栃木県那須町の河川敷で夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で、死体損壊の疑いで新たに逮捕された若山耀人容疑者(20)が、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に主人公の幼少期役を演じた元子役俳優であることが判明し、衝撃が走っている。夫婦の遺体発見からこれまでに2人が逮捕されていたが、遺体損壊現場に行ったとみられる実行役の男2人が5月1日、新たに逮捕された。そのうちの1人が若山容疑者で、宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体に火をつけ損壊した容疑で指名手配されていた。若山容疑者は、岐阜県出身で、’14年度のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で岡田准一(43)演じる主人公の黒田官兵衛の幼少時代を演じて一躍有名になり、’14年のドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』(日本テレビ)や15年の『水戸黄門スペシャル』(TBS)などに出演。’18年には福士蒼汰(30)主演の映画『曇天に笑う』にメインキャストの1人として出演していて、本格的な子役俳優として活躍していた。また、’15年から’23年まで放送されたNHK・Eテレの子供向け番組『未来広告ジャパン!』の第1期ではレギュラーを務め、報道直後は番組ホームページでは若山容疑者の姿が確認できた。現在閲覧はできない状況となっている。俳優として多数の作品に出演してきた若山容疑者。SNS上では、子役としての若山容疑者を記憶している人々からショックの声が上がると同時に、若山容疑者が出演する作品が見られなくなることを懸念する声も上がっている。《逮捕された元俳優、官兵衛の子役なんだ。真田丸がやっと配信再開されたのに官兵衛中止はやめてー》《この俳優てNHKの「軍師官兵衛」で官兵衛の子供の頃と長政の子供の頃を演じていたんだね…。「軍師官兵衛」、お蔵入りか…》《わーん、大河ドラマで1番好きな軍師官兵衛なのにこれは流石に配信とか止まりそうやだー》「市川猿之助さんが昨年6月27日に自殺ほう助の疑いで逮捕された際には、NHKは翌28日に大河ドラマ『鎌倉殿の13人』やドラマ『岸辺露伴は動かない』の一部エピソードなど、猿之助さんが出演する作品について、動画配信サービス『NHKオンデマンド』での公開を終了すると発表しました。しかし、配信停止について視聴者から批判を受けたことで、7月26日に順次配信を再開する予定だと発表。さらに『NHKオンデマンドでは出演者の逮捕などの不祥事を理由とした配信停止は今後、原則として行わない』との新方針を打ち出しています。ただ『事案によっては総合的な判断で例外的に停止する可能性はある』とも語っており、今回のケースが果たしてどうなるのかはまだわかっていません」(芸能関係者)『軍師官兵衛』は、昨年8月13日に配信が始まったばかり。事件の影響を受けないといいがーー。
2024年05月01日栃木県那須町で夫婦の焼けた遺体が見つかった事件で、警視庁は5月1日、死体損壊の疑いで元俳優の若山耀人容疑者(20)を逮捕したと発表した。同事件をめぐっては、同町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻・幸子さん(56)さんの遺体が見つかっており、平山綾拳容疑者の逮捕を皮切りに、若山容疑者を含めこれまで計4人が逮捕されている。警視庁の発表によると、若山容疑者は他の者と共謀し、4月16日未明から朝までの間、栃木県那須町の河川敷で、宝島さんと幸子さんの遺体に火をつけて損壊した疑いがもたれている。若山容疑者は子役として数多くの作品に参加。ドラマ『悪夢ちゃん』(2013年、日本テレビ)、『仮面ライダーウィザード』(2013年、テレビ朝日)、大河ドラマ『軍師官兵衛』(14年、NHK)、映画『ぼくが命をいただいた3日間』(16年)、『曇天に笑う』(18年)などに出演している。この発表を受け、SNSでは「那須の事件ニュースでやってて若山耀人って聞こえてきてめっちゃ声出ちゃった」「売れっ子だったのになぜ」「子役時代知ってるとなおの事悲しい」「まだ、20歳なのにいったい何があったんや」などと驚きの声が上がった。
2024年05月01日朗読劇『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が、4月18日(木) に東京・シアター1010で初日を迎えた。原作は、「昔ばなしなのに新しい!」と話題になり、2020年本屋大賞にノミネートされた本格ミステリ『むかしむかしあるところに、死体がありました。』。誰もが知っている“日本昔ばなし”をベースにした短編ミステリが収録された本シリーズは全3作となり、累計発行部数50万部を突破する人気シリーズとして知られる。今回は、そのシリーズの中から厳選された3作『一寸法師の不在証明』『花咲か死者伝言』『絶海の鬼ヶ島』が朗読劇として上演される。このたび、ミュージカル『テニスの王子様 3rdシーズン』や、ミュージカル/舞台『刀剣乱舞』シリーズでもお馴染みの田村升吾、加藤将、健人が出演した初日公演のオフィシャルレポートが到着した。第一話『一寸法師の不在証明』ミステリアスな音楽とともに、“昔話”を思わせる和柄でデザインされた3階建てのセットがステージ上に現れる。スクリーンに第一話のタイトル『一寸法師の不在証明』と登場人物が投影され、第一話の語り部となる「大臣の家来・江口」役を演じる田村につづき、一寸法師役の加藤と赤鬼役の健人がステージに現れる。赤鬼を退治し村を救った一寸法師は、打ち出の小槌で大きくなり、春姫と夫婦になりめでたしめでたし……ここまでは誰もが知っている“一寸法師”のストーリー。本作の見どころはここからの展開だ。一寸法師と春姫の婚儀の日、春姫の父である大臣の家来である江口のもとに黒三日月という男が現れる。黒三日月は、春姫が赤鬼に襲われた村で冬吉という男が殺されたと語る。その殺害容疑に一寸法師の名前が挙がるのだ。しかし、一寸法師には鬼の腹の中にいたというアリバイがあり……果たして冬吉を殺したのは誰なのか…江口と黒三日月が捜査へと繰り出す。田村升吾18日公演キャストである田村・加藤・健人は共演経験もあり、3人によるコンビネーションある掛け合いがテンポよく物語を進めていく。昔話でありながら、時折見せる現代風のコミカルな会話に、会場からも思わず笑い声が漏れる。物語に緩急をつけながら、田村演じる家来の江口と、健人演じる黒三日月による捜査が進む。推理を披露する江口(田村)はどんどん勢いを増し、容疑をかけられた一寸法師(加藤)もヒートアップ。そして、物語は誰もが予想できない衝撃的な結末へ──。事件解決の後味も爽やかで、まさに、朗読劇ならではの“昔話と本格ミステリの新たな融合”を披露した。第二話『花咲か死者伝言』続いて第二話『花咲か死者伝言』で語り部となるのは、加藤将演じる「犬」。愛らしい犬のキャラクターに加え、健人演じる“花咲か爺さん”と田村演じる“婆さん”の会話も、みんなが知っている昔話らしいやりとりで微笑ましい。しかしある日、花咲か爺さんの死体が発見され……。物語が進むにつれ、次々と現れる怪しい人物たち。加藤演じる犬の次郎(じろ)は、自分なりに推理しながら事件の経過を見守るのだった。爺さんとの楽しい思い出を振り返りながら辿り着く結末とは──。加藤将第三話『絶海の鬼ヶ島』最後となる第三話『絶海の鬼ヶ島』では、お馴染みの“桃太郎”の一場面も披露。桃太郎の鬼退治シーンを迫力満点に表現。緊張感あふれる展開で、加藤演じる桃太郎の堂々とした登場に会場も惚れ惚れする。やがて物語は、鬼退治から数年後、生き延びた鬼たちが残された島へと移る。今回の語り部となるのは、健人演じる「鬼太」。逃げ場のない島で、鬼の仲間たちがひとり、またひとりと殺されるのだ……。そこで疑われた鬼太(健人)は、自分が犯人ではないことを証明するため奮闘するが、まさかの展開が待っていた──。健人アフタートーク田村、加藤、健人の3名は公演初日を終えてホッとした様子で「ありがとうございました!」と観客へ向けて挨拶する。フリートークでは、各物語を振り返りながら、加藤が第一話の『一寸法師の不在証明』について「身長186cmあるけど一寸法師やらせてもらいました」と発言し会場からも笑いが起こる。田村は第二話の『花咲か死者伝言』について「ミステリーものとして一番好き」と語り部の“犬”の最後のセリフを振り返りながら語る。そして健人は、最後の物語は鬼がたくさん登場することについて、「みなさん、後半は何鬼かわからず“鬼鬼パニック”になりませんでしたか!?」と観客に向けて問いかけ、盛り上がりを見せた。最後に、3人はそれぞれ感謝の言葉を述べ、観客からの盛大な拍手で見送られた。<公演情報>朗読劇『むかしむかしあるところに、死体がありました。』原作:『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(青柳碧人 著/双葉文庫)【ストーリー】Story1『一寸法師の不在証明』お姫様を鬼から守った一寸法師。打ち出の小槌で大きくなった彼は、ある計画を心に秘めておりました……。Story2『花咲か死者伝言』灰をまいて、花を咲かせていたお爺さん。お殿様からもらったご褒美を、村に寄付するような優しい人でしたが、殺されてしまいました……。Story3『絶海の鬼ヶ島』鬼ヶ島で行われた桃太郎とその仲間たちVS鬼たちの戦いは、桃太郎側の勝利に終わりました。でも本当の戦いが、そこから始まったのです……。【出演】4月18日(木):田村升吾・加藤将・健人4月19日(金):赤澤遼太郎・宮崎湧・松田岳4月20日(土):下野紘・岡本信彦・松岡禎丞【公演日程】2024年4月18日(木)~20日(土) 東京・シアター1010配信チケット:()公式サイト:青柳碧人・双葉社/エイベックス・ピクチャーズ株式会社
2024年04月19日朗読劇『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が、2024年4月18日(木) から20日(土) に東京・シアター1010で上演されることが決定した。原作は、「昔ばなしなのに新しい!」と話題になり、2020年本屋大賞にノミネートされた青柳碧人による本格ミステリシリーズ。誰もが知っている“日本昔ばなし”をベースにした短編ミステリが収録された本シリーズは全3作となり、累計発行部数は50万部を突破している。今回は、そんな本シリーズの中から厳選された3作『一寸法師の不在証明』『花咲か死者伝言』『絶海の鬼ヶ島』が朗読劇として新たに生まれ変わる。出演者には、アニメや舞台などで活躍する人気声優や俳優陣が集結。ミュージカル『テニスの王子様 3rdシーズン』やミュージカル/舞台『刀剣乱舞』シリーズでもお馴染みの田村升吾、加藤将、健人による共演をはじめ、舞台『MANKAI STAGE「A3!」』や舞台『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』シリーズなどでそれぞれ共演経験のある赤澤遼太郎、宮崎湧、松田岳が出演する。さらに声優界からは、下野紘、岡本信彦、松岡禎丞が名を連ねた。チケットは1次受付を3月10日(日) まで実施中。■青柳碧人 コメント「むかしむかしあるところに」とはじまる親しみのあるお話を、ミステリにする。この無謀な試みがついに朗読劇になりました。語りで聞くとどうなるのか、僕も子どもに戻ったつもりで劇場に行こうと思います。不穏と欺瞞の昔ばなし、はたして、「めでたしめでたし」で終わるのでしょうか?<公演情報>朗読劇『むかしむかしあるところに、死体がありました。』原作:『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(青柳碧人 著/双葉文庫)【ストーリー】Story1『一寸法師の不在証明』お姫様を鬼から守った一寸法師。打ち出の小槌で大きくなった彼は、ある計画を心に秘めておりました……。Story2『花咲か死者伝言』灰をまいて、花を咲かせていたお爺さん。お殿様からもらったご褒美を、村に寄付するような優しい人でしたが、殺されてしまいました……。Story3『絶海の鬼ヶ島』鬼ヶ島で行われた桃太郎とその仲間たちVS鬼たちの戦いは、桃太郎側の勝利に終わりました。でも本当の戦いが、そこから始まったのです……。【出演】4月18日(木):田村升吾・加藤将・健人4月19日(金):赤澤遼太郎・宮崎湧・松田岳4月20日(土):下野紘・岡本信彦・松岡禎丞【公演日程】2024年4月18日(木)~20日(土) 東京・シアター1010チケット1次受付:3月10日(日) 23:59まで()公式サイト:青柳碧人・双葉社/エイベックス・ピクチャーズ株式会社
