世界に名だたる大都市として独自の文化を育んできたパリ、東京、大阪の3都市で、優れた近代美術のコレクションを築いてきた3つの美術館、パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館。この3館のコレクションから共通点のある作品を選び、「トリオ」を組んで構成するユニークな展覧会が、5月21日(火)から8月25日(日)まで、竹橋の東京国立近代美術館で開催される。セーヌ川のほとりに建つ1930年代の壮麗な建築を拠点とするパリ市立近代美術館は、15,000 点以上の近現代作品を収蔵するパリの重要な文化施設のひとつ。東京の中心・皇居のお濠を前に建つモダン建築の東京国立近代美術館は、19世紀末から現代までの幅広いジャンルの日本美術の名作と海外作品を合わせ、13,000点以上の所蔵品からなる国内最大級のコレクションを誇る。一方、2022年に水の都・大阪市の中心部に開館した大阪中之島美術館は、19世紀後半から今日に至る日本と海外の代表的な美術とデザイン作品を核としながら、地元大阪の芸術活動にも目を向け、多岐の領域に及ぶ6,000点以上の作品を所蔵。斬新な建築が、大阪の新たなランドマークともなっている。アンリ・マティス《椅子にもたれるオダリスク》1928年、パリ市立近代美術館photo: Paris Musées/Musée d’Art Moderne de Paris(トリオ、テーマ<モデルたちのパワー>より)同展は、各々の個性と共通点をもつ3館が、主題やモチーフ、色や形、素材、作品誕生の背景など様々な視点から34のテーマを抽出し、時代や流派、あるいは洋の東西を越えて、そのテーマに最も合った作品を1点選んでトリオを構成・展観する試みだ。「川の流れる都市風景」「空想の庭」「モデルたちのパワー」「日常生活とアート」などのテーマで選ばれた34組のトリオのために、20 世紀初頭から現代まで、西洋と日本で活躍してきた 110 名のアーティストが集結。約150点の出品作のうち、初来日作が32点に及ぶ。各館を代表する作品はそれぞれに見応えがあるが、とりわけ同展で興味深いのは、並んだ3点を見比べ、共通点や相違点を探すといった楽しみがあること。同テーマで東西の巨匠が描いた絵からは、どんなことが見えてくるのか?マティスとモディリアーニと萬鉄五郎のモデルたちの競演、佐伯祐三とバスキアのストリートアート対決など、実際に並んだ作品を見ることで新たな気づきが得られる同展は、自身が見て感じたことを誰かに話したくなるような楽しみをはらんでいる。この機会に、モダンアートの新たな見方を堪能したい。萬鉄五郎《裸体美人》(重要文化財)1912年、東京国立近代美術館(トリオ、テーマ<モデルたちのパワー>より)展示期間:5月21日~7月21日/8月9日~8月25日)<開催概要>『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』会期:2024年5月21日(火)~8月25日(日)会場:東京国立近代美術館時間:10:00~17:00、金土は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)料金:一般2,200円、大学1,200円、高校700円公式サイト:※9月14日(土)より大阪中之島美術館に巡回
2024年05月16日会社やデパートなどで、受付の人と話したことはありますか。丁寧で分かりやすい応対を受けると、その場所の印象が変わるものでしょう。ある日、千葉県匝瑳市にある『松山庭園美術館』を訪れた、えぬびい(@enuenuenubi)さん。受付に行くと「めちゃくちゃ仕事のできる子がいた」と驚いたそうです。当時の様子を収めた、こちらの動画をご覧ください。受付にめちゃくちゃ仕事の出来る子がいた pic.twitter.com/RM6FHBJSHG — えぬびい (@enuenuenubi) April 29, 2024 受付にいたのは…猫!小さな窓から覗き込んで、客が来るのをじっと待っていたのです。【ネットの声】・かわいい受付係さん!猫が出迎えてくれるところはどこでも行きたい!・私が行った時も1匹いて、受付して入ろうとしたら、庭園までついてきてくれました。・なぜだろう、猫だろうなと思ったら本当に猫だった。・ここ、行ったことがある。いろいろな展示があるけど、何よりも猫たちに癒されますよ。ちなみに、あるコメントでは「この子とは別の黒猫がいた」というものもあり、シフト交代制なのかもしれないといわれています。また、タイミングによっては受付に猫がいないこともあるそうなので、同美術館を訪れる際は気を付けてください。いずれにせよ、まったりとした雰囲気で出迎えてくれる猫に、一度会いに行きたくなりますね…![文・構成/grape編集部]
2024年05月06日東京国立近代美術館では、「美術館の春まつり」を2024年3月15日(金)から4月7日(日)まで開催する。桜など春にちなんだ作品が集結桜の開花時期に合わせて、東京国立近代美術館で開催される毎年恒例の「美術館の春まつり」。期間中は、所蔵品ギャラリーの所蔵作品展「MOMATコレクション」にて、桜をはじめとする花を描いた作品などを含めた作品約200点を、12の展示室ごとにテーマを設けて様々な切り口から紹介する。会場では、春の時期のみ公開する東京国立近代美術館の代表作のひとつ、川合玉堂による重要文化財《行く春》、雨に濡れる吉野の桜を描いた菊池芳文《小雨ふる吉野》などを展示。また、木の枝や桜など自然を対象とした絵を多く描いた現代作家・児玉靖枝の《ambient light - sakura》のほか、“樹”をモチーフにし続けてきた日高理恵子、20世紀に活躍したスイスの画家、パウル・クレーらによる春にちなんだ作品も鑑賞することができる。開催概要「美術館の春まつり」会期:2024年3月15日(金)~4月7日(日)会場:東京国立近代美術館住所:東京都千代田区北の丸公園3-1開館時間:10:00〜17:00(金・土曜は20:00まで)※入館はいずれも閉館30分前まで※同時開催の企画展「中平卓馬火―氾濫」■所蔵作品展 「MOMATコレクション」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:4-2階 所蔵品ギャラリー観覧料:一般 500円、大学生 250円※金・土曜日の17:00以降は一般 300円、大学生 150円※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者と付添者は無料※所蔵作品展入館当日にかぎり、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可■同時開催・企画展「中平卓馬火―氾濫」会期:2024年2月6日(火)~4月7日(日)会場:1階 企画展ギャラリー観覧料:一般 1,500円、大学生 1,000円※高校生以上および18歳未満、障害者手帳の所持者と付添者は無料※企画展入館当日にかぎり、所蔵作品展「MOMATコレクション」、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可・コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:2階 ギャラリー 4※所蔵作品展「MOMATコレクション」の観覧料で鑑賞可【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2024年01月26日すみだ北斎美術館は2024年2月25日(日)まで特別展「北斎サムライ画伝」を開催しています。北斎や門人がサムライを描いた作品など168点に加え、刀剣類3点を展示し、刀剣そのものと北斎作品に描かれた刀剣を見比べて、イメージをふくらませながら北斎の表現力をお楽しみいただく展覧会です。本展について、オリジナルのホログラムシールのプレゼントが決定いたしましたのでご案内いたします。【期間限定】特別展「北斎サムライ画伝」ホログラムシールをプレゼント!特別展「北斎サムライ画伝」のメインビジュアルが、2種の絵柄のオリジナルホログラムシールになりました!こちらのホログラムシールを、後期展示がスタートする1月23日(火)を皮切りに2月12日(月・振休)まで、本展をご観覧の方、各日先着500名様にプレゼントいたします。この機会にぜひお出かけください。【オリジナルホログラムシールプレゼント概要】期間:2024年1月23日(火)~2月12日(月・振休)※休館日を除く。対象:特別展「北斎サムライ画伝」観覧券か前売券、または年間パスポートをお持ちの方 各日先着500名様※1名様につき1枚、絵柄はお選びいただけません。絵柄:A柄B柄の2種。各A6サイズ(148mm×105mm)。下記の日程で絵柄を変更してプレゼントいたします。A柄:日付が奇数の日〈1月〉23日、25日、27日、31日〈2月〉1日、3日、7日、9日、11日B柄:日付が偶数の日〈1月〉24日、26日、28日、30日〈2月〉2日、4日、6日、8日、10日、12日【すみだ北斎美術館特別展「北斎サムライ画伝」開催概要】展覧会名: 特別展北斎サムライ画伝(がでん)会期: 2023年12月14日(木)~2024年2月25日(日)※前後期で一部展示替えを実施・前期2023年12月14日(木)~2024年1月21日(日)・後期2024年1月23日(火)~2024年2月25日(日)休館日: 毎週月曜日※開館: 1月2日(火)、1月3日(水)、1月8日(月・祝)、2月12日(月・振休)休館: 12月29日(金)~1月1日(月・祝)、1月4日(木)、1月9日(火)、2月13日(火)会場: すみだ北斎美術館3階企画展示室、4階企画展示室開館時間: 9:30~17:30(入館は17:00まで)主催: 墨田区・すみだ北斎美術館観覧料: 一般1,200円、高校生・大学生900円、65歳以上900円、中学生400円、障がい者400円、小学生以下無料音声ガイド: 利用料金500円(税込)お手持ちのスマートフォンとイヤホンで『北斎サムライ画伝』の世界をご案内します。※イヤホンの貸出はございません。イヤホンが無い場合はご利用になれませんので、ご注意ください。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年12月15日あべのハルカス美術館では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2024年度は4月より「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」、7月より「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重 ー摺の極ー」の開催を予定しております。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記2本の展覧会に続き、新たに2024年度後半に開催する展覧会が決定しましたのでお知らせいたします。「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」会 期 :2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)共 催 :読売テレビ、産経新聞社開 催 趣 旨 :19世紀後半、モネへの酷評に始まるも西洋美術の伝統を覆した印象派。フランスに留学していた画家たちは、革新的な表現手法を持ち帰り各国で独自に展開していきました。本展では、1898年にアメリカ・ボストン近郊に開館して以来、早くから印象派の作品を収集してきたウスター美術館の所蔵品を中心に出品。とくにアメリカにおける印象派の諸相に注目し、その衝撃と影響をたどります。This exhibition was organized by the Worcester Art Museum※上記の画像データは貸出が可能です。ご希望の方はお問合せください。また、事前に原稿の確認が必要になります。(画像の使用は、本展覧会をご紹介いただく媒体に限ります。ご使用後は破棄をお願いします。)※開催1ヶ月前を目処に詳細なプレスリリースを皆様のもとへお送りします。別紙: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月12日あなたは旅行に出かけた時、目にした風景を写真に撮っていますか。帰ってきてから、あるいはしばらく経った後で、写真を見ては「ああいう場所だったな」と思い出す人は多いでしょう。そんな風景写真について、X(Twitter)で話題になっているエピソードをご紹介します。ルーヴル美術館の裏で撮った『風景写真』隠された秘密とはある日、ものり(@Hakusi_Katei)さんはフランス・パリにあるルーヴル美術館の近くを訪れました。ルーヴル美術館といえば世界最大級の美術館で、『ミロのヴィーナス』や『モナ・リザ』など著名な美術品の数々が所蔵されています。しかし、ものりさんは、それらに引けを取らない『作品』を発見したようです。X(Twitter)に投稿された、こちらの写真をご覧ください。一見、なんの変哲もない風景写真。しかし、よーく見ると…写真中央のあたりに、大きな鏡が設置されていたのです!うっすらと線が入っている箇所に、建物が少しだけゆがんていたり、空の色が違っていたりするのが見えますね。ものりさんによると、この場所では工事が行われており、その目隠しとして、周囲の景観に配慮する形で設置されていたのだとか。あまりにも自然に溶け込んでいるので、パッと見では分かりません…!【ネットの声】・こういう外観に配慮した工事用の目隠し、いいなぁ。・ええええ!よくよく見直して、やっと気付いた!・これが本当の景観保護。カモフラージュ率99%だ。・横を通ったことがあるけど、近すぎたせいで、鏡の意味に気付かなかった…。こうなっていたのね。