体重は定期的に測っていても、体脂肪率はあまり意識していないという方は多いのではないでしょうか。「体重は減ったのに見た目の変化が少ない」「体重は標準だが引き締まっているように見えない」などという方は、体脂肪率や、体脂肪率の変化に注目してみると良いでしょう。引き締まったカラダや、痩せやすいカラダつくりには体脂肪率のチェックは欠かせません!今回は体脂肪率についての基礎知識を解説します。体脂肪率についての基礎知識体脂肪率とは体重に占める体脂肪の割合をパーセントで表したものが「体脂肪率」です。同じ体重で比較した場合、“体脂肪率が低い=筋肉量が多い”ということが言えます。筋肉量が多ければ、その分基礎代謝が高くなるため、ダイエットしながらも筋肉量は維持・または増やすことで、痩せやすくなります。また、脂肪より筋肉の方が重たいので、同じ体重でも筋肉量のある方が引き締まって見えますよ。ただし、体脂肪は少ない方が良いというイメージがあるかもしれませんが、脂肪細胞には、エネルギーの貯蔵、ホルモンや生理活性物質の分泌、体温の保持や、カラダを衝撃から守るクッションの働きなど様々な働きがあり、少なければ良いという訳ではありません。体脂肪率の目安測定された体脂肪率には皮下脂肪だけでなく内臓脂肪も含まれています。内臓脂肪に関しては、基準を超えることで生活習慣病のリスクが高まると言われていますが、体脂肪に関しては健康障害との関連が認められておらず、明確な基準はありません。ですが、成人女性は30%、成人男性は25%を超えると体脂肪量増加と言われており、これを超えると健康面でも注意が必要と言えるでしょう。また、市販の体脂肪計は、機種により測定(推定)方法や判定基準が異なります。目安として体脂肪計の判定を参考にして、ダイエットに生かしても良いでしょう。体脂肪率が減らない・増えてしまう理由は?無理な食事制限による急激なダイエットは、体脂肪だけでなく筋肉まで減らしてしまいます。体重が減っているのに体脂肪率が減らない方は、筋肉量が落ちてしまっている可能性があります。基礎代謝が下がってしまうと、消費できるエネルギー量も減ってしまい、リバウンドしやすくなる危険性もあります。食事内容の工夫とともに、筋肉量を維持・増やすための筋トレや有酸素運動を組み合わせることが理想的なダイエットと言えるでしょう。体脂肪率の測定方法とポイント測定方法体重計に体脂肪率測定の機能がついているものや、体組成計などで簡単に測定ができます。カラダに微弱な電流を流して測定する「生体インピーダンス法」というものが主流なのですが、体内の水分バランスの影響を受けやすく、測定値に変動が起きてしまう場合があります。測定値を安定させることで、毎日の変動を確認しやすくなります。測定値を安定させるには?カラダの水分量が変化すると体脂肪率が変動しやすくなるため、測定前には体内の水分量が変化する飲食・運動・入浴後は避けましょう。「起床してトイレを済ませた後」や「就寝直前」のタイミングなど、毎日決めた時間・条件で測定するようにしましょう。また、女性の生理周期によるむくみや体温変化、食べ過ぎや飲みすぎによるむくみなどでも測定値が変化しますので、1日ごとの数値で一喜一憂してしまいがちですが、数日単位で変化を確認すると良いですよ。体脂肪率を減らすために必要なこと食事無理な食事制限は、足りない分のエネルギーを筋肉を分解して補ってしまうため、筋肉量を落としてしまう一因となります。あすけんアプリでは目標体重になるための目標エネルギー量が自動計算されますので、そのカロリー内に収めることを目標にすると、自分のカラダに必要なエネルギーは確保しつつ体重を落とすことができますよ。また、筋肉づくりに欠かせないタンパク質の摂取も大切です。低脂肪・高タンパクの食品をとりいれることで、カロリーは抑えつつタンパク質を補給することができます。こちらも、あすけんアプリの摂取栄養素グラフを参考にすると、1日にどのくらいのタンパク質をとっているかを知ることが出来るので目安にしてくださいね。有酸素運動有酸素運動は継続時間が長いほど脂肪をエネルギーに変える比率が高まるので、体脂肪減少効果が見込まれます。また、筋力維持にも効果的なので、ウォーキングや軽いジョギングなどを取り入れると良いでしょう。普段の歩き方を見直すだけでも消費量アップにつながりますので、歩くときは歩幅を広げたり、腕を大きく振って歩いたりすることを意識すると良いでしょう。筋力トレーニング筋肉量を増やすことで基礎代謝が高まるため、痩せやすいカラダ作りのためには筋力トレーニングで筋力アップを目指しましょう。腹筋、腕立て伏せなど、自宅ですぐに始められる方法でOKです。また、日常生活の中で何気ない動作を運動に変えてみましょう。筋肉に負荷をかけることを意識して、筋力アップを心掛けてみてくださいね。体脂肪率を測ることで、筋力アップへの意識が高まり、より効果的にダイエットすることができますよ。早速体脂肪率を測って、ダイエットに生かしてみてくださいね。 【参考・参照】厚生労働省eヘルスネット<> 【執筆者】コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2020年10月04日脂肪燃焼効率ダウンの原因は「姿勢」!?まずは壁を使った簡単なチェックをしてみましょう。出典:byBirth上の写真のように壁にかかと、お尻、肩(肩甲骨)、そして頭を付けて立ってみましょう。すると頭が壁に付きにくかったり、頭が付いても腰と壁の隙間が大きくなってしまったりするという場合、「猫背」の姿勢の可能性大です!もしかしたら猫背の姿勢のまま、有酸素運動を行っていませんか?猫背の姿勢のままで有酸素運動を行っても、なかなか脂肪燃焼効果が得られにくいと言えます!なぜなら脂肪燃焼効率が低下している状態と言えるからです。「猫背の姿勢」になると脂肪燃焼効率がダウンしてしまう2つの理由ではなぜ猫背の姿勢になると、脂肪燃焼効率がダウンしてしまうのでしょうか。その理由として2つ挙げられます。理由1:取り込むことができる酸素の量が少なくなってしまうから1つめの理由は、猫背の姿勢になると換気量が低下し、取り込むことができる酸素の量が少なくなってしまうからです。背中を丸めた姿勢と姿勢を正した状態で呼吸をしてみると、その違いが実感できると思います。背中を丸めると、肺や心臓を取り囲む胸郭が狭くなり、呼吸が浅くなってしまいます。すると取り込むことができる酸素の量が少なくなってしまいます。脂肪は糖質と比べて、その中に含まれている酸素の量が少ないと言われています。そのため脂肪を燃焼させるには大量の酸素が必要となります。そのため取り込むことができる酸素の量が少なくなってしまうと、脂肪燃焼効率が低下してしまうと言えるのです。出典:byBirth理由2:褐色脂肪細胞の働きが弱まってしまうからまた猫背の姿勢になると、肩甲骨周りの筋肉の緊張が強くなります。すると「褐色脂肪細胞」の働きが弱まってしまうと言えます。褐色脂肪細胞とは、一般的に体脂肪と呼ばれる白色脂肪細胞とは異なり、脂肪を燃焼して熱を作り出す働きをする脂肪細胞です。つまり、脂肪燃焼を促進してくれる細胞です。この褐色脂肪細胞は、体にごくわずかしか存在せず、主に肩甲骨周りや首の後ろに存在すると言われています。そのため肩甲骨周りの筋肉の緊張が強くなり、肩甲骨の動きが制限されてしまうと、褐色脂肪細胞の働きが弱まってしまい、脂肪燃焼効率が低下してしまうと言えるのです。これが猫背の姿勢になると脂肪燃焼効率がダウンしてしまうと言える2つめの理由です。脂肪燃焼効率を上げる!手軽にできる「3つのストレッチ」以上のことから、いくら脂肪燃焼に有効なエクササイズを行ったとしても、脂肪燃焼効率が低下した状態で行っても効果が得られにくいと言えます。そこでまずは脂肪燃焼効率を高めるために、猫背の姿勢をリセットさせる必要があります。猫背の姿勢は、胸の筋肉である「大胸筋」と「小胸筋」の緊張が強く、肩甲骨を内側に寄せる筋肉の機能が低下した状態です。そのため猫背の姿勢をリセットさせて脂肪燃焼効率アップにつなげるには、胸の筋肉の緊張を緩める静的ストレッチと、肩甲骨を内側に寄せる動作(内転動作)を高める動的ストレッチを行います。更に肩甲骨周りに存在する褐色脂肪細胞を活性化させるために、「肩回しストレッチ」を行います。ストレッチは続けることで効果が現れます。そこで今回は、ご自宅やオフィスなどシチュエーションを問わずに、手軽にできる3つのストレッチをご紹介しましょう。(1)胸の筋肉への静的ストレッチ出典:byBirth肘と脇を90度に曲げて肘の内側を壁に当て、ストレッチをしている方の足を一歩前に出します。壁に当てた肘の内側を支点に体を反対側へ回すことで、胸の筋肉がストレッチされます。このとき、顔も一緒に反対側へ回すようにします。左右それぞれ、胸の筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、20~30秒間伸ばし続けるようにします。ポイント肘を鎖骨の高さまで上げるようにすることで、胸の筋肉がしっかりとストレッチされます。よくある間違いこのストレッチでよくある間違いとして、2つ挙げられます。1つは、下の写真のようにストレッチをしている方とは反対側の足を前に出していませんか?出典:byBirthそうすると体を十分に反対側へ回すことができなくなるため、ストレッチ効果がダウンしてしまいます。もう一つよくある間違いは、肘の内側が壁から離れてしまっていることです。そうすると胸の筋肉ではなく、違う筋肉がストレッチされることになってしまいます。そのためストレッチ中は、肘の内側が壁から離れないようにしましょう。(2)肩甲骨内転動作を高めるストレッチ出典:byBirth肘から手のラインを顔の前で合わせて、肩甲骨を外に開いた状態を作り(写真左)、肘から手のラインを離していきながら肩甲骨を内側に引き寄せていく動作(写真右)を10回繰り返します。ポイント少しずつ肩甲骨を内側に引き寄せる動作を大きくしていくようにすることが、動きを高めるポイントです。動作を正確に行うために、ゆっくりと行うようにしましょう。よくある間違い肩甲骨を内側に引き寄せる動作から始めて、外に開く動作で終わるというように動作が逆になっていませんか?そうすると肩甲骨を外に開く動きを高めることになってしまい、逆効果になってしまいます。必ず高めたい動きで終わるようにしましょう。ここでの場合、必ず肩甲骨を外に開いた状態からスタートし、肩甲骨を内側に引き寄せる動作で終わるようにします。(3)肩回しストレッチ出典:byBirth指を肩の上に乗せて肘で円を描くように前回し動作を10回行ったら(写真上)、後ろ回し動作を10回行います(写真下)。ポイント肘で少しずつ大きな円を描くように心がけましょう。よくある間違い後ろ回しから始めて、前回しで終わらせていませんか?そうすると、肩が前に入った猫背体勢でストレッチを終わらせることになってしまいます。先ほどの「肩甲骨内転動作を高める動的ストレッチ」と同様、必ず高めたい動きで終わるようにします。ここでは必ず前回し動作から始めて、後ろ回し動作で終わるようにしましょう。そうすることで胸が開いた状態でストレッチを終わらせることができます。ストレッチを行う上での注意点出典:byBirthこの3つのストレッチを続けるだけで、猫背の姿勢のリセットと褐色脂肪細胞の活性化につながり、脂肪燃焼効率アップが期待できます!最後にストレッチを行う上での注意点を一つだけお伝えしておきましょう。ストレッチを行っていて、関節への痛みや違和感などがあれば、すぐに中止するようにしましょう。痛みや違和感を見て見ぬふりをしいてストレッチを続けてしまうと、関節痛などを悪化させてしまう危険性が高くなるからです。ストレッチで大事なことは、痛みを感じるのではなく心地よい伸び感を感じることです。安全で効果的なストレッチを心がけて、脂肪燃焼効率アップにつなげてくださいね!
