今まで生理痛をほとんど経験したことがなかった私が、出産後動けなくなるほどの痛みを感じ、悩まされるようになりました。そして、あまりの痛みに心配になり、医師に相談することに……。そのときに言われたことやどういった痛みなのかをお伝えしたいと思います。 産後初めての生理出産後に産婦人科で受けた説明では、産後の生理はだいたい半年〜1年後に来る人が多いというものでした。「母乳をあげていると生理が再開するのが遅い場合が多い」という話も聞いていたので、完全母乳で育てている私は生理とはしばらくさよならなんだと思っていました。しかし、私の生理が再開したのはなんと産後1カ月……! 1カ月健診の際、悪露なのか生理なのか医師に聞いてみると、しっかり生理だと言われてしまいました……。 これが生理痛…!?私は出産前まで生理痛で苦しんだことはあまりなく、ネットで「産後は生理痛が軽くなった!」といったような記事をたくさん読んでいたので「もともと軽いしもっとラクちんになっちゃうのかぁ!」と楽観的に考えていました。実際に産後初めてきた生理では、これといった生理痛は感じなかったです。 しかし、その翌月にきた生理から様子が一変! まず、生理が来る前から頭痛や腹痛に悩まされ、生理中は一歩動くのもおっくうになるほどのだるさと腹痛が……。 初めて感じた生理痛でしたが、その痛みは陣痛の初期の痛みにとても似ていて、これから毎月この痛みを感じると思うと気持ちもブルーになりました。 たまたま感じたわけではなかった…産後2回目の生理でほぼ初めての生理痛を経験し、気持ちもかなり下がっていましたが、「産後すぐだったし、今回がたまたま重かっただけだよね」と、生理が終わってから考えるようになりました。 しかし、次の月に来た生理も「あと3日以内には生理が来る……」とわかるほどの腹痛が襲って来たのです。次の生理も、その次の生理も、症状に軽重はあれど耐え難いほどの生理痛を感じました。生理痛がつらすぎて、家事が手に負えないこともあったので、出産した産婦人科で診てもらうことに。すると、「産前と産後で体はまったく別のものになったと考えなさい。軽くなる人もいるってことは、その逆もあるってことだよ」と言われてしまいました。 診察の結果、病気ではないとわかりましたが、産前とは体質が変わったのだと医師に言われ、そりゃそうだよなぁ……と、自分の考えの甘さに気がつきました。 産前飲んでいた薬が飲めない…!私は子どもに母乳を与えていたので、今まで使っていた生理痛や頭痛の薬が飲めなくなってしまいました。授乳中でも使える薬もありますが、私には合わずあまり効かないので「もう気休めでもいいからちょっとはラクになってほしい!」というときしか使いません。ですが、薬も飲まずに耐えることはなかなか厳しいので、おなかを温めたり、いつもより睡眠を多くしたりなるべく体を休めるようにしています。 今まで生理痛を全然感じなかったので、こんなにもつらいことだとは知りませんでした。出産による体質の変化はさまざまなことに悩まされますが、生理もそのうちの1つだということを身をもって痛感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師REIKO著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年09月29日9月16日、Twitterにこんなツイートが投稿された。《もし奥様が「産後うつ」を言い訳にして家事や育児を怠ったら怒鳴りつけて躾けましょう。私は産後3ヶ月で衆議院議員選挙を全力で駆け抜けました。「産後うつ」は「甘え」です》これは、希望の党から17年10月の衆院選に出馬した橋本琴絵氏によるものだ。「産後うつは甘え」だとする彼女は続けて《「産後うつ」なる病気は地球上に存在しません。誰かが勝手にあると思い込んでいるだけ》《これからなる世界は、甘ったれた精神ではならんのです》といい、さらにこうつづっている。《「産後うつ」などと甘えたこといっているから男女平等は実現せず、性差別が横行することにまだ気付けないのでしょうか》橋本氏のツイートの影響で、Twitterでは「産後うつ」がトレンド入りを果たした。しかし彼女の考えに、こんな指摘が相次いでいる。《お産や体調は100人いれば100通りあるかと思います 自分の経験を基準に人を責め立てるのはとても適切ではないかと思います》《産後に大事にされることこそ、女性が尊重されている世の中と思います》《産後うつは決して「甘え」なんかではない》厚生労働省は、16年までの2年間で産後1年以内に自殺した妊産婦は全国で少なくとも102人いたと発表している。その多くは「産後うつ」のようにメンタルヘルスの悪化によって、自ら命を落とすケースだという。「日本の著名人では釈由美子さん(42)が産後うつを経験しています。釈さんは16年6月に第1子を出産しましたが、次第に育児への責任感で涙が止まらないように。睡眠時間や食欲が次第に減退していったと明かしています。また元日本テレビアナウンサーの山本真純さんは出産から2ヵ月で様子が変わり、『自信がない』と漏らすように。そして産後うつと医師から診断され、10年に34歳という若さで命を絶ったことが報じられました」(全国紙記者)アメリカでは産婦のうち9人に1人が産後うつを発症していると推測されており、女優のドリュー・バリモア(45)を筆頭に著名人たちもその苦しみを公表。同国では19年に産後うつのための薬「Zulresso」が世界で初めて販売されることになり、話題を呼んだ。「世界的に活躍するイギリス出身の歌手・アデル(32)も『産後うつだった』とインタビューで語っています。またカナダでは地域の看護師がお産を終えたママの家を訪問し、メンタルヘルスを定期的にチェックしてくれる州もあるそうです。ドイツでも『ヘバメ』と呼ばれる産後のケアをする助産師が同じ役割を果たしており、かかる費用は保険でカバーされるといいます。彼女たちに悩みを口にすることで、ママたちの気持ちはラクになるそうです」(前出・全国紙記者)国内外問わず産後うつに苦しむ女性はおり、なかには命を落とすママも。それでも“産後うつは甘え”といえるのだろうか。
2020年09月18日■前回のあらすじ「育休漫画を描いて欲しい」夫の提案にされ戸惑っていましたが、夫のある思いを知りこの漫画を描くことを決意したのでした。そして夫の育休が終り…夫の育休中はモヤモヤしたこともたくさんあったけど、それを乗り越えて夫婦の絆が深まったように思います。我慢しないで相手に伝えることの大切さも実感しました。そして、完全に想定外だったのですが、「絵を仕事にする」という夢も持つことができました。離婚の2文字が頭をよぎったときは、こんな結末が待っているなんて思いもよりませんでした。試行錯誤しながら進めてきましたが、この漫画が悩んでいる誰かの参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月22日■前回のあらすじ夫から育休のことを漫画で描いてほしいと提案され…。良いことも悪いことも描いていいと言われても…、正直とても迷いました。自分と同じような状況の人に、この話が役に立つかもしれない?このモヤモヤしていた日常を、必要としている人がいる?「育休漫画を描いて欲しい」と言った夫の気持ちを知り、私はこの漫画を描き始めました。次回、最終回です。 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月21日■前回のあらすじ「育児漫画」を描くことを提案してくれた夫。好きなことができる時間は幸せでした。