パナソニックは10月13日、「骨盤に関する調査」の結果を発表した。調査は8月21~24日の期間にインターネット上で行われ、20~49歳の男女500名ずつ、あわせて1,000名から回答を得た。はじめに、女性の回答者全員に対して骨盤ケアについての調査を行ったところ、13.8%の人が日頃から骨盤ケアをしていることがわかった。その上で、骨盤ケアをしている女性を対象に、どういう効果を実感しているか聞いた。結果は「姿勢がよくなった」(44%)が1位で、次いで「疲れにくくなった」(16%)、「冷え性がなくなった」(14%)が続いた。同社は「骨盤をケアすると血流や代謝もよくなるといわれており、その結果、こういった効果を感じている人が多いと考えられます」と分析している。一方で、骨盤をケアしている頻度を調べると、86%の人が週に1回未満しかケアを行えていないことがわかった。また、できれば毎日ケアしたいと考えている人は88%にのぼった。次に、骨盤のゆがみによる影響が最も顕著に出る「後ろ姿」について男性の回答者全員に聞いた。「後ろ姿美人は好きですか? 」という質問には76.2%の人が好きだと回答。さらに「後ろ姿で一目ぼれした経験はありますか? 」という項目でも「はい」と回答した人が26.8%いた。さらに、骨盤ケアを行っている女性をどう思うか男性の回答者全員に尋ねると、「良い」と回答した人が35.2%いた。回答理由としては「健康的」(66.6%)、「女性的」(21.2%)、「真面目そう」(14.4%)などがあがり、同社は骨盤をケアしている女性に対して「好意的に捉えている男性が多い」と分析している。最後に女性には「理想の後ろ姿のタレント」、男性には「後ろ姿がセクシーだと思うタレント」について答えてもらった。すると、男女共に2位と20ポイント以上の差をつけて石原さとみさんが1位になった。桐谷美玲さんもそれぞれ2位にランクインした。同社は「男女共に支持される理想の後ろ姿になるためには、石原さとみさんのようなスッとした美しい姿勢や腰まわりを目指していくとよさそうです」とコメントしている。
2015年10月14日マザーファーストは10月13日、「マタニティーライフ 妊娠中の本音とは? 」というテーマの調査結果を発表した。調査は10月12日にインターネット上で行われ、10代~40代の妊娠生活を経験した女性118名から回答を得た。はじめに「妊娠中にこれだけはやっておくべきだった」と思うことを尋ねたところ、「歯医者・美容院へ行く」(43.2%)が1位となった。また「資格を取る・産後の仕事について考える」という女性は30.5%いた。同社は「産後は家事や育児で大変・子供がいるとなかなか外で働けない」と指摘。「妊娠しているうちにお仕事のことも考えておくべきだったという方もいるようでした」と分析している。次に妊娠中に困ったこと、つらかったことを調査した。結果は5割以上の女性が「つわりがつらかった」と回答。「マタニティーブルーになった」という人も20.3%いた。さらに妊娠中に夫にしてほしかったことをあげてもらったところ、「思いやりの言葉・行動」(58.5%)という回答が最も多かった。2位は「家事手伝い」(57.6%)、3位は「重たい物をもってもらう」(46.6%)となり、同社は「妻への思いやりの気持ちをご主人にもってほしいという、ママさんたちの『本音』のようでした」とコメントしている。最後に妊娠中のエピソードについて自由回答で答えてもらった。調査の結果、「知らない方からの『頑張りやー』などの言葉」がうれしかったという意見があった。続いて「宅配スーパー等が無料になる」「駐車場の優先枠に止められること」など、妊婦ならではの特典をラッキーと感じたり、「やっと仕事を休める」と答えたりした人もいた。
2015年10月14日「anan」1975号10/14発売は「骨盤と背骨。」特集。今週の表紙撮影ストーリーを紹介します。かわいくてハンサムでしなやかでいてタフで性格がよくて…全知全能かよ! 石原さとみさん。今回、表紙に登場してくれたのは押しも押されもせぬ人気の女優・石原さとみさん。 朝ドラ『てるてる家族』(いまも私のオールタイムベスト!)から勝手に見守り続け早幾年…。最初はボーイッシュなイメージだった石原さんもいつの間にか大人の色香をまとい、その見た目の最強さでいまや全女子が「成り代わりたい」と憧れる存在に。私もお会いするまでは甘い顔で甘えた口調で話す、まさに『失恋ショコラティエ』で石原さんが演じたサエコのような“女子の中の女子”を イメージしていたのですが、実際撮影で接してみて、そのイメージは打ち砕かれることに。というのも、見た目はもちろんテレビのまま、とろけるようにかわいい“女子”なのですが、しゃべりだした途端に、男前になる石原さん。「やや露出が多いかも…」 とこちらがちょっとためらう衣装も「とりあえず着てみよう!」と思い切りがいいし、その衣装がいざ撮影してみてポーズがとりにくいとなれば 「よし、着替えよう!」と潔い(そして瞬時に着替えて出てくるという)。年下なのに思わず“センパイ!”や“親方!”と呼びたくなるようなその頼もしさ、顔とギャップがありすぎて最初は戸惑いましたが、おかげで撮影はスムーズに進むし、気づくと石原さんの背中を恋にも似た熱いまなざしで見つめていました。そんな石原さんのハンサムさも垣間見られるグラビア、ぜひ本誌でご確認を‼(N)
2015年10月14日女優の小雪が10月5日(月)、都内で行われた卵ブランド「きよら グルメ仕立て」の新CM発表会見に出席。今年7月に第3子となる男児出産後初の公の場となった。出産を祝福された小雪さんは「ありがとうございます」と恥ずかしそうに挨拶しつつ、3人を子育て中ということもあり「お弁当はまだ必要ではないけれど、時々作ります。キャラ弁も上手ではないですが、海苔でやったりします。喜びますよね」と母親としての奮闘を明かした。小雪さんは、2011年4月に俳優の松山ケンイチと結婚し、2012年1月に長男、2013年1月に長女が誕生。今年7月8日に第3子となる次男を出産したばかり。久々のイベント登壇に「ちょっとした間がありましたが、適度な緊張はいいもの。新鮮です」と喜びながら、産後とは思えぬスリムな体型を褒められると「まだ万全には戻っていないけれど、産後3か月くらいは無理に戻してはいけないので、これから徐々に運動を取り入れていきたい。今は栄養を沢山とっている最中で、エクササイズはこれからです」と謙遜しながら報告した。新CMでは母親役を演じ、5歳の子役と共演。早朝からの撮影で子役が眠がっていたそうで「寝かせて、コンディションが良くなってから撮ればいいのでは?と提案しました」と小雪さん。「子供は自然と一緒。その流れで本能的に生きているから、大人が手助けをしなければいけない」と母親ならではの知恵で乗り切った。可愛らしい猫の形に整えたケチャップごはんでオムライスを作るシーンもあるが「絶対に“作って!”と言われそう。実はその作り方も撮影現場で聞いておきました」と優しい母親の表情で振り返った。(text:cinemacafe.net)
2015年10月05日前回に続いて、働きながら子育てしたい20代女性向けに、会社選び、職場選びのポイントをお伝えします。転職や異動先を考える際の参考にして下さい。○産後も仕事を続けたい女性におすすめの働き方育児しながら、やりがいのある仕事を続けたい……という方には、フレックス勤務ができる会社や職種を選ぶことをお勧めします。フレキシブル=柔軟に働けるというのは、場所や時間を自分で選べる、ということです。具体的に言うと「場所の自由」とは、在宅勤務やサテライトオフィス、外出先のカフェなどを使って仕事ができるということです。通勤時間を短縮したり、顧客訪問した際に近くで事務作業をすませることができたりと、効率的です。「時間の自由」とは、仕事を始める時刻や終える時刻を自分で選べることを指します。通勤ラッシュを避けて早めに出勤する代わりに夕方早めに帰るとか、勤務日数を週4日にする代わり毎日10時間働く、といったことが考えられます。○海外の「ママが働きやすい会社」が持つ特徴とは9月初旬、アメリカのワーキング・マザー・メディア社が「ワーキング・マザー・ベスト100社」を発表しました。同社は毎年「ママが働きやすい会社」を調査、結果を公表しており、今回が30回目。子育てを経験した女性が企業内で昇進できていることも重視しています。今年ベスト入りした会社では、「従業員の4人に3人がフレックス勤務を利用している」そうです。(参考:)私は8年前、アメリカの共働き夫婦の先進事例を取材しました。子育てをしながら管理職や専門職に就いている人の多くが、男性も女性も在宅勤務などの「フレックス勤務」を使っていました。テクノロジーを活用し、時間と場所にとらわれない働き方をすることで、最大限の成果を上げる、という発想が根付いていたのです。○楽しみながら育児も仕事もこなせる環境を探そう日本でも、IT機器を活用すれば、多くのオフィスワークは自宅で行うことができます。日本の場合、課題は技術ではなく文化でしょう。技術的には柔軟な働き方が可能なのに、長く会社にいるほど「頑張っている」と評価する古い文化が邪魔をしているのです。日本企業の管理職や役員から、フレックス勤務導入を嫌がる理由を聞く機会もありました。しかしながら、情報漏洩リスクを除いてほぼ全てが、これまでのやり方を変えたくないための言い訳と映りました。皆さんの今の職場や上司は、出産・育児をしながら働き続ける人を、正当に評価できているでしょうか。「オフィスの机の前に座っていること」ではなく「その人が上げた成果」をちゃんと見ているでしょうか。ここが、将来、皆さんがやりがいをもって働きながら育児も楽しめるかどうかの見極めポイントです。もしそうではないなら、フレックス勤務ができるような仕事を、社内外で探すことをお勧めします。20代なら、まだ遅くはないはずですから。○著者プロフィール●治部れんげ豊島逸夫事務所副代表。1974年生まれ。1997年、一橋大学法学部卒業。同年日経BP社入社。記者として、「日経ビジネス」「日経マネー」などの経済誌の企画、取材、執筆、編集に携わる。2006年~2007年、フルブライト・ジャーナリスト・プログラムでアメリカ留学。ミシガン大学Center for the Education of Woman客員研究員として、アメリカ男性の家事育児分担と、それが妻のキャリアに与える影響について研究を行う。またツイッターでも情報発信している。○【連載】25歳のあなたへ。これからの貯”金”講座25歳。仕事や私生活それぞれに悩み不安を抱える年齢ではないだろうか。そんな25歳のあなたへ、日本を代表するアナリスト・豊島逸夫とウーマノミクスの旗手・治部れんげがタッグを組んだ。経済と金融の最新動向をはじめ、キャリア・育児といった幅広い情報をお届けする特別連載。こちらから。
2015年10月05日エン・ジャパンは17日、「職場のジェンダーハラスメント」の調査結果を発表した。対象は、サイト利用者の女性1,037名。期間は、7月23日~8月26日。○女性であることが不利と感じたことが「ある」が過半数以上「働く中で、女性であることが不利だと感じたことはあるか」を聞いたところ、54%が「ある」、46%が「いいえ」と回答した。婚姻別では、既婚者が58%、未婚者が52%となった。不利だと感じている人に理由を聞いたところ、1位は「出産後に仕事を続けにくい」(49%)だった。次いで、2位は「給与・待遇に差を感じる」(48%)、3位は「出世が難しい」(40%)と続いた。婚姻別で差が出た項目は、「出産後に仕事を続けにくい」で既婚者が62%だったのに対し、未婚者では38%となった。「出世が難しい」では、未婚者が44%で既婚者の35%を上回った。年代別にみると、「給与・待遇に差を感じる」の項目は、40代が50%で1位となり、年齢が上がるにつれて増加した。「出世が難しい」においては、20代が45%で最多となり、年齢が下がるにつれて割合が高くなった。「女性が働きやすい職場にするために必要だと思うことは何か」を聞いたところ、「職場復帰支援の充実」(55%)が最多となった。以降、「短時間勤務制度の充実」(54%)、「育児休暇制度の充実」(53%)と続いた。婚姻別に差が項目は「短時間勤務制度の充実」。既婚者が64%に対し未婚者が46%で、18ptの差があった。年代別では、年代が上がるにつれて増加した項目は、「男性社員の意識改革」(20代:37%、30代:49%、40代:50%)、「管理職の意識改革」(同:34%、45%、48%)、「女性社員の意識改革」(同:24%、38%、42%)となった。
