こんにちは、育田花です。今回は夫を泣かせた話の2話目になります。▼「夫のことを泣かせた話」 前回までのお話飲み会続きでいつも帰宅が遅くなりがちな夫にもやっとしつつも自由時間をくれると約束してくれ、天にも登る気持ちで家事を頑張っていた私。「明日は楽しみにしていたお楽しみデー!最高に楽しんじゃうぞ!」と期待して夫の帰りを楽しみにしていたものの… 『夫のことを泣かせた話 第1話』実は一度のことだけではありませんでした。実際約束は何回かしていながら毎回反故にされていました。飲み会の翌日は、夫は二日酔いでほぼ1日動けず。でも自由時間を約束してもらう時は、夫を信じて毎回ワクワクしながら「自由時間は何しよう」とかそういったことを考えて過ごしていました。本当にわくわくしていたのに…。さて、この後夫は、私はどうするのか?また次回に描かせていただきます。 続く 『夫のことを泣かせた話 第3話』 \人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2019年11月17日梅沢富美男(68)が9月18日、「梅沢富美男のズバッと聞きます!」(フジテレビ系)に出演。「ハラスメントは芸能界だけは通用しない」と話したことに、否定的な声が上がっている。番組では、昭和と平成という2つの世代が社会問題を討論。そのなかで「パワハラ問題」について取り上げた。VTRでは「昨年度、厚生労働省にはパワハラを含むいじめや嫌がらせの相談件数が8万件以上寄せられた」と説明。しかし番組では「本当にこれはパワハラなのか?」といった案件も多いと紹介。今年3月に陸上自衛隊幹部が部下に“指導のつもり”で「アホか」などの暴言を浴びせたこと、そして6月に国会でも議論された「職場でのパンプス着用の強制」といったことを取り上げた。さらに「若者が不快だと感じる新たなハラスメント行為」として、休日にイベント参加を義務付ける「休日ハラスメント」、ランチで上司が部下に自身のオススメメニューを勝手に頼む「グルメハラスメント」といった事例を紹介。そして「何でもハラスメントと訴える若者を理解できる?できない?」として、VTRは終了した。討論の直前、「芸能界の話はするなよ」と忠告した梅沢。スタジオが笑いに包まれると梅沢は真剣な表情で「俺は黙ってたんだよ。これ激論するようなネタじゃねえなって」として、こう続けた。「芸能界だけは通用しないからな」小島慶子(47)が「完全アウトです」というと、梅沢は「マジメに言いてえんだ」「芸能界ってのはそれで飯食ってんだ」と持論を展開した。梅沢は自身が大久保佳代子(48)に「ブスは黙ってろ」と発言して非難の声が上がったことについて触れ、「彼女はそれで売ってるんだよ」と発言。「それで皆はメシ食ってんだ。食ってやれなかったら、彼女たちがひな壇に出てる意味がないんだ。それわかって喋ってるんだ」と話した。続けて「俺、普段からセクハラなんてしてねえんだ」と言うと、スタジオの女性からは「うーん?」といった声が。しかし「テレビだからわざとやってんだ」と述べた。そしてオーディションで受からないのは「必要ないから」「ひっかからないから」として、「当たり前のことなんだよ」とコメント。「胸の大きい人を求めていたのかもしれない」「もっと大きいほうが良いかなと思うから、その子はいらないとなったのかも」と発言。そのため、「芸能界の中では通用しない」と結んだ。しかし、梅沢の発言にTwitterでは否定的な声が上がっている。《「芸能界は一般社会と違うルールがあるので(ハラスメントがあっても)従え。できなければやめろ」みたいな。どこの業界も、きっと自分の業界は特別だと、自らを例外としてるのかもなあ》《「芸能界は別、いやだったらやめちまえ」という富美男さんが成功しているなら、なおさらそういう人に仕事が来ないようにしないといけない。この番組は本当に程度が低いね》《そりゃあ無意識にパワハラしてる人には、何がパワハラか分かるわけないよ こういう昭和世代は時代に順応しなさすぎる。要は時代遅れ》「芸能界でパワハラを訴えることは通用しない」という梅沢。「普段からセクハラなんてしていない」とも語っていたが、今年5月にはLEONの公式サイトで自身のセクハラ観について明かしている。梅沢は「その女が相手の男のことを嫌いだから、『セクハラされた』ってなるんじゃない?」と持論を展開。自身が“下ネタ”を女性に話すことについて「言われた彼女の方は気にしちゃいないよ。だって、少なくとも俺のことを嫌っていない女性にしか、そういうことを言わないんだから」と語っている。さらに「セクハラで訴えられるヤツっていうのは、女性の感情に鈍感なんだよ」「女性が自分に気があるかないかなんてすぐ分かる」ともつづっていた。そのため当時、《自分と他人の境界線が曖昧なんだろうな、こういうオッサンて》《「相手が嫌がってなかったからセクハラではない」と黙認を強いる危険がある。客観的なセクハラ基準は存在するのよ》《自分だけは大丈夫と勘違いしている人の典型ですね》といった声も上がっていた。
2019年09月20日友だちは大切。困っていれば手を差し伸べますよね。また、悪い道に進みそうだったら、引き止めることもあるでしょう。でもそのとき、正論を言いすぎると、心に響かない場合があります。そこで、“不倫を止めてくる友だちの正論LINE”について女性たちの話をご紹介します。文・塚田牧夫「全部自分に返ってくるよ」「友だちとお酒を飲みに行ったとき、不倫していることをポロッと言ってしまいました。友だちは、明らかに引いた様子に。そして、神妙な面持ちで“大丈夫?”と家庭のことについて聞いてきました。翌日です。友だちから、“やっぱりやめたほうがいい”と、不倫を止める内容のLINEが届きました。そして、“全部自分に返ってくるよ”と誰もが言うようなことを……。申し訳ないけど、響きませんでしたね」アンナ(仮名)/34歳誰もが言うような言葉をかけられても、心には響きません。本当に止めたいのなら、その人の心の奥から溢れ出たような言葉を聞きたいと思うのでしょう。「お金で解決できないこともある」「私は夫より収入も多く、家庭内で主導権を握っています。好き勝手飲みに行くなどしても、文句を言われることはありません。あるとき、学生時代の友人に会う機会がありました。彼女は、夫と子どもと三人で幸せに暮らしていました。ちょっとイタズラ心が湧いてしまい、私が不倫をしていることを言ってみたんですね。すると、険しい表情に……。それからよくLINEがくるようになりました。“旦那さんを悲しむよ”と、不倫はやめたほうがいいというような感じで。面倒臭くなり、“最悪、慰謝料払って別れるから”と言ったんです。そうしたら、“お金で解決できないこともある”だって。そんなの分かってるっつうの!」ミナ(仮名)/35歳「人の心はお金では買えない」ということでしょう。分かりきったを言われても、大人の心はなかなか動かないのでしょうね。「不倫という字は…」「友だち五人で軽くお酒を飲んでいました。そこで、不倫の話題に。私ともうひとりが不倫中であるということが分かりました。ちょっと見栄を張りたくなり、不倫を楽しんでいるような発言をしたんですね。するとそのあと、ひとりの友だちから心配している感じのLINEが届きました。“今は楽しいかもしれないけど……”と言い、“不倫という字は……”と、言葉の意味を説明してきました。“倫は、秩序とか道徳という意味で……”と。正直、しらけました」マナカ(仮名)/32歳言葉の意味を説明するなんて、学校の先生のようなことをされても、しらけてしまうようですね。“不倫を止めてくる友だちの正論振りかざしたLINE”をご紹介しました。正論を言われても心には響きにくい。誰かの言葉ではなく、自分の言葉で伝えるべき。また、言われる側になった際は、相手も幸せを願っての言葉なので、しっかり受け止めましょう。© fizkes / shutterstock© Flotsam / shutterstock© HBRH / shutterstock
2019年05月20日前回の記事でかいたように、夫は産後しばらくたってから育児にかかわるようになってくれました。それでもときどき、育児のことでぶつかることもありました。姉妹がまだ小さい頃のことですが、夫につい怒ってしまったときのことをお話しします。夫はスポーツ観戦に行くのが好きで、休日になるとよく出かけて行きました。その日もまた、夫はひとりでスポーツ観戦へ行きました。次女もまだ小さく外に出るのもおっくうだったので、私と娘たちは家で過ごすことに。ご飯を食べたり遊んだりしているとあっというまに時がたちました。そして午後7時半頃になりましたが、その日はめずらしく、パパとお風呂に入りたいといって長女がゆずりませんでした。明日は日曜で休みでしたし、夫も午後8時には帰ってくるといっていたので、夫を待つことに。しかし、夫はすぐには帰ってこず「もうお風呂に入ろう」といっても長女はいうことを聞いてくれません。そうして、夫が帰ってきたときにはもう午後9時近くになっていました。あきれたというような顔をして、夫は大きなため息をつきました。そういわれ、私は悲しくなりました。たしかに、午後8時に帰ってくると思って夫を待った私の判断はまちがっていましたし、お風呂ももっと強く「入るよ」といえばよかったのでしょう。夫がいうことは正論だと思いました。・・・でもそのとき、強い感情が表に出ました。そのときの私はまさに鬼。鬼と化した妻を前に、夫はびっくりしてしまって何もいえないようでした。次の朝、夫にあやまられました。「パパとお風呂に入りたくて待っていた」という話を長女から聞いたようです。・・・それからです。夫が、ひとりで外出するとお土産を買ってきてくれるようになったのは。それは、休日のワンオペ育児が大変だと理解した夫のねぎらいなのか、それとも妻の中にひそむ鬼へもう出ないでと祈るようにささげているのか・・・真実はわかりません。そのときの鬼は、今は私の中で静かに眠っています。
2019年03月11日好きな人には、自分のことだけを見ていて欲しいですよね。でも、そう都合良くはいきません。ついつい目移りしてしまうもの。しかし、そんな男性を改心させることに成功したという女性もいるようです。今回はそんな女性たちに、“彼氏を彼女一筋男にした秘策”と題してその方法を聞いてみました。文・塚田牧夫男の連絡先をすべて消去「彼も私も、友だちが多いほうで、よく遊びに出かけていました。彼なんかは朝帰りも多かった。浮気はしてないだろうと信じてはいたけど……。お互いに三十代になり、彼の行動が心配になってきました。そろそろ落ち着こう……みたいな話をするんだけど、“お前も遊びに行くじゃん”と返される。そりゃそうだけど……。そこで、一大決心。彼の前で、男の連絡先をすべて消しました。仕事関係だけは一応残して、全部。彼も驚いていました。まあ、友だちの繋がりで連絡先はあとで入手できることは、分かっているでしょう。でも、気合いは見せられた。そこから彼も、遊びが控えめになりました」マユコ(仮名)/31歳毎日通いつめてようやく「彼と付き合い始めたのはいいものの、あまり会うことができなかったんです。彼はゲーム好きで、友だちの家に入り浸っていました。私にはあまり関心がないよう……。“いつ来てもいいよ”と部屋の鍵はくれたので、浮気をしている様子はありませんでした。でも、会えないと意味がない……。そこで私は、毎日彼の家に通うことにしました。彼の家はちょっと離れていて、一時間以上かかります。それでも毎日通い、料理を作って置いておいたんです。それを、二ヶ月ほど続けました。するとある日、“美味しかった”とLINEで感想が送られてきた。さらに、“今度あれ作って”とリクエストまでくるように。あるとき、私が料理している最中に彼が戻ってきたんです。一緒に食事をしたあと、彼が“帰らなくていいじゃん”と言ってくれたんです。しばらくして、同棲するようになりました」チホ(仮名)/29歳尊敬する人に会わせた「彼には大好きなバンドがありました。崇拝していて、自分でも一時期バンド活動をしていたほど。なので、ちょっとチャラいところもあります。そこが少し心配な点でもありました。あるとき、私が友だちと飲んでいたんですね。そこで、五十代くらいのダンディーな男性と知り合いました。音楽プロデューサーをやっていると言うんです。そのときは、なんか怪しい人だな……と思っていました。ところが、よくよく聞くと、彼の好きなバンドのプロデュースも手掛けていると。私は、あとさき考えず“彼に会って欲しい”とお願いしました。するとOKが!彼に話すと、その方のことはもちろん知っていました。後日、会う場を設けご対面。彼は感極まっていました。そのときから、私を見る目が変わった気がします」レイナ(仮名)/32歳“彼氏を彼女一筋男にした秘策”をご紹介しました。男を彼女一筋にするというのは、なかなか難しいこと。一時期そうなったとしても、また戻る可能性も十分にあります。気を抜かず、常に目を光らせておきたいところですねえ。© VGstockstudio / shutterstock© Dean Drobot / shutterstock© Rido / shutterstock
