1ヵ月に1度訪れる、女性の宿命である生理。みなさんは快適に生理期間を過ごせていますか? ナプキンでかぶれる、PMS(生理前症候群)や生理痛がひどいなど、生理の不快感に悩まされている方は、布ナプキンを試してみてはいかがでしょうか? 近頃ショップの店頭などでよく見かけるようになった布ナプキン。使い捨てでないというと、手入れや持ち運びが大変そうなイメージがしますが、根強い愛用者を増やしている布ナプキンには、使い捨てのナプキンでは得られないメリットがあるようです。■布ナプキンを使うことのメリット1.とにかく肌や体にやさしく使い心地が良い。市販の使い捨てナプキンには科学物質が使われているため、肌に合わずにかぶれたり、かゆみの原因になったりすることも。天然素材からできている布ナプキンを使えば、肌にやさしいだけでなく、使用感がとても心地よく、PMSや生理痛が軽減したという声もあります。特にシルク素材のものは排毒(デトックス)効果が高いとされ、使い心地も抜群。2.色柄が豊富で、下着を選ぶような楽しさがある。3.手間がかかるからこそ、自分の体とじっくり向き合える。布ナプキンを洗いながら、経血の量や色、臭いなどを見ることで、自分の身体の状態に敏感になり、より自分の身体を慈しめるように。4.ゴミが出ないので環境にやさしい。1回の生理で出るナプキンのゴミは相当な量。それだけのゴミを毎月排出していることを考えると、ゴミの出ない布ナプキンはかなりエコです。5.布なので1度購入すれば長年使うことができる。■布ナプキンの種類布ナプキンには大きくわけて次の3種類があります。1.プレーンタイプハンカチのように四角い布を折りたたんで使います。きれいな布面が肌に触れるように折り返して使うので、毎回交換する必要はなし。2.一体型タイプ使い捨てナプキンと同じ構造。肌に触れる面の布と、裏側の布との間に、モレ防止の吸収体(布を何枚も重ねたもの)が入っていて、ショーツに固定できる羽がついています。汚れたらその都度交換し、使い捨てナプキンと同じ要領で使え、防水シート付きや服にひびかない薄型もあります。3.ホルダー&パッドタイプショーツに固定する「ホルダー」と、吸収用の「パッド」を組み合わせて使うタイプ。ホルダーに重ねた「パッド」に吸収させるため、汚れたら「パッド」だけを交換すればOK。量に応じてパッドの枚数を調節することもできます。プレーンタイプをパッド変わりにしたり、量が少ない時、おりもの用として使いたい時はホルダーのみ、パッドのみなどの使い方も可能。■布ナプキンのお手入れ法外出時には、替えの布ナプキンと、使用済みの布ナプキンを保管しておく密閉式ビニール袋を用意。袋に水や、石鹸水を入れておくと後で洗濯する際に汚れが落ちやすいです。家に帰ったら、すすぐ→洗う(汚れの部分にだけ石鹸をつけて、汚れをつまむように洗う)→洗濯機へ。手洗いの時点で汚れが落ちなかった場合は、水やぬるま湯に、セスキ酸ソーダを溶かしたものに2、3時間から1晩つけ置きしてから洗濯機へ。お手入れは、デリケートな服や下着のお手入れとだいたい同じ要領ですね。使い心地がよくて、いろいろ選べる楽しさもある布ナプキン。生理期間は、辛くても毎月付き合っていかなくてはならない時間だからこそ、より快適に過ごしたいですね。
2014年06月19日「 あなたの生理は大丈夫? 正常な生理ってどういうもの? 【生理のお話1】 」でお話させていただきましたが、どうして辛い生理痛は起こってしまうの? 画像:(c)Piotr Marcinski - Fotolia.com■生理痛の本当の原因は? 何より一番の生理痛の原因は「冷え」つまり、「血液循環の悪さ」です。月経は、毎月一定の周期で繰り返す子宮内膜の剥離出血です。冷えている場合、常に体内の血液の流れは滞り、特に骨盤内は渋滞しやすい状態。そこでいつも以上に多量の血液が狭い子宮口めがけて流れ出ようとすると、そこに圧迫が起こるのは当然のこと。そしてその月経での血液の排出をスムーズにするために、プロスタグランジンというホルモンのような働きをする生理活性物質が体内で分泌されています。プロスタグランジンが、子宮を収縮してくれ、子宮内膜を剥がれやすくするため、血液が排出されやすくなります。しかし普段から冷えていて血行が悪いと、なかなか経血が外にでてくれません。そのためより多くのプロスタグランジンを分泌し、子宮を収縮させて外へ排出しようとするのです。