等身大の言葉で伝える株式会社SEED(以下、シード)が展開する遠近両用コンタクトレンズ「プレミアムコンタクトレンズ」の良さを伝えるための伝道師として飯島直子さんを起用。12月18日よりプレミアムコンタクトレンズの特設サイトを開設し、スペシャルムービーなどを閲覧することができる。瞳の曲がり角水晶体の弾力は年齢と共に低下する。それに伴い水晶体が膨らみにくくなり、ピント調節力が衰える。お肌の曲がり角ならぬ瞳の曲がり角がやってくる。一般的にはその曲がり角は40代にはやってくると言われている。夕方になるとものが見えづらい、小さな文字が見えづらいと感じたら要注意だ。瞳のエイジングサイン以下に挙げる項目に1つでも当てはまれば、瞳の曲がり角がやって来ているかもしれない。・昼間は感じないが、夕方になるとものが見えづらい・名刺などの電話番号が読みづらい・アイメイクの際にアイラインを細く引きにくい・目の疲れをよく感じる・小さな文字は少し離したほうが読みやすい・肩こりや頭痛が治らない・眼鏡やコンタクトレンズがないほうが小さな文字を読みやすいプレミアムコンタクトレンズは4種類自然な見え方で遠くも近くも見やすくなる遠近両用コンタクトレンズのプレミアム・コンタクトレンズは全部で4種類。1日使い捨てタイプ、2週間交換タイプ、2種類のハードタイプが展開されている。レンズには遠くと近くの度数を配置することで、遠近両用眼鏡のように視線を動かさなくてもピントを合わせることができる。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社SEEDプレスリリース・プレミアムコンタクトレンズ特設サイト
2014年12月21日映画『エイトレンジャー2』が7月26日(土)に公開を迎え、「関ジャニ∞」の渋谷すばる、横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、錦戸亮、大倉忠義、ヒロインを演じた前田敦子、堤幸彦監督がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて舞台挨拶を行なった。ヒットを記録した『エイトレンジャー』の続編で、前作の5年後が舞台。一見、平和を取り戻し、犯罪率も激減したかに見えるエイトシティの裏でうごめく陰謀にエイトレンジャーが立ち向かう。大歓声に迎えられた「関ジャニ」の面々は、第1作のヒットがあってこその今回の第2作の公開を、何よりファンのおかげと感謝。渋谷さんは「面白かったでしょうから周りに言いふらして」と作品の仕上がりに自信をのぞかせる。横山さんは、なぜか司会者から「ブラック役の青山さん」と名前を間違えて紹介され「初めてです!動揺を隠せません(笑)」と語り、その後もメンバーや監督も“青山さん”ネタで大盛り上がり。気を取り直して横山さんは映画を観終えたばかりのファンに「いま、僕らは3倍増しでカッコよく見えてると思う」と渋谷さんと同様に映画の質の高さに誇らしげだった。錦戸さんは「みなさんがいてくれるから『2』になりました。みなさんのおかげ」と感謝の言葉を連ねつつ、最後は「いい夏になるといいですね」とやや意味不明なコメントでメンバー、客席の爆笑を誘う。大倉さんは、2日前に同劇場を訪れたことを明かし「予告編を観て『あと2日なんや』と実感しました。ここに立っていられるのを幸せに感じています」としみじみ。丸山さんは、本作の盛り上がりを「『3』に繋げたい!」と早くもパート3を熱望しファンの期待を煽っていた。前田さんは、メンバー7人の個性豊かな挨拶に「みなさんとファンの掛け合いはホッとします」とニッコリ。その言葉に刺激を受けるかのようにメンバーたちはさらにヒートアップ!丸山さんは劇中でも多彩なものまねを見せているが、この日もリクエストに応じて井上陽水のモノマネを披露。「夏は『少年時代』を聴いてください」と語るも「サングラスがないので(出来は)3割くらい」と陽水口調で明かし、笑いを誘う。前田さんは「もしもメンバーと遊びに行くなら?」という問いに、「みなさん芸達者なので、キャンプファイヤーで出し物をしてもらってそれを見たい!」と語っていた。『エイトレンジャー2』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エイトレンジャー2 2014年7月26日より全国にて公開(C) J Storm/2014エイトレンジャー2映画製作委員会
2014年07月27日ユーキャンの企画で「資格取得できるかどうか」が話題になっていたAKB48のメンバー横山由依さん。多忙を極めるなか、コツコツ勉強を続けて見事合格し、そのひたむきに頑張る姿が魅力的と、人気も急上昇中です。そこで、今回は横山由依に学ぶ「真面目系女子」の魅力をご紹介したいと思います。■1.応援という形で気にかけてもらえる「資格とか自分で目標を立てて勉強を頑張っている女の子は応援したくなる。例え努力が実らなくてもその姿勢が大事だと思う。男は頑張ろうとしている女の子に優しい」(27歳/IT)横山由依さんは、AKBメンバー皆が認める「超努力家」。AKBや他ユニットを兼任しており、忙しい中でも時間を作って頑張り続ける姿は、周りのメンバーから賞賛の声が多く挙がっているのだとか。努力している姿は、自分から過度にアピールしなくても誰かが見てくれているはずです。「頑張っているアピール」をする必要はありません。コツコツ続けて誰かに気づいてもらうのがベストです。■2.結果がついてくると人もついてくる「努力してる人は、キラキラしている。自分も頑張ろうって刺激がもらえる人のそばには人が集まると思う」(25歳/メーカー)横山由依さんは資格合格のご褒美として、初のセンター曲が提供され、センターを務めるための企画ユニットも発表されています。振り返ってみると、ランキング圏外から選抜入り、そして資格を取得してセンターになり、遂には篠田麻里子の後を継いで、チームAのキャプテン就任と、出世しまくりです。もちろんファンもぐんぐん増加中。人は、頑張っている人のそばにいて、自分も頑張りたいと思うもの。真面目にコツコツ頑張って、結果を出す人は、男女共に周りの人を惹きつけるのです。