2024年02月26日橋本環奈が知的で辛口な名探偵・赤ずきんを演じるNetflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』が現在配信中。この度、グリム童話のキャラクターに扮した豪華キャストたちのメイキングカットが一挙公開された。シリーズ累計33万部超えの大ヒット小説を実写化した本作。童話の世界で起きる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決していく、夢と冒険に満ちたファンタジー&ミステリー&コメディだ。日本の週間映画Top10で1位、ドイツ、イタリア、インド、マレーシアなど51の国と地域でも週間映画Top10入りを果たし、Netflixの週間グローバルTop10(非英語映画)で日本映画初となる1位にも輝いた(9月22日午前時点)。今回公開されたメイキングでは、笑顔が絶えない福田組ならではの和やかな現場が垣間見える。名探偵役の赤ずきんを橋本さん、影のあるシンデレラを新木優子、王子様を岩田剛典が演じる本作。福田雄一監督は橋本さんについて「非常に細かい芝居ができるようになったなという印象を受けました。今回は初めてちょっとした表情だったり細かい注文をしたんです」と語り、新木さんについては「多くの変化がある役で、ご本人は相当難しかったかと思いますが、見事でした」と2人の演技を絶賛。岩田さんについては「生き様がもう王子でした。衣装を着て現場に入ってきた瞬間からもう王子にしか見えなくて、リクエストをする必要がありませんでした」と語った。さらに、王様や魔法使い、継母といったキャラクターをクセ強に演じた夏菜、若月佑美、キムラ緑子、真矢ミキ、長谷川朝晴、佐藤二朗らの和気あいあいとした雰囲気が伝わるショットも。福田組の特徴としてプロデューサーは「皆が撮影を楽しんでいて、とにかくスムーズ。撮影が始まると、皆が福田監督のもとに自然と集まって談笑しているんですよね」と明かしており、そんな福田組ならではの愉快な撮影現場の雰囲気が存分に感じられる。Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年09月23日配信間近となったNetflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』より、橋本環奈、新木優子、岩田剛典が登場するメイキング入りスペシャルインタビュー映像が公開された。本作は、シリーズ累計33万部超えの同名小説の映像化。童話の世界で起きる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決していく、夢と冒険に満ちたファンタジー&ミステリー&コメディ。今回到着したのは、知的で辛口な名探偵・赤ずきん役の橋本さん、影のあるシンデレラ役の新木さん、クールな王子様役の岩田さんが、未だかつてないグリム童話のキャラクターを演じてみての感想や撮影の舞台裏を明かす、メイキング映像を含んだスペシャルインタビュー映像。元々、原作を読んでいたという橋本さんは、脚本の段階からすでに「クスッ」と笑える仕上がりになっていたと明かし、新木さんは「シンデレラを日本人がやっていいのかな・・・」と不安やプレッシャーを感じていたそう。岩田さんも「王子様ですよ、多分監督はいじってますよね(笑)」と戸惑いがあったそうだが、現場では「王子様、入りまーす!」「王子様、こちらへ!」と言われて気分が良かったという。福田雄一監督作初参加の新木さんが「監督は何回も撮るというより、1回か2回でOKがでちゃうので、そこに集中しなきゃという焦りもあって、本当にいいんですか!?」とその衝撃を明かすと、岩田さんも「分かるそれ!いっぱい撮らないよね」と共感。人間ではない〈ネズミ〉という風変りな役を演じたムロツヨシが、本番でどれだけ面白いことをしても、新木さんは「絶対に笑わないぞ!」と注意を払って撮影に挑んだそうで、続けて「だって笑ってもOKになっちゃうじゃない?」と話すと、「はい、使われますね(笑)」と橋本さんは大きく頷き、福田組ならではのちょっとした苦労が垣間見える。一方、福田組常連の佐藤二朗との撮影に関して、岩田さんは「アドリブですかね。(二郎さんから)ここだぞみたいな雰囲気を出してくるので、そこで俺喋っていいんですねっていう、その間のやり取りがありました」と顧み、橋本さんも「そうそうそう!二郎さんあるあるですね。カットかけるまで喋ったりするじゃないですか?これ言ったら止めてっていう最終ワードみたいなのを決めておいて、自由にやって最終ワード言ったらカットインするみたいなのがありました」と佐藤さんの独特ルールについて説明。そして本作について「頭をからっぽにして家族団らんで観られるアットホームな作品」(岩田さん)、「スケールの大きさと映像の美しさが見どころ」(新木さん)、「本当に個性の強いキャラクターたちがいきいきしています。そして飽きさせないストーリー展開と伏線回収がすごいです!」(橋本さん)とメッセージを寄せている。Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は9月14日(木)よりNetflixにて世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年09月07日Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(9月14日全世界配信)の場面写真10点が24日、公開された。原作は、シリーズ累計33万部超えの大ヒット小説『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(青柳碧人/双葉社)で、童話の世界で起きる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決していく物語。その話題作を、「今日から俺は!!」シリーズで知られるコメディの大ヒットメーカー・福田雄一監督が映画化。おとぎ話の世界観を壮大なスケールで実現したファンタジー&ミステリー&コメディとなっている。本作の主人公となる、知的で辛口な名探偵・赤ずきん役を務めるのは橋本環奈。美しく影のあるシンデレラ役には新木優子。国中の女性の憧れのクールな王子様役には岩田剛典と、福田組常連の橋本、岩田、そして初参加となる新木がNetflix×福田の初タッグ作品を彩る。このたび公開されたのは、誰もが知るグリム童話の世界を、摩訶不思議に、そして圧倒的クオリティで描き出した本作の場面写真10点。多くの注目を集めてきた赤ずきんやシンデレラ、王子様の新たな場面写真はもちろん、ムロツヨシ、佐藤二朗といった福田組常連メンバーと共に、桐谷美玲、夏菜、若月佑美、山本美月、キムラ緑子、真矢ミキ等の人気俳優が、豪華絢爛な衣装を身にまとい、おとぎ話の世界に降りたった奇跡の姿を捉えた場面写真が公開された。シンデレラの義姉・アンヌを演じた夏菜、同じく義姉・マルゴーを演じた若月佑美、そして継母・イザベラを演じた真矢ミキは、壮大なドレスを見事に着こなしている。そして赤ずきんとシンデレラを美しいドレス姿に変身させる魔法使い・テクラを演じた桐谷美玲は、髪も衣装も真っ白で際立つ美しさを披露。さらに、福田組お馴染みのムロツヨシは、魔法で人間の姿に変えられたねずみのポールに扮しており、鼻呼吸が不可能な姿に!? 謎の美女を演じた山本美月は、どこか儚げな雰囲気を身に纏うカーレン役、そしてキムラ緑子扮するバーバラが、物語をかき乱すもう一人の魔法使いとして存在感を放っている。さらに、威風堂々とした姿で正面を見据える王様・佐藤二朗の姿もじっくり堪能できる珠玉の場面写真が解禁された。謎解きに首をかしげるシンデレラと赤ずきんの2ショットや、予期せず殺人事件に巻き込まれていくシンデレラを優雅にダンスに誘う王子様の姿など、橋本環奈・新木優子・岩田剛典の新カットも到着した。
2023年08月24日20代の女性が刺殺体で発見される。殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕されたのは、19歳の男性。元裁判官の弁護士・菊地が彼を弁護することになるが、やがて法廷では意外な事実が次々と露見し……。大岡昇平の裁判小説を、WOWOWにて連続ドラマ化した『連続ドラマW 事件』。1978年製作の映画版をはじめ、過去にも映像化されてきた名作が、裁判員裁判制度が導入された令和の時代によみがえる。事件の裏にどんな真実が潜んでいるのか?そもそも、“真実”とは何なのか?主人公の菊地を演じた椎名桔平に話を聞いた。この裁判は主人公・菊地にとっては自分との戦いでもある──原作小説があり、過去に映画化やドラマ化もなされている作品ですね。椎名今回に関しては、別物だと捉えて臨みました。そもそも“令和の『事件』を作る”というところから始まったプロジェクトですし、原作や過去の作品とは時代設定が違い過ぎます。緻密に構成された原作小説を、裁判員裁判や少年法の変化といった現代の状況にどう合わせるか、今求められるエンターテイメントとしてどう成立させるか。そのあたりがしっかり練られた脚本で、「これは面白いな」と思わされました。──やはり裁判員裁判制度の存在は大きな違いに?椎名裁判員裁判となると、弁護士さんは裁判員に向かってアピールしなきゃいけない。言ってしまえば、舞台に立っているような感覚も出てきます。「こうでしょう?」「ここはよく聞いてくださいね!」と、芝居がかった振る舞いも時には必要で。演出の水田(成英)監督も、その描写にすごくこだわっていらっしゃいました。「このシーンでは裁判員を味方につけるような言い方をしてください」なんて指示もありましたね。──その点、椎名さん演じる弁護士の菊地は、機知に富んだ弁舌の持ち主です。一方、裁判官時代の苦い過去も抱えていて……。椎名菊地には払拭しきれない過去があり、彼にとっては過去を乗り越えようとする再生物語にもなっています。事件を起こした人間だけでなく、人は誰しも失敗や間違い、後悔を抱えて生きていますから。あのときこうすればよかった、あのときに戻れたらあんな選択はしないのに……ということがある。恋愛のことじゃありませんよ(笑)。ですが、それに気づけず、次の一歩をなかなか踏み出せないのも人生。菊地も5年間悩んでいるんです。裁判官を辞め、法曹の世界から去ればよかったんだろうけど、どこかしがみついている。もう二度と人を裁くのは真っ平だと思っているにもかかわらず。そんな彼が青年を弁護することになり、その過程でいろんなことをよみがえらせていく。この裁判は菊地にとって、自分との戦いでもあります。──悩む菊地の姿が、“人が人を裁くこと”を問いかけているようにも思えました。椎名難しいですよね。今の裁判の在り方が最終形なのかというと、そうでもない気がしますし。例えば人間の力を介入させず、AIが裁くのも不条理な気がします。決定権を持つ少数だけじゃなく、もう少し広げた中で意見交換して客観的な判決を下す裁判員裁判が現段階におけるベターな手段なんでしょうけど、裁判官も裁判員も人間ですから。偏見を持つこともあれば、勝手な印象を持つこともあると思います。何が公平で、何が客観的なのか。人が変われば判決も変わってくるし、判決を受けた人の人生も変わってくる。「裁判もひとつの事件なんだ」という菊地の台詞に、それが集約されている気がします。リアルなセットでリアルな感情をぶつけ合う。これに勝るものはない──WOWOWの「連続ドラマW」と椎名さんの付き合いも長くなってきましたね。椎名今ではNetflixやAmazonも良質なドラマを作っていますが、「連続ドラマW」はそのはしりとも言えるんじゃないかなと思います。20周年を迎え、熟成されてきた感もありますし。こういった(広告が入らない)コンテンツになると表現の自由も利きますし、扱うテーマの範囲も広げられます。表現者として、制作する側として、視聴者として、幅が広がるのはいいことだと思います。──準備や撮影にも時間をかけることができましたか?椎名そうですね。1年近く前じゃなかったかな……?出演のお話自体は随分前にいただきましたし、撮影の半年ほど前には脚本も完成していました。連続ドラマには珍しいスケジュールですよね。何か疑問点があれば、やり取りをしながら修正することもできて。実際、随分とやり取りさせてもらいました。よりよいものを皆さんにお届けするには、時間があるに越したことはないですよね。これでよいものができなかった日には……。──すっごく面白かったです。椎名よかったです。僕の前だから言っているわけじゃないですよね?(笑)──本当に面白いドラマだと思います。法廷シーンも、事件の真相に迫るシーンも見応えがありました。椎名法廷シーンはやっぱり一番の見どころだと思います。法廷で謎解きが始まり、その真相を回想シーンで伝える構成ですが、緊張感がずっと続いていて。セットもリアルですしね。僕が傍聴させていただいた霞が関の法廷と比べても、「どっちが本物なんだろう?」というくらい。その場に立つ出演者たちも、役の人物にしか見えませんでした。それも十分な準備期間があってこそで、皆さんいろいろ考えてきていたと思うんです。過去の映画を見たり、原作を読んだりもして。だから本当にもう、皆さんの芝居が面白くて。それを役としてどう受け止め、どう投げ返そうかと考える時間が何より楽しかったです。リアルなセットでリアルな感情をぶつけ合う。これに勝るものはありませんから。──役者冥利に尽きる時間だった?椎名そう言えますね。でも、大変ですよ。仕事じゃなきゃ絶対に覚えられない分量の台詞を覚えて。これだけの物覚えを勉強で生かせていたら、成績はもっと良かったはず(笑)。──でも、大変さも伴う作品に惹かれるんですね。椎名やりがいは感じますね。あとは、鮮度を求める気持ちも大きいです。役者って不思議なもので、過去にやったような役と、例えば同じ職業の役でも全然違うなと思えるものを自然と測れるようになるんです。もちろん、全く同じ役なんてものはないんですが、物語に沿った歩み方を含め、「前にやったな……」と感じるものは今ひとつ面白くない。あくまで、自分の中での鮮度なんですけど。──何を面白いと感じるかも、その都度変化するのでは?椎名そうですね。30代、40代、50代とやってきて、簡単に言うと、若いときと今とでは解釈の仕方も当然変わります。人間に対する理解力も、社会に対する理解力も。そうすると、面白いと思えるものも変わってくるわけで、若い頃に面白いと思えたものが今は面白く感じない場合もある。例えば、若いときは望んで残虐な描写に挑戦することもありましたし、人を殺めたり騙したりすることの爽快感みたいなものを表現してみたい欲求に駆られることもありましたが、今はあまり惹かれなくて。あっ、でも、そんな時代劇には最近出ましたね……。年齢を重ねるって、そういうことでもあるのかもしれません。取材・文:渡邉ひかる撮影:川野結李歌ヘアメイク:石田絵里子スタイリスト:中川原寛(CaNN)<作品情報>『連続ドラマW 事件』WOWOWにて毎週日曜22:00 放送・配信(全4話)第1話無料放送【WOWOWプライム】【WOWOW4K】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】■出演椎名桔平北香那、望月歩、秋田汐梨、高橋侃/ふせえり、貴島明日香、中村シユン、仁村紗和入山法子、堀部圭亮、いしのようこ/永島敏行/髙嶋政宏 ほか原作:大岡昇平『事件』(創元推理文庫刊)監督:水田成英脚本:三田俊之、保木本真也音楽:横山克