2015年09月24日「ポイズ(R)」シリーズの徳用パックが発売日本製紙グループの日本製紙クレシア株式会社は、10月1日より、秋の新商品・リニューアル商品を発売する。吸水ケア専用品として、多くの女性から支持を得ている『ポイズ(R)パッド』のラインアップを拡充、『軽快ライト(吸収量55cc)』『安心スーパー(吸収量220cc)』『超吸収ワイド(吸収量300cc)』のお徳パック(大入り枚数品)を全国にて新発売する。「ポイズ(R)」は、日本で初めて発売されたナプキンタイプの吸水ケア専用品で、妊娠中や産後、女性ホルモンの変動などによる排尿トラブルで悩む女性が多いことから、安心して毎日を過ごすことができ、いつまでも、内面から美しい女性であるために、心地よく過ごせるように開発された。くしゃみをした拍子でも安心サポート表面シートには、素肌と同じ弱酸性のやわらか表面シートを採用しているため、全面通気性のためムレにくく、肌にやさしい「素肌と同じpH値の弱酸性シート」を採用した。吸水スピードが速く、逆戻りしないため肌への負担を軽減。さらに、しっかり立ち上がる立体ギャザーで横モレをガード、銀イオン配合の抗菌・消臭シートと消臭ポリマーで気になるニオイ対策も施された安心設計である。この度、まとめ買いの需要が多いことから、『軽快ライト』『安心スーパー』『超吸収ワイド』の3種類を拡充することにより、『ポイズ(R)パッド』の全てのラインアップに徳用パックを揃え、妊娠中から産後までのトータルでサポートする安心の品揃えとなった。(画像はプレスリリースより)【参考】・日本製紙クレシア株式会社ニュースリリース・日本製紙クレシア株式会社プレスリリース/日経プレスリリース・尿モレ・吸水ケアなら「ポイズ(R)」
2015年09月19日エン・ジャパンはこのほど、「エンウィメンズワーク」にて「職場のジェンダーハラスメント」をテーマとしたアンケートの結果を発表した。調査は7月23日~8月26日、同サイト利用者の女性1,037名を対象にインターネットにて行われた。○54%が「職場で女性は不利」と感じた経験アリはじめに、「働く中で、女性であることが不利だと感じたことはありますか?」と尋ねたところ、54%の女性が「ある」と回答した。婚姻別では既婚者58%、未婚者52%と、既婚者のほうが性別によるギャップを感じていることがわかった。○不利な理由1位は「出産後に仕事を続けにくい」続いて、不利だと感じている人にその理由について尋ねたところ、「出産後に仕事を続けにくい(49%)」が最も多く、特に既婚者から多くの票を集めた。具体的なコメントには「保育園にお迎えに行く時間などの制限があり、通勤時間を計算すると転職活動で応募できない企業が多い。仕事と育児の両立は本当に難しいな、と実感しています」(27歳、既婚)、「産後の復帰が希望通りにいかないため同じ店、部署で復帰できない、転勤がある」(30歳、未婚)、「塾業界のため、夜が遅く、女性にとっては結婚後働きにくい。出産後はさらにそう。勤務時間が毎日終電近くになるので保育所に預けることもできない。ほとんどの女性の先輩は妊娠を機に退職していて、私もそうせざるを得なかった」(33歳、既婚)といった声が多数挙がっていた。次に多かった理由は「給与・待遇に差を感じる(48%)」で、こちらは年代が上がるに連れて増加する傾向がうかがえた。「女性が得意とされる仕事(事務、接客や感情労働、調査、絵や文章の創作等)は資本主義的に高く評価されず、男性の得意なこと(残業、飲み会、電車通勤、数値目標達成)はお金に結びついていて仕事に有利だから」(32歳、未婚)、「自分の方が明らかに仕事をしているのにも関わらず、男性(特に家庭を持っている)であるだけで給与面では手厚かった」(33歳、未婚)、「派遣社員で何社か就業させていただきましたが、雑務等はまだまだ男性は全くしない環境にあります」(44歳、未婚)など、多くの体験談が寄せられた。3番目に多かった理由は「出世が難しい(40%)」。具体的なコメントには「結婚・出産後は仕事を続けやすい環境にあるが、任される仕事については制限されてしまうので女性の出世は難しいと感じます」(22歳、未婚)、「『女性だから、いつ辞められるか不安だから雑用などの仕事しか任せられない』など直接言われたこともあったから」(32歳、未婚)、「任される仕事がある程度のレベルに押さえられ、評価は男性社員との評価と根本的なスタートラインが違う、と感じた事があった。アピールできる場が少なく、その点で出世や昇給などに不利な点を感じた事があった」(39歳、未婚)といった意見が並んだ。○女性が働きやすい職場にするために必要なこと最後に、「女性が働きやすい職場にするために必要だと思うことは何ですか?」と質問したところ、「職場復帰支援の充実(55%)」「短時間勤務制度の充実(54%)」「育児休暇制度の充実(53%)」など、制度が整うことで、安心して働き続けられるという意見が上位に並んだ。婚姻別で見ると、既婚者のポイントが高かったのは「短時間勤務制度の充実(既婚者: 64%、未婚者: 46%)」や「在宅勤務制度の充実(同: 39%、26%)」などで、働き方の自由度を高めたいという意見。また、年代別では「男性社員の意識改革(20代: 37%、30代: 49%、40代: 50%)」「管理職の意識改革(同: 34%、45%、48%)」「女性社員の意識改革(同: 24%、38%、42%)」といった項目で、年代が上がるに連れて増加する傾向がうかがえた。
2015年09月18日性交渉のときに生じる痛みを「性交痛」という。デリケートな問題であるため、性交痛で悩んでいても誰にも相談できずにいる女性も多いのではないだろうか。そこで今回は、女性の性交痛の原因と治療法について、なおえビューティークリニック・院長の喜田直江医師に伺った。○妊活にも影響しかねない「性交痛」とは?通常、最初の性交渉で処女膜が破れるときに痛みが生じるが、一度破れてしまうと痛みはなくなるものとされている。喜田医師によれば、仮にしばらく性交渉をしていない期間があったとしても、処女膜が元に戻って痛みが復活することはないという。一方、何らかの理由で性交渉のたびに性交痛があるという女性もいる。痛みがあると、性交渉が楽しめないどころか、苦痛や恐怖心を伴う可能性もあるので深刻な問題だ。そもそも性交痛を理由に婦人科を受診してよいものか、という疑問を持っている人もいるかもしれない。これに対し、「性交痛の症状でクリニックに来られる女性も多いですね。中には、妊娠はしたいのに性交痛によって性交渉ができずに悩んでいる方もいらっしゃいますので、切実な問題だと思います」と喜田医師。○性交痛の原因と治療法性交痛の原因は、主に次の2つが考えられるという。原因1.処女膜のつっぱりが強い「処女膜強靭(じん)症」まず、処女膜の形状に問題があって痛みが生じている場合だ。「処女膜はリング状なのですが、通常であれば薄いので簡単に破れてしまうものなんです。最初の性交渉時に破れる女性が多いですが、実は手で触るだけで破れる人もいるほど。一度破れてしまえば、処女膜が膣の大きさまで広がるようになるので、痛みもなくなります」と、喜田医師は解説する。一方で処女膜が厚すぎて破れない場合もあり、これを「処女膜強靭症」という。「処女膜強靭症の方は、処女膜のつっぱりが強くて簡単には破れないので、強い痛みを伴うことが多いです。また、何回も性交渉を重ねたからといって自然に破れるものではなく、手術が必要になります」。その手術を「処女膜切開術」といい、人工的に処女膜を切ってつっぱりを取り除く内容となる。手術時間は15分から20分ほどで、術後1カ月くらいで痛みを伴わずに性交渉ができるようになるという。原因2.更年期による「女性ホルモンの減少」40代以降で更年期にさしかかると、次第に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌は低下していく。それも性交痛の原因の1つだという。「女性ホルモンが減少すると、膣粘膜からの分泌物の量も減り、うるおいがなくなります。さらに膣壁のコラーゲンも減少するので、膣が萎縮して硬くなり、乾燥することに。そうした膣の状態が性交痛を引き起こしているのです」。治療では、症状に応じて、潤滑ゼリーでうるおいを与える処置や、女性ホルモンの量を増やすためのホルモン補充療法などが行われる。なお症状が重い場合は、レーザー治療も選択肢の1つ。炭酸ガスレーザーを照射して膣を若返らせる方法で、膣壁の血流を改善し、膣分泌物を増やしてうるおいをもたらすという。これら2つの原因以外にも、「小陰唇肥大」といって、膣の入り口の左右にあるヒダ(小陰唇)が大きいために、性交渉時に巻き込まれて痛みを伴うこともあるそうだ。この場合は、小陰唇の大きい部分を切除する手術をすれば痛みは改善されるとのこと。また、ストレスなど精神的なことが影響して膣のうるおいが低下し、痛みが生じている可能性もあるという。○産後の女性ホルモンと性欲の関係一方で産後の女性は、女性ホルモンの影響により一時的に性欲が減退するといわれている。そこに育児の忙しさや疲労などが重なると、膣のうるおいがなくなって痛みの原因になるほか、性交渉そのものに興味がなくなったり、嫌悪感を抱いたりすることもあるという。ただ、これは産後の女性であれば誰にでも起こり得ることで、一般に授乳期間を過ぎれば元に戻るので心配しなくてもよいとのこと。ただし、「その間のパートナーとのコミュニケーションには配慮が必要です」と喜田医師。「男性はホルモンの影響を受けていないわけですから、女性側がただ拒否する態度を取ってしまうと、夫婦間に壁ができてしまったり、セックスレスの原因になったりすることもあります。お互いに理解し合うことが大切ですね」。性交渉に関する悩みは、家族や友達など親しい間柄であっても相談しづらいものだろう。ただ性交痛の場合は、肉体的にも精神的にも負担が大きく、ずっと続くようであればトラウマ(心的外傷)にもなりかねない。気になる症状がある人は、1人で悩まずに婦人科を受診してみよう。※画像は本文と関係ありません○記事監修: 喜田直江(きだ・なおえ)2001年に京都府立医科大学卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。2003年からは形成外科医として、形成外科の基本から縫合の技術まで幅広く習得。2006年より大手美容外科に勤務し、美容外科・美容皮膚科全般において経験を積んだ。特に婦人科系の美容手術は、日本でも有数の症例数を誇る。2011年10月、東京都・銀座でなおえビューティークリニックを開院。婦人科形成医療を通して多くの女性患者の悩みを解消し、"女性であることの幸せ"を提供し続けている。
2015年09月16日IBJとディップはこのほど、共同で実施した「結婚後の女性の働き方」に関する意識調査の結果を発表した。調査は8月16日~19日、IBJの婚活サービスを利用する20代~40代の未婚男女1,012名(男性523名、女性489名)を対象に行なわれた。○男女ともに「専業主婦」を希望せず妻の働き方についての理想を「結婚後~妊娠まで」「妊娠・出産後」「子供が育ってから」の3つのタイミングに分けて質問したところ、男女ともに「専業主婦」を希望する割合は低く、最も多い時でも「妊娠・出産後」で男性は15%、女性は14%という結果に。結婚後に女性が働くことに男女とも賛成意見が多いことが明らかとなった。○妊娠するまでは「正規雇用」が理想女性の働き方について、結婚後、妊娠するまでは男女ともに6割以上が正規雇用での仕事を希望しているが、その理由を探ったところ、最も多かったのは「貯蓄のため(男性36%、女性37%)」で、妻の妊娠・出産育児に備えて女性がフルで働けるうちに貯蓄をしておきたいという考えがうかがえる結果となった。一方、妻がアルバイト・パートで働くことを希望する割合は、「結婚後、妊娠するまで」から「妊娠・出産」にかけて男性は19%、女性は17%と急増。その理由について尋ねたところ、男性は「生活費のため(29%)」、女性は「家事育児に集中するため(27%)」が最多回答となった。男性は少しでも生活費の足しになるよう、妻にアルバイト・パートでの仕事を希望しており、一方女性は、母親として育児に専念しつつも仕事を辞めて専業主婦になる気持ちは薄いことがうかがえた。なお、妻がアルバイト・パートでの仕事をした際の理想の年収については、男女ともに「男性400~799万、女性200万円未満」という意見が多く、おおよそ600万~1,000万円程度の世帯年収であれば出産後も生活できるという考えが読み取れた。○妻の勤務日数は「週3~4日」が理想次に、妻の非正規雇用での勤務を希望する男女を対象に、妻の理想の勤務日数について尋ねたところ、男性の75%、女性の82%が「週3~4日程度の勤務」を理想としていることがわかった。また、重視する条件についても、「勤務時間(男性40%、女性47%)」を重視するという回答が最も多く、次いで男性は「(妻にとっての)やりがい(25%)」、女性は「家までの距離(18%)」という結果となった。
