●連載の目次は こちら から●発達障害についての基本的な知識を持っておくことで、当事者(母や子ども)は、随分と楽になる。それは私が実体験を通じて感じていることだ。けれども、知識があったとしても、やっぱり発達障害の子を育てるのは大変! 最終回の今回は、私のそんな心境を綴ってみます。■「発達障害」の子育ては疲れます発達障害についての特集記事を、さもわかったように書いている私。けれども、私自身、いまだに「発達障害の子を育てること」と完全に折り合いがつけられているわけではない。発達障害の子を育てるのは、普通の子育てより疲れる。それは、紛れもない事実だ。少し息子の調子が良いと、その事実を忘れてしまう。そして、普通の子のようなつもりで接していると、ある日ドカンと現実を突き付けられ奈落の底に突き落とされる。そんなことの繰り返しだ。 ■専門家と繋がろう子どもに親が「キレる」ことが多くなったら、そろそろ限界値。赤信号が点滅していると思い、早めに周囲にSOSを出すよう心がけている。私が頼りにしている方々は、今のところこんな感じだ。・家族・保育園の園長をしている友人(専門知識のある一般人)・司馬先生(専門知識のある医師)・小学校の担任の先生・小学校の特別支援学級(通級)の先生(専門知識のある教員)最初に相談する相手は、発達障害についての知識がある人のほうが良いと思う。たとえば、ママ友に愚痴を言ってガス抜きをするのは大切なことだが(私も、よくやっている)、それはあくまで、「ガス抜き」でしかない。「うちの子、発達障害かも!?」と気になっているのであれば、 しかるべき相談窓口 に、一度行ってみたほうが回り道をすることなく、適切な対応策に辿り着けるのではないかと思う。 ■1人で抱え込まないで!「周囲に助けを求められるかどうか?」は、発達障害の子育ての肝だと思う。繰り返すようだが、「発達障害」の子育ては疲れる。「キレイごと」では、どうにもならない現実の毎日がそこにはある。「もうイヤだ!」と思うことがあるのは、当たり前だ。そんなときは「良いママでなければ!」と一人で抱え込まず、周囲に助けを求めよう。私は、夫や長男に「ママを閉店します」と言い置いてプチ家出をしたり、小学校に行って、「最近、大変です」と状況を正直に話して、担任や通級の先生に支援を仰いだりしている。月1回の司馬先生の診察は、自分を客観視できる良い機会になっている。先日、保育園の園長をしている友人にSOSを出したところ、物言いのストレートな彼女からは、「(虐待だと)通報されない程度に、頑張れ!(笑)」と言われた。「すごい励まされ方だなぁ」と笑ってしまったが、しんどいときは、うんとハードルを下げて自分の生活を眺めてみることも効果がある。「頑張りすぎないようにしよう」。そう日々、自分に言い聞かせている。頑張りすぎて、母の心が不安定になるようでは、本末転倒。お母さんの一番大切な役割は、毎日、機嫌よく過ごすこと。そして、わが子をいつくしむことだと思うから。
2016年07月17日●連載の目次は こちら から●発達障害についての基本的な知識を持っておくことで、当事者(母や子ども)は、随分と楽になる。それは私が実体験を通じて感じていることだ。今回は、私が質問されて答えに困った「発達障害の診断」について、軽度の発達障害クリニックの院長である、司馬理英子先生にお話を伺った。■診断はレッテルを貼るのではなく、対処法を知るため私は息子を支援学級に通わせていたので、ママ友から子育ての相談を受けることがある。そのときに、よく聞かれることは、「発達障害の診断を受ける必要ってあるの?」ということだ。発達障害は病気ではなく、「脳の発達のかたより」。そうだとすれば、「診断は本当に必要なのか?」と思ったり、「わが子に、発達障害のレッテルなんて貼りたくない」と思ったりするのは当然のことだと思う。「診断は子どもにレッテルを貼るためのものではなく、それによってどんなことで困っているのかを教えてくれるものです」(司馬先生)診断は、いわば大きな方向つけ。「これから何をするのか?」「どんな対処方法があるのか?」を考え始めるスタート地点の指標のようなものだ。