皆さんは、立ち会い出産をした経験はありますか? 今回は「出産直前の妻の発言」にまつわる物語とその感想を紹介します。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言立ち会い出産をして…妻が妊娠して、立ち会い出産を決めた主人公。出産当日、義母と一緒に頑張っている妻を応援して…。必死に応援出典:モナ・リザの戯言「もう無理ッ」と痛みに耐えている妻を、主人公は「頑張れ!」と必死に応援します。息切れしながらも妻は一生懸命いきみ、出産は無事に進んでいたのですが…。出産の直前も、妻は「もう無理!!」と大声をあげました。そして意識がもうろうとするなか、妻は大声で知らない男の名前を叫んだのです。主人公は「え?誰?」と違和感を抱き、困惑。さらにその場面を見ていた義母も、絶句するのでした。読者の感想意識がもうろうとしていると、突拍子もない発言をしてしまうのかもしれませんね。そんななか叫んだ言葉が知らない男の名前だったなんて、かなりショックです。(50代/女性)主人公である夫との立ち会い出産はとても心強いと思います。しかし、知らない男の名前を叫んだ妻には言葉を失いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(lamire編集部)
2024年02月01日皆さんは、パートナーに裏切られた経験はありますか?今回は「立ち会い出産後に逃亡した夫」にまつわる物語とその感想を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言息子を出産夫と結婚し、息子を出産した主人公。家族3人で幸せな家庭を築いていきたいと思っていました。ところが立ち会い出産後、夫が突然失踪し、置手紙だけが用意されていて…。逃亡した夫出典:モナ・リザの戯言置手紙には「子育ては無理」「探さないでください」と書かれていました。あまりに身勝手な内容に「ありえない…」と激怒する主人公。さらに退院した主人公が帰宅すると、机の上に離婚届が置かれていたのです。その後、夫が浮気相手のもとへと逃亡していたことが判明。主人公は夫と離婚し実家へ帰りますが…。なんと後日、夫が「復縁したくなってさ」と意味不明なことを言いながら、主人公の元を訪ねてきてトラブルに発展するのでした…。読者の感想息子が産まれてこれからという時期に突然いなくなるなんて信じられません。身勝手な夫に心底呆れてしまいました。(50代/女性)出産に立ち会った夫は家族思いだと思ったのですが…。失踪した夫の身勝手な行動に呆れ、さらに浮気までしていたとは驚きです。(20代/女性)
2024年01月20日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言立ち会い出産でまさかの事態に妻の出産に立ち会っていた主人公。必死に妻を励ましていたそのとき、妻が知らない男性の名前を叫んだのです。その後、妻は無事に出産し、看護師から「おめでとうございます」と言われましたが…。感動の瞬間にもかかわらず、ショックを受けた主人公はそのまま帰宅しました。先に帰る主人公出典:モナ・リザの戯言退院後は義実家に行った妻。主人公は心にわだかまりを抱えながらも、義実家に通っていました。そんなある日、義父と妻が子どもを連れて病院に行っていたときのこと。主人公がいつものように義実家にいると、義実家に義父から驚きの電話がかかってきたのです。問題さあ、ここで問題です。主人公はなぜ驚いたのでしょうか?ヒント義父と妻はすぐに病院から帰ってくる予定だったのですが…。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「子どもと妻がどこかへ行ってしまったから」でした。義父が出産時の発言を問い詰めると、子どもを連れていなくなってしまったという妻。予想外の事態に主人公は驚いたのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2024年01月19日皆さんは、出産現場に立ち会った経験はありますか?今回は「立ち会い出産で外国人の子が生まれた」を紹介します。イラスト:じゅんエピソード:サレ夫@立ち会い出産で外国人の子が産まれた。▶漫画家HP▶原作者Instagram妻との幸せな結婚生活主人公は20代の会社員。2つ下の妻と結婚し、幸せな生活を送っていました。結婚して1年ほど過ぎたころ、妻が妊娠し、主人公は大喜び。ところが妻はなぜか曇った表情を浮かべています。さらに、突然英語の勉強を始めた妻に、なんとも言えない違和感を覚えた主人公。そんなとき、妻の陣痛が始まり、いよいよ出産を迎えることに…。ついに産まれた!出典:Instagramついに子どもが産声を上げ、主人公は嬉しくて天にも昇る気持ちになりました。ところが、産まれてきた子どもは明らかに外国人の姿をしていたのです。「俺の子じゃない…!?」とショックで呆然としてしまう主人公。その後、これまでの違和感を思い出した主人公は、妻が外国人と浮気していたことに気づいて絶望するのでした。幸せなはずが…妻の裏切りを知り絶望してしまった主人公。主人公の気持ちを考えると胸が痛くなるエピソードでしたね。※本文中のエピソードは投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年07月13日「立ち会ってほしいけど……」 この投稿をInstagramで見る おばたのお兄さん(@bataninmari)がシェアした投稿 山崎夕貴アナとおばたのお兄さんは2018年に結婚。今年3月に不妊治療を経て山崎アナが第一子を妊娠したことを発表しました。この夏に出産を予定しており、山崎アナは7月から産休に入っています。おばたのお兄さんのYouTubeチャンネルでは9日に「立ち合い出産について深刻な問題が発覚しました」というタイトルで夫婦動画を更新。出産に立ち会うか否かについて、当初は「絶対に立ち会い出産にしたい」と希望していたものの、それが難しくなりそうだと明かしました。「出産の立ち会いは絶対にしたいと俺は思ってたし、今も思ってる」という、おばたのお兄さん。その理由は二つあって、ひとつは「奇跡の瞬間に立ち会いたい」から。もうひとつは、「たんちゃん(=山崎アナのこと)の性格わかってるからさ、俺は絶対にいてほしいだろうなって。全信頼を置いてくれてるわけじゃん」と、初めての出産に臨む妻のそばにいてあげたいという思いからだといいます。しかし結論として、出産への立ち会いは「物理的にだいぶあやしい」状況に。というのも、この夏、昨年大好評だった舞台『千と千尋の神隠し』の再演が決定しており、おばたのお兄さんも青蛙役のキャストで続投。8月いっぱいは名古屋で公演を行うため、いざ陣痛がきても病院に駆けつけることが難しそうなのです。名古屋ー東京間は新幹線で一時間半ほどの距離なので、もしも休演日とうまく重なれば奇跡的に立ち会うことができるかもしれません。とはいえ、山崎アナは「立ち会ってほしいけど、とうの昔に1人で産む覚悟は決めました」とキッパリ。「等身大の人形を置いといてほしいとか要望ある?」と聞かれると、「声入りの人形ならほしい。リラックスだよー、みたいな」とリクエストし、おばたのお兄さんは「わかった、じゃあひたすらいろんなパターンのVTRね!」と、出産用にたくさんの応援VTRを用意すると宣言していました。山崎アナの体調は安定しており「普通に生活できています」といいますが、妊娠前とはもちろん違い、眠りが浅かったり、体のあちこちが痛いといった不調はあるそう。最近は、おばたのお兄さんが寝落ちするまで腰をマッサージするなど、妊娠後期の体をいたわっているそうです。妊娠後期にひどくなる腰痛妊娠後期~臨月になると、腰痛に悩まされる妊婦さんは多いです。大きくなったお腹を支えるため、反り返った姿勢をとってしまいがちなので、その姿勢が腰に大きな負担になるのです。また、ホルモンの影響で、骨盤にある恥骨結合などが緩んでくることで、腰だけでなく恥骨にも痛みを感じることもあります。大きくなった子宮で坐骨神経が圧迫され、お尻や太ももの裏側が痛くなる坐骨神経痛になる場合もあります。痛みを和らげる方法としては、立ったまま背中を壁に密着させて、腰のくびれ部分を壁に押し当て息を吸い込む方法(骨盤傾斜運動)が有効とされています。痛い部位を入浴やカイロで温めるのも良いですね。ただし入浴の場合、長湯は避けましょう。痛み止めとして市販のシップを貼る場合は、必ず医師に相談してください。参照【医師監修】妊娠後期の注意点!7つのマイナートラブルと対処法
2023年07月10日見知らぬ人と、気持ちがつながったように感じたことはありますか? 袖振り合うも多生の縁というように、ちょっとした出会いのなかにも印象に残る出来事があるかもしれません。 今回は「立ち会い出産で遭遇したエピソード」を紹介します!夫にとっても試練の立ち会い出産妻の出産に立ち会った私。陣痛から8時間が経ち、赤ちゃんが生まれたのは朝になってからでした。妻はもちろん大変でしたが、ずっと手を握り、背中をさすっていたため、私も疲労困憊に…。隣の部屋から出てきた人と思わず…そのとき、隣の分娩室からも産声が聞こえ、疲れ果てた様子の旦那さんが出てきました。顔を合わせた瞬間、私たちは言葉は交わさずともがっちり握手をして、互いをたたえ合いました。言葉がなくても、お互いの感じていたことは伝わったと思います。お互いが支え合い、その場にいることで力を与え合えたことが嬉しく、感慨深かった瞬間でした。(匿名)まるで戦友のような気持ちに!?大変な状況でこそ、同じ思いをした相手との共感性は強まるもの。言葉を交わさなくても思いが伝わり、立ち会いの疲れも吹き飛んだかもしれませんね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年04月29日2020年、私はコロナ禍で第1子を出産することになりました。大学病院を選んだため、コロナ対策で立ち会いはおろか、面会も一切禁止。ずっと前から夫婦で立ち会い出産を夢見ていたのでショックでしたが、あきらめざるをえませんでした。結局、他の産院に移ることもなく、そのまま大学病院で出産することに。しかし、何かいい方法はないかと病院と相談。今回私が体験した、コロナ禍だからこそできたにぎやかな出産についてお伝えします。立ち会い不可! 面会も不可!妊娠3カ月のとき、夫の仕事の都合で実家がある関西から北陸地方へ引っ越すことになり、右も左もわからない土地での出産となりました。いろいろな産院を調べたところ、コロナ禍でも立ち会いや面会が可能なところもありましたが、私の場合は体外受精での妊娠、また高齢出産ということもあって、リスクケアを重視し大学病院を選びました。 地域の中核病院となる大学病院では本来は1人まで出産に立会うことができていましたが、コロナ禍で立ち会いはおろか面会も一切禁止に。見知らぬ土地ということで会話のテンポが違うことや方言が理解できずとても孤独でした。そして誰も会いにこられないなかで初めての出産をすることになりました。 リモート立ち会いなんとか出産の瞬間を家族と共有することはできないか助産師さんに相談し、LINEのビデオ通話での中継を思いつきました。しかもLINEならグループでテレビ電話をすることもできます。お医者さんや助産師さんも携帯電話の操作や設置を協力してくれるとのこと。 まずは、事前に夫や関西にいる家族の総勢5名でLINEグループを作成。参加者にはビデオ通話がかかってきたら出てもらうようにあらかじめ打ち合わせしておきました。 LINEが可能にしたにぎやかな出産分娩室に移動する直前、とてつもない痛みに襲われながらも、なんとかグループLINEのビデオ通話ボタンを押すことに成功! 携帯電話スタンドを持ち込んでいたので顔だけが映る角度に病院の方々に設置してもらい、いざ出産! 分娩室に移動してから約1時間後、携帯電話からみんなが送ってくれる声援に励まされながら、無事長男を出産することができました。病院の方に協力していただき、ぐったりする私の横でみんなのうれしそうな声が聞こえてきました。 