谷さんらが報道陣の取材に応じた。斎藤さん、板谷さん、映画解説者の中井圭氏の3人が、同局で放送される映画について語り合う映画情報番組。この秋で300回を迎えるにあたり、世界中の子どもたちに見てもらえる作品を作るというコンセプトの下、主にカンボジアで移動映画館の活動を行っているNPO法人「World Theater Project」の作品制作に協力することに。会見には同法人の教来石小織代表理事、今回の映画で監督を務める秦俊子も来場した。教来石さんは、日本の作品を移動映画館で途上国、主にカンボジアの子どもたちに届ける活動を行なってきたが、その際、版権をめぐるいわゆる“権利の壁”が立ちはだかることが多かったという。斎藤さんもまた、国内で移動映画館の活動に従事してきたが、今年、ある企画でマダガスカルを訪れた際に、同様の活動を試みるも、ここでも権利の壁の高さを痛感。同様の活動をする他団体を調べる中で、教来石さんの活動を知る。ちょうど、斎藤さん自身、秦監督のクレイアニメ作品で声優を務めたこともあり、権利の壁に縛られない、オリジナルのキャラクターおよびアニメ作品を制作することを思いつき、両者に「一緒にやりませんか?」と声をかけたという。その後、作品の中心をなすキャラクターが誕生し、斎藤さん(※名義は齋藤工。以下同)がフィルとムーと命名。ストーリー原案を斎藤さん、脚本を斎藤さん、秦監督、教来石さんが共同で制作したということで、タイトルも仮題だが『映画の妖精 フィルとムー』となっている。気になる物語だが、映画史をなぞるような流れになっており、様々な名作のシーンを引用しているそう。斎藤さんは「いろんな案があって、キャラクターも『それを出すとマズい!』ってのもあったんですが…(笑)。ジャングルに行ったり水たまりがあったり、映画というスクリーンでいろんな国に旅できる作品になっている」と説明。オープニングシーンでは、映画の父と言われるリュミエール兄弟が制作し、実際に列車が走ってきたのかと人々を驚かせたという「ラ・シオタ駅への列車の到着」へのオマージュがクレイアニメで描かれるという。制作費はクラウドファンディングで集められる予定で、分担は未定ながらフィルとムーの声を斎藤さんと板谷さんが担当。とはいえ、世界中の子どもたちに見てもらうために、字幕を付ける必要がないように、明確なセリフはなく、あくまでもキャラクターの発する“声”での出演となる。既に脚本は完成しており、秦監督はこれっから絵コンテに着手し、人形とセットが出来次第、撮影に入る予定。上映時間は3分から5分ほどで、10月に予定されている「映画工房」の公開収録でお披露目されることになる。斎藤さんは、スマートフォンやそれに付随するプロジェクター、ミニスピーカーで、世界中のあちこちで“簡易映画館”を開館し、映画を見たことがない子どもたちに映画を見せることができればと構想を口にする。基本、権利フリーで作品を広めることを考えており「フレキシブルに映画を届ける特派員に、みなさんになってほしい!」と訴えた。TVもラジオもない途上国では、子どもたちに“将来の夢”を尋ねても、そもそも教師などの限られた職業しか子どもたちが知らないという現実があるという。映画を通して、子どもたちに将来の選択肢を示すことができればと斎藤さんは期待を寄せていた。(text:cinemacafe.net)
2017年07月24日『セシルのもくろみ』第1話のレビュー・あらすじ■『セシルのもくろみ』第2話のあらすじ(ネタバレあり)雑誌『ヴァニティ』の読者モデルとなった宮地奈央(真木よう子)は、フリーライターの沖田江里(伊藤歩)が奈央のSNSを勝手に開設・運用していたことに激怒した。奈央は自ら企画を放棄したが、カリスマメイクの安原トモ(徳井義実)からの説得もあり、自分の正義を貫き通すため、周囲に認めてもらおうと決意する。ある日、奈央は“ハマユカ”の愛称で知られる人気モデルの浜口由華子(吉瀬美智子)と遭遇。由華子から「自宅に遊びにきて」と言われ、奈央は遠慮なく誘いに乗った。葉山にある由華子の家はセレブそのもので、奈央は豪邸や広い庭に圧倒される。しかし生活環境がまるで違っても息子同士が同じ学校ということもあり、ふたりは仲良くおしゃべりを楽しむことができた。帰る前に奈央は由華子からたくさんの洋服をもらう。由華子への憧れを強めた奈央は、「ハマユカになる!」と張り切り始めた。そんな中、『ヴァニティ』の専属モデルふたりが大げんかをする。けんかは殴り合い寸前までいったため、ふたりは解雇される可能性が出てきてしまった。編集デスクで読者モデルの担当である黒沢洵子(板谷由夏)は、解雇された場合に備えて読者モデルを専属モデルとしてひとり推薦しようと検討中だと、江里たちライターに話した。前代未聞のことに江里たちは驚くが、江里はチャンスだと奈央に伝える。奈央は巡ってきたチャンスを手に入れようと気合いを入れるが……。■『セシルのもくろみ』第2話の感想誰かに憧れて、その人になりたくて、その人の真似をする……これは珍しいことではないでしょう。奈央も由華子に憧れて真似を始めました。由華子からもらった服を身につけ、由華子が飲んだドリンクを飲み、エステにも通い、それらをSNSにアップする……。喜々として由華子の真似をする奈央のがんばりは微笑ましくもありますが、そこに奈央らしさはまったく感じられません。奈央は体育会系のおてんばな女性、由華子はセレブで上品な女性です。ここまでタイプが違うと、奈央がどれだけ由華子の真似をしても、活発なイメージはなかなか覆せないでしょう。由華子になるには無理があります。案の定、洵子から「奈央らしさがない」「SNSのフォロワーも減っている」とダメ出しを受けました。どれだけ由華子になりたくても、由華子以外の人間が由華子になることはできません。その代わり、奈央には奈央の良さがあるんです。無理して憧れの人になろうとしなくても、自分の持ち味を活かして自分らしく振る舞うほうが、本来の魅力が開花していくはずなのに。洵子に怒られてからは、やっと活発でおてんばな奈央らしさが戻りました。自分らしくありつつ、かといって由華子への憧れは消えていません。由華子から盗めるものは盗もうと、由華子の撮影にまで顔を出して研究を怠らないところは、奈央の愚直なまでの真面目さであり、長所だと感じられます。さて、完璧に見える由華子ですが、物語の最後では不穏な空気を漂わせていました。奈央が由華子宅へ二回目の訪問をしてみると、門の前には泥酔した由華子の夫が……由華子が介抱しようにも、姑から拒否されてしまいます。由華子が人気モデルとして世間への露出が増えれば増えるほど、家にいられる時間は減ってしまいます。それは家庭としてはよくなかったのでしょう。由華子と姑の間には明らかに溝があります。姑は由華子の仕事に理解がないのかもしれません……。人気モデルとして完璧な女性だと思える由華子でも、見方を変えれば不安定な家庭環境に悩むひとりの主婦なのです。こういう姿を見てしまうと、実は私の憧れているあの人も完璧ではないのかも……?なんて思えてきます。人間ですから、見えていない部分に暗い面もあるのだと、由華子を通して改めて実感させられました。由華子はモデルとしては成功、家庭面では問題が……と考えると、奈央はまさにその逆です。モデルとしてはいまいちでも、家庭は円満。性格といい家庭といい、奈央と由華子は対照的です。次回は由華子の家庭環境について、より詳しいことがわかりそう。憧れの由華子の暗い部分を知った奈央はどう思うのでしょうか……?来週も待ち遠しくてたまりません。■『セシルのもくろみ』作品概要おしゃれから程遠い、ごく平凡な主婦があるきっかけで読者モデルデビューを果たす。専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど、それぞれの生き方をする女性たちが嫉妬や葛藤し、そして何かをもくろみながら幸せを探し求めていく――。人から幸せそうだと思われることは幸せなことなのか?幸せに見られたいか?ファッション誌の世界を舞台に展開される女性たちの物語。第2話7月20日 (木)22時〜放送分■『セシルのもくろみ』キャスト真木よう子吉瀬美智子伊藤歩板谷由夏長谷川京子金子ノブアキ徳井義実リリー・フランキーほか
2017年07月21日7月13日木曜日10時からスタートする新ドラマ『セシルのもくろみ』の見どころを紹介。原作は『STORY』で2008年から2010年にかけて連載されていた唯川恵作の小説だ。今回、ドラマ化にあたり豪華女優陣たちがキャスティングたことでも注目を浴びている。5人の女たちがファッション誌を舞台にバトル主演の真木よう子演じる宮地奈央は、埼玉県北春日部出身の着飾ることすらしない34才専業主婦。人気女性ファッション誌『ヴァニティ』の編集デスクに読者モデルとしてスカウトされたことから見知らぬ世界へ足を踏み入れることになる。主人公の憧れでありライバルである浜口由華子を演じるのは吉瀬美智子。『ヴァニティ』カリスマモデルであり通称ハマユカと呼ばれる彼女は、“幸せに見え続けること”が自らの使命として生きてきた女性だ。一方、主人公とタッグを組むのが伊藤歩演じるライターの沖田江里。彼女は元々ファッションブランドのPRとして働いていたものの、職を失い、ファッションライターに転身したばかり。菜央とともに必死な毎日を送ることになる。そのほか、奈央をスカウトした元モデルの編集デスク・黒沢洵子は板谷由夏が演じ、『ヴァニティ』の元No.2モデルで、現在はテレビコメンテーターとして活躍する安永舞子は長谷川京子が演じる。脇を支える男性陣の魅力にも注目!ファッション誌が舞台で女同士のバトルがメインでありながらも、その脇にいる男性陣も魅力的だ。まずは『ヴァニティ』を仕切る敏腕編集長・南城彰はリリーフランキーがじっとりと構える。そのほか、輝かしいファッション誌を支えるカメラマンを金子ノブアキが、ヘアメイクをチュートリアルの徳井義実が演じる。ミュージシャンに芸人という、俳優以外を本職にしながらも色気のある男を演じさせるにもってこいの2人だ。とくに徳井のジェンダーレスヘアメイクのビジュアルが超好みという女子は多数いた。ドロドロ腹黒系ドラマが好きな人にはたまらない見るまえからドロドロしているのがわかる設定にSNSでも、「このドラマおもしろそう」「腹黒ドラマけっこう好き」「女たちのバトル、かなり怖そう…」などの声があがっている。実際の人間関係のドロドロは勘弁だけど、架空の世界のドロドロは好きという人も多いようだ。また、女の嫉妬や野心、見栄や裏切りなどは怖いもの見たさというか、自分にも多少なりともあるものだからこそ、ドラマを見てスカッと解消したい気持ちもあるのかもしれない。初回の宮地奈央のファッションはとにかく「ダサい」らしい。そんなダサい真木よう子が成り上がっていくシンデレラストーリーを見て、この夏の暑さを吹き飛ばそう。
