娘が1歳半くらいのころ、バスで移動していた時の話です。私が静止しても娘の動きたい欲が強く、信号待ちで停車するわずかな時間もじっとできず手を焼いていたら、隣に座っていた高齢の女性が声をかけきたのです―。 グズグズの娘に焦る私座るように注意してもすぐに立ち上がりグズグズする娘。エスカレートしていくグズグズに疲弊し、周りに迷惑もかけてしまうことから、途中で降りることも頭によぎっていました。すると……。 お隣に座った高齢の女性から「かわいい時期ね」と話しかけられたのです。「騒がしくてすみません」とお礼を言いつつ謝ったところ、「もし良かったら」とバッグについてたキューピーちゃんのキーホルダーを渡してくれました……。 申し訳なくてすぐに返そうと思っていたのですが、「良かったらもらって」と言ってくださったので、娘に渡してみるとキューピーちゃんに興味津々!娘はようやく私の膝の上に座ってくれました。その後バスに乗っている15分の間、おとなしくしてくれて、とても助かり、私はお隣の女性に感謝の気持ちでいっぱいに。 今後、女性を見習って、子どもの対応に困っているママたちを見かけたら私も声をかけたり助け船を出したりと、行動できるようになりたいなと思った出来事でした。 イラスト/ふくふく著者:阿部陽菜
2024年01月28日「絵はお絵描き帳に描こうね〜!」そうはいっても、壁や床も子どもにとってはお絵描き帳。まさか! と思うような場所にイタズラ書きをされた経験を持つ人も少なくないでしょう。今回、とある企業の公式Xで紹介されたイタズラ書きはーー。家電でおなじみのSHARP 公式Xは、自社製品に描かれたイタズラ書きを見て、このような投稿をしていました。 完全同意!!今回、子どもの“落書き帳”と化したのは、テレビのリモコンでした。日々使うリモコンですが、たくさんのボタンがあるこの形状は、イタズラ書きを消そうとするにはあまりに複雑な形をしています。 もしこんなイタズラをされたら、落胆して子どもを叱ってしまいそうになりますが、SHARPの社員さんすら認めるカラーチェンジと思うと、肩の力が抜け、怒りも笑いに変えられるのではないでしょうか。 投稿には「カラフルなリモコンがあっても良いですよね」「次の新製品の色決まりましたね!」「家電の運送屋さんも色つきがいいと思う!」と、後押しするコメントがたくさん寄せられていました。 同じようなイタズラをされたとき、このエピソードを思い出すと気持ちが軽くなるかもしれませんね。 そしてここからは、怒りや落胆を解放したあとの話。保護者はイタズラ書きをした子どもにどのような声かけをすれば良いでしょうか? 育児の専門家である大阪教育大学教育学部教授・小崎恭弘先生に、アドバイスをいただきました。イタズラをしてしまった子どもへ…小崎先生「親はさまざまな防衛策を張り巡らせますが、それでも子どもたちはその隙間を縫ってくるもの。イタズラが大好きなんです、子どもという生き物は。自分の関心や興味があると、それを抑えることができず、衝動性が強いのです。 その気持ちに悪意はなく、自分がやりたいことはどんなことがあってもやり遂げます。もちろんそれによってそんな影響があるか、誰が困るかなどは、まったく考えません。自己中心的で見通しがないと言えますね。これらすべてが、子どもの大きな特性です。そして、子どものとても素晴らしいところだと考えます。周りの大人や親からすると困ることが多いですが、叱ったり咎めたりする必要はないと思います。 もちろん、イタズラによって困ることになったり周りの人に迷惑をかけたりすることもあります。そういうときには、やめさせる場合もあるでしょう。だからといって、子どもの人格を否定したり、過度に怖がらせたりするほど強く叱る必要はありません。行為は叱っても、やさしく接してください。そして、少しの余裕があれば、その子どものやろうとしていたことを可能な範囲で一緒にやってみてはいかがでしょう。一緒にイタズラ書きをするなんて、とても楽しいことですよね。子どもにとっても、大好きなママ・パパが一緒に遊んでくれるなんて最高です。ただし、最後はきちんとイタズラ書きを消しておいてくださいね!」子どもにとってイタズラとは?小崎先生「イタズラを漢字で書くと『悪戯』です。簡単に言うと『いけない遊び』です。この『悪・いけない』という感覚ですが、これはあくまで大人や社会から見た価値観の表れです。子ども、特に乳幼児からすれば、その善悪の判断や価値観が備わっていないのです。 大人としてはとても困る『イタズラ書き』ですが、子どもからすれば、自分の思いを満たすための活動や、楽しそうという衝動に駆られた行為です。止められるわけがありません。 子どもは、自分の想いや感覚に従って生きていく生き物ですから、諦めるのも一案です」イタズラを防止するには…小崎先生「そうは言っても、どうしても防がなければならないときもあるでしょう。 まず、子どもにそれらの判断や行為の良し悪しを任せたり、責任を負わせたりしてはいけません。最初から『ヤツらは何かする! しでかす!』と思い、大人がイタズラできないようにしてしまう、あるいは何かされても致命傷にならないように、環境を整えたり配慮したりすることが大切です。ラクガキであれば、まずはペンは子どもの手の届くところに置かないようにします。どうしても置かなくてはいけない場合は、油性ペンではなく、水性ペンにするなどの防衛策を取りましょう。 子どもを信用しても、信頼してはいけないと考えます」 監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
2024年01月27日ある日の在宅勤務中、私はスマホを子どもに渡してゲームをさせていました。するといつの間にか動画を視聴しており、勝手に操作できてすごいなぁと感心していましたが……。 驚愕のメールが届き!?その数日後メールで、息子が大量の映画を購入していたことが判明! 久しぶりに開いたメールボックスには「ご購入ありがとうございます」の文字がずらり。それを見たときに青ざめましたが、どうやら視聴をしてなければキャンセルができるようだったので急いで解約して事なきを得ました。 その後、購入時にはパスワードを入力をする設定にしたのと、勝手に画面をもどないように触れる範囲を指定する設定をしました。スマホは便利ですが子どもはすぐ学び、お金がかかるとわからずに購入してしまうのでちゃんと伝えていかなくてはと反省しました。 作画/マキノ 著者:佐久間麻衣2021年生まれの1児の母。現在は在宅事務で働いている。
2024年01月26日幼稚園に通う4歳の長女と2歳の男女の双子を育てています。ショッピングモールに行ったとき、動き回る長男が迷子にならないように夫婦で目を見張らせていました。それにも関わらず、私たちは長男を見失ってしまったのです……。 ショッピングモールでの混乱2歳になった双子は、ベビーカーには乗らずにどこへ行くにも歩きたいと言うようになりました。ある日ショッピングモールに家族で行ったとき、双子が迷子にならないよう、私と夫は双子を目で追いかけるようにしていました。 その日も、長男は自分の行きたいところに一直線。次女はイヤイヤ期真っ最中で、気に入らないことがあると道の真ん中に座り込み、靴を脱ぎ、靴を投げるという状況。長女は自分の行きたいところに行けなくて、泣いて怒り出す。もう、帰りたい気持ちで私も泣きそうでした。 長男がいない!道の真ん中にいる次女を端に避けて、怒っている長女を夫となだめ、周りの目も気になるし、自分もいっぱいいっぱいでした。そして次女の機嫌をとり、買い物を続行しようとしたときでした。 長男がいない……! 夫は怒った長女を抱っこしているし、私の前には機嫌を直して靴を履こうとしている次女しかいない。一瞬で頭が真っ白に。あわてて夫に「長男がいない!」と言うと、衝撃のひと言が……。 「ママ、長男くん抱っこしてるよ……」 びっくりしてよく見ると、私の腕には長男が。夫からはすごく笑われましたが、あの状況で長男を抱っこしていた私って偉い!と感じた出来事でした。 イヤイヤ期の次女に怒り出す長女の対応で自分にも余裕がなくなり、疲れ切った故の結末でした。全員の対応をしながら、すぐどこかへ行く長男を抱っこしておくというスーパープレイをした私ですが、さすがにこれではダメだと感じ、あれからわが家ではハーネスリュックを双子に購入。人混みの度合いや場所など、うまくハーネスリュックを使って家族でお出かけを楽しみたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/海乃けだま監修/助産師 松田玲子著者:やまぐち さき
