40代になり、いろいろと体の不調を感じるように。そんなある日、突然肩に激痛が走りました。腕は上がるのですが、電気が走ったような痛みで、一瞬息をするのも苦しいくらいです。痛む前の記憶をたどっても、けがをしたとは考えられず、でも痛い……。腕を動かすことはできるのでそのままにしていましたが、次第に四十肩ではないかと思うようになり、病院に行ったときのことをお話しします。★関連記事:突然、左手が上がらないように…つらい肩の痛みが改善した方法は【体験談】40代は不調の連続40代に入り、三叉神経痛(顔面神経痛)・腎盂腎炎と、経験をしたことのない病気になることが増えました。これまで健康だと思い、体を大切にしなかったせいかな? と反省し、治療をしています。病気になったことで本当に健康第一だと痛感しています。きっと40代になるといろいろ不調を感じることが増えるのかな? そのうち四十肩や五十肩にもなるのかもね? と家族と談笑をしていた数日後、冗談かと思いましたが左肩に痛みを感じました。腕を上げようとすると、電気が走ったような痛みが走り、思うように腕が上げられません。「本当に四十肩? いや違うのか?」。けがをするようなことはしていないので四十肩なのかなと思いましたが、時々激痛があるものの、生活に不自由を感じないので、しばらく様子を見ることにしました。四十肩? 疑問を感じるようになる1週間ほど様子を見ていましたが、痛みは軽くなることはなく、電気の走ったような痛みを感じる頻度が増えたような気がしました。痛いのは一瞬、あとはちょっとした違和感がありましたが、日常生活に不便がないので、病院に行かなくても次第に落ち着いてくるだろうと素人判断をしていました。しかし、1週間、10日と経過していくと、痛みの出方は変わりがないのですが、痛みを感じるの回数が増えて、痛さのあまり息ができなくなるような瞬間も時々ありました。なんとなく四十肩ではないかもしれない、このまま自然に治ることは無理かもしれないと感じ始めたのです。四十肩でなくても、違った病気の可能性もある。そう思い、まずは病院へ行くことにしました。驚きの激痛の原因とは?病院で事情を話し、X線検査を受けました。私はきっと画像には何も映らず、四十肩だろうと言われるだけなんだろうなと思っていましたが、診察室で結果を見て驚いてしまいました。なんと、わかるかわからないか程度ですが、腕の骨にヒビが入っていました。痛いわけです。思い当たることがまったくありませんが、実際にヒビが入っているので、何かにぶつかったりしてけがをしたようです。肩を固定をすることや、治療をするまでではないので、湿布と痛み止めを処方され、1週間後に再び診察をすることになりました。原因がわかり、四十肩ではなかったものの、しばらくは痛みと付き合っていくことになるようです。自己判断でそのまま放置していたら、痛みがひどくなる可能性があったので、ちょっと遅かったかもしれませんが病院へ行ってよかったと思います。まとめ40代以降、不調が日常茶飯事だったので、自己判断で大丈夫と思った場合に病院に行かないこともよくありました。今回は腕の骨にヒビが入っていたにもかかわらず四十肩だと思い、「時間がたたないと治らないし、病院へ行っても無駄ではないか」放置をしてしまいました。年代は関係なく、小さな不調でも病院へ行くことはとても大切ですが、40代以降で体の変化が増えてくるようになったのであれば、さらに気を付ける必要があるなと思っています。今は通院もなく、ヒビも治りました。今度同じような痛みがあったときは大したことがない、病院でも良くならない、などと思わずすぐに病院に行くようにします。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/塩り著者/サトミオリ(45歳)小学生男子2人に振り回されながら毎日大騒ぎの育児。子どもたちに振り回されているせいか、年齢のせいなのか、次々と体の不調が出てきている。一つずつ完治をさせながらも、年になったなぁと凹んだりしていている。
2023年08月22日ぶつけた覚えがないのに内出血ができているということはありませんか?気付かないうちにぶつけていることもあるかもしれませんが、病気のサインであることも。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Hさんの場合……特発性血小板減少性紫斑病に罹りました。4年ほど前、足に内出血がよくできていました。最初は指先ほどの大きさの内出血。覚えていないだけでどこかにぶつけたのだと思っていました。しかし、ある日直径5cm大の内出血が。さすがにこの大きさの内出血ができるほどの勢いでぶつけたら覚えているはずなのにおかしいな?と思いました。長年生理関係にはトラブルがなく、生理痛も軽くPMSや排卵痛もなく30代まで来たのですが、足の内出血に気づいた少し後から出血量が多くなったように思い始め……。ある生理中に座っていられないほどの寒気と吐き気、下腹部の痛みに襲われ、怖くなって即日産婦人科を受診。その際、内診台での検査で足の内出血に気づいた看護師さんに「足どうしたの?ぶつけた?」と尋ねられ、「ぶつけた覚えがないのに最近やたら足に内出血できるんですよね」と返答。「じゃあついでだから血液検査していく?」と言われたのでお願いしたところ、血小板の数値が低すぎるからすぐに血液内科を受診しなさいと紹介状を出されました。産婦人科を後にしたその足で紹介された血液内科を受診し、再度血液検査。特発性血小板減少性紫斑病と判明しました。どんな治療を受けましたか?ステロイド内服薬の投与で一時的に血小板の数値は上がりましたが、減薬とともにまた数値が下がってきてしまい継続的な効果が見られなかったため、その後点滴によるリツキシマブの投与を行いました。投与後、ステロイドは徐々に減薬し最終的に服用をやめましたが、そのまま血小板の数値は正常値内を保っています。伝えたいことは?足に内出血ができるのは、気が付かないうちにどこかにぶつけているのだと思いました。歯ぐきから出血するのは、歯周病が原因だと。通常の定期健康診断には血小板数値の項目がなく、たまたま産婦人科で血液検査をするまでまったく気が付きませんでした。また、病気が判明する4年ほど前に受けた妊娠中の血液検査では、血小板数値に異常はなく、いつから何がきっかけで発症したのかまったくわかりません。もしこの症状に心当たりがありましたら、一度内科で詳細な血液検査を受けてみてください。違和感があるときは早めに専門家へ足の内出血がきっかけで血液検査をした結果、特発性血小板減少性紫斑病と衝撃の病気が判明したHさん。体の異変を感じたら、早めに専門家に相談することが大切です。皆さんも、違和感を覚えたら専門家へ受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月17日生理は毎月安定していると安心ですが、ときには急な出血に驚いてしまう方もいるでしょう。何か病気なのではないかと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Rさんの場合……私の場合は、カンジダ、ストレス性の不正出血でした。