これでお腹が痛くなるのは当然ですよね。またその他の原因としては、子宮の入り口(子宮頸部)が狭いことが原因で経血がスムーズに排出されない場合も考えられます。■鍵を握るのは「油のバランス」今すぐ摂りたい油はコレ! プロスタグランジンには炎症をより強くしてしまうもの、炎症を鎮静してくれるものと様々な種類があります。これらは全て脂肪酸を材料につくられ、局所ホルモンともよばれています。画像:(c)BRAD - Fotolia.comこの中で炎症を強くしてしまうものはオメガ6といわれる不飽和脂肪酸を材料としてつくられます。オメガ6は、サラダ油やコーン油、ベニバナ油、大豆油などの油。また、その逆で、炎症を鎮静してくれるものはオメガ3といわれる不飽和脂肪酸を材料としてつられ、代表的なものは、亜麻仁油(フラックスオイル)や、しそ油、えごま油、インカインチオイル、青背の魚油などです。一般的に家庭でよく使われるものはオメガ6の脂肪酸です。オメガ3の重要性や認知度は高まってきているものの、加熱ができない油であるため、まだまだ日常使いができていない方が多いかもしれませんね。オメガ3の中でも特に亜麻仁油は「リグナン」という女性ホルモンの働きを助けてくれる成分も入っていますから、オメガ3の中でも生理痛に悩んでいる方にはお勧めです。サラダにかけたり、納豆と混ぜたり、お料理の仕上げなどに使ってみてはいかがですか。痛みの根本原因は先ほど述べました「冷え」であっても、その痛みをさらに大きく辛いものにしてしまう引き金が、日頃摂っている油である可能性が高いのです。オメガ3とオメガ6のバランスは、1:1~1:4くらいが理想だといわれています。まずは日常生活で使っている油の種類を確認してみましょう。さらに次回は、生理痛を根本から改善する方法と鎮痛剤の問題についてお話させて頂きます。
2014年06月14日自分の生理について人と比べることってありませんよね。毎月憂鬱な生理。でも当たり前だと思っているその辛い症状、それって普通なのでしょうか。画像:(c)Africa Studio - Fotolia.com■月経のしくみ月経は、毎月子宮内に準備している受精卵のためのベッドメイキング(子宮内膜)が妊娠不成立により、剥がれて排出される出血のこと。排卵後1週間ほどたつと、子宮内膜は、ホルモンの影響を受けて肥厚し、いつでも受精卵を受け入れられるようふかふかベッドの準備をします。しかし受精しなければそれは必要がなくなり、子宮内膜ははがれ、血液とともに排出されるのです。これを毎月女性は繰り返しているのですね。■理想の月経理想の月経の特徴についてまとめてみました。あなたの月経は正常ですか? ・目安の月経周期は25~38日・1回の月経期間の経血量は20~140g・月経期間は4日間前後。(3日目以降は減ってくるのが普通です)・大きな塊がなくサラサラとした経血・生理痛などの辛い症状がない上記に当てはまらない場合はどのようなケースが考えられるのでしょうか。次でお伝え致します。■原因はなに? 現代に増えている月経異常前述の「理想の月経」と比べていかがでしたでしょうか。月経量はかなり個人差があるものの、少なすぎても多すぎても問題です。受精卵が着床する場所が子宮内膜ですから、それが剥がれ落ちる経血の量が少ないということは、子宮内膜も薄く、着床し辛いということが考えられます。画像:(c)ryanking999 - Fotolia.comまた、正常な経血は僅かな粘り気はあるものの、塊がいくつもある月経も正常ではありません。けがで出血しても固まる通常の血液と違い、経血は固まってはいけませんから、血液のタンパク質を溶かすプラスミンという酵素が分泌され、経血をサラサラの液状にします。レバーのような塊が多くでてしまう場合は、プラスミンで溶かしきれないくらい経血量が多いことも考えられます。月経周期や月経自体に問題がある方は現代に増えています。月経不順や、突然月経が来なくなる続発性無月経は、不規則な生活、ストレス、過度なダイエット、過激なスポーツなどが原因になっていることが多いほか、月経をコントロールする脳の視床下部や下垂体の機能低下、甲状腺や副腎の病気が原因になっていることもあります。また女性の悩みとして圧倒的に多い生理痛の原因と、月経を整えるポイントについては次回お話させていただきます。
