冷蔵庫やベッドといった、大きな家具の下を掃除するのは難しいと感じませんか。普段、視界に入らない場所なだけに、汚れていても気にしないですよね。ですがほこりが溜まると、家具を動かした時などに舞ったり、床が汚れたりすることが考えられます。ほこりの中には、ダニといった虫の死骸が入っていることもあるため、きれいにしておきたいところ。筆者の場合、ベッド下にほこりが溜まっていました。引き出し付きで、収納ができるベッドなだけに、ものの出し入れで汚れが付着していたのです。思えば入居してから9か月、一度も掃除していませんでした。奥に行くにつれて、ほこりが落ちているのが分かりますね。掃除機も届かず、「どうすれば掃除できるのか…」と思っていたところ、見つけたのがホームセンターの『カインズ』で売られている『奥まで届くすき間ワイパー』でした。必要な長さに応じて取り外しができるワイパーに、シートを押し込んで使います。このワイパーは柔軟性に優れているといい、家具の下にも届きやすいとか。なんと、最大で138cm伸びるといいます。実際に、ベッド下にワイパーを潜らせてみると…。折れることなく、奥までワイパーは届いています!横にスライドさせ、ベッド下を拭くことができました。掃除後の様子が、こちらです。ベッド下に落ちていた、ほこりがなくなりましたね!シートを見ると、目で確認できるほどのほこりが付着していました。ただ、シートをしっかりとはめ込んでも、奥から戻す時に外れやすくなったので、そこは注意したいポイントといえるでしょう。値段は税込み980円。備え付きのシート5枚がなくなったら、『クイックルワイパー』などで使われているシートを取り付けることができます。ワイパーさえあれば、シートがなくなっても困ることはなさそうですね。Twitterでは、「薄い隙間でも、簡単に入るので便利」といった声が上がっていました。掃除しづらいと思っていた家具の下。たまにはしてみると、部屋も気分もすっきりするでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年09月27日・さまざまな情報や、ささいなことがいつまでも気になってしまう…。・仕事や人間関係で、必要以上に気を使ってしまう…。そんな風に「なんだか生きづらい」「息苦しい」という思いを抱えてはいませんか。漫画家のコハラモトシ(@kohara_motoshi)さんが、Twitterに投稿した『やめると生きやすくなる事』を描いた作品が、話題を呼んでいます。やめると生きやすくなる事8選コハラさんは作品の中で「生きづらさは自分自身で作り出していることもある。コレをやめるといいかもしれない」と前置きし、やめると生きやすくなる8つのコツを紹介しました。『やめると生きやすくなる事8選』ぼくは、コレをやめた事で生きやすくなった! #アニワル pic.twitter.com/UG58MX8KwE — コハラモトシ@イラスト依頼受付中! (@kohara_motoshi) September 1, 2021 作品の内容は「〇〇をしよう」ではなく「〇〇をやめよう」というものです。コハラさんは、必要以上に人と比べたり、他人の目を気にしたりするのをやめたことで、生きやすくなったといいます。作品はあくまでコハラさんの実体験をもとに描かれたものであり、一概にはいえませんが、生きづらさを感じている人は『考え方』を変えてみるとよいかもしれません。Twitterのコメント欄では共感の声が多く寄せられています。・簡単にはやめられないけど、少し気がつくだけでも変わりますよね。・人は人、自分は自分ということですね!・「必要のないものにこだわらない。とらわれない」という姿勢は、大事です。「自分と他人を比べない。すべてを完璧にする必要はない」と思うだけで、心が軽くなる気がしますね。コハラモトシさんのほか作品はこちらコハラさんは、ほかにも下記のような作品を描いています。『悪口を言われた時に大切な“5つのない”』程度にもよるけど、この考え方で悪口は受け取らないようにしている。 #アニワル pic.twitter.com/IFzvXfC0L6 — コハラモトシ@イラスト依頼受付中! (@kohara_motoshi) July 31, 2021 『関わらない方がいい人10選』これを一度もやった事がない人は、いないかもしれないけど…“こればかりする人”が危険。 #アニワル pic.twitter.com/OTeS1F5XLK — コハラモトシ@イラスト依頼受付中! (@kohara_motoshi) July 29, 2021 こちらもあわせて参考にしてみてください!同じような悩みを抱えている人は、まずは『意識すること』から始め、心の断捨離をしてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年09月07日恋愛の優先順位が低めの「忙しい男性」に悩まされている女性は、思ったより多いかもしれません。連絡は遅いしデートの約束も取りつけづらいとなると不満も溜まりそう。ですが仕事に一所懸命な彼のことを好きになったのですから、なるべく支えてあげて、ラブラブでいたいですよね。今回は「忙しい彼氏との付き合い方」を紹介します。■ 明るく接する彼が忙しいからとふて腐れずに、明るく接することを心がけてみてください。「時間ができたら〇〇に行きたいな」と、自分の気持ちをストレートに送るようにしていたら「明日、時間できた!行こう!」なんて誘いが入ることがあるんだとか。せっかく会えたのに会えないことを責めたりつら思いをぶちまけるのも、「忙しいのはどうにもできないから、そんなにつらいなら別れる?」と言わせてしまう原因に。女性には考えにくいことですが、忙しい時期の男性は察する能力や気遣いスキルが普段より大幅にダウンする傾向があります。彼から見ても分かりやすいくらい、明るく接するのが大事です。■ 返信がないときは追撃する一般的には「返事がないのにガンガン追撃してはダメ」と言われるLINEですが、忙しい男性が相手なら話は別。彼らは、自分は忙しいからと連絡しないくせに、彼女が連絡を控えると「こんなに連絡がないなんて、なんかあったのかな」なんて言い出すことも。実際に「スルーしちゃうことはあるけど、連絡がたくさんきてれば、時間が空いたとき真っ先に連絡する」という声も多いです。彼からの返信がないLINEは、数日後に追撃してみるのはむしろありでしょう。【実際のエピソード】忙しい彼氏がキュンとした!「LINEの返信」■ 彼の予定をいちいち確認しない忙しい彼に気を遣って「今週末は会えそう?ムリかな?」なんて、彼に対して都合をたずねる聞き方をしていませんか?一見、優しい気配りに見えるのですが、彼としては、かまってあげられてない彼女から優しい聞き方をされることがかえって心の負担になることもあります。低姿勢で聞かれることで、彼女がデートのアポ取りをしてくることが憂鬱に感じられる場合も……。女性サイドとしても、彼の予定に振り回されて不安になったりイライラしたりするのは嫌ですよね。「時間空いたら教えて。私も予定入れちゃうかもしれないけど」くらいのライトな対応の方が、お互いハッピーに過ごせるようです。■ 自分のスケジュールは自分で決める忙しい男性の言う「忙しい」は、シンプルに言葉通りの意味であることがほとんど。決して、気が進まないから忙しいと言ってごまかしているわけではないんです。「忙しいなんて、私に関心ないんだ……」なんて、勝手に被害者意識を持つのはやめましょう。自分のスケジュールは自分で決めていいんです。「それでは彼と都合が合わなくなるのでは?」と思うかもしれません。ですが彼女は楽しく過ごしているし、自分が合わせないとスケジュールが合わないようだ……と思った彼が予定を合わせくれることも増えるはずです。■ 彼を待つことに必死にならないで連絡は遅いし、デートの約束もしにくい。こちらの気遣いにも「あんまり気を遣われてもなあ」なんて言うし……。このように、忙しい男性は恋の相手として考えるとじつは結構ワガママ。だからと言って、女性が必要以上に顔色をうかがう必要はありません。癒やされる相手だと認識してもらえたら、彼が勝手に寄ってきます。彼を待つことに必死にならず、楽しく過ごして明るく接するのが一番です。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年06月28日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。最近“わきまえる女”問題が話題になりましたが、今月のゲストは’90年代テレビの中で、わきまえない女として活躍していた、田嶋陽子先生です。第3回は、そんな“わきまえる女”問題について伺いました。世間からの刷り込みで、女はわきまえてしまう。小学校6年生、「将来総理大臣になりたい」と書いた私に対し、先生は「道は近し」と返してくれました。ところが中学に入ると、学年1位の成績を取れば「男は試験なんて真面目にやらないから」と、私の真面目な努力を笑って男をかばう先生や、「生理が来たら女は終わり」と、未来の夢を絶つ先生がいた。近所のオバチャンには「陽子ちゃんはいくら勉強ができても、女だからね」と嘆かれたり…。母親に至っては「勉強ができても女らしくしないとお嫁のもらい手がないよ」と。そういった言葉で洗脳され、手足を縛られていく、そんな感じの10代でした。こう言われ続けたら、“女は所詮こんなもの、穴と袋なんだ”と思ってしまっても仕方ない。今の言葉で言うならば、そうやって女は“わきまえさせられてきた”んですよ。でもそこで負けず、「私はわたしの人生を生きる!」と頑張るのが、今で言う“わきまえない女”。私もその一人。生きづらいですが、元気で自由です。悩んだテレビ出演時、支えになったのは先輩の言葉。母との折り合いの悪さや、女であることの苦しさなどを分析し、1992年に、著書『愛という名の支配』を出版。そこで私は母からの、そして世間からの呪縛から解放され、やっと自由になれました。50歳頃から『笑っていいとも!』や『TVタックル』など、テレビのバラエティに出演することに。テレビの中の私はいつも男性陣に怒鳴っていたので、怖い女だと思われていたと思います(笑)。当時の私の本業は大学教授。バラエティに出たことで同業者からもかなり批判されました。そんなとき、先輩であり一番尊敬するフェミニストの駒尺喜美さんが、「専門書はよく売れて8000部。でもテレビは視聴率1%で100万人。反感を買っても、テレビでフェミニズムが語られた、その事実が残ることには大きな意味がある」と言ってくださった。当時、私の出演番組は視聴率20%超えもあったので、2000万人以上が見ていることに。駒尺さんの言葉が支えになりました。たじま・ようこ1941年生まれ、岡山県出身。英文学・女性学研究者、元法政大学教授、元参議院議員。’90年代、テレビ番組に多数出演し、“フェミニズム”をお茶の間に広めた。著書に『愛という名の支配』(新潮文庫)など多数。※『anan』2021年6月30日号より。写真・小川朋央(by anan編集部)
2021年06月26日生きづらいのがデフォルト。そんな不器用な魂の成長記録。少年アヤさんによる、『ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録』をご紹介します。「昔は人からひどいことをされても傷つきませんでした。隠したり、繕ったりしてばかりで、つねに自分を抑圧していたので、心が動かなくなっていたんです。けど20代半ばで、はじめて痛めつけられた時に怒りが湧いて。自分は自分のために怒れるんだと発見したのが、ターニングポイントでした」と語る少年アヤさん。そんな彼は20代最後の日々をどう過ごしたのか。新作『ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録』は、毎日つけている日記をまとめた一冊だ。「忘れてしまうこと、流れ去っていくことがもったいなくて、日記は毎日細かくつけているのですが、20代最後の1年は本当に色々なことがあったので、改めて外に向けても書いてみたくなりました」すべて実体験だが、これがまるで小説のよう。人間関係の再構築の記録、精神的な成長記として胸を熱くさせる内容になっている。1年の間にいくつも大きな出来事がある。ひとつは、疎遠だった中学時代からの女友達との再会だ(そのうちの一人、まゆちんの言動が最高)。「ゲイであることも、助けが欲しかったことも言えず、卒業してからはずっと連絡を絶っていたんです。でも10年ぶりに再会したら、あっさり受け入れてくれて。正直もう、人生このままエンディングかと思いました(笑)」恋にも落ちた。だが、デートの直前に「無理」となってドタキャンするなど、アヤさん、かなり情緒不安定。なぜここまで幸せから遠ざかろうとするのか、もどかしくなる。「幸せという実感から、ほど遠いところで生きてきたので、どうしても恐れを抱いてしまう。マイノリティにとっては、わりとありふれた心の動きかもしれません」そんな状態からどのように関係を築いていくかも読ませる。そこには、周囲の偏見や、相手のカミングアウトの問題も含まれている。アヤさんはすでに家族にゲイだと伝えているが、彼らとの関係も変わっていく。「家族は多分、ぼくがゲイであることを、わかっているけどわかっていない、という感じで。いざ恋人ができた時に、改めて動揺したようです。特に父とはここ数年でやっと関係を作り直したところだったので、社会の模範によって引き裂かれるのが悔しくて」終盤、母親がアヤさんにむき出しの言葉をぶつけてくる。そのなかの「もっと好きに生きろ」という言葉はきっと、迷いを抱えた読者の心にも突き刺さるはずだ。また、自身の内面と向き合ってきた著者が、弱い立場の他者へも目を向けていく様子が印象的。「友人たちと赤ちゃんを連れて出かけると、本当におじさんに舌打ちされたり、いやな絡み方をされたりする。改めてそばで経験して、とてもショックでした。そんな友人たちが、“私たちの代わりに書いて”と言ってくれたことも、本書を書こうと思った理由のひとつです」やがて、まゆちんが職場で、あるルール変更を勝ち取るなど、希望をもたせる展開も待っている。「自分について書くということは、すごく狭いようで、実は社会の姿や、時代の空気も炙り出せる。それを、この本で改めて示すことができたと思っています。これからも愛すべき他者たちと関わり合いながら、健やかに生きていきたい。それが自分の使命だとも思います」健やかでいてほしい。本書を読めば、誰もが思うはずだ。しょうねんあやエッセイスト。平成元年生まれ。ブログが人気を博し、それを書籍化した『尼のような子』でデビュー。著書に『焦心日記』『ぼくは本当にいるのさ』『なまものを生きる』『ぼくの宝ばこ』など。『ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録』ずっと会えずにいた友達、本気で好きになった相手、そして家族…。人との関わり合いのなかであがき、自分と他者を見つめ直した胸熱な1年の記録。双葉社1760円※『anan』2021年5月19日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2021年05月16日恋をすると、気になる男性が自分と同じ気持ちだったらいいのに……。