初めての子育て。私は妊娠中からたくさん育児書やネットの情報を読みあさり、「こんな母親になりたい!」という理想像を自分の中に作り上げていました。その結果、子育てがつらくなりノイローゼ気味に……。夫が買ってきてくれた子育てアイテムで救われたお話です。 全部自分でしようとしていた私私には「こういう母親になりたい」という理想像がありました。例えば、おしゃぶりは歯に良くないから使わないでおこう、赤ちゃんの健康のために離乳食は絶対に手作りにすべき……などです。 赤ちゃんにとって良くないなんて根拠のないものもありますが、当時の自分はなぜか「母親たるものラクしようなんて考えてはいけない。赤ちゃんのためにならないから」という考えがあり、子育てをラクにしてくれるアイテムを使おうという気はまったくありませんでした。 夫が子育て便利グッズを買ってきた!実際に子育てが始まると、私の場合まったく育児書通りにはいきませんでした。抱っこで寝かしつけるのに2時間かかったり、育児に時間がとられて家事とじょうずに両立できなかったり、自分が思い描いていた理想の母親像とはかけ離れた自分の姿にイライラすることもしょっちゅうでした。そんなイライラしている私をみかねて、娘が生後4カ月になったころ、夫が子育てをラクにしてくれるさまざまなアイテムを買ってきてくれました。 おしゃぶりや電動ゆりかごベッド、市販の離乳食など、私が絶対に使わないで子育てをしたいと思っていた物ばかり。最初は「絶対に使わない!」と突っぱねていた私でしたが、夫に「ママがイライラしているほうが子どもにとって良くない」と説得され、いくつか使ってみることにしました。 子育てをラクにするアイテムを使ったらまず使ってみたのは電動ゆりかごベッドです。これは私の娘には合っていたようで、抱っこの寝かしつけと違いすんなりと眠りについてくれました。寝かしつけは大きな悩みの種だったので、正直とてもうれしかったです。 寝かしつけがラクになった分、余裕をもって娘に接することができるようになっている自分に気づきました。それがきっかけで、少しずつですが子育て用の便利アイテムを使うようになりました。 便利アイテムを使うようになってから育児が数段ラクになり、つらかった育児を楽しめるようになりました。一生に何度もない子育てですから、最初から頼れる物は頼って楽しめばよかったな……と少し後悔しています。これからもラクをするのは恥という考えを捨て、楽しく子育てができる工夫をしていきたいと思っています。 監修/助産師 松田玲子著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2022年01月24日ファイナンシャルプランナーの大野先生が自治体独自の出産・子育て支援制度について教えてくれました。東京都では、新生児1人あたり10万円相当の育児用品や子育て支援サービス等を提供する事業を実施しています。 行政(国、都道府県、市区町村)は、様々な支援制度・助成制度を実施していますが、多くの場合、対象者が申請をすることによって支援・助成が受けられます。制度の中には新しくできた制度や期間限定のものなどあまり浸透していないものも少なくありません。 今回は、自治体独自の制度で子育てに関する支援制度・助成制度について2021年9月5日時点の内容のものをいくつかお伝えします。 10万円相当の育児用品や子育て支援サービスを提供東京都では、コロナ禍において、子供を産み育てる家庭を応援・後押しするために、新生児1人あたり10万円相当の育児用品や子育て支援サービス等を提供する事業を実施しています。対象となる世帯は、以下に該当する世帯です。【1】2021年1月1日~2021年3月31日までの間に出産し、出生日と2021年4月1日の両日に、出生した子どもを含む住民登録が都内にある世帯【2】2021年4月1日~2023年3月31日までの間に出産し、出生日に、出生した子どもを含む住民登録が都内にある世帯 利用には、出生時にお住まいの区市町村を通じて、対象家庭へ専用IDを記載したカードを配付します。カードの配布には申請は不要です。カードに記載されている内容から、専用サイトへアクセスしたあと登録を行い、10万円相当のポイントが設定されていますので、専用サイトからご希望の育児用品・子育て支援サービス等を選択し、申込ができます。 期限内であれば、複数回に分けての利用も可能です。10万円は現金給付でなく、育児用品への交換や子育て支援サービスの利用ができるポイントが付与されます。利用できる育児用品やサービスは主に以下の通りです。 ○家事・育児等サービス(家事支援、育児支援サービス、ベビーシッター)○ベビー服・雑貨、○離乳食、ミルク○おしりふき、おむつ○生活支援用品(加湿器、空気清浄機等の家電製品、生活雑貨)○おもちゃ○ベビー用品(ベビーカー、チャイルドシート、バウンサー、ベビーチェア、ベビーベッド、ベビー食器、ファッション雑貨等)○多胎児用品〇マスク、アルコール 自治体独自の出産・子育て支援の主な例その他にも自治体独自の支援の例をお伝えします。 1.出産祝金(現金給付)子育て支援に力を入れている自治体や財政に余力のある自治体で実施していることが少なくありません。金額も自治体によって異なりますが、一例をあげますと、広島県にある庄原市、岐阜県にある高山市などでは、第1子でも10万円の出産祝金が支給されます。地域商品券等が支給される自治体や子どもの人数が多いと支給額が増える自治体等もあります。 2.育児用品やサービスの無償化・負担軽減化現金給付ではなく、育児用品やサービスの無償化によって子育て支援の充実を図っている自治体も少なくありません。兵庫県にある明石市ではお子さんが生後3か月~1歳までの間、見守り支援員が毎月紙おむつを無料で配達するとともに子育ての相談ができるサービスを実施しています。 また、第2子以降の保育料が完全無料化などの子育て支援も併せて実施しています。その他の自治体でも、小児医療の無料化の拡充や保育料の負担軽減、不妊治療の女性や妊婦健診等のタクシー料金助成など、様々な取り組みをしています。 現金給付にしても、育児用品やサービスの無償化・負担軽減化にしても、自治体やサービス内容によっては、在住の期間や所得の大小によって、対象外となることもありますので、利用を検討する場合には詳しい条件を確認しましょう。 全国には47都道府県以外に1700を超える市区町村があり、全国で統一されている税や社会福祉の制度以外は、自治体独自の状況や考えが反映されています。上記でお伝えした支援制度も一例で、お住まいの自治体独自の制度がある可能性もあります。これを機会に広報誌やホームページを確認する機会にして、行政からの支援制度を有効に使っていただければと思います。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2021年09月12日働く女性が増え、産前産後休業や育児休業をとる女性も多くいます。私もその1人でしたが、育児と仕事の両立には家事や育児を手伝ってくれる存在が必要なのだと心底思いました。そんな私の体験談を紹介します。復職して大変だった時期1人目の妊娠・出産を経て育児休業をとっていた私は、子どもが1歳3カ月のときに保育所へ預けて職場復帰しました。子どもの体調不良で急に休むことを想定して、専任の事務から引き継ぎのいらない現場作業へ部署を替えてもらい、働く時間も短縮しての復帰。当然ながら給料も半人前です。一番大変だったのは、家事をこなすことでした。仕事で疲れていても大急ぎで子どもをお迎えに行き、家につけば息つく間もなく夕食づくりです。 家事も育児も全部ひとり保育所に行けば、砂場遊びやお絵かきで汚れた洗濯物が毎日何着も出ます。帰り時間や天気を考えて室内に洗濯を干す作業も、乾いた洗濯物をたたむ作業も夜遅くになりました。 私の要領が悪いせいもありますが、お皿洗いや保育園の持ち物準備、連絡帳の記入なども子どもを寝かしつけたあとにやらなければならず、毎日が寝不足で目がまわるような状態。ようやく家事が終わったころにはホッとして、自然と涙が出てくることがよくありました。 私は離職の道を選んだ家の近くに住む両親に頼ることができる、パパの帰りが早くて家事や育児の分担ができるなど無理なく働けるならよかったのですが、わが家はそうでなかったうえに、2人目ができたときを想像すると「こんな生活では無理がありすぎる……」と感じました。そして、復職から2年で離職し、保育園をやめて幼稚園に変更しました。ただ、保育園での集団生活は子どもの成長にもつながり、何より本人が楽しそうだったので保育園に通わせたこと自体は今も後悔していません。 復職する前は、周りの友人たちがやっていることだから自分にもできるものだと漠然と思っていました。家庭の状況によっては働くことが難しい場合もある、それぞれの家庭にあった選択をすることが大切だと感じました。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
2021年09月01日子育て日記イラストがTwitterで大人気! ぎゅうにゅうさん(@gyuunyuu_umai)の脱力系育児マンガ連載! とうにゅうちゃん(7歳)、れんにゅうちゃん(3歳)姉妹の、可愛らしく可笑しなふたりの世界に胸きゅん♡ 第17回目は、子どもたちのマスク選びのお話。[育児マンガ・子育て日記連載]ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク、次回もお楽しみに♡育児マンガ・子育て日記連載「ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク」の記事一覧ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.1「名言」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.2「わかるよ……その気持ち」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.3「大人な対応」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.4「オレンジジュース」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.5「なにげない会話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.6「なんでも真似っこ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.7「大好きすぎて」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.8「喧嘩のごめんね」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.9「心配なこと」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.10「よく分からない話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.11「小学校までお迎え」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.12「音読が読み聞かせ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.13「あかちゃんごっこ」LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中!ぎゅうにゅう育児漫画など描いてます。7歳、3歳の娘と旦那と私で暮らしています。「ぎゅうにゅう日記 ほへーっと2人育児編」発売中!Twitter:@gyuunyuu_umaiillustration & text/ぎゅうにゅう
2021年08月20日ベビーカレンダー編集部がおすすめの育児マンガをご紹介! この記事では、Twitterで日々の子育ての様子を発信している、ゆーぱぱ(@too6mi)さんの育児マンガを掲載いたします。お姉ちゃんの塩対応に傷つきながらも、日々娘さんたちと向き合うエピソードです。 パパが作った料理に対して、娘の反応は…!? 娘さんからのまさかの一言!これはとってもうれしかったはず♪ ママやパパにとって子どもの一言はパワーワードですよね! ゆーぱぱ(@too6mi)さんの育児日記はTwitterやブログにて更新中です♪ ぜひチェックしてみてくださいね☆ 子育てからの解放。#育児絵日記#育児漫画#子育て絵日記#子育て漫画#育児あるある#イラスト pic.twitter.com/yHfzxG0kD3 著者:イラストレーター ゆーぱぱ茨城県出身。3歳と6歳(もうすぐ7歳)娘の父。育児漫画を描いています。Twitterを中心にイラストを投稿しております。
2021年08月13日子育て日記イラストがTwitterで大人気! ぎゅうにゅうさん(@gyuunyuu_umai)の脱力系育児マンガが連載スタート! とうにゅうちゃん(7歳)、れんにゅうちゃん(3歳)姉妹の、可愛らしく可笑しなふたりの世界に胸きゅん♡ 第16回目は、れんにゅうちゃんが髪を結んで登園した時のお話。下の子の髪がのびてきたので、ようちえんにしばって行ってみた。その帰り……とうにゅうちゃんに気付いてもらえて、うれしいれんにゅうちゃんでした。[育児マンガ・子育て日記連載]ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク、次回もお楽しみに♡育児マンガ・子育て日記連載「ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク」の記事一覧ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.1「名言」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.2「わかるよ……その気持ち」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.3「大人な対応」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.4「オレンジジュース」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.5「なにげない会話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.6「なんでも真似っこ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.7「大好きすぎて」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.8「喧嘩のごめんね」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.9「心配なこと」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.10「よく分からない話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.11「小学校までお迎え」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.12「音読が読み聞かせ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.13「あかちゃんごっこ」LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中!ぎゅうにゅう育児漫画など描いてます。7歳、3歳の娘と旦那と私で暮らしています。「ぎゅうにゅう日記 ほへーっと2人育児編」発売中!Twitter:@gyuunyuu_umaiillustration & text/ぎゅうにゅう
2021年07月16日■前回のあらすじ注意のつもりで子どもの手首を叩いてしまったと語る編集者のインデンさん。なんと3歳児検診で虐待を疑われることになり…。■ある育児本を実践したインデンさん■認めることで子どもの反応が変わった!■プロの教えに目から鱗が…!■子育てに大切なのはまず知識! 『子どもを叱りつける親は失格ですか?』 アベナオミ著 小川大介(監修)(KADOKAWA)1,200円(税抜) \ この後どうなる!? /書籍「子どもを叱りつける親は失格ですか?」はこちら 子どもを大切に思っているのに自分の気持ちをコントロールできず、さらに叱った自分を責めて落ち込む日々を過ごすママ・パパのためのコミックエッセイ。読んですぐに実践し、親子で変われるヒントが満載です!