2019年02月22日浮気は裏切り行為ですが、誰でも間違った行動をしてしまうことはあるものです。もし彼が浮気をしてしまい、あなたがその浮気を許すのであれば、彼に改心してもらうのに効果的な方法を紹介します。二度目は完全にアウトだと宣告一度目は許しても、二度目はアウトだと宣告しておくのは彼を改心させるのに効果的です。はっきりと宣告しておくことで危機感を煽って「二度目は許されないのだ」ということを男性にはっきり自覚してもらい、反省してもらうのです。もし男性が二度目の浮気をしたのであれば、別れることにはなりますが、そもそも約束を破るような男性と交際を続けても明るい未来は見えてこないので、「二度目はアウト」とあなた自身が決めて、その宣告をしておきましょう。反省文を書いてもらう反省文を書いてもらうのも、一見小中学生のような手法ですが非常に効果的です。頭の中だけで反省させるのではなく、実際に文字で表すことで、その気持ちはより彼の頭の中にも残るはずです。「次にまた浮気をしたら別れる」「プレゼントを購入する」など、のペナルティーを設けて、反省文に一緒に書いてもらうのもいいでしょう。もし彼が再び浮気をした場合は、その反省文を手に男性と話をできるよう、あなたが保管をしておくことを伝えればより効果が高まるはずです。彼ではなく自分を責めるあえて自分を責めてみるのも、男性の改心を促すポイントです。男性としては、自分が悪いことをしたのに自分は責められずに、彼女が自分のことを責めているという状況には、良心の呵責を感じるはずです。目の前で自分を責め続ける彼女に対して申し訳ないという思いにかられるでしょう。男性に浮気のことを責めても反省する様子がない時には、この方法をとってみるのもいいかもしれません。男性を調子に乗らせない彼に一度浮気を許してしまうと、何度も浮気をくりかえすこともあります。浮気を繰り返さないためにも、しっかりと彼に釘を刺して毅然とした対応をとりましょう。そして、あまりに不誠実な男性なのであれば、自分を守る為にもその男性との関係に見切りをつけるべきです。
2019年02月21日伝えておいたはずのスケジュールを「あれ、そんなこと言ってたっけ?」と、いつも忘れている。前に話した内容でも「それ、なんの話?」という反応だから、会話がすすまない。まったく話を聞いていない夫にあきれはてている妻は少なくありません。今回は、「話を聞いていない夫」へのストレスを解消する対処法を考えていきましょう。■「話を聞いていない夫」とは? 大きく分けて2パターン話を聞いていない夫。「うちも、うちも!」という悲鳴に近い妻の声が日本中から聞こえてきそうです。「実は今日こんなことがあってね…」と2、3日前にした話の内容をまったく覚えていないため、いちから説明するはめになったり、「週末に実家に行くからね」とあらかじめ伝えておいたスケジュールをすっかり忘れて勝手に予定を入れていたり。「どこまで話を聞いていないんだ!」という妻たちの憤りを私もよく耳にします。あるいは、いくら話しかけても「へえ…」「そう…」と上の空な返事ばかりで、「夫と会話している気がしない」と感じている妻も多いようです。こちらの話を聞いているようで、まったく内容が耳に入っていない夫には、どんな対処をしていけば良いのでしょうか。■「話を聞いていない」には理由がある!?実は「話を聞いていない夫」には、理由があります。人間には大きく分けて「シンプルタスク型」と「マルチタスク型」がおり、人間は男女問わず、どちらかに当てはまる場合が多いようです。シンプルタスク型を簡潔に説明すると「目の前の1つのことに全意識が集中しやすく、同時進行でそれ以外のものに注意を向けるのが苦手なタイプ」です。小学生男子を持つママならイメージしやすいかもしれません。興味のある1つのことに強い集中力を働かせている時、息子さんは「ごはんだよ~」と声をかけてもまったく聞いていない様子ではありませんか?そんな風に、大人でもシンプルタスク型はとにかく1つのことに集中してしまい、ほかのことに気が回らなくなってしまうんですね。一方、マルチタスク型は「同時に2つ以上のことができる器用なタイプ」です。例えば、子どもと会話しながら料理もでき、合間に洗濯物を干したりもできるなど、複数の仕事を同時進行できる人。意識を分散させることができるので、何かしながら見たり話を聞いたりすることができます。この2つのタイプに照らし合わせると、話を聞いていない夫はシンプルタスク型であると考えられます。もちろん、女性にもシンプルタスク型はいますが、比較的、男性のほうがその傾向の強い人が多いといえるでしょう。■「夫が話を聞いていない…」そう感じた時に試す3つの対処法ではシンプルタスク型の夫に「話を聞いてもらう」「内容を覚えてもらう」にはどのような対処をしていけば良いのでしょうか。話をしていて「聞いていないな」と思ったら、夫の近くまでいき「聞いてる~?」と顔をのぞきこむのは「意識を向けさせる」という意味で有効です。すぐに実行しやすいと思うので、ぜひ試してみましょう。また、大事な用事やスケジュールは言葉で伝えるだけではなく、夫が管理しているスケジュール帳やカレンダーにその場で書き込んでもらうという手段も効果的ですね。さらに、聞いてほしい話がある時は、まずは「話だけをする時間」を設けましょう。事前に「このあとちょっと話したいことがあるんだけど、ごはん食べ終わったら時間いい?」と話すためだけの時間を確保し、その時間はお互いにテレビやスマホなどは禁止に。あらかじめ声がけすることで、夫も「なんの話だろう?」と気になり、聞くことに集中しやすくなるのではないでしょうか。■話を聞いていない夫と話すなら「まずは結論」1点集中のシンプルタスク型には「結論や問題を先に話す」話し方もおすすめです。例えば、下記のような話を夫にしたと仮定しましょう。「今日、午前中にお義母さんから電話があって、そのとき電話に出れなくてかけなおしたんだよね。話を聞いてみたら、〇〇な問題が起こったらしいの。それで相談したいから、次の休みに実家に来てほしいって言うんだけど…」上の例では、時系列で起こったことをそのまま伝えていますよね。普通に話をすると、このような形になることが多いでしょう。ではこれを「先に結論や問題を話す」ようにするとどうなるでしょうか。「次の休みなんだけど、実家に来てくれって言われているの。午前中に電話で聞いたんだけど、○○の問題が起こったみたいで…」こんなふうに変わります。下の例では「次の休みに実家へ行く」という主題を先に伝えていますよね。会話の先頭に、一番伝えたい「結論」をもってきて、先に伝えてしまうんです。1つのことに集中しやすいシンプルタスク型には、この話し方のほうが内容が分かりやすくなり、覚えやすいのです。1度話した内容を覚えていない、伝えたスケジュールを忘れている、話をしてもいつも上の空…。そんな夫は1つのことに集中し、まわりに注意を向けられないシンプルタスク型の可能性があります。決して悪気があって話を聞いていないわけではありません。今回ご紹介した方法を試してみることで、うまい対処ができるようになってくるのではないでしょうか。
2018年12月09日井上由美子さんの経済小説を原作としたドラマ『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)が始まりました。主人公はスーパー業界の大手老舗会社「マルオーホールディングス」の富山中央店店長・秋津渉(唐沢寿明さん)。左遷され、家族で地方に移り住んでいたのですが、本社に呼び戻され、コンプライアンス室長を命じられます。実は今回の人事には、社長や取締役のある思惑が潜んでいて…。■ハラスメントは身近にあるハラスメントとは「嫌がらせ」「いじめ」を意味する言葉です。その種類は様々で、言動によって相手の尊厳を傷つけたり、不快にさせたり、脅威を与えたりすること、それらが「ハラスメント」になります。企業ではセクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、モラル・ハラスメントなどが生まれやすく、最近ではアルコール・ハラスメントも問題になりました。上記のうち、特にモラル・ハラスメントは恋愛においても問題視されています。「モラル・ハラスメント」という言葉が生まれたのは1998年。フランスの精神科医Marie-France Hirigoyen(マリー=フランス・イルゴイエンヌ)が精神的加害として提唱しました。このとき初めて、心無いハラスメントの存在が世界から注目されたのです。■加害者の特徴モラル・ハラスメントの加害者には以下のような特徴があげられます。1)自分のキャリアや学歴を誇大して吹聴する2)権力や地位への欲求が強い3)選民思想が強く、自分は人の上に立つべきだと信じている4)共感能力が低い5)承認欲求が強く、認められないと強い不満や被害妄想を抱く6)「そんなだからダメなんだよ」といった重圧的な言い方をする7)束縛が激しく、相手の時間をコントロールしたがる8)自分の言うとおりにならないと、激昂したりヒステリックになったりする反面、思い通りになっているうちは笑顔で穏やかに対応する9)相手が自分から離れようとすると泣き落としたり、しがみついたりして懇願する。あるいは脅すなどしてなんとか関係を続けようとする10)自分がつらいときはそれをアピールするのに、他人のつらさには無頓着(無関心)実は、加害者の根底にあるのは「見捨てられ不安」です。孤独への耐性が低く、そのくせ自己愛が大変強いため、そのゆがんだ精神が自己中心的な行動へと駆り立てます。その結果、相手より優位に立って不安やストレスを与え、支配によるコントロールが生まれるのです。■被害者からの脱却モラル・ハラスメントをする人は「外面がいい」傾向があり、被害者の多くは「頑張り屋」です。だんだん弱い立場に追い込まれ「もっと自分がしっかりしなければ」「他の人はできているはず…なぜ自分はできないのか」と自責の念にとらわれてしまいがち。悪いのは自分と思いこむため、己が被害者だと自覚できません。よしんば第三者に状況を説明し、助けを求めても「え?あの人が?あなたの勘違いじゃないの?」とその外面のよさから信じてもらいにくいのです。そのため、より孤立を高めてしまうこともあります。ハラスメント脱却に必要なのは、こちらです。・自分を大切に思う気持ち・「ダメなものはダメ」とはっきり主張する線引きの勇気完璧な人間などいないのですから、できなくて当たり前。それで特に人に迷惑をかけていないなら、ひとつの「個性」といえるでしょう。「個性」として受け入れて生きるのは、その人の自由。それを尊重できない時点で、相手にあるのは「(対象)愛」ではありません。ゆがんだ「支配欲」なのです。■まとめモラル・ハラスメントにおける加害者と被害者の特徴、ご理解いただけましたでしょうか。ハラスメントは、必ずしも男性が加害者で女性が被害者とは限りません。孤独を嫌うあまり、相手の時間を管理し、束縛しようとしていませんか?ハラスメントはそんな過剰な「支配欲求」から始まるのです。ご自身の行動を、注意して見つめ直してみてくださいね。
