■前回のあらすじ入学して日が経つにつれて保護者の登校付き添いが少なくなるが、長女ゆいは「慣れるまで時間がかかる子なんだ」と自分を言い聞かせ付き添いを続けていた。しかし1学期の終わり、とうとう我慢の限界が来て…。■イライラしてついに…■長女の気持ちは…?「私はバカだ…」。私は自分のことばかりで、ゆいの気持ちを考えてあげられてませんでした。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年06月08日■前回のあらすじゆいは小学校に入学するが、「ひとりで登校するのが怖いから付き添ってほしい」と頼んでくる。そこで一緒に登校するが、数日、2週間、1ヶ月と時間が経つにつれて、数十人いた保護者の付き添いが徐々に減っていき…。■母を見ると安心する長女■付き添いは1学期中続き…ゆいが、私がいると安心すること、この子は「慣れるまで時間がかかる子」なのだと自分に言い聞かせ、付き添いを続けました。しかし、さすがに1学期終わりまでとなると…。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年06月07日■前回のあらすじ先生の提案を受けて、思い切り長女ゆいを甘やかしてみると、やがて、ゆいはミニ図鑑セットを持たずに保育園に行けるように。そんなゆいの行動を見て、赤ちゃん返りだったのだと思うのだが…。■小学校に入学!■登校に付き添って…ゆいは小学校に入学。登下校は個人で行う学校であったことから、「ひとりで行くの怖いからついて来て」と頼まれ、付き添うことに。しかし入学から1ヶ月後、数十人いた付き添いは数人だけになっていて…。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年06月06日ペットと暮らす世の中の飼い主は、きっとたびたびこう思っていることでしょう。「愛しい『我が子』を置いて、家から離れたくない!」…と。たったの数時間とはいえ、ペットの愛らしい姿を見たり、体に触れたりできないのはつらいもの。しかし、通学や仕事の関係上、ずっと家に引きこもる生活は現実的とはいえません。愛ゆえの葛藤を飼い主が抱えている一方で、自宅で留守番をしているペット側はどう思っているのでしょうか。猫とたわむれたい小学生と、小学生とたわむれたい猫なみそ(@omochi_nam01)さんがSNSに投稿したのは、朝の賑やかな風景をとらえた写真。平日の朝、小学校へ登校しようとした、なみそさんの息子さんたちは、毎朝恒例のひと時を過ごしていました。親としては、遅刻をしないように余裕をもって出発してほしいものですが…きっと誰もが「ずっとこの時間が、ずっと続けばいいのに」と思ってしまうことでしょう!息子さんたちが一身に愛を受けているのは、なみそさん一家の愛猫!きっと息子さんたちは、たった数時間でも、かわいい愛猫かとの別れが名残惜しいのでしょう。会えない時間を先に埋めるように、猫とスキンシップをとっていることが分かります。そして、あふれんばかりの愛は猫にもちゃんと伝わっている模様。とても幸せそうな表情で、猫も息子さんたちに甘えているようです!猫がランドセルの上に乗って甘えているのは、「学校に行かないで、このまま遊ぼうよ!」という気持ちの表れなのでしょうか。飼い主側が「離れたくない」と思っているのと同時に、ペット側も同様の気持ちを抱いていることが伝わってきますね。癒しとかわいらしさがぎゅっと詰まった光景は、ネットを通してたくさんの人に笑顔を与えてくれた模様。「一生見ていたい…」「これが平和か」といった声が上がっています。我が子たちの楽しそうな姿を見て、ほほ笑ましい気持ちになっていた、なみそさん。そんな中、息子さんがぽろっと漏らした心からのひと言を、なみそさんの耳はしっかりとキャッチしていました。「学校に連れて行きたい…」…気持ちは痛いほど分かりますが、残念ながらペットを学校に連れて行くのは厳しいでしょう。帰宅したら、そのさびしい気持ちが吹き飛ぶほどに、幸せな時間をたっぷりと過ごしてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年05月16日子どもが小学生になるタイミングは、親子の心身に大きな変化が現れる時期でもあると言われています。もし子どもから登校前に不調を伝えられたら、あなたならどうしますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんが優しいタッチで描く漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』の中から、その後の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学したての1年生。入学してから2週間が経ったある日、いもみさんは2日連続で長女から『お腹が痛い』と言われて……?ここでクイズです!この後いもみさんは、遅刻を心配する長女に“ある提案”をします。それは一体どんな内容でしょうか?ヒントとして、長女は毎朝上級生と一緒に登校しているようです。いもみさんの提案とは?正解は「一緒に登校する」その後、長女が落ち着くのを待ってから登校に付き添ったいもみさん。その最中に長女から『お母さんと離れたくない』と告げられるのでした……。こんなときどうする?登校直前に不調を訴えるわが子の姿を見たら、思わず心配してしまいますよね……。今回いもみさんは学校までついて行き、その後長女が慣れるまで“母子登校”する道を選択しました。あなただったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月13日アメリカのアーカンソー州にある『R.E.ベーカー小学校』で、『スーパーヒーローデー』という日がありました。これは生徒たちが、好きなスーパーヒーローの格好をして登校するというもの。アメリカの子供たちにとって人気のスーパーヒーローといえば、映画やテレビに出てくる正義の味方のキャラクターがまず頭に浮かぶでしょう。ところが、この学校に通う2年生のキャロライン・カールソンさんは、意外な人物の格好をすることに決めました。その人物は、スーパーマンやスパイダーマンのように、超人的な能力を使って悪と戦うことはしません。『R.E.ベーカー小学校』の誰もが知っている、キャロラインさんにとってのスーパーヒーローとは…学校の先生。彼女は大好きなジェイミー・デイ先生とそっくりの格好で学校に現れたのです!学校の名前がプリントされたおそろいのピンクのTシャツに、ジーンズ、デニムジャケット、スニーカーというペアルックを披露した、デイ先生とキャロラインさん。キャロラインさんは髪もきれいに巻いて、ヘアスタイルもデイ先生にそっくりなこだわりようです。学校のFacebookで紹介された2人の写真には、絶賛のコメントが寄せられています。・髪型までちゃんと似せていて、とってもかわいいね!・すべてのスーパーヒーローがマントを着ているわけではない!・すごく感動したよ。心が温かくなった。素晴らしい先生との出会いは、人生を変えるほどの影響力があるといっても過言ではありません。キャロラインさんにとって、デイ先生はどんな映画に出てくるキャラクターよりもかっこいいスーパーヒーローなのです。きっとデイ先生にとっても、教師冥利に尽きる、忘れられない日になったことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年03月22日不登校は子どものSOS。子どもの「こころ」の状態は?家で過ごす子どもへの対応、学校との連携はどうすればいい?2021年度の文部科学省の調査で、不登校の小中学生は約24.5万人いることが分かりました。不登校の児童生徒数は年々増加傾向にあり、ここ数年はコロナ禍などによる生活環境の変化なども背景と考えられています。令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について |文部科学省LITALICO発達ナビでは2023年1月に「発達障害のある子の不登校サポートセミナー」を開催しました。臨床心理士・公認心理師の初川久美子先生の特別講演では、子どもが不登校になったときの保護者の対応や、学校との連携の考え方についてお話いただきました。このコラムでは、講演から一部を抜粋して紹介します。また、当日答えきれなかった質問についてもご回答いただきました。子どもは学校が行った方がいい場所だと分かっていることがほとんどです。それでも子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、それは子どもからの「SOS」であると思ってください。子どもが不登校になったとき、周りの大人はその「きっかけ」や「原因」は何だろうと探ろうとすると思います。しかし、きっかけは思い当たることがある場合もありますが、不登校の原因は、子ども自身も「うまく言葉にできない」「実は1つではない」ということがとても多くあります。子どもたちは、学校でのさまざまな「楽しいこと」「嫌なこと・つらいこと」を持ち合わせています。「学校に行きたくない」と言い出すときは「楽しいこと」と「嫌なこと・つらいこと」を天秤にかけたときに、「嫌なこと・つらいこと」の方に大きく傾いてしまっている状態と考えると分かりやすいかもしれません。そして、その「嫌なこと・つらいこと」は1つとは限らず、「嫌なこと・つらいこと」を取り除いていくことだけでは解決しない状態なのです。Upload By 発達障害のキホンその中でも発達障害のある子どもの場合、「学校」という枠組みや「標準」とよばれるようなものにフィットしづらい傾向があります。能力として「できる/できない」以前に、学校生活を送るだけで消耗しやすい状態になりやすく、自分自身のコンディションによって思うような行動ができずに困りごとを抱えてしまうことも多いと考えられます。