と思いますよね。でも、男性の気持ちがわかりづらいと、アプローチもままならないことはないでしょうか。そこで今回は、男性が見せる、わかりづらく遠回しな“脈アリサイン”をピックアップしてみました。あなたが気づいていないだけで、もしかしたら男性はそれとなくサインを出しているかもしれませんよ。■ 1.趣味、好みが同じであることを告げてくる「いいな」と思う人とは、できるだけ仲良くなりたいと思うもの。話をしていて、共通点が見つかれば「自分も〇〇が好き」「自分も昔、〇〇をしていた~」などと接点を積極的に拾っていく男性は多いのではないでしょうか。ただ、会話の一環で共感を示す男性もいますし、自分の好きなことを語れるのがうれしくて話をしている男性もいるかもしれません。見極めのポイントは、あなたに興味があるかどうかです。男性が「自分も同じである」といったアピールを強調してくる場合は、脈アリ要素が高いでしょう。相性の良さを感じられてうれしい気持ちはもちろん、距離を縮めるきっかけにしたいという彼なりのアプローチなのではないでしょうか。■ 2.素っ気なくてもLINEを丁寧に返してくれる気になる人からのLINEは大事にしたいもの。仕事の合間を縫って、一刻も早く返事をしたいときもあれば、仕事が終わって落ち着いてから、ゆっくりと返事をしたいときもあるでしょう。いずれにせよ、注目したいのは返事の誠実さです。会話がどれくらい弾むかも大事ですが、素っ気なくても内容に対して丁寧に返してくれるなら、脈アリ度は高いですよ。もともと男性は筆不精な人が多いですから、さほど気にかけていない相手には返事が疎かになりがち。既読スルーすら珍しくないはずです。あなたのLINEに彼がどんな返信をするのか、気にして見てみてください。■ 3.好みのタイプだと伝えてくる気になる人というのは、彼が好むタイプにマッチしているもの。たとえばビジュアルやスタイル、性格、考え方などです。本命相手ほどアプローチに慎重になるのは男性も同じです。軽いナンパ感覚で「俺の好み」と言うときには本気度はあまり高くないでしょう。本命を前にしたときは、「〇〇さんは、どんな人がタイプ?」「俺と〇〇さんってタイプ似ているかもね」と、それとなくアピールしてくることが多いようです。真剣なだけに失敗したくない気持ちから、時間をかけてゆっくりと距離を縮めたい男性が多いということですね。■ 彼の脈アリサインを見逃さないで男性の気持ちがわからず、思うようにアプローチができないでいた女性も多いでしょう。でも、彼の脈アリサインがわかれば自信を持ってアプローチできるはずです。彼の気持ちがあなたに向いていれば、ご紹介した内容に当てはまる部分があるかもしれません。見極めのヒントにしてみてくださいね。(柚木深つばさ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年10月23日魚の顔を真正面から撮った写真、その名も“うおづら”がSNSで「笑える!癒される!」と人気らしい。撮影したのは水生生物専門のカメラマン・森岡篤さん。自宅の水槽で約150匹の魚たちを世話しながら、奇跡の瞬間を捉えた写真集『世界初の魚の顔図鑑うおづら』(大和書房)が今月発売された。「図鑑では横でしか見たことのない魚たちも、正面から見ると表情豊かに見えてきます。驚いているように見えたり、ほほ笑んでいるように見えたり、ときには何か語りかけてくるように感じることもあって、元気がもらえます」(森岡さん・以下同)そんな“うおづら”選手権で2020年1位に輝いたのは「ハチノジフグ」。猛暑に癒しを与えてくれる。「頂天眼」「パロットファイヤーシクリッド」も正面から見ると意外な表情で、ジワジワくる。森岡さんもお気に入りなのが「竜眼」。「メークばっちりの美人さん。金魚の模様には驚くほど人の顔に似ているものもあって、クスッとさせてくれます」そんな“うおづら”に、さかなクンも「ギョギョギョ!」とビックリしちゃうかも!「女性自身」2020年9月8日 掲載
2020年08月30日13歳の時に出演した『つぐない』で多感な少女役を見事に演じ、世界的に高く評価されたシアーシャ・ローナン。以来、賞レースの常連女優となっている彼女は、不器用ながらも懸命に生きる女性を体現してきた。そんな彼女が、“現代女性の代弁者”との呼び声も高いグレタ・ガーウィグ監督と再タッグ。シアーシャが主演を務める『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(6月12日)は、夢と悩みを抱える全ての女性に贈る、共感必至の“わたしの物語”だ。透明感とナチュラルさが魅力若き才能シアーシャ・ローナンニューヨーク生まれ、アイルランド育ち。9歳の時にTVドラマの子役として芸能活動をスタートさせたシアーシャ。13歳の時に出演した『つぐない』(2007年)でアカデミー賞ほか様々な映画賞の助演女優賞にノミネートされた彼女は、続く『ラブリーボーン』(2010年)でピーター・ジャクソン、『ウェイバック脱出6500km』(2010年)でピーター・ウィアー、そして『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)でウェス・アンダーソンと、名だたる監督たちの作品に出演してきた。彼女のキャリアにとって重要な位置づけとなったのは、アカデミー賞で三部門にノミネートされた『ブルックリン』(2015年)だ。この作品で大都会ニューヨークの喧騒に戸惑いながらも、恋を知り自分の居場所を見つけていくヒロインをしっとりと演じた彼女は、アカデミー賞・主演女優賞に初ノミネート!その後、女優&脚本家のグレタ・ガーウィグ初単独長編監督作『レディ・バード』(2017年)において型破りでキュートな17歳の主人公クリスティン(=レディ・バード)に扮したシアーシャは、思春期の危うさと可能性に満ちた自立への歩みを体現し、ゴールデングローブ賞(映画部門)・主演女優賞を受賞。同作で2度目となるアカデミー賞・主演女優賞にもノミネートされ、世界で最も注目される若手実力派女優の1人に。そしてグレタとの再タッグとなった最新作では、世界中で愛され続ける古典文学を題材に、“いま”を生きる女性たちの悩みと生きづらさを鮮やかにスクリーンに活写している。女性たちの夢、希望、野心と現実を描く世界的ベストセラー「若草物語」19世紀を代表するアメリカの女流作家ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的小説「若草物語」。米マサチューセッツ州を舞台に、マーチ家の個性的な四姉妹の可能性と愛に満ちた子ども時代と、大人になるにつれ顕在化していくちょっぴり苦い現実が描かれる。南北戦争の従軍牧師である父親が不在の中、母親であるミセス・マーチは献身的に子どもたちを守り慈しむ。そして美しく聡明な長女メグ、小説家になることを夢見る次女ジョー、内気でピアノが得意な三女ベス、おしゃれで絵が上手な四女エイミーの四姉妹は、それぞれが困難な状況に直面しながらも、自分なりの将来を選びとっていく。子ども時代のあどけなくも刺激に満ちた日々と家族の温もりを生き生きと伝え、女性たちの夢や希望、野心をリアルに描いたこの物語は、男性作家が主流の当時の出版業界において異例の大ヒット。いまなお映画にドラマ、舞台にオペラ、アニメと様々なジャンルで映像化される世界的ベストセラーとなっている。シアーシャ×グレタの最強コンビで贈る『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』物語の中心となるのはシアーシャ演じる活発で独立心旺盛な次女ジョーだ。美人のメグ(エマ・ワトソン)に女優になることを勧め、病弱なベス(エリザ・スカンレン)を溺愛し、生意気なエイミー(フローレンス・ピュー)とは喧嘩ばかりだが、家族を愛し、将来の“成りたい自分”への努力を惜しまない。裕福な隣人であるローレンス家の一人息子ローリー(ティモシー・シャラメ)は、そんなジョーに想いを寄せていて…。メガホンをとったグレタは、19世紀アメリカで暮らす四姉妹の瑞々しい青春時代を美しい自然と入念かつ周到に準備された衣装&美術でもって具現化し、作品にノスタルジックな多幸感を与えることに成功している。クリスマスの良き行いの後に待ち受ける心躍るサプライズやローリーとジョーによる夜会での2人きりの愉快なダンス、そしてローリーについて協議する屋根裏部屋での「ピクウィック・クラブごっこ」のエピソードは、四姉妹が閉じられた世界ながらも充実した時間を送っていることを伺わせる最高にハートウォーミングなシーンだろう。またその一方でグレタは原作の持つ様々なテーマを丁寧にすくいつつ、女性が“アーティストとして生きること”、“経済力を持つこと”の2つの側面にフォーカスをあて、大人への階段を上っていく四姉妹に容赦ない現実を突きつける。劇中に登場する女性たちはたびたび金銭的視点での結婚観を披露しているが、とりわけ時代の常識に抗い夢に向かって邁進しながらも、愛を退け孤独感に苛まれるジョーの等身大の姿が強烈な印象を残す。その揺れる想いが、現代に生きる私たちにも内在する共通項として鋭く胸に刺さるのだろう。今年行われた第92回アカデミー賞では作品賞・主演女優賞・脚色賞など計6部門にノミネート(うち衣装デザイン賞受賞)されたほか、数多の映画賞に輝いている『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。現代的アプローチで不朽の名作に新たな魅力を与えたグレタと、躍動感あふれる演技で情熱的にジョーを体現したシアーシャの最強タッグをお見逃しなく。《text:足立美由紀》(text:Miyuki Adachi)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月11日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第30話は、重たいおなかで歩くとバランスがうまく取れなくて、リュックにしてみたお話です。 妊娠8カ月に入って、おなかが前にせり出してきました。足元が見えにくいのもありますが、お腹の重さで重心がずれてしまい、荷物を手に持って歩くとバランスが崩れやすくなってしまいました……。そこで、子育て始まったら買おうと思っていたリュックサックを購入してみたのですが、とても歩きやすくて助かってます! 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。
2020年06月10日人も車も賑やかに行き交うお昼時の虎ノ門。信号が変わるたびに押しよせるサラリーマンの人の波。そこに紛れるように磯村勇斗さんが佇む。この街とはどこか異質の彼の存在に気づき足を止め見つめる人もいるが、とくに気にする様子もなく、時にクールに時にお茶目な表情を見せてくれた。磯村勇斗さんと、撮影した野田若菜さんに東京についてお話をうかがいました。虎ノ門×磯村勇斗写真・野田若葉(TRON)――まずは撮影を終えてのおふたりの感想を伺えますか?磯村:こういうオフィス街での撮影ってあまりないんです。お昼時でサラリーマンの方が多かったですが、非常に自然にいられました。野田:それは磯村さんの持っている雰囲気もあると思うんです。自然にいてくださったから…。磯村:…(思い出しながら)そういえば、まったく気にしてなかったですね。普段、人混みが苦手なんですけれど、撮影になると気にならなくなるんです。映像の現場では、カメラマンさんや照明さんがいる前でお芝居してますし。野田:そこは俳優さんならではかもしれません。実は今日、磯村さんがいらっしゃった時、SFっぽいイメージが浮かんだんです。あちこちで工事していて非日常感のある虎ノ門の街と、金髪・ロングコート姿の磯村さんが、映画『ブレードランナー』を思わせて…。磯村:工事中の建物や看板の前で撮ってる時、不思議な感覚がありました。あまりないシチュエーションですよね。斬新というか…。――虎ノ門という街は、馴染みがあったりします?磯村:僕は…あまりないですね。野田:私、撮影が始まるまでは忘れていたんですけれど、実は以前にこの近くで働いていたことがありました。――その頃とは街の風景は、かなり変わっているんでしょうね。野田:いまはまだ当時の面影も感じますが、進行中の再開発のプロジェクトが完成した時には、大きく景色が変わるんでしょうね。完成後どうなるか興味があります。磯村:いずれはSF映画のような建物しかなくなっちゃうんですかね。古い居酒屋とか商店街とか、味のある雰囲気も残っていてほしいなと思いますけど。――磯村さんは静岡、野田さんは福岡の出身ですが、おふたりにとって東京とはどんな場所ですか。野田:小さい時から憧れの場所ではありましたよね。磯村:僕も、キラキラしたイメージを持っていました。ただ実際に住んでみて思うのは、いいことだけじゃなく悪いことも全部が凝縮されているような気がします。ちょっと狭くて生きづらい(笑)。野田:住んでみると酸いも甘いもありますからね(笑)。磯村:皇居周辺は独特の空気…ただならぬパワーというか、そういうものを感じられて好きですね。あと、日本のエンジンで司令塔的な場所ならではのエネルギーはありますよね。話題の演劇なら東京公演は必ずあるし、東京でしか経験できないことも多いです。野田:東京に来なければ出会えなかったような人もいて、私もそれはすごく幸運だなと思っています。磯村:今年はオリンピックで外国の方も多く来日されますし、その影響を受けて、またいろんなことが変わるのかもしれませんね。地下鉄新駅の開業も間近。ビジネス街から未来都市へ。2014年の超高層ビル・虎ノ門ヒルズ(森タワー)の開業を皮切りに、再開発が進行中の虎ノ門エリア。6月には東京メトロの新駅が誕生するほか、’23年までにオフィスや商業施設、住居、文化施設が融合した新たな街が完成予定。働き方や暮らし方の進化を敏感に察知し変容していく東京という街の、まさに“いま”を感じられる場所だ。いそむら・はやと1992年9月11日生まれ、静岡県出身。ドラマ『仮面ライダーゴースト』や『ひよっこ』で注目される。1月期ドラマ『ケイジとケンジ』に出演。出演映画『今日から俺は!! 劇場版』は7月17日公開。コート¥115,000(ディスカバード TEL:03・3463・3082)ジャケット¥157,000シャツ¥145,000パンツ¥73,000(以上マルニ/マルニ 表参道 TEL:03・3403・8660)その他はスタイリスト私物のだ・わかば1984 年生まれ、福岡県出身。スウェーデンのヨーテボリ大学芸術学部写真学科で写真を学んだ後、帰国。土屋文護氏のアシスタントを経て‘18年に独立。モード誌や女性誌を中心に活躍の幅を広げている。※『anan』2020年1月15日号より。スタイリスト・丸山 晃ヘア&メイク・佐藤友勝インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年01月10日「近視や遠視などで、ものが見えづらくなるのと同様に、なんらかの原因で聞こえづらくなるのが『難聴』。特別な病気などではなく、誰でもなる可能性があるのです」そう語るのは、これまで3万人以上の治療をおこなってきた日本リバースの今野清志院長。そもそも難聴とは、「音がほとんど聞こえない」のではなく、「聞こえづらい」状態を指す。