人気若手俳優・吉沢亮が主演する7月スタートのドラマ「GIVER 復讐の贈与者」に、森川葵が“謎の美少女役”として出演することが決定した。本作は、伊坂幸太郎、恩田陸などベストセラー作家たちが絶賛する、日野草による新感覚リベンジミステリー「GIVER 復讐の贈与者」シリーズが原作。復讐をテーマにして、復讐する側、復讐される側の人間模様を巧みに描きながら、毎回驚きのラストを迎える短編小説群を、スタイリッシュでノワールな新しい作品として初めて映像化する。主演を務めるのは、『ママレード・ボーイ』『BLEACH』など話題作に出演し、同時期に放送のドラマ「サバイバル・ウェディング」にも出演が決定している吉沢亮。生まれつき人間としての感情が欠落し、淡々と他人の復讐を請け負い、完ぺきにこなす義波役を演じる。そして今回、新たにレギュラーキャストが決定。復讐代行組織「サポーター」を創設した謎の美少女、テイカー役を演じるのは、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」『嘘八百』などに出演、「賭ケグルイ」での演技も話題となった森川葵。アンダーグラウンド組織の統率者というほかでは見られないミステリアスな役柄に挑戦する。森川さんは「実は自分の知らない日本のどこかで起きている話かもしれない、実は横にいる人は偽名を使っているかもしれない、そんな不安と恐怖を感じさせつつも、なぜか各話の終わりにはスッキリした、『ような気がする…』」と本作について語り、また「何が正しいのか分からない感情になって自分だったらどうしてたか、どちらの味方になっていたのか、どちらが正義だったのか、正義はあるのかと自分の心に問いかけて頂きながら見ていただきたいなと思います」とコメントしている。ほかにも、それぞれがどのように「サポーター」と関わっていくのか、どんな役で登場するのか、まだ発表されていないが、小野ゆり子、渡部秀、水橋研二、ぼくもとさきこ、田山涼成と個性豊かなキャストたちの出演も決定した。あらすじ生まれつき人間としての感情が欠落している主人公の義波。淡々と他人の復讐を請け負い、完ぺきにこなす。依頼者は同級生を殺された女子高校生、結婚詐欺にあった女性、連続殺人被害の家族…など様々。義波は依頼者の要望に応じて、ターゲットの心をえぐるような最適で残酷な方法で追い詰めていく。仲間は数人、統率するのはTAKER(テイカ―)と呼ばれる謎の少女。なぜ彼らは復讐代行業を始めたのか――?ドラマ24「GIVER 復讐の贈与者」は7月13日より毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送(※初回放送は深夜0時17分~)。(cinemacafe.net)
2018年06月28日「先輩と彼女」「スプラウト」などの南波あつこによる人気コミック『青夏Ao-Natsu』を映画化した『青夏 きみに恋した30日』の公開を記念して、原作コミック全8巻の帯が新装。そのビジュアルが解禁された。新装された帯は、各巻の表紙イラストをW主演の葵わかなと佐野勇斗が再現した全8パターンの撮り下ろしビジュアル。2人がそれぞれに演じる理緒と吟蔵を再現したビジュアルは、理緒が空に手をかざす”青夏ポーズ“で元気いっぱいの笑顔を見せる1巻。バイクのヘルメットを首にかけた吟蔵の、真っ直ぐな眼差しが印象的な2巻。ジュースを飲む理緒とアイスを食べる吟蔵が振り向く姿を捉えた3巻。浴衣を着て夏休みを心待ちにする理緒の4巻。そして、浴衣を着た吟蔵が金魚を手に持ち嬉しそうな笑顔を見せる5巻。理緒が夏の風物詩”スイカ“を食べる6巻。制服姿の吟蔵と夏の終わりを予感させる7巻。理緒と吟蔵が手を取りあい、顔を近づけていまにもキスしそうな8巻となっている。夏らしさ全開のビジュアルから、思わずキュンとするビジュアルまで、全8パターンの2人の表情にますます期待が高まる。『青夏 きみに恋した30日』は8月1日(水)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:青夏きみに恋した30日 2018年8月1日より全国にて公開©2018映画「青夏」製作委員会
2018年06月26日「嵐」二宮和也が日曜劇場初主演、小泉孝太郎、内野聖陽、竹内涼真、葵わかなといったキャストを迎えた「ブラックペアン」が6月24日の放送で最終回を迎えた。放送後SNSには二宮さんら俳優陣の演技の賛辞や“ロス”の声が投稿され続けている。海堂尊による「チーム・バチスタの栄光」の原点、「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)のドラマ化となる本作。東城大学医学部付属病院を舞台に、病院に突如導入されることになった手術用最新医療機器・スナイプを巡る疑惑と大学の権力闘争、二宮さん演じる“オペ室の悪魔”渡海征司郎の父親の医療過誤に関する謎と内野さん演じる佐伯教授との確執などが描かれた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。注目の最終話、佐伯教授が倒れ渡海が緊急手術を行うがそれは応急処置で、渡海は完治させるための条件として、自分が探している患者・飯沼達次の居場所を教えろと佐伯に要求するが佐伯はそれを拒否。外科学会に出席するべく東京に向かう。飯沼はかつて佐伯が体内にペアンを置いたままにした患者、院内の特別室に隠匿されていたのだが、容態が急変。渡海は飯沼の居場所を突き止め飯沼の手術を強行する…という展開。その後佐伯はやむを得ず飯沼の体内にペアンを置き、渡海の父はその理由を理解したうえで自らが医療過誤の罪をかぶったことがわかる。真実を明かした直後佐伯は倒れ、竹内さん演じる世良や小泉さん演じる高階らが緊急手術するが上手く行かない。そこに姿を消した渡海が現れ佐伯を救う。そして病院を去る…というラストだった。放送後、ネット上には終了を惜しむ反応が続々と投稿され始めた。「役者二宮和也を堪能させてもらった3ヶ月」「渡海に命を吹き込んでくれた二宮和也に感謝」「演技がうますぎて何も言えへん!」「ニノの迫真の演技素晴らしかった!なんかニノの演技、価値があるっていうのがよくわかった」など二宮さんの演技を称賛する視聴者からの声と共に、“ロス”を嘆くツイートも多数。25日の翌朝を迎えても「ああ、もうブラックペアンのない朝だー」「安定の ペアンロス だし、朝から涙」「朝からブラックペアンの余韻でドライアイが治りそう」「ブラックペアンが終わって、わたしは何を理由に頑張れば良いのかしら」などのツイートがとどまることなくタイムラインを埋め尽くしている。(笠緒)
2018年06月25日映画『青夏 きみに恋した30日』(8月1日公開)にW主演する葵わかなと佐野勇斗が14日、都内で興行者向けに行われた「松竹宣伝キャラバン」にサプライズ登場した。同作は、南波あつこによる人気コミックを映画化。夏休みの間、大自然に囲まれた祖母の家で過ごすことになった都会育ちの女子高生・理緒(葵)と、地元の高校生・吟蔵(佐野)は一夏の恋に落ちていく。舞台挨拶等のイベントとは違い、出席しているのは映画館などの興行関係者のみ……という状況に、緊張した面持ちで登場した2人。葵は「お仕事中、すみません」と恐縮し、佐野は「まずはみなさんに観たいなと思ってもらえるように、たくさんしゃべります!」と意気込んだ。その場で、同作とブシロード「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」、クリエイト「クリエイトバイト」、ロッテ「モナ王」の3社とのタイアップCMを発表。映画撮影中に、役柄や設定をそのままにCMを撮り下ろしたという。作成中のCMを見た佐野は「今日改めて見させていただいて、ちょっと恥ずかしかったですね。ちょっと恥ずかしかったです……」とよほど恥ずかしかった様子。クリエイトバイトのCMで、机に手をかけ「がんばれよ」と囁くシーンが特に印象的だったという。一方、葵は「漫画を読んだり本読んだりするのが好きで、物語のその後、スピンオフ的なものが見たくなる。CMで本編の筋とは違う2人の関係性を、見てもらえたらいいのかなと思います」とコラボCMの見どころを語った。また、佐野が「アイスが大好きで、アイスのCMがすっごい嬉しい」と素直に喜びを表すと、微笑ましさに会場にも笑いが起こる。「すっごくいっぱいアイスを持ってきてくださったので、めっちゃ嬉しかったです。(アイスを割るシーンでは)何回か割らせてもらって、いっぱい食べて。本当はだめなんですけど、『失敗したら食べれる』みたいなことはちょっと思ってました。楽しかったです」と撮影を振り返った。最後に葵は「映画では、『夏といえば!』みたいなことをたくさんやったので、観てくださった方が羨ましいなと思うような夏が詰まっていると思います。ぜひ観て欲しいなと思います」と頭を下げる。さらに佐野が「僕も演じて『これは、いい』と思いました! この『青夏』を見なかったら、皆さんの夏は始まりません! 始まらせません!」とたたみ掛けると、会場の関係者からも「おお〜」と声が上がる。佐野が「ぜひ、みなさん、一度でいいので、観てください! みなさんのためならなんでもします! ぜひお力を貸してください! お邪魔しました!」と挨拶をすると、会場中から拍手が起こっていた。
