保育園の1〜2歳児クラスのトラブルで多いのが、お友だちに噛まれたり、噛んでしまったりということ。どうして子どもは噛んでしまうのでしょうか? わが子の経験と保育園側の対応などをご紹介します。 噛まれたときの保育園の対応息子がお友だちに噛みつかれたのは、1歳児クラスになってすぐ。お迎えに行くと、歯型がくっきりと残るほど腫れ上がっており、ショックを受けたものです。 担任の保育士さんからは、「おもちゃの取り合いをしていて、相手のお友だちに噛まれてしまいました。こちらで防ぐことができず、申し訳ありませんでした」と謝罪がありましたが、誰に噛まれたかというのは教えてくれませんでした。 きっと親同士のトラブルを避けるためなのでしょう。病院へ行くほどのケガになれば名前も知らせるのでしょうが、これくらいの小さなケガであれば親同士は介入させないというのが保育園の方針のようでした。 こちらが噛んでしまったときは……それからしばらくして、今度は息子がお友だちに噛みついてしまいました。このときもお迎えのときに保育士さんから状況説明があり、おもちゃを取られた息子が取り返そうとして起きたそう。 このときは「被害を受けたお子さんの親に謝罪したほうがいいでしょうか?」と尋ねましたが、「園から説明しますので必要ありません」という回答でした。 1〜2歳はなぜ噛んでしまうの?お友だちを噛んだり噛みつかれたりするトラブルは、1〜2歳児のクラスではよく起きています。原因は、1〜2歳の子どもたちがまだ言葉で気持ちを伝えられないこと。言葉で意思疎通ができる年齢なら「おもちゃを取らないで」「私が遊んでいたんだから返して」などと訴えることができますが、まだ言葉をうまく操れないと、悔しくて噛みついてしまうのです。 楽しくて興奮しすぎると噛んでしまう子もいるといいますが、いずれにしても悪気があるわけではなく、これくらいの年齢では成長の過程によくあることだそうです。 家に帰ってからしかるのはNG?息子がお友だちを噛んでしまったとき、保育士さんからは「噛んでしまったときにしっかり注意したので、しからないであげてくださいね」と言われました。 1~2歳の子どもには「その場」で̪しからなければ伝わらないため、あとからしかってもあまり意味がないそうです。噛みつきの頻度だったり状況もあるので一概には言えませんが、保育士さんが「子ども同士のトラブル」という範囲なら、保育士さんにお任せしようと思いました。 子ども同士の噛みつきや引っかきは、それからも園内で度々ありましたが、年齢が上がり、おしゃべりがじょうずになるにつれてなくなりました。どちらの立場になっても心配は尽きないと思いますが、保育士さんを信頼して乗り越えていけたらいいですね。著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2019年07月22日新生児はおむつ替えが多いので、いつもわが家ではおむつの箱買いをしています。いざというときにないと困るので、いつも多めに購入しているのですが、これが失敗でした。赤ちゃんによって成長の仕方が違うだけではなく、おしっこの頻度や量も違うということを学んだ体験をお伝えします。 新生児はおむつ替えの回数が多い!新生児はうんちやおしっこの頻度が多く、少量のおしっこをしただけでもすぐにおむつがグッショリになります。1人目のとき、できるだけこまめにおむつ替えをしていたら、おむつが足りなくなって焦った経験をしていたので、3人目である今回もおむつを切らさないように気をつけていました。 いつも必要分より多めにストックするように購入し、いざというときにおむつが足りないなんてことがないように対策をしていたのです。 おむつの交換頻度は赤ちゃんによる私が出産した子どもたちは1人目が女の子、2人目が男の子、3人目が女の子でした。男の子の場合、おむつの前の方がすぐに濡れるため、おしっこをしたのがすぐに確認できることが多く、できるだけ早めに交換をするようにしていました。 それに対し、女の子はおしっこをしても後ろの方に流れていくため、一カ所だけが濡れるということがあまりありません。おむつの交換頻度は赤ちゃんにもよりますが、男の子と女の子でおむつの濡れ方が違うということを知りました。 女の子はおむつ交換の頻度が少なめ?!3人目の赤ちゃんは女の子だったので、男の子よりもおしっこをしたことに気付きにくかったこともあり、おむつ交換の回数が少なめでした。また、3人目のときは2人目のときにたくさん必要だったからとたくさん買ってしまいましたが、大きくなるのが早かったようで新生児用のおむつが1カ月半ほどでサイズアウトしてしまいました 男の子か女の子かだけでなく、赤ちゃんの大きさや成長の仕方によってもおむつのサイズが変わるタイミングが違います。毎日抱っこをしている赤ちゃんの体重の変化は、一番身近なママにとって意外と気付きにくいものだと思います。赤ちゃんの成長をもっと気にしていたらよかったと思い、最近ではこまめに体重を測ったり成長の変化を気にするようになりました。 著者:永田真結4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年07月21日赤ちゃんを産んだ後、しばらくは授乳や夜泣きでなかなか眠れず、大変な毎日が続くママもいると思います。私も産後は授乳や夜泣きで眠れない夜が続き、夫にも起きて助けてほしいと思いましたが理想通りにはいかず……。 産後も一緒にいたけれど…赤ちゃんを産んで病院を退院した後は、2カ月くらい私の実家に里帰りをしていました。そのとき通勤先が近くなるということもあり、夫も私の里帰りについて来たのです。 退院後から赤ちゃんと私、夫の3人で寝ていましたが、パパが夜泣きで起きたことは一度もありません。1月生まれだったため、夜寒いなかで起きて授乳したりおむつを替えたりバタバタしていても、パパだけは熟睡しているようでした。それでも、里帰り中は私の家族の協力もあり、初めての子育てでもなんとか乗り越えていた気がします。 産後3カ月で知らない土地へ引越し里帰りから自宅に戻ってすぐに転勤で他県へ引っ越すことが決まり、産後3カ月には知らない土地での子育てが始まりました。夫も慣れない職場で大変だったり疲れていたりしたとは思いますが、夜泣きで起きないのは相変わらず。 私の場合は娘の1カ月健診のころから完全母乳だったため、まだ夜泣きの対応はラクな方だったかもしれません。ミルクを作ったり哺乳瓶を消毒したりが続いた場合は、無理矢理に起こして協力してもらわないと大変だっただろうなと思います。 電話の音では目が覚めるのに…夫に対して不思議で仕方がないのは、娘の泣き声ではまったく起きないのに、電話の音では目が覚めるということでした。たまに「本当は起きているのに寝たふりをしているのではないか?」と思うこともありましたが、枕元で娘が大泣きしていてもいびきをかいて寝ているので、本当に聞こえないのだと思います。私の友人のなかには「夜泣きの対応はパパがする」という人もいますが、人それぞれなんだなと思うばかりです。 産後、私は赤ちゃんの声に敏感になってわが子の小さな声でも気づくようになりましたが、夫は寝てしまうと気づきませんでした。夜泣き対応の協力をしてもらうことはできなかったけれど、その代わりに起きているときはたくさん娘のお世話をしてもらい、助けてもらっています。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年07月20日長男が2歳2カ月のときに、次男を出産。2人目の育児に対して不安や心配事はほとんどなく、かなり楽観的に構えていました。しかし、そこには大きな落とし穴が…… 。私が体験した「上の子かわいくない症候群」の恐ろしさについてご紹介します。 楽観的に考えすぎていた2人目育児何の問題もなく、ただただ癒しでしかなかった第2子の子育て。夜間の授乳で寝不足などはありましたが、毎日幸せな気持ちでいっぱいでした。 ただ唯一問題だったことといえば、「長男との関係」です。 その当時、2歳過ぎだった長男は、赤ちゃん返りとイヤイヤ期がちょうど重なってしまい、精神的にかなり不安定で深刻な状況だったのです。積極的に長男と2人の時間も持つなどして、長男の寂しさや不安を消そうと努力をしてきましたが、反抗心は日々増すばかり。私と次男に対して暴力的な態度をとるようになってしまいました。 その結果、次男を必死に守ろうとするなかで、長男を疎ましく思う感情が生まれてきてしまったのです。 長男をまったくかわいく思えない暗黒時代長男の乱暴な態度に加え、「ママはきらい!」というような言葉を浴びせられた私は、いつしか長男のことをまったくかわいいと思えなくなってしまいました。私の気をひくための態度や言葉だと頭ではわかっていましたが、私の心はどうにもならない状態になっていたのです。「あんなにかわいかった長男のことをこんな風に思ってしまう私は母親失格だ…… 」とただただ絶望しました。 そんなとき、ネットで調べてみると「上の子かわいくない症候群」という言葉に行き着きます。その内容は、当時の私の状態そのものだったのです。 恥を承知でSOSを出してみた「こんな風に思ってしまうことは母親失格だ。でもこのままではいけない!」 と思った私は、まずは夫に胸の内を話してみました。自分が息子に対して抱いてしまっている感情。そして、どうにか脱したいと思っていること。それらを包み隠さず打ち明けました。 「長男のことが大好きだった私がまさかそんな状態になっていたとは……」と驚いていた夫ですが、「状況が改善していけるように一緒に頑張っていこう」という言葉をかけてくれました。そのとき、溢れる涙を止めることができませんでした。 夫に相談後、公的な機関に相談をしてみた夫に気持ちを打ち明けた後、役所に設置されていた「子ども家庭支援センター」という機関に相談することにしました。電話をかけようとしたときは緊張もしましたし、とても悩みましたが、それ以上にこの状況をどうにか変えたいという気持ちが上回っていたのです。電話で正直にそのときの状況や自分の気持ちを話し、直接面談をする日程が決まりました。 直接面談では、カウンセラーさんや保健師さんがチームになり、親身になって私の話を聞いてくれました。相談中にはファミリーサポートの方が次男を見てくれるサービスもあり、久しぶりにひとりになって大人の人と話す機会を持つことができました。 そして、「2人目を出産した後に、あなたのように上の子がかわいく思えなくなる人は結構いる。そうやって思ってしまっていることを打ち明けられるってすごいこと」というやさしい言葉に、私はとても救われました。 私だけじゃない。そうやって思えたことがこの暗黒時代を抜け出すきっかけになったのです。 相談をしたことで気持ちが落ち着き、2カ月ほどで長男に対するネガティブな感情も治っていきました。その後も定期的に面談をし、育児に関する相談に乗ってもらっています。あのとき、SOSを出していなかったら…… と考えるだけでゾッとしますし、勇気を出して相談をして本当によかったです。著者:橘りか4歳児と1歳児の母。中学校英語の教員免許を保有。日系航空会社に勤務後、公立中学校の教諭として教壇に立ち、出産を機に退職。現在は、主に育児、幼児教育、グルメ記事を執筆。幼児英語教室やママ向けのマッサージサロンを運営。
