佐伯さえ(27)は、大手印刷会社で営業としてバリバリ働くキャリアウーマンで、母とふたり暮らし。母子家庭で育ったさえには、2つ下の妹・りな(25)がいました。りなとは不仲で音信不通でしたが、ある日突然、「子どもを出産した」と連絡が届きます。約6年ぶり再会するりなは、整形して“量産型”の見た目に変貌していました。そして、娘を“ききめろ”と名づけ、3カ月ほど、さえの家で同居することに。さえが母を支えながら生活していた家に転がり込んだにもかかわらず、感謝の言葉はおろか、嫌みばかり言うりな。姉妹はケンカが絶えず、さえがりなを追い出そうとすると、「家がない」と言うのです。りなは、夜のお店を営む経営者の彼氏・たけひことの間に子どもを授かったものの、「結婚はしないし、認知もしない」と言われ、「養育費は月40万円、家を借り、家賃も払ってもらう」という約束で出産したそう。しかし、産後1カ月が経ったころ、たけひこから、「家は自分で借りて。家賃も養育費から払って」と連絡がありました。予定通りにいかずイライラするりなは、「も〜いい。このままこの家で暮らす」と言い出します。さえは猛反対しますが、母にも「家が決まるまでは……」と説得されます。 しかしさえは、「それなら私が出て行く」と宣言。さえの言葉に「ラッキー♡ そのまま家賃も払わせちゃえ。もし払わなくてもお母さんに泣きつけばいいや」とりなは、自立する気がまったくありませんでした。 そして、以前からSNSでチェックしていた、夜のお店で働く“まひまひ”という男性のことを思い出し……。 生後間もない乳児を置いて夜の街へ…!? ※「メンコン」:メンズコンセプトカフェの略称。 「あっ、そーだ! 家決まった祝いで、今夜まひまひに会いに行こ♡」 そう思い立ったりなは、キキちゃんの世話を母にお願いしますが、ボーイズバーに行くと知ったさえは、ブチ切れ。 「何言ってんの!? キキちゃんを置いてそんなところ行っていいわけないでしょ!?」 さえの言葉は届かず、「1カ月もどこにも行ってないんだよ? 母親は息抜きすることすら許されないわけ?」と逆ギレするりな。 「息抜きするなとは言ってないでしょ!?」 行く時間や場所を考えるよう伝えるさえですが……。 「お姉ちゃんに独身だからわからないと思うけどさぁ、もっと母親に思いやり持って? 職場で嫌われてない? 大丈夫そ?」と、りなの嫌みは止まりません。 「あんたみたいな女がいるから、真っ当な女たちが不当な差別を受けるんだよ!!」 声を荒らげるさえは、「私の家にいるうちは、子どもを置いてホストなんて許さない!」と続けます。 ふたりの口論を聞いていた母は、「もういいよ、お母さんが見ておくから」とりなを遊びに行かせると言います。 不本意ではありながらも、「あの子には何を言っても無駄なのよ」と諦めていた母。そして、「ごめんね、お姉ちゃん」とさえに謝罪しました。 「被害者は私とお母さん……悪いのはりなだから……」とさえは頭を抱えるのでした。 新生児のわが子を置いて、夜のお店へ出かけようとしたりな。子育てをする親にとって、つかの間の息抜きは、笑顔で子育てをするためにも必要な時間ですよね。しかし、ボーイズバーやホストとなると、家族の立場であれば引き留めたくなる気持ちもわかります……。 皆さんはわが子が幼いとき、息抜きに足を運びたいと思った場所はどこですか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年08月29日私は、夫と子ども2人の4人で暮らしています。下の子が生後1カ月になるころ、私と2人の子どもが新型コロナウイルス感染症にかかり、発熱しました。産後1カ月の私は体力も十分に回復しておらず、さらには高熱なので、幼い子どもの世話と看病をひとりでするのはとても厳しい状況でした。しかし、夫は仕事が忙しく、帰宅も夜遅くになるとのこと。車で30分の距離に実母が住んでいますが、仕事をしているため買い出しなどを頼めるのは夜になります。 夫に少しでも早めに帰宅して看病をするよう頼んでいたのですが……。玄関に立っていたのはまさかの…次の日、夫が仕事に向かったあと、家のチャイムが突然ピンポーンとなりました。モニターを確認すると、なんと遠方に住んでいるはずの義母の姿が……。義母に万が一うつしてしまったら大変だと焦ってしまった私。義母は私と子ども2人が発熱しているということは夫から伝えられていたようですが、新型コロナウイルス感染症であることは知らなかったそう。結局、私たちの看病をするために、数日滞在してくれることに。 夫を問い詰めると、なんと「助かるだろ、サプライズだよ」と言いました。自分が感染しないか不安な状況で、快く家事を引き受けて看病までしてくれた義母には感謝してもしきれません。夫なりに自分は十分に協力できず申し訳ないからとヘルプのつもりだったのでしょう。しかし、私に相談もなし、さらに看病を頼む相手の状況も配慮せず、勝手に義母を家に呼ぶことを決めてしまったのは、さすがに戸惑ってしまいました。 病気のときだけではなく、子育てをするときには周りの人の助けを必要とする場面が出てくると思います。その際は、まず夫ときちんと状況を整理し、話し合いをしたうえでどのように周りの方から力を借りるのか決めていきたいと思った出来事でした。 ※新型コロナウイルス感染症が5類感染症(濃厚接触者として法律に基づく外出自粛は求められない)に移行後のお話です。 作画/いずのすずみ著者:西沢由香長女と長男を育てる30代の2児の母。医療の仕事を行っていたが、第2子を出産し育休中。
2023年08月29日第1子くうちゃんと、第2子へうくんを育てています。これは、へうくんが、生後8カ月のときに起こったエピソードです。2人が仲良くテレビを見ていたので、席をはずしたところ、いきなり、へうくんの危険を知らせるくうちゃんの叫び声が……! へうくんに何が起こったのでしょうか? 衝撃の展開をご覧ください。 へうくんに、なにが!? 生後8カ月のへうくんの、びっくりエピソードでした。いたずら防止で、引き出しには触っても大丈夫な物しか入れていなかったのですが、まさか、自分が入ってしまうとは……! 引き出しには、すぐロックをかけるようにしました。 著者:マキノ元気姉弟を自宅保育中の主婦。SNSで日常の笑ったこと、泣いたこと、感じた事など、絵にしています。Instagram:@warabeams
2023年08月03日この記事では、産後2カ月で友人の結婚式に出席したママの体験談をご紹介します。「パーティードレスが入らない!」「溢れる母乳はどうしよう!」「久しぶりのヒールで足が痛い!」など、予期せぬ問題が発生したそうです。 産後2カ月のころ、友人の結婚式に出席しました。打診があったのは妊娠中で、産後の様子は正直あまりイメージできませんでしたが、大切な友人だったので赤ちゃんを実母に預けて出席することに。しかし、いざ式が近付くと、出席の返事をしたときには想像していなかった問題がいくつか出てきました。 パーティードレスが入らない!産後思ったように体型が戻らず、着ようと思っていたパーティードレスが入りません。どうにもこうにも背中のファスナーを上げることができず、困ってしまいました。 赤ちゃんは連れて行かない予定だけど、授乳口の付いた産後ママ向けのドレスを買うべきか……と考えていたところ、妹が持っていた、ゆったりしたデザインのドレスを貸してもらえることに! ホッとしました。 溢れる母乳はどうしよう!産後すぐには出なかった母乳も、式のころには授乳間隔があくと溢れ出るようになっていました。 赤ちゃんと離れて過ごす間、母乳パッドはどのくらい必要? 借りものの服を濡らしてしまったら申し訳ないし、なにより恥ずかしい……と心配でした。結局、家を出てから帰宅までの間に母乳パッドを4〜5回交換し、そのほかに搾乳もしました。 久しぶりのヒールで足が痛い!妊娠中から1年以上ヒールのある靴を履いていなかったので、独身のころのような高いヒールで歩く自信はなく、低めのヒールの靴を選びました。それでもやはり歩きにくく、帰宅するころには靴擦れができ、ふくらはぎも筋肉痛になってしまいました。 せめて、行き帰りの移動の間は履き慣れたぺたんこ靴に履き替えればよかったなと、あとから思いました。 いろいろと思いがけない苦労もありましたが、大切な友人の花嫁姿を見られてうれしかったです。披露宴の最後の花嫁からの手紙は、生まれたばかりの娘がこんなふうに手紙を読む日もいつかくるのかなと想像して感動しました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月31日2カ月前までは33日~35日周期で生理が来ていたのに……。しかも、まだ44歳。生理が1カ月遅れただけと思っていた私に医師から告げられた意外な言葉は「閉経」でした。これは私が突然に閉経の診断を受けた体験談です。★関連記事:閉経が近づくと、生理はどう変わる? 生理周期や量は? 更年期の生理を産婦人科医が解説!いつもの通院で閉経を知るそれは本当に突然で予想外の出来事でした。私自身は生理が終わるのは50歳前後だと思い込んでいました。自分の知人や親、友だちが50歳近くになって「まだ、生理があがらない。早くあがってほしい」などと話していたのが頭に残っていたからです。だから44歳で生理があがるというのは想定外だったのです。悪性でない子宮筋腫があることが1年ほど前に判明し、それから月1回ほど婦人科に通院しているのですが、前月の通院時に生理が遅れていたため血液検査を受けていました。その血液検査の結果を聞いたのが今回の診療でした。先生は少し考えながら「んん。これは閉経しているな」とおっしゃいました。「え?」閉経ってなんだっけ? くらいの思いが私の頭を横切ります。冷静になって、「閉経???」少しびっくりして先生に聞き返すと、「でも、もう生理痛から解放されるよ。漢方を出すので様子を見ようか?」とのことでした。漢方は桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)という血の巡りを良くしてくれるものを処方されました。