赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 育児中はたくさんのことに追われ、クタクタな日々。すぐに寝てしまいたい……! しかし最後に重大なミッション「寝かしつけ」があります。1日の疲れや睡魔と戦いながらの寝かしつけですが、とてもラクな方法を考えました。私が実践している抱っこをしなくてもできる寝かしつけをご紹介します。 寝かしつけって楽勝!?第1子の長男は、ひとりでも暗い部屋でゴロゴロしているとすぐに眠ってくれました。ベビーモニターで見守っていた私は、「こんなにすぐ眠るなんてありえない」とびっくり。バタバタ寝室に入っていっても起きないくらいの爆睡っぷりでした。こんなに寝付きがよくて大丈夫? と少し心配になるほどにすぐ眠ってくれるので、とても助かっていました。 そんなに甘くはなかった第2子の長女は授乳後に満腹になると眠ってくれましたが、長男のようにひとりで眠りにつくことはありませんでした。添い乳でもグズグズ泣きながら寝ることもあれば、なかなかじょうずに寝られなくて大泣きすることも。長男の寝かしつけでかなりラクをしていた私はそれに慣れてしまい、長女がスムーズに眠ってくれないことにイライラすることが多くなっていました。すんなり寝てくれないだけでなく、ひとりで寝ている長男が起きてしまい一緒に泣かれることで余計にイライラ……。そして長女の断乳をしようと思っていたこともあり、寝かしつけ方法について考えなければ! と、私は真剣に取り組むことに決めたのです。 いかにラクにするか、勝負の寝かしつけ歯並びへの影響が気になり、おしゃぶりには絶対に頼らずに寝かしつけをする! と決めていました。しかし、断乳と寝かしつけはそんなに甘くなかったのです。どうせ泣かせてしまうなら断乳も寝かしつけも一緒にやってしまおうと思いましたが、無謀な挑戦だったかも……と後悔しました。添い乳もやめて寝かしつけをするのですが、最初はとにかく大泣きでした。しかし、抱っこをしてしまっては、その後も抱っこでしか寝なくなると思い、絶対に抱っこはせずに寝かしつけに挑戦しました。 私が見つけた寝かしつけ方法私がおこなった寝かしつけは、抱っこはせずに胸のあたりをトントンする方法です。はじめは1時間ほど泣いてから寝ていたのですが、だんだんと泣く時間が短くなり、4日目には5分ほどグズグズしたあとに寝るようになりました。泣かせてしまったときは申し訳なさでいっぱいでしたが、おかげで家事の時間や私の時間が取れるようになり生活もスムーズになったので、抱っこ以外の方法で寝かしつけができてよかったです。 はじめこそ、娘はなんでおっぱいがもらえないのか困惑した様子でした。でも、トントンでの寝かしつけをすることで添い乳のように変な体勢になったり、抱っこで腕が痛くなったりしないので、ラクになりました。 著者:三上美咲3人の未就学児年子の母。営業職でほぼ不在の夫と5人暮らし。育児をはじめとするさまざまなジャンルについてライターとして活動中。育児については主に自身の体験談を元に執筆している。
2020年01月10日娘が生後9カ月のとき、リビングのソファでつたい歩きをしていたら転んで顔を3針縫うケガをしてしましました。顔に傷をつくってしまい、痕が残らないかとても心配しました。事故を防ぐことはできなかったのか……。家具の配置などを工夫すればよかったのでは……と後悔した体験談を紹介します。 つたい歩きをしていたら…娘が思わぬケガをしてしまったのは、生後9カ月のときでした。夜、寝る前にリビングのソファでつたい歩きをしていたら転倒!! ソファの横にあった本棚の角に顔をぶつけて目の上を切ってしまい、流血!! 娘は大泣きしました。かなりの出血だったので、私はパニック状態。 落ち着かなければ……と自分に言い聞かせ、こわごわ娘の顔を確認すると、目の上に2cmほどのパックリ切れた傷が! 洗面所で目の中に入った血を洗い流してきれいにして、止血のためにガーゼで傷を覆って圧迫しました。しばらくすると出血はおさまり、痛みも弱くなってきたのか、娘は寝てしまいました。 夫の帰宅を待ち、急いで病院へ出血はおさまったものの、傷が深そうだし、病院に連れて行こう! と思いましたが、当時2歳の上の子もすでに寝ていたので、2人抱っこして病院に行くのは無理。車通勤の夫は仕事中のため、家には車がない状態。もうすぐ夫が帰宅する時間だったので、帰ってくるまで待つことに。待っている間に、夜間救急で診療してもらえる病院を電話で確認しておきました。 その後22時ごろに夫が帰宅し、夫に息子を預けてやっと病院へ向かうことができました。病院の先生に診ていただくと、傷が深いので縫合が必要とのこと。大泣きする娘を処置室に残して、待合室で待っている時間がとても長く感じました。結局3針縫って処置は完了。案外、その後の娘はケロッとしていました。 傷はきれいに治るのか?翌日からは紹介してもらった近所の病院で、消毒してもらうことになりました。顔の傷痕を心配する私に先生は、「多少は傷痕が残るかもしれないけど、とてもきれいに縫ってもらっていますよ」と言ってくださり、ひと安心。 数日後、抜糸をして、その後は傷を保護するテープを半年間貼り続けました。その結果、傷痕はよく見ないとわからないほど、きれいになりました。処置してくださった先生方に感謝です。 何の危険もないと思っていたわが家で、こんな事故が起こるとは想像していませんでした。テレビ台の角にはコーナークッションをつけたり、娘には後頭部を守るヘッドガードリュックを背負わせたりしていて、それで安心だと思っていました。今回のことで、赤ちゃんの動線をもっとよく考えて家具を配置すべきだったと反省。今は可能な限り危険な場所を減らすように努力しています。 著者:西 さくら3児の母。2級建築士・整理収納アドバイザーの資格を取得。自身の体験をもとに、インテリアと子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年01月08日娘と公園や児童館で遊んでいると、たまに「嫌だな」「あまり関わりたくないな」と思う親子に出会います。今回は私が嫌な思いをし、自分も気をつけようと思った親の対応について3つお話ししたいと思います。 痛い思いをさせたら謝ってほしい娘が1歳半のころ、児童館で同じぐらいの月齢の子とおもちゃの取り合いになりました。この時期にはよくあることなので少しの間見守っていたのですが、娘は髪を引っ張られて泣いてしまったのです。引っ張った子の親もその場面を見ていて「引っ張ったらダメでしょ」と注意していましたが、娘に「ごめんね」とは言いませんでした。私は自分の子を注意するのも大切だけど、相手に謝ることも大事だと思います。きちんと謝ったほうが相手の不快感を和らげられるし、自分の子にも謝ることの大切さを教えられると思いました。 注意の仕方が違うと思ったある日娘と砂場で遊んでいると、近くで1歳過ぎぐらいの男の子がシャベルで勢いよく砂を掘り、その砂が私たちのほうに少し飛んできていました。かかるというほどではなかったのでそこまで気にしてはいなかったのですが、その男の子のお母さんは「コラ、人にかかっているよ。怒られるからやめなさい!」と言うのです。私は別に怒っていませんでしたし、その注意の仕方は違うのではないかなと思いました。人に怒られるからではなく、人に迷惑がかかるから気をつけなければいけないと教えてほしかったです。 よその親に任せきりにしないでほしい友人たちと公園でシャボン玉をしていたときのことです。毛糸や割り箸で大きなシャボン玉を作るための道具を作って遊んでいました。そこへ小学1年生ぐらいの子が来て、一緒にやりたいというので「じゃあ順番にやろうね」と声をかけ一緒に遊ぶことに。でもその子はなかなか順番を守らないし、他の子が大きなシャボン玉を作っている側から割ってしまうのです。知らない子ですし強く注意もできず、私もイライラ。その子のお母さんは遠くから様子を伺っていましたが、最後は私たちにあいさつもなく帰って行きました。せめて「遊んでくれてありがとうございました」と言ってほしかったなと思います。 子どもがわがままを言ったり、いけないことをしてしまうのはある程度は仕方がないですが、そのことについて親がどう行動するかで、迷惑をかけてしまった相手からの印象も変わってきます。私の娘も周りに迷惑をかけてしまうことが多々あるかと思うので、何かしてしまったときはきちんと謝ったり対応したりできるようにしたいです。 著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年01月04日現在2歳になる息子は、生後11カ月ごろから、昼寝や夜寝るときにお気に入りのピンクのパジャマをスースー嗅ぎながら眠ります。私と息子にとってピンクのパジャマは、寝かしつけだけでなく、車で遠出するときや飛行機に乗るとき、旅行でホテルや旅館に泊まるときなどの必需品です。 お泊まり会で見た衝撃の寝かしつけ息子が生後6カ月のころ、友だちが1歳1カ月になる娘さんと私の家に泊まりに来ました。夜になり、友だちが寝かしつけようと、かばんからある物を取り出して娘さんに手渡します。よく見ると、花柄の10cm角のやわらかそうなガーゼでした。 娘さんはガーゼを鼻でくんくん嗅いだまま、なんと、ものの10分足らずで寝てしまったのです。友だちが背中をトントンたたいてあげていましたが、寝かしつけのあまりの速さとスムーズさに、私は衝撃を受けました。 母からもらったピンクのパジャマ私も息子が眠るときに安心するお気に入りの「なにか」を作りたいと考えるようになったのは、息子が生後9カ月になった冬の初めでした。離乳食を始めて3カ月が経ち、夜間断乳を始めたときで、大好きなおっぱいがなくなった息子は夜中4~5回泣いて起きるようになったのです。 このころ、寝かしつけ疲れで外に出る気力が起きず、家にいることが増えた私は、出産祝いに母からもらったポリエステル100%のふわふわしたピンクのパジャマをいつも着ていました。 忘れたらいけないものランキング第1位!ある日、息子が洗濯物カゴの近くでゴソゴソ遊んでいました。見ると、洗濯前のピンクのパジャマの上で寝転がっていたのです。「もしかしたら!」と思い、夜の寝かしつけのときに息子にピンクのパジャマを渡しました。息子はパジャマを鼻にあて、スースーと気持ちよさそう……。背中をトントンしながら一緒に眠ってしまった私がハッと目を覚ましたのは、なんと朝5時だったのです! それからは、車中や旅先でも必ず持ち歩くようにして、一緒に眠ることを習慣づけました。2歳になった今でも、もちろん夜中起きてしまうことはありますが、ピンクのパジャマを与えればまた安心して眠ってくれます。旅行やお出かけの際の持ち物で、最初に準備するのはピンクのパジャマになりました。 息子が安心して眠ることのできるお気に入りの物ができたことで、卒乳のきっかけにもなりました。また、友だちの家でのお泊まりや家族旅行など、外泊先でもぐっすり眠ってくれるため、私と息子の行動の選択肢も広がったと思います。 著者:清水なお2歳男児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年01月03日妊娠中・授乳中合わせて1年半以上来なかった生理が、産後10カ月で再びやってきました! 完全に存在を忘れていたころに生理が再開し、あたふたしただけでなく、気分も体調も落ち込んでしまった私の体験談です。その後、回復したきっかけなどもお伝えします。 授乳中は生理が再開しないという思い込み息子を母乳で育てていた私は「授乳中、生理は再開しない」と完全に思い込んでいて、「断乳するまでは生理がこなくてラクでいいな」と考えていました。 