2019年07月20日息子が1歳2カ月になるころ、2人目の出産のために息子を保育園に通わせることになりました。 なかなか慣れずに苦労したことや、またその経験から学んだことをいくつかお伝えします。 忙しかった慣らし保育期間保育園に通い始め、最初の1週間は短時間の保育から始める慣らし保育という期間でした。「子どもが親と離れて、第三者である保育士と過ごすことに慣れるための大切な期間です」 との説明を受け、いよいよスタート! 預けるときに大泣きする息子。初めて息子を置いて出ていく体験に、胸を締めつけられるような想いの私。その後は家事などする暇もなく、あっという間にお迎えの時間でしたが、帰宅後の息子はいつにも増してぐずり、私から離れず家事もままならない状態でした。 連絡ノートは成長記録フルタイムの保育が始まると、息子がどのように過ごしているのかとても気になり、 連絡ノートの保育士さんからのコメントを真剣に読む毎日でした。「ずっと泣いていました」というコメントは、日が経つにつれ「今日は笑顔がみられました」「ひとりで遊べるようになりました」と確実に成長している様子が伺えました。 そして2週間が経つころには、「給食を完食しました」との報告を受け、とても安心したのを覚えています。 突然の夜泣きと歯ぎしり保育園生活がスタートして3週間が経つころには、預けるときにも泣かなくなった息子。私はすっかり慣れたのだと思い、安心していました。 しかしこのころから、夜はぐっすり寝ていた息子が突然起きて1時間泣き続けたり、寝ているときや抱っこしているときに歯ぎしりをするように……。息子が抱えている葛藤や、大きな頑張りを知り、私は胸がチクリと痛みました。 親子で葛藤を乗り越えること必死で寂しさと戦い、頑張っている息子を見て、何とも言えない切なさが込み上げた私。たくさん泣きました。 保育士さんに話を聞いてもらうと、「必ず慣れる日が来るし、今とても頑張っているからたくさん褒めてあげて! お母さんも一緒に頑張ってあげてくださいね」という言葉を頂きました。 私は、息子と過ごすときはたくさん抱きしめたり、大好きだよと伝えるようにしました。 そうすることで、どこか自分自身も励まされている気がしたのです。 息子は1カ月経つころには夜泣きや歯ぎしりもなくなり、保育園に慣れてくれました。慣れるまでの期間や苦労は、体験してみないとわからないことだらけです。 そのときは出口が見えずに落ち込む日ばかりでしたが、今では親子で成長できたとても濃い時間になったと思っています。著者:松本のあ1歳男児と0歳女児の母。客室乗務員を現在育休中。年子育児の経験を多くの人に伝えるべく、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年07月13日ベビーカレンダーの「助産師に相談」コーナーでおなじみ、宮川めぐみさんが2018年12月に長女を出産! 助産師の子育てって、どんな感じ? 育児のコツをのぞかせてもらいました! 生後6カ月になったこっちゃんの1日の様子や成長をご紹介します。 生後6カ月、こっちゃんの1日4:50授乳、おまるでおしっこそのままゴロゴロしながらお布団の上でひと遊び。 6:50ねんねこの間にママは朝ごはんを食べたり、洗濯や身支度をしました。 8:30起床、授乳顔を拭いたり、お着替えをしたり。その後おもちゃを持ったり、ゴロゴロしたりして遊んでいました。 10:30お買い物へすっかり重くなったこっちゃん。ずっとスリングを使っていましたが、長時間のお出掛けやお買い物の荷物を持ちながらの抱っこがつらくなってきたので、ベビーラップも使うようになりました。ドイツの老舗ベビーラップメーカー「DIDYMOS(ディディモス)」のものを愛用中(TOP写真、黄色の水玉のもの)。ベビーラップのほうが負担にならず、気持ちに余裕ができました。 12:30帰宅、こっちゃんの授乳、ママ昼食先月からスタートした離乳食ですが、こっちゃんがあまりお野菜を受け付けてくれず、おかゆもはじめは食べてくれるけれどあまり食べる量が増えないので、こっちゃんのスピードに合わせて、マイペースにやっていきたいと思います。 14:30お昼寝 15:00授乳後またお昼寝遊んでいるうちに寝てしまうこともごく稀にありますが、おっぱいを飲みながら寝ることがほとんど。お昼寝も短時間で終わり、また遊び出すということが多くなってきました。 16:00寝ている間にママはお仕事、合間に夕飯の準備こっちゃんが起きてきたら、お顔が並ぶぐらいの高さで兵児帯でおんぶし、夕飯の準備をします。たまにおんぶでそのまま寝ていることもありますが、今は髪の毛を引っ張って遊んだり、たまに私がしていることを覗き込んでいたりすることも。おんぶにも少しずつ慣れてきたようです。 17:30パパ帰宅パパにこっちゃんをお願いして、残りの夕食準備18:00夕食、授乳こっちゃんは、わたしたちが食べている様子をニコニコしながら見守ってくれます。体をゴロゴロ動かしながら、こちらを見ていたりします。ごはんを食べながら授乳をすることも多いです。 19:00お風呂お風呂から上がり、お布団の上でゴロゴロ遊んでいるとそのまま寝入るようになってきました。 20:00こっちゃん就寝こっちゃんが寝たらママもお風呂。その後パパとおしゃべりをしながら、残りの家事や仕事などをします。 22:00授乳 23:00就寝 生後6カ月、今の様子メモ■身長/体重68.9cm / 7.7kg ■服のサイズ70cm ■おむつのサイズMサイズ ■睡眠・お昼寝の時間12〜13時間 ■授乳回数母乳で6〜7回 ■おしっこの回数8〜10回 ■うんちの回数0〜2回 ■今月できるようになったこと・変化・寝返りが右だけじゃなく左もできるようになった・ストローでお水を少しずつ飲めるようになった・また少しずつおまるでもおしっこやうんちをしてくれるようになった・いろんなものに興味を示して、手を伸ばすようになってきた 生後6カ月の時期を振り返って本当にあっという間の6カ月でした。写真を見ながら振り返るのも楽しいのですが、目の前にいるこっちゃんがとにかくかわいい今。どんどんできることが増えていって、「わぁ! もうこんなこともできるようになったの!?」と、驚く日々。毎日の変化にうれしさと戸惑いもありながら、楽しく過ごしています。 6カ月の間にも発達の変化がいろいろとあり、改めて「赤ちゃんって本当にすごいなぁ」と実感。そして、こちらからの働きかけや、刺激を与えてあげることでも変わる、ということを目の当たりにした気がします。こっちゃんを通してたくさん学ばせてもらっていると感じます。 そして、逆にこっちゃんにいつも見守ってもらっているようにも思います。ふと振り返ると、こっちゃんがこちらを見て笑いかけてくれる。こっちゃんが見てくれていることに安心感を覚えたり、愛おしさが増したりもしました。 またこれからの半年で、こっちゃんは大きく変化していくことになります。熱を出したり、何か病気をしたりすることもあるだろうなぁと思うと不安もありますが、すべてがこっちゃんの成長に必要なことでもあると思うので、そばで一緒に乗り越えていけるよう、こちらもドンと構えたいと思います。 今を生きているこっちゃんと、その今を大切にこうして一緒に過ごせることは、とてもすごいことです。こっちゃんと一緒に居られる時間はこれからどんどん短くなって、今当たり前にしている授乳もいつかは終わりが来てしまう。そう思うと、もっと今を大切にしよう、とも思います。仕事との兼ね合いなど課題は尽きませんが、わたしなりの方法で、これからもこっちゃんとの時間を大切にしてきたいと思います。 監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。現在、東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
2019年07月11日保育園1年目のママと子どもを待ち受けているのが、保育園でもらってくるたくさんの病気、通称「病気の洗礼」です。「はじめのうちは病気してばかりだよ」と聞いてはいたものの、「え、こんなに!?」と驚いているママも多いのではないでしょうか。この「病気の洗礼」は一体いつまで続くのか……。1歳から保育園通いを始めた、わが家の体験談をお伝えします。 入園後すぐ二度の発熱息子が保育園に通い始めたのは1歳8カ月から。0歳児から3歳児までの子どもたちが対象の小さな保育園でした。それまでは息子が熱を出したのは一度だけ。特に、風邪をひきやすいわけではありませんでした。 最初のお迎えコールが来たのは、入園して10日ほどしたときでした。「ついに来たか!」という気持ちでお迎えに行って、熱が下がるまで3日ほどお休みしました。元気になって登園したら1週間ほどですぐにまた発熱。熱以外には症状は特になかったので、軽い風邪だったのだと思いますが、こんな立て続けに熱を出すものなのかとびっくりしました。 かかりつけのお医者さんからは「最初の1年はたくさん病気をもらってくる。でも、それで免疫がついて強くなっていくから心配しなくて大丈夫」と言われましたが、熱を出すたびに心配でたまりませんでした。 最初の試練は夏の感染症それからも月一度から二度のペースで熱を出しながら、保育園に入って最初の夏がやってきました。プールが始まると、まもなく保育園では手足口病が大流行。息子ももれなく感染しました。 1週間ほどかかってやっと登園できたら、また別の風邪をもらってきて……と、夏は病気のループで、休日もなかなかお出かけできませんでした。 家族総倒れになった冬そして、相変わらず月一ペースで熱を出しながらあっという間に冬になり、インフルエンザの流行シーズンに。この年、初めて家族でインフルエンザワクチンを打ちました。そのおかげなのかどうかはわかりませんが、保育園内でインフルエンザが発生しても息子はかからず。 その代わりといってはなんですが、11月にRSウイルス、12月には感染性胃腸炎と大きな病気続きに。感染性胃腸炎は私と夫にもうつり、初めて家族総倒れとなりました。 2年目からはどんどんラクになる!こんな調子でとにかく病気ばかりだった1年目。もちろん預ける子どもの年齢や体質などで個人差はあるので、こんなに病気はしなかったという人もいれば、もっと大変だったという人もいると思います。2歳児クラスになってからは、アデノウイルスや胃腸炎などの流行りの病気はもらってきましたが、熱を出すことは半分くらいに減りました。 そして、3歳児クラスになるとさらに少なくなり、4歳児クラスになってからは病気でのお休みは年2〜3回ほどに。目に見えて病気に強くなっていくのがわかりました。 1年目の「病気の洗礼」は、誰もが必ず通る道です。