リモート立ち会いの良さコロナ禍以前、大学病院のルールでは1人まで出産に立会うことができていました。しかし今回リモート立ち会い出産によって、本来なら立ち会うことができない人数や、遠方の家族とも誕生の瞬間を共有することができました。生まれたばかりの元気に産声をあげる長男の様子を病院の方がグループLINEに映してくださり、家族全員見ることができました。 振り返ると、とてもにぎやかな出産だったなと、いい思い出です。いつか長男が大きくなったら「あなたが生まれたときはコロナ禍で大変だったけど、たくさんの人に見守られてとてもにぎやかな出産だったのよ」と話してあげようと思います。1つ改善点をあげるなら、陣痛中に通話ボタンを押すのは大変だったので、余裕のあるときにつないでいればよかったと思います。 監修/助産師REIKO著者:竹内 かなこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年08月13日出産時に便意を感じたと出産経験のある友人たちから聞き、実際うんちが出てしまうのでは?と心配になった私。幸い、1人目の出産時は立ち会い出産ではなかったので夫に見られてしまう心配はありませんでした。これは2人目に夫の立ち会い出産を希望した際に、私が夫にうんちを見られてしまうかも!と焦っていろいろ対策をした体験談です。※コロナ禍前の体験談です 出産時にうんちが出ちゃった!?先に出産した友人たちから、赤ちゃんを産むときはうんちが出そうな感覚だったと聞き、出産時にうんちが一緒に出てしまうのでは?と心配になった1人目妊娠中の私。しかし恥ずかしさから助産師さんに対処法を聞くことができず出産当日を迎えました。 陣痛が来ると便意を感じて何度もトイレに行きましたが、うんちは出ませんでした。そして出産後に便秘になった私は、出産時にうんちが出ていたことを助産師さんに聞かされたのです。自分の意識していないときにうんちが出ていたと知り、驚きと恥ずかしさでいっぱいでした。 立ち会い出産で心配なことは…それから数年後、2人目の出産時は夫の立ち会いを希望しました。心配だったことは、出産時にうんちが出てしまったら夫に見られてしまうのでは?ということ。前回の出産時にはいつ排便していたのか気づかなかったので、対策に困りました。 それからはネットで検索する日々。私の心に留まったのは「出産時の排便はしょうがないこと。助産師さんが素早く対処してくれるので気にしないのが一番」という力強い先輩ママの言葉でした。 出産当日、私なりの対策2人目の出産当日、私の対策は2つ。陣痛が来る前に排便しておくこと、もしも排便できなくても気にせず出産に臨もうということでした。陣痛誘発剤を使った出産だったので、事前に何度か排便を試みましたが出ず、そうこうしているうちに陣痛はみるみる進み分娩室へ。 結局、2日間便秘のまま出産することになったので、今回も出産時にうんちが出てしまったかもしれません。幸いなことに夫は写真撮影と私の手を握ることに必死で、カバーで覆われた下半身は見えなかったと言いました。 結果、私の出産時にうんちが出てそれを夫に見られてしまうかもという不安は、杞憂に終わりました。2度の出産を経て、排便は気にせずに赤ちゃんのことに意識を集中させればよいと気づきました。助産師さんたちはプロ。もしもうんちが出てしまっても素早い手つきで処理してくれると確信しました。 監修/助産師REIKO著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2022年08月04日皆さんは旦那さんのちょっとしたことにでもイラっとしてしまった経験はありますか? 一緒に暮らしているからこそ、些細なことでも気になってしまうものです…。 今回は「夫に対して最強にイラっとした瞬間エピソード2選」をご紹介します。出産の立ち会い2人目を出産する際、立ち会いがこのご時世によりできなくなりました。「立ち会いしたかった?」と夫に聞くと、「あんな痛み1人で耐えれるわけないじゃん。何かあった時のためにそばにいてあげたいよ」と言われました。ですが、旦那は自分がただ“立ち会うという武勇伝が欲しかっただけ”の気持ちだったことを私は後々知ることに…。退院後すぐ家の片付けをしてたら、隣で寝てる夫。1人で陣痛出産に耐えた産後の私をもっと労われよと心から思った瞬間でした。(女性/パート)危ないパパうちの主人は“危ないパパ”です。子どもが階段に行くと危ない、窓から電車を見ると危ない、お料理の手伝いで包丁を持つと危ない、私の体操グッズが床に置いてあると危ない。もう数え切れないほど危ないばっかりの主人。でも危ないと言うだけでそこからどうしたらいいのかの提案は全くしません。4人の子どもの親ですがずっとこの調子で、きっとこれからも過保護すぎるパパのままいくんだろうなぁ~と半ば諦めています。(女性/専業主婦)皆さん旦那さんが原因でイラっとしてしまった経験は多々あるようです…。こうならないためにも、日々お互い思いやりの心を忘れないようにしましょうね。以上、夫にイラっと体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年04月23日芦田愛菜さんや倖田來未さんのものまねでお馴染み! お笑い芸人やしろ優さんの妊娠インタビュー3回目は、出産方法を始め、立ち会い出産や里帰り出産など、出産に焦点を当ててお話を伺ってみました。ほかにも、産後の仕事のスタンスや理想のママ像などについても取材させていただきました。立ち会い出産が可能なら、パパに立ち会ってもらいたい!ー出産方法や里帰りについては、どうされるご予定ですか? やしろさん:実は逆子ちゃんだったんですけど、前回の妊婦健診で直っていたので、自然分娩になりそうです!出産後は母や面倒を見てくれると言ってくれていて、妹も近くにおりますし産後はちょっと甘えようかなと思っています。 ー無痛分娩を選ぶ方も増えてますが、ご検討されなかったのでしょうか? やしろさん:妹にも「お姉ちゃんは痛みに弱いから絶対無痛のほうがいいよ」って言われていたんですけど、妊活でお世話になっていた先生が産科もやっていて通院しているのですが無痛分娩をやっていないので、選択できませんでした。でも無痛にできなくても、その先生にお願いしたかったので自然分娩で頑張ります! ー立ち会い出産は”今の段階では、できるかどうかはわからない”と仰っていましたね。パパ自身はもともと立ち会いを希望されていたんですか? やしろさん:私が立ち会ってほしくて「しんちゃん立ち会ってね!! 」って最初から言っていたので、旦那さんの意見は聞いたことはないです(笑)。出産シーンを見るのは大丈夫なほうだと思いますけど、本心はどうなんでしょう? 旦那さんは「わかった」って言いつつ「まあ、コロナ禍だしなぁ」とも言っていました(笑)。でも、私はやっぱり苦労して産むところを見てほしいんですよね。「産まれたよ! 」って報告を受けるより産まれるところをちゃんと一緒に見てほしいって気持ちが強いです。 ー立ち会いできるといいですね。今は自然分娩に向けてイメージトレーニング中でしょうか? やしろさん:そうです! ベビーベッドを譲ってくださった方がヨガの先生をされていて、「優ちゃん、呼吸法はちゃんとやっといたほうがいいよ」っていうアドバイスはいただきました! でもコロナ禍の出産なので、妊婦さんもマスクしないといけないらしいんです。マスク出産を経験した方からは「すごい苦しかった」って聞いてちょっと不安もあります。でも……うん、何とかなる!(笑)。 産後のお仕事は、様子を見ながら続けたい!ー産後のお仕事についてはどのように考えていますか? やしろさん:妊娠中はセーブしつつも、ギリギリまでマネージャーさんと相談しながらお仕事をやってきたので、産後も同じく相談しながら続けていければと思っています。産後の1カ月ほどは実家に行くつもりなので、復帰はそのあとですね。 ーママになって復帰されるのも楽しみです。 やしろさん:ありがとうございます。YouTubeは後輩と一緒に毎日更新しているので、こちらも産後も続けたいです!出産がどうだったとか、赤ちゃんのお世話についてとか、撮れるものは全部撮って更新していこうと思っています。身体と相談しつつですけどね。 ー楽しみですが、まずはママのお身体第一でお願いします! パパは育休などは考えているのでしょうか? やしろさん:いえ! 旦那さんには育休よりも、ガッツリ働いていただきます(笑)。 ーお子さんが生まれてきたら、こんなことしてあげたいなと思い描いていることはありますか? やしろさん:私、リトミックの資格も取っているので一緒に手遊びしたり、歌ったりしてあげたいですね。友達の子どもとやったことはあるんですけど、やっぱり自分の子どもとやるのはめっちゃ夢ですね、やりたいです! 旦那さんともチャイルドシートが届いて取り付けているときに「世の中が落ち着いたら旅行とかいろんなところに遊びに行きたいね」っていう話もしましたね。 理想は「お母ちゃん」! ごはんをモリモリ食べてほしい!ーやしろさんの理想のママ像はありますか? ママとして、育児で大切にしたいことなどあれば教えてください。 やしろさん:理想は5人くらい子どもがいて「みんなごはんだよー! 」みたいな“お母ちゃん”をやりたいですね。私も旦那さんも食べるのが大好きで、食事はほんとに大事だなって思っているので、ごはんをしっかり食べる子に育てたいです。私が作ったごはんをモリモリ食べてもらいたい! なので、離乳食を作ったりするのも今から楽しみにしているんです。早くやってみたいなぁ。あと、うちのお母さんは私がやりたいことを否定しないお母さんだったので、私もそうなりたいなっていうのはありますね。 ーパパはどんなパパになりたいとか、そういうお話はされていますか? やしろさん:実は、赤ちゃんは男の子と言われているんですけど、男の子だったら厳しくなりそうって言ってました(笑)。私も旦那さんは厳しいパパになりそうだと思いますね。一緒にしちゃいけないですけど、わんちゃんを飼ったときに、デレデレはするけど、叱るときは「こんなに叱るんだ! 」って驚いたことがあって。だから、叱るときは厳しいのかもしれないです。 ーえー! そうなんですか。ここまでのお話で、やしろさんの気持ちを最優先にしてくれるソフトなパパの印象がガラッと覆されました! やしろさん:そうなんですよ、人に厳しいんです。自分に甘くて! ほら、マネージャーさんもすごい頷いてる! あははは!(一同爆笑)。 ーでは最後に、これからママになる方にメッセージをお願いします。 やしろさん:出産も育児も不安はあるんですけど、とにかくママが楽しければそれが子どもに伝わると思っています。私はこれまで明るいことしか考えてやってこなかったので、妊活している方もつわりがひどい方も、めっちゃくちゃへこむことはあると思うんですけど、そんなときは楽しいことを考えていきましょう。赤ちゃんにも”生まれてきたらこんなに楽しいんだぞ”っていうのを伝えられたらいいなと思いながら、私も頑張っています。大変なことも多いと思いますが、一緒に頑張りましょう! 終始明るく笑顔で取材に応じてくださったやしろさん、どうもありがとうございました! コロナ禍の制限ある出産に不安な部分もあるようですが、どんな状況でも楽しもうとする前向きな姿がとても素敵だなと思いました! そして、2022年1月20日に無事赤ちゃんが誕生したようで、本当に良かったです。おめでとうございます! これからはかわいい赤ちゃんと家族3人で素敵なご家庭を築いてくださいね♡ PROFILE:やしろ優さん1987年7月9日生まれで、神奈川県川崎市出身。倖田來未さん、芦田愛菜さんなどのものまねでお馴染み。ベビーシッター、保育士、幼稚園教員の資格を持つ。の2016年7月9日の誕生日にお笑いコンビ「笑撃戦隊」の野村辰二さんと結婚。2021年10月8日に第1子妊娠を報告。 著者:ライター 山口がたこ漫画も描ける主婦ライター。2016年生まれの「ムスメ」と出来すぎた「神ダンナ」との大阪暮らし。Instagramでは、おうちごはんや子育てエピソードを更新中!