実際、私の場合は産後8カ月を過ぎても生理は再開せず、妊娠期間を含めると1年半以上も生理が来ない状態が続いていました。 産後10カ月で生理再開!ところが、まだ息子に授乳を続けていた産後10カ月でついに生理が再開。「ああ、ついに来てしまった……」というのが正直な気持ちでした。妊娠期間中に服や下着類を断捨離したことで、使い古しのサニタリーショーツの大半を処分してしまっていたうえに、生理用品の買い置きもしていなかったのです。 お昼寝中の息子を起こさないよう抱っこしつつ、慌てて近所のドラッグストアへ買いに走らなければいけなかったことも大変でした。 生理不順とイライラで限界に産後最初の生理が来たものの、翌月から丸々2カ月生理がなかったり、翌々月はひと月に2回来てしまったりと生理不順な状態に。妊娠前は28日周期で安定していたので、これで大丈夫なのかと不安でした。 生理痛は産前よりひどくなったように感じ、授乳と生理による出血で貧血になり、疲れやすくぐったりした状態に。さらにホルモンバランスの変化のためか、無性にイライラして夫に当たってしまったり、気分がふさぎ込んで何もする気がなくなったりと精神的に不安定な状態が続いたことがとてもつらかったです。 断乳後は生理周期も気分も安定このままではいけないと思いながら、何も対処ができない状態が5カ月ほど続きました。しかし、1歳3カ月で息子の断乳が成功すると自然と生理周期は整い、気分の浮き沈みも緩やかになったのです。結果的につらい期間は短く済んだのですが、「もし次にお産をして、産後すぐに生理が再開した場合、こんな精神状態で私はちゃんと育児ができるのだろうか?」と不安になりました。私は産後の生理について非常に軽く考えていたので、再開したことで動揺してしまい精神的・体力的によりつらいと感じたのかもしれません。 今となっては無理せず産婦人科を受診すればよかったなと思いますし、自分なりの気分転換の方法やつらくなったときの対処法を決めておけば、もっと気分もラクに過ごすことができたかなと感じました。これは次の出産に向けた教訓にしたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2020年01月03日妊娠期間は長いようであっという間。おなかにいたときの写真を見返すと、「こんなに大きかったのか!」としみじみしたり、「ぼくはここに入ってたんだね!」と子どもと幸せな時間を過ごせたりしています。お金をかけなくても写真は残せます! 4児の母である私の体験談をお伝えします。 セルフ撮影をした1人目 夫が細身だったので、妊娠後期にもなると体の幅の差が2倍近くになりました。ちょっとショックではあったけれど、これも思い出に残そうと、当時住んでいたアパートでセルフ撮影をすることに。撮影技術のない私たちですが、楽し気な様子が伝わる写真が撮れたと思います。このころ自分の周りには結婚や妊娠をしている友だちがいなかったので、「マタニティフォト」ということは特に意識していなかったのですが、結果的に残しておいてよかったです。 カメラマンによる出張撮影をした2人目 2人目を授かり、長男が2歳半のときに臨月を迎えました。長男はとてもやんちゃで、かんしゃくもあり、写真館に出向くなど到底無理だと思っていました。そんなとき、義母の知り合いに駆け出しのカメラマンがいて、マタニティフォトのモニターを頼まれたのです。写真館に比べると子どもをあやす技術はそれほどなかったかもしれませんが、子どもがふざけている様子など、飾らない日常も撮ってもらえたのもよかったです。 カメラマンによる撮影は通常2万円くらいのようですが、1万円ほどで写真データ70枚ほどもらうことができました。私は自宅でお願いしましたが、公園や思い出の場所など、外での撮影もできるようでした。 友だちに頼んだ3人目、4人目 3・4人目の妊娠期間は本当にあっという間。それでも上の子たちがアルバムでマタニティフォトを見るととてもうれしそうな顔をしていたので、1枚でもいいから撮ろうと思っていました。そこで、普段からインスタグラムに写真をよく載せている友だちに頼んで、写真を撮ってもらいました。「私はプロじゃないから写真館にも行ってね!」と言われましたが、私は満足のいく仕上がりでした。お礼にお菓子などは渡しましたが、基本的には無料でお願いしました。相手にも喜ばれたのでよかったかなと思っています。 撮影してもらうときは、夫と見つめ合ったり体を近づけたりするのは少し恥ずかしかったですが、ときどき見返しては幸せな気分になれます。夫はマタニティフォトにはそれほど興味がなかったようですが、私がやりたいなら、と協力してくれたことに感謝しています。著者:小林まり6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年01月01日わが家は、長男がちょうど2歳になるタイミングで次男が誕生しました。当時、専業主婦だった私は、長男の面倒を見ながらの子育てで、次男は家で常におんぶスタイルでした。長男が小さかったころのようにもう少しのびのびさせてあげたかったと思いながら、次男に申し訳なく思った体験談を紹介します。 生後4カ月ころまでベビーベッドが定位置次男を出産後、退院してからは長男が赤ちゃん返りしてしまったこともあり、四六時中「ママ、抱っこして!」という状態でした。次男は夏生まれということもあり、外出ができない日々も続き、どんどん長男の精神状態が悪くなっていきました。 また、長男が次男を触りたがったので、基本的にはベビーベットで寝かしていたのですが、そこから出られるのは、授乳・沐浴・長男お昼寝のときのみ。次男になかなかかまってあげられなくて、いつも「ごめんね」の連続でした。 2歳の長男がやんちゃすぎた!次男の首がすわった生後3カ月ころからは、長男が家遊びだけではストレスが溜まるので、次男も連れて公園へ行く毎日になりました。外へ出ないと長男は泣きわめいて大暴れし、出たら出たでなかなか帰ることができない……。 気がつけば、次男はいつも公園ではベビーカーの中か、抱っこひもの中で眠ってくれていました。手がかからないというか、この生活環境に合わせてくれているように思っていました。長男が赤ちゃんのころは、よく話しかけながらお散歩したりしていましたが、次男には同じことをしてあげられていませんでした。 公園から戻ると次男は常におんぶ家では、次男をベビーベッドやバウンサーで休ませていると、即、長男からの襲撃がありました。「よし家事をするぞ!」と思ったところで、次男の顔にはひっかき傷ができていることも……。そのため、家事をするときは次男をおんぶするようになりました。 次男はおんぶされていると安心なのか、公園でもずっと寝ていたのに、自宅でもよく眠っていたものです。そのころの写真を見返しても、次男は寝ている写真ばかり! 当時から「ゆっくり遊んであげられなくてごめんね」と思っていました。 ある日、そんな話を家族にしたところ、母が休みになると長男を連れ出してくれるようになりました。「次男の宿命よね~」なんて家族は笑っていましたが、私としては次男には申し訳ないと思いながら悩んだことを覚えています。 わが家の場合は、家族の協力もあったことで、この問題は解消されたのだと思います。今では仲良く遊ぶ兄弟へと成長し、育児を楽しめるようになりました。著者:美容師・横田みお3歳と1歳の男の子の母。美容師の資格を取得後、ヘアカラーリスト・アイリストとして活動。結婚と出産を経てライターに転向し、主に美容の専門知識や子育ての記事を中心に執筆。
2019年12月30日「夜中に起きて授乳するの? しかも3時間起きに!?」……出産前は自分でもまったく想像できませんでした。でも、産後の育児はノンストップ。とにかく頑張るしかありませんでした。 そんな無我夢中だった新生児期も過ぎ、ようやく夜泣きが落ち着いたと思ったら今度は「離乳食を食べてくれない」という問題が。新生児期から2歳までの子育てでどん底だったときのエピソードをお伝えします。 とにかく眠り足りなかった新生児期 みなさんの体験談で「出産後1〜2カ月はとにかく無我夢中だった」という話をよく見かけますが、私もまさにそう。特に最初の1カ月は、何をしていたか正直記憶がありません。初めての育児でわからないことだらけで、この子が死なないよう、とにかく授乳を繰り返すことに必死でした。その授乳のメモをタイマーアプリに記録し続けることをよりどころにしていました。 夫は育児に協力的で、おむつを替えたり家事を手伝ってくれてはいましたが、母乳をあげられるのは私しかいません。昼夜問わず、2〜3時間ごとに起きることになり、まとまった睡眠がとれなくてつらかったことを覚えています。 危うく赤ちゃんを枕にして寝ようとしたことも!あまりに眠くて、うっかり子どもを枕にしそうになったこともありました。自分が寝ているマットレスの隣に、赤ちゃん用の布団を敷いていたのですが、子どもを布団に戻したはずが、自分のそばに置いてしまったのでした。 そのときは偶然夫が起きていたため、赤ちゃんの上に寝そうになった私を慌てて止めてくれたのですが、自分の注意力のなさに呆れました。当時のことは未だに夫にネタにされています。 作った離乳食をゴミ箱に捨て続けた地獄の1年間産後数カ月経つと、徐々に睡眠不足も解消されました。しかし、次は「離乳食をまったく食べてくれない」という新しい悩みが生まれました。生後7カ月くらいから、10倍がゆを与えようとしたのですが、ひとくち口に入れると「(まずい!)」とでも言いたげな嫌そうな顔をして吐き出してしまいます。「まあまだ7カ月だしね……」と思い、その後も試していたのですが、生後8カ月、生後9カ月と過ぎ、いつのまにか周りの子は離乳食後期の食事が摂れるようになっていました。しかし、うちの子は一口も食べないどころか、離乳食にまったく興味がないようでした。 食べないだろうなあと思いながらも、季節の野菜や良質なたんぱく質の食材を、ペーストにしたり刻んだりを毎日繰り返していました。今日こそは、と思ってテーブルに並べますが、子どもはまったく興味を示しません。どうしようもないとは思いながらも、悲しかったです……。 作った離乳食は捨てていました。健診などで相談しても、「食べなくても一応作ってください」と言われるばかりで、どうしたらいいかとても悩んでいました。 おにぎりの米を“1粒ずつ”食べるわが子……1歳半ごろになるとようやく、手づかみ食べなら数口だけ食べてくれるようになりました。クッキーなどの固いものは好きだったので、離乳食独特の柔らかい食感が苦手だったのかもしれません。おにぎり(子ども用に小さく一口サイズにしたもの)も手にとってくれるようになったのですが、なんと、お米を1粒ずつ手にとって口に運んで食べていました。「なんて器用なの……!」という小さな感動はありましたが、1粒ずつゆっくり食べるので、小さなおにぎりを食べるのに時間がかかり、量もほとんど食べられません。 なかなか離乳も進められず、この子は将来ちゃんとごはんが食べられるんだろうか……ととても心配でした。 2歳すぎてようやく離乳!結局、うちの子は、2歳になるまでほぼ母乳で栄養を摂取していましたが、2歳を過ぎた今ではしっかりごはんを食べられるようになりました。小さめのおにぎりなら、一気に2〜3個手にとって食べています。おにぎりを口いっぱいに頬張る様子を見て、 お行儀が悪いなあと思いながらも、お米を1粒ずつ食べていたころからの成長を感じてうれしく思います。 お世辞にもスムーズに離乳ができたとは言えませんが、それでも平均体重よりもずっと重く、健康に成長してくれました。当時は本当に心配していましたが、しっかり母乳が飲めていたことで子どもは満足していたのかもしれません。これからも、悩んだりつらかったりするようなできごとは起こると思いますが、この子に会えたことに感謝して、毎日を楽しめたらと思っています。 著者:猪熊みく神奈川県出身、東京在住。2歳1児の母。時短勤務と子育てで日々忙しいが、料理が好きで、子どもと料理をするのが癒やしの時間。今欲しいものは「バイタミックス」。