どうなったら閉経と判断されるの?閉経と診断された際、先生から血液検査の結果の用紙で説明を受けました。エストラジオールという女性ホルモンを表す数値が私は47.1pg/mlしかないとのこと。生理が来る可能性はゼロではないが「この数値が50を超えなければ生理は来ない」と先生から聞かされました。あとで調べたのですが、排卵期にエストラジオールが50を超えなくては生理は来ないようで、私の血液検査時の排卵を示す数値のFSHは4.1mlU/mL。つまり排卵しているのに生理が来なかったことになります。そのことから先生から閉経を告げられたのだと個人的には感じています。100%確定ではないですが、私自身はリアルタイムで閉経を告げられたことにびっくりしました。なぜなら、先月に生理が遅れる前まで33日~35日周期でちゃんと生理が来ていたからです。27歳で結婚をしましたが、私に子どもはいません。子どもが欲しかったわけではないので閉経自体にショックはありませんでしたが、徐々に徐々に2カ月に1回、3カ月に1回と経血の量も減り回数も減って生理は終わっていくものだと思っていたら、シャッターをピシャンと急に下ろしたかのように終わることに衝撃を受けました。閉経後に2つの不安が…その後に自分ができることといえば、処方されている漢方をきちんと飲むことくらいですが不安もあります。一つは前から先生に悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが高いことを指摘されていたこと。先生によると正常が70~139mg/dlに対して私の数値は162です。閉経してしまうとコレステロールは余計に下がりにくくなるのだとか。状態によっては薬も考えなければいけないと言われました。もう一つは、閉経後のホルモンバランスです。真っ先に頭に浮かんだのは更年期障害のこと。ネットで調べると更年期障害は閉経前後の10年ほどの期間に起こると書かれていました。閉経前に5年、閉経後5年が目安なのだと思います。私の場合は閉経前には更年期障害と感じる症状はありませんでした。次の通院で先生にどんな症状が出るのか相談したいと思っています。まとめ子どもが欲しいと思っていたわけではなかったので閉経に対してショックはありませんでしたが、今まであったものとの急なさよならに戸惑いは感じました。しかし、女性なら誰しも経験することなので受け入れ、閉経によって起こりうるリスクと向き合わなくてはいけないなと感じています。そして、もともと高い悪玉コレステロール値には運動が良いとのことなので、少しでも体を動かせる環境を整え、更年期障害のことも担当医に相談しながら勉強していければとも思います。生理がなくなったら女性でなくなるわけではないし、自分が思っていたより早めの閉経ではありましたが、「つらかった生理痛とお別れできる」と前向きに捉えたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/サトウユカ著者/山田今日子(44歳)子どもなしの更年期に悩む主婦。目の疲れや腰痛と戦いながら、日々WEBライターの技術向上を目指し、頑張っている。
2023年07月15日わが家の長女は赤ちゃんのころは比較的大きめで、生後6カ月で9kgほどありました。そのせいか寝返りもなかなかせず、やっと成功したのは生後8カ月ごろ。しかし、うつぶせの状態になると嫌がって大泣きし、四つん這いにはならず、結局ハイハイもしないまま大きくなりました。そんな長女の成長をご紹介します。体が重いせい…?生まれたときは3,200gだった長女。その後順調に体重が増えていき、生後6カ月ごろには9kg近くになっていました。ちょっと増えすぎ……?と感じつつも、市の健診では問題なし。 ただ、寝返りがなかなかできず、うつ伏せになることをとても嫌がり、初めての子だったこともあって「大丈夫かな? 体が重いせいかな……?」とちょっと心配になっていました。 生後10カ月を過ぎてもハイハイしない10カ月健診の問診票で、「ハイハイをしますか?」という質問がありました。ということはこの時期になるとハイハイするものなのか……と、そのとき気付いたのです。 長女はハイハイどころかやっと寝返りができるようになり、相変わらずうつ伏せの体勢は嫌がって泣く始末。四つん這いの姿勢になることなんてまったくありませんでした。育児書やインターネットの情報には、「ハイハイはたくさんしたほうがいい」「ハイハイをたくさんしたほうが足腰が強くなる」といったことが書かれており、「うちの子は足腰が弱いまま成長するの……?」と不安に。 健診で先生に相談すると、「ハイハイしないまま大きくなる子もいるし、体は特に異常がないから大丈夫。おうちでたまにうつ伏せで遊んだりして、様子を見てくださいね」と言われました。 結局ハイハイしないまま1歳に長女はうつ伏せは嫌うものの、立っちは大好きな様子。ハイハイをしないまま生後10カ月ごろからつかまり立ちをし、ちょうど1歳になった月には歩けるようになっていました。その後の成長は目覚ましく、歩けるようになったと思ったら走り出し、もちろんハイハイもできるように。 その後、子どもが持つ可能性を引き出すことを目的とし、体操や勉強に熱心なヨコミネ式の保育園に入園した長女。何の問題もなく体操もできるようになり、かけっこもクラスで1番速い女の子に。 ハイハイしないことでその後の発達や成長を心配したこともありましたが、小学生になった今でも運動神経は良く、大きな怪我や病気もない健康体です。そしてあんなにぽっちゃりさんだった体はすっかりスリムになり、痩せすぎかな……と感じるほどに。赤ちゃんのころが懐かしいと感じます。 その後第2子は尻ばい、第3子は早くからずりばいとハイハイと、本当に三者三様の成長ぶりでした。でも、3人ともその後の発達や成長に問題はなく、元気に育っています。子どもの成長過程や順序は本当に個人差があるんだな~と、今となっては実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 岩崎未来
2023年07月07日私が海外で結婚し、出産・育児をしていく中で、心と体の支えになってくれていたのは母でした。その母が他界したのは、私が2人目の子を産んで2カ月後のことだったのです。※コロナ禍前の体験談です。 産後のお世話にきてくれた母海外に住んでいることもあり、2人目出産後は母が日本から来て1カ月間滞在し、生まれた子どものお風呂や食事作り、洗濯、上の子のお世話までしてくれました。 中でも1番うれしかったのは、上の子が短期間でもおばあちゃんと一緒に過ごせたことです。また、私自身も母親と久しぶりにゆっくり過ごせて、いろいろな話もでき、とても良い時間でした。 突然の他界母が日本に帰国して1カ月、突然その時は訪れました。母はくも膜下出血で倒れて病院に運ばれ、1日もたずにそのまま他界してしまったのです。 突然の訃報を受け入れられずボロボロと泣いている私を見て、上の子が不思議そうにしていました。母の葬儀のために帰国するにも、まだ生まれたばかりの2人目はパスポート申請も間に合わず、夫の実家に預けることに。落ち込んで泣いている時間もなく飛行機のチケットの手続きをし、慌てて日本に帰国し母と最期の別れをしました。上の子は亡くなった母に触れて「おばあちゃん冷たい……」と寂しそうにつぶやいていました。 母の存在の大きさ2人目の子どもが生後100日になるころ、49日法要のために2人の子どもを連れてまた帰国。夫は仕事で都合がつかず私ひとりでの帰国だったため、2人目をおんぶして上の子と手をつないでの飛行機や電車の乗り換え移動となり、緊張し過ぎて、実家に到着したら体調を崩してしまうほどでした。 近所に兄夫婦が住んでいるものの、実家には父ひとりなので、滞在中は食事作り、掃除洗濯、買い物まで私がひとりでしました。子どもを見ながらだったので、いなくなった母の存在がいかに大きかったかをより実感しました。 母への想いは時が過ぎても…3年過ぎて上の子が6歳になったとき、幼稚園で「おばあちゃん、家にきてほしい」と手紙を書いてきました。おばあちゃんを覚えていることにも驚きましたが、何よりも「家にきてほしい」とおばあちゃんを慕っている子どもの想いに切なくなり、「おばあちゃんはこられないんだよ」と言いながら、成長した子どもを母に見せてあげたかった……と泣きました。 そして母にしてあげられなかったこと、もっとしてあげたかったこと、いろいろな想いが数年経ってもまだあるのだとわかりました。 1人目、2人目が男の子だったため、母は「3人目が女の子だったら良いね」と話していました。不思議とその言葉どおりに3人目に女の子が誕生しました。子どもたちが元気に成長しているのも、母が見守ってくれているからのように感じます。母に感謝をしながら、家族をもっと大切にしていきたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:鈴木そうこ6歳3歳0歳の兄妹を育児中。韓国人の夫と結婚し、韓国の田舎で専業主婦をしている。韓国語と日本語の二重言語教育や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月07日わが家には2歳の長男と生後8カ月の次男がいます。次男が生まれてからというもの、長男の赤ちゃん返りとイヤイヤ期が同時進行。ある日、長男が大事にしていたおもちゃを乱暴に扱っていたので声をあげて叱ったところ、後日、長男のある行動で涙が出るほど反省した体験談です。大好きだったおもちゃを噛み始めたある日、動物の絵が描かれている長男お気に入りのパズルで、長男と一緒に遊んでいました。そのときに次男の授乳時間が重なったため、「ちょっと遊んでいてね」と長男に話し、授乳しながら遊んでいる様子を見守ることに。すると長男は突然ピースを噛み始め、折る、投げるなど今まで見たことがないほど乱暴に扱い始めました。 私は思わず「何をしているの! おもちゃは大切に使いなさい!」と激怒。