20歳の頃、なんの前触れもなく赤黒い出血がありました。初めは、色はおかしいけれど生理だと思っていました。けれど、2週間経っても出血は止まらず、病院に行くと中が炎症を起こしていて出血しているとのこと。そして、免疫が落ちているようでカンジダにもなっていると言われました。どんな治療を受けましたか?内部を洗浄し、薬を服用しました。それから、カンジダを悪化させないために、定期的に病院へ通い処置をしてもらいました。私の場合は、洗浄してもらい不正出血は止まりましたが、それから何度も繰り返すようになりました。その度に病院に行くのですが、そのとき思ったことは異変があったら、たいしたことがないと思っても、すぐ病院に行ったほうがいいということです。放っておくと、悪化することはあっても良くなることはありません。世の女性陣へ伝えたいことは?不正出血は痛みがなければ、たいしたことないと思って放置してしまう方が多いと思います。私はたまたま早めに行ったのでこの程度で済みましたが、放置するとカンジダだけではすまないと先生に言われました。痛みがないからと甘く考えず、気になったら病院で検査をしてもらった方がいいと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。違和感を覚えたときは婦人科へ不正出血は、カンジダとストレスによるものだったというRさん。Rさんは内部の洗浄と薬の服用で出血とカンジダは治ったようですね。皆さんも、「たいしたことない」と思わずに、少しでもいつもと違うと感じることがあったら、早めに婦人科で医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月14日皆さんは生理痛に悩んだ経験はありますか?なかには、下腹部に激痛を感じた方もいるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Mさんの場合……20代後半に子宮腺筋症と診断されました。生理痛がとても酷く、生理のたびに市販の鎮痛剤を服用していました。生理痛には個人差がありますが「年齢と共に体質も変わるはず……」と思って、あまり深刻に考えていませんでした。しかし、性交時にたびたび下腹部に激痛が走るようになり、もがくような痛みが5分ほど続くこともあったため、不安になって婦人科を受診。そこで子宮腺筋症だと判明しました。どんな治療を受けましたか?進行を遅らせる薬を毎日服用しました。担当医から「妊娠を希望しているのであれば、子宮腺筋症や子宮内膜症は妊娠すると治る」と言われ、ちょうど妊娠を希望していたため妊活を始めました。世の女性陣へ伝えたいことは?生理痛が重い方は「ただの生理痛」と決めつけず、一度婦人科を受診することを心からおすすめします。婦人科は敬遠しがちですが、女医さんのみの婦人科もあるため安心です。私は男性医師に抵抗があったため、スタッフも医師も全員女性の婦人科を探しました。また、昨今は“婦人科”ではなく“レディースクリニック”という名前の病院も多くなってきているので、個人的にはハードルが低くなったように感じます。「子宮腺筋症を患っていると、妊娠しにくい」と担当医に言われて落ち込みましたが、それから無事に妊娠することができました。あのとき受診していて本当に良かったと思っています。読者の感想は……『性行痛って少し心配になりますね。とにかく受診ですね。』『生理痛はあなどれないということですよね』『ただの生理痛と決めつけないでしっかりと検査をしに行かないといけないと思いました。』など、さまざまなコメントが集まりました。手遅れになる前に婦人科へ……酷い生理痛と性交痛に不安を感じて婦人科を受診したというMさん。婦人科系のトラブルは不妊症の原因にもなり得るため、異変を感じたときは早めに婦人科を受診すると良いかもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月05日レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を終え、無事に退院。退院から3週間経つころには、体調も傷の痛みもだいぶよくなっていました。術後の経過も問題なく……。 始まりは衝撃的だったけど手術を担当した川口先生(仮名)の術後検診も問題なく、病理検査の結果も良性だったことで、レイラさんはホッと胸を撫でおろしました。そして……。 医師から「診察はこれで終わりでいいと思います」と、終了宣言を受けたレイラさん。卵巣嚢腫が見つかってから手術まで怒涛の日々を過ごされただけに、「あっさりした終わりだ」とも感じたそうです。とはいえ、何事もなく、あっさり終わるのが一番なのかもしれません。 卵巣嚢腫は自覚症状がないことがほとんど。レイラさんの場合も、自覚症状はなく健康診断の際に見つかりました。そして、実はレイラさんの場合、オプションで婦人科検診を追加し発見に至った、とのこと。レイラさんはこの経験を通して「健康は偉大であること、自由に動ける、やりたいことができることのすばらしさ」を改めて実感されたと、このマンガを描き終えたあとにつづられています。「検査してみようかな」「医師に相談してみようかな」という、ちょっとした心がけが、自分の健康につながるということを実感させられる体験談でしたね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年08月04日レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を終え、無事に退院。退院から3週間経つころには、体調もだいぶ戻り、傷の痛みもよくなっていました。 診察にちょっぴり不安うつ伏せはまだちょっとつらいというのはあれど、レイラさんの中でもたしかに回復を感じていました。そして、この日は退院後初めての受診となり……。 術後、初めての受診。手術を担当してくれた川口先生(仮名)とも4週間ぶりの再会です。内診をしてもらい、術後の経過は問題なく、摘出した腫瘍の病理検査の結果も良性とのことでレイラさんはひと安心。ムーンカレンダーで紹介してきた卵巣嚢腫の手術を受けた体験談でも、この病理検査の結果を聞くまでは不安があったと言う方が多く、レイラさんも「万が一悪性だったら……」と不安もあったとのことで、医師の言葉にホッと胸をなでおろされたようですよ。 そしてこの際、摘出した腫瘍を改めて目にすることとなったレイラさん。手術時は麻酔の影響もありぼやける視界の中「なんとなく見た」程度で、その見た目に驚き。水分が抜けてシワシワになった腫瘍は「湯葉のよう」に見えたそうです。摘出後の腫瘍について画像を検索するのはちょっぴり勇気が必要かもしれませんが、「湯葉のよう」だと考えるとイメージしやすいかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年08月02日【傍卵巣嚢腫で腹腔鏡手術をした話 第27話】レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を終え、無事に退院。普段の生活に体を慣らしていました。 我慢が爆発?