私にはまもなく生後5カ月になる息子がいます。産前産後あわせて半年の里帰りを終え、自宅に戻り新生活を始めて1カ月半。徐々に家族3人の生活にも慣れ始めた矢先、体の異変を感じるように。激痛と不安でいっぱいの連休となった体験談です。 虫刺され?いぼ痔?大したことではないと思い放置それはゴールデンウィーク直前にやってきました。いつものように息子との散歩を終えて帰宅すると、「何だか今日は虫が多かったな。息子、刺されてないといいけど」と心配がよぎりました。しかし息子は刺されておらず、代わりに私のお尻に何だか違和感。「変なところを虫に刺されちゃったな」と思いながら、夫に「息子は刺されてなくて安心したけど、私がお尻刺されてたー!」なんて笑い話をしていました。 それからまもなく、今度はトイレのたびに痛みを感じるように。これは虫刺されじゃなく、もしかして痔? しかもいぼ痔というやつか!? 妊娠中、切れ痔にはなっていたけど、いぼ痔までできてしまったなんて……。ただ、すぐに病院に行くほどでもないと思い、そのままにしてしまいました。 すると、それからすぐ全身が筋肉痛のようになり、特に腰と股関節がだるくなってきました。もともと大きく生まれた息子はさらに体重が増え、抱っこのたびに足腰に負荷がかかっていたので、「この痛みも息子が順調に成長している証だね」なんて湿布を貼りながら悠長に構えていました。 陰部に激痛が走り病院へ次の日、トイレで自分の陰部を見てみると、右側だけが大きく腫れてボコボコに! よく見ると、それは陰部からお尻まで続いていました。その夜、陰部からお尻にかけての激しい痛みに目が覚め、痛みが治まることなく朝を迎えました。あまりの痛さにいつもの歩行もできなくなっており、これはおかしいと、タクシーでレディースクリニックへ。 先生の診断は性病ではなく、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」。主に50代以上の人に多い病気で、体内に残った幼いころの水ぼうそうのウイルスが、免疫が低下した際に活性化し、帯状に水ぶくれができるというものでした。産後のママにも多い病気のようでしたが、私のように陰部からお尻にできるのは珍しいそうです。「厄介なところに発症したために気がつくのが遅れてしまったね」とのこと。 子どもへのリスク今度は顔に発疹が! 慌てて近くの皮膚科に駆け込み、帯状疱疹のことも報告すると、「お子さんはすぐに小児科で肌を見てもらってください。乳児の水ぼうそうは新生児に比べれば重症化しにくいと思いますが注意が必要です」と言われ、 翌日、電話をかけた小児科を改めて受診することになりました。 私は他のお子さんにも感染させることがないように家で留守番をし、夫が息子を病院へ連れて行きました。戻ってきた夫に話を聞くと、今のところ息子には異常は見られないが、もうすでに感染しているとみなし、発症してもなるべく症状を抑える薬を服用して重症化を防ぐという方針になったとのことでした。 連休中は自分の経過観察と息子の体調チェックの毎日となってしまいましたが、まさかあんなところに帯状疱疹が出てしまうなんて、本当に衝撃でした。育児に全力で取り組んでいましたが、それが疲労の蓄積になり、結果的に息子を危険な目にあわせることになってしまいました。これからは育児も家事も完璧にしようとはせず、時には手を抜いて自分を労りながら過ごそうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/さくら監修/助産師REIKO 著者:みーふな生後5カ月の男児の母。不妊治療を経験後、治療休憩中に待望の自然妊娠! 現在は育児休業中です。自分の経験を中心に執筆活動を行うべく準備しています。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
2022年06月25日産後に体を壊してしまい、育児が困難になったママの体験談です。どのように体に不調が現れ、子どもを保育園に預けようと考えるに至ったか、病気を理由に保育園の申し込みをしたエピソードを紹介しています。 無事に出産を終えたことはゴールではなく、育児の始まり。私は産後に体を壊して育児が困難になってしまい、子どもを保育園に預ける決意をしました。今回は、私の病気のために保育園に申し込みをして無事合格した体験談と、入園後の生活や気持ちの変化についてお伝えします。 産後に起きた数々のトラブル私は妊娠初期からつわりがひどかったため、あまり動くことができず、妊娠後期には健診で子宮頸管長が基準より短くなっているということで、自宅での安静生活を指導されました。そのため、無事に出産を終えたものの、育児をするだけの筋力や体力がなく、徐々に私の膝や腰には痛みが……。 さらには手のしびれや足の裏にも炎症が起き、一時は横になっているのもつらい状況でした。このような痛みによる不安から不眠症にもなり、その後「産後うつ」と診断されました。 保育園が必要になった理由夫には1カ月の育休を取ってもらい、育休終了後はヘルパーや一時預かりを使って通院を続けました。しかし、希望通りに予約を取ることができなかったり、またヘルパーや一時預かりの予約が取れた日にちに病院の予約をうまく入れ込めなかったりと、日程調整に苦戦。やがて、ずりばいを始めた息子を追いかけることができず危険を感じるようになったため、夫のいない平日は保育園に預けることを考えるようになりました。 保育園の申し込みまでにおこなったこと夫は会社から勤務状況証明書を、私は通院しているそれぞれの病院から診断書を集める必要がありました。これらの書類はできあがりにかかる時間がまちまちなので、1番に取り掛かることに。 ホームページで保育園の空きについて調べ、できるだけ家から近く、入りやすさ(0歳児の倍率)も考慮しながら検討しました。締め切りまでに市役所の窓口に提出し、その結果第二候補の保育園に入園することができたのです。 息子が保育園に通うようになってからは病院にスムーズに行けるようになり、痛い体で急ぐこともなくなったので、ストレスを減らすことができました。私は産後にここまで体を壊してしまうとは思いもしませんでした。もしこのような状況になってしまったときのために、あらかじめ市で受けられるサポート情報を見ておくことも大切だと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/まっふ 著者:川口みさ0歳男子の母、33歳。産後に体を壊してしまい、現在は療養中。趣味はトランペットで吹奏楽やオーケストラで演奏すること。いずれ復帰するのが目標。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年05月27日里帰り先で無事、女の子の赤ちゃんを出産した妻・雪穂。自宅の夫との電話で、産後の体の痛みの話をすると「やめて! 聞きたくない!」と気遣うどころか、聞くことさえ拒否された。さらに自分が妻に「まとめといてよ!」とお願いした両親学級のノートを失くしてしまっていたことが発覚! 体調が悪い中、一生懸命まとめたのに……。妻がどんな思いでノートをまとめたのか考えもせず、失くしても探しもしない。 自分の子どものことなのに、一向に関心を持たない夫に苛立ちが募る。そして翌朝、妻は突如痛みに襲われてしまって……?! 胸の激痛と失禁…もう限界!そのとき夫は…? 乳腺炎になりかけて、胸が激痛! 助産師さんにしぼってもらったものの、痛みは全然引かない。 さらにトイレに行こうとしたタイミングで失禁していまい、一気に涙が溢れた。 つらい! つらい! もう嫌だ! 「お願いカズ君、少しでいいから話を聞いて……!」 しかし夫からの返信はなかった。妻がこんなに切羽詰まった生活をしているときに、夫は……?! 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年05月15日里帰り先で無事に女の子の赤ちゃんを出産した妻・雪穂。「定時前だから帰れるか微妙」と返信してきた夫が、産後すぐに駆けつけてくれて喜んだのも束の間、「大したことなくてよかったね!」と信じられない言葉を口にするのでショックを受けた。その後、少しの間眠って目を覚ますと、夫はもう帰っていた! 久しぶりに会ったのに、声もかけないで赤ちゃんの顔だけ見てトンボ帰り……娘と夫、感動の初対面にも立ち会えずがっかりした妻。 赤ちゃんのお世話が始まり、疲労が蓄積。しかし、この大変さを夫にわかってもらえなくて……。 「聞きたくない!」って、なに? 家に帰ってしまった夫とテレビ電話をつないで、娘を見せながら会話をしていた。 「全身激痛で、マッサージも痛くて……お股も切開して……」 「あああーーー! やめて! 聞きたくない!」 産後の体がどれだけしんどくて痛くて大変かを伝えていると、夫が妻の言葉を遮って……?! 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年05月13日産後の抜け毛に悩んでいた和田さん。産後の変化は抜け毛だけでなく、鏡を見て愕然としたそうです。娘が生まれて少し経ったころでしょうか、鏡を見てギョッとすることがありました。 産後の自分にガッカリ… 当時の写真を見ると、笑ってしまうくらい顔がパンパン。化粧っ気もなく、美容院にも行けず、服は同じ授乳服のヘビーローテーション。時間的な余裕も、心の余裕もなく、いつもボッサボサのガッサガサでした。 