2024年01月26日ママ特化型バラエティ『夫が寝たあとに』に、1児の新米ママ・時東ぁみさんが出演。MCで3児のママでもある藤本美貴さんと横澤夏子さんに、ママになって初めて感じた悩みを相談しました。時東ぁみさんは、子どもが生まれると生活スタイルは自ずと変化するはずなのに、パパだけは子どもが生まれる前とスケジュールの組み方が変わらない、という悩みを持っていました。その悩みに対し、藤本さん・横澤さんはーー。 パパだけ自由に出かけてしまう時東ぁみさんが出演したのは、2024年1月24日深夜に放送された、テレビ朝日系バラエティー番組『夫が寝たあとに』。ゲストが抱えるママならではの悩みに、MCの2人が本音で答えるという番組です。 「パパだけ、子どもが生まれる前とスケジュールの組み方が変わりません。これってウチだけですか?」 時東さんの悩みに、横澤さんは大きく同意します。この問題が顕著に現れるのが美容院なのだそう。夫は自分のスケジュールだけを確認した上で美容院の予約をとることに対し、時東さんは夫婦で話し合って“行かせてもらう”のだそう。 同じ親なのにおかしいと感じる時東さんは「2人の子どもなのだから2人で予定を合わせて決めたい」と本音を話します。 この問題に対し、横澤さんの家族には『土日の夕方は美容院禁止』というルールがあるのだそう。食事の支度やお風呂などの家事が立て込み、疲れた子どもがグズグズし始める夕方は大変なので、このルールができたようです。横澤さんは「家にいてほしい日時を夫に伝える」というアドバイスをしていました。「家族の時間がなくなる」という葛藤しかし悩みはこれだけではありません。仮に夫婦で話し合い、それぞれ出かける予定を立てたとしても、それによって「家族の時間がなくなる」という葛藤があります。 たしかに、たとえ事前に互いの許可を取ったとしても、個々が予定を入れれば入れるだけ、家族で過ごす時間は減ってしまいます。 この葛藤に藤本さんは「家族の新鮮さを保つための時間と思えばいい」とアドバイス。個々の時間を持つことで、より家族で過ごす時間の密度を上げることができる、という考え方です。 その話を聞いていた横澤さんは「2歳の時期は今しかないと思ったら、できるだけ一緒に過ごしてほしいと思ってしまう」とコメントし、時東さんも同意します。 それに対して藤本さんは「何歳のときでも『今しかない』というのは同じ」と、2人の背中を押したのでした。家族円満の秘訣パパの予定は事後報告、ママの予定は事前伺い……この差は何!? とモヤモヤするママは少なくありません。両親のどちらかがひとりで出かけるということは、もう片方に子どものお世話をお願いするということ。 その事実をしっかり理解して夫婦で話し合い、家族の時間やひとりの時間を作っていきたいですね。 見逃し無料配信動画サービスのTverでは、2024年2月1日(木) 2時47分まで1月24日放送回の『夫が寝たあとに』を見ることができます。また、1月31日(水)深夜2時30分からの同番組でも、引き続き時東ぁみさんが1児ママの悩みを先輩ママに相談をします。
2024年01月26日うちの夫は何事も慎重でこだわりが強すぎて困っています。最近でいうと「こたつ」。かれこれ8年は使ってて、そろそろ新しいのに買い替えよう!となり夫に任せて頼んだのが間違いでした。 頼んだのが間違いだっだ…わが家のこたつはかれこれ8年は使っていて、そろそろ新しいのに買い替えよう!となり夫に任せて頼んだのですが、これが間違いでした。ネット販売のほうで性能やデザイン口コミや値段など吟味し候補を出し、次は実際おいてあるお店の方も何店舗か見に行き、悩む日々……。 結局2か月が経ち、いまだに新しいこたつはわが家にはありません。こたつぐらいなんでもいいんだよー!と思いながらも口出しすると機嫌が悪くなるので、厳選されて選ばれたこたつを待つことにします。 作画/マキノ 著者:山田かおり2児の母。現在はファミレスのパート兼Webライターとして記事を執筆する。
2024年01月24日私の仕事と子どもの保育園が始まり、新生活をスタートさせたわが家。はじめは今まで通り家事も育児も私がすべておこなっていましたが、とうとう時間に追われる毎日に限界を感じました。夫と2人で話し合った結果、夫が家のことを積極的におこなってくれるようになりました。会議の流れや気をつけたことをご紹介します。 まさかうちの夫からこの言葉が……?突然今回の会議がおこなわれたわけではなく、きっかけは夫のひと言でした。「家事しんどいなぁ」と弱音を吐いた私に「俺のほうが大変だよ」とポツリ。ん? もしかして私の生活、夫にはイージーモードに見えている……?「そっか、お疲れ様」と返事しましたが、心は大騒ぎ。 確かに私と違って出来高制の夫はストレスが大きいですし、同じ職種なため大変さは理解できますが、「頑張っていることが伝わっていない」という事実にとてもショックを受けました。 冷静に現状を分析してみるとはいえ、本当に自分が甘いのかもしれないと思った私。とりあえず現状を紙に書き出すことにしました。まずは、私が毎日していること。 「えっと、朝は家事のこれとこれ、あと子どものごはんと……夜は……」と。スラスラと出てきたものの、思っていたよりもだいぶ少ない量。やはり甘えていたのかな? と次に夫の欄に移ったときにハッとしました。 何も書くものがない! 朝はゆったりと自分の準備だけで、(シャツのアイロン、スーツの手入れは私)夜はゆったり明日に備えている夫。 「私、頑張っている!」という証拠を揃えた私は、会議の決行を決意しました。会議の日程は、次の日も休みで心穏やか、子どもが寝ていてゆっくり話せる、というポイントを押さえた土曜日の夜にしました。 導入が肝! 素直に聞いてもらうために時間になったらまず「夫くんが最近頑張っているなと思うところ」と、「私が最近できていないなと思うところ」を発表しました。うちの場合、頭ごなしに責めると夫が拗ねて話し合い終了! となる危険性がありました。それを回避するためにも、まずは褒めて、謙虚に出ることにしました。 結果は大正解! 満足そうな夫に、次は同じように「私が最近頑張っているなと思うところ」と、「自分(夫)が最近できてないなと思うところ」を発表してもらいました。出だしで心が満たされている夫なので、思惑通り「家のことを任せっきりにしていることを自覚している」と素直に認めてくれました。 家族は「協力し合う」もの後半戦が始まり、「毎日していることリスト」を出しました。ドヤ顔を隠しつつ、「労働時間的に、私が多いのは当然だけど……」とひと言を添えました。夫は少し目を通したあと、なんと自分から「朝の洗濯物干しやゴミ出しならできるかも」と申し出てくれたのです。その日から夫は本当に早く起きて洗濯物を干してくれていて、夜もたまに食器洗いや子どものお世話もしてくれるようになりました。 すると不思議なことに、以前はダラダラする夫にイライラしていた私も、「そんなにしなくていいよ! ゆっくりしてな!」と言えるようになったのです。おそらく私は夫に家事をしてほしかったわけではなく、「協力し合って生活しているという実感」が欲しかったのです。 今回は成功しましたが、これまで幾度となく話し合いに失敗してきた私。反省を繰り返して、「相手を否定しない」「視覚で伝える」「改善案を具体的に出す」というポイントにたどり着きました。これからも子どもの教育方針、お互いの両親のことなど大事な話し合いの機会は増えていくはずです。その都度、夫としっかり向き合っていきたいと思います。 作画/はたこ著者:高橋さちこ2歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2024年01月23日「この人に子どもを預けて大丈夫かな? イタズラされたら怖いな……」先生やコーチ、ベビーシッターなど、親以外の大人に子どもを任せるとき、性被害の心配をしたことはありますか? タレントのフィフィさんも、自身が子育てをしていたとき、同じように警戒していたそう。そんな気持ちを振り返ると共に、昨今の日本のゆるすぎると言われる法律に警鐘を鳴らしています。とはいえ、子どもを育てる中で、そんな心配をしていてはキリがありません。また、子どもの成長において、親以外の大人との関わりが大切だというのも、紛れもない事実です。 フィフィさんは自身のX(旧Twitter)に『もしかするとこの人は我が子を狙っているのではないか? と警戒してしまう』という本音を投稿しているのですがーー。 性被害の不安 わが子が性被害にあわないか、不安になったことがある人は少なくないでしょう。しかし、保育園や幼稚園、学校、習い事など、子どもに関わるすべてを警戒し、目を光らせ続けることは現実的ではありません。 しかし『被害にあわずに成長できたらラッキー』というわけにもいかないのです。フィフィさんが言うように、排他的な気持ちで常に疑いの目を向けているわけではなくとも、わが子を守るのは親でしかありません。 そこでフィフィさんは、制度導入の必要性を述べています。性犯罪者を排除する仕組みとはフィフィさんが性犯罪を防ぐために必要だと考えているのは、性犯罪者を排除する仕組みです。諸外国では、子どもに接する仕事に就く際には、過去に犯罪を犯していないことを証明する「犯罪歴証明」を提出する義務があります。 しかし、2024年1月現在、日本にはこのような義務はありません。こども家庭庁が制度作りを進めていますが、いまだに導入されていないのが現実です。安心して子どもを生み、育てるためには、この制度の導入は急務といえるでしょう。性犯罪はくり返される?フィフィさんをはじめ、近年性犯罪に対する制度が課題視されているのにはわけがあります。性犯罪は再犯率が高いのです。 こども家庭庁が公表している『性犯罪の再犯に関する資料』によると、小児わいせつ型の性犯罪で有罪になった人のうち、それ以前に2回以上の性犯罪を犯した人の84.6%が小児わいせつ型の性犯罪だったことがわかります。この統計をみると、小児わいせつ型の性犯罪は繰り返されやすいということがわかるでしょう。 また、2023年の子ども(0〜19歳)の強制性交等罪の認知件数は220件。2022年の177件に比べ、2.5割ほど増加しています。(参考:こども・若者の性暴力被害の状況) 小児性犯罪の加害者の7〜8割が顔見知りなのだそう。着替えやトイレ、入浴をのぞかれた、プライベートゾーンを触られた、抱きつかれた、服を脱がされたなど、子どもの日常生活にはさまざまな小児性犯罪が潜んでいます。子どもを性被害から守るために大人が子どもを性犯罪から守ることも大切です。まず、フィフィさんのように警戒する気持ちは忘れてはなりません。 また、万が一子どもが性被害にあっていたとしても、親に伝えにくいもの。急なおねしょや体調不良、不眠、食欲不振、甘えなど、体や心の変化は子どもからのサインかもしれません。「なんだかおかしい?」という違和感を見逃さないようにしましょう。 さらに、性被害は男女を問わず起こりうるものです。そして、加害者は男性だけではありません。男の子だから心配ない、女の先生だから安心、という油断は禁物なのです。
