家事や仕事で、ママは何かと腰がお疲れ。そんなときは適度なストレッチがいいのですが、でも単純な動きはなかなか続かないもの。夏らしく、ハワイアンを聞きながら楽しみつつ、ほどよい運動ができる「フラ(フラダンス)」はいかがでしょうか? 腰を振ったり回す動作が多いので、シェイプアップ効果も期待できるとされています。■体幹をととのえ基礎代謝を上げる春から秋にかけて、各地のイベントでフラを目にすることも多いのでは。日本は、本場ハワイの人もびっくりするほどのフラ人口がいて、小さな子どもからご年配の方まで、また最近は「カネ」と呼ばれる男性のフラも見られるようになりました。フラがこれだけ人気がある理由のひとつが、ゆったりとした曲が多く、老若男女、誰でもできるステップでありながら、それなりに運動量を得ることができることにあるようです。一見、優雅に見えるフラですが、実は踊っている人は結構、体力を使っているのです。フラの運動としての魅力にはまず、体幹を整えゆっくりとした運動を繰り返すことで、基礎代謝があがること。膝を曲げて腰を落とす動作は下半身の運動になり、腰を振ることでウエストのシェイプも期待されます。腰痛がよくなったという人も。フラでは腰を回し、揺らし、時にはねじるような動作で、骨盤まわりの筋肉を鍛えることができます。姿勢を正して踊るので、それも体にいい影響があるようです。また、これからの季節にうれしいのは、二の腕の引き締めにもなるということ。フラは手先をゆったりと波のように動かすハンドモーションを行うのですが、その際に一定の高さに腕を挙げていることが多く、それが二の腕を引き締めるのに役立つようです。■基礎ステップを覚えて音楽に合わせて動いてみるそんなフラで最もベーシックなステップに「カホロ」があります。テレビなどでも見たことがある人も多いのではないでしょうか?カホロは左右に4拍ずつ移動する、もっともベーシックな動きです。まず右足を右に出し、次に左足を引き寄せます。そしてまた右足を右に出し、左足を引き寄せます。次の4拍で今度は左へと移動します。足の動きに合わせて、体重移動させながら腰をやや意識的に振ります。そのとき、手を横に出し波のように動かせば雰囲気が出るはず。また、腰を回す「アミ」と呼ばれる動作があります。足を少し開いた状態で、腰を反時計回りに左→後ろ→右→前と回していきます。曲に合わせて自然な感じで回すといいでしょう。できれば、ちゃんとした先生に習ったほうがいいとは思いますが、時間のない人はインターネットでもレッスン動画が見つかるので、それを見ながらぜひ体を動かしてみましょう。カルチャースクールの無料体験レッスンに参加するのも手です。■音楽とかわいい衣装で気分もアップそして何よりフラの最大の魅力は、「癒しの音楽」と「華やかな衣装」。気分がリラックスすると同時に、ウキウキとして心のアンチエイジングにもなります。何もわざわざ高価な衣装を買ってくる必要はありません。手芸店でハワイらしい柄の布を買ってきて、子どもとおそろいのスカートを作ってみてはどうでしょうか。上はTシャツで十分。花の髪飾りをつければますます雰囲気が出ますね。親子で踊れば楽しさも倍増し、長続きできるはず。基本さえ覚えれば、家でベーシックのステップを曲に合わせて繰り返し行うだけで、かなり気分が盛り上がり、いい運動になります。この夏は癒しの音楽をかけながら、フラでキレイと健康を目指してみませんか?
2016年06月25日子どもを抱っこした瞬間に、腰にビリッと痛みがはしった…。多くのママが経験しているのではないでしょうか。日本人の約80%が、人生のうち一度は腰痛を経験しているといわれています。腰痛大国である日本で、ママたちが腰痛に悩まない方法はあるのでしょうか。ママの腰痛の主な原因子どもの抱っこ、授乳のかたよった姿勢、添い寝しながら片ひじついてスマホ…。ママたちの腰痛の原因はたくさんあります。出産時に開いた骨盤が元に戻らないうちに、ゆがんでいる骨盤に無理な力がかかると、腰痛になりやすいのです。とくに子どもを抱っこするときは注意が必要。腰やひざを曲げずに手だけで持ち上げようとすると、ギックリ腰になってしまいます。立ち上がれないほどの痛みを感じ、完治するまで3~4カ月かかることも…。腰痛を防止するために、正しい姿勢や抱っこの仕方と、腰痛をやわらげるストレッチを紹介します。 腰痛にならないための正しい姿勢とは●子どもの抱っこのしかた子どもを抱きあげるため中腰になるときは、上半身を曲げるだけではなく、必ず“ひざ”を曲げましょう。子どもの高さになる場合も、膝の曲げ伸ばしでおこないます。自分から離れた位置にいる子どもを持ちあげようとすると、上半身の力だけで抱っこすることになりますので、ギックリ腰の原因に。ひざを曲げ、子どもと体を密着させてから抱きあげましょう。●授乳中は前かがみに注意背中を丸めて授乳すると、腰に大きな負担がかかります。つらいかもしれませんが、なるべく背筋を伸ばしておこないましょう。おすすめなのは、赤ちゃんを水平に抱っこできる授乳クッション。ママの背中や腕への負担がやわらぎます。腰痛を感じたら、簡単ストレッチで改善ストレッチは「気持ちいい」と感じる範囲でおこないましょう。強い痛みを感じたら、すぐにやめてください。1. 両手、両ひざを床につけて、はいはいの姿勢に2. 息を吐きながら、おへそを見るイメージでゆっくりと背中を丸める3. ゆっくりと息を吸いながら、1の姿勢に戻る1日3回が目安。これなら、眠っている赤ちゃんの横でもできますね。腰痛を防止するためにも出産直後の開ききった骨盤を、専用のベルトなどを使って早く締めるようにしましょう。もしひどい腰痛になってしまったら、かかりつけの産婦人科で相談してみてくださいね。
2016年05月11日腰痛はすべての妊娠期において、多くの妊婦さんが経験すると言われています。原因は妊娠による体の変化や、お腹の赤ちゃんの成長によるものがほとんどです。・体形や姿勢の変化妊婦さん個人への体重指導の内容にもよりますが、妊娠すると臨月までに約7~12kg前後体重が増える傾向があります。体重が増加することで体の重心が前に移動し、背骨を反らせ、お腹を突き出した姿勢となり、腰への負担が大きくなるために起こります。・下半身の血行不良胎内の赤ちゃんが成長し大きくなった子宮が、お腹や骨盤内で血管を圧迫するようになり、血行不良になりやすくなります。血流が悪くなることで腰や足などが冷え、むくみや痛みなどが発生するために起こります。・ホルモンの作用妊娠初期から、ママの体内では卵巣や子宮、胎盤などからリラキシンというホルモンが分泌されます。リラキシンは妊娠していなくても生理期間中前後に分泌されますが、生理期間中前後または妊娠中どちらでも、骨盤を開きやすくするはたらきがあります。妊娠期間中では、お産に備えて赤ちゃんが狭い骨盤を通れるようにするために分泌がなされ、そのはたらきにより骨盤が体を支える力が弱まるため、腰や背中へ負担がかかり、痛みが発生すると考えられています。妊娠後期の腰痛はいつからいつまで続くの?妊娠後期に入ると赤ちゃんの成長も進み、お腹の大きさそのものが目立ってきます。このため妊娠28週~32週頃には、体形の変化や下半身の血行不良が関係する腰痛に悩むママも増加するようです。お産と同時に治る人もいますが、約1割のママが産後も腰の痛みを訴え、数年にわたって症状が続く場合もあります。またリラキシンのはたらきによる骨盤のゆるみの影響で、産後も腰痛が起きやすくなるケースもあります。妊娠中、腰痛が現れる時期はいつ?妊娠する前から腰痛が出やすい姿勢であったかどうかにも関係しますが、妊娠中は、初期からリラキシンの分泌が始まります。そのため、妊娠4週~15週頃の早い時期から腰痛が起き、分泌が減少する20週以降に消えていく傾向があると言われます。赤ちゃんの成長に伴い、お腹が大きくなることを原因とした体形の変化による腰痛は、お産直前まで続くことが多いようです。妊娠中の腰痛発症時に注意したいこと妊娠症状における腰痛は、あらかじめ、腰回りの筋肉がついているかどうかで痛みの強さが異なります。立つときも座るときも良い姿勢を心掛けたり、同じ姿勢をとり続けないようにするなどのほか、負担のかからない範囲で軽いストレッチを行うことも効果的です。症状がひどい場合でも、自己判断で市販薬の利用することは控えましょう。妊婦さんが市販薬を服用または使用するには、市販薬に含まれている薬の成分(痛み止めや、非ステロイド性抗炎症薬と分類される薬の成分(アスピリン、アセチルサリチル酸、インドメタシン、イブプロフェン、ロキソプロフェンナトリウムなど))について、飲み薬と同様、外皮薬の使用にも注意が必要なことがあります。これらの成分は、胎内の赤ちゃんに届き発育に影響を及ぼす可能性がありものもあります。赤ちゃんの心臓の近くにあり、胎児の血液を全身へ送る通り道として重要な役割を持つ動脈管と呼ばれる血管が収縮したり、閉鎖したりする可能性があるためです。そのため、脈が遅くなる不整脈や、羊水が少なくなる羊水過少などという症状が引き起こされる場合もあります。市販薬を使用する前に健診医や分娩医に相談し、妊婦さんでも使用できる薬を処方してもらいましょう。妊娠後期の腰痛予防と対策妊娠中の腰痛はつきものですが、ひどい症状の場合、慢性化する恐れがあります。腰痛の原因を知り、しっかりと予防や対策をしておくことが大切です・運動をする体を動かすことはストレスの発散、体力の維持、血液循環の回復につながり痛みが緩和されます。また、妊娠前からの体作りは腰痛予防はもちろん、健やかな妊娠生活のために良いとされています。妊娠中であれば、マタニティスイミングや散歩、ストレッチなど腰に負担が少ない運動がオススメです。しかし、切迫早産などの診断をされている方は注意が必要ですので、必ず、健診医や分娩医に確認しましょう。・体重管理を行う急激な体重増加は、腰への負担はもちろん、お腹の赤ちゃんの健康やママの妊娠生活にも影響がある場合があります。健診医や分娩医が妊婦さん一人一人に指導する適正な体重指導に基づき、健やかな食生活を送りましょう。・腹帯やマタニティーガードルを使うお腹を支えることによって、腰へかかる負担を減らすことができます。巻く位置や使い方は助産師からの指導が必要な場合もあるので、使用前には助産師や健診医、分娩医に相談しましょう。・体を温める体調により、シャワーだけではなく、ぬるめのお湯を張った湯船に浸かってゆっくり入浴したり、夏でもできるだけ温かい飲み物を摂るなど、体全体を温めましょう。温まることで血流がよくなり、腰痛の痛みが改善されることがあります。