ずっとこのままかと思っていましたが、子育て生活に慣れてくると、少しずつ自分のケアもできるようになってきました。あのときどんよりしていた自分に「この先少しずつ余裕ができてくるよ、大丈夫だよ」と言ってあげたいです。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年05月06日「病名は『産後うつ』です」第12話。退院日から2週間が経過しました。すると、ぼめそさんに変化が! なんと、わが子"を"かわいい"と思えなくなっていました。「全然かわいくない……」 気付くと、泣いているわが子に向かってポツリとつぶやいていました。 病名は『産後うつ』です第12話 長女こはるちゃんが新生児のときは母の手を借りながら、実家で育児をしていたぼめそさん。 「今回も実家で、はなちゃんの育児をしたい」と意向を伝え、1カ月ほど実家でお世話をすることに。 しかし、実家で子育てを始めて1週間ほど経ったある日、ベッドから起き上がれなくなっていました。 頭では分かっているのに、動くことができない状況。考えれば考えるほど、思考がまとまらない。 そして、どんどん無気力になっていくのでした……。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年04月14日「病名は『産後うつ』です」第11話。第二子の出産以降、心身ともに体の不調に悩んでいたぼめそさん。ある日、看護師さんの目の前で涙が止まらなくなり、泣いてしまいました。「泣きたいときはいっぱい泣こう?」 看護師さんのやさしい言葉を聞くと、しばらく泣き続けました。 そして、産後の不調のことを看護師さんに話すのですが、話し終わると、何だか弱みを握られたような後悔の念が押し寄せてくるのでした……。 病名は『産後うつ』です第11話 看護師さんの変わらない態度に安心したぼめそさん。 お昼ごろ、医師が病室へ来て2人で話しをすることに。そして、先生から「産後のマタニティブルーズという状態です」と言われます。 「どうしても眠れないとき、薬を飲もう」「今は”お守り”として持っていて?」 そう言われ、手渡された薬でしたが、ぼめそさんはその薬を飲むことはなく、退院日を迎えることに。 帰りがけに買ったハンバーガーを頬張ると、「私は大丈夫」なんとなく、そう思うことができました。 しかし、2週間後――。わが子を見ても、かわいいと思えなくなってしまって……!? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年04月10日「病名は『産後うつ』です」第10話。第二子の出産後から、体の不調を感じていたぼめそさん。第一子出産後のときとは違う症状に戸惑いを覚え、不安が消えずにいました。睡眠中は目が覚めてしまうほどの咳に悩んでいました。喉の奥に張り付いているようなかゆみが気になります。 しかし、その日、夕食を食べているときだけは、咳も喉のかゆみも不思議と治って……? 病名は『産後うつ』です第10話 「顔色悪いけど大丈夫……?」 病室に入ってきた看護師さんに心配されたぼめそさん。 「あ、大丈夫です」そう言おうとすると、突然涙が溢れて止まりません。 「すみません。なんか……涙が止まらなくて……」ぼめそさんがそう言うと、看護師さんが「横に座っていい?」と言って横に座り、口を開きます。 「謝る必要はないだよ。しんどかったね」「泣きたいときはいっぱい泣こう?」 看護師さんの口から出たやさしく温かい言葉に、いろいろな想いが溢れ出してきました。 そして、産後の不調に悩んでいたことを看護師さんに話すことに……。 しかし、すべてを話し終わると、自分の心を見られたような、弱みを握られたような後悔が押し寄せてくるのでした……。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年04月08日「病名は『産後うつ』です」第8話。産後2日目の夜なのにつわりのような症状が出たぼめそさん。産後なんだから心身ともにボロボロで当然と思い直し……私がこんなのでどうするんだ! 1人目のこはちゃんのときもできたし、2回目の育児なんだから大丈夫! そう言い聞かせて自分を奮い立たせるのですが…… 病名は『産後うつ』です第8話 結局またほとんど眠れず、産後3日目の朝を迎えました。母乳がよく出るからミルクを足さなくても……そう思ったぼめそさんでしたが、1人目のこはちゃんのときを思い出しました。 混合を予定していたものの完母にしていろんな経験を経て、2人目こそ混合育児にしようと誓っていました。 哺乳瓶拒否による混合育児断念を避けるべく、早速ミルクを作って飲ませるのですが…… 次回、家族がお見舞いに! なぜか喉に違和感&咳が出始めて……!? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年03月11日■前回のあらすじトライしてみたものの、やっぱりまだ辛い…。その様子を見て、夫もようやく私の体の状態を理解してくれたようでした。■産後1年半、ようやく回復してきた?私の場合、断乳して一気に体が楽になった気がします。産後1年半、積極的にしたい! とまではまだ思えず、義務感アリアリでしたが、そこまで苦痛に感じるほどではありませんでした。■私たち夫婦がこれからも仲良くやっていくためには…産後の話を描く中で「あの時の私の夫への対応はダメだったな…」とか「神経質すぎたよな…」なんて反省したり、「夫めっちゃ頼れるようになったな!」とか改めて思うことができました。こうやって産後の話を描けるのも、今が幸せだと思えるからかなとも思います。また数年後、あの時あんなことあったよね、なんて笑いながら漫画を見返せるといいなと思っています。そして、今、産後で悩んでいる方、産後の夫婦関係に悩んでいる方の気持ちが少しでも楽になりますように!お読みいただきありがとうございました。
2022年03月06日「病名は『産後うつ』です」第7話。「お願いだから動いて!」そう強く願うと目が覚めたぼめそさん。次女・はなちゃんが泣き、自分の体が動かなくなった……というのは夢でした。すぐさまはなちゃんのところへ駆け寄り……小さな鼓動を感じ、「良かった!息してる…夢で良かった!」その場にへたり込み、ぼめそさんは声を殺して泣いて…… 病名は『産後うつ』です第7話 「ヴッ!」つわりのような症状が出たぼめそさん。精神的にキツい、文字通りの“悪夢”。 はなちゃんを抱きながら、私がこんなのでどうするんだ!2回目の育児なんだからできる!こはちゃんのときもできたし大丈夫!私がしっかりしないと!だって2人目なんだから。 自分に言い聞かせた言葉はまるで小さなシミになり、それは自分では気づかないほど少しずつゆっくり広がって心を灰色に染めていって…… 次回、何かデジャブ……あのときと一緒だ! 2年前にも同じ悩みを感じて…… 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年03月03日「病名は『産後うつ』です」第6話。次女・はなちゃんが寝ているベッドに付いている乳児体動センサーのブザー音が部屋中に鳴り響いているのに、ぼめそさんは体が動かなくて……はなちゃんが息をしていないかもしれない。それでも、体が動かなくて助けに行けない、そして助けを呼ぶ声も出ない……!体は動かないのに、ぼめそさんは涙だけが溢れて…… 病名は『産後うつ』です第6話 「お願いだから動いて! 何で動かないの!」そう強く願うと、目が覚めたぼめそさん。どうやら先ほど見ていたのは夢だったよう。 体が動くことを確認し、すぐさま向かったのは、はなちゃんのベビーベッド。 首元に指を当て、鼓動を確認。息をしていて温かさを感じ、生きていることを無事に確認できました。 「良かった……! 息してる!」「怖かった……夢で良かった!」 もし本当に体が動かなかったら……抱き上げたときに体温を感じなかったら……小さな鼓動を感じなかったら…… 夢じゃなかったらと想像するとゾッとして、その場にへたり込み、ぼめそさんは声を殺して泣くのでした……。 次回、私がこんなのでどうするんだ! 大丈夫、だって2人目なんだから…… 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年02月28日「病名は『産後うつ』です」第5話。次女・はなちゃんを出産した翌日の夜、全身が痒くなり、消灯で部屋に訪れた看護師さんへぼめそさんが症状を訴えると……痒み止めの薬を処方してもらうことができました。“薬を飲んだ”という安心感からか、痒みが少し落ち着いたぼめそさん。ベッドへ横になるとようやく眠気がきたのですが、部屋中にけたたましく「ビー! ビー!」というブザー音が鳴り響いて……!? 病名は『産後うつ』です第5話 はなちゃんが寝ているベビーベッドには乳児体動センサーが付いていて、何らかの原因で赤ちゃんの体動が何秒か止まると、警告音でお知らせしてくれるようになっていました。その警告音がぼめそさんの部屋に鳴り響いているのですが…… 声が出ず、体も動かすことができません。 「誰かこの音に気づいて欲しい」と願うも、ぼめそさん自身、乳児体動センサーを切り忘れて赤ちゃんを抱き上げたこともあり、また、ぼめそさんの産院ではほかの部屋からも頻繁にこの警告音が鳴っていたため、「また鳴っている」くらいにしか思わないだろう……と推測。 