アラフォー主婦のきりぷち(マンガ内では「ちゅん」)さんが描く、自身の産後うつの体験談。助産師・月川さんのイベントを通し、他のお母さんも自分と同様に育児の悩みを抱えていることを知ります。助産師・月川さんの開催するイベントで、他のお母さんも自分と同じように育児の悩みを抱えていることに気付いたきりぷちさん。息子のそうちゃんと2人だけの世界に閉じこもっていたきりぷちさんにとって、外界との関わりは大きな転機となり……!? 大丈夫、ひとりじゃないよ 周囲の手助けを得て、徐々に心と体を回復させていったきりぷちさん。出産前は「産後うつなんて自分には関係ない」と思っていましたが、自身の経験を通して、「どんなお母さんにだって心を病む可能性はあるのだ」と考えるようになりました。 もしも、赤ちゃんを抱いてひとりで泣いているお母さんがいるなら、今度は自分が手を差し伸べてあげようと思うのでした。 強い育児不安に苦しんだ経験を通して、今度は自分が手を差し伸べる側になれますように、と願うきりぷちさん。「大丈夫、ひとりじゃないよ」「みんなで一緒に育てていこう」というきりぷちさんのメッセージが、いま赤ちゃんを抱えてひとりで泣いているママたちのもとに届きますように――。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター きりぷち
2023年05月18日子どもを2人産んでから体重が4kg増え、身長165cmで59kg。おデブとまではいかないけど、おなか周りのお肉が気になっていました。もうすぐ40歳、ますます筋肉や代謝が落ちる前にスタイルアップしたいと思い、一念発起してダイエットをしたところ……! どのような方法でダイエットしたかをお伝えします。体重ではなく体脂肪を意識する私がダイエットをしようと決意したのは、見た目以外にも理由があります。体重や姿勢の悪さで膝や腰に負担がかかり、痛みを感じるようになっていたのです。まずは自分の体ときちんとしたダイエット法を知るために、区のスポーツセンターに行き、InBodyという体成分分析装置で、筋肉量や脂肪量を詳しく調べてもらいました。結果、私は脂肪を1kg減らし、筋力を2kgつけるといいとのこと。体幹の筋力が弱かったのです。そこで、プランクや片足バランスなどの体幹トレーニングを毎日6分間おこないました。 間食は高たんぱくなものを私は昔から甘い物が大好き。特にストレスが溜まると食べたくなります。子どもがお昼寝したときと就寝後、スイーツを食べることがクセになっていました。でも、このような生活をしていたら絶対に痩せられません!私は買い置きするおやつを子どもしか食べないラムネやグミのみにし、甘い物を食べるのは友人などと楽しく食べるときだけにしました。最初の3週間は本当にキツかったです。でも、だんだんと体が欲しなくなり、少量でも満足できるようになりました。そして、食べるのであれば筋肉のためにヨーグルトや小魚など、たんぱく質が豊富な物を選ぶようにしました。 子どもを寝かしたあとにウォーキングダイエット前は子どもが寝たら、テレビの前で何かおやつを食べていました。最初はテレビを見ているとどうしても何かつまみたくなってしまったので、寝ている子どもは夫に任せて、毎晩40分ほどのウォーキングに行くことにしたのです。 思えば子どもなしで自分のペースで歩くなんて久しぶり。音楽を聴いたりラジオを聴いたりしながらのウォーキングは思いのほか楽しく、ストレス発散にもなりました。 ダイエットを始めてから5カ月したころに、もう一度InBodyで測定をしました。結果、体重はマイナス4kg、脂肪はマイナス2.3kg、筋力はマイナス0.7kgでした。つまり、筋肉をあまり減らさずに脂肪だけ減らせたということでダイエットは大成功! 今後はこの体重を維持しつつ、筋力アップを目指して頑張りたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2023年05月18日私の娘たちは、赤ちゃんのとき薄毛でした。髪の毛だけ見ると男の子に間違われやすく、特に長女が赤ちゃんのときは、百発百中で「男の子?」 と聞かれていました。私は複雑な気持ちになってしまって……。毛量が少ない、むちむち赤ちゃん長女は生まれたときには2,800gだったのですが、生後3カ月になるころにはぷくぷくになっていました。顔のお肉もついてきたので、目が細く見え、腕や足はむちむち。さらに髪の毛が少なかったため、男の子に見えやすかったことは確かでした。しかし私たち夫婦にとってはかわいい娘。女の子らしい服を毎日着せていたつもりだったのですが……。 外で会う人たちは口をそろえて…散歩をしているとき、買い物をしているとき、私はよく話しかけられるタイプのようです。そして、長女を連れて歩いているときに必ずかけられる言葉は「男の子?」でした。赤ちゃんを見て笑顔になってくれたり、声をかけてくれたりするのはうれしいのですが、決めつけたように「男の子?」 と言われるのは気持ちのいいものではありません。 「私は娘のことをかわいい女の子だと思っているし、髪の毛が薄くて短くて、むちむちなだけで、どうして男の子と言われるの?」という気持ちでいっぱいでした。 赤ちゃんの性別は話しかける話題としてちょうど良いですが、娘の性別を間違えられて複雑な気持ちになってしまった私。もしも自分が赤ちゃん連れの方に話しかけるときは、相手の気持ちをよく考えて慎重に声をかけようと、考えさせられるきっかけになりました。 イラスト/ななぎ著者:松谷 えりな3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
2023年05月17日「睡眠が取れないと仕事に支障が出るから」。そう夫から言われたのは、1人目の子どもが生まれてすぐのことでした。寝室には夫がひとりで寝てもらい、私と子どもは別室に。子どもの泣き声が夫の睡眠の邪魔にならないよう心がけていたのですが……。睡眠不足が続くつらい日々…夫の睡眠を邪魔しないように、別室で寝るようになってから4年が経ち、2人目も生まれて私は睡眠不足が当たり前のようになっていました。私は専業主婦ということもあり、夫に「睡眠不足がつらい」と言えずに過ごす日々。心配をかけたくない気持ちもあって、元気を装っていました。 ひどい睡眠不足が続き、私が体調を崩したとき、夫はごはんの準備はしてくれるものの、寝るときは必ず別の部屋で、子どもの面倒を見るのは私……。そんな日々に終止符を打つ日が突然やってきたのです。 4年間の睡眠不足が解消に向かった日ある休日、私はいつもよりひどく睡眠不足な状態でした。前日の夜は下の子の授乳に加え、上の子が珍しくひどい夜泣きをして、ほとんど寝付けなかったからです。しかし、夫は相変わらず朝10時ごろまで寝ていました。夫は起きてくると、朝ごはんを兼ねたお昼ごはんを食べたあと、なんと横になり再び寝ようとしたのです。 起床後に再び寝るのはこのときが初めてではありませんでしたが、私は自分の睡眠時間がいつもより短かったのでイラッとしました。「もういい加減にしてよ!」。思わず声が出ていました。驚いた様子の夫でしたが、私の普通じゃない表情と声の大きさに「これはヤバい」と何かを察したよう。私は「睡眠が取れていなくてつらい」と、これまでの思いを涙ながらに夫に伝えると、夫は「今まで気付かなくてごめん」と言い、反省している様子がうかがえました。それから休日には、早く起きて子どもを近所の公園に連れて行ってくれるようになり、私はお昼寝の時間を確保することができました。 私は「自分が頑張ればいい」と思い、睡眠不足を4年間我慢していましたが、もっと早く伝えればよかったと後悔。また、自分が思っていた以上に、夫は育児に協力的だと気付いたことも大きかったです。 イラスト/ななぎ著者:下園ひかり4歳の娘、1歳の息子、夫との4人暮らし。バックパッカーとして2年間で25カ国を周遊した経験あり。さまざまな国で生活した経験から、常識に捉われない育児を実践中。自身の育児経験をおもしろ話にして情報発信するブロガー兼ライター。
2023年05月15日初めての出産で、産院選びはとにかく家から近ければいいだろうと適当に思っていた私。個室か大部屋かを選ぶ際にも、特に見学もせず料金が安いほうを選んだ私でしたが、産後とても後悔することになったのです……。どこの産院がいいのだろう?第1子となる子どもの妊娠が判明し、ついに私にも子どもができたのか〜!と、ドキドキしたりうれしかったりの毎日を送っていた私。妊娠が判明したのは、私がいつもお世話になっている婦人科で、ここには産科がなかったため自分で産院を探さなければなりませんでした。 しかし初めての出産で、産院選びにおいて何を重視したらよいのかわからず……。家から通える産院は3軒ほどあったのですが、その当時仕事が激務だった夫には相談せず、「いざというとき自分だけで移動できるよう、家から近い産院がきっといいに違いない!」と、安易に決めたのでした。 個室か大部屋。迷わず選択!家から一番近い総合病院の産科を選び、そこでは産後に個室か大部屋かを選べたのですが、料金表を見てビックリ! 個室の1日分料金がとにかく高かったのです。もともとケチな性格な私は迷わず大部屋をチョイスし、そして数カ月後、無事に出産。 初めて会うわが子に感動しつつも体はあちこち痛み、早くひとりでゆっくり休みたいと思っていたとき、助産師さんから「この病院では、産後は基本的に母子同室です」と言われました。事前に母子同室の説明を受けておらず、産後、授乳時以外は赤ちゃんを預かってもらえるものだと思っていた私はかなりショックを受けたのでした……。 わが子だけ泣いている!?そして4人の大部屋に移動し、赤ちゃんのお世話が始まりました。しかし初めての育児で右も左もわからず……。ここで私を一番苦しめたのは、他の親子に迷惑をかけないように、赤ちゃんが泣いたらとにかく泣き止ませなければ!