「ぴあ」調査による2016年5月13日、14日のぴあ映画初日満足度ランキングは、パンティを被ったヒーローの活躍を描くアクション・コメディの続編『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』がトップに輝いた。2位に名プロデューサー・川村元気の同名小説を佐藤健主演で映画化した『世界から猫が消えたなら』、3位に困窮する宿場町を救うため立ち上がった町人の奮闘を描く時代劇『殿、利息でござる!』が入った。その他の写真1位の『HK/変態仮面…』は、2013年に公開されスマッシュヒットを記録した福田雄一監督作『HK 変態仮面』の第2弾。主演の鈴木亮平、ヒロイン役の清水富美加らに加え、ヒロインに思いを寄せる同級生役で柳楽優弥が参戦している。出口調査では「前作も観た」という観客が多く、「今回も期待を上回る良作」「特撮やCG、アクション、何より変態仮面自身がパワーアップしていて楽しめた」「戦闘シーンの腰や足首の動きのキレ、吠える声など、演技がすごくよかった」などの感想が寄せられた。物語は、主人公・色丞狂介(鈴木)が、パンティを被ることで人間の潜在能力を開花させた“変態仮面”となり、新たな悪に立ち向かっていくが、鈴木は今回、前作よりも体を一回り大きく鍛え上げたという。さらに社交ダンスにも通い、これまでにないアクションにも挑んだそうで、観客からは「変態なんだけどかっこいい!」「肉体美もアクションもよかった」「変態仮面のボディがさらに鍛え上げられていた」「どうやったらあんな体作れるんだろうと隅々まで見てしまった」と大好評だった。昨今、様々な“ヒーロー映画”がある中で、本作は“パンティを被って強くなる”という異色のヒーロー映画だが、観客は「良くも悪くもばかばかしく期待通り」「頭をからっぽにして楽しめる」「笑ってスカッとしたい人におすすめ」「悪役も昔ながらの本当にどうしようもない悪者。深く考えなくてもただただ楽しめる」「こういうヒーロー映画があってもいいと思う」とコメントしている。(本ランキングは、5/13(金)、14(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』公開中
2016年05月16日「ぴあ」調査による2016年5月6日、7日のぴあ映画初日満足度ランキングは、未解決少女誘拐殺人事件、通称“ロクヨン”をめぐるミステリーの前編『64-ロクヨン- 前編』がトップに輝いた。2位に豪華キャストと迫力のアクションで話題となったドラマを再構成した青春ストーリー『ROAD TO HiGH&LOW』、3位に東出昌大、窪田正孝、小松菜奈ら出演のアクション・コメディ『ヒーローマニア-生活-』が入った。その他の写真1位の『64-ロクヨン- 前編』は、主演の佐藤浩市を中心に、綾野剛、榮倉奈々、瑛太、三浦友和、永瀬正敏ら主演級のキャストが競演する感動巨編。出口調査では「主役を張れる俳優ばかりでより迫力が増していた」「実力派俳優の演技がまるで合戦のように白熱していた」「永瀬正敏(被害者の父)の演技が寂寥感が感じられ人間味があった」「佐藤浩市の演技に迫力があり圧倒された」「記者との対立シーンも白熱の演技で素晴らしかった」と俳優陣の熱い演技が好評を集めた。物語は、昭和64年に発生した未解決少女誘拐殺人事件、通称“ロクヨン”を軸に、事件解決へと動き出す中で繰り広げられる広報室と記者クラブの確執や、その狭間で揺れる広報官・三上(佐藤)の姿が描かれる重厚なストーリーで、観客は「ミステリーの金字塔になるような作品。素晴らしいストーリー、演出、キャストのコラボで深い味を出している」「警察内部やひとりひとりの心情の変化に引き込まれた」「充実感のある映画」「最後まで展開がよめず緊張感があった」とコメントを寄せた。また本作は『半落ち』『クライマーズ・ハイ』など数々の傑作を生み出してきた横山秀夫の原作ミステリーを基に、『ヘヴンズ ストーリー』の瀬々敬久が監督を務めた作品だが、「小説に忠実で臨場感があった」「しっかりとした原作に役者の個性をのせた素晴らしい作品」と原作ファンも納得の出来だったようだ。(本ランキングは、5/6(金)、7(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『64-ロクヨン- 前編』公開中
2016年05月09日俳優の伊藤英明と女優の木村佳乃らが出演する、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『僕のヤバイ妻』(毎週火曜22:00~22:54)の視聴者満足度が、右肩上がりで推移している。データニュース社が運営する視聴状況調査「テレビウォッチャー」で、3日に放送された第3話が、4月スタートの連続ドラマ(19時~23時のプライム帯)で最高値を記録した。テレビウォッチャーは、関東1都6県3,000人を対象に実施しているもので、満足度は5点満点で評価。同作は、第1話で高満足度の基準である3.7を超える3.76を記録していたが、その後、第2話で3.89、第3話で4.05と、上昇を続けている。初回の満足度では、1位の『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(中谷美紀主演、TBS系)、2位の『警視庁捜査一課9係 season 11』(渡瀬恒彦主演、テレビ朝日系)に続く3位だったが、回を追ってトップに躍り出た。このドラマは、伊藤演じる望月幸平が、木村演じる束縛してくる妻・真理亜を殺害しようとするものの、壮絶な復讐で追いつめられ、翻弄(ほんろう)されていくという心理サスペンス。『ストロベリーナイト』『ようこそ、わが家へ』などを手がけた、黒岩勉のオリジナル脚本となっている。テレビウォッチャーでの自由記述による感想を見ると、「久々に面白いドラマだと思います。夫婦の周りの役の方々も謎めいていて、これから明らかになっていくのが楽しみです」(47歳女性)といったストーリー展開が評価されている模様。ほかにも、「木村佳乃の演技が上手すぎて本当に怖かった! さすがプロ!」(32歳女性)といった声も上がっている。視聴率(ビデオリサーチ調べ・関東地区)では、初回から8.3%、7.7%、6.8%と下降傾向にあり、満足度と反比例した数値の推移を見せている同作。1話完結ではないストーリー展開のため、この高い満足度を視聴率につなげることができるのかに注目だ。●「テレビウォッチャー」調査概要・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)
2016年05月09日「ぴあ」調査による2016年4月29日、5月30日のぴあ映画初日満足度ランキングは、末次由紀の人気漫画を2部作で映画化した後編『ちはやふる -下の句-』がトップに輝いた。2位に漫画家・赤塚不二夫の人生に迫ったドキュメンタリー『マンガをはみだした男~赤塚不二夫』、3位にマーベルを代表するヒーローの禁断の戦いを描いたアクション・エンターテインメント『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が入った。その他の写真1位の『ちはやふる -下の句-』は幼い頃から“かるた”で遊んでいた千早(広瀬すず)、太一(野村周平)、新(真剣佑)を中心に繰り広げられる青春群像劇。高校生になり“競技かるた部”を作った千早が、全国大会での勝利を目指し仲間たちとともに奮闘する様を描く。観客は個人戦ではなくチームで挑む姿感動したようで「ひとつのことに皆で力を発揮するのが新鮮だった」「ヒロインはもちろんほかの4人のキャラクターもはっきりしていてチームワークがよかった」「自分だけじゃない。ほかの人と繋がっている。苦しいことがあっても仲間がいることを感じた」などの感想を寄せた。“かるた”は誰もが1度はやったことがある遊びだが、本作の“競技かるた”はまるでスポーツのような迫力で描かれており、観客は「「ハイスピード撮影によりカルタが飛んでくる演出などとてもスリリング」「試合シーンは緊迫感があった」「恋愛、友情もアツいし、カルタ戦も緊迫感があった」とコメント。特に最強のクイーンと呼ばれるライバル・若宮詩暢(松岡茉優)を意識して試合に臨む千早の姿には、「全ての音を聞こうと気持ちを切り替えて集中するシーンがよかった」との声があがった。“仲間”“夢”“恋愛”など青春を彩るすべてが詰まった本作は、続編の製作も発表されており、観客は「ドキドキを感じさせる終わり方で続編がとても楽しみ」「続編が決まって嬉しい」「次も絶対観ます」と期待の声を寄せた。(本ランキングは、4/29(金)、5/30(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ちはやふる -下の句-』公開中
