篠原涼子×バカリズム主演ドラマ「イップス」の第9話(6月7日放送)“犯人ゲスト”として、萩原利久の出演が決定した。本作は、書けなくなった小説家・黒羽ミコ(篠原さん)と、解けなくなってしまった刑事・森野徹(バカリズムさん)という絶不調バディが、毎回変な事件に首をつっこんでいくミステリーコメディー。「美しい彼」シリーズや連続テレビ小説「エール」、「めぐる未来」などに出演した萩原さんが今回演じるのは、何をやってもうまくいかない、最強にツイていない男・宮永隆一。かつては友人と起業したものの、上手くいかず、現在は建設作業員として働いている。200万円近い借金を抱えており、ある日、借金の取り立てにやって来た佐久間康(ニシダ・コウキ)ともめる中で、勢いで殺害。我に返り慌てた宮永は逃げようとするが、車にはねられてしまう。目を覚ますと、そこは交通事故の加害者・須藤健吾(本多力)の自宅だった。須藤からは、100万円の治療費を渡され謝罪されるが、ニュースの緊急速報で佐久間殺害の犯人であることがバレてしまう。そんな宮永を恐れた須藤は、逃げようとした拍子に足を滑らせてテーブルの角に頭をぶつけて死亡。そこになぜか、ミコと森野が尋ねてくる。萩原さんは「本当にツイてない男だなと思いましたが、実際演じてみると想像以上にある意味“神がかり的”な不運の連続で演じていて楽しかったです」と語り、「篠原さんとバカリズムさんの掛け合いがとにかく面白くて、撮り進めていく途中にどんどんアップデートされていくのが見ていて楽しかったです。シリアスとコメディーという何とも融合の難しそうな局面を当たり前のようにやられているお2人に、必死についていきました(笑)」と撮影をふり返っている。第9話あらすじ最近マジックにハマったミコ(篠原涼子)は、森野(バカリズム)に覚えたてのマジックを披露するも失敗。高校時代マジック部の副部長だった森野にブツブツ言われてしまったミコは、森野をギャフンと言わせると誓い、忍者装束の人気動画配信者・マジシャン赤影のチャンネルで勉強を始めることに。宮永隆一(萩原利久)は、“何をやっても運のない男”だった。友人の大城俊(三浦獠太)と起業したものの失敗。現在は建設作業員として働いていたが、闇金から200万円近い金を借りていた。ある日、宮永のアパートに消費者金融業者の佐久間康(ニシダ・コウキ)が取り立てに現れる。宮永は隙をついてアパートから逃げ出すが、佐久間に追い詰められ、建設現場で暴行を受ける。そばに落ちていたレンチを手に取り、無我夢中で振り回す宮永。するとそれが佐久間の頭部に当たり、命を奪ってしまう。我に返った宮永は逃げだそうとするが、道に飛び出すと同時に車にはねられ…。宮永が目を覚ますと、そこは須藤健吾(本多力)の家だった。宮永をはねてしまった須藤は、ケガの手当をするために彼を自宅に運び込んだのだ。須藤は100万円を差し出し謝罪する。そのとき、テレビから建設現場で遺体が発見されたとのニュース速報が流れた。宮永が犯人だと気づき、逃げようとする須藤。その拍子に、須藤は足を滑らせてテーブルの角に頭をぶつけて死んでしまう。「イップス」は毎週金曜日21時~フジテレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月31日プロ麻雀リーグ『Mリーグ2023-24』ファイナルシリーズ最終日が17日に都内で開催。各チームが取材会を開いた。TEAM RAIDEN/雷電(萩原聖人、瀬戸熊直樹、黒沢咲、本田朋広)は、-484.5ptという成績でレギュラーシーズン8位。セミファイナルに進めずに敗退となった。今年、萩原は、スタイルを大きく変えて臨んだが序盤はポイントを重ねることもあったが、終わってみれば-84.1という成績だった。萩原は「ダメでしたね。もう負けたらダメですね。負けたらダメなんですけど、ただ負けたらダメではない負けだったかなとは思ってますけど。去年、ファイナルに行って今年こそ、みたいな機運が序盤はすごく高まってたんですけど麻雀というゲームの現実だったり、いろんなことを感じながら後半はいました」としみじみ。「何をどうすればよかったのかとか、そんなのは試合が終わればいつもみんな考えて、反省して、次こそはっていう気持ちで試合に臨むんですけど、後半はみんなが苦しい状況になってしまった。それの原因がわかれば、こんな苦労しないんですけど、なかなかわかるもんじゃなくて。その中で僕も僕なりにいろいろ自分の麻雀とか、このMリーグでどう存在していくべきなのかとか、ちょっとまだ来年のことわかんないですけど、現時点で同じチームでやるという前提で話すならば、いろいろまた考えて。ありがたいことに、なかなか勝てなくても、求めてくれるファンの人たちがまだいるっぽいんで。その期待に応えられないまま終わるのは自分の人生としては非常に悔しいものが残る。残された時間の中で、まだしっかり麻雀に向き合いたいなという気持ちにはなりました」と力を込めた。「もっとMリーグを盛り上げるためには」という質問に、萩原は「今の現状で1番、バンと盛り上がるのはうちが優勝することです。それ以外ないと思います」と断言。「うちが優勝した時は、それこそカーネルサンダースが道頓堀に落ちるような盛り上がりがあるんじゃないかって。別に他のチームとの人気の差とかじゃなくて、それぐらい我々を応援してくれてるユニバース(ファンネーム)は溜まってるはずなんです、僕らが溜め込ませてしまってるはずなんです。何か新しい要素とかの盛り上がりではなくて、パイオニアのチームの中で、僕らとアベマズさんだけずっと同じメンバー。去年、アベマズさんが優勝した。アベマズさんとは違う形なんですけど、僕らもユニバースには溜め込ませてしまっている。盛り上がる可能性は、とにかく雷電が優勝することだなと思ってます」とエンターテイナーとして言い切っていた。Mリーグは、競技麻雀の普及と発展を目的として2018年7月17日に発足。6シーズン目となる『Mリーグ2023-24』は、昨年6月のドラフト会議、契約更改交渉を経て、参加9チーム総勢36人による熱い戦いが昨年9月から行われた。最終順位1位:U-NEXT Pirates2位:赤坂ドリブンズ3位:KADOKAWAサクラナイツ4位:EX風林火山―――――――――5位:渋谷ABEMAS6位:KONAMI麻雀格闘倶楽部―――――――――7位:BEAST Japanext8位:TEAM RAIDEN/雷電9位:セガサミーフェニックス
2024年05月17日声優の鈴村健一が、体調不良のため休養することが16日、自身が代表を務める所属事務所「インテンション」の公式サイトにて発表された。公式サイトでは「鈴村健一に関しましてのご報告」とし、「平素より鈴村健一へ温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。弊社所属の鈴村健一ですが、この度、体調不良のため静養に専念することとなりました」と報告。理由については「体調不良が続き、医師の診断の結果、休養が必要との判断に至りました。今後につきましては回復を最優先とし、活動再開につきましてはあらためてご報告申し上げます」と説明。「いつも応援してくださっている皆さま、ならびに各関係者の皆さまには多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしますことを心よりお詫び申し上げます」と伝えた。鈴村はアニメ『機動戦士ガンダム SEED DESTINY』シン・アスカ役、『銀魂』沖田総悟役、『黒子のバスケ』紫原敦役、『宇宙戦艦ヤマト2199』島大介役、『銀河英雄伝説 Die Neue These』ヤン・ウェンリー役などで知られる人気声優で、アーティスト活動もしており、現在は放送中のアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編で蛇柱・伊黒小芭内役で出演中。多くのラジオ番組のパーソナリティも務めている。また、中村悠一、東山奈央、内田雄馬ら人気声優が所属する声優事務所「インテンション」の代表も務めている。
2024年05月16日杉咲花主演、柚月裕子による「サクラ」シリーズを原作にした『朽ちないサクラ』から、杉咲さんと萩原利久の場面写真が解禁となった。本作は、現役神職による度重なるストーカー行為の末、女子大生が殺害され、被害者は警察にストーカーの被害届を出していたが、受理を先延ばしにしていたことが発覚、地元紙に警察の不祥事であるとスクープされるところから物語が始まる。事件の発端となった生活安全課に勤務する磯川(萩原さん)は、警察学校の同期で好意を寄せる泉(杉咲さん)に、被害届を先延ばしにしている間に行われた慰安旅行のお土産を渡す。泉は磯川からお土産をもらった話を、地元新聞社の記者である親友・千佳(森田想)に話すが、この警察の不祥事が連日メディアで取り沙汰されると、泉は千佳が記事にしたのではと疑うことに。千佳は「本当に違うから、信じてよ」「疑いは絶対はらすから、その時は謝ってよ」と言い残して泉の前から立ち去るが、その数日後、千佳が変死体で発見されるという驚愕の出来事が起きる…。疑いを向け、喧嘩別れをしたまま親友の千佳を亡くした泉は、捜査権のない警察職員にも関わらず千佳の死の真相を明らかにすることを誓い、そんな泉に密かに恋心を寄せる磯川も、落ち込む泉をそばで励まし、捜査に協力する。今回解禁された場面写真では、事件の鍵となる神社に辿り着く様子や、仕事の後にファミレスで情報交換し合う様子が切り取られ、真相解明に動き出した2人が、徐々に信頼関係を築いていく姿が映し出される。『十二人の死にたい子どもたち』(19)ぶりに二度目の共演となった同世代の杉咲さんと萩原さんは、本作では警察学校の同期で、捜査を共にするバディとして息の合った掛け合いをみせる。出演作が続々と話題を呼ぶ杉咲さんは、NHK連続テレビ小説「おちょやん」で共演した成田凌や、映画『市子』や現在フジテレビで放送中のドラマ「アンメット」で共演中の若葉竜也など、相手役を務める俳優にも注目が集まり、いずれもそれをきっかけにさらなる活躍を見せている。本作では、少しずつ磯川を信頼し、事件の真相に迫っていく泉の強さ、そしてほどよい距離感を保ち泉をサポートする頼もしい磯川の名バディの真相解明に向かう姿に注目だ。『朽ちないサクラ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:朽ちないサクラ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年05月14日杉咲花主演映画『朽ちないサクラ』より、萩原利久演じる警察官の場面写真が到着した。本作は、柚月裕子の同名小説の映画化。「サクラ」シリーズの始まりとなる本作は、県警の広報職員という、本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる公安警察の存在に迫っていく警察小説だ。萩原さんが演じているのは、主人公・泉(杉咲さん)の警察学校の同期で、警察署の署員・磯川俊一。勤務する警察署は、ストーカー被害を訴える女子大生の被害届の受理を先延ばしにし、慰安旅行に行っている間に、女子大生がストーカーに殺されてしまったことを、警察の不祥事として地元紙にスクープされる。磯川は、好意を寄せる泉に慰安旅行のお土産を渡したことで、彼女をこの事件に巻き込んでしまうことに。