いっぽうで、自分の視力(見え方)はある程度具体的に答えられる人が多いのに対し、自分の耳がどれくらい聞こえているかを把握している人がほとんどいない、とも今野院長は指摘する。「一般的に、健康診断での聴力検査は大きな問題がないかをざっくり確認するだけのものです。加えて、人が相手の話を聞くときは、相手の表情や口の動き、前後の文脈や雰囲気から推測もしています。そのため少しぐらい聞こえが悪くても自覚できず、気づかぬうちにどんどん耳が悪くなる人が増えているのです」(今野院長・以下同)難聴の種類は大きく2つに分かれるという。「耳は、音(空気の振動)を集めて鼓膜に伝える『外耳』、音を増幅する『中耳』、そして振動を電気信号に変換して脳に伝える『内耳』の3つの部位から成り立ちます。そのなかで、外耳から中耳までに問題があるものを『伝音性難聴』といい、内耳から聴神経に機能障害が起きて発症するものを『感音性難聴』といいます。この両方にトラブルを抱えている場合は『混合性難聴』と呼ばれます」「伝音性難聴」は、耳垢がたまりすぎて外耳を防ぐ「耳垢栓塞」や、反対に耳掃除のしすぎによる「外耳炎」、子どもに多い「中耳炎」などが原因であることも多く、比較的、治療の効果も表れやすいという。問題はもう1つの「感音性難聴」だ。「こちらはレントゲンやMRIを撮っても原因が特定できないことがほとんどです。そして、よく『耳が遠くなったのは年のせい』といいますが、一般に『老人性難聴』と呼ばれるこの難聴も、感音性難聴の一種なのです」そのため、ある程度の年齢になれば、耳が聞こえづらくなっても「老化現象」のひと言で片付けられてしまうことが多いのが現状だ。しかし、放置すると「聞こえづらい」だけでは済まされなくなってくるという。「耳の聞こえが悪くなると、人の話を正確に理解できません。当然、コミュニケーションに支障をきたし、思わぬトラブルになることも。実際に『同居しているお姑さんが、話しかけても返事をしてくれず、こっちを見ても知らん顔をするんです』と思い込んで私のところに相談に来られた女性がいました。そこで、お姑さんに検査を受けてもらったところ、やはり中程度の難聴であることがわかったのです。もしそのまま難聴であることがわからなければ、『わざと無視された』とお嫁さんは思い、嫁姑戦争に発展していたでしょう。夫婦間でも、同じようなトラブルが起こる危険性は考えられます。家庭内はもちろん、仕事上でも伝達がうまくいかなければ『話が通じない』『何度も同じことを聞いてくる』と思われかねません。その積み重ねが、大きなミスにつながる可能性もあるのです」さらに、コミュニケーションがうまくとれなくなることで、うつや認知症のリスクが高まるとも!「話がかみ合わないと口数が少なくなり、自分の世界にこもるようになります。すると無気力になってしまい、うつ症状を示すようになることも、決して少なくないのです。すると外に出かける機会も減ってしまうので、脳への刺激も激減。認知症の発症リスクも高くなってしまいます」閉じこもりがちになれば足の筋力も弱くなるので、ますます家から出られなくなり、悪循環に陥りかねない……。そんなとき、視力を補うメガネのように、衰えた聴力を補うために補聴器を使うことも選択肢の1つ。しかし、中医学の観点に基づいて感音性難聴の治療にあたる今野院長は、「できるだけ、自分の耳をよくすることを心がけてほしい」と呼びかける。「補聴器は人間の耳とは違い、聞き取りたい音だけではなく周囲のノイズも拾ってしまうので、合わないという人も少なくなく、購入しても実際に使用しているのは4人に1人ともいわれています。もちろん補聴器の存在自体が悪いわけではありませんが、私の治療院では80代、90代の方々からも『耳そのものの聞こえがよくなった』という声をいただいていますよ」人生100年時代。健康寿命を延ばす鍵は、じつは「耳」にもあるということか。
2019年11月20日伝え方ひとつで、ぎくしゃくすることもあれば、一気に距離が近づくことも。特に言いづらいことを伝える時に差が出やすいもの。そこでどんな人とも相性がアップする伝え方の極意と、日常でよくある要注意シーンで使える言い回し術を、その道のプロが指南。価値観の違いを認めつつ、自分の気持ちも大事にする。仕事でもプライベートでも長く付き合っていかなければならない相手は必ずいるもの。しかし、自分の思いがうまく伝わらなかったり、会話がかみ合わないと、「この人とは相性が悪い」と判断して、距離を置きがち。だが伝え方次第で相性は変えられると、キャリアカウンセラーの関下昌代さん。「相性の良し悪しは、価値観が合うかどうかで決まるわけではありません。自分以外は、みんな異文化だと思うこと。自分の普通や当たり前が、相手にとってもそうだとはかぎらないのです。わかってもらえて当然だと思い込んで、一方的に気持ちをぶつけたり、言葉足らずになると何も伝わらず、お互い不快感を抱くだけ。だから自分の価値観を押し付けない伝え方を心がけることが、相性を良くする第一歩です」そのためにも相手の立場に立って考えること。しかし相手の顔色をうかがって、言いたいことを我慢しても何も変わらないと、“伝わるコミュニケーション”をテーマに講演を行う戸田久実さん。「良い顔をするのと、良い関係性を築くのは違います。嫌われたくなくて本心を隠したり、何を言われても傷つかないふりばかりして、自分の気持ちをないがしろにしていると、ストレスは溜まる一方。それが大きくなると、相手への不満となり、何かの弾みで怒りを爆発させ、取り返しのつかないことになる場合も。だからその都度言いづらいこともしっかりと伝えることが大事です。曖昧な言い方はトラブルのもと。伝える力を高めれば、お互いの理解が深まり、関係性はグーンとアップします」言葉選びや言い回しなど、伝え方のコツを身につければ相性は思いのまま。どんな人とも好相性に。伝え方の極意8言いたいことを伝えるのは難しいけれど、伝わった時の喜びはひとしお。まずは、心がけるだけで相手に伝わりやすくなる8つのポイントを伝授。場数を踏めば自信が持てるようになり、コミュニケーション力も向上!【1】話すタイミングを見極める話しかける前に相手を観察して、スムーズに話し合いができるベストなタイミングをチョイス。「相手の機嫌が悪いと、聞く耳を持たなくなり、こちらに非がなくとも、伝わるものも伝わらなくなります。表情や声のトーン、振る舞いで、相手の機嫌が見えてきます。不機嫌な場合は避けるべきですが、急ぎで伝えたいことがある時は、お茶など温かい飲み物を差し出して、様子をうかがい、気分を落ち着かせてから伝えてみては」(関下さん)【2】テーマはわかりやすく要点をまとめられる人こそ、伝え上手。「言いにくいからと回りくどくなったり、自分でも何を言っているのかわからなくなると、モヤッとしたまま終わるだけ。だから事前に伝えるべきテーマは何か、核を明確にしておくべき」(戸田さん)。結論と理由をセットで伝えると、相手の納得と理解を得やすい。頭に浮かんだことを思いつくまま話すのではなく、事前に思考を整理してシミュレーションするクセをつけること。紙に書き出すのも手。【3】頼み事は特別感を出す仕事をお願いしたり、相談に乗ってほしいなど、頼み事をする時に大事なのは、特別感。「『あなたにしか頼めない』『さんだからお願いするんだけど』などの言葉を添えると、頼りにしていて、特別な存在であることが伝わり、快く引き受けてくれる可能性大」(戸田さん)。ふたりだけの秘密を共有することで、信頼関係も深まり、相性アップ!ただし多用すると不信感に変わるので、ここぞという時に使うこと。【4】相手に合わせた「たとえ」で語る何かを説明する時に「たとえ」を入れて語ると、相手の心に響きやすくなる。「価値観だけでなく、理解度も人それぞれ。相手が経験していないことを説明したりお願いする時は、理解を得るためにたとえる力が必要不可欠。『この間の仕事で言うと…』など、相手に合わせた例を入れると、物事や目的がはっきりしてくるので、相手もイメージしやすくなります」(戸田さん)。相手の印象に残る伝え方をしたい時も、たとえを使うと効果的。【5】相手に話を振ってみる一方的な言い分で論破しても理解も共感も生まれません。「特に対等の立場ではない者同士の会話は、一方が多く話しがち。自分が話しすぎていると思ったら、『あなたはどう思う?』と聞いて、相手にも意見を述べるチャンスを与えましょう」(戸田さん)。相手の話に耳を傾けながら話し合うと建設的な議論ができる。「意見がくい違っても、話を遮らずに最後までしっかりと聞くことも、良好な関係を築くコツ」(関下さん)【6】肯定から入る意見に同意できなくてもいったん受け止める余裕とポジティブさがあれば、伝え方の達人といえる。「コミュニケーションはキャッチボール。相手から飛んできたボールをパーンとはじき飛ばして、『いや、それは違う』といきなり否定するのではなく、『なるほど、そういう考え方もあるね』と、意見を受け入れて、肯定のリアクションをしましょう。その後に自分の意見を述べれば、相手も聞く耳を持ってくれるようになります」(戸田さん)【7】誰にでも丁寧に偏ったものの見方をせず、公平なコミュニケーションを心がけること。「上司には媚びて、部下には横柄な態度をとるなど、人によって伝え方を変えると、誠実さが失われ、不信感を抱かせ、無用なトラブルを招くこともあります。また、つまらない見栄やプライドを持っていると、自分自身正しい選択ができなくなるので注意すべき」(関下さん)。どんな相手に対してもフラットな気持ちと真摯な態度で対応すれば、尊敬され、信頼度アップ。【8】評判に振り回されない「周りの評判や噂話に流されて、人を判断するのは避けるべき。よく知りもしないのに、『こういう人らしい』と、先入観を持った状態で接すると、ぶっきらぼうな伝え方になり、関係性は良くなりません。まっさらな気持ちで向き合い、自分が直に感じたことだけを信じること」(関下さん)。自分の中に凝り固まった固定観念にも振り回されないように。そうすれば多角的な視野が持てるようになり、良い人間関係を構築しやすくなる!関下昌代さんキャリアカウンセラー。亜細亜大学で、ビジネスマナーやコミュニケーションの講師も務める。『先輩に可愛がられ、同僚に疎まれず、後輩に慕われる女子になる職場で幸せになる45のコツ』(中央公論新社)。戸田久実さんアドット・コミュニケーション(株)代表取締役。アンガーマネジメントをベースとした、言葉がけに特化したコミュニケーション指導に定評がある。『〈イラスト&図解〉コミュニケーション大百科』(かんき出版)。※『anan』2019年9月4日号より。イラスト・徳丸ゆう取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2019年08月31日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ゲーム障害」です。世界的な問題。依存症患者対策をきちんと考えて。世界保健機関(WHO)は5月、国際的な疾患に、「ゲーム障害」を加えることを決めました。ギャンブル依存症などと同じ精神疾患に分類され、治療が必要なものと位置付けられたのです。具体的には、「ゲームをする時間や頻度などを自分で制御できない」「ほかの日常の活動よりもゲームを優先する」「その結果、家族や仕事など日常生活に支障をきたし、それがわかっていてもゲームをやめられない」。そんな状態が12か月続くと、「ゲーム障害(依存症)」と診断されます。ゲーム依存症が注目されるようになったのは、ゲームがオンライン化されて常時接続ができるようになったからです。世界中のプレイヤーが同時に参加し、ゲームのなかに一つの世界を作るようになり、ゲームをし続けられるようになりました。中国や韓国では、長時間ゲームを続けたあまり下半身がうっ血して死に至った事例などが出ています。日本でも親がゲームに熱中するあまり、乳児を衰弱死に至らせた事件が起きました。世界的に社会問題化しており、体調悪化や死に至るケースが各地で報告されるようになったことをうけ、WHOは新しく疾病に分類したのです。これにより、治療や予防、患者の社会復帰などの対策を決める際の基準にしてほしいと促しています。しかし、依存症対策は追いついていないのが現状です。薬物と同じように、ゲーム障害でも互助グループが最近、オンライン上に立ち上がりました。治療はそこを入り口にしますが、ゆくゆくは専門家などと引き合わせ、最終的にはネットを離れて、家族や第三者とリアルワールドで人間関係を築けるようになるまでケアが必要になりますから、とても長い時間がかかります。「ゲーム障害」という病名がつくと、人生の落伍者のようなレッテルを貼られがちです。でも、逆に病名がついたからこそ、どうしたら抜けられるのか、皆で考えようとする意識が大切です。依存症患者を生む背景には、生きづらさを生んでしまう社会の問題もあります。ゲーム障害の患者を「厄介な人」と斬り捨てるのではなく、本人が社会生活にちゃんと戻れるように、寛容さをもって向き合いたいですね。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年7月24日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年07月17日時に、コミュニケーション障害と言われることもある、発達障害。「空気が読めない」「相手の気持ちがわかりにくい」などの特性は、人づきあいでのトラブルを招きやすく、「愛想が悪い」「気が利かない」など、性格の問題にされてしまうことも少なくありません。また、発達障害は男性に多いとされてきましたが、実は、大人になってから発達障害が表面化する女性は少なくありません。発達障害のこうした特性は、男性よりも女性同士のつきあいに重視されがちだからです。女性のコミュニティは、より「空気を読みあう」ことで成り立っていることが多いため、子どもの頃から女同士の友だちつきあいがうまくいかず、ずっと悩んできたという女性も多いそうです。女性の発達障害特有の生きづらさとは? どうしたら少しでも楽に生きられるのでしょうか?発達障害当事者であり、言語聴覚士として支援者でもある村上由美さんに、発達障害の女性特有のコミュニケーションにおける苦労や悩み、周囲とうまくつきあっていくためのポイントをうかがいました。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■女性の発達障害「就職、結婚、子育て…」人生の転機に生きづらさが表面化――今まで、発達障害は男の子が圧倒的に多いと言われてきました。実際、私が息子の療育センターに通っていた頃も(息子は自閉スペクトラム症)、グループのお友だちは男の子ばかりでしたが…。 村上由美さん(以下、村上さん):発達障害は男の子の方が発生率が高いとされ、療育センターなどに通う子も、男の子の方が圧倒的に多いのは事実です。その理由は、男の子に表れる発達障害の特性の方が見えやすく、問題視されやすい傾向にあるからです。例えば、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の男の子の場合は、「多動性」や「衝動性」が目立ちます。教室で立ち歩いたり、衝動的に暴力をふるったり、周囲に迷惑をかける行動が多いので、早めに気づかれるケースが多いのです。