退院して数日が経ち、おなかの傷に貼られた保護テープも外れたころ。レイラさんの中では「ある欲求」が爆発しそうになっていました。 レイラさんは万が一のことを考え、入院1カ月前から退院したこのときまで外出を控えていました。しかし体調も戻ってきた今、「出かけたい欲」が爆発。無理をしない程度で近場ならと友人に連絡をし、友人とのお茶を楽しんだそうです。久しぶりの友人との時間は、レイラさんにとってとてもいい気分転換になったことと思います。 その後、退院2週間が過ぎたころには、排卵期に出るおりものを確認。手術を経たからこそ、しっかり自分の体が働いていることを実感すると、ちょっとジーンとしてしまう場面でもありますよね。退院3週間が過ぎたころにはおなかの痛みはだいぶ和らいでいたとのことですが、うつ伏せだけはまだちょっとつらかったよう。おなかの傷が痛んでしまい、ちょっぴり後悔されたレイラさんなのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年08月01日皆さんは不正出血を経験したことはありますか?いつもの生理と違う状態になったとしたら不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……子宮頸管ポリープと診断されたことがあります。高校を卒業して1年後くらいに不正出血がありました。おりものに少量混じるくらいだったので、最初は生理の残りかなと軽く思っていましたが、それが数日ずっと続いていたので念のため産婦人科で診てもらいました。どんな治療を受けましたか?通常は外来で取ることが可能なのですが、2cmくらいと大きいものだったので、取った後の出血の心配や、痛みの心配があり全身麻酔で子宮鏡を使った手術で摘出しました。ポリープを発見した病院では大き過ぎて手術できないとのことで、子宮鏡での手術をしてくれる病院を紹介してもらいました。世の女性陣へ伝えたいことは?私は手術が必要でしたが、早期発見は大事だと思います。「いつもと違うな」と感じることがあれば、婦人科に行くことをおすすめします。何もなければそれはそれで良いのですから。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。読者の感想は……『高校生で不正出血の違和感に気づき受診できる勇気がすごいです。』(32歳/会社員)『おりものの変化は比較的分かりやすい分、異常があったらすぐ受診してもらった方が良いという事が分かりました。油断大敵ですね。』(35歳/会社員)『「早期発見」が大事なことなので婦人科には定期的に検査したほうがいいと思いました。』(25歳/会社員)『私も、時々出血するのが気になっていた頃があり、健診でポリープだと言われました。やはり健診の必要性、重要性を感じさせられます。』(47歳/主婦)など、さまざまなコメントが寄せられました。違和感に気づいて早期発見を数日間続いた不正出血は、子宮頸管ポリープが原因だったというDさん。もし生理時や前後で違和感がある場合には、婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月01日レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を終え、無事に退院。帰宅し改めて「自宅の安心感」を覚えていました。 おへそが…真っ黒!?入院生活の名残も感じながら、レイラさんは少しずつ「これまでの生活」に体を慣らしていくことに。つらい痛みではなくなったものの、まだまだ本調子ではなさそうです。 退院から日が経ち、「体は大丈夫そうかな」と思いつつも、体を動かすと若干の気持ち悪さも覚えたと言うレイラさん。体は正直。まだまだ無理は禁物、ということですね。 そしてレイラさんが衝撃だったと言うのが、おへその傷。術後から貼られていた保護テープがはがれるとなんとそこには真っ黒なおへそが。そして次の日、スポーンとおへその形をした血の塊が出てきたそうです! レイラさんがおこなった腹腔鏡手術の場合、おへそに穴をあけて器具を挿入することが多いため、おへそに傷ができますが、塊が出てくるとは……たしかにビックリしてしまうかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年07月31日レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を終え、無事に退院。自宅へ帰宅し、愛犬・琥珀くんとのうれしくも痛い(!?)再会を経て……。 驚きもあれば、うれしい発見も?琥珀くんから愛情あるキックをおなかにお見舞いされながらも、レイラさんは「自宅で過ごす安心感」に浸っていました。そんなとき、ある「音」が聞こえて――? 嬉い→嬉しい 退院後2日目までは、自宅でも心電図のモニターが鳴る「ピコーン、ピコーン」という音が聞こえるような感覚があったと言うレイラさん。レイラさんの場合、入院中に心電図モニターからアラームが鳴り続けていたということもあって、より耳に残り続けてしまったかもしれませんね。 ほかにも、入院時は早寝早起き、栄養バランスの整った食事……と、規則正しい生活を送っていたためか、肌の調子がよくなったと感じたり、朝5時になると自然と目が覚めたりと、入院時の影響を身をもって感じることも多かったそう。規則正しい入院生活で体がリセットされる……というのもある意味、入院「あるある」でしょうか。共感できる!という方はいらっしゃいますか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年07月30日生理周期が長く、生理を待つことも多かった私。しかし、生理予定日は先にかかわらず思わぬタイミングで出血が。不正出血に気が動転してしまい、病気かもしれないという気持ちが消えず、インターネットで調べても不安は増すばかり。ひとりで悩んでも解決しないと思った私はレディースクリニックを受診することにしました。 突然の出血にビックリ私は普段の生理周期が35日前後と長めで、遅れることはあっても生理が早まることはほとんどありません。生理痛のような腹痛や体のだるさを感じると「そろそろ生理かな?」と思うのですが、実際に生理がくるまでは数日かかります。生理前の症状はつらいものの、事前に生理のタイミングがわかるので心の準備ができていました。 しかしある日、トイレにいくと何の前ぶれもなくドロッとした血のかたまりが出てきたのです。生理予定日も1週間以上あとで、生理前の症状も特にありませんでした。出血はその日から翌日だけでしたが、「不正出血かもしれない……」という思いが脳内をめぐっていました。 不安は消えず…私がとった行動一度不安になるとなかなか落ち着かず、スマホで「不正出血」と調べるとがんや重い病気かもしれないという情報が。デリケートな悩みなので、人に話すのも抵抗がありました。ただ、ちょうど結婚を間近に控えていた時期だったので、子宮に病気が見つかればパートナーにも打ち明けなければいけません。 そして「こんなことで受診してもいいのだろうか?」とは感じつつも、不安を取り除きたいと思った私は、レディースクリニックを受診することに決めました。 