株式会社左右社(所在地:東京都渋谷区、代表:小柳 学)より、短歌アンソロジーシリーズ第4弾『花のうた』を刊行いたします。2025年3月中旬に全国書店、Amazonにて発売開始。また、3月5日から1週間、大丸東京店にて先行販売を行います。商品詳細URL: 『花のうた』書影■人気短歌アンソロジー『海のうた』『月のうた』『雪のうた』に続く、シリーズ第4弾!花瓶だけうんとあげたい絶え間なくあなたが花を受けとれるように ----- 笠木拓ガーベラもダリアも花と呼ぶきみがコスモスだけはコスモスと呼ぶ ----- くどうれいんチューリップの花咲くような明るさであなた私を拉致せよ二月 ----- 俵万智満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……。どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。■小ぶりでプレゼントに最適!ブックデザイン/脇田あすか■希望書店への初回限定特典をご用意特典オリジナルカードデザイン/脇田あすか短歌を書いたりメッセージを書いたり、プレゼントにぜひご活用ください。特典配布予定書店一覧: 特典カード ※希望書店初回限定■大丸東京店とのコラボ決定!3月5日より『花のうた』先行発売大丸東京店「春よ咲け」とのタイアップ企画<フラワーマーケット>3月5日(水)~3月11日(火)大丸東京店1階イベントスペース 【書誌情報】タイトル : 『花のうた』編者 : 左右社編集部装幀 : 脇田あすか仕様 : 四六判変形上製136ページISBN : 978-4-86528-462-1定価 : 税込2,200円発行・販売 : 株式会社左右社左右社HP(商品詳細ページ): Amazon URL : 【収録歌人一覧】(あいうえお順・敬称略、全100名)■会社概要社名 : 株式会社左右社代表者 : 小柳 学所在地 : 〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目55-12 ヴィラパルテノンB1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年03月05日NMB48の安部若菜が4日、自身のXを更新した。【画像】NMB48安部若菜、「陰キャ・陽キャ」の表現に疑問を投げかける「何でだろ〜」「ひとまず色んな短歌に触れてみようと思います」という言葉とともに、『オレがマリオ』(俵万智)の写真をアップ。それから続けて「おすすめあればぜひ教えてください〜!」と呼びかけた。そして「良かったら 一緒に短歌 始めへん?新しいドア 開けるかもよ」と、短歌の世界へ誘うメッセージを送った。ひとまず色んな短歌に触れてみようと思いますおすすめあればぜひ教えてください〜!良かったら 一緒に短歌 始めへん?新しいドア 開けるかもよ pic.twitter.com/HA19OEsXLA — 安部若菜 (@_wakapon_) March 4, 2025 この投稿にファンたちからは「わかぽんにならって、触れるところから始めてみます」「頑張って、わかぽんの短歌集とか出してほしいなァ~」などといったコメントが寄せられた。
2025年03月04日女優の星野真里が11日、自身のインスタグラムを更新。【画像】星野真里、薔薇とともに紡ぐ短歌「終わりじゃないと美しく泣く」「わたしには見えないわたしの横顔を預けるくらいの気持ちをあげる#短歌#バレンタイン#ネックウォーマー#ゆきんこ」と綴り、自身が写った写真1枚をアップした。星野はまた「自分のことは自分が一番わかっている、なんてことは言えないなと思う少なくとも私より一緒に暮らしている家族の方が私の顔を見ているはずで何か気づいたら教えてほしいということはこちらも何か気づいたら伝えなくては人ってやっぱり支え合っていますお父ちゃん」と、夫へのものと思われる愛のバレンタインメッセージを綴った。 この投稿をInstagramで見る 星野真里(@mari_hoshino.7.27)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「ほんまその通り!」といったコメントが寄せられている。