2016年05月02日データニュース社が運営する視聴状況調査「テレビウォッチャー」による、4月スタートの連続ドラマ初回放送分の満足度が出そろい、中谷美紀主演のTBS系『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(毎週金曜22:00~22:54)がトップとなった。○4月スタート連続ドラマ初回満足度ランキングテレビウォッチャーは、関東1都6県3,000人を対象に実施しているもので、満足度は5点満点で評価。全体の数値傾向から、3.7以上を高満足度と位置づけているが、『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』は、それを初回から大きく上回る3.90を記録した。同作は、中田に演じる"恋愛弱者"・橘みやびが、指南を受けながら恋愛成就に奮闘するスパルタラブコメディー。自由記述による感想を見ると「期待していなかったが、展開が面白いと思う」(49歳男性)、「あまり期待せずに見たけれど、軽い感じでおもしろかった」(34歳女性)など、期待値のハードルが低い中で視聴したことが、反動的に高満足度につながったようだ。2位には、渡瀬恒彦、V6・井ノ原快彦らが出演する『警視庁捜査一課9係 season 11』(毎週水曜21:00~21:54)が、3.83でランクイン。10年以上続く安定の人気シリーズだが、前作の『―season 10』(15年4月クール)で初回に記録した3.77も上回っている。3位は、伊藤英明が、木村佳乃演じる妻の恐ろしい復讐に翻弄(ほんろう)される、関西テレビ・フジテレビ系『僕のヤバイ妻』(毎週火曜22:00~22:54)。「ストーリー展開がおもしろすぎた」(55歳女性)、「ついつい最後まで観てしまいました」(32歳女性)など、スリリングな展開にくぎ付けになったようだ。視聴率でトップを走る嵐・松本潤主演のTBS系『99.9-刑事専門弁護士-』は、同じ弁護士の物語を描く竹野内豊主演のテレビ朝日系『グッドパートナー 無敵の弁護士』と同率の3.72を記録。『99.9』は、2回目の視聴率(ビデオリサーチ調査・関東地区)が19.1%と大幅に上昇しており、満足度でも今後の展開に注目だ。●「テレビウォッチャー」調査概要・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル ・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)
2016年04月28日「ぴあ」調査による2016年4月22日、23日のぴあ映画初日満足度ランキングは、ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア』がトップに輝いた。2位に高橋和希原作の大人気シリーズ初の劇場版アニメーション『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』、3位にクリエイターユニットHoneyWorksが描く長編アニメ『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』が入った。その他の写真1位の『ズートピア』は、動物たちの“理想の楽園”ズートピアを舞台に繰り広げられる冒険ファンタジー。劇場には幅広い年齢層の観客が足を運んでおり、映画を観た子供たちは「色々な動物が出てきてよかった」「ラストが意外でびっくり」、大人たちも「ハッピーエンドや勇気付ける物語など、ディズニー映画に求めるものが全部あって楽しめた」「映像も綺麗で、物語もよく練られていてよかった」と高い満足度を得たようだ。物語は、夢を信じる新米ウサギ警官のジュディが、キツネの詐欺師ニックと協力し合い、動物誘拐事件を捜査する様が描かれる。ズートピアで警察官になるのは通常、クマやカバのように大きくてタフな動物たちで、小さいジュディは一人前の警察官として認められるために奮闘していく。観客は「やれば何でも出来るというメッセージがよかった」「努力すれば夢は叶う」「諦めないことが大切。打たれ強い主人公を見ていると元気になった」など、主人公の勇気に感動の声を寄せた。ジュディやニックのほかにも、チーターの警察官やナマケモノの免許センター職員など、ユニークなキャラクターたちが多数登場するが、「シニカルなシーンが多く子供がとても楽しんでいた」「全体的に癒されて元気をもらえた」「くだらないやり取りも面白い」「ナマケモノがおもしろい」「脇役たちも魅力的」「ニックがとにかくかっこよかった。本当にいたら恋する」と好評を集めた。(本ランキングは、4/22(金)、23(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ズートピア』公開中
2016年04月25日TBSとフジテレビで17日、日曜21時台の連続ドラマが同時にスタート。視聴率と同様に満足度でも、TBS『99.9-刑事専門弁護士-』が、フジ『OUR HOUSE』を圧倒したことが明らかになった。嵐の松本潤が主演を務める『99.9』(毎週日曜21:00~21:54)は25分拡大で放送され、平均視聴率15.5%と、4月スタートの連続ドラマで現時点の最高を記録。対する、芦田愛菜とシャーロット・ケイト・フォックスのダブル主演となる『OUR HOUSE』(同)は15分拡大で、4.8%という厳しい出足となった。データニュース社が実施している、関東1都6県3,000人が対象の視聴状況調査「テレビウォッチャー」によると、接触数でも『99.9』が128人、『OUR HOUSE』が47人と、視聴率と同様の傾向。録画数でも、『99.9』207人に対して、『OUR HOUSE』84人と、大きく差が開いてしまった。さらに、視聴率とは単純に比例しない「満足度」(5点満点)で見ても、『99.9』は3.72と、「テレビウォッチャー」が高満足度の基準とする3.7以上を初回からクリア。これに対し、『OUR HOUSE』は3.13と、こちらの指標でも水をあけられた。調査対象の自由記述による感想を見ると、『99.9』は「話題の作品だったので見たが、予想以上に面白かった。松潤はかっこよかったし、出演人物がそれぞれ個性的で、これからが楽しみだ」(57歳女性)、「脇役が豪華で面白いドラマだった。松本潤とパラリーガルの掛け合いが面白かった」(32歳女性)など、主演の松本に加え、脇を固める共演陣を評価する声が目立った。一方の『OUR HOUSE』は「芦田愛菜さんの演技が上手い、さすがだと思いました」(44歳女性)との声もあったが、5点満点の満足度をつけたのは6人のみ。「セリフがいちいち面倒で古臭くて痛々しかった」(30歳女性)、「内容が古くさい」(26歳男性)など、厳しい意見が多くを占めている。昨年から『天皇の料理番』『下町ロケット』とヒット作が続出するTBSの看板「日曜劇場」枠を背負う『99.9』は、個性的な刑事専門弁護士たちが、ぶつかり合いながらも逆転不可能と思われる刑事事件に挑むリーガル・エンターテインメント。『花より男子』などで松本とタッグを組んできた瀬戸口克陽氏が4年ぶりに連続ドラマのプロデュースを手掛ける。『OUR HOUSE』は、東京の下町にある大家族に、外国人が新しい母親としてやって来ることで騒動が繰り広げられるホームドラマで、3年ぶりに復活させた"日9ドラマ"に、脚本・野島伸司、監督・永山耕三というドラマ界の大御所が顔をそろえた意欲作。初回は大きくビハインドとなったが、今後巻き返すことはできるのか。視聴率の数字は、ビデオリサーチ調査・関東地区。●「テレビウォッチャー」調査概要・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル ・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)
