思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生のユズさんはバイトを始めますが、給料は母親にとりあげられ、パチンコ代に消えていきます。さらに自宅に借金返済の督促の電話がくるようになり、学校を休んでまでユズさんが電話に対応。経済状況は悪化し、母親は個人再生の手続きをすることにしました。ユズさんは大学進学をあきらめ、公務員を目指すことに。しかしそれは、家を出る可能性があることを意味するのでした。今後の進路を母親に相談すると、公務員という言葉に母親は目を輝かせて喜びました。ですが高校受験のときも結局、応援どころか邪魔をされていたため、ユズさんは自立を決意します。試験勉強を妨害する母親 母親はユズさんが家を出ることに否定的でしたが、受験倍率の高さに「合格するわけがない」と何も言わなくなりました。 ですがユズさんが試験勉強をしていると、「リモコンとって」「タバコ持ってきて」とわざと雑用を頼んで勉強を中断させます。 彼氏から卒業後は同棲しようと言われていたユズさんは、より一層自立への気持ちを高めるのでした。 そしてユズさんは、家から離れた地域の国家公務員試験に合格。引越のため、今まで母親に貸していたバイト代を返してほしいと話しました。 パートを事実上クビになっていた母親は、逆ギレしたのち、ユズさんを母親の兄である伯父の家に連れて行きます。 伯父は「子どもにかかるお金を準備してないのは親の責任」とし、母親に自分で返すよう釘を打ってユズさんにお金を手渡しました。 ユズさんは伯父夫婦に心から感謝し、卒業後、晴れて実家から離れることができたのでした。 実の母親からの妨害にも負けず、公務員試験を乗り越えたユズさん。 娘が家を出たいという自立を邪魔する母親の行動には、娘がいなければ生きていけないと依存する心理があるのではないでしょうか。 引越すことで物理的な距離を置けば、母親との共依存も薄れるかもしれません。 新生活をきっかけに、親子のあり方を変えられるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月15日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生のユズさんは、友人や彼氏もできて学校生活は順調。そのころ母親はパートで働き始め、そのお金で修学旅行に行くこともできました。しかし修学旅行から帰宅すると母親は焦燥しきった様子で、父親と離婚したいと言い出します。ユズさんは母親の意見を尊重して離婚に賛成しますが、自分の存在を否定されたと思った母親は「生むんじゃなかった」とヒステリーを起こしました。その後ユズさんはバイトを始めますが、給料は母親のパチンコ代に消えていき……。さらに、母親はクレジットカードの支払いも滞納していました。自宅に支払いを催促する電話がかかってきます。電話は1回ではおさまらず… 複数のカード会社から督促の電話がかかってくるようになっても、母親は居留守を使って無視。さらに学校を休ませてまでユズさんに電話の対応をさせるようになります。 次第に自宅のインターホンが鳴るようになり、ついに個人再生の手続きをすることに。実は消費者金融からの借金もあり、月々の負債は父親の月収を超えるほどでした。 母親は離婚をとりやめ、趣味のジュエリーを手放すと言います。ユズさんは落ち込む母親を見て、何とかしてあげたい一心に。このころから親子の役割が逆転し始めます。 そしてユズさんは大学進学をあきらめ、公務員を目指すことに。しかしそれは、家を出る可能性があることを意味するのでした。 経済的に苦しく、進路の選択肢が狭まった状態で新たな希望ができたユズさん。母親は公務員と聞いて自慢できると喜び、試験の難しさやユズさんの苦悩はお構いなしです。 高校受験のときも、偏差値や学費の条件だけで娘の進路を決めつけ、振り回した母親。就職となれば合否次第で、ユズさんの今後の人生も大きく変わるでしょう。 