集団生活をしていれば、どんなに手洗いやうがいを徹底していても、100%防ぐのは難しいのではないかと思います。病気の子どもを見るのは本当に胸が痛くなりますが、ママも体調を万全にしてうつらないように注意してください。2年目以降はどんどん病気をしにくくなっていくので、親子ともに1年目の今が頑張り時です! 著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月09日普段から「出掛けるときなぜか荷物が多くなってしまう」という女性は多いと思います。赤ちゃんが生まれると、自分の荷物のほかに赤ちゃんの物もプラスされ、とにかく大荷物に。「必要最低限のものだけ持てばいいのに」とパパにあきれられた経験から、厳選してなお、ママの荷物が重たいワケを紹介します! 必要最低限のものでこれだけある私の場合ですが、0~1歳児の赤ちゃんとのお出かけでは、最低限これだけは持ち歩いていました。 ①おむつ数枚②おしりふき③スタイの替え④着替え⑤赤ちゃん用のおやつ⑥タオル数枚⑦母子健康手帳⑧ポケットティッシュ⑨除菌ウェットティッシュ⑩赤ちゃん用の飲み物⑪おもちゃ さらに私が必ず持ち歩いている、お財布・携帯電話・手帳・化粧ポーチ・自分用の飲み物がプラスされます。 パパにとって、おやつやおもちゃはいらない物のように感じるそうなのですが、ぐずって抱っこだけではあやしきれないときのために、私にとっては必須でした。 粉ミルク育児の場合はさらに多い私が子連れで出掛けるときに持って行く、必要最低限の赤ちゃんアイテムは上記の11個でしたが、それは母乳育児だったから。 主に育児用粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合、⑫哺乳瓶⑬お湯⑭温度調節のための水⑮小分けにした育児用粉ミルク などがプラスで必要です。出掛ける場所によってはお湯の備えがあり、持参しなくてよい場合もあるので毎回ではないでしょうが、水は重たいです。さらにママ用の飲み物も持ち歩くわけですから、液体だけでも何種類も持たなくてはならず、その重さが想像できると思います。 なぜこんなに荷物があるのか?なぜママの荷物が多くなってしまうかというと、当たり前ですが赤ちゃんは荷物が持てないから。しかし、赤ちゃんは度々吐いたりうんちを漏らしたりして服を汚す回数が多いです。また、赤ちゃん用の食べ物や飲み物は大人のものほど出先で気軽に買えるわけでもありません。いつもの使い慣れたものでないと機嫌が悪くなってしまう赤ちゃんもいます。そのため、できればすべて家から用意していくのが安心なのです。 ママのバッグが重たいワケは、赤ちゃんもママもパパも、笑顔でお出かけするために必要なものが入っているからです。家族のために増えてしまう荷物を、パパにも分担して持ってもらえると、きっとママはとっても喜ぶと思います! 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年07月09日初めての出産でとても不安だった新生児期。周りのママはみんな楽しそうに育てているのに、自分だけ不安な思いをしているような気がしていました。そんなときに心をラクにしてくれたのは、「Twitter」のママアカウントでした。 とにかく無我夢中な新生児期新生児期は3時間ごとのミルクや頻繁なおむつ替えで、常に寝不足状態でした。周りのママはみんな育児を楽しんでいるように見えるのに、泣いてばかりの赤ちゃんがかわいく思えなくなっている自分に自己嫌悪を抱く日々を過ごしていました。 そんなとき、ふとしばらくやっていなかった「Twitter」を開いてみたのです。 仲間がいるという安心感「Twitter」には同じ月齢の子を持つママがたくさんいました。子どもは生後3週目だったのですが、同じ月齢の子どもの様子を見ると「一日中泣いている」「こっちが泣きたいよ」など同じ気持ちで頑張っているママがたくさんいて、ひとりじゃないんだと勇気付けられました。 また「魔の3週目」と呼ばれる、生後3週目の赤ちゃんがぐずりやすい時期があることを知り、気持ちがとてもラクになったのを覚えています。 自分の気持ちを素直に表せる場普段友だちや家族にありのままの気持ちを伝えられる人もいれば、なかなか本心を口に出せない人もいると思います。「Twitter」は匿名でアカウントを取れますので、周りからの評価を気にすることなく素直な気持ちを書くことができました。 子どもがなかなか寝付かなくてイライラする気持ち、夫や義実家への不満など、心に溜まっているものを吐き出すことができ、またそれに共感してもらったりすることで育児のリフレッシュになりました。 ママ友がいなくても大丈夫育児には幸せな瞬間がたくさんありますが、孤独を感じることも多かったです。まだしゃべれず意思疎通もできない赤ちゃんと2人っきりで、息が詰まりそうになることもありました。 そんなときに「Twitter」のママたちとくだらない会話をしたり、大変だった1日をなぐさめ合ったり、おすすめの寝かしつけ方や育児グッズを教え合う時間は、友だちと話しているかのようでした。そのおかげで当時まだ近所にママ友はいませんでしたが、焦ることなく過ごせたのもよかったです。 育児をしていてつらいとき、周りと比べて落ち込んでしまったり自分を責めてしまうことがありました。しかし「Twitter」のママアカウントを作ったことで、そんな気持ちでいるのが自分だけではなく、日本中に自分と同じような境遇のママたちがいて頑張っているんだとわかりました。その「Twitter」でのやりとりが、どんなアドバイスよりも気持ちをラクにしてくれました。著者:加藤しな1歳の女の子と8歳の犬と夫と暮らす。都内在住。出産前は動物看護師として勤務。娘と犬の散歩に行くのが日課。
2019年07月07日こんにちは! 7児の母、山口紫織です。私は自身の子育て経験を生かし、子育てセミナーを主宰しています。セミナーでは、「どうしたらそんなに子育てや家事に協力的になってくれるんですか?」「最初からそうだったんですか?」など、旦那のことを聞かれます。 「頼れる旦那の育て方」後編では、実家暮らしで家事力ゼロ、育児もしなかった旦那を育てることになったきっかけと、その結果をお話します。 旦那を教育をしようと思った理由15歳で旦那と出会い、19歳で妊娠、20歳で出産、結婚。周りの友達には、結婚してる人も、子どもがいる人もおらず、親や親戚も近くにいません。 第一子が産まれた当時20歳だった旦那は、毎晩のように夜遊びに行くのが当たり前でした。ずっと実家暮らしだったので家事スキルはゼロ。育児どころか家事もやってくれません。その後、年子で2人目を出産し、3人目を妊娠しました。 「ママには手は2本。2人まではどうにかなってきたけど、3人はこのままじゃ無理。手が足りなすぎる…旦那を教育しなければ!」と思い立ちました。 そして、前編でご紹介したように、家庭をコンビニ、旦那は新人バイトだと思うようにして、ひたすら旦那の新人研修をおこないました。 自分でやったほうが早い、けれど…? 「パパが家事をしない」と悩む方も多いと思います。私もそうでした。家事をやってもらったとしても、いろいろ聞かれて面倒に思ってしまったり、自分と違うやり方にストレスを感じてしまったりして、「それなら私がやった方が早いしから自分でやる」といった具合です。 でも、実は「やり方がわからない」、ママが全部やってしまって「できる機会を奪ってしまっている」のかもしれません。 私たちも初めての赤ちゃんにオロオロしているように、パパも初めての家事育児にオロオロしているんです。店長を目指して育てれば、新人アルバイトは店長になれるんです! 新人パパも、ママが頑張って育てれば、ママにとって頼もしい存在になってくれます。 「頼れる旦那」が完成!その後こうなった! 結婚した13年前、家事スキルも育児スキルもゼロ、赤ちゃんがいても平気で夜遊びにでかけていた旦那。 3人目を産んだころには家事育児ができるようになり、「頼れる旦那」が完成した今では、私が7人目出産時に入院していたときも、旦那が子ども6人の家事育児をワンオペでできるまでに成長してくれました。 授乳での寝かしつけが必要な末っ子を除いて、上の子6人は旦那ひとりで寝かしつけられます。子どもたちの夜泣きも旦那が起きて対応してくれるし、断乳するとき、毎回子どもが大泣きしますが、断乳が終わるまで毎晩子どもが寝るまで抱っこしてあやしてくれました。 ほかにも、私が不在の時に掃除スイッチが入るらしく、帰宅すると家がピカピカになっていたり、お風呂や排水溝などの水回りの掃除は気づいたらいつもやってくれています。毎朝子どもの園の準備は「かわいいから」って理由で、子どもを抱きっぱなし、片手で準備してたり(笑)。家事も育児もしっかりやってくれて助かります。 旦那が仕事で深夜遅くに帰宅したのに、家事育児をやって、とは言いません。「やれるほうがやる」「やってくれたらありがとう」という精神で夫婦関係も良好に保っています。 家事育児を分担することで、私の自由時間も増え、心にもゆとりができました。わが家ではこうして、私にいつ、もしものことがあったとしても、安心して旦那に任せることができるほどの「家事育児力MAX夫」を完成させることができました! パパ教育が完成すると、子育てはすごくラクになって、笑顔で子育てができるようになります! 子育てがつらい、しんどいと悩んでいるママさん、「頼れる旦那」に育てるパパ教育、導入してみてはいかがでしょうか。 著者:ライター 子育てセミナー講師、ママコミュニティ「mamalink(ママリンク)」代表 山口 紫織現在32歳、6児の母(2019年2月に第7子男児出産予定)。12歳男児、11歳女児、9歳男児、7歳男児、4歳女児、1歳女児を子育てしている。「繋ぐ」をコンセプトにヒト、モノ、コトをつなぐママコミュニティ「mamalink(ママリンク)」代表。防災カフェ主催やイベント企画・運営、料理教室など精力的に活動している。“みんなで子育て!地球の子は自分の子!”WEB:「わくらく子育て 山口紫織のOFFICIAL WEB」blog:「福岡大家族山口家7人ワクラク子育て」