すると目に涙を溜めて、また同じようにピースを噛み始めたので、ついに私はパズルごとゴミ箱に捨て、「大事に使わない人には、おもちゃはあげません!」と言い放ちました。 叱ったことに後悔はしていなかった長男は私に叱られ、挙句の果てにパズルがなくなったことにショックを受け、しばらく泣き叫んでいました。もうおもちゃを乱暴に扱わないと長男と約束をして、私は一度ゴミ箱に捨てたパズルを返すことに。 この件で私は、長男を叱ったことは間違いではなかったし、ゴミ箱に捨てたことはやり過ぎではあったけれど、これで正しかったのだと1つも後悔していませんでした。しかし、約1カ月後のある日、私は長男のとった行動で思わず涙が出るほど後悔することに。 長男がパズルをゴミ箱に捨てようとした1カ月後、私と長男でパズルを一緒に楽しんでいると、突然長男の手が止まりました。前回噛んでしまったボロボロのピースを見ると、何も言わずにパズルごとゴミ箱へもっていく長男。長男は、「ママ、ゴミぽいだよね……?」とさみしげな表情で私の顔を見上げ、その姿を見た私はぶわっと涙が溢れてきました。1カ月も前の出来事が長男にとってよほど衝撃的だったのだと思います。 思い返せばあのとき、次男の授乳で長男との触れ合いの時間を中断していたのは私。長男は次男にやきもちをやいて、むしゃくしゃした気持ちをおもちゃにぶつけていたのだと気づかされました。思わず私は「大丈夫だよ、大切に使ってくれてありがとうね」と長男を抱きしめました。 それからは長男がいたずらをするときやイヤイヤが激しいときでも、一度「どうしたの?」と長男の気持ちに寄り添うようになりました。弟のように注目されたい、かわいいと言ってほしいという心のサインをしっかり見逃さないように、私自身も意識して子どもと向き合っていきたいと思います。 著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年06月22日4人組ロックバンド・KOTORIが、2年4カ月ぶりとなるCD作品『Good Luck』をリリースすることが決定した。ライブ会場限定盤として発売される本作には、3カ月連続デジタルシングルとして配信リリースされた「GOLD」「ツバメ」「こころ」と、新曲3曲を加えた全6曲が収録される。また、リリースに伴い全国25都市27公演におよぶ会場限定盤リリースツアーの開催が発表された。『Good Luck』は、ツアー初日の9月1日(金) 越谷EASYGOINGS公演より販売となる。<リリース情報>KOTORI 会場限定盤CD『Good Luck』9月1日(金) よりライブ会場で発売価格:1,800円(税込)【収録内容】1. FOREVER YOUNG2. GOLD3. 星降る夜4. こころ5. ツバメ6. Masterpiece<ライブ情報>KOTORI 会場限定盤Release Tour『Good Luck』9月1日(金) 越谷EASYGOINGS9月5日(火) 名古屋Electric Lady Land9月11日(月) 宇都宮HELLO DOLLY9月13日(水) 仙台enn 2nd9月14日(木) 盛岡the five morioka9月23日(土) 徳島GRINDHOUSE9月24日(日) 広島4.149月26日(火) 岡山CRAZYMAMA 2ndRoom10月10日(火) F.A.D YOKOHAMA10月18日(水) 新潟CLUB RIVERST10月19日(木) 金沢vanvan V410月24日(火) 京都MUSE10月26日(木) 福岡BEAT STATION10月27日(金) 大分club SPOT11月9日(木) 札幌BESSIE HALL11月11日(土) 旭川CASINO DRIVE11月12日(日) 苫小牧ELLCUBE11月22日(水) 郡山#912月1日(金) 高松TOONICE12月2日(土) 高知X-pt.12月4日(月) 心斎橋BRONZE12月14日(木) 静岡UMBER2024年1月9日(火) 神戸太陽と虎2024年1月11日(木) 周南rise2024年1月13日(土) 鹿児島SR HALL2024年1月14日(日) 宮崎LAZARUS2024年1月30日(火) 恵比寿LIQUIDROOM ※ワンマンライブ※ゲストバンドは後日発表チケット料金:前売3,800円関連リンクオフィシャルサイト:::
2023年06月21日フランスで2歳11カ月と生後10カ月の子育てをしている私。私の家族は日本在住で、夫の家族はフランス在住ですが、遠方に住んでいるため、子育ては完全に夫婦2人でしています。夫は普段仕事に出かけているので、子育ては私ひとり。長男は何でも興味津々でイヤイヤ期絶頂、庭で遊ばせれば見失うことも多く、私は毎日次男の世話と家事をしながら長男に付きっ切りなのです。毎日ヘトヘトな私が見つけた癒しの場所を紹介します。 夫に愚痴ってもしょうがない次男がギャン泣きする中、全然私の言うことを聞かない長男の注意ばかりしている私は、「ここを抜け出して、どこか静かな場所でひとりになりたい」と思うことがよくあります。 でも実際はそんなことできるはずもなく、ただその日その日を精一杯こなす毎日の繰り返し。夫に愚痴っても、「長男がもうすぐ幼稚園に行けばラクになるよ」と満足な返答は返ってきません。私は「今は大黒柱の夫にも愚痴ばかり言ってられないし」と思って我慢していました。 同じ環境にいた姉の言葉毎日バタバタ過ぎていく日々の中、私は長期間日本にいる家族と連絡していないことに気づきました。そこで、何となく同じ2歳差の男児を育てた経験のある姉に連絡してみました。すると、姉とすぐ電話がつながり、私は育児のストレスを姉にマシンガントーク! 「うちも本当に大変だった。長男は店の床で寝そべっていたよ! 今はそんな時期だから。みんなそうよ!」と言ってくれたのです。私は姉の言葉で「私だけじゃないんだ」ということに気づきました。 似た環境で頑張っているママ友たち毎週1回通っている子育てサークルで、あるママ友に何気なく「もうすぐ長男が幼稚園に行くから少し時間ができるけど、子ども2人連れての買い物は特に大変!」と話すと、その周りにいた他のママ友たちも「そうよそうよ、うちも長男が小さかったときは店であちこち触るし大変だった!」「自分の時間ができるってとても大事よ!」と話が弾みました。そこで私は他のママも私と同じ状況で頑張っているんだということがわかったのです。 自分と似た環境で子育ての経験があるママと話し合える場所に出向くことで、「ひとりではない」ということに気付いた私。すると、孤独感がなくなり、満たされた気持ちになることができました。 私は毎日子育てと家事に追われる日々にストレスを感じていても、「我慢するしかない」と耐えていたのですが、今回のことでママ友と関わる重要性に気付くことができた気がします。これからも積極的にママ友と出会える場所に行きながら子育てを楽しんでいきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ねね著者:岩見 エリ
2023年06月18日一度目の結婚では、長男が生後9カ月のときに夫と死別。当時、私は26歳で夫は38歳でした。突然の事故死に悲嘆に暮れる毎日でしたが、小さな息子の存在が私を奮い立たせ支えてくれました。そして現在、シングルマザーを経て再婚をし、幸いにも娘に恵まれ楽しい毎日を送ることができています。そこで今回は、夫を亡くしてから再婚までの道のりについてお話しさせていただきます。 子どもが生後9カ月で訪れた、突然の別れいつも通りに出社した夫が、ある日二度と帰ってくることはありませんでした。交通事故でした。私は悲しみに打ちひしがれ、「これからどうしたら……」と呆然と立ち尽くすことしかできませんでした。 そんななか、当時生後9カ月の息子はニコニコと私に笑いかけ、おなかが空けば泣き、眠たければぐずり、日常を思い出させてくれる大事な存在でした。 「私がしっかりしなきゃ!」と、それからは気持ちを切り替え、息子に寂しい思いや悲しい思いをさせないようにとシングルマザーで頑張っていこうと決意したのです。 ささいなことにありがたみを感じる息子のお風呂は、夫がいつも入れてくれていました。私ひとりでは慣れるまでが大変で、そのたびに涙が出てしまいました。 もっと「ありがとう」って言えばよかった……。ちょっと物を取ってもらう、雑だけど掃除をしてくれる、ささいなことが本当にありがたく感じました。 しばらくして就職をしたのですが、天国の夫が見守ってくれていたのでしょう、私の状況に理解のある会社に勤めることができ、息子もすんなりと保育園に慣れてくれました。息子がお誕生日を迎えるごとに「こんなに大きくなったよ」と報告するのが誇らしかったです。 「パパがほしい」と書かれたお手紙息子が5歳のクリスマス。サンタさんへのお手紙を一生懸命書いていました。寝静まったあと、そっと見てみると「パパがほしいです」と覚えたてのつたない字で書いてありました。 息子は、パパがいるお友だちをうらやましく思っていたのです。シングルマザーでやっていこうと決めていた私は、息子に申し訳ない気持ちになってしまいました……。 しかし、なんとその後、同じ職場で現在の夫との出会いがあったのです。子どもがいるので、中途半端な気持ちでお付き合いすることはできないと伝えて、「結婚を前提に」と慎重にお付き合いを始めたのでした。 少しずつ家族に自分で「パパが欲しい」と思っていたとはいえ、やはり子ども心に複雑な気持ちもあったようです。普段は聞き分けの良い息子も、彼を前にすると急に不機嫌になったり、わがままを言ってみたり、悩まされることが多々ありました。私も後ろめたさを感じてしまったり……。 「いきなり家族にはなれないよ。亡くなったご主人にも勝てないよ」という言葉とともに、私たちを見守ってくれた現夫。その温かくやさしい想いがうれしくて、次第に私も「彼と家族になりたい」という気持ちが強くなっていったのでした。 息子の姓が変わることに抵抗があったので、息子が小学校へ上がるタイミングで入籍しました。ほどなくして娘を授かり、お兄さんとなった息子。現在、小学3年生になっていっそうお兄さんらしくなった息子は、「お父さん! サッカーしよう!」といつの間にか「お父さん」と呼び、最近では何やら私に内緒の男同士の話もあるようです。何の変哲もない日常が愛おしく感じます。 作画/はたこ 著者:倉田りこ一男一女の母。社会福祉士として児童養護施設での勤務経験がある。一度目の結婚で夫と死別、現在は再婚しステップファミリー。自身の体験を中心に執筆中。