という思いでした。今考えると私の気のせいだったと思いますが、他の赤ちゃんはそんなに泣いていないのに、息子はよく泣いていて「迷惑をかけてごめんなさい……」と自分を追い込んでいました。 また、私のベッドは4人部屋のドア側だったため、窓の外の天気などもわからず、ずーっと部屋に息子とこもりきり。こんなことなら、あのとき個室を選べばよかった……と心の底から思いました。 退院して、候補だった他の産院の1つで出産した友人の話を聞くと、そこはすべて個室でママが休みたいときなどは赤ちゃんを預かってくれるシステムもあったとのこと。後悔先に立たずですが、産院選びをはじめ個室か大部屋かなど、もっと自分に合ったものを調べておけばよかったなと思います。 著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年05月13日皆さんは、義家族の方とのお悩みはありますか?今回は義母からの産後ケアの申し出を断ったエピソードを紹介します。イラスト:@toree義母から産後ケアの申し出が…第一子を出産した主人公。自宅で過ごす予定でしたが、義母が「住み込みでケアしてあげるね!」と提案したのです。主人公は義家族から「孫を産め」という圧力に苦しんできたので、一緒に過ごす気になれず…。申し出を断ったところ…。怒る義父と泣く義母出典:Coodisnap申し出を断った夜、義父から怒りの電話がかかってきました。どうやら義母の有難い申し出を断ったことで、義母が泣いてしまったようで…。義家族の発言と行動にモヤモヤする主人公でした。嫁の気持ちも考えて義母と義父は自分たちの気持ちばかり優先していてモヤっとしますよね。嫁である主人公の気持ちも考えてほしいものです。自分勝手な義家族を描いたエピソードでした。※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。
2023年05月11日初めての育児で身も心もボロボロな状態だった私。美容院に行きたいけれど、それよりとにかく寝たいというくらい寝不足でつらい毎日でした。一方で夫は定期的に美容院へ通い、出費も悩みのもとに。そのことで夫にキレた結果、どうなったかをお伝えします。育児に追われる毎日第1子となる息子が生まれ、待ち構えていたのは過酷なワンオペ育児でした。夫は朝早く出勤し、帰ってくるのは0時過ぎなんてこともざら。さらに両親は離れた場所に住んでいて頼れなかったため、日中は私ひとりで息子のお世話をしていました。 そして、息子は1歳半に断乳するまであまり寝ない子で、夜中に何度も起こされていたこともあり、私は常に寝不足状態。そのころふと鏡を見ては「そういえば最後に髪の毛切ったのっていつだっけ……」と思うぐらい、自分の外見に関してほとんど後回しでした。 美容院へ行ける夫がうらやましいそんな私をよそに、夫は月イチのペースで休日に「ちょっと髪切ってくるね」と言ってカット料金が少しお高めな美容院へ。家計を任されている私は、「ちょっと美容院代高くない? というか夫は好きに髪切りに行けていいなぁ……」とうらやましく思っていました。 しかし、このときの私は髪を切りに行く時間があるなら、まず寝ていたいという気持ちのほうが大きかったので、特に夫に対して何も言わず……。その後も夫が美容院へ行くたびに、今は我慢だと自分に言い聞かせていました。 正直に打ち明けると…断乳が終わり、私も睡眠時間が少し取れるようになったころ。夫がまた「髪切ってくるね〜」と出かけようとしたため、またか!と我慢の限界が。私は夫に「今まで言わなかったけれど、私も髪切りたい! あと美容院代がバカにならないから少し控えるか、そうでなければ私にカットさせてほしい」と正直に打ち明けました。 すると夫は「全然気付けなくてごめん。これからは息子を見る時間を増やすから、ゆっくり髪を切っておいで」と言ってもらえました。それからようやくひとりでのんびりと美容院へ行けるようになったのです。 息子が5歳になった今では、夫も私も好きなときに美容院へ行けるようになり、さらにはたまに私が夫の髪の毛を切ったりもしています。あのとき我慢せず正直な気持ちを言ったことで経済的負担も少し減り、お互いわかり合えたので、言いたいことはちゃんと言葉で伝えないといけないなと思った出来事でした。 著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年05月08日4人目となる末っ子の妊娠が判明したのと同時期に、私の身に起きたとても痛かった出来事です。自分の体に向き合うことの重要性を学び、迷わずにもっと早く行動を起こしていれば……。歯が痛い!しかも何本も…4人目の妊娠が判明するまで、歯科健診に行っていなかった私。痛みが出ることもなかったので、自分の歯は健康であると思い込んでおり、気にすることもありませんでした。 妊娠4カ月になったころ、突然生じた痛みに耐えられず歯医者へ駆け込むと、なんと複数本の虫歯が判明! 神経を抜かなければいけない歯もあり、長期にわたる歯医者通いが決まりました。 産科で、歯科治療に使用する麻酔がおなかの中の赤ちゃんへ影響がないことを確認し、歯科医師と相談して臨月に入るまでは少しずつ治療を進めていくことに。そして、治療の全工程の半分ほどは、出産前までに終えることができました。 時間もお金もかかって後悔出産後は新生児のお世話に忙しく、歯医者へ行けたのはなんと出産から3カ月後! そこから毎週のように治療に通い、歯を削ったり被せ物をしたりと、時間もお金もたくさんかかってしまいました。 育休中で収入のない時期に高額な治療をすることがとても心苦しく、夫に伝えるのをためらってしまうことも……。「仕方がないよ」とは言ってくれましたが、夫が稼いでくれたお金を使ってしまったことへの罪悪感や後悔が強く残りました。 3人の子どもたちのことばかり気にして自分のことを後回しにしてしまっていたツケが、4人目の妊娠判明と同時に一気に押し寄せてくる結果に。4人目を出産してから2年経ちますが、現在は定期的に歯医者で診てもらっており、今後も続けていきます。今回の出来事は改めて自分の健康を維持するのは大事であると思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:高山ななみ
2023年04月23日心配性で産後も不安が尽きなかった私は、産後の手伝いに来ていた母に「赤ちゃんがかわいそう」といわれることがストレスに。ことあるごとに「かわいそう」と言われ、ストレスもマックス。そんな中、夫のひと言で気持ちがラクになったのです。 私の心を軽くした夫の言葉とは 昔から極度の心配性だった私。「無事に生まれてきてくれるかな」と不安ばかりの妊娠生活を送っていました。元気な男の子が生まれてひと安心だったのですが、産後は「どうして泣き止まないんだろう」など不安に襲われることが多くなったのです。事あるごとにオロオロする私。夫はそんな私に「大丈夫だよ」と言ってくれていたのですが、不安はつきません。産後は県外に住む実母が、2カ月ほど手伝いに来てくれていたのですが、そんな私に呆れた様子でした。 あまりにも心配ばかりする私に、母は「そんなに心配ばかりして……赤ちゃんがかわいそうじゃない!」とひと言。その日を境に、母は「かわいそう」と連発するようになりました。私は母の「かわいそうに」を聞くたびに、私が息子にかわいそうな思いをさせているのではないか……と、追い詰められていったのです。 「かわいそう」攻撃が始まって1週間ほどたった深夜、息子が急に泣き出しました。母と夫は2階で就寝中。私は1階のリビングやキッチンを歩き回り、息子をあやしていました。すると、息子の泣き声で目を覚ました母が降りてきて「まぁ、こんなに泣いてかわいそうに」と言ったのです。そのひと言に私は思わず「かわいそうって言わないで!」と怒鳴り、息子に負けない大声で泣いてしまいました。 すると、騒ぎを聞きつけた夫が2階から降りてきて「この子は世界一幸せな子です。こんなにも母親に愛されているんですから」とひと言。思わぬ夫の言葉に「悪かったわね……」と母は気まずそうにしていました。夫が私の気持ちを代弁してくれた気がして、うれし涙を流した私。それ以来、母は「かわいそう」という言葉を封印してくれました。気持ちに余裕がないときは、何気ないひと言もネガティブに受け止めてしまう人も多いと思います。この経験を通して相手に「かける言葉」には気をつけないといけないな、と感じました。 作画/yacco 著者:田所みさお