参考:『学校の中の発達障害「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち』SBクリエイティブ/本田秀夫(著)子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、それは子ども自身これまで我慢したり、解決しようとしたり、さんざん悩みに悩んだ結果のうえで、それでもどうにもならなかったから出している「SOS」です。あらゆるエネルギーを使い果たしているような状態ですので「学校に行きたくない」と休みはじめたとき、まずは「休養」が大切になります。具体的には、家でのんびり過ごす、好きなことができるならやる、などしながら休養できるとよいでしょう。この時点では、学校に行くことや勉強のことを考える段階ではなく、まずは回復するために休むことが必要です。休養しているうちに「ひま」「つまんない」などの言葉が出てくるようになれば、回復してきた1つのサインと考えるとよいでしょう。その際に大切にしたいのは「子どものエネルギーチャージの方法」です。大人にとっての休養というのは「ベッドで寝ている」などを想像するかもしれません。たしかに身体を休めるためには大切ですが、心が疲れ切ってしまっている子どもの休養のためには「遊ぶ」ということが必要になることもあります。「休んでいるのに家でゲームばかりしている」「動画ばかり観ている」「1日中ブロックで遊んでいる」…など学校に行かずに家で遊んでいるだけのように見えるお子さんの様子を不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、休養のためにそれは必要なことかもしれません。そこで注意したいのが「楽しそうにやっているか」ということ。「休養」の段階で楽しくやれているならいいと思います。しかし、ゲームや動画視聴をしているのは、学校を休んでいることの罪悪感を覚えないようにするため、余計なことを考えないようにするために漫然とやっているような状態の場合ではないか、少し気にしてみておくとよいでしょう。そして、もう1つ大切なのは「家の居心地を悪くしない」ということです。お子さんが少し元気になってきたように見えると「学校は行かないの?」「勉強はどうするの?」など保護者の方は心配になるかもしれません。しかし、お子さんは「SOS」を出さなければいられなかったほどつらい状態です。家の中では安心して過ごせるように、小言は控え、まずは心の休養を優先しましょう。学校とは、まずは保護者が情報共有をできるとよいでしょう。学校はお子さんのことを心配し、良かれと思って学校へ誘ってくれたり、さまざま手立てを提案したりしてくださると思います。ただ、それをそのままお子さん本人に伝えると場合によっては負担に感じる場合もあります。そこで、連携を取る際に共有しておきたいことは子どもの状態です。保護者の目から見て、お子さんがどんな状況・様子なのかを学校と折々に共有できるといいでしょう。例えば、心の休養ができて「ちょっと学校行ってみようかな」と思い始めている、「休むと罪悪感」があると思っている、などであれば学校と本人とがつながることを先生と一緒に模索することを検討してみるとよいと思います。その段階でまず大人が知っておきたいのは学校とのつながりは「教室に行くこと」だけではないということです。例えば、配布物、学習プリントなどをポストに入れておいてもらうなど、実際に会わなくてもそれは学校とのつながりの1つと考えましょう。また放課後に先生に会う、タブレットを使って授業に参加する、家庭で行った学習を担任などにみてもらったり質問したりする、行事や社会科見学などに合わせて参加するなど、学校とのつながりは1つではなく、グラデーションがあるのです。ただ、先生方もお忙しいので何をどこまでできるかはぜひご相談していただければと思います。■学校との関わりで大切にしたいこと授業には参加できないけれど、先生には放課後会ってみる、配布物だけもらいに行ける。そうしたことをやってみたときに大切にしたいのは、毎回「ハッピーエンドで終わる」ことです。子どもが疲れ切ってもう行きたくないと思うような状態にならないように、十分に余力を残してつながるということが重要です。「もうちょっとできるな」と本人が思うようなところで終える。それがポイントです。また、「先生にちょっと会いに行こう」と約束していたのに、調子がよさそうだからと予定外に授業に出席させたりすると、子どもからすると「無理やり授業に出席させられた」と感じてしまうかもしれません。結果としてであっても、子どもに嘘をついたり、騙すようなことになると子どもを傷つけてしまうため、絶対にしてはいけません。また、担任と子どもが話す場合は、(初期の段階では特に)話題については担任と保護者で事前によく話し合っておきましょう。特に「学習」についての話をするかどうかは、子どもにとってプレッシャーになる可能性もあるため、担任と保護者の間で子どもの心の状態について認識を共有連携することは大切です。ハッピーエンドで終わるために、「メンタルが消耗しない」関わりをすることが大切です。それはお子さん本人だけのことではありません。関わる保護者や先生が無理をしないことが大事です。関わりは一過性のものではなく、細々とでも長く続く方法を検討したいところ。子ども、保護者、先生のみんなが無理をしないやり方で持続可能な関わり方を模索していきましょう。ここからは、子どもが不登校になったとき保護者はどうしたらよいのか、学校との連携についてなど寄せられた質問に初川先生に具体例を交えてご回答いただきます。Q.子どもが不登校になった場合、学校とはどのように連携したらいい?■学校との面談で当座の方針を確認まずは、担任の先生と、お子さんの状態について面談などを設定してもらってお話できるといいですね。学校の先生は良かれと思って授業や行事に誘ってくださったり、頻繁にお電話くださったりすることもあります。お子さんの状態によっては、そうした働きかけが負担に感じてしまうような段階もあります。また、保護者の方の事情や心持ちによっても、学校との程よい距離感は変わってきます(お仕事されていると対応できる時間が限られたり、あるいは、保護者の方がお子さんの状況をどう考えているか・どうなってほしいかによっても学校との話の方向は変わるかもしれません)。お子さんが直接学校に出向く、担任の先生と話すかどうかはさておき、お子さんの状態やお子さんの今の思いと保護者としての思いなどを学校に伝え、今後どのようにお子さんの不登校という状態に学校・家庭が対応するか、そのためにどのように連絡を取り合うかといった当座の方針を検討できるとよいと思います。お子さんの状態や思いは時間の経過によって変化しますし、保護者の方の気持ちも変化していくものです。永続的な方針というよりも、まずどのようにしてみるかの当座の方針を確認できるとよいでしょう。■第三者からの提案をもらう担任の先生もお忙しいですし、保護者の方も時間的にも気持ち的にも落ち着いて話しづらい面もあるかもしれません。そうした場合は、例えばスクールカウンセラーや自治体の教育支援センターなどの教育相談室で心理などの専門家に相談してみるのもよいでしょう。保護者の方ご自身の気持ちや、お子さんの気持ちをどう受け止めるかといったことを整理して聞いてもらい、学校とのよい連絡・協働のあり方について提案がもらえるのではと思います。Upload 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発達障害のキホンQ.不登校の子どもが毎日ダラダラしているように見える。規則正しい生活を求めてはいけないの?学校へ行けないなら、みんなと同じように、学校へ行く時間に起きて、時間割にそってお勉強、お給食の時間にお昼…の様な生活を送ってほしいのですが、これを望んではいけないんでしょうか?遅くまで携帯をいじり、遅く起きて、お菓子を食べて、一日中ダラダラして過ごす子どもをみているとイライラしてしまいます■日中活動することが苦しい場合もあるお気持ちお察しします。だらだらして、遊んでいるだけのように見え、たださぼるために休んでいるのではないか。学校を休むのは百歩譲って許しても、学習に取り組み、規律ある生活を家で送ってほしい。そう願うのは自然なことだと思います。しかしながら、私が不登校のお子さんたちと話す中で聞くのは次のようなことです。何も予定がないのに朝起きるのはつらい。明るい中で何かちゃんとしたことに取り組めればいいけれどその意欲がわかない。みんなが学校で勉強したり友達と遊んだりしているのは分かる、でもなぜか自分にはそうしたことがつらい。勉強を一人でやろうとしてもなかなか集中できないし、教科書を読んでも全然分からない。スマホやネット、ゲームがそばにあれば手を伸ばしたくなる、だって時間があっという間に過ぎるから。夜、みんなが寝静まると心が落ち着く。こんな自分でもいていいんだと思うのは夜だけ。寝る時間が来たからといって寝ようと思っても、昼間活動的なこともしていないし、全然眠くならない。眠くなるのを待って時間をつぶしていたら朝方になってしまった。だから朝は起きづらい…。実際、自分にとって意欲的に取り組める予定があれば朝しっかり起きる子はいます。また、一人で学習をするのはとても難しいことで、あれは学校という装置があってこそ成立している面もあると感じます(今はオンライン教育や通信教育などさまざまな方法で多少一人でも取り組みやすいですが、学校ほどの教科数を一人で毎日こなすのは至難の業だと思います。誰かに教わらずに学習内容を理解することもなかなかの困難です)。■保護者が相談できる場や人を見つけるただ、だからといって、お子さんに対して何も働きかけないのは保護者の方の不安が増すだけでしょうし、不安とイライラを抑えて接するにも限界があり、いずれ爆発してしまうでしょう。そういう意味で、私はまずは保護者の方はそうしたイライラや不安を話す場を確保していただきたいと思います。子どもが思うように動いてくれないイライラ、将来どうなるのかという不安。そうした気持ちを話せる場・人を見つけてほしいのです。