もちろん、わが子を育てる作戦(司馬先生は、よく“作戦”という言葉を使われる)を立てるのに、診断を受けるだけでは充分ではない。 ただ、ADHDといってもどんなタイプなのか、その子の能力のどんなところにどう影響しているのか、それらがわかればわかるほど作戦(対策)は立てやすくなる。また診断することによって、子どもが専門家から的確なアドバイスを受けられるほか、親が本や勉強会などから、ピンポイントで情報を得ることもできるようにもなる。■診断を受けるための一般的な経路「発達障害かどうかが気になるのだけれど、誰にどんなふうに相談すればよいかわからない」これも、よく相談される内容だ。一般的には、まずは学校の担任の先生に相談するのが良いだろう。学校には、週に1~2回ほど来て、子どもや保護者の相談に乗ってくれるスクールカウンセラーという職種の人もいる。また、自治体の教育相談所や教育センターなどで、相談業務を行なっていることもある。最近では、発達障害の診断や治療の経験がある小児科の先生も増えているので、かかりつけの医院の先生に相談してみてもよいだろう。■大切なのは、早く気づいて二次障害を防ぐこと私が相談を受けたときに必ず言っていることは、「発達障害の子を育てるのは、すごく大変だし、一緒に生活するのはしんどいよね。でも、発達障害の子を育てる上で、一番大切なのは、二次障害を防ぐことだと私は思っている。診断を受けることで、子どもの特徴に早く気づければ、必要とする支援がわかり、より二次障害を防ぎやすくなると思うよ」ということ。二次障害とは、発達障害に対する対応が十分に行われないために、二次的に起こる問題のことだ。たとえば、学校に行くのをイヤがったり、学校に行けなくなったり、うつ状態になって元気がなくなったり、親にひどく反抗したりというのが二次障害だ。発達障害の子は何かにつけて叱られることが多く、「ぼく(私)はダメなんだ…」というように自尊心が低下しがち。いったん二次障害が起きると、もともとの発達障害そのものへの対応以上に、扱いが難しいこともよくあると言われている。次回は、最終回。「発達障害の子育ては疲れます」です。
2016年07月17日●連載の目次は こちら から●ひとことで「発達障害」と言っても、その状態はさまざま。基本的な知識を持っておくことで、当事者(母や子ども)は、随分と楽になる。今回はさまざまな発達障害について、軽度の発達障害クリニックの院長である、司馬理英子先生にお話を伺った。「 発達障害って、何? 」で、発達障害には、おもに以下の3つがあるとお伝えした。今回はその内容を、もう少し詳しく見ていこう 1.不注意・多動性・衝動性が目立つ 「ADHD(注意欠如・多動性障害)」2.人との関わりが難しい「アスペルガー症候群」など「自閉症スペクトラム障害」3.特定の領域の学習がうまくいかない「LD(学習障害)」「発達障害のわが子」と向き合う本(司馬理英子/大和出版) ■ADHD(注意欠如・多動性障害)とは?不注意・多動性・衝動性を特徴とする。たとえば、忘れっぽくて集中力が乏しく、宿題などをしているときに気が散りやすい。落ち着きがなく、いつもそわそわしていて、順番を待てずなんでも我先にとやりたい。こんなふうに、年齢に応じた「注意力や行動・衝動などのコントロール」がうまくできない。そのため、毎日の生活習慣や学校での活動を行うのに苦労をする。■「アスペルガー症候群」など「自閉症スペクトラム障害」とは?「アスペルガー症候群」を含む「自閉症スペクトラム障害」の特徴はおもに「人との関わりの困難さ」にある。言葉やしぐさなどコミュニケーションをする力にかたよりがあり、興味を持つ範囲が狭く、興味のない活動には取り組めない。こうしたこだわりの強さがあるため、毎日の生活がスムーズに進まないこともある。「広汎性発達障害」や「自閉症」も「自閉症スペクトラム障害」に含まれ、なかでも言葉の遅れが見られないものは「アスペルガー症候群」と呼ばれている。 ■LD(学習障害)とは?LDでは特定の学習能力の困難さが見られる。全体的な知的発達に遅れがないのに、特定の学習能力での遅れが、小学校の低学年では1年程度、高学年では2年程度見られる場合に診断される。