連日の熱帯夜で眠れず、日照時間が長い分、睡眠時間が短くなるなど、睡眠の問題が頻発する夏。眠りの問題点を解消して、疲れを取りきるベッドタイムを実現。カリスマ睡眠コンサルタント・友野なおさんが解説してくれました。見直すべきは…「エセショートスリーパー」問題悲報!憧れのショートスリーパーにはなれません。睡眠時間が短い分、活動時間が増えるショートスリーパーは、多くの人にとって憧れ。「私も、羨ましいです(笑)。しかし、本物のショートスリーパーは人口の5%未満しかおらず、3時間睡眠でも心身健康で過ごせるショートスリーパーになれるかどうかは、遺伝的要因が大きいのです。朝食を食べる意欲が湧かない、出掛けるまでに排便がない、午前中眠くなる、夜はバタンキューで寝てしまうという項目に1つでも当てはまれば、短時間睡眠であっても、エセショートスリーパー。トレーニングでなれると謳う本もありますが、無理をすると、ボディブローのように心身にダメージが効いてくるので要注意!」POINTショートスリーパーは人口の5%未満で、ほぼ遺伝。午前中、眠いのは、真のショートスリーパーにあらず。見直すべきは…「寝間着」問題暑いから薄着というのは短絡的。パジャマで肌を覆って。暑さをしのぐために、真っ先にやりがちなのが薄着。「どれだけ暑くても、七分袖&七分丈のパジャマで肌を覆ってください。というのも、就寝中は体温が下がりますし、先ほどの冷房問題でお話しした通り、一晩中冷房をつけている状態であればなおさらです。肩が出るタンクトップに短パン、ましてや裸で寝るのは絶対にやめて」。パジャマの素材に適しているのは、シルクやコットン。「シルクは非常に軽く、吸保湿性に優れ、夏はサラッと着られます。コットンは吸汗性に優れた素材。肌触りがよく、耐久性もあります。麻も涼しくておすすめ。ただ、着てみて、気持ちいいと思えるかどうかが、一番のポイント!」POINT暑くても、肩出しタンクトップ&脚出し短パンはNG!パジャマは、シルクや綿、麻など心地よい素材で選ぶ。見直すべきは…「寝返り」問題起床後に感じる痛みは、寝返りが打てていないサイン。寝起きにカラダが痛いのは、寝返りが原因かも。「寝返りには、血液の循環を促す、レム睡眠とノンレム睡眠のスイッチを切り替える、カラダのバランスを整えるなど、重要な役割があり、軽視できません。カラダの片側だけに痛みを感じたり、腰がつらいのであれば、寝返りを上手く打てていない可能性を疑って。寝間着問題とも繋がりますが、実は適切に寝返りを打てる人は、パジャマを着ているのが特徴。パジャマはカラダの動きを妨げない設計なので、楽に寝返りが打てるんです」。顎が痛いのも、寝返りが原因?「食いしばりによって、顎に圧がかかっているのかも。歯科でマウスピースを作ってもらいましょう」POINT起床後の痛みは、寝返りが打てていない可能性大!顎の痛みには、マウスピース着用が有効。見直すべきは…「昼寝」問題健康効果がある昼寝は、積極的に取り入れたい習慣。在宅勤務では、ベッドがすぐそばに。誘惑に勝てず、ランチ後にはついウトウト…。「お腹が満たされる食事後は一時的に体温が下がり、オレキシンという覚醒を維持するホルモンの分泌が減るため、眠くなるのはごく自然です。しかも、20分程度の昼寝は、健康効果があることがわかっており、起きた後のパフォーマンスも上がりますので、許される環境ならば、取り入れてほしい習慣です。眠くなくても、目を閉じるだけで脳が休まりますよ。ただ、ベッドでは寝ないで。横になると眠りが深くなってしまうので、座ったまま眠りましょう。そして、昼寝は15時までに。それ以降は、夜の睡眠に影響が出ます」POINT昼寝は15時までに、20分程度ですませること。ランチ後の眠気は生理現象なので問題なし。友野なおさん睡眠コンサルタント。日本睡眠学会、日本睡眠環境学会正会員。著書に『眠れないあなたを救う 睡眠ファースト』(主婦の友社)など。※『anan』2020年9月9日号より。写真・中島慶子イラスト・小迎裕美子取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年09月06日熱帯夜続きで熟睡できない。朝、スッキリ起きられないなど、悩みが尽きない睡眠。そこで、睡眠コンサルタントの友野なおさんに、夏から秋にかけて、そして、このコロナ禍に起きがちな問題の数々を解決してもらいます。夏の睡眠で溜まった疲れは今、リセット!連日の熱帯夜で眠れず、日照時間が長い分、睡眠時間が短くなるなど、睡眠の問題が頻発する夏。「睡眠は、量と質から考えることが大切ですが、この時期は量を確保しづらく、質も落ちがちです。9月に入ると、真夏並みに暑い夜もあれば、肌寒いこともあり、寒暖差が激しくなります。季節の変化に対応できるように、夏に起きた睡眠問題は今のうちに解決し、ぐっすり眠れる秋を迎えて」と睡眠コンサルタントの友野なおさんは、夏と秋の変わり目で、夏に溜まった疲れを取る重要性を強調する。「量は、米国国立睡眠財団によると7~9時間が適切で、質は、朝、熟睡感があってスッキリ起きられるかどうかで判断を。今年は、新型コロナが睡眠に及ぼす影響も考える必要があります。働き方や生活様式が激変し、睡眠リズムも乱れがちな上、将来への不安などによって不眠に悩む方も増加傾向にありますので、ぜひ、自分の睡眠習慣や環境を見直してください」見直すべきは…「冷房」問題“一晩中つけっぱなし”を基準に、寝具で調整を。まだまだ暑さが残る秋口。冷房をタイマー設定にすると、途中で起きてしまう…。「以前は、『睡眠中の冷房はタイマー設定に』が定番でしたが、これほどまでに暑くなった今は『一晩中つけっぱなしでOK 』とアドバイスしています。人は、室温が28度を超えると寝苦しさを感じることがわかっていますので、27度を目安に、自分にとって最適な室温を探ってください。快適な湿度は、50~55%。ベッドの高さに温湿度計を置いてチェックしてみて。つけっぱなしだと寒すぎる人は、室温を調節するのではなく、ブランケットなど軽い寝具を1枚、寒さを感じたらすぐに掛けられるように足元に用意しておきましょう」POINT冷房はタイマーではなく、一晩中つけっぱなしが新常識。室温よりもブランケットなど“プラス1枚”で調整を。見直すべきは…「活動量不足」問題就寝時刻の19時間後を狙って、自宅でも運動して体温をUP!コロナ禍で生活リズムが崩れ、睡眠に影響が出ている人も少なくない。「まずは、起床時刻は一定に保ちましょう。出勤時間のない在宅勤務と出勤する日との差や、平日と休日との差は2時間以内にとどめてください。また、肉体的な疲れを感じないと、寝つきは悪くなります。今は外出が減り、どうしても活動量が減りがちですが、エクササイズ動画などを利用して、家でも意識的にカラダを動かして。特に、就寝時刻の19時間後、つまり0時に寝るなら19時が、一日で最も体温が高まり運動に最適な時間帯。ここで体温を上げれば、就寝時刻に向けて体温が下降しやすくなり、カラダが寝る準備にスムーズに入れます」POINT良質な睡眠には、カラダを疲れさせる必要アリ。運動で体温を上昇させると、睡眠に入りやすい。友野なおさん睡眠コンサルタント。日本睡眠学会、日本睡眠環境学会正会員。著書に『眠れないあなたを救う 睡眠ファースト』(主婦の友社)など。※『anan』2020年9月9日号より。写真・中島慶子イラスト・小迎裕美子取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年09月06日「寝ることがダイエットにつながるなら、こんなにラクでうれしいことはない」と思いませんか? 実はプレ更年期、更年期世代は良質な睡眠が取れていなくて、睡眠不足から太りやすい体になっていることも考えられます。では良質な睡眠ってどんな睡眠なのでしょうか? 産婦人科の善方裕美先生にダイエットにもつながる良質な睡眠の取り方を聞きました。睡眠時間が短いと太るの?ただ眠るだけでもカロリーは消費されるものですが、寝ている時間が短いとカロリーがあまり消費されず、そのまま蓄積されていきます。7時間以上の睡眠が適切ですが、プレ更年期、更年期世代以降は量より質ともいわれており、良質な睡眠が求められます。翌朝、すっきりとした熟睡感があり、倦怠感や意欲減退、食欲低下などの不眠症の症状がないようなら良眠と思って良いでしょう。しかし、睡眠不足(4時間未満)の場合、食欲増進のグレリンというホルモンが増え、高カロリーの食べ物を食べたくなる傾向があり太りやすくなることがわかっています。睡眠は体を休めるだけではなく、基礎代謝を高め、心身をリセットし、自律神経のバランスも整えるという働きがあります。このような体の修復がされやすいといわれているのが22時~2時。この時間に眠っているのが理想的です。良質な睡眠でやせやすい体づくり良質な睡眠を得るためには、夕食は消化に時間がかかる脂質や糖質を控えめに、寝る2~3時間前まで済ませましょう。寝る直前に食べると眠っている間も内臓で消化活動がおこなわれるため、眠りの質を下げてしまいます。入浴は寝る30分から1時間前に済ませ体を温めておきます。体が温まった状態からだんだん冷えていくことでスムーズに睡眠モードに入れます。また、寝る直前はスマホやパソコンのブルーライトを浴びるのはNG。光の刺激は体が夜になったことを認識できず目が覚めてしまいます。睡眠前にはストレッチをストレッチは日中の凝り固まった筋肉をほぐし、体をリラックスさせます。寝る前は腕を回したり伸ばしたりする簡単なストレッチを、布団に入ってからは深呼吸をしながら両足首の曲げ伸ばしをおこなってみましょう。副交感神経が優位になり気持ちよく寝られます。まとめ睡眠の質も加齢とともに低下する傾向があります。だからこそ就寝前の生活習慣を見直して、スムーズに入眠し熟睡感がある良質な睡眠を手に入れるのが大切です。毎日のちょっとした心がけで続けられることもあると思いますので、早速実践して、やせやすい体を手に入れませんか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年08月05日普段の生活や仕事をする中で、睡眠時間を確保することは自身の健康を維持するためにも、とても重要なことです。睡眠時間は人それぞれですが、睡眠をきちんととることで日中しっかりと過ごせるようになります。しかし忙しい現代人にとって、睡眠不足に悩まされている方も多く、深い睡眠をとりたいと悩んでいる方も多いことでしょう。そこで今回は『整体院 和』の院長の迫田和也先生と、副院長で睡眠栄養指導士の中川 裕幸先生がおすすめする、睡眠を深くするためのセルフマッサージをご紹介します。中川先生によると、睡眠不足の状態が続くと、日々のストレスや緊張によって身体がこわばり、頭皮が硬くなってしまうそうです。そのため頭皮をマッサージし緩めることによって、全身の緊張をとることができ、睡眠不足の解消にも繋がるのだそう。頭皮を最終地点として、睡眠を深くするためのマッサージでは、次の3か所を刺激します。1.耳2.目の周り3.頭皮まず耳を痛くない程度に引っ張りながら、深呼吸を行います。次に目の周りを人差し指と中指を使って、小さく円を描くように軽くマッサージをしていきます。最後に頭皮は、側頭部・後頭部・頭頂部をそれぞれ10秒ずつマッサージ。詳しくは『今夜からできる!睡眠を深くする頭のマッサージとは?』の動画でご覧ください。頭皮をマッサージする時のポイントは、両手で頭を挟み込むように圧をかけながら行うこと。私も早速試してみましたが、耳、目の周り、頭皮をマッサージすることで全身が温かくなり、疲れが取れるような気がしました。睡眠不足やなかなか寝付けない方などは、ぜひ試してみてくださいね。気になる方はぜひ!動画を作成している迫田和也先生が院長を務める整体院『整体院 和-KAZU-』。気になる方は、こちらの公式ウェブサイトで詳しい情報をご覧ください。『整体院 和-KAZU-』公式ウェブサイト[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年07月30日「新型コロナウイルスの影響により、先行きが見えない不安で眠れなくなった、睡眠のリズムが狂った、運動不足になったなど、ここ数カ月の急激な状況の変化が多くの人の睡眠に影響しているようです」こう話すのは、睡眠コンサルタントの友野なおさんだ。「特に、中高年の女性は、家事の負担が増えています。その結果として、やむなく睡眠時間を削った人も少なくないでしょう」(友野さん・以下同)緊急事態宣言は解除されたものの、これから迎える高温多湿の気候は、多くの人にとって寝苦しい季節であり、いかに良質な睡眠をとれるかが、この夏を乗り切る鍵となりそうだ。そんな今、友野さんがおすすめするのがオリジナルの「快眠メソッド」。「緊張状態が続いたことで、とにかく筋肉が凝り固まっています。それに比例して呼吸も浅くなっているはずなので、深い呼吸を意識して、筋肉をほぐすのが目的です」「快眠メソッド」をすることで、段階的にリラックスモードに入ってゆくことができるのだそう。「胸を開き、深く呼吸をし、胸と背中の筋肉、下半身のストレッチ、と全身の緊張を解きます。筋肉がほぐれると体がリラックスし、深い呼吸で自律神経のバランスが整うと入眠しやすくなるのです」また、コップ1杯の水を飲むのも忘れないでほしい。「就寝中、寝汗をかいたり、呼吸で水分が減ります。水分不足から熱中症を招きかねませんから、常温以上の水でおなかを冷やさないようにしましょう」「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載
2020年06月24日ダイエットしても痩せないのは睡眠不足が原因かも出典:byBirth好きな食べ物を我慢しながら食事制限をして、忙しいながらも時間をつくって運動もしている。こんなに頑張ってダイエットをしているのに、なかなか痩せないと感じている人はいませんか?もしかしたら、それは睡眠不足が原因かもしれません。夜更かしすることでムダな食欲が出てしまい、カロリーを摂りすぎてしまうこともあるのではないでしょうか?また、睡眠不足になるとホルモンバランスが乱れ、食欲を増加させたり、代謝が低下したりしてダイエットに悪影響を及ぼしてしまうのです。では、睡眠とダイエットの関係について、もう少し詳しく見ていきましょう。良質な睡眠が痩せやすい体をつくる理由睡眠不足を解消し、良質な睡眠をとることで痩せやすい体をつくることができます。では、なぜ睡眠が痩せやすい体をつくるのか、その理由について見ていきましょう。睡眠中もカロリーが消費されているから出典:byBirth良質な睡眠を十分とることで、一晩あたり約300キロカロリー消費すると言われています。睡眠不足だとこの300キロカロリーを消費できないので、これだけでも単純に太りやすくなります。睡眠中もカロリーを消費するために、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。食欲を抑えるホルモンが分泌されるから出典:byBirth睡眠中はいくつかのホルモンが分泌されていますが、その中でも重要なのが、食欲を抑えるホルモンである「レプチン」です。しっかり睡眠をとることでレプチンが分泌され、満腹中枢を刺激して食べすぎを予防してくれます。ここでもう一つ注目したいホルモンが「グレリン」です。睡眠不足になるとレプチンの分泌が減るだけでなく、食欲を増すグレリンの分泌が増えてしまうのです。これらのホルモンの分泌が、ダイエットに大きく関係しています。睡眠をしっかりとることでホルモンの分泌が正常になり、食欲をコントロールしやすくなります。自律神経が整うことでさらに良質な睡眠がとれるから良質な睡眠をとると、自律神経のバランスを整えることができます。自律神経のバランスが整うと、良質な睡眠をとれるサイクルが完成するのです。朝起きてから夕方までは交感神経が優位になることで活動的になり、夕方以降は副交感神経が優位になることでリラックス効果が高まります。このサイクルが整うことで、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の分泌が正常になり、ちょうど良い時間に眠くなってくれます。自律神経は私たちがコントロールできないものなので、生活リズムを整えたりすることでバランスを保つしか方法がありません。では、自律神経を整えるためにも有効な睡眠のポイントについて見ていきましょう。ダイエットに効果的な睡眠のポイント痩せやすい体をつくるには、ダイエットに効果的な睡眠をとることが大切です。では、ダイエットに効果的な睡眠のポイントについてご紹介します。7時間以上は眠る出典:byBirth睡眠不足になると太りやすくなってしまうため、十分な睡眠時間を確保することが大切です。ある研究データによると、7時間を目安に睡眠時間を確保することで、痩せやすい体をつくれると言われています。毎日7時間を目安に眠ることで、ホルモンの分泌が正常になり、徐々に痩せやすい体をつくっていくことができるでしょう。眠りはじめて3時間は起きない美容や健康に欠かせない「成長ホルモン」は、眠りはじめて3時間で分泌がピークになると言われています。成長ホルモンが分泌されると新陳代謝が正常になり、ムダに太りやすくなることがなくなります。ダイエット効果を高めるには、成長ホルモンを分泌させることが大切です。そのため、眠りはじめてから3時間は起きないようにしましょう。良質な睡眠をとるための準備をする出典:byBirth良質な睡眠がダイエット効果をもたらしてくれるなら、良質な睡眠をとるための準備を整えましょう。良質な睡眠をとるためには、以下のようなことに気をつけた生活を送ることが大切です。起きたら朝日を浴びる良質な睡眠をとるためには、朝起きたら朝日を浴びるようにしましょう。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、自律神経を整えることができます。また、自律神経を整えるには、毎朝決まった時間に起きることも大切です。睡眠リズムを整えて、睡眠の質を高めていきましょう。夕方に軽めの運動良質な睡眠をとるためには、体を疲労させることも大切です。睡眠には疲労回復の作用があるため、体が疲れることで夜に眠くなるメカニズムなのです。しかし、寝る直前に運動をすると交感神経が優位になり、興奮して眠れなくなってしまいます。そのため、夕方までに軽めの運動をして、適度に疲労感をつくることが大切ですよ。寝る前はリラックス良質な睡眠をとるためにもっとも大切なことは、寝る前にリラックスすることです。リラックスすることで副交感神経が優位になり、安眠へといざなってくれます。リラックス方法としておすすめなのは、ぬるめのお風呂に入る・部屋を暗めにする・ゆったりとした音楽を聴く・アロマを嗅ぐ・ストレッチをするなどです。美ボディのために快眠しよう!ダイエットに効果的な睡眠のポイントについてご紹介しました。眠りながら痩せやすい体をつくるには、朝起きたときから寝るまでの行動や習慣が重要になります。睡眠や生活のリズムを整えることでホルモンバランスを整え、美ボディのための快眠を習慣にしましょう!