2023年06月11日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という衝撃の告白がありました。そんなさゆりさんの状況に、かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。そして、外食のお金を節約するため、ランチをするときはかなこさんの家に招くことになりました。レッスン終わり、毎週のようにさゆりさんを家に招き、食事を振る舞っていると、さゆりさんから「義母が家に来ていることもあり、お米が足りないのに買えない。1,000円貸してほしい」とお願いがありました。そしてその1カ月後、今度は「生命保険の保険料が払えなくて解約になってしまうから、1万円貸してほしい」と言われたのです。 心の中で「本当はお金の貸し借りはしたくない」と思うかなこさん。しかし、義母にいびられ続けている状況や、夫から「やりくりできないお前が悪い」と突き放されているさゆりさんを前に、「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」という気持ちでお金を貸しますが……。 ママ友が心配…でも、違和感 さゆりさんの保険料、1万円を立て替えた日の夜。 「さゆりちゃん、無事に保険料払えたかな?」 さゆりさんを心配するかなこさん。「こんなに連続でお金のやりとりはよくないけど……」という気持ちがよぎるものの、「同じ日に生まれた、娘と同じ名前の女の子……。この子が不幸になるのは、見過ごせないよ」とさゆりさんの子どもを心配する気持ちが勝っていました。 「それにしても、さゆりさんの旦那さんとお義母さん、ひどすぎるよ……」 さゆりさんの子どもを養子にしたいと考えている義母は、さゆりさんを説得するため、さゆりさん宅に居座っているそう。 「さゆりちゃん、今夜くらいは気が休まっているといいな……」 かなこさんが保険料を立て替えたことで、さゆりさんの気持ちが少しでも休まることを願っていました。しかし……。 「でもなんだろう……この漠然とした違和感……」 かなこさんはさゆりさんに対して、言葉にできないような違和感を抱いているのでした。 わが子と名前と誕生日が同じ、さゆりさんの娘。かなこさんは、さゆりさんと出会ったころから運命的なものを感じており、「この子が不幸になるのは見過ごせない」と思う気持ちが強くあるようです。 かなこさんとさゆりさんの娘のように、子どもの名前と誕生日が同じママ友と出会うということは、本当に珍しいことですよね。皆さんは、偶然が重なり運命的とも言える出会い方をしたママ友はいますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月07日2歳と生後4カ月の男の子を育てている私。長男のときは、長男が1歳になるまでつきっきり育児だったため、「いつこの疲労から解放されるのだろう」とばかり思っていました。しかし、次男が生まれ、長男と同じように育児をしているはずなのに、次男はよく寝てよく飲み、まったく手がかからないのです! そこには、本人の性格だけでなく、長男の大きな存在があったからでした。そんな私の気づきを紹介します。 長男の育児は常にヘトヘト長男は生まれたときから泣いてばかりで、夜間の授乳も頻回。日中もそんなに長く寝てくれないため、私自身がクタクタで1歳を境に断乳しました。当時の長男は私から離れると大泣きをしてしまうので、いつも抱っこひもで抱っこしながらの家事。 初めての育児で緊張感も続き、断乳ができるまで「ずっと眠たいし疲れているし、何もする気が起こらない」と、毎日ヘトヘトだったのを覚えています。そして、次男出産後は「またあの恐ろしい日々が来る」と私は身構えていました。 驚くほど大人しい次男身構えていた次男の育児。しかし、次男は長男とまったくの反対! 生後2カ月には夜間起こさないといけないほど朝まで熟睡してしまうし、日中はいつもニコニコなのです。抱っこひもは時々使う程度で、バウンサーに乗せればひとりで静かに遊んでいるほど。 「この差は一体何!?」と思うほど、「次男は親孝行だな」と私は感じていました。同じ2歳差の男の子を育てている姉に次男の様子を話すと、「次男が大人しいのは長男がいるからよ」と意外な言葉が返ってきたのです。 実は長男のおかげだった!?姉は「気づかないところで長男は次男と遊び、長男のおかげで規則正しい生活ができているからよく寝るんだよ」と。私はまったくそのことに気づかず、個人の性格だとばかり思っていました。 その後、2人をよく観察すると、たしかに長男は次男を気にかけて一緒に遊び、次男はいつも長男を目で追いかけていたのです。次男の日中は長男を見て楽しみ、いつも家の中はにぎやかなので眠れても浅い眠り。そのため、夜間にしっかり寝てくれることに気づきました。 子どもの性格や2回目の育児で私の心に余裕があることも次男の育児がラクに感じる要因なのかもしれません。しかし、長男が大きな役割を果たしていたということに気づき、改めて長男の存在の大切さや、お互いに与える兄弟間の影響の大きさを感じました。育児は大変ですが、子どもたちから学ばされることも多いので、2人の成長をしっかり見守っていこうと思っています。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:岩見 エリ2男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2023年05月29日生後2カ月の娘が、ある日突然、哺乳びんを嫌がるようになりました。さまざまな哺乳びんを試しましたが、すべて拒否! 初めての出産でまだまだ母乳だけでは育児できない状態でした。とにかく母乳を出さなければいけないと焦る日々が続き、精神的にも体力的にも限界を感じるように。この状況を打破するために夫婦で決断したこととは…… 娘が哺乳びんを拒否!ママの体質を見直すきっかけに 生後2カ月の娘は母乳だけでは足りず、育児用ミルクと混合育児をしていました。ある日、娘に哺乳びんでミルクを飲ませようとしたところ、突然嫌がり「べー」と吐き出してきたのです。「飲ませ方が悪いのかな」と何度かトライ。しかしまったく飲もうとせず、ついには泣き出してしまいました。突然のことに困惑しながらも、一旦哺乳びんはあきらめ母乳を飲ませました。しかし、母乳だけでは量が足りません。「なんとか哺乳びんで飲ませないと!」と思い、ネットで調べて、評判のいい哺乳びんを試しては拒絶される日々。ついには唇にゴムが触れただけで娘は大泣きしました。 哺乳びんで育児用ミルクを飲まなくなって2日。母乳の量はまだ足りず、1日中ソファで授乳する日も。寝ているとき以外母乳を飲ませている状態に「なんで哺乳びんで飲んでくれないの……」と疲労困憊でした。疲れ果てた私を見かねた夫から「できる家事は俺がやるから、授乳に集中しなよ」と提案が。「こんな状態では、娘も私もダメになる」と哺乳びんはあきらめ、完全母乳への切り替えを決意しました。その日からネットや友だち、助産師さんから集めた情報をもとに、睡眠時間の確保、バランスの良い食事、体を温めるなど、母乳が出やすい体づくりを実践。 夫の協力や体づくり、頻回授乳の甲斐あって3週間後には完全母乳での育児が可能に。完全母乳になるまでは、家事ができないイライラや疲れもありましたが、「家事と育児の両立は無理!」と一旦割り切り、授乳を最優先にした生活に切り替えました。すると精神的にもだいぶラクに。娘が哺乳びんを拒否したことで、結果的に私は、脂分や糖分を控えたバランスの良い食生活を送れるようになりました。 作画/ひのっしー監修/助産師 松田玲子著者:若葉みゆき
2023年05月22日わが家には、のんびり屋であまり泣くこともなく育てやすいと感じている生後9カ月の息子がいます。しかしただひとつ、離乳食だけは例外でした。生後5カ月で離乳食を始め、通常であれば後期食に入り始めるころ。初期食のころは比較的よく食べてくれていたのに中期食になってからはさっぱり食べてくれなくなりました。何を作っても、ベビーフードを使っても、一切口にしてくれなかった息子でしたが、唯一食べた物があったのです。 栄養が足りない息子が心配…。離乳食作りはいつも試行錯誤成長曲線から外れてしまいそうなほど小柄な生後9カ月の息子。わが家と同じく離乳食を食べない子どもを持つママ友と情報交換をしたり、素材にこだわって作ってみたり、できる限りのことはすべてしたつもりです。それでも息子は口を開けてはくれません。お手上げ状態の私は、たまらず仕事から帰ってきた夫に相談することに。 飲んで帰ってきた夫は酔っぱらっていましたが、私の話を聞いてひと言「じゃあ俺が作るよ!」と。普段料理をしない夫が、ちゃんと離乳食を作れるのか不安でした。「料理できないでしょ……」と投げかける私に「まぁ、任せとけって!」となだめながら、酔っぱらった夫はなんと深夜から離乳食作りを開始したのです。 先に寝てしまった私は、翌朝夫が作っていたミネストローネ(カットトマト、水、刻んだにんじん、玉ねぎを入れたスープ)を発見。息子に食べさせる前に試食してみましたが、やはりおいしいとは言えません。それでもわざわざ作ってくれたのだからと、息子にあげてみることにしました。期待はしていなかったものの、息子はそのミネストローネを口にしたうえ、最後まできれいに食べきったのです。 それ以来、夫が息子の離乳食を担当することに。これをきっかけに息子の食事が進むようになったのです。この経験から、最初から無理だと決めつけずに、何でも試そうと思いました。 作画/Pappayappa著者:稲垣くみ結婚7年目で待望の第1子を出産。思っていた以上に大変な子育てに悪戦苦闘中のママ。深夜にアニメを見ながら飲むお酒がやめられない。