2021年07月01日子育て日記イラストがTwitterで大人気! ぎゅうにゅうさん(@gyuunyuu_umai)の脱力系育児マンガが連載スタート! とうにゅうちゃん(7歳)、れんにゅうちゃん(3歳)姉妹の、可愛らしく可笑しなふたりの世界に胸きゅん♡ 第15回目の今回は、ぎゅうにゅうさんが長女のとうにゅうちゃんと珍しく2人きりで過ごした時のお話。平日に、とうにゅうちゃんだけ代休でお休みの日がありました。なんだかずっと寂しそうにしているとうにゅうちゃんでした。帰ってきてめちゃくちゃうれしそうにしてた。[育児マンガ・子育て日記連載]ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク、次回もお楽しみに♡育児マンガ・子育て日記連載「ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク」の記事一覧ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.1「名言」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.2「わかるよ……その気持ち」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.3「大人な対応」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.4「オレンジジュース」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.5「なにげない会話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.6「なんでも真似っこ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.7「大好きすぎて」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.8「喧嘩のごめんね」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.9「心配なこと」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.10「よく分からない話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.11「小学校までお迎え」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.12「音読が読み聞かせ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.13「あかちゃんごっこ」LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中!ぎゅうにゅう育児漫画など描いてます。7歳、3歳の娘と旦那と私で暮らしています。「ぎゅうにゅう日記 ほへーっと2人育児編」発売中!Twitter:@gyuunyuu_umaiillustration & text/ぎゅうにゅう
2021年06月18日こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんが生まれてから関わることが増えてくるのは、祖父母の存在ではないでしょうか。自分の父母・夫の父母と4人もいたら、とても助かる半面、それぞれの「子育て論」があったりして大変に思うこともあるはず。 今回は祖父母と共に子育てするときに、お互いが負担にならないように心がけることや、喜んでサポートしてもらうためのコツを話します。 子育ては時代によって変わる子育ては時代によって少しずつ変化しています。例えば有名な話でいうと、昔は「甘やかすことにつながるから泣いてもすぐに抱っこしない」「2カ月から果汁を飲ませる」など、今とは違う考え方がありました。その時代ではそれが正解だったけれど「今は違う」ということをどう伝えればいいのかと悩むママもいると思います。 子育ての思いが違うのは当たり前まず、子育てへの思いが違うのは当たり前ということを前提にして一緒に子育てをしましょう。おじいちゃん・おばあちゃんはそれぞれ孫のことを思い、良かれと思って行動しています。基本的に「助けてあげたい」と思っているはずなのです。ですので、気持ちを大きく持つことが必要です。 おじいちゃん・おばあちゃんのしたことを否定すると、その後の関係がギクシャクしてしまうかもしれません。赤ちゃんが泣いているときに「肺が強くなるからどんどん泣かせなさい」と言われたら、いきなり否定するのではなく、「元気な声ですよね。おなかが空いている時間なのでおっぱいにしますね」など、やんわりと伝えてみましょう。 してほしいこと・してほしくないことをはっきりさせる周りの大人たちは、子どもの命・健康・安全を守らなければいけません。例えば、家ではジュースは飲ませない、お菓子は親が量を決めて食べさせているなど、子どもの体のために大切にしたいルールがあるのなら、最初にきちんと伝えたほうがいいでしょう。 また安全面でいうと、車に乗るときは必ずベビーシート(チャイルドシート)に座らせるなどもはっきりと伝えましょう。事前に伝えていたほうが、お互いが迷わず子育てできます。このとき、パパとママの意見を一緒にしておくことも大切。夫婦で意見が違うと、おじいちゃん・おばあちゃんも混乱してしまいます。 身近な子育てから手伝ってもらうおじいちゃん・おばあちゃんは孫と過ごせることがうれしくて、ついあれもこれもしてあげたいと思うものです。最初から頑張りすぎると、おじいちゃん・おばあちゃんはエネルギー切れしてしまいます。まずはおじいちゃんたちの生活リズムを崩さない程度の身近な子育てを手伝ってもらいましょう。 例えば、公園に連れて行ってもらう、買い物に行く間に子どもを見てもらう、離乳食を作ってもらう、お昼寝の寝かしつけをしてもらうなどです。急なお願いや、病気などのピンチのときばかりをメインにお願いしていると、おじいちゃんたちも急な変化に大変さを感じてしまうことがあります。 感謝の気持ちを忘れない私自身、同居していた両親に助けてもらって2人の子どもを育てました。日々の子育てはもちろんのこと、子どもが病気になったときも病院に連れて行ってくれたり、泊りの出張も快く送り出してくれたりしました。2人の子どもがやさしく元気に育ったのは、間違いなく両親のおかげです。 でも、預かってもらうことが当たり前になってしまうといけません。「いつもありがとう」という感謝の気持ちを言葉できちんと伝えることも大切です。感謝の言葉がないと、おじいちゃん・おばあちゃんが子育てに負担を感じてしまうこともあります。食事会をする、一緒にテーマパークなどへお出かけをするなど、言葉だけでなくイベントなどで感謝を伝える方法もありますよ。 親の愛情と祖父母の愛情。愛情をたっぷり受けて育つ子どもは、心が安定しますし、パパやママとは違う身近な人と深い関わりは、子どもの人生において宝になります。ぜひ、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に楽しく子育てしてみてくださいね。 イラスト/マメ美著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年05月24日子育て日記イラストがTwitterで大人気! ぎゅうにゅうさん(@gyuunyuu_umai)の脱力系育児マンガが連載スタート! とうにゅうちゃん(7歳)、れんにゅうちゃん(3歳)姉妹の、可愛らしく可笑しなふたりの世界に胸きゅん♡ 第14回目の今回は、ぎゅうにゅうさん親子の寝かしつけのお話。寝かしつけのとき……ケンカするから間に自分が入って寝るんだけどだんだんこっちに寄ってきてしまう。そして一旦退室するときに定位置に戻すんですが……結構な確率で無意識に真ん中に寄ってきている2人なのでした。 [育児マンガ・子育て日記連載]ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク、次回もお楽しみに♡育児マンガ・子育て日記連載「ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク」の記事一覧ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.1「名言」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.2「わかるよ……その気持ち」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.3「大人な対応」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.4「オレンジジュース」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.5「なにげない会話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.6「なんでも真似っこ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.7「大好きすぎて」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.8「喧嘩のごめんね」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.9「心配なこと」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.10「よく分からない話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.11「小学校までお迎え」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.12「音読が読み聞かせ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.13「あかちゃんごっこ」LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中!ぎゅうにゅう育児漫画など描いてます。7歳、3歳の娘と旦那と私で暮らしています。「ぎゅうにゅう日記 ほへーっと2人育児編」発売中!Twitter:@gyuunyuu_umaiillustration & text/ぎゅうにゅう