2022年01月23日出産時に便意を感じたと出産経験のある友人たちから聞き、実際うんちが出てしまうのでは?と心配になった私。幸い、1人目の出産時は立ち会い出産ではなかったので夫に見られてしまう心配はありませんでした。これは2人目に夫の立ち会い出産を希望した際に、私が夫にうんちを見られてしまうかも!と焦っていろいろ対策をした体験談です。※コロナ禍前の体験談です 出産時にうんちが出ちゃった!?先に出産した友人たちから、赤ちゃんを産むときはうんちが出そうな感覚だったと聞き、出産時にうんちが一緒に出てしまうのでは?と心配になった1人目妊娠中の私。しかし恥ずかしさから助産師さんに対処法を聞くことができず出産当日を迎えました。 陣痛が来ると便意を感じて何度もトイレに行きましたが、うんちは出ませんでした。そして出産後に便秘になった私は、出産時にうんちが出ていたことを助産師さんに聞かされたのです。自分の意識していないときにうんちが出ていたと知り、驚きと恥ずかしさでいっぱいでした。 立ち会い出産で心配なことは…それから数年後、2人目の出産時は夫の立ち会いを希望しました。心配だったことは、出産時にうんちが出てしまったら夫に見られてしまうのでは?ということ。前回の出産時にはいつ排便していたのか気づかなかったので、対策に困りました。 それからはネットで検索する日々。私の心に留まったのは「出産時の排便はしょうがないこと。助産師さんが素早く対処してくれるので気にしないのが一番」という力強い先輩ママの言葉でした。 出産当日、私なりの対策2人目の出産当日、私の対策は2つ。陣痛が来る前に排便しておくこと、もしも排便できなくても気にせず出産に臨もうということでした。陣痛誘発剤を使った出産だったので、事前に何度か排便を試みましたが出ず、そうこうしているうちに陣痛はみるみる進み分娩室へ。 結局、2日間便秘のまま出産することになったので、今回も出産時にうんちが出てしまったかもしれません。幸いなことに夫は写真撮影と私の手を握ることに必死で、カバーで覆われた下半身は見えなかったと言いました。 結果、私の出産時にうんちが出てそれを夫に見られてしまうかもという不安は、杞憂に終わりました。2度の出産を経て、排便は気にせずに赤ちゃんのことに意識を集中させればよいと気づきました。助産師さんたちはプロ。もしもうんちが出てしまっても素早い手つきで処理してくれると確信しました。 監修/助産師REIKO著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2021年08月31日2020年、私はコロナ禍で第1子を出産することになりました。大学病院を選んだため、コロナ対策で立ち会いはおろか、面会も一切禁止。ずっと前から夫婦で立ち会い出産を夢見ていたのでショックでしたが、あきらめざるをえませんでした。結局、他の産院に移ることもなく、そのまま大学病院で出産することに。しかし、何かいい方法はないかと病院と相談。今回私が体験した、コロナ禍だからこそできたにぎやかな出産についてお伝えします。立ち会い不可! 面会も不可!妊娠3カ月のとき、夫の仕事の都合で実家がある関西から北陸地方へ引っ越すことになり、右も左もわからない土地での出産となりました。いろいろな産院を調べたところ、コロナ禍でも立ち会いや面会が可能なところもありましたが、私の場合は体外受精での妊娠、また高齢出産ということもあって、リスクケアを重視し大学病院を選びました。 地域の中核病院となる大学病院では本来は1人まで出産に立会うことができていましたが、コロナ禍で立ち会いはおろか面会も一切禁止に。見知らぬ土地ということで会話のテンポが違うことや方言が理解できずとても孤独でした。そして誰も会いにこられないなかで初めての出産をすることになりました。 リモート立ち会いなんとか出産の瞬間を家族と共有することはできないか助産師さんに相談し、LINEのビデオ通話での中継を思いつきました。しかもLINEならグループでテレビ電話をすることもできます。お医者さんや助産師さんも携帯電話の操作や設置を協力してくれるとのこと。 まずは、事前に夫や関西にいる家族の総勢5名でLINEグループを作成。参加者にはビデオ通話がかかってきたら出てもらうようにあらかじめ打ち合わせしておきました。 LINEが可能にしたにぎやかな出産分娩室に移動する直前、とてつもない痛みに襲われながらも、なんとかグループLINEのビデオ通話ボタンを押すことに成功! 携帯電話スタンドを持ち込んでいたので顔だけが映る角度に病院の方々に設置してもらい、いざ出産! 分娩室に移動してから約1時間後、携帯電話からみんなが送ってくれる声援に励まされながら、無事長男を出産することができました。病院の方に協力していただき、ぐったりする私の横でみんなのうれしそうな声が聞こえてきました。 リモート立ち会いの良さコロナ禍以前、大学病院のルールでは1人まで出産に立会うことができていました。しかし今回リモート立ち会い出産によって、本来なら立ち会うことができない人数や、遠方の家族とも誕生の瞬間を共有することができました。生まれたばかりの元気に産声をあげる長男の様子を病院の方がグループLINEに映してくださり、家族全員見ることができました。 振り返ると、とてもにぎやかな出産だったなと、いい思い出です。いつか長男が大きくなったら「あなたが生まれたときはコロナ禍で大変だったけど、たくさんの人に見守られてとてもにぎやかな出産だったのよ」と話してあげようと思います。1つ改善点をあげるなら、陣痛中に通話ボタンを押すのは大変だったので、余裕のあるときにつないでいればよかったと思います。 監修/助産師REIKO著者:竹内 かなこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年08月09日こんにちは、あり子です。■前回のあらすじ陣痛室への付き添いを希望した夫がひたすらスマホ。ついに動きだしたと思ったら外食へ…立ち会いを希望していたパパは果たして出産に間に合うの!?のどが渇いたけれどペットボトルを取る気力もすでに残っていませんでした。一方、陣痛室をあとにした夫は…いつ産まれるか分からないのに外食ではなく、いつ産まれるか分からないから(時間をつぶすため)ゆっくり外食をしようと思ったそうです。そしてしばらくして外食に行った夫が戻ってきました。そのすぐあとに助産師さんも陣痛室にやってきて、子宮口の開きをチェックしました。 夫、ギリギリ出産立ち会いに間に合いました。ヨロヨロしながら分娩台に上り、いよいよ出産。ドラマなどで出産シーンを見て、いきむときに目をギュッと閉じて叫んでいるイメージがありました。しかし実際には… これが本当にむずかしかったです。どうしてもいきむたびに目を閉じてしまうし、声も出てしまいました。なんだかんだありましたが破水で早朝入院し、その夜に長女が産まれました。そして夫から出産立ち会いに間に合った理由がこのあと明かされました。夕食を食べるために病院を出る前に助産師さんとこんなやり取りをしたそうです。いつ産まれるか分からない状況で、さらに陣痛に耐える妻を残して外食に行こうとする夫に助産師さんも「それはちょっと…」と感じたのでしょうか。去りゆく夫にこう声をかけたそうです。この助産師さんの一言でようやく「これはのんびり食べてはいられない」と思ったそうです。「外食を中止する」という選択肢ではなく、「食べるスピードを速くする」という選択をした夫。夕食はきっちり食べて陣痛室に戻ってきました。もしかすると助産師さんの言葉がなければ夫は出産の立ち会いに間に合わなかったかもしれませんね…
2021年05月24日新しい命をこの世に送り出す「出産」という大仕事。その形は、人それぞれに違います。それぞれにストーリーがある出産エピソードについて、今回はウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中からご紹介します!■「陣痛も3日たつと痛みに慣れる!?」難産&安産エピソード多く寄せられたのが、「難産で大変だった」というエピソードです。「予定日超過で大きかったため、入院して陣痛促進剤を投与しました。しかし、1日目、2日目は陣痛につながらず、3日目になんとか普通分娩で産まれました。3日もたつと痛みに慣れて、『陣痛がきました! 赤ちゃんまわってます! はい、いきみます!』なんて、自分で実況していました」「自然なお産が売りの病院で、赤ちゃんの心拍モニターも促進剤も会陰切開も基本はなし。もし破水から始まっても、内診はしない方針でした。破水から始まり、そのうち陣痛のピークが過ぎてしまい、赤ちゃんの心拍が落ちているからと、酸素マスクと内診をすることに。そしたら子宮口9.5センチでした。そこから急にいきめと言われても…。結局、出産に38.5時間かかりました」「第一子を出産して、わが子との対面でほっとしていたら『胎盤が崩れてるから残り取りましょう』と手を突っ込まれ激痛。とれない。『輸血しますねー麻酔もしますよー』と言われ、集中治療室へ。カテーテル手術で止血し、動かないように言われて仰向けで寝てなきゃいけないのが一番つらかった…。腰が痛すぎて…。母乳への影響を考えて、担当医が来るまで一晩麻酔してもらえず、我慢できずに泣いた」「夕方、自宅で破水しそのまま入院。その後、陣痛。陣痛から28時間後、子宮口7cmから進まず。羊水が濁り、帝王切開になった。子どもの首にへその緒が巻きついていました」「出産当日にインフルエンザ発症、朦朧(もうろう)となりながら産んだ」壮絶な出産エピソードに、読むだけで拍手を送りたくなります。産んだお母さんも、生まれてきてくれた赤ちゃんも、本当によく頑張ったのだと、改めて出産は奇跡だと気付かされます。一方で、安産だったというエピソードも寄せられました。「初産、予定日より一週間早く、突然激しい張り。すでに陣痛は5分間隔。病院に電話しても『初産でそんなまさか』と、取り合ってくれず。でも、痛みはジェットコースターのごとく。やっと病院に着くが、助産師さんたちは『大げさ!』と冷たい対応。しかし診察台にのったとたん、周りは大慌て。『よく我慢したね』と言われる。結局陣痛らしきものから産まれるまで計4時間。主人は2度寝して間に合わず。助産師さんから『超スピード安産だった』と言われたました」「第1子の時は陣痛促進剤を入れ、その日には生まれず、次の日の朝11時に破水、12時に出産。初出産にも関わらずスーパー安産でした」陣痛から素早く生まれてきてくれると、母子ともにその安全が守られやすく、安心ではあります。ただ、どんな出産も「安産だったから楽」とか「早く生まれてきてくれたから幸せ」とは一言で言えるものではありませんよね。本当に個人差が激しい出産の経験だからこそ、大変さは比べるものではないなと感じさせれらます。■「陣痛で焼肉がお預け…」出産の驚き&笑える体験談また、出産にまつわる驚きのエピソードも寄せられていました。「4人の子どもを産みましたが、次男の出産はロケットダッシュ! 痛みに気づいてからあっという間で、危うく車内で産むところでした。病院の玄関に車を横付け、その時点で赤ちゃんが落ちてきそうな気配が…。主人と、看護師さんに引きずられ分娩室へ直行、分娩室へ入り着替える間もなく5分で出産完了。その間に痛すぎて意識がなくなったようです。無事に生まれてくれてよかったです」「4000g超の巨大児を、普通分娩で産みました。妊娠中20キロ以上も体重が増えてしまい、赤ちゃんも大きく育ちましたが、無事に出産できました」「昔から、ピンチの時も冷静でいられるのが長所で、慌てることがあっても顔色ひとつ変えず、声もあげないようなタイプでした。出産時にも、陣痛開始から産後まで、一度も痛いという声を上げずに、静かに出産を終えました。母子手帳を見た助産師さんに、『あなた初産なの!?』と驚かれたほどです。何より、私が一番驚きました(笑)」超スピード出産に4,000グラム超え赤ちゃんの出産、静かな出産など、驚きのエピソードばかりでしたね。さらに、こんな笑えるエピソードも寄せられています。「2人目の出産エピソードです。その日はゴールデンウイーク最終日。夜は焼肉を食べようと意気込んで、ちょっとお高めのお店を選んでいたところ、腰の痛みが…。『いや、まさか…』と、試しに間隔を計ると、きっちり7分。もちろん、病院からは『経産婦さんだから、すぐ来てね!』と…。おかげで焼肉はお預けで泣く泣く病院に行きました…」「夜の9時前に『あれ、おなかが痛い』と間隔を測ると、まさかの3分! あわてて産院に連絡を入れて、駐車場に着いて降りた瞬間に、急にうなるほどの痛さにみまわれ、這いながら産院にたどりついたけど、受付の2階に上がれない状況に。内診したら『9センチです。もう産まれるよ。旦那さんは間に合わないね』と言われ、頭の中には、『だから実家に泊まれといったのに! 間にあわなかったら恨んでやる』と鬼と化した私(笑)。それから陣痛が弱まり、生まれる5分前に旦那がヘラヘラ登場。2人目は多分パパを待っていたんだと思う。ママに八つ裂きにされたら困るから(笑)」出産の記憶は、それぞれに形は違えど、印象に残るものですよね。焼肉に後ろ髪を引かれたり、夫の判断への怒りが噴出したりと、時に笑えるエピソードとして、思い出になることもあるようです。■「出産は大変なんだよチクショー!」また、コロナ禍の今だからこそのエピソードも寄せられていました。「出産前、経験者の方々にお産の痛みを聞きまくり、 『生理痛のひどいのですよ』という感想を自分に言い聞かせるようにしていましたが、実際は全く違いました。激痛。結局、吸引分娩になり、3回目で息子誕生。コロナ禍で立ち会い出産はできませんでしたが、陣痛、分娩中のあの姿を旦那に見られなくて良かったです」「助産師さんにすごく助けていただきました。コロナで立ち会いができずだったので、たくさん声をかけてくれて嬉しかったです」ここまで、さまざまな出産エピソードを見てきました。どんな出産でも、お母さんたちにとって大仕事ということは同じで、かけがえのない出来事だと感じます。こんなメッセージもありました。「出産はみんなそれぞれに違って、痛みの感じ方、気持ち、環境。 楽な出産なんてあるわけがないし、『命を産む』という事がどれだけすごいことか。出産は大変なんだよチクショー! と思います」これから出産を控えている人もいることと思います。出産に挑む前は誰でも不安を抱えがちですよね。いったいどんな出産になるのか、未知の状態では不安になるのも当然だと思います。もしどうしても不安な気持ちがおさまらないようであれば、病院に相談するなど、ひとりで抱え込まないようにしてくださいね。どんな出産でも、きっと後から振り返った時に、「頑張ったぞ、自分」と思える要素があるはず。出産は当たり前ではなく、奇跡なのだと、きっと実感する日が来ると思います。次回は産後の体験談エピソードをご紹介します!