しかし、夫の一言によって、ただ「楽しい時間」だけではなくなっていくのです。「育休のことを漫画にして欲しい」という夫からの提案。すべてを描けば、夫のことを否定してしまう気がする…。正直描きたくないと思いました。次回に続きます。 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月14日■前回のあらすじ夫と私の見えている世界は全く違っていました。このまま話し合いをしなかったら、一生すれ違ったままだったかもしれません。私との約束を守ってくれた夫。ようやく私の心も落ち着きました。そして夫の提案してくれた「絵を描くこと」は私の息抜きになりました。しかし夫のある一言で、楽しいだけではなくなっていったのです…。次回に続きます。 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月08日■前回のあらすじ出産~床上げまで、とても頑張ってくれた夫。いつもニコニコしていたから全然気づけなかったけど、そのときの夫の気持ちを初めて聞くことに…。引き続き、夫目線のお話です。今回のことで改めて思ったのですが、「一緒に暮らしていても夫と私では見えている景色が全く違っていた」ということです。育休中ですからゲームのやり過ぎはもちろん良くないのですが、床上げまで頑張ってくれた夫に感謝の気持ちもあったし、床上げ後もいろいろ頑張っている姿は見ていたので…、リフレッシュの時間も必要なのかなと思ってゲームを勧めました。でも今考えると、どちらか片方がリフレッシュするのではなく、お互いがリフレッシュできるようにすべきだった。話し合いって大切だなと、本当に思います。次回に続きます。8月8日公開予定! 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月07日産後の女性に大人気・今村匡子院長の「産後ケア」7月21日、出産後に自宅で簡単にできる「産後ケア」により、産後太りを解消しようという新刊『産後リセット体操で妊娠前よりきれいにやせる!』が発売された。著者は産後の女性に大人気となっているあさひ整骨院日本橋浜町院院長の今村匡子氏で、表紙も著者親子。A5判ソフトカバーで80ページ、価格は1430円(税込)であり、出版社は青春出版社である。育児の合間にできる「産後リセット体操」鍼灸師で柔道整復師の今村匡子氏の元を訪れる人のほとんどは30代、40代の女性で、「産後ケア」を目的としている。「産後ケア」は2児の母である今村氏が自身の体験を元に始めたもので、妊娠、出産により変化した体型を元に戻すためのケアである。その効果が口コミで広がり、ひと月のべ500人が来院するほどの大人気。しかし、スタッフとベッド数の都合で新規は12人しか受け入れられず、より多くの人に、産後太り解消の手助けができないかという思いで、この新刊は執筆された。産後に体型を戻そうと思えば、筋トレやジョギングなどの苦しいトレーニングを思い浮かべるが、新刊では育児の合間でも1日数分でできるメソッドを掲載。肩と腰の二大関節の稼働域を改善することで、筋力アップ、消費カロリーアップ。自宅でできるため、新型コロナの感染防止の観点からもおすすめである。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※産後リセット体操で妊娠前よりきれいにやせる! - 青春出版社
2020年07月28日■前回のあらすじ夫に3つのお願いを伝えてみたところ、夫からもっと良い提案が返ってきました。そんな風に考えることができるのに、なぜ今までそうじゃなかったのか…、疑問に思い、夫に聞いてみました。今回は夫目線のお話です。夫は出産~床上げまでは、本当にがんばって支えてくれていました。夜泣きも私が気づかないくらいのレベルで素早く起きては、ミルクやオムツ替えをやってくれていました。しかしこのとき初めて聞かされたのですが、本当は「かなり気を張っていた」と…。常にニコニコ楽しそうにしていたので、全然気づきませんでした。出産後、女性だけでなく、男性も慣れない育児で気持ちが疲れてしまうことがあると(我が家の場合ですが)知りました。現在はもっと密にコミュニケーションを取って、片方が疲れている時は片方が思いやって過ごしています。…でも最後の台詞は、言った覚えがないのですが(笑)、たぶん床上げまで頑張ってくれた夫に感謝への気持ちからかな? 私もがんばらなきゃって、気を張っていた覚えはあります。次回に続きます。\人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年07月17日妻の産後、夫婦仲が悪化する現象を意味する言葉『産後クライシス』。言葉自体が生まれたのは2010年代初期と最近ですが、これまでに多くの夫婦がこの産後クライシスを経験してきたといわれています。ことり(@mamakyoja)さん夫婦もまた、この産後クライシスを経験していました。これは、産後に夫婦仲が急速に悪くなっていく過程と、産後クライシスを乗り越えた妻の『誓い』を描いた体験記。妻であることりさんが描く『夫を傷つけた後、私が誓ったこと』をご紹介します。心身ともに限界を迎えていた当時のことりさん。ある日の晩のこと、夫に不満をぶつけたことりさんは、ついに『いってはいけない言葉』を口にしてしまったのです…。夫「こんなこといわせんなよ…」産後クライシス⚡夫を傷つけた後、私が誓ったこと (1/4) pic.twitter.com/iw8pHvx25X — ことり (@mamakyoja) July 1, 2020 育児に追われる日々の中で、次第にことりさんは「仕方がないからここにいる」と自分自身にいい聞かせることで、心を守るようになっていました。もしもあの時、そうでもして自分を慰めていなければ、ことりさんの心はもっと早くに壊れていたかもしれません。しかし、誰かをいいわけの理由にしていたことで、大切なものが見えなくなっていたのも事実。産後クライシスを経て、「相手に伝わるまで、何度でも話をしよう」と心に誓った、ことりさんだったのでした。【ネットの声】・すごく共感します…。まるで自分のことのようでした。・当時のことりさんを、あそこまで追い詰めた社会の構造にも問題があると思います。・胸をえぐられる作品でした。似た経験があります。本当に、自分が愚か者であると痛感しています。この作品に出会えて身の引き締まる思いです。伝える前に「察してほしい」というのは、きっと誰もが抱く思い。しかし、相手は自分とは違う人間です。察することが得意な人もいれば苦手な人もいます。産後クライシスを乗り越える夫婦の絆を育むためには、どんなささいな気持ちでも相手に伝え合える関係性が大切なのだと思わされます。[文・構成/grape編集部]