2021年05月21日家事も育児もほぼ1人でこなさなければならない『ワンオペ育児』。実家や義実家といった頼る場所が近くになく、夫婦2人で家事育児仕事をする場合、パートナーのどちらかに育児と家事の負担がかかり過ぎてしまいます。また離婚や死別、単身赴任などさまざまな理由から1人で子どもを育てている人も、すべての負担や責任が自分にのしかかってしまいます。そんなワンオペ育児のしんどさに対するTwitter上の呟きが、共感を得ています。つ ひ つ 育ら と ら 児い り い をん で ん すだ 育 じ るよ 児 ゃ のな を な があ す く る て の が— Yuri (Egga)®︎/ 4歳息子の父⛅ (@yetweet0116) March 19, 2021 「育児をするのがつらいんじゃなくてひとりで育児をするのがつらいんだよなぁ」この言葉、ワンオペ育児経験者の方なら誰もが共感できるのではないでしょうか。これはYuri (Egga)®︎/ 4歳息子の父(@yetweet0116)さんのひと言。Yuri (Egga)®︎さんは、4歳のひとり息子のパパで、仕事復帰している妻との3人暮らしです。普段から息子くんとの日々をTwitterでアップしており、特に週末はYuri (Egga)®︎さんが息子くんの面倒を見ているとのこと。この呟きは、Yuri (Egga)®︎さんが週末に息子くんと買い物に出かけた際に思った言葉だそう。ちょっぴり疲れているんだろうな。今日はふたりで約束していた買い物に行ったけど、家族揃って買い物に来ている人たちが楽しそうでキラキラして見えてしまって、そそくさと帰ってきてしまった。でも息子のためには笑顔でいなきゃー。— Yuri (Egga)®︎/ 4歳息子の父⛅ (@yetweet0116) March 20, 2021 買い物は息子くんと約束していたものですが、「家族揃って買い物に来ている人たちが楽しそうでキラキラして見えてしまって、そそくさと帰ってきてしまった」といいます。子どもと一緒の買い物って本当に大変です。たくさんの荷物を1人で持ち、駆けまわる我が子を追いかけ、ほかの人とぶつからないように配慮。お菓子やおもちゃ売り場ではぐずられ、目的の買い物を終えた頃にはぐったりしてしまいます。「自分1人ではなく、この場に妻(夫)がいれば。もっとほかに人手があれば……」そう思ったことがあるパパさん、ママさんは多いのではないでしょうか。きっとYuri (Egga)®︎さんも買い物に来ている家族連れを見て、ひとり育児の状況に気持ちが参ってしまったのかもしれません。このつぶやきには、共感の声が続々と寄せられています。・それはありますね……。人とやれば解決策も出てきたり選択肢も増えたりしますし。・今全く同じことを思っていたので、通りすがりに勝手にフォローさせていただきコメントまでしてしまいました。同じ境遇の方がいるって少し救われる……。土日はいつもそれを思うので憂鬱になっちゃいます。・気持ちが分かりすぎて、コメントします!「ひとりで育児する」って過酷ですよね。子育ての環境は家庭によってさまざまですが、誰か1人だけに負担が集中するのではなく、一緒に支え合いながら育児ができるといいですね。命を育てる子育ては、個人の頑張りだけでは乗り越えていけない壁があります。だからこそ働き方や預け先など、子育て世代を取り巻く労働環境や社会環境がもっと改善されることが望まれています。[文・構成/grape編集部]
2021年04月09日仕事をしながら3人の子育てをしていますが、家事と育児と仕事の両立は答えの出ない永遠のテーマのようなもの。そんな私が自分なりに決めている、「これだけは守ろう!」と思っていることを3つご紹介します。 味噌汁は必ず作る仕事が忙しいときは、どうしてもお惣菜や冷凍食品に頼ってしまうこともしばしば……。たとえお惣菜や冷凍食品で済ませたとしても、味噌汁だけは必ず作るようにしています。 具材はその時々で違いますが、必ず3種類は入れています。そうすることで、子どもたちに必ず“母の味”を感じてもらうこともできるし、栄養面でもプラスになり、自分の罪悪感も軽減されます。 ながら掃除をする週に最低1回は必ず掃除の時間をつくっていますが、幼い子どもが数人いるとそれでは間に合わないほど汚れたり散らかったりします……。 そのため、お風呂に入ったついでにちょっと床を掃除、ごはんを作るついでにちょっとシンクを掃除と、“ながら掃除”を心がけています。 掃除も片付けもためないことが肝心なので、散らかった物はその日のうちに必ず片付け、定期的に不用品は処分します。他にも、休みの日に子どもたちに「雑巾がけ競争だー!」と促し、掃除を手伝ってもらうこともあります。 休日はパソコンを開かない自宅で仕事をしているため、パソコンを開けばすぐに仕事ができる状況ですし、実際は休日も仕事がたまっている場合もあります。しかし、子どもたちがいるとパソコンを開いても邪魔をされるか、もしくは子どもたちをほったらかしにするかのどちらかです。 いずれにせよお互いにストレスが溜まるのは当然の結果なので、どんなに仕事がたまっていても休日の日中はパソコンは開きません。スマホでも仕事のやりとりはしません。子どもたちとの“今”の時間を大切にしようと心がけています。その分、子どもたちが寝てから仕事をすることはあります。 仕事・育児・家事の両立のコツは?などとよく聞かれたり、話題になったりしますが、そんなものは存在しない!と私は思っています。あるとすれば、自分のなかでいかに折り合いをつけ、いかに子どもたちやパパにも納得してもらうか。今も試行錯誤しながらの毎日です。 監修/助産師REIKOイラスト/manami.koiso 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2021年04月05日子育ては体力と気力を使うもの。特に実家や義両親など頼れる人が近くにいない中での『ワンオペ育児』は壮絶です。ワンオペ育児中に絶対に必要となるのがパートナーの協力ですが、なかにはパートナーの発言や態度にイラッとしてしまうことも……。Twitter上で田中です(@uma_tanaka)さんが呟いた『ワンオペ育児中の夫の言葉』も、まさに育児中のママの苛立ちと反感を買ってしまいそうです。娘0歳、息子1.5歳の年子&ワンオペ育児が想像を遥かに超えるハードさ故、ある日もう動けなくなって当時夫だった人に「ごめん、今日ご飯つくれそうにない…」と言ったら「全然大丈夫!弁当でいいよ!俺、豚丼ね!よろしく!」と笑顔で言われたことを豚丼つくってたら思い出した。— 田中です (@uma_tanaca) January 23, 2021 田中ですさんが豚丼を作っていた時のこと。同じように豚丼を作っていたとある日の出来事を思い出してしまいました。当時、0歳の娘と1歳半の息子の2人をワンオペ育児で見ていた田中ですさん。世のママさんたちなら、この情報だけでも年子育児がどれだけ壮絶か想像できると思います。実際に田中ですさんも、想像を超える育児のしんどさにギブアップ。あまりのハードさに、その日は「ご飯が作れない」ことを夫に伝えました。しかし、夫の返事は…。「全然大丈夫!弁当でいいよ!俺、豚丼ね!よろしく!」夫に悪気は全くないのでしょう。むしろ「妻のためにお弁当でもいいと思える俺、優しい」と思っているかもしれません。しかし、田中ですさんが求めていた答えはこんな言葉ではないはず。「俺が代わりにご飯を作るよ」とか、お弁当だとしても「俺が買ってくるよ」とか、「俺が子どもの面倒を見るから少し休みな」とか、そういった優しい気遣いが欲しかったのでしょう。この夫の発言には、苛立ちの声がたくさん寄せられています。・豚丼でいいだと?よろしくじゃなく、あんたが家族分買ってこい。・なんで妻が疲れきっているのに、「買いに行こう」とか「作ろう」って発想がないのか謎です。・男という生き物は家事育児に関して役に立たないどころか、妻のHPを削りにかかってくるので、先祖を何代も遡って改心してもらわないとダメみたいです。という個人的な偏見で心の平穏を保とうとしました。が、産後鬱になりました。また、田中ですさんと似たような体験をしたという人も。・そう言う人って「買いに行く間に子どもを見ている」という発想がないですよね。うちは 「ハァ?まだできてねぇの!?」や、その他暴言が続き、夫らしき人の帰宅時間が近くなると手の震えが止まらない時期がありました。・ウチも年子で私が体調不良の時にそういったら、「いいよ!お茶漬けで!」といわれて殺意を抱きました。育児中は、パートナーの何気ないひと言が夫婦関係の致命的な傷になる場合も。田中ですさんも「夫だった人」と書いているように、今は離婚している様子。会社で仕事をしていると、家庭内での育児の壮絶さが想像できないパートナーがいることも事実です。ワンオペ育児の場合は特に、夫婦2人で育児と家事をシェアし、疲れた相手をお互いに思いやる心が必要ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月27日子育て日記イラストがTwitterで大人気! ぎゅうにゅうさん(@gyuunyuu_umai)の脱力系育児マンガが連載スタート! とうにゅうちゃん(7歳)、れんにゅうちゃん(3歳)姉妹の、可愛らしく可笑しなふたりの世界に胸きゅん♡ 第12回目の今回は、とうにゅうちゃんの宿題「音読」をするときのお話。とうにゅうちゃんが宿題の音読を始めると、必ず聞きに行くれんにゅうちゃんでした。たまに「もっかいよんでほちい」と要求しています。それは勘弁してあげて……[育児マンガ・子育て日記連載]ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク、次回もお楽しみに♡育児マンガ・子育て日記連載「ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク」の記事一覧ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.1「名言」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.2「わかるよ……その気持ち」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.3「大人な対応」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.4「オレンジジュース」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.5「なにげない会話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.6「なんでも真似っこ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.7「大好きすぎて」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.8「喧嘩のごめんね」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.9「心配なこと」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.10「よく分からない話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.11「小学校までお迎え」LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中!ぎゅうにゅう育児漫画など描いてます。7歳、3歳の娘と旦那と私で暮らしています。「ぎゅうにゅう日記 ほへーっと2人育児編」発売中!Twitter:@gyuunyuu_umaiillustration & text/ぎゅうにゅう
