イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。アラフィフになり、心身に不調を感じることが増えたフカザワさん。原因を探ろうとするも、簡単にはいかないようで……。★関連記事:<アラフィフマンガ>「私たちも若くないから」体調不良は更年期だからと決め付けがちだけれどこんにちは、フカザワナオコです。たまにありますね、こういう日。なんだか不調で、でも不調の理由の心当たりがあり過ぎて、よくわからないという(涙)。気圧だけが理由ではなくて、花粉に体が反応したとか、更年期も真っ最中だし、最近ちょっとバタバタしてて疲れもたまっていたことも考えられるし……。そういったすべてがちょっとずつ積み重なって、その日のどんよりにつながってるのかなぁと。やることがあるときはそうもいかないけれど、できれば無理せずに体を休めるのがベストだな、と思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(49歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2021年9月8日に新刊『40代が、こんなにしんどいなんて聞いてなかった』(1430円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2022年05月09日40代から感じるようになった更年期の不調。しかし、子どものことを優先し、自分の不調に向き合うことをしていませんでした。50代になり、自分と向き合い2つの対策をおこなったことで症状が緩和した体験談をお話しします。40代から更年期症状が始まった!?40代になってから自営業で飲食店を営むようになったのですが、そのころからホットフラッシュのような症状を感じることが多くなりました。最初は自営業を始めたこともあって緊張しているのかと思い、気にもしていませんでした。しかし、毎日人に会って緊張すると手に汗を握る程度だったのに、数年たったころには普段の出る汗の3倍以上の汗が出るようになっていて洋服がびしょ濡れになったり、汗をかいて体が冷えてきたり、心臓の鼓動が大きくなって不安感が出てきたりと体調にも大きく変化が起きてきました。頭痛やめまいも出てきて、立っていられないときには家にこもったままで寝ていました。倦怠感やイライラなどの症状も当たり前のように出てきたのを覚えています。40代半ばで体も心もだんだんつらくなってきた40代からの体調不良が更年期症状だと意識し始めたのは、40代半ばになってからでした。しかし、シングルマザーの私には体調不良でも悩んでいる暇などない日々でした。自分のことより子どものことを優先していたため、更年期症状が出ていても、見て見ぬふりだったと思います。体の変化に目をそむけたままだったので、限界が来ていたのか心がつらくなるようなことがだんだん増えたのも40代半ば過ぎだった思います。食欲がなくただ眠くて体がだるい日々が続いていました。体が軽いと心も軽くなると気付く50代40代から悩まされてきた更年期症状と思われる症状ですが、50代になり2つの対策をおこなったことで、症状が緩和されてきました。まず1つ目はプチ断食です。食欲が出ないこともあり、10時間以上食べないこともありました。そうすると内蔵が休まったのか、体の調子が徐々に良くなってきました。体の調子が回復するだけでなく、肌のハリも出て肌の調子も良くなったように感じています。そして、2つ目が運動です。私は50代になってから20代〜30代でしていたゴルフを趣味として再開することにしました。約20年ぶりのゴルフでしたが、月に1回自然の中での運動は気持ち良く、楽しむことができました。さらに、ゴルフで気の合う仲間と楽しい食事で笑うことが増えてからは、肌も体調も良くて若いころに近付いているように感じます。さらに、体調が良くなると心もラクになり、深刻に考えがちだった子どもの進路なども前向きに考えられるようになりました。40代のころとはまったく別人になったように気分も明るくなり、心に余裕も出てきました。まとめ40代から始まったと思われる更年期症状はプチ断食や運動をすることで改善されていきました。更年期の不調を通じて、体からの不調のサインを無視せず、しっかりと向き合うことが大事だと気付くことができました。元気に60代・70代を過ごすために体からのサインは見逃さず、体をいたわって過ごしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/かみ(51歳)高校3年生の子ども1人。未婚の母。調理師資格を持ち、その知識を生かしたブログを書いている時間が楽しい。生米・ジャガイモ・大豆でヴィーガンレシピ考案中。何より宇宙が大好き。
2022年03月27日生理痛・PMSの症状などの不調は目に見えず、また本人も周りに伝えない傾向にあることが調査で判明しています。こうした不調を可視化するため、株式会社ツムラ(以下、ツムラ)では、3月8日の国際女性デーから「違いを知ることからはじめよう。」というメッセージとともに、#OneMoreChoice プロジェクトの2年目をスタートしました。違いを知ることからはじめよう。「#わたしの生理のかたち」をテーマにプロジェクト2年目となる今年は、一人一人が生理やPMSの目に見えない不調、違いを知ることで、自分の体とあらためて向き合い、周りの辛さを思いやって対話ができるきっかけづくりを目指しています。またプロジェクトの2年目を展開するのに先立ち、ツムラでは15歳〜49歳の生理の経験がある6,000人および、15歳〜49歳の男女15,000人を対象に「生理・PMSの本音と理解度調査」(URL: 記事末尾)を実施しました。15歳〜49歳の生理の経験がある6,000人の調査では、生理やPMSで感じる辛さは人それぞれ違って個人差が大きく、そのため不調があっても症状や辛さを表現しにくいといった理由で、2人に1人は周囲に伝えていない現状が浮き彫りになりました。さらに、女性に限らず男性も対象に含めた調査では、61.2%の人が生理やPMSで感じる辛さを話題にすることがタブーではないと思う一方で、62.6%の人が生理やPMSについて対話する機会がないと思っています。 「#わたしの生理のかたち」特設サイト生理やPMSの目に見えない不調を可視化したコンテンツを掲載したサイトには、俳優・井桁弘恵さんをはじめ、モデル・神山まりあさん、モデル・高山都さん、モデル・タレント・横田未来さんら出演者が、日常で感じる「#わたしの生理のかたち」とそのエピソードをまとめたインタビュー記事と動画を掲載。さらに、「生理・PMSの本音と理解度調査」の調査結果にコメントをいただいた丸山綾医師(「霞が関ビル診療所」婦人科医)からの解説も公開しています。「違いを知ることからはじめよう。#わたしの生理のかたち」ムービー本ムービーでは、生理やPMSの症状による辛さをインタビューを通してひもとき、可視化されていく過程、そしてその結果を目の当たりにした友人同士やパートナー間で生まれた心境の変化を描いています。自身の症状やその辛さを表現し説明することの難しさ、そして対話を通じて、友人や、パートナーの症状や辛さを知った人々の反応からは、違いを理解することが、「自分の体と改めて向き合う」「周りの辛さを思いやる」きっかけになるのだと伝わってきます。主演は俳優・井桁弘恵さんです。こうしたコンテンツをきっかけに、友人同士やパートナーと「目に見えない不調」について話し合ってみてはいかがでしょうか。【参考】※#OneMoreChoice プロジェクトサイト「#わたしの生理のかたち」※「生理・PMSの本音と理解度調査」※「違いを知ることからはじめよう。#わたしの生理のかたち」ムービー
2022年03月11日そろそろ花粉の影響で目がしょぼしょぼになりがちな季節が到来。またステイホームによるスマホやPC漬けで、疲れ目も気になっていませんか?そんな目の不調が生じがちな今の時期は、カラダを健康に保ちながらアイケアを。医師が解説します。花粉症やスマホ漬けで「目」の不調を感じていませんか?3月といえば花粉が飛散し始める時期。毎年、目がしょぼしょぼしたり、かゆかったりと何かとトラブルを感じる人も多いのでは?そして最近は、ステイホームでますますスマホやPC漬けの毎日が続き、疲れ目も感じているかもしれません。そんな目の不調を感じがちな今の時期は、ただ目薬をさすだけでない、カラダの内側からのアイケアを実践しましょう。医師の石原新菜先生が教えます。目の不調の原因は食生活にもあり?千寿製薬が先日「瞳のチカラ白書」の2021年度版で、全国47都道府県の男女5,640人を対象にした「瞳」に関するWeb調査を発表しました。1日のディスプレイ視聴時間は「平日11.7時間」、「休日12.4時間」と生活時間の7割を占めている状況の中、目の疲れについてたずねたところ、全体の73.9%が「目の疲れを感じる」と回答。そのうち、14.9%は「とても疲れている」と回答しました。さらに目に関するトラブルの有無を聞くと、全体の85.5%が何らかの目のトラブルを抱えており、女性は90.3%にも上りました。また目の疲れやトラブルで日常生活に支障をきたした経験を聞いた結果、「目が疲れているのに、スマホを見るのをやめられない」(47.6%)、「夕方になると昼よりも見えにくくなると感じる」(42.0%)、「疲れ目からくる頭痛などカラダの不調を感じる」(32.4%)などが上位となりました。そして意外にも、不調は食習慣にも関係があるようです。目が疲れている人ほど、「食べ過ぎてしまうことが多い」「カロリーをコントロールできていない」「糖質を摂り過ぎている」など、「良くない食習慣の実践度」が高い結果となりました。全体的にスマホなどのディスプレイを見る時間が長く、目が疲れていたり、カラダの不調を感じたりしてはいるものの、やめられない人が多くいる様子。また真相はわかりませんが、食生活の乱れが目の不調の一因となっている可能性もあるようです。花粉症に疲れ目…食事や生活習慣からの対策ーーそんな目の不調が起きがちな今の時期こそ、アイケアはしっかり行いたいものです。そこで、免疫や疲れケアに詳しい医師の石原新菜さんに、花粉症対策と共に疲れ目のケア方法について教えていただきました。花粉症対策石原さん花粉症の症状をなるべく和らげるには、粘膜に付着する花粉の量をいかに減らすかが重要です。花粉症の症状は目や鼻、気道、皮膚に出やすいですが、これはアレルギー反応が起こるマスト細胞が皮膚や粘膜に多く分布しているから。アレルギー症状を防ぐには、マスクや衣服、メガネなどを活用してなるべく皮膚や粘膜に花粉を付着させないこと、付着した花粉をすぐに洗い流すことです。目は、目薬をするようにしましょう。ーー花粉症の症状と食生活や生活習慣は関係していますか?石原さん関係しています。バランスの悪い食生活、ストレス、加齢、環境汚染、抗生物質などの常用などによって花粉症リスクが高まるおそれがあります。ーー花粉症の症状をやわらげるにはどんな食生活がおすすめですか?石原さんカラダ全体をアレルギーに対抗できる状態に整えることが大切です。そのためには、皮膚や粘膜を丈夫にすること、腸内環境を整えること、免疫バランスを整えることの3点を意識することがポイントです。ーー具体的におすすめの食品を教えてください。石原さん皮膚や粘膜を丈夫にするには、大豆・肉・魚・卵などのたんぱく質、腸内環境を整えるには、乳酸菌と食物繊維、特に植物性乳酸菌を含むぬか漬け、キムチ、納豆、味噌、切り干し大根などがおすすめです。食物繊維は麦や雑穀などの穀類、さつまいもやこんにゃくなどのいも類、豆やおからなどの豆類、ごぼうなどの野菜類、アボカド、きんかん、ドライフルーツなどの果物類、きのこ類、わかめひじきなどの藻類に豊富に含まれます。免疫バランスを整えるには、藻(も)類の一種であるユーグレナだけが持っている「パラミロン」という食物繊維がおすすめです。パラミロンには免疫細胞の働きのバランスを整える作用が確認されています。ユーグレナは、パウダー状のものやドリンク状の製品で売られています。その他、めかぶ、わかめ、れんこんなどに多く含まれる「LPS(リポポリサッカライド)」は、体内に入ったアレルゲンを食べてくれるマクロファージを活性化するといわれます。疲れ目ケア方法ーースマホで酷使しがちな目のケア方法を教えてください。石原さん疲れ目は、目の筋肉が疲れているということです。近くでスマホを見ていると、目の筋肉を緊張させっぱなしにしているので、休ませる必要があります。目を休めるにはあたためることが大切です。温かい蒸しタオルや市販のアイマスクをまぶたに乗せると、目の筋肉がほぐれ血流がよくなります。疲れがひどいときは蒸しタオルなどであたためた後、冷たいタオルを当てるとさらに効果的です。理想は、温かいタオルで3分、冷たいタオルで30秒当てるのを3回繰り返すこと。時間がない場合は、温かいタオルを3分だけでもいいです。疲れ目予防のために、日頃から「時々遠くの景色を見る」「まぶたの周りを大きく動かすために、目をギュッとつぶり、パッと大きく見開く」「視線だけ上下左右、斜め方向に眼球を大きく動かす」などもおすすめです。ーー花粉症や疲れ目のアイケア方法を教えていただきました。目の不調を感じているなら、目薬や温めなどの対策と共に、食生活の見直しも実践して、カラダの内側からの健康を目指しましょう。Information教えてくれた人…石原 新菜(いしはら・にいな)さん医師。「イシハラクリニック」副院長。現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察のほか、わかりやすい医学解説と、親しみやすいキャラクターで、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。(C)MangoStar_Studio/Getty Images文・椎原茜