もちろんお子さんも一緒に相談機関につながれると何よりですが、お子さんが相談機関に出向くことはなかなかハードルが高いこともあります。そうした場合はまずは保護者の方だけでも相談に行っていただきたいと思います。相談に行き、少し軽やかな気持ちで帰宅できたなら、その変化はきっとお子さんにも伝わります。保護者のイライラが少し落ち着いたら、お子さんも過ごしやすくなるはずで、そうしたことに気づいてきたら、自分も相談に行ってみようかなと思うかもしれません。保護者の方が行ったこともない機関に、行ってみようと言われても乗りづらいお子さんも、「その相談室にはこんな先生たちがいてね」「子どもは話すだけでもいいし、オセロとかやりながら話したりもするらしいよ」「趣味の話にも付き合ってくれるって。あなたの好きなアニメ、知ってる先生っているかな?」など誘い方にバリエーションも出るはずです。保護者の方ご自身をまず支えるためにはどうしたらいいか、それがひいてはお子さんを支えることにつながります。私は保護者の方ご自身を支える方法の1つとして、「相談する」をおすすめします。Upload 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発達障害のキホンQ.不登校が長期間にわたっている。保護者側もサポートに疲弊、このまま学校に行かなくていいのか、ひきこもりになるのではと将来が不安です子どもが不登校になり始めは積極的にサポートしようと頑張っていましたが、疲れてきてしまいました。これから先、どうしていったらいいのか不安でしかたありませんお子さんがのびのびと過ごせるように、あるいは、学習で遅れてしまわないように、よき体験活動ができるように…とさまざまご尽力されてこられたのかなと想像します。すべての働きかけに、お子さんがうまく乗ってくれるとも限らず、家庭だとどうしても枠組みをつくりにくいので行き詰ってしまう、親子関係がぎすぎすしてしまうことはよくあります。不登校という状態はおそらく想像していたよりも長期にわたると感じる方も多くいらっしゃり、そういう意味で頑張りすぎることなく「持続可能性のあること」を細々と続けていくことが案外とても大事なことにはなります。将来のことを考えると不安になられるのは自然なことです。このままずっと家にひきこもってしまったらどうしよう…例えばそんな不安がおありになるかなと思います。そうした不安をお子さんにぶつけてしまっても何もいいことはありません。お子さんも、学校に行ったほうがいいと分かっていることも多く、しかし行けなくて苦しいのかもしれません。そこに、家族が自分のせいで不安でいっぱいになっているというのが重なるとますます苦しくなってしまうこともあります。そういう意味で、私は大人の不安は大人の間で抱えてゆくことが大切だと思います。大人の間で不安を抱えることには、大きく2つの軸があると考えています。■保護者が感じる不安を聞いてくれる人を見つけるお子さんの不登校で不安になるのは自然なことで、その不安について、まず聞いてくれる人を探す。パートナー(配偶者など)でも、昔からの親友でも、基本的にはどなたでもいいと思います。話しやすくて、よく聞いてくれる人。スクールカウンセラーや自治体の心理などの専門家ももちろんおすすめです。不安を聞いてもらうだけでも、その不安が完全にはなくならずとも、心の空き容量が少し増えることがあります。心の空き容量が増えると、また新たな気持ちでお子さんに向き合えるかもしれません。場合によっては、その聞いてくださった方が保護者の方の対応やお子さんの過ごし方について助言を下さることもあると思います。それが保護者の方やお子さんにとって無理なくやれそうなら、あるいは、助言自体が「しっくりくる」なら試してみてもいいかもしれません。私が上で書いた「持続可能性のあること」について、何らかヒントを下さることもあると思います。そうして「誰かと」不安を抱えるという軸が1つあります。■将来についての情報を集めるもう1つの不安を抱える軸は、「今や将来についての情報を集める」というものです。家にいるだけで精一杯のお子さんもいますが、もう少し元気があると、家にいながらにして誰かとつながりたい(オンラインなど)、あるいは、興味関心のあるイベントなどへ行ってみたいという気持ちが湧く場合もあります。また、同世代の友達がほしいと思うお子さんもいます。同じ「不登校」仲間がいると心強いと感じるお子さんもいます。そうした単発・継続のイベントや公的・民間の居場所についての情報を集めておく。将来的な面でいうと、義務教育を終えた後どうするかというのが1つ大きなターニングポイントにはなります。今の高校にはさまざまなタイプの学校があり、不登校の生徒を積極的に受け入れる高校もあります。入試も学科試験を課す学校から作文・面接などで入れる学校などさまざまです。そうした情報をまず集めておく。そうすると、思っていたよりも選択肢も可能性もたくさんあることにまず気づかれるのではと思います。ただ、お子さんにその情報をいつ知らせるかは慎重にと思います。機が熟すまで知らせない方がよいことが多いです。どれだけ素敵な情報でも、お子さん自身の心がいっぱいいっぱいのときや、全く興味のないときに聞くと、負担やプレッシャーにしかなりません。まずは、保護者の方ご自身の不安の対処として情報収集をしてみてください。■保護者自身が自分をケアする時間を持つ最後に、お子さんの不登校に懸命に向き合ってこられたからこそ、疲れてしまいますし、そうして疲れてくると不安も増してくると思います。人は、何であれ何かに一生懸命になると視野が狭くなってしまいます(心理的視野狭窄と言います)。視野が広がれば大らかに捉えられたり、柔軟な対応が可能になったりすることも、視野が狭くなってしまったがゆえにそうしたことには目が向かず、ネガティブなことばかり目についてしまうことがあります。上記2つの軸を走らせると共におすすめしたいのは、保護者の方がご自身のための時間を取ることです。セルフケアの時間。日々お忙しいことと思いますので、長く取る・頻回に取ることは実際には難しいかもしれません。しかし、買い物帰りにちょっと遠回りして帰ってみよう、30分だけカフェでコーヒー飲んでみよう、夜、好きな映画を見てから寝てみよう、こっそり高いチョコレートを食べちゃおう。ちょっとしたことでいいので、ご自身のための時間を取ってみてください。保護者の方が元気だと家庭の雰囲気も明るくなります。そのために…というと打算的な感じがしてあまり好きではありませんが、しかし事実として“保護者の方が元気だと~”はあるとは思います。ご自身のための時間を取る。「不登校の子の親」という役割や鎧をいったん脇に置いて、ふっと力を抜く。もしかしたら頭の中ではお子さんのことが離れないかもしれませんが、それでも今は自分のための時間と思ってみる。ぜひやってみていただければと思います。Upload By 発達障害のキホン不登校サポートで大切にしたい「子どものこころを知ること」「保護者も頑張りすぎないこと」子どもが不登校になったとき、周りの大人はなんとかして問題を解決したいと思うかもしれません。しかし子どもが「行きたくない」と言い出したときは、子ども自身がさんざん悩みに悩んだ結果のうえで、それでもどうにもならなかったから出している「SOS」であり、問題を解決するよりも先に、まず休養をとることが最優先と考えましょう。そのうえで、お子さんが安心して過ごせるように、学習で遅れてしまわないように、よき体験活動ができるように、あるいは学校との連携などさまざまなサポートをしているうちに保護者の方が疲れてきてしまうということも多く耳にします。不登校サポートで大切なことは「保護者も頑張りすぎないこと」です。大人自身が不安な気持ちを信頼できる人に話したり、今や将来への情報を集めてみる(想像より選択肢は多く、不安が少し解消されるかもしれません)、そして保護者が自分自身を休める時間をつくってみてください。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年03月19日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!不登校気味の長女に…長女が4年生の頃、不登校気味になり、週に2~3日学校を休むようになりました。敷地内同居をしていた姑の口出しが激しかったのですが、心配からの助言と捉え、「心配かけて申し訳ありません」と低姿勢を貫いていたのですが…。ある日、なかなか学校に向かおうとしない長女にしびれをきらした姑が、あきれたようにこう言ったのです。「学校に行けないなんて…こんな孫、恥ずかしい。私も近所で肩身が狭いよ!!」と…。出典:lamireその言葉に怒りとショックを感じ、さすがに限界だと感じた私は、「そうですね。そんな恥ずかしい孫は迷惑ですね。お母さんが近所で恥ずかしい思いをしないよう、恥ずかしい孫を生んだ私もいなくなりますからご心配なく」と言って荷物をまとめ、長女と2人で家出をしました。その後すぐにスマホにずっと姑からの着信がありましたが、全て無視。すると、事情を聞いた夫が姑に激怒し、姑との同居を解消してくれました。姑の存在をプレッシャーに感じていた娘も、その後自分のペースで学校に通うようになり、笑顔が増えたのでよかったです。(女性/保育士)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年12月21日■前回のあらすじ人間関係に苦戦していたワル美がかけていた「モモちゃんだけ友達保険」。学校までの20分間、無言でワル美と一緒に通っていたモモは、ワル美との関係をあらためて見つめ直します。■朝から重くて苦しい空気■私は別に大丈夫…って!結局、今までずっと上下関係のある友達付き合いしかしていないワル美は「友達」というものの本来の居心地の良さを知らないのでしょう。だから、こんな状態でもしがみつく。なんでこっちにも気持ちがあるって知らんのでしょうか…。次回に続く「伝説のいじめっ子が泣いて謝った話」(全34話)は17時更新!