2020年09月20日食後の血糖値や中性脂肪が気になる人に株式会社ファンケルは、「食後の血糖値や中性脂肪が気になる方のごはん」を2020年9月17日(木)に発売する。同製品は、機能性関与成分「難消化性デキストリン」(食物繊維)を1パック当たり5g配合したレトルトパックごはんだ。普段のごはんを置き換えるだけで、食事から摂取した糖や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値や血中中性脂肪値の上昇をおだやかにする働きがある。米は、発芽米ともち麦を絶妙なバランスで配合。発芽米には、ビタミンやミネラルのほか、「GABA」や「フェルラ酸」、「オリザノール」などさまざまな健康成分が含有されている。プチプチとした食感の発芽米と、もっちりとしたもち麦により、満足感のある食感と味わいに仕上げた。食物繊維でお腹の調子を整えるさらに、食物繊維には、お腹の調子を整えることも期待できる。栄養価が高い発芽米と食物繊維も一緒に摂ることで、一歩進んだ生活習慣対策ができる。調理方法は、電子レンジで2分間温めるだけだ。調理に時間をかけずに、いつでも手軽に炊き立てのごはんがたのしめる。1袋に3個入りで本体価格830円。通信販売と直営店舗で購入できる。(画像はプレスリリースより)【参考】※ファンケルニュースリリース
2020年08月18日スマホが普及し、自撮りは文化になり、いまやアプリで自分の理想の顔にいつだってなれる。だけど、写真の中だけじゃなくて、リアルこそ自分の理想を追求したい──と考える女性も少なくない。そんな女性たちは、自分の理想を叶えるために、今日も美容クリニックに訪れる。美容医療ジャーナリストの私は、ここ10年の時代の劇的な変化に驚く一方で、自分自身のボディの変化にも驚いていた。女性は30歳を過ぎたら自然と体型が変わることが多い。ただでさえ加齢で代謝が落ちて脂肪がつきやすくなるのに、妊娠や出産、子育て、ホルモンバランスの変化……など体にとっての負担が大きいライフイベントが訪れるごとに、私たちの体型はつられて変わってしまう。もちろん横のほうへ。「あの頃は何を食べても、何をしても太らなかったのに……」というのが、いつしか口癖になってしまってはいないだろうか。体重に限らず、ボディラインの強弱で、その人の印象はガラリと変わる。私はしばらくの間、変化したボディラインを見るたびに、自分の理想の体型とはなんなのかを考えさせられた。たとえば、外国人のボディに対する価値観は、いわゆる日本人的な価値観とは真逆だ。大きなお尻が魅力的でないとされがちな日本に比べて、欧米では美容外科でわざわざお尻に脂肪を注入したりする。ただお尻を膨らませるのではなく、ウエストからお尻にかけて、ボールを転がすと跳ね返ってしまうほどのカーブを描くようにラインをデザインしたりするのだ。単純に痩せているか太っているかだけでなく、なんだか幸せそうとか、なんだか品がいいとか、さらりとどんな洋服も着こなしていて素敵……という全身からあふれ出る雰囲気は、なかなかケアが難しい、ちょっとしたボディラインの曲線こそに宿っているのではないか、と私は考えた。これからも年齢と共に理想の自分を作り上げていくため、そんな“理想のボディライン”を追求したい。私はそんな思いから、美容クリニックの「脂肪溶解注射」という治療をプロデュースした。■脂肪溶解注射は世界で長い歴史を持つ治療※脂肪溶解注射の適用は、摘める脂肪があれば全身どこでも注入可能全体的な体重の減少を狙うダイエットとは別に、もっと細かく、かゆいところに手が届く治療が脂肪溶解注射である。脂肪溶解注射では、痩せたい部位の皮膚に有効成分を注入することで皮下脂肪を減少させ、溶け出した脂肪は尿や便とともに体外に排出される。摘める脂肪があれば、全身どこでも注入可能なのも特徴だ。海外で「メソセラピー」と言えば、脂肪溶解注射のことを指すくらいメジャーな治療。その長く定着した歴史の中で、日本の脂肪溶解注射も変化してきた。ここで少し、美容医療初心者の方に豆知識として覚えておいてほしいことがある。美容クリニックでは、総称して「ヒアルロン酸注射」とか「シミとりレーザー」と言っていても、それには種類がある。機械や薬剤、手法などの違いから生まれる種類である。脂肪溶解注射もそのひとつ。長い歴史の中で世界中の医療機器メーカーがいろんな製剤を開発し、世界中で導入されてきた。日本での脂肪溶解注射については、私がジャーナリスト・美容家として美容医療業界に約14年携わってきた中で、強い思い入れがある製剤がある。ここでは名前を伏せるが、それは日本上陸後、瞬く間に日本中の美容クリニックに導入された製剤で、私はその導入期に携わっている。しばらくはその脂肪溶解注射が代表として名を知らしめていたが、時代も変わった。日本の厚生労働省に似た役割を持つアメリカの機関、FDA(アメリカ食品医薬品局)が脂肪の分解効果を認め、国として承認した「デオキシコール酸」という成分がある。2015年、その成分の承認とともに、デオキシコール酸は世界中の脂肪溶解注射の製剤となったが、効き目はあるが痛みも出るという、コントロールの難しい薬剤でもあった。だが、医学は進歩する。このデオキシコール酸を使って、効果は最大限に出すが、痛みは最小限に抑える「至適濃度」で今回医師と共に開発したのが「Key X Liner(キーライナー)」という脂肪溶解注射である。これまでは顔の脂肪を落とすために使われてきた脂肪溶解注射を、思いっきりボディラインを追求するためのものにした。■努力の方向性を変えてみよう食事制限や筋トレなどは続ければたしかにボディラインを変えてくれるかもしれないけれど、大変な努力をともなう。そこで素直に、美容医療に頼ってみてほしい。治療の料金だけ払えば、ピンポイントで美しいボディラインは手に入るのだから。「キーライナー」は全体的な体重を落とすこととは違って、ピンポイントに狙い撃ちする脂肪溶解注射だから、痩せたい部位だけ痩せることができる。注射を刺した部分がまれに腫れたり、内出血を起こす可能性があるのがリスクだが、通常は2~3日程度で次第に落ち着く。注射という手段の最大限の特性を活かして、脂肪めがけて直接的に薬剤を注入するため、他組織を傷つけずに脂肪細胞のみにアプローチすることができる。即効性があるが、見た目上の大きな変化を求めるには5〜6回を注入する必要があるため、定期的に通院する必要がある。注射サイクルは最短で1週間に1回。※キーライナーを受けたモニターさんの症例写真Before(左)/After(右)モニター1:お腹正面の皮下脂肪・ウエストの症例(こちらのモニターさんは、全体的な体重はそこまでないものの、おへそ周りに蓄積した脂肪とウエストにキーライナーを5回受けられました。正面の脂肪と同時に、横についたウエストにも注入し、正面の凸凹した脂肪も改善、スラリとしたウエストを手に入れています。監修医師:医療法人敬愛会理事長吉田由佳/画像提供元及び©︎ 医療法人敬愛会)モニター2:お腹正面・ウエスト・腰、二の腕の症例(こちらのモニターさんは、ダイエットをしてもなかなか落ちにくいお腹と二の腕にキーライナーをそれぞれ5回ずつ受けられました。全体的に体重減少は必要がなくても、ボディラインに現れる余計な張りや凸凹を改善するだけで、その方の元々の体型に沿った華奢な体型が実現できている症例です。監修医師:医療法人敬愛会理事長吉田由佳/画像提供元及び©︎ 医療法人敬愛会)この切れ味がいい成分、デオキシコール酸を痛みの発生なしにした処方設計で脂肪めがけてねらい撃ちすれば、1回注射するごとに脂肪が溶け、尿や便とともに体外に排出される。この「究極の他力本願」とも言える脂肪溶解注射で、努力しても痩せられなかったウエストやお腹、二の腕や太ももなどの脂肪を減らし、自分史上いちばん綺麗なボディラインを作ってみてはいかが?キーライナーが受けられるクリニック※ご予約の際は、「ひらのかなえ」の紹介で予約するとすべての施術から5%オフ適用が可能です。▼ビューティークリニックザギンザ(東京・銀座)東京都中央区銀座5-10-2 GINZA MISS PARIS 11FTEL:03-6263-9567ホームページ:▼ザ ナチュラルビューティクリニック(大阪・四ツ橋)大阪府大阪市西区北堀江1-1-18 四ツ橋イーストビル7FTEL:06-6537-9128ホームページ:▼はもり皮膚科(奈良・大和町)奈良県奈良市学園大和町1-1438-1TEL:0742-51-1122ホームページ:
2020年08月17日痩せたい人は朝のちょっとした運動で差をつける!効率的に痩せたい人は、朝にちょっとした運動をするだけで脂肪が燃えやすくなります。朝は交感神経が優位になっている時間帯のため、夕方以降に運動するよりも痩せる効果が高いというメリットがあるんです。その効果については後ほどご紹介しますが、朝にちょっとした運動をすることで、1日中脂肪が燃えやすい状態になります。たった10分でも良いので、ぜひ試してみてくださいね。最小限の行動で最大限のダイエット効果を発揮するには、朝ダイエットがおすすめですよ。朝ダイエットに期待できる効果では、朝ダイエットにはどのような効果が期待できるのでしょうか?代謝アップで痩せやすい体に朝ダイエットの効果は、代謝がアップして痩せやすい体になることです。朝は交感神経が優位になっている時間帯のため、体温が高く体が活動モードになっています。そのため、血流がアップして代謝が高まり、痩せやすくなるのです。また、朝の段階で代謝を高めておけば、その後1日中代謝の良い状態が持続します。朝に運動をするかしないかで、1日の消費カロリーに差がつくと言えるでしょう。脂肪が燃焼しやすくなる出典:byBirth運動をするとエネルギーを消費しますが、通常はまず糖質から消費され、その後に脂肪が燃焼されます。しかし、朝は空腹で体内のエネルギーが少ないため、脂肪から消費しやすいメリットがあります。そのため、朝に運動をすると脂肪が燃焼しやすくなり、痩せやすくなるのです。規則正しい生活で自律神経が整う不規則な生活をしていると自律神経が乱れ、代謝が低下しやすくなります。しかし、規則正しい生活をすれば自律神経が整い、代謝がアップします。朝ダイエットは早起きして運動をするため、規則正しい生活を送ることができるのがメリットです。痩せやすい体になるだけでなく、健康な体を保つことができるのもメリットですね。目覚め効果で仕事の効率アップ朝に運動をすると血流がアップし、交感神経が優位になって体は活動モードになります。そのため目覚めが良くなり、仕事の効率がアップするメリットもあります。痩せるだけでなく仕事もうまくいけば、人生が充実して楽しいものになるでしょう。朝ダイエットにおすすめのエクササイズ朝は忙しいので、時間をかけずにできるエクササイズがおすすめです。10分でOKの朝ダイエットエクササイズをご紹介します。寝起きでも辛くないストレッチ寝起きはまだ体が目覚めていないことに加え、体内の水分量やエネルギーが不足している状態です。その状態でハードな運動をすると体に負担がかかるため、まずはストレッチで体を慣らすのがおすすめ!ストレッチをすると血流がアップし、徐々に体を目覚めさせることができます。寝たままできる腰ひねりストレッチ出典:byBirth腰をひねったまま呼吸をすることで、ウエストの脂肪が燃焼しやすくなります。床の上で仰向けになり、両手を横に広げます。片足を体の反対側へ移動し、腰をひねります。呼吸を止めずに、10~20秒キープしましょう。反対側も同様に行います。肩甲骨と首のストレッチ出典:byBirth肩甲骨のストレッチをすると、褐色脂肪細胞が刺激されて代謝がアップすると言われています。また、首のストレッチをすることで自律神経を整える効果が期待できます。両手を頭の上に上げ、片方の肘を持ってストレッチします。そのまま10秒間キープします。反対側も同様に行いましょう。次に、肩の力を抜いて首を左右にゆっくりと回します。左右10~20回ずつ行いましょう。新鮮な空気を取り入れる呼吸法朝の空気は新鮮で澄み渡っているため、酸素を多く取り込む呼吸法を実践してみましょう。深い呼吸をすることで血流がアップし、代謝が高まる効果が期待できます。交感神経を働かせる「胸式呼吸」出典:byBirthリラックスするためには副交感神経を優位にさせることが大切ですが、朝は活動モードにするために交感神経を働かせることが効果的です。交感神経を優位にし、代謝をアップさせる効果が期待できるのが「胸式呼吸」です。また、横隔膜を使うことでインナーマッスルが鍛えられ、体を引き締める効果も期待できます。楽な姿勢でイスや床に座ります。息を吐きながら背中を丸めます。両手を広げて胸を大きく開き、息を吸いこみます。これを10回程度くり返します。お腹をふくらませる腹式呼吸とは対照的に、胸をふくらませるのが胸式呼吸です。むくみ改善に効果的な下半身エクササイズ下半身の筋肉に刺激を与えると、むくみ改善に効果的です。朝は自宅で簡単にできる筋トレエクササイズがおすすめ。ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、鍛えることで足のむくみを改善する効果があります。また、太ももを鍛えることで足の脂肪が燃焼しやすくなり、脚やせにも効果的です。つま先立ちエクササイズ出典:byBirthつま先立ちは、ふくらはぎを鍛える効果のある手軽なエクササイズのため、朝ダイエットにおすすめです。壁やイスの背もたれを持ち、つま先立ちをします。かかとをゆっくりと下ろしていき、床につく前にふたたび持ち上げます。これを20~30回くり返しましょう。スクワット出典:byBirth下半身を鍛えるエクササイズなら、スクワットがもっとも効果的。狭いスペースでもできるため、自宅でのエクササイズに最適です。足を肩幅よりもやや広めに開き、両手を前に出して立ちます。膝をつま先の方向にゆっくり曲げていき、お尻を後ろに突き出します。膝が90℃になったら、ゆっくりと戻します。これを20~30回くり返しましょう。朝ダイエットを挫折せずに続けるコツ朝ダイエットを続けるには、まずは早く起きる習慣を付けることが大切です。そこで、朝ダイエットを挫折せずに続けるコツについてご紹介します。夜更かしせずに早めに寝る朝ダイエットを続けるには、早起きするために夜更かしせずに早めに寝ましょう。早く寝ることで早寝早起きが習慣になり、健康的な体づくりができます。自律神経も整いやすくなり、ストレスの軽減やダイエット効果も期待できるでしょう。まずは20分の早起きからはじめよういきなり1時間も2時間も早起きするのは大変ですよね。まずは、20分の早起きからはじめてみましょう。早寝早起きが習慣化すれば、休日でもダラダラ寝ていることがなくなり、早く起きることが楽になりますよ。ながらエクササイズを取り入れる朝は出かける準備などで忙しい時間帯です。そのため朝ダイエットになかなか時間を割けない人も多いでしょう。そんな人は、ながらエクササイズを取り入れるのがおすすめ。朝のニュースを見ながら・歯磨きをしながら・メイクをしながらなど、何かをしながらできるエクササイズを探してみましょう。朝ダイエットで脂肪を燃やそう!朝ダイエットは代謝がアップし、脂肪が燃焼しやすくなる効果が期待できます。早起きを習慣にすることで健康的な体になり、美しく痩せることができるでしょう。はじめは辛いですが、少しずつ慣れてくれば朝ダイエットが楽しくなるはずですよ。