2018年06月14日葵わかなと佐野勇斗がW主演を務める映画『青夏 きみに恋した30日』(8月1日公開)の最新予告映像が12日、公開された。同作は、南波あつこによる人気コミックを映画化。夏休みの間、大自然に囲まれた祖母の家で過ごすことになった都会育ちの女子高生・理緒(葵)と、地元の高校生・吟蔵(佐野)は一夏の恋に落ちていく。主題歌は、Mrs. GREEN APPLEによる描き下ろしの新曲「青と夏」に決定。最新予告映像では、主題歌に合わせて2人の眩しい恋模様が描かれる。山、川、お祭り、花火と、夏休みにやりたいことが詰まった映像には、吟蔵の“婚約者”とウワサの万里香(古畑星夏)や、理緒に思いを寄せる祐真(岐洲匠)の姿も散りばめられる。「夏休みが終わっても一緒にいていいなら、もうとっくに……」「帰ったら、夏休みまた減っちゃうんだよ!」と、吟蔵と理緒それぞれの思いが交錯する。「青と夏」シングルは、映画公開と同じく8月1日に発売。さらに女子高生からカリスマ的な支持を集める井上苑子をフィーチャリングした「点描の唄(feat. 井上苑子)」が挿入歌に決定した。○葵わかなコメントMrs. GREEN APPLEさんは私たちと年が近いバンドなので若い子達が一生懸命なお話に、同世代の方の音楽が合わさって大きなパワーになればいいなと思ってました。初めて主題歌を聴いた時は本当に驚いたし、鳥肌が立ちました。映画の世界観、みんなで作ろうとしていた「青夏」がそのまま歌になったように感じて、その日から毎日聴いて撮影に臨んでました。爽やかで、切なくて、ワクワクするような曲だと思います。○佐野勇斗コメントMrs. GREEN APPLEさんの楽曲は聴いたことがあったので、主題歌を歌って頂けると聞いてとても驚いたし嬉しかったです…。撮影が2週間が過ぎた頃に「青と夏」を聴かせていただいたのですが、本当に「青夏」の景色や気持ちが詰め込まれているようで「この映画にぴったりだ…!!」と、衝撃が走ったのを今でも覚えています。毎朝必ずこの曲を聴いて撮影に臨んでいました。夏が初まるぞ!! という気持ちになれる大好きな歌です!みなさんも、ぜひぜひたくさん聴いてください!○大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)コメント夏の輝きや憂いを思いっきり詰め込みました。青夏の世界にインスピレーションを受けて自分なりに夏と向き合い、夏が好きだと再確認させてもらいました。1人1人に向けた楽曲で、全て【あなた】のことを歌っています。個人的にも凄く大好きな曲を生み出すことが出来ました。二度と戻らない今、夏を全力で楽しんでほしいなと思います。僕も楽しみまくるつもりです!!心が潤うきっかけを与えてくださった青夏に感謝です。
2018年06月12日南波あつこの漫画を、葵わかな&佐野勇斗(「M!LK」)のW主演で映画化する『青夏きみに恋した30日』が、5月3日、約1か月の撮影期間を経てついにクランクアップを迎えたことが分かった。この度、クランクアップ直後の2人のコメントと、メイキング写真が公開された。本作は、夏休みを田舎で過ごすことになった都会の女子高生・理緒と、そこで出会う地元の男子高生・吟蔵との期間限定の恋を描いたラブストーリー。本作がクランクインしたのは、新年度が始まって間もない4月2日。葵さん演じる理緒が夏休みの間過ごすことになる自然豊かな田舎を再現するために、三重県を中心にオールロケが敢行された。撮影は、共演経験のある主演の2人を中心に、同世代のキャストが集結したとあって、待機時間も互いの写真を撮り合ったり、撮影が休みの日には観光に出かけるなど終始にぎやかな現場だった様子。クランクアップ当日は、古澤健監督から2人へ花束が手渡され、それぞれ監督と固い握手を交わし、集まったスタッフ&キャストからは盛大な拍手が贈られた。葵さんは、「撮影は春でしたが、実際に夏休みを過ごし、次は秋が来るのではと思えるくらいちゃんと夏休みを体験できた1か月でした。同世代の子が多い現場が自分の中では珍しく、あまりない経験だったので、みんなと一緒に走ってる感じが凄く楽しかったです」と撮影をふり返り、佐野さんも「すごく大変な撮影も多かったのですが、周りの皆さんに支えられて毎日楽しく撮影が出来ました。今回、吟蔵という、頼りがいがあり、理緒を引っ張っていくという役が自分の中では挑戦的で難しかったところではあるのですが、本当に周りの方々に支えられて、皆さんのおかげでここまで突っ走ってこれたと思います。完成が楽しみです」とコメント。今回の共演について2人は、「過去に共演作もあり、仲は良かったのですが、今回は恋の相手役ということで、自分でもどんな気持ちになるのかクランクイン前はわからなかったのですが、実際に撮影が始まると、その関係性があったおかげで、どこかで言葉にしなくても分かり合える空気感が出来ていて、とても信頼できました」(葵さん)、「作品の中では、恋人同士の関係でしたが、同じ作品を作る『戦友』のような関係で作品を作れたと思います」(佐野さん)とふり返る。そして、2人の演技について監督は「葵わかなさん演じる理緒が、ひと夏の恋を通じて大人へと変化していくさまは、本当に胸に迫るものでした。カメラがまわっていないときのムードメーカーっぷりにも助けられました」「佐野勇斗さんは努力のひとだと思います。でもそれを表に出さない。吟蔵というキャラクターは佐野さんのある一面とは共通するところがあると思います」と語っている。さらに、葵さんは「この映画を観て『ああ、夏だな』と思ったり、『田舎に行こうかな』と思ってくれたら嬉しいです。そして『恋したいな』って思っていただけたら素敵だなと思います」と話し、佐野さんも「こんな夏を皆さんにも過ごしてほしい、こんな夏を過ごしてみたいと思える作品です。今年の夏一番熱くて最高の映画になっています。ぜひ多くの人に映画を観ていただけたら嬉しいです!」とこれから映画を観る人たちへメッセージを寄せている。『青夏きみに恋した30日』は8月1日(水)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:青夏きみに恋した30日 2018年8月1日より全国にて公開©2018映画「青夏」製作委員会
2018年05月09日南波あつこの漫画「青夏 Ao-Natsu」を実写化した、葵わかな&佐野勇斗(「M!LK」)W主演映画の正式タイトルが、『青夏きみに恋した30日』に決定。あわせて、フレッシュさ溢れるポスタービジュアルが公開された。今回到着したのは、葵さん演じる女子高生・理緒と佐野さん演じる男子高生・吟蔵が手をつなぎ、青空をバックに飛び跳ねるビジュアル。恋に向かって全力で飛び込んでいくような勢い感じる、まさに青春全開な一枚。さらに同時に、花火を見上げる理緒とそんな彼女を見つめる吟蔵を写した別バージョンのビジュアルも到着。「30日だけ好きでいさせてください。」というメモとカレンダーが、夏休みが終われば離ればなれになってしまう…そんな“期間限定の恋”の切なさを表現しているようだ。『青夏きみに恋した30日』は8月1日(水)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年04月26日松坂桃李の主演映画『娼年』(三浦大輔監督)は、女性に体を売る青年を描き直木賞を受賞した石田衣良の小説の映画化で、その設定が世間をざわつかせた。経済的な理由により女性が体を売る商売を行うことが問題視されたり、映画などで女性が衣服を脱ぎ身体をさらすことを女優として文字通り一皮むけたと注目されたり、ヌード写真集を出すことが芸術か否かと物議を醸したりしているなかで、男性である松坂桃李が、体を売る商売を行う青年役を演じ、裸体をさらしまくることで話題になることは、なんてフェアな行為であることか。世の中には、女性にお金を出してもらうホストという仕事や、裸になったりセクシャルな表現を売りものにしたりする男性もいるにもかかわらず、女性のことばかりが取りざたされるのもおかしな話だからだ。○女性たちに寄り添っていくリョウ松坂桃李演じる主人公リョウは、女性とのつきあいに何の価値も見いだせずにいたが、あるときから、女性に体を売る仕事をすることになる。ここで出会った女性はお金持ちだが、ワケありの人が多く、リョウはそれぞれの独特の性癖に向き合い、彼女たちを満足させることに勤しむうちに、表面的でなく心から、ひとりひとりの女性の心に寄り添っていく潜在能力に目覚めていく。……と書くと、ものすごくロマンティックで美しいお話のようにも思えてしまうが、出て来る女性たちの求めるものは、どれもどこか滑稽で、だからこそ、誰にでも、裸以上にさらけ出せるものではなく、この人と思った人にしか見せられない。松坂桃李演じるリョウは、“この人”と白羽の矢が立つ存在で、みごとにその要望を叶え、売れっ子になっていく。○一皮むけた松坂桃李この映画で、松坂桃李は世の女性と同じく、俳優として一皮むけたと思う。その根拠となる部分は、ふたつある。まず、イメージの刷新だ。近年の松坂は、女性の敵のような役がハマっていた。嘘つきの遊び人のエリート医師を演じた『エイプリルフールズ』(15年)にはじまり、エリート医師ならともかく、中身もないのに受け売りの情報で女を騙すクズ男を演じた『彼女がその名を知らない鳥たち』(17年)など、松坂は知的な二枚目という雰囲気を生かして、見る者を鮮やかに裏切ってきた。『娼年』では、女性に体を売るという一見、背徳的に見えながら、じつは最も女性の味方になるという役を演じって小気味よかった。芸能を聖職のように美化することなく、人の欲望を一身に背負う仕事であることを達観して淡々とやっている俳優のひとりに斎藤工がいるが、松坂桃李が彼と並ぶ2大俳優であると思う。2人の共通点は、唇である。彼らの肉感的で、少しだけ暗い血の色をして、その奥に何か深遠なものを湛えているかのような唇は、人間の欲望は気高さと堕落を行き来していることを示しているように見える。○影法師のようにふたつめは、身体表現の技術だ。女性を喜ばせるときの彼の所作もまた、黙って立ったり横たわったりしていれば、鍛え上げられた身体に素敵な照明で陰影がつき、じつに素敵だが、一生懸命になればなるほど滑稽に見えていく。とりわけ、大殿筋の震えはすばらしかった。身体を意識的に操りエンターテインメントに昇華するという、パフォーマーとしての才能を開花させたといえるだろう。言葉数少なく、演技しています! という気負いも見せず、にもかかわらず、圧倒的に、なかなか手が出せない意義深い役を演じていく松坂桃李。なんとも不思議な俳優だ。俳優デビューは戦隊もので、“イケメン俳優”と呼ばれる若い俳優たちの登竜門であり、世間の認識は自ずと“イケメン俳優”のひとりとなった。だが、自身でも語っているように、インタビューなどでキャッチーな発言もしないし、どこか冷めているようなところがあって、“イケメン俳優”枠に収まらない空気を漂わせてきた。そんな彼だからこそ、ふつうはファンがショックを受けそうな、女性の敵のような役もやってのけるのだろう。爽やかさや健全さが売りのひとつである朝ドラの『わろてんか』(17年)で、主人公(葵わかな)の相手役をやっている最中も、映画『不能犯』で悪役をやり、さらに、朝ドラが終わった直後に『娼年』をやって、イメージを固定化することをひらりひらりと交わしていった。そもそも、朝ドラ『わろてんか』では、途中で亡くなったにもかかわらず、毎週土曜日に幽霊として登場し、主人公を励まし、最終回も、幽霊なのに生きている主人公との2ショットで終わったという前代未聞のファンタジー朝ドラの立役者となったのだ。松坂桃李は、まるで影法師のようだ。常に人間に寄り添い、人間の光に照らされている面とは違う、環境によって形も変えていくような面を演じ続ける俳優。いつまでもミステリアスに蠢き続けてほしい。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。)