2016年04月21日「ぴあ」調査による2016年4月15日、16日のぴあ映画初日満足度ランキングは、パレスチナの現状を庶民の視点から見つめた社会派ドラマ『オマールの壁』がトップに輝いた。2位に年齢や性別問わず愛されてきた人気シリーズ通算20作『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』、3位に国民的人気アニメのシリーズ第24作『映画クレヨンしんちゃん爆睡! ユメミーワールド大突撃』が入った。その他の写真1位の『オマールの壁』は、イスラエル西岸地区に建設された分離壁をよじ登り、壁の向こう側に住む恋人に会いに行く青年を主人公に、パレスチナの今を生き抜く若者たちの青春を描いた作品。分離壁は、目的を“テロ対策”としながらも、実際はパレスチナ人の生活を分断し、大きな影響を与えてしまっており、出口調査ではこの現実に衝撃を受けた観客が多く「パレスチナの今の環境でしか作れない映画」「パレスチナ問題に詳しくないがこれから勉強してみたいと思った」「ショッキングな部分が多かった」「現実の問題を突きつけられ、あっという間で目を離せなかった」などの声が寄せられた。また、過酷な現実を描いた作品ながら「占領と恋愛の話が組み合わさり、心に訴えかけられた」「暗い中でも希望が持てるような内容」「人間として争うのではなく高めあうことが大切だと感じた」「見終わったあとにあたたかい気持ちになった」など、人間ドラマとして作品を高く評価する声も聞かれた。2位の『名探偵コナン…』と3位の『映画クレヨンしんちゃん…』は長寿シリーズで、毎年観ているというファンも多かったが、コナンは「思った以上の迫力」「黒の組織、公安、FBI三つ巴の戦いはスリリング」、しんちゃんは「親子愛や友情を面白おかしくもきちんと描いているのがいい」「母の愛が描かれていた」と好評。どちらの作品も、シリーズを観続けているファンが満足できる仕上がりになっているようだ。(本ランキングは、4/15(金)、16(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2016年04月18日「ぴあ」調査による2016年4月8日、9日のぴあ映画初日満足度ランキングは、沖田修一監督のオリジナル脚本を基に松田龍平が主演を務めた『モヒカン故郷に帰る』がトップに輝いた。2位にブリー・ラーソンが第88回アカデミー賞主演女優賞に輝いたヒューマン・ドラマ『ルーム』、3位にエミリー・ブラント主演のクライム・アクション『ボーダーライン』が入った。その他の写真1位の『モヒカン故郷に帰る』は、松田演じるモヒカン頭の息子・永吉が、恋人の妊娠を機に7年ぶりに帰省し、柄本明演じる余命わずかの父親・治のために奮闘する姿をコミカルに描いた作品。観客は“笑い”の中に散りばめられた“家族の絆”に心動かされたようで、「老若男女楽しめるコメディ」「全編笑いに満ちていて、家族の絆にほっこりした」「家族の温かさが染み入る映画」「父の息子への言葉が泣けた」などのコメントが寄せられた。また、永吉の恋人を前田敦子、永吉の母をもたいまさこ、永吉の弟を千葉雄大が演じるなど、個性豊かなキャストが顔を揃えており、観客からは「家族としてマッチしている素晴らしいキャスト」「父と息子の掛け合いが最高」「前田の演技が面白く、要所要所で笑いをさらっていく」「もたいまさことのやり取りも最高」と好評を集めた。2位の『ルーム』は、ある男によって納屋のような“部屋”に監禁されている母・ジョイと5歳の息子・ジャックが、そこから脱出し“世界”を発見する様を描いた作品。ジャックが恐怖に怯えながらも世界に飛び出していく姿に、「ジャックが初めて空を見るシーンに感動」「部屋しか知らなかったジャックが世界は広いと知る姿に涙がこみ上げた」などの感想が集まった。脱出後、ジャックは初めての世界に戸惑いながらも少しずつ心を開いていくが、一方でジョイは、自分たちを見る世間の目に傷ついていく。観客からは「脱出シーンより脱出後の世界を生きるシーンが重要で苦しかった」「世界に出て様々な質問を投げかけられ、押しつぶされていく様は辛かった」といった声が聞かれた。しかしそういった状況でも「ジャックが母を助けようとする姿が印象的」「親子の愛は山よりも高く海よりも深い」と、確かな“親子愛”を感じられたようで、最後には「明るい未来が見えたような、これからまた歩き出せるようなふたりの姿がよかった」といった声が寄せられた。(本ランキングは、4/8(金)、9(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2016年04月11日「ぴあ」調査による2016年4月1日、2日のぴあ映画初日満足度ランキングは、多部未華子主演によるコメディ・ドラマ『あやしい彼女』がトップに輝いた。2位に韓国で大ヒットを記録した『ブラインド』をリメイクしたサスペンス『見えない目撃者』、3位に室生犀星が晩年に発表した小説を二階堂ふみ主演で映画化した『蜜のあわれ』が入った。その他の写真1位の『あやしい彼女』は韓国映画『怪しい彼女』のリメイク版。倍賞美津子演じる毒舌で頑固な73歳のおばあちゃん・瀬山カツが突然、20歳に若返り、大鳥節子として再び青春を謳歌する様をコミカルに描く。幅広い年齢層の観客が劇場に足を運んでいたが、10代の観客からは「やりたいことをやりきる主人公が素晴らしい」「若いっていいなと改めて思えた」と若返ってからの節子への共感の声が多く、一方で50代から70代の観客は「若返ったシーンはうらやましかった」「おばあちゃんの方の気持ちがよくわかる」「昔の歌や貧しかった時代を思い出し、笑える部分もあった」とおばあちゃん・カツに共感したようで、「昔のことも現代のこともわかっているので面白かった」といった声も聞かれた。本作は『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』などのコメディ映画を多数手掛ける水田伸生が監督を務めており、「ところどころのギャグが笑えた」「現代的なネタも取り入れられていて面白い」といった感想も寄せられたが、一方で「家族ドラマとしても感動した」「家族のための主人公の行動が本当に素晴らしかった」「笑いと泣ける部分が組み合わさっていて面白い。飽きなかった」「あまり映画を観なくなっていたが、また観てみたいと思わせてくれる作品」と、“家族”の普遍的な感動ドラマも描かれていたようだ。魅力的なヒロイン像やストーリーのユニークさから幅広い世代の共感を得た本作だが、見た目は20歳、中身は73歳の異色ヒロインに挑んだ多部の熱演っぷりも好評で、「歌も踊りも上手で観ていて楽しかった」「昔の“お母ちゃん”といった感じで魅力があった」「白目をむいたり理想の男性像を語ったり、素晴らしい演技力」との感想が寄せられた。(本ランキングは、4/1(金)、2(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『あやしい彼女』公開中
2016年04月04日俳優の遠藤憲一と渡部篤郎がダブル主演を務めた、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『お義父さんと呼ばせて』が、データニュース社「テレビウォッチャー」による満足度調査で、1月クールの連続ドラマのトップに立ったことが、明らかになった。同調査は、関東1都6県3,000人を対象に実施しているもの。満足度は5点満点で評価され、『お義父さんと呼ばせて』が全9話平均3.93で、2位の広末涼子・内田有紀が共演した『ナオミとカナコ』(フジ系)に0.1ポイント差の接戦ながら1位となった。3位に入ったのは、『お義父さんと呼ばせて』と同じ火曜22時枠で放送された深田恭子主演『ダメな私に恋してください』(TBS系)。平均では3位だが、最終回単体では4.16を記録しており、これは1月クール全ドラマの全話の中で最も高い数値となっている。「テレビウォッチャー」では全体の数値傾向から、3.7以上を高満足度と位置づけているが、今クールでは7作品が平均値でこのラインを突破。だが、2015年の連続ドラマの満足度ランキングでは、10位の『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(関テレ・フジ系)が3.96となっており、1月クールトップの『お義父さんと呼ばせて』でもトップ10入りできない水準だった。なお、「テレビウォッチャー」では、録画数と接触数も調査しているが、1月クールのそれぞれのトップは録画数が『フラジャイル』、接触数が『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』という結果に。満足度と併せて、フジテレビ系のドラマが3つの指標でトップとなった。○1月クールドラマ 満足度ランキング(「テレビウォッチャー」調べ)1位『お義父さんと呼ばせて』(関テレ・フジ系):3.932位『ナオミとカナコ』(フジ系):3.923位『ダメな私に恋してください』(TBS系):3.894位『フラジャイル』(フジ系):3.865位『家族ノカタチ』(TBS系):3.746位『スペシャリスト』(テレ朝系):3.747位『スミカスミレ 45歳若返った女』(テレ朝系):3.738位『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジ系):3.699位『怪盗 山猫』(日テレ系):3.6810位『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(日テレ系):3.67※昨年10月から2クール放送の『相棒』『科捜研の女』(いずれもテレ朝系)は対象外●「テレビウォッチャー」調査概要・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)