2024年01月20日現在5歳になる娘は、食べやすいように工夫をしても手作りの離乳食をほとんど食べてくれず、私は本当に悩んでいました。レトルトの離乳食なら比較的食べてくれるけれど、できれば手作りの離乳食を食べさせたくて、使うのは最小限に留めていた私。義母が作った煮物も食べない娘にイライラした義母から言い放たれたひと言は、4年経った今でも心のどこかで許せずにいます。 発育は順調生後1カ月からずっと完全母乳で育てた娘。母子健康手帳に載っている成長曲線の平均値よりも常に身長も体重も上回っていたので、発育は順調でした。ただ、生後5カ月から始めた離乳食はなかなか進まず……。 離乳食中期になっても、娘はおっぱいばかり欲しがり、離乳食は食べても1口か2口だけ。保健所の栄養相談で栄養士さんに相談しても、「発育は順調だからあとは気持ちの問題。本人が食べたいと思えるまで気長に待ちましょう」と言われていました。 保育園入園までのタイムリミット娘が食べたいと思えるまで気長に待とうと思っていたものの、生後11カ月から保育園に入ることが決まっており、焦っていた私。 完全母乳で育てた娘は育児用ミルクはおろか哺乳瓶で飲むこと自体を拒否していたので、このまま育児用ミルクも飲めず離乳食も食べられないままで入園させたら、おなかが空いて栄養失調にならないか本当に不安でした。 離乳食を少しでも食べてもらいたい私は、毎日食材や固さ、味つけ、形を変え、試行錯誤しましたが、娘はことごとく拒否。 レトルトは好きレトルトの離乳食は味も固さも赤ちゃんの月齢にぴったりな状態になっているから、たまにならあげてもいいと保健所の栄養士さんからアドバイスを受けていました。そこでレトルトの離乳食も試してみたところ、珍しくパクパクと食べる娘。毎回とは言わないものの、レトルトの離乳食なら完食する日も。 それでもいくら食べてくれるからといって、毎日レトルトの離乳食ばかりあげ続けることには抵抗がありました。レトルトの離乳食をあげるのはおでかけのときだけにして、自宅では毎日手作りの離乳食をあげ続けていました。 「食べないなら無駄」手作りの離乳食をほとんど食べてくれないまま迎えたお正月。家族で義理の実家に泊まりがけで帰省しました。義母が娘にお手製のかぼちゃの煮物を出してくれましたが、断固拒否。申し訳ないとお詫びしながら、レトルトの離乳食を食べさせると2口、3口とパクパク食べる娘。 日ごろ私の作った離乳食もあまり食べないことを夫が伝えると義母はイライラしながら「作ったって食べないなら無駄なんだから、毎日レトルトでいいじゃない!」と言い放ちました。あまりの剣幕に、言葉の意味はわからないはずの娘も号泣。無駄というひと言は、試行錯誤を重ねてきた私自身を否定された気がして、悲しくて何も言い返す言葉が出てきませんでした。 幸い保育園に入園してから娘は今まで食べなかったのが嘘のように離乳食をたくさん食べてくれるようになり、本当に安心しました。手作りの離乳食を無駄だなんて言ってほしくなかったと、4年経った今でも心のどこかで許せずにいますが、義母にとって娘は初孫。今思えば義母も、かわいい孫のために前の晩から一生懸命作った煮物を食べてもらえなかったことが悲しかったのかもしれません。かわいい孫を思う義母の気持ちにも寄り添って、良好な関係性を維持していきたいと思っています。 作画/はたこ著者:山本加奈子5歳女児と0歳男児の2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2024年01月19日現在、5歳と2歳児の子育てをしています。家族でファミリーレストランに行ったとき、隣の席に案内された年配の女性が長男をひと目見るなり店員さんを呼び、「席を替えてくれない?」と言ったのです。とても悲しく、複雑な気持ちになった体験をお伝えします。 楽しみにしていた家族での外食長男が2歳のときの話です。共働きだったため、休日くらいはゆっくりしようと週末は外食になることが多かったわが家。子連れの外食は周りへの迷惑を考え、ファミリーレストランなどのできるだけファミリー層が多い店舗を選択していました。 幸いにも長男も食事中は騒いだりせず、大人しい性格だったので、安心して外食を楽しめていました。もちろん、ぐずったり騒いだりしたらお店を出ないといけないと思っていましたが、そんなことは一度もありませんでした。 「席を替えてほしい」の言葉にびっくりその日も、いつも行くファミリーレストランで夫と長男の3人で食事をしていました。注文が終わって待っているとき、隣の席に年配の夫婦のお客様がいらっしゃいました。席に案内され一度は着席したのですが、奥様らしき方がすぐに店員さんを呼びました。そして、長男のほうを見ながら「子どもの隣の席はちょっと……」と伝えたのです。 席の間隔が近かったため、話している会話はすべて聞こえていました。もちろん長男は大人しく待っていて騒いだりしていません。今までそんな経験はなかったため、とても驚き悲しくなりました。 子どもの隣は騒いでいなくても迷惑?結局、ご夫婦は空いている席に移動されました。もしかしたらご夫婦は静かにお話をしたく、過去に子連れの家族が隣席で嫌な思いをした経験があったのかもしれません。「いつ騒ぐかわからない子どもの隣は嫌だ」と思った可能性もあります。 しかし、私は子どもと一緒の外食には人一倍気を使っているつもりだったため、とてもショックでした。それは、子どもというだけでうるさい、迷惑だと決めつけられたようで、自分の子育てが否定された気持ちになったからかもしれません。 人によってはささいな出来事かもしれませんが、当時は本当に悲しくて悔しい気持ちになりました。反面、子連れでの外食中に笑いかけてくれる人、話しかけてくれる人、応援してくれる人もたくさんいます。今は、見知らぬ人たちが隣席を気にしながら食事をする可能性があるなら、先に席を移ってもらって逆によかったのかなと思うようになりました。また、子どもには外食時には周りの迷惑にならないように、マナーをきちんと守らせようと改めて意識することができた体験でもありました。 作画/和田フミ江監修/助産師 松田玲子著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2024年01月18日私が出産した次男は、ダウン症候群です。妊娠中に異常を指摘されたことはなく、いざ自分が障害児の母親となったとき、「自分の人生は終わった」と、正直そう思いました。そんな絶望を味わった私ですが、次男のおかげで新しい夢ができたのです。ダウン症に詳しい人ってどこにいるの?私はダウン症の次男を出産したとき、とてもショックで1カ月間、毎日泣いて過ごしました。毎日泣いて過ごしながらも、私は「ダウン症には早期療育が必要と言われているけど、療育って何? どうやって始めたらいいの?」「障害があっても保育園に入れるのだろうか?」「利用できる福祉サービスは?」など、日々たくさんの疑問が……。 区役所に行って福祉サービスについて聞くと「保健センターが窓口になるので、そちらに行ってください」と言われ、保健センターへ行くと「詳しいのは区役所のほうなんです」と、区役所や保健センターをたらい回しにされたこともありました。結局、一番正しい情報を教えてくれたのは、ダウン症の親の会で知り合った先輩ママでした。 ダウン症専門のコンシェルジュになりたいこういった経験をして「これからダウン症の子を出産する人が、私と同じように困ることがあるのではないだろうか? そうならないように、福祉サービスの手続きや内容に詳しい“ダウン症専門のコンシェルジュ”になって、ダウン症児を出産して困っている人たちに寄り添いたい」と思うようになりました。 現在では、SNSに出産直後の暗い気持ちをそのまま文章として残したり、福祉サービス利用までの経緯や手続き方法について投稿したりしています。実際に、私のSNSを見た方から「先日ダウン症の子を出産してショックで毎日泣いていますが、あなたの過去の投稿を見て、とても共感して救われました」とメッセージをいただくこともあります。 次男を出産した直後は、障害児の親になったことのショックが大きく、「私がこの子を心からかわいがる日なんて、こないのではないか」と思っていました。ですが現在、1歳2カ月になった次男を心からかわいい、愛おしいと思いますし、次男のおかげで「ダウン症専門のコンシェルジュになりたい」という新たな夢ができたことを、うれしく思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:吉川 みきな
2024年01月17日ある日お菓子売り場で「あれもいい」「これもいいな」と決められない息子にしびれをきらした私。すると店員さんが走ってやってくる事態になったのです――。そのワケは……。 子どもたちがハマっていたセリフ娘と息子が家でハマっていたセリフが、「誰かたすけてー」という言葉。わざと布団の間に挟まったふりをしたり、棒にぶら下がったりしては「誰かたすけてー」。それを聞いて、私が「はいはい」と助けに行くのがお決まりの流れでした。 そんな息子を連れて買い物に行ったときのことです。息子がお菓子コーナーの前で、あれこれとお菓子を決められずにいました。選んでは「やっぱりちがう」と別のお菓子を見る息子に、しびれを切らして「もう次に決めたやつにしようね」と言いましたが、案の定息子は「やっぱりあっちがいい」と駄々をこねました。 気持ちに余裕がなくなっていた私は、「もう決めたでしょ!」と息子を抱えて移動しようとしたとき……。 血相を変えて走ってくる店員さん息子がいきなり抱っこされたままのけ反り、大声で「わー! 誰かたすけてー!!」と叫んだのです! 思わずギョッとして、「ちょっと! シッ!」と言いますが、それが楽しいのか再び「誰かたすけてー!!」と叫ぶ息子。 息子の声を聞いて、店員さんが走ってきました。慌てた店員さんに「どうされましたか?」と聞かれ、「すみません、すみません! あの、イヤイヤ期で……」と、誘拐と間違われそうな状況にハラハラしながら説明する羽目になりました。 店員さんが来たことで息子が人見知りを発動し、「ママ、だっこー」と言ってきたのであらぬ疑いはなくなり、店員さんも親子であることを理解してくれました。ただ、他のお客さんの視線も突き刺さり、本当に恥ずかしかったです。息子は遊んでいたつもりでしたが、私としてはとにかく焦った体験談でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/まげよ著者:山口花