――これが女の子だと、どう表れるのでしょう?村上さん:同じADHDでも、女の子の場合は「不注意」が目立ちます。ミスが多かったり不器用だったり、本人はできないことを悩むのですが、周囲に迷惑をかけるようなことが少ないので、問題が表面化しにくいのです。また、最近になって、そもそも発達障害の診断基準が少し男性寄りにできているのではないか? という議論も出てきています。男性と違って、女性の発達障害の場合は「受動型」の特性が多いので、現在の診断基準となる症状に当てはまりにくいのではないか、と。最近は変わりつつありますが、少し前の教育では、女性は控えめであることが美徳とされていました。「受動型」という女性に多い発達障害の特性と、社会が求める理想の女性像が重なり、さらに見えにくくなってしまった面もあると思います。そのため、発達障害の女性はひとりで悩みを抱えたまま、大人になってしまうケースも多いのです。――幼い頃から感じてきた違和感が、明らかな生きづらさとして表面化するのは、いつ頃なのでしょう?村上さん:就職、結婚、子育てなどの時期です。それまでの学校生活は、ある程度の枠組みが用意されていて、先生に言われた課題をこなしていれば、そこそこうまくやっていけるのですよ。でも、自分の意思を持って主体的に行動しなければならないライフステージにくると、うまくいかないことが増えてきます。また、特に女性は、結婚などのライフステージの変化によって役割が増大します。妻として家事をこなし、夫のサポートをし、義理家族と良好な関係を維持し、仕事をし、母親として子育てをし、園の父母会や学校のPTAの役割をこなし、ママ友やご近所づきあいもそつなくこなす…。さらに、介護まで加わってくるケースも! つまり、女性はものすごいマルチプレーヤーになることを求められるわけです。――確かに、結婚後、男性に比べると、女性は求められる役割の幅が広がる気がします。村上さん:でも、そもそも発達障害の特性として、複数の作業を並行して行うマルチタスクは苦手なのです。また、一般的に女性は「愛想がいい」「気が利く」「何でもそつなくこなす」ということがよしとされている風潮があり、家庭でも職場でも、煩雑で細かい仕事を任されるのは女性の方が多い傾向にあります。しかも、それをにこやかに、周囲へ気を配りながら行うことが評価されます。ですが、発達障害の特性はこれらとも真逆。男性よりも女性の方が、この特性が問題視されてしまうのです。不公平だと思いますが、残念ながら、ジェンダーの差があるのが現実なのです。――社会が求める、いわゆる「女性らしさ」が、発達障害の女性をますます苦しめているのですね。村上さん:さらに、男性より女性に対しては、生活のこと(家事全般)ができて当たり前という期待値が高いのです。それもまた、発達障害の特性とは真逆なのに…。加えて、日本の家事レベルはものすごくハイレベルですよね。子どものお弁当ひとつとっても、栄養のバランスを整えて、彩りもきれいに、さらに子どもが喜ぶように…と。さらに、おやつも園グッズも手作りで、などなど…!最近は、家事代行サービスを利用する方も増えてきましたが、ひと昔前は「そんなの子どもがかわいそう! 手抜きはダメよ!」というような風潮がありました。発達障害の方は基本とてもまじめなので、周囲の言葉通りに「全部やらなければ」と追い込まれてしまいます。でも、うまくできず、燃え尽きてしまうのです。■「できないこと」より「できること」 苦手から逃げる勇気――ちょっとマイナスな面ばかりうかがってしまいましたが、プラスの面はありますか?村上さん:見方を変えれば、その特性が良い方向に向かうこともたくさんあります。例えば、「空気を読まない発言が多い」ということも、「慣習にとらわれず、世の中の動きにあった提案ができる」というふうにとらえることもできます。もし今、生きづらさを感じている方がいたら、できないことではなく、できることに目を向けてください。もし、周囲にあなたを責めたり攻撃したりしてくるような人がいるなら、そういう人とは距離を置くのもひとつの手段です。また、自分を知ることもとても大切です。発達障害の人は、自分への信頼がとても低いという傾向があります。ですから、「自分がどれくらいできるか」という見積もりを、社会が求めている尺度では考えないこと。「がんばればできる」という見積もりは、実はすごく危険です。がんばり続けたら、たいていの人は燃え尽きてしまいますから。特に発達障害の人は、「がんばらなくてもできる」「がんばらなくても続けられる」というところを探っていくという発想が必要になります。――専門家などの相談機関とつながっておくことも大切でしょうか? 村上さん:相談機関とつながりを持つことは心強いと思います。お子さんが小学生なら学校のスクールカウンセラー、就学前なら保健センターなど、身の回りに専門機関はたくさんありますから、上手に人を頼りましょう。最近では、「自己責任論」がよく取り沙汰されるので、福祉などに頼るのは恥ずかしいことと思ってしまう方もいるかもしれません。でも、もともと人間はひとりでは生きられない生き物なのですから。診断を受けて合理的配慮を得るには、自分の障害を開示しなければならないので、抵抗がある方もいるかもしれません。しかし、それを上回るメリットはあると思います。まず、自分が楽に生きられることを探しましょう。診断を受けるのも、合理的配慮を受けるのも、自分が楽に生きるため。最近、楽に生きると言うと「なまけているんじゃないか?」などと非難される風潮もありますが、人生は修行ではないのですから。もちろん、がんばることは悪いことではありませんが、そもそも何のためにがんばっているのか? それは自分にとって大事なことなのか? そこをしっかり考えることも大切なのだと思います。■「生きづらい…」苦手が多いママ、3つのケースと対応法――村上さんが支援現場で、ママからよく聞く悩みはなんですか? また、それぞれ上手な伝え方や対応法を教えてください。村上さん:ママ友、子ども、夫、それぞれに対して、よく聞くお悩みを3つあげてみました。「これならできそうかな?」と思うものから、少しずつ無理ない範囲で試してみてください。ケース1:ママ友との雑談が苦手。何を話したらいいのかわからなく、その場にいるのが苦痛…。村上さんの回答:発達障害当事者にとって、実は一番難しいのが雑談です。話が飛んで主語がなく、時系列も変わる会話を文脈に落とすのは、定型発達の方には想像がつかないくらい、非常にハイレベルな作業なのです。これはもう、自分がどのくらいそこに参加したい状況なのかを見極めることが大切。社交辞令レベルの関係なら、ヘンなことを口走るよりも、黙っていた方が無難な場合も少なくありません。むしろ、人間観察のつもりで参加していても良いかもしれません。そのうちに、中には自分のつきあいやすい人が見つかるかもしれませんよ。ケース2:仕事や家事や学校の雑用が山積みで…。いつも余裕がなく子どもにあたってしまう。村上さんの回答:子育てにかかる手間は、以前よりずっと増えていると感じています。課されていることのすべてを完璧にするのは、まず無理と心得ること。得意と苦手を把握し、苦手なことには目をつむり、赤点ギリギリでいいと割り切りましょう。もし、子どもを相手に感情がエスカレートするようなら、トイレにこもる、近所を一周散歩するなど、クールダウンする方法を決めておきましょう。自分だけが背負い込まず、夫やほかの家族に頼り、周囲に助けてもらうことも大切です。ケース3:夫に対してつい感情的になって、いつも夫婦ゲンカに。自分の感情をうまくコントロールできない。村上さんの回答:感情的になるには、たいていステップ(段階)と一定のパターンがあります。家事がたまっている時、仕事が忙しい時など、自分がどういう状況で感情的になりやすいのかのフローチャートを作ってみると良いでしょう。そして、甘いものを食べるなど、自分がイライラした時に感情をうまく逃せる方法を、日頃からリストアップしておいてはいかがでしょうか。イライラしたときこそ、切り替えることを意識して。また、もともと夫婦は他人なので、気持ちをわかりあうのはとても難しいものだと思った方が気楽です。「自分を知ること」「できることに目を向けること」、これらは発達障害の取材をしていると、必ず言われる言葉です。そして、これは自分自身に対してだけではなく、他人を見る時も同じなのだ、と。「いろいろあるけど、でも、あの人のここはすごい」というふうに、常に人の得意なところ、良いところを見つける姿勢は大切だと感じるインタビューでした。次回は、もし身の回りに発達障害傾向のママがいた場合、どう対応するのが、自分のためにも相手のためにもベストなのか? お互いを尊重して生活していくための対応法についてうかがいます。参考図書: 『発達障害の女性のための人づきあいの「困った!」を解消できる本』 (PHP研究所)発達障害当事者である著者が、発達障害を持つ女性特有のコミュニケーションにおける苦労や悩み、問題の原因を解説し、周囲とうまくつきあっていくためのポイントを場面別に紹介。著者が医療や福祉、発達相談の現場などで相談を受けた中で、特に多かった日常の場面を取り上げ、うまくいかない原因と上手な伝え方や切り抜け方のポイントを掲載し、発達障害を持つ方の支援者や家族に知っておいてほしいことについて解説。※本記事は、発達障害と診断された方を前提とした記事であり、登場する例に当てはまる方がすべて発達障害とするものではありません。取材・文/まちとこ出版社N
2019年06月22日ダイエットに成功したら次は体型維持です。体型維持するためには、カロリーだけを気にしていてはいけません。今回は体型維持に向いた太りづらい食べ物をご紹介します。ダイエットをして痩せたら、次は「体型維持」です。実は体型を維持することは、痩せるより大変なのをご存知でしょうか?ダイエット後の体は、いつもより脂肪がつきやすいリバウンド体質になっています。そのためダイエット後の食べ物は、今まで以上に気を使う必要があるのです!今回は、体型維持の時期におすすめの食べ物をご紹介します。太りづらい食べ物ってあるの?出典:byBirthダイエットに成功したら、次はその体型を維持しましょう。とはいえ、どのように体型を維持するのでしょうか?体型維持とは体脂肪と筋肉の状態を維持することです。まず筋肉を維持するには、筋トレをしてタンパク質を体重(50kgの人なら50g)以上摂取します。次に体脂肪は、カロリーコントロールのほか、脂肪になりづらい食べ物を摂取してください。ここで注目して頂きたいのが「脂肪になりづらい食べ物」です。食べ物の種類によっては同じカロリーでも、脂肪になりやすい物となりづらい物があります。体型維持をするには、なるべくこの脂肪になりづらい食べ物を摂取するようにしましょう。脂肪がつくメカニズム出典:byBirthまずは脂肪がつくメカニズムをご説明します。なぜ脂肪がつくのかを理解すると、今後の体型維持もしやすくなるでしょう。1. 脂肪とは?脂肪とは飢餓を乗り切るための「エネルギー貯蔵庫」のことです。これは人類が狩猟をして生活していたころは、いつ食糧が手に入るかわからないときに身についた生命維持システムだといわれています。2. 脂肪の生成例として炭水化物を摂取して、それが脂肪になるまでの流れをご説明します。1. 炭水化物の摂取炭水化物=糖質と食物繊維のことです。ご飯やパンなどに多く含まれています。2. 消化消化された糖質はブドウ糖に変化し、血中に入ります。3. 筋肉や脳などのエネルギー源ブドウ糖は脳のエネルギー源としてつかわれ、筋肉には肝臓でブドウ糖からグリコーゲンに変換して送られます。食後に高血糖状態になると、さらにブドウ糖を取り込むようになるそうです。4. 脂肪肝臓で貯蔵されているブドウ糖が容量オーバーになると、脂肪として蓄積されます。なお、肝臓では1350kcalまで貯蔵できるそうです。これが脂肪になるまでの流れです。このメカニズムから「食後の血糖値」と「糖質」をコントロールすれば、脂肪になりづらいということになります。太りづらい食べ物の特徴出典:byBirth痩せる食べ物はありませんが、太りづらい食べ物ならあります。それはどのような食べ物なのでしょうか?その特徴をご紹介します。1. 低GI食品食後の血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に分泌して糖を脂肪として貯蓄します。低GI食品は食後の血糖値の上昇が緩やかなので、インスリンを抑制することができるのです。インスリンの量が少なければ、糖を脂肪として貯蓄されづらくなります。2. 低脂質糖質1gを消費するのに「4kcal」必要ですが、脂質は1gあたり「9kcal」も必要なのです。倍以上のカロリーが必要なので、糖質よりも脂質を減らした方が体型を維持しやすくなります。3. 低糖質糖質は脳や筋肉のエネルギー源になります。しかし過剰に摂取すれば脂肪になってしまうので、摂取量に気をつけなければいけません。ただし、極端に制限すると飢餓状態になり「リバウンドしやすい体質」になるので注意しましょう。4. 低カロリー低カロリー食品なら多めに食べても太りづらいです。ただしカロリーを減らしすぎると栄養不足になり、筋肉の減少や体調不良、リバウンドが起こるので、基礎代謝分は必ず摂取しましょう。成人女性の摂取カロリーの目安は「1800~2000kcal」です。5. 高タンパク質タンパク質は筋肉の維持や肌、髪の維持に欠かせない栄養素です。体型維持に筋肉は欠かせないので、1日で体重分(体重40kgの人なら40g)のタンパク質を摂取するようにしましょう。6. 整腸作用効果腸内環境を改善すると栄養の吸収が良くなるので、各細胞が活発に働くようになります。「代謝の向上や便秘解消、むくみ解消」にも効果的です。食物繊維や乳酸菌を摂取しましょう。太りづらい食べ物をご紹介出典:byBirthここでは太りづらいといわれている食べ物をご紹介します。普段の食事メニューに取り入れてみてくださいね!ただし、食べ過ぎはダメです!1. 低GI食品オートミール、大麦、玄米、大豆食品、蕎麦、きのこ類2. 低脂質高タンパク質食品鶏胸肉、鶏のささ身、納豆、ツナ、赤みの肉類、青魚(魚の油は脂肪になりづらい)3. 低糖質食品こんにゃく、豆類、ナッツ類、野菜類、アボカド、魚介類、肉類4. 整腸作用効果食品ヨーグルト、発酵食品、チーズ、野菜類5. 低カロリー食品葉野菜、りんご、オレンジ、コーヒー、豆腐、こんにゃく、春雨、海藻おすすめは?数あるダイエット食品の中でも、おすすめは「オートミール」です。「低GI、低脂質、高タンパク質、整腸作用、ビタミン・ミネラル、腹持ちが良い」といった特徴があります。完全食といわれるだけあって、オートミールだけでほとんどの栄養素が摂取できるそうです。しかしおかゆのような感じなので、食べ慣れるまで時間がかかるかもしれません。中華スープをいれると美味しいので試してみてくださいね!太りづらい食べ物で体型維持!出典:byBirth脂肪がつくメカニズムから、太りづらい食べ物についてご紹介しました。これまでカロリーばかり気にしていた人も、少し考え方が変わったのではないでしょうか?太りづらい食べ物を上手く取り入れれば、食に対するストレスも軽減できるかもしれません。体型維持のためにも、太りづらい食べ物を食べてみてくださいね!
