産後ママにとって気になるのは、産後の“体形戻し”。体重は落ちたのに、妊娠前に履いていたズボンが入らない!?ということはありませんか?それはもしかすると骨盤のゆがみが関係しているかもしれません。最近は入院グッズの中に“骨盤ベルト”の指示がある産院もあるほど。私も出産前に骨盤ベルトを購入したのですが、帝王切開で出産したため傷の痛みもありすぐには付けることが出来ませんでした。産後しばらく経って、体形も気になるし傷口の痛みも減ってきたのでそろそろ……と思ってつけてみることに。でもなんだか正しく使えているのか不安。そこで、プロの力を借りることにしました。骨盤のゆがみは、放っておくと大変?!そこで、骨盤矯正を行っている整骨院へ。検査を受けたところ、私の骨盤は通常よりも20度もずれていました。でも出産後はみんなこのくらいずれているものですよ、とのこと。出産のため、色々な骨をつないでいるじん帯を緩めるホルモンが妊娠中から出続け、さらに出産によって骨盤が開き、育児による無理な姿勢がかさなりこのようなことが起きるそう。このゆがみを放っておくと、体形のくずれや腰痛などだけでなく更年期の症状も重くなってしまう可能性があるそうです……。産後の骨盤矯正は、思った以上に大切そうです。骨盤矯正ってどんなことをするの?産後のママケアにはマッサージや整体などもありますが、骨盤矯正を行っている整骨院は“柔道整復師”という国家資格を持っている先生が施術をしてくれます。専門的な知識を持った方に施術していただけるので、私も身体のメカニズムを理解しながら治療を進められました。私がはじめて受けたのは産後ケアコース。はじめに写真を撮ってゆがみを確認し、産後ママの身体に起こっていることを教えていただきながら治療方針を決めて行きます。その結果、①骨盤まわりを中心とした骨を元の位置に戻す②筋肉のバランスを整える③おなかと背中のインナーマッスルを鍛えるという3つのアプローチをすることに。骨盤を元に戻すだけでなく、腹筋背筋を鍛えることで正しい位置に矯正された骨盤をキープすることで、くびれができて体形維持ができるそうです。整骨院での骨盤矯正、メリット・デメリットは?《メリット》・プロの手で正しく骨盤矯正ができる・育児ででてくる腰の痛みなどにも事前に予防できる・体形のもどりがよくなる・更年期になったときに症状が軽くなる可能性がある・姿勢がよくなることによって抱っこなども楽になる《デメリット》・費用がかかる(料金設定は様々ですが、平均5〜6000円/回)・小さな赤ちゃんがいるなか、通わなければならない(週1〜2回を3ヶ月が目安)やっぱり一番のデメリットはお金がかかることと、赤ちゃんを預けて通うのが大変なこと。しかし、思い切って集中してケアをし早めに身体を整えていくことで育児が楽になれば結果的にはお得かもしれません!骨盤矯正をするベストなタイミングって?じん帯を緩めるホルモンのおかげで、産後1年は骨盤のゆがみが比較的戻りやすいと言われています。骨盤矯正は産後2ヶ月くらいからできるそうですが、体力も回復し悪露も落ち着いた頃がいいそうで、3ヶ月くらいから通われる方が多いそう。私は5ヶ月から始めましたが、まだまだ間に合うとのこと。産後の身体の状態や赤ちゃんの状態、さらに通うことが負担にならないタイミングを選ぶのがいいかと思います。子連れでも安心な整骨院が増えている!“結婚式を挙げるか挙げないかと同じくらい、産後の骨盤矯正をするかしないかを選ぶのは大切なこと”と先生は言っていました。私自身通ってみてよかったなと思うことは、産後の身体に最も負担がかかる時期に定期的に身体のメンテナンスをしてもらえることで身体的に育児が楽になったこと。毎回行く度に「腰痛はありますか?」など身体のこと聞いてくださり、安心。おかげで腰痛知らず!産後はネイルサロンや美容院などに行く時間がどうしても減ってしまいがちですが、、自分をケアする時間が心のゆとりにつながっていると思います。赤ちゃんをなかなか預けることが難しいママ向けにバウンサーを用意してくれたり、赤ちゃんを見てくれるスタッフがいる子連れ歓迎の整骨院も増えているそう!向き不向きもあるので一度話を聞きに行くのもおすすめです。人生の中で数回しかない出産は、大きく身体の変わるタイミング。慣れない育児に追われてしまいがちですが、これから長く続く子育てのためにも自分に合ったママケアを探してみてください♪
2016年08月25日数年前、女優の小雪さんが出産で利用したことで知られるようになった、韓国の産後ケア施設。日本にも産後ケア施設があるって知っていましたか?韓国と日本、両国の産後ケア事情について「日本産後ケア協会」代表、大久保ともみさんに話を聞きました。韓国の産後ケア施設「産後調理院」視察で何度も韓国を訪れた大久保さん曰く、韓国では産後1カ月は水も触ってはいけないというほど、産後の養生(ようじょう)が重視されているそう。昔は実母や家族が産婦のサポートをしていましたが、現在は「産後調理院(サヌチョリウォン)」とよばれる産後ケア施設が韓国全土に750カ所以上あり、産婦の3人に1人が利用しているのだとか。産後すぐから利用できるこの施設には、“松・竹・梅”のグレードがあり、お財布事情に合わせてほとんどの人が利用できるサービスとして、社会に定着しています。一般的な施設では産婦さんに個室が与えられ、快適な環境で心身の回復をはかります。滞在中は母乳や沐浴の仕方など赤ちゃんのお世話についてはもちろん、ママに対しては美容マッサージ・ヨガ・アロマ・漢方・よもぎ蒸しなど、きめ細かいケアサービスが提供されます。希望するだけ滞在できるこの施設、約2週間から1カ月の滞在期間中に、産婦同士の横のつながりができるのも利点のひとつ。「オプションによっては家族の滞在も可能で、ここから会社に通うパパも多いのですよ」と大久保さん。芸能人やセレブが利用する施設は、まるで超高級ホテル。ドクター、助産師はもちろん、小児科医、エステティシャン、コックが常駐。施設によっては「美容整形」や「女性器形成」も可能で、産後だれにも会わない期間にちょっとお直しということも!さすが“美”に対しての意識が高い国、韓国ですね。ケア費用は実家が負担?しかし近年の少子高齢化は日本と同じく深刻です。親と産婦の高齢化が進む中、産婦の実家が大切な娘のために、産後ケア施設の料金を負担する傾向にあるのだとか。「高齢になった親が24時間体制で娘のケアをするのは難しい。けれど、お金を出してサービスを買う方法でならサポートできるという、合理的な考え方でもあります」と大久保さん。それと同時に“命をかけて赤ちゃんを産んだ産婦さんを大切にする”ということが、文化として根付いているといいます。日本でも産後に自分の母親や家族を頼らない人が増えてきました。実家に帰ると夫が出産に立ち会えない、産前・産後を一緒に過ごせないデメリットから里帰りを選ばない人も少なくありません。そのような中、退院後に産後ケアセンターなどの施設に入院し、体の回復をはかりながら育児指導・相談をうけられる「産褥入院(さんじょくにゅういん)」が少しずつ知られるようになってきました。日本の「産後ケア」事情産後ケア施設も増えつつあります。(日本産後ケア協会のWebサイトに全国産後ケア施設一覧が掲載。)昨年にオープンした「綾瀬産後ケア」(東京都葛飾区)はママのケアサポートを中心に、産前・産後の切れ目のない支援を目的としています。日帰りも可能で、日帰りプランは21600円(税込)。宿泊プランの料金は1日につき32400円(税込)×利用日数(利用時間は初日10:00~最終日の19:00)。滞在中には赤ちゃんのケア、育児相談や助産師・看護師によるカウンセリング、産婦のケアも行われ、オプションとしてアロマトリートメントやスタジオクラスなどの癒しのプログラムも提供、養生とリラクゼーション、学びを兼ね備えた滞在ができます。産後に一人で不安になるよりも、こういったサービスを上手に利用して、疲れと不安を解消していくのも良い方法ですね。(お部屋)(授乳室)(アロマトリートメントルーム)その他、産褥入院や産後デイケアに力を入れている助産院もあります。家のようなアットホームな雰囲気の中、ママと赤ちゃんのペースに寄り添った助産師さんのケアは、ママの気持ちを癒し、こちらも利用者が少しずつ増えています。今後注目の“産後ケアリスト”とは?「赤ちゃんのケアばかりに目がいきがちな、産後。子育てに大変な時期のママの心と体をケアしなければ、家族は幸せになれない」と大久保さん。現状の制度だけでは補えない部分を埋めるため、2013年3月5日「一般社団法人日本産後ケア協会」を設立しました。協会のキャッチコピーは「産後ママを全力でエコヒイキ」。2014年からは、出産直後のママをプロとしてサポートできる資格、「産後ケアリスト®」認定講座が開始され、受講者数は2級約270人、1級約100人と、年々人気が高まっています。大久保さんによると、受講者は産後うつなどの辛い経験をされた方や子どもの手が離れた人、看護師・助産師さんなどさまざま。精神的ケアや家事サポート、母子の環境を整えるアドバイスや子育ての知識の共有方法などを専門的に学び、それぞれの場所で社会に還元しているそうです。