味の素は8月、低カロリー甘味料「パルスイート カロリーゼロ」をリニューアルする。これを機会に9月2日、医療機関に勤務する管理栄養士100名と報道関係者を招いての「栄養指導のための食事管理&試食体験セミナー」を開催する。味の素はカロリー摂取量を控えている人にぴったりな糖類ゼロの「パルスイート カロリーゼロ」を、9年ぶりに大幅リニューアルする。今回開催されるセミナーは生活習慣病に対する関心の高まりを受けて、日常的な食事管理の重要性に注目してきた同社ならではの企画だ。当日は中高年層を中心に話題となっている“カーボカウント(低糖質食)”に着目した栄養指導、食事管理のポイントについて、管理栄養士の足立香代子先生・金丸絵里加先生の実践に基づいた解説と講演が予定されている。また、パルスイート カロリーゼロを使用した主菜・副菜・デザートの試食体験や、生活習慣病などの栄養指導に携わる栄養士・管理栄養士を対象に行った“食事管理実態調査”の結果発表など、充実の内容となっている。日時は9月2日(日)11時~14時。会場は「ホテルフロラシオン青山」(東京都港区) 1階 ふじの間。参加申し込みは8月20日までに氏名、電話番号、会社名、部署(媒体)名、住所、メールアドレスを添えてメールかFAXで受け付けている。定員を超えた場合は抽選となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日「一瞬でお料理上手になる」!魔法のレシピ雑誌やテレビメディアなど、多方面で今や人気沸騰中となっている、インナービューティープランナーで、管理栄養士の木下あおい。彼女が26日、東京、日比谷図書文化館で「一瞬でお料理上手になるごはんの魔法」(中経出版)の出版記念イベントをおこなった。身体のなかから美しくなることのできる美容食を、手軽に、美味しく毎日の食卓にとり入れてほしいと、情報発信を続けている彼女。「女子ご飯パワーで世界をハッピーにしていきたい」という。きらきら女子会イベントも大好評イベントでは、書籍購入者の女性限定40人を対象に、“きらきら女子会”としてトークショーを開催。体の内側を美人にする極意や、料理が苦手でも好きになれる方法などを紹介し、参加した女性らは真剣に耳を傾けた。オーガニック主体のお料理女子会「きらきら女子会」も運営している木下。このほかにも多方面で、美容にも良いオリジナルレシピの提案を行っている。この本を参考にすれば、料理が得意になれるだけでなく、お肌もプルプルの美人になれるとか。お料理大好き派も、ちょっと苦手という人も、食べてキレイを目指すなら、彼女のレシピを一度参考にしてみては。元の記事を読む
2012年05月28日2012年4月27日、料理研究家で管理栄養士の森崎友紀さんがブロガーを対象にしたイベントでサムスン電子主催の「GALAXY Note Class」に登場。「美肌」「旬」「ダイエット」という3つのテーマの料理レシピや、試作中の新しいレシピをNTTドコモの最新スマートフォン「GALAXY Note」を使って紹介した。今回のイベントでは森崎さんがGALAXY Noteで自ら撮影した料理の写真に、手書きメモ機能「Sメモ」を使って手書きコメントを入れた料理写真がGALAXY Noteを操作しながら会場のスクリーンに投影された。「旬」の料理レシピのテーマでは、「この季節はキャベツが旬です。キャベツはよい味の出汁がでるのでキャベツの真は栄養も豊富なので捨てずにスープの出汁などに使ってほしい」と美味しく食材を活用する方法も伝授。旬の食材は、値段も安く、普段より栄養素が豊富に含まれているので季節に合った食材を使った料理を作ることを勧めていた。森崎さんはGALAXY Noteの使い勝手について「写真に手書きのコメントが入れられたり、手書きのイラストも描いてすぐに送ることができて、仕事でもスタッフに伝えやすい」と語った。また「普段は自宅のキッチンで試作料理を作るときも、書いたり消したりするのでキッチンから離れたところでレシピを書いているけど、GALAXY Noteなら削りかすなども出ないのでキッチンでも衛生的に使えて便利」とGALAXY Noteの魅力を伝えた。●GALAXY Note SC-05D2012年4月6日に発売されたNTTドコモ「GALAXY Note SC-05D」は、スマートフォンより大きく、タブレットよりコンパクトな両方のいいとこ取りの新ジャンルの製品として今注目されている商品。5.3インチの大型ディスプレイに加え、付属のタッチペン「Sペン」を使って手書きのイラストや文字入力ができるのが特徴。次世代高速データ通信規格の「Xi」やワンセグにも対応。・ GALAXY Note 特設サイト ・ Facebook - Samsung Mobile Japan「GALAXY Note Class」