2021年03月19日子育て日記イラストがTwitterで大人気! ぎゅうにゅうさん(@gyuunyuu_umai)の脱力系育児マンガが連載スタート! とうにゅうちゃん(7歳)、れんにゅうちゃん(3歳)姉妹の、可愛らしく可笑しなふたりの世界に胸きゅん♡ 第11回目の今回は、れんにゅうちゃんと一緒にとうにゅうちゃんの小学校までお迎えに行ったときのお話。この前、上の子を小学校までお迎えしに行きました。それは良かった。れんにゅうちゃんも学校の中に行けてご満悦の様子でした。[育児マンガ・子育て日記連載]ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク、次回もお楽しみに♡育児マンガ・子育て日記連載「ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク」の記事一覧ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.1「名言」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.2「わかるよ……その気持ち」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.3「大人な対応」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.4「オレンジジュース」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.5「なにげない会話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.6「なんでも真似っこ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.7「大好きすぎて」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.8「喧嘩のごめんね」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.9「心配なこと」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.10「よく分からない話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.11「小学校までお迎え」LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中!ぎゅうにゅう育児漫画など描いてます。7歳、3歳の娘と旦那と私で暮らしています。「ぎゅうにゅう日記 ほへーっと2人育児編」発売中!Twitter:@gyuunyuu_umaiillustration & text/ぎゅうにゅう
2021年02月26日■前回のあらすじ夫に家事育児を任せて、なかば強引に家を出たうずら。公園の駐車場でひたすら時間をつぶし、家に戻ってみると…。■夫から思わぬ労いの言葉が…ついに伝わったと思った瞬間。当事者として家事育児を体験することで、ようやく夫もその大変さが理解できたようでした。■夫婦として心を通わせられた瞬間ただ労いの言葉をひと言だけでも聞きたかった…。娘を産んで以来初めて、夫婦として心を通わせられた瞬間でした。次回に続く! 【同じテーマの連載はこちら】 産後の話 この連載の全話を見る >> 親子を救う!?ピンクのパンダのオールOK! この連載の全話を見る >>
2021年02月10日子育て日記イラストがTwitterで大人気! ぎゅうにゅうさん(@gyuunyuu_umai)の脱力系育児マンガが連載スタート! とうにゅうちゃん(6歳)、れんにゅうちゃん(2歳)姉妹の、可愛らしく可笑しなふたりの世界に胸きゅん♡ 第10回目の今回は、子どもたちだけでの“ガールズトーク”をこっそりのぞき見!……何の会話?最近、子どもたちが2人で会話することが増えました。よくわからない話をしてることも多いけど、かぁかはそれを聞くのが好きだよ。[育児マンガ・子育て日記連載]ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク、次回もお楽しみに♡育児マンガ・子育て日記連載「ぎゅうにゅうさん家のガールズトーク」の記事一覧ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.1「名言」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.2「わかるよ……その気持ち」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.3「大人な対応」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.4「オレンジジュース」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.5「なにげない会話」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.6「なんでも真似っこ」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.7「大好きすぎて」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.8「喧嘩のごめんね」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.9「心配なこと」ぎゅうにゅうさん家のガールズトークVol.10「心配なこと」LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中!ぎゅうにゅう育児漫画など描いてます。6歳、2歳の娘と旦那と私で暮らしています。「ぎゅうにゅう日記 ほへーっと2人育児編」発売中!Twitter:@gyuunyuu_umai
2021年01月15日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。今回は、子どもが生まれる前に考えていた、「理想の子育て」が崩壊していた瞬間について書きたいと思います。■子育てに少しだけ自信があった私私がイライラして怒りをぶつけるのは、世界でただひとり、母にだけでした。母に、”理解されていない”と感じると、無性に腹が立ち、よく口げんかしたものです。私は人にイライラしたり、イライラしたとしても、その人に怒りをぶつけることはほとんどありませんでした。介護の仕事をしていたときも、他のスタッフが仕事に対しイライラして文句を言っていたとしても、そんなにイライラすることかな? と心の中で思っていました。なので、自分はどちらかといえば、穏やかな人間なのかもしれない、とこのときは思っていたのです。介護の仕事を辞めた後、私は認知症のおばあちゃんのお世話をしていました。話をしていて、1分もたたないうちに、話していたことを忘れてしまうおばあちゃん。ずっと一緒にいると、イライラすることももちろんありました。けれど、そのイライラをおばあちゃんにぶつけたり、激しく怒ったりすることはありませんでした。育児も、きっと同じで大変なことはたくさんあるだろうけれど、今みたいに、楽しくできるのではないかと思っていたのです。そして子どもができました。 ■はじめての育児はとても神経質になった妊娠すると、情緒不安定になることもあり、不安もありましたが、喜びの方が大きく、きっと大丈夫、なんとかなる! と前向きに考えました。心穏やかに、楽しく育児をする…息子が生まれるまでは、それが理想だったのです。はじめての育児は、とても神経質になりました。数時間おきの授乳でまとまった睡眠時間がとれず、心配事も尽きない日々。私の情緒不安定は続き、子育てにまったく自信が持てません。ある日、私は息子に感情的になって怒りました。私の「理想の子育て」が崩壊した瞬間です。しかもそこから、たびたび感情的に怒ってしまうようになりました。子どもが言うことを聞かない、なんて当たり前のことです。私だって、親の言うことを聞かない子どもでした。それを棚に上げて、諭すことも叱ることもできず、感情的に怒ってしまう…そんな自分が情けなくなりました。子どもが生まれる前、少しだけ自信があった自分が恥ずかしいと思いました。そもそも、介護と育児は比べられるようなものでもありません。まったくもって別物です。おばあちゃんに感情的にならないからといって、自分の子どもに感情的にならないわけではありません。そんな当たり前のことに気づかない私は浅はかだなぁと思いますが、その状況になってみないと案外わからないものだな、と改めて考えさせられました。私はこんなに短気で怒りっぽい一面があることを息子に教えられました。 ■息子のおかげで気づけることがたくさんある今では、感情的に怒ってしまった後、謝る日々です。これでいいとも思っていませんが、今はこのようにしかできないのです。「子どもを感情的に怒ってはいけない」と人に言われようと、怒らないことができないのですから。怒らずに叱るということができずに、感情的に怒ってしまうのが、私なのだと思います。私の「理想の子育て」は、息子が生まれてまもなく崩壊しましたが、すべてが崩れたわけではありません。私の理想とはちょっとばかり違いましたが、こうして息子のおかげで気づけることがたくさんあるので、ありがたくも思います。心穏やかに息子と接しているときもあれば、息子と楽しい時間を過ごすこともあります。息子が生まれてきてくれただけで、十分だとも思います。こんな私のところへ生まれてきてくれた息子は、とてもかわいくて、愛しくて仕方がありません。時には怒ってしまうこともありますが、毎日のように、大好きで、大切だということを伝えています。これからも伝え続けたいと思います。
2020年12月27日ウーマンエキサイトのみなさまこんにちは。ぐっちぃです。理想の子育てということで、わたしが出産前に脳内シミュレーションしていたことをお話しますね!■ 育児スケジュールを組んでいたけれどわたしは10年前ほどに、双子を出産しました。一度に赤ちゃんが2人もきて、「絶対楽しいし、かわいいだろうな」とお花畑のようなイメージが脳内をかけめぐっていましたよ。わたしが出産した当時は、まだスマホもなく(SNSももちろんない)インターネットの情報もどこまで信じていいかわからずで、ひたすら本と病院で聞いた話をメモして、脳内シミュレーションしていました。……なんてことが夢だとわかったのは、娘たちが退院してすぐ!こんなスケジュールどおりに進むなんてことは、1日たりともなかった。妹は、妹とはいえ先に出産をしていたので、育児の先輩だったのです。初育児、気付かないうちに自分で「本のとおりにやらなきゃ!」ってゴリゴリに脳を固めていたみたいなんですよね。もちろん、スケジュールを立てて進めていくのはいいと思うけど、そのとおりにいかなかったときに、いつもは焦っていたことが、「まいっか、なんとかなるか」な考えに変わった瞬間でした。育児は思ったとおりにいかない。あれから約10年経ったけど、今も同じことを思うし、きっとこれからも「育児の理想」が崩壊していくことを何回も経験していくんだろうなと思っています。ただそこで「なんで!? どうして!?」とならずに「じゃあほかの考えを」と脳にスイッチを入れられるよう、切り替え能力を身に付けていきたいです。
