息子さんにまつわるエピソードをTwitterに投稿したのは、2児の父親である、謎のマスクマン(@HHuRXXRwZl9cZmt)さん。投稿者さんの次男は、保育園に通っているといいます。そんなある日、投稿者さんは保育園で、ほかの子供の母親に声をかけられました。息子さんがうちの子とよく一緒に遊んでくれて、園外保育でも手をつないでくれるみたいで…ありがとうございます。※写真はイメージ泣きそうな表情で、投稿者さんにお礼の言葉を告げた母親。その理由は、彼女の子供に軽度の知的障害があったためでした。その後、投稿者さんは息子さんに「あの子のお母さんが『仲よくしてくれてありがとう』っていっていたよ」と伝えることに。すると、息子さんはこのように返したのです。え?友達だから普通だよ?※写真はイメージ保育園で、次男の友達のママに声をかけられた「よく一緒に遊んでくれて、園外保育でも手を繋いでくれるみたいでありがとうございます」と泣きそうな顔だった。※お子さんは軽度の知的障害ありそれを話したら、次男は「え?友達だから普通だよ?」と。いいぞ次男、アホだけど真っ直ぐ育ってる。— 謎のマスクマン (@HHuRXXRwZl9cZmt) June 18, 2022 もしかすると、声をかけてきた母親には「我が子に障がいがあることで、友達ができなかったらどうしよう」といった不安があったのかもしれません。だからこそ、障がいの有無を気にせず、1人の友達として接してくれる人がいることに、安心感を覚えたのでしょう。投稿者さんは今回のエピソードを経て、根っからの末っ子気質で受け身な息子さんが成長していることを知り、嬉しい気持ちになったといいます。心が温まる優しいエピソードは拡散され、多くの人から息子さんのひと言に反響が上がりました。・なんていい子なんだろう…涙が出た。このまま育ってほしい。・障がいを気にする、自分たち大人のほうがおかしいのかも…と考えさせられる。・お母さんはよほど嬉しかったんだろうな。これが当たり前の世界になってほしい。また、障がいを持った子供を育てる人からは、声をかけてきた母親の気持ちに共感する声が多数上がりました。障がいを持つ我が子に対し、日頃から同様の不安を覚えている親は少なくないようです。生きる年月が長く、経験が多い大人でも、時には子供の発想から気付きをを得ることがあります。障がいを持つ当事者や、その家族が安心して暮らすことのできる社会に近付くことを、多くの人が祈っているでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年06月20日おからさんは人付き合いが苦手な、いわゆる「コミュ障」さん。そんなおからさんには仲良しのママ友はいません。この日は子どもが小学校に入学して初めての保護者会。「ママ友できるかな?」とドキドキしながら教室の扉を開けると……?え?もうグループできてるじゃん! 扉を開けてビックリ! もうすでにママ友のグループができていたのです。 「同じ幼稚園」ママ 「習い事一緒」ママ 「幼なじみ」ママ などグループはさまざま。開始早々グループができていることに気付き、おからさんはますますママ友作りが不安になってしまうのでした。 初めての保護者会で、すでにママ友グループができていると声をかけづらく感じる方は多いかもしれません。けれど、隣のママは「子どもが同じ年で同じクラス」。すでに共通点があるので、勇気を出して声をかけたら良い反応が得られた! なんてこともあるのではないでしょうか。どうしても苦手な方は「保護者会は情報を得るための会」と割り切ってしまうのもひとつかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター おから小学生の娘がおり、ほぼワンオペで子育て、家事、仕事をこなしている。マイペースで小心者、人付き合いが苦手。日々の鬱憤や寂しさをSNSで解消しながら、娘のためにママ友を作ろうと奮闘の日々を送っている。「ママ友と付き合わなかったらウチの娘がハブられた」(KADOKAWA)の原作を担当。
2022年06月15日アートを通じて障がい者支援を行う一般社団法人キャンバス(所在地:東京都千代田区)が2022年7月1日(金)から開催する「寄付者が選ぶ障がい者アートコンテスト(キャンバスアートコンテスト)」の応募数が300作品を突破しました。応募作品公式サイト: ■『キャンバスアートコンテスト』についてキャンバスアートコンテストは、寄付者の投票によって、入賞作品を選ぶ障がい者アートコンテストです。寄付者が応援したい作品を選び、直接選考に携わる形式にすることで、より多くの方が障がい者アーティストの作品を知るきっかけを作ると同時に、寄付にふれる機会を増やすことを目的にしております。2022年4月7日(木)~2022年6月15日(水)の約2か月に渡って、アートコンテストの作品を応募しており、コンテストへの応募数は300作品を超えました。■アートコンテストの詳細実施期間: 2022年7月1日(金)~2022年8月31日(水)最優秀賞: 賞金20万円 一般社団法人キャンバス優秀賞 : 賞金10万円 ※寄付額によって優秀賞の本数を増やします。URL : コンテストへの参加(寄付)方法は公式サイトをご覧ください。■「コンテスト」開催の背景障がい者の貧困率は、障がいのない方に比べ2倍以上という研究結果[*1]があります。支援手段のひとつとして、障がい者が描いた絵画に注目しました。障がい者は、プログラムの一環として福祉施設等で絵を描くことが多いのですが、誰の目にも止まらず埋もれてしまうケースもあります。作品のテーマ・サイズ・発送等の出品規定を設けず、時間をかけて作ったこれまでの作品も簡単に応募できるコンテストです。“きもち”を“かたち”に障がい者の“きもち”をアートという“かたち”に。障がい者アーティストを応援したい“きもち”を寄付という“かたち”に。■応募作品を先行公開中公式サイトに先立ち、以下のサイトで応募作品を順次公開し始めました。Instagram: READYFOR : ■法人概要商号 : 一般社団法人キャンバス代表者 : 代表理事 中澤 俊太所在地 : 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-3-6 BIZMARKS麹町2F設立 : 2022年2月事業内容: アートを通じた障がい者支援URL : 【お客様からのお問い合わせ先】商号 :一般社団法人キャンバスお問い合わせフォーム: 参考にした文献/書籍/データ[*1]令和3年内閣府「障害者白書」参照 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月14日対人関係の構築に苦手意識を感じたり、なんらかの強いこだわりを持っていたりといった症状を持つ『自閉スペクトラム症』。発達障害の1つで、他者との会話が難しいことや、言葉を話せない場合があります。3児の母親である@seikunnoouchiさんが、Twitterに投稿した、子供たちの姿に反響が寄せられました。『自閉スペクトラム症』の次男に、長男が必ずすること投稿者さんの次男は、『自閉スペクトラム症』で言葉を話すことができません。普段、周囲の人とコミュニケーションをとる際は、絵が描かれたカードや手話を使っています。そんな次男に対し、中学2年生の長男は、必ずあることをしながら、コミュニケーションをとるのだとか。次男が生まれてから、ずっと、長男がしているというコミュニケーションの方法がこちらです。長男(中2)は弟に話しかける時、必ず手を握ります。これは息子が生まれてからずっと。手を握りながら話をすると、弟と自然に目が合う事が嬉しいのかもしれません。息子のコミュニケーションスキルが格段に上がったのも、長男の影響はかなり大きいはずです。家族に大切なことを教えてくれてありがとう。 pic.twitter.com/cqptO0gQ1b — *イケメン自閉症せいくん*ブログ更新中* (@seikunnoouchi) June 3, 2022 コミュニケーションの方法とは、話しかける際に、必ず弟の手を握るというものです。長男は、次男が生まれてからずっと、何かを伝える際は、弟の手を握りながら話しかけているといいます。両手をぎゅっとつなぎながら、向かい合って話す兄弟の姿からは、お互いに対する思いやりや愛情がにじみ出ているようです。投稿者さんいわく、次男のコミュニケーションスキルは格段に上がっているのだとか。そんな状況について、投稿者さんは「長男の影響はかなり大きいはず」と語っています。【ネットの声】・会話は心でするものなんだね。子供から学ばされることって多い。・素敵な写真に、自然と涙が出てきました。素敵なお兄さんですね。・手を握って話すことで安心感が生まれるのかも。優しいお兄ちゃんの想いは、弟の心にもしっかりと届いていることでしょう。これからも兄弟で助け合いながら、仲よく成長していってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年06月04日【前編】「歌を歌って」息子が歌手目指すきっかけ作った耳の聞こえない母からの“お願い”より続く第94回アカデミー賞で、作品賞・助演男優賞・脚色賞の3部門を受賞した『コーダあいのうた』(以下、『コーダ』)。タイトルのコーダとは、“Children of Deaf Adults”の頭文字で、聴覚障がいの親を持つ子どものこと。映画は両親と兄の4人家族の中でただ一人だけ耳が聞こえる主人公の少女が、通訳として家族を支えながら歌うことへの夢を追う、コーダとしての葛藤を描いた物語だ。「映画では、家族が聞こえず少女ひとりだけ聞こえる話ですが、私の場合は、家族みんなが聞こえて、私だけが聞こえない。だから、家族とぶつかる少女の気持ちがよくわかります」そう語るのは、重度聴覚障がい者の安藤美紀さん(52)。口の形を見て、相手が話していることを読み取ったり、言葉を話すことはできるが、生まれつき耳は全く聞こえない。映画では、コーダとして育つ少女にスポットライトが当たっている。耳の聞こえない人の子育ては、どのようなものなのだろうか?美紀さんは、そもそも子供を産むこと自体、周囲から猛反対されたという。「それでもこの子を産みたいという気持ちがとても強かったので、どれだけ反対されても産もうと思いましたね。なぜ反対するのときいたら、聴こえないから、とだけで片付けられて、それはすごく嫌でした」意を決して出産した美紀さんだが、子育てには不安がつきまとった。「夜寝るときはとくに、赤ちゃんが泣いてもわからないのが心配でした。それで、動いたらわかるように、毎晩赤ちゃんと私の手をハンカチで縛って寝ていました。でもそのうち、泣くよりも私の体に触れたほうが気付いてもらえると、自然にわかったみたいです。寝返りができるようになると、私の体に当たったり、ミルクを飲みたいときは哺乳瓶をトントンと叩いたり。赤ちゃんってわかるんだなぁと感心しました」また、唇を読み取って相手の言葉を理解する美紀さんには、思春期の息子の“照れ”はコミュニケーションをとる際の大きなハードルとなった。「小学校6年生までは私の顔をみて、口の形が見えるようにお話をしてくれたんですけど、だんだん大きくなると、恥ずかしいというか、私の目をちらちら見ながらも、あいまいな言葉が増えてきました。それで、『なに?もう一回言って』というと、『もういいよ!』と言われてしまって。携帯のメールでやりとりするようにして、乗り越えましたね。あと、一成はお腹が空いているとイライラするので、先にご飯を食べさせてから、話しかけたり(笑)」反抗期に一成さんが喧嘩をして帰ってきても、美紀さんは決して一成さんを責めなかったという。「普通は、怒られると思うんです。母は、なんでそうなったの、きちんと理由を聞いてくれる。それが僕にはありがたかった。なぜ、こんな喧嘩になったのかと、大丈夫?と聞いてくれた。とても優しかったし、母をみて聴こえない人になにか届けたいと思ったのも、母のやさしさを感じていたからだと思います」(一成さん)“毒親”“親ガチャ”という言葉が流行し、障がいのあるなしに関係なく、親子関係に問題を抱える人も少なくない時代。そんな中で、一成さんはさらりと「母を尊敬している」と話す。「音を伝える役目のあるコーダだからこそ、母とのコミュニケーションは普通の子どもよりも密です。母はいつも、やりたいことはやってみなさいと応援してくれました。凄まじい努力をしてきた母が味方だと思うと、自信がもてますし、安心感があります」(一成さん)いま、親子で聴導犬の普及活動などを行うNPO法人MAMIE(マミー)を運営し、美紀さんが座長を務める舞台「みきまる座」で、一成さんは音楽や映像を担当する。美紀さんは言う。「わたしも自分の親といろいろあって、理解しあうまでにすごく時間がかかりました。だから、家族ってなんだろうなあ、聴こえる聴こえないってなんだろうなあと、お互いに分かり合えないのかなあと心の中でずっと思っていたんです。だからこそ、子どもを信じ、何があっても大丈夫だよと子供のことを支えたかった。こんなお母さんでもあなたのそばにいますよと、安心感を与え続けることを何よりも大事にしてきたんです」