そして、真相解明に動き出した泉のバディとなり、共に警察内部の大きな闇に対峙し、窮地に追い込まれていく。献身的に捜査をサポートする好青年をフレッシュに瑞々しく演じている萩原さん。場面写真では、磯川が驚きと動揺の表情を浮かべ、警察署で聞き込みのために噂話に耳を傾ける、事件の真相解明に向けて動き出す様子が切り取られた。一方、優しく真っ直ぐ前を見つめる姿も公開された。『朽ちないサクラ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:朽ちないサクラ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年05月06日俳優の岡本健一が、東京・東京芸術劇場で行われた舞台『Le Fils 息子』の公開ゲネプロと初日前会見に岡本圭人、若村麻由美、ラディスラス・ショラー氏(演出)とともに登場した。同公演は、フランス演劇界を牽引する稀代の劇作家フロリアン・ゼレールが手掛けた『La Mere 母』『Le Pere 父』『Le Fils 息子』の“家族三部作”から『Le Fils 息子』『La Mere 母』の2作を同時上演。キャストの3名は、全く異なる2作品を同じ役名(母×息子×父)で演じることとなる。○■岡本健一、息子・圭人の成長にしみじみ「子どもの成長は早いなぁ」2021年に圭人が舞台初主演を務め、日本初演を迎えた同作。健一は「3年前は圭人が初舞台だったから。(今回は)参加した感じ、全然別の次元というか……かなり成長していた。子どもの成長は早いなぁという風にすごく感じました(笑)」と息子の成長を実感したことを明かす。これには圭人も笑顔も見せ、「ふふふふ(笑)」と喜びの表情を見せていた。2作同時上演となる今回。同じ役名を演じる3人(母×息子×父)に、2作品の家族の違いについて質問が飛ぶと、健一は「観にくりゃわかる(笑)」とコメントし、笑いを誘う。続けて「口で説明したりとかしても伝わらない。劇場に来て体感しないと説明できないのが舞台のおもしろさだと思うんですよね。ゼレールの脚本のすごさと、ラッドの演出が本当に世界最高レベルで、日本で観ることができるのがすごく贅沢」とアピールした。さらに、「もう圭人と(一緒に舞台を)やることもないと思う(笑) 最後ですね!(笑) なので見逃してほしくない」と最後の親子共演になる可能性をほのめかしていた。これに圭人は大笑いしつつ、「最後らしいです(笑)。自分はやりたいんですけど……」と共演に意欲を見せるも、健一は「もういいでしょ(笑)」と照れたように返していた。『La Mere 母』は東京芸術劇場シアターイーストにて4月5日~29日、『Le Fils 息子』は東京芸術劇場シアターウエストにて4月9日~30日まで上演。
2024年04月09日俳優の岡本圭人が、東京・東京芸術劇場で行われた舞台『Le Fils 息子』の公開ゲネプロと初日前会見に若村麻由美、岡本健一、ラディスラス・ショラー氏(演出)とともに登場した。同公演は、フランス演劇界を牽引する稀代の劇作家フロリアン・ゼレールが手掛けた『La Mere 母』『Le Pere 父』『Le Fils 息子』の“家族三部作”から『Le Fils 息子』『La Mere 母』の2作を同時上演。キャストの3名は、全く異なる2作品を同じ役名(母×息子×父)で演じることとなる。○■岡本圭人、父・健一に無茶振り「最後に父親が……」4月1日に31歳の誕生日を迎えた圭人。父・健一からプレゼントをもらったそうで、その中身について聞かれると、圭人は「(言って)いいんですか……?(笑) 『息子』のチラシがあるんですけど、そのチラシに包んであるお金でした(笑)」と回答し、笑いを誘う。健一も「言わなくていいだろ(笑) まぁ現金ですよね……これで好きなものを買ってくださいと……(笑)」と説明していた。お金の使い道について圭人は「カンパニーの皆さん全員に渡すカバンを買いました」と明かし、そのカバンは健一の手にも渡ったそうで、圭人は「(父から)こう来たものが、こうまわっている(笑)」とジェスチャーを交えて話した。また、演出のラディスラス氏からもプレゼントをもらったといい、「招き猫のマトリョーシカをもらいました。開けるとまたもう1つ招き猫が出てきて、最後は金色のマトリョーシカが出てくる。いま飾っています」と笑顔を見せた。会見の最後に、キャストを代表して圭人が締めの挨拶をすることに。圭人は「この作品は生きるか死ぬかがテーマになっている。そういった問題は生きていれば、誰でも考えたりとかすると思うんです。なのでこの作品を上演することで皆さんに生きることの大切さというものを知っていただいて、また考え直してもらいたいなという風に今思います」とまとめるも、「最後に父親が締めてくれるそうです……自分じゃ無理だ(笑)」と父・健一に無茶振りをし、笑いを誘っていた。『La Mere 母』は東京芸術劇場シアターイーストにて4月5日~29日、『Le Fils 息子』は東京芸術劇場シアターウエストにて4月9日~30日まで上演。
2024年04月09日浅井健一が、ソロ名義による東名阪ツアーを開催することを発表した。ツアーは、6月29日(土) 大阪・梅田CLUB QUATTRO、6月30日(日) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO、7月5日(金) 東京・恵比寿LIQUIDROOMで行われる。チケットは、5月18日(土) より一般発売がスタート。<ツアー情報>浅井健一 東名阪ツアー6月29日(土) 大阪・梅田CLUB QUATTROOPEN 17:15 / START 18:006月30日(日) 愛知・名古屋CLUB QUATTROOPEN 17:15 / START 18:007月5日(金) 東京・恵比寿LIQUIDROOMOPEN 18:15 / START 19:00【チケット料金】価格:6,800円(税込・D代別)一般発売:5月18日(土) よりOfficial Website:
2024年03月30日加藤健一事務所『二人の主人を一度に持つと』が5月9日(木)から東京下北沢・本多劇場で上演される。「口からでまかせ系コメディinヴェネツィア」と銘打たれた本作は、“カトケン事務所”の大人気ジャンルのひとつであるドタバタコメディ。ヴェネツィアの地を舞台にした作品は初となる。1980年に、役者・加藤健一が一人芝居『審判』を上演するために立ち上げた加藤健一事務所。劇団員は加藤健一のみで、上演プログラムからキャスティング、演出、照明、音響、美術、衣裳など全てに渡って加藤本人がプロデュースするという体制をとっている。加藤が本当に芝居の好きな役者たちを集めて舞台づくりをする場であり、既成の劇団とは異なる個性的な活動を主とし、演劇界では常に注目を集める存在だ。毎年、東京公演に加え、地方公演も活発に行っており、各地で好評を得ている。加藤健一そんな“カトケン事務所”による5月公演『二人の主人を一度に持つと』は、作・カルロ・ゴルドーニ、訳・田之倉稔、演出・鵜山仁。キャストには、加藤健一、清水明彦(文学座)、奥村洋治(ワンツーワークス)、土屋良太、坂本岳大、小川蓮(扉座)、佐野匡俊、加藤忍、増田あかね(俳優座)、江原由夏(扉座)が名を連ねる。本作について加藤は、「またまた大冒険をしてみたいと思います。原題を直訳すると「二人の主人に仕える」となりますが、これはきっとマタイの福音書に書かれている「二人の主人に仕える事は出来ない」という言葉の洒落ではないかと勝手に解釈しています。この名作に、演出の鵜山仁氏をはじめ、スタッフ全員と僕たち役者10名がどう立ち向かうのか…今からハラハラ、ドキドキです。今回もまた、登れるかどうか分からない険しい山に登ろうとする無鉄砲な僕の挑戦を、是非見届けにいらしてください。劇場でお待ちしています!」とコメントしている。公演は5月9日(木)から5月19日(日)まで、下北沢の本多劇場にて上演。初日の終演後には、ミニイベントも行われるという。その後、5月25日(土)には兵庫公演(兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール)も予定。ウソがウソを呼び、周囲の人々を巻き込んで大混乱が起こる物語。役者たちが汗を流しながら必死に舞台上を駆け回る姿には、ただただ笑えてしまうこと間違いなしだ。【あらすじ】18世紀、ヴェネツィア。とある男性主人の召使い・トゥルッファルディーノ(加藤健一)は、仕事中、召使いを雇いたいと言う男に出会う。「二人の主人に仕えれば、給料も2倍になる!」と思いついたトゥルッファルディーノ。主人が増えたことで起こる数々の難題を、ウソでごまかし乗り越えていく。けれども彼の周囲の人々は、男装中・婚約破棄・恋人との死別…などなど、カオスな状況。そこへトゥルッファルディーノのウソがとんでもない誤解を呼び、事態は大混乱!お調子者のトゥルッファルディーノ、果たして上手く場を収められるのか?<公演情報>加藤健一事務所『二人の主人を一度に持つと』作:カルロ・ゴルドーニ訳:田之倉稔演出:鵜山仁出演:加藤健一、清水明彦(文学座)、奥村洋治(ワンツーワークス)、土屋良太、坂本岳大、小川蓮(扉座)、佐野匡俊加藤忍、増田あかね(俳優座)、江原由夏(扉座)【東京公演】2024年5月9日(木)~5月19日(日)会場:下北沢・本多劇場【兵庫公演】2024年5月25日(土)会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールチケット情報:()前売開始:2024年3月24日(日)10:00(全席指定・税込)前売:5,500円当日:6,050円高校生以下:2,750円(学生証提示・当日のみ)公式サイト:
2024年03月23日「昔は、テレビも世の中全体も、もう少し寛容でした。女遊びは芸のうち、と。現代には全く当てはまらない。いろんな問題を笑いで済ませるというのは難しくなったと思います」(芸能レポーター・平野早苗さん)最近、昭和のおやじが令和を生きるドラマ『不適切にもほどがある!』が話題だ。コンプラ意識の低かった昭和が描かれ、放送ごとに議論が起こっている。あのころ、特に芸能界には、今ではアウトな逸話が盛りだくさんだった。そこで、実話だけを集めた昭和芸能界の“不適切”(秘)番付を本誌が作成!(以下敬称略)ドラマに登場する“ムッチ先輩”の憧れ、“マッチ”こと近藤真彦(59)は、前頭級の問題発言を。「番組のリハーサルで、美空ひばりさんの歌声を聞いたマッチは一言、『おばさん、歌うまいね』。周囲の顔が真っ青になりました。のちに本人が、“誰が歌っているか知らずに言った”と報道陣に弁解していました。ひばりさんから呼び出されたが、むしろ楽しんでくれたそう」(スポーツ紙記者)同じく一言で周囲を騒がせたのが三船敏郎(享年77)。ある番組で、梅沢富美男(73)がクラブでの出来事を明かした。「バニーガールさんがいらっしゃって。いきなり三船先生が“う~ん、寝てみたい”って言ったんですよ。みんな凍っちゃった」“エースのジョー”こと宍戸錠(享年86)は、記者会見で暴露。「女を抱いた数は世界で3番目、と豪語したのです。経験人数は1千331人だとか」(前出・スポーツ紙記者)『仁義なき戦い』で彼と共演した松方弘樹(享年74)には、豪遊伝説が。ビートたけし(77)があるインタビューで語った。「京都のステーキ屋に5人で食いに行って、その勘定が2千万円だぜ。それを松方さんがぽーんとひとりで払っちゃうんだからね。カードなんかじゃない、現金だぜ」■山城新伍は梅宮と“チョメチョメ”仲間ここからは関脇級。まずは山城新伍(享年70)。盟友・梅宮辰夫(享年81)が著書『不良役者』に記したのは、もちろん“チョメチョメ”な話。ある新人女優に芸名を付けたという梅宮。お礼に《1回だけ、ヤラせろよ》と迫り、《据え膳をしっかり食べさせていただいた》。すると淋病に感染。撮影中止になるほどじんましんが出た彼のもとに、山城が来たという。《俺も辰ちゃんと同じ病気かもしれない。辰ちゃんが抱いたという話を耳にしたから、俺にもヤラせろって……》なんと山城も同じ女優からうつったというのだ。ちなみに、口説き文句はこんな屁理屈だったそう。「君の芸名はぼくと辰ちゃんが2人で考えたものなんだ。だから、ぼくも君と寝る権利がある」小泉今日子(58)も散々な目に遭った。武道館で開催された「新宿音楽祭」で、客席から投げられた生卵が小泉の頭にヒット。あ然とする彼女に中森明菜(58)が駆け寄り、介抱した。小泉は、本木雅弘(58)との対談で真相を明かしている。嫌がらせかと思いきや、実際は小泉ファンの仕業。真横のシブがき隊に嫉妬して投げた分の流れ弾だったらしい。《なんで私が自分のファンに生卵を当てられなきゃならないんだよ、ふざけんな!って思った(笑)》(『波』’21年12月号)勝新太郎(享年65)は大関級。「パンツははかない」事件のほかにも、元付き人・アンディ松本さんが、こんな思い出を告白。《オヤジ(勝)は水を運んできたボーイさんにも『ありがとうな』と言って、必ず1万円のチップを渡していたんです。ポケットにはいつも100万円ほどを無造作に入れていましたが、3~4日くらいでなくなっていました》(『週刊現代』’19年2月9日号)チップには、実は深い意味が。《オヤジはこう言うんです。『俺はいろんなところで、一生懸命生きている人たちを見学させてもらっている。チップは生の演技への授業料なんだよ』って》格好よさなら、石原裕次郎(享年52)の武勇伝も負けていない。昨年、彼を慕う小林旭(85)が、飲酒運転を大胆に白状。《ある日の夜中、銀座で2人で飲んでいた時のこと。互いに次の日が休みだと分かると、裕次郎が『いまから京都に行くか』と切り出すんだ。それぞれ自分の車に乗って、東海道をダーッと走ったよ。もう時効だから言ってしまうけど、ボトルの2本や3本は空けた後だった。一睡もしないで走り続け、やっとのことで京都に着いたのが朝6時過ぎ。先斗町にある行きつけの店に行ったはいいが、玄関の柱に車をぶつけてしまった(笑)》(『文藝春秋』’23年6月号)“ショーケン”こと萩原健一(享年68)も破天荒だった。なんと自伝『ショーケン』で、暴力団拉致騒動を飄々と明かしている。《ヤーさんたちに取り囲まれてさ。『坊や坊や、こっちに来な』沢田研二、堺正章、布施明と一緒に無理やり黒塗りのクルマに押し込まれてねえ。クラブに連れ込まれたと思ったら、いきなり、『歌え!』》黙る人、泣きそうな人、歌おうとする人のなか、きっぱり断ったのが沢田研二(75)だったそう。《ヤクザに、面と向かってこう言った。『歌えないよ』偉い。こいつ、度胸あるなあ、と思った》そして、最も“不適切”な横綱は、『ザ・ベストテン』の名司会、久米宏(79)。「それまでの歌番組と違うことをしなければ、と必死だった」という久米は、台本にない言動で出演者の素顔を引き出していた。ただ、行きすぎたこともありーー。《今では考えられないようなおふざけもした。百恵さんの胸元をわざと覗き込み、お尻をむんずとつかんだ。セクハラという言葉がまだ広まっていない時代。誰も百恵さんのお尻を触ったことがない。ならば僕がそのさきがけとならん。さっと触ってキャッと声を上げるだけなら、いかにも予定調和だ。僕は百恵さんのキャッではなく、ギャッがほしかった》(自叙伝『久米宏です。ニュースステーションはザ・ベストテンだった』より)昭和スターたちよ、告白するにもほどがある!
2024年03月01日俳優の萩原聖人が21日、都内で行われたマーベル最新作『マダム・ウェブ』(2月23日公開)の日本語吹替版プレミア上映ナイトに出席した。マーベル初の本格ミステリー・サスペンスとなる本作は、原作コミックでは未来予知でスパイダーマンを救う重要なキャラクターとして描かれるマダム・ウェブの誕生の物語。生死をさまよう事故をきっかけに未来予知能力が覚醒したキャシーは、偶然出会った3人の少女が黒いマスクの男に殺されるという悪夢のようなビジョンを見てしまったことから、3人を助けることを決意し、男に立ち向かっていく。この日のイベントでは、日本語吹き替え版の声優陣が集結。主人公キャシー・ウェブ(マダム・ウェブ)役で実写吹き替えに初挑戦した大島優子をはじめ、潘めぐみ、ファイルーズあい、伊瀬茉莉也、子安武人、萩原聖人が出席した。事前にどの役を演じたのか明かされていなかった萩原は「キャシーのバディ、ベンという男をやっています」と発表。さらなる情報を求められると、「黙っとけって言われるんです。秘密秘密うるさいんですよ(笑)。どこまで言っていいのかわからない」とぼやきつつ、「ある人物にとても重要な言葉を残した人です」と伝えた。また、オファーを受けたときに心境を聞かれると、「よっしゃー!って感じでした」と大きな声を出して当時の喜びを表現。「僕はたぶんここの中の誰よりもマーベルファンだと思っているので。フィギュアとかいっぱい持っていますし」と語っていた。
2024年02月21日『La Mere 母』『Le Fils 息子』製作発表会が東京・東京芸術劇場で行われ、若村麻由美、岡本圭人、岡本健一、ラディスラス・ショラー(演出)が登場した。同公演では、フランス演劇界を牽引する稀代の劇作家フロリアン・ゼレールが手掛けた『La Mere 母』『Le Pere 父』『Le Fils 息子』の"家族三部作"から『Le Fils 息子』『La Mere 母』の2作を同時上演。キャストの3名は、全く異なる2作品を同じ役名(母×息子×父)で演じることとなる。○■『La Mere 母』『Le Fils 息子』製作発表会にキャストが登場三部作の中では2018年に3人が出演する『Le Fils 息子』、そして2019年に若村が主演した『Le Pere 父』が上演され、『La Mere 母』は初上演となる。圭人は「前回の『Le Fils 息子』初演が自分にとって本当に特別な舞台でもあって、初めての舞台、俳優となっての第1本目の舞台、そして憧れだった父親と初めての親子共演で、印象に残っていることがいっぱいある」と振り返った。さらに「1番思い出に残ってるのが、初日の15分前ぐらいの緊張の中、父親が自分の楽屋まで来てですごくいい言葉をかけてくれて。『これからお前の新しい人生、新しい道が広がっていく。だから自分を信じてこれからもやっていってほしい』と。今じゃないでしょう?」と苦笑。「これから不安定なニコラという役を演じる のに、その時、満たされそうになっちゃって。『やばいやばい、これどうしよう』と思って、涙が出そうになっちゃって、印象的に残ってますね。『いや、今じゃないでしょ』っていう。でも父親は悪くないです」とエピソードを披露した。演出のショラーは3人に信頼を置いている様子。それぞれの印象を「麻由美さんは役をコツコツと構築していくタイプの役者さんだと思います。ミルフィーユの生地のように、多層的に役を重ねていく。少しずつ役が前進していき、構築して行く。たくさんお稽古をなさって、素晴らしい役を作っていくタイプの方だと思います」「健一さんはすごく勘がいい人だと思います。動物的な勘があって、理解が早い。私は健一さんと仕事をしていると、ライオンの調教師になったような気分です」「圭人さんは、3年前に『息子』で彼の舞台デビューの仕事を一緒にするという名誉があり、最初は私からいろいろなことを教えたりした記憶があるんですけれども、最終的に私の期待を超えたところまで到達していて、本当に驚かされた記憶があります。またご一緒できることが嬉しいですし、演出家にとっては役者さんがどれだけ進歩したかを見るのが、いつも感動する経験なので、そういった感動ができることと期待しています」と表した。親子の会話について話題が及ぶと、圭人は「父親の舞台を観に行ったり、ライブを観に行ったりとかして、その時の感想とかを話したりするぐらいだと思うんだけれども、何か言ってくれたっけ?」と尋ねる。健一は「今ちょうど舞台の公演中で、それに来て終わった後に話をして、それ以来2、3週間ぶりぐらいに久しぶりに会ったら、プレゼントもらいました。タンブラー。なんかちょっと嬉しかったですね。『プレゼントをくれるんだ』と思って」と照れた笑顔に。圭人は「ちょっとなんだ」と笑っていた。一方で、圭人は「最近だと若村真由美さんとは本当に何度も共演をさせていただいてて……」「真由美さんの方が、父親より会ってます」ともコメント。若村は圭人について「本当に刺激的な存在です。おそらく圭人くんが言ってた通りに、岡本健一さんより私の方が親じゃないかと錯覚するくらい。と言っても子に育てられる親という感じがするんですけど、彼は会うたびに成長していて、きっとラッドは驚くと思います」と太鼓判を押す。若村は「初舞台の時の圭人くん、翌年に『ハムレット』で(自分が)ガートルード、レアティーズで会った時の圭人くん、『ラブレター』で幼なじみの役をやった時の圭人くん。私は彼に『ひまわりのようだね』と言ったんですけど、会うたびに大きくなって大きな花が開いていってる。恐ろしいです。今回の『Le Fils 息子』再演がどんなに前回と違うかというのを多分目の当たりにして、ラッドは『若村、何やってたんだよ』と思うに違いない。そんなふうに思うくらいに彼の成長は著しくて、観客の皆様も絶対に感じているはずです」と絶賛していた。『La Mere 母』は東京芸術劇場シアターイーストにて4月5日〜29日、『Le Fils 息子』は東京芸術劇場シアターウエストにて4月9日~30日。