2024年01月16日私は4歳と2歳の男の子を育てています。生まれてからずっとパパが大好きで、パパにくっついてばかりいた長男が、3歳4カ月を過ぎたあたりから急にパパのことを拒否するようになりました。そして、何をするのにも「ママ! ママ!」と私しか受けつけません。反抗期だからと思ってはいるものの、そんな長男の変化にパパはショックと苛立ちで怒り、私は長男とパパの対応に追われる日々。しかし、あるとき、私たち夫婦は長男の変化の理由に気がつきました……。反抗期の長男幼稚園に通うようになった長男は、ここ最近、特に親によく反抗するようになりました。反抗期と並行して、あんなに大好きでくっついてばかりいたパパを拒否するようになったのです。 パパが長男を抱っこしようとすると「やめて! 」と言い、パパが長男に注意すると「ママ! ママ!」とパパの言うことを聞こうとしません。そして、長男はパパを拒否したあと、パパの表情や様子をジッと観察しているのです。 ショックで怒る夫今までとはまったく違う長男の反応に、長男のことが大好きな夫はショックで仕方がありません。私は夫に「時期が過ぎたらまた長男はあなたに寄ってくるから」と伝えていますが、夫は理解はしているものの寂しい気持ちが強くて受け入れられない様子。 そして、夫の言うことを聞かず「やめて、ママがいい」と言う長男に力ずくで叱ってしまう日々が増えていったのです。長男はさらにパパに対する拒否が強くなっていきました。 夫婦で気づいたことある日、私は夫に「長男はあなたを拒否したあと、あなたの反応を確認しているよ。甘えたいのかも。長男と一緒に遊んでみて」と伝えました。すると、夫は帰宅後、長男と一緒に積み木で遊び始めました。 長男はとてもうれしそうで、夫に「抱っこして」と両手を挙げて全身で夫に甘えています。私たち夫婦は「長男はパパと過ごす時間が少なくて、パパに甘えたいがためにパパを拒否して気を引いてたのかもしれない」と気づいたのでした。 パパを拒否してママばかり求める長男に夫は困惑して怒り、私は夫と長男の対応に追われて毎日のように疲労困憊でした。しかし、夫婦で長男が求めることに気づけたおかげで、今では長男の心の成長や変化にじょうずに対応できるようになりました。子どもの変化についていくことは簡単ではないですが、楽しみながら私たち夫婦も成長していけたらうれしいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2024年01月16日2023年12月、インフルエンサーのぷちあや(プチプラのあや)さんが、再婚を発表しました。ぷちあやさんは、SNS総フォロワー数が200万人を越える人気インフルエンサー。自身の発達障害を公表していることでも知られています。結婚後、ぷちあやさん夫婦はとある動画をアップしています。“意図せず人を傷つけることを言ってしまう”という特性を持つぷちあやさんですが、夫婦仲はとても良いそう。その秘訣はーー。話題の動画では…ぷちあやさんがYouTubeにアップした動画は、Instagramに寄せられた質問に、ぷちあやさんと夫である安藤翼さんが回答するというもの。中には、発達障害に関する質問も寄せられていました。 近年、大人になってから発達障害に気づく人も少なくありません。自身や配偶者の発達障害がわかり、戸惑い、悩んでいる人からの質問もあったのではないでしょうか。 発達障害を打ち明けるのは怖くないのか? 相手の発達障害を親に伝えるべきか? そして、発達障害を持つぷちあやさん夫婦が気をつけていることとは? ぷちあやさん夫婦は、自分たちの出した答えを話していました。発達障害を持つ夫婦の家庭円満の秘訣ぷちあやさんは、自閉スペクトラム症(ASD)と多動症(ADHD)を持っているそう。自閉スペクトラム症の特性上、何気ない言葉で相手を傷つけてしまうことが多いと話します。もちろん悪気はありません。 そこでぷちあやさん夫婦は、『1日1褒め』をモットーに、傷つけてしまった分それを補うように相手を褒めるのだと言います。そして、ありがとうを必ず言うこと、相手からされて嬉しかったことはすぐに伝えることを大切にしているそうです。 これを実践するようになって、ぷちあやさん夫婦は喧嘩が減り、関係も良好になったと話していました。 ぷちあやさん夫婦の動画はこちらで見ることができます。発達障害を持つ人や夫婦の関係性に悩みのある人は特に、ヒントがあるかもしれません。 発達障害とは発達障害とは、生まれながらにある脳の発達の違いによるものです。自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如、多動症(ADHD)、学習障害などは、発達障害に該当します。 発達障害を持つ人は、脳機能の発達がアンバランスであるため、言動や行動に特性が見られます。決して本人のやる気が足りなかったり努力不足だったりするわけではなく、治るものでもありません。また、育った環境との関係性もないと考えられています。 発達障害の特性は、環境によって欠点になることも長所になることもあります。ぷちあやさんのように、苦手なことをカバーすることで人としての魅力になったり、生きやすくなったりするケースもあるのです。発達障害との付き合い方発達障害とどう付き合うかはもちろん、身近な人にどう付き合ってもらうかも、生活する上では大切なことです。ぷちあやさん夫婦のように、特性を無理やり矯正するのではなく、特性を受け入れた上で、それをカバーする方法を考えるのはとても素敵な方法ですね。 自身の発達障害や家族の発達障害で生きにくさを感じている人は、まねしてみるといいかもしれませんね。
2024年01月15日次男はテレビやスマホを至近距離で見たり、絵本を読みづらそうにしたりすることがありました。でも、健康そのものだと思っていました。しかしある日、市の3歳児健診で聞いたことのない病名を告げられたのです……。もっと早く眼科に行けばよかったと後悔しました。さらに次男のことを理解しない夫の対応にもイライラして――? 驚きの診断次男が3歳になったばかりのころ、市の3歳児健診を受けました。そこで次男は「不同視」と診断を受けました。不同視とは、左右の目で屈折度に大きな差がある状態だそうです。次男は健康そのものだと思っていた私にとって、まさに寝耳に水状態。しかし、確かに言われてみれば、テレビやスマホを至近距離で見たがったり、絵本を読んでいても集中できなかったりと、見えづらそうにしていることがありました。 もっと早く気づいてあげられていれば、もっと早く眼科に行っていれば……と後悔の念が押し寄せました。 親の対応の仕方眼科での検査の結果、重度の不同視が判明。眼鏡をかけて治療することになりました。治療で眼鏡をかける子どもへの接し方や、どのような反応をしたらよいかなど、親が読んでおくべき資料も眼科でいただいたので、夫にも「よく読んでおいてね」と渡しておきました。そのため、夫もその資料を読み込んでいる様子だったのですが……。 夫の対応は…眼鏡姿の次男を初めて見た夫は、資料に書いてあったように眼鏡姿を褒めることもなく……。嫌がる次男に無理矢理眼鏡をかけさせようとする始末。 私は夫にイライラしすぎて、思わず「資料読んだよね!? しっかりしてよ!」と怒鳴ってしまいました。資料を渡すだけでなく私からも、眼鏡姿を褒める、眼鏡は無理強いしないなど夫に伝えておくべきだったと反省しました。 夫婦だからといって、常に同じ方向を向いているわけではないということを改めて認識。確認作業の必要性も感じました。イライラと同時に、何とも言えない悲しい気持ちになった出来事でした。今後は大事なことは事前に夫と話し合いをしておこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/はたこ著者:鬼頭いちか
2024年01月15日私は息子が生後8カ月のとき、シングルマザーになりました。息子に父親がいなくなることがつらくて申し訳なくて、たくさん泣きました。どうやって生きていけばわからなくなりました。でも……!! 息子の生後まもなくシングルマザーに息子が生後8カ月のときに私はシングルマザーになりました。できる限りのことはしましたが、離婚は避けられませんでした。今となっては離婚を選んだことは、私にとっても息子にとっても良いことだったと胸を張って言えます。 しかし、シングルマザーになった当時は「息子に父親がいなくなる」という申し訳なさで、どうやって生きていけばいいのかわからなくなり、私は毎日泣いてばかりでした。 私が笑顔でいなくちゃ!!毎日泣いていましたが、離婚した事実はもう変えようのないことで、ひとり親として息子を幸せにするために、たくさんの育児書を読みました。また、先輩シングルマザーに子育てについてたくさん相談しました。そこで得た結論が、「私がいつも笑顔でいることが何よりも一番息子のためになる」でした。 私が離婚したことを悔やんで悲しんで暗く生きることよりも、いつもニコニコ笑って明るく胸を張って生きることが、息子のためになることに気づいたのです。実際に今のところ、私がいつも笑顔でいることで息子も楽しそうに元気にすくすく育ってくれています。 息子と生きていく決意息子は今2歳です。自分に父親がいないことにまだ気づいていません。離婚後一度も面会交流はしていませんし、これからもしないことになりそうです。ただ、遅かれ早かれ息子が自分に父親がいないことに気づくときがくると思います。 そのときがくるのが怖いという気持ちも私にはあります。息子も自分に父親がいないということが原因で悩むこともあると思います。息子が悩んだら、息子の気持ちを受け止めて、誠心誠意向き合いたいと思います。けれども普段は明るく、元気よく、幸せそうに生きている母親の姿を息子に見せたいと思っています。 離婚というのは本当につらいことで、子どもへの影響があると思うとなおさら責任は重く、私はどうしても暗い気持ちになってしまいました。けれども子どものためにもきちんと前を向いて明るく日々を過ごすことが大事だと気づき、今は幸せに過ごしています。シングルマザーということでつらいことや嫌なこともありますが、胸を張って元気に生きていきたいと思います。 作画/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:岩谷ともこ2歳男児を持つシングルマザー。社会人をしながら博士号取得中。育児・離婚・資産運用について執筆中。