2014年06月07日生理の時は、身体が重かったり、むくんだり・・・それだけでもブルーなのに生理痛が強いと外出する気もなくなってしまいますよね。どうしても辛い時には鎮痛剤に頼るのも仕方ありませんが、できれば生理痛のない体質にしたいもの。そこで今回は、生理痛をやわらげる食べ物を3つご紹介したいと思います。■生理痛が起こる仕組み生理直前になると、子宮内膜からプロスタグランジンというホルモンが分泌されます。このプロスタグランジンは、以下の3つに分けられます。・プロスタグランジンE1・・・生理痛やPMSを軽くする・プロスタグランジンE2・・・子宮を収縮させて生理痛の原因となる・プロスタグランジンE3・・・子宮の過剰な収縮を抑えるこれらのホルモンのバランスが崩れることで、生理痛が強まります。お肉に多く含まれるアラキドン酸は、生理痛の原因となるプロスタグランジンE2を作る働きがありますので、注意しましょう。また、子宮周辺の血行が良くないと痛みが強まりますので、身体を冷やさず血行を良くしておくことも大切です。■生理痛をやわらげる食べ物(1)青魚青魚に含まれるEPAは、子宮の過剰な収縮を抑える働きのあるプロスタグランジンE3を作ります。それだけでなく、血液をサラサラにして血行を良くする効果もあります。EPAは、青魚の油に多く含まれているため、煮たり焼いたりすることで約20%、揚げ物にすると約50%の油が流れてしまいます。青魚を食べる時は、お刺身で食べるか煮汁も一緒に食べられる水煮缶やオイルサーディンなどがおススメです。■生理痛をやわらげる食べもの(2)牡蠣牡蠣に豊富に含まれる亜鉛には、様々なホルモンの合成を助け、ホルモンバランスを整える働きがあります。特に女性ホルモンの分泌を活性化させる働きがありますので、生理痛の緩和に役立ちます。また、牡蠣には亜鉛だけでなく、血液のもととなる鉄分、リラックスに関わるセロトニンを合成するビタミンB群も含まれていて、女性には大切な食べ物です。特に亜鉛は不足しがちな栄養素と言われていますので、牡蠣だけでなく豚のレバーや煮干し、アマランサスなど亜鉛が豊富な食べ物を食べるようにすると良いでしょう。■生理痛をやわらげる食べ物(3)クルミクルミに含まれるαリノレン酸は、体内でEPAとDHAに変換されます。青魚が苦手な方はクルミでEPAを摂ることもできますね。また、クルミに含まれるリノール酸は、体内でγリノレン酸に変換されます。このγリノレン酸は、生理痛やPMSの症状を軽くする効果のあるプロスタグランジンE1を作り出します。αリノレン酸は、亜麻仁油、エゴマ油などにも豊富に含まれていますので、お料理に使うオイルを変えてみるのも良いですね。■おわりにいかがでしたか?EPAや亜鉛は、生理痛だけでなくPMSの症状の緩和にも効果があると言われています。生理痛がひどい方や、ホルモンバランスの崩れを感じる方は、ご紹介した食べものを食べて、いつでも元気な笑顔で過ごしたいですね!(岩田麻奈未/ハウコレ)
2013年10月16日月に一度やってくる生理。このときばかりは、たとえセックスしたくても、躊躇する女子は多いでしょう。彼から「エッチしよう」と言われて、「今日生理なんだ・・・・・・」とやんわりと断る人が大半なのでは。そんなときに、ムカつく反応をしてきた男子について、リサーチしてみました。このときの反応で、男の器がわかるのではないでしょうか。■1.あっさりと引く生理中だと聞くや否や、こちらが拍子抜けするくらい、あっさりと引いてしまう男子も少なからずいるようです。「『そっか。じゃあ一緒に眠れないね。今日は俺、自分の部屋で寝るわ』と言われました。冷たすぎません?やさしい人なら『エッチできなくても一緒に眠れるだけでいいよ』とか『わかった。今日は一緒に眠るだけにしようね』って言ってくれると思うのですが」(29歳/編集)というように、非難の声が寄せられています。生理中ってとても大変なんです。気遣いを見せてほしいところ・・・・・・。■2.生理か否かは関係なし「エッチしたいオーラを出しまくっていた男に、『今日生理なんだよね』とボソッと共有すると、『生理中でもエッチはできるよ?』と笑顔で言われて驚きました。普通は話の流れで『じゃあ、今日はやめておこうね』となりますよね。危険を感じました」(30歳/IT)というように、生理だといっても引かない男子はいるようです。誰でもいいからヤリたいというような、ガツガツした雑食系男子には、生理中でも注意してくださいね。■3.生理中セックスに興味津々あえて「生理の日だから」と気合いが入る男子もいるようです。