保健師さんと面談中にもかかわらず、SNSのことを考え始めてしまい、我に返ったM美さん。「あ、すみません! 何ですか?」と焦って保健師さんに聞き返すと……「大丈夫?」と心配してくれた保健師さん。しかし、怪しまれたと感じたM美さんは必死で誤魔化しました。さらに保健師さんから娘ちゃんの発語状況について聞かれると、「動画配信サイトの名前を言えるようになった」と言うM美さん。保健師さんから「動画もいいですが、おもちゃでも遊んであげて」と言われると……!? 保健師さんがあるものを取り出し… 「はぁ……そですね」生返事をするM美さん。 「子育てに関して何か悩みがあれば……私の連絡先なんですけど、いつでもご連絡ください。ご相談に乗りますので」保健師さんが名刺を渡してくれました。 「いいんですか!? ありがとうございます!」先ほどの態度とは打って変わって、保健師さんに感謝するM美さん。 「はい、市では子育て世帯を応援しておりますので」そう言って送り出してくれる保健師さんに改めてお礼を述べ、M美さんは健診会場を出るのですが……? 親身になって心配してくれた保健師さんから、名刺をもらったM美さん。パパの仕事が忙しかったり、実家や義実家が遠方で近くに頼れる人がいなかったりすると、ワンオペ育児で疲弊してしまいます。そんなとき、住んでいる地域で子育てのサポートがあるとありがたいですね。皆さんは子育てで困りごとが出たとき、誰に相談しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月16日SNSのフォロワー数が人間の価値基準のひとつとして考えるようになっていたM美さんは、「あなた、どうせフォロワー少ないでしょ?」と、ベビーカーをぶつけてきたママに唐突なマウントをとり……ドン引きする周囲をよそに、保健師さんとの面談が始まりました。離乳食の進み具合について問われ、「はい、それなりに」と笑顔で答えたM美さん。しかし、実際にはまったく進んでいませんでした。面談の最中にボーッとSNSのことを考え始め、目の前にいる保健師さんの質問がM美さんの耳には入ってこなくて……? 心配する保健師さんにママは… 「あ、すみません! 何ですか?」我に返ったM美さん。「ママさんお疲れですか? 大丈夫? 睡眠は取れてる? 育児で頼れる人はいますか?」心配してくれる保健師さん。しかし……「あ、大丈夫です。夫も家族も友人もみんな手伝ってくれて、何の問題もありません!」怪しまれたと感じたM美さんは必死で何でもないように装いました。 「そうですか? では娘さん、言葉はどうかな?」「それもバッチリです。先日もいーぴーぴを覚えて!」 M美さんが動画配信のことを伝えると……「動画もいいですが、おもちゃでも遊んであげてくださいね」「今は脳が発達する大事な時期でもありますので……」と保健師さんに言われてしまい……!? 保健師さんに心配されても、「みんなが手伝ってくれるから何の問題もない」と答えたM美さん。確かにパパは手伝ってくれるようになりましたが、リアルな友人はSNSをきっかけに離れてしまったので、またもや嘘をついてしまっています。パパにも保健師さんにも嘘をつき、いろんなことを誤魔化しているM美さん……。自分のためにも、もう少し正直に本当のことを話せるようになってSNS依存から脱却できると良いですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月15日娘ちゃんの1歳半健診に来たM美さん。順番を待っていると、他のママのベビーカーがM美さんの足に少し当たってしまいました。謝ろうとするママに「痛いんだけど!」と周りがドン引きするほどM美さんが怒鳴り始め……「あなた、どうせフォロワー少ないでしょ?」M美さんの唐突なSNSのフォロワーマウント発言に戸惑うママと周囲の人たち……。SNSのフォロワー数が人間の価値基準のひとつとして考えるようになっていたM美さんは、現実世界でも同じように考えていました。ようやくM美さん親子の順番が来て、保健師さんとの面談が始まったのですが……? 保健師さんの質問にニッコリ応対 「発達は問題なさそうだけど、体重は少し軽めかな? 離乳食は進んでる?」「はい、それなりに」笑顔で答えるM美さん。 「じゃあ大丈夫そうですね」深堀されずに済みましたが、実は真っ赤な嘘でした……。 なかなか食べないし、洗い物も手間も増えるんだよね……それよりスマホどうなってるかなー……。ボーッとSNSのことを考え始めたM美さんは、目の前にいる保健師さんの質問が耳に入ってこなくて……? 離乳食について、進んでいると嘘をついたM美さん。正直に答えて相談すれば保健師さんからアドバイスがもらえたはずなのに、自分からその機会をなくしてしまっています。離乳食の進み具合は個人差があるので、悩む方も多いですよね。手作りすると手間が増え、それを食べてくれなかったときは廃棄せねばならず、体力も心も磨り減ってしまいます。皆さんは離乳食をどのように進めましたか? また、うまく進まなかったときはどんな工夫をしましたか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月14日1歳半健診に訪れたM美さん親子。M美さんは、「面倒臭い、新しい写真撮りたい、この間にフォロワーが減ったらどうしてくれるんだ!」と思いながらイライラしていると……健診に来た他のママのベビーカーがM美さんの足に少し当たってしまいました。ママが謝ろうとすると、「痛いんだけど!」と周りがドン引きするほどM美さんは怒鳴りつけ……? SNSが人間の価値を決める基準!? 「あなた、どうせフォロワー少ないでしょ?」M美さんの発言に、言われたママ本人も、周囲の人も唐突なSNSのフォロワーマウントに状況が読み込めず、戸惑っていました。 このころ、M美さんのなかで“フォロワー数は、人間の価値を決める基準のひとつ”として考えるようになっていました。自分よりフォロワー数が多いアカウントを崇拝し、少ないアカウントは見下していたのです。 そしてようやくM美さん親子の順番が来て、保健師さんとの面談が始まるのですが……? 見ず知らずの人にSNSのフォロワー数でマウントを取る、とんでもない発言が飛び出してしまいました。M美さんの人生がSNS中心になってしまい、娘ちゃんの成長を相談できる貴重な面談のときも、“どうでもいいから早くスマホチェックしたい”と思ってしまっています。娘ちゃんのことが心配になりますね……。皆さんは友だちや知り合いとの会話中にマウントを取られたとき、どんな風に返していますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月13日布団の中でSNSに没頭していると、娘ちゃんが泣き始めました。