2022年03月06日コロナ禍でのマスク生活。今がチャンスとシミ取りのレーザーを受けようと皮膚科へ駆け込んだところ、まさかの診断を受けてしまいました。何となくの自覚はありましたが、50代60代の方がなるイメージでした。コロナ禍でのパソコン 、スマホ、ハードコンタクトの長時間の使用が影響していたようです。診断された眼瞼下垂ってどんな病気?皮膚科で下された診断は眼瞼下垂(がんけんかすい)。眼瞼下垂は年齢とともにまぶたの筋肉が弱まり、まぶたが自力では持ち上げらなくなる状態とのこと。年齢を重ねれば誰もがなり得る病気らしく、命に関わるわけではないですが、ひどい症状になるとまぶたが上がらず視界が狭くなり視力も落ちてしまうそうです。眼瞼下垂は、和田アキ子さんが眼瞼下垂の手術を受けたところ顔が別人のように変わってしまい、かなりショックを受けたそうで一時ニュースで話題になりました。まさか自分が眼瞼下垂になるなんて!眼瞼下垂の診断を受けたのは45歳のとき、皮膚科の先生に「まぶた重くない?」と突然聞かれたことが始まりでした。正式にはまだ軽症で、なりかかっているので気を付けるようにという診断だったのですが、たしかに思い当たる節がありました。ちなみに診断としてはまぶたが黒目にかかっていれば軽症、まぶたで黒目が半分隠れていれば中症となり、保険適応で眼瞼下垂の治療として二重の手術を受けることができるそうです。私の感じた症状としては、まぶたが重い、開けにくい額の中央に横ジワができた気がする(これは額の筋肉で目を開けようとしていたことが原因らしいです)肩凝りがひどいのようなものです。当時は仕事も忙しくパソコンを毎日10時間以上眺めていましたし、手が開けばスマホを手に取りSNSを眺める日々。ちょうどステイホームを言われ始めた日々で、旅行へ行って自然を眺めたり友人に会って楽しく過ごすこともなく、毎日部屋の中で5m先を見ることもなく過ごしていました。視線は常に30cmほどの画面を黒目を動かすことも少なく、1点を集中して見ていることが多かったです。まぶたにできるだけ負担をかけない生活を意識私はハードコンタクトを30年ほど使用していますが、ハードコンタクトを20年以上使用している方は眼瞼下垂になる傾向が多いとのことで、私も医師からすぐにソフトコンタクトに変えるようにすすめられました。ハードコンタクトによるまぶたへの負担が大きいそうです。そのほかにも、パソコンやスマホを長時間眺める行為もやはりNGとのこと。しかし、仕事でもプライベートでも生活にはなくてはならない存在なので見ないわけにはいきません。私の場合、乱視がひどくソフトコンタクトでは矯正できないこと、老眼も始まっていてソフトコンタクトでは完全に矯正できないことでかなり悩みましたが、仕方がなく不便な思いをしながらも現在はソフトコンタクトを使用しています。特にお休みの日はなるべく眼鏡で過ごすなど、まぶたに負担をかけないように気を付けています。医師からの助言ではありませんが、自主的にまぶたの筋肉の衰えを防ぐためになるべく目を大きく開ける運動を定期的にしてみたり、スマホの画面を離れて遠くを眺めてみたりしています。効果がどれほどあるかわかりませんが、現在はまだ軽症で済んでいて、手術は受けていません。まとめ私は現在47歳で、年々眼瞼下垂の症状が進んでいる自覚もあります。近い将来、眼瞼下垂の手術を受けることになると思います。眼瞼下垂の手術は美容整形の二重の手術と同じ手術方法なので、もともと奥二重の私はぱっちり二重になるのが違和感があり、少し抵抗がありますがまぶたが開かないのでは仕方ありません。私が眼瞼下垂の診断を受けたのは皮膚科でしたが、皮膚科でも手術はおこなっているそうで、今後も医師に相談しながら、なるべく自然に見える手術をお願いしたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ著者/yuka(47歳)夫と大学生の息子と20歳の高齢猫と暮らしている。両親も70代80代となり、介護も始まり毎日家族のために忙しい日々だが、自分の時間も大切にしたいなと思う今日このごろ。
2022年01月29日株式会社ツムラは、2021年12月、20代~40代の男女1,800人を対象に「第2回なんとなく不調に関する実態調査」を実施。不調を抱えながらも医療機関への受診を躊躇する、現代女性たちの実情が明らかになりました。20代女性の4人に3人が不調を自覚調査の結果、心身の不調を感じる人は約6割、中でも20代女性で不調を自覚する人が増加しており、約4人に3人(74.3%)が不調を自覚していることが分かりました。また、女性の83.3%が心身の調子がなんとなく悪い「なんとなく不調」を実感していると回答しました。一方で、なんとなく不調があっても医師に相談したり病院へは行かないという人が7割以上という結果も出ています。テレワークも出社も自由に選択できるのがベストコロナ禍以降増えたテレワークの働き方について、テレワークで働いた経験がある769人を対象に調査したところ、出勤かテレワークのどちらかを好むかは、ほぼ同率という結果に。職場や立場によって、テレワークも出社も自由に選択できる働き方が望まれることが明らかになりました。さらに、体調不良の日の働き方については、以前のような出社や出勤をした場合、苦労しそうとの回答がテレワーク中の女性で56.8%と高く、体調不良を感じやすい人はテレワークを望む傾向があることも分かりました。婦人科医が指南「我慢しないで受診して!」これらの調査結果を踏まえて、霞が関ビル診療所婦人科の丸山綾先生は、「女性はもともと環境変化の影響を受けやすいので注意が必要」と指摘します。多くの女性はなんとなく不調を抱えながらも、自己判断で医師や病院への相談を躊躇ってしまう傾向があります。丸山先生は、睡眠・食生活・運動習慣など生活習慣や生活リズムを整えることが前提としつつも、自分だけではコントロールできない場合は、医療機関への相談が大切だと言います。医療機関を受診することで、隠れた病気がないかを確認することができるので、原因を見つけやすくなることもメリットだそう。なんとなく不調のような病名がつかない症状であっても、対症療法や漢方薬などで症状を改善できる可能性があるので、医療機関への相談を選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。
2022年01月27日ツボと反射区で全身にアプローチやせる効果やさまざまな不調に効果が期待できるツボ押しが紹介されている新刊『やせる&不調に効く 魔法のツボ』が発売された。出版社は扶桑社でAB判のムック本、価格は1210円である。株式会社カバーリング代表取締役で、吉田佳代ボディケアビューティクリニック代表、日本手技療法士認定協会公認手技療法士、整体師の吉田佳代氏が同書を監修。同氏には『朝に効くツボ 夜に効くツボ』や『「足裏のゆがみ」をとればやせられる! 』などの著作もある。食事制限も運動も道具も不要のツボ押し新型コロナウイルスの影響により、まだまだ油断できない状況が続いている。自宅にいる時間が増え、体型の変化を実感している人も多い。また、気分が晴れない日々が続き、ストレスを抱えがちである。吉田佳代氏は約15年間、のべ約6万人に施術を行い、彼女の元には医師、看護師などの医療関係者も通っているという。新刊では同氏が提言する押して揺らすだけで、脂肪が落ちるという5つの“やせツボ”を掲載。食事制限も道具も、運動も不要でやせることができるとしている。そのほか、腰や膝の痛み、肩や首のコリ、頭痛、腹痛、便秘、高血圧、高血糖、ストレス、こむら返り、寝違え、緊張といった不調に対応するツボと反射区も紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※魔法のツボ - 書籍詳細 - 扶桑社
2021年12月18日最近、イライラするし体調もイマイチ。これってプレ更年期?と不安に思うことも。38歳で1人目を出産し、現在40歳の専業主婦の私。徐々に現れる不調に悩みながら、育児と家事に奮闘する体験談と乗り越えるための工夫を紹介したいと思います。なんだか疲れやすい、だるい、イライラする私は38歳を過ぎたあたりから体力がガクッと落ちたような気がして、なんとなく体調がすぐれない日々を過ごしています。最初は妊娠してから運動もあまりしていないし、出産してから生活サイクルがガラッと変わったのが原因だと思って、軽く考えていました。しかし、40歳くらいから徐々に体調が悪くなり出したのです。まず寝ても疲れが取れず、朝起きても1日ソファーから動けなくなるほどの倦怠感にさいなまれました。子どもと遊ぶこともできず、食事を作ることもできないほどでした。さらにPMS(月経前症候群)が生理の10日前くらいから出始め、ささいなことでイライラしたり憂うつな気分になったりするようになりました。「これってもしかしてプレ更年期? それとも加齢が原因?」と私の悩む日々はこうして始まったのです。プレ更年期の不調の主な原因はストレス?調べたところによると、プレ更年期の主な不調は毎日の生活の中でため込んだストレスが関係するようです。それに加えて、年齢により卵巣からのホルモン分泌が不安定になるなか、脳が一生懸命に卵巣を刺激することで、女性ホルモンが多かったり少なかったりとゆらぐことが原因になるとのこと。ホルモンバランスが崩れ、更年期のような不快な症状が現れるみたいです。私は、産後慣れない育児に今まで感じたことのないストレスを抱えるようになりました。そこでまず、何にストレスを感じているか、どうしたいのかを紙に書き出すことにしました。そうすることで自分の気持ちと少し向き合えるような気がしたのです。そして、夫にも現状を理解してもらいたいと思い、その紙を見せることにしました。完璧を求めず家事は手抜き、アロマでリラックス鈍感な夫はまったく気付いていなかったらしく「多分これからも気付かないと思うから、その都度言ってよ」と、マイペースな返事が来ました。それでも、自分の気持ちを伝えられただけで心がスッキリしました。また性格的に、家事も育児も完璧でなければと思い込んでいたので、できない自分にイライラし自己嫌悪に陥ることがよくありました。「1日くらい掃除をしなくても大丈夫、ごはんを作れなくても出前や外食すればいいだけのこと」と思うことで肩の力が抜けました。家事を手抜きして、子どもと一緒に早めに寝るようにもしました。そのときに好きな香りのアロマオイルを焚くようにしました。プレ更年期の改善には、まずはストレスの軽減が大切だそうです。アロマを取り入れることで心も体もリラックスできれば良いなと思います。まとめまだ完全に悩みや不調がなくなったわけではありませんが、自分の心と体と向き合えるようになったことは大きな一歩だと思います。またPMSの症状が今後ひどくなるようであれば、専門医を受診しようと思えるようにもなりました。プレ更年期の改善には専門医や家族の力を借りて、まず不調を取り除くことが大切だと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)★関連記事:「頭皮が透けて見えるほど…」徐々に増えていく抜け毛!実は更年期障害の症状だった【体験談】★関連記事:「疲労感やイライラ。プレ更年期かもしれない…」43歳、更年期検査を受けてみた結果は【体験談】(後編)★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/エグママ(40歳)40歳になり、変わりゆく自分にとまどいを隠せない専業主婦。プレ更年期やPMSに悩みながら子育てや家事に奮闘する毎日を送っている。
2021年11月09日私の仕事はWebライターです。平日は5~8時間ほどパソコンを使ってWeb上の記事を作成しているせいか、慢性的な目の疲れと痛みに悩まされています。若いころはブルーライトも長時間のパソコンワークも平気でしたが、現在の私はアラフィフです。朝から仕事をすれば、夕方には目の疲れや痛みが限界に来ることも多くなりました。今回は、そんな私が慢性的な目の疲れと痛みをスッキリ軽減できた体験談をお話しします。Webライターの仕事は目を酷使するWebライターの仕事を始めたのは、4年前です。当時はドラマや映画の記事専門のライターだったので、パソコンに向かう時間だけでなくテレビを見る時間も相当なものでした。具体的にどんな仕事なのかと言うと、テレビでドラマを細かくチェックしたあと、パソコンに向かってその内容を書きます。時には、Twitterでドラマの感想をチェックしながら記事を書くこともありました。1日に8時間以上もブルーライトを浴びていた私は、徐々に目の疲れを訴えるようになりました。やがて、目がズキズキと痛むようになり、頭痛や肩凝りも発症。若いころと違って、目も体も疲れやすくなっていることを身を持って思い知るのでした。目の痛みはどんどん強くなっていき、時には仕事中にベッドに倒れ込むことも。そしてついに、目いぼやヘルペスまでできてしまいました。かゆみや痛みで仕事どころではないのですが、それでも仕事をしなければなりません。市販品では目の痛みは解消せず…友人から市販のアイマスクが良いと聞いた私は、早速薬局へ。電子レンジで加熱することで蒸気が出るアイマスクを購入しました。あお向けに寝た状態でアイマスクを付けると、目の周りがポカポカあたたかくてリラックスできて、とても気持ちがよかったです。アイマスクを取ったあとは、たしかに目の痛みが和らいた感覚がありました。しかし私の症状が重かったせいか一時しのぎにしかならず、1日経過するとまた同じような目の痛みが襲ってきました。悩んだ末に、私はパソコン画面とテレビ画面にブルーライトカットフィルムを購入。ブルーライトカットフィルムとは、ブルーライトを発する画面に張ることで、眼精疲労の原因とされるブルーライトをカットして目の疲れを軽減する効果があるとされているフィルムです。ブルーライトカットフィルム2枚は高額で痛すぎる出費でしたが、そのおかげで明らかに以前より目がラクになりました。ところが、長時間仕事をした日はやっぱり目の周りにズキズキ痛みが出ます。「もう年齢的に諦めるしかないのか……」そんな絶望が私を襲いました。目の痛みに効果抜群だったこと雑誌に「視力の若返りには緑を見るのが良い」と書かれているのを読んだ私は、家から少し離れた大きな公園へ。池の周りに大きな木がぎっしり生えていて、いかにも森林浴にうってつけの公園です。ずっとパソコン画面ばかり見ていた私の目は、久しぶりに大量の緑を見ることで明らかに元気になっていきました。ただ緑を見ているだけなのに、目がとても気持ちが良く、疲れが取れていく感覚があるのです。ふと呼吸が浅くなっていることで気付いた私は、まずは大きく深呼吸。次に、いつもヨガ教室でやっている片鼻呼吸(ナーディショーダナ)をしてみました。片鼻呼吸とは、片方の鼻の穴を指でふさいで、もう片方の鼻で息を深く吐いて吸うというものです。両鼻の深呼吸に比べて、脳がスッキリする効果が期待できます。家の近くの排気ガスたっぷりの空気とは違い、とても清涼な美味しい空気が体の隅々まで行き渡るような感覚がありました。それと同時に、頭が驚くほどスッキリとさえてきました。不思議なもので、頭がスッキリするにつれて目の痛みも軽減されていきます。自然の緑でリセットされた私は、その日は夜までバリバリ仕事ができました。まとめ現在の私は、毎朝6時に起きて自転車で公園まで行くのが日課となりました。公園の周りをウォーキングしながら緑を見て目を休め、片鼻呼吸で目の奥まで疲れをリセットしています。私が今日もWebライターとしてバリバリ仕事をすることができるのは、この毎朝の森林浴のおかげと言っても過言ではありません。おまけにウォーキングで運動不足まで解消できるので、本当に素晴らしい習慣を身に付けたなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:「え? 緑内障の疑い!?」検査を受けたら意外な結果が…【体験談】★関連記事:目がショボショボ&チカチカ…目の疲れ改善のために効果があったこと★ウーマンカレンダー目のお悩み記事著者/neko(49歳)夫と両親の4人暮らし。バツイチ。コロナ禍で趣味の外食ができなくてストレスをためている。増加する一方の白髪と体重に悩み中。アトピー性皮膚炎。健康体の80歳を目指している。