2020年07月02日私の場合、出産から2カ月後に夫から誘われました。夫の気持ちもわかりましたが、「できればしたくない」という気持ちが私の本音。産後の夜の営みを嫌だと感じた理由や夫と話し合ったときのことなど、当時の私の体験をお話しします。 夜の営みの再開は産後1カ月ごろから産後1カ月健診で子宮の戻り具合や会陰切開の傷の様子、悪露の状態をチェックしてもらいました。特に異常は見つからず「性生活を再開しても大丈夫」とのこと。ただ、正直「夜の営みなんてできない」と思いました。 しばらく夫から誘われないことを願いながら過ごしていましたが、産後2カ月ごろにとうとうその日はやってきました。 したくない理由妊娠中は夜の営みを控えていたこともあり、夫の気持ちもわかります。だからこそ断ることができませんでした。しかし、会陰切開をした傷が気になって仕方がありません。気分は乗らず、痛みや違和感ばかりでした。 さらに赤ちゃんがいる身でと思うと、なぜか罪悪感さえ感じてしまいました。夫に申し訳ないけれど、「今は夜の営みをしたくない」というのが正直な気持ちだったのです。 夫に正直な気持ちを伝えてみた体の面は問題なくても、お互いの気持ちが一致しないと再開は難しいと感じました。 「しばらく夜の営みを控えたい……」。私は夫に今の正直な気持ちを伝えることにしました。男性には想像しにくいことかもしれない。だから話し合わないとと思ったのです。幸いなことに、夫は私の気持ちを受け止めてくれました。 体のことや自分の気持ちを夫に伝えてよかったと思っています。夫婦関係を見つめ直す良いきっかけにもなりました。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年06月28日前回 からのあらすじ(全6回)父親としての自覚を持って家族を支えるつもりだったのに、いつの間にか家に居場所がなくなったゆうすけは…ゆうすけとケンカしたせいで、ルイ起きちゃった…また、寝かしつけは最初からやり直しか…私は、赤ちゃんのお世話で自分がこんなに追い詰められると思ってませんでした…。自分のペースで食事や睡眠が取れないこと、赤ちゃんの命を守るプレッシャーにどんどん不安が膨らんでしまったこと、そして私が追い詰められているのに、ゆうすけは以前と変わってなく、なぜか気持ちがすれ違ってしまうこと…同じような思いをしている人は、たくさんいるようです。さらに、この時期に溝が深まり「夫なんて…いない方がまし」と諦めて、夫婦仲が冷え冷えと冷え切ってしまう夫婦も多いようです。出産後は「産後クライシス」という夫婦の危機が起こりやすい時期であることを知って欲しい…そして、夫婦でなぜすれ違ってしまうかを考えるキッカケになればと思います。 「夫婦の危機」連載 過去記事を見る休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス(1)作画: tomekko
2020年05月25日前回 からのあらすじ(全6回)産まれたばかりのルイを育てるのに必死なゆかり。夫のゆうすけに、大変さをわかってもらえなくてイライラ…俺はゆうすけ。はじめての子どもが生まれて、妻のゆかりと息子のルイが家に帰ってくるのを楽しみにしていた。これから父親としての自覚を持って、家族を支えていくぞ…!と気合を入れていたのに…今までは、ほとんどケンカもしたことがなかったというのに…出産後、ゆかりはまるで別人のようになってしまった…少しは機嫌が良くなるかなぁ…俺はバイキンかよ…最近なぜ ゆかりはあんなに機嫌が悪いんだろう…子どもが産まれて、幸せなはずなのに…なんで俺たちケンカしてるんだろう……ゆうすけとゆかりは産後クライシス(夫婦の危機)を乗り越えられるのか?次回…最終話!作画: tomekko
2020年05月24日私はゆかり32歳。陣痛から20時間…ようやく赤ちゃん(ルイ)を産んだところです。初めての赤ちゃんのお世話は、幸せな気分…というよりは必死。ちょっとのことで死んじゃいそうで、心配で心配で…退院当日…張り切っている夫のゆうすけには悪いと思いつつ、頼りになる看護婦さんのいる病院から離れるのが不安で…家に帰りたくなくて…家に帰ってからは、授乳とオムツ替えで寝れない…ただでさえ、細切れ睡眠で寝不足なのに…ルイに何かあったら…と思うと心配で、ルイが寝ている間にも、なんども息をしているか確かめる日々…私はもともと心配性気味の性格だったのですが、ルイが生まれてからは、いろいろなことが不安…ゆうすけがバタン!とドアをしめる音にもイライラ…ルイはちょっとの物音で起きちゃうんだから…今まで通りの生活じゃダメってことをわかって…?私は全然寝れてないのに、ゆうすけが…ぐっすり寝ている姿は、非常に腹立たしい…そんなある日…ついに…全然寝ないルイをずっと抱っこしていて、もう肩も腰もガッチガチ…やっと寝そうなタイミングで…え…私が感じ悪い?私がどんなに疲れていて、どんなに緊張しているのか、ゆうすけが全然わかってくれてないのに…子どもが産まれて、幸せなはずなのに…なんで私たちケンカばかりしてるんだろう…次回は5/24更新…夫ゆうすけのエピソードです!作画: tomekko
2020年05月23日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー5千人を超える「HYPかなこ」さん。出産レポに続いて、産後レポ 入院編 をお届けします! 産後あるあるだと思うのですが、あんまり寝ませんでした(笑)。スマホいじって色々調べたり、チビコーの顔を見に行ったり……。 鎮痛剤は飲んでいたものの、後陣痛はそこそこ痛かったです。でも初産だし重たい生理程度なので、ツライって程でもなかったかな?子宮がズンズンしてる感じはわかりました。前日もほとんど寝ていなかったので、もうちょっとちゃんと寝ればよかったです……。 HYPかなこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る HYPかなこさん(@hyp_kanako)がシェアした投稿 - 2019年10月月7日午前8時44分PDT
2020年04月29日こんにちは。こいしさんと申します。現在2人の子供を育てる主婦です。上の娘が生まれたばかりの頃、夫とは、子育てや家事がきっかけでもめることがしばしばありました。時がたつにつれ、だんだんとその回数は減ってきて、いまでは以前のようはもめ事はほとんどなくなった気がします。いきなり変わった訳ではなく、2つのきっかけがあった結果のいまだと思います。今回は前編・後編に分けて、その2つのきっかけについてつづります。■次女の里帰り「しない」出産次女の出産時、私は里帰り「しない」ことを選択しました。長女を連れて私の実家へ帰省してくれたほうが何かと安心というのが夫の意見でしたが、実家へ帰省すると、長女の園を休ませなければなりません。長女を見ながら次女のお世話をするのが難しいと思ったので、里帰りせず出産してからも自宅で過ごすことを選びました。産後1週間は実家の母が手伝いに来てくれていました。文字通り私は寝たきりで、家事全般はほとんど母がやってくれていました。「任せきりではいけない」と思ったのか、夫も少しずつ協力してくれました。母が帰宅してからも、献身的に家事をしてくれていた母を見ていたからか、夫は私が想像していたよりずっと家事をこなしてくれました。 ■その時から夫の考えが変わった気がするその時から、夫は「家事は最低限でいいよ」という考えになった気がします。家事のしんどさや、突き詰めるとどこまでも終わりがないこと、また家事に口出しされるとやる気がなくなることなど(笑)、夫は身をもって経験したのではないかと思います。いまの夫は家事に対して、「したいならすればいいけど、しんどいなら無理にしなくて良くない?」というスタンスでいるので、私自身もうまく家事を手抜きできるようになり、ずいぶん楽になりました。(決していままで几帳面だったわけではなく、堂々とサボれるようになっただけですが)次のきっかけは、私が次女を出産後働きはじめたことがです。これについては次回の記事で語りたいと思います。
