質問:寝起きで立ち上がった時に手足のしびれや冷や汗が出たりします。脳血管疾患などと何か関係があるのでしょうか?私は毎日飲酒をしておりビールをよく飲みます (350mlを2本程度)。脱水症状にならないように同時に水を2リットル程度摂取していますが、ここ最近、寝起きで立ち上がったりした時に手足がしびれたり、冷や汗が出たりすることがあります。このような場合、脳血管疾患などと何か関係があるのでしょうか?もし何かの疾患だった場合、大きな手術が必要になることはあるのでしょうか?鹿児島県:ゆかりんごさん(32)回答:飲酒と脳血管疾患の関係についてお答えします。――寝起きの手足のしびれや冷や汗について寝起きに手足のしびれや、冷や汗をかいたりすることがあるということですね。特に、手足を圧迫するような寝方をしたわけでもないのに手や足がしびれる、という場合はいくつかの原因が考えられます。朝起きた時の手足のしびれに加えて、頭痛がある場合は要注意です。脳出血や脳腫瘍がある場合には、長時間横になった後、つまり寝起きなどに脳圧が上がり頭痛が出現すると考えられています。このタイプの頭痛は朝に強く、時間がたつと軽減する傾向があるといわれます。一方、特に頭痛や吐き気などがなく、むくみなどもないのに寝起きに手足がしびれるという場合、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)・足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)と呼ばれる病気の症状であることがあります。これは、手足に伸びる神経束が圧迫されることにより起きる病気で、手根管症候群は仕事などで手先を使って細かい作業をする人に多いといわれています。また、肘やひざの神経も何らかの理由で圧迫されると手足にしびれの症状が出ることがあります。<飲酒習慣と感覚の低下>また、飲酒習慣が原因となることもあります。特に朝に多いということではありませんが、アルコールの摂取により糖尿病などを発症すると、手足に手袋と靴下をはいたような感覚をもたらす感覚低下が起きることがあります。毎日ビール700mlの飲酒量というのは健康的な飲酒量としては少し多いように思います。ビールなら一日中瓶1本、つまり500ml程度を目安にし、週2回程度休肝日を設けることが望まれます。また、アルコールを飲む時に、脱水症状を防ぐ目的で水を摂取されるのはよいことですが、一晩に2リットルは多いと思います。あまり一度に水をとり過ぎると血中のナトリウム濃度が低下する水中毒の状態となり、最悪の場合は死に至ることもありますので、真水であればコップ数杯までを目安とし、それでものどが渇く場合は電解質を含むスポーツドリンクなどを飲まれるとよいかもしれません。当然ながら、糖分のとり過ぎにはお気をつけください。寝起きの冷や汗については、はっきりした理由はわかりませんが、毎晩お酒を飲まれている関係で、血糖値が上下し、低血糖のような状態をきたしているのかもしれません。飲酒は糖尿病のリスクになりますから、もし最近、内科を受診していないようでしたら、肝機能等の確認も含め、一度受診して血液検査などを受けると安心ですね。お大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:4人の祖父母のうち3人が脳血管疾患に。遺伝的に脳卒中などになりやすいのでしょうか?4人の祖父母のうち3人が脳血管疾患になっています。くも膜下出血が50代で一人、脳卒中が50代で一人と70代で一人です。私も身内に脳血管疾患の患者がいない人より脳卒中などになりやすいと考えておいた方がいいのでしょうか?また、脳ドックを定期的に受けるとしたら、どんな検査項目のものを、どれくらいのペースで受けておけばいいでしょうか?東京都:デルタさん(42)回答:脳血管疾患の遺伝性についてお答えします。――「くも膜下出血」の原因脳血管疾患の遺伝性に関するご質問ですね。くも膜下出血と、それ以外の脳卒中にかかられた近親者の方がいらっしゃるということですが、まず、くも膜下出血に関してお話ししましょう。くも膜下出血の原因は、脳の血管にできたコブ、つまり脳動脈瘤の破裂が約8割、動静脈奇形と呼ばれる血管の異常など、その他の原因が2割を占めるといわれています。 このうち、脳動脈瘤によるものは遺伝的な体質、つまり一般よりも高い頻度で一つの家系に発生する病気です。人口全体のなかでのくも膜下出血の発生率は0.015~0.02%程度と低いのですが、2親等以内(両親、子、孫、祖父母、兄弟姉妹がこれにあたります)にくも膜下出血の方が一人いると、2~8%前後の発生率になると考えられています。血管が二股に分かれる部分で、3層になっている血管の内膜のうち、真ん中の層に当たる中膜が生まれつき欠損している方がおり、ここに血圧がかかることにより、その部分だけふくらみが生じます。この動脈瘤にさらに小さなコブ(娘瘤といいます)ができると破裂を起こしやすくなるといわれています。ただ、動脈瘤そのものはあったとしても全体の1%以下しか、実際には破裂しないともいわれています。一般に、動脈瘤の直径が3mm以上のもの、娘瘤があって形がでこぼこしているものは破裂の危険が高いとされています。脳動脈瘤は脳ドックなどの検査項目にもあるMRA(MRIの技術を用いて簡単に血管撮影を行うもので、造影剤は使いません)で疑いがないかどうか見ることが可能です。疑わしい場合には3D‐CTA(三次元脳血管造影)などより詳しい検査を行って、脳動脈瘤の有無や形態などを確認していくことになります。<「くも膜下出血」以外の脳卒中について>一方、くも膜下出血以外の脳卒中に関しては、くも膜下出血ほどのはっきりした遺伝性はありません。しかし、脳卒中のリスクを上げてしまう高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症などは、生活習慣病であると同時に遺伝の関与も指摘されている疾患です。特に家系的に脳卒中になる方が多い場合は、これらの病気にかからないように食生活や運動習慣などに十分留意することが大切です。最後に、脳ドックに関してですが、脳ドックは脳内の血管の異常や腫瘍の有無、脳萎縮や梗塞を調べる目的で行われています。くも膜下出血の原因となる動脈瘤の発見にはとても役立ちますから、一度は受けておくとよいでしょう。もし、脳動脈瘤がなければ、一般的に5年に一回程度の検査でよいものと思われます。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:脳血管疾患・くも膜下出血後の片麻痺があります。改善する新しい治療法を紹介してほしい。私は2年前の2月、入浴中に倒れて病院へ運ばれ、脳血管疾患・くも膜下出血と診断され、緊急手術でクリッピング手術をしました。まだ、片麻痺が残り左手・左足がビリビリと痛み、ひどい時は杖が必要です。2年の通院で痛みが軽くなりましたが、さらに改善したく食事療法や運動療法関連の本を読み努力しています。新しい治療法があれば試したく、研究中のものでもいいので紹介してほしいです。静岡県:ゆうママさん(41)回答:「くも膜下出血」後の治療についてお答えします。――脳卒中後の痛みについて一昨年に脳血管疾患・くも膜下出血を患われ、クリッピング手術を受けられたということですね。くも膜下出血は死に至る可能性もある怖い病気ですので、2年が経過して片麻痺が残り、左手足のビリビリとした痛みもあるということはお辛いでしょうが、自宅での生活が可能になったということは本当によかったと思います。少し専門的なお話になりますが、経験されているくも膜下出血後の痛みは、中枢性の疼痛と呼ばれ、原因としては脊髄視床路(せきずいししょうろ)および大脳皮質への投射路と関係するものと考えられます。