2021年10月17日深刻な病気ではないけれど、日常に潜む不調や気になる症状はいっぱい。でも、更年期が招く「メンタルの不調」や年を取ったから出てきた悩みは、なんだか人に相談しにくいもの。そんな、更年期が招く「メンタルの不調」の悩みをリサーチし先生に聞いてきましたーー。「老化の兆候があらわれる更年期。特にメンタル面に不調が出る場合が多いです。ただし、『更年期を迎えるとみなさんこうなりますよ』と患者さんに告げるのは、さらに落ち込む原因となり逆効果。前向きな回復を目指す声かけが大切です」こう話すのは天神レディースクリニック院長森智恵子先生。精神科指定医・産婦人科専門医・麻酔科認定医の資格を持ち、女性の体をトータルで診断・治療する。森先生によると、まずメンタルの不調に隠れている根本原因を突き止めることが肝心であるという。そのうえで、漢方でじっくり体質を改善していくか、即効性のある美容外科的な治療をするか、生き方を見直すための定期的なカウンセリングが効果的かなど、患者により検討し、決めていく。「更年期にメンタルの適切なメンテナンスができれば、人生の後半戦も『元気に、長生きしたい』という気持ちになれるものです」【悩み1】イライラすると、夫や子に暴力を振るってしまい、自分でも怖い。(56歳・会社員)「更年期を迎えると心身の衰えが顕著になり、できていたことができなくなる。それが家族への不満となり、イライラが高じて暴力に発展する行為は珍しくありません」(森先生・以下同)近年、女性側からのDVに悩む夫からの相談件数が増えている。エスカレートするようであれば、婦人科で漢方を処方してもらったり、心療内科のカウンセリングで自分を見つめ直すといった、患者に寄り添う治療法をすすめる。「まずは漢方を長期的に飲むことで、体質改善を。精神不安があって動悸(どうき)、不眠などを伴う場合は『柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)』、体力はあるが、のぼせ気味でイライラ傾向があれば『黄連解毒湯(おうれんげどくとう)』、気分がふさぎ、咽頭や食道部に異物感があるなら『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』を、更年期の時期や体質で使い分けて。漢方薬は好相性ならおいしいんです」【悩み2】お酒を飲まないと家事も子育てもできません。やめられるか不安で。(47歳・パート)「キッチンドランカーとなって夫に連れられ来院する主婦の方もいますが、結局やめられず離婚に至るケースも。こればかりは自分自身で強い決意をしなければ難しいのが現実です」精神科病院で長く勤務経験のある森先生によると、依存症は根が深く、依存できる何かを常に求めているということ。「夫に依存できないから満たされず、お酒や買い物やギャンブルに走る主婦の方は多い。解決策としてお酒を上回るご褒美があればやめられる可能性があり、恋人ができて断酒できた方もいます。いずれにしても日常生活や家計に支障が出るほど依存度が高い人はきちんと診断を受け、『治したい』と自分の意思で動けるかが鍵となります」森先生によると、精神科や心療内科で依存症回復プログラム、認知行動療法に参加し、前向きに現在の状況を受け止めることも克服の道、という。認知行動療法の第一人者である大野裕先生監修のサイトをすすめることもあるそうだ。「通院に抵抗がある方や、あるいはコロナ禍なので家で挑戦したい方には、オンラインで参加するという方法もあります。まずは自らアクションを」【悩み3】睡眠時に歯ぎしりをすると家族に言われて。確かに起床後、頭痛が。(50歳・パート)「歯ぎしりはクセの一種でもありますが、主にストレスが原因となり、頭痛を引き起こすこともあります。最近では、ボトックスをエラ(顎の筋肉)に打つことが即効性のある治療法として、注目されているんです」この方法は頬がやせて「小顔になれる」ということで森先生のクリニックでも好評だという。「ボトックスを打てる環境にない方は、マウスピースを就寝時だけ装着するという方法も。ただ、本当に強い歯ぎしりのある場合、マウスピースまですり減ってしまうこともあります」【悩み4】体がだるく、気分が落ち込み、鏡で自分の顔を見るのもつらい。(54歳・パート)「一度うつ状態に陥ると、回復には時間がかかります。焦らずに、生活を見つめ直しましょう」森先生がまずおすすめする対策は、早寝・早起き・食事の改善・十分な休息、である。当たり前のようでいて、この方法に勝るものはない、と森先生は言い切る。これができていないためにうつに陥る人は多いと、警鐘を鳴らす。「高麗人参や成長ホルモンサプリを摂取することで元気を取り戻す方も多いです。ただし、長く飲むと金額は高くつきます」そう話す森先生自身も、女性の体をトータルで診られる医師を目指し、無休の日々を送っていたなかで、全身がむくんでしまい、体調改善に1年を要した経験があるという。「更年期に差しかかると、誰にでも不具合は起こりえます。特に働く主婦の方の場合は、いまの時代、しなければいけないことが多岐にわたりすぎるのです」究極の休息法として、子育てを終えたら夫とも別居して単身生活に切り替えるなどで、ストレスや負担を軽減し、元気を取り戻すといったスタイルを取る方もいるのだとか。「現に私もそうですが、家族の仲は良好です。主婦には退職もないと負担に思われるのであれば、せめてパートタイムにして負担軽減を検討するのも一案。そうして人生を充実させる道を歩むことが重要です」
2021年09月19日2人目を妊活中に受けた検査でさまざまな体の不調が重なり、わが家の長い2人目不妊治療が始まりました。時間やお金など多方面で不安を抱えながら2人目不妊を乗り越え、私が学んだことをお話しします。 まさか!私の体が不妊の原因?結婚4年目で長男を自然妊娠し、1歳を過ぎたころから「そろそろきょうだいが欲しいね」と夫婦で話し合い妊活を始めました。自分自身もフルタイムの仕事に早く復帰したい気持ちもあったため、できるだけ早く2人目が欲しかったのです。しかし妊活開始半年後、パート先の健診で甲状腺機能低下症(橋本病)であると診断されました。 自覚症状はなかったので正直驚きました。しかも不調はそれだけにはとどまらず、その後も子宮頚管にポリープが発見され切除し、さらには子宮内膜症も発症するなど次々と不調が重なったのです。体の不調が発見されては落ち込み、2人目も簡単にできると思っていた私は考えが甘かったことを痛感することになるのでした。 通院によるお金と時間の問題甲状腺の内服治療に加え、婦人科にも同時進行で受診する生活でした。特に妊活の治療方法は着々とステップアップし体外受精まで進んでいました。パートの仕事の合間に婦人科に頻回に通い、時には長男を連れて病院へ通うこともありました。診察までの待ち時間が長引けば、夫に長男の保育園のお迎えにいってもらうことも度々ありました。 食事を作る時間がなくなったときはお弁当やお惣菜を買ってきてもらう日も、洗濯などの家事も協力してもらわなければ家事がこなせない日もありました。そのうえ受診時にはもちろん治療費が必要なためお金がかかります。特に体外受精へステップアップしてからは金額も大きく、家計を圧迫していたのは間違いありません。 頑張りの先にはうれしい知らせ治療を始めて4年半が経過しましたが、体外受精で2人目を妊娠することができました。長男とは5歳差になりましたが、やっと授かった命を夫も長男も大喜びしてくれました。 おなかにいる小さな命のことを考えると、長男との年齢差はいくつでも問題にならないと考えを改めました。お金や仕事、家事育児と生活すべてに負担となってしまう妊活でしたが、夫と長男の助けがあってこそ授かった命だと感じています。 妊活を始めた当初は自分の体の不調から気持ちもふさぎがちになっていましたが、振り返ってみると一つひとつの不調が育児や仕事で忙しくしていた体からSOSの信号だったのではないかと思います。今回の妊活は体を気づかってくれる家族のやさしさと、定期的に健診を受けることの大切さを痛感したできごとでもありました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:利根なくる4歳男児のママ。現在、体外受精で2人目を妊娠中。休憩中の看護師。家族でキャンプが趣味で、子育てやキャンプなどの体験を綴るブログを運営中。
2021年09月02日2021年8月7日、卓球の水谷隼選手が記者会見で自身の引退について言及しました。会見で「自分の冒険もここまでかな」と口にした水谷選手。産経ニュースでは、会見で水谷選手が明かした引退の意向をこう報じています。その判断について「今の自分の気持ちでは卓球からは完全に離れると思う。目の影響がすごく大きい。目が完治するならば、40歳でも50歳でもやりたいが、現状、完治する方法がなく、悔しいが、自分の冒険もここまでかなと思う」と話した。産経ニュースーより引用また、水谷選手は、日本男子卓球のエース、張本智和選手について「頼れる後輩がいることがすごく嬉しいし、卓球界の男子はこの先も明るい」とも。一方で、水谷選手とともに会見に出席した張本選手は、「1日かけて説得した」と引退を引きとめたことを明かしています。しかし、水谷選手の意見を尊重したいとし「水谷さんの意志は固い。自分は拒否はしない」とコメントしました。長年、日本男子卓球界をけん引してきた水谷選手が明かした引退の意向に、ネット上では応援と感謝のコメントが多数寄せられています。・たくさんの感動をありがとうございます!水谷選手のおかげで、卓球への興味がわきました。・本当に引退となったらさびしいけれど…。水谷選手、ありがとうございました!・引退したら、コメンテーターとしても活躍してほしい。引退に対する水谷選手の強い意志が感じられた今回の会見。改めて引退が発表されるとしたら、より多くの、水谷選手に送る感謝の声が寄せられそうです。[文・構成/grape編集部]
2021年08月07日マスク期間が始まってからニキビが増えた気がする出典:byBirthマスクをしているお顔の下半分は、常に外気にさらされている上半分に比べて、温度と湿度が高い状態にあります。そのため、お肌のバリア機能やターンオーバーが乱れてしまい、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを誘発している可能性があるのです。対策として、定期的に酵素洗顔を取り入れることをおススメします。マスク着用期間は、ターンオーバーの乱れによって不要な角質が蓄積されている可能性があるので、週に1~2度の酵素洗顔でリフレッシュさせましょう。また、春は季節の変わり目で乾燥が気になる方も居ると思うので、頬のあたりの乾燥が気になる場合は、酵素洗顔はマスクで覆われる部分のみ取り入れてバランスをとるとよいでしょう。マスクが当たる部分が乾燥して痛い・赤みが出ている出典:byBirthマスクを頻繁に着脱することにより、肌は摩擦によるダメージを受けています。特に敏感肌さんの場合は、マスクがあたる部分にヒリヒリと痛みを感じたり、赤みが出てしまった経験はありませんか?マスクが当たる部分がヒリヒリと痛む場合は、摩擦のダメージを軽減するために、保湿ケアを意識してみてください。摩擦によって擦れたお肌は、必要な皮脂が奪われ乾燥している可能性もあります。ワセリンや敏感肌用の保湿バームなど、低刺激のアイテムを選び、日中もお化粧直しの流れで保湿を加えるなど、こまめにケアすることをおすすめします。マスクの摩擦で鼻の頭や耳まわりの皮むけが気になる出典:byBirthマスクによる摩擦のダメージは、頬だけでなく、鼻の頭や耳の周りの皮むけを引き起こすことも。鼻の頭や耳のまわりに関しても、ワセリンや保湿効果のあるバームのほか、リップバームを応用してこまめに保湿する方法をおすすめします。皮むけを引き起こしている部分に炎症を招かないように、低刺激のケア製品を選ぶことが重要です。また、鼻の頭の摩擦を防ぐコツとして、マスクの内側に医療用のガーゼを小さくカットして仕込み、直接擦れないようにガードする方法もよいでしょう。マスク生活が始まってから全体的に乾燥が気になる出典:byBirth例年であれば、温かな春に向かって乾燥系のトラブルは収まるはずなのに、今年はやけに乾燥が続くように感じていませんか?これらの悩みも、マスク着用によるターンオーバーの乱れからきている可能性があります。乾燥が気になる場合は、朝と日中のケアを見直す方法をおすすめします。朝のメイク前は、どうしても保湿ケアを控えめにしがちですが、保湿重視のスキンケアこそ意識して行い、朝もしっかりと乳液またはクリームをなじませて、うるおいの土台をつくります。しかし、それだけでは日中の外気で乾燥してきてしまうので物足りません!日中は、ミストタイプの化粧水をこまめにお顔全体に吹きかけて、潤いをチャージしましょう。お顔全体がビシャビシャになるまで吹きかける必要はなく、全体的に満遍なくしっとりと感じる程度で大丈夫です。マスク生活が始まってからテカリが気になる出典:byBirth長期間のマスク生活では、知らず知らずの内に心だけでなくお肌もストレスを抱えています。さらに、春先は花粉や寒暖差でお肌が揺らぎやすいシーズンでもあるため、なおさらお肌にとってはストレスを感じやすい状態。ストレスを感じたお肌は、ターンオーバーの乱れによって皮脂を過剰に分泌している可能性が考えられます。マスク生活が始まってからテカリが気になる方は、定期的に皮脂ケアを取り入れてみてください。ただし、ターンオーバーが乱れてストレスを感じているお肌は、皮脂ケアをするだけだと不十分。保湿もセットでしっかりと取り入れることが重要です。酵素洗顔や皮脂吸着効果が期待できるクレイパックなどを、週に1~2回のスペシャルケアとして取り入れ、スペシャルケア後は化粧水とクリームでたっぷりと保湿してうるおいを閉じ込めましょう。マスク不調を感じているお肌を労わってあげましょう出典:byBirthマスク生活がスタートしてから、不調やストレスを感じているのは心や身体だけでなく、お顔も一緒です。そのため、体調管理同様に、お肌とも真摯に向き合ってケアすることが重要。マスク生活が始まる以前のお肌の環境と今の環境は異なるので、マスクをつける前提の肌状態を自分自身でしっかりと把握して、適切なケアからはじめてみましょう。今年の春は、体調同様にお肌も労わってみませんか?