2024年01月15日長男が1歳0カ月で入園したのは、定員19人の小規模保育園でした。園内に部屋は2つしかなく、0~3歳の19人が縦割り保育で過ごすことが多くありました。その保育園は、3歳になった次の3月には卒園しなくてはならず、長男は定員120人のマンモス保育園に転園することになったのです……。 マンモス保育園の不安長男は最初に入園した定員19人の小規模保育園を3歳のときに卒園し、自宅近くの定員120人のマンモス保育園に転園することになりました。長男の年齢である年少児クラスだけでも、園児は22人。 私は「これだけ人数が多いと、園長先生や主任の先生は園児ひとりひとりを把握できないのでは?」という心配が少しだけありました。でも「担任の先生は2人いるし、主に関わってくれるのは担任の先生たちなんだろう」と思っていました。 マンモス保育園での実際の対応は…?実際に転園してから1年半ほど経ちますが、私の心配は杞憂でした。私が「長男の発達に心配があるから、園での様子を教えてほしい」と言ったときには、担任の先生と主任の先生が話をする席を設けてくれ、主任の先生も長男のエピソードをたくさん教えてくれたのです。他には、登園の際に園長先生に会うと、「〇〇(長男)くんは、最近壁逆立ちができるようになりましたね」「今日、〇〇くんが『今日は弟が病院で注射するの』って教えてくれたんですよ」と、声をかけてくれることも多くあります。 何よりすごいのが、事務の方がすべての園児の保護者を把握していて、玄関に保護者がお迎えに来ると園内アナウンスで「〇〇組の〇〇くん、お迎えです」と放送してくれるのです。 小規模保育園が手厚かっただけに、定員の多いマンモス保育園に転園が決まったときは、私の中で「人数が多い分、長男のことを担任外の先生に把握してもらうのは難しいんだろうな」という気持ちがありました。でも、主任の先生や園長先生もしっかりと長男の様子を把握してくれていることに、とてもうれしく思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/はたこ著者:吉川 みきな
2024年01月14日5歳の息子は発達障害で、かんしゃくを起こすことが多いです。ある日そのことを実家の母に打ち明けると、心無い言葉をかけられました。さらに後日、運動会でまさかの言葉を言ってきたのです……。そんなこと言わないでよ……。わが家には5歳の発達障害の子どもがいます。自閉症スペクトラム障害で、見通しが立たないことがとても苦手。うまく気持ちが伝えられなくて、かんしゃくを起こすことも多いですが、療育を行って少しずつ自分の特性との付き合い方を学んでいるところです。 しかし、私の母からはなかなか発達障害への理解が得られず、発達障害であることを打ち明けた際には「母親がしっかり叱らないからじゃない?」と言われました。叱ることは逆効果になることがとても多く、かんしゃくをおこして子どもも私もしんどくなったことがあります。そのため、今では最低限しか叱りません。 運動会のときは、先生が配慮してフォローしやすい端っこにしてくれたのですが、母は「なんで端っこなのよ!」と私に文句を言ったのです。理解してもらうのは難しいと分かってはいるものの、悲しい気持ちになりました。 発達障害の子のパニックやかんしゃくを人に理解してもらうのは難しいと、日々感じています。しかしやはり身内には理解してもらいたいため、母には私から少しずつ発達障害について説明し、考え方を改めてもらうように頑張っている最中です。 ◇ ◇ ◇ 小児科医の松井先生は以下のようにおっしゃいます。 「自閉症のお子さんは叱るのではなくタイムアウト(小休止)して場所を変え、感情を出さないようにしたり、うまくできたときは褒めてあげましょう。このママさんのように、療育に通うとその子の特性にあった接し方を説明してもらえ、無理なく成長を促すことができ、そうしていくうちに、パパやママも安心できるようになるとのことです。 また、ご両親や周りの方からの理解を得られず悲しい思いをする方も多いですが、その場合は少しずつ発達障害について説明をし、それを繰り返してみてください。お子さんの成長を見て、周りも徐々に分かってくれるようになるでしょう」 周囲も少しずつ理解が深まっていくと良いですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/森田家著者:杉浦更紗監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2024年01月14日私は息子に関するある出来事をきっかけに、私は10年務めた会社を辞め、在宅ワークをすることにしました。新しい生活の中で、今まで見えなかったものが見えるようになったのです。子育てをしながら働くということ子どもを育てながら、長い間福祉施設で働いてきました。職場は子育てをするスタッフに比較的理解があって、休みも柔軟に対応してくれる職場です。 しかし、外で働くことで子どもとの時間に余裕がなく、慌ただしく過ぎていく毎日に私は「このままでいいのか」と思うようになっていました。 下校中にトラブルを起こす息子外的刺激に弱く、小学校に入ってからは登下校が他の子の倍以上かかる息子。朝は送ってあげられるのですが、帰りは私の仕事の関係上なかなか迎えに行けません。 他の家族の迎えも期待できない状況で、息子はひとりで帰っては行方不明になったり、友だちとトラブルを起こしたり……。息子に言って聞かせても改善する様子はなく、私は仕事をしていても息子の下校時刻になると心が落ち着かない毎日でした。 思い切って在宅ワーカーに!小学2年生になった息子は、集中して授業を受けられなくなり、周りの音に過剰反応するなど学校生活に問題が出てきました。このことをきっかけに、専門医から発達障害の診断を受けたのです。 服薬が始まることで、今まで以上に息子へのケアが大切になってくることを実感し、私は家族や職場の上司と相談を重ね、仕事を辞める決意。10年務めた会社を辞めるのは本当に勇気がいることでした。しかし、今、私がするべきは子どもたちのケアだと強く思い、短期間でしたが引継ぎをおこない退職しました。 今は在宅ワークでWebライターの仕事をしながら、朝は余裕を持って子どもたちと接し、夕方は一緒に料理をしたり宿題を見たりしてあげられるようになりました。「ママが家にいてくれてうれしい」という子どもたちの言葉を聞いて、毎日に余裕を持って暮らすことの大切さを実感しています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ななぎ著者:夏目 柚木
2024年01月12日私には6歳で年長の長女を筆頭に、3歳の息子、4歳と1歳の娘と4人の子どもがいます。長女はあまり甘えてくる子ではないと思っていました。しかし、それは私の勘違いで、実は「抱っこして」ということすら我慢をしていたのです。 長女の様子普段長女はしっかり者です。物わかりもよく、幼稚園などでも優等生タイプで、発表会でも主役級に抜擢されるぐらいだったので、長女に関しての大きな悩みはないと安心していました。年少のときには幼稚園に行きたくないと泣いたこともなかったのですが、私が4人目を妊娠し、長女が年中になったころから幼稚園に行きたくないと泣くようになり……。 ひどいときには靴をはかないで幼稚園まで歩いてみたり、制服を着ないで幼稚園まで行ってみたりと、今までではありえない行動が多発。家でも長女は赤ちゃん返りのような行動、きょうだいへの意地悪……など、私の長女に対する悩みはつきませんでした。 私の気持ち今まで本やネットなどで見て、「お姉ちゃんを気にしてあげなければならない」ということはわかっていて意識はしていたのですが、自分の手が足りないというのも本音で、長女に対してどのように対処すればいいかわかりませんでした。長女が赤ちゃん返りの行動をしているときなどに抱っこしてあげるだけで落ち着くこともあっただろうと思います。 しかし、弟妹に手がかかっていて、当時の私には物理的にも精神的にも、長女を抱っこする余裕がなく、とにかく長女に「ごめんね」の気持ちでいっぱいでした。私自身も長女のことを弟や妹と同じくらいもっと抱っこしたいという気持ちが溢れ出して、夜子どもたち全員が寝てから、寝てる長女に何回もハグをしていました。 時間を作って抱っこしたい長女が年長になって、末っ子が1歳になり落ち着いてきたこともあり、夫に頼んで長女と2人の時間を作るようになりました。すると今まで「抱っこして」と言ってこなかった長女が「抱っこして」と言ってきたのです。 そのとき私は涙が出そうになりました。長女は私の様子をみて自分は抱っこしてもらうことができないと思っていたのか、甘えてこなかったのだと実感したのです。もちろんそのときはすぐに「おいで」と言って長女を抱っこしました。 まだまだ長女は甘えたい年ごろ。長女は3人の弟妹がいることでたくさんの我慢をさせてる上に抱っこまで言えなかったなんて、本当にごめんねと思いました。反省点はたくさんあるのですが、これからどのようにしていけばいいか、長女に「大好きだよ」をどうしたら伝わるのか考えることが大切だなと思いました。これからももっと意識して長女との時間をとり、抱っこできるうちにたくさん抱っこしたいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ちひろ著者:松谷 えりな3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