「タブレットは使えないしなぁー」と呟いたあと、M美さんは「あれがあるじゃん!」と何かを探し始め……見つけたのは昔使っていたスマホ! Wi-Fiにつなげたスマホを娘ちゃんに渡し、放ったらかしにしてSNSに没頭するM美さん。スマホで動画を見ていることを知らないパパは、タブレットの視聴時間が減っていることを確認して安堵するのでした……。 訪れた娘ちゃんの1歳半健診でママは… 娘ちゃんの1歳半健診に訪れたM美さん。 しかし、心の内では……面倒くさい……早く帰ってゆっくりコメント読みたいなー……新しい写真撮りたい、画像編集したい、文章考えたい……どれだけ待たせるんだよ!この間にフォロワーが減ったらどうしてくれるんだ! そう思いながらとてつもなくイライラしていました。 そんななか、健診に来た他のママのベビーカーがM美さんの足に少し当たってしまいました。ベビーカーを押しているママが謝ろうとすると、「あのさぁ! 痛いんだけど!」周りがドン引きするほど叫び、怒鳴りつけました……。 娘ちゃんの成長・発育状況を知る大事な1歳半健診の会場でも、SNSがしたくてたまらないM美さん。ベビーカーが少し当たっただけでブチ切れるほど、情緒不安定になっています……。SNS依存の症状がますますひどくなり、周りからの目も気にならないM美さん。娘ちゃんだけではなく、M美さんの心の健康状態も診てもらわなければいけないレベルまで来てしまっていますね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月12日サブアカウントを作り、自分にとって都合の悪いコメントには擁護コメント書くという自作自演する策を思いついたM美さん。「ざまぁみろ」と言いながら、複数の擁護コメントを書き込みました。夫婦喧嘩した翌日。パパを見送ることもなく、布団の中でSNSに没頭するM美さん。しばらくすると、娘ちゃんが泣き始めてしまいました。「もうタブレットは使えないしなぁー」諦めかけていたそのとき、M美さんはあることを思いついたようで……!? ママが思いついた、娘を泣き止ませる秘策は… 「あれがあるじゃん!」そう言いながら探してM美さんが見つけたのは……「あったあった! 昔使ってたスマホ!」 娘ちゃんにスマホを渡し、放ったらかしにしてSNSに没頭するM美さん。 帰宅したパパは、タブレットの視聴時間が減っていることを確認。古いスマホで動画を見ているとは知らず、安堵するのでした……。 M美さんが思いついたのは、使わなくなった古いスマホで娘ちゃんに動画を見せることでした。タブレット端末での視聴時間が短くなったものの、スマホで1日中見せているので、結局視聴時間に変化はありません。パパを騙し、娘ちゃんのお世話をスマホに任せ、SNSに夢中になっているM美さん。娘ちゃんのことが心配ですね……。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月11日パパがタブレットの視聴時間を毎日チェックすると宣言し、苛立つM美さん。SNSへ愚痴ると、「娘さんのこと心配して、いい旦那さんじゃないですか?」というコメントがつき……サブアカウントを作り、擁護コメントを自作自演する策を思いついたM美さん。「ざまぁみろ」と言いながら、複数の擁護コメントを書き込みました。一方のパパは、癇癪を起こしていた娘ちゃんの寝かしつけに無事成功。愛おしい寝顔を眺めながら、娘ちゃんをより一層大事にしようと心に誓うのでした……。 パパを無視! 娘が泣いてもSNSに集中したい… 「行ってくるね」昨日の喧嘩の後、結局仲直りできないままパパの出勤時間になりました。パパを見送ることなく、布団の中でSNSに没頭するM美さん。 すると、娘ちゃんが泣き始めてしまいました。「もうタブレットは使えないしなぁー」SNSをする時間を削られることが嫌で、タブレットに頼りたいM美さん。 しかし、娘ちゃんにミルクを飲ませながらあることを思いついたようで……? 朝のお見送りをすることなく、パパとは顔も合わせず布団の中でSNSに夢中になるM美さん……。“娘ちゃんが泣いたらタブレットを渡せばいい”という思考回路になってしまっているのも恐ろしいです。何かひらめいたようですが、M美さんだけに都合が良いことではなく、娘ちゃんにとっても良いことだといいですね。皆さんは赤ちゃんをあやすとき、どんなことをしてあげていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月10日1日8時間も動画視聴させていたことがパパにバレ、「SNSのためか!? 異常だよ! 依存症だよ!」と詰められたM美さん。依存症を否定するも、「明日からタブレットの使用時間を毎日チェックするから!」と言われてしまい……面倒なことになった……と苛立つM美さん。寝室にこもって、イライラしながら「旦那が娘のタブレットチェックするって」とSNSへ愚痴ると、「娘さんのこと心配して、いい旦那さんじゃないですか?」というコメントがつき……? 都合の悪いコメントへの対抗策は… 「そうだ、サブアカウントを作って擁護コメントを自作自演しよう。ふふふ、ざまぁみろ」そう言って、「いい旦那さん」と言うコメントに対し、複数の擁護コメントを書き込みました。 一方のパパは、動画が見られなくて癇癪を起こしていた娘ちゃんとの格闘の末、ようやく寝かしつけに成功しました。「やっと寝てくれた……でも、寝顔は天使だな」ちゃんと守っていかなきゃ……と、娘ちゃんをより一層大事にしようと心に誓うパパなのでした。 都合の悪いコメントに腹を立て、サブアカウントを作って自分で擁護し始めたM美さん。パパの方はどんなに泣いてもタブレットを渡さず、頑張って娘ちゃんを自力で寝かせることに成功しました。育児が大変でも、天使のような寝顔を見ると大事にしなければ……と思うパパの気持ち、分かりますよね。皆さんはお子さんがなかなか寝てくれないときにしていること、気をつけていることなどはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月09日動画配信サイトを見られないだけでひどい癇癪を起こすのはおかしいと言うパパに対し、「長時間見せてる訳じゃない」とM美さんが反論。しかし、パパがタブレットで1日の閲覧時間を確認すると……1日8時間も視聴させていたことがバレてしまいました。「自分のSNSのためか!? 異常だよ! 依存症だよ!」とパパから詰められたM美さん。依存症を否定するも、「娘ちゃんまで依存症になる」とさらに責められてしまい……!? 娘を本気で心配するパパに対し、ママは… 「明日からタブレットの使用時間を毎日チェックするから!」「本気だよ。取り返しがつかなくなってからじゃ遅い」決意を固めたパパを前に、面倒なことになった……と苛立つM美さん。 