すると、受診したクリニックでは医師が丁寧に話を聞いてくれて……。 結果は問題なし! 受診して思ったこと内診や細胞の検査をひと通り受けましたが、結果は異常なし。出血の理由を医師に聞くと「子宮の壁がつくられる過程で、一部がはがれたのではないか」と言われました。 その後は通常通りの周期通り生理がきて、今も問題なく過ごしています。「こんなことで……」と受診する際は思っていましたが、モヤモヤした気持ちのまま過ごすより、思い切って受診してみてよかったと思っています。 今はインターネットが普及したことで誰でもいろいろな情報を得ることができますが、自分の体の場合、すべて当てはまるとは限りません。ネットの情報は参考にしながらも、不安になった際は「こんなことで……」と思わず、専門家に相談するということが大事なのだと感じました。私の場合は、専門家に相談したことで、気持ちがとてもラクになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/柏あかり作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年07月23日産婦人科で「卵巣嚢腫」と診断されたトエダさん。経過観察で半年が経ったある日、腹部を猛烈な痛みが襲い、腫瘍のある片側の卵巣を摘出する手術を受けることに。手術は無事に終わり、退院日を迎えてーー。 無理は禁物!術後3日目を迎え、トエダさんは退院することに。退院日とその翌日は家でゆっくり過ごしていました。しかし、退院して3日目。トエダさんは動くとまだ体が痛い中、申し込みをしていた息子の参加型保育に行ってしまい……。 手術を無事に終え、迎えた退院日。夫と子どもたちが迎えにきてくれて、トエダさんは病院をあとにしました。術後から悩まされていたおなかの痛みも徐々に治まり、退院したこの日と翌日は家でゆっくり過ごしたそうです。 しかし、術後5日目(退院して3日目)、トエダさんは申し込みをしていた息子の参加型保育へ行くことに。動くとまだ体が痛む状態にもかかわらず頑張りすぎてしまい、ひどい頭痛と腹痛に襲われ、さらに下からの出血もあり具合が悪くなってしまったのです。術後は絶対に無理をしてはいけない……と強く感じたと言います。 それから1年が経ったころ、トエダさんは妊娠をし3人目のお子さんが誕生しました。トエダさんのように腫瘍のある卵巣を1つ摘出しても、残り1つの卵巣が機能を果たすため、生理もくるし妊娠することも可能です。 普段看護師として働くトエダさんは、卵巣嚢腫で入院と手術をした今回の経験をこれからの看護に活かせるようにしたいと言います。そして、しみじみと健康は大事だと感じたそうです。卵巣嚢腫などの婦人科疾患は、初期段階では無症状が多く症状が悪化してから気づく場合がほとんど。早期発見ができるよう、定期的に検診を受けることが大切ですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 看護師トエダさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 看護師トエダ
2023年07月19日産婦人科で「卵巣嚢腫」と診断されたトエダさん。経過観察で半年が経ったある日、腹部を猛烈な痛みが襲い、腫瘍のある片側の卵巣を摘出する手術を受けることに。手術は無事に終わり、術後2日目を迎えます。 人体って不思議…手術を無事に終え、術後2日目を迎えたこの日、トエダさんは診察を受けることに。創部の消毒と内診をしてもらうと、傷もエコーの結果も問題なかったそう。医師から「手術中の動画を見ますか?」と聞かれ、興味津々で見てみると……?! 術後2日目の朝、トエダさんはシャワーを浴びることに。看護師さんから「傷口を保護しているテープを剝がしても良いよ」と言われていたので、剥がしてみると……おへそに2cm弱と下腹部に1cm弱の創部が計3つあったそうです。トエダさんの腫瘍は7cmと言われていたため、こんな小さな穴からどうやって腫瘍を摘出したのだろうと不思議に思ったと言います。 その後、トエダさんは創部の消毒と内診を受け、診察の結果、問題はありませんでした。すると、医師から「手術中の動画を見ますか?」と聞かれます。看護師であるトエダさんは、興味津々で「ぜひ!」と言い、手術動画だけでなく切除した嚢腫の中身も見ることに。 トエダさんが見た嚢腫には、なんと歯と髪の毛がごっそりとついていたのです……。このような髪の毛や歯、骨などが含まれている腫瘍は、卵巣嚢腫の一種である「皮様嚢腫(ひようのうしゅ)」と呼ばれます。若年の女性に多く、良性である場合がほとんどです。 診察を終えたトエダさんは、気分転換のため病院の外へ。少し歩いてみたところ、手術をしたおなかにまだ痛みはあったものの風が心地よく、ふと生きてて良かったなと思ったそうです。トエダさんが感じたように、心身ともに健康でいられるという保証はないのかもしれません。だからこそ1日1日がより大切なものになりそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 看護師トエダさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 看護師トエダ
2023年07月18日レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、無事に摘出手術を終え、術後3日目。腹腔鏡手術の影響で肩の痛みなどはありましたが、レイラさん自身も少しずつ回復していることを実感していました。 退院前の検診。医師から言われたことは?術後3日目には、退院前の検診もありました。術後の状態は? 手術を担当した川口先生(仮名)の診察があったこの日、特に異常はなく、術後の状態も良好なようでした。血液検査で異常がなければ通常通り退院できるとのこと。退院後は、1カ月後に再度受診することとなりました。レイラさんとしては「1週間後とかだと思ってた」とのことですが、退院後の術後検診は、病院によっても異なるようですね。 そして、この診察の際にレイラさんは退院後の過ごし方など、医師に確認しておきたいことがあったそうですが……バタバタと忙しそうな様子の医師に、質問をすることができなかったと言います。忙しそうな姿を目にしてしまうと「聞いてもいいのかな」と言い出せない気持ち、とても共感できてしまいます。診察の際に聞けずとも、看護師さんから医師に確認してもらえる場合もあるので、不安なことはクリアにしておくと安心ですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年07月17日産婦人科で「卵巣嚢腫」と診断されたトエダさん。経過観察で半年が経ったある日、腹部を猛烈な痛みが襲い、腫瘍のある片側の卵巣を摘出する手術を受けることに。手術は無事に終わったものの、術後の痛みがひどく眠れない夜を過ごして……。 こんなに痛いなんて…無事に手術を終えたトエダさん。術後の体の痛みがひどく、眠れなかったそう。術後1日目の朝を迎えたのですがーー。 ※胃切→胃切除術の略。胃の一部もしくは胃全体を切断し取り除く手術的治療法のこと。