最後に、日本産後ケア協会の今後の目標を聞きました。「“産後ケアの重要性”を一人でも多くの人に認知してもらい、“ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®”を定着させるのが目標です。さらに出産と子育てを経験した女性が産後ケアリスト®として自らの経験を活かせる場も創出し、相互助け合いの循環型の子育て社会となるよう、産後ケアリスト®とママをつないでいきます」と語ってくれました。子どもたちが親になっていてもおかしくない10~20年後、ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®が定着し、より楽しく有意義な子育てができる社会・環境になっていて欲しいと思いました。<取材協力・写真提供:一般社団法人「日本産後ケア協会」綾瀬産後ケア ><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年07月14日近年、若いうちから抜け毛に悩む女性が急増している原因として注目されている『FAGA』という症状。この症状の原因は女性ホルモンのバランスが大きく影響しているのですが、20代・30代から気を付けなければならないということが分かっています。女性ホルモンと言えば、体型維持・美肌・美髪などにも大きく影響する大事な存在。5年後・10年後も美しさを保つために今からできることを始めてみませんか?女性の抜け毛の特長女性の抜け毛は男性の抜け毛とはタイプが違います。頭頂部周辺や生え際が薄くなるなど、髪の毛の生えている領域が狭くなってしまうのが男性の抜け毛の特徴なのに対し、女性の場合は髪の生えている領域は変わらず、頭髪全体が薄くなりボリュームダウンするのが特徴です。これは「びまん性脱毛症」と呼ばれています。「びまん性脱毛症」とは?「びまん性脱毛症」は、別名「FAGA(女性男性型脱毛症)」と呼ばれおり、女性ホルモンが減少することで、脱毛に影響を与える男性ホルモン“テストステロン”の比率が上がったことで起こる症状です。「女性なのに男性ホルモン!?」と驚かれるかもしれませんが、女性の体内でも男性ホルモンが5~10%ほど分泌されています。若いうちの抜け毛の原因ってカラーリングなどによる髪ダメージ、頭皮トラブルを先に思い浮かべますが、実はホルモンバランスの乱れの影響がとも大きいのです。30代から「びまん性脱毛症」の症状が現れる人が急増!閉経による女性ホルモンの減少は歳を重ねることで自然に起こることです。しかし近年、女性のハードワーク人口が増え、20代30代でもホルモンのバランスを崩してしまっている人が多くなっています。睡眠不足やストレスなどで女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンが優位になることが「びまん性脱毛症」を若いうちから引き起こしてしまう原因だと考えられています。髪は年齢を表す大事なパーツ!対策すれば改善できる髪にツヤがないと5歳~8歳も老けて見えると言われていますが、薄毛はその実年齢とのギャップをさらに広げてしまいます。髪を育てる働きをする女性ホルモン(エストロゲン)を減少させないようにするには、若いうちからの対策が重要です。①ストレスフリーな生活を目指すストレスはホルモンや自律神経のバランスを崩します。そうすると卵胞刺激ホルモンの量が低下し、エストロゲンが減少してしまいます。自分に合ったストレス発散法で、ストレスを溜めないように意識するのが大切です。②バランスの良い食生活を心掛ける毛髪に必要な栄養が不足すると脱毛に繋がります。厳しい食事制限をする過度なダイエットはもちろん、仕事で忙しいからとコンビニ食やファストフードに頼ってしまうのもいけません。栄養バランスの乱れは基礎代謝も低下させるので、どちらも防ぐためにもバランスのとれた食事を心掛けましょう。<< 女性ホルモンの分泌&髪の毛に効果的な食べ物 >>●女性ホルモンの元になる「タンパク質」肉・魚・卵・納豆・ヨーグルトなどの乳製品など●タンパク質を髪の毛に変える「亜鉛」豚レバー・牡蠣・たらばがに(水煮缶)・にぼし・アーモンドなど③良質な睡眠で女性ホルモンの分泌を活発にする睡眠の質が低下すると脳の視床下部の機能が正常に働きにくくなり、女性ホルモンの分泌が乱れてしいます。起床就寝時間を一定にしてリズムを作ることはもちろん、寝つきの悪い人は入浴法やアロマの効果を取り入れるなどして、睡眠の質を高めるようにしていきましょう。まとめどれも当たり前のように思えることですが、仕事に育児に家事など、様々抱える現代女性にとってこれらはなかなか高いハードルであるかと思います。けれど、今の生活は必ず数年後の自分の身体に跳ね返ってきます。①~③のうち、②の食事に関しては自分の意志で変えることができるので、まずはそこからトライしてみてくださいね♪
2016年07月11日ママに寄り添うオーガニックシャンプー産前・産後は予想もしなかった体の変化があちこちに起きるが、特に抜け毛やパサつき、白髪の増加などに悩む女性も多いのでは。スキンケア&ヘアケアブランド「SINCE U(シンスユー)」は、そんな産前・産後ママの悩みを解消するオーガニックシャンプーとトリートメントを発売した。シンスユーは、産前・産後のママに向けた国産オーガニックのスキンケア&ヘアケアブランド。デリケートになった肌をやさしくいたわり、赤ちゃんに安心して触れられる成分にこだわっている。バスタイムがヘアケアタイムに新発売となる「シンスユー オーガニックシャンプー」と「シンスユー オーガニックトリートメント」は、ヒアルロン酸の10倍の保湿力をもつと言われる海藻ミネラル成分「サクラン」を配合。地肌にうるおいを与え、やせ細りやすいママの髪を育ててくれる。ツヤを与えるツバキオイル、育毛を助けると言われるカツミレエキス、キューティクルを修復するツボクサエキスなどの天然美髪成分も豊富に配合されており、新しく美しい髪の育生をサポートする。ノンシリコンなのにきしまず、泡立ちも豊か。ほのかなアロマの香りが、赤ちゃんとのバスタイムをやさしく演出してくれそう。ママになっても、美しい髪の毛を諦めないで。(画像はプレスリリースより)【参考】※シンスユーブランドサイト※株式会社N&O Lifeプレスリリース
2016年05月14日出産後に髪の悩みを抱えるママは多いそうで、経産婦の7割は抜け毛で悩んだ経験があるといいます。私も出産直後の抜け毛の多さには、ビックリしました。また、抜け毛が収まった産後8カ月ごろからは白髪も急増。産後の髪トラブルの原因とケアの方法を紹介します。■抜け毛や薄毛の原因は、女性ホルモンの変化!?産後の抜け毛の主な原因は、女性ホルモンの変化だといわれています。妊娠中は女性ホルモンが増えることで、髪の毛が抜けにくくなります。妊娠中に髪の毛や体毛が濃くなるという妊婦が多くなるのはこのためです。一方で、出産後は女性ホルモンが激減し、妊娠中に抜けにくくなっていた髪の毛が一気に抜けてしまいます。これが抜け毛が増える原因です。また、女性ホルモンの影響以外にも、出産による疲労や子育てのストレス、睡眠不足、栄養不足などが原因として考えられます。ただ、女性ホルモンが安定すれば、自然と毛髪サイクルも安定していきます。抜け毛の多い時期を過ぎた後、一時的に髪の毛が薄くはなりますが、産後6カ月〜1年程度で元に戻ることが多いようです。産後1年が過ぎても薄毛が改善しない場合は、女性ホルモン以外の原因が考えられます。上記に挙げた疲労や睡眠不足、栄養不足に加え、髪の毛のケアにも問題がありそうです。子どもの世話をしていると、どうしても自分の髪のケアは怠りがちに…。頭皮の毛穴に汚れが付着していることで髪の毛が細くなってしまうと、毛量は安定しても髪一本一本が細くなってしまい、薄毛が改善しないのかもしれません。産後は、しっかりと休養と栄養を摂り、髪の毛のケアを怠らないようにしましょう。■白髪の原因は、栄養不足!?白髪は、産後半年くらい経ってから目立つようになってくる人が多いそう。原因は、女性ホルモンの乱れやストレスなどさまざまですが、一番有力なのが「栄養不足」です。産後は、授乳などにより慢性的な栄養不足になることがあります。母乳で育てているママは、体重が一気に減る傾向にありますが、これは栄養が不足しているサインでもあるのです。私も授乳している間はどんどん体重が減ったので、白髪の原因も栄養不足だったのだと思います。本来、髪の毛は無色で「メラノサイト」という色素形成細胞がメラニン色素を生成して色がつきます。ですが、栄養不足の状態ではメラノサイトに十分な栄養が行き渡らず、白髪が増えてしまうのです。一度白髪になってしまった髪は、もう黒髪に戻ることがありません。消失してしまったメラノサイトは再生できないのです。産後に白髪を防ぐためにも、十分な休養と栄養補給を心がけましょう。■産後に優しい白髪染め出産後は、バリアー機能も低下しているためカラーリングができない場合があります。普段より肌が敏感になっているため、無理にカラーリングをすると炎症を起こすことがあるので気をつけましょう。そこで、おすすめなのが「トリートメントカラー」です。一度でしっかり染まるわけではありませんが、髪の傷みをケアしながら染めることができ、頭皮にも優しいのでおすすめです。5日に1回など、定期的に使用することで徐々に白髪が目立たなくなります。出産後の髪の悩みを防ぐには、出産前後の休養と栄養が大切。いつまでもキレイなママでいるために、気をつけていきたいですね。