もしかしたらはなちゃんが息をしていないかもしれない。 それでも、体が動かない、助けに行けない、助けを呼ぶ声も出ない…… たった1mほどの距離なのに長く感じる……どんなに願っても体は動かないのに、涙だけがボロボロとこぼれ落ち…… 次回、何で動かないの! 涙を流して願っているとついに……! 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年02月22日「病名は『産後うつ』です」第4話。次女・はなちゃんを出産した翌日、授乳・おむつ替え・寝かしつけなど、お世話すべてをスムーズにおこなえたぼめそさん。しかし、出産当日に続いて翌日の夜もなぜか全然眠くなりません。それどころか、分娩台に座ったときと同じように、突然胸が苦しくなりました。さらになぜか全身が猛烈に痒くなって…… 病名は『産後うつ』です第4話 ずっと痒みが治らないのでは……というありえない想像で、ぼめそさんの鼓動はどんどん速くなり、また胸が苦しくなってきました。 心臓の音がうるさくて、体中痒くて、でもその原因はわからない……。 ぼめそさんが苦しんでいると、病室をノックする音が聞こえました。 「消灯時間だよ、一回入るね」と声をかけながら入ってくる看護師さん。「一応様子を見に来たけど……」という看護師さんに対し、ぼめそさんは「大丈夫ですよ」とひと言。 しかし、痛いところや気分について聞かれたため、初めて体の痒みを伝えました。 看護師さんに診てもらいながら急に手足が痒くなったことを伝え、「何か、痒み止め的なもの……ありませんか?」藁にもすがる思いでぼめそさんが聞いてみると、「よし。薬確認してくるね!」と、あっさりと薬を処方してもらえました。 “薬を飲んだ”という安心感からか、痒みが少し落ち着いた気がしたぼめそさん。 ベッドへ横になって目を閉じると、ゆっくり眠気がきました。 しかし…… ビー! ビー! ビー! 部屋中にけたたましくブザー音が鳴り響いて……!? 次回、声が、体が……涙だけがボロボロ流れて……誰か気づいて! 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ
2022年02月20日長女を出産したときは初めての育児でバタバタしていたせいか、産後すぐに体重が戻った私。次女を妊娠したときも、産後はすぐに体重が戻ると思っていました。ところが次女出産後、3カ月経っても体重が一向に減らず……。そのときの体験談を紹介します。 産後は授乳の影響で体重が元に戻る?長女を出産したときは初めての育児でわからないことも多く、バタバタしていたこともあってか、産後2カ月ごろから「痩せたね」と周りに言われることが増えました。その後、産後半年くらいで妊娠前の体重に戻り、さらには妊娠前の体重よりも少なくなりました。 ありがたいことに母乳がよく出ていたので、母乳のおかげで体重が元に戻ったのかもしれないと思っていました。そして翌年には、次女を出産。また半年くらいで体重が元に戻ると軽い気持ちでいたのですが、今回は違いました。 体重が元に戻らない! 運動をスタート2人目で余裕があったからかわかりませんが、次女を出産してから3カ月過ぎても体重が元に戻りません……。「産んだあとは、自然と体重が元に戻る」と安易な考えでいたため、焦りました。とりあえず買い物がてらにウォーキングをスタート、ダイエットDVDを買って自宅で運動も始めてみました。 ところが体重が戻るよりも先に、腰を痛め、さらには肩も痛めてしまう結果に……。子育てにも支障が出そうな状況だったため、病院に相談に行くと、「産後にいきなり無理をしすぎです!」と厳しく注意されてしまいました。 焦りは禁物! ゆっくりと体重を戻そう私の場合、普段から運動習慣もないうえに、本調子ではない産後に突然運動を始めたことで体がビックリしてしまったようです。病院の先生からは、「産後、すぐに体重が戻る人もいれば、ゆっくり戻る人もいる」「体を動かすのは、もっと落ち着いてからにすること」とアドバイスを受けました。 「今は体重よりも赤ちゃんを気にしてあげて」と先生は言っていました。赤ちゃんよりも、自分の体重のことを先に考えてしまっていた……と、反省しました。それからは食事内容を見直すなどして、1年くらいかけて元の体重に戻りました。産後に無理は禁物です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※母乳を赤ちゃんに与えていると、それだけでこれまで以上に消費カロリーが多くなります。母乳はママの体の血液から作られているため授乳中に無理なダイエットは禁物です。特に赤ちゃんが生まれたばかりの時期に、増えた体重を無理やりもとに戻そうとすると、母乳の出方にも影響します。 ※妊娠中に体重が増えてしまったとしても、産後に極端に食事を制限したり、無理な運動をするようなダイエットをする必要はありません。母乳を赤ちゃんに与えていると、それだけでこれまで以上に消費カロリーが多くなります。ダイエットは、授乳期間が終了してからにしましょう。また、体重は産後3〜4カ月程度でもとの体重に戻ることを目標にしながら、授乳期間を過ごしましょう。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/きょこ著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2022年02月16日「病名は『産後うつ』です」第2話。次女ちゃんを出産後、1カ月健診を受けたぼめそさん。すると医師からぼめそさんが即入院するようにと言われてしまい……「産後うつです」と診断を受け、悲しいのか、悔しいのかわからないまま涙が溢れて止まらないぼめそさん。実は産後すぐを振り返ると、すでに予兆があったようで…… 病名は『産後うつ』です第2話 産後うつ診断からさかのぼること1カ月前、次女・はなちゃんを出産したぼめそさん。その際に長女・こはちゃんの出産時にはなかったズキズキする痛みを感じました。 「出産時にちょっとだけ出血多かったから、2時間は横になっててね」と看護師さんから言われたぼめそさん。分娩台で2時間横になっている間も子宮の痛みがなくなることはなく、病室へ戻るために横になった体勢から一旦座る姿勢にすると…… 急なめまい、ふらつき、息苦しさと同時に汗がダラダラと出て、看護師さんの声が遠くなっていきました。目の前がチカチカして、視界が歪み、さらには自分の手じゃないと思うほど手が震えて力が入りません……。 「すみません……なんか調子悪いです……」と訴えかけるぼめそさん。看護師さんから「もう少しここで様子見てもいいし、病室へ行きたいなら車椅子で移動しても……」と提案してもらったぼめそさんは、病室へ戻ることを選択。 体調はすぐれないものの、出産当日の夜は産後ハイで眠れませんでした。出産翌日は豪華な病院の朝食を堪能し、疲れや眠気がまったくないものの、子宮の痛みが続いていたため、薬を服用しました。そして、“新生児のお世話”の懐かしさとはなちゃんのかわいさを満喫した1日でした。「これが2人目の余裕なのか!」と感じるほどの無双モードなぼめそさんだったのですが…… 次回、眠たいのに全然眠れない……原因は? さらに体には異変が…… 監修/助産師REIKO
2022年02月13日■前回のあらすじ妊娠中の明日香と、育児に対して積極的な姿勢を見せる夫の健介。しかし、健介は「お腹の子のため」と言い、つわりで苦しむ明日香に食事を残さず食べるようすすめるなど、どこかズレていて…。 >>1話目を見る あまりにも大騒ぎをする夫の態度に嫌な予感が増してきて…。汗疹事件をきっかけに、夫の心配性はますます加速してしまい…事態はさらに悪化してしまったのです…。次回に続く(全6話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ももんがももか/イラスト・ 1日1鶏(いちにちいちにわとり)
2022年01月21日産後のママの身体と心の状態は?ママの身体が回復しようと変化する時期妊娠・出産は、ママと赤ちゃんの身体と心に大きな影響を与えます。主に産後6~8週間までは産褥期(さんじょくき)と呼ばれ、ママの身体が妊娠前の身体の状態に回復しようとする変化と、赤ちゃんのために母乳を分泌しようとする変化とが同時に起こる時期です。このようにママの身体に大きな変化があるときは、できるだけ身体を休めることが大切とされています。しかし、実際には数時間おきの授乳やおむつ替えなどでまとまって休む時間がとりづらく、育児に対する責任感や不安が募り、精神的・身体的な疲労がたまりやすくなっているママも少なくありません。※産褥期…ママの身体が妊娠前の状態に戻るまでの期間。おおよそ産後6〜8週間まで。マタニティブルーズと呼ばれる症状も産後数日〜10日程度は、不安や気持ちが落ち込むマタニティーブルーズの症状があらわれ、心身ともに不調が続き落ち込みやすい時期とされています。マタニティブルーズの症状は一時期で終わることでほとんどですが、症状が長引く場合は医師や助産師に相談して早めに対処できると安心です(※1)。近年は、近くに祖父母が住んでいないなど核家族化が進み、ママがひとりで子育てや家事を担う場面も増えてきました。産後うつや夫婦仲にズレが生じる産後クライシスも気になる方も多いでしょう。できるだけ産後のママの負担を減らすためにも、ママと赤ちゃんのそれぞれに合ったサポートを上手に活用していけると良いですね。