こういった痛みには従来の鎮痛薬やモルヒネなどは効きづらく、抗てんかん薬、抗うつ薬、バルビツール系などのお薬で効果があることがあります。また、ペインクリニックなどで行っている局所麻酔薬の投与や、交感神経ブロックも効果を示すことがあります。加えて、自発性定常痛(特に刺激を加えなくても同じ部位に痛みがでるもの)に対しては、状況により「脳深部電気刺激療法」と呼ばれる治療法が適応となる場合もあります。この脳深部電気刺激療法とは、体内に電極を挿入し、特定の場所に弱い電流を流すことで痛みの緩和を目指すものです。完全に痛みがコントロールできることは少なく、また、入院して電極を埋め込むことや機器の操作が必要になってきますが、鎮痛薬を減らしたり、少しでも楽に生活したりするためには役に立つことがあります。<麻痺に対してのリハビリテーション>加えて、麻痺に対しては運動を正しいやり方で繰り返すことによって、新しい神経ネットワークを構築するのが目標になりますが、動かさなくなってから時間が経過すると、筋肉がこわばった状態になり関節が硬くなってしまうことがよくあります。これは痙縮(けいしゅく)と呼ばれる、脳血管疾患発症後一定期間経過した後のリハビリの大きな妨げになるものです。痙縮を改善する目的で、ボツリヌス菌と呼ばれる猛毒をごく薄く薄めたものを使う治療も保険内で行われています。リハビリテーション科や神経内科で扱いがあるかと思いますので、ご興味があれば、受診して相談なさることをおすすめします。脳血管疾患後のリハビリとしては、できる範囲で日常動作を継続していくことが大きなカギとなります。再度同じような病気にかかることがないよう、血圧のコントロールや服薬などは忘れずに行ってください。どうぞお大事に。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:脳血管疾患を発症後、自宅での介護が不安です。脳血管疾患を発症してしまった場合、リハビリ専門の病院などに数カ月間入院してリハビリをすると聞きました。リハビリ専門の病院を退院した後に自宅での介護生活になると思いますが、トイレやお風呂に手すりをつけても家族だけでの介護はやはり限界かなと感じています。通所や訪問リハビリなどをうまく使って生活をした方がいいのでしょうか?新潟県:リンゴジャムさん(38)回答:脳血管疾患発症後のリハビリについてお答えします。――介護サービスについて脳血管疾患にかかった場合、急性期の治療が終わった後が大事になってきます。脳血管疾患にかかった後のリハビリは、継続することが重要です。通所、訪問リハビリを行っているところも多いので、そういったサービスを利用しましょう。また、要介護、要支援などの認定を受ければ、介護サービスを利用することも可能です(※)。仕事をしつつ身体の不自由な家族の介護となると、精神的、肉体的にも負担が大きいので、こういったサービスも適宜利用しましょう。要介護、要支援の認定を受けるには、市町村の窓口に行き、申請します。申請後、自治体の職員が自宅を訪問し、聞き取り調査などを行い、かかりつけの医師にも意見書を提出してもらうなどの段階を経て、要介護度、要支援度が決定されます。時間はかかりますが、サービスを受けるにあたって経済的支援を得られますので、利用するとよいと思います。自宅をバリアフリー仕様にした場合にも、助成金が出る場合もあり、大変助かります。※サービスを利用できる方は、65歳以上の方および40歳から64歳までの介護保険に加入している方で、初老期の認知症、脳血管疾患など老化が原因とされる病気(16種類の病気)により介護が必要になった方となります。<リハビリの重要性>ところで、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血などの脳血管疾患を発症し、後遺症が残ってしまった場合、できるだけ早い時期からリハビリを開始するのが原則です。入院している病院でも、「もう今から始めるの?」と思うぐらい、早くからリハビリを始めるので驚く方もいるでしょう。というのも、後遺症が残ってしまった場合、6カ月を過ぎると途端にリハビリの効果が見られなくなり、発症してから6カ月の間にどこまで機能を回復できるのかが勝負になってくるのです。せっかく回復期に取り戻した感覚や機能も、その後特にリハビリをすることなく放置してしまうと、再び状態が低下していきます。身体はしっかり使わないと、機能が退化してしまうのです。それを防ぐためにも、急性期を過ぎてからも、かかりつけの医師を定期的に受診し、在宅リハビリを適切に続けていくことが大変重要になってきます。「以前は問題なかったのに、どうしてできないんだ」と途中でくじけそうになるときもあるでしょう。しかし、「休まずリハビリを続ければ、必然的に今よりよくなっていく」という前向きな気持ちを忘れずに、リハビリを地道に続けていきましょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:脳の血管狭窄、どのような場合に入院となるのでしょうか?脳梗塞でもいろんなパターンがあると思いますが、先日ふらついてまっすぐ歩けず右腕がしびれている状態になったことがあり、怖く感じましたがしばらく様子を見ることにしました。そのようなことが数日続いたため、MRI検査をした結果、脳の血管狭窄が見つかり内服薬での治療となりました。同じような病気でも入院している方もいるようですが、どのような場合に入院となるのでしょうか?大阪府:やまちゃんさん(35)回答:「頭蓋内血管狭窄(ずがいないけっかんきょうさく)(脳の血管狭窄)」についてお答えします。――内服薬による治療脳の血管狭窄が見つかり、しかも、同じ病態を持っている他の方は入院なのに、自分は薬だけの治療なのか、ということがご心配なのですね。頭蓋内血管狭窄(脳の血管狭窄)の治療について説明します。前提として、薬のみの治療でよい、ということは、よいサインだと考えましょう。薬の内服による内科的治療を行うのは、全く症状がなく、脳ドックなどで偶然この病気が見つかった場合です。また、ご相談者さまのように、症状が出た場合でも、再発予防には、まずは薬の内服による内科的治療が推奨されています。高血圧や脂質異常症の治療をまず行い、抗血小板剤(血液を固まりにくくする薬)を服用することで、再発予防に効果があるといわれています。<外科的な治療とカテーテル治療>薬の内服による治療を行っていても、脳梗塞の再発を繰り返す場合には、外科的治療、あるいは脳血管内治療が選択肢に入ります。外科的治療法としては、頭皮などの頭蓋外からの血管を脳内の血管とくっつけるバイパス手術を行うこともありますが、その手術に適応できる血管は限られており、すべての方が対象となる治療ではありません。一方、最近では、外科的手術にくらべて侵襲性(しんしゅうせい)の低い、カテーテルを用いた脳血管内治療による脳血管拡張術も行われるようになってきました。しかし、このカテーテルを用いた治療では、重大な後遺症を来すような脳梗塞や脳出血などの合併症を生ずる危険性もあり、未だに摸索が続いている治療になります。最近では、頭蓋内血管狭窄症のケースに対して、「薬の内服による治療+カテーテルを用いた治療」は、薬の内服の治療のみのケースに比べて、その後12カ月間の同一部位の脳卒中や一過性脳虚血発作のリスクが高まり、また、30日間に限ってみると、あらゆる脳卒中や一過性脳虚血発作のリスクが高まる、という報告があります。カテーテルを用いた治療の意義が問われている報告でしょう。入院が必要ということは、外科的手術やカテーテル治療を選択された患者になる可能性が高いでしょう。