2019年07月06日こんにちは! 7児の母、山口紫織です。私は自身の子育て経験を生かし、子育てセミナーを主宰しています。セミナーでは、「どうしたらそんなに子育てや家事に協力的になってくれるんですか?」「最初からそうだったんですか?」など、旦那のことを聞かれます。そこで今回は、実家暮らしで家事力ゼロ、育児もしなかった旦那を「頼れる旦那」に育てるために、私が実践したことをご紹介します。 パパ教育「大前提」3か条1.「パパ=大人」だという認識をとりあえず忘れる! 2.男の人に「察してほしい」「わかってほしい」は無理、と理解しておく! 3.仕事だといっぺんにできても、家庭のことになるとまるでできないのは仕方がないと、心を広く持つ! ああでもない、こうでもないと13年かかってたどり着いたこの3つのポイントに、早く思い至っていたら、もっと家事も育児もラクになったのかもしれません。この大前提をもとに、お話しします。 家族は「コンビニ」、パパは「新人バイト」です「家庭」というぼんやりとしたわかりにくいものではなく、ここは「コンビニ」だと考えます。私(ママ)がオーナー、子どもたちはお客さん、パパは新人アルバイトです!オーナーは、「新人アルバイトを店長にしたい」と考えます。さあ、さてまず何をしますか? 研修中だから、やらせてみて、見守る まずは心の中で、新人アルバイトに「研修中マーク」をつけてあげます。これは、この人が研修中であることをオーナーが忘れないようにするために貼るものです。パパはまだ研修中だから、おむつ替えが遅くてもズレていても、怒らなくてすみます。 「あー、遅いから私やる!」と言ったら新人は育ちませんので見守ります。目的は店長にする事ですから! オーナーは口出し禁止です。気になるなら、あとからそっとやり直します(笑)。 研修中だから、指示は細かくていねいに! 新人へのおつかいは、細かい指示が必要です。オーナーが「紙買ってきてー」と言ってもわかりません。 「B4ですか? A4ですか? 何枚ですか?」と聞いてきます。そうです! ざっくりとした指示ではわかりにくいのです! 「お茶を買ってきて!」では、お〜いお茶なのか生茶なのかわかりません。「おむつ買ってきて」ではなく、「〇〇のSサイズ、テープタイプを買ってきて」と丁寧に言ってあげましょう。彼はなんせ新人なのです! 研修中だから、察することはできない。全部伝える!雨が降ってきました。コンビニは「傘が売れるかも!」「床が濡れてたら滑るかも!」と、天気によってさまざまな対応を考え、対処していきます。 新人は「雨降ってるなー」としか思ってません。オーナーは「雑巾の準備しよう!」「傘を在庫から持ってきておこう!」など、的確に指示する必要があります。 家庭では「雨が降ってきた!パパ、洗濯物入れておいて!」⇒パパは一生懸命、洗濯物を取り込んでくれました!おわり。 …いやいや! 待て待て!畳んでくれても良いじゃん!「いや、だって“洗濯物入れて”って言われただけだし」 「お風呂の栓抜いといてー」「抜いといたよー」「…いやいや! 洗えや!」「だって“栓抜いて”って言ったじゃん!」 おわかりでしょうか……?こんな戦い、みなさんもしたことありませんか? そう! 察するのはもはや無理ゲーです(笑)。 教育すれば、アルバイトも店長になれる!言われたことはできるので、あとは1から10まで言えばいいだけです。そうすると、新人アルバイトは「この時はこう動く」「お茶と言われたら生茶だ!」と学習し、どんどん成長します。早い人は1年くらいで「研修中マーク」を卒業できるはず。 店長を目指して育てれば、新人アルバイトは店長になれるんです!新人パパも、ママが頑張って育てれば、ママにとって頼もしい存在になってくれます。 うちの旦那は、育てはじめて半年くらいで、家事育児がほとんどできるようになり、3人目を出産したあと即戦力として家事育児を率先してやってくれるようになりました! 「私は家にいて、パパは仕事で疲れてるのに、家事育児をさせるのは申し訳ない」と思ってしまうママは多いようですが、パパ教育さえできてしまえば、子育てはすごくラクになります! 正直、子育てより、パパ教育の方が大変です(笑)。でも、「パパに申し訳ない」ではなく、「やってくれてありがとう! 助かる〜!」という気持ちを大切にして、今では7人の子どもたちの子育てを楽しむことができています。 著者:ライター 子育てセミナー講師、ママコミュニティ「mamalink(ママリンク)」代表 山口 紫織現在32歳、6児の母(2019年2月に第7子男児出産予定)。12歳男児、11歳女児、9歳男児、7歳男児、4歳女児、1歳女児を子育てしている。「繋ぐ」をコンセプトにヒト、モノ、コトをつなぐママコミュニティ「mamalink(ママリンク)」代表。防災カフェ主催やイベント企画・運営、料理教室など精力的に活動している。“みんなで子育て!地球の子は自分の子!”WEB:「わくらく子育て 山口紫織のOFFICIAL WEB」blog:「福岡大家族山口家7人ワクラク子育て」
2019年07月04日みなさんはお子さんのどんな“ぐずり”で悩んでいますか? まわりの先輩ファミリーに聞いてみたところ、「忙しいときに限ってグズグズする」「急かすと逆効果になる」などの悩みを耳にしました。そこで先輩ママたちに「ぐずりを悪化させない接し方」について聞いてみました! 忙しい朝は「叱らない」保育園に通っているお子さん、1歳11カ月。朝起きて自宅を出るまでの1時間で、朝食や着替えなどを済ませなければなりません。しかし忙しいときに限って着替えを嫌がり、思うように準備ができません。「遅れるでしょ!」と急かすと、子どもは泣きわめくばかり。 叱るとかえって時間がかかることを知り、着替えを手伝うなど「叱らない」ことにしたそうです。そうすると準備がスムーズになった、とのことでした。 甘えてきたら、数分だけでも相手をする料理をしているときに限って子どもが甘えてきます。「ちょっと待ってね」と言っても、まだ1歳前後の子どもにとって「待つ」ことは難しいもの。しかし、しつこく言ってきたり、泣かれたりするとママもイライラしてしまいます。 そこで先輩ママは、甘えてきた時点で数分だけ相手をするそうです。しばらく相手をしたあとに「そろそろ行ってもいい?」と聞くと、「いいよ」とあっさり答えてくれたこともあったそう! できないことには「共感する」着替えを「自分でやりたい!」と言うものの、まだ1歳11カ月。実際はうまくできずにかんしゃくを起こします。手助けをしようとするのも気に入らない様子。 できると思って頑張っているわが子。うまくできない子どもの気持ちを考えると、叱って解決するものではないな。そう思い、「お袖を通すのって難しいよね」と共感しながら、できるようになるまでほめながら根気よく見守ることにしたそうです。 子どもがグズグズすると、ママもイライラしてしまいがち。先輩ママの経験談も参考に、できるだけぐずりを悪化させずに過ごしたいですね。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年06月29日4歳になったわが家の長女には、2歳と0歳の弟と妹がいます。最初にお姉ちゃんになったときはまだ2歳だった長女。当時はきょうだいができたという自覚があまりありませんでしたが、4歳になって弟や妹の面倒をよく見てくれるようになりました。最近、そんな長女の心境がわかるようになったのです。 「お姉ちゃんなんだから」は禁句私の母は3人きょうだいの1番上で、何があっても「お姉ちゃんなんだから!」と言われて育てられてきたそうです。それがストレスに感じたことが多かったようで、長女がお姉ちゃんになったとき、母に「お姉ちゃんだから」という言い方はしないでほしいと言われました。 ひとりっ子として育った私ですが、母の話を聞き、「お姉ちゃんだから」と言われることのプレッシャーを知りました。そのため、今まで長女に「お姉ちゃんだから」と言ったことはありません。 お姉ちゃんを自覚し始めた…?母に言われたとおり、「お姉ちゃんだから」と言ったことは今でも1回もありません。しかしながら、最近の長女は自然と自分がお姉ちゃんになったという自覚が芽生えているように感じます。 長女は、「私はお姉ちゃんだからできるよ」「私はお姉ちゃんだから我慢する」という言い方をするようになりました。最初はあまり気にしていなかったのですが、話しているときに違和感を覚え、そういう言い方をして自分自身に言い聞かせてるのかなと思い、少し心配になりました。 「私えらい?」という長女最近になってお皿洗いを手伝ったり、洋服を一緒に畳んでくれたり、ごはんを一緒に作ったりしたがるようになった長女。最初はおままごとの延長なのかなと思っていたのですが、何かを手伝ったときに毎回「私えらい?」と聞いてくるようになり、長女も本当は甘えたい、弟や妹のことだけではなく自分のことも見てもらいたい、褒めてほしかったのだということに気付きました。 長女に「えらいね」と言うととても喜び、率先してなんでも手伝ってくれるようになりました。 よく考えてみると、1番下の子につきっきりでお姉ちゃんである長女ならひとりでできることが多いはず、と思って頼ってしまっているところがありました。年齢の違う子どもたちを均等に見るのはなかなか難しいですが、子どもたちからすれば私はひとりしかいないママです。長女の頑張りだけではなく、もっと長女にとって近くて頼れる存在になりたいと思いました。著者:永田真結4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年06月17日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の高杉絵理さんからメッセージです。 生後7カ月くらいになるとママたちを悩ませる「夜泣き」。赤ちゃんの表情が豊かになったり、ハイハイができるようになったり、子どもの成長が嬉しく、ますますかわいくなる一方で、夜泣きが負担になり、終わりが見えない不安感を覚えるママたちも少なくありません。ここでは夜泣きの原因やラクに乗り切るポイントを紹介します。 夜泣きは脳が成長している証!?赤ちゃんの脳は生まれたときは未熟ですが、成長とともに成熟していきます。生後7カ月ぐらいになると記憶の脳が育ってきます。この頃に人見知りが起きるのも記憶する力が育ってきた証拠です。夜泣の原因はまだ解明しきれてはいませんが、記憶する脳が育ってきているためという説があります。この時期には2~3日間の記憶ができるようになってきます。脳は、日中の活動からたくさんの学習をして、夜寝ている間に日中に学習した記憶を整理します。しかし、脳の発達は未熟なので、整理が追いつかずに脳がくたびれて興奮し、夜泣きを起こしているのでは、と考えられているのです。しかし、多くは脳の成長とともに1~3カ月程度でおさまります。 夜泣きをラクに乗り切る秘訣とは?夜泣きをラクに乗り切りたい…そう思っているママも多いですよね。少しでもラクにするには生活リズムをつけることが大切です。生活リズムをつけるポイントを紹介します。 ①起床時間は朝7時を目安に。毎日決まった時間に起床しましょう。人の体内時計は毎朝光を浴びることで調整されます。電気をつけて明るくするだけでも大丈夫です。毎朝決まった時間に明るくして、起きる時間であることをお知らせしてあげましょう。「おはよう」など声かけをしながらコミュニケーションをとります。赤ちゃんが起きたことを確認したら、顔を拭いて、お着替えをしましょう。 ②日中はしっかり活動して、お昼寝時間は調整を日中はお散歩やお部屋でしっかり遊ばせてあげましょう。そして、お昼から午後3時くらいまでの間は家でゆっくりする時間を作りましょう。そうすることでこの時間帯にお昼寝をするようになることが多くなります。また、夕方の眠りはなるべく控えましょう。