2020年08月11日運動して脂肪を燃焼させればやせてはいくけれど、なぜかおなかだけは引っ込まない。手足は細くなっても、おなかだけぽっこりというプレ更年期、更年期女子が多くいます。そこで、なぜぽっこりおなかになってしまうのかについて産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。若いころはぽっちゃり、更年期はもってり、その違いは?太った若い人を「ぽっちゃり」という言葉で表すことが多いけれど、太ったプレ更年期、更年期世代は「もってり」「どっしり」。若い人は肌もハリがあってツヤツヤしていてたるんでいる感じがないから、ぽっちゃりにもご愛敬が。でも、プレ更年期、更年期世代はおなか周りがだぶついて締まりがなく、だらしない感じが出てしまいがちに。たとえ若いころと同じ体重でも、この大きな見た目の違いは脂肪の付き方にあります。太ると若い世代は皮下脂肪になり、太ももやおしりがむちむち、俗に言う“洋ナシ型”。一方、プレ更年期、更年期世代は顔やバスト周りがふくよかにならず、おなかばかりがぽっこり。脚や胸はそれほど太っていないように見えるため、丸いリンゴのような体型に見える“リンゴ型”に。このぽっこりおなか体型の原因は、内臓を支えるおなかの筋肉が弱くなることと、内臓脂肪が増えるからなのです。更年期は内臓脂肪の増加を抑える女性ホルモンが減少女性ホルモンの一つエストロゲンは、コレステロールの分解代謝をし、悪玉コレステロールを低めに抑えています。でも、閉経前後の更年期になると女性ホルモンのエストロゲンが減少し、内臓脂肪の分解が弱くなるので、腸の周りの腸間膜に脂肪がたまり、“リンゴ型”に。よってプレ更年期、更年期を迎える前の女性ホルモンが安定していたころと同じような食生活や運動量でいると、内臓脂肪がたまり始め、ウエストのくびれがなくなっていくので注意が必要です! ウエストのくびれが内臓脂肪の目安の一つですが、血液検査の数値でも知ることができます。上記のいずれかに入る場合は、古くは「高脂血症」といわれていた脂質異常症と診断され、積極的な食事改善が必要になります。更年期のぽっこりおなかが気になり出したら、健康診断の血液検査の結果を見ながら、医師に内臓脂肪の状況を聞いてみるといいでしょう。増え続ける内臓脂肪を減らすには?1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、余ったカロリーは脂肪に変換され腸間膜に蓄えられます。これが内臓脂肪。体の奥深くにたまった脂肪は落としにくい気もしますが、実は内臓脂肪は蓄えられやすい半面、エネルギーが不足すると簡単に消費されます。つまり運動で消費カロリーを増やせば、消費される内臓脂肪の量も多くなるわけです。内臓脂肪を減らすなら、有酸素運動を毎日30~60分ほど続けてみましょう。まとまった時間を取れないときは、1日の間に10分の運動を6回など、短時間に分けておこなっても同様の効果を得られます。プレ更年期、更年期世代なら、一番お手軽なウォーキングはどうでしょう。10分あたり30~40kcalを消費できるので、一つ先の停留所や駅まで歩いてみたり移動にエレベーターではなく階段を使ってみたり、意識して体を動かしてみるのも一つ。内臓脂肪を減らすための運動は続けることが大事! 最低でも週に2回以上おこなうのがおすすめです。まとめ激しい筋トレはプレ更年期、更年期世代にはちょっと過酷……。ウォーキングなら、毎日の買い物や犬の散歩などで続けられそうですね。ぽっこりおなかを引っ込めて、しばらくお目にかかっていないウエストのくびれよ、再び!取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月26日脂肪の燃焼を妨げる意外な原因ストレッチをご紹介する前に、まずは壁さえあればどこでも、誰でもできる簡単なチェックをしてみましょう。出典:byBirth上の写真のように、壁にかかと、お尻、肩(肩甲骨)、そして頭をつけて立つだけです。すると頭が壁につきにくかったり、頭が壁につけることができたとしても、腰と壁の隙間に握りこぶしがスッポリと入ってしまったりする場合、そのままの状態で有酸素運動を行っても脂肪燃焼効率が低い可能性があります!壁に頭がつきにくかったり、腰と壁の隙間が大きくなってしまったりする場合、「猫背」になっているものと考えられます。猫背の姿勢は肩こりなどを引き起こすだけでなく、脂肪燃焼効率をダウンさせてしまうと言えるからです。姿勢も脂肪燃焼効果に大きく影響するのです!出典:byBirthそれではなぜ猫背の姿勢が脂肪燃焼効率をダウンさせてしまうのでしょうか。猫背の姿勢になると、肺や心臓を取り囲んでいる胸郭が下に落ち込むために換気量が低下します。すると取り込むことができる酸素の量が少なくなってしまいます。脂肪はその中に含まれている酸素の量が糖質と比べて少ないため、それを燃焼させる際には大量の酸素が必要となります。しかし猫背の姿勢になると取り込むことができる酸素の量が少なくなってしまうため、脂肪燃焼効率がダウンしてしまうと言えるのです。手軽にできて脂肪燃焼効果を高める「2つのストレッチ」猫背の姿勢は脂肪燃焼効率をダウンさせてしまいます。そのため脂肪燃焼効果を高めるには、猫背の姿勢を改善させる必要があります。したがって猫背の姿勢を改善させるストレッチが脂肪燃焼効果を高めるストレッチということになります。猫背は、胸の筋肉などが強く緊張して肩甲骨が外に開き、上背部の後弯が強くなった状態です。そこで猫背の姿勢を改善するには、強く緊張した胸の筋肉へのストレッチが有効と言えます。1. 胸の筋肉へのストレッチ出典:byBirth肘を肩の高さまで上げて肘を90度に曲げ、肘の内側を壁に当てます。ストレッチする方の足を一歩前に踏み出し、壁に当てた肘の内側を支点に上体を反対側へ回旋させることで、大胸筋や小胸筋といった胸の筋肉がストレッチされます。このとき、顔も反対側へ向けるようにします(写真参照)。20~30秒間、胸の筋肉が心地よく伸ばされていることを感じながらストレッチするようにします。ポイント胸の筋肉へのストレッチの決め手は「肘」にあります。肘の内側を壁にしっかり当てることで、胸の筋肉をしっかりとストレッチさせることができます。また、肘の位置でストレッチされる箇所が変わってきます。肘の位置が肩のラインよりも下にあると、主に胸の筋肉の上部がストレッチされるようになります。逆に肘の位置を肩のラインよりも上にすると、胸の筋肉の下部のラインがストレッチされるようになります。注意すべき点ストレッチする方の足ではなく、反対側の足を前に踏み出していませんか?そうすると上体を反対側へ回旋させる際にブレーキがかかってしまい、ストレッチ効果がダウンしてしまいます。ストレッチする方の足を前に出すようにすることで、胸の筋肉がよりしっかりとストレッチされるようになります。また、反動や弾みをつけてストレッチをしないようにしましょう。反動や弾みをつけてしまうと、柔軟性を高める効果が期待できない上、筋肉を損傷してしまう可能性があるからです。2. 肩甲骨内転方向への動きを高める動的ストレッチ出典:byBirth顔の前で肘から手のラインを合わせて両腕を閉じることで肩甲骨を大きく外に開いたところから(写真左)、両腕を開くことで肩甲骨を内側に寄せる動作(写真右)を10回繰り返します。このストレッチを行うことで肩甲骨を内側に寄せる際に機能する筋肉が機能するようになると同時に、胸の筋肉の緊張を緩めることができます。ポイント肩甲骨を内側に寄せる動きを少しずつ大きくしていくことが可動域を広げるコツです。注意すべき点必ず肩甲骨を外に大きく開いたところからスタートして、肩甲骨を内側に寄せる動作で終わるようにしましょう。動きを高めるには、高めたい動きで終わるようにするのが法則です。呼吸は、両腕を閉じるときに息を吐き、両腕を開くときに息を吸うようにしましょう。ストレッチは、ムリなく動かせる範囲で行いましょう。「2つのストレッチ」を行ったら、その効果をチェック!出典:byBirth2つのストレッチを行ったら、もう一度先ほどの壁を使ったチェックを行ってみましょう。おそらく頭が壁につきやすくなり、壁と腰の隙間もやや小さくなったのではないでしょうか。また呼吸もストレッチをする前と比べて、行いやすくなっていることが感じられるかと思います。この状態で有酸素運動を行うと、より多くの酸素を取り込めるようになるので、脂肪燃焼効果がグンとアップします!体脂肪を減らす目的で有酸素運動を行う場合は、是非この2つのストレッチで肩甲骨を整えてから有酸素運動に取り組むようにしてみてください!
2020年07月21日「3つのポイント」をおさえるだけで脂肪燃焼効率アップ!体脂肪を減らす目的で有酸素運動を行う場合、以下の3つを踏まえて行う必要があります。運動強度種目タイミングこの3つが、有酸素運動で脂肪を効率的に燃やすために踏まえておくべきポイントとなります。ポイント1:運動強度有酸素運動をしても体脂肪が減らない理由出典:byBirth体脂肪を減らそうと、息がハァーハァー、ゼーゼー乱れるくらいの運動強度で行っていませんでしたか?確かに呼吸が乱れるくらいの運動強度で行うと、痩せそうに思えます。しかし、実際には脂肪燃焼効果は弱いと言えます。なぜなら呼吸が乱れるほど激しい運動は、有酸素運動ではなく無酸素運動となるからです。息が乱れるくらいの運動強度となると、体内に酸素が行き届かずにエネルギー供給が行われるため、無酸素運動になってしまうのです。無酸素運動では主に糖質がエネルギーとして使われるので、脂肪燃焼にまで至らないのです。脂肪燃焼に適した運動強度出典:byBirth体内に酸素が行き届かずにエネルギー供給が行われる運動を無酸素運動というのに対し、有酸素運動は体内に酸素が行き届いた状態でエネルギー供給が行われる運動となります。そのため運動強度は低いものになります。有酸素運動で脂肪燃焼に最適な運動強度は、最大酸素摂取量の50~60%と言われています。しかし、「最大酸素摂取量の50~60%」と言われてもピンと来ないですよね。そこでR.P.Eという自覚に基づいて設定される運動強度を用います。R.P.Eで最大酸素摂取量の50~60%にあたる脂肪を燃やすのに適した運動強度は、「ややキツい」「ちょっとキツいけど続けられる」と感じる運動強度になります。ポイント2:種目体脂肪を減らすには、有酸素運動の種目も重要です。これが2つめのポイントです。有酸素運動の種目「低強度で長時間続けられる運動であること」が有酸素運動の条件となります。この条件に当てはまる運動として、ウォーキングやジョギング、ランニング、スイミング、エアロバイク、そして踏み台昇降などが挙げられます。逆に100メートル走やその場でジャンプを繰り返すような運動は、運動強度が高く長時間続けられないため、有酸素運動ではありません。これらは無酸素運動となります。脂肪燃焼に適した有酸素運動の種目出典:byBirth先程お伝えしたように、脂肪燃焼には「ややキツい」「ちょっとキツいけど続けられる」と感じる運動強度が適しています。ランニングやジョギングとなると、どうしてもオーバーペースになりやすくなるので、体脂肪を減らす目的に適した有酸素運動の種目として、ランニングやジョギングよりも、ウォーキングやエアロバイクがお勧めと言えます。ポイント3:タイミング有酸素運動で体脂肪を減らすには、ウォーキングのような種目を「ちょっとキツいけど続けられる」と感じる運動強度で行う必要があります。しかし、これだけではまだ脂肪を効率良く燃やすには不十分です!有酸素運動を行うタイミングも重要となってきます。実はこのタイミングこそが、脂肪燃焼効率を大きく左右すると言っても過言ではありません!脂肪燃焼効率をダウンさせてしまう有酸素運動を行うタイミング出典:byBirth「有酸素運動を行っているのに、なかなか体脂肪が減らない…」という方、もしかして筋トレ前に有酸素運動を行っていませんか?筋トレ前に有酸素運動を行ってしまうと、脂肪燃焼効率がダウンしてしまうと言えます!有酸素運動を行うと、脂肪分解酵素であるリパーゼが中性脂肪を遊離脂肪酸とグリセロールに分解しますが、この遊離脂肪酸には強い脂肪分解作用がある成長ホルモンの分泌を抑制させるという働きがあると言われているからです。脂肪燃焼効率をアップさせる有酸素運動を行うタイミングでは、脂肪燃焼効率を高めるにはどのタイミングで有酸素運動を行えばよいのかというと、筋トレ直後がベストと言われています。なぜなら筋トレ直後は脂肪が分解され始めるタイミングだからです。そのタイミングで有酸素運動を行えば、分解された脂肪がエネルギーとして使われるようになるということです。そのため筋トレ直後に有酸素運動を行えば、10分程度の時間でも十分に脂肪燃焼効果が期待できます。また、有酸素運動前に筋トレを行えば成長ホルモンも分泌されるので、脂肪分解作用が長い時間持続するようになります。有酸素運動で体脂肪を減らすためにも“ルール”がある!出典:byBirth今回は「有酸素運動で脂肪を効率良く燃やしたい!」という方のために、3つのポイントをお伝えしました。もう一度おさらいをしておきましょう。有酸素運動で体脂肪を効率良く減らすには、「運動強度」「種目」そして「タイミング」の3つが重要で、ウォーキングのような長時間続けられるものを、「ややキツい」と感じる強度で、筋トレ直後に行うようにします。何事にもルールがありますが、有酸素運動で体脂肪を減らすためにも“ルール”があるのです。この“3つのルール”を踏まえれば、遠回りをせずに体脂肪を減らすことができるはずです!是非これをヒントに有酸素運動に取り組んでみてください!
