3月28日、『Red Bull Paper Wings Japan Final』(レッドブル・ペーパーウィングス・ジャパンファイナル)が、羽田国際空港内T-101ハンガー(※)で開催された(主催:学生紙飛行機大会実行委員会)。これは2006年に初開催され、2009年の第2回を経て、今回で3回目となる紙飛行機の世界大会、その日本予選決勝ラウンドである(参加対象者は大学生、専門学校生に限られる)。このファイナルステージは、来る5月4日~5日にオーストリア・ザルツブルグ空港で開催される世界大会『Red Bull Paper Wings World Finals 2012』への進出を賭けて行なわれた。競技コンテストはLongest Air Time(最長飛行時間)、Longest Distance(最長飛行距離)、Aerobatics(曲技飛行)の3部門。いずれの部門でも、支給された公式A4用紙(297×210mm/100g以下)を折って作れる紙飛行機のみ使用が許される。のり止めしたり、ホチキスを使ったり、何かを足したりすることは許されていない。また、投てき者はひとり。「静止した姿勢で投げること」。「投てき者は両方の足をしっかりつけた状態で投げること」。「走る、はや歩き、傾斜をつける等はダメ」といった細かいルールが部門ごとに決められている(測定時間は1/100秒単位)。Longest Air Time(最長飛行時間)部門では、ファイナリスト10名が戦い、結果は以下のようになった。●Longest Air Time(最長飛行時間)部門結果第1位 延命慎一(サイバー大学) 13秒27 第2位 鹿俣直裕(日本大学) 10秒21 第3位 秋山 慧(立命館大学) 9秒4513秒27の滞空時間で2位以下を抑えた延命氏の紙飛行機は、高空から数度ホップしながら落下するという美しいフライトを見せた。Longest Distance(最長飛行距離)部門では、ファイナリスト10名が戦い、結果は以下のようになった。●Longest Distance(最長飛行距離)部門結果第1位 渡辺一裕(立命館大学) 40m30cm第2位 堀本 直(立命館大学) 33m73cm第3位 三國将吾(名古屋芸術大学) 27m13cmこの部門は、紙飛行機と言うより、もはや印象的には「やり投げ」である。優勝した渡辺一裕氏(19歳)が大きなモーションから力一杯投げた紙飛行機は、まさに投てきやりのように一直線にハンガー端まで飛んで行った。会場から「おお!」というどよめきが一斉に上がったほどであった。Aerobatics(曲技飛行)部門は、アーティスティックなパフォーマンスを競う部門。紙飛行機を用い、各出場者がコスプレ、ダンス、音楽を絡めるなど、さまざまなパフォーマンスを行なう。これを3名の審査員が評価し、30点満点での得点を競うのである。なお、審査員は室屋義秀氏(エアロバティックス・パイロット)、鈴木真二氏(東京大学大学院 工学系研究科航空宇宙工学専攻 教授)、鈴木一義氏(国立博物館 理工学研究部 科学技術史グループ)の3名。この部門ではファイナリスト6名が戦い、結果は以下のようになった。●Aerobatics(曲技飛行)部門部門結果第1位 延命慎一(サイバー大学) 26Points第2位 竹原昌吾(大正大学) 20Points第3位 元泉宗純(花園大学) 19Points第3位の元泉氏は和のテイストを活かした舞と共に紙飛行機を華麗に宙に放った。第2位の竹原氏はシャボン玉と紙飛行機の共演で観客を魅了。第1位の延命氏は、大きなスペースシャトルを模した紙飛行機から小さな手のひらサイズまで、実に大小多くの紙飛行機を用意し、音楽に合わせて投てき。各サイズの紙飛行機がまるでブーメランのように手元に戻って来る離れ技を演じて見せた。他にも、驚きのリフティングパフォーマンスで観客を沸かせた徳田耕太郎氏(帝京大学)、戦隊ヒーローパフォーマンスをやってのけた新井 薫氏(関東学院大学)など、この部門のファイナリストは全員見事な芸達者ぶりだった。