2021年04月05日もともとマスカラなどのアイメイクをすると目が赤くなったり、ドライアイが気になったりすると目薬を点眼する程度。視力自体は悪くなく、この年になっても免許の更新は裸眼でパスしています。老眼はややあるものの、日常生活には問題ない程度だったのですが、40代に入り、かすみ目が気になるように。ここ数年は特に夕方になると信号がにじんで見えたりして、運転が怖いと感じるようになってきました。なかなかピントが合わず夜の運転が憂うつ息子が小学校に入学し、英語や空手と習い事が急に増え、夕方に運転する機会も増えているのですが、ハンドルを握るたびに気になるのがかすみ目です。40代に突入したころから「あれ?」と思い始めましたが、最近では夕方になると文字がにじんで見えたり二重に見えたりして、ピントがしっかり合うまでにだいぶ時間がかかるようになっています。夕方限定なので「疲れかな?」と思っていましたが、暗い夜道を運転をするのが今まで以上に怖いと感じるようになってきました。とはいえ、電車やバスを利用するより、車で送迎するほうが密を避けるという意味では安心です。そこで、かすみ目をなんとか改善したいと思うようになりました。眼科で診断を受けるのも1つですがこの時期病院に行くのも……という思いから、まずは原因について調べてみることにしました。かすみ目は複合的な理由によると判明ある製薬メーカーのサイトによると、かすみ目の原因は長時間のパソコン作業などにより、ピントを合わせる毛様体筋の緊張状態が続き、ピントを合わせるのが難しくなるという理由が1つ。もう1つの理由が加齢によるものだそうです。年齢を重ねると、毛様体筋の働きが低下して、ピントを合わせるのが難しくなるというのです。どちらにもズバリ当てはまっており、かすみ目になるのも仕方ないと思いました。かすみ目は複合的な理由により起きているため、対処法も1つではなく、症状を緩和するためには、まず毛様体筋疲労のケアをする必要があるとわかり、同サイトに記載されていた毛様体筋疲労のケアを実践してみることにしました。1時間に10分ぐらい目を休ませる。疲れがたまったときは蒸しタオルなどで目を温める。目の体操やマッサージをする。老眼の有無や程度を確認し、必要であれば老眼鏡を使用する。十分に休息し、規則正しい食生活を心がける。どれも今すぐに実践できるものばかりだと感じたので、できそうなものから早速試してみることにしました。毛様体筋疲労のケアでかすみ目が改善!眼鏡屋さんで老眼の進行度をチェックしてみました。細かい字の書いてある用紙を渡されて、どの位置からだとピントが合うのか確認したところ、思っていたより老眼が進行していることがわかりました。とはいえ、+1.5の度数で良いでしょうとのアドバイスに従って老眼鏡を購入し、普段からかけるようにしました。また、仕事中もこまめに目を閉じて休ませるようにしたり、眼球に沿ってマッサージもおこないました。帰宅したら、蒸しタオルで目を温めてから運転をするようにしたところ、信号がにじんで見えるという症状はだいぶ改善されてきました。加えて規則正しい1日3回の食事や睡眠時間もしっかり確保するように調整しました。さらにピント調節機能の改善に効果的なネオスチグミンメチル硫酸鉛が配合された目薬も利用。就寝前に暗闇で携帯を見るのも目に良くないと思い、気をつけることで、さらにかすみ目は改善されたのです。まとめもともと視力がよかったこともあり、これまで目のケアはまったくしてきませんでした。かすみ目の改善も、運転が怖いと感じたためやっと重い腰を上げたのです。今まで点眼などしていなかった分、効果を感じるのが早かったのかもしれないなと思い、これまでの無精を反省しました。現在おこなっているケアのなかでも、夕方運転前に温めたタオルを目に当てるのは、目にはもちろん気持ち的にもホッとひと息つけるので、特に気に入っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※夜間など物が見えにくい状態での車の運転は危険なので控えましょう。
2021年01月12日40代半ばに入り、不安、体の痛み、不眠などさまざまなストレスが原因と思われる心身の不調に悩まされていました。病院に行かずに自分で対処できるのではないかと考え、マインドフルネスのメソッドを毎日の生活に取り入れてみました。マインドフルネスとの出合いは1冊の本私は45歳のときに、部下の採用基準のなかに感情を理解し問題解決に生かす「エモーショナルインテリジェンス(感情知能) 」を取り入れたいと考えていました。関連の書籍を調べるうちに、マインドフルネス手法を活用した人材開発プログラムを開発したGoogle社の『サーチ・インサイド・ユアセルフ』という本に出合いました。それは私自身が体の不調を自覚しており、どうしても陥ってしまう負の感情や考え方をいかにしてコントロールするか、ストレスをどう低減するかと、さまざまな方法を実践していたときでした。これまでヨガやジョギングなど、体を動かすことは積極的にしてきましたが、マインドフルネスという一見スピリチュアルな気がする言葉は、実は脳科学研究に基づいた科学的手法であり、うつ病などの治療にも使われていることをこの本により初めて知りました。毎朝マインドフルネスで頭を空っぽに不調の解消のために毎朝軽くヨガをおこなってから、マインドフルネスの瞑想方法を紹介したYouTubeビデオを流しながら、10~15分ほど横になって瞑想をおこないました。このビデオでは、音声指示に従い呼吸や体に注意を向けていく訓練をします。途中で話しかけられたりして、最初はビデオの指示に集中することが難しかったので家族にも協力してもらい、集中できるように早朝、家の屋上でおこないました。マインドフルネスのビデオはさまざまな種類があるのですが、前述のビデオを選んだ決め手はインストラクターの声が耳に心地良いこと、そしてその内容や指示が理解しやすいことなどです。その結果、続けて2週間ほどでマインドフルネス瞑想中は、何も考えない「現在の呼吸をする自分」に集中した状態を作り出すことができるようになりました。そして、次第に仕事前に感じていた緊張や不安などが減り、目の前の一つひとつの仕事に取り組む集中力も高まっていきました。いろいろな方法を試してみると朝おこなうマインドフルネス瞑想が生活に定着し、効果を実感していくうちに、夜も頭をスッキリさせてから寝たほうが良いだろうと考え、夜寝る前にも試してみました。けれど夜に瞑想をすると途中で眠ってしまうことが多く、リラックスはできても「何も考えない脳」を作り出すマインドフルネス訓練の効果があったかどうかがわかりませんでした。そこで試してみたのが、食べることに意識を集中する「マインドフルネス・イーティング(食べる瞑想)」や「マインドフルネス・ウォーキング(歩く瞑想)」です。食べる瞑想により、昼間簡単に済ませていたランチを、「意識して選ぶ、集中して噛む、飲み込む、味わう」ようになり、これまでよりも体の中に入れる物と入れ方(内容、時間、量)を考えながら食事をするようになりました。歩く瞑想は、帰宅後の夕方や週末の朝に、自然の中で周囲の景色を見ながら一歩一歩に集中しておこないました。これは歩くという有酸素運動と、マインドフルネス瞑想が同時にできる一石二鳥のメリットがあります。続けてみると頭がスッキリとして運動にもなり、心や気分も良くなるなど効果がハッキリ感じられます。まとめマインドフルネスは、常に悪いほうに考えてばかりの私の脳をリラックスさせることができただけでなく、学校でマインドフルネスやヨガの訓練を受ける機会のある子どもたちにも効果があったようです。最近わが家では、家の中で喧嘩や言い合いが始まったら、双方が離れて大きく呼吸を5回してみることをルールにしているのですが、怒りや不安などの感情を理解し、家族がお互いに思いやりの感情が持てるようになりつつあるのではないかと思います。コロナ禍による新しい生活様式のなかでも、自己の感情をコントロールしたり、相手への思いやりを持ち続けることは大切だと感じています。今後もマインドフルネスを日常のさまざまな場面に取り入れていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2021年01月10日半年くらい前から、蚊のように小さな虫が何匹も目の前で飛んでいるように見え始めました。ずっと見えているわけではなかったのですが、明るい場所で特に見える感じがして、だんだん虫に見えるものの数が増えていったように思えました。しかし、実際には虫は飛んでおらず、友だちに相談したら眼科に行ったほうが良いとすすめられ、眼科で診てもらうことにしたのです。視界にたくさんの小さな虫が見え始めた私の視界に小さな虫が何匹も見えるようになったのは半年くらい前で、42歳のときからです。家族に聞いても虫は飛んでいないし、実際に手を伸ばしてみてもやっぱり虫はいません。けれど、視線を違うところに向けても小さな虫は追ってくるし、目をこすっても消えることはありませんでした。ただ、1日中見えているわけではなく、明るい場所にいるとよく虫が見えるのです。蛍光灯などの明るい照明の下にいるときや、朝の日差しを浴びながら車を運転するとき、ほかにもテレビを見ているときによく見えていました。暗かったり薄暗かったりする場所では虫が見えなかったので、明るい場所にいるときだけ虫が見えるのだと思いました。しばらく小さな虫が見える症状は続きましたが、特に視力が落ちた感じもなかったので、眼科へも行かずに様子を見ることに。友だちに会ったときにこの虫が見える話をすると、「それ飛蚊症だよ、老化現象の1つなんだよ」と言われました。老化現象と言われショックでしたが、何か病気が隠れているかもしれないから念のため眼科に行ったほうが良いとすすめられ、眼科へ行くことにしました。飛蚊症の診断を受けるも治療の必要なし!眼科へ行き小さな虫が見えることを伝えると、「飛蚊症だね、年齢は43歳か」と先生。年齢を言うということは、やはり友だちが言っていたように老化現象なのだと感じました。そこで先生から受けた説明は、飛蚊症は年齢から来る場合と目に病気がある場合があり、年齢から来る場合は治療の必要がないということ。そこで、年齢から来ている症状だと思われるけれど、病気がないことを確認するため検査をすることになりました。目に空気を当てる検査や器械をのぞき込んで映っている絵を見る検査、それに視力検査もしました。後日、瞳孔を開く目薬を使用して検査をすることになり、この検査をするとその後数時間はまぶしさから車の運転は危険とのことなので、夫に送迎を頼める日に検査の予約をしました。そして予約した日になり、夫の運転で眼科へ。待合室にいると看護師さんが目薬をさしに来てくれました。10分くらいしたらまた目薬をさし、合計3回目薬をさしたと思います。それから30分以上待って検査室に入りました。検査後、診察室に呼ばれ、先生から目の病気はないと言われてホッとしました。私の飛蚊症は年齢から来るもので治療する必要はなく、そのうち慣れてくるとのことでした。だんだん小さな虫に気付かなくなった眼科では特に治療の必要もなく、そのうち目が慣れてくると言われましたが、症状を緩和するために何かできることはないかネットで調べてみました。調べてももちろん眼科で言われたように、年齢から来る生理的なもので何もする必要はないようでした。ただ、何もする必要はないのですが、私は目を疲れさせないためにスマートフォンで漫画を読んだり、遅くまで起きていたりすることをやめ、疲れ目に効くとされるブルーベリーのサプリメントを飲むようにしました。いつごろから飛蚊症の症状を感じなくなったのかは自分でもわからないのですが、今ではほとんど症状がありません。テレビを見ているとたまに飛蚊症の症状が現れますが、以前のように症状が続くこともなく数秒で消え、小さな虫のようなものの数も少なくなりました。眼科で言われたように目が慣れてきたのでしょう。眼科でもらってきた飛蚊症の冊子にも「慣れれば特に問題はありません」とあったので、見えているけれど気付いていないのだと思います。目を疲れさせないようにしてきたことは効果があったのかわかりませんが、これからも続けていこうと思います。まとめ老化現象でさまざまな体の不調が現れることを実感しつつ、私は飛蚊症を知らなかったので、良い経験ができたと思うようにしています。今回は治療の必要がないものでしたが、今後は年齢からどんな病気になるかわかりません。健康でいるためにも、まずはバランスの取れた食事に気を付け、規則正しい生活を送ろうと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月26日東洋医学とヨガを融合したメソッドで不調改善10月19日、東洋医学とヨガを融合したメソッドにて、さまざまなからだの不調を改善しようという新刊『からだ巡りヨガ大全』が発売された。著者は「ヨガの解剖学.com」代表で、ルーラル鍼灸整骨院院長、ルーラルヨガスタジオオーナー、鍼灸師、ヨガ解剖学講師、インド政府公認ヨガ療法士の高村(たかむら)マサ氏。A5判、160ページ、発行元は日経BP社であり、価格は1,650円(税込)である。肩こり・冷え・便秘・むくみ・シワ・乾燥肌などに東洋医学といえば、なんとなく昔からあるただの民間療法のような印象があるが、世界保健機関(WHO)は、東洋医学を治療法として認めている。近年は西洋医学の知見と共通する部分も確認され、高村氏によれば、鍼灸治療の基本となる経絡の走行は、筋膜のラインに酷似しているという。新刊では、まずオフィスでもできる座って行う簡単なポーズにて「東洋医学×ヨガ」の効果を体感。経絡のうち、特にエネルギーが集中するとされる特効ツボで、さらなる巡り改善を図る。続いて東洋医学の叡智とヨガの効果を融合した「経絡ヨガ」と、疲れたからだと心を解き放つ「お灸ヨガ」を紹介する。肩こり、冷え、便秘、むくみ、シワ、乾燥肌といった悩みや不調別に対応するポーズがすぐわかるようになっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※日経BP SHOP - からだ巡りヨガ大全
