舞台「千と千尋の神隠し」の北海道・札幌文化芸術劇場hitaruにて行われる全国ツアーの千穐楽公演がHuluにて独占ライブ配信されることが決定した。2022年、宮崎駿による不朽の名作『千と千尋の神隠し』を、「レ・ミゼラブル」オリジナル版の潤色・演出を担い、「ナイツ・テイル -騎士物語-」や「ダディ・ロング・レッグズ」など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化された。主人公・千尋役を、橋本環奈と上白石萌音がWキャストで演じ、大きな賞賛を集めた。2023年の名古屋・御園座での再演を経て、2024年公演からは新たな千尋役として、川栄李奈、福地桃子が加わり、3月の帝国劇場から開幕。現在は4月から8月まで上演される、初の海外上演となるロンドン公演と並行して、全国ツアーを開催中だ。6月には北海道・札幌文化芸術劇場hitaruにて、国内ツアーが千穐楽を迎える。動画配信サービスHuluでは、6月20日(木)午後1時公演(千尋役:川栄李奈)と、6月20日(木)午後6時公演(千尋役:福地桃子)を独占ライブ配信する。舞台の臨場感をそのままに味わえるライブ配信に加え、期間中に何度でも楽しめる見逃し配信がセットになっている。舞台「千と千尋の神隠し」は6月20日(木)よりHuluにてライブ・見逃し配信。※宮崎駿監督の「崎」、正しくは「たつざき」(シネマカフェ編集部)
2024年05月28日6月21日公開の映画『九十歳。何がめでたい』の完成披露舞台あいさつが21日、都内で行われ、草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、LiLiCo、真矢ミキ、前田哲監督が出席した。直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、昨年の11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子のベストセラーエッセイ集『九十歳。何がめでたい』を、『老後の資金がありません!』の前田哲監督が実写映画化した本作。2016年5月まで1年に渡り「女性セブン」(小学館)に連載され、90歳を迎えヘトヘトになった作家自身の日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いを綴り、書籍化されるや老いと現代社会に対する歯に衣着せぬ物言いと独特のユーモアで、たちまち社会現象となった。そんな同エッセイを映画化した本作で主演の草笛光子が90歳の作家に扮し、老後の諸問題をユーモアを交えて描く。完成披露試写会が行われたこの日は試写会前に舞台あいさつが行われ、主演の草笛はじめ唐沢寿明らキャスト陣と前田監督が登場。劇中で佐藤愛子役を演じた主演の草笛が「皆さん今日はようこそお出でくださいました。素晴らしい会に座らせていただいたこと、本当に幸せだと思っています。皆さんも幸せいっぱいで本を読んでいただいてありがとうございます」とあいさつ。仕事も家庭も上手く行かず愛子先生にエッセイの企画を持ち込む昭和気質の編集者を演じた唐沢は「本日はこんなにたくさんの方々に来ていただきまして本当にありがとうございます」と観客に感謝しながらマイクを顔にぶつけて「こんな感じでやっていました(笑)」と会場の笑いを誘った。登壇者のあいさつが一通り終わった後に、観客の悩みにズバリと答えるお悩み相談のコーナーも実施。51歳の女性による「今までの人生の中で1番めでたかったことは?」という質問に真矢は「宝塚に入ること、それから俳優になることっていうこの2つの職業が1番キツイと思うって中学の時に言ってました。1番遠い世界と言っていた記憶があるんですけど、両方ともやっている私自身がおめでたいと思っています」と回答。また、52歳の女性による「子どもたちが巣立っていき、主人と2人っきりになるのが今から不安です。熟年離婚もありでしょうか?」という質問に草笛は「私はまだ離婚をしてないんですよ。まだ試してガッテンじゃないので良く分かりません」と明かしつつ、「まあこうしてお話をしている中に分かっていくかもしれませんね。そういうお顔が並んでいます」と他のキャストによる回答が気になっている様子。すると隣にいた唐沢が「お子さんが出来る前は2人だけだったからどんな気持ちで2人でいたのかを思い返せばね。お子さんが巣立って2人っきりになった時に熟年離婚を考えるのはどうなんだろう。変じゃないですかね。やっと2人っきりになれたんだったら一緒に何か出来ることを考えればいいのにね」と熟年離婚に否定的な見解を示して「お互い努力しないとね。あっちが悪いこっちが悪いと言っていると上手くいかないのでしっかりと向き合って話し合いをして2人で出来ることを見つけていく。あとは30秒ぐらい目と目を見つめ合うとかね。多分持たないと思いますが(笑)」と答えた。一方のLiLiCoは「自分が離婚したいと思ったら誰かのために自分の人生を犠牲にする必要はないと思います」とあっさりとした答えも、「まだお子さんが巣立ってないのに今から心配してもしょうがないと思います。1回チューをしてみるとか久しぶりにハグをしてみるとか、日本は政治、教育、夫婦、カップル何でもそうなんですが、コミュニケーション不足からどんどん割れて行くので、ちゃんと会話をするのが1番大事。いっぱい会話してください。そこでダメだったら別れればいいんじゃないんですかね」とコミュニケーションの大切さを説いていた。映画『九十歳。何がめでたい』は、6月21日より全国公開。
2024年05月22日歌舞伎俳優の片岡愛之助と女優の山田杏奈が、アニメーション・シリーズ『怪盗グルー』の最新作『怪盗グルーのミニオン超変身』(7月19日公開)で新キャラクターの吹き替え声優を務めることが22日、発表された。愛之助が演じるのは、グルーの高校時代の同級生にして因縁のライバルであり、グルーファミリーを恐怖に陥れる超宿敵のマキシム・ル・マル。今回吹替えのオファーが来たときの気持ちを愛之助は「え!? ミニオンに出演させて頂けるんですか!? と驚きました」と述べ、「小さなお子様からお年を召した方まで、これほどまで幅広い年齢層に楽しんで頂ける作品は、なかなかないと思います」と『怪盗グルー』シリーズの印象を語り、14年にわたり主役のグルー役を演じている笑福亭鶴瓶の印象については「久しくお会いできていなかったので、こういった形で共演することができて、非常にうれしくありがたいと思っています」と明かした。さらに、大悪党を夢見る中学生でグルーに急接近する少女・ポピーを演じるのは、今作が吹替え初挑戦となる山田杏奈。山田はアフレコについて「ここ数年で一番緊張した仕事でした。映像に声を吹き込むことが楽しいと分かりましたし、自分の中で試行錯誤しました」と気持ちを明かし、「怪盗グルーは小さな時から観ていた作品でしたし、ミニオンは凄く可愛らしくて目が離せなくなるキャラクターが特徴だと思っていたので、そこに参加させてもらえるのはすごく光栄なことだと思いました」と『怪盗グルー』シリーズへの思いをコメント。またタイトルの”超変身”にちなみ、ポピー役を通じて変化はあったのか問われると「ポピーは青春時代の目標というか、こうなりたいという姿が大悪党というちょっと変わった子なのですが、夢に向かって頑張る、ただひたすらにそこに向かって突き進んでいくポピーの姿がすごくキラキラして見えて、自分自身もこうなりたい気持ちを持ち続けていたいと考えるようになりました」と語った。さらに今回、マキシム役を演じる愛之助とポピー役の山田に対し、グルー役の笑福亭鶴瓶からもメッセージが到着。本シリーズに初参加の愛之助へは「最初愛之助って分からんくらい自然にマキシムにハマってるし、こういう悪役好きそうやな~。実写版マキシム役、スーパー歌舞伎でもやるかもしれんな(笑)」、吹替え初挑戦の山田へは「ポピーのミステリアスで生意気なキャラにピタッとハマってる。グルー大丈夫かな? って心配になったくらい。でもそのくらい山田さん、ポピーにピッタリ!」とエールを送った。また、最強!? の姿に“超新化”したミニオン「メガミニオン」たちの破天荒な活躍を期待させる予告映像(吹替版)も公開された。(C)Illumination Entertainment and Universal Studios. All Rights Reserved.