2017年07月11日女優の真木よう子、吉瀬美智子、伊藤歩、板谷由夏、長谷川京子が2日(日)、都内で行われたフジテレビ系連続ドラマ「セシルのもくろみ」の制作発表会見に出席した。ファッション誌業界を舞台に、専業主婦・独身・共働き・シングルマザーら様々な立場のオンナたちが“もくろみ”、ぶつかり合いながらも幸せを探していくストーリー。嫉妬を感じる瞬間を聞かれた真木さんは「女性に対して嫉妬することはない」というも「媚びを売れる人は羨ましい。そういうすべを知っている人。私はそういうのが全然できないので、器用な人がうらやましい」と告白。また一児の母親でもある真木さんは、同じく一児の母親である演じた主人公に「愛している人間が幸せで生きていることが一番の幸せ、というところは共感する。同じようなセリフが一話にあるけれど、元のセリフが伝わりにくいと思ったので、私が考えてちょっとだけ変更してわかりやすくしました」と母親としての思い入れを明かした。また真木さんは二児の母である吉瀬さんから「真木ちゃんが結構なお腹具合で、それを見てカッコいいと思った。どういう風に腹筋を作っていったのか、撮影現場で検証したい。そのくらい凄い。見事」と美ボディ絶賛。それに真木さんは「腹筋は前からずっとある。腹筋も50回連続で出来るので。中学の陸上3年間が効いているのかな?いま現在何をしているわけでもない」と淡々と解説していた。最後に真木さんは「これだけの美人女優が揃い、『またこのパターンね』と思われている方もいるかもしれないけれど、その想像の斜めの斜めの斜めの斜めの斜めの上を行く、ぶっ飛んだ面白いドラマ。最初から最後まで見てもらえればわかってもらえるはず」と自信を口にした。「セシルのもくろみ」は、7月13日より毎週木曜22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年07月02日作家・唯川恵の小説を原作に、真木よう子、吉瀬美智子、伊藤歩、板谷由夏、長谷川京子ら豪華キャストを迎えドラマ化する新木曜劇場「セシルのもくろみ」。この度、本作に登場する男性キャストが決定。金子ノブアキ、「チュートリアル」徳井義実、リリー・フランキーが、主人公をそれぞれサポートしていく役どころで参加することが分かった。本ドラマは、ファッション雑誌業界を舞台に専業主婦、独身、共働き、シングルマザーなど、様々な立場の女性たちがぶつかり合いながらも、幸せを探していくオトナの女性たちの物語。主演を務める真木さんが、ある日ファッション誌の読者モデルにスカウトされたことから人生が一変、これまで読んだこともなかったファッション誌の世界に足を踏み入れる宮地奈央役を演じるほか、奈央の憧れにして最大のライバルとなる「ヴァニティ」のカバーモデル・浜口由華子役を吉瀬さん、「ヴァニティ」のライターとして奈央とタッグを組む沖田江里役を伊藤さん、奈央をスカウトする「ヴァニティ」の編集部デスク・黒沢洵子役を板谷さん、「ヴァニティ」の元No.2モデルで、現在はテレビコメンテーターとして活躍する安永舞子役を長谷川さんが扮する。そしてこのほど発表された3人が演じるのは、“オンナのもくろみうごめく”ファッション誌業界で、一般主婦から読者モデルへと羽ばたき成長していく奈央をそれぞれサポートしていく役どころ。まず、人気ロックバンド「RIZE」のドラマーとしてだけでなく、「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」や先日放送終了した「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」クライマックスで、“最強の敵”として登場した金子さんが演じるのは、女性ファッション誌「ヴァニティ」の専属カメラマン・山上航平。イケメンで乗せ上手にして、プロ意識の高いモテ男という役どころだ。また、お笑い芸人として活躍する一方、バラエティ番組のMCや、俳優としても活動する徳井さんが演じるのは、奈央の良き理解者である“ジェンダーレス”のカリスマヘアメーク・安原トモ。奈央にとって絶対的な味方であり、現場で絶大な信頼を寄せる特殊な存在。そして、エッセイスト、デザイナー、俳優など様々な肩書を持つリリーさんが、女性ファッション誌「ヴァニティ」の編集長・南城彰役を。「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-2nd season」「最後から二番目の恋 2012秋」に出演してはいるものの、フジテレビ系連続ドラマにレギュラー出演するのは今回が初となる。今回の出演に関して「本当に楽しみです」と心境を語る金子さんは、「いろいろな場面で素晴らしいカメラマンと幾度も出会ってきました。いいキャラクターを作り上げることで、彼らへの敬意を表すことができればと思っています」とコメント。実は“シェンダーレス”な役は前からやってみたかったと言う徳井さんは、取材で「演じたい役柄は?」と聞かれたときは“オネエの殺人鬼”と答えたと話し、今回は「うっすらそこに近づいたかなと。面白そうな役だと思います」と期待。これまでにもコントで女装をすることも多かったと言う徳井さんは、「女性的な身のこなしなどはこれまでにも意識はしてきました。そういった部分を生かしてやっていきたいですね。女性の身のこなしの演技も嫌いではないので、もう準備はできているかもしれません(笑)」と気合十分だ。また、これまで様々な作品に参加してきているリリーさんだが、「これまでフジの連続ドラマには少しの出演はあるものの、全話を通して出ることがなかったもので、今回のドラマは自分の中では新しい経験です。また、出演者に女性がこんなに多いのも今回が初めてですね」と心境を語り、「編集長役はこれまでにも何度かやらせていただいていますが、変わった編集長役が多かったので、今回のようなしっかりした役は初めてですね。女性誌の編集部で“世渡りの上手い毒気の抜けたオジサン編集長”として、“男”を強く出さないように演じていきたいですね」と役作りについてコメントしている。そのほか、「ヴァニティ」の編集部員役に小野ゆり子、リリーさん演じる編集長の言動に右往左往する副編集長役に眞島秀和、セレブ主婦ライター役に石橋けい、安原と共に主人公を支えるスタイリスト役に伊藤修子、奈央の同期で“美脚美人”な新人主婦モデル役に佐藤江梨子、“セレブ風美人”な読者モデル役に藤澤恵麻、奈緒の夫役に宇野祥平、中学生の一人息子役に佐藤瑠生亮、奈央と学生時代からの地元の友達役に加藤雅人の出演も決定した。木曜劇場「セシルのもくろみ」は7月13日より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年06月22日真木よう子が主演を務め、吉瀬美智子、伊藤歩、板谷由夏、長谷川京子ら豪華女優陣が共演する新木曜劇場「セシルのもくろみ」。この度、本作のポスタービジュアルが完成。人気イラストレーター・maegamimami(マエガミマミ)のイラストとコラボし、独創的なビジュアルに仕上がっている。本ドラマは、ファッション誌「STORY」で2008年から2010年にかけて連載され、多くの共感を呼んだ唯川恵の同名小説が原作。ファッション雑誌業界を舞台に、専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど様々な立場の女性たちが、ぶつかり合いながらも幸せを探していくオトナの女性たちの物語。主演の真木さんが、日々の小さな幸せに満足していた体育会系の主婦だったが、ある日ファッション誌の読者モデルにスカウトされたことから人生が一変、これまで読んだこともなかったファッション誌の世界に足を踏み入れる宮地奈央役を演じるほか、奈央の憧れにして最大のライバルとなる「ヴァニティ」のカバーモデル・浜口由華子役を吉瀬さん、「ヴァニティ」のライターとして奈央とタッグを組む沖田江里役を伊藤さん、奈央をスカウトする「ヴァニティ」の編集部デスク・黒沢洵子役を板谷さん、「ヴァニティ」の元No.2モデルで、現在はテレビコメンテーターとして活躍する安永舞子役を長谷川さんが扮する。このほど公開されたポスタービジュアルには、赤い衣装を身にまとった真木さんら女優陣5人が写り、そのバックにはイラストで描かれた5人の女性が。このイラストは、いま若い女性を中心に人気を集めるイラストレーター・maegamimamiさんが担当。2013年よりmaegamimamiの名で活動を開始し、女性をモチーフにしたイラスト作品を数多く手掛け、女性誌、ウェブ、広告、ブランドとのコラボレーションを中心に活躍。さらに、その独創的なセンスを生かし、クッションなどの刺繍作品の制作や店頭ディスプレイを行うなど活躍の場を広げているmaegamimamiさん。近年では、ドラマ「カルテット」のポスタービジュアルのイラストデザイン及び、主題歌「おとなの掟」のジャケットの制作も手掛けている。“いい匂いのしそうな女の子が描きたい”というmaegamimamiさん本人のこだわりと、“女性としての生き方”を描いたドラマのテーマがマッチングし実現した今回のコラボポスター。女性ならでは嫉妬や策略、幸せそうに見られたいという虚栄心などがmaegamimamiさんの独創的かつ繊細でしなやかなペンタッチによって表現。