特筆すべきは、Longest Air Time(最長飛行時間)部門とこのAerobatics(曲技飛行)部門で2冠を達成した延命慎一氏(46歳)である。紙飛行機に賭ける氏の情熱がこの結果をもたらしたと言えるだろう。優勝者、渡辺一裕氏(Longest Distance部門)、延命慎一氏(Longest Air Time部門&Aerobatics部門)には世界大会への出場権と渡航費用が授与された。世界大会への抱負を、渡辺氏は「日本初の50m記録を狙っていたのだが残念。世界大会では40mでは勝てない。世界大会では50mに届くように頑張りたい」、延命氏は「日本の名に恥じぬように頑張りたい」と語った。来る世界大会では、ぜひ日本勢の躍進に期待したいところだ。また、今回の大会には学生メディアの記者が取材で多数参加していた。その記者に紙飛行機競技を体験してもらうべく、メディア代表のエキシビションマッチも行なわれた。競技種目はLongest Distance、一番遠くへ紙飛行機を到達させた記者が勝利するというもの。優勝賞品は「世界大会取材ご招待」で、どの記者もかなり真剣に初めての紙飛行機競技にエントリーした。フジテレビの情報番組『めざましテレビ』でお馴染みの立本信吾アナウンサーも飛び入り参加。記者の最後に自作紙飛行機を投てきしたが、残念ながら優勝はならなかった。メディア・エキシビジョンの優勝者は、埼玉大学でフリーペーパー『ソース』を手掛ける本間智之氏(20歳)。「本当にオレ?」と優勝の興奮を語った。本間氏には、世界大会での取材成果に期待したい。※今回日本最終予選の舞台となった『羽田国際空港内T-101ハンガー』は1947年ごろに建設されたとされる、日本最古のハンガー。2012年3月からは、国立科学博物館がYS-11量産初号機をここで保管している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日日本空港ビルデング・三菱地所・ロイヤルパークホテルズ アンド リゾーツは6日、羽田空港国際線旅客ターミナルにおけるホテル事業に参画すると発表した。羽田空港は今後の国際線発着枠拡大に伴い、国際線旅客ターミナルの拡張が予定されている。これに伴い、同ターミナルに付帯したホテルの建設が計画され、前述の3社がホテル事業者に選定された。ホテルの名称は、ロイヤルパークホテルズの新機軸ブランド「ロイヤルパークホテル ザ (+都市名)」シリーズ第4弾で、「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」(仮称)となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日日本空港ビルデングは4月20日、羽田空港国内線旅客ターミナルに「イセタン ハネダ ストア」をオープンする。紳士雑貨を主とした店舗で、三越伊勢丹グループとの共同事業となっている。同店は、国内外をアクティブに飛び回るビジネスマンや旅行者に向けて、旅の緊張感や癒しを柱としたライフスタイルを提案するという。緊張感の高いビジネスシーンを想定し、ビジネスをサポートする紳士雑貨を取り揃えているほか、旅行における癒しのシーンを想定し、旅の気分を盛り上げ楽しさを演出するメンズコスメやルームウェア、オーガニックコットンを使ったラウンジウェアなどを展開する。また、焼き菓子やショコラなどこだわりのギフトを取り扱うスペースや、飛行場を一望できるカフェ、「バカラ」がプロデュースするバーなどもあり、搭乗前・到着後に買い物やくつろぎのひとときを過ごせるようになっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日話題の映画『ガール』にて5月26日に公開が予定されており、今から話題を集めている映画『ガール』内で、女優の吉瀬美智子が、彼女の出演作としては初めて、作品内でウエディングドレス姿を披露していることが分かった。