2022年06月04日幼いころのゆいの様子を思い返してUpload By 吉田いらこ幼いころのゆいは素直で大人しく、いわゆる育てやすい子でした。就学前までは子育てで特に大きな苦労を感じたことはありません。ただ、ゆいは勉強の苦手な子ではありました。年中のころから幼児向けのコースもある学習塾に通わせていたのですが、小学校1年生のころに本人がどうしても辞めたいというので退会させたことがあります。続けていけなくなったのは、ちょうどそのころから塾の勉強の内容が幼児向けの簡単なものからお勉強系に切り替わったからだと思います。この塾のシステムは、できない問題があればずっと同じところを繰り返し、理解し、解けるまで次に進むことはできません。ゆいは算数のある一ヶ所でつまずき、ずっとその問題を繰り返し解くことがつらかったようです。このときは辞めさせることをとても悩みました。勉強を嫌がるのは甘えではないのか、それを許していいのか…と。結局、ゆいがとてもつらそうにしているのがかわいそうになって辞めさせてしまいました。それに、まだ低学年だし勉強は無理にさせなくてもいいやとも思っていたのです。今思えば、このころに軽度知的障害の予兆に気づいていればできたこともあっただろうなと感じます。小学校三年生、テストの点数はいつも低く…Upload By 吉田いらこ小学3年生あたりから「この子は勉強が本当に苦手だなあ」と感じることが増えました。小学校で実施される小テストやカラープリントの点数がとても低かったのです。ゆいはいつも点数の低いテストを申し訳なさそうに私に見せてくるので、私は「次頑張ったらいいよ」「ほら、ここは○が多いじゃない」と数少ない、できていたところに目を向けてほめるようにしていました。内心では「この内容だったら、ほかの子は高得点を取っているのでは…?」と思いましたが、成績が悪いことをわが子に注意するのはかなり抵抗がありました。さらに勉強を嫌いになってしまうかもしれないと思い怖かったのです。きっといつか、勉強の大切さがわかったときには自主的に始めるだろう…と楽観視していました。かといって、ゆいに勉強に興味を持たせられるような効果のある声かけもしていなかったので申し訳なく思っています。小学校4年生のある日のことUpload By 吉田いらこそして何も解決しないまま小学四年生になったある日、担任の先生から呼び出しがありました。教室に入ると担任の先生と支援担当の先生がいて、ゆいの学校での状況を教えてくれました。ゆいは勉強についていくのがとても難しそうだということ。必死で板書を書き写そうとしているが間に合わず、授業を理解する以前の状態だということ。そして最後に、一度専門機関で発達の検査をしてみてはと言われました。そのときは「ああ、とうとうか…」と感じました。なんとなくそのままにしてきたことをはっきり指摘されたような気がしました。現在のゆいは…その後小学校5年生で新版K式発達検査を受けた結果、療育手帳(B2)が申請できると伝えられました。つまり、軽度知的障害があるということです。ゆいの場合は、学年が上がって勉強につまずき始めたことがきっかけで障害があることが発覚しました。ただ、こうやって第三者に指摘されない限り、家族だけではなんとなくそのままにしていただろうと考えています。学校の先生方に指摘された当時はショックを受けましたが、そのおかげでいろいろな対応を進めることができたので今では感謝しています。執筆/吉田いらこ(監修:三木先生より)「子どもに知的障害があるかもしれない」という発想は、普通に子育てをしていてはなかなか浮かんでこないものです。ただ一方で、気づかずに一般的な勉強方法を繰り返していては、本人にとってつらいだけのこともあります。特性に気づいて最適な方法に出会えると、少しずつ前に進めて良いですね。
2022年06月03日目が見えない人や、見えにくい人が、安全に歩くためのサポートをしてくれる、盲導犬。視覚障がいをもつ人にとって、盲導犬は常に行動をともにするパートナーといえます。視覚障がいをもつ男性と初めて会った盲導犬が?アーティストのポール・キャッスルさんは16歳の時に、網膜色素変性症と診断されました。この病気によって、彼の視野は非常に狭く、ストローで覗いているように見えるといいます。2022年5月、ポールさんは自身のパートナーとなる盲導犬と初対面しました。これから一緒に生活していくわけですから、盲導犬との相性は大事です。やや緊張した様子で、待っているポールさん。そこに、盲導犬がやってきて…。@paulcastlestudio This was one of those moments that will live forever in my memory #guidedog #servicedog #dogstory #legalyblind #visuallyimpaired #labrador ♬ Epic Emotional - AShamaluevMusicポールさんを見るなり、彼に抱きついた盲導犬のメープル。「よろしくね!」というように、しっぽをブンブン振って、すでにポールさんのことが大好きな様子です。初対面とは思えないほど打ち解けた、ポールさんとメープルの出会いに、多くの人たちが笑顔になったようです。・メープルが彼のヒザの上に乗った瞬間に、涙があふれた!・彼らは一瞬で心が通じ合ったね。・メープルは間違いなく、きみのための犬だ。彼もそれが分かっているんだよ。ポールさんとメープルは2週間、ペアで行動するためのトレーニングを受けました。人懐こいだけでなく、優秀な盲導犬であるメープルは、すべてのテストに合格。こうして彼らは、ポールさんの自宅での生活を順調にスタートしています。@paulcastlestudio I follow him wherever he goes #guidedog #servicedog #dogstory #visuallyimpaired ♬ Follow You - Imagine Dragonsまるで長年一緒に暮らしている飼い主と愛犬のような、ポールさんとメープル。まだ出会って数週間なのに、彼らの間にはしっかりと信頼関係ができているのが伝わります。メープルはポールさんの夫のこともすぐに大好きになり、すっかり家族の一員として馴染んでいるそう。これから先、メープルはポールさんを支える盲導犬であるだけでなく、彼の親友としてたくさんの喜びをもたらしてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年05月27日アートを通じて障がい者支援を行う一般社団法人キャンバス(所在地:東京都千代田区)は、寄付者が選ぶ障がい者アートコンテスト開催のため、クラウドファンディングをREADYFORにて5月24日(火)から開始いたします。READYFORプロジェクトページ: 寄付■『コンテスト』開催の背景障がい者の貧困率は、障がいのない方に比べ2倍以上という研究結果[*1]があります。支援手段のひとつとして、障がい者が描いた絵画に注目しました。障がい者は、プログラムの一環として福祉施設等で絵を描くことが多いのですが、誰の目にも止まらず埋もれてしまうケースもあります。作品のテーマ・サイズ・発送等の出品規定を設けず、時間をかけて作ったこれまでの作品も簡単に応募できるコンテストを実施します。■『コンテスト』について寄付者の投票によって、最優秀賞と優秀賞が選ばれるコンテストです。寄付者が応援したい作品を選び、直接選考に携わる形式にした理由は、より多くの方が障がい者アーティストの作品に興味を持つきっかけを作ると同時に、寄付にふれる機会を作りたかったからです。ふるさと納税により寄付文化が浸透してきましたが、日本のGDPにおける寄付額は、欧米に比べ少ない結果[*2]となっています。その理由のひとつが寄付に接する機会が少ないからと考えています。寄付に関するグラフ他人のためにお金を使った人は、自分のために使った人より幸せ指数が高く、寄付することは家庭の所得を2倍にするのと同じくらいの幸福度に貢献するという調査結果[*3]を参考に、「寄付者」と「障がい者」がともに豊かになれるコンテストを目指します。“きもち”を“かたち”に障がい者の“きもち”をアートという“かたち”に。障がい者アーティストを応援したい“きもち”を寄付という“かたち”に。■クラウドファンディング詳細実施期間 : 2022年5月24日(火)~7月12日(火)URL : 目標金額 : 50万円支援金の使い道: コンテストの賞金リターン : コンテストの受賞作品を決める投票権1万円寄付 10票の投票権3万円寄付 30票の投票権 など継続的に障がい者アーティストが活躍する場として、年2回を目標にコンテストの開催を計画しており、寄付額に応じて優秀賞(賞金10万円)を増やし、より多くの障がい者アーティストの支援をして参ります。本来であれば当法人が運営するサイトからの寄付で賞金を含めた費用を賄いたいところですが、2022年2月に立ち上げ、認知度も低いため、今回は賞金分をクラウドファンディングで皆様のご協力を仰げたらと考えています。応募者制作中の様子■法人概要商号 : 一般社団法人キャンバス代表者 : 代表理事 中澤 俊太所在地 : 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-3-6 BIZMARKS麹町2F設立 : 2022年2月事業内容: アートを通じた障がい者支援URL : ■参考にした文献/書籍/データ[*1] 令和3年内閣府「障害者白書」参照[*2] 日本ファンドレイジング協会「寄付白書2021」[*3] エリザベス・ダン、マイケル・ノートン「『幸せをお金で買う』5つの授業」、KADOKAWA、2014年2月、185-192ページ【本件に関するお問い合わせ先】一般社団法人キャンバス 事務局お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月24日Twitterに、長男、長女、次男の日常を投稿している@seikunnoouchiさん。投稿者さんの次男には、『自閉スペクトラム症』と呼ばれる、発達障がいがあります。次男の場合、言葉を話せないものの、絵カードや手話によるコミュニケーションができるそうです。次男のため、長女は『サポートブック』を作成。『サポートブック』は、子供が家族以外の支援者と関わる際に、新しい場所や初対面の人とでも、安心して過ごすための大きな助けになるとされています。投稿者さんは、長女が作った次男の『サポートブック』に、感銘を受けたようです。長女(小6)が弟のプロフィールを作ってくれました。障害のある子には"サポートブック"があると知り、作りたくなったそうです。このプロフィールの良いところは、息子の良いところしか書かれていないことです。そして長女の想いも込められています。私も、人の良いところをもっと見ようと思いました。 pic.twitter.com/b6YM2LkQc6 — *イケメン自閉症せいくん*ブログ更新中* (@seikunnoouchi) May 14, 2022 『サポートブック』に書かれていたのは、次男が最近食べられるようになったもの、頑張っていること、特技や好きなものなど。次男のよいところだけを、長女は取り上げて書いたのです!『サポートブック』の最後には、次男へのメッセージも書かれています。次男を普段からよく見ており、大切にしている長女の人柄が伝わってきますね。投稿者さんは、長女が作った『サポートブック』を見て、「人のいいところをもっと見よう」と気付きを得たようです。長女が次男のために作った『サポートブック』に、多くの人が心を打たれました。・最後のひと言で涙腺崩壊しました。愛情がいっぱい詰まった、素敵なプロフィールですね。・読んでいて、朝から涙が…。人として、何が大切なのかを学ばせてもらいました。・人の悪いところだけを見ようとするのは簡単ですが、いいところだけ見るのはとても難しいことだと思います。 それができるお姉ちゃんは素敵ですね。長女は、次男が周囲の人たちとコミュニケーションを取ることが難しいと思ったのでしょう。自分のよいところだけを探してまとめた『サポートブック』があると、周囲に馴染んでいきやすくなりますよね。また、それは日々の生きる糧となり、心を支えてくれるはずです。次男を常日頃想っている、長女が作ってくれたものなのですから。[文・構成/grape編集部]