美と欲望を体現した豪華女優陣の背景に大胆で毒気のある女性たちのイラストが描かれることで、密かにうごめく“オンナたちのもくろみ”が見え隠れしたポスタービジュアルとなっている。maegamimamiさんは、「いまや多くの女性たちが憧れてやまない“読者モデル”という存在。彼女たちが生きるファッション雑誌業界の中で繰り広げられる世界は、それを手に取る女性たちの目にどう映り、そして影響するのだろうかと興味が湧きました。作品に参加でき、光栄です」と今回の参加を喜び、「嫉妬も野心も、独占欲も好奇心も。ゴチャゴチャうごめく女の本性は、欲深くて時に残酷。誰の中にも潜んでいるであろうこの残酷さを“セシル”という架空の5人の存在に託しました」と思いを語る。また「架空の(イラストの)セシルという存在が、アートディレクター・吉良氏のセンスで見事に実写と絡み合い、素敵なビジュアルに仕上がりました。ドラマと共に、この夏の記憶の一部になっていただければ幸いです」とコメントした。また、本作のPRスポット動画では、maegamimamiさんが描く“一人の女性”が、真木さんら5人の女優たちと共演。ビジュアルとはまた違った、動きのあるmaegamimami作品も一緒に覗いてみて。木曜劇場「セシルのもくろみ」は7月13日(木)より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年06月20日とある誘拐事件に関わった3人の女性が、それぞれ「母になること」の喜びと痛みを知り成長していく姿を描く、沢尻エリカ主演ドラマ「母になる」が、先日ついにクランクアップを迎えた。現在、日本テレビ系で放送されている水曜ドラマ「母になる」。沢尻さん演じる生みの母・柏崎結衣と、小池栄子演じる育ての母・門倉麻子の対立や、そんな2人の思いを飛び越えるような息子・広(道枝駿佑/関西ジャニーズJr.)の恋や成長など、毎週予想を超える展開で大きな話題を呼んでいる本作。クランクアップの前に撮影されたのは、レコード会社でのシーン。板谷由夏演じる西原莉沙子がヘアメイクを担当するバンド「ツーオク」が所属するレコード会社に、結衣と広、莉沙子と繭(藤澤遥)の2組の母子が集まる。母・莉沙子を思う娘・繭の気持ちが溢れ出す感動のシーンが撮影された。ここで一足先に板谷さんと藤澤さんがクランクアップ。板谷さんには沢尻さんから、藤澤さんには道枝さんからそれぞれ花束が手渡され、“娘”とのクランクアップに板谷は「娘が“女優”になることができました」と絶賛し、「またいつか違う現場で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています」と笑顔を見せた。一方、沢尻さんと道枝さんの最後の撮影シーンは、親子が仲睦まじくレコード会社を後にするシーン。肩やおしりでつつき合いながら歩き、ニコニコ笑いあう姿はまさに“親子”そのもの。沢尻さんには中島悟監督から、道枝さんには櫨山プロデューサーからそれぞれ花束が渡され、沢尻と道枝は固く握手を交わすと、スタッフから大きな拍手が送られた。2月にクランクインしてから約4か月の撮影を終えた沢尻さんは、「長かったようであっという間でした。とても楽しかったです。現場のスタッフの方々、キャストの皆様に支えられ、乗り切ることができました。この役に挑戦できてよかったと思っています。この作品を通して、ひとつ成長できたかなと思います。またどこかで皆さんと会える日を楽しみに頑張っていきます。本当にありがとうございました」と挨拶。本作がドラマ初挑戦となった道枝さんは、「こんなに沢山の方々に囲まれてのお芝居はとても良い経験になりました。最後までやりきることができました。本当にありがとうございました」と感謝を述べていた。そしていよいよ6月14日(水)、最終回を迎える本作。麻子が東京を去ったことで、結衣はもう気持ちを切り替えると陽一(藤木直人)に宣言。そかし、やはり麻子への気持ちに決着をつけられずにいた結衣は、マラソン大会のお知らせを麻子に送ってしまう。しかし、広は桃に大学生の彼氏がいることを知り意気消沈、マラソン大会には誰も見に来ないで欲しいと言いだし、再び家族会議が開かれることに。迎えたマラソン大会当日、広はだれからの応援もなくスタートするのだが、結衣は家にいても落ち着かずにいた。そんな中、麻子はお知らせの紙を手にゴール地点に現われ…というストーリー。一体どのような結末を迎えるのか、最後まで見逃せない。「母になる」最終回は、6月14日(水)22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年06月12日沢尻エリカが母親役として主演を務める日本テレビ系ドラマ「母になる」。この度、5月10日(水)今夜放送の第5話に、ICONIQという名でアーティスト活動を行っていた伊藤ゆみが自身初となる“母親役”で出演することが決定した。本ドラマは、息子を誘拐された過去がある沢尻さん演じる主人公・柏崎結衣をはじめ、結衣のもとに戻ってきた息子が母と慕う女性・門倉麻子(小池栄子)、結衣のママ友・西原莉沙子(板谷由夏)が、それぞれ「母」として成長していく物語。再び施設で暮らすことになった広(道枝駿佑)が、戻る途中に姿を消してしまったところで終了した前回。第5話では、結衣(沢尻エリカ)は広が麻子のところに行ったのではないかと不安を抱くが、木野(中島裕翔)から今偉(望月歩)と一緒にネットカフェにいるのを見つけたと連絡がくる。「僕に任せて下さい」という木野の言葉を信じることにしたものの、結衣は心配で落ち着かない。広は、行方不明になっている今偉の母親がネット上の地図に写りこんでいるのを知り、居場所探しで結託していた。木野が立ち会う中、ようやくヒントを掴んだ広たちは母親に逢いにいくが…。同じ頃、麻子は一緒に飲みに行って意気投合した琴音(高橋メアリージュン)から、新しい仕事を紹介してもらっていた。それが柏崎オートの仕事とは知らないまま、里恵(風吹ジュン)にも会い、気に入られる。しかし里恵から、可愛がっている孫だと広の写真を見せられ――というストーリー。今回出演が明らかになった伊藤さんは、韓国でスカウトされ「sugar」として韓国デビュー。解散後はAhyoomee名義でソロとしての活動を経て、拠点を日本に移し、伊藤ゆみとしてCMや映画、ドラマに出演。さらに、留学後はICONIQとして再デビューし、その前には自分を変えようとする意気込みを形にするため長い髪を切り、ベイビーショートにしたことでも話題になった。本作で伊藤さんが演じるのは、結衣の息子・広の施設の先輩にあたる田中今偉の母・田中舞子役。公開された写真からわかるように、メイクも薄く、なにか深い理由があるような雰囲気…。その理由はドラマの中で徐々に明かされるという。3年ぶりとなるテレビドラマ出演に伊藤さんは、「初めての母親役に挑戦させて頂き、とても緊張しましたが、演じさせて頂く中で様々な母の愛のカタチが存在するんだなと深く考えさせられました。とてもいい経験をさせて頂きました」とコメントを寄せている。「母になる」は毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月10日女優・沢尻エリカが“母親役”に挑戦。小池栄子と板谷由夏らを共演に迎え、3人の女性が傷つきながらも「母になる」までを描いていく新水曜ドラマ「母になる」が、4月12日(水)今夜から放送開始となる。2001年春、両親を亡くし北海道から単身上京した主人公の柏崎結衣は、勤め先の書店で大学講師の柏崎陽一と出会い、やがて結衣が息子をお腹に宿したことをきっかけに2人は結婚する。結衣は陽一の母、里恵からも温かく迎えられ、陽一の上司である西原太治教授もキャリアウーマンの莉沙子とできちゃった結婚すると宣言。結衣と莉沙子は母親になる不安を抱えつつ励まし合う。そして、連続幼児連れ去り事件が世間を騒がしていた2008年、息子・広が3歳の春。いつものように幼稚園へ迎えにいったある日、目を離した一瞬の隙に広は姿を消す。同じころとあるアパートに暮らすOLの門倉麻子は隣の部屋の様子に不審を抱き、ドアを開けてのぞきこむと…。沢尻さんが演じる主人公・柏崎結衣は、北海道出身で19歳で上京、勤め先の書店で出会った大学講師との間に息子“広(コウ)”を宿したことをきっかけに結婚するが、その後、息子が誘拐され夫とも離婚、いまは一人でひっそりと暮らしている。そして9年間の空白を経て結衣のもとに戻ってきた息子が母と慕う女性・門倉麻子を小池さんが、結衣と同じくできちゃった結婚したキャリアウーマンで、結衣の息子が行方不明になった後も結衣を励ますママ友の西原莉沙子を板谷さんが演じる。人工知能の研究をしている大学の准教授だったが、息子の誘拐事件後ひきこもってしまう結衣の元夫・柏崎陽一には藤木直人。広と結衣が親子であることを突き止め再会に尽力する児童福祉士の木野愁平に中島裕翔。13歳になって母の元に帰ってくる結衣の息子・広には関西ジャニーズJr.の道枝駿佑。そのほか高橋メアリージュンらが出演する。また主題歌を安室奈美恵が担当。「かけがえのない存在を想う無償の愛、そしてその愛から芽生える真の強さを歌いました」という主題歌「Just You and I」にも注目だ。誘拐され一度は離れ離れになった家族。9年の月日を経て13歳になった息子が再び現れたとき、一度壊れた家族は再生できるのか?母親になるとは?家族になるとは?「母になる」は4月12日(水)22時~日本テレビ系で放送開始。(笠緒)
