これからの時期、直近ではお年玉、進学を控えている子供がいる場合はランドセルや勉強机など、何かと入り用になる。そんな親たちの手助けをしてくれる存在が祖父母たちだろう。最近では“孫消費”や“イクジイ”といった言葉も生まれ、ますます孫の教育・育成に対する祖父母の存在感が高まっている。そんななか、ベネッセは「祖父母と孫の関わり調査」を行った(調査実施機関:インテージ)。対象は小学1年~6年の子供を持つ504人の親。調査によると、普段から祖父母が孫のために支出してくれると答えた人は68.3%にのぼった。7割近い親が祖父母からの援助を受けているかたちだ。また、援助してもらってうれしかったものとして「教育費(ランドセル・机・教材・習い事含む)」が76.2%とダントツで、続いて「外食」が50.8%、「衣料」が49.0%、「おもちゃ・ゲーム」が42.9%となっている。一方、援助してもらいたいものについての質問では「教育費(ランドセル・机・教材・習い事含む)」が80.8%、「外食」が42.1%、「衣料」が40.9%、「おもちゃ・ゲーム」が26,6%となる。援助してもらってうれしかったものと比べると、教育費がさらに高い割合になり、外食や衣料、おもちゃなどは数値を下げている。このことから、親がいかに教育費への援助を望んでいるのかがわかる。こうした中、にわかに注目を浴びているのが“勉強にもつながるタブレット”だ。タブレットに学習向けアプリをインストールするという例もあるが、学習機関が用意する専用端末にも注目が集まっている。たとえばベネッセが展開する「チャレンジタッチ」。これは2014年3月から開始された専用端末を使った小学生向け講座で、すでに40万人以上が受講しているという。チャレンジタッチは、タブレットで学習するだけでなく、国語の文章問題や記述問題など、紙による学習が効果的なものは紙で学習するよう設計されており、さらにベネッセが以前より取り組んでいた「赤ペン先生」による添削も行われる。同社の調査によれば「保護者の 68.4%が『学習習慣がついてきた』、お子さまの 85.4%は『やる気が続いている』」という。
2014年12月26日祖父母から子供へのプレゼント。大変ありがたいものだが、時に「これは正直迷惑……」と思うものをいただいて、困惑することもある。0歳から15歳の子を持つ母親に実例を聞いてみた。いつの時代にも男児の心を鷲づかみにするテレビの戦隊ものシリーズ。しかし、関連する玩具は、母親たちにはあまり評判がよくないようだ。その理由は、「音がうるさいのと、パーツを買い続ける仕組みになっているのが嫌だから」(42歳パート 10歳・6歳男児)など、1つのもので完結せずに、十分に満足して遊ぶためには次々と買い足していかなければならないというビジネス的な玩具の在り方を嫌う人の声が多かった。また、女児の場合は人形セット。「同居の祖父から動物の人形セットをもらった。女の子の憧れだが、既存の玩具の片付けもままならないのに、『片付けられないものはいらない』という日々の教育が台なしに。一緒に片付けてあげると言っていたのにきかず、案の定リスやウサギは家に帰れず野宿状態」(30歳派遣社員 7歳女児)。確かに、親にとって玩具というのは"後片付け"という点で、仕事が増える要因。自分で片付けることができない小さな子供は、物が増えていくことが親にとっては大きななストレスにもなる。そして、いただいても使えないもので困るという意見には次のような声があった。「自転車。先に三輪車が欲しかった。スペースも取るし、まだまだ乗れないし、置き場所に困っている」(37歳会社員 2歳男児)。「夫の子供時代の本をもらったが、虫がわいていて捨てた。夫の子供時代の服ももらったが、未使用で上質なものとはいえいくらなんでも時代が違い過ぎて正直迷惑」(37歳主婦 6歳・3歳男児)。「洋服のプレゼント。私の趣味と合わない物もあり、いただいて困る時もある。こちらへのリサーチなしにプレゼントを用意してくれたけど、既に持っている物をプレゼントされると困る。同じ物は何個も要らない」(28歳主婦 3歳・1歳男児)。これは片付けの問題とも似ているが、収納や保管場所にスペースが必要な大きなものをプレゼントする時には、子供の成長や相手の好みを考えた贈り物をしてほしいものだ。