娘がこの先自立して生きていけるよう、今回ばかりは落ち着いて見守っていてほしいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月14日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生になったユズさんは、両親から外見をけなされ続け、それは思春期のユズさんの体調にまで影響が出るほどでした。ある日友人のひと声で腰まであった髪をばっさり切り、気持ちが軽くなるだけでなく、両親の言葉だけがすべてではないと悟ります。そのころ母親はパートで働き始め、そのお金で修学旅行に行けたユズさん。しかし、帰宅すると母親は焦燥しきった様子で、父親と離婚したいと言い出します。ユズさんは寂しい気持ちを我慢して、母親の人生を尊重することにしました。しかし母親の「そんなに私にいなくなって欲しいの?」という思わぬ反応にユズさんは言葉を失います。母親の望む答えができず… 「あんたなんて生むんじゃなかった」母親はヒステリックになり、自分の人生が台無しになったとユズさんに言い放ちます。 ユズさんは自分の存在を否定されたことで心に深い傷を負い、自分の体に傷をつけることで安心感を得ました。 その後も母親は情緒不安定になり、ユズさんはそんな母親を見守るため学校や部活を休むように。バイトも始めますが、給料は毎月母親のパチンコ代に消えてしまいます。 さらに、母親はクレジットカードの支払いを滞納しており、ついに家にまで督促の電話がかかってくるのでした。 共依存することで、母親との関係を保ってきたユズさん。はたから見ればひどい母親でも、ユズさんにとってはたったひとりの愛情をくれる存在だったのでしょう。 だからこそ自分を否定されたショックは大きく、自分を痛めつけることでしか解決できなかったのかもしれませんね。 母親も父親との関係に傷ついていたのかもしれませんが、子どもに当たっても不幸の連鎖は断ち切れません。 娘を傷つけたりパチンコに没頭して解消させるのではなく、母親には自立した心を持てるよう前を向いてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月13日私は23歳のOLです。私の母はシングルマザーでありながら、事故で亡くなった叔父夫婦の娘・マイも私と一緒に育ててくれた素晴らしい母です。母は、まだ10歳にも満たないマイを引き取り、実の子のように育て始めたものの、マイは本当にわがままで常識のない子でした。私のことをバカにしたり、母のことを罵ったり、物を勝手に取る盗み癖がありました。 マイの非常識な結婚相手マイが20歳になったころ、急に「SNSで知り合った、大企業に勤める男の人と結婚することにしたの!」と報告してきました。その男は高学歴で、とてもお金持ちな家柄とのこと。 数日後、母と私に挨拶にきたその男は、「ふぅん…まるで犬小屋みたいな家だね」と私たちを見下してきました。そしてマイは、これから彼とタワマンで新婚生活をスタートさせるとのことで、家から出ていきました。 結婚するから縁を切れ…!?それから数カ月後、マイから「彼の実家で親戚を集めた結婚祝いの食事会があるの」と連絡がありました。「あんたらも来るならちゃんとした格好してきてよ? 親戚みんな美形で全員お金持ちなんだから!」と相変わらず失礼な子です。 その後、彼に電話を代わり「マイと結婚したら、あなたたちが義理の家族になるんですよね。でも、生理的に無理なんで、食事会が済んだらマイと縁を切っていただきたいんですけど」と言ってきました。母も私も、呆れて物も言えませんでした。 お金持ちの親族に無視されて食事会当日、母と私は本当は行きたくなかったのですが、マイに盗まれていたものを返してもらわなければいけなかったので、しぶしぶ行くことに。 いざ彼の実家に行ってみると、親戚たちは母と私をじろっと見ただけで、ろくに挨拶もせず談笑しています。そして食事をしようとすると、彼はリビングの隅っこに置かれた段ボール箱を指差し、「お2人は床でいいですよね?」と言ってきたのです! 「ごめぇ~ん! これしかテーブル代わりに使えるものがなくてぇ」とマイもクスクス笑ってきました。あまりにもひどい対応に頭にきた母と私は、すぐに帰りました。 助けを求めてきても、時すでに遅し数日後、私が母と家で食事をしていると、怒り狂ったマイの夫が家にやってきました。どうやら、マイが男のお金をじゃぶじゃぶ使い、家中の高価なものを盗み始めたというのです。