■3.自分の時間を大切にしている「誰にも言われないで、自分で努力できる女性はちょっと放っておいても生きて行けるだろうから付き合いやすそう。束縛女は本当にいやだから趣味とか目標を持ってる女の人じゃないと付き合えない」(26歳/広告)男性は、自分の時間をたくさん奪ってくる女性を恋人には選びません。趣味がなかったり、男性に依存してしまう女性は一人の時間の使い方を知らないので敬遠されがちです。真面目系女子は、自分の目標に向かって努力をしたり、向上心を持って行動ができるので、かまってちゃんではないはずだと男性は判断します。男性は、付き合う前から時間を奪ってくる女性かどうかシミュレーションの中で見極めて来るので、そこで何かに打ち込んでいることが伝わればと好感度抜群です。■4.安心できる「真面目そうなだけで、浮気しないだろうなって思う。浮気される前に、別れてって言ってくれるはず」(29歳/コンサル)真面目系女子はやっぱり安心できます。貞操感があって浮気するほどはっちゃけたりできず、ワンナイトラブに対しても嫌悪感が働きそう、というイメージがあるからです。男性だって浮気するような女の人とは付き合いたくないのです。女性に浮気をされるとプライドが崩壊してしまう男性も多いため、「この子は浮気はしない」と思わせてくれるような、安心できる女性は重宝されるのです。■おわりにいかがでしたでしょうか?容姿が良かったり口がうまいことで、努力せずにチャンスをつかんでいく人に、男性は惚れません。むしろ妬みの対象になるだけ。真面目にコツコツやっている不器用なくらいの女性に胸を打たれます。真面目に何かに打ち込んでいたり、努力できる姿勢を見せることで、堅実なお付き合いができそうだと男性は想像を働かせてくれるので、結婚につながる恋愛を望んでいる女性は、是非真面目系女子になることをオススメします!(白武ときお/ハウコレ)<オススメの記事>・今こそ目指したい!「さしこ」のような愛され女子になる方法・AKBぱるるに学ぶ!愛され後輩テク・5選・AKB非選抜メンバーに学ぶ!構ってあげたくなる女の特徴
2013年09月10日ブログで大学生となったことを報告ファッションモデルでタレントの徳澤直子。主要女性ファッション誌の「CanCam」や「With」「JJ」で活躍してきたほか、女優業にも一時チャレンジ。結婚等に伴い、2010年にモデル業を休業としていたが、2012年7月号の「美人百花」でモデル復帰を果たしている。そんな彼女が、7日のオフィシャルブログで、この4月から大学生となったことを明かした。Facebookでもこのことは報告されていたが、正式にブログ読者らにも発表。「この年にして」と苦笑マークを付けながらも、新たな一歩を踏み出したことを伝えた。詳細は不明ながら、心機一転3足のわらじで奮闘2011年8月には第一子となる女児を出産しており、家事・育児にも忙しい徳澤だが、かねてより社会のこともしっかりと学びたいという意識も強く見せていただけに、仕事に、家庭に、学生生活にと、“3足のわらじ”となるが、果敢に挑戦することを決めたようだ。徳澤は現在、阪神タイガースの西岡剛選手との離婚協議中でもある。なにかと大変なことも多いことと思われるが、ブログには、ファンらから入学を祝う声、激励の声が多数寄せられており、今後学びを通してさらに成長し、より輝く姿を見せてくれることを期待したい。元の記事を読む
2013年04月09日映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の行定勲監督と主題歌を手がける「クレイジーケンバンド」の横山剣が12月8日(土)、東京・代官山の「蔦屋書店」にて行われたトークセッションに出席。“男の恋愛”について語り合った。井上荒野の小説「つやのよる」を阿部寛、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華キャストで実写化。自由奔放な妻・艶(つや)の最期に際し、夫の松生は彼女が過去に関係したと思われる男たちに連絡を取るが、そのことが彼らのそばで生きる女たちの人生に少しずつ影響を与えていくことに…。行定監督は「映画には幸運な主題歌と幸運じゃない主題歌があって、『何でこんな曲が?』というのもありますが、それは“政治”で決まったもの(笑)」といきなり不穏な発言。その上で言葉で説明するのが難しい“あいまいな”ラブストーリーである本作に関して、クレイジーケンバンドの主題歌起用の提案が意外にあっさりと通ったことを明かす。「剣さんの歌には男心を女に語らせたりする深いドメスティックな言葉がある。今回は映画に寄り添うというこれまでにない試みもやってもらった」と満足そうに語った。横山さんは映画のラスト近くで阿部さんが見せる表情を見て、「その瞬間にダーッとそれがトリガー(引き金)となって楽曲が押し出されてきて、歌詞も7割~8割できた」とふり返る。行定監督はこのシーンの撮影について「真夜中にクタクタの中で撮りました。阿部寛がこれまでにない顔をして『このためにオレは撮ってたんだ!』と思った」と述懐。横山さんが書き上げた楽曲「ま、いいや」についても、「普通は『ま、いいや』って歌詞は出てこない(笑)。松生(阿部さん)の気持ちに潜って書かれた愛し抜く男の歌詞。歌詞自体が映画の後日談のようで何故か爽快な気持ちになる」と絶賛した。ここから話題は男の恋、大人の愛をテーマに進行。横山さんは劇中に登場する女性キャラクターの中で、大竹さんが演じたかつて松生に捨てられた元妻の早千子が最も好みだと言明。自分を捨てた夫への思いをいまだに持ち続け、夫を奪った憎いはずの女・艶の病室に足を運ぶ早千子がとる驚きの行動について「男にはない、ちょっと理解できないような、理解できるような……涙が出てくるような不思議な体験でした」と語る。原作にはないこのシーンを取り入れた行定監督は「大竹さんの芝居が神秘的です」とうなずいた。また、横山さんは阿部さんが演じた松生について「最初は女に振り回されて情けない奴と思ってたけど、途中で価値観がひっくり返ってワイルドでタフな奴だと感じた」と共感を示す。