2020年04月20日こんにちは!あん子です。今回は、産後クライシスに陥った我が家がそれを乗りこえた話です。まだ産後クラスシスという言葉も浸透していなかった時のこと…。出産を機に、こんなにも夫婦の関係が大きく変わるとは思いもしませんでした。■出産後、私の生活は激変14年前のことです。産婦人科の診察でエコーを確認するたびに、喜びと不安が入り混じった不思議な感覚を今でも覚えています。妊娠中、育児書を買い込み読み漁っていたのですが、当時、私が読んだ育児書には「赤ちゃんは1日の多くを寝て過ごします。授乳間隔は3時間ごと」と書かれていました。なるほど~!3時間空くんだったらその間に家事やって~…!なんて悠長に考えていました。そしていざ出産!退院して赤ちゃんとの生活が始まると…、想像してたのと全然違う!娘、寝ないんです(泣)私も寝たい! のに寝れない生活。手探り状態でひたすら目の前の赤ちゃんの子育てに奮闘する毎日。振り返れば授乳のため一日中どちらかの胸を出していたように思います。恥ずかしくて人には到底お見せできない、つるの恩返しのように閉じこもった生活をしていました。そして、当たり前に出るものだと思っていた母乳が出ないことの戸惑い。3時間おきの授乳なんて…、もはや都市伝説では?育児書で書いてあることが正しい赤ちゃんの生活リズムだとすると、私は全然できていない…。寝ないのは、母乳が足りてないから…?そうだったら、涙が勝手に出てしまう精神的に不安定な状態でした。振り返ればあの頃、ちょっと産後うつ状態だったと思います。■夫との温度差に孤独を感じる日々そんな中、夫は独身時代と変わらず友達と毎晩のように飲みに行き、帰ってきたと思ったらすぐに自分の寝室へと直行する毎日。結婚前より遊びに行く頻度は、ひどくなりました。知らない土地での初めての子育て。右も左も分からなくて不安で、頼れる人もいない。沐浴もオムツを替えることも夜泣きの対応も全て1人で背負い込んだ子育てでした。当時の私は、すごく孤独でした。これは妻目線だけなので、夫にも私に対して不満があったと思います。私だけが大変なわけではないし、夫だけが大変なわけでもない。お互いさまなのに…。当時の私たちは、顔を合わせると火花を散らす日々。ケンカをしたあと3ヶ月月ぐらい口を聞かなかったこともあります。お互い意固地になって、仲直りのタイミングを逃してしまっていました。離婚…この二文字が頭をよぎりました。それでも離婚を踏み止まったのは、やはり子どもがいたからでした。あとから考えれば、あんなしょうもないことがケンカの原因だったのかと笑ってしまうような内容がほとんどなんですけどね。■我が家の産後クライシスの乗り越え方産後クライシスの乗りこえ方は? と聞かれたら、我が家の場合、夢のような一言で劇的に夫婦関係が良好になる特効薬というものはありませんでしたが、お互いの意識が変わるきっかけを作った方法がありました。それは、ケンカしてお互いにクールダウンしたあと、あの時、こう言ってほしかったということをメールで一言でいいので送り合おうというものです。親しい間柄だからこそ、人を傷つけるような言い方をしてしまいがちなもの。この方法をとることで、「あれはないよ! ひどい!」という腹が立った言動を、逆にあの時、自分はどう言ってほしかったのか、を自分自身冷静に考えることができ、相手がどう思っていたのか胸の内を知ることができるようになりました。そして、お互い次から気をつけよう、という建設的な考えに変わっていったのです。本当にゆっくりですが、お互いが子どもの成長を共有し、同じ方向をみて子育てに向き合ううちに、夫も少しずつですが育児に理解を示してくれるようになりました。今では、以前より育児や家事に協力的になってくれ、友達と飲みにいくことも少なくなり、「今は家が1番落ち着くんだ」と言うようになりました。時間はかかりましたけど(苦笑)長女が自立するのも、もうそんなに遠い未来ではない我が家、子どもと一緒に過ごせる時間は限られているんだと痛感する日々です。後悔がない子育てというものはないのかもしれないけれど、親が子どもにしてあげられることを今、全力で応援していこう! と言うのが、ここ最近の私たちの夫婦の会話になりました。
2020年04月15日子どもが生まれる前はほとんどケンカもなかった私たち夫婦ですが、産後は関係が悪化して…ケンカばかりに。今回はそんな産後クライシスのお話です。■平日昼間はワンオペだけど…旦那は土日休みのため平日昼間はワンオペなのですが、ありがたい事に旦那の帰宅時間が早いので夕飯も一緒に食べれるし助かっています。しかし…■マイペースな旦那にイライラお願いすれば手伝ってはくれるものの、基本自分優先でマイペースな旦那にイライラしてしまう事も多く…旦那は家にいるとゲームや携帯を見ている時間が多いのです…■夫婦関係改善のキッカケイライラが爆発して旦那にぶつける事も多くなりました。話し合いをすると、旦那は反省して育児に積極的になってくれるのですが、また数日後は元に戻るので同じことの繰り返しに。しかしそれでは良くないと考えを改めました…昼間は1人で家事育児をしているのですが、旦那が目の前にいると、私がこれだけやってるんだから旦那も同じようにやってほしいと要求も高くなってしまっていることに気づきました。怒る前に、一度冷静になって考えることができるようになったので気持ちにも余裕が生まれ、旦那にも優しくすることができるようになりました。その結果、旦那も私の変化に気づいたのか育児に積極的になってくれました!気持ちが高ぶって怒りたくなっても一呼吸置くように心がけたら、だいぶ夫婦関係が良くなってきたと思います。産後はケンカが増えるというのを実感したのですが、怒るだけじゃなく、相手を思いやって優しくすることも大事なことに改めて気がつけてよかったです。
2020年04月13日前回 からのあらすじ(全6回)産後うつ寸前のミサキに「離婚も考えている」と言われたヨウスケは…働きながら子育てをしている姉に電話をしたヨウスケ。お姉さんに怒られたヨウスケは…今回はお義姉さんのおかげで、ヨウスケは変わってくれました。サナが生まれてから1年…このヨウスケとのすれ違いを経験した私は、これから20年近く「子育てチーム」として上手くやっていくためにも、子育てが少し落ち着いたら私も働こう! と決意したのでした。\【マザコン夫】産後の妻より自分の母親を優先!?/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪>> 「夫婦の危機」連載 過去記事を見る休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス①>> 「うちのダメ夫」連載 過去記事を見る体調不良アピール夫にうんざり! かまってちゃん夫に妻が大反撃【前編】「俺より稼げば家事してやる」収入マウント夫を変えた妻の一撃【前編】自己中すぎて育児しない「ダメ夫」を変えてくれた救世主とは【前編】作画: もづこ
2020年04月12日前回 からのあらすじ(全6回)夫のヨウスケにひとりで子育てするのが辛いと訴えたミサキ。そのミサキの訴えにヨウスケは…泣き声を聞くのがツラい…実家に頼りたいとかじゃない…!もっと一緒に子どものことを考えてほしい…私だけが親になった気がして、その孤独をわかろうとしてくれないヨウスケとの溝は深まるばかり…お互いを思いやれないような関係だったら夫婦でいる意味あるのかな…次回(4/12UP予定)に続く…\【マザコン夫】産後の妻より自分の母親を優先!?/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪>> 「夫婦の危機」連載 過去記事を見る休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス①>> 「うちのダメ夫」連載 過去記事を見る体調不良アピール夫にうんざり! かまってちゃん夫に妻が大反撃【前編】「俺より稼げば家事してやる」収入マウント夫を変えた妻の一撃【前編】自己中すぎて育児しない「ダメ夫」を変えてくれた救世主とは【前編】作画: もづこ