2016年03月30日「ぴあ」調査による2016年3月25日、26日のぴあ映画初日満足度ランキングは、Hey! Say! JUMPの山田涼介主演の学園ドラマ『暗殺教室~卒業編~』がトップに輝いた。2位に藤岡弘、が仮面ライダー1号として再びスクリーンに登場する『仮面ライダー1号』、3位に黒木華を主演に迎えた岩井俊二監督最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』が入った。その他の写真1位の『暗殺教室~卒業編~』は、地球の命運を握る“殺せんせー”と、彼の暗殺の命を担った中学生たちが織り成す青春ドラマ。地球破壊を宣言している殺せんせーは、超高速で動き回る、触手を持った謎の生命体。政府から命を狙われている身でありながら、落ちこぼれの3年E組の担任として生徒たちに慕われているが、出口調査では「生徒思いの殺せんせーに胸が熱くなった」「身を挺して生徒を守ろうとするところに感動」「謎の生物だけど生徒への思いなどは人間らしい」「生徒ひとりひとりを見ていてくれる。あんな先生がいたらいいと思った」など観客からも大人気だったようだ。そんな人気者の殺せんせーだが、暗殺対象者であることに変わりはない。そして山田演じる潮田渚を始め、3年E組の生徒たちは、地球を守るために担任である殺せんせーを卒業までに暗殺しなければならない。先生と生徒として彼らの絆は深まっていくが、刻一刻と卒業=暗殺のタイムリミットは迫ってくる。観客は「殺せんせーを暗殺しなくてはいけないのが悲しかった」と、暗殺者と対象者としての葛藤に心揺さぶられたようだ。卒業が迫る中、生徒たちは殺せんせーの過去や真の目的を知ることになるが、「成長した生徒たちの姿とその思いに感動」「生徒同士の絆にも心揺さぶられた」「生徒たちが一丸となって行う最後の行動に涙」など、殺せんせーの思いを受け取り、成長した生徒たちの姿は大きな感動を与えたようだ。(本ランキングは、3/25(金)、26(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『暗殺教室~卒業編~』公開中
2016年03月28日「ぴあ」調査による2016年3月18日、19日のぴあ映画初日満足度ランキングは、フランスで大ヒットを記録した結婚にまつわるコメディ・ドラマ『最高の花婿』がトップに輝いた。2位に総勢44人のプリキュアがバトルを繰り広げる劇場版第20作『映画プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』、3位に頑固な和紙職人と韓国人女性の心の交流を描いた石倉三郎の初主演映画『つむぐもの』が入った。その他の画像1位の『最高の花婿』は、様々な人種や宗教が混在するフランスを舞台に、娘の国際結婚をめぐる騒動を描いた作品。ロワール地方に暮らすヴェルヌイユ夫妻には4人の娘がいるが、そのうち3人がそれぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人と結婚をしており、異文化交流に疲れ果てていた。夫妻は末娘に最後の希望を託していたが、末娘がコートジボワール出身の黒人青年と婚約したことから、家族にさらなる混乱が巻き起こる様を描く。出口調査では「人種の難しい問題もユーモアたっぷりに描かれている」「移民問題というヨーロッパにとっては現代的な問題が、明るいトーンで解決に向かっていくところがよかった」「後味もよく、すっきりと明るい映画」と好評を集めた。国際結婚や異文化交流などの難しいテーマを扱いながらも、明るい作風で観客を魅了した本作。もちろん、家族や結婚といった普遍的な人間ドラマも感動的だったようで、「子供や姉妹の幸せを願う姿に共感」「親の世代から子の世代にかけて、宗教や結婚への思想の変化が興味深い」「深いところで人間は理解し合えるという作り手の思いが伝わってきた」といった感想も寄せられた。そのほかにも「ブルジョワ階級の暮らしぶりが興味深かった」「料理やフランスの景色も素晴らしく、女性たちも美しかった」などの声も寄せられ、様々な魅力が詰まった作品だったことが伺える。(本ランキングは、3/18(金)、19(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『最高の花婿』公開中
2016年03月22日「ぴあ」調査による2016年3月11日、12日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『デジモンアドベンチャー』シリーズの続編で全6章からなる最新作の第2章『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』がトップに輝いた。2位に山田洋次監督が20年ぶりに本格的な喜劇にチャレンジした家族ドラマ『家族はつらいよ』、3位に8大ウルトラマンが壮絶バトルを繰り広げる『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』が入った。その他の写真1位の『デジモンアドベンチャー tri.…』は、1999年に放送を開始したテレビアニメ『デジモンアドベンチャー』の6年後を舞台に、“選ばれし子どもたち”の新たなる戦いを描いたアニメーション。当時からのファンが劇場に多く足を運び「昔からアニメを見ていたので大画面で観られて感無量」「過去のデジモンがさらに進化するのを観られて嬉しい」「子供の頃を思い出した」といった感想を寄せた。新シリーズでは、当時小学生だった主人公・八神太一たちは高校生になり、新たな悩みや葛藤を抱きながらも戦いを繰り広げていく。観客は懐かしさだけでなく、彼らの成長した姿にも感動したようで「登場人物も成長と共に迷いや葛藤があって、自分も一緒に成長してきたなと感じて共感できた」「大人と子供の境界線でもがくドラマが見どころ」「少年たちの心境の変化や関係性の変化に注目」などの声が上がった。もちろん、新作でもデジモンたちは大活躍する。「ゴマモンとアグモンが可愛かった」「ゴマモンとパートナーの丈が一緒に戦うシーンが印象的」「ゴマモンの優しさが良かった」「デジモンの究極進化にテンションが上がった」など、デジモンと主人公たちの交流や、バトルも高評価を集めている。(本ランキングは、3/11(金)、12(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』公開中
2016年03月14日「ぴあ」調査による2016年3月4日、5日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『映画ドラえもん』シリーズ通算36作目となるアニメーション『映画ドラえもん新・のび太の日本誕生』がトップに輝いた。2位にメリル・ストリープがロック・スターを演じるヒューマン・ドラマ『幸せをつかむ歌』、3位にボーカロイドの楽曲として発表され、卒業ソングの定番となったヒット曲に基づく青春ストーリー『桜ノ雨』が入った。その他の写真1位の『映画ドラえもん新・のび太の日本誕生』は、家出を決心したのび太たちが、7万年前の日本にタイムスリップしたことから、大冒険を繰り広げる様を描いたアドベンチャー作品。子供から大人まで長く愛されてきた“ファミリー映画の金字塔”とも言うべきシリーズだが、子供たちからは「敵をやっつけるドラえもんがかっこよかった」「面白くてあっという間だった」、親世代からも「物語の流れや構成もわかりやすい」「キャラクターが生き生きしていて感情移入しやすい」と好評を得た。これまでも友情や勇気、親子愛といった普遍的なテーマを描き感動を与えてきた『ドラえもん』シリーズだが、本作でも沢山の感動シーンがあったようで、「ペットたちがのび太を助けるところがよかった」「のび太がペガサスたちと別れるシーンは泣いてしまった」「のび太がペットを手放すシーンで時空パトロール隊に諭されるところに感動した」などの声が寄せられた。(本ランキングは、3/4(金)、5(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『映画ドラえもん新・のび太の日本誕生』公開中