2020年05月27日小さい頃からなかなか眠ることができなかった娘いっちゃんは、赤ちゃんの頃から眠りが浅く、小さな音で驚いてすぐに目を覚ましてしまっていました。しかも、目を覚ますとなかなか寝付かず、両親とも眠れない日々が何ヶ月も続きました。一般的に夜泣きがおさまると言われる9〜10ヶ月頃になっても夜中に起きて泣くのは変わらず、寝付きの悪さがますます際立ってきました。眠いのに眠れず、顔を真っ赤にしてひたすら泣き続ける娘を車に乗せて、幾度となく深夜のドライブに出かけたものです。この頃、「子どもが寝ないので車に乗せている」と人に話すと、「お母さんが抱っこしてあげたら?」とか「おんぶして仕事をしていたらいつの間にか寝ているものよ」などとアドバイスをしていただいたのですが、どうもそういう問題ではないらしい...と薄々感じていました。Upload By 寺島ヒロ幼稚園に行くようになっても寝付きの悪さは変わらず、毎日のように遅刻を繰り返していました。しかしその中でも、月に数日は夜8頃に寝て、朝6〜7時に起きる日があるのです。今思えばその頃から既に睡眠時間が安定しない傾向は出ていたのだと思います。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロ小学校時代、「眠れない」と泣く娘をみるのがつらかった小学生になると、遅刻こそ少なくなりましたが、睡眠の問題はいよいよ顕著になってきました。娘も少し成長したので、眠れないことを自分でも気にするようになり、また小学生になると出席を加味して成績がつくようにもなるので、祖父祖母や先生たちも遅刻をしないようにと厳しく言うようになりました。夜中に虚な目で起きてきて「眠れないんだけど…どうやったら眠れるの…。」「遅刻したら怒られる…。」と泣く娘を見ていると、私まで泣きそうになりました。いっちゃんはASDということもあり、性格はとても真面目で、なんでもきちんとやりたい方なのですが、学校では「いつもサボる子」「甘やかされて我がままな子」という扱いをされがちで、そのギャップに傷つくこともしばしば。でも、心掛けや睡眠導入剤では早く眠ることはどうしてもできませんでした。しかも、ここからがもっと重大な問題なのですが、一度寝付くと、今度はどうやっても起きないのです。気を失うというほど瞬間的ではありませんが、「眠くなってきた…」と言って布団に入ると、次に見たときには寝ています。そして一気にすごく深く眠ってしまうのです。くすぐっても間違って踏んでも微動だにしません。本人に聞いたところ、ほとんど夢も見ていないと言います。Upload By 寺島ヒロ中学校では先生たちにも理解してもらい...中学校に入る頃には、発達障害と睡眠障害の診断が出ていましたので、入学前に学校の方に相談して、"少しずつ改善はしているものの、自分のタイミングで起床、就寝をするため登校が難しいときがある"ということを伝えました。学校からは、娘の事情を理解していただいた上で「できるだけ登校はしたほうがいい。起こして連れてきてもらえれば、学校にはスタッフもいるし、どうしても眠いときには保健室登校ということもできる。」「お家だったら甘えも出るけど、学校でお友達に囲まれていればそうそう寝ないだろうし、昼間起きていればいずれ夜寝るようになるのでは。」と言われました。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロ思惑通りにはいかない・・・。解決に向けて頑張るよりも、心身の健康を優先に残念ながら、今でもいっちゃんの睡眠障害はあまり改善されてはいません。しかし、周囲の人が「これは仕方ない」と納得してくれたことでずいぶんストレスが軽減されたようで、眠れなくて不安になるようなことはなくなりました。ちょっと言いにくいことではあるのですが、最近は新型コロナウイルス感染症の影響で、学校が休校になっているため、ずっと自分のタイミングで寝起きすることができており、大変ご機嫌です。体調が良いので宿題のプリントもサクサク進めており、趣味のMMDもモデルを自作できるまでになりました。本人は「人生のボーナスタイムだ」と言っています。私たちはつい、充分な時間眠っていれば、朝から夜までは起きていられるはずだと考えてしまいます。だから、充分な時間眠らせるために寝かしつけを頑張ってしまうのですが、たとえ薬などを使って夜寝ていたとしても、娘の場合は『自分のタイミング』が昼間にきたらやっぱり寝てしまうようなのです。この体内時計がずれたままになってしまうタイプの睡眠障害は、今のところまだ原因もメカニズムも分かっていないそうです。なので、あまり働きかけなどはせず、子どもの体調維持を最優先に考えて過ごした方が良いのかもしれません。発達障害と睡眠障害に関係があるのかどうかも、まだはっきりしていない部分が多いのだそうです。しかし私の印象ですが、発達障害のある人で睡眠の問題を抱えていらっしゃる人はかなり多いように思います。寝付きが悪いだけではなく、子どもの頃寝相がすごく悪かったという話も聞きます。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロ分からないことが多いのですから、どんなに良かれと思っての働きかけも、後でやってはいけないことだったと分かるかもしれないですよね。何かができていない!足りない!と感じるときはどうしても最短距離を探しがちです。だって遅れてるんですから。でも、そういうときこそ冷静になり、性急に解決法を求めない、という心構えも大事なのかもしれないと思う今日この頃です。
2020年05月25日睡眠は、脳やカラダにたまった疲れを癒します。質の良い睡眠とは、「寝入りがよく、深く眠ることができ、目覚めたときにスッキリしていること」です。短時間でも爽快に目覚める人もいれば、長時間寝ても眠りが浅い人がいます。睡眠には個人差はありますが、質の良い睡眠は栄養や生活習慣にも関係しています。質の良い睡眠を助ける栄養素と多く含む食品トリプトファントリプトファン(アミノ酸の一種)は、セロトニンという脳内の神経伝達物質を作り出します。セロトニンは、 いくつかの過程を経て、睡眠を誘うホルモン「メラトニン」に変化します。(※1)(※2)〈多く含む食品〉大豆・バナナ・はちみつ・牛乳・マグロ・サンマ・ナッツ類ビタミンB1疲労回復や精神を安定させるのに効果があります。玉ねぎ、ニラ、長ネギなどに含まれる硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を高めるので一緒にとるようにしましょう。〈多く含む食品〉豚肉・大豆・ナッツ類・玄米・ゴマ気持ち良く眠りにつくための心得5つまた気持ちよく眠りにつくためには、その前の準備も大切。心身ともにリラックスし、睡眠を促すホルモンを分泌させることが必要です。1.寝る部屋は暗くする眠りのホルモンといわれるメラトニンは暗くなると分泌されます。夜は明るい光を浴びないようにしましょう。2.寝る直前のスマホやパソコン閲覧は控えるスマホやパソコンなどの光は、脳を覚醒させてしまいます。部屋を暗くすると同様、カラダと脳が寝る準備をできるような環境を整えましょう。3.ぬるめのお風呂でリラックスぬるめのお湯につかることで血行が良くなり、リラックス効果があるので、良い眠りへの準備ができます。逆に、寝る前の熱いお風呂や長風呂は、神経を興奮させてしまうので控えましょう。4.夕食は、就寝3時間前にすませる消化によりカラダに負担がかかるため、安眠できません。どうしても無理な場合は油っこいものは避け、うどんやおにぎりなど消化の良いものを。5.コーヒー・紅茶・タバコ・飲酒は厳禁。神経を高ぶらせ、眠りを妨げます。 以上のことを実践して、質の良い睡眠で明日への活力を養いましょう。 【参考・参照】(※1)e-ヘルスネットセロトニン〈〉(最終閲覧日2017/01/17)(※2)e-ヘルスネットメラトニン〈〉(最終閲覧日2017/01/17) 衞藤敬子管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2020年05月10日ちゃんと眠れてる?出典:byBirth肌のターンオーバーを活発にし、新しい肌に生まれ変わらせることが美肌の秘訣。そのターンオーバーを活発にするポイントは、良質な睡眠なんです。さて、あなたはちゃんと眠れていますか?まずは、睡眠を十分にとれているかここでチェックしてみましょう。寝る時間・起きる時間がだいたい決まっている朝の目覚めが良い午前中に眠気を感じることはない朝起きたらお腹が空いているすべてに「YES」と答えられる人は、良質な睡眠がとれている証拠。睡眠は長く寝れば良いわけではなく、睡眠の質を高めることが美肌効果につながります。では、睡眠と美肌の関係について見ていきましょう。高価な化粧品よりスゴイ!睡眠による美肌効果出典:byBirth毎日遅くまで仕事をしている女性や、家事や育児で寝る暇がない女性は、今すぐ睡眠習慣を見直してみて。睡眠不足は美肌の大敵です。睡眠不足になると疲れやストレスが改善されず、自律神経のバランスが乱れてしまいます。自律神経を整えることは、睡眠の質を高める上で外せないポイント。美肌づくりには、良質な睡眠が必要なのです。では、なぜ良質な睡眠が美肌をつくるのでしょうか?良質な睡眠をとると、寝ている間に「成長ホルモン」が分泌され、肌トラブルを改善したり、肌のターンオーバーを活発にしたりすることで美肌効果を高めてくれます。高価な化粧品でスキンケアをするよりも、良質な睡眠をとることのほうが美肌づくりに有効な場合もあるのです。睡眠は、まさに「最高の美容法」といえるでしょう。美肌&アンチエイジングに効く睡眠習慣良質な睡眠をとることは、美肌だけでなくアンチエイジング効果も期待できます。いつまでも美しさを保っている女性は、睡眠習慣が整っている可能性が高いのです。では、どのような睡眠習慣が美肌効果を高めてくれるのか解説していきます。睡眠時間の目安は7時間美肌やアンチエイジング効果を高める睡眠習慣は、何といっても十分な睡眠時間を確保すること。目安としては、7時間くらいの睡眠をコンスタントにとっていく必要があります。睡眠不足は蓄積されていくので、毎日できるだけ十分な睡眠をとることが大切です。「平日は4時間程度の睡眠だけど、休日だけお昼まで寝ている」という不規則な睡眠習慣は自律神経のバランスが乱れやすく、睡眠の質が下がる原因になります。毎日は無理でも、2~3日に1回はしっかりと7時間寝るように調整するようにしてくださいね。もし休日に睡眠不足を解消する場合には、遅くまで寝ているのではなく、昼寝をするのがオススメです。できるだけ毎日決まった時間に起きる習慣が大切です。入眠から3時間がゴールデンタイム出典:byBirth美肌のためには、22~2時の間のゴールデンタイムに眠っていることが大事だと言われていましたが、この情報は古くなってきています。最近では、入眠から3時間がゴールデンタイムだと言われているので、入眠直後が重要なポイント。とくにコアな時間帯が、入眠から90分間。この90分間に成長ホルモンや女性ホルモンが多く分泌されると言われているため、しっかりと良質な睡眠をとるように心がけましょう。たとえば、パートナーが寝るときに起こされないよう工夫するなど、90分間は目が覚めないようにすることが大切です。寝る2時間前に入浴出典:byBirth美肌づくりのために睡眠の質を高めるには、寝る2時間前に入浴することが効果的です。入浴によって体が温まった後、少しずつ深部体温が下がっていくときに眠気を感じます。このタイミングでベッドに入ることが、睡眠の質を高めるポイントの1つ。38~40℃くらいのぬるめのお風呂に15分くらい浸かり、じっくり体を温めましょう。冬だけでなく、夏でも湯船で温まることが安眠効果を高めます。就寝前はアロマでリラックス出典:byBirth寝る直前までスマホやパソコンをいじっていると、ブルーライトによって安眠効果を妨げてしまいます。そのため、就寝前はスマホやパソコンの使用を控え、リラックスして過ごすようにしましょう。アロマオイルの香りでリラックスすれば、安眠効果もアップすることでしょう。リラックス効果のあるアロマは、バレリアンやオレンジスイートがおすすめです。睡眠環境を整える質の高い睡眠をとるには、寝室の環境を整えることが大切です。快適な睡眠環境に整えることで、自然と安眠効果が高まります。快適な寝室の温度は21~23℃と言われ、湿度は50~55%が快適だと言われています。また、清潔で肌ざわりの良い寝具にもこだわってみると、上質な睡眠をとることができるでしょう。美肌をつくる睡眠習慣をはじめよう!美肌と睡眠の関係についてご紹介しました。睡眠時間だけでなく、睡眠の質を高めることが美肌効果につながります。睡眠中の「成長ホルモン」の分泌を増やし、ターンオーバーを活発にさせて美肌をつくっていきましょう。美肌づくりには、睡眠習慣を見直すことが大切ですよ。