2020年10月22日自分らしく過ごすための不調解消テクニック9月29日、オトナの女性の不調を解消するコツなどが紹介されている新刊『【お得技シリーズ185】オトナ女子の不調ケアお得技ベストセレクション』が晋遊舎から発売された。同書には自分らしく過ごすための不調解消テクニック、アイテムなどを掲載。女性医師や美のプロが疑問に答えており、B5変形判で96ページ、780円(税別)の価格にて晋遊舎ムックとして発売中である。なお、晋遊舎はテストする女性に関するモノの批評月刊誌『LDK』と、コスメなどをテストしている美容月刊誌『LDK the Beauty』を刊行しており、新刊はこれらに掲載された内容を再編集したものとなっている。今すぐまねできる200種類以上の不調ケア病院に行くほどではないものの、疲れやすくなった、なんとなく体調がよくない。誰しも経験する悩みではあるが、オトナ世代の女性はホルモンやストレスの影響を受けやすく、不調は体、外見、心に現れる。新刊では薬だけに頼らず、自分自身の体に備わっている本来の力を取り戻す方法が掲載されている。「だるさ・疲れ」のページでは体力低下、冷え性、むくみ、肌トラブル、不眠などの対策を掲載。「痛み・未病」のページでは肩こり、頭痛、腰痛、不眠、関節痛、生理痛、便秘、下痢、肌荒れなどの対策を掲載する。そのほか、シミやシワなどの「体の老い」対策や「女性ホルモン・生理」に関する不調対策、イライラ、モヤモヤなどの「気持ち」、目覚めの悪さなどの「眠り」、気圧の変化や花粉症、風邪など「季節の悩み」の対策についても紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※【お得技シリーズ185】オトナ女子の不調ケアお得技ベストセレクション - 晋遊舎ONLINE
2020年10月06日私は1カ月ほど前に眼科でドライアイと診断され、その後1カ月ぐらいたって今度は異常な目のべたつきによる不調で悩むようになりました。しかし、前回受診したときに待合室が混み合っていた状況を考えると、新型コロナウイルスの不安もあって自分で対処することにしました。しかし、自己判断による対処がとんでもないことに! その危険性を実感した体験談です。自己判断による対処法を模索する目が異常にべたつくと感じたのは、今から1カ月ほど前です。この不調が起こるおよそ1カ月ほど前にも、眼球をコンタクトで傷つけることが続いたことから眼科に診察に行き、ドライアイが原因と判明。そのときはコンタクトをやめて眼鏡にしたこともあり、その後、眼球を傷つけるということはなくなりました。そのとき眼科の待合室がとても混んでいたので、新型コロナウイルスの影響もあり、再度病院に行くのがとても不安でした。その上、もともと病院が苦手だった私は、今回の異常な目のべたつきをできるだけ自分で対処しようと考えたのです。最初は以前診断されたようにドライアイの影響かとも考えましたが、症状がまったく違っていたので、まず原因と対処法を調べることにしました。ネットで「目・べたつき」「涙・べたつき」などで調べると、思ったよりたくさんの情報を得ることができました。症状の悪化から眼科に行く覚悟を決める目の不調をネットで調べていくと、マイボーム腺機能低下症、結膜炎、ドライアイ、眼瞼内反(がんけんないはん)、鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)など聞いたことのない病名や症状がいろいろ出てきました。どれも私の症状にとても似ており、違いがはっきりわからないものもありました。そのなかでもマイボーム腺機能低下症が私の症状と非常に似ており、絶対にこれだと思ったのです。対処法は眼科での治療が必要であると書かれていましたが、温めたり洗浄するなどの対処法も書かれていたので、まずこれらを自分でおこなってみました。温めるといっても手の平を目に当てて2~3分温めたり、目専用の洗浄液で1日3回程度洗うなどといった程度です。しかし、このようなことを4~5日続けていたところ、症状はどんどん悪くなる一方でした。涙がたまる不快感からこすり過ぎてしまい、目じりや目頭がひりひりと痛くなったり、朝起きるとべたつきがひどく目が開きにくくなったりしてしまいました。このような症状から、これは絶対に悪化していると思い、眼科に行く決心をしたのです。自己判断・自己対処は厳禁!やっと行った眼科では、緑内障や白内障などの検査をおこないましたが特に問題はありませんでした。そして、自己判断で予想していたマイボーム腺機能低下症の可能性を聞いてみたところ、アレルギーの影響が考えられるのでとりあえずアレルギーを抑える目薬とステロイドの入った目薬を処方しますと言われたのです。2週間続けて治らなかったらまた診察に来るようにと言われ、はっきりした病名は伝えられませんでしたが、予想していた病気ではなかったようです。現に1週間たったころには症状が軽くなり、2週間強で処方された目薬をすべて使い切るころには、もうほとんど症状がなくなり再度診察に行かずに済みました。今回はあふれる情報のなかで、どの情報が正しいのか素人の私では判断できず、自己判断は症状を悪化させることにもつながるとても危険なことなのだと猛省しました。まとめ今回は私の病院嫌いと新型コロナウイルスへの不安が重なって受診を怠り、ついつい自己診断、自己対処をしたことで症状を悪化させてしまいました。医学の知識のない私がいろいろな情報だけに頼るのは危険だと実感しました。また、ドラッグストアなどで薬を購入するときにも、自分の判断だけでなく薬剤師さんの意見を必ず聞くなど、専門家の言葉をもっと重視しなければいけないと思ったのです。現代はいろいろな情報であふれ返っていますが、どの情報が本当に正しいのか私は判断できませんでした。また、情報は正しくても受け取る側に知識がなければ、結局その記事に踊らされてしまうこともあると実感しました。これからは私の病院嫌いも考え直さなければいけないと痛感した体験でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月04日更年期や甲状腺ホルモンによる不調などに集英社が年3回発行しているムック本『MyAge』の最新号が発売された。今号では更年期不調や甲状腺ホルモンによる不調、頭痛など「なんとなく不調」を解決する方法を大特集する。集英社ムック『MyAge』は大人の女性たちが生き生きと魅力的であり続けるための情報を掲載しており、3月、7月、11月に発売。最新号の表紙と巻頭ファッションページには、モデルでタレントの黒田知永子さんが登場している。「しみ&シワに今すぐできること全部!」もさまざまな不調に悩まされている女性は多い。これまで大丈夫だったからと考えてしまうかもしれないが、30代までとは違い、40代、50代の女性の体は大きく変化しており、注意が必要となる。しかし、あきらめるのではなく、早い段階で予防や対策を行うべきである。『MyAge 2020 秋号』では、「なんとなく不調」対策や、実は隠れた病気の兆候かもしれない不調についても紹介。リフレクソロジーによる「手もみケア」も紹介している。そのほか、「しみ&シワに今すぐできること全部!」が第2特集。「タンパク質のとり方、これが新常識!」や「実録 初めての“HRT”やってみた!」、女性に多い骨粗しょう症の対策「死ぬまで歩ける“骨”になる!」なども掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※MyAge 2020 秋号
2020年09月08日女性ホルモンが乱れて起こる体の不調とは?出典:byBirthシミ・シワ・たるみ…。女性を悩ませるお肌トラブルは、30代からどんどん減っていく女性ホルモンが関係しています。お肌の健康を保つためには、女性ホルモンを正しく理解して、ホルモンバランスを整えていく必要があります。まずは、女性ホルモンが乱れることで起こるトラブルを解説します。肌荒れホルモンバランスが乱れ、女性ホルモンの分泌が減ることで、お肌の皮脂を過剰に分泌する男性ホルモンが活発になります。この皮脂が原因で、ニキビなどの肌荒れができます。生理不順や生理痛女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンがあります。この2つのホルモンが少なくなると、無月経や過少月経など生理不順が起きます。月経が8日以上続く過多月経もホルモンバランスの乱れが原因と言われています。また、生理中に分泌される「プロスタグランジン」というホルモンには、痛みや炎症を起こす作用があると言われています。このホルモンが多く分泌されると強い生理痛となります。PMS【月経前症候群】排卵後にホルモンバランスが変化することで、頭痛や肩こり、便秘、イライラなど様々な心身の不調が起こります。これが原因で暴飲暴食し、お肌トラブルの原因となることもあります。その他にも、「自律神経失調症」や「不正出血」、「不妊」「更年期障害」など、女性ホルモンの乱れによって引き起こされる不調は沢山あります。心身共に健康に過ごしていく為には、この女性ホルモンと上手く付き合い、ホルモンバランスを整えていくことが必須です。生理周期で変わるお肌の調子…その理由は?出典:byBirth女性のお肌は、生理周期と女性ホルモンによって大きく左右されます。この生理周期による女性ホルモンの変化を無視してお肌のケアを行ってしまうと、逆にお肌に負担をかけてしまうこともあります。ご自身の生理周期を把握し、ホルモンの変化に気づき、その時期に気を付けるべきことを理解しましょう。排卵日後~生理期間中のお肌はとても敏感?排卵日後から、生理期間中は、お肌が敏感になっている時期です。いつも使っている化粧品が合わなかったり、シミてしまったりする場合は、その時期のお肌にあっていない証拠です。従って、生理前~生理期間中に刺激の強いピーリング剤でのケアや、新しい化粧品を試すことは辞めましょう。生理が終わってから、排卵日までの期間は、お肌のバリア機能が一番高まっている時期です。排卵日は、お肌の調子がよくツルツルでメイクノリもよいと感じるでしょう。スマホのアプリやカレンダーでご自身の生理周期を今一度確認し、お肌のケア方法を見直しましょう。ホルモンバランスを整えるカンタンな方法を解説!出典:byBirthホルモンバランスを整えていく為には、まずはご自身の体の状態を把握することが必要です。基礎体温を測って、ホルモンの状態をチェックしましょう。ホルモンバランスのチェック方法!毎日起床時に体を動かさず、安静にしている時の体温を婦人用体温計ではかる。毎日同じ時間に測るようにする。おりものや、性行為、経血の量、不正出血などを体温と一緒に記録する。最低でも3か月は継続して測定する。この基礎体温は、高温期と低温期の2相に分かれます。この差が0.3度以上あれば排卵があり、ホルモンバランスが正常であるという証拠になります。 この方法で、まずはホルモンバランスをチェックしましょう。ホルモンバランスが乱れていたら?ホルモンバランスの整え方!心身を休めるしっかりと休息をとったり、ぬるめのお湯につかって体を休めたりすることがホルモンバランスの乱れを整えます。自分のペースでマッサージやストレッチを行ったり、ウォーキングをしたりすると心も体もリフレッシュすることができます。ダイエットを一度辞める無理なダイエットは、ホルモンバランスが乱れる原因となります。その結果、生理周期が乱れたり、月経異常が起きたりすることがあります。ホルモンバランスが崩れている時は、ダイエットを一度お休みし、ホルモンバランスを整える為に、規則正しい食生活を心がけましょう。大豆を摂取し、バランスの良い食事にする大豆イソフラボンは、女性ホルモンと同じ働きをしてくれます。納豆や豆腐、豆乳を積極的に摂取しましょう。早寝早起きをする誰もが知っているように、成長ホルモンは、睡眠中に作られます。睡眠時間をしっかりと確保することが自律神経を整えます。早寝早起きをする習慣をつけましょう。ホルモンバランスを整えて美肌に!体を見つめ直そう出典:byBirthいかがでしたか?今回は、女性ホルモンと美肌の関係について解説しました。一見遠回りのような方法に思えますが、女性ホルモンの働きを正常化させることが美肌への近道です。今一度、生活習慣を見直し、ホルモンバランスを整えていきましょう。体もお肌もきっと応えてくれますよ。
