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日本の歴代興行収入記録を塗り替える勢いとなっている、『劇場版鬼滅の刃無限列車編』の大ヒット――。「おそろいで『アナと雪の女王2』を鑑賞されるなど、映画がお好きな眞子さまと佳子さまも、ご覧になりたいと思われているのではないでしょうか」(皇室担当記者)映画は公開から39日間で興行収入259億円を突破し、歴代興行収入ランキングでは3位にランクイン。すでに累計1億部を突破している原作コミックスも、売り切れ続出している。まさに日本中が“どハマリ”している『鬼滅の刃』なのだが、実はいち早く、この作品に注目されていた女性皇族がいらっしゃる。三笠宮家の彬子女王だ。京都産業大学日本文化研究所で特別教授もお務めになっている彬子さまは今年1月29日、京都新聞に連載されているエッセイ「現代のことば」に、節分直前ということもあり《最近鬼が出てくる漫画を読んだ》とつづられていた。《人間の血肉を喰らう鬼たちから人間を守るために、主人公の男の子は鬼と戦うのだが、いつも彼は鬼が人間であったときの事情に思いを馳せ、その鬼が無事成仏するようにと願っている。人間に悪さをすることはもちろん止めなければならないけれど、鬼には鬼になった理由があり、人としての心をどこかにまだ持っていると彼は信じているのだろう》彬子さまはこのように主人公・竈門炭治郎の心情に思いを寄せていらっしゃったのだ。一説によると、皇室と鬼には切っても切れない関係があるという。「日本の鬼の交流博物館」の佐藤秀樹館長はこう話す。「平安時代の『酒呑童子』など、伝説に登場する鬼とは、天皇に歯向かった者のことであるといわれることも多いのです」「酒呑童子」は一条天皇の命を受けた源頼光が、天皇に背いた童子を討伐する物語だ。京都府福知山市にあるこの博物館には、’00年10月に上皇ご夫妻が足を運ばれている。そのとき上皇陛下はこうお尋ねになった。「外国には日本のようによいことをする鬼はいないのですか」日本には鬼瓦といった、人間に降りかかる災厄を鬼の力で追い払う風習もあることを念頭におかれてのご質問だ。漫画を読了された彬子さまは、《鬼をこの世に産みだしているのは人間》《鬼を隠れさせてしまったのもまた人間》という感想をお持ちになった。そして《節分で現れる鬼たちは、どんな事情を抱えているのだろう。そんなことを思うと、少し優しい気持ちになれるような気がする》とつづり、エッセイを締めくくられている。皇室をも席巻してとどまるところを知らない“鬼滅ブーム”の根底にあるものは、古来、日本人の中に生きてきた人間の写し鏡ともいうべき、善悪両面を併せ持つ鬼への畏怖なのかもしれない――。「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載
2020年11月25日TVアニメ「鬼滅の刃」と歌舞伎のコラボレーション企画展「TVアニメ『鬼滅の刃』×『京都南座 歌舞伎ノ舘』」が、京都・南座にて2020年11月6日(金)から11月23日(月・祝)まで開催される。京都南座で『鬼滅の刃』と歌舞伎のコラボが実現「TVアニメ『鬼滅の刃』×『京都南座 歌舞伎ノ舘』」は、2020年春に東京銀座・歌舞伎座ギャラリーにて予定していた「鬼滅の刃×歌舞伎座芝居茶屋」の内容を一部変更し、装い新たに開催するもの。歌舞伎座ギャラリーでの開催は中止になってしまったが、場所を新たに今回は、歌舞伎発祥の地・京都の四条河原のたもとに建ち、日本最古の歴史をもつ劇場「南座」で炭治郎や禰豆子ら人気キャラクターが集結する。炭治郎や禰豆子らメインキャラの歌舞伎衣装イラスト展示、“柱”も登場展示内容には、歌舞伎衣裳を身にまとった炭治郎や禰豆子たち5人と、人気キャラクターの“柱”が登場。松竹が歌舞伎の意匠を監修した、アニメ本編を制作したufotableによる炭治郎たちメインキャラクター5人の描き下ろしオリジナル歌舞伎衣裳イラストが初展示となる。また、京都南座の舞台空間・ロビーなどを「歌舞伎ノ舘」として使用し、『鬼滅の刃』の世界観に通じる、歌舞伎の世界の鬼退治「源頼光と四天王」の演目、柱たち各キャラクターそれぞれの個性に合わせた演目の衣裳展示も実施。