2024年05月22日歌舞伎俳優の片岡愛之助が20日に自身のアメブロを更新。妻で女優の藤原紀香とシンガー・ソングライターの大黒摩季との3ショットを公開した。この日、片岡は歌手・俳優の吉川晃司とギタリスト・布袋寅泰のユニット・COMPLEXが開催した令和6年能登半島地震のチャリティーライブに行ったことを報告。「妻と大黒摩季さんとでめちゃくちゃ盛り上がりました」と述べ、藤原と大黒との3ショットを公開した。続けて「吉川さんのライブは時々行かせて貰ってますが、COMPLEXのライブは初めてでした」(原文ママ)と明かし「パフォーマンスのレベルの高さに脱帽でした」とコメント。「曲を聴きながら、その当時の事を思い出しました」と述べ「被災地の方々にエールとパワーが届いてると思いました」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年05月21日俳優、画家などマルチに活躍する片岡鶴太郎(69)が19日、自身のインスタグラムを更新。1988年に取得した、顔写真&本名入りのプロボクシングの「マネージャーライセンス」を公開した。片岡は畑山隆則(48)らを支えたマネージャー時代をなつかしみながら、英語でプリントされたライセンスの写真をアップ。名前の欄には、「Shigeo Ogino(Tsurutaro Kataoka)」と本名である「荻野繁雄」とカッコ書きで芸名が記載されている。豊富なキャリアを証明するレア写真に、ファンからは「オギノシゲオさんやったんすね!ストイックなところ好きです」「めっちゃ若い」「カッコいいです」「マルチな才能 スゴイですね」「試合が観たかったです」など、さまざまな反応が寄せられた。
2024年05月20日演劇ユニットCEDARによる舞台『ヒストリーボーイズ』のメインビジュアルと全キャストが公開された。新木宏典と片岡千之助がダブル主演を務める『ヒストリーボーイズ』は、イギリスの劇作家であるアラン・ベネットによる戯曲で、オックスフォード大学やケンブリッジ大学を目指す個性豊かな男子高校生たちの葛藤と成長、教師との対立などをユーモアたっぷりに描いた作品。以前から本作を演出したいと熱望していた演出家・松森望宏が演出を担当する。既報のとおりアーウィン役を新木、デイキン役を片岡、校長役を長谷川初範、リントット役を増子倭文江、ヘクター役を石川禅が務めるほか、新たなキャストとして、ユダヤ人で自分がゲイであることに悩んでいるポズナー役で小西成弥、敬虔なクリスチャンで作家志望のスクリップス役で定本楓馬、スポーツは得意だが勉強ではまわりに追いつけないラッジ役で國島直希、ユーモアがありヘクターの授業を楽しんでいるティムズ役で白又敦、イスラム教徒で建築に興味があるアクタール役で納谷健、独自の視点で鋭いの意見を言うロックウッド役で前嶋曜、演劇に興味があるクラウザー役で小田龍哉が名を連ねた。『ヒストリーボーイズ』は、2024年7月20日(土) から28日(日) にかけて東京・あうるすぽっとで上演される。■小西成弥 コメントこの度、舞台『ヒストリーボーイズ』にてポズナー役を演じさせていただきます。既に日本でも上演されている作品ですが、今回新たなキャスト・スタッフでこの作品を上演出来ること非常に嬉しく思います。今、この時代に日本でこの作品を上演することに意義を感じて、ポズナーという役に寄り添い、同じ方向を向きながら自分なりのポズナーを創っていきたいです。精一杯努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。■定本楓馬 コメントこの度、舞台『ヒストリーボーイズ』に出演させて頂きます。これから素敵なキャストの皆さまと濃密な時間を過ごしていけるのが今からとても楽しみな気持ちでいっぱいですし、作品のなかにいろんなテーマがあるので、登場する高校生たちのように楽しんで、悩んで、もがいて、この『ヒストリーボーイズ』という作品を精一杯作っていけたらと思います。■國島直希 コメントラッジ役を演じさせていただく國島直希です。イギリスの作品ということで、とてもテンションが上がっています。海外作品は初めてなので、海外の思想、価値観、在り方を研究して楽しみたいと思います。台詞がない場面でラッジとしていかにリアルに生きるのかが、挑戦だなと思います。難しい言葉が飛び交うので、発するのと同等のエネルギーで聞くということをしっかり仕上げていきたいです。言葉ももちろんですが、態度、様子、トーンでしっかり観てくださるお客様に伝わるように頑張ります!10年前に尊敬する俳優の方たちが同じ舞台をやっているので、その方たちにも引けを取らない素敵な舞台を創りたいと思います!よろしくお願いします!■白又敦 コメント今作に参加できること、すごく嬉しく思っています。歴史があり、たくさんの人に愛されてきた作品だと思います。今回参加するキャスト、スタッフ一同で過去作とはまた違う作品作りをしていきたいです。自分が演じるティムズというキャラクターを愛し、『THE HISTORY BOYS』という作品をリスペクトしながら稽古、本番に挑みます。たくさんの方に見ていただけるようこれから本番の幕が降りるまで誠心誠意努めていきます。応援よろしくお願いいたします。■納谷健 コメントアクタールを演じさせていただきます、納谷健です。勉学に長けて、詩や芸術にも明るい、そんな学生たちの熾烈な受験期間をユーモラスに描いていて、どんな個性で突き抜けていくのか、実験場を見ているような気分で作品を読んだり観たりしました。学力トップクラスと言えど横並びに見えていた生徒たちが、それぞれの関門を打破していく中で、個々の色を強めていくのがとても印象的です。演じる中でも仲間と鎬を削り、個々の色が出るよう、あらゆる関門に挑んでいきたいと思います。先日、IQテストをしたら全問正解で122でした。正式なものではないにしても多少自信がつきました。頑張ります。■前嶋曜 コメントロックウッド役を演じさせていただきます、前嶋曜です。まずは、数ある中で名誉ある作品に携われること光栄に思います。「なぜ生きるのか」を題材にした演劇ユニット「CEDAR」さんが贈る、舞台『ヒストリーボーイズ』。10代の頃に誰しもが抱く、言葉では表現し難い“葛藤”や“苦悩”など幾つもの壁に直面する瞬間。何色にも染まることのできる“純粋さ”と“儚さ”。その繊細で脆く壊れやすい人間模様を、様々な人間と触れ合い、揉まれていくことで成長していく心の変化まで、自分の心と丹念に対話しながら細部まで表現し、作り上げていきたいと思います。よろしくお願いします。■小田龍哉 コメント演劇の楽しさ!ここに極まれり!なれない者になれるというのは本当に楽しいです!もうとっくに過ぎた、高校生という青い時代を演じることにとてもワクワクしております!不安定で情熱的な若者とそれに対面する、何か秘密を孕んだ個性的な教師たち。アーウィンとヘクターの教育の違い、若さからくる葛藤、偉人たちの言葉と詩、見どころ満載のこの作品が僕にとって、過去を知り現在を見て未来を考える。そんな大切な時間になりそうで、いまから稽古が楽しみです!素敵な作品になること間違いなしです!劇場でお待ちしております。<公演情報>『ヒストリーボーイズ』作:アラン・ベネット翻訳:常田景子演出:松森望宏【出演】アーウィン:新木宏典デイキン:片岡千之助ポズナー:小西成弥スクリップス:定本楓馬ラッジ:國島直希ティムズ:白又敦アクタール:納谷健ロックウッド:前嶋曜クラウザー:小田龍哉校長:長谷川初範リントット:増子倭文江ヘクター:石川禅日程:2024年7月20日(土)~28日(日)会場:東京・あうるすぽっとチケット一般発売日:2024年6月22日(土) 10:00~CEDAR 公式サイト:
2024年05月16日歌舞伎俳優の片岡孝太郎が23日に自身のアメブロを更新。長男で歌舞伎俳優の片岡千之助が受けた名題試験の結果を報告した。この日、片岡は「先日、日本俳優協会でコロナ禍後初の名題試験があり」と明かし「その合格者への証書の授与があるので出掛けて来ました」と説明。千之助も無事に合格したことを報告し、千之助との2ショットを公開した。続けて「僕が合格認定受けたのが今から三十年前」だったといい、歌舞伎俳優の松本幸四郎や片岡愛之助が同期であることを説明。受験する資格については「俳優協会に所属し十年 満二十才以上」と明かし「師匠の推薦 この条件を満たして初めて受験できます」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「合格おめでとうございます」「ご立派になられましたね」「ご活躍を心より応援しております」などのコメントが寄せられている。
2024年04月24日演劇ユニットCEDARが、英米で高く評価され映画化もされた舞台『ヒストリーボーイズ』を7月20日(土) から28日(日) にかけて東京・あうるすぽっとにて上演することを発表した。『ヒストリーボーイズ』は、イギリスの劇作家であるアラン・ベネットによる戯曲で、オックスフォード大学やケンブリッジ大学を目指す個性豊かな男子高校生たちの葛藤と成長、教師との対立などをユーモアたっぷりに描いた作品。以前から本作を演出したいと熱望していた演出家・松森望宏が演出を担当する。併せてキャストも発表され、斬新で徹底した受験指導を行う新人教師アーウィン役に新木宏典、学生の中でリーダー的な存在デイキン役に片岡千之助が決定。ダブル主演で本公演に挑む。そのほか、校長役に長谷川初範、歴史教師リントット役に増子倭文江、ベテラン教師ヘクター役に石川禅と、個性豊かな出演者が集結した。<キャストコメント>■新木宏典:アーウィンこの度、舞台『ヒストリーボーイズ』にアーウィン役で出演させて頂ける運びとなりました。 既に海外や日本での上演に加えて、映画化もされている作品ですので、話の大筋を知っている方もたくさんいらっしゃると思います。 国も違うから、文化も当たり前に違う時代背景ということもあり、理解が難しいジャンルの作品ですが、難しくも面白さを強く感じました。 さらに映画ではコメディロマンスにカテゴライズされている通り、笑いの要素も含まれています。「笑う」という行為は、文化の違いで笑いのツボが大きく変わる部分もあると思います。日本の演劇で表現する際にどんな風に皆様の目に映るのか。怖く感じながらも、とても興味をそそられます。日本人で学歴も高くない自分ですが、アーウィンを掘り下げ、どのように表現出来るようになるのか。大きなプレッシャーや不安が、掛け算でやりがい、やる気に変換され演じられる事に感謝しています。匂って来るような生々しい空気感をしっかりと表現出来るように精一杯努めて参ります。■片岡千之助:デイキンこの度、デイキン役を務めさせていただきます片岡千之助です。今まで舞台出演はさせていただいておりましたが、歌舞伎以外の舞台に携わらせていただくことは初めてで緊張感もありながらとてもワクワクしております。