「あー疲れた!! 本当に最悪!」「チッ! 愚痴らなきゃやってらんないわ!」寝室にこもったM美さんは、イライラしながらSNSへパパの愚痴を書き込みました。 娘ちゃんの泣き声が部屋の外から聞こえると、「やっぱり全然泣き止まないじゃん! タブレット渡せば早いのに!」とパパへの苛立ちがさらに増すM美さん。 しかし、SNSへ「旦那が娘のタブレットをチェックするって」と嘆いた投稿には、「娘さんのこと心配して、いい旦那さんじゃないですか?」というコメントがつき……? 娘ちゃんのため、動画の視聴時間を毎日チェックすると宣言したパパ。しかし、自分のことしか考えられていないM美さんは、逆ギレしてしまいました。さらに、SNSへ投稿した愚痴についたコメントも、自分にとって都合の悪いものは“アンチじゃん!”と怒っています。娘ちゃんのためにもSNSを控えて、動画視聴時間を短くできるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月08日強豪で練習もハードなクラブチーム。覚悟して入ったが少し前からオスグッド(膝の痛み)になり筋トレしかできず休むことが多くなったある日、サッカーを辞めたいと泣いて訴えてきた息子。膝の痛みとレベルの高い練習に気持ちと体力がついていかないという。本人の意思に任せたいが、辞める理由が逃げ癖につながらないか不安。というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの知見をもとに、お子さんのためにどうしたらいいかアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<試合に出られないから移籍検討もチームが変わるとトレセンなくなる問題<サッカーママからのご相談>子どもは中学1年生なのですが、相談させてください。息子は4年生からサッカーを始めてクラブチームに入りました。6年生までそのクラブチームで楽しくサッカーをしていたのですが、家庭の事情で引っ越す事になり、中学生から新しいクラブチームに入りました。新しいクラブチームは強豪で、練習もハードでチームメイトも少しピリピリしている感じで常に緊張感を持って取り組んでるようです。その事を理解して、頑張りたいと入会したのですが、少し前からオスグッド(膝の痛み)になり、練習も試合も筋トレくらいしかできず、原因不明の発熱が続き休む事が多くなりました。オスグッドとはどんな症状?オスグッドになる原因>>そして、先日息子からもうサッカーを辞めたいと泣きながら話してきました。理由は、膝の故障とハイレベルな練習と試合に参加するのに、気持ちと体力的にも追いつけず、メンバーにもなかなか馴染む事ができないから、とのことでした。親としてはこれまで息子がしたい事を応援し、一緒に頑張ってきたので、体調と膝が少し落ち着いてから何回か練習に参加して決めてもいいのでは?と話しましたが、本人は行きたくないし、コーチや監督とも話す気になれないと言っています。この理由で辞めてしまっていいのか、辞めて体調を治して、また違う場所でサッカーをしたり他にやりたい事をしたりした方が良いのか悩んでいます。息子の気持ちを尊重したいとは思いますが、逃げになっていたら今後また同じような事になるのでは、と不安に思います。どうかアドバイスをよろしくお願いします。<島沢さんからの回答>ご相談ありがとうございます。強豪チームでやってみようと入部したくらいですから、息子さんはサッカーが上手なのでしょう。お母さんも、試合の日に朝早く起きてお弁当を作ったりと彼の活動を支えてこられたのでしょう。それなのに息子さんからサッカーをやめたいと言われ、ショックを受けたこととご察しします。そのなかで、やめたいという息子さんの気持ちを尊重するのか、逃げ癖がついてはいけないから頑張らせたほうがいいのか。二つの選択で揺れているということですね。結論から申し上げると、まずはこの強豪サッカークラブをやめることを許可してあげてください。そうしたほうがいいと私が考える理由は三つあります。■やめることを許可した方がいい3つの理由ひとつは、彼のこころとからだが悲鳴をあげているからです。原因不明の発熱が続いたということは、こころとからだがこのクラブでの活動を拒否しています。このサインを重く見たほうがいいように思います。二つめは、息子さんのほうから自分の辛い気持ちをお母さんに伝えていることです。思春期に入る中学生です。この年代は、自分の弱みを親になかなか見せたがりません。隠そうとする傾向があります。それなのに息子さんはお母さんに泣きながらやめたいと訴えています。原因不明の発熱同様、余程のことです。しかも、何がつらいかを具体的に伝えています。理由も言わず泣きじゃくる、といった状況ではありません。このことも軽く考えないでほしいのです。三つめは、親の都合でクラブを替えたことが、そもそも問題の発端であるということを親御さんは考慮してください。6年生まで前のクラブチームで楽しくサッカーをしていた。それなのに引っ越すことになってクラブを替えざる得なかったわけです。ご相談文には書かれていませんが、もしかしたら中学校入学と同時にそれまでの学区ではないところ、つまり以前からの友達がいない新しい環境に彼は置かれているのではないでしょうか。もしそうであれば、彼の孤独は一層深まりますし、心理的な負担も大きいはずです。■子どもには心理的安定が必要まだ12歳、あるいは13歳。18歳未満まで小児科診療を受けられますし、公の機関では「子ども」の領域です。子どもには「恒常性」が重要と言われます。恒常性は「常日頃と同じ」性質です。いつもの家族、いつもの学校、いつもの仲間というように、同じ環境で過ごすことで子どもは心理的に安定します。もちろん家庭の事情ですが致し方ないことと思います。仕方のないことではあるけれど、ご自分たちがその環境変化を強いていることをもう少し自覚して接してあげてください。だからといって、息子さんに引っ越したことを謝れと言っているわけではありません。その変化を「大変だったね」「今までよく頑張ったね」とねぎらってください。■気づきを得て自分の考えを変えることができた保護者のケース実は少し前に、似たようなケースの相談を受けました。高校生のお父さんからですが、部活動の顧問から暴言を受け、故障もあって大会にも出してもらえず、息子さんが活動に集中できていないとのことでした。顧問の暴言はパワーハラスメントだとして監督の交代を学校に訴えますが、息子さんの証言がたった一度の暴言しか明かさないためか取り合ってもらえない。この息子さんも大きな可能性があったアスリートなので、その点をお父さんはもったいないことだと悔やんでいました。