2016年04月04日今まで腰痛がなかった人でも、妊娠初期には子宮が大きくなりはじめ、骨盤内の充血が起こるために、腰痛が起こりやすくなります。腰痛は、妊娠初期だけでなく、妊娠中期も、妊娠後期(妊娠末期)にも起こるトラブルです。だんだんおなかが大きくなるにつれ、姿勢性の腰痛の症状がでてきます。これは、ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン、リラキシン)の影響によって、背骨の間接や靱帯がゆるみ、骨盤が不安定になり、姿勢の維持や矯正が難しくなることや、妊娠による体の重心の変化によって、おなかを前につきだし、腰をそらせた姿勢となることなどが原因とされています。他に大きくなった子宮による周辺組織への圧迫、便秘、運動不足なども考えられます。妊娠初期の腰痛予防には、正しい姿勢をこころがけること、冷やさないことなどが有効です。腰痛が辛いときには、ベッド、布団などは身体の沈まないものにし、身体を丸めたシムスの体位が楽にできるよう抱きまくらなどを使用します。骨盤ベルトや腹帯を正しく巻くことで緩和されることもあります。みんなどうだった? 妊娠初期の「腰痛」の体験談・マタニティの腰ベルトをしていなかったのですが腰痛予防にしておけばよかったと思いました。・妊娠初期からのつわりですが、私は座った姿勢で仕事をしていたせいか腰痛に悩まされました。横になることもできず、仕事をしているときはつらかったです。・腰痛がひどくなる前に、骨盤ベルトのことを知っておきたかったです。妊娠初期から使うといいことを、痛み出した中期に知りました。・腰痛や頭痛など、つわり以外にも色々体に不調が出てくるとは知りませんでした。・腰痛対策の知識があればよかったと思います。骨盤ベルトの存在をもっと早く知りたかったです。妊娠初期から付けるのがいいなんて知りませんでした。・初期の頃、妊娠以前と同じようにストレッチをしていたら、靭帯を伸ばしすぎてしまい、骨盤周辺を痛めてしまってひどい腰痛になりました。安定期に入ってマッサージに行ってもなかなか骨盤まわりのケアをしてくれるところは少なく、とても困りました。(28歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日【男性からのご相談】40代になったころから腰痛に悩まされています。周りの友人たちもみんな、何かしらの腰痛があると話していますが、それぞれ痛みの感じなどに違いがあります。腰痛もいろいろと種類があると思うのですが、何か特徴的な症状とか痛みとかあれば教えてください。●A. 代表的な腰痛は大きく4つの疾患に分けられます。ご相談ありがとうございます。理学療法士のOHSAWAです。腰痛と一言で言っても、痛みの程度や場所、しびれの有無などさまざまな症状が現れます。そこで今回は急性的なぎっくり腰は別として、慢性的な腰痛の4つの疾患をご紹介させていただきますね。●慢性的な腰痛4つ●(1)腰椎椎間板ヘルニア椎間板ヘルニアとは、脊柱を構成している椎骨と椎骨の間に挟まってクッションの役目をしている椎間板が変形して、隙間から脊髄側にはみ出してしまう症状のことをいいます。はみ出した椎間板が神経を圧迫するため、腰痛や足の痛みやしびれ などを引き起こします。症状の特徴としてはくしゃみや咳でも痛みが生じたり、前かがみになると激痛が生じることがあります。比較的背中をまっすぐにしていると症状は緩和されるようです。また、最大の特徴は腰部だけでなく、左右どちらかの足にも痛みが伴う ことが挙げられます。●ー原因椎間板の変性というと、高齢になって生じるものと思いがちですが、実際は若い方の方が椎間板ヘルニアになる方は多くいます。発症の原因としては、腰に多くの負担をかけること で椎間板に亀裂が生じて飛び出してしまいます。特に働き盛りの男性では腰に負担がかかるような重い物を持つ仕事や長時間のデスクワーク、長時間立ちっぱなしや歩きっぱなしの仕事をすることで発病してしまうことが多くあります。また、激しいスポーツをする方も発病の可能性は高いようです。●ー治療基本的に痛みがある場合は安静と鎮痛剤 などの薬を使用していきます。それでも良くならない場合は腰部の神経にブロック注射をし、それでも症状が改善しない場合は手術を選択し、神経を圧迫しているヘルニアを取り除く治療をします。●(2)腰部脊柱管狭さく症背骨の中には空間があり、そこを脊髄神経の束が通っています。その空間が管のようになっていることから脊柱管と呼ばれています。脊柱管狭さく症は何らかの原因で脊柱管が狭くなり、神経や血管が圧迫されて痛みやしびれを感じる 病気です。特徴としては歩いていると痛みますが、しばらく休憩すると痛みが緩和させます。また、前かがみの姿勢になると痛みが和らぐ のも特徴の一つです。●ー原因脊柱管が狭まる原因は、変性による骨きょく形成(骨のトゲができてしまう)や椎間板の変形、靭帯が肥厚してしまうことや椎骨がズレるなどさまざまです。基本的には高齢になるほど発症 しやすくなります。●ー治療消炎鎮痛剤を使用しながら、患部を温める治療から開始し、同時に脊椎の痛みを生じさせる動きを制限させる目的でコルセットを装着します。それでも症状が改善していかなければ、手術を選択することになることがあります、●(3)腰椎分離症・分離すべり症この疾患は椎骨同士をつなぐ椎間関節が緩んで外れたような状態になり、椎骨が前方へ滑って神経を圧迫させてしまいます。特徴として他の疾患との違いは、足の親指の力が入らなくなる ことがあります。●ー原因成長期に体操や水泳など、反復する動作が多い運動をしていると発症しやすくなります。これは脊柱の曲げ伸ばしを繰り返すことにより、耐え切れず疲労骨折をしてしまうこと が原因と考えられています。また、もともと椎間関節が変形しやすく、脊椎が安定しにくい人に多く起こるともいわれています。●ー治療初期であれば、患部を固定して安静にしていると数か月で治るといわれています。しかし、安静にしていても症状が改善しない場合は、やはり手術をしなくてはならないかもしれません。●(4)変形性腰椎症脊椎が加齢や長時間の運動、疲労により椎骨が変形し、 痛みや運動障害を起こす 病気です。特徴としては朝起きたときに腰のこわばりや痛みを感じます。そして起きてしばらくすると痛みは緩和され、また夕方になると痛みが増してきます。●ー原因椎骨や椎間板が加齢や疲労により柔軟性を失っていき、腰椎にかかる圧力を緩和できなくなってしまいます。椎骨はこれに対抗してトゲ状に出っ張っていってしまいます。これを骨きょく形成といい、それ自体は病気ではありませんが、さらに靭帯の緩みや筋力の低下など複合的に老化現象が加わる ことで、変形性腰痛症と診断されます。●ー治療やはり安静と消炎鎮痛剤から始まり、症状が改善しなければブロック注射や手術へと進んでいきます。しかし、根本の治療や改善は困難な病気であるため、主な原因は変形ですので、まずはそうならないような生活を心掛けることが大切です。----------紹介させていただいた病気以外にも、内臓や精神疾患などさまざまな原因が由来となり腰痛は引き起こされます。中には大きな病気の兆候で腰痛が生じている場合もあるため、まずはしっかり医師に診断してもらい治療を進めていきましょう。【参考文献】・『スーパー図解腰・ひざの痛み』星川吉光・著●ライター/OHSAWA(理学療法士)
2016年03月01日現代人の多くが悩まされている、腰痛。とくに寒さが厳しいこの時期は、血流がとどこおり、体が凝りかたまってしまいがち。腰の痛みをいつも以上に感じている人も多いのではないでしょうか。腰痛の原因とされるものはさまざまですが、根本には「姿勢の悪さ」があるのだそう。そこで、正しい姿勢のつくりかたから腰痛をやわらげるセルフケア方法を、腰痛治療のスペシャリストへの取材経験をもとに、ご紹介します。■「正しい姿勢」のキープこそ、腰痛知らずへの近道!腰痛の本当の原因は、ずばり「ラクチン姿勢」。電車の座席に座ると必ず背もたれに寄りかかっていたり、オフィスでパソコンに向かっていると、知らず知らず前へ身を乗りだす姿勢になっていたりすること、ありませんか?そんな、無意識のうちにしているラクチン姿勢が、じつは腰に負担をかけるNGな姿勢なのです。では、腰に負担をかけない「正しい姿勢」とはどういうものでしょうか?正しい座り姿勢体の力をぬき、いつもどおりの姿勢でイスに座る背もたれから体を離しておもいっきり背筋を伸ばし、腰のカーブをできるだけ反らすその姿勢から、腰のカーブを1割程度ゆるめる実際にやってみると、この状態をキープするのは案外キツく、気をつけていないとすぐにラクチン姿勢にもどってしまいがち。そこで、イスの背もたれと腰の間に丸めたバスタオルなどを挟むと、正しい姿勢をキープしやすくなります。