※腸切→腸切除術の略。小腸または大腸から腸の一部を切除する外科手術のこと。※心外→心臓外科の略。※カイザー(帝王切開)→母体の開腹手術により胎児を取り出す出産法。 術後1日目の朝、看護師さんが身の回りの世話をしにトエダさんのもとへ。看護師さんは痛み止めの坐薬を入れてくれたり、手術中に入れた尿管を抜いてくれたり、体を温かいタオルで拭き着替えを手伝ってくれたりしました。 トエダさんはこの日、手術をした部分の傷やおなかの中が痛かったそう。痛み止めの薬を使ってもなお続く術後の痛さが、想像以上で焦ったと言います。また、術後に初めて歩くときは転倒リスクが高いため看護師さんを呼ぶことに。ふらつくこともなく歩けましたが、手術をしたおなかが痛くて前傾姿勢になってしまったそうです。 その後は、病院の食堂でなるべく座って過ごしていたトエダさん。夜には家族が面会にきてくれたそうで、しみじみとうれしさを感じたと言います。普段看護師として働いているトエダさんは、今回の手術で想像以上の術後の痛みを経験したことから、術後の患者さんにはより一層寄り添いたいと思ったそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 看護師トエダさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 看護師トエダ
2023年07月17日ホルモンバランスの乱れなどにより、不正出血を経験したことがある方も多いのでは?なかには、不正出血がきっかけで病気が判明した方もいるようです。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Bさんの場合……Bさんが気づいたきっかけは、不正出血だったそうです。初めはそれほど気に留めていませんでしたが、頻度と量が増えていくにつれて恐怖を感じ、婦人科を受診。そこで、子宮頸がん一歩手前の高度異形成という診断を受けることになったのです。どんな治療を受けましたか?経過観察も選択肢にはあったものの、早まった進行やがんへの発展、転移の可能性を考慮し、手術を勧められたそうです。手術は子宮頸部円錐切除という方法で、子宮の入口周囲を切除するもの。全身麻酔で痛みを感じず、意識が飛ぶため記憶も残らないということです。世の女性陣へ伝えたいことは?子宮頸がんは、健康診断の婦人科検診で早期に発見が可能な病気です。しかしBさんの場合、新型コロナウイルス感染症の影響で健康診断の日程が延び、その間に病状が進行してしまったそうです。早期発見の場合、経過観察から始まり、進行しないケースもあるとのこと。もし何か異常を感じたら、慌てず病院へ行くことをおすすめしています。違和感があるときは早めに婦人科へ不正出血の量と頻度が増えたのは、子宮頸がん一歩手前の高度異形成が原因だったというBさん。体に何か違和感がある時は、早期発見のためにも婦人科に足を運ぶことが大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月11日産婦人科で「卵巣嚢腫」と診断されたトエダさん。経過観察で半年が経ったある日、腹部を猛烈な痛みが襲い、医師に相談した結果手術をすることに。腫瘍のある片側の卵巣を摘出する手術は無事に終わったのですがーー。全体的に痛いです。卵巣嚢腫を取る手術を無事に終えたトエダさん。看護師さんに「手術もう終わったんですか……?」と尋ねてしまうくらい、麻酔の効果で手術の記憶はまるでなかったと言います。病室に戻ると、夫と子どもたちが面会にきてくれたのですが……。 トエダさんの手術は無事に終わり、病室に戻ることに。夫と子どもたちが面会にきてくれましたが、術後の体の痛みがひどく「もう帰って大丈夫だよ……」と話す気力もない様子。トエダさんは、看護師さんに痛み止めの注射を打ってもらい、眠りにつきました。 それから数時間後、痛み止めの効果が切れて目を覚ましたトエダさん。手術をした部分であるおなかが痛すぎて、咳をすることも笑うこともできず、眠れない夜を過ごしたそうです。 手術にかかった時間は2時間弱ほど。しかし、トエダさんは手術室に入ったあと、次に気がついたときにはもう病室に戻るベッドの上だったと言います。全身麻酔の効果が遺憾なく発揮されたみたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 看護師トエダさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 看護師トエダ
2023年07月11日生理のときに体に違和感を覚えて婦人科を受診したところ、左卵巣に7.5cmのチョコレート嚢胞ができているとわかり、手術で切除することになったわみださん。入院2日目に無事手術が終わり、術後の経過も良好。予定通り、入院5日目での退院が決まって……。 退院初日、ネコのジャンプで悶絶!術後の経過も良く、当初の予定通り、入院5日目に退院となったわみださん。リハビリのため、病院を出たあとは夫と一緒に20分ほど歩いて自宅まで帰ったのですが、さすがに全調子とはいえず、家に辿り着いたあとにベッドでダウンしてしまって……。 ※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。 退院初日、気分が悪くなってベッドで寝ていたわみださんのおなかに、ネコのジャンプが炸裂! 腹腔鏡手術で傷は浅いとはいえ、もちろんまだ傷は痛むわけで、クリーンヒットしたと考えるとかなり痛そうですね……。 退院2日目、しばらく仕事の休みを取っているわみださんは、マンション共用部の階段で自主的にリハビリをします。ただ、休憩時にはめまいや気持ち悪さが襲ってきて、メンタルもしんどくなってしまったそう。さらに、医師から言われた「卵巣は残りますが、妊娠するための力は弱くなります」という言葉が、ようやく実感として湧いてきて……。この日は心身ともにとてもつらい1日だったそうです。 しかし、翌日の退院3日目は、前日と打って変わって明るい気分で過ごせたわみださん。一昨日よりも昨日、昨日よりも今日のほうがラクに歩けるようになってきて、近所をルンルン気分でお散歩します。とはいえ、おなかには軽い生理痛くらいの痛みが残っていて、休憩時に腰を下ろすと、どうしてもまだめまいや気持ち悪さに襲われます。 後日の定期診察時に判明するのですが、わみださんの主治医によると、めまいは手術時の麻酔の副作用なのだとか。あと数日のうちにおさまるらしく、つらいとは思いますが、もうしばらくは耐えるしかなさそうです。 監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター わみだ