2020年08月23日更年期と上手く付き合っていくために「更年期の症状は人それぞれ」辛い症状を感じていても、これは本当に更年期の症状なの? と悩んだことはありませんか?もしも、心身の不調に困っているなら、この記事を読むことであなたに合った改善方法のヒントを見つけられるかもしれません。「更年期障害」とは、更年期の症状を抱えながら、日常生活に支障をきたす状態のこと。12カ月以上生理がこなくなると閉経となりますが、閉経を挟んで前後5年ずつ約10年ほどは、少しずつ生理や体調に変化が出てくる「更年期」の時期です。更年期の症状で一番の悩みは「疲れやすさ」更年期障害の症状で辛い思いをしているのは、あなただけではありません。25%以上の女性は、「疲れやすさ」「肩こり」「頭痛」など、たくさんの症状を実感しています。参考:ドコモ・ヘルスケア株式会社(以下ドコモ・ヘルスケア)2018年8月働く女性の更年期症状について調査結果より特に多い症状は、「疲れやすさ」。90%の女性が抱える悩みです。同世代のほとんどが抱える悩みであると考えると、なかなか多いですよね。疲れやすさがあると、デスクワークなど仕事をするときやスポーツをするとき、家のことをするときなど……あらゆる生活シーンの中で辛さを感じます。ただし、更年期を生きるすべての人が疲れやすさで悩んでいるわけではありません。その症状は人それぞれ違います。「肩こりと腰痛がひどいなぁ」「ほてりと汗をかくことが大変」「めまいや頭痛が辛いなぁ」などなど。不調の症状には個人差があります。あなたは、どの症状を一番に感じていますか?更年期症状の原因は、ひとつじゃない更年期障害による不調には個人差があるとお伝えしましたが、その原因にもさまざまな要素が存在し、複雑に絡み合っているのです。どの症状を一番に感じているかは、どの原因に強く影響されているか? ということに繋がってきそうです。「原因」は、大きく3つ。それぞれの概要を今から紹介していきますが、症状に個人差が生まれるのはこの3つの原因が複雑に絡み合っているから。「私はこのくらいの症状だったから、あなたも仕事ができるはず」「私はこんなに辛かったけれど、どうしてあの人はあんなに元気なんだろう?」と同じ“女性”でも相互理解が及ばないことがあるのはこのため。もし、辛い症状に悩んでいる人をみたら、自分とは違う原因を抱えているのかも……。更年期の不調原因その1.身体的因子閉経する数年前から女性ホルモンであるエストロゲンは大きくゆらぎ、閉経とともに急激に減少します。のぼせなどの症状がなぜ生じるのかはっきり分かっているわけではありませんが、エストロゲンを投与することで症状が改善することが分かっており、エストロゲンの急激な減少が更年期症状と深く関わっていることは明らかです。更年期の不調原因その2.心理的因子更年期障害は一種のストレス性疾患とも考えられています。その人の性格や、仕事、家庭などにおける生活環境でのストレス。例えば、几帳面、真面目、穏和、責任感が強い、内向的、自責的、犠牲的など。その人の考えの特徴が症状に影響してきます。更年期の不調原因その3.社会的因子家族の問題(夫、子ども、母、嫁姑など)、親の介護、職場での立場、知人の病気など。この時期に生じやすい対人関係や家族の問題なども、更年期の症状に影響しています。更年期の症状を改善する方法更年期の症状を改善する方法もたくさんあります。多くの場合には、「生活習慣の改善」や「心理療法」を試み、それでも改善しない症状に対して「薬物療法」を行います。【生活習慣の改善】食事は、バランスのとれた食事を摂ることと、野菜・果物から必要な量のビタミン類をとることが大切です。また、女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをしてくれる「大豆イソフラボン」が含まれた食品も積極的に!(大豆イソフラボンを多く含む食品:納豆、豆乳、豆腐、油揚げ、きな粉、味噌など)また、定期的な運動も大切です。運動は、ストレス解消に効果的であり、気持ちを前向きにする効果があります。厚生労働省の健康づくりのための身体活動基準2013では「息が弾み汗をかく程度の運動を毎週60分行う」という運動の基準があるので、ひとつのポイントに。運動の種類は、ボウリング、社交ダンス、ゴルフ、ピラティス、ウォーキング、犬の散歩などが基準になっているので、通勤時間やお買い物の時間での歩く時間も十分な運動に含まれます。【心理療法】多くの人が抱えるストレスや心配事、問題が複雑に絡まっているため、メンタル面の不調のために、適切な薬物療法とともに、カウンセリングや心理療法が必要になる場合があります。【薬物療法】薬物療法は、「ホルモン補充療法(HRT)」「漢方薬」「向精神薬」を使うことが多いです。ホルモン補充療法(HRT)は、卵巣機能の低下により不足するエストロゲンを薬で補う治療法です。ほてり・のぼせ・ホットフラッシュ・発汗など血管の拡張と放熱に関係する症状に特に有効です。エストロゲン製剤の単独療法や黄体ホルモン(プロゲスチン)製剤の併用がありますが、ホルモン補充療法(HRT)には飲み薬、貼り薬、塗り薬などいくつかのタイプがあり、またその投与法もさまざまです。まずは、医師と良く話し合いながら自分に適した治療法を選択していくことが大切です。漢方薬は、症状の緩和を目的としていくつかの漢方薬が用いられます。漢方療法の基本的な考え方は、心身のバランスを整えて、さまざまな症状を改善することです。体力が低下しており、冷え症で貧血傾向がある人には、「当帰芍薬散」を、体質虚弱で疲労しやすく、不安・不眠などの精神症状を訴える人には、「加味逍遥散」を、軽い運動でのぼせの症状があり、下腹部に圧痛がある人には「桂枝茯苓丸」をそれぞれ処方します。向精神薬(こうせいしんやく)は、気分の落ち込み・意欲の低下・イライラ・情緒不安定・不眠などの精神症状が最もつらい場合には、症状に応じて抗うつ薬、向精神薬などが用いられます。症状の程度によって処方されるお薬も変わってくるので、医師にしっかり自分の症状や様子を伝えられるようにしておくことがオススメです。まずは、自分を大切に見つめてみて現代の女性の平均寿命より考えると、閉経後の人生は35年以上もあり、更年期は人生の折り返し地点といえます。まだまだ続く人生。充実した楽しい時間を過ごしたいという人も多いかと思います。更年期の症状がひどい場合は治療対象となりますが、生活習慣の改善等にて次第に順応していくところもポイントです。今の自分を、しっかり大切にすることはできていますか?更年期の症状とうまく付き合っていくためにも、今後の人生をより充実したものにするためにも、自分自身を見つめることが大事になってきます。この機会に、自分の身体の変化を見つめて、自分に合うコントロールの方法を見つけておきましょう!さっそく、自分の症状をチェック✔️簡略更年期指数を使って、自分の更年期の症状をチェックしてみましょう。自分の症状を、「強」「中」「弱」「なし」で答えてくださいね。そして、当てはまる項目の数字を足していってください。点数を合計したら、自分の点数のところをチェックしてみましょう。0〜25点:異常なし26〜50点:食事、運動に気を付け、注意を51〜65点:更年期・閉経外来を受診しましょう66〜80点:長期間にわたる計画的な治療が必要かもしれません81〜100点:各科の精密検査にもとづいた長期の計画的な治療が必要かもしれません参考:簡略更年期指数・小山ら1992最近話題のエクオール更年期による不調に対する新しい治療法のひとつとしてエクオールがあります。エクオールを産生できる腸内環境を持つのは、日本人女性の全世代を通じて約30%。この「エクオール」を直接摂ることで、更年期の症状が改善する効果については以前から注目が高まっていました!現在までに効果があると報告されている症状は、・ホットフラッシュ(顔や胸元などがいきなりカーッと熱くなり、ほおが赤くなったり大量の汗をかく症状)・首こり・肩こりといった、更年期の症状だけでなく、・肌のシワ・骨密度の減少を抑制・悪玉コレステロールの減少・糖代謝の改善・動脈硬化の予防など多岐に渡ります。選択肢のひとつに、プラスして考えておくことも良いかも。医師監修プロフィール院長南 真実子祖父や父が産婦人科医であったことから医師を志し、自身も大阪医科大学医学部へ進学。卒業後、初期研修を経て大阪医科大学産婦人科教室に入局。主に腹腔鏡手術、不妊治療、周産期治療などに従事し、産婦人科専門医を取得。検診業務にも従事し、マンモグラフィー読影認定医を取得。女性がいつまでも健康で美しく輝いていられるよう、さらなる高みを目指して、美容医療、アンチエイジング医療を行う。大手美容クリニックで活躍後、2017年に大阪美容クリニックを開院。婦人科・美容皮膚科を通じて、女性をトータルにサポートできるよう診療を行っている。
2020年07月31日肌のざらつき・胃の不調に効く漢方が新登場二の腕や太ももなどのさめ肌や肌のざらつきに効く医薬品「コイクラセリド」と、胃酸逆流による不調に効く医薬品「止逆清和錠(シギャクセイワジョウ)」がクラシエ薬品の「漢方セラピー」シリーズから発売される。2020年3月26日(木)に全国のドラッグストアや薬局にて購入することができる。販売価格は、「コイクラセリド」が1,800円(税抜)、「止逆清和錠」が1,000円(税抜)だ。肌のざらつきを身体の内側から改善してくれる生薬の「ヨクイニン」、「甘草」、「夏枯草」(カゴソウ)が配合された「コイクラセリド」は、二の腕や太ももなどのさめ肌、肌のザラツキ、いぼ、ソバカスに効果がある。多くの女性が悩んでいるさめ肌や肌のざらつきを身体の内側から改善してくれる。成人の約半数が経験する胃酸の逆流生薬のオウバク(黄柏)、ケイヒ(桂皮)、ショウキョウ(生姜)、ボレイ(牡蛎)などが配合された「止逆清和錠(シギャクセイワジョウ)」は、制酸、消化促進や胃腸の機能を整えてくれる。胃酸逆流による胸やけ、胃もたれの他、胃部膨満感、二日酔いによる吐き気など、胃の不調を改善してくれる。食欲不振から飲み過ぎ、食べ過ぎにも効き、ストレスなどの不安を鎮める効果も。胃の悩みを持つ人にはぜひオススメだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※クラシエ公式サイト