家から物がなくなるので親戚からも責められ、離婚したいと思っているものの、マイは離婚に応じないとのこと。 「お前たち、あいつの家族だろ!? 離婚に応じるように説得してくれよ!」と言ってきました。さんざん私たちを見下してきた人に、今さら助けを求められても、対応しようとも思えません。諦めた夫は、しぶしぶ帰って行きました。 マイがいなくなり、母と私は2人で穏やかな日々を楽しんでいます。これまで母に迷惑をかけてきた分、母には恩返しをしていくつもりです。これまで母に育ててきてもらったのに、恩をあだで返すとは。自分がしてきたことを反省し、人生をやり直してほしいものです。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月13日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生になったユズさんは新しい友人や部活の先輩ができ、充実した学校生活を送ります。そのためか成績が落ちてしまい、母親は「退学させる」と激怒。部室にまで乗り込んでくる母親を見て、ユズさんは「自分の家庭はちょっと変?」と感じるように。ある日、同級生の男の子から告白され、初めての彼氏ができたユズさん。母親に隠しごとをする概念がなく、いつも通り帰宅して報告したのですが……。彼氏ができたと知った母親はユズさんを思いきり叩き、「このアバズレ!」と罵倒します。不純だと激怒する母親 「じゃあ、男と別れるなら退学は許してやる」 そう言って母は私の頭を踏みつけました。 そして父は、「お母さんを困らせるお前が悪いんだろ」と母の味方をするのでした。 母親はユズさんを退学させると言い、止めようとするユズさんの頭を踏みつけながら「男と別れるなら退学は許してやる」と言い放ちます。 「絶対別れないし学校も辞めないから!」ユズさんはそんな母親の脅しにのってたまるかと、初めて強く反論。 母親はさらに怒り、怒鳴ったり蹴ったりをやめません。一部始終を見ていた父は「お母さんを怒らせるお前が悪いんだろ」その光景をスルー。 このときユズさんは味方がいない家庭より、たのしいと思える居場所がある学校を手放してはいけないと思います。 その後ユズさんは成績を巻き返し、母親の機嫌に振り回されながらもなんとか彼氏と交際を続けるのでした。 今まで母親の望み通りに生きてきたユズさんでしたが、彼との交際や高校生活を巡り、初めて強く自分の意思を主張しました。 家庭の教育方針はさまざまでも、両親が2人して娘を悪者扱いするのはさすがにやりすぎでしょう。しかも怒らせたからといって暴力までも容認するのはこれもまた虐待と同じです。 こんな家庭だったからこそ、ユズさんは学校で愛情や友情などをより一層感じ、両親からもらえなかったものを手に入れられたのかもしれませんね。 ユズさんにはこのまま自分の気持ちや居場所を大切にして生きてほしいです。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月10日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。ユズさんは高校受験で本命の有名私立校を志望校として目指し勉強を頑張りますが、願書を出す時期になって母親にお金がないからダメと言われます。しかし実際は、ユズさんの学費にとっておいたはずのお金をパチンコで使い込み、指輪を買うなど散財していただけでした。失意の中、一応受験するも不合格になり、ユズさんは別の私立を受験しました。受験が終わったユズさんを迎えに来てくれた担任の先生は、ユズさんのことを努力家だとほめます。ユズさんは今まで母親に否定され続けてきた努力を認めてもらえたことに感激し、将来は教師になりたいと思うように……。初めて努力を認められた瞬間 無事別の私立高校に受かったユズさん。学費免除になるからと、公立を勧めていた母親は手のひらを返すように合格した私立を勧めます。 ユズさんは公立のほうが条件がいいことを説明しますが、自分の意見に反論されたと思った母親は不機嫌に。 ユズさんは自分が親不孝者のように感じながらも、なんとか公立高校を受験します。 