2022年05月18日咲田栞里 著『発達障がい・グレーゾーンの子どもがのびのび育つ接し方と言葉がけ』2022年5月12日刊行株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は咲田栞里 著『発達障がい・グレーゾーンの子どもが のびのび育つ接し方と言葉がけ』 を2022年5月12日に刊行いたします。大切なのは、お子さんの“特性”に合わせた接し方発達障がい・グレーゾーンのお子さんをお持ちの親ごさんにとっては、進学、クラス替えなどがある新年度最初の1カ月は、お子さんがうまく環境になじんでくれるだろうか、といつも以上に気が休まらない日々をお過ごしかもしれません。本書の著者であり、“ハンデのある子どもの育て方アドバイザー”の咲田先生は、発達障がいやグレーゾーンは、発達の“特性”であり、それは、お子さんの個性、そして、強みになりえるものだとおっしゃいます。その個性を活かし、強みにしてあげるには、世の中の「普通」や「平均」に合わせた育て方ではなく、お子さんの特性に合わせた育て方・言葉がけが重要です。本書は、年間のべ2000人以上の発達障がい・グレーゾーンのお子さんをサポートし続けてきた著者が、お子さんの特性を伸ばすために必要な考え方や接し方、適切な言葉がけをご紹介しております。すぐに活用できるものもありますので、お役立てください。※以下、本書より一部抜粋要約発達に特性があることもお子さんの個性です障がいの程度や現れ方、感覚の敏感さなどは、1人ひとり違います。お子さんならではの特性、個性を見ていくことが大切です。人それぞれ苦手なこともあれば、得意なこともあります。発達障がい・グレーゾーンのお子さんも同じで、他のお子さんと比べて苦手なことがあっても、お子さんだからこそできること、得意なことがあります。お子さんが特性を生かして活躍する例・高い探求心と自身のこだわりを活かし、特定の分野のスペシャリストとして活躍する・高い知的好奇心や、発想力、アイデアを活かせる自由度の高い職業で活躍する・教室へのタブレットの持ち込みなど、合理的配慮によって学力を伸ばす特性のある子の心が育つための接し方と言葉がけ 例肯定・ポジティブ・質問・委ねる・感謝を伝える特性のある子の心が育つための接し方と言葉がけ 例お子さんには、「否定・ネガティブ・詰問・強制・当たり前」にあたる言葉ではなく、「肯定・ポジティブ・質問・委ねる・感謝」の言葉を使いましょう。発達に特性のあるお子さんは、できないことも多いため、周りから否定されたり、ネガティブな言葉を言われたりする場面も多いです。できることなら聞きたくありません。「肯定・ポジティブ・質問・委ねる・感謝」の視点、言葉で伝えることで、お子さんにとっては、新鮮で嬉しい内容となり、話を聞こうとします。言葉かけ例否定:「早くしなさい。遅れるでしょ」➡肯定:「早くできたら、間に合うよ」ネガティブ:「片づけないとだめでしょ」➡ポジティブ:「きれいになると気持ちいいよね」スキンシップで楽しく学ぶ発達に特性のあるお子さんの中には、肌が敏感で直接触れられるのが苦手だったり、人と向き合うことが苦手で恥ずかしがったりするお子さんもいらっしゃいます。そういうお子さんは、ゲームを活用したスキンシップで、他の人と触れ合うことに慣れていくようにするのもいいです。遊びやゲームにすることで、スキンシップをはかるだけでなく、お子さんたちにとって、コミュニケーションのヒントになったり、言葉を身につけることができたりします。本書で紹介するゲーム例・伝える力と聞いたことを形にする力を養うゲーム・「前向きな言葉」を考えることで自己肯定感を高めていくゲーム・こんな時、なんて言う? あなたならどうする? どんな気持ち? を考えるゲームなど「前向きな言葉」を考えることで自己肯定感を高めていくゲームサポートブック(お子さんの取扱説明書)をつくりましょうサポートブック(お子さんの取扱説明書)書き方例進学や新学期によるクラス替えなどがあると、新しい先生やお友達は、お子さんのことをよく知りません。そのため、悪気なくお子さんに適さない接し方、言葉かけをしてしまい、お子さんが傷ついたり、トラブルになってしまいかねません。お子さんのことを先生に理解してもらうために、こういうことにこだわりがある、こういう性格で、こういう特性があって、ということをメモしたお子さんの取り扱い説明書となる「サポートブック」をつくり、お渡ししましょう。そうすることで、お子さんの特性に合った接し方、言葉かけをすることができ、お子さんにとってもより適した環境にしてあげることができます。書籍情報表紙タイトル:発達障がい・グレーゾーンの子どもが のびのび育つ接し方と言葉がけ著者:咲田栞里ページ数:208ページ価格:1,540円(10%税込)発行日:2022年5月12日ISBN:978-4-86667-355-4 amazon: 楽天: 目次第1章子どもに合った接し方は特性を知ることから見つかる第2章子どもの成長を支えるための接し方第3章特性のある子の心が育つための接し方と言葉がけ第4章特性のある子の親として整えておきたいあり方第5章なかなか聞けないお悩みQ&A10巻末付録お子さんのことについていつでも頼れる相談窓口著者プロフィール咲田栞里(さきた・しおり)著者:咲田栞里「特性ある子供の能力を引き出す」発達支援トレーナー合同会社フォルテアンワークスジャパン 代表1973年生まれ。岡山県出身。両親から育児放棄に遭い、養父母のもとで育つ。23歳でシングルマザーとなり、飲食店勤務などを経て高齢者介護、知的障がい更生施設、障がい 者居宅介護の仕事に従事し、33歳から障がい福祉サービス業に勤務。発達に特性があっても充実した日々を過ごすためには、親へのサポートが重要だと感じ、 障がい福祉事業の会社 合同会社フォルテアンワークスジャパンを設立。 年間のべ2000人以上の発達障がい・グレーゾーンのお子さんのほか、不登校・引きこ もり、障がいのあるお子さん等の支援を行っている。社会に送り出した卒業生の多くが実際に活躍している。また、親自身も自分の心を大切にし、心に余裕を持てる子育てを提案するなど、孤独な子育てをしている親のサポートも行っていることから、全国から発達障がい・グレーゾーンのお子さんを持つ親ごさんの相談を受けるようになる。 現在は、SNS、講演等で、情報・アドバイスを発信し、発達障がい・グレーゾーンの子どもの育児に励んでいる親、教育関係者を応援し続けている。【報道関係各位】『発達障がい・グレーゾーンの子どもがのびのび育つ接し方と言葉がけ』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月11日知的障害・自閉症スペクトラムで療育園に通う、5歳のえぬくんと、えぬくんママの日常を紹介するYouTube「えぬくんちゃんねる」をご存知でしょうか。 知的障害・自閉症スペクトラムのえぬくん(5歳)は、ママとパパと3人暮らし。強いこだわり・かんしゃくはあまり無く、おしゃべりは喃語(なんご)が多く踏切の音の「カンカンカン」や「やったー」など、数語話すこともあります。愛嬌があって、人と関わることが大好きです。 「障害はあるけれど、こんなに可愛くておもしろいえぬをみんなに見てもらいたい。困りごとや悩みを共有できるきっかけになれば」とYouTubeを始めた、えぬくんママ。 今回は、1番大変な時間と言っても過言ではない、帰宅〜お風呂に入る前までのワンオペ・ナイトルーティンを紹介します。 15:00療育園にお迎え自転車で療育園にお迎えに行き、帰るところから動画はスタート。えぬくんは、1歳10カ月から療育園に通っています。3歳までは週5日で通っていましたが、現在は週4で療育園、週1で作業療法に通っています。 ※療育園とは:障害を持つ子どもの発達を支援する施設※作業療法とは:運動や遊びを通して発達を支援する療育のこと 自宅ですが、マンションのエントランスで必ずピンポンを押したいえぬくん。自宅ドア前のピンポンも押して、ドアが開くと靴のまま自宅へ突入! ママさんが追いかけます。 ゆる〜くトイトレを実践中という、えぬくん。 療育園ではパンツですが、まだまだ成功しないので家ではおむつに履き替えます。療育園からは、毎日お漏らししたパンツとズボンを大量に持ち帰ります。 16:00えぬくん大好きなお米を催促 えぬくんは白いご飯が大好き! 療育園で、お昼ごはんもおやつも食べているえぬくんですが、大好きなお米が炊き上がるのを待ちきれず、茶碗を持って「お米をください」アピールしています。 ママが夕食を作っている間、えぬくんはお気に入りの毛布を持ってYouTube鑑賞。大好きな電車や自分のYouTubeを観ていることが多いそうです。 16:30早めの夕食 えぬくんが待ちきれず、16時半ごろに早めの夕食スタート。おかわり地獄が始まります(笑)。茶碗2つをママに向けて、「ご飯を入れて!」とアピールをするえぬくん。多いときは3個の茶碗を出すそう(気分によって、食べてくれない日もあるそうです)。 白米の上の部分だけを食べては、何度もおかわりのポーズ(ママに向けて茶碗を差し出します)。おかずのソースを何度も「かけて!」とアピール。何度も席を立たないといけないので、ゆっくり食べることもできず、ママもイライラMAX! おかわりでは大きな声を出したり、机を叩いたりする様子は見られませんが、何度もご飯とソースを要求されるのでついにママが拒否! すると、床に寝転んで抗議します。機嫌が悪くなって対応がさらに大変になってしまうので、つい要求をきいてしまうそう。 おかわり地獄の食事タイムが終わったら、ママはお風呂のお湯をためている間に食器洗い。パパは仕事で帰宅時間が遅いので、一緒に夜ごはんを食べられるのは週1回くらいです。 18:00お風呂えぬくんは、お風呂が好きなので嫌がらずに入ってくれることが多いそうです。 18:30 お着替えまだ、自分でお着替えはできないので、ママに着替えさせてもらいます。 19:00 寝る準備が完了動画はここで終了。少し遊んで20:30頃には寝室へ移動しますが、寝室に行くとハイテンションになるえぬくん。ママさんは隣で寝たふりをして寝かしつけますが、寝たと思ってもベッドを出るときに何度も気づかれてしまい、結局寝るのは23時ごろ。もっと遅くなるときもあるそうです。えぬくんに終始やさしく微笑み、正面から向き合って接しているえぬくんママさん。特性のあるお子さんの子育ては大変だと思うのですが、えぬくんと笑顔で楽しく過ごしている日常を見ていると、ほっこりやさしい気持ちになります。 この動画には「怒らず、できる限り要求に応えてあげてるママさん本当にすごい」「優しくていつも笑顔で明るくて、尊敬しかない」など、ママたちから多くの賞賛コメントが多数寄せられていました。えぬくんママさんのやさしい子育ての様子に、励まされるママも多いようです。著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年04月28日79年10月に発生した大崎事件――殺人罪で懲役10年を満期出所した94歳の女性がいる。知的障がいのある人の供述によって、物的証拠もなく逮捕された原口アヤ子さんだ。再審請求をしても、その手前の「再審を行うか、否か」で27年間も闘わなければならなかったのだ。40年たった現在も、一貫して無罪を訴え続ける彼女を支える弁護士・鴨志田祐美さん(59)は、事件と自身の半生を重ねたノンフィクション「大崎事件と私~アヤ子と祐美の40年」(LABO)を出版するなど、事件の周知に力を尽くしてきた。鴨志田さんに、闘いの日々を話してもらった。鴨志田さんは、司法修習生時代から19年、大崎事件に関わり、現在は、再審弁護団の事務局長を務めている。これまで3度、再審(裁判のやり直し)を請求したが、すべて棄却され、現在、4度目の再審請求を鹿児島地裁に申し立てている。「大崎事件では、これまでに地裁で2回、高裁で1回、再審開始決定が出ています。ところが、いずれも検察官の不服申し立てにより、開始決定が覆された。つまり、アヤ子さんは『有罪か無罪か』ではなく、『再審を行うか、否か』で、27年もの間、闘わざるをえなかった。これを私たちは『再審妨害』と呼んでいます。日本の法律のルーツとなったドイツではすでに『検察側の不服申し立て』は廃止されています。いまの日本の再審制度そのものを改正しなければ、冤罪被害者は救われません」熱い思いが迸る。鴨志田さんのこの一途な情熱は、いったいどこからきているのだろう。■学生時代に司法試験に挑戦したが不合格3回。40歳、一念を通して合格した鴨志田さんは62年9月7日、鹿児島県で誕生。横浜市で育ち、小4のときに鎌倉へ引っ越している。「3歳下の弟は双子でしたが、妊娠8カ月での早産で、1人は生後5時間で亡くなりました。一命を取り留めた弟も仮死状態で、重い障害が残ってしまって……」一家は、知的障がい児に手厚い小学校が鎌倉にあると勧められ、転居を決めた。「横浜でお山の大将みたいに振る舞っていた私は、鎌倉に転校早々、イジメにあって……」しかし、そこで負けないのが鴨志田さんだ。ほかの転校生と手を結び、学級会で訴えた。「私たちは、あなた方が思っている人間じゃない。誤解しないで!」自分で自分の弁護をする。将来、弁護士になる芽が、すでに出はじめていたのかもしれない。とはいえ、当時の夢は、音楽か演劇で芸術の道へ進むこと。中学校では演劇部を創設し、ミュージカルを上演。バンドも結成して、ボーカルとキーボードを担当した。湘南高校入学後も、中学時代のバンド仲間と他校の文化祭に飛び入り参加して演奏した。その音楽漬けの毎日が一変する。