薬の治療で済むのであればよかった、とご納得いただけましたでしょうか。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:高齢出産には脳血管疾患のリスクがあると聞き、妊娠・出産に不安を抱えています。昨年結婚をし、妊娠を計画しています。予定通りならば高齢出産の枠に入るかと思いますが、高齢出産には妊娠高血圧症による脳血管疾患のリスクがあると聞き、妊娠・出産に不安を抱えています。出産の際に脳血管疾患を患った場合の危険性や、どのくらいの入院と通院が必要となるのか、また、出産時の脳血管疾患に備えて、今からできる生活改善法などがありましたら教えてください。島根県:pinohinaさん(35)回答:高齢出産時の脳血管疾患のリスクについてお答えします。――妊娠と脳血管障害の関係ご結婚、おめでとうございます。高齢出産になると、心配の種はつきませんよね。妊娠・出産は、女性の身体にとても負担がかかるものです。ご相談者さまのおっしゃるとおり、高齢出産では、「妊娠高血圧症候群」になるリスクが上がり、また、妊娠そのものが脳血管障害の危険因子となってしまいます。若い女性に脳血管障害が起こる頻度は、妊娠により、非妊時と比べて1.5倍の発症を見る、という報告があります。原因としては、以下が挙げられます。妊娠による血液量の増加、心拍出量の増加妊娠によるホルモン作用(血管拡張、血管壁の変化など)妊娠による凝固系の亢進脳血管障害が起きる妊産婦は1万人に1人程度といわれています。出産の際に脳血管疾患を患った場合の危険性、とのことですが、母体の死亡率は9~38%とかなりの高確率になります。また、脳血管疾患を乗り切っても、まひ、言語障害などの後遺症が残る割合は、40~63%とこれもまた高い確率で見られます。どのくらいの入院、通院になるのかは、発症した状態によってまったく異なるので、何とも言えません。<「妊娠高血圧症候群」の予防>妊娠高血圧症候群を防ぐポイントとしては、以下のことに気をつけましょう。■塩分を控えるこれは、普通の高血圧症の方の食事療法にもなりますね。スパイスを効かせるなどして、塩分を減らしても、食事を楽しめる工夫をしましょう。■ストレスを解消するストレスがたまると、交感神経が緊張して、血圧が上がる傾向があります。妊娠しているときは、心配でストレスがたまることが多いでしょうが、ストレスを解消する方法を見つけて、リラックスした妊婦生活を送れるようにしましょう。■体重に気をつける体重の増えすぎには気をつけましょう。健診を忘れずに受けることで、体重増加の制御になります。高齢出産では、リスクが伴うことが多く、心配になることも多いと思います。健診をしっかり定期的に受け、かかりつけの産婦人科医の指示に従うようにしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:一般的に何歳ぐらいから脳血管疾患の危険性が増すのでしょうか?30代半ばの主婦です。父方、母方両方の祖母が、脳卒中が原因で、認知症になったり、亡くなったりしました。私自身はお酒もたばこもたしなみませんが、一般的に何歳ぐらいから脳血管疾患の危険性が増すのでしょうか?また、早期発見できた場合とできなかった場合、どれだけの医療費の負担差が予想されるでしょうか?滋賀県:atuさん(35)回答:年齢と「脳血管疾患」の関係についてお答えします。――「脳血管疾患」の危険因子一般的には、脳梗塞などの脳血管疾患は、中高年や高齢者に発症することが多いです。一方、脳血管疾患の一つであるくも膜下出血は、40代、50代の働き盛りにも起きますので、特定の年代に限ったものではありません。では、脳血管疾患の危険因子を見てみましょう。■高血圧最も危険な原因は「高血圧」です。軽度の高血圧者(上の血圧が140~159mmHgほど)が脳卒中で死亡する危険度は、至適血圧者(してきけつあつ:理想的な血圧の値のこと)(110~119mmHg)と比べ、約3倍になります。重度の高血圧者(上の血圧が180mmHg以上)の場合、リスクは7倍以上に高まります。その他の要因は下記が挙げられます。 ■不整脈 「心房細動」という不整脈は、心臓が原因で起こる脳梗塞の最大の原因になります。きちんと脈を刻めない心臓は、流れが滞り、血液の塊ができてしまいます。その塊が脳へと飛び、脳梗塞になるのです。主な原因は高血圧、心筋症、心臓に酸素を送る冠動脈の動脈硬化です。しかし、過度な喫煙、飲酒、過労なども発作を誘発する場合があります。■脂質異常症動脈硬化を引き起こすLDLが高いと危険です。■高血糖状態糖尿病により高血糖状態が継続し、脂質が高い状態も加わると、動脈硬化を促します。脳の毛細血管まで硬化すると、脳梗塞のリスクが高まります。■喫煙たばこを吸わない人に比べて2.0~2.5倍も危険性が高いといわれています。喫煙をすると、血圧が上昇し脳の虚血が進行します。一酸化炭素やニコチン、タールなどが身体に入り、全身の血管が収縮するためです。 ■過度な飲酒お酒は、ほどよく飲む分には身体のリラックスや食欲の増進、血の巡りをよくするといった、プラスの効果があります。ですが、過度な飲酒は、肥満・動脈硬化・高血圧・糖尿病を引き起こし、また脳卒中のリスクを高めます。上記以外にも、家族に脳血管疾患になった人がいる場合は、脳卒中になる危険性が高くなります。遺伝の問題のため予防は難しいですが、発症のリスクが高いことを知っておいてください。<早期発見できた場合とできなかった場合の治療費>また、早期発見できた場合とできなかった場合の治療費の差、ということですが、脳血管疾患の一つである脳梗塞の場合を見てみましょう。この場合は早期の対応が重要になります。発病から3時間以内であれば、t-PAという薬を使用し、原因となった血栓を溶かすことが可能だからです。この条件に当てはまった50代の男性の場合、入院10日、治療費負担額30万円ほどで済んだのですが、t-PAを使用した治療を行うことができなかった70代の男性は、脳の血管が狭くなった部分を広げるためにステントという器具を入れる手術を行い、25日入院しました。結果、80万円ほど負担することになったのです。早期発見で、しかも血栓溶解療法が適応できた場合には、そうでない場合と比べ、治療費に大きな差が見られます。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:不整脈は脳血管疾患の原因になると聞いたことがありますが、気をつけることはありますか不整脈と言われたことはありませんが、健康診断の血圧、脈拍の項で再検査や要観察となることがあります。不整脈は脳血管疾患の原因になると聞いたことがありますが、気をつけることはありますか?また、3カ月前に歩行中に車に接触し、転倒してアスファルトに後頭部を強打する事故に合いました。しばらくめまいが続きましたが今は回復しています。事故の後で脳出血の原因となることはありますか?埼玉県:みのりさん(44)回答:「不整脈」と「脳血管疾患」の関連性についてお答えします。―――「不整脈」と「脳血管疾患」の関係まず、一つ目は、不整脈と脳血管疾患の関連性に関するご質問ですね。不整脈は脳梗塞の原因として非常に重要なものと考えられていますが、すべての不整脈が脳梗塞を起こすわけではありません。健康な人にも不整脈は起こることがありますが、危険な不整脈が起こると脳梗塞を起こしたり、倒れたりすることがあります。脳梗塞と特に関連が深いと考えられている不整脈は「心房細動」と呼ばれる不整脈です。この心房細動について、少しご説明しましょう。心臓は身体の各部に血液を送り出すポンプの働きをする臓器で、左右二つずつの心室と心房とからなります。