卒業式の日も母親は顔を出してすぐにパチンコへ出かけ、公立高校の合否発表でもせっかく合格したのに学校の文句ばかり。 さらに、公立に受かったらパソコンを買うと約束したことに触れると、母親は激怒。ユズさんの苦悩や努力を知ろうともせず、パソコン欲しさに受験したのかと、いつまでも責め立てるのでした。 高校受験という人生の大切な岐路が、母親の気分ひとつでめちゃくちゃになったユズさん。それでも自分で受験する高校をしっかり考え、合格までするなんて立派ですよね。 ただでさえプレッシャーを感じる受験シーズンに、家庭に味方がいないのはユズさんも心細かったのではないでしょうか。 母親はユズさんを怒鳴ってばかりですが、ちゃんと優秀な子に育っていると教えてあげたいものです。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月07日沢尻エリカ(37)が来年2月10日から上演される舞台『欲望という名の電車』で、女優復帰することが判明した。劇作家テネシー・ウィリアムズによる本作は’47年にブロードウェーで初演され、アメリカ南部のニューオーリンズを舞台に裕福な家庭に生まれた女性が没落していく姿を描いた物語。約4年ぶりに女優業を再開する沢尻にとって、舞台は初挑戦。かつ主人公のブランチ・デュボアを演じることから、注目が集まっている。’19年11月に合成麻薬MDMAやLSDを所持していたとして、麻薬取締法違反で逮捕・起訴された沢尻。当時、濃姫役として出演予定だった大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)を降板し、複数のCMも打ち切りとなった。同年12月6日に保釈された後、沢尻は薬物依存脱却のため都内の病院に入院。初公判の2日前には、沢尻の母親が本誌の直撃に「エリカは反省していますから……」と声を絞り出すように語っていた。逮捕後は沈黙を守っていた沢尻だが、初公判では起訴内容を全面的に認めた上で深々と謝罪。さらに自らの職業を「無職です」と答えただけでなく、次のように“引退宣言”までしたのだった。「女優への復帰は考えていません。影響力のある立場の人間としてあまりに身勝手な行為で、多くの方を裏切り、傷つけてしまいました。復帰する資格はないです」裁判では懲役1年6月、執行猶予3年の判決が言い渡され、表舞台を去ったかと思われていた沢尻。いっぽう今年8月には所属事務所「エイベックス」の松浦勝人会長(59)のYouTube動画に純白のドレス姿で登場し、以前と変わらない美貌は話題を呼んだ。しかし女優復帰にあたって舞台のメインビジュアルやメイキング映像は公開されたものの、沢尻本人によるコメントは発表されていない。また現時点では、女優復帰に際して記者会見が行われるかも不明だ。逮捕前は、映画『ヘルタースケルター』やドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)などで存在感を放ち、女優として確固たる地位を築いていた沢尻。それだけにネット上では《えりかさん復帰おめでとう》《エリカ様待ってました!》《舞台観に行きたい》と歓喜する声が。そのいっぽう、“引退宣言”をしていたこともあって説明責任を求める声も散見されている。《なんの謝罪もなく、しれーっと復帰ですか》《反省の弁もなく 頭一つ下げることなく、何事もなかったかのようにしゃあしゃあとこんな風に出てくるのは おかしいのではないでしょうか》《女優復帰は考えてないと言ったのだから、復帰した経緯や理由を説明してもらいましょう》一部では厳しい声も聞こえる今回の復帰。沢尻は迫真の演技で跳ね返すことができるか――。