男子高校生たちの未来への不安や希望など複雑な想いをまっすぐな気持ちで演じさせていただけたらなと思います。少しでも多くのお客様に喜んでいただける舞台ができますよう努めさせていただきますのでどうぞよろしくお願い致します。■長谷川初範:校長昨年は松森氏の『夜への長い旅路』で初めてご一緒させて頂きました。脚本は米国演劇の父と云われるユージン・オニール。それも彼が筆を折る前にどうしても書き記したい、ご自分の複雑で辛いご家族の模様を描いた戯曲。それはまるでベートーヴェンの楽曲のように余りに深く重く、膨大な戯曲。こんな大冒険に松森氏は我々を優しく導き出してくれました。今、自分が演じた劇中のやり取りを振り返ってみても、涙が出てくる心を抉るような体験でした。また、松森氏に導かれ、演劇を通してあのような深く熱い旅に出る心の準備をしています。■増子倭文江:リントットトニー賞を受賞した傑作です。とにかくこのイキイキと面白いセリフがどんな芝居になるのか。想像するだけでワクワクします。青春真っ盛りの男子高校生とクセモノ揃いの教師たち。そう言えば舞台での学園ドラマって珍しいかも。エネルギッシュで刺激的でユーモアがあってちょっとおバカで……。そのくせとても知的な芝居です。もうもう面白くなる予感しかしません。どうぞ構えずに肩の力を抜いて観ていただけたら嬉しいです。私も稽古が始まるのを楽しみにしてます。■石川 禅:ヘクター登山家ジョージ・マロリーの「そこに山があるから」と言う名言は、山を知らないインタビュアーの、なぜエベレストに登るのかの質問に、面倒臭くなって答えたと言う説があるそうです。僕がヘクター役を引き受けさせて頂いた心境がまさしくこれでした。但しインタビュアーも答えたのも僕自身。『ヒストリーボーイズ』は素晴らしい戯曲ですが、僕にとってはまさに前人未踏のエベレスト!なのに不安よりも期待ではち切れんばかり!今、この役に出会えたことに心から感謝して、力の限りを尽くします!<公演情報>『ヒストリーボーイズ』7月20日(土)~28日(日) 東京・あうるすぽっと【スタッフ】作:アラン・ベネット翻訳:常田景子演出:松森望宏【出演】アーウィン:新木宏典デイキン:片岡千之助校長:長谷川初範リントット:増子倭文江ヘクター:石川 禅CEDAR 公式サイト:
2024年04月01日歌舞伎座「三月大歌舞伎」『菅原伝授手習鑑 寺子屋』、「四月大歌舞伎」『夏祭浪花鑑』に出演する尾上菊之助、片岡愛之助の両名が、都内で取材に応じ、演目の見どころをはじめ、2ヶ月連続となる共演について思いを語った。ふたりの共演は、昨年6月の博多座公演以来で、菊之助は「それ以来、仲良くさせていただいている。愛之助さんは博多座公演を終えてから、怒涛のスケジュールを過ごされていたので、心配していました」と回想。愛之助は「何かの折には、お電話くださったりして、精神的に救われています。がっつりと組ませていただき、身に余る光栄です」と再共演の喜びを語った。現在開催中の歌舞伎座「三月大歌舞伎」(26日千穐楽)では、昼の部にて歌舞伎三大名作のひと『菅原伝授手習鑑』から、松王丸と千代、源蔵と戸浪という夫婦二組の悲劇を描く屈指の名場面『寺子屋』を上演。松王丸を菊之助が初役で、武部源蔵を愛之助が勤め、忠義心と親子愛の間に揺れる人々の、胸打つ一幕が繰り広げられる。2024年3月歌舞伎座『菅原伝授手習鑑 寺子屋』左より、松王丸=尾上菊之助、武部源蔵=片岡愛之助 (c)松竹菊之助は「親子の情愛が深く描かれている。先人たちが築き上げた宝物で、エベレストのような高い山。入口に立ててているのかも分かりませんが、憧れの気持ちをもって、挑ませていただきたい」と決意を新たにする。一方、愛之助は「源蔵というお役は2度目で、とても重くて、精神的に疲れるんですが、終わると本当にやり遂げたと思える。毎日が幸せですし、菊之助さんとの芝居のキャッチボールが楽しい」と充実感をにじませた。また、菊之助の長男・尾上丑之助が、物語の要となる小太郎を演じており、愛之助は「凛として、すごく声が素敵ですね。しびれます」。菊之助は少し照れくさそうに、目を細めていた。2024年3月歌舞伎座『菅原伝授手習鑑 寺子屋』左より、戸浪=坂東新悟、小太郎=尾上丑之助、武部源蔵=片岡愛之助 (c)松竹続く、「四月大歌舞伎」では昼の部にて、「大坂の夏」の風情を感じる見どころ満載の『夏祭浪花鑑』を上演。大阪で実際に起こった事件をもとに、浪花の侠客の生き様が描かれる義太夫狂言で、愛之助が団七九郎兵衛/徳兵衛女房お辰(二役)、菊之助が一寸徳兵衛を演じる。昨年6月の博多座公演に続く、愛之助の団七と菊之助の徳兵衛コンビでの上演に注目が集まる。2023年6月博多座『夏祭浪花鑑』一寸徳兵衛=尾上菊之助(c)松竹2022年9月大阪松竹座『夏祭浪花鑑』団七九郎兵衛=片岡愛之助(c)松竹愛之助は『夏祭浪花鑑』での団七九郎兵衛の演技などが評価され、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞したばかりで、「(受賞後)こんなに早く、文部科学大臣賞を先に取られた先輩の菊之助さんとご一緒させていただき、こんなありがたいことはない」と声を弾ませ、「今の大阪弁とは少し違いますが、ネイティブな大阪弁がしゃべられるのは、自分にとってやりやすい」と大阪出身の利点も語った。菊之助は「受賞理由が、『毛穴から上方のニオイがする』ですから。その団七に向かっていくのは、かなりのプレッシャーがありますが、何とか食らいついていきたい。愛之助さんの団七は本当にかっこいい」とほれぼれした様子。愛之助も「日々判を押した芝居ではなく、変化球を楽しめる役者さんは素晴らしい。江戸の代表の方が、上方の言葉をすごく勉強していらっしゃって、見事に言葉を使われている。本当に違和感がないんです」と菊之助のストイックな姿勢を絶賛していた。取材・文・撮影(会見写真):内田涼<公演情報>■歌舞伎座「三月大歌舞伎」【昼の部】11:00~一、菅原伝授手習鑑『寺子屋』二、四世中村雀右衛門十三回忌追善狂言『傾城道成寺』三、元禄忠臣蔵『御浜御殿綱豊卿』【夜の部】16:15~一、通し狂言『伊勢音頭恋寝刃』二、六歌仙容彩『喜撰』2024年3月3日(日)~3月26日※18日(月)休演<公演情報>■歌舞伎座「四月大歌舞伎」【昼の部】11:00~一、双蝶々曲輪日記二、七福神三、夏祭浪花鑑【夜の部】16:30~一、於染久松色読販二、神田祭三、四季2024年4月2日(火)~26日(金)※休演:10日(水)、18日(木)会場:東京・歌舞伎座
2024年03月13日歌舞伎俳優の片岡孝太郎が12日に自身のアメブロを更新。免許の更新に行った結果を報告した。この日、片岡は「久しぶりに朝マック」とマクドナルドを訪れたことを報告。「パンケーキの生地を選んで甘いのとソーセージの塩っぱさのコラボを懐かしく楽しみました」と堪能した品の写真を公開した。続けて「いざ免許証の更新へ」と明かしつつ「日曜日はやっていても祭日は休業でした(泣)」と免許の更新が出来なかったことを報告。「ハガキをしっかり読まないから…」と述べ「午前中からショックでした」とショックを受けた様子でつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月13日日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』の初日前会見が5日、東京・明治座で行われ、片岡愛之助、小池徹平、戸次重幸、加藤和樹、村井良大、藤岡真威人、中山美穂、松平健、演出の堤幸彦氏が出席した。『西遊記』は、孫悟空を中心に、三蔵法師一行が天竺を目指す、涙あり、笑いあり、人間ドラマありの物語。主人公・孫悟空は片岡愛之助、三蔵法師は小池徹平、猪八戒は戸次重幸、沙悟浄は加藤和樹、玉竜は村井良大が演じ、これらの5人が三蔵法師一行として旅をする。大阪、福岡、名古屋にて上演、札幌では映像上映会も行われ、1月6日より東京明治座にて東京公演が開幕する。会見で愛之助は、能登半島地震に言及。「私たちも名古屋で年をまたいで31日も1日も2日も公演していました。カーテンコールの真っ最中で、私たちも揺れに遭いました。本当にお気の毒と思っております。いろんな事故もあったりしますが、私たちにできることはお芝居です。精一杯お芝居をいつも以上に頑張って、皆様に元気になっていただく。私たちはそれしかできないので、全力で務めさせていただきたいと思います」と語った。そして、本作の魅力について「LEDと人の力がうまい具合にミックスされています」と言い、「悟空は分身の術を使う。映像が出るだろうと予想していましたが、生身の分身も出ます。人間力とLEDの力がうまく融合されています」と紹介。また、「『西遊記』は海外でもけっこう知っていただけていると思うので、このみんなで海外公演したいなと思います。字幕がつくと、共通の話題が多いので喜んでいただけるんじゃないかなと思いました」と海外公演に意欲を見せた。
2024年01月05日歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが、2023年12月19日にブログを更新。妻であり、俳優の藤原紀香さんとのツーショット写真を公開し、反響を呼んでいます。片岡愛之助&藤原紀香、ペアルック映画デートが素敵片岡さんが公開したのは、夫婦で『おそろいの服』を着て出かけたことが分かる1枚。仲むつまじい様子が伝わる写真が、こちらです!片岡さんと藤原さんが訪れた場所は映画館。同年11月に公開された、2人が出演している映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』を観てきたといいます。しかも、映画のタイトルが入ったパーカーを、一緒に着ているではありませんか!ツーショット写真には「素敵!」との声が、相次ぎました。・美男美女でまぶしいです!ペアルックも素敵。・おそろいのパーカー姿が最高ですね。・映画館に2人がいたら、オーラがすごくて、周囲の人にバレてしまいそう。・素敵な夫婦。癒されました!夫婦にとって初共演となった映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』。きっと、2人も同作には特別な思いを持っているのでしょう。ツーショット写真を見ていると、自然とほほ笑ましい気持ちになりますね![文・構成/grape編集部]