映画配給会社に勤務していた父が緊急入院し、自宅に戻ることなく逝去してしまった。享年48。鴨志田さんは17歳だった。早稲田大学法学部に合格したのは翌年の春。大黒柱を失った母は、弟を連れて故郷・鹿児島へ戻った。酒場のピアノ弾きから学習塾の講師と、アルバイトを掛け持ちしながらの学生生活。法学部とはいえ、司法試験受験の余裕などなかったが、就活の時期になり、女子大生の就職の厳しさに愕然とする。「実力があっても、母子家庭、自宅外という理由での不採用は理不尽で耐えがたかったですね」司法試験なら実力勝負だ。鹿児島に戻って、塾講師をしながら司法試験の勉強に取り組んだ。しかし、3回連続で最終合格に届かず、26歳で再上京。司法試験予備校などを運営する会社に入社し、鴨志田安博さんと出会って、2年後、上司だった安博さんと結婚する。「出会った当時から、夫は『司法試験は諦めたの?再挑戦してみては?』と、勧めてくれました」妊娠がわかると、夫とともに退職し再び鹿児島へ移住。91年10月15日、長男・玲緒くんを出産した。それでも鴨志田さんは、諦めない。常に突き進む人だ。子育てをしながら、「脳がさびつかないように」と、行政書士などさまざまな資格を独学で取得。00年、長男が小学校3年生になったタイミングで、司法試験に再挑戦した。夫はこう言って励ました。「あなたはサメと同じ。サメは浮き袋がないから泳いでいないと死んじゃうんだよね」合格率2~3%と現在よりずっと狭き門だった旧司法試験制度のもと、見事合格を果たす。02年11月。40歳になっていた。■供述者は知的障がいのある「供述弱者」。刑事裁判への信頼が崩れ落ちた「いま、うちの事務所では再審事件を手がけています」と、弁護士修習で配属された法律事務所の所長から、ぶ厚いファイルを手渡されたのが大崎事件との出合いだった。裁判記録によれば、79年10月15日、アヤ子さんの義弟が自宅横の牛小屋の堆肥のなかから遺体で発見され、事件が発覚。被害者の長兄(アヤ子さんの夫)と次兄が犯行を自供した。殺人と死体遺棄容疑で取調べを受けるうち、殺人はアヤ子さんの指示、死体遺棄は次兄の息子も加えた4人の犯行だったと、2人の自白が変化する。判決ではアヤ子さんが主犯、長兄、次兄、次兄の息子の3人は共犯とされた。共犯者3人は控訴もせず、服役。アヤ子さんだけは一度も自白していない。「あたいはやっちょらん!」と、否認し続け、最高裁まで闘ったが、有罪が確定してしまう。裁判記録を読み終えたとき、弁護士の卵だった鴨志田さんの手は震えていた。「あまりに審理がずさんすぎる。まず、共犯者3人の自白を支える客観的証拠は何ひとつ出ていない。被害者を絞殺した凶器とされたタオルさえ出ていないんです。しかも自白したとされる共犯者3人はいずれも知的障がいがあった。彼らは『供述弱者』です。思いをうまく言葉で伝えることができない。そんな彼らから、自白を搾り取っただけで、あっさり有罪にするなんて!この国の刑事裁判に対する信頼がガラガラと崩れていくのを感じました」怒りの原点には、彼女の弟の存在がある。大崎事件の共犯者3人より、はるかに重い障がいのある弟は、現在、施設で暮らしている。言葉はあまり話せないが、一人一人の個性を大切に伸ばしてくれる施設のおかげで、個性的な文字を書き、昨年末、DEAN&DELUCAのクリスマスオーナメント缶の文字に採用されたという。「その弟の縁で、私は知的障がいのあるたくさんの人と接してきました。障がいの程度はさまざまですが、一様に言えるのは、争いやもめごとが苦手で、強い口調で責められると固まってしまうこと。3人の共犯者も、取調べで強い口調で責められたら抗うことなどできなかったはず。事実と違うことを言わされ、服役させられた彼らも、可哀相な被害者なのです」■生きて再審無罪を勝ち取る第3号はアヤ子さんだと信じる京都市伏見区にある駅から徒歩数分の場所に、鴨志田さんの自宅があった。「学生さんが住むような7畳一間ですよ」と、笑う。駐車場込みで家賃7万円。とはいえキッチンにはバーミキュラの鍋やミル付のコーヒーメーカー。執務デスクにはバカラグラスがしまわれている。 「デスクは、弁護士仲間やお客さまが来たら、即座にバーカウンターへと変わります(笑)」鴨志田さんは昨春、拠点も京都弁護士会に移した。Kollect京都法律事務所に所属し、息子と同年代の若い弁護士たちと机を並べている。鹿児島の6LDKの自宅を手放し、還暦を目前に、京都で人生の再スタートを切った。4月からは、龍谷大学大学院修士課程で、講義を持つ。「京都周辺は、再審事件に力を入れている土地柄です。隣の滋賀県は、湖東記念病院事件という、近年、再審無罪を勝ち取った事件があります。その弁護団は京都の弁護士が多数加わっていることも移籍の動機になっています」昨年10月、大腸がんで闘病していた夫・安博さんを亡くした。「最後の2カ月は鹿児島に戻って息子夫婦と3人でタッグを組み、24時間付き添いました。最期は自宅のリビングで、眠るように息を引き取りました。彼の命を縮めたのは私。彼は必ず私を前に出してくれる人でした」自分の仕事をなげうって、妻を支えた安博さんの思いに報いるためにも、鴨志田さんは前を向く。彼女は、湖東記念病院事件で再審無罪を勝ち取った西山美香さんが、国と滋賀県を相手に起こした国家賠償訴訟の弁護にも加わる。西山さんは、生きて、再審無罪を勝ち取った女性第2号だ。「西山さんは『第3号はアヤ子さん』と言ってくれています。私も勝ち切らなければと思います」大崎事件の第四次再審請求審は1月28日、審理が終結した。あとは再審決定を待つのみだ。「アヤ子さんはまもなく95歳。彼女の命があるうちに、何としても無罪判決を勝ち取らなければ!」その瞳に、決してくじけぬ闘志の炎が燃えていた――。(撮影:永野一晃/高野広美)
2022年04月17日アートを通じて障がい者支援を行う一般社団法人キャンバス(所在地:東京都千代田区)は、寄付者が選ぶ障がい者アートコンテスト開催のため、障がい者アーティストの作品を2022年4月7日から募集を開始します。登録ページ: キービジュアル■「コンテスト」開催の背景障がい者の貧困率は、障がいのない方に比べ2倍以上という研究結果[*1]があります。支援手段のひとつとして、障がい者が描いた絵画に注目しました。障がい者は、プログラムの一環として福祉施設等で絵を描くことが多いのですが、誰の目にも止まらず埋もれてしまうケースもあります。特定のサイズやテーマを絞らず、時間をかけて作ったこれまでの作品も応募できるコンテストを実施します。■『コンテスト』の応募について作品原画を郵送することなく、障害者手帳をお持ちの方であれば誰でも簡単に参加できます。また代理での応募登録も受け付けております。(応募作品は、著作権、商標権、肖像権など第三者の権利を侵害しないものに限ります。)募集期間:2022年4月7日~6月15日賞品 :最優秀賞:20万円優秀賞 :10万円 ※寄付額によって優秀賞の本数は変動します参加方法:公式ホームページの応募フォーム(下記URL)より投稿 提出物 :作品(作品を写真に撮るか、もしくはスキャンして画像ファイルとして送信すること)選考方法:寄付者による投票(特設寄付サイト上の、寄付額に応じて選考)その他 :企業とのコラボで商品化やデザイン利用された場合、別途報酬をお支払いいたします。(その際は原画の郵送が必要になる場合があります)■『コンテスト』について寄付者の投票によって、最優秀賞と優秀賞が選ばれるコンテストです。寄付者が応援したい作品を選び、直接選考に携わる形式にした理由は、より多くの方が障がい者アーティストの作品に興味を持つきっかけを作ると同時に、寄付にふれる機会を作りたかったからです。ふるさと納税により寄付文化が浸透してきましたが、日本のGDPにおける寄付額は、欧米に比べ少ない結果[*2]となっています。その理由のひとつが寄付に接する機会が少ないからと考えています。日本の寄付について他人のためにお金を使った人は、自分のために使った人より幸せ指数が高く、寄付することは家庭の所得を2倍にするのと同じくらいの幸福度に貢献するという調査結果[*3]を参考に、「寄付者」と「障がい者」がともに豊かになれるコンテストを目指します。“きもち”を“かたち”に障がい者の“きもち”をアートという“かたち”に。障がい者アーティストを応援したい“きもち”を寄付という“かたち”に。■法人概要商号 : 一般社団法人キャンバス代表者 : 代表理事 中澤 俊太所在地 : 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-3-6 BIZMARKS麹町設立 : 2022年2月事業内容: 障がい者アーティストのブランディングURL : 参考にした文献/書籍/データ[*1] 令和3年内閣府「障害者白書」参照[*2] 日本ファンドレイジング協会「寄付白書2021」[*3] エリザベス・ダン, マイケル・ノートン「『幸せをお金で買う』5つの授業」,KADOKAWA,2014年2月,185-192ページ【本件に関するお問い合わせ先】一般社団法人キャンバス 事務局お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月07日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードを2本ご紹介します!「無神経なママ友」うちの長女には障がいがあります。ある日のママ友との会話が長女の障がいのことになり…。「障がいって遺伝だけではなく誰のところにも障がいを持って産まれてくることがある」「お母さんが悪い訳じゃないよ」と私が以前お世話になっている先生から言われたことを話しました。私は自分を責めた時期もあったのでその言葉が嬉しかった、という気持ちで話したのですが…。ママ友は食いぎみで「じゃあ私も!?産むかも知れんってこと!?」と言ってきて…。それから私はこのママ友には長女の話をしなくなりました。(女性/パート)「水を差すママ友」ママ友とわが家でクリスマス会をしたときのことです。わが家の子ども達はわりとのびのびしており「パーティーなのだから」とお菓子やジュースも喜んで食べて飲んでいました。しかし、ママ友の子どもは普段からあまり甘いお菓子など食べていないようで「〇〇ちゃん、こんなの食べたらダメよ」と私や私の子ども達の目の前で、そう言っていて…。とてもモヤっとしました…。(女性)こちらの気持ちはお構いなしで対応してくるようなママ友だと、距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年04月03日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!「孫の成長に口出しする義母」私がまだ新婚当時、長男を嫁の実家に連れて行ったときの話です。長男は障がいを抱えていたため、私たち夫婦は彼の成長をゆっくり優しく見守っていました。3歳だった息子はまだ二本足で歩くことができず、ハイハイで歩いていました(ハイハイで歩くスピードは速かったです)。それを見た義母は私たちに「ちゃんと孫をしつけなさい!」と説教してきたのです…。義父は「まあ、いいじゃないか」と言ってくれましたが…私たちは悩みました。結局長男が保育所に通った所、問題は解決しました。(サービス業)「距離ナシな義理の妹」義理の妹の衝撃的な言動に引きました。初対面から人の前でいちゃついたりと気になることはあったのですが、私の両親にいきなりタメ口で話しかけていて驚きました…。まだそんな会ったこともなく、親しくもないはずなのに…若いって怖いなと思いました。親は気にしていないようでしたが、見てて良い気はしなかったです。(会社員)いかがでしたか?こんな義実家と付き合うとなると骨が折れそうですね。せめて旦那さんだけは味方でいて欲しいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年04月02日障がいを抱えた弟と心が壊れてしまった母親との生活を描いた大人気マンガシリーズ、「弟が生まれて壊れた母との18年間」。 今回は作者のかっぱ太郎(@kappataro3)さんに、漫画執筆のきっかけなどをインタビューしました。「弟が生まれて壊れた母との18年間」みどころきれいで優しい母親との幸せな生活を送るあさこさんでしたが、“障がいのある弟”が生まれてから、生活は一変。母は弟に付きっきりになり、食事の用意も忘れるほどになります。弟の心無い行動で、色々と辛い思いをするあさこさん。しかし、母はそんなあさこさんには構わず、弟のことばかり…。