2020年07月20日栗原院長が勧める高カカオチョコダイエット7月9日、カカオの含有量が多いチョコレートを食べて、皮下脂肪と内臓脂肪を減らそうという新刊『お腹の脂肪は高カカオチョコですっきり落ちる!』が発売された。著者は慶應義塾大学特任教授で、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅(くりはらたけし)氏である。B6変判で128ページ、発行は学研プラスであり、価格は1,210円(税込)となっている。本当は太りにくい高カカオチョコ2008年に栗原クリニック東京・日本橋を開院し院長に就任した栗原毅氏が患者に勧めているのは、70%以上の高カカオチョコレートを食前に食べることだという。同氏によれば、カロリーが高いチョコレートではあるが、カカオ70%のチョコレートに含まれる糖質は100gあたり約33gであり、100gあたり約82gの煎餅などよりはるかに少ない。また、チョコレートには食物繊維とポリフェノールが豊富に含まれている。チョコレートは太りにくいというだけでなく、糖尿病や高血圧の改善、脂肪肝の改善効果があることが確認され、脂肪肝を専門としている栗原氏は学会で報告。新刊では、毎日25gの高カカオチョコレートを摂るだけで、皮下脂肪と内臓脂肪が改善するというその効果と方法について解説している。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『お腹の脂肪は高カカオチョコですっきり落ちる!』 - 学研出版サイト
2020年07月16日約3カ月にわたる外出自粛の名残りで、いっこうに収束しない「コロナ太り」。新しい時代の“痩せる生活様式”こそが「withコロナ」時代には欠かせません。痩せる生活様式はやっぱりエクササイズ!外出を控えることで陥りがちな運動不足。手ごろな器具を用いて日常的なトレーニング習慣をつけたい。そこで、「コロナ太り」解消のための100均グッズを紹介。気になるグッズをまとめ買いすれば、運動不足だけでなく、ストレスだって解消できる!?■サウナスーツ上半身用/下半身用(ダイソー)ビニール製でTシャツなどの上から着てウオーキングをすると、数分で蒸し風呂状態に。着用後は手で水洗いすれば繰り返し使用できる。上半身用、下半身用別売り。各サイズはS、M、L、XLの4種類。■エクササイズストレッチャー(ダイソー)片方のグリップを片手で持ち、もう片方のグリップを足で踏みながら上半身を横に傾けゆっくり脇腹を伸ばせば、おなかまわりがシェイプアップ!■フィットネスボール(ダイソー)空気入れで膨らませるタイプ。寝そべって、立てた膝にはさんで腹筋運動、背中に置いて背筋のストレッチなどに使える。■ソフトハンドグリップ(ダイソー)グリップを握るだけで握力を強化できる定番アイテム。初心者は軽めのタイプからスタートして少しずつ重くしていこう。■ハンドグリップボール(キャンドゥ)直径約58ミリ。ソフトな手ざわりでしっかりとした弾力性のあるボールを握ると、握力が鍛えられる。スキマ時間にトライ。■PETボトル プラダンベル(ダイソー)ペットボトルのフタを外し、水を入れてダンベルに装着。重さはペットボトルの大きさで調節できるので、レベルに合わせて筋トレができる。■アンクルウェイト(キャンドゥ)250グラムの重さを足首に巻くだけで自然と負荷がかかり、歩きながら簡単に足の筋肉が鍛えられる。両足に巻くとより効果的。■エクササイズバンド(キャンドゥ)足で押さえたバンドの両端を上向きに引っ張ることで、全身の筋力向上だけでなく、二の腕の引き締め効果も期待できる優れもの。■トレーニングチューブ(キャンドゥ)チューブを伸ばすときに息を吐いて、戻すときに息を吸う。肩幅の長さでチューブを持ち、左右に引っ張ると腕や胸筋を鍛えられる。■ストレッチフットバンド(キャンドゥ)両足首にバンドを引っ掛けて足を開くとふくらはぎ、太ももの外側の筋肉が鍛えられる。足のストレッチ、下半身の引き締めに。※紹介した商品はすべて110円(税込み)。店舗によっては商品の取り扱いがない場合もあります。「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年07月16日1. 夜食のボリュームが多い朝昼晩のうち、晩ご飯を一番多く摂っていませんか?三食の中で夜食を多く摂ってしまいがちになりますが、夜はほとんどの場合、身体活動量が少なく身体を休めることが多いので、摂り過ぎてしまった分は脂肪として蓄積されてしまいます。それでは摂り過ぎないようにするにはどうしたらよいか、3つの方法があります。夜食を摂り過ぎないようにするための3つの方法1:食べる量を予め決めておく摂り過ぎを防ぐために一番お勧めできる方法が、予め食べる量を決めておくことです。食べる分をワンプレートに盛り付けておいて、「今夜はこれだけ!」と決めてしまう方法がお勧めです。そうすることで不要な分の摂り過ぎを抑えることができます!出典:byBirth2:よく噛んで食べるまた、よく噛んで食べることで摂り過ぎを防ぐことができます。その理由は、満腹中枢が刺激され、食欲を抑えることができるからです。予め食べる分を決めて、よく噛んで食べるようにしてみましょう。3:食物繊維を摂るようにするよく噛んで食べるには、食物繊維を含んだ食品を選ぶと良いと言えます。食物繊維を多く含む食品として、ワカメや昆布といった海藻類やこんにゃく類、そして野菜類などが挙げられます。出典:byBirth2. 朝食抜きが多い「なかなか体脂肪が減らない…」という方、もしかしたら朝食抜きをすることが多いのでは?この朝食抜きというのも、体脂肪がつきやすい身体にしてしまうと言えるのです!その理由は2つあります。1つは、筋肉量が減少し基礎代謝量の低下を招くからです。朝は夜とは真逆で、これから身体活動量が多くなるという場合がほとんどです。朝食を摂らないとエネルギーが入ってこないため、身体は筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとしてしまいます。筋肉が分解されてしまうということは、筋肉量の減少を招くということです。そのため1日の総消費エネルギーの約70%に相当する基礎代謝量の低下に繋がってしまい、脂肪のつきやすい身体になってしまうと言えるのです。出典:byBirthもう一つの理由は、インスリンが分泌され脂肪合成が促進されるからです。一食抜いた後に食事を摂ると、血糖値が急激に上がりやすくなります。血糖値が急激に上がると、血糖下降ホルモンである「インスリン」というホルモンが分泌されます。インスリンには血糖値を下げるという働き以外にも、脂肪合成を促す働きがあります。そのため血糖値が急激に上昇すると、インスリンが分泌されるため、脂肪がつきやすくなると言えます。それでは朝食を摂るようにするためにはどうしたらよいか、その方法を2つお伝えしましょう。朝食を摂るようにするための2つの方法1:夜食を摂り過ぎないようにする朝食を抜いてしまう理由として、前日の夜食を摂り過ぎて食べられないことが挙げられます。そのため、朝食をしっかり摂るようにするには、夜食を摂り過ぎないようにします。2:早起きをして朝食を摂る時間を確保する朝食を抜いてしまうもう一つの理由が、「朝食を食べる時間がない」というものです。少し早起きをして、朝食を摂る時間として20分程度確保しておくようにしましょう。前の日のうちに、朝食の準備を済ませておくことをお勧めします。出典:byBirth3. そもそもトレーニング頻度が少ない「エクササイズをしているのにダイエット効果を感じない…」という方、トレーニング頻度が週1回程度になっていませんか?トレーニング効果を得るには、最低でも週3回は行っておきたいものです。どんなに効果のあるエクササイズやトレーニングプログラムでも、週に1回程度ではなかなか効果は期待できません!「時間がなくてトレーニングできない…」という声も耳にしますが、エクササイズに1時間以上の時間を確保する必要はありません。20分でも10分でも、続けることが重要です!そこで、時間がなくても十分効果が得られるエクササイズ方法をご紹介しましょう。時間がない人にお勧めなエクササイズ方法1:部位を分けて行う時間が限られている場合、一度に全身のトレーニングを行うのではなく、部位を分けて行うことをお勧めします。例えば月曜日は上半身のトレーニングの日、火曜日は下半身の日という具合です。部位を分けて行うことで、時短効果が期待できるだけでなく、筋肉に集中して刺激を与えることができるというメリットもあります。2:2つのエクササイズを組み合わせて行うもう一つは、「2つのエクササイズを組み合わせて行う」というものです。組み合わせ方は二通りあります。1つは、ある一つの筋肉のエクササイズを、休憩を挟まずに2つ続けて行う方法です。この方法のことを「コンパウンドセット法」といいます。例えばスクワットを10回行ったら、続けてフォワードランジを左右交互に20回行います。これで1セットとし、合間に1分間の休憩を挟みながら3セット行います。出典:byBirthもう一つの組み合わせ方は、表側の筋肉のエクササイズを行ったら、その裏側の筋肉へのエクササイズを続けて行う方法です。この方法を「スーパーセット法」といいます。例えば、腹筋エクササイズであるアブドミナルクランチを20回行ったら、背筋エクササイズであるバックエクステンションを20回行います。これで1セットとし、合間に1分間の休憩を入れながら3セット行います。出典:byBirthダイエット効果が現れない原因に気づく方法今回は体脂肪がなかなか減らない3つの理由と、それぞれの問題を解決させる方法についてお伝えしてきました。いかがでしょうか。心当たりがありましたでしょうか。効果が現れないのには必ず理由があります。しかし、なぜ効果が現れないのか、自分一人で気づくというのは至難の業です。そこでお勧めしたいのが、メモをとることです。そうすることで後でメモを読み返したときに、客観的に自分の行動を見ることができ、効果が現れない原因が見えてくるようになるからです。出典:byBirth食事などを文字化させるのが難しい場合は、写真として記録するのもアリです。是非ヒントにしてください!
2020年07月11日脂肪燃焼とストレス解消効果が期待できる「シャドーキックボクシングエクササイズ」おうちの中で手軽にできる有酸素運動とは、「シャドーキックボクシングエクササイズ」です!そう聞くと、中には「格闘技経験ないし…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心を。あくまでフィットネスなので特別なスキルは不要です!やってみるとわかりますが、見た目以上に全身を使います!また、骨盤を捻る動きが多いことから、腹筋もかなり使われます。それでは実際に行って、その効果を感じてみましょう!ワンツーストレートパンチ出典:byBirthまず「構え」を作ります。左足を一歩前に出して両手を軽く握り、こめかみの高さまで上げます。出典:byBirth構えの体勢から左ストレートパンチを打ち(写真左)、続けて右ストレートパンチを打ちます(写真右)。右ストレートを打つ際、骨盤を正面に向けるようにしましょう(矢印参照)。そうすることで、内・外腹斜筋が使われるようになります。左→右ストレートパンチを20回繰り返します。次に右足を一歩前に出して右→左ストレートパンチを、同様に20回繰り返します。やはり左ストレートパンチを打つ際は、骨盤を正面に向けるようにします。左右それぞれ20回を1セット行います。ヒザ蹴り出典:byBirth右脚を後ろに引いたところから(写真左)、目に見えない“ストレス”という相手にめがけてヒザ蹴りを放っていきます(写真右)。骨盤から動かしていくことがポイントです(写真矢印参照)。上体を固定して骨盤から動かしていくことで、やはり内・外腹斜筋に効かせることができます。左脚も同様に行います。左右それぞれ10回を1セット行ってみましょう。ワンツーストレートパンチ→ヒザ蹴りパンチとヒザ蹴りのコンビネーションを行ってみましょう。出典:byBirth出典:byBirth左足を一歩前に出して左→右とストレートパンチを打ったら(写真上)、右のヒザ蹴りを打ちます(写真下)。これを10回行ったら、右足を一歩前に出して右→左ストレートパンチからの左ヒザ蹴りを10回繰り返します。左右それぞれ10回を1~2セット行いましょう。2セット行う場合は、1分程度の休憩を入れながら行うようにします。ワンツーストレートパンチ→ダッキング次はディフェンスの動きを入れていきましょう。相手のパンチを、「ダッキング」と言って上体を真下に下ろすことでかわしていきます。出典:byBirth出典:byBirth左足を一歩前に出して左→右ストレートパンチを打ったら(写真上)、上体を真下に下ろします(写真下右)。これを10回繰り返したら、右足を一歩前に出して右→左ストレートパンチからのダッキングを10回繰り返していきます。左右それぞれ10回1~2セット行います。出典:byBirth出典:byBirth上体を真下に下ろす動作でよくある間違いが、背中を曲げてしまったり(写真上)膝を曲げてしまったり(写真下)することです。そうすると腰や膝を傷めてしまう可能性があります。背中や膝を曲げるのではなく、スクワットをするように、お尻を真下に下ろすイメージで行うようにしましょう。パンチラッシュひたすらパンチを30秒間繰り出し続けるエクササイズです。出典:byBirth足幅を少し広げて腰を軽く落とし、左→右のストレートパンチを30秒間ひたすら繰り返します(写真上)。ただパンチを繰り返すのではなく、「モヤモヤ」「イライラ」を打ち消すイメージでパンチを打ち続けてみましょう!1分程度の休憩を入れながら2セット行います。脂肪燃焼効果を高めるコツシャドーキックボクシングエクササイズで、脂肪燃焼効果を高めるコツは2つあります。1つは筋トレ直後に行うことです。なぜなら筋トレ直後は、ちょうど脂肪が分解され始めるタイミングだからです。このタイミングでシャドーキックボクシングエクササイズを行えば、分解された脂肪がエネルギーとして使われるようになり、脂肪燃焼効率を高めることができます。そのため10分程度行うだけでも、脂肪燃焼効果が十分期待できます。出典:byBirthもう一つは、「ややキツイ」と感じる強度で行うことです。脂肪はきつすぎても楽すぎても燃焼されません!「ややキツイ」「ちょっとキツイ」と感じる強度で行うことで脂肪は燃焼されます。強度は、回数やセット数、スピードなどで変換することができます。ご自身で「ちょっとキツイな…」と感じる強度に設定して行ってみましょう。「おうちエクササイズ」を行う際の注意点最後におうちの中でエクササイズを行う際の注意点に触れておきましょう。注意点として3つ挙げることができます。1つは、思わぬケガをしないように、予め周りに障害物などがないようにしておきましょう。また、足を滑らせてしまわないように、できるだけ滑りにくい床の上を選んでエクササイズを行うとよいでしょう。2つ目は、風通しの良いお部屋で行うようにしましょう。これから暑くなってくると、熱中症対策が必要となります。熱中症は屋外よりも屋内で発症することが多いと言われています。そのため、おうちの中で身体を動かす際は、窓を開けて風通しを良くした上で行うようにしましょう。そして、熱中症予防のためには、エクササイズの合間にこまめに水分補給をすることも忘れずに!出典:byBirth以上の点を踏まえて、効果的におうちの中での有酸素運動を楽しんでみてくださいね!