2023年12月19日千葉市美術館では、2024年1月6日(土)より、『サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展』が開催される。旗本出身ながら美人画で人気を博した浮世絵師・鳥文斎栄之の画業を、ボストン美術館や大英博物館をはじめとする国内外から集めた錦絵・肉筆画約160点で総覧する、世界初の展覧会だ。長身で楚々とした美人画や豪華な続絵を数多く手掛けた鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし/1756~1829)は、もとは第十代将軍徳川家治の御小納戸役として、絵を嗜んだ家治の「絵具方」として仕えた人物。御用絵師狩野栄川院典信に師事した彼は、天明6年(1786)の家治逝去後、本格的に浮世絵師として活動するようになり、やがて武士の身分を離れた。活躍期は浮世絵の黄金期と称される天明~寛政期(1781-1801)で、ライバルは美人画の巨匠・喜多川歌麿。吉原の遊女を艶麗に描いた歌麿に対して、栄之は遊里の女性はもとより、武家や貴族など上流階級の女性風俗を気品高く描いた。また自身も上流階級出身のためか、錦絵、肉筆画ともに純度の高い絵具を使った上質な作品を残している。歌麿に拮抗した人気があったにもかかわらず、栄之が日本であまり知られていない理由のひとつとして、明治時代に多くの作品が海外に流出したために、国内で彼の全貌を知る機会がなくなってしまったことがあげられる。そこで同展では、世界に1点しかない錦絵など貴重な29点が、ボストン美術館や大英博物館から里帰りする。また展覧会の準備段階で発見され新たに屏風に仕立てられた肉筆作品が初公開。その他、3枚続きや5枚続きの豪華な大判錦絵や、上流階級を描いた作品など、他の浮世絵には見られない、栄之ならではの作品を、思う存分楽しむことができる貴重な機会となっている。異色の浮世絵師・鳥文斎栄之の存在は、北斎、歌麿、広重だけではない、バラエティに富んだ浮世絵界の層の厚さを、改めて教えてくれるに違いない。<開催概要>『サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展』会期:2024年1月6日(土)〜3月3日(日)※会期中展示替えあり会場:千葉市美術館時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館30分前まで)休室日:2024年1月9日(火)、15日(月)、2月5日(月)、13日(火)※2月5日(月)は休館料金:一般1,500円、大学800円公式サイト:
2023年12月12日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が11月23日(水・祝) より公開中。このたび、桔梗魁(杏)、嘉祥寺晃(片岡愛之助)による証言映像が公開された。本作は、二階堂ふみとGACKTを主演に迎え、2019年に公開された映画『翔んで埼玉』の続編。麻実麗(GACKT)率いる埼玉解放戦線の一行が埼玉県人の悲願である埼玉に海を作るため、未開の地・和歌山へと旅立つことに。道中、嵐に襲われ何とか白浜に漂着した麗は、かつての埼玉のように関西に蔓延る“大阪への通行手形”撤廃のために闘う桔梗との運命的な出会いを果たす。今回公開されたのは、先日解禁となった麗と壇ノ浦百美(二階堂)による証言映像に続く第2弾。桔梗は麗との出会いを振り返り、「あれは運命の出会いだった……美しく、どこか懐かしさもあった」と恍惚とした表情を浮かべ、麗との妖しい関係を匂わせる場面も。しかし、大阪はじめ神戸、京都によって和歌山、奈良、滋賀の人々が虐げられている“超ド級の地域格差”を無くすため、桔梗は「和歌山・奈良の同志たちとともに戦うのだ!」と高らかに革命を宣言する。一方、そんな桔梗たち滋賀県人を「ゲジゲジ」と鼻で笑う嘉祥寺は、「大阪なくして関西、そして日本は成り立てへんねん!大阪が天下を獲るんや!!」と、邪悪な野望をギラつかせ、麗たち埼玉県人にも「必ず痛い目あわしたる」と不敵な笑みを見せる。日本全土を巻き込んだ壮大な決戦の火蓋が切られる中、滋賀県人140万人の人口と同数を誇る滋賀の守り神「とびだしとび太」とともに、滋賀を守り抜くことを決意する桔梗。対する嘉祥寺は、とっておきの“秘策”で返り討ちを宣言する――。『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』証言映像第2弾<作品情報>映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』公開中公式サイト: 映画「翔んで埼玉」製作委員会
2023年11月29日2023年11月28日、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんが、Instagramを更新。夫で俳優の葉山奨之さんと、結婚パーティーを行なったことを報告しました。きゃりー&葉山奨之、ウエディング写真に反響同年3月に結婚したことを発表していた、きゃりーさん。投稿文に「WEDDING PARTY 2023.11.27」とつづり、ウェディング写真を公開しました。 この投稿をInstagramで見る Kyary pamyu pamyu(@kyarypappa)がシェアした投稿 ウエディングドレスに身を包むきゃりーさんが、タキシード姿の葉山さんと腕を組み、幸せそうな笑顔を見せています。ドレスはふわふわとした素材のようで、オシャレでかわいらしいきゃりーさんのイメージにぴったりですね!投稿には、2人の結婚披露宴を祝福する声などが相次ぎました。・きゃりーちゃんのドレス姿、過去一番かわいい!・改めておめでとうございます。とっても幸せそう!・素敵なウエディングドレス姿。末永くお幸せに!・2人とも素敵です!幸せそうなお顔を見れて、とても嬉しいです。見ているだけで笑顔になれそうな、きゃりーさんと葉山さんのウエディング写真。2人の末永い幸せを、多くの人が祈っています![文・構成/grape編集部]
2023年11月28日アニメなどでおなじみの「ルパン三世」が歌舞伎になる。タイトルは、盗賊が活躍する“白浪物”から当て字をした『流白浪燦星』。ルパンを演じるのは片岡愛之助だ。愛之助と脚本・演出の戸部和久との対談で見えてきたのは、この新作歌舞伎で古典歌舞伎の魅力をとことん伝えようとしていること。そして、「ルパン三世」がそれにふさわしい題材であること。両者が引き立つ面白い公演になりそうだ。「恐ろしいことをやっているなという思いでいっぱいです(笑)」──『流白浪燦星』でルパン三世を演じられる愛之助さん。その前後に上演される舞台『西遊記』では孫悟空を演じておられますが、誰もが知るキャラクターに続けて挑まれるのはどんなお気持ちですか。愛之助それはもう役者冥利に尽きます。ルパン三世もずっと観てきたキャラクターですし、孫悟空も堺正章さんが演じられたテレビドラマを観て育った世代ですから、恐れ多くて演じてみたいなんて思ったこともなかっただけに、本当にありがたいです。──脚本・演出を手掛けられる戸部さんもいかがでしょうか。よく知られている作品を歌舞伎にすることについては。戸部恐ろしいことをやっているなという思いでいっぱいです(笑)。ただ、「ルパン三世」の原作者であるモンキー・パンチ先生は歌舞伎がお好きだったようで、歌舞伎を題材にした話も登場しますし。もし江戸時代に「ルパン三世」が描かれていたら、盗賊もののひとつとして歌舞伎になっていてもおかしくないくらい、キャラクターの設定や関係性がそのまま歌舞伎の世界にはまるんです。新作歌舞伎『流白浪燦星』チラシ唯一、歌舞伎に落とし込むのに苦労したのがビジュアルの部分でしたが、それも、スチール撮影時の愛之助さんを拝見したら、カッコよくて愛嬌があって見事にルパンになっていて。石川五エ門(尾上松也)、次元大介(市川笑三郎)、峰不二子(市川笑也)、銭形警部(市川中車)など他のキャラクターもキマっていたので、これはイケるなと安心しました。古典歌舞伎の泥棒と現代の泥棒の“夢の顔合わせ”──演じるにあたって愛之助さんが考えておられることがあれば教えてください。愛之助ルパン三世と言えば、やはり、ダンディーでカッコよく、それでいて、不二子ちゃんに一途であったり、抜けているところがあって、お茶目な部分が愛される所以なんだろうなと思います。そして、盗賊ですからダークヒーローであり、悪を持って悪を制すというようなところも気持ちいい。そういった部分を大切にしながらも、歌舞伎の中のルパンとして、今回の脚本を体現できればと思っています。戸部先生とお決まりのセリフは言いたいよねという話をして、「ふ〜じこちゃ〜ん」といったセリフは入れさせていただいています(笑)。──その歌舞伎のルパンたちが活躍する舞台として用意されたのが、天下の大盗賊・石川五右衛門が実在した安土桃山時代の物語。「卑弥呼の金印」という国宝級の秘宝を巡って、ルパン三世と石川五右衛門が激しい戦いを繰り広げることになります。戸部歌舞伎の世界で泥棒と言えば石川五右衛門ですから。この初代五右衛門がいる世界にルパンたちがいたらどうなるのか、ルパンとの顔合わせを見てみたい、そんな思いからこの物語を書き始めました。愛之助夢の顔合わせです(笑)。戸部歌舞伎らしく華やかに描きたかったので、『楼門五三桐』で五右衛門が、南禅寺の山門の上で語る「絶景かな、絶景かな」という有名なセリフがありますが、そこにルパンがいたら…というのも浮かんできました。愛之助普段歌舞伎をご覧になっている方からすると、「待ってました!」と思っていただけるでしょうし、初めて歌舞伎をご覧になられる方には、「すごいな」と驚いてもらえるシーンになると思います。戸部そうやって、初代五右衛門が現代のルパンたちにつながっているという話にできればなと思っていますし、つながることによって、さらに深い関係が、歌舞伎と「ルパン三世」にできればと思うんです。──そもそも、「ルパン三世」を歌舞伎にしようと思われたのはどういうところからだったのでしょうか。戸部正直申しまして、コロナ禍の中、歌舞伎も大変な時代を迎えました。それで、歌舞伎にすることができて、将来は古典作品に発展するような題材はないだろうかと探していたんです。その中で「ルパン三世」であれば、先程も申しましたように、キャラクターの設定や関係性が歌舞伎に当てはめるにあたっての汎用性が高いなと。そしてだからこそ、今回もそうですが、オリジナルで物語を作らせていただけて、いずれ、歌舞伎座でかかる作品の1本になる可能性もあるのではないかと思い、いろいろな方のご理解とご協力を得て、ここまでこれたというところなんです。──昨今は、「ワンピース」「NARUTO」「風の谷のナウシカ」など、漫画を原作とした新作歌舞伎も多くつくられています。その中で今回の取り組みにはどんな思いがおありですか。戸部基本的には古典歌舞伎をつくるつもりでやっているので、また違ったアプローチになるのかなと僕自身は思っています。これまでの新作歌舞伎で、原作の世界にも寄せていけるんだという歌舞伎の懐の深さは示せたと思うんです。だから今度は逆に、古典歌舞伎という世界や演出の中に今現代に生きているものを飲み込んでいくことができれば、さらに歌舞伎の可能性が広がるのかなと。愛之助漫画を再現するのではなく、あくまでも歌舞伎の世界にルパンたちがいたらこうなるのではないかという夢をお客様に観ていただけたらなと思います。