「元彼との話ですが、『生理中のセックスに興味がある』と言われて、引いた経験があります。血フェチな人だったみたいで、怖くてすぐに別れました」(25歳/派遣)という意見も。ベッドに生理の血液が付着した後、誰が処理するんですか・・・・・・と疑問に感じずにはいられません。■4.「ちぇっ」と舌打ち「生理中だからと誘いを断ると、『ちぇっ』と舌打ちされました。まさかの舌打ちですよ・・・・・・。悲しくなりました。こんな人と結婚は無理、と思ってすぐに別れましたが」(28歳/営業)なんて人も。生理が来るのは健康な証拠なのに、舌打ちされるなんてひどい話。このような自分勝手な男子は、こちらからお断りするくらいでいいでしょう。■5.ため息を吐く「後ろからハグしてきて、エッチを誘ってきた彼に『ごめん、いま生理なの』と話すと、大きくため息をついて、私から離れていきました。そのわかりやすい態度何なのと正直驚きました。こんなにやさしくない人だったとは思ってなかったです」(24歳/証券)という意見も。ため息を吐かれるなんて想像していないだけに、隠し切れないほどのショックを感じてなりません。■6.喜ばれてしまった「『そういう時こそセックスがしたい』と、生理中であることをかえって喜ばれてしまって・・・。初体験の時を思い出して、興奮するんだそうです。『俺、血とか全然平気だから』ってなぜか上から目線で言われました。それが原因ではないですけど、別れましたね」(26歳/フリーター)なんと、中には生理であることを喜ぶ男性もいるようです。自分の全てを受け入れてくれている、という見方をすると良いことなんですが、単におかしい性癖の男性のような気がしてしまいますね。■おわりに過去に上記のようなやりとりをしたことがある女子もいるのでは。このような自分勝手で、心の狭い男子と付き合うと苦労します。「生理中なのか・・・・・・大変だね。マッサージでもしようか?」などと提案してくれる、心やさしい男子を選ぶよう努めてくださいね。(池田園子/ハウコレ)
2013年08月22日若い女性に多いといわれる生理不順。「特に体に不調を感じないから」「妊娠の心配はないから」などと放っておくと、さまざまなトラブルを引き起こすもとに。冷え症や肌荒れなどの女性に多い悩みや、婦人科系の疾患なども、生理不順と大きな関わりがあるといわれています。将来の妊娠・出産のためにも、とても大切な生理周期。まだ先のことと放置せずに、自分の体を見つめなおしてみましょう。 ■生理不順ってどういう状態!?「前月の生理がいつだったか覚えていない」という人はいませんか?まずは、自分の生理周期をしっかりと把握するようにしましょう。生理が始まった日を1日目として、次の生理の前日までの期間が25日~38日程度であれば、正常な生理周期といわれています。これより周期が短かったり長かったりすると、生理不順ということになります。ただし、毎月同じ日数でなくても、数日の前後は正常範囲内です。また、数ヶ月周期がずれたとしても、その後正常な周期に戻るようであれば、さほど心配はありません。生理期間は通常3日~7日程度ほど。それよりも長く出血が続いたり、逆に1~2日で終わってしまったりした場合は、たとえ正常な周期であっても注意が必要です。また、3ヵ月以上生理が来ていない「無月経」の場合は、できるだけ早めに婦人科を受診することをおすすめします。■生理不順の原因とは生理不順の原因でもっとも大きいとされているのが、ホルモンバランスの乱れです。生理は、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの分泌によって行われます。卵巣機能の低下によってこれらのバランスの乱れが、生理不順や無月経といった症状を引き起こすことが多いといわれています。ホルモンバランスは、肌の代謝とも深く関わっています。バランスが崩れると、肌荒れや乾燥、ニキビやくすみなどの肌トラブルの原因になることも。美容のためにも、健康のためにも、ホルモンバランスを整えて生理不順を改善することは、とても大切なことなのです。ホルモンバランスが乱れる原因には、ストレスや睡眠不足、不規則な食生活などが考えられます。中でも、大きく影響するといわれているのが、大幅な体重の減少です。無理なダイエットで急激に体重を落としたり、極端な食事制限によって必要な栄養素が不足したりすると、女性ホルモンの分泌に大きなストレスとなり、ひどい場合は生理が止まってしまうことも。