2024年01月12日吐き戻しが多い赤ちゃんが心配だったママ。赤ちゃん特有の吐き癖だと思っていたら、おすわりをする時期になっても吐き戻しが続き……。娘が生まれて半年ころまでのことです。娘は授乳後げっぷをさせても、しばらくすると吐き戻してしまう子でした。助産師さんからは吐きやすい子と言われ、私も吐きやすい子だと思い込んでいたのですが……。おすわりができるようになったら良くなると助産師さんから教えてもらっていたのに、おすわりができるようになっても変わらず吐き戻す娘。心配で健診で相談したところ、意外なことを言われびっくりした話をお伝えします。 「気づかなくてごめんね⋯」 吐き子と呼ばれる娘帝王切開で出産し、娘はひと晩助産師さんのお世話に。翌朝、無事に母児同室になったものの、心電図までつけられることに。助産師さんから育児用ミルクを飲ませるとすぐに吐き戻すので、小児科の医師に診てもらうことになったとお知らせが。 診察後、医師から「生まれたばかりの子は胃が小さいうえに胃の入り口がうまく閉まらず吐きやすいんです。様子をみていきましょう」と言われました。助産師さんからは「この子は吐き子ちゃんだね」と言われ、私も娘は吐き戻しやすい子なんだと思い込んでしまいました。 なぜ? おすわりができても吐き戻す娘その後も娘はよく吐き戻していましたが、1カ月健診で助産師さんに「多少吐き戻すのは赤ちゃんはよくあること、体重も増えているし大丈夫。おすわりができるようになればいずれ吐かなくなるよ」と言われ、ひと安心。 それからは多少吐き戻してもおすわりができるようになればおさまると思い、あまり気にせずに過ごしました。しかし、生後半年ほどでおすわりができるようになっても吐き戻しは続き、さすがに心配に。病気ではないかと考えるようになりました。 小児医の言葉にびっくりちょうどそのころ健診があったので、小児医に吐き戻しについて相談することに。そうすると「お母さん、それはお乳の飲ませすぎですよ。ほら、こんなにお肉もついて大きくなっているでしょ?」と返事が。なんと赤ちゃん特有の吐き癖だと思い込んでいたのが、お乳の飲ませ過ぎで吐き戻していたのです。 混合授乳から母乳のみに変更していたこともあり、いつから飲ませ過ぎていたのか全然気づかず……。そして授乳時間を早めに切り上げるようにしたら吐き戻す回数が減り、成長につれて自然に吐き戻さなくなっていきました。 おすわりができるようになってからの吐き戻しはまさかお乳のあげすぎが原因になっていたなんて。吐く原因はさまざまなので、吐き癖と思いこまず早めに医師や保健師さんに相談していればよかったです。思い込みで娘を長く苦しませることになっていたと思うと、娘にごめんね……という気持ちに今でもなります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ著者:佐藤りさ4歳の女の子の母。病院看護師として働きながら隙間時間に自身の体験をもとにライターとしても活動中。主に育児、健康について執筆している。
2024年01月12日同じマンションに住むAさんは、子どもの年齢が一緒なことからすぐに仲良くなりました。Aさんは社交的な性格で、最初は同じマンションに仲の良いママがいることをうれしく思っていました。しかし、Aさんは距離が近くなるにつれて、まるで私のことを監視するような発言をするようになり……。同じマンションで意気投合!Aさんと私は同じマンションに住んでいて、子どもの誕生日が4日違いということもあり、お互いの家を頻繁に行き来するほど仲良くなりました。家ではお互い化粧もせず部屋着で遊ぶことが多く、気を遣わず話せるママ友ができてうれしかったです。 しかしAさんは、徐々に私の交友関係や毎日のスケジュールを聞いてくるようになりました。駐輪場に私の自転車がないと「今日は自転車がなかったけど、どこに出かけてたの? 誰かと会っていたの?」と言われたり、毎日のように朝になると「おはよう! 今日の予定は何かある?」と連絡がきたり、監視されているようで私はだんだんAさんと遊ぶのが苦痛に感じてきました。 「いつもボロい部屋着ばかり着てるよね」Aさんの発言を苦痛には感じていたものの、同じマンションに住んでいるためAさんとの関係を遮断することはできずにいました。ある日、公園でママ友数名で子どもたちを遊ばせていたところ、たまたまAさんも子どもを連れて公園へ遊びに来ました。 ママ友たちが私の服装に対して「おしゃれだね」と褒めてくれたときに、近くにいたAさんが「家ではボロい部屋着ばかり着てるのに、外ではちゃんとおしゃれするんだね」と笑いながら私に言ったのです。ほかのママ友たちが慌てて「家だと適当な服になっちゃうよね」とフォローしてくれましたが、私はみんなの前で恥をかいた気分でした。 ママ友との距離感の大切さAさんは私がほかのママ友と仲良く話していたのが気に食わなかったのか、それとも悪気なく口にしただけの発言なのかはわかりません。しかしその後も、私がほかのママ友と遊んでいるのを見かけると「あの人は誰?」という連絡が、Aさんから毎回のようにありました。そのほかにも、私の服装に対して「今日はちゃんとした服着てるけど、予定があるの?」などと聞かれ、ついに我慢の限界……! これ以上Aさんと距離が近くなりすぎるとトラブルになる予感がしました。私は気まずくなるのを覚悟で、誘われても「忙しい」と断り、徐々にAさんと距離をおくようになりました。 ママ友との距離のとり方は難しく、今回のように距離が近くなりすぎると遠慮がなくなってしまい、お互いに嫌な思いをすることもあることを学びました。これからはママ友ができても、ほどよい距離感を大事にして、必要以上に深く付き合い過ぎないように気をつけたいと思います。 著者:城ゆりこ4歳の女の子と1歳男の子のママ。転勤族になり田舎から都会暮らしへ。現在ワンオペ育児に奮闘中。
2024年01月10日初めての出産を終え、母子同室となって2日目の夜。娘は何をしても泣き止まず、私は心身共に疲弊していました。そんな私に助産師さんが言ったひと言は、人によっては冷たく感じるかもしれませんが、私にとってはその後の育児ライフの支えとなる、とてもありがたいものでした。あのとき、あの助産師さんに相談してよかったと思えた体験についてお話しします。夜通し泣く娘。どうしたら泣き止むの?私が出産のため入院したのは、出産の翌日から退院まで母子同室を推奨する病院でした。母子同室を開始した最初の夜は、私の心配をよそにすやすやと寝続けていた娘。しかし、2日目の夜は前日とは打って変わって、まったく寝ませんでした。 おむつは汚れていないし、育児用ミルクも飲んだばかり。抱っこをしてもベッドに寝かせても、娘は泣き続けていました。私は必死にスマホで「赤ちゃん泣き止まない」と調べては思いつく限りの対応をしていましたが、効果はありませんでした 募る罪悪感。助けて助産師さん!「わかってあげられなくてごめんね……」。私は娘の訴えを理解できないことに、罪悪感を募らせていました。母親になった使命感からひとりで頑張っていた私でしたが、深夜の3時を過ぎ、心も体も限界に。たくさんの赤ちゃんを見てきた助産師さんなら、どうして泣いているのかわかるはず! と思い、助産師さんに相談することにしました。 ナースコールを押すと、すぐに助産師さんは来てくれました。「何をしても泣き止まないんです。泣いている理由を教えてください」と聞く私に、助産師さんが言ったひと言は……。 なーんだ、そっか! 急に気持ちがラクに「理由はね、ないの」 何か答えをくれると期待していた私は助産師さんの予想外の言葉にびっくりしつつも、気持ちがスッとラクになっていくのを感じました。助産師さんに相談するまでは、泣き止まないのには何か理由があるはずで、私はそれを察してあげられない未熟な母親だと思っていました。しかし理由がないのであれば、泣き止ませられないのも仕方がありません。 私は疲れていたはずでしたが、助産師さんの言葉のおかげで急に元気が戻ってきました。私は「理由がないなら、このままとことん付き合います!」と助産師さんに伝え、泣いている娘を朝まで抱っこし続けました。 退院してからも、娘が泣き続けたりまったく寝ない日はありましたが、そのたびに助産師さんの言葉を思い出していました。理由がないなら仕方ない、娘のせいでも私のせいでもない、そう思えるだけで気持ちがとてもラクになります。あのときの助産師さんには今でも感謝しています。 監修/助産師 松田玲子著者:渡辺まゆり2021年生まれの女の子のママ。幼児教室に勤務。介護福祉士、FP3級の資格あり。
2024年01月10日私の5歳の息子はファストフードが大好きです。初めてのファストフードは3歳ごろに食べさせた記憶があります。子ども向けセットにおもちゃや絵本がついてくるので、息子はとても喜びます。私は、ごはんを作るのが面倒なとき、たまにファストフード店を利用しているのですが、そのことをママ友に話したところ……。ママ友は「ファストフード食べない派」先日、私と息子、そして息子の友だちとそのママの4人で公園遊びをしました。帰り道、おなかをすかせた息子が「今日のお昼ごはん、○○(ファストフード店)行こ~」と言いました。 私はいつものように「いいね~」と返したのですが、ママ友から「○○行くの!? 息子くんにファストフード食べさせるの!?」と、とても驚かれてしまいました。かなりびっくりしていたので詳しく聞いてみると、ママ友はファストフードは食べない派で、子どもにも食べさせないようなのです。 添加物を避け、オーガニックやマクロビ?ママ友から、「本当に食べさせてるの? 食品添加物とか気にしないの?」と言われました。私はあまり気にしない派。そして、子どもにもある程度、いろいろ食べさせる派です。ママ友は食品添加物をとても気にかけている様子で、外食ではオーガニックやマクロビオティックなど、自然派なお店を利用しているそう。 申し訳ないのですが、私は食品添加物とオーガニックやマクロビオティックなどについての関連性がまったくわからず、ママ友のこだわりが理解できませんでした。ファストフードと同様に、コンビニのお弁当やお総菜なども買わないそうです。わが家の食生活とはまったく違いますが、お互い「そうなんだ~」という感じで仲良くさせてもらっています。しかし、私は少しだけ、ママ友に対してモヤモヤしている点があるのです……。 ママ友の行動に矛盾を感じてモヤモヤ……食品添加物を気にしているママ友ですが、どうやらスーパーのお総菜やお弁当は買うようなのです。私は、コンビニのお弁当はダメでスーパーは大丈夫、という点が腑に落ちません。「どちらもそれなりに添加物が入っているのでは?」と思ってしまいます。 さらに、ママ友とその息子くんは、市販されている一般的なお菓子を食べていたので、「お菓子の添加物は気にしないの!?」と矛盾を感じてしまいました。 食品添加物の危険性や栄養バランスのことをしっかり考えているママ友は、ファストフードに抵抗があるのでしょう。私は、毎日しっかり家族の栄養管理をしているママ友を尊敬しています。ママ友の言動に矛盾を感じてモヤモヤすることはあるものの、自分の意志をしっかり持っていて、少しうらやましくも思います。しかし、私も息子もファストフードが好きなので、今後も程よく利用していきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:相田ゆり年子男子兄弟(年少、年中)を育児中。基本的にはワンオペ育児。体力がなく、年子兄弟についていけないのが最近の悩み。元気な男子2人に振り回されつつ執筆中。