2022年12月18日「不登校がメリットに変わる」本である。不登校というと友人や教師トラブルのような解決困難な問題を想起するが、本書ではそういった問題を扱わない「学力育成」と「受験」というわかりやすく、解決可能かつ子供の成長にフォーカスした画期的書籍各受験の難易度とリスク一覧がわかりやすい!たとえば中学受験は実は狙い目!高校受験は難しい!今話題で毎年急増している通信制高校は果たして良い選択肢なのか?など現場視点で具体的!著者は指導実績20年3千名以上/早稲田大学政治経済学部を卒業しJT(日本たばこ産業)という大手企業を経てココロミルを創業今までの不登校の解決とは全く異なるアプローチを紹介する書籍です。この書籍に記載していることを現実で実践し、数多くの不登校の子供を「受験」で解決している個別指導塾ココロミル塾長の山田佳央が構想から完成まで1年半かけて書いた力作です。私は「自分が志望する学校に合格できれば、 地元を離れ新しい友人や教師などとの新しい出会いがあり、 そこで一気に不登校の問題が解決する事例を数多く見てきました。これまでの不登校本の90%以上は「不登校になった当事者がうまくいったというサクセストーリー」「不登校になった子を持つ親の体験談」「不登校に対応する特定の塾や学校の宣伝本」に該当します。 しかし今回出版する本は上記全てに当てはまりません。~具体的に~・不登校の原因は「いじめ[0.6%]」が多いと思われがちだが「学業不振[24.0%]と40倍も多い。・オンライン授業で救えているのは「上位層」のみ・大手進学塾は誰でも入れる「開成化」している?・今通信制高校が年々増えているが、 大学進学率は11%程度しかない・中学受験は敷居が高いと思われているが実は不登校の子にとって最大のチャンス!・高校受験は受験できる学校が一番限られている・YouTuber、 芸能人、 経営者などが「学校に行く必要はない」というが、 その声にしたがってよいのか?・学校の教師の質が低下している?(高校は平均年齢が46歳超え。 小学生教師の倍率は1.4倍にまで低下)全国の小中学校の不登校生徒数は19万6127人(2021文部科学省発表)。高校生の不登校は5万人前後といわれています。 もはや「不登校」は特別な事例ではありません。しかし保護者の方々にとっては、 「なぜ、 うちの子が…」と社会のレールから外れてしまうことに対して大きな不安を抱えてしまうのではないでしょうか。それは子どもも同様です。 学校には行けない、 しかし自分の将来はどうなってしまうのだろう?という不安を抱えているものと思います。本書は不登校からの進学、 そして大学受験までの道のりを紹介しています。日本の教育制度においては、 実は数年間不登校であっても、 想像よりも不利は少ないのです。 みなさんが思うよりも進学についての選択肢は数多く存在しています。将来への不安は、 選択肢を知ることによって解消することができます。事実と課題解決可能な問題を知ることによって、 子供の不登校に対して、 落ち着いて「長い人生の一時的な道草だ」と対応できるのではと思います。もちろん、 大学進学だけが人生ではありません。 子どもにやりたいことが見つかれば、 その道を進めばよいのです。 進学とは、 やりたいことが見つかるまでの時間的な猶予を得るためのひとつの手段です。子どもの未来に向けた選択肢を知り、 あせらずに不登校に対処して頂くための1冊です。~~不登校がメリットに変わる本書のおもな内容~~~「「受験」が不登校を解決した」「不登校だからできた受験の成功実例」「不登校問題の現状を整理する」「不登校の子が通える教育機関」「不登校からの「受験」ガイド」「公立学校が抱える不登校の構造的要因」「不登校の子に合う学校を見抜くポイント」「教育機関の選び方と具体的な指導方法」■著者について【プロフィール】山田佳央(やまだよしお)日本初!聞く塾講師。 個別指導塾ココロミル塾長。早稲田大学政治経済学部卒、 日本たばこ産業(JT)に勤務後、 2009年にココロミルを創業。「できる子によい講師が指導する」大手教育機関とは違い、 「できない子にこそ良い講師が指導する」という理念。 年の半分は満席・キャンセル待ちの塾である。不登校の問題を受験で解決するという新しい側面からアプローチする。現在渋谷,新宿,麻布十番に3校舎を展開。 指導実績は20年、 3千名を超える。発信型の一方通行の授業ではなく、 子供1人ひとりの課題の理解を重視する 「聞く」授業で子供のやる気と学力を伸ばし、 合格という結果を出す。また学力の育成と同時に合格した進学先にも通えるようなステップと支援、 育成を実施している。年間数百名を超える相談を受け、 自身も生徒指導にもあたる現場主義者。 本場フィンランド講師による対話(ダイアローグ)のトレーニングを受講。 3児の父。************************************株式会社ココロミル[個別指導塾ココロミル]HP: 渋谷校:渋谷区渋谷3-6-16 エメラルドアオキビル3F /4F[第一/第二/第三教室]麻布校:港区麻布十番2-5-2 JMNビル4F/5F [第一/第二教室]新宿校:渋谷区代々木2-10-8出雲ビル5FTEL:03-6427-9314E-mail: yamada@kobetsushido-shibuya.com 著書:「国語の心得」(国書刊行会)www.amazon.co.jp/dp/4336072957著書:『日本語力がアップする小学国語900のことば』(双葉社)www.amazon.co.jp/dp/4575307696YouTube:ココロミルチャンネル YouTube:進学受験ガイドチャンネル 書評:hontoのブックキュレーター ************************************ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月28日癇癪があり、真面目で融通が利かない娘わが家の娘は小学5年生です。小4のときにASDの可能性があると言われました。娘は子どものころから癇癪が多く、気に入ったことには熱中をしますが、それ以外には全く興味を示さない一面や、聴覚過敏の特性などもあり、発達グレーゾーンかもしれないと感じていました。真面目で融通が利かない部分もある娘。それでも、成長と共に改善するだろうとそれほど気にせずに過ごしていました。小2のころから行き渋りが始まった娘は小2くらいから週1回くらい休むようになりました。小2の3学期からコロナ禍で休校がたびたび入るようになり、休んでいること自体は目立たなくなりましたが、週1~2回は休んでいたように思います。休みながらも学校には行っていた娘でしたが、小4の6月くらいから欠席がさらに増え、教室へ全く入れなくなってしまいました。私は「今日は仕方がないから欠席してもいいけど、明日は行こうね!」と励ましていましたが、娘は次第に「私は生きている価値がない」と暗い表情をするようになってしまいました。Upload By ユーザー体験談担任の先生に相談をすると保健室登校を提案され、7月からは週2日ほど保健室登校するようになりました。登校して2時間ほど保健室で先生からの課題をこなしたり、折り紙をしたりしていました。ですが、課題が終わらず、癇癪を起こして泣くこともありました。小4の夏休み明けから完全に不登校に夏休み明けからは学校へ向おうとすると涙を流して足が動かなくなり、完全に不登校となりました。学校近くの駐車場まで車で送って、学校へ向おうとしましたが、涙目になってしまって動けなくなってしまった娘。親としてはそれまでは何とか保健室登校を続けて最終的には教室登校へ戻れればいいなと思っていましたが、本人としては一度ダメだと思った場所にはもう二度と行きたくないようでした。Upload By ユーザー体験談私は娘がこの小学校へ通うのは無理だと感じ、現在の私立の小学校から公立小学校への転校を考えました。娘は漢字や英語がとても苦手だったので、先生から本人に合った勉強の仕方があるのではないかと知能検査をすすめられ、9月にはスクールカウンセラーの先生が所属しているカウンセリングルームで検査を受けました。医師はいなかったので診断には至りませんでしたが、知能検査の結果や今までの様子から集団での授業についていくのは難しい部分もあるのではないかということでした。また発達障害に対するサポート(放課後等デイサービスなど)を考慮してはどうかとカウンセラーの先生から言われました。「家にいてもやることがない」と言う娘からの希望もあり、10月からはフリースクールに通いはじめました。そして転校についても本格的に考え始めました。カウンセラーの先生から「この知能検査の結果なら別の学校の特別支援学級へ入ることも可能だと思いますよ」と言われたこともあり、転校して環境を変えたら学校に通えるかもしれないという気持ち、そして現在通っている学校は私立ということで学費がもったいないという気持ちもあり、「12月から転校したい」と相談しました。すると、特別教育相談センターへの相談日程を異例の早さで組んで下さり、小4の12月に公立小学校の特別支援学級へと編入をしました。公立小学校の特別支援学級へ編入、しかし…当初は「転校しても通えない」と言っていた娘でしたが、初日が得意な図工の授業だったことから、通えるようになりました。小4のうちは給食は食べずに午前中のみで帰宅していたものの、週4回くらい通えていました。またフリースクールも引き続き通いたいということで、週2回、午後のみ通っていました。しかし、5年生に進級後、4月末から腹痛のため小学校へ全く通えなくなってしまいました。本人は何も言いませんが、原因は4月から始まった通常級との交流が負担だったのではないかと思っています。今思えばですが、先生方も通常級との交流がそんなに負担になるとは考えていなかったと思いますし、親の私も「今年からは通常級との交流が入るんだな〜」程度にしか考えていませんでした。でも本人的には特別支援学級へ通うことで精一杯だったんだと思います。それを見抜けずに勝手に負担を増やしてしまったことを反省しています。また、フリースクールでも「卒業生への寄せ書き」「来年へ向けての目標」などを書くことができずに毎回涙目になっていたようです。カウンセラーの先生から「文章を書くことが苦手なら、3択くらいで書けそうな文章から選んでもらうなどの配慮が必要」と言われて、娘がそこまで文章を書くのが苦手だとは認識していなかったので、配慮をお願いしていなかったとを反省しました(フリースクールも7月中旬にトランプに負けて癇癪を起こしたことをきっかけに通えなくなってしまいました…)。またカウンセラーの先生からは「娘さんが癇癪を起こしたときには別室などで1人にしてあげるのが良い」と言われました。それまでは癇癪時も先生方は「大丈夫?」などと声をかけてくれていたようで、かえって火に油を注ぐ対応になっていたようで、親も特性に対する勉強と配慮が足りていなかったと思います。現在の娘の様子はフリースクールへ通えなくなったあと、やはり「ずっと家にいるのはやることがない」と本人に言われ、市の不登校支援の教室なども考えましたが、娘のほかにもきょうだいが2人いるため送迎の都合がつかず行くことができませんでした。いろいろと検討した結果、特性への理解もある放課後等デイサービスが本人にとっても、一番居心地が良いのではないかと考え、10月から通い始めたばかりです(市役所では放課後等デイサービスを不登校の居場所代わりに使うことに難色を示され、受給者証の認可が下りるまで時間がかかりましたが…)。娘の興味がある内容で無理なく通えることを重視したので、レクリエーション・クッキング・お出かけなどその日によってやる内容はさまざまです。プログラム以外の編み物やアクアビーズなどを娘の希望ですることもあり、興味がないプログラムのときは無理せず欠席しています。Upload By ユーザー体験談娘が不登校になってからいろいろと勉強し、1年経ってようやく、もともと発達障害が根底にあり、否定されることや成績不振が重なり、自分は生きている価値がないと感じるようになってしまったのだろうと理解しました。そこから不登校へとつながってしまったように思います。もしもっと早く発達障害について学んでいれば…不登校状態となる背景には発達障害が隠れているかもしれないこと、小学校中学年くらいになると勉強が難しくなり、成績不振になる子どもが多いこと、発達障害の特徴は消えるということはなく一生付き合っていかなくてはならないことなどを知っていれば早期に適切な対応ができたのではないかという後悔もあります。きょうだいで発達障害。親の願いは…わが家には3人子どもがいるのですが、(この話の娘が長女です)その反省を生かして、登園しぶりが見られたのと習い事で集団活動ができなかった年中の長男は発達障害を疑いすぐに療育センターに相談し、支援につなげることができました。そして周りの子と同じようにできないことを叱っていた育児から、本人ができたことを一緒に喜んだり、スモールステップで挑戦する育児へ切り替えることができました。少なくとも長女のように苦しむ可能性は少なくできたのかなと思います。保育園や学校への行き渋りや不登校に悩む場合には発達障害の可能性も視野に入れた方が良いということ、親に診断を受け入れる勇気がなく、医療機関を受診しようか迷っている方がいらっしゃったら、環境が変わらないことなどで苦しむのは子ども自身なので、子どものためを思うなら早期の受診をしてほしいなと思います。わが家の場合は現在小1の次女も場面緘黙があり、特別支援学級へ通っています。きょうだい3人とも発達障害があるため、それぞれの良いところを見つけて褒めて伸ばしていってあげたいと思っています。長女に関しては、初めての場所でも話せること(下2人は場面緘黙があり、そのような場面で話すことが難しいというのを経験していることもありで、とてもすごいことだと思います)、下のきょうだいの面倒見が良いこと、今は料理や工作を楽しんでいることなどから、まずは自分に対する自信をつけていってほしいと思います。そうして最終的には自分のやりたいことを見つけていってほしいと願っています。Upload By ユーザー体験談イラスト/keikoエピソード参考/かい(監修:井上先生より)女の子の場合男の子に比べて、発達障害を早期に気づくのは難しいと言われています。初めての人や場所、活動に対する高い不安や、環境や予定の変更などによる高いストレスなど大人から見ると目に見えにくい困難が多かったのだと思います。親御さんの理解によって、お子さん本人もうまくいかないことは自分のせいではなく、自分の特性に合わせて環境や学び方を工夫すると良いことに少しずつ気づかれていくのではないでしょうか。かいさんの書いておられるように、それぞれのお子さんの得意な所や好きな所をたくさん褒めていくことがお子さんの自信を高めることにつながると思います。
2022年11月26日このお話は作者原黒ゆうこさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじオニザワ先生からほのかは「芯が強い」と電話で言われて、心強く感じたまゆみ。そしてほのかもまた、学校に行くと言い出しました。久しぶりに学校から帰ったほのかの様子は…?久しぶりに登校したほのかちゃんオニザワ先生が担任にカウンセリングへオニザワ先生の配慮カウンセリングを受け始めたほのかちゃん。学校ではヨワキ先生にかわってオニザワ先生がちゃんと目を光らせてくれ、無事に過ごせています。ただ、あおいちゃんは相変わらずです…。次回に続く 「ママ友がモンペだった話」(全36話)は17時更新!