「キレイになりたい」と思ってダイエットをしても、それが美容や健康を損ねることになってしまっては元も子もありません。栄養バランスを考えた食事で、健康的なダイエットを心がけるようにしましょう。■食生活で生理不順を改善生理不順になる原因には、前述したように、ストレスや睡眠不足、不規則な食生活などがあげられます。普段の生活を見直し、改善を心がけるようにしましょう。ホルモンバランスを整えるためにおすすめの食材は、イソフラボンやビタミンE。大豆製品などに多く含まれるイソフラボンは、女性ホルモンとして分泌されるエストロゲンと非常に似た働きをするといわれています。また、かぼちゃやモロヘイヤ、ナッツ類などに多く含まれるビタミンEは、ホルモンの分泌を調整し、生殖機能を正常に保つ効果があるとされています。規則正しく、栄養バランスを考えた食事をとるようにしましょう。生理不順だと感じたら、基礎体温をつけてみることをおすすめします。特に、周期がさほど不規則でなくても排卵のない無排卵月経などは、基礎体温をつけないと確認することが難しいのです。生理不順は放置すると妊娠しにくくなる恐れもあり、また病気が原因の場合もあります。気がかりなことがあったら、早めに婦人科で相談するようにしてくださいね。
2013年03月27日ストレス社会や女性進出というキーワードを耳にしますが、それと同時に体に異変を感じる女性が増えている傾向もあります。女性ホルモンの乱れから生理不順を招いている方が多いのです。生理の周期が、24日以内または39日以上の方は要注意です。脳や卵巣、子宮などにトラブルがある可能性もあり、疲れやストレスなどの精神的な原因も考えられます。女性ホルモンの乱れは、体調はもちろんですが、お肌のトラブルを招いたり、むくみやすくなったり、と美容にも大きな影響を与えてしまうのです。ホルモンバランスを整える手段としては、体を温めるケアや、血をきれいにする食べ物をとることもポイントです。以下の成分を積極的に摂取しましょう。●ビタミンE血行を促進しホルモンをコントロールする脳下垂体に働きかけてくれて自律神経を正常な状態に戻してくれる効果があります。玄米などに含まれます。●アルギニンごぼうに含まれるアルギニン。昔から中国では古血を下す食品として有名です。脳に働きかけ、女性ホルモンの分泌を促します。ごぼう以外にも、納豆や卵などにも含まれます。●鉄分言わずと知れた血液には不可欠な成分。ホルモン分泌作用はもちろん、安胎作用もあります。黒豆やレバーなどに含まれます。大切な自分の体と向き合ってあげましょう。もし生理不順が気になると感じたら、この機会に専門医師の診察を受けるようにしてみてください。
2012年11月22日生理のとき、生理痛というより違う場所が痛くなる・・・。何かコワイ病気なのでしょうか?普通、生理痛といえば下腹が痛くなるイメージですが、肛門に痛みを感じる場合、どんな病気が考えられるのでしょうか。女性専用のクリニック、私のクリニック目白の平田雅子先生に聞きました。(以下、平田先生)可能性として高いのは、子宮内膜症でしょうか。子宮内膜症が子宮と直腸の間にある「ダグラス窩(か)」という部分にできてしまった人に多い症状です。そもそも生理は、受精卵が着床しなかった子宮内膜がはがれ落ちる現象。その際、子宮内膜の流出にともなって出血するのですが、出口となる子宮頸管(けいかん)は、とっても狭いんです。はがれた内膜や血液で、ただでさえ狭い子宮の出口は簡単にふさがれてしまい、なかなか排出されずにいる血液は、比較的流れやすい卵管へと逃げ場を求めようとします。また、卵管をつたって腹腔(ふくくう)内へ逆流した血液のなかには、まだ生きている内膜細胞も含まれています。生きた内膜細胞は卵巣、骨盤外腹膜、腸などいたるところにくっつき、その場所で増殖を始めてしまうことがあります。それが子宮内膜症と呼ばれる症状です。生きた内膜細胞は、先述のダグラス窩にもくっついて増殖することがあります。そして、数カ月、あるいは数年後には本物の子宮内膜と同じように月経を繰り返すようになります。ダグラス窩は直腸に隣接しているため、月経時になると直腸を圧迫したり神経を刺激するため肛門部分に痛みが出やすいのです。排便時はさらに痛みが増して、出したいのに出せないという苦痛を訴える人もいます。注意してほしいのは、流れ出た血液がドロドロに固まり始めると、さまざまな臓器を癒着させる危険性があること。