2019年12月27日「死なせない」育児を最重要ミッションとして三姉妹を育てるママ、ボンベイさん。どうすれば家族みんな笑顔で楽しく暮らせるかを試行錯誤し行きついた家事の考え方は、悩みやストレスを抱えるママたちの心を軽くしてくれるものばかり。そんなボンベイさんの家事論について、ご紹介したいと思います。 最重要ミッションは「死なせない」育児富山県在住のボンベイさんは5歳の長女、2歳双子の三姉妹のママ。旦那さんと一緒に焼き肉屋を経営しています。双子が生後2カ月のとき、プログラミングを一から勉強して、双子と多胎ママのための情報掲示板「HUTACHAN -ふたごちゃんねる-」を開設したというパワフルママ! 時代遅れの母親神話をなくし、育児に悩んでいるママを減らすことを目標にしています。 そんなボンベイさんが最重要ミッションとしているのは「死なせない」育児。子どもはもちろん、親の心も身体も死なせない。 どうすれば家族みんな笑顔で楽しく暮らせるかを試行錯誤し、実践してきた育児や家事の工夫やアイディアは『家事なんて適当でいい! (KADOKAWA)』で書籍として出版されるほど注目されていて、全国のママ、パパたちの励みになっています。 家族みんな笑顔にするための家事ストレスを感じながら毎日やっていた家事を思い切ってやめてみたら、家族も自分にも笑顔が増えたそう。子どもとの暮らしをラクに楽しくするために、ボンベイさんがやっている家事アイディアを6つご紹介します。 「できない自分をネタにする」 この投稿をInstagramで見る ボンベイ/㊗️4刷重版決定『家事なんて適当でいい!』(@bonbei_twinslife)がシェアした投稿 - 2019年11月月17日午後7時46分PST 自分のことを否定せずにいてくれる信頼する友人に「こういうことができないんだ」と伝えて、受け入れてもらえると「こんな自分のままでいいんだ」と思えて、自分を否定する回数が減りました。弱いところをネタにするくらいの気持ちでいるのって大事だなぁと思ってます。とりあえずこの写真見て、ちょっと元気出してください。 「夜6~9時 家事やめた」 この投稿をInstagramで見る ボンベイ/㊗️4刷重版決定『家事なんて適当でいい!』(@bonbei_twinslife)がシェアした投稿 - 2019年 8月月22日午前12時09分PDT おかげで、この3時間はかなり集中して子どもたちと向き合えてます。「家事したいのに」のイライラもなくなりました。ちなみに早起きミッション失敗したら、ふつうにすべての家事を放棄して仕事へでかけます。そんなん、普通です。お恥ずかしいですが、現実はこんなものです(遠い目)。 「家事を1つだけ丁寧にやってみる」 この投稿をInstagramで見る ボンベイ/㊗️4刷重版決定『家事なんて適当でいい!』(@bonbei_twinslife)がシェアした投稿 - 2019年 7月月12日午後8時18分PDT こんな感じで気持ちのバランスをとることがあります。 基本は全部60点目指して。見栄はったごめんなさい、本当は30点くらい。あーなにもできてねぇーとメンタル弱まったらあえて1つだけいつもより頑張ってみるってイメージです。 「夜の家事は諦める」 この投稿をInstagramで見る ボンベイ/㊗️4刷重版決定『家事なんて適当でいい!』(@bonbei_twinslife)がシェアした投稿 - 2019年 6月月13日午後6時44分PDT 朝だと時間も限られてるから、バババーッと効率的に動けるっていうメリットもある。うまくいけば夜やろう!できなくても、朝やればいいやーくらいのスタンスで良いと思ってる。なにより寝かしつけでイライラしたくないから。ハグしながら、「あ〜かわいい〜幸せ〜」という気持ちのまま寝たいから、そうしました。 「離乳食は作らなくていい」 この投稿をInstagramで見る ボンベイ/㊗️4刷重版決定『家事なんて適当でいい!』(@bonbei_twinslife)がシェアした投稿 - 2019年 5月月31日午後6時28分PDT こういう極端(に聞こえる)な主張だと、逆に手作りが悪いってこと?!と心がざわつく人もいるかもしれませんが、そうではないです。ここまで愛情込めて手作りしてきた自分を褒めつつ、さらに良いやり方があるなら取り入れればいいだけだと思う。炊飯器が誕生したからといって、それまで鍋でご飯を炊いてた人が否定されるわけではないことと一緒だと思ってます。どうかポジティブに伝わり、困ってる人に届きますよう。 「手抜きをしたから子どもを愛せた」 この投稿をInstagramで見る ボンベイ/㊗️4刷重版決定『家事なんて適当でいい!』(@bonbei_twinslife)がシェアした投稿 - 2019年 5月月29日午後11時26分PDT どうにか心を軽くして欲しいけど、簡単には変われなかったりするから難しいですよね。極端かもしれないけど、「家事育児仕事を全て完璧にこなすこと」と「子どもを愛すこと」、どっちが大事かなって考えました。気持ちがどん底の時は必ず頭の中を全部紙に書き出します。A4の紙20枚くらい一気に書いたこともあります(腱鞘炎なるかと思った)。これが私にとって一番効果があります。そこでなんとなーく解決策見えてきたところで、背中を押して欲しくて、友だちに相談してみたり、欲しい言葉をくれる本を読んだりします。 *** 「自分のことも大切にできるようになって初めて、心からわが子のことを愛おしいと思えるようになった」「育児がしんどくて、頑張りすぎて、心が疲れてしまっているお母さんたちの心をふっと軽くできたら」、と著書でも語っているボンベイさん。 彼女の子育てメモは、毎日ヘトヘトになりながら、“できない自分”と葛藤するママたちの心をラクにしてくれるものばかりです。育児に疲れちゃったママさんは、ボンベイさんのSNSをのぞいてみてください。 ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。取材協力:ボンベイ5歳の長女、2歳の双子、三姉妹のママ。「死なせない」ことを最重要ミッションとした育児をつづり、SNSで話題に。初著書『家事なんて適当でいい!』(KADOKAWA)出版。
2019年12月27日節約のためと思い、商品が安いときに買いだめをすることってありませんか? 私はよくするのですが、節約になったときもあれば、結局使えなくなってしまい結果的に無駄づかいになってしまった経験も多々あります……。特に出産から育児に関する商品は、失敗が多かったです。そこで今回は、私が買いだめをして後悔した商品3つをご紹介します。 産後に使う「母乳パッド」 私は1人目と2人目を産んだとき、母乳の出がとても良いほうでした。母乳パッドは何パックも買い足したので、次もそうなると思い、3人目妊娠中に、予め2パック購入しておきました。 しかし、3人目を産んだ後、思ったほど母乳の出が良くなかったうえ、自身の服薬のせいで母乳があげられず、母乳をお薬で止めることに。結果、母乳パッドをあまり使用せず、1パックと半分も残してしまいました……。母乳パッドなんて他で使う機会もなく、結局知り合いの妊婦さんにあげてしまいました。 すぐに大きくなる赤ちゃんの「おむつ」 赤ちゃんのおむつに関しては、懲りずに何度も失敗しています……。買っておいたもののサイズアウトしてしまい、使用できずに知り合いにあげてしまったことが度々あります。第1子のときは、新生児用のおむつを買いだめして失敗。第2子、第3子、第4子のときはSサイズのおむつを買いだめして失敗しました。 特に第4子のときは、便利なネットショップで定期購入の箱買いをしたため、サイズアウトしたおむつが1箱(3パック分)余ってしまうという悲劇を招きました。これはかなりの痛手でした。 使用時期が短い「新生児用肌着」 1人目を妊娠したとき、初めての赤ちゃんに心を躍らせて、新生児用の短肌着、コンビ肌着を7~8着ずつ購入しました。しかし実際には3~4着ずつしか着回しせず、着る時期も短いため、無駄な買い物になってしまいました。 そして12年後、3人目を妊娠したときに、性懲りもなくまた繰り返してしまったのです。1人目、2人目が着た肌着を捨ててしまったので、新たに買い直すことに。セールで安くなっていたのをいいことに、また7~8着購入してしまいました……。3人目が生まれてから当時のことを思い出し、深く後悔しました。 私は安いからと飛びついて、つい多めに買ってしまいます。そして結果、失敗することが多いです。これが俗に言う“安物買いの銭失い”なのでしょう。懲りずに繰り返してしまうのですが、子どもが4人もいれば家計も火の車。今後は失敗しないよう、買い物するときにはよ~く考えてから! と自分に言い聞かせています。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2019年12月18日現在、5歳の娘を生後11カ月で保育園に入園させ、フルタイムで職場復帰した私。保育園に入園する前に、やっておいてよかったと思うことが3つあります。当たり前のことばかりかもしれませんが、実際に職場復帰後すごく役に立ったので、ご紹介します。 病児保育の利用者登録どんなに気をつけていても、保育園に入園したてのころは病気をもらいがち。今、5歳の娘も、入園して最初の3カ月はロタウイルスにアデノウイルス、手足口病、溶連菌感染と、次から次へと病気のオンパレード。当然ながら病気の子は保育園へ行かせることはできません。 そこで大活躍したのが病児保育のサービス。私の登録した病児保育は利用希望日前日の予約制。当然受け入れ人数に限りがあるものの、預けられた日はフルタイムで仕事に行けたので、仕事への影響も最小限に抑えることができ、本当に助かりました。 あお向け寝の特訓入園前に見学に行った10軒の保育園すべてで、お昼寝中の突然死を防止するために呼吸チェックとあお向けで寝ることを徹底していると説明を受けました。娘は昼夜とも横向きで寝る癖がついていたので、自宅で入園する2カ月前からあお向けで寝る練習を開始。 横向きで寝付いていても体勢をあお向けに戻しました。毎日繰り返すこと2週間。自然とあお向けのままぐっすりと寝ることをマスターした娘。入園してからもあお向けで寝ることに慣れていたこともあり、他の子よりも寝ぐずりが少ないと保育園の先生からも言われました。 ※窒息防止のためにも、1歳まではあお向けに戻してあげるようにしましょう。 職場復帰後の生活をシミュレーション育児休業中は夜泣きがひどかったこともあり、朝、夫を送り出してから娘と一緒に二度寝をしたり、午後も昼寝をしたり、のんびり過ごしていました。当然ながら職場復帰してからは二度寝をしている時間はありません。入園後の生活を意識して、私も娘も毎朝の起床時間や食事の時間、就寝時間などの生活リズムを規則正しく徹底することに。 さらに、毎日のタイムスケジュールと平日帰宅後にこなす家事と育児、休みの日にこなす家事をリストアップして、夫にも共有し分担。入園前のシミュレーションのおかげで職場復帰してからも帰宅後スムーズに家事と育児をこなすことができたため、復帰前と変わらず21時には娘を寝かせることができました。 職場復帰前の私は、1歳前の娘を保育園に通わせながら働くことにすごく不安を感じていました。