そもそも歌舞伎は、主役の人がパッと手を広げたら10人くらいの人が倒されるという、あり得ないことを観て楽しんでいただく夢の世界なので。──では、今回は古典の要素が盛りだくさんなんですね。愛之助全体的にそうなっていると思います。本水(本物の水)を使う場面や、だんまり(暗闇の中で黙ったままお互いを探り合う演出)、義太夫(三味線を伴奏に物語を語る)を使うところもありますから、歌舞伎要素は強いです。それでいて言葉は難しくないので、初めての方でも入りやすく、よくご覧になっている方には、「ここはあの作品のパロディじゃない?」とわかるところが何箇所もあるので、それも楽しんでいただけるのではないかなと思います。戸部音楽で言えば、おっしゃったように古典の演奏も入りますし、アニメの大野雄二先生の音楽を使わせていただけることになり、それを和楽器でアレンジして見せ場で使っていくので。音楽でも楽しんでいただければなと思っています。愛之助僕もちょっと聴かせてもらいましたけど、ワクワクしました。歌舞伎俳優が「なりたい職業ベスト5」に入るように──戸部さんから愛之助さんのルパンにはどんな期待をされていますか。戸部僕としては、「こんな愛之助さんが観たいな」「こんな愛之助さんのルパンが観たいな」と思いついたものを並べていった感じなので、愛之助さんにルパンで楽しく遊んでいただければなと思っています。あとは、新作をおつくりになるときもいつも、時間のことなどいろんな現実的な問題も踏まえ、一座の皆さんのことも気にかけながら、ちゃんとこだわりを持って、お客様のことを一番に考えてゴールに向かっていかれる方なので。心強く思いながら、胸を借りるつもりでいます。愛之助僕は書かれていることをやるだけですから(笑)。本当に、戸部先生はいろんなものをご覧になられていますし、なんと申しましても、戸部銀作さん(演劇評論家、歌舞伎脚本・演出家)の息子さんでいらっしゃいますから、いろいろ教えてもらいながら、相談しながらやっていけたらと思っています。やっぱり芝居はひとりの力ではできませんから、みんなでそれぞれいろんな角度から見て意見を出し合ってつくったほうがいいと思うんです。若い頃は、「あの芝居がしたい」「この役がやりたい」と思うものもありましたが、今はまったくないんです。このメンバーで面白いものができて、お客様に楽しんでいただいて、もう1回観たいな、友だちや家族にも観せたいなと思ってもらえるような作品をつくりたいです。戸部そういう意味では、役者さんたちに楽しんでいただいて、それぞれのいいところが出ることが、お客様に楽しんでいただけることにつながると思うので、演出としては、そこを目指していきたいと思います。──ちなみに今回のメンバーは、どんな方々が揃っていると言えるでしょうか。愛之助狭い歌舞伎界ですが、家によって違いがあって、今回は違う畑で育った人たちが集まっているので、面白いと思います。戸部同じ演目でも家によって扮装が違ったりするので、今回は、スタッフさん同士が情報を交換し合ったりしています。愛之助それでお互いにいいところを取り入れれば、新たなものが生まれるでしょうし、そうやってみんなが提案できる場を僕はつくりたいです。──先程愛之助さんはやりたいものはなくなったとおっしゃっていましたが、歌舞伎をもっとこうしたいというような目標はありますか。戸部さんにもお伺いしたいです。愛之助日本はもちろん、世界にももっと広めたいです。そして、広めることによって、歌舞伎や歌舞伎俳優に憧れてほしい。それこそ、なりたい職業のベスト5に入ってほしいんです。難しいでしょうけど、歌舞伎を、とりわけ古典歌舞伎を残していくには、それくらいにならないと。戸部外国でその国の言葉で歌舞伎がやられるくらい裾野が広がってほしいですよね。外国のミュージカルを日本語でやっているのと同じように。そうして世界中から憧れを持って歌舞伎座に来てもらえるようになったらいいなというのは、ずっと思っているんです。そのためにもまず、日本で裾野を広げ、自力を高めていかなければと。愛之助この『流白浪燦星』がその足がかりとなって、「これが歌舞伎なんだ。じゃあ古典も観てみたいよね」と思っていただけたら、こんな幸せなことはないですね。取材・文:大内弓子撮影:源賀津己<公演情報>新作歌舞伎『流白浪燦星』モンキー・パンチ 原作「ルパン三世」より脚本・演出:戸部和久出演:ルパン三世:片岡愛之助石川五ェ門:尾上松也次元大介:市川笑三郎峰不二子:市川笑也銭形警部:市川中車傾城糸星/伊都之大王:尾上右近長須登美衛門:中村鷹之資牢名主九十三郎:市川寿猿唐句麗屋銀座衛門:市川猿弥真柴久吉:坂東彌十郎2023年12月5日(火)~12月25日(月)会場:東京・新橋演舞場チケット情報:公式サイト:
2023年11月22日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)のレッドカーペットイベントが24日に都内で行われ、GACKT、二階堂ふみ、杏、片岡愛之助、藤原紀香、川崎麻世(※崎はたつさき)、加藤諒、益若つばさ、和久井映見、アキラ100%、朝日奈央、武内英樹監督が登壇した。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。○■藤原紀香・片岡愛之助が結婚以来の夫婦共演2016年の結婚発表以来初の共演となった片岡、藤原は作中でも夫婦として登場。大阪府知事役の愛之助は「『翔んで埼玉』のファンの1人だった私を出してくれるんですか!? 喜んでと、すぐにOKを出したんですけれども、台本をいただいてみまして、大阪府知事の役ですと言われたのに『なにこれ、ヤクザの役ですか?』みたいな、なかなかの言葉遣いだったので驚いてしまいました。違う台本かなと思ったくらい」とオファー時の心境を振り返る。「本当に皆様、愛を持ってディスらせていただいております。これは私の思っている言葉じゃないです。台本に書いてある言葉なので、楽しみにしていてくださいませ」と期待を煽った。妖艶な神戸市長役の藤原は、演じる役さながらにボディラインくっきり、美背中もあらわなドレスで登場。「前作の大ファンだった。前作のキャストさんやスタッフさんが思いを込めていて、こんなにディスってるのに、ふるさと愛を全面的に出されていて大好きな作品だったので嬉しい」と喜びを表す。「関西っていろんな県があってまだまだ関東の方もいらっしゃったことのない土地もありますので、そういった土地のことをもっともっと深く知ってもらえる映画になるんじゃないかな」と期待しつつ、「最初にやっぱり台本を見た時はひっくり返りました」と苦笑。「サプライズのシーン、今は言えないところがあるんですけども、エンタメ界の端くれの一員として人を楽しませてなんぼ、人を驚かせてなんぼということでお受けさせていただいた次第でございます。本当に嬉しかったです」と語った。
2023年10月24日11月3日から公演される日本テレビ開局70周年記念舞台『西遊記』の制作発表が27日、都内で行われ、片岡愛之助、小池徹平、戸次重幸、加藤和樹、村井良大、藤岡真威人、田村心、曽田陵介、小宮璃央、柳美稀、押田岳、桜庭大翔、山口馬木也、藤本隆宏、中山美穂、松平健らが出席した。2023年11月から2024年1月にかけて、日本テレビ開局70年記念舞台として全国5都市で上演される『西遊記』。主演の孫悟空は片岡愛之助、三蔵法師は小池徹平、猪八戒は戸次重幸、沙悟浄は加藤和樹、玉竜は村井良大が演じ、三蔵法師一行が天竺を目指す。妖怪側は、牛魔王に松平健、妻の鉄扇公主に中山美穂、息子の紅孩児に藤岡真威人、金角は藤本隆宏、銀角は山口馬木也、虎力大仙を小宮璃央、鹿力大仙を押田岳、羊力大仙を桜庭大翔が担当。また、鎮元子を田村心、玉帝と高伯欽を曽田陵介、高翠蘭を柳美稀が演じ、ベテランから若手まで様々なジャンルの俳優陣が勢揃いした新たな『西遊記』が誕生する。孫悟空役の片岡は「大スターが大集合みたいな感じでビックリしている次第ですが、楽しみにしております」とし、「孫悟空といえば、やっぱり僕は堺正章さんの世代。懐かしいと思う部分もありますが、オリジナルということで天真爛漫でちょっと乱暴者。そういうところもありながら優しさもあり、お師匠さんのことが大好き。そういうものを全力で出しながら、令和版の孫悟空をしっかりと務めたいと思います」と気合十分。三蔵法師役の小池は「三蔵法師は女性が演じられた印象が強いんですが、私が演じるというおことで男性としての三蔵法師を演じる楽しさやワクワクさを出せたらと思います」と意欲を見せると、片岡が「(三蔵法師に)ピッタリですよ。美しさがあり永遠の美少年。いつまでも変わらないですね」とべた褒めした。演出を担当する堤監督と本格的に組むのは初めてとなる片岡。堤監督と何度か経験している小池が「平気で嘘をつくんですよ。何が起きるのか本番が始まるまで怖いですね」と明かし、猪八戒役の戸次も「恐怖心の方がデカいですね。本番中にいきなり変なことを言ってくるんです。何でもできる人間じゃないんですよ!」と戦々恐々。小池を始めとするキャスト陣の堤監督の無茶ぶりを聞いた片岡は「僕はガッツリお仕事をするのが初めてなので恐怖で震え上がっています(笑)」と苦笑いを浮かべつつ、「前回の『魔界転生』でナレーションとして参加させていただきましたが、圧倒されました。その舞台に立てると思うと嬉しくて仕方がありません。この素晴らしいメンバーが集まってくださったので、LEDも凄いんですがアナログのヒューマンパワー、役者魂を見ていただき、千秋楽まで駆け抜けたいと思います」と決意を新たにしていた。舞台『西遊記』は、11月3~5日に大阪・オリックス劇場、11月10~23日(17日は休演)に福岡・博多座、12月16・17日に北海道・カナモトホール、12月27日~2024年1月2日に名古屋・御園座、2024年1月6~28日(12日・22日は休演)に東京・明治座で公演。