2020年05月31日たった3つの点を心がけるだけで、脂肪燃焼効率アップ!以下の3つの点を心がけるだけで、体脂肪を効率良く減らすことができます!筋トレ直後に有酸素運動を行うようにすること有酸素運動は「ちょっとキツい」と感じる強度でトレーニングは週3回行うことでは、1つずつ解説していきましょう。1. 筋トレ直後に有酸素運動を行うようにすること筋トレ直後に有酸素運動を行うと、脂肪燃焼効率を高めることができます。なぜなら、筋トレ直後は脂肪が分解され始めるタイミングだからです。そのため筋トレ直後に有酸素運動を行えば、分解された脂肪がエネルギーとして使われるようになります。脂肪が分解されるメカニズム筋トレを行うと、交感神経が刺激されて脂肪分解酵素を活性化させるホルモンである「ノルアドレナリン」が分泌されます。すると脂肪分解酵素である「リパーゼ」が活性化され、ちょうど筋トレが終わる頃に脂肪細胞に含まれている中性脂肪が、遊離脂肪酸とグリセロールに分解され始めるようになると言われています。そのため、筋トレ直後に有酸素運動を行うようにすることで、分解された脂肪酸が即座にエネルギーとして使われるようになると考えられます。体脂肪を減らすには有酸素運動を20分以上行う必要があるのか?「有酸素運動を20分以上行わないと、体脂肪は減らないのか?」というご質問を受けますが、結論から言うとNoです!確かに「体脂肪を減らすには有酸素運動を20分以上行う必要がある」とよく言われていますが、これは有酸素運動だけを行った場合です。脂肪分解酵素が活性化されて、中性脂肪が遊離脂肪酸とグリセロールに分解されるまで、運動を開始してから20分以上かかることから、そのように言われているのです。先程お伝えしたように、筋トレをしている間に脂肪分解酵素が活性化されて、筋トレが終わる頃には脂肪の分解が始まり、即座に脂肪がエネルギーとして使われるようになります。そのため筋トレ直後に有酸素運動を行えば、10分でも脂肪燃焼効果が期待できると言えます!出典:byBirth2. 有酸素運動は「ちょっとキツい」と感じる強度で有酸素運動を行う際、重要となるのが運動強度です。体脂肪を減らすことを目的とする場合、「ちょっとキツい」と感じるぐらいの運動強度で行うようにします。呼吸が激しく乱れない程度で、運動をしている“手ごたえ”を感じる強度で行うことで酸素が体内に行き届き、脂肪燃焼効率を上げることができます。有酸素運動をしても体脂肪が減らない理由「有酸素運動をしているけれど、なかなか体脂肪が減らない…」という場合、その理由の一つとして運動強度設定が間違っていることが考えられます。「体脂肪を減らしたい!」という強い思いから、息が激しく乱れるくらいの運動強度で有酸素運動を行っていませんか?そうすると、却って脂肪燃焼効率はダウンしてしまうのです。出典:byBirth有酸素運動というのはその名の通り、体内に酸素が行き届いた状態でエネルギー供給が行われる運動のことです。呼吸が激しく乱れるくらいの運動強度となると、体内に酸素が十分に行き届かず、有酸素運動のつもりが無酸素運動になってしまうからです。有酸素運動と無酸素運動の“境界線”それでは、どこまでが有酸素運動で、どこからが無酸素運動となるのでしょうか?酸素が行き届かない状態で運動を行うと、血液中に乳酸が蓄積されます。この血液中の乳酸濃度が安静値を超え始める地点を「乳酸性作業閾値」と言います。身体が摂り込むことができる酸素の最大量のことを「最大酸素摂取量」と言いますが、この乳酸性作業閾値にあたる運動強度は、最大酸素摂取量の60%と言われています。つまり、最大酸素摂取量の60%を超える運動強度は無酸素運動に、それを下回る運動強度は有酸素運動ということになります。最大酸素摂取量の60%に相当する運動強度は、「ちょっとキツい」と感じる強度です。そのため、「キツい」と感じる運動強度では無酸素運動ということになります。出典:byBirth3. トレーニングは週3回行うことどんなに効果のあるトレーニングでも、週に1回行っただけでは残念ながら効果は期待できません。今日のカラダを作っているのは、「生活習慣」なのです!カラダを動かすことを生活習慣の一部として組み込むことで、エネルギーの消費量が増え、体脂肪を減らすことに繋がるのです。カラダを動かすことを生活習慣の一部として組み込むには、最低でも週3回はトレーニングを行う必要があると考えられます。出典:byBirth30分あれば筋トレと有酸素運動はできます!1日のうちのわずかな時間でも構いませんので、週に3回は続けるように心がけましょう。まとめ今回は体脂肪を効率良く減らすためのヒントをお伝えしました。もう一度ポイントをおさらいしておきます。筋トレ直後は脂肪が分解され始めるので、そのタイミングで有酸素運動を行えば、10分程度でも脂肪を燃焼させることができる有酸素運動をしているけれど体脂肪が減らないという場合、運動強度設定が間違っている可能性がある。「ちょっとキツい」と感じる運動強度で行うようにするどんなに効果のあるトレーニングでも、週に1回行っただけでは体脂肪を減らすことは難しい。トレーニングが生活習慣の一部となるように、週3回は行うようにすることこの3つの点を踏まえて、トレーニングに取り組んでみてくださいね!
2020年05月17日「モニタリングヘルス」運用開始花王株式会社は、服を着たままスマートフォンで簡単に内臓脂肪レベルを推定することができるサービス「モニタリングヘルス」を2020年3月31日から運用を開始する。同サービスは、同社が蓄積してきた内臓脂肪測定データをもとに開発した推定アルゴリズムと、Bodygram Japan株式会社が提供する服を着たまま身体実寸をAIで測定するテクノロジー「Bodygram」を組み合わせることで実現。内臓脂肪は、過剰に蓄積されると生活習慣病につながる可能性が指摘される健康指標のひとつであり、スマートフォンひとつで自身の状態を定期的に把握することで健康意識を高める効果を期待できる。また、内臓脂肪は、つきやすいと言われる一方で、落としやすい脂肪でもある。効果をモニタリングできることで、健康習慣へのモチベーションも高まる。LINE公式アカウントから無料で利用できる使用するには、ヘルシアのLINE公式アカウントと友達になり、キャンペーンメニューの中の「モニタリングヘルス」へ進む。「生年月日」「性別」「身長」「体重」の基本情報を入力し、Bodygramに従って自身の正面と側面を撮影するだけで、結果が出る。「腹囲」を自分で測る必要がなく、撮影後、約30秒で自動的に推定する。結果は、内臓脂肪レベルとして表示され、過去のレベルとの比較もできる。さらに、自身の順位を性別・年代別に表示。運動や食事についてのポイントも知ることができる。(画像はプレスリリースより)【参考】※花王ニュースリリース
2020年04月03日脂肪を再利用!超低温保存がそれを可能に東京、大阪、福岡などに脂肪豊胸専門のクリニックを展開する「THE CLINIC」は、脂肪を-196度で超低温保存するサービス「Fatbank(ファットバンク)」を始めた。採取し保存した皮下脂肪は、エイジング治療や顔の整形といった、様々な美容治療に利用することができる。若い細胞を長期保存して、有効活用きっかけは、脂肪豊胸の際に使い切れず余った脂肪を捨てることなく、何かに活かせないかという発想だった。皮下脂肪は通常、豊胸手術やエイジング治療、顔整形など多くの美容治療に利用することができる。保存した脂肪を将来、好きなときに自分の治療に利用することで、コストや手間を省くことができる仕組みだ。具体的なメリットとしては、今現在の脂肪を保存することによって、注入時よりも若い自分の細胞を得ることができる点や、次回の施術時に脂肪吸引が必要ないため、費用が抑えられる点などが挙げられる。これが可能なのは、-196度という超低温状態という化学反応が起こりえない環境により、脂肪が劣化しないからだ。同院は、細胞加工施設「CellSource」と提携することで、これまでは半年程度だった脂肪保存期間を、長期間保存することを実現している。アメリカ最先端の技術で、安心の管理体制「CellSource」は、細胞の加工や培養、検査、輸送までを行う再生医療センターで、クリーンレベルの極めて高い施設だ。国から細胞の取り扱いを認められており、またアメリカの最先端技術を採用しているのも特長。細胞にダメージを与えずに運べるシステムはFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けており、この輸送システムを扱うのは、日本でここだけだ。「脂肪は財産」という新しい考え方が、ここから広がっていくかもしれない。(画像はTHE CLINIC公式サイトより)【参考】※THE CLINIC公式サイト
2020年02月14日まんがを交えてわかりやすく1月16日、つらくなくリバウンドの心配もなく内臓脂肪を減らす方法を、まんがを交えつつわかりやすく解説している新刊『まんが ごっそり落とす! 内臓脂肪ダイエット』が発売された。著者は東京・あきる野市にある池谷医院理事長兼院長、テレビ番組などでもおなじみの池谷敏郎氏で、四六判。宝島社より1,000円(税別)の価格で発売中である。テレビ出演でもおなじみの池谷敏郎医師1962年、東京に生まれた池谷敏郎氏は、1988年に東京医科大学医学部を卒業し、同大学病院第二内科への勤務を経て1997年、池谷医院理事長兼院長に就任している。『1日5分! 血管ケアだけで20歳若返る!』『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』などの著作があり、テレビ番組『世界一受けたい授業』『林修の今でしょ!講座』『モーニングショー』などの出演でも知られている。体重10kg減も夢ではない池谷式新刊では、50代で体脂肪率10%の池谷医師が誰でも無理なくやせられるという「池谷式ダイエット」を解説。つらくないから続けやすく、無理なくリバウンドの危険もなく体重10kg減も夢ではないという。糖質を完全に絶つのではなく半分に、酒量を変えずにつまみを変える、運動は軽い「ゾンビ体操」だけなど、食事、運動、生活習慣で内臓脂肪を減らす「池谷式ダイエット」のノウハウが掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※まんが ごっそり落とす! 内臓脂肪ダイエット - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2020年01月22日静かに近づき、突然症状が出たかと思うと、心臓を壊しているというから恐ろしい!今話題の内臓脂肪が、エイリアン級に悪化しているのだから、警戒レベルはマックスだ!「おなか周りに内臓脂肪のついている人が、生活習慣の改善を試みなければ、やがて心筋梗塞など、重篤な心疾患につながる“エイリアン脂肪”に襲われます」内臓脂肪に詳しい池谷医院院長の池谷敏郎先生はこう話す。“エイリアン脂肪”とは、心臓の周りにつく脂肪のことで、密かに動脈硬化を進めて、心筋梗塞や心不全を発症させる恐ろしい脂肪だ。「心臓に寄生するかのごとく付着して、命を奪うことから“エイリアン”脂肪と呼ばれています」(池谷先生・以下同)エイリアン脂肪は、専門的には異所性脂肪と呼ばれ、皮下脂肪、内臓脂肪に続く、「第三の脂肪」といわれている。「エイリアン脂肪は、心臓の周囲を覆うようにして蓄積し、心臓を養う冠動脈などの組織へと細い血管を伸ばします。そして、その血管から、細胞にダメージを与える毒素が送り込まれるのです」この毒素とは、本来は心臓周囲に溜まった異所性脂肪を溶かし、吸収されやすくするために分泌されるものだ。しかし、この毒素が、本来守りたい血管や心臓の細胞まで傷つけてしまい、動脈硬化や心臓の機能障害の原因となってしまうのだ。怖さはそれだけではない。「エイリアン脂肪が出す毒は、心臓の筋肉にも影響を及ぼし、筋肉の収縮力や拡張能力を低下させます。こうして心臓のポンプ機能が低下すると、心不全が起こりやすくなります」このように恐ろしいエイリアン脂肪だが、ここに至るまでの過程も問題だ。エイリアン脂肪がついている人は、すでに下腹部に内臓脂肪がびっしりついているという。「内臓脂肪は、腸の周りにつく脂肪のことで、下腹がポッコリとした体形をつくります。しかし、内臓脂肪の蓄積が進むと、やがて腸周辺にスペースがなくなって、肝臓や心臓の周りに脂肪がつき始めます。肝臓にたまると脂肪肝となり、心臓の周りにたまるとエイリアン脂肪となります。ですから、脂肪肝と診断された人はほぼ、エイリアン脂肪もついていると考えてよいでしょう」ちなみに、内臓脂肪の蓄積は、高血圧、糖尿病、脂質異常症を伴いやすく、動脈硬化の原因になるほか、がん、認知症などのリスクを高めることが知られている。あなたは大丈夫だろうか。次のチェックリストで確認してほしい。チェックが多いほど注意だ!□若いころより体重が10キロ増えた□おなかがポッコリしている(腹囲が90センチ以上ある)□炭水化物(ごはん、麺、パン)が大好き□運動が嫌い□甘いものを無性に食べたくなる□同じ年の人より老けて見える□肌荒れがある□野菜・海藻・きのこなど食物繊維が好きじゃない□食後に眠たくなる□すぐにおなかがすく□早食い□睡眠時間が5時間未満エイリアン脂肪を持つ人の特徴をみると、肥満体形で、運動ぎらい、糖質過多の人に多いようだ。「“糖化は老化”といわれるように、高血糖は細胞を刺激して炎症を引き起こし、肌荒れや見た目の老化を進めます」特に、注意してほしいのが、若いころは痩せた体形だった人が中年になって太ったという場合だ。「もともと痩せていた人は、内臓脂肪を溜め込む容量が少なく、急に太ると肝臓、心臓に脂肪がつきやすいのです」睡眠時間が短い、ぐっすり眠れないなど、睡眠の質が悪い人も気をつけたい。よく眠れていないと、食べすぎや偏った食行動を招きがちになるからだ。身に覚えのある人は、早速、自分の食生活を見直してみよう。「女性自身」2020年1月28日号 掲載