産後ママをサポートする「産後ケアリスト」とは?「産後ケアリスト」とは、一般社団法人日本産後ケア協会の認定資格を取得し、産後のママのサポートを行う人のことをいいます。出産後の女性の心と身体、子育てをサポートする訓練を受けており、ときにはマタニティ期から子育て環境を整える手伝いをします。産後のママは赤ちゃんを迎えて嬉しく思う反面、身体の不調や育児に対する不安、夫婦関係に関する悩みなどを抱えてしまうことがあります。産後ケアリストはそんなママの気持ちに寄り添い心の声に耳を傾けながら、子どもの成長に合わせたさまざまな支援を提供していく人たちといえます。産後ケアリストのサポート内容は?産後ママの身体のサポート産後のママは腰痛、産後腱鞘炎、尿失禁など、さまざまな身体のトラブルに見舞われることがあります。そこで産後ケアリストはママの体力回復と健康的な生活のために、ママや赤ちゃんをとりまく環境を整えたり育児のお手伝いをしたりとさまざまなことに取り組みます。たとえば、バランスのとれた食事や料理のサポート、十分な休息と睡眠確保のためのアドバイス、産褥体操や骨盤ケアなどに関する情報提供など、ママが子育てしやすいよう充実した内容が特徴です。ママがゆっくりと身体を休めることで、疲れたときや気分が落ち込んだあとなども少しずつ前向きに育児ができるようサポートします。産後のママたちの心のサポート赤ちゃんがお腹の中にいるあいだ、ママは赤ちゃんが生まれたときのイメージや心がまえをゆっくりと育んできましたね。幸福感に包まれたゆとりのある育児をイメージしていた人もいるかもしれません。しかし、実際に赤ちゃんのお世話が始まると「きちんとできているか」「栄養が足りているか」「泣き止まないのはなぜ」と気になることが絶えず、不安な気持ちになることがあります。特に産後は気持ちの波が大きいケースも多く、夫や家族に対してモヤモヤとした気持ちを抱えて自分を責めてしまうことも珍しくありません。産後ケアリストはこうした産後のママ特有の不安や悩みを受け止め、ゆっくり安心して母親になるためのサポートをします。夫や祖父母との関係調整のアドバイスや、退院および帰宅の付き添いも行っている支援のひとつです。子育てや生活のサポート赤ちゃんのお世話をしながら生活リズムを心地良く整えていくには、少し時間が必要とされています。上の子どものお世話があったり、早々に仕事に復帰をしなければいけなかったりする場合もありますよね。育児の環境を整え、赤ちゃんがいる生活に慣れるまでのサポートをするのも産後ケアリストの仕事です。食材や生活用品の買い出し、家事代行といった家事サポートや、赤ちゃんと一緒に外出する際の付き添い、上の子どものお世話を含む育児サポートなど、大人の手が必要なときにママの心強い味方になってくれますよ。産後ケアリストの利用方法・料金は?自治体のサービスを利用するたとえば、京都市では産後ケアリストがいる産婦人科に産後ケアを委託し、施設を利用したママに対して助成を行っています。このような公的な産後ケアは、全国各地の市町村が主体となり実施しています。サポート内容には産後ケア施設による宿泊型や通所型のサポート、担当者が自宅に訪問するアウトリーチ型のサポートなどがあり、いずれも無料~数千円程度の料金で利用できることがほとんどですよ。しかし、現在産後ケアリストの派遣や利用助成を行っている自治体はまだ多くありません。サポートを実施する事業者や利用条件は自治体によって異なるため、産後ケアリストのサポートを希望する場合は住民票がある自治体に問い合わせてみてはいかがでしょうか。また産後ケアリストのサポート以外でも、自治体でさまざまな産後ケア事業を行っているケースもあります。産後ケアのサポートや申し込み内容が気になる場合は、同じく各自治体に問い合わせて確認できると安心ですね。民間のサービスを利用する産後ケアリストは、日本産後ケア協会が運営する訪問型の産後ケアサービス専門サイト「MAMA’S HEAVEN」から申し込みが可能です。申し込みには5つのステップがあります。1.希望の産後ケアリストを検索2.サイトから登録・申し込み3.希望の産後ケアリストと面談4.産後ケアリストから見積もり・サポート内容の提示5.見積内容の承認後、料金を振り込み申し込み完了現在サイトで紹介されているのは、登録された産後ケアリストの一部に限られています。掲載されていない産後ケアリストも在籍しているため、利用地域などに希望があれば事務局に問い合わせてみましょう。利用料金は産後ケアリストのキャリアや依頼内容などによって異なりますが、2~3時間の利用で5,000円~10,000円が目安です。産後ケアリストのサポートで家族も笑顔に産後は急激にママの身体の回復が行われる時期とされています。疲れたなと感じたときは、ママはできるだけ自分のことをしっかりとケアしてあげたいものですね。しかし、ママになると赤ちゃんのこと、家族のこと、家のことを優先することになり、なかなか思うように休みが取れないこともあるかもしれません。そのようなときには、思い切って誰かに頼ってみてはいかがでしょうか。近くにサポートをお願いできる人がいないときは、産後ケアリストをはじめとする民間サービスや自治体のサポートを利用してみるのもおすすめです。ママが心と身体をしっかり休めて穏やかに過ごせることで、赤ちゃんや家族が笑顔になれるよう育児ができると良いですね。この記事は2021年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2021年12月09日「子どもができたら夫が別人のようになった話」第20話。今回は産後2カ月が過ぎ、さやこさんの体が思ったように動かなくなったときのお話です。ある日、しんどそうにしているさやこさんを見た夫。「どうしたん? 」と声をかけてくれるのですが……?子どもができたら夫が別人のようになった話 第20話 産後2カ月を過ぎたころ、さやこさんの体は疲れやすく、思ったように動かなくなっていきました。 そんな様子を見ていた夫は、「どうしたん? 」と声をかけます。 正直に「ちょっとしんどい……」と答えると、なんと「俺もしんどい! 」と返してきて……!? さやこさんは心身ともに、余計に疲弊していくのでした。 著者:イラストレーター さやこ娘と夫の3人暮らし。自閉症スペクトラムの娘との日常を中心に色々と過去の出来事などエッセイ漫画を描いてます。
2021年12月08日里帰りで初めての出産を終え、産院を退院する日のことです。産後は体やメンタル面に様々な変化が見られましたが、まさか自分にこんな変化が訪れるとは……!私が産後1週間で体験した衝撃エピソードをご紹介します。 退院日、病院の説明を聞いていると… 産後はとにかく緊張感と寝不足で気が休まらない日々。「やっと退院の日だ!」と喜んでいたのも束の間、病院の方からの説明がまったく頭に入ってこなかったのです……! 1カ月健診の日程などもその場で覚えられなかったので、あわててスマホにメモ。予防接種を受けに行く際も小児科の先生が言っていることが記憶できず、かなり困惑しました。アメリカではこうした産後の記憶力低下などの現象を「マミーブレイン」と呼ぶそうです。子どもが1歳になるころにはだいぶ記憶力や理解力が戻ってきましたが、当時は産後の体の変化に衝撃を受けたのでした。 ★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね!著者:月村おはぎ4歳娘の母。SNSで育児漫画やコミックエッセイを発信しているイラストレーター 。敏感で人見知りなHSC気質の娘の成長日記や転勤にまつわる経験談を漫画にしている。
2021年12月07日初めての出産で娘の“こはさん”を産んだまきこんぶさん。初めての赤ちゃんのお世話も大変なのに、自分の体と心の変化が予想外すぎて…。■爆泣王が誕生した!母子同室でいきなり我が子の世話が始まった育児の日々。おむつ替えすらわからない状態で、初めはワクワクドキドキしていました。しかもうちの子は…泣き止まない!夫も私もよく泣く子だったと聞いていたので、きっと元気に泣く子が生まれるだろうなぁとは思っていたものの、ここまでとは思ってもいませんでした(笑)。それでも産後ハイも手伝って、夜泣きするときは朝ごはんを楽しみにしながら、病室で育児に励んでいました。こはさんは想像を遥かに超えるほど爆泣きする娘でまったく泣き止まないことから、助産師さんたちは明らかに困惑している様子でした。■出産後の私の体に起きた変化とは産後でもっとも怖かったのはトイレ。尿意をもよおし、助産師さんを呼ぶのがいやでたまりませんでした。足がむくむと歩きにくく、スリッパもうまくはけない状態。そして、何をしていなくても痛かったです。それでも産後ハイになっている私はすぐに治るだろうとお気楽に考えていました……。そしてついに退院の日を迎え、このあたりから私の産後ハイのエンドロールが流れ始め……いよいよ地獄の幕開けに!!入院中は産後ハイや来客のおかげでとても楽しかったものの、退院日、急に不安や焦りに襲われ涙が止まらなくなってしまいました……。そして、なんとか実家に帰宅したものの…情緒不安定が爆発!父と兄は私を少しでも落ち着かせるためにとても頑張ってくれたのですが…。■胸がガチガチに! あまりの痛さに精神崩壊!おっぱいが、みるみるうちにガチガチに硬くなり…搾ることもできず、どうしていいかわからず、ついに精神崩壊!