2023年09月27日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、館長 上村淳之の文化勲章受章ならびに90歳の卒寿を記念して、2023年10月14日(土)から12月24日(日)まで特別展を開催します。日本画家 上村淳之は、昭和8年(1933)に上村松園を祖母に、上村松篁を父に生まれ、今年4月に卒寿を迎えました。また令和4年11月には、その功績により文化勲章を受章しました。日本画の分野で親子三代での文化勲章受章は日本初となります。本展では、「月の水辺」、「風渡る」(大分市美術館蔵)、「晨」(株式会社ヤマタネ蔵)などの大型作品のほか、通常は一般公開していない「青連院門跡 好文亭 襖絵」、「祇園祭 山鉾 大船鉾天井画」や当館初展示となる「春庭(白孔雀)」(京都花鳥館蔵)など、全国の関係先のご協力をいただき、館外所蔵作品も数多く特別展示します。東洋的感性の減退や現代の日本画について真摯に警告を発し、さまざまな鳥の姿を通じて、自然の叡智を示し、未来へのメッセージを送り続ける上村淳之の90年の軌跡を紹介します。詳細は以下のとおりです。上村淳之「月の水辺」平成2年(1990)[大分市美術館蔵]上村淳之 襖絵「時鳥図」平成9年(1997)[青蓮院門跡蔵]1. 名 称 特別展 文化勲章受章・卒寿記念 上村淳之展2. 開催期間 2023年10月14日(土)~2023年12月24日(日)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館、読売新聞社4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕1,100円、小・中学生550円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約50点9. 主な展示作品●上村淳之【大型作品(縦・横1m以上)】「月の水辺」(平成2年)<内寸145×227>・「風渡る」<内寸160×228> 大分市美術館蔵、「晨」<内寸112×162> 株式会社ヤマタネ蔵、「雁金」<内寸223×181> 京都市美術館蔵、「水辺の朝」<内寸132×326>(平成4年)個人蔵「月明に舞う」<内寸181.8.5×227.3> 松伯美術館蔵 ほか【通常一般非公開/当館初展示】襖絵「時鳥図」「蓮池図」「鶴図」青蓮院門跡蔵、「大船鉾天井画」 大船鉾保存会蔵 ※祇園祭 山鉾【当館初展示】「春庭(白孔雀)」京都花鳥館蔵、「大和鶏」神宮徴古館蔵、「爽秋」(平成16年)・「錦秋」・「月の水辺」(平成27年)・「丹頂」個人蔵【館外所蔵作品】「雪(鶫)」株式会社ヤマタネ蔵、「卯」京都花鳥館蔵、「佐保の詩」奈良県立万葉文化館蔵、「雪野」・「春鳩」・「雪中遊禽」・「早苗田」・「幼隼」・「爽秋」(平成5年)岐阜プラスチック工業株式会社蔵【当館所蔵/管理作品】「四季花鳥図」(近鉄グループホールディングス株式会社蔵) ほか[特別展示]●上村松園 「楊貴妃」●上村松篁 「笹百合」* 展示作品は、都合により変更する場合があります。以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月13日歌舞伎俳優の片岡愛之助が22日、都内で行われた映画『ホーンテッドマンション』(9月1日公開)のジャパンプレミアイベントに、土屋アンナ、八代拓、温水洋一と共に出席し、自身の心霊体験を告白した。本作は、創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーが、ディズニーランドの人気アトラクションである「ホーンテッドマンション」を実写映画化。ニューオリンズにある壮大だけれど不気味な洋館で起こるさまざまな怪奇現象に立ち向かう心霊エキスパートたちの奮闘を描く。愛之助が日本語吹き替えを務めたのは、オーウェン・ウィルソン演じる調子が良すぎる自称神父? ケント。愛之助は「神父? の“?”というところがミソです」と語ると「ディズニーランドのアトラクションである『ホーンテッドマンション』をそのまま映画館で体験できるんです」と熱弁した。何かと大げさな霊媒師ハリエット役の土屋も「個性あふれる登場人物のバックグラウンドを美しく描いている深い作品」と見どころを述べると、幽霊を信じない心霊写真家ベン役の八代も「(ジャスティン・シミエン)監督がもともとディズニーランドのキャストだったこともあり『ホーンテッドマンション』への愛情がそのまま映画になった」と純粋な愛が映画に詰まっているという。今回の日本語吹き替えキャストは霊感が強い人が集められたと司会者が説明すると、愛之助は「ものすごくたくさん心霊体験がある」とアピール。続けて愛之助は「歌舞伎をやっていると、お芝居でいろいろな地域に行きます。そのとき、旅館やホテルに泊まるのですが、『これはダメだな』というところは入った瞬間に分かるんです」と述べ、「そういうときは考えないようにするのですが、コンビニに買い物にいくためにお弟子さんと真っ暗で誰もいないホテルのゲームセンターを通ったら、つい変なことを考えてしまった。そうしたらゲーム機が全部点滅して動き出したんです」と恐怖体験を披露する。その後、コンビニに行った愛之助は「とりあえずお酒を買ってゲームセンターに戻ると電機が消えていたのですが、怖かったので、買ったお酒をお供えしたんです。翌日起きてゲームをやったら、じゃんじゃんコインが出たんです」とお供え酒の効果があったことを明かしていた。
2023年08月22日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』の新キャストとして、杏、片岡愛之助の参加が決定した。本日より公開に向けて、6週連続で新情報を発表。記念すべき第1弾は、壮絶な東西対決の幕開けとなる新キャスト。杏さんが演じるのは、滋賀の貴公子・桔梗魁。関東だけではなく、関西圏でも存在する通行手形制度を撤廃するため活動する滋賀解放戦線のリーダーで、“滋賀のオスカル”と呼ばれている。初めて男役に挑戦した杏さんは、「耽美な雰囲気や麗との怪しげな距離感などは演じていてとても楽しかったです」と語り、「こんなに豪華なのに、起きていることはかなりバカバカしい。現場では何度も『これは何なんだ!』『どうかしている(褒め言葉)』と繰り返しながら撮影していました。今回は関西が中心に描かれていますが、もちろん麗と百美の関東も登場します。これは日本中を揺るがす問題作になるのではないでしょうか。ぜひお楽しみいただきたいです」とメッセージ。通行手形制度と謎の施設・甲子園を用いて関西圏を牛耳り、日本全土の大阪化を狙っている冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃を演じる愛之助さんは、「嘉祥寺はガラの方があまりよろしくなくて(笑)。台本を読んだときは嘉祥寺の不遜な発言にドキドキしていたんですが、いざ衣裳に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに濃いキャラクターが出来上がったような気がしております。滋賀・和歌山・奈良の皆さまを盛大にディスらせていただきました」と役どころについて語り、「撮影中は毎日がお祭りのようで、カットがかかると武内監督の笑い声が聞こえてくる素敵な現場でした」とふり返った。さらに、麗(GACKT)、百美(二階堂ふみ)、桔梗、嘉祥寺のキャラクター映像も到着。「埼玉に海を作る!」と意気込む麗たちと、関西での新たな出会いを紹介。桔梗と麗が顔を寄せ合い、ただならぬ雰囲気を醸し出している様子や、怒号を飛ばし高笑いする、“日本全土を大阪化”しようとする嘉祥寺の恐ろしさがうかがえる場面も登場。また、麗と百美は、埼玉に海を作るため関西の地へと突き進むが、麗はたこ焼きを無理やり食べさせられ、百美は生徒会室でたこ焼きをむさぼる。彼らが関西でどのような戦いを繰り広げ、どんな展開が待ち受けるのか期待が高まる映像となっている。また、“天下分け目の東西ディスり対決”の中心人物である、麗、百美、桔梗、嘉祥寺の闘志あふれる眼差しを写したビジュアルも公開された。『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ 2023年11月23日より公開©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
2023年08月08日映画『キングダム 運命の炎』(7月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に都内で行われ、山崎賢人(※崎はたつさき)、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名、岡山天音、片岡愛之助、佐藤信介監督が登場した。同作は原泰久による、人気コミックスの実写化作。中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍となる戦争孤児・信(山崎)と、後の始皇帝となるエイ政(吉沢亮)が、ともに中華統一を目指す。2019年、2022年に公開され大ヒットを記録、今回が第3弾となる。同作のファンだという愛之助は「うちのマネージャーから勧められて見たんですけど、すごくハマってしまい、信が成長していく様なんか大好きで。拝見してた方なので、まさか出させていただけるなんて思いもよらず本当に嬉しかったんで、もっともっと一緒に皆さんと時を過ごしたかったなと思ったら、バサッとやられて、死んじゃったよ」と会場を笑わせる。愛之助は「しかも、これに入る前『馬に乗れますか?』と聞かれたので、『もちろん乗れますよ。大丈夫ですよ』『でも、何かあったら危ないのでお稽古行ってください』と言われて、馬の稽古に何回か行ったんですよ。見ていただいたらわかる通り、実際は微動だにしない。ずっと座ってるんですよ。もっと走り回ったりとかしたかったなと思ってるうちにやられましたよね、気づいたら」と苦笑。佐藤監督も「馬から降りなかったですよね」と言いつつ、「あれだけ動きが抑制された中で、表情が非常に素晴らしいので、広大な風景で撮ってるんですけど、微細な表情の動きを撮りたくて、やっていました」と振り返った。
2023年07月28日7月6日、ファンの女性に性行為の撮影を強要したことが「文春オンライン」で報じられた元お笑いコンビ「竹内ズ」のがまの助(27)。記事では、がまの助とLINEや電話で仲を深めたという都内在住の30代女性が、がまの助と初めて性行為をした際に無理やり撮影されたと告発。その後、交際するかどうかの話に発展するも、がまの助は「(付き合うなら)お金を援助してほしい」と申し出たという。文春の直撃に、「してない……です」と口ごもって性行為撮影の強要を否定したがまの助。だが一方で、所属事務所の幹部は文春の取材で事実を認めており、がまの助が撮影した動画はすでに削除したと明かしている。昨年1月に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のドッキリ企画「不仲芸人対抗!スピード解散選手権」で、最速の“10秒解散”が話題となった竹内ズ。当時、Twitterでも「竹内ズ」がトレンド1位になるなど、“不仲コンビ”として知名度を上げることに。しかし、今年5月に解散が発表され、現在は互いにピンで活動している。7月5日放送の同番組では、竹内ズの解散が正式決定した後に撮影された「解散ホントドッキリ」が放送され、再び注目を集めたばかり。だが翌日に、がまの助の性行為撮影強要が報じられ、ネット上では《がまの助さんは人として良くないな》《解散は正解みたいですね》と批判の声が続々……。だが一方で、がまの助の“意外な本名”も注目を集めているのだ。がまの助の本名は「炭竈 雄一(すみがま ゆういち)」。珍しい苗字はさることながら、アニメや映画も大ヒットした人気漫画『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎を彷彿させるようで、ネット上ではこんな声が上がっている。《竹内ズ・がまの助の本名ほぼ竈門炭治郎じゃん》《鬼滅の刃竈門炭治郎みたいな本名》《炭竈って竈門炭治郎みたいですね》本人も意識していたようで、昨年1月のドッキリ企画が話題になった直後にこうツイートしていた。《僕の本名は『炭竈雄一』で鬼滅の刃の竈門炭治郎と同じ漢字なんですけど 本名のまま芸名にすればもっと売れてたかもなって書き込みが多くて、今になって何故、『がまの助』にしてしまったんだろうと凄く後悔しています》(’22年1月29日)スキャンダルによって注目を集めた本名だが、後悔すべきは自らの行いだろう。