2023年04月18日結婚前から子どもは2人欲しいねと話していた私たち夫婦ですが、1人目となる娘が生まれてからは職場復帰や転職でお互いの生活リズムも変わり、さらには娘の影響もあって夫婦生活はなくなり……。そんな私たちの一筋縄ではいかない2人目の妊活についてお話しします。夫婦生活が良好だった、妊娠中〜育休中夫と私は基本的には仲がよく、1人目妊娠中から産後も私の体調が無理のない範囲で夫婦のスキンシップを欠かさずにおこなっていました。また、娘の夜泣きや夜間授乳が落ち着いた生後半年以降は、娘をベビーベッドに寝かせて夫婦生活を楽しむこともあったので、まさかしなくなるなんて他人事だと思っていたのです。 2人目は1人目と3〜4歳くらいの年齢差を設けたかったため、積極的な妊活というよりは、むしろ避妊して純粋に夫婦のコミュニケーションとして夫婦生活をおこなっていました。 職場復帰で夜はクタクタ私は娘が1歳になる月に職場復帰をしたのですが、当時の部署には育休から復帰した前例がないため、私だけではなく上司や同僚も初めての連続で慌ただしい毎日を送っていました。仕事と育児の両立は大変で毎日クタクタになって帰ってくるという状態。それでも23時を回る夫の帰りを待ち、晩ごはんを一緒に食べたり、一緒に寝たりして、夫婦のコミュニケーションは大事にしていました。 育休中に比べて夫婦生活の頻度は減りましたが、お互いの休前日や体力に余裕があるときなど月に1〜2回はあったので、ギリギリ“レス”は回避できている、という程度でした。 夫の転職と娘のベビーベッド拒否で拍車がかかり…その後、夫が飲食業に転職することに。居酒屋勤務の夫が働くのは基本的に夜。昼に働く私とはまるですれ違いの生活になってしまったのです。また、2歳ごろから娘をベビーベッドで寝かせようとしても私と離れて寝るのが嫌で起きて泣いてしまうことが増え、夫婦のベッドで添い寝をしないと寝なくなりました。 娘は夫婦のベッドの快適さに味を占めたのかいつも真ん中に寝ていて、夫と私が寝るスペースはベッドの両端にギリギリあるかどうか。これでは到底、夫婦生活を再開できそうにありません……。 欲求不満だけどお互いが納得する形に2人目妊活を頑張ろうと思っていた時期もあったのですが、この状態ではタイミングも取れません。次第に私の生理痛が重くなり、日常生活にも支障をきたすようになったので、まずは期限を決めて生理痛の治療に専念することにしました。 また住宅を購入して引越しが決まるなど、さまざまなことが重なり、今でも夫婦生活はなくお互い欲求不満ではありますが、落ち着くまでは2人目のことは焦らずそのほかのことに専念しようということになりました。 夫婦生活のない日々を更新中ではありますが、幸い夫婦仲は悪くないことが救いかなと思います。まずは引越しとそれに伴う身の回りのことや私の体調が落ち着いたタイミングで夫婦生活を再開して2人目を授かれたらいいなと思います。 著者:金岡莉緒1女の母。独身時代から住宅関連企業に勤務し、産休育休を経て時短勤務中。妊娠・出産・子育てに関する自らの経験を中心に執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年04月08日わが家の第1子、現在5歳の長女は大人びた発言も飛び出す活発な女の子です。そんな長女のことを、今では心の底から大好きと言える私。しかし、長女がまだ1歳になる前は、胸を張って大好きとは言えませんでした。現在1歳の長男を見ると、そのときの後悔が今でもはっきりと蘇ります。育児がつらかった長女のとき長女を出産してから今まで、99%ワンオペで過ごしてきたわが家。知り合いのいない土地で、毎日長女と2人だけで過ごす日々でした。初めての赤ちゃんにどう接したらいいのかわからなくて、長女と2人きりのときは私にとって苦しい時間。 「早く夜にならないかな」「赤ちゃんの時期なんて全部飛ばして、早く小学生くらいになってよ」と毎日毎日悩み、苦しんでいました。そんな苦しい時間を避けるように、日中はできるだけ子育て支援センターや買い物に出かけ、長女と2人きりの時間をつくらないようにする綱渡りの日々でした。 かわいいと思えない…こんなの母親?娘と過ごす時間がつらいと感じる一方、夫は娘をこの上なくかわいがります。夫は娘の世話をすると言っても休日の1~2時間、私が買い物に行っている間に見ているだけ。短時間しか関わっていないからこそ、手放しにかわいいと言えるのかもしれませんが、このときは夫が娘に「本当にかわいいな!」と言っていることに、「私は心からそう思えない……」と後ろめたさを感じていました。次第に娘が成長し、1歳を過ぎて言葉が出てくると、娘のことを愛おしく思う気持ちも大きくなってきました。それに伴い、今の娘をかわいいと思えるようになった私。 長男が生まれて価値観が一変!その後、第2子となる長男を出産しました。すると、赤ちゃんの長男がかわいくて仕方がない自分にびっくり! ハイハイをする姿も寝ている姿も、すべてが愛おしく、長女のときにはなかった幸せな気持ちに。 そんな長男を見ていると、同時に長女への申し訳なさも湧き出てきます。「全部飛ばして大きくなってほしいだなんて、私は長女に対し、なんて気持ちで接していたんだろう……」と後悔が押し寄せてくるのです。時々、現在の長女の寝顔を眺めては「赤ちゃんのとき、○○ちゃん(長女)のことを心からかわいいと思えなくてごめんね」とひっそり謝っています。 長女へ抱いていた感情を振り返ると、今でも泣きそうなくらい申し訳ない気持ちになります。未熟な母親だったなと、反省することばかりです。これからもこの後悔の気持ちを忘れることなく、目の前の子どもたちに悔いのないように関わっていかなければいけないと思っています。 イラスト/ななぎ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年03月31日ホルモンの影響と知りつつも、どうしても自分を責めてつらかった産褥期。4回の産後は毎度メンタルがガタガタでしたが、特にひどかった4人目の産後についての体験談をお話しします。メンタルが落ちた時期と症状私には4回の出産経験がありますが、産後3週間~2カ月ごろにかけて情緒が不安定になりました。せっかく寝ても悪夢を見たり、夫婦喧嘩をしたり。上の子たちの遊びに付き合いきれないことや、必要以上に怒鳴ってしまうこと、家事をきちんとできていないことに苛立ち、とにかく自分を責めていました。 4人目の産後はもっとも症状がひどく、どんなに頑張ってもすべてがうまくいかずに、こぼれ落ちていくような絶望感にかられる日々。赤ちゃんが泣いていてもおむつを替える気力がわかず、涙が流れていくのを感じながら赤ちゃんをただぼーっと見つめていたこともあります。動悸や息苦しさが続き、ある朝本当に起きられなくなりました。 好環境があだに!? 嫌な妄想も始まった私自身、育児相談や家事代行の仕事をしていたので、産後の体の変化や子どもの発達についての知識はそれなりにあります。私たち夫婦の実家も近く、ママ友もいて、夫も育児に積極的で、かなり恵まれた環境にいました。 しかし、逆にそれが自分を責めるきっかけにもなったようで、「こんなに恵まれているのに」と自分を責め、普段はあれほど「子育て支援」なんて言っておきながら、誰に相談して良いかわからなくなってしまったのです。 また、知人が育児ノイローゼになって34歳で子どもを残して自殺したという経験もあり、ふとした瞬間に、リストカットしたら……包丁を持ち出したら……などと考えてしまうことがありました。 やっと言えた「つらい」ある朝、体が言うことを聞かず、まったく起き上がれなくなりました。夫に「頑張っても頑張ってもできていない自分がダメに思えてしょうがない。つらい」と涙ながらに訴えた私。夫も話を聞いてくれ、「とにかく頑張らなくていいからね、家事はやるから」とのやさしいひと言で寄り添ってくれました。 1カ月健診で医師に相談したところ、薬を処方してもらって服用することに。授乳しても良いとのことだったので効果は薄めだったかもしれませんが、自分が今「つらい」ということを正直に話せたのが転機になったのだと思います。2週間の服用で動悸や息苦しさは減っていきました。 ホルモンバランスが急激に変化するからと割り切っても、つらいものはつらかったです。誰かに相談するということがどれだけ勇気のいることなのかもわかりました。それでも結局はわが子のため。勇気を出して周りに話すことができてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:小林まり6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2023年03月28日3月7日(火)、ベビーカレンダーは公式YouTubeチャンネルにて、家事や育児の合間にできる動画シリーズ「産後太り解消エクササイズ」の「ぽっこりおなか&尿漏れ解消ストレッチ」を公開しました。このシリーズは、座ったまま、寝転んだままできるものを中心に、音声オフでも一緒にトライできるので寝かしつけの合間にもできちゃいます!ぜひ毎日一緒にトライしてみてくださいね! 本編では、部位ごとに分けて産後太りを解消するエクササイズを紹介。今回紹介するのは、産後から気になり始める人が多い「ぽっこりおなか&尿漏れ解消」ストレッチ。第1回で紹介した骨盤まわりを整えるストレッチをプラスすれば、より血流も良くなって代謝もアップ! 痩せやすい体を目指せます。 布団の上で簡単トライ!ぽっこりおなか&尿漏れ解消♪ストレッチ<エクササイズ動画シリーズの特徴>・1日たった2~3分だけ!2~3つの動きを繰り返すだけなので、無理のない範囲でトライできます。 ・音声オフでも音声だけでもできる!家事中は「音声だけ」、寝かしつけ中は「音声なし」でもおこなえます。 ・子どもを寝かしつけしながらできる!座ったまま、寝転んだままできるメニューがメインです。子どもを寝かしつけする横でトライできちゃいますよ。 「ぽっこりおなか&尿漏れ解消」ストレッチのポイント「下っ腹が目立つようになった…」「出産後から尿漏れが気になるように…」「痩せにくくなった…」 そんな方は要チェック! まずは四つん這いになり、両足つま先立ちでおこなうストレッチからスタート。おなかを意識しながら、上下の動きを繰り返すだけでOK! 次に、床に腰をおろして両かかとをつけたまま足をV字に伸ばしていくストレッチをおこないます。この2つの動きを組み合わせるだけで、骨盤底筋と連動している内転筋(内ももの筋肉)が鍛えられ、尿漏れ解消を目指せます! 毎日2分でおこなえるストレッチなので、ぜひ寝る前にトライしてみてくださいね。 エクササイズの効果をより高めたいなら、まずは骨や筋肉を良い状態に整えることが大事。ベースとなる骨盤まわりからアプローチして、姿勢を正していくところから始めてみましょう! 骨盤まわりをほぐすストレッチも紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。 ▼詳しくは動画からチェック♪ ベビーカレンダーでは、さまざまな出産にフォーカスしたドキュメンタリーシリーズや、赤ちゃんとママの1日に密着したルーティン動画も公開中!