文章を読むことが困難な状態を「読字(どくじ)障害」、鏡文字が多く見られ、漢字や作文などを書くことに関する遅れを「書字(しょじ)障害」、計算または文章問題など算数の学力がほかの科目に比べて低い場合「算数障害」と言いわれる発達障害は決してまれなものではなく、多くの子どもにみられる。ADHDは5%、アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラム障害の子どもは1~2%、LD(学習障害)は10%程度いると言われている。わが子に、こういった傾向を感じるとしたら、まずは本などから子どもへの対応の仕方を学んでみるのも一手だ。たとえば、『「発達障害のわが子」と向き合う本』(司馬理英子/大和出版)は、「ADHDの子どもの特徴」「ADHDの子育てのヒント」「アスペルガー症候群の子どもの特徴」「アスペルガー症候群の子どもの子育てのヒント」と、こどもの傾向別に説明と対処法の項目が分かれており、とても読みやすい。本などから得た情報で、少しでも子育てが楽になったら、ハッピーなことだと思う。また、本を読むことが、子どもへの支援を次の段階に深めるキッカケになるかもしれない。<次回は、「発達障害の診断を受けることは必要?」です。>
2016年07月17日●連載の目次は こちら から●正しい自己認識を持つこと。つまり、発達障害についての基本的な知識を持っておくことで、当事者(母や子ども)は、随分と楽になる。それは私が実体験を通じて感じていることだ。そこで、「発達障害って、何?」という基本的な疑問について、軽度の発達障害クリニックの院長である、司馬理英子先生にお話を伺った。■発達障害は「しつけ」や「育て方」が悪いわけではないほかの子に比べ、手のかかるわが子。「やっぱり、私の育て方が悪いのかしら?」と思ってしまうママもいるだろう。「夫に『子どもを甘やかすからだ』と言われる」「忙しくて充分にかまってあげられないからかな?」など、子育てがうまくいかないと、ママは自分を責めがちだ。けれども、「発達障害は、しつけの問題ではありません。多くの場合、生まれつきのものです」と、司馬先生は言う。生まれつきといっても、もちろん、生まれてすぐわかるわけではない。たとえばADHDなら幼稚園や保育園くらいまでは「活発で元気な子」という印象で、小学校に入り、生活の中心が勉強になってくると特徴が目立つ。また、アスペルガー症候群の場合は、赤ちゃんの頃から手がかかる子もいるが、「ちょっと違和感があるな」くらいの子も多い。だからこそ、難しいのだと思う。なぜなら、早い段階から障害に気づければ、親の側も「そういうものだ」と思い、ある意味、納得して育てられる。けれども、「ちょっと変わっているかな?」くらいだと、子どもの問題なのか、親側(しつけ)の問題なのか? というあたりで、ママがひとりで問題を抱え込み、グルグルと悩んでいることも多いからだ。■発達障害は病気ではない 前回 でも話したとおり、「発達障害とは、脳の発達のかたより」だ。発達障害の子どもは、すべての能力に問題があるわけではなく、“特定のある部分の発達だけ”がほかの子どもに比べて遅れている。「発達障害は、病気というわけではありません。脳の発達にかたよりがあったとしても一生がそれで決まってしまうというものでもありません」(司馬先生) ■わが子の特徴に気づいて、必要なサポートをする一般的な発達をとげている子ども(定型発達の子ども)に比べて、ある能力の発達のかたよりが目立っていて、そのために子どもが「生きづらさ」を抱えている場合、学校や家庭での状況、発育歴などのさまざまな情報を元に、発達障害かどうか?を見てみよう。たとえば、「忘れ物」。ADHDの子によく見られる忘れ物は、どの子も多少あるものだが、毎日いくつも忘れものをしていれば、そのために困ることがたくさん出てくる。個性といって片付けてしまうには困難さが際立っている場合、発達障害の診断がつけられる。「発達のかたよりに気づき、早く対処することによって、日常において困ることをずいぶんと減らすことができます」(司馬先生)発達のかたよりは、裏を返せば長所となる場合も少なくない。かたよりに早く気がつけば、子どものいい部分を生かしたり、得意な分野をしっかり伸ばしたりすることに、親子でエネルギーを使うことができる。「だからこそ、早めにわが子の特徴に気づいて、必要としているサポートをしていくことが大切なのです」(司馬先生)次回は、「発達障害のさまざまな種類」を少し詳しくみていこう。