2024年02月20日『La Mere 母』『Le Fils 息子』製作発表会が東京・東京芸術劇場で行われ、若村麻由美、岡本圭人、岡本健一、ラディスラス・ショラー(演出)が登場した。同公演は、フランス演劇界を牽引する稀代の劇作家フロリアン・ゼレールが手掛けた『La Mere 母』『Le Pere 父』『Le Fils 息子』の"家族三部作"から『Le Fils 息子』『La Mere 母』の2作を同時上演。キャストの3名は、全く異なる2作品を同じ役名(母×息子×父)で演じることとなる。○■『Le Fils 息子』『La Mere 母』に出演する岡本健一音楽活動もしていた中で、改めて舞台の魅力について聞かれると、健一は「いろんな活動はもう過去のことになっちゃってるんであれなんですけど、とにかく舞台というのは生なんですよね。今日もこれから舞台がありますし、その間は『この作品をいかにお客さんに届けるか』ということだけしか考えないで生きていくんです。この作品でも、人間の中で大切なことを描いていて、楽しいだけの舞台じゃない。観た人はわかるかもしれないけども、やっぱ辛いわけですよ、この役を演じるのは。人間みんなが持って抱えている悲しい部分とか不安な部分とか、1番見せない部分を出さざるを得なくなる家庭環境で、それをシンプルな素敵な言葉で届けてるんです」と熱弁する。さらに「自分としての思いはこれをいかに、お客さんに(届けるか)。舞台はお金かかるじゃないですか、高いし。だからお金と貴重な時間を使って来てくれた人に対して、『この作品で自分たちは何を伝えたいのか』ということだけしか考えてない感じでやってるんですけども。そういった意味では、いろんな人たちに観てほしい。特に若い人もそうですし、男性が本当に劇場に来なくて、もったいないなと思って」と現状についての課題も。「作品を届けるためだけに生きてる感じだから、『親子共演で息子と一緒にやれて幸せそうで楽しいですね』と思ってるかもわかんないけど、そんなんじゃ全然ないんですね」と場内を笑わせた健一。「とにかく作品を届けるということに入っていくと、遊んでられない感じ。懸命に伝えなきゃなという思いでみんなが作って、3〜4年前からスタッフも動いて、1回の公演にかけるわけですよ。その中の2~3時間に凝縮されて、僕らが生きてるんですけども、2~3時間経ったら消えてしまうというライブの楽しさもありますし、お客さんとして観にいく自分も、本当にそこで生きてる人たちに感動したりとか、『まず自分の家族を大事にしよう』と思ったり、『もっと社会に対して戦わなきゃいけないな』とか、生の舞台を見て作品から日常に感じる力が演劇にはあると思うんです。だから30数年以上経ち続けているんですけど、テレビとか記事とかじゃ伝わらないですよね。劇場に来て作品を観なきゃわからないですよ」と訴える。そして「日本全国考えても、舞台を観た人は本当に少ないんです。だって、この中で舞台観たことない人、手をあげてください!」と語りかけるが、手はあがらず、圭人は「(演劇)関係者だから!」とツッコミ。健一は「みんな観てるね。でもたぶん何人かいるんじゃないかな? じゃあ、自分でお金払って観に来てない人。いつも招待でチケットをもらって観ている人誰ですか?」と畳み掛けるも、手はあがらず「あげられないね」と苦笑。「でも少ないから、なんとか皆さんの気持ちでこの作品、舞台に来るってことを広めてほしいな」と懇願していた。
2024年02月20日加藤健一事務所『サンシャイン・ボーイズ』が1月24日(水)から31日(水)まで、本多劇場にて上演される。“喜劇王“ニール・サイモンが書いた『サンシャイン・ボーイズ』。日本でもこれまで幾度も上演されてきた今作に、加藤健一が事務所創立40周年&役者人生50周年で満を持して挑もうとしたのが2020年のこと。しかし、コロナの影響でやむなく延期の憂き目にあっていた。それが2022年にようやく初演を迎えると評判を呼び、加藤健一は第64回毎日芸術賞、佐藤B作は第47回菊田一夫演劇賞を受賞した。2023年9月からは全国にて85ステージにのぼるツアーを実施。その東京凱旋公演が今回というわけだ。幼い頃からチャップリンやバスター・キートンの笑いに影響をウケてきたというニール・サイモン。ヴォードヴィルにも親しんできた彼が、よく知る芸人たちを主人公に書いたのがこの『サンシャイン・ボーイズ』だ。ヴォードヴィルで大人気の、ウィリー・クラーク(加藤健一)とアル・ルイス(佐藤B作)のコンビサンシャイン・ボーイズ。何十年も一緒にやってきたふたりだが、不仲で解散してしまう。それから11年、なにもかもうまくいかず仕事もないクラークの元にテレビの大きな仕事が。しかしその条件は元相棒と往年の名作コントをするというものだった。今作は、サイモンといえば喜劇と思われていた時代に、悲劇も書けることを証明した“辛口三部作”のひとつ。しかし軽妙なせりふのやりとりと、年齢を重ねた頑固なふたりの老コメディアンのキャラクターが魅力的で、面白さと悲哀とが入り混じった名作だ。加藤健一と佐藤B作。ともに50年以上舞台に立ち続けたふたりの、歳を重ねたからこそ出せる味わいがそれぞれの役に重なっていく。ツアーを経てより磨きのかかったふたりの掛け合いを楽しみにしたい。文:釣木文恵<公演情報>加藤健一事務所『サンシャインボーイズ』作:ニール・サイモン訳:小田島恒志小田島則子演出:堤泰之出演:加藤健一佐藤B作加藤義宗田中利花照屋実韓佑華佐野匡俊〈声の出演〉清水明彦(文学座) 加藤忍2024年1月24日(水)~31日(水)会場:下北沢・本多劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年01月23日堀田真由と萩原利久が共演するドラマ「たとえあなたを忘れても」が12月17日(日)今夜、最終回を迎える。この度、堀田さん、萩原さん、風間俊介、岡田結実のクランクアップ写真が到着した。本作は、浅野妙子のオリジナル脚本で描くヒューマンラブストーリー。大切なものを失いながらも、懸命に生きる男女を描く、切ない純愛物語だ。先週の第8話では、再び記憶を失ってしまう空(萩原さん)と、それでも空の側にいようと決意する美璃(堀田さん)の姿が描かれた。しかし終盤では、実は、空が記憶を失ったふりをして美璃から離れようとしていたことも明らかに。ようやく思いを通わせた2人に安心したのもつかの間、ラストシーンでは、とある家で目を覚ます空の姿が。そして今夜は、2人がある答えに辿り着くという。そんな本作は先日、美璃と空、心療内科医・保(風間さん)、空の幼なじみ・沙菜(岡田さん)が揃ったとあるシーンでクランクアップ。岡田さんは「苦しいシーンの多い役どころで辛い時もありましたが、現場に来ると、個性豊かすぎる面々が揃っていて…(笑)。楽しい日々でした」と笑顔。風間さんは「神戸に行く度にみんなの顔を見ていたので、これからも神戸に行く度にこの作品を思い出す…そんな時間でした。また別の現場で会った時は神戸での思い出話をしましょう!」とふり返る。記憶障がいを抱えているという人物を演じた萩原さんは、「今までトップクラスに難しかったと思います。初めてのこともたくさんあって」と思い返しながら、「スタッフやキャストの皆さんに支えられて今日までやってこられました。いい経験をたくさんさせてもらえたので、次以降の作品で活かして、またお会いできるように頑張ります」と深々とお辞儀。「神戸での撮影は大変なこともあったと思いますが、神戸に戻るのが嫌だなと思ったことは一度もなくて。それはスタッフの皆さんや、お芝居含め、お人柄がどんどん好きになるキャストの皆さんと一緒に過ごせたからです。そのおかげで美璃として真ん中に立たせてもらえました」と感慨深げな表情をのぞかせたのは、主人公を演じた堀田さん。美璃というキャラクターについては「本当に難しくて、毎日“これでいいのかな?”と静かに心折れる瞬間がたくさんありました」とふり返り、萩原さんへ「どんな瞬間も助けていただいて、最後まで一緒に戦ってくれてありがとうございました」と感謝を伝える一幕も。そして最後には、「お疲れ様でした!」と笑顔で呼びかけると、温かな拍手が巻き起こり、和やかな雰囲気に包まれた。さらに、本作のBlu-ray&DVD-BOXのリリースが決定。本編映像のほか、メイキングや制作発表会見、豪華キャストによるスペシャル座談会の様子など、ここでしか見られない映像特典も満載だ。第9話あらすじ何度も傷つきながら、ようやく自身の心の核心にたどり着いた美璃(堀田真由)は、空(萩原利久)との結婚を決意。空も、また記憶を失ってしまう怖さを含め、“生きている実感”を与えてくれる美璃とともに、これからの人生を歩んでいく覚悟を決める。美璃たちの大胆な決断は、保(風間俊介)や沙菜(岡田結実)を驚かせる。だが、美璃と空の覚悟の深さを知った2人は、その想いを尊重し、門出の後押しをしてくれる。ところが、美璃の母・ゆかり(加藤貴子)は猛反対。記憶を失う可能性のある空に結婚の責任は果たせないと考えるゆかりから、美璃たち2人は厳しい言葉で詰め寄られてしまう。一方、空の母・理佐子(檀れい)は…。「たとえあなたを忘れても」最終話は12月17日(日)22時30分~ABCテレビ・テレビ朝日系にて放送。「たとえあなたを忘れても」Blu-ray&DVD-BOXは2024年4月5日(金)リリース。(シネマカフェ編集部)
2023年12月17日現在放送中の「たとえあなたを忘れても」に出演する萩原利久が、日本テレビ系ドラマ初主演を務める「めぐる未来」の放送が決定した。デザイナー兼イラストレーターの襷未来には、妻・めぐるに内緒にしているある秘密がある。それは、感情の起伏が激しくなると過去に戻ってしまうという、原因不明の病気を抱えていること。未来はこの病気のために幼い頃から感情を表に出さないよう心掛けていた。ある日、めぐるが職場の非常階段から転落死したという知らせが入る。彼女はなぜ死んだのか?過去をやり直す中で見えてくる、めぐるの知らなかった一面や人間関係。自分の意思では制御できない発症型のタイムリープで、未来はめぐるを救うことができるのか――。本作は、「週刊漫画 TIMES」にて連載された、辻やもりによる同名漫画のドラマ化。「美しい彼」シリーズへの出演が話題となった萩原さんが演じるのは、父からの遺伝で“過去に戻る病”を抱える主人公・襷未来。自らを犠牲にしてでも、めぐるを救いたいと思うほどに愛情深い。役どころについて萩原さんは、「日常だけを見るとそこまで波があるわけでもないですし、比較的同じようなサイクルで普段生活してたであろう人です。ある一つの出来事で、どんどん人間らしさが出ていくというか…。波風もなく、ほぼ人との関わりもなかった中で、めぐるさんと100%以上になっていき、人として変化していく姿がこの作品全体を通して、未来は特に出ていくんじゃないかと思っています」とコメント。見どころについては「タイムリープすることによって生まれてくるドラマっていうのはこの作品の1つの大きな魅力だと思います。タイムリープという要素とサスペンスという要素と、そこから生まれるヒューマンだったりと、いろんな見方があって、普通にストーリーを追っていくのも楽しいと思います。各々の人間関係だったり、僕自身そういう部分も丁寧に臨みたいなと思ってるので、作品がオンエアされるころにそれが出るように頑張りますので、隅々まで楽しんでもらえたらいいなと思います」とメッセージ。また、出版社の編集部で働いている妻のめぐる役は、早見あかり。「めぐるは1歩間違えるとちょっと嫌われちゃうのかなって思うぐらい自分に素直に生きていて、天真爛漫で快活な女の子」とキャラクターについて説明。萩原さんの印象については「寡黙なイメージを勝手に持っていたので、不安だったのですが、打ち合わせの際に、監督はじめ皆さんから『そういう子じゃないよ、実は明るいしボケたがりだよ』という情報をお聞きしました(笑)。今日ちゃんとお会いして、しっかりお話しする機会もあり、さらに今ちょっと特殊な取材を受けてきたんです。2人で(笑)。その時の反応を見たりして『あ、聞いていた通りだな』と思いました(笑)」と語っている。なお、「TVer」・公式サイトでは、漫画のコマを中心に構成され、衝撃的なサスペンスの始まりを予感させるティザービジュアルが公開されている。プラチナイト木曜ドラマ「めぐる未来」は2024年1月18日より毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月08日堀田真由主演、萩原利久共演の「たとえあなたを忘れても」第7話が、12月3日(日)22時より放送される。