2020年04月12日ストレスやスマホなどの電子機器に囲まれた生活を送る現代人の多くが質の良い睡眠が取れていないと言われています。質の良い睡眠がとれると心や体に嬉しいメリットを体感できるんです。今回は質の良い睡眠のために、快眠習慣を身につける方法をご紹介していきます。睡眠の質が下がるとどうなる?交感神経と副交感神経のスイッチがうまく切り替わらない、もしくは副交感神経がうまく優位に働かない状態になると、寝ても疲れが取れなかったり、途中で何度も目覚めてしまい翌日の昼間にボーッとしてしまうなど、日中のパフォーマンスに影響を及ぼします。それだけでなく、睡眠の質が悪い状態が慢性化すると、糖尿病などの生活習慣病にかかるリスクが非常に高くなる他、途中で何度も目覚めたり寝つきが悪く寝不足の状態が続くことで、食欲を増加させるホルモンが分泌され太りやすい体になってしまいます。関連記事ツボ押しでぐっすり安眠!ツボの場所や押し方を専門家が解説睡眠の質が上がると得られるメリット睡眠の質が上がることによって得られるメリットはたくさんあります。まず、翌日の仕事や勉強のパフォーマンスが大幅にアップ。その日の疲れを翌日に持ち越さないということはもちろんですが、質の良い睡眠がとれていると人とそうでない人とでは翌日の集中力や判断力に決定的な違いが生まれます。他にも、22時〜2時の成長ホルモンが多量に分泌される時間に良質の睡眠がとれていると、細胞が修復されて筋肉の成長・維持、皮膚のターンオーバーが促進し、艶っとした美肌が手に入りやすいです。体の細胞自体が元気になるので、血流促進、便秘改善、肩凝り解消などの効果も期待できます。この22時〜2時に分泌される成長ホルモンは〝若返りホルモン〟とも言われているので、特に女性は22時〜2時にしっかりと良質の睡眠を取れるように心がけると良いでしょう。快眠のための5つの習慣良質の睡眠をとるために、快眠習慣を5つご紹介します。日々のちょっとした意識で、美容にも健康にも効果抜群の睡眠がとれる体に変えていきましょう。快眠スパイスミルク快眠チャイは良質な睡眠へ誘うための牛乳とスパイスを使った飲み物です。スパイスは、睡眠の質を上げてくれるナツメグや体を温めてくれるシナモンがおすすめです。寝る前に、カップに温めたミルクを入れ、ナツメグとシナモンをひとつまみ入れて飲むだけで、寝付きが悪い方も眠りにつきやすくなります。※ナツメグは多量に摂取すると幻覚症状を起こすことがありますので、必ず〝ひとつまみ〟程度の量に留めておいてください。快眠ストレッチ寝る前にその日に使った、もしくは動かさなかった体の筋肉をほぐし血流を巡らせることで、体を副交感神経が優位なリラックス状態へ導くことができます。特に股関節周辺や肩周りなどの血流が滞りやすい箇所を、念入りにストレッチしてからベッドに入ると良いです。快眠食快眠のためにはバランスの取れた食事を摂ることは特に大切です。バランスの良い食事を考慮した上で、特に意識して摂取して欲しい食材は、チーズなどの乳製品、ナッツ類、納豆などになります。これらには睡眠の質を上げるために必要な必須アミノ酸であるトリプトファンという成分が多く含まれている食材のため、食事の時はちょっとだけでも快眠を意識した食事にしてみましょう。快眠のための瞑想日中にたかぶった交感神経を落ち着けて、眠りのための副交感神経を優位にするために、寝る前5分の瞑想時間を作りましょう。頭の中に様々なことが浮かび、とてもじゃないけどリラックスできないという場合でも、ただただ、今息を吸っている、今息を吐いているということに意識を向けると良いです。楽な姿勢で座り、ただ目を閉じて呼吸に集中する5分間で、深くリラックスすることができます。快眠浴快眠のための入浴方法ですが、入浴は熱すぎない38度程度の湯温で就寝する1〜2時間前までには済ませておいた方が効果的です。入浴の際には精神を落ち着かせる効果のある、ラベンダーの精油を数滴垂らして入浴すると良いでしょう。ラベンダー精油は比較的手に入りやすい精油ですので、アロマデビューの方も気軽に試すことができておすすめです。快眠習慣で睡眠の質を上げよう睡眠の質が上がると、翌日の脳の回転具合、体がサクサク動く感覚の違いをはっきりと体感できます。睡眠の質に着目し改善するだけで、心身にさまざまな効果を得ることができます。しっかり寝ているはずだけど、翌日体や頭がだる重いというような方は一度、睡眠の質を見直してみてはいかがでしょう。Hikaruヨガインストラクター
2020年01月16日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまこんにちは。もうすぐ2歳になる女の子のママ、M子です。最近では家事が残ってても夫が起きてても何がなんでも22時には寝るというマイルールを作って実行しているためすこぶる元気な私。が、思い返してみると妊娠中って寝る時間は山ほどあったのに全然寝てなかった気が…。そういえば睡眠トラブル多かったなぁ…。今回はそんな妊娠中のお話です。■妊娠中なかなか眠れなかったM子普段寝つきが良いM子でしたが妊娠中はなかなか眠れずにいました。私にとっては、素晴らしいほど効果ナシ…。よく眠れるCDさえも効果がなかった睡眠事情。ここまでくるともう無理に寝ようとするのは諦めることにして、きっと子どもが産まれたら本なんて読んでる時間ないだろうと思いひたすら読書したりしました。特に育児書なんかはこの時期に読んで子育てについての方針を考えたりしてました。あとマタニティブルー的なネガティブモードになった日はめちゃくちゃ笑える本を読んで1人テンションあげてました。そんなんで熟睡できた時間は毎日3、4時間くらいだったんじゃないかと思います。■このままだったら、夜中の授乳も余裕かも!しかし、そんなに眠れないにも関わらず...実際は妊娠中のホルモンの変化とか色々理由はあるのでしょうが、当時はたくさん寝なくてもめちゃくちゃ元気なもんだからこんなことを考えていたM子。この時は寝なくても元気という症状がママという存在に備わる特別なパワーかなんかだと思ってました。ところが…■出産後はというと…妊娠中眠れないのは産後の寝不足に体が対応する機能なのかと思っていたM子でしたが、出産した瞬間から今までやってこなかった眠気が突然のこんにちわ。妊娠中も出産前日もあんまり眠れなかったけど眠気なんて感じなかったのになんでこのタイミングで眠くなっちゃうのよ…と、若干の憤りを感じつつ、やってきてしまった睡魔と子育てを両立するためには産後は子どもと同じくらい寝ることを決意したM子でした。
2019年12月04日睡眠がダイエットに関係すると何となく知っていても、その理由を知らない方も多いのでは?睡眠時の体のメカニズムを理解すると、眠りが健康や痩身に役立つワケがわかります。今回は睡眠専門家である内藤絢先生に、理由や効果を上げるコツなどを伺いました。睡眠がダイエット効果につながるのはなぜ?快眠時は300kcalを消費する深い眠りは成長ホルモンの分泌を高めるため、ぐっすり眠れた時は一晩で300kcal分の脂肪燃焼の効果があると言われています。一方、よく眠れない場合は3分の1の100kcalしか消費されません。食べ過ぎを抑えてくれる深く眠ることで脳内クリーニングができ、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。ぐっすり眠ると、脳の疲労物質を洗い流す役目のある「脳脊髄液」が出て、脳内をクリーニング。これにより満腹中枢に刺激が入りやすくなり、食べ過ぎを抑えてくれるほか、味覚が敏感になり味の濃い物を欲しにくくなります。昼寝にもダイエット効果が期待できる?昼寝のダイエット効果では、夜の睡眠以外に昼寝などにもダイエット効果は期待できるのでしょうか。できるかできないかと言えば、できます。ただし、昼寝の仕方によっては逆効果になるため、以下のポイントを抑えましょう。昼寝をするなら14時まで14時以降に昼寝をすると夜の睡眠に響き、眠りの質を下げる原因になります。昼寝の時間は30分以内30以上眠ると脳が休息し過ぎてしまい、返って夜の睡眠の妨げに。夜に深く眠ることで得られるダイエット効果が期待できなくなってしまいます。昼寝前にホットコーヒーを飲む眠気防止作用のあるカフェインが体内に吸収されるのは、摂取してから約20分後と言われています。コーヒーなどカフェインを含む飲み物を昼寝前に飲むと、ちょうど起きる時間にその作用が発揮され、昼寝での寝すぎを防げます。関連記事【効率のよい昼寝とは?】午後からの仕事が捗る上手な休み方痩せるために適切な睡眠の時間帯ダイエット効果をねらう場合は、明け方2時までに就寝することを心がけてください。睡眠のゴールデンタイムは22時〜2時と言われているため、「2時まででいいの?」と思う方もいるかもしれません。これは、就寝中に出る成長ホルモンは“早く寝るから出るわけではない”ということに関係しています。22時に就寝しても、眠りが浅ければホルモンの分泌量は上がりません。例えば23時〜明け方2時にしっかり深く眠ったほうが、ホルモン分泌量は高まり、代謝の促進・脂肪を減らす・骨密度を高めるといった成長ホルモンの恩恵を受けることができるのです。睡眠ダイエットの効果を上げるためのコツ朝食を抜かない朝食を食べることで体内時計をしっかり起動させることができ、眠りの質向上に役立ちます。とはいえ、朝食をとる時間や食欲がないという方も多いことでしょう。そんな方に、これを摂れば良いというものをお伝えすると、「大豆製品・バナナ・米」といった食品や食物です。これらには、睡眠ホルモンの生成に必要な栄養素が豊富に含まれています。例えば、「バナナ+無調整豆乳」「白米または雑穀米+味噌汁」「納豆ご飯+卵」などの簡単でシンプルな組み合わせのもので十分です。朝に太陽光を浴びる太陽光は睡眠ホルモンを作る大切な材料です。朝に60分〜90分、太陽光を浴びるようにしましょう。60分〜90分も太陽光を浴びるのは難しく感じるかもしれませんが、通勤中は日の当たる場所を歩く、地下道より地上を選ぶ、電車・バスを待つ時は日の当たる場所に立つなど工夫することで、日常生活内で太陽光を浴びる時間を増やすことは可能です。湯船に浸かる湯船に浸かることで、日中で受けたストレスにより高まった交感神経を鎮静させることができます。これにより副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まって深い眠りにつなげることができます。寝室の温度設定を就寝前に行う快適に眠るためには温度管理も大切です。例えば寒い時期であれば、就寝前に電気毛布のスイッチを入れて布団に入る際にスイッチを切る、暑い時期であれば冷房を24〜25度にセットして就寝時に1度上げるなど、自分が心地よく眠れる環境を作っていきましょう。睡眠を大切にすることで得られるメリットに注目しよう質の高い睡眠がダイエットに効果的な理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。普段おざなりにしがちな睡眠に注目することで、思わぬ健康効果やダイエット効果が期待できます。今回ご紹介したコツを、少しずつでもよいので取り入れみてくださいね。内藤 絢睡眠専門家、ヨガインストラクター
2019年10月25日妊娠してから「眠気が強くなった」「ぐっすり眠れなくなった」と悩む妊婦さんのために、今回は妊娠中の睡眠についてお話しします。 妊娠各期の睡眠パターンについて妊娠すると、妊娠を維持するためのホルモン(プロゲステロン、エストロゲン)の影響や、体の変化、自律神経のアンバランスによって、睡眠不足や疲労感に悩むことがあります。睡眠に関する悩みに個人差はありますが、妊娠各期の一般的な睡眠パターンは以下の通りです。 妊娠初期(0〜15週)の睡眠妊娠初期(0〜15週)は主にプロゲステロンの作用で、日中の眠気が強くなる過眠の状態が起きる一方で、夜間は寝つきが悪くなったりします。妊娠した喜びと同時に、戸惑いや不安があり、ちょっとしたできごとにも敏感になり、つわりの時期と重なるため、心身の疲労感が強く、「たくさん寝ても眠い」「寝ても寝足りない」など強い眠気に悩むことがあります。 妊娠中期(16〜27週)の睡眠妊娠中期(16〜27週)は、つわりから解放され、初期に比べて心身の疲労感が和らぐことで、安定した睡眠をとれるようになります。妊娠後期が近づいてくると、エストロゲンの作用で眠りが浅くなる妊婦さんもいます。これは産後に夜間の授乳などの赤ちゃんのお世話に対応するための準備として、眠りが浅くなると考えられています。 妊娠後期(28週以降)の睡眠妊娠後期(28週以降)は、おなかが大きくなるために起こる頻尿や腰背部痛、こむら返り、息切れ、腹部のかゆみなどの不快な症状が重なったり、胎動や不規則なおなかの張りを感じたり、出産に対する不安が増すことで、なかなか寝付けなかったり、夜間に目覚めてしまうことがあります。妊娠中期と同じように、エストロゲンの作用で眠りが浅くなりやすい時期です。 過眠や睡眠不足が起こす心身への影響睡眠には、脳や神経、内分泌、免疫系などを調整して心身を健康に保つ役割があります。妊婦に限らず、人間は十分に良い睡眠が得られないと、脳や体の休息や回復を妨げることになります。脳の機能が低下すると記憶力、判断力、問題解決力などが低下し、感情のコントロールがうまくできず、精神的に不安定になりやすい状態です。 妊婦さんは妊娠経過や赤ちゃんのことだけでなく、身の回りのできごとに対して敏感になり、不安を抱えやすいため、よい睡眠を得られるように心がけることが大切です。眠くて仕方がない、あるいは睡眠不足でどう対処したらいいかわからない場合は、妊婦健診のときに医師や助産師へ相談しましょう。 妊娠中に良い睡眠を得るための過ごし方良い睡眠によって疲労を回復させることは、妊娠中に揺らぎやすい心を安定させるためにとても重要です。人間の体内時計は24時間よりも少し長いので、眠ることで身体のリズムを24時間に合わせるために、規則正しい生活や太陽の光を浴びることが必要です。下記の項目を参考に、生活のなかで実行できそうなものを取り入れてみましょう。 ・決まった時間に起床する睡眠と覚醒のリズムが乱れると、日中の眠気がとても強くなり、夜寝つく時間が遅くなります。人間は寝だめができませんので、平日と休日の起床時刻の差は2時間以内にしましょう。 ・太陽の光を浴びる太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされます。曇り空でも自然光であれば効果はあります。 ・規則正しく食事をする朝食を食べないと、体温が上がりきれず、基礎代謝量が減り、脂肪が燃焼しにくいです。妊娠中の体調管理のためにも、朝食は欠かさないように心がけましょう。 ・睡眠は自分に合った睡眠時間を規則的にとる一般的に6~8時間睡眠が良いとされていますが、適正な睡眠時間には個人差があるので、時間にこだわらなくても大丈夫です。ぐっすりと眠るために、日中にしっかりと起きていることが大切ですので、睡眠時間が規則的になるように心がけましょう。 ・睡眠時間以外に昼寝や休憩を取り入れて、疲労を残さないようにする夕方以降に居眠りや仮眠をとると、夜間の睡眠に影響します。昼寝をする場合は、午後1〜3時の間で30分以内にしましょう。 ・就寝前に、ぬるめの湯(38~40℃)でゆっくり入浴する就寝前は、脳と心身をリラックスできる環境で過ごすことが大切です。体温を下げて眠りの準備をするために、寝る1〜2時間前にぬるめの湯船につかって体温をちょっと上げるのは効果的です。湯船につかる習慣がない妊婦さんや、上のお子さんとお風呂に入るためにゆっくりしていられないという妊婦さんもいるので、必ずしもこの入浴方法をすすめるものではありませんが、他の方法を取り入れてもなかなか眠れないという妊婦さんは試してみてもいいかもしれません。 ・就寝前1時間はTVやパソコン、携帯電話・スマホの使用を控える夜間に明るい光を浴びたり、明るい場所で眠ったりすると、眠るためのホルモンであるメラトニンの分泌を妨げます。特に電子機器のディスプレーから放つブルーライトはメラトニンの分泌を減らすため、就寝前1時間は使用を控えましょう。部屋の照明もLEDを使用せず、暖色系の照明や間接照明を活用しましょう。 ・寝床で悩みごとは考えない寝ようと思っているときや疲れているときに悩んでも、良い考えは浮かびにくいものです。眠れないのに眠ろうとすることもストレスになって睡眠不足になることもあります。眠れないときは気分転換することも大切です。その代わり、翌日は決まった時間に起床して、睡眠のリズムを少しずつ整えるように心がけましょう。 まとめ妊娠中は心身の変化が起こりストレスを感じやすいので、睡眠時間を意識的に確保して、心身ともにリラックスできる時間をもつことが大切です。出産後は赤ちゃんに合わせた生活となり、睡眠ペースをつかむのはとても大変です。妊娠中から自分の体と向き合い、その時期や状況に応じた睡眠サイクルを整えられるように工夫していきましょう。睡眠リズムは、産まれた赤ちゃんが成長していく過程でも関係して生活にも関わってきますので、妊娠中から早起きと朝食を食べる習慣を整えていきましょう。 ■参考・助産師基礎教育テキスト妊娠期の診断とケア編集:森恵美日本看護協会出版2018年版・日本睡眠学会HP睡眠に関する基礎知識・NATIONAL SLEEP FOUNDATION RECOMMENDS NEW SLEEP TIMES・神山潤オフィシャルWEBサイト 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2019年10月22日良質な睡眠が取れないと、お肌の不調も招きます。睡眠の質を上げる方法は一見とても難しそうにも感じますが、毎日の生活習慣をちょっと変えることで改善していくことが可能です。今回は、そんな良い睡眠をとるための方法をご紹介していきます。睡眠の曲がり角は肌より早い?睡眠の曲がり角はお肌よりもかなり早く、10歳で迎えます。理由は、睡眠ホルモンのメラトニン分泌量が10歳でピークとなるため。そこから段々と下がるので対策が必要となります。睡眠ホルモンのメラトニンを作る方法朝に太陽光を浴びる太陽光を浴びると脳からメラトニンの元となる、通称幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、これが、浴びた16時間後にメラトニンに変わります。太陽光を浴びることで体内時計がリセットされると共に、メラトニンは体内時計によってコントロールされています。もし、通勤中以外で直射日光を直接浴びるのが難しい時はカーテンを開け、明るい光を浴びるだけでも効果的です。太陽光を浴びる時間は1日30分を目安にし、曇りの時にも行いましょう。朝食に大豆製品・卵・バナナを食べる大豆製品や卵、バナナには、メラトニンの原材料となるトリプトファンが多く含まれています。それらを朝食べる理由としては、摂取の16時間後に睡眠ホルモンのメラトニン分泌量が高まります。ですので、23時に寝る場合は朝食を7時に食べるのが理想的です。朝に食欲が出ないと言う時は、豆乳カフェラテ、ミネラルウォーター+バナナ、ゆで卵など、軽めのものから始めてみるとよいでしょう。関連記事寝るときの姿勢で体の不調を整える!お悩み別おすすめの寝方睡眠の質を上げて美肌も手に入れよう肌をケアする様に睡眠のケアをすると、眠りの質も上がって美肌効果やメイクのノリが更にアップ。ぐっすり眠れることで成長ホルモンの分泌量も増え、太りにくく痩せやすい体も手に入れやすくなります。ぜひ、これをきっかけに睡眠のケアも行っていきましょう。内藤 絢睡眠専門家、ヨガインストラクター
2019年10月20日昼間、眠くなるのは単に睡眠時間が足りてないだけ?それとももっと深刻な病気?いつも月曜日の朝ツライのはなぜ…?読者アンケートであがった睡眠の悩みと疑問について、睡眠学の第一人者の先生に伺ってきました!Q. 睡眠時間は足りていると思いますか?A. はい…29.3%、いいえ…51.3%、どちらともいえない…19.4%Q. 睡眠の悩みは何?A. 1位…寝ても疲れが取れない、2位…寝つきが悪い、3位…眠りが浅い、4位…朝、なかなか起きられない、5位…日中、眠くなる、6位…夜中に何度か目が覚める、7位…予定より早く目が覚める、8位…寝相が悪いアンケートの結果をご覧の通り、自分の眠りに満足している、という人は3割以下。でも、現代人は睡眠に理想を求めすぎる眠り至上主義に陥っている、と内山真先生。「睡眠が安らぎの時間と認識されるようになったのは、250年前の産業革命以降のこと。それまでの自然を相手にして生きていた時代は、夜は動物に畑を荒らされたり家畜が食べられたりするので、いつでもパッと起きる必要があり、朝までぐっすり眠れるということはなかったのです」夜中に安心して眠れるようになったからこそ、眠りの重要性と健康との関わりに気づくことができた。ところが、これが逆に現在の睡眠に対する過剰な期待や誤った思い込みを招くことに。「睡眠は翌日、私たちが充実して頭や体を働かせるためのもの。長い目で見れば、体と心の健康を保つために必要なものであって、ただ長く眠ることだけに価値を求める必要はありません」重要なのは眠りのために眠るのではなく、生き生きと活動するためには、どう眠るかということ。そのため睡眠についてよく理解し、これまでの考え方や睡眠習慣を見直すべき。第一歩として、よくある悩みや疑問に、眠りの第一人者のアドバイスをいただこう。いびきがひどくて、家族から苦情が…。先生の回答:いちど病院で相談してみましょう。睡眠時無呼吸症候群かもしれません。眠ると体の筋肉はリラックスして緩みます。舌のまわりの筋肉も緩んで舌が落ち込み、気道が狭くなります。この状態で空気が出入りするときに喉のあたりが振動する音が“いびき”。気道がもっと狭くなると喉が詰まって無呼吸に。これが睡眠時無呼吸症候群です。睡眠が深まらないので起きたときに熟睡した感じが持てない、日中眠くなるといった症状も出てきます。高血圧や心臓病といった病気を引き起こすことも。できるだけ早く呼吸器科や耳鼻科に相談を。眠っているときの喉の状態健康な人でも眠っているときは筋肉が緩み、舌が後ろに落ち込み上気道が狭くなるが、睡眠時無呼吸症候群の人は上気道が塞がり窒息状態に。主な原因は肥満、顎が細いことなど。『睡眠学の権威が解き明かす 眠りの新常識』(内山真著 KADOKAWA)より、一部改変最近、睡眠薬がないと眠れなくなってきました。先生の回答:慢性的なら、医師に相談を。睡眠習慣の見直しと睡眠薬の処方も。夜眠れないとき、人は孤独を感じます。眠れないと、何かに襲われるのではと思うほど心細い気持ちになります。それで眠れない夜が続くようなら睡眠薬を使ってみてもいいと思います。昔の不眠治療は睡眠薬でうまく眠らせることが目的でしたが、現在は生活指導が主で、睡眠薬は従。睡眠薬を使っている人の中には実は薬で寝すぎている場合もあるので、少しずつ睡眠時間を短くしていけば、睡眠薬は意外と簡単にやめられます。睡眠薬を飲んでいますか?ほぼ毎日飲む…4.7%、ときどき飲む…4.0%、以前飲んだことがある…15.7%、飲んだことがない…69.3%、答えたくない…6.3%睡眠薬の種類と違いは?睡眠のために使う薬剤には薬局で買えるものと医師が処方するものがある。薬局で買えるのは睡眠改善薬で、主成分のジフェンヒドラミンは乗り物酔い薬の主成分でもある抗アレルギー薬。すぐに慣れがくるので不眠症の改善には不向き。医師が処方する睡眠薬のなかで、よく使われる「マイスリー」や「ルネスタ」は、比較的常習性が低く、安全性の高い不眠症治療薬。他に体内時計に働きかける「ロゼレム」という薬や、覚醒レベルを下げる「ベルソムラ」という薬もあり、患者の症状に合わせて生活指導の補助として処方される。睡眠薬代わりのお酒がやめられなくなってしまいました。先生の回答:お酒はあくまで気分転換に。不眠対策には向きません。寝酒をすることで眠れる理由は、アルコールが脳の活動を抑えてくれるからです。でも、アルコールは大体2~3時間で分解されるので、その後、急に脳の活動が活発になって、睡眠後半の眠りが浅くなってしまいます。中途覚醒の原因となることも。また、舌の沈下が起こりやすいので、いびきや睡眠時無呼吸が促され、こちらも不眠の原因に。さらに、睡眠薬と比べて癖になりやすいのがアルコール。お酒はリラックスのために。睡眠薬代わりの飲用はダメです。うちやま・まこと日本大学医学部精神医学系主任教授。日本睡眠学会理事長を務める。著書に『睡眠学の権威が解き明かす 眠りの新常識』(KADOKAWA)、『睡眠のはなし』(中公新書)など。アンケート:25~39歳の女性338人に調査※『anan』2019年9月11日号より。イラスト・SANDER STUDIO取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2019年09月08日睡眠は、意識を変えるだけで、誰でもお金をかけずにできる健康法。美肌やダイエット効果、仕事のパフォーマンスまで左右します。睡眠を犠牲にして頑張るのはもう卒業!上質な睡眠で、健康な体と健やかな心を取り戻そう。仕事にプライベートに忙しいと、つい削ってしまいがちな睡眠時間。でも、睡眠こそ見直すべき、と睡眠コンサルタントの友野なおさん。「睡眠不足が肌の不調を招くことは女性なら体感したことがあると思いますが、それ以外にも太りやすくなったり、病気のリスクが高くなったりと、美容や健康を損なう原因に。私自身、睡眠を改善したことで、暴食がおさまり体重が15kgダウン、長年悩まされていたアトピーやパニック障害、生理不順も改善したんですよ」きちんと眠るだけで、心身ともに健やかになれるなら実践してみて損はなし。女子にうれしいご利益が待っています。病気のリスクが減る。免疫力が強化される。風邪をひきにくくなる。抗アレルギー力が高まる。高血圧や糖尿病などの生活習慣病、うつ病などのリスクが低くなる。病気を寄せつけないためには、体の中に入ってくる異物と戦うための免疫力を高めることが大切。「睡眠力とは免疫力と言ってもいいくらい、免疫力は眠っている間に強化されます。しっかり眠ると、体がメンテナンスされ、免疫機能を高めて自然治癒力を引き上げてくれるので、病気にかかりにくくなるんです。たとえば風邪をひきにくくなり、アレルギーへの抵抗力も高まります。若いうちはピンとこないかもしれませんが、日々の充足した睡眠は、将来心配になってくる、高血圧や糖尿病、心臓病や脳卒中などの生活習慣病のリスクも減らしてくれます」また、睡眠は体だけでなく、心の病気とも関係してくる。「睡眠不足だとイライラや落ち込みなど精神的不調を招きますが、この状態が続くと、うつ病になるリスクが高くなることも判明しています」メンタルが整う。不安感やイライラをリセット。精神的なストレスが軽減。気持ちが穏やかになり、感情のコントロールができる。睡眠は体の疲れを取るだけではなく、心の健康も守ってくれる。「私たちはさまざまな感情とともに毎日を生きているので、ポジティブな感情だけでなく、不安感やイライラなどのネガティブな気持ちもあって当然です。そしてそんなマイナスの感情をリセットしてくれるのが睡眠。一晩眠って気分が切り替えられた経験はありませんか?」心が元気になるメカニズムとは?「睡眠中は、それぞれ異なる役割を持ったレム睡眠とノンレム睡眠が交互に現れます。睡眠後半にかけて増えるレム睡眠中には、感情や思考を整理する作用があるので、ぐっすり眠れば心配事などがリセットされ、気持ちが落ち着きますよ」痩せる。食欲中枢のホルモンバランスが整う。糖質や脂質への欲求が低下。基礎代謝がアップして太りにくくなる。消費カロリーが上がる。しっかり眠ることで、痩せやすい体を手に入れることもできる。「質の良い睡眠がとれると、食欲をコントロールするホルモンのバランスが整うことが理由です。私たちの脳には、食欲を増加させるホルモンと満腹中枢を刺激して食欲を抑えるホルモンがあるのですが、寝るとこれら2つのホルモンバランスが整うため、食べすぎなくなります。また、糖質や脂質に対する欲求も低下し、お菓子やジャンクフードを食べたくなくなるので、我慢することなく自然と痩せ体質になれるんです」適切な睡眠は、エネルギー代謝のいい体へのチェンジを促してくれる。「成長ホルモンが出て筋肉の合成が行われるので、新陳代謝が活発になって基礎代謝が上昇。さらに気持ちが前向きになるため、活動意欲も高まって積極的に動くようになり、消費カロリーもアップします!」便秘が改善される。