2016年07月16日●連載の目次は こちら から●正しい自己認識を持つこと。つまり、発達障害についての基本的な知識を持っておくことで、当事者(母や子ども)は、随分と楽になる。それは私が実体験を通じて感じていることだ。そこで「発達障害って、何?」という基本的な疑問について、軽度の発達障害専門クリニックの院長である、司馬理英子先生にお話を伺った。■発達障害は、いわば「発達のかたより」育てにくいわが子。私の気にし過ぎかもしれないけれど、ちょっと心配。ママ友に相談すると「うちもそうよ。大丈夫」なんて言われて、「そうかな?」と安堵する。けれども、また別の日には、「これって、やっぱり普通じゃないよな」と思う。「でも、これはこの子の個性で、私の我慢が足りないのかもしれない」。そんな無限のループを、頭の血管が擦り切れるほど何年もグルグルと考え続けていた私。そうした状況にあった私に、司馬先生の発達障害の説明は、非常に腑に落ちるものだった。まず、発達障害の定義だが、「発達障害とは、いわば“発達のかたより”です。最近の考え方としては、全体的な知能の発達には問題がなく、以下のような特徴がある子どもを発達障害としています」(司馬先生)1.不注意・多動性・衝動性が目立つ 「ADHD(注意欠如・多動性障害)」2.人との関わりが難しい「アスペルガー症候群」など「自閉症スペクトラム障害」3.特定の領域の学習がうまくいかない「LD(学習障害)」「発達障害のわが子」と向き合う本(司馬理英子/大和出版) 発達「障害」と書くと、「障害」という言葉から重々しい感じがするが、症状の度合いは重いものから、「診断名をつけるほどではないけれど、特徴が見られる」という軽いものまで幅がある。 ■「発達障害の特徴があるかもしれない」という見方をしてみるママたちがいちばん気になるのは「うちの子が発達障害なのかどうか?」ということかもしれない。けれども、発達障害であったとしても、なかったとしても、子育てがうまくいかないのであれば、子どもの特徴を把握し、ちょっとした工夫をすることで、日々の生活は随分と楽になる。つまり、「もしかしたら発達障害の特徴があるかもしれない」という見方をしてみるのだ。■子どもの特徴に合わせた丁寧な関わり方司馬先生が教えてくださった「発達障害の子育て法」は、子どもの気持ちを尊重し、子どもの特徴に合わせた、子どもへの、より丁寧な関わり方だ。発達障害のない子どもは、さほど手をかけなくても自力で成長していけるが、それでも関わり方を丁寧にしてやることに越したことはない。つまり、子どもが発達障害でなくても、ちょっと似た部分はあるけれど診断されるほどではないというレベルでも、発達障害であっても、同じように使っていける子育て法なのだ。「発達障害かもしれないと怖がってばかりいないで、その子の特徴を見極め、その子に合わせたオーダーメイドの子育てしてみては?」というのが、司馬先生からの提案なのである。<次回は、「発達障害は、“しつけ”の問題なの!?」です。>
2016年07月16日【ママからのご相談】3歳の息子が他の子に比べて落ち着きがなく、ママ友に「発達障害も考えてみたら?」と言われました。発達障害と簡単に言っても一体具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?●A. 小児科医師に聞いた3つの代表的な発達障害をご紹介します。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。たしかに発達障害といえども、実際どんなもの?というところがありますよね。今回は小児科医師に発達障害の具体的な特徴について聞いてみましたので、ご紹介します。●発達障害の主な種類3つ●(1)広汎性発達障害一般的に『自閉症』や『アスペルガー症候群』といわれるものが広汎性発達障害です。