2024年01月08日出産前、赤ちゃんはよく寝るものと思っていた私。しかし実際は、まだ昼夜の区別ができていないので、昼間はよく寝るけど夜は全然寝てくれない赤ちゃん。1人目出産後、まったく夜に寝てくれないわが子を抱っこしながら一晩中立って揺らしていた日もありました。寝られないが故に赤ちゃんの泣き声が不快になり、自分には子育てが向いていないのではと涙した日も……。そこで2人目出産後には、赤ちゃんが寝てくれるように、ある工夫をしてみました。背中スイッチが敏感過ぎて眠れない部屋を暗くし、育児用ミルクもおむつもばっちり! わが子を抱きかかえて揺らし、ウトウトさせたのちにベッドに寝かせると、背中スイッチが発動し大泣き。そしてまた抱きかかえる……ということを繰り返していた1人目。 ようやく寝たと思い私も寝ようと横になると、起きてしまうわが子。背中スイッチが敏感過ぎるわが子に毎晩ヘトヘトになりながら朝を迎えていました。そして、これがいつまで続くのか不安な気持ちになりました。 赤ちゃんが寝ない理由は姿勢にあった!1人目の寝かしつけがじょうずにできないまま日々が過ぎ、1歳5カ月のころ2人目の妊娠が判明。2人目出産が近づいてくる中で、やはり心配だったのが寝かしつけです。 1人目が生後3カ月のときのこと。通っていたベビーマッサージ教室で、赤ちゃんが授乳やおむつ以外で寝られない理由があることがわかりました。抱っこしているときは自然と背中が丸くなっているので、おなかの中と同じような姿勢になるためか、よく寝てくれます。しかしベッドに置いた瞬間、その姿勢が崩されるので、赤ちゃんが眠れないのではと気づいたのです。 また、モロー反射も眠りの妨げになっていると気がつきました。1人目のときには解決策が思いつかなかったのですが、2人目の寝かしつのときには、ベッドでも抱っこして眠ったときと同じ体勢になるように工夫をしました。 まずはドーナッツベッドで姿勢を整える2人目出産後、姿勢を意識した寝床を作りました。最初はすでに持っているドーナツクッションや授乳クッションを使って姿勢を整えようと試しましたが、高さが足りなかったり、高すぎてしまったりと、なかなかちょうどよく背中を丸めた状態にできませんでした。 次にバスタオルを2枚使って輪にしてドーナツベッドにすることに。輪っかにした真ん中に赤ちゃんの腰が収まって、落ち着いた体勢になりました。こちらの狙い通り、起きることなく、背中が丸くなっている状態で寝てくれるように。 おくるみで包んであげることで睡眠確保へ次にモロー反射を解決するため、寝かしつけ時に体をおくるみで包み込むことに。1人目のときにおくるみを買ったものの使い方をわかっておらず、ベビーマッサージ教室でおくるみの包み方を知ることになりました。知ったときには1人目はおくるみで包むほどの大きさではなくなったので、2人目を出産後に実践。 腕を包んであげることでモロー反射が防げ、姿勢を保つためのドーナッツベッドもあったので、夜は寝てくれることが多くなったのです。私自身も1人目のときと比べると確実に睡眠をとることができました。 1人目のときと比べて睡眠がとれたことで、私の心と体力に余裕が生まれました。余裕が生まれたことで、1人目のときに失いかけた育児への自信がついたように思います。また、わが子が泣いていても、なぜ泣いているのかというのを冷静に考えられるように……。その結果、落ち着いて対応でき、子育てが楽しいと思えるようになりました。 監修/助産師 松田玲子著者:渡邉香澄0歳2歳の年子姉妹のママ。ベビーマッサージセラピスト・幼児食インストラクター・上級幼児食インストラクターの資格を取得。ベビーマッサージ教室を運営中。ベビーマッサージセラピストをしつつライター業も兼業。
2024年01月08日わが家には3歳の娘がいます。2歳のころ、義実家へ行くと、娘は夫にべったりくっついていました。その様子を見た義父が、「○○ちゃん(娘)はパパが大好きだね~」と言いました。その言葉を聞いて私はなんだかとても悲しくなってしまったのです。なぜなら……。夫の育児は……私の夫は仕事が忙しく、平日に帰宅するのは娘が寝たあと。そのため、平日の家事と育児はすべて私がしています。夫は娘とは週末しか会えないのでとてもかわいがっています。夫は娘がかわいいからと厳しいことは言わず、娘の言いなりです。娘は食事中に椅子に座って食べられるようになってきたのに、「パパの膝で食べる」と夫に甘えたり、食事前に娘が「お菓子食べたい」と言うと与えたりして、ごはんが食べられなくなることがあります。 娘は夫がいると喜びます。そして私も夫がいると家事ができるので助かるけれど、嫌われたくないからと、娘の言いなりになるのはやめてほしいなと感じていました。2歳ごろの娘は、保育園では自分で食べられるのに家では自分で食べなかったり、知らない人が来ると固まってしまったりと、できないことが多くて母親である私自身は娘に厳しくするべきか、やさしくするべきか子育て方針にひとりで思い悩んでいました。 義実家でパパにべったり娘が2歳ごろに家族で夫の実家に帰省したときのことです。娘はたまにしか会えなくて、やさしいパパにべったり。そんな様子を見て、義父が「○○ちゃん(娘)はパパが大好きだね~」と言っていました。 夫も「○○ちゃんはパパが好きだもんね~」とお気楽な様子。普段子育てやしつけはすべて私がおこなっていて、夫は甘やかしているだけなのにと、その言葉を聞いて私はなんだか悲しくなってしまいました。 改心してくれた夫義実家へ行ってから3カ月後、2人目の出産を機に里帰りをした私と娘。私の両親は娘にダメなことはしっかりと教えてくれました。祖父母に厳しく教えられた娘は、突然いろいろなことができるように。食わずぎらいだったのに、新しい食材にどんどん挑戦するようになりました。また、食事中は歩きまわっていたのですが、座って食べられるように。さらに、あいさつもよくできるようになりました。 そんな娘の成長を目の当たりにした夫は、甘やかしてばかりではダメだと気づいたようで、最近ではとてもやさしい口調ですが、「○○のときはこうしようね」や「こういうときに○○したら危ないよ! 」などと少しずつしつけに参加してくれるように。娘自身も複数の大人から同じことを言われると、ダメなことといいことの区別がつきやすいようでした。 義実家に行ったとき、夫にべったりの娘を見て悲しい気持ちになりましたし、義父の何気ないひと言にも私は結構傷ついてしまいました。育児もしつけも私任せなのに、と。ただ、最近は夫も少しずつしつけに参加してくれるようになり、少しホッとしています。今後は甘やかすばかりではなく、娘が成長できるように夫婦で見守っていきたいと感じています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:本田 ひな2児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2024年01月07日私が住んでいる地域の主な交通手段は車です。しかし、1歳半の息子はチャイルドシートが大嫌い。毎回車に乗るときは、お菓子で落ち着かせたり、人形を使ってその気にさせたりしながら、なんとか座らせています。そんな息子の様子を愚痴ったときの夫の反応に、思わずイラっとしてしまい……。車に乗るときは毎回、格闘!?息子は1歳を過ぎたあたりから、チャイルドシートが大嫌いになりました。車に乗るときには、毎回逃げる息子をなんとか捕まえ、あの手この手で着席させます。車を使わないとスーパーにも行けない地域なので、私は日常的に息子のチャイルドシート嫌いに悩まされていました。 可能な限り息子の気持ちに寄り添い、急いでいないときには息子の気持ちが向くまで30分待つことも。ただ、いつもできるわけではなく、急いでいるときは泣く息子をチャイルドシートに押し込む形になることもありました。夫に愚痴ると返ってきたのは正論!息子がチャイルドシートに座るのを嫌がるので、普段の買い物では「あっちのお店も寄りたいけど、もう一回座らせるのはしんどいからやめておこう」と諦めることも。そんな状況が続いたある日、夫との会話の中で息子のチャイルドシート嫌いの話になりました。 私は日々頭を悩まされていることもあって、「正直、たった5分の距離だったら、抱っこひもに入れたまま運転したいくらい!」など、夫にたくさん愚痴をこぼしました。すると夫は「は? 息子の命とその場のラク、どっちが大事だと思ってるの?」と正論で怒ってきたのです。 やったこともないくせに! と思い…私は、実際に抱っこひもで抱っこしたまま車を運転しようと思ったことはありません。そう思うくらい、しんどいのだという話をしたのに、正論で返してきた夫。私は思わず、心の中で「自分でチャイルドシートに乗せたこともないくせに!」と、いつも息子の世話を私に押し付ける夫にイラッとしてしまいました。 後日、家族でおでかけをするとき、夫に「私もうしんどいわ。夫くん、今日は私が運転するから、息子を座らせるの、お願いするね」と言って任せてみることに。 