正しい立ち姿勢体の力をぬき、いつもどおりの姿勢で立つ頭のてっぺんを糸でつりあげられているようなイメージで、背筋をスッと伸ばす両肩をできるだけ上げ、肩甲骨を中央によせるようにぐるっと後ろに回し、両肩をストンと落とすこちらも慣れていないとすぐにどちらか一方の足に重心をかけたり、猫背になったりしやすいもの。そんなときは、ハイヒールの出番です。ハイヒールなんて、余計腰痛がひどくなりそう! と思うかもしれません。たしかに、楽チン姿勢のままハイヒールで一日過ごすのは腰によくないですが、正しい姿勢を心がければ、腰に負担をかけることなく履けるのです。まずは、ハイヒールを履いてもフラフラすることなくまっすぐ立っていられる姿勢をキープするところからはじめてみましょう。ぺたんこ靴よりも美しく正しい姿勢を意識しやすいハイヒールは、じつは腰痛改善アイテムといえるのです。■座ったまま&寝転んだままでOK! いますぐできる腰痛セルフケアいま感じている腰の痛みをなんとかしたい! そんな人は、簡単にできるストレッチで腰の痛みをやわらげましょう。まずはオフィスで座ったままできる方法からご紹介します。イスに座ったままできるストレッチ体の力をぬき、背中と肩をややまるめた姿勢でイスに座るその姿勢から、おもいっきり胸を前につきだすように背中を反らせ、数秒間キープする再度体の力をぬき、最初の姿勢に。これをリズミカルに10~15回くりかえす帰宅後のリラックスタイムには、寝ながらできるストレッチで腰を休めてあげます。うつぶせ寝でできるストレッチうつぶせに寝転ぶ。両手は体に沿わせるようにし、顔は横に向ける体の力をぬき、深呼吸をしながら2~3分このままの体勢でリラックス両ひじを曲げて両手を顔のあたりにくるようにし、両腕で床を押しながら上半身を引きあげる腰から下、おしり、ふくらはぎの力をぬき、深呼吸をしながら2~3分間キープするどちらも5分程度、ちょっと体を動かすだけで腰の痛みがやわらぐのを実感できるはずです。ぜひ、お試しください。
2016年02月05日整体師のりょうです。腰痛改善としていろいろなストレッチをご紹介してきましたが、今回はとっておきをお教えしましょう!ストレッチには静かにゆっくり動かす「静的ストレッチ」と、強めに動かしながら行う「動的ストレッチ」があります。今回のスペシャルは後者ですが、布団の上でもテレビを見ながらでも、いつでもできます。部屋でゴロンと横になったときに習慣化できるようになれば、最高です。○まず足だけ動かしてみましょう動きのある映像をコマ送りした感じで、写真を順に並べました。最初の写真はリビングでテレビを見るとき。こんな姿の人はきっといるはずです。だったら好都合! ついでにストレッチしちゃいましょう!!最初に足だけ動かす練習をしましょう。上の写真は始める前です。左手を枕にして横向きに寝転んだ状態です。右手は最初動かしませんので、床で支えてください。まず、動かし方を紹介しますので写真をよく見てくださいね。右膝を胸に付けるイメージでグッと引き寄せます。そこから足を蹴るように振ると、足先が後ろへいきます。右股関節にグッとアプローチする気持ちで、一番気にしてほしいのは骨盤です。右骨盤がグッと後ろへひねられるように感じればOKです。右骨盤が後ろへグッといきましたら、足先をそのまま元へ戻してきます。「膝を胸に付けるようなイメージで戻してくる」という一連の流れを確認してください。今は右足だけの動きをやってみました。最初はゆっくり動作を確認して、要領がわかりましたら、スピードを少し速めてやってみましょう。○足と手を連動させてみようでは次に手を加えて一緒に動かしてみましょう。下に写真7枚並べました。右足は先ほどの動きと同じです。そこに手を加えます。まず、右膝を胸に付けるイメージでしたね。このときに右手は肘を後ろへ引くようにします。そこから右足が伸びながら後ろへ向かいますので、同時に右手も伸びながら上へ向かいます。写真4枚目では、しっかり身体が伸びた状態になっています。ただ、最も意識してほしいのは右骨盤ですので、くれぐれも忘れないようにしてくださいね。伸びきったら縮む方向へ、行きと逆の動きで最初に戻ります。○呼吸を合わせてリズミカルに動きましょう!「伸びて~縮んで~伸びて~縮んで~……」という要領です。リズミカルに動けるようになると楽しくなってくるはずです。片側を20回も行いますと、身体もポカポカしてくるでしょう。ストレッチは、どこにアプローチしているのかを意識すると効果が上がります。骨盤に意識しているのに、太もも前側が伸びるという人もあるはずです。それはそれでOKです。何度か行っていると、少しずつ違うところが伸びるようにもなります。あと呼吸は伸びるときに吐くよう、意識してください。すると、テンポ良くリズミカルに動くようになるはずです。同様に反対側も行ってくださいね。○著者プロフィール鮎川 良奈良県の学園前にて「RYO整体院」を営む整体師ランナー。整体師だからこそ分かる身体のメカニズムを基に、ストレッチの重要性を説き、クリニックも開催する。ストイックにタイムを追求するよりも、健康で楽しいマラソンライフを提案。筋肉痛になりにくい身体作りや疲労回復のケア方法、自身が提唱する疲れにくいランニングフォーム「エンジョイラン走法」で、フルマラソン走破を目指す人のサポートをしている。著書に『がんばらないで楽に長く走る』(学研パブリッシング)がある。また、累計300万アクセス超の人気ブログ「整体師に学ぶ~マラソンによる筋肉痛改善方法と、フル完走ノウハウ」も執筆している。
2016年02月05日デスクワークの人を中心に腰痛に悩む人は多い。改善したいと思う一方で、知らず知らずのうちに腰痛を悪化させるような姿勢をしてはいないだろうか。今回はライオンのヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんに、腰痛が悪化してしまう姿勢とはどのようなものかを教えてもらった。○スマホ姿勢は腰痛の元!電車などでスマートフォンを見て移動時間をつぶしているときに、背中を丸めてうつむいて操作していることに気づくことはないだろうか。腰痛の原因にはさまざまなものがあるが、このような普段の姿勢や動作が原因になる場合も多いという。「スマートフォンを使っているとどうしても前のめりの姿勢になりがちですが、これは背中や腰に大きな負担になります。背骨の生理的カーブを崩すような姿勢は腰痛の原因になるんです」と山岸さん。スマートフォンの利用世代から考えると、腰痛は若い世代でも気をつけたい症状だ。実際にライオンのアンケート調査(2014年)によると、20代から70代以上までの幅広い世代で腰痛の自覚があることがわかった。特に30・40代のワーキング世代で腰痛に悩む人は多く、仕事や家事、子育てなどハードな日常が腰に負担をかけていることがうかがえる。このほか、デスクワークや運転などで同じ姿勢を続けてしまうことが腰痛を悪化させてしまうという。「PCに向かうとつい長時間同じ姿勢を続けてしまいますが、1時間に1回くらいを目安に、伸びをしたり、ストレッチをしたりするとよいでしょう」。さらに、運動もポイントに。「現代人は慢性的に運動不足の傾向があり、中でも肥満の方は腰痛になりやすいといわれます。適度に運動をして、筋肉をつけることも腰痛の予防になります」。○正しい姿勢が腰痛解消の近道それでは、腰痛を予防できるような正しい姿勢とはどのようなものだろうか。まずは、正しい「立ち方」ができているかどうかをチェックしてみてほしい。立ち姿は、横から見たときに、耳・肩・股関節・膝・くるぶしを結んだ線が直線になっていればOKだという。「背骨を横から見たときに、ゆるやかなS字になっているのが正しい姿勢になります。横から見るのは難しいので、目安としては壁を背にして立ったときに、後頭部、背中、おしり、かかとが軽く触れているような感じで壁についているとよいでしょう」。座り姿勢でも、この背骨の形を維持することが大切だ。基本姿勢として、イスには深く腰掛け、背筋を伸ばしてお腹を少し引き締め、軽くあごを引いて座る。膝がおしりよりもわずかに高くなるのが理想的とのこと。もしイスが高すぎる場合は、足元に台を置くなどして調整し、うつむくような姿勢にならないようにPCモニターなどの高さも変えるとよいという。「普段のクセで座りながら足を組む人も多いと思いますが、背骨のカーブを崩してしまうので注意しましょう」。また、床や畳などに座るときは、背筋を伸ばして座ることができる正座がベスト。あぐらや足を投げ出して座る姿勢は腰に負担をかけてしまうので注意だ。ただし、膝に痛みがある人は無理をしないこと。「正座は膝に負担がかかるので、痛みがある場合は避けて、正座イスを使うなど工夫をしてみましょう」。つらい腰痛を解消するには、普段の姿勢を正しくするのが一番。腰が痛くなるような姿勢になっていないか、日常の動作から気をつけてみてほしい。○取材協力: ライオン ヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんボディーソープほか、スキンケア商品の開発に長年携わった後、現在のヘルスケアマイスターとなる。商品開発の経験を生かし、主にライオン快適生活研究所にて健康で快適な暮らしのための情報発信に尽力している。