3つとも自分の不安をなくすために考え、実践したことです。当たり前のことばかりかもしれませんが復帰後すごく役に立ったので、本当にやっておいてよかったと思っています。 著者:近藤あいこ5歳女児と0歳男児の2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年12月15日0歳~4歳までの子どもが多い夫側の親戚。今まで甥っ子姪っ子にお年玉を渡すだけの立場でしたが、わが家にも子どもが生まれてからというもの、もらう側としても気になるようになりました。年末に帰省した際にどこまでお年玉をあげるかで悩んだ体験談です。 例年通り、全員にお年玉をあげることに夫には妹と弟がいて、2人ずつ子どもがいました。わが家は毎年当たり前のようにお年玉をあげていたので、うちも子どもが生まれた際にはお年玉をもらえるものだと思っていました。 そのため、わが家に長女が生まれたときも、もらえることを期待しつつ、妹・弟夫婦の子どもたちにお年玉をあげることに。弟夫婦はなかなか会うタイミングが合わないので、お年玉を夫の両親に預けて帰ることにしました。 あげたのにもらえない…ところが、わが家は妹・弟夫婦の子どもたちが0歳のときからあげていたのに、長女が0歳のときにはもらうことができませんでした。「こちらはあげていたのに、もらえないの?」と不服に思いましたが、夫側の親戚なので催促もできませんでした。 1歳になると妹夫婦はお年玉をくれるように。しかし、会えない弟夫婦に関しては、まったくお年玉をくれる気なしのようで……。 私たちは夫の両親に「弟夫婦の子に渡してね」と毎年お年玉を預けて帰っているのに、お礼のラインすらありませんでした。一言のお礼すらないことに、何だか渡し損のように感じてしまい、いい気がしませんでした。 ルールを決めてもらうことにお年玉のやりとりに気をつかいすぎて、実家に帰省するのが嫌になった私は、夫に「向こうには毎年渡しているのにこっちはもらえないので嫌な思いをしている」と正直に相談してみることにしました。すると、夫は会わない年はお年玉はあげない、会うときはお互いあげるようにしようと兄妹の間でルールを決めてくれました。 それから、ルールのなかでやりとりをするようになり、私自身もあげたのにもらえないと何だか嫌な思いをしなくなりましたし、妹・弟夫婦にもそこまで気をつかわなくなってよかったなと思いました。 夫の実家に帰ると、やはり気をつかってしまいます。特に夫の妹・弟にはお互いの子どもにも気をつかってしまい、子どもたちにとってはうれしいお年玉なのに、親にとってはちょっとしたトラブルの元となってしまいました。夫の親戚だからと気をつかいすぎず、気になったことは夫に相談してみることも大切だなと感じた体験でした。 イラスト:imasaku著者:堀ちなつ0歳と2歳の姉妹のママ。歯科技工士・歯科助手として歯科関係の仕事を経験。現在は妊娠出産・子育てのジャンルを中心にライター活動をしている。
2019年12月15日現在、3歳の長女と0歳児の次女を育てている私ですが、2人目の出産後は事情があって実家に頼ることができませんでした。そんな私が妊娠時から悩んでいたのは、「2人目の寝かしつけ」について。産後直後からワンオペ育児をせざるを得なかったのですが、自己流でラクに赤ちゃんを寝かしつける方法を編み出しました! 上の子の寝かしつけで心残りだったこと上の子の育児をおこなってきて、私の心残りとしてあったことが「寝かしつけ」についてでした。 具体的にいうと……・抱っこをして、寝たと思って布団に寝かせるとすぐに起きてしまう・眠いせいか30分以上泣き止まず、抱っこやおむつ替えなどしてもどうにもならない というように、寝かしつけの方法を確立してあげられなかったことが心残りでした。上の子のときはいくらでも時間を注げたけれど、2人目にはそんなにたくさん時間が取れないし……とだんだんと不安になってきてしまったのです。 新生児からおこなった寝かしつけの習慣上の子での経験をふまえ、2人目の寝かしつけ方法を早期に確立させることを目標にしました。上の子の育児で実感したのですが、抱っこやおっぱいなど、寝かしつけの方法はいろいろあるけれど、結局は「赤ちゃんが何をしたときに眠りに落ちるか?」というところが肝だと考えたのです。そうした考えのもと、2人目のときは、抱っこやおっぱいでウトウトしてきたら完全に寝入らせず、目を閉じたらすぐにお布団に寝かせるという方法をおこないました。これをできる限り新生児のときから取り組んだのです。 できる限り、即お布団に寝かせることで…もちろん眠りかけているときにお布団に寝かせるので、赤ちゃんが泣いてしまってうまくいかない日もありました。そんなときは泣かせっぱなしにさせず、10分以上泣いたら抱っこするという自己流ルールをできる限り徹底しておこないました。結果、生後2カ月ごろには、随分とじょうずに眠れるようになりました。また、上の子が家にいれば騒がしいときも多々あります。その対策として、日中の昼寝に関しては完全に上の子と部屋を切り離し、寝かせることにしています。夜も昼も基本的に暗くした寝室で寝ることになるので、2人目も「ここが眠る場所だ」と覚えやすかったようです。 現在、2人目は生後4カ月ですが、昼も夜もぐっすり寝てくれています。いつもと同じ場所、そして静かな環境で眠ることによって、上の子のときより圧倒的に手がかかりません。私も日中は2人目を見ながら在宅ワークもこなせています。それもこれも、よく眠ってくれるから成り立つこと。私の場合は、早期に寝かしつけの習慣をつけてよかったと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身が毒親に育てられた。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年12月12日私には2人の子どもがいます。上の子が3歳のときに2人目を妊娠したのですが、それを上の子に伝えたところ情緒不安定になり、赤ちゃん返りをしました。当時の上の子の様子や、心のケアのためにおこなったことを紹介します。 伝えた瞬間から赤ちゃん返り上の子の3歳の誕生日前日に妊娠していることがわかりました。「おなかの中に赤ちゃんがいるんだよ」と伝えると、自分は赤ちゃんだと言い出し、毎日「でちゅ」「バブ」と言って今まで以上に甘えるようになったのです。寝るときはお人形用のミルクをくわえて寝るようになったり、よく泣いてわがままが多くなったりと、明らかに情緒不安定になっていました。上の子は感受性が豊かな子で、周りのこともよく見ています。きっと赤ちゃんが生まれたらママを取られてしまう、自分も赤ちゃんになれば今までどおりかわいがってもらえる、と思っていたのでしょう。 きょうだい誕生がテーマの絵本を読む上の子の不安ができるだけ和らげばと思い、妊娠中にきょうだいが生まれるというテーマの絵本を読んであげました。そのなかでも、私たちが特に気に入った絵本が長谷川義史さん作の『おへそのあな』と、瀧村有子さん作の『ちょっとだけ』です。『おへそのあな』は赤ちゃんと会うのが楽しみになるような絵本で、『ちょっとだけ』は上の子の寂しい気持ちに寄り添ってくれる絵本です。私は本屋で『ちょっとだけ』を読んで涙ぐんでしまいました。 赤ちゃん時代の写真を一緒に見返す赤ちゃん返りの対策としてもう1つおこなったことが、上の子が新生児から1歳ぐらいの写真を一緒に見返すことです。上の子もつきっきりでお世話されていた時代があり、ずっと愛されていたことを伝えたくて、沐浴しているところ、おっぱいを飲んでいるところ、離乳食を食べているところなど思い出話をしながら見ました。上の子はすごく喜んでくれましたし、赤ちゃんについてイメージできたようなので、やってよかったと思いました。 ママの妊娠中、上の子は抱っこなどを我慢しなくてはならないし、「お姉さんになる」と突然言われ不安な日々だったと思います。少しでも不安な気持ちを解消できればと、できる限りのことはやったつもりですが、それでも赤ちゃん返りは下の子が生まれてしばらく続きました。家族が増えるという大きな変化ですから、仕方がないことだと思います。もし上の子の気持ちに寄り添ってケアをおこなっていなかったら、もっともっと赤ちゃん返りが長引いて大変だったのではないかと感じています。 著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2019年12月08日Twitterで話題になったハッシュタグ「#本当にあった育児恐怖体験」をご存知ですか? このハッシュタグと共にママやパパから子育て中の恐怖体験が続々と投稿され、「うちでもありました」「怖い怖い怖い!」「めちゃくちゃおもしろいのとめちゃくちゃ怖いのが同居してる」と注目が集まりました! 今日はそんな投稿の一部をまとめて紹介します。 足首に小さな手がその日は小雨が降る肌寒い夜でした。2歳の元気いっぱいで可愛い息子を寝かしつけ、暗い部屋に静かな寝息がひびき始めました。安心した私は布団を出て、隣の部屋へ向かおうと引き戸に手を伸ばした時です。小さな笑い声、足首に小さな手が触れて…「まま…あそぼ」寝て#本当にあった育児恐怖体験— 焼きハラコ (@WwZuttonetaiYo) November 25, 2019 奇妙な音息子が3歳になったばかりの頃の話です。私は息子の服に名前を書いていました。服の値札を切るため鋏を取りに立つと……ガリガリガリ……奇妙な音が聴こえてきました。怖いなぁ…怖いなぁ…と思いながら息子の所へ行くと…壁に油性マジックで絵を描いていました。うちは賃貸 #本当にあった育児恐怖体験— もくず (@mammokuzu) November 25, 2019 その手で掴んだもの息子1歳半の時服を脱がせ、風呂場にいる旦那の元にオムツ姿で行かせたら廊下に転々と黒い物を落として行った最初の1つ目、何だこれ?って素手で掴んでしまった…#本当にあった育児恐怖体験— COTTON (@_COTTON_COTTON_) November 25, 2019 深夜3時に蒸し暑い夏の夜のことでした。その日は疲れていて、息子の寝かしつけと同時に私も早く寝たんです。しかし、しばらくすると息子に起こされ、時間は深夜3時。「ん?」「まま、みて」そこにいたのは、タンスから全ての服を引っ張り出し不敵な笑みを浮かべる息子。。#本当にあった育児恐怖体験— めいぶき (@ibu_mama310) November 25, 2019 ただの恐怖体験#本当にあった育児恐怖体験古い団地に住んでた時、喋り始めたばかりの長女が、誰もいない玄関に向かって、『ばいば〜い』って手を振ってた…え!何に?何にバイバイしたの?!って聞いても、ただニコニコしてるし。。ただの恐怖体験…— とりもり (@torimorisan) November 28, 2019 チョコレート色の鏡ふたりめ妊娠でつわりに負けていた私の背中側で静かに遊ぶ一歳長男キャハハと時折かわいい笑い声がするのを聞いて癒されていましたそう、まるで誰かにあやしてもらっているような…振り向くとそこには…自分のうんちと遊ぶ長男とチョコレート色に塗りつぶされた鏡が#本当にあった育児恐怖体験— 寿すばる@『糸~思い出のお仕立て直し、承ります!~』 (@kotobukisubaru) November 25, 2019 いかがでしたか? なかには恐怖現場の写真と一緒に体験を投稿している方や、自分が子どもの頃の体験を投稿している方もいました。5つ目で紹介したような心霊系(?)の恐怖体験もちらほら……! 気になってしまった方は、恐る恐るTwitterで「#本当にあった育児恐怖体験」と検索してみてください!