これを受けて行定監督は「男は振り回されている方が、(付き合いが)長続きするものかもしれない。イニシアティブを取ったら飽きてしまうから」と分析。さらに「男はいろんな女性を愛したいもの。女性はずっと愛されたいでしょうが。男性の浮気に気づいてても黙っている女性がいますが、彼女がたまに(気づいているような)サインを送ると男は汗をかく(苦笑)。そういう“恐怖”を感じさせる女から男は逃れられずに長続きするんじゃないでしょうか?」とも。横山さんも「そんな気がしてきました」と同意していた。さらに“いい女”の要素について行定監督が「コンプレックスを持っている女が大好き」と告白。「巨乳よりも貧乳の女性。整形するということは決して良いことではない。みんな同じ顔になっていってしまう。芸術は10%の人しか分からないものが後になって価値が出たりするもの」と語ると、横山さんが激しく同意し「何で女の人はそこが分からないのかな…?」と不思議そう。いい男に関しても同様に横山さんは「フェチを含めて自分にしか分からない、自分の目盛りを持っている男がカッコいいと思う。人がどう思おうと、10%がカーッとなるような特化しているものがいい」と持論を展開し、会場につめかけたファンを沸かせていた。クレイジーケンバンドによる主題歌「ま、いいや」は2013年1月23日(水)発売、映画『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2013「つやのよる」製作委員会
2012年12月09日ギネス記録を打ち立てた企画に再び挑戦。ピアニストの横山幸雄が、ショパンのピアノ・ソロ作品演奏会を5月3日(木・祝)に開催する。「横山幸雄“入魂のショパン”」の公演情報2010年にショパンのピアノ・ソロ作品全166曲を約16時間で、翌2011年に全212曲を約18時間で弾き通し、「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」のギネス記録を打ち立てた横山幸雄。今回は、ショパンが自ら作品番号を付して世に送り出した全149作品に焦点を絞り、番号順に約15時間かけて奏破する。「朝はすがすがしいし、新鮮ですね。演奏会のプログラムでは、そこにショパンの若い時の作品があらわれます。お昼にさしかかるころには若々しいが既に脚光を浴びるショパンがそこにいる…」といった風に「ショパンの人生における成熟を、私たちの1日の流れに重ねあわせて感じていただくのも面白いのではないでしょうか」と語る横山幸雄。今回のプログラムの中でも特に注目は、ショパンのピアノ協奏曲第1番・第2番のピアノ独奏バージョンだ。演奏機会が非常に稀であり、一昨年にこの楽譜の存在を知ったという彼は、自身コンサートで演奏するのは初めてで「実際の舞台でどのような演奏になるのか楽しみ」だという。「横山幸雄“入魂のショパン”」は5月3日(木・祝)朝8時より、東京オペラシティ コンサートホールで開催。チケットは発売中。●横山幸雄“入魂のショパン”日程:5月3日(木・祝) 開演:午前8時終演:午後11時(予定)会場:東京オペラシティ コンサートホール〔朝の部〕午前8時~〔昼の部〕午後0時50分~〔夕べの部〕午後3時40分~〔夜の部〕午後7時5分~
2012年05月01日『かもめ食堂』、『めがね』など何気ないやり取りの中にあるほのぼのとした情景を描き出し、女性を中心に高い人気を誇る荻上直子監督の最新作『レンタネコ』がついに完成。4月9日(月)に完成披露試写会が都内で開催され、主演の市川実日子、草村礼子、光石研、山田真歩、田中圭が舞台挨拶に登壇した。多くの猫と暮らし、人々に猫を貸し出す「レンタネコ」屋を営むサヨコと人々の出会いを描いた本作。猫によって心の隙間を埋める人々、そんな様子を見守りながら自身も少しずつ変わっていくサヨコの姿を温かく描く。市川さんは映画について「17匹の猫が出てきますが、しかし!それだけではない映画になってます」とアピール。サヨコ役で出ずっぱりのため、この17匹のすべての猫たちと共演を果たしたが「こんなにいると性格が全然違うんです。猫にもいろいろあるんだなぁって思いました。(自身は)猫と人間の間にいる感じでした」とニッコリ。猫との撮影ということでさぞや苦労したかと思いきや、「荻上監督は猫を愛している方で、撮影前に『“猫待ち”をすることも、猫に何かを強要することもしないで、(猫には)自然に自由に現場に居てもらう』とおっしゃって、すごく自由でした(笑)」とあるがままの猫たちがカメラに収められていることを明かした。そんな市川さんについて草村さんは「拡声器を持って土手を歩く姿がとてもかわいくて、少年のようで惚れ惚れしました!」と絶賛。草村さん自身は「子供の頃に化け猫の映画を観てから、自分の方から猫に触ったことはなかったんです」とイタズラっぽい笑みを浮かべた。光石さんは荻上作品の常連だが、その魅力を「(物語が)現実とフィクションのギリギリのところにあって、演じる側がリアリティを持ってやるとホンワカするんです」と分析。「今回は猫もいてなおさらでした。市川さんも本当に猫みたいでした」と語った。これに市川さんが「そうですか(笑)?」と返すと、「いや、分かんないです。いいかげんなこと言いました」と照れくさそうに頭をかいた。荻上作品初参加の田中さんは、現場の様子について「フワッと柔らかいというかボーっとしてる感じ」と表現。市川さんから「ボーっとしてないですよ(笑)。普段ものすごい現場が多いんですか?」とやんわりと突っ込まれると、「ずーっと駆け足ですよ!…いや、そうでもないです(笑)」と語り会場の笑いを誘った。山田さんは、お客へのマニュアル通りの説明にとらわれたレンタカーショップの女性店員という役どころで、早口でサヨコ相手に商品の説明をするというシーンがあるが「個性を殺そうと思ってやりました」と述懐。「バイトはいままでいっぱいやって来たけど、マニュアルを言うような仕事はなかったので街中でそういう人たちを観察しました」と苦労を明かした。この日は高さ2.4メートルの巨大な招き猫も登壇。静岡県の看板業者の社長が20年も構想を練り上げて仕事の合間に作り上げたもので、当初は縁起物としてレンタルすることを予定していたが、借り手が現れずに完成からずっと倉庫に眠ったままだった…。