さらにオリジナルグッズや入場者特典なども用意する。【詳細】「TVアニメ『鬼滅の刃』×『京都南座 歌舞伎ノ舘』」開催期間:2020年11月6日(金)~11月23日(月・祝)開催時間(企画展及び物販会場):・火曜日~木曜日:15:00~20:00(最終入場は19:00まで)・金曜日~日曜日、祝日:10:00~20:00(最終入場は19:00まで)※全日程数量限定の「全日日時指定制」。開催場所:京都・南座住所:京都市東山区四条大橋東詰■チケット情報・プランA 入場券 4,500円:ロビー企画展+舞台入場券+歌舞伎コラボ解説図録+コラボ特製八ッ橋・プランB 入場券 3,000円:ロビー企画展+舞台入場券+歌舞伎コラボ解説図録・プランC 入場券 2,000円:(当日券 2,200円)ロビー企画展+舞台入場券※応募状況により別途「プランD 入場券 ロビー企画展のみ(舞台入場なし)プラン」を設ける可能性有り。<チケット抽選先行>・プラン A・B・C 入場券 第一次抽選先行:10月1日(木)10:00~10月4日(日)23:59・プラン A・B・C 入場券 第二次抽選先行:10月9日(金) 10:00~10月11日(日)23:59以降のチケット発売については後日、公式HPにて案内。※3歳未満の入場は無料。※未就学児童の単独入場不可。必ず保護者同伴(18歳以上)で申し込みが必要。※歌舞伎座ギャラリーでの実施は未定※11/9(月)、11/16(月)は休館
2020年09月21日文豪・夏目漱石や、日本文化に関する随筆を多数発表してきた白洲正子さんといった著名人の趣味としても愛されてきた能楽。能楽協会によると、江戸時代初期には「能の謡を習う」ということが一般に広まっていたそうで、その繁栄ぶりは現代のカラオケ文化にも例えられるほどなのだとか。江戸時代から現代まで、長きにわたってお稽古事としても続く「能」には一体どんな魅力があるのでしょうか。今回は、お稽古ごととしての能の魅力について、プロの能楽師として忙しい毎日を送るかたわら、素人のお弟子さんの指導を行う谷本健吾さんにお話を伺いました。シテ方観世流能楽師の谷本健吾さん。シテ方とは、能のシテ(いわゆる主役のこと)を演じるほか、地謡(コーラス)、後見、大道具作成なども行う。(撮影:今村綾子)■声と身体をつかう、能のお稽古お稽古ごととしての「能」の魅力とは。(撮影:今村綾子)――まずはお稽古の内容について軽くお聞かせください。谷本さん:普段お弟子さんにお教えしているのは、能の「謡」と「仕舞」になります。「謡」では能の台本である「謡本」を使用してその詞章を謡うこと、「仕舞」では能の舞における基本的な所作(型)を学ぶことで、能の基礎的な発声と身体の使い方を身に着けていきます。――どんな方がお稽古にいらっしゃるのでしょうか。谷本さん:能の稽古というと、能をよく観る方や詳しい方が始められるとイメージされるかもしれませんが、お稽古を始める時点では「あまり能を見たことがない」という方も意外といらっしゃいます。例えば、ご家族が昔お稽古していた関係で家に謡本があったから習ってみようと思った方や、お子さんで能面が好きだからということで、始められた方など、きっかけは人によってさまざまです。年代としては10代のお子さんから、大人では20代~80代までとかなり幅広いですね。仕舞の稽古は、能の舞の基本所作(型)を学ぶことから始まる。(撮影:今村綾子)■世にも贅沢な発表会、社中会とは――「習い事」として始める以上、やはり何かしらステップアップがあるのでしょうか?谷本さん:年に1回、社中会というおさらい会を開催しています。社中会では、これまで学んできた謡や仕舞を発表していただくわけですが、ひとりで舞台に立つのではなく、「謡」の発表でも「仕舞」の発表でも、一番メインの「シテ(*1)」の部分はお弟子さんに務めていただき、まわりの"役"は、玄人能楽師がつかせていただいています。(*1)シテ……いわゆる主役のことを指す。