2020年01月16日「おなか周りに内臓脂肪のついている人が、生活習慣の改善を試みなければ、やがて心筋梗塞など、重篤な心疾患につながる“エイリアン脂肪”に襲われます」内臓脂肪に詳しい池谷医院院長の池谷敏郎先生はこう話す。“エイリアン脂肪”とは、心臓の周りにつく脂肪のことで、密かに動脈硬化を進めて、心筋梗塞や心不全を発症させる恐ろしい脂肪だ。「心臓に寄生するかのごとく付着して、命を奪うことから“エイリアン”脂肪と呼ばれています」(池谷先生・以下同)エイリアン脂肪は、専門的には異所性脂肪と呼ばれ、皮下脂肪、内臓脂肪に続く、「第三の脂肪」といわれている。「エイリアン脂肪は、心臓の周囲を覆うようにして蓄積し、心臓を養う冠動脈などの組織へと細い血管を伸ばします。そして、その血管から、細胞にダメージを与える毒素が送り込まれるのです」この毒素とは、本来は心臓周囲に溜まった異所性脂肪を溶かし、吸収されやすくするために分泌されるものだ。しかし、この毒素が、本来守りたい血管や心臓の細胞まで傷つけてしまい、動脈硬化や心臓の機能障害の原因となってしまうのだ。怖さはそれだけではない。「エイリアン脂肪が出す毒は、心臓の筋肉にも影響を及ぼし、筋肉の収縮力や拡張能力を低下させます。こうして心臓のポンプ機能が低下すると、心不全が起こりやすくなります」エイリアン脂肪を持つ人の特徴をみると、肥満体形で、運動ぎらい、糖質過多の人に多いようだ。「“糖化は老化”といわれるように、高血糖は細胞を刺激して炎症を引き起こし、肌荒れや見た目の老化を進めます」特に、注意してほしいのが、若いころは痩せた体形だった人が中年になって太ったという場合だ。「もともと痩せていた人は、内臓脂肪を溜め込む容量が少なく、急に太ると肝臓、心臓に脂肪がつきやすいのです」また、女性は閉経を迎えたあたりから体形が変わりやすくなる。「女性ホルモンのエストロゲンは、いわゆる“痩せホルモン”です。ですから、若いころは、エストロゲンのサポートが効いて、わりと体形のコントロールがしやすいのですが、閉経を迎えてエストロゲンが枯渇しても以前と同じような生活習慣でいれば、もはや若いころのように体形のコントロールはできず、太りやすくなるのです」いったん動き出すと恐ろしいエイリアン脂肪だが、対策もある。「脂肪の中でいちばん落としやすいのがエイリアン脂肪で、食習慣を改善することで、早ければ2~3日で落ち始めます。多くの場合、肥満の原因は、糖質過多、脂肪分過多の食事です。私は、まず糖質ないしは炭水化物を半分に減らすことをすすめています。でも、それでは全体の量は足りないと思いますので、食物繊維を多く含んだ緑黄色野菜や大豆、きのこ類の量を増やし、パンやごはん、麺などの炭水化物の量を半分に減らすようにしましょう」きちんと実践すると、心臓周囲とともに、内臓脂肪が減り始める。「私の患者さんでこの“ゆる糖質制限”をきちんと実践している人は、ほぼ全員成功しています」食事を改善することで、体の酸化が抑えられるため、肌や髪にツヤやハリが出たり、疲れにくくなるなど、そのほかの嬉しい変化も期待できるそうだ。「女性自身」2020年1月28日号 掲載
2020年01月16日「おなか周りに内臓脂肪のついている人が、生活習慣の改善を試みなければ、やがて心筋梗塞など、重篤な心疾患につながる“エイリアン脂肪”に襲われます」内臓脂肪に詳しい池谷医院院長の池谷敏郎先生はこう話す。“エイリアン脂肪”とは、心臓の周りにつく脂肪のことで、密かに動脈硬化を進めて、心筋梗塞や心不全を発症させる恐ろしい脂肪だ。「心臓に寄生するかのごとく付着して、命を奪うことから“エイリアン”脂肪と呼ばれています」(池谷先生・以下同)エイリアン脂肪は、専門的には異所性脂肪と呼ばれ、皮下脂肪、内臓脂肪に続く、「第三の脂肪」といわれている。「エイリアン脂肪は、心臓の周囲を覆うようにして蓄積し、心臓を養う冠動脈などの組織へと細い血管を伸ばします。そして、その血管から、細胞にダメージを与える毒素が送り込まれるのです」この毒素とは、本来は心臓周囲に溜まった異所性脂肪を溶かし、吸収されやすくするために分泌されるものだ。しかし、この毒素が、本来守りたい血管や心臓の細胞まで傷つけてしまい、動脈硬化や心臓の機能障害の原因となってしまうのだ。「通常、動脈硬化は、脂質異常や高血糖など、血管内を流れる血液の状態によって進行します。しかし、エイリアン脂肪の場合は、心臓の外側からの攻撃で急速に動脈硬化を進行させるのです。その勢いは凄まじく、エイリアン脂肪の存在によって、動脈硬化の進むスピードが約10倍になるといわれています。たとえば、動脈硬化が10年かけて悪化するのに対し、エイリアン脂肪は、1年で心臓を壊してしまうのです」静かに近づき、突然症状が出たかと思うと、心臓を壊しているというから恐ろしい!今話題の内臓脂肪が、エイリアン級に悪化しているのだから、警戒レベルはマックスだ!「女性自身」2020年1月28日号 掲載
2020年01月16日褐色脂肪細胞というのを聞いたことがありますか?簡単に言うと、脂肪を燃焼してくれる夢のような細胞なのですが、実は体のある部位にこの褐色脂肪細胞がたくさん存在しています。褐色脂肪細胞を刺激して、つらい運動や食事制限とは無縁の燃焼系の体を手に入れましょう。褐色脂肪細胞とは?脂肪細胞には、皮下脂肪などの一般的に言われる脂肪である〝白色脂肪細胞〟と〝褐色脂肪細胞〟という2種類の脂肪細胞が存在します。白色脂肪細胞は自身の細胞内に脂肪を溜め込む性質がありますが、褐色脂肪細胞は脂肪を分解して熱を生み出すという白色脂肪細胞とは真逆の性質を持っています。この褐色脂肪細胞は乳児期に最も多く存在し、年齢を重ねるごとに減っていくのですが、褐色脂肪細胞が活発に働く若い方は、脂肪が分解され熱に変換されやすいため寒さに強く太りにくいです。しかし、褐色脂肪細胞の働きが鈍くなる30代以降は脂肪は分解される力が弱まり熱も生み出されにくくなるため、寒さに弱くなり太りやすくなります。年齢とともに減ってしまう、夢のような細胞の褐色脂肪細胞ですが、ある方法で活性化させることができるのです。次に、褐色脂肪細胞が多く存在する体の部位と褐色脂肪細胞を活性化させる方法をご紹介します。関連記事肩甲骨がダイエットのカギとなる?その理由と整え方を伝授褐色脂肪細胞が多く存在する体の部位とは?褐色脂肪細胞が多く存在する体の部位は、鎖骨周辺、首周り、肩甲骨周辺になります。ですので、褐色脂肪細胞を活性化させたい場合は、この部位を刺激するだけです。ここだけ?と思うかもしれませんが、特に脂肪の付きやすい部位を中心に全身に散らばっている白色脂肪細胞とは異なり、褐色脂肪細胞はどんな方も分布場所がほぼ同じということが特徴でもあります。褐色脂肪細胞を刺激する方法寒冷刺激褐色脂肪細胞を活性化させるのに最も有効な方法は〝寒冷刺激〟です。冷えたペットボトル、もしくは保冷剤をタオルで巻いた物を使用します。冷えたペットボトルもしくは保冷剤を首の、耳下から鎖骨までを上下に数秒〜1分程度冷やし、鎖骨周辺、手の届く範囲の肩甲骨周辺も同様に冷やします。1日の終わりか、空いた時間にこれを何度か繰り返すだけの簡単な方法ですが、褐色脂肪細胞を活性化させるには最も効果的な方法です。ストレッチで刺激する褐色脂肪細胞を活性化させるには、首周りや肩甲骨周辺のストレッチも有効です。<首のストレッチ>①右手を左の側頭部にあて、ゆっくり首を右に倒す動きを数回繰り返します②反対も同様に行います<肩甲骨ストレッチ>①両腕を前に伸ばし、見えない壁を押す要領で肩甲骨を離します②腕を引いて思い切り肩甲骨を寄せます③この動きを20回程度繰り返します褐色脂肪細胞を刺激して体を燃焼させよう年齢とともに減ってしまう褐色脂肪細胞ですが、どんな年齢の方も現在持っている褐色脂肪細胞を活性化させることはできます。年齢とともに太りやすくなってきたと感じるような方は今すぐ、褐色脂肪細胞を活性化させて基礎代謝をアップさせてみてください。Hikaruヨガインストラクター
2020年01月15日「内臓脂肪 皮下脂肪 すっきり落とす!」1月4日、マガジンハウスが月2回発行している雑誌『Tarzan』の最新号が発売された。1986年創刊の『Tarzan』は、かつて男性向けの体作りをサポートする情報雑誌であったが、近年は女性向けの特集が組まれるなど、男女ともに役立つ情報を掲載している。最新号の779号では、「内臓脂肪 皮下脂肪 すっきり落とす!」を特集。価格は650円(税込)である。運動嫌い・外食ばかり・甘いものが好きな人にも年末年始は忘年会や新年会など、特別な飲食の席が多く、また、普段とは異なる生活のリズムにより、心身ともにゆるみがちである。年末年始に蓄えられた内臓脂肪や皮下脂肪は、運動や生活習慣の見直しにより、改善させることができるが、実践するとなると難しい。『Tarzan』最新号の特集では、正月太りでついてしまった内臓脂肪と皮下脂肪を落とす方法を解説。内臓脂肪を落とすための基本の知識が解説され、運動嫌いの人、外食ばかりの人、白米やアルコール、甘いものが好きな人にも、その日からできる食生活改善テクニックが紹介されている。また、4つのステップにより、体脂肪を燃焼させるエクササイズも紹介。無理なく続けられる体脂肪を減らす方法を解説している。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※無理なく続けるメタボ対策!1/4(土)発売の雑誌『Tarzan』の特集は「内臓脂肪・皮下脂肪、すっきり落とす!」 - Tarzan Web(ターザンウェブ)
2020年01月07日ダイエットを行う際に大切なのが、筋肉量です。筋肉がある程度ないと体が冷えやすく、脂肪を燃焼しにくくなります。今回はダイエットに大切な役割をする、筋肉量を高めるメリットや、3つのポイントについてご紹介していきます。筋肉量を高めるメリット筋肉量を高めることで得られる主なメリットについて触れておきましょう。関連記事筋トレの効果を高める食事メニューを解説!ポイントはタンパク質体温アップ体熱の40%は筋肉で作られています。そのため筋肉量を高めることで体温アップ効果が期待できるので、冷えに有効と言えます。基礎代謝アップ筋肉量が増えるということは、ただ単に筋肉の量だけが増えるのではなく、骨量や血管数、内臓の容量などが増えるので除脂肪体重が増えるということになります。除脂肪体重が1kg増えると、基礎代謝量は50kcal/日、増えると言われています。そのため筋肉量を高めることで除脂肪体重がアップし、基礎代謝アップに繋がると言えます。このように筋肉量を高めることで、主に「体温アップ」と「基礎代謝アップ」というメリットが得られるのです。筋肉量を高める3つのポイントそれでは筋肉量を高めるポイントについてお伝えしていきましょう。筋肉量を高めるには、「何を」「どのくらいの強度で」「どのように行うか?」の3つのポイントを踏まえる必要があります。【ポイント1】何を筋肉量を高めたい場合、なるべくたくさんの筋肉が動員できるエクササイズを行うようにしましょう。具体的には、「スクワット」や「腕立て伏せ」、背中の筋肉のエクササイズである「ベントオーバーローイング」など、いわゆる多関節運動が挙げられます。このような多関節運動をトレーニングプログラムに入れていくようにします。【ポイント2】どのくらいの強度で中程度の強度で、セット数は多めで休憩時間は短めに行うようにします。そうすることで筋肉中に乳酸が蓄積され、成長ホルモンの分泌を促すことができると言われているからです。10回程度反復可能な強度で1分程度の休憩を入れながら、3〜5セットを目安に行うとよいでしょう。【ポイント3】どのように行うか?ゆっくりと、抵抗を受け止めながら下ろすようにしましょう。実は負荷を上げる動作よりも下ろすそれの方が筋肉への刺激が大きいのです。そのため、ゆっくりと抵抗を受け止めながら下ろすことで、筋肉への刺激が大きくなり、筋肉量を高める効果が期待できます。3つのポイントを押さえて筋肉量をアップさせよう以上、3つのポイントを踏まえた上で筋トレを行うようにしてみましょう。すると筋肉に今までなかった刺激が感じられるはずです。今回は筋肉量を高める目的での方法をお伝えしましたが、一口に「筋トレ」と言っても、目的によって強度設定や、やり方などが異なってきます。ご自身の目的に合った方法で行いましょう。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2020年01月01日体脂肪を減らすのに最も有効な運動である「有酸素運動」。しかし「有酸素運動を続けているけれど、ダイエット効果を感じない…」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、有酸素運動をしているのに体脂肪がなかなか減らない理由について見ていきましょう。有酸素運動とは有酸素運動とは酸素を利用してエネルギー供給が行われる運動で、ウォーキングやジョギングなど低強度で長時間続けられる運動です。そのため100mダッシュのような高強度な運動は、酸素が体内に行き届かないうちにエネルギー供給が為されるので無酸素運動になります。無酸素運動では主に糖質がエネルギーとして使われます。それに対し、有酸素運動では糖質に加えて脂肪もエネルギーとして使われるようになるので、有酸素運動は体脂肪を減らすのに有効な運動と言われるのです。それではなぜ有酸素運動をしているのになかなか体脂肪が減らないのでしょう。関連記事有酸素運動の効果と運動時間は比例しない!ポイントを解説【理由1】運動強度が高すぎるダイエット効果を出そうという想いから、息がハアハア乱れるくらいの運動強度で運動を行っていませんか?息が乱れるくらいの強度になると有酸素運動ではなく、むしろ無酸素運動になってしまいます。無酸素運動ですから体内に酸素が行き届かず、脂肪を燃やしているつもりが不完全燃焼してしまっているのです。脂肪を燃焼させるには、息が乱れない程度の「ややキツい」と感じる強度で行うようにしましょう。【理由2】筋トレ前に有酸素運動を行っている有酸素運動の後に筋トレを行うと、有酸素運動中に発生した遊離脂肪酸が、脂肪の分解を促進する成長ホルモンの分泌を抑制してしまうと言われています。