映画『邪魚隊/ジャッコタイ』(5月31日公開)の完成披露舞台挨拶が21日に都内で行われ、佐藤流司、阿久津仁愛、橋本祥平、小柳心、廣瀬智紀、輝馬、玉城裕規、石井一彰、兼﨑涼介監督が登場した。同作は映画と舞台を展開する【東映ムビ×ステ】第6弾で、同プロジェクト初のミュージカル時代劇。どこか抜けている個性豊かな死刑囚4人(佐藤、橋本、小柳、廣瀬)が、死罪免除を条件に、将軍おかかえの使い捨て特殊部隊「邪魚隊」として働かされる。そこへ彼らと正反対の堅物な田舎武士(阿久津)が巻き込まれ、寄せ集めの凸凹チームが将軍の命で「人食い鬼」退治に挑む。○■映画『邪魚隊/ジャッコタイ』完成披露舞台挨拶に佐藤流司ら登場主演の佐藤は「感無量ですね。ここまで来たんだなって思いました」と感極まった様子を見せ、小柳から「どのテンション?」とツッコまれる。途中入場する観客もいたが、小柳が「遅れて入ってきた人、ゆっくり! またなんだったら最初からやります」と声をかけると、佐藤が「感無量です……」と冒頭の様子を再現し会場を笑わせていた。今回はミュージカル時代劇とのことで、佐藤は「最後に戦うシーンがあるんですけど、そこがけっこう難航しましたね。お芝居の中に歌が入っているみたいなニュアンスなので、『みんな、どうする?』みたいな感じで話し合ったのを覚えてます」と振り返る。小柳は「踊ったりもしたんですけど、振りをいただいて『覚えられますか?』と言われて、佐藤先生は『覚えられます』と言われて。我々2人は『覚えられません! どこかレッスン場はありませんか?』と」と、深夜に練習したという。廣瀬は「撮影と振りが同時進行だったので、その中で練習させていただいて、なんとか佐藤先生に間に合うことができたのかなと。大丈夫でしたか? 我々は」と尋ね、佐藤は「かっこよかったです」と太鼓判。橋本は「最後のシーンのミュージカルパートはみんなで一生懸命考えましたし、同じ曲でも最初の華やかなパートを楽しく拝見させていただきました」と語った。舞台にも出演する輝馬は「舞台ですごいことをやると思います。僕もわかんないですけど楽しみにしていてください」とアピール。殺陣のシーンについては佐藤が「すごいスピードで動くんですよ。玉城くんもめちゃくちゃ速いし、仁愛もばっちり一緒のスピードで動いているんですけど、玉城くんの振りの入るスピードがやばくて。俺も結構速い方だったんですけど、先に振りが入っていて、振り稽古についていく方が大変でした」と明かす。阿久津も「遅れたら死ぬと思ったので、練習の時からずっとびくびくしてました」と苦笑し、玉城は「舞台と違ってリアルに刀の位置とかが近かったりもするので、結構しびれて。すごい素敵な時間だったな。あの空間の中でのガチでの立ち回りは楽しかったです」と語った。撮影は京都の東映撮影所で行われたが、ドラマ『科捜研の女』シリーズに出演する石井は「8年くらい通っているので、スタッフの皆さんや監督もよく知ってる方ばかりで。安心感はあったんですけど、普段ほとんどスーツを着て京都の撮影所をぶらぶらしているので、あの衣装を着て歩いていたりすると、気心が知れたスタッフのみんなに『おはようございます』と言っても俺だってわからない。誰にも気づかれなくて。これ、盛ってるんじゃなくて」と、派手な装いで気づかれなかったという。また、兼崎監督は「1人に質問したらみんなで考えるということをやってくれて、この人たち、勝手に雰囲気作ってくれるなと。ほっといたら楽しそうにしていて、お芝居に対して真摯に向き合ってるから楽しそうというのが見てて心地よかったです」とキャスト陣を絶賛。作品は8〜9月の舞台に続くが、佐藤は「さっき、キャストの方を少し聞いたんです。『これはすごいことになるな』と思いました」と未発表キャストについて触れる。小柳が「キャスト!? 聞いた!?」と驚くと、廣瀬が「聞いたよ!」と得意気にし、小柳は「何で、俺だけが(聞いてない)!?」と焦った様子を見せていた。
2024年05月21日元祖カレー研究家の小野員裕さんが亡くなった。64歳だった。小野さんの公式サイトが3日、「小野員裕ブログの管理人一同」として訃報を伝えた。発表では「小野員裕ファンの皆様へファンの皆様方にはいつもご愛読いただき、本当にありがとうございます」とした上で、「急な話で驚かれると思いますが、一昨日、小野員裕は急逝いたしました。心筋梗塞での急な旅立ちでした。このブログの管理人である私たちも、あまりにも急なことなので、とても驚いております」と報告。そして「きっと彼のことだから、天国に行っても幸せの黄色いカレーや美味しいラーメンを食べて、笑っていることだと思います」とし、「享年64歳、生まれる前からカレーが好きだった男。小野員裕が、安らかに眠ることを心よりお祈り致します」とつづった。葬儀は、きょう4日午後6時から東京・新宿区の最勝寺で執り行われる。小野さんは、1959年北海道生まれ、東京都練馬区育ち。文筆家、大衆料理研究家、出張料理人。17歳からカレーの食べ歩きを始め、横濱カレーミュージアムの初代名誉館長、「オールアバウト」のB級グルメガイドを務めるなど、元祖カレー研究家として、テレビ番組にも出演した。
2024年05月04日野田秀樹が、東京芸術劇場の芸術監督を2026年3月31日(火) をもって退任し、岡田利規と山田和樹が4月1日(水) より新芸術監督に就任することが発表された。野田芸術監督は、2009年に初代芸術監督として着任以来、東京芸術劇場を東京の舞台芸術(演劇・音楽・舞踊等)分野の中心的施設として育てたほか、世界の劇場と積極的に連携し、多くの良質の海外舞台作品の招聘や、日本の数々の舞台作品を海外に送り出すなど国際交流を推進。また池袋西口を中心とした賑わいの創出、質の高い創造発信、若手育成の活動などにも多大な貢献を果たした。今後は、そのクリエイションが世界から注目を集める岡田を舞台芸術部門の芸術監督に迎え、新たな文化の創造・発信を行う場として、東京芸術劇場の存在感の向上と、世界の劇場と肩を並べる発信力を持つ劇場を目指すという。さらに新たに音楽分野の芸術監督として、日本を代表するマエストロである山田を迎え、1,999席の座席数を有する日本有数のシンフォニーホールの特性を活かし、音楽公演のクオリティや国内外への発信力をより一層高めていくとしている。また芸術監督の就任にあたり、岡田と山田からコメントが到着した。なお岡田は、2025年度からの東京芸術祭アーティスティックディレクターにも就任することが決定している。■岡田利規 コメント芸術と、人びと/社会/現実との関係を問い続ける。それを、東京芸術劇場の芸術監督の仕事をするための、基本的な姿勢としたい。そのうえで以下の問いに、劇場の職員をはじめとする協働者のみなさんとアイデア・意見を交換し、コンセンサスをとりながら向き合い、試行錯誤を重ねていきたいです。舞台芸術と音楽とが交錯しあう企みも、音楽部門の監督となられる山田和樹さんとさまざまに、積極的に画策していきたいです。上演に立ち会う観客との相互作用の結果として、感覚的悦び・励まし・ものごとを新しい眼差しで捉える経験・自分たちの声が代弁されているという思い・社会や自分自身を批評する機会などの、価値ある現象が生じる——そうした舞台芸術のポテンシャルを最大限発揮させるため、そこにできるだけ大きな射程を備わせるため、さて、どのような内容(プログラム)を、どのような形式(態度)を、東京芸術劇場は持つか?国内の文脈における、かつ国際的な文脈における、東京という都市の位置づけ。可能性と問題点とをともに孕む、その両義性に積極的に目を向けて、さて、そのような都市に建つ公立劇場として、東京芸術劇場はなにをする(なにをしない)か?舞台芸術を体験する悦び・舞台芸術を創造する悦び・そうした悦びが生じる場をつくり出す悦び、それらは、決して誰かの不幸な犠牲のうえに成り立つものであってはなりません。このことを含め、さて、東京芸術劇場がそこに関わる人びと、すなわち観客・創作に携わる芸術家・劇場職員——つまり、潜在的にはすべての人びと――にとって望ましい場所であるには?<岡田利規プロフィール>おかだ としき。演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰。その手法における言葉と身体の独特な関係が注目される。2007年『三月の5日間』でブリュッセルの国際舞台芸術祭、クンステン・フェスティバル・デザールに参加。この初の海外公演以降、国内のみならず、アジア・欧州・北米・南米あわせて90都市以上で作品を上演し続けている。2016年からはドイツの公立劇場レパートリー作品の作・演出も継続的に務める。タイの現代小説をタイの俳優たちと舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞・選考委員特別賞を受賞。能のナラティヴの構造を用いた『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』(KAAT 神奈川芸術劇場)で第72回読売文学賞・戯曲・シナリオ賞及び第25回鶴屋南北賞受賞。2021年には『夕鶴』(全国共同制作オペラ)で歌劇の演出を手がけた。■山田和樹 コメント(C)Zuzanna Specjal東京芸術劇場は1990年10月に開館していますが、91年2月には小学6年生だった自分が早くもこの舞台に立っていました。音感教育の成果発表の場で、オーケストラ伴奏で独唱をしたのでした。同世代の中では間違いなく一番乗りでしょう。あの長い長いエスカレーターを見た時の衝撃は忘れられません。当時の自分はそこに東京という街の近未来の姿を見ていたのでした。そう、私にとって東京芸術劇場というのは近未来の発信の場なのです。開館から34年経っている訳ですが、常に変貌する池袋・豊島区を象徴する建物であることに変わりありません。ここから何が発信できるか。見据えるのは、池袋から世界への発信です。世界から輸入する一方ではなく、輸出側に回る発想を軸にしたいと考えています。時代はクロスオーバーです。あるひとつの文化が放つ光は、また違う文化を照らすという側面がありますから、たくさんの文化が織りなす光は、さながら銀河系の様相を呈しているはずです。「芸劇」がその光の中心となればと思います。どうせやるなら、今までになかったことをしたい。自分が持つ開拓と反骨の精神をフル活用していければと思います。舞台芸術部門の監督に就任なさる岡田利規さんとのコラボレーションもとても楽しみです。 常に変化しつづける東京芸術劇場にどうぞご期待ください。<山田和樹プロフィール>やまだ かずき。2009年第51回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなくBBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。同年、ミシェル・プラッソンの代役でパリ管弦楽団を指揮して以来、破竹の勢いで活躍の場を広げている。2012年~2018年スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者、2016/17 シーズンからモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督、2023年4月からバーミンガム市交響楽団の首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任。日本では、東京混声合唱団音楽監督兼理事長、学生時代に創設した横浜シンフォニエッタの音楽監督としても活動。これまでに出光音楽賞、渡邉暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞など多数受賞。2022年にはモナコ公国からシュバリエ文化功労勲章を受章。東京芸術劇場 公式サイト:
2024年04月25日剣劇『三國志演技〜孫呉〜』の公開ゲネプロが5日に東京・明治座で行われ、荒牧慶彦、梅津瑞樹、廣野凌大、早乙女友貴、玉城裕規、松本利夫(EXILE)が取材に応じた。同作は荒牧が企画を務め、三國志の国の一つ“孫呉”を中心にした物語が描く。孫家に仕える武将・周瑜を荒牧、呉の武将・孫策を梅津が演じ、2人がW主演を務めた。おか廣野凌大、富田 翔、高木トモユキ、郷本直也、冨田昌則、早乙女友貴、玉城裕規、松本利夫(EXILE)が集結し、“三國志”の壮大な物語の世界を殺陣とアクションで魅せる。脚本・演出は末原拓馬(おぼ んろ)が務めた。第一部は本編、第二部は特別御前試合(スペシャル殺陣ショー)が繰り広げられる。○■剣劇『三國志演技〜孫呉〜』公開ゲネプロに荒牧慶彦、梅津瑞樹ら登場企画から携わった荒牧は「小さい時から『三国志』という物語が好きだったので、こうして明治座さんという素晴らしい劇場で上演できること本当に嬉しく思っております」と喜びを表す。なぜ今回呉の物語を描いたかについて聞かれると、荒牧は「僕、『三国志』オタクなのでめちゃくちゃ語っちゃうんですけど、『三国志演義』という物語において、呉というのはあまり描かれてなかったんですよね。描かれてないからこそ、深堀りの余地がめちゃくちゃあるんです」と語る。さらに「三国の中のエピソードってめちゃくちゃ多くて、どこをピックアップするか悩んで。魏や蜀も描きたかったんですが、中途半端なエピソードになると初見の方が入って来づらいんじゃないかなということで、呉の周瑜と孫策の国取りをするところが、感情移入もできやすいんじゃないかということで、呉のエピソードにさせていただきました」と説明した。また殺陣やアクションの多い同作に、W主演の梅津は「生きてここに来れてよかった。それだけですね」としみじみ。見どころを聞かれても「よくこれをやって生きてるなこいつらは(という点)」と回答する。松本も「主演のお二人がずっと動き回ってるので、稽古場から心配だったんですけど、よく今日を迎えられたな」と言いつつ千穐楽までの無事を願うと、荒牧は「まあ、大丈夫です。体は大丈夫です」ときっぱり。「精神的に参ってしまわないように、お互いを鼓舞しながら支え合っていきたいと思います。ね?」と梅津にマイクを向け、梅津も「はい」と応えていた。公演は東京・明治座にて4月5日〜16日。会見写真撮影:小境勝巳 (C)舞台「三国志演技〜孫呉」製作委員会
2024年04月05日北山宏光と玉城ティナが共演する新ドラマ「君が獣になる前に」のビジュアルが2種類公開された。本作は、累計200万部を超えた「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」の作者・さの隆の同名最新作を、ドラマオリジナルの脚本で描く、人が持つ闇や獣性を描く、人間の暗部を抉る問題作。物語の肝となる第1話の事件シーンは、エキストラキャスト100人以上が参加し、都内の地下街を貸し切り、テレビ東京連続ドラマ史上でも深夜枠としては異例となる大規模な撮影が行われた。そんな重要シーンを生かし、凄惨な現場の臨場感とリアリティを追求するため、煙の量を調整しながら何度も撮影した、徹底的にこだわり抜いたビジュアルが完成。もうひとつは、ガスマスクの奥に潜む琴音(玉城さん)の涙と、神崎(北山さん)の瞳が印象的なビジュアルに。本作のテーマである、人間の持つ闇や暗部を表現し、こちらに何かを訴えかけてくるようなビジュアルとなった。第1話あらすじ「The Beast」と呼ばれる史上最悪の事件が発生。犯人は、神崎一(北山宏光)の幼なじみ、若手人気俳優・希堂琴音(玉城ティナ)。琴音と仲が良かった若手俳優・宮ノ森真由(鳴海唯)と共に犯行動機を調べ出すも、途中で何者かに銃殺されてしまう。気がつくと神崎は、「The Beast」発生当日にタイムリープしていた。意を決して走り出した神崎の先には、まだ獣になる前の琴音がいて…。「君が獣になる前に」は4月5日より毎週金曜日24時12分~テレビ東京ほかにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月28日北山宏光主演ドラマ「君が獣になる前に」のメインキャストが発表。玉城ティナ、鳴海唯、吉村界人、深水元基、豊島心桜、ベッキー、高橋光臣、戸田菜穂が出演する。その日、多くの人が死んだ。666人の死傷者を出した事件は、“獣の数字”にちなんで「The Beast」と呼ばれることになる。実行犯は、その場で死亡。若手人気女優・希堂琴音。“俺”のたった一人の幼なじみ。君はなぜ、獣にならなければならなかったのか。君を止める手段はなかったのか――。玉城さんが演じるのは、主人公・神崎一(北山さん)の6個年下の幼なじみで若手女優で本作のヒロイン・希堂琴音。のちに「666 The Beast」と呼ばれる史上最悪の毒ガス事件を起こす人物だ。玉城ティナまた、琴音と同じ芸能事務所に所属し、姉妹のように仲が良い同期女優で、神崎と共に事件の真相を追う宮ノ森真由を、現在放送中の「Eye Love You」に出演する鳴海さん、琴音の友人の人気俳優・ジュンペイを現在公開中の『サイレントラブ』に出演する吉村さん、琴音に関わる過去の事件を追う刑事・柳を大河ドラマ「どうする家康」に出演した深水さん。鳴海唯琴音と同じ事務所の新人俳優で、謎の失踪をとげる千田ミヤコをモデルの豊島さん、闇組織に雇われる謎の女・井上カンナ(ガム女)をベッキーさん、琴音の主演映画に出資し、無実を信じる実業家・大久保玄奘を高橋さん、琴音のことを家族のように心配しているマネージャー・塩見優を戸田さんが演じる。戸田菜穂出演者コメント・玉城ティナ「これは大変な役になるぞ」と覚悟しました。センセーショナルな事件が巻き起こる渦の中で、一人ぽつんと立ったままでいられるのか、琴音としての重圧に耐えきれるのだろうか。正直まだまだ不安なのですが、足元がふらついてしまった時は、監督をはじめキャストの皆さんに頼らせてもらいながら演じられたらいいなと思っています。彼女を疑いながらではなく、信じながら、毎日を過ごしていきたいです。頑張りますので、宜しくお願いします。・鳴海唯お声がけいただいた時は、すごくありがたく思う気持ちと、自分に務まるだろうかという不安もありましたが、脚本を読ませていただき、強いメッセージ性と先が読めない展開にスリルとワクワクを感じ、この作品はぜひ挑戦してみたいと思いました。私が演じさせていただくのは宮ノ森真由という、玉城ティナさん演じるヒロイン希堂琴音と同期の女優で、地下鉄ガステロ事件の真相を北山さん演じる神崎とともにタイムリープしながら迫っていく女の子です。強い意志を持ち、とてもエネルギッシュなキャラクターだと感じています。見てくださる方々の心に残る衝撃作になるよう、精一杯頑張ります!ぜひ楽しみにしていてください!!・吉村界人物語は複雑ですが、いま生きている現実世界では戻れない時間ばかりで嫌気が差す中、こういった時間を飛び越えるドラマ設定は個人的にとても好きです。人気俳優という役柄も含めて、とても楽しみにしています。主人公の壮大な使命とセンセーショナルな描写を楽しんで頂けたら嬉しいです。・深水元基「ただ離婚してないだけ」チームからのご依頼!嬉しい~!作品愛溢れるこのチームとまたご一緒できる幸せ。今回もどっぷりと向き合います!原作のサスペンスは衝撃でした…人間は環境次第で獣になってしまう恐ろしさ…。今回は柳という刑事役、ドラマ版ではどのように主人公達に接していくのか楽しみです。最高の監督、キャスト、スタッフ達と協力しあい心の闇に残る作品を作っていきます!・豊島心桜ミヤコ役演じさせていただくことになりました豊島心桜です。お話をいただいて台本を読ませてもらいました。第1話から衝撃的なスタートで人気女優の琴音が何故あんな悲惨な事件を起こしたのか、琴音を獣にしてしまったのは何なのか、タイムリープを繰り返しながら神崎一が真相にたどり着いていく姿がとても引き込まれる内容で読破しちゃいました!私が演じさせていただくミヤコは琴音に憧れて芸能界に入り、女優を目指している女の子です。純粋で勉強熱心なミヤコが史上最悪のテロとどう関係しているのか考察をしながら是非最後まで見届けてください!・ベッキーこのたび、井上カンナ(ガム女)を演じさせていただくことになりました。ベッキーです。マネージャーさんに「ガム女役でお話頂きました!」と言われた時は「妖怪の役?」と聞き返してしまいました。なかなかパンチのある役名ですが、台本を読んだら、役そのものの人生にもパンチがあり、やり甲斐があるなぁとワクワクしております。原作漫画へのリスペクトをしっかりと大事にしながら、共演者&スタッフのみなさんと3ヶ月間走り抜けます!・高橋光臣オファーを頂いた時の資料を読んで、テレ東さんの意気込みを強く感じました。この作品で多くの人の度肝を抜いてやるぞと。私も今の自分のベストを尽くして、いろいろとチャレンジしてみようと思っています。演じさせていただく大久保玄奘は、私にとっては珍しい役柄だなと思いました。敵か味方か…このような謎めいた男を演じたかったので、いまから現場に入るのが楽しみです。台本を拝見して、まずこの作品の核はなんだろうかと考えました。25歳の若手人気女優の琴音が日本史上最悪の毒ガステロ事件を起こし、その幼馴染の神崎一があることをきっかけに、過去にタイムリープをし、琴音が事件を起こすことを阻止しようとする。その過程で描かれる複雑な人間描写、この鬱屈とした現代でも起こり得る事件を、タイムリープで過去のどの部分に問題があたったのかを探る。起きてしまったことは元に戻すことはできないが、起きたことの原因を見つけることで、視聴者に今の今を生きる大切さを伝えるものなのかなと…、私も現段階ではすべてを理解することは出来ませんが、撮影をする過程でこの作品の核心に触れることができればいいなと思っています。衝撃的で刺激的な作品になります。私も早く撮影に参加したくてワクワクしています。完成を是非楽しみに待っていて下さい。・戸田菜穂月も出ない闇夜、獣の気配、悪魔の気配、そこに置かれた人間は五感を研ぎ澄まし、闇と対峙する。もがき苦しみ、暗闇の中で最後に向き合うものとは。。。それは、もしかしたら自分自身かもしれない。。。このような緊張感と共に、私の役も暗闇を彷徨うことになると思います。今、覚悟を決めて一歩踏み出す気持ちでおります。どうぞ皆様も、人間の心の闇の世界にご一緒しませんか?きっと最後は朝日がさすことを信じて。「君が獣になる前に」は4月5日より毎週金曜日24時12分~テレビ東京ほかにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月05日玉城ティナと飯豊まりえがW主演する「君と世界が終わる日に」Season5がHuluにて2月9日(金)より独占配信されることが決定。終焉を予感させるメインビジュアルと特報映像が解禁された。ゴーレムと呼ばれるゾンビが蔓延る終末世界を舞台に、竹内涼真演じる間宮響が恋人と仲間を守るため命懸けの闘いに身を投じる、極限のゾンビサバイバル・ドラマ「君と世界が終わる日に」。2021年の地上波放送からスタートし、本格ゾンビアクションと濃厚な人間ドラマ、衝撃の展開の数々で人気を博し、Season4まで続く大ヒットドラマに成長。先週1月26日には、シリーズを牽引してきた主人公・響の最後の闘いを描く『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』が公開され大ヒット中だ。Season5は映画と同時間軸を描く。玉城ティナ&飯豊まりえをW主演に迎え、前田公輝、佐野ひなこ、柿澤勇人、溝端淳平が続投、さらに新キャストとして尾美としのり、袴田吉彦らが出演し、「きみセカ」の集大成&完結編となるシリーズ・ファイナルを描いていく。数々の仲間の死、響との離別を経て、人類最後の希望の都市・ユートピアの内部に辿り着いた明日葉(玉城ティナ)と佳奈恵(飯豊まりえ)、加州(溝端淳平)、海斗(前田公輝)、ゆら(佐野ひなこ)ら生存者たち。ユートピアの2本ある塔のうちの一つ「研究タワー」は、劇場版で響と子どものミライ、そしてワクチンを巡る闘いが描かれた。一方、Season5の舞台となるもう一つのタワーでは、政治家らが集結し、法の整備や秩序を作りながら、かつての文明を取り戻そうと奮闘。そんなタワーに辿り着いた明日葉と佳奈恵らを待ち受けていたのは、ユートピア現代表の息子で明日葉の元婚約者の冬馬(柿澤勇人)。冬馬の案内で、明日葉とゆらは上層階の「タワー」へ、そのほかの者は地下の「アンダー」へと導かれる。そこで生存者たちが目にしたのは、人間の価値によって二分されるという、絶対的な上下世界。理想郷とはかけ離れた世界で「タワー」と「アンダー」に引き裂かれた明日葉と佳奈恵たちは、ユートピアを巡る最終決戦に巻き込まれ、やがて敵として再会を果たすことになる。今回公開されたメインビジュアルでは、生存者たちがタワーとアンダーに引き裂かれ、光と闇に包まれている姿が捉えられている。さらに特報映像では、ユートピアで起こる地獄のような惨劇の様子が映し出され「この狂った世界が、俺たちの全てじゃないか」というセリフとともに、厳しい視線を送る佳奈恵、そして、誰かに銃を向ける明日葉が映し出されている。明日葉を演じる玉城さんはSeason5の撮影について、「序盤から『本当に全く別の新しい章が始まったな』という気持ちで撮影をしています」と最終章開幕に向けて新たな気持ちを語り、「Season5ではますます人間同士の芯の部分、良い部分も悪い部分もむき出しになって出てくると思います。明日葉はより成長したキャラクターにできたらいいなと思っていて、彼女の持ってる雰囲気や女性像が変わっていく様子を、シーンごとに出せたらなと思っています」と意気込みを語った。同じくW主演を務める飯豊さんはSeason5について「初期のメンバーが誰もいなくなってしまったのは寂しい」「現場も本当にサバイバルだったのでこんなに長く生き残ってるのに、どんどん大変になっていくのは、どうしたらいいんだろうと感じていました(笑)」と笑顔を見せながら、「最後にどんな選択をしたとしても、私は佳奈恵の一番の理解者として寄り添いたいと思っています」とコメント。