2015年11月03日デスクワークをしている人の共通の悩みと言える「腰痛」。長時間同じ態勢でいると腰に負担がかかってしまい、姿勢が悪くなったり下腹が出たりと、スタイルにも影響が出てしまいます。美しいスタイルを維持するために、姿勢をキープが重要です。そして腰痛を緩和するには、コルセットを上手に使うことをオススメします。今回は腰痛を抑えてくれる腰痛コルセットの選び方のポイントを紹介していきましょう。腰痛コルセットにもいろいろな種類がある腰痛コルセットと言っても、実はいろいろな種類があります。自分の腰痛レベルや使用するシーンに合わせて腰痛コルセットを選ぶことが大切です。腰痛コルセットは、次のようなタイプがあります。・腰痛急性期用(重度の腰痛)・腰痛慢性期用(中度の腰痛)・腰痛慢性期再発予防用(軽度の腰痛)・骨盤固定用(骨盤を安定させる)・スポーツタイプ用(動きやすさ優先)以上のように、腰痛コルセットは腰痛のレベルに合わせて分類することができるのです。自分の腰痛のレベルに合わせたコルセットを選ぶようにしましょう。固定力をチェック腰痛コルセットで特に重要なのが、固定力です。腰をしっかりと固定してくれるコルセットでなければ意味がありません。固定力があり、且つ腰の動きに合わせてサポートしてくれるものが良いでしょう。固定力があるだけで、動きに柔軟に対応してくれないコルセットでは自然な動きを妨げることになります。着け心地の良いものを腰痛コルセットを選ぶときは、実際にコルセットを手に取ってみるのがベストです。コルセットを付けたときの着用感に注目してみてください。特に今の時期は腰痛コルセットを着用していると蒸れてしまう可能性もあります。蒸れにくい素材を使っているもの、速乾力に優れているもの、汗の吸収率が高い素材を使っているものなどを選んでみましょう。体型に合ったコルセットを選ぶそして、自分の体型に合った腰痛コルセットを選ぶことが大切です。大抵のコルセットは調節できるようになっていますが、サイズ感があっていないものだと腰を固定できなかったり、コルセットがずれて皮膚を傷めてしまったりする可能性もあるでしょう。腰痛コルセットの商品説明をきちんと確認し、自分のウエスト周りのサイズに合っているかをチェックしてみてくださいね。デスクワークをこなすためにも、腰痛コルセットは上手に活用するべき! 自分に合ったコルセットを選んで、快適に仕事に臨めるといいですね。
2015年07月27日夏になるとエアコンが欠かせませんが、1日中エアコンの効いた部屋にいると体が冷えたり、足がむくんだり……。外は酷暑なのに、室内は寒くてツライ。そんな経験はありませんか? 冷えやむくみは冬がメインだと思いがちですが、実は夏にも起こりうるんです。ということで、ほっこりリラックス&コリをほぐす便利なグッズを厳選しました。マッサージに通えない多忙な人にパナソニック『おうちリフレ EW-NA65』は、温感マッサージに対応した低周波治療器。 肩や腰などに貼るパッドの面積を従来よりも2倍も大きく&ワイドにし、密着度をアップ。パッドには発熱体が入っているので、ほんわかと体を温めながらコリをほぐして血行を促進してくれます。首もとや肩、肩甲骨まわりをはじめ、疲れが気になるところにパッドを貼って、操作部でコースを選んで強さを調節するだけ。肩コリのほか「こし」や「うであし」「あしうら」など、全部で6つの自動コースを搭載しています。マッサージに通う時間がない時は、『おうちリフレ EW-NA65』でコリを解消。読書をしながら、テレビを見ながら、時間を有効活用できます。 ハーブの香りでリラックス! リユースできるエコなアイテムタイ古式マッサージで「ハーブボール」の施術を受けたことのある人もいるはず。実はあのハーブボールは自宅でも使えるんです。 ハーブボールに入っているのは、ショウガ、ターメリック、レモングラス、ベルガモット果皮、ウコンなど全12種類。すべてタイ産のオーガニックハーブを使用しています。 使い方は簡単。ハーブボールを水に10分ほど浸し、軽く水気をきります。その後、ラップで包み、電子レンジ(600W)で1〜1分半ほど温めるだけ。あとは、背中や首、腰などにハーブボールを当てます。スタンプを押すようにポンポンと体に当てたり、体に当ててスイングさせるように前後させたり。ほかにも円形に転がしたり、側面を使ったりと、使いたい部位に合わせて動きを変えてみましょう。 防腐剤は使っていないので、使用後は冷まして、ジップ付きの保存袋などに入れて冷蔵庫で保管。5~6回は繰り返して使えます。ほかにも、バスタブにハーブボールを入れて、入浴中にマッサージをするのもアイデア。ハーブの香りがバスルームに広がってリラックスできます。使い終わったハーブボールは中のハーブを取り出して、玄関などに置けば消臭剤代わりにも使えます。使い終わってもリユースできる点も魅力です。夕方になると足がパンパン! そんな人にオススメ朝は何でもないのに、夕方になると足がむくんでつらい。夏は素足になることが多いので足がむくみやすくなります。そんな人に使ってもらいたいのがコレ。 フジ医療器は、マッサージチェアで有名な会社で、この商品は、女性の開発チームが手がけた「マシュア」ブランドの1号目となるアイテム。写真上のように、ヒザ下からつま先までをすっぽりと包みこむ構造。クルッと巻き付けるだけなので、使い方は簡単です。左右併せて14個のエアーバッグを装備。ふくらはぎ部分は、足を絞り上げるような感覚でマッサージ。くるぶしからかかとまでは、人の手で掴んでいるようにほぐしてくれます。さらに、足の甲にもエアーバッグが入っており、土踏まずには足裏を刺激する指圧球も搭載。足の甲も裏もしっかりと刺激してくれます。念入りにマッサージする「ひきしめコース」と、もみほぐすように加圧する「くつろぎコース」を搭載。 使わない時は、折り畳んで、ケースをかぶせればコンパクトに収納できるので置き場所にも困りません。カラーはピーチのほか、ブルーベリーとショコラの3色展開。インテリアに合わせてカラーを選ぶのもオススメです。夏は、冷たい飲み物や食べ物を食べる機会も増え、知らない間に体が冷えていることがあります。今回紹介した3つのアイテムのように、自宅で手軽に簡単に使えるモノを選べば、冷えやむくみ対策が習慣になります。習慣にすれば予防にもつながるので、早めの対策をしておきましょう!・ パナソニック『おうちリフレEW-NA65』 ・ 紀陽除虫菊『ハーブボール タイエステ』 ・ フジ医療器『マシュア AM-30 フットエアーマッサージャーF』
2015年06月30日マキノ出版はこのほど、新刊「腰痛はヤンキー座りで治る」(戸田佳孝/著)を発売した。2010年の国民基礎調査によると、有訴者率が最も多い疾患は「腰痛」で、全国に約1,329万人もいると推定されている。しかし、医療機関を訪れても、レントゲン検査で異常が見つからない場合は、湿布薬や痛み止めを処方されるだけというケースが多い。異常が見つかり手術となっても、腰の周辺には神経が密集しているため、大きな危険を伴う場合もある。同書は、明石家さんまさんが司会を務めるフジテレビ系の人気番組「ホンマでっか!? TV」のコメンテーターでもある医師・戸田佳孝さんが「腰痛を自分で治す方法」を紹介した書籍。テレビでも評判となった「戸田式トリック・ストレッチ」を公開している。ストレッチの中でも中核をなすのが、タイトルにもなっている「ヤンキー座り」を用いたストレッチ。ヤンキー座りの姿勢から腰をこぶしでこすれば、脊柱の背側に位置する「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」のこわばりが伸ばされ、腰痛がやわらぐという。そのほか、中殿筋(ちゅうでんきん)に効く「太ももかいかいストレッチ」、大腿直筋(だいたいちょっきん)に効く「ズボンのシワ伸ばしストレッチ」、腹圧を高める「パンスト呼吸」など、ユニークなセルフケアを紹介している。価格は1,404円(税込)。
2015年05月19日ベッドと布団、あなたはどっち派ですか?どちらも快適な睡眠を実現できる物ですが、好みは人によって分かれます。しかし腰痛が気になる場合には、布団を選ぶことがおすすめという意見も。でも、どうして布団がよいのでしょうか?ベッドvs布団はベッド派の勝利?あなたは、布団とベッドのどちらで寝ていますか?実は、ベッドで寝ている人のほうが多数派というデータがあります。「家に帰ってすぐに寝られるから便利」「床に溜まったホコリが気にならない」など、さまざまなメリットからベッドを選んでいるようです。一方、布団は、「部屋のスペースを活用しやすい」「すぐに干せる」といった理由で選ばれています。ほかにも、「引越しするときにラク」という声もあるのだとか。ベッドに比べると少数派ですが、一定の支持を得ているようです。ベッドと布団、どちらもメリットがあるので、一概にどちらがよいとは断言できません。でも、少数派の布団ならではの強みもあるんです。腰痛が気になる人は布団がおすすめ!?もし、あなたが腰痛で悩まされているなら、ベッドよりも布団のほうがおすすめ。その理由は、布団のほうが硬いからだそうです。ベッドは、身体の重みが分散されやすく、一見すると腰への負担が軽くなると感じるかもしれません。しかし、身体に合わないと深く沈み込んでしまうため、骨盤が変形してしまうということも。そのため、ベッドを選ぶときは、慎重に決めなければなりません。一方、布団は背筋がまっすぐになりやすく、腰への負担がかかりづらいことが強みという専門家の声も。寝心地はフカフカのベッドに負けるかもしれませんが、腰痛の人にはおすすめなんです。適度に硬い寝具で腰痛を防ごう腰痛が気になるというあなた。ベッドと布団を選ぶとき、適度な硬さがあればどちらでも構いませんが、ベッドの場合は購入時に硬さにこだわる必要があります。そのため、布団を選んだほうがよいとも考えられます。特に、おすすめなのは畳の上に布団を敷いて寝ること。背筋もまっすぐ伸びますし、日本人の身体に合うので、しっかり眠れると思います。なお、畳で寝るときは、布団の下にすのこを敷いておくと、寝ているときの汗や湿気が逃げるのでよいでしょう。疲れを取るために寝るのに、腰痛で悩まされたら元も子もないですよね。寝具選びにこだわって、ぐっすり眠るようにしましょう。Photo by lauren rushing