主に亡霊や神など人間ではない超自然的なものを演じることが多く、能面を着けて演じられることが多い。――一番おいしいところは弟子がやって、しかも玄人の能楽師さんがサポートしてくださると。それは贅沢ですね。谷本さん:習っていただく以上、楽しむことももちろんですが、ご自身の成長を実感していただきたいとも思っています。素人のお弟子さんでも、本物の能舞台で、玄人の能楽師の謡を浴び、いままでの成果を発表するということは、能を習う醍醐味かもしれませんね。社中会に向けてひとつ目標が定まると、やはり目に見えてレベルアップされることがわかります。お弟子さんのそうした姿を見守れることは、教える側として大変楽しいことです。また、仕舞であれば、囃子方という楽器奏者がついて行う「舞囃子(まいばやし)」、もっと進めば、能を一番舞うこと(能の作品を一曲上演すること)もできるようになります。能を上演するときには、ご自身以外の出演者はすべて玄人の能楽師で、能面や装束も本物を着けていただくことになります。能を上演するとなると正直それなりに費用も必要になってきますので、もちろん強制ではありませんが、能を一番舞うことで初めてわかることもあることも事実です。清水の舞台から飛び降りる気持ちでいつか挑戦してみていただきたいとは思っています。■玄人として能に携わるということ――素人でも能を上演できる……なんだか遠い世界に感じられます。ところで、能楽師である谷本さんにとっては「能を演じること」は日常かと思います。普段どのようなことを考えて演じていらっしゃるのでしょうか。谷本さん:そうですね……正直能を舞うということは大変に苦しいことなんです。見ていると「ゆったりしているな」と思われるかもしれませんが、能面をかけると視野も狭く、10キロや20キロもある装束を着けて舞台の上で舞うということは、実際苦しいです。能を演じるのは決して楽なことではない。それでもなお、続ける魅力がそこにはある。(撮影:今村綾子)――苦しい……それでもなさるのは一体なぜなのでしょうか。谷本さん:それでも……私の場合はやはり幼い頃から楽屋に出入りさせていただいて。鬘や装束がずらりとならんだ楽屋の風景、そしてそれを着ける大人たちを見て、いつか自分もあれに触れてみたいという憧れがずっとあったんでしょうね。能面や装束にも触れることができるようになった今でも、銕之丞家(*2)に所蔵されている憧れの装束や能面で舞える機会があれば、やはり嬉しいと思いますし、自分の師匠や尊敬する能楽師の先生方と一緒に舞台に立たせていただければ、舞台を終えたあとに幸せな時間だったと実感することもあります。ただ、我々がやっていることは一生勉強していくことなので。1回の公演を無事に終えられたらそこで完成、ということはないですね。続ける動機は……能が好きだからの一言に尽きるのですが、やはり670年続いてきたものを後の時代に継続すると言う責任は、少なからずあると思います。家に子どもができてからは、将来子どもたちが能楽師になりたいと言ったときに、少しでも良い環境で能を続けられるようにするのも、親である自分の役割だという思いも強くなりましたね。(*2)銕之丞家…江戸時代中期に観世宗家より分家した観世銕之丞家。現在、本拠地は東京・南青山の銕仙会能楽研修所にある。舞台での谷本さん。幼い頃の憧れがあって、いまに続いている。(能『松風』、撮影:駒井壮介)――お素人さんの能の稽古は、そうした玄人の方々が歩む芸道の一端にふれるものなのかと想像しました。谷本さん:そうですね……稽古を始める前と後では、確実に能の見方や感覚は変わると思います。私たち玄人は自分の師匠に普段の稽古で褒められることはありません。独立後も、そのときの舞台であったり、自分のレベルに応じて師匠や先輩方からご注意やアドバイスをいただきます。芸の道に携わるということは、終わりのないものを追い続けることでもあるのだと思います。お弟子さんに教える際は、できる限りその方の特性を見て、それぞれに合った指導を心がけています。ひとつ基礎である所作(型)を覚えたら終わりではなく、それができてようやく手の角度であったり、微妙な感覚を伝えることができる。