2022年03月31日女性特有の障壁や悩みを解決アディダス ジャパン株式会社は、女性のインクルーシビティ(人種、性別、体型、障がいなどにかかわらず、すべての人を受け入れること)にフォーカスを当てた新キャンペーン「I’m Possible / ジブンを信じきる。」に併せ、国際女性デーである3月8日(火)から、女性ランナーが感じる障壁や悩みを解決する様々な活動をスタートさせました。この取り組みは2020年より継続しているグローバルブランドキャンペーン「Impossible Is Nothing」(「不可能」なんて、ありえない。)の一環です。仕事や子育てによりランニングの時間が作りにくい、夜間のランニングが怖い、バストの揺れが気になる、といった女性特有の壁や悩みを解決するため、同社のコミュニティ「ADIDAS RUNNERS TOKYO」にて、女性限定のランニングセッションなどを開催します。ウルトラブースト22のニューカラーモデルもまた同社は、女性のみで構成されたチームにより女性のために開発されたプレミアムランニングシューズ「Ultraboost 22(ウルトラブースト 22)」の新色や、プロアスリートが着用する最新モデルを2022年3月3日(木)から一般発売しています。セッションでは、ウルトラブースト22やランニング用ハイサポートブラの貸し出しも実施予定です。(画像はプレスリリースより)【参考】※アディダス オンラインショップ
2022年03月20日「本当は、そうだったのね」知的好奇心をくすぐる日本史の授業面白い本ができました。(房野史典氏)ここまでかみ砕いて日本史をわかりやすく解説した本はこれまでになかったはずです。(河合敦氏)著者のお二人がこのように話す『超現代語訳×最新歴史研究で学びなおす面白すぎる!日本史の授業』 が2月24日(木)に発売されました!近年の歴史研究の進展には、目覚ましいものがあります。本書は、そんな変わりゆく日本史を、歴史好き芸人・房野史典氏が超現代語訳で面白く、そしてNHK歴史探偵でおなじみ河合敦氏が最新歴史研究からアカデミックに洗いなおした一冊。今回は本書の信長のパートから、そのさわりをちょっとだけ抜粋してご紹介しましょう。信長、今過渡期です※以下、房野氏パート 本文よりこれまでの信長のイメージを端的に申し上げるなら、「古い体制にツバを吐き、革新的なアイデアと戦術で天下統一に野心を燃やした、戦国時代の風雲児」といったところでしょうか。伝統や慣習を歯牙にもかけず、たとえ相手が幕府や神社仏閣であろうと、合理性がなければぶっ潰す。その論理は家臣の起用にも反映され、身分の低い者でも実力があれば重職に登用したが、仕事ができなければ勤続年数の長さにかかわらずクビを切った。しかし、並み居る強敵をなぎ倒した圧倒的な力は実に魅力的で、「好きな歴史上の人物」といったアンケートでは必ずと言っていいほど上位にランクインする、鉄炮つかんだらマジでナンバーワン東海代表トップランカーだ、というのが僕らのイメージする織田信長だったんですが……。織田信長のイメージ近年の信長評は一変しております。革新的や破壊者といった原液が薄められ、これがカルピスならもはや白濁したただの水、と言うように、信長を信長たらしめた特色がことごとく〝なかった〟ものになってるんですね。「信長を信長たらしめた特色」の中の「楽市令」について河合氏は次のように述べます。楽市・楽座は信長オリジナルではなく、多くの大名がすでにやっていたこと?※以下、河合氏パート 本文より楽市令というのは、特権的な同業者(商人、職人)の組合(座)を認めず、市場税なども免除して誰もが自由に商売に参入できるように命じた法令です。よく日本史の教科書では、安土山下町(安土城の城下町)に発布された楽市令が原文で紹介されています。しかし研究者の柴裕之氏は、「長らく『革命児』信長のイメージのもと、信長による画期的な事業として位置づけられてきた。しかし『楽市楽座』は各地の戦国大名のもとでもおこなわれていたこと、また、その背景には、それぞれの地域の固有の地理的条件や歴史的状況があったことが明らかとなって」おり、「安土山下町の場合、織田権力の拠点と化したことで急ぎ開設された新興都市であったという地域事情から、この都市の振興のための措置が必要とされた」のだとし、座によって「市場流通が支障なく運営されるようであれば、座を保護する姿勢を示した」(『織田信長戦国時代の「正義」を貫く』平凡社)と述べています。つまり、教科書の記述にあるような、伝統的な既得権益集団である座を容赦なく解体し、各地の市場の税を撤廃して自由な商活動を認めたのが信長の功績だとする見方は、もう古くなりつつあるのです。いかがでしたでしょうか?今回は本書に収録されている、信長のお話のほんの一部を紹介させていただきましたが、本書にはその他にも秀吉、家康、龍馬などの超人気の歴史上の人物や、奈良の大仏造立や蒙古襲来、関ケ原の戦いなど、誰もが知る歴史上の出来事について、「実はそうだったね」というお話がたくさん詰め込まれています。歴史に興味がなくても、子どもからお年寄りまで、笑い驚きながらスラスラと読めてしまう本書は、すべての人の知的好奇心をくすぐり、大人の学びなおしにもお勧めの一冊です。著者プロフィール河合 敦(かわい・あつし)著者:河合 敦1965年、東京都町田市に生まれる。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。都立紅葉川高校、都立白鷗高校、文教大学付属高等学校などをへて現在、多摩大学客員教授。早稲田大学で非常勤講師もつとめる。著書多数。「歴史探偵」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)、「日本史の新常識」(BSフジ)、「にっぽん! 歴史鑑定」(BS―TBS)、NHKラジオ「ごごカフェ」などテレビやラジオにも多数出演。「ぬけまいる」「大富豪同心」などNHK時代劇の時代考証も多く手がける。[受賞歴]第17回郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社)/第6回NTTトーク大賞優秀賞/2018年雑学文庫大賞(啓文堂主催)房野史典(ぼうの・ふみのり)著者:房野 史典1980年岡山県生まれ。名古屋学院大学卒業。お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」のツッコミ担当。無類の戦国好きで、歴史好き芸人ユニット「ロクモンジャー」を結成するなど、意欲的に歴史普及活動を行っている。子どもたちに歴史の面白さを教える授業(YouTube『STUDY FREAK』など)も好評で、歴史専門家からの信頼も厚い。著書多数。書籍情報表紙タイトル:超現代語訳×最新歴史研究で学びなおす 面白すぎる! 日本史の授業著者:河合敦房野史典ページ数:300ページ価格:1,650円(10%税込)発行日:2022年2月24日ISBN:978-4-86667-366-0 amazon: 楽天: 目次PART 1飛鳥時代~室町時代PART 2戦国時代/安土桃山時代PART 3江戸時代/幕末 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月01日優しい飼い主さんと暮らす猫のブレックファースト・サンドイッチは、小脳低形成という病気を患っています。そのため、うまく歩けない時がありますが、毎日を元気に過ごしていました。障がいをもつ猫におもちゃをあげようとしたら?ある日、飼い主さんはブレックファースト・サンドイッチにドーナツ型のおもちゃをあげようとしました。「ここにおもちゃがあるよ」と猫に話しかけると、なぜか犬のスープが近付いてきます。「あなたに話しかけたんじゃないんだけど…まあいいわ」と、スープにおもちゃをあげる飼い主さん。すると次の瞬間…スープが飼い主さんが驚かせた理由がこちらです。@little.tunnyLOVE IS REAL♬ original sound - Little Tunny隣の部屋へ戻ったスープは、おもちゃをブレックファースト・サンドイッチの前に置きます。スープは、ブレックファースト・サンドイッチのためにおもちゃを取りに行ってあげたのです。そのことに気付いた飼い主さんは感動。「どうもありがとうね」とスープをなでてあげました。この動画には170万件の『いいね』が集まり、スープの優しさを称賛する声が寄せられています。・猫に対してこんなに優しい犬を初めて見たよ。・いい子すぎる!涙があふれた。・この猫には介助犬がついているんだね。誰に教わったわけでもなく、ブレックファースト・サンドイッチのサポートをしているスープ。ブレックファースト・サンドイッチが子猫の頃から一緒に過ごしているので、たまに助けが必要だということが分かっているのでしょう。犬の賢さと思いやりの深さには、本当に驚かされますね。[文・構成/grape編集部]
2022年02月28日皆さんは周りの人たちと上手く付き合えていますか…?中には人間関係がややこしくなったり、いらぬ恨みを買うことも…!?。 今回は実際に募集した職場トラブル体験談エピソード「勤務日数の変化」をご紹介します!「勤務日数の変化」私は、“障がいを持つお子さんを預かる仕事”をしています。もうすでに5年は働いており、パートタイマーですがベテランの域に入っている私。娘が1人おり将来の学費のことを考えると、体が元気なうちになるべく働いて貯金をしておこうと扶養控除のギリギリまで働いていました。もちろん、この仕事が好きで“続けられると思っていた”のですが…。職場の経営体制が変わり…2年ほど前に職場が吸収合併することになりました。条件の変更などはなかったので、私は継続して働くことに。ただ、新しい社長は必要もないのにどんどん新しい職員を入れているのです…。しかも雇うのは正職員。正職員の労働時間を減らすわけにはいかないので、私たちの勤務日数を減らされることになってしまいました。そして給料は勤務が少ない月は“今までの半分”に…。相談したものの…このまま黙っているわけにはいかないので、責任者に相談しました。いろいろと言われましたが、結局は正職員の勤務は減らすことができないので、これ以上は入れてあげることはできないの一点張り…。長い間子どもたちのために一生懸命働いてきて、それなりに評価もされてきたと思ったのですが、別にあなたでなくてもいいといわれたような気分でした。しばらくはやるせない気持ちで過ごしていました。新しい職場を…今現在、我が家は受験生を抱えていることもあって、コロナを理由に仕事をお休みしております。というのは半分表向きで、転職活動をしています。正直悔しいのですが、いつまでもこの感情にとらわれていては前に進みませんし、給料はどう頑張っても増えることはありません。いつか、辞めてよかったと思えるようにこの先も頑張るつもりです。パートで働いている人の立場はどうしても弱くなってしまうことがあるようですね。そんな職場は早々に見切りをつけて、新しい所を探したほうがいいのかもしれません…。以上、職場トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年02月16日昭和5年創業、年間2千万冊以上のノートを製造する大栗紙工株式会社(所在地:大阪市生野区/代表取締役社長:大栗康英)の、発達障がい当事者の声から生まれた「mahora(まほら)シート」が、人気文房具屋さんが世の中で最も価値のある逸品を選定する「文房具屋さん大賞2022」デザイン賞を受賞しました。■“細部にこだわった誰でも使いやすいデザイン”など審査員からのコメント『発達障がいの特性を持つ人が使いやすいノートを作るというコンセプトでスタートした「まほら」。白い紙がまぶしい、罫線が認識しづらいなど、健常者が考えたことのなかった視点を広く世に知らしめたが、そうして完成したノートは発達障がい当事者でなくても使いやすいことは、驚きの副産物であった。新作はノートに綴じず、シートのままということで、レポート用紙としても、また穴を開ければファイリングもできるようになり、すべての人が使いやすいユニバーサルな商品』『「あったらいいな」をかき集めて形にしたシート!この心地よさは今後の世界標準になる』『これまであまり注目されてこなかったことを見直しながら、おしゃれでもあるところがいい』など審査員からのコメントをいただきました。選べる罫線、選べるカラバリ!文房具屋さん大賞デザイン賞ロゴ■それぞれが抱える多様な困りごとの解消を目指して「mahoraノート」は、発達障がい者を支援するOffice UnBalance(所在地:大阪府茨木市/代表:元村祐子)と共に、当事者約100人の声を集めて開発したものです。「光の反射を抑えた中紙」「識別しやすい罫線」「シンプルなデザイン」が特徴です。2020年2月の発売後に寄せられた「支援学級では使用方法の自由度がより高いシートタイプがほしい」という声に応え、2021年2月に発売したmahoraシートが、このたび受賞となりました。今後も、少数派であっても困りごとを抱える人に寄り添った製品づくりを目指します。【文房具屋さん大賞】 文房具屋さんは、文房具の目利きとして日々、現場を仕切るプロである。そんな人たちが、世の中で最も価値のある逸品を選定する「文房具屋さん大賞」が2013年にスタート。今年も、文房具ファンにはおなじみの人気文房具屋さん11社から最強の審査員が集結。審査員や各メーカーより推薦のあった文房具の中から、デザイン、機能、アイデアごとにポイントをつけ、総合点で頂点を極めた「大賞」をはじめ、「デザイン賞」「機能賞」「アイデア賞」「各部門賞」を決める。