2018年10月20日「たとえ親切心から言ったことでも、相手がイヤだと思えば、それはハラスメント。この事実に気づかない人が、実は中高年の女性に多いのです」 そう語るのは『高学歴モンスター一流大学卒の迷惑な人たち』『嫉妬をとめられない人』(ともに小学館新書)などの著書がある、精神科医の片田珠美先生だ。長年の臨床経験にもとづき、現代人が抱える心の問題を分析している。 想像力の欠けている中高年女性のハラスメント=「オバサンハラスメント」、略してオバハラをしてしまうのは、心の奥底に潜んでいる“毒”が原因だと片田先生は指摘する。その“毒”は、(1)欲求不満、(2)羨望、(3)他人の不幸は蜜の味、の3つに大きく分けられるという。 私たちがこのハラスメントに陥る背景には、社会の大きな変化がある。現代は、女性が抑圧されていた社会から、女性が活躍する社会へと移り変わる過渡期。新しい価値観の中で生きる若い世代に、中高年のわれわれが羨望の感情を抱くため、オバハラが発生するという構造だ。 セクハラやパワハラのニュースに怒っているのに、実は自分がハラスメントの加害者だったーー。そんなことにならないよう、私たちが陥りやすいオバハラの典型発言をピックアップ。片田先生が解説してくれた。 ■痴漢被害に遭った人に……「『触ってください』と言っているような服を着ているほうも悪いのよ」 「女性による、女性に対する『セカンドハラスメント』の典型です。こうした発言をするのは、露出が多めの若い女性を見て、その女性の性的な魅力を、無意識のうちにうらやましく思っているからです。私がこのように指摘すると、『そんなことはない』と否定する人もいます。これは、羨望が陰湿な感情であり、自分の中にあることを認めたくないからです。だから、この感情をかき立てた相手にケチをつけずにはいられません。しかし、痴漢という犯罪行為を受けて傷ついた女性は、『あなたも悪い』という言葉によってさらに傷つき、周囲で聞いていた人たちも不快になります。このような発言をする女性は、若いころ『女性は慎ましくあるべし』と強制され、好きな服を着られなかったのかもしれません。そのため、自由を謳歌している若い女性に羨望を抱くわけです。被害者の服装があなたの価値観と違うからといって、被害者を責める権利はありません。セカハラ発言が人の心を深く傷つけていることを、認識すべきなのです」(片田先生・以下同) ■セクハラやパワハラに遭った人に……「あなたの勘違いじゃないの?」 「これは想像力の欠如による『セカンドハラスメント』発言です。最近では、レスリング協会強化本部長による伊調馨選手へのパワハラや、福田淳一前財務事務次官による女性記者へのセクハラなどが報じられました。ことが明るみに出たのは、告発者が決死の思いでハラスメントを訴えたからです。被害者はそれまでずっと、苦しみに耐えてきたのです。その苦しみに想像力を働かせることができないからこそ、『勘違いなのでは?』と否定するわけですが、この発言は被害者をさらに苦しめる悪質な行為です。また、事情も知らないのに『大したことじゃないわよ』『気にしないでね』などという気休めの発言は、かえって相手を傷つけるので、不用意にすべきではありません」
2018年05月18日「たとえ親切心から言ったことでも、相手がイヤだと思えば、それはハラスメント。この事実に気づかない人が、実は中高年の女性に多いのです」 そう語るのは『高学歴モンスター一流大学卒の迷惑な人たち』『嫉妬をとめられない人』(ともに小学館新書)などの著書がある、精神科医の片田珠美先生だ。長年の臨床経験にもとづき、現代人が抱える心の問題を分析している。 想像力の欠けている中高年女性のハラスメント=「オバサンハラスメント」、略してオバハラをしてしまうのは、心の奥底に潜んでいる“毒”が原因だと片田先生は指摘する。その“毒”は、大きく次の3つに分けられるという。 【心の毒1】欲求不満 欲求不満を抱えて生きているのに、そのことに気づかないケースが、中高年女性には多いのだという。 「家族が自分を大切にしてくれない、夫の給料は下がる一方……。自分ではどうすることもできないツラい現実に怒っている女性は多いですよね。この怒りをどこにも向けられないからこそ、自分ではなく他人へのおせっかいをせずにはいられなくなるんです」(片田先生・以下同) 【心の毒2】羨望 若いころは自分だってチヤホヤされていたのに、いまや見向きもされないーー。加齢に伴って周囲の扱い方が変わってくると、女性としての自信をなくす人も。 「若さに執着する女性ほど、自分が失った若さを持つ女性に対してキツくなります。これは、他人の幸福が我慢できない怒り、つまり羨望を抱くためです。悔しいからこそ『あなただって不幸なのよ』と言いたくなるのです」 【心の毒3】他人の不幸は蜜の味 心の毒2と表裏一体の、他人の不幸を見て「自分のほうがまだマシ」と安心したい感情だ。 「他人を実際以上に不幸と認識して、相対的に自分のほうが幸せと思い込む。これは女性マウンティングの典型です。幸せな話より離婚や破局などの不幸な話題のほうが需要があるのはこのためです」 これら3つの心の“毒”が、無意識のうちに発言の中に漏れ出してしまい、相手を傷つける結果になる。 「こうした“毒”は人間のもっとも隠したい感情なので、通常は内に秘めて過ごします。しかし、“毒”をためすぎると気づかぬうちに言葉に漏れ、オバハラ加害者となるのです」
2018年05月18日「モラハラ夫」という言葉を知っていますか? 最近、話題になっていますよね。モラハラ(モラル・ハラスメント)とは、家庭などで日常的に行われる「見えない暴力」のこと。言葉や態度によって人の心を傷つけるので、精神的な暴力ともいわれています。「結婚してから、夫が変わった」「最近夫に怒られてばかり」など、夫の言動に深く傷ついて悩んでいる自分(妻)がいる場合、夫がモラハラを行なっている可能性があります。まず、モラハラ(モラル・ハラスメント)とは、家庭などで日常的に行われる「見えない暴力」のことです。言葉や態度によって人の心を傷つけるので、精神的な暴力ともいわれています。 1. モラハラ夫とは?モラハラを行う夫の特徴どのようなことをされたらモラハラになるのかは、よくわかりませんよね。モラハラを行う夫の特徴についてご紹介します。最初は優しい不幸な子ども時代等の話をして妻の同情を誘う結婚後や妊娠・出産後に豹変する自分が優位に立ちたがる思い通りにならないと態度で怒りを表す(大きな音を立てる等)妻が存在していないかのように振る舞う(長時間の無視)妻の弱い部分を集中的に言葉で攻撃する妻の大切なものを壊す・捨てる・傷つける脅して不安にさせる平気で噓をつく自分を正当化する(責任転換する)共感性が乏しい会話がかみ合わない嫉妬深く束縛するマイルールがあり、従わせる子どもを利用・子どもに関することで嫌がらせをする穏やかなときもある外面は良い(家の中だけモラハラ)※ただし、誰にでも横暴なタイプもいるモラハラ夫は精神的DVに当たるDV(ドメスティック・バイオレンス)といえば肉体的な攻撃のイメージが強いのですが、モラル・ハラスメントはどうなるのでしょうか。DVには明確な定義はありませんが、日本では「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」という意味で使われることが多いそうです。ただし、「暴力」といってもさまざまな形態があります。殴ったり蹴ったりする「身体的暴力」、言動で相手の心を傷つける「精神的暴力」、性的行為を強要する「性的暴力」です。その中でも、モラル・ハラスメントは「精神的暴行」にあてはまります。DVを受けると、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ってしまったり、DVを見て育った子どもにも悪い影響を与えてしまいます。 2. モラハラ夫の治しかたモラハラ夫が持っている精神構造を理解して、モラハラ夫を改心させる方法を考えてみましょう。モラハラをする人というのは、幼少期の家庭環境が影響しているともいわれています。親が過干渉や過保護で「自分は特別な存在なんだ」と思い込んでいたり、親からモラハラやネグレクト・暴力を受けていて、満たされない気持ちや劣等感を強くもっていたり。そしてモラハラ夫の中には、自分がモラハラをしているという自覚さえない人もいます。もしくはモラハラをしていると自覚していても、「自分が正しい」と思い込んでいるのだと考えられます。そのため平気で人の尊厳を踏みにじるのです。また、モラハラのターゲットになりやすい人の特徴は、責任感が強いかたや真面目で我慢強いかた、気が弱く罪悪感を持ちやすいかたなど、だそうです。なので、モラハラを受けたときに「自分が悪い」「自分が我慢すれば良い」なんて考えはやめましょう。子どもにも悪影響なので、モラハラ夫には早めの対処が必要です。どうやったら治る?モラハラは、「心の病気」だといわれています。しかも何十年もその人格でいたので、それを治すことは並大抵のことではありません。モラハラに関する本やサイトを見ても「逃げて」「離婚して」とばかり書いてあります。やはりモラハラを長い間受けると、妻が心の病気になったり共依存になってしまうからでしょう。そのため、別居や離婚をするという考えがなく、モラハラ夫を治したいと思っているのなら、「対処する」というふうに行動したほうが良いかもしれません。相談する専門機関や友人に相談しましょう。現在モラハラで悩んでいる女性が多くいるので、きっと力になってくれるでしょう。一人で抱え込むと大きなストレスになります。受け流すモラハラ夫は、人を選んでモラハラをしています。つまり、妻の性格上「責任感が強いため、夫の言動を受け流すことができない」と知っているからモラハラをしているんです。「モラハラ夫の言動を受け流せ」と言われても実行できないかもしれませんが、なるべく別のことを考えるなど、毅然とした態度を心がけるようにしましょう。夫は「あれ?」と不思議に思い、効果のない精神攻撃をやめるかもしれません。無反応夫のモラハラに、怒ったり悲しんだり謝ったりと、反応をすることをやめましょう。反応をしてしまうとモラハラが激しくなる可能性があるので、「ああ、うん」とかわしましょう。それで「聞いているのか!?」と怒られても、「うーん」と鈍い反応をすると良いでしょう。なにをしても言いがかりをつけられるので無反応を貫いて、心の中で「モラハラが上手くいかなくて悔しそうだな」と、ほくそ笑んでも良いかもしれませんね。 「私がダメだからこうなったんだ……」と、夫のモラハラに気づかず悩む女性も中にはいるかもしれません。今回ご紹介した「モラハラ夫の特徴」を照らし合わせてみて、夫があてはまった場合は早急に対処するようにしましょう。精神的な暴力はDVです。我慢して耐え続けていれば、身が持たなくなってしまいます。なるべくそういった機関に相談をしたり、モラハラの対処法をして、自分や子どもを守ってくださいね。 参考:「ドメスティック・バイオレンス」とは暴力の形態暴力の特徴「モラル・ハラスメント」規制を法制化随伴性の心理学 : 応用編:モラル・ハラスメント