2023年03月27日私は4人の子どものうち、3人目と4人目を11カ月差で出産しました。1人目と2人目は5歳差、2人目と3人目は6歳差と、上の子たちはそれぞれ歳が離れていたので、今回初めて年子を経験することに。11カ月差の兄弟を産んで、実際に感じたことをご紹介したいと思います。妊娠初期と後期がきつかった!私は妊娠初期に眠気が強く現れるタイプなのですが、ちょうどその時期に3人目である次男は、授乳間隔がまだ3時間おき。なおかつ夜泣きが始まりだしたことなどもあり、体力的にも精神的にもつらかったです。また、つわりのピーク中に離乳食作りをしなくてはならず、お粥のにおいが非常につらかったです。 妊娠後期になると大きいおなかで、まだ歩けない体重10kg弱の次男を抱っこしなければならず、腰痛が悪化しました。それに加えておなかの赤ちゃんが下がり始めてしまい、自宅安静を指示されてしまったのです。しかし、1歳前の子がいては安静にしていることも難しく、妊娠後期もかなり苦労しました。 産後は同時に泣き出しカオス状態に…4人目である三男が生まれたとき、次男はまだ生後11カ月。どちらかが泣くともう一方も泣き出してしまい、夫が仕事でいないときなど、ひとりで2人をあやすのはひと苦労。三男はまだ新生児のため、2人を同時に抱っこすることもできず、まずは次男、次に三男と、代わる代わる抱っこをしたりあやしたり……。 2人の泣き声が部屋に響き、家の中はまさにカオス状態でした。また三男と次男の授乳時間が重なると、2人の泣き声に急かされながら、育児用ミルクを2本調乳しなければならず、地獄のような産後を経験しました。 弟に興味を持つ兄と、兄が怖い弟次男が1歳を過ぎたころ、弟である三男に興味を持つように。生後2カ月の三男に近づきしばらく見つめたあと、三男の口や鼻の穴に指を入れようとしたり、突然叩いたりといった行動をとるようになりました。 三男はその都度大泣きし、次第に次男が視界に入るだけで泣いてしまうようになってしまいました……。常に2人の行動から目が離せず、神経をすり減らしていました。 次男にお兄ちゃんの気持ちが芽生え始めた?次男が1歳3カ月になり、三男が生後4カ月になったころ、次男が三男をかわいがるようになりました。頭をなでたり、抱きしめてみたり、時には顔にチュッとするようなしぐさをしたり。そして三男が泣き出すと、いないいないばぁをしてあやそうとしたり、おしゃぶりを持って行ったりと、お世話をしようとするようになりました。 そのころから三男も次男に心を開き始めたのか、次男を見ても泣かなくなりました。次男はまだ1歳3カ月なのに、もう立派なお兄ちゃんなんだなぁと感心してしまいました。歳が近い兄弟だからこそ、こういった経験もできたのだと思います。 3人目まではそれぞれ歳が離れていたので、同時に手が掛かることの大変さを経験していませんでした。今回11カ月差での妊娠、育児を経験し、年子の大変さを痛感しました。でもそれと同時に、歳が近い兄弟ならではの成長を見られ、年子っていいなあと感じています。これからも下の子2人の成長を、家族みんなで楽しみながら見守っていこうと思います。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2023年03月25日第1子を出産後幸せな生活が待っていると思いきや、待ち受けていたのはさまざまな場面で口を出す義理家族との付き合いでした。孫のことを思って言ってくれているとはわかっているものの、いよいよ義理家族の言動に我慢ができなくなる私。でも我慢をしていたのは私ひとりではありませんでした。遠方から何のために来たの夫の実家にとっては初孫のわが子。生まれる前から楽しみにしていてくれたのですが、義母からの「出産時に立ち会いたい」などの要望はお断りしていました。しかし、陣痛が始まった伝えると県外からわざわざ会いに来たのです。夫以外は立ち会いはできないことは伝えていたので、分娩中は近くに義父母はいませんでした。しかし、当時体調を崩しがちになっていた義母は、初孫の顔をガラス越しに見たあと疲れてしまったようでした。 「ソファで横になって休んでね」と伝えたので、義母は私の病室のソファで寝ることに。正直、数時間前に出産した私の横で義母が寝ていてゆっくり休むこともままならず、私は気分がふさがってしまいました。結局義父母が滞在した2日間は赤ちゃんの抱っこは私しか許されず、義父母も仕事があるので帰っていきました。正直何をしにきたのかと首をかしげたくなりました。 3人での幸せな生活に横やり退院後里帰りを経て、3人での生活が始まりました。日中はワンオペでしたが、夫が夜勤の日は帰宅後に哺乳びんでの授乳やおむつ替えなどをお願いして、慣れないながら気持ちも穏やかに生活していました。退院後からは義父母と動画や写真を共有できるアプリで子どもの様子を送り、コミュニケーションをとっていたのです。 しかし、「赤ちゃんが便秘気味なら〇〇を水に溶かして飲ませたほうがいい」と健康食品をすすめてきたり、子どもの後ろでテレビがついている動画をアップすると「小さいころからテレビはよくない」と言ってきたり……。そしてそれは義母だけに留まらず、義母の姉妹や義母方の義祖母からも届き、最後には必ず「育児でわからないことがあれば義母に聞きなさい」と添えてありました。 ついに我慢の限界!初めての育児で不安なことは多かったのですが、自分たちで調べたりかかりつけの産科で先生や助産師さんに尋ねたりしていました。しかし、動画で育児の一部しか見ていない人から口を出されることは非常に腹立たしく、家族であっても助言は不快感しか感じられなかったのです。そしてある日、私は溜まった気持ちを、「義家族はどうしてあれやこれやと口を挟んでくるの。私の子どもだよ。お義母さんの子どもじゃないでしょ。もう何も言ってきてほしくない!」と、大泣きしながら夫にぶつけました。 夫はきちんと話を聞いてくれて「気持ちはわかったよ。でもママだけの子どもだけじゃなくて2人の子どもでもあるんだからね、一緒に育てよう」と言ってくれたのです。その後夫が伝えてくれたようで、義理家族からの助言は減っていきました。以降、穏やかな気持ちで育児に専念できたのです。 我慢していたのは私だけではなかった退院後は私の実家へ里帰りしていたのですが、慣れない育児に不安になっていたので、近くにいてほしくて夫には私の実家から会社に通ってとお願いしていました。しかし自宅のようにマイペースに過ごせず、私の実父母が常にいてゆっくり過ごすことはできなかったようでした。 「やっぱり自宅から会社に通うよ」と夫から言われ、結局1カ月の予定だった里帰りは2週間で終了し、3人で自宅に戻ったという経緯がありました。夫に自分の不満をぶつけたあと、我慢していたのは自分だけではなく夫も思うことはたくさんあったのだろうなと気づくことができました。 きっと私は産後のガルガル期だったのでしょう。しかし、産後のメンタルの状態を周囲に理解していてほしかったというのが正直な気持ちでした。ですが夫にも同様に我慢を強いていたのだと思うと、義理家族との付き合いの負担はお互い様だと感じました。現在第2子を妊娠中ですが、産後に同様のことを繰り返さないように、事前に話をして周りに理解してもらう努力をしていきたいと思います。 著者:山田えいみ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年03月13日2人目の子が生まれたのは、上の子が2歳になったばかりのころでした。今までは上の子のことを何でも手助けしてあげていたのに、それができなくなる……。2人の母になったばかりで余裕のなかった私自身の失敗、そして後悔のお話です。2歳差育児、だんだん体力が削られていく1人目の子である娘が2歳になってすぐ、2人目の子である息子が生まれました。里帰りが終わり、自宅に帰ってからはもう毎日がバタバタ! まだまだ手助けが必要な娘と、首の座らない息子のお世話であっという間に時間が過ぎていきました。 上の子優先と思っていても、どうしても赤ちゃんのお世話に時間をかけることが多く、なかなかうまくリズムが作れずもどかしかったです。私自身が寝不足なのもあり、ささいなことでイライラしてしまうことが増えていきました。 こんなことがしたいわけではないのに…今までママが手伝ってくれていた着替えや食事をいきなり自分でやらなくてはいけなくなった娘は、どうしたら良いかわからず泣いてしまうことが増えました。まだじょうずに話すことができないので、伝わらないことも多かったです。 私も自分の思い通りにスケジュールが進まないことにストレスを感じ、娘に怒ってしまうようになりました。思わず手が出そうになってしまったことも……。夜、寝かしつけた後に娘の寝顔を見て、余計に申し訳なさや自分の不甲斐なさを感じました。 娘と一緒にお世話をしてみたら…このままでは娘にとっても私にとっても精神的に良くないと思い、夫と相談してワンオペである平日は最低限の家事しかしないことに決めました。食事も冷凍食品やお惣菜を利用し、おもちゃも危なくない程度の片付けしかしませんでした。 また、息子のお世話をするときは娘に声をかけ、ぬいぐるみのおむつ替えをしてもらったり授乳のまねをしてみたりと、一緒にお世話をするということを心がけたのです。そのおかげか家族みんなに心の余裕ができ、娘も弟のことをかわいがってくれるようになりました。 出産で環境が変わり、娘も私も余裕をなくしてしまったことは、今思い返してもとても苦しい時期でした。娘に対しては今も罪悪感が残っています。出産前に想定していなかった私の甘さですが、大変な時期は抱え込み過ぎず、人や物に頼って過ごしていくべきだと感じた出来事になりました。今では子どもに片付けを手伝ってもらったり、掃除を1日さぼってみたりと、適当さも身についてしまいましたが、それでいいんだと思うようになりました。 著者:高山ななみ9歳、7歳、4歳、2歳の4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。