2025年02月11日『五・七・五・七・七』の形式で歌を詠む、短歌。俳句とは異なって季語を使う必要がなく、自由度が高いのが特徴です。指定された文字数で、いろいろな言葉を使って気持ちを表現できるため、子供たちに課題として出題する小学校も少なくありません。ボクサーの澤田京介(kyosuke_box)さんの息子さんも、夏休みの宿題として短歌を詠むことになった1人。夏休みが始まってから数日が経過し、息子さんは早くも、自身の気持ちを『夏の一首』で詠みたくなった模様です。夏休みセミがミンミンうるさいなついでにママもガミガミうるさい夏休みは通学がなく、自宅にいる時間が長いため、親子で過ごす時間が急増します。家族の楽しい時間が増える一方で、時には親から「宿題はやったの?」「遊んでばっかりいないの!」といった注意をされることも。たとえ親がいっていることが正しくても、子供には思うところがあるのでしょう。夏休みという時期ならではの、子供の気持ちを表現した一首に、澤田さんは「核心をついている…!」と思ったといいます。息子さんの短歌は、ネットを通して多くの人に笑いを届けた様子。「将来は大物になる予感」「文才が光りすぎ!」といった絶賛の声が上がりました。いつか息子さんが大きくなったら、母親がセミのようにうるさかった『大人側の気持ち』を汲み取るのでしょう…![文・構成/grape編集部]
2023年07月28日五・七・五・七・七の31文字で、自分の気持ちなどを表現する短歌。日本では古くから愛されてきました。おしそ(@_______aona)さんの祖母は、短歌で入賞するまでの実力があるといいます。入賞した作品をTwitterに投稿すると、大きな反響が上がりました。実際の作品がこちらです。数年前にお婆ちゃんが私の事をうたった短歌で入賞したやつ、最高なので見てください pic.twitter.com/r6urlkzX69 — おしそ☺︎ (@_______aona) February 16, 2021 『末孫がロックフェスのTシャツを八十路の我に着せて笑えり』ロック音楽のフェスでは、オリジナルのTシャツが会場で販売されます。フェスに参加した、おしそさんはTシャツを購入し、祖母に着てもらったのでしょう。『ロック』と『おばあちゃん』という異色の組み合わせに、おしそさんは思わず笑いが止まらなかったようです。祖母は「やっぱ生地は綿がいいわ」と、Tシャツを気に入った様子。投稿には、祖母と孫のやり取りに反響が上がりました。・情景が目に浮かぶ。内容がとてもかわいい。・毛筆で書く『ロックフェス』が、かっこよすぎる。そして達筆ですね!・素敵な短歌。最高にロックなおばあちゃんですね。おしそさんは、これからも祖母のフェスのTシャツが増えるよう、イベントに参加していきたいとのこと。祖母と孫の心温まるやり取りに、思わず笑顔になりますね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月18日毎日、仕事と育児に追われてしまうと、息抜きする時間もなかなかとれないもの。小説をゆっくり読みたいんけどそんな時間もない…。そんなときは、短時間で楽しめる現代短歌で気分を変えてみませんか? ■例えが面白い短歌「鋏状(はさみじょう)のものに睫毛をつかみ上げいくらも違わぬ面(めん)となりたり」『時のめぐりに』/著:小池光 出版社:本阿弥書店メイクをしない男性にとってビューラーはふしぎな道具。しかも「鋏状」と表現したところに、睫毛をカールすることに、小さな怖れがふくまれているのがわかります。実はこの作品、向かいの席で化粧をしている人がいるという、簡単な状況説明が添えられています。化粧する女性を未知の生物のようにとらえた視点がコミカルですね。「四十九個の疣(いぼ)の一つをわれ押してはなれたところのテレビを消しつ」『思川の岸辺』/著:小池光 出版:角川書店今度はリモコンのボタンを“疣”に見立てました。テレビを消すという日常の行為が謎めいた行動にみえます。疣にふれて家電を操作するのは、なんとも皮肉です。■共感をよぶ短歌次は、青春期の美しさと残酷さを目のあたりにした1首です。「東京に出でて女優になることもひと生(よ)の恋に似たるかなしみ」『行春館雑唱』/著:大野誠夫 出版:白玉書房スポットライトを浴びる女優。若いころは熱にうなされるように華やかさに憧れます。けれど、まぶしい舞台に立てる人はほんのひとにぎり。自分はスターになれない側の人間だと気がついたときの淋しさは恋と似ているのでしょうか。納得したり、共感したり、31音で完結するドラマはちょっとシニカルだけど、詠みやすく、初心者向けの本がたくさん。気軽に文学の世界に触れたい人にもおすすめです。
