2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、乳がん検診でしこりが見つかったときの話を描いたマンガを紹介します。2年ぶりの乳がん検診で右胸に充実性腫瘤(じゅうじつせいしゅりゅう)があることが判明したエェコさん。マンモグラフィーとエコーによる再検査を受け、医師からの診断を待つだけとなりました。がんだったらどうしようかと思うエェコさんに告げられたのは……。★前の話検診先から紹介された病院でマンモグラフィーとエコー検査を受けたエェコさん。大きなトラブルもなく検査は進み、あとは医師から検査結果を聞くだけになりました。医師から検査結果を告げられたエェコさんは、病院を出て涙を流しながら夫に電話をかけました。このころちょうどニュースでは、アナウンサーの小林麻央さんが乳がんで亡くなったことが報道されていました。母をがんで亡くしていた私は「もしがんだったらどうしよう」という不安を抱えており……。診断待ちの間は悪いことばかりを考えてしまっていました。検査の結果は……がんの心配はないということでした。充実性腫瘤は何らかの細胞成分で満たされた腫瘤なのだそうで、その中身が悪いものであればがんの可能性を疑ったりするのだそうです。しかし、私の場合はそういうことはなく、今後は年に1回検診を受けるだけで大丈夫だと言われました。母の姿を見ていた私にとって、現段階で乳がんの可能性を否定してもらえたことは安心につながりました。再検査までの1カ月間、不安や恐怖で精神的にもつらかった私。夫に電話をしたとき、緊張の糸が切れて思わず泣いてしまいました。このことを受け、乳がんだけではなく子宮がんの検診なども受けるようになりました。自分や家族のためにも、健康に生きることは本当に大事だと思わされた経験でした。--------------医師から検査の結果、がんの心配はなく今後は年に1回検診を受ければ大丈夫だと言われたエェコさん。このことを受け、エェコさんは家族や自分のためにも定期的な検診が必要だと感じたそう。自分の体がどういう状態なのか知ることはとても大切ですから、検診を受けていないという人はこの機会に受けてみてはいかがでしょうか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2023年03月16日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、乳がん検診でしこりが見つかったときの話を描いたマンガを紹介します。2年ぶりの乳がん検診で胸にしこりがあることが判明したエェコさん。大きな病院を紹介され、再検査をすることになりました。ついに再検査の日を迎え、緊張と不安を抱えながら病院を訪れるとやさしそうな放射線技師の方が出迎えてくれました。そんな放射線技師に対し、エェコさんが心を傷める事態が発生し……。★前の話エェコさんは右胸に充実性腫瘤(じゅうじつせいしゅりゅう)が見つかりました。「もしがんだったらどうしよう……」と不安に思いながら、マンモグラフィーとエコーによる再検査を受けることに。まずはマンモグラフィーをおこなうことになりました。痛いことで有名なマンモグラフィーですが、エェコさんが痛みを感じたのは胸ではなく、心のほうだったそうです。待ちに待った再検査の日がやってきました。この日まで「がんだったら……」と不安になったり「私は子どもたちのために生きる!」と前向きになったり、情緒不安定な日々を過ごしていました。初めてのマンモグラフィーで緊張していたのですが、技師さんはとても丁寧な人で親しみやすく必要以上に緊張せずに済みました!検査着に着替え、早速検査開始。マンモグラフィーでは乳を驚くほどぺったんこにさせられたのですが、想像していたよりも痛くなくしゃべる余裕もありました。技師さんいわく、年に一度くらい巨乳でうまく撮ることができないことがあるのだとか。それから、大きさに関係なく生理前など胸が張っているときは痛いみたいです。胸はまったく痛くなかったのですが縦に胸を挟む際、おなかの肉が邪魔をしてうまく挟めず……。肉を引っ込める作業を技師さんに2回もさせてしまい、心が痛くなってしまいました(笑)。痩せたい……! と強く思わされた出来事でした。マンモグラフィーの後、エコー検査をおこないあとは結果を待つのみになりました。--------------初めてのマンモグラフィーで不安はあったものの、滞りなく検査を進めることができたエェコさん。しかし、縦方向に胸を挟むときにおなかの肉まで挟んでしまいそうになり、放射線技師に肉を引っ込められたのだとか。そのとき、エェコさんは自分の体形のせいで……と申し訳なく感じてしまったそう。相手にとってはよくあることなのかもしれませんが、恥ずかしいやら申し訳ないやら……複雑な気持ちになってしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2023年03月11日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、乳がん検診でしこりが見つかったときの話を描いたマンガを紹介します。2年ぶりの乳がん検診で胸にしこりがあることが判明したエェコさん。大きな病院を紹介され、再検査をすることになりました。再検査まで「もしがんだったらどうしよう」と不安になっていたエェコさんの元に舞い込んだのは、アナウンサーの小林麻央さんが亡くなったというニュースでした。テレビから目を離せなくなってしまったエェコさんの元に……。★前の話右胸に充実性腫瘤(じゅうじつせいしゅりゅう)が見つかったエェコさんは1カ月後に再検査を受けることになりました。再検査までの間、がんで亡くなったお母さんのことを思い出したり、ネットで悪い情報に目が向いてしまったりしてしまい、不安な日々を過ごしていました。そんな中、小林麻央さんが乳がんで亡くなったというニュースを目にしたエェコさん。言いようのない恐怖で心がいっぱいになったとき、エェコさんに手を差し伸べてくれた人とは。私の母は乳がんで右胸を全摘したものの、がんが再発してしまい亡くなってしまいました。母が闘病していた姿や、母の葬儀で泣く父の姿は今でもよく覚えています。さらに、再検査までの間に小林麻央さんの訃報がニュースで流れており……がんへの恐怖とショックで言葉を失い、テレビから目が離せずにいました。もし私も同じように乳がんだったら……と悪い方向への考えばかりが浮かんでしまい……。そんな私の様子をおかしく思ったのか、娘が私のほうへ寄ってきて「ママどしたの〜?」と言いました。そのとき、私には娘も息子もいる、子どもたちのためにも死ねない! と思いました。まだはっきりと診断されたわけでもないのに何を怖がっているのかと、沈んでいた気持ちが少しだけ浮いたのです。子どもだけではなく、私には趣味のヲタ活だってあります。子どもが成人するまでは……孫を見るまでは……推しイベントを見るまでは……。そう思うと、とにかく死ねない!! と吹っ切れてきたのです。そこからはなるべく悪い情報を目にしないように意識しながら生活しました。--------------不穏な様子のエェコさんに何かを感じたのか、娘がエェコさんに寄り添ってくれたのだそう。エェコさんは、娘を見て「子どもたちのために生きる!」と決心しました。すると、頭の中いっぱいに広がっていた不安や恐怖も少し落ち着いてきたのだとか。エェコさんを救ってくれたのは子どもたちの存在でした。皆さんは何かに救われた経験はありますか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2023年03月08日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、乳がん検診でしこりが見つかったときの話を描いたマンガを紹介します。2年ぶりの乳がん検診で胸にしこりがあることが判明したエェコさん。大きな病院を紹介され、再検査をすることになりました。がんでお母さんを亡くしていたエェコさんは、自分もがんになってしまったらどうしようと怖くなりネットで医師に言われたことを調べてみると……。★前の話エェコさんは乳がん検診でエコー検査をしてもらったところ、右胸に充実性腫瘤(じゅうじつせいしゅりゅう)が見つかりました。そこで思い出したのは、高校3年生のときにがんで亡くなったお母さんの姿でした。検診での結果について、夫に報告しなければいけないと思ったエェコさん。お父さんにも報告するか迷いましたが、お母さんの葬儀で泣き叫ぶお父さんの姿を思い出し、報告することをためらってしまいました。私の母は乳がんで右胸を全摘し、抗がん剤治療などをおこなっていました。最初の手術から8年後、がんが再発した母は、私の高校の卒業式から3日後に亡くなりました。父はプライドが高いものの打たれ弱く、母の葬儀のときにはまるで子どもかのようにわんわんと泣いていました。私はひとりっ子なので、父には私しかおらず……そんな私が母と同じようにがんになったかもしれないとわかったらどう思うかを考えると、父に腫瘤が見つかったことは言えませんでした。検診を受けた病院から大きな病院を紹介され、そこで再検査を受けることになったのですが1カ月後でないと検査できないということで、再検査まで時間が空いてしまいました。再検査までの間、腫瘤が悪いものなのか不安で、早く再検査して結果が知りたい! と焦燥感に襲われていました。そのせいか、ネットで腫瘤について調べる日々。しかし、悪い情報ばかりに目がいってしまい、その悪い情報に対する安心を求めてまた別の悪い情報にたどり着いてしまうという負のループに……。しかもその当時、アナウンサーの小林麻央さんが乳がんで亡くなったというニュースが連日報道されていました。小林麻央さんと同じように夫や子どもがいる私にとっては他人事ではなく、「もし私も同じ病気だったら?」「私も死んでしまうの?」と精神的に不安定になってしまっていました。--------------お母さんをがんで亡くしていたことから、人一倍がんに対する恐怖心があるエェコさん。再検査までの間、ネットでいろいろなことを調べてしまい、余計に不安になってしまっていました。さらに、小林麻央さんが亡くなったというニュースを見てしまい、精神的にかなり不安定になってしまう状態に。