2015年09月15日ディップとSTRIDEはこのほど、「女性が本当に働きやすい職場」に関する調査結果を発表した。調査は8月24日~9月2日、『はたらこねっと』ユーザーの未婚女性400名と、『Woman&Crowd』ユーザーの既婚女性400名を対象に、インターネットで実施された。○女性7割が「結婚出産後は今の職場で働きたくない」と回答調査ではまず、未婚女性を対象に「今後、自身が結婚や出産を経ても、現在の職場で働き続けたいと思いますか?」と質問したところ、32%が「思う」と回答。その理由として、「今の仕事が好きで、そのまま続けたいから」や「社内の人たちの理解・サポート体制があるから」が共に30%で最多となった。一方、「思わない(68%)」と回答した人は、「今の仕事自体を辞めたいと思っていたから(28%)」や「給与など今の会社の条件がよくないから(25%)」という人が多かった。また、「社内の人たちの理解・サポート体制がないから」や「働くママ・パパへのサポート制度が整っていないから」は共に13%にとどまり、結婚や出産後も今の会社で働き続けるかどうかは、会社からのサポート体制だけではなく、仕事のやりがいも重要であることが分かった。○結婚出産を機に「退職・転職」した人、77%次に、既婚女性を対象に「結婚や出産を機に、退職や転職を経験しましたか?」と尋ねたところ、77%が「経験した」と回答した。退職や転職を選んだ理由については「働くママ・パパへのサポート制度が整っていなかったから(23%)」が最も多く、次いで「当時の仕事自体を、辞めたいと思っていたから(19%)」「社内の人たちの理解・サポート体制が無かったから(11%)」と続いた。○会社に望むサポートは「産休・育休・時短勤務」最後に、未婚女性・既婚女性それぞれを対象に「今結婚・出産・育児を迎える際、職場でのどのようなサポートがあれば、働き続けやすいと思いますか?」と質問したところ、共に「会社が産休・育休を取るように積極的に動いてくれる」「時短・フレックスタイム制の導入などで働く時間を決められる」という回答が上位となった。また、「社内に保育施設がある」という項目に関しては、未婚女性が16%だったのに対し、既婚女性は28%と高く、両者の回答に大きな差がうかがえた。
2015年09月11日美尻ってなんでしょう? プリッとしたお尻、小さなお尻、セクシーなお尻…、人によって好みは違うものですが、共通するのは立体的であること。理想の大きさは違っても、ハート型に近い丸いお尻です。「昔からヒップアップには定番エクササイズがありましたし、最近では“美尻スクワット”が流行していますね。でも、アラフォー以降の女性が、そんなにいつもお尻を締めてばかりいては”ピーマン尻”にまっしぐら! 素敵なヒップの形からは遠ざかってしまうと思うんです」と、女子のお尻トレーニングに注意を促すのは、ボディワークプロデューサーのkyo先生。オリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス®」を展開し、日本女性の身体を美しく整えてきたスペシャリストです。「美しいお尻は、機能美・健康美を兼ね備えているべきだと思っています。男性は男性らしく、女性は女性らしくということ。男性と女性では骨盤の形が違いますし、骨盤底筋に至っては、構造からして大きく異なるんですから」(kyo先生)女性の骨盤は妊娠・出産に適応するよう横に広い形をしているのに対し、男性は動きに特化するため細い形になっています。しかも男性の骨盤底には穴が1つ(肛門)しかなく、骨盤底筋も縦に細いので、お尻の穴を締めるだけで瞬発的に骨盤底筋を収縮させることができる。即ち、一瞬で力をこめることができます。一方、女性の骨盤底筋は、支えている臓器が男性より多い上に、穴が3つ(肛門、膣、尿道)あり、面積が横に広く筋肉が複雑に重なり合っています。そのため、一気にすべての骨盤底筋を収縮させることが難しい構造です。男性と同じようにお尻の穴を締めても、お尻側の骨盤底筋しか収縮されないので、後ろから前まで意識してまんべんなく鍛えなければならない。なかなか鍛えにくいので、女性は高齢になると尿もれしやすくなるというわけです。男性と女性、外国人と日本人、ヒップを鍛えるトレーニング法は違うはず!「骨盤底筋のしくみを考えてもわかるように、そもそもスポーツは全般的に男性向けにできています。お尻や腰を含む骨盤周りも、男と女では鍛え方も違うはず。ヒップアップしたいからといって男性と同じようにお尻を締め続けていたら、お尻が硬くなって凹んでいくばかり。特にアラフォー世代からは、それで丸いヒップに近づくことは難しいでしょう。女性のお尻は、中心の骨盤底筋はしっかり弾力があって強く、外側はある程度脂肪が付いていて柔らかいのが理想。『芯の強い女性が魅力的』なんて言われるのはそこから来ているのかもしれません。逆に男性は、外側がガッチリ硬く締まっているのがカッコイイじゃないですか。女性のお尻の締めすぎは禁物です!」(kyo先生)たとえば、人気の「美尻スクワット」も、ちょっとした注意が必要。やり方によっては締めすぎて、固く男っぽいお尻を作ってしまうことになりかねません。特に沈み込んでから立ち上がるとき、膝を伸ばしきってお尻をギュッと締めすぎないこと。膝は伸ばしきらずに、お腹と骨盤底筋を引き上げる意識が大切です。膝を開かずに、両脚を平行にしてやったほうがお尻によけいな力が入りません。そもそも美尻スクワットは、アメリカで人気でした。欧米人やアフリカ人は、立体的で豊かなヒップの女性が多いもの。筋肉量・脂肪量が日本人とは違う上、腰椎のカーブも異なります。日本人は腰椎のカーブが小さめで偏平。しかも現代女性は椅子に深く座らず、悪い姿勢でスマホを使い続けることが多くなったせいで、S字カーブが不自然で、骨盤が後傾している人も少なくないそうです。今まで見たこともないほど楽ちん! 日本人仕様の美尻メイクエクササイズ「長年かけて固めてしまった筋肉、その習慣でゆがませた骨格は、すぐに矯正することは難しいもの。それは、いったんゆるめて再教育するしかありません。骨盤周りをゆるめるには、ゆらしたり叩いたり、が最適。よくほぐれて柔らかくなったら、締めすぎないようにヒップアップ効果のあるエクササイズをしましょう。寝る前の数分間でできることなら、毎日続けられますね!」(kyo先生)さあ、動画で見てみましょう。思った以上に簡単だと思いませんか? お尻をゆるめるポイントは、完全に脱力したかかとで叩くこと。幼児が「ヤダヤダヤダヤダ〜」と駄々をこねているような感じです。200回、300回とたくさん叩くほどほぐれます。この駄々っ子エクササイズは、O脚やX脚の調整にも効果があるそう。kyo先生のレッスンを受けていた高齢の女性は、最初、膝が湾曲していたのですが、1日300回の宿題を続けているうちに、脚が真っ直ぐになってきたのだそうです。お尻周りがゆるんだ後、うつぶせになり、骨盤底筋ごとお尻を締めたりゆるめたり…。これだけでハート型の美尻ができるなら、今夜からやらない手はありません!kyo(小林 亨)プロフィールボディワークプロデューサー。1983年より幼児体操から大人の健康づくりの体育指導を始め、2001年からはフィットネス業界にて、骨盤を中心に全身を整えるプログラムをスタート。2005年にはスタジオ・ヨギーにてオリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス®」を展開。2015年5月、現代人の体にマッチしたプログラムを発信するスタジオ「b-i Style」(ビィスタイル)を外苑前にオープン。しなやかな美ボディを目指す男女に人気を得ている。同時に、指導者の育成にも努める。骨盤や骨盤底筋に特化した著書も多く、近著は「ビューティ・ペルヴィス®骨盤調整でキレイになる3週間プログラム」(主婦の友社)。画像協力:有限会社ラウンドフラット発行「見るみるわかる 骨盤ナビ」
2015年09月10日オウチーノ総研はこのほど、「出産後の展望」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で、20~35歳の子どもがいない就労中の女性511名を対象にインターネット上で実施したもの。調査期間は8月11日~25日。まず、「今後出産をしたら、出産後も働きたいと思うか」を尋ねたところ、74.6%が「働きたい」と回答した。内訳を見ると、「今の仕事を続けたい」(43.1%)、「今とは違う仕事をしたい」(13.9%)、「パート・アルバイトをしたい」(9.2%)、「在宅ワークをしたい」(6.3%)、「独立・起業をしたい」(2.1%)という結果となっている。そこで、「出産後も働きたい」と回答した人を対象に「復職するタイミングはいつ頃が理想か」を聞くと、80.6%が「出産後3年以内」(「出産後すぐ」「出産後1年以内」を含む)と回答。理由は「あまりブランクをあけたくないから」が最多となった。また、「子どもが何歳になったら、保育園もしくは幼稚園を利用し始めたいか」を尋ねると、「3歳未満で保育園を利用したい」が42.8%で最も多かった。次に、「仕事と子育ての両立をさせるためには、何が大切だと思うか」を尋ねたところ、「夫の子育て・家事への参加」が51.3%と約半数を占めた。次いで、「会社の制度の充実・活用」(31.9%)、「保育園の施設・サービスの充実・活用(待機児童問題の解決を含む)」(18.2%)、「妻の仕事に対する夫の理解」(11.7%)となっている。続いて、「出産後も働きたい」と回答した人を対象に「夫、もしくは夫になる人に、育休を取得してほしいと思うか」を尋ねると、「そう思う」は17.8%、「どちらかというとそう思う」は31.2%となった。あわせると、およそ2人に1人が夫に育休を取得してほしいと考えていることがわかる。育休を取得してほしい理由には、「夫婦が協力して子育てするべきだと思うから」「1人は不安、大変だから」といった意見が上位にあがっている。一方、育休を取得してほしいと思わない人にその理由を聞くと、「働いてほしいから」という声が最も多かった。
2015年09月07日人には「利き手」「利き目」「利き足」などがあるように、身体は長い年月に渡り、偏った動きを繰り返しています。アラフォー以上の年齢になると、そういった動作のクセにより筋肉が頑固に凝り固まり、特に骨盤周りにひずみをつくり出します。それが、さまざまな不調につながってしまうのです。「動きづらくなった、筋肉が凝る、関節が痛い、などの不調は、骨盤周りから来ていることが多いもの。また、骨盤周りの血流が悪くなることは、そのまま内臓や生殖器にまで影響を及ぼします。とりわけ、女性の骨盤には釣り鐘のように子宮が納まっているので、子宮や卵巣系の病気の元にもなりかねません。アラフォー以降は意識的にゆがみをリセットすることがとても大事。日々リセット&リセットです! まさに、骨盤メンテナンスが必要な年齢になったと思いましょう」こう説明してくれるのは、ボディワークプロデューサーのkyo先生。「骨盤」がこれほど注目されるずっと前から、オリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス®」を展開し、確実に日本女性の身体を変えてきたエキスパートです。kyo先生によれば、骨盤周りにしなやかな弾力がなくなり、カチカチに固まっていくことは、即ち「老化」を促進してしまうことなのだそう。老化の速度をできるだけゆっくりさせるためにも、骨盤周りを固めないようにするのがアラフォー女子の課題だと言います。「もちろん、個人差があります。年齢以上に硬くなっている人もいれば、ゆるみ過ぎている人もいます。それを自分で気づき、自分で整えられたら理想的でしょう!」(kyo先生)では、そのセルフメンテナンス法とは?今日から、心地よく骨盤周りを“ゆらゆら”揺り動かそう!「骨盤メンテナンス」というと、さまざまなストレッチやエクササイズを思い浮かべますが、kyo先生の場合は、どんなことをするのでしょう?「私のスタジオで教えている骨盤のセルフ調整メソッドは、いろいろな動きを組み合わせ、1回の調整で3日から1週間はもつように作られたものです。確かに一度レッスンを受けただけでは覚えられないかもしれません。でも、毎日行うメンテナンスは、もっと簡単なことでOKなんです。大切なのは“凝り固まった筋肉をゆるめる”ということ。つまり“骨盤周りをゆるめる”ことが重要なんです」「そのために毎日1人でできることは、“揺する”、“振る”、“ゆらゆら揺り動かす”などの動き。特にゆらゆらさせることは簡単で効果があります。それだけで、いつも使っている筋肉を開放してあげられるのです。立派なリセット法、メンテナンスと言えますね」(kyo先生)ゆらゆら…ですね。さあ、実際に見て見ましょう。【動画】睡眠の質も上がる、骨盤メンテナンス術kyo先生自ら実演する、超基本の骨盤メンテナンスがこちら!「えーっ?これだけ〜?」と思ったことでしょう? そう、たったこれだけ。誰でも今夜からすぐにできそうですね!「びっくりするくらい簡単でしょう? ひたすら“ゆらゆら” “もぞもぞ”です。骨盤が緩むと同時に、寝る前に脱力することでリラックスでき、確実に眠りが深くなります。こんな簡単なことで睡眠の質が上がるんですよね。寝つきが悪い人やいつもイライラしてしまう人にも最適!もし、余力のある人は、ここからさらに骨盤調整メソッドをしていただくといいと思います。詳しくは私のスタジオで教えていますので、興味のある方はぜひいらしてくださいね」(kyo先生)kyo(小林 亨)プロフィールボディワークプロデューサー。1983年より幼児体操から大人の健康づくりの体育指導を始め、2001年からはフィットネス業界にて、骨盤を中心に全身を整えるプログラムをスタート。2005年にはスタジオ・ヨギーにてオリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス®」を展開。2015年5月、現代人の体にマッチしたプログラムを発信するスタジオ「b-i Style」(ビィスタイル)を外苑前にオープン。しなやかな美ボディを目指す男女に人気を得ている。同時に、指導者の育成にも努める。骨盤や骨盤底筋に特化した著書も多く、近著は「ビューティ・ペルヴィス®骨盤調整でキレイになる3週間プログラム」(主婦の友社)。