2017年04月12日明石家さんまが毎回大勢のゲストを迎えトークを繰り広げる「踊る!さんま御殿!!」の2時間スペシャルが4月11日(火)今夜放送され、女優の沢尻エリカが同番組初参戦!“お笑い怪獣”対“エリカ様”の爆笑トークバトルが繰り広げられる。今回のスペシャルは「話題の有名人」「毒舌サバサバ女子VSアナウンサー、キャスター軍団」の2本立てとなり、「話題の有名人」パートには沢尻さんのほか小池栄子、板谷由夏ら水曜ドラマ「母になる」のメインキャスト3人も登場。「最近ストレスに感じていること」や「私が出会った無神経な人」といったテーマでトークを展開する。今回が同番組に初登場となる沢尻さんは「最近、知らないうちにどんどん下着が無くなっている」とまさかの衝撃告白するほか、「母になる」で共演している子役に“股間目指して突撃された”際のリアクションなど、子役との爆笑エピソードも披露。さらに最近は「おとなしくて沢尻らしくない」と煽るさんまさんと沢尻さんのトークバトルも!?放送をお見逃しなく。おなじく「母になる」に出演している小池さんは泣く芝居を撮影するため気持ちを作っていた時に、助監督にまさかの行動をとられて台無しにされたエピソードを告白。板谷さんも撮影現場でスタッフに大声で叫ばれた無神経な言葉について明かす。そして独特の日本語が話題の滝沢カレンのゲストに登場。最近のストレスは“布団乾燥機を買ってからぐっすり寝てしまうこと”だという滝沢さんだが、実は女優志望とまさかの告白。果たして沢尻さんの反応やいかに。今回さんまさんと爆笑トークを繰り広げる沢尻さん、小池さん、板谷さんが出演する「母になる」は4月12日(水)22時~日本テレビ系で放送スタート(初回10分拡大)。本作で沢尻さんは息子を誘拐されてしまう母親・柏崎結衣を演じており、9年後、13歳になって結衣のもとに戻ってきた息子が母と慕っている女性・門倉麻子役で小池さんが、結衣のママ友である西原莉沙子役で板谷さんがそれぞれ出演している。また結衣の元夫・柏崎陽一に藤木直人、そのほか中島裕翔、関西ジャニーズJr.の道枝駿佑、高橋メアリージュンらが共演、母親になるとは?家族になるとはどういうことなのか?という物語が展開する。「踊る!さんま御殿!!」2時間スペシャルは4月11日(火)19時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年04月11日沢尻エリカが主演する4月期放送の新水曜ドラマ「母になる」。この度、本作の新たなキャストが発表され、藤木直人が主人公の元夫役で出演することが決定。また先日よりドラマがクランクインを迎えたことも明らかになった。3歳の春、愛する息子が誘拐された。いつもの幼稚園の帰り道。繋いでいた手を離した、ほんの一瞬。目を戻すと、そこに息子はいなかった――。そして9年の月日を経て、13歳になった息子が現れる。空白の9年間を埋められるのだろうか?一度壊れた家族をもう一度取り戻せるのだろうか?母親になるとは?家族になるとはどういうことなのか?本作は誘拐事件に直面した家族を通して、3人の女性が傷つきながらも「母になる」までの物語…。本作は3人の女性がそれぞれ「母」として成長する物語。そんな3人の女性たちには、息子を誘拐された過去がある主人公・柏崎結衣役を沢尻さん、結衣のもとに戻ってきた息子が母と慕う女性・門倉麻子役を小池栄子、結衣のママ友・西原莉沙子役を板谷由夏が演じる。今回新たに決定した藤木さんが演じるのは、人工知能の研究をしている大学の准教授だったが、事件後ひきこもってしまう柏崎陽一役。そしてさらに、陽一の母・里恵役に風吹ジュン、陽一と共に人工知能を研究していた大学の教授・西原太治役に浅野和之。そのほか高橋メアリージュン、藤澤遥、望月歩の出演も決定した。ドラマは先日クランクインを迎え、初日は沢尻さん演じる結衣と、藤木さん演じる陽一が出会った、16年前のシーンから撮影がスタート。約12年前にドラマで共演したという沢尻さんについて藤木さんは、「当時からすでに大人でしたね。大変な役柄なのに、しっかりとしていて、すごいなと感心していました。今回、まさか夫婦役をやらせて頂けるなんて思ってもいなかったので、足を引っ張らないように頑張りたいです(笑)」と当時をふり返り意気込み。一方、初日の撮影を終えた沢尻さんは、「やっていく中で少しずつ役の感じがつかめてきました。大変なのは、ちゃんと21歳に見えているかな?ということですね(笑)」とコメント。また藤木さんについて、「以前のドラマの現場では、役柄のせいもあってお話をした記憶があまりないのですが、印象はすごく知的な方というイメージです。今回の陽一という役にもすごくピッタリだなと思いました」と話している。「母になる」は4月期より毎週水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月21日女優・沢尻エリカが、4月期放送の日本テレビ系新水曜ドラマ「母になる」で主演を務めることが決定。共演には小池栄子と板谷由夏を迎え、3人とも“母親”役を演じるという。3歳の春、愛する息子が誘拐された。いつもの幼稚園の帰り道。繋いでいた手を離した、ほんの一瞬。目を戻すと、そこに息子はいなかった。そして9年の月日を経て、13歳になった息子が現れる。空白の9年間を埋められるのだろうか?一度壊れた家族をもう一度取り戻せるのだろうか?母親になるとは?家族になるとはどういうことなのか?これは、3人がそれぞれ「母」として成長する物語――。今回本作で主演を務める沢尻さんが演じるのは、北海道出身で19歳で上京してきた主人公・柏崎結衣。息子が誘拐された後夫と別れ、一人でひっそりと暮らしている。まだ実生活でも経験していない“母親”という役どころに不安があったと言う沢尻さんだが、「プロデューサーから『一から子育てをしていく役柄だから、そこはぶつかってもらえれば大丈夫』と言っていただいたので、そういう気持ちで思い切ってぶつかって演じていきたい」と意気込みを語る。また共演の2人については、「小池さんとは初共演、板谷さんとは前にもご一緒しているのですが、お2人とも一緒にいてリラックスできるし、あうんの呼吸でお芝居ができそうです」とコメントした。そして9年間の空白ののち、結衣のもとに戻ってきた息子が、母と慕う女性・門倉麻子を小池さん、行方不明になった後も結衣を励ます結衣のママ友・西原莉沙子を板谷さんが演じる。今回のオファーに、きっと話題になる作品になるだろうと思ったと話す小池さんは、「かなりチャレンジングな企画であり脚本なので、自分も携われてうれしいです。今回の役柄は、私にとっていままでやったことがない役で、絶対演じる価値のある役だと感じましたし、この役を演じる自分の姿を自分でも見てみたいと思いました」と早くも撮影を楽しみにしている様子。また「“母になる”ことについて私自身としては、一人でも産みたいと考えていて、その気持ちが高まっている時期でもあり、母親になる覚悟はできています。このドラマを通じて“母になる” ことについて、改めて考えることがありそうです。絶対に面白くなるという確信があるので、視聴者の皆さんにも信じて付いてきていただきたいです」と熱いメッセージを寄せた。さらに実生活でも母親の板谷さんは、「莉沙子のように、子どもを生んで育てながら『私は良い母親なのか?』と思う女性はいっぱいいる気がして、私もその一人なのかもしれません。“母になる”とはどういうことなのかは、実際に子どもを生んでも分からなくて。『お母さんって何だろう?』と私自身いつも考えていますし、永遠のテーマでもあります」と役と絡めながら話し、「この作品は、どんな立場の方にも響くはずですし、きっと視聴者の皆さんの心のひだに触れるようなものになると思います」とコメントした。「母になる」は4月期より毎週水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月09日今年もWOWOWが生中継する「第89回アカデミー賞授賞式」。日本時間2月27日に開催される今回、同番組のレッドカーペット・レポーターに女優の板谷由夏が就任。俳優の斎藤工もスタジオゲストとして参加することが決定し、WOWOWの映画情報番組「映画工房」のMCとして気心知れた2人が、映画界最大の祭典の生中継を盛り上げることになった。例年、「アカデミー賞授賞式」を独占生中継しているWOWOW。日本のスタジオのナビゲーターにはジョン・カビラと高島彩がすでに決定しているが、今回、「映画工房」でも名コンビを見せている板谷さんと斎藤さんが、レッドカーペット・レポーターと授賞式スタジオゲストにそれぞれ決定。アカデミー賞授賞式を間近で体験できる機会に「すごいことだと思います」とワクワクした表情の板谷さん。今回のオファーを聞いて「まずは斎藤工のことが頭に浮かびました」とのことで、「(2015年にレッドカーペット・ナビゲーターを務めた)工君にはいろいろと聞かなきゃと思って。とりあえず2年前の中継の映像を見ようと思っています」と意欲をコメント。一方、斎藤さんは体験談として「(アカデミー賞授賞式の)レッドカーペットの場はやっぱり生ものですから、状況がどんどん変わっていくんです」と指摘。さらに「僕のときは、ベネディクト・カンバーバッチやエディ・レッドメインといった人たちがいろいろと話をしてくれました。でもその一方で、時間の都合によりスルーしてしまった人もいたんです」と、惜しがりながら述懐。「彼らも授賞式前なので、並々ならぬ意気込みで来ている。だからこそ板谷さんがそこにいるだけで成立するんだと思います。やはり向こうのスターは、何かをかぎ取ることに長(た)けた人たち。同じ職業である板谷さんがそこにいるだけで、通じ合えることも多いんじゃないかと思います」とエール。そして「板谷さんは、ニュース番組で、各地の方々とも接していますが、そういう方たちであっても、来日しているハリウッドスターであっても、接し方が変わらないんです。肩書きや職業で分け隔てない心根を持っている人なので、すごくいい空気が生まれる予感がします」と期待を込める。そんなアドバイスを受けた板谷さんも、「楽しかったなと思えるようにしたいし、楽しいことだけを想像して行きます」と改めて決意を語った。アカデミー賞のノミネート発表は1月24日とまだ少し先だが、おそらく新海誠監督の『君の名は。』や、マーティン・スコセッシ監督が窪塚洋介や浅野忠信ら日本人キャストを起用した『沈黙-サイレンス-』など、日本に関連した作品が賞レースをにぎわす可能性は大きい。「いまはアニメを認めないといけない時代になっている。そんな時代を象徴するのが『君の名は。』だと思うので、ワクワクします」と斎藤さんが語れば、板谷さんも「わたしもワクワクします。『君の名は。』も含めて日本のアニメは世界に自慢できるものだと思うので、世界にどう評価されるのか。楽しみですね」と期待を寄せていた。なお、スタジオゲストには斎藤さんのほか、『ミュージアム』『3月のライオン』の大友啓史監督と、映画評論家の町山智浩氏も決定している。「レッドカーペット生中継!第89回アカデミー賞授賞式」は2月27日(月)9時~WOWOWプライムにて無料放送。「生中継!第89回アカデミー賞授賞式」は2月27日(月)[二・同時通訳]10時~、[字幕版]21時~WOWOWプライムにて放送。<関連番組>・「10分でわかるアカデミー賞の今」(全3回)1月16日(月)14時45分 ~ほかWOWOWシネマにて放送。・「アカデミー賞特集2017」1月23日(月)~2月28日(火)WOWOWシネマ&WOWOWプライムにて放送。・「生中継!第89回アカデミー賞ノミネーション発表」は1月24日(火)22時~WOWOWプライムにて無料放送。(text:cinemacafe.net)