2015年05月16日アッヴィはこのほど、腰痛に関する調査結果を発表した。同調査は10月、全国の20~40 代の若手ビジネスマン8,745名を対象にオンライン調査を実施したもの。また、そのうち3 カ月以上続く腰痛を訴える1,236名より、日常の対処や仕事への影響について回答を得た。3カ月以上長引く体の不調について聞いたところ、働き盛りのビジネスマンの29.9%が腰痛を抱えていることがわかった。「長引く腰痛」を抱える人のうち、一般的な腰痛とは異なる痛みがある「炎症性腰背部痛」(以下IBP)を有する人は25.9%にものぼった。その診断基準は、「腰痛の発症が40歳以前」「発症が緩徐」「運動で軽快する」「安静では軽快しない」「夜間痛(起き上がると軽快)」の5つのうち4つ以上にあてはまる場合に疑われるとのこと。「強直性脊椎炎」は、初期ではIBPが現れ、長期では脊椎の硬直などが生じることもある難病だが、「名前も知らなかった(初めて聞いた)」と回答した人が81.5%にも及んだ。実際に、10~20代から発症するものの確定診断に至りづらく、単なる腰痛症や坐骨神経痛と間違われることも少なくないそう。また、初期症状とされるIBPが現れている人でも、強直性脊椎炎については約6割が知らないことが判明。さらに実際に、強直性脊椎炎と診断されたことのある人は40人もいることがわかった。「長引く腰痛」の痛み程度(つらさ)を聞いたところ、全体の76.5%が「かなりつらい/つらい」と訴え、痛みに悩まされる日々が続いていることが示唆された。また、IBPの疑いがある人では、86.8%にのぼった。「『長引く腰痛』の診断・治療のために医療機関を受診したことがあるか」を聞いたところ、ビジネスマンの38.5%は未受診ということが判明。「かなりつらい/つらい」状況の人でも33.1%が未受診ということがわかった。腰痛の中には進行すると深刻な状態をもたらすものもあるため、適切な対処の遅れが懸念されるという。「長引く腰痛」の診断・治療のために現在、医療機関を受診している人は1割(10.1%)のみだった。未受診理由は、「我慢しようと思えば我慢できるから」(46.0%)「お金がかかるから」(43.1%)「面倒だから」(36.8%)の順に多くあがった。腰痛のイメージを聞いたところ、「姿勢など生活習慣により生じる病気」(79.0%)が最多。続いて「職業病」(66.2%)「年寄りくさい」(30.4%)の順に回答が多かった。「長引く腰痛」が日常生活に及ぼす影響について聞いたところ、最多支障は「長時間座っていること」(48.0%)だった。仕事への影響において「大幅に低下/低下」することは「スピード感」(23.9%)「モチベーション」(22.5%)「集中力」(21.9%)という結果に。また、「長引く腰痛」が原因で、仕事を休んだことのある人は29.4%となり、休みたいと思ったことのある人を含めると約7割にのぼった。「長引く腰痛」に関しての相談相手を聞いたところ、「家族」が55.3%で最多だったのに対し、3人に1人(31.8%)は「相談相手は特にいない」と回答した。同様に、「長引く腰痛」を心配・指摘してくれる人も「家族」が最も多かった一方で、36.2%は「特にそういう存在がいない」と回答した。同調査結果を受けて、東京大学医学部整形外科・脊椎外科講師の門野夕峰氏は、「今回、強直性脊椎炎のスクリーニングポイントとなる、一般的な腰痛と異なる痛み(炎症性腰背部痛)を有する方は意外にも多く出現したことから、強直性脊椎炎は日本でもわれわれの想像以上に潜在している可能性があります。詳しい診断は、整形外科やリウマチ科で受けることができます。治療は、『NSAIDs』などの鎮痛薬が基本となりますが、最近では、生物学的製剤と呼ばれる新しい種類の治療薬も使えるようになっています。長引く腰痛がある場合には、適切な専門医に相談していただき、これからのご自身のパフォーマンス向上に生かしていただければと思います」とコメントした。
2014年12月08日みなさんはひどい肩コリや腰痛になった時、どのように対処していますか? 肩コリや腰痛対策用に市販されている商品を家で使ったり、マッサージや温泉に行ったりする人も多いと思います。これらの対策は、その場ではリラックス効果が得られ、なんとなく楽になったような気にはなるものの、それほど大きな効果がでなかったりしますよね。そこでオススメなのが鍼。鍼は即効性があり、肩コリや腰痛を根本から改善することが期待できる上に、女性と関わりの深い婦人科系の症状への効果や、美容効果も期待できます。いろいろ試したけれど、なかなか肩コリが治らない…という人は、一度鍼治療を試してみては? ■鍼治療とはどんな治療法なのか鍼治療は、長さ約40mm~80mm、太さ直径0.17mm~0.33mmのステンレス製の鍼を複数の経穴(ツボ)に挿入して行います。傍から見ると少々グロテスクで痛そうに見えますが、痛みはほとんどありません。それぞれの症状に効くツボに鍼を刺すので、施術を行う部位は症状によって違います。鍼治療そのものをする前に、軽くマッサージを行う場合もあります。鍼治療は、中国に起源をもつ漢方医学のひとつで、明治時代の初期までは漢方薬とともに、日本の医療の主流だったそうです。鍼治療が日本に伝わったのはなんと飛鳥時代なのだとか。実は、とても歴史の古い治療法なのですね。■どこで受けることができるのか鍼治療は一般に「鍼灸院」とよばれる施設で受けることができます。注意して探してみると、鍼灸院はあなたの家の近所にも思いのほかたくさん存在すると思います。ホームページや口コミをチェックして、入りやすそうな鍼灸院を探してみましょう。コースや症状にもよりますが、本気で治療したいなら1週間に1回ぐらいのペースで通うのが理想ですが、即効性があるので、肩コリや腰痛なら1回でも、ある程度の効果は感じられるのではないかと思います。■どんな症状に効くのか一般には肩コリや腰痛、神経痛などへの効果が広く知られていますが、その効果は実に多岐にわたります。低血圧や頭痛をはじめ、食欲不振や便秘などの内臓の症状、不眠やノイローゼなどの心の病にも効果が期待できます。女性と関わりの深い婦人科系の症状、生理痛や月経不順で悩んでいる方も多く受診されています。また、不妊治療や、妊娠前のデトックスとしても注目を浴びているようです。これからの季節が憂鬱な、花粉症の改善にも導いてくれるとか。鍼灸院によってそれぞれ得意とする分野があるので、施術を受ける前に、自分が治したい症状を得意としている鍼灸院かどうかを確認してから受診しましょう。最近では、鍼治療の美容効果も認知度が高まってきており、鍼美容を行うエステサロンを併設した鍼灸院なども増えています。内側も外側もきれいに、健康にできる可能性を持っている鍼治療。いざという時に駆け込める、自分に合った治療院をひとつ知っていると、何かと重宝するのではないでしょうか。
2014年03月06日今回のテーマは、腰痛一言に腰痛と言っても、症状も原因もさまざまで、非常に難しいんです。一生のうち、60~80%の人は腰痛を生じるそうです。人間が2本足で生活している以上、人間と腰痛は切っても切り離せない関係にあるのかもしれません。今日はそんな腰痛とうまくお付き合いするための方法を紹介します。原因、予防法確かに言えることは、働く女性にとって、「職場環境」が非常に大切だということ。良くないことは、①物を持ち上げる、押す、引くなどの動作これはみなさんもご存知かと思います。前かがみになって重い荷物を持つことは、腰には体重の何倍もの力が作用します。重い荷物を運ばなければならないときは、たくましい男性にお願いするのも良いかもしれませんね。②長時間座り続けるなど、同じ姿勢で仕事を続けること。これも腰痛にはよくありません。デスクワークの人は、ちょくちょく立ち上がって歩き回ることを意識しましょう。③心理的、精神的要因実は腰痛には心理的、精神的な要因も多大に関与していることが最近わかってきました。知らず知らずのうちにストレスを抱えていませんか?疲れたときはリフレッシュして、時には休むことも大事です。腰痛になってしまったら?腰痛になったら安静が一番!と信じられてきましたが、最近では、安静にしすぎることも腰痛には良くないことがわかってきました。ある程度痛みが落ち着いたら、「痛みの範囲内で動く」ことが大事なんです。あとはお風呂にゆっくりつかって血行をよくして、かつリフレッシュすることも大事。月単位で長引く頑固な腰痛の場合は、整形外科医にご相談ください。時々「椎間板ヘルニア」や「すべり症」など、器質的な原因がある場合もあります。また、そうでなくても痛み止めや湿布、コルセット、ブロック注射などで思ったより楽になる方もたくさんいらっしゃいます。クリニックでは牽引療法や電磁波治療などをしているところもあります。腰痛は慢性化してしまうと、なかなか治すのが困難だと言われています。以上を踏まえて、普段から腰に優しい生活を心がけてみてください。【PROFILE】お名前(ふりがな):石倉久年(いしくらひさとし)先生専門科:整形外科年齢:29歳勤務先:都内総合病院好きな女性のタイプ:明るい人初デートに連れていく場所は?:おいしいご飯が食べられるところなぜドクターを志したのですか?:人の役に立つことができて、感謝もされる。一生を捧げるに値する職業だと思ったからです女性たちからイケメンドクターといわれることにどう思いますか?:お世辞かな?って思っちゃいます<2013年7月17日現在>