主催:株式会社扶桑社 「文房具屋さん大賞」実行委員会審査参加社(あいうえお順):石丸文行堂、うさぎや、オフィスベンダー、コーチャンフォー、蔦屋書店、東急ハンズ、ナガサワ文具センター、ノベルティ研究所、丸善ジュンク堂書店、有隣堂、ロフト【審査員からのコメント】●細部にこだわった誰でも使いやすいやさしいデザイン発達障がいの特性を持つ人が使いやすいノートを作るというコンセプトでスタートした「まほら」。白い紙がまぶしい、罫線が認識しづらいなど、健常者が考えたことのなかった視点を広く世に知らしめたが、そうして完成したノートは発達障がい当事者でなくても使いやすいことは、驚きの副産物であった。新作はノートに綴じず、シートのままということで、レポート用紙としても、また穴を開ければファイリングもできるようになり、すべての人が使いやすいユニバーサルな商品として、市場が広がりそうだ。(高木芳紀氏)●「あったらいいな」をかき集めて形にしたシート!この心地よさは今後の世界標準になる。(猪口フミヒロ氏)●これまであまり注目されてこなかったことを見直しながら、おしゃれでもあるところがいい。(菅未里氏)【mahoraシート概要】mahoraシート概要mahoraオンラインストア: mahora紹介ページ : 【mahoraの特徴】●光の反射を抑えた、中紙を採用mahoraの中紙は、白い紙に比べ光の反射を抑えられる、13色の国産色上質紙の中から、発達障がい当事者の皆さまに選んでいただき、その中でもまぶしさがもっとも気にならなかった「レモン」「ラベンダー」「ミント」の3色を採用。また、今回採用した国産色上質紙は、通常のノートの中紙に比べ約10%程度厚くなっているので、強い筆圧でも紙がへこみにくく次のページへの影響が軽減されます。さらに紙肌がなめらかなので、消しゴムで消す際も紙がクシャクシャにならず綺麗に消すことができます。●行の識別がしやすい、mahora独自の罫線発達障がい当事者の皆さまの中には「中紙に印刷された罫線が見分けにくく、書いているうちに行が変わってしまったり歪んでしまったりする」との声がありました。それらの悩みを解消させたのが、アンケートやヒアリングによってうまれた、mahora独自の2種類の罫線です。●ノートの開きが良く、耐久性も優れた無線とじ製本長年ノート製造に携わってきた製本技術による業界トップクラスの高品質な無線とじ。ノートの開きが良いのでページの端まで文字が書きやすく、また耐久性にも優れているので長期間の使用でもノートがばらける心配はありません。●無駄な要素をなくしたシンプル設計「中紙に印刷された日付などの余計な情報が気になり集中できない」との声にも耳を傾け、中紙の印刷からは日付欄などの罫線以外の情報は全てなくしました。またそのことによって、横書き・縦書きも気にすることなく使える自由なノートになりました。【mahoraシートの特徴】・レポート用紙のように1枚ずつ自由に使えます。・簡単パンチ穴ガイド付きなので、穴を開ければバインダーにまとめて綴じることができます。レモン太細交互横罫使用例ラベンダーあみかけ横罫使用例バインダーにファイリング可能【『mahora(まほら)』という名前について】『まほら』は「住みやすい場所」や「素晴らしい場所」、「すぐれたよい所・国」を意味する日本の古語で、『まほろば』の元となった言葉です。私たちが作るノートがみなさまにとって「使いやすいノート」「心地よく使っていただけるノート」であってほしいという願いから、『mahora』と名付けました。そして日本だけでなく、多くの国の人々に使っていただけるノートになってほしいという願いも込めて、アルファベット表記の『mahora』としました。【発達障がいとは】発達障がいは、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。ですが、発達障がいはその特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、その人にあったやり方で日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、持っている本来の力がしっかり生かされるようになります。(出典:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」から)そうした発達障がいと診断された人は48万1,000人と推計されます(H28年「生活のしづらさなどに関する調査/厚生労働省」)が、実態は全人口の6%~7%は存在するとも言われます。その中には「視覚過敏」と呼ばれる特性を持つ人もいて、特定の光や色によって受ける視覚のストレスが大きく、日常生活に支障をきたしてしまうこともあり、例えばノートを開くだけでも辛いと言う人もいて、決して知的能力に問題があるわけではないにもかかわらず、学習に支障が出るケースと言うのも起こりうるのです。【会社概要】社名 :大栗紙工株式会社代表者 :代表取締役社長 大栗康英所在地 :〒544-0004 大阪市生野区巽北3-15-7設立 :創業 昭和5年/設立 昭和40年資本金 :1,000万円社員数 :32人事業内容:無線とじノートの製造 2,700万冊(年間)・電解水生成装置の販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月15日2021年8~10月に開催された、エッセイコンテスト『grape Award 2021』。『心に響く』というテーマを軸に、コロナ禍により変化した生活スタイルが続く中、自分の周りであった心温まるエピソードや、心が癒されるような体験談を募集しました。寄せられた376本もの応募作品の中から、最優秀賞が1作品、タカラレーベン賞が1作品、優秀賞が2作品、選ばれています。今回は、応募作品の中から優秀賞に選ばれた『心も温まるラーメン屋さん』をご紹介します。「今日のお昼ご飯は、何ですか?」「ラーメン」週末、電車の中で交わす息子との会話。息子は11歳。知的には1歳。自閉症。単語は少し言えますが、パターンになっていない会話は難しい。急に大きな声を出すこともあります。コロナ禍になり、マスクをすること、静かにすることが当たり前の世の中になった。しかし、両方苦手な彼にとってストレスな世の中になってしまった。そんな中でも、週末に通うトランポリン教室が楽しみだった。教室へ行く途中、外食をするのが習慣だった。しかし、コロナ禍になり、店内での飲食は、大声禁止。難しくなった。電車で教室に向かっている途中、西新井駅のホームへ降りた。立ち食いラーメン店があった。ここなら、外だし、電車が通るから大きな声を出しても誰も気にしないかも。しかし、彼にとって、食事は座ってするもの。立って食べることができるだろうか?ドキドキしながら挑戦。大丈夫だった。しかも、このラーメンをとても気に入った。それから、週末通うようになった。常連になり、店員さんと話すようになった。いつも息子に「こんにちは」「元気?」「おいしかった?」彼が答えることはほとんどないが、普通に話しかけてくれる。大体の人は、息子の障がいがわかると、私に話しかけてくる。もしかして、障がいがあることに気づいてないのかも?と思っていたある日、「ここにはいろんな人が来てね、ヘルパーさんと一緒にラーメンを食べにくる子もいるよ。ホームで大きな声でアナウンスの真似をしている子もいるよ。いつも大きな声で独り言を言っているから、聞こえないときは、今日はいないのかなと寂しくなってしまう。」と。私は、息子がいつも大きな声を出すたびに、ハラハラドキドキして、一生懸命止めていた。周りからの視線も気になり、皆に迷惑がられていると思っていた。それを、その子の存在と思ってくれる人がいてくれることに、とても心が救われ感動した。帰り際、いつも通り息子に「いつもいっぱい食べてくれるね」と。私は「ありがとうは?」と言葉を促した。すると、「言わなくてもわかっているから大丈夫」と、彼のペースを尊重してくれた。こんなに彼のことを理解してくれていることに、感謝の気持ちでいっぱいになった。私たち家族が安心して出かけることができる心のオアシスとなった。今週も、西新井の駅が近づくと車窓から外を見て、ワクワクする息子。らーめんの看板をみつけ、下車した瞬間「キー」と大きな声で叫びながら、ラーメン店に走っていく。その声を聞いて、「今日も来てくれたね」と、優しくほほえみかけてくれる店員さん。コロナ禍にならなかったら、なかった出会い。西新井駅のホームには、心も温まるラーメン店があります。grape Award 2021 応募作品タイトル:『心も温まるラーメン屋さん』作者名:イルミ※この作品は、3分7秒からご聴取いただけます。ほかの受賞作品も知りたい人は、こちらをご覧ください!grape Award 2021受賞作品が決定!心に響くエピソードがPodcastで楽しめる『grape Award 2021』詳細はこちら[文・構成/grape編集部](function($) { $(function() { if (window.playerjs) { var p = new playerjs.Player( document.getElementById("award_player") ); p.grid = location.href.match(/[0-9]+/)[0]; p.psnd = false; p.on(’play’, function() { if (window.gtag && !this.psnd) { gtag(’event’, ’play’, {event_category:’Audio’, event_label:this.grid + ":心も温まるラーメン屋さん", value:1}); this.psnd = true; } return; }); } return; });})(jQuery);
2022年02月09日「JFAグラスルーツ宣言」に賛同するチームを認定し、つながりを作ることで、グラスルーツの環境改善を目指すJFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度。引退なし、補欠ゼロ、障がい者サッカー、女子サッカー、施設の確保、社会課題への取り組み、という6つのテーマに、それぞれ賛同するチームが認可を受けています。今回グラスルーツ推進グループの松田薫二さんと荒谷潤さんがお話を聞いたのは、千葉県浦安市に拠点を置くフットサルチームバルドラール浦安デフィオの監督兼選手として活動する泉洋史さん。グラスルーツ推進パートナーとしてどんな活動をしているか伺いました。(取材・文:松尾祐希写真提供:バルドラール浦安)チャレンジフットサルでの集合写真(提供:バルドラール浦安)<グラスルーツ推進6つのテーマ>■障がいのある子たちを主体としたチャレンジフットサルなどの活動も松田:バルドラール浦安の下部組織としてデフィオは活動されていますが、具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか。泉:私たちはインクルーシブのチームとして活動しています。2014年に立ち上がったチームで、今は聴覚障がい者、知的障がい者、精神障がい者、視覚障がい者、健常者が在籍しています。その中で私たちのチームは主に2つの活動を行っています。1つ目は健常者のリーグにチャレンジする競技活動。2つ目は障がいのある子どもたちを主体としフットサル教室を主催する社会貢献活動です。私たちは競技と社会貢献の両方をやっていきたいと考えています。■チャレンジしたくてもできない状況があった2014年のチーム立ち上げ当初(提供:バルドラール浦安)松田:なぜデフィオやチャレンジフットサルの取り組みをされようと思われたんですか?泉:障がいのある方がチャレンジしたくてもできない状況があると知ったからです。聴覚障がいの方がプレーするデフサッカーの存在を知り、一般的な健常者のチームではなかなか馴染めないという声や、健常者のリーグにエントリーしたくても耳が聞こえない理由で受理されない事例があったみたいなんです。そうした現状を変えたいという気持ちでチームを立ち上げました。また、元々自分はバルドラール浦安のセカンドチームでトップ昇格を目指してプレーしつつ、特別支援学校の教員免許を取るために学校へ通っていたんです。そこで耳が聞こえない友人ができ、それがきっかけで聴覚障がい者のフットサルがあるというのを知りました。バルドラール浦安でトップチームを目指してやっていく夢を追いながら、仕事では特別支援学校の教員になりたい。自分が持っている二つの夢が合わさった世界があるかもしれないと気が付き、そこから関心を持つようになったんです。いろんなイベントに足を運び、チャレンジがしたくてもできない人がいることを知りました。今後の活動目標として、障がいがある人と健常者が一緒にプレーできる場をもっと作りたいと思うきっかけになりました。■聞こえる人、聞こえない人をセパレートしたら意味がないと思った松田:その中でバルドラールの下部組織としてチームを作られたのはどういう経緯だったのでしょうか?