2023年08月16日SEKAI NO OWARI(セカイノオワリ)の新曲「タイムマシン」が、2024年3月5日(火)に配信リリースされる。Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』の主題歌となる。SEKAI NO OWARIの新曲「タイムマシン」2022年にリリースしたシングル「Habit」でYouTubeのMV1億回再生、国内トップ音楽動画ランキング1位、同年のレコード大賞を獲得するなど、日本を代表するミュージシャンとして、さらなる存在感を放っているSEKAI NO OWARI。Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』主題歌に新曲の「タイムマシン」は、福田雄一監督が手掛ける初のNetflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』の主題歌として書き下ろされた楽曲だ。童話の世界で起きる事件をスッキリ解決していく、橋本環奈が演じる探偵役の赤ずきん。彼女の謎解きを優しく手助けするかのような、映画の世界観を包み込む楽曲となっている。作品情報SEKAI NO OWARI 新曲「タイムマシン」リリース日:2024年3月5日(火)Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』主題歌
2023年08月11日9月14日(木) Netflixにて全世界配信される映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』の本予告映像とグループキーアートが公開され、主題歌をSEKAI NO OWARIが担当したことが発表された。本作は、シリーズ累計発行部数33万部超えの青柳碧人による同名小説を『今日から俺は!!』シリーズの福田雄一監督が映画化。童話の世界で起きる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決していく。知的で辛口な名探偵・赤ずきん役を橋本環奈、美しく影のあるシンデレラ役を新木優子、そして国中の女性の憧れのクールな王子様役を岩田剛典が務める。本作は、世界を知る為に冒険の旅に出た赤ずきんが、旅の途中で出会ったシンデレラとともに舞踏会に行く途中、殺人事件に遭遇することから始まる。本予告では、魔法によって美しくドレスアップされた赤ずきんとシンデレラの姿、そして全員容疑者の疑いをかけられた豪華な出演者たちの姿が次々と映し出される。福田組おなじみのムロツヨシ、佐藤二朗といった面々に加え、桐谷美玲、夏菜、若月佑美、山本美月、キムラ緑子、真矢ミキらが代わる代わる現れては怪しげな様子とセリフで観るものを惹きつけていく。また、公開された新ビジュアルでは赤ずきんをはじめ、煌びやかな衣装を身にまとうキャスト陣の姿が描かれており、かつてないグリム童話の世界観に期待が膨らむ仕上がりとなっている。併せて発表された本作の主題歌のタイトルは「タイムマシン」。SEKAI NO OWARIが本作のために書き下ろした楽曲で、赤ずきんの謎解きを手助けするかのように、優しく本作の世界観を包み込むナンバーとなっている。『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』本予告<作品情報>Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』9月14日(木) Netflixで独占配信作品ページ:
2023年08月08日夢と冒険に満ちたファンタジー&ミステリー&コメディ、Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』より、本予告映像とグループキーアートが到着。主題歌は「SEKAI NO OWARI」が担当することが分かった。世界を知るために冒険の旅に出た赤ずきんが、出会ったシンデレラと共に舞踏会に行く途中、殺人事件に遭遇することから始まる本作。主人公の知的で辛口な名探偵・赤ずきんを橋本環奈が演じるほか、新木優子が影のあるシンデレラ役、岩田剛典が王子様役で出演する。公開された映像では、魔法でドレスアップされた赤ずきんとシンデレラ、容疑者の疑いをかけられた人物たちが登場。ムロツヨシ、佐藤二朗、桐谷美玲、夏菜、若月佑美、山本美月、キムラ緑子、真矢ミキら演じるキャラクターが代わる代わる現れては、怪しげな様子とセリフで観るものを惹きつけていく。主題歌は、「SEKAI NO OWARI」が本作のために書き下ろした「タイムマシン」。赤ずきんの謎解きを手助けするかのように、優しく包み込む。新ビジュアルでは、赤ずきんをはじめ、煌びやかな衣装を身にまとうキャスト陣の姿が写し出され、かつてないグリム童話の世界観に期待が膨らむ。Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は9月14日(木)よりNetflixにて世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年08月08日橋本環奈、新木優子、岩田剛典らが出演するNetflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』より、初映像解禁となるティーザー予告と、メインキャラクターカットが公開された。少女・赤ずきん(橋本さん)は、旅の途中、灰だらけの少女・シンデレラ(新木さん)と出会う。魔法使いに素敵なドレス姿に変えてもらい、舞踏会へ向かったふたりだったが、カボチャの馬車で男をひき殺してしまう。バレるまいとさっさと死体を隠し、ふたりはお城の舞踏会へ。シンデレラと王子様(岩田さん)が恋に落ちたのも束の間、死体が見つかり舞踏会は中断。絶体絶命のふたりの前に次々と現れるクセだらけの人たちの中に、真犯人の影が――。今回公開された映像では、世界を知るため、冒険に出た赤ずきんが、旅の道中でシンデレラと出会い、魔法によってドレスアップする、新たなグリム童話の世界が映し出される。そして、ドレス姿で繰り出した舞踏会である事件に巻き込まれ、“名探偵”赤ずきんが謎解きをしていく。併せて公開されたメインキャラクターカットには、赤ずきん、シンデレラ、王子様がそれぞれ写し出されている。Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は9月14日(木)よりNetflixにて世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年06月28日福田雄一監督にとって初のNetflix作品となる映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』のティザー映像が公開された。『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は、シリーズ累計発行部数33万部超えの青柳碧人による同名小説が原作。童話の世界で起きる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決していく物語だ。知的で辛口な名探偵・赤ずきん役を橋本環奈、美しく影のあるシンデレラ役を新木優子、そして国中の女性の憧れのクールな王子様役を岩田剛典が務める。公開された映像では、福田監督×Netflixの初タッグによって生み出された映像美と煌びやかな衣装たち、そして壮大なスケール感に思わず見入ってしまう“新たなグリム童話の世界”が描かれている。世界を知るために冒険の旅に出た赤ずきんが旅の道中でまさかのシンデレラと出会い、お伽話同様魔法によってドレスアップした姿で繰り出した舞踏会である事件に巻き込まれ、名探偵・赤ずきんが謎解きをしていく……というてんこ盛りな展開となっている。併せて、赤ずきん、シンデレラ、王子様のメインキャラクターカットが公開された。Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』ティザー映像<作品情報>Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』9月14日(木) Netflixで独占配信作品ページ:
2023年06月28日福田雄一監督が手掛ける初のNetflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』が、9月14日(木) に全世界で配信されることが発表された。原作は、シリーズ累計33万部を超える同名の大ヒット小説(青柳碧人/双葉社)。童話の世界で起きる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決していく。映画化にあたって『今日から俺は!!︎』シリーズで知られる福田監督が、おとぎ話の世界観を壮大なスケールで実現。見たこともない、夢と冒険に満ちたファンタジー&コメディミステリーとなっている。主演の赤ずきん役を務めるのは、橋本環奈。知的で辛口な名探偵・赤ずきんを演じる。そのほか、美しく影のあるシンデレラを新木優子、国中の女性の憧れのクールな王子様を岩田剛典が演じる。併せて、ティーザーキーアートも公開。赤ずきん(橋本)は名探偵さながら虫眼鏡を持って微笑む姿、シンデレラ(新木)は美しいドレス姿、王子様(岩田)はガラスの靴を持ち、それぞれが森の中に佇む映画の世界観を表したビジュアルとなっている。<監督・キャスト コメント>■赤ずきん役 橋本環奈この話を頂く前に原作は読んでいたのですが、誰もが知っている御伽話をベースにした穏やかなミステリーと思いきや、森で死体に遭遇、それに加えまさかのシンデレラ登場と上へ下への大騒ぎとなって予想を大きく裏切る展開が続きます。それでいてしっかりとした筋立てで構成されミステリーファンも納得の作品となっていてあっという間に読破したのを覚えています。今回赤ずきんを演じるにあたりまずは福田監督がこの原作をどう演出するのかとても楽しみになりました。私が演じる赤ずきんは多くの方に読み親しまれたキャラクターとは少々異なり、森の途中で出会った死体にまつわる謎を解く為に思考をフル回転させ奔走してゆきます。また物語の面白さのみならず注目して頂きたいポイントは豪華な出演者の方々にセットや衣装です。よくこれだけの方々が集まったなと驚くばかりで演じていてとにかく楽しく、刺激になりました。観て下さる方がこの物語の世界を共に旅して頂ける感覚を味わえる作品となっているのではと思います。ぜひ新たなる現代のお伽話をお楽しみに!■シンデレラ役 新木優子お話を頂いた時に、女性ならきっと一度は憧れたことがあるシンデレラの役と聞いて喜びと驚き、そして「自分に全うできるだろうか?」という不安が全部同時に湧き上がり、今まで感じた事のないとても賑やかな気持ちになりました。さらに原作を読ませて頂いて、赤ずきんとシンデレラの共演、そして本格的なミステリー展開に読み終わるまであっという間でした。原作を元に福田監督の創り上げるお伽話の世界観に、撮影中はそこにいるだけで魔法にかかったような、ふわふわとした幸せな楽しい時間でした。衣装やセットも本当に素敵に作り込まれているのでそこも皆さんに楽しんで頂けるのかなと思います。私自身も完成がすごく楽しみです!■王子様役 岩田剛典僕は赤ずきんが旅の途中で出会う、とある王国の王子様を演じました。中世ヨーロッパのお城を再現したような大規模なセットや、豪華な衣装も含めて全てがファンタジーな撮影現場だったので、現実離れした非日常感を楽しんでいました。子供から大人まで楽しめる内容なので、是非楽しみにしていてください!■監督 福田雄一映像作品で、こんなにもガチで日本人が外国人を演じていることがあるだろうか。いや、ない。少なくとも僕は初めて観る。童話の世界をねじ曲げていることへのタブー感もたまらない。この作品には、そんな初めて感が満載に詰まっている。とはいえ、キャストは完全にハマっている! なにかと物珍しいワールドを堪能して欲しい!<作品情報>Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』9月14日(木) Netflixにて全世界配信監督:福田雄一出演:橋本環奈、新木優子、岩田剛典原作:青柳碧人『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(双葉社刊)原作公式サイト:作品ページ:
2023年04月24日橋本環奈、新木優子、岩田剛典が出演するNetflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』の配信が決定。ティザーキーアートも公開された。赤いずきんを被った少女・赤ずきんは、旅の途中、灰だらけの少女・シンデレラと出会う。魔法使いに素敵なドレス姿に変えてもらい、舞踏会へ向かったふたりだったが、カボチャの馬車で男をひき殺してしまう。バレるまいとさっさと死体を隠し、ふたりはお城の舞踏会へ。シンデレラと王子様が恋に落ちたのも束の間、死体が見つかり舞踏会は中断。絶体絶命のふたりの前に次々と現れるクセだらけの人たちの中に、真犯人の影が。赤ずきんは、持ち前の洞察力と図々しさで事件に立ち向かう――。本作は、シリーズ累計33万部超えの同名小説の映像化。童話の世界で起きる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決してく物語。主演の知的で辛口な名探偵・赤ずきんを橋本さんが演じるほか、新木さんが美しく影のあるシンデレラ役、岩田さんがクールな王子様役で出演する。合わせて公開されたビジュアルには、虫眼鏡を持って微笑む赤ずきん、美しいドレス姿のシンデレラ、ガラスの靴を手にする王子様が集合し、映画の世界観が表現されている。橋本さんは「私が演じる赤ずきんは多くの方に読み親しまれたキャラクターとは少々異なり、森の途中で出会った死体にまつわる謎を解く為に思考をフル回転させ奔走してゆきます」と役どころを明かす。そして、「物語の面白さのみならず注目して頂きたいポイントは豪華な出演者の方々にセットや衣装です。よくこれだけの方々が集まったなと驚くばかりで演じていてとにかく楽しく、刺激になりました。観て下さる方がこの物語の世界を共に旅して頂ける感覚を味わえる作品となっているのではと思います」とアピール。新木さんも「撮影中はそこにいるだけで魔法にかかったような、ふわふわとした幸せな楽しい時間でした。衣装やセットも本当に素敵に作り込まれているのでそこも皆さんに楽しんで頂けるのかなと思います」と呼びかける。岩田さんは「中世ヨーロッパのお城を再現したような大規模なセットや、豪華な衣装も含めて全てがファンタジーな撮影現場だったので、現実離れした非日常感を楽しんでいました。子供から大人まで楽しめる内容なので、是非楽しみにしていてください!」とコメントしている。なお監督は、「勇者ヨシヒコ」「今日から俺は!!」『銀魂』シリーズの福田雄一。今作が初のNetflix作品となる。Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は9月14日(木)よりNetflixにて世界独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年04月24日どんなドラマや映画でも、重要な役割を果たしている役どころの1人と言えば死体役。物語においては欠かせない人物にもかかわらずあまり注目されないことが多いですが、現在公開中の最新作『死体の人』では、死体役を演じ続ける男を主人公に描き、話題となっています。そこで、主演を務めたこちらの方にお話をうかがってきました。奥野瑛太さん【映画、ときどき私】 vol. 562ドラマ『最愛』や映画『グッバイ・クルエル・ワールド』など、数々の作品で圧倒的な存在感を放つ名バイプレイヤーとして注目の奥野さん。本作では、演じることへの思いは人一倍強いものの、死体役ばかりをあてがわれる吉田広志を好演しています。今回は、死体役を演じるときのこだわりや現場への思い、そして自身の死生観について語っていただきました。―最初に本作のオファーがあったとき、草苅勲監督に「僕はミスキャストです」と伝えたとか。なぜそう思われたのですか?奥野さん脚本を読ませていただいたとき、「草苅さんにとって一生に1本書けるかどうかの作品だな」と思いました。ご自身のパーソナルな部分を包み隠さずさらけだしている気概のようなものを感じたのと同時に、主人公の吉田広志は草苅さんなんだなと思いました。草苅さんは終始優しくて温かい視点で物事を眺めている方ですが、どちらかというと僕は撮影現場で何クソ根性みたいなエネルギーを燃やしてきてしまった。草苅さんの前で草苅さんを演じるには、いまの自分は下手に現場を重ねてきたことでホコリが付いているんじゃないかなと思ったんです。そういう意味でも「ミスキャストじゃないですか?」というお話をしました。―とはいえ、同じ役者という立場のキャラクターに通ずるところもあったのではないかなと。奥野さんもちろんそれはありました。僕も小劇場の出身ですし、画面のはじっこに映りながらもずっと俳優業を続けているという意味では、同じ状況ですから。現場のあるあるも含めて、シンパシーを感じながら演じていました。ただ、僕は草苅さんや吉田のように笑って過ごせるネアカな部分が少し弱いなと思いました。死に方によって、作品との関わり方を変えている―そんなふうに苦しさを感じるときは、どのようにして乗り越えていますか?奥野さんいや、苦しいといいますか、僕の場合はそれを楽しんでる節があるかもしれません。それは作品に対する向き合い方であり、エネルギーを湧かせる方法の違いなので、どんな向き合い方でも結局はそれでお芝居を楽しめて作品に良い作用になればいいと思います。これに関しては百人百様のやり方があるのではないでしょうか。―ちなみに、ご自身はこれまで死体役を演じられてきましたか?奥野さんたくさんあります(笑)。僕自身も、作品に関われば必ず死ぬみたいな時期がありました。画面に出てきた瞬間に「この人どうせ死ぬだろうフラグ」が立ち始めてしまったこともあったくらいです(笑)。その作品内ではできるだけ予定調和を消したいとは思ってましたけど、全く関係ない作品と照らし合わされてメタ的についた死体役のイメージまではなかなか払拭できないものですね(笑)。―実際、死体役は難しい役どころでもあると思いますが、奥野さんなりのこだわりなどがあれば、教えてください。奥野さん「台本に書いてあるように死ぬ」くらいしかないですね。特にこれといった自分のこだわりはありませんが、手癖が出ないようにその場に生きて、その場で死ぬっていうことは本当に難しいことだと思います。技術的に見ても死ぬシーンは、難しくておもしろいことが多いです。例えば、発砲によって死ぬときは現場に一発勝負の雰囲気が漂うことがあってとても緊張感が高まります。以前経験したなかでいうと、1発目の発砲で頭を撃ち抜かれて即死した後に、追い討ちで身体に数発撃たれるという死に方です。目を開けたまま頭から流れてくる血のりを受け止め、次の身体への着弾に反射しないように反応しなきゃいけないので…。考えるだけでもこんがらがりますね(笑)。ともかく、死ぬことで役柄を生かす瞬間にもなるので、生きるために死ぬことに必死になっています。どこでも練習してしまうので、やりすぎてしまうことも―劇中では、吉田が日常生活のなかで死ぬ練習をしている姿もおもしろかったですが、これは役者あるあるですか?奥野さんそうですね。僕もよく道を歩きながら人目も気にせずずっとセリフをブツブツしゃべっています。ふとした瞬間に「あそこをやっておこう!」と思ったら、ところかまわず練習してしまうことがありまして…。前にたまたま閑静な住宅街を歩いていたときにそのスイッチが入ってしまい、電信柱に向かって1時間くらいセリフの壁打ちをしてたんです。そしたら、近所の方が通報されたんでしょうね、警察の方に「何しているんですか?」と声をかけられてしまって(笑)。セリフの内容が怪しい雰囲気のある役どころだったので、妙に状況とマッチしてしまっていたのかもしれません。「迷惑をかけてごめんなさい」と反省しているつもりではいるんですが、未だに職質をよく受けます。―(笑)。そんなふうに、日常と役の線引きがあいまいになってしまうことはよくあることなのでしょうか。奥野さんあいまいと言いますか…、みなさんと同じですよ(笑)。たとえば、仕事の内容を覚えるために電車のなかで資料を読んだりされると思いますが、それと一緒です。ただ、僕の場合はセリフなので声に出てしまったり、テンションもその空間にあるものではないので突拍子もないものだったり、空気を読まずにやると大変なことになりがちではありますね。―それだけリアルな演技ということでもありますよね。いままで本当に幅広い役を演じられていますが、そのなかでも変わった役だったなと思ったものは?奥野さんこれまでに右翼、左翼、殺し屋、学生、兵士、ラッパー、チャラ男などいろんな役をやらせていただきましたが、僕としてはみんな“普通の人”だと思っています。現場では、どうしたらおもしろいかをつねに考えている―なるほど。奥野さんは作品ごとに別人かと思うほど印象が変わりますが、役作りで大事にしていることがあれば、教えてください。奥野さん当たり前のことですが、まずは台本に書かれていることを一生懸命覚えて、それをちゃんとできるように準備をしっかりしていきます。でも、現場はなまものですからね。そこで変わっていくことに対してどう能動的に動けるかが問われるので、準備してきたことも1回全部忘れてその場に立つことに集中しています。―以前共演された西島秀俊さんは、現場での奥野さんの姿に「これが自分の求めている俳優像だ」と感じたそうですが、ご自分でも意識されていることはあるのでしょうか。奥野さんいやぁ、僕は癖として意識した時点で、変な意図が働いてしまうので、なるべく意識しないように心がけています。ただ、周りの方からするとどう見えているかはわかりませんが、僕的にはひどく客観的な感覚はあるように思います。「あ、いま見られてるな」とか(笑)。そんなふうに遊んでいるというか、現場ではどうしたらおもしろいか、みたいなことばかりを考えています。―現場を楽しむことに重きを置いていらっしゃるんですね。奥野さんそうですね。現場では「どう楽しむ?」「やっぱり緊張する」みたいなことを自分のなかでずっと繰り返している感じです。それこそ、1つ息をするタイミングだけでも緊張するときがありますが、そういう小さなことから大きなことまでを楽しむようにしています。―今回の現場では、個性豊かなキャストの方も多かったですが、印象に残っていることはありますか?奥野さんみなさん本当に素晴らしかったです。なかでも父親役のきたろうさんがおもしろくて(笑)。現場でもおもしろく変容していくことに誰よりも能動的で「これぐらいのほうが笑える」ということにとても繊細に向き合ってる姿勢がめちゃくちゃ格好良かったです。きたろうさんが草苅監督にセリフの変更を提案された箇所があったんですが、断然そっちのほうがおもしろくてみな笑うのを必死に堪えていました(笑)。喜劇とその裏側の悲劇をちゃんと認識されているからなのか、その瞬間瞬間に軽くエネルギーをポンと出すだけで、周りはたちまち大爆発を起こしてしまう。いやぁ、本当に格好良かったです。あえて格言は持たずに、考え続けるようにしている―そのほかで、苦労されたシーンなどはありましたか?たとえば、今回は演技が下手な役者のキャラクターを演じられていたので、いつもとは真逆の作業で違和感もあったのではないかなと思うのですが。奥野さん確かに、あれは感覚的には変でしたね。今回はイマイチなお芝居をすることが良しとされていたので、カットのあと監督に「ちゃんとイマイチにできてました?」と確認したほどです(笑)。―また、劇中では吉田が母親とのやりとりのなかで、壁を1つ乗り越える姿も描かれていますが、ご自身も転機になった出来事はありましたか?奥野さんいまでもずっと悩んでいますよ。ただ、作品に出会うたびにそれが転機にはなっていると思いますが、毎回悩んでばっかりです。僕は主観的な感覚だけでするのはダメだと考えているので、客観的な視点も持つようにしていますが、自分の演技を見返すときは「ひどい芝居してるな」とものすごいダメ出しをすることが多いかもしれません。―今回、作品のなかで生と死に関する格言がいくつか紹介されますが、ご自身にも響いた格言はありましたか?