本作は、夢を失った女性と記憶を失った男性、大切なものを失いながらも懸命に生きる男女が運命的に巡り会うヒューマンラブストーリー。堀田さんが、ピアニストになる夢に挫折して現実から逃れるように東京から神戸に引っ越してきた河野美璃を演じ、萩原さんが記憶障がいをもつキッチンカーの青年・青木空を演じる。そして、美璃の従兄弟で心療内科の医師・遠山保役に風間俊介、空と同様の記憶障がいをもつ宮下茜役に畑芽育、空の両親役に丸山智己、檀れいが出演する。第7話あらすじコンサートを成功させピアノ講師に復帰した美璃(堀田真由)は、携帯ショップでのアルバイトを辞め、レッスンの空き時間に空(萩原利久)のキッチンカーで働き始める。空と一緒にいられるいまを大切に見つめていこうとする美璃。一方で空は、記憶を取り戻したことで、いままで感じなかった未来への不安や、また記憶を失ってしまうことへの恐怖を感じるようになる。美璃と共に生きる未来のために、ダブルワークを始める空。無茶をし過ぎではないかと心配する保(風間俊介)に、空はとある本音を告白する…。「記憶が戻ってから、楽しいことも多いけど、苦しいことも多くなりました」空の言葉に親身に耳を傾ける保。実は、その保にも大きな転機が訪れており…。そんな中、何の前触れなく、東京から美璃の母・ゆかり(加藤貴子)が訪ねてくる。美璃と一緒にいる空に訝しげな視線を送るゆかり。はたして、ゆかりが訪ねてきた理由とは…。「たとえあなたを忘れても」は毎週日曜日22時~ABCテレビ・テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年12月03日堀田真由主演、萩原利久共演の「たとえあなたを忘れても」第4話が、11月12日(日)22時00分より放送される。本作は、夢を失った女性と記憶を失った男性、大切なものを失いながらも懸命に生きる男女が運命的に巡り会うヒューマンラブストーリー。堀田さんが、ピアニストになる夢に挫折して現実から逃れるように東京から神戸に引っ越してきた河野美璃を演じ、萩原さんが記憶障がいをもつキッチンカーの青年・青木空を演じる。そして、美璃の従兄弟で心療内科の医師・遠山保役に風間俊介、空と同様の記憶障がいをもつ宮下茜役に畑芽育、空の両親役に丸山智己、檀れいが出演する。第4話あらすじ空(萩原利久)にキスをされた美璃(堀田真由)は、愛されている喜びよりもいずれ忘れられる予感の辛さで胸がいっぱいになり、込み上げる涙を止めることができない。慰めようとする空にも、美璃は思わず詰め寄ってしまう。友達のままでいれば、前のように傷つくことはないと思いながらも、美璃の気持ちは揺れ動く。そんな中、藤川沙菜(岡田結実)から友達として二人で空を見守っていこうと提案される…。一方、自分のせいで美璃を傷つけてしまったと感じる空は、記憶を取り戻すための治療に興味を持ち始める。しかし、空の過去を知る沙菜は、空の変化を前向きに捉えることができず…。ある日、遠山保(風間俊介)から病院でコンサートを開くことを提案された美璃は、憩いの部屋へピアノを弾きに来ていた。美璃のピアノに聴き入る茜(畑芽育)から、突然、好きな人はいるのかと尋ねられ、空の話になる二人。自身も空と似た記憶障害をもち、“忘れてしまう側”の茜の言葉が、美璃の胸に深く突き刺さる。そんな中、保の診察室にある人物が訪れ…。「たとえあなたを忘れても」は毎週日曜日22時~ABCテレビ・テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月12日堀田真由主演、萩原利久共演の「たとえあなたを忘れても」第2話が、10月29日(日)22時より放送される。本作は、夢を失った女性と記憶を失った男性、大切なものを失いながらも懸命に生きる男女が運命的に巡り会うヒューマンラブストーリー。堀田さんが、ピアニストになる夢に挫折して現実から逃れるように東京から神戸に引っ越してきた河野美璃を演じ、萩原さんが記憶障がいをもつキッチンカーの青年・青木空を演じる。そして、美璃の従兄弟で心療内科の医師・遠山保役に風間俊介、空と同様の記憶障がいをもつ宮下茜役に畑芽育、空の両親役に丸山智己、檀れいが出演する。第2話あらすじ一杯のメロンジュースをきっかけに同じ時を過ごすようになった美璃(堀田真由)と空(萩原利久)だったが、一緒に出かける約束をしたその日、空は待ち合わせ場所に現れなかった。一か月後、偶然にも空のキッチンカーを見つけた美璃は思わず空のもとに駆け寄るが、空は美璃との約束も美璃のことすらも覚えていないようだった。そんな美璃に、ひとりの女性・藤川沙菜(岡田結実)が「空はあなたのこと、忘れてます。やから、あなたも空のこと、忘れたほうがいいと思います。」声をかける。突然忘れてしまうとはどういうことなのかと混乱する美璃。心療内科医でいとこの保(風間俊介)に聞いてみても答えは一向に見つからない。そんな中、美璃が音楽教室をやめたことを知った保は、病院にピアノがあることを告げる。しばらく弾いていなかったピアノに触れる美璃。その音色に誘われ、宮下茜(畑芽育)がやってくる。彼女は、自分が保の患者で、17歳までの記憶がないことを事もなげに美璃に打ち明ける。その後、何度も空のキッチンカーに足を運んでしまう美璃は、意を決し沙菜に空のことを教えてほしいとお願いする。美璃の真剣な眼差しに、重い口を開く沙菜。そして空の過去が語られる…。「たとえあなたを忘れても」は毎週日曜日22時~ABCテレビ・テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月29日第1話の放送を直前に控えた新ドラマ『たとえあなたを忘れても』で、堀田真由さんと4回目の共演をすることになった萩原利久さん。「堀田さんとご一緒したドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』は、すごく生徒ファーストな現場で、自分たちでどこまで突き詰めて芝居ができるかみたいなチャレンジをしたりして、たくさん学べたんです。その撮影期間3か月を一緒に戦った役者たちは、まさに戦友だし、そのやり方を知っている堀田さんとまた一緒にできるというのを聞いた時はすごく安心感がありました。ただ、1周回って緊張なんてしないと思ったけど、ラブストーリーを演じるのは初めて。変に知っているだけあって、2周回って変な緊張をしちゃってます(笑)」脚本を手掛けたのはラブストーリーの名手・浅野妙子さん。堀田さん演じる、夢を失い生活苦に陥ってしまった河野美璃(みり)と、萩原さん演じる、“解離性健忘”という障害を抱えた青木空(そら)。何度も記憶を失い続けながらも懸命に生きる空に、美璃は惹かれていく。「台本を読んでいる段階で、情景や二人のやりとりが温度を持って想像できたほど、あったかい気持ちになりました。これを視聴者の皆さんにどう届けるかは大きな課題の一つですが、空を通じてこの作品の厚みを出せたらいいなと思っています。空はやわらかい人で、ものすごく心が澄んでいる青年。これまで、純真無垢な若い年齢の役を演じたことはありましたが…ここまで透明感のある同世代の役は初めてかも。でも、この世界にちゃんと存在するような、リアルな人物にしたいです」今までにない難しさもあるという。「これまでいろんな役をやらせてもらってきましたが、キャラは違ってもシーンを積み重ねながらその人物を作り上げてゴールに向かっていくのが当たり前でした。ところがこの作品は、空が記憶を失うごとに周りの環境や前後の関係性までもリセットされてしまう。丁寧に積み重ねたものをまたゼロから演じるというのは初めてなので、今までの中でもトップレベルの難しさを感じています。また、リセットされることで、二人の関係値を美璃に委ねることになり、そういう比重のバランスが大きく変わる作品というのも特殊。そのあたりは、堀田さんと話しながら作り上げていきたいと思っています」以前のインタビューでは「目立ちたくてこの世界に飛び込んだ」と話していた萩原さんだが、年々出演作を増やしながらスポットライトを浴びている今、当時の自分に言ってあげたいこととは。「『意外と続いてるよ』かな(笑)。ありがたいことにお声かけいただく機会が増えたことで、経験とともに技術面の向上はあるはず。でも基本的なスタンスは10年前と何も変わっていないので成長の実感はあまりなくて。役者として本質的部分を含め、周りから評価していただくことで成長を実感できるのかもしれません」『たとえあなたを忘れても』浅野妙子のオリジナル脚本で描くヒューマンラブストーリー。大切なものを失いながらも懸命に生きる男女の切なくも美しい純愛を堀田真由×萩原利久で描く。10月22日より毎週日曜22:00~、朝日放送テレビ・テレビ朝日系にて放送。©ABCテレビはぎわら・りく1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。近年の主な出演作に、ドラマ『美しい彼』『月読くんの禁断お夜食』『真夏のシンデレラ』など。現在は、出演する映画『ミステリと言う勿れ』が公開中。シャツ¥99,000タンクトップ¥39,050パンツ¥126,500(以上アミ パリス/アミ パリス ジャパン TEL:03・3470・0505)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年10月25日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Shinya Tokitaヘア&メイク・カスヤユウスケ(ADDICT_CASE)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2023年10月23日ダークコメディ交互上演『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』の初日前会見と公開フォトコールが18日に東京・新国立劇場で行われ、岡本健一、浦井健治、中嶋朋子、ソニン、演出を務める鵜山仁氏が登壇した。今回交互上演される“ダークコメディ”2作は、「ベッド・トリック」(男性が期待していた相手とは異なる女性がベッドを共にする仕掛け)が物語のカギを握る表裏一体のような戯曲であり、シェイクスピア作品の中では数少ない女性が物語の主軸となる作品。悲劇とも喜劇ともつかない結末から「問題劇」とも分類される2作を、交互に上演することでシェイクスピアの鋭い視点と同時代性を浮かび上がらせている。○■『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』会見&公開フォトコール初日を迎える心境を「稽古を2本同時にやって、きょう初日を迎えることができるんですけども、正直どういう感じになるのか全体像が全く見えていない(笑)」と話した岡本。「お客さんが入って初めて成立するものなんじゃないかなと思う」と意気込みを語った。『尺には尺を』で演じるアンジェロという役柄について、自分の欲望に忠実に生きた男だと紹介されると、「はたから見ると、パワハラだったり、セクハラだったり権力をかざしている風に見える……ただやっている本人からしてみると、政治的なことには法律に則ってやっているんです」と説明。「ただそこに女性との出会いとか愛が芽生えると、そういったところが本当に簡単に崩れていくんだなぁとか、嘘をつくと取り返しが付かなくなるとか…色んなことを考えています。毎回(演じながら)色んな感情が出てくる」と明かした。2作を交互に上演する同公演だが、2作品を演じ分ける際の切り替えについて聞かれると、岡本は「『尺には尺を』ではこのような格好(黒の法服)ですが、もう一方はフランス王なんです。死にかけの老衰したおじいちゃんみたいな感じなので、衣装を着たら勝手に変わっちゃます(笑)」とコメントし、笑いを誘った。カンパニーとしては14年、シェイクスピア歴史シリーズとしては12年の付き合いがあるという同カンパニー。「絆を感じた部分は?」という質問に、岡本は「すごい信頼している部分がある」と回答する。「人間的な部分や性格とかというよりも作品に対する思いの強さ。難しいと言われるシェイクスピアを人間的で日常的に表現してくれる人たちが集まっている」と力強く語る。「特にこの3人(浦井・ソニン・中嶋)は突出してその部分がすごいので信頼しています。普段の私生活は全然知らない……なにをしているのかわからない(笑)。だけど舞台の上でつながっている」と笑いを交えつつ、3人を絶賛していた。