2015年09月04日今年5月に第2子となるシャーロット王女を出産したイギリス王室のキャサリン妃は、産後約9時間半の早さで退院したと報道されました。日本では産後1週間程度の入院が一般的であることを考えると、異例の早さに感じられますね。ただし欧米では、産後すぐに退院をして自宅でゆっくり休むことが主流の国も多いようです。キャサリン妃が無痛分娩(ぶんべん)かどうかの公式発表はありませんが、一般に無痛分娩の場合は、産後の回復が早いので入院期間も短くて済むとされています。そこで今回は、無痛分娩にまつわる出産事情についてお話ししたいと思います。○日本では大正時代から無痛分娩が行われていた!?無痛分娩は、1853年にイギリスのヴィクトリア女王がクロロホルム麻酔を用いて出産したことをきっかけに、ヨーロッパに広まったといわれています。その後、1940年代のアメリカでは、現代の主流である硬膜外麻酔(背中から脊髄に注射する麻酔法)による無痛分娩が行われていたようです。日本はというと、1916年(大正5年)に歌人の与謝野晶子さんが五男を無痛分娩で産んだという記録があり、これが日本で最初の無痛分娩と考えられています。○日本と海外の普及率の違いでは現代の日本における無痛分娩は、どのくらい広まっているのでしょうか。厚生労働科学研究の一環として行ったアンケート調査(2008年)の結果によって推計される無痛分娩を受けた割合は、2.6%でした。欧米の調査によると、フランスでは経腟(ちつ)分娩(膣を経由する分娩)をした女性の約80%(2010年)、アメリカでは経腟分娩をした女性の約61%(2008年)と高い割合で実施されています。また、ノルウェーでは全分娩の26%(2005年)、イギリスでは全分娩の23%(2006年)、ドイツでは全分娩の18%(2002~2003年)と国によって異なる傾向になっています。一方、アジアの調査では、シンガポールで全分娩の16%(1997~1999年)、香港と台湾で全分娩の9%(1997~1999年)というデータが報告されています。○日本での普及を妨げる3つの理由特に欧米に比べて無痛分娩を受ける割合が低い日本ですが、これには次のような理由があると考えられます。その1.分娩にかかる費用現在もっとも無痛分娩が普及している国といわれるのが、フランス。フランスでは、公立病院で出産する場合、妊娠・出産にかかる費用を保険でカバーでき、全額無料となります。これには、無痛分娩や不妊治療(一定の条件のもと)なども含まれます。一方、日本では妊娠・出産は保険が適応されず、自己負担が基本となります(妊婦健診費用の一部を助成する制度はあり)。さらに無痛分娩をする際は、通常の分娩費用に加えて、個人施設で0~5万円程度、一般総合病院で3~10万円程度かかり、病院によっては15万円以上加算されることも。ちなみに、シンガポールや香港は日本より高い普及率のようですが、富裕層が無痛分娩を選ぶ傾向にあるといいます。これらのことから、費用の問題が無痛分娩の普及を妨げている一因といえそうです。その2.分娩施設&麻酔科医の状況分娩する病院というと、テレビで、きれいでアメニティーが充実していて食事がおいしい施設が紹介されていて、そういったところを想像する人もいるかもしれません。日本では、そのように環境が整った施設はベッド数が19床以下の小規模であることがほとんど。そして、日本の分娩の約半数がそのような施設で行われていますが、小規模ですので1施設あたりの医師の数が少ないことも多いです。一方、総合病院の場合は合併症のある患者さんが多いので、無痛分娩までなかなか手が回らないのも現状でしょう。突出して無痛分娩の普及率が高いのはフランスとアメリカですが、いずれも麻酔科医の数が日本より多い国です。人口あたりの麻酔科医の数を比較すると、ともに日本の約2.5倍もの数の麻酔科医がいるといわれるほど。そのため、日本より無痛分娩に携わる麻酔科医の確保がしやすいといえます。その3. 分娩に対する考え方日本には、我慢を美徳とする風潮があります。"お腹を痛めて出産してこそ母性が生まれる"といった偏った意見もあります。そのため、無痛分娩や帝王切開を恥ずかしいとする方もいるのです。妊婦健診の時に、付き添いで来た母親から「無痛分娩を選択するのはわがまま」「ぜいたく」という声を聞くことがあります。以前に比べると、"分娩の痛みを我慢する必要はない"という意見が出てくるようになったとはいえ、まだまだ無痛分娩に対する消極的なイメージもあるようです。○無痛分娩について無痛分娩は全く痛みがないのかと尋ねられることがあります。「無痛」といっても、陣痛と呼ばれる子宮収縮がないと分娩に至りません。麻酔薬のおかげで痛みをほとんど感じない方もいれば、子宮収縮時の圧迫感を痛いと感じる方もいらっしゃいます。ほかに通常のお産と違うのは、麻酔投与中は麻酔のために動くことができないことや、分娩進行がゆっくりになるために吸引分娩が通常の出産より多くなるという報告があります。一方で痛みの緩和以外のメリットとしては、陣痛の痛みがやわらぐことによって体力が温存できる点があげられます。また、痛みによるパニックや血圧上昇がないため、ストレスなく分娩に至りやすいといえます。無痛分娩にはさまざまな意見があると思いますが、元気に赤ちゃんに会えるように産婦人科医はいつも気を配りながらお手伝いをします。無痛分娩だから危険が増すというイメージがなくなればいいと思います。※無痛分娩の普及率は日本産科麻酔学会ホームページのデータを参考にしています※画像は本文と関係ありません○記事監修: 疋田裕美(ひきだ・ひろみ)日本産婦人科学会認定医、母体保護法指定医九州大学医学部卒業後、九州大学付属病院、板橋中央総合病院での勤務を経て水口病院産婦人科に勤務。150名以上の女性医師(医科・歯科)が参加するEn女医会の会長も務め、ボランティア活動などを通じて、女性として医師としての社会貢献を目指した活動に従事する。
2015年09月04日調査機関「フリーキャア総研」を運営する「もしも」はこのほど、出産未経験女性の働き方意識についての調査結果を発表した。同調査は7月23日~24日、10~30代の出産未経験女性を対象にインターネット上で実施し、900名(未婚女性636名、既婚女性264名)から有効回答を得た。まず、「出産後、どのように働きたいと考えているか」という質問に対し、未婚女性は「フルタイム」を希望している人が34.3%で最も多かった。一方、既婚女性では「働きたくない」が最多の26.5%となっている。結婚前は「出産後も今と異なる働き方は想像できない」という理由からフルタイムを選択しているが、結婚し出産のイメージが膨らむと、働くのが難しいと考える女性が多いことがうかがえる。次に、「出産後の働き方に備えて取り組んでいることはあるか」を尋ねたところ、約3割が「取り組んでいることがある」と回答。出産未経験でありながらも将来のことを見据えて、備えを取っている人がおよそ10人中3人はいることがわかる。この結果は未婚・既婚に関わらず、ほぼ同一だった。そこで、「出産後の働き方に備えて取り組んでいること」の内容を聞くと、1位は「働きやすい会社への転職活動」(未婚51.4%、既婚40.7%)、2位は「資格取得の勉強」(未婚27.4%、既婚24.7%)が結婚前・結婚後ともに同順位だった。1位に入った「働きやすい会社への転職活動」は、未婚女性でも約半数を占めており、結婚前から出産後の働きやすい環境を求めていることが判明した。また、未婚女性の3位には「インターネットで収益をあげる勉強」(24.0%)、既婚女性の3位には「出産・育児中の会社制度の調査」(21.0%)があがっている。最後に、対象者全員に「自分が出産する頃、どのような社会環境になっているとうれしいか」と尋ねたところ、36.6%が「待機児童ゼロ / 保育施設の充実」と答えた。コメントでは「子供を施設に預けて働きたい」という声が寄せられている。2位以下には、「長期の育児休暇」(29.9%)、「男性の育児休暇取得がしやすい環境」(25.7%)が続いた。これらについては、「出産した友人の話を聞いていると大変そうなので不安」「社会環境が整えば高齢化対策にもなると思う」というコメントも見られた。
2015年09月03日オウチーノは8月28日、「『出産後の展望』に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は8月11日~25日、首都圏在住の20~35歳の子どもがいない女性511名を対象にインターネットで行われた。○74.6%の女性が「出産後も働きたい」「今後出産をしたら、出産後も働きたいと思いますか?」と聞くと、「今の仕事を続けたい」(43.1%)、「今とは違う仕事をしたい」(13.9%)、「パート・アルバイトをしたい」(9.2%)、「在宅ワークをしたい」(6.3%)、「独立・起業をしたい」(2.1%)、「働きたくない」(12.7%)、「出産はしない予定」(12.7%)という結果になった。出産後も働き続けたいと考えている人は74.6%にものぼった。「出産後も働きたい」と回答した人を対象に、「復職するタイミングはいつ頃が理想ですか?」と質問したところ、「出産後すぐ」は15.0%、「出産後1年以内」は35.2%、「出産後3年以内」は30.4%、「子どもが小学校に入学してから」は13.1%、「子どもが中学校に入学してから」は4.2%、「子どもの義務教育が終了してから」は2.1%だった。80.6%が「出産後3年以内」に復職したいと考えていることが分かった。「『仕事と子育ての両立』をさせるためには、何が大切だと思いますか?」という質問をすると「夫の子育て・家事への参加」が最も多く、51.3%と半数を超えた。「夫、もしくは夫になる人に、育休を取得してほしいと思いますか?」と聞いたところ、「そう思う」もしくは「どちらかというとそう思う」と回答した人を合わせると49.0%だった。2人に1人が夫にも育休を取得してほしいと思っていることが分かった。
2015年08月31日日本では「やせている=美しい」という風潮があるものの、やせすぎてしまうと出産に影響が出てしまう。しかも、特に危惧しているのは赤ちゃんへの影響。そう警鐘を鳴らすのは、『ママと赤ちゃんにやさしい 産前・産後のボディケアとビューティーメソッド』(本田由佳著、上田康夫監修、あさ出版)の著者。たしかにやせている方が美しく見えるかもしれないけれど、出産はそれ以上に大切なこと。やはり正しい知識をつけておくことは不可欠です。■体重コントロールはなぜ必要?「ママになっても体型を崩したくない」「太りすぎたら産後にやせるのが大変」そう思う方は多く、産婦人科でも体重管理が徹底されるため、「体重はできるだけ増やさない方がいい」と考える人は少なくありません。しかし妊娠中に適切に体重を増やさないと、低出生体重児(2,500g未満で産まれてくる赤ちゃん)が生まれる可能性が高くなるそうです。低出生体重児は、将来、生活習慣病になりやすいなどのリスクがあるのだとか。やせすぎで体重増加不良のおなかのなかにいた赤ちゃんは、母体から充分な栄養を与えられず、低栄養にさらされることに。からだも、低栄養でもしっかり吸収できるように、省エネ体質になってしまうのだそうです。ところが産まれてくるのは、多くの食料であふれた飽食の日本。体質と環境がミスマッチを起こし、糖尿病や肥満などの生活習慣病になりやすくなるわけです。■太りすぎても出産が大変になるとはいえ、妊娠して太りすぎてしまうのもNG。妊娠中に太りすぎると、妊娠糖尿病になる可能性が高くなり、妊娠高血圧症候群や早産のリスクも高まるとか。さらに赤ちゃんが4,000g以上の巨大児になってしまったり、産道に脂肪がつきすぎたりすることも。これらが原因で、「陣痛が弱まり出産時間が長くなる」「出産時に赤ちゃんがなかなか出てこず、帝王切開になる」といったこともあるといいます。つまり、妊娠期のやせすぎにも太りすぎにもさまざまなリスクがあるということ。だからこそ、しっかりした体重コントロールが必要なのです。■妊娠中に増える体重の内訳は?妊娠中に増える体重の中身は、「胎児」、「羊水」、胎児に栄養や酸素を送る「胎盤」と「たんぱく質」。さらに「水分量」は妊娠前の1.5倍に、「体脂肪」は標準体系の人で3~4g増えるそうです。「妊娠中に体脂肪が増えるのはいやだ」と思う気持ちも理解できますが、体脂肪はとても大切だということです。そして産後は、2~3時間おきに授乳するなど、相当な体力が必要になります。そのときには体脂肪を燃やしてエネルギーにするため、妊娠中に体脂肪を蓄えておくことはとても大切なのです。なお、必要な体脂肪は、やせている人は4~5kg、標準の人は3~4kgくらい。これは、適切な食事で、適切な体重増加料を実現すると自然に身につくそうです。*産前・産後のボディケアについ知らないことは、意外に多いもの。本書に目を通して知識を身につけ、安全な出産を実現させたいものです。(文/印南敦史)【参考】※本田由佳(2015)『ママと赤ちゃんにやさしい 産前・産後のボディケアとビューティーメソッド』あさ出版