ママが夕食の支度をしている間に眠ってしまうこともありますが、この時間に寝てしまうと夜の眠りが遅くなる原因にもなります。なるべく夕方は起こしておく工夫をしたり、どうしても眠ってしまうときは30分間を目途にして起こしましょう。 ③就寝時間の目標は夜8時。眠る前のスキンシップも大切に。就寝時間の30分くらい前からゆったり一緒に過ごしましょう。抱っこして静かに話しかけたり、絵本を読み聞かせてあげたり、しっかりスキンシップの時間を作ります。毎日同じようにすることでもうすぐ眠る時間なのだと赤ちゃんも学習していきます。そして、赤ちゃんの目は大人よりも光に敏感なので、就寝時間になったら明かりは消して静かな環境を整えましょう。 どうしても泣き止まないときは?生活リズムを整えても、夜、赤ちゃんがどうしても泣き止まないということもあると思います。そんなときはほかに原因がないか探ってみましょう。・ 熱や鼻づまりはないか?赤ちゃんがいつもと違う様子はないか?・ おむつや衣類、布団の調整は?暑すぎたり寒すぎたりしないか?・ 喉は渇いてないか?などまた、興奮がおさまらないときは別室に移ってみたり、ときには車などで外に連れ出すのも効果的です。そして、ちょっとつらいかもしれませんが、どんなに夜泣きがあっても朝は決まった時間に起こすことが大切です。 まとめ赤ちゃんの毎日の成長はかわいく、嬉しいですが、目を離せない時期にもなってきて昼夜ともにママの負担感が増す時期でもあります。パパと協力して家事の負担を減らしたり、休日にママがリフレッシュすることも大切です。夜泣きは永遠に続くものではありません。脳がしっかり成長している証拠で、必ず終わりがあります。息抜きをしつつ、夜泣きを少しでもラクに乗り切れるといいなと思います。 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年06月11日ベビーカレンダーの「助産師に相談」コーナーでおなじみ、宮川めぐみさんが2018年12月に長女を出産! 助産師の子育てって、どんな感じ? 育児のコツをのぞかせてもらいました! 毎月こっちゃんの1日の様子や成長をご紹介します。 生後5カ月、こっちゃんの1日5:00授乳、おまるでおしっこ新生児のときから、ゆるくおむつなし育児を実践中なんですが、実はおまるでおしっこするのは久しぶり。先月ぐらいから、おまるに座らせてもあまりしてくれなくなっていました……。 6:30ねんねゴロゴロしているうちに寝ていました。この間にママは朝ごはんの準備、洗濯を。 7:30パパ・ママ朝食、こっちゃん起床 8:00こっちゃんもごはん、授乳 生後5カ月になったので、今月からこっちゃんも離乳食を始めました。わたしたちが食べている様子を見ては、もぐもぐと口を動かして、こちらの様子をよく見ていたこっちゃん。10倍がゆからスタートしましたが、食べることが好きなようで、前のめりになってスプーンに顔を近づけてきます。今のところほぼ毎日完食です! 9:00身支度、授乳この日はわたしが新生児訪問の仕事があったため、出かける準備。出る前に再度こっちゃんの授乳をして出発。 10:00こっちゃん、お父さんと一緒にお留守番1人でゴロゴロ遊んだり、寝たり、泣いてパパにあやしてもらったり……。 11:45公園でピクニック 仕事が終わったあと、パパ・こっちゃんと駅で待ち合わせて、公園へ。こっちゃんはパパにスリングに入れてもらって来ました。 12:30昼食、授乳公園のベンチでパパが作ってくれたおむすびを食べながら、授乳。その後、公園のすべり台をパパと一緒にすべったり、芝生の上でゴロゴロしたり。 15:20自宅に到着、授乳帰りのバスから寝ていましたが、帰ってきて授乳したらまた眠ってしまいました。この間におうちの片付け、洗濯物の片付けを。 17:00夕食準備、こっちゃん起きるこっちゃんはパパに抱っこしてもらい、あやしてもらっている間に夕食を準備します。 18:00夕食、食べながら授乳 19:00こっちゃんはパパとお風呂この間に夕食の片付け。こっちゃんが上がってきたらお肌のお手入れと授乳をします。 20:00授乳、寝かしつけ授乳後にゴロゴロしてひと遊びしたら、そのまま寝ました。 21:00ママの1人時間お風呂、訪問の仕事の記録など、ママの1人時間。または、パパとおしゃべり。 22:00授乳、そのままママも一緒に就寝 生後5カ月、今月の様子メモ■身長/体重66cm / 7.0kg(先月比+2cm /+0.7kg) ■服のサイズ60~70cm ■おむつのサイズSサイズ ■睡眠・お昼寝の時間夜から朝までトータル約11時間お昼寝はちょこちょこトータルで約3時間弱 ■授乳回数母乳で7~8回 ■おしっこの回数10回程度 ■うんちの回数0~2回(離乳食が始まってから、便が出ない日も……) ■今月できるようになったこと・変化・寝返りができるようになった・自分の足を口に入れるようになった・手をグーにして手首を内側、外側にとひねるようになった・離乳食がスタートした 生後5カ月の時期を振り返っておむつなし育児をゆる~く継続中わたしは元々気が向いたときにおまるに座らせてみる、ぐらいのゆるい「おむつなし育児」を楽しんでいます。ペースも特に決めず、おむつを見たときにおしっこが出ていなかったら座らせてみよう!という感じで試していました。 以前は面白いぐらい成功していたのですが、最近は座らせても出ないことが多いです。生後4~5カ月くらいになると見えるものも増え、動きも活発になり、自我も出てくるため、興味のアンテナがあちこちに飛ぶようになります。そのため、気が向かないとしてくれない時期なのかもしれません。これからもあまり神経質にならず、のんびり続けてみようと思っています。 離乳食をスタートしてみてまた、離乳食がスタートしてから便が出ない日が増えました。そんなときはうつ伏せ遊びの時間を増やしたり、足の運動をしたり、お腹にそっと手をあてて手の温かさでお腹の動きが良くなるようにお手当てをしたりしています。それで出ることもありますが、出ないときは綿棒刺激をして出しました。こっちゃんにとっては、生まれてはじめての綿棒刺激でした。 ◆関連動画うつぶせ遊び 監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。現在、東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
2019年06月11日「小さくてかわいい子どもの姿をいつまでも覚えていたい!」と思い、写真や動画はできるだけ撮ってきたつもりでした。でも後から見返してみると、「0歳のときにもっと動画を撮っておけばよかったな」と後悔しています。今回は特に「撮っておけばよかった」と思うシーン3つを紹介したいと思います。 新生児期の動画 新生児は大きく動いたり、声を出したりもしないし……と当時は感じており、写真しか撮りませんでした。産後は赤ちゃんのお世話だけで精一杯で、動画を撮る余裕もなかったのです。でも、数十秒程度の短いものでもいいから動画で撮っておけばよかった、と後から激しく後悔しています。 新生児期は本当に一瞬。足をバタバタする様子、あくび、おっぱいを欲しがり口を動かすところなど、そのときにしか見られない動作や表情が多く、今になって「また見たいな」と思います。自分で撮る余裕がなかったのであれば、夫や母に頼んでおけばよかったです。 泣いている動画 子どもが泣いているときは慌てたり心配したりで、動画を撮ろうという発想には至りませんでした。でも、赤ちゃんにとっては泣くことも日常。緊急性がないとわかったときに、一回ぐらい泣いているところを撮ればよかったです。 泣き方も成長とともにどんどんと変わってきます。いつからか顔を真っ赤にして泣かなくなりました。いつからか泣き声も大きくなりました。今ならフニャフニャと泣く様子を愛おしいと感じるだろうなと思います。 じょうずにハイハイしている動画 ずりばいができるようになったころの動画はたくさんあります。でも、じょうずにハイハイしている動画は1つもありません。じょうずにハイハイできるようになったころには、ハイハイに見慣れて、今度はつたい歩きする様子を必死で撮影していたのです。 ハイハイは期間限定で、歩けるようになるともうハイハイしなくなってしまうということを忘れていました。ハイハイでじょうずに家中を動き回る様子を撮っておけばよかったです。 わが家では動画はビデオカメラではなく、スマホで撮影しています。見返したり保存したりするのがラクなためです。動画の長さは大体20秒程度、長くて1分半ぐらいです。お気に入りの動画はそのままスマホに保存しておき、子どもたちが寝た後や育児がつらいときなどに見返しています。見返していると、子どもの成長を感じ、また頑張ろうという気持ちにさせてくれます。著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2019年06月09日初めての出産を経験した後、父親からの何気ない一言にどん底に陥ってしまった私。母乳がうまく出ないことがきっかけで、慣れない育児に輪をかけるように悩みが積もっていった私のエピソードをお伝えします。 うまくいくと思っていた初めての育児私は器用なタイプだったので、これまでの人生で特に苦労した経験がありませんでした。悩みもすぐに解決できるほうで、ポジティブな性格。そのせいか、初めての育児を経験する前からなぜか自信たっぷりで、「育児なんて簡単だろう」ぐらいの気持ちでいたのです。 しかし第1子を出産後、病院で初めておこなったおむつ替え、沐浴指導、夜中に泣き出す長男と向き合うなかで、お見舞いに来てくれる家族や友人の何気ない言葉が棘のように感じることがありました。特に「母乳はどうなの?」という言葉には痛いところを突かれるような気分になっていったのです。 母乳が出ない… 病院にいる間は助産師さんに言われた通り、できる限り母乳を飲ませるようにしていたのですが、コツが掴めず乳首はボロボロに……。痛みで母乳をあげるのもためらうほどでした。 それでも、乳首に馬油を塗ったりして、退院後も痛みに耐えながら母乳をあげ続けました。しかし長男はおっぱいを吸わせてもすぐに泣き出し、足りない分をミルクで足すしかなかったのです。 試しに搾乳を試みたものの、頑張って30分搾っても10ml程度。母乳が出ないことが情けなくて、泣いているわが子を抱きしめ「こんなママでごめんね」と呟くこともありました。 父親の何気ない一言でどん底へ母乳が出るためにはどうすればいいのか、ネットで調べたり育児本を読んだりしたのですが、どれも効果なし。そんなある日、昼食でなかなか箸が進まない私を見兼ねた父親が「ちゃんと食べないから母乳が出ないんだよ」と呟いたのです。 きっと、本人は軽く呟いただけたったのでしょうが、私にとってその言葉は重くのしかかりました。とっさに、母乳育児のために読んでいた本をテーブルの下に隠しました。そのとき、私はまさにどん底に陥ってしまったのです。ひとりになると耐えきれず、声を抑えながら涙しました。 