2020年03月23日生理前はイライラしたり、頭痛や便秘に悩まされたりと、心やカラダに不調を感じる方も少なくないのではないでしょうか。PMSとはPremenstrual Syndromeの略で、月経前症候群のことをいい、生理前3~10日前に起こり、生理時には消える不快な症状が過去3回の連続した月経周期で続き、日常生活に支障をきたす状態を指します。今回はPMSについてと、生理前の不調を改善するのに役立つ食生活をあすけん栄養士が解説します。PMS(月経前症候群)の症状と原因PMSの症状日本では、生理のある女性の約70~80%が生理前に何らかの症状があるとされ、生活に支障があるほど強い症状のある女性の割合は5.4%程度と言われています。(※1)<カラダの症状>胸の張り・お腹の張り・便秘・頭痛・肩こり・むくみ・体重増加など<心の症状>イライラ・怒りやすい・無気力・集中力低下・気分の不安定など<その他の症状>疲れやすい・倦怠感・食欲不振・過食・不眠・過眠などPMSの原因原因ははっきりとわかっていませんが、女性ホルモンの分泌変動により、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが原因として考えられています。しかし、脳内のホルモンや神経伝達物質は、ストレスなどの影響も受けるため、PMSには多くの要因が関わっているとされています。生理前の不調改善に役立つ栄養素マグネシウム日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会による産婦人科診療ガイドライン(※1)では、マグネシウムとカルシウムの摂取が勧められています。マグネシウムは、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整に役立つ栄養素です。<おすすめの食品>そば・ほうれん草・ひじき・バナナ・アーモンド・納豆・あさりなどカルシウムカルシウムは、丈夫な骨を保つ働きだけではなく、筋肉の収縮、神経が脳と他の体の部分との間でメッセージをやり取りするのに必要とされています。<おすすめの食品>牛乳・チーズ・ヨーグルト・豆腐・ちりめんじゃこ・煮干し・小松菜・ほうれん草ビタミンB6ビタミンB6は、神経伝達物質の代謝を助けたり、ホルモン調節に関わったりする働きがあります。ビタミンB6摂取がPMSに与える影響はまだはっきりとはしていませんが、気分のむら、いらいらし易さ、もの忘れ、お腹の張り、不安などのPMSの症状が緩和できることがいくつかの研究で示されています。(※2)<おすすめの食品>まぐろ・カツオ・いわし・レバー・玄米・アボカド・バナナトリプトファントリプトファンは、「幸せホルモン」とも言われるセロトニンの材料となります。セロトニンが低下すると、攻撃的になったり、不安、気分の落ち込みがみられたりなどの症状を引き起こすと言われています。トリプトファンの摂取で、PMSの重症型である月経前不快気分障害 (PMDD)に対して有効性がみられたという研究報告もあります。(※3)トリプトファンは体内で合成できない必須アミノ酸のため、食べ物からの摂取が必要です。<おすすめの食品>牛乳・チーズ・きなこ・大豆・豆腐・鶏むね肉・鶏ささみ・豚ヒレ肉食物繊維便秘予防には、便のかさを増やしてくれる食物繊維の摂取や、便をやわらかくしてくれる水分をしっかり摂ることが大切です。また、食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑えてくれるため、生理前の体重が増えやすい時期は意識して摂ると良いでしょう。<おすすめの食品>海藻類・野菜・きのこ・果物・玄米日常生活で心がけること生理前の症状を少しでも改善するためには、1日3食を規則正しく食べることが大切です。欠食することで、脳のエネルギー不足になり、集中力・パフォーマンス低下に繋がってしまいます。朝に食欲がない時でも、ヨーグルトやバナナなど、食べられるものを口にしておきましょう。また、カフェインやお酒も控えた方が良いとされています。(※1)生理前は、コーヒーや紅茶などのカフェインが含まれるものを減らしたり、お酒も適量を超えないようにしたりと、カラダを労わってあげてくださいね。他にも、適度な運動やストレッチを行うことや、睡眠をしっかりと取ることなど、規則正しい生活を意識しましょう。就寝2~3時間前に入浴することで寝付きが良くなると言われているため、シャワーで済ませてしまうことが多い方は、生理前は入浴に切り替えてみて、ぐっすり眠れるように工夫してみましょう。生理前と生理の時期と合わせると、月の3分の1~半分くらいは憂鬱な気持ちで過ごす方も少なくないでしょう。自分のカラダの声に耳を傾け、自分に合った対処法を身に付けることが大切です。憂鬱な時期を上手く乗り越え、充実した生活を送りましょう。【参考・参照】(※1)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会産婦人科診療ガイドライン-婦人外来編2017<>(最終閲覧日:2019/11/02)(※2)厚生労働省統合医療に係る情報発信等推進事業「統合医療」情報発信サイトビタミンB6<>(最終閲覧日:2019/11/02)(※3)国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」に関する安全性・有効性情報トリプトファン<>(最終閲覧日:2019/11/02)厚生労働省研究班監修女性の健康推進室ヘルスケアラボ月経前症候群(PMS)<>(最終閲覧日:2019/11/02)公共社団法人日本産科婦人科学会月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)<>(最終閲覧日:2019/11/02) 【執筆者】廣田真由/管理栄養士これまでに500件以上の指導経験があり、ダイエットや生活習慣病対策はもちろん、妊婦から高齢者まで幅広い指導を経験。栄養指導、レシピ制作、栄養教室や料理教室開催などのスキルと知識を生かし、あすけんではコラム執筆やオンラインカウンセリングを担当。
2020年01月12日こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。首肩こり、めまい、頭痛など、よく起こる不調はありますか?本人も原因不明の不調の場合、知らないうちに歯を食いしばる「噛みしめ」がクセになっていることがあります。今回は、噛みしめが不調に関係する理由や、噛みしめを予防する方法について、ご紹介します。無意識に行う「噛みしめ」が不調の原因!?歯を食いしばる、噛む癖は、無意識です。本来、歯と歯がくっついているのは「食べて噛む時」だけで、1日24時間の中でもせいぜい20分程度と言われています。そのほかの時間は、唇は閉じていても、歯と歯の間はほんの少し開けているのが通常です。今、意識してみて、歯と歯はくっついていませんか?噛んでいませんか?歯を食いしばると、あごの筋肉が縮みます。あごの筋肉の緊張は、側頭部の筋肉を通って頭全体に緊張の信号が伝わります。また、首の筋肉を通って肩の筋肉へも緊張が伝わり、首がすくみ肩が上がる「緊張姿勢」を取りやすくなります。「緊張姿勢」は精神も緊張させ、交感神経を優位にして末端の血流が悪くなるので、冷えや凝りなどを感じやすくなります。「噛みしめ」をいつでもチェック!・朝、起きた時、舌に歯形がついていませんか?歯を食いしばっていたあごの疲れなどはありませんか?・リラックスして本を読んでいるとき、スマホを見ているとき、テレビを見ているときなど、ふとした時に、噛みしめていませんか?・人の話を聞いているとき、仕事をしているとき、少し緊張が高まる状況にある時はいかがですか?本来「噛みしめ」をしなくてもできることを、「噛みしめ」ながら行っていると、頭や首肩が窮屈でストレスを感じやすく、不調を感じやすくなります。「噛みしめ」に気づいたら、これから紹介をするエクササイズを行ってみましょう。噛みしめ予防!あごをゆるめるエクササイズSTEP1:歯と歯の間をあけて、あごが緩むのを感じるほっぺたがゆるみ、頭や首肩の筋肉も連動してゆるみ、肩が下がり、顔の緊張がゆるみ、リラックスしてくるのを感じてみましょう。STEP2:歯と歯の間に唇をはさむ噛みしめそうになった時にも有効です。唇を歯の間に巻き込み、少し口角を上げてみましょう。習慣にしてしまえば、歯と歯がくっつかなくなり、噛みしめ予防&表情筋の矯正になります。STEP3:下顎を小さく動かす歯と歯の間を少し開けて、下顎を左右前後に小さく動かしてみましょう。軽くブランコをゆするような動きです。筋肉が緊張していると、うまく動きません。あごの筋肉をリラックスさせて動かします。STEP4:あごの筋肉(エラの部分)を手でマッサージする頬骨の下からエラの部分にかけて、歯を食いしばると硬くなるあごの筋肉を、手で押してクルクルとマッサージをしてみましょう。実際に触ると緊張具合がよく分かり、ゆるめるきっかけになります。エクササイズを習慣にしよう!知らないうちに噛みしめていて、不調を呼んでいたことに気づいた方もいるのではないでしょうか?自分で意識することで修正できる不調が、意外とあります。ぜひ、習慣にしてみてくださいね。美宅 玲子ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター
2019年12月05日まぶたの垂れ下がりや目の下のクマ、視力の低下、さらには緑内障など、目にまつわる不調や病気に悩む人は多い。そして、それは年齢を重ねるごとに実感を深めるので、目の使いすぎや老化による衰えだと思われがちだが、目の状態は、血流と深い関係があるという。「血液には体じゅうに栄養や酸素を運ぶ大切な役割があります。その流れが滞れば、生活習慣病のリスクが高まることは知られていますが、当然、目にも影響があるわけです。ましてや目には毛細血管が多く、目の中を流れる血液の量は、脳の23倍もあるといわれるほど。視力低下。老眼、ドライアイ、緑内障、白内障、黄斑変性症、網膜症……挙げたらきりがありませんが、さまざまな目の障害が起こる可能性があります」そう語るのは、日本眼科学会認定専門医である回生眼科院長・山口康三先生。ちなみに、40歳以上の約20人に1人が発症し、失明の危険もある緑内障は、眼圧が高まって視神経が圧迫され、血流が悪くなることで目の働きが失われていく病気。「最近では正常眼圧での緑内障発症も増加していることから、単純な血流の悪化も原因に考えられています。血流が悪くなるのは老化も一因ですが、生活習慣によるところも大きい。現代社会では目も酷使するし、ストレスフルで、血流が滞る原因は山ほどありますから、若い人も安心はできませんよ」(山口先生)そこで、山口先生が目の血流をよくする生活習慣を教えてくれた。【凝視し続けない】何かを凝視し続けると目の筋肉が凝り、血流が悪くなる。ときどき焦点を合わさず、ぼんやりと遠くを見よう。また、スマホのブルーライトはリスク大。意識して見ない時間をつくること。【目を温める】目の冷えは血流が悪化した状態。熱すぎない(40度前後の)蒸しタオルなどをのせて温めよう。涙の分泌腺に詰まった脂肪も溶けるので、目を保護する涙の質が上がり、乾燥やドライアイのケアにもつながる。【水分をたっぷりとる】血液がドロドロになるのを防ぐため、1日1.5〜2リットルを目標に水分をとろう。ただし、一度に大量に摂取すると眼圧が上がるので、(できるだけ食中は避けつつ)ちびちび飲むのがコツ。【紫外線から目を守る】目に紫外線が入ると活性酸素が大量発生し、血流が滞る。さらに水晶体や角膜などがダメージを受け、白内障や黄斑変性症などのリスクを高める。日傘やサングラスを習慣づけて。「前出のとおり、目の病気や不調は血流の悪化が大きく関わっているので、緑内障や白内障、老眼など、加齢とともに起きる問題はいわば、目の生活習慣病。目の血流をよくする習慣を身につければ、予防することができます。今、具体的な症状がなくても、加齢や日々の生活によって確実にダメージは受けているので、ぜひ実践してみてください。また、良質な睡眠、バランスのいい食事、適度な運動を心がけ、ストレスを軽減させることも大切です」(山口先生)