2013年11月01日ただの腰痛、と侮っては危険!年だから仕方ない、とあきらめてはいけない。高齢者の腰痛の原因のひとつは、骨粗鬆症による背骨の骨折(椎体骨折)によるもの。そして介護が必要になった10人に1人は「骨折・転倒」がきっかけという。さらに寝たきりはうつ病や認知症になる可能性も高くなり、家族にとっても大変なこと。腰痛・骨折を予防するためにも、毎日の食事に“骨を強くする”工夫をしたい。高齢なお母さんでも安心して作れる高齢の母親の腰痛の原因を知りサポートするウェブサイト「イタみる」では、5月1日より人気料理研究家・川上文代先生考案の『母と一緒に作りたい!火を使わない骨にいいレシピ』を公開している。レシピには2つのポイントがある。1.カルシウムやたんぱく質などの栄養素を含んだ食材中心に考案されていること。2.高齢な母親でも安心して作れるよう、電子レンジなどを使ってできる“火を使わない”調理法を採用していること。ガスコンロを使わず電子レンジなどで調理することで、ヤケドなどの事故も防ぎ安心して料理を楽しめるよう工夫されている。5月はチーズやしらすを使った見た目もおいしい春の彩りレシピ特集。お母さんの腰痛と骨折予防を考えた“愛情レシピ”と“一緒に料理をする楽しさ”を母の日のプレゼントにしてはいかが。元の記事を読む
2013年05月15日整体師の大山奏です。デスクワークの方などは長時間同じ姿勢でいるため、お尻や腰に負担がかかってしまいます。以前紹介しました「腰痛を未然に防ぐお尻『大殿筋』のストレッチ」とあわせてできる、お尻の中にある梨状筋も伸ばせるストレッチを紹介します。Step1:片膝を立てて横になりますStep2:立てた膝にもう一方の脚のアキレス腱辺りをひっかけますStep3:両手を組んで、Step1で立てた方の脚膝を自分の胸に近づけるように引きます筋肉が固まっている人は、Step2の状態でもお尻が伸びている感覚がすると思います。その状態でストレッチされていれば、無理やり引っ張る必要はありません。じわじわと効いているのを感じながら少し左右に動くなどすると、伸びている場所がよく分かります。Step3の時には大きく息を吸って吐きながら膝をひきつけます。息を吐ききったらゆっくりと息を吸いながら元の姿勢に戻してください。片方ずつ3~5回を目安にするといいでしょう。ストレッチする環境ですが、あまり下が柔らかすぎるとよくありません。スプリングが強く反発力の高いベッドなら問題ありませんが、姿勢を変えると身体が沈み込んでしまう柔らかさだと、狙った場所以外の筋肉を緊張させてしまう場合があります。フローリングだと少し冷たすぎるかもしれないので、できれば畳かカーペットの上でやってみてください。背骨や尾てい骨が床に当たって痛い場合は、布団の上でも構いません。梨状筋は骨盤の近くにあり、固まりやすく腰痛の原因になる筋肉です。スポーツなどでも固まり、坐骨神経を刺激するので、坐骨神経痛のような症状が出ることが多いのです。股関節を外側に回す運動でも筋肉を柔らかくできるので、脚を上げて大きく後ろ回りをするストレッチも、腰痛改善に効果があります。骨盤周りは神経が多いのでよくほぐすことが必要です。ふだんから少しでも動かそうと意識しておくと、腰の痛みにも効果的ですよ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月23日佐藤製薬は2012年9月、肩こり痛や腰痛を持つ全国の20~59歳の有職男女880名を対象に、肩こり痛・腰痛に対する調査を実施。このほど、調査結果を発表した。まず、肩こり痛や腰痛についての意識を尋ねたところ、「慢性的な病気」と認識している人が回答した人が44.9%と最も多かった。肩こり痛や腰痛は「ひどくなる前の対処が大切」(38.1%)と考えている人が多い一方で、「仕事をしている限り、肩こり痛や腰痛はなくならない」(26.9%)と思っている人がいるようだ。さらに、「まだ我慢できる」(26.7%)、「治療や改善を後回しにしてしまう」人も26.0%もいることが分かった。次に、「肩こり痛や腰痛がひどく感じる時の、あなたの仕事の効率は何%くらい低下すると思いますか?」と質問。実際に痛みがある人の低下率は、全体で平均34.7%となった。これは、2,009時間(※1)を年間労働時間とすると、697時間のロスが生まれていることになる。つまり、日本人の平均年収で考えると412万円(平均年収、※2)×34.7%で、ひとりあたり年間で143万円のロスが発生している計算となる。※1 毎月勤労統計調査/厚生労働省平成24.7.9 発表※2 公的年金加入者等の所得に関する実態調査/厚生労働省平成21年度また、実際に行っている肩こり痛や腰痛への対処方法を聞いてみると、肩こりにおいては、「自分で首や腰をまわすなど、ストレッチ、マッサージをする」が45.1%、腰痛においては、「塗り薬・貼り薬がつける」が31.6%となり、それぞれ最も多い回答となっている。しかし、「ほとんど良くならない・悪化することが多い」などと回答した人が全体の57.1%を占めており、その効果を感じる人は案外少ないようだ。さらに、鎮痛薬と肩こり痛や腰の痛みに関しても質問。すると、肩こり痛や腰の痛みの改善に鎮痛薬が効くことを知らない人は、54.3%と過半数となった。すでに肩こり痛に鎮痛薬を使っている人にその理由を聞くと、「即効性がある」(71.2%)、「肩こり痛・腰痛を忘れさせてくれる」(36.4%)、「肩こり痛は頭痛とも関連している」(25.8%)などが挙がった。症状が悪化して「痛みの連鎖」が起こる前に、即効性のある鎮痛薬を利用している傾向があるようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日ぎっくり腰を何度も経験している人や日ごろ腰痛に悩み、いつも腰の動きや負担を気にしている人は、腰痛用のベルトや骨盤に巻くベルトを使用した経験があるかもしれません。専門家の指導を受けて購入したのではなく、ご自身の判断で購入したといった場合に、ご自身の腰痛の原因・症状に合っていないものを選び、症状が楽にならず…といった話をよく聞きます。腰痛とひとことで言っても、その人にとっての「腰」が背中の中央より少し下であったり、骨盤の中央部分であったりとさまざまです。痛みを訴える部位によっても、痛みをどのような時に感じるかによっても、腰痛の原因箇所が異なる可能性があります。そうなると、腰痛予防・緩和のためのベルト選びも違ってくるわけです。そこで、ベルトをこれから選ぼうとしている人も、ベルトを選ぶ予定はないけれど、腰の違和感や痛みを楽にしたいという人も試すことができる方法をご紹介しましょう。用意するものは、幅の広い布かさらしです。1.骨盤の横に左右それぞれ手をあて、手を下肢の方へすべらせてみましょう。足の付け根の高さに骨の出っ張りがあると思います。その骨がかぶるように、布をぐるりと巻いていきます。2.緩まないようにしっかりと布を巻いてください。5巻きくらいでも大丈夫です。その状態で腰痛が楽になったり、安定感を実感できれば、骨盤の問題による腰痛の可能性があります。ベルトを検討するときは、骨盤用のベルト(幅の狭いものが多いです)が適しています。ベルトを検討していない場合は、腰に負担をかけそうな時にこの位置に布を巻きぎゅっと締めておくと、姿勢の保持が安定されやすくなると考えられます。3.上記に当てはまらなかった人は、ウエストより少し下の位置(骨盤の上部)から背中の下部の範囲を布でギュッと巻いていきましょう。「1」よりも巻く範囲が広いです。その状態では、腰の動きが制限されますが、巻くことによって腰が安定し、腰痛が楽になれば、腰痛ベルト(幅の広いタイプ)が適しています。ベルトを検討しない人は、腰への負担が心配な時に巻くことで、腰部の筋肉の代わりとなり、補強されることになります。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学s士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年07月29日日本イーライリリーは、高齢の母親の腰痛の原因、危険度、骨折による日常生活への影響を知り、正しい診断・対応をサポートするウェブサイト「イタみる ~母の腰痛、骨折かも~」を開設した。同サイトでは、高齢者の腰痛は骨折が原因の可能性があり、放置することで介護が必要な状態となる可能性があること、家族の負担増につながるリスクがあることを伝えている。また、骨折によって生活が大きく変わってしまった患者による体験談や、腰痛の原因を診断してくれる医療機関の検索機能を備えている。同サイトを監修した公益財団法人・骨粗鬆症財団理事長/国際骨粗鬆症財団理事の折茂肇氏は、「骨折は要介護の大きな原因のひとつですので、腰や背中に痛みを感じた時点で、骨折の有無を専門医に診断してもらうことが重要です。本サイトは、高齢の母親が抱える腰痛の背後に、もしかしたら骨折が原因として潜んでおり、要介護になる可能性があることを、多くの方に気づいていただくことを目的に監修しました」とコメントしている。同社は、「イタみる」サイトを通じて、腰痛に悩む方が一人でも多く痛みから解放され、周りの家族の負担も軽減されるよう、啓発活動を推進していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日腰痛の時、痛い部分に意識が行くのは当然のこと。腰の気になる部位に湿布をはってみたり、おして気持ちが良い部分をマッサージしてみたり……。しかし、それらを続けてみても、全く緩和されないケースがあります。腰痛の原因は、腰だけにあると思いがちなのですが、その思い込みで回復を遅らせてしまうと、腰への負担が長引くことにもなり、良いことではありません。腰痛につながる腰部へのしわ寄せとのかかわりが深い部位として、フトモモ前面の筋肉の状態がどうか?