今回の『レンタネコ』イベントで記念すべき初レンタルを飾った。右手を掲げた招き猫はお金を、左手を掲げたものは人を呼び込むと言われており、キャスト陣は“巨大レンタ招き猫”を前に福を呼び込もうと手を掲げていた。『レンタネコ』は5月12日(土)より銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほか全国にて公開。■関連作品:レンタネコ 2012年5月12日より銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほかにて全国公開© 2012 レンタネコ製作委員会■関連記事:『かもめ食堂』荻上直子監督の最新作『レンタネコ』、ベルリン映画祭出品決定荻上直子監督最新作!ハートフルムービー『レンタネコ』試写会に15組30名様ご招待
2012年04月09日『かもめ食堂』、『めがね』など独特の世界観で多くの映画ファンに愛される荻上直子監督の待望の最新作『レンタネコ』が5月に公開されることが決定。さらに、公開に先立ち、2月に開催される第62回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門にて正式出品されることが決定した。どこかゆったりとした時間の流れの中で、こだわりの場所と人の出会いを描いてきた荻上監督が選んだ新たな題材は、タイトルにもなっている「レンタネコ」。都会の片隅で“レンタネコ”屋をひっそりと営む主人公・サヨコが、心寂しい人たちと猫との出会いのお手伝いをしていく姿を描く。夫と愛猫に先立たれた老婦人に、単身赴任中の中年男、自分の存在意義に疑問を感じるレンタカー屋の受付嬢、サヨコと浅からぬ因縁を持ち、いまはとある組織から追われる男などなど、サヨコのもとに訪れる様々な事情を抱えた人たちと猫の出会いの物語が繰り広げられる。主人公・サヨコに扮するのは、『めがね』以来の荻上組参加となる市川実日子。大人の女性になりきる一歩手前の少年ぽさを残したたたずまいで、正体不明の“レンタネコ”屋をコミカルかつ愛らしく演じる。そして猫をレンタルする人々には、同じく『めがね』で共演した光石研に草村礼子、山田真歩、田中圭、謎の隣人に小林克也と、ベテランから若手勢まで個性豊かな面々が集まった。荻上監督作品のベルリン映画祭参加は、劇場長編デビュー作の『バーバー吉野』(’03)、『めがね』(’07)に続いて3度目。『バーバー吉野』では児童映画部門出品で特別賞を、『めがね』はパノラマ部門出品でザルツゲーバー賞を受賞と、それぞれに高い評価を得ており、いまや国際的に支持を集める荻上監督にとってベルリン映画祭は縁深い映画祭の一つ。“レンタネコ”屋という斬新な舞台で展開する新たな“荻上ワールド”は、海外でどのように迎え入れられるのか?第62回ベルリン国際映画祭は2月9日(現地時間)より開催。『レンタネコ』は5月、銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほか全国にて公開。■関連作品:レンタネコ 2012年5月、銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほかにて全国公開© 2012 レンタネコ製作委員会
2012年01月26日貴重!さすがにきれいなすっぴん姿元「CanCam」モデルの徳澤直子が、自身のオフィシャルブログにて貴重なすっぴんを披露している。昨年7月にプロ野球西岡剛選手と結婚し、この8月には女児を出産した彼女。まさに幸せいっぱいといったところだ。現在は、メジャーリーグに移籍した夫とともに、家族でアメリカ・ミネアポリスで生活している彼女。最近のブログでは、子どものことに触れることも多く、子育てに奮闘中のようだ。美貌は健在!愛娘も可愛い☆すっぴん姿を披露した写真でも、わが子を大事に抱っこ。抱っこする姿も美しく、産後とは思えない美貌だ。このあたりはさすがといったところか。CanCamモデルを卒業し、ママとなっても美貌は健在のようだ。こんな彼女とイケメン選手としで評判になることも多い西岡選手とのあいだに生まれた子どもだけに、Jr.ちゃんもきっと可愛い子に育ちそう。すっぴんでわが子を抱っこした写真は、ほんの少し、その可愛らしさも見えるようなものとしても貴重な一枚だった。元の記事を読む
2011年09月03日人気ミステリー作家・横山秀夫の4つの短編を、仲村トオル、岸谷五朗、玉山鉄二、渡部篤郎という4人の人気俳優をそれぞれ主演に据えて映像化した「横山秀夫サスペンス」。WOWOWで放送された本作がこのたび、DVDでリリースされ、4作品をまとめた予告編も到着した。『半落ち』、『出口のない海』、『クライマーズ・ハイ』などの映画化作品をはじめ、その著作が数多く映像化されている横山秀夫。数々の名作の中から「真相」(双葉社刊)に収録されている「18番ホール」、「他人の家」の2作と、「看守眼」(新潮者刊)に収められている「自伝」、「静かな家」をそれぞれ約1時間のドラマとして映像化した本作。「18番ホール」は、地元の村の再開発の話を聞いて村長選に立候補した男が主人公。実は彼には12年前のある秘密を隠すため、何としても当選する必要があった。当初は楽勝と思われていたが、強力な対抗馬の存在で徐々に暗雲が…。『行きずりの街』の公開を控える仲村トオルが当選のために必死で奔走する主人公に挑む。「静かな家」は「誤報」というタイトルで岸谷五朗を主演に映像化。ある地方新聞の記者が、写真展の日程を誤って報道してしまうのだが、それに端を発して謎めいた事件が…。「自伝」の主人公で、母に捨てられたトラウマを抱えて生きるライターを演じるのは『ノルウェイの森』がまもなく公開となる玉山鉄二。彼の元に家電量販店の会長の自伝執筆の依頼が。取材の初日、その会長は人を殺した過去を告白。そこから衝撃的な真実が明らかになる。「他人の家」は強盗事件で服役し、いまは妻との静かな暮らしを望みつつも前科のせいで行くあてをなくした男が、近所のがんを患った老人の申し出で、彼の養子に入り家を受け継ぐ約束をする。