奥野さん僕は考え続けることのほうが好きなので、正直これと言い切れる格言は思い浮かびません。というのも、格言は言葉としてそこに置いておけば自分の助けになるかもしれませんが、僕はどうしても言葉になってしまった時点でラクしようとしてしまうので。言葉の上澄みを覚えているだけで、そこに行きつくまでの過程やらその瞬間の感情を全部すっぽり忘れてしまうことが多くてがっかりするんです。それよりも言葉にはせずにずっと向き合っていたり、肌に感じていたりするほうが覚えていられる気がします。もちろん、衝撃的な言葉に出会ってその都度右往左往しますが、僕のなかでは格言という感覚ではないんじゃないかと思います。ちなみに、ラストシーンで吉田の格言も出てくるのですが、実はいまだに僕はあの言葉にピンときてないんです(笑)。それは僕のなかにない感覚。だからこそ「どういうことだろう?」といまでも考えています。僕はそういうほうが好きかもしれないですね。死体役を演じることで、どう生きるかと向き合えた―非常に深いですね。死ぬ役ばかりを演じたことで、ご自身の死生観に影響を与えた部分はあったのでしょうか。奥野さんおそらく草苅監督も吉田もネアカだから死について考えられるんだろうなと思いました。それに比べて、僕はネクラなので死への向き合い方が根本的に違う。そういうことにも、気づかせてもらったように感じています。あと、変な言い方になりますが、エロスとタナトスがあって、エロスが生きるエネルギーで、タナトスが死に向かうエネルギーだとしたら、僕にとって生きる力となっているのはタナトスが強い気がします。わかりやすく言うと、「死ね死ね!」と自らに言い聞かせて生を実感するタイプというか。なので逆にネアカな人たちへの憧れやうらやましさみたいなものはある気がしています。そういう意味でも今回は、人としても俳優としても死生観というものに改めて触れられるいい機会でしたし、死体役を演じることでどう生きるかと向き合えました。―そのうえで、この作品の見どころについても教えてください。奥野さん死体役ばかりをあてがわれる主人公を通して、死生観や明るく生きるエネルギーを感じていただけたら幸いです。何者でもない人の強さとおもしろさも観ていただけたらと思います。―今後の奥野さんにも注目ですが、ananweb読者に向けてもメッセージをお願いします。奥野さんもし少しでも興味を持っていただけましたら、映画館に足を運んでいただき、スクリーンで『死体の人」を観ていただけましたら、これ幸いです。僕というより、草苅監督と主人公の吉田広志に注目して、ぜひキュンとして下さい(笑)インタビューを終えてみて……。少しシャイな雰囲気もありますが、ひと言ひと言からまっすぐな思いが伝わってくる奥野さん。ずっと取材したかった俳優さんの1人だったのでようやく念願が叶いましたが、興味深い話が多く、もっと掘り下げていきたいという思いになりました。これからもどのような役どころで楽しませてくれるのか、ますます期待が高まるところです。生きることが下手でも、自分らしくあればいい思わず声を上げて笑ってしまうユーモアセンスと、胸がギュッとするような人間ドラマとが絶秒に織り交ぜられている本作。ときには空回りしてしまうこともあるけれど、不器用なりにも一生懸命な人たちの姿から必死に生きることも悪くないと感じるはずです。写真・園山友基(奥野瑛太)取材、文・志村昌美ヘアメイク・光野ひとみスタイリスト・ 清水奈緒美シャツ ¥41,800(AURALEE 03-6427-7141)他、スタイリスト私物ストーリー劇団を主宰して役者を志していたものの、要領よく振る舞えず、気がつくと“死体役”ばかりを演じるようになっていた吉田広志。開いたスケジュール帳は、さまざまな方法で“死ぬ予定”で埋まっていた。つねに死に方を探求する日々を送っていた吉田だったが、自宅に招いたデリヘル嬢の加奈と人生を変えるような運命的な出会いを果たす。そんななか、母が入院するという知らせに加え、新たな問題が発生。偶然見つけた妊娠検査薬を自分で試してみたところ、なんと陽性反応が出てしまう。一体これはどういうことなのか。そして、吉田は一世一代の大芝居を撃つことに……。釘付けになる予告編はこちら!作品情報『死体の人』渋谷シネクイント他、全国順次公開中配給:ラビットハウス(C)2022オフィスクレッシェンド写真・園山友基(奥野瑛太)
2023年03月22日ドラマ「最愛」や映画『ラーゲより愛を込めて』をはじめ様々な作品に出演してきた奥野瑛太を主演に、唐田えりかをヒロイン役に迎えた映画『死体の人』が2023年3月17日(金)より公開決定。「アジアン映画祭ロサンゼルス2022」にて主演男優賞・主演女優賞など5部門にノミネートされている本作から、ティザービジュアルとメインカットが到着した。本作は、次代を担う才能の発掘と育成を目的として2016年にスタートした、“まだ存在しない映画の予告編”で審査するユニークな映像コンテスト「未完成映画予告編大賞MI-CAN」から誕生。その派生プロジェクトとして、日本を代表する映画会社のプロデューサーが過去の入選作を審査した敗者復活戦「MI-CAN3.5復活祭」から見事選ばれた作品。主人公は、演じることにかける想いは人一倍強いものの、<死体役>ばかりの売れない役者。彼の不器用な生き方を通して理想と現実の折り合いをつけることの難しさを、そして「生きることと死ぬこと」という普遍的なテーマを草苅勲監督自身の俳優経験を活かして絶妙なバランスのユーモアとペーソスで描いたハートフルな人間ドラマ。<死体の人>吉田広志を演じるのは、『アルキメデスの大戦』(2019)や『プリテンダーズ』(2021)『グッバイ・クルエル・ワールド』(2022)などの奥野瑛太。作品のジャンルも規模も問わず幅広い活動を展開し、ドラマ「最愛」(2021/TBS系)での好演も記憶に新しい演技巧者が、ひとりの人間の“生き様”をスクリーンに刻む。奥野瑛太そんな<死体の人>が運命の出会いを果たすヒロイン・加奈役に、『寝ても覚めても』(2018)や『の方へ、流れる』(2022)の唐田えりか。脇を固めるキャストも豪華な面々が顔を揃えるという。解禁となったティーザービジュアルは、湖でボートに乗ったデート中のカップルに忍び寄る、溺死した“死体の人”を収めたコミカルな1枚。そしてメインスチールは、頭に草刈り機を刺したまま、カメラが回るタイミングをじっと待つ“死体の人”を収めた1枚。どちらも死体役のプロとして、現場をまっとうしようとする主人公のおかしみを感じさせるものとなった。奥野瑛太・唐田えりか・草苅勲監督からコメント到着奥野瑛太(“死体の人”吉田広志役)『俳優ってなんなんだろう』僕自身何度も立ち返ってはぼんやりと考えます。決して明確な答えを出すわけでもなく、漠然と「これはきっと楽しいはず」と自らに言い聞かせながら。死ぬ事に似ているような気がしたり、それが生きる事に繋がっているような気がしたり。その瞬間瞬間を生きる為に必死に死のうと全細胞を総動員させます。まるで死体の人のように。この作品に出会って、たくさん反省しました。もっとユーモアと愛情の眼差しを養うべきだったと、俳優としても人間としても。草苅監督の不屈の温かい眼差しに、完敗でした。たぶん、監督が僕の役を演じた方が100倍面白いし素敵です 笑この作品を観て俳優業をやってみたいと思った稀有な人が現れたら、ちょっと嬉しいです。唐田えりか(加奈役)死体の人のオーディションを受けたのは、昨年の夏で、撮影は秋頃でした。オーディションからの日々はあっという間でしたが、とても濃い時間でした。主演の奥野さんのお芝居に圧倒されながら、必死に、もがいて、全力で挑んだ現場です。クスッと笑えて、泣けて、あたたかい、草苅監督の映画。是非楽しみにしていてください。草苅勲(監督)がむしゃらに夢を追い続け、自分を信じて目の前の事に向かって過ごした日々。いつの間にか月日は流れ、立ち止まって見てみたら、周りの人との差に気づき、何者にもなっていない自分がそこにいた。人生は思い通りにはいかない。それでも、勇気を持って次の一歩を踏み出す瞬間がある。その瞬間を描きたくて、この物語を書き出しました。なぜだかとても温かくて笑えるものにできあがってしまいました。真面目に生きるからこそ面白い。そんな死体の人の生き様を、ぜひ観てやって下さい。『死体の人』は2023年3月17日(金)より渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年12月16日米サウスカロライナ州で、恋人を絞殺した男が死体で発見された。NBCなどが報じている。エッジフィールド郡のジョディ・ローランド保安官によると、60歳のアンソニー・マッキノンは、自宅の裏庭に大きな穴を掘っていた。マッキノンは隣人に、「新しく水場を作るんだ」と話していたとPEOPLEは伝えている。しかし翌日、穴のそばでうつ伏せになった状態で動かないマッキノンを別の隣人が発見し、911に通報した。捜査官は、すでに死亡していたマッキノンと対面した。外傷はなかったが、同居しているはずの恋人であるパトリシア・ルース・デントさん(65)も見当たらない。デントさんは職場にも出勤しておらず、連絡もつかないことに友人は、「極めて彼女らしくない」と捜査官に話したという。また家の中で血痕が見つかったことから付近を捜索すると、マッキノンが掘った穴の中からゴミ袋に包まれたデントさんの遺体が発見された。彼女には首を絞められた痕があった。当局は、マッキノンがデントさんを殺害し、遺体を穴に埋めている真っ最中に心臓発作を起こして死亡したと結論づけた。
2022年05月12日映画『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』が、2022年2月18日(金)より、TOHO シネマズ 日比谷他全国ロードショー。主演はコリン・ファース。大戦下の“実話”に基づくスパイサスペンス映画『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』は、ヒトラーを欺くためにイギリスが実行した荒唐無稽な欺瞞作戦“オペレーション・ミンスミート”を描いた作品。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞作品賞を受賞したプロデューサーのイアン・カニング、『恋におちたシェイクスピア』で同じくアカデミー賞作品賞に輝いたジョン・マッデン監督らが、第二次世界大戦下で行われた衝撃の実話を、スリリングかつエキサイティングなストーリー展開で、頭脳派スパイサスペンスに昇華した。欺瞞作戦“オペレーション・ミンスミート”とは“オペレーション・ミンスミート”とは、大戦下で実行された最も奇想天外で、最も成功した欺瞞作戦でありながら、戦後も長らく極秘とされてきた作戦。1943年、第二次世界大戦下、劣勢強いられる連合国軍。何とかナチスを倒したい英国諜報部(MI5)は、とんでもない奇策をチャーチル首相に提案する。高級将校に仕立て上げた死体にニセの機密文書を持たせ地中海に放出し、ヒトラーを騙そうというのだ。この作戦がMI5の諜報員、ヨーロッパ各国の二重三重スパイたちを巻き込み、各国間の駆け引き、策略、罠、そして裏切り合戦へと発展していく...。主演はコリン・ファース主人公ユーエン・モンタギュー少佐...コリン・ファース元弁護士の英国諜報部員。主演を務めるのは、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、『キングスマン』などでも知られるコリン・ファース。チャールズ・チャムリー空軍大尉...マシュー・マクファディン主人公の相棒となるMI5のメンバー。演じるのは、『エジソンズ・ゲーム』のマシュー・マクファディン。イアン・フレミング少佐...ジョニー・フリンモンタギュー、チャムリーと共に“オペレーション・ミンスミート”を練り上げる。映画『スターダスト』でデヴィッド・ボウイ役を演じたジョニー・フリンが担当。その他、『ハリー・ポッター』ルシウス・マルフォイ役のジェイソン・アイザックス、「ダウントン・アビー」のペネロープ・ウィルトンら、英国を代表する俳優が集結している。スパイ映画ファン垂涎の小ネタも事実を描いた戦争映画でありながら、スパイ映画ファンにはたまらない小ネタも満載。予告動画では、「007」シリーズの作者であるイアン・フレミングや、“M”“Q支部”の存在も示唆されている。<映画『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』あらすじ>第二次世界大戦時、1943年、イギリスはナチスを倒すため、イタリア・シチリアを攻略する計画を立てていた。だが敵の目にも明らかな戦略目標であるシチリア沿岸はドイツ軍の防備に固められている。状況を打開するため、英国諜報部のモンタギュー少佐、チャムリー大尉、イアン・フレミング少佐らが練り上げたのが、欺瞞作戦“オペレーション・ミンスミート”だ。“イギリス軍がギリシャ上陸を計画している”という偽造文書を持たせた死体を地中海に流し、ヒトラーをだまし討ちにするという奇策だ。彼らは秘かに手に入れた死体をビル・マーティン少佐と名付け、100%嘘のプロフィールをでっち上げていく。こうしてヨーロッパ各国の二重三重スパイたちを巻き込む、一大騙し合い作戦が始まるが――。第二次世界大戦の行方を変える決定的な分岐点で秘密裏に実行され、戦後長らく極秘扱いされてきた驚くべき欺瞞作戦の全容がいま明らかになる――。【詳細】映画『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』公開日:2022年2月18日(金)TOHO シネマズ 日比谷他全国ロードショー監督:ジョン・マッデン出演:コリン・ファース、マシュー・マクファディン、ケリー・マクドナルド、ペネロープ・ウィルトン、ジョニー・フリン、ジェイソン・アイザックス配給:ギャガ原作:「ナチを欺いた死体:英国の奇策・ミンスミート作戦の真実」ベン・マッキンタイアー著(中央公論新社刊)原題『Operation Mincemeat』/128分/イギリス/2022年/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:栗原とみ子