2023年10月18日ヒューマンラブストーリー「たとえあなたを忘れても」で4度目の共演となる堀田真由、萩原利久をはじめ、風間俊介、岡田結実、畑芽育、松井玲奈、森香澄ら主要キャストと主題歌アーティスト・由薫が制作発表会見に登壇した。会見には抽選で50名が招待され、同日開催のドラマ完成披露試写会では、いち早く第1話を観た観客が「神戸の街並みも素敵。はかなくて、感動しました」と涙する姿も見られた。地上波連ドラ初主演となる堀田さんが演じるのは、ピアニストになる夢に挫折し神戸にやってきた河野美璃。堀田さんは「日々キャスト・スタッフのみなさんとワンカットワンカット丁寧に作品を作っています」とコメントした。■チームワークの良さが伝わる7人のトーククランクインして約1か月半が経ったキャストに見どころを尋ねると、堀田さんは「美璃と空の恋の行方がどうなっていくんだろうというラブストーリーではあるので、2人の話はもちろんですが、2人をとりまくキャラクターが、それぞれに迷ったり悩んだりしていて、それぞれに人生があって」と紹介。「人と人とが混じり合うことで、自分たちの居場所を見つけていく。希望になる作品だなと、日々思っております」と語る。記憶障害があるものの、キッチンカーを営む青年・青木空を演じる萩原さんは、「キャストのみなさんもスタッフのみなさんも、一つ一つのシーンにおいて、より良い作品にするために、こうしようああしようというアイデアや熱量が絶えない現場だなと感じます。そこがすごく刺激的ですし、より良いものにしたいなと日々考えながら現場に臨んでいて。映像を通して、少しでも見ている方に届けばいいなと切に願っております」と続けた。堀田さんと萩原さんは今回のドラマで4度目の共演にして、初めて恋人役を演じることに気恥ずかしさを感じているという中、岡田さんは「めっちゃ、雰囲気いいです!現場に行くのが楽しみになるぐらい、お2人はじめキャストとスタッフさんが、本当に素敵な現場を作ってくださってて、地元の“いつメン”(いつものメンバー)みたいな感覚」と明かし、「2人とも最高です」と心から楽しそうにコメント。また、ドラマのレギュラー出演が初となる森さんは、「初めて堀田さんとご一緒するシーンで、堀田さんがおもむろに、空き時間にピアノを弾いてらっしゃって、その周りにスタッフさんが集まっていて、『なんて温かい現場なんだろう!』と緊張が一気にほぐれました」と明かした。なお、会見では初公開となる本編映像も上映。神戸ロケ、透明感のある柔らかい映像の中で出会う、美璃と空。2人の今後の関係性が気になる映像に。感想を尋ねられた萩原さんは、堀田さんと照れくさそうに笑い合いながら、「いやー、自分の映像を見ると恥ずかしくなっちゃうんですけど…。現場でも光だったり景色だったり、一個一個丁寧に撮っているので、自分の目で見ていた現場と、またちょっと違って見えるので、こうやって映像を通して見ると。色味だったり、自分が知っている世界と若干いい意味で違って見えました」と感想を語る。堀田さんは「撮影していると、ちゃんと美璃になれているんだろうかとか、不安になってくることもあるんですけれども、こうやって映像として見てみると、こんな素敵な作品を作るチームにいさせてもらえているんだなと感じますし、神戸の風景も本当に美しくて。美璃と空が廃墟でピアノを弾くシーンはお気に入りなので、ぜひ注目していただければ嬉しいです」と安心した様子で語った。萩原さんのお気に入りシーンは、「キッチンカーの中でお芝居をしたのはたぶん初めてなので、日々発見がありますし。空にとってのホームではあるので、あそこから見る、接する人が、その日その日で違うのが、新鮮さ、楽しさ、安心と、いろんなものを感じながら撮影ができています」と、空が働くキッチンカーへの愛着を明かした。さらに、本作の主題歌を担当するシンガーソングライターの由薫(ゆうか)が登壇、ドラマに寄り添い作詞作曲した「Crystals(クリスタルズ)」を生歌唱で披露した。思いのこもったミディアムバラードに、堀田さんは「鳥肌が立ちました。由薫さんの透き通るような歌声のなかに力強さがあって」と語り、「今、台本を覚えるときに、『Crystals』を聞きながらセリフを覚えていて。すごく世界観にはいれて、毎日頑張れています」と感謝を伝えるひと幕も。■視聴者からの質問に、堀田真由「キュンとかじゃないんですよね」質疑応答では、事前にX(旧Twitter)で募集した質問タイムも。堀田さんと萩原さんへの「演じられているとき、お互いのどんな仕草や表情にキュンとしましたか?」という質問を聞くと、さっそく顔を合わせて、お互いに「どうですか?」と照れくさそうに笑い合う2人。堀田さんが「キュンとかじゃないんですよね」と打ち明けると、萩原さんは「まあまあまあ」と笑って応対しつつも、「空目線でいくと、キッチンカーを介して美璃と喋るときって、位置関係がこちらが高いので、こう上から見下ろすと、美璃が上目遣いになる。普通に喋ってるだけなのに。そこはふと(キュンキュンするなと)思ったことがあります」と回答。堀田さんは「大きなキッチンカーを運転する空の姿は格好いいなと思います。美璃ちゃんは助手席に座っているので、横顔を見れるのはキュンポイントですね」と語っていた。「たとえあなたを忘れても」は10月22日より毎週日曜22時~ABCテレビ・テレビ朝日系24局全国ネットにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月12日約400年前の戯曲ながら、今なお世界中で上演されているシェイクスピア作品。なぜこんなに愛され続けているのか。まさに今シェイクスピア劇に向き合う岡本健一さん、浦井健治さんの対談と、数々のシェイクスピア作品から魅力を探る。2009年に新国立劇場で鵜山仁さん演出により一挙上演された『ヘンリー六世』三部作。三部を通すと上演時間全9時間にものぼる超大作に出演していた岡本健一さんと浦井健治さんのふたり。そこを皮切りに、『リチャード三世』『ヘンリー四世』『ヘンリー五世』『リチャード二世』など、鵜山演出のシェイクスピア作品の数々に共に出演してきた。そしてこのたび出演するのは、「シェイクスピア、ダークコメディ交互上演」と称しておこなわれる、『尺には尺を』と『終わりよければすべてよし』という2作の交互上演。岡本健一(以下、岡本):過去に鵜山さんともっと大変な企画をやったから、今回の交互上演くらいでは驚きはなかったな。浦井健治(以下、浦井):確かに(笑)。ただ、これまでのような歴史劇じゃなく、シェイクスピア作品の中でも問題作といわれるダークコメディ。どっちもベッドトリック(相手を騙して違う人にベッドの相手をさせる罠)があったり、似たテイストの物語だから、ちょっと…というか結構混乱しますよね。岡本:これまでは歴史劇で戦争ばかりしていたけれど、今回はそういう争いごとは全然ないし、女性を主体とした物語というのも初めてだし。今の時代に、自分たちがこの話をやることに意味がある気はしてて。浦井:どちらの作品も、女性がすごく戦略家なんですよね。岡本:女優陣と話してると、男性側と女性側で全然作品の捉え方が違っているのが興味深いなと。――『尺には尺を』は、公爵の代理でウィーンの統治を任されたアンジェロが、婚姻前に男女の性交渉を禁じる姦淫罪でクローディオに死刑の判決を下したことから起こる物語。そして『終わりよければすべてよし』は、伯爵夫人の息子・バートラムに想いを寄せるが彼に結婚を拒否された侍女のヘレナが一計を案じる物語。岡本:『尺には尺を』とか、登場人物がみんなひどい人たちだよね。浦井:全員ひどいです。岡本:公爵が人に統治を押し付けるとかありえないでしょ(笑)。ただ、法律っていうものをちゃんと見直さなきゃいけないのかもしれないというのは、この作品で思ったかな。あと、ひとりの女性との出会いで、こんなに人間の思想が変わるんだっていうことの面白さとか。浦井:僕が演じるクローディオ側の目線で言うと、政治とか権力側の意向で人間の生死が決まるっていうのが不条理ですよね。クローディオのセリフに「生きようと願うことが死を招くことであり、死を求めることに生があると覚悟しています」っていうのがあるんですけど…。岡本:えっ今の、もう一回言って。浦井:(笑いながら復唱して)死に立ち向かうことが生きることに繋がるって、他のことにも置き換えられる気がするんです。大変なときこそ成長のチャンスというか。生きる意味を考えさせてくれる話だなと。もう片方もまた、生きることの意味をみんなで見つけていくような作品ですけど、こっちのほうがもっと体当たりな感じはありますよね。岡本:『終わりよければすべてよし』で自分が演じる王は衰弱して死の間際なんだけれど、ひとりの女性との出会いで元気になる。一応、薬が効いたってことなんだけど、人間の生きようとするエネルギーがそうさせたと思ってるんだよね。まさに「終わりよければすべてよし」って思うことで、物事が前に向いていくことってある気がして。そう思ってもらえる作品にできたらいいなと。――演出の鵜山さんをはじめ共演者も、これまでシェイクスピアシリーズを一緒に作ってきた面々ばかり。岡本:10年以上、ほぼ同じカンパニーでやってきてるけど、それがすべて鵜山さんの頭の中から始まってるんだと思うとすごいよね。浦井:今回ご一緒してあらためて感じたのは、それぞれの人に寄り添って、その人が理解しやすい言葉を選んで話してくれているんですよね。岡本:人それぞれに説明の仕方が違って、俺には擬音ばっかり(笑)。浦井:僕は『ヘンリー六世』三部作が初めてのシェイクスピアだったんですよね。それまでセリフ劇的なことをあまりやったことがない中、周りは劇団を背負ってこられたような方ばかりで、そのときは、稽古場で毎日自分の不甲斐なさばかりを実感させられる日々でした。岡本:それ、全然楽しくないじゃん。浦井:でもその心理状態が、そのときに演じた役とリンクできた部分はあったんです。鵜山さんからは、役と一緒に道を歩んでいるようなイメージでセリフを体感しながら言って、と言われていて。実際、役の血が体の中に流れているかのようにセリフを言っている諸先輩方と、何作品もご一緒させていただいて学んだことも大きいですし。