ということが挙げられます。フトモモ前面の筋肉には、股(こ)関節を曲げる働きがありますが、おなか側にある腰や骨盤に付着している別の筋肉と協調しあい、その機能のバランスを保っています。これは、腰部を支える働きや、姿勢の変化とも深くかかわることになります。そのため、フトモモ前面の筋肉が疲労するなどして、硬く緊張した場合や、働きが低下した状態が続いた場合などでは、日常生活の中で、地に足を付けた状態でお辞儀をするといった、ごく普通の動作でさえ、腰を支えるための負担が増す可能性があります。フトモモ前面の状態が悪くなることで、おなか側にある別の筋肉の状態も悪くなっては、筋肉だけではなく、腰の関節の動きも制限されたりと、腰の不調を長引かせることにもなりかねませんし、姿勢のアンバランスが気になり始めるかもしれません。無症状でも、時々フトモモ前面の緊張度をチェックしてみましょう。■チェック方法1.床の安定した場所に立ちます。2.右足首を右手でつかみ、カカトがお尻につくように、ひざを曲げます。(ひざの正面が床と向きあう状態になります。)※反動をつけると痛めるかもしれませんので、ゆっくりと行ってください。また、ひざに痛みのある人は行わないでください。左右、行いますが、この際にフトモモ前面の突っ張り具合の左右差がある場合は、日ごろ、体を支える際にも負荷のかかり具合に左右差が出ている可能性があります。また、ひざのお皿周囲に違和感がある場合、フトモモ前面の複数の筋肉バランスが悪くなっている可能性があります。また、フトモモ前面の緊張がとても強い場合は、四つんばい姿勢から、かかとをお尻につけるように、正座姿勢へ移行する途中で、自覚することができます。■フトモモ前面メンテナンス上記のようなフトモモ前面のつっぱり感やひざのお皿周囲の違和感があった場合は、フトモモ前面のメンテナンスが必要です。そのままにしておくと、腰痛以外にも、ひざの痛みを起こす可能性があり要注意です。メンテナンス方法として普段、行いやすいものは、ストレッチにです。ご自身でストレッチの強度を変化させながら、安全に行いやすいものをご紹介しましょう。1.片足立ちになるので、安定した場所、かつ壁など捕まるものがある場所が適しています。2.チェック方法と同様に、右足首を右手でつかみ、カカトがお尻につくように、ひざを曲げます。そのまま10~20秒間キープします。3.手でつかんだ足首を後方へ引いてみましょう。少し強めのストレッチになります。そのまま10~20秒間キープしましょう。4.いったん、足をおろして休憩してもかまいません。次に再度、「2」のポーズから、足首を体の右後方向へ引きます。その角度や位置により、フトモモ前面の内側がストレッチされます。気持ちよく伸ばされる感覚があればOKです。(角度の調整は、少し難易度高めです。)そのまま10~20秒間キープ。5.「4」とは反対に、足首をつかみ、内側へ動かしていきます。フトモモ前面の外側がストレッチされます。そのまま10~20秒間キープ。こちらも、足の角度や位置がやや難しいため、ご自身で筋肉がストレッチされたと感じる位置を探しながら、動かしていくことになります。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年05月09日肩こり・腰痛は、原因は人それぞれですが、結果として起こる状態としては、筋肉の過剰な緊張(ぐりぐりした硬い筋肉やピンと張ったような筋肉)、姿勢の変化などがあります。また、症状が慢性化すると不快感がいつもつきまとい、気分もスッキリせず仕事にも集中できない、といったことも起こります。ぜひ、オフィスや通勤時間を利用して、筋肉に刺激を入れて血流を改善させましょう。普段、体を動かすために時間を費やすことができない、という人には、おすすめです。■少し早起きして下半身強化を少し早起きができれば駅やバス停まで歩いてみましょう。通行人が少ない歩道や迷惑のかからない場所であれば、あるべく大またで歩き、お尻や足の筋肉を使っていることを意識します。鞄があると難しいかもしれませんが、少し腕を前後に振ることができると、ウエスト部分も動かしやすくなり、腰を支える筋肉に刺激が入ります。お尻や下肢の筋肉の働きが低下すると、腰部の支えが不安定になりやすく、少しのことで腰部の疲労感や下肢のむくみなどが出ることがあります。また、階段は、太ももを意識してのぼります。可能であれば2~3段とばしてのぼると、筋肉をしっかり使うことができます。下肢の機能が低下していると、足を上げたつもりでも、思ったより上がっておらず、階段にひっかかることもあるため運動を久しぶりに行うという人は、要注意です。■信号待ちの時には、スっとした姿勢を信号待ちでは、姿勢を意識する時間をつくりましょう。日常生活の中で疲労しやすい、背中側の筋肉ですが、疲労が続くと、背スジを伸ばそうとすると、違和感や痛みを感じるようになることもあります。姿勢が一時的にでも伸びると、体が楽に感じ、頭がすっきりするといった声も。★信号待ちの間にできるストレッチ1. 顔は正面向きで。2. 鼻からゆっくり息を吸いながら、お腹をへこませ、胸郭が空の方向へ引上げられるイメージで(きついジーンズのジッパーを上げるときの、お腹のへこませかた)3. このとき、胸の位置が高くなり、両肩も少し後ろへ引く意識をもちます。4. 腰部が伸びて、軽く胸を張った状態を息を吸い込む間行い、「これ以上吸い込めない」と思ったら、口からゆっくり息を吐いていきます。5. 信号待ちの間、数回繰り返しましょう。次にふくらはぎをストレッチしましょう。腰の負担を減らすためには、ふくらはぎの血流UPがオススメです。★ふくらはぎのストレッチ1. 足は軽く閉じます。姿勢も猫背になっていないことを意識して下さい。2. まず、右の足先を可能な限り空の方向へ持ち上げます。このとき、右ふくらはぎがストレッチさせます。3. つま先を上げたまま、3~5秒キープ。急激にストレッチをすると筋を痛めることや、つってしまうことがあるので、ゆっくり動かします。また、ストレッチの最中は、左足に体重が偏るような重みをかけないように、体の軸は中心部を意識してください。4. 右を1回のばしたら、次は左ふくらはぎというふうに、交互にストレッチをしましょう。空いた時間など、ぜひ意識してやってみてくださいね。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年04月14日特許を活用したオリジナル商品を製作している香川県の山本縫製工場は、お腹の内部の圧力(腹圧)を高めて腰椎を保護し、腰痛を防止・軽減する「腹圧健康ベルトアセット」を開発した。吸汗機能の高い素材を速乾性素材で挟んだ3層構造で、汗をかいても快適に使用できるという。同社では、約10年前から携帯メガネケースやトイレットペーパーホルダー、ウイークリーお薬ホルダーなど独自の工夫を凝らした商品を開発し、特許取得を進めてきた。今までの腰痛ベルトは、汗をかくと汗疹(あせも)が出てかゆくなり、長くは着けていられないという問題点があったため、それを解消する商品として開発をスタート。長時間着用しても汗疹(あせも)や蒸れがなく快適に過ごせることを目指して、吸汗機能の高い素材と速乾性素材という異なる2つの素材を採用し、3層構造の腰痛ベルト「アセット」が誕生した。同商品は現在、特許申請中。熟練した技術者が一枚ずつ丁寧に縫製して仕上げているとのこと。また、同商品は一般的な腰痛ベルトのように、プラスチックなど固い骨材で腰を固定するのではなく、柔らかい素材でも腹圧を高める工夫をしたことで、腹部の筋力を補い合理的に腰椎を支えることができるという。腰のラインにフィットする立体構造で、圧迫感や前屈時の食い込みが少ないのも特徴とのこと。「腹圧健康ベルトアセット」は同社通販サイトfive apple(、または楽天広場(でも購入可能。サイズはS、M、L、LLの4タイプ。色はブラックとホワイト。価格はソフトタイプ6,900円、ハードタイプ7,900円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日腰痛から解放されるために、自宅で一生懸命腹筋の筋力トレーニングを続けている人がいますが、これは本当に効果があるのでしょうか?今回も、カイロプラクティック理学士の檜垣先生に「腹筋と腰痛」の関係についてお聞きしました。(以下、檜垣先生)腹筋の筋力トレーニング方法にも、強度に応じていくつかの種類がありますが、軽度の負荷をかけるトレーニングにもかかわらず「かえって腰が痛くなってしまいました」と腰痛を悪化させてしまうケースもあります。これは、腹筋に力が入ることで、腰椎(ようつい)の背部にある筋肉の圧力が上昇してしまい、負荷が強まるためです。すると、一時的に筋肉の血流低下が起こり、もともと腰痛のある人は、痛みが誘発されやすくなる可能性があります。また、姿勢が変化すると、腰椎(ようつい)の本来有る自然なカーブが損なわれ、腰椎(ようつい)の背部にある筋肉への負担が増します。その姿勢とは……★あおむけで寝た状態で足を上げる★お辞儀は60度前傾までは、筋肉の頑張りがメインとなり、それ以上曲げると腰椎(ようつい)の関節や靱帯(じんたい)に負荷がかかります★いすに座ったり、あぐらをかいたりといった座り姿勢も負荷が強く、最も負荷が低いのは正座になります。★デスクワークでは、自然と前傾姿勢になりやすいですが、30~60度傾くだけでも負荷が上昇しますこのような負荷がかかりやすい姿勢は、腹筋よりも腰椎(ようつい)の背部にある筋肉とのかかわりが強いと言われています。つまり、腰椎(ようつい)の背部にある筋肉が疲労して、姿勢を支える働きが低下してしまい、腰部がしっかり安定せず、ぎっくり腰など腰痛発症につながってしまうというわけです。腰痛発症を予防するためには、腹筋の筋力トレーニングで、疲労した背部の筋肉にさらなる負荷をかけるよりは、背部の筋肉の働きを回復させましょう。下記にやり方を記します。●背部の筋肉疲労をためない方法★デスクワークや屈(かが)んで作業をすることが多い人は、同じ姿勢を続けないようにして、長くても1時間ごとに、歩いたり伸びをしたりするなどして、姿勢を変えてみる★帰宅したら、お風呂に浸かり、腰を温める★市販のホットパックを10分間ほど腰にあてて、腰部の血流を回復させる★丸めたバスタオルを腰にあててあおむけになり、バンザイ姿勢で10秒間ほどのびをする★布団の上にうつぶせに寝て、両手をバンザイし、両足を伸ばすポーズをした後、両手両足を交互に、バタバタさせて、背部の筋力をUP(プールの基本練習で、バタバタさせるような動作)ぜひ、腰痛持ちの方は、腹筋を鍛えるのではなく、上記のポイントに注意しながら、生活してみてください。●著者プロフィール檜垣 暁子オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。【関連リンク】【コラム】食欲の秋からエクササイズの秋に! 毎日たった5分の腹筋プログラム [無料]【コラム】鍛えるのは腹筋?!ビリーのネタ動画が人気急上昇中【コラム】北川景子が、減量に成功。「腹筋われました。」