2018年04月25日女優の堀田真由が21日、埼玉・さいたま市のコクーンシティで行われた「~コクーンシティ3周年生誕祭~トークショー」に出席した。「~コクーンシティ3周年生誕祭~トークショー」に登場した堀田真由さいたま市地区最大の商業施設でもあるコクーンシティは、今年4月24日に開業3周年を迎える。それを記念して新イメージキャラクターに堀田真由を起用した新CMを4月19日から放映。また、3周年を記念した「コクーンシティ生誕祭」が5月6日まで行われ、その一環として堀田のトークショーが開催された。これまでコクーンシティのイメージキャラクターは、広瀬すず、平祐奈が務めており、堀田は彼女たちに続く3代目となる。「デビューした当時からコクーンシティのCMに出たいと言い続けていたので、その夢が叶ってめちゃくちゃうれしいです」と笑顔を見せ、前日に前乗りして同施設を訪れるなど、相当の意気込みで臨んだ同CMを「今回はお客さんと同じ目線の役柄になっているので、新鮮なCMになっていると思います。コクーンシティがお気に入りの場所になって欲しいという思いが込められています」とアピール。また、同施設については「友だちと映画館に行きましたが、席が柔らかくて気持ち良かったです。家族で来ても楽しめますし、友だちと一緒に映画も楽しめると思います。本当に一日楽しんで遊べる施設だなと思いました。私も今度はゆっくり来たいと思います」とすっかり気に入った様子だった。堀田はNHK連続テレビ小説『わろてんか』で、主演の葵わかな扮する藤岡てんの妹・りん役を熱演した。「葵わかなちゃんは同級生で、間近でヒロインというものを見させていただき、本当勉強になりました」と刺激を受けた様子。葵とはプライベートでも仲が良いようで、「お酒を一緒に飲みに行こうと約束しました。私は4月2日に20歳になりましたが、わかなちゃんはまだなので、(葵の誕生日である)6月30日まて待ってます。その後に一緒に行けたらと思っています」と初めてのお酒に期待を寄せていた。
2018年04月22日「リリコというキャラクターを演じられたことは、本当にうれしいです」 こう語るのは、女優の広瀬アリス(23)。放送も残すところあとわずかとなったNHK連続テレビ小説『わろてんか』。クライマックスにさしかかり、ヒロイン・てん(葵わかな)率いる北村笑店の個性的な芸人たちのなかでもひときわ異彩を放っているのが、広瀬演じる売れっ子女性芸人・リリコだろう。 「『演じるのが大変じゃない?』とまわりから言われることもありましたが、どちらかというと、自分がもともと持っている“パンチ力”みたいなものでいけるかなと思って。リリコは自分に近い部分がある気がします(笑)」(広瀬・以下同) 放送当初はちょっと意地悪な女のコだったリリコが、女優、芸人として成功をおさめていく過程で、ストーリーに欠かせない存在に。 「リリコはとにかく不器用なんです。でも、ちゃんとまっすぐ芯が通っている。だからこそ、出てくる言葉の勢いなどをとても大切にしていました。お仕事に対する信念や、自分にとっての譲れない部分を明確に持っている女性なので、芸事に対する考え方は、彼女から教わることも多かったです」 『わろてんか』の撮影は終了したものの、4月からスタートするドラマへの出演が決まっている。女優としての抱負を聞いてみると、リリコを思わせるこんな力強い返事が。 「うれしいことに、“広瀬アリス=リリコ”、というイメージをもっていただいている方が多いと思うのですが、まずはリリコのイメージを壊していきたいです(笑)。役者さんって、作っては壊し……、の繰り返しなので」 物語はいよいよ佳境に。戦争の足音が聞こえるなか、笑いを届けようと奮闘する北村笑店の面々。気になるラストの見どころは――。 「『人は幸せだから笑うんじゃなくて、笑うから幸せになるんだよ』というセリフがこれから出てくるんですけど、笑いってとても大切なことだというのを『わろてんか』から学びました。ラストへ向けては、人と人とのつながりの温かさや、笑いの大切さを感じてもらえたら。あとはみなさんのアドリブがちょこちょこと入ってくるので、そこで笑い泣きしてもらえればうれしいです」
2018年03月24日(提供:吉本興業) 「切ないほどの純愛、2人の人生において、それが“最初で最後の恋”でしたから」 評伝『ブギの女王・笠置シヅ子』(現代書館)の著者で、ノンフィクション作家の砂古口早苗さんが語るこの2人とは、「吉本興業」創業者・吉本せいさん(享年60)の次男、穎右さんと、昭和のスター歌手・笠置シヅ子さん(享年70)。 吉本せいの生涯をモチーフにした連続テレビ小説『わろてんか』では、主人公・北村てん(葵わかな)が、跡取り息子の隼也(成田凌)とつばき(水上京香)の結婚に反対して勘当。駆け落ちした隼也は、母を思いながらも遠く離れた地で、妻子と3人で暮らしているという設定だがーー。 「ドラマと同様に穎右さんと笠置さんの恋愛も、最初は周囲から反対されていました」(以降、砂古口さんによる解説) 昭和18年6月、笠置さんが名古屋「御園座」で先輩役者の楽屋を訪ねたとき偶然出会ったのが、その当時、早稲田の学生だった穎右さんだ。 「笠置さんは松竹楽劇団のスターでしたが戦況悪化で劇団が解散。フリーのジャズシンガーとして活動するも“敵性歌手”のレッテルを貼られて、やむなく軍需工場などへ慰問で日銭を稼いでいました」 一方、穎右さんは吉本の跡取り息子とはいえ、まだ19歳の“社長見習い”だった。 「お互いにひと目ぼれ。とくに笠置さんは、その長身の貴公子然とした雰囲気に言葉を失ってしまったとか、グレーの背広をシックに着こなす端麗さは、まるで米国俳優のジェームズ・ステュアートだったと自伝に書いていますが、このときもらった名刺は生涯大事に持っていたそうです」 穎右さんも、昔からの笠置さんの大ファンだった。 「とはいえ9歳の年の差ですから、姉と弟のような関係でスタート。当初、笠置さんは、穎右さんが自分を女性として真剣に愛していることにしばらく気がつかなかったほどです。それでも、東京でお互いの家を行き来するうちに、一直線に恋の炎を燃えあがらせたのでした」 翌19年暮れには結婚の約束を交わすが、空襲が始まり戦況が悪化するなかで、穎右さんは、なかなか母親に報告することができずにいた。 「しかし漏れ聞こえてくるかたちで、せいさんの耳に入ってしまいます。当然、激怒。結婚を反対されました」 まだ学生の身、2人は釣り合わない……。反対理由はいくつも挙げられた。 「せいさんは生涯で8人の子どもを産んでいますが、長男は夭折。元気に育ったのは3人の女児と33歳で出産した穎右さんだけでした。その約3カ月後に夫の秦三を亡くしていますから、並々ならぬ愛情をそそぎ込んでいたと思います。しかも彼は母親と同じぜんそくもち。徴兵の対象外になるほど体が弱かった」 昭和20年5月、空襲でお互いの東京の家が焼失し、住む場所を失ってしまうが、東京支社長だった吉本せいさんの弟・林弘高さんが、自宅横のフランス人宅を借り上げてくれ、そこで初めて2人一緒に住むことがかなう。 「笠置さんは後に、このときのことを“わが生涯最良の日々”とつづっています。最愛の人とひとつ屋根の下で一緒に暮らすことができたのは、この半年間だけだったからです」 しかし、このころには穎右さんの体は結核に侵され、喀血することもあった。 「8月に戦争が終わると、穎右さんは母親に認めてもらおうと、大学を中退し、東京支店の社員として必死に働き始める。笠置さんももっと活躍すれば認めてくれるのではと、作曲家・服部良一さん宅に間借りし音楽に集中しました」 だが、病状は悪化。昭和22年1月、兵庫県の母親の実家で療養することになった。 「このとき、彼女は妊娠していました。お腹を抱えるようにして向かった、東京駅での“お見送り”が2人の最後の時間となったのですーー。笠置さんは、その2週間後に日劇の舞台に立っています。妊娠5カ月のお腹をスカートとショールでカモフラージュしてやりとげました。“引退公演”だからと」 もう仕事は終わった。兵庫にお見舞いに行きたいという笠置さんに、穎右さんは《臨月も近いので、来るにおよばず》という手紙を送る。そのころ、反対していたせいさんは“孫ができるなら”と態度を軟化させる。 「人づてでしたが、笠置さんに何度も『体にきいつけて』『あんじょうしいや』とメッセージを送ったそうです」 担当医に『長くはもたない』と宣告されたとき、せいさんは、笠置さん1人を穎右さんのいる兵庫まで運ぶためだけに、300人乗りの豪華客船をチャーターしようとする。病床の息子に「しーちゃん(笠置さん)に会いたかったら船を用意するで」と。 だが、穎右さんは「(船に乗ることで)万一のことがあったら大変や。生まれてくる子がいちばん大事。僕はその次や」と、言い残すようにして23歳の若さで亡くなった。産院で訃報を聞いた笠置さんは、当時の日記にこう記している。 《全身がぶるぶるとふるえ、お腹の子までも息が止まるのかと思うばかりだった。(中略)穎右がラッパを吹いて、その音色に合わせて自分が歌っている夢をみた》 それから13日後、笠置さんは産気づいた。 「お腹の子の父の死の報が伝えられた“悲しみのどん底”で、32歳の初産に臨まなければなりませんでした」 彼女を勇気づけてくれたのが、唯一東京に残していった穎右さんの浴衣と丹前。 「彼女はそれを産院の部屋の壁にずっとつるしていました。まるで穎右さんがその場にいるような気がして落ち着くと。陣痛が来たときは、それを抱き締めて耐えたそうです」
2018年03月19日女優の森川葵(22)が16日、都内で行われた「QUICPay」新TVCM発表会&「TOUCH! TOWN OMOTESANDO」PRイベントに出席。去り際に、俳優の高橋一生(37)との熱愛について報道陣から質問が飛んだが、会釈するのみで語らなかった。森川葵2月27日発売の週刊誌『FLASH』で熱愛が報じられて以来、初の公の場となった森川。去り際に、報道陣から「高橋一生さんと交際が報じられましたが・・・」と質問されたが、会釈するのみで、そのまま会場から立ち去った。スマートホンのタッチ操作で支払いができる「QUICPay」。この日は、森川が出演する新テレビCMが公開され、「QUICPay」のプロモーション「QUICPay TOUCH! TOWN OMOTESANDO」のキャンペーンイベントも紹介された。同キャンペーンでは、表参道の屋台村「COMMUNE2nd」が桜満開になる「QUICPayさくらVILLAGE」を3月16日~22日の期間限定でオープン。中央の天井に桜棚が登場し、桜スイーツ・桜ドリンクを提供する。「QUICPayさくらVILLAGE」の桜に合わせて、森川も桜がデザインされたピンクの“桜ドレス“で登場した。