映画『ガール』は、『神様のカルテ』『60歳のラブレター』などで知られる深川栄洋監督がメガホンをとった作品で、『空中ブランコ』などが有名な奥田英朗氏の人気同名小説が原作。4人の女性の仕事に恋に悩みながら、生きる姿を描いたドラマだ。4人のキャストには、吉瀬のほか、麻生久美子、香里奈、板谷由夏があてられているほか、男性陣には向井理、上地雄輔、要潤とまさに豪華な顔ぶれ。こうしたキャスト陣でも話題を呼んでいる映画だ。本物の時の美しさもこんな感じ??作品中、妄想シーンながら美しくウエディングドレスを身に纏っている吉瀬美智子。私生活では2010年12月に結婚しているが、ドラマや映画などで、こうしたウエディングドレス姿が披露されるのは初めてだ。初といわれるとかえって意外な感じも覚えるが、想像していた通りの美しさ。彼女自身の結婚の際も、身につけていたならこんな感じだったのかも。演技はもちろん、こうした彼女たちの姿にも注目の映画『ガール』は5月26日から全国映画館で公開される。ぜひ楽しみにしておきたい。元の記事を読む
2012年02月24日羽田空港のスイーツセレクトショップ・羽田スタースイーツに、「ドミニク・サブロン」が期間限定で出店中だ。そらクロ羽田空港第1ターミナルのスイーツのセレクトショップ・羽田スタースイーツは、その名の通り“スターになるスイーツ”を全国、世界に広めていこうというコンセプトのもと、厳選されたブランドが周期的に登場している。今回ドミニク・サブロンからは、看板・クロワッサンの羽田空港限定アソートBOX『そらクロ』をはじめ、新商品『リーフパイ』など、オリジナルのスイーツが販売される。リーフパイ東京土産にピッタリ!年末年始の帰省や旅行の際には、羽田スタースイーツに立ち寄ってみて。販売期間:~2012年2月29日(予定)販売場所:羽田空港第1旅客ターミナル マーケットプレイス 2階open.6:00~20:00お問い合わせ:羽田スタースイーツ tel.03-5757-8127
2011年12月22日パナソニック「エコナビ」新製品発表会が9月6日、都内にて行われ、キャンペーンキャラクターの吉瀬美智子が登場した。吉瀬美智子のトークショーの写真CMについて吉瀬は「自分の心の声としてメッセージを伝えることができて、ほんとにいいCMになったと思います」とにっこり。節電について聞かれると「旦那さんのエアコンの消し忘れを見つけると、すかさず消します(笑)。日頃から、電気をつけっぱなしだと消したり、エアコンの温度を上げたり、そういうのはやっています」と話した。新「エコナビ」キャンペーンとして、「エコナビ搭載の植樹対象商品1台で、1本の植樹を!」キャンペーンを今年も実施する。“子どもたちに、希望のメッセージを送ろう!”をテーマに東北をはじめとする小学校、幼稚園、保育園に桜の苗木と、WEBや店頭・イベント会場に寄せられた子どもたちへの応援メッセージを送る。吉瀬は「『皆さんの笑顔が沢山見れます様に…』と書きました。震災があって、色んなことがありました。たくさんの人が元気になって、笑顔がいっぱい見れたらいいなと思います」とメッセージを送った。「子どもたちに、希望の桜を贈ろう!」植樹キャンペーンは、10月1日(土)から12月31日(土)まで。パナソニックは、2009年秋から暮らしに合わせて最適なエコをとの考えから、家電が状況に合わせて電力消費を判断するエコナビ機能を搭載した家電を発売。今回はさらに進化したエコナビを搭載し、新開発のスピンダンシング洗浄方式により最速約30分洗濯を実現した「ドラム式洗濯乾燥機」、食品収納スペースがアップした「トップユニット冷蔵庫」、ロングワイド気流で部屋の隅々まで快適にするルームエアコン「Xシリーズ」を9月26日(月)から順次発売する。