「正直、このまま残してほしいくらい」と語る、ものりさん。フランスのメディア『Actu Paris』によれば、この工事は2025年まで続くとのことです。ルーヴル美術館を訪れる機会があったら、こちらの『芸術的な目隠し』も一緒に、見てみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2023年10月23日入谷【Inoubliable】上野【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】上野【鮨尽誠】上野【中国料理古月池之端本店】上野【ブラッスリーレカン】入谷【Inoubliable】本格フレンチを厳選ワインと堪能。スタイリッシュな店内も話題に美しいロゼ色、柔らかな食感の『仔羊のロティ』モダンフレンチの【Inoubliable】は東京メトロ・入谷駅から徒歩2分。長野県産の「野菜」や北海道産「ミルキーポーク」など、生産者が真心込めてつくりあげたこだわり食材をふんだんに使用した、独創的な世界観を表現する逸品がそろいます。オシャレな雰囲気の中、至福のひと皿が堪能できるはず。U字方のカウンターはひとりにもカップルにもオススメ。居心地抜群北欧のカフェを思わせるカジュアルな雰囲気の店内に設置されるのは、12席のカウンター席と8席のテーブル席。木調の温かみのある空間は一人でもリラックスできる雰囲気で、西洋絵画に親しんだ後などにピッタリのお店です。フランス産のものを中心にセレクトしたワインとおいしい料理で寛ぎの時間を過ごしてみては。Inoubliable【エリア】上野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】入谷駅 徒歩2分上野【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】厳選素材を革新的なメニューで提供。アイデア光る魅惑のコースワンタンの皮で包んださつま芋をサクッと素揚げした『芋の天ぷら』上野・不忍池近く。東京メトロ・上野駅から徒歩10分の【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】は、独創性あふれるコース料理が堪能できるダイニングバー。魚介類は朝一番に豊洲へ出向いてシェフ自らが目利きするなど、素材のクオリティを徹底重視。洗練と華やかさを備えた盛付けは目にもおいしい限りです。計算された照明が心地よく、席に着いた瞬間から日常を忘れさせてくれますカウンター席を中心に、ゆったり過ごせるソファ席も用意。落ち着いた雰囲気に一輪挿しの花を添えるといった空間づくりの妙は、特別な日を過ごすのにピッタリです。席数には限りがあるので、予約して訪ねるのがベター。カリフォルニア産を中心とした70種以上のワインも自慢です。Chanfe Tokyo/シャンフェ東京【エリア】湯島【ジャンル】ダイニングバー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】6000円【アクセス】上野駅 徒歩10分上野【鮨尽誠】目利きの素材で旬のおまかせ握りを満喫。個室の夜景も思い出に旬素材の逸品料理を織り交ぜた『特上おまかせ握りコース』各線・上野駅からの徒歩1分という絶好アクセス。【鮨尽誠】は大将自らが厳選した新鮮な魚介類を、一つ一つ工夫を凝らして丹念に仕上げた料理の数々が自慢。名店で修業を重ねた職人が織り成す握りと、旬素材を活かした一品料理が存分に楽しめます。おまかせ握りコースで味わうのがオススメ!凛とした空気感が漂うカウンター席。店主との会話が緊張をほぐします落ち着いた和の空間の中心は洗練されたカウンター席。店主のおもてなしも心地よく、鮨店のカウンターデビューにもピッタリです。4名からの小グループから利用できる個室は夜景も見事。旬が香るコース料理と相性抜群の日本酒やワインも取りそろえるなど、ドリンクメニューも充実しています。鮨尽誠【エリア】上野【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】上野駅 徒歩1分上野【中国料理古月池之端本店】レトロムードに包まれた一軒家レストランで出合う、体にやさしい会席中国料理中国と日本の精進料理の長所を掛け合わせた『夜の精進料理コース』東京メトロ・根津駅から徒歩3分。JR上野駅からも徒歩圏内の【中国料理古月池之端本店】。昭和初期から残る風情あふれる一軒家で味わえるのは、伝統的な技法を駆使した斬新な会席風の中国料理。1つのコースに20もの野菜を盛り込むこだわりは、「栄養薬膳大師」の資格をもつ実力派ならではです。襖を外せば大広間としても使える座敷席。多彩なシーンに活躍します豊かな緑に包まれた閑静な一角に立つ一軒家は、まさに大人の隠れ家。店内には、座敷席や畳のテーブル席など趣の違う大小5つの個室があり、特別なひとときを過ごすのに最適です。昭和初期の建具なども活かしたレトロな雰囲気も魅力的。博物館帰りに、展示の話題を語り合うのにオススメです。中国料理古月池之端本店【エリア】上野【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】根津駅 徒歩3分上野【ブラッスリーレカン】歴史を刻んだ旧貴賓室でいただく、エスプリが香り立つフランス料理魚介のうまみたっぷり。スペシャリテ『末竹シェフの特製ブイヤベース』JR上野駅の改札口を出てすぐという好立地。【ブラッスリーレカン】は、駅に残る旧貴賓室を利用したクラシックなレストランです。テーマは「自由に楽しむもう一つのフランス料理の世界」。各国から厳選した素材でコース料理だけでなく、日本の季節感を大切にアラカルトも豊富にそろえます。由緒ある旧貴賓室を活かした空間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる存在昭和7年に造られたアールデコ様式の店内は、当時のままのレトロなインテリアが残るエレガントな雰囲気に満ちています。テーブル席とソファ席を含め座席は全56席で、貸切りも可能。特別な時間が流れる空間は、美術館での余韻にひたるにはベストな選択です。ワインの品ぞろえにも自信あり。ブラッスリーレカン【エリア】上野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】上野駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年10月16日「今月は子どもとどこへ出かけよう?」と迷っているパパ・ママ必見! 今だから行きたいお出かけスポットを、編集部が月替わりでピックアップ。キャラクターと楽しめるハロウィンイベントや新感覚のアート体験など、この時期にぴったりな期間限定イベントがたくさん。ぜひ親子で足を運んでみて♪CONTENTS01【東京】⼆⼦⽟川ライズ ・⽟川髙島屋「二子玉川HALLOWEEN PARTY 2023」02【東京】東京タワー「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Halloween party 2023~」03【山梨】富士急ハイランド「トーマスランド25周年ハロウィンイベント」04【東京】サンリオピューロランド「PUROHALLOWEEN」05【東京】プーク人形劇場「霧と風からきいた話/ひとまねアヒル」06【東京】日本橋三井ホール「Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST IMPRESSIONISM」07【神奈川】鈴廣かまぼこの里「こどもおしごとたいけんハロウィンイベント」01【東京】⼆⼦⽟川ライズ ・⽟川髙島屋「二子玉川HALLOWEEN PARTY 2023」8年目を迎える、二子玉川エリアの人気イベント参加型のハロウィンイベント「二子玉川ハロウィンパーティー」が、2023年も二子玉川エリアで開催。 開催8年目になる今回のコンセプトは「不思議な世界にようこそ」。親子で不思議な世界を旅するスタンプラリーをメインに、フォトブースやワークショップ、体験型のアクティビティやキッチンカーも登場。お気に入りのコスチュームに身を包んで訪れてみて♪二子玉川ライズ、⽟川髙島屋S・Cなどを舞台に、仮装した親子連れが賑わう。親子で楽しめるワークショップも。CHECK二子玉川HALLOWEEN PARTY 2023会期:10月28日(土)・29日(日)場所:⼆⼦⽟川ライズ ガレリア、二子玉川ライズ 中央広場、二子玉川ライズ ハナミズキ広場、⼆⼦⽟川ライズ スタジオ & ホール、⽟川髙島屋S・C南館1Fプラザ(正面入口)【東京】東京タワー「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Halloween party 2023~」輝く夜景✖️迫力満点なデジタルアートのコラボが秋仕様に東京タワーの展望台から見える夜景とプロジェクションマッピングの演出を融合させる、ネイキッドのデジタルアート。現在は、秋の風物詩を取り入れた幻想的な風景や、おばけや魔女たちによるハロウィンパーティーなど秋バージョンの演出が楽しめる。さらに施設内にあるRED° TOKYO TOWERでもハロウィンイベントが同時開催中。今しか味わえない夜のお出かけに胸を高鳴らせて!RED° TOKYO TOWERで同時開催中の「RED°ハロウィンホラーナイト2023」では、アトラクションやフード、フォトスポットもハロウィン仕様に!CHECKTOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Halloween party 2023~会期:10月31日(火)まで場所:東京都港区芝公園4-2-8東京タワー メインデッキ2階北面フロア電話番号:03-3433-5111【山梨】富士急ハイランド「トーマスランド25周年ハロウィンイベント」ダンスにパレード! 25周年のアニバーサリーハロウィンたくさんのパンプキンでデコレーションされる、トーマスランドの「ハロウィンイベント」。さらに今年は「トーマスランド25周年アニバーサリーイヤー」第2シーズンのメインキャラクター・パーシー&レベッカにあわせて、パーク全体がグリーン&イエローに! 仮装した来場者がパーク内を練り歩く「仮装パレード」やハロウィンバージョンのダンスショーなど、家族揃って楽しめるコンテンツがいっぱい!人気フォトスポット「願いの井戸」も、パーシー&レベッカバージョンにリニューアル。CHECKトーマスランド25周年ハロウィンイベント会期:10月31日(火)まで場所:山梨県富士吉田市新西原5-6-1富士急ハイランド電話番号:0555-23-2111※ダンスショー「トーマスランドPLAY ON!~ハロウィンver.~」は、期間中の土日祝日14:00~開催予定。(雨天中止)※「仮装パレード」は、10月28日(土)~10月29日(日)に開催。(詳細は確定し次第、公式HPにてお知らせいたします)【東京】サンリオピューロランド「PUROHALLOWEEN」主役はクロミ! サンリオピューロランドがブラックに大変身© 2023 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN 著作 株式会社サンリオ今年のハロウィンイベントは、人気急上昇中のキャラクター・クロミが主役の「PUROHALLOWEEN」。イルミネーションやファイバービームも活用した新作パレードでは、クロミやおなじみのキャラクターたちがブラックを基調としたコスチュームで登場。まるでほうきに乗って空を飛んでいるかのような写真を撮れるフォトスポットも要チェック!キャラクターフードコートのテーブルも、クロミの魔法でブラックに。同じくブラックを取り入れたハロウィンメニューと一緒に撮影するのもおすすめ。CHECKPUROHALLOWEEN会期:10月31日(火)まで場所:東京都多摩市落合1-31電話番号:042-339-1111【東京】プーク人形劇場「霧と風からきいた話/ひとまねアヒル」芸術の秋に! 子どもも大人も楽しめる本格的な人形劇1929年に創立され、舞台やテレビなどで活躍する「人形劇団プーク」。今回の秋公演では、子どものための人形劇詩『霧と風からきいた話』と『ひとまねアヒル』の2本立て。細かい操作によって多彩な感情が表現され、まるで本当に心を宿しているかのような人形は子どもにも親しみやすく、年齢を問わずに楽しめるはず。実際の舞台で体感してみて!宮沢賢治原作の童話『ありときのこ』『鹿踊り(ししおどり)のはじまり』の2作品による、『霧と風からきいた話』を上演。素敵な風船を手に入れた元気なアヒルは、次々といろんなものが欲しくなる。白鳥の長い首や、ニワトリの赤いトサカ……。巧みな人形さばきに、親子で夢中になるはず!CHECK「霧と風からきいた話/ひとまねアヒル」会期:10月21日(土)〜11月23日(木)場所:東京都渋谷区代々木2-12-3電話番号:03-3370-3371【東京】日本橋三井ホール「Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST IMPRESSIONISM」話題のイマーシブで絵画の世界を体験!昨年、20万人以上を動員した没入体験型ミュージアム「Immersive Museum」。第2弾は、ゴッホやゴーガン、セザンヌなど「ポスト印象派」の芸術作品の世界を最新テクノロジーで描く。アプリ式の音声ガイドを聞きながら、画家たちの世界観に没入しよう。会場内は座ったり寝転んだりと自由な姿勢でアートを楽しむことができて、撮影もOK。子どもが絵画の興味を持つきっかけになるかも!AIゴッホに肖像画を描いてもらえるコンテンツは、子どもにも大人気! QRコードでビジュアルをダウンロードし、お出かけの思い出に。※体験料は1回\500(税込)併設のミュージアムカフェで、作品をイメージしたメニューを堪能できる。写真はゴッホ「ひまわり」からインスピレーションを受けたスムージー。CHECK日本橋三井ホール「Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST IMPRESSIONISM」会期:10月29日(日)まで場所:東京都中央区日本橋室町2-2-1【神奈川】鈴廣かまぼこの里「こどもおしごとたいけんハロウィンイベント」小田原・箱根の伝統的な仕事体験も、ハロウィン限定デザインに「かまぼこの里」で大人気の、「こどもおしごとたいけん」がハロウィンバージョンに。カボチャやおばけの形のかまぼこテイスティングを行う「かまぼこソムリエ」、カボチャデザインの寄木細工やちょうちんをつくる「職人」など、ハロウィンにちなんだ体験が盛りだくさん。お仕事をするともらえる「かまぼこ給」で、ジェラートやかまぼこなどと交換しよう!「かまぼこソムリエ」は、鈴なり市場「かまぼこバー」で、かまぼこのおいしい食べ方や味の違いなどをお客様に紹介するお仕事。かまぼこ博物館で行われる地場名産の「小田原ちょうちん」づくり。キャンプや夜空を眺めるひとときにぴったり。CHECK鈴廣かまぼこの里「こどもおしごとたいけんハロウィンイベント」会期:10月31日(火)まで※「寄木職人」と「ちょうちん職人」は10月28日(土)、29日(日)のみ場所:ワークショップによって異なる。かまぼこソムリエは「鈴なり市場かまぼこバー」、寄木職人・ちょうちん職人は「かまぼこ博物館」。ほか、ホームページよりご確認ください。電話番号:0120-07-4547(9:00〜18:00)年に一度のハロウィンイベントがある10月は、おしゃれしてお出かけしたくなる! お気に入りの衣装で素敵な場所に足を運び、親子でたくさんの思い出をつくってくださいね♡