自身の経験やネットの情報など、さまざまな要因が重なってしまったエェコさんの不安は計り知れませんよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2023年03月07日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、乳がん検診でしこりが見つかったときの話を描いたマンガを紹介します。2年ぶりの乳がん検診で胸にしこりがあることが判明したエェコさん。そこで思い出したのはがんで亡くなったお母さんの姿でした。自分自身の過去を振り返り、もし自分もがんだったらと思ってしまったエェコさんは……。★前の話乳がんかもしれない可能性が浮上し、エェコさんの頭に浮かんだのお母さんのことでした。エェコさんのお母さんは乳がんになり、右胸を全摘した過去がありました。その後、エェコさんのお母さんは治療を続けていたものの、がんが再発してしまいました。お母さんが闘病していたころのことを思い出し、エェコさんは自分の子どもたちのことを考えました。乳がんが見つかった母は、即入院となり、右胸を全摘する手術を受けました。先生から「10年再発しなければ心配はいらない」と言われていたので、それを信じて治療を頑張っていました。しかし、私が高校2年生のころ、母の足に痛みが出始めました。もうこのときには歩くことも困難になるほどだったので、母は仕事を辞めました。乳がんの手術をした病院とは違う病院で調べてもらったのですが異常は発見されず……。一向に良くならないということで、手術をした病院で検査してもらった結果、がんの再発が発見されました。がんが再発したのは、最初の手術から8年くらいたったころ。母がぽつりと「あと2年だったのになぁ……」と言っていたことが忘れられません。その後、母は私の高校の卒業式の3日後にこの世を去りました。もし私ががんだったら、母のように長く闘病しなければならないのかと思いました。それだけではなく、当時母の看病をしていた自分が感じていたものを、自分の子どもたちにも味わわせるのかと思うととてもつらかったです。父から母が「もう帰ってこれない」と聞いたとき、顔半分がまひして母の顔が変わってしまったとき、お見舞いに行ったら病室が集中治療室になっていたとき……思い出すだけでも胸が締め付けられてしまいます。自分の胸にあるしこりが母と同じものだったら……そう思うといろいろな考えが止まらなくなってしまいました。--------------がんが再発し、気付いたときには骨にまで転移してしまっていたというエェコさんのお母さん。入院したお母さんが家に戻ることはなく、エェコさんが高校を卒業したころに亡くなられました。お母さんとの闘病生活を思い出し、もし自分ががんだったら子どもたちにも同じ思いをさせてしまうだろうと思ったエェコさん。母親になったエェコさんにとって、子どもにつらい思いをさせてしまうことは耐え難いでしょうね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:ピンクのぷにぷにを口に…双子姉妹が大騒ぎした検査項目とは!? #アラフォー双子の矯正日記 13★関連記事:「しなだれちゃう!」再建した乳頭を保護するアイテムは超身近なものだった! #乳がん絵日記 45★関連記事:「しこりがあるね」腫瘤って何!? 大きな病院を紹介され #乳がん検診でしこりが見つかった話 1著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2023年03月05日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、乳がん検診でしこりが見つかったときの話を描いたマンガを紹介します。2年ぶりの乳がん検診で胸にしこりがあることが判明したエェコさん。自分がもしかしたら乳がんかもしれないと思ったとき、エェコさんの脳裏にある人物の姿がよぎって……。★前の話エェコさんは乳がん検診で、右胸に充実性腫瘤というものが見つかり、大きな病院で再検査を受けることになりました。医師は大丈夫だと思うと言っていたものの、エェコさんの中には大きな不安が渦巻いていました。エェコさんが不安になっていた理由は、エェコさんのお母さんにありました。エェコさんのお母さんは、乳がんになってしまった経験があったのだそうです。私の母は、私が高校3年生のときに亡くなりました。死因はがんでした。小学4年生のとき、母と一緒に買い物へ行った帰りに母が自分の胸を触らせてくれたことを今でも覚えています。夏場だったので服も薄手のものを着ていたのですが、その上からでもわかるくらい硬く、石のようなしこりがありました。母は「右胸にゴツゴツしたしこりがあるの……」と言い、そのしこりががんであるということも理解していたようでした。しかし、怖くて病院には行けないと言って、まだ病院へは行っていませんでした。私は幼いながらもがんは死ぬ病気かもしれないということはわかっていたので、母に病院へ行くように言いました。何が母の心を動かしたのかはわかりません。ですが母はその後病院へ行き、乳がんだと診断され、即入院して右胸を全摘出しました。母はパートとして働いていた上に家事や育児で忙しい人でした。思い返してみれば母が検診に行っていた……という記憶がありません。それががんの発見を遅らせていた一因なのかもしれない、と今では思います。--------------お母さんが乳がんになっていたことが、エェコさんの不安を膨らませていた要因でした。エェコさんのお母さんは忙しい人だったということで、検診に行く時間もなかなか確保できていなかったのだそう。そして、気付いたときには右胸を全摘しなければいけないほどに乳がんは進行してしまっていたのだとか。知らず知らずのうちに大きな病気になってしまっていたときの恐怖は計り知れませんよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2023年03月03日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、乳がん検診でしこりが見つかったときの話を描いたマンガを紹介します。役所からがん検診の通知を受け取ったエェコさん。前に検診を受けたのは2年前だったため、まずは乳がん検診から受けてみることにしました。すると、医師から「しこりがあるね」と言われてしまい……。★関連記事:「すぐに受診してください」人間ドックの結果は衝撃的なもので… #乳がん絵日記 1約2年ぶりにがん検診を受けることにしたエェコさん。まずは乳がん検診を受けようと思い、近所の病院を受診しました。いつもであればあっさりと終わるはずのエコー検査でしたが、今回はどうやら同じ場所を念入りに調べているようでした。私は役所からの手紙をきっかけに、久々に乳がん検診を受けました。エコー検査だけだったのですが、いつものようにサクッと検査する感じではなく、やたらと同じ場所を調べているなと思いました。その後、しこりがあると言われ触診をしてもらいました。しかし、触診ではしこりは確認できなかったのだそう。先生によると、右胸の上のほうに充実性腫瘤(じゅうじつせいしゅりゅう)、左胸の上にものう胞という水がたまっている状態のものがあるということでした。この病院ではマンモグラフィーができないということだったので、別の大きな病院を紹介されました。病院では無意識に動揺を我慢してたみたいで、病院を出てひとりになった途端に冷や汗が噴き出し心臓がバクバクしてきました……。--------------2年ぶりに乳がん検診を受けたエェコさんの胸には充実性腫瘤とのう胞というものが見つかりました。病院では医師の話に対しても明るく受け答えしていたエェコさん。しかし、病院を出てひとりになった瞬間、自分の胸にしこりがあることに対し不安を覚えました。言われたときはなんとも思わなくても、後から驚いたり不安になったりすることってありますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2023年03月01日がん検診のついでに受けた内診で病気が見つかりました。重い月経など思い当たる節が多く、ホルモン薬服用で治療を始めることにしました。ちょっと面倒な副作用を乗り越えた先には、痛みのない生活がありました。ホルモン薬服用による治療についてお話しします。★関連記事:「子宮が張り裂けそう!」深夜に突然下腹部が痛み出した原因は… #アラフォーの気にし過ぎな毎日 26がん検診のついでに「子宮腺筋症」が判明事の発端は、2020年秋に自治体からの案内で子宮がん検診を受診した際のこと。オプションで内診のエコー検査もできると聞き、「アラフォーだし……いろいろ心配だし……」となんとなく依頼しました。すると内診しながら先生が「あなた子宮が大きいわね」と言うのです。内診台を下りて診察室に入り、詳しく説明を聞きました。先生の診断は「子宮腺筋症の疑い」。子宮腺筋症とは、子宮内膜に似た組織が子宮内の筋層の中で増殖する病気です。子宮の筋層が肥大するので、子宮が大きくなるとのこと。「月経の量や痛みは強いほうじゃない?」と聞かれ、「はい!」と即答すると「やっぱり」。過多月経や月経痛も子宮腺筋症の主な症状なのだそうです。たしかに人よりも月経が重いほうだという自覚はあり、時々鎮痛剤を飲むこともありました。しかし、在宅で仕事をしているのでいつでも好きなときにトイレに行けることもあって、自分の中で困った感じは強くなかったのです。黄体ホルモン薬を服用することに当時私は42歳。医師によると、これから月経を重ねるたびに症状が悪化する可能性があるとのことで治療をすることにしました。そこで、「ジエノゲスト」という黄体ホルモン剤の薬を服用することになったのです。服薬すると女性ホルモンのエストロゲンが抑制されて排卵が止まり、月経が来なくなります。子宮内膜の増殖を抑制する効果もあるとのこと。「これで痛みを止められますよ」と言われ、特に困ってはいないつもりでしたが、ホッとした自分がいました。しかし、副作用もあります。最も気になるのが、おりもの程度から月経時と同程度くらいの不正出血が見られるというものでした。