2023年07月07日2022年7月に『奇人たちの晩餐会』で博多座の舞台に立ち、観客を魅了した片岡愛之助。歌舞伎以外のジャンルから彼を知ったファンにとっても、『六月博多座大歌舞伎』は、歌舞伎俳優としての本領を直接堪能できる絶好の機会だ。5月31日(水)に、4年ぶりに復活する“船乗り込み”への参加、そして歌舞伎公演としては2019年以来の博多座出演となる本公演への意気込みと、演目の見どころを聞いた。「偶然見かけたお客さまも温かい声援を送ってくださる船乗り込みは、役者一同気分が盛り上がるイベントです。船乗り込みで歌舞伎公演を知り、観に来てくださるというお客さまもいらっしゃるので、博多座に『ただいま』という気持ちで乗りこませていただきます」と、開口一番語ってくれた愛之助。今回の公演では、昼の部『人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)』の鳶頭(とびがしら)伊兵衛と『太刀盗人(たちぬすびと)』の田舎者・万兵衛、夜の部『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の団七九郎兵衛という3役を勤める。「『人情噺文七元結』は、明治に活躍した三遊亭円朝の口演をもとにした人情噺。初めて歌舞伎をご覧になる方にも気軽に楽しんでいただける作品です。私が演じる伊兵衛は、最後にちょっとだけ登場しますが、粋で威勢がよく、江戸っ子らしい素敵なお役。『太刀盗人』は、田舎者の万兵衛という男が土産物屋でスリにあい大事な刀をとられてしまうという話なのですが、鴈治郎のお兄さん演じる、すっぱ(スリ)の九郎兵衛との刀をめぐる面白おかしいセリフと踊りのやりとりをお楽しみください」。夜の部『夏祭浪花鑑』は、上方歌舞伎でも大人気の演目。江戸弁の江戸歌舞伎に対し、大坂弁で語られる、大阪の男の威勢の良さ、人情味が感じられる演目だ。「“泥場”といわれる殺しの場面は、これぞ歌舞伎という立ち廻りの様式美を楽しんで頂けます。7月の博多祇園山笠を前に、上方歌舞伎で描かれる祭りの雰囲気も味わって頂ければ嬉しいですね」と紹介。団七役については、「体中に入れ墨が入っているような人物で共感はできませんが…」と笑いつつ、「団七は大坂の魚屋で、私自身が大阪出身なので等身大で演じられるお役」。「片岡家でも祖父の十三世仁左衛門、おじの我當も勤めてきたお役を、博多座の舞台で自分が勤められることを大変嬉しく思う」と意気込んだ。「華やかで色とりどりの演目がそろう『六月博多座大歌舞伎』は、歌舞伎の魅力全てを知ってもらえるといっても過言ではない内容。個人的におすすめしたいのは、イヤホンガイドで解説を聞きながらの観劇ですね。初歌舞伎の方はもちろん、演目を観たことがある方にも新発見があると思います。二度目はイヤホンガイドなしで、というのも楽しめますよ!」と笑顔で締めくくった。豪華演目・出演者の船乗り込みと共に完全復活する博多の初夏の風物詩を堪能したい。公演は6月3日(土)~19日(月)、博多座にて上演。チケットは発売中。
2023年06月01日歌手でファッションモデルのきゃりーぱみゅぱみゅと俳優の葉山奨之が、それぞれ公式SNSと事務所公式サイトを通じて入籍を報告。そのキュートなウエディングフォトに注目が集まっている。「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」が重なった最強の吉日といわれる3月21日、0時すぎに、きゃりーさんはSNSを更新。「いつも応援してくださっているファンの皆さま いつも支えてくださっている関係者の皆さま」として、「この度、葉山奨之ときゃりーぱみゅぱみゅは入籍致しましたことをご報告させていただきます。お互いを支え合いながら、より一層お仕事にも力を入れてまいります」と連名で、英語のコメントも加えながら報告した。合わせて投稿された4枚のウエディングフォトは、きゃりーさんの愛犬・あめちゃんも一緒に葉山さんと笑顔で微笑み合っているもので、ファンからは「なんて可愛い2人」「お二人共大好き」「100パーセントお似合い」という祝福の声とともに、「可愛い結婚報告」「幸せそうな可愛いウエディングフォト」「絵本から飛び出たみたい」とそのキュートな世界観も反響を呼んでいる。きゃりーさんは、2011年夏、中田ヤスタカプロデュースによるミニアルバム「もしもし原宿」でメジャーデビュー。その後も日本武道館単独公演、NHK紅白歌合戦初出場を果たしてヒットを連発。2013年に初めてのワールドツアーを開催して以降、計4度のワールドツアーを成功。デビュー10周年イヤーとなる2021年には、過去最大規模の全国ツアーとともに、世界最大級の音楽フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」に出演し、日・米でTwitterトレンド入りを果たした。「HARAJUKU」「JAPANESE POP」の代表的存在。『ジョン・ウィック:パラベラム』ジャパンプレミアよりまた、葉山さんは、NHK連続テレビ小説「まれ」(2015)でヒロインの弟役に起用されて注目を集めると、ドラマ「僕たちがやりました」(2017)のマル役をはじめ、映画『青空エール』『きょうのキラ君』『サヨナラまでの30分』などの話題作に出演するなど活躍。2018年には新進俳優に贈られる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」ニューウェーブアワードを受賞。現在ディズニープラス「スター」で配信中の「シコふんじゃった!」でも熱演を見せている。(text:cinemacafe.net)
2023年03月21日ドラマ10「大奥」最終話が3月14日放送。片岡愛之助演じる藤波が片岡仁左衛門を“激推し”する姿に「洒落っ気ありすぎ」などの反応が送られるとともに、貫地谷しほり演じる久通の最後のセリフにも様々な反応が寄せられている。謎の疫病によって男子が激減、女性が社会の主役となった男女逆転江戸パラレルワールドを舞台にした本作。シーズン1では男女逆転がはじまった3代将軍・家光の時代、5代将軍・綱吉の時代を描き、8代将軍・吉宗の物語までが描かれてきた。姉2人が急死したことで藩主となり、言葉が不自由な娘・家重に目をかける8代将軍・徳川吉宗を冨永愛が演じるほか、紀州時代から吉宗に仕えてきた幼馴染の加納久通に貫地谷しほり。赤面疱瘡駆逐のため奔走する水野祐之進に中島裕翔。周囲からは将軍が務まらないと思われている徳川家重には三浦透子。有能な吉宗の側近・大岡忠相にMEGUMI。将軍の命を受け赤面疱瘡治療を進める医者の小川笙船に片桐はいり。家重の有能ぶりに気づいた龍=田沼意次に當真あみ。吉宗の娘の世話にしてきた杉下には風間俊介。7代将軍・家継の代に大奥総取締を務めていた藤波に片岡さんといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。吉宗は水野を通じ大岡忠相が発見した没日録を受け取り、これまで隠されていた衝撃の事実を知る。将軍となった家重は大奥に入り浸り、老中たちは政について大御所となった吉宗の判断を仰ぐことが増え、それがまた家重の不満を増大させていた。そんな折、杉下がいきなり倒れる…というのが今回のストーリー。床に臥す杉下に高価な薬を煎じて飲ませる吉宗。そのまわりには水野の姿もあった。そこに新たな見舞い客が訪れる。それは藤波だった。藤波は水野の姿に驚くとともに彼を抱きしめ、生きていたことを喜ぶ。そんな藤波だがいきなり吉宗や久通、水野らに紙を配り出す。それは歌舞伎役者、片岡仁左衛門の浮世絵で「どうです、この片岡仁左衛門。まことにいい芝居をしておりまして…」と、藤波は吉宗らに仁左衛門を推しまくる…。このシーンに「愛之助が仁左衛門を贔屓にする世界線だと?洒落っ気ありすぎ」「愛之助さんにゆかりの片岡仁左衛門を連呼させたのには笑えた」「愛之助に「片岡仁左衛門という役者を贔屓にしておりましてなぁ」と言わせるNHK」などの反応が上がるとともに、「推しがいるっていいぞー!!っていってくれてるみたいで、本当に勇気出た。ありがとう、大奥・・・」と藤波の言葉に背中を押される視聴者も。また没日録を読んだ吉宗から、自分と跡目を争っていた吉通や、吉宗の2人の姉を殺めたのかと問いかけられた久道が、それを認めた上で「一炊の夢を見させていただきました。良き夢にございました」と語るシーンにも「やっぱり久通…今までの伏線が回収された最終回。吉宗と杉下、ずっとお似合いだった」「吉宗と久通の最後のシーンは案の定泣いた。本当に配役も良かったよ…」「この二人は主従だけでなく相棒で共犯で伴侶だったんだな」などの声が続々と寄せられている。(笠緒)