2019年12月08日赤ちゃんがなかなか泣き止まなかったり、寝てくれなくて長時間抱っこしていると、さすがにママも体がキツくなってきますよね。そういった悩みは、姿勢を少し見直すだけで解消できるかもしれません。 抱っこ姿勢の見直しで解決することは?●高めの位置で抱っこすることにより、重心が合い、手首への負担が少なくなります。腱鞘炎の予防にも●赤ちゃんがラクだと感じる体勢になることで、反り返りなども防げます●どんどん大きくなってくると、抱っこが大変に。足をM字に開かせることで赤ちゃんのほうからママにしがみついてくれるので、素手での抱っこがラクになります たて抱き(コアラ抱っこ) 1.寝ている赤ちゃんを迎えにいくように体を近づけて抱き寄せます 2.赤ちゃんのおしりが、ママのおへそよりも高い位置に来るようにします 3.赤ちゃんのおしりから太ももにかけてを撫で上げるようにしながら、赤ちゃんのお膝がおしりよりも高い位置に来る形で両足をM字に開きます。足がM字になっていると、自然と腰からおしりのあたりにカーブができて、ママの胸のところに持たれかかるような体勢になり、反り返りにくくなります 4. 赤ちゃんのおしりの下に腕を入れ、肘から手首の広い面積で赤ちゃんのおしりを支えます。このとき、手のひらを下に向けると手首に負担がかからなくなります 5.最後にポイントを見直し!□赤ちゃんの位置は、頭・おでこにキスができる距離になっている?□赤ちゃんのおしりがママのおへそと同じかそれ以上の高さにある?□赤ちゃんの足はM字に開いている?□赤ちゃんの腰からおしりにかけて丸くなっている?□ママの胸にもたれかかるような形になっている? よこ抱き(浮き輪抱っこ) 1.赤ちゃんを横向きに抱えたら、頭がママの肩くらいの位置に来るように腕で支えます 2.ママの両腕で浮き輪を作り、その中に赤ちゃんの腰からおしりにかけての部分がはまるようにします 3.赤ちゃんの足をクロスさせて、背中がゆるやかにカーブするような体勢にしてあげると落ち着きますよ! 足をクロスさせることで脱臼予防にもなります 赤ちゃんに安心感を与えるには、背中から腰、おしりにかけて丸くなるような姿勢にさせるのがポイント。意識して抱っこしてみてくださいね。 監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。現在、東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
2019年12月07日息子は生後8カ月ごろから後追いが始まり、つたい歩きを始めた生後10カ月過ぎから、抱っこから降ろすと激しく泣いて私から離れなくなってきました。家事などの作業をしたいときはおんぶしていたのですが、ついに私は腰痛になってしまったのです。しかし、ある方法によって息子が少しの間だけひとり遊びができるように! その方法をお伝えしたいと思います。 後追いの始まり息子は、ハイハイができるようになった生後8カ月ごろから、私がトイレに行ったり姿が見えなくなると泣きながら追いかけてくるようになりました。つかまり立ちやつたい歩きができるようになると、歩いて私を追いかけようとするのですが、まだ倒れやすいので頻繁に転んで頭をぶつけてしまうのが心配で仕方ありませんでした。あまり後を追って歩くことがないように、私が家の中で移動するときには抱っこで連れて行くようにして、できるだけ息子の視界にいるように気をつけていました。 おんぶで腰痛に後追いが始まって以降、料理など危ない作業をするときは抱っこ紐で息子をおんぶするようにしました。しかし生後9カ月を過ぎた息子の体重は8kgを超え、おんぶの状態で1時間ほど料理をしていると腰痛が深刻に⋯⋯。このままでは育児だけでなく生活に支障が出るかもしれない……と危惧した私は、短時間でもいいから息子がひとり遊びをできるようにしようと考えました。 ママが持っているもので遊びたいきっかけは後追いで泣いてしまった息子を抱っこしながら、冷蔵庫に貼ってあった買い物メモをチェックしていたときです。メモを止めるために使っていたキャラクターもののマグネットに興味を示した息子が、抱っこから身を乗り出して手に取ろうとしたのです。息子は以前から、カメラや携帯電話など大人が使っているもので遊びたがる傾向がありました。なので、大人が手に取って遊んで見せることで、興味を持てば飽きることなく遊べるのでは? と考えついたのです。 自ら抱っこから降りるようにそれからは、私が家事をするときなどひとりで遊んでいてほしいときに、抱っこのまましゃがみこんで、息子に見える位置で積み木で遊んで見せることにしました。最初は私にしがみついて離れなかったのですが、1分ほどすると私の手元をじっと見て興味を示し、やがて私が持っている積み木を手にとって遊び始めるようになったのです。 そして、遊びに集中すると自分で私の膝から降りて、その後2、3分はひとりで遊ぶことができるようになりました。料理など時間がかかる作業のときは、息子が泣いたら抱っこし、落ち着いたら再び遊んで見せるというのを繰り返すことで、少しずつ自分で遊べる時間も長くなっていきました。 おもちゃで遊んでいるのを息子に見せることで、私自身も一呼吸置いて気分転換ができます。やることがあるから、息子を早く降ろさなくてはという焦りを一旦落ち着かせることで、気持ちに余裕を持つことができました。また自発的にひとり遊びができると泣く時間も短くなり、私が罪悪感を感じることが減ったのもうれしい変化です。著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2019年12月04日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 歯磨きが大嫌いな娘。仕上げ磨きを嫌がって毎日大変だったのですが、あることをきっかけに自ら口を開けてくれるようになり、歯磨きがとてもラクになりました。今回は娘が歯磨きを嫌がらなくなったきっかけについてお話ししたいと思います。 子どもの歯を磨くのが大変娘がイヤイヤ期に差し掛かった1歳7カ月ぐらいのころから、毎日の歯磨きを嫌がるようになりました。毎回嫌がって逃げ回るので、歯磨きには手を焼いていました。 どうして歯を磨かないといけないかを理解してもらおうと思い、「歯を磨かないと虫歯になって大変」と教えてくれる絵本を読みきかせていましたが、その効果はイマイチでした。 黒ゴマが歯についていたある日のこと。いつも通り夕飯の後に歯磨きをしようとしたら、ふりかけに入っていた黒ごまが前歯に挟まっていました。そこで私はひらめいたのです! 「◯◯ちゃん、大変! お口の中にバイキンがいる!」と真剣な顔で伝え、歯ブラシでとってあげました。歯ブラシについた黒いゴマを見た娘は神妙な顔。 私は続けて、「他にもいないか見てあげる。いたら歯ブラシでまたやっつけるから大丈夫だよ」と言いました。すると、あんなに口を開けようとしなかった娘が進んで口を開け、歯磨きをさせてくれるではないですか! 自ら進んで口を開けるように毎回うまい具合にゴマが歯に挟まっているわけではないので、次の日は黒ゴマをスタンバイして歯磨きを開始。最初にバイキンがいるからやっつけてあげると言って歯を磨き、最後に用意していた黒ゴマを見せました。 「バイキンが上に逃げた! あ、下にいるから歯ブラシでやつけるね」と、私もノリノリ。2回黒ゴマを使ったら、バイキンの存在が脳にインプットされたのか、その後は「バイキンやつけるよ」と声をかけるだけで口を大きく開けてくれるようになりました! 仕上げ歯磨きは毎日しなくてはならないこと。歯磨きを無理やりするのではなく、子どもが納得して口を開けてくれると親はラクですし、子どもも嫌な思いをしなくてすみます。この方法が見つかって本当によかったです。それにしても、黒ゴマをバイキンだと信じて、歯磨きをさせてくれるようになった娘の心は純粋でかわいいなと思いました。 著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2019年12月03日私は、4歳半と生後8カ月の娘の母です。下の子が生まれる前までは、きっと年子や2歳差よりは育児がラクだろうと思っていました。でも、妹ができたことで上の子の赤ちゃん返りはどんな感じになるのだろうと少し不安もありました。ここでは、下の子が生まれる前〜生後半年までの上の子の様子などをお伝えします。 上の子に赤ちゃんが生まれることを伝えるわが家は第一子と第二子の間に生まれてこられなかった赤ちゃんがいたので、だいぶおなかが目立ってから上の子に「お姉ちゃんになるんだよ」と教えました。3歳半までひとりっ子だったので赤ちゃん返りが不安でしたが、意外とうれしそうな反応でした。「赤ちゃんと遊ぶー」と言ったり、おなかが動くのを見て喜んだり、名付けに加わったりして過ごしました。ただ1つ「ママだーいすき」とよく言っていたのに、言わなくなったことが気がかりでした。 赤ちゃんを出産後、上の子の様子は…そして、下の子が誕生。私が入院中、上の子は祖母宅でお泊まりでした。退院後は姉妹の育児がスタート。幸い、新生児期はおっぱい・おむつ以外はほぼ寝てくれていたので、常に上の子優先での生活ができてよかったです。 甘えてきたら抱っこしたり、遊んであげたり、ごはんを食べさせてあげたり、保育園はお休みさせて……と、どこまで優先すればいいの?と思いながらも要求に応じていました。 上の子は「〇〇ちゃんを抱っこしないで! 先に抱っこして!」と言うこともあったので、お姉ちゃん扱いはせず、下の子をかわいがってくれたときには「ありがとう!」「笑ってるね。●●のことが好きみたい」「●●が面倒見てくれて助かるよ!」と気分を上げる声かけを心がけていました。 赤ちゃん返り以上の心の葛藤しかし夫や義父母が、上の子に「お姉ちゃんでしょ」とお姉ちゃん扱いすることで、大爆発してしまうこともありました。話をよくよく聞いてみると、他の人に「赤ちゃんかわいいねー」と言われたり、抱っこする様子を見て嫉妬がたまっていったことも要因だったようです。「抱っこって言ってもいいんだよ」と伝えても、「でも〇〇ちゃんを抱っこするから無理でしょ!」の一点張り。「ママは赤ちゃんがいて大変。私はお姉ちゃんだし」と4歳なりに考えていたように思います。頭では理解しても、まだ受け入れられないという、赤ちゃん返り以上の大きな葛藤を持っていたのでしょう。それからは、上の子のささいなことにも注視し、怒りがちになってしまわないように気をつけました。 現在の様子下の子は完全母乳だったため短時間でしたが、夫や実母に下の子を見てもらっている間に上の子と公園や映画、髪をカットしに行ったりと2人の時間を楽しんでいます。