腸の働きをコントロールする副交感神経が優位になる。大腸の蠕動運動が活発になり、不要なものが押し出される。ぐっすり眠れば、毎日しっかり排泄されやすくなるのも、女子にうれしいポイントのひとつ。「睡眠と便秘にも深い関係があります。私たちの体は、自律神経によって24時間コントロールされていますが、自律神経には2種類あり、それが、昼間や活動中に活発になる交感神経と、夜の休息時に活発になる副交感神経です。大腸の蠕動運動によって便の排泄が促されるのですが、この蠕動運動が活発になるのは副交感神経が優位なとき。私たちが眠っている間に腸が働き、自動的に便を肛門側に運び、押し出してくれるようになっています。なので、毎朝スッキリ出すためには、質の高い睡眠タイムが欠かせません」ともの・なお睡眠コンサルタント。眠りに関する講演会や商品開発などを行う。著書に『毎朝、目覚めるのが楽しみになる 大人女子のための睡眠パーフェクトブック』(大和書房)など。※『anan』2019年9月11日号より。イラスト・いとうひでみ取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2019年09月07日巷にあふれる「睡眠神話」の数々。本当に正しいのかどうかチェックしてみましょう!最先端の睡眠研究を行う櫻井武先生にお聞きしました。睡眠には必ず寝るべき「ゴールデンタイム」がある。これってホント?ウソ?×:大事なのは時間帯ではなく、深い睡眠を得ることです。22時~2時とされている睡眠のゴールデンタイム。その間に肌のターンオーバーを促したり、髪を美しくする成長ホルモンが分泌されるといわれている。「成長ホルモンが睡眠中に分泌されることは正しい知識。ただし、22時~2時にしか出ないと思い込んでいるなら、それは完全な間違いです。成長ホルモンは時間帯ではなく、ノンレム睡眠の深いステージで多く分泌されるもの。3時に寝たとしても、眠りはじめに深い睡眠に入れさえすれば出るのです」夜間に眠ったときと、徹夜して翌日の日中に眠ったときの成長ホルモンの分泌量を比較。22時に寝た日、眠りはじめの3時間に大量に分泌されている。翌日、徹夜すると分泌は低下。その後、日中に眠ると大量に分泌。時間帯は関係ないことがわかる。Van Cauter et al, 1999; Karimi et al, 2010より一部抜粋正しい睡眠の基本は「早寝早起き」。これってホント?ウソ?×:今は、遅寝遅起きでOK。それより睡眠不足に注意を。小さいころから刷り込まれている早寝早起きのススメ。実はそれほどこだわる必要はないそう。「今の社会では、むしろ逆です。昔に比べて就寝時間が遅くなっている現代では、起床時間も調整しないと寝不足になります。体内時計をずらさないため毎日同じ時間に起きるべきですが、早起きを意識するより、十分な睡眠時間を確保するほうが大事です。就寝や起床は自分の生活に合わせて、通勤電車で寝ずに済み、休日に寝だめしないでいい量の睡眠を!」毎日7時間寝る人がいちばん長生きをする。これってホント?ウソ?:相関関係はアリ。ただし、誰でもそうとは限りません。睡眠時間と死亡リスクを調べた多くの研究で、7時間前後の睡眠をとっている人のリスクが最も低い。となると7時間眠るべき?「研究結果はあくまで広い年齢層の人々の平均値。7時間睡眠の人がいちばん病気にかかりにくいからといって、すべての人の最適な睡眠時間が7時間とは言えません」。では、自分にとっての最適な睡眠時間は?「個人ごとに適正時間があります。昼間眠くならずに起きていられたかを目安に、ベストな時間を見極めてください」アメリカで1982年~1988年にわたって30歳~102歳までの男女110万人超を対象に、睡眠時間と6年後の死亡危険率の関連を検証。6.5~7.4時間睡眠の人が最もリスクが低い結果に。睡眠時間が増えても減ってもリスクは上がる。Kripke DF. et al:Arch Gen Psychiatry 59:131-36, 2002さくらい・たけし筑波大学医学医療系教授。国際統合睡眠医科学研究機構副機構長。著書に『最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!』(山と渓谷社)など。※『anan』2019年9月11日号より。イラスト・中根ゆたか取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年09月06日人は人生の4分の1以上を眠って過ごす。睡眠は、私たちの体と心の健康はもちろん、美容との関係も深い。正しい知識があれば、睡眠がもたらす数々の恩恵にあずかれる!まずは、睡眠研究の専門家に基本を教わろう。誰もが毎日とっている睡眠。その精密なメカニズムにはまだまだ謎が多いのも事実。では一体、睡眠とは何のためにあるのだろう?「シンプルに言うと睡眠とは、起きている間に脳や体を働かせるためのメンテナンスだということ」と、筑波大学教授の櫻井武先生。眠らないと人は生きられず、不足すれば肥満や病気を引き起こすとも。それほど重要な睡眠だけど、実は「こだわりを持たない」ことが良質な睡眠につながるのだとか。「眠ることだけに関心を寄せると、眠れないときに不安が生まれ、眠りの質を低下させる原因になることも。睡眠は、起きているときのパフォーマンスを高めるために必要なもの。長く眠ることが目的にならないように注意しましょう」Q. 人が眠る理由とは?A. 翌日に備えて脳と体を休め、点検や整備をしています。睡眠には、脳も体も休んでいるノンレム睡眠と、体は動かず脳が活発に働いているレム睡眠の2つの状態がある。そしてそれぞれの状態で、異なるメンテナンスが行われている。たとえば、脳内では情報の整理や記憶の強化、体内では免疫機能のアップ、そして、精神機能の維持など、極めて重要なものばかり。ただの休息ではないのだ。「昼間使ったことで機能が低下した脳をリセットすることで、起きている間、脳のパフォーマンスを上げ、心身の状態を健やかに保ち活動できます。生きる上で睡眠は不可欠なのです」ノンレム睡眠とレム睡眠の違いレム睡眠:脳の活動…活発に活動、感覚(脳への入力)…遮断されている、筋肉の活動…ほとんどゼロ、行動…ほとんどなし、自律神経…交感神経、副交感神経ともに変動、体の機能…心拍数、呼吸数、血圧が大きく変動ノンレム睡眠:脳の活動…眠りが深くなるほど活動が低下、感覚(脳への入力)…伝わっているが処理機能が低下、筋肉の活動…低下するがゼロではない、行動…寝返りなど、必要に応じて動ける、自律神経…副交感神経が優位になる、体の機能…心拍数、呼吸数、血圧など低下ノンレム睡眠時は眠りが深くなればなるほど、脳も体も休息状態に。レム睡眠時は、脳と体の間の情報交換をカットした状態で、脳は活発に活動。このように、2つの睡眠はまったく異なる。Q. なぜ夜に眠くなって、朝に目が覚める?A. 体内時計と睡眠負債の2つが関係しています。人の体は、個人差はあるが、平均して24時間+約10分周期の体内時計が刻むリズムによってコントロールされている。「朝、光を浴びることで体内時計がリセットされ、覚醒度が高まり、14~16時間後に眠くなるように毎日セットされます。一方、起きている間、一種の睡眠物質のようなものが脳内に溜まり続けます。この睡眠負債は夜眠ることで返済されます」。体内時計による一日のリズムと、覚醒することで溜まる睡眠負債によって、自然と夜眠くなるようになっている。体内時計(覚醒出力)と睡眠負債の関係朝、光を浴びてリセットされる体内時計によって高まる覚醒の強さは、午後に中だるみがあるものの、増え続ける睡眠負債に対抗して、就寝の2~3時間前にピークに。ここは眠くならない「睡眠禁止帯」と呼ばれる時間帯。眠らないと睡眠負債はどうなる?上の図は、規則正しく眠った場合。眠ることで負債は減る。下の図は一日徹夜した場合。睡眠負債は増え続け、翌日、長く眠らないと返済できない。Q. 睡眠と覚醒は、どうやって切り替わる?A. 睡眠と覚醒はシーソーの関係。起き続けられるのにも理由が。睡眠と覚醒のタイミングを決めるのは、体内時計や睡眠負債だけでなく、脳内の2つのシステムとオレキシンという物質も大きく関係している。「脳には睡眠と覚醒を作り出す別々のシステムがあり、拮抗しあうシーソーのような関係です。どちらかの活動の強さがあるレベルに達するとシーソーが傾き、スイッチが切り替わります。覚醒したあと、起きた状態を維持し続けられるように覚醒システムを後押ししている脳内物質が、オレキシンです」通常は睡眠システム側にシーソーは傾いているが、覚醒が必要なときに切り替わり、オレキシンが覚醒側に傾いたシーソーを固定する。食事や仕事など、人は生きるために覚醒し、行動しないといけないのだ。さくらい・たけし筑波大学医学医療系教授。世界的な研究機関である国際統合睡眠医科学研究機構副機構長。著書に『睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか』(講談社)など。グラフと表は『睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか』(櫻井武著 講談社)より作図※『anan』2019年9月11日号より。イラスト・中根ゆたか取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年09月05日近年、睡眠に関するダイエットが増えてきています。睡眠不足はホルモンバランスを乱すため、痩せにくくなることが分かってきたためです。今回ご紹介する「3・3・7睡眠ダイエット」もホルモンに関係しています。その根拠や、ダイエットの方法について、解説します!睡眠とダイエットの関係とは?出典:byBirth朝、起きた時に疲れがとれていない…そんな人は多いのではないでしょうか?そんな場合は、もしかしたら痩せにくい状態になっているかもしれません。では、なぜ睡眠とダイエットが関係しているのでしょうか?成長ホルモン3・3・7睡眠ダイエットで鍵となるのは、成長ホルモンです。夜、寝ている間に分泌されるホルモンで、体脂肪を分解するはたらきがあります。体の細胞の成長を促したり、組織を修復するはたらきもあります。そのはたらきから、海外のセレブの間で「アンチエイジングホルモン」とも言われているようです。ダイエットだけでなく、美容にも嬉しいホルモンですね。成長ホルモンは、体が成長する時期である思春期に増加しますが、その後は分泌量が減っていきます。30代でピーク時の約50%、70代でピーク時の約30%以下の分泌量になってしまいます。レプチンとグレリン出典:byBirth食欲に関係するホルモンです。レプチン(食欲抑制ホルモン):食欲を抑えるグレリン(食欲増進ホルモン):食欲を強めるこの2つのホルモンがバランスよく分泌されることで、食欲はコントロールされています。睡眠不足でレプチンが低下し、グレリンが増えるという報告があります。また、2つのホルモンの乱れから、食欲がコントロールしづらくなり肥満になりやすいとのこと。いかに睡眠が大切か、よく分かりますね。実はこんなことも睡眠不足が原因かも…?肌荒れ、肌のくすみ、しわ、筋肉量の低下、睡眠が浅い、脂肪がつきやすくなった…。これらの原因も、睡眠不足による成長ホルモンの分泌低下によるものかもしれません。日本人の5人に1人は睡眠不足!?出典:byBirth厚生労働省の報告では、成人の5人に1人が慢性的な不眠である、とのことです。仕事のストレスや、家事・育児で寝る時間が取れない…、そんな人が多いのかもしれません。次のような症状がある場合、睡眠に問題があるもしれません。朝、起きる時間になっても、なかなか起きられない朝、起きたときに頭がぼーっとする朝起きてから4時間以内にあくびが出る日中、すぐに寝てしまいそうになる休みの日は休日より2時間以上長く寝るいくつ当てはまりましたか?自分ではしっかり睡眠をとっているつもりでも、体は疲れている場合も。いま一度、睡眠について見直してみてはいかがでしょうか。3・3・7睡眠ダイエットとは?出典:byBirth睡眠とダイエットの関係について知ったところで、本題の3・3・7ダイエット法についてです!このダイエット法のポイントは3つ!1. 寝始め3時間は連続して寝る成長ホルモンは、寝始めてから3時間に集中的に分泌されるためです。2. 午前3時には寝ていること夜10時~午前3時の間に成長ホルモンは活発に分泌されます。何かと夜更かししがちですが、この時間内には眠る・せめて午前3時までには寝る習慣をつけましょう!3. 睡眠時間は1日にトータル7時間を目指す7時間というと長く感じますよね。夜の睡眠+通勤中にウトウトする時間もあわせて7時間でOKとされています。出典:byBirth海外の調査では、睡眠時間が短くなると太りやすい、ということが分かっています。長すぎても短すぎても「良い睡眠」がとれないことから、3・3・7睡眠ダイエットが考えられたのですね。しっかり睡眠をとるためにすべきこと3選!出典:byBirth寝室はしっかり掃除する加湿器を置く場合、水の交換はこまめにおこなう敷布団や枕は、寝た時に自分が「S」の字となるようなものにする寝室の環境を整えることは、とても大切です。例えば加湿器の水など、雑菌が繁殖すれば空気も汚れます。日頃から掃除機をかけ、加湿器の掃除も怠らないようにしましょう。快適な睡眠には、寝具もとても重要です。寝づらさを感じていても、そのままにしている、なんてことありませんか?寝る環境を整えるための小さな積み重ねが、質の良い睡眠を作り出します。まとめ出典:byBirthいかがでしたでしょうか。ダイエットを頑張っているのに痩せない人も、睡眠を見直してみると良いかもしれません。ポイントとなるのは成長ホルモン。組織を修復したり、美肌効果もあるアンチエイジングホルモンです。しっかり睡眠をとり、ダイエット効果を感じてみましょう!