自分の命を助けてくれた佳奈恵に特別な感情を抱くようになる元詐欺師の海斗を演じた前田さんは、「海斗の生きがいが佳奈恵の存在になっていくのですが、体と心がリンクしてない状態になり、僕自身も海斗と同じく葛藤しながら撮影に挑んでいます。新しいキャラクターも出てくるので『きみセカ』にこんな道があったのか!というところを見せられるように頑張りたいと思います!」と語っている。現ユートピア代表の息子で明日葉の元婚約者という高い地位にいる重要人物・冬馬を演じた柿澤さんは、「これからゆっくりとアクセルを踏んでいくような役なので、その点も含めて楽しんでいければと思います。長く続く、多くの方々がご覧になっている人気シリーズ作品なので、少しでもこのドラマに貢献できるように頑張ります!」と述べた。明日葉に想いを寄せ命懸けで守ろうとする新山財団幹部の加州を演じた溝端さんは、「展開が非常に面白くなっていますし、さらにスケールアップした世界観がどうなっていくのか楽しみです。明日葉と加州、2人の想いはどんな結末を迎えるのか?ぜひ皆さん、ご覧ください!」とコメントしている。さらに、2月9日(金)にはSeason5配信記念イベントも開催決定。同日には、毎年恒例のウォッチパーティも実施される。「君と世界が終わる日に」Season5は2月9日(金)よりHuluにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年01月30日モデルで女優の玉城ティナが12日、東京・表参道ヒルズで行われた“Gingerbread Land(ジンジャーブレッド ランド)” ポップアップイベント フォトコールに登場した。英国発フレグランス ライフスタイル ブランド「ジョー マローン ロンドン」は、12月14日~25日の期間限定で「“Gingerbread Land(ジンジャーブレッド ランド)” ポップアップイベント」を表参道ヒルズ B3F スペース オーにて開催。英国で愛される伝統菓子、ジンジャーブレッドからインスパイアされた2023年クリスマスの限定コレクションの世界観を体現した空間が広がる。開催に先立ち行われたフォトコールでは、かわいらしい装飾が施された会場に豪華ゲストがホリデーらしい衣装を身にまとって登場。玉城は、お腹がチラリと見える淡いイエローのセットアップで登場し、笑顔を見せながらフォトセッションに応じた。
2023年12月12日『演劇ドラフトグランプリ2023』が5日に東京・日本武道館で行われた。同グランプリでは、5名の座長たちによるドラフト会議で指名された俳優、演出家から結成された5チームが、上演時間や舞台形式など決められたルールに則って、オリジナル演劇を製作、披露。審査員と観客による投票で、グランプリが決定する。総合演出は植木豪、審査員として集英社『週刊少年ジャンプ』中野博之編集長、講談社『週刊少年マガジン』川窪慎太郎編集長、小学館『週刊少年サンデー』大嶋一範編集長、秋田書店『週刊少年チャンピオン』松山英生編集長、ナターシャ『ステージナタリー』熊井玲編集長が名を連ねた。総合司会を山寺宏一が務め、冒頭では、特別審査員の中川晃教が国歌を披露。各作品のナビゲーターを鈴木拡樹、楽屋裏からはレポーターの高木俊(※高ははしごだか)、アシスタントレポーターの田中涼星が俳優たちの様子を届ける。トップバッターの劇団「びゅー」(座長:高野洸、演出:松崎史也、演劇テーマ:天気、出演者:北川尚弥、高木トモユキ、古谷大和、松島勇之介)は、日本神話をモチーフに、観客を八百万の神に見立てながら日本武道館全体を使った演出で盛り上げた。劇団「国士無双」(座長:染谷俊之、演出:中屋敷法仁、演劇テーマ:宝箱、出演者:糸川耀士郎・椎名鯛造・鳥越裕貴・長妻怜央)の作品は、クリスマスを前にしたサンタたちが、戦火に生きる少年と心を通わせながらも厳しい現実に直面する。劇団「品行方正」(座長:七海ひろき、演出:三浦香、演劇テーマ:待ち合わせ、出演者:加藤大悟、唐橋充、後藤大、廣野凌大)の作品は、ある場所に集まった5人の意外な関係性や思惑が次々と明らかになっていくコメディで、最後には歌のパフォーマンスも。劇団「一番星」(座長:荒牧慶彦、演出:川尻恵太、演劇テーマ:アイドル、出演者:木津つばさ・高橋怜也・福澤侑・松井勇歩)は、アイドルが禁止された世界でアイドル活動を行う4人と捜査官の攻防を描き、こちらも歌とダンスのパフォーマンス。劇団「恋のぼり」(座長:玉城裕規、演出:私オム、演劇テーマ:初恋、出演者:石川凌雅、小西詠斗、萩野崇、服部武雄)の作品では、1人の老人が戦時下の沖縄を回想する形式で、4人の少年の友情を表した。投票タイムを経て、グランプリは劇団「恋のぼり」に。作・演出の私は「まさか獲れるとは思っておらず、嬉しい限りでございます。素敵なご縁で作品を作らせていただき、玉城さんがご縁をつないで、このチームで芝居ができてよかったです」と喜ぶ。座長の玉城は優勝旗を手にし「鯉のぼりを掲げた後に素敵な旗を掲げられるとは思わず、本当に嬉しく思います。皆様と共に今日過ごした一夜の賜物だと思っています。こんな素敵な催し物やってくださった、まっきー(荒牧)、ありがとうございました」と感謝した。同グランプリ プロデューサーも務めた荒牧は「本来であれば、演劇に好みはあれど優劣をつけるものではなくて、その時その時の環境や時代や流行やタイミング、いろんなものが折り重なって混ぜ合わさったものが演劇だと思っております。今日、それらすべてを掴み取った劇団鯉のぼりがグランプリを取りました。今夜、武道館に愛されたのは劇団恋のぼりです」と称える。「今日、この演劇ドラフトグランプリという場で、さまざまなジャンルの演劇を披露することができて、本当に嬉しく思っています。今日を通して、演劇を愛する気持ちがより深まりました。皆様もより演劇を愛する気持ちが深まっていたら幸いです」と挨拶し、会場は拍手に包まれた。同公演はシアターコンプレックスTOWNにて配信されている。
2023年12月06日モデルで女優の玉城ティナが23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「Amazon Prime Video テイクワン賞」の審査員を務める玉城は、黒のタイトなドレスに身を包み、デコルテや美脚を披露。抜群のスタイルが際立つコーディネートで観客を魅了した。なお、同賞は、国内外で優れたオリジナル作品を製作し多様な映像作品を配信するPrime Videoの協賛を得て、東京国際映画祭が更なる才能の発掘を目指して2021年に設立された。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日●SNSとの向き合い方否定的なコメントにも感謝今年2本目となる主演映画『#ミトヤマネ』が8月25日に公開を控えるなど、女優として存在感を高めている玉城ティナ。動画配信サービス・U-NEXTで配信中のHBOドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』では主人公の吹き替え声優を務めた。玉城にインタビューし、本作の魅力や演じた主人公との共通点、デビューから11年の中での自身の変化など話を聞いた。エイベル・“ザ・ウィークエンド”・テスファイとリリー=ローズ・デップが主演、トロイ・シヴァンやBLACKPINKのジェニーなどさまざまなアーティストが集結した『THE IDOL/ジ・アイドル』。ハリウッドの音楽業界の舞台裏に迫る物語で、新進気鋭のポップアイドルであるジョスリン(リリー=ローズ・デップ)が名声の光と闇に直面する姿を描く。ジョスリン役で海外ドラマの吹き替えに初挑戦した玉城は、「制作陣やキャストの豪華さから、視聴者として楽しみにしていたドラマで、まさかリリー=ローズの声を私がやるなんて思ってもなかったです。吹き替えも初めてだったので、大役だなと思いましたが、少し私らしいかなと思ってお受けしました」とオファーを受けたときの心境を説明。自分らしいと思った点について「私はアイコンっぽさを求められていると思いましたし、モデルもやっていたので洋服を着るというところは私を表すのに必要な材料だと思っています。参加させてもらっている他作品も、蜷川(実花)さんの作品などはアイコンっぽいなと思うので、普段そういうものを求められることが多い中で、この作品にオファーされたことはすごく意味があったと思います」と語った。演じる際には、リリー=ローズの声はあまり意識せず、自分がジョスリンを演じるのであれば、ということに重きを置いていたそうで、セクシーな描写もある本作だが、「女性っぽすぎない声を出すように心がけました」と明かす。「過激な作品ですが美しくて、いやらしさは感じなかったので、いやらしく声を出そうということは全く考えずに、セリフの良さを大事に、あまり高くない声を出すようにしました。声だけなので普段の演技よりもオーバーリアクションで、そこは非常に難しかったです」ジョスリンとの共通点を尋ねると、「人それぞれ弱さや闇は、程度の差はあるにしろ抱えていることだと思いますし、この業界で働いている人は、どうしても撮られたり言われたりすることが多く、私も同じようにさらされているという意味では共通する部分があると思います」と答えた。本作ではSNSに関する話も描かれるが、SNSとの向き合い方を尋ねると「言いすぎないというのは意識しています」と回答。「自分の意見を相手に押し付けすぎない。パッと発言したことが誰かを傷つける可能性があるというのは常に考えています。私は顔も名前も出してやっていますけど、匿名の方でもそこは必要なマナーかなと思います」続けて、「例えば私に関するコメントとして『かわいい』『かわいくない』というのがありますが、私からしたらどっちでもいいというか、考えてくれているだけありがとうという感覚です。賛同してくれる人だけついてきてくれればいいと思っているので、否定的なコメントを変えたいとも思っていません」と話した。●「陽キャになりたい」と憧れ無理していた10代中学2年生のときにスカウトされ、芸能界入りした玉城。舞台に立つことを目標にしていた友人の影響で芸能界に興味を持ち、小学生の頃に地元・沖縄で作品出演の募集に応募したことがあったものの、出演には至らなかったという。それ以降、自らオーディションを受けることはなかったが、芸能界への憧れは消えてなかったため、スカウトされたときは迷わず決断。「考えが短絡的なところがあって『やったー! 就職決まったじゃん!』と思いました」と振り返る。だが、芸能界で活動していくことに関して「今でも覚悟は決まっていない」と告白。「必要とされるのであれば頑張ろうかなというのが続いている感じで、絶対にこの世界でやっていくと縛られているわけではないです」と語る。2012年にモデルとしてデビューしてから11年。近年は女優としても活躍しており、2021年にはWOWOWの企画「アクターズ・ショート・フィルム」で監督に初挑戦した。注目度がアップし、環境の変化に戸惑いはないか尋ねると、「10代の頃のほうが戸惑いは大きかった」と打ち明けた。「自分がなりたいタレント像や女優像と、今いる自分の位置とのギャップや、方向性にすごく迷っていた時期だったので、20歳過ぎぐらいまではいろいろ考えることもありましたが、今は吹っ切れて、自分のフィールドでやっていこうと思えるようになりました」10代の頃は「陽キャになりたかった」とのことで、そう見えるように無理している部分があったという。「その頃は『海』『太陽の下』『キラキラ』みたいなキャラクターになりたかったのですが、自分の考えや容姿など、もともと持っているものがそもそも違うなと。違う意味でのアイコンになっていければいいと思って、すごく楽になりました。陰な自分を恥じていたところがありましたが、ありのままでいいんだと思いました」さらに、「15歳くらいで芸能界に入り、『東京だ!』となって、東京に慣れなきゃという思いもあった」と言い、そういった思いからも陽キャを演じていたと説明。そんな玉城に地元・沖縄の幼馴染は違和感を抱いていたそうで、次第に自分を取り戻していったときに、「やっと元のティナに戻って来た」と言ってくれたという。「その言葉はすごくうれしかったです」と笑顔を見せた。どのようにして吹っ切れたのか尋ねると、「好きな人は好きでいてくれるし、嫌いな人は嫌いでいいというか、みんなに好かれる必要はないということを心で理解したというのが大きかったです。それまでは頭で理解していても心でかみ砕けてなかったので。あと、みんな神ではないので、すべてを信じる必要はなく、内なる自分を信じることが一番大切だと思うようになりました」と晴れやかな表情で語った。●嫌いだった声を愛せるように「大事にしたい」玉城は細田守監督のアニメ映画『竜とそばかすの姫』(21)で声優デビューを果たし、本作で吹き替えに初挑戦。声も武器に活躍の幅を広げているが、以前は自身の声が嫌いだったという。「小さい頃は特徴的な声が嫌で、ちょっと低いし、もったりしているというか、澄んでいない声だなと思って好きではなかったのですが、細田監督の作品もオーディションで役をいただけて、すごくありがたいなと思いました。