時々「〇〇ちゃんいるからパパと行く」と気をつかうのですが、「ママは2人で行きたいんだよ」と伝えるとやっぱりうれしそうです。登園渋りもほとんどなくなりましたが、たまに「今日はお休みする」と言うときにはOKし、させたいようにさせています。 上の子は8カ月経った今も甘えん坊ですが、自ら進んで下の子の面倒を見てくれることも増えました。たまに下の子に「おいで」というと上の子が競って高速ハイハイで来たりもしますが……。 だんだんお姉さんらしくなり、この8カ月は無駄ではなかったと実感しています。「だいすき」も言ってくれるようになり、元に戻ってよかったです。 監修/助産師REIKO 著者:西田まい4歳と0歳の姉妹の母。育休中のパート保育士。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年12月02日娘が1歳半になる秋に、私は謎の高熱で動けなくなってしまいました。当時私は専業主婦で、娘を自宅でみていた時期。夫は仕事が休めず、移動に2時間かかる距離にある実家や義実家から応援に来てもらい、数日間どうにか面倒をみてもらいました。それでも治る気配はなく毎晩高熱が続くので、娘を連れて実家へ帰ることに。実家近くの病院で検査をしてもらった結果、なんと肺炎でした。当時のことを詳しくご紹介します。 激しい悪寒からの高熱私が35歳のときのこと。当時私は2人目妊活中で、娘のお昼寝中に激しい悪寒と関節痛に襲われました。もしかして、妊娠して体温が上がっているのかな? と期待が高まったのを覚えています。毛布にくるまってしばらくすると悪寒はおさまりました。そんなことが3日間続き、4日目はお昼から発熱。風邪の症状はなく、このときはまだ家事も育児もどうにかこなせる程度でした。しかしその翌日のお昼過ぎからどんどん熱が上がり、夕方には40度に。念のため実家から応援に来てもらっていたので、娘を預けて、私は高熱のなか自転車で病院へ向かいました。 原因不明! 症状は高熱だけ病院でインフルエンザの検査をしましたが、結果は陰性。そのときたまたま下痢気味で、「腸から来る発熱かもしれないので、もうしばらく様子をみましょう」と、整腸剤と解熱剤が処方されました。翌日は義母に来てもらい、1日中娘をみてもらうことに。解熱剤を飲むと、2時間ほどかけて40度から37.5度くらいまで下がり、1時間ほど経つとまた熱が上がりだします。この日は関節痛が酷く、寝返りも息を吸うのも痛い状態でした。解熱剤を飲んで、熱が少し下がると動けるようになり、その隙になんとか食事をしました。 娘は状況を理解できていませんでしたが、ただごとではないと察しているようで、あまり私に近づこうとはしませんでした。 娘を連れて実家へ回復の兆しが見られず、自宅にいるのは限界と判断。娘を連れて実家で療養することにしました。翌日、実家から車で迎えに来てもらいましたが、移動時間は2時間。その間に娘が車に酔ってしまい、嘔吐を繰り返して処理に追われる事態に。娘も本当にかわいそうだし、私もしんどいしで大変でした。家に戻ってからはひたすら寝込み、娘の面倒は実家の家族がみてくれました。娘はあまりママっ子ではなかったので、そこは助かったポイントだと思います。痛かった関節痛も治まり、日中は微熱になって動けるように。しかし、夜間には40度の高熱に苦しむ毎日。土日を挟んでも治らず、週明けに実家の近くの病院へ行くことになりました。 ようやく肺炎の診断病院でレントゲンを撮ると肺に影があり、肺炎とのこと。咳はほとんど出なかったのでびっくりしましたが、やっと原因がわかりホッとしたのも正直なところ。その後、大きい病院を紹介してもらい、精密検査を受け、そこでもらった抗生物質を飲むと間もなく症状は落ち着きました。娘も安心したのか、ようやく私の膝の上に座りに来るように。その様子を見て一番安堵したのは、娘の面倒を見続けてくれた実家の家族でした。とはいえ、1週間以上の経過観察が必要で、出産後の里帰り以来の実家長期滞在となったのです。 発熱が落ち着いてからも、すっきり回復とはなりませんでした。よくわからない吐き気に襲われ、その後自宅へ11日ぶりに戻ったときも、ブランクで頭がまわらず、体力の衰えも感じました。子育て中にママが寝込んでしまうと、本当にどうしようもないことを痛感しました。でも、いざとなったら家族が助けてくれることは本当にありがたかったです。それ以来、外から帰ったら手洗いうがいを徹底するとともに、目や鼻、口にあまり触れないようにも気を付けています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ひらたかおる二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。
2019年12月02日赤ちゃんの体調が悪いときに行くのが小児科。でも小児科恐怖症や小児科ジブシーになるママもいるようです。今回は、ダメ母の烙印を押されてしまったという私の体験談をご紹介します。こんなことでママたちは医師に怒られてしまうこともあるんです。 「なぜもっと早くこないんだ」と怒られる働くママのあるあるですが、仕事をしていると基本的には土曜日の午前中にしか受診できません。もちろん平日に午前休をとったり、早退をすれば受診できないこともないのですが、「仕事を早退してまで行くほどではないかも……」と思ってしまう場合のときもありました。 そうして行った小児科で「いつごろから症状が出ていたんですか?」と聞かれると、途端に気まずい雰囲気に……。「2週間くらい前からです」と言おうものなら、「お母さん、どうしてもっと早く連れてこなかったの?」と責められてしまうことになります。 症状の変化を記録していないと怒られる熱がある、下痢をしているときには、「何を食べましたか?」「どんな下痢でしたか?」「体温は朝と昼で変化はありましたか?」など、その経過を聞かれることがよくあります。 しかし、正直そこまで覚えていないというママも多いのではないでしょうか。答えられずにいると「発熱したら2時間おきに体温を計るのが当たり前」とピシャリと言われて終了してしまったこともありました。 「こんなことも知らないのか」と怒られる風邪のときにりんごジュースはいいけれど、吐き気があるときに果汁はよくない。布団は干しただけだとダニの死骸はなくならないから、掃除機で吸わないと意味がない……など、医師にとっては当たり前のことでも、ママにとっては知らなかったということもあります。普通に教えてくれればいいのに、なぜか上から目線で怒られてしまうママもいるようです。 小児科は赤ちゃん時代から小学校卒業ごろまで長く付き合うところ。家から近いということや、口コミだけでなく、しっかり話を聞いてくれる先生かどうかなどの相性も大切にしたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2019年11月29日現在2歳になったばかりの娘には、お気に入りのぬいぐるみがあります。寝るときは必ず抱きかかえ、おでかけするときも持って行きたがります。しかし、私はそのぬいぐるみに関して困っていることがあり、娘の愛着がわく前にやっておけばよかったと後悔していることがあるのです……。 いつも一緒のぬいぐるみ現在2歳の娘は、生後半年ごろに買ってあげたIKEAの犬のぬいぐるみを愛してやみません。お昼寝するときも、テレビを見るときも、夜寝るときもずっと持っています。外出する際も「ワンワン、持っていくー」と言い、公園などにもお供させます。 あまりにも愛用し過ぎて中の綿も圧縮され、見た目はクタクタ。色だって買ったときよりワントーン暗くなっています。それでもこのぬいぐるみが大好きで、他にかわいくて手触りの良いぬいぐるみを買ってあげても、IKEAのワンワンが娘の相棒です。 後悔していること① 洗い替えがないこのぬいぐるみは娘の精神を安定させてくれるようで助かっているのですが、困っていることが2つあります。1つは、なかなか洗えないということです。娘はお昼寝のときも夜寝るときもワンワンがいないと寝ません。その他のときもすぐに「ワンワンどこ?」と聞くので洗濯のタイミングが難しいのです。 娘が1歳ごろ、洗い替えが欲しくて同じぬいぐるみを購入したのですが、時すでに遅し。見た目もにおいも違う新品のワンワンには見向きもしませんでした。お気に入りになりそうだと思った時点でもう1つ買い、交互に使わせておけばよかったと後悔しています。 後悔していること② 大きいもう1つ困っていることは、ぬいぐるみの大きさです。40cmあるのでマザーズバッグに入れることができません。前述の通り、娘はどこにでも持って行きたがるのですが、その大きさゆえに結構邪魔になってしまうことも……。大きいからこそ気に入ったのかもしれませんが、最初に買い与えるぬいぐるみを15cmほどのものにしておけばよかったと後悔しています。 以前、お子さんのお気に入りのタオルの洗い替えがなく、半分に切って使っているという話を聞いたことがありますが、ぬいぐるみではそうもいきません。子どもが何を好きになるかはコントロールできないので、最初に買ってあげるぬいぐるみをもう少し小さいものにし、好きなんだなと思ったら、こだわりが出てくる前に買い足しておけばよかったと思いました。 著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2019年11月26日息子が生後6カ月のころの話です。当時、私は育休中。息子の育児、家事をすべてひとりでおこなっていました。夫の帰りが遅いため、入浴もひとり。「夜中に目が覚めると翌日の仕事がきつい」と言う夫と寝室を分けていたので、夜泣きの対応も私がしていました。 息子は私が視界からいなくなると泣き出すので、トイレも落ち着いて入れない状態で、今振り返ると許容量を超えたストレスを抱えていたように思います。 夫は私の状況を理解していなかった!夫は文句を言わない代わりに家事を手伝うこともありませんでしたが、「働いてくれているから……」と、手伝ってほしいとは言えませんでした。そんななか、夫が私に「育休って言ってサボってるだろ? 俺もサボりたいよ」と言ってきたのです。 息子が生まれてからの日々を否定するような発言に私は言葉を失いました。育児も家事も思うようにいかず悩んでいましたが、夫にはそれが怠けているように見えていたらしく……。 涙をこらえながら「サボっているわけじゃないよ」と返しましたが、夫は笑いながら「じゃ、なぜ洗濯物が溜まってるの? ごはんのおかずひとつだけなの? 息子をサボる言い訳にしたらダメだよ」と言ったのです。 息子を言い訳になんてしていないのに「息子をサボる言い訳にする」⋯⋯一番悔しい言葉でした。