2012年05月01日いつのまにかズボンがキツくなってきて、「本気でやせないとまずいかも」と思うものの、一人暮らしで自炊は大変。仕事が忙しくて朝昼晩コンビニ食生活の自分にはダイエットは無理!なんてあきらめている人はいませんか。そんな人に朗報です。「コンビニは、カロリー表示や栄養表示がされているので、ポイントさえ抑えればダイエットできます」という、糖尿病外来・ふくだ内科クリニックの管理栄養士・西山和子(にしやま・かずこ)さん に、コンビニごはんでダイエットする方法を伝授していただきました。■1日に必要なカロリーを知る「太ってしまう最大の原因は、1日の摂取カロリーが消費カロリーよりも多すぎること。まずは自分の適性カロリーを知ること」だと西山先生は話します。「年代ごとに必要な適性カロリーの平均データがありますが、身長や1日の運動量によって個人差があるので、自分の身長をもとに計算するのがおすすめです。適性カロリーを出すには、まずは自分の身長に対する標準体重を計算します。標準体重は、身長(m)×身長(m)×22によって求められます。例えば身長が160cmの人なら、1,6(m)×1,6(m)×22=56.32kgになります。次に、デスクワーク中心で、あまり動いていない人は、標準体重に25~30(キロカロリー)を掛けます。営業などで汗ばむくらい動く人は、30~35(キロカロリー)を掛けます。つまり、身長160 cmでほどほどに動く人の場合は、56.3×30=1689キロカロリーが1日に必要な適性カロリーになります。その適正カロリーに合わせて食事をすると、標準体重にだんだん近づいていくことになります。2~3日に1回は体重計で確認する習慣もつけるといいですね」(西山さん)■主食+主菜+副菜2品が基本「自分に必要なカロリーが計算できたら、それを朝・昼・晩と3等分し、夜の摂取カロリーを少し軽めにするのがダイエットのコツです」と西山さん。日中は動くことで消費カロリーが多いので、「減らした分を朝・昼に分配してもやせることができる」のだとか。しかし、カロリー以内であっても栄養のバランスを考えて食べることが大事だと言います。「日本人にあったエネルギー比率を元に計算すると、ごはんやめん、パンなどの炭水化物は1日250~300g、肉・魚・大豆などのたんぱく質は60~70g、脂質は50gぐらいをとるのが理想です。1回の食事で、主食+主菜+副菜2品をとると、だいたいこの比率になります」(西山さん)そこで、おすすめの朝・昼・晩の献立を西山さんに聞いてみました。「朝食の場合、総菜パンならホットドッグや卵サンドイッチ、おにぎりならさけや豚の角煮を選ぶと、それだけで主食と主菜がとれるので、あとはビタミンや食物繊維の多い野菜サラダ、野菜ジュース、バナナ、ヨーグルトなどをプラスするようにしましょう。昼食でお弁当類を選ぶ場合は、煮物などの野菜が付いたものに、野菜サラダや具だくさんのカップみそ汁を添えましょう。お弁当のご飯は200g以上の量がある場合は残すようにしてください。とはいえ、ご飯は食物繊維が豊富で糖質の吸収を穏やかにするので、ご飯抜きは厳禁です。カロリーオーバーならご飯を減らすのではなく、肉類で調節しましょう。冷やし中華、パスタ、サラダ巻きなどを選ぶ場合は、単品で主食と主菜・副菜がとれるので、もう1品野菜を足してください。夕食は軽く済ませたいものです。男性ならばおにぎり2個に、タンパク質はゆで卵1個か、冷ややっこ程度で。それに野菜2品を足してください。小柄な女性の場合、おにぎり2個は多いので、炭水化物はおにぎり1個にスープ春雨などでとるとよいでしょう。ただし粉末スープは塩分が多いので、半分にしてください」■これはダメ!コンビニダイエットのNG集西山さんによると、「野菜が少ないと、エネルギーやたんぱく質の代謝に必要な栄養素が不足してしまい、太る原因になってしまいまう」とか。野菜の種類もたくさんとった方が良いそうで、「野菜をとるときには、カラフルにするのがコツです。赤・黄・緑・白・黒・紫など、楽しみながら野菜の色探しをしてください」(西山さん)NGメニューについて聞いてみると、「まず避けたいのは、めん類+おにぎりなど、『炭水化物同士の組み合わせ』はダメです。焼きそばパンも同じです。菓子パン+カフェオレのように、『糖質+糖質』も避けたいパターン」とのこと。また、意外とカロリーが高い商品もあるそうです。「手巻きずしはさっぱりとしているイメージですが、すし酢には砂糖が含まれているので、おにぎりよりもカロリーが高くなります。