2011年09月07日映画『死刑台のエレベーター』(緒方明監督)の初日舞台挨拶が10月9日(土)、東京・新宿区の角川シネマ新宿で行われ、W主演の吉瀬美智子、阿部寛、共演の玉山鉄二、北川景子が出席した。1957年にジャンヌ・モロー主演でルイ・マル監督が発表したフランス映画の同名傑作サスペンスのリメイクで、夫を自殺と見せかけて殺す完全犯罪を実行した女(吉瀬さん)と愛人の男(阿部さん)の破滅を描く物語。オリジナルに忠実に撮ったという最初と最後の顔のアップシーンをふり返り、吉瀬さんは「あんなに顔が大きく映っているとは知らず、ラストは毛穴が分かる寄りなので女優としては、ちょっと…。冒頭では『愛している』って言うんですけど、普段言わない台詞なので、監督に『どう言ったらいいんですか?』って聞きました」と困惑気味。阿部さんも「最初『愛している!』ってやってしまったら暑苦しかったらしく、監督に『普通でいい』と言われました」と苦笑い。緒方監督は、「クールに言ってほしかったので『あまり気持ちを込めないで』とお願いしました。だって美男美女が最初から『愛しているわ!!』って言ったら、観客が引くと思ったので」と演出意図を解説した。さらに、吉瀬さんらの犯罪に絡む若いカップルの女を演じた北川さんは、劇中の吐くシーンについて「メイクさんとどうやったらリアルになるか?小麦粉なのか?溶かしたアメなのか相談しました」。緒方監督から「実際は長回しで大胆に大量にゲロを吐いている。でもそういう映画じゃないので使ったのは最後の方だけ。過酷じゃなかったよね?」と心配そうに聞かれると「過酷じゃなかったです、楽しかったです」と笑顔を見せていた。『死刑台のエレベーター』は角川シネマ新宿ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:吉瀬美智子&阿部寛、年代物の貴重なワインを壇上でゴクリ!2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月09日吉瀬美智子と阿部寛主演でフランス映画の名作をリメイクした『死刑台のエレベーター』のプレミア試写会が9月30日(木)に都内で開催され、吉瀬さん、阿部さんに加え、オリジナル版の監督を務めたルイ・マルの息子のマニュエル・マル氏も来場してレッドカーペット・イベント、舞台挨拶が行われた。不倫関係にある社長夫人の芽衣子と若き医師・時籐が、芽衣子の夫の殺害を企てるものの、実行当日に時籐がエレベーターに閉じ込められることから導かれる衝撃の結末が描き出される。吉瀬さんは「ジャンヌ・モローが演じていた役をやると聞いたときはプレッシャーでしたが、本作に参加できて嬉しく思っています」と挨拶。筋金入りの“悪女”と形容される芽衣子については「私は悪女だとは思っていません。覚悟を決めた女性の潔さを演じました」と語った。「悲劇的な男を久しぶりに演じた」という阿部さんは「エレベーターに閉じ込められる役ですが、ここまで極限に追いこまれた情けない男の役はこれまでなかったので、どう演じようかと監督と相談しながらストイックに取り組みました」とふり返った。マル氏はそんな2人について「2人とも素晴らしくて、驚きました!吉瀬さんにはジャンヌ・モローが演じた役をやるという、勇気ある決断をしていただきましたが、知的で破滅的な素晴らしい雰囲気が出ていました。阿部さんも『素晴らしい』としか言いようがないです。圧倒的な演技力で打ちのめされました」と手放しの称賛を送った。53年前の傑作を現代版として甦らせたことについて、阿部さんは「日本で、アジアでリメイクするということに意味があると思います。さすがにエレベーターはレトロなままですが、モノクロをカラーにし、携帯電話もある現代においてこのリメイクを作り上げた監督はすごいです。オリジナル作品を壊すことなく、その世界感に挑むというのは難しいですが、新しいシーンを加えながらそれをやってのけてくれたと思います。すみません、偉そうですね(笑)。実は、9時間近い舞台を終えた次の日に撮影に入ったんです。身も心もボロボロで何も考えられない状態で撮影したので、この作品には違う表情の自分が映っていると思います」と力強く語った。