2018年02月14日多くの結婚適齢期女子を悩ませる"結婚するする詐欺男"。あなたの周りにもいませんか?女の天敵!!と、分かりつつも、好きになってしまったら中々別れることが出来ないものです。そこで今日は、そんな結婚するする詐欺男を上手に改心させる方法をご紹介してみましょう♪なぜ結婚したくないのか?を探る"結婚する気はある"と、言っておきながら話を進めようとしないのが一般的な結婚するする詐欺です。この場合、多くの男性が本当に"する気"はあるんですよね。ただそれが今は無理!ってことなんです。もう少し遊んだら…貯金が出来たら…仕事が落ち着いたら…など今は無理な理由は様々です。彼が結婚するする詐欺男になっている本当の理由を探ってみましょう。そして、結婚したからと言って時間やお金を全て奪われるわけではないことや、生活面でサポート出来ることなどをそれとなく伝えてみましょう。いつ結婚するの?と迫らない男性に限らず、追われるほどに逃げたくなってしまうこと、ありますよね。特に男性は本能的に逃げてしまう人が多くいます。プロポーズはいつ?親にいつ会ってくれるの?いつまでに子供が欲しい!など、具体的に迫れば迫るほど男性を追い詰めてしまうのです。結婚話を進めたいからと自分の未来計画を相手に無理やり押し付けては、逃げていく一方。彼のペースや考えを理解し、お互いが歩み寄る努力をしてみましょう。また、彼を理解することで自分と考えがあまりに違うことが判ればきっぱり別れる覚悟も生まれるかもしれません。尽くさない結婚するする詐欺をする心理には、結婚はまだしたくない…でもこの子を手放したくはない!と思っている場合があります。これは、男性を甘やかしがちなカップルに多い傾向です。手放したくない!と言えば聞こえが良いですが、都合よく扱われている場合がほとんど。同棲していて家事全般を女性が面倒見てくれる…セックスしたいときにさせてくれる…など、尽くされるほどに結婚をチラつかせてでも側に置いておきたくなります。結婚話が進まないようなら付き合い方も変化させるべきです。追うよりも追わせることで焦らせましょう。女性次第で改心する可能性は十分あります!!男心を上手に操りましょう♪written by aya
2018年01月03日「真剣に話したいのに、パパがちゃんと話を聞いてくれない…」そんなママの不満をよく耳にします。脳のつくりがそもそも違うとも言われる男女間で、“きちんと”話し合いをするのは意外と難しいもの。「女性の話は、たいていどうでも良いこと」なんて決めてかかっている男性も中にはいるようです。もちろん、仕事で疲れていることはわかります。しかし、子どものこと、親のこと、仕事のこと、お金のこと、将来のことなど、ときには夫婦間の真面目な話し合いも必要。そんなとき、どうすれば夫は“きちんと”話を聞いてくれるのでしょうか?■帰宅した夫にはまず耳に心地良いねぎらいの言葉から 【Aさんの場合】最初に紹介するのは、2人の男の子のママ・Aさんが日々実践しているという工夫です。「『今日も一日お疲れさま』。この一言を添えるだけで、男性はずいぶん気分が違うようです。私はこれを、母から教わりました」大事な話があるとき、以前は夫が帰宅したら「話があるの」とすぐに切り出していたそう。「それをたまたま見ていた私の母が、『あれでは男性は聞く気にならないよ。まずはきちんとねぎらってあげないと』というんです。実践してみると、確かに『お疲れさま』の一言があるだけで、私の話に対する夫の姿勢が違う気がします」疲れて帰ってきたところへ、いきなり「話がある」と言われては、気持ちの切り替えが難しいのかもしれませんね。ねぎらいの一言があれば、「よし、聞くか」という気分になるのかも? 基本中の基本として、覚えておくと役立ちそうです。■タイミングがカギ! 夫の機嫌・不機嫌を先読み【Tさん・Mさんの場合】続いては、話をするタイミングについての工夫を2つ紹介しましょう。「私の夫は空腹時がダメなようです。不機嫌というほどではないのですが、大事な話は内容が頭に入らない様子。いかにも上の空なので、それに私がイライラして『ちゃんと聞いて!』とよくケンカになりました。今は、大事な話はかならず食事のあとに。おなかが満たされているときに切り出せば、案外きちんと話を聞いてくれます」(Tさん)現在、第1子を妊娠中のプレママ・Tさんの体験談です。「そう言えば、ウチの夫も…」と心当たりがあるママは、試してみてはいかがでしょうか。「大事な話は、夫の休日の午前中に話すようにしています。休日の開放感があるのか、夫の気持ちがちょっとおおらか。面倒な話にもつき合ってくれます」(Mさん)こちらは、2児のママ・Mさんの工夫です。日々聞いてもらいたい話はあるものの、なるべく平日には話さないようにしているそうです。このように、自分の夫が不機嫌になる、または機嫌が良くなるタイミングを把握しておくことも大切なポイント。最適なタイミングを見極めて、話を持ちかけてみましょう。 ■雰囲気作りに一役買う「前置きの一言」【Iさん・Hさんの場合】次は、きちんと話を聞いてもらうために、効果的な「前置き」を駆使しているお二人を紹介します。「『意見を聞かせてほしいの』。これがおすすめです。やはり男性は頼りにされるとうれしい様子。特にウチの夫は単純なので、『あなたの意見を聞かせてほしい』と切り出すと、『うん、何々?』と、きちんとこちらを向いて張りきって聞いてくれます」(Iさん)「本当に大事な話をしたいときは、『これから大事な話をします』とかならず前置きしてから話すようにしています。表情も少しキリッとして、いつもとは違う空気を作り出すことがポイント。こうすると、普段は私の話なんて聞いていない夫も、『これは聞かないとダメだな』と察してくれます」(Hさん)このような前置きをしてみると、「何だか、妻が俺を頼りにしているぞ!」「妻の雰囲気がいつもとは違う?」という特別感が、夫の「聞く姿勢」を引き出してくれるかもしれません。■データ・数字に弱い男性には、「裏付け」で勝負【Uさんの場合】「男性は、数字やデータ、専門家の言葉などに弱いようです。夫は、妻の私が言ったことはあまり信用しません。聞き流したり、すぐに反論したりするだけです」そう話すのは、1児のママ・Uさん。そのため、話す内容についての工夫をしているそうです。「具体的な数字・データがあったり、テレビで専門家が解説していたりすると、『そうなんだ!』と夫はアッサリ信じてしまうんです。最近はこれを利用して、夫に何か大事な話をするときは、できるだけ具体的な数字・データを見せたり、情報ソースを伝えたりするようにしています」「また聞きの話」や「噂話」を嫌う男性は多いですから、このように「裏付けのある話」だと強調するのは良い方法かもしれません。「妻の話」は耳に入らなくても、「事実」なら受け入れられる。そんな男性は多いはずです。「話を聞かない夫」にイライラしていては、こちらの時間がムダになるだけ。工夫&コツを駆使して、上手に夫の聞く姿勢を引き出しましょう!
2017年09月15日『ウチの夫は仕事ができない』第7話のレビュー・あらすじ■『ウチの夫は仕事ができない』第8話あらすじ(ネタバレあり)本日から第二章スタート!社内でも注目されている大きなイベントの担当者を任せられた司(錦戸亮)。同僚たちからちょっぴり妬まれながらも、いつも通りのペースで取り組む。一方、沙也加(松岡茉優)はマタ友たちからマイホームの話を聞き、「マイホームがほしい!」と夢を膨らませる。そんななか、小学校の同窓会に出席する司。親友の高杉(和田正人)と再会する。早速、翌日、沙也加と一緒に高杉の家に行くことになり、それが大豪邸だったのに驚く。あまりに立派なおうちに、お土産にと持ってきたおまんじゅうも少し気後れしてしまう。そして、ついにみどり(江口のりこ)が彼氏の田所(藪宏太)が司の家に遊びにくることに……。■『ウチの夫は仕事ができない』第8話の感想 - 「僕が一番なんだ」が吉と出るか凶と出るか任された仕事というのはリゾート会社会長ひとりを喜ばせるためだけのイベント。相手は大口のクライアント。土方からもこれを成功させたら大きい、と言われる。しかし、「やりたいことはやり尽くした」「ほしいものはもうない」という会長。イベントのヒントを得るために会長の故郷に行くが、村はダムに沈んでいて……。そこで高杉にも協力を得て、村で撮ってきた写真と3Dホログラムを利用し、会長が生まれ育った村を再現。思い出の世界へと案内する。優しい司らしい企画だなあ、とほっこり……して終わると思いきや、社長賞をもらうことになり、一気に注目を浴びる。「ウチの夫は仕事が……できる人になった」。ドラマのラスト。なんだか沙也加のナレーションが悲しい。社長賞のお祝いをしようと言っていたのに、司は飲み会のため、帰りが遅くなってしまう。いつもなら必ずしていた連絡もせずに。司はもともと仕事ができない人ではないなあ、という印象だったので、今回の司はこれまでの積み重ねが実った、集大成という感じだった。でも、どの仕事も司の人柄があったからこそ、成功してきたもの。親友の高杉はイベントが終わったあとにこう言った。「人って認められたり、求められたり、賛美の声を浴びたりって快感なんだよ。ここからだよ、おまえの新しいスタートは」。出世や給料に対し、司はあまり興味がないように見えていた。でも、家族が増える、沙也加はマイホームがほしいと言う。高杉は今からでも変われると話す。そんないろいろな要素が司を本当に変えてしまう……のだろうか。30代は出世コースを歩むか否かの分かれ道になる年代だろう。もし、親友が成功して豪邸に住むような社長になっていたとしたら、司は妬むようなことはないだろうけど、さすがに考えるところはあったのかもしれない。■『ウチの夫は仕事ができない』第8話のみどころ - 幸せの形が変わっていく?周囲から話を聞いて、マイホームを持ちたくてたまらなくなる沙也加。戸建てを見学しにいくとテンションが上がり、「家族の幸せを守るためにがんばろうと思った」という司に沙也加も嬉しく思う。しかし、その直後に訪れた高杉の豪邸と、見たばかりの一戸建てをつい比べてしまう。「なんだかんだでお金があるって幸せなのよ。お金があればたいていの悩みは解決するし、たいていのことは叶う」と高杉の恋人(なんだろうか?)のセリフがある。人が何に幸せを感じるかは人それぞれで、モノの大きさでは測れない。お金がたくさんあるからって幸せじゃない。沙也加が1話で、家族がいて、おいしいごはんが食べられて、それで健康だったらお金はたくさんいらない、と言っていた。きっと小林家の幸せってそういう形なんだと思うけれど、それも変わっていきそうでちょっと寂しい。そして、ついに顔を合わせることになった田所と司。お荷物社員のニモちゃんと呼んでいることが沙也加やみどりにバレてしまい、怒らせることに。嫌なヤツだとばっかり思ってたけど、みどりを怒らせてしまい泣いている姿も、ちょっと素直になっている姿もいい。道案内をしてくれる沙也加の荷物をサラッと持ってあげるのも。「今日、僕に兄さんができました」って単純に納得しちゃうのも。来週は「仕事ができる夫」になった司と沙也加の関係に亀裂が……?仕事ができるようになって性格も変わったんだろうか。粘菌をダメにされてぷんぷんしていた司が懐かしい――。■『ウチの夫は仕事ができない』キャスト錦戸亮松岡茉優佐藤隆太壇蜜藪宏太イモトアヤコ柳生みゆ屋敷紘子江口のりこ吉本実憂ほか
2017年09月03日『ウチの夫は仕事ができない』第3話のレビュー・あらすじ■『ウチの夫は仕事ができない』第4話あらすじ(ネタバレあり)テレビ局の夏のイベント準備が進む中、司(錦戸亮)はメインステージの合間に行われる小さな企画、ラップバトルを任される。上司の土方(佐藤隆太)からは隙間責任者と揶揄されるが、司自身は「責任者」という言葉に気合いが入る。世間の妻たちは仕事のできない夫に対して、とても厳しい意見を持っていることを知り、危機感を抱き始めていた司。また、夫婦間でのスキンシップが少なくなっていることもあり、沙也加(松岡茉優)に呆れられているのではと焦りも生まれていた。一方、沙也加はマタ友のあかり(イモトアヤコ)の夫・彦丸(脇知弘)が若い女性と歩いているところを見てしまう。絶対に浮気だと言い張る司の姉・みどり(江口のりこ)に不安をあおられ、沙也加も動揺し……。そして、順調そうに見えたラップバトル企画も、司のミスでイベント直前に相次ぐ参加キャンセルを受けて企画中止の危機に追い込まれる。■『ウチの夫は仕事ができない』第4話の感想 - すべての仕事の基本は報連相である今回の司の仕事はラップバトルの企画。隙間企画とはいえ、責任者として奮闘する。しかし、イベント前日、ラップバトルの出場者に連絡を取ったところ、「テレビに映らないなら出ない」と5人中4人に断られることになる。出場者にメールを送っただけで、きちんと説明していなかったのは確かになあ、とは思う。7年も勤めていてそれができないのだとしたら、確かに仕事できない人なのかもしれない(それにしても『あー、やると思った』って言っている他の社員たちは一言、アドバイスしてやればいいんじゃなかろうか……普通にいじめでは?)。