2021年05月19日―コロナ禍で妊娠・出産に不安を抱える妊婦さん、ご家族に届けたい動画です今年3月21日に全都道府県にて緊急事態宣言が解除されました。しかしながら依然として、新型コロナウイルスの感染予防の観点から母親学級が休止していたり、立ち会い出産や面会の制限をしていたりする産院が多くあります。ベビーカレンダーにも、出産を控えている妊婦さんたちから立ち会いなしでの出産に不安を感じているという声が多く届いています。妊婦さんたちの不安を少しでも解消できたら、そして少しでも安心して妊活や妊娠生活を送ってもらえたら……。そんな想いから、コロナ禍で立ち会いができない状況の中、陣痛から出産に臨む妊婦さんの様子をお伝えすべく、出産シーンの一部始終を撮影し、皆様にお届けすることにいたしました。 この考えにご賛同くださり、コロナ予防対策に細心の注意を払って撮影にご協力くださった愛知県の産婦人科「いしかわレディースクリニック」の院長をはじめスタッフの皆様、そして撮影をご快諾くださった産婦さんに心より感謝いたします。また、今回の出産に立ち会うことができ、どんな時代でも命の生まれる瞬間は尊く、そして力強いものであるということを改めて感じることができました。こんな時代だからこそ、医療現場の皆様の熱い想いに触れることもできました。妊娠中のみならず、これから妊娠を考えている方すべての皆様に見ていただきたい動画です。そして、この動画がママと赤ちゃん、ご家族、現場の最前線の産院、医師、スタッフの皆様の力になれれば幸甚です。 ▲取材時の感染対策 立ち会いはできないけれど…、決してひとりじゃない!リラックスして臨むには?コロナ禍での出産、リアルな現場の様子をお届け 出産ドキュメンタリー「禍中に生まれた、かわいい君と」ベビーカレンダーはこのたび4月7日(水)、公式YouTubeチャンネルにて、コロナ禍での出産に密着した出産ドキュメンタリー動画を公開しました。 昨年からベビーカレンダーに多く寄せられている、「コロナ禍での出産が不安」という声。立ち会いや面会が休止中のいま、ひとりで出産に臨むことに不安を感じるという方が多くいらっしゃいます。 そんな妊婦さんをはじめ、これから妊娠を考えている方々が少しでも不安を解消できるよう、コロナ禍における出産の現場を取材し、ドキュメンタリー動画を作成しました。 今回は、愛知県尾張旭市の産婦人科「いしかわレディースクリニック」協力のもと、新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで、1人のママの出産の様子を撮影させていただきました。破水後の入院から密着し、分娩までの過ごし方、和痛分娩での出産の様子、そして退院後に初めてパパと赤ちゃんが面会する様子までを記録。 コロナ禍のいま、これから迎える出産に不安を感じる方は、ぜひ心の準備としてご覧いただければと思います。また、この動画を通して、このような状況下においても、日々多くの尊い命が誕生しているという奇跡を、より身近に感じていただければ幸いです。 ▲常にそばにいながら、リラックスできる環境づくりをしてくれる助産師さん ▲吸入麻酔薬による和痛分娩 今回密着したご夫婦は、過去に人工授精や体外受精をおこない妊娠したのちに流産を経験。その後も長期間にわたり不妊治療を続け、諦めかけたそのとき、自然妊娠によって赤ちゃんを授かり、このたび第一子を出産されました。喜びが大きい一方でコロナ禍での妊娠生活には、不安もあったと言います。 「手洗い・うがいや、アルコール除菌を徹底して、感染しないようにするしかなかった。やれることはやりましたが、もし感染してしまったら、僕だけ別居かな、とも考えました」というパパ。また、出産に立ち会えない、産後の面会もできない状況で、「大変なときに助けてあげられない」というもどかしさを感じたそう。しかし、「頑張ってくれたぶん、今度はこっちが頑張るから、一緒に頑張りましょう!」とママに話し、改めてお子さんが生まれた喜びをご夫婦で分かち合いました。 ▲出産後、マスクをつけて赤ちゃんとの初対面 ▲退院後、パパと赤ちゃんの初対面 先生&助産師さんのコメント <尾張旭市 産婦人科 いしかわレディースクリニック 石川院長> コロナ禍における妊婦さんは、もちろん感染予防に関して十分留意していただくことが重要ですが、あまり極端に怖がる必要はありません。担当医の注意をよく聞いて、きちんと感染予防をしていただければと思います。 お産については、リラックスすることが非常に重要です。お産への恐怖や痛みなどで体に力が入ってしまうと、陣痛も不規則になりますし、産道も狭くなってしまいます。そのため、和痛分娩などで痛みがある程度緩和されると、分娩の促進効果もあると言われています。 コロナ禍での出産はどなたも不安だと思います。病院の方針に合えば、たとえば好きな音楽を聴きながら、好きな香りをかぎながらなど、なるべくご自身がリラックスして分娩できる環境を作ってもらうのは良いことだと思います。 <尾張旭市 産婦人科 いしかわレディースクリニック 助産師さん> 面会ができない、立ち会いができないというなかで、「とても不安」「なるべくそばにいてほしい」という妊婦さんがとても多いので、いつでも声をかけてもらうようにお伝えして、皆さんに安心して入院していただけるように援助をしています。どの施設でも、スタッフがついて、呼吸法を教えてくれたり、マッサージをしてくれたりすると思うので、「ひとりではない」ということを思っていただいて、お産に臨んでいただければと思います。 今回の出産ドキュメンタリー動画が、これから出産を迎えるご家族、妊娠を考えていらっしゃるご家族の不安を少しでも解消し、お力になれることを願っております。今後もベビーカレンダーでは、ママをはじめ、これからママになる女性たち、そしてそのご家族が不安に感じることを解消し、安心して出産に臨めること、育児を楽しめることを目指して、さまざまな情報を発信していきます。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2021年04月07日私は夫と付き合ってすぐ妊娠したため、結婚から出産までのスピードがとても早く、出産時期には“恋愛真っ最中”の間柄でした。出産時に便が出てしまう人もいるということを知って、当時はそんな醜態を見せるなんて恥ずかしくて恥ずかしくて、とても集中できなさそう……と思っていました。立ち会いたいという夫の気持ちを考慮しても、羞恥心にはどうしても勝てず。悩んだ末に私は立ち会い出産をしないことにしたのです。 浣腸はしないんです実は私、姉が出産時に前期破水で入院したため、様子を見に病院へ頻繁に通っていました。なので「出産時のうんち事情」についてはほんの少し知っていたのです。それまでは、陣痛がまだ弱いうちに浣腸をして、出産時に便が出てしまわないようにするんだとばかり思っていました。 しかし、最近は違うようで、出産時に便が出ることはよくあるらしいのですが、出産前に浣腸すると便も液状になるため衛生上悪く、固形物のほうが処理しやすいのだと、姉が助産師さんから説明を受けたとのこと。それをあとから聞いた私も衝撃を受け、「えー!?」と叫んだほど。人前でうんちするなんて、いくら助産師さんは慣れっことはいえ、なかなかハードルが高いなとは思います。 出産当日の便事情は……姉は、結局出産前日に食べ過ぎたことが原因で当日下痢をし、「全部出た」とのこと。しかし、病室で陣痛を我慢している間には、やはり少し下着に便がついたそうで、旦那さんにわからないように、汚れた下着を母が回収してくれたそうです。 私はというと、自分なりの対策として陣痛が来てからまだ動けるうちにLDR備え付けのトイレにこまめに行き、なるべく自然に便が出るようにしました。本格的に痛くなってからは、出たかどうかもわからないくらい苦しみましたが、ちょっとだけ出てしまったようです。 そもそもなんでうんちが出るの?陣痛の感じ方は人それぞれだと思いますが、私の場合では、陣痛がピークに達したときには、おなかの中から膨らんでくるような強い痛みが襲ってきたのです。このとき、体に強い力が入ってしまいました。 しかし、体に力を入れることにより、赤ちゃんに酸素が行かなくなってしまうので、深く息を吐いて力を入れないようにと助産師さんから聞き、必死にいきみ逃しをするように。ですが、いきみ逃しも長くは続けることができずに陣痛が来るたびに“うんちを踏ん張る”ような状態になってしまいました。 私は、恥ずかしいという気持ちから「赤ちゃんの産声を聞きたい」という夫の気持ちを押し退けてまで、立ち会い出産をしませんでした。しかし、出産後の今も立ち会い出産をしなかったことに後悔はありません。出産時にうんちが出てしまう可能性があるなら、いくら夫婦だからといっても、立ち入られたくはないと感じているからです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKO著者:中村ちはる一女の母。37歳での妊娠、出産を機に医薬品関連商社を退職。現在は自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年12月06日私は、妊娠中から立ち会い出産を希望していました。ところが、いざ出産当日になると、夫は私よりも落ち着かない様子で、自分から率先してサポートすることができませんでした。もっと事前に夫婦で話しておけばよかったなと思うことも。そんなわが家の立ち会い出産体験談をお伝えします。 夫は緊張して何もできず…立ち会い出産当日。陣痛が始まってから、夫は私のそばにいてくれましたが、私よりも緊張して何もできず……。私はそのことにイライラしてあたってしまうこともありました。 「これやって」「あれやって」とお願いしたことに関してはやってくれましたが、陣痛の痛みから私は頼むのもひと苦労です。もっと相談を重ね、事前にサポートしてほしいことをお願いしておけばよかったなと思いました。 もっと相談しておけばよかったと思うことそもそも夫は、出産に対しての知識がまったくありませんでした。「痛い」ということはわかっても、どこが痛いのか、どうしたら陣痛の痛みがやわらぐのかという知識を事前に共有していなかったのです。もっといろいろなパターンを考えて、事前に共有しておけばよかったなと感じています。 うちわであおぐ、飲み物を渡すなど、それだけでも意識的にサポートしてくれると、私としてはより助かったかもしれません。 それでも立ち会い出産にしてよかった!それでも、私が立ち会い出産をしてよかったと思うことはいくつかあります。自分から率先してサポートできなかった夫ですが、そばにいてくれる安心感がありました。 ひとりで戦わなければいけないという気持ちから、そばにいてくれるだけで「一緒に出産」という気持ちになれました。何もできなくても、私にとっては最高の存在でした! 今回は、立ち会い出産を経験した私がもっとこうしておけばよかったと思うこと、立ち会い出産にしてよかったと思うことをお伝えしました。立ち会い出産をしようか迷っている方は、ぜひご主人と相談してみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年10月09日夫婦ともに1人目の出産の経験から2人目も同じように考えていたら、まったく違う立ち会い出産になった、ちょっと笑えるエピソードを紹介します。 いくら2人目は早いと言っても…第一子の息子を出産時は、陣痛がずっと5分間隔のままで、子宮口も1cmから全然開かない状況が続きました。