2022年11月07日子供の行動というのは、時に親たちの想像を超えてくるものです。サコサコ(@yukisunmoon_877)さんは、7歳の娘さんの登校を見送った際に、見かけた光景について漫画に描きました。雨上がりの朝、まだ水たまりがある道を小学生たちが通りますが…。【水たまりガチ勢】嘘みたいだろ?これ、登校中なんだぜ…?明日、こういう光景多発しそう。 #育児絵日記 #育児漫画 #漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/0e7VFN2tVV — サコサコ (@yukisunmoon_877) September 19, 2022 濡れることなんてまったく気にせず、水たまりに入っていく小学生男子…!しかも恐ろしいことに、この光景は下校時ではなく、登校時なのです。この男子たちは、靴下の替えを持っていなければ、1日中素足で過ごすことになるのでしょう…。帰宅後にびしょびしょに濡れた靴下と靴を見て、ため息をつく親たちの姿が目に浮かびます。投稿には「これは我が家の長男ですね」「いや~水筒は勘弁して!」などの声が上がっていました。子供たちにとっては「濡れて困る」という未来のことよりも、「大きな水たまりに入りたい」という今この瞬間の好奇心のほうが勝っているのでしょうね![文・構成/grape編集部]
2022年09月20日自称「少年革命家」の不登校Youtuberゆたぼんが13日、自身の公式Youtubeチャンネルを更新。「生まれた町で不登校の子に元気と勇気を与えてきた」と題された動画を公開したが、その内容に疑問が集まっている。現在、専用車「スタディ号」で日本を一周する企画を実行中のゆたぼん。これは、全国に苦しんでいる不登校児に勇気を届けることを目的にした企画だ。また企画立ち上げに際し、クラウドファンディングを募り487万円も支援を集めていた。13日に公開した動画は、ゆたぼんの生まれ育った町でもある大阪で撮影。まずは、ゆたぼんのクラウドファウンディングを支援した人から誘われたという「向日葵体操クラブ」で体を動かすことに。トレーナーに教わりながら、ゆたぼんは倒立前転やバク転、側転などマット運動に挑戦。最終的には、サポートを受けながらもバク転を成功させ、トレーナーからも「かなり筋が良い」と褒められていた。そして、体操クラブでのパートが終わると、支援者とご飯に行ったことを報告。顔出しはNGとのことで、顔を隠した2ショットを公開していた。そして「不登校やからあかんということじゃないし、学校行ってないからあかんということじゃないからみんなも学校行きたい子は行ったらいいし、行きたくない子は行かんでいいと思うし、やりたいことを全力でやって自由に楽しく生きて、ハッピーで笑ってたらいいんちゃうかなと思ってます。元気やったらえんちゃうかなと思います」と力強くメッセージを送っていた。全部で8分の動画だったが、大阪でのゆたぼんの行動が映されていたのは5分ほど。最後は約3分間にわたって、ボクシングに興じるゆたぼんなどが映ったエンディング映像が流れていた。動画タイトルで「不登校の子に元気と勇気を与えた」としたゆたぼんだったが、動画はほぼ体操クラブでの挑戦に終始し、顔出しNGだったものの不登校児との具体的な交流などの報告はほとんどなかった。そのため、動画のコメント欄やネット上には、“勇気を与えた”ことに疑問の声が。《その子とどんな話をしたか興味がありますね。対話式の議事録みたいなの、その子に校閲してもらった後でブログにアップとかできませんか??書式なら許可も取りやすいのではないでしょうか。ゆたぼんが「元気を与えて来た」とハッキリ仰っているので、どうやって「与えた」のか知りたいです。》《どんな内容かはわかりませんが 元気と勇気を与えたそう》また、8分の動画の中で3分間がエンディング動画だったため、《エンディングの尺長ぇよ笑》《そういや大阪出身だったね。っていうかいつものゆたぼんソングのパートが尺の1/3は大きすぎない?》という意見もあった。大阪編はまだまだ続くということだが、次回はどう勇気を与えるのだろうか。必見だ。
2022年09月15日夏休み明けに増えると言われている不登校や行き渋り。子どもにどう寄り添う?一般的に不登校とは、児童が病気やケガなど特別な事情がないのに長期間学校を休み続ける状態を指します。不登校になる原因やきっかけは子どもによってさまざまですが、早期解決できるか長期化させてしまうかは周囲の対処法によって大きく左右されると言われています。夏休み明けに増えるといわれている不登校や行き渋り。子どもに「学校へ行きたくない」と言われたら、保護者としてどんな言葉をかけて、どのように寄り添ってあげれば良いか悩んでしまう方も多いと思います。今回はそんな「不登校、行き渋り」について発達ナビの連載ライターさんやユーザー体験談などを集めました。腹痛、不眠…ADHD息子、夏休み明けの登校渋り。解決したのは意外なきっかけで…ADHDと広汎性発達障害(ASD)があるリュウ太さん。2学期がスタートすると、夏の疲れや、生活サイクルをなかなか戻せないせいか朝から気分が憂うつそうでお母親のかなしろにゃんこ。さんも悩んでいました。しかしある日、母の寝坊で事態が好転して…!「学校は怖い」と言う不登校息子。家庭でどう過ごしていたの…?本人の語る当時の心境などもADHDと自閉スペクトラム症の診断のある小学3年生のむっくんは小学1年生の秋から不登校を選び、この秋で丸二年になります。不登校を選んだときの簡単な経緯と、現在の心境、不登校直後の様子や家庭での体験学習などを紹介します。悪口、仲間外れ、いじめのストレスで自傷ーー不登校を選んだわが家12歳のころに自閉スペクトラム症の診断を受けており、相手の気持ちを考えたりすることが苦手な娘さん。正義感が強いこともあり、友達相手にしなくてもよい指摘をしてしまいトラブルなども度々…年齢が上がるごとにそれがいじめへと発展してしまい…。不登校の子どものサポート方法が分かる保護者向け無料セミナー!【9/10開催】休み明けで登校渋りがある、1学期は頑張って学校へ行くことができていたけれど、2学期からバテてしまっている…。そのようなお子さまもいらっしゃるのではないでしょうか。不登校のお子さまの心の状態から、家庭でどう向き合ったらいいのか?今後どうしたらいいのか?専門家などから詳しい情報を得られ、さらにその場で質問もできるオンラインセミナーを【9/10】に開催します!そのほか不登校、行き渋り関連コラムはこちら!