2023年03月15日山田裕貴主演、4月より放送の金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」に、日向亘と片岡凜が出演することが分かった。本作は、都心へ向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまい、乗客たちはともにサバイバル生活を生き抜くことになる、予測不能のヒューマンエンターテインメント。主人公・萱島直哉役の山田裕貴この度出演が発表されたのは、未来へ飛ばされてしまう電車に乗り合わせた高校生カップル役の2人。日向亘が演じるのは、名門高校に通う医者志望の受験生・江口和真。いつも冷静で、時に大人顔負けの正論を放つ聡明な高校生だ。幼い頃から、名医である父をとりまく人間関係を見てきたため、両親や教師など大人に対して強い警戒心を持っている。そんな彼が様々な大人たちと生活をともにすることで生まれる心境の変化、成長に注目だ。日向さんは特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」で高校生としては6年ぶりに仮面ライダー役を演じ話題を集め、現在放送中の日曜劇場「Get Ready!」では若き万能ハッカー役で出演中の若手注目俳優の一人である。そして、日向さん演じる和真の恋人であり幼なじみで同じ高校に通う佐藤小春を演じるのは、片岡凜。SNSで注目を集め、昨年放送の金曜ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」でテレビドラマデビューを果たすと、ドラマ初出演とは思えない演技力で話題を集めた。本作で演じる小春は、名門校に通う成績優秀な彼氏の和真を尊敬している女子高校生。いまどきの高校生らしい振る舞いもある一方、妙に大人びた一面もある。そして和真も知らない秘密を隠しており、この秘密が今後の乗客たちの運命、そして物語を大きく動かしていくことになる。▼日向 亘コメント脚本を読んでみて、脚本だけでは想像もつかないことが沢山あるので、これから現場で色々と答え合わせしていきながら撮影するのがとても楽しみです。年齢も職業も性格も違う人たちといきなりサバイバル生活が始まったら、自分だったら何ができるかなと想像しました。様々な性格の登場人物が出てくるので、人間のいいところも悪いところも全てが詰まった作品だなという印象を受けました。“電車”という社会の縮図のような空間で、見ず知らずの人たちと知識を出し合い知恵を絞りながら、現実と非現実が混ざり合った世界にどう立ち向かって希望を見つけていくのか、一緒に考察しながら楽しめる作品だと思いますし、視聴者の皆さんもご自身に置き換えて楽しんでいただけたらうれしいです。▼片岡 凜コメント年齢や境遇、生き方も全く違う人々が、電車の一車両という空間で関わりを持ち、タイムスリップした未来の世界で人間関係を築いていくという物語の奇抜さを感じ、この先どんな展開になっていくのかとても気になりました。作品を通して非日常な現実を味わえるということはとても楽しみですし、佐藤小春にしっかり向き合い、サバイバル生活の中で生きる意味や喜びを知ることができたらと思います。どんな状況においても現代人が必要とするスマートフォン。手元から得られる情報源を無くしたとき、人と人との繋がりがどれだけ大切か、またどれだけ複雑かを考えさせられる、そんな作品になっていると思います。金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」は4月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2023年03月04日「月刊デザート」(講談社)にて連載中の漫画の映画化『なのに、千輝くんが甘すぎる。』より、主演・高橋恭平が演じる千輝くんが自宅で過ごす場面写真が公開された。千輝くんは学校一のモテ男子で、高橋さんはそれをクールに、時にあま~く演じている。高橋さんは先日行われたバレンタインイベントで都内の高校をサプライズ訪問した際には、場内からは割れんばかりの悲鳴が上がるほどいま人気急上昇中。そんな高橋さん23回目の誕生日となる本日公開されたのは、千輝くんの自宅で過ごす風景・メガネ姿のリラックスした姿を写した場面写真。学校ではクールな千輝くんだが、自宅では黒縁メガネにパーカー姿と、リラックスした表情が印象的。年の離れた妹の頭を撫でる何気ない姿には、千輝くんのうちに秘めた優しさが溢れている。『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は3月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:なのに、千輝くんが甘すぎる。 2023年3⽉3⽇より全国にて公開©2023「なのに、千輝くんが⽢すぎる。」製作委員会 ©亜南くじら/講談社
2023年02月28日2023年2月8日、歌舞伎役者の片岡愛之助さんが、トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。19歳の時に襲名した『愛之助』という名前について、当時抱いた素直な思いを語りました。役者を辞めようと思ったタイミングで…もともと、子役としてテレビドラマなどに出演していた愛之助さんですが、当時は役者を続けるつもりはなかったとのこと。8歳の時には、所属事務所の松竹芸能と相談し、役者業の廃業を決めました。しかし、最後の仕事となる予定だった公演で共演していた、人間国宝の二代目片岡秀太郎さんに声をかけられ、歌舞伎役者として生きていくことを決意。一度は辞める予定だった役者の仕事を、続けることにした理由について、次のように話しています。歌舞伎が一番、子供ながらに面白かったですね。役者さんが白塗りをしたりとか、男性が女形の役を務めたりとか、立ち回りでとんぼを返ったりとか、宙吊りで飛んで行ったりすることが、子供にとってテーマパークに来たみたいな感じで、ワクワクして見てますね。それから今までずっと、歌舞伎が一番好きですね。徹子の部屋ーより引用子供の頃に感じた歌舞伎の面白さが、役者を続ける気持ちにつながったとのことです。片岡愛之助「女の子みたいだな」周囲の反応は…?歌舞伎役者として本格的に活動を始めた愛之助さんは、19歳の時に秀太郎さんの養子になります。それまで片岡千代丸という名で活動していましたが、養子になったタイミングで六代目『愛之助』を襲名することになりました。しかし、「初めは『愛之助』という名前が恥ずかしかった」と愛之助さんは語ります。『愛』という漢字から、「女の子みたいだな」という印象を受けたそうです。ところが、『愛之助』という名前に対する、周囲の先輩たちの反応は、愛之助さんが抱いていたイメージと違うものでした。先輩の話によると、先代の五代目片岡愛之助は、高齢者の役をする老け役を主に担当。そのため、先輩の中では、「片岡愛之助=老け役」というイメージがあったとのこと。愛之助さんは、先代について何も知らなかったため、イメージの違いに驚いたそうです。愛之助さんのエピソードに対し、MCを務める黒柳徹子さんは「あなたのところから、若くきれいな人っていうのが」とコメント。黒柳さんが話しているように、これからは「片岡愛之助=若くてきれい」というイメージが、根付くかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月15日愛知県の離島、日間賀島の「島宿きの助」(運営:有限会社きの助、代表取締役:鈴木 雄太郎)は、2023年3月より海と夕陽を眺めながらやすらげる「島のサウナ」を開業いたします。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて2023年1月22日(日)より支援を募り、支援者には先行優待のサウナ利用チケットなどを配布しております。「島のサウナ」クラウドファンディングサイト 島のサウナ クラファン用画像(1)■開業背景名古屋から1時間足らずの穏やかな時間が流れるこの島で、創業50年になる島宿の庭を改装して『島のサウナ』を創ります。海を眺めながらゆっくりと進む島時間を感じて、伊勢湾に沈む夕陽とともに最高の“ととのい”体験を。コロナ禍による観光離れと人口減少により衰退していくこの島をサウナの力で活性化します。■特徴<都会の喧騒からはなれた離島で、最高のととのい体験を>島宿きの助は日間賀島の西港に位置し、目の前は海の好立地です。一年通して望める伊勢湾に沈む夕陽、海から届く波音、フェリーや漁船が行き来する情景を眺めながらゆっくりと時が流れる“島時間”を感じることができます。都会では絶対に味わうことのできないサウナ体験を提供します。<サウナ後には、海産物の宝庫である日間賀島の海鮮料理が楽しめる!>愛知県の離島、日間賀島は木曽三川が流れ込む伊勢湾、矢作川や豊川が流れ込む三河湾、この二つの海流が重なる場所に位置し、大河が運ぶ豊かなミネラル分を含む優良な漁場に囲まれていて、“海産物の宝庫”といわれています。サウナ後の心身は、自律神経を整えることにより五感が研ぎ澄まされ、身体を温めることにより血流が促進され胃腸の働きが活発になり食欲が増します。この“心身ともにととのった”状態で日間賀島の海鮮料理を最高に楽しで頂きます。<日間賀島唯一のサウナで、島を活性化する>人口減少とコロナ禍による観光離れで衰退していくこの島を、サウナがうみだす付加価値により活性化します!■リターンについて3,500円:【島のサウナ 日帰り入浴チケット】島のサウナを3時間ご利用できるチケットです。クラウドファンディング支援者様先行優待チケットになります。2023年3月~2024年3月まで1年間有効。14,000円:【島のサウナ+きの助ランチ】島のサウナを3時間ときの助の海鮮サ飯ランチがセットになったチケットです。ととのいに最適な環境でサウナした後のサ飯を存分にお楽しみください。■プロジェクト概要プロジェクト名: 【最高のチルアウトを求めて】あいちの離島、日間賀島に島のサウナを創りたい!期間 : 2023年1月22日~2023年3月5日URL : 【島のサウナ施設情報】・ご利用案内男女混浴利用の予約制サウナで、水着を着てご利用いただきます。・ご利用時間am6:00~pm23:00(※am10:00~am11:00の間清掃時間あり)・料金3,500円(事前予約3時間制)※バスタオルセットの料金になります。※レンタル水着は500円 レンタルポンチョは500円・サウナ室内収容人数定員12名様・サウナ室設定温度95℃~105℃※季節や外気温に応じてととのいへ導く最適な温度設定を目指します。・水風呂設定温度15℃~20℃※季節や外気温に応じてととのいへ導く最適な温度設定を目指します。・サウナードリンクポカリスエットやイオンウォーターなどのソフトドリンクとクラフトビールやハイボールなどのアルコール類までを揃えたドリンクコーナーを設置。・ととのいチェア内気浴と外気浴スペースに計12台を設置予定。・ととのい音響最高級な解像度で定評のあるBowers&Wilkins社の805D4を設置します。チルアウトをテーマにしたレコード、CDをラインナップし、音と共に最高なととのいタイムをお楽しみください。【資金の使い道・実施スケジュール】今回皆様に支援を募る金額は300万円です。これらは島のサウナ全体の建築費用の一部に充てさせていただきます。11月上旬:解体工事スタート1月中旬 :サウナ内装工事スタート2月中旬 :島のサウナ完成2月下旬 :プレオープン3月中旬 :島のサウナオープン※工事の進捗状況によりオープン予定日が遅れてしまう可能性がございます。その際は近況報告にてお知らせ致します。■会社概要商号 : 有限会社きの助代表者 : 代表取締役 鈴木 雄太郎所在地 : 〒470-3504 愛知県知多郡南知多町日間賀島浪太56設立 : 1986年5月3日事業内容: 旅館業資本金 : 1,000万円URL : ■本件に関するお客様からのお問い合わせ先有限会社きの助 お客様相談窓口TEL : 0569-68-2448お問い合せフォーム: kinosuketaro@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月31日