そして子宮口が全開大し破水するまで24時間かかり、その後も何度いきんでも全然息子が出てこず……。最終的には酸素マスクをつけられ、先生に押し出されるという形で出産を終えました。出産後、息子の頭が大きくて出なかったと聞かされましたが、トータル36時間の長く、つらい出産でした。そんな第一子の出産を経験してる私たちだったので、2人目は早いと言っても1日くらいはかかるだろうと思っていました。 出産予定日3週間前から前駆陣痛やおしるしが続いていたものの、結局出産予定日も過ぎてしまい、妊娠40週に突入。先生と相談して、卵膜剥離をしても陣痛が来ない場合は1週間後に薬で陣痛を起こすと決め、この日は卵膜剥離の処置をしてもらい帰宅しました。 その日は30分〜1時間おきくらいに痛みが起き、夜中3時過ぎに痛みで目が覚めたので、陣痛アプリを使うと10分間隔。いびきをかいて寝ている夫と息子を起こさないようにシャワーを浴び、陣痛の合間に出産入院の荷物の最終確認をして、軽く食事をとりました。そして6時過ぎに産院に電話すると「経産婦さんなのでもう来てくださいね」と言われたので、夫と息子を起こして産院に向かいました。 夫よ、どこへ行った?診察を受け、分娩室でいろいろな器具をつけられたのを見届けた夫は、息子を保育園に。私は先生に「自然に進むのを待つか、早めるか」と聞かれ、第一子のときの2日徹夜を思い出し「早く産みたいです!」とお願いしました。そのとき子宮口は4cm開いていたのでバルーンを入れ、6cmになったところで陣痛促進剤の点滴を開始しました。 その間にも陣痛は徐々に短く強くなっていたのですが、戻ってきた夫がモニターの波形をみて「おぉ、今陣痛来てる?」とか「痛い?」とか聞いて来て落ち着かないので、助産師さんが「進んだらまた呼びますから、待っていてください」と夫を一旦退室させてくれました。それが11時ごろ。 夫は追い出されている間に、市役所に行ったり、お昼ごはんを食べたりしていたようです。一旦病院に戻ってきたようなので助産師さんが夫を呼びに行ってくれたのですが、部屋におらず……。助産師さんが探してくれて「旦那さん……診察受けていました」と戻ってきました。夫は風疹の抗体があるのか検査をしてもらっていたそうで……なぜこんなときに……。 13時ごろ、陣痛が2分間隔になり、子宮口は7cm。「うーん、夕方くらいまでかかるかなぁ」と助産師さんに言われたのですが 13時半ごろ、急にズシンとお尻に力が入る陣痛が来ました。2回ほど耐えたのですが、3回目はいきみのがしができず……。「何か出そうです!!」と叫んで暴れてしまい、助産師さんが慌てて私の足を抑えバタバタしているときに、入ってきた夫が呆然としているのが目に入りました。 たまたま先生が通りがかり「あら〜頭もう見えてるよ!」と慌てて麻酔をして会陰切開をしてくれていきんでいいよ!と言われた瞬間に1回いきんだだけで生まれました。13時40分、病院に着いてから6時間のことでした。 間に合ってよかった第一子の出産のときに比べ、かなりの余力を残して出産を終えた私はだいぶ元気で、テンションもあがって赤ちゃんの写真を撮りまくっていたのですが、ギリギリ立ち会えた夫の第一声は「俺、何の役にもたたなかった……」でした。 第一子のときは出産ラッシュで助産師さんも看護師さんも足りなく、夫は腰をさすったり飲み物を飲ませてくれたりしてくれていたのですが、今回は私だけだったので助産師さんが付きっ切りでいてくれて夫は手持ち無沙汰→いろいろ用事を済ませてギリギリに帰ってくるということに。同じ病院内にいるのに、立ち会いに間に合わなかった!とネタのようにならなくてよかったと思います。 ちなみに余談ですが、長丁場になることを考え、片道2時間半かかるところに住んでいる実父に息子を家で見ててもらおうと夕方保育園のお迎えから頼んでいたのですが、保育園のお迎え前に生まれてしまい、少し早めに病院に到着した父も「えっ!! もう生まれたの?! 俺、何しに来たんだろう……」と、これまた唖然としておりました。 第一子の出産のときに36時間かかった私は、病院に着いて30分とか1時間で生まれるという話はまったく信じられず、前日の陣痛の予兆も夜中の陣痛が始まってからも「まぁまだ生まれないだろう。とりあえずアレとアレをやってからにしよう」と夫婦ともにのんきだったなぁと反省しました。経産婦さんは特に進みやすいとのことだったので、もし3人目を産むなら夫には病院から出ないでほしいと伝えようと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:兼松あかりイヤイヤ期真っ只中2歳10カ月の息子と8カ月の娘の二児の母。バイオ系研究員や知的財産の仕事を経て、引き出物プランナー・贈り物コーディネーターとして活動中。書籍を出版したことがきっかけでライター業もおこなう。
2020年08月31日私は上の子が3歳8カ月のときに2人目を出産しました。その際、上の子を出産に立ち会わせるかとても迷いました。娘を立ち会わせることになった経緯と実際に立ち会ってもらったときの様子をお伝えいたします。 長女を立ち会わせるかどうか…私が通っていた産院では、上の子も出産に立ち会うことを推奨していました。病院が協力的であり、夫は連絡すれば1時間以内に病院に駆けつけられるという好環境だったのですが、私は娘を立ち合わせるかどうかを非常に悩みました。 理由は「血や陣痛中の母を見てトラウマにならないか」「私がお産に集中できないのではないか」「夜中の出産になったら」などの不安があったからです。 助産師さんに相談したところ、「4歳近いなら大丈夫。赤ちゃん返りしているみたいだから、立ち会わせたほうが妹を受け入れやすい。お産が夜になってしまっても、お部屋にある簡易ベッドに寝かせれば大丈夫だよ」と後押しされ、長女を立ち会わせることを決めました。 長女のために考えたこと・準備したもの立ち会い出産は必須ではなく、娘と私に無理のない範囲でと思っていました。なので、お産が長引いたりすごく怖がったりした場合は、夫と一緒に家に帰ってもらおうと夫婦で事前に話し合って決めました。陣痛がきてからでは話すこともままならなくなるので、事前にいろいろと決めておいてよかったと思います。 そして私の入院グッズとは別に、娘のためにDVD、新しいおもちゃ、迷路ブック、折り紙、お絵かきセット、お菓子、パン、飲み物を用意しておきました。 立ち会い出産の様子夜中に陣痛がきたら予定を変更して、ひとりでお産に臨もうと思っていました。でも、幸い陣痛がきたのが17時。娘と2人、タクシーに乗り産院に向かいました。病院に向かわなくてはいけないことをきちんと理解していて、グズることなく自分の荷物を持ったり、靴を履いたりと協力的だったのが印象的でした。 娘は19時に夫が到着するまでは、持参したDVDを見ていました。陣痛が強くなってからはうちわで扇いだり、水を取ってくれたりと応援してくれて、心強かったです。生まれる瞬間はさすがに怖がり、夫に抱っこされていましたが、泣きわめくこともなく家族全員で次女の誕生を迎えることができました。病院到着から出産までは4時間でした。 出産が夜中だったり時間がかかったりしていたら、娘にずっといてもらうのは難しいなと思っていたので、スムーズなお産となり助かりました。 娘が「お母さんは痛そうだったけど頑張ってた」「生まれた赤ちゃんは小さくてかわいかった」と言っていたので「あなたも同じように生まれてきたし、昔はあんなに小さかったんだよ」と教えてあげました。 安産だったからこそ言えることですが、家族が一丸となって次女を迎えられた気がして、上の子立ち会いにしてよかったと思っています。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:imasaku監修/助産師REIKO著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年06月25日昔と比べて帝王切開で出産する人が増えてきたと言われています。私もその1人で、出産予定日を2週間過ぎても陣痛が起こらず陣痛促進剤も効かなかったために、帝王切開で産むことになりました。立ち会い出産を望んでいた夫は、手術も立ち会うことになりました。 夫は手術室の入り口から帝王切開に立ち会えるかどうかは、産院の判断で異なるそうです。私が出産した産婦人科は、パパ限定ではありますが、手術室の入り口から様子を見守ることはOKでした。 初めての出産&初めての手術に極度に緊張していた私は、夫が見守ってくれていることがとてもありがたかったのですが、すぐに後悔することになります……。なぜなら、手術台の上にすっぽんぽんで横たわっていなければならなかったから……! 手術が始まるまでは丸裸!部屋から1枚だけ羽織っていった手術着を脱いで、丸裸で手術台の上に横たわりました。そのときは恥ずかしいどころでなく緊張していたので、まったく抵抗がなかったのですが、後から夫が入口に現れたときに、ホッとしたのと同時に状況を客観的に捉えたところ恥ずかしさにおそわれ、「やっぱり外で待っていてもらえばよかった」と思いました。 のちのち夫は「正直ギョッとした」と笑いながら言っていました。「パパだけならOK」という意味はこれか……!と納得もしました。 唯一無二の思い出に入口に立っている夫に看護師さんが椅子をもってきてくれ、夫がお礼を言っているのが聞こえてきます。すると看護師さんは「時々貧血で倒れるパパがいるので、危ないから座っていてくださいね」と笑いながら答えていました。 それを聞いて心配でしたが、夫の場合は終始笑顔で、立ち会えるのがとてもうれしかったようです。手術というすさまじい場面ではありましたが、赤ちゃんが取り上げられたときには私も夫も涙ぐみ、無事に生まれたことに感謝・感動しました。 急きょ帝王切開が決まり、心の準備ができないうちに手術が始まりました。「やっぱり立ち会いはしてもらわないほうがよかったかも」と途中で考えたりもしましたが、夫が話す出産の様子を、成長した子どもが喜んで聞いているのを見ると、手術でも立ち会い出産ができてラッキーだったなと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2020年05月07日第一子を出産するとき、初めてのことで不安もあり、夫の立ち会いを希望しました。夫自身も「ぜひ立ち会いたい」とのことで、わが子の誕生の瞬間を楽しみにしていました。けれども、出産には予期せぬことが起こることも……。 夫婦ともども立ち会い出産を希望仕事が平日休みだったこともあり、初めての診察のときから必ず妊婦健診に付き合ってくれていた夫。私が通院していた産婦人科では、父親が赤ちゃんのエコー見学をできるため、エコー見学が夫の楽しみでもあったようです。 赤ちゃんの様子を見ながら先生にいろいろと質問したり、先生の話を前のめりで聞いたりと、おなかの中のわが子の成長を一緒に見守ってくれていました。 私は出産時の不安もあり、夫に立ち会い出産をお願いしました。夫自身も「出産に立ち会いたい」という意見だったので、何の問題もなく立ち会い出産をする流れに。出産に向けて陣痛中のサポートや出産時の励まし方など、夫なりに勉強していたようです。 陣痛開始! 夫の勉強の成果は?!出産予定日当日、つい陣痛開始! 朝始まった陣痛は夕方過ぎに本格的な痛みへと変わり、産院へ行くことに。夫は、痛みに耐える私に飲み物を買ってきてくれたり、手をにぎってくれたりしてくれますが、私はそれどころではありません。 夫の手を振り払い、ベッドのシーツを引きちぎれそうなほど握りしめる私。