ここから、彼と妻は、恐るべき事件に巻き込まれることになる。渡部篤郎が再起を図る前科者の悲哀を見事に表現している。日本随一のミステリー作家の作品を原作にした4人の実力派俳優の物語が一挙に楽しめる本作。男たちの運命は――?「横山秀夫サスペンス」DVDは発売中(同時レンタル中)。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「横山秀夫サスペンス DVD-BOX」価格:4,980円(税込)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント© 2010 WOWOW■関連作品:行きずりの街 2010年11月20日より全国にて公開© 2010「行きずりの街」製作委員会クライマーズ・ハイ 2008年7月5日より丸の内TOEI1ほか全国にて公開© 「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ■関連記事:【TIFFレポート】仲村トオル俳優デビュー25周年50度カクテル一気飲み「ファイヤー!」仲村トオル、チャン・ドンゴンとの再会に感激!『行きずりの街』韓国公開も即決定ハズレなし!「映画館大賞2010」まもなく発表中谷美紀が選ぶ「1本」は?尾野真千子インタビュー「ここで隠したら一緒になれない気がした」と“覚悟”明かす堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」
2010年11月02日『かもめ食堂』ではフィンランド。前作『めがね』では南の島。そして最新作『トイレット』ではは北米。荻上直子が作り出す物語の舞台は、我々にとって非日常ともいうべき場所だが、不思議なことに描かれるのは、ごくごく当たり前の人間の日常の営みである。その日常の営みにおいて欠かすことができない食事に関して、荻上監督を一手に支えるのがフードスタイリストの飯島奈美。『かもめ食堂』以来、数々の食事シーンで苦労を、そして楽しみを共にしてきた2人が、初めて揃っての取材に応じてくれた。まずは出会いから。2人を繋いだのは、『かもめ食堂』、『めがね』と荻上作品で立て続けに主演を務めた小林聡美だった。飯島:小林さんが出演されていたパンのCMの料理を担当していて、(CMが撮影される)半年ごとに小林さんにご挨拶はさせていただいていたんです。荻上:そのプロデューサーが『かもめ食堂』のプロデューサーに声を掛けてくださって…。飯島:初めて会ったときのこと覚えてます?荻上:覚えてますよ、代官山でしたね。もう、この手は絶対においしいおにぎりを作ってくれる、間違いないですよね!って思いました(笑)。飯島:小林さんには「おっきい手!」って言われました(笑)。出会いの『かもめ食堂』では鮭にしょうが焼き、『めがね』では彩り豊かな朝ごはんにかき氷など、作品ごとに印象的な食べ物が登場するが、今回の目玉はもたいまさこ演じる“ばーちゃん”の手作り餃子!でもなぜ餃子なのだろうか?荻上:みんなで作って食べられる料理にしたかったんです、家族のお話なので。餃子ってテーブル囲んでみんなで作れるじゃないですか。私もちっちゃい頃に母と一緒に餃子をつめた思い出があります。飯島:私もあります。みんなありますよね…ありません(笑)?もちろん、あります(笑)!この餃子というチョイスの素晴らしさ、監督の遠謀深慮(?)は食べるシーンを見れば分かる。作った餃子を食べながら彼らが「これはばーちゃんのだ」などと、それぞれ形の違う餃子についてあれこれ会話を交わす…思わず「あぁ、分かる分かる!」と膝を打ってしまう。異国の地でばーちゃんと外国人の孫が餃子を作って食べるというシュールな絵のはずが、グッと“日常”を引き寄せてくるのだ。荻上:みんな、自分が一番うまいと思っててね(笑)。飯島:(現場でも)もたいさんは皮を作る練習をひたすらされてましたね。荻上:カナダ人キャストも一緒にやりましたけど…ヘタクソでしたねー(笑)!2人の仕事に進め方について尋ねると「今回の餃子のように、あらかじめ脚本段階で決まっているものもあるし、書いてないものもある。決まってないものは奈美さんに考えていただく」(荻上監督)とのこと。実際、本作での餃子以外の食事を飯島さんはどのように決めたのか?飯島:まず、おばあちゃんっぽく煮物にしようと思いました。カナダのおいしいジャガイモと鮭で肉じゃが……餃子で肉を使っているので、鮭がいいなと。それから、ビールが出てくるのでもう一品、ポテトフライのようなものを考えました。ジャガイモはもう使っているので、ナスにしようとナスフライに決めました。ちなみに、映画では見えない部分ですが、あのフライにはガーリックパウダーとジンジャーパウダーが入ってます。コーンスターチで揚げるとカリッとするんです(笑)。荻上:そうそう、カリッとね!美味しそうでしたし、実際、美味しかったです。すでに観る者にとっては“荻上作品=美味しい食べ物”という公式が出来上がっているといえるが、監督自身は映画を作る上で、食べ物のシーンというのにどのような意識を持っているのだろうか?荻上:今回に関して言うと、家族の距離が縮まるときに、食卓を囲んでほしいと思って、食事を作って、庭で食べて、というシーンを入れました。すごく幸せそうで、でもすごくもの哀しいんですよね。幸せだけど永遠には続かない時間――その儚さがあの食事のシーンにはあると思います。でも普段、脚本を書くときに意識して『ごはんのシーンを出してやろう!』とは思ってないんですよ」。飯島:でも日常を描いた作品なら当然、ごはんは出てきますもんね。よっぽど…殺しの映画とかじゃなければ(笑)荻上:でも殺人犯だってごはん食べますしね(笑)。意識はしていない――。だが、監督が何気なく脚本に書いた食べ物が、飯島さんというプロの手で、想像を超えたシーンに“変身”することも!飯島:(『めがね』のときの)伊勢えびとかはおもしろかったですね。荻上:あれは最初から脚本に書いてあったんですよね、“伊勢えびとビール”ってだけ(笑)。それを茹でて、豪快にバリッと割って丸かじりするというのは、奈美さんのアイディア。飯島:ああいう贅沢な食べ方もいいなぁって。