四苦八苦する夫に、私はニヤリ私の愚痴に正論で返した一件があったからか、拒否することなく、夫はこの日のチャイルドシート係に。息子はいつも通り大泣きでチャイルドシートに座るのを嫌がり、夫はいつまでも着席を拒否する息子に四苦八苦していました。 そんな中、夫が「ちょっとそこまで移動するだけだから、抱っこでいいんじゃない?」と言うので、「ね、そう思っちゃうくらい大変だよねぇ。でも義務だからねぇ」と返した私。「うん、これを毎回はキツい……」と再び頑張る夫を見て、内心スカッとした私でした。 夫が自分の言葉を覚えていたかどうかは確認していませんが、大変さを実感してくれたのは確かです。私は、本当に毎回のおでかけが大変で疲れていたので、「そうだよね、大変だよね」と共感してほしかっただけ。それが少しでも夫に伝わっていればいいなと思います。 ※6歳未満の乳幼児を自動車に乗せるときは、チャイルドシートの着用が義務づけられています。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年01月06日こんにちは、3児のママで小児科医の保田典子です。生後半年をすぎると、赤ちゃんも活発に動くようになってきます。寝返り、ずりばい、ハイハイ、つたい歩き……じょうずに遊んで、赤ちゃんの発達を助けてあげられるといいですよね。今回は、ハイハイ時期のポイントをお伝えできたらと思います。ハイハイの良いところ一般的な発達の順番としては、首すわり→寝返り→ずりばい→ハイハイの順番で発達していきます。ずりばい、ハイハイの時期になると、手足を同時に使って動く、自分の体重を手足で支えるようになるなど運動能力や筋力が向上している必要があります。 ハイハイには①手で体重を支えて腕の筋力がアップする②手で地面をとらえるので手の感覚や握力の発達にも良い③両足を交互に動かすので、歩くための準備にもなる などいろいろな良いところがあります。また、ハイハイすることを含め、さまざまな運動をすることでケガの予防にもつながります。ずりばいやハイハイをするようになったら、ぜひたくさん運動をさせてあげたいですよね。 おすすめの遊びずりばいやハイハイをするようになったら、ぜひ広いところで遊ばせてどんどん動くようにしたいものです。公園で草の感覚を味あわせてあげるのもいいですし(晴れていて地面が乾いている場合)、児童館などで自由に動きつつ、他のお友だちを見せてあげるのもいいでしょう。 まだお友だちに興味を持つ、お友だちと遊ぶという時期ではありませんが、歩いているお友だちを見ると、歩きへの刺激にもなると思いますよ。 家でも、親が見ている間はケージを取りはらって、家の中を自由に探検させてあげるといいでしょう。赤ちゃんの後ろから声をかけてあげたり、ママやパパがいるところまで障害物(クッションなど)を置いてあげて、平地だけではない場所をハイハイさせてあげるのもいいでしょう。 気をつけるべき遊びは?ハイハイをし始める時期に使用を考えるのが、歩行器やベビージャンパーなどの育児グッズです。歩行器やベビージャンパーは喜ぶ赤ちゃんも多いため、ちょっと親の用事をしたいときなどすごく重宝するグッズです。 ただ、ハイハイの時期の赤ちゃんは、腰を曲げているのが自然な姿勢なのですが、歩行器などは赤ちゃんが立つ形になり、自然な体位よりは背骨がまっすぐになって、腰が反る形になります。そのため、この時期に無理に立った姿勢を長く続けることは、赤ちゃんの腰にも発達にも好ましくありません。「使ってはいけない」のではなく、長時間の使用は気をつけたほうがいいと思います。 ハイハイしなくても焦らないでハイハイをたくさんして、今後の運動能力向上につなげたいところですが、ハイハイをしない赤ちゃんもいます(私もハイハイをしなかったそうです!)。 ハイハイをしないで歩き始めてしまった赤ちゃんは、足腰がきちんと歩ける準備が整ったから歩けるようになったということなので、「歩くようになったけど、ハイハイをさせなければいけない」と思う必要はありません。 また、寝返りで動いちゃうのでハイハイしない、寝転んでばかりでハイハイしないという子も焦らなくて大丈夫です。心配であれば健診で発達の具合をみてもらいつつ、焦らずに楽しく動ける遊びをしていけたらいいのではないかと思います。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2024年01月06日シングルマザーで娘と2人暮らしの私。仕事が終わって保育園に娘を迎えに行ったあとは、帰宅して急いでごはんを作って娘に食べさせていました。そして娘が食べている間に、私は家事を進めるというのがわが家のいつものパターンでした。しかし、ある日、いつものように1人で食べさせて、家事が終わってから娘のところに戻りました。すると、娘は……!帰宅後は時間との闘いこれは、現在中学2年生の娘が6歳だったときの話です。当時の私はシングルマザーで娘と2人暮らし。夕方に仕事を終えてからは急いで保育園へ娘を迎えに行き、帰宅後もまた急いで食事の支度を済ませて娘にひとりで食べてもらっていました。 私はその間に洗濯ものをたたんだり、次の日の食事の仕込みをしたり、せわしなく動いていました。私の夕食はというと、家事の合間で台所で立って食べたり、娘が寝たあと夜に済ませることが日課になっていたのです。 寝たふり?ある日、いつものように娘を保育園へ迎えに行って帰宅後、夕食を作って娘にひとりで食べてもらっていました。私は、翌日分の夕食の仕込みをしたあと寝室に行き、洗濯物をたたんで洗い終わったシーツを布団にかけ、娘のところへ戻りました。 娘は夕食もそこそこに、椅子に座ったままで上を向いて口を開け、目をつぶった状態。寝ているフリをしていると思ったので、「こらこら、寝たふりしていないで食べなよ~」と声をかけましたが、反応はなく、よく見ると寝息をたてて本当に眠ってしまっていました。 娘の姿に涙寝ている娘の姿を見て、「こんな小さい子にひとりでごはん食べさせて、しかも途中で寝ちゃって……。ただでさえ、平日は保育園と仕事でコミュニケーションの時間が少ないのに」と娘に申し訳なく思い、涙が出てきました。 そして、娘が前に「ごはん食べながらママとお話しする時間、私好きなんだぁ」と言ってくれたことを思い出しました。それからは、どんなに家事がたまっていても、必ず夕食は娘と一緒にとることに。その日あった出来事を2人で話したり、コミュニケーションをとる時間として有意義に過ごすようになりました。 家事を少しでも早く終わらせたくて、夕食は娘にひとりで食べてもらっていましたが、娘が夕食中に寝落ちしてしまった姿と過去の娘の言動から、「夕食の時間、娘に今まで寂しい思いをさせていたのかな……ごめんね」と思いました。この出来事があってからは、どんなに忙しくても一緒に食卓につき、娘との食事の時間を楽しんでいます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2024年01月06日息子が保育園の年少さんだったころの、ある初夏の出来事です。勤めていた会社へ私あてに電話がかかってきました。保育園からということで、「熱でも出たのかな……」と心配しながら電話に出たところ、なんとすべり台をすべり終わったあとによろけて転び、肘を打ったとのこと! 腫れ上がっているので病院に向かっていると言います。私の心臓はバクバクと音を立て始めました……。仕事中、保育園からの電話に驚愕!ある日の仕事中、もうすぐお昼に差し掛かろうとする時間に息子の保育園から1本の電話。なんと、息子が転んで肘を打ち、みるみる腫れ上がったとのこと! 「今、整形外科に連れて行っています」との連絡でした。一気に息子のことが心配になり、心臓がバクバクと早打ちしているのが自分でもわかりました。 すぐに早退を願い出て保育園へ直行すると……。そこには、ギプスと三角巾で右腕を釣られた姿の息子が! 先生に連れられてトコトコと歩いて出てきた息子の姿に、驚きを隠せぬ私でした。 詳しく状況を聞くことに先生たちは、申し訳なさそうに一生懸命謝ってくれました。詳しく聞いたところ、すべり台で遊んだあとによろけて転び、すべり台のへりに右腕がぶつかったそうです。先生はよろけたところをうまく手助けできなかったことを悔やんでいました。 でも、息子がよろけたところを見てくれていたので、その結果、肘が腫れたことにもすぐに気がつき、迅速に整形外科の受診までしてくれていたのです。そのことに感謝し、責める気持ちにはなりませんでした。たくさんの遊んでいる子どもたちを全体的に見ながらも、よく息子が転んだのを見逃さなかったなと逆に感心していました。 息子とギプス生活この日から、1週間に1度の通院とギプスをつけた息子との少し不便な生活がスタート。日常生活では、息子の左利きが幸いして食べることはあまり困りませんでした。保育園生活も先生の丁寧なサポートで、他の子と同じような遊びや製作活動ができたので楽しめていた様子でした。 一番大変だったのは何よりもお風呂! 二の腕あたりまでギプスがついていたので、右腕全体をビニール袋で覆い、ゴムで止め、さらにラップを巻いて防水対策。初夏から夏にかけての時期でしたので、洗えないギプス部分はなかなか汗臭かったです。 夏の暑い間にギプスを着けておかねばならずとても暑苦しかったと思いますが、息子の骨折は約40日のギプス生活を続けようやく完治。ギプスをはずした息子は、最初は右腕をかばうようにしていましたが、3日もすると元のように動かし始めて両手を使って自由に遊ぶことができるようになりました。それを見て私はようやくひと安心できました。保育園の先生方には、迅速な対応をしてくださったこと、丁寧にサポートしてくださったこと、今でもとても感謝しています。そして子どもの遊びは、予期せぬことが起こるものだと、勉強になりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:優木 まり25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。
2024年01月05日