体脂肪を減らしたい場合は、筋トレ直後に有酸素運動を行うようにします。筋トレ直後は脂肪が分解され始めるタイミングなので、より効率よく脂肪を燃焼させることができるでしょう。【理由3】トレーニング頻度が少なすぎる体脂肪を減らすには、週1回のトレーニングでは少ないと言えます。最低でもやはり週2〜3回は行っておきたいところです。なかなかトレーニングをする時間が確保できない場合は、日常生活の中にトレーニングを組み込んでしまうことをおすすめします。例えば通勤中、一駅手前で降りて仕事場までウォーキングをすることで、通勤の中に有酸素運動を組み込んでしまうなどで、体を動かしましょう。正しい有酸素運動でダイエットをしよういかがでしょうか、ご紹介した理由の中に心当たりありましたか?このように有酸素運動で体脂肪を減らすにも“やり方”があるのです。「有酸素運動を続けているけれど、ダイエット効果を感じない…」という方は上記をヒントにして、もう一度有酸素運動に取り組んでみてはいかがでしょう。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年12月29日皮下脂肪を気にして、ダイエットを始める方も多いのではないでしょうか。今回はそんな皮下脂肪の効果的な落とし方から気をつけたいポイントまで、食育指導士やヨガインストラクターとしても活躍する内藤絢先生に教えていただきました。皮下脂肪とは皮下組織の中に蓄積された脂肪細胞の集合体で、皮膚の下に付く脂肪のことです。表面からつまめるもので外部からの刺激や圧力に対するクッション、寒さから体を守ると言う2点の大きな役目があります。男性は内臓脂肪が付きやすいのに対し、女性が付きやすいのは皮下脂肪。お腹や腰回り、お尻、太腿など、下半身に脂肪が付きやすいのはこの皮下脂肪によるものです。おへそ下の皮下脂肪量は平均で30代女性が2.2mm〜3.2mm、40代女性が2.5mm〜3.5mmです。一度この数値より多いか少ないかを測定し、その結果を元にこれからのポイントを読み進めましょう。皮下脂肪による健康への影響多い場合腰、膝などへ重力による負担が多く掛かり、腰痛や膝痛など下半身の外科的疾患リスクが上がります。少ない場合寒さから身を守りにくくなる為に内臓、下半身の保温機能が低下して内臓の冷えにより消化機能の衰えや便秘、冷え性の発症リスクが上がります。皮下脂肪を効果的に落とす方法有酸素運動私達の体は糖質から燃焼し、その量が少なくなった時に脂肪が燃焼されます。話しながら動ける位のきつくない早歩きを30分程行う運動をおすすめします。更に効率良く運動量を上げたい時は30分程の水中ウォーキングにしましょう。水中は入るだけで体に負荷が掛かり、エネルギーを消費します。筋トレ筋肉を作り鍛える事は、基礎代謝を高めて糖と脂肪をしっかり燃やせる体作りに繋がります。特に下半身の筋肉を鍛える=皮下脂肪を落としやすくなります。糖質摂取を控える特にスイーツ類、小麦類は要注意です。この2点は糖質が高い上に血糖値を急上昇させ、お腹周りから下半身に脂肪が付きやすくなります。皮下脂肪を落とす際に気をつけたいポイント極端な食事制限をしないようにする食事抜き、炭水化物カット等の極端な食事制限は禁物です。カロリー消費の際、食物からのエネルギーが不足すると筋肉が分解されてエネルギーとなる為に基礎代謝が下がり、返って皮下脂肪が付きやすく落ちにくくなります。お腹から下を冷やさないようにする内臓の冷えや下半身の冷えは、皮下脂肪が付きやすくなる上に下半身太りの元となります。お腹周りと足首、この2点を冷やさない事が下半身を冷やさず代謝を保つ大切なポイントです。皮下脂肪を増やさないために心がけたいこと筋肉量を維持、または増やす筋肉が減ると基礎代謝が低下し、痩せにくく冷えやすくなる為、寒さから体を守ろうと皮下脂肪が付きやすくなります。体幹部の強化を図る体幹部とは両腕、両脚を除いた胴体部のことを指します。体幹を鍛える事は全身をバランス良く鍛えられて、猫背やO脚を改善して内臓機能アップ、下半身の活動量アップ、代謝向上と皮下脂肪が付きにくい体作りへと繋がります。適度な運動で付き過ぎた皮下脂肪を撃退皮下脂肪は、多すぎても少なすぎても体への影響が出てしまいます。特に下半身は脂肪がつきやすい場所なので、有酸素運動や筋トレなどを行い、量の調節を行いましょう。食事制限ではなく、運動を通して皮下脂肪を落とすようにしてください。内藤 絢睡眠専門家、ヨガインストラクター
2019年11月30日BMI値と体脂肪率。どちらも体にまつわる数値ですが、それぞれの違いについてきちんと理解している人は意外と少ないかも。今回はスポーツインストラクターとして活躍するよっしー先生に、両者の特徴や関係性について詳しく教えていただきました。BMI値と体脂肪率BMI値とは、Body Mass Indexの略称で、体格指数などと呼ばれたりもします。身長の2乗に対する体重の数値で、体重(kg)÷身長(cm)の2乗で計算されます。世界で共通の計算方法で国際的に用いられる機会の多いもので、この数値が22に近ければ近いほど良いとされています。体脂肪率は、体の中の脂肪の量の割合を表した数値となります。キャリパー法と呼ばれる各部位の脂肪をどれだけつまめるかで測定をしたりもしますが、一般的には家庭用体重測定機でも測定ができます。より詳細な数値を測定する場合には、より高価な専門的な機器を使用することで測定することができます。BMI値と体脂肪率の違いBMI値は身長と体重の数値を使用して計算されるため、特別な機械や測定機がなくても計測をすることができますが、体重の内訳については若干考慮されていない部分があります。どういうことかというと、筋肉量が高いことで体重が多くなっている場合でもBMIに則って測定をすると肥満という分類をされてしまうことがあります。一方、体脂肪率は体の中の脂肪の割合を計測した数値が出されるため筋肉量が高い場合には体重が多くても体脂肪率は低く出るため、肥満度については考慮された状態で結果がでます。BMI値と体脂肪率の関係前述のようにBMIの数値は筋肉量が高い場合でも肥満度が高いと捉えられたりしてしまいがちで、体脂肪率については筋肉量の数値によっては体重が多くても肥満度は高いとはでません。よってBMIが高くても、体脂肪率が低い場合は健康上のリスクは高くないと捉えられます。逆にBMIは低すぎてしまう場合(18.5未満)の場合は痩せすぎと捉えられ、その場合も病気のリスクが高まったりしてしまうため、体脂肪率が低くて、BMIが低いという状態の場合は注意が必要になります。BMIが適正の状態にも関わらず、体脂肪率が高い状態の場合は、適正体重のように見えて筋肉が少なく、脂肪が多いという状態のため、「隠れ肥満」と捉えられる場合があるため、こちらも注意が必要です。目標体重はBMI値と体脂肪率、どちらを参考にするべき?目標体重を定める際、病気をしないための健康的な体を求めている方の場合はBMIをまず参考値に定めると良いです。理由はBMIが低すぎた場合も病気のリスクは上がっていってしまうため、体重を落とし過ぎないようにするための参考にしやすいからです。ボディメイクをしたい、スポーツ競技のために目標体重を設定する場合は、体重の内訳も重要になるため体脂肪率を参考にすると良いと思います。当然健康目的での場合でも体重の内訳は重要になります。筋肉量が多い状態を維持することで基礎代謝量が高まり、痩せやすい体を手に入れられるため、一時的に体重が増えることがあってもそれが脂肪量が変わらず、筋肉量が増えている場合は良い変化と捉えることができます。ダイエットを行う際のBMI値と体脂肪率の活用方法ダイエットをするときの各数値の位置付けとしては、BMIは体重測定のみで現在の数値を把握することができるため毎日の数値確認として使用しやすくなります。現代では、家庭用の体重測定器でも手軽に体脂肪率の計測ができるのでそれを毎日の数値確認にしても良いのですが、フィットネスクラブなどに置いてあるようなより詳細な測定器では、さらに部位別の筋肉量が測定できます。そちらを1ヶ月や2ヶ月ごとなどで測定することができれば良いかと思います。前述しましたが、ダイエットをして痩せやすい体質に改善をしていく際には、一時的に体重が増えたとしても内訳として、脂肪量が維持、もしくは低下した状態で筋肉量が高くなった場合はそれは良い変化と捉えられます。ダイエットの際にはBMIのみでなく、体脂肪率も含めて両者の数値を参考にすると良いかと思います。BMI値と体脂肪率の両方を参考に身長と体重から肥満度を算出するBMI値と、体の中の脂肪の割合を示す体脂肪率。どちらかに偏るのではなく、両者を上手に活用することで体の変化をより明確に知ることができます。まずはそれぞれの特徴をきちんと理解することが大切です。よっしースポーツインストラクター
2019年11月30日『内臓脂肪を減らすお得技ベストセレクション』11月18日、内臓脂肪を減らして健康的にスマートになろうという新刊『内臓脂肪を減らすお得技ベストセレクション』が晋遊舎から発売された。A4変形判で80ページ、780円(税別)の価格にて、晋遊舎ムックとして発売中である。糖質制限ダイエットや地中海式食事術も内臓脂肪は皮下脂肪とは異なり、文字通り内臓のまわりに付く脂肪で、加齢とともに増えやすくなる。見た目以上に、内臓には脂肪が蓄えられていることがあり、内臓脂肪が増えすぎると、ポッコリお腹のような外見の変化に加え、糖尿病や高血圧、動脈硬化などのリスクが大きくなる。この新刊『内臓脂肪を減らすお得技ベストセレクション』では、がんばらなくても簡単にできて、健康になれる「お得技」122を掲載。まず「内臓脂肪の新常識」の解説からはじまり、がんばらずに習慣化できるダイエット法が紹介され、毎日できる糖質制限ダイエットについても触れられている。そのほか、毎日できる地中海式食事術や主食、肉類、野菜、果物、魚介類それぞれの糖質早わかり図鑑、内臓脂肪が増えることで起きる11大リスクを防ぐ食事術についても紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※内臓脂肪を減らすお得技ベストセレクション - 晋遊舎ONLINE
2019年11月26日憧れの引き締まったふくらはぎを手に入れるために、太いふくらはぎを細くする方法をまとめました。原因ごとに3タイプに分けて、それぞれに合った方法をご紹介します。あなたは一体何タイプでしょうか?早速チェックしてみましょう。ふくらはぎが太くなる原因脂肪の蓄積全身の脂肪量が多い場合は、自然とふくらはぎも太くなります。むくみ冷え性の場合や、立ちっぱなし・座りっぱなしの時間が長い仕事をしている場合は特にむくみやすく、ふくらはぎや太ももが太くなりがちです。姿勢の悪さや歪みによる筋肉のつきすぎ過酷な運動をしているため筋肉がたくさんついている人は女性では少ないです。O脚などの歪みや猫背などの姿勢の悪さが原因で、負担がかかる部分に筋肉がついているケースが多いです。ふくらはぎを細くするために食事で気をつけるべき点食生活で改善できるのは、脂肪の蓄積タイプやむくみタイプの場合です。食べ過ぎによる体脂肪のつきすぎの場合は、今すぐ食生活を改善しましょう。また、むくみを予防・改善するには、塩分の多い食事や味付けの濃い食事を減らし、シンプルで優しい味付けに変えましょう。栄養バランスを整えたうえで調味料を使い過ぎないようにすると、やせやすくむくみにくい状態に整えることができます。原因別・ふくらはぎを細くする方法脂肪蓄積タイプの場合体脂肪を燃焼させるために、筋トレと有酸素運動を合わせて行いましょう。ジョギングやスロージョギングなど、脚をしっかり使う有酸素運動は、ふくらはぎを引き締めるのにぴったりです。合わせて食事で取り過ぎているカロリーをセーブすることが大切。食生活も同時に見直しましょう。普段の生活を変えずに筋トレ効果を高めるには、ふくらはぎの筋肉を刺激しやすい「つま先立ち」がおすすめ。信号待ちの間や電車で立っているとき、家の中で移動する場合などに積極的につま先立ちになりましょう。むくみタイプの場合むくみタイプの場合は、溜まった水分や老廃物を流すマッサージを習慣にするのがおすすめです。また、立ちっぱなし・座りっぱなしでは体液循環が滞りむくみを招いてしまいます。全身を大きく動かす運動をちょこちょこ取り入れるようにしましょう。食事では、塩分の取りすぎに要注意です。<むくみ改善マッサージ>STEP1:マッサージオイルやクリームを馴染ませるSTEP2:足首からひざに向かって両手で包むように指圧しながら動かし、老廃物や脂肪を押し流すイメージでマッサージするSTEP3:ひざ下からひざ上に向かって、両手で包むように指圧しながら動かし、老廃物や脂肪を押し流すイメージでマッサージするSTEP4:ひざ上から太ももの付け根に向かって、両手で包むように指圧しながら動かし、老廃物や脂肪を押し流すイメージでマッサージする硬い部分や疲れが溜まっている部分があれば、優しく念入りにゴリゴリとマッサージしましょう。心地よい程度の力加減で行ってください。姿勢の悪さ・歪みタイプの場合どのように歪んでいるかは、なかなか自身で判断しにくいもの。判断を間違うと違う部分の筋肉を増やしてしまいより太くなる、という可能性もありますので、整体院などを利用して歪みをチェックしてもらいましょう。歪みに合わせてストレッチなどを教えてもらえます。同時に姿勢を確認し、普段の立っているとき・座っているときの姿勢から整えることが大切です。日々の姿勢が全身の歪みにつながっていきます。効果を実感できるまでの期間体脂肪の減少や筋肉を増やすことによる引き締め効果は2週間〜1ヶ月ほどで少しずつ変化が目に見えるようになります。食生活や姿勢の改善、筋トレや有酸素運動は最低 1ヶ月は続けましょう。そのまま2〜3ヶ月続けることで理想のサイズに近づく人が増えていきます。水分が溜まっているむくみの場合は、マッサージだけですぐに効果が見える場合もあります。効果を実感するまでのモチベーションの保ち方体質改善や筋肉のつき方、体脂肪の量などを変化させるのには時間がかかります。1日だけ、何時間もトレーニングをするよりも、こまめに毎日行う方が効果的です。日々の運動は無理のない範囲で、続けられる方法で取り組むようにしましょう。途中で挫折してしまうケースで多いのが、運動やマッサージの時間を取り過ぎて続けることが大変になってしまう、というもの。毎日の隙間時間に取り入れたり、通勤・通学中の歩いている時間を利用して筋トレをしたりすることで、生活をほとんど変えずにトレー二ングを行うことができます。マッサージも、お風呂で体を洗っている最中に行えば、石鹸によって滑りが良いのでマッサージオイルなしで取り組めますよ。また、目標を「見える化」することも大切です。憧れのモデルの写真を持ち歩いたり、目標のサイズを決めて掲げたり、ゴールがわかりやすいように設定すると良いでしょう。ふくらはぎを隠したい人におすすめのファッション脚を長く、細く見せることができる「マキシスカート」がおすすめです。丈の長いスカートは下半身を長く見せることができるので上手に活用してください。その分、Tシャツなどのトップスを丈の短いものにすると、より全身を細く見せることができますよ。引き締まったふくらはぎを目指してスカートから伸びる、すらっとした細いふくらはぎに憧れている人は多いはず。自分のふくらはぎが太いと感じている人は、まずは原因を探ってみましょう。脂肪によるものなら筋トレや有酸素運動、むくみによるものならマッサージなど、自分にあった方法を試してみてください。Nao Kiyota美容・健康ライター