先生からは「不正出血は徐々に減るはずですが、大量に続くようなら受診して」と、薬剤師からは「念のため毎日ナプキンをつけておいたほうが良いでしょう」とのアドバイスをもらい、朝晩にジエノゲストを服用する生活が始まりました。痛みがなくなって我慢に気付く…!ジエノゲストを服用し始めて1週間ほどで、月経のような量の出血が5日ほど続きました。しかし、腹痛は月経痛よりもずいぶん軽かったのです。これでラクになると思いきや、それからは生理4日目くらいの出血が1カ月ほど続きました。中途半端にだらだらと続く出血にうんざり。痛みはないものの、「これなら普通に月経が来たほうがマシかも……」と思い始めた矢先、2カ月目の半ばくらいで出血がおりもの程度まで減少。これには心底安心しました。また意外なうれしさとして、月経時以外の慢性的な腹痛がなくなったことが挙げられます。慢性的ゆえに「おなかが痛い」という自覚はなかったのですが、いざ痛みがなくなってみるとおなかがスッキリ穏やかなのです。「これが普通の状態か……」と思うと、以前は無意識ながらずいぶん我慢をしていたのだなと思いました。まとめジエノゲストの服薬を始めて2カ月目ごろに受診したとき、「どのくらいで子宮が元の大きさに戻るのですか?」と尋ねたら、「まだかかりますよ。半年くらいしてからまた内診してみましょう」との返事でした。ジエノゲストを服薬したことで、今まで月経痛や慢性的な腹痛などに、無自覚に耐えていたことがわかりました。機会があるときに検査をしてもらうことが大切なのだなと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/サトウユカ著者/にかねこ(42歳)童顔&早生まれで、若く見られがちだったが、40代に突入して一気に加齢が加速。今まで感じなかった不調が現れるたび、これが更年期?とおびえている。娘は9歳。ストレス解消は猫を吸うこと。
2023年02月20日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。1年ぶりに健康診断を受けることになったへそさん。まずは乳がん検診を受けることになりました。乳がん検診を受けるための検診車に乗り、着替えていると……!?★前の話健康診断の会場で迷子になり、係員の手を借りながら乳がん検診の会場までたどり着くことができたへそさん。乳がん検診は検診車の中でおこなわれるということで、車の中で服を脱ぐことに。そこでへそさんはとあるものを見つけました。こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。健康診断で乳がん検診を受けられるということだったので、マンモグラフィーの検査を受けることにしました。事前の案内では、検査着を用意していないのでケープなどの胸を出しやすいものを持参するように言われていました。私はケープなんて気の利いたものは持っていなかったのですが、さすがにひとりだけ胸を丸出しにしている訳にもいかず……家にあったボタン付きのストールを持って行きました。しかし、検診車の更衣室に入るとまさかの使い捨てケープが置いてありました。更衣室から検査室まで2mくらいの距離だったのですが、そこを行き来するためだけに使い捨てケープがあるなんて、少しもったいないような気もしました。ケープを置いているならそう言ってくれればいいのに〜と思いながら、私はストールではなく、使い捨てケープを着用。ケープを着終わり、鏡を見てみるとそこには芸人の今くるよさんのような姿になった自分が!! 思わず「どやさ!」と言いたくなってしまいました(笑)。ー--------------乳がん検診を受ける人に対し、ケープなどの着替えを持参するように案内があったようです。へそさんはケープを持っていなかったので、ボタン付きのストールを持参しました。しかし、会場には使い捨てケープが用意してあり、へそさんはストールが荷物になってしまったと感じたそうです。備えあれば憂いなしと言いますから、例え荷物になったとしても準備して行くことは大切ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2023年02月13日2児の母親である、もいもい(moimoimoi2712)さんは、娘さんの乳児検診での出来事をInstagramに投稿。多くの人が、クスッとさせれています。ひと通り検診を終えた後、保健師の女性から「何かほかに聞きたいことはないか」と聞かれた、もいもいさん。娘さんの後頭部の形が気になっていたため、相談をしてみると…。「全然大丈夫だと思いましゅ!」赤ちゃんに優しく話し掛けながら、もいもいさんの質問に丁寧に答えていた、保健師さん。つい、語尾が赤ちゃん口調になってしまったようです…!投稿には「いい話で和むでしゅ」「なんでもなくてよかったでしゅ」など、赤ちゃん口調のコメントが多数寄せられており、クスッとさせられています。保健師さんいわく、赤ちゃんの後頭部が平らになるケースは珍しくなく、成長とともに気にならなくなることが多いそうです。優しい言葉をかけてもらい、さらにかわいらしい『いい間違え』まで聞けて、心がほんわか癒された、もいもいさんなのでした。[文・構成/grape編集部]
2023年02月02日子供と一緒に参加できる、キッズパークを会場にした「ママのためのがん検診体験イベント」を企画・運営する「ママのがん検診応援プロジェクト」(事務局:一般社団法人シュフレ協会/所在地:神奈川県横浜市/代表理事:武次 直美)は、2021年6月にスタートした「乳がんエコー検診無料体験会」に続いて、2022年11月25日「子宮頸がんHPV検査無料体験会」をスタートしました。「子宮頸がんHPV検査無料体験会」は、子宮頸がんについての正しい知識の啓発を目的にしたイベントで、子宮頸がんに関する無料セミナーに加えて、自宅で好きな時に受けられる子宮頸がんHPV検査キットを配布。検査キットの使い方の説明や検査後のアフターフォローまで無料で行うことで、子宮頸がんHPV検査に対する不安や疑問を解消し、定期的な検査習慣をつけていただくことを目指しています。■子育て中のママの「子宮頸がん」に対する意識子育て中のママたちに「子宮頸がん検診」の受診状況についてアンケートを実施したところ、出産前は7割以上のママが検診を受診していたにも関わらず、出産後は76.7%のママが検診を受診できずにいるという結果となりました。また、子宮頸がんに関する基本的な知識を問うクイズを出題したところ、3問全てに正解したママはわずか13.7%でした。乳がんについての同様のクイズの正答率が44.2%であったことと比較しても、子宮頸がんについての関心の低さがわかります。これは子宮頸がんについての正しい知識を学ぶ機会が少ないこと、子育てや家事・仕事に追われて自分の健康について意識を向ける余裕が少ないこと、子どもの預け先の確保など受診に至るまでのハードルが高いことなどが原因として考えられます。第一回「子宮頸がんHPV検査無料体験会」に参加した子育て中のママたちからは、「子供のことも大切だが自分の時間もとるようにしなくては、ゆくゆくは家族に迷惑がかかると感じた」「子宮頸がんのリスクがこんなにも高いことを知らなかった。検査を定期的に受診することで早期発見ので今後も継続して受診したい」などの感想が届いています。グラフ■「ママのためのがん検診体験イベント」について子育て世代のママたちのがん検診の受診率を向上し、早期発見・早期治療につなげ、家族の笑顔と未来を守ることを目的としたプロジェクトです。屋内型キッズパークを会場にし、子どもと一緒に参加できる「がん検診体験イベント」を開催するなど、ママのがん検診が子どもにとっても楽しい思い出となるような企画を運営しています。2021年6月から2022年9月までに「乳がんエコー検診無料体験会」を横浜市内で計17回開催し、述べ445名のママが参加しています。参加者のうち3割の138名に何かしらの所見が出ていることからも、定期的な検診の重要性がわかります。また2022年11月の第一回「子宮頸がんHPV検査無料体験会」では定員となる30名のママが参加。ヒトパピローマウイルス(HPV)の検査キットを使った自己検査を行い、現在専門機関によって結果の分析が行われています。<イベントの様子>ママがイベントに参加しているあいだ、子どもたちはキッズパーク内で遊んで待ちます。見守りスタッフを配置しているので安心して遊べます。ママがイベント参加中の子どもたち子宮頸がんセミナー風景乳がん検診モデルキットによる自己触診指導■ママのがん検診応援プロジェクト OFFICIALサポーターの募集についてがん検診の重要性を啓発し、ママたちのがん検診受診率の向上を目指す「ママのがん検診応援プロジェクト」の趣旨に賛同し、応援してくださる企業および各種団体の皆様からのご協賛を募集しています。詳しくは、ホームページをご確認ください。 ■ママのがん検診応援プロジェクト 事務局・事務局 : 一般社団法人シュフレ協会(代表理事 武次 直美)・所在地 : 〒224-0066 神奈川県横浜市都筑区見花山1-30 見花山3階・電話 : 0120-72-1010・ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月26日■久ぶりの乳がん検診へこんにちは、エェコです。皆さんは、がん検診を定期的に受けていますか?私は先日、久しぶりに乳がん検診を受けに行ったのですが…40歳以上ということでマンモのみの検査でした。人生2回目のマンモ。そして…そう、実は要精密検査は2回目でして…。1回目の時はもうショックでショックで大変でしたが、結果なんともなかったので今回も大丈夫!また前回の部分が引っ掛かり再検査なんだろうと気楽に考えてました。精密検査はエコーでした。10分くらいで終わるかなと思ったら、長い時間がかかりました。そして…■え? しこりが数十個ある!?前回より一気に5倍以上増えてる…!…とショックを受けていましたが全部良性! よかった…!!しかし…というわけで経過観察になってしまいました。私の母や祖母が若くしてガンで亡くなっているので、それもあって経過観察と言われました。(遺伝性…という可能性もなくはないと言われました)確実に…前回より悪くなっている…。やっぱりガン検診は定期的に受けないと…! と思い知らされた出来事でした。