2018年03月16日3月16日(金)放送のNHKの朝の情報番組「あさイチ」に、NHK連続テレビ小説「わろてんか」でヒロイン・藤岡てんを演じている女優の葵わかながゲスト出演。10か月に及ぶ撮影をふり返る葵さんの姿にSNS上では「成長した」「きれいになった」の声が続々投稿されている。番組では共演の徳永えりがVTRコメントで登場。徳永さんによれば葵さんは「ちょっとヌケてる“おとぼけさん”なところがある」という。葵さんは「えりさんは京都時代から支えていただいた方。えりさんなしではわろてんかは語れない」と徳永さんへの感謝の言葉を述べていた。「わろてんか」では17歳から50歳を超える年代までを演じるという葵さんだが、特に「子どもが出来た頃を演じるのが難しかった」と、自分と比較的近い年代ながら立場の違う役を演じるのが難しかったと撮影をふり返った。今週のオンエアでは40代を演じているが「逆に離れ過ぎたほうが、自分のイメージする40代を演じられた」という。またオーディションで合格した瞬間の映像も初公開。この直前に「ニャンちゅう」のモノマネを披露したそうで、スタジオでもモノマネを披露していた。ヒロインに決まった際は18歳、その後10か月に及ぶ撮影を経て、役のなかだけでなく自身も成長を遂げた葵さんの姿に、放送が始まると「おてんちゃん、最初より大人になってる!」「この1年でだいぶ貫禄ついたねえ」「最初と比べて落ち着きというか安定感でている」と、葵さんの成長ぶりに感慨を感じている視聴者からのツイートが数多く投稿。「わかなちゃんは落ち着いてるから、てんちゃんと全然雰囲気違うよね」とてんと実際の葵さんの違いに驚くコメントや、「葵わかなさんって、ほんと、クレバーな方ですねえ。賢いお方。ステキ」「演技力もそうだけど、話し方とかも凄くしっかりしてるなぁ」「お芝居しているときより、素のトークのほうが引きつけられる」と、落ち着いたトークの運び方を評価する反応なども寄せられていた。(笠緒)
2018年03月16日俳優の佐野勇斗が11日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で「佐野勇斗 カレンダー 2018.04-2019.03」(発売中 2,500円税抜き 発売元:東京ニュース通信社)の発売記念イベントを行った。「佐野勇斗 カレンダー 2018.04-2019.03」の発売記念イベントを行った佐野勇斗初めての連続ドラマ出演となった『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系)でミステリアスな青年役を演じて話題を集め、若手ネクストブレイク株の筆頭とも言われている佐野勇斗。そんな彼の初めてとなるソロカレンダーは、32ページにもわたるブックスタイルの壁掛けカレンダーで、10代最後の様々な表情を切り取っている。ソロとしては初めてのカレンダーをリリースしたことに佐野は「今までM!LK(佐野が所属しているダンスユニット)のカレンダーはありましたが、僕1人のカレンダーは初めてで、買ってくれる人がいるのかな? と不安もありました」と話しつつ、「撮っている時は楽しかったので、毎月違う表情をしていると思います。今回はマザー牧場で撮影したんですが、アルパカが可愛くて、そこで撮った写真はいい表情をしていると思います」と千葉・富津のマザー牧場で行われたロケに満足げ。事務所の先輩に山崎賢人などがいるが、「賢人くんには笑われると思いますよ。『何かっこつけているの?』って。でも賢人くんにはあげようと思います(笑)」と笑顔を見せながら「10代最後の色んな表情が見られるカレンダーになっています。毎月毎月たくさん色んな表情の佐野と過ごして下さい」とファンにアピールした。3月23日で20歳となる佐野。「20歳になったら海外に行きたいです。昔から海外の文化に憧れていたので、色んな国に行ってみたい。まずはイタリアに行ってピザを食べたいですね」と茶目っ気たっぷりで「俳優業一本に絞るというのはなく、俳優業や音楽活動をしたりバラエティーだったりと自分の引き出しをどんどん増やしていきたいですね」と20歳の抱負を。8月には葵わかなとダブル主演を務める初主演映画『青夏 Ao-Natsu』も控えているが、「色んな事務所の先輩に憧れて僕はこの業界に入りました。その先輩方に少しでも近づけてうれしい気持ちもあるんですが、主演ということは大きなものを背負わなくてはいけないと思います。そういった意味での不安は大きいですね」と表情を引き締めていた。
2018年03月11日NHKアナウンサーの有働由美子と「V6」の井ノ原快彦の2人が司会を務め、NHK総合で平日の朝に放送されている「あさイチ」の3月9日(金)放送回に、好評放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」に出演している俳優の濱田岳がゲスト出演した。冒頭で濱田さんが挨拶すると「朝から癒されるなぁ」「がくちゃんが可愛すぎる~~」「濱田岳かわええな」と早速ネットが沸き立ち始める。トークでは「わろてんか」内で披露されている濱田さんのアドリブに関する話題に触れ、濱田さんのアドリブシーンと共に夫婦役で共演している徳永えりからのコメントVTRが流された。徳永さんによれば「最初はシャイで目も合わせてくれなかったが、その後“生粋の甘えん坊”が出始め、私とのシーンでは甘えていいんだとわかった瞬間、私のセリフにどんどんアドリブを被せてくるようになった」という。さらに濱田さんの未公開アドリブVTRもオンエア。放送では使われた部分の後も延々とアドリブで芝居を続ける濱田さんと徳永さんの姿に、MCの井ノ原さんが思わず「(監督の)カットかからないと演じるしかない」とコメント。濱田さんはその場面を「見えないトンネル状態で演じた」とふり返り、「そっちがその気ならこっちも行く」状態で演じきったそう。これには「下手なコントより面白いw」「風太夫妻の掛け合い(アドリブ)は好きだな」「怒涛のアドリブ(笑)」「アドリブで爆笑(*≧∀≦*)」など、次々と濱田さんの演技を賞賛する声が上がっていた。また同作で主演を務める葵わかなからの「お酒の飲みすぎには気をつけて」というメッセージには「お酒のほうが僕に寄って来てる気がする」という“迷”回答が飛び出し、これには「昭和の役者が言うことみたい」「落語に出てくる酒呑みみたいだ」などのコメントが寄せられていた。16歳で「金八先生」に出演した際を振り返り、半年拘束で学校と両立できずものすごく悩んだが、両親からは「好きにしなさい」としか言われなかったが、ふり返ってみると自分で選んだからいまは悔いがない。この仕事は同じ役が二度と来ない。物理的に保証されてない、明確なことがない理不尽さが魅力」と自身の“俳優観”を語り、「自分に才能があるとしたら、それは人と巡り合う運があること」と話した濱田さんに、ネット上からは「濱田岳ちゃんの言葉身に染みる」といった声も上がっていた。(笠緒)
2018年03月09日いま注目の若手俳優、葵わかなと佐野勇斗をW主演に迎え、南波あつこによる人気コミック「青夏Ao-Natsu」の実写映画化が決定。あわせて、主演2人の劇中の制服姿も初解禁。クランクインは4月初旬を予定しており、公開は8月1日(水)になるという。■ストーリー運命の恋を夢見る、都会育ちのイマドキ女子高生・理緒。夏休みの間、大自然の田舎で過ごすことになった理緒は、そこで地元の男子高校生・吟蔵と出会う。クールで少しぶっきらぼうだけど実は優しい吟蔵に、理緒は一気に恋に落ちる。吟蔵こそ運命の人…?と思ったのも束の間、「住む世界が違う」とあっさりフラれてしまう。そんなとき、理緒に想いを寄せる東京の男子高生・祐真が理緒に会いにやってくる。「夏休みが終わったら俺と付き合おう。東京で待ってる」――優しくて誠実な祐真の告白に、戸惑う理緒。そんな理緒を見た吟蔵は、「おまえ、俺のこと好きなんじゃねぇのかよ!」と思わず本音を口にする。まっすぐでピュアな理緒に惹かれ始めていた吟蔵だったが、いずれ離ればなれになってしまうことから、理緒への気持ちを必死で抑えていたのだった。近づく夏の終わり。高まっていく気持ち。果たして夏限定の恋の行方は――!?原作は、実写化もされた「先輩と彼女」「スプラウト」で知られる漫画家・南波氏の「別冊フレンド」で連載された同名コミック。今回映画化では、『今日、恋をはじめます』『一礼して、キス』の古澤健が監督を、『青空エール』『くちびるに歌を』の持地佑季子が脚本を担当する。■葵わかな×佐野勇斗、『くちびるに歌を』以来3年ぶりの共演!本作は、夏休みの間田舎で過ごすことになった都会育ちのイマドキ女子高生・理緒と、そこで出会った地元のクール系イケメン男子高生・吟蔵との“夏限定の恋”を描いたラブストーリー。理緒役を演じるのは、現在放送中の連続テレビ小説「わろてんか」でヒロインを務める若手女優・葵わかな。「わろてんか」後初の主演作となる本作では、明治時代の女性起業家から一転、現代のイマドキ女子高生に扮する。また吟蔵役には、「M!LK」のメンバーとしても活躍しながら、「砂の塔~知りすぎた隣人」「トドメの接吻」『3D彼女 リアルガール』『ちはやふる-結び-』など俳優としてもブレイク中の佐野勇斗。なお、彼は本作が映画初主演となる。■共に夏の恋を繰り広げる仲間たちにも若手キャストが集結また、吟蔵の幼なじみで理緒の恋のライバル・万里香役には、雑誌「ViVi」の専属モデルとして活躍し、4月スタートの連続テレビ小説「半分、青い。」にも出演することが決定している古畑星夏。理緒に恋する東京の男子高生・祐真役には、「宇宙戦隊キュウレンジャー」で主演を務めた岐洲匠。理緒と同級生の東京の女子高生・あや役に、雑誌「Seventeen」専属モデルの久間田琳加。吟蔵の同級生・ナミオ役に、ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンで人気を博した水石亜飛夢。吟蔵の同級生・さつき役に、雑誌「ニコラ」専属モデルとして人気を集めるほか、「セトウツミ」「僕たちがやりました」などにも出演した秋田汐梨。祐真と同級生で東京の男子高生・タカヤ役に、人気急上昇中の9人組ダンスアンドボーカルユニット「SUPER★DRAGON」のメンバー志村玲於と、様々なジャンルで活動する最旬若手キャストが抜擢された。