イベントの最後に、マル氏がこの日のためにパリから持ってきたという、オリジナル版が製作された1957年物のワイン、シャトー・マルゴーが登壇陣にふるまわれた。これには「緊張して味が分かるかどうか…(笑)」(吉瀬さん)、「すごく貴重なものですよね?味が分かるかな…。舞台でお酒をいただくのは初めてです」(阿部さん)と2人とも驚いた様子。映画のヒットを祈願して壇上で乾杯!一同、貴重なワインをおいしそうに味わっていた。『死刑台のエレベーター』は10月9日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月01日瀬戸康史、桜庭ななみ、IMALUらをキャストに迎え、ファッションをテーマに送る映画『ランウェイ☆ビート』の豪華共演陣が明らかに!田辺誠一、吉瀬美智子、RIKACOといった面々が参加することが新たに発表された。原田マハによる同名携帯小説を原作にした異色の青春ストーリーで、天才的なファッションセンスを持つ、“ビート”こと溝呂木美糸と仲間たちが、廃校の危機に瀕した高校の文化祭でファッションショーにチャレンジし、成長していく姿を描き出す。ドラマ「タンブリング」で注目を浴び、来年の大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」では信長の近習・森蘭丸役を演じることも決まっている人気急上昇中の瀬戸さんが主人公のビートを熱演。ヒロイン・メイを桜庭ななみが演じるほか、桐谷美玲、IMALU、田中圭が高校生メンバーとして出演することはすでに発表されていたが、このほど大人キャストも明らかになった。ビートの父親で、天才デザイナーにしてアパレル会社“スタイルジャパン”社長の溝呂木隼人を演じるのは田辺誠一。ビートを陰ながら応援するカリスマデザイナーの南水面を吉瀬美智子。さらに、桐谷さん演じる高校生モデル・美姫の母親にRIKACOが扮し、ビートの祖父には中村敦夫という渋い配役も!加えて瀬戸さんと同じくD-BOYSのメンバーである加治将樹(『ソフトボーイ』)に小島藤子(『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』)、水野絵梨奈(『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』)というフレッシュな顔ぶれの参加も発表された。監督は『NANA』シリーズの大谷健太郎。脚本には『ソラニン』の高橋泉が参加している。すでに今月3日にクランクアップし、現在はポストプロダクション中とのこと。『ランウェイ☆ビート』公開は来年春を予定。■関連作品:ランウェイ☆ビート 2011年春、全国にて公開
2010年08月25日写真撮影の際も、微笑み合って言葉を交わすほど息はぴったり。まさにお似合いの美男美女とも言うべきEXILEのMAKIDAIこと眞木大輔と吉瀬美智子だが、2人は開口一番、意外な撮影秘話を明かしてくれた。「役作りのために、撮影前には会っちゃいけないと監督から言われていたんです(笑)」。そんな彼らが共演したのは、『バッシング』、『愛の予感』などで知られる鬼才・小林政弘の監督作『白夜』。フランスのリヨンを舞台に繰り広げられる、ロマンティックなラブストーリーだ。登場人物は全編ほぼ彼らのみ。リヨンの赤い橋の上で出会い、惹かれ合って恋に落ち、ある結末を迎えるまでの数時間がふたりの会話劇によって構成されていく。撮影が進むにつれて“立夫”と“朋子”に「僕が演じる立夫と吉瀬さん演じる朋子が橋の上で出会うシーンまで、監督は僕たちを会わせないようにしていたんです」と眞木さん。「だから、もちろん吉瀬さんのことは知っていましたけど、なるべく情報を入れないようにしていました。実際にお会いしてからも、吉瀬さんとは立夫と朋子でいた気がします。しかも、撮影が進むにつれ、お互いに立夫度と朋子度が増していきましたね」と撮影時を振り返った。