2023年11月03日テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」が鄭義信演出、沢尻エリカ主演で2024年2月より上演されることが分かった。アメリカ演劇を代表する劇作家テネシー・ウィリアムズの名作「欲望という名の電車」は、1947年にブロードウェイで初演され、ピューリッツア賞を含むブロードウェイ3大賞を同時受賞。1951年にはヴィヴィアン・リーとマーロン・ブランドで映画化されアカデミー賞を受賞。映画史に残る名作となった。そして、2024年2月、新国立劇場 中劇場・森ノ宮ピロティホールにて、鄭義信(チョン・ウィシン)演出版「欲望という名の電車」が上演決定。マイノリティ社会の中にある“希望”を描き続けてきた鄭義信は「欲望という名の電車」をいかに演出するのか。主演のブランチ役には、本作が舞台初出演にして初主演となる沢尻エリカ。ブランチと反発し合うスタンリー役に伊藤英明。"蛾"のような繊細さをまとったブランチの脆さと相反するスタンリーのエネルギーは反発しながらも互いを引き寄せ合っていく。ブランチの妹・ステラ役には清水葉月、ブランチに好意を抱くミッチ役に高橋努が決定。そのほか、ステラの大家ユーニス役に青木さやか、ユーニスの夫のスティーブ役に福田転球、スタンリーのポーカー仲間でもあるパブロ役に中村まこと、医師役に久保酎吉、看護師役にうらじぬの、コワルスキー家にやってくる集金人の若者役として青木瞭が出演する。チケットは先行販売中、12月17日(日)10時から一般販売開始予定だ。<鄭義信コメント>ついに手を出してしまった!大名作である!テネシー・ウィリアムズである!「欲望という名の電車」である!これまで、数々の名演出家が挑んできた。僕のようなものが、しゃしゃり出てくる作品ではないのだ。それでも、冒頭のブランチの「「欲望」という名の電車に乗って、「墓場」という電車に乗り換えて、六つ目の角で降りるように言われたんだけど……そこが、「天国」だよって」という台詞に、心がグラグラしてしまう。磁石のように惹きつけられてしまう。そして、最後の台詞も……。あらためて読みかえしてみると、テネシー・ウィリアムズが劇中に散りばめた台詞のどれもが、蛇のようにまとわりついてくる。夢の中までも、追いかけてきそうである。この魅惑的で、危険な台詞とどう対峙していくのか、そして、ニューオリンズの蒸し暑く、湿った街の匂いをどう再現すればいいのか……課題は山積みだ。高慢な中に孤独の影を感じさせる沢尻エリカさんと、柔らかな心を硬い肉体で包み隠そうとしているかのような伊藤英明さんをはじめとする、心強い俳優たちと、深い密林をかき分けるかのように、テネシー・ウィリアムズの台詞と格闘しようと思う。「欲望という名の電車」は2024年2月10日(土)~2月18日(日)新国立劇場 中劇場にて、2月22日(木)~2月25日(日)森ノ宮ピロティホールにて上演予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月02日2023年11月2日、俳優の沢尻エリカさんが、東京都渋谷区にある新国立劇場の舞台『欲望という名の電車』に出演をすることが分かりました。サンケイスポーツによると、沢尻さんは、2020年2月に薬物事件で執行猶予付きの有罪判決を受け、その後は芸能活動を休業していたため、本作で約4年ぶりの俳優復帰となります。演劇における不朽の名作として称されている同作。アメリカ南部、ニューオリンズを舞台にしたストーリーで、沢尻さんは上流階級出身の未亡人、ブランチ役を演じ、ブランチと反発し合う義弟のスタンリー役を俳優の伊藤英明さんが演じるといいます。今回、舞台初出演にして初主演を飾る沢尻さんは、金髪にしてビジュアル撮影に臨み、ブランクを感じさせないオーラを発揮していたそうです。ネット上では、沢尻さんの舞台出演のニュースに「もう4年が経ったなんて早いなぁ。活躍が楽しみ」「オーラと色気が増している!舞台での演技に期待」といったコメントが寄せられていました。同年8月には、所属するエイベックス株式会社の松浦勝人会長のYouTubeチャンネルにも出演し反響を呼んでいた、沢尻さん。多くの人が、沢尻さんの俳優としての新たな一歩を注目しています。[文・構成/grape編集部]