本人にも自分の成長を実感してもらいたいので、時には厳しめに伝えることもあります。……こういうことをお話しすると怖がられてしまいそうなので、あまり言いたくはないのですが(笑)。それでも、お弟子さん方がひとつ社中会を終えて、「もっと前に進みたい」「いつかまた能をやりたい」と研鑽を積んでいくのは嬉しいことです。わかりやすいものが優先される時代だからこそ、能のように、一歩進んでようやく次の一歩に進めるというものの魅力を、身をもって伝えていきたいと思っています。■能が新しい好奇心の扉を開いてくれる――最後に、能をご覧になったことのない方に一言いただけますか。谷本さん:能は謡と舞だけで完成するわけではなく、囃子や能面、装束などありとあらゆるものがあって成立するものです。さまざまな要素があるから難しいと思われるかもしれませんが、わからないと感じたことが新しい好奇心の扉を開くこともあります。お稽古に限らず、まずは一度お越しになっていただいて、実際に見て、体験していただければと思います。■この方にお話を伺いました谷本健吾シテ方観世流能楽師故谷本正鉦の孫。八世観世銕之亟(人間国宝)、九世観世銕之丞に師事。銕仙会所属。四歳にて初舞台。これまでに「乱」「石橋」「道成寺」「望月」等を披く。国士舘大学、明星大学にて非常勤講師を勤める。Facebook::稽古のお問合せは下記まで。公益社団法人 銕仙会内 谷本健吾TEL:03-3401-2285(平日10~17時)mail:info@tessen.org(撮影:今村綾子)■谷本健吾さんご出演の公演情報杉本博司企画・監修「Noh Climax」日本を代表する現代美術作家杉本博司氏が所蔵する能面、屏風を使用し、能を新しいかたちで演出する公演。伝統芸能にも造詣が深い杉本氏の能面コレクションと、それに対峙する10人の若手能楽師のパフォーマンスが期待される。1月27日(土)午後1時開演、午後5時開演全2回公演、東京渋谷、セルリアンタワー能楽堂にて。チケット申込みは、チケットぴあ専用ページより。成田美名子画業40周年記念「花花能」漫画『花よりも花の如く』(白泉社)の作者、成田美名子氏の画業40周年を記念した能公演。作中で主人公・憲人が演じた演目が上演される。2018年2月11日(日)午後1時開演2018年2月12日(月・祝)午後1時開演2018年2月13日(火)午後7時開演全3公演。東京銀座、GINZA SIXの観世能楽堂にて。谷本さんは13日に、源頼光と土蜘蛛の闘いを描いた能『土蜘蛛』でシテの土蜘蛛の精を務める。チケットの申し込みは銕仙会の公式HPからも可能。
2018年01月23日懐かしいメロディーとともに語られる昔話の舞台あの懐かしい主題歌と共に独特の語りで人気があった「まんが日本むかし話」。どことなくノスタルジックな感覚を呼び起こす昔話の舞台の中で、行ってみたいと思う場所をマイナビニュース会員の男性441人にアンケートをしてみました。>>女性編も見るQ.なつかしの「まんが日本むかし話」行ってみたい昔話の舞台は?1位金太郎(神奈川県金時山)16.6%2位牛若丸(京都府鞍馬山)14.7%3位羅生門の鬼(京都府羅城門跡)9.1%4位しょじょ寺の狸ばやし(千葉県木更津證誠寺)7.9%5位恐山のおどり鬼(青森県恐山)7.3%5位あの世のいり口(北海道突哨山)7.3%7位地獄めぐり(栃木県日光市若子神社)7.0%■金太郎(神奈川県金時山)・「神奈川県人の誇りの一つです」(53歳/情報・IT/技術職)・「昔話と言うより偉人の逸話みたいで,触れてみたい気がします」(63歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)・「平和そう。