2016年03月07日「ぴあ」調査による2016年2月27日のぴあ映画初日満足度ランキングは、マキノ原作の大ヒット漫画を若手キャストの共演で描いたラブ・ストーリー『黒崎くんの言いなりになんてならない』がトップに輝いた。2位に少女探偵チームの活躍を描いた劇場版アニメーション『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~』、3位にプロボクサー・辰吉丈一郎を20年に渡り追い続けたドキュメンタリー『ジョーのあした-辰吉丈一郎との20年-』が入った。その他の写真1位の『黒崎くん……』は、小松菜奈演じる地味な女子高生・由宇と、中島健人演じる黒悪魔と恐れられるドS男子・黒崎、千葉雄大演じる白王子と呼ばれる学園のスター・白河との三角関係を描いた恋愛映画。出口調査では「こんな恋愛がしたい」「ふたりからアプローチされてみたい。どっちかを選ぶのは難しいけど……」「黒崎くんなら言いなりになります!」と、ふたりの間で揺れ動くヒロインに共感を抱く観客が多く見られた。ヒロインを翻弄する黒崎と白河は、正反対の魅力を持つキャラクターだが、黒崎については「普段はいじわるなのに時々見せる優しさが良い」「普段は無口だがいざと言うとき行動で示すところが素敵」、白河については「白河くんの由宇への積極的なセリフにキュンキュンした」と、“黒崎派”“白河派”それぞれが、恋愛面でのふたりの好きなところを挙げた。その一方で「友情も大切にするふたりの関係性も良かった」といった声も寄せられ、恋愛面だけではなく、友情面でも魅力的なキャラクターだったようだ。昨年末にはスペシャルドラマも放映されており、既に多くのファンを獲得しているが、「遊園地やイルミネーションのシーン」「由宇と黒崎が一緒にピアノを弾くシーン」「耳を食べられちゃうシーン」といったドキドキの場面に、原作ファンも「終始キュンキュンしていた」と大満足。さらに「黒崎くんと白河くんがドラマ版よりも積極的で良い」「黒崎くんと白河くんのやり取りが多いのも映画版の魅力」といった感想も寄せられ、映画としても満足度の高い作品になっているようだ。(本ランキングは、2/27(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『黒崎くんの言いなりになんてならない』公開中
2016年02月29日「ぴあ」調査による2016年2月19日、20日のぴあ映画初日満足度ランキングは、男子高校生ふたりのピュアな恋模様を描いた『同級生』がトップに輝いた。2位に韓国の人気俳優、クォン・サンウ主演のコミカルな推理ミステリー『探偵なふたり』、3位に瀬戸内にある牡蠣工場で働く人々の現実を描写したドキュメンタリー『牡蠣工場』が入った。その他の写真1位の『同級生』は、中村明日美子によるボーイズラブ・コミックを基に、映画初監督となる中村章子がメガホンを執った劇場版アニメーション。秀才の佐条利人とバンドマンの草壁光が、合唱祭の練習をきっかけに少しずつ心を通わせていく様を描く。本作は既に多くのファンを獲得しているが、原作ファンからは「原作を超える仕上がり」「原作の素晴らしさに動きが加わってさらに感動的になっていた」と好評。一方で原作を知らずに訪れた観客からも「世界観と音楽が素晴らしい」「全体的に丁寧に描かれていて、女性監督ならではの繊細さがキャラクターにも表れていた」など高い満足度を集めた。本作で佐条と草壁を演じたのは、人気声優の野島健児と神谷浩史。さらに音楽はギタリストの押尾コータローが担当するなどキャスト・スタッフ共に注目の布陣だ。観客からは「キャラクターの声が合っていて感情がうまく表現されていた」「原作でも色っぽい佐条だが、声がついたことでさらに色っぽさが増していた」といった声や、「音楽と映像がマッチしていてよかった」「音楽が心に溶け込んでいくようで、何の音もない空白のシーンに音が入ってくる瞬間が綺麗で印象的」という声も寄せられ、ファンも納得の出来だったようだ。声や音楽のほかにも、「ふたりが徐々に距離を縮めていく姿はドキドキした」「ライブシーンが期待以上」「何度か描かれるキスシーンがどれも素晴らしかった」と印象的な描写も多かったようで、「涙が止まらないほど感動した」「2回目、3回目も観たい」といった声も寄せられている。(本ランキングは、2/19(金)、20(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『同級生』公開中
2016年02月22日「ぴあ」調査による2016年2月11日、12日、13日のぴあ映画初日満足度ランキングは、ダンス&ボーカルユニット、三代目J Soul Brothersに迫ったドキュメンタリー『Born in the EXILE~三代目J Soul Brothersの奇跡~』がトップに輝いた。2位にテレビ東京の旅バラエティ番組を映画化した『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』、3位に田畑智子主演による家族ドラマ『鉄の子』が入った。その他の写真1位の『Born in the EXILE…』は、日本レコード大賞で2年連続で大賞に輝き、個々でも活動の幅を広げるなどますます人気を獲得している三代目J Soul Brothersに完全密着したドキュメンタリー。単独ドームツアーの舞台裏を中心に、グループとしての活動はもちろん、ドラマや映画などの個人での活動、プライベートにまで迫った貴重な映像が収められている。劇場には彼らのファンが多く足を運び、「普段のメンバーの姿が観られて嬉しかった」「オーディションの時から見てきたが、成長した姿を観ることができて感慨深い」「7人それぞれの言葉が心に響いた」など高い満足度を得られたようだ。これまで彼らの活動を見守ってきたファンでも初めて知ることが多く描かれた作品のようで、「普段は見せない姿や苦労を知ることができた」「ナオトが昔踊っていたストリートで、過去を振り返るシーンが印象的」「メンバーのファンへの思いを知ることができて良かった」などの感想が寄せられた。また「自分もダンスをやっているが、彼らの夢への姿勢が心に響いた」「夢を追いかけている人に元気を与える映画」などの感想も寄せられ、彼らの生き様がファンの心をとらえたようだ。(本ランキングは、2/11(木)、12(金)、13(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『Born in the EXILE~三代目J Soul Brothersの奇跡~』公開中
2016年02月15日「ぴあ」調査による2016年2月5日、6日のぴあ映画初日満足度ランキングは、リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演のSF大作『オデッセイ』がトップに輝いた。2位に重松清の同名小説を小出恵介主演で映画化した人間ドラマ『十字架』、3位にしげの秀一の大ヒット漫画を3部作で映画化したアニメーションの完結編『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』が入った。その他の写真1位の『オデッセイ』は、アンディ・ウィアーのベストセラー小説『火星の人』を基に、火星にひとり取り残されてしまった主人公ワトニーが、知恵と強い意思をもって生き延びようとする姿を描いた作品。出口調査では「希望を忘れず明るくサバイバルという作風が新鮮」「科学的な描写やサバイバルの数々にワクワクした」「ひとりぼっちの主人公がユーモアを失わないでいるところがアメリカ人らしい」など、絶望的な状況にありながらも決して暗くならないストーリーが好評を集めた。“絶望的な状況”は多くのSF映画で描かれてきたが、それらに登場する主人公とは違い、ワトニーは強靭な力や特殊な魔法は使えない。あくまで彼は考え、計算し、科学的な方法で困難を乗り越えていく。観客は「宇宙で生きていくという設定が良い」「必死に考えて生きようとした姿に感動」「生きるために化学物質から水を作るところが面白い」「じゃがいもを作る上でのアイディアから生命力の強さを感じた」などの声があがった。ユーモアを忘れず、諦めず、考え抜いてサバイバルしてきたワトニーだが、彼の目的は地球への帰還だ。「先が見えない展開にドキドキした」「最後の帰還シーンは息が止まりそうだった」「救出シーンは手に汗握るほどスリリング」といった感想が寄せられ、ユーモアも緊迫感も満載の本作を、観客は最後まで楽しんだようだ。(本ランキングは、2/5(金)、6(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『オデッセイ』公開中
2016年02月08日「ぴあ」調査による2016年1月29日、30日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『あぶない刑事』シリーズの劇場版第7弾『さらば あぶない刑事』がトップに輝いた。2位に杉作による人気漫画を風間俊介主演で映画化した『猫なんかよんでもこない。』、3位に指原莉乃が映画初監督を務めたドキュメンタリー『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』が入った。その他の写真1位の『さらば あぶない刑事』は、舘ひろし演じるタカと、柴田恭兵演じるユージの刑事コンビが、軽妙なトークと激しいアクションを繰り広げながら様々な犯罪を追うドラマ。1986年のテレビ放送から映画、ドラマ共に多くのファンを獲得してきた作品で、出口調査では「小さい頃から見てきた作品。ふたりの活躍を劇場で観られて嬉しい」「定番の走るシーンや、銃を撃つシーンがよかった」「ふたりの掛け合いが良い。昔を思い出した」など、昔を懐かしむ声が多く聞かれた。放送開始から30年を迎えた“あぶデカ”だが、シリーズ完結編となる今作では、ついに定年を迎えたふたりが命懸けの戦いを展開する。年齢を重ねても活躍し続けるタカとユージに、観客は「迫力がすごい」「昔よりもパワーアップしていた」「年を重ねてもバイクシーンを続けていてよかった」「川沿いを走るシーンは何十年経っても変わらない」などの感想を寄せた。また、「ラストのタカとユージのシリアスな場面に胸がジーンとした」「ふたりの最後の活躍を劇場で観られてよかった」「最後に相応しい終わり方」などシリーズ完結編として高い満足度を集めた一方で、「終わってしまうのが残念。何か別の形でも観たい」「続編を期待している」など最後を惜しむ声も寄せられた。(本ランキングは、1/29(金)、30(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『さらば あぶない刑事』公開中