また、バターは大さじ1杯でも約100キロカロリーあるため、デニッシュパンはもちろんのこと、いちごジャムとバターをはさんだコッペパンも高カロリー。この場合は、バターを取り除くことで簡単に約100キロカロリーダウンできます」(西山さん)さらに注意点として、西山さんは次のように言います。「弁当やサンドイッチに含まれる保存料などの食品添加物の種類によっては、人間の腸内にある良い菌の活動を抑えてしまうものもあり、おなかの不調の原因に。納豆やヨーグルトなどの発酵食品を意識的にとって良い菌を増やすようにしてください」とはいえ、最近のコンビニでは健康志向が高まったこともあり、低カロリーの和食や無添加素材のお総菜が充実してきました。例えば、セブンイレブンでは管理栄養士が考えた「健康応援日替わり弁当」を事前注文できるというシステムもあります。まずは、商品を買う前に、カロリー表示&栄養成分表をチェック!これを怠(おこた)ることなく、西山さんのアドバイスに従ってチョイスするとカロリーコントロールが簡単にできそうです。ぜひとも習慣にしましょう。監修:西山和子氏。糖尿病外来のふくだ内科クリニック(大阪市淀川区。に勤務する管理栄養士。糖尿病、生活習慣病、肥満、メタボリックシンドロームの対策を中心に、パーソナルな食事指導にあたっている。(下関崇子/ユンブル)【関連リンク】【コラム】管理栄養士が教える。飲みすぎはデブのもと!【コラム】コーヒー、チョコはOK?栄養士に聞く仕事に集中できる食材とは?【コラム】一人暮らしの男子でも試してみたくなる節電レシピ
2011年08月15日節電が必要となりそうな今夏。となると、いつものようにクーラーを使うわけにもいきませんから、例年以上に暑さを感じる夏となりそうです。では、そんな暑い夏でも、私たちに涼しさや元気を与えてくれる食材はどのようなものがあるのでしょうか?健康食の宅配サービスを行うミールタイムの栄養士・細川真喜子さんにお話を伺いました!■夏バテに効く食材・料理豚肉・ウナギ……エネルギー代謝を上げるビタミンB1を豊富に含んでいるオクラ・山芋……ネバネバの成分であるムチンが消化器の粘膜を保護し、たんぱく質等の栄養素の消化吸収を助けるレモン・酢……酸味のある食べ物にはクエン酸が多いため疲労回復効果もあり、食欲を増進させるこの辺りは夏バテ対策の定番食材といったところでしょうか。オクラや山芋は調理にそれほど手間がかからず、おそばやご飯に混ぜられるのでぜひ活用してほしいとのこと。■身体を冷やす料理ナス・トマト・きゅうり……夏野菜は特に栄養価が高く、身体を冷やす効果があるスイカ・オレンジなどの果物類……果物は水分が豊富で、身体を冷やすだけでなく清涼感も味わえる野菜は火を通すと身体を温める食材にもなります。サラダを食べる場合には、夏バテに効くお酢やレモンをベースにした酸味のあるドレッシングを使うと良いかもしれません。■身体を温める食材かぼちゃ・さつまいも……カロリーの高い食材は身体を温めてくれるショウガ・ニラ・唐辛子……身体を温める定番食材。ショウガや唐辛子などは少量でも新陳代謝を高める効果がある体を温める食材は暑い季節には敬遠しがちですが、夏バテ予防にもなるので、少量でも体に取り入れることがいいそうです。クーラーが苦手な方は、オフィスにショウガ湯を用意しておくのも良いかも。上記を踏まえて、暑さに効く料理をご紹介いただきました。■暑さに効く料理冷しゃぶ……ゆでた後しっかり冷やした豚肉をおろしポン酢で。野菜を取れるのも◎ギョーザ……豚肉と野菜が入ってスタミナもバッチリ。お酢を多めにしたタレを使えばさらに効果的冷しゃぶは簡単なので、料理が苦手な人でも手軽に作れそうですね。そのほかでは、やはりめん類が食べやすく、先に挙げたオクラや山芋をおそばに、トマトなどの野菜は冷製パスタに使うと食べやすいようです。最後に、暑い夏の食生活について、注意すべき点を伺いました。「暑さを回避しようとして冷たい物を過剰摂取すると、内臓を中心に身体が冷え過ぎてしまい、かえって食欲の低下や便秘を引き起こします。食欲が出ないときは、クエン酸を意識的に取って食欲を増進し、冷温ともにバランスよく食べることが大切です」(細川さん)暑いからと食生活を変えるのではなく、むしろ変えずに維持することが、夏の暑さを乗り切る一番の秘訣(ひけつ)なのかもしれません。(J.B.河合+プレスラボ)ミールタイムネット細川さんをはじめ、栄養士が考案した食事を宅配するオンラインショップ【関連リンク】【コラム】東急ハンズがセレクト!夏を乗り切る「冷え冷えアイテム」とは?【コラム】医師の98%が「今年は熱中症、脱水症状が例年よりも増える」【コラム】日常生活で感じる女性が苦手な男性のにおいって?