小児科の医師によると、具体的な特徴としては、・人と上手につきあうことができない・コミュニケーションをとりにくい・強いこだわりを持っている・歩き方や走り方などの動作がぎこちないなどが挙げられるそうです。これらの特徴が3歳くらいまでに現れる ことが多いとのこと。3歳くらいだと判断が難しいところですが、不安に思うことがあったら医師や専門家に相談してみましょう。●(2)注意欠陥多動性障害(AD/HD)自分の欲求など、コントロールをすることが難しくそれが行動に現れることで問題視される障害です。医師によると具体的な特徴は、・ひとつのことに集中することができない・落ち着きがなく、じっとしていることができない(多動性)・突発的な行動をとることが多い(衝動性)などが挙げられるそうです。周りの子に比べて落ち着きがなかったり、幼稚園などでいつもクラスから飛び出してしまったりなど、思い当たることがある場合は相談してみましょう。●(3)学習障害(LD)知的な遅れはない ので一見気づかれにくいのですが、幼稚園や小学校に入ると発覚しやすいのが学習障害です。医師によると具体的には、・聞くことが苦手・話すことが苦手・読むことが苦手・書くことが苦手・計算することが苦手などが挙げられるそうです。学習や日々の生活に困難を感じることが多く、周囲の人が早めに気づいて支援してあげることが大切です。----------発達障害は誰かの努力が足りず起きるものではなく、誰のせいでもありません。周囲の人が障害を理解して支えてあげることが大切です。少しでも自分の子に不安に思うことがあれば、医師や専門の人に相談してみましょう。●ライター/momo(ママライター、元モデル)
2016年05月07日よく報道されている芸能人の恋愛ニュース。2人の歳の差が10歳以上あるなど、なぜか歳の差カップルが多いような気がしませんか?そんなニュースを見ていると「歳が離れていると価値観もあわなそうだし、すぐ別れちゃいそう・・・」と思っている人も多いかも。でも実は、歳の差カップルだからこそうまくいく部分もたくさんあります。次からは、同年代カップルより歳の差カップルのほうがうまくいく意外な事実をお話ししていきます。■1.同年代カップルのデメリット同年代のカップルは、同じ世代だから話題や価値観が合致しやすいもの。しかし、同年代だからこそうまくいかないこともたくさんあります。学生時代は、二人で同じことをすることが二人の幸せや結束につながりました。でも社会人になると、仕事を頑張ろうと思う時期、仕事が辛いと思う時期などが一緒になってしまうことで、お互いに心の余裕がなくなってしまったり、甘えたい時、弱みを見せたい時も「相手も頑張っているんだから・・・」と我慢してしまうこともでてきます。酷い場合には、自分と同じ、もしくは自分より下の給料しか稼げない相手に不満を抱いたり、「私がここまで頑張っているのに、あなたはなんで頑張れないの?」と怒ってしまったり、お互いがライバルのような関係になってしまったり・・・学生時代は「二人が一緒」ということがメリットになることが多かったかもしれませんが、社会人になるとデメリットになってしまう場合があります。■2.歳の差カップルのメリット「良い意味であきらめがつく」それでは歳の差カップルだったらどうでしょうか?歳の差があると、相手に甘える、そしていい意味で相手に対して諦めることができるようになります。例えばおつきあいしている相手が10才歳が離れている人だと、たとえ出来ないこと、知らないことがあっても、「なんでできないの?」という不満には繋がらず「歳の差があるからしょうがないな」というようにあきらめがつくものです。同年代同士だと、どうしても「もっとできないの?」「これくらいできるでしょ」と言いたくなってしまいますが、歳が離れていると「まだ若いしね」「もう歳だからね」と許せちゃうんです。また歳が離れていることで、ライバル関係にはならずに、お互い素直に甘えられる関係になることができます。■3.歳の差婚カップルのメリット「同じ壁にあたらない」歳の差があると、お互いの歩んできた人生のレベルが違います。同じ歳だと、同じ時期に就職で悩んだり、キャリアアップで悩んだりとなりますが、歳の差があると、どちらかが必ず先輩になるので「そんな時期もあるよね。