■キャストコメント到着葵わかな(理緒役)今回のお話をいただいて、少女漫画の女の子を演じさせて頂くことに素直に驚きました。自分の中にこういった役のイメージがなかったので、どうなるんだろう?とドキドキしたのを覚えています。佐野さんとは3年ぶりくらいの共演ですが、原作の吟蔵と佐野さんがそっくり!と思っているので、ご一緒するのがたのしみです。原作を読ませていただいて、みんなが一生懸命なお話だと感じました。周りの人からみたら小さな事でも、全力で悩んで全力で走っている、そんな理緒や吟蔵がもどかしいけどかわいらしいと思って頂けるように、演じていきたいです。いままでで一番、「楽しい」をえらぶ夏にしたい!佐野勇斗(吟蔵役)原作を読ませていただいたとき、とても面白くてすぐに読み終えてしまいました。また、田舎のどこか懐かしい風景の中で描かれる物語で、読んでいて心がとても温かくなりました。そしてとにかく、吟蔵がかっこいい!僕がそんなかっこいい役を頂けて、恐れ多い気持ちでいっぱいですが、任せて頂いたからには全力で演じたいと思います!葵さんとは2度目の共演となるのですが、当時からすごく仲良くさせて頂いているのでとても心強いです。撮影は自然豊かなところで行われるということで、美味しい空気をたくさん吸って、吟蔵として青夏の世界に入り込めるように挑んでいきたいと思います。観てくださるみなさんを、いままでで1番「キュン」とさせる夏にしてみせます!古澤健(監督)いまの時代は、あえて普通と違うことして自分を守ろうとする生き方のほうが多い気がします。だからこそ、理緒の「運命なんかあたしが自分で作んの!!」というまっすぐな想いは大事なメッセージなんだと思いますし、それが映画版でも多くのひとに届けばいいなと願っています。理緒役の葵わかなさんは非常に知的で情熱のある女優だな、と感じています。原作や台本の感想などを聞きながら、僕の方がいつも刺激をもらっています。原作の理緒の魅力を体現しつつ、更に新しい「青くて熱い夏」を見つけてくれると期待しています。吟蔵役の佐野勇斗さんはひとの意見を柔軟に受け入れながら、自分なりの解釈をうまく出せる俳優だと思います。ひとへの細やかな気遣いを見せながら、ちょっとした瞬間にクールなかっこよさを見せるところなんか、吟蔵そのままかもしれません。気心のしれた、かつ意欲にあふれた、なじみのプロデューサー・スタッフとともに、新しい「夏の映画」を生み出したいと意気込んでいます。南波あつこ(原作者)この度、「青夏」映画化のお話をいただいたこと、とても光栄で嬉しく思います。漫画の「青夏」の世界が、どんな風に形を変えて一本の映画作品になるのか、完成をとても楽しみにしています。キャストの皆様、スタッフの皆様、どうぞよろしくお願いいたします。そして、連載中、応援・支えてくださった読者の皆様、この場をお借りしてお礼を申し上げます。皆様のおかげで最後まで走れました。本当にありがとうございました。『青夏Ao-Natsu』は8月1日(水)より全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年03月07日現在放送中の連続テレビ小説第97作目「わろてんか」の撮影が無事クランクアップし、主人公・藤岡てん役の葵わかなが本日2月27日(火)大阪で行われたクランクアップセレモニーに登場した。本作は、吉本興業の創業者である吉本せいをモデルに描くドラマ。明治から昭和初期の活気あふれる商都・大阪を舞台に、ヒロインのてんが愛と笑いをもって家族や仲間たちと懸命に生き、日本で初めて“笑いをビジネスにした女性”と言われるまでを描いた一代記。キャストには、松坂桃李、濱田岳、高橋一生、広瀬アリスら注目の若手俳優が出演したことでも注目を集めた。クランクアップし「あぁ、終わった」この日、セレモニーに登場した葵さんは、クランクアップを迎え「いまの率直な気持ちは『あぁ、終わった』って感じです。なんかやっぱり実感がまだあまりわいていないというか、自分の中でまだ明日も明後日も続くんじゃないかって気持ちがあるので」とまだ終わった感じがしない様子。「でも、本当に長いようで短いようで、やっぱり長い10か月間で、楽しいようで苦しいようで、でも楽しい10か月でした」とふり返った。また、今回朝ドラヒロインオーディション3回目で夢をつかんだ葵さん。「ヒロインに決めていただいた日から“てん”というキャラクターとして『わろてんか』の世界で、個性豊かなキャラクターのみなさんと、支えてくれた多くのスタッフさんと、最後までそれを全うするっていう責任というか役割を与えられて、それがそのままちゃんと後悔することなく全うできて、今日お返しできるというのが、すごくうれしいです」とコメント。「人がいればいるほど、うまくいかないことも…」そして「ここ3日は、みなさんがクランクアップしちゃうのがすごくさみしくて、この10か月の中で一番つらい3日間でした」と語った葵さん。「たくさんの人と作るお話で、人がいればいるほど、やっぱりうまくいかないこともあるし、ぶつかることもあるし、それぞれの考え方とか、それぞれのとらえ方とか表現の仕方があって、その中で私が正義だと思うものを貫くっていうのは、時には難しかったし、でもそういうものを持っていたからこそ、分かり合えた人たちとか、分かり合えた時間があったし、本当に濃い10か月だたなぁと思います」と苦労した点も明かしていた。今日は「皆さんのクランクアップ」「今日は、私のクランクアップでもありますが、本当に最初からずーっと一緒に走ってくださった『わろてんか』のチームのスタッフの皆さんのクランクアップでもあると思います」と述べた葵さんは、「本当に心から『私たち10か月よく頑張ったよね』っていう言葉を伝えたいなと思います。皆さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました」とスタッフを労った。また放送は3月31日(土)まで続く予定の本作。葵さんは、「最後の最後まで、みんなで精いっぱいやったこの作品を待っていてくださる方がいるっていうのも、すごくうれしいことなので、本当に放送最後の日まで、残りスピンオフとかもあるんですけど、わずかですけど、“てん”として生きられる時間、精いっぱいやっていけたらな、と思います」と最後に締めくくった。連続テレビ小説「わろてんか」は月曜日~土曜日8時~NHK・総合にて放送。(cinemacafe.net)
2018年02月27日「隼也は言われたことを真摯に受け止めるマジメな子。そして夢を持っているので、そこに向かってまっすぐに突き進んでいく人間です」 そう話すのは、NHK連続テレビ小説『わろてんか』で北村隼也を演じる、成田凌(24)。隼也は、思い立ったら一直線。父・藤吉(松坂桃李)を彷彿とさせる性格で、北村笑店に新風を巻き起こしている。 『わろてんか」は成田にとって初めての朝ドラ出演。オーディションでヒロイン・てん(葵わかな)の一人息子である隼也の座を射止めてからは、ますます『わろてんか』ファンになっていったとか。 「すごくおもしろいですし、一人ひとりに感情移入ができて、見ていて気持ちよくなれる。早く現場に入りたいと思っていました。ただ、僕は途中からの参加だったので、初日は緊張しましたね。朝、東京で『わろてんか』を見て、その日に大阪に移動して現場に入ったら、さっきテレビで見ていたみなさんがいて、なんだか不思議な感じでした。だから隼也が初めて登場した週の演技は、あとで見直したら、どこかフワフワしていて(笑)」(成田・以下同) そして朝ドラならではの撮影スケジュールも初体験。撮影シーンの多さなど、すべてが新鮮な様子。 「撮影ペースの速さはものすごいです。午前中だけでたくさんのシーンを撮るし、出番もそれだけ多い。『次いくよ!』、みたいにポンポンと進む。これを経験したら、次の作品からは怖いモノなしだと思えるくらい笑い」 隼也は自身のミスから北村笑店に大きな損失を生じさせてしまうが、周囲に温かく見守られて成長していく。恋模様も同時に展開され、隼也の青春、真っ盛りというところ。 「血気盛んな青年が夢に挑もうとして、一生懸命に頑張っている。その姿を見守ってほしいです」 隼也を温かく見守る一人、伊能栞を演じる高橋一生(37)について、成田はこう語る。 「大人ですよね。いろんなことを知っていらっしゃるから話していておもしろいですし。家具のことを知りたくて話してみたら、予想どおりとても詳しかったです。お芝居や人やモノに対してもものすごく丁寧で、見習いたい点がたくさんあります」
2018年02月23日笑福亭鶴瓶とゲストがステキな家族を求めて日本中を巡る“ぶっつけ本番”の旅番組「鶴瓶の家族に乾杯」。2月5日(月)今夜は朝ドラ「わろてんか」でヒロイン・てんの夫、北村藤吉を演じた松坂桃李をゲストに迎えてお届けする。昨年は「視覚探偵 日暮旅人」のオンエアと『キセキ -あの日のソビト-』の公開からはじまり「ゆとりですがなにか」スペシャル版を経て映画『ユリゴコロ』『彼女がその名を知らない鳥たち』などの公開とコンスタントに話題を振りまいた松坂さんだが、なんといっても「梅ちゃん先生」以来約5年ぶりの朝ドラとなった「わろてんか」への出演は多くのファンを喜ばせたに違いない。明治後期から第二次世界大戦の大阪を舞台に“笑い”をふりまくヒロインの人生を描く「わろてんか」。葵わかなが演じるヒロイン・藤岡てんの夫・藤吉役で出演してきた松坂さんだが、先日の放送で藤吉は亡くなってしまい、悲しみにくれる視聴者も多いのではないだろうか?また松坂さんが“思い込み”や“マインドコントロール”で狙った相手を殺す完全犯罪者を演じて主演した映画『不能犯』が現在全国公開中。沢尻エリカ扮する女性刑事をはじめ新田真剣佑、矢田亜希子、間宮祥太朗ら豪華キャストを“迎え撃つ”松坂さんの“凶気”に満ちた演技は必見。そんな松坂さんをゲストに迎える今回の「鶴瓶の家族に乾杯」の舞台は、大阪府唯一の村である「千早赤阪村」。旅のスタート直後に出会った方のお宅を訪問、そこで二人に投げかけられた言葉とは…!?その後はひとり旅となった松坂さんだが、ふとした出会いで大家族のお宅にお邪魔。そこでのプレゼントにも注目。一方の鶴瓶さんは何かを伐採する音を聞き山のなかへ。そこで出会った男性の家におじゃますることに…今回の“ぶっつけ旅”も見どころ満載だ。「鶴瓶の家族に乾杯」は2月5日(月)今夜19時30分~NHK総合で放送。(笠緒)