また金太郎がどんな姿なのか実際を見てみたい」(26歳/不動産/その他)■牛若丸(京都府鞍馬山)・「実在した人物でもあるので当時の歴史を感じてみたい」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「この時代に行って自分を鍛え直したい」(33歳/情報・IT/技術職)・「てんぐの出没スポットでもあるから」(28歳/商社・卸/事務系専門職)■羅生門の鬼(京都府羅城門跡)・「自分が好きな、芥川龍之介の小説でも題材になっているところだから」(31歳/学校・教育関連/専門職)・「なんかちょっと怖い場所でもあるし、今でも何かが起こりそう」(30歳/金融・証券/専門職)・「黒澤明の映画にもなったので」(54歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)■しょじょ寺の狸ばやし(千葉県木更津證誠寺)・「タヌキの踊る姿、見てみたいですよね」(43歳/電機/事務系専門職)・「狸ばやしを聞いてみたい」(50歳/医薬品・化粧品/技術職)・「これは歌もあって、有名ですよね。一度行ってみたいです」(45歳/建設・土木/技術職)■恐山のおどり鬼(青森県恐山)・「小さい時は怖かったけど今は怖いもの見たさで興味がある」(29歳/運輸・倉庫/技術職)・「恐山自体が神秘的な気がするから行ってみたい」(38歳/その他)・「恐山は、あの世の雰囲気が味わえそうだから」(34歳/運輸・倉庫/その他)■あの世のいり口(北海道突哨山)・「あの世の入り口がどんなものか見てみたいと思うから」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「トラウマになっている」(34歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)・「森や山は異界という気分が味わえそうなので」(27歳/学生/その他)■地獄めぐり(栃木県日光市若子神社)・「地獄はどんなところか気になる」(25歳/自動車関連/営業職)・「怖いけど、興味がある。お化け屋敷感覚」(28歳/建設・土木/技術職)・「地獄ツアーに行ってみたい」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)■番外編:実際行ってみた。地元からの情報も。・マヨヒガ(岩手県遠野市マヨヒガの森)「実際に「遠野物語」でここだと言われている場所を探してみたが山深くてたどり着けなかった」(43歳/マスコミ・広告/経営・コンサルタント系)・ねこ岳の怪(熊本県阿蘇山根子岳)「地元の有名な迷い山だから。よくこの山で迷って遭難する人がいるらしい」(29歳/食品・飲料/その他)総評輝ける1位は「金太郎(神奈川県金時山)」です。アニメの他、童謡や絵本などにもなっている知名度と、神奈川県という人口の多い県に存在するということが多くの人の記憶に残った要因だと考えられます。2位は「牛若丸(京都府鞍馬山)」となりました。日本の歴史に登場する「源義経」の幼少のころの物語で、天狗に武芸を習った逸話です。「判官びいき」の語源となったことでも知られる義経は日本人が好きなキャラクター。源平の戦いという歴史の知識に関連して記憶している人が多いようです。3位は「羅生門の鬼」。渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門の鬼の腕を切るという物語です。京都という日本を代表する観光地にあるということと、小説や映画の舞台になったということも上位ランキングした要因です。4位は「しょじょ寺の狸ばやし(千葉県木更津證誠寺)」。タヌキが踊るほのぼのとした物語が見る人の心に残ったようです。5位は同率で「恐山のおどり鬼(青森県恐山)」と「あの世のいり口(北海道突哨山)」が並びました。さらに0.3ポイント差で「地獄めぐり(栃木県日光市若子神社)」。昔話は意外と「怖い物語」が多いのです。「怖いもの見たさ」を刺激した物語が並びました。番外は、実際行ってみたと言う人や、昔話の舞台となった地元の回答者の意見です。「なかなかたどり着けない」場所もあるようです。それが神秘的な物語が生まれた背景なのかもしれません。ランキング下位は「地域の伝承」、1位~3位の上位は「歴史上の人物の活躍譚」であることが特徴です。金太郎は「坂田金時(さかたのきんとき・源頼光の家来)、牛若丸は「源義経」、羅生門の鬼の腕を斬ったのは「渡辺綱(源頼光の家来)」となります。