俺もそんな時期があったんだ」と良い助言者になることができます。それがいいパートナーへとつながっていくんです。■コミュニケーションマナー講師・吉井奈々からのメッセージいかがでしたでしょうか?私は恋愛で大切なのは「愛」「信頼」「尊敬」の3つだと思っています。「愛」は何歳とでもできるけれど、信頼、尊敬は歳の差があるほうが感じやすいものです。歳の差カップルが一番いいところは、お互いを尊重しあえるということです。人生の差があるのでお互いが良い助言者同士になることができ、「若いのに、こんなことができるんだな~すごいな」「年上だからこんなことができるんだな~すごいな」と、思いあえることができる、そんな二人の関係性がとてもいい人生のパートナーになることにつながっていきますよ。(吉井奈々/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月29日身長差のあるカップルというのは、見ていて微笑ましい反面、本人たちの間では会話が聞こえにくかったり、歩幅が合わなかったりと厄介なこともあるようです。しかし、身長差のあるカップルはうまくいきやすいって知っていますか?身長差のおかげで、自然とケンカも少なくなるそう。メリットも多い身長差をもっと楽しむ方法を紹介いたします。■1.お決まりのやりとりを楽しむ「友達のカップルの身長差をからかっていたら、当人たちが『チビ』『うるさい』の痴話げんかをはじめ、最終的に良い感じになるのをみて、めっちゃうらやましくなった。悔しかったです。」(21歳/男性/大学生)まわりに身長差をからかわれたり、お互いに身長についてダメ出しあったりする身長差カップルおきまりのやり取りを楽しみましょう。憎まれ口をたたき合うのも仲が良いからこそ。まわりから見ればうらやましいものです。ちょっと声が聞こえにくい時には、「聞こえない」と言って自分から距離を縮めるも可愛いですね。■2.段差をフル活用「彼よりも私の方が高身長なので、段差のある場所は貴重です。相手には言ってないですが、普段の帰り道や行き先でシレッと段差を探しています。いざという時の武器になるかもしれないので!」(24歳/女性/歯科衛生士)普通の道や場所でも、身長差を縮められる段差のある場所を探してみましょう。自分たちの定番の場所を、デートで行く先々で探すなんて、ちょっと楽しくないですか?その場所では、視線の高さを合わせてここぞとばかりに接近してみたり、背の高い恋人と肩を組んでみたり、プチアトラクション感覚で探してみると普段のデートがもっと楽しくなります。■3.お互いに気遣う「彼とキスをする時には、私も背伸びをしますが、彼もかがんでくれます。背伸びをした私をちょっと支えてくれる時に幸せを感じます。」(21歳/女性/大学生)大体の場合は男性が高い場合がおおいかもしれませんが、身長の高い方が気遣ってあげると上手くいきます。歩幅や会話の時の首の角度、小さい方は苦労が多いもの。ですが見上げる側も感謝を忘れないでください。お互いが身長差を気遣うことによって二人の絆も深まるでしょう。■4.手をつなぐ「『歩幅が合わなくて、しょうがないから手をつなぐ』というのは憧れのシチュエーションです。」(20歳/男性/専門学生)身長差があると歩幅が大きく違って大変です。立ち止まったとき、どうしてもアンバランスに見えがちですし、身長差がありすぎて、少し視線を移しただけでは顔が見えない・・・なんてことは身長差カップルのあるあるです。そんな時は、手をつなぎましょう。自然と歩幅が合いますし、並んで立っているだけではアンバランスに見えても、仲良く手をつないでいる姿はとっても微笑ましいものですよ。■5.互いに尊敬できる「彼女は僕より身長が10cmほど高いんですが、ものすごく素敵です。足が長くて、手も長くて・・・『デカイ女の何がいいの?』って嫌なこと言われたりしますけど、僕にとってはみんなに自慢できる最高の彼女です。」(24歳/男性/システムエンジニア)身長差カップルのいいところは、自分にないものを相手が持っているということ。その点を尊敬し合えるなら、本当に素敵ですよね。身長差を気にせず、むしろ相手への尊敬に変えられる身長差カップルになりたいものです。■おわりにちょうどいい段差を発見するとそれだけでうれしくなったり、普通の街中でも、ほかのカップルとは一味違う楽しみ方ができたりもします。話題になった「壁ドン」だって、おふざけでやってみると盛り上がっちゃうかもしれません。「身長差が目立っていやだな」とか、「高いヒールの靴じゃないとデートに行けない」なんて気負わず、ありのまま相手と自分を愛し、素敵な恋愛を楽しんでください。(星あの/ライター)