2023年06月29日生理のときに体に違和感を覚えて婦人科を受診したところ、左卵巣に7.5cmのチョコレート嚢胞ができているとわかり、子宮鏡下手術で切除することになったわみださん。入院2日目に無事手術が終わり、その後の経過は良好。予定通り、入院5日目での退院が決まって……。 ついに退院! 看護師さんとも最後の別れ入院4日目の夜、医師に最後の診察をしてもらって「術後の経過も良好だし問題なさそうだね」と言われ、予定通り入院5日目で退院することが決まったわみださん。そして迎えた翌朝、病室で荷物をまとめたあとに最後の病院食をたいらげ、シャワーを浴びたのち、わみださんは病院1階の受付でお会計を済ませます。 ※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。 受付でお会計を済ませたわみださんは、病室に戻り看護師さんと最後の確認をします。破損した物や忘れ物がないか念入りにチェックし、特に問題なさそうだったので、これにて退院手続きは終了。エレベーターで看護師さんとお別れしたのですが、扉が閉まるまで看護師さんはずっと頭を下げてくれていて、その姿がわみださんの中でとても印象的だったのだとか。5日間ずっと朝から深夜まで面倒を見てくれた看護師さんたちには、こちらこそ頭を下げたい気持ちですよね。 病院からの帰りは、リハビリがてら徒歩20分の距離を歩くことにしたわみださん。しかし、まだ本調子とはいえず、途中で息が上がってしまい歩幅もダウン。どうやらまだ無理はしないほうがよさそうです。 そして5日ぶりに自宅に帰宅。「ただいま帰ったぞ」と言わんばかりに愛猫の様子を覗いてみると……2匹ともケージの中でスヤァとお昼寝をしています。しかしそのあと、物音でわみださんの帰宅に気付いたのか、少し遅れて近くに寄ってきてスリスリしてくれました。猫好きな方なら共感してくれそうですが、猫って恩知らずだけど甘えん坊なところがあって、そのギャップがかわいいですよね。 とにもかくにも、無事に手術が終わって退院することができてよかったです! 監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター わみだ
2023年06月28日レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を無事に終え、入院生活を送ることに。 いつも通りにできない?手術翌日、ナースステーションの横にあったリカバリー室から病室へ移動したレイラさん。 移動の際、体を起こしたことでの目まいやふらつき、術後のおなかの痛みなどと闘っていましたが、もう1つ「トイレ問題」に直面して……。 術後はおなかに力が入らず、力むと痛みもあるので、一度ベッドに寝てしまうと起き上がるのが大変。トイレへ行くのにもひと苦労です。レイラさんも、ベッドの柵を持ちながらゆっくりゆっくり体を起こして、その大変さを実感したと言います。そしてレイラさんが困惑したことがもう1つ。それは、「おしっこ、どう出していたんだっけ?」ということでした。便器に腰かけたはよいものの、トイレの感覚がうまくつかめなかったそう。そして、普段、意識せずとも腹筋をつかっていたんだということを実感したと言うレイラさん。いつもなら何気なくできていたことができなくなると、改めて手術をしたんだということを実感する場面でもありますね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年06月26日産婦人科で「卵巣嚢腫」と診断されたトエダさん。経過観察で半年が経ったある日、腹部を猛烈な痛みが襲います。医師に相談した結果手術をすることになり、迎えた手術当日。トエダさんは、手術2時間前にあることを医師に伝えられてーー。手術2時間前に言わないで~!卵巣嚢腫を取る手術当日。午後からの手術に備えて点滴の針が腕に入れられ、手術用の服にも着替えて準備万全なトエダさん。しかし手術2時間前、トエダさんの夫が病院に到着し、一緒に主治医から手術の説明を受けていると……? ※麻酔をする前には酸素マスクや心電図、血圧計などを装着しますが、イラストでは省略しています。 手術2時間前、トエダさんは夫と一緒に主治医から手術内容の説明を受けることに。すると、トエダさんの腫瘍の画像を見た医師から、「当初予定していた腫瘍だけ取る手術から、卵巣と卵管も取る手術に変更しても良いでしょうか?」と伝えられたのです。 腫瘍だけ取る手術だと、時間がかかることや、腫瘍が破れたり再発したりする可能性があるため、術式が変更になったそうですが、手術2時間前に伝えられると心の準備がなかなかできませんよね。ちなみに、今回の手術で腫瘍のある卵巣を1つ摘出しても、残り1つの卵巣が機能を果たすため、生理もきますし妊娠することも可能です。 その後、トエダさんは歩いてオペ室へ。ベッドに寝転がり、麻酔薬を注入されると腕にピリピリとした感覚が。麻酔がよく効いている証拠だそうで、すぐに眠りについたそうです。2時間前に手術内容の変更を伝えられてドキドキしましたが、無事にオペが始まってひと安心ですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 看護師トエダさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 看護師トエダ
2023年06月26日レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を無事に終え、退院するまでの入院生活はというと……? 体を起こすと、目まいが…手術翌日、尿道カテーテルなど体につながれていた管が外れ、一気に身軽になったレイラさん。 術後はナースステーションの横にあったリカバリー室にいましたが、病室へ移動することとなり……。 移動のために体を起こすと、頭がふわふわとして目が回る感覚が。結局、目まいがひどく自力では歩けそうになかったため、レイラさんは車椅子に乗って病室へ戻ることとなりました。術後は痛みで歩くことがしんどい……という声をよく聞きますが、レイラさんの場合は痛みよりも目まいのほうがつらかったのだとか。しかし、病室のベッドに横たわるときはどうしてもおなかの力が必要で、術後のおなかの痛さを実感することとなったようです。体からさまざまな管が外されたとはいえ、体はまだ治癒をしている最中。無理は禁物ですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年06月25日生理でもないのに膣から出血がある場合は「不正出血」です。「毎月あるので気にしない」という方もいるかもしれませんが、もしかしたら病気のサインかもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Sさんの場合……20代後半の頃、生理が終わった1週間後くらいに下着に血液が付着していました。それが2週間続き、その後も生理ではない周期で出血することが続きました。ホルモンバランスの乱れだと思い、市販の薬を飲んでみましたが変化は見られず、不安になり婦人科で診てもらうことにしました。どんな治療を受けましたか?血液検査と問診、エコー検査を受け、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、男性ホルモンの値が高くなっているとも言われました。そのためホルモンバランスを整えるために低用量ピルを処方され、しばらく飲み続けて様子を見ることになりました。世の女性陣へ伝えたいことは?