2022年12月18日乳がん検診について知ろう!ご自身のクリニック「六本木ブレストレディースクリニック」で検診を行っている、院長の及川明奈先生に、根掘り葉掘り詳しく伺いました。症状のない人が受けるのが検診です。乳がん検診とは、マンモグラフィ(X線検査)やエコー(超音波)検査などで、乳房の中にがんができていないかを調べる検診。「乳がん検診の目的は、乳がんによって亡くなる人を減らすこと。乳がんが増える40歳以上の女性に、2年に一度マンモグラフィを受けてもらうことで、乳がん死亡者を減らすことができた、というデータも出ていますし、現在はエコー検査でも、同様のデータの蓄積が進んでいます」(及川先生)検診は、自覚症状がない人が受けるもの。セルフチェックで何か異常を感じた場合は、検診ではなく、乳腺科のある病院を受診してください、と及川先生。検診を受ける場所によって、多少内容が異なるそうですが、及川先生のクリニックでは、問診とマンモグラフィ、触診しながらのエコー検査がセットになった検診プランがあるのだとか。「マンモとエコー、どちらか1つでもいいですが、それぞれ長所と短所があるので、両方行うことをおすすめしています。当院では検査後、当日に結果説明もできますが、時間がないという場合は後日結果を郵送することも可能。検査時間は30分程度です」検診を受ける時期は基本的にはいつでもよいそう。でも、胸の張りが取れている、生理後1週間目くらいがベストタイミング。「新型コロナワクチン接種後は腋のリンパが腫れることもあるので、接種後6~10週間は検診を避けたほうがいいでしょう」検診が受けられる場所は3つあります。自身の年齢や就労状況などから、受けやすいところを選びましょう。「職場の健康診断と市区町村の住民検診は、いずれも時期が決まっていて、また住民検診は基本40歳以上の女性が対象です。ただ、無料だったり、少ない自己負担で受けられてお得なので、対象の場合はぜひ積極的に参加を。乳腺外科クリニックは費用はかかりますが、診断の質の高さや丁寧な説明に加え、データが残るので変化に気づきやすい、といったメリットが」【クリニック】乳腺の専門医がいる認定クリニック。「〈マンモグラフィの認定施設〉であること、また乳腺科医がいること、マンモ撮影認定技師がいることなどが、選ぶ目安に。また産婦人科医の中にも、乳がん検診超音波実施講習を受けている人も。クリニックを探すときは、『日本乳がん検診精度管理中央機構』の認定施設や、『日本乳癌学会』の乳腺専門医一覧などを参考に」【職場の健康診断】会社の福利厚生で、健康診断にプラスされていることも。「職場では年に1度健康診断がありますが、これは法律で定められたもの。その内容は会社によって異なりますが、最近は女性の雇用促進の動きもあり、乳がん検診をプラスしている会社も増えています。医療機関に行かずして検診の機会が得られるので、自分の職場の健康診断に組み込まれているなら、ぜひ利用を」【市区町村の検診】40歳以上の人は2年に一度、市区町村が行う検診へ。「2008年、健康増進法という法律で、各市区町村は2年に一度、40歳以上の女性に乳がん検診を行うことが定められました。マンモグラフィが基本ですが、対象年齢や内容は地域によって異なります。無料の地域もあれば、500円で受けられる〈ワンコイン検診〉など、少額で実施しているところも。居住地域の保健所で検索を」主な検診の流れ。検診にはいろいろなパターンがありますが、ここでは及川先生のクリニックのやり方をご紹介。「まずは問診をして、そのあとマンモグラフィで胸のレントゲンを撮り、最後に触診をしながらエコーで乳房内をチェックします」【問診】生理周期や病歴、胸について気になることを話してみましょう。問診票は必ず記入。その上で、直接医師が診察、またはスタッフが問診を確認することが多いとか。「私が必ず伺うのは、生理の状況、出産歴・授乳歴があるか、ピルの服用経験、また豊胸手術を受けたことがあるか、さらには乳がんのご家族がいるかについて。他にも、乳がん以外の病歴や、今まで乳がん検診を受けたことがあるかも尋ねます。このあたりのことを予めメモしておくと、問診のときに落ち着いてお話ができると思うので、おすすめです」【マンモグラフィ】乳房を挟んで、おっぱいをレントゲン撮影。マンモグラフィとは、乳房の内側を写すX線の検査。板で上下から挟んで撮影、左右から挟んで撮影。それを左右の乳房で行うので、合計で4回撮影をします。「マンモグラフィは、“石灰化”というしこりを作らないタイプの乳がんの発見に長けています。ただ挟むことで痛みを伴うことがあるのと、レントゲンなので被ばくがあります。妊娠時期やその疑いがあるときは検査はできません。脂肪が少ない乳房の場合、挟みにくかったり、しこりが見えにくいというデメリットもあります」【エコー(超音波)】機器を滑らせて、超音波で内部を見ていきます。次はエコーで乳房の内部をチェック。及川先生は、マンモで撮影したレントゲン写真を見ながらご自身で直接検査をしますが、検査技師が行う施設もあります。「皮膚にゼリーを塗り、機器を滑らせながら超音波で内部を見ていきます。エコーはしこりの発見がしやすく、質的な判断もしやすい。被ばくもないので妊娠中でも検査が可能です。短所は、検査をする人の技量が重要になってくるところ。乳がんとは関係ないしこりを発見したり、逆に見落としがあることも無きにしもあらずです」及川明奈先生医師、「六本木ブレストレディースクリニック」院長。乳腺専門医、外科専門医。日本女性医学学会会員。女性の健康をサポートする幅広い医療を提供。※『anan』2022年12月7日号より。イラスト・安藤理絵(by anan編集部)
2022年12月04日婦人科検診は、会社の検診や住んでいる地域のクーポンなどで受診する機会はありますが、友達と赤裸々に話す機会は少ないはず。そこで、美容・健康・エコ好きな女性たちが集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、婦人科検診の経験の有無や、実際に受けた感想を聞いてみました。みんな、婦人科検診を受けている?anan Beauty+ clubのメンバーに、婦人科検診について、「受診したことがあるのか?」や「受診した感想」などを教えてもらいました。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。Q.婦人科で診察をしたことがありますか?リサーチの結果、約90%の人が、婦人科で診察をした経験があることがわかりました。そこで、「YES」と回答した人たちに、初めて診察を受けた時の感想を聞いてみました。初めてだからこそ、怖かった「盲腸疑惑で入院した時、『婦人科系の病気だといけないから』と念のため診察を受けることに。診察台も嫌だったし、冷たい機械を入れられたのも怖かったです」(29歳・主婦)「怖すぎて震えました。診察中は、お尻が浮くくらい力が入ってしまった」(38歳・専門職)「診察する体勢が怖かったです」(32歳・その他)恥ずかしかった&驚いた!「とにかく恥ずかしかったです…病院へ行く前は、アンダーヘアをどうしようかと悩みました」(33歳・主婦)「『こんなに股を広げるのか?』とびっくりした。恥ずかしさのあまり、なんだかニヤニヤしてしまった(笑)」(30歳・会社員)「脚が広がるイスでびっくりしました」(28歳・会社員)今でも苦手です…「とにかく苦手。今でも慣れないし、診察の時は本当に暗い気持ちになります」(34歳・会社員)「初めてはかなり前なので覚えてないけど、診察台に乗るのは今も良い気がしないです」(35歳・会社員)緊張したけど平気だった!「緊張したけど、目の前にカーテンがあって、医療スタッフと目を合わせることがなかったので落ち着けました」(34歳・会社員)「受診する時に、少しドキドキしたくらいです」(25歳・会社員)婦人科での診察は少し恥ずかしく、ドキドキする人が多い様子。不安感から怖くて力が入ってしまう人も多いようです。Q.子宮頸がんの検査を受けたことがありますか?一定の年齢になると、各都道県の市や区から検診用のクーポンが届くこともあり、子宮頸がんの検査を受けたことがある人も、約90%いることがわかりました。そこで、「YES」と回答した人たちに、検査時の感想などを聞いてみました。痛かった&出血が…「近所のキツめな女医さんに診察をしてもらいました。そのまま家に帰ってお風呂に入ろうとショーツを脱いだら、血がポタポタ垂れてきた(泣)」(30歳・会社員)「痛かったです。血がダラダラ出て、悲しくてもう検査したくないと思ってしまった」(29歳・主婦)「思っていたより痛かったです」(32歳・その他)不安になってしまった「何度か再検査になり、どんどん不安に。ですが、先生がとても優しい方で、話しかけて気を紛らわしてくれたので、痛みもそこまで感じませんでした」(30歳・会社員)「不安で落ち着くことができず、『お尻を下げておいてください』と言われても、守れない」(34歳・会社員)痛みや不快感はなかった!「構えてしまうけど、特に痛くはない」(38歳・専門職)「全然痛くないです!」(35歳・専門職)「思ったより痛くなかった」(37歳・主婦)「不快感は、特にありませんでした」(34歳・会社員)痛みや出血に驚いてしまった人もいれば、全然痛くなかったという人も。子宮頸がんの検診後は2〜3日程度出血する場合があるので、過剰に心配する必要はありませんが、不安に感じてしまうのも納得です。Q.乳がんの検査を受けたことがありますか?約60%の人が、乳がんの検査を受けたことがあると回答。検査方法は、「超音波」が56%、「マンモグラフィー」が11%、「超音波とマンモグラフィーの両方」が33%という結果に。「YES」と回答した人たちに、検査時の感想を聞いてみました。悪い病気なのかと不安に…「エコーしかしたことないけれど、同じ場所を何回も撮られたり、時間がかかっていたりすると、やたら心配になる」(38歳・専門職)「痛みなどはなかったが、しこりが見つかって怖かった。