2019年05月27日コミュニケーション次第で相手の反応が180度変わる!?言いづらい&聞きづらいに効く伝え方のコツを“コミュニケーションの先生”戸田久実さんに伺いました。面倒な頼みごとをしたい“あなたじゃないとダメなワケ”で引き受ける理由を作る。「どうしてあなたにお願いするのか、その“なぜ”を明確にして、特別感を与えることが説得材料になります。理由が不明瞭だと断られてしまう可能性もあるので、きちんと事情を説明しましょう。自分の手が一杯なのであれば、状況を正確に伝え、そのうえで力を借りたいと思っていることを話せば納得してもらえるのではないでしょうか」【例文】×「ごめん!こんどおごるから、これお願いできない?」「ごめんなさい。~の件、私にはどうしても難しくて。以前担当していたさんならスムーズにいくと思うし、手伝ってもらえないかな?」取引先に対して不満を伝える“現状への不満”より“あるべき姿”を伝えるのが建設的。「不満や怒りは、“本来はこうあるべき”というゴール地点にまだ辿り着けていない、理想と現実とのギャップにより生じるもの。そのため、不満を口にするのではなく、あるべき姿を伝えることでより建設的な議論に結びつきます。改善を求める場合は、怒りの感情をぶつけるのではなく“何をしてほしいのか”リクエストしましょう」【例文】×「~のような状況だと、こちらとしては非常に困るんです!」「~のような状況が続くと、ミスに繋がる可能性もありますので、できれば××のようにしていただけると幸いです」飲みの誘いを断りたい誰にでも当てはまる理由で“あなただけじゃない”と伝える。「なかなか断りにくい上司や取引先からのお誘いに関しては、体調不良や先約があることなどを理由としてあげ、感謝の言葉とともにお断りします。重要なのは、“あなたとは行きたくない”と思わせないこと。誰にでも当てはまる理由を提示することで、相手を無意味に傷つける事態を避けつつ、“仕方ない”と思ってもらえます」【例文】×「すみません。気分も乗らないし、ふたりで行くのはちょっと……」「申し訳ありませんが、この日は別件がありまして/実家の家族がこちらに来ておりまして/仕事相手の方とふたりだけで食事に行くのは控えておりまして…」仕事の依頼や提案を断りたい「その代わり」で前向きな姿勢を見せれば次に繋がりやすい。「相手の要求に対し『できません』のひと言で断ってしまうと、そこで関係が終わってしまうことがあります。関係を維持しつつ断りたいのであれば、まずはお受けできない現状を説明しましょう。そのうえで、『代わりにこれならできます』と代替案を伝え、前向きな姿勢を示すことで、次の機会にも繋がっていくはずです」【例文】×「いやぁ、いまスケジュールが一杯なので、できませんね!」「大変申し訳ございませんが、スケジュールの都合でお引き受けできかねます。その代わり××でしたらお力になれると思いますが、いかがでしょうか?」同僚に嫉妬やマウンティングされたまず、相手の承認欲求を満たすことを考える。「最も意識すべきは、“応戦しないこと”。一度反応してしまうと、泥仕合に発展しかねません。また、ダメージを受けていることを悟られてしまうと、相手を増長させる恐れも。マウンティングを仕掛ける人は、自分の承認欲求を満たすことを目的としています。決して戦わずに、相手を立てた言葉をかけてあげるのがベストでしょう」【例文】相手「あなたって綺麗だから仕事もうまくいっていいよね~。もう少しスキルが身につけば、もっと上に行けるかもね!」×「は?ちゃんと実力で出した結果ですけど!」「ありがとうございます。さんの仕事ぶり、いつも参考にしています!」戸田久実さんアドット・コミュニケーション(株)代表取締役。アンガーマネジメントや心理学をベースとした研修や講演を行い、講師歴は27年。『〈イラスト&図解〉コミュニケーション大百科』(かんき出版)など著書多数。※『anan』2019年4月17日号より。イラスト・SANDER STUDIO取材、文・五十嵐 大(by anan編集部)
2019年04月13日生きづらい世の中とはいわれるけれども、それは世の中のせいだけだろうか…。資生堂の「ウェブ花椿」で連載されて話題を呼んだはるな檸檬さんの『ダルちゃん』は、軽い気持ちで読み始めると、不意打ちを食らってしまう“ハード”な物語だ。「20代の頃なんかは特に周りの評価を気にしがちですけど、気にしまくった果てに幸せってないよなあとずっと思っていて。そんなふうにもがいている子たちに嘘のない形で、押し付けがましくなく何が言えるだろうっていう気持ちがありました」ダルちゃんこと丸山成美は、24歳の派遣社員。会社ではダルダル星人という真の姿を隠し、普通の女性に“擬態”してそつなく仕事をこなしている。読者の方々も恐らく経験あるだろう。「本当の自分はこうじゃないのに…」と思うような瞬間が。「田房永子さんがA面、B面という表現をしていて共感したのですが、大人になるにつれA面という社会で必要とされる概念的思考に引っ張られて、B面の感覚的な部分をひた隠しに頑張るじゃないですか。それを“ダルダル”で表したかったんです」周りから浮かないよう普通に生きることに日々必死なダルちゃんに、初めて友人と恋人ができ、そしてあることをきっかけに詩という創作の世界へのめり込んでいく。自分というものを持っていなかったダルちゃんが、初めて立ち上がった赤ん坊のように恐る恐る、でもしっかりと内面を見つめようとする姿は、胸が締め付けられるほどリアルだ。「ダルちゃんには結果的に私自身も投影されていて、自分で自分を騙していた頃のあまり見たくない一面を掘り起こしてもいます。選択肢が無限にあるように思えるなかでどれを選んでいいかわからないのは、若いうちはしかたのないこと。だけど最終的に幸せを選び取れるのは、自分自身でしかないと思うんです」何を幸せに思うかは、人それぞれ。だけどダルちゃんの生き方は、幸せの選び取り方を教えてくれる。はるな檸檬『ダルちゃん』1、2 普通の人になりたいと願う女性が、友人、恋人、創作と出会うことで地に足をつけて生きる決意をする、勇気と希望の物語。第9回新井賞を受賞した注目作。小学館各850円はるな・れもんマンガ家。2010年『ZUCC×ZUCA』でデビュー。読書遍歴を描いた『れもん、よむもん!』、出産体験を描いた『れもん、うむもん!-そして、ママになる-』が。※『anan』2019年2月27日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2019年02月23日マジョリティとマイノリティ。この単語だけを見ると、マジョリティが生きやすくて、マイノリティが一方的に生きにくい社会であるように感じるほうが多いような気がします。だけど、アスペルガー症候群という発達障害があり、マイノリティである私は、本当にそうなのだろうかと感じることがあるのです。生きづらさを作っているのは、本当は誰なのでしょうか……。文・七海私がマイノリティにカテゴライズされたときの、正直な気持ち小さい頃からさまざまな違和感を覚えていました。コミュニケーションがうまく取れない自分を必要以上に責めたこともありますし、今でも責めていると思います。学生時代は友だちを作ることができませんでした。友だちという存在への羨望は、人一倍強いのではないかと思います。集団生活が主である学生時代は苦痛で仕方なく、大抵孤立していました。昼休憩はひとりでご飯を食べながら、わいわいと賑わうクラスメイトたちを眺めていました。羨ましいな、寂しいな、と思いながら。いじめに遭ってから身体の異変を感じました。朝が辛く、夜は眠れません。鬱病の予兆でした。それから鍵やガス栓を何度も確認するなど強迫性観念の症状が出て、日常生活まで支障が出てきました。些細なことも確認しなければ気が済みませんでした。社会人になってから精神科受診を勧められ、鬱病だと診断されました。薬物療法が始まりましたが、結局は躁鬱病で、他の精神疾患も多く併発していたことが発覚。さらに、アスペルガー症候群であることがわかったのです。診断された時期は、ちょうど「大人の発達障害」という言葉がよく使われ始めたときでした。発達障害については深く知らなかったものの、大変なんだろうなという認識。偏見を持っているつもりは全くありませんでした。しかし、実際に自分が診断されたときは、ショックを受けたのを覚えています。そしてショックを受けている自分に対しても、ショックを受けました。私は知らず知らずのうちに偏見を抱いていたのだ、と。それと同時に安心感も覚えました。相反する気持ちが混在して複雑でしたが、自身が発達障害当事者であることを受け入れられたのは、結局この安心感があったからだと思うのです。私が違和感を抱きながら生きてきたのも、集団生活になじめなかったのも、生きづらさを感じていたのも、発達障害だからだったんだ、と。発達障害と言われて安心したのはなぜ?偏見がなくなったかどうかは別にして、発達障害という言葉自体はかなり浸透してきたと思います。発達障害と聞くと、例えぼんやりとであっても、何かしらのイメージが浮かぶかたも多いのではないでしょうか。そこに負のイメージが付随するかどうかは、ここでは置いておきます。例えばの話ですが、何かしらの生きづらさを自分が感じていることを思い浮かべてみてください。何不自由なく人間関係を築けている人は、実際にはそう多くないと思うのです。人間関係は複雑だからこそ、悩みを抱えるのだと思います。今あなたが思い浮かべた生きづらさや悩みを、医師に相談したとしましょう。そこであなたに病名が付いたとしたら、どう感じるでしょうか。恐らくですが、「私はこの病気だったから、今まで悩んでいたんだ」と安心する部分があるのではないかと思うのです。あのときの私と同じように。科学も医学も日々進歩します。新たな病名がつくものも、これから出てくるのではないかと思います。科学的・医学的論拠に基づいた病名が自分に付くと、そこで自分をカテゴライズすることができます。言い方は乱暴ですが、”病気のせい” にすることも可能なのです。私があのとき安心感を覚えたのは、それまでの生きづらさを発達障害であるせいにしたからだと思います。もちろん、そういったカテゴライズをすることで、これからの生活に何かしらの対策ができるのであれば、人生において非常に大切なことだと思います。しかし、安心感を抱くだけでは、何も変わらないのではないかと考えています。これは、自戒の念を込めて書いていることです。恐らくなのですが、自分は発達障害かもしれないという不安を抱く人が一定数いるのも、ある意味安心感を求めているように感じます。発達障害でなくても同様です。何かにカテゴライズされると、安心感を抱く傾向にあるのではないかと考えているのです。迫害する側、カテゴライズされる側。だれも責めないやり方はないの?私自身が発達障害当事者なので、発達障害を例にします。単語自体は浸透しているとはいえ、まだまだ風当たりは強いと実感しています。現実の生活でカミングアウトするタイミングはあまりありませんが、匿名のインターネットを見てみると、発達障害に対してかなり酷いことを書かれていることもあります。発達障害当事者を軽蔑している前提の文章を見かけることもあります。そういった人たちが、現実の生活で当人に面と向かって侮辱の言葉を吐いていなかったとしても、心の中ではそう思っている人が一定数いるのではと感じるのです。こうした現状を見ると、マイノリティが一方的に迫害されて、生きづらい社会になっているように見えます。しかし、私は思うのです。声が大きくなり、他を排除しようとしてしまうのは、安心感があるからではないかと。マジョリティはマジョリティであることに安心感を覚えます。自分が多くの人と違っていないという感覚が、自分が異質ではないという感覚につながるのではないでしょうか。だからといって、マイノリティを迫害して良い理由にはなりません。いっぽうマイノリティは、確かに生きづらさを感じる面が多々あるかと思います。だけど、例えば発達障害だとカテゴライズされたときに、その人が安心感を覚えるとしましょう。同じところにカテゴライズされた人々のなかには、権利を主張する人もいます。権利は誰しもが持つべきものなので、不当に迫害を受けている人がそういったムーブメントを起こすことは重要です。しかし、それを踏まえたうえでも、行きすぎた運動があるのではないかと感じます。当事者にしかわからない辛さを訴え、理解を深めるのは大切なこと。理解を深めて、生きやすい社会を作るのも大切なこと。私が疑問を持っているのは、排他的なムーブメントに対してです。マイノリティが声を上げるのは大切なのですが、他のマイノリティを迫害するような言動や、マジョリティを軽蔑したり過度に攻撃的になったりしている言動は、良くないのではないかと思うのです。こうした過激な動きは、むしろ生きづらい社会にしている原因になり得るのではないでしょうか。異なるカテゴリーのマイノリティ同士も理解し合えず、もともと理解のない言動をするマジョリティに対しても、響く運動だとはとても言えないと思うのです。マイノリティがこういった他を排除しようとする運動をする理由のひとつに、安心感あるのではないかと考えています。マジョリティであれマイノリティであれ、他を迫害する言動は良くないと思います。マジョリティである安心感も、カテゴライズされたことによる安心感も、自分自身を守るための生きやすさではあると思います。ただし、その生きやすさを、生きづらい社会にするための要素にしてはならないというのが、私の考えです。安心感は、一歩間違えると攻撃の源になってしまいます。マジョリティもマイノリティも、誰しもが生きやすい社会を作ろうと思うことが、本当に大切なことなのではないでしょうか。©PeopleImages/Gettyimages©martin-dm/Gettyimages©Wavebreakmedia/Gettyimages©/Gettyimages
2018年06月06日【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情196】自分らしく生きたいけど「自分らしく」がよくわからないとか、ついつい他人と比べてうらやましく思ってしまう……など、どこか自分らしく生きられていないと感じてる人もいるはず。そこで今回は、自分らしく生きるために心がけたいことをいくつか考えていきましょう。■友達は選んで付き合う人生は周りの環境で決まる、とも言われています。少なくとも「友達」の存在は、私たちの人生に大きな影響を与えているはずです。交友関係が広いと、社交的でかっこいいと思われがちですが、筆者は広い「だけ」の交友関係は無駄だと思います。友達は選びましょうよ。「友達を選ぶなんてヒドイ!」と思う人もいるかもしれないけど、ちゃんと選ばないから、対人関係で無駄なストレスがたまるのではないでしょうか?誰とでも仲良くできる能力(?)は素敵ですが、嫌われたくないために八方美人になったり、「〇〇さんの近くにいないと私も悪口言われるのかな……」とヒエラルキー的なものに怯え、無理にグループに属して仲良くしたりしてる時点で、自分らしく生きられてないですよね?一緒にいても成長できない人、心地よくない人とは、別に無理して一緒にいる必要はないと考えてるんです。とはいえ、苦手な人に冷たくしろってわけではないですよ。オトナなので、お互いに気分悪くならないように最低限のマナーは忘れないこと、例えば、会ったら笑顔で挨拶するとかは必要ですからね。(余談ですが、筆者は、顔見知り程度の相手を簡単に「友達」呼ばわりする人ほど信用しません)■自分で自分を責めない「なんであの時もっとこうしなかったんだろう、だから自分はダメなんだ」とか「どうせ自分なんて愛されるに値しない」など、無駄に自分を責めてる人、いませんか?何かうまくいかなかった時など、まずかった点を反省して改善するのはすごく大事なこと。ですが、責める必要はないと思うんですよね。だって、本当に問題があったら、他人がそう言ってくれますから。自分を責めるくらいなら、なぜこれはうまくいかなかったのかと原因を探したり、他の方法を見つけたりしたほうがいいですよ。自分らしく生きたいのであれば、無駄に自分を責めないこと。自分で自分を愛してあげなかったら、誰がそうしてくれるでしょうか?■大切にしてくれない人とは離れる自分を大事にすることは何より重要です。そして、あなたを大切にしてくれない人とは離れるべき!愛情を注いでもスルーするような相手と一緒にいたって幸せなんて感じないでしょう?そんなんでは心が荒みますよ。「相手に愛されないのは、自分に価値がないからじゃないか?」って考えてしまう人もいそうですけど、価値がないと思い込んでいる時点で自分を大事にできてないですよね?世の中にはたくさんの人がいるっていうのに、その人じゃないとダメな理由ってなんです?そんな相手と一緒にいても良い関係なんて築けやしないですよ。大事にしてくれない人は、別にあなたの人生に必要ないでしょ?ちゃんと愛して、慈しんでくれる相手と一緒にいたほうがいいと思います。■終わりに自分らしく生きるためには、まず、自分を信じて大事にすることが大切です。自分の心の声に耳を傾けたり、大切なペットやぬいぐるみをかわいがるように、自分自身をそっと抱きしめてあげたりしてくださいね。