友達から『ティナの声は眠くなる』と言われることが多いのですが、それもすごくいい意味だなと思うようになりました」10代の頃、陽キャを演じていたと話していたが、声も変えていた時期があったという。「昔はテレビに出るときに無理して声を高くしようとして変になっていました。ちょっとぶりっ子みたいな、キャピキャピしている声を頑張って出そうとしていて、黒歴史です(笑)」今では、本来の自分の声を愛せるように。「声も好き嫌いあると思いますが、せっかく持って生まれたものなので大事にしていきたいですし、歌もすごく好きで、声を出すことは私にとってとても大事なことなので、いろんな声のお仕事をやっていけたらなと思います」最後に本作について、「ジョスリンはみんなが知っているようなスターで、その彼女がゴシップ的なもので転落していくというのはよくある事柄だと思いますが、それをすごく素敵な制作陣と素敵なキャストさんたちでお金をかけてやることで、いびつさや美しさ、過激さの裏にある誠実さみたいなものに気づいてもらえたらいいなと。センセーショナルな作品ではありますが、食わず嫌いをせず見ていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。■玉城ティナ1997年10月8日生まれ、沖縄県出身。2012年、講談社主催オーディションでグランプリを獲得し、『ViVi』最年少専属モデルとしてデビュー。2014年に女優デビューし、映画『Diner ダイナー』(19)、『惡の華』(19)、『AI崩壊』(20)、『ホリックxxxHOLiC』(22)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(22)、『窓辺にて』(22)、『恋のいばら』(23)、『零落』(23)、ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(20)、『極主夫道』シリーズ、『鉄オタ道子、2万キロ』(22)、『NICE FLIGHT!』(22)などに出演。アクターズ・ショート・フィルム『物語』(22)では脚本と監督を務めた。8月25日に主演映画『#ミトヤマネ』が公開予定。ヘアメイク:岡澤愛子スタイリスト:YOKO IRIE
2023年07月23日今回、ご紹介するのは、映画『パラフィリア・サークル』。人間の中に眠るサイコが爆発するサスペンスです。不振が続き崖っぷち状態にあった小説家・玉川健斗役で主演した玉城裕規さんに、お話をうかがいました。「いろんな角度から考察ができる作品です」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 142映画『パラフィリア・サークル』の主人公は、小説家の玉川健斗(玉城裕規さん)。デビュー作は話題になって売れたものの、その後不振が続き、崖っぷち状態にありました。文芸誌編集長の三河(三浦浩一さん)に「小説にリアリティがない」とダメ出しされ、妻にも勧められてサスペンス小説に挑むことを決意。その後、ネットで知り合った自称サイコパス狩りという男に出会ったことがきっかけで、絡まり合うはずの無い4人のストーリーが始まります。主演は、『NARUTO -ナルト-』サスケ役、舞台・ドラマ『弱虫ペダル』東堂尽八役、舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰での小烏丸役などで知られる玉城裕規さん。普通のサラリーマンながら心の奥底に裏の顔を持つ佐川貴史役で、ミュージカル『テニスの王子様』の川上将大さん。恋人とのプレイに満足できず強い刺激を求めて相手かまわず欲望の世界をさまよう大学生・森瀬京役で、2.5次元ダンスライブ『S.Q.S(スケアステージ)』の瀬戸啓太さん。人には知られたくない秘密を持つエリート弁護士・栗野宗一役で、2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』の縣豪紀さんが出演。2.5次元舞台やミュージカルで活躍中の実力派俳優たちが作品に彩を与えています。ーー撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?玉城さん初めてご一緒させていただく方がほとんどという現場でしたので、新鮮な気持ちで挑むことができました。撮影に入ってから、次第にみんなと打ち解けることができ、先日は瀬戸ちゃんが主演の舞台Asterism vol,07『NoLimit』を観に行きました。ーーこの作品のイベントでも、みなさんの仲の良さがうかがえました。演じていて、難しかったところを教えてください。玉城さん僕よりも、周りのキャストの方々のほうが役作りが難しかったと思います。僕は三浦浩一さんとのシーンから撮っていたので、あまり考えこまずにすんなり役に入ることができました。作品の流れに身を任せ、いつの間にか混沌とした世界の中にいるという立場を演じました。ーーこの作品には、2.5次元舞台やミュージカルで活躍中の実力派俳優たちが多く出演されています。玉城さんが、海外公演に参加した経験から、印象に残っていることはありますか?玉城さんヨーロッパで舞台『NARUTO -ナルト-』を上演したとき、サスケ役を演じたのですが、会場内にキャラクターのコスプレをされた方々がたくさんいらっしゃっていて。しかもみなさんびっくりするほどスタイルが良いので、舞台裏で「俺たち、負けていない?」なんて話をしたことがありました。日本の方々は舞台の本番中、静かに観劇されるので、ヨーロッパの方々が役名で呼びかけたり、大歓声が湧きおこったりしたことにも驚きました。『NARUTO -ナルト-』はヨーロッパの方々にもすごく愛されているんだなと実感しました。ーー劇中、玉川を演じている玉城さんと、取材を受けていらっしゃる玉城さんはまるで別の方のように見えます。お仕事の合間に、気分転換で行っていることはありますか?玉城さんここ数年、舞台でたくさん動いた後の疲労回復のためにサウナに行っているんです。それと同じ時期から神社めぐりにもハマりました。撮影で地方に行ったときに、近くの神社を調べて行くようにしています。ーー身も心も清められて、美容効果もありそうですね。玉城さん美容にも良いと思います。サウナはたくさん汗をかきますからね。ーーこの作品のイベントで、監督が玉城さんの新しい一面を引き出せたとおっしゃっていました。具体的には、どのようなところをファンの方々に観ていただきたいですか?玉城さんこの作品ならではの演技の表現、そして僕の巻き込まれ方、流され方を観ていただきたいです。ーー最後に、本作の楽しみ方を教えてください。混沌とした世界のなか、いろんな角度から考察ができる作品です。一度目で内容がよくわからなかった方は、何度でも観ていただきたいです。インタビューのこぼれ話登場人物たちの秘密の顔が暴かれていく本作。玉城さんの秘密は?「お酒に酔うとかわいくなるんです」(玉城さんのマネージャーさん)。「かわいいのかどうか自分ではわかりませんが、飲むと楽しくなってしまうんです(笑)」(玉城さん)。クールな雰囲気の玉城さんの新たな一面を発見した瞬間でした!Information映画『パラフィリア・サークル』6月23日(金)より池袋HUMAXシネマズほか全国公開出演:玉城裕規川上将大、瀬戸啓太、縣豪紀園田あいか、鈴木聖奈、川村海乃、吹越ともみ、和泉宗兵、中山峻、脇崎智史、佐竹桃華、タカハシシンノスケ、田辺歩、高橋改、宮崎寿々佳、中村美緒莉、坂本澪香、咲谷菜月、七瀬七名、藤崎朱香、和泉ゆり、相葉千春、滝山康平、馬場莉乃、鈴木征爾、江藤正輝イジリー岡田 (特別出演)、大浦龍宇一、三浦浩一企画・原案:大勝ミサ監督:旭 正嗣脚本:光伸 春主題歌:「盗まれた時間」あるとないと配給:MARCOT写真・園山友基文・田嶋真理写真・園山友基 文・田嶋真理
2023年06月21日岡田利規(作・演出)と藤倉大(音楽)のコラボレーションによるチェルフィッチュ『リビングルームのメタモルフォーシス』が、5月13日から15日にかけて、オーストリアで開催中のウィーン芸術週間で世界初演された。ウィーン芸術週間は、ヨーロッパ屈指の規模と歴史を誇る舞台芸術祭のひとつで、毎年5月から6月にかけて、ウィーン各所で世界中から招かれた気鋭のアーティストによるオペラ、演劇、ダンス、コンサート、ビジュアルアート、パフォーマンス等のプログラムを展開。世界的な大物から注目の新進アーティストまで、新制作のオペラから小スタジオでのソロパフォーマンスまでと、自主制作を含めた幅広いラインナップで定評がある。今年は5月12日~6月21日の開催期間中に、7つの自主制作と11の共同制作を含む全36作品が上演される予定だ。今回、岡田と藤倉の顔合わせによる新作音楽劇を提案したのは、岡田を初めてヨーロッパに紹介し、以後たびたび共働してきたウィーン芸術週間のクリストフ・スラフマイダー芸術総監督。『リビングルームのメタモルフォーシス』は、そのウィーン芸術週間からの委嘱(=自主制作)作品として、芸術祭のオープニングに登場。いずれも完売となった3日間のうち、最終日5月15日の公演を観た。(c) Nurith Wagner-Strauss(c) Nurith Wagner-Strauss現代音楽のアンサンブル、クラングフォルム・ウィーンの7人の演奏者が舞台前方に陣取り、下手後方に、木枠が目立つシンプルを極めたリビングルームの装置(美術/dot architects)と、俳優たちのアクティングエリアがあるシンプルな舞台空間。家主からの理不尽な立ち退き要請に動揺する家族のもとに、それを煽るように不吉な闖入者が現れたり、家族の間で不和が起きたりして、冒頭で「なにかの気配がする」と家族のひとりが感じていた「なにか」が、次第に実体を持ち始める。やがてリビングルーム自体もどんどん歪んでゆき、果てには人知を超えたカタストロフィに――。(c) Nurith Wagner-Strauss(c) Nurith Wagner-Strauss(c) Nurith Wagner-Straussクラングフォルム・ウィーンによる多様な奏法の演奏が粒立っていて、そこはかとなく不穏な「気配」が空間を支配する舞台だ。演劇と音楽が従属的な関係にならず、対等である音楽劇の創造を目指したという本作。つまり、音楽は俳優の演技を補ったり感情を増幅させるためにあるのではなく、俳優のせりふや動作も、音楽の内容を説明するためにあるのではない。岡田のテキスト作成と藤倉の作曲も同時進行で、互いを必要以上に憚ることなく進められたという。舞台での演奏と後方での演劇、ともに独立した両者が、「気配」という不気味な概念でつながっているのを強く感じた。(c) Nurith Wagner-Strauss「音楽で演劇を説明しないというのはもちろん、演劇が行われていても、そこで奏でられている音楽を、観客/聴衆が存分に体験できる状態までもっていきたいと思ったんですが、それはできている気がします」と、終演後の岡田は手応えを感じている様子。音楽の藤倉は、これまでの過程を振り返りつつ、「岡田さんから『ここはこうしてほしい』という指示は一切なかったし、僕から岡田さんへもリクエストは出さずに、2年間まったくプレッシャーを感じることなく、フレキシブルなコラボレーションができたのは、素晴らしい体験でした。公演初日の客席は、宗教的なまでにシーンとしていて、2日目は大笑いする人が多くて、3日目の今日は、咳する人が多かった(笑)。空気が乾いてるのかな。まあいいんじゃないですか、いろんな反応があるところが。僕も『ボンクリ・フェス』※のキュレーションをしているのでわかるんですが、みんなが『気に入った』とか言うのは絶対だめ。そういうもんですよ」※『ボンクリ・フェス』:藤倉がキュレーターを務め、東京・池袋の東京芸術劇場を会場に、今生まれゆく新しい音楽を誰もが気軽に楽しめる催し。藤倉の呼びかけにより、世界中のオリジナリティあふれるユニークなアーティストが集結する。この日は確かに咳は多めだったかもしれないけれど、観客の反応はいたって好意的だったことを、念のため証言しておきたい。(c) Nurith Wagner-Strauss岡田にとっては、ウィーン芸術週間への参加は今回で6回目。ヨーロッパ、特にドイツ語圏での人気を如実に反映している回数だ。「ウィーンのお客さんは、いつもよく観てくれて、今回もいい反応でうれしいですが、僕にとっては、2007年に初めてチェルフィッチュを海外に呼んでくれた(芸術総監督の)クリストフから、ウィーン芸術週間のプログラムにとって重要である新作の音楽劇の創作を提案してもらえた、ということがまずとても大きくて、初日があけた今、そのことを噛みしめている感じです」『リビングルームのメタモルフォーシス』は、この後5月19日と20日にドイツのハノーファーで上演され、6月には、ウィーン芸術週間と同様規模のヨーロッパの有力芸術祭で、現代音楽への関心もひときわ高いオランダ・フェスティバルでの上演が控えている。来年の日本公演まで、進化は続きそうだ。取材・文:伊達なつめ<公演情報>チェルフィッチュ × 藤倉大 with クラングフォルム・ウィーン『リビングルームのメタモルフォーシス』作・演出:岡田利規作曲:藤倉大出演:青柳いづみ、朝倉千恵子、大村わたる、川﨑麻里子、椎橋綾那、矢澤誠演奏:クラングフォルム・ウィーン(Lorelei Dowling, Jacobo Hernandez Enriquez, Benedikt Leitner, Florian Müller, Dimitrios Polisoidis, Sophie Schafleitner, Bernhard Zachhuber)◎ウィーン芸術週間公式サイト◎ヘレンハウゼン芸術祭公式サイト:◎オランダ・フェスティバル公式サイト※2024年に日本公演を予定◎チェルフィッチュ公式サイト