その後、1番の相談役であった母に母乳が出ないことで悩んでいると泣きながら打ち明けると、「私もそうだったんだよ。でもあなたたちはミルクでも立派に育ってるじゃない」と言われました。その言葉に胸がスーッと晴れ、「母乳が出ないことは悪いことではない」と、気持ちがラクになったのです。私をどん底から救ってくれた母親には、感謝してもしきれません。著者:堀江ゆうき二男の母。現在第三子を妊娠中。現在はフリーランスとして育児をしながら、体験談・出産・妊娠についての記事を執筆。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月07日子どもと一緒に行動していると、いつも予想していなかったできごとがおこります。うれしいこともあれば、「なんでこんなことが!?」と思うようなびっくりすることまで……。今回は私が息子と一緒に買い物をしていたときに起きた、とても恥ずかしかったことをお話しします。 毎日くたくた…2歳の息子との買い物 息子とは週に1、2回一緒に買い物に行っていました。当時2歳だった息子はイヤイヤ期真っ盛り。スムーズに買い物できるときもありますが、ほとんど言うことを聞いてくれません。 「カート押したい!」「疲れた、抱っこして」「お菓子買って!」と駄々をこねる息子をなだめながら、ひとりだと15分で終わる買い物にも2倍、3倍の時間をかけていました。大変ではありましたが、そうやって息子の言葉に耳をかたむけながらじっくりとする買い物も苦痛ではありませんでした。 息子が起こした行動 その日はいつにも増して駄々をこねる息子。買い物前におやつを済ませてきており、「お菓子、今日は買わないからね」と言っていたにもかかわらず、お菓子コーナーの近くを通るとさっとお菓子の棚の前に行き、「買って!」と言ってきました。ただ、私も息子と「買わない」と約束したこともあり、「今日は買わないよ」と強い口調で諭しました。 すると息子は「やだ! 買う! 買う!」と私のスカートの裾をひっぱりそのままグンッと引っ張りました。その瞬間……! スカートが…!その日はちょうどウエストがゴムのロングスカートを履いていました。息子が駄々をこね私のスカートを引っ張った瞬間、スカートがずるん! と脱げてしまったのです! 私もつい「ぎゃ!」と叫んでしまい、急いでスカートを履き直しました。 不幸中の幸い、売り場には女性の店員さんがひとりいるだけでした。「大変ですね……」と苦笑いした店員さんに、「お騒がせしました……」と言うのが精一杯。恥ずかしさをこらえ、何事もなかったように息子を連れてレジに向かいました。息子はというと、ぽかんとしていました。 その日からお出かけのときは、すぐ脱げないデニムパンツを履くようになりました。最近では子どもが3歳になってイヤイヤ期が落ち着き、ようやくまたスカートが履けるようになりましたが、当時のことを思い出すと今でも恥ずかしくて顔から火が出そうになります。著者:菅谷里奈一女、二男の母。現在第四子目妊娠中。ベビーマッサージインストラクター、ベビーヨガインストラクター、ベビーシッターの資格所得。子育て経験を活かしながら、妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆中。
2019年06月05日私の3人の子どもは、生後5カ月から保育園に通い始めました。ある程度の保育園からの呼び出しは覚悟していましたが、その頻度は想像以上でした。近くに頼れる人もおらず、体調もなかなか回復せず、職場には何度となく急な休みをお願いしました。そのときの体験についてお話しします。 長女の保育園デビューは寒い日でした長女の保育園デビューは11月でした。「保育園に通い始めたら、病気をもらうことも増えるよ」と聞いていましたが、その頻度は想像以上でした。 初めての発熱は通い始めて2週間目のことで、熱が下がって登園できるまでに3日かかりました。その間は夫と交代で仕事を休むことに。それからも2週間続けて登園できたら良いほうで、よく発熱して休みました。双子が誕生し、3人ともが保育園に通うようになってからは、さらに休みをもらう頻度が増えてしまいました。 理解のある職場だが、申し訳ない気持ちに転居のため出産を機に仕事を辞めた私は、長女の保育園デビューと同時に、新しい職場での仕事を開始しました。慣れない職場で、人間関係もまだできていないなか、休みをもらうのはとても気が引けました。 幸いにもとても理解のある職場でしたが、申し訳ない気持ちでいっぱいで、発熱のたびにどちらが休みをとるか夫と喧嘩になっていました。夫との話し合いで、子どもが小さいうちは今のままでは難しいとの結論に至り、私は正社員から準社員になって勤務時間を減らしました。 職場の先輩ママからの言葉それでも月に何回も早退したり、休みをもらったりする日々が続き、勤務中も申し訳ない気持ちになりました。働きながらの育児はやはり難しいのだろうかと、くじけそうになりました。 そんなとき、スタッフの先輩ママから「私も子どもが小さいうちは何度休んだことか。子どもが大きくなってからは今度は親の介護で休みをもらうこともあるし、お互い様よ」と声をかけてもらったのです。 その言葉を聞いてからは、うじうじ考えるのではなく、出勤できる日には精一杯仕事を頑張ろうと気持ちを切り替えました。 働くうえで心がけたこと元々雰囲気の良い職場でしたが、他のスタッフとさらにきちんとコミュニケーションをとるようにしました。 子どものことや家庭のことを周りの人にある程度知ってもらうことで、より理解してもらえるようになりました。相変わらず急な休みも多い現在ですが、出勤できる日は今まで以上に力を入れて仕事をする方針に切り替えたせいか、仕事ぶりも認めてもらえて、良い環境で働かせてもらっています。 今はまだ長女が3歳6カ月で双子が1歳1カ月と小さいので、あと数年は職場の方に迷惑をかけることも多いかと思います。ですが、私に少し余裕が出てきたときには、私が助けてもらったように今度は誰かをサポートできればいいなと思っています。著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2019年06月04日子どもが動けるようになると、目が離せなくて、最低限の家事をするのも大変になりました。赤ちゃんの安全を確保しながら家事をするために「ベビーサークル」を購入したのですが、最終的にベビーサークル内に入ったのは大人の私でした。 リビングと台所の危険から守るために購入したテレビ台の扉が磁石でつくタイプだったので、思いの外簡単に開けられるようになりました。中の物を簡単に取り出されないようにする、ビデオレコーダーなど場所を変えられないけれど触ってほしくないものをどうするかなどを考えました。 その結果、台所に面しているところへゲートをつけることができなかったので、子どもを遊ばせるスペースを作るためにベビーサークルを購入しました。 遊ばせている間に家事をするつもりが…当初はサークルのスペース内で子どもを遊ばせている間に、料理や洗濯などの家事をしたいと思っていました。いざサークル内に入れてみると、大泣きしながらこっちをみているので、食器洗いや洗濯など、必要最低限の家事すらままならず、イライラしてしまうことがありました。 サークルを広げて大人が入ることにどうしても泣いてしまうので、クッションやお気に入りのおもちゃをリビングに置いて、子どもが動き回れる広いスペースを確保し、私がベビーサークルに入ることにしました。 私がサークルの中に入ることで、近くまで子どもが来ても、あくまでサークルの壁のところまでなので、食器洗いや洗濯物に集中できるし、子どものほうも私の近くまで来れるからか、ご機嫌に過ごしてくれる時間が増えました。また、レコーダーを触られて困っていたテレビ台も同じようにサークルで囲い、触られるのを防ぎました。 子どもがサークルの中で楽しく過ごすのがベビーサークルの正しい使い方でしょうが、大人が入るという使い方をすることで、使えないかと思ったベビーサークルを有効利用することができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。ベビーサークル使用中もお子さまがどんな様子か見守るようにしましょう。 著者:ライター 舟橋海央4歳差の男子2人の母。同じ男の子でも性格の違う2人からいろいろ学びながら子育てを満喫中。自身の子育て体験をもとに記事を執筆している。
2019年06月03日授乳をし始めの2カ月ごろまでは、出過ぎたり、上手に飲ませられなかったりするため、おっぱいが張ったり、痛くなったりトラブルを起こしがち。病院に行くほどでもないし、そんな時間もない! そんなママたちのためにおっぱいトラブルの対処法を助産師に相談コーナーでおなじみの宮川さんに教えてもらいました。 おっぱいトラブルの原因と対処法は?低月齢のころは、ママも赤ちゃんも授乳に慣れていないため、母乳を上手に飲むことができません。飲む量にむらがあったり、授乳間隔が不規則だったりして、母乳がおっぱいに残ってしまうのが張りや痛みの主な原因です。赤ちゃんが飲んでくれて、ラクになれば心配はいりません。飲ませ方は横抱き、縦抱き、フットボール抱きなど、ママと赤ちゃんに合う方法ならどんな姿勢でもOKです。 張って痛いときの授乳のポイント1)張って痛いほうのおっぱいから飲ませる。母乳が残っていることが痛みの原因なので、まずは張って痛いほうから飲ませます。いつもより少し長い時間飲んでもらったりしましょう2)赤ちゃんが寝ているときに張ってしまってつらい場合は、起こして飲んでもらっても大丈夫です3)赤ちゃんが飲んでくれたあともまだ痛みを感じるような張りがある場合は、保冷剤をハンドタオルで包み、張っているところや熱を持っているところに当たるようブラジャーの中に入れて冷やすとよいでしょう。ただし、冷やしすぎないよう、気持ちがいい程度にとどめておきましょう。 乳首に傷があるときの授乳のポイント1)乳首が傷ついている場合は傷がついていないほうからあげます。2)乳首に傷がついている場合は、傷のある方向に赤ちゃんの口角(口の端)がくるように抱っこします。 おっぱいを冷やす方法は、保冷剤のほか冷却シートなどでも○。気持ちいい程度で、冷やしすぎないことが大切です。張りや痛みが強いときはトラブルがひどくなる前に助産師さんや医師に相談をするとよいでしょう。 監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。現在、東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