2023年10月04日「古代エジプト美術館展」が、東広島市立美術館にて2023年10月10日(火)から11月26日(日)まで開催される。福岡アジア美術館でも開催された巡回展だ。古代エジプト専門美術館「古代エジプト美術館 渋谷」所蔵作品を紹介「古代エジプト美術館展」は、古代エジプト専門美術館である「古代エジプト美術館 渋谷」の所蔵作品を紹介する展覧会だ。同館が所蔵する古代エジプト遺物は1,000点以上にのぼり、先王朝時代からローマ支配時代までを網羅。それらコレクションからは、古代エジプト文化の全貌をうかがい知ることができる。ミイラや木棺・ツタンカーメンの指輪など約200点を展示本展では、「古代エジプトの神々と信仰」「ファラオが率いた国家」「古代エジプト人の衣・食・住」「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」の4つのテーマに分けて作品を展示。ミイラやミイラマスク、人型木棺、神殿の石柱、ツタンカーメンの指輪といった当時の生活様式が分かる作品など約200点を展示する。古代エジプトの神々と信仰古代エジプト人は、この世界や宇宙は創世神によって創造されたもので、後に多くの神々が誕生したと考えていた。中でも、動物は人間にはない特別な能力を持つものと信じられていたことから、多くの動物神が信仰されていた。第1章「古代エジプトの神々と信仰」では、そんな動物神の信仰に着目し、多様な神々の護符や神像、動物のミイラを扱う。ファラオが率いた国家&古代エジプト人の衣・食・住このほか、第2章「ファラオが率いた国家」では、常に絶対的権力を行使していた国王ファラオや、人口の約10%にあたるエリート高官たちにフォーカスし、ファラオをモチーフとした像やレリーフ、神殿の柱などを展示。また第3章「古代エジプト人の衣・食・住」では、ツタンカーメン王の指輪や化粧用容器、ジュエリーなどを展示することで、当時の人々の生活様式に迫る。古代エジプトの死生観ー再生とミイラまた、古代エジプト人は、死後に再生し永遠なる生命を得ると信じており、死者の遺体をミイラとして保存していた。現在確認できている最古のエジプトのミイラは、先王朝時代に自然乾燥により作られたものだ。そして、第3中間期にミイラ作りの技術が頂点に達して以降、末期王朝時代からプトレマイオス朝、ローマ支配時代にかけても多くのミイラが作られた。第4章「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」では、少女のミイラや人型木棺、副葬品などを紹介する。ピラミッドの最新調査の様子も紹介さらに本展では、過去100年間学術調査がほとんど行われなかったメイドゥム(マイドゥーム)・ピラミッドの最新調査も紹介。古代エジプト人が築いた神々への信仰や国家、暮らし、死生観など多様なテーマから、3,000年にわたる巨大文明の歴史を紐解いていく。展覧会概要「古代エジプト美術館展」会期:2023年10月10日(火)~11月26日(日)会場:東広島市立美術館 2階・3階展示室住所:広島県東広島市西条栄町9-1時間:9:00~17:00(入館は閉館30分前まで、ただし10月10日(火)は10:00開館、10月28日(土)・11月25日(土)は19:00まで開館)休館日:月曜日観覧料:・前売券 一般 1,040円、大学生 720円・当日券 一般 1,300円、大学生 900円、高校生以下無料※当日券に限り20名以上の団体2割引き。※学生料金は学生証の提示が必要。※後期高齢者医療被保険者証・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付対象者は提示により、観覧無料。※11月3日(金・祝)は無料開館日。前売券販売所:東広島市立美術館、セブンチケット(セブンコード:102-269)※販売期間:2023年8月10日(木)~10月9日(月・祝)/東広島市立美術館での販売は休館日を除く。【問い合わせ先】東広島市立美術館TEL:082‐430-7117
2023年09月28日「今月は子どもとどこへ出かけよう?」と迷っているパパ・ママ必見! 今だから行きたいお出かけスポットを、編集部が月替わりでピックアップ。絵本やものづくりを通じてさまざまなアートに触れる催しや、自然を学べる展示など、この時期にぴったりなイベントがたくさん。ぜひ親子で足を運んでみて!CONTENTS01【東京】国立科学博物館特別展「海―生命のみなもと―」02【東京】PLAY! MUSEUM「エルマーのぼうけん展」03【東京】ARTBAY TOKYOアートフェスティバル202304【神奈川】彫刻の森美術館「tupera tupera + 遠藤幹子 しつもんパークin 彫刻の森美術館」05【東京】国営昭和記念公園「コスモスまつり2023」06【東京】minneのハンドメイドマーケット202307【東京】紙博 in 東京 vol.701【東京】国立科学博物館特別展「海―生命のみなもと―」迫力のスケール! 海の未来を考えるきっかけにも海の誕生と生命の始まりから、さまざまな生物と人と海との関わりの歴史、海洋環境問題への取り組みなどを展開する、特別展「海―生命のみなもと―」。公式ナビゲーターの桝太一さんの声でわかりやすく解説してくれるから、誰でも「海」への理解を深めることができる。海洋生物のぬいぐるみやここでしか買えない限定アイテムなど、お土産に欲しくなるアイテムも楽しみ!ナガスクジラの上半身の標本は、高さおよそ4.7m! 海洋研究開発機構の無人探査機「ハイパードルフィン」の実機もお目見え。CHECK国立科学博物館会期:10月9日(月・祝)まで場所:国立科学博物館(東京・上野公園)電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)【東京】PLAY! MUSEUMエルマーのぼうけん展豊かなサウンドと名作が奏でる「音の展覧会」※『エルマーと16ぴきのりゅう』原画1951年© Dragon Trilogy Irrevocable Trust/Kerlan Collection of Children’s Literature, University of Minnesota Libraries, USA約130点の美しい絵本原画や「りゅう」の人形を初公開する企画展示『エルマーのぼうけん』展と、子どもたちが「音」を楽しむ場をつくる取り組み「Let’s! PLAY! SOUND with Audio-Technica」によるコラボレーション。臨場感溢れるサウンドのほか、絵本の世界に入って遊べる4つの展示もご用意。エルマーになった気分で、ワニの背中をジャンプして川を渡るなど、冒険を楽しもう!作中に描かれているシーンを音と共につくり出すことで、『エルマーのぼうけん』の世界観を目と耳で体験できる。ジャングルの音や動物の鳴き声、嵐の音などに耳をすませて!CHECKPLAY! MUSEUM「エルマーのぼうけん展」会期:2023年10月1日(日)まで場所:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟2F※土日祝および混雑が予想される日は、当日券のほか、事前決済の日付指定券(オンラインチケット)も販売します。PLAY! MUSEUMエルマーのぼうけん展03【東京】ARTBAY TOKYOアートフェスティバル2023次世代アートの祭典! 最新の技術に触れてみよう東京テレポート駅近くの夢の広場や、日本科学未来館などの臨海副都心エリアで開催される「ARTBAY TOKYOアートフェスティバル2023」。絵を描いたり、空間演出を行うアートワークショップや、AIロボット、人間の「触覚」にまつわる未来の技術に出会えるラボツアーなど、普段はお目にかかれない興味深いコンテンツが満載。描いた絵をスマートフォンで撮影してSTYLYアプリにアップロードすると、自分の絵が空に映し出されるというAR体験が叶う。一緒に記念撮影しよう!(事前予約不要)テレビ朝日『バラバラ大作戦』に登場する『ジェシカ美術部』で、お笑い芸人・真空ジェシカがつくった作品を鑑賞できる展覧会も楽しめる。CHECKARTBAY TOKYOアートフェスティバル2023会期:2023年9月15日(金)~24日(日)場所:臨海副都心エリア(詳細は公式サイト参照)※本イベントのワークショップのみ、一部事前予約制です【神奈川】彫刻の森美術館「tupera tupera + 遠藤幹子 しつもんパークin 彫刻の森美術館」乳幼児からOK! おしゃべりが弾む参加型展覧会絵本『しつもんブック100』をベースにした100の質問に答えながら美術館を巡る、おしゃべりOKの参加型展覧会「tupera tupera + 遠藤幹子 しつもんパークin 彫刻の森美術館」が開催中。絵本の原画展示や子どもが楽しめる体験型アート作品、カフェではオリジナルドリンクなども展開。箱根旅を楽しく彩ってくれるはず!「きょうはどんなきぶん?」など、館内に設置された100の質問に答えていこう!手がけているのは、絵本を中心に多彩な活動を続けるユニットのtupera tupera(ツペラ ツペラ)と空間デザイナー、建築家の遠藤幹子さん。CHECK彫刻の森美術館「tupera tupera + 遠藤幹子 しつもんパークin 彫刻の森美術館」会期:2024年3月31日(日)まで場所:神奈川県⾜柄下郡箱根町二ノ平1121電話番号:0460-82-1161※一部の体験コーナーは、12歳以下限定です。彫刻の森美術館tupera tupera + 遠藤幹子 しつもんパーク05【東京】国営昭和記念公園コスモスまつり2023色鮮やかに咲き誇るコスモス畑! フォトジェニックなスポットにも注目約400万本の「キバナコスモス“レモンブライト”」などの開花に合わせて開催される「コスモスまつり2023」。今年は開園40周年を迎えるにあたり、さまざまなコンテンツが用意されている。花畑をバックにしたフォトスポットや、無料の公園アプリを使った謎解きゲームなどを、のんびり散策しながら楽しもう。フォトスポットとして大人気だった「なないろベンチ」が復活! ほか、「そらいろ階段」「ピンクのドア」「白いブランコ」なども要チェック。CHECK国営昭和記念公園「コスモスまつり2023」会期:2023年9月16日(土)〜10月22日(日)場所:東京都 立川市緑町3173電話番号: 042-528-1751【東京】東京ビッグサイト見るだけでも楽しい! 渾身のハンドメイド作品が大集合!「journey」をテーマに、3日間で2400以上のブースが登場する「minneのハンドメイドマーケット2023」。ファッション・アクセサリーなどの作品はもちろん、今年から新設される「アウトドア」や入園・入学などの作品を含む「アニバーサリー・メモリアル」も楽しみ! 人と被りにくい、ここでしか出会えないアイテムを見つけよう。ベビー・キッズアイテムも登場! 日常から特別な日まで使えるアイテムでいっぱい。食べ物の販売・購入ブースや、ものづくりが体験できるワークショップも展開。CHECKminneのハンドメイドマーケット2023会期:2023年9月16日(土)〜18日(月・祝)場所: 東京都江東区有明3-11-1 東京ビッグサイト 東7ホール【東京】東京都立産業貿易センター紙博 in 東京 vol.7イラストレーター、文具メーカー、印刷会社など、総勢110組以上もの紙にまつわるつくり手が集う「紙博 in 東京 vol.7」。さまざまな紙やイラスト、文房具のほか、ハンコやガラスペンなどで会場が埋め尽くされ、紙好きにはたまらない2日間になるはず。子どもとの工作遊びの材料集めにもGOOD!家族やお友達とのコミュニケーションに一役買ってくれそうなメッセージカードやレターセットも豊富。お気に入りのアイテムを格上げしてくれる、おしゃれなシールやテープも豊富。CHECK紙博 in 東京 vol.7会期:2023年9月23日(土)・24日(日)場所:東京都台東区花川戸2-6-5 東京都立産業貿易センター台東館4階、5階、6階展示室※チケットは規定枚数に達し次第、販売終了となります。少しずつ夏の暑さも和らぎ始める9月は、お出かけにうってつけな季節。子どもの感性を豊かにしてくれるモノ・コトにあふれる場所で、秋支度を始めませんか?