2016年02月01日「ぴあ」調査による1月22日、23日のぴあ映画初日満足度ランキングは、小栗旬主演の『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』がトップに輝いた。2位に人気アニメ『PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth』、3位にスーパー戦隊シリーズ第39作目『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』が入った。その他の写真1位の『信長協奏曲…』は、戦国時代へタイムスリップし、織田信長として生きることになったサブローと、かつて信長だった男・明智光秀との最後の戦いを描いた作品。原作は、石井あゆみの大人気コミックで、2014年に放送されたテレビドラマも人気を得ており、観客の期待も大きかったが、出口調査では「ちゃんと盛り上がってラストも納得」「ドラマから見ていてすごく楽しみにしていた。当時の世界観を上手に表現できていたと思う」など好評。これまでのドラマを観ていなくても楽しめる作品のようで「今と昔は時代は違うけど、友情や絆など、同じ部分もあると感じさせてくれる」「仲間を大切にすることの重要さを学べる」などの声もあがった。2位の『PERSONA3…』も熱狂的なファンの多い作品だ。人気ゲームから派生した劇場版アニメーションの最終章で、主人公たちと異形の怪物“シャドウ”との戦いがついにクライマックスを迎えるが、シリーズを観続けてきた観客は「前作よりも作画のクオリティがあがっているし、話もよくまとまっている」「原作のゲームに忠実なストーリーで、ラストが丁寧に描かれている」など好評を集めた。どちらの作品も原作やドラマ、アニメなどのファンが多く、期待値の高い状態での公開になったが、両作品ともファンから高い満足度を叩き出しており、彼らの期待以上の作品になっているようだ。また、両作品とも「原作を知らなかった」という観客の評価も高く、人気シリーズながら、“敷居は低く、完成度は高い”映画になっていることが伺える。(本ランキングは、1/22(金)、23(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2016年01月25日「ぴあ」調査による2016年1月15日、16日のぴあ映画初日満足度ランキングは、香港の名匠ピーター・チャン監督が実話を基に描いた親子を巡るミステリアスなドラマ『最愛の子』がトップに輝いた。2位に全世界40か国で翻訳されている児童書を基にクマのパディントンの冒険を描いた『パディントン』、3位に世界で累計2100万部以上を売り上げたベストセラー小説を豪華キャストで映画化した歴史アドベンチャー『千年医師物語~ペルシアの彼方へ~』が入った。その他の写真1位の『最愛の子』は中国で実際に起きた誘拐事件を基に描くヒューマン・ミステリー。3歳で誘拐された息子に3年後に再会した産みの母と、誘拐犯の妻で育ての母、ふたりの母に育てられた息子のそれぞれの愛と葛藤を繊細に描く。観客は「親が子を思う気持ちは重く強いというメッセージを感じた」「親と子はDNAだけのものではないと思った」「育ての親と実の親のどちらにも感情移入して心が揺さぶられた」「どちらの親の立場になってもその気持ちは共感できるし否定もできる」など、“被害者”“加害者”といった関係性を超えた我が子を思う親の愛に共感した一方で、「本当の親との生活で、6歳ながらに幸せなフリをする子どもの姿に感情がこみ上げた」など、親を思う子の姿にも胸を打たれたようだ。年間20万人もの子どもが行方不明になっている中国の現状を背景に描かれた本作。中国では本作のヒットにより、誘拐された子を買う親も重罪とする刑法改正が実現するなど反響を呼んだ。観客は「中国では当たり前のように起きている日常が表現されている」「中国が抱える現実的な問題が映画から理解できる」「社会批判と共に親と子が抱く無力感なども描かれていてよかった」などの感想を寄せると共に、「ひとりっ子政策が根源にあるのではないか」「最後まで考えさせられた」「観客に問いかけるラストシーンが印象的」など様々な思いを巡らせたようだ。(本ランキングは、1/15(金)、16(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2016年01月18日「ぴあ」調査による2015年1月2日、8日、9日のぴあ映画初日満足度ランキングは、トム・ハンクス主演、スティーヴン・スピルバーグ監督による実話を基にしたサスペンス・ドラマ『ブリッジ・オブ・スパイ』がトップに輝いた。2位に『サッドティー』の今泉力哉監督による男女7人の恋模様を描いた群像劇『知らない、ふたり』、3位に2PMのチャンソンが映画初主演を務めるサスペンス・コメディ『ダイナマイト・ファミリー』が入った。その他の画像1位の『ブリッジ・オブ・スパイ』は、アメリカとソ連が冷戦状態にあった1950年から1960年代を舞台に、アメリカ人弁護士、ジェームズ・ドノヴァンが託された危険な任務を描く重厚な人間ドラマ。ハンクス演じるドノヴァンは、実直にキャリアを積み、良き夫、良き父として平凡な人生を歩んできた男だが、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことで、世界平和を左右する重大な任務を委ねられる。出口調査では「主人公とソ連のスパイとのやりとりに、自然と涙が出てきた」「主人公の信念を貫く姿勢、正しいと思ったことは嫌われてもやりぬく人物像に胸を打たれた」など、ドノヴァンの人間性に感銘を受けた観客が多く見られた。ドノヴァンの任務は、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕えられたアメリカ人スパイの交換を成し遂げることだが、劇中、アメリカとソ連の駆け引きが緊迫感たっぷりに描かれている。「国と国との様々な駆け引きはスリリング。すべてが終わったあとの余韻深いラストも印象的」「ソ連側とアメリカ側、両方の視点から映していて、それぞれが抱える想いが緊張感と共に伝わってきた」などの感想が寄せられた。また本作は、スピルバーグ監督とハンクスの4度目のタッグとなる注目作で「スピルバーグ作品なので観に来た」「予告編で気になって観に来た」といった観客も多く観られたが、「人間をきちんと描き、しっかり伝えようとしている」「スピルバーグらしさが表れている」「偽装家族の見せ方などの演出がうまい」「説得力や訴えかける力がある」「トム・ハンクスの味わい深い演技が素晴らしい」など、期待を上回る満足度を得られたようだ。(本ランキングは、1/2(土)、8(金)、9(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ブリッジ・オブ・スパイ』公開中