2016年05月12日女性ホルモンの分泌が急激に変化する出産は、髪にも大きな影響を与えます。「産後、抜け毛がひどい」「髪がパサパサになった」など、悩みを抱える人も多いよう。でも、忙しい子育て中は、自分の髪のケアにまでなかなか手がまわらないのも現状です。普段の生活のなかでできるケアに気をくばって、ツヤとハリのある美しい髪を取りもどしましょう。■まずは基本のシャンプーを見直そう産後に髪のトラブルが多くのなるのは、ホルモンバランスの急激な変化によるもの。髪の質が変わって出産前に使っていたシャンプーが合わなくなってしまうこともあります。おすすめは、刺激が低く洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーです。ゴシゴシ強くこすって頭皮を傷つけないように、優しく洗うようにしましょう。また、子育て中は、なかなかゆっくりお風呂に入ることもできません。髪を洗うときも、ササッと流して終わりにしている人も多いかも。しかし、シャンプーはすすぎが肝心です。せっかくの洗浄成分も、きちんと流しきらずに頭皮に残ったままだと、毛穴を詰まらせて髪へのダメージになってしまいます。シャンプーのあとは、すすぎ残しのないよう、しっかり丁寧に流しましょう。シャワーだけでは不安な場合は、洗面器のお湯や湯船に頭ごとつけてしまってもOKです。■洗髪後の自然乾燥はNGぬれた状態の髪はキューティクルが傷みやすく、タオルで強くこすったりそのまま寝てしまったりすると、摩擦によってダメージを受けてしまいます。また、きちんと乾かさないで放っておくと頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるため、健康な髪を生みだす妨げとなります。髪を洗った後は、できるだけ早くドライヤーで乾かすのが理想です。風量が多めのものを使い、根元から髪の流れにそって風をあてるようにします。でも、「子どもと一緒にお風呂に入ったときなどは、入浴後は子どもの世話に追われて髪を乾かしている時間がない!」ということも。そんなときは、ひとまず吸水性のよいマイクロファイバーなどのタオルで髪をしっかり巻いておき、摩擦がおきるのを防ぐとよいでしょう。■美しい髪を生みだす頭皮マッサージ髪の状態は、頭皮と大きな関わりがあります。頭皮の血行が悪くなったり毛穴が詰まったりすると、髪に栄養が届かず、ダメージや抜け毛の原因になることも。すきま時間にできる頭皮マッサージで、美しい髪を生みだす頭皮環境をつくりましょう。まず、両側のこめかみに、両手の人差し指から小指の4本をあてます。そのまま爪を立てないように注意しながら、4本の指のおなかで円を描くようにマッサージします。何度か繰りかえしたら、指を少しずつ上へずらし、場所を変えながら同じようにマッサージ。円を描いたあとに、指で頭皮を軽く上へ持ちあげるようにすると効果的です。また、健康で美しい髪をつくるためには、バランスのよい食事を心がけることも大切です。なかでも積極的にとりたいのは、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンを多く含む大豆食品。産後の髪ダメージを放置して悪化させないためにも、日ごろのケアでしっかりと気をくばっておきたいものです。
2016年04月11日産後クライシスとは産後クライシスとは、産後に起こる夫婦の危機のことで「出産後2年以内に、夫婦の愛情が急速に冷え込んでしまう状況」を指します。それまで良好だった夫婦でも、子どもの誕生や、パパとママ双方の心情的な理由などから関係が変化し、一時的から慢性的に至る夫婦不仲や、離婚にまで発展することもあります。産後クライシスが起きる原因って?出産によってママの生活が激変し、自分の心身を顧みる時間が激減することと、対するパパの親の自覚のなさによる夫婦間の意識のずれが原因だと言われています。パパの家事育児参加が期待できなかったり、無遠慮なパパの言動を実感したりしたことから、ママの、パパへの愛情が急激に低下することなどが原因の一つです。出産後は24時間365日いつでも赤ちゃんのお世話中心の生活を送るママと、出産前と同じ生活を送る傾向が高いパパの暮らし方の差は大きく、溝が埋まらないまま離婚を迎えることは少なくありません。また実際に夫婦生活が破たんしたケースでは、子どもの年齢が0歳~2歳の間に離婚した夫婦が全体のおよそ30%を占めると言われ、離婚につながる重度の産後クライシスは子どもが2歳までの間に発生しやすいと考えられています。ママがこんな態度の場合、産後クライシスに陥っている可能性がある?ママがパートナーへの愛情を低下させている場合、パパ自体はその自覚がないことが多いと言われます。ママの愛情低下は、主に本人の態度から推測することができます。・子どもが生まれてから、夫婦の時間や会話が減った・夫婦の会話のぎこちなさが増えた・出産後、セックスレスである・ママの態度が冷たくなった・ママが常にイライラしており攻撃的に見える・ママになじられたり、責められたりする・ママが子どもと家にこもることが多くなり、出かけなくなった・ママが実家に帰省する回数が極端に増えた・ママに、当てにされていないと感じる・ママが自分のことを見ていない時間が増えた・夫婦喧嘩が増えた・よそのご主人との比較をされる・周りのイクメンブームに焦りを感じる・父親としての自覚が持てないと感じることがあるこんなパパが産後クライシスを引き起こす!産後クライシスは夫婦の関係性や環境、意識のずれの大きさ、お互いの家事育児への貢献度など、さまざまな理由が複合的に絡み合い、さまざまな形で現れます。症例は夫婦ごとに異なりますが、産後クライシスを引き起こしやすいパパのタイプがあります。言われなければやらないタイプ家事育児には協力的な姿勢を見せるものの、言われなければやらないタイプ。口癖は「言ってくれたら俺がやるから」などであることが多く、ママが依頼するまで気が回らないときは自分からは動きません。自分の生活が大切なタイプ子どもが生まれてからも、独身時代と同じ生活を送りたがるタイプ。自分の趣味にお金を投じたり、休日に一人で出かけたりするほか、友達の予定を優先する人もここに含まれます。産後、生活が激変したママの心身のストレスを理解していながら、自分の人生とはどこか関係がないと線引きをしている傾向があります。仕事が忙しすぎるタイプ早朝に出勤して深夜に帰宅するなど、付き合いの飲み会などの回数も多く多忙を極めるため、家では体を休めることが大切だというタイプ休日は睡眠に充てることが多く、家事育児への貢献度は低い傾向があります。ワガママな子どもタイプ赤ちゃんのお世話に追われ、家事を充分に行える時間が取れないママを責めるタイプ。代わりに自分が家事を行おうという意識も低く、家事能力にも期待できません。赤ちゃんのお世話にも非協力的である傾向があります。産後クライシスの乗り越え方産後クライシスに陥ったら、率先して家事育児参加を行うよう意識を変えてみましょう。手伝うではなく “ママに負担をかけないという意味で”ママを当てにせず、自分でやる”という考え方が大切で、パパ自らが、家庭の中心人物であるという当事者意識を持つことが大切です。また、夫婦のコミュニケーション不足から産後クライシスに陥る傾向も強くあります。1日のうち5分でも、お互いがお互いをしっかり認識して言葉を交わすことがコミュニケーションの軸となります。会話を意識的に増やし、1日の出来事や、感じたことなどをパートナーと共有しましょう。また、ママが心身のストレスを感じ、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまう場合にも現れやすい傾向があります。ママ一人の時間を意識して作ったり、実家などを頼ることをパパから提案したりすることで、ママの心にも余裕が持て、結果的に産後クライシスを回避できることがあります。ママは、パパの家事育児参加や、これまでの関係改善のための工夫を感じたら、感謝の気持ちと労いの言葉をこまめにかけていきましょう。その行動は“ママと赤ちゃんを労わる気持ち”や“自分が頑張ろうという気持ち”が動機になっています。パパの当事者意識や親の自覚を大切に伸ばしながら、お互いが家庭内のどんなことでも頼れるパートナー同士として、ともに成長していきましょう。