2019年11月10日年齢とともにつきやすくなる皮下脂肪は、ボディラインの崩れの原因になるものです。すっきりとしたラインを実現するためには、皮下脂肪を落とす必要があるでしょう。皮下脂肪を効率よく落として、つきにくくするためのポイントを教わりました。皮下脂肪の特徴と内臓脂肪との違い体脂肪は、つく場所によって2種類に分けることができます。皮膚の下につくのが皮下脂肪、内臓のまわりにつくのが内臓脂肪です。女性は皮下脂肪が増えやすく、男性は内臓脂肪が増えやすいという特徴があります。2つの脂肪のうち、健康に悪影響を及ぼしやすいのは内臓脂肪です。内臓脂肪型肥満の人が、高血圧・高脂血症・高血糖のうち2つ以上に該当すると、メタボリックシンドロームと診断されます。一方、落としにくい脂肪は皮下脂肪です。これは、内臓脂肪が皮下脂肪よりも先に使われるためです。関連記事内臓脂肪を減らしたい!適正な基準値や落とし方を専門家が解説皮下脂肪がつく原因皮下脂肪と内臓脂肪、どちらの体脂肪も、食事がとれなくて飢餓状態になってしまったときに生き延びるために備蓄されたエネルギー源です。今は、食べるものに困って飢餓状態になるということはほとんどないでしょう。しかし、このような食生活に恵まれた時代になったのは、人類の歴史からみるとごく最近のことです。「おなかがすいても食べるものがない」という飢餓の時代を生き抜くために、体脂肪を蓄積することが大切だったのです。皮下脂肪を落とす方法体脂肪のうち、皮下脂肪だけを選んで減らすということは、残念ながらできません。皮下脂肪を落とすためには、体脂肪の総量を減らす必要があります。体脂肪を減らすためには、摂取エネルギー(飲食)よりも消費エネルギー(日常生活+運動)が上回る生活を送りましょう。そうすると、まず、内臓脂肪が燃焼し、その後で皮下脂肪が落ちることになります。毎日の食事の量と栄養バランスに気を配り、積極的に体を動かす機会を作ってください。エネルギー収支(摂取エネルギーと消費エネルギーのバランス)をマイナスにしていくことが、皮下脂肪の減少につながります。皮下脂肪が増えすぎないようにするためには食事皮下脂肪の増加を防ぐためには、まず第一に食事に気をつける必要があります。エネルギー源となる「糖質・脂質」をとりすぎないようにして、タンパク質をしっかりとりましょう。運動有酸素運動をすることで、脂肪と糖を燃焼させることができます。日常生活の中で、できるだけ多く歩くように心がけましょう。また、筋力トレーニングも効果的です。筋力トレーニング自体に脂肪を燃やす効果はありませんが、地道に継続すれば、筋肉量を増やすことが可能です。筋肉量が増えれば基礎代謝が上がりますから、日常生活の中で使うエネルギー量を増やすことにもつながります。筋力トレーニングは、痩せやすく太りやすい体質を手に入れるのに役立つのです。関連記事ぽっこり下腹を3日で凹ませる!体質改善エクササイズ体脂肪を減らすことが皮下脂肪を減らすことにつながる皮下脂肪を落とすためには、内臓脂肪を含めた体脂肪全体を落とす必要があります。食事による摂取エネルギーと燃焼エネルギーのバランスを意識しながら、エネルギーを余らせない生活を心がけましょう。竹田 大介パーソナルトレーナー
2019年11月07日動脈硬化、心筋梗塞など、私たちが恐れる重大な疾患を引き起こす「内臓脂肪」。それを落とすには「食べ方が9割」。苦労せず続けられる画期的なメソッドがあった!「内臓脂肪が体に有害であることは、医療者の間では長年知られていることです。そもそも、内臓脂肪を改善してもらうために、2008年から『メタボ健診(特定健康診査)』を導入したのに、人々の間で危機感がなく、なかなか本気で痩せようとしていません。これが、内臓脂肪の注意喚起を訴えようと思ったきっかけです」池谷医院院長の池谷敏郎先生はこう話す。今年4月に出版した『内臓脂肪を落とす最強のメソッド』(東洋経済新報社)は注目を浴び、ベストセラー本となったが、いまだにその人気は衰えていない。「内臓脂肪は、腸の周りにつく脂肪ですが、特に怖いのは、肝臓や心臓の周りにつく脂肪です。メタボによる脂肪肝は肝硬変や肝臓がんのリスクとなりやすく、心臓周囲の脂肪は、毛細血管を伸ばして炎症の原因となる物質を送り込み、動脈硬化を急速に進め、心不全や心筋梗塞を引き起こすのです」(池谷先生・以下同)通常の動脈硬化は、血中コレステロール値や血糖値、血圧が高いなど、血管の内側の異常が原因となって進行する。ところが、内臓脂肪による動脈硬化は、血管の外壁側から心臓表面を走る冠動脈に悪影響を及ぼして、動脈硬化を急速に進めるのだ。さらに、心臓の機能をも低下させ、心不全の要因ともなるというから恐ろしい。ちなみに、脂肪肝を診断される人はほぼ、心臓周りにも内臓脂肪がついている可能性が高いという。内臓脂肪は、動脈硬化の原因となる糖尿病や脂質異常症、高血圧などに悪影響を及ぼす。ではどうすれば内臓脂肪を減らせるのだろうか。そこで、自身もダイエットに成功した経験を持ち、独自のダイエット理論を持つ工藤内科の工藤孝文先生、あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長の青木厚先生に、無理なくできる「内臓脂肪の落とし方」を聞いた。「内臓脂肪を減らすには『ミートファースト』を提案します」というのは工藤孝文先生。「ミートファーストは、肉を食べることによって分泌されるインクレチンというホルモンが、血糖値を穏やかに上昇させます。肉は胃の中での停滞期間が長いので、腹持ちがいいし、赤身肉には脂肪を燃焼する働きのあるL-カルニチンが多く含まれています。こうしたさまざまな観点から、内臓脂肪を減らすのにミートファーストは最適なのです」この方法の唯一のルールは食べる順番を守るだけ。肉→野菜→炭水化物の順番で、肉を最初に食べることと、炭水化物を最後に食べるということさえ守れば、食べる量を変える必要はない。しかし、「ミートファースト」にすることで、自然と食べる量が減るという。さらに、ベジファーストよりミートファーストのほうが、ダイエット効果が高いという結果もある。「ミートファーストにすることで、高タンパク、低糖質で栄養が吸収されるようになり、その結果、脂肪が減少し、筋肉がしっかりつくようになったのです」ほかにも、タンパク質には血管年齢を若く保つ働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞の予防につながり、肌のハリを出してくれる若返り効果も期待できる。1日に摂取したいタンパク質の量は女性で1日50g。実際に50gが吸収されるためには、赤身肉を100〜150g程度食べること。目安としては1食の量が片手のたなごころくらいだ。食べる量を変えなくてもいいし、食べるものも気にしなくていい、食べない時間をつくる「12時間断食」を提案するのは青木厚先生。「1日3食が当たり前のように提唱されていますが、それでは食べすぎです。摂取カロリーが消費カロリーを上回っているから、肥満になるのですから」食べすぎは血糖値の乱高下を起こすだけでなく、内臓脂肪の蓄積にもなる。食べない時間をつくることで、内臓を休ませることができるうえ、脂肪燃焼もできるのだ。「空腹の時間は、肝臓や筋肉に蓄積されたグリコーゲンを分解することで体脂肪を燃焼させてエネルギーを作ります。だいたい食後12時間くらいで肝臓や筋肉に蓄えられていたグリコーゲンは枯渇して、その後、内臓脂肪をブドウ糖に変換します。この仕組みは『糖新生』と呼ばれる代謝状態で、私たちの体が“飢餓状態”に耐えられるように作動するものです。糖新生の時は、細胞の掃除も行われます。理想は16時間の断食ですが、まずは12時間から始めるとよいでしょう」(青木先生・以下同)糖新生が始まると、内臓脂肪が燃焼するだけでなく、細胞が活発に生まれ変わる、血糖値が下がる、免疫力が上がる、記憶力・認知力がアップするなど、私たちの体を若返らせてくれるさまざまなうれしい効果も期待できる。「12時間断食」の基本は、1日のうち連続した12時間を「食べない時間」として守ることだ。1日8時間の睡眠をとっているとすれば、睡眠の前後数時間を「食べない時間」に設定すればいい。一方、「食べてOK」の12時間は何をどれだけ食べてもかまわない。「こう考えると『食べてOK』の時間にドカ食いをすると思われるかもしれませんが、意外とそんなに食べられないものです。結果として、1日に食べる量が減ることになります。際限なくいつでも食べられる状態から『食べない時間』をつくることで内臓を休める時間を持つと、体のリセットにも」「空腹の時間」は、水、お茶、コーヒー(ブラック無糖)以外は口にしないこと。どうしてもおなかがすいたらナッツ類、無糖ヨーグルトなら食べてもいい。最初のうちは慣れるまでおなかがすくかもしれないが、数日で体が慣れてくるという。「ただし、糖尿病で投薬治療を受けている人は、低血糖のリスクがありますので、専門医の指示に従って行ってください」内臓脂肪を減らすためのダイエット法は、各先生によって異なるものの、共通しているのは「いかにして食べる量を減らすか」だ。それぞれ1〜2週間もすれば、体重が減少し始めたり、腰回りが細くなるなど何らかの結果が見えてくると、先生たちは声をそろえる。早速試してみよう!
2019年11月06日「内臓脂肪が体に有害であることは、医療者の間では長年知られていることです。そもそも、内臓脂肪を改善してもらうために、2008年から『メタボ健診(特定健康診査)』を導入したのに、人々の間で危機感がなく、なかなか本気で痩せようとしていません。これが、内臓脂肪の注意喚起を訴えようと思ったきっかけです」池谷医院院長の池谷敏郎先生はこう話す。今年4月に出版した『内臓脂肪を落とす最強のメソッド』(東洋経済新報社)は注目を浴び、ベストセラー本となったが、いまだにその人気は衰えていない。「内臓脂肪は、腸の周りにつく脂肪ですが、特に怖いのは、肝臓や心臓の周りにつく脂肪です。メタボによる脂肪肝は肝硬変や肝臓がんのリスクとなりやすく、心臓周囲の脂肪は、毛細血管を伸ばして炎症の原因となる物質を送り込み、動脈硬化を急速に進め、心不全や心筋梗塞を引き起こすのです」(池谷先生・以下同)通常の動脈硬化は、血中コレステロール値や血糖値、血圧が高いなど、血管の内側の異常が原因となって進行する。ところが、内臓脂肪による動脈硬化は、血管の外壁側から心臓表面を走る冠動脈に悪影響を及ぼして、動脈硬化を急速に進めるのだ。さらに、心臓の機能をも低下させ、心不全の要因ともなるというから恐ろしい。ちなみに、脂肪肝を診断される人はほぼ、心臓周りにも内臓脂肪がついている可能性が高いという。内臓脂肪は、動脈硬化の原因となる糖尿病や脂質異常症、高血圧などに悪影響を及ぼす。なかでも内臓脂肪は、糖の代謝の要であるインスリンの働きと密接に関係しており、インスリンと内臓脂肪の関係は負のスパイラルを増長させる関係なのだという。「糖質を摂取して血糖値が上昇すると、それを抑えようとすい臓からインスリンが分泌されます。ところが、インスリンには内臓脂肪をためる働きがあるので、血糖値を急上昇させるような生活習慣を続けると、内臓脂肪の蓄積が起こります。内臓脂肪が過剰にたまると、インスリンの働きを阻害する物質が分泌されて、血糖値が下がりにくい体質に変わってしまいます。その結果、インスリンは一層分泌されて働こうとしますが、出れば出るほど、内臓脂肪も蓄積されるのです」また、インスリンの過剰分泌は交感神経を刺激し、高血圧の原因ともなる。さらに、高血糖の状態が続くことで脳の記憶を司る海馬が萎縮し、認知症のリスクまで高まることが知られている。内臓脂肪には、がんのリスクを高める可能性まで指摘されている。内臓脂肪から体内に炎症物質が放出され、慢性炎症が起こる。その炎症が長期化することにより、がん化してゆくのだ。このように私たちの体にとってさまざまなデメリットをもたらす内臓脂肪だが、メタボ診断で使われる「腹囲が90cm以上ある女性」は要注意だ。ただ、細身でも内臓脂肪がついているケースもある。メタボの診断基準のB(〈1〉中性脂肪:≧150mg/dlかつ/またはHDL<40mg/dl、〈2〉血圧:収縮期血圧≧130mmHgかつ/または拡張期血圧≧85mmHg、〈3〉血糖:空腹時血糖>110mg/dl)が2つ以上当てはまる人は注意したほうがよい。また、肥満、脂質、血圧、血糖の基準値を超える項目が増えるほど、心筋梗塞の発症率が上がるということは、厚生労働省の研究からも明らかになっている。ただ、「内臓脂肪は皮下脂肪より落としやすい」(池谷先生)という希望もある。ダイエットを始めたら最初に痩せるのは内臓脂肪なのだ。
2019年11月06日