2018年02月05日朝ドラ「わろてんか」では、王子様のような柔和な笑顔や度量の大きさ、意外な腕っぷしの強さが話題を呼び、身を引いて主人公・てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)を見守り続ける伊能栞こと「栞さま」を好演中の高橋一生。2017年ひっぱりだこだった高橋さんの快進撃は、2018年も留まることを知らない。■映画『嘘を愛する女』長澤まさみと共演!1月20日(土)より公開くも膜下出血で倒れて寝たきりになってしまった恋人の名前や職業全てが嘘だったと知った女性・川原由加利が、彼・小出桔平の正体を探ろうとするラブサスペンス。騙され続けていたことへのショックと、「彼が何者なのか」という疑問をぬぐえない由加利は、意を決して私立探偵・海原匠と助手のキムを頼ることに。やがて、桔平が書き溜めていた700ページにも及ぶ書きかけの小説が見つかる。そこには誰かの故郷を思わせるいくつかのヒントと、幸せな家族の姿が書かれ…。ゆるふわパーマの丸メガネ男子となった高橋さんは、この正体不明のミステリアスな男を演じ、観る者を混沌とした感情へ誘っている。■映画『blank13』齊藤工監督の長編デビュー作2月3日(土)よりシネマート新宿にて公開、2月24日(土)より順次公開俳優の斎藤工が「齊藤工」名義で長編映画を初監督。放送作家・はしもとこうじの実話を基にした本作は、13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかったことから始まる、ある家族の物語。主人公・松田コウジ役を高橋さんが演じ、彼女役に松岡茉優、失踪した父親役にリリー・フランキー、母親役を神野三鈴が務め、斎藤さん自身も主人公の兄役で出演する。また、音楽監督は俳優・ミュージシャンとしても活躍中の金子ノブアキ、スチール撮影は世界的フォトグラファー、レスリー・キーが務め、製作には福山雅治も名を連ねている。高橋さんは、溝を埋めれないままにこの世を去った父の葬儀で、少しずつ見えてくる“空白の13年間”の実像に、驚き、戸惑いながらも“何か”を掴み始める繊細な役どころを演じる。決してセリフは多くないが、わずかな表情の変化で感情のひだを見事に表現しており、改めて“俳優・高橋一生”の演技の幅を感じさせる1作となっている。■海外ドラマ「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」大人気ドラマで吹替初挑戦!2月21日(水)よりリリース本作は、誕生日が同じ36歳の男女たちが人生の壁を乗り越えようとする中で、大切なものを失い、そして見つけ、運命の糸が次第にたぐり寄せられていく様を描くヒューマンドラマ。エミー賞2部門に輝き、先日のゴールデン・グローブ賞ではテレビの部・ドラマ部門主演男優賞(スターリング・K・ブラウン)を獲得。高橋さんは、自分が演じる役に嫌気がさしているイケメン俳優ケヴィン(ジャスティン・ハートリー)の声を務め、人生の岐路で迷いながらも未来へ前進していく姿を、等身大の演技で見せている。一定の役柄のイメージにとらわれず、様々な顔を見せてくれる高橋さん。今年の活躍も目が離せない!(text:cinemacafe.net)
2018年01月21日葵わかな演じる“笑い”をふりまくヒロイン・藤岡てんの人生を描くNHK連続テレビ小説「わろてんか」。このほど、本作で夫婦役を務める葵さんと松坂桃李から、“新年のごあいさつ”の写真とコメントが到着した。2017年10月より放送スタートしたNHK連続テレビ小説97作目「わろてんか」は、吉本興業の創業者である吉本せいをモデルに描くドラマ。明治から昭和初期の活気あふれる商都・大阪を舞台に、ヒロイン・藤岡てんが愛と笑いをもって家族や仲間たちと懸命に生き、日本で初めて“笑いをビジネスにした女性”と言われるまでを描いた一代記。主題歌は、松たか子が歌う「明日はどこから」が起用されている。今回2,378名の応募者の中から、朝ドラヒロインオーディション3回目で見事夢をつかんだ葵さんは、本作の出演について「毎日の撮影がとても楽しい」と現在の状況を語り、嬉しかった出来事について「やっぱり『笑顔がステキ』と言ってもらえたことかな。てんちゃんを演じる上でキーになるのが笑顔なので」と語る。また、ヒロインの夫・藤吉役の松坂さんは、「濱田岳くんと高橋一生さんと再び共演が出来たことが嬉しかったです。『軍師官兵衛』で共演しましたが、大阪の地でもう一度集まることができて感激です」と喜び、さらに「兵動大樹さんとごはんに行けたことが楽しかったです。話が面白すぎて、ごはん食べている間ずっとリアルにスベらない話で最高に楽しかったです」と明かした。2018年を迎え、今年の抱負やチャレンジしたいことについて問われると、「チャレンジする気持ちは忘れないでいたい」と言う葵さんは、「今回の現場で、みんなで一緒にモノを作ることの可能性を強く感じました。なので、人と積極的に関わることや、てんちゃんのように誰とでも心を開いて、色んなことにチャレンジしていく年にしたいです」とコメント。一方松坂さんは、「2017年にやってきたことの成果を出すことが目標」と言い、「あとは、VR機器を買うことですかね(笑)」と具体的な目標(?)を話していた。年明け本編の再開は、明日4日(木)から。第14週「みんなの夢」は、大阪で安来節を流行らせようと、てんと藤吉は島根から踊り子4人を連れてきて安来節乙女組を結成。稽古もうまくいかず大阪の暮らしに馴染めない中、とわ(辻凪子)がてんの幼い息子・隼也(南岐佐)と家出騒動を起こす。とわは自分が乙女組の結束を乱していると落ち込んでいたが、都(大後寿々花)らほかのメンバーと話し合うことで結束が固くなった。踊りに艶っぽさが足りないと感じた風太(濱田岳)は、リリコ(広瀬アリス)に指導を頼む。4人は厳しい指導に反発するが、的確なアドバイスに心を開いていくというあらすじだ。連続テレビ小説 「わろてんか」は月曜日~土曜日8時~NHK・総合にて放送。(cinemacafe.net)
2018年01月03日芸人・又吉直樹さん脚本のドラマ『許さないという暴力について考えろ』にて主人公・チエを演じる森川葵さんに、お話を伺いました。又吉直樹さんが脚本に初挑戦!不寛容をテーマにした人間ドラマ。初執筆の長編小説『花火』で芥川賞に輝き、300万部を超える売り上げを記録した芸人・又吉直樹さんが脚本に初挑戦したドラマ『許さないという暴力について考えろ』。森川葵さんは、服飾専門学校に通う物語の主人公・チエを演じている。「この企画を聞いたとき“又吉さん、脚本まで書いちゃうんだ!”って、びっくりしました。本当にこういう人のことを天才っていうんだなぁって。何でもできてすごいですよね。残念ながら撮影中はお会いできるタイミングがなかったんですけど、いつかお会いしてみたいなぁ」物語の舞台となるのは、又吉さんが下積み時代を過ごした“東京の象徴”渋谷。撮影もすべて、実際に渋谷の街で行われたそう。「渋谷でのロケなんて、考えただけで大変だろうなって。監督からも、“人や車をすべて止めて撮影することは無理なので、一発で決めて、さっとはけるスタイルでいこう”と言われていたんです。でも渋谷って、普段からロケバスが停まっていたり、カメラを抱えてる人がいたり、街にいる人も撮影なんて慣れっこな雰囲気。全然気にしてないというか、むしろみなさん空気を察してくれていつ感じで…。それなりの覚悟をして挑んだのに意外とスムーズに進んだんですよね(笑)。もちろん、私が知らないところでスタッフさんはいろいろ大変だったとは思うんですけど…」物語のテーマは、他者や自己に対する不寛容さ。チエは東京に流され、流行の服ばかり追い求める自分自身を許せないまま過ごしている。「チエちゃんの気持ち、わかるんです。私も仲良しの友達のファンションに影響を受けすぎてしまったり、人に流されやすいタイプ。言いたいこともあまり人に言えなくて、そんな自分がイヤになります。でもこの作品に出合って、自分のことが許せないのは誰しもが抱いたことのある感情なんだなぁって。演じ終わったあとは、もう少し自分のことを許してあげてもいいのかなって思いました。自分のことを許してあげられないと、苦しいから。このドラマが、みなさんの肩の力を抜くきっかけのようなものになれたら嬉しいです」もりかわ・あおい1995年6月17日生まれ、愛知県出身。女優。さまざまな映画やドラマに立て続けに出演。2018年には『DRIVE OVER』『嘘八百』『リバーズ・エッジ』の3本の出演映画の公開が控えている。シャツ¥50,000(メゾン キツネ/メゾン キツネ カスタマーセンターTEL:0120・667・588)流行の服を追い求める日々に葛藤するチエは、漫画家の姉や渋谷で出会う人との関わりの中で、自分の色を見つけることの大切さに気づいていく。出演/森川葵、森岡龍ほかNHK総合12月26日(火)22:00~22:49放送。※『anan』2017年12月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Babymixヘア&メイク・成島 亮インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年12月26日女優の広瀬アリスが9日、東京・渋谷のブック&カフェ CAカフェ渋谷店で『2018年度カレンダー』(発売中 2,700円税込み 発売元:ハゴロモ)の発売記念イベントを行った。『2018年度カレンダー』の発売記念イベントを行った広瀬アリス現在放送中のNHKの連続テレビ小説『わろてんか』で主演の葵わかな扮するヒロインの恋敵役で出演するなど、女優としても活躍している広瀬アリス。そんな彼女の来年度のカレンダーは、今年7月に東京・台場で撮影され、これまで見せたことがなかった大人っぽい表情やメイクを施すなど、広瀬の魅力が詰まったモノとなっている。セクシーなロングワンピースで登場した広瀬は「今回のカレンダーで4回目となります。有り難いですね。今回は自分らしさを残しつつ、今までにない大人っぽさを出せたなと思います」と最新カレンダーを紹介。お気に入りを「3~4月の写真」とあげて、「このカットは1番最初に撮りました。自然体で衣装とかメイクも大人っぽくて自分好みの写真ですね」と笑顔を見せて、「めくる度に色んな自分をお見せできるんじゃないかと思います。今までにない私をお届けできると思うので、1ページ1ページめくるのを楽しみにして欲しいです」とアピールした。今年も残り数週間ということで、2017年を振り返ってもらうと「今年は走ったという感じがしました。色んな作品に出させてもらったり、色んなことに挑戦した1年でした。大変でしたけど楽しかったです」と満足げで、今年の漢字一字を「挑戦の"挑"ですね」と回答。来る2018年に向けて「色んな経験を積めたらと思います。マイペースにお仕事が出来ればいいですね」と抱負を語っていた。その広瀬は、平日に大阪で朝ドラ『わろてんか』の撮影を行うなど、忙しい日々を送っている。休みが少なくて不満だと思いきや、「不満は特にないですよ。身体がタフなので、全然体調も悪くないです」と平然としていた。