2023年11月02日あなたは整形をしたいと思ったことはありますか?周りから見て気にならないことでも、自分の中では気になりコンプレックスを抱く人も多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokより、オリジナル漫画『整形は詐欺って友達に言われました。』をご紹介します。漫画のあらすじ「あなただけ顔が似てないわね。川から拾われてきたんじゃないの?」この言葉をキッカケに、主人公のユイは自分の顔に強い劣等感を抱くように……。―それから数年後―大学生になったユイは、整形を前向きに考えていました。そんなある日……「あれ?顔めっちゃ変わってない?」整形をした友人が、陰口を言われているのを目の当たりにします。「どうしてあなたがそんなこと言うの?」「自分の意志できめたことなのに」「あなたに迷惑でもかけたの?」整形願望のある女性が、それを取り巻く様々な偏見に立ち向かい、自分自身を肯定していく物語。”整形”をするのかどうか悩み、母へ「整形をしたいと言ったらどうするか」を聞いてみます……。自分であることに変わりはない読者の感想は……『整形したからと言ってその人自信が変わってしまうわけではないですし、親子の血縁関係が切れるわけではありません。お母さんの言葉がとても温かいです。ユイさんはゆっくりどうするか決めて欲しいです。』『自分も整形したら人生変わっていたのかな、と思う事がありました。どちらにせよ自分は自分だから、主人公が自分らしく生きることができればよいなと感じます。』『整形を全否定するのではなく、あくまで自分に肯定的な姿勢でいてくれて良かったです。』など、母親の娘を肯定するような言葉に、安心するような声が集まりました。母の言葉に”自分が自分であることに変わりはない”と気づき、”整形”をするのか自分とじっくり向き合うことにしたようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■脚本:華丘侑果■作画:simme(MOREDOOR編集部)
2023年11月02日空気が読めず話が飛んでしまう、マシンガントークなのにガールズトークは苦手わが家は母である私・ワッシーナを筆頭に、家族全員が個性いろいろな発達凸凹タイプです。それぞれの特性をキャラクター化しており、動物の顔をしています。私はワシのキャラクターで、よく話が飛んでしまう特性を表現しています。私は14年前、子どもたちが専門家から発達凸凹ではと告知されたことがきっかけで、自身の特性に気づき、工夫をしてきました。Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ天真爛漫な父親との想像遊びの日々。海外でのびのびと育った幼児期Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ私が3歳の時に父親のハワイ大学院への留学が決まり、両親と妹と私の家族4人で現地に移住しました。ハワイでは学生の父が主に子守を担ってくれました。母は外で働いていたのでかかわりが薄かったようです。私の父は子どもをそのまま大人にしたようなタイプで、多動・多弁・多飲・多食でした。父は私たちとよく遊んでくれましたが、遊ぶことにも没頭するタイプだったので、父親というより遊び仲間のような感覚で一緒に過ごしていました。ある日のことです。私は、家や公園でばかり遊ぶ父に「映画を観に行きたい」とおねだりをしました。すると父は「OK!映画館をつくってあげよう」と言いました。私とまだ幼い妹が見ていると、父はおもむろにゴザを取り出しテレビの周りを囲みました。「さぁ、ワッシーナ、来てごらん、映画館だよ」とうれしそうに言います。3歳の私は、これは何だろうと不思議に思いつつ、ゴザの囲みの中に入りました。ゴザの中は暗くて、少しだけ映画館みたいな気分になりました。父はテレビの見慣れた天気予報やニュースに、いちいち感激して喜び、その内容をおもしろおかしくオーバーに説明してくれるので、私と妹はすっかり夢中になってしまいました。オーバーに褒めてチャレンジすることを励ますクラスの雰囲気に個性が輝き出すUpload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイしばらくしてハワイの生活に慣れると、私は現地の幼稚園に通いました。ある日、幼稚園で先生が子どもたちに「片手で上着のボタンを締められる人はいるかな?」と呼びかけました。すると子どもたちは、ものすごい勢いで「ハイ!ハイ!ハイ!」と手をあげて前に出ていきます。どの子どももみんな堂々としていて、自信満々です。