おまけに、黒川(壇蜜)が土方に報告するように言わなかったら、そのままだった可能性もある(とはいえ、黒川がそんなふうに声をかけるようになったのも司の積み重ねではある)。彦丸もラップバトルに出場し、そこであかりへの気持ちを伝えようという計画があったので、懸命に出場者たちに頭を下げて、無事にイベントは行われることに。土方からも「おまえに任せてよかった」との言葉ももらう。個人的には連絡ミスよりも、イベントに彦丸を出したほうが公平性を欠く気がするんだけど、どうなんでしょうね……出場者公募のイベントなのに(司の優しさにせよ!)。■『ウチの夫は仕事ができない』第4話の見どころ - やっぱり何でも話せる夫婦がいいあかりと彦丸の仲がこじれた原因は、「お互いのことを話していなかったから」。彦丸は浮気をしていたのではなく、税理士資格を取ろうとしていて、一緒に歩いていた女性は家庭教師だった。浮気ではないにせよ、大切なことをひとりで決めてしまったことに対し、あかりは腹を立てていたわけだ。一方の小林夫婦である。司は「妻に飽きられているかもしれない」とヒヤヒヤしているのを隠し、沙也加にちょっとでもいいところを見せたくて、ラップバトルについても隙間企画だとは言わずに責任者なんだ、と見得を張る。そんな司に沙也加が、「前よりも好きだよ」と言ってくれたことにホッとして、チャンスを逃しまくっていたキスもできて……。つくづく、司の仕事のモチベーションは沙也加なんだなあ、と実感する。だから、些細なことでも隠すのは良くないし、隠してしまうと罪悪感で、胸がチクチク痛む。実際のところ、世の夫婦たちは、互いにどれくらいの秘密を抱えているのだろう。あかり夫妻は、夫の彦丸が出かけてくる、と言っても特に行き先も聞かない。たぶん、小林夫妻だったら、司が「○○に行ってくる」と言うだろうし、沙也加も「どこに行くの?一緒に行く!」となりそうだ。すべてをさらけ出す必要はないのかもしれないけれど、大切なこと、ひっかかっていることは話していけば、自然といい関係……が築けるのかもしれない。そんな小林家には、実は姉のみどりが頻繁にやってくる。一体どれだけ邪魔しにくるのだろう、と思っていたら、どうやらついに全面対決となるらしい。小姑化しているみどりだけど、ここは司のがんばりどころでは……!?■『ウチの夫は仕事ができない』キャスト錦戸亮松岡茉優佐藤隆太壇蜜藪宏太イモトアヤコ柳生みゆ屋敷紘子江口のりこ吉本実憂ほか
2017年07月30日『ウチの夫は仕事ができない』第1話のレビュー・あらすじ■『ウチの夫は仕事ができない』第2話のあらすじ(ネタバレあり)妻・沙也加(松岡茉優)に「自分は仕事ができない男だ」と伝えた司(錦戸亮)。沙也加にありのままの自分を受け入れてもらえたことに喜びを感じ、妻の笑顔のため、そして生まれてくる子どものためにもう一度がんばることを決意する。チームリーダーである土方(佐藤隆太)は黒川(壇蜜)を司の教育係として指名。黒川は一大イベントのTOKYOおもちゃエキスポを手がけている最中だったが、司にはイベントの仕事を手伝わせるどころか、新人の仕事である弁当発注を任せるのみ。しかし、それでも弁当発注のためにリサーチをするなど、懸命な司の姿を見た黒川は外回りに同行させるようになる。沙也加はというと、マタ友たちから出産・育児費用がかかることを知り、焦り出す。夫は会社で仕事ができない男らしいし、自分の次の派遣先も決まらない。そんななか、書店で見つけたビジネス書『できない男からできる男への道』を購入。その内容を元に司のプレゼン能力を鍛えるために「今日の出来事」を話すことを日課にするが、司の出来はイマイチで、不安は大きくなるばかり。そして、イベント当日。司からおもちゃエキスポのことを聞いていた沙耶加は、マタ友たちと遊びにやってくる。しかし、弁当手配を巡って司が土方から叱られているところを見てしまう。■『ウチの夫は仕事ができない』第2話の感想 – 司の本来の仕事ぶりがわかる!?本来、新人の仕事である弁当発注を7年目の司が任されることになったのだから、それなりに屈辱を感じそうなものだが、「任される仕事があるだけありがたいと思えよ」という黒川の言葉に納得、弁当発注のために、周りにアンケートを取るなど全力投球する。司が考えたのはさまざまな種類のお弁当を用意し、好きなものを選べるようにするというもの。が、これでは予算オーバー。その点を土方に叱責されることになる。怒られ、謝ったあとの司は一言も発しない。でも、手の動き、肩の落とし方、なんだか小さくなったように見える背中、まばたきで気の弱さや、悲哀のようなものが伝わってきて、胸が痛くなる。本人は、食べた人たちが笑顔になったり、午後もがんばろう、と思ってもらえたことで、いい仕事ができたのだと思っていた。だとしたら、どんな思いで土方に頭を下げていたんだろう、と考えると胸が潰れそうだ。そこで言い返さないのが司なんだな……いや、怒られ慣れているのかな、とも思わせられる。結果的に、このお弁当チョイスがクライアントから評価されることになるわけなのだけれど、手柄は後輩に横取りされる始末。もちろん、司がそれは自分がやったのだと言えるはずもなく……。仕事ができる人なら、きっと予算のことも考えて、お弁当でみんなを笑顔にしたい、という目的を達成するのだろうけれど、その両方を叶えられないあたりが、司の足りない部分なのかもしれない。一方、司の教育係となった黒川はTHE・できる女。クライアントとも強気に渡り合うし、決断も早い。で、こう言うのがお決まりでしょ?というふうに「だから結婚できないんだよな~」と噂する男性社員たちもいる(腹立たしい)。彼女自身も「女だからって」という点で苦しんでもいた。冒頭、「がんばりたいと思っています」という司に対して、黒川はこう叱責する。「本気でやるならがんばるって言い切れよ。やります、やってやりますって言い切れ。思ってます、なんて誰でも言えるんだよ。自分の言葉に責任がとれないからって保険かけるな」この言葉が黒川のひとつの信念みたいなもので、これまでどれだけ歯を食いしばって戦ってきたんだろうか、ということが伺い知れる。■『ウチの夫は仕事ができない』第2話の見どころ - できない夫への妻の苛立ち「司さんは理想の夫!」とキラキラしていた沙也加の表情が少し陰るのがこの回だ。プレゼン力を鍛えてみよう!と「きょうの出来事」についてプレゼンさせるが、話は長い、オチはなし、で「あっ、ウチの夫、本当に仕事ができない……!?」と悟る。沙也加のあとをついて回って、「きょうの出来事」を話す司は子犬のようにかわいいが、かわいいだけでは仕事ができるようにはならない。あんなかわいい夫が家にいたら「まあいっか」となりそうだが、それではいけないのだ。さらに、司が土方に怒られているところを見て、沙也加は残念な気持ちになる。マタ友たちに「あの人が私の夫です」と言うこともできなかった。それでも、弁当発注の仕事をしていたときの気持ちや、悔しい思いをしていたのだということを知り、謝る。そうだ、この人はこういう優しい人だったんだ、と。今の沙也加は司にどんな夫になってほしい、と思っているのだろう、というのが少し気になるところだ。1話のときに比べて、司が本音を言ったことで、ふたりが夫婦っぽくなっている気もする。何より夫婦のシーンできゅんと来たのはラスト。話を聞いて、目に涙を溜めながら謝る沙也加を抱きしめる司。そして、ふわっと緊張を緩めて「おなかへった」と言う。沙也加はふふっ、と笑う。夫婦の日常の中で、ケンカして仲直りをして。ケンカはふたりにとって非日常だけど、司はその空気を日常に戻す方法を自然と知っているのかな、とそんなことが垣間見えるワンシーンだった。さて、実は黒川を男だと勘違いしていた沙也加だったが、最後に司を送ってきた黒川と会い、女性と知る。ウチの夫、仕事はできないけど、モテる!?と危機感を抱くことに。そして、イベントの企画を出す、というチャンスをもらった司が、次回以降どのような働きを見せるか注目である。■『ウチの夫は仕事ができない』キャスト錦戸亮松岡茉優佐藤隆太壇蜜藪宏太イモトアヤコ柳生みゆ屋敷紘子江口のりこ吉本実憂ほか
2017年07月17日こんにちは、ママライターの木村華子です。ハラスメントとは、相手の尊厳を傷つける言動やモラルのない行動のことをいい、セクハラやパワハラ、モラハラなどがそれに当たります。2016年には、日本人がラーメンやそばを「ズルズル」とすする音に、 海外の方が不快な思いをする“ヌーハラ問題”が話題となりました。ご存知の通り“○○ハラ”と呼ばれる新たなハラスメントは、ここ数年間で増加の一途をたどっています 。しかし、中には「それ、ちょっとどーなの!?」と感じずにはいられないハラスメントもチラホラ……。そこで今回は、止まらないハラスメントの多様化に疑問を抱く5名の方々へ、「あなたのキライなハラスメントは?」 という質問をぶつけてみました。●「それ、必要!?」キライなハラスメント5選●(1)コミュハラ(コミュニケーションハラスメント)コミュハラとは、コミュニケーションが苦手な方に「おとなしいね」や「何か話したら」などと声をかけること。そんなコミュハラに疑問を感じるのは販売のお仕事をされているYさんです。『職場にいるおとなしい後輩が輪に入れていないとき、こちらとしては優しさのつもりで話題を振ることがある。ところが、その行為がハラスメントになりうることをネットで知った。じゃあ、あの空気をどうすれば良かったんだ……』(30代前半/販売)良い雰囲気の職場で働きたいのは、誰だって同じはず。くわえてYさんには、新人が輪に入れない状態でボーッとしているのが寂しそうに見えたのだそうです。だからこそ、助け舟のつもりで声をかけることがある ようなのですが……。それまでハラスメントになってしまう世の中なのですね。●(2)ヌーハラ(ヌードルハラスメント)SNSから発信された新たなハラスメント。日本人が「ズルズル」と音を立てて麺をすする行為に対して、海外の方が精神的苦痛を感じることを指しています。しかし、日本人にとっては麺をすすることが正しい作法であり、それを指摘されることを不快に思う方も少なくありません。『去年話題になったヌーハラはどうかと思う。日本人にとって麺類は音を立てて食べるものだし、嫌なら日本に来るな&食べるなよ!日本人の文化を下品だと蔑む行為はハラスメントじゃないのか』(20代後半/自営業)自営業を営むKさんも、ヌーハラに疑問を感じている日本人のひとり。たしかに、他国の文化を蔑むことだってモラルに反している のかもしれません。●(3)ソロハラ(独身者(ソロ)に対してのハラスメント)「結婚して一人前」という意識や「独身のうちは昇格できない」というシステムなど、独身の方が受ける前時代的な扱いを指しているケースもあるソロハラ。一概に非難するべきではないと思うのですが、ハードルが下がりまくって周囲が困惑してしまうケースもあるようです。『ダイレクトに「結婚は?」と聞くのはソロハラだと聞いた。かといって、気を使って結婚の話題を全く出さないのもソロハラらしい。もう、何を話していいのか分からない』(30代後半/営業)結婚に触れても触れなくてもソロハラだ!という見解が登場し、もはや話すことがなくなってしまう事態 に陥ったのは、30代後半のDさんです。もともとは深刻な意味を持っていたはずのソロハラ。しかし、ハラスメントを過大に解釈する主張によって、本来注目すべき問題から意味が逸れている気がします。●(4)ブラハラ(ブラッドハラスメント)ブラハラとは、血液型による偏見に精神的苦痛を感じる状況。日本人なら誰しもが経験しているハラスメントなのではないでしょうか。私も、たとえば天才肌タイプな人を見たときには「きっとAB型だ……」などと考えてしまいます。これもハラスメントなのだそう。『たとえば「A型だから几帳面」とか「O型だから大雑把」とかがハラスメントだと知ったとき、なにそれ!?と思った。そんなの日本人なら全員やってるでしょ。単なる占いでイライラされても……』(30代前半/事務)そんなブラハラに面倒くささを感じているのは、事務のMさんです。たしかに血液型占いは文字通り占いなのだから、ラフに楽しめばいいはず 。不快に感じる人の言い分には「決めつけられるのが嫌」や「同じ血液型の人と一括りにされるのが不快」などの声があるようですが、Mさん曰く「細かすぎる」のだそうです。●(5)ハラスメントという言葉そのもの最後に、「ハラスメント」という言葉そのものに疑問を感じているのは、パートのSさんです。『○○ハラスメント、と一括りにすることで、似たような不快感を抱く人たち同士が一致団結してる感じがキライ。集まって悪口を言いたいだけに感じる』(30代前半/パート主婦)たしかに新たなハラスメントが誕生するシーンでは、「わかる!」「私も!」という共感の声があちらこちらから上がり、一体感のようなものを覚える瞬間 があります。そしてこの感覚は、学生時代に特定の女子の悪口で盛り上がっていたときのゲスい心境に少し似ていませんか。●“○○ハラ”と名付ける前にできることがあるのでは?たくさんの“○○ハラ”の中には、本当に深刻な問題とさほど深刻とは思えない問題とが混在しています。また、もともとは深刻な意味を持つハラスメントの中にも、本来の意味から逸れ過大に解釈された項目が数々含まれている事実も見逃せません。たとえ世の中が真面目に向き合うべきハラスメントであっても、“さほど深刻ではないハラスメントや項目”の中に埋もれて核心が見えなくなっては意味がありません 。本当に深刻な問題も存在しているからこそ、軽々しくハラスメントを使うべきではないのかもしれないですね。●ライター/木村華子(ママライター)