2017年12月10日「細かいことの後先を考えずにまっすぐ進むところが藤吉の魅力であり、かっこいいところだと思います」 NHK連続テレビ小説『わろてんか』で演じる藤吉の魅力をそう語るのは、松坂桃李(29)。長年の夢であった寄席の経営に乗り出した藤吉とてん(葵わかな)。若き寄席経営者として奮闘するヒロインの夫・藤吉は、思い込んだらまっすぐな性格で、まわりを巻き込みヒヤヒヤさせる一面も。 「気持ちのぶつけ方もストレートで見ていて気持ちがいい。僕が怖くてできないようなことも、彼は跳ねのけていく強さと勇気がある。そこは男としてかっこいいと思いますね」(松坂・以下同) たしかに藤吉は大胆で決断力がある人。松坂自身はそんな藤吉をうらやましく思っているのだとか。自身と重なる点についてたずねると、こんな返事が。 「似ているところを探してみたんですけど、なかなかなくて、うらやましいなと思うことのほうが多いです。彼のまっすぐな行動力と気持ちというのは自分にはないもの。僕はけっこう迷ってしまうことが多くて。藤吉のようにストレートに行けたら、人生を謳歌できるんだろうなって」 ドラマのテーマとなっている“笑い”。自分にとって笑いとは?と最後に聞いてみた。 「笑いは心の薬みたいなもの。嫌なことや悔しいことがあっても、笑うと、凝り固まってしまった気持ちが解きほぐされる。藤吉とてんは笑いを提供することで、多くの人の心の医者になろうとしているのかなと思いますね」
2017年12月09日葵わかながヒロインを演じる、現在放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」の新たな出演者として、成田凌、松尾諭、水上京香の名前が明らかになった。明治の後半から第二次大戦直後の大阪を舞台に、ヒロイン・藤岡てんが愛と笑いをもって家族や仲間たちと懸命に生き、日本で初めて“笑いをビジネスにした女性”と言われるまでを描いた一代記を描く本作。葵さんが藤岡てん役を務めるほか、松坂桃李、濱田岳、広瀬アリス、徳永えり、大野拓朗、前野朋哉、高橋一生、鈴木京香らが名を連ねる。1月末からの物語を彩る、新たな出演者たち今回新たに発表されたのは、来年1月末からの物語を彩るキャストたち。葵さん演じるてんと松坂さん演じる藤吉の一人息子の隼也が帰って来るところから、「わろてんか」の新しい時代が始まっていく。そんな隼也を演じるのは、「人は見た目が100パーセント」「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」に出演し、今回が連続テレビ小説初出演となる成田凌。隼也は、カリフォルニア在住の祖母・啄子を頼ってアメリカへ遊学していたが、レビューやミュージカルについての見聞を広め、先進的なエンターテインメントを学んで帰国。北村笑店の経営に参画するつもりだったが、最初は丁稚奉公からという昔気質の親や風太たちとぶつかりながらも、北村の跡継ぎとして成長していくという役どころだ。また、広瀬さん演じるリリコの漫才の相方、川上四郎役には『シン・ゴジラ』や「ひよっこ」にも出演していた松尾諭。音楽学校でピアノを学び演奏家として大成する夢を追うが叶わず、無声映画の伴奏楽士をしていた川上。だが、映画トーキー化のあおりを受け仕事がなくなり、リリコの流行歌漫才で伴奏の相方を務めることになるのだ。口べたでプライドの高い四郎が、リリコとどんな漫才を作り上げていくのか注目だ。そして、成田さん演じる隼也の恋人・加納つばき役には、こちらも連続テレビ小説初出演となる水上京香。大手銀行の頭取の父を持ち、乳母日傘の箱入り娘のつばきだが、アメリカでの生活経験もあり進歩的な考えの持ち主。隼也と偶然知り合い、互いにひかれあうようになるが、行く手には大きな障害が…。今後の北村笑店と風鳥亭は荒れる時代の波に翻弄されていくという。そんな中、今回発表されたキャストたちがどう物語に関わっていくのだろうか?■出演者コメント成田凌:わろてんかファンとして、この作品に携わることができ、嬉しく思います。後半からの出演で、視聴者の皆さまに馴染んでいただけるか不安もありますが、しっかり役と向き合い、愛される人間を演じ、日本の朝に笑いを届けたいと思います。松尾諭:四郎はとても素敵な役です。漫才に加えて、アコーディオンはとても難しいですが、広瀬アリスさんの足を引っ張らないように日夜、笑いと演奏を磨いております。できれば美女と野獣と言われないように、美も磨いていきたいです。水上京香:念願の朝ドラへの出演が叶い、感謝の気持ちでいっぱいです。笑って泣いて、たくさんの愛が溢れる作品の中で、魅力的なキャストの方々とお芝居できることが楽しみです。笑いの輪が広がっていくように精一杯頑張ります!連続テレビ小説 「わろてんか」は月曜日~土曜日8時~NHK・総合にて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月01日NHKの連続テレビ小説『わろてんか』で、ついにてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)がめでたく祝言を挙げました。ここに至るまでの紆余曲折に泣き笑いの日々でしたが、てんの商才を花開かせた姑・啄子(鈴木京香)の功績はかなり大きいと言えるでしょう。しかも啄子はもう一度一旗揚げようと、「おなごの夢に年は関係ありまへん」と海外へ旅立つ姿は心意気も粋!啄子は、嫁いびりをするだけの姑ではなく、お人よしだけどツメが甘い藤吉とてんの夫婦を、みごとに鍛え上げてくれるカッコいい姑でした。■姑が嫁に教えた3つの家訓てんと藤吉が経営している寄席「風鳥亭」。しかし売り上げを伸ばすためにしたことが仇となって、信用がガタ落ち。そんな状態となった風鳥亭を立て直すべく立ち上がった啄子。夏場の暑い中、てんは、冷やしアメを寄席で売ることを提案。その際も啄子は、店頭でも売って客を寄席に呼び込むようにアドバイスをします。さらにてんは氷の上で瓶を転がして、見た目も涼しく、冷やしアメの瓶をギンギンに冷やして売るというインパクト大のアイディアを思いつき、こちらが大当たり!この“冷やしアメ”はネットでも話題に。関西でも昔からある夏の定番商品で、水あめとしょうがで作った飲み物だそう。ほかにも、寄席の客の下駄磨きをするてんを啄子が手伝ったりもします。こうした細やかなサービスも手伝ってか、風鳥亭の信用は徐々に回復していきます。そしてついに啄子がてんを「ごりょんさん」(昔の良家や商家で使われていた敬称)と認める日がやってくるのです。<啄子がてんに教えた3つの家訓>1、節約ではなくて、無駄な出費をせず使うべきときに思い切り使う『始末』2、どこに商いの勝機があるかを見極め、誰もやらないことをやるという『才覚』3、損をして得を取って帳尻を合わせるという『算用』でした。ここに今回、啄子がてんから教わったという「人=財産」という『人財』が加わったのです。寄席を訪れたてんの母・しず(鈴木保奈美)も、てんの成長ぶりに安堵(あんど)し、啄子に心から感謝します。啄子としずが過去にバチバチの火花を散らせた母親対決をしていただけに、この着地点は非常に感慨深いものがありました。■嫁と姑の絆を深めたダメ夫効果!これまで良いところを見つけることが難しかった藤吉。商家に生まれるも商才はなし、笑いの才能もなし。さらには儲け話に引っかかってしまったり。優しいだけの夫(松坂桃李が演じているので顔が良いというのもあるが)にしか見えていませんでした。そしててんと啄子の嫁・姑関係もずっとギクシャク。しかし、夫があまり頼りにならなかったからこそ、嫁と姑の絆が深まったと言えるかもしれません。さらには根っからの商売人である啄子にとって、その後継とも言える資質を持っているのが息子よりも嫁・てんであることはきちんと見抜いていたでしょう。藤吉とリリコ(広瀬アリス)の関係にもんもんとするてんに、「ヤキモチは一銭の得にもならん。あの子はウソをつけん子や。藤吉郎を信じた方が得ということです」と、結婚に反対と言っているくせに、てんを叱咤激励。商才に欠ける息子・藤吉ですが、誠実で優しいところは誰よりもわかっている母・啄子。そんな藤吉を内助の功で支えてきたてんをずっと見てきた啄子は、いつしかてんをサポートする側に回っていました。てんの商才が開花したのも、嫁姑に絆が生まれたのも、藤吉あってこそ。まさに結果オーライ。夫婦や嫁・姑の関係は、バランスが大事なんだなとあらためて実感させられました。■松坂桃李と高橋一生、イケメンすぎる男たち『わろてんか』の2強イケメン、高橋一生と松坂桃李の2ショット。先週、高橋演じる伊能がてんに「君が必要なんだ」と言って、藤吉が大慌てするくだりは、視聴者の胸をざわつかせました。ふたを開けてみたら、伊能はてんから冷やしアメの売り方を教えてもらいたいというだけだったのですが、啄子は、それを教える代価として藤吉と伊能に客引きをさせました。イケメン2人の呼び込み効果は絶大で、女性たちは寄席に興味を示します。伊能はさらに、昼間に寄席を開けば女性を集客できるのではないかとアドバイス。この目のつけどころもすばらしく、当時はどこもやっていなかった平日の興行を始めたことで、風鳥亭はますます繁盛。その後、啄子の承諾を得て風鳥亭から「北村笑店」と名を改め、てんたちはますます気張っていきます。それにしてもイケメン夫にイケメンのビジネスパートナーがいるというてんは、間違いなく果報者で、うらやましいかぎりです。今週スタートした第9週では、てんと藤吉の間に長男・隼也が誕生。藤吉は、家族を養うために寄席をもう1軒増やしたいと、あらたたな小屋探しを始めたようです。ただ、てんは子育てと仕事に追われて大わらわ。今週のサブタイトルが「女のかんにん袋」ということで、今後の動向が気になるところ。働くママたちが共感するエピソードがふんだんに出てきそうで、毎回見逃せません。