自分1人で悩んでいても不安なだけなので、思いきって病院に行った方がすっきりするかもしれません。優しいドクターもたくさんいます。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。1人で悩まず婦人科へ……不正出血の原因は多嚢胞性卵巣症候群とが原因だったというSさん。Sさんはホルモンバランスを整えるために、低用量ピルを服用を続けているようですね。皆さんも、気になる症状があるときは、1人で悩まず医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月24日チョコレート嚢胞と診断され、7.5cmにまで腫れてしまった左卵巣の腫瘍を切除することになったわみださん。迎えた手術当日、麻酔をかけられた途端に意識を失い、気づいたら手術が終了していて……。 入院3日目。トイレで踏ん張ってみると…!?無事に手術を終えたわみださんでしたが、術後はおなかの痛みや気持ち悪さ、発熱に見舞われ、ベッドの上で少し体を動かすだけでもつらい状況が続きます。そんな中、入院3日目(術後1日目)にはリハビリを開始。ものすごく体が重く、1歩踏み出すだけでもしんどい中、よろよろになりながらも歩くことに成功! 点滴以外のカテーテルをすべて抜いてもらい、開放感に包まれながら眠りについたのでした。 ※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。 入院3日目、歩行練習を終えて点滴以外のカテーテルを取ってもらったわみださんは、疲労感と解放感からお昼ごろまで爆睡。お昼ごはんを食べ終えると再び眠気に襲われます。多少の運動や食事で疲れてしまって眠くなるのは、回復期間に入り、体が無意識のうちに睡眠を求めているのかもしれませんね。 そんな中、歩行練習のためにも2時間おきにトイレに行くわみださん。「おなかの傷が開いたらどうしよう」と不安になりながらも、おそるおそるおなかに力を入れてみると……ぷっとおならが出て大喜び! 実は、おなかの手術をしたあとは癒着が原因で腸閉塞(イレウス)が起こるリスクがあるのですが、こうしておならが出たのは、腸がきちんと動いている=イレウスのおそれがなくなったサインなのです。 夜には主治医がやってきて採血の結果は問題ないとの報告を受け、予定通り入院5日目(手術から3日後)に退院する運びとなりました。手術から3日後に退院と聞くと、意外と入院期間が短く思えますが、多くの人がこうやって回復していくようです。 監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター わみだ
2023年06月22日生理の出血は毎月のことなので、慣れてしまっているという方は多いでしょう。しかし、生理以外の日に出血があるとちょっと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Aさんの場合……20代の頃から生理痛は重く、PMSもあり、生理が4、5日ほど遅れることもありました。それが30代に入った頃から、排卵日や生理前に出血をするようになりました。そのことが気になり、半年ごとの通院をしていたら卵巣の肥大が見つかりました。どんな治療を受けましたか?初めは定期検診のエコーで見つかり、その後MRI撮影で精密検査をしました。結果、チョコレート嚢胞だったので低用量ピルの服用をして、今は小さくなってきています。大したことのない症状でも、定期通院をすすめてくれる医院でよかったです。世の女性陣へ伝えたいことは?いつもと違うことが起きたら、なるべく早く診てもらってください。大したことないと感じる症状でも、それが病気に発展してしまうこともあります。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理で違和感を覚えたときは医師に相談を排卵日や生理前の出血は、チョコレート嚢胞だったというAさん。Aさんはピルの服用によって症状がよくなってきているようです。皆さんも、毎月の生理で違和感を覚えたときは、早めに医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日生理痛や不正出血があっても「よくあること」と放置していませんか?生理痛や不正出血は、婦人科疾患が原因で起こることもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Tさんの場合……私の場合は、子宮内膜ポリープでした。20代の頃から生理痛がひどく、20代後半になってからは、生理ではないときに少量の出血が見られるようになりました。しかし、排卵の時期に出血することは通常でもあると知り、しばらく放置していました。その後、職場の方が結婚する際にブライダルチェックを受けるという話を聞き、自分もそろそろ妊娠のことを考えて婦人科で受診してみることに。少量ではあるが不正出血があると医者に告げ、エコーで見てもらったところポリープがあることが判明。子宮鏡検査で見てもらうとポリープが複数あることがわかり、医者から「この状態だと望んでも妊娠は不可能だっただろう」と言われました。妊娠を本格的に考える前に産婦人科で受診し、ポリープを見つけることができたので本当によかったです。どんな治療を受けましたか?子宮鏡検査でポリープを確認した後、局所麻酔(点滴からの麻酔で意識もなし)を使い、子宮鏡下手術でポリープ切除を行いました。子宮内膜掻爬術(子宮鏡を使わず子宮内膜を目視せず医師の感覚でポリープを掻き取る簡単な手術)もあると言われましたが、きちんと目視しながら切除したほうが確実だと言われたので子宮鏡下手術を選択しました。世の女性陣へ伝えたいことは?生理の異変は人に相談しにくいと思いますが、将来の自分のためにも病院で診てもらった方が安心だと思います。がん検診でエコーの検査を受けるだけでも自分の子宮の異変を発見できることもあります。不要と判断せずに受けた方がよいと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理に異変を感じたら婦人科へ生理痛と不正出血は、ポリープが原因だったというTさん。Tさんは子宮鏡下手術を選択し、ポリープ切除したようですね。皆さんも、いつもと違うと感じたときは、早めに病院で診てもらってくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日産婦人科で「卵巣嚢腫」と診断されたトエダさん。経過観察で半年間過ごしていると、ある日腹部に猛烈な痛みが。医師に相談すると「そろそろ取っちゃいますか」とサラッと手術をすることが決まって……!?自分でする日がくるなんて… ※坐薬は排便を促すために使用されます すぐに手術日が決まり、トエダさんは手術の前日から入院することに。子どもは夫に任せて、「久しぶりにゆっくりできるぞ~」と読書をしたり、病院で出される夕食を楽しんだりしていました。 すると、看護師さんから、明日の手術に備えて排便を促すための「坐薬」を渡されたのです。トエダさんは普段看護師として働いているため、患者さんに「トイレに行くのは、坐薬を入れてから15分待って」と説明する機会もあるのだとか。しかし、実際に自分が坐薬を経験したところ、10分も待てずにトイレに行ってしまったそうです。 その後、トエダさんは明日の手術に備えて就寝しました。この日、久しぶりにひとりの時間を満喫することができたと言うトエダさん。落ち着いた様子で明日の手術を迎えられそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 看護師トエダさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 看護師トエダ