2016年04月04日出産後の体調変化でつらかったことをママたちに聞いたところ、「抜け毛が増えた」と答える人が多かった。外見から分かる変化であるため、慣れない子育てのストレスと相まって精神的につらいと感じる人もいる。そこで今回、なぜ出産後に髪が抜けるのか、その対策と合わせて「銀座HSクリニック」の院長・北嶋渉先生に聞いてみた。○女性ホルモンの減少が原因北嶋先生によると、出産後に髪が抜けるのは妊娠中に蓄えられた「女性ホルモン」の分泌が減少・不安定になるからだという。身体のあらゆる機能に影響を与えるホルモンのうち、女性ホルモンと称されるエストロゲンとプロゲステロンは妊娠中に高まり、出産で一時的に分泌が減少・不安定な状態になる。特にこのエストロゲンは毛髪生成を促す働きがあるとされており、分泌が減ることによって髪が抜けやすくなるなど髪のトラブルを引き起こすとされている。そもそも髪には一定のヘアサイクルがある。正常であれば、髪が生える成長期(2~6年)、髪が抜ける退行期(2週間)、髪が生えるまでの休止期(3~4カ月)のサイクルだ。このサイクルが妊娠・出産後でバランスが崩れる。具体的にいうと、女性ホルモンの作用が活発な妊娠中は成長期間が長く、女性ホルモンの活動が不安定になる出産後は成長期間が短くなる。十分に育たなかった弱々しい髪は退行・休止期間が長くなってしまうため、結果、出産後は髪が大量に抜けたように見えるという。「出産後に髪が抜けるということに目がいってしまいますが、それは妊娠中に髪が抜けなかったからです。妊娠・出産後を合わせて見てみると、抜ける髪の総量は通常の量と同じです」と北嶋先生は話す。こうした抜け方による薄毛は、広範囲にわたって一面が薄毛となる「びまん性脱毛症」とされている。その要因は出産やピルなどによるホルモンバランスの変化のほか、加齢による老化、貧血、内臓疾患、急激なダイエット、ストレスなどが挙げられている。○1~2年に通常に戻るでは実際、どのように対策をすればいいのだろうか。北嶋先生によると、基本的に1~2年で通常のサイクルに戻るので、必要以上に心配をしなくても大丈夫とのこと。それでも、抜け毛によるストレスで精神的なつらいということであれば、クリニックを訪れるのも手だ。クリニックで処方される内服薬は、特に母乳に影響を与えるという報告はないものの、リスクを避けるという意味で、育毛剤などの外用薬での治療を北嶋先生は推奨している。治療には半年~1年かかるのが一般的だ。ただし、出産後は育児で多忙となることもあり、出産後の薄毛対策でクリニックを訪れる人は多くないという。薄毛に対して具体的な対策をするならば、なるべく生活のリズムを整えて、質の高い睡眠をとり、ストレスをためないように心がけることが大切になると北嶋先生は言う。「例えば、ちまたにはワカメを食べると髪が増える、というものがありますがあれは誤りです。確かに、ワカメなどの海藻類に含まれているミネラルは髪を形成する成分のひとつではありますが、増毛効果を実感できるほどの量は含まれていません。特定の栄養素に偏ったものではなく、健康な身体をつくるためにバランスのとれたものを摂取するようにするといいでしょう」(北嶋先生)。※写真はイメージで本文とは関係ありません○記事監修: 北嶋渉皮膚科医。銀座HSクリニック院長。頭髪に関するあらゆる悩み・トラブルを治療する頭髪治療専門院として、同院を2010年に開院。男性、女性いずれの診療も行っている。
2016年03月03日赤ちゃんはかわいいけれど、どうにも気持ちが晴れなかったり、イライラしてしまったり、理由もなく不安になったり。これらは、いわゆる産後うつに見られる現象です。産後うつというと赤ちゃんを産んだお母さん特有の現象のように思われてきましたが、このたび、お父さんの16.7%、つまり約2割にも、産後3か月までの間に産後うつのリスクが高かった時期があったという研究結果が、国立成育医療研究センターにより発表されました。夫の、また自分の、産後うつを回避するためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。研究員の竹原健二さんに、詳しいお話を伺ってきました。■いいにくいけどお父さんもしんどい竹原さんは、もともと妊娠・出産や、妊産婦のケアの研究を専門にしていたそうですが、実際に自分が子どもを育てる側になったとき、「意外にお父さんも大変だぞ」と思ったといいます。しかし、世の風潮は、「お母さんは大変なんだから、お父さんはがんばって手伝ってあげてね」の一色。もちろん、子育てにおいてお母さんの方が大変なことはわかっているのですが、だからといって、お父さんが大変ではないというわけではないのだけどなあ……と竹原さんは内心思ったそうです。竹原さんは、やはり子どものいる男友だち同士で、「子育てって、がんばるほどしんどいよね、楽しいけどしんどいよね」、「だけど、しんどいって言う場所がないよね」という点で意見の一致をみたそうです。女性は身体からお母さんモードになっていきますが、男性はそうはいきません。通常の仕事の負担・責任に加え、家事・育児の負担、夜泣きや夜の授乳・ミルクにつきあうことによる睡眠不足などが加わり、完全にキャパシティオーバーなのです。さらに、定時に退社したくても、上司や周りの理解が得られなかったり、子どもの世話がうまくできなくて、それを妻に指摘されて落ち込んでしまったりすることもあります。そんなときに、共感してくれる友人もなく、行き場のない悩みがたまってしまったら、心の体調を崩すことは大いにありえることではないでしょうか?■父親の産後うつは時代が産んだ現象海外ではすでに1990年代にPaternal Depression(父親の産後うつ)についての論文が発表されていたといいます。その後、2005年頃には、医学系の専門雑誌に父親の産後うつについての記事が数多く掲載されていたそうです。ところが、当時、日本ではほとんど話題にならなかったとか。その理由を竹原さんにお尋ねしてみたところ、「イクメンという言葉が出てきたのが2009、2010年頃ということを考えると、2005年は、お父さんが家事や子育てをするという考えが、まだ日本に定着していない時期でしたよね。そういう意味では、当時の日本では父親の産後うつというのは、あまりなじまない考え方だったのだと思います」とのことでした。長いあいだ、日本では女性は家、男性は外で仕事、という考え方は根強く、それが日本の経済成長を支えてもきました。それが、ここに来て、労働力の不足や、経済、および雇用の不安定化に伴い、働いていなかった女性のなかにも働かざるを得なくなる女性が出てきました。また、男性は男性で家事や子育てを手伝わなくてはならなくなりました。イクメンという言葉はその現実をポップに表現することで、社会に、お父さんがいままでに選んでこなかった生き方の提言をすることに成功したといえるでしょう。その反面、もしかしたらわが国における父親の産後うつは「イクメンという言葉が生まれた時代が作り出した現象」なのかもしれません。■夫婦で産後うつにならないためには女性の多くは、まさか自分の夫が産後うつになるなどとは思いもしないでしょう。妻の方からできること、また夫婦で危機を乗り切るためにはどうしたらいいかをうかがいました。まず、「男性も産後うつになる可能性があることを、女性にも知っておいてほしい」と竹原さん。また、お母さん向けの産後うつに対応するカウンセリングは存在しますが、お父さんの場合、そもそも産後うつを疑って診察を受けるケースはほとんどないと考えられています。ですから産後うつと診断される人もほとんどおらず、ケア体制もないのです。さらにこわいのは、夫婦そろって産後うつになってしまうことです。センターの調査によると、100家族のうち、1~2家族は、同時期にうつのリスクありと判定された夫婦がいた、という結果が出ています。夫が産後うつになると、妻もそうなるリスクが高くなり、そうなると、意図しないまでも、ネグレクトに近い養育状況に陥ってしまいかねないそうです。「元気じゃないと、子育てってできないですからね」という竹原さんの言葉に大きくうなずきました。竹原さんは、研究者として医師や看護師、助産師、保健師と接する際、子どもを持つお父さんのメンタルヘルスにも気を配るよう勧めているそうです。お父さんを、単にお母さんや子どものケア提供者としてみるのではなく、メンタルヘルスを悪化させる可能性のある未来の患者としてみること、具体的にいうと、赤ちゃんの検診に一緒についてきたお父さんにも、一声かける、といった類のことですね。*夫婦にとって、産後はもっとも大変な時期のひとつであることは間違いありません。竹原さんは強調します。「一般的にお母さんの方が大変ということは確かなのです。ですから、お互いにどちらが大変かを競い合うという不毛なことはやめて、子育てという大変だけれどやりがいのあるプロジェクトをいかにしてふたりで協力して乗り切るか、ということに力を注いでください」子どもが大きくなるまでには、決して短くない時間がかかります。それまで、お父さんとお母さんができるだけ笑っていられる時間を増やせるといいですよね。(文/石渡紀美)【取材協力】※竹原健二・・・国立成育医療研究センター研究所研究員。専門は母子保健の疫学。妊娠・出産や妊産婦ケアに関する研究を国内外で手がける。近年は産前産後の父親に関する調査研究を複数実施している。三児の父親でもある。