2023年09月04日イギリスを代表する美術館、テート美術館のコレクションから「光」をテーマにした作品を紹介する展覧会『テート美術館展光― ターナー、印象派から現代へ』が、7月12日(水)に国立新美術館にて開幕、好評を博している。18世紀末から現代までの約120点の作品がならぶ展覧会は10月2日(月) まで開催される。テートは、英国政府が所有する美術コレクションを収蔵、管理する組織で、ロンドンのテート・ブリテンとテート・モダン、テート・リバプール、テート・セント・アイブスの4つの国立美術館で構成されている。この展覧会はそのテートが誇る約7万7000点のコレクションのなかから「光」をテーマに約120点をセレクトし紹介する国際巡回展。2021年、上海の美術館を皮切りにソウル、メルボルン、オークランドを巡回し、日本が最終会場となる。展覧会は7章で構成され、それぞれテーマに沿った作品が展示される。第1章「精神的で崇高な光」は、光と闇をもって宗教的主題や精神世界の表現を追求した作品が並ぶ。詩人であり画家であったウィリアム・ブレイクの《アダムを裁く神》では、神の背後に後光が描きこまれているが、これは威厳や権威を表現したもの。ジョン・マーティンの《ポンペイとヘルクラネウムの崩壊》では、イタリアのヴェスヴィオ火山の噴火と逃げまとう人々を光と闇を用いてドラマティックに描き出した。また、バーン=ジョーンズの《愛と巡礼者》では、天使のような人物が黒い服をまとった巡礼者を誘導する場面で光と闇を対比的に用いている。ウィリアム・ブレイク《アダムを裁く神》1795年ジョン・マーティン《ポンペイとヘルクラネウムの崩壊》1822年~2011年修復エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ《愛と巡礼者》1896~97年第2章「自然の光」は、自然のなかにある光をありのままに捉えようとした画家たちの動きを追う。ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》は、雲の間を抜け、海に光を落とすやわらかい光を描いている。ターナーやコンスタブルなどイギリスを代表する画家や、モネやシスレーなど印象派の画家たちの作品もならぶ展示室中央には草間彌生による鏡の作品《去ってゆく冬》が据えられており、周囲の作品や人物、そして光を映し出す印象的な空間になっている。ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》1871年中央:草間彌生《去ってゆく冬》2005年第3章「室内の光」は、室内の光を捉えようとした画家の作品に焦点を当てる。デンマークの画家、ヴィルヘルム・ハマスホイは、自宅の一室を何度となく描き続けた。第4章「光の効果」では、科学的なアプローチなどを用いて光と対峙した絵画、インスタレーション、写真などを取り上げている。左:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内》1899年、右:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内、床に映る陽光》1906年第5章の「色と光」は、色と光の関係を探求した作品を紹介する。光を探求し、さまざまな切り口の作品を制作するゲルハルト・リヒターの《アブストラクト・ペインティング(726)》は、なにかが描かれていた画面から絵具がスキージ(へら)で削り取られ、その結果抽象的な作品へと変化した作品。先に描かれていたと思われる絵はぼんやりとした形で残されていて、光に包まれているようにも見える。ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ペインティング(726)》1990年アメリカ人作家、ベー・ホワイトによる《ぶら下がったかけら》は、482本の糸と色とりどりの紙片で構成された作品だ。ペー・ホワイト《ぶら下がったかけら》2004年第6章「光の再構成」は、人工の光を素材とするアーティストに着目する。デイヴィッド・バチェラーの《ブリック・レーンのスペクトル 2》は夜の都市のような光を作り出し、オラファー・エリアソンは《黄色vs紫》で、特殊なフィルターが貼られた黄色いディスクに光を当てるインスタレーションを展開している。プロジェクターから投射された光は、ディスクを通して、2種類の色を壁に映し出されている。左:デイヴィッド・バチェラー《ブリック・レーンのスペクトル 2》2007年、右:デイヴィッド・バチェラー《私が愛するキングス・クロス駅、私を愛するキングス・クロス駅 8》2002〜07年オラファー・エリアソン《黄色vs紫》2003年そして最終章となる第7章「広大な光」では、光をよりダイナミックに扱う作家の作品を紹介する。ジェームズ・タレルの巨大なインスタレーションや、四方に光を投げかけながら回転するオラファー・エリアソンの《星くずの素粒子》などは、時間を忘れて見つめてしまうはずだ。オラファー・エリアソン《星くずの素粒子》2014年単なる名品展にとどまらず、18世紀の絵画作品から現代アートまで幅広い作品を通して「光」について考えることができる非常に刺激的で新しい発見に富んだ展覧会。夏休みにぜひ訪れたい展覧会だ。取材・文:浦島茂世<開催情報>『テート美術館展光— ターナー、印象派から現代へ』2023年7月12日(水)〜10月2日(月)、国立新美術館にて開催
2023年07月26日小企画展「美術館の悪ものたち」が、東京・上野の国立西洋美術館にて、2023年9月3日(日)まで開催される。国立西洋美術館に潜む「悪ものたち」に着目国立西洋美術館が所蔵する作品には、多くの「悪ものたち」が登場する。お金に目がくらむ若者、若い女性にうつつを抜かし、あるいは嫉妬する老人、盗人たち。ひいては悪魔や魔女といった悪を象徴する存在やその手下たち、死の象徴でもある憎々しい骸骨などがその例である。小企画展「美術館の悪ものたち」は、国立西洋美術館が所蔵する作品に見られる「悪ものたち」に着目した展覧会。15世紀から20世紀初頭にかけての所蔵版画作品を中心に紹介する。画面の中に描かれた個性的で、時にコミカルな姿で表される悪ものたちの姿を通じて、芸術家の豊かな空想力を感じることができる。会場では、「罪深い人々」「悪魔と魔女」「魔物」「死」「近代都市の悪ものたち」に分けて版画数十点、絵画数点を展示。特にマルカントニオ・ライモンディやアルブレヒト・デューラーが描いた各ジャンルの「悪ものたち」の作品を鑑賞できる。悪に対するかつての西洋の価値観を垣間見るはるか昔に描かれた「悪」や「正しくないこと」は、現代の価値観とマッチするものもあれば、理解に苦しむものもある。たとえば殺人や嫉妬は「悪」であり「正しくないこと」であるのに対し、大食いが罪とされるのには違和感を覚えるように、善悪の線引きは、古来より変わらないものもあれば、時代や地域、社会によって異なるのである。18世紀末期以降に脱宗教化・世俗化が進むと、「悪」を客観的に捉え社会批判を含んだ絵画なども多く描かれるようになる。「近代都市の悪ものたち」の章では、フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテスやオノレ・ドーミエらによる作品も展示される。本展は、「悪」に対する西洋の価値観の一端にも触れることができる展覧会となっている。展覧会概要小企画展「美術館の悪ものたち」会期:2023年6月27日(火)~9月3日(日)会場:国立西洋美術館 新館2階 版画素描展示室住所:東京都台東区上野公園7-7開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日※ただし8月14日(月)は開館観覧料:一般 500円(400円)、大学生 250円(200円)※( )内は20名以上の団体料金(オンラインにて要事前予約)※高校生以下および18歳未満、65歳以上は無料(入館時に学生証または年齢の確認できるものを提示)※心身障害者および付添者1名は無料(入館時に障害者手帳を提示)※7月9日(日)、8月13日(日)、9月3日(日)(Kawasaki Free Sunday)は本展および常設展は観覧無料※8月26日(土)(にぎやかサタデー)は本展、常設展および企画展は観覧無料※本展は常設展の観覧券または企画展「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」(7月4日(火)~9月3日(日))観覧当日に限り、同展観覧券で観覧可【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年07月24日2023年6月19日、東京都三鷹市にあるスタジオジブリのアニメーション美術館『三鷹の森ジブリ美術館』は、Twitterを更新。同館で勤務最終日を迎えた職員の写真を投稿したところ、反響が寄せられました。施設内のショップで長らく勤務し、親切な対応で来場者から親しまれてきた、職員の森田店長。最終日だということを伝えると、多くの人から、こんな言葉をかけられたといいます。「必ず戻ってこいよ、帰りは線路を歩いてくればいいよ」「一度あったことは忘れないものさ」本日美術館での勤務が最終日になった森田店長。ジブリパークに異動するのですが、今日はたくさんの方に声をかけられて感極まっている様子です。必ず戻ってこいよ、帰りは線路を歩いてくればいいよ。一度あったことは忘れないものさ。…などと言われてます。 pic.twitter.com/SVNZPYnJY1 — 三鷹の森ジブリ美術館 (@GhibliML) June 19, 2023 来場者たちが贈った言葉は、スタジオジブリの映画作品『千と千尋の神隠し』に登場する名セリフでした…!なんとも粋な餞別(せんべつ)に、森田店長も感極まっていたといいます。投稿には「お疲れ様でした!さびしくなります」「これは泣いちゃう。ジブリらしい素敵なお別れですね」「いい写真!森田さんの表情もグッときます」などの声が寄せられています。今後、森田店長は、2022年に開園した愛知県長久手市にある『ジブリパーク』で勤務するそうです。新天地でもきっと、歓迎されることでしょう。その素敵な笑顔で、これからも生き生きと活躍してほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年06月20日ル・コルビュジエ建築の世界遺産「国立西洋美術館」の知られざる舞台裏を描くドキュメンタリー映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』より、井浦新がナレーションを担当した予告編が公開された。上野にある「国立西洋美術館」は、東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇り、日本を代表する美術館として知られる。本作では、2020年に創建当時の姿に近づける整備のために休館した美術館の内部にカメラが入り、1年半の長期にわたり密着。所蔵作品のお引越しの全貌を記録したほか、絵画や彫刻の保存修復作業、コレクションの調査研究や国内・海外の美術館への巡回展、特別展の企画開催など、知られざる舞台裏に迫った。今回公開された映像は、数々の美術番組に出演、ガイドブックや展覧会グッズの制作にも関わるなど、美術愛の深さで知られる井浦さんが、知られざる美術館の舞台裏の世界へと誘いこむ。所蔵作品が展示される美術館のシーンから始まり、休館し観客がいなくなった場面へと移り変わる。前庭リニューアル工事の模様をはじめ、普段は決して見られない収蔵庫の内部、展覧会の打ち合わせ風景や購入作品決定の会議など、貴重なシーンが登場。関係者のインタビューでは、美術館の目前に迫る危機的状況が明かされる。ナレーションを終え、井浦さんは「美術館で働く人々のことは、お客さんは知らなくても良いかもしれない。だけど、知ってから美術館に行って美術を見ると、もっと楽しくなる」と言い、「この映画を見て、国立西洋美術館に行ったら、見る前とは国立西洋美術館の見方や過ごし方がきっと変わる。映画を見てから美術館に行くのもいいし、行ってから映画を見ても、どっちも楽しい。無機質に感じるかもしれない美術館も、実は生き物なんです」とコメントを寄せている。なお、井浦さんが担当したのは、予告編のナレーション。本編にはナレーションは入っていない。『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』は7月15日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:わたしたちの国立西洋美術館 ~奇跡のコレクションの舞台裏~ 2023年7月15日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開©大墻敦