2022年08月27日むっくんが不登校を選ぶまで――これまでの経緯私たちは小1の秋から不登校を選びました。不登校に踏み切るまでのお話は以前のコラムにまとめています。当時のむっくんは大人に気持ちを伝えることが難しく、私たちも本人の様子を観察することで気持ちを汲み取る必要がありましたが、最近では当時感じていたいろいろな気持ちを言葉にして教えてくれることが増えてきました。「学校はとてもうるさくて疲れること」「学習で理解できていることを何度もやらなければならないつらさ」「上級生にからかわれた嫌な思い出」「友達に対する先生の学習指導が納得いかなかったこと」「突然予定が変わる不安」「いろんなことをじっと待たなければいけない不快感」「自分の発言や行動を周囲の人たちがどう感じているのか分からないという不安」「ほかの生徒が叱られている様子を見たこと。次は同じように自分が怒られるのではないかと心配で仕方なくなること」「何故これをやるのか教えてもらえないこと。質問しても納得する答えがもらえないこと」「なにもかも、勝手に決められてしまうこと」そういうものすべてひっくるめて「学校は怖い」ということ。むっくんの当時の心境は?むっくんがぽつり、ぽつりと話す当時の思いからは、彼は私たちが思うよりずっと繊細に周囲の様子を見聞きし、感じ取り、彼なりに考え、彼なりの努力をしながら、小さな心を痛めていたことを改めて知らせてくれます。学校へ行かない理由は単純なものではなく、ちいさな綻びがたくさんたくさん積もった結果だということが感じ取れます。話を聞けば聞くほど「彼には学校というシステム自体が合わない。どれだけ配慮があろうとつらさを感じてしまうだろう。だから行かない選択が彼の心を守ることにつながるのだ」と潔く思えているのが現在の親としての正直な気持ちです。休校があった年の新1年生なので、むっくんが小学校へ通った時間は約2ヶ月半。本人は学校へ通っていたころを振り返り「少しだけ行ったから、学校がどんなところか知ることができた。行ったから、知れて。知ったから行かないって決めることができた。だから少しだけど行ってよかったんだよ」と話しています。Upload By ウチノコ不登校選択後の家庭での様子むっくんは不登校を選んだ当初、精神的に不安定で私から離れられない、外出を嫌がる、夜眠れない様子などが見られました。そのため初期のころはとにかく無理せずゆっくりと、心と体が休まるように過ごしました。むっくんの周囲の大人は、私や夫をはじめ祖父母に至るまで彼の不登校を肯定的に捉えているので、家庭や家族が安全基地として機能することができました。また、学校へ行きたくないと話してから不登校の決断までも早かったので、無理をさせた時間が短かったことも幸いしたのか、むっくんは半年程度でそれなりに元気を取り戻すことができました。元気を取り戻してくると「暇だな~、なんかすることない?」と活動を求めることが増えていきました。そのため、私たちは学校が担っていた役割を今後どう担保していくか、ということを考えるようになりました。学校へ行ってくれたら正直な話、私は楽に過ごせます。だけど、再び学校へ戻ることを求めると、むっくんはまた心を壊してしまうと感じていました。そこでここからはホームエデュケーション(家庭を拠点に、子どもを尊重しながら、社会の資源を生かして学ぶこと)を目指していくことに決めたのです。Upload By ウチノコ家庭での体験学習最初に家庭をベースに取り組んでいくことにしたのが【体験学習】になります。【体験学習】といっても、なにか特別なことをするわけではありません。本人がやりたがることができるように、環境を整えたり、一緒に活動したりするだけです。普段の過ごし方は以前まとめたコラムがあるので参照してみてください。もともとむっくんはとても好奇心旺盛な人なので、次から次へいろいろと手を出していろんなことを楽しんでいます。中途半端感は否めませんが、楽しそうにくるくる動くむっくんを見ていることはうれしくもあります。特に料理に関するスキルが良く伸びていて、最近では私にお昼ご飯をつくってくれたり、弟のおやつを手作りしてくれたり。毎日好きなことをして過ごすうちに、こんなことを知っているんだ、こんなことできるようになってたんだと驚かされることもあり、何をしても学習になり、いろいろなことをどんどん吸収して成長していくのだなぁと感じています。さらに最近では、公営施設が行う子ども向けのイベントや公開講座などにも参加できるようになり体験の幅も広がってきました。子ども向けの講座は探せばたくさんあるので、本人の「好き」を大切にいろんな体験を積むことはそう難しくないのだと感じています。Upload By ウチノコ執筆/ウチノコ(監修:初川先生より)むっくんにとって、学校というシステムが合わない。本人の語りや様子をふまえ、ウチノコさんがご決断されたこと、さまざまな考えが逡巡したことと思いますが、ご家族みなさんが今はむっくんの不登校という選択を肯定的に捉えていらっしゃるとのこと何よりです。不登校になった当初は精神的に不安定になるお子さんは多くみられます。まずは休養を取られたこと、とてもよかったと思います。「暇」と言い始めるのが元気が回復してきた証拠なのはその通りです。体験学習を中心に過ごしているのもいいですね。むっくんは公営施設での子ども向けイベントに参加できるのですね(それは何よりです!)。家庭の中だけでは経験しづらいこともあるので、そうした催しをうまく利用できるといいですね。また、学校というシステム(セッティング)には合わなかったということですが、学校教育は膨大な内容を提供してくれる装置である側面もあります。学校ではどんなことを扱っているのかという視点も、大人の側は持っておくのもよいと思います。自分の生きるこの世界にはさまざまなもの・こと・不思議があるのだということを、さまざまな観点・視点から提示し、その中でお子さんが興味関心を持つものを見つけられるといいなと思います。
2022年08月18日子どもの不登校、行き渋り、どのように寄り添ってあげたらいい?不登校とは、文部科学省の定義としては「連続又は断続して年間30日以上欠席し、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況である(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」とされています。不登校になる原因やきっかけは子どもによってさまざまですが、早期解決できるか長期化させてしまうかは周囲の対処法によって大きく左右されると言われています。参考:児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査-用語の解説|文部科学省令和2年度の調査によると小・中学校における不登校児童生徒数は196,127人(前年度181,272人)であり、前年度から14,855人(8.2%)増加しています。児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は20.5人(前年度18.8人)。不登校児童生徒数は8年連続で増加し、過去最多となっています。また、新型コロナウイルス感染症によって学校や家庭における生活や環境が大きく変化し、それが子どもたちの行動などにも大きな影響を与えていることもわかります。新型コロナウイルスの感染回避による長期欠席者数は20,905人となっています。子どもが学校に通えなくなってしまった場合、子ども本人にはもちろん、保護者にもさまざまな不安が生じるかもしれません。いろいろな体験談と解決策を描いたコミックエッセイや、情報コラムから不登校や行き渋りの悩みの解決のヒントを見つけられるかもしれません。参考:令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要|文部科学省Upload By 発達ナビ編集部不登校、行き渋りなどの情報コラム不登校の原因・きっかけはさまざまですが、早期解決できるか長期化させてしまうかは周囲の対処法によって大きく左右されると言われています。不登校はどのようにして起き、どんな経過を辿るのか、保護者の子どもとの接し方のポイントを解説します。子どもが学校に通えなくなってしまった場合、子ども本人にはもちろん、保護者にもさまざまな不安が生じるかもしれません。このコラムでは、不登校の子どもと保護者をサポートする役割を担う「教育支援センター(適応指導教室)」を取り上げます。日本で唯一の不登校専門紙「不登校新聞」。夏休み明けに増え続けている子どもの自殺を止めるために、私たち親は何ができるのか、石井志昂編集長(不登校新聞)と牟田編集長(LITALICO発達ナビ)とともに考えます。不登校、行き渋りのコミックエッセイADHDのある次男くんは4月から小学6年生。いよいよ本格的に中学校選びを始める時期になりました。中学1年生のときに対人関係のトラブルがあり、1年間不登校だったスガカズさん。「自分の子どもには同じような経験はしてほしくない」と「本人(次男)の意思に任せたい」で揺れておりーー。小学校でも中学校でも卒業式で涙を見せたことがなかった荒木まち子さんの娘さんですが、高校の卒業式では大号泣!その涙の理由は、卒業式直前に行われた、生徒主体の「学習発表会」で知ることができました。通信制高校の角川ドワンゴ学園S高等学校に在学中の高校1年生の加藤路瑛さん。今回は、ネットコース生である加藤さんの学校生活をお話しします。今話題の通信制高校のリアルを大公開!小学校入学以来、何度となく登校渋りを繰り返し、小学2年生の秋から不登校になった鈴木希望さんの息子さんですが、4年生になり普通に登校するようになりました。そこに至るまでに何があったのでしょうか。ADHDと自閉スペクトラム症の診断を持つ小学2年生、むっくん。今は不登校で自宅学習を選んでいますが、気になる将来のことについてフリーランス児童精神科医の三木先生に聞いてみました!ASDがあるいっちゃんは中学3年生。府内の美術系の高校への進学を考えており、この秋から受験塾(のようなところ)に通い始めました。しかし、塾に通うのは嫌だと言いだして…。まとめ不登校に限らず、思春期の子どもとの接し方に悩む保護者の方は数多くいるのではないでしょうか。思春期に起きる子どもの変化は、時として親子関係にも変化をもたらします。そうしたタイミングで子どもが不登校になったとき、親としての責任を感じて自分を責めたり、子育てに自信を失ってしまったりすることもあるかもしれません。ですが、不登校の原因は一つではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っています。つまり、子どもが不登校になるのは必ずしも全て親の責任ではないとも言えます。子どもとの対話を通して、前向きに、少しずつでも前に進んでいけることを願います。