2016年01月30日花王はこのほど「抜け毛」についての調査結果を発表した。調査は2015年4月にインターネット上で行われ、20~60代の女性620名から回答を得た。全回答者のうち「髪の悩みが抜け毛」と回答した人に対して、抜け毛への対処を行っているか尋ねたところ、70%の人が「何かしらの対処をしている」と回答した。抜け毛への対処法としては、「頭皮にやさしそうなシャンプーを使う」(25%)、「育毛剤を使う」(23%)、「頭皮をマッサージする」(23%)、「洗髪時に、髪をしっかりとすすぐ」(21%)が上位に入った。同社は「女性の抜け毛は、30代以降、加齢による髪の成長サイクルの乱れによって増加する傾向があることが分かっています」と指摘。その上で、「抜け毛対策としては、乱れた髪の成長サイクルを整えるお手入れがオススメです」とアドバイスしている。
2015年12月11日秋は、一年でいちばん抜け毛が多くなる季節。個人差はありますが、人の髪の毛は1日に100本程度抜けるといわれています。それが、秋になると他のシーズンの2~3倍、つまり1日に200~300本抜けるのだというのです。教えてくださったのは、自由が丘の人気サロン『Tierra』の宮崎直哉さん。美容師向けのヘッドスパ講習やセミナーの講師もつとめる、頭皮に関するプロフェッショナルです。「秋に髪が抜けやすくなる原因は、頭皮のダメージです。夏の間の紫外線や日焼けによる頭皮のダメージは、2~3ヶ月遅れて髪に影響してきます。ですから、秋に一番抜け毛が多くなるのです」(宮崎さん)夏の間に受けた頭皮のダメージをケアして、抜け毛を減らし、健康な髪を育むために有効なのは、次の3つ。■1:頭皮の汚れをとること「女性の皮脂量は男性よりも多いといわれています。自分では気がつかないのに頭皮が汚れて匂っている人は意外と多いのです。日本人の平均身長を計算すると、女性の頭の位置は、ちょうど男性の鼻の位置にあたりますので、健康的な髪のためだけではなく、匂いのケアの面でも頭皮の汚れをとることは重要です」と、宮崎さん。具体的には「シャンプーは髪を洗うのではなく、頭皮を洗う」という意識を持つことが重要なのだとか。指の腹で、頭皮をゆっくり動かすようなイメージでマッサージしていくと、汚れがとれていきます。ヘアサロンでのヘッドスパもおすすめ。普通のシャンプーでは落ちにくい頭皮の汚れもクレンジングしてもらえるので、秋に一度ヘッドスパをすると、頭皮はもちろん髪の状態もずいぶんよくなります。■2:血行を良くすること頭皮の血行をよくすることで、毛細血管にまで血流がいきわたり、頭皮から健康な髪が生えてきやすくなります。「とくに、両耳の上にはとても太い血管があり、ここをマッサージするだけでもずいぶん血行がよくなります。耳上に人差し指と中指、薬指の3本の手をあてて、時計回りの方向にゆっくり頭皮を回してあげると、頭皮の血行がよくなりますよ」。最近はスマホのブルーライトなどの影響もあり「頭皮がガチガチに凝っている人が8割以上」なのだとか。昔以上に、頭皮の血流が悪い人が増えているそうです。さらに、耳の後ろにはリンパが流れているので、ここをマッサージすることで、頭皮ケアだけではなく、リフトアップの効果もあるのだとか!■3:頭皮の保湿をすること「みなさん、顔の保湿にはとても気を使われるのに、頭皮の保湿にはあまり意識をはらっていないように思います。顔の肌と頭皮は一枚皮です。顔と同じように保湿が必要なんですよ」と、宮崎さん。ヘアサロンやビューティショップなどでは、頭皮保湿用のローションなども売っていますので、ぜひチェックしてみてください。最後になりますが、本来は秋にあわてて頭皮のアフターケアをするだけではなく、夏の時点でできるだけ髪と頭皮にダメージを与えないのが重要です。今年はもう間に合いませんが、来年の夏に向けてのアドバイスを宮崎さんにいただきました。「大事なのは、頭皮を紫外線から守ることです。おすすめは、帽子や日傘を使うこと。また、紫外線は目から吸収されるといわれているので、サングラスをかけることも有効です。頭皮用の日焼け止めも売っていますので、それを利用するのもいいですね」美しい髪は、頭皮のケアから!抜け毛の増える秋に、しっかり頭皮ケアしていきましょう。(文/佐藤友美)【取材協力】※宮崎直哉・・・表参道と自由が丘に店舗を持つ人気サロン『Tierra』のメンバー。とくにヘアケア、ヘッドスパに対する知識は業界でも有数で、髪に関する悩みに的確にこたえてくれると評判。美容師向けのヘアケアセミナーの講師もつとめるほど。【参考】※Tierra-J※ヘアケアについての情報満載の宮崎直哉さんのブログ
2015年10月17日AACクリニック銀座はこのほど、秋のヘアケアのポイントについての情報を公開した。同クリニックによると、季節の変わり目である秋は1年間で最も抜け毛が多くなりやすい季節だという。同クリニックの2007~2014年度の月別平均新規相談件数を見ても、9~11月は新規の頭髪に関する相談件数が増加する傾向にある。9月から徐々に伸びはじめ、10月にピークを迎えるが、年々相談件数が伸びる時期が早まっている。犬などの動物に夏毛と冬毛があるように、人間にも夏毛と冬毛があると言われており、季節の変わり目には抜け毛が多くなる。特に秋に抜け毛が多くなるのは、夏の紫外線などによる髪の傷みや頭皮の日焼けなど、夏に受けたダメージが秋になって抜け毛という症状として現れるからであるという。また、近年の酷暑で夏バテになり、食欲が落ちてしまうことも、栄養バランスの乱れから抜け毛につながる可能性もある。同クリニック院長の浜中聡子医師は、食欲の秋に向け、正しい食材を選んで、食事を楽しみながら、健康的な髪も手に入れるポイントを解説している。浜中医師によると、髪によいとされる食材は、「まめ、ごま、わかめ(海藻)、野菜、魚、しいたけ(キノコ類)、いも」の7種類。これらの食材を意識することで、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、炭水化物などを満遍なくとることができるという。これら7種類の、いわゆる"ま・ご・は・や・さ・し・い"に該当する秋の食材は、ビタミンA、D、E、ビタミンB2、カルシウム、鉄分などを含む「さんま」、ビタミンB群やビタミンC、Eを多く含む「さつまいも」など。さつまいもは食物繊維も多く、腸を整えるのにも役立つとのこと。きのこの「まつたけ」には、ビタミンB1、B2、B6などが豊富に含まれており、食物繊維も豊富。「落花生」はビタミンB群が豊富に含まれ、美髪だけでなく美肌にも効果的だという。「ただし、落花生のカロリーは意外と高いため、食べすぎには要注意です」という。また、食事だけでなく、スポーツや睡眠にも配慮が必要とのこと。日々、少しずつでも身体を動かすことが健康につながる。一方で紫外線対策も重要で、「夏よりも過ごしやすくなるため無防備になりがちですが、秋はまだまだ紫外線も強い季節。油断せず、継続的に頭髪ケアをすることが重要です」とアドバイスしている。
2015年09月08日頭髪(発毛)治療専門クリニック「ヘアメディカル」はこのほど、秋口の抜け毛対策と予防についての情報を公開した。同クリニックは、1999年に日本で初めて開院した頭髪(発毛)治療専門クリニック。16年間の臨床実績を有し、現在ではさまざまな検査や治療方法などを大学病院と医療連携しながら、多様化する悩みに対応している。同クリニックでは、秋口になると薄毛の相談が増加する。2007年~2014年の季節別の問い合わせ件数の平均を調査したところ、春は6,696名、夏は7,961名、冬は8,126名に対し、秋は1万119名だった。一般的に髪が抜けやすいのは、夏の終わりから秋にかけてであるという。一時的なものだととらえて対処しない人も多いが、秋の抜け毛は動物のように髪の毛が生え変わる季節性ということよりも、夏のダメージの蓄積が最大の原因と考えられるという。秋口は、体にはもちろん、髪にも「夏の疲れ」の影響が現れる。夏の間は、強い紫外線と大量の汗や皮脂、クーラーによる乾燥など、頭皮への負担が増加。特に紫外線は髪にとっては大敵で、毛穴に詰まった皮脂を酸化させ、数カ月後の抜け毛の原因になる。また、夜遅くまで遊んだり、飲酒の場が増えたりするなど、抜け毛の原因と言われる「不摂生」につながる機会も多い。そのため、乱れた生活リズムを整え、適度な運動を毎日続けていくことも抜け毛の予防には大切だという。抜け毛予防には、バランスのよい食事も大事で、特に髪の形成に必要不可欠なアミノ酸は意識して摂(と)ることが大切とのこと。他にも、おすすめ食材として、ビタミンB1が多い豚肉、亜鉛を多く含む生ガキなどを挙げている。