2017年01月10日斎藤工と板谷由夏が出演するWOWOWの映画紹介番組「WOWOW映画工房」が開催中の東京国際映画祭にて開催され、3本の日本未公開映画が上映されると共に斎藤さん、板谷さんが熱いトークを展開!2人がダース・ベイダーの似顔絵を描くというコーナーでは思わぬ惨事が…。「WOWOW 映画工房×ジャパンプレミア feat.スター・ウォーズ in東京国際映画祭」と銘打って行われたこちらの企画。『スター・ウォーズ』に関する映画1本と、日本未公開の作品2本が“ジャパンプレミア”として日本の観客の前で初めて上映されたが、オールナイトに3本上映という強行スケジュールにもかかわらず多くの人々が劇場に足を運んだ。『スター・ウォーズ』に関わる作品として上映されたのは、ダース・ベイダーの“中の人”を演じてきたデヴィッド・プラウズに焦点を当てたドキュメンタリー映画『I AM YOUR FATHER』。斎藤さんはこの映画を観て、プラウズの存在について「日本人にとっても他人事じゃない!戦隊ものやライダーの“ショッカー”の中の人の存在とダブる!『スター・ウォーズ』がここまでヒットしたがゆえに、あることに巻き込まれていくのが描かれている。映画の裏側をここまで見せていいの?という作品」と熱く語り、板谷さんも「赤裸々に話してて、“中の人”は全身全霊でお芝居しているんだけど、だけれども…という作品」とうなずく。ここで、『スター・ウォーズ』も観たことがなくダース・ベイダーも知らないという観客のために、斎藤さんと板谷さんが30秒で似顔絵に挑戦!板谷さんは「子どもたちが『スター・ウォーズ』マニア。ライトセーバーが無駄に8本も家にある」と語り自信をのぞかせていたが、出来上がったのは何とも微妙なダース・ベイダー…。斎藤さんや司会の映画評論家の中井圭から「こういうおばあちゃん、巣鴨にいる」「むしろタイムボカンシリーズ?」などという声が上がり、斎藤さんは「表現者として信じられない」と厳しい評価!その斎藤さんの絵も、板谷さんよりもさらに「?」な出来栄えで「東大寺の門にいそう」などという声が上がり、人気俳優2人の絵心の悲惨さがあらわになった。ちなみに、その後、別の上映作で英国の疑似ドキュメンタリー『スティーヴとロブのグルメトリップ』に出演するスティーヴ・クーガンとロブ・ブライドンの似顔絵を描くという、汚名返上のチャンスが与えられたが、ここでできた絵はなぜか先ほどのベイダー卿と瓜二つという始末で会場は爆笑…いや失笑に包まれた。ちなみに、『I AM YOUR FATHER』『スティーヴとロブのグルメトリップ』に加え、もう1本上映されたの映画はペネロペ・クルスが主演・製作を務めた意欲作『あなたのママになるために』。乳がんの告知を受けた母親を主人公にした作品だが板谷さんは同世代の女優、そして母として強く感じるものがあったよう。斎藤さんも「普段、『泣けます』とか『号泣必至』と観る前に謳うのは良くないと思うんですが、これは嗚咽でした」と語り、劇中のペネロペのヌードについても「内側からの熱意をぶつけるってこういうこと。本質的な意味で“体当たり”とはこういうことだと震えました」と絶賛した。同時に、これほどの作品が日本で劇場公開されないという映画界の現状についても憂いていた。観客から寄せられた質問に答えるコーナーでは、「家で映画を観るときのお伴」というお題に、斎藤さんは「最近、1日仕事して家に帰ると脚がパンパンで…。脚に効くむくみを取るマッサージャーをします」と語り、板谷さんから「OLか!」と突っ込まれていた。(text:cinemacafe.net)
2016年10月29日俳優の渡辺謙が主演を務める山田太一脚本のドラマスペシャル『五年目のひとり』(テレビ朝日系、11月19日21:00~23:06)に市原悦子が出演し、渡辺と初共演を果たすことが19日、明らかになった。このドラマは、東日本大震災から5年が経過した東京のとある町を舞台に、渡辺演じる孤独な中年男・木崎秀次と、中学生・松永亜美の不思議な交流を通じて、震災のその後と再生を描くもの。今回、山田の強い希望を受けて出演する市原は、秀次と同郷で長い知り合いという花宮京子役を演じる。市原は、初共演の渡辺について「渡辺謙さんはよく気のついてくださる、やさしい方。俳優としてさまざまな"場"を知っている分、視野が広くて、それがとても頼りになりました」と印象を語る。一方の渡辺は、市原を「まさに"怪物"のような方ですね!」と表現。「こちらの予想をいとも軽々と超えてくるような、すばらしいお芝居をされるんです」とその理由を語り、「山田太一先生から託された際どいセリフも嫌味なく乗り越え、人間として強く投げかけてくださるところに、懐の深さを感じました」と絶賛している。秀次と交流する中学生役を演じるのは、蒔田彩珠。蒔田は渡辺について「もう存在が大きすぎますし、セリフを間違えたりしたら怒られてしまうのではないかとなんて、勝手に思っていたんです」というが、「実際は、私がミスしたら、ギャグのアドリブで返してくださるような面白い方」と、現場のムードをつくる座長ぶりを実感したそうだ。このほか、高橋克実、柳葉敏郎、木村多江、板谷由夏、山田優、関西ジャニーズJr.の西畑大吾らの出演も決定。秀次をアルバイトに迎え入れるパン屋の店主役を演じる高橋は、山田太一ドラマ初出演で「自分が山田作品に出演できるとは思ってもいなかったので感激しました!」と喜びを語っている。
2016年10月19日俳優・柄本佑が、伊原剛志主演のテレビ東京系ドラマ『ヤッさん~築地発! 美味しい事件簿~』(7月22日スタート 毎週金曜20:00~)に出演することが17日、わかった。同作は原宏一『ヤッさん』(双葉文庫)を映像化。移転前の築地市場を舞台に、宿無し無一文でありながら食の天才のヤッさん(伊原)が、柄本演じる青年・タカオとともに、"食"を冒涜するハイエナたちを成敗していく。NHK連続テレビ小説『あさが来た』の出演でも話題となった柄本は今回、職を転々とし、宿無しになってしまったところをヤッさんに拾われ、「食べ手」としての才能を開花させていくという役どころ。柄本はタカオ役について「ヤッさんをはじめ、すごい人たちが周りにいて、タカオは普通の人、むしろちょっとダメな人なので共感できることは多いです」と語る。また柄本は、朝は遅い時間まで寝てしまうため、「築地への憧れはありますが、なかなか機会がなくて……」とこぼすが、撮影で関わることになり「移転する前の築地の場内も見ることができて嬉しいです」と喜びのコメントを寄せた。弟・柄本時生も、同じくテレビ東京系の生瀬勝久主演ドラマ『侠飯~おとこめし~』(7月スタート 毎週金曜24:12~)に出演。ともに主人公の相棒役、人生に迷う青年役となり、テレ東ドラマを盛り上げる。他のキャストとして蕎麦が好きな女子高生・ミサキを山本舞香、築地の仲買人・正一を上地雄輔、韓国料理店の女店主・オモニを板谷由夏、老舗蕎麦屋の店主・橋田を里見浩太朗が演じる。
2016年06月17日テレビ業界の4月改編で、各局夜のニュースキャスターがガラッと入れ替わった。NHKとフジテレビは新番組がスタート、テレビ朝日とTBSはメインキャスターが交代し、かつてないほどの変化だ。スタートから2カ月あまり過ぎた今、「どんな特色があり、どんな狙いが見られるのか?」「どの人にどの番組が合うのか?」…それぞれの番組をチェックしたテレビ解説者の木村隆志が、おすすめのニュース番組を探っていく。○"3安"を手に入れた『報ステ』まずは、メインキャスターが古舘伊知郎から富川悠太アナウンサーに代わった『報道ステーション』(テレビ朝日系)。富川アナはスタート当初から、フィールドリポーターとして同番組に出演し、古舘が休んだときには代役も務めていたため、予想通り違和感はなし。情感たっぷりの語りで、たびたび発言が物議を醸した古舘とは異なり、富川アナは「安全、安定、安心」の"3安"。正確さと客観性を意識した姿勢は、そのまま「見やすさ、わかりやすさ」につながり、時折取材記者に対する熱く語りかけるシーンが好印象を与えている。テレビ朝日にとっても、古舘に支払っていた高額報酬が不要になった上に、視聴率も落ちていないのだからコスパはググッと上昇。放送内容のコントロールも含め、"3安"を手中に収め、今のところ死角は見当たらない。現在39歳の富川アナは、キャスターとして伸びざかりの時期。ドラマ出演歴もあるさわやかなイケメンで、2児の父親という家庭的な一面を持ち合わせているなど、とにかく好感度が高い。さらに、熊本地震が起きた日は、深夜までキャスターを務めたあと、翌日に現地入りするというフットワークの良さで株を上げた。良くも悪くもアクが強かった古舘とは正反対の存在感。「富川アナならではの色がない」なんて声もあるが、視聴者の目線まで降りる等身大のキャスター像は、むしろ現代にフィットした鮮やかな色に見える。○"ハードボイルド"が求められる『NEWS23』次は約27年の歴史を誇る『NEWS23』(TBS系)。