2011年08月04日飲み会の翌日、体重計に乗ると太っていた、なんてことはよくあります。「飲み過ぎると太ってしまう」ということは感覚的には分かっていますが、お酒は一体どのぐらいのカロリーになるのでしょうか?お酒好きには気になる「お酒とカロリーの関係」について、糖尿病と肥満の専門外来・ふくだ内科クリニック(大阪市淀川区)の管理栄養士・西山和子さんにお話をうかがいました。■アルコール度数が高いお酒ほど高カロリー――お酒と肥満の関係について教えてください。西山さん「アルコール飲料に含まれる糖類と純アルコールに分けて考えると分かりやすいでしょう。糖類は腸からブドウ糖として吸収され、エネルギーとして『人体で代謝できる』材料となるので太ります。純アルコールはアルコール度数で表示され、そのお酒に含まれるアルコールの濃度を指し、一般的にはお酒の強さの目安となります。専門的には、純アルコール1グラム=7.1kcalで栄養価の計算をします。100ミリリットル=100グラムではなく、お酒の種類ごとに変化します。たとえばビール(淡色)の場合は、100ミリリットル=100.8グラムとなります。一般的には、おおまかに摂取カロリー=容量(ミリリットル)×表示のアルコール度数割合(%)×7kcalを目安とすれば理解しやすいでしょう。たとえば、アルコール度数が5%表示のビールとアルコール度数が15%表示の日本酒の100ミリリットルあたりのカロリーを比べた場合、ビールは約35kcal、日本酒は約105kcalとなり、計算しやすいです。ご飯はお茶碗1膳(ぜん)が平均的に150グラム=240kcalですが、ここでは計算しやすく、軽く1膳(ぜん)120グラム=200kcalとすると、ビール約570ミリリットル(中ジョッキ1杯強)、あるいは日本酒を約190ミリリットル(コップ1杯強)飲むことは、ご飯1膳(ぜん)を食べることと同じ計算になります。ですから、アルコール度数が高いお酒ほど、高カロリーだと覚えておくとよいでしょう」――では、「アルコールの適量」とは、どのぐらいの量のことを言うのでしょうか。西山さん 「1日の摂取カロリーの目安はデスクワークなど動きの少ない男性で1,600~1,800kcal、女性で1,400~1,600kcalです。1日3回の食事とのバランスを考えると、アルコールはし好食品ですから、1日200kcalまでが適量といえます。200kcalの目安は、『ほろ酔い気分になってきた段階』です。そのあたりでとめておくと太ることはなく、健康に良い飲酒となります」――お酒を飲んだ日はご飯を減らすことで、カロリーの調節はできますか?西山さん「できません。人の体ではアルコールを直接エネルギーとして利用するための機能が不充分です。一方で、お米やパンは消化分解されて、体内にブドウ糖として吸収されると速やかにエネルギーとして燃焼されるので、お酒をたくさん飲んだ日に、一食分を減らす方法での調節は望ましくないのです」――お酒を飲むときに、一緒に食べるとカロリーの上昇が抑えられる、太りにくい食べ物はありますか。西山さん「食物せんいが豊富なものを選んでください。腸からのブドウ糖の吸収速度をゆるやかにすることと、せんいに吸着させて油脂を体外に排泄する効果があります。特に、食事の最初に、野菜やきのこ類、ワカメやもずく、めかぶなどの海藻類を食べておくと、あとから食べる料理の過剰な油脂の吸収を防ぐことができます。また、たんぱく質を一緒にとることで、肝臓の代謝を助け、アルコールの解毒やカロリー代謝がスムーズになるので、植物性たんぱく質の豊富な冷ややっこ(湯豆腐)やえだまめをおつまみとすることをおすすめします。避けたい料理の代表は、お肉の脂身や鶏の皮などに多い動物性の脂肪(飽和脂肪酸)です。アルコールとの相乗効果で血糖(血液中の糖分)がジワジワと増加し太る原因となりますので、これは極力抑えるようにしましょう」――「ビールや日本酒は太りやすく、焼酎やウイスキーは太りにくい」と聞きますが、本当ですか?西山さん「カロリーは、種類ではなくて、含まれる糖質の量とアルコール度数(濃度)で決まるので、お酒の種類だけで『太る、太りにくい』ということを判断することはできません。