2023年05月26日玉城ティナが世界中で人気を得るインフルエンサーを演じる映画『#ミトヤマネ』の公開が決定。特報映像とティザービジュアルも到着した。主人公の「ミトヤマネ」は絶大な人気を誇るカリスマ・インフルエンサーで、日々様々なSNS投稿をして生活を送っている。そんな姉を陰で支えているのは妹のミホだ。そんなある日、ミトが所属しているインフルエンサー事務所のマネージャーから、「ディープ・フェイク」アプリとのコラボ案件を持ちかけられる。アプリは大人気となり、世界中の至る所にミトの顔が拡散された。一方、ミトの顔を悪用する者も次々と現れる。そんな状況すら自分の人気につながると喜ぶミト。かたやミホはそんな状況を危惧していた。姉妹が辿り着く、予想だにしない衝撃の結末とは――。本作は、SNS社会の光と影を独自のタッチで描く新感覚の映画。インフルエンサーを生業とする女性を主人公に、ネット社会の恐ろしさを描いたスリラー『VIDEOPHOBIA』が国内外で話題となった宮崎大祐監督が描く、現代性とクールさをともなった、いままでにない新しいジャパニーズ・ノワール作品が誕生する。インフルエンサーとしての人気を得るために転落していく主人公・山根ミトを演じた玉城さんは、「ミトヤマネは透明なのにけばけばしくて無関心なのに執着にまみれていて、私がいつも日々演じている女の子の中のひとりでした。彼女の日々を演じる事になんの違和感もなく、名前も肩書きも、セリフも、書いてあるままに、できるだけ監督の意向に沿えるようにしました。彼女の考えてる事を何ひとつ理解できなくても演じられるであろう自分も少しこわいですが、ぜひ劇場で観ていただけると嬉しいです」とコメントしている。また、併せて公開された特報映像は、まるでミトのSNSを覗き見しているかのような縦型動画となっており、ミトのカリスマインフルエンサーぶりが窺えると同時に、イベント会場で観客が全員ミトのお面を付けて踊る、日常にミトが溢れ出す様子が不気味に描かれ、狂気も感じる。さらに、ティザービジュアルは4種。「ディープフェイクアプリ」によって日本中の至る所にミトの顔が溢れ出すという本作の設定にちなんで、「SNOW」のAIアバター機能を使ってミトをクリエイト。リアルでもあり、虚構の存在とも言えるインフルエンサーミトヤマネの世界観を表現した。『#ミトヤマネ』は2023年初秋、公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:#ミトヤマネ 2023年初秋公開予定©︎2023「#ミトヤマネ」製作委員会
2023年05月17日昨年放送された主演ドラマ『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)や、現在放送中のNHKドラマ10『大奥』など、短期間のうちに振り幅のあるキャラクターを演じて実力を見せている中島裕翔(Hey! Say! JUMP)が、海外でのファンも多い『武曲 MUKOKU』などの鬼才・熊切和嘉監督と組んで、これまでにないワンシチュエーション・スリラー『#マンホール』を放つ。不動産会社でトップの営業成績を誇る主人公の男・川村俊介(中島)は、社長令嬢との結婚式を翌日に控えたサプライズパーティの帰りに、酔った足取りでマンホールに転落してしまう。マンホールの底で目を覚ました川村は、スマホで助けを求めるが、ことごとくつながらず、SNSを駆使して脱出を試みるのだが……。本編は99分。マンホールから脱出しようとひとりもがく男を演じ切り、「こんな顔をしてたんだ」と試写を観て自分でビックリしたと語る中島と、そんな中島を「追い込み甲斐のある、素晴らしい俳優さんです」と称賛する熊切監督が撮影を振り返った。○■美しい中島を汚すことによって、別のセクシーさが見えたら――とても面白かったです。中島さんへのあて書き脚本とのことですが、最初に読まれたときのことを教えてください。中島:あて書きしていただいたなんて恐縮です。『純愛ディソナンス』でも「見たことのない僕を」ということで、いろんなことをやらせていただきましたが、撮影は『#マンホール』が先で、実はこちらでめちゃくちゃやり切ったあとだったんです。これで怖いものなしになったというか(笑)。脚本を読んだときは、本当に僕のいろんな顔を見せようとしてくださっていると感じました。ページをめくるたびにいろんなことが起きて、読んでいて純粋に面白いし、どんどん読み進めちゃうんですけど、「これ、僕が実際にやるんだよな」となかなか想像がつかなかったです。現場に行ってみてから、「こういうことか」と驚きと衝撃を感じて、飲み込んでやっていきました。――完成作を観たときは?中島:「僕、このシーンでこんな顔をしてたんだ」と自分でビックリするくらいの瞬間があったので、良かったなと思います。あと、大変なシーンは多かったですけど、監督が良かったときに、「オッケー、オッケー、オッケー、良かった!」と、すっごいニコニコで近づいてきてくれるのが、すごく励みになりました。――監督はこうしたシチュエーションスリラーを、中島さん主演で撮れたことには特に燃えましたか?熊切:燃えましたね(笑)。中島:燃えてましたよね。汚れていく僕を見て、楽しそうでした。熊切:(笑)。彼のような、すごくキレイな方を徹底的に汚したいと思ったので。中島:あはは!熊切:汚すことによって、別のセクシーさが見えたらいいなと。そこは最初にすごくありました。だから中途半端ではなく、やりすぎだろうというくらいにやりましょうというのは、メイクさんや衣装さんたちとも話していました。それはもう汚しがいがありました。ちゃんとそれに応えてくれる方なので。追い込み甲斐のある、素晴らしい俳優さんです。この企画は、脚本・原案の岡田道尚さんとプロデューサーの松下剛さんらが1年くらいかけてプロットを作られて、主演も中島さんに決まってから僕の元に来ましたが、脚本を詰めていく作業はかなり長くやりました。そこで、マンホールに落ちた川村が、いかにそこから出られないかというのは、しつこいくらいに最初にやりたいと思ったので、梯子が落ちるシーンなどを入れていきました。出口は上に見えているんだけど、あの先にどうしてもいけない、それをしつこくやろうと。○■マンホールに落ちた川村の魅力は、どうにか出てやるという生命力――お二人は川村の魅力はどこだと思いますか?中島:生命力じゃないですか?熊切:最終的にはそうだね。中島:とにかくこのマンホールから出てやる!という。もちろん結婚式を翌日に控えているといったタイムリミットもあるんですけど、普通だったら諦めて餓死するのを待つよなという状況になるんですよ。梯子も使えないし、ケガもして(スマホのGPS機能も故障)。多分僕だったら、ケガの時点で滅入って無理だと思う。川村の生命力と頭の回転の良さというのは、最後のほうはいろいろ見えてきますが、でも応援したくなるくらいのガムシャラさがあると思います。熊切:いや、本当に生命力ですよね。どれだけひどい目に遭っても、懲りない男でもありますから。――川村がひどい目に遭っていく中で、俳優・中島さんにはどんな新たな魅力が出ていましたか?熊切:先ほど本人も話してましたが、「こんな表情してたんだ」というのは、僕も思いました。撮っているときにも感じましたし、編集している時にさらに強く。最初の顔と最後の顔が全然違うんですよ。中島:違いましたね。熊切:本当に別人のような顔でした。その多面性といいますか、その辺が非常に面白かったです。――本編で映されるのは、ほぼマンホール内での川村ひとりの奮闘です。中島:ひとりで画を持たせられるかというのは正直、心配でした。どうしようかなとも思いましたが、これは特に意識してやったわけではないんですけど、「すごく動きがシャープだね」と言われることがあって、それが少しでも画を持たせることにつながればいいなとは思いました。熊切:彼のその動きの切れ、身体能力の高さがあったから、カットを割れた部分は大きいです。泡に埋もれるシーンなんかもそうですが、なんとなくやってたら画が持たないです。そこをすごく的確に動いてくれました。――あのマンホールは、もちろん撮影用に作られたセットです。実際にはある程度、広かったりするのですか?中島:超狭いんですよ! 最初に入った瞬間、「せま!」っていう。特に僕はタッパがある方ですし、周囲は傾斜があるので、本当に真ん中でしか立てないんです。ずっと足を畳んでいなきゃいけないし。熊切:あの姿勢がふくらはぎに来るんですよね。中島:そうなんです。監督もお芝居をつけるとき、ずっと中にいてくださったんですけど、本当に狭かったですよね。4月でしたけど、まだ寒くて。雨降らしのシーンもあって、特に堪えました。でもそれが逆にありがたかったです。芝居で震えを出そうとするよりは、実際に自分の身体でもらっちゃったほうが出せるなと思ったので。利用したというか。衣装も汚れが目立つものをみなさんで考えてましたよね。――現実に感じたキツさをお芝居に転換していたんですね。中島:精神的にきついシーンなんかは、カットとカットの間、いちいち外に出ないようにと心がけていました。最初にマンホールのセットの絵を見せていただいたときは僕も「広いじゃん!」と思ったんですよ。でも実際には狭くて寒くて、いろいろな汚しからくる臭いもありました。そういったことを、受け入れ過ぎず、拒みすぎず、川村として、素材として使えればと思っていました。自分としては逆にそういったものがあったほうが楽ですね。嘘をつかなくていいから。○■もっとこうできるんじゃないかと何かが生まれる瞬間がすごく好き――監督はほかに中島さんのどんなところが印象的でしたか?熊切:カットをかけられない瞬間が何度もありました。みんなのスイッチが入るといいますか。ミニジブ(小型クレーン)を使って動けたので、段取り上はここまでだったんだけど、みんながセッションのようになって、結局、ワンシーンの最後まで行っちゃうといったことがよくありましたね。中島:ここまでと言ってたけど、カットがかからないなとなったとき、まず監督の思いを感じ、「このまま行きますよ」とそこにいるカメラマンさんとのセッションを感じました。一度、カメラがマンホールの縁にぶつかっちゃった時があって、カメラマンさんがすごく悔しそうな顔をしていました。確かに、そうしたセッションは印象的でしたね。熊切:いい緊張感が生まれていました。――中島さんは、現場で、みんなで作品を作り上げていく過程と時間がお好きなんですね。中島:ちゃんと考えて、クリエイティビティを持って高め合う、向上心を持って、もっとこうできるんじゃないかと何かが生まれる瞬間がすごく好きなんです。僕、グループとしても去年15周年だったので、中堅になってきてるんです。そうなってくると経験値とともに小手先でできることがどうしても増えてきますよね。そうしたなか、モノづくりをするときに、ガムシャラに頑張れることを、自分で少なくしちゃってないかなと、一瞬一瞬、見つめるようにしていて。今回、6年ぶりに映画をやらせていただいて、こんなにもしっかりとモノづくりを楽しめるのかと、本当にワンシーンワンシーン有り難かったと同時に、恵まれていたと感じます。こうした作品にチャレンジできて、いろんな方々に感謝ですし、高め合える仲間たちがたくさんいたという出会いにも感謝です。――監督からもひと言。熊切:ジャンル映画をやってみたいと思って撮ってみて、僕はある程度、手ごたえを感じていますが、あとは皆さんがどう観るのか。とにかく、いろんな人に観て欲しいです。中島:観た方にも共犯者になってもらいたいですね。■中島裕翔1993年8月10日生まれ、東京都出身。アイドルグループ・Hey! Say! JUMPのメンバーで、俳優、ファッションモデルとしても活躍。ジャニーズJr.時代からテレビドラマ『エンジン』(05年)や『野ブタ。をプロデュース』(05年)などに出演し、08年に『スクラップ・ティーチャー 教師再生』で主演を務める。近年はアメリカのヒットドラマのリメイク『SUITS/スーツ』シリーズ(18年~)や、昨年7月期は主演ドラマ『純愛ディソナンス』が注目を集めた。また現在放送中のNHKドラマ10『大奥』第1話に登場し、話題をさらった。映画では『ピンクとグレー』(16年)、『僕らのごはんは明日で待ってる』(17年)で主演を務め、本作は6年ぶりの映画主演となる。■熊切和嘉1974年9月1日生まれ、北海道出身。大阪芸術大学の卒業制作作品『鬼畜大宴会』(97年)がぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞し、ベルリン国際映画祭パノラマ部門招待など、国外でも高い評価を受ける。01年に『空の穴』で商業映画デビュー。ほか主な監督作に『アンテナ』(03年)、『青春☆金属バット』(06年)、『ノン子36歳(家事手伝い)』(08年)、『海炭市叙景』(10年)、『莫逆家族-バクギャクファミーリア-』(11年)、『私の男』(14年)、『武曲 MUKOKU』(17年)などがある。(C) 2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