2015年08月05日2015年2月8日、足立区にて産前産後のご夫婦対象に「産前産後パパ支援学級」が行われました。今、話題の父親学級を全国で開催している アイナロハ 代表の渡辺大地さん、性の健康から夫婦関係のあり方を支援する NPO法人JASH 日本性の健康協会 代表の山口いわおさん、同じく副代表のイノマタカナコさん、同じく理事で助産師のやまがたてるえさん、ママの支援をするNPO法人子育てパレット代表の三浦りささんというメンバーで、「パパの立場から」「ママの立場から」双方の視点を交えながら、熱い授業が繰り広げられました。■産後の夫婦関係には、夫の思いと妻の状態にズレがあるまずは、事前に取ったアンケートをもとに、夫と妻、それぞれ産後の夫婦関係に変化が生じたと感じているどうかについてふれました。ここで早くも、夫婦関係に対する思いのズレが浮き彫りに。ほとんどのママたちは産後、夫婦関係に「変化が生じた」と回答。具体的には、「あまり旦那に触られたくない」「恋人のような存在でなく『パパ』という目線で見てしまう」「夫と気分の波長が合わない」「できればしたくない」など。これを聞いて、会場のパパやプレパパたちはショックを受けたようでした。そこで、パパ代表でもある渡辺さんが、奥様が第一子を出産後、そのような思いの違いに気づいた経験を話し、会場をなだめます。JASH代表の山口さんからは「産後、2人だった時のラブラブは戻りません。そうではなくて、新たな夫婦関係を築いていくスタートと考えてください」というお話がありました。女性が産後、前述のような気持ちになるのは、ごく自然なこと。ホルモンバランスや母性の目覚め、会陰切開など、さまざまな要因が関係しています。(男性の射精後の状態が長く続いているのが産後の女性だと、助産師のやまがたさんから助言が!) そのため、パパは特に落ち込む必要はないようです。■夫の育児協力で、ママが本当に望んでいることは!? 「イクメン」という言葉も当たり前になり、昔に比べて家事や育児に協力的な男性が増えています。会場のパパやプレパパたちも、夫婦でこのような場に来ているくらいですから頑張ってくれているはず。しかし、アンケート結果を見てみると、こちらも認識にズレがあることがわかりました。ママの声には、「労いの言葉が欲しい」「子どもに『ママ怖いね~』と言わないで欲しい」「家事は手伝ってくれてありがたいが、ひとつひとつ『〇〇どこ?』と聞かれてイライラした」「子どもと遊びたい気持ちはわかるが、せっかく寝たのに起こさないでほしい」などの意見が。パパの立場からすると、思いつくなりに一生懸命ママの力になろうとしているはず。しかし、ママが望むかゆいところには手が届いていないようです。たとえば、「ゴミ出しをしています!」というパパがいました。しかし、実際のところはママがゴミの分別をしてまとめて、パパはそれを家からゴミ置き場まで移動しているだけだよね? 手柄だけ取るつもり? なんていう厳しい意見も飛び出しました。「育児への協力」というと、家事を一緒にしたり、子どもの面倒を見たりというのが頭に浮かぶかもしれませんが、実はママたちは夫に「慣れない家事をやって欲しい」「子どもの面倒を100%見て」とは思っていないことが、話が進むうちにわかってきました。どうやらママたちが本当に望んでいることは、「話を聞いて欲しい」「1日子どもと向き合っていた私にひと言、労いの言葉が欲しい」というものだったのです。女性にとって「いっぱいいっぱいになった気持ちを解放し、心の余白を作る」方法は、ただひとつ。誰かに自分の話を聞いてもらうことです。たとえば奥さんが、「素敵なコートを見つけたの」と夫に話すとします。それを聞いた夫は、「良かったね。どういうところが素敵だった?」と返してあげればOK。それだけでいいのです。必ずしも「欲しい」や「買って!」という意味を含んでいるわけではないという意見には、パパ代表の渡辺さんや山口さんも納得しながらも、「具体的にどうして欲しい、という指示があった方が手伝いはしやすいので、それは伝えてあげるようお願いします」と会場のママたちに伝えていました。■夫婦で子育てをするために必要な第1歩とは。よく、子どもはママを選んで生まれてくるという話があります。言い換えれば、そんなママを手助けしてくれる人=パパとして赤ちゃんは認識しています。そのパパは、物質的な援助でなく子育てに奮闘するママの気持ちをサポートする存在であることが一番だということ、それが夫婦で子育てする第1歩だということが、このクラスを通して会場のご夫婦に伝わったのでは?と感じました。終了後、何組かのご夫婦に感想を聞いてみると「まずは、妻への声かけから変えてみたい」「妻の気持ち、夫の気持ち双方の立場からの意見が聞けてよかった」「夫を連れてきてよかった」「産後の夫婦のあり方に対するイメージが湧いた」などの声が寄せられました。同じパパという男性の立場からこういうことを夫にぜひ伝えてほしい! これからパパになる夫へ伝えたい! という方は、ぜひアイナロハの父親学級を聞きにいかれることをおすすめします。
2015年03月04日30代後半は多くの女性が抜け毛に悩む35才は髪にとって大きなターニングポイントらしい。1月29日、花王は年齢による髪の変化に対応したセグレタ「地肌からの美髪ケア体験セット」を発売したと発表した。同社は、30代後半の女性は抜け毛に悩んでいるという調査結果を紹介。髪の成長サイクルが乱れ始めるこの時期に、髪のお手入れを始めることをすすめている。髪の成長サイクルを促進させるには、頭皮マッサージが効果的。マッサージをすることで、髪を太く長く成長させるサイクルへと導く。ジェルトリートメントでマッサージ同体験セットは、「地肌クレンジングシャンプー」、「地肌と髪のジェルトリートメント」、「髪を育むスプレー」の3ステップを試すことができる。特に注目したいのがジェルトリートメントで、頭皮マッサージをする際に使用すると髪と地肌にうるおいをたっぷり与えてくれる。また、マッサージをしているうちにジェルがクリーミーな泡へと変身!楽しみながら気持ちよくマッサージできるのは、女性にはうれしいポイントだ。最近抜け毛が気になり始めたアナタ。セグレタの美髪体験セットで、髪の成長サイクルを整えてみてはいかがだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】・花王プレスリリース(PR TIMES)
2015年01月31日「抜け毛、薄毛」が気になる方!シャンプーを変えてもトリートメントを入念にしても、なかなか改善されないという人にお勧めなのが、サロンで体験するヘッドスパです。抜け毛・薄毛の悩みを解消し、コシのある美しい髪を手に入れたいなら、セルフではなく、プロの施術を受けることをおすすめします。■「薄毛、抜け毛、コシのない髪」は頭皮に原因がある可能性大薄毛や抜け毛の原因は、カラーリングやパーマが原因と思っている人がいますが、それだけではありません。最も注目しなければいけないのが頭皮の状態です。なぜなら頭皮から髪の毛が生まれ育まれるからです。頭皮は顔の肌と同じ構造をもつことは以前もお話しさせて頂いた通り。表皮、真皮、皮下組織の3層の構造を持ち、食べ物から得た栄養が血液を通じて頭皮へと送り込まれ、健やかな頭皮、毛髪をつくります。毛髪は頭皮の毛穴から生えていますが、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しやヘアケア剤(ワックス、スプレー)、さらに外気の乾燥やホコリ、雑菌などが毛穴に詰まると、丈夫な毛髪の成長を妨げ、抜け毛や薄毛を進ませることになりかねません。では理想の毛穴状態にするために必要なことを次に挙げますので、参考にしてみて下さい。■我流ケアがダメージを与えている!?突然ですが、髪の毛と頭皮の洗い方は誰に習いましたか?幼いころ、髪の毛は母親(もしくは父親)が洗ってくれますが、正しい方法を教わったことは恐らくないはず。物心がついて美容院に行くようになっても同じこと。ということはその方法は我流ということに。頭皮は顔の肌と同じ、とてもデリケートな部位なのに、爪でゴシゴシ洗っている人も実は少なくありません。コシのある美しい髪を目指す第一歩は、「洗髪前に頭皮全体にぬるま湯を行き渡らせてふやかす」こと。そしてシャンプーを頭皮全体になじませたら、毛穴の詰まりを押し出すような意識で揉み出し洗いをするのが正しい洗い方。毛穴の状態を柔軟にすること、毛穴をスッキリさせることが大事です。■ヘッドスパはサロンで体験することに意味がある美容室でヘッドスパの施術を受けたことがある人なら、その快感と、髪質向上の手ごたえはよくご存知の通り。「私は毛量が多くてコシも艶もあるので必要ない」と思っていても、女性ホルモンやストレスの影響である日突然、髪の悩みを抱えることがあります。例えばどんなに丁寧に磨いた歯も、歯科でしか取れない汚れや歯垢があり、専門のケアを受けることで健康な歯を維持することが出来ます。髪も同じように、ホームケアだけでは毛穴の詰まりを取り除いたり、頭皮全体をじっくり均等にマッサージすることは不可能。美容室や頭皮ケア専門のサロンでプロの施術を受けることで、清潔な状態と血行のよさを得ることが出来ます。頭皮に刺激を与えずに汚れを落とすことが出来る、水圧にこだわったシャワーヘッドや、アロマ検定資格を持った施術者によるマッサージなど、サロンによって髪の悩みを考えたシステムが充実しています。事前にインターネットなどでサロンの情報をチェックして、自分が受けてみたいメニューをぜひ探してみましょう。■目がパッチリ!ヘッドスパの効果はまぶたにも出るヘッドスパを受けたことがある人が必ずと言っていいほど驚かされるのが、「施術前後で明らかにまぶたの開き具合が変わる」ということ。頭皮が引き締まると、おでこからまぶたの筋肉がほぐれて目がパッチリ!これには感動します。体験する前と後の顔を写メで撮っておくとその効果は一目瞭然のはず。冬の時期は血行が悪く頭皮の状態が悪化しがち。老廃物や疲労が蓄積される前に、一度は体験してみることをお勧めします。■さいごに美しい髪とスッキリまぶたのW効果を得るためにも、まずサロン探しから始めましょう。一度体験したらやみつきです。(米村亜希子/ハウコレ)