2023年03月11日息子が生後4カ月のとき、毎日の寝不足で産後一番追い込まれていました。そんな中、生後3・4カ月健診の際に担当してくださった先生に、息子が寝ないことを相談するとショックな言葉が返ってきたのです。しかし、その後の保健師さんの面談で気持ちがとても軽くなったエピソードを紹介します。毎日の寝不足で限界息子は新生児のころから何時間も泣き続けるような子でした。生後3カ月からさらに眠らなくなってしまい、夜泣きは1時間起き、日中はトータル30分寝てくれたら良いほう。息子も眠いはずなのにうまく寝れないためか、起きているときはいつもグズグズで機嫌が悪く、四六時中抱っこをしてあやす日々でした。 コロナ禍での出産だったため夫以外の人には誰にも頼れず、産後の体がまだ回復していない状態での寝不足が続いたことで心身ともに追い詰められ、死にたいと思ってしまうことがあるほどでした。そんな時期に生後3・4カ月健診があったのです。 先生に鼻で笑われモヤモヤ健診の問診票には息子がまったく寝てくれないため悩んでいることを記入し、受付に提出。50代くらいの男性の先生が息子の体重や身体測定をしてくださいました。健診の最後に、私が提出した問診票を見てフッと鼻で笑ったあと「寝てくれないと書いていますが、赤ちゃんはそういうものですから。今だけだと思って頑張ってください」と言われたのです。 たしかに先生がおっしゃる通り、赤ちゃんが寝てくれないのは今だけだと頭では理解していたつもりです。しかし、どうしても体と心がついていかず、藁にもすがる思いで問診票に記入したのに……。当時の私は先生の言葉を聞いて「母親のくせに」と責められたように感じてしまい、モヤモヤしたまま保健師さんとの面談になりました。 保健師さんの言葉に涙面談では育児で何か困っていることはないか聞かれました。私の一番の悩みは赤ちゃんが寝ないことでしたが、先ほど先生に言われた言葉が忘れられず保健師さんに何となく悩みを打ち明けることができませんでした。しかし、保健師さんはいろいろな言い回しで私の気持ちや状態を聞きだしてくれたのです。 「赤ちゃんの夜泣きはどれくらい? 日中は寝てくれる? ママの体調や気持ちはどう? ごはんやトイレ、睡眠はとれてる?」。保健師さんの質問に答えているうちに自然と涙がポロポロとこぼれてしまい、育児でつらいことをすべて打ち明けることができました。 保健師さんは「ママは本当によく頑張っているから自分を責めないで。赤ちゃんのためだと思ってもっと力を抜いていいんだよ」と言ってくれたのです。そして自治体でおこなっている育児や家事のサポート制度と育児相談ができる電話番号を教えてくださり、何かあればいつでも相談してねと心強い言葉をくれたのでした。 その後、保健師さんから教えていただいた育児・家事のサポート制度を利用したり、夫へ子どもをお願いして私は昼寝をするなど自分を大切にするように。保健師さんとの面談前は、母親なんだからと休むことに罪悪感を感じていました。でも今は子どものために少し休もうと思うことができ、結果私が笑顔でいることが家族のために繋がると気付くことができました。 監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2023年03月07日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが産後の性生活についてお話ししてくれました。産後に性生活がなくなる原因、どのようにしてきっかけをつかめばいいのかなどを、マンガで詳しく解説! 産後は、ホルモンの変化や育児疲れ、睡眠不足のために、性生活がなくなってしまう夫婦もいます。性生活のない時期が続くと、どうやって性生活を再開したらいいかわからなくなったという話も多く聞かれます。今回は、産後の性生活の再開についてお話ししていきましょう。 産後に性生活がなくなる原因は?授乳中に出るオキシトシは母乳の分泌を促す効果がありますが、同時に性欲が減退しやすいと言われています。オキシトシは幸せホルモンと言われていて、授乳することで赤ちゃんとのつながりを一層に強く感じ性欲も満たされるからとも言われています。 これは授乳期間中続きますが、授乳回数が減り、夜間の睡眠が取れるようになると性欲が回復してくることもあるようです。また、母乳育児をしていなくても、性生活をしなくなることもあります。 その他の女性側の原因としては、1.育児疲れや夜間の授乳や夜泣きによる寝不足2.育児に参加してくれないなど夫への不満3.産後の体の変化(会陰部の傷などで挿入時に痛みが出るか心配)4.育児が心身ともに大変で余裕がなくなり性生活をする気になれない 男性側の原因としては1.出産後、妻が赤ちゃんのお世話が大変で余裕がなくなり、機嫌が悪いこともあり、自分に対しての愛情が減った感じがしてしまう2.添い寝している赤ちゃんが気になって集中できずに、性生活ができない3.妻の体調を気づかい、疲れていそうで誘いづらい4.産後に一度でも断られた経験があると再度誘いづらい5.女性というより、「母親」「家族」という想いが強くなる 手をつないだりハグから始めてみよう基本的には、性生活の再開には夫との話し合いやスキンシップが大切かと思います。日ごろから意識的に、子ども以外の話をする、体に触れる、手を繋ぐ、ハグをする、いってらっしゃいのキスをするなどをするところから始めてみるのもいいかもしれません。 また、産後の体調が悪いときや、性生活へ気持ちがのらないなどのときは正直に伝えることが大切です。どの時期から落ち着くかは個人差があるので、そろそろ大丈夫だなと思ってきたり、いいタイミングがあれば伝えてみましょう。 例えば明日が休みでゆっくりできそう今日は子どもが早く寝てくれそう最近体調が落ち着いてきたなどがあれば、パートナーに伝えてみましょう。 女性から誘うのは抵抗があるという方も多いので、パートナーが誘いやすい雰囲気を作ってみましょう。また、夜にこだわらず、性生活のタイミングを図るようにしているカップルもいます。朝赤ちゃんが起きてくる前、休日などでお子さんが昼寝中の時にチャレンジしてもいいでしょう。 赤ちゃんそばに寝ていると気になる場合は、リビングなど寝室とは違う部屋でする方も多いようです。 産後に起こる性生活にまつわる気になることへの対処法経腟分娩の場合、会陰部の傷が気になってしまうことがあるかもしれません。また、授乳中はホルモンの影響で濡れづらいこともあるようです。これらの理由から、挿入時に痛みを感じることも。ドラッグストアやネットショップでローションなどを購入して利用することで、痛みなどを軽減できるようにしてみるのもいいでしょう。 乳房は母乳が漏れ出し、触られると気になることも。「おっぱいは赤ちゃんが飲むもの」という認識が強くなり、パートナーに触れられたり口をつけられると不快に感じることもあるようです。ブラジャーはつけたままでしてみるなど工夫してみましょう。 性生活については、なかなか相談しにくいと思います。産後は性行為だけにこだわらず、夫婦間のコミュニケーションやスキンシップをとることから始めることが大切かなと思います。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年02月21日私は3歳の長女と生後6カ月の次女の母です。長女を妊娠中に前職を辞めて、いったんは専業主婦の道へ。長女の育児が落ち着いたあとは、家計の足しにと細々とアルバイトをおこなっていました。ワーママに憧れはあったものの「フルタイムで働くのなんて無理」と思っていたのですが……。そんな私に転機が訪れたのです。働きたいがワンオペ環境では難しい…夫が激務の仕事に就いており、親せきは事情があって一切頼れない環境にありました。しかし、周りのワーママへの憧れもありましたし、決してゆとりある家計でもなかったので、「本当は働いたほうがいい、でもこんな環境では働くのは無理に等しい」とずっと思い悩んでいました。 そして次女の妊娠後期になり「里帰りもしないし、これでは長女の保育の手が明らかに足りなくなる」と心配になり、産前産後要件で長女を保育園に入所させたころ、転機が訪れたのです。 次女を出産。働きたい想いは募るが…私が住んでいるのは保育園が足りず激戦区の自治体だったので、長女を入所させられたのは本当に奇跡的だったと思います。このまま就職しなければ、産前産後要件では産後2カ月で保育園を退園せざるを得ないという状況でした。だからこそ、この偶然の縁を大切にしたいという想いがありました。 次女の出産という一大イベントで心身共に大変な時期ではありましたが、「なんとかして働いて、このまま長女の保育園通いを継続させたい。けどどうしたらいいの? 今の私の状態で雇ってくれる仕事なんてあるの?」と、とても悩みました。 雇ってくれないのなら、自分で起業する悩み抜いた挙げ句、「雇ってくれるところがないのなら、自分で起業すればいい」と思いつきました。個人事業主という自営業のなかでも比較的規模が小さいものを選択したのですが、特に決まりなどはなく税務署で手続きを踏めば誰でも起業できるのです。 職業は「Webライター」を選択。育児の経験を生かした記事などを執筆しています。 現在、完全在宅勤務で長女は保育園、次女は自宅保育で隙間時間を見計らい執筆にあたっていますが、月に5万円前後の収入があります。きちんと就労しているのか審査する市役所の目もあるので、逆にそれがモチベーションとなり「頑張って稼ごう!」という気にさせてくれます。転機の流れがきたときに勇気を持って行動することが大切だと感じました。