2015年08月28日骨盤ダイエット、骨盤のゆがみ、骨盤体操、骨盤矯正…「骨盤」が注目され始めてからだいぶ経ちます。ただ、流行のように骨盤という言葉だけがひとり歩きして、実際に何がどうよいのかわからず仕舞いだった人も多いのでは?「30代以降の女性にこそ、骨盤の何がどう大切なのかをきちんと見極めてほしい」とアドバイスするのは、ボディワークプロデューサーのkyo先生。骨盤がもてはやされるずっと前から、オリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス®」を展開し、確実に女性の身体を変えてきたエキスパートです。「筋肉を鍛えている」だけでは、健康になれない?!実は、kyo先生が骨盤調整のメソッドを考案した背景には自身の不調がありました。もともとエアロビクスやアクアビクスのインストラクターだった先生は、30代になり、疲労感や倦怠感が抜けず、あちこちに不調を感じるようになったのです。「同僚も皆同じでした。健康を売り物にしているインストラクター自身が次々と不調を訴えて、整体などに通っていたんです。骨格や体幹などがまだ注目されていなかった時代、表面的に筋肉を鍛えることにばかり躍起になっていましたからね。土台を無視してはいけない、まずは土台をなんとかしなければ…という発想から骨盤のメンテナンスに辿り着いたんです。骨盤をゆるめるというメソッドによって、今の健康的な自分があると思っています」(kyo先生)そもそも「骨盤」って何でしょう? 骨盤はまさに身体の中心にあり、上半身と下半身をつないでいる部分。骨盤という名前の骨があるわけではなく、いくつかの骨が一体化した部分を指す名称です。二足歩行であるヒトは、横になっているとき以外、骨盤が動きの要。しかも、腸、膀胱、子宮などの内臓や生殖器を守るという重要な役割を果たしています。だからこそ骨盤と骨格・筋肉、骨盤と臓器のバランスの崩れは、全身の不調につながるというわけです!「骨盤がゆがむ」ってどういうこと? 骨盤のしくみを知るでは、骨盤とはどの部分を指すのか、詳しく見てみましょう。骨盤を構成しているのは、大きく分けて寛骨(左右1つずつ)、仙骨(1つ)、尾骨(1つ)という、3種4個の骨です。このうちいちばん大きな面積を占める寛骨は、腸骨・恥骨・坐骨という3つの骨が合体したもの。生まれたときはこれら3つの骨が分離していますが、10代半ば頃から融合し、成人になるまでに完全にくっつきます。ですから、恥骨や坐骨などを指し示す場合、はっきりした境目がわかるわけではありません。このことを知っている人はあまりいないですよね? また、左右の「寛骨」は、前中心でクッション性のある軟骨によってつながれていて、この部分を「恥骨結合」と呼びます。普段は関節としての可動性はほぼありませんが、女性は出産の際に靱帯が緩み、可動性が増して骨盤がやや広がり、出産を助けます。左右の寛骨の後側は仙骨へつながっています。「仙骨」は骨盤の後面を覆っている三角形をした骨。5つの仙椎からなり、こちらも生まれたときは5つに分かれていますが、成人するまでに結合して1つの骨になるのです。「仙骨」と「寛骨」(腸骨)の連結部のことを「仙腸関節」と言います。以前、仙腸関節の動きはないものとされていましたが、近年では数ミリの可動性があると言われることのほうが多くなりました。「尾骨」は、ヒトの進化の過程でシッポが退化したものと考えらている部分。仙骨と連結し、若干の可動性があります。「こんなふうに、骨盤は骨のつなぎめに若干の遊びがある程度で、骨自体が大きく動くというわけではないんです。いつも上半身・下半身の動きに反応して傾いたり、微妙に緩んだり締まったりを繰り返しています。そして骨盤を大きくしなやかに動かしているのは、周りを複雑に取り囲むたくさんの筋肉と靱帯。人の日常動作には必ず独自のクセがあり、そのクセが筋肉をこわばらせ、骨格にも影響しています。骨盤がゆがむと言われるのはそのため。実際に骨盤の形が大きく変わってしまうのではなく、凝り固まった筋肉によって身体の中心にある骨格にひずみができてしまうと思ってくださいね」(kyo先生)誰にでもある日常の動作のクセは、言わば個性。例えクセではなくても、人には「利き手」「利き目」「利き足」などがあるのですから、日常動作は偏りばかりです。毎日の偏った動きの繰り返しがその人の姿勢に影響し、それが形状を記憶していき、やがて頑固な骨盤のゆがみとなっていくのです。長い時間をかけて「自分で作り上げてきたゆがみ」と言えます。とくに30代後半からは、定期的に「骨盤メンテナンス」を!多少の骨盤のゆがみは誰にでも起こるもの。ゆがみが出ると、人には自力で元に戻す力があります。バランスを取ろうとして無意識に軽く動いたり、睡眠中の寝返りなどもそういったストレッチの一つ。寝ている間は、自然にリセットしやすい時間帯です。特に若いうちは筋肉や骨格に弾力があるため、日々リセットが効きます。子供は寝相が悪いことからもわかるように、睡眠中の動きがとても大きく、無意識にゆがみを調整するのがとても上手。それが大人になるにつれて、無意識だけではなかなかリセットしにくく、リセットできなかったゆがみが徐々に蓄積されていくのです。しかもそれが30代後半になるとどうでしょう? 長年に渡ってクセづけられた骨盤のゆがみはなかなか戻しにくく、全身に影響を与えてしまうことは想像がつきます。「動きづらい、筋肉が凝る、関節が痛い、などの不調が起こるのはそのため。また、骨盤周りの血流が悪くなることは、そのまま内臓や生殖器にまで影響を及ぼします。とりわけ、女性の骨盤には釣り鐘のように子宮が納まっているので、子宮や卵巣系の病気の元にもなりかねません。だから、30代後半以降は意識的にゆがみをリセットすることがとても大事。リセット&リセットですね! まさに、骨盤メンテナンスが必要な年齢だと思いましょう」(kyo先生)整体は3日で元に戻る。だからこそセルフケアをメンテナンスのためには、整体などに行くのがいいのでしょうか?「整体などで調整してもらった“良い状態”がもつのは、一般的に72時間と言われています。ゆがみをリセットしてもらったとしても、3日で元に戻ってしまうということですね。3日に一度、通い続けらればいいんですが、なかなかそうはいかないもの。それなら、自力で調整できたほうがいいじゃないですか。私が骨盤調整の方法をみなさんに伝え続けているのはそういう理屈なんですよね」(kyo先生)さあ、では、その方法とはどんなもの? 次回は「骨盤調整のセルフケア」をkyo先生から教えていただきます!kyo(小林 亨)プロフィールボディワークプロデューサー。1983年より幼児体操から大人の健康づくりの体育指導を始め、2001年からはフィットネス業界にて、骨盤を中心に全身を整えるプログラムをスタート。2005年にはスタジオ・ヨギーにてオリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス®」を展開。2015年5月、現代人の体にマッチしたプログラムを発信するスタジオ「b-i Style」(ビィスタイル)を外苑前にオープン。しなやかな美ボディを目指す男女に人気を得ている。同時に、指導者の育成にも努める。骨盤や骨盤底筋に特化した著書も多く、近著は「ビューティ・ペルヴィス®骨盤調整でキレイになる3週間プログラム」(主婦の友社)。画像協力:有限会社ラウンドフラット発行「見るみるわかる 骨盤ナビ」
2015年08月27日メガネユーザーやコンタクトユーザーの中には、TPOに応じて普段とは違うアイテムを用いて視力を矯正している人も少なくない。では、メガネとコンタクトの両方使用している人は、どういったタイミングで使い分けているのだろうか。今回、コンタクト・メガネを使用しているマイナビニュース会員300名を対象に、コンタクト・メガネを両方使用している理由について聞いてみたので紹介しよう。Q.コンタクトとメガネ、どちらを多く使用していますか?メガネのほうが多い(48.3%)コンタクトのほうが多い(39%)同じくらい使用している(12.7%)Q.コンタクトとメガネ、両方使用している理由を教えてください○イメージチェンジ・気分転換・「日によって気分を変えるため」(33歳男性・技術職)・「気分転換です」(47歳男性・技術職)・「顔のイメージを変えるときに使い分けます」(37歳女性・事務系専門職)○見た目の印象・「転職活動の面談など重要なとき ときだけコンタクトにします。コンタクトの方が印象が良いので」(28歳男性・技術職)・「メガネのままでは嫌な印象を与えてしまうかもしれないので、外にでるときはコンタクトにしている」(24歳男性・技能職)・「かわいい服を着たときなど、メガネが似合わないときはコンタクトを使用しています」(33歳女性・事務系専門職)・「外出時はメガネ跡が気になるのでコンタクトを使用しています」(34歳女性・その他)・「メガネがあまり似合わないので、家ではメガネをかけ、外ではコンタクトにしています」(27歳男性・技術職)・「メガネの方が楽だけどコンタクトの方が見栄えがする」(45歳男性・事務系専門職)・「メイクとメガネが合わないので」(29歳女性・事務系専門職)・「メガネは視力矯正のためですが、コンタクトはカラコンを使用しているので化粧の一部です」(25歳女性・クリエイティブ職)・「合コンに行くときはコンタクトにしている」(30歳女性・営業職)・「勝負したいときはコンタクトだから」(25歳男性・事務系専門職)○家の中では……・「家ではメガネ。外出時に雨が降っているときなどはコンタクト」(35歳女性・技術職)・「外出時など、一日よく見えた方がいいケースはコンタクトにしています」(27歳女性・事務系専門職)・「お風呂から上がって寝るまでの間はメガネを使用する」(34歳女性・事務系専門職)○仕事で・「日中や仕事中はメガネだと曇って困るのでコンタクトレンズを使う。夜間にリラックスする時間帯はメガネ」(34歳女性・事務系専門職)・「仕事とプライベートをわけるため、メガネとコンタクトの使用もわけている」(29歳女性・事務系専門職)・「仕事でコンタクトを使わなければならないので」(23歳男性・販売職、サービス系)・「仕事でパソコンをよく使うのでメガネを使用している」(28歳女性・事務系専門職)・「オフはメガネ、オンはコンタクト」(50歳以上男性・販売職、サービス系)○体調によって・「目が疲れたらメガネに切り替えている」(33歳女性・専門職)・「ドライアイなので、長時間コンタクトを使用できない」(50歳以上女性・事務系専門職)・「花粉症などでコンタクトが目に合わない日があるので」(30歳女性・その他)・「ずっとコンタクトを付けていると目がゴロゴロして違和感があるので、週末はメガネで過ごすようにしている」(42歳男性・技術職)・「メガネをかけすぎると鼻がかゆくなり、コンタクトにすると目が痛くなるから使い分けている」(32歳女性・事務系専門職)○スポーツ・「スポーツなど場面の変化で使い分ける」(24歳男性・事務系専門職)・「スポーツをするときはコンタクトの方がいいけど、普段はメガネのほうが好き」(25歳男性・技術職)○値段・「使い捨てタイプのコンタクトを利用しているが高いのでメガネもかける」(26歳女性・技術職)・「お金が尽きたらメガネにします」(25歳女性・秘書、アシスタント職)○その他・「車に乗るときにコンタクトのほうがよく見える」(26歳女性・その他)・「コンタクトをするのが面倒な日はメガネ」(34歳女性・事務系専門職)いかがだっただろうか。メガネとコンタクト、どちらを多く使用しているかでは、1割ほどの差でメガネが上という結果となった。使い分ける理由としては、「見た目の印象を変えるため」「家の中ではメガネ」「外出時や仕事のときはコンタクト」などを挙げる人が大多数だった。また、ドライアイや花粉症などで長時間コンタクトを付けていられないためメガネを着用するという意見も目立った。くれぐれも目の健康には十分注意してメガネとコンタクトを使い分けてほしい。※写真は本文と関係ありません調査時期: 2015年8月7日~8日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 300人(男性116人、女性184人)調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年08月27日パナソニックは8月25日、骨盤まわりから太ももにかけて使用するエアーマッサージャー「骨盤おしりリフレ EW-NA75」を発表した。発売は10月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税別25,000円前後だ。EW-NA75は、骨盤まわり、おしり、太ももをケアするエアーマッサージャー。ベルトに内蔵された12個のエアーバッグによって、骨盤まわりを締め付けて下半身をもみほぐす。エアーの力を逃さないよう設計された「X(クロス)サポートライン」、おしりの筋肉を支える「ヒップストッパー」を採用し、下半身をサポートしながらマッサージする。立った姿勢、座った姿勢、横になった姿勢のいずれでも使用可能だ。マッサージプログラムとして、骨盤まわりの「しめつけ」と「もみほぐし」、おしりの「ひきあげ」、太ももの「もみほぐし」の4コースを搭載。マッサージの強さは弱・中・強の3段階から選択できる。肘で押す感覚をイメージして突起を設けた「ほぐしパッド」が2個付属。ほぐしパッドをベルトと身体の間に挟むことで効果的にマッサージできるという。サイズはベルトがW1,310×D30×H290mm、操作器がW50×D52×H170mm、ベルトと操作器を合わせた重量は750g。ベルト対応サイズは巻きつけ周囲約80cm~約110cm。定格消費電力は9W。