2023年02月14日中島裕翔主演『#マンホール』より本編映像が解禁された。「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が結婚式前夜にマンホールに落ちた男を演じる本作。『ライアーゲーム』シリーズ、『マスカレード・ホテル』シリーズの脚本家・岡田道尚がオリジナル脚本を手掛け、監督は『海炭市叙景』『私の男』の熊切和嘉が務めた。解禁された映像は、マンホールに落下した川村(中島裕翔)が、元カノの舞(奈緒)と電話で会話するシーン。雨に打たれ寒さに震えながらライターで暖を取る川村は、唯一連絡が繋がりマンホールに落ちる直前まで川村がいた渋谷周辺まで捜しに来ていた舞に再び電話をかける。警察も当てにならず、焦りと寒さから苛立ちが募っていた川村は「本当に探したのか?今、本当に渋谷にいるのか?」と、それまでの川村とは打って変わった強い口調で舞を責め立ててしまう。「雨も強くなってきて寒さもきつい。もうこんな所にはいられないんだよ」と嘆くように洩らした川村に対し、舞が「え、今なんて? 渋谷雨とか降っとらんけど。そこ本当に渋谷なん?」と答え、不穏な空気が流れたところで映像は幕を閉じる。川村は落ちたのか、それとも落とされたのか?舞との電話によって新たな事実が発覚し膨らんだ疑念が、寒さと焦りに苛まれる川村をさらに追い詰めていく…。果たして真相を突き止め、川村はこのどん底から這い上がることができるのか。その後の展開が気になる本編映像となっている。さらに2月23日(木・祝)より、オーディオコメンタリーを再生するスマートフォンアプリを利用した【副音声上映】がスタートすることが先日発表された。主演の中島さんと熊切監督が、本編を見ながら撮影当時の裏話など様々なエピソードをネタバレありで余すことなく語り尽くす。副音声上映は、2月23日(木・祝)以降の期間中、本作を上映する映画館全ての上映回で楽しめる。リピート鑑賞にも最適だ。『#マンホール』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:#マンホール 2023年2月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
2023年02月11日竹内涼真主演の極限のゾンビサバイバル「君と世界が終わる日に」Season4に出演する新キャストとして、玉城ティナ、溝端淳平らが発表された。恋人・来美(中条あやみ)を失い、子どものミライを何者かに奪われた響(竹内さん)だが、Season4では、響がある令嬢の率いるコミュニティに出会うことから、物語がスタート。ミライを探し続け、ついに倒れてしまった響を救ったのは、玉城さん演じる令嬢・新山明日葉が率いるコミュニティ。新山財団会長の娘で、信頼できる仲間と共にこの世界を生き抜いてきた人物。そして、明日葉を支える新山財団幹部の加州宗一を溝端さんが演じる。「明日葉を守る」という会長とのかつての約束を守り、時に無茶をする彼女をいつも気にかけている加州。明日葉の命令には必ず従う一方で、彼女を傷つけようとする者を敵とみなし容赦なく倒す冷静沈着な一面を持ち合わせており、響に対しても警戒し目を光らせる。玉城さんは「最初はプレッシャーもありましたが、撮影が始まった今そんな事は吹き飛んでしまうくらい、毎日劇中では生きるか死ぬか本気でギリギリの戦いをしています」と話し、溝端さんは「僕が演じる加州はいい意味で、非常にハードルの高い役ですが、これまでのファンの方にも、初めて観る方にも楽しんでいただける手ごたえを感じながら撮影しています。僕が今まで演じてきた役柄とは違うキャラクターなので、ぜひご覧ください」とコメントしている。明日葉たちが拠点としているのは、閉鎖された刑務所。ゴーレムウィルスが蔓延する前から捕まっていた囚人たちが、そのまま収容されている。明日葉たちは仲間だけではなく、囚人たちにも等しく水や食料を与えていたが、響がコミュニティにたどり着くや否や、大きな事件が起こってしまう。そんな囚人の一人で、伊織(桜井日奈子)とも関係がある下村海斗役で前田公輝、新山財団グループに属する元格闘家の日浦健太役で徳重聡、明日葉を慕う元OLの野坂ゆら役で佐野ひなこ、元会計士で偵察隊の一員の折田幹夫役で橋本じゅん、海斗の兄で元殺人犯の囚人下村陸斗役で姜暢雄が出演。ほかにも、弓削智久、遠藤雄弥、鈴木たまよ、岩戸秀年、大西利空、柾木玲弥、野村祐希らも参加する。「きみセカ」を観ていたという前田さんは「台本を読むと海斗のキャラクターがとても良いので、魅力が半減したと思われないよう監督やプロデューサーと相談しながら撮影をしていて、アドリブも入れながら現場で海斗の人物像がどんどん膨らんでいるのを感じています。今までいなかった、チームのブレインのような新しいキャラクターにぜひ注目してほしいです」とアピールしている。「君と世界が終わる日に」完全新作1時間SPは3月19日(日)日本テレビ系にて放送。「君と世界が終わる日に」Season4はSP放送終了後からHuluにて独占配信。(cinemacafe.net)
2023年02月02日笑えて泣けて、働く女子に元気と活力を与える、玉城ティナ主演のオフィスコメディドラマ「社畜OLちえ丸日記」。この度、新入社員・ちえ丸のキュートでコミカルな社畜っぷりが存分にあふれたメインビジュアルと予告編が公開された。本作は、「社畜OLの平日ルーティン」動画が500万回以上再生され話題となったYouTuber・社畜OLちえ丸のエッセイ本が原作。鬼上司・分倍河原竜児(平山祐介)がいるブラック営業部に配属されてしまった社畜OL・築丸ちえ子(通称・ちえ丸)(玉城さん)が、悩み落ち込みながらも、着実に社会の荒波の乗り越え方と生きるたくましさを身に付けていくショートドラマ。メインビジュアルでは、顔に付箋を貼られ上司に怒られて慌てているような表情のちえ丸の姿が。光が差し込む明るいライムグリーンの背景で、ちえ丸が働く営業部の室内の色をイメージしたものとなっている。付箋には、彼女が気合いを入れる時に発する言葉が込められている。そして映像は、ちえ丸が「おはようございま~す!」と元気いっぱいに登場するも、上司に「おはやくねぇ!」と怒鳴られてしまうシーンからスタート。普段は空気のような存在だけど実はインパクトが強い部長・星野(コウメ太夫)や、「何でも聞いてね」と言いつつも表情が全く合っていない理菜(佐藤玲)、叫んでいる風戸(田村健太郎)、ざっくりとした指示を送る佐古山(阿南敦子)ら、ちえ丸がクセモノ揃いな部署に迷い込んだことが分かる映像となっている。さらには、リコーダーを奏でる何者でもないおじさん(大橋彰/アキラ100%)や、母・久美子(鶴田真由)、ちえ丸のターニングポイントを作るきっかけになる藤木(望月歩)、ちえ丸が営業部を目指すきっかけとなった動画「バリキャリ営業OL日記」の投稿者である謎の女性(内田慈)といったキーパーソンたちの姿も。最後は、金曜日の夜に嬉くて小躍りしちゃう、ちえ丸の愛らしさが垣間見える映像で締めくくられている。「社畜OLちえ丸日記」は2月10日(金)21時~Huluにて独占配信開始、毎週金曜日に新エピソード更新(全15話)。(cinemacafe.net)
2023年01月29日モデルで女優の玉城ティナが主演を務めるオフィスコメディドラマ『社畜OL ちえ丸日記』(2月10日よりHuluで独占配信スタート、以降毎週金曜21:00〜更新、全15話)のメインビジュアル&本編予告映像が27日、公開された。同作は、エッセイ『自己肯定感が低くて挫けそうな時、明日の自分のためにゆでたまごをつくる』(著者:ちえ丸/KADOK AWA刊)が原作。早朝出勤・深夜退勤は当たり前、厳しいノルマが乗り越えられなかった時にはパワハラの塊のような鬼上司・分倍河原竜児(平山祐介)からの厳しい叱責が待ち受けているという、とんでもないブラック営業部に配属されてしまった社畜OL・築丸ちえ子(玉城)が、悩み落ち込みながらも持ち前のポジティブさと周囲の助けで一歩一歩、着実に社会の荒波の乗り越え方と生きるたくましさを身に付けていくショートドラマだ。そして今回、同作のメインビジュアル&本編予告映像が公開。予告映像では、コウメ太夫、佐藤玲、田村健太郎、阿南敦子、大橋彰/アキラ100%、鶴田真由、望月歩、内田慈らが演じる個性豊かなキャラクターたちが登場している。
2023年01月27日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演を務める、映画『#マンホール』(2月10日公開)のメイキング写真が15日、公開された。同作は脚本・岡田道尚×監督・熊切和嘉によるオリジナル作。川村俊介(中島)は営業成績はNO.1、上司や同僚の信頼も厚く、社長令嬢との結婚も決まり将来を約束された超がつくほどのハイスペック男だが、結婚式前夜のサプライズパーティの帰り道に酒に酔ってマンホールに落ちてしまう。解禁されたメイキング写真では、真剣な面持ちで熊切監督と向き合う中島の姿や、暗いマンホールの底で、鬼気迫る表情で食い入るようにスマートフォンを覗く様子が捉えられている。中島は主人公・川村という役を複雑かつ難しく、挑戦しがいのある役と捉えて撮影に臨んだ。一人芝居が続く中、人との繋がりはほぼ電話であったが、会話に左右されて、自分のなかで生まれてくる疑念や疑心暗鬼に気づきながらそれを役の中に落とし込んだという。製作陣は川村が一晩で体験する感情の振り幅を映画史上随一にしたいと考え、類稀なるアイドル性と、自分からかけ離れた人間になり切れる演技力、この2つを併せ持っている中島へオファーした。プロット作成の早い段階で中島を想定し、当て書きをしていくことで実際に演じる姿を見て手応えを得たと同時に、新しい中島裕翔の俳優像を打ち出し、爽やかで硬派なイメージの強い中島が、極限まで追い詰められて足掻き、マンホールの底で人間の本性を露呈させていく。中島自身「自分でも見たことが無い中島裕翔に驚いた」と話している。(C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
2023年01月26日女優の松本穂香と玉城ティナがW主演を務める、映画『恋のいばら』(2023年1月6日公開)の本編映像が29日に公開された。同作は城定秀夫監督の最新作。図書館に勤務する24歳の桃(松本穂香)は、カメラマンの健太朗(渡邊圭祐)にフラれ、自分とは対照的に洗練されたダンサーである今カノ・莉子(玉城ティナ)に会いに行ってしまう。莉子と対峙した桃は「リベンジポルノって知ってますか?」「健太朗のパソコンに保存されている自分の写真を消して欲しい」という相談を持ちかけ、出会うはずのなかった元カノと今カノ、そしてカレといういびつな三角関係となる。この度公開されたのは、元カノ・桃(松本穂香)と今カノ・莉子(玉城ティナ)が、お互いの頬を叩き、激昂するシーン。疑惑のあるカレの行動を探るためタッグを組み、元カノと今カノの、女同士の“奇妙な共犯関係”が生まれるが、2人の間に亀裂が入る。今カノ・莉子が「まだ健太朗のことが好きなの?」と問いかけると、元カノ・桃からも「そっちはまだ好きなの!?」と、激しい感情のぶつけ合いと共にビンタの応酬となる。
2022年12月29日松本穂香と玉城ティナがW主演、共演に渡邊圭祐を迎えた、『アルプススタンドのはしの方』『女子高生に殺されたい』『よだかの片想い』(脚本)などの城定秀夫監督最新作『恋のいばら』。この度、主人公が元カレのインスタから今カノを特定し、直接会いに行く…という本編抜き映像と新場面カットが解禁された。1人の男性を巡る、元カノと今カノによる三角関係を描き、突然恋人に振られた主人公が、彼の今カノに“ある秘密”の共犯関係を持ち掛けたことからストーリーが展開する本作。松本さん演じる図書館勤務の桃は、別れたカレを取り戻したい一心で、SNSを駆使して元カレの動向を確認。インスタで今カノを特定して、なんと実際に今カノに会いに行くことに。付き合ったり、別れたりした後、SNSから元交際相手の動向を探ることは、誰もがしてしまいがちな行動かもしれないが…。元カノと今カノ。出会うはずがないふたりが出会い、“秘密の共犯関係”が始まろうとするシーンとなっている。『恋のいばら』は2023年1月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋のいばら 2023年1月6日より公開©2023「恋のいばら」製作委員会