ママ友から乳腺炎の恐ろしさを聞いていたので、恐怖に怯えるばかりでした……。母なら何かわかるかもしれないと電話してみたものの、仕事中ということもあり、軽くあしらわれる始末。ここで意外な救世主が登場するのですが…!読者からの「わかる!」「乳腺炎の大変さを思い出した…」など、共感の声がたくさん届きました。■わかるわかる! 楽しく読めました乳腺炎の経験がある方もない方も、やはり産後の体の変化に悩まされた方は多いようでした。産後のトイレは最強ですよね。毎回ヒヤヒヤしながら入って、出てきてげっそり瀕死の状態でした(笑)。私は4人とも完母育児ですが、乳腺炎になったことがなく辛さがわからないとこが残念ですが、友達の体験談を聞いて震えた記憶があります。でもこの漫画を見て、思わず笑ってしまいました。産後ってほんとどのタイミングで精神崩壊するか自分でもわからないし、4人居て育児に余裕があるとはいえ、みんながみんなまったく同じなわけじゃないからその子その子で大変なところもあるし、世の中の育児に参加しない旦那さんにはほんと大変だってゆうところを1〜10まで見せてあげるためにもこうやって漫画にしてわかりやすくしていただけるのは、ありがたいです^^とても共感しました。私も母乳が出ず胸が張り、とても痛くて触られるのも嫌で産後鬱じゃないかってぐらいいろいろ拒否反応がありました。漫画を通して私だけじゃなかったんだと思え、これから出産される方にも良い情報になると思います。わかるわかる!で楽しく読めた。お腹の3人目を待ちつつ一人目、二人目の時を思い出せました。乳腺炎の大変さを思い出して、二度と同じ経験したくないと改めて思いました。もし次があるなら完ミにすると決意したのを思い出します。素敵な友達ですね。私もそんな人になりたいです。全てが共感できます。 私も頑張らないとという気持ちにさせてくれました。産後の不安に悩まされる方は多いと思います。まきこんぶさんは親友に助けられましたが、ウーマンエキサイトにも同じような経験をされた方のエピソードが多数掲載されています。ぜひご覧になって参考にしてみてくださいね。 ▼漫画「産まれた娘は爆泣王! そして出産後の私の体に起きた変化とは」
2021年11月24日育児は体力が必要です。日々奮闘するなか、私は体の痛みを感じ整体院に通って育児を乗り切りました。整体がなかったら体の痛みは取れていなかったかもしれません。今回は整体院に行こうと思った理由や、どのように整体院を選んだのかについてお伝えしていきます。 初めての出産で経験した体の変化は...「子どもを産んだあとの体は、交通事故に遭ったときと同じくらいダメージを受けている」と聞いたのは、出産する少し前のことでした。骨盤が開くのでグラグラするということは覚悟していたのですが、実際にどのような感覚なのかは知るよしもなく⋯⋯。そして出産翌日、立ち上がるときに違和感を覚えたのです。決して動けないわけではないのですが、腰がひと回り大きく感じ、そして動きが伝わるのが以前より鈍いような⋯⋯そんな感覚でした。歩くときも不安定で、コルセットをつけると嘘のようにラクになったのです。これが産後の骨盤なのか⋯⋯と、これからの生活に不安を感じました。 産後1カ月、肩の激痛に耐えかねて整体へ退院し、自宅での育児がスタート! 面倒だったので、コルセットはつけたり外したりしていました。抱き方・おっぱいの飲ませ方を試行錯誤しながら3時間おきの授乳。そして出産時にかなり腟が裂けたので、円座でも座ると痛くて、片方のおしりに重心をかけるような座り方で授乳をおこなっていました。出産前と違う体重のかけ方をしたせいか、産後1カ月を過ぎたころに右肩から首にかけて、常に痛みが走るようになっていました。これはどうにかしなければ育児ができない!ということで、以前から気になっていた産後ケアの施術メニューがある整体院を探すことに。 効果を実感! 整体院を選んだポイント相談次第では妊娠中でも施術を受け付けるという整体院を見つけ、産後1カ月であることと簡単に症状を伝えて予約完了。受診時には症状が始まった時期や具体的に痛い場所・痛みの種類などを細かくヒアリングされ、施術が開始されました。 「骨をボキボキ鳴らしたり、痛みのある施術はしません」とホームページに謳っている通り、じっくり体をほぐしていく方法で進んでいきました。 1時間の施術が終わると肩周りがビックリするくらいにスッキリ! 肩も上がるようになっていました。ホームページに施術内容が詳細に書かれていたので好感を持ち選んだ整体院ですが、胸を圧迫しないでうつ伏せになれるクッションを使用してくれるなど、とても行き届いたサービスに大満足でした。 私が産後ケアとして整体に行くことを母が知ったとき、「産後ケア」というフレーズ自体聞いたことがないと言っていました。時代によって子育て方法は変わっていますが、ママたちの体のメンテナンスについても、当たり前におこなえる風潮になったらいいなぁ思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラスト/キヨ著者:歌 啓子1歳男児の母、転勤族の妻。子育てはフランス流を実践、夫は息子の爪切り以外はすべてこなせる育メン。2018年9月より在宅勤務にて復職し、転居先の地で友達作りに勤しんでいる。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2021年11月12日フランスでは産後すぐにペリネケアといって、妊娠や出産で緩んだ骨盤底筋を鍛えるケアが普及しています。2年前に長男を出産したときは、産後の疲労が激しく、初めての子育てに余裕がなかったためペリネケアを受けられませんでした。長男出産後、ペリネケアは必要だと感じていた私は、次男の産後初めて治療を受けてみました。すると、驚くほどの効果があったのです! そんな私の体験談です。 フランスのペリネケアフランスでは産後6~8週間に健診を受け、ペリネケアを希望する場合は処方箋をもらって無料でペリネケアを受けられます。産後の尿漏れや腰痛予防に推奨されていて、8割のママはケアを受けているそうです。 ペリネケアは、リハビリ施設か在宅助産師にて週に1回30分✕10回分のコースで、専用の機械を使って骨盤底筋を鍛えるエクササイズと自宅でできるエクササイズの指導を受けます。次男の妊娠中に尿漏れがひどかった私は、産後のペリネケアを実際受けてみました。 実際おこなってみると…ペリネケアの方法は、機械の合図に合わせて会陰をキュッと引き上げるようなイメージで力を入れて引き締めます。約15秒ほど継続して引き締めるのですが、ペリネケアを始めた当初は自分でも驚くほど力が入らず、8秒キープするのがやっと。私は「骨盤底筋ってこんなにも力を入れるのが難しいのか!」と驚きました。 ペリネケア後はうっすら汗をかくほど! 自宅での課題もあり、同じようなエクササイズを30回おこなうように指導を受けました。私はできる限り治療に通い、家でも空いた時間におこないました。 こんなにも変化が!自宅のエクササイズは時々忘れてしまうこともありましたが、ペリネケアを始めて2週間後くらいから、会陰を数秒間引き締めることがつらくなくなりました。 いつもトイレを目の前にすると下着をおろす間もなく尿漏れがあった私が、ペリネケア開始1カ月後には、下着を汚すことなく尿を我慢することができるようになったのです! 約1カ月間でこんなにもペリネケアの効果を実感できるなんて、想像していませんでした。 私の場合、次男の妊娠中から尿漏れがあり、ペリネケアは産後のママの体にとってとても重要だと思っていました。実際ペリネケアを受けてみると、開始して間もなく自分で実感できるほどの効果がみられ、とても満足しています。子育ての合間に自分の時間を作ることは難しいですが、これからもペリネケアを続けていきたいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年11月11日産後ヘルパーとは?産後のママをサポートする人産後ヘルパーとは、サポートが必要な産後のママと赤ちゃんの自宅を訪問し、家事や育児を支援してくれる頼もしい存在です。赤ちゃんを迎えてからの生活に不安を感じている人を対象に、自治体や民間企業がサービスを提供しています。一般的に医療や保育の専門家ではなく、一定の研修を受けた人が産後ヘルパーとなります。豊富な知識と技術を持つ良き相談相手産後ヘルパーの支援の内容は大きく分けて以下の3つの柱があります。・食事や洗濯といった毎日の家事に関すること・授乳や沐浴の補助、きょうだいのお世話など育児に関すること・ママの身体とメンタル面のケアに関することママの身体や心のケアに関する知識が豊富な産後ヘルパーは、ママの良き相談相手にもなってくれます。サポートしてくれる人が身近にいなかったり、多胎出産や二人目以降の育児でお世話に手が回らなかったりと、身体的・精神的な負担が大きいときに寄り添ってくれますよ。産後のママの心身の状態は?産後6〜8週までの時期を産褥期(さんじょくき)といいます。この時期は、ママの身体が妊娠前の状態に戻ろうとしてホルモンバランスが大きく変化します。子宮が収縮し骨盤底筋群が回復する時期でもあり、腰痛や股関節痛などのトラブルを抱えているママも少なくありません。加えて、新生児育児で休む時間がなかなか取れず、ママは心身ともに疲れがたまりやすい状態です。産後数日〜10日程度に不安や気持ちが落ち込むマタニティブルーズを経験するママもいます。