2023年06月19日誰にでもミスをすることはあるでしょう。ミスの程度はさまざまありますが、中には『大規模な構想』を生み出してしまうこともあるそうで…。建築史家として美術館に務める本橋仁(@eriyori)さんが投稿した1枚が、反響を呼んでいます!Excelの機能が生み出した、美術館の増設構想とは?表計算ソフト『Excel』を使って、石川県金沢市にある『金沢21世紀美術館』に関する仕事を行っていたという本橋さん。作業中の1枚を投稿すると、そこに記されていたのは…。「金沢27世紀美術館、金沢28世紀美術館…金沢34世紀美術館」なんと、100年ごとに美術館を増設する構想が書かれているではありませんか!本橋さんは、こうコメントをしています。エクセルで、あるあるミスを犯した。この写真は、美術館の増設計画ではなく、Excelのコピーミスによるものだったのです。Excelには、『オートフィル』といって、数字や曜日など、次に続くデータをソフトが予想し、自動で入力することができる機能があります。本橋さんは、『金沢21世紀美術館』とセルにコピーしようとしたところ、数字に『オートフィル』が反応し、続く数字が予想され「21、22、23…」と自動に入力されてしまったのでしょう。最終的に何世紀まで続いたのか、気になるところです。結末がこちら。金沢118世紀美術館…!この美術館が建てられる頃には、どのような美術品が展示されるのか、気になりますね。本橋さんと同じミスを経験した人や、美術館の増設構想に思いを巡らす人など、ネットではさまざまなコメントが寄せられています!・これはやりがちですね。分かりみが深すぎる…。・めちゃくちゃあるあるです!オートフィルの罠。・コンビニのように、あちこちに建てられる『金沢21世紀美術館』を想像してしまいました。・数万年後には、金沢が美術館で埋め尽くされそう。さまざまな構想が繰り広げられた本橋さんのあるあるミス。これを機に、世紀を超える美術館が生み出されることがあるかもしれませんね…![文・構成/grape編集部]
2023年06月09日東京・サンシャインシティプリンスホテルから、“泊まれる美術館”をテーマにしたイギリス国立美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」とのコラボレーション宿泊プランが登場。期間は、2023年6月17日(土)から10月31日(火)まで。イギリス国立美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」とコラボ“泊まれる美術館”テーマの「ファン・ゴッホ」コンセプトルームサンシャインシティプリンスホテルがタッグを組むのは、数多くのアート作品を保有しているイギリス国立美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」。コラボレーションプランでは“泊まれる美術館”をテーマに、ファン・ゴッホの名画を散りばめたコンセプトルームを用意する。コンセプトルームの壁にはファン・ゴッホの作品を展示。ベッドには、コラボレーションプランのために特別に作られたクッションや「ロンドン ナショナル・ギャラリー」のロゴをあしらったベッドスローを設置する。さらに、 宿泊者限定のオリジナルグッズとして、ファン・ゴッホの絵画をデザインしたトートバッグ、キーホルダー、ハンカチタオル、クリアファイル、カードキーの5種をプレゼントする。ゴッホの代表作《ひまわり》モチーフのパフェ期間中は、「ロンドン ナショナル・ギャラリー」所蔵のファン・ゴッホの代表作《ひまわり》をモチーフにしたパフェも販売。黄色やオレンジ色をベースカラーに採用し、ソースやゼリー、アイスクリーム、クッキーなどを重ね、仕上げに“ひまわり”をイメージしたチョコレートを飾った。名画の複製画を展示さらにホテル館内では、「ロンドン ナショナル・ギャラリー」所蔵名画の複製画全9点を展示。《ファン・ゴッホの椅子》や《アニエールの水浴》を鑑賞できる。【詳細】「ロンドン ナショナル・ギャラリー」コラボレーションプラン期間:2023年6月17日(土)~10月31日(火)場所:サンシャインシティプリンスホテル住所:東京都豊島区東池袋3-1-5■コンセプトルーム宿泊プラン※1日2室限定予約開始日:2023年5月26日(金)12:00~※予約はホテル公式ウェブサイト内専用ページにて受付開始。料金:1名 13,400円~※1室2名利用時※料金には、1名の1泊室料、オリジナルグッズ、サービス料が含まれている。※そのほかに、パフェ「ひまわり」付きの宿泊プランも用意。※料金は、宿泊日、利用人数により異なる。※詳細はホテル公式ウェブサイト内専用ページを要確認。【問い合わせ先】サンシャインシティプリンスホテル 宿泊予約TEL:03-5954-2238 (受付時間:10:00~17:00)■パフェ「ひまわり」場所:カフェ&ダイニング Chef’s Palette(ホテル1F)提供時間:12:00~19:00(ラストオーダー18:30)料金:1名 2,900円(コーヒ・紅茶付き)※サービス料込。※仕入れの状況より、メニュー・食材に変更がある場合がある。【問い合わせ先】カフェ&ダイニング Chef’s PaletteTEL:03-5954-2254(受付時間:10:00~18:00)※画像はイメージ。
2023年05月27日フェイラー(FEILER)から、国立新美術館にて開催される展覧会「ルーヴル美術館展 愛を描く」とのコラボレーションハンカチ「ラシーブルダムール(LA CIBLE DAMOUR)」が登場。2023年5月3日(水)より、国立新美術館「ルーヴル美術館展」会場内特設ショップ、フェイラー銀座本店にて発売される。「ルーヴル美術館展」とのコラボハンカチフェイラーと、展覧会「ルーヴル美術館 愛を描く」がコラボレーション。ドイツ・シュニール織のコットン100%のハンカチに、展覧会で展示されているフランソワ・ブーシェ《アモルの標的》から着想を得て、キューピッドをモチーフとしたデザインを落とし込んだ。華やかに咲く色とりどりの花々や、ハートに刺さった矢などがキュートだ。ハンカチを縁取るカラーは、アイボリーとブルーの2色を用意する。【詳細】フェイラー×「ルーヴル美術館展 愛を描く」コラボハンカチ※予約不可発売日:2023年5月3日(水・祝)販売場所:国立新美術館 1E「ルーヴル美術館展 愛を描く」会場内特設ショップ、フェイラー銀座本店価格:「ラシーブルダムール」2,970円サイズ:約25×25cm※オリジナル箱入り※特設ショップは6月12日(月)まで※フェイラー銀座本店での予約、発売後の取り置き、代引き配送は不可※フェイラー銀座本店では、混雑状況により販売方法が変更になる場合あり※フェイラーでは、フェイラー銀座本店以外のショップでの販売はなし※「ルーヴル美術館展」は、5月8日(月)以降は、全てのチケットが事前予約(日時指定)不要となる※ひとり1点までの購入※購入点数制限は、一定期間経過後に解除する場合あり※販売数には限りあり
2023年05月05日遊んでいた場所は、子どもの思い出のカケラになる。いつか「昔ここで遊んだな」と懐かしんだり、建築家や建物の仕掛けに興味を持てたら、とても素敵なこと。子どもと遊びに行きたい楽しい名建築を、建築好きの画家・岡美里さんに教えてもらいました。魅力たっぷりの全国10施設、家族で訪ねてみてはいかが?イサム・ノグチが大地を彫刻したらこうなった!モエレ沼公園 @札幌「プレイマウンテン」や「モエレ山」はただの築山に見えて、絶妙な角度が素晴らしい。ただ登ったり降りたり転がったり……。それだけで気分が高揚し、子どもも大人も心が全開放! カラフルな遊具までイサム設計。公園内のどこで写真を撮ってもキマるのは、イサムの綿密な計算があったから? また、25mまで噴き上がる水の彫刻は必見、園内にアナウンスが流れたらぜひ駆けつけて!CHECKモエレ沼公園北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1☎011-790-1231moerenumapark.jpオノマトペと一緒に遊ぶ唯一無二の屋上庭園富山県美術館オノマトペの屋上 @富山「人が居ることが許される空間や場所をつくっていくのが僕の使命」と言ったのは、この美術館を設計した内藤廣氏。だから富山県美術館の屋上庭園は子どもも大人も楽しめるようになっています。グラフィックデザイナー佐藤卓氏が手がけた“ぐるぐる”“ひそひそ”などのオノマトペから考えられた遊具がずらり。ふわふわドームでは、いつも子どもたちが夢中で飛んで跳ねて遊んでいます。CHECK富山県美術館オノマトペの屋上富山県富山市木場町3-20☎076-431-2711tad-toyama.jp橋だって建築です!東京が誇る、橋の博覧会隅田川にかかる橋 @東京デザインや色がすべて異なり、それぞれが競い合うように堂々と建っている橋たち。実際に、山田守氏などの大建築家らが手掛けています。これら橋の博覧会をひと息に鑑賞するには、水上バスに乗って鉄骨の下をくぐるのが一番。とりわけ吊橋のカーブが見事な清洲橋はお見逃しなく。松本零士氏デザインの観光汽船「ホタルナ」は宇宙船みたいで子どもも大好き。これもまた移動する建築。小さな頃から触れたい!自然とアートの調和原美術館ARC @群馬牧場や遊園地があり、家族連れに人気のエリアに位置する磯崎新設計の美術館。建築界の重鎮にしてプリツカー賞作家の建築だからといって緊張する必要は一切なし。ピラミッド型屋根の建物は親しみやすく、自然の風景に溶け込んでいます。館内は、暗くなったり明るくなったり緩急があって楽しい。庭にあるウォーホルの「キャンベルズトマトスープ」の大きさにも毎回胸がときめきます。CHECK原美術館ARC群馬県渋川市金井2855-1☎0279-24-6585www.haramuseum.or.jp個性溢れる建築でしゅわしゅわ温泉を堪能ラムネ温泉館 @大分藤森照信氏の建築は、子どもが大好きな仕掛けがいっぱい。美術館は裸足でOKだし、茶室の入り口まで木のハシゴを登ったりする。素材も銅板や焼杉など、昔からある素材で、子どもも直感的に自分が歓迎される建築だと分かるよう。中でもラムネ温泉館はユニークなデザイン。まるで子どもが粘土と積み木で造ったような人懐っこい造形が魅力的です。屋根の上の松の木もお見逃しなく。CHECKラムネ温泉館大分県竹田市直入町大字長湯7676-2☎0974-75-2620www.lamune-onsen.co.jpまるでうなる大地!緑いっぱいの都心の公園アイランドシティ中央公園ぐりんぐりん @福岡伊東豊雄建築の特徴は、局面を大胆に取り入れて、また周囲の環境に溶け込んでいること。「体験学習施設ぐりんぐりん」は施設の半分が地面に埋まっているように見えますが、実際は屋上に木々を植えて育てています。うねうねの館内は、3つのテーマで構成されていて、温室では亜熱帯の植物が生い茂っていたり、珍しい蘭を育てていたり。緑に囲まれたフリースペースも子どもに大人気。CHECKアイランドシティ中央公園ぐりんぐりん福岡県福岡市東区香椎照葉四丁目☎092-661-5980ic-centralpark.jp水田にふわりと浮かぶ木造建築のホテルショウナイホテルスイデンテラス @山形仮設住宅や難民シェルターを紙でつくるなど、建築の概念を軽やかな方法で更新し続ける坂茂氏の設計。水田に浮かぶ木造のホテルは、ライブラリの本が子どもの届きやすい位置にあったり、共用棟は掃き出し窓になっている場所が多くて景色が見やすいなど子どもにもやさしい。5月以降の田植えで、稲の成長を観察できるのも楽しそう。近所の「キッズドームソライ」も合わせてどうぞ。CHECKショウナイホテルスイデンテラス山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1☎0235-25-7424suiden-terrasse.yamagata-design.comモダンアートに没入!摩訶不思議すぎる庭園養老天命反転地 @岐阜こんなへんてこな建物、見たことありません! 芸術家・荒川修作氏&マドリン・ギンズ氏により設計された大自然の中の公園施設。平衡感覚がおかしくなっていくのを面白がるのに、子どもも大人も関係なし! まるで、ダリの絵の中を散歩しているかのような不思議な気分になれます。床を歩いていたのに、いつのまにか壁になったり……。世界の見え方に新しい発見があるかもしれません。CHECK養老天命反転地岐阜県養老郡養老町高林1298-2☎0584-32-0501yoro-park.com/facility-map/hantenchi瀬戸内の青い海際に建つ新オープンの水族館四国水族館 @香川2020年、香川にオープンしたばかり。それほど大規模ではありませんが、瀬戸内の青い海を引き立てる真っ白い建屋が印象的。出港を待つ船のような生き生きとしたファサードや、海へつながって見えるインフィニティタイプのイルカプール。カーブのきれいな水槽は世界最大級の渦潮を再現。館内は文字情報も少なめで、スタイリッシュなデザインが貫かれているので居心地良しです。CHECK四国水族館香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4☎0877-49-4590shikoku-aquarium.jp黒川紀章が手がけた美しいモダニズム建築愛媛県総合科学博物館 @愛媛丸、三角、四角……。まるで積み木を組み合わせたようなダイナミックなシルエットに興奮します。館内も、リアルに動く恐竜やサイコロ万華鏡、無重力ミラーなど楽しくて不思議な仕掛けがいっぱい。遊び疲れたら外に出て深呼吸。緑豊かな自然の中で改めて眺める銀色のモダニズム建築は、現実離れした美しさです。地球も宇宙の一部なのだなぁ、とそんな後味が残る博物館。CHECK愛媛県総合科学博物館愛媛県新居浜市大生院2133-2☎0897-40-4100i-kahaku.jp教えてくれた人岡美里さん横顔のポートレートをライフワークとする美術作家。その他にも、散歩や建築巡り、アート好きとも知られ、さまざまな企画で活躍中。子連れで美しい銭湯巡りをすることがマイブーム。常盤湯(江東区)が最近のヒット。Instagram:@misato_oka※各施設の営業状況は公式HPをご確認ください