2015年01月04日出産後、夫の何気ない一言でイライラしたり、育児に対する協力が見られないことがストレスとなったりして、夫への愛情が薄れてしまうことを「産後クライシス」と呼んでいます。出産後の女性は、急激なホルモンバランスの変化で、体だけでなく精神的にもデリケートになる時期。そんな大切な時期に夫の理解が得られないと、その後の夫婦関係に亀裂が生じてしまい、夫に対する愛情がなくなってしまうことも。最悪の場合、離婚に至るケースもあるようです。産後クライシスは事前の工夫で、防ぐことができます。今回は、産後クライシスに陥らないためにしておきたい3つのポイントをピックアップしてみました!■1.実母や義母など、家族に協力してもらう産後のデリケートな時期は、ホルモンバランスの乱れも影響しているので、ママだけの力でどうこうできるものでもありません。1人で頑張りすぎると余計にストレスを感じて精神的にまいってしまい、夫婦関係が悪化しやすい原因となってしまいます。夫のちょっとした言葉にもイライラしてしまい、かえって負のスパイラルが生じてしまうおそれがあるので、夫だけでなく、実母や義母などの家族にも協力してもらえるよう、事前に働きかけておくことが大切です。双方の両親が遠方に住んでいる場合は、電話で愚痴を言ったり、相談をしたりして、精神的な負担を軽減する工夫をしてみましょう。■2.自分の気持ちは素直に夫に伝えよう出産した女性の悩みや体の変化は、男性には到底理解できないものです。そのため、今どんな状態なのか、どうしてほしいのかを明確に夫に伝えることが必要になります。要領の良い男性なら、一を伝えるだけで十を理解してくれますが、大抵の男性は1つずつわかりやすく説明しないと理解してくれないようです。たとえば、洗濯物を干しておいてもらいたい時に、「洗濯を干しておいて」とだけ伝えても、思った通りにはしてもらえないことが多いもの。実際に、「洗濯物は干してくれていたけど、雨が降ってきたのに取り込んでくれていなかった」というケースがあります。男性の言い分としては「干しておいてとは言われたけど、取り込んでとは言われていないから」だそう。こうした事態を避けるためには、「ここに洗濯を干して、雨が降ったらすぐに取り込んでおいてね。あと、洗濯物が乾いていたら、片付けてくれたら嬉しいな」と、面倒でも細かく伝えておくことが大切です。そのほか、「イライラしてぶつかるときもあるけど、本音じゃないからわかってね」と、あらかじめ伝えておけば、多少は衝突が防げるはずです。■3.夫婦で家事や育児の担当を決める産後クライシスで悩むママの多くは、夫が家事、育児に協力的ではないと思っているようです。まずは、少しずつでも夫に、家事へ協力する姿勢を持ってもらうことが、産後クライシスを防ぐポイントになるでしょう。まずは家事をやってもらうことからスタート。いつもやっている家事を1つずつ箇条書きにして、それぞれ夫と妻、どちらが担当するかを決めておくと、ママの負担や不満も解消されるはずです。初めての家事に戸惑う男性もいると思いますが、はじめから完璧を求めるのはNGです。。最初は、家事をすることに意義がある、ということをわかってもらうことが大切。「本当に助かる!」「パパがしてくれるから安心ね」などと褒め言葉を添えて、感謝の気持ちを伝えておきましょう。夫としても、妻がいつもこんな大変な思いをしているのかと理解するきっかけとなり、より一層労わってくれるようになるかもしれません。夫婦で互いに理解し、歩み寄ることで、産後クライシスを防いでください!
2014年11月27日抜け毛や薄毛と言うと男性の悩みというイメージがありますが、実は女性でも悩んでいる人は少なくありません。中年や高齢の女性だけでなく20~30代の若い女性でも、脱毛症や薄毛になる可能性は十分にあります。その原因と対策についてお話しておきましょう。○オンナの抜け毛には、ホルモンバランスが大きく影響している女性に多い抜け毛の原因には、主に次のようなものがあります。・出産出産した女性の多くが悩まされるのが、分娩後脱毛症。なぜ産後に髪が抜けるのかというと、それにはホルモンバランスの変化が大きく関係しています。妊娠中は女性ホルモンが大量に分泌されますが、出産が終わると一気に減少します。女性ホルモンは髪を成長させる作用があるため、ホルモンの減少により髪の休止期が成長期より長くなると毛が抜け薄毛になっていきます。通常産後2~3カ月にもっとも抜け毛が多く、1年ほどで気にならなくなることが多いようです。・ 更年期のホルモンバランスの乱れ閉経を迎えると、女性ホルモンの分泌は急激に減少します。もともと、女性ホルモンと男性ホルモンの両方が卵巣・皮下組織で生成されていますが、閉経によって女性ホルモンより男性ホルモンの方が多い状態に。男性ホルモンには抜け毛を引き起こす働きがあるため、更年期には急に抜け毛や薄毛になることが多いのです。・ストレスや生活の乱れ過度のストレスもホルモンバランスを乱すため、抜け毛の原因になります。また睡眠不足や過激なダイエット、喫煙などにより血流が悪化すると髪に十分な栄養が行き渡らなくなるため、抜け毛や薄毛になることがあります。・頭皮トラブルシャンプーが正しくできていない・シャンプー剤が合っていないなどの理由から、乾燥や皮脂の過剰分泌などの頭皮トラブルが起こり、抜け毛につながることも。○抜け毛・薄毛を予防・改善するには?抜け毛の予防・改善のためには、抜け毛になりにくい生活をすることが基本。まずは以下のようなセルフケアを心がけてみましょう。・正しい頭皮ケア1日1回、夜シャンプーすること。その際シャンプー剤やコンディショナーが頭皮に残らないよう、しっかりすすぐようにしましょう。洗った後は菌が繁殖しないようドライヤーで乾かすことも大切です。・生活習慣を見直す抜け毛の原因になるようなストレスを極力なくすようにしましょう。夜更かしを避け、しっかり睡眠をとって、規則正しい生活を。喫煙もできる限り控えるのがおすすめです。・バランスのとれた食事をとる食生活の乱れも抜け毛の一因。栄養バランスのとれた食事を3食きちんととるようにしましょう。特に髪の健康に良いのは、良質のタンパク質や、カキ、イワシなどの亜鉛を豊富に含んだ食材です。症状がひどく気になる場合や長引く場合は、病気が原因で抜け毛が起こっている場合もあるので、一度皮膚科や頭髪専門外来で相談してみましょう。女性ホルモンが関係する症状については、婦人科でも相談に乗ってもらえます。※画像は本文と関係ありません○善方裕美医師日本産婦人科学会専門医、日本女性医学会専門医1993年高知医科大学を卒業。神奈川県横浜市港北区小机にて「よしかた産婦人科・副院長」を務める。また、横浜市立大学産婦人科にて、女性健康外来、成人病予防外来も担当。自身も3人の子どもを持つ現役のワーキング・ママでもある。主な著書・監修書籍『マタニティ&ベビーピラティス―ママになってもエクササイズ!(小学館)』『だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調(主婦の友社)』『0~6歳 はじめての女の子の育児(ナツメ社)』など