2015年08月26日アラフォー世代の美と健康にとって、最重要項目といえるのが “セルフケア” 力です。とはいえ、何から手をつけるのが確実でベストといえるのでしょうか? そこで、すべての現代女性に向けて「一生モノのセルフケア力を身につける」をテーマに、雑誌はじめ多数のメディアで『ムーンヨガ』を提唱してきた、セルフケアコーディネーターの石田ミユキさんにお話を伺いました。石田ミユキさん PROFILEタイ流セルフケアサロンOM NAMO(オナモ)代表。シューフィッターとして足元からの健康を学んだ後、タイへ渡りタイマッサージとルーシーダットンを修得、インド中央政府認定ヨーガ療法士の資格も持つ。現在はセルフケアに関わる分野で活動、ITM渋谷ヌアライフスクールも主宰し人材育成も行っている。どんなセルフケア法でも、すべての土台は「呼吸」血液やリンパの巡りを良くするタイマッサージや、タイ式ヨガと呼ばれるルーシーダットンを実践するうちに、ひどい月経不順や重い月経痛から解放されていったという石田さん。その経験に加え、ヒマラヤまで赴きヨーガ療法を修めるなど、心身に関わるいくつもの学びが積み上がって考案されたのが、呼吸からはじまる女性のためのセルフケアメソッド『ムーンヨガ』です。「セルフケアに取り組まれるきっかけは、みなさんさまざまだと思うのですが、どの健康法においても大前提といえるのが“呼吸”。呼吸をきちんと使いきることが、体(エネルギー代謝)にとっても、メンタル(自律神経のバランス)にとってもスイッチであり、要です。」「緊張した体」や「呼吸不足」では、運動しても逆効果「呼吸には大きく分けて、胸式呼吸と腹式呼吸、2つの方法があります。王道のヨーガは男性が得意とする腹式呼吸が基本ですが、女性の体はもともと胸式呼吸のほうが得意な構造になっています。まずは胸式で、息を吸いきる、そして吐ききることが出来ているか確認した上で、腹式呼吸に取り組みましょう」たくさんの女性の体に触れてきた石田さんによると、デスクワークや立ち仕事など、体を緊張させて働いている女性は、胸式呼吸すらまともに出来なくなっていることが多いのだそう。そのような状態でエクササイズなどに励むと、かえって体をしんどい状態に追い込んでしまうことに…。 「心」と「体」を調えるための “こきゅトレ”を!そこで今すぐ実践できるセルフケアの第一歩が、著書『月経周期を味方につけて毎日を快適に過ごす ムーンヨガ』で提唱されている“こきゅトレ”。ノド、肩、胸、背中、お腹、お尻、骨盤底筋群、横隔膜、呼吸に関わる主な筋肉の動きの確認とトレーニングができます。■こきゅトレ の方法呼吸を調えて、お腹からあばら骨、首、肩、背中へ…と手を移動させていきます。それぞれの部位を意識して、ゆっくりと呼吸をするトレーニングです。(1)呼吸を意識あぐらになり骨盤を立てて座る。手を太ももの上に置いて目を閉じ、呼吸に意識を向ける。★骨盤の立て方:お尻の下に両手を入れて上半身を前後にゆっくり揺らし、坐骨がグサリと手指に垂直にのる感覚があったら骨盤が立った状態なので、そこで両手を引き抜く。(2)お腹呼吸が落ち着いたら、両手をお腹に当て、数回の呼吸に合わせて両手でお腹の動きを感じる。(3)あばら骨両手を左右のあばら骨のところに当て、数回の呼吸に合わせて両手であばら骨の開閉を感じる。(4)首と肩の付け根両手をクロス、首と肩の付け根にそろえた指を置き、数回の呼吸に合わせて肩の上下動を感じる。(5)胸と背中片手を胸の真ん中、もう一方の手は甲を背中に当て、数回の呼吸に合わせて胸と背中の斜めの動きを感じる。(6)お尻、恥骨、膣、肛門付近最後は(1)と同じ体勢に戻り、数回の呼吸に合わせてお尻まわりの筋肉の動き、慣れてきたら膀胱のある恥骨のあたり、膣、肛門付近の動きまで観察してみる。 呼吸で、「未来の心と体の快適さ」も手に入れて神経をコントロールできない自律神経も、呼吸を使えば意図的に調えることが可能となり、さらには自律神経と同じ間脳の視床下部でコントロールされている女性ホルモンの調整にも繋がります。「また、呼吸と連動して膣の動きが出てくることにより、骨盤の内部を温める機能もアップ。冷えにくくなり、月経痛や腰痛が楽になる人は多いです」ノド、肩、胸、背中、お腹、お尻まで動かしての呼吸は、腸や骨盤底部、膣、恥骨、肛門まわりなどの動きとも連動しています。年齢を経ていくにあたり心配な頑固な便秘や尿もれといった症状と無縁でいるためにも、毎日の“こきゅトレ”を習慣にしたいですね。ムーンヨガをはじめてみたい方、興味のある方は是非、書籍でも詳細をチェックしてみてください。参考書籍:『月経周期を味方につけて毎日を快適に過ごす ムーンヨガ』(BAB出版)
2015年08月19日夫婦にとって、子どもを何人持つかはライフプランに大きくかかわるテーマです。「長男(長女)にきょうだいを産んであげたい」、「体力や経済面に不安があるから第二子は望まない」など、夫婦によって子どもの人数に対する考え方はさまざま。こうした“子どもの人数”への関心は海外でも低くないようで、夫婦が“なぜ第二子を持たないと決めるのか”について、ドイツで興味深い研究が発表されて話題になっています。今回は海外メディア『The Express Tribune』を参考に、第二子を持たないという選択と、その理由について考えていきたいと思います。■第一子出産後に満足度は平均1.4P低下その研究とは、ドイツのマックス・プランク人口統計学研究所(MPIDR)が発表した、「最初の子どもが生まれて1年の間に生活満足度が低下したカップルほど第二子を持つ確率が低い」というもの。同研究所の主任研究員、ミルスキラ氏は「最初の子どもが生まれ、初めて経験する親としてのさまざまな出来事が、その後の夫婦の家族計画に大きな影響を与えていると考えられます」と指摘しています。この研究は、SOEPと呼ばれるドイツの大規模な統計調査のデータをもとに行われました。毎年2万人の生活満足度を、0から10までの11段階で評価するものです。この調査によると、最初の子どもが生まれたあと、夫婦の生活満足度は平均で1.4ポイント低下していました。そして、満足度が変わらない、または増加した夫婦の66%が第二子をもうけているのに比べ、満足度が3ポイント以上低下した夫婦がその後の10年間の間に第二子を持つ確率は42%まで低下しているとのこと。第一子出産後のこの2つの数字の落差は、なんと離婚や失業、パートナーの死によるそれよりも大きいというのです。赤ちゃんを育てるということは、楽しいだけではありません。子どもを育てることの大変さを実感した夫婦の戸惑いが、数字にも大きく表れているのかもしれません。■日本でも理想を下回る「子どもの人数」『The Express Tribune』の記事では、肝心の「なぜ子どもを持った夫婦の生活満足度が低下するのか」については明確な説明がありません。ですが、生活満足度には年齢や健康上の理由、経済的な理由、生活環境など、いろいろな要因が関わっているもの。それらはその国の施政とも密接にかかわっています。研究では「出生率の低下を問題視する政治家は、もっと新米パパ・ママたちの生活満足度に注意を払うべきだ」と指摘しています。同じことは日本にも当てはまりそうです。一人の女性が生涯に産む子どもの人数を推計した合計特殊出生率、2014年の値は1.42と、9年ぶりに前年を下回り(厚生労働省発表)、少子化と、それに伴った人口減少がメディアでもたびたび取沙汰されています。そして日本では、厚生労働省が「理想の子ども数を持たない理由」について統計調査を実施しています(2010年 出生動向基本調査)。この調査によれば、夫婦の「理想子ども数」が平均2.3人、実際に持つであろう「予定子供数」は2.08人。ちょっとややこしいですが、実際に持つ子供数は理想よりも0.2人程度少ない、ということがわかります。■「お金がかかりすぎる」が6割超で最多出生動向基本調査では、20代、30代、40代のママたちを対象に、予定子ども数が理想子ども数を下回った理由についてもアンケートを行っています。最も多くのママが選択したのは「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」という“経済的な理由”で60.4%。次いで「高年齢で産むのはいやだから」の35.1%、「ほしいけれどもできないから」19.3%の“身体的理由”が続きます。世代別にみると、ママの年齢20代では「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」が83.3%、30代で「これ以上、育児の心理的・肉体的負担に耐えられないから」が21.0%と、ほかの年齢層に比べて多くなっています。経済的な理由、身体的な理由ともに、生活満足度に大きくかかわる要因です。子どもの人数について考えることは、生活全体の質について考えること。授かりものである子どもの数を夫婦で話題にすることは難しくもありますが、生活の質について改めて考えるきっかけに、パートナーと話してみてはいかがでしょうか?(文/よりみちこ)【参考】※Loss of marital bliss may reduce probability of second child:study-The Express Tribune※第14回出生動向基本調査(PDF)―国立社会保障・人口問題研究所
2015年08月18日誰しも出産後の自分の体型には驚きを隠せないのではないでしょうか。とある調査によると、出産した女性のうち、約8割が「出産前の体型に戻りたい」と思っているそうです(湘南美容外科クリニック「 『産後』に関するアンケート調査 」より)。出産によって変化した体型を戻すことは、実は見た目だけでなく健康面においても、とても重要なことといえます。骨盤の位置やかたちを整えることにより姿勢が整い、肩こりや腰痛の予防になります。また、正しい姿勢をとることは基礎代謝量の増加にもつながるため、産後太りを防ぐなど、体へのさまざまな良い影響があります。そこで今回は、簡単にできて体型戻しにもなるエクササイズをご紹介します。赤ちゃんを抱っこしながらでもできる、おすすめのエクササイズです。「産後、もう何年も経っているから…」という方もあきらめないでください! 赤ちゃん代わりの重りや水の入ったペットボトルなどを抱っこしながら続ければ、きっと体型に変化が現れるはずです。エクササイズを行う前の注意早く体型を戻したい!という気持ちはわかりますが、焦りすぎは禁物です。特に産後間もない人は、以下の条件に自分が当てはまっているかどうか、確認してから行いましょう。始められるのは、産後の1ヵ月検診が終わっている人で、なおかつ医師が順調に回復していると判断した人です。赤ちゃんを抱っこして行うのは安全性を考えて、赤ちゃんの首が座ってからにしましょう。それまでは、赤ちゃんを抱っこしていると想定してやってみるとよいでしょう。 産後は疲れも溜まりやすいので決して無理をせず、自分のできる範囲から行っていきましょう。産後の体型をスッキリさせるエクササイズのやり方(1)お腹周りのエクササイズ床にあお向けになった状態で、ひざを曲げ、腕で抱え込むようにします。赤ちゃんは、ママが手でしっかり支えながら、ママのひざ下部分(すねの部分)にうつ伏せで乗せます。そして、赤ちゃんの顔に自分の顔を寄せ、そのまま15秒間キープしたら、元の姿勢に戻します。これを3セット繰り返しましょう。(2)脚・お尻周りのエクササイズ赤ちゃんをしっかり抱っこしたまま、片脚を前へ出します。ひざが直角になるくらいまでゆっくりと曲げたら、ゆっくりと元の位置に戻します。続いて、さきほどとは反対側の脚を前に出し、同様に行います。これを10回×3セット繰り返しましょう。ポイントは、ゆっくりと動作すること背中が曲がらないように必ず上体を起こすこと膝を曲げすぎないこと ひざを直角に曲げるのがつらい場合は、できるところまででOKです。(3)二の腕・肩周りのエクササイズ赤ちゃんの脇の下をしっかりと持ち、やさしく左右にゆらゆら揺らしながら、赤ちゃんをあやしましょう。左右に5回程度揺らしたら、そのまま10秒間キープ。これを3回繰り返しましょう。これだけで、二の腕の筋肉が鍛えられる上、肩周りの筋肉が刺激され、肩こり解消につながります。赤ちゃんの首がグラグラしないよう、くれぐれもやさしく揺らしてください。最初のうちは、それぞれ1セットずつ行えばOKです。できるようになってきたら、徐々にセット数や回数を増やしていきましょう。エクササイズ+アロマで効果アップエクササイズ時にアロマの芳香浴をしながら行うのもおすすめです。香りによるリラックス効果や体液循環を助ける働きが期待できます。おすすめの香りはサイプレスジュニパーグレープフルーツ など。好きな香りが漂う中で、心も体もスッキリできると嬉しいですね。ぜひ試してみてはいかがでしょう。(ライター:中山真澄)