2022年12月12日女優の中村ゆりと玉城ティナが5日、都内で実施された稲垣吾郎主演の映画『窓辺にて』(全国公開中)の公開記念舞台挨拶に若葉竜也、今泉力哉監督とともに登壇した。稲垣との共演を振り返って「すごく心動かされた」「助けられました」などと語った。本作は、稲垣と今泉力哉監督がタッグを組んだ完全オリジナル脚本のラブストーリー。ある悩みを持つ主人公・フリーライター市川茂巳(稲垣)らを中心とした濃密でほろ苦い愛にまつわる群像劇を展開する。市川の妻にして編集者の紗衣を演じた中村は、本音が言えない夫婦にチャレンジ。稲垣との共演について「私にとって理解をするのが難しい役だった。浮気をしている妻なんですけど、本当にある気持ちみたいなものを探りながらやったときに、初めて稲垣さんと対峙して、二人でお互いの気持ちを初めて吐露し合うシーンのときに、稲垣さんのお芝居にすごく心動かされた。ダメなんですけど、本では理解できていなかったことがストンと自分の中に落ちた瞬間があった。それくらいすごく繊細に心でお芝居をしてくださる方でした。だいぶ助けられました」と感謝を込めた。また、東京国際映画祭のレッドーカーペットを歩いたときのエピソードにも言及。「私とティナちゃんがすごく薄着で、すごい寒い日だった。それをずっと横で『寒くない?』と気遣ってくださった。『風強いね』とかやっとそのとき初めて、歩きながら何気ない話ができた」と笑顔を見せた。高校生作家・久保留亜を演じた玉城は「私は稲垣さんとのシーンがほとんどだった。お互いに『演技こういう風にします』というタイプでもないですし、カメラ前で、お互いが持っている感情を差し出し合うような関係性のお芝居ができたかなと思っている」と充実感を口に。「私も稲垣さんに助けられた。私のほうが年下ですけど、役で引っ張っていかなきゃいけないところもあった。『何でも来い』という感じで受け止めてくれたのが印象的です」と話した。自らのキャリアや妻との関係に悩むスポーツ選手を演じた若葉は「(稲垣は)小さい頃からずっと拝見していた方。自分が(テレビなどで)見てきた方を目の前にすると独特の緊張感がありました。手の届く距離に稲垣吾郎という人がいるんだ、と。本気出せば肩を叩けるんだな、(肩を)ポンポンってできるんだな、と思うと不思議でした。昔、自分の手が稲垣吾郎さんの肩に届くと思っていなかったので不思議でした」と共演の率直な感想を語り、会場の笑いを誘った。本作にちなんで、“何かを得るために手放した経験”を問われて中村は「ラーメン大好きなので、ラーメンのためなら行列に並ぶ。時間は手放しているかな……」と照れ笑い。玉城は「人との縁も物も、何かを手放したからこそ得られるものが常にあると思っている。買い物とかするときも、一個手に入れると、捨てたり友達にあげたりする。割と断捨離しています。循環はしていると思います」と明かした。また、誰にも言えない悩みがあるときどうやって解決するかと質問されて中村は「私の場合は、悩んでいる状況から逃げます。どんな方にも悩みは常々あると思う。一回そこへ入り込むと、抜け出すまでしんどい。だからさっさと逃げ出して、海とか入りにいきます(笑)」と答えた。なお稲垣は、新型コロナウイルス陽性で本イベントを欠席。メッセージを寄せて「日々回復に向かっています」と語った。○■稲垣吾郎が寄せたメッセージ全文本日は『窓辺にて』公開記念舞台挨拶にお越しいただき誠にありがとうございます。現在療養中のため、今泉監督や出演者のの皆様と一緒に登壇できずとても残念です。先日【「第35回東京国際映画祭」コンペティション部門観客賞】といいう素晴らしい賞をいただきました。これも、いつも応援してくださっている皆様がいらっしゃるお陰だと感謝しています。そして、ずっとご一緒させていただきたいと思っていた今泉監督の作品に出演できたことは僕にとって素晴らしい宝物となりました。日々、回復に向かっています。中村さん、玉城さん、若葉さん、今泉監督、そして観客の皆様とまたお会いできるのを楽しみにしております。『窓辺にて』をどうぞ宜しくお願いいたします。
2022年11月05日●自身とリンクする部分もあった高校生作家役2012年にモデルとしてデビューし、近年は女優としての活躍も目覚ましい玉城ティナ。映画『窓辺にて』(11月4日公開)では、稲垣吾郎扮する主人公と深く関わっていく高校生作家を演じた。玉城にインタビューし、本作での経験や女優業への思いを聞いた。本作は、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督によるオリジナル作品で、創作と恋愛を軸に描く大人のラブストーリー。妻の浮気を知るも何も感じない自分に悩むフリーライター・市川茂巳を稲垣が演じ、茂巳の妻・紗衣役を中村ゆり、高校生作家・久保留亜役を玉城が演じた。留亜は実年齢よりも若い高校生ということで、オファーを受けたときは、喜びとともに不安もあったという。「お話をいただいたとき23歳だったので、リアルなティーンの方が演じたほうがリアリティが出るのではないかなと思いましたが、今泉さんと一緒にお仕事できるとは思ってなかったので、選んでいただいてすごく光栄に感じ、参加させていただきたいと思いました」10代の人が演じたほうがいいのではという考えも、撮影を経て変化。「過ぎ去ったからこそ自分のものとしてそのときの心情を振り返られるのだなと。そのために年を重ねているのではないかとまで思いました。この仕事は特にそういう記憶が役に立つ仕事で、留亜という役が私の10代とリンクするところもあったので、余計に過ぎ去ったからこそ当時の感覚を取り戻せた気がします」と語った。演じた留亜と自身がリンクした点を尋ねると、「強い人だと勘違いされやすい」という点を挙げた。「女子高生作家と聞くと強い子のように感じるし、登場シーンも強い印象で、そういう子なのではないかと勘違いされやすいところがあるのですが、私も勘違いされやすいタイプでした。年齢を重ねて自分の言葉でちゃんと伝えられるようになってからは減りましたが、17、18歳の頃は、自分もあまり自分のことを理解していない状態なのに人から評価されるという、そこにギャップを感じて思うところがあり、留亜も同じかなと思いました」くっきりとした目鼻立ちが魅力の玉城だが、目力の強さから強い人だと勘違いされやすかったという。「仕事を始める前から、『黙っていると怖い』とよく言われていて、話すとそうでもないとわかってもらえるのですが、最初の入り口としてそういう印象を持たれやすかったです。以前はすごく嫌でしたが、今はそこが強みというか、その結果、私にしかできない役柄があるのかなと前向きに捉えるようにしています」と、悩みでもあったルックスを今では武器として考えられるように。女優の仕事が増え、舞台挨拶など自分の言葉で発言できる機会が多くなったことも、本当の自分を知ってもらうことにつながっていると感じている。「役者のお仕事ができるようになってから、実際に自分の言葉で伝えられるようになりました。あと、年齢もあるのかなと。20歳を超えてからのほうが自分らしくいられるというか、勘違いされることは減ってきたと思います」そして、「察してほしいというのをなくしました」という意識的な変化によっても、本来の自分をより理解してもらえるように。「仕事以外でもそうですが、察してほしいというのはエゴだなと。自分がやりたいことなど、誰に対しても自分の思いをきちんと伝えるようになりました」また、好奇心に従って動く点も留亜との共通点として挙げた。「留亜は市川が聞かれたくないであろうことも聞くし、人との距離感を超えていける何かがあって、私もそういう風でありたいというか、あまり考えずに感覚で生きていくタイプなので、そこも似ているのではないかなと。気になったことや疑問があると聞くようにしています」●「再現性のある女優になりたい」理想像を語る本作での役作りについても話を聞くと、今回は事前に作り込むことはしなかったという。「今泉さんの作品は、言葉で説明して段取りっぽくやるとつまらないと思っていたので、稲垣さんと演技プランについて話すこともなかったですが、稲垣さんが市川さんとして真ん中に立ってくださっていたので、私はどうすればいいテンポやバランスになるのか自分の中で探しつつ、その場で感じたように演じました」事前に作り込まず、相手との演技の中で作っていく役作りは、玉城にとって「新しかった」と振り返る。「これまでは、決め台詞ではないですけど、キャラクターとしてここが大事だという、わかりやすいセリフが多く、そこの表情を意識するなどキャラクターが目立つような立ち振る舞いをしていましたが、今回はできるだけ特徴を出さないように。どこにでもいる女の子にも見えるし、でも評価されている作家という、二面性が自然に成り立つ女の子にしたいと思っていたので、役作りしましたという感じではなかったです。会話がさらっと流れていかないようには心がけましたが、普通にいそうな2人という、そこが目指すところでした」そして、新しい役作りに挑んだ本作で「自分を信じて作品に取り組む大切さを感じました」と、大事な気づきもあったという。「今泉監督の演出もすごく細かくあるわけではないので、自分で何かを探さないといけないとなると、自分の感性を信じないといけない。究極そこに行き着くのだなと、シンプルなところに戻ってきたという感覚がありました。人に聞く前に考えるとか、それは俳優業だけではなく人としても大切だと思いますし、撮影日数は短かったですが濃かったです」女優として存在感を高めている玉城だが、演じるやりがいを感じる日々だという。「キャラクターを生きている時間が楽しいです。実際の私は何なのか考えることもできるし、役と現実の自分が影響し合っているような感覚が好きなので、これからもやっていけたら」と語る。モデルの経験も生きているのか尋ねると「たくさん撮られてきたからこそ、カメラとの距離感をつかむのは上手な方ではないかなと思います」と答え、「(演技においては)ポーズっぽい動きはしないように心がけていますが、決めっぽいカットは得意です」と加えた。また、経験を重ねていく中で「より職業的になっている気がします」と変化も。「それは私にとってはいい意味なのですが、25歳になって20代後半に突入しましたが、もっと根拠のある女優にならないといけないなと。ふわっと感覚でやってきたところがあるのですが、きちんと言葉で説明できるような、再現性のある女優になりたいと思っているので、より職業的になっていきたいです」再現性のある女優とは、「さっきのテイクと全く同じことができるような人」とのこと。「感覚でやっているように見えて感覚だけではなく、きちんと再現できる人に憧れるので。感覚で補えるものは限界がある気がしていて、私は感覚の方面が得意ですが、現実的なものを増やしていけたら」と理想像を明かした。今後については「いつまでできるかわからない仕事なので、いつまでやっているかもわからないですが、お仕事をいただける間は頑張りたいです」と、オファーを受けた仕事に一つ一つ向き合っていくつもりだという。そして、「誰でもできる役ではなくて、きちんと私が演じる意味のある役をやっていけたら」とも話した。■玉城ティナ1997年10月8日生まれ、沖縄県出身。2012年、講談社主催オーディションでグランプリを獲得し、『ViVi』専属モデルとしてデビュー。2014年に女優デビューし、映画『Diner ダイナー』(19)、『惡の華』(19)、『AI崩壊』(20)、『ホリックxxxHOLiC』(22)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(22)、ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(20)、『極主夫道』シリーズ、『鉄オタ道子、2万キロ』(22)、『NICE FLIGHT!』(22)などに出演。アクターズ・ショート・フィルム『物語』(22)では脚本と監督を務めた。2023年1月6日には主演映画『恋のいばら』が公開になる。