2018年05月02日ストレス社会に生きる私たちは、いつだってお疲れモード…。職場や家庭で、何かしらの悩みを抱えながら生きているのではないでしょうか?そんな今こそ「ストレスフリー」に生きるべき!ストレスフリーに生きるコツは、“ありのまま”を受け入れることです。自分のありのままを受け入れて、あなたの持つ魅力を上げましょう!悩みっぱなしの毎日にうんざりしていませんか?誰しも、大なり小なり悩みはあるはずです。そして、悩みのせいで常にイライラしながら過ごしていると、家族や恋人に八つ当たりしてしまうことも…。結局、自己嫌悪に陥るというスパイラル…。もう、イヤ!そんな今こそ、「ストレスフリー」に生きましょう!同じ毎日でも、少し視点を変えるだけでハッピーに過ごせるものなのです。ストレス社会で生きる自分をいたわりながら、魅力アップを狙いましょう!1. 100点でなくてもいいじゃない!いつでも完璧、100点満点を目指すのは今日で終わりにしましょう。完璧主義でストイックに生きている人は、確かにカッコイイし尊敬できるけれど、いつでも近くにいたいかと聞かれると…。ん~、ちょっと疲れてしまいますよね。もしあなたが、仕事も恋愛も人間関係もすべて完璧でありたいと考えているなら、一度心をリセットしてみて。満点のあなたより、合格点のあなたの方が不思議と魅力的に見えるものなのです。知らず知らずの内にまとっていた話しかけづらい雰囲気を捨てることで、リラックスしたあなたの元へ人が集まることでしょう!2. 他人の評価を気にしないこれをしたらどう思われるだろう?ここでは話を合わせておくべきかな…。そんな風にいつもびくびく他人の評価を気にするのは、一旦お休み。あなた自身の考えで動き、あなた自身の言葉で話してみましょう。自分のしたいことを我慢したり、言いたいことを飲み込んだりするのは、ストレスとして自分の中に溜まっていきます。そうしていると、その内に自分では抱えきれなくなって爆発するしかありません。自分をいたわる気持ちで、今まで抑えていた気持ちをほんの少しだけでも表してみましょう。周りの人は、あなたの新しい一面を知って魅力的だと感じるはずです。3. 苦手な人とは距離を置く誰とでも仲良く、楽しく過ごせたら、私たちのストレスはずいぶん軽くなるはずです。しかし、なかなかそう上手くはいきませんよね。どこに行っても、苦手なタイプの人はいるものです。苦手な人と一緒にいると、イライラしたり笑えなくなったりします。ここはスパッと割り切って、苦手な人とは距離を置きましょう。無理に話を合わせたり、我慢して一緒にいる必要はありません。もちろん、職場の人なら嫌でも関わらないといけない場合も出てきますが、それは仕事と割り切って!仲良しこよしでなくても仕事は進んでいくもの。苦手な人と距離を置くだけで、心がすっと軽くなることを感じられるはずですよ。4. 選択肢を減らす私たちは、さまざまな選択を繰り返しながら生きています。そして、選択肢が多ければ多いほど、決断することがストレスになってしまいます。どれを選ぶべきか悩んだときは、子どもの頃を思い出してみるとよいでしょう。欲しいもの、したいこと、楽しい方など、自分が望むものを選んでいたはずです。欲しいのか、欲しくないのか。やりたいか、やりたくないか。楽しいか、楽しくないのか。選択肢をシンプルにすることこそ、ストレスフリーに近づくコツです!5. ありのままを受け入れるあの子みたいに可愛かったら…あんな風に振る舞えたら…。大人になるにつれて「どうせ私なんて」と自分を蔑むことが増えてはいませんか?それでも、あなたはそのままで美しいということを忘れないで。自分のありのままを受け入れること。それには自分と向き合う勇気が必要です。まずは、今まで自分を納得させるためにしてきた言い訳を捨てて、ゆったりと構えることです。背伸びはやめて、あまり無理はしないように。ありのままを受け入れることで、求めるものや見える景色も変わってくるのです。6. 物事に白黒つけない何でも白黒つけなきゃ気が済まないようでは、素敵な女性にはなれませんよ。そういう生き方は、サバサバしているとか、自分の意志があるというのとはまた少し違うもの。世の中には、白黒つけるのが難しい物事が多く存在します。無理やり分類しなくても、グレーゾーンがあったっていい!むしろ、その曖昧さを楽しめるようにならなくちゃいけません。白でも黒でもなく、グレーもあるんだと広い心を持つことで、凝り固まった考えが溶け出してくるはずです。その内に抱えなくてもよかったストレスから解放され、柔らかい雰囲気をまとえるようになります。ストレスフリーに生きよう!今日明日でストレス社会から解放される、なんてことはありません。それでもここで生きていかなくてはならないのなら、こちらの意識を変えるしかないのです。できない自分も、苦手な人と上手く付き合えない自分も、受け入れてあげましょう。それは、諦めているのでも、サボっているのでもないのです。お疲れ気味の自分にムチを打つのは可哀想です。ゆるく、決して無理はしないで、ストレスフリーに生きましょう!そうしていると、自然と魅力も上がっていくのです。
2018年03月03日「いま思えば、白血病の彼の淡々とした姿に、私自身の生きづらさがリンクしたんだと思います。彼も、本当の自分を後回しにしているように見えた。まわりに、とくに親にね、迷惑をかけないように頑張っているというか」 そう当時を振り返るのは、女優の東ちづるさん(57)。「お嫁さんにしたい」ともてはやされていた25年前。東さんが、たまたま自宅で情報番組を見ていると、画面に17歳の高校生が現れた。 「彼は白血病でした。私の故郷、広島の因島の男のコで、余命幾ばくもないかも、と」(東さん・以下同) 気になったのは、取材を受けている少年の、あまりにも淡々とした様子だった。 「なぜかすごく引っかかったんです。死を見つめているはずなのに、泣くでも怒るでもない。彼はどうして出演をOKしたんだろう。だって、全国ネットで自分の病気を公表するんですよ」 少年の本当の気持ちが知りたくて、「居ても立ってもいられなくなった」。連絡先を調べ、彼の自宅に電話。そんな衝動は初めてだった。 「じつは、あのころの私は、周囲の期待どおりに振る舞いながら、ひとりになると、わけのわからない焦燥感に押しつぶされそうだったんです。『生きていて何の意味があるんだろう』とか」 ――東さんは、1960年、広島県因島市(現・尾道市)に生まれた。造船関係の仕事をしていた父25歳、会社員の母21歳という若い共働き両親の初めての子どもだ。 「母は、子育て本を読みあさって、それはもう一生懸命に私を育ててくれた」 “女のたしなみ”として常に薄化粧をし、家族にも素顔を見せないしっかり者の母親である。幼い東さんは毎晩、本の読み聞かせをしてもらい、小学校に上がるころには、自分から2歳年下の妹に読み聞かせをした。 「母から『1番がいいのよ』『優しい子がいいのよ』『ちゃんとしなさい』と教えられて、子どもってやっぱり親に褒められたいですから、応えちゃうんですよ。そうしたら『いい子ね。つぎも頑張ろうね』って言われて、また頑張って」 教師たちからも一目置かれ、もちろん成績はずっとトップクラスだった。当時の東さんは、周囲の期待を感じてなんとなく教師を目指していた。しかし広島大学の教育学部を受験して失敗。その通知を受け取ったときの母親の言葉が忘れられない。 「母は、ボソッと自分自身につぶやくように言ったんです。『18年間の期待を裏切ったわねえ』って。それはとてもリアルで」 周囲からは浪人を強くすすめられたが、母親の言葉に何かが吹っ切れたのだろう。東さんは大阪の関西外国語短大に滑りこみ、都会の一人暮らしとキャンパスライフを謳歌。卒業後は、大阪ソニーに入社したが、スキーのインストラクターになろうと4年で退社。 ところが、飛び入り参加したオーディションに合格し芸能界入り。関西の番組リポーターとして飛び回る。そして’87年、27歳のときに『金子信雄の楽しい夕食』(朝日放送)で全国ネットにデビュー。2年後には『THE WEEK』(フジテレビ)の司会に抜擢されて上京し、複数のレギュラーを持つ売れっ子となった。 「とにかく忙しくて、本当の自分がどういう人間かなんてこともわからない。でも、例の『お嫁さんにしたい』と言われたころから、素の自分とのギャップを感じはじめたんです。私、違うって」 白血病の少年に連絡を取ろうとしたのは、32歳のそんなときだった。 《ちづるさん、どうか協力してください。骨髄バンクのことを多くの人に知ってもらいたいんです。啓発のためのポスターを作ってください》 少年の家に電話をしたとき、電話口に出た父親とは、さしたる話もできなかったが、その後、彼の妹から分厚い手紙が届いたのである。 「読んで、最初は無理だと思ったんです。私はノーギャラでいいけど、ポスターを作るには多くのスタッフの力やお金が必要です。でも、『お兄ちゃんに死んでほしくない。治療法はあるんです』という文面に動かされて」 東さんは仕事で親交のあるカメラマンなどクリエーターたちに声をかけた。すると、一流のプロたちが二つ返事で快諾してくれたのである。 「そのうえ、撮影スタジオ代や印刷代なども、みんなでカンパし合って、ポスターが完成したんですよ。この経験で私は、お金がなくても、利益や利潤につながらなくても、人は誰かのために動いてくれるということを知りました」 それはまさに、いまの東さんの活動の原点だった。以来25年、東さんが関わってきたボランティア活動・社会活動は多岐にわたる。「あしなが育英会」。障害者アーティストを応援する団体。3.11後は被災地支援に力を注ぎ、「世界自閉症啓発デー」では、国連が定めた癒しの色・ブルーで渋谷や原宿の街を染めるという一大イベントも仕掛けた。国内だけでなく、戦争で傷ついた子どもたちのリハビリを行う「ドイツ国際平和村」の支援もしている。 それにしても、なぜボランティアを続けるのだろう。ニコッと東さんは笑った。 「最初は『救いたい』とか「癒したい」と思っていたんです。でも、“上から目線”の自分の態度が気持ち悪くなってきて。続けていくうちに、『私が癒されてるんだ』と気づくんです。あるがままのみなさんと一緒にいると、私も素でいられる。居心地がいい。ということは、この活動を求めているのは私なんだ、と。そうしていくうちに、『私、なんかつまらない優等生をやってたな』と自分を振り返れるようになったんです。もっと言いたいこと言って、弾けるような子ども時代を送りたかったとか、大人の目を気にしてたな、とか……」 ボランティア活動のきっかけになった“白血病の高校生”と、東さんは対面を果たしている。訪ねてきてくれた彼は、幸い薬物療法が効いて健康を取り戻していた。「東さんは、たくさんの白血病患者の命の恩人です」。彼の言葉に、東さんもまた心からの感謝をこう口にしたという。 「あなたこそ、私の人生の恩人なんですよ」
2017年12月09日なにかちょっとした違和感、ちょっとした生きづらさ。特に不自由しているわけではないし、社会のいうところのマイノリティでもない、でも世間のマジョリティに自分が属していないと感じることがある。そんな人たちの居場所がある。クリエイティブカンパニーCINRA, Inc.が運営する、女性の視点から生まれたライフ&カルチャーコミュニティ『She is』だ。今回Be inspired!はShe isを立ち上げたプロデューサー 竹中 万季(たけなか まき)さんと編集長 野村 由芽(のむら ゆめ)さんに、インターネットの普及による新しいコミュニティの可能性と自己実現のかたちについて話をうかがった。また、「お悩み相談室」のようなイベントの実施や、有料メンバーに対して毎月特集テーマに応じてキュレーションされたGIFTを贈るなど、ウェブだけで完結するのではなく、現実世界での読者との関わりも大切にしている。「自分らしく生きる女性を祝福する」という信念を掲げているShe is。その背景には、自分らしく生きることが自然にできない人々の存在があるのかもしれない。中高生の頃は同世代の学校のクラスメートと趣味が合わず、どこか引け目を感じていた時期があるという竹中さん。彼女が居場所を見つけたのは、インターネットだった。竹中:中高生の頃の自分の自信のなさとか、感じていた違和感っていうのは、自分がまわりの人と同じものを好きになれないかもって思ったところからきていました。でも、当時インターネットで知り合った世代の違う大人や違う国に住んでいる人のなかには、私が好きな音楽の趣味などをおもしろいとか、いいって言ってくれる人もいて。ずれてることはマイナスだってずっと教育では教えられてきたけれども、「ずれ」が逆に評価されているというか。CINRAが大切にしている文化や芸術は、まさにそうした「ずれ」をポジティブに見れるようにしてくれるものだと思います。現実世界ではまわりにいなくても、インターネットのどこかに、住んでいる国も言葉も違くとも、同じような感性や趣味を持つ人が存在する。She isはその無限の可能性に注目する。野村:たとえばSNSなどでは、有名な人だけではなくて、「私のスターだ」と思えるような深い次元で共鳴できる人が、男女や性別、年齢問わずに存在することを発見できます。インターネット以降、個人が発話以前の「想い」を言葉にしている場所に触れられるようになったことで、「自分と気の合う人がいるのかもしれない」という希望を持ったり、信じることができるようになったのがここ数年だった。既存のメディアでは表舞台で活躍している人がよく取り上げられて、そういう人たちの輝きを受け取ることも本当に素敵なことで、それと同時に、「身近な憧れ」や「共鳴できる人」「私のアイドル/スター」みたいな人たちの話をもっと聞きたいし、そういう人と話を深めたいよねっていうのがShe isの発端でもありました。だからこそ、She isのGIRLFRIENDSはジャンルも知名度もバラバラなのだ。テレビや新聞が主流のメディアだった時代は一方的で選択的な情報しか得ることができなかった。しかし、インターネットが生まれてからは新しいコミュニティが生まれる可能性が増えたと二人は信じている。竹中:インターネットが浸透してからだいぶ経ちましたが、まだまだ「もっとこんなこともできるんじゃないか」って期待をしています。たとえば、今私が東京を普通に歩いているときに、自分と似た考えや興味を持っている誰かが地球の裏側を歩いていたりして。そんな人たち同士をもっとつなげていけたらいいなってずっと考えていて。野村:名前のついた既存のカテゴリーやジャンルではなくて「想い」や「感覚」でつながっていける接点をつくりたいですね。それは、「冬至の日にお風呂にゆずを浮かべていると、ゆずを浮かべている人すべてと繋がるような気がする…」みたいな、一見個人にしかわからない些細なことでもよくて(笑)。でもそういう自分にしかわからない激しいときめきのようなものが、生き延びるためには必要だったりする。かつて見過ごされていたかもしれない些細な要素が響き合って、意外で素敵な出会いに発展する可能性が、まだまだインターネットにはある。やっぱり人生が動くときは、人やモノとの出会いや別れにあると思うので。そしてShe isの役目は、自分で調べられる域を超えた意外な出会いを仕かけ、コミュニティにすること。竹中:TwitterとかInstagramのおかげで、人と人が個人レベルでつながることはどんどん増えていってますよね。それは素敵だし、いいことだと思うのですが、自分の興味や趣向で、ある程度つながれる幅も限定されてしまう。自分では発見できなかったような人を知ったり、逆に知っている人の新たな面を発見したりできるのは、ゆるいつながりを持ったコミュニティのような場所を用意することで、可能になるんじゃないかなと思いました。「何者かになる」の本当の意味Website:::@sheis_jpTwitter:@sheis_jpAll photos by Miri Matsufuji Text by Noemi MinamiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!ノーメイクで自然光。「リアルな女性の写真」で女性差別に立ち向かう愛に溢れるアクティビスト・カップル。 オープンでリベラルなイメージのあるアートの世界。でも実はほとんどの業界と同じで男女差別が問題となっている。女性アーティストが作品を発表できる機会が明らかに男性アーティストよ...