そんな妻の姿を見て、ただ事でないと悟った夫はアタフタ……。何をするわけでもなく、横でソワソワ。そうこうしているうちに破水し、分娩室へ移動することに。 いよいよ誕生の瞬間! そのとき夫は……陣痛室から分娩室へ移動する際、夫は助産師さんから廊下で待っているようにと指示がありました。私が分娩室へ移動している間、夫は両親にいよいよ生まれると電話連絡をしていたそうです。 そんなことはつゆ知らず、分娩台に上がった私はいきんでいる真っ最中。2回ほどいきんだ後、先生が「もう頭が出ているよ! 次で出るからね!」と。そしてもう一度いきんだ瞬間「おぎゃー!!」と産声が……。分娩台に移動して、10分も経たないことのできごとでした。 助産師さんが「あっ! 旦那さん!」と言ったのを聞き、私もすっかり忘れていた夫のことを思い出しました。そして廊下で今か今かと待っている夫に助産師さんが気まずそうに、「あの、生まれちゃいました……」と一言。赤ちゃんの産声が聞こえていたものの、まさか自分の子だとは思っていなかったらしく、生まれたと聞いて衝撃を受けたと後に語ってくれました。 初めてのわが子の誕生を楽しみに、健診にも毎回付き合い、立ち会い出産の勉強もしていた夫。しかし、あまりのお産の進みの速さに、夫はわが子の誕生の瞬間に立ち会うことができなかったのです。出産は千差万別。思ったようにはいかないものですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年03月06日出産のときは全身の力を振り絞っていきみます。そのときに「一緒にうんちが出てしまったりしないのだろうか?」と私は出産前にとても心配になりました。夫の立ち会い出産を希望していたので、なおのこと不安でした。仕方のないことかもしれないけど、やっぱり恥ずかしかったからです。ここではそんな私の出産体験談をお話ししたいと思います。 陣痛はおなかを下した痛みに似ていた私は妊娠40週2日の夜中に陣痛が来ました。それは腸が収縮するような感じの痛みで、おなかを下したかな? と思って何度かトイレに行きました。けれども何も出ず、定期的に下腹が痛むのでようやく陣痛だと気がついたのです。陣痛の痛みはおなかを下したときの痛みに似ていると思いました。そして、これでは分娩室に入ったときに本当に便意があったとしても、その感覚がどちらかよくわからないだろうな、と感じたのを覚えています。 入院してすぐに浣腸をしたかかりつけの病院では、産前の処置として浣腸することが決まっていたため、私も入院してまずその処置をしてもらいました。これなら出産時に排便してしまわないだろうと安心したのもつかの間、浣腸後にも便意をもよおし、我慢することが本当に苦痛でした。そして約15分くらい、陣痛の波と腸がぎゅるぎゅると動く痛みで脂汗が止まらなくなりました。トイレに行こうとしても、痛みでなかなか進めず、すぐそこにあるトイレがとても遠く感じました。 出産時にうんちがでることはよくあることところが私は出産までに時間がかかってしまい、気づけば浣腸をした日から2日が経っていました。助産師さんに不安に思っていることを話すと、「出産時にうんちが出てしまうことはよくあることだから、心配しないで。気づかないくらいにさっと処理します」と言ってくれました。その後、出産時にうんちは出ませんでしたが、もし出ても陣痛の痛みや子どもが生まれた喜びや興奮で、まったく気にならなかったかもしれないな、と思ったのを覚えています。 助産師さんからは「よくあること!」と言われましたが、それでもかなり抵抗がありました。浣腸は大変でしたが、出産前にしたことで私はかなり安心できました。また、もし出てしまってもスムーズに対処してもらえるということを事前に教えてもらったことも、安心につながったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2019年11月30日私は夫と付き合ってすぐ妊娠したため、結婚から出産までのスピードがとても早く、出産時期には“恋愛真っ最中”の間柄でした。出産時に便が出てしまう人もいるということを知って、当時はそんな醜態を見せるなんて恥ずかしくて恥ずかしくて、とても集中できなさそう……と思っていました。立ち会いたいという夫の気持ちを考慮しても、羞恥心にはどうしても勝てず。悩んだ末に私は立ち会い出産をしないことにしたのです。 浣腸はしないんです実は私、姉が出産時に前期破水で入院したため、様子を見に病院へ頻繁に通っていました。なので「出産時のうんち事情」についてはほんの少し知っていたのです。それまでは、陣痛がまだ弱いうちに浣腸をして、出産時に便が出てしまわないようにするんだとばかり思っていました。 しかし、最近は違うようで、出産時に便が出ることはよくあるらしいのですが、出産前に浣腸すると便も液状になるため衛生上悪く、固形物のほうが処理しやすいのだと、姉が助産師さんから説明を受けたとのこと。それを後から聞いた私も衝撃を受け、「えー!?」と叫んだほど。人前でうんちするなんて、いくら助産師さんは慣れっことはいえ、なかなかハードルが高いなとは思います。 出産当日の便事情は……姉は、結局出産前日に食べ過ぎたことが原因で当日下痢をし、「全部出た」とのこと。しかし、病室で陣痛を我慢している間には、やはり少し下着に便がついたそうで、旦那さんにわからないように、汚れた下着を母が回収してくれたそうです。 私はというと、自分なりの対策として、陣痛が来てからまだ動けるうちにLDR備え付けのトイレにこまめに行き、なるべく自然に便が出るようにしました。本格的に痛くなってからは、出たかどうかもわからないくらい苦しみましたが、仮に出ていたとしても、“ちょっと”だったと思います。 そもそもなんでうんちが出るの?陣痛の感じ方は人それぞれだと思いますが、私の場合では、陣痛がピークに達したときには、おなかの中から膨らんでくるような強い痛みが襲ってきたのです。このとき、体に強い力が入ってしまいました。 しかし、体に力を入れることにより、赤ちゃんに酸素が行かなくなってしまうので、深く息を吐いて力を入れないようにと助産師さんから聞き、必死にいきみ逃しをするように。ですが、いきみ逃しも長くは続けることができずに陣痛が来るたびに“うんちを踏ん張る”ような状態になってしまいました。そのため腸に残っている便が出てしまったのです。 私は、恥ずかしいという気持ちから「赤ちゃんの産声を聞きたい」という夫の気持ちを押し退けてまで、立ち会い出産をしませんでした。しかし、出産後の今も立ち会い出産をしなかったことに後悔はありません。出産時にうんちが出てしまう可能性があるなら、いくら夫婦だからといっても、立ち入られたくはないと感じているからです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:中村ちはる一女の母。37歳での妊娠、出産を機に医薬品関連商社を退職。現在は自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年10月21日立ち会い出産についてなんとなく希望しているものの、実際の流れやメリット・デメリットが気になっていて決めきれないという方もいると思います。今回は、立ち会い出産の現状、夫の役割や心構え、メリット・デメリットについてお伝えします。立ち会い出産にするかどうかを決める際に、参考にしていただければと思います。 立ち会い出産の現状立ち会い出産とは、出産の場に家族が立ち会うことをいいます。産院で出産する場合、陣痛がかなり進んでもうすぐ赤ちゃんが出てくる、というときになったら妊婦さんと一緒に分娩室へ入ることになります。 立ち会い出産をする人の割合とその役目を夫がするパターンは増えてきていますが、夫だけでなく親や上の子が立ち会うパターンもあります。夫が仕事で立ち会えないなど、理由はさまざまですが、妊婦さんが出産のときに側にいてほしいと望む人が立ち会うのが一番です。 また帝王切開の場合、立ち会いができる産院とできない産院があります。帝王切開は手術なので、たとえ立ち会いが可能な場合でも、開腹部分は見られないようにします。帝王切開でも立ち会いを希望するなら、可能かどうか産院に事前に確認しておきましょう。 立ち会い出産時の夫の役割・心構え 産院では妊娠中に、赤ちゃんがどうやっておなかから出てくるのかなどを妊婦教室や両親学級で教えてくれますので、夫婦で参加して勉強しておくのも大切なことです。また多くの産院では、この講座を受けないと立ち会い出産ができません。 陣痛が始まってから赤ちゃんが生まれるまでの時間は個人差がありますが、何時間もかかるものです。初産婦の場合、長くて2日ほどかかる場合もあり、とても大変なことだと理解しておきましょう。状況や産院によって違いますが、規則的なおなかの張りの間隔が初産婦なら10分、経産婦なら15分になると産院に連絡します。そして産院に来るように言われたら向かうのが一般的です。 産院ではまず陣痛室に入って過ごします。陣痛の痛みは時間と共に強くなっていき、陣痛の間隔も短くなっていきます。夫は妻の陣痛に合わせて一緒に呼吸法をおこなったり、腰が痛くなるので腰をさすったりします。夫の手が触れていると、妻は痛みが和らぐ感じがしたり、安心感が出て頑張ろうという気力がさらに湧いてくるかもしれません。 いきみが出てきたときには、拳やテニスボールを使っておしりを押すのも効果的です。テニスボールは陣痛室に置いてある産院もあります。ただそばにいるだけが立ち会うということではないので、夫は妻の要望に合わせて対応するなど、一緒に陣痛を乗り越えるつもりで妻を支えましょう。 子宮口が開き、助産師の判断で分娩室に移動したら、いよいよ出産です。※LDR(陣痛室・分娩室・回復室が一体となった個室)の場合は移動をせず出産までおこないます。分娩室に入ったら、医療スタッフの邪魔にならないように夫は妻の頭側にいるといいでしょう。そこで飲み物を妻に飲ませたり、妻の顔が汗だくになっていることもあるので、タオルで顔を拭いたりします。 赤ちゃんが生まれる直前の痛みはとても激しく、このときの妻の状態は見ているほうも苦しくなるかもしれません。また分娩のときは出血があり、おなかに力を入れるため、尿や便が出ることもあるので、夫は立ち会う場合どんな現場になるか事前に想像しておいたほうがいいかもしれません。 立ち会い出産のメリット・デメリット夫が出産に立ち会うことは多くのいい面がありますが、そうではない面もあるということを認識しておく必要があります。 立ち会い出産のメリットまず、陣痛の時から出産まで立ち会うことで、妻だけでなく夫も出産の大変さを理解することができます。出産の瞬間の感動も分かち合えますし、そういった状況を経験することで、父親としての自覚も出やすく、親子の絆も深まります。出産について、将来子どもに語ることもできます。 また、妻も夫が側についてくれることが、心の支えになると思います。出産を夫婦で乗り切ることで、夫婦の仲も一層深まることでしょう。 立ち会い出産のデメリット男性によっては立ち会い出産を希望していたものの、分娩室の雰囲気や、血液、羊水のにおいなどによって気分が悪くなってしまう方もいらっしゃいます。立ち会いの途中で気分が悪くなったら、早めにスタッフに申し出てください。またそういう可能性がある人は立ち会わずに分娩室の外で待機しておくほうがいいでしょう。 また、分娩の状況のインパクトが強く、その後の夫婦生活がなくなってしまう場合もあります。夫の性格や繊細さなどを考えて、立ち会い出産をするかしないか夫婦で決めるのがいいです。