その様子を検査技師さんが何度も拡大していろいろな角度から写真を撮っていた時は、『私はもしかしたら癌なのだろうか…』と、かなりヒヤヒヤしました」(29歳・主婦)痛みを感じた「40歳以下はマンモはあまり意味ないと知らずに受けたが、あまりの痛さにとても後悔した。すりつぶされるかと思った」(35歳・会社員)貧血を起こしそうになる「苦手だからか、意識していると貧血を起こしそうになります」(34歳・会社員)ジェルが冷たくて寒い「冬の検査は、ジェルを温めてもらっていても検査中に冷えてきて寒くなります」(35歳・専門職)さらに、「乳腺科」で診察をしてもらったことがあるかを聞いたところ、「YES」と回答した人は13%と少数派でした。受けた人に感想を聞いてみると…。息が止まるような痛み「しこりの細胞を取るため、かなり太い針を胸に刺され、注射器のポンプでシュコシュコやられたら、これが息が止まるような痛みでした。癌じゃないと細胞が少ないから取りにくいそうで、かなりの時間続いた気がします」(29歳・主婦)検査結果によってはすごく不安に感じる乳がんの検査ですが、何よりも早期発見が大切なので、定期的に検診を受けた方が良さそうです。話を聞いてもらうことで気分転換する人が多い。婦人科検診を、「辛い」、「痛い」、「不安」などと感じている人が多いけれど、医師や看護師の言葉で心温まったエピソードもありました。手を握ってくれた「手を握ってくれたり励ましてくれました。診察の最中はそれどころじゃないけれど、後で振り返って『ありがたいな』という気持ちになります」(34歳・会社員)治療の相談を親身に聞いてくれた「結局は大丈夫でしたが、子宮体がんの検査で引っかかってしまい、『もしかしたら子宮を取らなければならない』と言われた時は、『子どもなんていらない』と思っていた自分でも、かなりショックを受けました。でも、当時はまだ若かったので、『どうにかならないか?』と相談したところ、同じような婦人科系の病気を患った人や症状の体験談を話してくれました。私の体調が悪い時は、病院が混んでいても焦らせることなく、親身になってくれました。サバサバしていて言うことはズバッと言うけど、心のある言葉をくれる、本当にいい先生でした」(38歳・専門職)不安を和らげてくれる心配り「不安になるといつも看護師さんたちが優しくて不安を和らげてくれる。何かあるとすぐに気づいてくれるし、具合が悪そうだとすぐに休ませてくれたりと、忙しいはずなのにいつも気配りしていただいて、ありがたいです」(35歳・会社員)子どもの頃は行く機会がほとんどないため、婦人科の診察へ初めて行く時は誰でもドキドキするもの。緊張や恥ずかしさを感じますが、検査結果で異常がないとわかれば安心するのも事実。最近では気持ちに配慮してくれるクリニックが多いので、楽しい毎日を過ごすためにも、怖がらずに定期的に検診を受けましょう。(C)macniak/Getty Images文・三谷真美
2022年10月13日「がん検診を受けましょう」。テレビなどでよく耳にすることもある言葉でした。受けたほうが良いとわかってはいても、なんとなく「自分は大丈夫」「忙しくて時間がない」といった理由で受診のタイミングを見失っていました。しかし、なんとなく受けたがん検診で病変が見つかり、手術まですることになってしまったのです。今回は私が体験した、検診から手術までのエピソードをお話しします。★関連記事:「がんかも」えっ!? 下腹部の膨らみは子宮筋腫だろうと思っていたのに #子宮頸がんゆる闘病記 1きっかけは節目の年の特定健康検査40歳になる年の春、厚みのある1通の封書が届きました。それは加入している健康保険組合からの「特定健康診査のお知らせ」でした。特定健康診査とは、40~74歳の人を対象とした、生活習慣病の予防や早期発見を目的とした健康診断のこと。「いろいろとガタが出てくるお年ごろだしなぁ……」なんてどこかひとごとのように思いながら冊子を開きました。読んでみると、この健康保険組合では健診は基本的に無料で、乳がん検診と子宮頸がん検診も初回は無料で受けられるとのこと。子宮頸がん検診は過去に数回受けたことがありましたが、乳がん検診は怖さもあり未受診のまま。いつかは受けないといけないと思っていたし、節目の年に良い機会かもしれない……と、前向きな気持ちで健診と2つのがん検診を受けることを決めました。オプションで受けた子宮頸がん検診特定健康診査は一般的な身体測定や血液検査、心電図検査などから始まり、胸部X線検査、オプションのがん検診へと進みます。健診バスの中に婦人科の診察台やマンモグラフィーの機械があることに興味を覚え、少し楽しい気持ちになりながらすべての健診を終えました。それから約1カ月後、健診結果が届きました。「まぁ何もないでしょ?」と思いながら読み進めると、赤文字で「要精密検査」の文字が。ドキッとして項目を見ると「子宮頸がんHSIL」と書かれています。すぐにスマートフォンで検索。そこには「高度病変」「中等度~高度異形成」「上皮内がんの疑い」という聞き慣れないながらも、何か大変なことになったと感じさせる文字が並んでいたのです。そもそも子宮頸がんとはHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染から発症するがんで、HSIL(高度扁平上皮内病変)とは前がん状態、すなわちがんに進行する手前の状態のことを指すようです。つまり自分はがんの1歩手前の所にいる……この事実にしばしぼう然としました。すぐに夫に報告し、再検査を受けることに。「コルポスコープ診」を受けた結果はやはり「HSIL/高度異形成」という診断でした。高度異形成は治療の対象となるため、手術をすることが決まりました。疑問に感じていたのは、3年前の妊娠中に受けた検診では異常がなかったのに、そんなに急に進行するのか、ということ。これに対しては医師に「進行が早い場合もあるし、前回検査時に病変はあったものの、検査のために取った細胞にたまたま異常が見られなかったのかもしれない」と教えていただきました。軽度~高度異形成の状態からがんへは、数年から数十年という年月をかけて少しずつ進行するそうです。私の場合もいつHPVに感染したかはわかりませんが、ある程度時間をかけて病状が進んでいたと考えられます。この間、自覚症状はありませんでした。また、普段から生理周期はおおむね一定で、生理痛やPMSに悩むこともなかったため、まさかこういった病気になっているとは思ってもいませんでした。全身麻酔で手術~定期的な検診へ手術名は「子宮頸部円錐切除術」。2泊3日の入院で、全身麻酔をかけて子宮頚部を円錐型に切り取ることになりました。入院はお産のときにしか経験がなく、もちろん手術も初めて。病変部はきちんと取り切れるのだろうかという心配や、全身麻酔に一定のリスクが伴うことへの怖さがありました。また、子どもは私がいない状態で夜を過ごしたことは1度もありません。たった2晩とはいえ、子どものメンタルが気がかりでした。子どもには少し前から「この日はママは病院にお泊りだからいないよ」「パパと幼稚園に行こうね」など少しずつ教え、私がいないということを理解してもらうようにしていました。手術時間は約30分。緊張していたものの、麻酔のおかげで気が付いたときには手術は終わっていました。術後数時間は横になったままでしたが、出血や麻酔の後遺症などもなかったため、その後は食事をとったり子どもと電話で話したり、自由に過ごすことができました。術後の状態も良好で、翌日に無事退院。それから1カ月後、切除部分の病理検査の結果を聞くため再度病院へ。ここでも異常は見つからず、治療は完了となりました。今後は経過観察で定期的にチェックしていくことになっています。まとめ子宮頸がんは検診によって早期発見ができ、また予防ワクチンを受けることで唯一予防できるがんだそうです。実際私もがんになる手前で異常を見つけられたため、手術も比較的軽いもので済みました。もし検診を受けず知らないまま放置していたら、気付いたときには病気が進行し、命に関わることになっていたかもしれない……。そう思うと今回検診を受けてがんになる手前の状態で見つかったことは、まさに不幸中の幸いだったと言えます。今後再発しないとは限りませんが、定期的な検診を欠かさず、自身の体に向き合っていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/ふじたすずこ(40歳)推し(娘)への課金が止まらない。将来は夫と旅行三昧な日々を夢見るアラフォーママ。弦楽器が大好きで、次はチェロを弾けるようになりたいとレッスンを探索中。
2022年09月19日2021年生まれ息子さん・ごうくんのママであるはちななさん。ごうくんを出産される前、妊活をしていた際の検診で「子宮筋腫がある」と医師から告げられました。子宮筋腫が見つかり、病気とどう向き合いながら妊娠生活を送ったのか。「同じ状況で不安な人の参考になれば」とつづる、はちななさんの体験談をご紹介します。 「子宮筋腫があります」突然の宣言に…※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 ※子宮筋腫が大きかったり、筋腫の影響で子宮内腔の形がいびつになっていたりすると、受精卵が着床しにくくなったり、流産、早産の原因となることもあります。筋腫の数も少なく、サイズも5〜6cm程度であれば問題なく出産できるケースの方が多いため、心配しすぎる必要はありません。筋腫の大きさや位置によって不妊につながっている場合には、その部分だけを取り除く手術がおこなわれる場合もあります。7〜8cmくらいの大きさになっていれば、切除してから妊娠に臨むほうがおすすめです。 毎月の生理に不安を覚えたことはなく、定期的に婦人科での健康診断も受けて問題もなかったというはちななさんにとって「子宮筋腫がある」という言葉はまさに青天の霹靂。 このとき、医師には「妊娠に問題はない」と言われ、タイミング法で妊娠できたはちななさんですが、これから妊活を頑張ろうと意気込んでいるときに病気を告げられたら、「何か影響があったらどうしよう」と不安になってしまいますよね。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 はちななさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター はちななフルタイムで働きながら、趣味で家族のことや息子との思い出をイラストや漫画にしています。