2017年02月08日こんにちは、ママライターのましゅままです。「ドクターハラスメント」という言葉をご存じでしょうか。患者さんがお医者さんの言動に傷つき、トラウマを抱えてしまったり病院に行くのが怖くなってしまったりすることです。ドクターハラスメントを体験した患者さんは、「重大な医療ミスをされたわけではないから」とその体験を公にすることはほとんどなく、その被害が知られていないことも多かったのですが、近年ネット上ではさまざまなドクハラ体験談が綴られています。ドクターハラスメントにはさまざまなケースがあり、患者さんを少しイラッとさせる程度のものから深刻な心の傷を与えてしまうものまでさまざまです。今回は、そんなドクターハラスメントの体験談をご紹介します。●ドクターハラスメント体験談『産婦人科で子宮内膜症についての診察で、年配の男性医師に大きな声で「あなた妊娠したことないからねー!子宮内膜症は妊娠するのが一番の治療だよ!ハハハ!」と言われ、中待合で待っていた大勢の患者さんに聞かれてしまった 感じがして本当に恥ずかしかったです』(30代/主婦)『今まで歯だけは健康だった私なのですが、親知らずを抜きに歯医者へ行ったら、「要治療の歯が何本もあるから次回も来てください!いま治療しないと歯が抜け落ちちゃうよ」と言われ、その後やたら歯を削られたりやたら高いセラミックの詰め物を勧められたり(後から調べたら同じセラミックのサイズでもよその歯医者さんではもっと安い値段のものでした)しました。最初のうちは先生の言葉を信じていたのですが、ある日TVで赤字経営の歯科医院は無知の患者さんに必要のない治療を強いて高い詰め物を必要以上の値段でさせることがある という特集を見て、やっと自分が一種のドクハラに遭っていたことに気づきました』(20代/会社員)『幼稚園に通う子どもが高熱を出したので小児科へ連れて行くと、「こんな高熱になるまでなんで放っといたの?」「この子ちょっと太り気味だね。お母さんのせいだよ」など失礼なことを言われました。二度とそこの小児科医は受診しません』(30代/主婦)●医師の視点からの“ドクハラ”ある眼科医師の執筆したコラムに医師側の視点から見たドクハラについての見解が述べられていました。**********『インターネットなどでは一方的に医師が糾弾されていますが、人間の常として自分の主張に不都合な事実は書かれないし、誇張や脚色もあるだろうという点は指摘しておきたいと思います。最近は患者さんの権利意識が強くなっており、また医療事故に関するマスコミ報道が増えているので、医師任せでなくきちんとした説明を要求する人が多くなりました。ところが外来は混雑し、納得いくまで説明する時間などありません。説明の要求に対して「患者は医師任せ」に慣れている医師は自分が信頼されていないと感じ、患者さんから攻撃されているような気分になって「そっちがその気なら、こっちだって」と感情的な応対をしてしまうのです』**********医師界には医師界の内情があり、その複雑な背景が医師と患者とのイザコザを生むこともあるため、必ずしもすべてのケースが医師による悪質なドクハラとはいえないということが理解できますね。●ドクハラ相談窓口も設立されていますいかがでしたか?過去に病院で受けた対応が実はドクターハラスメントだったんだ、と思い当たることがあるかもしれませんね。必ずしも医師に悪意があってされた言動であったとは言い切れませんが、ドクターハラスメントの相談を受け付ける窓口も設立されています。本来、心身の健康のために通うはずの病院で嫌な思いをしたくはないですよね。お困りのことがある方は一度相談してみてくださいね。【参考リンク】・ドクター・ハラスメント | 川本眼科()●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年10月31日独身時代は「結婚は?」と訊かれ、結婚後は「子どもは?」と訊かれ、1人目を産んだら今度は「2人目は?」と訊かれ…周りからの無神経な一言に傷ついている人も多いのでは? そこで今回はママ友や親せきからの「2人目は?」攻撃を上手にかわす方法をご紹介します。■ママ友には理由をはっきり告げる子どもが2人以上いるママ友が「2人目は?」と尋ねるときは、おもに「友だちにも、もう1人産んでもらって、子どもが2人以上いる大変さや楽しさを共有したい」と考えているとき。そのため「(2人目を産もうかどうか)迷っている」といった曖昧(あいまい)な返事をすると「2人目って思ったより楽だよ」「きょうだい同士で面倒をみたり、遊んでくれたりするから大丈夫」など、あれこれ説得されて、かえって面倒なことに。ママ友に「2人目は?」と言われたときには、相手とは異なる家の事情があることをはっきり告げるのが得策。たとえば、「これ以上、産休を取ると仕事をクビになっちゃうから」「もう少ししたら働きに出ようと思っているから」「高齢で体力的に厳しいから」「もう少し間を開けようと夫と話しているから」「今、夫が忙しいから」など、相手が立ち入りにくい理由を告げると、すんなり引き下がってもらいやすくなります。ちなみに、ちょうどよい理由が見つからなかった場合には、「もう少しこの子と2人の時間を楽しみたいから」というフレーズも結構使えます。 ■姑、親戚の場合は話をすり替えるお姑さんや親戚・近所のおばさまたちが「2人目は?」と言うときは、「子どもは2人以上産んで当たり前」と思い込んでいる場合がほとんど。そのため、どんな合理的な理由をあげても、あまり効き目がありません。それよりも、思いきって話をそらしてしまうのが得策。たとえば、「1人でも大変なのに、お義母さんは3人ものお子さんを育ててすごいですね」「おばさまのところは、たしか5人きょうだいなんですよね。どんな感じでした?」と、相手の苦労話や自慢話を引き出すようにすると、こちらに矛先が向かなくて済みます。相手は何気なく言っているつもりでも、意外に傷つく2人目ハラスメント。とくに2人目の妊活中の場合、そのダメージはかなり深刻です。今まで無意識に言ってしまっていた人はこれから言わないようにし、言われた側はできるだけストレスをためないよう、上手にかわす方法を身につけましょう。
2016年07月15日近年、子どもを作らない夫婦の数は増加しているようですが、そんな中で話題になっているのが、“子なしハラスメント ”。「子どもを産むのが当たり前」という価値観を持つ人はいまだに多く、その価値観を他人にも強制してしまい、子どもがいない人に不快な思いをさせています。それが、“子なしハラスメント”です。子なしハラスメントをしている側に悪気がない場合もあるのですが、悪気がなくても、心無い発言で傷ついている人は確かに存在しています。今回は、子どもがいない既婚者が体験した“子なしハラスメント”のエピソードをご紹介します。●(1)「子どもも産まないのになんで結婚したの?」と言われた『結婚した直後、新居に学生時代の友達を数人招いたんです。仲間内では私が一番最後に結婚したこともあり、みんなとても祝福してくれました。でも、話が子どものことに及ぶとその空気は一変。「次は子どもだね!」という友人の言葉に、「うちは子どもを作らないって決めてるんだ」と答えたところ、「じゃあ何で結婚したの?」「子どもいらないなら結婚なんてしなくて良かったじゃん」などと批判を受けました。子どもがいなくても夫とずっと一緒にいたい、家族になりたいと思ったから結婚したのに……「子どもを産まないなら結婚する意味がない」 という友人たちの言葉にひどく傷つき、悲しい気持ちになりました。それ以来、その友人たちとは連絡を取っていません』(30歳女性/編集)●(2)「子どもがいないとすぐ離婚するよ」と言われた『友達に子どもを産まない選択をしたことを伝えたところ、「子どもがいないとすぐ離婚すよ」と言われ、実際に離婚した夫婦の話を延々とされました。「うちは夫婦共通の趣味もあるし円満だから」などと反論したら、「いやいや、それは今だけだから!」とさらに反論され、イヤな気分に。まるで離婚させたいみたい で、本当に気分が悪かったです』(30代女性/金融)●(3)「子どもがいない人にはわからないよ」と言われた『子どもがいる友人たちの育児の苦労話を聞いていたとき、「大変だよね」と言ったところ、「子どもがいない人にはわからないよ」「ね〜!」「子どもがいない人はホント気楽でいいよね」と嫌味を言われました。確かに私には子育ての大変さがよくわかっていないのかもしれませんが、私が子どもを産まないことを選択したように、みんなだって子どもを産むことを選択した わけだから、そんなトゲのある言い方はしなくてもいいのに……』(40代女性/不動産)●(4)「子どもはいらない」と言ったら非難されまくった『子持ちの友達3人と独身の友達1人が参加していた女子会で、「子どもはいらない」と発言したら、友達から一斉に非難されました。「ありえない!」「女としてそれはどうなの?」「親がかわいそう!」などなど。あまりに叩かれまくり、自分の価値観や存在を全否定されているようで凹みました。それ以来、本当のことは口にしちゃいけないと思い、子どもについて聞かれたときは相手が誰であれ、「こればかりは授かり物だから……」とか言ってごまかしています。傷つきたくなければ、本当のことを言わないのが一番 ですよ』(30代女性/事務)●(5)「子どもを産んでこそ一人前」と言われた『今年で結婚6年目なんですが、夫の実家に行くたびに義母から「子どもはまだ?」「女は子どもを産んでこそ一人前よ」などと言われてつらいです。最初は夫婦共にそれほど子どもが欲しくなかったものの、義母からのプレッシャーから不妊治療も始めました。それでもやはりできず、もうやめたいです。来年で私も40になるので、もう諦めてもらえると思いますが、ずっと半人前扱いされそう で気が重いです』(30代女性/派遣)----------いかがでしたか?実は私も(1)は言われたことがあります。「子どもを産まないなら結婚するな」と言われているようで、何とも言えない気持ちになりました。子どもを産まない女性に対してまだまだ世間の風当たりは強いですが、子なしハラスメントをしてくる人の中には、子どもを産まない女性に対して嫌悪感だけでなく、嫉妬や羨望の気持ち を持っている人もいるでしょう。そういった複雑な感情がある以上、なかなか“子なしハラスメント”は世の中から消えないのではないでしょうか。だからこそ、子どもを産まない本当の理由を言ってしまうことで非難されるくらいなら、(4)のように嘘をついたほうが賢明なのかもしれません……。●文/パピマミ編集部