心臓の筋肉が拡張と収縮を繰り返している時、微弱な電流が発生します。心電図検査はこの電流の活動を読み取ることで、心臓の各部の働きを調べる検査になります。正常な心臓であれば、心房の収縮→心室の収縮→心室の収縮の終了、と規則的に波が出現しますが、心房細動の状態になると心房の筋肉が不規則に収縮し、小刻みに震えたような状態になります。このため、心房の中の血液の流れが滞り、主に左心房の壁の一部に血の塊(血栓)ができてこれが血流に乗って脳などに運ばれ、脳梗塞を起こすことが知られています。このメカニズムにより、心房細動のある人は、ない人に比べて脳梗塞の発症率は5倍も高いといわれています。心房細動は女性より男性に多い傾向があり、加齢とともに増えてくる傾向があります。また、高血圧や糖尿病、強いストレスなどがあると心房細動が発症しやすく、遺伝性もあることが知られています。食生活や運動習慣、適切なストレスの解消といった予防を心がけることが、脳梗塞を避けるための第一歩といえるでしょう。もちろん、もし心房細動を発症してしまったら、薬物療法はじめ適切な治療を続けることは非常に重要です。<脳の出血について>また、二つ目の、頭を強く打った数カ月後に脳に出血が起こる可能性に関するご質問ですが、頭部を強く打った後しばらくしてから、脳と脳を覆っている硬膜との間に徐々に血腫ができ、さまざまな症状が出る「慢性硬膜下血腫」という病気が知られています。高齢者に多い傾向がありますが、若い方に発生することもあり、頭痛や歩行障害、片麻痺や物忘れなどで気づかれることがあります。頭を打ったあとにある程度時間が経過していても、「おかしいな」と思われたらぜひ脳神経外科を受診してください。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日「anan」2029号11/16発売は「腸と血管。」特集。今週の表紙はNMB48の山本彩さん。表紙撮影ストーリーを紹介します。さや姉が人を惹きつけるワケは“美腸”にあり!?初のソロアルバム『RAINBOW』をリリースし、いまノリにノっている“さや姉”ことNMB48の山本彩さん。その美声のほか、さや姉がスゴいといわれているのが、アスリート並みと称される腹筋。今回特集テーマが「腸と血管」ということもあり、表紙撮影でもその腹筋を披露してもらいました。数々の男性誌でグラビアを飾ってきたさや姉が、今回初めて女性誌の表紙に登場!ということで、意識したのは衣装&撮り方。お腹を見せてもらうにしても、グラビア的なドヤ感なく、あくまでもナチュラルに撮りたいという思いから、カーディガンをはだけさせたり、タートルネックのニットをめくりあげてもらったり、自然な肌見せを意識しながら撮影していた…はずだったのですが、さや姉の美肌を目の前にすると欲張らずにはいられず、いつしか「お腹が見えても、美しいデコルテが見えない!」「お腹を見せつつ、太もももぜひ!」と、編集&スタイリスト、ヘアメイク…女性スタッフがよってたかって、思いつくすべての手段で肌見せに奮闘することに。そんな(!?)吸引力のある美肌の源ともいえる、さや姉の「美腸術」は本誌インタビューでご確認ください!! (N)
2016年11月15日ダイエットフードは、年齢によらず、一緒だと思っていませんか?でも、年齢によって体が変わってくるので、必要な栄養素が違ってきます。きれいな身体作りができるヘルシーな食品でダイエットができる食べ物とは?年齢に合った体型をきれいにする食べ物を見てみましょう。20歳以下バランスの良い方法で栄養をとることがとても大切な年代です。ヴィーガンダイエットや炭水化物抜きダイエットも正しくしないと、この年代の体にとって悪いです。骨を作るためにカルシウムとマグネシウムがとても大切。くるみ、緑色野菜を食べましょう。脂肪分も避けすぎてはいけません。ホルモンを作るのに役立ちます。また、お肌のために亜鉛や植物繊維が豊富な食品を食べましょう。卵や鶏肉は亜鉛とプロテインを含みます。将来の健康の基盤を築く時です。丈夫な骨作りを心がけてください。20〜25歳ビタミンDをたくさん摂るようにすることが大切。この時期友達との付き合いが増え、よく食べてよく飲みます。それを修正してくれます。きのこ、緑の葉野菜、サラダ、魚を食べましょう。鉄分も大切です。25〜30歳マグネシウムをたくさんとりましょう。仕事のストレスを軽減し、正常なメンタルを保つのに役立ちます。いちご、アボカド、ほろ苦いチョコレート、シリアルが効果的。糖分は身体のエネルギーを消費します。この年代の女性は半数がカリウム不足になっているので注意!30〜40歳この時期は女性として変化があります。妊娠や出産する人も多いです。ほうれん草、アスパラガス、いちご、柑橘類をたくさん食べましょう。メンタル面を整えるのに大切なのは野菜とレモンのシェイクを作ると良いですよ。朝食にいかがですか。40〜50歳エネルギーや集中力が落ちてしまう時期です。抗酸化作用のQ10が減少します。ヒラメ、鮭、イワシを週に1〜2回食べるようにしましょう。抗酸化作用の高いものを意識して食べないといけません。閉経後体がどんどん鈍くなってくるので、食べる量を抑えないといけません。ひよこ豆、ごま、大豆食品を食べましょう。お肉の代わりに豆腐を使った料理にしましょう。和食中心の料理にし、納豆も積極的に食べてください。いくつになってもヘルシーな食品で、きれいな身体作り目指しましょう!
2016年08月24日肌はケアをしていないと年齢とともに衰えていきます。過剰なケアは逆効果になりますが、手入れを始める年齢が早いほど肌は健康をキープできるものです。年齢によって劣化する肌との付き合い方と”肌老化”を防ぐ3つのポイントをご紹介します。加齢による肌トラブルの原因って?若い時は特に何も気を付けなくても、お肌に潤いや弾力がありますよね。でも、年齢を重ねるごとに、お肌に関する悩みが増えていきます。加齢による肌トラブルの原因は「肌老化」です。身体の機能は生まれた時からどんどん衰えていくものなので、肌が衰えていくのも仕方のない事ではあります。ですが、生活習慣やどのような肌のケアをしていたかで、肌老化の始まる年齢や老化具合は人によって大きく変わります。「肌老化」を防ぐ3 つのポイント1.紫外線カット紫外線は肌老化を早める一番の敵です。つまり、日焼けした黒い肌でも構わないという人でも、若々しい肌をキープしたいならUVケアはマストです!夏だけ徹底しても意味ないので、1年を通して行いましょう。2.コラーゲンを増やすコラーゲンそのものを摂取するのではなく、コラーゲンを作る「線維芽細胞」を活性化させる成分を化粧品から補いましょう。コラーゲンを増やすのに有効な成分には、特に「ビタミンC誘導体」「ナイアシン」「レチノール」があります。コラーゲンだけでなく、ターンオーバーを促進させる働きもあるので、マルチな肌老化対策としてはとても有効な成分です。3.定期的なピーリングピーリングとは、肌表面に残ってしまっている古い角質を剥がすことで、加齢によって遅くなっていくターンオーバーを早める効果があります。古い角質を人工的に剥がしてしまうことで、新しい細胞ができる準備が整い、コラーゲンも作られやすくなるからです。ピーリング剤には、洗い流すタイプと洗い流さないタイプのものがありますが、お肌への負担が小さい洗い流すタイプがお勧めです。若い内から高価な美容液などを使い、お肌を甘やかすことはNGです。それは若い年代に限ったことではなく、肌の衰えが始まる30代、40代においても言えることです。その年代に必要なケア、まずは自分のお肌の状態を把握して、お肌に必要な正しいケアを日々実践していくことが大事です。いつまでも肌の健康をキープして、素敵に年齢を重ねましょう!