2016年01月12日「ぴあ」調査による2015年12月23日、25日、26日のぴあ映画初日満足度ランキングは、放送開始25周年を迎えた国民的テレビアニメの劇場版『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』がトップに輝いた。2位に不朽の名作『ロッキー』シリーズの新たなる戦いの物語を描く『クリードチャンプを継ぐ男』、3位にイスラム過激派の支配下に置かれた街で生きる父と娘の愛と戦いを描く感動作『禁じられた歌声』が入った。その他の写真1位の『映画ちびまる子ちゃん…』は、まる子やたまちゃんらお馴染みの仲間たちと、世界の5か国からやって来た子どもたちの出会いと別れを描く感動のドラマ。映画館には親子連れが多く、子どもからは「普段テレビで見ているが、映画では外国のお友達が出ていて、いつもと違った感じが楽しかった」「どのシーンもすごく楽しかった。一番好きなのはイタリアの男の子」など、普段と違うまる子たちの姿を楽しんだようだ。また親からは「全編に優しさが満ちている作品」「思いやりと友情の大切さを描いていて、子どもと一緒に観る作品としてとてもよかった」などの声が聞かれた。今回、まる子の家にはイタリア人の男の子、アンドレアがホームステイすることになる。一緒に授業に参加したり、京都や大阪に出かけたりと楽しく日々を過ごす中で、ふたりの間には友情が芽生えていくが、やがて別れのときが訪れる。子どもからは「さよならしたところがすごく悲しかった」「最後は寂しかった」という感想が寄せられた。一方、親からは「子どもに外国人のお友達を作ってあげたいと思った」「子どもたちが外国人との触れ合いに興味が持てる作品」などの声が聞かれ、海外交流について考えさせられた観客が多かったようだ。(本ランキングは、12/23(水)、25(金)、26(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』公開中(C)2015さくらプロダクション/フジテレビジョン 日本アニメーション 東宝 博報堂DYメディアパートナーズ 読売広告社 FNS27社
2015年12月28日「ぴあ」調査による2015年12月18日、19日のぴあ映画初日満足度ランキングは、伝説のラップ・グループ“N.W.A.”の知られざる物語を描いた伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』がトップに輝いた。2位に社会現象を巻き起こした大人気アニメの劇場版第2弾『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』、3位に報道写真誌『DAYS JAPAN』の元編集長でフォトジャーナリスト・広河隆一の活動を追ったドキュメンタリー『広河隆一 人間の戦場』が入った。その他の写真1位の『ストレイト・アウタ・コンプトン』は、アメリカ屈指の危険地帯とされるカリフォルニア州コンプトンで1986年に結成され、暴力ではなく“ラップ”で権力者に立ち向かったヒップホップ・グループ、N.W.A.の成功と挫折を描いたドラマ。出口調査では「目標に向かっていくグループものとしての面白さや、家族愛、社会的なメッセージ要素もあり、様々な観点から観ることができた」「仲間や友情というものと真っ直ぐに向き合っている姿に熱くなった」「ラップ自体が素晴らしかった」といった声があがった。映画のタイトルの基になったN.W.A.のデビューアルバム『ストレイト・アウタ・コンプトン』は、理不尽な社会への反骨精神を等身大で表現し、当時の若者を中心に大ヒットを記録。黒人差別問題への反対運動を加速させ、N.W.A.は警察やFBIからも目を付けられる危険なグループになっていった。社会現象にまで発展させた彼らの姿に、観客は「彼らがラップの表現で理不尽な権力者たちに立ち向かう姿がよかった」「ラップで訴え、民意を動かす力に圧巻された」「今なお変わらないアメリカの現実に胸が痛い」などの感想を寄せた。また当時を知るファンからは、「N.W.A.のメンバーであるイージー・Eへのオマージュが感じられた」「ロサンゼルスのサンセットストリートに今は無くなってしまったタワーレコードが再現されるなど、80年代のコンプトンが反映されていてよかった」「音楽も良かったし、衣装の細かい部分から当時が再現されていてかっこよかった」などの声が寄せられた。(本ランキングは、12/18(金)、19(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ストレイト・アウタ・コンプトン』公開中
2015年12月21日PGF生命はこのほど、「人生の満足度に関する調査2015」の結果を発表した。調査は10月30日~11月1日、20~79歳の男女を対象にインターネットで行われ、2,000名の有効サンプル(性別×年代区分が均等になるように抽出)を集計した。○2人に1人が、パートナーの「優しさ」に満足調査ではまず、恋人または配偶者がいる1,399名を対象に、今のパートナーのどのような点に満足しているか聞いたところ、「優しさ・思いやりがある(53.0%)」が最も高く、次いで「家族を大切にする(39.8%)」「口うるさくない・自由にさせてくれる(31.0%)」「頼りがいがある(30.4%)」「相談できる(28.3%)」と続いた。男女別にみると、「家事が好き・得意である(男性27.8%、女性13.5%)」では男性のほうが高い割合を示し、「口うるさくない・自由にさせてくれる(同19.8%、40.2%)」や「頼りがいがある(同20.2%、38.8%)」といった項目では、女性のほうが高い結果に。さらに、20代女性は「食の好みが合う」や「趣味が合う」、「金銭感覚が合う」で他層よりも高い割合だったことから、20代女性は、価値観の合う相手をパートナー選びで重視する傾向があることがわかった。○パートナーの満足度に居住地域で差前の質問のパートナーに対する満足度を居住地域別に見てみると、近畿在住の男性は「家事が好き・得意である」や「口うるさくない・自由にさせてくれる」が他の地方より高くなり、"家庭的であること"と"適度な距離感を保てること"を、パートナー選びにおいて重視しているよう。また、女性の回答に注目してみると、北海道・東北在住の女性は「口うるさくない・自由にさせてくれる」や「相談できる」が他の地方より高くなり、普段はあれこれ言わずに自由にさせてくれるけれど、いざという時にしっかり話を聞いてくれる、そんな包容力のあるパートナーを持つ人が多いことがうかがえる結果に。また、北海道・東北在住の女性と九州・沖縄在住の女性は、「家事が好き・得意である」が他の地方より高くなり、他の地方よりも家事メンに出会える可能性が高いと言える結果となった。そのほか、中部在住の女性は「収入が安定している」が他の地方より高かった。○60代・70代男性12.5%が「初恋の人に会いたい」と回答次に、全回答者(2,000名)に対し、人生の満足度を下げてしまった、"しくじった"と後悔していることを自由回答で聞いたところ、「就職や仕事」「お金」「恋愛・結婚」「家族関係」の4項目が多く挙がった。「就職や仕事」に関する後悔では、「就職面接で、第一志望ではないことを漏らしてしまった」(20代女性)、「転職のタイミングを逃した」(50代男性)など、就職・転職活動での失敗や、「仕事のしすぎで体を壊した」(50代男性)といった体験談が寄せられた。「お金」に関する後悔では、「アイドルにはまって無駄な金を使ったこと」(30代男性)や、「悪徳業者に引っかかった」(50代女性)など、不運なエピソードも散見されたほか、「余裕のある時に株など資産を増やせることをしたかった」(60代男性)と後悔している人もいた。「恋愛・結婚」に関しては、「好きだった女性に告白しなかったこと」(60代男性)など、甘酸っぱさの残る告白にまつわるエピソードや、「家事や育児をしない旦那だったこと」(30代女性)など、結婚相手選びでの後悔が多くみられる結果に。また、「家族関係」に関する後悔では、「義母と心を開いて話をしておけばよかった」(60代女性)、「父親の病に気付けなかった、気を遣ってあげられなかったこと」(30代女性)など、家族や親族ともっと親しくしておけばよかった、優しく気遣ってあげればよかった、といった思いがうかがえる回答が目立ったほか、「親の顔色をうかがいながら子供時代を過ごしたこと」(60代女性)と、親に対して気を遣いすぎたことを後悔しているとの回答も挙がった。さらに、これからの人生で後悔しないために「元気でいられるうちにやっておきたい・やってみたいと思うこと」を聞いたところ、「お世話になった人に感謝の気持ちを伝える」を筆頭に、「働ける限り働く」「趣味を極める」といった回答が多かったほか、60代・70代男性では、8人に1人が「初恋の人に会う」と回答。人生の円熟期に差し掛かった男性の中には、初めて思いを寄せた相手にもう一度会っておきたい、と思う人もいることがわかった。○人生に潤いをくれた有名人1位に「イチロー & 嵐」次に、人生の満足度を上げてくれた・人生に潤いを与えてくれた有名人を自由回答で聞いたところ、「イチロー」と「嵐」が同率1位となった。「イチロー」を挙げた理由としては、「いろいろな発言や考え方に共感したり勉強になったから」(40代男性)、「仕事へのこだわりがすごい」(50代男性)などで、「嵐」と回答した人からは「歌や活動が私の毎日の活力になっているから」(20代女性)、「日本中を元気にしてくれるから」(30代女性)といった声が寄せられた。続く3位は「福山雅治」で、「俳優としてもアーティストとしても尊敬できる人だから」(20代女性)のほか、「目の保養」(40代女性)といった理由が挙がった。以下、4位にはノーベル平和賞の受賞者でもある「マザー・テレサ」、5位は常に笑いをもたらしてくれる「明石家さんま」と続き、少数回答として、今年のラグビー日本代表選手である「五郎丸歩」を挙げた人もいた。