(※1)こうした症状は時間の経過とともに回復していきますが、産後うつや夫婦仲にズレが生じやすい産後クライシスを予防するためにも、ママは無理をしないことが大切です。困ったときは産後ヘルパーを利用するなどして、ママの負担を減らしたいですね。※産褥期…ママの身体が妊娠前の状態に戻るまでの期間。おおよそ産後6〜8週間まで。産後ヘルパーの利用方法・料金は?自治体のサービスを利用する多くの自治体では、厚生労働省が推進する産前・産後サポート事業の一環として産後ヘルパーの派遣を行っています。(※2)1時間当たりの利用料金は無料~1,000円前後と、民間のサービスよりも安価に利用できるのが特徴です。サービスを利用するには事前の申請が必要です。利用回数や利用できる期間などに一定の条件が設けられているため、住民票がある自治体で条件をあらかじめ確認しておくと安心です。民間のサービスを利用する民間企業が提供する産後ヘルパーのサービスは、自治体のサービスと比較して産後のママの回復を助けるプログラムが充実しているのが特徴です。皮膚トラブルを防ぐために顔のマッサージやお肌をお手入れしたり、足のむくみを改善するマッサージをしたりと、ママのためのスペシャルなケアがさまざまに用意されていますよ。搾乳機やベビーベッドなど、育児に必要な機器をレンタルしている企業もあります。サービスの利用料金は1回1時間あたり3,000円ほどです。1時間単位で利用できるサービスもあれば、1回4時間以上と時間設定があるサービスもあるので、自分に合ったサービスを見つけてくださいね。生協などのサポートサービスを利用する生協など身近な食材配達サービスでも産前や産後、ママのいざというときのサポート事業も行っています。サポートを受ける内容はには地域の生協に加入し、事前登録をしておくことがほとんどのようです。また、生協は時短になる食材も豊富なので幅広い年代の方に好まれ利用されています。赤ちゃん向けの食材、離乳食用の食材の用意もあるため、子育てママにもおすすめなので気になる方はチェックしてみてくださいね。産後ヘルパーにやってもらえることは?家事・育児に幅広く対応産後ヘルパーの基本的なサービス内容は、日常的な家事と育児の支援が中心です。日常的な家事には食事の支度や片付け、衣類の洗濯、部屋の掃除・整理整頓、生活必需品の買い物などが含まれます。育児では沐浴支援やおむつ交換、上の子どものお世話などの支援が受けられます。育児の助言・相談を行い、ママの心身のケアに力を入れているのが家事代行と異なる点です。できない項目もある広範囲で生活を支援している産後ヘルパーですが、浴室のカビを取りたい、庭の草木を刈りたいといった突発的な家事には対応していないことがほとんどです。また託児と違い、入院や外出などで保護者がいない状況のときは、子どもを預かることができないので注意が必要です。自治体や企業によってできること・できないことが異なるため、余裕があるときにサポート内容を事前に確認できると安心ですね。産後ヘルパーを利用して笑顔で過ごそう産後は産前に比べママの生活や身体の変化は大きく、不安に思うこともたくさんあるでしょう。理想とのギャップに戸惑うこともあるかもしれません。そのように感じるのは産後のママにとって自然なことです。困ったときは無理をせず、周りの人のサポートを受けることが大切です。近くに頼る人がいないときは、自治体に相談してママの負担を減らしましょう。プロの手を借りながら身体と心をしっかり休め、赤ちゃんとの新しい生活を笑顔で過ごしたいですね。※この記事は2021年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2021年10月22日35歳初産で息子を授かった私。私の場合は、「35歳を過ぎてから急に体力が落ちたなぁ」と実感するなかで初めての出産・育児を経験しました。産後の体の変化・慣れない赤ちゃんのお世話・初めての経験での精神的ストレスなど、「本当につらかったなぁ」と思うことがたくさんありました。そんな私の体験談を紹介します。 産後の回復が遅い産後すぐの私は、体調の変化と不眠、産後すぐに始まった赤ちゃんのお世話で毎日びっくりするほど疲れていました。初めてのことばかりで「なんで赤ちゃんは寝てくれないの?」「こんな感じでいいのかな?」と精神的にもストレスを感じていた私。同じ時期に出産した28歳のママ友と「体がつらいよね~」と励ましあっていました。 産後1カ月を過ぎるころ、ヨレヨレになりながら家事や育児をしていた私に比べて、ママ友はすでに家事や育児をしながら友達と赤ちゃんを連れて外へ遊びに行っていたのです! 少しでも自由の時間があれば寝ていたかった私は、赤ちゃんを連れて外へ遊びに行く余裕なんてありませんでした。 セックスレスに陥った「産後ある程度体が回復したら、夫婦間のためにもセックスは開始したほうがいいよ!」という友だちの助言を出産前から聞いていた私。しかし、産後6カ月経っても不眠が続いていて、時間があれば寝ていたいと思っていた私は、セックスなんて考えられませんでした。 そして、なぜか夫が求めてくることに対しても嫌でしょうがなく、喧嘩をするようになってしまったのです。24歳で出産した姉に相談すると「私たちは産後1カ月でセックス開始したよ。若かったからかな~」と言っていて、私は「私ももう少し若く産んでいたら違ったのかな」と思いました。 息子との遊びある日、同じ時期に出産した28歳のママ友とお互い1歳になる息子たちを連れて公園に行きました。両手を引いてヨチヨチ歩きを始めた息子たちと公園の中を散歩。 15分くらいで「あ~疲れたな、座ろう」と息子をベビーカーに乗せてベンチに腰掛けた私に比べ、ママ友は「息子がまだ歩きたそうだし、ちょっとブランコまで行ってきます!」と超元気。自分の息子を横目に心の中で「ごめんね、ママ体力なくて」と反省しました。 私の場合、35歳を境目に急に体力の衰えを感じていたなかでの出産・育児は、産後の回復も遅く感じ、「こんなふうに動きたい!」と思っていても実際は動けず困りました。でも、今は息子のためにも私自身が体調崩さないよう、私のペースで子育てを楽しんでいこうと思っています。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年09月06日「産後ドゥーラ」とは?子育てへの不安、満足に眠れない毎日…そんな産前産後のママをケアする専門家の女性を「産後ドゥーラ」といいます。一般社団法人ドゥーラ協会から認定を受けた女性が利用者の自宅を訪問し、育児や家事、上の子どもの対応など各家庭に合わせてさまざまなサポートを行ってくれるサービスです。妊娠中に新しく生まれてくる赤ちゃんとどのような生活をスタートをさせていくのか一緒に計画を立ててくれるので、産後に向けて気持ちの準備を整えることができますよ。産後のママは体調が優れず心が不安定になるものです。そんなときに赤ちゃんのお世話だけではなく、掃除や洗濯などの家事もお任せできるので、ママは安心して身体を休ませることができますね。いつからいつまでサポートしてくれるの?出産後の産褥期(産後6〜8週間)に利用するママが多いようですが、特にサポート期間は決まっていません。妊娠中から産後1年半、さらにその先もサポートを受けられます。可能であれば妊娠中に産後の生活を考えておくのが良いでしょう。サポートしてもらう期間や内容などを産後ドゥーラに相談しながら、産後のプランを立ててみてはいかがでしょうか。ベビーシッターとの違いは?ベビーシッターは赤ちゃんや子どものお世話をしてくれるのに対して、産後ドゥーラはママの生活をまるごとサポートしてくれる存在です。産後ドゥーラのお世話の相手はママ。赤ちゃんや子どもの対応だけではありません。抱っこで痛めた腰のマッサージや家族分の食事の用意、不安になったときの相談相手など、ママが心身ともに休めるようにママのニーズに合わせて幅広いサポートを受けることができますよ。「赤ちゃんのお世話だけではなく家事もしてほしい」「産後について理解のある人に頼りたい」「子育てについて相談したい」という方は産後ドゥーラを選ぶと良いでしょう。どんなことをしてくれるの?産後ドゥーラは出産や育児に関する知識が豊富です。慣れない子育てに不安があるママに、親身になってアドバイスをしてくれます。祖父母からのサポートを受けられない方や、同じ状況のお友達がいない方などにとっても心強い存在ですね。具体的なサポート内容例は以下の通りです。妊娠中・産後のプランニング・出産や育児についての相談・つわり時の家事サポート・妊婦健診の付き添い・上の子の送迎(保育園や幼稚園など)産後・赤ちゃんのお世話(おむつ替えや沐浴など)・退院時の付き添い・部屋の掃除・常備菜の作り置き・沐浴や授乳の指導・上の子の遊び相手・日常の買い物・話し相手こんなことにも寄り添ってもらえる!産後ドゥーラは仕事復帰前の保活サポートやパートナーシップの相談、父親への育児指導など、ママが安心できる環境を整えるために一人ひとりのニーズに寄り添います。「こんなことお願いして大丈夫かな…」と思ってしまう何気ない家事などでも、気兼ねなく頼ることができますよ。産後ドゥーラの利用方法は?料金はどのくらい?産後ドゥーラ専門サイトから探す一般社団法人ドゥーラ協会のHPから産後ドゥーラを探すことができます。お住まいのエリアと産後ドゥーラの得意分野(保育系、調理系、清掃系)、その他の各種条件を選択すると、条件にあう産後ドゥーラを検索してくれます。