2023年05月03日展覧会「古代エジプト美術館展」が、福岡アジア美術館にて2023年4月8日(土)から5月28日(日)まで開催される。古代エジプト専門美術館「古代エジプト美術館 渋谷」コレクションを紹介「古代エジプト美術館展」は、古代エジプトを専門とするの日本唯一の美術館「古代エジプト美術館 渋谷」が所蔵する作品を紹介する展覧会。国内では質量共に優れた内容を誇るコレクションは、先王朝時代からローマ支配時代までを網羅し、古代エジプト文化の全貌を知ることができるものだ。ミイラや木棺・ツタンカーメンの指輪など約200点を展示本展では、「古代エジプトの神々と信仰」「ファラオが率いた国家」「古代エジプト人の衣・食・住」「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」の4つのテーマを設けて展示を構成。ミイラやミイラマスク、木棺、神殿の柱、ツタンカーメンの指輪といった世界的に貴重な遺物や、当時の生活様式が分かるジュエリーやレリーフなど約200点を展示する。古代エジプトの神々と信仰古代エジプト人は、この世界や宇宙は創生神によって創造され、その後多くの神々が誕生したと考えていた。中でも古代エジプトでは多くの動物神が信仰されていた。動物には人間にはない特別な能力を持つものと信じられていたためだ。本章では、《アテフ冠を被ったトト神像》や《ウラエウス厨子装飾》など、多様な神々の護符や神像、動物のミイラを紹介する。古代エジプトの死生観ー再生とミイラ死後に再生し、永遠の生命を得ると信じていた古代エジプト人は、長きにわたりミイラを作ることで、死者の遺体を保存してきた。ミイラ作りの技術が頂点に達して以降、末期王朝時代からプトレマイオス朝、ローマ支配時代にかけても多くのミイラが作られた。「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」では、プトレマイオス朝時代などに作られたミイラマスクや人型木棺、少女のミイラなどを紹介する。ファラオが率いた国家&古代エジプト人の衣・食・住このほか、「ファラオが率いた国家」では、常に絶対的権力を行使し国家を運営していた国王ファラオや、人口の約10%にあたるエリート高官たちにフォーカス。ファラオをモチーフとした像やレリーフ、神殿の柱などを展示する。一方、続く「古代エジプト人の衣・食・住」では、ツタンカーメン王の指輪や化粧用容器、ジュエリーなどを多数展示し、当時のエジプト人たちの生活様式を浮き彫りにする。「ペコちゃん」コラボグッズを販売なお、展覧会オリジナルグッズとして、不二家(FUJIYA)の人気キャラクター「ペコちゃん」とコラボレートしたクリアファイルやウォーターボトル、マグネットなどを販売。また、「世界一おもしろいお菓子屋さん」アート・キャンディ・ショップ「PAPABUBBLE/パパブブレ」とのコラボレーションキャンディ、文具・雑貨メーカーのハイタイドとのコラボレーショングッズなど多数展開される。【詳細】「古代エジプト美術館展」会期:2023年4月8日(土)~5月28日(日)会場:福岡アジア美術館 7階 企画ギャラリーA・B・C住所:福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7階観覧時間:9:30~18:00(毎週金・土曜日は20:00まで)※最終入場は30分前まで観覧料:一般 1,600円(1,400円)、高大生 1,300円(1,100円)、小中生 800円(600円)※( )内は前売り料金※チケットは、ARTNEチケットオンライン、ローソンチケット(Lコード 82255)、セブンチケット(セブンコード 098-803)等で販売■巡回情報・東広島市立美術館会期:2023年10月10日(火)~11月26日(日)住所:広島県東広島市西条栄町9-1・鳥取県立博物館会期:2024年4月6日(土)~5月12日(日)※予定住所:鳥取市東町2-124【問い合わせ先】西日本新聞イベントサービスTEL:092-711-5491(平日9:30〜17:30)
2023年03月31日展覧会「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」が、2023年4月5日(水)から5月26日(金)まで、天王洲・寺田倉庫にて開催される。“まるでウェス・アンダーソン監督作品”世界中から集めた風景写真が集結アカデミー賞において数々の賞を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』をはじめ、『犬ヶ島』『フレンチ・ディスパッチ』など、話題作を生み出し続けているウェス・アンダーソン監督。その独特のセンス、構図、ユーモアを兼ね備えた唯一無二の世界観に、世界中の多くのファンが魅了されている。「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」は、そんなウェス・アンダーソン監督が“いかにも撮りそうな”写真を集めたユニークな展覧会だ。会期中は、ポップなパステルカラー、シンメトリー(左右対称)な構図など、偶然に配置された“ウェス・アンダーソン監督らしい”風景写真を約300点展示。撮影された地域も実に様々で、スイス・フルカ峠やイギリス・ロンドン 、アメリカ オハイオ州・クリープランド、キュラソー島・ウィレムスタット…など、世界各地の名が連なる。韓国では約25万人を動員なお「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」は、世界の実在する風景から、ウェス・アンダーソンの映画に出てきそうな場所を撮影し投稿するSNSコミュニティ“AWA(Accidentally Wes Anderson)”の作品を使用したもの。2022年、韓国・ソウルで「AWA展」として開催された際には、25万人を動員するほど話題に。今回の日本開催は、そんな同展の巡回展という位置づけとなる。ウェス・アンダーソン監督コメントここに紹介された写真は、僕が出会ったこともない人々が(わずかな例外をのぞいて)僕が見たこともない場所や物を撮ったものだが──実際僕が撮りそうな写真だ。偶然に僕であるとはどういうことか、よく理解できた。どうもありがとう。じゃあ意図的に僕であるとは、どういう意味なのだろうか。きっと僕自身のことを指すのだろうが、いまだによくわからない。けれどそれは大したことじゃない。ほかにはない魅力的な風景を発見し、共有してくれたことに、心からの祝福と大きな感謝を伝えたい。※公式ブック:『ウェス・アンダーソンの風景』より詳細「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」会期:2023年4月5日(水)~5月26日(金)※休館日なし会場:東京・天王洲| 寺田倉庫 G1 ビル住所:東京都品川区東品川2丁目6-4開館時間:11:00~19:00、毎週金・土曜日 11:00~20:00(入館は閉館の各30分前まで)※ゴールデンウィーク中(4月30日~5月4日)と最終週(5月22日~25日)は11:00~20:00※状況により、会期・開館時間等が変更となる場合あり。※本展は予約不要だが、状況によりオンラインによる事前予約が必要となる場合あり。公式HPにて最新情報を要確認。入館料:一般2,000円(1,800円)、大学生1,500円(1,300円)、高校生以下1,000円(800円)※()内は前売り料金。※未就学児は入館無料。※学生券の購入の場合は、学生証の提示が必要(小学生は除く)※障がい者手帳の提示で本人と、同伴1名が半額。
2023年02月22日東京・六本木の国立新美術館では、3月1日(水) から6月12日(月) まで、世界最大級の美の殿堂であるパリのルーヴル美術館のコレクションから、「愛」をテーマとした名画を厳選した特別展が開催される。同展は、2018年から2019年にかけて東京と大阪で開催され、約70万人もの来場者を迎えた『ルーヴル美術館展 肖像芸術――人は人をどう表現してきたか』に続くもの。多彩なコレクションを誇るルーヴル美術館では、様々な切り口で企画展を構成することが可能で、今回は、16世紀から19世紀までの73点の名画を通じて、西洋絵画における「愛」の表現の諸相を紐解く試みだ。ひとくちに「愛」と言っても様々なかたちがあり、表現がある。古代のギリシア・ローマ神話に登場する神々の愛、キリスト教における神が人類に注ぐ無償の愛や、人間が神に寄せる愛、家族愛、恋人同士の愛、官能的な愛、悲劇的な愛など、ヨーロッパ各国の主要な画家たちによる多様な愛の表現を楽しめるのが同展の大きな魅力だ。また、同展は、おおまかに美術史の流れをたどる構成となっている。イタリアや北方のルネサンス期の神話画や宗教画から、17世紀オランダの風俗画や室内画、18世紀フランスのロココの画家たちによる官能的な絵画、そして19世紀フランスの新古典主義やロマン主義の絵画まで、国と時代による表現様式の変遷や違いも見てとることができるだろう。26年ぶりに来日をはたすフラゴナールの《かんぬき》やジェラールの《アモルとプシュケ》といった著名な傑作のほか、隠れた名画の初来日作など、いずれの絵画にもそれぞれの物語が織り込まれている。人物の表情や仕草、あるいは描き込まれた象徴物や小道具、背景などを細やかに見ていくと、豊かな愛の物語が浮かび上がってくる。描写の美しさや巨匠たちの優れた技を楽しめると同時に、「愛」をキーワードとして、1点1点の絵画を読み解いていく奥深い体験もできる展覧会となっている。ぜひ、たっぷりと時間をとって会場を訪れたい。ピーテル・ファン・デル・ウェルフ《善悪の知識の木のそばのアダムとエバ》1712年以降Photo (C) RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Franck Raux / distributed by AMF-DNPartcomアントワーヌ・ヴァトー《ニンフとサテュロス》1715-1716年頃Photo (C) RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF-DNPartcomシャルル・メラン《ローマの慈愛》、または《キモンとペロ》1628-1630年頃Photo (C) RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Tony Querrec / distributed by AMF-DNPartcomサッソフェラート (本名 ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ)《眠る幼子イエス》 1640-1685年頃Photo (C) RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF-DNPartcomジャン=オノレ・フラゴナール《かんぬき》1777-1778年頃Photo (C) RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcomギヨーム・ボディニエ《イタリアの婚姻契約》1831年Photo (C) RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF-DNPartcomウジェーヌ・ドラクロワ《アビドスの花嫁》1852-1853年頃Photo (C) RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Franck Raux / distributed by AMF-DNPartcom<展示情報>『ルーヴル美術館展 愛を描く』会期:2023年3月1日(水)~6月12日(月)会場:国立新美術館 企画展示室1E休館日:火曜(3月21日、5月2日は開館)、3月22日(水)時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)料金:一般 2,100円/大学 1,400円/高校 1,000円※2023年3月18日(土)~31日(金) は高校無料(学生証の提示が必要)※事前予約制(日時指定券)を導入展覧会HP:
2023年02月16日2023年2月3日は節分。豆や恵方巻などを準備する家庭もあるでしょう。節分に向けて、香川県小豆島にある妖怪美術館(@meipam_meiro)が準備した貼り紙に注目が集まっています。どんなものなのかというと…。日本全国の鬼の皆さま小豆島の妖怪美術館よりお知らせです。当館では皆様が安心してお過ごしいただけるよう万全の体制でお待ちしております。どうぞお気をつけてお越しください。 #節分 #節分鬼まつり pic.twitter.com/r0P4Ubwsfw — 妖怪美術館(@meipam_meiro) January 30, 2023 鬼殺隊および桃太郎関係者の入店お断り!なんと、大ヒット漫画『鬼滅の刃』に登場する鬼を狩る組織『鬼殺隊』や、鬼退治でお馴染みの『桃太郎』の入店をお断りする貼り紙です。妖怪美術館が「日本全国の鬼の皆さま小豆島の妖怪美術館よりお知らせです」とツイートし、全国の鬼に向けて発信しました。鬼たちが安心して過ごせるように、一風変わったお知らせをしたようです。ちなみに、妖怪美術館では同月28日まで節分鬼まつりを開催中!鬼の仮装で入館すると割引きになる『鬼割』や、節分の翌日には『節分お疲れ様会』も行われます。そのほかにも、鬼でなくても安心して楽しめるイベントが目白押し!気になる人間のみなさんは、妖怪美術館の公式アカウントをチェックしてみてください![文・構成/grape編集部]
2023年02月03日アートアクアリウム美術館 GINZAは、お正月イベント「アートアクアリウムのお正月」を2023年1月9日(月)まで開催する。「アートアクアリウム美術館 GINZA」のお正月イベント「アートアクアリウム美術館 GINZA」は、“百華繚乱~進化するアート~”をテーマにした、金魚アートの常設施設だ。7つのエリアで構成される館内では、色とりどりの金魚とともに、非日常的な空間を楽しむことができる。そんなアートアクアリウム美術館 GINZAが、謹賀新年ならぬ“金魚新年”のお正月仕様になって登場。期間中は、松の木が生い茂るトンネル型のイルミネーションや門松など、華やかなお正月飾りが館内を彩る。“紅白カラー”の美しい金魚が集結「アートアクアリウムのお正月」では、縁起の良い“紅白カラー”が美しい金魚が集結。白銀の体に、頭の上の赤い肉りゅうが特徴的な金魚「丹頂」や、”金魚の女王”とも称される大きな尾が魅力的な金魚「土佐錦」などが、お正月飾りで彩られた水槽の中で優雅に泳ぐ。新作の水槽作品「障子リウム」を初披露また、新作の水槽作品「障子リウム」も初披露する。戸枠の一部がガラスになっている障子“雪見障子”をモチーフにした水槽で金魚が舞い泳ぎ、日本庭園を思わせる美しい景色を楽しむことができる。「金魚おみくじ」が期間限定で登場さらに、2023年1月2日(月)から1月9日(月)までの期間限定で「金魚おみくじ」を用意。アートアクアリウムのオリジナルおみくじで、2023年の運勢を占ってみてはいかがだろうか。【詳細】「アートアクアリウムのお正月」開催期間:2022年12月27日(火)~1月9日(月)※2023年1月1日(日)は休館場所:アートアクアリウム美術館 GINZA住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 新館8階営業時間:10:00~19:00(変更になる場合あり)※12月31日(土)は10:00~17:30(最終入場16:30)休館日:銀座三越の休館日に準ずるチケット価格:当日券 2,400円、WEBチケット 2,300円※当日券は銀座三越新館1階にて発売【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(代表番号)
2023年01月01日アートアクアリウム美術館 GINZAは、クリスマスイベント「燈りにきらめく冬金魚」を2022年12月26日(月)まで開催する。「アートアクアリウム美術館 GINZA」のクリスマスイベント“百華繚乱~進化するアート~”をテーマにした、金魚アートの常設施設「アートアクアリウム美術館 GINZA」。7つのエリアで構成される館内では、色とりどりの金魚とともに、非日常的な空間を楽しむことができる。2022年の冬は、華やぐクリスマスシーズンに向けて「燈りにきらめく冬金魚」を開催。クリスマスならではの鮮やかなイルミネーションの光で館内を彩る。トンネル型のクリスマスイルミネーション中でも目玉となるのは、”提灯”に見立てた球体の水槽作品が並ぶ「提灯リウム」エリアだ。レッドカラーやゴールドカラーのオーナメントを飾った、クリスマスツリーを思わせるトンネルが出現。水槽の下には、プレゼントボックスを置いて心躍る楽し気なムードを演出する。優しく光る星の飾り日本の寺社建築に見られる回廊を表現した「金魚の回廊」では、クリスマスの飾りを代表する、”ヘルンフートの星”の明かりが灯る。赤と白に光るヘルンフートの星と、左右に並ぶ色とりどりの金魚の水槽がマッチする、幻想的な世界を楽しむことができる。幻想的なクリスマスツリーが登場そのほか、竹をイメージした円柱水槽がぐるっと並ぶ「金魚の竹林」には、美しくライトアップされたクリスマスツリーが登場。「アートアクアリウム美術館 GINZA」ならではのクリスマス空間で特別なひと時を過ごしてみてはいかがだろうか。【詳細】「燈りにきらめく冬金魚」~アートアクアリウムのクリスマス~開催期間:2022年11月29日(火)~12月26日(月)場所:アートアクアリウム美術館 GINZA住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 新館8階営業時間:10:00~19:00(変更になる場合あり)休館日:銀座三越の休館日に準ずるチケット価格:当日券 2,400円、WEBチケット 2,300円※当日券は銀座三越新館1階にて発売【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(代表番号)
2022年12月13日アートアクアリウム美術館 GINZAは、クリスマスイベント「燈りにきらめく冬金魚」を2022年12月26日(月)まで開催する。「アートアクアリウム美術館 GINZA」のクリスマスイベント“百華繚乱~進化するアート~”をテーマにした、金魚アートの常設施設「アートアクアリウム美術館 GINZA」。7つのエリアで構成される館内では、色とりどりの金魚とともに、非日常的な空間を楽しむことができる。2022年の冬は、華やぐクリスマスシーズンに向けて「燈りにきらめく冬金魚」を開催。クリスマスならではの鮮やかなイルミネーションの光で館内を彩る。トンネル型のクリスマスイルミネーション中でも目玉となるのは、”提灯”に見立てた球体の水槽作品が並ぶ「提灯リウム」エリアだ。レッドカラーやゴールドカラーのオーナメントを飾った、クリスマスツリーを思わせるトンネルが出現。水槽の下には、プレゼントボックスを置いて心躍る楽し気なムードを演出する。優しく光る星の飾り日本の寺社建築に見られる回廊を表現した「金魚の回廊」では、クリスマスの飾りを代表する、”ヘルンフートの星”の明かりが灯る。赤と白に光るヘルンフートの星と、左右に並ぶ色とりどりの金魚の水槽がマッチする、幻想的な世界を楽しむことができる。幻想的なクリスマスツリーが登場そのほか、竹をイメージした円柱水槽がぐるっと並ぶ「金魚の竹林」には、美しくライトアップされたクリスマスツリーが登場。「アートアクアリウム美術館 GINZA」ならではのクリスマス空間で特別なひと時を過ごしてみてはいかがだろうか。【詳細】「燈りにきらめく冬金魚」~アートアクアリウムのクリスマス~開催期間:2022年11月29日(火)~12月26日(月)場所:アートアクアリウム美術館 GINZA住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 新館8階営業時間:10:00~19:00(変更になる場合あり)休館日:銀座三越の休館日に準ずるチケット価格:当日券 2,400円、WEBチケット 2,300円※当日券は銀座三越新館1階にて発売【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(代表番号)
2022年12月04日東京都三鷹市にあるスタジオジブリのアニメーション美術館『三鷹の森ジブリ美術館』が、1本の動画をTwitterに投稿。重いものを数人がかりで運ぶ途中にありがちな現象について、「名前はあるのでしょうか?」と疑問を投げかけています。こういう現象、名前はあるのでしょうか…?「いったん置こう」「いったん置こう」。。 pic.twitter.com/yK9RjgHI4I — 三鷹の森ジブリ美術館 (@GhibliML) November 11, 2022 数人がかりで巨大な植木鉢を運ぶ途中、腕や腰に限界が来たのでしょう。万が一、誰かが急に手を離したら、バランスが崩れて危険な状態。1人が「一旦降ろす?」とみんなに聞いて、タイミングを合わせて鉢植えを置いたのでした。同じような経験がある人は日本全国にいるのか、「一旦置こう」となる現象について、さまざまな命名が飛び交っています。・『想像より重かった現象』かもしれません!・たぶん『腰をやっちゃう前に降ろしておーく現象』ですね。・『これ以上は無理現象』なら、私もよくなりますよ。職場や家庭、学校でも、重いものを複数人で運ぶ機会はあるもの。無意識のうちに、幼い頃からタイミングを合わせて降ろすことの重要性がしみついているのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2022年11月14日世界中で愛されてきた話題のコンテンツ「ゴッホ・アライブ」が、金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)にて2022年12月10日(土)から2023年3月5日(日)まで開催いたします。ゴッホ・アライブグランデ・エクスペリエンセズが企画制作したゴッホ・アライブは、芸術性とエンターテイメント性を兼ね備えた五感で楽しむ全く新しい没入型の展覧会。3,000点以上に及ぶゴッホの名作が、力強いクラシック音楽に乗って、巨大かつ鮮明な画像で生き生きと再現された空間は別世界。まるで絵画の中の世界を歩いているかような感覚に。会場に足を踏み入れた瞬間から、光、色、音、香りの鮮やかなシンフォニーに包まれ、次々と流れるビジュアルとサウンドに身を委ねる体験は“忘れられない”特別な体験となることでしょう。●みどころ【体感できる!没入型展覧会】ゴッホ・アライブは、時空を超えて来場者をオランダ、パリ、アルル、サン=レミ、オーヴェール=シュル=オワーズに誘います。クラシック音楽が流れる中、ゴッホの作品の3,000以上の画像が壁や柱、天井、床などありとあらゆる場所に映し出されます。細部まで色鮮やかに再現された作品の数々を見れば、ゴッホの当時の思いや感情を感じずにはいられません。一瞬にして来場者をゴッホの傑作の世界に引き込みます。Photo:Grande Experiences【新しいアート鑑賞の形】静まりかえった館内で作品から離れて鑑賞する―そんな従来の鑑賞法とは全く違い、「五感で」ゴッホ作品を体験し楽しむことができます。場内に一歩踏み入れた時から、光と色、音とアロマの力強いシンフォニーに包まれ、日常を離れてゴッホの世界に引き込まれます。Photo:Grande Experiences【最新の技術】グランデ・エクスペリエンセズが開発したSENSORY4(TM)は、マルチチャンネル・モーショングラフィックスと映画館品質のサラウンド音響、最高40台ものHDプロジェクターを融合させ、マルチスクリーン環境を提供する独自システムで、どんな展示スペースもダイナミックで目を見張るような映像体験空間に変えることができます。フランスの田園地方の暖かさを想起させるアロマの香りも来場者の体験をさらに増幅させます。(C)RB Create【ゴッホを知る】ゴッホの芸術、生涯、時代背景に関する総合的な情報をゴッホ自身の豊富な画像や言葉を交えて解説します。ギャラリーに入る前にゴッホの人生と作品について学び、これから始まる体験への期待を高めます。【フォトロケーションエリア】ひまわり畑、ファンゴッホの部屋などを再現したフォトロケーションもお楽しみいただけます。Photo:Grande ExperiencesPhoto:Grande ExperiencesPhoto:Grande Experiences【ゴッホ・アライブ オリジナルグッズ】アクリルキーホルダー〔価格〕各660円(税込)アクリルキーホルダーがまぐちポーチ〔価格〕1,980円(税込)がまぐちポーチウォーターボトル〔価格〕各2,750円(税込)ウォーターボトルトートバッグ〔価格〕各3,080円(税込)トートバッグ 5種類Tシャツ〔価格〕各3,850円(税込)Tシャツ※商品画像はイメージです。【開催概要】展覧会名 : ゴッホ・アライブ会期 : 2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)会場 : 金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)名古屋市中区金山町1-1-1開館時間 : 10:00~20:00 (日曜日は18:00まで)※最終入場は閉館の60分前まで休館日 : 12月12日(月)、12月28日(水)~2023年1月1日(日)、1月10日(火)主催 : 中京テレビ放送公式サイト: Twitter : @goghalivejp Instagram : @goghalivejp 観覧料 : 一般2,500(2,300)円、高大生2,000(1,800)円、小中生1,500(1,300)円・未就学児無料・()内は前売券・前売券は12月9日(金)まで販売※本展の会期や内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日アートアクアリウム美術館 GINZAは、秋イベント「生命の宿る金魚アート」を開催。