2023年04月24日生後10カ月の娘と初めて2人きりで新幹線に乗ることに! お昼寝するのを見計らい乗車するも20分で泣いて起きてしまいました。私は何とか娘を泣き止ませようと四苦八苦。そんなとき、新幹線の車内で救いの手を差し伸べてくれたのは……? 不安と緊張の中、現れた素敵な紳士! 生後10カ月の娘と初めての2人きりの帰省。コロナ過の出産で人慣れしていない娘が、公共の乗り物でどんな反応をするのか、私は不安で仕方がありませんでした。平日の空いている時間帯を利用し帰省することにしましたが、できれば娘に寝ていてほしい私は、お昼寝の時間を見計らって新幹線に乗り込むことに。新幹線へ乗る前に授乳し、ベビーカーで駅構内をうろうろする作戦で娘は眠ってくれました。ホームで流れる大きなアナウンスで起きないかと不安になるも、なんとか寝たまま新幹線へ乗車することに成功。 ホッとして私もウトウトしてきた矢先、娘の泣き声でハッと目を覚まします。乗車20分ほどで、娘は見知らぬ場所に驚き大泣き。ひとまず娘を座席に座らせミルクの準備をしていると、娘の泣き声が止まりました。どうやら座席と座席の隙間から後ろの乗客を見ており、ケラケラ笑っています。後方に目を向けると、座席の隙間から年配の男性が「いないいないばぁ~」とあやしてくれていました。男性はパソコンで作業をしていましたが、娘と目が合うたびにあやしてくれ、娘も機嫌よく過ごせました。 男性は私たちが降りる1つ前の駅で降りる様子だったので、お礼を言うため私が声をかけようとしたときでした。「楽しい時間をありがとうございました。自分の子どもが小さいときを思い出せて懐かしかった。大変だろうけど、今を大切に頑張ってね。」と言い残し、男性は足早に降車。「なんて素敵なイケオジなんだ!」と、私は心の中で拍手喝采。育児の励みになる言葉をもらい、グズる娘にも前向きに接しようと思えるきっかけになりました。 ※本記事の内容は、体験談によるものです。短時間でも赤ちゃんをひとりで座席に座らせる行為は危険です。絶対に目を離さないようにしてください。 作画/うめたま堂本舗 著者:若本ふじこ
2023年04月23日生後1カ月の息子と2歳の娘の面倒を一緒に見てもらおうと義理の両親にお願いしたとき、「もう呼ばない……」と誓った出来事です。 義両親に来てもらったものの…義理の両親は、わが家から自転車で5分ほどのところに住んでいて、隠居生活を送っています。私は産後すぐに新生児と2歳の娘を連れて3週間ほど実家に里帰りをしていました。 里帰りから自宅に戻り、娘ともしばらく会えていなかった義理の両親も孫たちに会いたいかなと思いと、私も産後1カ月を過ぎたところだったので、お手伝いしてもらえたらありがたいなという思いもあり、家に来てもらうことにしました。もちろん義理の両親は、喜んで来てくれました。 しかし、来てしばらくは娘をかわいがり、息子にも「小さいな」「かわいいな」と言っていましたが、ものの数分で愛でるのは終わり、お義父さんは座椅子に座ってテレビを見始め、お義母さんはソファーで横になり、「はぁ~、なんか目が疲れたわ~」と言って寝始めました。 そして、息子がベッドで泣いても2人とも動かず、娘は「遊んで、遊んで」と私の足元から離れず、まさにカオスでした……。 「もう呼ばない……」家にいても私のストレスがたまるだけだと思ったので、お散歩を提案し、みんなで外出しました。その後、お義父さんはお昼前に帰るという話だったのですが、なぜかお昼後も残ると言い、結局大人3人分のお昼ごはんを私が用意することになり、何のために来てもらったのかわかりませんでした……。 さらに娘が駄々をこねて泣くと、お義母さんは「うちの息子たちは小さいときは、こんな風に泣かなかった」など、何かにつけて自分の子育ては正しく、私の子育ての仕方が悪いからこんなことになっているんだと言わんばかりの主張をされ、辟易しました。 心の中で、「子どもが泣かなかったはずないでしょ……」と思っていましたが、口には出せません。夫にはメールで「ありえないんだけど」とクレームを入れ、「もう呼ばない……」と誓いました。 自分も反省その後は、このままでは腹が立って終わるだけだと思い、お昼からは息子が泣いていたら「お義父さん、抱っこしてください」とお願いし、洗濯物を取りに行くときは、「お義母さん、娘を見ててください」とお願いし、私も多少はすっきりしました。 そんなこんなでわかったことは、実家で1カ月ほど実母にお世話になり、言わなくてもわかってくれて、手を差し伸べてくれていたことに甘えてしまい、義理の両親にも同じことを求めていたのだと反省しました。もしかしたら、義理の両親は私に遠慮をして率先して動かなかっただけなのかもしれないと思うようにしました。それにしても、産後1カ月経ったばかりでマタニティーブルーもあったのかもしれませんが、イライラしてしまった1日でした。0歳、2歳の母。現在は育休中。
2023年04月23日里帰り出産から2カ月が経ち、夫の待つアパートへと帰った私。階下の住人にあいさつに行くと、そこにいたのは生後9カ月の赤ちゃんとママでした。初めてのママ友に喜んだ私でしたが、すぐ後悔することに……。※コロナ禍の体験談です。 夕方の忙しい時間に迷惑!子連れのママ友 里帰り出産から2カ月経ち、ようやく夫の待つアパートへ帰った私。息子の夜泣きで周りにご迷惑をかけるかもと思い、階下の住人へあいさつへ行くと、そこには生後9カ月の赤ちゃんと暮らす家族が住んでいました。翌日の夕方、インターフォンが鳴り、昨日あいさつした階の下に住んでいる親子がやってきました。急いで出ると「暇だから話そう?」とのこと。新型コロナウイルスの感染リスクに対する不安もありましたが、初めてのママ友にうれしくなった私。「いいよ。話そう話そう」と家にあげました。 ところがすぐにその判断を後悔することに。彼女の子どもは洗濯物を漁ったり、汚したりと好き放題。それでも彼女は一切注意せず、私の息子の写真を撮っては許可なくInstagramにアップする始末……。彼女の行動を非常識に思いましたが、親しくないため強く言えず、知り合いになったことをただただ後悔しました。結局2時間ほど経過してから片付けもせず帰っていきましたが、それ以来「子どもを預かってほしい」や「駅まで車で迎えに来てほしい」など勝手ばかり言ってきます。それらのお願いはすべて断りましたが、下の階に住んでいるため距離を置くこともできません。 そんなとき夫が、駅に近くて通勤に便利なマンションを見つけ、引っ越すことに。転居時に階下へあいさつに行くと「遊びに行くね」と彼女が言います。私は「引っ越しが落ち着いたら来てね」と社交辞令で返しました。彼女からは一度と「引っ越しは落ち着いた? 遊びに行っても良い?」とLINEがありましたが、返信できずにいたらいつの間にかブロックされていたようです。申し訳なさもあるものの、私もストレスが溜まっていたため、早めに距離を置けてホッとしました。引っ越した先のマンションにも息子と同い年の子どもがいますが、住人とは世間話をする程度。近づきすぎない心地のいい関係です。これからはすぐに家にあげず、少しずつ住人と仲良くなっていきたいです。 作画/Pappayappa 著者:高木美穂子
2023年04月22日赤ちゃんの寝返りは、生後4~6か月ごろから始まるといわれています。こういった赤ちゃんに関する一般論は、ほかにも「生後3か月ごろには首がすわる」や「生後10~12か月で歩く」など、さまざまあります。しかし、いうまでもなく、これらは目安。個人差もあるため、赤ちゃんによってもその時期は異なります。ですが、親の目線で考えると「ウチの子は大丈夫かしら?」と不安になる気持ちも分かります…。生後8か月、一度も寝返りを打ったことがなく…?さがり富士子(@sagari_fu4)さんの娘さんは、生後8か月の頃、お座りや寝返りができていなかったといいます。そこで、さがり富士子さんは小児科の先生に相談することに。「まだ一度も寝返りをしないんです」先生は神妙な顔つきで「診てみましょう」と応じてくれました。※写真はイメージ一通り検査を行った先生から、さがり富士子さんに診断の結果が伝えられました。先生「この子は、うつ伏せが嫌いなんだね。できないんじゃなくて、する気がない」さがり富士子さん「…する気がない」要するに、娘さんのやる気の問題だったのです!その後、身体的には問題がなかったため、10か月検診までは様子を見ることになったのですが…。寝返りを打たなかった娘さんが?小児科で驚くべき診断を聞かされた、さがり富士子さん。ところが、その15日後…。さがり富士子さんが、娘さんを寝かせていた寝室のふすまをそっと開けてみると、娘さんは1人でハフハフいいながら、何度も寝返りをしていたのです!※写真はイメージその姿を見て「呆然としてしまった」という、さがり富士子さん。娘さんは、さがり富士子さんと目が合うと「ケケケ」と笑ったといいます。そんな娘さんに対し、さがり富士子さんはこのように気持ちを吐露しました。さがり富士子さん「できんのかい!!いつからや!!!」このエピソードに、祝福や安堵の声がたくさん寄せられています。・やる気を出してくれてよかった!「ケケケ」って笑い方にめちゃくちゃ笑っちゃった。・よかったー!赤の他人ですが、なんだかとても安堵しました。・赤ちゃんの成長って、本当に『個性』のひと言だよね。心配する気持ちも分かるけど、必要以上に焦らなくていい!・赤ちゃんのやる気スイッチ、オン!コメントには、似たような経験をした母親からもたくさんの声が寄せられました。特に、第一子の場合、わが子の成長を不安に感じる人も多いでしょう。医師に相談することは大切ですが、身体的に問題がないようであれば、のんびりと見守るのも1つの手かもしれませんね。投稿全文はこちら実は我がエケチェンは間もなく8ヶ月になろうとするのに、数秒のお座りはおろか、寝返りが出来ない。