2016年04月29日俳句にあって短歌にはないもの。それは「季語」です。短歌は俳句のように季節を感じる言葉を入れなければならないというルールはありません。しかし、1首の中に春夏秋冬が入ると、くっきりとした情景がたちあがります。■短歌で感じる「春」「春に来て春に去り行くこの町の貯金通帳二冊が終わる」大田省三(『第10回 若山牧水青春短歌大賞入選作品集』)作者は「二冊」の「貯金通帳」という具体的な小道具を使い、町への愛着となごり惜しさを表現しました。さりげない言葉の奥の感情が刺激されます。「置時計よりも静かに父がいる春のみぞれのふるゆうまぐれ」藤島秀憲(『すずめ』)しんとした春の情景画のような作品。「置時計よりも静か」という描写で父親の存在感が深く胸に響きます。■「草花」のうた春といえば桜。桜の花を題材に詠ったことがないという歌人は、おそらくいないことでしょう。しかし、いっせいに草が芽吹き花がわらう春の花は、桜だけではありません。「エタノールの化学式書く先生の白衣に届く青葉のかげり」小島なお(『乱反射』)着眼点が非凡です。青葉のかげが映る白衣とは、ポエジーにみちています。春の教室特有の、空気のやわらかさや、あたたかさが伝わってきます。黒板に向かってC2H5OHと書く、教師をながめている一瞬がドラマになりました。「宇宙時間思えば一瞬にも満たずわたしの記憶にパンジーが咲く」小島なお(『サリンジャーは死んでしまった』)はるかな「宇宙時間」と「わたしの記憶」のコントラストがあざやかです。まだ若い作者は、自分が生きてきた時間をパンジーに重ね合わせました。冬から春にかけて庭にひろがるパンジーのかれんさと、作者の感性がオーバーラップするようです。「菜の花の黄(きい)溢れたりゆふぐれの素焼きの壺に処女のからだに」水原紫苑(『びあんか』)桜や梅はフォーマルな花。けれども、あぜみちや、バス停にひっそりと咲く菜の花はカジュアルなイメージがありませんか? ところが、かわいた素焼きの壷や、無機質な生娘のからだにあふれる「菜の花」は、幻想的で、美しい毒をはらんでいます。陽気なだけではない、ミステリアスな名歌だといえるでしょう。■春の「余韻」「ほんとうにおれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は」穂村弘(『ジンケート』)冷蔵庫をあけると卵を置くための独特の空間があります。あのくぼみにひと粒ずつ涙が落ちていきます。ぬるくてしょっぱい涙も落ちてしまえば、もう誰のものなのかわかりません。「ほんとうにおれのもんかよ」と、つきはなしているのは自分自身なのか、それともまた別の誰かのことなのでしょうか。悲しい場面に悲劇的にならず、ちょっぴり投げやりにうたう技法は上級者ならではのテクニックです。「音楽になる一歩手前のまっさらな風だけが吹いてゆける市街」井辻朱美(『コリオリの風』)風は、やがて音楽にかわるのでしょうか。急激にあたたかくなる春は風が強い季節。まっさらな、洗いざらしの木綿のような風がかなでる名曲に耳をすませてください。歌人たちはうたいます。きびしい寒さにたえて芽吹く木々の生命力を。まぶしい青空を。光と風を。そして、永遠にもどらない現在という、その一瞬を。春を詠んだうた。春に読みたいうた。春は、ドラマがはじまる季節です。
2016年04月11日子育て中の女性と短歌は、とても相性がよいのです。5・7・5・7・7文字の31音で完結する短歌には、短いながらにさまざま感情や情景が込められています。今回は、育児や家事をしながら言葉をつむぐ現役ママさん歌人たちが詠んだ、子育てをテーマにした短歌を紹介します。短歌のなかにはまさに「子育てあるある」がたくさん詰まっていました。子育てはネタの宝庫!?はじめに紹介する、春野りりんは、水彩で描くイラストのような作風が持ち味。昨年出版した歌集『ここからが空』(本阿弥書店)は、わが子の成長をよろこぶ、素朴で心温まる1冊です。そこに載っている短歌を数首、ご紹介します。「幼稚園 受験願書にひろびろと 長所欄あり 花の種をまく」 春野りりん(『ここからが空』)「手をあげて こたへる児あり 診察に ほかの患者のよばれるたびに」同上「母親はムスカ大佐、父親はオバマと登録されたるケータイ」同上病院でほかの患者が呼ばれても手をあげて返事をしてしまう…そんな愛らしい時期はひとときしかありません。作者がそうした、かけがえのない蜜の期間を大切にしていることが、短歌から見て取れます。「現在」にしかない、時間のきらめきが魅力的です。特別じゃなくていい。日常こそが、かけがえない日々中井守恵は、仙台在住。2014年に角川短歌賞次席に選ばれ、50首連作「あかるい春」で、息子と過ごす日常風景を詠い、注目されました。「震災を 思い起こせば その刹那 「きらきら星」を子は歌いだす」中井守恵(『短歌人』2016年1月号)「蟻を追う 息子のうなじを眺めれば しののめ色になりゆくこころ」同(『短歌』2014年11月号)「たいせつにたたむ靴下 草原に恐竜二頭が描かれていて」同上蟻を追いかけたり、靴下を畳んだりという何気ない生活を通して、赤ちゃんから子どもに少しずつ変わっていくわが子をいとおしく見つめる母親の姿が印象に残る歌ではないでしょうか。子育てはキレイごとだけじゃない、母の葛藤を詠んだ短歌次に紹介する森尻理恵は、地球物理学の研究者。