泉:実はバルドラールでチームを作ろうとは思っておらず、イベントで知り合った方々と一緒に、チームを作ろうという構想を立てていました。ただ、タイミング的にはFリーグでの挑戦を終えてからと思っていました。しかし、引退を決めた時にトップチームのコーチ就任を打診され、チームを立ち上げるのであれば、このコーチの経験が活きると思ったので、1年間やらせてもらいました。そこで経験を積んだので、いよいよチームを立ち上げようとなった時にその想いをクラブの方に伝えたら、浦安で立ち上げないかと言ってもらったんです。松田:バルドラールのどなたと話されたのですか?泉:バルドラールで当時監督をやっていた岡山さんと話していく中で、今経験していることを活かし、障がい者スポーツとフットサルが連携できるチームを作りたいと相談しました。そこで賛同を得て、最初は東京などで立ち上げる話をしていたんです。そこから塩谷社長とお話する機会がありました。自分としては障がいのある方がチャレンジできる場を作りたかったし、クラブとしてもFリーグのクラブとして社会貢献を行うメリットがあると考えていました。素人みたいなプレゼンだったかもしれませんが、社長に伝えたらやってみるかといってもらえました。ただ、チームを立ち上げていく中で、自分としてはデフメンバー主体としつつ、いろんな人が関われる場にしたいという想いがあったんです。もちろん、デフの人だけにしても良かったのですが、セパレートしたら意味がないと思っていました。ただ、聞こえる人はあくまでサポートとしての位置付けで、デフの人が主体になるチーム。そこからさらに高みを目指せるチームをイメージして作りました。■「健常者と戦う所に価値を求めている」正直な気持ちが受け入れられた松田:現在、デフィオは健常者とともに千葉県リーグの3部に所属しています。参加するための過程はかなり大変だったのでは?泉:そうですね。自分は前例を調べ、どこで断られたとか、どこでうまくいかなかった理由を聞いていたので、申請が通らない可能性があると思っていました。ですが、エントリーをして代表者会議があった時に、「実は僕たちは耳が聞こえないメンバーが大半で、コミュニケーションの部分で工夫が必要なチームです。健常者と一緒に戦うところに価値を求めているのでお願いします」という気持ちを話させてもらったところ、拍手をもらったんです。自分としては「なにそのチーム?」って思われると考えていたのですが、後から考えれば、バルドラール浦安の中にチームを作らせてもらったことも大きかったと感じます。皆さんが全く知らないチームではないので、スムーズにエントリーできたのかもしれません。■聞こえないことでの工夫を、「こうすればできるんだ」というチャレンジとして見せたい松田:実際に健常者の人たちと同じリーグを戦ってみての難しさはありましたか?泉:リーグに加盟した当初、ホイッスルが聞こえづらいのに一緒にできるの?という疑問を持たれていたんです。他のチームの方などはあまり言葉にされていませんが、実際にはあったと思うんです。でも、デフのメンバーはプレーを見て判断できますし、聞こえていなくても周りがサポートをしてきました。聞こえていなければ、ベンチから身振り手振りでサインを送ったり、手話も使って伝えたんです。一見大変に見えるところをデフィオなりに工夫してきました。やっぱり、健常者と同じステージで戦うことに価値がある。一般の人にこうすればできるんだとか、こんなチャレンジがあるんだと思ってもらいたいんです。僕自身も最初はこのチャレンジを躊躇していましたが、自分たちを見て新しいことを始めるきっかけにしてくれたら嬉しいですね。なので、リーグ戦を戦う上で色んな壁に当たりましたが、常にポジティブに考えて難しいことも工夫して乗り越えようという想いで取り組んでいます。■試合で笛を吹く際は、サポートできる体制をとっている松田:例えば、リーグ戦ではチームから第1審判以外のレフリーを出す必要があります。そこはどのようにされていたんですか?泉:デフィオのメンバーも審判の資格を取りに行きました。知り合いを通じて、講習会に手話通訳の方に来てもらい、補助することで審判資格を取得してもらいました。実際に試合で笛を吹く際は、自分も近くにいて、何かあったらサポートする体制を取っていました。3部の場合は第2審判と第3審判とタイムキーパーを努めますが、フットサルは第1審判と第2審判でジャッジをするので役割は大きいです。難しい部分もありますが、一緒の条件でオフィシャル業務も行っています。
2022年02月08日米沢織で作られたストールの企画・販売を行う、クレッシェンド・ヨネザワ(粟野商事株式会社ストール部、所在地:山形県米沢市)は、福祉施設と協力し、障がいを持つ方が描いた絵を広めるためのブランド「ニジハコ」を立ち上げ、先駆けに米沢市でニットストールを製作。多くの方に知ってもらい、支援してほしいという思いでクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて2022年1月10日までプロジェクトを実施いたします。「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト クラウドファンディング開始■開発背景3年前、福祉施設で描かれた一枚の絵と出会い、この素晴らしい絵を沢山の方に伝えたいと思いプロジェクトを始めました。「描く人」「作る人」「使う人」みんなが笑顔になるよう願いを込めて、「ニジハコ」というブランドを立ち上げ、多くの人に福祉施設で描かれたアートと米沢織の産地の素晴らしさを知ってもらいたいという思いをこのプロジェクトに込めております。■特徴*障がい者アートの素晴らしさについて福祉施設で数えきれないほど描かれている、素晴らしいアート。「障がい者の作品だから買う」ではなく、「いいもの」「素敵なもの」だから買う。と思ってもらえるものづくりをしていきたいと考えております。*ニットストールについてメードイン米沢のニットストールは米沢市の「青文テキスタイル」で作られました。ウールとコットンを使用し、ふわふわで柔らかい、温かみのあるストールです。ストールとして首に巻くのはもちろん、コート代わりに羽織ったり、ひざ掛けやインテリアとしてもご使用いただけます。*施設について京都で障がい者就労支援施設のものづくり支援をされている「NPO法人子育ては親育て・みのりのもり劇場」の皆様のご協力のもと、「アトリエやっほぅ!!」と「天才アートKYOTO」二つの施設で描かれた絵を使用しストールを作らせていただきました。■リターンについて15,000円:ニットストール1枚(パンダ・泣かないで笑ってよ・宇宙華丸)18,000円:ニジハコのきっかけとなった、黒山羊ニットストール40,000円:5,000円お得なニットストールセット(パンダ・泣かないで笑ってよ・宇宙華丸)7,500円 :クラウドファンディング限定パッケージ 一乗寺ブリュワリーとのコラボクラフトビール※クラフトビールは未成年の方はお選びいただけません■プロジェクト概要プロジェクト名: 1作品でも多く!大胆な障がい者アートを「着る」メードイン米沢ストールプロジェクト期間 : 2021年12月6日(月)12:00~2022年1月10日(月)23:59URL : <製品概要>商品名 :ニットストール種類 :パンダ/泣かないで笑ってよ/鶏は恐竜の祖先だよ。謹んで食べなきゃ。宇宙華丸サイズ :約 70×180cm素材 :(パンダ、泣かないで笑ってよ)ウール68%・コットン32%(鶏は恐竜の祖先だよ。謹んで食べなきゃ。宇宙華丸)ウール70%コットン30%商品名 :黒山羊ニットストールサイズ :約 80×160cm(フリンジ込)素材 :ウール67%・コットン33%■会社概要商号 : 粟野商事株式会社代表者 : 代表取締役 粟野 修也所在地 : 〒992-0045 山形県米沢市中央1-7-32設立 : 1953年4月事業内容: 繊維卸売業資本金 : 2,000万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】粟野商事株式会社TEL:0238-22-2320 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月24日株式会社ぶどう社(所在地:東京都世田谷区、代表者:市毛 未知子)は、新刊「だって、生まれたんだもん」(重い障がいがあるけど、みんなと私らしく生きてます。)を2021年12月23日に発売いたしました。「だって、生まれたんだもん」定価1,760円(税込)詳細URL: ●内容生まれたときから重い障害がある西田江里さんは、気管切開、胃ろうの手術をして、医療的ケアを必要としています。そんな彼女が選択した生き方は、24時間365日の支援を受けながら、ヘルパーと一緒に自宅でひとり暮らしをすること。彼女は普段、「指談」でヘルパーに自分の思い、意志を伝えています。彼女が、生きる意味とは、命とは、幸せとは、自分の生き方、生活、自分のこと、みんなに知ってほしいことを本に綴りました。【私は、西田江里です。障がい者です。私の「生きる意味」は、「障がいがあっても、自分らしく生きていいんだよ」ってみんなに伝えることです。それは、私がこの30年間でわかったことです。私は、生まれてきて良かったと思うし、生きていたいって思うのです。(はじめにより)】江里さんを生み、育て、法人を立ち上げて、江里さんが生きるために必要なサービスや制度を、沢山の人とつくってきたママと、江里さんのそばで仕事をしてきたヘルパーもいっしょに、江里さんを通した「江里さんの世界」を綴ります。●もくじまえがき 西田江里まえがき 西田良枝(ママ)<1部 私の生活>1章 私が生まれた私らしく・西田江里娘の誕生・西田良枝(ママ)ママ・西田江里親離れ・子離れ・西田良枝(ママ)2章 私にできること仕事・西田江里「社会福祉法人パーソナル・アシスタンスとも」をつくる・西田良枝(ママ)3章 私の暮らしとヘルパーひとり暮らし・西田江里親と子の人生のために支援を受ける・西田良枝(ママ)ヘルパーと私・西田江里ヘルパーになって・岡村あかね(ヘルパー)ヘルパーになって・花田恵(ヘルパー)ヘルパーがいる・ 西田良枝(ママ)<2部 私が生きる>4章 私のこと私の大事なこと・西田江里一緒に・岡村あかね(ヘルパー)私の毎日(生活)のこと・西田江里夜勤・花田恵(ヘルパー)可能性・西田良枝(ママ)5章 私は生きている幸せを感じる力・西田江里生きるために・西田良枝(ママ)あとがき・西田江里あとがき・西田良枝(ママ)●著者紹介西田江里(にしだ えり)1989年生まれ。生後7カ月で障がいがあることがわかる。療育を受けながら幼稚園・地元の小学校・中学校の普通学級で学ぶ。高校は養護学校高等部に入るが登校できず訪問学級に転籍。地元のフリースクールも併用して過ごす。高校卒業までに全国47都道府県巡りを達成。2006年「社会福祉法人パーソナル・アシスタンスとも」に入職、現在に至る。毎年アトレ新浦安で開催する「アウトサイダーアート展」や「浦安市美術展」に出展。2016年からヘルパーをはじめとする支援者に支えられながら自宅でひとり暮らしをしている。西田良枝(にしだ よしえ)「社会福祉法人パーソナル・アシスタンスとも」理事長。千葉県浦安市在住。1992年、浦安市の福祉と教育の改善を求めて「浦安共に歩む会」を発足。行政への政策提言などをする一方、子どもたちの療育、親たちのつながりやセルフヘルプ、学びの場としても活動。2001年、ニーズをわかっている自分たちがサービスの担い手になろうと、「NPO法人パーソナル・アシスタンスとも」を設立。2006年、社会福祉法人に変更、現在に至る。●書籍概要発行 :株式会社ぶどう社著者 :西田江里版形 :A5判頁数 :168ページISBN :978-4-89240-253-1Cコード:0036定価 :1,760円(税込)<販売サイト>Amazon: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月23日障がい福祉サービスを提供する株式会社ティーサービス(所在地:静岡県静岡市、代表:小澤 満雄)は、障がい者の独創的な世界観に着目し、障がい者アートを刺繍デザインにした“ハンドタオル”を、当社が運営する多機能型就労継続支援事業所・こころ彩(いろ)(以下:こころ彩)にて、販売開始いたしました。※ブランド名:iroasobi(イロアソビ)商品タオル■利用者=アーティストこころ彩は『Let'sわくわく!』をスローガンとし、「わくわくのこころが未来を彩り、笑顔になるよう、みなさまに活かされ、生きる施設づくり」を目指しています。昨今新型コロナウイルス感染症の影響で多くの方が苦しんでいる中、日々気分が明るくなるようなこころ彩ならではの商品提供ができないかと考えていました。そんな中、就労の一環で気軽に絵を描く機会があり、利用者の中にイラストを描くことが好きな方や独創的な発想で描き上げる方がいることに気づいたのです。