ヒーローが活躍する物語が心に残り、その場所に行ってみたいと考えるのは、観光したいという気持ちとともに、ヒーローへのあこがれがあるのかもしれません。ちなみに、金太郎と渡辺綱は源頼光四天王、つまり職場の同僚ですね。(文・OFFICE-SANGA秋田茂人)調査時期:2012年12月14日~2012年12月19日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性441名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】一緒に旅に出たい戦国武将ランキング【男性編】日本の歴史の中で一番好きな時代【男性編】今の日本をつくったといえる幕末の偉人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2013年01月23日広島県広島市の広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)武道場で、「2013新春神楽」が行われる。開催日は2013年1月2日(水)、3日(木)の2日間。時間は開場10:00、開演11:00、終了16:30の予定。入場料は前売り券2,500円、当日券3,000円、小中学生500円、未就学児無料となっている。演目を一部紹介すると、2日(水)は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の物語を宮乃木神楽団が演じる「伊吹山」。吉田神楽団が演じるのは、平将門の娘が亡き父の無念を晴らそうとする「滝夜叉姫」。琴庄神楽団からは「羅生門」が披露される。3日(木)の演目は、天照大神の物語を大都神楽団が演じる「天の岩戸」、今吉田神楽団が演じるのは土蜘蛛と源頼光の戦いの物語「葛城山」、平家滅亡の物語「壇ノ浦」、そのほか。イベント詳細は広島観光ナビで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月14日歌舞伎俳優・市川猿之助が四代目を襲名後、東京・明治座に初登場する舞台『十一月花形歌舞伎』が11月3日に開幕した。明治座『十一月花形歌舞伎』チケット情報明治座は、1993年に再開場した際、当時の三代目猿之助(現市川猿翁)の宙乗り用に天井にレールが取り付けられた、猿之助縁の劇場。その劇場に襲名後、初めて立つ猿之助は「三代目の伯父(猿翁)は、明治座でたくさんの復活通し狂言を初演してきました。その様子をずっと見て来ましたから、明治座は私にとっても非常に思い出深い劇場です。今回は明治座の特別な宙乗り機構も駆使して、大仕掛けあり、早替りありの澤瀉屋(おもだかや=猿之助の屋号)らしいスケール感あふれる演目で臨みます。伯父が創り上げた“四十八撰”があるからこそ、それを受け継ぎ練り直すことができる。これは非常に有り難いことだと思っています。新たな“猿之助歌舞伎”の始まりとして、まずはこの1か月、お客様に喜んでいただける舞台になるよう精一杯つとめさせていただきます」とコメントを寄せた。猿之助は、昼の部の変化舞踊『蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)』で、童や薬売りなどさまざまな役に六変化する。めまぐるしく変わる役を早替わりでみせるのが最初のみどころ。その後、女郎蜘蛛の精が本性を現す場面では、対峙する源頼光たちとの立廻り、そして蜘蛛の糸が舞台いっぱいに放たれる圧巻のクライマックスと観客を楽しませる工夫が随所にある。また夜の部では、通し狂言『天竺徳兵衛新噺(てんじくとくべえいまようばなし)』で日本転覆を目論む異国帰りの天竺徳兵衛を演じる。奇抜な発想と斬新な仕掛けでみせる本作は、蝦蟇(がま)の妖術を駆使して徳兵衛が活躍する物語に、歌舞伎の怪談話でおなじみの小幡小平次の幽霊譚を織り交ぜた大胆な展開で、早替りや葛籠抜けの宙乗りがみどころ。澤瀉屋が得意とするケレン味あふれる演出が堪能できる。公演は11月27日(火)まで、明治座にて上演。チケットは一部を除き発売中。
2012年11月06日