2019年07月24日幼稚園から毎日遅刻...原因は睡眠障害…!?わが家のASD兄妹は、2人とも幼い頃から睡眠に問題がありました。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロ現場の先生方のご協力と家族の送迎で、何とか休みながらも登校していた兄タケルでしたが、8歳のとき「アスペルガー症候群」の診断がつき、小学3年生から気持ちを安定させる薬を飲み始めました。夕方の気分の落ち込みを防いで20時〜21時には眠ってもらい、十分な睡眠をとることができるようにするのが目的でした。直接的な影響がどのくらいあったのかは不明ですが、結果的にタケルは21時台には眠るようになり、朝早く起きてくるようになりました。服薬は1年程でやめたのですが、タケルに限って言えばこれ以降もそのリズムを崩すことなく過ごせるようになり、日常生活への支障が少なくなりました。その結果、季節による不調などはありつつも中学・高校も何とか通い切ることができました。現在中学1年生の妹いっちゃん。睡眠の問題を抱えながら、学校生活は体調優先でUpload By 寺島ヒロ「キタキタキターー!!」って思いました。なぜなら私もこのタイプだから。概日リズム睡眠障害といって、寝る時刻と起きる時刻が毎日少しずつ遅れていく症状があります。私自身もこの症状があるため、私の生活時間につられて子どもたちが生活リズムを壊すことを恐れ、実は私は子どもたちが幼い頃は睡眠薬を飲んで生活リズムを無理やり朝型にしていました。でも、ちょっとした風邪でも寝込むほど体調を崩してしまってとてもきつかった上に、朝型の生活リズムが習慣化することもなく、睡眠薬を飲まなければ翌日からまた1時間ずつ体内時間がずれていく…。私にはこの方法はあっていないことに気づき、妹いっちゃんの睡眠傾向がはっきりしてきたあたりで、私自身も朝型の生活にこだわることはやめました。参考:概日リズム睡眠障害 |厚生労働省 e-ヘルスネットUpload By 寺島ヒロ中学1年生になったいっちゃんですが、今でも起きられた時に登校するスタイルは変わっていません。毎朝決まった時間に起きようと試みて体調を崩した自分自身の経験からも、1時間目から登校することにこだわるあまりに健康を損ねては本末転倒…。中学校の先生にもご理解いただいています。ただ、月の3分の2は学校に行けておらず、不登校状態になっているいっちゃん。授業を受けられなかった分の全ての勉強を家庭や支援教室でカバーできるわけではないので、今後の進学などのことも考えると睡眠をはじめとした生活リズムについてはフォローしていかなければならないですよね。その辺りが今後の課題だと思っています。
2019年07月12日肌荒れがなかなか治らない、肌がくすみがちという方は、もしかしたら睡眠不足が原因かもしれません。美しい健やかな肌を目指すには、睡眠は必要不可欠。ただ寝るだけではなく、良質な睡眠が必要です。良質な睡眠をとるための習慣についてお伝えします。美肌は寝ている間に作られる!美肌のカギは睡眠習慣睡眠不足になるとニキビができたり、肌がくすんだり、むくんだりしませんか?それは肌と睡眠は密接に関係しているからです。美肌にとって欠かせない睡眠は、ただ眠るだけでなく「良質な睡眠」をとることが大切。美肌が目指せる睡眠習慣についてお伝えします。肌は寝ている間に作られる?出典:byBirth日中、紫外線・PM2.5・ホコリ・乾燥などのさまざまな外部刺激にさらされた私たちの肌は、ダメ―ジを受けています。ダメージを受けたということは、皮膚の細胞が傷ついたということと同じです。しかし、皮膚の細胞は睡眠中に細胞分裂を行い、再生することで、日中受けたダメージを修復すると言われています。皮膚の細胞分列・再生は成長ホルモンの分泌によって促されます。この成長ホルモンは1日のうちで、入眠時に最も分泌されると言われています。眠らないと成長ホルモンは分泌されず、細胞づくりも行われないので、睡眠はとっても重要なのです。寝るときには副交感神経を優位にする出典:byBirth寝るときに重要なのは、自律神経の一つである副交感神経を優位にすること。自律神経には、交感神経と副交感神経があります。普段、私たちが生活しているときに優位に働いているのは交感神経、リラックスしたときや寝ている間に優位になっているのが副交感神経です。このことからもわかるように、入眠時に副交感神経を優位にすることで、良質な睡眠をとることができます。反対に交感神経が優位のまま寝てしまうと、眠りが浅くなったり、夜中に起きたりしてしまい、睡眠不足の原因となりますので気を付けましょう。良質な睡眠をとるためのおすすめ習慣出典:byBirth良質な睡眠は眠りやすい環境を整えることで、誰でもとることができます。全てのことを実践しなくても、自分に合った方法、続けられるものを選び、お試しください。就寝3時間前に食事を終える入眠時、胃の中に食べ物が残っている状態だと、体は消化活動を優先します。すると内臓が休息する時間が短くなり、普段と同じ睡眠時間でも眠りが浅くなったり、疲れが取れにくかったりします。そのため、就寝時には消化活動が終わっている3時間前に食事を終えていることが理想です。仕事の終了時間が遅く、夜ご飯がどうしても寝る直前にしか摂れないという方は、消化の良いものを少量摂るだけにとどめるのがベスト。ぬるめのお湯でゆっくり入浴入眠をスムーズに行い、良質な睡眠を得るためには、体の奥の体温である深部体温を下げる必要があります。それは、眠気は体温が下がるときに生じるからです。そこで有効なのが入浴です。体温は一度高くすると冷えやすいという特徴を利用します。入浴は寝たい時間の90分前に済ませます。それは90分ほどで深部体温が下がって、睡眠の質が良くなるからです。また入浴する際に気を付けたいのが、お湯の温度です。熱めのお湯に長く入ると体の覚醒を促してしまううえに、体の負担にもなるおそれがあります。そのため、38℃ほどのぬるめのお湯に入り、深部体温を上げましょう。時間をかけて体温を上げることで緊張をほどき、リラックスすることができます。寝るときはパジャマを着用寝るとき、ジャージやTシャツを着用して寝ている方は多いのではないでしょうか?しかし化学繊維の含まれている衣服は、吸湿性・吸水性が落ちるため寝るときにはあまり向いていません。寝ている間には、コップ1杯分の汗をかくと言われています。吸湿性・吸水性が悪いと、不快感から眠りが浅くなるおそれがあります。おすすめなのは、綿100%やシルクのパジャマ。吸湿性・吸水性に優れ、睡眠を阻害することがありません。リラックスできる空間を作る良質な睡眠のためには、リラックスすることが大切。室内の湿度・照明・香り・音楽などで、リラックスできる環境を整えましょう。暑すぎたり寒すぎたりすると体温調節が上手くいかず、寝つきが悪くなることがあります。また、蛍光灯などの明るい照明を寝る直前まで付けていると、脳が活性化してしまうので、間接照明など少し暗めの照明をつけることがおすすめ。香りはお気に入りのものを炊いたり、音楽はゆったりとしたものを聴くと良いでしょう。スマホ・テレビ・PCは見ないスマホ・テレビ・PCからはブルーライトが放出しています。ブルーライトは脳を活性化したり、交感神経を優位にさせたりする働きがあると言われているため、寝る直前まで見ていると眠りが浅くなるおそれがあります。そのため、スマホ・テレビ・PCを見るのは寝る1時間前にやめ、あとは寝る準備期間としてリラックスする時間にしましょう。毎日同じ時間に寝る寝る時間が不規則な生活を続けるとどうなるのでしょうか?寝る時間がバラバラだと生体リズムが崩れ、免疫力の低下や自立神経の乱れにつながります。それだけでなく、肌にもさまざまな影響を及ぼします。まずは、肌の生まれ変わりが乱れることであらわれるのがくすみです。他には、男性ホルモンの分泌が促進されることから、皮脂が過剰になり、ニキビの原因にもなり得ます。また、成長ホルモンは体内時計に影響されやすいため、毎日一定の時間に睡眠を取ることが大切です。睡眠習慣を見直して美肌に出典:byBirth良質な睡眠をとって、美しい肌を目指しましょう。良質な睡眠は普段の生活習慣を少し変えるだけで得られます。生活リズムも整い、肌もキレイになれる習慣をぜひ取り入れてみてください。一気に生活が変わると負担になるので、一つずつ試し、慣れたら次のものを試すのがおすすめです。自分に合った方法で継続をすることで、美肌へと導いてくれます。
2019年06月20日仕事や家事に忙しい女性にとって、睡眠の時間をしっかりと確保するのは難しいですよね。時間のない中で質の良い睡眠をとることは、ストレス社会で生き抜くうえで、とても重要です。また、しっかりと休息時間をとることは、美容にとってもとても大切なことなんです。そこで今回は、質の良い睡眠がもたらす美容への影響と、リラックスするためのコツを美容ライターがご紹介します。質の良い睡眠は美肌づくりのカギだった!?出典:byBirthしっかりとした睡眠が仕事のパフォーマンスを上げてくれたり、健康上とても良い効果をもたらすことは、経験柄わかる、という方も多いのではないでしょうか。実は、睡眠は美容とも密接な関わりがあるのです。睡眠中には、「成長ホルモン」が多く分泌されるといわれており、美肌づくりや、ダイエットにとってもとても重要な成分です。この「成長ホルモン」は30歳前後から分泌される量が減るともいわれているため、アラサー女子は、質の良い睡眠を意識することがとても大切なのです。上質な睡眠をとるためのおすすめの方法とは?それでは、具体的に上質な睡眠をとるのに必要なポイントを3つ、ご紹介していきます。1. 太陽の光をしっかりあびる出典:byBirth質の良い睡眠をとるためには「成長ホルモン」がカギだということはお伝えしましたが、この「成長ホルモン」をつくるためには、「メラトニン」をきちんと分泌させることが必要だそう。この「メラトニン」という成分は、夜になると分泌され、身体に夜がきましたよ、ということを伝え、睡眠モードに入るのを手伝ってくれる働きがあります。また、さらに「メラトニン」を分泌させるには「セロトニン」という日中につくられる成分も重要で、これは日中の太陽の光をあびることでつくられます。そのため、午前中の間に外に出かける、通勤で一駅多く歩くなどを心がけましょう。また、同じ原理で、スマートフォンやPCのブルーライトなどの強い光を就寝前にあびてしまうと、良質な睡眠を妨げてしまいます。ネットサーフィンは寝る1時間前には切り上げて、睡眠モードに入ることを心がけてみてくださいね。2. 食事は寝る3時間前までにすませましょう出典:byBirth実は、食べたものを消化するのは、身体にとってはけっこうな負担がかかります。そのため、寝る直前に食事をしてしまうと、そのあと身体は消化に集中してしまうため、しっかりと睡眠時間を確保したのに「なんだか疲れがとれていない」「寝た気がしない……」ということにもなりかねないのです。そのため、寝る3時間前には食事を終えるのがベスト。胃に食べ物が無い状態で眠りにつくことが大切なのです。しかし、仕事が忙しくて、どうしても遅くなってしまう、勤務時間が不規則など、難しい人も多いはず。そんな時は、消化の良い味噌汁、豆腐、雑炊のような身体を温める脂肪分の少ない食事メニューがおすすめです。反対に脂肪分が多いなど、消化にエネルギーが多く必要なものは、なるべく避けることがベター。なるべく消化に良いものを取り入れることを意識すると、身体がエネルギーをたくさん使わずにすみ、その分睡眠の質を高めることにつなげることができます。くれぐれも腹八分目を心がけてくださいね。3. 寝酒はNG!飲酒は控える出典:byBirth「お酒を飲むと寝つきが良くなる」と思っている人も多いのではないでしょうか。実はそれは大きな間違い。お酒を飲んでから眠りにつくと、夜間に何度も目覚めてしまったり、眠りが浅くなってしまうのです。結果、睡眠の質を下げてしまうことにつながるため、基本的にはNGです。寝酒に頼った生活を続けていると、そのうち2杯、3杯と飲まないと眠れなくなり、アルコール依存につながることも……。温かいホットミルクを少し飲むなど、身体に優しい飲み物に切り替えましょう。また、コーヒーなどに含まれるカフェインは、神経を高ぶらせるとも言われているので、こちらも就寝前には控えましょう。さいごにいかがでしたでしょうか。忙しい女性にとって睡眠は、健康面でも美容面でも重要な問題です。そのほかにも寝具にこだわる、好きな香りに包まれて眠る、など自分に合った快眠方法をみつけてみてくださいね。みなさんも、睡眠美容を始めてみませんか。
2019年04月24日睡眠の質を上げるとダイエットの効果がアップ!?睡眠とダイエットにはとても重要な繋がりがあります。今回は良質な睡眠とダイエットの関係性をご紹介します。最近は趣味や仕事が優先で、睡眠を疎かにしている人が増えているようです。疎かにすると、睡眠時間だけではなく睡眠の質も低下してしまうので、ダイエット効果も薄くなってしまうといわれています。そこで今回は「良質な睡眠で痩せやすい体質」になれる理由と、睡眠の質を下げるNG習慣、筋トレとの関係をご紹介します。ダイエット効果がでない原因は睡眠かも出典:byBirthダイエットの目的は身体を引き締めることや体重を減らすことです。その方法は食事制限や有酸素運動、筋トレなど人それぞれ違います。しかしどのダイエットも「睡眠の質」が悪いと効果が落ちてしまう事はご存知でしょうか?ダイエットと睡眠の質は無関係のように思えるかもしれませんが、実はかなり重要な関係です。はたしてその重要な関係とはどういうことなのでしょうか?そのカギを握っているのはどうやら「ホルモン」のようです。ダイエットのカギはホルモンだった出典:byBirth世の中には食べているのに太りにくい人、すぐに太ってしまう人がいます。原因はいろいろありますが、「睡眠の質」が大きく関係しているのかもしれません。睡眠中には「ホルモン」が分泌して身体の調整をしてくれます。そのため睡眠時間が短いときや眠りが浅いときなどは、ホルモンバランスが崩れてダイエットに悪影響がでるそうです。ここでホルモンについてご説明します。1. 成長ホルモン眠りに入ってから3時間以内に分泌されます。主な役割は「細胞の回復」「筋肉の成長」「代謝の促進」です。ダイエットや美容には欠かせない成長ホルモンですが、「深い眠り」のときにしか分泌されません。つまり浅い眠りや極端に睡眠時間が短い人は眠りを改善しなければ、ダイエットの効果が薄くなってしまうのです。2. コルチゾール眠りが浅くなっているタイミングで分泌されます。主な役割は「脂肪の分解」です。睡眠中でも身体はエネルギーが必要なので、コルチゾールが脂肪を分解してエネルギーにかえます。なお、胃に食べ物が残っているとエネルギーが足りてしまうので、コルチゾールが分泌されなくなるそうです。寝る前の食事は気をつけてくださいね!3. レプチン役割は脳に「満腹信号」を送ることです。この働きによって私達は食欲のコントロールができるようになります。しかし睡眠時間が5時間未満だとレプチンの分泌量が15%ほど減ってしまううえに、食欲を増進させる「グレリン」が15%増えるそうです。つまり寝不足だとお腹が空いてしょうがなくなってしまうということになります。4. グレリン役割は脳に「空腹」を伝えることです。寝不足になると分泌量が増えて食欲が増してしまうので、ダイエット中でも暴飲暴食に繋がる可能性が高くなります。また、寝不足だけではなく夜更かしでも分泌されるので、寝る前なのにお腹が空いて我慢できなくなってしまうかもしれません。早めに寝るようにしましょう!このことから睡眠の質が悪いと、「脂肪が分解されない」「食欲がコントロールできない」といったことが発生する可能性が高くなるようですね。睡眠の質を下げる原因出典:byBirth良質な睡眠をとるには、睡眠の質を下げる原因を取り除かなければなりません。ここでよくある睡眠の質を下げる原因をご紹介します。1. 就寝前の食事胃に食べ物が残っている状態では、コルチゾールが脂肪を分解してくれませんので太りやすくなります。最低でも就寝3時間前までには食事を終えましょう。2. 晩酌酔うと眠くなるのですが、睡眠は浅くなり途中で目が覚めやすくなります。飲まないのが一番ですが、やめられない場合は就寝の4~6時間前までに終えるといいでしょう。3. 入浴のタイミング人間は体温が上昇して下がってきたときに眠気を感じるようにできています。一番良いタイミングは就寝の1~2時間前の入浴がいいでしょう。直前に入ってしまうと興奮作用で最初の眠りが浅くなり、成長ホルモンの分泌が期待できなくなるかもしれません。4. 就寝起床時間平日と休日でバラバラになっていませんか?人間には体内時計があるので、いつも同じリズムで就寝起床をしたほうが、毎日の眠りが安定します。ホルモンも乱れやすくなるので注意してくださいね!5. 就寝前の運動運動後は脳が興奮状態になるので、最初の眠りが浅くなってしまいます。遅くても就寝の2時間前までには終えてください。6. 寝スマホこれはよく言われていることですね。ブルーライトの影響で脳が覚醒するので避けましょう。しかしこの時間を楽しんでいる人にとってはストレスの原因になりますので、最初は完全にやめるのではなく、まずは頭で考える必要があることは止めましょう。例えば、メールやSNSなど文章を作る作業は脳を活発にしてしまうので注意してくださいね。筋トレにも関係あり?出典:byBirth筋トレは筋繊維を破壊して回復することで成長することができます。しかし、睡眠の質が悪いと成長ホルモンの分泌が減ってしまうので、筋肉の回復や合成が遅れてしまうのです。回復が遅れてしまうと筋肉が破壊されたままになり、だんだんと小さくなってしまうかもしれません。もちろん筋トレをしない人でも筋肉は消耗しているので同じことが言えます。筋トレを無駄にしないためにも、睡眠にこだわってみてはいかがでしょうか!出典:byBirth睡眠がどれだけダイエットをする上で重要なのかをご説明しました。とはいえ、いくら睡眠の質を上げたくてもいきなり普段の生活習慣をかえると逆にストレスにより質が下がる可能性もあるので、自分の生活リズムに合わせて少しずつ見直してみるといいかもしれません。それでは良質な睡眠を意識して、これからもダイエットに励んでくださいね!