私は、学校や顧問といった「相手」を変えるには、今のところの材料では難しいかもしれないことを伝え、まずは自分たちが変わること、ほかに競技環境を整えることを息子さんと一緒に考えてほしいと話しました。加えて、息子さんとの対話が乏しいように見えたので、あらためて向き合うことを勧めました。最終的に、私が「今の状態が、息子さんにとって健康的で、安全で、幸せですか?」と尋ねたら、お父さんは環境を変えたほうがいいと納得したようでした。■日本人はやり抜くことに美徳を感じるが、それにはマイナス面も......お母さん、いかがでしょうか。このクラブに居続けることが、息子さんにとってヘルシーで、セフティーで、ハッピーでしょうか?お母さんは相談のメールにこう書いています。「逃げになっていたら今後また同じような事になるのではと、不安」自分がどんな状態になろうが、逃げてはダメでしょうか?私は、練習やチームの雰囲気が合わないことに息子さんが早く気付いて良かったと思います。学校でも、会社でも、サッカーチームでも、ミスマッチは起こります。合っていないのに、なぜそこにとどまらないといけないのでしょうか。日本人は、一度始めたらやり抜くことに美徳を感じる国民性です。しかしながら、それは融通が利かないマイナス面でもあると私は考えます。■「また同じような事になる」という不安は子どもを信用しきれていないから(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)そして、何よりも「また同じような事になる」と不安を抱くのは、お母さん自身が息子さんを信じられていないからです。親に信用してもらえず、いつも不安に思われ、心配されてばかりいると、子どもは自己肯定感が下がります。この連載で何度か伝えましたが「一番身近な人に信じてもらえないダメな僕」というように、潜在的なところで自信を失うのです。なぜサッカーをやるのか。何をサッカーに求めるのか。それを決めるのは息子さんです。まずはクラブをやめ、一度サッカーから離れる。すべて彼の好きにさせましょう。「また好きなことが見つかるといいね。サッカーに戻ってもいい。あなたを信じているよ」と声をかけてあげてください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
2022年06月08日泣き始めた娘ちゃんの「いーぴーぴ!!」という謎の言葉に戸惑っていたパパ。M美さんが「これじゃない!?」とタブレットで動画配信サイトを見せると、娘ちゃんはピタッと泣きやんだのですが……「ずっと見せてるの?」と聞くパパに、「え? ダメなの?」と不思議がるM美さん。動画サイト見たさにひどい癇癪を起こすのはおかしいと言うパパに対し、「長時間見せてる訳じゃない」とM美さんが反論しました。しかし、パパがタブレットをとって1日の閲覧時間を確認すると……!? 娘の動画視聴時間にパパがブチ切れ! 「よく見ろ! 1歳児が1日8時間だぞ!」「これが普通か!? まともな数字か!?」 「え〜そう?」危機感がないM美さん。娘ちゃんのギャン泣きは止まりません。 「それも自分のSNSのためか!? だとしたら異常だよ!」「自分でわからないのか!? 依存症だよ!」 「依存症って失礼ね! 私はそんなのじゃない!」パパに責められたM美さんはついに黙っていられなくなり、依存症を否定しました。 さらに娘ちゃんまで依存症になるとパパに言われてしまい……!? 1歳児の娘ちゃんが動画配信サイトを見ていた時間は、ナント8時間! 起きているほとんどの時間、動画を見て過ごしているということになります。家事で手を離せないときや、どうしても静かにしてほしいときに見せたとしても、こんな時間にはなりませんよね。M美さんの場合はSNSの時間を確保するために見せているので、パパが怒鳴ってしまう気持ちもわかります。皆さんはどれくらいの時間、お子さんにTVなどの画面を見せていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月07日SNSのために散財したことをパパに表面上は謝罪し、本音では一切反省していないM美さん。支払いについても誤魔化して事なきを得たのですが……今度は娘ちゃんが泣き始めました。「うわあぁぁ! いーぴーぴ!!」謎の言葉に戸惑うパパですが、M美さんが「これじゃない!?」とタブレットで動画配信サイトを見せると、娘ちゃんがピタッと泣き止みました。「ほらやっぱり!」と言って動画を見せ始めたのですが……? 異常な娘とママの姿にパパはドン引き… 「えっこんなずっと見せてるの?」2人の様子にドン引きするパパ……。「え? ダメなの?」 「1歳児が動画サイトを求めてあんなにかんしゃくを起こすなんて、ちょっとおかしいと思わないのか!?」パパの様子を見てヤバい……と警戒し始めたM美さん。 「普通だよ? それにそんな長時間見せてる訳じゃないよ」 「本当に!? ちょっと確認するよ!」「やっぱり! 何この数字!」パパがタブレットをとって1日の閲覧時間を確認すると、娘ちゃんが再び大泣きし始め……!? 動画配信サイトを見せていることに驚いているパパ。TVや動画配信サイトを見せるのかなどの教育方針を夫婦で話し合い、見せる場合はその内容・時間も協議しておいたほうがいいですね。上手に付き合えば強い味方になってくれる動画配信サイトですが、M美さんの場合は自分がSNSの投稿をするために見せっぱなしにしているので、考えてしまいますね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月06日SNSのために浪費をしていたことがパパにバレてしまったM美さん。パパに怒られて「私だって……」と泣きながら訴えたのですが……涙に弱いパパのやさしさにつけ込んだM美さんは、「ごめんなさい……」と言葉では謝るものの、一切反省はしていませんでした。支払いについて聞かれても、「大丈夫」となんとか誤魔化したのですが、次の問題が起きて……? パパが戸惑う、娘が発した謎の言葉とは… 夫からお金の問題を追及されなくなり、ホッとしたM美さんでしたが、今度は娘ちゃんが泣き始めました。 「うわあぁぁ! いーぴーぴ! いーぴーぴ!!」謎の言葉に戸惑うパパですが、M美さんは思い当たるものが! 「これじゃない!? 動画配信サイト!」 タブレットの画面を見せると、娘ちゃんがピタッと泣き止みました。 「ほらやっぱり! “いーぴーぴ”だって! 面白いね」そう言って動画を見せ始めたのですが……? 娘ちゃんの機嫌が悪かった原因は、動画配信サイトを見られないことでした。最近は教育系のチャンネルもたくさん増えているので、動画配信サイトは上手に付き合えば強い味方。