ところが、いざボタン締めをやろうとすると、ほとんどの子どもはボタン締めができません。でも先生は「よくチャレンジしたね!」と、子どもたちの行動をオーバーに褒めました。私はその頃、片手でボタン締めができるかどうか分かりませんでしたが、先生からの2回目の呼びかけの時はすぐさま手をあげてチャレンジし、成功することができました。ハワイの幼稚園では、先生たちが元気にオーバーに励ましてくれるので毎日が楽しくてたまらず、私は自分らしさを全開にして楽しんでいました。私のようなタイプには、オーバーすぎるほどの表現がちょうどいい感じだったのです。私のこの時の充実した幼児体験は、4人の子どもたち全員をインターナショナルスクールに通わせる原動力となりました。帰国後、父親を失い、環境の激変に口が利けなくなり周囲から心配されるUpload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイハワイでのびのびと過ごしていた私ですが、そんな状況が一変する出来事がありました。父が急に体調を崩し、家族みんなで帰国することになったのです。しかし、帰国しても父の病状は回復せず、しばらくして亡くなりました。父が亡くなったあと、私は地元の小学校に通い始めましたが、あまりに急激な環境の変化に、どうしても馴染めませんでした。授業では元気よく質問する子どもや失敗する子どもなどおらず、みんな同じように行動するように指導され、とても戸惑いました。私は入学してからひと言も口を利くことができず、先生やクラスメイトたちから話しかけられても言葉を発することができませんでした。その頃は、休み時間になると誰もいない静かな校舎の裏で、一人でじっと座って過ごすことで、すり減った心を充電していました。自宅に帰ると会話をすることができるのですが、どうしても学校で口を利くことができませんでした。母や周りの大人は、そんな私を見て、とても心配していたようです。ある学年末の最終日のことです。ホームルームの時間に担任の先生が、結婚のため学校を辞めてハワイに移住することになったということで、クラスのみんなに別れの挨拶をしました。ホームルームが終わると、私は先生のところに走っていって、話しかけました。家族で買い物をしたハワイのカラカウア通り、父と遊んだ太陽がいっぱいのワイキキビーチなどを夢中で話しました。私は、ハワイに移住する先生に対して、まるで仲間を見つけたような親近感を覚えたのです。これまでひと言も口を利かず、障害があるのではないかと私のことを案じていた先生は、いきなり雄弁になった私を見て、ものすごく驚いたようです。後日、先生は「初めてワッシーナさんの声を聞きました」と、私の母にその時の様子を語ってくれたそうです。私はこのことをきっかけに、少しずつ学校でも口が利けるようになりましたが、あまり会話ができない傾向は小学校の高学年まで続きました。感覚の過敏や独特の表現が誤解され、厳しくしつけられるUpload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ帰国して再び沖縄で暮らすようになって、私の目の前にいきなり母が登場しました。私を産んだ実の母ですから、ずっと一緒だったはずですが、私の視界には父しかおらず、母は存在していませんでした。母は父とまるっきり異なるタイプでした。一緒に公園へ遊びに行っても、すべり台やブランコで遊ぶのは私一人で、母は離れたところでじっと見ているだけでした。父と一緒に想像遊びをすることに慣れていた私は、母の味気ない対応にものすごく失望しました。母はしつけが厳しく教育熱心で、私の感覚過敏などの特性を受け入れてくれなかったので、ことあるごとに母と衝突を繰り返していました。ある日、母がおろしたての化繊の肌着を着せてくれました。ところが私は化繊独特の匂いと肌触りに悪寒が走りました。すぐさま肌着を脱ぐと床に叩きつけました。「宇宙人に侵略される匂いだ!」と、私は叫んだのです。母は私の言うことが理解できず、わがままだと誤解して、厳しく叱りました。その後、私は思春期を迎えましたが、クラスメイトとガールズトークができなくて、よくトイレに逃げこんでいました。