2015年10月15日あなたと彼の身長差はどのくらいですか?身長差がありすぎる!とかヒールを履くと自分の方が大きい!とかたまには悩みの種になっていることもあります。でも彼との身長差には必ずメリットがあったんです。せっかくですから、彼との身長差を楽しんでみましょう。■1.不便も多い!?30センチ差「周りから身長差をからかわれることもありますが、そのやり取りも楽しんでしまっています。歩くときや話すときに多少不便なのかもしれませんが、お姫様抱っこをして一番絵になるのもこの身長だと思っています(笑)」(21歳/男性/大学生)身長差が30センチにもなると、会話する時に目が合わなかったり、彼女からはキスしにくかったり・・・となかなか不便なこともあるようです。ですが、大きな身長差にはメリットがたくさんあります。女性の方が小さ目の声で話せば自然と距離も縮まりますし、座った時に彼の間にすっぽり入れちゃうなんていうのもの特権で身長差30センチの特権です。ちゃんと話しをしたい時や、目を見てコミュニケーションをとりたい時には、座って話すのがいいかもしれませんね。■2.デコチューできちゃう!20センチ差「しようとおもえばすぐにデコチューできちゃいます。まだしたことないですけど。」(20歳/男性/大学生)一番カップルになりやすい身長差なんだとか。ヒールを履いて10~15センチ差といったところでしょうか。周りから見て見栄えがいいということもあり、男性はこのくらいの身長差がちょうどいいという意見も多いようです。彼女がちょっと背伸びして、彼氏が彼女にあわせてちょっとかがむ、憧れのシチュエーションが作りやすいのもこの身長差ならではでないでしょうか。■3.丁度いい10センチ差「身長差のあんまりないカップルってお似合いに見えるし、イケてるように見える。憧れの身長差です。」(25歳/男性/飲食)コミュニケーションをとりやすいのがこの身長。同じ目線で話したい、頭をなでやすいという理由から好まれやすい身長差です。身長差が10センチのカップルは可能性が無限大、彼女が高めのヒールを履けば彼との距離が縮まりますし、ペタンコ靴を履けば可愛らしさも演出できちゃうお得な身長差です。■4.悩みも多い?逆身長差カップル「彼女の身長の方がちょっと高いけれど、気にしていないので結構ヒールを履いています。ちゃんと頼ってくれることもあるし、自分が頼ることもあるのでいい関係を築けているとおもいますよ。」(27歳/男性/金融)身長の高い女の子が、ヒールを履くと好きな子より大きくなってしまうからはけない・・・と嘆くのをよく見ます。でも、自信を持ってヒールを履き、スタイルの良さを強調する服装をしている女性は、男性からはセクシーに見えるという声も。カップルで歩いていてもイケて見えます。また、自分には困難な点を補い合うことができるので惹かれるということもあります。頑張る彼氏も素敵ですが、助け合っていける身長差カップルも微笑ましいと思います。中身が好きで付き合っているというパターンも多いので、付き合ってから上手くいきやすいのではないでしょうか。■おわりに彼との身長差を利用して、コミュニケーションを工夫してみませんか?身長差を意識したスキンシップでいつもよりもドキドキしたりキュンとしたりすることができるはずです。(星あの/ライター)