2016年08月11日自分の太もも、ふくらはぎ、すねをじっくり見てみましょう。もし以前よりも青い血管が浮き出ている、血管がボコボコしているなどの症状があれば、「下肢静脈瘤」になっているかもしれません。下肢静脈瘤は30代以降の女性に多くあらわれます。見た目を損なうだけでなく、悪化すれば手術が必要になる病気です。なぜ血管が浮き上がるのか血管が浮き上がる原因は、冷えや長時間の立ち仕事による血行不良、加齢による代謝の悪化などです。ショップ店員や美容師など、立っている時間が長い仕事をしている人や、妊娠や出産をした女性に多くおこるといわれています。遺伝的な原因もあり、家族に下肢静脈瘤の人がいると7、8割の人に症状があらわれるそう。下肢静脈瘤は血管の静脈弁が正しく閉じないことで、血液が逆流します。すると、足の血管がボコボコとコブになる、足がだるい、むくむ、眠っているときに足がつるなどの症状があらわれるのです。 下肢静脈瘤の進行を食い止める症状が初期の段階なら、生活の改善や通院で悪化を防げます。●生活の改善体重が重いと下肢に負担がかかり、血流が悪くなります。適正体重をたもちましょう。じっとしている立ち仕事の人は、その場で足踏みをしたり、歩きまわるなど1時間に数回は足を使って血行をよくしましょう。●弾性ストッキング弾性ストッキングは、足に圧力をかけることで血の流れの停滞を防ぎ、静脈の働きを助けます。薬局で販売していますが、下肢静脈瘤ができている場合は医師の診察を受けましょう。症状にあわせたタイツを履かないと、悪化させてしまう可能性があります。病院では、効果が高い医療用弾性ストッキングを処方しています。●硬化療法まだ軽い症状なら、通院して治療できます。硬化療法は静脈に、血液を固める硬化剤を注射。浮き上がっている血管を弾性包帯で圧迫します。傷跡がほとんど残らず10~15分で処置が終わり、その日のうちに歩いて帰れます。ただし再発する可能性があります。下肢静脈瘤が悪化したり、根本から治したいなら手術を症状が悪化した場合は、ストリッピング手術をします。弁の開閉ができなくなっている静脈を、切開した足の付け根やひざから引き抜くものです。下半身か全身を麻酔しておこないますので入院が必要になる場合があり、皮下出血や神経障害などの後遺症がリスクになります。しかし血管のボコボコや、足の不愉快な症状からは解放されます。下肢静脈瘤は手術が必要になるまで悪化させると、おおごとになります。こまめに自分の足に血管が浮き出ていないかチェックして早期発見を心がけましょう。
2016年05月12日キヤノンは3月28日、眼科機器である光干渉断層計「OCT-HS100」を用いて、網膜の血流の状態を可視化し、血管形態を描出する画像処理技術「OCT Angiography」のオプションソフトウエアを4月7日より発売すると発表した。OCT Angiographyは、光干渉断層計で取得した網膜の断層画像から血流情報のみを抽出し、血管像を再構築することで眼底の血管形態を描出する画像処理技術。造影剤を使用しないため、アレルギー反応を引き起こすリスクを伴わずに、網膜や脈絡膜血管内の血流の状態を可視化できる。OCT Angiographyの画像は、毎秒約7万本の高速スキャンにより最短約3秒の検査時間で取得できるため、被検者の負担を軽くすることに加え、目が動くことによる画像への影響が軽減され、高精細な画像を得ることができる。また、縦分解能3μmという解像度により、網膜血管網を高画質に3D表示でき、立体情報の把握が可能となっている。なお、4月7日~10日に仙台国際センターで開催される「第120回 日本眼科学会総会」の器械展示会にてOCT Angiographyのデモが実施される予定。
2016年03月28日EIZOは12月9日、4K超高精細映像伝送による血管内治療・遠隔指導システムの共同研究契約を、金沢大学とPFUビジネスフォアランナーと締結したと発表した。CTなどの画像診断装置で体内を見ながら、細いカテーテルなどを用いて血管の中から病巣に到達して行う血管内治療は、患者の身体に負担が少なく大きな効果も期待できるが、高度な専門的知識と医療技術が必要とされる。そのため、高難度の治療においては熟練した専門医の確認のもとでの施術が望まれるが、常にそのような体制で実施できる施設は多くない。こうした課題に対し、今回の共同研究では、4K超高精細映像のリアルタイム伝送技術を用いることで、遠隔地からカテーテルによる血管内治療の手技指導を可能にするシステムを開発し、2017年に実用化することを目指す。同システムはEIZOの4Kタッチモニタを含む医療ソリューションと、PFUビジネスフォアランナーの超低遅延・4K高精細映像伝送技術を組み合わせ、治療に必要な複数の医用画像を4K映像に合成して遠隔地へ伝送し、遠隔地から指導医が音声と自身の手差し映像を伝送することで、映像伝送の遅延が極めて小さいリアルタイムな遠隔指導を実現するというもの。研究では金沢大学が医療現場からのアドバイスおよび実証実験を、EIZOが医療用4Kタッチモニタおよび4K映像合成装置を、PFUビジネスフォアランナーが4K映像伝送装置およびカメラ、音声機器とシステム全体のインテグレートを担当する。3者は、同システムを実用化することで、地域遠隔医療の発展や指導下での施術機会増加による手技技術、安定性、治療効果の向上、指導医の負荷軽減、施術スケジュール調整の容易化などの効果が期待できるとしている。
2015年12月09日日本人とアメリカ人では、考え方がいろんな面で異なります。それは年齢に対する考え方、性別の違いに対する考え方も同様。ちなみに今回、海外留学経験のあるMadokaさんに伺ってみたところ、アメリカの方が差別は少ないとのこと。また日本は、性別による不公平もまだ残っています。「第7回世界経済フォーラム 2012 年グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート」による「性別による公平さ」では、日本は135カ国中 101位という結果でした。かなり低い順位に驚きますが、自由の国アメリカはどうでしょうか?性別や年齢差別事情をくらべてみましたのでご紹介したいと思います。■アメリカでは面接で年齢・国籍を聞かないアメリカでは、年齢制限や性別による対応が日本とかなり異なっており、まず面接の際に年齢、国籍は聞かれないそうです。また、履歴書に写真も不要。これはMadokaさんの体験ですが、J1ビザパスポート企業を探しているときも年齢の記載・写真がいらなかったといいます。アメリカには年齢差別禁止法という、日本にはない法律があります。もともとアメリカは生まれたときから貧富の差があったり、人種差別などもまだ一部では残っていたりするのが現実。だからこそ不平等を解消するために、誰もが公平に扱われるような法律が整えられているのかもしれません。■アメリカでは50代で大学に行く人もいる!アメリカ人が年齢を気にしない理由のひとつに、「30代でも40代でも50代でも、自分のステップアップのために大学に行って学ぶ人が多い」ことがあるようです。日本人も、社会人から大学で学ぶ人は増えてきましたが、どちらかといえば「なんでいまさら……?」という見方の人が多いのではないでしょうか。また日本の場合、ある一定の年齢までに方向性を決めないと、転職や再就職が厳しい状況になるのは事実です。面接で年齢を聞かないアメリカとは大きな差がありそうです。■アメリカでは「女性に年齢を聞くのは失礼」アメリカで誰かと知り合ってお話をするとき、女性に年齢を聞かれることはまずないそうです。それはアメリカ人の「女性に年齢を聞くのは失礼」という考え方からで、年齢自体もあまり気にしてない人が多いようです。一方、日本人はどうでしょうか。Madokaさんは日本人の知人男性に年齢を聞かれ、「30歳です」と答えると、「結婚は?」「そろそろ焦ったほうがいいよ」など“大きなお世話”な発言をされたことがあるそう。日本は特に、女性の年齢に対して過剰な反応する風潮がありそうです。また、仕事面でも性別の差はあります。日本の会社の上層部はほとんど男性が占めていますね。そのあたりも、性別による不公平がまだまだ残っている理由かもしれません。そしてMadokaさんは、こう語ります。「日本の年齢差別は、長年続く“年齢を基準にする文化”のなかにあっては、なくなることは難しいと思います。ニュースは記事には必ず、名前と一緒に年齢が記載されています。しかし海外の新聞で、年齢は記載されません。まずはマスコミが、こういうところに気をつけてほしいです。私たちが普段気をつけることとしては、“人に会った際に年齢を聞くのを控える(特に女性に対しては)”、“年齢で人とつき合うのではなく、その人の中身を知ってつき合う”などがあります。2020年には東京オリンピックも開催されるので、こういった面でも先進国として恥ずかしくない振る舞いができればいいなと思います。また、いま若い方たちの留学数が減っていると聞きますが、グローバルな視野を持つことも重要。年齢という固定観念に縛られず、自分の視野を広げられるチャンスだと思うので、海外に興味のある方はどんどん外で学んで吸収すべき。それも、日本の年齢差別を減らせていけるチャンスのひとつかと思います」*アメリカ人とくらべると、日本人は年齢を気にする人が多いという事実。もともとアメリカで暮らしていた人にとって、それは窮屈な部分かもしれません。「履歴書に年齢を書かなくてよいレベル」に、少しでも早くたどり着きたいものですね。(文/齊藤カオリ)【取材協力】※Madoka・・・2012年から1年強アメリカ、サンディエゴとロサンゼルスに留学。帰国後は東京在住、外資券企業に勤務。【参考】※年齢差別の多い国 日本、少ない国アメリカ-My diary in San Diego&LA&Tokyo