そして、こういったありがた迷惑なプレゼントをもらわないための対策として、次のような回答もあった。「はじめからもらわない。遠方なので、好きなものを買うようにお金でいただく」(45歳パート 15歳女児・5歳男児)。「『欲しい? 』ときかれれば、小さな子供は『うん』と答えるもの。ポリシーで与えていないものもあるので、一応親に確認するようお願いしている。処分するのも罪悪感があるので」(38歳ライター 7歳男児)。かわいい孫が喜ぶ顔を見たいという祖父母の思いは共通。しかし、喜んでもらえる贈り物は、一方的なものではなく、お互いの気持ちを大事にした日ごろのコミュニケーションがあってこそ、なのかもしれない。
2014年01月17日「ミーテ」は14日、「祖父母と絵本」についてのアンケート調査結果を発表した。この調査は、子育て・絵本の読み聞かせをテーマにしたコミュニティサイト「ミーテ」が7月17日から7月30日まで行ったWebアンケート調査。子どもを持つミーテ会員を対象に、280名から回答を得た。「祖父母と子どもが会う頻度」を聞いたところ、「毎日」が19.6%、「週数回」が18.9%、「月数回」が34.7%で、73.2%の子どもが祖父母と月数回以上会っていることがわかった。「祖父母とのやりとりで子どもが喜ぶ内容」については、祖父、祖母とも「会話」「抱っこやスキンシップ」が上位を占めた。祖父と祖母との比較では「読み聞かせ」「歌」「ごっこ遊び」で、祖母とのやり取りを喜ぶ子どもが3倍前後に達することがわかった。「祖父母が子どもと関わるときに絵本は役立つと思うか」との問いには、92.5%が「はい」と答えた。また、「祖父母が読むと子どもが喜ぶ絵本、祖父母が出てくる絵本」を訊ねたところ、もっとも多かった答えはトルストイの「おおきなかぶ」だった。アンケート調査の詳細は「ミーテ会員レポートのページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月19日コモンズ投信は10日、祖父母が孫のための教育資金づくりを行うことができる新ファンド「まごころ」の募集を開始した。募集件数は先着200名。同社は2010年、長期ファンド「こどもトラスト」の発売を開始。同商品は子どもの教育資金作りをサポートするプログラムで、月々3,000円から積み立てができる。今回、祖父母世代から孫のために同商品を利用したいとの要望を多く受けたため、「まごころ」の発売に至ったという。「まごころ」は、祖父母が親権者を介して孫名義の口座を開設する仕組み。0歳から15歳以下の孫を持つ人が加入でき、孫が満20歳になった時点で終了する(20歳以上は成人口座に切り替えが必要)。コースは、スポット購入(一括購入)25万以上のコースと、初回スポット購入1万5,000円以上+積立て投資コースの2種類を用意している。資金は、同社の投信「コモンズ30ファンド」にて運用し、対象サービスは「こどもトラスト」プランとなる。購入申込手数料は不要。特典として、当初加入条件を満たした場合は、初回入金時に3,000円分の「コモンズ30ファンド」を贈呈。さらに、3年後、5年後、7年後に最小限度額(3年後10万円、5年後18万円、7年後25万円以上)を超えていれば、毎回3,000円分の「コモンズ30ファンド」をボーナスとしてプレゼントするという。また、「まごころメッセージおあずかりサービス」として、七五三、進学、成人式などの記念日に、祖父母(両親からも可能)から孫へメッセージを届けるサービスも提供する。ただし、メッセージサービスを利用する場合は、MYコモンズ(ネットサービス)の申込みが条件となる。このほか、同商品の利用者を対象とした、投資教育などの分野を含むセミナーやイベントも計画しているとのこと。同社は、「『こどもトラスト』では、子育て世代の教育や生活を応援してきましたが、『まごころ』の導入により、おじいさま・おばあさま方にも参加いただくことで、さらに支援が強化できるものと考えています」とコメントしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月10日