その後は個別に連絡をとりながらサポート内容などについて相談してみてくださいね。利用料金は地域によって異なりますが、1時間あたり3,000円前後が多いようです。ベビーシッターと比べて利用料金は高めですが、家事や育児、ママの生活をまるごとサポートしてくれるので納得の価格かもしれませんね。定期的にお願いすることも、単発でお願いすることも可能なので家庭の状況に応じて利用してみてはいかがでしょうか。自治体の産後ケア・サポート事業を利用する産後ドゥーラの利用助成を提供している自治体もあります。1時間あたり500円〜1,500円と通常より安く利用できますよ。ただし、利用条件や期間などが決まっているので注意が必要です。産後ケア事業を行なっている自治体は少しずつ増えているので、まずは直接お住まいのエリアの自治体へ問い合わせることから始めてみましょう。ママが安心できることが大切妊娠中から産後はホルモンバランスの急激な変化から、落ち込んだり不安になってしまうものです。それは初めての妊娠でも二人目、三人目でも同じです。慣れない毎日に心と身体が疲れてしまったとき「大丈夫。ゆっくり休んでね」と寄り添ってくれる産後ドゥーラの存在は、ママに安心感を与えてくれるでしょう。ママが笑顔でいることは、赤ちゃんにも家庭にも良い影響を与えるはずです。家事や育児だけではなくママをケアしてくれる産後ドゥーラの力を借りながら、新しく始まる生活を笑顔でスタートさせてみてはいかがでしょうか。※この記事は2021年7月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2021年08月03日■前回のあらすじ初めての育児で慢性寝不足になり、フラフラに。しかし、ある日を境に全く眠れない身体になってしまい…。ウーマンエキサイトのみなさんこんにちは、まつざきしおりです。前回に引き続き、産後バセドウ病になった話を書いていきたいと思います。■眠れず、食事量が増え、おやつも大量に食べるようになった産後半年くらいから、寝ようにもなかなか寝つけなくなりました。2〜3時間おきの夜間授乳で、コマ切れの睡眠生活。できるだけ睡眠を確保しないと思っていた私は、なかなか寝つけないことに焦りを覚え、その焦りでさらに眠れないという悪循環に陥り、普段ならなんてことない出来事にもイライラするようになりました。また、食べても食べてもすぐにおなかが空いてフラフラになり、食事量が増え、おやつも大量に食べるように…。とはいえ「授乳でエネルギーが吸い取られるからおなかが空くのかも」と、あまり気に留めていませんでした。これらの症状はすべて、産後のストレスや睡眠不足、身体の変化が原因なんだと思っていたんです。ところが、この後も症状はどんどん悪化していきます。 ■心臓の鼓動も激しくなり、さすがにおかしいと思い始めたただ夜、寝つけないだけでなく、ライブハウスのような大音量で、心臓がビートを刻むようになっていきました。産後の変化にしては、さすがにおかしいのでは? と思い不安になったり、夫も私の様子がいつもとは違うことを気にしていましたが、それよりも初めての育児に必死で、しっかりしないと! という気持ちが強かったので、自分のことは後回しにしている状態が続きました。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全6話)毎日9時更新!
2021年07月06日私にはまもなく生後5カ月になる息子がいます。産前産後あわせて半年の里帰りを終え、自宅に戻り新生活を始めて1カ月半。徐々に家族3人の生活にも慣れ始めた矢先、体の異変を感じるように。激痛と不安でいっぱいの連休となった体験談です。 虫刺され?いぼ痔?大したことではないと思い放置それはゴールデンウィーク直前にやってきました。いつものように息子との散歩を終えて帰宅すると、「何だか今日は虫が多かったな。息子、刺されてないといいけど」と心配がよぎりました。しかし息子は刺されておらず、代わりに私のお尻に何だか違和感。「変なところを虫に刺されちゃったな」と思いながら、夫に「息子は刺されてなくて安心したけど、私がお尻刺されてたー!」なんて笑い話をしていました。 それからまもなく、今度はトイレのたびに痛みを感じるように。これは虫刺されじゃなく、もしかして痔? しかもいぼ痔というやつか!? 妊娠中、切れ痔にはなっていたけど、いぼ痔までできてしまったなんて……。ただ、すぐに病院に行くほどでもないと思い、そのままにしてしまいました。 すると、それからすぐ全身が筋肉痛のようになり、特に腰と股関節がだるくなってきました。もともと大きく生まれた息子はさらに体重が増え、抱っこのたびに足腰に負荷がかかっていたので、「この痛みも息子が順調に成長している証だね」なんて湿布を貼りながら悠長に構えていました。 陰部に激痛が走り病院へ次の日、トイレで自分の陰部を見てみると、右側だけが大きく腫れてボコボコに! よく見ると、それは陰部からお尻まで続いていました。その夜、陰部からお尻にかけての激しい痛みに目が覚め、痛みが治まることなく朝を迎えました。あまりの痛さにいつもの歩行もできなくなっており、これはおかしいと、タクシーでレディースクリニックへ。 先生の診断は性病ではなく、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」。主に50代以上の人に多い病気で、体内に残った幼いころの水ぼうそうのウイルスが、免疫が低下した際に活性化し、帯状に水ぶくれができるというものでした。産後のママにも多い病気のようでしたが、私のように陰部からお尻にできるのは珍しいそうです。「厄介なところに発症したために気がつくのが遅れてしまったね」とのこと。 子どもへのリスク今度は顔に発疹が! 慌てて近くの皮膚科に駆け込み、帯状疱疹のことも報告すると、「お子さんはすぐに小児科で肌を見てもらってください。乳児の水ぼうそうは新生児に比べれば重症化しにくいと思いますが注意が必要です」と言われ、 翌日、電話をかけた小児科を改めて受診することになりました。 私は他のお子さんにも感染させることがないように家で留守番をし、夫が息子を病院へ連れて行きました。戻ってきた夫に話を聞くと、今のところ息子には異常は見られないが、もうすでに感染しているとみなし、発症してもなるべく症状を抑える薬を服用して重症化を防ぐという方針になったとのことでした。 連休中は自分の経過観察と息子の体調チェックの毎日となってしまいましたが、まさかあんなところに帯状疱疹が出てしまうなんて、本当に衝撃でした。育児に全力で取り組んでいましたが、それが疲労の蓄積になり、結果的に息子を危険な目にあわせることになってしまいました。これからは育児も家事も完璧にしようとはせず、時には手を抜いて自分を労りながら過ごそうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/さくら監修/助産師REIKO 著者:みーふな生後5カ月の男児の母。不妊治療を経験後、治療休憩中に待望の自然妊娠! 現在は育児休業中です。自分の経験を中心に執筆活動を行うべく準備しています。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
2021年06月03日産後のママには、心身の不調がつきものです。さらに、初めての育児に頭を悩ませてしまうママも少なくないことでしょう。今回は、ウーマンエキサイトに寄せられたエピソードを元に、ママたちの産後について考えてみたいと思います。■「産後体質が変わった…」体調不良に悩むママ続出多く寄せられたのが、「産後に思ってもなかったような体調不良に見舞われた」という体験談です。「緊急帝王切開だったため、大量出血し貧血でフラフラして面会謝絶。おなかの傷が痛くて、母乳育児の新生児を抱っこするのも大変でした」「陣痛2日半を経てからの緊急帝王切開でした。身も心もボロボロ。やっと退院できたと思ったら、原因不明の子宮内感染症になり、救急搬送。入院中は恐怖と不安で、悪夢ばかり見るし、今でもあの感覚は忘れません」「産後2日目くらいに、おっぱいがぱんぱんに張って、寝返りを打つのもつらいくらいでした。おっぱいが爆発しそうでした」「寝ぐずりが激しくて全く寝られなかった。自分の体調もすこぶる悪くて、肌荒れ、口角炎、カンジダ、ドライノーズ、記憶力の低下、高熱。全てがストレスでしんどかった」「産前から下半身にむくみが出ていたが、産後にかなり悪化しゾウのような足で、痛くて歩けなくなった。さらに、そのむくみの影響から、産後高血圧にもなっており、気づかず無理して赤ちゃんのお世話をしていたら大変なことになったかもしれないと医師に言われ怖かったです」「出産する度にぜんそくがひどくなり、2人目のときは、産後8ヶ月で肺炎とぜんそくが悪化して、2度入院。その後、一生ぜんそく薬を飲まねばならない肺になりました」「産後2ヶ月くらいの時、体がかゆくなり、たちまち体中にじんましんが! 皮膚科へ行くと、原因は疲れ。育児の寝不足やストレスで体が疲れてるらしい。授乳中で薬も飲めないため、塗り薬で対応。出産で体質が変わったみたい」ありとあらゆる種類の体調不良がママたちを襲っていることがわかります。産後のママは、育児に家事に上の子のお世話など、ついつい無理してしまいがちですよね。