2020年04月11日前回 からのあらすじ(全6回)夫ヨウスケとの温度差に愕然とするミサキ…「話し合いたい」とLINEでメッセージを送ったのですが…「話し合いたい」とLINEを送った夜…私はもう1人じゃ限界って言ってるのに…こんなに話し合いができない人だったなんて夫への愛情が急速に冷めていきました…次回(4/11UP予定)に続く…\【マザコン夫】産後の妻より自分の母親を優先!?/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪>> 「夫婦の危機」連載 過去記事を見る休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス①>> 「うちのダメ夫」連載 過去記事を見る体調不良アピール夫にうんざり! かまってちゃん夫に妻が大反撃【前編】「俺より稼げば家事してやる」収入マウント夫を変えた妻の一撃【前編】自己中すぎて育児しない「ダメ夫」を変えてくれた救世主とは【前編】作画: もづこ
2020年04月10日こんにちは! ニタヨメです。長女を出産後、夫に小さなことでイライラしていました。ある日、私がスーパーへに行って、買い物を済ませて帰ると…部屋から異臭が!な、なに!? この匂いは…!■部屋中に謎の匂いが充満していためっちゃくちゃくさい!!とてつもなくくさい!!匂いが部屋中に充満していました。例えるとゲ○のような臭さ 笑「これなんの匂い!?」と、夫に問い詰める私。この時すでに半ギレです。申し訳なさそうに夫が、「ごめん、ブルーチーズをレンジでチンして…」当時、夫はブルーチーズにハマっていました。(何の情報)■ブルーチーズをレンジでチンした夫レンジでチンするなー!ブルーチーズはそのまま食べんかーーい!!無性に腹が立った私は、「くさい! くさい!」と、怒り狂いながら部屋中の窓、小窓を全開にしていきました 笑 ■夫に当時の私について聞くと…夫に当時のことを聞くと、「くさいくさいって言いながら窓を開けて怖かった…」と言ってました。確かに狂っていて怖かったかも。ニタ家ブルーチーズ事件。いま思えば笑い話ですが、産後の私はイラッとしました。
2020年04月05日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!今回のテーマは産後クライシス。これまでの生活と一変する、産後の生活。よく、夫婦の関係性が変わってしまう話も聞きますよね。私たち夫婦は、というと、もちろん娘たちが産まれて生活はガラリと変わりましたが、幸いなことに、夫と大きいケンカやこじれた話はなく、今日まで過ごしてきました。と思っていたのですが、今回、夫に産後の思い出を聞いてみたところ、予想外の答えが返ってきました。長女ムスメを出産後の話です。あ…! 言われてみれば…、お、覚えてる…!!夫のすることなすこと、全部が騒音に聞こえていたあの頃…!ムスメが敏感な子で、寝かしつけに苦労し、背中スイッチも激しかった頃の話です。「ムスメが起きてしまうのでは…」と24時間おびえていたあの日々。夫も私におびえていたんですね…。夫はかなり協力的なのに、その頃はイライラしてばかりでした。反省。今思えば、次女オコメのときは全く気にならなかったので、初めての育児にかなり疲れていたんだと思います。それでも夫婦間の仲が悪くならなかったのは、文句ひとつ言わずに受け止めてくれていた夫のおかげ。これまで一切の恨み言も言わずに…、で、できる夫だな…!(はい、堂々とのろけてみました)「産後クライシス」という言葉を知っていたわけではなかったようですが、産後の妻が余裕がなくなること、ピリピリしがちなことを事前に知っていたようで。予備知識があるかないかはやっぱり大事ですね。あらためて実感しました。そして何より出産育児に疲れ切っている私を理解してくれていた夫。感謝感謝です!
2020年04月04日前回 からのあらすじ(全6回)夜泣きで起きる気配のない夫ヨウスケ。子ども優先の生活にガラッと変わったミサキと、生活が変わらないヨウスケに次第に溝が…夫ヨウスケに対するモヤモヤは解消されないままですが、サナが生まれて半年…思い切ってヨウスケにサナをお願いして久しぶりに美容院に行きました急いで帰ると、グズっているサナがいて…オムツも変えずに昼寝をしているヨウスケに、つい強い口調で怒ってしまいました。このままだと私とヨウスケの仲は壊れてしまう…落ち着いて「話し合いたい」とLINEでメッセージを送ったのですが…次回に続く…\【マザコン夫】産後の妻より自分の母親を優先!?/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪>> 「夫婦の危機」連載 過去記事を見る休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス①>> 「うちのダメ夫」連載 過去記事を見る体調不良アピール夫にうんざり! かまってちゃん夫に妻が大反撃【前編】「俺より稼げば家事してやる」収入マウント夫を変えた妻の一撃【前編】自己中すぎて育児しない「ダメ夫」を変えてくれた救世主とは【前編】作画: もづこ
2020年03月22日前回 からのあらすじ(全6回)赤ちゃんのお世話が自分だけなことに疲れてきたミサキ。夫のヨウスケは休日釣りに出かけてしまうけど、これが普通なのかな…と何も言えなくなって…サナの夜泣きはもう2時間以上続いている…サナはすごく可愛い。でも…なぜかツラい。そして…ヨウスケに感じる違和感は日増しに大きくなっていきました…サナの育児担当は私だけ…なの…?次回に続く…\【マザコン夫】産後の妻より自分の母親を優先!?/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪>> 「夫婦の危機」連載 過去記事を見る休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス①>> 「うちのダメ夫」連載 過去記事を見る体調不良アピール夫にうんざり! かまってちゃん夫に妻が大反撃【前編】「俺より稼げば家事してやる」収入マウント夫を変えた妻の一撃【前編】自己中すぎて育児しない「ダメ夫」を変えてくれた救世主とは【前編】作画: もづこ
2020年03月21日私はミサキ36歳。大学卒業後、総合職で仕事に打ち込む日々を送ってきました。…ですが、プライベートでは、なかなか子どもを授かることができなかったため、仕事を辞め不妊治療に専念しました。子ども(サナ)が生まれ、とっても幸せな反面…夫のヨウスケの言動にちょっとだけ違和感を感じました…いま思えばこれがはじまりだったのです授乳、オムツ替え、抱っこ、寝かしつけ…と、赤ちゃんのお世話は24時間体制。覚悟はしてましたが…寝れない…休めない…日々。それでも実家での生活は、母が手伝ってくれたのでまだ良かったのです。1ヶ月後…ヨウスケとサナと3人の生活がはじまり…ある休日の朝…ヨウスケの仕事が休みの日は一緒にサナのお世話をして欲しかったのですが私はいま専業主婦だし、これが普通なのかな…と、何も言えなくなってしまいました…。次回に続く…\【マザコン夫】産後の妻より自分の母親を優先!?/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪>> 「うちのダメ夫」連載 過去記事を見る体調不良アピール夫にうんざり! かまってちゃん夫に妻が大反撃【前編】「俺より稼げば家事してやる」収入マウント夫を変えた妻の一撃【前編】自己中すぎて育児しない「ダメ夫」を変えてくれた救世主とは【前編】作画: もづこ