分娩に立ち会わないことが愛情が少ないということにはならないので、陣痛室までは夫婦一緒にいて分娩室だけ夫は外にいるなど、自分たちに合った立ち会い出産スタイルを決めておくといいと思います。※参考:ベビーカレンダー「立ち会い出産のメリット・デメリット、準備や後悔しないための心構えは?」 立ち会い出産をしたママたちの体験談 初めての出産で主人に立ち会ってもらう予定でした。自宅で陣痛が始まって主人に連絡すると職場の配慮もありすぐに帰宅させてもらいました。何か買ってくるものはあるか、病院にはいつ連絡するのか、といろいろ心配してくれる主人。病院で陣痛が進行していくと、助産師さんと一緒に「吐いてー吸ってー」と呼吸を補助してくれました。深夜になると主人も疲れてきたようでしたが、「お茶飲む?」「ゼリー食べる?」と差し出してくれたり、私が「吸って吐いてって言って」や「腰を押して」と要望するとやってくれて、頼もしかったです。私が陣痛のときにいきまないようベットの柵を力一杯握っていたのですが、途中から主人の手を同じように力一杯握らせてもらいました。主人が痛がっていないかとあとで聞いてみたら「ありったけの力で握っていたんだろうけど、こんなものかって思ってたよ」と言うので「さすが」と安心しました。分娩台に乗ったあとも、同様に呼吸を補助してくれましたが、あっという間に子どもが出て主人も驚いていたようです。主人が「生まれてすぐに手を触るとぎゅっと握ってくれたことに感動した」と言っていたし、私より先に抱っこして写真を撮ってもらうほど娘への愛着も湧いたようです。主人の冷静さがとても頼もしく感じた出産でした。何かしてもらいたいことがあれば、具体的に伝えたほうがお互いにいいんだと思います。(新米ママさん) 第二子の出産で、主人と3歳の上の子も立ち会いました。上の子はどうかな?こわがるかな?と思いましたが、その様子もなく、主人と一緒にそばにいてくれました。産後、私と離れる際に大号泣してしまいましたが、面会に来たときも、自宅に戻ってから2カ月経った今も、下の子をとても可愛がってくれて、お世話もしてくれます。多少、さみしさを感じているかもしれませんが、立ち会ってもらってよかったのかなと思います。おもしろいことに、「赤ちゃんはママのおしりから生まれてきた」と話しています(笑)。(あいあいさん) いきんでるときの顔を見られたり、万が一排泄があったりしたら恥ずかしいので立ち会いはしない予定だったけど、分娩室の隣で楽されても嫌だな、と思い夫を分娩室に呼びました。陣痛中のいきみのがしや、腰のマッサージ、いきむときに手を握ったりしてもらい、気持ち的にも楽になりました。一人目は立ち会いしなかったんですが、立ち会いして生まれたときの夫の反応が全然違ってびっくり。一緒に頑張ったと思える分、「お疲れさま」のひと言がぐっときました。(まぶさん) 主人と母に立ち会ってもらおうと 事前に決めておきました。 陣痛のときに腰が痛くて痛くて……、さすってもらわなければ耐えられなかったです。 母の厚みがあって、丸みのある手でさすってもらえて、安心感がありました。主人は力が強すぎたり、場所がずれててて少しイラッとしました。誕生の瞬間を信頼できる2人と共有できてよかったです。(わんわさん) 友人から「立ち会い出産は、出産の大変さを共有できるからいいよ」と聞いていたこともあって夫に相談。夫も、「わが子の生まれてくる瞬間を見れたらいいだろうね」と言い、立ち会い出産をすることにしました。いよいよ入院の日を迎えました。陣痛は来ているけれど、子宮口はなかなか開いてくれません。その際、夫も一緒に部屋にいてくれたのですが、私が陣痛で苦しんで眠れないのに、横ですやすや眠っている姿にイライラしてしまいました。翌朝、分娩室に入ったあと、夫は私の手を握ったり、お水を飲ませてくれたりしてくれました。とてもありがたかったのですが、いきみ方についていろいろと言ってきて、妙に腹が立ってしまいました。立ち会ってもらった結果、リラックスするどころかイライラすることが多かったように思います。私の場合、出産に立ち会ってもらったことで、夫への不信感がつのってしまいました。そのため、2人目の出産を夫は立ち会いたいと言っていたのですが、私は断りました。夫が立ち会わなかった2人目の出産では、気が散らず、出産に集中することができたのでよかったと思っています。私の場合、立ち会い出産でないほうが気持ちが楽になりました。感じ方は人それぞれだと思いますので、ご夫婦でよく相談してくださいね。(石原みどりさん) 立ち会い出産をしてよかったというママもいれば、なかには後悔しているママもいるようですね。ご夫婦で立ち会い出産について理解を深め、立ち会い出産を希望するかどうかをしっかり話し合って決めるようにしましょう。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2019年10月01日私は、妊娠中から「立ち会い出産」を希望していました。ところが、いざ出産当日になると、夫は私よりも落ち着かない様子で、自分から率先してサポートすることができませんでした。もっと事前に夫婦で話しておけばよかったなと思うことも。そんなわが家の立ち会い出産体験談をお伝えします。 夫は緊張して何もできず……立ち会い出産当日。陣痛が始まってから、夫は私のそばにいてくれましたが、私よりも緊張して何もできず……。私はそのことにイライラしてあたってしまうこともありました。 「これやって」「あれやって」とお願いしたことに関してはやってくれましたが、陣痛の痛みから私は頼むのもひと苦労です。もっと相談を重ね、事前にサポートしてほしいことをお願いしておけばよかったなと思いました。 もっと相談しておけばよかったと思うことそもそも夫は、出産に対しての知識がまったくありませんでした。「痛い」ということはわかっても、どこが痛いのか、どうしたら陣痛の痛みがやわらぐのかという知識を事前に共有していなかったのです。もっといろいろなパターンを考えて、事前に共有しておけばよかったなと感じています。 うちわであおぐ、飲み物を渡すなど、それだけでも意識的にサポートしてくれると、私としてはより助かったかもしれません。 それでも立ち会い出産にしてよかった!それでも、私が立ち会い出産をしてよかったと思うことはいくつかあります。自分から率先してサポートできなかった夫ですが、そばにいてくれる「安心感」がありました。 ひとりで戦わなければいけないという気持ちから、そばにいてくれるだけで「一緒に出産」という気持ちになれました。何もできなくても、私にとっては最高の存在でした! 今回は、立ち会い出産を経験した私がもっとこうしておけばよかったと思うこと、立ち会い出産にしてよかったと思うことをお伝えしました。立ち会い出産をしようか迷っている方は、ぜひご主人と相談してみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年09月09日出産時に夫や家族に立ち会ってもらう、立ち会い出産。赤ちゃんの誕生を夫婦で喜び合えたらいいですよね。私の場合、1人目のときは夫に立ち会ってもらいましたが、2人目のときは立ち会ってもらいませんでした。今回は、そのときの体験をお伝えしたいと思います。 最初はお互い同意して立ち会い出産を選択立ち会い出産について、最初から希望があったわけではなかった私たち夫婦。出産予定の産院で立ち会い出産を希望するか聞かれ、友人から「立ち会い出産は、出産の大変さを共有できるからいいよ」と聞いていたこともあって夫に相談。 夫も「わが子の生まれてくる瞬間を見られたらいいだろうね」と言い、立ち会い出産をすることにしました。 立ち会い出産でイライラ!?いよいよ入院の日を迎えました。陣痛は来ているけれど、子宮口はなかなか開いてくれません。その際、夫も一緒の部屋に待機していてくれたのですが、陣痛が苦しくて眠れない私をよそに横ですやすや。そんな夫が眠っている姿にイライラしてしまいました。 翌朝、分娩室に入ったあと、夫は私の手を握ったり、お水を飲ませてくれたりしてくれました。とてもありがたかったのですが、いきみ方についていろいろと言ってきて、妙に腹が立ってしまいました。これはわが家の場合ですが、立ち会ってもらった結果、リラックスするどころかイライラすることが多かったように思います。 2回目の出産は立ち会いなし!出産時や産後すぐの夫婦関係がのちにも影響するとよく言われますが、私たち夫婦の場合、まさにその通りの経験をしたと思います。 私の場合、出産に立ち会ってもらったことで、夫への不信感が募ってしまいました。そのため、2人目の出産時も夫は立ち会いたいと言ってくれたのですが、私はやんわりと断りました。夫が立ち会わなかった2人目の出産では、気が散らず、出産に集中することができたのでよかったと思っています。 私の場合、立ち会い出産でないほうが気持ちがラクになりました。感じ方は人それぞれだと思いますので夫婦でよく相談したいですね。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2019年08月28日夫婦ともに1人目の出産の経験から2人目も同じように考えていたら、まったく違う立ち会い出産になった、ちょっと笑えるエピソードを紹介します。 いくら2人目は早いと言っても…第一子の息子を出産時は、陣痛がずっと5分間隔のままで、子宮口も1cmから全然開かない状況が続きました。そして子宮口が全開し破水するまで24時間かかり、その後も、何度いきんでも全然息子が出てこず……。最終的には酸素マスクをつけられ、先生に押し出されるという形で出産を終えました。出産後、息子の頭が大きくて出なかったと聞かされましたが、トータル36時間の長く、つらい出産でした。そんな第一子の出産を経験してる私たちだったので、2人目は早いと言っても1日くらいはかかるだろうと思っていました。 出産予定日3週間前から前駆陣痛やおしるしが続いていたものの、結局出産予定日も過ぎてしまい、妊娠40週に突入。先生と相談して、卵膜剥離をしても陣痛が来ない場合は1週間後に薬で陣痛を起こすと決め、この日は卵膜剥離の処置をしてもらい帰宅しました。 その日は30分〜1時間おきくらいに痛みが起き、夜中3時過ぎに痛みで目が覚めたので、陣痛アプリを使うと10分間隔。いびきをかいて寝ている夫と息子を起こさないように、シャワーを浴び、陣痛の合間に出産入院の荷物の最終確認をして、軽く食事をとりました。そして6時過ぎに産院に電話すると「経産婦さんなのでもう来てくださいね」と言われたので、夫と息子を起こして産院に向かいました。 夫よ、どこへ行った?診察を受け、分娩室でいろいろな器具をつけられたのを見届けた夫は、息子を保育園に。私は先生に「自然に進むのを待つか、早めるか」と聞かれ、第一子のときの2日徹夜を思い出し「早く産みたいです!」とお願いしました。そのとき子宮口は4cm開いていたのでバルーンを入れ、6cmになったところで陣痛促進剤の点滴を開始しました。 その間にも陣痛は徐々に短く強くなっていたのですが、戻ってきた夫がモニターの波形をみて「おぉ、今陣痛来てる?」とか「痛い?」とか聞いて来て落ち着かないので、助産師さんが「進んだらまた呼びますから、待っていてください。」と夫を一旦退室させてくれました。それが11時ごろ。 夫は追い出されている間に、市役所に行ったり、お昼ごはんを食べたりしていたようです。一旦病院に戻ってきたようなので助産師さんが夫を呼びに行ってくれたのですが、部屋におらず……。