2016年07月05日全研本社は2日、「ハラスメントの実態」に関する結果を発表した。対象は同社サイトを利用する316名。期間は9月9日~10月19日。○職場で嫌がらせを受けた経験、90%が「ある」と回答「嫌がらせを受けたことがあるか」を聞くと、90%が「ある」と回答した。「受けたことがある嫌がらせ(ハラスメント)」の内容を聞いたところ、83.2%で「モラルハラスメント」が1位だった。次いで、2位は「エイジハラスメント」(25%)、3位は「セクシャルハラスメント」(21.5%)という結果となった。「具体的な嫌がらせの事例」を質問すると、「気に入らないという理由だけで根拠のないうわさを社長へ話す」「同じミスでも若い子には怒らず50代の私は叱責される」「休日にメールで文書による嫌がらせ」などの声が寄せられた。
2015年11月09日恋人に浮気された経験はありますか?その後、どういう態度をとりましたか?それで相手は改心してくれたでしょうか?浮気されるのはイヤですが、繰り返しされるのはもっと辛いですよね。そこで、浮気が彼女にバレたことがあるという男性に「浮気をした時に、「もう二度としない」と思った彼女の言動」についてインタビューしてきました。■1.今まで見たことがないくらい怒る・泣く「浮気がバレた時に、それまで見たことがなかったくらいに怒られて、本気で怖かったし、彼女のそんな姿見たくないのでもうやめようと思いました。」(24歳/旅行)彼があなたを大切に想っていれば、傷ついたことを分からせて反省させるのは効果的なよう。ここぞとばかりに怒ったり泣いたり、傷ついた気持ちを表してみて。■2.コンタクトを断つ「浮気がバレてからしばらく彼女と連絡とれなくなって。そのままもうずっと無視されちゃうんじゃないかと思うと怖くなって、本気で謝罪してなんとか許してもらえましたが、もう浮気はしません。」(26歳/メーカー)本当は一度別れる、くらいの手段をとりたいところですが、別れてそのまま他の女性とくっつかれてしまっては元も子もないので、「少し距離を置きたい」と言い、彼が本当に反省した態度を示すまで連絡をしばらく無視。こちらからも一切連絡せずに、コンタクトを断ちます。そこであなたの重要さに気づいてもらえないようであれば、別れて正解だったと考えていいかも。■3.「好きにすれば」と見放す「怒ってくれたらまだしも、全然表情を見せないで「好きにしたら?」と言われた時には、本気で彼女の気持ちがもう俺にはない気がして怖かったです。反省しました。」(25歳/商社)相手のために泣いたり怒ったりするというのはそれだけ「好き」というのを示しているので、男性としてはまだ安心してしまうところがあります。逆に「勝手にすれば」と見放すということは、彼に対して「無関心」であることを意味し、あなたの気持ちが冷めたことを意味します。そこで彼がどんな行動をとるかで決めてみてはいかがでしょう?■4.自分を責める「俺が浮気したのに、彼女が俺のことを責めないで「私が嫌な想いさせちゃったからなんだよね」と泣きだしてびっくりしたし慌てました。俺が悪いことをしたので責められるのは覚悟していたんですが・・・相手にそんな風に思わせちゃったのはショックでした。」(26歳/飲食)「私にも原因があるんだよね。2人の関係をこんな風にしてごめんね。」と女性が自分を責めている姿を見せると、男性は自分がやってしまったことの重大さに気づいてくれるよう。男性も「責められてもしかたがない」という覚悟はあるので、そこを責めてもあまり効果はなく、あえて「私が悪かったんだよね」ということで、「そうじゃない!俺が悪い!」と気づいてくれるようです。■おわりにもしこれらのことをやってみても彼の気持ちがほかの女性にあるようであれば、それはもう浮気ではなく本気の心変わりの可能性が高いので、すっきり別れる方がお互いのためかもしれませんね。(栢原 陽子/ライター)
2015年09月29日連載コラム『知らないと損をする「お金と法律」の話』では、アディーレ法律事務所の法律専門家が、具体的な相談事例をもとに、「お金」が絡む法的問題について解説します。【相談内容】先日、友人から精神疾患になってしまって悩んでいるという相談を受けました。話を聞いてみたところ、会社の上司による、セクハラとパワハラが原因のようでした。毎日のように下着の色を聞かれたり、食事に誘われたり、さらに、食事を断ると、突然みんなの前で、「仕事ができない!もっとちゃんとしてくれ!」というような怒鳴り声をあげられていたとのことでした。ここまでひどい仕打ちを受けているのですから、損害賠償請求はできますよね?【プロからの回答です】損害賠償を請求できる可能性は高いです。上司の行為はセクハラ・パワハラに該当し、これによって被った精神的苦痛を補う趣旨で慰謝料が認められることになります。会社を退職せざるを得ない状況に至った場合は、退社しなければ得られたであろう給与相当額を請求できる場合もあります。○「ハラスメント」とは?ハラスメントは、直訳すると「嫌がらせ」です。セクシャルハラスメントは「性的な嫌がらせ」、パワーハラスメントは「力(優位性)による嫌がらせ」と直訳することができます。広い意味では社会一般に「ハラスメント」は存在しますが、狭義で言えば、やはり、「職場」におけるセクハラやパワハラのことを指すことが多いです。厚生労働省の定義では、職場におけるセクハラについて「労働者の意に反する性的な言動(これに対する労働者の対応により労働条件について不利益を受けたり、これにより職場環境が害されたりすること)」と表現されています。そして、事業主、上司、同僚に限らず、取引先、顧客、患者、学校における生徒などもセクハラの加害者になりえますし、女性同士や男性同士の間でもセクハラは成り立つとされています。「性的な内容の発言」としては、性的な事実関係を尋ねること、性的な内容の情報(噂)を流布すること、性的な冗談やからかい、食事やデートへの執拗な誘い、個人的な性的体験談を話すことなどが挙げられます。「性的な行動」としては、性的な関係を強要すること、必要なく身体へ接触すること、わいせつ図画を配布・掲示すること、強制わいせつ行為、強姦行為などが挙げられます。これ以外でも性的なニュアンスを有する言動であって、不快な思いをさせるようなものであれば、セクハラにあたることになります。パワハラに関する厚生労働省の定義は、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」とされています。これは、上司部下の関係に限らず、同僚、後輩によるパワハラも含むとされます。パワハラの具体例としては、(1)殴る・蹴るなどの身体的な攻撃、(2)侮辱的な発言や人格否定発言・暴言・脅迫等の精神的な攻撃、(3)仲間外れ・無視・隔離といった人間関係からの切り離し行為、(4)業務上明らかに不要なことや不可能なことを強制するなどの過大な要求行為、(5)合理的理由なく能力・経験とかけ離れた低レベルの仕事を命じたり仕事を与えないといった過少要求行為、(6)私的な事項に過度に介入する個の侵害行為などが典型例として挙げられています。最近は、ハラスメントの中身によって、多くの「○ハラ」という言葉が生まれてきています。セクハラ、パワハラ以外にも、言葉の暴力や精神的な虐待である「モラルハラスメント(道徳的嫌がらせ)=モラハラ」、女性の妊娠や出産にまつわる「マタニティハラスメント=マタハラ」、SNSで「いいね!」を強要するなどの「ソーシャルメディアハラスメント=ソーハラ」、身体のにおいなどに関する「スメルハラスメント=スメハラ」、年齢にまつわる偏見や差別等を行う「エイジハラスメント=エイハラ」、教育する側と学ぶ側の関係における嫌がらせ等の「アカデミックハラスメント=アカハラ」など、これ以外にも多数の「ハラスメント」が生まれているといわれています。最近では、若者がすぐに、「それってパワハラですよね」等と上司などを加害者扱いしてくるために、50代以上の管理職がなかなか叱ることもできなくてモヤモヤするという「モヤハラ」なんていう言葉も聞くようになりました。○どこまでがセクハラ? どこまでがパワハラ?どこまでがセクハラ? どこまでがパワハラ? というのは非常に難しい問題です。受け取る人間が「いやだ」と思ったらそれで全て「ハラスメント」にあたるというのも行きすぎですが、一方で「受け取る人が嫌だと思ったか」も重要な要素となってきます。厚生労働省の考え方は、セクハラにあたるかの判断につき、ハラスメントの状況は多様であることから、個別の状況をくみ取って判断すべきとしています。「労働者の意に反する性的な言動」か「就業環境を害される」かの判断に当たっては、その労働者が嫌だと思ったか否かという労働者の主観を重視しつつも、一定の客観性も必要としています。「性的ニュアンスを有する」かどうかの判断も相当複雑となっていますので、「明らかに性的ニュアンスを有する」、「とらえ方によっては性的ニュアンスを有する」というその判断も相当複雑で、いわばケースバイケースとなるため、客観的な言動のほかその他周辺事情を総合的に考慮して判断せざるを得ません。一般的には意に反する身体的接触によって強い精神的苦痛を被る場合や強制わいせつ以上の行為に至っているような場合には、一回でもセクハラに当たりえます。また、一回一回の行為がさほど大きなダメージではなくとも、これが継続的に繰り返された場合にセクハラになる、ということもありえます。少なからず、「明確に抗議しているにもかかわらず放置された状態」または「心身に重大な影響を受けていることが明らかな場合」には、これによりセクハラが認定される可能性が相当高まるということができます。ただし、「いやだ」と告げたら全てセクハラ…というのは行きすぎなので、被害を受けた労働者が女性である場合には「普通女性であればこれは嫌でしょう」という「平均的な女性労働者の感じ方」を基準とし、被害を受けた労働者が男性である場合には同じように「平均的な男性労働者の感じ方」を基準とするべきとされています。その行為のみで一発アウトと考えられるのは、「胸を触る」とか、「キスをする」とか、「無理やりホテルに誘う」などのケースです。明らかに「性的に、通常は極めて嫌悪を感じる言動」といえるでしょう。一発アウトに至らずとも、「食事に誘う」など、その行為が反復継続されることによってセクハラになる言動もあります。少なくとも、「本人が明確に抗議しているのにもかかわらず、その行動を継続した場合」や、「本人がストレスから心身に支障をきたしたような場合」には、これらもセクハラになると考えられます。厚生労働省が、セクハラの例として挙げる行為としては、「~~ちゃん」と下の名前で呼ぶ、「うちの女の子」という言い方をする、女性社員にだけお茶くみをさせる、など、「女性であることを理由とする差別的扱い」一般についてセクハラに当たりうる旨として示唆しています。意外かも知れませんが、「女性社員のみ残業を免除する」という行為もセクハラに当たりうるとされています。仕事の延長ともいえそうですが、「取引先との接待に女性社員を呼ぶ」という行為もセクハラに当たる可能性があります。その他の事情にもよりますが、「仕事の上では当然」と考えていたり、「その女性社員のため」と思ってしたことが、気づかぬうちにセクハラになっていたりするということもあり得るわけです。パワハラに関しても、基本的な考えは同様です。労働者が不満に感じることすべてがパワハラに当たるわけではなく、業務上の必要に応じ、適正な範囲で行われる指示や注意・指導については、たとえ「叱る」という側面があってもパワハラには当たりません。上司等の職位・職能に応じた適切な指揮監督・教育指導の範囲を超えて、不合理な嫌がらせ・攻撃行為に至っている場合は、パワハラに該当することになります。パワハラは、セクハラに比べて「男女間における認識の差異」という概念に乏しいので、わかりやすいかもしれませんが、「仕事上の必要があるから」という建前をとっていてもパワハラと認定されることがあります。過去には、「配置転換・降格命令」を行った処分について、「業務上の必要性が乏しいにもかかわらず嫌がらせ目的で行われたもの」として、賃金差額等の支払いや慰謝料の支払を命じた裁判例があります。また、「タバコ臭い」などと言って、扇風機を部下に対し向けて送風したという事例でもパワハラ認定がなされています。