2015年12月18日「ぴあ」調査による2015年12月11日、12日のぴあ映画初日満足度ランキングは、吉永小百合と二宮和也が母子役に扮した山田洋次監督初のファンタジー作品『母と暮せば』がトップに輝いた。2位に土屋太鳳、山崎賢人の共演で描く青春SFラブ・ストーリー『orange-オレンジ-』、3位に仮面ライダーゴーストとドライブが激闘を繰り広げる“MOVIE大戦”シリーズ第7弾『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』が入った。その他の写真1位の『母と暮せば』は、戦後の長崎を舞台に、原爆で死んだはずの息子・浩二が母・伸子のもとに突然現れ、不思議な交流を通して絆を深めていく様を描いた人間ドラマ。戦争をテーマにした作品だが、出口調査では「母と子、両方の視点で観られてどちらの気持ちも胸に響いた」「家族愛が表現されていてほっこりした」「劇場全体がその家族を見守っているような雰囲気が伝わってきた」「悲しいストーリーだと思っていたが、親子の関係や人への思いやりが描かれたあたたかく優しい作品」「悲しいところも受け止めて自分も優しくなれる作品」などの声が聞かれ、根底にある“家族愛”が大きな感動を与えたようだ。また60代、70代の観客からは、「戦争や原爆の事実などを知らない人にも伝わるような良い作品」「戦争の時代に生まれたからこそ感じられる映画の良さがあった」「原爆は一瞬にして今ここにいる人を消してしまうということを伝えていると思うので、特に若い人に観てもらい、今の日本の状況をよく考えて欲しい」などの声も寄せられた。2位の『orange-オレンジ-』は、主人公の女子高生・菜穂が、10年後の自分から届いた“未来”が書かれた手紙をもとに、思いを寄せる同級生の翔を死から救うために、仲間と協力しながら奮闘する姿を描いた青春ドラマ。菜穂と翔のラブ・ストーリーとして「キュンキュンした」という声も聞かれた一方で、「友情面にもすごく引き込まれた」「ひとりで悩みを抱えているときの仲間の言葉が印象に残った」「自分ひとりではできないことも仲間がいることで乗り越えられるし、信じあえる仲間がいることの大切さを感じた」など、“友情”や仲間との“絆”にも心を動かされたようだ。また本作は、高野苺の大ヒット漫画を基に描かれ、すでに多くのファンを獲得している作品だが、「キャストのイメージが原作にぴったりだった」「ストーリーが原作に沿っていて、異なるところもまとまっていて良かった」「原作が好きな人は楽しめると思う」など、原作ファンからも大満足の声が寄せられた。(本ランキングは、12/11(金)、12(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年12月14日「ぴあ」調査による2015年12月4日、5日のぴあ映画初日満足度ランキングは、水泳に情熱を注ぐ男子中学生4人のみずみずしい青春を描いたアニメーション『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』がトップに輝いた。2位に第二次世界大戦時、6000人ものユダヤ難民を救った外交官・杉原千畝の半生を描いたドラマ『杉原千畝 スギハラチウネ』、3位に1890年の和歌山県串本町沖で発生したエルトゥールル号遭難事件を題材に、海に投げ出されたトルコ人たちと彼らを救うべく救助活動を行った村人たちの絆を描く『海難1890』が入った。その他の画像1位の『映画 ハイ☆スピード!…』は、TVアニメ『Free!』の原点となるドラマを描いた劇場アニメ。TVシリーズでは主人公・七瀬遙の高校時代の物語が綴られたが、本作では中学時代の遙ら4人の成長が描かれる。すでに多くのファンを獲得しているシリーズだが、観客は「TVシリーズを観てからの映画だからこそ、つながりや背景が観られて面白かった」「TVシリーズでは描かれなかった細かい関係性や葛藤を映画で補ってもらえてすっきりした」「TVシリーズで特に興味がなかったキャラクターでも、映画で深い部分を知ることができて、そのキャラの見方が変わった」など、より深くキャラクターの人間性を知ることができたようだ。本作は水泳部を舞台に、メドレーリレーのチームを組んだ男子中学生4人の熱き青春ドラマが繰り広げられるが、「筋肉の描写は相変わらず素晴らしい。水しぶきなど水の描写もすごい」「終盤のリレーシーンはかなり迫力があった」「描写がひとつひとつ綺麗で大きなスクリーンで観られてよかった」「水の描かれ方が本物のようで、それだけを観に行ってもいいくらい綺麗だった」など、映画ならではの迫力を楽しめたようだ。また、「全体的に“青春らしさ”が表現されていて面白かった」「キラキラした青春を味わえる」「青春ものとして年齢や性別問わず楽しめる」「アツい展開が好きな男性にもおすすめ」などの感想が寄せられた。(本ランキングは、12/4(金)、5(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』公開中
2015年12月07日「ぴあ」調査による2015年11月27日、28日のぴあ映画初日満足度ランキングは、決して死なない人類“亜人”の戦いを3部作で描く『亜人 -衝動-』がトップに輝いた。2位に世界的に有名なクリムトの絵画をめぐる実話を描いたヘレン・ミレン主演の感動ドラマ『黄金のアデーレ名画の帰還』、3位にK-POPグループ、2PMのジュノが映画初主演を務めた青春映画『二十歳』が入った。その他の写真1位の『亜人 -衝動-』は、桜井画門原作の大ヒットコミックを基に、新種の人類“亜人”と、それを追う日本国政府の戦いを、本格的なアクションと緻密な心理描写で描くバトルサスペンス。『シドニアの騎士』などを手掛けたポリゴン・ピクチュアズがアニメーション制作を担当しており、出口調査では「画が綺麗で、戦闘シーンに迫力があった」「亜人の表現力がすごい。ショッキングなものが好きな人には楽しめると思う」「フルCGをつかっているからこその迫力が感じられた」など、映像を高く評価する観客が多かった。また「主人公の気持ちの変化、内面がよく表現されている」「原作が好きなので少し心配していたが、臨場感があって楽しめた」「原作に忠実」といった声も寄せられ、「3部作の最初の作品として良いスタートダッシュができている。次の展開に期待」など原作ファンも納得の作品になっているようだ。(本ランキングは、11/27(金)、28(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『亜人 -衝動-』公開中
2015年11月30日「ぴあ」調査による2015年11月20日、21日のぴあ映画初日満足度ランキングは、“戦車道”に燃える少女たちの奮闘を描いた人気アニメシリーズの劇場版『ガールズ&パンツァー 劇場版』がトップに輝いた。2位にアメリカによる核実験の日本への影響を取材したドキュメンタリーの続編『放射線を浴びたX年後2』、3位に玉森裕太、西内まりや共演によるラブ・ストーリー『レインツリーの国』が入った。その他の画像1位の『ガールズ&パンツァー 劇場版』は、戦車を使った武芸“戦車道”が伝統的文化とされている世界を舞台に、大洗女子学園の戦車道チームの新たな戦いを描くアニメーション。漫画やゲームなどメディア展開されている人気シリーズだが、「仕掛け満載の戦車での戦闘が素晴らしい」「戦車のエンジン音や攻撃音などがすごい」「大画面でのバトルシーンは勢いがあってよかった」「最後の戦闘シーンの迫力は特に素晴らしかった」など、映画ならではの迫力を楽しめたようだ。本作は「戦車は怖い武器だが、この作品では女の子を高めるものとして扱われている点が素晴らしい」と言った声も聞かれるなど、戦車を少女たちが運用する斬新さも魅力のひとつになっているが、一方で女子高生としての等身大のドラマにも注目が集まり、「アニメからのテーマである仲間や信頼、絆の人間ドラマがよかった」「熱い青春物語として感動できる」といった感想も寄せられた。注目は3位の『レインツリーの国』。“感音性難聴”を抱えたヒロインが、ネットで知り合った男性と不器用ながらも距離を縮めていく姿を描き出す。「ヒロインが前向きになっていくところに感動した」「聴覚障がいを持つ彼女に対する主人公の接し方が印象的。徐々に理解して一生懸命接していく姿に涙が出た」「ふたりの微妙な距離感が上手く表現されていた」「言葉の大切さが身に染みた」といった感想が寄せられた。また、本作はベストセラー作家、有川浩の同名小説を映画化した作品で、原作ファンからも「原作の持っている感触がそのまま映像化されていた」などの感想が聞かれた。(本ランキングは、11/20(金)、21(土)に公開された新作映画14本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ガールズ&パンツァー 劇場版』公開中
2015年11月24日