助産師さんが探してくれて「旦那さん……診察受けていました。」と戻ってきました。夫は風疹の抗体があるのか検査をしてもらっていたそうで……なぜこんなときに……。 13時頃、陣痛が2分間隔になり、子宮口は7cm。「うーん、夕方くらいまでかかるかなぁ」と助産師さんに言われたのですが 13時半ごろ、急にズシンとお尻に力が入る陣痛がきました。2回ほど耐えたのですが、3回目はいきみのがしができず……。「何か出そうです!!」と叫んで暴れてしまい、助産師さんが慌てて私の足を抑えバタバタしているときに、入ってきた夫が呆然としているのが目に入りました。 たまたま先生が通りがかり「あら〜頭もう見えてるよ!」と慌てて麻酔をして会陰切開をしてくれていきんでいいよ!と言われた瞬間に1回いきんだだけで生まれました。13時40分、病院に着いてから6時間のことでした。 間に合ってよかった第一子の出産のときに比べ、かなりの余力を残して出産を終えた私はだいぶ元気で、テンションもあがって赤ちゃんの写真を撮りまくっていたのですが、ギリギリ立ち会えた夫の第一声は「俺、何の役にもたたなかった……」でした。 第一子のときは出産ラッシュで助産師さんも看護師さんも足りなく、夫は腰をさすったり飲み物を飲ませてくれたりしてくれていたのですが、今回は私だけだったので助産師さんが付きっ切りでいてくれて夫は手持ち無沙汰→いろいろ用事を済ませてギリギリに帰ってくるということに。同じ病院内にいるのに、立ち会いに間に合わなかった!とネタのようにならなくてよかったと思います。 ちなみに余談ですが、長丁場になることを考え、片道2時間半かかるところに住んでいる実父に息子を家で見ててもらおうと夕方保育園のお迎えから頼んでいたのですが、保育園のお迎え前に生まれてしまい、少し早めに病院に到着した父も「えっ!! もう生まれたの?! 俺、何しに来たんだろう……」と、これまた唖然としておりました。 第一子の出産のときに36時間かかった私は、病院に着いて30分とか1時間で生まれるという話はまったく信じられず、前日の陣痛の予兆も夜中の陣痛が始まってからも「まぁまだ生まれないだろう。とりあえずアレとアレをやってからにしよう」と夫婦ともにのんきだったなぁと、反省しました。経産婦さんは特に進みやすいとのことだったので、もし3人目を産むなら夫には病院から出ないでほしいと伝えようと思いました。 著者:兼松あかりイヤイヤ期真っ只中2歳10カ月の息子と8カ月の娘の二児の母。バイオ系研究員や知的財産の仕事を経て、引き出物プランナー・贈り物コーディネーターとして活動中。書籍を出版したことがきっかけでライター業もおこなう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年07月30日私は上の子が3歳8カ月のときに2人目を出産しました。その際、上の子を出産に立ち会わせるかとても迷いました。この記事では、娘を立ち会わせることになった経緯と実際に立ち会ってもらったときの様子をお伝えいたします。 長女を立ち会わせるかどうか…私が通っていた産院では、上の子も出産に立ち会うことを推奨していました。病院が協力的であり、夫は連絡すれば1時間以内に病院に駆けつけられるという好環境だったのですが、私は娘を立ち合わせるかどうかを非常に悩みました。 理由は「血や陣痛中の母を見てトラウマにならないか」「私がお産に集中できないのではないか」「夜中の出産になったら」などの不安があったからです。 助産師さんに相談したところ、「4歳近いなら大丈夫。赤ちゃん返りしているみたいだから、立ち会わせたほうが妹を受け入れやすい。お産が夜になってしまっても、お部屋にある簡易ベッドに寝かせれば大丈夫だよ」と後押しされ、長女を立ち会わせることを決めました。 長女のために考えたこと・準備したもの!立ち会い出産は必須ではなく、娘と私に無理のない範囲でと思っていました。なので、お産が長引いたり、すごく怖がったりした場合は、夫と一緒に家に帰ってもらおうと夫婦で事前に話し合って決めました。陣痛が来てからでは話すこともままならなくなるので、事前にいろいろと決めておいてよかったと思います。 そして私の入院グッズとは別に、娘のためにDVD、新しいおもちゃ、迷路ブック、折り紙、お絵かきセット、お菓子、パン、飲み物を用意しておきました。 立ち会い出産の様子夜中に陣痛が来たら予定を変更して、ひとりでお産に臨もうと思っていました。でも、幸い陣痛が来たのが17時。娘と2人、タクシーに乗り産院に向かいました。病院に向かわなくてはいけないことをキチンと理解していて、グズることなく自分の荷物を持ったり、靴を履いたりと協力的だったのが印象的でした。 娘は19時に夫が到着するまでは、持参したDVDを見ていました。陣痛が強くなってからはうちわで扇いだり、水を取ってくれたりと応援してくれて、心強かったです。生まれる瞬間はさすがに怖がり、夫に抱っこされていましたが、泣きわめくこともなく家族全員で次女の誕生を迎えることができました。病院到着から出産までは4時間でした。 出産が夜中だったり時間がかかったりしていたら、娘にずっといてもらうのは難しいなと思っていたので、スムーズなお産となり助かりました。娘が「お母さんは痛そうだったけど頑張ってた」「生まれた赤ちゃんは小さくてかわいかった」と言っていたので「あなたも同じように生まれてきたし、昔はあんなに小さかったんだよ」と教えてあげました。安産だったからこそ言えることですが、家族が一丸となって次女を迎えられた気がして、上の子立ち会いにしてよかったと思っています。著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2019年06月09日昔と比べて帝王切開で出産する人が増えてきたと言われています。筆者もその1人で、予定日を2週間過ぎても陣痛が起こらず陣痛促進剤も効かなかったために、帝王切開で産むことになりました。立ち会い出産を望んでいた夫は、手術も立ち会うことになりました。 夫は手術室の入り口から帝王切開に立ち会えるかどうかは、産院の判断で異なるそうです。筆者が出産した産婦人科は、パパ限定ではありますが、手術室に立ち入ることはできませんが、入り口から様子を見守ることはOKでした。 初めての出産&初めての手術に極度に緊張していた筆者は、夫が見守ってくれていることがとてもありがたかったのですが、すぐに後悔することになります……。なぜなら、手術台の上にすっぽんぽんで横たわっていなければならなかったから……! 手術が始まるまでは丸裸!部屋から1枚だけ羽織っていった手術着を脱いで、丸裸で手術台の上に横たわりました。そのときは恥ずかしいどころでなく緊張していたので、まったく抵抗がなかったのですが、後から夫が入口に現れたときに、ホッとしたのと同時に状況を客観的に捉えたところ恥ずかしさにおそわれ、「やっぱり外で待っていてもらえばよかった」と思いました。のちのち夫は「正直ギョッとした」と笑いながら言っていました。「パパだけならOK」という意味はこれか……!と納得もしました。 唯一無二の思い出に入口に立っている夫に看護師さんが椅子をもってきてくれ、夫がお礼を言っているのが聞こえてきます。すると看護師さんは「時々貧血で倒れるパパがいるので、危ないから座っていてくださいね」と笑いながら答えていました。 それを聞いて心配でしたが、夫の場合は終始笑顔で、立ち会えるのがとてもうれしかったようです。手術というすさまじい場面ではありましたが、赤ちゃんが取り上げられたときには私も夫も涙ぐみ、無事に生まれたことに感謝・感動しました。 急きょ帝王切開が決まり、心の準備ができないうちに手術が始まりました。「やっぱり立ち会いはしてもらわないほうがよかったかも」と途中で考えたりもしましたが、夫が話す出産の様子を、成長した子どもが喜んで聞いているのを見ると、手術でも立ち会い出産ができてラッキーだったなと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩) 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年04月28日最近では、出産の際に立ち会いを希望する男性が増えているようです。命の尊さを感じることができ、妻への感謝の気持ちも生まれ、夫婦愛も深まっていくのだとか。しかし、いざその場面になると、思いがけないことも起こります。そこで、“立ち会い出産で殺意が芽生えた夫の行動”というテーマで経験した女性たちの話を聞きました。文・塚田牧夫助産師をチラチラ見ている「夫はかなりの面食い。可愛い女の子が大好き。テレビなんかでも、注目の新人女優みたいな女性を、よくチェックしています。私の出産時、夫が立ち会ってくれることになりました。初産だったので、そんな夫でもいてくれると心強かったんですね。陣痛がきてしばらくして、分娩室に移されました。もう、痛みとの格闘でした。覚悟はしていたけど、死にそうなぐらい痛かった。そんなときに、夫の顔を見たんです。すると、夫の目がこっちに向いていない。その視線は、助産師さんに向けられていました。確かに、助産師さんは若くて可愛らしい女性でした。それをチラチラと見ている。こんなときもかよ……と思い、思わず“ふざけんな!”と叫んでいました」カナ(仮名)/31歳お酒を飲んで退室「妊娠中、夫はすごく協力的で、家事なんかも積極的にこなしてくれていました。出産も立ち会いを希望していて、講習なども受けに行ってくれていたんですね。予定日が近くなってくると、夫がかなりソワソワし始めました。私よりもむしろ緊張しているみたいでした。そして、いよいよ陣痛がきました。陣痛室に入り、そこから分娩室に入るまでは結構時間がかかりました。その間、夫がマッサージなどをしてくれて、だいぶリラックスはできていました。そこから分娩室へと移動となるのですが……。助産師さんが夫に尋ねました。“お酒飲まれてますか?”と。夫は“緊張をほぐすために……”と、なんとお酒を飲んでいたため、分娩室に入るのを止められてしまいました。最後は結局ひとり。なにやってんだよ……と思いましたね」ミチカ(仮名)/32歳撮影中に充電切れ「夫は、出産の立ち会いにかなり積極的でした。撮影がOKの産院だったので、“バッチリ撮るから”とかなり意気込んでいました。私としても、いつか子どもに見せられたら……と考えていました。陣痛が来て、まずは陣痛室に入りました。夫は、もうその時点からスマホを持ってカメラを回し始めました。“まだだいぶ時間かかるよ”と言っても聞かず、私の様子を撮ってましたね。陣痛室には十時間以上いました。そこでようやく、分娩室へと移動。夫のカメラを構える手にも力が入っているよう。私に声を掛けながらも、撮り続けていました。しかし、いよいよ産まれそう……というときに、夫の“ヤバい”というひと言が耳に届きました。そして産まれた瞬間、カラダがスーッと軽くなり、夫のほうを見たんです。もうカメラを構えてないんです。あれ? と思って聞いたら、“途中で充電が切れた”と……。ガックリきました」ホナミ(仮名)/33歳“立ち会い出産で殺意が芽生えた夫の行動”をご紹介しました。出産は男が経験したくてもできないもの。立ち会うだけでも緊張します。情けないミスなどしてしまうこともあると思いますが、立ち会ってくれた優しさを評価してあげてください。(C) Leonardo da / shutterstock(C) Peerawit / shutterstock(C) LightField Studios / shutterstock
2018年12月06日