2022年05月04日娘が脳症になったとき9話。娘さんが脳症だったことが判明し入院に。付き添い生活が始まりましたが思わぬことが気になってしまい……。義母、夫、私の3人交代での24時間付き添い生活が始まりました。病院まで歩くのは多少遠かったので、自転車と車を使って、朝〜夕方の人と夕方〜朝の人で交代していました。夫がなんとなく買ってしまったものの、あまり乗らなくなっていたママチャリでしたが、このときは大活躍でした。(その後、震災のときも大活躍) 娘が脳症になったとき #9 ハナの体に取り付けられた点滴やセンサー、そこからのびたコード類がとにかくしょっちゅう絡まるのです。ひっぱられて針の部分が痛かったりずれたりするんじゃないか?コードが首にひっかかったら大変!などなど心配になり(実際に点滴が漏れてしまったこともありました)、絡まったコードをしょっちゅう直す私。ほかにも、モニターのセンサーがずれてアラームが鳴るたび看護師さんが来たりするので、なんだかんだと人の出入りがあり落ち着きませんでした。 ハナは入院当初食事もトイレも入浴もまったくできない状態で、意識ももうろうとしていてよく寝ていました。なので、ハナの日常生活の世話をすることよりも、周辺機器のケアをすることのほうがよほど多かった気がします。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年04月17日@エトラちゃんは見た!さんの『【#6】厄介者の病室の隣人の話』を紹介します。前回、夫に寝袋と座布団を届けてもらったユリさん。しかし、その様子を厄介者な同室の女性が見つめていて…!?2時間後出典:lamireそろそろ寝るか…出典:lamire寝る前にトイレ!出典:lamireトイレが済んで…出典:lamire寝る支度を…出典:lamire届けてもらった寝袋を…出典:lamire!??!!出典:lamire寝る前にトイレに行ったユリさん。寝袋を取り出そうとしているようですが、何があったのでしょうか…?本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。(恋愛jp編集部)(イラスト/@エトラちゃんは見た!)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月11日@エトラちゃんは見た!さんの『【#2】厄介者の病室の隣人の話』を紹介します。 息子の入院の付き添いをすることになったユリさん。簡易ベットではなく、夫に寝袋を持ってきてもらうことにしたのですが…?夫に寝袋も頼んで…出典:lamire2日だから大丈夫?出典:lamireすると、同室に…!?出典:lamireクレーマー!???出典:lamire厄介者が来た…!!出典:lamire同室の方は、見るからに厄介者のようですね…。大部屋なのが気に食わないようですが…?本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。(恋愛jp編集部)(イラスト/@エトラちゃんは見た!)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月07日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第12話です。クラスのみんなからストーカー呼ばわりされ、別室登校で頑張って通っていたお兄さん。しかし毎回教師にA梨さんの件で説教をされついに学校に行けなくなった…!転校出典:instagramそこまでしてくれるなら…!出典:instagram両親は転校させることを学校に言いましたが今まで出てこなかった教頭に止められてしまいました。卒業まで頑張ることを決めたお兄さんですが、両親は学校の対応に全く納得できませんでした…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@eiennoyakudosi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月15日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第11話です。ライブ配信をしながら自宅に突撃されたお兄さん。このことは学校に報告しましたが口頭注意で済まされてしまいました…。停学期間が終わり…出典:instagramクラス中に…出典:instagramお兄さんに説教…出典:instagram停学期間が終わり学校に行くとクラス中、誰一人としてお兄さんの味方はいませんでした。別室登校で頑張って学校に行きましたが毎回教師に説教をされ、学校に行けなくなってしまいました…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@eiennoyakudosi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月14日子どもが1歳7カ月のときに急性胃腸炎で入院をしました。幸い軽症ですみ、2泊で退院。しかし入院中は24時間付き添いが必要で、私も子どもと一緒に病室で過ごし、まったく外出ができませんでした。もう少し用意や段取りをしておけばよかったと後悔していることをお伝えします。 飲料水と食器入院中の子どもは点滴をつけられ、感染症の心配もあるので病室から出ないようにとの指示。あてがわれた個室には手洗い場と冷蔵庫はあったのですが、流し台や自動販売機はありません。子どもを連れて売店に行くこともできません。しばらくの間は子どもに、水を買いに行くこと、すぐに戻ること、動かないでいるようにと言い聞かせ小走りで自動販売機まで行っていました。 慣れない場所にわずかとはいえ、体調のすぐれない子どもをひとり置いていくというのは大きな不安。2日目からは夫に2Lのペットボトルの水とコップを用意してもらいました。 サンダル急な入院だったため深く考えず、いつも通り私は機動力重視のスニーカーで病院に入りました。子どもは柵を高く上げられたベッドの上で1日過ごします。私はベッドで子どもと過ごしたり、看護師さんがくるとベッドから降りたり、荷物を取るためバッグの所へ行ったり、トイレへ行ったりとじっとはしてはいません。そのときのスニーカーの着脱は不便。 さらにずっと室内で過ごすのにスニーカーは不快に感じました。ただでさえ心身の負担が大きい看病です。足元くらいリラックスできるようにサンダルを用意すればよかったと思います。 食事の手配入院中の子どもの食事は病院が用意してくれますが、付き添いの私の分はありませんでした。その病院には売店もありましたがフロアが別です。看護師さんに子どもを見ていてもらい、食事を買いに走ろうかとも考えましたが、どの看護師さんも忙しそうで声すらかけられませんでした。 結局、夫が仕事終わりに様子を見にくるまで水で過ごし、夫が病室かで子どもと一緒にいるうちに私はコンビニへ行き、食料を買いためました。 あらかじめわかっている入院であれば準備も家族の体制も整えられますが、急な入院では平常心を失い、深く考えることができずに準備不足になってしまいました。何でも病院で売ってはいましたが、子どもと一緒という状況では身動きが取れず……。まともに眠ることもできなかったので、もっと環境を整えられたらよかったと思いました。 監修/助産師REIKOイラスト/おもち著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2022年03月14日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第1話です。このお話は永遠の厄年2人組さんのフォロワー様の体験談です。SNSの罠とはいったい…!SNSの罠で不登校になった話出典:instagramチャレンジ出典:instagramしかし…出典:instagramクラスメイトとは会えない日々…出典:instagram両親には秘密で…!
2022年03月05日娘が脳症になったとき第5話。風邪のような症状が悪化し、入院となってしまった娘さん。24時間の付き添いがスタートしましたが…。入院してから知ったのですが、ハナが入院した小児科では、24時間付き添いが必要でした。初日の夜は私が付き添いする、というのはすぐ決まりました。が、ひとつ大きな問題があったのです……。 娘が脳症になったとき #5 ほかの子どもを連れて付き添いするのは認められていなかったので、生後6カ月の二女・ハッパのことは夫に任せるしかありませんでした。ハッパにはミルクと卵のアレルギーがあり、粉ミルクは飲ませたことがありません。看護師さんから教えてもらって、ミルクアレルギー用の粉ミルクを購入。その夜、ハッパはミルクは少し飲んだものの、おっぱいがないので眠らず、夜中は夫が必死にあやしていたそうです。 私は私で大変でした。娘の隣の簡易ベッドで眠って、何かあったら起きればいい、と思っていましたが、とにかく眠れないのです。緊張している上に、いろいろな音が気になりました。ひっきりなしに出入りするスタッフの足音、計器のピーピー鳴る音や廊下の音。ほとんど眠れないまま、朝になりました。 そして「朝になったらハナは元気になっているかもしれない」という希望は、あっさり打ち砕かれることになるのでした。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年02月13日株式会社すばる舎(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:徳留慶太郎)は、『子どもが不登校になっちゃった!』を2月12日に発売します。 内容元・不登校の娘を持つシングルママが赤裸々に綴った、不登校生活から娘を脱出させるために苦悩した約5年間(中学1年の3学期から高校まで)の軌跡。親としての数々の失態、親子の葛藤を通して、自身が感じ考えたことのほか、その過程で、手当たり次第むさぼるように勉強した、心理学、親業などを元に、不登校を脱出する方法を紹介。「親のやってはいけない10カ条」「不登校回復までの7つのステップ」など…同じように悩む子育てママやパパたちの心に、優しく、ときには厳しく、寄り添います。約220名の受講生と、日々のブログ読者からの相談事例も、一部紹介。イラストや実践解説付きで、効果的な声かけ方法が分かる1冊。目次第1章あなたが知らない不登校のリアル第2章不登校あるあるはコレだ!第3章不登校回復までの7つのステップ第4章親のための不登校脱出思考トレーニング第5章子どもが不登校から回復したママたちの体験談書籍概要発行 :株式会社すばる舎著者 :ラン版形 :四六判・並製頁数 :240ページISBN :978-4-7991-1029-4Cコード :0037価格 :本体1300円+税著者略歴■ラン不登校コンサルタント・不登校人気ブロガー。アメブロランキング「#不登校」第1位(デイリーランキングで多数獲得)。28歳で起業。33歳で娘を出産。一家の収入を担うワーキングママ。我が子が不登校になり、親としての数々の失敗を経験する。完全不登校脱出まで約5年かかった娘は、希望の大学に合格し、現在、大学生活を謳歌中。自身の経験を綴ったブログでは、親子の明るい未来と人生の秘訣を伝えている。同じように不登校の子の育て方に悩む親たちからは「納得や共感ができ、どうすれば良いのかが胸にストンと落ち、メッセージを読んでいるうちに救われた気持ちになる」と定評がある。また、不登校ママ脱出講座などを通じ、数多くの親たちの支援も行っている。本書が初の著書。株式会社すばる舎すばる舎HP: すばる舎ツイッター: すばる舎Facebook: すばる舎Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月27日■前回のあらすじ特にトラブルがあるわけではないのに学校を休み続ける娘に苛立ちを感じる加奈子。どうしていいのかわからず1か月が経ち娘が不登校である事実に焦りはじめるのだった。 >>1話目を見る 娘の真由が不登校になって1か月、担任の先生が家庭訪問をしてくれているのですが、真由は先生が来ても部屋から出てきません。私の焦りやイライラはますます募るばかりで…。私だけがスクールカウンセラーと面談したところで意味があるのか…と不安でしたが、面談予約を取ってもらうことにしました。本人が自分自身を受け入れられるようになるまで、じっくり待つしかないと言われたのですが、私は受け入れることができませんでした。真由のこれからの人生を考えたら…ゆっくりしている場合ではないと思ってしまったのです。次回に続く(全8話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 徳永 /イラスト・ もづこ