こちらもメインキャスターが、岸井成格と膳場貴子から星浩に代わった。星は、同番組のパイオニアである筑紫哲也さんと同じ朝日新聞出身だけに、権力に屈しないジャーナリストとしてのコメントが求められている。星は『報ステ』でコメンテーターを務めるなど、テレビ出演の経験が豊富で、「権力に対して目を光らせる」と高らかに宣言したものの、ここまで特筆すべき発言はなし。政治家が出演したときも、「ズバッと切れ込む」というより「やわらかい語り口で進める」シーンがあっただけに、今後は「筑紫さんの『多事争論』のような議論を生み出すメッセージ性を生み出せるか」がカギを握る。ニュース番組に限らず、テレビ業界のMCが30~40代に若返りする中、60歳の星を起用したのは、強烈なコメント発信力が問われているから。「メディアの自主規制に嘆く視聴者の支持を集められるか?」「勇気ある提言や批判を発信できるか?」「一家言もつ人々を巻き込むようなコーナーを作れるか?」…他番組と比較した立ち位置を考えると、より"ハードボイルド"な姿勢に活路を見いだすのが得策だろう。現状では、サブキャスターやスポーツ・天気担当などキャストが総入れ替えされたことも含め、後手に回った感は否めず、星の得意分野である夏の参院選での巻き返しに期待がかかる。○近距離が売りの『ニュースチェック11』メインキャスターに『ブラタモリ』(NHK)で人気者となった癒やし系の桑子真帆アナを抜てきし、この春スタートした『ニュースチェック11』(同)は、前述した2つの番組とは大きく異なるコンセプト。スタジオの壁に書かれた「きょうのニュースがシャキシャキわかります!!」の通り、各トピックのニュースをテンポよく紹介するスタイルで、1つのニュースを掘り下げることはほとんどない。前身の『NEWS WEB』と同様に、視聴者からのツイートが常に表示されるなど、ネットを積極活用。ラジオのDJブース風のスタジオ、「くつろいで わたしといっしょに こんやもチェック11」(頭文字を読むと「く・わ・こ」)と書かれた貼り紙も含め、ポップなイメージがただよう。まさに、「サクッと知りたい人」に向けたニュース番組なのだが、最大の特徴は視聴者との距離感。桑子アナが「みなさんはどう思いますか?」「今の解説わかりましたか?」と視聴者に語りかけるシーン、至近距離から撮る小型カメラ、ネットを活用した双方向性など、距離の近さを感じる工夫が目立つ。また、番組ホームページには、その日放送した各ジャンル35本の全ニュースが掲載され、「知りたい人は、さらに詳しく理解できる」という視聴者への配慮もあり、ターゲットとなるネットユーザー層へのサービス精神を感じる。○"紗椰推し"に徹する『ユアタイム』もう1つの新番組『ユアタイム~あなたの時間~』(フジテレビ)は、放送前にショーンK降板騒動でさわがせたが、番組は予想以上のマジメ路線。モデルでオタクとしても有名な市川紗椰をMCに据えた以上、ライトなニュース番組だと見られていたが、フタを開けてみたらヘビーなムードだった。その理由は、市川を取り囲む共演者とスタッフの空気感。「報道」というアウェーに一人で乗り込み、慣れないキャスター業に緊張する市川の生き生きとした表情を引き出す出演者がいない。しかし、日進月歩。徐々に笑顔が増え、得意の熱いトークも交えるなど、キャスターとして成長の跡を見せはじめている。「何とか市川を盛り上げよう」というスタッフのフォローもやや空回りか。市川のコメントをトピックにした『SAYAのニュースなSASAYAKI』や、天気予報コーナーの『紗椰’sウェザー』に加え、スポーツコーナーの『相撲マニア紗椰の市川部屋』『市川紗椰を野球場へ連れていこう』、エンディングテーマの歌詞に「紗椰」というフレーズが盛り込まれるなど、視聴者イメージの定着に腐心している。これは裏を返せば、市川以外の出演者が目立たないことになり、彼女にかかるプレッシャーはますます強くなっていく。熊本地震の発生日に、報道特別番組に差し替えられてしまったが、そのような扱いのままでは、世間に対するメッセージ性や信頼性は低い。番組が始まったばかりの市川には酷だったのは確かだが、だからこそニュース番組の常識に縛られない放送ができたという見方もできる。他番組より放送開始時間が遅いだけに、既成の枠組みにとらわれない自由さと、女性キャスターならではのしなやかな番組作りに期待したい。○さらなるビジュアル強化の『ZERO』最後に忘れてはいけないのは、23時台の視聴率トップをひた走る『NEWS ZERO』(日本テレビ系)。この春からサブキャスターに元NHKアナウンサーで獨協医科大助教の小正裕佳子を起用した。小正のアナウンス力やキャリアに疑いはなく、「ミス東大」の美ぼうと頭脳も含め、番組のパワーアップは間違いない。さらに、芥川賞作家の芸人・又吉直樹(ピース)、フィギュアスケートの五輪メダリスト・高橋大輔をキャスターに加えるなど抜け目なし。もともと櫻井翔(嵐)、桐谷美玲、板谷由夏ら才色兼備のキャスター陣がそろい、ビジュアルの訴求度は抜きんでている。ここまでそれぞれの番組にふれてきたが、現場の熱をストレートに感じたいなら『報道ステーション』、星浩のオピニオンが聞きたいなら『NEWS23』、一日のニュースをサクッと知りたいなら『ニュースチェック11』、市川紗椰の成長を見守るなら『ユアタイム』、美男美女のビジュアルも楽しみたいなら『NEWS ZERO』と言ったところか。もちろん、経済情報を知りたい人に『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)は言うまでもないだろう。扱う話題が同じでも、伝え方によっては全く違うものに見えるのがニュース番組の面白いところ。まだまだスタートしたばかりだけに、「ハシゴして見るほどではないけど、1つに選んでしまうのはもったいない」かもしれない。あまり決めつけずに、「その日の気分に合わせて選ぶ」くらいの気軽さがあってもいいのではないか。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2,000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年06月13日映画『四月は君の嘘』が2016年9月10日(土)に公開される。新川直司による同名漫画を実写化。原作は、2011年5月から2015年3月にかけて月刊少年マガジン(講談社)で連載され、全11巻で累計発行部数400万部突破、第37回講談社漫画賞を受賞した人気作品だ。2014年から放送されたアニメも「SUGOI JAPAN Award2016」でアニメ部門一位を獲得するなど、各界から高い評価を受けている。本作のヒロインで自由奔放な個性派ヴァイオリニスト・宮園かをり役を演じるのは、『海街diary』で脚光を浴び、『ちはやふる-上の句・下の句-』などに出演している広瀬すず。そして、そんなかをりに惹かれていく元天才ピアニスト・有馬公生役を、NHK連続テレビ小説「まれ」や映画『orange-オレンジ-』、『オオカミ少女と黒王子』など話題作への出演が続く山﨑賢人が務める。他にも、公生に恋心を抱く幼馴染・澤部椿役にE-girlsの石井杏奈、かをりが恋をする公生の幼馴染・渡亮太役に中川大志、公生の母・有馬早希役に檀れい、瀬戸紘子役に板谷由夏が決定している。原作コミック1巻の表紙を忠実に再現したビジュアルも公開され、期待が高まる。また本作の主題歌が、いきものがかり「ラストシーン」に決定。こちらも劇場で楽しみたい。【作品情報】『四月は君の嘘』公開日:2016年9月10日(土)出演:広瀬すず、山﨑賢人、石井杏奈、中川大志、板谷由夏ほか©2016フジテレビジョン 講談社 東宝 ©新川直司/講談社
2016年05月01日WOWOWオリジナルドキュメンタリー「ノンフィクションW ハリウッドを救った歌声~史上最強のゴーストシンガーと呼ばれた女~」のトークショー付試写会が22日(月)都内で行われ、映画コメンテ-ターのLiLiCoとナレーションを担当した女優の板谷由夏が参加。LiLiCoさんは、現在の“野獣キャラ”確立のきっかけを明かした。映画『ウエスト・サイド物語』のナタリー・ウッド、『マイ・フェア・レディ』のオードリー・ヘップバーン、『王様と私』のデボラ・カー。彼女たちが劇中で歌うミュージカルソングは、時代を超えた名曲として語り継がれている。しかしそれらは、たった一人の女性によって吹き替えられた歌声だった。番組では数々の名作でスターの歌声を吹き替えたマーニ・ニクソンに密着。彼女の人生に迫ると共に、“ゴーストシンガー”の歴史を紐解く。LiLiCoさんは「とんでもない天才。発音や訛りを口の動きから真似る。癖のある方のモノマネってやりやすいけれど、さりげなくやって成り切らなければいけない。それができてしまうのが凄い」とマーニさんの才能を絶賛。板谷さんも「同じ人が吹き替えていたとは思わなかった。女優自身ももちろん上手いけれど、マーニの声を聞くと全然違う」と舌を巻いていた。またLiLiCoさんは、マーニさんの波乱万丈な半生に刺激を受けたようで「今年はポールダンスに挑戦してセクシーな女性になる。モテないキャラはもうやめた」と“脱・非モテ女子”を宣言。ターニングポイントの話になると「“王様のブランチ”を始めた時くらいに、ある人から“LiLiCoって日本人になり過ぎてつまらない”と言われた。それまではスウェーデンから日本に来て、日本人になろうと思っていたけれど、外国人の部分が消えてしまって、自分の個性がなくなっていた。そこからちょっとずつ戻していったら“野獣”になった」と現在のキャラ確立への道のりを回想した。さらに「芸能界にいる事が自分の人生」と言い切り「生放送番組をやっているので、放送禁止用語が怖い。それを言ったら築き上げてきたものが1秒で消えるから。だから放送禁止用語は普段から言いません。野獣なのにね」と高笑いしつつも、プロとしての自覚を伺わせた。