そんな無理がたたって、中には大きな病気を患った人もいるようです。産後の体調悪化に、つらい思いをしている人は少なくないようです。■「夜間授乳のたびに涙が止まらない…」産後うつになる人もまた、心の不調を抱えたママたちからのコメントも寄せられていました。「旦那の仕事が残業続きの中、産後赤ちゃんと4歳児の2人育児が始まり、育児ノイローゼになりました。悪露もなかなか止まらず、子どもをお風呂に入れるのも大変。赤ちゃんは今年の3月に産まれたのですが、新生児期にコロナの自粛がはじまり、息抜きができなかった」「産後、話し相手は仕事から帰った夫と実家との電話のみ。もともと休日はよく外出していたので、ものすごいストレス。子どもの泣き声で通報されるのが心配で、家事が中断するのもストレス。旦那に、あなたは仕事で気晴らしできていいよねと、嫌みを言ってしまったり、『産んだのは間違い?』と毎日悩みました」「産後、コロナのせいで面会は1日15分を1回だけに。夫に会えない寂しさと狭い病室でおかしくなって、過呼吸に涙が止まらず、1日中ずっとその状態。『家に帰りたい』と懇願して、退院できることになりました」「産後の入院中、風疹が流行で面会謝絶になり、外の世界と接触がなくなり、授乳もうまくできず、夜間授乳の時に涙が止まらなかった」「頻回授乳を頑張りすぎたせいか、肩と首の神経を痛めて産後1ヶ月で今まで感じた事のないような、ひどい頭痛に見舞われました。里帰りもせず、退院後ほぼワンオペで子育てをスタートした私は、息子のかわいさをかみしめるというよりも、どんなに自分の体調が悪くても生まれたてのか弱い息子を死なせてはならないという責任感の中で押しつぶされそうな思いで毎日を過ごしていました」産後に、心の不調でつらい思いをしているママたちが非常に多くいることがわかります。筆者自身、1人目の産後の入院中はとてもつらかった記憶があります。周りのママたちが順調に母乳をあげている姿を見ると、「自分はこんなに少ししか母乳が出ていない…」と、落ち込みました。また、母子同室を推奨していたため、「自分で赤ちゃんをどうしても見なければ」と、泣き止まない子どもを抱きながら、ベッドの上で途方に暮れて一緒に泣いたこともあります。なぜ、産後うつになるママが多いのでしょうか。妊娠中・産後のうつ病を引き起こしている要素として、この時期は何かとストレスが多い上に、周囲のサポートが不十分な状況が重なっている場合が考えられます。しかも妊娠・出産に伴う女性ホルモンの大きな変化は、脳がストレスに耐える抵抗力を低下させます。その結果ストレスを処理しきれなくなった脳が機能不全を起こし、ものごとを悪くとらえる傾向が強く出てしまいます。出典: 妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療/西大輔(e-ヘルスネット/厚生労働省)(2020) 女性ホルモンや脳の働きも影響しているようです。こういった背景に気づけないと、「なぜこんなに落ち込んでしまうのだろう」と、さらに落ち込んでしまいそうですが、「産後はいつもとは違う状態なんだ」と知っていると、少し気持ちを落ち着けることができそうです。また、自分だけでなく、家族にもこの認識を持ってもらうこと、助けを求められる状況を作っておくことも重要なのかもしれません。■産後の不調を乗り越えるために…それでは、産後のママたちはどのように回復を遂げたのでしょうか。▼子どもの預け先を確保する「孤独感、夜になるのが怖い、赤ちゃんと2人になるのが怖い、訳もなく涙が止まらない。完全な産後うつでした。子どもが幼稚園へ行くようになり、ひとりの時間が取れるようになってからやっと、ホルモンバランスが以前の自分に戻ってきました」「初めての子育てに、他人の何気ない言葉が自分を責めているように感じてしまう日々。泣き止まない子どもを抱き、一緒に号泣しました。保育園に預けて、物理的に離れる時間ができたことは、やっぱり一番の特効薬だったと思います」「第2子出産と同時に、夫の転勤先に引っ越し、慣れない土地で2歳と0歳の子どもの育児をしなければならず、育児ノイローゼでした。自分の余裕を作るため、一時保育やベビーシッターに上の子を見てもらったり、疲れたら遠方の実家に子どもを連れてしばらく帰ったりして、なんとかつらい時期をしのぎました」「気分の落ち込みがひどく、自分は産後うつかもと思っていました。歯医者に行くために、初めて一時保育を利用してみると、『泣くこともなく、お昼寝もできましたよ〜』と言われ、気持ちが軽くなったのを覚えています。それからは、つらい時はプロの力を借りることも一つの手だと心に留めています」▼積極的に外に出る「頼れる身内がおらず、朝から晩までずっと一人で全ての家事をこなしてきた。特に2人目が産まれた後がつらく、イライラしていたところ、近所に住んでた同年代のお母さんが子育て支援センターに誘ってくれて、相談できる先生もいて助かった」「初めての育児は、何が正しいのか、自分がしているお世話は間違っていないのか、いつも不安でした。産後、自宅に戻ってきてしばらく、夫以外の人と、会えなかったり、しゃべれなかったりが続くと、他の人と話すことが怖くなってきたりしました。産後、1ヶ月が過ぎて少しずつ外に出られるようになると、1日中家にいることをやめて、児童館や公民館や幼稚園のイベントに積極的に参加 しました。外に出ることが大事だと思います」▼友達や家族に話を聞いてもらう「1人目を出産時、産後うつのような状況で、子どもが全くかわいいと感じられずつらかったです。学生時代の友人が子連れで遊びに来てくれて、『産後うつと診断されお薬を飲んで直した』とあっけらかんと話す姿を見て、『つらいって言っていいんだ』『変なことじゃないんだ』と気持ちが穏やかになりました」「産後、初産のため何もかもわからない中で、もう気が狂いそうでした。かわいくない。なんで産んだんだろう。一日中同じことの繰り返しで話し相手もいない。負のループでした。たまたま別件で、先輩ママでもある友だちに連絡を取った時に苦しい状況をはき出してみると、少しだけ楽になりました。特に解決策があるわけじゃない育児なので口に出しても無駄だとおもっていましたが、はき出すことでこんなに楽になるのかと思いました」回復の方法にもさまざまな種類があることがわかります。ママたちが、自分に合った対策を見つけて、心身ともに回復できるといいなと、切に願います。最後に、こんなコメントも寄せられていました。「第1子の時、地元を離れて慣れない土地での育児でした。365日24時間赤ちゃんと一緒で、何をしても泣き止まない時には私も一緒に泣いてたこともありました。昔の自分にアドバイスを送れるなら、『もっと肩の力を抜いて。大丈夫だよ』と言いたいです」「産後うつ、私もなりました。子どもに申し訳ないって思ったり、周りと比べて家事育児ができていないと思ってつらかったり、子どもは泣かないのに、私が泣いてました。でも、妊娠、出産は、みんなが当たり前にできるものではないです。妊娠に至らなかったり、死産してしまったり、それでも明るく生きなきゃと頑張ってる人がたくさんいることを忘れたくないです」「一人目の育児中、やりたいことがやりたいタイミングでできない、やらなければいけないことがやるべき期限までに終えられないという、達成感や充実感を実感することができず、参っていることに気づきました。『コントロールできない相手と対峙(たいじ)しているのだから、これまでのペースで生活できなくて当たり前。できなかったことより、できたことに目を向けるべき』と考えて、気が楽になりました」ここまで、ママたちの産後のエピソードを紹介してきました。産後体調が悪かったり、心に不調がある場合は、我慢はせずにSOSを発信し、自分自身が病院へいくことを優先させましょう。子どもの預け先は、保育園の一時保育やファミリーサポート、ベビーシッターなど、いくつか候補を持っておけると安心です。もし子どもの預け先が見つからない場合は、お住まいの役所や保健センターで相談できます。「あれもこれもしなければ」と考えて、家事も育児も1人で抱え込んでしまいがちですが、産後のママが1人で対応するのは相当難しいことであり、周りの協力が不可欠です。家事育児の大変さを抱え込むのではなく、パートナーや親族、友人や公的な機関など、どこかにつながって、少しでもつらさが緩和できるよう、助けを求めてもらいたいと思います。ママが笑顔でいられるために、みんなで助け合って子育てをしていける世の中にしていきたいものですね。参考文献 妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療/西大輔(e-ヘルスネット/厚生労働省)(2020) 出産体験談はこちら
2021年05月26日■前回のあらすじ途中、肩がひっかかりなかなか出てこなかったものの、無事にベビーが誕生しました。あまりの出血量に心配になる夫。帰宅してからも心配していたようです。私はというと、全然貧血にはならず、初回歩行に時間はかかったものの楽しい産後入院生活を送り、産後4日目に元気に退院できました。第1子出産レポを最後までお読みいただきありがとうございました。次回より、助産師私が産んでみた!~第2子出産編~をお届けします。お楽しみに!「助産師私が産んでみた!~第2子出産編~」(全16話)は毎日12時更新!この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年05月04日