2019年06月01日悩まされることも多い、子どものイヤイヤ期。私は3人の子どもを育てていますが、上の2人はすでに終了し、1歳6カ月になった第3子はそろそろ始まるところです……。上の2人はだいたい1歳6カ月ごろから始まり、3歳前には終わっていました。終わってみると短いイヤイヤ期ですが、その最中は頭を抱えるほど悩んだこともあります。3回目のイヤイヤ期を迎える前に、どんなイヤイヤがあったかなあ……と、わが子のイヤイヤを振り返ってみようと思います。 自分でしたくてイヤイヤ服を着る、靴を履く、荷物を持つなど、とにかく「自分でしてみたい」という気持ちが高まる時期。それがうまくできない、ママに手を出された、納得のいく形にならないなどが引き金になることが多かったように思います。そして最終的には何をしても「イヤ」……結局何で嫌なんだっけ……と、私も本人もわからなくなってしまうことが度々ありました。 眠くてイヤイヤ結局のところ、これが1番多かったような気がします。眠くてだるいととにかく機嫌が悪くなり、それに伴って何をするにしてもイヤイヤに……。 典型的な駄々っ子の図のように、スーパーの駐車場で寝転がって大泣きされたこともありますが、その後車に乗るとすぐに爆睡、なんてことも。 これはイヤイヤ期に限らず、程度は違えどこれからも続く不機嫌になる原因のような気がします。大人でも眠いとイライラすることもありますし、仕方ないのかなと思います。 甘えたいイヤイヤわが子は生後6カ月から保育園に通っており、日中は保育園で過ごすことがほとんど。保育園が大好きで、休みの日も「保育園に行きたい」と言うほどです。しかし、迎えに行くと急に不機嫌になり、グズグズが続く時期がありました。もっと保育園にいたいのかな……なんて思ったりもしましたが、保育園の先生が「ママに甘えてるんだよね~。疲れが出る時間でもあるし」と言われて納得。保育園で頑張った疲れと、甘えたい気持ちが、イヤイヤになって現れてしまうのでした。 ある時期になると、ため息が出るほど本当にイヤイヤくんになってしまう子ども。我慢の限界が来て、トイレに立てこもった経験もあります。しかし、3人育ててみて言えることは、イヤイヤの後には必ず大きな成長が待っているということ。イヤイヤ期に限らず、0歳の赤ちゃんでも小学生の子どもでも、「なんか最近グズグズするな~機嫌悪いな~」と思った後には、笑うようになったり、歩けるようになったり、ひとりで何かができるようになったりするから不思議です。3人目のイヤイヤ期もその予兆だと思って、辛抱強く見守りたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年06月01日出産の前とあとで、ものごとの見方が変わったということはありませんか? 以前はわからなかった事情が初めてわかったとき、それまでの自分を反省する、なんて人も。今回は、私がママになって初めてわかった「子育てあるある」を3つご紹介します。 エア抱っこ? 自然に体が揺れる現象結婚前、すでに子どもを産んでいる友人と会ったときのこと。喫茶店のレジに並びながら、なぜか彼女が、ゆーらゆーらと揺れていました。私はそのとき、「頭の中で歌でも歌っているのかな?」と不思議に思っていました。 彼女いわく、子どもをあやすときに揺れる、そのクセが子どもを抱いていないときにも出てしまっていたそうなのです! 名づけて「エア抱っこ」。私自身も、特に1人目の「あやすことに必死になっていた時期」には、ずいぶんとエア抱っこしたものです。 SNS投稿が子どものこと子どものいる友人のSNSの投稿を見るたびに、「あ、またお子さんのことか~。友人自身は何してるのかな?」と思っていた独身時代。そんな私も今となっては、子どもにまつわることばかりSNSに投稿しています。 毎日、ほとんどの時間を一緒に過ごしている子どものことは、自分のことのように友人たちに知らせたくなるものなのかもしれませんね。子どものプライバシーを守ることだけは肝に銘じて、わが子自慢や家族のできごとを投稿しています。 食べてくれないと怒りたくなる子どものころ、「どうしておなかいっぱいなのに、食べ物を残すとお母さんは怒るの?」と不思議に思っていました。今ならわかります、母の気持ち! せっかく作ったごはんをいとも簡単に残されてしまう切なさと憤りが! 食事のたびに「ひと口しか食べていないのに、おなかいっぱいな訳ないでしょう!」と娘にまくし立てる私。母が見たら「それ見たことか」と笑われてしまいそうですね。昔の自分を思い出して、娘の気持ちに寄り添わなくてはと思う次第です。 子育てにまつわることは、体験してみないと実感できないものがたくさんあります。ママ同士で「わかるわかる!」とうなずき合って、毎日の育児の励みにしていけるといいですね。著者:里川まちこ一男一女の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はフィルム写真・旅行・手芸。とくに毛糸小物を作ることが毎年冬の恒例。
2019年05月27日ツイッターで話題になった「#育児衝撃画像」。いたずら現場の写真に「あるある!」と共感したり、子どもの変顔写真に癒されたりした方もいるのでは? 今回はそんな「#育児衝撃画像」の中から、癒されたい人必見の子どもたちのキュートなオモシロ写真を集めました! 「シャチホコ? なれますよ!」撮影:@Nanao_0616さん ママが洗面所から戻ると、そこにはバンボから脱出しようとして“シャチホコ”に変身したわが子が……!「シャキーン!」って効果音が聞こえますね♡ 「遊び方がいつも何かの儀式」 撮影:@mizuirock0722さん 人形やぬいぐるみを並べたり囲ったり。遊んだ形跡を見るとなんだか“儀式”みたい! ジャムおじさんと小鳥さん、お気に入りなのかな?! 「三度見くらいした」撮影:@otabaredoukana_さん 振り向きざまにパシャリ。一見、普通の写真ですが……ちょっと待って、鏡に映った姿がスゴイことになってる! まさに決定的瞬間!! 「ママ、見ーーーっけ!」撮影:@timo3451さん お風呂の扉の前にいるママを見つけたのかな? すりガラスの扉にぶちゅ! ホラー映画のワンシーンみたいですが、それにしてはかわいすぎますね♡ 「娘たちの顔拓(がんたく)」 撮影:@O2ewz4NUgPvibedさん こ、これは……ソファーに娘さんたちの“顔拓”がくっきり! メガネの跡がサングラスに見えて、どことなくファンキーな雰囲気です。 「まぁまぁジュースでも飲みなよ」撮影:@yu_na_nanaさん なんだか静かだな~と思ってママが覗くと、テレビの向こうの人にジュースをあげていたそう! ちょうど「う~」の口になってますね(笑)。 「犬のおやつの待機列に一緒に並んでた」撮影:@kanamoon514さん おやつを待つワンちゃんたちの中に、人間のかわい子ちゃんが……! ちゃんと後ろに並んで、ジッとしているところがかわいすぎます♡ 「寝込んでたら、ありったけのミカン剥かれてた」撮影:@as&y_4everさん インフルエンザで寝込んだママ。ふと起きると大量のミカンが剥かれていたんですって! 心配して剥いてくれたのかしら。このまま優しく育ってね♡ 以上「#育児衝撃画像」の中から、クスッと笑えて癒される、子どものオモシロ写真を紹介しました! 子どもと一緒にいると、こんなこともあるんですね~。「ウチの #育児衝撃画像 もスゴイよ!」という方はベビーカレンダーのフォトコーナーへ♪
2019年05月25日「魔の2歳児」とはよく聞く言葉ですが、わが子のイヤイヤ期は1歳半くらいからスタート。特に「今していることをやめて、次の行動に移る」ときに激しく抵抗し、泣いて嫌がることが多々ありました。イライラして口調が厳しくなると、さらに泣きわめいて手に負えなくなるわが子……。しかし、少しの辛抱がそのあとのごきげんにつながるということに、あるとき気がついたのでした。 行動を変えるときにイヤイヤわが子のイヤイヤは、先輩ママの話を聞く限りではそこまで激しくはなかったようです。しかし「今していることをやめて別のことをする」ときの抵抗がとても激しく、苦労しました。 例えば「もう帰る時間だからこのおもちゃを片づけよう」というときはもちろんイヤイヤ。「公園で遊ぼう」というときは靴を履くのがイヤイヤ。やっと靴を履かせたと思ったら、階段の上り下りが楽しくてなかなか公園に行けず……。「行こう」と促すとイヤイヤ、といった様子でした。 急いでいるときは特にイライラ決まった時間に行かなければならない約束があるときなど、急いでいると特にイライラしてしまって大きな声で怒ってしまうこともありました。 するとさらに泣きわめき、泣き声にさらにイライラするし大声を出してしまった自分に嫌気が差して自己嫌悪……。そのあとのぐずぐずも長いので、「もう嫌!」と思うことが何度あったことか。説明してわかる年ごろではないので、どうしたらいいのかわからず困りました。 ちょっと我慢すればそのあとがラクにある日、出掛けようとするとまた階段の上り下りに夢中になってしまいました。その日は急ぐ用事でもなかったので、まあいいかと遊ばせておくことに。15分くらいそうやって遊んでいたでしょうか。満足したのか飽きたのか、素直に車に乗ってくれ、とてもごきげんで出かけることができました。 実は筆者は5分くらいで「早く終わらないかな」ともどかしくなっていたのですが、そこで切り上げさせていたらきっとまた大騒ぎだったでしょう。ちょっとの我慢がよかったのだと思いました。 以来、わが子のマイペースさにイラっとするたびに「ちょっと我慢」と辛抱することで、イヤイヤが少し減ったように思います。もちろん、わかってはいても気持ちに余裕がないとちょっとの我慢もできず、同じ後悔をすることもよくありました。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年05月24日こんにちは。助産院ばぶばぶのHISAKOです。ついこの前まで赤ちゃんがなかなかおっぱいを飲めずに悩んでいたのに、1歳ごろになると「おっぱい離れしてほしい」などと思ってしまうことも。今日はおっぱいの飲み方の変化についてお話しします。 おっぱいを飲むのは至難のワザ!?生まれてしばらくの赤ちゃんは、抱っこされると本能的に乳頭を探す仕草をしますが、飲むのに最適なお口の開き方や舌の使い方のコツを知りません。授乳に費やす時間は左右5分ずつの2クール程度ですが、ママの乳頭と赤ちゃんの舌がベストポジションに密着するまでが至難の技です。 最初はなかなかうまくいかず、小刻みに首を左右に振りながらおっぱいを探します。ママは必死に角度調整をしますが、何度も仕切り直し。ベストポジションに落ち着くのは、赤ちゃんの技術が伴ってからの必然ではなく、偶然だったりもします。 生後5~6カ月ごろまでのおっぱいの飲み方それでもめげずに1日に何度も何度もトライしていくうちに、赤ちゃんはぐんぐん上達していきます。お口の開き方も舌の使い方もコツをつかむようになっていきます。やがてスタートラインに立つのは瞬間技になります。 生後3〜4カ月になると、ママがおっぱいを飲ませる体勢を取ろうとしただけで、自らすすんでおっぱいに吸い付けるようになります。 生後5~6カ月になるとアクロバティック飲みが始まります。小さなおててで、おっぱいを押しながら飲んだり、バシバシ叩いたりもします。 