2014年09月26日秋口は、夏の過酷な環境や紫外線の影響などで、抜け毛が増えやすい時期。髪を洗った際、手に絡みついた抜け毛の量に、ドキッとした経験がある方も多いはず。抜け毛だと思っていた髪、実は、切れ毛の可能性が高いことをご存じですか? 髪を洗う際に、ダメージによって弱くなった毛が切れてしまうのです。髪のボリュームを保つには、頭皮ケアだけでなく、今、生えている髪の毛のケアも大切なのです。そこで、今回は、ダメージを受けた髪をケアしながら、ボリュームアップを叶えてくれるおすすめのアイテムを紹介します。■繭から抽出される天然成分が、髪細胞を活性化! 抜け毛、細毛、薄毛など、年齢を重ねると増える髪悩みにおすすめなのが、髪と地肌のエイジングケアに着目したコモエースの「薬用スカルプシャンプー」「薬用スカルプトリート」。繭から抽出した天然成分「セリシン」が、髪の外側と内側からアプローチして、頭皮と毛髪を同時にケアしてくれる優れもの。「セリシン」は、繭からとれる希少なタンパク質で、人間と共通した18種類のアミノ酸で構成されています。その中でも、うるおい成分であるアミノ酸「セリン」を多く含んでいるため、乾燥しがちな頭皮の保湿に効果的! また、髪の表面のタンパク質の流出を防ぐ効果や、髪内部の隙間に入り込み補修、保護の役割も果たしてくれます。髪細胞を活性化させながら、髪のダメージを補修&保護してくれる、大人の髪の強い味方です。■髪のボリュームアップで若々しい印象に! エイジングした髪は、ダメージを受けやすく、髪内部の水分量も低下しがち。ハリとツヤがなくなるだけでなく、切れ毛も増加し、ボリュームのない髪になってしまいます。ダメージケアのパイオニア的存在であるパンテーンから、この秋発売された「エクストラボリュームシリーズ」は、さまざまな角度からボリュームの悩みにアプローチする、大人のボリュームケアシリーズ。ダメージを受けた髪の芯まで潤いを届ける、浸透性保湿成分「プロビタミンB5」、髪内部のプロテインの流出を防ぐ「2種類のトリートメント成分」、髪表面のキューティクルを補強する「カシア配合エッセンス」などを配合。ダメージを補修して、ハリやコシのある、根元からふんわりとしたボリュームのある髪へと導いてくれます。年齢とともに失われがちなツヤを与えてくれるのも嬉しい! ・セーレン(株) 公式サイト ・P&G 公式サイト
2014年09月24日出産の後も意外と体重って減らないよ、という経産婦さんの言葉を聞いたことはありませんか? 実際に私も、妊娠中に7kg増えた体重が産後すぐでは3kgしか減っていなくて、残り4kgは脂肪!? と驚愕しましたものです。とはいえ、産後は骨盤が緩んでいる時期なので体型を整える絶好のチャンスです。出産を機に、妊娠前よりもスタイルが良くなったという人もいます。私は、骨盤ケアと授乳効果で、産後1ヵ月で妊娠前より2kg痩せることができました。そこで今回は、自分でできる産後骨盤矯正についてお伝えします。■あなたの骨盤はどのくらいゆがんでいますか?まずは骨盤のゆがみ具合をチェックしてみましょう。仰向けに寝て両足を腰幅に開き、左右の骨盤の一番高いところに親指を、床に中指をつけて、高さを比べてみましょう。骨盤の左右で高さに差があれば、骨盤がゆがんでいるサインです。もっと簡単に見分ける方法として、靴底の減り方を見る方法もあります。靴底の内と外のすり減り方に違いがあれば、骨盤がゆがんでいるといえます。■お尻歩き体操私が産後行った骨盤矯正運動とは「お尻歩き体操」です。やり方は簡単。1.足を伸ばして床に座る2.腕を体の前で組んで、お尻を左右交互に動かしながら前に10歩、後ろに10歩移動を繰り返すというものです。進む時にはお尻が床から離れないように注意してくださいね。■骨盤ケアベルトを使ってみましょう骨盤は分娩台から降りる一歩目からゆがむといわれています。そのため、産後はすぐに「さらし」で骨盤を締めるのが効果的です。私も、産後2ヵ月間は24時間骨盤ベルトをするようにしていました。骨盤は正しい位置でしっかりと固定されると、ウエストの引き締めやO脚改善にも効果があります。ただし、つける位置を間違えると骨盤がゆがんだ状態で固定されてしまうので逆効果になることも。しっかりと着け方を確認し、「気持ちいい」「楽」と感じる場合は着用を続けてください。妊娠中についた脂肪は、水分を多く含んでいて落ちやすい脂肪だといわれています。しかし、産後6ヵ月を過ぎると、それも定着した脂肪になってしまいます。そうなる前に、しっかりと骨盤ケアをして、妊娠中についた脂肪を落としましょう。
2014年08月24日(画像はプレスリリースより)髪の悩みを抱える女性の若年化と増加を受け開設エル・ド・ボーテは、薄毛や抜け毛といった髪の悩みを抱える女性の若年化と増加を受けて、女性向け髪の相談専用サイト「女性の薄毛・抜け毛・白髪相談室」をオープンした。「髪の基礎知識」や「自宅でのケア方法」、「商品の正しい選び方」を記事形式で紹介。また、髪の毛の悩みを、同社代表取締役で美髪アドバイザーの田村マナ氏が無料で答える「髪の悩み相談」も設置。問い合わせフォームより投稿が可能となっている。髪の基礎知識や自宅でのセルフケア方法などを発信田村マナ氏は、美しい髪を手に入れる為の基礎知識やセルフケア方法を広めるべく、講演や雑誌、WEBメディアなど多方面で活動中。自身が開発&推奨するセルフケア「美髪メソッド」は、これまでに数千名が体験、90%以上が薄毛や、抜け毛、白髪といった悩みが改善したという。サイトでは、「カラーリングは薄毛や抜け毛の原因に?」「女性の薄毛に効果的なシャンプー方法」「コンディショナーの効果的な使い方」「頭皮と髪に良いシャンプー剤の見分け方」など、基礎知識や自宅でのセルフケアでの要点がまとめられていて、「髪の悩みを抱える」前に読んでおいても参考になる。【参考リンク】▼エル・ド・ボーテプレスリリース(@Press)▼エル・ド・ボーテ「女性の薄毛・抜け毛・白髪相談室」
2014年04月09日ブラッシングやシャンプーの際に抜け毛って気になりませんか。最近は、20代、30代の若い世代でも抜け毛で悩んでいる方が増えている傾向にあるようです。それはストレスにさらされることが多くなっていることや、冷えなどによる血行不良、紫外線によるダメージなどが大きな原因とされています。若いから大丈夫と過信せずに、ヘアケアを今から心がけたいですね。髪の毛の健康を保ち、抜け毛を予防する方法をご紹介します。■バランスのいい食事髪には、昆布やわかめなどの海藻類が良いと言われていますね。もちろん、海藻類に含まれるミネラルは髪の毛の成長を進める働きをしてくれるので、とても大切です。しかし、より大切なのは髪の毛を作る働きをしてくれるたんぱく質を多く含む、肉や魚、大豆製品をとることです。髪を健康に保つためには、良質なたんぱく質に加え、ビタミンやミネラルなど栄養バランスの摂れた食事を心がけるようにしましょう。■頭皮を清潔に保つシャンプーは頭皮を清潔に保つためには欠かせませんね。髪にいい成分が配合されているシャンプーを使用している方も多いと思います。界面活性剤やシリコンは長期的に見て、髪や頭皮によくないと言われていますがシャンプーで大切なのは、その使い方です。まず、シャンプーをつける前に髪や地肌をシャワーでよく洗い流しましょう。そして、手に取ったシャンプーは、そのまま地肌につけるのではなく、手で泡立ててから髪につけるようにして下さい。一番重要なことは、すすぎをしっかりとすること。シャンプー剤が地肌に残らないよう、しっかりと洗い流すようにしましょう。■髪をかわかすのはすばやく遠くから髪を乾かすドライヤーも使い方次第では、髪にダメージを与えてしまいます。早く乾かそうとつい高温で近くからあててしまいがちですが、それでは髪の毛のキューティクルを痛めてしまいます。ドライヤーは、あてる前に髪の毛の水分をタオルで押さえるようにしてしっかりとってから始めると時間を短縮できます。髪から20cm以上離して、同じ部分に長時間熱風をあてない様にし、ある程度乾いたら冷風にして仕上げましょう。正しく使えば、頭皮や髪の毛にダメージを与えることなく健康な状態を保てます。これから、紫外線の多くなる季節ですね、髪や頭皮は紫外線でもダメージを受けてしまいますので、外出時にはUVカットの効果のある帽子をかぶるなどして対策するようにしましょう。
2013年05月13日季節の変わり目は抜け毛と頭皮臭に要注意春を迎え、季節は代わり生活も大きく変わる。この季節はストレスも高まり、心も体も不安定になり易く、抜け毛や頭皮臭が増える事もあるという。記事と写真は関係ありません。季節の変わり目の時期は、特に日頃のヘアケアが大切。顔のメイク落としはするが、頭皮に関しては無頓着な女性が多いという。頭皮の毛穴は大きく、詰まり易い頭皮の毛穴は他の毛穴より大きく、数も多い為、汗や皮脂・フケなどの老廃物、ジェルやワックスなどの油性の整髪料が残りやすい。頭皮からの臭いは、汗・皮脂・整髪料などが混ざり、酸化して毛穴に詰まることで起こる。毛穴が詰まると、毛髪が抜けやすくなり、新しい毛髪も育ちにくくなる。頭皮オイルクレンジングで抜け毛予防と頭皮臭を防ごう週に1、2回の手作り頭皮オイルクレンジングで、抜け毛予防と頭皮臭を防ごうと『ウーマンオンライン』が特集している。オイルクレンジングの作り方(4回分)ホホホバオイル20mlの中に頭皮に合ったエッセンシャルオイルを合計8滴入れ、よく混ぜて1か月以内に使い切る。お勧めオイルは●髪のパサつきが気になる人は…ゼラニウム、サンダルウッド●ふけが気になる人は…シダーウッド、ローズマリー●頭皮のニオイが気になる人は…ティートリー、サイプレス●抜け毛や白髪が気になる人は…フランキンセンス、ローズウッド●頭脳労働での疲労は…ラベンダー、ローマンカモミール(ウーマンオンラインより)この春は、自分好みのオイルで頭皮をクレンジングして生き生き輝く髪で夏を迎えたい。また、頭皮クレンジングはシャンプー前に行う事。クレンジングの方法は下記の外部リンク『ウーマンオンライン・頭皮クレンジングのやりかた』を参照。元の記事を読む
2012年04月05日