月齢によっても異なると思いますが、皆さんはお子さんにどんな動画を見せていますか? また、皆さんは動画を見せるときに時間制限を設けるなど、ルールを決めていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月05日服と雑貨を買った大量のレシートを発見したパパが「これ何!?」とM美さんを問い詰めました。すると、「今月だけたまたまよ……」と見え透いた嘘をつき……「フォロワーからの要望で、仕方なかったのよ……」と言い訳するM美さん。「俺だって毎日働いて貯金してるのに、SNSのためなんかにこんな浪費を!」とパパが怒鳴りました。すると、M美さんは「私だって……」涙ながらに訴え…… 夫に責められて涙を流す妻の本性は… 「私、やっと人に認められて……フォロワーの皆がリクエストしてくれるから……」涙ながらに語るM美さん。 「わかったから、もう泣かないでよ」おろおろしながらなだめるパパ。 しかしM美さんは……やっぱりチョローい!まったく反省していませんでした。昔から涙に弱いパパのやさしさにつけ込んだM美さんは、「無駄遣いしてごめんなさい……」表面的な謝罪をしました。 「それで、支払いは大丈夫なの?」パパから問われたM美さんは、「あ……うん、なんとか大丈夫」リボ払いのことを黙って誤魔化すのでした……。 強く責められて泣いてしまったのかと思いきや、涙に弱いパパのやさしさにつけこんだM美さんの演技でした。さらに支払いについて聞かれても、仕組みを理解せずに申し込みをしてしまったリボ払いについては何も言わないまま。皆さんは隠し事をすることなく、何でも相談できる夫婦仲になるためにしている工夫はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月04日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「辞めどき」です。ラジオで悩み相談を受けることがあります。仕事に行くのがツライという話を聞くと僕は「やりたくないことは一切やらなくていい」と、いつもはっきり答えるようにしています。これは、自分がこれまで生きてきた結果論ですが、自分が前向きに意欲を持って取り組めないことはやらないという選択をしてもいいんじゃないか、と思っています。僕自身も、新卒でせっかく採用していただいた会社を半年で辞めてしまった経験があります。いわゆる脱サラです。なんで会社を辞めてしまったかというと、まさに前向きに意欲を持って仕事に取り組めない、と感じてしまったからなんですね。たった半年ですけど、サラリーマンとしての忍耐力がなかったのだと思います。友達にも会社の先輩にも相談することなく辞表を出しました。当然会社には、かなり難色を示されました。それでも、辞めたいという気持ちを貫き通したのは、“人生は時間が決まっている”と思ったからです。どんどん年をとっていきますし、やりたいことがあるのならそれを早めに始めたほうがいい。向いてない、ツライと思いながら続けることほど無駄なことはない、と思ってしまったからです。僕は、会社を辞めてでも音楽を本気でやってみたかった。結果、ミュージシャンになれました。不思議なことにミュージシャンという仕事をする中でも、しんどいことやツライこと、逃げ出したいと思うことはたくさんあります。でもそういうプレッシャーは耐えられるんですよね。自分が選んだこと、良しと思ってやっていることであれば、人はツライことも耐えられる、乗り越えられるのではないかと思います。でも今これを読んでいる新社会人の方や仕事がしんどいと感じている方の中には、自分にはやりたいことなんてないし…と思っている方もたくさんいるのではないかと思います。でも僕はそれって、しっかり自分と向き合えてないだけなんじゃないかな、と思います。己の心の声をよく聞いて、それを素直に受け止めてみるのも大事です。とにかく迷っている方がいるなら岡崎体育がはっきり言います!「今が辞めどき、すぐ辞めましょう」。労働はツラくてしんどいことのほうが多い。だからこそ、やりがいを感じられることをやっているほうが幸せではないでしょうか。まず、辞めることから始めてみてください。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月03日娘ちゃんに続いて、くしゃみと鼻水が出るようになったパパ。体調不良の原因は散らかった部屋だと考え、M美さんへ掃除をすると再度提案しました。M美さんが抵抗しても、パパは掃除を始め……服と雑貨を買った大量のレシートを発見しました。「これ何!?」と問い詰めるパパに対し、「今月だけたまたまよ……」M美さんは見え透いた嘘をつくのですが……? 夫に浪費を問い詰められた妻は… 「今月だけたまたまっておかしいでしょ……」パパに詰められたM美さんは、「フォロワーからの要望で、仕方なかったのよ……」パパに背を向けて言い訳しました。 「ちゃんとこっちを向いて話をしてよ!」「俺だって毎日働いて貯金してるのに、SNSのためなんかにこんな浪費をされていたなんて!」 パパが怒鳴ると、M美さんの目からぽろっと涙が……。「私だって……必死で……フォロワーに……」泣きながらパパに訴えると……? 大量のレシートについて言い逃れしようとするM美さんを強く問い詰めるパパ。M美さんはついに泣いてしまいました……。M美さんの浪費で家計が圧迫……なんてことになっては大変ですし、さらに浪費の原因が娘ちゃんを放置しているSNSだと思うと、パパが強く責めるのも理解できます。M美さんがすべて説明して、謝って仲直りできると良いですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月03日嘘の効果を書いてPR案件の投稿を続けるM美さん。さらにM美さんがSNSをしている間は、娘ちゃんが鼻水を垂らしていようとお構いなしで、動画を見せて泣かないようにしていたのですが……ついに娘ちゃんに続き、パパもくしゃみと鼻水が出るようになってしまいました。散らかった部屋が原因だと思ったパパは、M美さんへ再び掃除をすると提案。「は!? いらないって言ってるのに!」とM美さんが抵抗しても、パパに「今回はダメだよ。娘ちゃんにも被害が出てるんだから」と言われてしまい……!? パパが掃除中に大量のレシートを発見! M美さんの抵抗も虚しく、掃除を始めるパパ。すると大量のレシートを発見しました。「え……これ全部服と雑貨!?」 「見ないで!!」必死の形相でパパが見ているレシートを奪い返そうとするM美さんですが、失敗してしまいました。 「M美……これ何!?」青ざめてレシートを突き出すパパに、M美さんは……「別に……今月だけたまたまよ……」見え透いた嘘をつくのですが……? SNSのために購入した服や雑貨のレシートを溜め込んでいたため、掃除をしていたパパにあっさり見つけられてしまいました。