そこで利用者=アーティストとしての可能性に着目し、この絵でコロナ禍の日々を少しでも明るくできないかと考え『手洗いを楽しみに』をコンセプトに、利用者のイラストをハンドタオルに刺繍でデザインする事業を思いつきました。作業風景■商品の特徴個性あふれるアーティスト一人ひとりの世界をハンドタオルというカタチにし、お客様の日々の生活に彩りをお届けします。ハンドタオルはアーティストのサイン入りの複製原画とセットで販売され、パッケージは中の商品を引き立たせるためスタイリッシュな円筒形のクリアケースを採用しています。商品は市内の飲食店「本格讃岐うどん こころ彩」の物販コーナーで販売され、いずれは通販サイトでの販売も開始いたします。イラストが刺繍デザインに■販売計画販売時期 :令和3年11月6日販売場所 :本格讃岐うどん こころ彩(住所:静岡市駿河区高松2576)価格帯 :580~1,080円(平均価格帯:730円)通販サイト :令和4年開設予定月間販売当初予定個数:1,000個■会社概要社名 : 株式会社ティーサービス代表 : 小澤 満雄設立 : 2012年10月19日従業員数: 50名所在地 : 静岡県静岡市駿河区高松2576業種 : 福祉事業内容: 就労継続支援A型事業所、就労継続支援B型事業所、共同生活援助事業所、住宅型有料老人ホーム、訪問介護事業所URL : iroasobi: 事業所外観 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月06日「どうして歌を歌っている私のもとに、神様は耳が聞こえない子供を授けたのだろうと思いました」こう話すのはかつてSPEEDのメンバーとして活躍し、現在は参議院議員として活動する今井絵理子氏(38)。そんな今井氏の一丁目一番地は「障害者政策」。それは今井氏が聴覚障がいのある我が子・礼夢くんを育ててきたからだ。今井氏は生後わずか3日目で、我が子の耳が聞こえないことを知った。「突然、何の知識も何の情報もなく、障がいのある子どもを育てる母親になるわけなんです。障がいとはどういうことなのだろう、耳が聞こえない子どもにはどんな支援が必要なのだろう……。とにかく不安で、どうしたらいいのかまったくわかりませんでした。子どもに対しても、五体満足に産んであげられなくて申し訳ない気持ちでいっぱいで、涙ってこんなに流れるものなんだというぐらい、涙が枯れ果てるまで泣き続けました」だが今井氏は翌日、病室に差し込む朝の光を浴びながら、我が子を抱きしめ、こう誓ったという。「『どんなときも笑顔でいこう』と誓いました。隣りにいる母親が、障がいを受け入れ、笑顔で育てなくちゃだめだろうと思ったんです。息子にとってはたったひとりのお母さんなのだから、しっかり前を向いていこうと。息子は耳が聞こえないぶん、目から入る視覚の情報がすべて。その中でお母さんがずっと泣いていたり、くよくよしていたら、自己肯定感が育たないと思ったんです。これからいろいろな壁があるかもしれないけど、ちゃんと乗り越えられるんだよ、という姿を、私が見せていかなくちゃと思いました」目からの情報がすべてである息子の礼夢くんのため、礼夢くんが今井氏や友達と楽しく笑っている写真を並べた。四季を感じてもらうために、春は桜を見に行き、夏は沖縄の海へ、秋は栗拾い、冬は雪だるまを作った。息子の感性を豊かにすることとともに彼女が子育てでいちばんこだわってきたのは、息子の意思を尊重することだった。「私自身、デビューの話をいただいて、12歳で沖縄の親元を離れて東京に出てきて、夢を叶えるために頑張ってきました。今だからわかるんですが、両親も心配で仕方なかったと思います。それでも最後は『あなたが決めたことだから』という言葉で送り出してもらったので、息子にもいろいろな選択肢を与えて、決めるのは自分だよ、と教えることを大切にしてきました。例えば雨の日に履いていく靴について。私は汚れるし濡れるから長靴を履いてほしいんですが、息子はサンダルを履きたいと。そういうときは息子の意思を尊重して、サンダルを履かせて送り出します。すると、濡れて気持ち悪いとか寒いということに、自分で気がつくんですよね。そこで『そういえば、お母さんは長靴がいいと言ってたな』と思い出す。ここで親子の信頼関係も生まれるわけです。あくまで自分で決めさせることが大事。もちろん失敗もするだろうし、困ることもある、悔しい思いをすることもあると思います。でも、失敗を乗り越える強さは誰にでもあると思うんです。自分で気がついて、学びとして受け止められる人間に育ってほしいと思っています」息子の礼夢くんは、今年17歳。中学卒業後、プロレスラーになるという夢を叶えるために、プロレス団体「ヒートアップ」の試験に合格。昨年12月、見事プロレスラーとしてリングに上った。「息子がプロレスラーを目指すと言い出したときはさすがに驚きましたが、一つずつ問題をクリアしてく息子のひたむきな姿を見て、人間の可能性が無限大だということを、改めて教えてもらいました。私も息子が生後3日目で耳が聞こえないと知ったときはどうしていいかわかりませんでしたが、その事実をネガティブに思うのかポジティブに思うのかは、きっと自分の心次第。捉え方次第で、すべてが変わっていくのではないかと思います。そう思って、私は息子の子育てを楽しんできました。知らない世界を教えてくれた息子には感謝していますし、息子と私のこの先の人生を想像すると、ワクワクします」11月10日に著書『動かなきゃ、何も始まらない』を刊行したばかりの今井氏。その中でも語っているように、コロナ禍で多くの不安や悩みを抱える子育て世代のお母さんたちに向けてこうエールを送る。「私自身、母親やまわりの人、ママ友などの助けがなければ息子を育ててこられなかったと思います。人は絶対に1人では生きていけないので、誰かに頼っていいと思うんです。悩みや迷いのある方には、相談窓口などを活用して、少しでも精神的な負担を軽くしてほしいと思います。今はSNSで政治家とも繋がれる時代ですから、うまく政治家を活用してほしいと思います」
2021年11月13日わが家の息子「ほぺろう」は自閉症と知的障害をあわせ持っています。そのため、4歳になってもひとつも発語はなく、コミュニケーションが難しい子どもです。ある日、遊び半分で「ひらがなの指差し」による意思表示を試してみたところ、息子の不思議な特殊能力を垣間見ました。そんな謎に満ちた息子のエピソードをご紹介します。 自閉症の息子、こっくりさん方式で意思表示!? 気分にムラがあるため、その後なかなか思うように「ひらがな指差し」に付き合ってくれませんが、当時4歳の自閉症の息子の頭の中は、通常とは情報処理のやり方が違うんだろうな~と考えさせられた出来事でした。 監修/助産師REIKO著者:ぼさ子北海道在住のボサボサ主婦です。自閉症と知的障害を合わせ持つ息子のエピソードをブログにて掲載中。 ★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね!
2021年11月10日男性のなかには、「知的な女性」を好む人がいるよう。知的な女性からは、賢さや品のよさなど、さまざまな魅力を感じるのだとか。今回は、男性にモテる「知的な女性」の特徴を4つご紹介します。■ 1.言葉遣いに品があるその場の状況に適した言葉を選べる女性から、知的な印象を受ける男性が多いようです。言葉遣いは、その人の品位が表れるもの。語彙力の多さだけでなく、正しい敬語を使えるかを気にする男性も。礼儀正しくかしこまった言葉を使ったり、和やかな雰囲気のときにはタメ口を使ったりと、状況に合わせて使いわけるようにしましょう。■ 2.感情に左右されず冷静感情に左右された行動をとりやすい女性は、知的とは思われにくいようです。誰しも、楽しくて愉快な気持ちになることばかりではないでしょう。いやなことやムカつくことがあっても、それを表に出さず、冷静に行動できる女性は、知的な印象を与えやすいよう。その場の状況を冷静に見つめ、「今なにをすべきか」がわかっている人からは、安心感も感じますよね。問題に向き合い、落ち着いて行動できるよう、意識してみるといいでしょう。■ 3.知識が豊富で会話が楽しい好奇心が旺盛な女性は、どんなことにも前のめりで取り組むため、知識が豊富な傾向があります。知識が豊かなので、会話の引き出しもたくさんあり、話していて楽しいと思われやすいよう。どんな話にも楽しそうに食いついてくれたり、ときには知らない知識を話してもらったりすることで、男性は知的な女性の魅力を感じるのかもしれませんね。■ 4.ほかの人の話に耳を傾ける知的な女性は、自分の意見ばかりを押し通そうとせず、いろんな人の立場に立って物事を考えられる人が多いようです。謙虚さを持ちあわせているので、威張ることや自慢をすることがありません。いろんな人の意見や話を聞こうとするので、視野が広くなっていくことも。そうすることで、さまざまな視点で物事を見られるようになるようですよ。■ 努力次第で目指せるもの知的といわれる女性は、広い視点や豊かな知識を備えている人が多いのでしょう。それを「生まれつきのものだ」とあきらめるのではなく、これらのポイントを意識して実践するようになると、少しずつ知的な女性に近づけるかもしれません。謙虚で好奇心が旺盛になると、人生そのものが楽しく感じられるはずですよ。(岡あい/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年10月17日株式会社クロス・カンパニー(X-Company, Inc、通称:クロスチーム、CROSS TEAM)は、障がい者とプロフェッショナルの共創により、障がい者が社会の一員として垣根のないキラキラと輝く社会の創造を目指しています。また、自閉症、知的障がい持つ子供の親たちに、我が子の可能性に少しでも希望が持てればと、共感をエネルギーに参画した障がい者の家族やプロのデザイナーをはじめ多彩なメンバーが参加しています。今回、障がい者とプロフェッショナルが共に創り上げるプロセスをストーリーで伝える『共創のデザイン展』を羽田空港にて開催したく、2021年9月24日、クラウドファンディングサイト『READYFOR』にて初のクラウドファンディングに挑戦しました。クラウドファンディングプロジェクトページ: クラウドファンディングイメージ■これまでの活動■当社では、これまで地域の養護学校、特別支援学校と共同でアート・ワークショップを開催し、その中で生まれた個性豊かで色使い鮮やかな作品たちはプロのデザイナーによって全力で想いを込めたデザインへと仕上げられ、企業の限定商品デザインやホテルの装飾、自動販売機デザインなどに採用され、学校には売上げの一部を寄付還元しながら活動をしてきました。また、最近では当社への問い合わせや発注も増え続けており、企業のCSRやSDGsへの関心の高まりを実感しています。ホテルロビー装飾■Challenged Designerとしてイキイキと活躍してほしい、という障がい者の家族としての願い■欧米では障がい者を「challenged person」「potential person」と呼ぶ時代。(注:差別・区別ではなく、挑戦する・可能性のある人々との意味を込めている)多くの支援を受けながらも進学も就労も選択肢が限られる人生を歩んでいる彼ら・彼女たちの現状を知っているからこそ、障がい者にも新たなワークスタイルがあっても良いのでは、という障がい者の家族の切なる願いをこの提案に込めています。■日本の玄関口 羽田空港での開催を決意■一人では乗り越えられない壁も、「共創」の力で乗り越えられるという確信に変わったとき、まずは活動を知ってもらう必要性を実感し、選んだ舞台は“空港”でした。クロスチームの活動を知った羽田空港からアプローチがあり、第二ターミナルの国内線搭乗口66番付近にクロスチームの作品がウォールアートとして壁面を彩ることが決定したことでこの想いに拍車がかかり、「様々な人生が行き交う日本の玄関口羽田空港で、クロスチームの想いを作品に乗せて展示できたなら、そこから飛び立つ皆さんと共に未来へ羽ばたける一歩になるのではないか」という想いのもと、これまでの共創で生まれた数々の作品・デザイン画を通して、新たな働き方の可能性を見出す機会にしたいと考えています。■『共創のデザイン展 Challenged Design Collection』開催概要開催日時:2021年12月1日~20日(予定)開催場所:羽田空港第2ターミナル 5F羽田空港展示イメージ 1羽田空港展示会場イメージ 2■将来の展開■障がい者が社会の一員として垣根のない世の中になることを今後の大きな目標と位置付け、その理想に近づく歩みとして、誰でもが集える「CROSSS SQUARE」を構想しています。障がい者やその家族、地域の方々や企業、障がい者と触れ合う機会がなかった人まで、分け隔てなく気楽に・気軽に・気兼ねなく集える場、「CROSSS SQUARE」を理想としてチャレンジし続けます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月05日