昔、「レディーボーデンのアイスを、大きくなったら1箱食べたい」とか考えてて(笑)。それに近い感覚でした。荻上;私は単に、えびを食べるってことしか想像してないんですよ。そこで奈美さんが「こうすると美味しそうです」って提案してくださるんです。食のシーンに関しては、まさに“共同演出”と言える関係の2人。プライベートでも一緒に食事をすることも多いとか。また、監督は自宅で、飯島さんのレシピ本を片手に料理することもあるそうだ。荻上:私は、目分量で作ったりすると、とんでもないことになるから(苦笑)、ちゃんと計って作る。そしたらおいしくはできるんです。でも絶対、奈美さんが作る方がうまい…それは絶対、奈美さんの手から“おいしい成分”が出ているんだと…。飯島:他人に作ってもらった方が美味しいんです!荻上:いや。絶対、奈美さんだからだよ。ハンドパワーです!では、監督はご自宅でかなり凝ったものを作られることも?荻上:ほかに作ってくれる人がいればしないんですが…そういう人もいないので、します(笑)!奈美さんの本から、意外と簡単に少ない材料でできるものを探し出して作ってます!最後に飯島さんから、餃子の最後の難関“焼き”についてアドバイスが!飯島:そうですね、5ミリずつ離してフライパンに並べて、中火で焼きます。うっすらと焼き色がついたら、熱湯をフライパンの3分の1ぐらい入れて、フタをして少し放置します。5分ほど経ったらをフタを外して水分が残っていれば捨てます。フライパンを傾けても餃子がはりついて落ちてこないので、パッと水分を切って少し油を足します。そして、必ずフタをして、2分ほどするといい感じになってきます(笑)。時々、フタを開けて焼き色を見ながらやると良いと思います」。映画を観れば必ず(!)餃子が食べたくなるので、ぜひお試しあれ!シネマカフェSweet「映画監督という仕事『トイレット』特集」■関連作品:トイレット 2010年8月28日より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開© 2010“トイレット”フィルムパートナーズ■関連記事:荻上直子監督『トイレット』初日に早くも次回作構想「メキシコで酒を飲みながら…」荻上監督作品に欠かせないフードスタイリスト・飯島奈美の餃子料理実演が大盛況「トイレの神様」推奨のトイレ掃除、荻上監督はボーイフレンドにお任せ?オールカナダロケの『トイレット』荻上直子監督×主演俳優カルチャーギャップトーク『めがね』荻上直子監督新作『トイレット』オリジナルグッズセットを5名様プレゼント
2010年09月03日映画『トイレット』が8月28日(土)、初日を迎え、主演のもたいまさこ、共演で初来日中のカナダ人女優タチアナ・マズラニー、荻上直子監督が東京・新宿ピカデリーで初日舞台挨拶に立った。風変わりなカナダ人3兄妹と英語の話せない日本人の“ばーちゃん”が、突然始まった奇妙な共同生活を通じ、お互いの個性を受け入れて心を通わせていく姿を描く物語。南カリフォルニア大学大学院映画学科を卒業以来、約10年間温めてきた「北米で映画を撮る」という構想を実現させて、カナダオールロケを敢行し、全編英語の本作を仕上げた荻上監督は「『かもめ食堂』、『めがね』でなんとなく分かってきた自分のカラーを通せるかと思ってやりましたが、チャレンジしてよかった」と手応えを掴んだ様子。司会者から次回作について聞かれると、「メキシコとかで、ずっと酒を飲みながら訳分からなくなりながら…っていうのもありかなと」と豪快なプランを口に。すかさず、もたいさんは「そのとき、私はサボテンの役で」と本作同様、ちゃっかり台詞のない役に立候補。会場の笑いを誘った。一方、タチアナさんは荻上監督について、「自分のビジョンをはっきり持っていて率直に指示を出してくれて、反面、自由に演技させてくれる。とてもやりやすかった。言葉の壁という弊害はありましたが、理解し合えた。監督と私は多分同じような人間だと思う」。もたいさんも、撮影現場での荻上監督について「もう頼もしいんです。(監督作が)3年ぶりとは思えない男前さ。ビル1棟建てるんじゃないか、と思いました。次の作品が楽しみです」とそれぞれ絶賛。荻上監督は照れながらも一礼し、感謝の気持ちを表していた。『トイレット』は新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:トイレット 2010年8月28日より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開© 2010“トイレット”フィルムパートナーズ■関連記事:荻上監督作品に欠かせないフードスタイリスト・飯島奈美の餃子料理実演が大盛況「トイレの神様」推奨のトイレ掃除、荻上監督はボーイフレンドにお任せ?オールカナダロケの『トイレット』荻上直子監督×主演俳優カルチャーギャップトーク『めがね』荻上直子監督新作『トイレット』オリジナルグッズセットを5名様プレゼント荻上直子監督オーディション抜擢の“ヘンな子俳優”初披露
2010年08月28日フィンランドで撮影された『かもめ食堂』(’06)に続く海外となる、オールカナダロケで作られた荻上直子監督の最新作『トイレット』は、主演のもたいまさこ以外全てカナダ人キャストで、クルーの多くもカナダ人。映画の中でもばーちゃん(もたいさん)と突然生活を共にすることになった3兄妹の姿が描かれているけれど、実際の撮影風景はどんな様子だったのでしょうか。長男・モーリーを演じたデイヴィッド・レンドルと、荻上直子監督に語っていただきました。デイヴィッドの第一印象は?「ヘンな人」!―デイヴィッドさんが生まれ育ったトロントの街で日本の映画が撮影され、その映画に出演するという経験はいかがでしたか?デイヴィッド「本当に不思議な体験だったけれど、すごく楽しくて、エキサイティングで…でも、やっぱり不思議な体験だったとしか言い表せないなあ(笑)」。―お互いの第一印象はいかがでしたか?デイヴィッド「ナオコは作りたいものがとても明確で、こういうふうにはっきりとしたビジョンを持った監督と仕事してみたいなあと思った。