さらにパパに詰められると、“今月だけたまたま”と言い逃れするM美さん。皆さんは、今月は使いすぎてしまった……というとき、パパに相談したり、謝ったりしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月02日お金欲しさにPR案件へ飛びついたものの、PRの投稿をすると、フォロワーが減ってしまうデメリットもありました。それでも、お金の方が大事になっていたM美さんは、受けられる依頼はすべて引き受け……PR案件の美容アイテムで効果が薄いものや、肌に合わない美容アイテムも写真を加工し、何事もなかったように嘘の投稿を続けました。さらにM美さんがSNSをしている間は、娘ちゃんが鼻水を垂らしていようとお構いなしで、動画を見せて泣かないようにしていたのですが……? パパが再び掃除を申し出ると…… 娘ちゃんに続いてパパもくしゃみと鼻水が……。「家に入った途端に鼻がムズムズする……」鼻水が出て機嫌が悪い娘ちゃんを見て、部屋が散らかっていることが原因では……と思うパパ。「M美、俺やっぱり掃除するわ。雑巾かして」ハウスダストアレルギーということもあり、パパは再び掃除することを申し出ました。 「は!? なんでよ!? いらないって言ってるのに!」抵抗するM美さん。「前も言って、結局やってない。今回はダメだよ。娘ちゃんにも被害が出てるんだから」正論でパパがM美さんを諭すのですが……? 娘ちゃんに続いてパパも鼻水が出て、体調を崩してしまいました。さらに、パパが掃除をすると言ってくれているのに、またもやM美さんは拒否! 子どものお世話をしながらさまざまな家事をこなすのは大変です。しかし、子どもを含め家族の体に害が出てしまっているのなら、SNSより優先して掃除をしてあげたいですよね。掃除をして、娘ちゃんとパパの体調が改善されると良いですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月01日パパをモラハラに仕立て上げた嘘の文章を添え、SNSへ投稿するM美さん。「離婚した方がいい」というコメントを見て、「しねーよバーカ」とあざ笑っていました。そんなM美さんはSNSの投稿を収益化できないかと躍起になっていると……ついにそのときが来ました! 届いたのは、美容系のPR案件。「やる! やります!」M美さんはお金欲しさにすぐ飛びつきました。しかし、PR案件のなかには思ったより効果が薄いものもあり、そんなときは写真を加工して効果を誤魔化してSNSへ投稿するのでした……。 娘を放ったらかしてPR案件に夢中に… ※必ずしもすべてのSNSのPR案件にあてはまるとは限りません。また、PR案件並びにPRをされている方・アカウントを批判・否定するものではございません。 M美さんがSNSをしている間、娘ちゃんには動画を見せて泣かないようにしていました。動画を見る娘ちゃんは鼻水が垂れていますが、M美さんは気にしていません。 嬉々として引き受けたPR案件でしたが、投稿するとフォロワーが減ってしまうというデメリットもありました。 それでも、お金の方が大事になっていたM美さんは、受けられる依頼はすべて引き受けました。しかし、PR案件のアイテムのなかには肌に合わない美容アイテムもありました。それでも何事もなかったように投稿し、フォロワーから来た質問にも「潤ってますよ〜(問題はなかった)」と返信するM美さんなのでした……。 「フォロワーだけが味方!」と言っていたM美さんでしたが、お金に目がくらみ、PR案件でも嘘をついてしまいました。前回同様にしっかり依頼元の企業やアイテムを精査しなかったため、トラブルに巻き込まれ始めています。お金欲しさに嘘のコメントを書くと、自分だけでなくフォロワーにも大変な迷惑をかけてしまうので、気をつけないといけませんね。さらに、娘ちゃんは鼻水が垂れているので体調を崩している様子……。SNSに夢中になっておむつ替えを怠ってしまい、お股かぶれにしてしまったこともあったので、娘ちゃんの体が心配です。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月31日掃除がしたいというパパをM美さんが突き飛ばした拍子に、パパが持っていたインテリア小物を落として割れてしまいました。M美さんの態度に驚きつつ、パパが割れたガラスを片付けようとすると……「映えだわぁ!」と言って必死に写真を撮るM美さん。ドン引きするパパを尻目に、「旦那に突き飛ばされて割れちゃった」と嘘の文章を添えてSNSへ投稿しました。「離婚した方がいい」というコメントを見ると、「しねーよバーカ」とあざ笑うM美さん。そんなM美さんは、SNSの投稿でなんとか収益化できないかと躍起になり……? ついに待ちに待ったPR案件が…! ※必ずしもすべてのSNSのPR案件にあてはまるとは限りません。また、PR案件並びにPRをされている方・アカウントを批判・否定するものではございません。 収益化したくてうずうずしていたM美さん。ついにそのときが来ました。 届いたのは、痩せるサプリや美脚になれるスパッツなどのPR案件。「やる! やります! 即OK! 即返事!!」M美さんはお金欲しさにすぐ飛びつきました。 初めてのPR案件に喜び、何枚も写真を撮影。ただ、PR案件のなかには思ったより効果が薄いものもあり、そんなときは写真加工し、誤魔化してSNSへ投稿するのでした……。 SNSの投稿についた応援コメントなどに喜んでいたM美さんですが、それだけでは満足できなくなり、ついに収益化のためにPR案件に手を伸ばしました。PR案件自体は悪くないものの、依頼元の企業を見極めてから受けないと、トラブルの原因になってしまうことも……。精査せずにすぐに飛びついてしまったM美さんの今後が心配ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月30日家事をするパパに「うるっさいわね!」と理不尽に怒鳴りつけたM美さん。SNS上のモラハラパパと、現実世界の家事に協力的なパパがかけ離れていくストレスを発散するため、嘘の投稿をすると……応援コメントがつき、満足げに笑うM美さん。しかし、現実世界の散らかった部屋を「掃除していい?」とパパが言い出すと、M美さんが「私がやるから!」とパパを突き飛ばしました。すると、その拍子にインテリア小物が落ちて割れてしまい……!? パパが片付けようとするとママがまさかの…!? 「どうしたんだよ急に……」とM美さんに驚きつつ、パパが割れたガラスを片付けようとすると……「待って! これは目を引く写真になるわ! 映えだわぁ!」そう言って必死に写真を撮るM美さん。それを見てドン引きするパパ……。 撮った写真とともに、「旦那に突き飛ばされて割れちゃった」という嘘の文章を添えてSNSへ投稿したM美さん。