2019年03月03日「ネスカフェ 睡眠カフェ」の常設店舗が2019年3月6日(水)、東京・大井町にオープンする。眠れる「睡眠カフェ」常設店舗がオープン過去3回に渡って期間限定でオープンした「ネスカフェ 睡眠カフェ」は、コーヒーの飲み分けを通じて新しい睡眠スタイルを提案する体験型カフェ。今回初の常設店舗としてオープンする大井町店では「ナップコース」と「睡眠コース」の2種類のコースを用意しており、それぞれ異なるスタイルで快適な睡眠を楽しむことが出来る。ナップコース30分の仮眠体験ができる「ナップコース」では、仮眠から起床後のパフォーマンス維持のため、入眠前にコーヒーを飲む“コーヒーナップ”を提案。カフェイン入り「ネスカフェ ゴールドブレンド コク深め ボトルコーヒー 無糖」1杯が提供され、スウェーデン製の高級レザーリクライニングチェアで仮眠を取ることが出来る。睡眠コース一方の「睡眠コース」は、1時間から最長3時間までの仮眠が出来るロングコース。深い睡眠を取るため、入眠前にはノンカフェインの「ネスカフェ ゴールドブレンド コク深め ボトルコーヒー カフェインレス 無糖」1杯を提供。その後フランスベッドの高級マットレスへと移り、心地よい睡眠タイムへ。マットレスはソフトとハードの2タイプが用意されており、横向きに寝る場合は前者、仰向けの場合は後者を推奨している。また、起床後には通常のカフェイン入りの「ネスカフェ ゴールドブレンド コク深め ボトルコーヒー 無糖」1杯が提供され、快適な寝起き体験ができるという。個人に合わせた睡眠サポートもそのほか、「睡眠コース」には好みに合わせて選べる2種類の枕、睡眠に適した明るさや色をカスタマイズできる「IoT 照明」、安眠ミュージック、耳栓などで良質な睡眠をサポートしてくれる。店舗情報「ネスカフェ 睡眠カフェ」大井町店オープン日:2019年3月6日(水)場所:東京都品川区大井 1-7-7 K-2ビル 5階営業時間:9:00~18:00席数:ベッド 6台+レザーリクライニングチェア 4つコース内容:■ナップコース 30分の仮眠体験+コーヒー1杯料金:750円+税■睡眠コース 60分の睡眠体験+コーヒー2杯料金:1,500円+税■睡眠コース 90分の睡眠体験+コーヒー2杯料金:2,480円+税■睡眠コース 120 分の睡眠体験+コーヒー2杯料金:3,300円+税■睡眠コース 180分の睡眠体験+コーヒー2杯料金:4,950円+税<予約方法>下記 URLより事前予約を受付URL:suimin-cafe.jp※3月1日(金)10:00~予約スタート
2019年02月21日ダイエットと睡眠時間には、深く関係があります。一般的に睡眠時間が少ないと、その分カロリー消費が多くなるように思いがちですが、実はまったく逆なんです。ダイエットと睡眠時間の関係睡眠時間一般的には7時間~9時間といわれています。ただし、これには個人差があり、年齢や生活環境によって、理想の睡眠時間は変化します。睡眠は生きていく上でとても重要です。睡眠時間が短いと食欲を抑制するホルモンが減ってしまい、食欲を増すホルモンが増えるといわれています。そのホルモンというのは「レプチン」と「グレリン」です。(※)レプチンとグレリンレプチンは脳の満腹中枢に「おなかがいっぱい」ということを伝える働きがあり、グレリンは胃から分泌され、「おなかが空いた」と感じさせます。つまり、レプチンは食欲を抑え、グレリンは食欲を増進させるホルモンなのです。普段はこの2つのホルモンがバランスよく作用しているのですが、睡眠不足になるとレプチンが作用しにくくなり、グレリンの作用が強くなります。夜更かしをしているとお菓子やラーメンを食べたくなるのは、グレリンの影響なのです。さらに人間のカラダは、夜になると昼間の「活動モード」から「休息モード」に変わり、昼間より消費エネルギー量が減ってしまいます。そのため、どうしても夜に食べたものは脂肪となってカラダに蓄積されやすくなってしまいます。 人それぞれ睡眠時間は異なりますが、翌日に強い眠気に襲われない程度がちょうど良いようです。ダイエットのためにも適切な睡眠時間を確保しましょうね。 【参考・参照】(※)e-ヘルスネット睡眠と生活習慣病との深い関係〈〉(最終閲覧日:2017/7/7) 【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2019年02月17日良質な睡眠は美肌の維持だけではなく、エイジングケアにもつながるということをご存じでしょうか。ここでは質の高い睡眠が若々しさと美肌につながる理由と、ぐっすりと眠るための5つの秘訣について説明していきます。睡眠時間が短くなりがちだけれど、美肌はキープしたい!という方は是非チェックしてみてください。皆さんは毎日、何時に寝ていますか?かつては「夜22時から2時までがお肌のゴールデンタイム」と言われていましたが、 最近では「就寝後3~4時間の時点で深い眠りについていること」が重要という説が有力になってきているようです。とはいえ、ベッドに入ってもなかなか寝付けないこともありますよね。今回は良質の睡眠が美しさにつながる理由と、ぐっすり眠るためにできるちょっとした工夫についてお話ししていきます。良質の睡眠が成長ホルモンを分泌させる!出典:byBirth睡眠には、脳が目覚めている浅い眠りである「レム睡眠」と、体も脳も休息した状態である深い眠りである「ノンレム睡眠」に分かれています。人間の体を回復させるホルモンである成長ホルモンは、ノンレム睡眠の間に分泌されるホルモンです。成長ホルモンの効果成長ホルモンには以下のような効果があります。心身の疲労からの回復傷ついた組織や細胞の修復ストレスの飼い方老化の抑制年齢とともにノンレム睡眠の時間は短くなっていく傾向があるそう。これによって細胞の回復が遅れ、老化が促進されたり生活習慣病が起こったりすると考えられています。入眠後3~4時間が成長ホルモン分泌のピーク私たちは眠りにつくと、90分単位で睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。成長ホルモンの分泌のピークは、眠りについてから3~4時間程度経過した時点ではじまるノンレム睡眠の間。このタイミングでぐっすり眠っていることが、老化の抑制や疲労回復、美肌の維持につながるのです。良質の睡眠をとる5つのポイント出典:byBirth成長ホルモンの分泌を促すためには、とにかく早く寝ればいいというわけではないということが分かりました。では、しっかりと成長ホルモンを分泌させるために質の良い睡眠をとるためにはどうすればいいのでしょうか。押さえておきたい5つのポイントを紹介します。食事はベッドに入る3時間前までに寝る直前まで食事をしていると、体は消化にエネルギーを使ってしまうため、ぐっすり眠ることができません。また、食事に含まれるたんぱく質が効果的に合成されて代謝に使われるためには、きちんと消化された状態であることが重要です。食事は眠りにつく3時間くらい前までには、済ませておくようにしましょう。眠る2~3時間前にはパソコン、スマホの使用をやめるパソコンやスマホから出ているブルーライトは交感神経を刺激して、脳を覚醒した状態にしてしまいます。少なくともベッドに入る2時間前には、パソコンやスマホの使用をストップするようにしてください。夕方以降、カフェインは控えるぐっすり眠るために、夕方以降はコーヒーや緑茶などカフェインを含んだ飲み物を摂るのを控えるのがおすすめ。とはいえ、仕事中や家事の合間にコーヒーやお茶で一息入れたいという方も多いでしょう。夕食後はハーブティーなどノンカフェインの飲み物にするなど、寝る前はカフェイン入りの飲み物を控える工夫をしてみてはいかがでしょうか。眠る1時間前から間接照明に切り替える明るすぎる照明、特に蛍光灯の光は、脳を刺激して覚醒状態にしてしまいます。眠る1時間くらい前から、白熱灯やLEDランプを使った間接照明に切り替えてみましょう。LEDランプを使ったキャンプ用のランタンなどは、手頃な価格で購入できて取り入れやすいアイテムです。蛍光灯と違って柔らかな光なので、眠る前にこのランプに切り替えるだけでグッと寝つきやすくなります。リラックスできるアロマを取り入れる出典:byBirth意外に効果が高いのが、リラックスできる香りのエッセンシャルオイルを使ったアロマテラピーです。キャンドルを使うタイプは就寝時に使うのは危険なので、アロマディフューザーがおすすめ。水を入れてお気に入りのエッセンシャルオイルを垂らし、電源を入れるだけで霧状になったアロマが部屋の中に広がります。ランプつきのものも多いので、間接照明として使えるものも。タイマーがついているものがおすすめです。就寝前におすすめのぐっすりアロマ出典:byBirthアロマテラピーに使うエッセンシャルオイルにはさまざまな効果があります。寝る前に使うならリラックスする香りのものを選ぶのがベスト。香りは人によって好みがあるため、店頭で確かめてから購入するのがおすすめです。お休み前におすすめのエッセンシャルオイルをあげてみましょう。ラベンダーネロリベルガモットレモングラスローマンカモミールオレンジスイート一押しは、やはりラベンダーでしょう。お気に入りの香りをいくつかブレンドするのもおすすめです。「ラベンダー+ベルガモット」や「レモングラス+ベルガモット」「オレンジスイート+ラベンダー」など、複数を混ぜて自分だけのお好みのブレンドを見つけてみるのも楽しいですよ。日中の疲れや緊張、ストレスがじんわりとほぐれていくのが分かるでしょう。アロマテラピーは感覚的なもので、それほど効果がないものと考える人もいるかもしれません。しかし、最近では西洋医学ではフォローできないメンタル面のケアの一環として、医療現場でも取り入れられることが増えてきているのだそう。寝る前に蛍光灯の光を消して、ランプつきのアロマディフューザーを使ってみたところ、すんなりと眠りにつくことができるようになったという人もいます。なかなか寝つけないことが多いという方は是非、ランプ付きのアロマディフューザーを試してみてくださいね。まとめ出典:byBirth美肌や若々しさを保つ成長ホルモンの分泌には、上質な睡眠がかかせないということがお分かりいただけたでしょうか。22時までに寝るというのは現実的に難しくても、「眠ってから3~4時間後にぐっすり眠っている」ことなら、睡眠時間が短くなりがちな人でも実行できるはず。間接照明やアロマなどを上手に取り入れて睡眠の質を高め、若々しさと美肌をキープしましょう!