2015年08月18日アンチエイジングやダイエットの特集などで「インナーマッスル」を鍛えることが重要とよく言われます。インナーマッスルとは、そのまま「内部にある筋肉」という意味で、表面からは見たり触ったりなかなかできない深層筋のこと。これが衰えると姿勢が悪くなったりメタボに拍車がかかったりすることは、なんとなくわかっていると思います。でも、女性にとって極めて重要なインナーマッスルが「骨盤底筋」であること、これこそ鍛えておくべき深層筋であること、知っていましたか? 女性の骨盤底筋に詳しい、ボディワークプロデューサーのkyo先生に詳しく聞いてみましょう。kyo(小林 亨)プロフィールボディワークプロデューサー。1983年より幼児体操から大人の健康づくりの体育指導を始め、2001年からはフィットネス業界にて、骨盤を中心に全身を整えるプログラムをスタート。2005年にはスタジオ・ヨギーにてオリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス®」を展開。2015年5月、現代人の体にマッチしたプログラムを発信するスタジオ「b-i Style」(ビィスタイル)を外苑前にオープン。しなやかな美ボディを目指す男女に人気を得ている。同時に、指導者の育成にも努める。骨盤や骨盤底筋に特化した著書も多く、近著は「ビューティ・ペルヴィス®骨盤調整でキレイになる3週間プログラム」(主婦の友社)。お尻だけじゃダメ! 女性の「骨盤底筋」は “賢く鍛える”べし「男性に比べると、とても繊細で複雑に出来ているのが女性の骨盤底筋。男性の骨盤底には穴が1つ(肛門)しかなく、骨盤底筋もそれほど複雑ではないため、瞬発的にギュッと収縮できる構造になっています。対して女性は、支えている臓器が男性より多い上に、穴が3つ(肛門、膣、尿道)。骨盤底筋も面積が広く複雑に重なり合っているため、一気にすべての骨盤底筋を収縮させることが難しいんですよ」(kyo先生)そのため、女性は加齢や運動不足によっていつのまにか骨盤底筋が衰えやすく、弾力を失ってしまいます。高齢になって特に女性に「尿もれ」や「頻尿」が多くなるのもこれが理由です。また、出産によってダメージを受け、緩む人も多いよう。若くても尿もれしたり、女性ホルモンに関わるさまざまな不調が起こったり、下腹部がポッコリと出てきたり…。ひどいと“子宮脱(子宮が膣から脱出してしまうこと)”を招くことに。だからこそアラフォー世代は、骨盤底筋を率先して鍛えておきたいもの。そして、骨盤底筋を鍛えることはまさに「膣トレ」でもあります。セクシーな身体になって、パートナーに喜ばれるメリットも!「もちろんスポーツクラブや、ヨガ、ピラティスなどでも、骨盤底筋を鍛える指導はよくされています。でも、男性のトレーナーの中には『お尻を締めて』と一辺倒の指示を出す人が少なくありません。男性への指導はそれで良くても、女性に対してはそれではNG。女性は、複雑に重なり合っている骨盤底筋を後ろから前までまんべんなく鍛えなければなりません。お尻側の骨盤底筋ばかり締めると、テコの原理で前側が緩んでしまう女性だっているんですよ。よく、『運動をしているのになかなか痩せない、生理不順や尿もれがある』と不思議がる人にありがちなパターン。頑張ってお尻を締めるばかりで、実は骨盤底筋全体を正しく鍛えていない、インナーマッスルを全然上手く使えていないということなんです! 思い当たる人、いるでしょう?」(kyo先生)脱・ピーマン尻! “弾力のある” 骨盤底筋を手に入れるには?「そもそも、お尻の筋肉を締めつけてばかりいると、ふんわりした女性美からは遠ざかりますよね。いちばん大きな筋肉、大殿筋をきゅーっと締め続けたら、三角形の男性的なヒップになるのは目に見えています。アラフォー以降にそれをやったら、わざわざピーマン尻をつくっているのと同じことなんですよ」(kyo先生)アラフォー女性が目指すべきは、女性美。そして、弾力のある骨盤底筋。「弾力のある」というところがポイントで、そのためには、締めるだけでなく緩めることも大事です。本来、骨盤底筋はトイレに入ったときに意識して使えているもの。でも、なかなか骨盤底筋を意識できない人も多いのではないでしょうか?「骨盤底筋をきちんと意識できている人は、鍛えるのは簡単です。おしっこを途中でしっかり止めたり出したりできる人は、前側の骨盤底筋をきちんと使えている証拠。後ろ側はうんちを我慢するときに使っているものです。いつでもどこにいても、その感覚を思い出せば、骨盤底筋は鍛えられるものですが、うまく行かない人には、確実に意識しながらしっかり鍛えられるエクササイズをお勧めします。あえて仰向けに寝て、内臓を支えている骨盤底筋をフリーにして、重力から解放された状態で行うととても効果的です」動画でチェック!寝たままできる、1日3分の骨盤底筋エクササイズでは、kyo先生実演の動画で気軽にトライできる「骨盤底筋エクササイズ」を見てみましょう。いかがでしたか? これなら、きちんと意識を向けて鍛えられそうですね! また、スポーツをし続けている人、特にお尻を締めるクセが付いている人の中には、お尻の筋肉がカチカチに固まったり凝っていて、なかなか緩められない人もいます。そんなときは、お尻を手で叩いてほぐすのがいちばんだそう。特に叩いて緩めたいのが「梨状筋」(りじょうきん)。梨状筋は大腿骨頭と仙骨の間をつないでいる深層筋ですが、厳密にこだわる必要はなく、骨を叩かないように気をつけながら、お尻全体を叩いていきます。「握りこぶしよりは、手のひらの下側(手首に近い部分)で、丁寧に叩いて緩めましょう。柔らかくなった~と感じられるまで続けてみてください。骨盤底筋を誤った方法で締めつけてピーマン尻になってしまった方も、これを続けるとふんわり丸みのあるヒップになります。何より、骨盤底筋のゴールデンバランスを取り戻し、弾力のあるインナーマッスルに近づいていくと思います」(kyo先生)画像協力:有限会社ラウンドフラット発行「見るみるわかる 骨盤ナビ」
2015年08月17日「骨盤」が美と健康に大切な役割を果たしていることは、今やすっかり浸透していますが、「骨盤底筋」の重要性を知っている人は少ないかもしれません。でも実は、この骨盤底筋を意識しているかいないかで、女性の人生が左右される?! ほど “美の要” であることをご存じでしょうか。これまであまり語られなかった女性の骨盤底筋のこと、知っておくべき “美の秘密” について、ボディワークプロデューサーのkyo先生にお話を伺います。そもそも「骨盤底筋」って、どこにあるの?骨盤底筋(たくさんの筋肉でできているので「骨盤底筋群」と呼ばれることもありますが、ここでは骨盤底筋と呼ぶことにします)は、あまりクローズアップされることも少なく、どこの筋肉かよくわからない人もいるでしょう。若いうちは「中高年になってからの尿もれと関係がある」…そんなイメージではないでしょうか? 「骨盤底筋は、文字からわかるように骨盤の下側にある筋肉です。女性の場合、自転車に乗ってサドルに腰掛けたときに、サドルに当たっている部分がほぼ全部骨盤底筋だと思ってください。普段の生活で、この骨盤底筋を意識している人は少ないですよね。でも、ここを意識できるかできないかで、今後の人生にもとても大きな影響を与えます。この筋肉は、他では類を見ないくらい男女差がありますから、特に女性にとっては美の要なんです」(kyo先生)女性にとって、骨盤底筋がどうしてそんなに大切なのかといえば、その役割を考えてみればわかります。人間は2足歩行になったことで、骨盤は下側にぽっかり穴が空いたような構造になってしまいました。その穴から臓器が落ちないように下から支えている筋肉が骨盤底筋。同時に、尿や便、女性なら月経血を排泄する役割。また性交や出産を助ける重要な役目も果たしています。「支えるには筋肉は強靱でなくてはなりませんが、さまざまな動きに対応するには柔軟さも必要。そのため、骨盤底筋は細かな筋肉を何層にも重ねることで繊細な動きが可能になっています。そう、理想は“弾力のある骨盤底筋”なんですよ!」(kyo先生)では、男女別に骨盤底筋を見てみましょう。加齢や運動不足、出産… 「骨盤底筋」が衰えるとどうなるの?男性と女性では、そもそも骨盤底筋の構造が異なっています。男女では何が違うのかというと・・・【女性】・穴が3つ(尿道・膣・肛門)・横長で広い。支えているものが多い(腸・膀胱・子宮・卵巣)【男性】・穴が1つ(肛門)・縦長で狭い。支えているものが少ない(腸・膀胱)「縦に細くて穴が1つという男性の骨盤底筋は、瞬発的にギュッと収縮でき、重いものを持つのにも適しています。対して女性は、支えているものもたくさんある上に、穴が3つで面積が広いため、一気にすべてを収縮させるのに向いていません。素早い動き、大きな力を発揮しにくい弱さから、レディーファーストが生まれたといっても過言ではないと思いますね」(kyo先生)そんなふうに複雑な女性の骨盤底筋は、他の筋肉と同じように加齢や運動不足によっていつのまにか衰えて弾力を失ってしまいます。ましてや出産によってダメージを受け、緩む人もいます。そうなると、尿もれどころかさまざまな不調の原因になったり、下腹部がポッコリと出てきたり…。ひどいと“子宮脱(子宮が膣から脱出してしまうこと)”を招きます。骨盤底筋を見くびってはいけない理由はそこにあります。体幹を支える「骨盤底筋」、若いうちは9cm、衰えると3cmに! 女性の骨盤底筋を詳しく見てみると、本当に複雑にできていることがわかります。次の図は女性の骨盤底筋を下から見たところ。自分の体に置き換えて想像してみてください。すごいでしょう? 骨盤底筋は、排泄や性交の時の感覚からわかるように、尿道、膣、肛門を引き締めたり緩めたりしています。その証拠に、筋肉の一部が肛門で一周、尿道と膣で一周していて、8の字型を描いていますね。女性の骨盤底筋の面積は120〜150平方cmくらいで、若い女性なら9cm程度の厚みがあると言われます。9cm! そんなに厚いとはびっくりです。骨盤底筋を横から見てみると、3層構造になっていることがわかります。いちばん深いところ、内臓側にあるのが骨盤腔内の臓器の間を埋める「内骨盤筋膜」。次の層は骨盤内の臓器を持ち上げて支える「骨盤隔膜」、いちばん浅い表面の層、つまり下側から手でも筋肉の動きが感じられるのが「尿生殖隔膜」です。それぞれの層はさらに細かな筋肉で構成されており、とても複雑な構造となっています。これら3層は、尿道、膣、肛門を収縮させるほかに、腹腔内のインナーユニットと協調して、体幹を安定させる役目も果たしています。骨盤底筋がダメージを受けたり、衰えてしまったりすると9cmもあった骨盤底筋は、わずか3cmほどに薄くなってしまうのだそう! さまざまな不具合が出てくるのもわかります。「特に日本は、昔に比べて骨盤底筋が早く衰えてしまうライフスタイルになっています。昔は畳の生活、和式トイレ、床の雑巾がけ、草むしりなど、しゃがむという行動、歩く時間も長く、日常生活そのもので骨盤底筋が鍛えられていました。現代人は便利な家電や交通機関、デスクワーク、椅子に座る生活によって、衰えるのも早くなっているんですよ。しかも昔は、骨盤底筋に弾力のある若いうちに出産するので、ダメージを受けても回復が早かったのですが、現在のように30代40代の出産では、産前産後のケアが必要でしょう」(kyo先生)フランスでは大人の女性の常識! 骨盤底筋ケア欧米諸国では、骨盤底筋は女性にとってとても重要だという考え方が広く根付いています。特にその意識が高いのがフランス。フランスでは、妊娠、出産、産後ケアがひとつの流れ。リハビリ施設が一般的に普及していて、産後に関わらず、骨盤底筋ケアにかかる費用は保険が適用されています。「フランスなどは、年を重ねても女性らしくありたい、美しくありたいという思いが強い国民性。また、骨盤底筋を鍛えることはホルモンバランスが整うだけでなく、実質的な“膣トレ”にもなるので、パートナーにも喜ばれることは間違いありません。日本女性も、これからはそういった意識を持ってほしいと思いますね」(kyo先生)弾力のある骨盤底筋なら、生理のコントロールもできる!また、最近は布ナプキンの普及によって「月経血コントロール」を意識する人がわずかながら増えてきました。よく考えてみると昔の女性は、みんな経血コントロールができていたのですね。月経血コントロールとは、生理中に膣口を軽く締めて経血を膣の奥や子宮内にためておき、トイレに行ったときに腹圧をかけて一気に排出すること。そんなことができれば、量の多い日にトイレに行けずにハラハラしたりすることもなくなります。「昔は生理用品もなく、布や脱脂綿を使っていたので、経血が漏れることは必至だったと想像できます。だから自らのコントロールが必要だった。膣を締めたり緩めたりできるような弾力のある骨盤底筋を保つ必要があったんですね。意識的に鍛えれば、誰でもできるようになると思いますよ」(kyo先生)次回は、骨盤底筋の鍛え方レッスンをお届けします。kyo(小林 亨)プロフィールボディワークプロデューサー。1983年より幼児体操から大人の健康づくりの体育指導を始め、2001年からはフィットネス業界にて、骨盤を中心に全身を整えるプログラムをスタート。2005年にはスタジオ・ヨギーにてオリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス®」を展開。2015年5月、現代人の体にマッチしたプログラムを発信するスタジオ「b-i Style」(ビィスタイル)を外苑前にオープン。しなやかな美ボディを目指す男女に人気を得ている。同時に、指導者の育成にも努める。骨盤や骨盤底筋に特化した著書も多く、近著は「ビューティ・ペルヴィス®骨盤調整でキレイになる3週間プログラム」(主婦の友社)。画像協力:有限会社ラウンドフラット発行「見るみるわかる 骨盤ナビ」