確かにビール、日本酒は焼酎などの蒸留酒(穀物などを発酵させてつくったお酒を、蒸留させてアルコール濃度を高めたお酒)に比べて糖質が多く含まれていますが、その量はビールジョッキ1杯で、スティックシュガー約5本。しかしアルコール飲料のカロリーの大半はアルコールの濃度によります。お酒のなかのアルコールの割合で決まるわけです。度数が高いほどカロリーは多くなりますので、度数が低いお酒を選ぶか、度数は高くても飲む量を控えるのか、をあらかじめ決めておくことが大切です」――チューハイやカクテルなどの甘いお酒は太りやすい、というイメージがありますが、いかがでしょうか。西山さん「果汁を加えていたり、砂糖シロップ(たとえばメロンシロップ)を加えていたりするものは、糖質が加わっているため太りやすい飲料だと言えます。生レモン果汁でも、カロリーはあります。缶チューハイなど市販のアルコール飲料は、カロリーの表示を見て確認するクセをつけるようにしましょう」■太りにくいアルコールの目安は「生ビール1杯」ではここで、お酒のカロリーを具体的にご紹介します。●主なお酒/100ミリリットルあたりのカロリー(1杯の目安)・生ビール/約35kcal(中ジョッキ1杯……約180kcal)・チューハイ/約54kcal(ジョッキ1杯……約140kcal)・グラスワイン赤、白/約73kcal(グラス1杯……約110kcal)・シャンパン/約100kcal(グラス1杯……約80kcal)・日本酒/約105kcal(とっくり1本……約200kcal)・焼酎/約145kcal(コップ1杯……約250kcal)・梅酒/約162kcal(コップ1杯……約162kcal)●カクテル/100ミリリットル当たりのカロリー(1杯の目安)・カルアミルク/約122kcal(グラス1杯……約205kcal)・カシスオレンジ/約101kcal(グラス1杯……約176kcal)・キール/約42kcal(グラス1杯……約70kcal)居酒屋ではおなじみの、「取りあえず、生(ビール)で!」という注文で、約180kcal、つまりほぼ1日の目安量を飲むことになるのです。でも、乾杯の1杯で我慢するというのはなんとも忍びないもの。なにかよい方法はないものでしょうか。――太りにくいお酒の飲み方を教えてください。西山さん「飲み物が手元にないとさみしいものですね。そこで、グラスを2個用意し、アルコールの横に水やお茶をセットして、交互に飲むと良いでしょう。お酒の中でも、おすすめは焼酎のお湯割りです。そもそも100グラム当たり、清酒には5.0グラム、ビールには3.1グラム、ワインには2.0グラムの糖質が含まれていますが、焼酎やウイスキーにはほとんど含まれていません。そこで、焼酎を熱いお湯で半分以下に割りましょう。熱ければ少しずつしか飲めないうえに、少量でも体が温まってアルコールが回りやすいので、飲みすぎない効果もあります。焼酎が飲めない人は、ほかに薄く割って飲むことができる同じ蒸留酒のウイスキーやブランデー、糖質が少なめなワインなどもおすすめします。ただし、ワインをボトルで頼むと、大きいもので750ミリリットル(550kcal)となります。もったいないからと、二人で1本をあけてしまうとカロリーはやや多めですので、2~3人の場合はグラスで頼むようにしましょう」食事には気を配ってもお酒のカロリーはノーマークだったという人、どきっとしませんでしたか。「アルコール度数が高いほど高カロリー」だと知っているだけでも、お酒を選ぶときに気をつけることができます。また、よく飲むお酒のカロリーをチェックしておくと、ふと思い出したときに飲み方を工夫することができそうです。監修:西山和子氏。糖尿病・肥満外来のふくだ内科クリニック(大阪市淀川区。勤務の管理栄養士。糖尿病、生活習慣病、メタボリックシンドロームの患者さんを対象に、パーソナルな食事指導にあたっている。(岩田なつき/ユンブル)【関連リンク】【コラム】男性が胸キュンするかわいい女性の酔い方を大検証!【コラム】苦い××デビューの思い出【コラム】20代に聞く「年とったな~」と感じる瞬間は?
2011年07月13日