岡本:ここでご一緒している年配のみなさん、本当にすごいからね。シェイクスピアうんぬんていう次元じゃなく、セリフが話し言葉としてスッと入ってくる。それを見て自分もあそこに追いつこうってなるし、無言の教えがいっぱいあるからね。最初の頃、この人たちに役者として認められたい、認められるにはどうしたらいいだろうってすごく考えてた。俺としては、シェイクスピアだとか話がどうとかは置いといて、このすごい俳優さんたちが頑張っていて、それだけでも感動するから観に来たほうがいいよって思ってるくらい。高尚な劇じゃないよということは言っておきたい。――数々のシェイクスピア作品を経験してきたおふたりに、あらためてシェイクスピアの面白さを聞いた。岡本:いつも言うんだけど、シェイクスピアの戯曲って劇場で演じるために書かれてるから、本を読んだだけじゃ面白くないんだよね。人の声を通してようやく面白さがわかる。浦井:僕もシェイクスピア劇に対して、セリフが難しいってイメージを持っていたんです。でも、実際にそれぞれのキャラクターを理解して聞くと、そんなこともなくて。岡本:劇場で体感して、ようやくその魅力がわかるんだと思う。なんでこんな400年も前の作品を日本で上演するんだろうって思うけど、やってみると、今の自分たちとか今の日本の社会とかに通じるものが、そこに書かれていて、そこにちゃんとメッセージがあるんだよね。今回の舞台も、観に来たお客さんの中に、きっと似たような物語があるし、共鳴する登場人物があると思うし。浦井:イギリスのストラトフォード=アポン=エイヴォン(シェイクスピアの故郷)に行ったときに、街にシェイクスピア作品の登場人物の銅像が立っていたんです。それを見て“人気キャラ”なんだなと思ったんです。人間の中身とか関係性をわかりやすく分類してキャラクターとして描いているから、誰もが自分や周りの人に置き換えて物語を身近に見られるのかなって。しかもそれが未来への教訓にもなる。岡本:政治家こそ観たほうがいいよね。それこそ国のつくり方とか、国を統治する成功例も失敗例もたくさん描かれているから。浦井:シェイクスピア劇っていうと高尚なイメージがありますけど、人間の普遍的なことを、国だったり恋愛だったりに置き換えて面白おかしく書いたものなのかなっていう気がしています。岡本:それを高尚なものとしてやろうとすると、退屈な芝居になるんだよ(笑)。このカンパニーは、壮大なセリフをどうしたら自分たちの生きた言葉として生々しくしゃべるかってことを考えてる人ばかりだから。新国立劇場だから格式高い印象があるかもしれないけど、高尚な劇じゃないよってことは言っておきたいな。シェイクスピア人間の本質をついたセリフの数々が時代を超えて愛される。16世紀後半から17世紀初頭に活躍したイギリス出身の劇作家で詩人。シェイクスピア作として現存する戯曲は全37作品にのぼる。歴史劇、悲劇、喜劇と、そのジャンルは多岐にわたり、現在に至るまで世界各地で上演されている。その多くは古くから残る説話や歴史文献が題材となっているが、物事の本質をついたセリフなどが時代を超えて評価されている。シェイクスピア、ダークコメディ交互上演『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』10月18日(水)~11月19日(日)新国立劇場 中劇場作/ウィリアム・シェイクスピア翻訳/小田島雄志演出/鵜山仁出演/岡本健一、浦井健治、中嶋朋子、ソニン、立川三貴、吉村直、木下浩之、那須佐代子、勝部演之、小長谷勝彦、下総源太朗、清原達之、藤木久美子、川辺邦弘、亀田佳明、永田江里、内藤裕志、須藤瑞己、福士永大S席8800円A席6600円B席3300円2作品通し券(S席のみ)1万5800円当日発売のZ席1650円のほか高齢者割引(65歳以上)、学生割引、ジュニア割引(小中学生)、障がい者割引などあり新国立劇場ボックスオフィス TEL:03・5352・9999岡本健一さん(写真右)1969年5月21日生まれ、東京都出身。俳優として舞台で精力的に活動し、これまでに数々の演劇賞を受賞。また、音楽活動もおこなっており、所属するRockon Social Clubの2ndアルバムのリリースも控える。浦井健治さん(写真左)1981年8月6日生まれ、東京都出身。主にミュージカル、ストレートプレイで活躍。来年3月、ミュージカル『カム フロム アウェイ』が控える。発売中の3rdアルバム『VARIOUS』のタイトルを冠したライブDVDが10月18日発売。※『anan』2023年10月4日号より。写真・小笠原真紀構成、取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年09月30日堀田真由と萩原利久が4度目の共演にして初めて挑む、本格ラブストーリー「たとえあなたを忘れても」に、高い人気と実力を誇る4名のキャスト、風間俊介、岡田結実、畑芽育、檀れいの出演が決定。堀田さんと萩原さんが紡ぎ出す切なくも美しい恋のメロディーに、ときに寄り添い、ときに相対しながら、様々なハーモニーを奏でる主要人物を演じる。過去への後悔と未来への不安に翻弄される主人公・美璃(堀田さん)と、ただひたすらに“今”を生きる記憶障害の空(萩原さん)。愛おしい人は目の前にいるのに、積み重ねた時間はある日突然消え、その記憶の中に自分が存在しない…。そんな局面に遭遇し、戸惑い、もがきながらも、心の奥底で求め合う美璃と空の恋模様を描く本作に欠かせない、2人と関わる人物が明らかに。まずは、美璃を幼少の頃から知る従兄弟の遠山保。心療内科の医師として神戸に勤務しており、誰よりも美璃の幸せを願って彼女の保護者的役割を果たしているが…。美璃たちに比べ大人で、空の障害に関しても専門家として頼れる存在となる保。反面、役割の陰に隠れ本音が窺い知れないキャラクターを、立体的に人物を描き出すことで定評のある風間俊介が演じる。遠山保役/風間俊介一方、空を支える人物として登場するのが藤川沙菜。空の幼なじみで、空が記憶を失くす度にサポートし、彼が安心して生きられる人生の座標を示し続ける女性。そんな芯の強い女性・沙菜を演じるのは岡田結実。持ち前の太陽のような明るさで空を導く沙菜に扮しつつ、美璃との間に生まれる複雑な感情の機微も繊細に表現していく。藤川沙菜役/岡田結実また、保の患者で、空と同様の記憶障害を持つ宮下茜には、「最高の生徒~余命1年のラストダンス~」で主演を務めた畑芽育。主治医である保に好意を抱いている茜は、徐々に美璃や空とも関わるように。天真爛漫で、一見すると記憶障害の苦しみとは無縁のようだが、やがて失われた過去に苛まれる日が彼女にも訪れ…。そんな茜の姿を畑さんがどう描き出すのか、注目だ。宮下茜役/畑芽育そして、もう1人、空を見守る重要人物として登場するのが、空の母親の青木理佐子。空は理佐子を母親と認識していないため、理佐子は毎日、客として空のキッチンカーに足を運ぶ。息子に忘れられた母親がどれだけ傷つき、どれほどの寂しさを抱えながら日々を過ごしているのか、深い心の描写が求められる難役に、檀れいが挑む。青木理佐子役/檀れい主演の堀田さんと相手役の萩原さんに、風間さん、岡田さん、畑さん、檀さんの豪華共演陣が加わり、美璃と空のラブストーリーは、多彩な人物が織りなす豊かなヒューマンドラマとして動き出す。【出演者コメント】遠山保役/風間俊介シャボン玉や花火の光のように、儚さを感じる切ない物語だと感じました。さっきまで確かにあったはずなのに、フッと今までが夢だったかのように日常に戻ってしまう。誠実に、この物語の人物たちと向き合っていきたいと思います。私が演じる保は周囲に気を配り、話を丁寧に聞く人物のように思います。保を“どう演じるか”、ではなく保として“人物にどう向き合うか”を大切にし、この美しい物語の一部になれる幸せを噛み締めながら、演じていきたいと思います。藤川沙菜役/岡田結実登場人物達の相手を想う気持ち、想いすぎて時には交わらなかったり、うまく行かなかったりそういうのって私の人生にもあったなあって重なる部分がありました。でも、何かを忘れていたとしてもその人が私にくれた温かさみたいなものは何年経っても感覚的に覚えているものだったりする。沙菜は自分のことよりも空を凄く大切にしていて、空に関わる全ての事も大事に想っていて、だからこそ心配になるところや愛おしいところが沢山あるので、その全てを愛情を持って演じる事が出来たらいいなと思っています。宮下茜役/畑芽育茜は一見、明るくはつらつとした女の子に見えるのですが、空と同様に記憶障害を抱えています。日々茜のことを考えてはとても愛おしい女の子だなぁと感じています。それぞれが複雑な事情を持ちながら、それでも前を向いて人生を歩んでいく姿に勇気をもらえるようなドラマだと思います。美璃と空をはじめ、2人を取り巻く様々なキャラクターたちとその関係性にも注目していただきながら楽しんでもらえたら幸いです。青木理佐子役/檀れい記憶障害の息子を持つ母親役ですが、ドラマで見えている部分はほんの一部で、その裏にある実際には描かれていない部分が理佐子を演じる上でとても重要でした。家族を想う気持ちや息子に対する想いなど、いつも以上に心の襞をきめ細やかに演じられたらなと思っています。美璃と空、まさに水彩画のような世界観の二人の心あたたまるストーリーをお楽しみください。「たとえあなたを忘れても」は10月22日(日)より毎週日曜22時~ABCテレビ・テレビ朝日系にて放送開始。(シネマカフェ編集部)
2023年09月22日この秋スタートの新ドラマ「たとえあなたを忘れても」より、堀田真由と萩原利久のビジュアル撮影時のメイキング映像が公開された。本作は、恋愛ドラマの名手・浅野妙子による書き下ろしドラマ。夢を失い、生活苦に陥ってしまった女性と、記憶を失ってしまう“解離性健忘症”を抱えながらも、キッチンカーを運営し懸命に生きる男性の恋物語だ。今回SNSに投稿された映像は、音楽教室のピアノ講師・河野美璃役の堀田さんと、美璃がメロンジュースをきっかけに出会う青木空役の萩原さんが、ビジュアル撮影に臨んでいる様子が収められている。今作が4回目の共演となる2人だが、“見つめ合う”カットの要求には、照れからか笑いが起こる。微笑ましい撮影の様子にSNSでも「かわいい~」、「ずっと見てられます」、「癒される2人すぎる!!尊」、「観てるこっちが照れちゃうヤツ」、「可愛いがすぎるよ!」、「何回見てもいい」と反響。「早く本編観たい!」、「ドラマ楽しみすぎる」と、より放送が楽しみになったという声も見られる。「たとえあなたを忘れても」は10月22日(日)22時~ABCテレビ・テレビ朝日系にて放送開始。(シネマカフェ編集部)