2020年12月23日子育てに対し、未経験者の中には『キラキラしていて楽しいもの』というイメージを持っている人は少なくないかもしれません。しかし、現実の子育ては心身ともに大変なことばかり。ストレスが蓄積した結果、産後うつや育児ノイローゼになってしまう親が数多く存在します。親も1人の人間であり、誰もが最初は子育て初心者です。いくら愛しい我が子とはいえ、夜泣きやイヤイヤ期、ワンオペ育児などが原因で疲れてしまうでしょう。産後うつや育児ノイローゼになってしまうと、従来のうつ病のように何もやる気が起きなくなってしまったり、常にイライラしてしまったり、突然泣き出してしまったりと情緒不安定な状態になってしまいます。『育児ノイローゼ気味だった時に描いた漫画』が話題に漫画家であり、2児の母親である、すがたひかる(@hen8996)さんも育児ノイローゼを経験した1人。3歳の長男が生まれたばかりの頃、初めての子育てに追われ、すがたさんは忙しい日々を送っていました。その頃を思い出すように、すがたさんは当時描いた漫画を2020年10月16日にTwitterへ投稿。すがたさん自身も「カオス」と評する内容に反響が上がっています。続き pic.twitter.com/9q3F5PJjWl — すがたひかる (@hen8996) October 16, 2020 生後11か月だった頃の長男は、元気すぎるほどだったそうです。常に叫び声や泣き声が家の中に響き渡り、すがたさんは我が子の甲高い声を聞き続けなければなりませんでした。そんな中、すがたさんに声をかけてきたのは…両耳の鼓膜!「お願いします、耳栓をしてください…このままではつらいのです…」と助けを求めてきたのです。鼓膜たちのSOSは、すがたさんの心の声だったのかもしれません。ユーモアたっぷりに描かれていますが、育児ノイローゼの恐ろしさが伝わる作品です…。漫画は拡散され、多くの子育て経験者から共感する声が寄せられています。・私も耳栓を着けたら落ち着きました!心に余裕もできた気がします。・ミギノミミコマクヌシのセンスがありすぎて笑えない話なのに笑った。・自分も子育て中はよく脳内の自分と会話してたな…。まさに今、我が子の声でストレスを溜めている人は、左耳の鼓膜さんのアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか。あなたの左耳の鼓膜さんとミギノミミコマクヌシも、助けを求めているかもしれません…。[文・構成/grape編集部]
2020年10月18日子育て支援センターをご存じでしょうか。市区町村や社会福祉法人、NPO法人等が運営する施設で、地域の子育て家庭に対する育児支援をおこなうことを目的としています。利用した方もいらっしゃると思いますが、利用をしていない方向けに子育て支援センターについてお伝えします。 子育て支援センターとはこんなところ子育て支援センターは地域の子育て支援の拠点として、全国に7578か所(2019年度)ある施設です。従事者や施設の差はありますが、子育て親子の交流の場の提供と交流の促進、子育てなどに関する相談・援助の実施、地域の子育て関連情報の提供、子育ておよび子育て支援に関する講習などの実施をおこなっています。 分類としては、以下の3つに分かれます。 ひろば型常設のひろばを開設し、子育て家庭の親とその子どもが気軽に集い、うち解けた雰囲気の中で語り合い、相互に交流を図る場となっています。公共施設内のスペースや商店街の空き店舗、学校の余裕教室、民家の一室などで実施しています。 センター型地域の子育て支援情報の収集・提供に努め、子育て全般に関する専門的な支援をおこなう拠点として機能するとともに、既存のネットワークや子育て支援活動をおこなう団体等と連携しながら、地域に出向いた地域支援活動を実施しています。保育所などの児童福祉施設や公共施設等が実施場所となっています。保育士や看護師など、育児・保育に関する知識・経験を有する人を2名以上配置しています。 児童館型民営の児童館、児童センターにおいて、利用児童の来館前の時間などを利用して、親子の交流・集いの場を設けるとともに、子育て中の親などの当事者等をスタッフに交えて、身近で利用しやすい地域交流活動を実施しています。 電話やメールなどで相談ができるところも利用するには、予約が必要なイベント以外では基本的には予約不要ですが、最近では新型コロナウイルスの影響で通常と異なる運営がされているケースもありますので、まずはホームページやお電話などで確認しましょう。相談ごとであれば、子育て支援センターにもよりますが、電話やメールで子育てについての相談を受け付けているところも増えています。ご相談の内容としては、子育て全般、子どもの発達・発育、一時預かりの紹介、子どもと遊ぶ場所など多岐にわたっています。 また、子育て支援センターではありませんが、ベビーカレンダーでも専門家への相談ができます。ユーザー登録をしたうえでログインすると、無料で助産師・管理栄養士などに相談ができるフォームが開きますので、ぜひご利用ください。 子育てについて不安になることもあると思いますが、子育て支援センターの利用や専門家の相談で解消される内容も少なくありません。子育てでお困りのことがある場合には、子育て支援センターの利用や本サイトも含めた専門家への相談をすることも検討してみましょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年09月23日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「育児マンガ」をご紹介♪ マンガを描いているのは、ゆーぱぱ(@too6mi)さん。3歳と7歳の姉妹のパパです。お姉ちゃんの塩対応に傷つきながらも、日々娘さんたちと向き合うエピソードです。 パパが作った料理に対して、娘の反応は…!? 娘さんからのまさかの一言!これはとってもうれしかったはず♪ ママやパパにとって子どもの一言はパワーワードですよね! ゆーぱぱ(@too6mi)さんの育児日記はTwitterやブログにて更新中です♪ ぜひチェックしてみてくださいね☆ 子育てからの解放。#育児絵日記#育児漫画#子育て絵日記#子育て漫画#育児あるある#イラスト pic.twitter.com/yHfzxG0kD3 著者:イラストレーター ゆーぱぱ茨城県出身。3歳と6歳(もうすぐ7歳)娘の父。育児漫画を描いています。Twitterを中心にイラストを投稿しております。
2020年08月12日出産した途端、授乳、抱っこ、オムツ替えの無限ループで、なかなか夜もゆっくり寝られないですよね。さらに、しばらくはガルガル期ということもあり、イライラモヤモヤすることが多いと思います。突然涙が止まらなくなったり、落ち込んだりすることもあるでしょう。そんな時、決まってかけられるのが「赤ちゃんが小さいからしょうがないよ」「子育てって大変だから」という言葉です。そう言われると「そうか、このイライラモヤモヤは育児のせいなんだ。もしかして、自分は育児ノイローゼなのかも…」と思うかもしれません。でも、それは本当に育児の大変さに対するイライラモヤモヤなのでしょうか? もしかしたら、原因は別にあるかもしれません。今回は、子育てママが勘違いしてしまう、育児が原因ではないイライラモヤモヤについてお話ししましょう。■そのイライラモヤモヤ、育児が原因ではないかも?育児は一生のうち何回も経験することではないし、少子化のため身近に相談できる人も少ないため、ひとりで悩むママは多いでしょう。育児は完璧にやらないといけない、良妻賢母でなければいけないと自分自身を追い込んでしまい、育児がつらい、苦しいと感じてしまうことも。確かに、出産によってママの生活は一変します。夜は授乳のために頻繁に起きなくてはいけませんし、ひとりの時間もなくなり食事もおでかけもままなりません。そもそも命を預かること自体の責任が重すぎて相当ストレスを感じますよね。それに加え、産後のホルモンバランスの変化から、自分以外の人やものに対して攻撃的になる、いわゆる「ガルガル期」もしばらく続きます。出産後のママからの「突然涙が止まらなくなった」「うまくできない自分を責めて落ち込んだ」「夫に当たり散らしてしまった」といった声は少なくありません。「もしかして私、育児ノイローゼなのかもしれない」と追い込まれている方もいるでしょう。そういった時、周囲はたいてい「仕方ないよ、育児が大変なんだから」となぐさめの言葉をかけてくれます。「そうか、育児が大変だから、私はこんなにイライラモヤモヤしているんだ」とママも納得するかもしれません。しかし、そのイライラモヤモヤは本当に育児だけが原因でしょうか? 子どもを育てる大変さだけが、ママを追い詰めているのでしょうか? 例えば1日、夫や親に子どもを任せてひとりで出かけても気が晴れない。夫がどんなに家事育児を分担してくれても、イライラが止まらない。そんな時は、育児が原因ではないかもしれません。■あなたのイライラモヤモヤは何が原因?直面しているつらい気持ちの原因が、育児かどうかをチェックする方法が一つあります。それは「誰(何)に責められていると感じるか?」を自分自身に問いかけてみるのです。もし、育児が原因なら、あなたを責めているのは「あなた自身」。「どうしてちゃんとできないんだろう」「子どもが泣いている理由がわからない」など、自分が思い描く理想の子育てができていないと感じ、自分を責めてしまうのです。日本には昔から、3歳までは家で親が子育てするのが望ましい、ミルクより母乳の方が丈夫な子どもが育つ、夜中の授乳や添い寝は必須といった「育児神話」が存在します。実際は、その全部もしくは一部はすでに科学的に間違いであると証明されていますが、もしかしたら、そういった育児神話にとらわれて、自分で自分を責めてしまっているのかもしれません。そんな時は、夫に「もう限界なので今日は家事をやめます」と放棄宣言をして、まずはぐっすり眠ること。また、短時間でもひとりの時間を作るなど工夫してみましょう。一方で、あなたを責めていると感じるのが自分以外の場合は、イライラモヤモヤの原因は育児ではなく、その人やものかもしれません。例えば、義母から「母乳で育てていないの?」と言われた、夜に子どもが泣いているのに夫は全く起きる気配がない、早く復職したいけれど保育園に入れなかったなどは、どれも育児に関係するイライラモヤモヤです。しかし、あなたが責められていると感じているのは、それを発した人や環境に対してではないでしょうか。自分で自分を責めているのか、他人から責められていると感じているのかをチェックすることで、あなたのつらいと感じている原因がはっきりしてきます。■イライラの原因が実母・義母にある場合の対処法育児を媒介として、他人に責められていると感じつらいのだとしたら、どうしてそう感じるのかをさらに深く自分自身に問いかけてみましょう。