だけど初対面のオーディションはあっという間に終わってしまって、決め手になるような印象を与えることはできなかったんじゃないかなって思っていたんだ」。荻上「まず、『ヘンな人!』と思いましたね(笑)。すごくヘンなメガネをかけていて、『顔が見たいからメガネを外してください』とお願いしたんです。そうしたら『ヤダ』って言われて。それで、いじわるな俳優だったらどうしようと不安になったんです(笑)。そのことは話したよね?」デイヴィッド「うん。言い訳をさせてもらうと、僕はすごく目が悪くって何も見えない状態で演技したくなかったから…でも確かに、メガネを外したくないって気持ちもあったかもしれないな(笑)。そうしたら、いじわるな人に見えても仕方なかったよね」。―日本の撮影方法とカナダの撮影方法の違いはありましたか?デイヴィッド「自分が置かれている状況によって違いの感じ方は違うと思う。僕の体験で言うと、スタイリストのホリコシ(堀越絹衣)さんは真のプロフェッショナルだった。ホリコシさんは映画やキャラクターをよく理解して考え抜いた上で衣裳を選んでくれて、いままでここまでプロフェッショナルな仕事をするスタイリストには出会ったことがなかったよ。そしてイイジマ(飯島奈美)さんはすごいシェフだった!彼女の作るギョーザは本当においしくって、『ワオ!』としか言いようがなかった」。荻上「仕事自体に関して言うと、日本もフィンランドもカナダもやっていることは変わらなかったです。ただ、カナダにはユニオン(組合)があって1日12時間しか撮影できない決まりがあったので、毎晩制限時間に近づくとどんどん焦って『とにかく撮り終えましょう!』ということになったのが大変でしたね。毎日毎日追い立てられていた気がします」。初めてのカナダロケ「英語でも自分のカラー出せた」デイヴィッド「撮影現場でのナオコは…いじわるだった(笑)。みんなをいじめていた。というのは冗談で、ナオコはとても緻密で、小さいディテールにもきっちりこだわりが感じられる監督だったよ。それと同時に、引いた画面で遠くから見ているような視点も感じる。細部にこだわりつつ引いたカメラで撮影するというやり方をする監督にはいままで出会ったことがなかった」。荻上「そうなんだ〜」。デイヴィッド「ヨーロッパや海外の映画に見られるようなアプローチだったので、やっていてすごくおもしろかった。そして、リハーサルでのナオコはすごくオープンで、僕らの意見を聞いて取り入れてくれるのが嬉しかったな」。荻上「撮影終了時間には追い立てられていたけれど、気持ち的には落ち着いてやることができました。いままではベテランのスタッフと仕事して助けてもらうことも多かったんですが、この作品では私が一番年長で経験を積んできているので、若いスタッフの先頭に立って引っ張って行かなくちゃいけない感じがありました。ああ、年とったんだなって感じました(笑)。カナダで初めて撮って、英語という言語で撮っても自分のカラーみたいなものを通せたような気がして、そこに関しては満足しています」。―できあがった作品を観た感想はいかがでしたか?デイヴィッド「俳優はもらった脚本を基に、頭の中でどんな映画になるか想像して撮影に臨む。そしてできあがった映画を観ると、脚本を最初に読んだときの印象なんかが呼び起こされたりするものなんだ。僕が最初に脚本を読んだときに笑ったシーン、感動したシーンが全て作品の中に発見することができたね。それと同時に、被写体から距離を置き、ゆったりとしたカメラワークのせいなのか、まるで絵画を見ているような印象を受けました。そこは脚本からは想像できなかった部分だったな」。荻上「なるほど。ある一定の距離を保ってコミュニケーションを取るというのは、外国人との関係に限らず、私の中にあるものなのかもしれないですね」。(photo:Yoshio Kumagai/text:Itsuko Hirai)シネマカフェSweet「映画監督という仕事『トイレット』特集」■関連作品:トイレット 2010年8月28日より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開© 2010“トイレット”フィルムパートナーズ■関連記事:『めがね』荻上直子監督新作『トイレット』オリジナルグッズセットを5名様プレゼント荻上直子監督オーディション抜擢の“ヘンな子俳優”初披露『かもめ食堂』荻上直子最新作『トイレット』特報が到着“ばーちゃん”って何者?『かもめ食堂』の荻上直子新作『トイレット』公開決定“ミューズ”もたいまさこ健在
2010年08月02日映画『トイレット』の完成披露試写会が6月24日(木)、東京・東新橋のスペースFS汐留で行われ、荻上直子監督、主演のもたいまさこ、オーディションで抜擢されたカナダ人俳優のデイヴィッド・レンドルが舞台挨拶に立った。荻上監督にとって『めがね』以来3年ぶりの新作で、バラバラに生きてきたそれぞれクセのあるカナダ人3兄妹と、日本からやってきた英語を話せない彼らの祖母が、突然始まった共同生活を通じ互いの個性を受け入れ合いながら家族の絆を深めていく姿を描く物語。デイヴィッドは、引きこもりで、上手なはずのピアノが弾けない状態に陥る、ゲイ疑惑のある長男モーリー役。3兄妹役はオーディションで選んだ若手俳優を起用。荻上監督は「モーリー役がなかなか決まらなかった。ヘンな子をずっと探していて、でもヘンな子がなかなか出てこなくて、カナダのキャスティング・ディレクターに、『もう誰もいないよ』って言われて。でも『役者じゃなくてヘンな子がほしい』って言って。そしたらデイヴィッドが現れたんです」と運命的出会いに感謝しきり。“ヘンな子”の連発に観客ともたいさんからは笑いが起きたが、デイヴィッドは「その通り、当たっています。監督が思ったこと、分かる気がします」とニッコリ。「アーティストが抱える葛藤と、ピアノの才能がある部分を大切に演じました」と役作りについて話した。デイヴィッドは今回が初来日で、前日に日本に到着したばかり。早速、大好物を食した?とMCから聞かれ、「YES!うなぎ丼!Very Good!」と大喜び。一方、もたいさんも、昨年秋の全編カナダロケ中の食事をふり返り、「日本ならロケ弁とかですけど、カナダではキッチンカーが来るんですよ。おやつの時間にはエスプレッソ・マシンのコーヒー、お腹が空くとホットケーキを焼いてくれたりする。なんという待遇なんだ!と思ったら、向こうでは普通なんだそう」と日本とカナダの“食事格差”を証言。会場の笑いを誘っていた。映画『トイレット』は8月28日(土)より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:トイレット 2010年8月28日より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開© 2010“トイレット”フィルムパートナーズ■関連記事:『かもめ食堂』荻上直子最新作『トイレット』特報が到着“ばーちゃん”って何者?『かもめ食堂』の荻上直子新作『トイレット』公開決定“ミューズ”もたいまさこ健在