2015年10月13日テイクアンドギヴ・ニーズは12月22日より、ウエディング業界初となる「年の差割」キャンペーンを開始した。同キャンペーンは、近年「年の差婚」が増えていることを受け、業界に先駆けて実施するもの。「年の差×1%」を挙式費用総額から割引する。例えば、挙式費用総額が400万円の場合、年の差5歳カップルなら20万円引き、10歳差カップルなら40万円引き、20歳差カップルなら80万円割引となる。なお年齢差は、4月~3月の学年単位でカウント。全国のT&G直営ゲストハウスで挙式するカップルを対象に割引を行うが、直営ゲストハウス以外の提携レストラン、提携ホテルでのウエディングは適用外となる。また、他プランとの併用は不可。キャンペーンは2013年1月31日までに来館し、契約した人が対象となる。詳細はキャンペーン特設サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日近年、ブームとも言える年の差カップル。○歳差という表現にも、あまり違和感がないこのごろです。そこで、マイナビニュース読者のみなさんに、「年の差」恋愛の実態をお聞きしました。調査期間:2012/5/11~2012/5/14アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■禁断の恋のようでドキドキ異性と付き合う、結婚する場合、「年の差」を意識するのは何歳以上なのでしょうか。「5~10歳差」という答えが446票(44.6%)と最も多く、次いで「10~15歳差」が299票(29.9%)、「5歳未満差」が148票(14.8%)という結果になりました。また、実際に「年の差」を意識する相手と付き合ったことがある人は114人(11.4%)でした。ここで、その114人の「年の差恋愛ならではのこんな楽しさがある」、「こういうときにジェネレーションギャップを感じた」といった経験談をご紹介します。「7歳年上。自分が高校生のときに、社会人1年目と思うと禁断の恋みたいでドキドキする」(27歳/男性)「7歳年下。めちゃくちゃに派手で、極端に短いスカートをはいて来るのがうれしかった」(62歳/男性)「16歳年上。精神的に焦らず安定していて、こちらも安心した。何をしても許してくれるような空気が心地良かった」(24歳/女性)「12歳下の女性。久々に頑張っている自分になれた」(38歳/男性)「18歳年上の男性。好きだった音楽やテレビの話でギャップを感じたが、お互い知らない世代なので話すと面白い」(27歳/女性)お互いに成長できる相手と巡り合うことができたのはすてきです。なかにはこんなエピソードも。「9歳上。夜に飛行機の腹を見るという、オシャレな大人の遊びをした」(27歳/女性)うらやましいです。■甘えが出て自分がダメになる続いて、「ジェネレーションギャップを感じたエピソード」をお聞きしましょう。「10歳年上。カラオケで歌う歌が合わない」(25歳/女性)「3歳年下。教えることが多すぎて、頼りにならない感じがした」(28歳/女性)「12歳年下の女性。流行語がまったく理解できなかった」(38歳/男性)「彼女の友だちには敬語で、彼女には普通に話すという使い分けが必要なので、変に気を使う」(27歳/男性)愛だけでは乗り越えられない年齢の壁もあるようです。また、「12歳年上。甘えが出てしまいがちで自分がダメになる」(34歳/男性)という話は、少し切なく感じます。ほかに、「年上の女性と付き合っているときに、手と目じりのしわを見て、引いてしまった」(25歳/男性)「付き合っていた当時、彼は40代にさしかかったところ。加齢臭がし始めていた気がして、悲しくなった」(27歳/女性)「7歳年下。若いだけあってハードなデートが多い。カラオケやボーリング、ゲームセンターなど、とにかく動きまわる。途中休憩なしのノンストップ」(27歳/女性)年齢による体力の差は隠しきれないのかも。「年の差22歳。へたすると親子に見られる」(23歳/女性)「9歳年上。年齢が年齢なだけに、付き合う=結婚と考えている人だったので、まだまだ結婚願望がなかった私にとっては重かった」(31歳/女性)「11歳年上。自分が妹みたいな感覚だった」(21歳/女性)「時々校長先生の話を聞いている気分になる」(24歳/女性)など、周りの視線や結婚への意識について、年の差がギャップになった例もあります。愛に年の差は関係ないと言われますが、こうして見ると、ギャップを乗り越えて行くことが年の差恋愛の極意なのかもしれません。(岩田なつき/ユンブル)
2012年08月23日