例えば、親が育児に口を出してきた時にカチンとしたのだとしたら、どうして素直にそのアドバイスを聞けないのかを自分に問いかけてみるのです。もしかしたら、親のアドバイスは古い常識で、今の育児とはもうかけ離れているのに、押し付けられていると感じているのかもしれません。もしくは、親がいつまでも自分を子ども扱いして、育児にまで指図しようとしてきているのを嫌だと思うこともあるでしょう。それまではつかず離れずの距離で実母や義母といい関係を築いていたのに、子どもが生まれた途端、いろいろ育児に口出しをされて仲がこじれたという話をよく耳にします。おそらくこれは、実母・義母に「育児の先輩」意識があるからでしょう。娘(嫁)の仕事や趣味、人間関係などはよくわからないけれど、育児は自分もかつてやったことがあるから、「余計な一言」を言ってしまうのです。裏を返せば、実母や義母は育児が唯一、遠慮なく口を出せる分野と思っているのでしょう。そういった時は、アドバイスされたことや行動が本当に正しいことなのかどうかを冷静に見極めることが大事です。それが、育児の古い常識であったり、ただの思い込みであったり、単なる習慣の違いだとわかったら、それに対して自分はどう振るまえばいいかを考えてみます。実母・義母には「今はもうそれは違うそうなので、保健師さんの指導に沿ってやってます。見守っていてくださいね」と直接もしくは夫を通して、きっぱりと伝えるといいでしょう。■イライラモヤモヤの原因が夫や環境にある場合の対処法イライラモヤモヤの原因が夫の言動や行動にあるようなら、実力行使に出てみてはいかがでしょうか。例えば、家事がおろそかになっていることを夫に注意されたとしたら、先でも紹介したように、「今、育児が大変で、体力も落ちています。倒れそうなので睡眠時間確保のために今は寝ます」と宣言するのもいいでしょう。育児は母親の担当という風潮が未だに残っていますが、夫もわが子の親です。どんどん弱音をはいて、どんどん頼って、育児や家事に巻き込んでいくようにすれば「家事をちゃんとしたら?」といった心ない言葉は出てこなくなるでしょう。また、育児に不親切な環境へのイライラもありますよね。気軽に預けられる先がない、保育園に入れられなかったなどが挙げられるでしょう。特に用事がなくても、地元の保育園の一時保育や保育ママなど、行政サービスを調べて利用してみるのがおすすめです。家族以外にも預け先を確保しておくことは、ママの気持ちの安定にもつながりますし、急遽お願いしなければいけないことが起こっても、預け慣れていればお願いしやすいですね。人に頼るのが苦手なタイプは「子どもが小さいのに他人へ預けるなんて…」と抵抗を感じる人もいるでしょう。しかし、夫婦共働きであれば、子どもを保育園などに預けたりと他人の手を借りるのは普通のこと。「長時間預けて、何かあったらどうするの?」といった言葉を口にする人もいますが、母親ひとりの育児の方が絶対に安全とは限りません。逆に、保育のプロに育児をお願いできて、自分はイライラモヤモヤから解放されるのですから一石二鳥ではないでしょうか。日本には「苦労してこそ子育て」といった風潮がありますが、育児の大変さと子どもへの愛情は、決して正比例ではありませんから、罪悪感を覚える必要はないのです。子育て中のイライラモヤモヤ、その原因が本当はどこにあるのか。ぜひ今一度、自分に問いかけてみてくださいね。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年06月12日子供の誕生とは、多くの親にとって無上の喜びです。しかし、仕事や家事と両立して子育てをしなければならない親が、膨大なタスクの量に頭を抱えることは日常茶飯事でしょう。2児の父親である、パパ頭(@nonnyakonyako)さんが描いた漫画をご紹介します。『家電は育児を変えるよ』パパ頭さんは、育児休業中、こなさなくてはならない家事の多さに衝撃を受けていたといいます。さらに、子供がいるとお金が減っていくことに気付き、にっちもさっちもいかなくなり…。日々のつぶやき。家電は育児を変えるよ・・・!(1/2)※育休中に描いていた漫画です。 pic.twitter.com/4NZ5GpqlL3 — パパ頭 (@nonnyakonyako) May 30, 2020 家事の大変さと貯金が減っていくことに頭を悩ませていたパパ頭さんは、投資だと考え、あえてお金を使うことを決意。自動掃除機やオーブンレンジを購入し、家事に割く時間を大幅にカットすることに成功したのです!家事に取られる時間が減ったことで、子供の相手をするゆとりが出たパパ頭さん。満身創痍でボロボロになった財布を看取り、新たなる質のいい家電の購入費用を手に入れるため、再び仕事へと戻ったのでした…。漫画に対し、読者からは「めっちゃ分かる」「これぞ正しいお金の使い方!」「家電は本当に親にとって夢のアイテムだよね」といった声が相次いでいます。生活の中で、家族にとって一番必要なものは何かを考えて、家事を楽にするという選択をしたパパ頭さん。家電による出費は痛いですが、得たものは、それ以上に大きかったといえますね![文・構成/grape編集部]
2020年06月02日感染症により、休園・休校の長期化、不要不急な外出の自粛要請で、子育て中のママやパパの負担やストレスは一層倍増しているでしょう。ちょっと気晴らしにお散歩やおでかけも難しい今、家の中でずっと子どもと相対していると、逃げ場がなくなって心が折れてしまいそうになることも。「子どもはかわいいし、きちんと育てたいと思っている。でも…」と悩む親は少なくありません。育児ノイローゼ、産後うつなどにならないためにはどうしたらいいのでしょうか?子育ての不安やイライラ、焦り、迷いを抱えるママやパパに向けて、内外出版社から新刊 『小児科医ママが今伝えたいこと! 子育てはだいたいで大丈夫』 が発売されました。著者は、小児科医で二人のママでもある、森戸やすみ先生。育児に悩むママやパパへ向けたこの本では、これまで信じられてきた育児神話の“本当のところ”や、とくにママがつらく感じる原因、自分らしくラクになれる子育てのヒントなどが、小児科医の視点でわかりやすく解説されています。●森戸やすみ(もりと・やすみ)先生小児科専門医。一般小児科、NICU(新生児特定集中治療室)などを経て、2020年6月1日、東京都台東区に『どうかん山こどもクリニック』を開業予定。『小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK』(内外出版社)など著書多数。二子の母。Twitter: @jasminjoy Facebook: ■育児のトラブル・悩みはすべてママのせい?たとえば、おでかけ先や公共の乗り物の中で、子どもがなかなか泣きやまない。わが子がほかの子とうまく遊べなくて、つい手が出てしまう。せっかく離乳食を作っても、あまり食べてくれない。子育てではよくあることですが、そういう時になぜか決まって言われるのが「それって、愛情不足じゃない?」「もっと子どもには手をかけてあげないと」といった言葉です。とくに、子どもを保育園や学童に預けながら働いているママの多くは、家族だけではなくママ友や会社の同僚、よく知らない人にまで、同じようなことを言われた経験があるのではないでしょうか。実際、著者の森戸先生も、テーマパークで遊び疲れた娘さんが帰りの電車でグズったとき、たまたま乗り合わせた高齢のご婦人から「お母さん、もっと抱きしめてあげて」と諭された経験があるそうです。娘さんがグズったのは、森戸先生が抱きしめなかったからではなく、遊び疲れたからなのに。「それは本当に“親の愛情不足”が原因でしょうか?」と森戸先生は問いかけています。育児で何か問題や困ったことが起こったとき、人はどうしてなのかと原因を求めたくなるもの。しかし、子どもはそれぞれ個性がありますから、どの子にも当てはまる育児の定石はなく、大人の理屈では理解できないことも多いでしょう。一方、愛情というのも数値で測れるものではなく、親がどれほど子どもを愛しているかは目で確かめることはできません。そこで、「理解できない子どもの行動は、誰にも確かめられない親の愛情量に責任転嫁されているのではないか?」と、森戸先生は読み解きます。たしかに、親の愛情不足が原因としてしまえば、言った本人は間違いだと反論される心配もなく、自分に責任がないことも遠回しに主張できます。親に責任を押し付けることで、理屈の通らないことが解決できたと自己満足もできるわけです。しかし、子どもが泣いたりわめいたりすることと、親の愛情不足との因果関係は誰にもわかりません。子どもの数だけ個性もそれぞれで、グズってしまう原因もそれぞれ。それを、手っ取り早く原因を見つけたい大人が、こじつけているだけなのです。ところが、「小児科医をはじめ子どもに関わる専門家の中にも愛情の多寡(たか)の話をする人がいるのですから残念なことです」と森戸先生。たしかに、筆者もわが子を預けていた保育園の先生から同じようなことを言われたことがあったことを思い出しました。こういった周囲の「なんでもかんでも親の愛情不足が原因」というプレッシャーから、育児で何か困ったとき、「ほかの親ほど自分は愛情をかけてあげられていないのではないか」「もっと私がちゃんと子どもを見ていれば」と、無意識のうちに自分を責めてしまう方は少なくないでしょう。でも、それは周りからの勝手な押し付けであって、“親の愛情不足”と決めつけることは害でしかないと森戸先生は一刀両断。この言葉に、悪い夢からスッキリ目覚めたような清々しささえ感じます。■育児神話「根拠のないもの、気をつけたいもの」「子どもの問題は親の愛情不足が原因」と同じように、根拠なく信じられ続けている“育児神話”はたくさんあります。本書で紹介されているだけでも、以下のものが挙げられます。●3歳児神話「3歳までは家で母親の手で育てることが子どもの精神的な発育に一番良い」というイギリスの精神医学者ジョン・ボウルビィによる戦争孤児を対象とした調査報告(1951年)が元となっている考え●スマホ育児批判かつてはテレビやビデオ、パソコン、今はスマホといったメディアを使って子守りをしたり、親自身が夢中になることで、親子関係や子どもの心身の発育が阻害されるという日本小児科医会の提言(『スマホに子守りをさせないで!』(※1)●子どもの夜ふかし子どもは夜9時までに寝ないと、成長ホルモンが分泌されないために発達が遅れ、しかもキレやすくなるというもの●母乳信仰ミルク(粉・液体)よりも母乳の方が優れていて、どんな状況においても絶対に母乳のみで育てる方が赤ちゃんのためには良いという考え●離乳食を遅らせてアレルギー予防離乳食の開始を遅らせ、なるべく母乳だけで長く育てた方が、食物アレルギーの発症を予防できるというものいずれも、日本で一般的に信仰されている“育児神話”です。おそらく多くのママやパパが、これらのほとんど、もしくは全部を正しいと信じ、厳守しながら育児をしているのではないでしょうか。しかし、森戸先生はこれらに「すべてが根拠のあることなのでしょうか?」と疑問を投げかけています。たとえば、「3歳児神話」。精神医学者ジョン・ボウルビィが提唱していたのは、「子どもが育つ過程で、信頼できる大人との愛着関係を築くことが大事だ」ということ。