2015年10月07日年が違う子との触れ合いは、子どもにとってメリットがたくさん! 実際に、異年齢児保育(縦割り保育とも言います)を導入している園は多く、年齢差のある子同士の繋がりを大事にしています。「学年が違う子どもと遊んでいても、学ぶものはないんじゃない?」と思うかもしれませんが、実はいろいろなことに期待ができるのです。今回は、異年齢児と遊ぶ時間を与えることで得られるメリットについて紹介していきましょう。年上の子にとっては「やさしさが芽生える」年上の子は、年齢が下の子と遊ぶことで、やさしく接すること、物事を教えてあげることが自然にできるようになります。下の子に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と言われることが嬉しく、格好つけようと頑張る姿が見られることもあるでしょう。自分が苦手なことでも、下の子が見ているからと思って克服しようとしたり、一緒に遊んでいるうちにお友達に譲ってあげるという気持ちも芽生えてきたりします。普段同い年の子と遊んでいると、お互いが自分の我を通そうとしたり、感情的になったりしてしまいますが、自分よりも年下の子と遊んでいると、同い年の子と遊んでいる時とは違った感情が生まれやすいのです。年下の子にとっては「成長に繋がる」反対に、年下の子にとっては、お兄ちゃん、お姉ちゃんの様子を見ながら「こうやってするんだ」「こんなふうになりたい」という気持ちが出てきます。年上の子に対する憧れのような感情も芽生え、自分なりに考えて学習しながら成長していくことができるのです。兄や姉がいる子の成長が早いように感じるのも、年齢の異なる子との触れ合いが多いからといえるでしょう。異年齢児との触れ合いは、心を育むことができる異年齢児との触れ合いは、お互いの心を育むという意味ではとても重要な役割を果たしてくれます。ちょっとしたケンカがあっても、上の子が先頭に立ち、子ども同士で物事を解決しようとしたり、チャレンジ精神を養うことができたり、思いやりの心ができたりと、子どもたちの心を大きく成長させることができるのです。たとえば、年齢の違う子に対して、自分の言い分を主張するのは難しいことです。特に、年齢が上の子は下の子に手を出すことはできないし、下の子が理解できるよう、言葉を選んで伝える必要もあります。最初はぎこちないやり取りになるかもしれませんが、少しずつ子どもたち同士で考え、成長することで次第にスムーズなやり取りができるようになるでしょう。保育園、幼稚園選びのポイントにもなる異年齢児保育。近所に年齢の近いお友だちがいるのなら、積極的に関わりを持つようにすると、お互いの子にとって、よい影響があるはずです。
2015年07月26日「タバコの害」と聞くと、真っ先に「肺の病気」を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、実はタバコが心臓や血管の疾患とも深い関係があることをご存じでしょうか? 正しい知識を持つことが禁煙への第一歩です。そこで、内科・循環器科ぴあーすクリニック院長、ピアス(大貫)洋子先生に、喫煙と心臓・血管疾患の関係や禁煙外来について話を聞きました。○タバコと心臓疾患の関係――まずは喫煙と心臓・血管疾患との関係について教えてくださいピアス先生「タバコに含まれる主な有害物質は、ニコチン、タール、一酸化炭素の3つ。このうち、特に一酸化炭素は動脈硬化を促進します。動脈硬化が進むと狭心症や心筋梗塞といったリスクが高まりますので、喫煙と心臓・血管疾患は密接な関係にあるのです。中には、狭心症の治療を行っていた方が、タバコを吸った途端に心筋梗塞になったというケースもありました」――喫煙によって、どの程度リスクが高まるのでしょうか?ピアス先生「喫煙によって、肺がんを発症する確率は非喫煙者の4.5倍に、また心筋梗塞・脳卒中には2-3倍にリスクが高まるという研究データがあります(※)。また、たとえ禁煙しても、非喫煙者と同程度のリスクに戻るまでには15年かかると言われているのです。本数を減らせば病気になる確率は多少左右されるかもしれませんが、リスクが大幅に軽減されることはありません。やはり、病気のリスクを減らすためには、できるだけ早く禁煙するのがベストです」(※)日本がん疫学研究会発行の『生活習慣と主要部位のがん』より――よく「血管年齢」という言葉を耳にしますが、これはどういったことでしょうか?ピアス先生「血管年齢とは、動脈硬化の度合いのことです。動脈硬化が進む、つまり血管年齢が高くなるというのは、血管が硬くなったり、内腔が狭くなったりして、つまってしまいます。そして狭心症などの心臓・血管疾患をはじめ、脳梗塞などのリスクも上がります」○禁煙外来は保険適用が可能――ぴあーすクリニックでは禁煙外来に力を入れているとのことですが、その理由を教えてください。ピアス先生「私は心臓血管外科医師として、多くの患者さんの治療にあたってきました。しかし、大変な治療を経て治っても、しばらくすると心筋梗塞になったり、脳梗塞になったり、肺がんになったり……というケースが非常に多いのです。せっかくの治療が無駄になってしまいます。これは、根本から変えていかなくてはならないと感じました。『病気にならないように、指導、管理、治療ができないものか?』と。こういった疾患には、喫煙習慣が大きく関わっていますので、禁煙外来はその方法の一つ。禁煙外来は私のライフワークです」――患者さんはどのようなきっかけで禁煙外来に来られるのでしょうか?また、どのような治療をするのですか?ピアス先生「会社や家族に禁煙を促され、来院する患者さんが多いです。中には、『孫に臭いと言われて……』というおじいちゃんも。禁煙外来ではまず、タバコの害や禁煙のための心得などを説明し、吸いたくなったときの対処法をお話します。具体的には、薬を出しますので、それを利用するという流れです」――禁煙外来の効果について教えてください。ピアス先生「当クリニックでは、7割程度の患者さんが治療によって禁煙に成功しています。タバコがやめられない大きな原因は、実は『記憶』なのです。タバコを吸うと『よろこび』を与えるドーパミンというホルモンが出ますので、一時的にストレスが解消された感覚を味わえます。そして、この『スッキリした感じ』が記憶に残っているため、ストレスを感じるとタバコが吸いたくなってしまう。そんな場合に禁煙外来ではタバコを吸いたいという衝動を、 和らげる手伝いをします」――最後に、マイナビニュースの読者にメッセージをお願いします。ピアス先生「現在喫煙者でないのなら、まずは手を出さないこと。また、身近な人が喫煙者なら、タバコの害についてぜひ説明して、禁煙を促してあげてください。身近な人から言われると、それがきっかけとなって禁煙に取り組めるかもしれません。実は世界的に見ると、日本は禁煙後進国です。ずいぶん前からアメリカなどでは、禁煙は当然のこととして扱われていました。しかし、日本で禁煙外来が広く知られるようになったのはごく最近のこと。東京オリンピックも控えていることですし、ぜひ若い人たちから禁煙の和を広げていってほしいと思います」○今回お話を伺ったピアス(大貫)先生のプロフィール千葉大学医学部第一外科入局国立循環器病センター実験治療開発部研究員千葉県緊急医療センター心臓血管外科医長アメリカシアトルHope Heart Institute research fellow千葉大学医学部第一外科助手千葉県立循環器病センター心臓血管外科医長千葉県立循環器病センター心臓血管外科主任医長ぴあーすクリニック開設
2015年06月29日島津製作所は4月14日、血管撮影システム「Trinias series MiX package」を同日より発売すると発表した。なお、出荷開始は8月となる予定。同システムは、術前のCT画像と術中の血管撮影システムを連動させる3Dアプリケーション「SCORE Navi+Plus」や、血管壁輪郭のみを自動抽出するトレースマッピング機能「SCORE MAP」、ステントをリアルタイムで固定表示可能なPCI支援アプリケーション「SCORE StentView+Plus」などの機能強化により、治療時間の短縮と造影剤の軽減を実現した。また、2014年6月に発売した画像処理エンジン「SCORE PRO Advance」を搭載したことで、低被ばくで患者に負担の少ない治療が可能となる。価格(税別)はシステム構成によって異なるが、シングルプレーンシステムが3億円~、バイプレーンシステムが4億5000万円となっており、発売後1年間で100台の販売を目指すとしている。