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年02月15日わが家に娘が誕生したのは、息子が2歳5カ月のとき。私は2人育児が始まることに少し不安がありました。それでも、息子はよく寝る穏やかな赤ちゃんでしたし、2人目の育児はラクだとよく聞いていたので、きっとなんとかなると考えていました。しかし2人育児が始まると、おなかの底から声を張り上げ泣き続ける娘と、イヤイヤ期の息子を相手にする毎日。「なんとかなる」という考えは甘かったと、すぐに思い知らされたのです……。よく眠ってくれた生後2週間出産後の分娩室で、家族に見守られながら過ごす、赤ちゃんとの触れ合いの時間。そのときから、娘はずっと大声で泣いていました。助産師さんに「ずっと泣いてるね! 気が強そう!」と言われたのを覚えています。 しかし、家に帰ってからは本当によく寝てくれました。授乳のとき以外はほとんど寝ていて、毎日静かで、赤ちゃんがいることを忘れてしまうほど。息子はパパっ子で赤ちゃん返りもなく、楽しい2人育児がスタートしたと思っていました。 大音量で泣く娘とイヤイヤ期の息子そんな眠り姫のようだった娘が、生後2週間を過ぎたころから、よく泣くようになりました。その声は近所中に聞こえる大音量! 夕飯前の黄昏泣きで声量が上がる娘に、イヤイヤ期真っただ中の息子が耐えられるはずがありません。 イライラした息子がおもちゃを投げ、夕飯が始まるころには2人とも大号泣! 大泣きのピークの時間帯に帰宅していた夫が、「何から手をつけたらいい!?」と言いながら、リビングまで走ってくる日々が数カ月続きました。 兄妹のやりとりにほっこりな日々気がつけばてんやわんやの日々は過ぎ、今では娘が1歳半になり、息子はもうすぐ4歳。娘は言葉がわかるようになり、息子はイヤイヤ期が落ち着き、良いお兄ちゃんっぷりを見せるようになってきました。 とはいえ、おもちゃの取り合いでケンカをする毎日。そんな中でも時々、息子が娘に絵本を読んであげたり、2人で追いかけっこをしたりする姿を見ると、かわいくてたまりません。慌ただしくも、1年前の私には想像ができない幸せな瞬間です。 今思えば、てんやわんやだった日々がいつごろ落ち着き始めたのか覚えていないくらい、毎日必死でした。最近の娘はイヤイヤ期が始まる時期で、0歳のころとはまた違う大変さがあります。これからも年齢に応じて悩みは尽きないでしょう。しかし、大変な日々もきっと乗り越えられると信じて、私も子どもたちと成長していきたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:境まいこおちゃめな3歳男児と声が大きい1歳女児を育てるナースママ。ライターとしてさまざまなジャンルの記事を執筆している。
2023年02月14日父は、私が子どものころから亭主関白な人でした。私は子どもながら「祖母や母に甘やかされているな」と感じていました。気が利かなく自己中心的なところがある父。そんな父がいる実家への里帰りは苦労の連続だったのです……。母と正反対の父初孫となる長男が生まれたとき、両親はとても喜んでくれました。お世話じょうずな母は、楽しみながら息子のお世話と私のサポートをしてくれ、私はそんな母にとても感謝していました。 一方で、息子が寝ていようと大きな物音をたてたり、忙しい母に対して自身の世話を催促したりと、相変わらず気の利かない行動をとる父。予想はしていたものの、昔と変わらない姿になんとも言えない気持ちになりました。 私が父に「嫌だ」思うことそんな中で、私が父に対して一番「嫌だ」と感じていたことは、授乳中に近くにいられること。そのため、私は授乳したいときに父が同じ部屋にいる場合は、別の部屋に移動するようにしていました。しかし、私の行動の意図がわからない父は、私が移動した部屋にもお構いなしに来る始末……。 父に対して意見を言うことは私にとって勇気がいることでしたが、いい加減嫌気がさしたため、自分の気持ちを伝えてみることにしました。 思い切って父に気持ちを伝えた結果私は「授乳の最中を見られるのは嫌だから、授乳しているところには来ないでほしい」と父に伝えました。すると、「授乳しているところなんてわざわざ見てないよ。それに、娘が授乳しているところを見たって何とも思わない!!!」と怒りながら言い返してきた父。 私は「父が何とも思わなかったとしても、私が嫌だと感じているという事実にどうして目を向けてくれないのだろう」、そう思うと悲しくて、何も言い返すことができなくなってしまったのです。 気持ちに寄り添ってほしかった…中には父と同じように、実の父親なのだから嫌がることではないと感じる人もいるかもしれません。しかし、娘である私の気持ちに少しも寄り添おうとしてくれない父の言動が、とても悲しかったです。 それからは、「父に何を言っても伝わらない。昔からそうなのだから仕方がない」と諦めることにしました。 授乳中のプライバシー問題は、義理の家族との間で起こることはよく聞きます。しかし、私と同じように実父であったり、夫ですらも嫌だと感じる人もいるのではないでしょうか。「嫌だ」と感じる気持ちが理解できなかったとしても、その気持ちに寄り添ってもらえたらうれしいなと思った出来事でした。 著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2023年02月11日1人目出産後は余裕がなく、骨盤のケアを怠っていた私。2人目出産後、さらに骨盤の歪みが悪化したためか、ぽっこりおなかが目立つようになりました。このままではいけない!と一念発起し、朝起きた直後の運動を習慣化することに。毎日続けたことで体にどのような変化があったのか、私が体感したことをご紹介します。ぽっこりおなかが引っ込まない産後の体形1人目出産後、気になっていたぽっこりおなか。骨盤の歪みが原因だったようですが、初めての育児でバタバタの日々を送っていたため、骨盤矯正のために整体に通うことができないまま2人目の出産を迎えました。2人目を出産後は、さらにぽっこりおなかが目立ってひどくなり、腰痛も悪化、今度こそ骨盤矯正をしないと改善できないような状態に……。 とはいえ、2人の子どもを連れて整体に通うことは難しく、自宅でケアできる方法がないか検索したところ、YouTubeで骨盤矯正ヨガや体操の動画を発見。その動画を参考にしながら、自宅ケアをおこなうことにしました。 朝のヨガ&体操を習慣化!まずは、毎朝子どもたちよりも10分ほど早く起きて、骨盤矯正ヨガや体操をおこないました。YouTubeで検索すると骨盤の歪みを整える体操やヨガの動画がたくさん出てきますが、10分前後の動画が無理なく継続できて、私にはベストでした。朝活をおこなうと体全体がすっきりして、気持ち良く朝がスタートできるメリットも! 3カ月継続すると腰痛も緩和し、骨盤の前と後ろの骨の出っ張りを手で触ってズレを確認する骨盤の歪みセルフチェックをおこなってみたところ、出産直後より歪みが改善されているように感じました。 ぽっこりおなかを卒業できた!整体に通って本格的に骨盤矯正をしないと骨盤の歪みは治らない、ぽっこりおなかは卒業できないと思っていましたが、私の場合、セルフで骨盤矯正ヨガや体操を継続した結果、さらに3カ月たったころには、徐々におなか周りもすっきりしてきました。 入らなくて諦めていたジーンズも問題なくはけるようになり、何より入浴や着替えをするたびに自分のおなかを見てため息をつく毎日を卒業できたことがうれしかったです! 毎日たった10分でも、ヨガや体操を継続してみてよかったと実感しました。 産後すぐは赤ちゃんのお世話に追われて自分の体のケアを後回しにしていましたが、その結果、骨盤の歪みによって体形がくずれ、尿もれや腰痛にも悩まされました。朝の時間に落ち着いて骨盤矯正ヨガや体操をおこない、体と向き合う習慣をつくったことで、私の場合は骨盤の歪みにアプローチするだけでなく、育児疲れ解消にもつながりました。これからもずっと続けていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:渡辺あや4歳と1歳の女の子ママ。元幼稚園教諭の経験をもとに、幼児教育や英語学習関連の記事を執筆中。
2023年02月06日現在2歳の娘を育てています。娘が生後3カ月のとき、私がトイレで動けなくなくなってしまうという事態が起こりました。原因は、私が自分の体調管理を怠ったばかりに悪化した「便秘」。悪化しすぎた便秘のせいで泣く娘のもとに駆けつけられず、本当に反省した出来事でした。気づかなかった自分の便秘娘が生後3カ月のとき、夫も忙しく私はずっとワンオペの状態でした。初めての育児で手探り状態だったこともあり、常に自分のことより娘優先。そのため、そのときの私は自分の体に起こっていることにまったく気づきませんでした。 それは何かと言うと「便秘」。私は子どものころからひどい便秘でしたが、大人になってからは日々対策をして解消していました。しかし産後は自分の便秘対策に気を使う余裕がなくなり、日々の忙しさにかまけて、つい自分の排便がいつあったかなんて忘れていました。 トイレで動けない! 意識が遠くなって…ある日、無性におなかが痛くなり、娘をリビングに残してトイレに駆け込みました。そのときに「あれ? 私いつから出てない……?」と思い返すと、2週間近く便秘の状態だったことに気づきました。 それから数分でどんどんおなかが痛くなり、冷汗が出て指先が冷たくなっていき、意識も薄くなっていったのです。「やばいやばいやばい……!」。悪化する症状にどんどん焦りますが、夫は仕事、近くに住む義両親に連絡はつきません。娘の様子が見えるようにドアは開けていましたが、リビングでは娘が泣き始めてしまいました。 30分後に娘の顔をみて「ごめんね」泣く娘の声に動揺しましたが、意識もうろうの私はもうその場から動けません。