それが、なぜか日本では「3歳まで母親の手によって育てられることが大事だ」にすり替わって信じられてきました。この3歳児神話はすでに国内外では否定されている考え方で、1998年の「厚生白書(平成10年版)」(※2)では「少なくとも合理的な根拠は認められない」とされ、さらに「母親と子どもの過度の密着はむしろ弊害を生んでいる、との指摘も強い」とされています。しかし、いまだにこの古い神話を信じている年配者は多く、「こんなに小さいのに保育園に行かせるなんて」「3歳までは家でお母さんが見た方がいい」といったことを言い、ママは根拠のない罪悪感を背負わされながら働くという事態がいまだに起こっているのです。それは、ほかの育児神話にも当てはまることだと本書は伝えています。たとえば、今のママはスマホから育児情報を得る機会が多く、小児科の予約をスマホでしたりお薬手帳のアプリを使ったりもします。スマホを使っているからといって育児をおろそかにしているわけではないし、息抜きにゲームをしたとしても一日中ではないのだから何も悪くないということ。子どもの夜ふかしがよくないのはたしかだけれど、その理由の一つとされてきた「成長ホルモンは夜10時〜翌2時に分泌される」というのは、今では間違いだとわかっていること。夜9時に寝るべき、早く寝ないとキレやすくなるという説に根拠はないということ。同様に、どんな状況でも母乳育児がいい、離乳食を遅らせたらアレルギーを予防できるという説も、間違っていることがいまでは明らかになっています。むしろ、離乳食に関しては、開始を遅らせることでかえってアレルギーのリスクが高くなることがわかっています。しかし、前述の「“親の愛情不足”ですべて片付ける問題」と同じように、小児科医や産婦人科医、看護師、保健師、保育園や幼稚園の先生といった普段から子どもと接している方でも、いまだにこれらの育児神話を唱える人は少なくありません。そういった専門家でさえ信じているのですから、夫や両親、兄弟、ママ友、会社の同僚が不用意に育児神話を持ち出してくるのも納得です。では、そんな古くさい育児神話とママはどう立ち向かえば良いのでしょうか?■今だから夫婦・家族と子育てについて考えようママが育児に不安を感じたり悩んだりするきっかけの一つに、ほかの人からの言葉かけがあります。たとえば「母乳なんでしょ?」「2人目は?」「こんな小さいのに連れ歩いて」「保育園に通わせるなんてかわいそう」など、挙げていけばきりがありません。子どもを生んでまず最初にびっくりするのは、こういった「余計なお世話」とも取れる不用意な言葉をかけてくる人が本当に多いことです。家族や友人ならまだしも、通りすがりの知らない年配者からも「今日は良いお天気ね」のノリで「私たちの頃はね…」と育児アドバイスが始まったりします。また、そういった言葉はほとんどの場合、お父さんではなくお母さんにだけ向けられるのも不思議です。それは、暗に「子育てのメインは当然、母親」という育児神話の押し付けが見え隠れしているようです。このようなママを悩ませる言葉や態度は、元をただせば前述した根拠のない育児神話がベースになっていることが多い印象です。森戸先生は、「そういった言葉はスルーしていい」と本書の「祖父母世代と親世代のギャップの埋め方とは」の章で解説しています。スルーしていい理由として、次の2つが挙げられています。 祖父母世代が育児をしていた頃の常識が、いまでは非常識となっていることが多い 育児はとてもナイーブで個人的な体験のため、各家庭で事情が違う大抵の場合、言葉をかけた側の問題ですが、相手が義両親や実両親の場合は、育児を手伝ってもらったり一生お付き合いを続けていく関係だからこそ、ことを荒立てられずにイライラ・モヤモヤしながら多くのお母さん、お父さんは我慢しているでしょう。そういった相手の言葉は聞き流す、適度に反論して距離をとるなどして、それでも改善が見られないなら、「育児で大変な時に、無理して会わなくてもいい」と森戸先生はバッサリ。育児の協力者は何も家族でなければいけないことはなく、幼稚園や保育園、保育ママ、ファミリーサポートなどの行政サービスを活用するなどで頼れる先をいくつも持っていた方が、子育てのストレスは軽減されることに気づかせてくれます。そういったことを夫婦で話すことも大切だと本書では伝えています。「育児は母親のもの」といった育児神話によって、これまでずっと子育てにおいて部外者扱い、戦力外通告をされてきたパパ。でも、いまはもうそんな考え方は古く、夫婦2人で子育てに関わっていく時代。パパも育児の当事者であり、同じ視点から、同じゴールに向かってどう子どもと関わっていくかを夫婦で話し合うことが、育児をもっとラクで楽しいものにしていくのでしょう。そのためにも「父親も育児参加できるよう排除しないで後押しを」と社会全体の意識改革も必要だと訴えています。■子育てでつらい、不安になったときは「子どもはかわいいし、初めてのことばかりで大変だけど、育児も毎日発見の連続で楽しい。でも、なぜかイライラ・モヤモヤしてしまうのはどうして…」そんな風にママやパパが悩み、「自分がおかしいと感じているのに『それは、おかしい!』と声を上げられない周囲からの育児プレッシャーが原因」と本書で読み解いてくれた森戸先生。そのほか、子どもの発達に関する疑問やお悩み、子育てメディアとの付き合い方、小児医療の正しい知識などを、小児科医として、また2人のお子さんのママとしての視点から、わかりやすく解説しています。読後は、心の中のモヤモヤがすっきりと晴れわたり、「子育てはだいたいで大丈夫よね!」と育児にたずさわるすべての人に安心と勇気を与えてくれる一冊となっています。■参考書籍 『小児科医ママが今伝えたいこと! 子育てはだいたいで大丈夫』 (内外出版社 森戸やすみ著 1540円(税込))朝日新聞の医療サイト『アピタル』の連載「小児科医ママの大丈夫!子育て」をまとめ、大幅に加筆したた1冊。●森戸やすみ先生1971年東京生まれ、埼玉育ち。1996年私立大学医学部を卒業し、医師国家試験に合格。専門的な学術書と手に取りやすい気軽な本の中間に位置するようなものを作りたいと考えている。<参考サイト>※1 公益社団法人 日本小児科医会: 日本小児科医会の提言(『スマホに子守りをさせないで!』) ※2 厚生労働省: 「厚生白書(平成10年版)」
2020年05月17日第一子が赤ちゃんのころはネット情報や育児雑誌、育児本を読み漁っては一喜一憂していました。情報の取捨選択がじょうずにできず、全部まともに受け止めていたので「やるべきこと」が多くクタクタに……。「〇〇でなければ」という思い込みを減らすことで育児はぐんと楽しくなりました。私がやめてよかったと感じることを紹介します。 「時間に縛られすぎ」をやめる 赤ちゃんが生まれてから、食事、散歩、睡眠など、常に時計に追い立てられるように生活していましたが、何だか窮屈で疲れてしまいました。 そこで起床と就寝という基本的なところ以外、極力時計を見ない生活に切り替えたところ思った以上に快適に! 赤ちゃんは親が思う以上に規則的におなかがすくし眠くなります。赤ちゃんの本能的な欲求に添って一緒に行動すれば、自然と赤ちゃんと向き合う時間が増え、赤ちゃんの気持ちも理解しやすいと感じます。 「過剰な衛生観念」を捨てる 特に第一子のとき、「清潔でなければ」と思い込んでしまい、赤ちゃんの周りの衛生面が気になって仕方ありませんでした。頻繁に食器を煮沸したり漂白剤に浸けたり、せっけんでものすごく丁寧に手を洗ったり、朝夕部屋に掃除機をかけたり……。 でも、赤ちゃんが洗濯していない靴下を舐めているのを見て、「気にしすぎていた」ということに気付きました。それ以来、外出から帰ってきたときは丁寧に手を洗いますが、ちょっと汚れたときは水洗い、食器は普通に洗うだけ、掃除機は1日おきと無理しすぎずに過ごしています。 「遊ばせなきゃ」と頑張りすぎない 家事やほかのきょうだいとのバランスで、赤ちゃんとの遊び時間がうまく取れないこともあります。そんなときはおむつ替えをしながら手遊び歌をする、家事をしながら一緒に歌う、一緒に買い物に行くだけでも毎回違う刺激があります。 時間のあるときに公園遊びや絵本は楽しいですが、「遊ばせなきゃ!」と頑張りすぎるのはやめました。日々生活のあらゆる場面を遊びと結びつけることで赤ちゃんは自然といろいろなことを身に付けていくようです。 家事・育児の必要不要の基準は、家庭の数だけあると思います。しかし、忙しすぎて育児を楽しめないなら、たいして必要ない家事に時間をかけ過ぎなのかもしれません。1日は24時間。なるべく赤ちゃんと笑って過ごしたいですね。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。
2020年04月13日第1子の子育てに奮闘していたあの頃。 友人はまだ子育てを経験しておらず、身近で相談できる人もなかったので、私のお手本は育児書や育児雑誌でした。 口に出しこそしませんでしたが、「失敗できない」「どこに出しても恥ずかしくない子にしてみせる」と、ものすご~~く肩に力が入っていたように思います。 ■育児書でがんじがらめになった私いろいろ育児書を読み漁っていると、だいたいどこの書籍でも共通して書いていた正しい育児方法は、 「規則正しい生活を送る」だったんです。 朝は早く起きて夜は早く寝る。早寝早起きが健康な子どもの第一条件! どの本を覗いてもそう書いていたので、ここから私は子どもの「睡眠」に異様に意識を集中させていくようになりました。 「新生児の頃は1日中うとうとしているような状態です」って育児書には書いてあるのに我が子は全然寝ない。生まれたころからわりとしっかり起きてます。うとうと昼寝をしたって30分ぐらいで起きます。 だからその貴重な昼寝時間を奪いたくなくて、長男が寝ている間は本当に物音ひとつたてずに、息をひそめて静か~~~に過ごしていました。 生後4か月からは朝夜の区別をしっかりつけようと、朝になったら日差しを取り入れて、着替えをさせて、顔を拭いて…夜になったらだんだん明かりを落として、テレビも消して…と毎日丁寧にやっていました。 昼間に何かお誘いがあったとしても、子どもの昼寝最優先でお断りをし、 夜20時になったら寝かしつけ体制に入って、暗闇の中で寝るまでじぃぃっぃぃいいい……っと沿い乳していました。 当時暮らしていた地域が田舎だったということもあり、だいたい夜の18時にはどこもかしこも閉店するっていう感じだったので、夜の20時になったら気分は真夜中!! 子どもを連れて出歩くなんてもってのほか! 良い子は20時に寝ましょう~~~!!という考えでがちがちになったまま、長男を育ててきました。でもね? 子どもたちも小学生になって、子どもの数も増えて私自身かーなーり手抜きして育てる事も覚えました。 そして最近の話。今私は大阪に暮らしてるんですが、都会で暮らす人々の生活スタイルはさまざまで、勤務体系や家庭環境もそれぞれ。■ある日、都会の夜中のスーパーで… 最近、夜の23時半に翌朝の朝ご飯を買いにスーパーへ行ったんです。 こんな時間だけれど思っているよりもたくさん人がいます。 そしてこの日、夜の23時30分という時間にも関わらず、小学校低学年ぐらいの男の子が買い物に来ていたんです。 うぉっ! こんな時間に子どもがスーパーにいる!! って一瞬驚いたのですが、 でも、よく見ているとその男の子、おそらく親戚であろう方たちとお買い物に来ていました。 