先日突発性発疹になった時に小児科で「お母さん、他に気になる事は?」と優しく問われたので、軽い気持ちで「まだ一度も寝返りしないんです」と相談すると先生の表情が一瞬真顔になり、— さがり富士子 (@sagari_fu4) February 5, 2022 熱が下がったら一度診ましょう、という話に。急に不安になる母。そして解熱と同時に速攻で再診へ。筋肉の発達や反射を一通りみてもらった結果「この子はうつ伏せが嫌いなんだね。出来ないんじゃなくてする気がない」「…する気がない」— さがり富士子 (@sagari_fu4) February 5, 2022 身体的に問題がないので10ヶ月健診まで様子見という話になった。うつ伏せで遊ぶ時間は作ってるけど、烈火の如く怒るのでこれはかなり難易度高そう。ルンバの如くずり這いで移動する日はだいぶ遠い。— さがり富士子 (@sagari_fu4) February 5, 2022 8ヶ月になるエケチェンが未だ寝返りをしない事を小児科で相談し「ヤル気がないだけですね」と言われたツイを前にしたのだけど、さっき寝室の襖をそーっと開けたら…寝返りして寝返り返りして1人でハフハフ言いながら遊んでるエケチェンを発見しました。呆然として眺めてたら目があってケケケて笑ってた— さがり富士子 (@sagari_fu4) February 21, 2022 出来んのかい!!いつからや!!!— さがり富士子 (@sagari_fu4) February 21, 2022 grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2023年04月22日1人目が生後10カ月を過ぎたころ、2人目を考え始めた37歳の私。夫の意見や周りのアドバイスを聞くたびに、2人目妊娠のタイミングがわからなくなりとても悩みました。しかし、助産師の姉の言葉で不安や迷いが消えました。そんな私の体験談を紹介します。2人目に対する夫婦の考えもともと生理不順で産婦人科に通院していた私は、1人目は予想外の自然妊娠で喜んでいました。しかし産後10カ月を過ぎるころ、私が37歳であることや、産後に再開した生理が今まで以上に不順だったこともあり、2人目も自然妊娠できるか心配になってきたのです。 夫は「1人目が自然にできたんだから2人目も大丈夫だよ!」と楽観的。私たち夫婦は2人目も強く希望していたのですが、「年の差は関係なくきょうだいをつくってあげたい」という私と、「3歳は年を離さないと子育てが大変」という夫と意見は異なっていました。 他人の言葉に揺れる私2人目をどのタイミングで考えればいいか悩んだ私は、友人や姉妹に相談してみました。上の子と5歳差で2人目を妊娠した妹は、「意外にも2人目不妊は多い。特に年が離れると。私も不妊で通院した」と話していて、私は「やっぱり早めに2人目考えなきゃ」と焦り始めました。 また、2歳差の2人の子どもを持つ友人に相談してみると、「2歳差は育てるのが本当に大変! 私があなたの年齢なら3歳は間隔をあけるわ」と。アドバイスを聞くたび、どうしたらいいのかわからなくなりました。 助産師の姉の言葉悩み始めた私は、一旦2人目を考えることをやめることに。ある日、助産師の姉と何気ない会話の中で「赤ちゃんは授かりものだから。来てくれたときがタイミングよ」と話してくれ、私は目が覚めた思いがしました。 「私はいろいろ自分たちの都合を考えていたけれど、そのこと自体間違っていたのかも」と思うようになったのです。それから2人目計画を立てることをやめ、避妊もせず、すべて自然に任せることにしました。 2人目妊娠判明! 夫は…2人目妊娠を意識することをやめた矢先、まさかの自然妊娠が判明! 避妊はしていないものの、生理不順でいつ排卵しているかわからなかった私自身、こんなに早く妊娠するとは驚きでした。 3歳差を希望していた夫は、「えー! 早すぎ」と報告したときは若干焦ったようですが、「2歳差でも3歳差でもそんなに変わらないよね」と今では家族が増えることを楽しみにしています。 私は2人目妊娠のタイミングについて、私自身の状況や上の子との年の差を考えてたくさん悩みました。しかし私の場合、「赤ちゃんを授かったときが私たちのタイミング」と考えることで2人目妊娠に対する不安や悩みが軽減され、結果的に今赤ちゃんを授かれたことを夫婦2人でとても喜んでいます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2023年04月21日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月17日フレンズの3カ月連続リリース第2弾デジタルシングル「OKASHi NA DEAi」が、4月19日(水) に配信リリースされることが決定した。フレンズは、友情や恋愛、日々の心の機微を多彩なPOPサウンドで表現し、大きな共鳴を集めている男女混合神泉系バンドだ。「OKASHi NA DEAi」は、作詞をえみそん(Vo)、作曲を三浦太郎(G / Vocal / Chorus)、編曲をフレンズが手掛け、三浦太郎出身地の長崎県佐世保市にあるスイーツ専門店「OKASHi NA DEAi」のテーマソングとして書き下ろされた。どこかしら童話の世界を感じさせる、せつなく温かくやさしい世界に包まれた春めく超ポップチューンとなっている。ジャケットビジュアルは、3月22日にリリースされたばかりの第1弾デジタルシングル「ヤッチマイナ!」に続き、今作もアートディレクター・デザイナー花房真也(TI_ALT)が手掛け、フレンズらしいポップワールドが心に残るビジュアルとなっている。なお、本日よりApple Music・Pre-Add / Spotify・Pre-Save による事前登録もスタート。また、4月17日(月) にFM802『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』にて初オンエアされることが決定。YouTubeでは本楽曲のVISUALIZERも4月19日(水) 20時に公開され、同日21時からフレンズOfficial TikTokアカウントにてメンバー4人揃ってのトークを中心としたTikTok LIVE生配信も決定した。さらに、7月に行われる東名阪ツアーのタイトルが、『フレンズ -愛をやめないTOUR 2023-』に決定したことも発表された。本ツアーのファンクラブチケット第2次先行受付は、明日4月15日(土) 20時よりスタート。<メンバー コメント>■Vocal えみそんスイーツ専門店「OKASHi NA DEAi」のテーマソングとして書き下ろさせていただきました!あま〜いお菓子を食べた時のあのふふッと笑顔になってしまう瞬間をこの曲でも味わってもらえたら嬉しいです。■Bass&Chorus 長島涼平お菓子大好き系バンドマンとしてめちゃくちゃ嬉しいです! 皆さんもお菓子食うときはこの曲絶対聴いてね!■Guitar / Vocal&Chorus 三浦太郎自分が生まれ育った街である佐世保発のスイーツ専門店。故郷に錦を飾る的な感じがしてめっちゃ嬉しいです!!■Drums&Chorus 関口塁スイーツのお供にどうぞ<配信情報>3カ月連続リリース第2弾「OKASHi NA DEAi」※スイーツ専門店「OKASHi NA DEAi」テーマソング「OKASHi NA DEAi」配信ジャケット4月19日(水) 配信リリース予約リンク:※Apple Music・Pre-Add / Spotify・Pre-Saveによる事前登録受付中FM802『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』4月17日(月) 14:00~17:51 番組内にて初オンエア番組HP:フレンズ Official TikTok:※4月19日(水) 21:00より上記アカウントより生配信3カ月連続リリース第1弾「ヤッチマイナ!」「ヤッチマイナ!」配信ジャケット配信リンク:<ツアー情報>『フレンズ -愛をやめないTOUR 2023-』2023年7月6日(木) 大阪・心斎橋Music Club JANUSOPEN 18:30 / START 19:002023年7月9日(日) 愛知・名古屋池下CLUB UPSETOPEN 17:00 / START 17:302023年7月14日(金) 東京・渋谷WWW XOPEN 18:15 / START 19:00【チケット料金】前売:5,000円(税込)当日:5,500円(税込)※ドリンク代別※小学生以上要チケット未就学児童入場可(無料 / 保護者同伴必要)■ファンクラブチケット第2次先行受付(抽選)4月15日(土) 20:00~23日(日) 23:59詳細はこちら:関連リンクオフィシャルサイト:::::