2011年12月18日肩こり、腰痛など、体が痛いというのが悩みという人は、多いのではないでしょうか?ただ、痛いからといって、必要以上に休ませるのは誤った理解のようです。今回は、カイロプラクティック理学士の檜垣先生にこんな時、どう対処したらいいか教えていただきました。(以下、檜垣先生)腰痛や肩こり、背中の痛みなど、気になる部位があるとき、体を必要以上に休ませてはいないでしょうか?肩こりのある人から、次のような言葉をよく聞くことがあります。「肩を回してみたけど、うまく動かないから、動かさないようにしています」「肩こりが強くなると、体もだるくなって何もする気になりません。ひたすら部屋でのんびり過ごします」また、腰痛・背中のこり、痛みのある人からは、「腰に負担がかかりそうなので、なるべく体は動かさないようにしています」「悪化しそうなので、運動は避けています」こうした言葉の裏側には、症状を感じるうちは、「動かすと長引いてしまうのではないか」、「悪化するのではないか」という心配や不安があるようです。特に腰痛では、体を起こすことも、歩くこともできないほどの激痛を経験したことのある人や、しつこい慢性的な痛みに悩まされ続けている人は、「腰痛恐怖症」に陥りやすい傾向にあります。つまり、重いものを持ったり、座ったり、かがんだり…という日常的な動作でさえ、常に腰痛悪化に見舞われる不安感がつきまとい、自身で動きを制限してしまいがちです。実際に症状があるわけですから、動作によって痛みを感じると、それを回避しようと体を休める方向へ意識が働くのは当然ではあります。しかし、そこには落とし穴があります。肩こり・腰痛・背中のこり、痛み⇒なるべく体を休めて負担をかけないという図式が必ずしも当てはまらないのです。回復が遅いどころか、状態が悪くなってしまう可能性もあります。体を休めて安静にするべきなのは、腰や背中にギクっと急激な痛みが走る急性痛の場合です。いわゆる「ぎっくり腰」という状態です。この場合は、炎症が起きている可能性も考えられるため、2~3日は患部を冷却して無理のないよう安静に過ごします。ただ、その時期が過ぎたら、多少痛みが出ていても、少しずつ動かし始めたほうが、回復が促されます。慢性的な腰痛・背中のこり、痛み、肩こりのある人が、体をいたわりすぎて動かすことを避け続けた場合、筋肉の状態に変化が表れます。それは「廃用性萎縮(いしゅく)(いしゅく)」と呼ばれ、筋肉が萎縮(いしゅく)し、本来の力も発揮できず機能が低下する状態を言います。機能が低下することで、筋肉への血流はさらに滞り、全身における筋肉の機能的なバランスも乱れ、ほかの部位に負担がかかることになり、股(こ)関節痛やひざ痛などへつながるケースもあります。さらには、見た目、姿勢の変化となって表れることも。もっと言うと、徐々に関節の動かせる範囲も狭くなっていき、肩こり体操をしようと思っても、腕が上がりにくい、回しにくいといった問題も起こる可能性があります。また、体を動かし筋肉の血流を促さないと、酸素も運ばれにくくなるため、痛み物質が産生されることになり、痛みを感じる機会が増えるかもしれません。痛みを感じる機会が増えると、それが刺激となって、体が緊張を起こし、慢性的な肩こり・腰痛が悪化することがあります。ちなみに、1週間ほど、体を動かすことを避け、筋肉を使わなかった場合、筋力が10~20%ほど低下すると言われています。低下すると、筋力を取り戻すためのトレーニングも、重くつらく感じやすくなり、挫折しやすくなるという人もいます。廃用性萎縮(いしゅく)を予防するために、体を動かす際、症状が悪化するのではと恐怖感のある部位は、はじめは避けるようにし、ウォーキングなどの全身運動から始めましょう。そして、いきなりウェイトトレーニングをするのではなく、ストレッチや体操で、筋肉に刺激を入れていきます。それだけでも、低下しつつあった筋肉の機能が回復していきます。筋肉を使わなかったせいで、やせ細ってしまった部分を戻すには、軽い負荷での筋力トレーニングが必要になりますが、すぐには効果が表れないため、焦らずコツコツと地道に行ってください。筋肉の機能低下が回復すると、関節の動く範囲も改善され、痛みも軽減されていくようになります。心理的な影響も受けるため、動かすことに怖がり過ぎないことがポイントです。(文檜垣暁子)●著書プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。【関連リンク】【コラム】専門医に聞く。野菜ジュースは野菜と同じ栄養効果があるのか?【コラム】専門医が教える。太りにくいデザートの食べ方とは?【コラム】パソコン疲れ!?眼科医に聞く目、肩、心身の疲労ケア
2011年10月31日肩こりや腰痛で悩んでいる人って多いですよね。でも間違った対処法をしている人も多いのが事実。そこで、今回はカイロプラクティック理学士の檜垣先生に正しい「肩こり・腰痛」の対処法を教えてもらいました。(以下、檜垣先生)肩こりや腰痛は、程度はさまざまであれ、多くの人々が経験する不快な症状です。訴えのある症状の中では、男女ともに上位を占めるのですが、肩こりも腰痛も慢性化しやすい傾向にあり、長年に亘り悩まされているという人も多いのが現状です。肩こりや腰痛持ちの方からも、対策として、筋力トレーニングをしたけど……という話を伺います。ただ、例えば、首の痛みや腰痛が誘発されてしまったり、肩こり・腰部の張り感を悪化させてしまったり、というケースがあるのです。そうなる原因の一つに、肩こりにかかわる筋力トレーニングは、頭や首、腕を支える筋肉にポイントをしぼることが多いのですが、肩こりのある人のこれらの筋肉は、働きが低下しているにも関わらず、そこへ、頭や腕を支える力が増すようにと、筋力トレーニングをしまい、ただでさえパワーが不十分なところに、余計に負荷がかかり、パワーダウンしてしまというものです。また、「今は肩こりが無いけど、予防のために筋肉を鍛えておこう。」という場合も要注意です。負荷をかけたところ、筋肉が痛くなり「筋肉痛かな?」と様子をみていたらそのまま肩こりの症状が誘発され、首の痛みへ変わってしまうという話もあるからです。腰痛も同様です。とはいえ、ただしく、筋肉トレーニングをすれば、肩こり・腰痛予防に役立てることができますので、以下のポイントに注意して行ってください。1.筋肉の働きを正常に近づけ、トレーニングでの少しの負荷にも耐えられる状態にすることが大切です。そのためには、いきなり筋力トレーニングから始めるのではなく、硬く緊張している筋肉がほぐれるように、マッサージ、ストレッチから始めましょう。この際、スポーツトレーナーからポイントを絞ったストレッチ指導を受けたり、施術院で筋肉や関節の可動域が改善させるよう施術を受けたりしても良いと思います。2.セルフマッサージやストレッチを行う前に、体の深部から温まるように、軽いウォーキングやその場で腕をふりながら足踏みを行うと、筋肉への血流もUPします。筋肉をほぐし滞った血流を回復させ、痛みの起こりにくい状態にしておくことを優先させたほうが安全です。3.当然のことですが、いきなり重たい負荷からではなく、軽い負荷で筋力のトレーニングをはじめてください。筋肉をつけるというよりも、働きを回復させることをイメージしながら行いましょう。4.ひとつの筋肉ばかりストレッチやトレーニングをするのではなく、満遍なく行いましょう。複数の筋肉が協調し合って正常に働くことで、頭や腕、腰の支えがしっかりなされ、あらゆる動作にも耐えられる状態になります。いかがでしょうか。肩こり・腰痛の症状を和らげ、予防効果をあげるには、効果を急がずにこつこつとストレッチやその後のトレーニングを続けることが大切です。また、心の緊張も大きく影響していると言われています。日ごろから心身共にリラックスできる時間をつくっておくことも、肩こり・腰痛の予防につながると思います。(文檜垣暁子)●著者プロフィール檜垣暁子(ひがきあきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。【関連リンク】【コラム】パソコン疲れ!?眼科医に聞く目、肩、心身の疲労ケア【コラム】漢方医が教える。便秘プラス「ほかの何か」を治す方法【コラム】ヒールの履きすぎで外反母趾(ぼし)に!予防法は?
2011年10月17日