2020年03月20日母親の細かな心理を絶妙なタッチで描き、多くのママから共感を集める人気コミックライターむぴーさんの新作 『母がはじまった』 (PHP研究所)が発売されました。本書は初めての出産・育児に戸惑う主人公「リサ」の産後7日間を描いたWeb連載『母、はじまりの7日間』を再編集し、多くの書き下ろしを加えた作品。連載では描かれなかった夫「ショウジ」視点の子育てに加え、退院後の新生児育児に悩み苦しみながら親になることの意味を学ぶ母親の姿が描かれています。■むぴーさんツイッターで17万いいね! を獲得し、子育て絵日記で大人気のコミック作家むぴーさん。●Twitter: @mupyyyyy ●Instagram: @mupyyy ●ウーマンエキサイトの連載: あさひが丘の人々 ■“母親なんだから”の一言に何も言えなくなる…子どもが生まれたらとても自然に“お母さん”になれるものだと、多くの人は当たり前のように思っているかもしれません。しかし実際は、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこするのさえままならず、授乳にいたっては「おっぱいが出ない」「赤ちゃんが飲んでくれない」と悩み、絵に描いたような“幸福な母親像”はどこにも見当たらなかったりするのです。本書の主人公「リサ」もまた、知り得なかった産後の現実に戸惑いながら、心身ともにギリギリのなかで、わが子のお世話に追われる日々を送ります。出産の痛みを乗り越えたらとりあえず一段落……なんてとんでもない。その先に待っている後陣痛に会陰切開の痛み、血豆で激痛に耐えながらの授乳など…誰も教えてくれなかった出産直後に直面する母親のリアルな風景がここに描かれています。そして24時間体制の育児に本当は身も心も限界を感じ始めているけれど、「つらい」なんて言えるわけもなく……。育児は母性だけで簡単に乗り越えられるほど甘いものじゃないはずなのに、“お母さんなんだから”の呪いの言葉が自分自身を追い詰めてしまう……。お母さんなんだから、がんばらなきゃお母さんなんだから、子どもを優先しなきゃお母さんなんだから、強くならなきゃでも母親になった瞬間から、誰もが強くて、たくましい母親になれるものなのだろうか?母親になったからといって、むしろ誰もが期待するような母親像を目指す必要があるのだろうか?だから、ときに“お母さんだから”を脱ぎ捨てて、弱い自分をさらけだすことがどんな母親にとっても大切なことを、本書はリサの産後ストーリーをとおして教えてくれるのです。■妻「私がやらないと…」、夫「俺がいなくても」本書では主人公のリサが始まったばかりの育児に苦闘する裏で、夫のショウジもまた父親としてのあり方に思い悩む姿が描かれています。子育てというフィールドにおいて、妻にどこか劣等感を抱えるショウジは自分に頼らず、ちゃんと“お母さん”をやっている妻を見て、父親としての自分の存在価値に疑問を感じ始めます。しかし本当は妻と夫が見ている風景はまったく違うもの。そのことにようやく気付いたのはリサが限界を超えたときでした。夜中泣き止まないわが子に「もう無理…」と追い詰められたリサの代わりに初めて一晩をとおして赤ちゃんのお世話をした夫。あらためて妻がこれまで何気なくしていた育児がとんでもなく大変だったことを理解します。母親の責任感と使命感で必死に育児をするリサ。本当は心の中は不安と孤独でいっぱいだったのに、夫に頼れないことでショウジは「自分にできることはない」と勝手に判断し、次第に妻に任せるようになっていたのでした。誰のせいでもない産後の夫婦のすれ違い。「助けてほしい」と甘えられる“強さ”があったなら、大丈夫と言われても「俺がやるよ」とまっすぐ向き合える“勇気”があったなら…。これまでの夫婦関係があるからこそ、リサとショウジがすれ違い、そしてわかり合う姿は育児の重要なターニングポイントとしても描かれています。■完璧じゃなくていい。あなたらしく歩む「母親の道」わが子が生まれてきてくれてこのうえなく幸せなはずなのに、胸に込み上げる不安。産後のリサもうれし涙なのか不安の涙なのかよくわからない涙をぬぐいながら、母親になることの責任の重さを漠然と感じるシーンが描かれています。産後育児はとにかく眠れず、赤ちゃんの一挙手一投足が気になって神経がはりつめた状態。トイレにさえ自由に行けず、ゆっくり食事をとる時間さえない。そんな出産前の生活から変わり果てた日常を前に、今まで自分自身が持っていたもの、そして築いてきたものをすっかり奪われたような気持ちになることさえあるでしょう。しかし眠れない長い夜を泣きながら越えていくなかで、ふとした瞬間に感じる柔らかであたたかい幸福の感触に心癒されることもあるのです。育児とはまるで人生をかけた巨大プロジェクトのよう…。もしかしたら子育てをとおして失うものだってあるかもしれません。しかし一方で私たちは親になることでたくさんの気づきにも出会えるのです。ただただ当たり前に生活することのかけがえのなさ、子育てをとおして知る弱くてもろくてかっこ悪い自分。ときに母親という役割の重みを実感しながら“すこやかなる時も病める時も”、それぞれの「母親の道」を歩んでいくのかもしれません。 ■むぴーさんへのスペシャルインタビュー新米ママ・パパの心に寄り添うのみならず、かつてそんな経験をしたママ・パパにも過ぎ去ったあの頃をじんわり思い出させてくれる「母がはじまった」。このたび著者のむぴーさんに本書にまつわる質問にお答えいただきました!―― 産後、「赤ちゃんがかわいいと思えない」と感じていた時から、どのように気持ちが変化していったのでしょうか? もしきっかけとなる出来事があれば教えてください。かわいい〜!!!という気持ちが湧いてきたのは、生後3ヶ月くらいのときでした。私も育児に慣れてきたのと、子どもも成長してこちらの動きに反応してくれたり、笑いかけてくれるようになったのが大きかったと思います。―― 夫の気持ち、大変さはどうやって理解したのでしょうか? その作業を行うことで、あらためて知った夫側立場での発見があれば教えてください。周りの父親にインタビューしたり、担当編集の方の意見も参考になりました。また夫と当時を振り返りながらお互いどのように感じていたのか話し合ったのが一番大きかったと思います。マンガの中で、ショウジくんとリサの退院日の夜泣き対応のすれ違いエピソードがあるんですが、あれは我が家での経験が元になっています。私はずっと「こんなに泣いているのになんで夫は寝てられるんだろう。なんで私ばっかり夜泣き対応してたんだろう」と不満に思っていたんです。でも今回夫と話し、あらためて思い出すと、はじめの頃に夫は夜中に一緒に起きて「俺はなんかできることある?」って聞いてくれてたんですよ。でも、どうせ授乳だし、明日仕事の夫に手伝ってもらうのもなんだか悪いし、きっと夫じゃ子どもは泣き止まないから大変だろうし…と思い「今は特にないかな。大丈夫」って答えたんです。そんなことが数回続いてから夫は子どもが泣いても起きなくなりました。私の中では夫に気を遣っていたんですが、夫からすると夜泣き対応の戦力外通告された感じですよね。今思うと、もっとお互いの気持ちや状況を伝えていたら、こんなすれ違いは起きなかったんだろうなと思っています。―― 「母がはじまった」をとおして、あらためて当時の自分自身を振り返った時、今だからこそかけてあげたい言葉はありますか?「大丈夫だよ」と言ってあげたいです。大丈夫、ちゃんと子どもは元気に育つよ。