2021年12月27日2020年11月13日、ミステリー作家の北里紗月さんがTwitterを更新。その内容にクスッとする人が相次ぎました。現在新作を執筆中の北里さん。物語に登場する『死体遺棄現場』をGoogleマップで検索したところ、とんでもないことに気付いてしまったといいます。現在書いている小説の死体遺棄現場周辺情報をGoogleマップで確認したところ、目の前が警察署だった。どうしよう。もう遺棄しちゃった。— 北里紗月 (@kitazatosatuki) November 12, 2020 警察署の前で遺棄しちゃった…!北里さんは「知っている場所ならば死体遺棄に最適」と思い、その場所を選んだといいます。地図を見て気付いた時は、とても驚いたそうです。ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。・灯台もと暗しを地で行く大胆な犯人ですね。・まだ間に合いますよ。警察に見つからないように回収しましょう!・大胆不敵!挑戦的でいい展開だと思います。・笑いました。第一発見者を警官にしちゃえばいいかも。「死体遺棄現場の変更、もしくは強行については犯人とよく話し合って決めていきたい」とつづっていた北里さん。相談の結果、どこに死体を遺棄したのか気になってしまいますね。作品の完成が待ち遠しいと多くの人が思ったことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年11月13日今年4月、全世界が新型コロナウイルス感染拡大の混乱に飲み込まれる中、米インディアナ州で犬の散歩をしていた女性が腐敗した男性の遺体を発見した。田舎町の側溝に嵌まるように絶命していたその男性は技術コンサルタントのデイヴィッド・ファウトさん(当時50)。身元はすぐに判明したものの捜査は難航し、彼が死に至った経緯は長い間謎のままだった。しかし、発見からおよそ半年経った先週、彼の妻が逮捕された。FOX59が入手した法廷記録によると、ファウトさんの手には切り傷があり、手首と足首にはダクトテープを巻かれた痕跡が残されていた。また、死因の確実な特定には至らなかったが、胃の中に残留していた大量のキノコが毒性を持っていた可能性が指摘されていたという。妻カトリーナ・ファウトの携帯電話からは、致死性のある毒キノコの情報が書かれたウェブページのスクリーンショットが見つかったほか、夫が失踪したにも関わらず、数日間連絡を取ろうとしなかったなど、行動に不審な点もあった。カトリーナは殺人、殺人の共謀、虚偽の報告、死体遺棄の容疑で起訴された。また、ファウト家の友人でもあった元警官テリー・ホプキンスも殺人幇助の容疑で逮捕されている。検察によると、ホプキンスのDNAがファウトさんのシャツから検出されたという。IndyStarによると、ファウトさんはIT系グローバル企業セールスフォースに長年勤め、良好な成績を挙げていたという。私生活では犬を愛し、また熱心なサイクリストだった。カトリーナの連れ子である2人の継娘に手ずから自転車を組み立てるなど愛情深い人物だったようだ。検察は動機については言及していない。
2020年09月24日’00年に介護保険制度がスタートし、認知症などの高齢者の介護は家庭だけでなく、社会全体で取り組むことになった。ところが介護を理由とした家族間での殺人の件数は減らず、厚生労働省の統計によると年間20〜30件起きている。2週間に1件程度の頻度で、介護殺人が起きている計算だ。同調査によると、加害者の3割から4割が女性で、女性が男性を上回ることは一度もなかった。しかし、「異変が起きている」と語るのは、日本福祉大学社会福祉学部教授で『介護殺人の予防』(クレス出版)の著書がある湯原悦子先生だ。「介護殺人の加害者の男女比率は長年この割合で推移してきましたが、今年1月から7月までを調べてみると、女性が加害者である割合が増加しているんです」次の「2020年に起きた介護が理由とみられる死亡事件」を見てほしい。湯原先生が独自に調べた、今年に入ってから7月21日現在までに起きた15件の介護殺人の内容だ。加害者が女性のケースは9件と、男性を上回っている。■2020年に起きた介護が理由とみられる死亡事件(※年齢は逮捕当時。湯原先生の調査を基に本誌が作成。高齢者に対する介護を原因とした死亡事件に限った)【1月2日・神奈川県相模原市】容疑者/加害者:娘(53)1月6日、85歳の母親の遺体を自宅に放置したとして、死体遺棄の疑いで娘を逮捕した。5日に自ら通報して発覚。娘によると母は2日に亡くなったという。遺体の顔面や上半身に内出血があり、「たたいたことはある」と供述している。【1月7日・静岡県伊豆の国市】容疑者/加害者:息子(54)1月7日、警察が衰弱した母親を自宅で見つけ、病院に搬送されたが、死亡した。81歳の母親は歩行困難だったが、介護をしていた息子は1月5日朝に家出。3月12日に発見され、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された。【1月28日・愛知県東海市】容疑者/加害者:夫(79)夫は「妻を刺した」と長男に電話し、長男が通報。駆け付けた警察官が72歳の妻の遺体と意識不明の重体の夫を発見した。夫妻は2人暮らし。夫は周囲に妻の介護に悩んでいると漏らしていたといい、心中を図ったとみられる。【2月3日・宮城県気仙沼市】容疑者/加害者:妻(69)妻が親戚に「夫を殺してしまった」と連絡し、事件が発覚。目が不自由な74歳の夫は日常的に介護が必要だった。妻は「介護に疲れた」と供述し、警察は殺人の容疑で妻を逮捕。近所の人たちの証言によると、2人は仲むつまじい夫婦だったという。【2月4日・宮城県仙台市】容疑者/加害者:妻(69)、息子(43)2月2日、末期がんで体が不自由な78歳の夫を放置して、妻と長男が外出。3月未明に、妻の通報で救急搬送されたが、4日午前に死亡。妻と長男は保護責任者遺棄容疑で逮捕、送検されたが、3月6日に仙台地検は妻と長男を不起訴とした。【3月2日・兵庫県明石市】容疑者/加害者:息子(41)マンションの一室で72歳の母と息子が倒れていると、親族が通報。母はすでに死亡しており、意識不明だった息子も病院搬送後に死亡が確認された。母は認知症を患い息子が介護していた。無理心中だとみられている。【3月7日・埼玉県羽生市】容疑者/加害者:妻(71)「夫を殺した」と妻が自ら通報。「介護に疲れていた」と供述し、72歳の夫を、首を絞めて殺害した容疑で逮捕された。妻の首や手首には切り傷があり、無理心中を図ったとみられている。【4月7日・東京都杉並区】容疑者/加害者:夫(82)夫は「母さんが死んだ。俺も後を追う」と長女に電話。長女が通報して、事件が発覚した。81歳の妻は要介護3だった。夫は「将来を悲観して一緒に死のうと思ったが、死ねなかった」と供述、殺人容疑で逮捕された。【4月18日・大阪府大阪市】容疑者/加害者:息子(57)特別養護老人ホームに入所した91歳の母を毎日のように見舞っていたが、新型コロナの流行で面会が禁じられ、4月17日に自宅に引き取った。翌日の夜、母を殺害し、自身も自殺。「母に『死にたい』と言われ、糸が切れた」という遺書が残されていた。【4月28日・宮城県仙台市】容疑者/加害者:娘(68)強い足の痛みを抱える94歳の母が「早く逝きたい」と言うように。娘は多量の睡眠薬を混ぜたジュースを飲ませ、座布団で顔を押さえつけて母を窒息死させた。嘱託殺人の罪に問われ、7月15日に検察は懲役3年を求刑。判決は8月19日予定。【5月5日・埼玉県さいたま市】容疑者/加害者:娘(26)60歳の母を殺害し、娘が自ら110番通報した。母と娘の2人暮らしで、「3年ほど前に脳の病気で体が不自由になった母を、自分が介護をしていた」と供述し、「介護に疲れた」と容疑を認めているという。【5月14日・茨城県利根町】容疑者/加害者:妻(73)5月14日、呼び鈴を押しても応答しないことを不審に思ったデイサービス施設の職員が長男を呼び出して確認したところ、死後数日が経過した夫婦の遺体が見つかった。介護が必要だった77歳の夫は首を絞められた痕があり、妻は首をつっていた。【6月5日・神奈川県小田原市】容疑者/加害者:妻(73)83歳の夫と妻、長男次男と4人暮らしだった。5日午前0時ごろ、妻は夫の首を絞めて殺害。妻に起こされて、事情を明かされた長男が通報し、事件が発覚。妻は「夫の介護に疲れた」と供述し、殺人容疑で逮捕された。【6月18日・沖縄県南風原町】容疑者/加害者:妻(72)6月18日夕、同居している家族が帰宅すると、意識不明の76歳の夫と妻を発見。介護が必要な状態だったという夫は搬送先の病院で死亡した。自殺を図ったとみられる妻は、意識が回復後に「介護に疲れた」と供述し、殺人容疑で逮捕された。【7月11日・鹿児島県知名町】容疑者/加害者:息子(70)90歳の母親を複数回殴打した翌日、ぐったりとしているのに気づき、息子自らが通報。息子は寝たきりの母を介護しながら2人暮らしだったが、介護を巡って親子で対立があったと伝えられている。「妻が夫を殺害し、その後、自らも命を絶とうと無理心中を図っても死にきれなかったという事例が増えています。気がかりなのが、加害者となった女性が、一様に『介護に疲れて』と動機を語っていること。これまで『介護に疲れた』という理由で肉親を殺害するケースは比較的男性に多かったのです」(湯原先生)いったいどうすれば、最悪の事態を防ぐことができるのだろうか。「まずは介護する人は、自分も支援される立場だということを認識することが大事です。介護者(ケアラー)支援の先進国であるイギリスやオーストラリアではすでに法整備されていて、介護者に対して休暇取得や現金支給、カウンセリングなどのサービスが提供されています。今年3月には埼玉県で、全国初となる『ケアラー支援条例』が施行。介護事業者や医療機関を通じて介護者が抱える課題を聞き取り、具体的な支援につなげることを法制度化しました。この動きが全国に広がっていくことが求められています」(湯原先生)湯原先生は、こんなアドバイスをしてくれた。「たとえば、要介護者の4分の1を占める認知症の場合、家族である介護者は『戸惑い・否定』『混乱・怒り・拒絶』『割り切り・あきらめ』『人間的・人格的理解』という4段階の心理的ステップを必ずたどります。介護殺人は第2段階にとどまっている人が、1人で苦しんだ末に事件を起こしているケースが少なくありません。とくに親など自分が大切な人が、訳のわからない言動をすることで戸惑い、そして混乱や怒りの感情を抱いて『今が最悪』な状況と思ってしまうのです」早く次の「割り切り・あきらめ」の段階に進むことが重要だという。「この段階になれば、さまざまなサポートを受け入れられるようになり、介護者がイライラせずに、肩の力を抜いて穏やかに暮らすことが可能になります。第2段階から第3段階に進むためには、他人の介護の体験談から学ぶことです。多くの体験を聞くことで、自分の状況を相対的に見ることができたり、心構えができたりするのです」(湯原先生)認知症患者とその家族の交流の場「認知症カフェ」を開催している目白MMクリニックの内田暁彦院長が語る。「認知症の症状を止めるのは困難です。私ができるのは、患者と家族が自分らしい生活を続けられるよう寄り添い続けることです。心身の負担が大きい介護者が語り合い、情報交換をする場は、問題を共有することで介護者の気持ちが少し楽になるという効果も。またデイサービスも、患者さんのためだけではなく、介護者にとって自分の時間を作るためにも活用するようにしてください。介護の苦しみは永遠に続くわけではありません。1人で抱え込まずに、仲間を作ることも大切。公的な介護サービスを利用したりして負担を分散することが重要です」もし、自分や周囲の人が介護によって追い詰められる事態になれば、どうすればいいのか?「病院や医師だけでなく、住んでいるところの地域包括支援センターや役所、地域の家族会など、介護の不満やSOSが言える場所をいくつか確保しておくほうがいい。また、社会としても、困難に陥っている介護者を早く見つけ出して、いかに手を差しのべるかが課題なのです」(内田院長)介護殺人を回避するためには、介護者の心の余裕と社会のサポートが欠かせないようだ。「女性自身」2020年8月11日 掲載