2019年12月04日加齢とともに悩まされる、目の不調や病気あれこれ……。でもこれらは、目のまわりの骨を正しい位置に戻すことで改善されるという。自分で行うことができ、しかも驚くほど簡単。そんな“セルフ矯正”を毎日の習慣にしよう!まぶたの垂れ下がりや目の下のクマ、視力の低下、さらには緑内障など、目にまつわる不調や病気に悩む人は多い。そして、それは年齢を重ねるごとに実感を深めるので、目の使いすぎや老化による衰えだと思われがちだ。しかし、美容矯正サロン「フォルム」院長であり、人体の構造を知り尽くしたゴッドハンド・清水ろっかん先生は、「目のまわりの骨が大きく関係しているんです」と言う。「そのことに気づいたのは、目をぱっちりさせるための美容矯正がきっかけでした。施術をした人から、『視界までクリアになった』という声を聞いたのです。目の状態と目のまわりの骨には何か関係があるぞと予測し、研究した結果、多くの不調の原因は骨のゆがみにあることを確信しました」年をとると、目のまわりがくぼんだり、まぶたが垂れ下がって“目が小さくなった”という人が増える。「これは、加齢によって目のまわりの筋肉がゆるみ、それと一緒に頭がい骨の一部である眼窩骨が下がることで、眼窩(眼球のまわりの穴)がせまくなるのが原因のひとつ。眼球が収まるのに十分なスペースがなくなってしまうわけですから、結果、眼球に圧力がかかって、血流が悪くなります。当然、目の動きも悪くなるし、視神経も圧迫される。これが一連の不調のメカニズムだと、私は考えています」因果関係をさぐるため、日本眼科学会認定専門医である回生眼科院長・山口康三先生にも話をうかがってみた。目の状態は、血流と深い関係があるという。「血液には体じゅうに栄養や酸素を運ぶ大切な役割があります。その流れが滞れば、生活習慣病のリスクが高まることは知られていますが、当然、目にも影響があるわけです。ましてや目には毛細血管が多く、目の中を流れる血液の量は、脳の23倍もあるといわれるほど。視力低下。老眼、ドライアイ、緑内障、白内障、黄斑変性症、網膜症……挙げたらきりがありませんが、さまざまな目の障害が起こる可能性があります」(山口先生)では、どうしたら改善できるのだろうか。ろっかん先生は次のように語る。「眼窩骨を動かしてもとの位置に戻し、眼窩を広げればいいんです。ただ、眼窩に直接手を入れることはできないので、おでこなどまわりの骨を動かすことで広げていきます。実際、この矯正を行った患者さんからは、『視野が広がった』『ものがはっきり見えるようになった』『視力が上がった』『眼圧が下がってきた』など、具体的な報告が届いています。もちろん『目がぱっちりした』『まぶたが上がった』『クマが消えた』など、美容的な喜びの声もたくさんいただいていますよ」それほど多くの効果が伴う施術と聞けば、複雑に違いないと思うわけだが、なんとセルフで簡単に行えるという。「誰にでもできますよ。それに、目のまわりはデリケートなので、事故が起こらないためにも、じつはセルフケアはおすすめなんです」ろっかん先生がセルフ矯正施術を教えてくれた。【基本の矯正】アプローチすべき「眼窩骨」は目の奥にあっていじれないので、前に出て垂れ下がったおでこを持ち上げることで、せばまった眼窩を広げる。じんわり力を入れていくと、骨が動くのがわかる。眼球を押さないように注意して。(1)側頭部をギューッと押す両手のひらのつけ根を耳の上にあて、側頭部を手で包み込む。両側からギューッと挟み上げて20〜30秒、膨張した頭がい骨をしめる。血流があがり、骨を動かす準備ができる。(2)おでこを押し上げる両ひじをテーブルにつき、両手を眉の上にあてておでこを包み込む。ひじを固定した状態で、おでこと手のひらを密着させ、ぐっとおでこを押し上げ20〜30秒キープ。前に出た骨を正しい位置に戻す。(3)右手で眉間を押し上げる右手の親指のつけ根を眉間の右横(目頭のくぼみ)にあて、指先は頭頂に向ける。右ひじをついて固定し、手のひらをおでこに押しつけ、ぐっと持ち上げて20〜30秒キープ。垂れ下がった骨をもとに戻す。(4)左手で眉間を押し上げる左側も同様に行う。手のひらと骨がフィットするよう密着させ、(眼球にはいっさい力を加えることなく)骨にしっかりと圧をかけて、また、首が反って力が逃げてしまわないよう注意しよう。【目のまわりのシワ改善矯正】両手のひらのつけ根を頬骨にあて、上後方に引き上げると目尻のシワ改善に、下後方に引き下げるとほうれい線の改善につながる。どちらも10秒キープして3セット。視界をすっきりさせつつ、悩みに合わせたケアを。【目ヂカラアップ矯正】右手の親指の腹を右の目頭のくぼみにあて、左上方向に押して10秒キープする。これを3セット。左の目頭も同様に行う(左手の親指で右上方向に押す)。疲れ目に効くばかりか、目頭が開くことで目がぱっちり大きくなる。「骨は日々ゆがんでいきますから、毎日続けることが大切。目のケアになるだけでなく、美顔効果も期待できます。自分のタイミングでOKですが、一日のうちでいちばん状態が悪くなっている夜に行い、回復させて翌日を迎えるのがベストでしょう」(ろっかん先生)
2019年12月04日まぶたの垂れ下がりや目の下のクマ、視力の低下、さらには緑内障など、目にまつわる不調や病気に悩む人は多い。そして、それは年齢を重ねるごとに実感を深めるので、目の使いすぎや老化による衰えだと思われがちだ。しかし、美容矯正サロン「フォルム」院長であり、人体の構造を知り尽くしたゴッドハンド・清水ろっかん先生は、「目のまわりの骨が大きく関係しているんです」と言う。「そのことに気づいたのは、目をぱっちりさせるための美容矯正がきっかけでした。施術をした人から、『視界までクリアになった』という声を聞いたのです。目の状態と目のまわりの骨には何か関係があるぞと予測し、研究した結果、多くの不調の原因は骨のゆがみにあることを確信しました」年をとると、目のまわりがくぼんだり、まぶたが垂れ下がって“目が小さくなった”という人が増える。「これは、加齢によって目のまわりの筋肉がゆるみ、それと一緒に頭がい骨の一部である眼窩骨が下がることで、眼窩(眼球のまわりの穴)がせまくなるのが原因のひとつ。眼球が収まるのに十分なスペースがなくなってしまうわけですから、結果、眼球に圧力がかかって、血流が悪くなります。当然、目の動きも悪くなるし、視神経も圧迫される。これが一連の不調のメカニズムだと、私は考えています」因果関係をさぐるため、日本眼科学会認定専門医である回生眼科院長・山口康三先生にも話をうかがってみた。目の状態は、血流と深い関係があるという。「血液には体じゅうに栄養や酸素を運ぶ大切な役割があります。その流れが滞れば、生活習慣病のリスクが高まることは知られていますが、当然、目にも影響があるわけです。ましてや目には毛細血管が多く、目の中を流れる血液の量は、脳の23倍もあるといわれるほど。視力低下。老眼、ドライアイ、緑内障、白内障、黄斑変性症、網膜症……挙げたらきりがありませんが、さまざまな目の障害が起こる可能性があります」(山口先生)■眼圧が上がるのは姿勢の悪さにも起因「とにかく姿勢の悪い人が多い。スマホの影響もあってずっと下を向いているので、おでこの骨が前に落ちて眼窩が押しつぶされる傾向にあり、老化による目の不調と同じことが起きているのです」そう、ろっかん先生は語る。では、どうしたら改善できるのだろうか。「眼窩骨を動かしてもとの位置に戻し、眼窩を広げればいいんです。ただ、眼窩に直接手を入れることはできないので、おでこなどまわりの骨を動かすことで広げていきます。実際、この矯正を行った患者さんからは、『視野が広がった』『ものがはっきり見えるようになった』『視力が上がった』『眼圧が下がってきた』など、具体的な報告が届いています。もちろん『目がぱっちりした』『まぶたが上がった』『クマが消えた』など、美容的な喜びの声もたくさんいただいていますよ」それと併せて、日常生活における正しい姿勢づくりも意識してほしいという。「そもそも骨のゆがみは、姿勢の悪さが大きな原因です。骨は連動していますから、立つ、座る、寝るときの姿勢に気をつけてバランスを整えれば、頭=目のまわりにも必ず影響してきます。なかには『骨が動くわけない』という人もいますが、実際にゆがんだりずれたりするわけですから、動かないわけはない。骨がゆがめば筋肉もゆがむし、その中に収まっている目や臓器にも影響が出ます。骨を整えることは、目に限らず、私たちの健康と美に直結しているのです」(ろっかん先生)
2019年12月04日まぶたの垂れ下がりや目の下のクマ、視力の低下、さらには緑内障など、目にまつわる不調や病気に悩む人は多い。そして、それは年齢を重ねるごとに実感を深めるので、目の使いすぎや老化による衰えだと思われがちだ。しかし、美容矯正サロン「フォルム」院長であり、人体の構造を知り尽くしたゴッドハンド・清水ろっかん先生は、「目のまわりの骨が大きく関係しているんです」と言う。「そのことに気づいたのは、目をぱっちりさせるための美容矯正がきっかけでした。施術をした人から、『視界までクリアになった』という声を聞いたのです。目の状態と目のまわりの骨には何か関係があるぞと予測し、研究した結果、多くの不調の原因は骨のゆがみにあることを確信しました」年をとると、目のまわりがくぼんだり、まぶたが垂れ下がって“目が小さくなった”という人が増える。「これは、加齢によって目のまわりの筋肉がゆるみ、それと一緒に頭がい骨の一部である眼窩骨が下がることで、眼窩(眼球のまわりの穴)がせまくなるのが原因のひとつ。眼球が収まるのに十分なスペースがなくなってしまうわけですから、結果、眼球に圧力がかかって、血流が悪くなります。当然、目の動きも悪くなるし、視神経も圧迫される。これが一連の不調のメカニズムだと、私は考えています」因果関係をさぐるため、日本眼科学会認定専門医である回生眼科院長・山口康三先生にも話をうかがってみた。目の状態は、血流と深い関係があるという。「血液には体じゅうに栄養や酸素を運ぶ大切な役割があります。その流れが滞れば、生活習慣病のリスクが高まることは知られていますが、当然、目にも影響があるわけです。ましてや目には毛細血管が多く、目の中を流れる血液の量は、脳の23倍もあるといわれるほど。視力低下。老眼、ドライアイ、緑内障、白内障、黄斑変性症、網膜症……挙げたらきりがありませんが、さまざまな目の障害が起こる可能性があります」ちなみに、40歳以上の約20人に1人が発症し、失明の危険もある緑内障は、眼圧が高まって視神経が圧迫され、血流が悪くなることで目の働きが失われていく病気。「最近では正常眼圧での緑内障発症も増加していることから、単純な血流の悪化も原因に考えられています。血流が悪くなるのは老化も一因ですが、生活習慣によるところも大きい。現代社会では目も酷使するし、ストレスフルで、血流が滞る原因は山ほどありますから、若い人も安心はできませんよ」(山口先生)
2019年12月04日だんだん寒くなると、つらくなるのが「冷え」。「冷え性」自体は病気ではありませんが、血流が悪くなりカラダが冷えることで、胃腸の不調・不眠・肩こり・頭痛などの不快症状が現れるほか、免疫力の低下により病気にかかりやすくなります。また、冷え性により血流が悪くなると、生理痛が悪化してしまいます。たかが冷え性と思わずに原因と対策を知って改善しましょう。冷え性の原因食事量の減らし過ぎダイエットのため、食べる量を極端に減らすと、体温を維持するためのエネルギーが十分に補給されません。運動不足運動不足によって筋肉量が少ないと、カラダに必要な「熱」を十分に作り出せなくなります。さらに、血流が悪くなるため、作り出した熱をカラダの隅々までうまく運べなくなってしまいます。 座りっぱなしの時間が長かったり、運動する時間が少なかったりする人は生活習慣の見直しが必要です。鉄分不足カラダは生命維持に欠かせない内臓へ優先的に血液を送ります。そのため、鉄分をしっかりとっていないと、カラダの隅々まで血液を十分運ぶことができなくなり、手足の冷えにつながってしまいます。冷え性対策に効果的な食事法3つ1.1日3食バランスよく食べるカラダを温める熱エネルギーは、食事のエネルギーから作られます。主食(ご飯・パン・麺類)・主菜(肉・魚・卵・大豆製品)・副菜(野菜・海藻類)の揃った食事を心がけ、食事量を減らし過ぎないようにしましょう。2.カラダを温める食材を食べるカラダを温める効果があるの食材を積極的にとりましょう。生姜・にんにく・長ネギ・玉ねぎ・ニラなど臭いの強い野菜ごぼう・カブ・大根などの根菜類、胡椒・唐辛子などの香辛料など米・もち米・いわし・エビ・牛肉・鶏肉・羊肉・さつまいも・山芋など3.冷え解消に効果的な栄養素をとる■ビタミンCビタミンCは血液の主要な材料となる鉄分の吸収を促進し、毛細血管の機能を保持するはたらきがあります。カラダも温まるローズヒップティーなどがおすすめです。■ビタミンEビタミンEは血行を良くするはたらきと、体内のホルモン分泌を調節するはたらきがあります。ブロッコリー・かぼちゃ・アボカド・ナッツ類に多く含まれています。冷え性対策に効果的な行動3つ1.適度な運動を意識して行なう運動は血流を良くするため末端まで血液が運ばれやすくなります。代謝も上がり、燃えやすいカラダに繋がります。また、ウォーキングのような運動を続けるのも効果的。下半身の筋肉が鍛えられて代謝がよくなり、カラダが冷えにくくなります。2.冷えを防ぐ服装を心がける血流を妨げるきゅうくつな服装はNGです。また、東洋医学では、冷やしてはいけないツボが首・お腹・足首にあります。腹巻や足首まで隠れる靴下を利用して、これらのツボを冷やさないようにしてみてください。冷房の効いた電車内やオフィス内でも調整ができるよう、カーディガン・スカーフ・ひざ掛けなどを用意するのもよい方法です。3.湯船につかる湯船につかるようにして、カラダを芯から温める時間を作りましょう。40℃前後のぬるま湯に浸る半身浴は、カラダの内側から温めてくれます。お風呂上がりには冷え防止で靴下を履くようにしましょう。“冷えは万病の元”とも言われるように、カラダに大きく影響します。不調があらわれる前に生活習慣や食生活を見直し、冷え性を改善しましょう。
2019年11月17日