2019年02月12日質の高い睡眠を取るためには、眠る前の過ごし方が大切だという話ははよく聞きます。NGな行動の代表格といえばスマホをベッドに持ち込む、アルコールの摂取。反対にオススメされるのはアロマやメディテーションなど、つまりはリラックスしていることが大事なポイントのよう。スマホも晩酌もダメなんて手持ちぶさたになってしまいそうな時間ですが、これからは体にも健康的なブレンドティーでリラクシシングタイムへチェンジ!芳しいハーブの香りと味で、一日の疲れを心身ともにときほぐしましょう。 東京発のブレンドティーブランド『TEA TIME TAILOR(ティータイムテイラー)』 東京発のブレンドティーブランド『TEA TIME TAILOR(ティータイムテイラー)』のラインナップは、お茶を飲む時間、場所、気持ち、様々なシーンをイメージしたブレンドがユニーク。スッキリとした気分で始めたい朝にマッチするブレンドから、食事中に飲めるデイリーなものまで揃い、それぞれに気の利いたネーミングがつけられています。 眠る前のリラクシングタイムには、「GOOD GOOD SLEEP」が最適。気持ちを穏やかにする効果のあるカモミールをはじめ、エルダーフラワー、ローズヒップ、レモンピール、ヒース、ペパーミントをブレンドし、緊張感がいつのまにか治まり安眠へと誘ってくれます。エルダーフラワーはウィルスやアレルギーからの鼻づまり、気管支の炎症を和らげる効果があるので花粉症が辛いこれからのシーズンにもぴったりのブレンドです。 ときにはうたた寝を楽しむような、休憩時間も必要ですよね。そんなひとときをイメージしたのが「WINTER NAP」。りんごの香りとラベンダーを組み合わせたキームン・セイロンティーで、ひと口飲むごとに心が休まっていくよう。温めたミルクとの相性も抜群なので、味の変化も楽しんでみてください。 おしゃれなボックスでギフトにも オリジナルギフトボックスに詰めれば、スタイリッシュなギフトに。最近睡眠が足りていなそう、スイーツが苦手なパートナーへのバレンタインギフトにいかがでしょうか。 スペシャルブレンドティー”GOODGOOD SLEEP”¥3,800、”WINTER NAP”¥3,200、オリジナルギフトボックス¥600/TEA TIME TAILOR TEA TIME TAILOR (DRAWER inc.) photograph:kimyongduckstyling:Rina Taruyamatext:Momoko Yokomizo
2019年02月10日子どもの心身の健康に欠かせない「睡眠」。必要な睡眠時間は、幼児期(3〜5歳)で11〜13時間、学童期(6〜12歳)で10〜11時間といわれています。しかし、不足している子どもが多いのが現状です。みなさんのご家庭ではいかがでしょうか?子どもの睡眠が足りているかどうか、きちんと把握し、十分な睡眠時間を確保してあげられていますか?今回は、子どもの睡眠不足の危険性についてお話ししたうえで、寝不足な子に共通してよく見られる傾向と、十分な睡眠をとらせるための秘策をご紹介します。睡眠不足は「学力」や「人格形成」にも影響する!睡眠不足は健康にはもちろんのこと、学力や心にも影響をおよぼすことがわかっています。具体的には、どんなことが懸念されるのでしょうか。【健康への影響】睡眠不足は、体に様々な症状を引き起こします。その一つが、免疫力の低下です。通常、睡眠中は様々なホルモンが分泌され、それらが体の機能を整えるうえで重要な働きをします。それが、睡眠不足になると少なくなり、体のバランスが崩れてしまうそうです。また、睡眠不足は体温や交感神経、副交感神経の異常を招くといわれています。それらの異常は、朝起きれなくなったり、肥満や高血圧を引き起こしたりする、非常に厄介なものです。さらに、幼少期の睡眠不足は、その後の生活習慣にも影響するといわれています。手遅れにならないうちに改善しないと、大人になってから健康に支障をきたすこともあるのです。【学力への影響】学力への影響も無視できません。ある調査では、成績が上位の子ほど早い時刻に寝ていることがわかっています。睡眠には、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)があり、およそ90分おきに訪れるレム睡眠の間に、脳が記憶を整理するといわれています。ですから、睡眠時間が短ければ短いほど、そのチャンスが減ってしまうのです。つまり睡眠不足は記憶が定着せず、せっかくの学習努力が無駄になってしまうかもしれません。勉強したことをしっかり身につけるには、十分な睡眠が欠かせないのです。【心への影響】子どもが睡眠不足になると、感情のコントロールが難しくなるということが指摘されています。遊んでいてもイライラしてしまい、友だちと喧嘩してしまうことも。気づかないうちに友人関係を悪化させてしまうかもしれません。昌仁醫修会瀬川記念小児神経学クリニック理事長の星野恭子先生は、「夜型の幼児は攻撃性が高く、不注意が多い。夜型の5歳児は三角形が書けない」と話しています。このように、睡眠が不足すると、心にも影響がおよびます。小さな子どもが、コントロールのきかない感情を抱え、心を痛めてしまうのです。寝不足な子が出している3つのサインさて、こうした様々な危険にさらされている寝不足な子たちは、共通して何かしらのサインを出しています。それを親御さんが敏感に察知することで、早期に睡眠不足を解消させてあげられるかもしれません。そこで、下記に寝不足な子によく見られるタイプや行動、様子を挙げていきたいと思います。【寝不足のサイン1:自己肯定感が低い、イライラしている】子どもの態度や発言に注目してみてください。理由やきっかけもなく常にイライラしていたり、「どうせ自分なんか」「頑張っても無駄だし」といった投げやりな言葉を口にしたりしていませんか?文科省の調査から、睡眠不足の子どもには、自己肯定感が低く、イライラしやすい子が多いということがわかりました。自己肯定感が低いということは、自分の能力に自信がなく、自分の存在価値が見出せないということ。自分で自分のことを好きになれないのです。子どもの態度や発言に「あれ?」と思うような点があれば、それが要注意のサインと考えられるでしょう。【寝不足のサイン2:昼間の居眠りが多い、休日に遅くまで寝ている】日常的な行動にも、睡眠不足のサインは潜んでいます。昼間に居眠りをしていることが多かったり、休日に寝溜めをしたりする行動は、まさに普段の睡眠が足りていない証拠です。授業中も居眠りしてしまい、授業の進度についていけなくなってしまうことも。対応が遅れると、不登校になるケースもあるといわれています。こうした行動は、周囲から「怠け者」と誤解されることが少なくありません。せめて親だけでも、子どもの睡眠が足りていないということに気づいてあげたいところです。【寝不足のサイン3:毎日忙しい、何事にも頑張りすぎてしまう】何事にも真面目に、一生懸命取り組む頑張り屋さんは、睡眠不足になりやすいといわれています。学校や塾、習い事など、忙しい毎日を送る子どもは少なくありません。それらを無理矢理すべてこなそうとすれば、睡眠時間を削るしかない、ということになってしまいます。子どもの様子を見て、「ちょっと頑張りすぎているな」と気になるなら、それが要注意のサインといえるのではないでしょうか。まずは親の睡眠時間を確保するべき我が子の睡眠が足りていない――。その事実に気づいたとき、親はどのようにして、子どもの睡眠時間を確保すればいいでしょうか。実は、親だからこそできる秘策があるのです。睡眠文化研究所が行なった調査「都市生活における家族の睡眠の現状」によれば、親子が同じ部屋で眠る家庭は全体の80%で、子どもの睡眠は親の睡眠と密接に関係しているそうです。そして、「夜型の母親が夜型の子どもをつくる」「両親の睡眠の健康が悪いと、子どもの睡眠健康も悪い」ということが明らかになっています。つまり、子どもの睡眠時間を確保するなら、その前に親の睡眠時間を確保するべきなのです。とはいえ、家事や仕事で忙しい親にとって、睡眠時間を増やすことは大変なことでしょう。その場合は、親子で寝る部屋を別々にしてみたり、夜行なっていた家事を朝に回してみたりと工夫してみましょう。子どもの未来を決めかねない「睡眠」。家族で話し合い、できることから少しずつ試してみてくださいね。***子どもの睡眠不足に気づき、それを改善できるのは、親だということがわかりました。これを機に、ぜひ家族で睡眠について話し合ってみるのはいかがでしょう。部屋の環境を整えたり、就寝時間を調整したりなど、家庭ごとに異なる最適な改善策が見つかるかもしれませんね。(参考)ALL About暮らし|子どもの夜型化には危険がいっぱい!オークローンマーケティング|子どもの睡眠に関する調査結果東洋経済オンライン|「成績のよい子」は、だいたい何時に寝るのかダイヤモンドオンライン|睡眠不足で脳に恐ろしい影響が?子どもの最適な勉強・読書時間とは睡眠屋オンラインショップ|理想の睡眠時間で子供の成長の手助けをヤフーニュース|大人よりも深刻――子どもの「睡眠負債」その実態とは文科省|睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査の結果(概要)産経WEST|「早く起きることが苦痛」塾通い・スマホで体内時計リズム“崩壊”、寝不足の子供続出…睡眠教育の効果は睡眠文化研究所|都市生活における家族の睡眠の現状
2019年01月25日上質な睡眠のための寝室用ディフューザーナチュラル&オーガニックコスメブランド「ザ パブリック オーガニック」より、上質な睡眠のための精油ディフューザーが誕生。2018年12月25日(火)の発売に先がけ、現在予約を受け付けている。現代人の睡眠トラブルを解決様々な外的ストレスにより、約30%の人が普段の睡眠に不満や悩みを抱えていると言われる現代社会。睡眠が不足すると、健康面でも美容面でも様々なトラブルの元となる。そこで日本人が直面している睡眠問題を解決すべく誕生したのが、「ホリスティック精油ディフューザー」だ。同商品は睡眠専門医、精油専門家、植物療法士がタッグを組んで開発した、寝室用のディフューザー。良質な睡眠を妨げる一因となる、自律神経やホルモン分泌の乱れを、高濃度の精油の力でコントロールしてくれる。悩みに合わせた5つのラインナップ”目覚めが悪い””疲れが取れない””眠りが浅い””夜中目が覚めてしまう””夜寝付けない”など、睡眠に関する悩みは人それぞれ。同商品は現代人に多い5つのお悩みに合わせ、専門家監修のもとに処方されている。睡眠効果を高めるために、合成香料は一切使われていない。世界中から上質な原料を厳選し、100%精油調香でブレンドしている。質の高い睡眠は美と健康のカギ。睡眠に関するトラブルに悩んでいる方に、手に取ってもらいたい商品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※「ザ パブリック オーガニック」公式サイト
2018年12月23日秋は睡眠負債が起こりやすいのをご存知ですか。前編では睡眠負債と健康被害の関連性と効果的な寝具のお手入れについて紹介しました。後編は「寝室の効果的な掃除方法と、より良い眠りにつくための秘訣」についてお伝えします。お掃除のプロ「ダスキン」と快眠セラピスト・睡眠環境プランナーでもある睡眠のプロ・三橋美穂さんが提案する睡眠負債の予防方法とは?■ 寝室の掃除はポイントを押さえて効果的に!Graphs / PIXTA(ピクスタ)秋はダニのフンや死骸が増えるので、寝室や寝具への影響も懸念されます。ダニの死骸やフンはアレルギー症状を引き起こす「ダニアレルゲン」として空気中に舞うため、きちんと寝室を掃除して取り除きたいですね。寝室の汚れの発生場所でもあるエアコン、網戸、床の具体的なお掃除テクニックを伝授します。■ エアコン内部が汚れていると室内も汚れる!快眠のために夏のエアコンの使用は必要不可欠。今夏の長い酷暑では、就寝時のエアコン運転が快眠につながることを体感した方が多いのではないでしょうか。しかし、エアコン内部は酸素、温度、湿度、栄養分が十分に整ったカビの生育条件の温床です。掃除をせずに放っておくとホコリなどの汚れや水分によってカビが繁殖してしまい、胞子が排出されるため、使用中のお手入れを欠かさないよう心がけてください。エアコンのお手入れ3ステップ運転後は内部の湿度が高くなっているので 30分ほど送風運転を行い乾燥させる。フィルターとコンセントを抜き、掃除機を使って溜まっているホコリを除去する。本体周辺や吹出し口はモップなどでホコリを取る。涼しくなりエアコンの出番が減った筆者宅のフィルターを久々に見てみるとホコリがびっしり!画像左掃除前/右掃除後これからは暫く使わなくなる前のエアコン全体の汚れチェックもしようと決意しました。■ 換気しても網戸が汚れていると台無し!polkadot / PIXTA(ピクスタ)寝室の空気をきれいにするためには、こまめな換気が有効なので、晴れた日は1日1回、5~10分程度換気することが理想的です。しかし、網戸が汚れていると、網戸に付着したホコリが室内に入り込むため、せっかくの換気が台無しになるので、網戸のお手入れもお忘れなく。掃除の手順は以下の通りです。1.モップで軽くホコリを取る。または、掃除機でホコリを吸い取る(モップを網戸と平行にし、少し回転させるように動かすと、網に力がかからずにホコリをよく取ることができます)2.水に浸しゆるく絞った2枚の雑巾、または2つのスポンジに洗剤をつけ、網戸の両面をタテ・ヨコ・ナナメにこする。その後、水に浸し固く絞った雑巾で、 汚れや洗剤分を拭き取る。3.乾いた雑巾で水気を拭き取る。よく乾燥させる。大型台風の翌日、筆者は網戸を拭き掃除したばかりですが、上記の方法にならって約10日後に再び網戸掃除をしました。スポンジを使った網戸掃除は初めてでしたご覧ください、この汚れ!台所用中性洗剤をうすめた液がたちまち汚水に…晴れた日の在宅時は窓を開け放ち、窓辺にベッドを置いているため、網戸掃除は窓掃除以上に大切だと猛省しました。■ 掃除のタイミングは起床時と帰宅時がおすすめABC / PIXTA(ピクスタ)きれいな空気を保つためには、床のホコリをとることも大切です。床掃除はホコリが落ちきっている起床時や帰宅時におこなうのがベストです。コツはモップでホコリを取る場合はホコリをたてないように軽く使うこと、ホコリがたまりやすい四隅から掃除すること。軽い汚れがある場合は、水に浸し固く絞ったぞうきんで汚れを拭き取り、すぐに乾拭きをしましょう。コツをつかんで習慣にしてくださいね。■ 睡眠の専門家がおすすめ!睡眠の質を上げるコツ最後に、これまで1万人以上の睡眠の悩みを解決してきた三橋さんがおすすめする、睡眠の質を上げるコツをご紹介します。最近眠りが浅いなと感じている方は大いに試す価値があります!エアコンの温度を二段階で設定Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)質の高い眠りには、寝室の温度を安定させることが重要です。夏場の暑さが残った寝苦しい夜は、就寝前にエアコンの温度設定を25℃前後で冷やします。その後、布団に入る直前に26~28℃に変更すると徐々に室温が上がるため、寝入って体温が下がった後も、快適に眠ることができます。布団の中の温度は通年で33℃が理想的です。またエアコンの風が身体に直接当たらないよう、室内の空気を循環させることを心がけましょう。空気清浄機を使用する際は、エアコンの対面の位置に置くと室内に冷気が循環します。部屋は暗いほど熟睡できるGraphs / PIXTA(ピクスタ)睡眠中は部屋が暗いほど熟睡できます。常夜灯が点いているだけでも睡眠が浅くなり、肥満やうつのリスクが高くなるとも言われています。就寝時は天井の照明は切り、どうしても光がほしい時はフットライトなどを使用しましょう。リラクゼーション音楽でスムーズに入眠就寝時は40デシベル以下(図書館の静けさ)の環境が望ましいです。気になる音がある場合は、リラクゼーション音楽をタイマーで流すなどして、元の音をかき消すことが有効です。パジャマは長ズボンを着用Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)夏場は薄着で就寝してしまいがちですが、身体を冷やす原因になります。長ズボンを着用し、ハーフパンツや膝丈のものは避けましょう。足が冷えると就寝中に足をつる原因にもなります。薄手のかけ布団をしっかりと身体にはおって眠るようにしましょう。寝室に余計な物を置かない寝返りは、筋肉をほぐしたり、血行を良くするなど睡眠の質を上げるうえで重要な要素の一つ。そのため、枕元や寝具の周りには余計なものを置かず、ペットとの添い寝なども避けましょう。また、寝室に物を多く置くとホコリがたまる原因にもなるため、睡眠に関係のないものをなるべく置かないようにしましょう。いかがでしたか。寝室環境を整えて、質の良い深い眠りをめざしてみませんか。すべては快眠のため!と思うと、寝室掃除がはかどりますよ。取材協力※ダスキン※三橋美穂さん(快眠セラピスト・睡眠環境プランナー)全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッ ズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートも手がける。著書『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100』(かんき出版)ほか多数。
2018年10月24日