2015年04月14日愛媛大学の研究愛媛大学では、医学部独自の教育プログラムとして「医科学研究」を実施しており、3年次から研究室に配属される。その中で、愛媛の特産物である「みかん」の血管保護作用を検討したところ、温州みかんと伊予柑で、対照とした水投与よりも優れた血管保護作用があることが判明した。研究成果は、オンライン雑誌PLOS ONEに2015年2月18日から公開されている。血管年齢血管は加齢により、硬化することが知られている。血圧脈波といって、心臓から血液が送りだされる時の鼓動が血管液を伝わるスピードを測ることにより、血管年齢を測定することができる。加齢による効果は微小な損傷や炎症など、様々な刺激を受けることで変化することによる。そのような刺激による血管の変化を血管リモデリングという。血管リモデリングは、修復という意味ではなく、血管の内腔を狭くし、血管を硬くする作用を指す。研究成果水、温州みかん10%、温州みかん40%、伊予柑10%、伊予柑40%をマウスに2週間飲用投与して、大腿動脈の肥厚を測定した。その結果、温州みかん40%、伊予柑10%、伊予柑40%で肥厚抑制効果が見られた。血圧、血糖値、体重には変化がなく、炎症マーカーも差がなかった。血管内皮細胞の増殖は温州みかん、伊予柑投与群とも減少を認めたが、伊予柑で顕著であった。酸化ストレスは伊予柑群でのみ抑制効果が見られた。考察温州みかん40%、伊予柑10%、伊予柑40%で血管リモデリング抑制効果が確認できた。これは血管内皮細胞の増殖抑制効果によるものと推定されるが、酸化ストレスに関しては伊予柑のみが効果を有していた。(画像はプレスリリースより)【参考】・愛媛大学プレスリリース・文献:Drinking citrus fruit juice inhibits vascular remodeling in cuff-induced vascular injury mouse model
2015年03月02日テルモは12月25日、膝下などの末梢血管内治療に用いるPTA(Percutaneous Transluminal Angioplasty:経皮経管的血管形成術)バルーンカテーテル「Tercross」を開発し、欧州で販売を開始したと発表した。PTAは、動脈硬化などで狭くなった足や手などの末梢血管を、カテーテルで押し拡げる血管内治療法である。従来の薬物治療や外科手術に加え、PTAバルーンカテーテルやステントを用いた血管内治療は、患者の身体への負担が少ないことから、今後広がることが見込まれている。同製品は、病変部での通過性を高めるため、血液に触れると潤滑性が増す親水性ポリマーを表面の一部に施している。また、バルーンの種類を、硬い病変部の拡張に適した耐圧性の高いバルーンと、狭窄した病変部での通過性を重視し、柔軟性を高めたバルーンの2タイプから選択できる。さらに、バルーンの長さも20mm~200mmで6品種がラインナップされており、膝下に多い長い病変部への対応を図っている。この他、カテーテルのシャフトに剛性の高い材料を用いることで、操作性も向上させたとしている。
2014年12月26日慶應義塾大学(慶大)は12月24日、ヒトの皮膚細胞を血管内皮細胞に転換する遺伝子を同定したと発表した。この成果は慶大医学部微生物学・免疫学教室の森田林平 専任講師と吉村昭彦 教授、久留米大学医学部心臓・血管内科学の安川秀雄 准教授、佐々木健一郎 講師らの共同研究によるもの。12月24日(現地時間)に米科学雑誌「アメリカ科学アカデミー紀要」のオンライン版で公開された。血管内皮細胞は、発生の初期に、血液細胞と共通の前駆細胞から作られることがわかっている。同研究グループは今回、血管内皮細胞だけでなく血液細胞の発生にも重要な転写因子18種類をスクリーニング対象とした結果、ETV2という遺伝子を、健常人から採取しヒト皮膚線維芽細胞に導入することで、血管内皮細胞に3~4%と高効率で転換することを見出した。また、ETV2が細胞内の別の転写因子と共役的に作用し、血管内皮細胞の分化に重要なさまざまな遺伝子の発現を誘導していることも突き止めた。実験ではさらに、このヒト皮膚線維芽細胞から転換させた血管内皮細胞を免疫不全マウスの皮下に移植したところ、1.5カ月後に成熟した血管の形成が観察されたという。また、下肢の血管を閉塞させて壊死を起こさせる下肢虚血モデルマウスに移植した場合、有意に虚血を回復させることが分かった。これらの実験により同方法で作成された血管内皮細胞は、生体内でも機能的な血管を形成でき、虚血性疾患の治療に使用できることが確認された。この「人工的」血管内皮細胞はETV2が発現し続ければ安定するが、発現しないと血管内皮細胞のままでいる細胞と、ヒト皮膚線維芽細胞に戻る細胞に分かれるため、今後、これらの細胞集団の違いをもたらすDNAレベルでの分子メカニズムを明らかにし、「ETV2フリーの安定な血管内皮細胞」を誘導する方法を開発できれば、安全で臨床応用可能な血管内皮細胞の開発につながると期待される。
2014年12月25日カルピスは7月14日、「カルピス酸乳」の発酵過程で生じる乳由来の2種類のペプチド「VPP」および「IPP」に、更年期に起こる血管内皮機能および血管柔軟性の低下を改善させる効果があることを動物試験で確認したと発表した。同成果は、同社発酵応用研究所ならびに国立循環器病センター心臓血管内科部長の北風政史氏らによるもの。詳細は、7月10日~11日にかけて開催された「第46回 日本動脈硬化学会」にて発表された。これまでの研究から、「VPP」と「IPP」は、血管内皮機能改善、動脈硬化抑制、血管年齢の若返りなどの可能性があることが報告されており、研究グループではこれらのペプチドを「年齢ペプチド」と名づけ、有用性の実証を進めてきたという。血管機能は加齢に伴い低下するが、中でも女性は45歳頃を過ぎ更年期に入ると血管内皮機能が低下し、その状態が続くことで血管が硬くなり、動脈硬化の発症が加速することが知られている。今回の研究では、「年齢ペプチド」が更年期に起こるそうした血管機能障害に与える影響の評価を行ったという。具体的には、更年期の症状を示す卵巣摘出ラットを3群にわけ、それぞれに、水、水に「VPP」、「IPP」を溶解したものを、また対照群として更年期の症状を示していない健常なラットに水を24週間自由に飲水摂取させた後、血管内皮機能の指標である、血管拡張度と血中NO濃度、また血管の硬さの指標である脈波伝播速度(PWV)の測定を行ったという。その結果、モデルラット群では、更年期障害に伴い血管拡張度が有意に低下したものの、「VPP」、「IPP」を摂取させた群では、血管拡張度の低下が有意に抑制されたほか、血中NO濃度も同様の結果を示すことが確認された。また、モデルラット群では更年期障害に伴い脈波伝播速度(PWV)が有意に上昇し、血管が硬くなったが、「VPP」、「IPP」を摂取させた群では、脈波伝播速度の上昇が有意に抑制され対照群と同程度の柔軟性を示すことも確認されたという。研究グループでは今回の結果について、ヒトにも応用が可能であり、更年期を迎えた女性の動脈硬化や循環器疾患の予防に役立つ可能性が考えられるとコメントしている。
2014年07月17日(画像はニュースリリースより)発芽米パワーのPSGを使った、血管が詰まらない、健康な体へと導くサプリメント発売!株式会社ファンケルは「発芽米パワーPSG」を2013年11月20日から新発売する。東海や中京地区の、通信販売や直営の店舗で販売される。ファンケルは、心も体も健康な状態が継続することを意味するGood Agingが現実になるために、調査を日々重ねている。そして、詰まらない血管を保つことの大事さに注目して、ファンケルならではの発芽玄米についての調査によって、発見されたPSGを使ったサプリメントが誕生した。「PSG」は血液の流れをスムーズに維持するための環境を調整する作用があることが、ファンケルならではの研究によって、証明されてきている。パッケージは鮮やかな桃色で「PSG」の大きなロゴ文字が消費者の興味を抱かせる、シンプルで、上品なデザインとなっている。発芽玄米に含まれる、貴重な「PSG」が調合されたサプリメントファンケルならではの研究によって発見された「PSG」は発芽玄米に0.02%しか保有されていない、とても貴重な原料だ。このサプリメントには、「PSG」が50mg調合されている。これは、ファンケルの発芽米のおよそ「10杯分(発芽米1:白米2で炊いた場合)」もの量に相当する。これにより、日常の食生活の中では、豊富に体内に取り入れることが難しい成分を、簡単に摂取できる。また商品には「トコトリエノール」「玄米ポリフェノール」「ポリコサノール」の3つの成分が調合されており、「PSG」の作用をサポートしてくれる。また体内で能率的に働くように「体内持続製法」が用いられている。具体的には、1日の、目安の6粒中の3粒に対しては「プロテクトコーディング」をしている。そしてコーディングなしの、残りの3粒との時間の差を持ちながら、体内で溶けるように、こだわりの工夫がされている。<参考】▼株式会社ファンケル(ニュースリリース)肌荒れ、倦怠感、貧血・・・原因不明の「ちっちゃい体トラブル」は、まとめてポイ! 再び注目されている成分とは?