2022年08月05日年に1回、自治体や勤め先の保健事業で受けられる「子宮がん検診」。子宮がんとはどんなものなのか、よくわからず受けている人が多いのではないでしょうか。実は子宮がんは2種類あり、そのうち一つは50代以降に患者が急増する特徴があるそうです。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に40代~50代女性が知っておきたい子宮がんについて聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。★関連記事:「子宮がんのリスクが高い?」子宮筋腫が見つかり、子宮全摘を決心【体験談】子宮がんにはどんな種類がある?できる場所によって「子宮頸がん」と「子宮体がん」に分かれます子宮がんは、できる場所と原因によって2種類あると言います。「子宮の奥には、妊娠すると胎児が宿る体部があります。この体部にできるのが子宮体がんです。主な原因は女性ホルモンのバランスの乱れで、閉経後の50代が発症年代のピークです。一方、子宮の入り口付近の細くなった部分の頸部にできるのが子宮頸がんです。性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)感染で起こり、現在は20~30代が発症年代のピークになっています」(駒形先生)。それでは、40代・50代女性が特に注意しないといけないのは子宮体がんということになりますか。「子宮体がんは早期発見が重要なので、どんな症状があるかは知っておいてほしいですね。女性ホルモンの影響を強く受けるので閉経している月経不順妊娠・出産の経験がない肥満ホルモン補充療法を経験しているといった方は注意が必要です。未産と肥満が高リスクの理由妊娠・出産経験がないことがなぜ高リスクになるのでしょうか。「子宮内膜は、エストロゲンにさらされればさらされるほど炎症を起こしやすくなります。妊娠・出産・授乳中は生理がなく、生理があるときに比べて子宮内膜がエストロゲンにさらされる機会が減ります。一方、妊娠・出産経験のない女性はそれだけ子宮内膜がエストロゲンにさらされる機会が増えるので、リスクが高いと言われるのです」(駒形先生)。肥満はどのように関係しているのでしょうか。「エストロゲンはエストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類で構成されていますが、このうちエストロンは脂肪細胞から分泌されることがわかっています。つまり、脂肪細胞の面積が大きければ大きいほど、つまり太っていれば太っているほどエストロンが分泌されやすくなります。閉経後、エストロゲンに敏感に反応しやすくなった子宮内膜にこのエストロンが反応して炎症を起こし、がんに変化する可能性が考えられます」(駒形先生)。また、40代、50代でも子宮頸がんを発症する女性はもちろんいるので安心はできません。子宮頸がんは性交渉で感染してから、およそ10~20年かけて発症することが多いので、30代や40代に感染して、40代、50代で発症することは十分あり得ます」(駒形先生)。「子宮がん検診」では「子宮体がん」は検査しない!?多くの集団検診で検査するのは「子宮頸がん」のみ子宮体がんは50代以降から急増するということですが、「年に1回の子宮がん検診では陰性だから大丈夫」と思っている人も多いでしょう。しかし、なんと子宮がん検診では、子宮体がんは検査していないことがほとんどなのだそうです。「一般的に、子宮がん検診では頸部の検査しかしません。つまり、子宮体部の検査はしないのです。理由としては生理には子宮体がんの予防効果があり、閉経後はリスクが高まるが、その時期は個人差があるから子宮体部の検査は頸部よりも痛みが強く気軽にできないから子宮体がんは閉経後にかかる人が多く、初期症状である不正出血で異変に気付きやすいから子宮頸がんの発症年齢は幅広いから子宮頸がんは生理がある人も多くかかり、初期症状が不正出血でわかりにくいので検査する必要があるからなどが挙げられます。一部の自治体では不正出血のある50代以降の女性に限って子宮体がん検診をオプションで受けられるところもあるようですが、多くは、子宮がん検診といえば頸部のみの検査です」(駒形先生)。「子宮体がん」にはどんな症状がある?不正出血があったら早めに受診を「子宮体がんの初期症状は不正出血です。子宮体部からの出血は茶褐色や黒っぽいのが特徴です。また、おりものに血が混じる場合もありますが、これも不正出血です。おりものの変化は軽視されやすいのですが、出るべきでないときに出る血液は不正出血、と心得て欲しいですね。閉経後、時間がたっている場合は受診する人が多いのですが、まだ生理がある場合や月経不順の方は様子を見てしまうこともあるようです。ほかにも、性交時に下腹部が痛む、常に下腹部が張っている感じがする、といった症状にも注意です。子宮体がんは初期で発見できれば予後が良いがんとされています。早期発見がとても大切です。不正出血が1度でもあれば、婦人科を受診することをおすすめします」(駒形先生)。まとめ子宮頸がんは年に1回の検診でチェックができますが、子宮体がんは自分で気を付けておかないと早期発見ができません。いつもと違う出血やおりものが出る場合は、がんではなくてもほかの病気が潜んでいることもあります。早めに受診するようにしましょう。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年07月20日市でおこなわれている住民検診を受診しました。そこで眼科検診をしてもらったところ、眼科の要検査を指示されました。眼科に行った私に医師が告げたのは「緑内障の恐れがあります」のひと言。それからの私が目を悪くしないためにおこなっていることを紹介します。診断結果はあまり良くなかった…私が住んでいる市では45歳を過ぎると、住民検診で目の検査を受けることができます。その内容は眼底検査、視野検査、視力検査の3つ。その検診を受け、視野が狭いという指摘を受け眼科で再度検査を受けるように言われました。私は子どものころから視力が悪く、コンタクトや眼鏡が手放せない生活を送っています。しかし、今まで目の病気はしたことがありませんでしたし、検診を受けるまでは何の問題もないと思っていました。それなのに住民検診の結果は良くなく、驚きを隠せませんでした。眼科を受診し、改めて検査をしてもらったところ信じられない診断結果を下されました。それは「緑内障の恐れがある」ということ。私が調べたところ、中途失明の原因の1位が緑内障となっていました。このまま失明してしまうの!? と不安とショックでいっぱいになってしまいました。不安になった私は…医師によると、眼圧の数値はぎりぎり正常値内だがこのままでは数値が悪くなってしまい、緑内障が進行してしまう恐れがあるとのことでした。眼圧の数値が高いと視神経を圧迫し、視野がどんどん狭くなり失明してしまうみたいです。なので病院からは眼圧を下降させる点眼薬の処方と、月に一度の受診をするよう指導されました。私は緑内障が一体何なのかわからず、とにかくネットで緑内障について検索しまくりました。ですが、私は気付いたのです。こんなことしてたら、かえって目に悪いわ! ハッとわれに返った私は、本屋で緑内障の入門本を買いました。その本ではわかりやすく緑内障について解説してあり、私はそれをじっくりと読みました。原因や対策がわかり、今は緑内障とうまく付き合っていくしかないと諦めつつも気持ちは落ち着いています。私が目を悪くしないために始めた対策病は気からと言うので、私は自分の気持ちのためにもさまざまな対策を始めました。まずはアントシアニンを含んでいるサプリを飲み始めました。いくつかの商品を試しましたが、初めに飲んでいたものはあまり効果を感じられませんでした。今飲んでいるものは少し効果があるかな? と思っています。本やネットで見た眼科医が推奨する眼球運動も欠かせません。右目を10秒くらいかけてゆっくりと1周させ、それを5回おこないます。左目も同じようにして、それを3セットおこないます。激しく回すのは良くなく、ゆっくりと回すのがコツみたいです!毛細血管を刺激するというシナモンをコーヒーや紅茶に一振り入れることもしています。私はコーヒーにシナモンを入れるのが好きで、ブレンドよりもモカに合うと思いました。モカの甘い香りとシナモンの相性が抜群です!まとめ検査から3年たち、私は49歳になりました。眼圧の数値は10〜14mmHgと少し波がありますが、なんとか正常範囲内(40〜50代の眼圧の正常数値は10〜21mmHgとされています)を保っています。進行は免れていますが、いつ失明してもおかしくないのが現状です。治療を続けながら自分の目とうまく付き合っていきたいものです。文/青山ゆきこ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2022年06月23日人付き合いが苦手で、いろいろ気にし過ぎなアラフォーのあさりさん。日々の戸惑いなどを描いたマンガを紹介します。子宮頸がん検診を受けに行ったあさりさん。あることがきっかけで失神してしまう事態になり……。★関連記事:「忘れたころに襲われる!」子宮筋腫の手術から7年もたったのに今でも身もだえる…こんにちは、気にし過ぎな毎日を過ごしているあさりです。久しぶりに、子宮頸がん検診を受けに行きました。受付で他にも気になることがないか聞かれ、「最近生理痛がひどくて……」と答えると、生理痛のことも考慮して診察してくれることに。子宮頸がん検診……ちょっと苦手です。あのグリグリされる感じが、何回やっても慣れません。細胞を採取した後、生理痛のことも伝えていたため、エコーでも見てもらうことに。結果は、特に問題はなく安心したのですが……この後、大失態することに(涙)。生理痛がつらい場合の対処として、先生が低用量ピルについて説明をしてくれたのですが、私の無知から来る勝手なイメージで「なんか不安だ」「なんか怖いっ!」と言う思いで頭がいっぱいになってしまいました。あと、個人的に「ピル」っていう響きも怖い(私だけ?)。なんてことを思っていたら、失神してしまいました……。先生は慌てて「スタッフー!!」と看護師さんを呼んでくれ、車椅子で運ばれる私。実は、病院で気分が悪くなって倒れるのはこれが初めてではないんです……。「ああ……!! またやってしまった……!!」と大反省したのです。ー------------------------あさりさんは「ピルってなんだか怖い」という気持ちになってしまったところに、子宮頸がん検診の疲れも出て失神してしまったそう。皆さんにもこのような体験はありますか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/あさりアラフォー。小学生2人の母。ビビりな性格。ツィッターで日々の戸惑いなどを漫画にして投稿してTwitterやブログに投稿している。