2023年06月21日婦人科でMRI検査を受け、チョコレート嚢胞だと診断されてしまったわみださん。7.5cmにまで腫れてしまった左の卵巣腫瘍を切除するため、5日間ほど入院することになり……あっという間に手術当日を迎えます。 入院3日目、リハビリ開始!手術台に乗せられて麻酔をかけられた瞬間、ふっと意識が遠のいていったわみださん。次に目が覚めたのはおよそ3時間後で、気がついたら手術が終わっていました。その後、術後のおなかの痛みや気持ち悪さ、発熱と闘いながら、何度も起きたり寝たりを繰り返しながら長い夜を越え、入院2日目を終えます。そして迎えた入院3日目、看護師さんの指示で歩く練習をすることになり……。 ※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。 看護師さんの「採血させてくださーい」の声で迎えた入院3日目の朝、朝食が再開されて少しずつ普段通りの生活に戻ってきているかと思いきや……出されたごはんはどう頑張っても半分すら食べられず、まだまだ体調は万全とはいえない状態。さらに、手術のときに切られた箇所にはずっと痛みがあり、手術時に体内に入れたガスがまだ残っている影響で、起き上がったり寝転がったりするときには、肩のあたりにも痛みが走ります。 そんな中、看護師さんから「歩いてみましょうか」と声をかけられるわみださん。ベッドから立ち上がってみると自分の体が重すぎて、1歩踏み出すだけでもしんどくてびっくりしたそう。それでもなんとかトイレまで辿り着くと、点滴以外のカテーテルを抜いてもらうことができました。 ちなみに、おなかを切った翌日に歩くなんて大丈夫なの?と思う方もいるかもしれませんが、術後出血のリスクが高い24時間が経過したら、なるべく早い段階でベッドから起き上がって歩行練習をおこなうことが、早期回復につながるそうです。 監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター わみだ
2023年06月21日生理4日目に体調に異変を感じてMRI検査を受けた結果、チョコレート嚢胞だと診断されてしまったわみださん。医師によると、左の卵巣が7.5cmくらいに腫れているらしく、5日間ほど入院して腫瘍を切除することに。入院初日は特にやることもなく病室のベッドでゆっくり過ごし、その翌日、入院2日目にいよいよ手術当日を迎えます。 白衣の天使とはこのことか…!ついに迎えた手術当日。看護師さんと歩いてオペ室まで向かう道中、オペ室が近づくにつれて「これから手術が始まるんだ……!」との実感がようやく湧いてきて、胸の鼓動が高まっていくのを感じるわみださん。手術台に乗せられ緊張がピークに達する中、麻酔をかけられると一瞬にして意識が遠のいていき……。 ※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。 ※イラストでは術後に枕を使用していますが、本来、術後は舌根沈下(舌の根元が重力によって喉のほうに下がり、軌道が塞がれてしまうこと)のリスクを避けるため、枕はしません。 14時過ぎに始まった手術が終わったのは17時ごろでした。実際は3時間近くかかったようですが、麻酔で意識を失っていたわみださんからすると、ものの2分ほどで手術が終わったように感じたそうです。 目覚めたわみださんは、ひどい下痢をしているときのようなおなかの痛みがあり、麻酔の影響なのか2日酔いのような気持ち悪さも。体内を切っているので、おそらくは熱もあったのだと思われます。その後、20時になると水分摂取が解禁となったのですが、ベッドの上で少し体を動かすだけでもしんどく、ペットボトルの水を飲むのもひと苦労だったそう。いわば術後の今は大怪我をしている状態なので、普段のように体を動かせるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。 夜は痛みと熱と気持ち悪さもあり、眠りが浅くなって夜中に何度も目を覚ましたと語るわみださん。そんな中、定期的に看護師さんが様子を見にやってきて尿の処理などをしてくれていて、わみださんは申し訳なさもありつつも、「これが白衣の天使というやつか……!」と感動したそうです。自分でできない状況とはいえ、下のお世話をしてもらう側としては本当に頭が上がりませんね。 監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター わみだ
2023年06月20日2人目の子どもを産んで10カ月が経ったころ、水様のおりものが急に増えたというトエダさん。産婦人科を受診したところ、「卵巣が大きくなっています」と言われて……。卵巣の大きさが7cm!? ※産後の1カ月検診→産後の1カ月健診 2018年の秋、トエダさんは産婦人科の医師から、「卵巣が大きくなっています。7cmもあるから手術になるかも」と告げられました。医師に紹介状を書いてもらい、総合病院の産婦人科で詳しい検査を受けたところ、「皮様嚢腫(良性腫瘍の1つ)」と診断され経過観察に。 そのまま様子をみて半年が経ち、トエダさんはこのころからおなかが痛くなることが増えたと言います。とある日の夕方、仕事中に猛烈なおなかの痛みが。看護師であるトエダさんは医療の知識があり、自身のおなかの痛みは「茎捻転」ではないかと思い、再度産婦人科へ行くことにしました。 ※茎捻転とは、卵巣嚢腫が大きくなり、重くなった影響で卵巣を支えてる靭帯ごとねじれてしまうこと。強い下腹部痛を感じることが多く、緊急手術となる場合が多いです。 トエダさんは頻繁におなかが痛くなることを伝えると、「卵巣が少しねじれては戻ってというのを繰り返しているのかも」と、医師も茎捻転のおそれがあると考えたよう。卵巣嚢腫が発見されてから半年間経過観察をしていましたが、「そろそろ取っちゃいますかー」という医師のひと言で、このときにサラッと手術が決定したそうです。 卵巣嚢腫は小さいうちは無症状ですが、トエダさんのように7cmほどの大きさになると、おなかが張って苦しくなる、茎捻転が起こって強い痛みに襲われるなどの自覚症状が現れることも。腫瘍が大きくなる前に早期発見ができるよう、定期的に検診を受けることが大切ですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 看護師トエダさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 看護師トエダ
2023年06月20日