WOWOWオリジナルドキュメンタリー「ノンフィクションW ハリウッドを救った歌声~史上最強のゴーストシンガーと呼ばれた女~」は、2月27日(土)13時~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月23日斎藤工と板谷由夏が10月23日(金)、第28回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ六本木ヒルズで、WOWOWの映画情報番組「斎藤工×板谷由夏 映画工房」放送200回を記念したトークイベントを行った。この日はトークイベントに加えて、番組でこれまで紹介してきたおよそ500本の映画から、斎藤さんが選んだニコラス・ウィンディング・レフン監督の『ドライヴ』、板谷さんが選んだジョン・カサヴェテス監督作『こわれゆく女』、そして、視聴者投票により選出された感動作『チョコレートドーナツ』の3本をオールナイト上映された。斎藤さんは『ドライヴ』に主演したライアン・ゴズリングを「女性のハートをつかんだ二枚目スターが、新たな表情を見せている」と絶賛。現在、同じ34歳で「僕なんて年収は2億分の一くらい。彼に比べたら、タクミの色気なんて安いもの。100均で売っている」と自虐的なコメントも飛び出した。また、飛び入り参加した『チョコレートドーナツ』のトラヴィス・ファイン監督が、来年夏にも東京・中野を舞台にした新作を撮影すると聞くと、斎藤さんは「スケジュール、空けておきます。現場の手伝いでも何でもします」と猛アピール。ファイン監督も「OK!」と前向きな姿勢を見せた。現在、中野でロケハンを行っているそうで、「もうすぐ脚本ができあがる頃。祖母、母、8歳の娘という三世代のアメリカ人親子が日本に引越し、人生が変わる物語です。その3人以外は、キャストもスタッフもほとんどが日本人になる予定」(ファイン監督)と説明していた。トークイベントの模様は、11月6日(金)に『ドライヴ』『こわれゆく女』『チョコレートドーナツ』と併せてWOWOWシネマで放送される。(text:cinemacafe.net)
2015年10月24日WOWOWの連続ドラマW『海に降る』の完成披露4K試写会が6日、都内で行われ、キャストの有村架純、井上芳雄、板谷由夏、時任三郎と山本剛義監督が出席した。10日にスタートする本作は、朱野帰子の同名小説を実写化したヒューマンドラマ。有人潜水調査船「しんかい6500」の女性パイロット・天谷深雪(有村)は、亡き父が話した"深海の宇宙"を追い求めて奮闘する――というストーリーで、ドラマは毎週土曜22時から放送する(第1話無料放送)。本作が連続ドラマ初主演となった有村は、「とにかくたくましくて、男気があって、格好良いなと素直に思わせてくれる役でした」と役どころを振り返ってにっこり。撮影は、舞台となるJAMSTEC(海洋研究開発機構)の全面協力を経て行われ、「毎日必死で、主演っぽいことは出来なかったけど、とにかく良い作品にしようという気持ちで走り切った。ハードで大変だったけど、本当に面白いドラマになったと胸を張って言いたい」と力強くアピールした。また、男性陣が多い撮影の中、"憧れの女優"板谷との共演を楽しみにしていたという有村は、「板谷さんがいるだけでホッとして、自然と演技も変わりました。私は大好きです!」と天真爛漫な笑顔で公開告白し、板谷は、「告白されちゃった……! ありがとう~」と大照れ。一方、亡き父を演じた時任は、回想シーンのみの出演だったため、"大人"になった有村を前に、「深雪~! 大きくなったなぁ。こんなに美しい女性に育つとは思ってなかったよ」と感激して観客の笑いを誘っていた。
2015年10月07日有人潜水調査船「しんかい6500」の日本人初となる女性パイロットが神秘的な深海の世界に身を投じていくWOWOWの土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 海に降る」の完成披露4K試写会が6日(火)、都内で行われ、連続ドラマ初主演を果たした主演の有村架純をはじめ、井上芳雄、板谷由夏、時任三郎、山本剛義監督が登壇。その最先端の映像美を熱くPRした。有村さん演じる天谷深雪は、亡き父・厚志(時任)の遺志を受け継いで組織の中で奮闘、深海の謎に命をかける女性パイロットだ。連続ドラマ初主演について有村さんは、「自分としては毎日が必死で主演っぽいことは何もできなかったですが、とにかくいい作品にしようという気持ちだけを持って、最後まで走り抜けることができました」と感無量で語った。その深雪の父で、自身もパイロット兼研究者だったが、志半ばで病死してしまう天谷厚志役の時任さんは役柄の感想について聞かれ、「難しかったです。最初から死んでいるので(笑)」と回想シーンのみの出演の苦労を告白。「だから、できるだけ彼女の記憶に残っている象徴的な父親像を演じられればと思い、頑張りました」と演じる上での工夫を明かした。大人になった“深雪”とは「現場で一度挨拶をした」だけだったそうで、成長した“深雪”を目の当たりにした時任さんは、「深雪―!大きくなったなあ!こんなに美しい女性に育つとは思っていなかったよ……すいません(笑)!」と父・厚志モードで久々の再会に感激!有村さんも「一緒にお芝居できなかったことが残念です」とはにかんだ。イベント終盤には、日本ドラマでは初となるHDR(ハイダナイミックレンジ)という最先端の映像技術で撮影された映像の一部も上映。明るさの幅が拡大する技術によって鮮明な表現が可能になった最新の映像を観た有村さんは、「現場で自分の目で見た、そのままが映っている気がしました。くっきりとした映像になっていてびっくりですね」と驚いていた。山本監督は、「20年前にハイビジョンが登場した時、ハッ!と息を飲みましたが、まだこんな映像があるんだなと、その息を吐き出しました(笑)。それくらい衝撃的でした。今後間違いなくドラマの表現の幅が広がります。そして、現場で映像が収録できなければ意味がないので、現場での力も試されていくと思います」と新技術の登場に期待感を示した。すでに1話を観て「本当に面白いドラマになっていたので、胸を張っておすすめしたい」と感想を抱いたという有村さんは、「撮影はハードで大変でしたが、皆で作り上げました。この先起こっていく人間ドラマを観てほしいですが、物語の舞台となっているJAMSTEC(海洋研究開発機構)という機関のことも知ってほしいです。気に入っていただけたら、広めてください」と最後に熱くPRした。なお、舞台あいさつ後には日本のドラマで初めてHDRで制作された第1話が日本で初めてお披露目された。放送はフルハイビジョン放送の予定。土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 海に降る」は、10月10日(土)放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2015年10月06日映画好きの俳優・斎藤工と板谷由夏、映画解説者の中井圭が映画の魅力を語り尽くす映画情報番組「斎藤工×板谷由夏 映画工房」。現在WOWOWにて放送されている本作だが、この度、10月22日(木)より開催される第28回東京国際映画祭で本作の放送200回記念イベントを開催することが明らかになった。東京国際映画祭開催期間中に行われる本イベントでは、、番組でこれまで紹介してきたおよそ500本の映画の中から、「斎藤工の1本」「板谷由夏の1本」、視聴者投票により選出された「あなたの1本」を上映する。斎藤さんの1本にはライアン・ゴズリングと鬼才ニコラス・ウィンディング・レフン監督がタッグを組んだ『ドライヴ』。板谷さんの1本は第47回アカデミー賞にノミネートされたジョン・カサヴェテス監督作『こわれゆく女』。あなたの1本には、公開当時、ミニシアター界の“台風の目”といわれ多くの人を魅了した感動作『チョコレートドーナツ』。そして窪塚洋介主演の『UGLY』を手掛けた柿本ケンサク監督を迎え、斎藤さん、板谷さんが製作総指揮を務めたショートムービー『ALL FOR CINEMA』を特別上映。本作には、主演で『GONIN サーガ』で大人の色気を振りまく安藤政信、ヒロイン役で『共喰い』の木下美咲が出演する。また本作の上映前には、斎藤さん、板谷さん、中井氏が登壇してトークショーも開催される。トークショーの模様は「WOWOWぷらすと」で会場から生配信するほか、11月6日(金)には上映作品と併せてWOWOWシネマで放送されるとのこと。「映画工房200回記念 みんなで選ぶこの1本 オールナイト上映会 in 東京国際映画祭」は、10月23日(金)21時よりTOHO シネマズ六本木ヒルズ・スクリーン2にてにて開演。第28回東京国際映画祭は10月22日(木)~10月31日(土)にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月07日若手女優・有村架純が連続ドラマ初主演を務める「連続ドラマW 海に降る」。この度、有村さんの脇を固める豪華キャストとして板谷由夏、時任三郎、原田知世らの出演が決定した。朱野帰子が執筆した同名小説をドラマ化した本作。海洋科学に関する研究機関、JAMSTEC(海洋研究開発機構)を舞台に、有人潜水調査船「しんかい6500(6K)」の運航チームに所属する天谷深雪(有村架純)は、6Kのパイロットになることを夢見ていた。父・厚志(時任三郎)もパイロット兼研究者だったが、志半ばで病死。深雪は、幼少期に父が話してくれた“深海の宇宙”を探索することを目標に、パイロット候補生として日々業務にいそしむ。そんなある日、深雪は6Kに搭乗するチャンスをつかむ。潜航直前、深雪は父のロッカーの中から1本のテープを見つける。そこに記録されていたのは、未知なる巨大な物体や深海に取り残されたパイロットたちの恐怖の映像であった。そこには父の最期の姿も映っていた。美しき深海とは程遠い、衝撃的な映像を目にした深雪は、激しい恐怖に襲われる。果たして彼女は、暗黒の深海から無事に帰還できるのか――。