2017年11月10日こんにちは、コラムニストの愛子です。社内、学校、ちょっとしたイベントや友達の結婚パーティ・・・などなど、そういった場で話しかけられて恋が始まる・・・というのはあるものですが、世の中には、男性から声をかけられやすいタイプの女性と、そうではない女性がいます。恋のチャンスが多いのはやはり前者だと思います。でも男性に話しかけてもらいにくいと感じている女性のほうが、断然多いのではないでしょうか。今回はその原因を探るべく、男性たちに「好みだったのに声をかけなかった女性の共通点」を聞いてきましたよ!■1.本やスマホに集中している「本やスマホに集中している女性って1人でいたいように見えるから声をかけづらい。好みでもスルーすることが多いな」(29歳/不動産)ついつい手持無沙汰でスマホに目をやるという方は多いのでは?ぜひ本やスマホを持たずに、周りに視線を向けるなどして、話しやすい空気を醸し出しましょう。目が合うと声をかけやすいようなので、気になる男性がいたら思い切って目を合わせてみるのもアリだと思います。■2.足組や腕組みをしている「綺麗だなと思っても、足組や腕組みをしている女性って気が強そうに見えるから声をかけづらい」(24歳/美容師)腕組みや足組は、自分を守ろうという心理の表れとも言われています。だからそれを見た相手が声をかけづらいと感じるのは当然なのかもしれません。腕や足を組むのが癖になっている方は、気を付けましょう。両手を膝に置くと正直な人、手の平を見せているとオープンな人という印象を持たれやすいそうです。話しかけられやすい雰囲気をつくりたいなら、そういう姿勢をたくさんとるようにしてみるといいのでは?■3.忙しそう、急いでいる「忙しそうだったり、急いでいたりする女性には声をかけられない。今声をかけたら迷惑がられるだけだろうなと思うから。好みでも諦めます」(28歳/貿易)急いでいるわけでもないのに、忙しそうに見られたり、しやすい人も多いのでは?話しかけにくいだけでなく、せっかちでがさつそうにとられたり。それってとても損です。歩くペースをゆっくりにしたり、丁寧な仕草を心がけたりすると、余裕があるように見え、話しかけられやすくなります。ゆったりとした振る舞いをすることで女性らしく見えるので、よりあなたの魅力がアップするかもしれません。■4.1人でいるときがない「職場に気になっている女性がいるんだけど、いつも誰かといるから声をかけるチャンスがない。他の人と話しているときに何て入っていけばいいかわからないし」(26歳/飲食)一見社交的に見えてもシャイな男性は多いです。気になっている女性がいつも誰かと一緒だと、話しかける勇気を出せない人は多いみたい。また人前で話しかけられると、女性も恥ずかしいんじゃないかと気を遣う男性もいるようです。しかし反対に、「いつも」1人でいる女性にも話しかけづらいという男性意見も耳にします。他の人と話しているところを見れば、その人の性格を少しは知ることができますが、いつも1人だとどんな人かがわかりにくいですからね。普段は周囲の人と仲良く話しているけれど、時折1人でいる女性が、1番話しかけやすいみたい。■おわりにちょっとした心がけ次第で、男性から声をかけられやすい女性になれるはず!そうすれば今よりもっと恋のチャンスが増えるかも?ぜひ意識してみてください!(愛子/ライター)(ハウコレ編集部)(yuzuyuzu@yu1zu/モデル)(かしゅかしゅ@cashe_cashe2525/撮影)
2017年10月27日アメブロ総合1位、モンズースーさんのコミックエッセイ、遂に続編が発売!Upload By 発達ナビ編集部Amebaブログで人気を呼び、発達ナビでも連載中のコミックライター・モンズースーさんの新刊『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした 入園編』が発売されました。モンズースーさんはADHD当事者で2児の母。長男のそうすけくんは1歳半で発達の遅れを指摘され、その後自閉症スペクトラムの疑いありと診断されました。次男のあゆむくんは1歳で発達の遅れを指摘され、保育園に通いながら病院の療育へ通っています。その体験をつづった漫画ブログが、一時はAmebaブログで総合1位を獲得するまでの人気に。その後、ブログと同名の著書1作目『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした』が2016年に出版。1作目では、お子さん二人が生まれてから幼稚園に入るまでの軌跡や、ご自身が発達障害の診断を受けるまでの日々が描かれています。読者からは応援の声、そして、特に同じような境遇の読者からの共感の声が多数あり、大反響でした。そして、2017年9月末、親子のその後について描いた続編が出版されました!本作では、幼稚園、保育園生活、さらに進路や転園について悩みながらも力強く前に進んでいく親子のストーリーが描かれています。今回のコラムでは、モンズースーさんの新刊『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした 入園編』の印象的なシーンや見どころを紹介していきます!わが子にとってベストな園?制度や組織の面での問題も…支援学校の幼稚園に通い始めた長男のそうすけくん。3人という少人数のクラスで手厚い環境の中、そうすけくんの幼稚園生活がスタート。先生方の深い理解のもと、そうすけくんのペースでゆっくり成長していきます。ご自身にママ友ができ、親同士で気持ちを支え合う場面も描かれています。園生活は順調なスタートが切れた模様です。モンズースーさんは、そうすけくんの着実な成長を見て、より多くの子どもたちと関われる園への転園を検討し始めます。「新しい園探し」の日々の始まりです。中には、理解のない園の園長先生や行政の担当者との面談の様子も。当事者のリアルな状況が垣間見えるシーンです。Upload By 発達ナビ編集部ご本人の奮闘を通して社会インフラの有益な情報も!しかし、このような辛い局面でも、味方でいてくれる園の担当者やママ友といった周囲の支えを得て、モンズースーさん親子は一歩一歩前に進んでいきます。お話の中では、周囲からの情報を得て、色々なコミュニティや社会制度を知り、支援してくれる人や組織、仲間の輪が広がっていく様子が多く描かれていますが、読者にとっても漫画を通して支援の制度を自然と学ぶことができる構成になっています。通所支援事業所の種類や療育手帳のこと、それらの申請の手続きなど、知っていれば子育てが楽になる情報が満載です。不器用ながらもそうすけくんなりに成長していく姿が胸を打つできることが増えたり、見通しが理解でき冷静になってくると、逆に「完璧にできないこと」に対する苦手意識が芽生え、不安な気持ちになることも増えたそうすけくん。そんなそうすけくんを一歩前に進ませてくれた担任の先生の言葉を紹介します。Upload By 発達ナビ編集部とてもチャーミングなキャラクターの先生が教えてくれた「まぁいいか」という合言葉。少しでも失敗すると思いつめてしまう…そんな性格・特性のある人にとって、心の支えになる言葉です。「失敗しても次に進める力」は大人でも大事ですよね。ほかにも、園の先生の教えやお友達との交流を通して、成長していくそうすけくんの姿が見どころです!・トイレで一緒になった園の上級生にトイレの仕方やスリッパの揃え方を教わる・新しくて不安なこともスモールステップで成功体験を積むことで自信がついて前進・クラスのお友達とたたきたたかれながら、お友達との距離感を学習すべてのことに一生懸命に向き合う中で、自分の気持ちとの折り合いのつけ方を学んでいく姿に、大人の読者も自分自身を顧みさせられます。発達が気になる子どもを持つ親が抱くリアルな心情、前に進み続ける強さ体験談をベースに話が進んでいくため、発達が気になる子どもを持つ親、また成人発達障害当事者としての立場からみえる世界が、モンズースーさんの心情・感情とともに伝わってきます。ご自身に発達障害があったり、お子さんの発達が気になる保護者の方々にとって、同じように奮闘する仲間の存在に勇気をもらえる一冊だと思います。また、発達障害の当事者ではない人にとっても、多様な発達の特性について知り、誰もが生きやすい社会のあり方を考える上でピッタリな一冊です。ぜひお手に取ってみてください!一緒に悩みながら、一つずつ向き合い乗り越えていく親子の姿が描かれている一冊です!モンズ―スーさんのページ|発達ナビモンズ―スーさんブログ「生きづらいと思ったら親子で発達障害でした」
2017年10月10日発達障害があると「生きづらい」?出典 : 歳の発達障害の息子を育てていると、ごく当たり前のように「この子が生きづらくないように」と考えている自分がいます。「生きづらさ」という言葉は、発達障害児を育てていると頻繁に見聞きするものではないでしょうか。大人になっても「生きづらさ」を感じている人は沢山います。発達障害でなくても「生きづらさ」を感じている人は沢山います。でもやはり、発達障害の息子を見ていると、私はいつも「この子は生きづらいだろう」と感じてしまうのです。そして、「どうやったらこの子の生きづらさが取り除けるだろう」とそればかり考えています。では一体、発達障害児の「生きづらさ」って何なのでしょうか。発達障害特有の困難さは、支援で克服できることも増えてきた出典 : 息子には発達障害児特有の様々な困難があります。言葉の使い方が変わっているのでお友達に不思議がられたり、お友達の輪に入るのが好きではなかったり、聴覚や触覚が過敏だったり、運動が苦手だったり、手が不器用だったり…。これらの困難のために、息子は集団の中で様々な苦労をしているようですが、それは息子が自己肯定感を落とす直接的な原因になっていないようなのです。今は、支援方法がかなり確立されています。運動が苦手だったり、手先が不器用だったりしても、先生方や私たち親の工夫次第で結構頑張れてしまうようです。例えば息子は運動会で足が遅いことをずっと気に病んでいましたが、今は発達障害児専門のスポーツ支援の本などが結構出ています。先生方はそれに基づいて、息子に走り方の指導をしてくださいました。おかげで、運動が苦手なことで息子がひどく落ち込むようなことはありません。また、気にして見ていると、発達障害児向けの学習支援グッズなども沢山発売されています。私はそのようなグッズを探して購入したり、自分で作ってみたりしました。ですから、息子が手先の不器用さでひどく生きづらさを感じているようなことはありませんでした。また、私も幼稚園の先生も決して息子に友達の輪に入ることを強制しませんでした。周りが「この子はこういう子だ」と淡々としていれば、本人はそれほど気に病まないのです。運動や手先の不器用さなどについては支援で克服できることは結構多く、それが即息子の「生きづらさ」に繋がるわけではないように思いました。では何が「生きづらさ」につながっているのだろう。私が息子を見ていて気付いたこと出典 : けれども、どんなに支援をして息子の困難を取り除いても、私はやっぱり「この子は生きづらいだろうなあ」と感じてしまう瞬間があるのです。それは何かといえば、息子の「認知のズレ」です。例えば、息子とのやり取りで以下のようなことが毎日のように起こります。・誰かが息子の言ったことが可愛くて笑った。→「僕のことをバカにして笑っただろう」と激怒orパニック。・何かについて「ダメだよ」と注意された。→ 「この人は僕を嫌っている」と激怒。・何かの問題が難しくて解くことができなかった。→「僕はどうしようもないバカなんだ」と落ち込んで立ち直れない。・先生に「これはいけないよ」と注意される→「僕はいつも先生に叱られているダメな奴だ」と思う。・誰かが息子をからかう。→「みんなが自分を嫌っている」と落ち込む。このように、息子には認知のズレがあり、物事を過度に一般化したり、そうかと思えば突然自責の念にかられたりするところがあります。また、物事を白黒極端に捉える傾向もあり、「え?どうしてそんな風に考えちゃうの??」ということが頻繁にあります。その思考を助長するのが、相手に否定語で何か言われたり、ちょっと笑われたりということなのです。「認知のズレ」は支援することが難しい。私が息子に接するときに心がけていること出典 : 息子の生きづらさの根本的な原因について考えたとき、この「認知のズレ」が大きいのではないかと思うのです。そして、こういった認知のズレは、支援することがとても難しいです。手の不器用さや学習上の困難などは、支援グッズを使いながらなんとか解決の糸口を見つけ出すことができました。けれども、「認知のズレ」だけは、長い時間かけて手探りで修正していくしかないのです。支援グッズを使うでもなく、支援方法が確立しているでもない。私たち親ができることは、ただただ失敗したり落ち込んだりしている子どもに辛抱強く語りかけていくことだけです。だからこそ、認知のズレは親にとっても子ども本人にとっても「生きづらさ」へとつながっていくのかもしれません。けれども、だからこそ、発達障害の子には、なるべく大きな失敗をしないように環境調整をすることに意味があるのだと思います。私は息子の生きづらさを知ったうえで、人間関係や学習などで大きな失敗をさせない、挫折をさせない、本人が乗り越えられるハードルをうまく設定しながら成功体験を増やすことに集中しています。なかには、それは過保護だという人もいます。けれども、認知にズレがあるからこそ、ひとたび大きな挫折でボッキリと折れてしまうと、それを立て直すのに大変な労力がいるのです。また息子の場合、大きな失敗をすることで、他者への不要な憎しみや恨みが長いこと心に残ります。大きな失敗や挫折の体験は、発達障害の子どもの生きる糧にはなりづらいと私は思います。私は失敗を乗り越えさせることに力を振り絞ることよりも、成功体験を積ませることに力を使っていきたいです。発達障害の子どもにとって、小さな成功体験の積み重ねが心の体力になっていきます。心の体力があれば、多少の認知のズレがあっても、自分で態勢を立て直すことができるはずです。認知のズレそのものを修正するために躍起になるよりも、小さな成功体験を増やしていくことに重点を置いていくほうが、親も前向きに取り組むことができるのではないでしょうか。生きづらさは、心の体力で克服できるものだと私は信じています。