2010年06月24日『かもめ食堂』、『めがね』など独特の“ゆる〜い”世界観が熱い支持を集める荻上直子監督の最新作としてつい先日公開が発表された『トイレット』の特報映像が解禁となった。冒頭、皿いっぱいに敷きつめられたギョーザが映し出され、“ジュー”っと心地良い音が響き渡る。荻上作品と言えば食べ物!『かもめ食堂』でも『めがね』でも、劇中に登場する食べ物がおいしそうと話題を呼んだが、先に挙げた2作同様、今回もフードスタイリストの飯島奈美がスタッフに入っており、今回も映画を観ながらお腹が鳴りそう?そして気になる物語だが、この特報を見る限りではいまだ謎に包まれた部分が多い。オタク青年のレイ、引きこもりピアニスト・モーリー、勝気でワガママな大学生のリサという3人の兄妹と“センセー”と呼ばれる猫と、「天国のママが置いていった」という“ばーちゃん”の奇妙な共同生活が描かれるというのだが…。面白いのは、北米東部を舞台にした物語で、3人の兄妹はもちろん英語で話すのだが、もたいまさこ演じるばーちゃんを、そのまま“ばーちゃん”と呼んでいること。そして特報の最後に出てくるのは、ばーちゃんの言葉と思しき「みんな、ホントウの自分でおやんなさい」という教訓(?)。また、タイトルの“トイレット”が意味するところは?などなどいろいろと気になるが、公開は8月とまだしばらく先。今後、少しずつ明らかになってくるであろう詳細を期待して待ちたい。『トイレット』は8月28日(土)より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:めがね 2007年9月22日よりテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© めがね商会トイレット 2010年8月28日より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開© 2010“トイレット”フィルムパートナーズ■関連記事:『かもめ食堂』の荻上直子新作『トイレット』公開決定“ミューズ”もたいまさこ健在やっぱり猫が好き?超人気ブログ「くるねこ」アニメ化で小林聡美が一人全役に挑戦夏の星空の下、ロマンチックに屋外映画鑑賞!「スターライトシネマ PLUS」開催【ベルリン国際映画祭】『めがね』日本映画初のザルツゲーバー賞を受賞!もたいまさこは女優生命をかけて踊り、加瀬亮はひたすら眠り続けた『めがね』公開
2010年03月09日『かもめ食堂』、『めがね』など、その独特の世界観が支持を集める荻上直子監督の最新作『トイレット』の公開がこのほど発表された。海外で自分のオリジナル脚本で作品を作りたいという荻上監督の熱意のもと、昨年9月からカナダのトロントで撮影され、仕上げに至るまで全て、トロントで行われた本作。「人生は退屈の繰り返しに耐え忍ぶことだと思う」と信じて生きてきたプラモデルオタクの青年に、引きこもりピアニストの兄、そしてエアギターで自らのスピリットを表現しようとする大学生の妹という、それぞれバラバラでマイペースに生きている3兄妹が、母親の死をきっかけに、生前母親が日本から呼んだ“謎のばーちゃん”と交流し、少しずつ心の扉を開いていく姿が描き出される。荻上監督は「1994年から6年間、ロサンゼルスに滞在し、映画製作を勉強していました。映画の面白さを教えてくれ、映画を作りたくて作りたくてしょうがない気持ちにさせてくれたのは、ハリウッド映画ではなく、おかしくて上質な当時のアメリカン・インディペンデント映画でした。『ウエルカム・ドールハウス』、『ゴースト・ワールド』、『アメリカン・スプレンダー』など、多くの作品に刺激を受けました。それらは私の原点であり、いつか必ず北米で映画を作りたいとずっと願っていました。構想から約5年、昨年9月からトロントで撮影をした『トイレット』は、私がどうしてもどうしても作りたかった映画です」とのコメントを寄せ、本作に懸けた熱い思い入れを明かしてくれた。気になるキャストだが、物語のカギを握る人物であり、トイレから出ると必ずため息をつくという“謎のばーちゃん”を演じるのは、過去の全ての荻上作品に出演している監督の“ミューズ”もたいまさこ。個性豊かな3兄妹には、トロントでのオーディションにより若手俳優アレックス・ハウス、デイヴィッド・レンドル、タチアナ・マズラニーが選ばれた。さらに、『西の魔女が死んだ』のサチ・パーカーも監督の熱いオファーを受け、これまた“謎の”女性として出演している。スタッフは日本側から『かもめ食堂』、『めがね』に引き続き、フードスタイリストとして活躍する飯島奈美、衣裳の堀越絹衣が参加しているほか、現地カナダの若手スタッフを登用している。ちなみに、スチール撮影には『イースタン・プロミス』のデイビッド・クローネンバーグ監督の娘、ケイトリン・クローネンバーグが参加している。謎のばーちゃんが家族の絆を教えてくれる!『トイレット』は今夏、新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開。■関連作品:トイレット 2010年夏、新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開© “トイレット”フィルムパートナーズ
2010年02月18日