2023年04月14日私は、4歳の長女、2歳の次女、生後10カ月の長男のママです。初めて長男を連れて夫の実家に帰省していたときのことです。帰省して3日目くらいから生後9カ月の長男の夜泣きが急に始まり、帰宅後も数日間続きました! 私たち夫婦は、過去の上の子たちの夜泣き対策を思い出し、長男の気持ちを考えて今までの対応を振り返り改善してみました。義両親にたくさん抱っこしてもらおう!新型コロナウイルスの影響で、長男と義両親は今回の帰省が初めての対面。そのため、どうしてもパパやママじゃないとダメというとき以外は、義両親に長男を抱っこしてもらったり、離乳食を食べさせてもらったり、お風呂も一緒に入ってもらうことをお願いしていました。 そんな日々を過ごしていると、帰省後3日目くらいから長男が夜泣きをし始めたのです。環境が変わっているし、自宅に戻れば落ち着くかなと思い、帰宅後も様子をみていたのですが一向に夜泣きが落ち着く様子はなく、どうしたものかと夫婦で悩んでいました。 こんな夜泣き、長女と次女もあったね!そんな長男の様子を見て、夫が思い出したのです。1年前の長女と次女の夜泣きのことを。 当時私は長男を妊娠中で、なかなか娘たちの相手を思うようにできず、夫もその当時は娘たちの気持ちに寄り添うことができていませんでした。そのため娘たちは毎日順番に、時には同時に夜泣きをして、「いつまでこんな日が続くのだろう」と途方に暮れていました。 しかし、夫婦で子どもたちとできる限り密に接することを心がけていったことにより、少しずつ2人の夜泣きがなくなったのです。 長男としっかり向き合おう!夜泣きには原因がないと言われていますが、わが家の場合は夜泣きというより、環境の変化や、長男ひとりと向き合う時間が足りなかったことで、不安な思いをさせてしまったのかもしれません。夫の気づきをきっかけに、私たち夫婦は長男への対応を変えることにしました。今までは娘たちの世話に追われて、長男が泣いていても「待っててね〜」と待たせていたのですが、すぐに抱き上げて声をかけるようにし、一緒に遊ぶ時間や声かけも増やしていきました。 すると、対応を変えて2日目から夜泣きの時間が減り、4日目には長男の夜泣きがなくなったのです! その結果、私たちもよく寝られるようになったので、娘たちにも余裕を持って接することができるようになるという、うれしいおまけがついてきました。 長男の気持ちになって考えると、初めての長距離移動、初めての義家族、初めてのお泊まりと「初めてづくし」の生活に、きっとたくさんドキドキしていたと思います。それなのに、パパやママの抱っこの回数が減ってしまい、長男は不安を抱えて、泣いて訴えていたのかもと考えるようになりました。これからもしっかり子どもたちの気持ちに寄り添い、愛情いっぱいで触れ合い、心を満たしてあげようと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:芦野ようこ
2023年04月13日ベビーカレンダー公式YouTubeでは、「新しい家族のカタチ」をテーマにさまざまな方の家族のカタチをご紹介しています。今回は、シングルマザーと生後4カ月の赤ちゃんとの1日をご紹介します。ベビーカレンダー公式YouTubeでは、「新しい家族のカタチ」をテーマにさまざまな方の家族のカタチをご紹介しています。今回はシングルマザーと生後4カ月(2022年4月現在)の赤ちゃんとの1日をご紹介します。まだまだ授乳回数もねんねの回数も多い、4カ月の赤ちゃんの子育てに密着です。ママの育児に奮闘している姿など、シングルマザーのワンオペ育児のルーティンをぜひご覧ください! ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 シングルマザーと4カ月赤ちゃんの1日とは? 今回は、ママのRenaさんと生後4カ月のKaiくん2人の日常をご紹介します。 まずはお着替えからスタート!まだまだねんねの時期なので、ママがKaiくんのお着替えをしていきます。1回目の着替えを終えたばかりでしたが、吐き戻してしまったようで早速2度目のお着替えです。 少しご機嫌斜め…ママは気晴らし作戦で対応! この日はまだうんちが出ていなかったり…と少しご機嫌斜めのKaiくん。ママは抱っこをしたり、鏡で遊んでみたりとKaiくんをあやしてみます。鏡ごしに目が合うとにっこり♪ ようやくお昼寝☆ママも束の間の休息タイム カメラが部屋にあるのも気になっているようで、いつものようになかなかお昼寝もできなかったKaiくんですが、ようやくすやすやとお昼寝タイムに。 ※大人用のベッドやソファで赤ちゃんを寝かせる場合には、大人が近くで見守り目を離さないようにしましょう。 ママもやっと一息つけますね。 Kaiくんが大きな音で起きてしまわないよう注意しながら、洗濯や朝食の準備などの家事をこなしていきます。 ご機嫌なうちに、鼻のお掃除も行います。まだまだ家事も残っているので、ママは大忙し! 子守唄を歌ってKaiくんをあやしながら、洗濯物を干したり、部屋の片付けもこなしていきます。 ママの優しい子守唄を聞いて喜んでいるKaiくんの姿は、動画でぜひご覧くださいね。 大好きな絵本でコミュニケーションタイム! Kaiくんは絵本が大好きなんだとか。 生後2カ月頃から、ママはよく絵本を読んであげているそうです。絵本の読み聞かせの時間は、親子のコミュニケーションタイムになりますね。 ママの抱っこで少しベランダに出てみます。 お散歩になかなか行けない時にも、外の風に当たるだけで気分転換になりますね! このままもう一度、ねんねの時間を取りたいママですが…Kaiくんがちょっとぐずつきモードになってしまいました。授乳をしてみたりママとの時間を満喫したらようやくお昼寝。 午後もまだまだワンオペ育児は続きます ようやくお昼の時間に。ママは簡単にランチを済ませます。 手軽に食べることができる、パンやうどんを食べることが多いんだとか。ランチを済ませたら、授乳をしたり一緒に遊んだりして過ごします。 ママの抱っこがいい! Kaiくんはママの抱っこがお気に入り。ベッドに置かれるのは嫌なようで、ぐずつきます。こんな日もありますよね!ママは抱っこしたり、近くに寄り添うなどしてKaiくんのご機嫌が良くなるのを待ちます。 いつの間に忙しい夕方に…あっという間に夕方になりました。Kaiくんが寝ている間にそろそろ夕飯の準備を始めるママ。 Kaiくんの様子をみながら少しずつ準備を進めます。 なるべく音を立てないように…とそっと準備をしているママの姿はぜひ動画でご覧くださいね。 夕飯を食べてKaiくんのおむつを替えたら、次はお風呂の時間です。お着替えなどの事前の準備をばっちりしてから、いざ、お風呂へ! ワンオペでの赤ちゃんとのお風呂は目も離すことができないし、とっても大変ですよね。 特にまだ小さな赤ちゃんの頃は、ママがやることもたくさん! 赤ちゃんの服を脱がせて体を洗って…さらにお風呂後にはお着替えも素早く済ませなくてはいけないので、バタバタ…。ママは、自分がお風呂に入っている時は、お歌を歌ってKaiくんの気を紛らわせるなど色々と工夫しています! お風呂を終えたら、ママとのコミュニケーションの時間を楽しみながらKaiくん就寝です。ママも1日お疲れ様でした。 いつでもKaiくんの存在がママの元気の源! シングルマザーのRenaさん。1人で子どもを育てていくのは不安もあるし大変ですが、妊娠中からずっとKaiくんの存在が支えになっているそう。家族や周りの人の協力も得ながら、ワンオペ育児を頑張っています!基本的には、Kaiくんのタイミングに合わせて、ニコニコ穏やかにいられるようにと過ごしているそうです。 YouTubeではシングルマザーになった経緯なども詳しくお話ししてくれています。ママとKaiくん2人で過ごす1日もぜひご覧くださいね。 ベビーカレンダー公式YouTubeでは、他にもママの出産動画なども公開中。感動する出産動画をぜひチェックしてみてくださいね。
2023年04月06日まだ預けるのは早いと思いながらも、仕事復帰と第4子の妊娠を機に、生後6カ月で保育園に入園させたわが家の次男。罪悪感を抱きながらも、預けてみると……。まずは支援センターへ!次男を入園させた保育園は、わが家の長女と長男が通っていた保育園でした。先生方もわが家のことを知ってくれているし、わが家の家族も先生方をみんな知っています。 まずは保育園が併設している支援センターへ遊びに行き、次男の様子を見つつ、先生に自身の状況を説明しました。先生方は私の体を気づかってくれると同時に、「次男の入園を心待ちにしている」と言ってくれたのです。温かい言葉を受け、生後6カ月で預けるという罪悪感を抱きながらも、思い切って保育園にお願いすることを決めました。 保育園で大人気の次男くん!いざ登園の日。ドキドキしながら保育園へ行くと、次から次へと次男に黄色い声が飛んできました。「やだ~! かわいい~!」「抱っこさせてください」など、園で最年少となる次男は先生たちから歓迎を受けました。それだけでなく、園内ですれ違う園児たちからも「赤ちゃんだ!」「赤ちゃんおはよー!」と、たちまち在園児たちに囲まれていました。 当の本人も最初はきょとんとしていたものの、初めて見る大勢のお兄さん、お姉さんたちにニコニコ。これまで家族としか過ごしていなかったので、次男にとっては新鮮だった様子でした。 「小さいうちに預けるとラクよ」のひと言登園して1カ月ほど経つと、次男は全園児から名前を覚えてもらえるようになっていました。本人もお兄さんやお姉さんたちに遊んでもらえるのがうれしいのか、登園するとニコニコしています。 ある日の登園時、たまたま主任の保育士さんに会い、自分が抱えていた罪悪感を打ち明けました。すると保育士さんは、「何言っているの! 小さいうちのほうが、子どもは抵抗なく保育園に馴染めるからラクなのよ。子どもを預かるのは私たちの仕事。お母さんたちは安心して、お仕事してね」と言われました。その言葉を聞き、今まで抱えていた罪悪感が軽くなりました。保育園と保育士さんを、とても心強い存在に感じた瞬間でした。 保育士さんからも、園児からもかわいがられている次男。毎日ニコニコ登園し、お迎えのときもご機嫌です。生後6カ月で預けたことに罪悪感を抱いていましたが、次男の様子、保育園の雰囲気、先生の温かい言葉を聞き、気持ちがだいぶラクになりました。心にも余裕ができ、余計に次男を愛おしく思うようになりました。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 木村なち