JAMSTECの全面協力を得て、2014年に完成25周年を迎えた有人潜水調査船「しんかい6500」を始めとした潜水船、研究船で撮影を行ない、リアルな深海世界、海洋科学技術の最先端を圧倒的なリアリティで描く本作。日本人初となる女性パイロットの天谷深雪を演じるのは、『ビリギャル』や「ようこそわが家へ」(フジテレビ)の有村さん。深雪をサポートしながら共に深海の謎に挑む地質学研究者、高峰浩二役の井上芳雄が好演する。今回発表された追加キャストには、JAMSTECの元パイロット兼研究者であり深雪の父・天谷厚志役に時任三郎、深雪の母・天谷直子役にWOWOWドラマ初出演の原田知世。そのほか、JAMSTECチームには、新理事長・石堂将司役に遠藤憲一、JAMSTECの広報戦略室長・正田眞美子役に板谷由夏、民間から来た技術センター長・陣内公彦役に竹中直人、JAMSTEC理事・皆川彰平役に平泉成、深雪の所属する有人潜水調査船「しんかい6500(6K)」運航チームの司令・多岐隆司役に西岡徳馬、潜航長・神尾宏役に筒井道隆、整備長・近藤恒哉役に高橋和也ら演技派俳優が集結している。以下、キャストコメント■板谷由夏(正田眞美子役)台本を開き、その世界に引き込まれ、ジェームス・キャメロン監督の映画『アビス』を思い出し、小学一年生の長男の本棚から海の図鑑をひっぱり出して「しんかい6500」を眺め、未知の世界に思いを馳せました。有村架純さん演じる深雪を、支えたいと思います。観てくださる方々がワクワクするような作品になりますように。私も楽しみです。■時任三郎(天谷厚志役)深海の有人探査をテーマとした話は、とても興味深い内容でした。実際に「しんかい6500」を見学させていただいたり、パイロットの方や関係者の方々のお話を伺ったりするうちに、とても夢のある仕事だと感じました。理想と現実の狭間で苦悩する登場者達の中で、天谷厚志はひたすら夢を追い続ける人物です。その夢を追う純粋さやひたむきさを表現出来ればと思っています。■原田知世(天谷直子役)私が演じる天谷深雪の母「天谷直子」はしなやかな心を持った女性です。 パイロットを目指し、時に挫けそうになりながらもひたむきに夢を追いかけてく深雪を、しっかりと受け止め、どんな時も温かく見守っていく母の姿が印象的でした。 深海の宇宙を追い求めた夫、厚志にとってそうであったように、深雪にとっても、 直子は帰る場所であり、灯台のような存在です。■遠藤憲一(石堂将司役)脚本を読んでワクワクしました。石堂は最後まで見ないと本意が分からない深さのある人物です。その深さの表現に四苦八苦しています。海洋研究者たちの葛藤や深海の魅力など、今までにないスケール感で描かれており、見ごたえのある連続ドラマです。キャスト、スタッフの熱い思いが画面いっぱいにほとばしっています。スリル満点の社会派ドラマであり、深く染み入る人間ドラマになっていますので楽しみにして下さい。土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 海に降る」は10月よりWOWOWにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月21日7月30日(木)、31日(金)、京都文化博物館別館にて、「音楽」と「おんなのこ」をテーマにした映画上映イベント「20HIVE Film Fes ‘15」が開催される。1日目となる30日(木)は、「おんなのこかんとく」をテーマに、「表参道合唱部!」(TBS)出演の森川葵主演『おんなのこきらい』の上演と監督トークショーや、立命館大学映像学部の女子学生による作品上映が行われる。31日(金)の2日目は「音楽で魅せる映画」をテーマに、テレビ朝日「相棒 Season4」や映画『百夜行』、アニメ「黒子のバスケ」などを手がけた福岡出身の脚本家・入江信吾が企画、製作、脚本を務め、落合モトキ、リリー・フランキー、板谷由夏、博多華丸ら福岡出身者が数多く参加した『なつやすみの巨匠』の上映と音楽監督の江崎文武によるトークショーが行われる。また同日、「Women in Japanese Film Industry」をテーマに、『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子、「私立探偵 濱マイク」シリーズの林海象、『おんなのこきらい』の加藤綾佳が登壇するトークイベントが開催される。主催団体の「20HIVE」は、“20代の巣”を意味する立命館大学映像学部の学生を中心とした団体であり、20代のアーティストやエンターテイナーのマネジメントやプロモーションを行う。新世代によるベテラン作家を巻き込んだイベントとして、注目を集めそうだ。「20HIVE Film Fes ‘15」は、京都文化博物館別館にて7月30日(木)、31日(金)開催。(text:cinemacafe.net)
2015年07月16日いよいよ今週18日(木)に最終回を迎える斎藤工主演のフジテレビ木曜劇場「医師たちの恋愛事情」。先週末クランクアップを迎え、斎藤さんと、ヒロインを務めた石田ゆり子から喜びのコメントが到着した。本作は大学病院を舞台に、医師たちそれぞれが「出世争い・恋愛・不倫・三角関係」などさまざまな“悩み”を抱えながら生きていく「医療ラブストーリー」。最終回では、斎藤さん演じる主人公の守田春樹と石田さん演じる先輩医師の近藤千鶴の恋愛を中心に、河合奈々(相武紗季)と高橋宗太郎(平山浩行)、市川友子(板谷由夏)と仁志祐介(伊原剛志)らの恋愛事情、さらに大学病院の経営本部長・渡辺幹夫(生瀬勝久)が絡んだ出世事情など、それぞれの人生の選択が注目される。出演者たちが続々とクランクアップしていく中、最後に撮影を終えた斎藤さんと石田さん。小雨が振る中での夜間ロケで撮影されたのは、春樹と千鶴が、それぞれの、そして2人の将来などについて話をする、最終回の中でも重要な見どころとなるシーンだ。台本にして4ページを超える2人きりの会話劇を見事に演じきり、クランクアップとなった。田中亮監督から花束、平野眞監督から、ドラマオリジナルの“金メダル”を受け取った斎藤さんは、撮影をふり返り、「私は、これまで“人運”のみでやってきました。主役という“玉”じゃないことは、自分でよく分かっているんですが、今日ここまでやって来られたのは、監督やゆり子さんを始めとした素晴らしいキャストとスタッフのみなさんのおかげです。本当に支えられるということは、こういうことだなと実感しました。情けない主演だったかもしれませんが、みなさんのおかげで務めあげさせていただいたことを感謝します。打ち上げではハメを外したいなと思います(笑)。お疲れ様でした」と感謝の言葉を述べた。そして石田さんは「本当に3か月間、ありがとうございました。本当に楽しかったです。連続ドラマというものは、これだけのたくさんのスタッフのみなさん、キャストのみなさんに支えられて出来上がっているということを、今回あらためて、深く感じました。またお目にかかれますように、わたしも日々精進します。ありがとうございました」と笑顔で語った。「医師たちの恋愛事情」は6月18日(木)22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月16日現在放送中の斎藤工主演ドラマ「医師たちの恋愛事情」(フジテレビ)。最終回に向けてストーリーは佳境を迎える本作だが、この度、出演者を激励するため主題歌を担当するシシド・カフカが撮影現場を訪れ、斎藤さんや、ヒロインの石田ゆり子と対面した。「医師たちの恋愛事情」は、大学病院を舞台に医師たちそれぞれが「出世争い・恋愛・不倫・三角関係」などさまざまな「悩み」を抱えながら生きていく「医療ラブストーリー」。斎藤さん演じる主人公の守田春樹と石田さん演じる先輩医師の近藤千鶴の恋愛を中心に、河合奈々(相武紗季)と高橋宗太郎(平山浩行)、市川友子(板谷由夏)と仁志祐介(伊原剛志)らの恋愛事情、さらに大学病院の経営本部長・渡辺幹夫(生瀬勝久)が絡んだ出世事情が見えてくる…。最終回の病院でのシーンの撮影が行われている現場に訪れたシシドさん。主題歌「Don’t be love/feat.斉藤和義」について聞かれると、斎藤さんは「歌が躍動している感じがします。僕たち二人がのんびりした雰囲気なので、そのテンションに“ムチ”打つような感じで、音楽を刻んでいただいています」と語った。またシシドさんと初対面という石田さんは「千鶴の目線で書かれた歌詞に勇気をいただきました。ドラマの撮影当初、役の方向性が、まだつかめない時に、主題歌で方向性が見えた部分もあり、改めて音楽の偉大さを感じました」と感動した様子で語った。シシドさんは「千鶴のことを想像しながら、歌詞を考えました。千鶴の“物腰は柔らかいけど、芯が通っていて熱いものを持っている”という性格ながら“恋から距離がある女性”ということで、イメージの熱をさますのが大変でした」と曲作りのエピソードを披露。さらに、実際に主題歌がドラマ放送時に流れた際には「恥ずかしい感じもしましたが、自分たちが作った音楽が、(ドラマの)世界観に放たれた瞬間だったので、とても興奮したのを覚えています」と明かした。さらに今夜放送の10話について、主演の2人は、「いままでで一番色んなことが一気に動き出すラストスパートの始まりの回だと思います。ただ、1話から共通しているのは、一人の問題が一人ではないというか、誰かと喜びも悲しみも共有しているということだと思います。そんな時間の蓄積によって、春樹の不安も個人のものだけでなく、春樹に突きつけられた問題は、みんながどこか自分の問題のように捉えている気がしているんです。一人じゃない感じがしています。このチームで色んなことを乗り越えるというミッションを視聴者の方も見届けていただきたいと思います」(斎藤さん)、「物語が大きく動き出します。千鶴が封印していたものを解く回でもあるので、ぜひ注目していただきたいと思います」(石田さん)とそれぞれ見どころを語った。「医師たちの恋愛事情」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月11日