2017年02月23日「自分がどう生きていくべきか、ちゃんと決めていますか?」・・・・・・なんて、学校の先生のような堅苦しい話をするつもりはありませんが・・・・・・でも、どう生きるかを自分なりに決めている人のほうが、モテやすいです。■■自分がやらないことを決めるどう生きるか決めているというのは、自分がやらないことを決めているということです。たとえば、朝の満員電車に乗らない生き方をしたいというのも、どう生きるかのひとつの答えなわけです。満員電車に乗らない生活をしようと思えばたとえば、近所の会社で働くしかないとか・・・・・・自宅でできる仕事をするとか、必然的にやれることが決まってきますよね。生きる選択肢が狭くなるわけです。満員電車に乗ると、都心のおしゃれな会社を、就職先として選び放題ですが(実際は選び放題というほど恵まれている人は少ないと思いますが、選択肢の多さだけを見ると選び放題でしょう)、満員電車に乗らないと決めたら、選択肢が限られてきます。***それでなぜモテるのか?といえば、まずひとつは、やりたくないことをイヤイヤやっている人のことを、人はふつう好きにならないからです。美人とかスタイルがいいとか、男子って、女子のそういうところをよく見ていますし、そういうところに敏感に反応します。それとおなじくらい「イヤなことを長時間やっている人かどうか」というのも、敏感に感じ取っているわけです。■■男子は「わかりやすい女子」が好きふたつ目の理由は、絶対にやらないことを少なくとも最低1つ決めると、不思議と生き方や考え方がしっかりしてくるのです。たとえば、「絶対に貧乏だけはしたくない」と思って、Wワークをしている女子がいます。「貧乏だけはしない」というポリシーにもとづいて生きている女子です。そういう女子は、かなり考え方がしっかりしています。水商売なんてしょせん・・・・・・と、世間の口が悪い人々は言いますが、そんな悪口を言っている人がすごく幼稚に見えるくらい、しっかりした考え方をしていたりします。おそらく「絶対やりたくないこと」を、ホントにやらずにすんでいるわが人生に感謝しているから、生き方がさっぱりはっきりしてくるのかもしれません。あるいは、やりたくないことをやらなくて済んでいることについて、ある種の優越感を抱いているから、しっかりしているように見えるのかもしれません。***考え方や生き方がしっかりしてくると(はっきりしてくると)、モテるようになります。どういうわけか、男子は、そういう女子に気持ちが向くのです。おそらくそれは、男子にとって「わかりやすい女子」だからでしょう。なにをしたいと思っている女子なのか明確にわかるとか、なにが好きでなにが嫌いな女子なのかが、雰囲気だけで感じとれるとか・・・・・・そういう意味において「わかりやすい」つまり男子が理解しやすい女子だということです。恋愛においても、テレビドラマでも、映画でも小説でも、なんでも、人の支持を得ようと思えば、わかりやすさって、絶対に必要なものです。わかりやすさは、「これは絶対にやらない」というのを1つ決めると、自然とその人のカラダからにじみ出てきます。そういう人は、たとえルックスがかわいくなくてもモテるのです。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年12月21日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が4日、自身のブログを更新。「『生きたい』のではなく、『生きる!』のでした」とつづった。3日のブログで「強烈に、想いました。生きたい。もっともっと思い出をつくりたい」と強い思いを明かしていた麻央。この日は、「生きる」というタイトルで更新し、「皆様、メッセージありがとうございます」と感謝し、「『生きたい』ではなく『生きる』と思って下さいという言葉を見て、心が晴れました」と伝えた。そして麻央は、「『生きたい』のではなく、『生きる!』のでした」とあらためて記し、「『~したい』だといつまでも、そうなれるよう未来を追いかけ続けなくてはいけないですものね。それは疲れます。もう『生きる』道を選んで、既に歩いてると思うと、自信が湧きます」と2つの言葉の違いを述べ、「大丈夫!」と自分に言い聞かせるようにつづった。
2016年11月04日付き合っていれば、伝えたくないことを伝えなくちゃいけないときもあります。「別れましょう」とかだったり、ここまで深刻じゃなくても「私のLINE無視するのやめてくれない?」とか「深夜に電話して起こすのやめて」とか日常的なものまで。こういうのって、いくら彼氏でもやっぱり伝えづらいですよね。むしろ、彼氏だからこそ伝えづらい。伝えようとしても、相手に気を遣って気が重くなって、「もうちょっと先でいいや・・・・・・」みたいに逃げたりしがち。でも、いつかはしっかり言わないとね。そんなわけで今回は、20代女子20人と一緒に「カレに『話しづらすぎること』をなんとか伝える方法」について考えてみました。■1.すぐに言っちゃう「電話で言うときも直接会って言うときも、言いづらい話題は、ためずにとっとと言っちゃうっていうのが私のスタイル。溜めると、どんどん言いづらくなるもんだよ」(美容師/25歳)たとえば新幹線で隣になった人に話しかけるとするじゃないですか?こういうときって、隣に座ってすぐが一番話しかけやすくて、その後はどんどん話しかけにくくなるんだって。これと似ているかもしれませんね。たしかに、ためればためるほどハードルが上がっていく感じはわかります(笑)。■2.LINEを使うのもアリ「普通にLINEでもいいんじゃん? 最近はもう『大事なことは会うか、せめて電話で』みたいな時代でもないでしょ」(大学生/21歳)そうですね。男子だって、告白をLINEでしてくるような時代ですから。まず大事なのは、とにかく相手に伝えること。伝え方なんて二の次って思えば、とにかく言いやすいLINEを使うのには私も賛成です。■3.手紙で真面目さを出しつつ「手紙もいいと思う。LINEと同じで言いやすいだけじゃなくて、真剣な感じが出て軽い感じがしないから」(大学生/20歳)「さすがにLINEで言うのは・・・・・・」ってためらっちゃう人は、手紙はありかもしれません。手紙なら、「ちゃんと伝えたいから手紙にします」みたいな気持ちがにじみ出ますよね。■4.めちゃくちゃハードルを上げる「逆に、『今からめっちゃ傷つくこと言うかもしれないけど、いい?本当に大丈夫?』ってハードルを上げまくってから言えば、相手はたいていのことは受け入れてくれると思うよ」(教員/28歳)なるほど。逆にハードルをとにかく上げまくる作戦ですね。たしかにこれなら、「なんだー全然たいしたことじゃないじゃんー! 怖かったー!」ってなりそうですもんね。そんなに重い話題じゃないけど、少しカレを傷つけるかも、っていう話題のときにはいいかも。■5.カレがご機嫌なときに「相手の機嫌がいいときを狙うのも絶対に大事。人ってテンションで物事の受け止め方が全然変わるから」(ウェブ系/26歳)めちゃくちゃテンションが高いときなら、多少のことでも「まあいっか!」みたいに受け止められますもんね。さすがにどんなにハイテンションでも「別れよう」みたいな激重なのは受け止めきれないかもしれないけどね(笑)。■おわりにどうでしたか?「大事なことだから、誠実に伝えなきゃ」みたいに考えすぎると、かえって事態をややこしくしてしまうこともあります。ときには、大事なことだからこそサクッとしれっと伝えるみたいなやり方も考えても良いのかもしれませんね。ぜひ参考にしてみてください。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年06月08日「追いかける恋が成就しづらい」と聞いたことがあるかもしれません。それであれば、追いかけないでしれっとしていたら恋はうまくいくということになります。■なぜ追いかける恋はうまくいかないのか?追いかける恋をしていたら、嫉妬心がどこからともなく湧いてくるから成就しづらい・・・・・・ひとつにはこういうことが言えると思います。嫉妬をしてうまくいくことなど、この世になにひとつありません。それはもう怒りとおなじです。怒りまくって、物事がうまく運ぶのなら、なんぼでも怒ってるわ!こんなことを言うひとがいますが、まったくもっておっしゃるとおりで、嫉妬だっておなじでしょう。■追いかけないと彼は消えてしまうのか?では、嫉妬しないように、つまり彼を追いかけないようにすれば恋はうまくいくのか?と言われたら、うまくいくこともあるでしょうし、追いかけてこないのをいいことに、ほかの女子のところに行かれてしまったということもあるでしょう。でも、それはそれでしかたがない。もちろん当の本人にしてみれば「しかたがない」で済まされない問題だというのはわかっています。でも、しかたなかったよね・・・・・・と思える恋も、1回や2回くらいは経験しておいたほうが、あとになって人間に幅が出てくるので、それはそれでいいものです。■追いかけなくとも恋が成就する方法追いかけなくとも恋が成就する方法があるとすれば、それは、人間に幅を持たせることでしょう。つまり、たとえば、パッとだれかに会ったときに、相手が「負けた」と思うパターンってありますよね?圧倒的に人間力がちがっていて、相手はもうぐうの音も出ないほどだった・・・・・・というパターン。あなたの存在が、相手にとって圧倒的であればあるほど、あなたは優位に立つことができて、相手を追いかけなくてもすむ。それどころか相手に追いかけられる存在になる。■男子はどうなのだろうか?ちなみに、男子は「追いかけたい」と思っている節がある。もちろんひとによります。ひとによりますが、POPソングの歌詞によく登場する男心は「愛の谷間でおぼれたい」的な、女子を追いかけて追いかけて、ロマンティックに犯されたいみたいな男心。女子のことを追いかけたいと思っている男子を、女子みずからが追いかけたらどうなるのか?木の周りをグルグルとまわって、最後にはバターになった・・・・・・みたいな童話になるのでしょうか?ま、追いかける恋は嫉妬心が伴うので、成就しづらいってことです。嫉妬心が全面に出てきたら「そんなじぶんはイヤだ」と、誰だって思うはずです。深呼吸して、べつのことをしたほうがよさそうです。べつのことをしているうちに、あなたが追いかけたいと思っていた彼は、あなたのことを追いかけてきますって。追いかけてこなくても、追いかけてくると思い込む力。これも大事な恋愛力です。(ひとみしょう/ライター)(こいずみさき/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年10月04日●語られはじめた、男の生きづらさこれまで、女性の生きづらさについては、数々の本や言説によって取り上げられ、その啓蒙や救済が語られてきた。一方、男の生き方となると、「もっとビジネスで成功するには」「より女性からモテるには」といったハウツーやノウハウばかりで、その"苦しさの正体"にはほとんど触れられてこなかったように思う。いや、"苦しい"と感じること自体を許さないような空気すら、そこにはあった。しかし、「俺だってつらいんだよ!」と男性がようやく言えるようになったのか、はたまた「"女の呪い"を解くには、表裏一体で存在する"男の呪い"をセットで解決しないと、どうにもならねえ」ということに女性が気付いたのか、最近にわかに"男のしんどさ問題"がクローズアップされはじめている。○"男らしさの呪い"がようやく語られはじめたたとえば、モテを男性の自意識の問題として捉え直した『すべてはモテるためである』(二村ヒトシ・著、文庫ぎんが堂)や、男性の性欲を社会構造の視点から説いた『男子の貞操――僕らの性は、僕らが語る』(坂爪真吾・著、ちくま新書)はその代表例。プライドの高さとコミュニケーション不全が"弱者男性"を生んでいる現状を描いた『ルポ中年童貞』(中村淳彦・著、幻冬舎新書)、ミドルクライシスに陥った男性を長期取材した『男性漂流 男たちは何におびえているか』(奥田祥子・著、講談社+α新書)、男性の性欲が過剰に肯定・保証されている社会の空気をあぶり出した『男しか行けない場所に女が行ってきました』(田房永子・著、イースト・プレス)なども、注目すべき本だ。他にも、武蔵大学で男性学を研究する田中俊之氏、ネットコラムで男性心理の問題点を丹念に因数分解する「桃山商事」など、同様の動きは同時多発的に発生している。そして、これらの問題をほぼダイジェストで解説した、入門編とも決定版ともいえる本がついに登場した。それが、『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』(湯山玲子・著、角川書店)だ。著者の湯山氏は、これまで『四十路越え!』(角川文庫)や『快楽上等! 3.11以降を生きる』(上野千鶴子との共著、幻冬舎)などで、従来の"女らしさ"から脱却した新しい女性の欲望のあり方について、繰り返し語ってきた論客である。そんな彼女が、分析の矛先を初めて"男の問題"に向けたのが本書だが、その舌鋒の鋭さはこれまで以上だ。男性の欲望が、結局は競争・プライド・モテの3つにしかないことを見抜いた彼女は、その3つが生きていく土台になってしまっているために、そこから抜け出そうとすると男性はアイデンティティが崩壊し、生きていけなくなってしまうことを喝破している。その上で、それが問題だと感じたことも考えたこともない男性に向けて、あえて寝た子を起こすような耳の痛い指摘を、ずばずばと展開していくのだ。●男にかけられてきた呪いとは○感情を殺し、組織に依存し、競争がやめられないたとえば、<わかっちゃいるけど止められない、「競争」>の章では、すべてを勝ち負けでしか捉えられない男性の行動原理を分析。"敗者になる"ことの恐怖から競争を抜け出せず、勝つことよりも、失敗を恐れて保身することが男性社会の目的となっていると言い放つ。女性の社会進出が阻まれてきたのは、敗者男性を敗者と感じさせないように、「それでも女よりは上」と思わせておく必要があったという背景にも斬り込んでいる。また、<歌舞伎と忠義から学ぶこと>では、歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』『東海道四谷怪談』に描かれる"忠義"の精神を例にとり、男性が生きるために必要な個人の判断や選択を、所属する組織や周囲の空気にゆだねてしまう"組織依存"の性質を指摘。自由意志や自己責任を放棄してしまったほうが、ラクだしおトクである、という日本人の本音に踏み込んだ。さらに、<「モテ」は思想である>では、男性にとって恋愛やモテの動力源が、「ヤッた女の数、または質を競う」という競争原理にあり、セックスの動機が女性への征服欲にあるという問題を取り上げている。<男における感情問題>では、自分の感情に蓋をして"ないもの"としてきたために、感情への対処の仕方がわからず、突然キレるようになった暴走老人の例を紹介。プライドや恐怖が先行して、自分の感情をブロックしてしまう男性の脆弱性に目が向けられている。このように、最近になって問題化してきた"男にかけられた呪い"が、湯山氏の手でほとんど網羅されているのがすごい。彼女が周囲にヒアリングした実例や、文化的な背景にも豊富に言及されており、一種のカルチャー論としての強度も持ち合わせている。●自由に性を乗りこなす"心の両性具有者"であれ○マザコン社会が男性を"子ども化"させる本書では、最近の新しい男性の潮流として、マッチョな競争原理に依存せず、自分らしさや気分のよさを優先させて、無理をしない自然体の男性が増えている例も紹介している。一見、とても望ましいことのように思えるが、湯山氏はこれを手放しで賞賛しない。万能感を持ったまま自分の欲望を制御せず、ラクでおトクな道ばかりを選ぶ"子ども化"が進行しているのではないかと彼らを危惧している。その背景として重要なのが、"男性のマザコン化"だ。戦後の家父長制が母と子を家庭に押し込めた結果、日本男性は、性の目覚めをきっかけに母親から自立する機会を奪われてしまった。自分に全力の愛情を注いでくれる一番の理解者である母親と、自分の性欲をその通り満たしてくれるAVさえあれば、他者の女性と関わる必要がなくなり、そのことが男性の"子ども化"に拍車をかけているのではないかと、氏は推察するのだ。昨今、家庭も大切にして、育児にもきちんと参加する男性は理想的に語られるが、湯山氏には彼らの姿が、妻の言いつけに従順なだけの"聞き分けのいいお兄ちゃん"に見えるという。つまり、"母の息子"から、"妻の息子"に変わっただけだというのだ。この指摘には、男性の新たな生存戦略を見透かされたようで、正直、身震いがした。だからこそ、大人の男性としての性愛のコードや振る舞いを身に着けるべきだと、湯山氏は主張する。"男らしさ""女らしさ"に囚われる必要はないが、男女の性を"ないこと"にしてしまうのは"子ども化"であり、それもまた不自然な抑圧を生むというのが氏の考えだ。○自分の中に女性性を育てよう本書の中で、私がもっとも感銘を受けた場所がある。"女言葉"には、相手を威嚇する攻撃的なボキャブラリーがないため、女性は「やべえ」「うるせえ」「ふざけんな」といった"男言葉"を使うことで、初めてそういう気持ちを表現できるようになった、と解説する章だ。湯山氏はそこで、逆に男性も女言葉を使うことで、自分の中の女性性(優しさ、愛嬌、コケットリーなど)が表現でき、感情や意見を伝えやすくなるのではないか、と提案している。つまり、男女の性をどちらも"ないこと"にして押さえ込むのではなく、男の中にも女性性を、女の中にも男性性を、両方そなえることで性を超越しようと、本書は述べているのである。男性優位、女性蔑視の差別構造を糾弾しようとするあまり、性差そのものを過剰に否定するよりも、自由に性を乗りこなす"心の両性具有者"であれ。私は本書から、そんなメッセージを読み取った。ともあれ、当たり前だと思っている無意識の行動原理が、自分の首を絞めあげ、他者を踏みつけていることを確認するためにも、「別に俺は悩んでない」という男性ほど、本書は必読であろう。<著者プロフィール<福田フクスケ編集者・フリーライター。『GetNavi』(学研)でテレビ評論の連載を持つかたわら、『週刊SPA!』(扶桑社)の記事ライター、松尾スズキ著『現代、野蛮人入門』(角川SSC新書)の編集など、地に足の着かない活動をあたふたと展開。福田フクスケのnoteにて、ドラマレビューや、恋愛・ジェンダーについてのコラムを更新中です。
2015年03月03日