大丈夫、子どもが泣いてもやることやれるようになるよ。大丈夫、その子は自分にとってかけがえのない存在になるよ。大丈夫、あなたはなんだかんだちゃんとお母さんになれるよ……と。むぴーさんの言葉どおり、いつか必ず母親としての自分を自然体で受け止められる日がくるのだと思います。その後続く子育て期間は本当に大変なことばかりで、この日々がまるで永遠に続くかのように感じることもあるでしょう。しかし子どもが自分のそばにいてくれる時間は振り返ればあっという間の時間。そのことをあらためて知ったとき、真夜中にわが子を抱え孤独に泣いた夜もかけがえのない大切な思い出として、懐かしく温かな気持ちで振り返ることができるのかもしれません。 『母がはじまった』 むぴー著(PHP研究所)1,200円(税抜) 初めての出産・育児に戸惑う出産直後の新米ママに焦点をあて、Web連載で多くの母親の共感を呼んだマンガ「母、はじまりの7日間」を、書籍用にリニューアル。これから出産する人、かつて、そんな日々を通り過ぎてきた人、今現在、眠れない夜を過ごしている人、すべての新米ママ・パパにそっと寄り添ってくれる物語です。\「夫の後悔」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月17日産後3カ月のときに、私は初めて体調を崩しました。具合が悪くて横になりたいのに、授乳におむつ替え、抱っこと、赤ちゃんのお世話でまったく休めず、十分に療養できないつらさを思い知りました。聞くと、産後3カ月で体調を崩すのは「産後あるある」なのだそうです。私が産後に体調を崩し、つらかった体験と対処法についてお伝えします。 ついでに受けた予防接種がきっかけで産後3カ月、娘の予防接種に行った際に、私もインフルエンザの予防接種を一緒にしてもらえるとのことでお願いすることに。 すると、翌日から産後かつてないほどの風邪モードになってしまいました。熱とのどの痛み、頭痛、口内炎と体はボロボロ……。横になって休みたい! そう思いましたが、授乳やおむつ替えもあり、赤ちゃんが寝るまで抱っこをしてユラユラと動かねばならず、まったく休めません。母は具合が悪くても寝られないのか!と、子持ち風邪っぴきのつらさを初めて痛感しました。 初めての授乳中の抗生物質服用前日に行った病院で風邪薬をもらいましたが、授乳中でも飲める薬だからか、5日間飲み切ってもまったく治らず、別の内科で抗生物質を処方してもらいました。抗生物質を服用したあとは、4~5時間は授乳を控えるようにと指導されたので、夜間授乳を育児用ミルクに切り替えました。 赤ちゃんに育児用ミルクを飲ませる予定時間より30分前に起きて、搾乳をして捨て、育児用ミルクを作って飲ませて寝かせるという作業は重労働でしたが、なんとか5日間を乗り越えることができました。 完治まで2週間以上かかった風邪のピークは過ぎたものの、のどの痛みが長引き、市販ののど飴などをなめながら完治まで2週間以上かかりました。 先輩ママから聞いてあとからわかったことですが、産後3カ月で体調がガクッと崩れるのは、ママの「産後あるある」なのだそうです。たしかに出産からろくに眠れず、休みもなく、体の痛みに耐えながら慣れないことをして気を張っていたら体調を崩すのも納得です。素直に周りに甘えて、休ませてもらったほうが早く治ったかもしれません。 産後3カ月の風邪はとっても厄介! 夫や親など、頼れる人がいるなら遠慮なく頼って休ませてもらいたいところ。病院でも薬や治し方を相談し、とにかく体調を優先させて、早く治してしまうことをおすすめします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:桜井みお子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年02月09日昨年おこなわれた第200回臨時国会において、いわゆる「産後ケア法案」が全会一致で可決成立し、令和元年12月6日付で公布されました。 切れ目ない支援をおこなうために…わが国では、妊婦健診、新生児訪問、乳幼児健診など、これまでさまざまな母子保健事業がおこなわれてきました。 しかし、少子・高齢社会、核家族化などに伴い、出産し、産院を退院した直後からひとりで育児に取り組まざるを得ないママも少なくなく、その影響もあってか、産後うつを発症し、自殺にまで追い込まれるケースも増えてきています。 このような現状から、妊娠・出産・育児期間に切れ目ない支援をおこなうために「妊娠・出産包括支援事業」が実施されるようになりました。 「産後ケア事業」って何?妊娠・出産包括支援事業のなかには産前・産後サポート事業と産後ケア事業があります。 産前・産後サポート事業は、子どもを産み育てているママたちの不安や心配事を軽減するために専門家とともに地域の人たちが支援するものです。これには、ママ同士の仲間づくりや悩み事相談などがあります。 一方、産後ケア事業は、産院退院直後のママが心身ともに回復し、少しでも不安なく育児ができるように支援するものです。これには、産後の身体的なケア、授乳をはじめとする育児指導や育児に必要な社会資源の紹介などがあり、専門的な知識や技術を持つ助産師などの看護職が中心となっておこなわれます。 今回可決成立した「産後ケア法案」とは?今回可決成立した産後ケア法案は、正しくは「母子保健法の一部を改正する法律」(令和元年法律第69号)と言います。今回の法案成立によってこれまで市町村の予算事業としておこなわれてきた産後ケア事業が母子保健法上に位置づけられました。 その結果、各各市町村では、・出産後1年以内の女性と赤ちゃんに対して、産後ケア事業をおこなうように努めなければならないこと・産後ケア事業をおこなう際には、厚生労働省令で定める基準に従っておこなわなければならないこと・関連機関や母子保健に関するその他の事業との連携を図り、妊産婦さんや赤ちゃんに対する支援の一体的な支援や措置をおこなうように努めなければならないことなどが規定されました。 この法律は、公布の日(令和元年12月6日)から2年を超えない範囲内で、政令で定める日から実際に法律をスタートするとされており、今のところ具体的な日時は明確にはなっていません。 ここ数年で「産後ケア」「産後ケア施設」という言葉をよく耳にするようになりましたが、認知度としてはまだまだ……といった印象も否めません。ですが、この法律によって育児支援事業がさらに充実し、少しでも多くのママたちが不安なく、妊娠・出産でき、赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなるといいなと思います。 ベビーカレンダー では、全国の産後ケア施設情報を掲載。産後ケア施設を利用した方の感想や口コミ情報を紹介。 あなたにぴったりの産後ケア施設が見つかります!監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年01月29日「子どもが生まれるまでは違ったのに…」夫婦関係の分岐点を“子どもが生まれるまで”と捉える男女は少なくないはず。母親として育児や家事に追われる毎日のなかで、気づけば夫の存在が心のなかで不在になっていたり、逆に家族のためにと仕事に打ち込んでいるうちに、いつの間にか夫として父親として家族から孤立していたり…幸せになるための家庭という場が苦しみの原因を作ってしまうことさえあるのです。ならば、子を産み、育てながら、家族として幸せに生きていくためにはどうしたらよいのか?