2022年05月26日こんにちは、エェコです。皆さん「斜視」ってご存じですか?私は生まれてから眼科にお世話になったことといえば「小学生の頃、唐辛子の実を潰した手で目をこすって大惨事」くらいしか記憶がないので、目の病気や症状に関して無知オブ無知でした。その日はある日突然やってきました。■学校の眼科検診で発覚!「眼科検診に引っかかった」と言われても視力が落ちたのかな? くらいにしか思ってませんでした。しかしプリントを見てビックリ!斜視…!? 斜視とは…どんな症状なの?聞きなれないワードに動揺し、すぐ眼科に行きました。息子の斜視は幸い「そんなに重いものではなく、軽い」とのこと。でも、「このまま放っておくとドンドン進行していく」そうで、「矯正眼鏡をかけて治療していきましょう」と言われました。■実は以前から目が疲れやすかった!?今も眼鏡をかけていますが、矯正は順調のようです。息子、ズボラなところがあるので痛みを伴わない体の異変は言わないところがあります。この件で息子にも「普段と違うと思ったら痛くなくても伝えてほしい」と言いました。私も高学年と言えど子どもの体の状態はちゃんとチェックしよう…と思いました。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年04月17日【27歳、はじめての子宮頸がん検診 第7話】20歳以上の女性に定期的な検診が推奨されている「子宮頸がん検診」。大切な検診だとわかっていながらも、特に20代からすると「産婦人科はまだ縁がないし」「未知の検診で怖い」と、なかなかハードルが高いものなのかもしれません。イラストレーター・デザイナーとして活動している、もちみかんさんもその1人で、一歩を踏み出せずにいました。それから、友人との何気ない会話をきっかけにはじめて検診へ行くことを決意。緊張のなかはじめての検診を終えて1週間後……。「このレポートで子宮頸がん検診へのハードルが少しでも下がれば」と思いをつづる、もちみかんさんの「子宮頸がん検診」レポートマンガをご紹介します。 27歳、はじめての子宮頸がん検診 第7話※一部マスクを省略して描かれています 検診から1週間後、もちみかんさんは結果を聞きに再び病院へ。女性医師の威圧に驚かされたものの……検診の結果は問題なし。はじめての子宮頸がん検診を、ひと安心で終えたもちみかんさんなのでした。 もちみかんさんがマンガの最後でつづられているように、一度体験してしまえば次からのハードルはグッと下がりますよね。さらに、今回のもちみかんさんのリアルな体験談をご紹介したことで、「子宮頸がん検診」への不安が少しでも軽減されたらなと思っています。 家族やパートナーと変わらない幸せな日常を送り続けるためにも、定期的な検診で自分の体の状態を把握しておきたいもの。特に、子宮頸がんは初期の場合、自覚症状がなく進行していくことがほとんどです。定期的な検診をはじめ、何か不安なことがあれば婦人科を受診して先生に相談するなどもしてみてくださいね。 監修/助産師REIKO もちみかんさんのマンガは、 このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん静岡在住の会社員。アラサーの夫婦です。日常を題材にして、もち(夫)とみかん(妻)のほのぼのしたエッセイ漫画や恋愛漫画を描いています。
2022年02月26日【27歳、はじめての子宮頸がん検診 第6話】20歳以上の女性に定期的な検診が推奨されている「子宮頸がん検診」。大切な検診だとわかっていながらも、特に20代からすると「産婦人科はまだ縁がないし」「未知の検診で怖い」と、なかなかハードルが高いものなのかもしれません。イラストレーター・デザイナーとして活動している、もちみかんさんもその1人で、一歩を踏み出せずにいました。それから、友人との何気ない会話をきっかけにはじめて検診へ行くことを決意。はじめての検診に緊張と不安と恥ずかしさが入り交じり……。「このレポートで子宮頸がん検診へのハードルが少しでも下がれば」と思いをつづる、もちみかんさんの「子宮頸がん検診」レポートマンガをご紹介します。 27歳、はじめての子宮頸がん検診 第6話※一部マスクを省略して描かれています ※忙がしい→忙しい 足を開いた体勢で待つこと数分。ついにそのときが! ひんやりとする感触があったかと思うと、ぐいっと押される感覚。「痛くはないけれど違和感が……」とはじめての経験に、もちみかんさんの脳内ではいろいろな思考が駆け巡ります。 結果的にわずかな時間で終わるものの、器具を入れられているときは意外に長く感じて、もちみかんさんのようにいろいろなことを考えてしまうのですよね。検診を終え、もちみかんさんは緊張から解放! 後日、結果を聞きにいくのみとなりました。 監修/助産師REIKO もちみかんさんのマンガは、 このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん静岡在住の会社員。アラサーの夫婦です。日常を題材にして、もち(夫)とみかん(妻)のほのぼのしたエッセイ漫画や恋愛漫画を描いています。
2022年02月25日【27歳、はじめての子宮頸がん検診 第5話】20歳以上の女性に定期的な検診が推奨されている「子宮頸がん検診」。大切な検診だとわかっていながらも、特に20代からすると「産婦人科はまだ縁がないし」「未知の検診で怖い」と、なかなかハードルが高いものなのかもしれません。イラストレーター・デザイナーとして活動している、もちみかんさんもその1人で、一歩を踏み出せずにいました。それから、友人との何気ない会話をきっかけにはじめて検診へ行くことを決意し、いよいよ検診へ。産婦人科”あるある”でもある検診台に衝撃が走り……。「このレポートで子宮頸がん検診へのハードルが少しでも下がれば」と思いをつづる、もちみかんさんの「子宮頸がん検診」レポートマンガをご紹介します。 27歳、はじめての子宮頸がん検診 第5話※一部マスクを省略して描かれています もちみかんさんも「心の中でウワーっと叫んだ」という、産婦人科での検診台の衝撃! はじめての衝撃と緊張、不安、恥ずかしさが一気に押し寄せる……。これはまさに産婦人科”あるある”ですよね。しかも足は開いたまま「しばらくお待ちください」と言われ、もちみかんさんの恥ずかしさレベルはMAX! 監修/助産師REIKO もちみかんさんのマンガは、 このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん静岡在住の会社員。アラサーの夫婦です。日常を題材にして、もち(夫)とみかん(妻)のほのぼのしたエッセイ漫画や恋愛漫画を描いています。
2022年02月24日【27歳、はじめての子宮頸がん検診 第4話】20歳以上の女性に定期的な検診が推奨されている「子宮頸がん検診」。大切な検診だとわかっていながらも、特に20代からすると「産婦人科はまだ縁がないし」「未知の検診で怖い」と、なかなかハードルが高いものなのかもしれません。イラストレーター・デザイナーとして活動している、もちみかんさんもその1人で、一歩を踏み出せずにいました。それから、友人との何気ない会話をきっかけにはじめて検診へ行くことを決意し、検診当日。病院へ行くも確認されたのは……。「このレポートで子宮頸がん検診へのハードルが少しでも下がれば」と思いをつづる、もちみかんさんの「子宮頸がん検診」レポートマンガをご紹介します。 27歳、はじめての子宮頸がん検診 第4話 「もうあとには引けない」病院を前にして腹をくくったもちみかんさんでしたが、慣れない産婦人科にド緊張! 患者さんの呼び出しが鳴るたびにドキドキハラハラしてしまいます。看護師さんからの説明を受け、ついにキタッ……! 監修/助産師REIKO もちみかんさんのマンガは、 このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん静岡在住の会社員。アラサーの夫婦です。日常を題材にして、もち(夫)とみかん(妻)のほのぼのしたエッセイ漫画や恋愛漫画を描いています。
2022年02月23日【27歳、はじめての子宮頸がん検診 第3話】20歳以上の女性に定期的な検診が推奨されている「子宮頸がん検診」。大切な検診だとわかっていながらも、特に20代からすると「産婦人科はまだ縁がないし」「未知の検診で怖い」と、なかなかハードルが高いものなのかもしれません。イラストレーター・デザイナーとして活動している、もちみかんさんもその1人で、一歩を踏み出せずにいました。それから、友人との何気ない会話をきっかけにはじめて検診へ行くことを決意。行く病院も決め、いよいよ検診へ! 「このレポートで子宮頸がん検診へのハードルが少しでも下がれば」と思いをつづる、もちみかんさんの「子宮頸がん検診」レポートマンガをご紹介します。 27歳、はじめての子宮頸がん検診 第3話 有給を取り、病院へは女性医師のいる午前中の診療時間に行くことを決めていましたが、もちみかんさんが起きると11時! 午前中から動こうと思いつつ、休みであることに甘えてついつい寝すぎてしまうこと、ありますよね。せっかくのお休みですものね。しかし、 午後は男性の医師が検診を担当するということで葛藤も。2人の自分と闘いながらも、もちみかんさんはついに病院へやってきたのでした。 監修/助産師REIKO もちみかんさんのマンガは、 このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん静岡在住の会社員。アラサーの夫婦です。日常を題材にして、もち(夫)とみかん(妻)のほのぼのしたエッセイ漫画や恋愛漫画を描いています。