異常を感じたら、できれば早めに婦人科を訪ねてほしいですね。ただし、子宮内膜症ではないとすれば、生まれつき子宮と直腸の間が狭いか、子宮が後ろに傾いている場合も、生理痛に肛門痛が現れやすいと言われています。いずれにしても、痛みが気になるようであれば一度受診されるといいでしょう。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年09月20日生理が重い、生理不順、ニキビ、肌荒れなど、避妊だけでなく、いろいろな症状の治療に使われるピルですが、隠れた副作用も知っておきたいものです。副作用が比較的少ないと言われている低用量ピルでさえ、ひとによっては気持ちが悪くなったり、めまいや乳房の張り、体重増、頭痛、性器出血、憂うつ感などの症状が伴ったりすることがあります。そして、あまり知られていませんが、ビタミンB欠乏症も副作用のひとつに挙げられています。何らかの理由でピルを常用しなければならない状態にあるなら、ビタミンB群は不足しないよう、しっかり摂取するよう心がける事が必要です。ビタミンB群の仲間をご紹介すると、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの合計8種。このなかでも特に意識して摂(と)ってほしいのは、ビタミンB6です。健康なひと、もしくはピルを服用していないひとについては、あまり不足することが無いと言われている栄養素なのですが、実はピルユーザーについては不足傾向にあるのです。ビタミンB6はタンパク質をアミノ酸に分解するのに欠かせない成分です。もしタンパク質が分解できなければ、体の20%を占める筋肉や内臓、皮膚、ホルモンなどに作りかえることができなくなってしまいます。つまり、ビタミンB6は、生命を維持するために大変重要な栄養素なのです。ビタミンB6は、カツオやマグロなどの魚、お肉のレバーに多く含まれています。ほかには、きな粉や大豆、バナナなども比較的多いほうです。ごく一般的な食材で摂(と)ることができるので、ピルユーザーは意識してビタミンB6の摂取をこころがけるといいですね。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年09月19日生理痛の時期に悩まされる女性は多いのではないでしょうか。下腹部に激痛が走ったり、腰痛をはじめイライラしたり憂鬱になってしまうこともあります。生理痛でも個人差があるので症状が違ったり、同じ人でも月によって変化する事もあります。やはり生理が来て初日や2日目がつらい方が多いみたいですね。出来れば体がつらい時は家で休んでいたいなんて思う方は多いと思いますが、大切な予定や仕事などなかなか自分の生理の不調に合わせたスケジュールを組むのは難しいですよね。出来るだけ症状を和らげるケアができるようにしましょう。■そもそも生理痛の原因はなに?生理痛の痛みには原因は大きく分けて二つあります。1.プロスタグランジンというホルモンがあるのですが、これは経血をスムーズに排出するために分泌されるものです。これが過剰に分泌されてしまうと子宮が激しく収縮してしまい痛みが発生しちゃうのです。出産の時に陣痛で痛みを伴う時も同じホルモンが分泌されるために痛むのですよ。2.2つ目は子宮の出口が狭い場合です。子宮の出口には子宮頸管という部位があって出産経験のない方などは、その管が細い状態なので、経血が通る時に痛みがでてしまうという事なのです。生理痛の原因の一つであるホルモンの過剰分泌は、ストレスなどの自律神経が乱れていたり、血行不良で起こりやすいようです。なので、体のケアはもちろん心のケアも欠かせないですね。後編では、生理痛を和らげるためのテクニックをご紹介したいと思います。---------------------------------------取材/ビューティーコーディネーター 平野宏枝セミナー講師、美容ライター、美容コンサルタント、読者モデルなどで活躍中。積極的にメイクボランティア活動も行う。独自の小顔マッサージ、 ファンデーションを使わないツヤ肌立体ベースメイクなど、好評なオリジナルセミナーを都内中心に行い、女性の美サポートに力を注ぐ。 Blogはこちら Facebookはこちら ---------------------------------------
2011年10月03日