「ごめんね……! ごめんね……!」とかすれた声で叫びました。これまで何度も同じ状況になったことがある私は知っていました。残された方法はもう、たまった便を出すことだけだと。 とにかく頑張っていきみ、30分後に便が出て一気に症状も改善しました。ヘロヘロの状態で娘のもとへ行くと、顔を真っ赤にして泣いている娘。抱きかかえて「ごめんね…!」と謝り、同時に何もなかったことに安堵しました。 例え娘が優先であっても、自分の体調管理を怠ってはいけないと心に刻んだ一件でした。もし娘が寝返りを始めた時期だったら、この間にうつぶせになって窒息していたかもしれません。そう考えると本当にゾッとします。これ以降、多少娘が泣いても自分の便秘対策はしっかりとするようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年02月04日私の義母はとってもいい人です。でも、たま~に「え!?」というようなひどいことを無意識で言うことがあります。無意識だからこそ傷付きます。しかし、何度も経験し、うまく対処できる方法を学びました。今回は、当時は泣きそうになってしまった義母のひと言と、そんな義母にどのように対処していたかを紹介します。事件は産後間もないころに…第一子出産後、まだ間もないころのことです。昼夜関係ないうえに、初めての子どものお世話ということもあり、心身ともに疲弊しきっていた私。気が付けば1日中、授乳しているということもよくありました。 産後1カ月は義実家でお世話になっていたのですが、義父母に対し、産前のように気づかいある振る舞いができないほど疲弊しきっていました。 「ママ…乳牛みたいだね」その状況にプラスして、胸が張ってしまい、ブラジャーをつけるのもつらい状況に。そんな私を見て、義母が「ママ、まるで乳牛みたいだね」とひと言。近くにいた義父も吹き出したくらいでした。今なら私もそのひと言に一緒に笑ってしまうでしょう。 でも、寝不足に体の痛みなど、極限状態だった私はムスっとすることしかできなかったのです。「なんてデリカシーのない人なんだ!」とひとり憤慨して、しばらくの間、根に持っていました。 後日、義母に直訴してみると…その後、「そういえばお義母さん、前に私のことを乳牛って言いましたよね。あれ、傷付きました」と直訴する機会がありました。ところが、義母は「え? そんなこと言ったっけ? 私ったらひど~い」と笑うばかり。 そうです。やはり覚えていなかったのです。さらに、当時はホルモンバランスも不安定なうえに、疲労も重なっていたころ。私も過敏な状態だったので、「あまり深刻に受け止めてはいけないな」ということを学びました。 ちょっとカチンときたときは、カッとなっているその場で言い返すのではなく、ワンクッション置いて冷静になってから言ってみるというのもアリということを学びました。これからも義母とじょうずに付き合っていきたいと思っています。 イラスト/imasaku著者:東慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
2023年01月27日ただでさえ出産後は疲労と身体的ダメージでボロボロなのに、他人と相部屋なんてストレスがたまるだけ!と思っていた私。出産する病院が決まったとき、私は迷わず個室を希望しました。しかし諸事情で個室と相部屋両方を経験した結果、相部屋も意外と良いかも!と考えが変わりました。出産前は知らなかった、相部屋のメリットをお話しします。産後は個室でゆったりが理想だった私が出産した病院では、トイレとシャワールーム付きの個室と4人で過ごす相部屋、2種類の病室からどちらに入院するかを選ぶことができました。他人の生活音で睡眠を邪魔されたくない、赤ちゃんが夜中泣いたときに肩身の狭い思いをしたくない、といった理由から、私は個室を希望しました。 個室での入院生活はとても快適でした。当時はすでにコロナ禍でしたが、マスクを着けずに生活できましたし、赤ちゃんの泣き声もテレビや電話の音も気にする必要はありません。私は赤ちゃんと2人の生活を満喫していました。 泣く泣く個室をあきらめることに…しかしこの病院では、個室は1泊あたり3万円強の追加料金が……。これから子どものことでお金がかかるのに、自分のぜいたくのためにこんなに高いお金は払えない。そう思った私は、産後4日目から相部屋に移ることにしました。のびのび過ごせた個室とは違い、狭いスペースで物音を立てないように過ごさなくてはならない相部屋を、最初は窮屈に感じていました。しかし私は意外にメリットがあることに気づいたのです。それは同室の方と助産師さんの会話から学べることがたくさんあるということです。 隣の会話に「なるほど!」例えば授乳について。初めての授乳は想像以上に痛くて、乳頭から血が出てしまうこともあったのですが、私はそういうものなのだろうと痛みを我慢し続けていました。しかし隣のママさんと助産師さんの会話から「乳頭保護器」というものがあることを知り、試してみることに。別のママさんは、赤ちゃんがおっぱいを飲んだあとに吐いてしまったとナースコールしていました。私はそのときの助産師さんのアドバイスを聞いていたため、自分の子どもが吐いてしまったときにも焦らずに対応することができました。私はもともと人に相談したり質問したりすることが苦手。入院中も「こんなことでナースコールしたら迷惑かな」と遠慮ばかりしていました。しかし相部屋になったおかげで、小さな不安や疑問が次々と解決されていったのです。 入院する前は、私は相部屋のメリットは料金が安いことくらいだろうと考えていました。しかし実際に相部屋に入院してみると、隣のママさんたちと一緒に子育てを頑張っている感覚になれて、心強かったのを覚えています。もしまた出産することがあったら、最初から相部屋もアリかもと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:渡辺まゆり2021年生まれの女の子のママ。幼児教室に勤務。介護福祉士、FP3級の資格あり。
2023年01月25日初めての出産を終え、母子同室となって2日目の夜。娘は何をしても泣き止まず、私は心身共に疲弊していました。そんな私に助産師さんが言ったひと言は、人によっては冷たく感じるかもしれませんが、私にとってはその後の育児ライフの支えとなる、とてもありがたいものでした。あのとき、あの助産師さんに相談してよかったと思えた体験についてお話しします。夜通し泣く娘。どうしたら泣き止むの?私が出産のため入院したのは、出産の翌日から退院まで母子同室を推奨する病院でした。母子同室を開始した最初の夜は、私の心配をよそにすやすやと寝続けていた娘。しかし、2日目の夜は前日とは打って変わって、まったく寝ませんでした。 おむつは汚れていないし、育児用ミルクも飲んだばかり。抱っこをしてもベッドに寝かせても、娘は泣き続けていました。私は必死にスマホで「赤ちゃん泣き止まない」と調べては思いつく限りの対応をしていましたが、効果はありませんでした 募る罪悪感。助けて助産師さん!「わかってあげられなくてごめんね……」。私は娘の訴えを理解できないことに、罪悪感を募らせていました。母親になった使命感からひとりで頑張っていた私でしたが、深夜の3時を過ぎ、心も体も限界に。たくさんの赤ちゃんを見てきた助産師さんなら、どうして泣いているのかわかるはず! と思い、助産師さんに相談することにしました。 ナースコールを押すと、すぐに助産師さんは来てくれました。「何をしても泣き止まないんです。泣いている理由を教えてください」と聞く私に、助産師さんが言ったひと言は……。 なーんだ、そっか! 急に気持ちがラクに「理由はね、ないの」 何か答えをくれると期待していた私は助産師さんの予想外の言葉にびっくりしつつも、気持ちがスッとラクになっていくのを感じました。助産師さんに相談するまでは、泣き止まないのには何か理由があるはずで、私はそれを察してあげられない未熟な母親だと思っていました。しかし理由がないのであれば、泣き止ませられないのも仕方がありません。 私は疲れていたはずでしたが、助産師さんの言葉のおかげで急に元気が戻ってきました。私は「理由がないなら、このままとことん付き合います!」と助産師さんに伝え、泣いている娘を朝まで抱っこし続けました。 退院してからも、娘が泣き続けたりまったく寝ない日はありましたが、そのたびに助産師さんの言葉を思い出していました。理由がないなら仕方ない、娘のせいでも私のせいでもない、そう思えるだけで気持ちがとてもラクになります。あのときの助産師さんには今でも感謝しています。 監修/助産師 松田玲子著者:渡辺まゆり2021年生まれの女の子のママ。幼児教室に勤務。介護福祉士、FP3級の資格あり。