私は我慢できずに泣き出してしまい、それを見た夫は「え??」と動揺。泣きながらなので時間はかかりましたが、自分の状況を説明することができました。 細切れの睡眠で合わせて5時間も寝られれば良いほうであること。トイレにゆっくり入れないこと。入浴も自分の体を洗う時間はなかなか取れないこと。家事が片付かないことにイライラしていること。今伝えたことがすべてではないということ。そして、家事が思うように進まないことを息子のせいになどしてきたつもりはないということ。 夫は黙って聞いていました。しばらく沈黙のあと「知らなかった、ごめん」と頭を下げてくれたのです。 夫は知ろうとしなかっただけ夫は私が日中のことを何も伝えてこないことで、何も問題はないと判断していたのだと言いました。そして、何も問題がないのに家事が片付いていないのはサボっているからと思い込んでいたのだとも。だからあえて、傷つく物言いで指摘したのだそうです。 たしかに私はこれまでのことを伝えてきていませんでしたが、状況の確認もせず、息子を言い訳にして家事をサボっていると一方的に言われたことが私は悲しくて悔しくて仕方ありませんでした。 「知らなかったからではなく、知ろうとしなかったからでは?」⋯⋯私は夫に尋ねました。夫は何も返事をしませんでした。結局、この日はそのまま会話がなくなってしまい、約1週間、私と夫は最低限の会話しか交わしませんでした。 土日の育児と家事は俺がやる金曜日の夜。夫が1枚の紙を私に渡してきました。 「土日に家のことや息子の面倒をみるから、流れを書き出してほしい」とのこと。そして「1週間考えてみた。お前の言うとおり、知ろうとしてなかったんだと思う。ごめん」と、再び頭を下げてくれたのです。 私としては夫のその姿勢がうれしいと感じた反面、本当にやれるのかな? と不安でもありましたが、まずは流れを書き出し、実際はこの通りには進まないことがある、と説明をしました。 そして夫は、実際に私の書き出した流れを参考に育児と家事に挑戦した結果、私のこれまでの状況を身をもって理解したのでした。 「息子をサボる言い訳にする」という言葉は今でも忘れられません。それほど私にとっては悔しかったのです。 しかし、それを言わせたのは自分でもあります。きちんと夫と普段の状況を話して、無理に我慢せず手伝ってほしいと言えていたら、夫もこの言葉を言うことはなかったと思います。 この一件以来、私はこまめに状況を伝えるようになり、夫も私に「手伝えることはある?」と聞いてくれるようになりました。おかげで、ストレスを溜めすぎることもなく、穏やかに日々を過ごせています。 著者:山田甜子夫と1歳の息子と3人暮らし。元アロマセラピスト。介護福祉士として福祉関連職でフルタイム勤務をしている。自身の経験や知識、体験を元にした記事を執筆している。
2019年11月25日私は3歳の長男、2歳の長女、生後1カ月の次男と生活をする33歳の母親です。もともとスポーツが大好きで、学生時代は全力でソフトボールを楽しみました。大学を卒業後、スポーツから縁遠くなってしまい、3人の出産を経て得たのは揺れる肉……。今回は、そんな体形を何とかすべく奮闘している様子をお伝えします。 母乳育児で体重が減る予定が…!?長男を妊娠したとき、私の体形は身長168cm、体重87kgでした。かなり大きめなため、妊娠中は体重を増やさないようにと医師から指導されました。初めての妊娠に気を張った生活をしていたためか、体重をキープしたまま出産することができました。 長男は完全母乳での育児。母乳育児は体形が戻りやすいとの情報から、いつか体形が戻り、あわよくばやせるかも……と考えていましたが、長女と次男の妊娠・出産を経てさらに太っていってしまいました。 産後、筋肉がぜい肉に早変わり3人の出産を終えて気付いたことは、妊娠中に筋肉が落ち、ぜい肉に早変わりしてしまったということでした。スポーツを楽しんでいたときの体脂肪率は、自己ベストで12%。現在は、自分の目を疑うほどの数字が並び、体の約半分が脂肪であるとの結果でした。 一生懸命つけた筋肉は、妊娠・出産を経験した4年間という歳月をかけて脂身へと変わり果てていたのです。もちろん代謝も落ち、さらに体形が戻りにくい体へと変化していました。 本格的に産後のケアを開始!そんな状況に危機感を感じ、動ける体を取り戻すために食事の見直しと骨盤のケア、ストレッチを始めました。次男を妊娠したときに使用した骨盤ベルトを産後も着用し、骨盤をケアしながら、ストレッチを毎日継続しておこないました。 現在は、産後の経過を見ながら体を動かす準備をしています。骨盤ケアの成果が出てきたのか、2週間でヒップのサイズが2cmダウンしました! 食事では、無理のない程度に、主食の量を3分の2に減らすという方法を取り入れ、2週間で2kg減をキープ中です。 産後、思った以上に筋肉が落ちていたようで、ちょっと長めの買い物で足腰が疲れるという現状です。そんな状況を打破するために、有酸素運動を無理なくできるだけ長くおこなうことにしています。体形と体重の変化を楽しみに、産後のぶよぶよ体形とこれからも向き合っていきたいです! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/ニシカタ監修/助産師REIKO著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2019年11月25日ベルトで締めるタイプの抱っこひもを使っている場面を街中でよく見かけますが、赤ちゃんが正しい姿勢で入っていないことが多くあります。抱っこひもの正しい装着方法を知っておきましょう。 腰や肩がびっくりするほどラクになりますよ! 抱っこひもの装着方法 1.赤ちゃんが乗っても重さで下がらないように、苦しくない程度に抱っこひものベルトを締めます。このとき、ベルトがウエストの一番細い部分(肋骨のすぐ下あたり)にくるようにしましょう。鏡で横から見て、ベルトが床に対して平行になっていればOKです。 2.赤ちゃんを抱っこひもの中に置き、安全ベルトを締めます。 3.赤ちゃんを抱っこひもごと持ち上げ、背当ての部分を真上に引き上げながら揺らします。こうすることで、おしりがしっかり底にはまって安定します。 4.肩ひもをママの両肩にかけ、背中のアジャスターを留めたらサイドのベルトで長さ調節をします。このとき、背中のベルトが肩甲骨のあたりにくるといいでしょう。 5.布と赤ちゃんの背中の間に手を入れ、赤ちゃんのおしりの穴がママのほうに向くイメージで腰からおしりが丸くなるようにように姿勢を整えます(膝がおしりより高くなるように)。 6.サイドのベルトにゆるみがないかどうかもチェックしておきましょう。 7.日よけがいらない場合はくるくる巻いて枕代わりに。 8.赤ちゃんの体勢や位置が、基本抱っこ(コアラ抱っこ)のときと同じようになっていれば完成です!(※コアラ抱っこについては、以前ご紹介した記事「意外と知らなかった!抱っこのキホン【助産師監修】」をご参照ください) 正しく装着するためのポイントをチェック!●赤ちゃんが正しい姿勢で入っていることでママ(パパ)の腰や肩が劇的にラクになります●赤ちゃんの腰からおしりが丸くなるようにように姿勢を整えてあげましょう●赤ちゃんの頭はママが屈まずにキスできる高さに 赤ちゃんを正しく抱っこできていないと……?●赤ちゃんが反り返った姿勢のままになってしまうので落ち着きません●ママ(パパ)にしがみつくことができません●ママ(パパ)への負担が大きく、肩こり・腰痛を引き起こします 体への負担を軽減することで、赤ちゃんと一緒のお出かけの機会も自然と増えるはずです。抱っこひもがつらいとお悩みの方、そうでない方も、鏡の前に立ってみて、正しく装着できているかどうか見直してみましょう。監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。現在、東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
2019年11月23日5歳と1歳の子どもの子育て中です。子どもが2人になってからやることが増え、以前と比べて丁寧な育児ができなくなっています。今回は1人目と2人目を比べて、こんなところが変わったということを紹介したいと思います。 おむつを替える回数が少ない1人目のねんね期はおむつかぶれが心配で、1日に15回以上していたおむつ替え。何時に替えたかがわかるよう、育児日記もしっかりつけていました。でも意外と漏れないし、かぶれないということがわかり、2人目のおむつ替えの回数は1日10回未満に。お尻の状態はきちんと確認していましたが、わが子の肌が強いのか、特にトラブルはありませんでした。 ちょっとぐらい汚くても気にならない1人目の子が生後半年を過ぎ、動き回るようになったころは菌や汚れがすごく気になり、紙せっけんや除菌グッズを持ち歩いていました。「汚いから触っちゃだめ」など注意することも多かったです。それが2人目になると、「ちょっとぐらいじゃ死にはしない!」という感じで以前よりおおらかだったため、のびのびと砂遊びや粘土遊びをさせてあげることができました。注意することが多かったからか、1人目は神経質なところがありますが、2人目は細かいことは気にしません。そして、1人目と比べて風邪をひきやすいということもなかったです。 市販のベビーフードも利用する1人目のときは「なるべく手作りのものを食べさせたい」と思い、市販のベビーフードは離乳食期間を通して数回しか食べさせませんでした。おやつも市販のものではなく、甘さ控えめのプリンやクッキーを作っていました。でも、料理する時間がなかなか取れないうえに、1人目の付き添いで外出することが多い2人目。腐ることが心配で、外出先では市販のものをあげていました。市販品を取り入れることで、バラエティーに富んだごはんやおやつを食べさせることができてよかったです。 1人目のときに比べると2人目は丁寧な育児をしていません。でもそれは愛情がないということでは決してなく、周りのママたちの様子もたくさん見て、自分でも経験を積み、「これぐらいで大丈夫」というのがわかったからです。1人目のときは頑張っていた分、私に余裕がなく、笑顔で接してあげられなかったときもあります。2人目にして「いい加減な育児」ではなく「良い加減の育児」になり、それはそれで良いことなのかなとも思っています。 著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2019年11月22日当時1~2歳、イヤイヤ期真っ只中。手に負えないわが子のわがままには、本当に悩まされました。イヤイヤ期を通して習得したのが「最初にかける言葉を変える」こと。