2022年01月23日12月1日に成年を迎えられた愛子さま。《本当にお綺麗》《まさしく皇族の品格と美しさ》と、SNS上には絶賛の声があふれ「愛子さまを天皇に」と期待する識者も少なくはない。だが、“天皇の娘”としてお生まれになった愛子さまも、一人の少女であったことに変わりはない。皇室、そして日本を背負うというご覚悟は、いったいどのように芽生えたのか。苦難を乗り越えた20年を追うと、そこにはどんなときも支え合う家族の姿があった――。愛子さまが2歳の誕生日を迎えられた直後の‘03年12月、雅子さまは帯状疱疹を発症されて入院。療養生活に入られ、翌年には適応障害と診断された。雅子さまの適応障害は、すぐには回復せず、大半のご公務は陛下が単独で出席される状況が続いていた。ご公務への欠席が続くと、雅子さまへの風当たりはますます強くなっていく。「適応障害の療養のためには、ストレスの原因となっている環境から離れ、楽しめること、自信を持って取り組めることを増やしていくことが大切だといわれています。そこで乗馬や国連大学での聴講といった活動を始めたり、ご友人と食事をしたりされたのですが、こういった“私的外出”が批判の的とされてしまったのです」(皇室担当記者)そんな中、愛子さまにも異変が起こる。学校に登校することができなくなってしまったのだ。’10年3月、初等科2年生のころだった。教室を走り回ったり、大声を上げたり、物を投げたりするといった乱暴なことをする児童がいて、愛子さまは強い不安を感じられたという。腹痛といった身体的な不調もあった。雅子さまは、学校に不安を抱く愛子さまの登下校に付き添うことを決められた。初めは授業を受けるのは1時限だけ、昼食は別室で雅子さまと一緒に、というような不規則な形ではあったが、雅子さまのサポートのおかげで愛子さまはだんだんと登校の頻度や、学校にいられる時間も増えていった。「その一方で、一緒に登校される雅子さまと愛子さまは“母子密着”などと評され、批判的に報じられることが増えていきました。とくに波紋を呼んだのが’11年9月、2泊3日の山梨県・山中湖村での校外学習への付き添いでした」(前出・皇室担当記者)このとき雅子さまは児童のバスとは別車両で追いかけ、ハイキングにも30分ほど遅れて同じコースを付いていかれた。同じ場所にいることで、愛子さまが少しでも安心して過ごせるようにという思いからだった。だが、この行動に批判の声はさらに大きくなる。校外学習を終えた数日後に開かれた東宮大夫の会見では、宮内庁担当記者たちから「付き添いの形があまりにも異常」「極めつけの茶番」などと、厳しい苦言が発せられたという。■愛子さまを守る“唯一の方法”だった雅子さまはこの年の誕生日のご感想で、愛子さまへの付き添いについて自ら説明されている。《昨年から、皇太子殿下とご相談をしながら、どうすれば愛子が安心して学校に通うことができるようになるか、そのために、親として何をしてあげられるのか、日々考え、力を尽くしてまいりました。学校とも相談を重ねてまいりましたが、愛子の学校への付き添いは、与えられた状況の中で唯一取れる可能性として続けてきたものでした》雅子さまはご自身の行動が愛子さまを守る“唯一”の方法であったと、きっぱり主張されたのだ。そして山中湖での校外学習についても《お友達の皆さんととても楽しく参加できたことが、学校生活に戻っていく上での大きな自信と励みになったように感じております》と、その意義を強調された。精神科医で立教大学教授の香山リカさんは、雅子さまのサポートは不可欠だったと語る。「とにかく何があっても両陛下が、親として娘を絶対に守るということを身をもって示されたことで、愛子さまは『何があっても私は大丈夫』という安心感を得ることができたのではないでしょうか。それが、愛子さまが自信を取り戻すことにもつながったのではないかと思います」雅子さまの、まさに身を挺したサポートが実を結び、愛子さまはお一人での登校ができる日も増えていった。《天皇皇后両陛下には、これまで愛情深く大切に育ててくださり、どのようなときも一番近くで支えてくださいました》成年にあたってのご感想に、ご両親への感謝を綴られた愛子さま。そして《一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております》と、成年皇族としての決意を表明された。両陛下の愛に応えるように、これからは愛子さまが両陛下を支えていかれることだろう。
2021年12月25日コロナの影響で1/3程度だった出席率がほぼゼロに…!わが家のでこぼこ兄妹の妹、ASDのあるいっちゃんも中学3年生となりました。進学を希望しているので、本来ならば志望校を決めて受験対策をしていなければならない時期…ですが…。もともと睡眠障害や聴覚の過敏さがあり不登校がちでしたが、コロナの影響もあって不登校の日が続き、学校で将来のことについて話すこともなく、本人も「これから私どうなるの?来年から高校に行くんだっけ?」と、具体的なイメージもできないまま、不安だけを感じているようでした。高校を目指す人の空気を浴びに…塾に行かせてみたら…すでにいくつかの学校を見学して志望校は絞り込んでいたいっちゃん。「学校に行くのは無理でも、同じように進学を目指す同級生が身近にいれば少しはイメージが固まってくるのでは?」と考え、家から30分ほどのところにある進学塾(のようなもの)の夏期講習に行かせることにしました。そこに決めたのは、娘の志望校に特化した進学指導をしているらしいとネットで見たからです。Upload By 寺島ヒロ絵が好きな同級生に囲まれてやる気に!この塾では自分の行けそうな時間帯に予約を取って通えるので、睡眠時間がまちまちのいっちゃんにも通いやすく、また一緒に指導を受けている子どもたちも、どこか自分に似ているタイプの子どもが多く、いっちゃんにとって居心地は良かったようです。夏休みが終わるころには課題をもらって絵を描くことにも慣れてきて、「ここの人たちみたいな人がいるなら、高校でもやっていけそう」と、頼もしい言葉が出るようになってきました。私も「高校生になろうという意欲が出てきたのかな?」と、少しほっとしました。いきなり「行きたくない…」と言いだした!そのわけは?ところが、夏期講習が終わり、9月からの週2回の講義に移ると、娘が「やっぱり塾行きたくないな…」と言いだしたのです。何か気になることがあるのかと聞いてみると…なんと「音がするのが怖い…」というのです!Upload By 寺島ヒロ聴覚に過敏のあるいっちゃん、ほかのみんなが気にしない程度の「ジー」という電灯の出す音を聞き取ってしまい、不快に感じていたのです。原因は「音」!ノイズキャンセラーイヤホンで解決!さっそく、塾の先生に連絡を取り、いつも学校や外出時に使っている愛用のノイズキャンセラーイヤホンの使用を許可してもらいました。Upload By 寺島ヒロ夏期講習のときは昼間に授業を受けていたので太陽光だけで十分に明るかったのですが、9月からは学校の終わる時間から夜までの時間帯に変わったので、教室内に電灯が点くようになっていたのですね。いやあ、そこには気が付かなかった…!ノイズキャンセラーイヤホンの使用を許可していただいたおかげで、今では問題なく通えています。執筆/寺島ヒロ(監修:鈴木先生より)不登校の原因の一つに起立性調節障害があります。車酔い・朝起き不良・頭痛・立ちくらみなどが主な症状です。起立テストといって15分間立つ前後に血圧・脈拍・心電図を計測することで判定できます。治療は「ミドドリン」という起立性低血圧のお薬で改善します。私の外来に来ている子どもの不登校の原因の多くは、実は音過敏にあります。隣のドアの音・定規をこする音・同級生のひそひそ話・椅子のギーギー音・鉛筆でノートやテスト用紙に書く音などなどです。対策としては、イヤーマフ・耳栓・イヤホンなどがありますが、それでもダメな場合は相談室や特別支援学級などの個室か少人数の場所へ移動して勉強をしています。私たちが家では集中できないため図書館の自習室で勉強するのと似ています。ただ、クラスの皆がイヤホン等を使用していないので担任や親からクラスメートに音過敏について説明をする必要もあります。多少の音でも大丈夫な場合はBGMをかけることで雑音が遮断され集中できることもあります。ホテルのロビーなどに噴水があるのは、鑑賞以外にいろいろな音をマスキングする役目もあるからなのです。自閉スペクトラム症のお子さんは音過敏以外に臭い・味・触覚など感覚に敏感なお子さんも多いです。
2021年10月27日ID学園高等学校では、不登校支援を実践されている教育コンサルタントの平栗将裕氏をお招きし、「夢を叶えるための進路づくり」の講演会を開催致します。不登校の生徒への支援についてご興味がある保護者様や教育関係者様のご参加をお待ちしております。講演会詳細■日時:11月13日(土)14:00~15:00※当日は13時よりオープンキャンパスを行っております。併せてご参加ください。■場所:ID学園高等学校東京本部校(〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-2-14 ) ■講師:平栗将裕氏教育コンサルタント、 社団法人 日本産業カウンセラー協会 産業カウンセラーAllight Educational Consulting代表(株式会社Allight 代表)、NPO法人リアル 代表理事■内容:不登校支援の実践家による講演~夢を叶えるための進路づくり~不登校を経験すると、周囲とは違う進路を選ばざるを得ないことがあります。しかし、その生徒にあった環境を選び、今の時代に必要な力を身につけていけば、素晴らしい進路がひらけます。通信制高校という環境を上手く活用し夢を叶えるためのポイントをご紹介します。教育コンサルタント平栗将裕氏お申し込みWebからのお申し込み、もしくはお電話にて承ります。 TEL:0120-426-966講師紹介平栗 将裕 氏1985年福島県生まれ。早稲田大学第一文学部総合人文学科フランス文学専修卒。大学在学中に有志らと、不登校専門の家庭教師「東京家学」を創業し、以来10年間代表として経験を積む。新たな活動の場としてAllight Educational Consulting (株式会社Allight)とNPO法人リアルを設立し、現在、代表を務める。2014年4月〜2015年3月「ナナメの関係からの不登校支援」(教育新聞社)連載2016年 6月 「GW明けの不登校 早めのケアで対処する」(小学館)寄稿2016年 11月 平成28年度 内閣府アウトリーチ研修 講師「不登校について学ぶ 土曜講座」を毎月開催。不登校に悩む保護者にとってヒントになる読み物を掲載する通信誌「Blueprint」を毎月発行。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月30日