生後8カ月以降のおっぱいの飲み方生後8カ月ぐらいになるとママが寝転んでいても、目の前におっぱいがあれば勝手にずりばい、ハイハイで近寄って来て吸い付いてくるようになります。お風呂の中でも自由自在にセルフで飲みます。ときどき歯を立てて、ギューっと噛んでは、ママを見上げてニヤリ……。もう、ママの角度調整など必要ありません。おっぱい星人は、プロの領域に突入です。 1歳前後には、おっぱいがほしくなるとママの洋服をめくろうとするようになり、片方のおっぱいを飲みながら、反対側の乳頭をクリクリと指先でいじくり回しながら飲みます。 そして、赤ちゃんのおっぱいの飲み方が変化していくのと同時に、おっぱいの形、乳頭の形、大きさ、伸びは「授乳のためのおっぱい」に変化していきます。その変化は赤ちゃんにとってはハッピーだし、ママにとっても喜びが溢れます。 授乳生活は、あっという間に終わりの日を迎えます。二度と帰ってこない日々だから、十分に堪能してくださいね! イラスト:sawawa 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2016年11人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2019年05月22日ツイッターで話題になった「#育児衝撃画像」をご存知でしょうか? クスッと笑っちゃうオモシロ画像から、思わず「ひっ……!」と声をあげてしまうような驚愕画像まで、子育て中の衝撃的な画像の数々が集まりました。今回はその中から、わが目を疑うような“いたずら”の瞬間をまとめました! キャー! カーテンが……!!撮影:@kana88508540さん レースカーテンがビリビリに……! いたずらがパワフルすぎると思いきや、カーテンが引っかかってしまって、こんな衝撃的状況になったんですって。なんだか芸術的にも見えてきました。 「マスタングにご飯詰まってた」 撮影:@kimieddyさん 鮮やかなブルーと高級感あるフォルムが美しい、フォード社のマスタング(ミニカー)にご飯がぎゅっ! 発見したときはきちんとドアが閉められていたそうです。スゴイ器用! よいしょ、よいしょ…… 撮影:@negitoropurinnさん こちらもご飯もの。横でなにやらモゾモゾしていると思ったら……袖にご飯がベットリ! でも、こんなにかわいい“おちょぼ口”でやられたら許しちゃいますね♡ 「ハンバーグ成形してて振り返ったらこのざまですわ」撮影:@shojun0404さん 振り返ってこの光景だったら絶対に一瞬固まっちゃう! ママが掃除を始めると、本人も反省したのか雑巾で粉をまんべんなく部屋中に広げてくれたそうです(笑)。 「しばらく髪を乾かす時たくあん臭かった」撮影:@dk_y6isrさん ドライヤーの中を見ると……たくあんがギッシリ♡ 衝撃的な息子さんのいたずらにママも怒るどころか笑ってしまったそうです! この発想はどこからくるのやら……。 紙おむつアート展、開催……!?撮影:@kekotinn25さん お姉ちゃんとの共同作業で紙おむつがズラリ! テーブルがおしゃれだからか、なんだかアーティスティックにも感じられますね。「やれやれー」と見守ったママ、心が広い♡ 以上「#育児衝撃画像」の中から衝撃的な“いたずら”の瞬間を紹介しました! 子どもって、いつも大人の想像をやすやすと超えてきますね~。「ウチの #育児衝撃画像 もスゴイよ!」という方はベビーカレンダーのフォトコーナーへ♪
2019年05月21日私には2歳になる長男と、生後3カ月になる次男がいます。長男は下の子が生まれるまでは穏やかな子でしたが、下の子が生まれてからスイッチが切り替わったかのようにイヤイヤ&赤ちゃん返りを炸裂! 今回は、突然やってきた「魔の2歳児」あるあるを紹介します。 場所は関係なし! どこでも座り込むイヤイヤ期に突入した長男は、1つでも気に食わないことがあると、どこであろうと地べたに座り込んでしまいます。「抱っこしてほしいタイミングで抱っこしてくれない」「お菓子が食べたいのにお菓子をくれない」と、不満たっぷりに座り込みます。 どこでも関係なしに座り込むので、抱っこして立たせようとすると、まるでタコのように体をぐにゃぐにゃと脱力! まったく立ち上がってくれません……。抱っこをしようにも、イヤイヤと暴れるという有様で、機嫌を取って立ち上がらせるのがとても大変です。 「ごはんなんかいらない!」椅子に座って「いただきます」をして、ごはんを食べ始めたかと思うと、2口目で食べ物をすべて拒み始め、椅子から立ち上がって遊び始めてしまいます。「おなかは空いてるけど、もういらない」「お菓子を食べたい」「ごはんイヤ!」とごはんを拒否してしまいます。 なんとか口をあけて食べさせようとすると、右手でパシッとスプーンをたたかれます。床にごはんが飛び散ると、「あーぁ」とため息をつく息子。「あーぁ」とため息つきたいのはママのほうです……。 誰でもおかまいなしに叩く!?公園に行くといつものようにすべり台で遊ぶ長男。そこに、ほかの子が遊びにやってくると、ものすごい顔でその子を睨み、叩きます。未然に防ごうにもあまりに突然のできごとで、なかなか叩く前に止めることができません。 自分が持っているもの、遊んでいるものをほかの人に取られると、誰かれかまわず叩きます。「ここに来るな!」「僕のものに触らないで! 近寄らないで!」とまるでジャイアンのようです。我が出てきているんだなと思いますが、行動が過激で、言い聞かせるのに苦労することもしばしば。 魔の2歳児、恐るべしです。何もかも「イヤイヤ!」となると手に負えませんが、きっと本人も何が嫌なのかわかっていないのかもしれません。毎度のようにイヤイヤしていると親としてもつらいですが、子どもなりに頑張って心を鍛えている時期だと思うのでやさしく見守ってあげたいですね。著者:木村えま二児の母。年子育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年05月19日いつ見てもほっこり癒される赤ちゃんの写真。今回は赤ちゃんと食べ物、キャラクター、はたまたパパのひざ(!)などなど、赤ちゃんのそっくり写真を集めました! 家事や育児、仕事の合間の息抜きにどうぞ♡ 赤ちゃんの頭とキウイがそっくり!撮影:@salut.peauさん 一度は撮ってみたいというママも多い、赤ちゃんの頭をキウイに見立てた写真“キウイ頭”。salut.peauさん撮影の一枚は、髪の濃さも形も本当にキウイそっくり! キウイの配置にも絶妙なセンスを感じます。 赤ちゃんのあんよとさつまいもが激似!撮影:@n.m_2vさん 赤ちゃんのあんよとさつまいもがそっくりな奇跡の一枚! ひざの裏や足首のシワまで見事にそっくりで、ここまでくると神秘的ですらあります。プニプニ、ムチムチのあんよにも癒されます♪ ほっぺが「カクレモモジリ」にそっくり!?撮影:@_rickystagram1222_さん 人気キャラクター「こびとづかん」の「カクレモモジリ」のぬいぐるみとパシャリ。ほんのり赤くて、まんまるなほっぺが激似!! 指でちょんっとタッチしたくなるようなキュートなほっぺですね♡ まさかの“パパのひざ”と完全に一致!撮影:@makiss_jamさん 二度見した人も多いのでは? そう、赤ちゃんの頭とパパのひざがそっくりなんです! Instagramには「一瞬双子だと思った」というコメントまで。写真中央の気になる髪の毛は前髪ウィッグだそう。ホラーじゃないのでご安心を! パクっと食べたくなっちゃう「コアラのマーチ」撮影:@kono_0315さん 数年前からSNSでブームの“鼻アート”。こちらは赤ちゃんの鼻を「コアラのマーチ」に見立てた一枚です。「コアラのマーチ」の耳と赤ちゃんの小鼻が完全に一致! 天使のような寝顔にもメロメロです♡ 何この表情♡ あの「かまど」にそっくり撮影:@_natsuho_831さん 知る人ぞ知る香川県の銘菓かまどのCMキャラにそっくり! 撮影前は「最近よくこの表情するけど、何かに似てるなぁ」と思っていたそう。どんなときこの表情になるの? CMのオファーが来ちゃいそうですね♪ 足の裏まで「かにぱん」に似てる!撮影:@i.sayakagramさん こちらは赤ちゃんのあんよと三立製菓の「ミニかにぱん」がそっくりな一枚。サイズ感バッチリ! ふっくらした感じも似てますね。この足首に輪ゴムをはめたようなプニプニもたまりません♡ おしりと桃のシルエットが完全に一致!撮影:@china_masaさん おいしそうな桃が赤ちゃんのおしりのシルエットにぴったり! きっと本物のおしりもかわいらしいおしりなんでしょう♡ 赤ちゃんにフルーツを重ね合わせた写真「ベビフルーツ」の中でも桃は赤ちゃんらしくて人気ですね! クスッと笑えてほっこり癒される、そんな赤ちゃんのそっくり写真を紹介しました。かわいらしい写真の数々、ごちそうさまでした!「そっくりすぎる写真、撮れちゃった!」という方はベビーカレンダー編集部までご一報ください♪
2019年05月18日ゲップがなかなか出せず、いつまで続けたらいいのか、やめてしまってもいいのか悩んでしまった経験はありませんか? そんな時のケアの仕方を助産師に相談コーナーでおなじみの宮川さんに教えてもらいました。 抱っこの仕方のポイント1)ママの胸からおなかのあたりで、片方の腕で赤ちゃんを抱きかかえます。2)逆の腕も添え両腕で浮き輪を丸く浮きようにし、その中に赤ちゃんのお尻がすっぽり入る様に抱っこします。赤ちゃんの腰からお尻にかけて丸くなっていればOKです。3)抱っこしたら、上下にゆらゆらをします。縦揺れすると、おなかに溜まった空気が出やすくなります。ママが縦抱きより横抱きの方がしやすいようなら横にゆらゆらしてもOK。4)10分ほどゆらゆらしても、出ない時はやめて寝かせても大丈夫です。 寝かせ方のポイント10分抱っこでゆらゆらしてもゲップが出ない時は、飲んだ時にさほど空気を飲み込んでいないか時間差で出てくることも考えられます。そのまま布団に寝かせても問題ありません。ただし、仰向けに寝かせると、吐き戻したものがのどに詰まってしまう心配があります。首が横を向くように、背中にタオルを挟んで少し斜めにして寝かせてあげましょう。タオルは頭が動かしにくくならないよう、頭や首にかからない位置に置きます。 赤ちゃんのおなかに自然に腹圧がかかることが大切です。赤ちゃんの体がママの腕の中で丸くなっているか確認をしましょう。大人が浮き輪の上でぷかぷか浮いているような形をイメージするとわかりやすいかもしれませんね。この抱っこの姿勢は赤ちゃんも安心するので、ゲップをせずに寝てしまうことも。その場合は顔が横を向くように、寝かせましょう。 監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。現在、東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
2019年05月18日