そんな難題に真正面から向き合ってくれるのが、男女のパートナーシップについて漫画でわかりやすく描いた 『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』 (KADOKAWA)です。著者である渡辺大地さんの実体験を元に、2人の男女が出会い、結ばれ、家族となり、その後のさまざまな課題に直面しながら乗り越えていく姿は目からウロコのヒントにあふれています。<著者 渡辺大地さん>「株式会社アイナロハ」代表取締役。「産後サポート ままのわ」事業を運営し、受講者累計1万人以上を突破する父親学級の講師も務める。著書に『赤ちゃんがやってくる!~パパとママになるための準備カンペキBOOK~』、『産後が始まった!』(KADOKAWA)、 『産後百人一首』(自然食通信社)、 『お産とオッサン。-SANGO ON FIRE!-』、「産後手帳」シリーズ(アイナロハ)、『ワタナベダイチ式! 両親学級のつくり方』(医学書院)など。■結婚前からこんなに違う男と女の頭の中現在、一男二女の子どもをもうけ、家族5人で暮らす渡辺家。順風満帆に3人の親となり、家族円満の日々を過ごしてきた…というわけではなく、一人目出産後には育児に対する夫婦のすれ違いにより離婚危機を経験したという夫の大地と妻のコトミ。そんな経験をふまえ、産後の問題はけっして「子育て」の問題だけでなく、「夫婦のあり方」が重要であると説き、産後を乗り越え、家族のつながりを深めるための「パートナーシップ」ついて書かれたのが本書です。ストーリーは、さかのぼること大地とコトミのなれそめから始まります。コトミからの逆ナンをきっかけに出会った2人は、その後交際に発展し、同棲期間を経て、結婚。知り合いから恋人へ、そして夫婦になるまでの一連の流れを描いた第1章では、2人の男女がお互いの価値観や習慣の違いに初めてぶつかり、自分の「普通」とパートナーの「普通」の違いについて学んでいきます。家計への考え方やもらってうれしいプレゼントの違い、帰宅時間を連絡する・しないなど些細なことで喧嘩が絶えない2人。考え方の違いは、他人だからこそ当たり前。しかし問題は、「帰宅時間を連絡する男はダサい」という思い込みにとらわれる大地が、ご飯を食べず大地の帰宅を待っているコトミの気持ちに気付かないことです。結果的にコトミの言葉により、パートナーとの考えの違いを認識し、相手を尊重することを学んだ大地ですが、そもそも自分とは違う考えを受け入れたり、気持ちに気付いたりすることは容易なことではありません。しかしお互いを理解し、気持ちを知るためのカギを握るのが、「パートナーとのコミュニケーション」なのです。面倒であっても会話をきちんと交わすことが、パートナーに対して興味関心を示すことであり、課題解決には必要不可欠であることを本書はまず訴えます。さらに結婚に対する価値観が異なる大地とコトミがそのハードルを乗り越えられたのもまた、話し合いにより「こうあるべき」の思い込みを取り除くことができたからでした。大地が結婚への勝手な思い込みで自分をがんじがらめにして身動きがとれなくなった時、問題解決に導いてくれたのはコトミによる新しい価値観の提案でした。パートナーとの違いを認め、受け入れるのはとても難しいことです。しかし自分にはない新しい考えによって時に救われたり、人生の選択肢を広げてくれたりするのも、また事実なのです。 ■なぜ夫を嫌いになるのか? 夫婦に待ち受ける深い落とし穴産後、急激に夫婦仲が悪化する状況を指す「産後クライシス」。本書のコトミと大地も第一子誕生を機に夫婦のすれ違いを起こし、まさに産後クライシスの状況に直面します。しかし大地は自称イクメンを名乗り、「よいパパ」であることを信じて疑わないため、夫婦の危機にももちろん気付かない状況…。夫がよかれと思ってやっていることがすべて裏目に出てしまっている状況のなかで、夫を頭ごなしに否定することもできなければ、「子育ては母親の仕事」という思い込みから、夫の助けを求めることもできないコトミ。このまま話し合いもなく、すれ違っていくことを恐れたコトミはあることを思いつきます。夫婦会議とは週1回1時間、テーマを決めて夫婦で軽い話し合いをするというもの。子どもが生まれて、夫婦の会話が子ども中心になった生活に危機感を抱いたコトミが発案した夫婦のコミュニケーションの場でした。愛し合って結婚したはずの2人が皮肉にもわが子の誕生をきっかけに歯車が狂い出し、完全に冷めた関係に陥る…。これはけっして珍しいことではないのではないでしょうか。むしろ夫婦関係の落とし穴はすぐ足元まで迫っていることも…。問題は育児や仕事、それぞれの忙しさを理由に向き合うことから逃げ、取り返しのつかないほど2人の時間を逃していると当人同士が全く気づかないこと。ちょっとした話し合い1つで解決できた問題を、余裕がないことを言い訳に面倒なことから逃げ続けた結果が、修復不可能な夫婦関係なのです。夫婦のコミュニケーションは、子を授かった幸せを大切に守り続けるためにも絶やしてはいけない夫婦の必須事項であることを、あらためて本書を通して知ることができます。■思い込みからの解放!息苦しくない家族のあり方2人だけの世界に浸れた恋人期間とは異なり、結婚には家同士のつながりが生まれ、義父母との付き合いに頭を悩ませることも…。家庭ごとに文化が異なるため、義実家とはまさにアウェイの地。なじみのない習慣や考え方にどう対処すればよいかは、なかなか難しい問題でもあります。「家事は女がするもの」という家庭に育ったコトミに対して夫婦平等の考えを持つ大地。対して実家からの連絡がほとんどない大地の家庭とは真逆なほど家族との関わりを重要視するコトミ。生まれ育った環境が異なることで、意見を衝突させることもしばしば。人は異質なものに対してつい「普通は…」と自分ルールで相手をねじ伏せたい気持ちになるけれど、「普通」の定義は人それぞれなのです。価値観に正しさを突きつけることはお互いにとって息苦しいだけの結果を招いてしまいます。結局大切なのは、違いを認め合い、受け入れること。そして違うことに良し悪しの評価を持ち込まないこと。なぜなら“家族は味方”だからこそ、相手を非難し、傷つ合うことで何も生まれないからなのです。夫婦は合わせ鏡と言われるようにパートナーとの関係は、今の自分の姿を映す鏡でもあるのです。夫にイライラしたり、妻の存在を面倒に感じたり、相手を非難し嫌うことは、その相手を選んだ自分自身を罵り、否定しているのと同じ。そして相手と向き合うことから逃げることは、自分の弱さから逃げていることでもあるのです。子どもが生まれ、一筋縄にはいかない育児のなかで、よりよい夫婦関係を築くのは容易なことではありません。しかし、よりよきパートナーシップへの挑戦は、自分自身と向き合い、新しい自分とも出会うきっかけとなるもの。夫婦、家族という小さな共同体の場で、私たちはそれぞれの成長を促され、弱い自分に立ち向かう勇気と覚悟を試されているのかもしれません。 『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』 渡辺大地著 イラスト・漫画 青柳ちか(KADOKAWA)1,150円(税抜) まだ「イクメン」が珍しかった2014年に発売、“パパ目線の産後クライシス”のリアルなエッセイとして話題となった『産後が始まった! 夫による、産後のリアル妻レポート』の第2弾。著者が実体験を通じて考え、学び、たくさんのファミリーの悩みを解決して確立した、さまざまな家族の問題を乗り越えるための「夫婦のパートナーシップ学」を解説します。●公式HP アイナロハ ●Instagram: @ainaloha2011 ●Twitter: @ainaloha2011
2019年12月22日