「離婚した方がいい」というフォロワーたちのコメントを見て、M美さんは「離婚? しねーよバーカ」とあざ笑っていました。そんなM美さんはSNSの投稿で収益化できないかと必死になり……? 実際とは真逆の嘘を投稿をして、悲劇のヒロインを装うM美さん。さらに驚くことに、M美さんを心配するフォロワーの声さえもバカにしてしまっています。SNSを始めた最初のころは褒めてくれるフォロワーを喜んでいたはずなのに……SNS中毒は恐ろしいですね。自分の不幸話をする人に出会ったとき、皆さんならどのように対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月29日仕組みをよく理解しないうちにクレジットカードのリボ払いの申し込みをしたM美さん。休日になり、「これからは家事を手伝う」と言っていたパパが有言実行して、実際に協力してくれたのですが……M美さんはスマホばかり見て「うるっさいわね!」と理不尽にパパを怒鳴りつけました。SNSでモラハラに仕立て上げたパパと、現実世界の家事に協力的なパパがかけ離れていくことにストレスを感じ、そのストレスを発散するため、嘘の投稿をして……? イライラしていたママがついに…! 嘘の投稿についたコメントを読んで、満足げに笑うM美さん。 「なんか物増えた? 俺ちょっと掃除していい?」SNSのために買った物で溢れかえった部屋を、パパが掃除したいと言い出しました。 「しなくていい! 私がやるから!」パパを突き飛ばすと、持っていたインテリア小物を落として割ってしまい……!? 嘘の投稿内容で褒められたり、励まされたりして喜んでいるM美さん。嘘をついてでも承認欲求を満たしたい、というところにSNS中毒の闇を感じてしまいますね。さらに、洗濯に加えて掃除をすると申し出てくれたパパを突き飛ばしてしまいました。休日に少しでも家事分担できたらうれしいものだと思いますが、皆さんはパパに家事をしてもらうなら、何を担当してもらいますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月28日SNSに嘘まで書くようになったM美さん。そんなM美さんにいつもより高いクレジットカードの支払い請求が届き、「やばい! 払えない」と焦っていると……!?支払いを毎月一定にできる“リボ払い”を見つけたM美さん。「よくわかんないけど助かった!」リボ払いの仕組みをよく理解しないまま申し込みをしました。休日になり、「これからは家事を手伝う」と言っていたパパが有言実行して、実際に協力してくれているのですが……? 家事に協力的なパパにイライラ…! 「洗濯物ない? 洗うよー」パパがM美さんに声をかけても、返事をせずにスマホを見てばかり。「おーい」「うるっさいわね!」 「どした? 何怒ってんの!?」「何でもないわよ!」家事をするパパにイライラするM美さん。“家事ができない妻”と遠回しになじられているような気がすること、さらに家事に協力的な現実のパパとモラハラに仕立て上げたSNS上のパパがかけ離れていくことにストレスを感じていました。そしてそのストレスを発散するため、M美さんは“いいね”を求めて嘘を重ねる……そんな悪循環を繰り返していたのでした。 現実のパパと自分が創り上げたSNS上のモラハラパパが乖離していて、ストレスを感じているM美さん。家事の分担ができることを素直に喜んで、2人で協力できたらきっと夫婦仲がより良くなりますよね。皆さんはパパとどのような家事の分担をしていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月27日パパと仲直りしたという投稿に来た批判的な妬みコメントにショックを受けたM美さん。「私に求められているのは“モラハラ夫と正義の妻”だ」と思い直し……!?SNSには100均グッズやプチプラコーデ紹介のほか、パパの愚痴を大げさに書くようになり、ついには嘘までつくようになってしまいました。そんなM美さんの元に、いつもより高いクレジットカードの支払い請求が届き、「やばい、どうしよう! 払えないよ」と焦っていると……!? 仕組みを理解しないまま申し込みをして… 「どうしよう……何か良い方法ないかな?」M美さんが見つけたのは……支払いを毎月一定にできる“リボ払い”。「毎月3万、いや2万ずつ返せば良いや! よくわかんないけど助かった! ポイントもついてお得だわ!」そう言ってクレジットカードのリボ払いの申し込みをしました。 そして次の休日には、パパが家事をする姿が……。 リボ払いの仕組みをあまり理解せず、直近で支払う金額を減らせたことに安心してしまったM美さん。きちんとメリット・デメリットを理解して正しく利用しないと、「返済が滞ってしまった!」なんて恐ろしい事態になりかねません……。皆さんはクレジットでの支払いの際、注意していること、工夫していることはありますか? 前のお話:「詐欺!?嘘でしょ!?」SNSにハマりすぎて予想外の展開に…!? #私がSNSを辞めた理由 27著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月26日パパと仲直りしたという投稿へ批判的な妬みコメントが来て、キレたM美さん。他にもコメントを確認すると……「被害者面からの幸せアピ痛いw」とまたもや誹謗コメントが。ショックを受けて泣きながら寝込むと、気づけば朝に。「そうだった。私に求められているのはキラキラじゃない……」M美さんに求められているものとは……? いいねのために嘘をつき、家は荒れ果て… 「私に求められているのは“モラハラ夫と正義の妻”だ」そうしてSNSの投稿は、100均グッズやプチプラコーデ紹介のほか、パパの愚痴を大げさに書くようになりました。 さらに、いいねを増やすため少しずつ嘘を織り交ぜるようになり、その一方、家の中は荒れていきました。 そんなM美さんは気がかりなことが……。「嘘でしょ!? いつの間にこんなに使っちゃったの!?」クレジットカードの支払い額がいつもより高くなっていました。詐欺かと思って明細を確認すると……「全部私の買い物だ……やばいやばいどうしよう! こんなの払えないよ!」 SNSの写真のために買い物が増えたことで、いつもより高いクレジットカードの請求が来て、「払えない!」と焦るM美さん。キャッスレス化が進み、現金の授受をしないことでお金を使っている感覚が薄れ、クレジットカードの請求額に驚いた経験がある、という方も多いと思います。キャッシュレスで支払いをする際も“いくら使った”と自分でしっかり覚えておかなければ危険ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月25日みなさんは義実家の方々からトンデモないLINEが来た経験はありますか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した「義実家トラブルLINEエピソード」をご紹介します!