2020年07月30日介護の疲れから、身内の苦痛を見るのがつらくて……親族に手をかけてしまう“介護殺人”は長年の社会問題だ。だが、コロナ禍で起こり方に変化の兆しがあるというーー。’00年に介護保険制度がスタートし、認知症などの高齢者の介護は家庭だけでなく、社会全体で取り組むことになった。ところが介護を理由とした家族間での殺人の件数は減らず、厚生労働省の統計によると年間20〜30件起きている。2週間に1件程度の頻度で、介護殺人が起きている計算だ。同調査によると、加害者の3割から4割が女性で、女性が男性を上回ることは一度もなかった。しかし、「異変が起きている」と語るのは、日本福祉大学社会福祉学部教授で『介護殺人の予防』(クレス出版)の著書がある湯原悦子先生だ。「介護殺人の加害者の男女比率は長年この割合で推移してきましたが、今年1月から7月までを調べてみると、女性が加害者である割合が増加しているんです」次の「2020年に起きた介護が理由とみられる死亡事件」を見てほしい。湯原先生が独自に調べた、今年に入ってから7月21日現在までに起きた15件の介護殺人の内容だ。加害者が女性のケースは9件と、男性を上回っている。■2020年に起きた介護が理由とみられる死亡事件(※年齢は逮捕当時。湯原先生の調査を基に本誌が作成。高齢者に対する介護を原因とした死亡事件に限った)【1月2日・神奈川県相模原市】容疑者/加害者:娘(53)1月6日、85歳の母親の遺体を自宅に放置したとして、死体遺棄の疑いで娘を逮捕した。5日に自ら通報して発覚。娘によると母は2日に亡くなったという。遺体の顔面や上半身に内出血があり、「たたいたことはある」と供述している。【1月7日・静岡県伊豆の国市】容疑者/加害者:息子(54)1月7日、警察が衰弱した母親を自宅で見つけ、病院に搬送されたが、死亡した。81歳の母親は歩行困難だったが、介護をしていた息子は1月5日朝に家出。3月12日に発見され、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された。【1月28日・愛知県東海市】容疑者/加害者:夫(79)夫は「妻を刺した」と長男に電話し、長男が通報。駆け付けた警察官が72歳の妻の遺体と意識不明の重体の夫を発見した。夫妻は2人暮らし。夫は周囲に妻の介護に悩んでいると漏らしていたといい、心中を図ったとみられる。【2月3日・宮城県気仙沼市】容疑者/加害者:妻(69)妻が親戚に「夫を殺してしまった」と連絡し、事件が発覚。目が不自由な74歳の夫は日常的に介護が必要だった。妻は「介護に疲れた」と供述し、警察は殺人の容疑で妻を逮捕。近所の人たちの証言によると、2人は仲むつまじい夫婦だったという。【2月4日・宮城県仙台市】容疑者/加害者:妻(69)、息子(43)2月2日、末期がんで体が不自由な78歳の夫を放置して、妻と長男が外出。3月未明に、妻の通報で救急搬送されたが、4日午前に死亡。妻と長男は保護責任者遺棄容疑で逮捕、送検されたが、3月6日に仙台地検は妻と長男を不起訴とした。【3月2日・兵庫県明石市】容疑者/加害者:息子(41)マンションの一室で72歳の母と息子が倒れていると、親族が通報。母はすでに死亡しており、意識不明だった息子も病院搬送後に死亡が確認された。母は認知症を患い息子が介護していた。無理心中だとみられている。【3月7日・埼玉県羽生市】容疑者/加害者:妻(71)「夫を殺した」と妻が自ら通報。「介護に疲れていた」と供述し、72歳の夫を、首を絞めて殺害した容疑で逮捕された。妻の首や手首には切り傷があり、無理心中を図ったとみられている。【4月7日・東京都杉並区】容疑者/加害者:夫(82)夫は「母さんが死んだ。俺も後を追う」と長女に電話。長女が通報して、事件が発覚した。81歳の妻は要介護3だった。夫は「将来を悲観して一緒に死のうと思ったが、死ねなかった」と供述、殺人容疑で逮捕された。【4月18日・大阪府大阪市】容疑者/加害者:息子(57)特別養護老人ホームに入所した91歳の母を毎日のように見舞っていたが、新型コロナの流行で面会が禁じられ、4月17日に自宅に引き取った。翌日の夜、母を殺害し、自身も自殺。「母に『死にたい』と言われ、糸が切れた」という遺書が残されていた。【4月28日・宮城県仙台市】容疑者/加害者:娘(68)強い足の痛みを抱える94歳の母が「早く逝きたい」と言うように。娘は多量の睡眠薬を混ぜたジュースを飲ませ、座布団で顔を押さえつけて母を窒息死させた。嘱託殺人の罪に問われ、7月15日に検察は懲役3年を求刑。判決は8月19日予定。【5月5日・埼玉県さいたま市】容疑者/加害者:娘(26)60歳の母を殺害し、娘が自ら110番通報した。母と娘の2人暮らしで、「3年ほど前に脳の病気で体が不自由になった母を、自分が介護をしていた」と供述し、「介護に疲れた」と容疑を認めているという。【5月14日・茨城県利根町】容疑者/加害者:妻(73)5月14日、呼び鈴を押しても応答しないことを不審に思ったデイサービス施設の職員が長男を呼び出して確認したところ、死後数日が経過した夫婦の遺体が見つかった。介護が必要だった77歳の夫は首を絞められた痕があり、妻は首をつっていた。【6月5日・神奈川県小田原市】容疑者/加害者:妻(73)83歳の夫と妻、長男次男と4人暮らしだった。5日午前0時ごろ、妻は夫の首を絞めて殺害。妻に起こされて、事情を明かされた長男が通報し、事件が発覚。妻は「夫の介護に疲れた」と供述し、殺人容疑で逮捕された。【6月18日・沖縄県南風原町】容疑者/加害者:妻(72)6月18日夕、同居している家族が帰宅すると、意識不明の76歳の夫と妻を発見。介護が必要な状態だったという夫は搬送先の病院で死亡した。自殺を図ったとみられる妻は、意識が回復後に「介護に疲れた」と供述し、殺人容疑で逮捕された。【7月11日・鹿児島県知名町】容疑者/加害者:息子(70)90歳の母親を複数回殴打した翌日、ぐったりとしているのに気づき、息子自らが通報。息子は寝たきりの母を介護しながら2人暮らしだったが、介護を巡って親子で対立があったと伝えられている。「妻が夫を殺害し、その後、自らも命を絶とうと無理心中を図っても死にきれなかったという事例が増えています。気がかりなのが、加害者となった女性が、一様に『介護に疲れて』と動機を語っていること。これまで『介護に疲れた』という理由で肉親を殺害するケースは比較的男性に多かったのです。男性は認知症になった妻や親の介護を抱えても、周囲に悩みを打ち明けたり、何かに頼ったりしない傾向があります。思いどおりにいかない介護を1人で背負い、あるとき何かがポキンと折れるように事件を起こしてしまうケースが多いのです」(湯原先生・以下同)一方、女性の場合、介護のことを育児と同じように身近な話題として、友人や知人、職場などで愚痴や悩みを共有しやすいという。「女性に多い動機は、夫や親など、介護している対象の『苦しみを終わらせてあげたい』というものが多かった。しかし、ここにきて、介護疲れを理由とした女性の事件が増えているのです」いったい、何が起こっているのだろうか?「『介護に疲れて』という動機は『将来を悲観して』という動機と表裏一体。この先、よくなるとは思えない暗い将来を憂い、介護を続ける気力を失い、“ならば一緒に死んでしまおう”、という発想になってしまう女性が増えているのかもしれません」昨年は「老後資金2,000万円不足問題」など、老後の不安が拡大する話題が多かった。そして、今年は新型コロナウイルスの感染が拡大。他者との交流がしづらく、悩みを共有する機会を失ったり、将来への不安を深めたりしている人は多い。そんな時代背景が介護している女性を追い込んでいるのかもしれない。「女性自身」2020年8月11日 掲載
2020年07月30日堤幸彦が監督を務め、新田真剣佑、高杉真宙、橋本環奈ら注目の若手俳優たちが出演する映画『十二人の死にたい子どもたち』。この度、本作の超重要人物“死体役”をモデルで俳優のとまんが演じていることが明らかになった。注目キャストがずらりと揃う中、今回新たに“十三人目”=死体役に抜擢されたのは、元「XOX」のとまんさん。「精霊の守り人」や“2.5次元舞台”B-PROJECT on STAGE 「OVER the WAVE REMiX」に出演し、今年TVドラマ放送・映画公開予定の「明治東亰恋伽」への出演も決定している。安楽死を求め、廃病院の密室に集まった十二人の未成年たちの前に立ちはだかる、ルール違反の“十三人目”=死体。一体誰なのか、なぜ死んでいるのか、自殺なのか他殺なのか…。彼の存在は「謎」そのものであり、本作の“密室サスペンス”の柱という重要な役割を担っている。なお、とまんさんが登壇する十三人目の死体役“生”実演が、新宿ピカデリーにて開催決定。詳細は公式Twitter等で発表されるという。『十二人の死にたい子どもたち』は1月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月11日村上春樹が翻訳して日本に送り出し、今でもカルト的人気を誇る作家・レイモンド・カーヴァーの短編小説が、リーディング公演『レイモンド・カーヴァーの世界』として9月1日(土)、2日(日)に兵庫県立芸術文化センターで上演される。日によって朗読作品と俳優が異なる本公演で、1日に出演する水夏希に話を聞いた。「レイモンド・カーヴァーの世界」チケット情報シンプルで乾いた大地のような力強い文体が特徴のカーヴァーは短編小説の名手として知られ、今年で没後30年を迎える。「私は初めて読んだのですが、描写がワンクッションあってストレートじゃない。文体も変わっていて何回も読み直しました」と話す。水が朗読するのは『足もとに流れる深い川』という短編。アメリカで平凡な生活を送る主婦のクレアは、夫のスチュアートが、ある死体遺棄事件に遭遇したことを知る。そこで取ったスチュアートや友人たちの奇異な行動は、夫婦間に大きな溝を作り出す。「作品の背景は、男性が絶対的な存在で、女性の地位が低かった時代。例えるなら、スチュアートは『欲望という名の電車』に出てくるスタンリーで、田舎のマッチョな労働者というイメージです。クレアは子どももいて家族を大事にするあまり、彼には何も言えない。でも彼のしたことは、彼女にとってどれだけ衝撃的だったか。私だったらはっきり言うんですが(笑)、『言いたいけど、これ言ったら関係が壊れちゃうかな』というクレアの気持ちは分かりますね」。物語が淡々と進み、これといったオチがないのもカーヴァー作品の特徴だ。水も「えっ、これで終わり?と驚きました」と笑う。しかし、読後にはザラリとした感覚が残り、頭から離れない。「『こんなにたくさんの水が流れているんだもの、何も聞こえはしない』という言葉があって、すごく好きです。私はクレアの存在の薄さを表すような言葉なのかなと思います。クレアの不安を、タイトルにもあるように水の音がかき消してくれる。お客さまも自由に発想してもらい、言葉だけで、言葉だけだからこそ、脳を刺激する世界を楽しんでほしいです」。演出は劇作家でもある新進気鋭の谷賢一が手掛ける。谷は「水さんの持つ知性と芯の強さ、たおやかさ。カーヴァーを読みこなすための資質のすべてを彼女は持っています」とコメントを寄せる。「谷さんはロックな作品も書きますが実はマニアックで、オチがなくて話が盛り上がらない作品が好きなのだそうです(笑)。アイデアが泉のように湧き出てくる方なので、楽しみです」と言う。公演後には水と谷、『コンパートメント』を朗読する渡辺いっけいとのアフタートークが行われる。また、9月2日は山路和弘が『愛について語るときに我々の語ること』、手塚とおるが『ダンスしないか?』『もうひとつだけ』を朗読する。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2018年08月08日5月14日に死体遺棄と損壊の疑いで小林遼容疑者(23)が逮捕された後も、現地は緊迫感に包まれている。被害者・大桃珠生さん一家が暮らしている一戸建ての周囲には黄色い規制線が張られたままだ。 もともと大桃一家は、線路の反対側にあるアパートで生活していた。瀟洒な洋風の一軒家を新築したのは一昨年。珠生さんが小学校に入学する数カ月前のことだった。 「お子さんたちも大きくなってきたので、こちらに引っ越してきたのでしょう。珠生ちゃんも、新しいお家をすごく気に入っていたようでした」(近所の主婦) しかし、そんな“希望に満ちていたマイホーム”から、わずか100メートルほどの近くで暮らしていたのが小林遼容疑者だったのだ。彼の自宅の周囲にも、大桃家と同様に規制線が張られている。 珠生さんと同じ小針小学校の卒業生である小林容疑者は、近隣にある電気工事関連会社に勤めていた。近所の評判も、会社での評判も決して悪くはなかった。だが容疑者は“隠された一面”も持っていた。珠生さんの事件の前にも、別の事件も起こしていたのだ。 「女子中学生を連れ回したことで、4月9日に上越署が青少年保護育成条例違反などで書類送検したのです。新潟県警が小林容疑者にいち早く目をつけたのも、この件があったためです。しかし地元の住民たちの間では『連れ回し事件が公になっていれば、珠生ちゃんは犠牲にならずに済んだのではないか』という声も上がっています」(地元紙記者) 勤め先の社長も、書類送検は容疑者逮捕後に知ったと語っている。それどころか容疑者の家族すら、書類送検のことは知らない様子だったという。 「珠生ちゃんの事件が起こった数日後に(容疑者の)母親にスーパーで会ったのですが、『嫌な事件ですね。早く犯人が捕まればいいのですけど』と言っていました。まさか自分の息子が関わっているとは、想像もしていなかったのでしょうか……」(別の小林家の知人) 元警視庁刑事で防犯コンサルタントの吉川祐二さんは言う。 「確かに女子中学生を連れまわした件で小林容疑者が逮捕されていれば、今回の悲劇は起こらなかったかもしれません。しかし、新潟県警が“逮捕案件ではない”と、判断する何かしらの理由があったのだと思います。実は女児の連れ回しや、女児へのわいせつといった犯罪は、一般の方が想像している以上に頻発しており、逮捕に至らないケースもかなり多いのです。ただ、逮捕にいたらなかったとしても、身元引受人となる親や保護者には、事情を説明し、監督をお願いすることがほとんどです。小林容疑者の親が、息子が書類送検されていたことを知らなかったということについては、私は疑問を感じています」 5月16日、珠生さんの遺族は新潟県警を通じて、次のようなコメントを発表した。 《私たち家族は、大切な存在である娘を今回の思いがけない出来事で失い、悲しみの中におります。この状況を受け止めることは難しく、また、犯人が捕まったとしても娘が戻ってくることはありません。今は、一日も早く地域の方々や私たち家族が穏やかな生活を取り戻せることを願うばかりです》 たとえ事件の全容が解明されても、残された家族の涙が止まることはない。