2023年04月03日義実家は車で1時間圏内ということもあり、生後7カ月の娘も連れて家族でよく遊びに行っていました。ある日、いつも通り義実家へ遊びに行き和やかに談笑していたところ、義母が突然叫び声をあげたのです!叫び声をあげた義母の目線の先には……。 いつもの義実家訪問で、事件が勃発! まだ娘が生後7カ月のときのこと。義実家は車で1時間圏内とあって、よく遊びに行っていました。義父も義母もとてもやさしい人で、娘のお世話もよくしてくれます。そのためか、義両親に抱かれても娘は泣くことがなく、私も安心しきっていました。その日も娘を抱っこし、ベッタリの義父。娘もキャッキャと笑いながら楽しそうです。私は少し離れたところで夫とおしゃべりをしていたのですが、突然、義母の「あー!」という声が部屋に響き渡りました。 義母の焦ったような声に危機感を抱き、急いで娘の方に目をやると、義母が「今、口にキスしたでしょう!」と義父に怒っていました。「バレちゃった?」と悪びれる様子もない義父。普段から虫歯予防として口移しやスプーンなどの共有はせず、嫌がる娘の歯磨きも毎日必死でおこなっていた私は、呆然として言葉も出ませんでした。 夫も「虫歯になったらどうしてくれるの!」と義父に激怒。しかし義父は「大したことない、大丈夫」とまともに謝らず、それどころか「口じゃなくてほっぺだった」と言い訳する始末。この義父の態度に私はモヤモヤしましたが、嫁という立場もあり何も言うことができませんでした。しかし、夫は必死に義父を説得。 普段から虫歯予防に努めていることや、キス自体をあまりよく思えないことをその場で夫がはっきりと根気よく伝えたことで、義父も理解してくれたようです。帰宅後に夫と話し合い、今後同じようなことがないように、娘にされて嫌なことやスプーンなどを共有して食べさせてはいけないことを義両親へまとめて伝えました。今もたびたび遊びに行っていますが、衝突するようなできごとは起こっていません。今後も良い関係でいたいので、私たちの気持ちを汲んでくれる義両親たちに感謝しながら、娘のことは細かく共有するようにしたいと思います。 作画/yacco著者:中川みかんマイペースな3歳の娘を育てるワーママ。自然を感じられる場所にプチ遠出するのが好き。
2023年03月31日当時3歳の長男が風邪をひいたときのこと。咳がどんどん悪化し、呼吸困難になり入院することに。入院には私が付き添うことになったのですが、当時生後3カ月、母乳メインで育てていた次男の授乳をどうするかという問題が勃発したのです……。 長男が入院!生後3カ月の次男はどうなる? ある日、3歳の長男が軽い咳をし始めました。発熱もしていたため小児科を受診。当時は2020年秋で、新型コロナウイルスが流行中でした。しかし、海外渡航歴や海外からの帰国者との接点がないことを理由に、医師は「新型コロナウイルスの可能性は低いでしょう」と診断。一般的な風邪薬をもらい、様子を見ることになりました。 翌日も長男の高熱は続き、激しく咳き込み嘔吐、つらそうに横たわっていました。不安になった私は、午後もう一度病院へ連れて行くことに。長男の様子を見た看護師さんは、慌てた様子で指にパルスオキシメーター(動脈中の酸素飽和度と脈拍数を指先などで測定する装置)を装着。89%の表示を見た医師から「すぐに大きな病院に向かってほしい」と紹介状を出してもらい、車で総合病院へ。検査の結果、喘息性気管支炎と診断され5日間ほど入院することに。 入院の付き添いは私に決定。不安だったのは、当時生後3カ月の次男の授乳です。ほぼ母乳で育てていたため、育児用ミルクを飲んでくれるか不安でした。感染リスクの懸念から乳児の立ち入りはNGでしたが、特別に午前と午後の1回ずつ夫が連れてきて授乳できることに。その他は夫が育児用ミルクを与え、次男はしっかりと飲んでくれたようです。 数日後、長男は無事に回復! 母乳拒否になったらどうしようと心配していた次男も、特に大きな変化はなくひと安心。この病気以降、少しでも咳が出たら早めに病院へ連れて行き、吸入器を借りてケアをするなど咳が悪化しないように注意深く見ています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/ひのっしー監修/助産師 松田玲子著者:麻生実希5歳と2歳のやんちゃ兄弟に翻弄されながら育児に奮闘するママ。コーヒーはブラック派。子どもに隠れてこっそり食べるスイーツが至福の時間。
2023年03月30日1人目の子どもの育児をしている中で、パニックになっていた時期の話です。当時、自由のきかない毎日に息苦しさを感じてきた私は、生後6カ月の息子を保育園の一時保育に預けてみることにしました。まだ早いかなと思いつつも、リフレッシュ目的で息子を預けたときの心理状況をご紹介します。 子どもから開放された自由時間!リラックスできると思ったのに…? 初めて保育園に子どもを預けた際、戸惑いや不安、息子に対する申し訳なさが溢れてきました。しかし、実際は何事もなく取り越し苦労だったことにホッとしました。その後も定期的に利用しています。 著者:シュー子3歳、1歳の二児の母。専業主婦(潜在介護士)。育児の合間に妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に作画中。
2023年03月25日2020年の春、息子が入院した病院での話です。新型コロナウイルスが猛威を振るい始めたころでした。生後7カ月の息子が風邪をこじらせ肺炎を併発、食事も水分もまともにとることができなくなり入院となりました。 子どもとの入院生活を甘く見ていた私 肺炎を併発した風邪を患った息子に対し、医師が勧めたのは入院治療。弱っていく息子のあまりの痛々しさに「代わってあげたい」と涙が出ました。しかし、1週間程度の入院と聞き、「適切な医療ケアが受けられるのであれば……」と私は前向きに入院準備をおこないました。息子が入院した病院の場合は、コロナ禍のため保護者1名しか付き添えないことや、保護者の食事は自身で調達しなければならないことなど、さまざまな制約つきでした。 私は相部屋での入院を選択しましたが、すぐに後悔しました。他の患者さんのちょっとした咳払いや物音が気になって仕方ないのです。私と息子はお互い慣れない環境の中で、深夜にやっとウトウトできる日々が続きました。さらに共有風呂はたった15分しか利用できません。子どもを洗うのがやっとで、自分のことは後回しです。加えて食事は、院内のコンビニで調達する毎日。日々の疲労はピークに達していました。 そんな入院生活が1週間たったころ、ようやく子どもの治療が終わり、退院が決まりました。久しぶりに吸った外の空気のおいしさは今でも忘れません。この入院生活で痛感したのは健康のありがたさ。私たちはたった1週間でしたが、長期入院しているお子さんや付き添いの保護者の方は本当に大変だと思います。コロナが早く収束し、入院の付き添いも夫婦で分担できたら……と願うばかりです。 ※病院によって対応やルールは異なります。 作画/ひのっしー著者:向田紀子3歳・男の子のママ。動画配信サービスでアニメやドラマを観るのが趣味。現在はWeb記事に関わる仕事をしている。
2023年03月20日わが子が生後5カ月のころ、私は初めての育児に四苦八苦していました。わが子のお世話をしながらの家事もスムーズにいかず、夫は仕事で忙しいため夫婦の会話もほとんどありません。1日のほとんどを自宅で過ごし、外出先はスーパーのみ。話し相手は、一方的に私が話しかけるわが子だけで、だんだん自分は社会に取り残されていくような感覚に陥り、大人と話す機会もほとんどなく寂しい思いをしていました。そんなとき、学生時代の友人から数年ぶりに連絡があったのです。数年ぶりに学生時代の友人に会える!友人は私が出産したことを知り、会いたいと電話をしてきてくれたのです。友人はすでに3人の子どもたちがいて、私からすると育児の先輩です。日頃の育児の相談もしたくて友人とランチの約束をしました。夫にわが子を連れて友人と会うと話すとけげんそうな顔。わが子を連れて友人に会うのは、まだ早いというのです。 外出することで、「わが子が疲れてしまったり、完全母乳育児なのだから、友人と会っているときに授乳が必要になったら、気軽に授乳できないかもしれないじゃないか!?」と言うので、あまり負担にならないように2時間ほどで帰宅すると約束をし、なんとか外出を許してもらいました。 不機嫌な夫から、驚きの発言…友人とのランチは、とても楽しく過ごしました。夫との約束通り2時間ほどで帰宅をすると、本来なら仕事に行っている時間にもかかわらず夫が自宅にいるのです。夫はたまたま仕事が早く終わったと言い、不機嫌な様子。 わが子は外出で疲れてしまったのかグズっていて、お昼寝をしたいようでした。グズるわが子をなだめていると、夫が「無理やり外出に付き合わせたからだ! 本当にかわいそう! こうなると思っていたんだ!」と言うのです。夫の言葉に私は耳を疑いました。 「おまえは家にいればいい!」「こんな小さな子を、自分の用事に連れて行くなんて信じられない」など、わが子を連れて出かけたことをとがめる言葉が続きました。私は、現状が社会に取り残されているような気分になること、たまには友人などの大人と話をしたかったことなど、正直に自分の気持ちを伝えました。 しかし、夫は「自分の気持ちを優先するなんて母親失格だ!」と怒りだし、「おとなしく家にいろ!」と言ってきたため、その言葉に私も怒りが爆発。 夫婦会議を開催!納得いくまで話し合う「友人とランチをすることが、そんなにいけないことなのか」「母親は子どもとおとなしく家にいなくてはいけないのか」など、私の気持ちになってもう少し考えてほしいと訴えました。 それでも夫は「おまえは母親になったんだぞ? 独身のころとは違うんだ!」と責め立ててきたので、私は思わず「母親になったら、友人に会うこともできないの!? 家に閉じこもってばかりいたら、頭がおかしくなるよ! こんな精神状態で育児をするのは、この子のためにも良くないよ!」と反論。 時間をかけて話し合った結果、夫は、わが子を主に育てる母親がストレスをためてしまうことによる、子どもへの悪影響を考え、たまには友人と出かけて気分転換をしても良いという結論になりました。 夫は、「母親は家にいて子どもの世話をしながら家事をするのが当たり前。母親の娯楽はない」という考えなのだと、今回初めて知りました。とても驚いた出来事でしたが、これからも同じようなことで口論になってしまうことがあるかもしれません。そのときは2人で話し合って、私たちなりの家族の在り方を模索していきたいと思っています。 イラスト/ななぎ著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2023年03月19日