男の子は満面の笑みを浮かべていて、おばさん、おばあちゃん、おじいちゃんたちもすごく微笑ましく男の子と接していたんです。 なんだかとっても愛されている&かわいがられている~~!! その様子を見たら…「規則正しい生活リズム」だけにがんじがらめになっていた私自身って、すごく薄っぺらかったな~と思って。■育児にはいろいろなやり方があっていい! 私自身、子どもが1人2人と増えていくうちに、寝かせようとしたって子どもはなかなか寝ない事や、こういう風に育てようと思っても、思い通りに育たないことも身に沁みてわかりました。 この経験から「愛情があればやり方にこだわる必要はない」という結論にたどり着きました。少し乱暴な言い方のように聞こえますが、〇〇してはいけないとか、こうしないといけないとか決めすぎなくても、その子自身の心が満たされていて衣食住に極端な不足がなければ、あとはなんだっていいや~! っていう結論に至ったんです。 子どもが遅い時間に外を出歩く。これに対して拒否反応を示していた自分ですが、今では、別にそんな日があったっていいと思いますし、遅い時間にスーパーに行ったからといって将来この子がグレる! とか非行に走る! とか人間そんな単純なものでもないと思うようになりました。 この男の子のすご~~く幸せな顔、ふくふくのほっぺ、目を細めて見守るおばあちゃんたちの様子を見て、一場面だけを切り取って人の子育てを評価していた自分の浅はかさを反省しました。 子育てって一場面だけ切り取ってみるとすごく残酷な母親のように見えてしまったりしがちです。 泣いている子どもをなかなか抱っこしないと、「抱っこしてあげればいいのに」「抱きしめて育てるのが基本でしょ!」と周りが言うのは簡単ですが、ここに至るまでにさんざん抱っこしたんだよ~とか、抱っこしたっておろせっていうんだよ~~とか、もうひとつも抱っこ出来ないほど自分自身が疲れてるんだよ~とか母親には母親の言い分がある場合が多いです。周囲には全然伝わらない背景があるのですが、一場面だけを切り取ると・しつけのできていない親・厳しすぎる親・子どものいいなりになっている親と評価されたりします。「自分が評価されているかも!?」ということは過敏に気になるのに、いつしか自分も無意識のうちによその家庭を評価していたりしたんだなと気づいて、はっ! とした出来事でした。【関連記事】苦情が出ない子育てって…? ママが追いつめられてしまうわけ正しい子育てって何? 周りの意見に流されない子育て術\オギャ子さんの人気記事が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月03日こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんが生まれてから関わることが増えてくるのは、祖父母の存在ではないでしょうか。自分の父母・夫の父母と4人もいたら、とても助かる半面、それぞれの「子育て論」があったりして大変に思うこともあるはず。 今回は祖父母と共に子育てするときに、お互いが負担にならないように心がけることや、喜んでサポートしてもらうためのコツを話します。 子育ては時代によって変わる子育ては時代によって少しずつ変化しています。例えば有名な話でいうと、昔は「甘やかすことにつながるから泣いてもすぐに抱っこしない」「2カ月から果汁を飲ませる」など、今とは違う考え方がありました。その時代ではそれが正解だったけれど「今は違う」ということをどう伝えればいいのかと悩むママもいると思います。 子育ての思いが違うのは当たり前まず、子育てへの思いが違うのは当たり前ということを前提にして一緒に子育てをしましょう。おじいちゃん・おばあちゃんはそれぞれ孫のことを思い、良かれと思って行動しています。基本的に「助けてあげたい」と思っているはずなのです。ですので、気持ちを大きく持つことが必要です。 おじいちゃん・おばあちゃんのしたことを否定すると、その後の関係がギクシャクしてしまうかもしれません。赤ちゃんが泣いているときに「肺が強くなるからどんどん泣かせなさい」と言われたら、いきなり否定するのではなく、「元気な声ですよね。おなかが空いている時間なのでおっぱいにしますね」など、やんわりと伝えてみましょう。 してほしいこと・してほしくないことをはっきりさせる周りの大人たちは、子どもの命・健康・安全を守らなければいけません。例えば、家ではジュースは飲ませない、お菓子は親が量を決めて食べさせているなど、子どもの体のために大切にしたいルールがあるのなら、最初にきちんと伝えたほうがいいでしょう。 また安全面でいうと、車に乗るときは必ずベビーシート(チャイルドシート)に座らせるなどもはっきりと伝えましょう。事前に伝えていたほうが、お互いが迷わず子育てできます。このとき、パパとママの意見を一緒にしておくことも大切。夫婦で意見が違うと、おじいちゃん・おばあちゃんも混乱してしまいます。 身近な子育てから手伝ってもらうおじいちゃん・おばあちゃんは孫と過ごせることがうれしくて、ついあれもこれもしてあげたいと思うものです。最初から頑張りすぎると、おじいちゃん・おばあちゃんはエネルギー切れしてしまいます。まずはおじいちゃんたちの生活リズムを崩さない程度の身近な子育てを手伝ってもらいましょう。 例えば、公園に連れて行ってもらう、買い物に行く間に子どもを見てもらう、離乳食を作ってもらう、お昼寝の寝かしつけをしてもらうなどです。急なお願いや、病気などのピンチのときばかりをメインにお願いしていると、おじいちゃんたちも急な変化に大変さを感じてしまうことがあります。 感謝の気持ちを忘れない私自身、同居していた両親に助けてもらって2人の子どもを育てました。日々の子育てはもちろんのこと、子どもが病気になったときも病院に連れて行ってくれたり、泊りの出張も快く送り出してくれたりしました。2人の子どもがやさしく元気に育ったのは、間違いなく両親のおかげです。 でも、預かってもらうことが当たり前になってしまうといけません。「いつもありがとう」という感謝の気持ちを言葉できちんと伝えることも大切です。感謝の言葉がないと、おじいちゃん・おばあちゃんが子育てに負担を感じてしまうこともあります。食事会をする、一緒にテーマパークなどへお出かけをするなど、言葉だけでなくイベントなどで感謝を伝える方法もありますよ。 親の愛情と祖父母の愛情。愛情をたっぷり受けて育つ子どもは、心が安定しますし、パパやママとは違う身近な人と深い関わりは、子どもの人生において宝になります。ぜひ、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に楽しく子育てしてみてくださいね。 イラスト/マメ美著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年02月17日5歳娘と2歳息子を育てるモチコです。自他共に(?)認める親バカですが、じつは育児が精神的にしんどくなった時期がありました。もし今育児にしんどい方がいたら、その方のヒントになればと思い、当時のことを振り返って書いてみようと思います。※今まさに育児がつらい渦中の方へ。読んでる最中に不安が増したりつらくなったりしたら、無理せず読むのはやめてくださいね。■生活環境の変化で、私に異変が…それは4年前、イチコが1歳7ヶ月で引っ越しをしたときのこと。実家の近くになったのですが、今までの生活と、あることがガラッと変わりました。それは…前に住んでいた地域は子育て世帯が多く、児童館や公園に行くと、自然とお話しする相手ができていました。数回会うと顔なじみに、気の合う人はママ友に。「今日ヒマだし児童館行こうかな?」というお出かけも、「今日うちに遊びに来ない?」という気軽なお誘いも可能で、ほぼ毎日、誰か大人と話していました。引っ越した後の地域には子育て世帯が少なく、公園でも児童館でもなかなか子連れのママに会いません。となると、ママ友ができず、大人としゃべらない生活、イヤイヤ期の娘と2人きりの生活に。その繰り返しの毎日が精神的につらく…。気がつけば…■もしかしたら私、育児ノイローゼかも…!?という状況に。毎晩イチコを寝かせては安堵する毎日。そして起きている時間はほぼ娘と2人きりなので、常に沈んでいるような、鬱々とした気持ちでした。今思えば、育児ノイローゼのようになっていたのかもしれません。■子ども好きなのに、「子育てがつらい」というショックもちろんイチコはかわいい存在で、面白い楽しいと思う瞬間もたくさんあるんです。そう思おうと、何度も自分に言い聞かせました。この気持ちもけっして嘘ではないんです。嘘ではないんですが、マイペースの子どもとずっと2人きりでいるのは、やっぱりしんどい。離れる時間がほしい。子どもの頃から子ども好きだった私にとっては、「子育てがつらい」と感じてしまうことは、とてもショックでした。次回は、「育児ノイローゼかも…」と悩むモチコさんがどんどんマイナス思考に落ちていきます。更新は、2月3日(月)を予定しています。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。症状がつらいときには、専門家への受診をおすすめします。>> 【医師監修】それって育児ノイローゼかも?! 症状と解消法とは \モチコさんの人気記事が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月27日登場人物ぐっちゃん:2018年4月生まれの男の子。よく食べよく眠る元気いっぱいボーイ。ママ(chiiko):ぐっちゃんのお母さん。激しくて楽しいぐっちゃん育児を漫画にしている。「怒ってばかりで疲れた」…息子がとった思わぬ行動とは?妊娠中は子どもとたくさん遊んで楽しく育児をしたいと思っていても、実際に子育てをするとうまくいかないことがたくさんありますよね。ときには「疲れた…」と顔をふせたくなるときもあります。そんなときの子どもは十人十色。ママからそっと離れる子もいれば、ママがつらいと思って泣き出す子もいるでしょう。chiikoさんの息子・ぐっちゃんは、顔をふせたママの頭にちょうど帽子が乗ると考えたのでしょうか。なんともかわいらしい行動ですが、ママの気持ちを考えると驚くべき度胸の持ち主です。今後もたくましく成長してくれる姿が、目に浮かんできました。(ままのて編集部)chiikoさんが描くぐっちゃん漫画が動画になりました!「ままのて」で大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もchiikoさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしでお楽しみいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。※「ままのてチャンネル」とは妊活・妊娠・出産・育児の情報を届けるチャンネルです。妊娠中や育児期のお役立ち情報のほか、マンガ動画も配信していますよ。お気に入りの動画を見つけたら、ぜひチャンネル登録してくださいね。過去のエピソード妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてくださいね。著者情報
2020年01月23日