○「会社が適切な対応をしてくれない」などの場合は損害賠償請求も視野このようにどのような行為がセクハラ・パワハラになるのかのボーダーラインはなかなか難しいかもしれませんが、少なくとも「本人が嫌だと思うか」が重大なファクターである以上、「いい人間関係を構築しておく」ことが一番大事なことかと思われます。セクハラ、パワハラ被害に遭っているということであれば、まずは、職場の相談窓口や頼りになる上司などに相談することが大事でしょう。上層部からの指導によって、セクハラ、パワハラが改善されることが期待できます。それでもなお、会社が適切な対応をしてくれない、上司のセクハラ・パワハラが直らない、ということであれば、損害賠償請求をすることも視野に入ります。この場合、会社が適切な対応をしてくれなかったということであれば、セクハラ・パワハラを行った人物本人のほか、会社に対しても損害賠償請求をすることが視野に入ります。ただ、会社での立場というものもありますし、今後会社に居づらくなるのが気がかりで、なかなか損害賠償請求をするというのも難しいかもしれません。その場合は、会社の体質なども考慮して今後どういうアクションを取るべきなのか、専門家である弁護士に相談してみましょう。セクハラ・パワハラの対策もしてくれないような会社であれば、思い切って退職することも考えてもいいかもしれませんね。会社を辞めるタイミングで損害賠償請求をすれば、その後の気まずさもないですし、場合によっては、会社を辞めなければ得られたであろう給与相当額の数か月分を請求することもできるかもしれません。ただ、損害賠償請求を行うにも、「そんなことしていない」と開き直られてしまうと厄介なので、証拠を集めるに越したことはありません。特に、セクハラ・パワハラは、言動によって行われることが多く、電子メールや手紙といった物的証拠としては残らないことがほとんどなので、積極的に証拠を残すようにしましょう。例えば、レコーダーで録音をしたり、動画が撮れたりしていれば、相当に強い証拠になります。ただし、通常はなかなか難しいと思いますので、「こんなことを言われた・された」という事実を日記に書きとめておくことや、周囲の方々の目撃証言も立派な証拠となりますので仲間を集めておいたりするとよいでしょう。また、同僚に「今日こんなことされた」と愚痴のメールを送った記録等、セクハラ・パワハラを推認させるような証拠はすべて証拠とすることができます。特に、日々の出来事を書き留める、その時の自分の気持ちを書き留める、ということが大事になってきますので、面倒でも証拠化しておいてください。証拠がある程度そろったら、弁護士に相談のうえ、その張本人と会社あてに内容証明を送ります。交渉の末、納得のいく金額を支払ってもらえればよいですが、セクハラ・パワハラを認めなかったり、金額も低額だったり、ということであれば最終的には裁判を起こして慰謝料等を請求することになります。法廷で、再度セクハラ・パワハラの内容を証言したりするのはなかなかに気持ち的にも辛いと思いますし、セクハラ・パワハラに関する裁判所の慰謝料の相場はいまだそう高くはありませんので、納得のいく条件で、裁判までいく前に解決できるのが望ましいとはいえますね。○今回のケースでは?今回は、セクハラ・パワハラが原因で精神疾患にまで至ってしまったという非常に痛ましいケースですね。結論としては、セクハラ・パワハラを理由に損害賠償請求をすることは可能です。仮に証拠がない場合であっても、相手方がその事実を認めるのであれば請求は可能ですし、少なくとも、自身の証言や日記の記載、周囲の証言などがあれば、十分に請求は可能だと思われます。精神疾患に至ったことも、慰謝料認定の重要な要素となりますので、病院でしっかりと診断書もとっておくことが重要です。毎日のように下着の色を聞かれたり、食事に誘われたり、という行為は厚生労働省が「セクハラ」の典型として見ている行為といえますし、食事を断るとみんなの前で、「仕事ができない! もっとちゃんとしてくれ!」と怒鳴り声をあげる、というのはセクハラの延長であるとともに、パワハラとなります。ここまでつらい思いをさせられているわけですから、ここは泣き寝入りをしないで、しっかりと非を認めてもらい、正当な賠償も受け取りたいところですね。セクハラやパワハラ、その他あらゆるハラスメントにおいては、「している側がハラスメントの意識がない」ケースも多いものです。ただし、されている側にとっては、会社に行くのも嫌になるほど苦痛に感じていることも少なくありません。もちろん、過度な警戒をすると、むしろ職場がぎこちなくなるので、適度なコミュニケーションは必要ですが、「ハラスメント」と判断されないためには、やはり「セクハラ」「パワハラ」に関する基本的知識は身に着けておくことが大事でしょう。当然、会社側も「セクハラが起こらないような会社」にするために「セクハラ防止指針」を周知徹底する必要があります。また、セクハラ・パワハラ被害に遭っている方は、じぶんひとりで抱え込んでしまうと、気づかぬうちに心身をむしばんで、精神疾患に陥ってしまうことも少なくありません。早いうちに、会社内や会社外で悩みを聞いてもらう、場合によっては弁護士などのアドバイスをもらう、というのが、早期に心の重荷を取り払うために必要だと思います。(※写真画像は本文とは関係ありません)<著者プロフィール>篠田 恵里香(しのだ えりか)東京弁護士会所属。東京を拠点に活動。債務整理をはじめ、男女トラブル、交通事故問題などを得意分野として多く扱う。また、離婚等に関する豊富な知識を持つことを証明する夫婦カウンセラー(JADP認定)の資格も保有している。外資系ホテル勤務を経て、新司法試験に合格した経験から、独自に考案した勉強法をまとめた『ふつうのOLだった私が2年で弁護士になれた夢がかなう勉強法』(あさ出版)が発売中。『Kis-My-Ft2 presentsOLくらぶ』(テレビ朝日)や『ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB』(文化放送)ほか、多数のメディア番組に出演中。 ブログ「弁護士篠田恵里香の弁護道」
2015年08月06日エン・ジャパンが運営する「エン 人事のミカタ」は、サイト利用者の人事担当者221名を対象に「ハラスメント」についての調査を実施した。調査期間は2014年12月17日~2015年1月20日。従業員の各種ハラスメントについて、どの程度把握しているか尋ねたところ、約6割の企業が「把握している」(4%)「だいたい把握している」(52%)と回答した。把握方法で一番多かったものは「本人の周辺(上長・同僚等)からの相談」(71%)、次いで「本人からの相談」(52%)、「社内の噂で聞いた」(42%)となっている。どのようなハラスメントを把握しているか聞くと、「パワー・ハラスメント」(83%)、「セクシャル・ハラスメント」(51%)が多くを占めた。近年話題となっている「マタニティ・ハラスメント」は2%にとどまった。勤務している企業ではハラスメント対策を行なっているか尋ねると、全体では6割の企業が「行なっている」と回答した。対策を行っている企業は、ハラスメントの把握率で差が出ており、「把握している」企業では81%が「行っている」としたのに対し、「把握していない」企業では34%と半分以下になっている。具体的に行なっているハラスメント対策は、全体の1位は「就業規則に規定を設ける」(74%)、2位は「社内に相談窓口を設置」(70%)、3位は「管理職向けの研修・講習会の実施」(43%)だった。ほとんどの項目で「把握している」企業の取り組みが多かったものの、「社内に相談窓口を設置」(把握している:69%、把握していない:79%)、「社外に相談窓口を設置」(同22%、同36%)などは「把握していない」企業のほうが上回っており、相談機関を設置することで対策が止まっている可能性も考えられる。実際に有効だと感じた対策について聞くと、1位は「社内に相談窓口を設置」(41%)、2位は「就業規則に規定を設ける」(36%)、3位は「管理職向けの研修・講習会の実施」(35%)となった。
2015年05月04日米Twitterは2日、嫌がらせなどハラスメント目的のツイート対策を強化することを発表した。Twitterのルールに反するツイートについて、スマートフォンアプリから違反報告できるようになったほか、当事者以外からのレポートも可能になった。Twitterでは嫌がらせや脅迫などのメッセージを禁じるルールを設けており、これに該当するツイートに対しては報告することができる。今回、このようなツイートの報告をスマートフォンの公式アプリから行えるようになった。アプリのメニューから「ブロックまたは報告」をクリックすると、アカウントのブロックと違反の報告をオン/オフが表示される。報告をオンにすると、理由を選択できるようになり、「ハラスメント」を選んで次に進むと、相手が具体的に何をしているのかを選択肢から選んで送信できるようになる。最後にコメントを入力することも可能だ。また、嫌がらせのツイートの対象になっている本人以外の第3者もルール違反を報告できるという。あわせてTwitter側では報告を受けたのちの対応プロセスを変更し、迅速に対応できるようにしたとのことだ。Twitterによると、同機能は段階的に提供していくとのこと。数週間以内には全ユーザーが利用できるようになるという。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月03日「モラルハラスメント」や「モラハラ」という言葉、よく耳にするけれど、実際のところ意味がよくわかっていない…なんてことはありませんか? この際、知らないままにしておかずに、その意味もチェックしておきましょう。■モラルハラスメントって、どういう意味?モラルハラスメントとは、マリー=フランス・イルゴイエンヌというフランスの精神科医が提唱した言葉で、言葉や態度、身ぶりなどで精神的に人を虐待し、精神的な傷を負わせることを言います。■モラルハラスメントといじめの違いは?モラルハラスメントと似た言葉で「いじめ」がありますが、いじめの場合は被害者に対して身体的に暴力をふるう場合が含まれ、また被害者が明確に「自分は被害者である」と認識している場合が多いです。対してモラルハラスメントは精神的な攻撃であり、また加害者は「自分がモラハラを行っている」と気づいていません。被害者が「自分がモラハラを受けている」と気づかない場合も多いのです。この行為は、しばしば夫婦、恋人、友人、同僚として被害者と密接な関係性の中で行われます。また上司部下の関係、先輩後輩の関係、能力の優劣が著しい関係にあっても要注意と言えるでしょう。「パワハラ」と重なる部分もあります。■モラルハラスメントにあたる行為って、どういうもの?それでは、どのような行為がモラルハラスメントにあたるのでしょうか? 例えば、あなたが少し失敗すると、いつも上司が「だからお前はだめなんだ」「お前はだめだから俺の言うことをきけ」と言い含めてくる。もちろんあなたの失敗が本当に良くなかった場合もあるでしょうが、常に脅迫し、あなたを支配下に置こうとしている場合は、モラルハラスメントと言っていいでしょう。ほかにも視線を合わせない、被害者の話をいつも一方的に遮る、被害者の言動を過剰に否定する…などの行為が挙げられます。いずれの行動にも共通することは、加害者が被害者に精神的な攻撃をしかけながら、被害者が反抗してこないように、上手に罪悪感を被害者に植え付けるということ。実際に危害を与えているのは加害者ですが、そうされるのは「自分が悪いからではないか…」と被害者の方が罪の意識に苦しんでしまうのです。そして自分で行動できず、常に加害者の反応をうかがうようになってしまいます。モラルハラスメントは、目に見えにくい暴力なので、周囲にモラハラで困っている人がいても、気づきにくい場合があります。もしも身近に「そうかな?」と感じる人がいたら、注意深く見守り、助けになってあげましょう。(画像は本文と関係ありません)
2014年06月20日