2022年02月21日【27歳、はじめての子宮頸がん検診 第2話】20歳以上の女性に定期的な検診が推奨されている「子宮頸がん検診」。大切な検診だとわかっていながらも、特に20代からすると「産婦人科はまだ縁がないし」「未知の検診で怖い」と、なかなかハードルが高いものなのかもしれません。イラストレーター・デザイナーとして活動している、もちみかんさんもその1人で、一歩を踏み出せずにいました。それから、友人との何気ない会話をきっかけにはじめて検診へ行くことを決意。検診を受けられる産婦人科を探しますが……。「このレポートで子宮頸がん検診へのハードルが少しでも下がれば」と思いをつづる、もちみかんさんの「子宮頸がん検診」レポートマンガをご紹介します。 27歳、はじめての子宮頸がん検診 第2話 検診を受ける決意をしたもちみかんさんは、早速病院を探すことに。自宅近くの産婦人科を探し、ネットでレビューもくまなくチェック。自分に合う病院選びには大切なことですね。レビューも多く、女性医師のいる日も確認できたB産婦人科へ行くことを決め、検診当日…! 監修/助産師REIKO もちみかんさんのマンガは、 このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん静岡在住の会社員。アラサーの夫婦です。日常を題材にして、もち(夫)とみかん(妻)のほのぼのしたエッセイ漫画や恋愛漫画を描いています。
2022年02月20日【27歳、はじめての子宮頸がん検診 第1話】20歳以上の女性に定期的な検診が推奨されている「子宮頸がん検診」。大切な検診だとわかっていながらも、特に20代からすると「産婦人科はまだ縁がないし」「未知の検診で怖い」と、なかなかハードルが高いものなのかもしれません。イラストレーター・デザイナーとして活動している、もちみかんさんもその1人で、一歩を踏み出せずにいました。 それから、27歳ではじめて検診に行くことを決意。きっかけになったのは、友人との何気ない会話で……。「このレポートで子宮頸がん検診へのハードルが少しでも下がれば」と思いをつづる、もちみかんさんの「子宮頸がん検診」レポートマンガをご紹介します。 27歳、はじめての子宮頸がん検診 第1話 検診の案内がきても、「20代でがんなんてまさか」「仕事も忙しくて行く時間がないし」と、見て見ぬふりをしていたというもちみかんさんが検診へ行く決意をしたのは27歳のとき。身近な人の言葉をきっかけに背中を押されるということはよくありますよね。検診に行く決意をしたもちみかんさんの次なる行動は病院選び! 監修/助産師REIKO もちみかんさんのマンガは、 このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん静岡在住の会社員。アラサーの夫婦です。日常を題材にして、もち(夫)とみかん(妻)のほのぼのしたエッセイ漫画や恋愛漫画を描いています。
2022年02月17日■ 前回のあらすじ 耳の聴こえない私に、ベビーサインでお話してくれる1歳の娘。でも友人の「ことばが遅いよね」の一言に、埋めることのできない「聴こえないヒト」と「聴こえるヒト」の感覚のズレを感じてしまい…。息子と娘、同じように育ててきたつもりでも全然違うんだと思いました。音声言語が大事だという周囲の考え方も理解できるのですが、このときはどうすればいいのかと気持ちがぐちゃぐちゃになって涙が溢れてしまいました。次回に続く「ベビーサインは立派な「ことば」」(全3話)は12時更新!
2022年01月05日3児の母でブロガーのマメ子さんによる、43歳で腎がんになった体験を描いたマンガを紹介します。今回は、胃がん検診について。検診に行く前、バリウムのつらい思い出がよみがえり、緊張しながら向かうと……。★前回:「調べておくべきだった…」子宮がん検診の結果を聞きに行って大後悔 #43歳で腎がんになった話 27胃がん検診に行く前日のことです。もうまともにやり切れる気がしなくて、去年はコロナを言い訳に行きませんでした。毎回思うけど、私よりずっと年配の方でも平気な顔でバリウムを飲んでやり切って帰る姿にホント尊敬します。次回も胃がん検診についての続きをお伝えします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)★最初から読む:「え? 血尿!?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒まで… #43歳で腎がんになった話 1★関連記事:「痛っ!」寝返りをしたら右胸がズキン!として… #40歳独身で乳がんになりました 1★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/マメ子(43歳)2021年3月血尿と疼痛から腎がんとの診断を受け、4月21日に右腎摘出、経過観察中。3児の母。ブログ「そらマメ絵日記(腎がん経過観察中)」を日々更新中。Instagram:@sora_mameko.628
2022年01月02日新型コロナの流行に隠れて、じわじわと「隠れがん患者」が増えているかもしれないーー。検診を控えた結果、見つかるはずのがんが放置されたままの人がたくさんいるようです。進行する前に、早めに調べておきたい!■外出自粛の余波で進行がんが続々発見される「’22年はがんが進行した状態で発見される人が例年よりも増えるはずです。コロナ禍でがん検診を怠っていたという人は要注意です」こう話すのは『知らないと怖いがん検診の真実』(青春出版社)などの著書もある国立がん研究センター検診研究部部長の中山富雄先生だ。コロナ禍で、不要不急の外出自粛が呼びかけられたことから、’20年度のがん検診受診率は、前年比3割減という数字が出ている。自治体から送られてくるがん検診の無料クーポンが、そのまま家に放置されている人も多いのではないだろうか。そして、このことにより中山先生の研究グループでは、「1万人のがんが未発見になっている」と推計する。「職場の健康診断は従来どおりに実施されていますが、専業主婦や退職した高齢者が受ける自治体の検診が停滞しているのです。無料で受けられて、かつ受けるべきがん検診へは速やかに足を運んでほしい」(中山先生・以下同)■差し当たってどの検査を受ければいい?がん検診の専門家である中山先生によると、厚生労働省の出している指針では、年代によって受けるべき検診と受けないほうがよい検診があるという。この厚労省指針は、中山先生の所属する研究グループのエビデンスを元に作成された。これは権威ある医学誌で発表された研究論文を、世界中から集めて読み込み、検査のメリットとデメリットを客観的に判断して定めた「科学的根拠に基づくがん検診ガイドライン」などをベースにしている。「受けるべき検診は、受けることで確実に有益性があると認められている検査です。一方で、がん検診には放射線による体へのダメージや、間違ってがんの疑いをかけられる『偽陽性』ストレスなど、受けることによる不利益のほうが大きいと判断される検査もあります。それは、推奨できません。たとえば20代の方はほとんど乳がんに罹患しないので、検診による有益性はほぼなく、マンモグラフィーによる被ばくリスクのほうが大きい。ですから『しこりが見つかった』などの何らかの自覚症状がない限り、20代で乳がんの検査は受けないほうがよいとされています」年齢・性別によって罹患しやすいがんは変わってくるので、厚生労働省では、女性が各年代で受けるべき検診を、各自治体で無料クーポンを発行する形で勧めている。自治体検診の対象になっている「無料クーポンで受診できるがん検診」は、次のとおり。■無料クーポンで受診できるがん検診【20歳以上】〈子宮頸がん〉検査方法:子宮頸部擦過細胞診/検診間隔:2年に一度【40歳以上】〈大腸がん〉検査方法:便潜血/検診間隔:毎年〈肺がん〉検査方法:たばこを吸わない人・胸部X線、たばこを吸う人・胸部X線+喀痰細胞診/検診間隔:毎年〈乳がん〉検査方法:マンモグラフィー/検診間隔:2年に一度【50歳以上】〈胃がん〉検査方法:胃X線、胃内視鏡/検診間隔:2年に一度※無料で受けられるかは自治体ごとに異なります「仕事をしている年齢では、男性に比べて女性のほうが圧倒的にがんの罹患率は高くなります。女性の場合、20歳を過ぎると子宮がんの罹患率が高くなるので子宮頸がん検診を。抵抗もあるかもしれませんが、将来の妊娠・出産に関わることなので2年に一度は受けることを推奨しています。また40代からは乳がんが急増するので、こちらも乳がん検診を2年に一度受けることを勧めます」また50代を過ぎると胃がん、男女ともに肺がん、大腸がんに注意しなくてはならない。「推奨できるのは大腸がんの便潜血検査。いきなり大腸がんの検診というと内視鏡をイメージする人も多いようですが、まずは便潜血検査を受け、ここでクリアできれば心身の負担も軽くて済みます。クリアできなかった方は内視鏡へ進みます。自治体によって受けられる検診は若干異なりますが、無料クーポンが届いている検診は受けない手はありません。もちろん、検診だけでなくがん予防に努めることも大切。禁煙は常識ですし、受動喫煙や飲酒、肥満、感染症などもがんを誘引する原因。発症リスクは抑えておいたほうがいいです」■検診のメリットとリスクをしっかり考えるでは、ハイリスク生活を自覚しているだけに「自治体の検診だけではなくオプションとして毎年人間ドックでがん検診をしっかり受けている」という人もいるが、これはどうなのか。「確かに、人間ドックをきっかけに早期がんが見つかる人もいます。ただし、やはりこのときも大腸内視鏡や胸部CT検査(肺がん)などを受けるにあたり、がんの疑いをかけられる『偽陽性』や、放射線被ばくの体に与える影響、過剰診断などの不利益を正しく理解したうえで受けていただきたいです」がん検診は100%ではない。それを知ったうえで、いまの自分に必要な検診を受けることーー。まずは家に眠っている無料クーポンを探してみよう。
2021年11月11日