「アートアクアリウム美術館 GINZA」で金魚アートを鑑賞「アートアクアリウム美術館 GINZA」は、“百華繚乱~進化するアート~”をテーマにした、金魚アートの常設施設だ。色とりどりの金魚とともに、光や音、香りの演出を施した、幻想的な空間を楽しめる。館内では、様々な色合いで輝く個性豊かな水槽作品を多数展示。光と色が交錯する水槽のなかで、金魚たちが優雅に泳ぐ、非現実的な美しい景色を堪能することができる。金魚×デジタルのアート作品秋イベント「生命の宿る金魚アート」では、芸術の秋に向けて、金魚をテーマにしたアートや伝統工芸作品を複数展示する。中でも注目なのは、「女性と金魚/鯉」をモチーフにしたデジタルアートだ。新進気鋭の様々なアーティストとコラボレーションした、幻想的なアート作品を間近で鑑賞できる。チョークで描いた金魚作品また、チョークアーティスト・Moecoによるチョークで描かれた金魚作品や、歌川国芳による金魚や鯉を描いた作品20点余りを集めた「歌川国芳コレクション」なども取り揃えている。日本の伝統を感じらえる作品そのほか、日本の伝統工芸である江戸切子の中で金魚が優雅に泳ぐ「金魚の飾り棚」や、京都の伝統的な織物・西陣織、日本の伝統芸能である能のお面、盆栽など、日本の伝統美に触れることのできる作品も用意している。とらやとのコラボ羊羹もさらに、アートアクアリウム美術館 GINZAのミュージアムショップでは、とらや(TORAYA)とコラボレーションした「小形羊羹」を販売。とらやを代表する小倉羊羹「夜の梅」を含む5種類の羊羹を、アートアクアリウムオリジナルのパッケージで提供する。【詳細】アートアクアリウム美術館 GINZA「生命の宿る金魚アート」開催日程:2022年11月1日(火)~場所:銀座三越 新館8階住所:東京都中央区銀座4-6-16営業時間:10:00~19:00(変更になる場合あり)休館日:銀座三越の休館日に準ずる ※不定期で休館の場合あり料金:WEBチケット 2,300円、当日券 2,400円【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(代表番号)
2022年11月05日ベルリン国立ベルクグリューン美術館が所蔵する20世紀美術の名品が紹介される展覧会『ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』が、国立西洋美術館で10月8日(土)に開幕した。ドイツからやってきた97点の作品のうち、76点が日本初公開となる注目の展覧会だ。ドイツ生まれの美術商、ハインツ・ベルクグリューン(1914〜2007)は、パリで画廊を経営する傍ら、自分の気にいった作品を集め、世界有数の個人コレクションを作り上げていた。彼のコレクションを収蔵・展示しているのがベルリン国立ベルクグリューン美術館だ。同展はベルクグリューンが重点的に収集していたピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティを中心に、国立美術館所蔵の作品や資料も合わせて展示するものだ。見どころは、なんといっても第一級のピカソコレクションが鑑賞できる点だ。ベルクグリューンは画家本人とも交流を深め、コレクションを拡大させてきた。同展出品作も約半数がピカソの作品で、日本初公開の作品は35点に及ぶ。また、展覧会を構成する全7章のうち、3つの章がピカソを紹介する内容となっている。ベルググリューン画廊展覧会カタログ国立西洋美術館研究資料センター蔵1章「セザンヌ──近代芸術家たちの師」では、ポール・セザンヌに着目する。ベルクグリューンは、1990年代までセザンヌをはじめとするポスト印象派の画家たちの作品をコレクションしていた。晩年、コレクションの対象を20世紀美術に特化するために売却されたものの、20世紀美術の祖となるセザンヌの数点の作品は最後まで留められていたという。《セザンヌ夫人の肖像》もベルクグリューンが手放さなかった作品の一つ。実は、この作品をジャコメッティはかつて模写していた。同展では2つの作品を並べることで、画家同士の個性に着目することができる。セザンヌ夫人の顔立ちは若干面長になっているところにジャコメッティの特長が現れている。左:ポール・セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》1885〜86年頃油彩・キャンヴァスベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託右 アルベルト・ジャコメッティ《左:セザンヌの模写―セザンヌ夫人の肖像、右:レンブラントの模写ー窓辺で描く自画像》1956年国立西洋美術館蔵(皆川清彦氏より寄贈)続く2章から4章まではピカソにスポットを当てた章となる。2章「ピカソとブラック──新しい造形言語の創造」では、青の時代に描いた親友の肖像画《ジャウメ・サバルテスの肖像》や、バラ色の時代に好んで描いたアルルカンを描いた《座るアルルカン》など、ピカソのその当時の特徴がよくわかる作品を揃え、キュビスムに向かうピカソを追っていく。2章「ピカソとブラック──新しい造形言語の創造」展示風景続く3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」では、第一次世界大戦末期から1920年代初頭にかけて古典主義に回帰していったピカソが、シュルレアリストたちの刺激を受け、画風をさらに変化していく過程について、素描を中心にたどっていく。3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」展示風景4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」では、1936年に描かれた《緑色のマニキュアをつけたドラ・マール》、1939年に作られた《黄色のセーター》、1942年制作の《大きな横たわる裸婦》と、2つの世界大戦の間で激しく変遷を重ねたピカソの女性像について着目していく。4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」展示風景5章、6章ではクレーとマティスを紹介展覧会の後半は、クレーやマティスの作品を紹介していく。5章「クレーの宇宙」では、ベルクグリューン美術館が所蔵する約70点のパウル・クレーの作品のうち34点を展示する。作品ごとにタッチやモチーフを大きく変えるクレーの作品は、ピカソからも大きく影響を受けているという。5章「クレーの宇宙」展示風景左:パウル・クレー《植物と窓のある静物》1927年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託右:パウル・クレー《ネクロポリス》1929年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵左:パウル・クレー《暗い扉のある部屋の透視図法》1921年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵右:パウル・クレー《夢の都市》1921年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵ベルクグリューンはマティスの蒐集も非常に重要視した。6章「マティス──安息と活力」では躍動感や生命力に満ち溢れたマティスの作品を見ていく。デッサンや油絵、晩年の切り絵など、その展示作品はバラエティ豊かだ。6章「マティス──安息と活力」展示風景左:アンリ・マティス《レースの襟の絵馬》1915年国立西洋美術館蔵右:アンリ・マティス《家に住まう沈黙》1947年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵左:アンリ・マティス《雑誌『ヴェルヴ』第4巻13号の表紙図案》1943年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託中央:アンリ・マティス《植物的要素》1947年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵右:アンリ・マティス《ドラゴン》1943-44年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託最終章となる7章「空間の中の人物像―第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ」では、第二次世界大戦後に評価を確立したピカソとマティス、そしてこの時代に円熟期を迎えることとなったジャコメッティの作品で空間を構成する。ベルクグリューンが直接交流を持った3人の作品が一堂に会する空間を体験することで、彼の追求した美がどのようなものかを感じ取れるはずだ。7章「空間の中の人物像 ― 第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ」展示風景より左:アンリ・マティス《ロンドン、テートギャラリ−の展覧会(1953年)のためのポスター図案》1952年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵 右:アンリ・マティス《縄跳びをする青い裸婦》1952年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵ベルクグリューンの審美眼で選びぬかれた良作ばかりが並ぶ同展は、日本初公開の作品も多く、新しい発見と感動に満ちている。芸術の秋にぜひ訪れてみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)、国立西洋美術館にて開催()
2022年10月12日ガラスメーカー「ハリオ(HARIO)」の直営カフェ「ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店」が、軽井沢の美術館「軽井沢安東美術館」内に、2022年10月8日(土)にオープン。ハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)のサテライトショップとして、アクセサリーなども販売する。「ハリオ カフェ」軽井沢安東美術館内にオープン1921年の創業より多くのコーヒー器具を作ってきたガラスメーカー「ハリオ」の直営カフェが新オープン。画家・藤田嗣治の作品だけを常設展示する日本初の美術館「軽井沢安東美術館」の中に併設される。カフェでは、「ハリオ」の器具で淹れたスペシャリティコーヒーや紅茶を味わえる他、コーヒー・ティー器具を直に手に取って購入することも可能。「ハリオ カフェ」オリジナルアイテムも店頭に並ぶ。限定ガラスアクセサリーも販売また、「ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店」はハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)のサテライトショップとして、ガラスアクセサリーも販売。職人の手仕事で仕上げた、表情豊かなガラスアクセサリーが揃う。乳白色のブラック、ホワイトカラーが上品なフープピアスやイヤリング、澄んだフラワーモチーフのネックレス、ピアス、メガネを象ったユニークなデザインのブローチなど、限定アクセサリーが展開される。【詳細】ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店※ハリオ ランプワークファクトリー サテライトショップオープン日:2022年10月8日(土)場所:軽井沢安東美術館 館内住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43-10TEL:0267-46-8066営業時間:4月~10月 10:00~17:00/11月~3月 10:00~16:00休日:年末年始※オープン記念として、会計が税込2,200円以上の人にオリジナルグラスをプレゼント。■限定アクセサリー・フジタのフープピアス 乳白色ブラック(ピアス/イヤリング) 各10,780円・フジタのフープピアス 乳白色ホワイト(ピアス/イヤリング) 各10,780円・ネックレス 平和の聖母礼拝堂 フラワー 6,270円・ピアス 平和の聖母礼拝堂 フラワー 8,360円・イヤリング 平和の聖母礼拝堂 フラワー 8,360円・ブローチ フジタのメガネ ゴールド 4,950円・ブローチ フジタのメガネ ロジウムカラー 4,950円
2022年10月10日