2022年11月01日地元・沖縄でスカウトされ、2012年には「ミスiD2013グランプリ」に選ばれた玉城ティナさん。その後は、雑誌『ViVi』の専属モデルとして活躍し、2014年からは女優業もスタート。2019年には、第44回報知映画賞 新人賞(『Diner ダイナー』『惡の華』)を獲得し、美貌だけでなく演技も評価されている玉城さんが先日、東京国際映画祭に参加したときのドレス姿が美しいと話題に!ざっくりウエストカット&太ももまで入った深スリットで大人セクシーな姿を披露 この投稿をInstagramで見る Tina Tamashiro 玉城ティナ(@tinapouty)がシェアした投稿 ウエストは大胆なXカット、スカートも深くスリットの入ったCELINEのドレスを召した玉城さんは、11月4日から公開予定の映画『窓辺にて』をPRするために登壇。ヌーディーなメイクにオールバックのヘアスタイルで、ヘルシーな肌見せを披露されていました。本人いわく「高画質化するアプリを覚えました」とのことで、こちらもそのアプリが使われているのか、自身の美貌が際立つ画像となっています。ファンからのコメントには「脚線美がまぶしいです」「超絶美しい。他に言葉無し。」「ティナちゃん可愛いしスタイル良すぎる羨ましいし憧れ」などと絶賛の声が。11月には『窓辺にて』、来年の1月には『恋のいばら』と出演映画が続々公開予定の玉城さんから、今後も目が離せません!あわせて読みたい🌈倉科カナさんが大胆な肩出しドレスを披露「とてもセクシー」「神々しい」と大反響
2022年10月28日松本穂香と玉城ティナがW主演する、城定秀夫監督最新作『恋のいばら』より、本予告映像、本ビジュアルと新場面写真が公開された。予告編では、松本さん演じる“元カノ”桃が、渡邊圭祐演じる元カレ・健太朗の“今カノ”莉子(玉城さん)をインスタで特定、接近し、「リベンジポルノって知っていますか?」「健太朗のパソコンに保存されている自分の写真を消して欲しい」と話を持ちかける。そして、自分にも心当たりのある莉子は、桃と秘密の共犯関係となる。友人や親友でもない、カテゴライズされない関係となっていく2人だが、突然「一番おかしいのは誰でしょう」というベッドの下にいる莉子の言葉と共に物語は一転する。桃と莉子のビンタの応酬、健太朗の「彼女じゃないし」という吐き捨て…と、三角関係が歪みを見せていく。ティザービジュアルに引き続き、写真家の石田真澄が撮り下ろしたポスタービジュアルは、元カノと今カノ、そしてカレが同じ場所にいるが、3人全員が心の中では何を考えているかわからない、本作の歪な三角関係を表現。美しさと危うさを秘めた一枚となっている。なお、本作の主題歌はワンマンツアー、大型フェスの出演も果たした「chilldspot」の書き下ろし楽曲「get high」に決定した。Vo&Gt・比喩根は「「get high」を作るに当たり、『恋のいばら』の台本や原作の映画を読み込み、美しさと歪さの表裏一体感を表現できる様意識をしました。映画は勿論の事、サウンド感や歌詞にも注目して貰えると幸いです」とコメントしている。『恋のいばら』は2023年1月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:恋のいばら 2023年1月6日より公開©2023「恋のいばら」製作委員会
2022年10月26日モデルで女優の玉城ティナが24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「コンペティション」部門に選出された映画『窓辺にて』(11月4日公開)に出演する玉城は、主演の稲垣吾郎、中村ゆり、今泉力哉監督とともに登場。ウエストや背中、美脚がのぞく大胆なデザインの黒ドレス姿で観客を魅了した。本作は、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品で、創作と恋愛を軸に描く大人のラブストーリー。妻についてある悩みを持つフリーライター・市川茂巳を稲垣が演じ、市川の妻・紗衣役を中村ゆり、高校生作家・久保留亜役を玉城ティナが演じた。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。撮影:蔦野裕
2022年10月24日モデルで女優の玉城ティナが11日、都内で行われた映画『窓辺にて』(11月4日公開)の完成報告イベントに、主演の稲垣吾郎、中村ゆり、今泉力哉監督とともに登壇した。本作は、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品で、創作と恋愛を軸に描く大人のラブストーリー。妻についてある悩みを持つフリーライター・市川茂巳を稲垣が演じ、市川の妻・紗衣役を中村ゆり、高校生作家・久保留亜役を玉城ティナが演じた。玉城は「稲垣さんと一緒のシーンが多かったんですけど、高校生役を。撮影当時24歳で、実年齢と離れている役をやることが最初どうなんだろうな、難しいのかなと思ったんですけど、脚本を読んでいるとどこか知っている感情や、10代の頃に感じたことのあるものが多かったので、好き勝手やらせてもらいましたし、稲垣さんがそれを受け止めてくれていたのが現場で伝わったなと思います」と撮影を振り返った。稲垣演じる茂巳と玉城演じる留亜がババ抜きをするシーンが登場するそうで、稲垣が「トランプをやるシーンが面白かったですよね」と切り出すと、玉城は「そうですね。こっち(ババ抜き)にも集中しながらセリフを言うのが面白くなっちゃってツボに入った記憶があります」と回顧。監督が「玉城さんの笑いが止まらなくなって」と言うと、玉城は「変な状態に陥りました」と笑っていた。
2022年10月11日森新太郎演出、正門良規主演の舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』が、10月1日より東京グローブ座にて開幕し、舞台写真とコメントが到着した。本作は、ニコラス・ライトによる画家になる以前の若きゴッホを描いた戯曲で、2003年のローレンス・オリヴィエ賞受賞、そしてトニー賞最優秀演劇作品賞にノミネートされた作品。日本では『若き日のゴッホ ~ヴィンセント・イン・ブリクストン~』のタイトルで上演された。演出を手掛けるのは、2021年『ジュリアス・シーザー』、今年2月『冬のライオン』の演出で第47回菊田一夫演劇賞を受賞した森新太郎。主演は昨年の舞台『染、色』で舞台初単独主演を果たし、今年2月には自身初のソロコンサートを成功させるなど躍進し続ける関西ジャニーズJr.のユニット・Aぇ! groupの正門良規が務める。以下、演出の森新太郎、主演の正門良規をはじめ、共演者のコメント。■演出:森新太郎 コメントあらためて素晴らしい戯曲だと感じています。稽古場では5人の俳優たちと共に、試しては削いで、削いでは試しての繰り返しでした。そして今、ようやく、この戯曲の核となっている“愛”のかたちが見えてきました。小さなキッチンで紡がれるささやかな人間ドラマですが、ふとした瞬間に彼らを包み込む無限の宇宙が立ち現れる、そんな底の知れない作品です。まるでゴッホの絵のようです。かの画家の若き日を演じる正門くんの眼にも、ついに尋常ならざるものが宿り始めました。無邪気とも狂気とも呼べる、真っすぐな何かです。そんな彼に激しく惹かれる未亡人の喜びや哀しみを、七瀬さんが余すところなく体現して下さっています。作者の仮説に基づく物語ですので、けっして史実どおりのゴッホというわけではありませんが、お時間がございます方はぜひゴッホの画集を眺めてからのご観劇をオススメします。特に「古靴」や「星月夜」あたりをおさえておきますと、作品世界の味わい方が全然違ってくると思います。どうぞこの機会にゴッホの絵にも触れてみて下さい。■ヴィンセント役:正門良規 コメント無事スタートを切れる事、そしてここから1公演1公演積み重ねていけることが本当に幸せで楽しみです。稽古場で愛情あふれるご指導をたくさん頂き、日々この作品への愛が増していきました。皆さんの元にお届けできる事がとても幸せです。ユーモア、愛、情熱がたっぷり詰まったこの作品を余す事なく感じていただけるよう、ヴィンセントとして懸命に舞台の上で生きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。■ユージェニー役:夏子 コメント森さんの演出を受けられることが何より楽しい稽古の日々です。そして、ついに初日。私たちの知るヴィンセント・ファン・ゴッホがまだ絵を描き始める前のお話です。もしかしたら、こんな出会いがあったから、今でも多くの人を魅了する作品達が誕生したのかもしれない。そんなドキドキを観て下さるお客様に届けたいと思います。芸術が生まれる瞬間にも、芸術が届く瞬間にも、そこには人がいることを学びました。■サム役:富田健太郎 コメント世にゴッホの作品が多数ある中で、珍しい売れる前のゴッホのお話。恋に燃え、芸術に燃え、それぞれが選んだ幸せの道。この戯曲の作者、ニコラス・ライトさんの繊細な愛が溢れています。そして、その愛を森さんの演出の元、丁寧に紡ぎ上げています。皆さんに見てもらえることを楽しみにしています。■アンナ役:佐藤玲 コメント今作は、座長の正門さん演じるヴィンセントを含め、5人しか登場しない小さな物語ではありますが、その繊細さは果てしなく、どれだけ稽古を重ねても全てを零さずに積み上げられるか……途方もない気持ちになった日もありました。でも今、初日を目前にし、スタッフ・キャスト一丸となって今作を何ひとつ逃さないようにお届けできることを確信し、とてもワクワクしております。どうぞ皆さま楽しみにご来場ください、劇場でお待ちしております!■アーシュラ役:七瀬なつみ コメント森新太郎さんの繊細かつ情熱的な演出で、スタッフ・キャスト全員が力を合わせ、儚く美しく力強い愛に満ちた素晴らしい作品を作り上げることができました。そしてこれからもまだまだ進化します!正門さんのヴィンセントがとにかく魅力的で、私は舞台上で毎日ときめいています。きっとお客さまもときめきが止まらなくなると思います。是非劇場に足を運んでいただき、同じ空間で体感していただきたいです。<公演情報>舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』2022年10月1日(土) ~10月22日(土) 東京グローブ座2022年10月26日(水) ~11月3日(木・祝) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ作:ニコラス・ライト翻訳:芦沢みどり演出:森新太郎【出演】正門良規(Aぇ! group / 関西ジャニーズJr.)夏子富田健太郎佐藤玲七瀬なつみ【東京公演】※終了分は割愛10月3日(月) 18:0010月4日(火) 13:0010月5日(水) 休演10月6日(木) 13:00 / 18:0010月7日(金) 18:0010月8日(土) 13:00 / 18:0010月9日(日) 13:0010月10日(月・祝) 13:00 / 18:0010月11日(火) 13:0010月12日(水) 休演10月13日(木) 13:00 / 18:0010月14日(金) 18:0010月15日(土) 13:00 / 18:0010月16日(日) 13:0010月17日(月) 休演10月18日(火) 13:00 / 18:0010月19日(水) 18:0010月20日(木) 13:00 / 18:0010月21日(金) 13:0010月22日(土) 12:00■チケット料金S席:9,000円(税込)A席:8,000円(税込)B席:6,000円(税込)※全席指定※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止【大阪公演】10月26日(水) 18:0010月27日(木) 13:00 / 18:0010月28日(金) 18:0010月29日(土) 13:00 / 18:0010月30日(日) 13:0010月31日(月) 休演11月1日(火) 18:0011月2日(水) 13:00 / 18:0011月3日(木・祝) 13:00■チケット料金9,000円(税込)※全席指定※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止公式サイト:
2022年10月03日稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也らが出演する、ちょっぴり可笑しい大人のラブストーリー映画『窓辺にて』の本ビジュアルと予告編が公開された。本作は、オリジナルラブストーリーに定評がある今泉力哉監督17作目となる完全オリジナル作品。今泉組に初参加となる稲垣さんが、妻についてある悩みを持つ主人公のフリーライターを演じ、今泉ワールドの特徴でもある<等身大の恋愛模様>に加え、これまで以上に<好きという感情そのもの>について深く掘り下げた、美しくてちょっぴり可笑しい大人のラブストーリーとなった。本ビジュアルには、主人公の市川と高校生作家・久保留亜(玉城ティナ)の喫茶店でのカットと、市川の妻で売れっ子作家と浮気している編集者・紗衣(中村ゆり)の物憂げな表情が切り取られたカットが使用された。また予告編では、スカートが手掛る温かな主題歌「窓辺にて」が流れ、市川と留亜がパフェを食べながら会話するシーンや、市川夫婦の何やら不穏な場面も確認することができる。『窓辺にて』は11月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:窓辺にて 2022年11月4日より全国にて公開©2022「窓辺にて」製作委員会
2022年09月21日