これで、イヤイヤがその後早くおさまるようになったんです! 今回は、わが子のイヤイヤに効いた最初のひとことを、シーン別にご紹介します。 自分でできることを「ママやって!」 とイヤイヤ食事や着替えなど、自分でできるのに「ママがやって」と、やろうとしない日がありました。「自分でできるでしょ!」と言うと、イヤイヤが発生です。 こういったわが子の行動は、「甘えたい」メッセージであることに気付きました。「そっか、ママにやってほしいんだね」と最初に言葉をかけてから行動を促すと、すんなりやってくれたこともあります。まずは、甘えたい気持ちを受け止めてあげることが大切なのだと学びました。 おもちゃでうまく遊べなくてイヤイヤ一生懸命に組み立てていたブロックがくずれてしまう……。思うようにいかなくて、よくかんしゃくを起こしていました。最初のうちは「そんなに怒らないで、気にしないの」となだめていましたが、火に油を注ぐようにイヤイヤはますますエスカレート。 そこで「うまくいかなくて悔しいね」と言葉をかけると、イヤイヤがおさまりやすかったです。わが子の悔しい気持ちを共有する言葉をかけることがポイントでした。 手に負えない原因不明のイヤイヤ「どうして泣いているの?」「何が嫌なの?」……質問を投げかけてもイヤイヤがおさまらない。私は泣いている理由を探ろうとしましたが、そんなことは必要ありませんでした。 泣いている理由がなんであれ、「ママに注目してほしい」と信号を送っていたのは確かだったからです。「ちょっと一緒に遊ぼうか」と言って外へ出てみるなど、わが子と向きあう言葉をかけることが解決につながりました。 おさまらないイヤイヤに「うるさい!」と乱暴な言葉を発したこともありました。わが子の感情はエスカレートするだけです。わが子の気持ちに寄り添う言葉をかけることが、解決への近道でした。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年11月22日わが家のやんちゃな5歳と2歳の男の子2人は、電車が大好きな子鉄です。ある日「プラレールで作った特設レイアウトの線路を、自分の電車で自由に走らせることができる」というイベントに参加。そこで他の子がわが子の電車を勝手に使っている! と思い込み、赤っ恥をかいたできごとが……。反省と後悔だらけのエピソードをご紹介します。 プラレールが大好きな子どもたち子どもたちは、私よりも駅や車両の名前に詳しい電車マニアです。おもちゃも電車関係の物が多くなり、なかでもプラレールには目がなく、珍しい車両をお店で見つけては「買って!」とおねだり。そんなある日、プラレールで作った特設レイアウトの線路を、自分の電車で自由に走らせることができるイベントがあるのを知りました。子どもたちにとっては夢のような企画。早速、お気に入りの電車を1台ずつ選ばせて会場に行きました。 よその子がうちの電車を使っている!?会場ではたくさんの子どもたちが楽しそうにプラレールの電車を走らせていました。早速、長男と次男もお気に入りの電車を走らせました。しばらく遊んでいると、自分の車両を持参していないお子さんが、長男や次男の電車を持って行こうとしたり、誤って落としてしまうことが続きました。こういったイベントではあるあるなので、お子さんたちに悪気がないのもわかっていますが、「これはうちの子の電車なんだ」「触りたくなっちゃうよね~」とやんわり伝えて返してもらっていました。そんなとき、また次男の電車を手に持っている子を見つけたのです。私はまた「ごめんね。うちの子のなんだ」と伝えると、そのお子さんのママが「うちのですよ」と言ってきたのです! 子どもとママさんに平謝り慌ててその子が持っている電車を見ると、車両は同じですがわが家のとは汚れ具合が違う……。実は次男の持ってきた電車は既に廃盤の電車でかなり珍しいものでした。そのため、まさか同じ車両を持っている子がいるとは思わなかったのです。名前入りのテープも貼っていたのですが、車輪側に貼っていたので気がつきませんでした。恥ずかしさと申し訳なさですぐに謝罪したところ、その子のママからは「全然大丈夫ですよ~」とやさしいお言葉。よく確認せずに、勘違いで注意してしまったことを後悔しました。 そのママさんがやさしい方で本当によかったです。そして勘違いで注意してしまったことは、思い出すと恥ずかしくなります。今後は思い込みではなく、よく確認してから行動に移そうと強く猛省したできごとでした。 著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2019年11月21日子どもの食欲は日によってかなりムラがあります。わが家の1歳児も食べムラがひどく、せっかく作った料理を半分以上残され、涙することもしばしばです。そんなとき、子どもの「食べ残し」はついママが食べてしまいがち。しかしわが家では「もったいない」という思いを乗り越えて、「子どもの食べ残しを捨てる」ことに決めました! 産後太りの原因は子どもの食べ残し?長男が離乳食を卒業し、大人とほぼ同じ料理が食べられるようになったころ、私はなかなか減らない体重にやきもきしていました。妊娠中に15kgも体重が増えた私は、出産直後に7kg減ったものの、出産前の体重には程遠い状態でした。 子どもが1歳になったころ久しぶりに体重計に乗ってみると、なんと体重が増加に転じていたのです! 日中は働いていましたし、間食も控えるようにしていました。それでも体重が増えているのは、毎日の生活習慣に問題があるということ。改めて自分の行動を振り返ってみることにしました。そしてその日の夕食時、子どもの食べ残しを欠かさず私が食べていることに気付きました。長男は食べムラがひどいうえに少食だったので、時には半分以上残してしまうこともありました。私はそれを「あーあ、もったいないな~!」とすべて平らげていたのです。これでは1.5人分の食事を摂っていることとほぼ同じ。捨てるのはもったいないし、食べ残しの処分という感覚だったので、問題ないと思い込んでいました。さすがにこのままではまずいと思った私は、食べ残しを食べるのをやめることに決めました。 体調不良の原因も食べ残しかも…?しかしそれでも、「もったいない」という思いは正直ぬぐいきれませんでした。あるとき、親子共々体調を崩したことがありました。子どもが保育園でもらってきた風邪がうつったんだろうと諦めていましたが、微熱とだるさが1週間以上続き、ヘトヘトに……。その状態で子どもを病院に連れて行ったりするのもかなりつらく、家事も滞りがちになりました。仲のいいママ友にそのことを話すと、「もしかして子どもの食べ残し、食べてない? 食べ物からウイルスがうつることもあるんだって」と話してくれました。食べ残しを食べることで子どもの手足口病がママにうつり、口の中に発疹ができた事例もあったそうです。もちろん、食べ残しだけがウイルスの感染経路ではありません。しかし、感染経路になる可能性がある以上、少しでもそのリスクを減らしたいと思いました。私はようやく、子どもの食べ残しをためらうことなく処分できるようになりました。 「食べ残しは処分」に決めました!食べ残しを処分するようにしたおかげで、私の体重増加はストップしました。また、これまで子どもがひいた風邪が私にうつると、そのたびに仕事を休み、大変な思いをしてきました。夏や冬など、病気が流行りやすい時期は特に、手洗い・うがいとともに、食べ残しの処分を徹底するようにしています。 子どもの食べ残しは、つい「もったいない!」と食べてしまいがちですが、ママの健康と美容に悪影響を及ぼすだけでなく、ウイルス感染の可能性もあります。なるべく処分しなくても済むように、子どもの食欲を考えながら、適量を作るように心がけたいです。 監修/助産師REIKO著者:大川香織小学2年生と1歳、2男の母。共働き。編集プロダクションや出版社で、子育て情報誌などの制作に携わった経験をもとに、さまざまなテーマで執筆。
2019年11月20日長男が1歳9カ月ごろの話です。私は39度の高熱が出て動けない状態に。夫は出張中、実両親も旅行中で頼れず、保育園への子どもの送迎を義母にお願いしました。しかし、グズる子どもを見て「連れて行けない」と拒否。そして義母から信じられない言葉を言われ、悲しくなったできごとをお伝えします。 高熱で育児ができない!長男が通っていた保育園は両親が病気のときも預かり可になっていたのですが、私は高熱でもうろうとしていたので送迎が難しい状態でした。出張中の夫に相談したところ、義母を呼べばいいと言われ、夫から義母に電話してもらうことに。そして、快く引き受けてくれるとのことだったので甘えることにしました。義父の運転で40分ほどかけて駆けつけてくれて、本当にありがたい思いでした。 グズって行きたがらない長男義父母が来る前に、なんとか保育園の準備は完了しました。あとは保育園に連れて行くだけだったのですが、長男が激しく嫌がり私のそばから離れません。保育園に行く前に泣くことはよくありましたが、行けばケロッと遊んでくれることはわかっていました。そのため、「泣いてもいいので連れて行ってくれませんか?」と義母に伝えると、「泣いている子を保育園に連れて行くなんて嫌よ!」と断られてしまったのです。仕方なく保育園に連れて行くのは諦めて、家で面倒を見ることに。義父母は「熱がひどいなら長男と一緒に家に来る?」と言ってくれましたが、私はもともと車酔いする体質で、熱もあり、とても車に乗れる状態ではなかったので断りました。 帰り際の義母からショックなひと言私が断ったことに腹が立ったのか、義母は「次から自分の親を呼びなさいよね!」と言い残し、帰ってしまったのです。その後、私が長男の相手をしようとしましたが、熱でもうろうとしてどうしても無理でした。結局フラフラしながら保育園に行き、事情を話し長男を預けることに。その後、お迎えの時間まで寝ることができました。どうやら義母は元から保育園に連れて行くつもりはなく、私も子どもも義実家に連れて行く気だったようです。私→夫→義母との伝言がうまく伝わっておらず、夫は義母が義実家に連れていくつもりと知っていましたが、私がラクができればどちらでも良いと思ったようです。うまく伝えてくれなかった夫にもイライラしてしまい、その後大喧嘩をしてしまいました。 後日、義母からこの件について謝罪を受けました。私も熱でイライラしてしまい、義母が保育園に連れて行かないとなったあと、態度が悪かったことを謝りました。また、義母に苦手意識があり直接連絡をせず、夫に伝言を頼んだことも反省。今は義母に頼みがあるときは夫から伝えてもらうのではなく、自分からお願いするようにしています。 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年11月19日