2018年05月26日明石家さんまと強烈キャラクター評論家軍団とパネラーたちによる爆笑トークが人気のバラエティー番組「ホンマでっか!?TV」。その11月15日(水)今夜放送回に映画『全員死刑』で主演を務める間宮祥太朗をはじめ袴田吉彦、又吉直樹らがゲスト出演する。今夜は「どん底からの人生復活」というテーマで、どん底の人生経験をした“どん底評論家”が登場。セレブな社長人生からホームレス人生に一気に転落したという“ホームレス評論家”がホームレス生活で感じた1番おいしい物や、“親子三代ギャンブル依存”だというどん底評論家がする驚愕の賭け方など、驚きの情報が続々紹介される。また「ホンマでっか!?どっち派討論会!」では、間宮さんから「風呂から上がって髪を乾かすとき、ドライヤーを使う派か、自然乾燥派か」という議題が投げかけられ、袴田さんは「ドライヤーを使う派」に、司会のさんまさんや又吉さん、間宮さんらは「自然乾燥派」にそれぞれ分かれ持論を真っ向からぶつけあう。「居酒屋の“お通し”の味のクオリティーを気にする派か、気にしない派か」という議題を投げかけた又吉さんは「居酒屋で出てきてガッカリするお通しベスト3」も発表。又吉さんが選ぶガッカリお通し第1位とは!?舞台「銀河英雄伝説」やドラマ「水球ヤンキース」などに出演、映画『帝一の國』『トリガール!』や「お前はまだグンマを知らない」シリーズ、ドラマ「僕たちがやりました」などで今年に入り一躍大きな注目を集めている間宮さんが主演する映画『全員死刑』は11月18日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷・テアトル新宿ほか全国にて公開。2004年9月に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人死体遺棄事件、通称「大牟田一家4人殺害事件」を「ヤクザと原発:福島第一潜入記」の著者・鈴木智彦が獄中の「死刑囚」の手記を基に執筆した「我が一家全員死刑」をベースに映画化する衝撃作だ。また小説家としての顔も持つ又吉さんの芥川賞受賞作を映画化する『火花』は11月23日(木・祝)より全国東宝系にて公開。菅田将暉と桐谷健太がW主演を務め、2人が演じるお笑い芸人と木村文乃の関係性を中心とした物語が描かれている。「ホンマでっか!?TV」は11月15日(水)21時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年11月15日今年9月、毎日新聞は全国警察本部を対象に実施した調査結果を発表した。その内容とは、「’14~’16年の3年間で、203件の遺骨が警察に“落としもの”として届けられた」というものだった。弁護士の外岡潤さんはこう語る。 「遺骨を無断で置き去り、あるいは捨てる行為は刑法第190条『死体遺棄罪』に該当する犯罪で、3年以下の懲役に処されるものです。遺骨は自治体の許可を受けた墓地や納骨堂に埋葬することが法律で定められており、庭に遺骨を埋めることも認められていないんです。しかし、家で遺骨を管理することは公で認められており、何も問題はありません」 前出の調査では、3年間に警察に届けられた203件の遺骨のうち、8割以上の166件は落とし主が見つかっていないことが明らかになっている。そして、《寺院や墓地で拾われたケースが多いが、駅のコインロッカーや図書館に放置されたものもあった》とし《警察当局は、遺骨処理に困って家族らが捨てたケースが大半だとみている》という。 計203件の年度別件数は、’14年に63件、’15年に68件、’16年に72件と増加傾向にある「遺骨遺棄」――。引取り手のない遺骨=無縁遺骨の事情に詳しい葬送・終活コンサルタントの吉川美津子さんは、次のように解説する。 「社会問題化している老後貧困や、家族関係の問題などがこの根底にはあります。’07年に、病死した夫の遺骨を遺棄して書類送検された女性は、『お墓を建てるお金がなかった』と供述し、不起訴処分となりましたが、供養したくてもできない人がいることも事実。お寺の門前に放置されていたり、電車の網棚に、あたかも“忘れ物”のごとく置きっぱなしにするケースも報告されています。今年1月にはJR東京駅のコインロッカーに妻の遺骨を納めた骨壺を捨てたとして、74歳の男が死体遺棄容疑で逮捕された事件もありました」(吉川さん・以下同) 放置された遺骨の引取り手が見つかったとしても、こんなケースも……。 「実の父親の遺骨なのに『もう何十年も音信不通だったんだし……』と拒否する娘さんもいたようです。引取り手のない遺骨は全国的に増加中で、静岡県浜松市では自治体に届けられる遺骨が納骨堂の収容限界の1,000件に近づき、500人分の遺骨を業者に委託したほどです」 配偶者や肉親の遺骨を捨てる、受け取りを拒否する――。“お骨はお墓に入る”という従来の考えからは、一見かけ離れた行動にも見える。しかし、いつかは必ず直面するであろう自分や親族の死について「少しでも考えてほしい」と吉川さんは語る。 「かつては『先祖代々のお墓に入る』という『供養の定型』がありました。昨今は生き方や価値観が多様化していると同時に、核家族化が一気に進んだ団塊の世代も高齢者になってきています。『自分のことは自分で決める』と個人が優先される世の中、“決められる人”もいれば“決められない人”も当然いる。ここでいう“決められない人”とはつまり『死者をどのように弔ったらいいのかわからない人、考えたことがない人』のこと。そういう人は、突然目の前に置かれた遺骨に、パニックを起こしてしまう場合があるんです。そしてそれが、遺骨の放置や遺棄につながることも……」 吉川さんは「『死んだ後、どうするか』の選択肢・方法を知ることが大事」と続ける。 「新しく墓を建てるのに数百万円もかかり、さらにそれを守っていくとなると、途方に暮れてしまいます。しかし最近は、屋内納骨堂のほかにも樹木葬や海洋散骨などスタイルは多様化しています。供養に関する悩みや心配事を聞くコンシェルジュやアドバイザーに相談してみるのもいいかもしれません」
2017年10月28日『ハリー・ポッター』のダニエル・ラドクリフがまさかの死体役で主演を務め、『オクジャ/Okja』『ルビー・スパークス』のポール・ダノと共演する話題作『スイス・アーミー・マン』。このほど本作の日本公開が9月22日(金)に決定。併せて、驚きの予告映像が解禁された。無人島で助けを求める孤独な青年ハンク(ポール・ダノ)。いくら待てども助けが来ず、絶望の淵で自ら命を絶とうとしたまさにそのとき、波打ち際に男の死体(ダニエル・ラドクリフ)が流れ着く。ハンクは、その死体からガスが出ており、浮力を持っていることに気づく。しかも、その力は次第に強まっている。ハンクは意を決してその死体にまたがると、ジェットスキーのように発進、無人島を脱出しようと試みる!様々な便利機能を持つ死体の名前はメニー。苦境の中、死んだような人生を送ってきたハンクに対し、メニーは自分の記憶を失くし、生きる喜びを知らない。「生きること」に欠けた者同士、力を合わせて大切な人がいる故郷に帰ることを約束する。果たして2人は無事に家へとたどり着くことができるのか――!?先日公開された特報では、ジェットスキーのように海を疾走する“死体”(=ダニエル・ラドクリフ)が大変話題になった本作だが、このほど解禁となった予告映像の衝撃度もなかなかのもの。ひとりきりで遭難するという絶望的な状況で出会ったのは、見知らぬ死体。「気が狂いそうだ…死体でもいいから話したい…」と、孤独に耐えきれず話し続けるハンクに、なんと死体が返事を…というだけでも驚きなのに、なんと死体にはスイス・アーミー・ナイフも顔負けの便利機能が満載!「ジェット噴射機能」から、話し歌う「会話機能」、口から水が大量に噴出する「水筒機能」、遠くまで物を飛ばしたり、獲物を捕らえることも可能な「銃機能」、チョップで大木も真っ二つにできる「斧機能」、さらに火が噴きだす「バーナー機能」、ロープをいとも簡単に切ってしまう「歯カッター機能」などなど…。コミカルで、ちょっぴり怖い、死体とのサバイバルライフに釘付けになってしまう一方、美しく“マジカル”な光景と、メニーとハンクの趣深い会話が楽しめる、盛りだくさんの映像となっている。また、併せて解禁された、海を駆ける2人の雄姿を切り取ったポスターも、カモメが空を舞う中、ハンクが跨るメニージェットスキーの勢いそのまま、躍動感に溢れたデザインが目を引く。果たして2人の冒険はどこに向かうのか?無事に大切な人がいる故郷に帰ることができるのか…?奇想天外なふたりが贈る青春サバイバル・アドベンチャーの魅力を、まずはこちらの映像から味わってみて。『スイス・アーミー・マン』は9月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月14日ダニエル・ラドクリフがまさかの死体役で主演を務め、『オクジャ/Okja』『ルビー・スパークス』などのポール・ダノと共演する『スイス・アーミー・マン』。このほど、世界が絶賛する奇想天外な青春・サバイバル・アドベンチャーから、初映像となる特報とビジュアルが解禁となった。無人島で助けを求める孤独な青年ハンク。いくら待てども助けが来ず、絶望の淵で自ら命を絶とうとしたまさにそのとき、波打ち際に男の死体が流れ着く。ハンクは、その死体からガスが出ており、浮力を持っていることに気づく。しかも、その力は次第に強まっている。ハンクは意を決してその死体にまたがると、ジェットスキーのように発進、無人島を脱出しようと試みる!そんな奇想天外なストーリーとは裏腹に、一見、夏らしい清涼感・疾走感あふれる(?)特報&ビジュアルが到着した本作。舞台は広大な海に浮かぶ小さな無人島。そこに取り残され何もかもをあきらめ、首を吊ろうとするハンク(ポール・ダノ)。絶望の淵に立ち、足元のクーラーボックスから最後の一歩を踏み出さんとしたとき、彼の目に飛び込んできたのは海から打ち上げられた男(ダニエル・ラドクリフ)の姿!興奮のあまり首を吊っていたロープは引きちぎれ、男の元へ歩み寄るハンク。その眼には一筋の希望の光が!だが、その男は死体だった…。メニーという名前のその死体を演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズで華々しいキャリアをスタートさせた後、『ホーンズ 容疑者と告白の角』では角が生えてしまった男役、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』ではひげ面で初めての悪役、『アンダーカバー』ではスキンヘッドでネオナチへ潜入する捜査官役など、さまざまな印象的な役柄を演じてきたラドクリフ。本作ではラドクリフ史上類をみない、まさかの死体役に挑んでいる。特報映像では、ラドクリフ演じる死体から何やら音がするため、耳を近づけ、音の正体を探すハンクの姿をとらえている。胸元から徐々に下がってくるこの音は…ガス…!?なんだ、ただの死体なのか…ハンクの希望は消え去ったように見えたその矢先、死体がガスを動力源に動き出すではないか!これにはハンクも「マジで?」のひと言。そして、映像のラストは、意を決してジェットスキーのように男の死体にまたがり、海を疾走するハンクの勇姿が!イラスト調でデザインされたティザービジュアルも、無人島から勢いよく海に飛び出した2人の姿を収めており、「ぼくらの旅は、ここから始まった。」とのキャッチコピーにもあるように、ここから、過酷で壮大な2人の旅と友情がスタートすることを予感させている。『スイス・アーミー・マン』は9月、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月09日