「でも、一度仲良くなり過ぎて、監督に怒られたことがあったんだよね」と言い加える吉瀬さん。その真相とは!?「まだ2人の距離がそんなに縮まっていないシーンで、仲のいい雰囲気を出し過ぎてしまって。『ここはまだそんなんじゃない!』と叱られました。撮影の2日目くらいのことでしたね。いま思えば可笑しいけれど、そのときはすごく怖かったです(笑)」。これには、「『緊張感がねえんだよ!』とか言われてね」と眞木さんも同調。「撮影中は自分のマネージャーともあまり話さないように言われていましたから。それは、立夫と朋子の孤独感をよりリアルに描くためだったんですが、そうやって小林監督ワールドが生まれていったように思います」。ロマンティックなラブストーリーの裏側には、鬼才監督が指揮する現場ならではの良い緊迫感があったようだ。そんな中、眞木さんの口から出た「孤独感」という単語は、この作品のキーワードのひとつでもある。バックパッカーの立夫はある事情を抱えながら、海外をひとり放浪してきた身だ。「立夫は朋子の中に、自分が抱えている孤独感や寂しさに似た感情を見出したんです。僕自身も誰かに出会い、相手と自分の考え方が似てるなと思うことってありますからね。あと、孤独感という点に関して言うならば、英語も通じない場所での撮影だったので、言葉の通じないもどかしさと哀しみは十分味わいました…。買い物ひとつするにしても、レジの人は絶対に英語を使ってはくれないですからね。ちょっとしたやりとりでも、徹底してフランス語を貫かれました(笑)」。朋子に対して“かわいそう”という気持ちも一方の朋子には、一度は別れた不倫相手を追いかけ、会社も辞めてパリに来た経緯がある。「30代女性らしい人生の悩みとか、悩む時期を迎える感覚は私自身にも共感できるところでしたね。でも、“かわいそうだな”という気もしました。朋子にとってはそれが幸せだったのかもしれないけれど、吉瀬美智子自身の目で見るならば、そんな彼女の姿が少しかわいそうにも映る。そういった意味でも、すごく難しい役だなと思いました。ただ、実は私、撮影に入るときに風邪をひいてしまっていたんですね。だから、必然的にひとりにならざるを得ない状況で…。孤独感の役作りはリアルにいけました(笑)」。孤独感さえも揃って仲良く(?)味わっていた眞木さんと吉瀬さん。では、旅先で誰かと恋に落ちる可能性は、おふたり自身としてはあり?なし?すると、「MAKIDAIさんみたいに素敵な男性が旅先にいたら、可能性はありますよねえ。日本でだったら分からないけど!」と吉瀬さん。「またまた、まいったなあ〜」と嬉しそうな眞木さんも、ニューヨーク滞在時の思い出話を披露してくれた。「タクシーから颯爽と降りてきたキャリアウーマン風の女性が、タバコを投げ捨て、パッとこちらをふり返ったことがあったんですよ。いまはタバコを吸ってる人ってあまり好きじゃないけど、あのときはしばらく動けなかったくらいドキドキしました。とりあえず、捨てたタバコを見に行きましたね(笑)」。そんな彼らが「単なる綺麗な夢物語ではなく、その裏に主人公ふたりの人間ドラマが見え隠れする。いい意味で夢物語と現実を行き来するラブストーリーなんです」と自信を持つ『白夜』。果たして、立夫と朋子が迎える恋の結末は?ふたりの好演共々、ぜひチェックを!(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:白夜 2009年9月19日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 「白夜」製作委員会■関連記事:EXILE眞木大輔、初キスシーンに「緊張」、「恥ずかしかった」『白夜』初日眞木大輔&吉瀬美智子、監督の嫉妬で接近できず?「全然距離が縮まらず…」ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!眞木大輔&吉瀬美智子登壇!『白夜』完成披露試写会に10組20名様をご招待
2009年09月21日