2023年09月14日森七菜と間宮祥太朗が主演する月9ドラマ「真夏のシンデレラ」の公式SNSが、吉川愛、萩原利久、白濱亜嵐が食事をするオフショット映像を公開した。本作は、真夏の海を舞台にした男女8人の恋愛群像劇。海辺で一緒に生まれ育った女友達と、東京で親の期待に応えて一流大学に入学し、優等生な日々を送る男友達が出会い、恋模様を抱き、複雑に交錯した感情や本音をぶつけ合いながら成長していく。今回公開された映像は、愛梨役の吉川さん、修役の萩原さん、守役の白濱さんが撮影を終え、修の家で「美味しい」と言いながらしっかりご飯を食べる様子がとらえられている。見事な食べっぷりをみせる様子に、SNSでは「3人とも可愛い!」、「ずっとこのまま見てられる」、「みんな美味しそうまじで食ってんな~笑」、「モグモグ美味しそうに食べるなぁ~」、「めっちゃ楽しそう」、「めちゃいい雰囲気」、「ハンバーグ食べたーなってきたー」、「和みます」、「推しのもぐもぐシーンはたまらん」、「癒される」、「ほっこりしました」など、多くの反響が寄せられている。そして来週、9月18日(月)はついに最終回を迎える本作。色々あった夏、それぞれの恋の行方はどうなるのか?最後まで見逃せない。「真夏のシンデレラ」は毎週月曜日21時~フジテレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月14日萩原利久1st写真集「R」&2024カレンダーの公式X(旧:Twitter)にて、メイキング映像が公開された。現在発売中の写真集「R」と、11月発売予定のカレンダーの公式SNSが公開したのは、ラストの華麗な足捌きが注目のメイキング映像。SNSでは、「最高です」、「足長くてカッコイイ~」、「ステキな足捌きに見惚れますね」、「足長っ!!!スタイル良っ!!!」、「く~見たい所わかってらっしゃる~」とファンが歓喜。また本日、堀田真由主演の新ドラマ「たとえあなたを忘れても」への出演も発表され、「今までにない役柄とのことなので、楽しみで仕方ない」、「10月期も楽しみをありがとう」、「出演おめでとうございます!!」、「利久くんのラブストーリー楽しみすぎます」、「絶対見ます」、「秋も新しい作品が観られて嬉しい」とこちらも喜びの声が寄せられている。本作は、脚本家・浅野妙子のオリジナル作品。ピアニストになる夢に挫折し、生活苦に陥ってしまった主人公・河野美璃(堀田さん)と、記憶障がいを抱えながらも、キッチンカーを運営し懸命に生きる青木空(萩原さん)の恋物語だ。萩原利久1st写真集「R」は発売中、2024カレンダーは11月22日(水)発売。「たとえあなたを忘れても」は10月22日(日)22時~ABCテレビ・テレビ朝日系にて放送開始。(シネマカフェ編集部)
2023年09月06日主演に堀田真由、相手役に萩原利久を迎え、脚本家・浅野妙子の書き下ろし恋愛ドラマ「たとえあなたを忘れても」が、日曜夜10時の連続ドラマ枠として10月にスタート。「日曜の夜ぐらいは...」「何曜日に生まれたの」に続く注目の第3弾となる。大切なものを失いながらも懸命に生きる男女が、運命的にめぐり会う切ない純愛物語を恋愛ドラマの名手・浅野妙子が紡ぐ本作。脚本の浅野妙子は、「神様、もう少しだけ」(1998年)でHIV/AIDSを、『ラスト・フレンズ』(2008年)ではDVや性同一性障害を題材に取り入れ、苦難の中の結晶のような恋愛ドラマを紡いできた唯一無二のラブストーリーテラー。今回のドラマでは、夢を失い生活苦に陥ってしまった女性と、記憶を失ってしまう“解離性健忘症”を抱えながらも、キッチンカーを運営し懸命に生きる男性の恋物語を紡いでいく。主演は、本作が地上波連続ドラマ初主演となる堀田真由。2015年にドラマデビューし、NHK連続テレビ小説「わろてんか」(2017年)で注目を集め、役と一体化する“自然な演技”を持ち味に時代モノからアニメ声優まで数々の話題作に出演、2023年はNHKドラマ10「大奥」、フジテレビ「風間公親-教場0-」、主演映画『バカ塗りの娘』などに出演し、人気と実力を兼ね備えた若手俳優。相手役を務める萩原利久は、2008年にデビューしバラエティ番組での活躍後、本格的に俳優としての活動にシフトすると、様々な役どころで印象的な演技を披露。W主演ドラマの「美しい彼」(2021年)はシーズン2を経て劇場版が公開されるヒット作に、2023年に入って出演作品は「月読くんの禁断お夜食」「真夏のシンデレラ」、さらに映画『キングダム 運命の炎』『ミステリと言う勿れ』など一気に知名度を上げている。堀田さんが今作で演じる主人公は、ピアニストになる夢に挫折し、現実から逃れるように東京から神戸に引っ越してきた河野美璃。音楽教室のピアノ講師という職はあるものの、収入は乏しく、「社会の役に立たない」自分にため息をつきながら毎日をやり過ごしている。そんな美璃が、大好きなメロンジュースをきっかけに出会うのが、萩原演じる青木空。空には記憶障害があり、自分が自分であることの証となる過去を持たないが、自ら運営するキッチンカーに客として訪れた人生にうつむきがちな美璃にも、屈託のない笑顔を向ける。美璃は、空の素性も知らぬまま、次第に惹かれていくが…。共演作品の多い堀田さんと萩原さんは4回目の共演となる今作で初めて恋人役を演じ、美璃と空として紡ぎ出す恋模様は、廃墟、誰にも弾かれないピアノ、叶わなかった夢、思い出せない過去など、象徴的に登場する「役に立たないもの」たちと共に、儚くも美しい旋律を奏で始める…。主演の堀田さんは、萩原さんに対し「心許せる存在であり、戦友でもある萩原さんとご一緒できる安心感もありながらも、4作品目にして違った関係性と空気感の2人をお届けできることが楽しみ」とコメント。「ピアノを弾くことだったり、オリジナルラブストーリーというのは初挑戦なので、そこにちょっとした緊張感もありますが、初主演は人生に1回しかできないので、今回の“1度きり“を思い切り楽しめたらいいなと思っております」と期待を寄せる。また、萩原さんも共演は「とても安心感があります」と言い、「丁寧に2人の関係性を演じていけたらいいなと思っています」と意気込む。そして、「こんなにも温度を感じる台本はなかなか出会えないなと思いました。描かれている人物がとても丁寧で、読んでいるだけで、どんどんその景色が見えてくるような。この感じた温度を細部まで視聴者の皆様に届けたいです」と、浅野さんの脚本について語った。脚本の浅野さんは、「何度も記憶を失い続ける青年と、その青年を愛する女の子の物語。まじりっけなしの純粋なラブストーリー」と語り、若者のテレビ離れ、恋愛離れが指摘される中でも「恋への憧れや萌芽は眠っているし、ドラマにはそれを呼び起こす力があると信じたい」とコメント。「恋愛は儚いもの」であり「昨日の恋が明日も明後日も続く保証はありません。時間の無駄といえば無駄です。でもそんな恋という儚い炎を、少しでも長く灯そうとする祈るような思いの尊さ、人生の妙味は成果ではなく一瞬一瞬の輝きのうちにあるということを、若い人たちに、少しでも感じ取ってもらえたらなと思っています」と期待を込めて語っている。「たとえあなたを忘れても」は10月22日より毎週日曜22時~ABCテレビ・テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月06日俳優・萩原利久の2024年版卓上カレンダー「RIKU HAGIWARA 2024 CALENDAR」より、表紙ビジュアルが公開された。「美しい彼」シリーズや「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」などに出演し、現在月9ドラマ「真夏のシンデレラ」では、臨床研修医・佐々木修を好演中の萩原さん。本作の写真は、全て撮り下ろし。A5判、オールカラー32ページ、箱入り仕様。月めくりでも、日めくりでも使用することができる。今回公開されたのは、カレンダーの1枚目を飾る表紙写真。さらに、各所で入手することができる限定購入特典も発表。TopCoat Online Shopでは、特別限定カバー+直筆サイン入り(抽選特典/500名)+生写真1枚(購入者全員特典/ランダム封入全3種類)(※予約数の上限に達し次第予約受付終了)。HMV、TSUTAYA、楽天ブックスでは、ビジュアルカードが展開される。オリジナル限定特典など現在、全国の書店店頭・各オンライン書店にて予約受付中だ。TopCoat Online Shop特別限定カバー萩原利久2024年版卓上カレンダー「RIKU HAGIWARA 2024 CALENDAR」は11月22日(水)発売。(シネマカフェ編集部)
2023年08月25日萩原利久と八木勇征が主演を務めた「美しい彼」のBlu-ray&DVD-BOXがこの秋、発売されることが決定した。本屋大賞2020・2023を受賞した凪良ゆうの人気BL小説の実写化となる本シリーズ。ドラマシーズン1&2ともにギャラクシー賞《マイベストTV賞 第16回/第17回グランプリ》を2年連続受賞し、“ひらきよ”ムーブメントを巻き起こした。今回は、ドラマシーズン2と、シーズン1を再編集し劇場で限定公開した「美しい彼~special edit version~」をW収録した「美しい彼 シーズン2&~special edit version~」が9月8日(金)に、『劇場版 美しい彼~eternal~』が11月8日(水)にリリースされることが決定。「美しい彼 シーズン2&~special edit version~」では、特典映像として第1話ビジュアルコメンタリー(萩原利久・八木勇征)やメイキングを収録。『劇場版 美しい彼~eternal~』には、オーディオコメンタリー(萩原利久・八木勇征)やNGシーン集などが特典収録。また、初回生産限定/全巻収納BOX付もリリースが決定。シーズン1、「美しい彼 シーズン2&~special edit version~」、『劇場版 美しい彼~eternal~』のBlu-ray、もしくはDVDが収納できる。<商品情報>■「美しい彼 シーズン2&special edit version」 Blu-ray & DVD BOX□発売日:2023年9月8日(金)□DVD価格:12,540円(税抜価格11,400円)□Blu-ray価格:15,840円(税抜価格14,400円)□レンタル:DVD(全2巻)発売元:「美しい彼」製作委員会S2・MBSレンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズセル販売元:TCエンタテインメント©「美しい彼」 製作委員会・MBS ©「美しい彼」製作委員会S2・MBS■『劇場版美しい彼~eternal~』Blu-ray & DVD□発売日:2023年11月8日(水)□初回生産限定 豪華版DVD:8,800円(税抜価格8,000円)□初回生産限定 豪華版Blu-ray:9,900円(税抜価格9,000円)□豪華版DVD:7,150円(税抜価格6,500円)□豪華版Blu-ray:8,250円(税抜価格7,500円)□レンタル:DVD(全1巻)発売元:劇場版「美しい彼~eternal~」製作委員会レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズセル販売元:TCエンタテインメント©2023 劇場版「美しい彼~eternal~」製作委員会(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版美しい彼~eternal~ 2023年4月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2023 劇場版「美しい彼〜eternal〜」 製作委員会美しい彼~special edit version~ 2023年3月10日よりTOHOシネマズ池袋ほかにて1週間限定公開©「美しい彼」製作委員会・MBS
2023年06月24日