2015年08月10日7月18日(土)に全国443スクリーンで公開初日を迎えた映画『HERO』。公開2日間の観客動員数が100万人を突破、8月7日(金)までの公開21日間で観客動員数236万人、興行収入30.2億円という大ヒットを記録した本作の舞台挨拶が、8日(土)大阪・TOHOシネマズ梅田にて行われ、木村拓哉、松たか子、鈴木雅之監督が登壇した。昨年の月9枠で全11回の放送の平均視聴率が21.3%という高視聴率で幕を閉じた「HERO」。今回の劇場版では、第1シリーズレギュラーメンバーで久利生との名コンビぶりで人気を博した雨宮舞子役の松さんが、前作の劇場版以来8年ぶりに復活している。8日の現在、全国の『HERO』上映劇場の中で観客動員数日本一を記録しているのがTOHOシネマズ梅田ということで、この劇場での舞台挨拶が決定。久利生公平役の木村さんは、「上映中の映画館の中でこの会場が一番お客さんに来て頂いていると伺い、何でもっと早く来なかったのかな、と思いました」と感激の面持ちで語った。さらにこの日は、雨宮役の松さんが出産後初のイベント参加とあって、木村さんは「初代相棒として、しっくりきますね。現場で雨宮さんになった松さんの『久利生さん』というセリフを僕が受け取ったとき、『これ、これ』という感じがありました。撮影中は(松さんの)おなかの中に赤ちゃんがいて、どこか、以前にはなかった女性としての強さが、今回の雨宮さんには宿ってたんじゃないかな、と思いました」と共演をふり返った。木村さんの発言を受けた松さんは「もちろん緊張してましたけど、とにかく何か『雨宮、ちょっと違うな』ってところがあったら言ってください、と監督と木村さんにお願いしました。でも、久利生さんを前にすると、体が動くというか手が出るというか、すぐ行動する感じがぱっとよみがえってきたので、『できそうかな』というささやかな自信を持てました」と明かした。鈴木監督が「この2人が揃うのはこの会場が初めてです」と明かすと、場内からは大歓声が!続けて「『日本を代表するコンビ』と思って頂いてよいと思います」と2人に賞賛を送った。劇中で松さん演じる雨宮が大阪地検難波支部の検事を務めており、松さんが本作でクランクインした場所が神戸であるなど、何かと縁のある関西での舞台挨拶は終始にこやかなムードの中、終了した。『HERO』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HERO(2015) 2015年7月18日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社
2015年08月08日マザーファーストはこのほど、夫婦の呼び方や時間などに関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月4日、20代~40代の既婚女性を対象にインターネットで実施された。回答者数は58名。○夫婦互いの呼び方は「名前」が最多調査ではまず、お互いをどのように呼び合っているのか教えてもらったところ、およそ半数が「下の名前、もしくは「くん」「ちゃん」付け(48.3%)」で呼び合っていることが判明。また、「パパ・ママ、おとうさん・おかあさん(20.7%)」と、親になって呼び方が変わった夫婦も2割いることがわかった。その一方で、およそ1割の人が「あまり呼び合わない(10.3%)」と回答しており、会話がなく、あまり相手のことを呼ぶことがない夫婦も一定数いることがうかがえた。○55.2%が、夫婦二人の時間が減って「寂しい」子どもとの時間は尊くて大切なものではあるが、そのために、夫婦二人で過ごせる時間が減ったことをどのように感じているか教えてもらったところ、半数以上が「寂しい(5.2%)」または「たまに寂しいが、少しだけでも二人の時間を取れればよい(50.0%)」と回答した。しかしながら、「寂しくない」という人も44.8%と、ご主人との時間はあまり必要ないと感じている人も多くいることが明らかとなった。では、夫婦二人の時間はどのくらいあるのだろうか。「お子さんが寝ている時など、夫婦二人でお話ししたりテレビを観たりする時間はありますか?」と尋ねたところ、一日に「30分程度」と「2時間以上」が同率(25.9%)でトップとなった。次いで「1時間程度(20.7%)」と続き、多かれ少なかれ夫婦二人の時間を取っている人が多数いることがわかった。一方で「夫婦二人だけの時間はない」という人も17.2%と割と多かった。○77.6%が「産後、夜の夫婦生活が減った」と回答次に、「夜の夫婦生活」について調べたところ、実に77.6%もの人が「減った」と回答。理由として、「旦那は仕事で疲れ、私は家事育児で疲れているので、二人とも子供と一緒に寝てしまう」(25~29歳)、「育児、家事に仕事でそんな時間があるなら寝たい…」(30~34歳)、「子供がいつ起きるかわからないから、なかなかそういう雰囲気にならない」(30~34歳)など、お互いに疲れていることや、子どもに関する理由が寄せられたほか、「もう無理」(40~44歳)、「夫への愛情がなくなった」(30~34歳)、「恋人というより、"自分の一部"という感じで、性的な対象としての興味がなくなってしまった」(30~34歳)など、夫に対する気持ちの変化を理由に挙げる人も目立った。一方、産後も夫婦生活の回数は「変わらない(20.7%)」と回答した人からは、「子供が寝てからなので、特に変わらない」(25~29歳)、「子供が増えても特に変わりません。私は家事や子育てで疲れてるので少し減らしてほしいのですが……旦那の要求を断ると機嫌が悪くなるので仕方なく相手してます」(35~39歳)、「子供がいても夫婦生活は欠かせない。好きだからする」(20~24歳)といったコメントが寄せられた。
2015年08月06日ディップは、はたらこねっとの未婚ユーザーとWoman&Crowdの既婚ユーザー計800名の女性を対象に「出産後の復職に関する理想と課題」について調査を実施した。調査期間は7月10日~26日。○未婚女性が出産後の復職時に課題と感じること「自身の年齢で復職できるか」「稼いだお金の主な用途」について尋ねたところ、未婚女性43%、既婚女性53%が「日々の生活費」と回答した。未婚女性は「子供の養育・教育費」26%、「老後の蓄え・貯金」18%、既婚女性は「趣味・娯楽費」17%、「子供の養育・教育費」13%となっている。出産後の復職時に、もっとも課題や不安に感じること・感じていることを尋ねると、未婚女性で最も多かったのは「自身の年齢で復職できるか」(23%)、続いて「ブランクがあるが、仕事がちゃんとできるか」(19%)だった。既婚女性は「子どもの事情で止むを得ず欠勤することなどへの職場の理解が得られるか」(19%)が最も多く、続いて「育児・家事・介護と両立できるのか」(17%)となった。○未婚女性の希望は「週4~5日・1日5~6時間勤務、収入は10~20万円」出産後の復職について、未婚女性に「1週間あたりの勤務日数は何日を希望しているか」と尋ねたところ、37%が「5日」、35%が「4日」と回答した。「希望の勤務時間」については32%が「6時間程度」、30%が「5時間程度」と回答している。「欲しい月収」は57%が「10~20万円」と回答した。○既婚女性の復職後の状況「週3~5日・1日3時間未満勤務、収入は5~10万円」出産し復職した後について、既婚女性に「現在、1週間あたりにどのくらいの勤務日数を働いているか」と聞くと、26%が「週5日」、21%が「週3日」と答えた。1日あたりの実際の勤務時間は、55%が「3時間未満」と回答している。個人の理想の収入額は「5~10万未満」が37%で最も多く、「10~20万円未満」「5万未満」が各22%だった。
2015年08月04日ドゥ・ハウスはこのほど、「夫婦の会話」に関するWEBアンケートを実施し結果を発表した。調査は7月17日~21日、未就学の子どもを持つ20代~60代の男女を対象に行われた。有効回答数は649名。○平日の会話は「15~30分」、休日は「1~3時間」がトップ平日と休日の夫婦間の会話量について調べたところ、平日は1位「15~30分未満(28.5%)」、2位「30分~1時間未満(23.6%)」、3位「15分未満(21.5%)」に対し、休日は1位「1時間~3時間未満(28.5%)」、2位「30分~1時間未満(19.9%)」、3位「15分~30分未満(16.3%)」という結果に。休日は一緒に居る時間が平日より長い分、話す時間も増える傾向にあることがわかった。○会話の内容は、大半が「子どものこと」夫婦間の会話の内容はどんなことが多いか1~5位まで順位をつけてもらい、1位= 5ポイント、2位= 4ポイント、3位= 3ポイント、4位= 2ポイント、5位= 1ポイントとして重み付けし計算した結果、断トツで「子どものこと(2,981ポイント)」がトップに。次いで「休日・レジャー(1,093ポイント)」が続き、会話の中心は子どものこと、そして休日は家族でどこへ行こうかという話の流れになることがうかがえた。また、夫婦の会話について自身の満足度を100点満点で表してもらったところ、その平均値は62.4点となった。満足度が高い人は、「年齢の割によく話せている方だと思うし、子供の話ばっかりだとそれ以外の会話ができなくなって困るので、子供の話中心にはしないようにしている」(90点/48歳女性)、「喧嘩になる事もしょっちゅうあるけど言いたいことをハッキリと相手に伝えて話し合えるし、何気ないことでも会話できているからです」(90点/27歳女性)、「会話も豊富で、なんでも言い合っているから」(90点/25歳男性)といった意見だった。一方、満足度が低い人からは、「夫は仕事で帰宅が遅く、自分も家事や育児で疲れているので面倒なことは話さなくなる」(10点/38歳女性)、「子供が中心になっているので、自分が構ってもらえない」(20点/35歳男性)、「話したい気持ちと相手の聞く姿勢に温度差がありすぎて会話が成立しない」(4点/35歳女性)といった回答が寄せられた。○産後はパートナーへの愛情が減少!?続いて、産前を100とし、現在のパートナーへの愛情を0~200の数値で表してもらったところ、平均値は77.5となり、産後は相手への愛情が薄れる人が多いことがわかった。また、夫婦の会話の満足度を横軸、パートナーへの愛情を縦軸にした散布図で見ると、パートナーへの愛情が産前よりも高くなっている人は、会話の満足度が50点以上という共通点が見られた。○夫婦の会話で心がけていること最後に、夫婦間の会話において心がけていることや気を遣っていることについて尋ねたところ、男性は、「お互いに干渉しすぎず、できるだけそっとしておいたりしている」(25歳)、「仕事の話を家庭に持ち込まない」(38歳)、「相手の話をよく聞き、覚えておくこと」(33歳)、「忙しいときでもできるだけ話すようにしている」(40歳)、「ささいなことでもなるべく話すようにしている」(45歳)、「意見を尊重すること」(54歳)などが挙げられた。一方女性は、「怒りっぽい口調にならないこと」(27歳)、「『ありがとう』を沢山言うこと」(27歳)、「楽しく会話ができる話題を話すこと」(33歳)、「夫が頑張ってくれていることをきちんと評価し、プライドを傷つけないこと」(33歳)、「感謝の気持ちを忘れないこと」(40歳)、「話の内容は簡潔明瞭にする」(50歳)といった回答だった。
2015年08月02日