夫の告げ口を受けた姑が…出典:lamire2人目の子どもが産まれてすぐ、夫が急に仕事を辞めました。相談もなく急だったので「これからの生活どうするの!?」と少し口論に…。すると夫が姑にそのことを話したらしく、後日姑から長文のLINEが。「◯◯ちゃん(私)は息子に厳しすぎる!そんなにお金お金言うならあなたが働けばいいじゃない」というようなことが書いてありました。当時、私は産後1カ月。この状況で自分の息子よりも私に働けと言ってくる姑に愕然としました。(30歳/専業主婦)家族総出の食事会で…義実家と私と兄家族、総勢11人で地元の少し高級なレストランに行ったときのことです。レストランに到着するなり姑はお手洗いに行き、お手洗いから戻ると「LINEとか確認した方がいいんじゃないの」としつこく言ってきました。変だなと思い、確認すると姑からのLINEで「うちは全員1番高いコース注文して」とメッセージが…。こちらの奢り前提の発言なので絶句です…。(女性/会社員)いかがでしたか?こんな姑と付き合うとなると骨が折れそうですね。せめて旦那さんだけは味方でいて欲しいものです…。以上、義実家LINEトラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月25日SNSのフォロワーの反応に「私の生きている意味はこれだ!」と喜ぶM美さん。「さっき夫と喧嘩して……SNSをするなって言われたの」とパパの愚痴を投稿すると……「(パパに)見つからないように(SNSを)やらなきゃね」と呟きました。パパの愚痴投稿にはたくさんの応援コメントが届き、自分の味方はフォロワーだけだと確信。そしてそのなかに「それってモラハラ(モラルハラスメント)じゃないですか?」というコメントを見つけたM美さんは…… ママが悪い方向にSNSの影響を受け…… 「あはっあはっあはは! それいいかも!」「その方が同情してもらえる! 応援いいねも伸びるはずだわ!」そう言って、娘ちゃんが泣くのもお構いなしにSNS用の写真撮影に夢中になるM美さん。 一方のパパは帰宅途中にSNSで人気のスイーツの行列を発見し……? フォロワーのコメントを読んで、SNS内でモラハラパパに仕立て上げようと思い立ったM美さん。さらに娘ちゃんが泣いているのに、またもやSNSに夢中になってしまっています……。SNSにいいねや応援コメントをもらえると励みになりますが、いいねやコメントに振り回されM美さんのような行動に出てしまうと、家族や周りとの関係にも影響が出てしまいそうです。M美さんがどうなっていくのか心配ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月20日大人気マンガシリーズ、今回は鳥野とりこ(@torico_bird)さんの投稿をご紹介! 「保育士さんが一斉退職した話」第10話です。息子を迎えに行ったある日。ふと視線を感じると、先生たちが園長を睨んでいて…!?モヤモヤする…出典:instagram普段優しい先生たちが…!?出典:instagram何かあるはずだけど…出典:instagram聞きづらい!!出典:instagram翌朝出典:instagramまた!?!?!出典:instagramこれは聞きたい…!!出典:instagramもう限界だ…!出典:instagramお迎えで…出典:instagram息子の担当の先生までもが退職することに。さすがに真実を聞いてみると決心した母ですが、どうなるのでしょうか…!?次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@torico_bird)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月19日ヘアサロンで美容師さんに「私、インフルエンサーなんです。SNSにアップする写真を撮らなきゃいけなくて……」と話すM美さん。さらに「今一番流行ってるからこれにして」とスマホの写真を見せ……フォロワー数を美容師さんから問われると「えー……は、8万人とか?」見栄を張って実際の10倍の数を答えたM美さん。フォロワーを増やすコツを問われると、優越感に浸りながら「毎日面白い写真を上げるのが重要。何より大事なのは、フォロワーの心をつかむことね」と語り…… ヘアサロンが終わっても真っ直ぐ帰らず…… カットとカラーが終わり、完成した自分を見ると……「良いじゃない! 気に入ったわ!」興奮気味に写真を撮り、ヘアサロンを後にしたM美さん。 家に帰ったら集中できないし……と外でSNS用の写真加工作業をすることに。熱中しているとすっかり日が落ちて、画像が完成したころには辺りが暗くなっていました。嘘でしょ……早く帰らなきゃ!M美さんが帰宅すると…… 久しぶりのひとり時間は、したいことが山ほどありますよね。時間を忘れてしまうほど夢中になれる趣味はステキですが、やはり限度があります。みなさんは何かに熱中しすぎて気づいたら日が暮れていた……なんてことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月14日SNSへ投稿するための写真を撮るべく、パパが休みの日に娘ちゃんを預けてひとりで出かけることにしたM美さん。しかし、最近娘ちゃんがよく泣くことをパパに問われると……「そういう時期なんだよ。自我が芽生え始めてさ……」とごまかしながら答えつつも、“あれが原因かも……”と思い当たることがあるのにパパへ伝えないM美さん。そして数日後……M美さんはパパに相談して獲得した久しぶりのひとり時間を満喫していました。一方、ずっと泣き続ける娘ちゃんに困惑したパパがおむつを替えようとすると…… 病院へ急行! 診察した医師から告げられたのは… 「股の内側が真っ赤だ! かわいそうに……痛かったんだな」パパが病院へ連れて行くと…… 「これはひどいね……」「もうちょっとおむつ替えの頻度を見直した方が良いわね」医師の言葉を聞き、パパは帰宅したときに娘ちゃんが泣きやまなくて、たぽたぽだったおむつを替えた日のことを思い出しました。 そんなことになっているとは知らないM美さんは、ヘアサロンでSNS用の写真を撮り……。 娘ちゃんが泣いていた原因は、長時間おむつ替えをせずに放置してできた“おむつかぶれ”でした。パパが一目見てわかるレベルまで悪化していたなら、M美さんも気づいていたはず……。ここまで来ると、“趣味に没頭していた”では済まされませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年05月11日