2023年01月21日私には4人の子どもがおり、子どもの成長は個人差があるということは重々承知しています。それでも4人目の息子はとにかくゆっくり! 中でも歯の成長についてはびっくりすることの連続でした。歯が生えてこないと心配になったこともありますが、周りに比べてずいぶんゆっくりと生えてきた歯についての話を紹介します。初めて生えた歯は0カ月?子どもの成長には個人差があるということを、これまで4人の育児でたくさん経験してきたのですが、第4子はとにかく上の3人と違うことがいっぱい! 出産し入院中に息子の歯茎に白い点をみつけ、何だろうと思っていたら歯のかけらがあると言われたのです。 退院診察では「じきに歯茎に吸収されてなくなります」と言われ、そのとおりいつの間にか消えていたという不思議なことがありました。その後、なんとなく歯が生えるのが早そうだなと思っていたのに、なんと1歳まで1本も生えなかったのです。 1歳半健診で「生えてこない」と言われる1歳過ぎて上の歯が2本、その後下の歯が2本、次にまた上の歯が2本生えて上の歯は4本に。その後上下の奥歯が次々と生えてきたのに、下の2本は生えず前歯が生えそろいませんでした。 食べられなくはないけれどちょっと不便なこともある歯並びだったので、1歳半健診で歯医者さんに相談すると、「歯茎が膨らんでないし、これは生えてこないね」と言われました。正直ちょっとショックでしたが、生えないんだからしょうがない、今ある歯を大事にしよう!と受け入れることにしたのです。 2歳目前に生えてきた!ところが2歳を目前にしたある日、子どもの歯茎を見るとなんだか膨らんでいるような気がしました。腫れているわけではないし、日に日に膨らんでいくのです。1週間ほどして白い歯が1本見えたときには思わず「え! 生えてこないんじゃなかったの!?」と言ってしまいました。 夫や上の子たち、お互いの両親たちにも知らせるとみんなびっくり! そのうち歯が伸びてきて食べ物も食べやすくなりました。 0歳児でも上下4本ずつ生えている子は見かけるので、それと比べてしまうと1年も遅く生えてきた小さな歯。成長には個人差があるんだなと改めて感じた出来事でした。もう1本は生えていないのですが、もしかしたら生えてくるかもしれないし、生えてこないかもしれません。この子の成長を見守りつつ、楽しんで育児していきたいなと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:小林まり元小学校教員で3男1女の母。第4子を出産後に一念発起して食育アドバイザーや保育士の資格を取り、現在は療育の現場で奮闘中。自身の体験を元に執筆している。
2023年01月15日第1子である長女を妊娠・出産したのは、私が20歳のときでした。周りの友人たちは、まだ独身ばかり。保育園のママたちは“怖い”というイメージがあり、仲良くなれず……。当時、私にはママ友と呼べる存在がいませんでした。相談できる友人、同僚がいなかった私が20歳で第1子の妊娠・出産をした当時、周りの友人たちは、子どもはおろか結婚もしていませんでした。また、当時働いていた職場にも結婚している人や、子どもがいる人がいなかったのです。 私には実母がおらず、義理の母も遠方に住んでいるため、身近に妊娠や育児の相談をできる相手がいませんでした。育児でわからないことを聞くのは、もっぱら医師や保健師さん。もっと気軽に相談や話を聞いてくれる存在が欲しかったです。 他のママたちが怖く思えて避けるようにまだ若かった私は、他のママたちから良く思われないのではないかと思い、乳幼児健診や子どもが入園した保育園で、他のママたちとあまり接しないようにしていました。 また、“保育園のママたち=怖い”というイメージがあり、「ママ友なんて必要ない」と思っていたのです。そのため、第1子である長女が年長組(6歳)になるまで、保育園のママたちとはほとんど話したこともありませんでした。 先輩ママの助言を受け、ハッとした長女が6歳のとき、医療事務の資格を取るために職業訓練校に通ったのですが、そこで中学生の子どもを持つ女性と親しくなりました。その女性がいろいろと子どもの話をしてくれて、「子どもが小学校に入る前に、ママ友を作っておいたほうがいい」とアドバイスをくれたのです。 ママ友がいると情報共有や相談ができる他に子どもの友だち作りにも役立つと言われ、ハッとしました。自分のことばかりで、子どものことを考えていなかったと気がついたのです。 考えを改めママ友づくりに挑戦!「若いから良く思われない」と思い、他のママたちとの交流をもたないまま、6年が経過していました。今から間に合うのかと不安に思いながらも、まずは長女と仲のいい友だちのママたちに話しかけてみることに。 するとフレンドリーなママたちばかりで、年長組の1年間であっという間に仲良くなれました。家に呼んでもらったり一緒に出かけたりするようになり、私だけではなく、子どもにも友だちが増えたのです。こんなことなら、最初から変な壁を作らなければよかったと後悔しました。 今では「若いから……」と、自分で周りに壁を作っていたことを後悔しています。6年間ママ友がいませんでしたが、先輩ママの助言と長女の交友関係のおかげで、今ではたくさんのママ友がいます。育児の相談や愚痴、保育園や学校でわからないことなど、気軽に話したり聞いたりすることができます。ママ友がいなかった時期より、今のほうが子育てをより楽しめています。 監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2023年01月14日私は生まれてからずっと都市部に住んでいて、運転免許は持っていません。移動は徒歩、自転車、公共交通機関のいずれかになりますが、不便を感じることはなく、運転免許をとる必要性も感じていませんでした。そんな私が出産後4カ月で地方都市に移住。幸い街中に近いところに住まいがあるため、車がなくても生活ができます。ただ雨の日も、暑い日差しの日も、自転車で移動する私と一緒にいる子どもには我慢させているかもしれません。妊娠判明と同時に引っ越しが決まる夫の仕事の関係で引っ越しが必要だとわかったのは、私の妊娠がわかったのとほぼ同時期。夫から引っ越し先は車社会の土地だと聞いたので、私は妊娠中に免許を取ることも考えました。 しかし私に持病はないものの高齢出産ということで、新しい環境やテストなどが精神的にも体力的にも負担になるかもしれないと考え、妊娠中に教習所通いはしないことに。教習所について調べるうちに、今は託児所付きの教習所もあることを知り、子育てが落ち着いたら免許を取ることにしました。 いざ子育てが始まるとしかしいざ子育てが始まると、私には物理的にも、精神的にも、体力的にも教習所に行く余裕はありませんでした。夫がいないときに子どもと出かけるときは抱っこまたはベビーカー。どうしてものときはタクシーを使いました。 子どもが2歳になり、自転車の後部座席に座らせられるようになると、移動手段はほぼ自転車に。雨の日は子どもの座席部分にレインカバーをかけ、私もカッパを着て自転車に乗っています。 雨の日になると雨の日にたまに子どもが「父さんの車がいい……」ということがあります。確かに都心部では当たり前のように見かけた雨の日の自転車での子ども園の登降園も、私たちの住んでいる地方都市ではかなり珍しい光景です。 子どもは同級生の様子を見てうらやましくなったのかもしれません。私はというと、雨の日は車のほうが快適だろうなと思いつつも、時間や労力を考えると積極的に教習所に行こうとは思えないのが正直なところ。子どもには「ごめんね、お母さんは車の運転ができないんだ」と謝るばかりです。 引っ越し当初は「早く免許を取らなければ」と考えていたものの、免許がなければないで生活ができてしまい、私は免許取得に積極的になれないでいます。周りの様子を見て車に乗りたがる子どもには、今のところただただ「ごめんね」と謝るばかりです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2023年01月09日出産後間もなく初めての授乳を開始し、慣れないながらも何とか頑張っていました。しかし、とにかく乳首が痛い! 何とかならないかと悩んでいたとき、とあるグッズが目に入り、使ってみるととってもラクになったのです!授乳って難しい…初めての出産を終えて、これでしばらくはゆっくりできる……と思っていた私。しかし、助産師さんから「ここでは基本的に母子同室になりますので、まず授乳の方法を教えますね」と言われ、てっきり産後は赤ちゃんを預かっていてもらえると思っていた私は、正直ガーンとショックを受けました。 そして初授乳をしてみると、母乳は出ていたものの、早産児として生まれた息子は体も小さく、なかなかうまく授乳ができなくて私は四苦八苦していました。 頻回授乳で乳首が痛い!!その後も後陣痛や夜間の頻回授乳に悩まされ、とてもしんどい状態でしたが、次第に息子も頑張って母乳を飲んでくれるように。しかし、何度も授乳をしているうちに「もう歯が生えているんじゃないのか?」と思うくらい乳首が痛くなって仕方がありませんでした。 出産から2日ほど経ったそんなある日、産院からいただいていたパンフレットやカタログを何となく見ていたら、乳頭をケアできる「乳頭保護クリーム」のサンプルが入っていました。私はそんなグッズがあるとは知らず、とにかくこの痛みを何とかしたいと思い、使ってみることに。 こんな神グッズがあったのか乳頭保護クリームを使用してみてから私は、「開発してくれた人、本当にありがとう!」という気持ちでいっぱいでした。ただクリームを塗っただけなのに、あるのとないのとではこんなに違うものなのか……と感動するぐらい、痛みがラクになったのです。妊娠中に、ネットなどで入院中に必要な物をいろいろとリサーチしていましたが、乳首をケアするものは想定外でした。 私の場合、サンプルの使用について、事前に病院に確認せずに塗ってしまったのですが、あとで助産師さんに聞いたら、成分を見て「いいと思うよ〜」とのこと。しかし本来は、やはり事前に使用可否を確認すべきだったと思いました。 その後、サンプルをちびちび使用し、なくなる前に夫に頼んで乳頭保護クリームを買ってきてもらって、入院中はもちろん退院してからもしばらくはお世話になっていました。 出産する前は、授乳するたびに乳首がこんなに痛むとは知りませんでした。息子が1歳を迎えるころには、息子も成長し私も授乳に慣れたこともあって、だんだん乳頭保護クリームを使わなくなりましたが、サンプル品にここまで感謝したのは初めての経験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:小野 美穂5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2022年12月30日