2017年11月29日現在、葵わかながヒロインを務め放送中の連続テレビ小説「わろてんか」。次回作は永野芽郁がヒロインを務め、北川悦吏子が脚本を担当する「半分、青い。」が撮影スタートし、放送を控えているが、このほど、続く99作目となる平成30年度後期の連続テレビ小説が「まんぷく」に決定したことが分かった。■あらすじ舞台は戦前の大阪。3人姉妹の末っ子で、貧しいながらも愛情をいっぱい受けておおらかに育ったヒロイン・福子。ある日、“父親代わり”となって母子家庭を支えた長姉が、病気で亡くなってしまう。次姉も結婚で家を出ていたため、「わたしがしっかりしなければ!」と、人生で初めての岐路に立たされ、健気にがんばろうと決意する福子。そんなときに出会った運命の人は──バイタリティーあふれる青年実業家・萬平だった。やがて2人は恋に落ち、結婚することになる。しかし、萬平はメリヤス、航空機エンジン、製塩、食品加工、金融など、次から次へと事業を手がけ、大成功したかと思えば大失敗、敗者復活戦の繰り返し。まさかこんな浮き沈みの激しい生活が待っていようとは…!「日本一の商売人」を目指して前に進み続け、穏やかな生活など考えもしない夫。武家の末えいで、“商売” に理解が乏しく、娘の結婚生活に口を挟まずにはいられない母。その間に立たされて、子どもを育てる福子に必要なのは、究極のマネジメント能力。初めは夫に振り回され、耐えるだけだった福子は、やがて夫を支え、背中を押し、引っ張っていく強い女になっていく。そして、全てを失ったどん底からの最後の敗者復活戦、ついに夫婦は「インスタントラーメン」を創り出す。それは世界の食文化に革命を起こす大発明だった――!連続テレビ小説第99作目となる本作は、いまや世界中で年間1,000億食近くも人々の口に入るインスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福氏とその妻・仁子氏の半生をモデルにした物語。■脚本は福田靖「身が引き締まる思い」脚本を担当するのは、テレビドラマ「HERO」や「海猿」「ガリレオ」シリーズ、NHK大河ドラマ「龍馬伝」など人気作を手掛ける福田靖。福田氏は、「誰もが元気になれる楽しい “朝ドラ” にしなければ意味がありません。『毎朝15分の美味しいエンターテインメント!』をお届けします!」とコメント。さらに、11月14日に行われた制作発表会見では、「脚本家になって22年ですが、とうとう“朝ドラ”の脚本を書く日が来てしまいました。いままで、大概のことは経験してきたつもりで、正直言って仕事に飽きちゃったなぁ、なんて思うこともあったんですが、“朝ドラ”を書くとなったら話は別です。身が引き締まる思いになっています」と心境を吐露。プロデューサーの真鍋斎氏から最初に「“朝ドラ”はマラソンじゃありませんよ。151本の100メートルダッシュです」という言われたそうで、「これは大変だと。体力、気力をあらん限り振り絞って書かなければならないと覚悟しました。とはいえ、毎朝、全国の皆さんに幸せな時間を届けるのが“朝ドラ”だと思っていますので、僕自身が楽しんで、遊び心を忘れずにおもしろいエンターテインメントを届けたいと思っています」と決意を語った。なお、タイトルの“まんぷく”は、物語のヒロイン・「福子」と、実業家の夫・「萬平」の夫婦の名前を合わせたもの。食と幸せのシンボル「満腹」という意味と、日本の朝に「福=幸せ」がたくさんあふれますように、という願いも込められているという。平成30年度後期連続テレビ小説「まんぷく」は平成30年10月1日(月)~平成31年3月30日(土)NHKにて放送予定(全151回)。(cinemacafe.net)
2017年11月14日NHKの連続テレビ小説『わろてんか』が6週目に突入。ついにてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)が、笑いを商売にしようと一心発起し、寄席を開こうと大奮闘していきます。いわば朝ドラは、ヒロインが人生の障がい物競走をしていくというのが大前提。藤吉と駆け落ちしてからのてんは、姑の嫁いびりや藤吉の大失態などで、前途多難。でも、そんな逆境を、てんは持ち前のガッツと賢さで切り抜けていきます。いまやその顔は、苦労知らずのお嬢様から、しっかり者の妻の顔になってきた感があります。■ダメ夫・松坂桃李の失態をカバーする妻てんの親の反対を押し切り、彼女を連れて大阪の実家である北村屋へ戻った藤吉。慣れない米問屋の仕事で、古米や外米などを法外な値段で仕入れてしまったり、挙句の果てには、悪徳業者にパーマ機の粗悪品を売りつけられ、店をつぶしてしまうという大失態をおかしてしまいます。藤吉って人はいいけど、ぼんぼんで何ごともツメが甘すぎ。しかも、北村屋の仕事を手伝ってきたわけでもないから、やることなすこと空回りしてばかり。少なくともずっと実家の老舗薬種問屋で、父や母の仕事ぶりを見てきたてんの方が、気づかないうちに商才が育まれていたのかもしれません。本来なら大赤字となるはずだった古米や外米を、工夫した売り方で見事にさばいたてん。この仕事ぶりはさすがのごりょんさん(鈴木京香)も評価しておりました。夫のピンチをチャンスに変えたてんの心意気がすばらしい。また、北村屋を廃業にまで追い込んでしまった藤吉を責めることもなく、「笑いを商売にしましょう」と、笑顔で提案できる度量の大きさはもはや脱帽ものです。■質素倹約の鈴木京香vs.豪華けんらん鈴木保奈美対決てんの両親である儀兵衛(遠藤憲一)と妻・しず(鈴木保奈美)は、絵に描いたような“夫唱婦随”の夫婦です。しずは常に大黒柱の夫を立て、夫の言うことに従う良妻賢母です。儀兵衛がてんを勘当したときも逆らいませんでしたが、てんが姑の啄子(鈴木京香)からいけずをされていると知ったしずは、北村屋へ乗り込んでいきます。「質素倹約のごりょんさん 対 豪華けんらんの奥さま」の“鈴木対決”の回は、鈴木保奈美と鈴木京香がどっちも引かない名勝負を繰り広げ、話題に。結果的には、しずが一枚上手だった感じで女を上げました。そのとき、しずはてんに「貞女は二夫に見えず」として、白い喪服を授けます。これは、一度嫁いだ妻は、何があっても夫と墓場まで添い遂げるという意味合いのこと。だから喪服=白の死に装束なんですね。古風な考え方ですが、凛としたたたずまいのしずが言うと、じつに説得力がありました。しずのDNAを受け継いでいるてんも、今後その教えをまっとうしていくのでしょうね。いまだと時代錯誤と言われてしまうかもしれませんが、カッコ良いしずを見ていると、その生き方には憧れを感じます。■助っ人王子・高橋一生に拍手!北村屋が大ピンチとなり、てんが相談をしに行ったのは、てんの許嫁となるはずだった伊能栞(高橋一生)のところ。この助っ人王子の参上に、心が躍った視聴者は多かったはず。ところが、藤吉が悪徳業者から仕入れてしまった粗悪品の契約書を伊能が確認したところ、業者には否がなかったらしい。というか、そもそも藤吉が中身を確認しなかったことが悪いと指摘されました。伊能はてんのことを心から心配し、自分がてんのことを考えて身を引いたことを告白し、さらに「ぼくはいつでも待ってるよ」という、これまた懐の深さを見せ、女子のハートをわしづかみ。でも、てんはこの甘い台詞にも一切気持ちは揺らぎません。そう、てんの藤吉への愛は強くて深い。そして「貞女は二夫に見えず」と、さらに腹をくくったてんはもはや無敵です。今週のてんと藤吉は、寄席の開業を目指して小屋探しを始めました。行く手にはこれまたいくつものハードルが! 芯の強い妻となったてんにエールを贈っていきましょう。
2017年11月08日「議員バッジを着けると、やはり身が引き締まるものですね。劇中で使われる選挙ポスターを撮影するとき、若手議員の熱を握り拳でアピール。清々しい笑顔を心がけました」 そう語るのは、新・月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)で市議会議員・岡本遼を演じる千葉雄大(28)。NHKの連続テレビ小説『わろてんか』では、葵わかな演じる主人公の兄・新一を好演。病死後、“新一ロス”が視聴者に広がった。今作で披露するのは、イケメン議員の凛々しいスーツ姿。 「岡本は、表層的には爽やかですし、利権が蠢く会派の中でも上手に立ち回る切れ者。その背景には、父親の借金で夜逃げ同然で街を去ったという過去があって。単なる勝ち組ではない。苦労してはい上がってきた人間の葛藤や切なさをふとした瞬間の表情で表現できたらと思っています」(千葉・以下同) 新米ママさん市議・佐藤智子を演じる篠原涼子をはじめ、同期議員を演じる面々は、トレンディエンジェルの斎藤司や前田敦子など個性派ぞろい。 「篠原さんのむちゃぶりがすごくて。撮影中、台本にはないことを突然、『千葉くん、やって!』って言ってこられるので、怖くておびえています(笑)。その最大のターゲットは斎藤さんなんですが、2人のやりとりが面白い。篠原さんのアドリブに斎藤さんも必死に食らいついて。本職の笑いのエッセンスをお芝居に生かしていると思います。僕はまだ、篠原さんへの対応力が未熟で。目下、勉強中です!」 最後に、“市政エンタテインメント”と銘打った本作の見どころを! 「政治の話ですが、とてもわかりやすくて面白い。メディアで報じられている社会問題も、即解決といかないさまざまな事情があることを、僕自身、このドラマを通して知りました。いつ何が起きるかわからないこの時代、人生の指針になる作品だと思います」
2017年10月30日「クランクイン当初は“自分がしっかりやらなきゃ!”と休憩中も台本片手に考え込んでいる姿を多く見かけました。それが役柄の『藤岡てん』そのままに、どんなときも笑うことを心がけるようになってからは一気に現場に溶け込んで、今では立派な座長ですよ」(NHK関係者) 10月2日からスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』。2,378人から選ばれたヒロインの葵わかな(19)は、現役の慶應大学1年生だ。 てんのモデルは、吉本興業の創業者・吉本せい。演出家は葵に、クランクイン前にある宿題を出したという。 「役作りとして、毎日“変顔”の写真を送ることを課せられたんです。演出家は幅広い表情とさまざまな笑顔の練習のためにやらせたそうですが、写真と一緒にその変顔のテーマも毎日書かされるので、葵さんは相当苦労したそうです。それでも3カ月間、毎日きちんと送り続けていましたね」(ドラマ関係者) 大阪に単身赴任して撮影を続けている葵が一番留意しているのは体調管理。ひとりで奮闘する葵を“母親代わり”に気づかっているのが、ドラマでも母親を演じている鈴木保奈美(51)だ。 「鈴木さんは同世代の娘さんを持つママですから、大阪でひとり暮らしをする彼女のことが気になってしょうがないのでしょう。食事のことなどいろいろアドバイスをして、我が子のように接しています」(前出・ドラマ関係者) 視聴率はどこまで伸びるか。
2017年10月28日