子育てと研究を両立する日々を詠った歌集は読みごたえがあります。キレイごとだけにとどまらず、ワーキングマザーの葛藤をありのままに表現しています。「何もかも ママのせいだと子は泣きぬ 例えば庭が暮れゆくことも」森尻理恵(『グリーンフラッシュ』)「黒で絵を描く子は心が病んでいるとテレビは言えり さあて困った」同上「子をなして ハンディー負うは女ゆえ 君が決めよと同業の夫」同上「抱き方の下手なるわれによりすがり 泣く子に不思議な温かさあり」同上小さくても子どもは1人の人間。それゆえ、人が人を育てる過程には、ときに修羅場をさけて通れないこともあるでしょう。しかし、たとえ抱き方が下手であってもやはり、子どもは「ママが大好き」なのです。焦りや不安などの気持ちを素直に認めて短歌にしている面に、とくに共感しました。歌集は育児書や育児体験記のような実用書ではありません。しかし、ママさん歌人たちの作品には、ハウツー本でも得られないようなリアリティーがあり、他人にはおいそれと語れないような育児への不安や本音、そしてわが子への思いが込められていました。「「赤ちゃん」と かつて赤ちゃんだった子が 寄って行くなり 桃咲く道を」川本千栄(『樹雨降る』)ここに描かれている赤ちゃんも、やがて子どもになり、その後大人へと成長していきます。一瞬ごとに変化していくわが子の姿に、歌人たちは今日も、ことばをつむぎます。(有朋さやか<フォークラス>)
2016年03月15日5・7・5・7・7の31文字で表現する、世界でいちばん短いポエム。それが、短歌です。短歌のルールは、自分の思いを31音で表現するということだけ。その決まりごとさえ守れば、何を詠むのかは自由です。よく、「短歌って、花鳥風月を入れるんでしょ?」ときかれます。おそらく国語の教科書に載っていた『万葉集』や『百人一首』の小むずかしいイメージが抜けないせいでしょうが、そんなことはありません。家族や恋愛、仕事や時事問題など、短歌はジャンルを問わないのです。短編小説をよむように、絵本を開くように、簡単に楽しめる短歌の世界。多くの短歌のなかから、21世紀を生きる女性歌人たちの相聞歌(恋愛の歌)を紹介しましょう。■ドラマチックな展開を予想させる博物館での逢瀬「触つてはいけないものばかりなのに博物館で会はうだなんて」山木礼子(『短歌研究』2013年9月号)博物館に展示されている作品には、「お手を触れないでください」と書かれています。遠い昔に使用していた道具や、泥のなかから発掘され、研究対象として保管されている貴重な品々…。うっかりさわるとこわしてしまうこともあります。そんな、「触つてはいけないものばかり」の展示室での逢瀬は、これからどのように発展していくかわからない恋愛模様を、ドラマチックに表現しています。山木礼子は、この歌をふくめた連作30首「目覚めればあしたは」で、第56回短歌研究新人賞を受賞しました。当時25歳でした。■一途に相手を思いつづける歌次に紹介する田中雅子は、決してふりむいてくれない人を思いつづける、静かな作風です。「許される程度に君を思う夜壁はぶあつく距離を知らせる」田中雅子(『青いコスモス』青磁社)「人づての便りを拾い集めれば嗚呼君が今この世に生きている」同(『令月』砂子屋書房)「ほんとうはかなしいロシアの民謡(うた)なんだ トロイカを君は教えくれにき」同頭では理解していても、心は一途に「君」をもとめてしまう。せつなさと、やりきれなさが伝わってきます。田中雅子は、苦しい心情をさりげない言葉に託します。さらっとした言葉選びをすることにより、美しく哀しい情景が強く胸に迫ってくるのです。■熱い気持ちと冷静さを表現最後は、情熱的でありながら、ガラスのような繊細さと、鋭さを持ちあわせている谷村はるかの作品を紹介します。「薄い鏡貼りつめられたきみの内部小さな言葉ほど反射する」谷村はるか(『ドームの骨の隙間の空に』青磁社)「土砂降りに打たせておいた そばで傘さしかける資格などないから」同「少年と少女みたいに回り道少年と少女ほど時間はないのに」同大人になれば、人と人との間合いの取り方にたけてきます。言葉を変えると、駆けひきが上手になるということでもあります。ところが、恋をすると、そんな自分自身が逆にもどかしくなることも。思いをよせる人と素直に向きあうことは、大人になるにつれて、むずかしくなるものかもしれません。歌集『ドームの骨の隙間の空に』は、つきつめて人を思う気持ちと、そんな自分自身を冷静にみつめるまなざしが交差する秀作だといえるでしょう。これからはじまる恋。おそらく実らない恋。素直になれない恋。恋愛には、さまざまなバリエーションがあります。人を思う気持ちが言葉に変わる瞬間に飛びかう火花。その美しさに息をのむのは、いつの時代にも共通している感覚なのかもしれませんね。
2016年01月07日