2013年11月12日40 歳以上の女性の美容と健康を考えたサプリメント「美時」をリニューアル発売したファンケルでは、40 代から50 代の女性 516 人に「女性の年齢による体調の変化に関する意識調査」を実施した。この調査結果から、多くの女性が、見た目年齢と実感している体の年齢の間にズレがあることが浮き彫りになった。質問1: ご自身は、人から実年齢とどのくらい開きがあると言われることが多いですか? 人から見た目が若いと言われたことのある人は 69.1%と7割近い。そのうち27.5%の人は5歳以上若いと言われていることがわかり、美魔女ムーブメントが広がっていることがわかる。 質問2:ご自身の身体年齢は、実年齢と比較してどのくらい開きがあると思いますか? 一方、身体年齢は、46.5%の人が実際より上と感じているよう。年齢相応と答えた人も 35.9%おり、トータルで 82.4%の人が身体年齢は歳相応以上と実感している結果に。見た目は若いけれど、身体は年齢以上に疲弊していると実感している人が多いことが分かる。 質問3:ご自身は現在、年齢による肌の不調を自覚していますか? 肌の不調を自覚している人は 84.9%。質問1で7割近くの人が見た目は若く見られてる、と答えた一方で、肌の不調を自覚している人は多いようだ。 質問4: 肌の不調とは、具体的にどのような症状ですか? アンケート結果を見ると「乾燥するようになった」「吹き出物が出るようになった」「ハリがない」「たるんだ」「くすんだ」…、という現象に悩まれている声が多く出ていることが分かる。 質問5:ご自身は現在、年齢による身体の不調を自覚していますか? 不調を自覚しているのは、全体の 95.3%。うち 4 人に 1 人はかなり強く自覚しているよう。 質問6:体調の良い日は肌の調子も良いと感じますか?肌は体調のバロメーター。78.5%の人が、体調と肌はリンクしていると考えている。体調を整えることで肌の調子を上げ、見た目年齢の若さにさらに磨きをかけていきたいところ。 ファンケルのサプリメント「美時」は、40 代以上の女性の美と健康、そしてエイジングケアのために、身体に溜まった老化物質を「捨てて」、新しいものを「つくり出す」ことが重要であると考え、老化物質の分解・除去に着目した「活性大豆サポニンB型」を配合したほか、吸収にすぐれた「大豆イソフラボン(アグリコン型)」と「ビタミンC」を新配合している。(左)約30日分(アルミ袋)240粒 /(右)約30日分(ボトル)240粒その他にも「コエンザイムQ10」「HTC®コラーゲン」「ヒアルロン酸」など健康とキレイを体の内側からサポートする 6 つの成分を複合的に配合し、「なんだか疲れやすい」「朝、すっきり起きられない」など、この世代の女性特有の悩みをサポートしている。「美時」は、今と将来のケアをすることで、おとなの女性がいつまでも若々しく美しくいるためのエイジングケアを支えていく。これからの美容のために「美時」を今日からの習慣にしてみては。ファンケル「美時」 公式サイト
2012年11月05日血管は全身に酸素と栄養を送る、大事なパイプ。生きていれば誰にだって存在するものです。美しくありたいために、お肌のスキンケアにお金をかける人が多いですが、それと同様に体の中もしっかり美容ケアすることは大切ですよね。そこで大事な体のパイプラインとする血管は、年齢とともに動脈硬化などが進むと血の巡りが悪くなったり、お肌や体の老化を進めることになるのです。したがって、「血管年齢を若く保つこと」が大切なのです。それには、体に入れる食生活が大きく影響します。また運動・睡眠などの当たりまえの生活をケアすることがポイントとなります。以下のチェックが多ければ多い人ほど、血管が老化する危険度が高いです。ぜひ、チェックしてみてください。<血管が老化しやすい人>■野菜は食べず、こってりとした肉料理が好き■スナック菓子やインスタント食品やコンビニの食事を食べる■たばこを吸う■血糖値が高い■ほとんど運動はしない■睡眠不足だ■濃い味付けが好き■すぐカッとなりやすい■中性脂肪やコレステロール値が高いその他、冷えから血行不良になると肌に栄養が行き届かず肌の老化が進むんですよ。女性は冷えで悩んでいる方も多いので、日ごろから体を冷やさないように気をつけましょう。チェックが多いなと感じた方は、いま一度自分の生活を血管の若さを保つように心がけましょうね!血管年齢を若くして、お肌も細胞も若々しくなりましょう。
2012年09月17日アラサー女子にとって、他人から実年齢より上に見られることほどショックなことはありません。ちょっとしたポイントで、見た目年齢は大きく左右されます。これを取り入れれば即! 見た目年齢を若返らせる、そんなテクニックをご紹介します。 ■メイクでアンチエイジング肌のきれいさが見た目年齢を左右する、というのはよく知られています。でも、お肌のケアは長期戦。それよりも、一瞬で印象を若くしてくれるのがメイクです。ポイントは目元と口元です。アイメイクは、黒目がちに見えるような工夫を。まつげの隙間をアイラインで埋め、アイシャドーを黒目の上にだけ幅広に入れるなどすると、目の印象がアップします。また、口角が下がっていると一気にふけ顔に。口紅は、下唇の口角を少し上げ気味に描くとよいでしょう。若く見えるメイクとは、ズバリ「ナチュラルに見えるメイク」です。肌トラブルを隠そうとしてファンデーションを厚塗りすると、かえってふけて見えてしまうので注意!■若く見えるヘアスタイルとはメイク同様、見た目年齢を大きく左右するヘアスタイル。顔の輪郭などにもよりますが、一般的には、前髪をアップにするよりも多めに下ろした方が、見た目年齢は若くなります。トップにボリュームをもたせると、より若々しさアップ! スタイリングの際は、髪の根元を濡らしてから、毛の流れと逆に下からドライヤーの風をあてるようにすると、ふんわりと仕上がります。また、髪をまとめるならなるべく高い位置で。低い位置でのまとめ髪は、何となく疲れたイメージになってしまいます。■姿勢が悪いと一気にふけて見えるオフィスでパソコンに向かっているとき、街を歩いているとき、ついつい猫背になっていませんか?背中を丸めた姿は一気にふけた印象を与えてしまいます。さらに、猫背の姿勢は、血行が悪くなり太りやすくなる、肩こりなどの不調を引き起こす、などのデメリットも。気づいたときに背筋をピンと伸ばすように心がけてみてください。それだけで見た目年齢が若く、さらにスタイルもぐんとよく見えますよ。いつまでも若く見られたいと思うのが女ゴコロ。簡単テクで、見た目マイナス5歳を実現しましょう。
2012年09月07日