高校では担任教師の無理解からいじめを受け、一年間、不登校になりました。ほかの先生方の好意でレポート課題の提出で成績評価してもらい、なんとか卒業することができました。結婚後は、子どもたちの学校でのトラブルをきっかけに、子どもたちが専門家から発達の偏りを指摘されました。その後、発達凸凹当事者の家族として、療育施設でさまざまなトレーニングを受けました。そのトレーニングを通して、私自身も当事者だと気づき、やっと安心して自分らしく生きられるようになりました。今は、家族で日々楽しみつつ、工夫をしています。工夫は重ねるほど発見が増えて楽しくなるので、家族に喜びがあふれるようになりました。執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ(監修:室伏先生より)ワッシーナさん、ご自身のご経験をお話しくださり、ありがとうございました。ワッシーナさんは、お父様を亡くされるという大きな苦しみや悲しみに加えて、周囲の理解をなかなか得られずにさまざまなご苦労をされ、それらを乗り越えていらっしゃったのですね。特性による困難さというのは、実際に経験していなければ、想像はできても理解したり共感したりということが難しいこともあります。ワッシーナさんは、ご家族の最大の理解者であり、お子様にとって、そのようなお母様がいらっしゃることは最大の強みの一つだと思います。これからも、困難に負けず、喜びと笑顔のあふれるお時間を過ごしてほしいなと、私も応援しております。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年11月01日あなたは整形をしたいと思ったことはありますか?周りから見て気にならないことでも、自分の中では気になりコンプレックスを抱く人も多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokより、オリジナル漫画『整形は詐欺って友達に言われました。』をご紹介します。漫画のあらすじ「あなただけ顔が似てないわね。川から拾われてきたんじゃないの?」この言葉をキッカケに、主人公のユイは自分の顔に強い劣等感を抱くように……。―それから数年後―大学生になったユイは、整形を前向きに考えていました。そんなある日……「あれ?顔めっちゃ変わってない?」整形をした友人が、陰口を言われているのを目の当たりにします。「どうしてあなたがそんなこと言うの?」「自分の意志できめたことなのに」「あなたに迷惑でもかけたの?」整形願望のある女性が、それを取り巻く様々な偏見に立ち向かい、自分自身を肯定していく物語。「整形は詐欺」だと言った友人と整形をした友人たちに、ユイは、自分も整形したい思いを伝えます。友人たちは整形に対する意見の食い違いで言い合いになってしまい……。それぞれの価値観読者の感想は……『「自分の中の価値観を自分だけで考えていればそれで良い」、本当にその通り!価値観を押し付ける人が多いせいで、社会で生きづらさを感じている人も多いと思うので、人それぞれの価値観が認められる社会になってほしいです。』『それぞれ自分の価値観を大切にして生活していけば良いが、それを他人に強要するのは違うんじゃないかな。』『「類は友を呼ぶ」で、整形を好ましいと思う人は同じく好ましいと思う人と付き合うし、嫌な人は嫌な人と付き合っていくと思います。考えが合わない人の意見で、不用意に傷ついたりする必要はないのかなと感じました。』『自分の意見を押し付けるのではなくお互いの価値観を尊重し合える関係で良かったと思いました。』など、価値観を人に”押し付けない”というユイの言葉に、友人たちもハッとしたようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■脚本:華丘侑果■作画:simme(MOREDOOR編集部)
2023年10月30日私と妹は絶縁状態。高校時代、妹に私の彼氏を奪われたことをきっかけに、私は家を出ました。私は父とは良好な関係を築いていたのですが、妹に肩入れする母には不信感を抱いていました。ある日、絶縁状態だった妹から「婚約者もらうね♡」というメッセージが届いて―!?私の婚約者が超一流企業の高給取りであることを知った妹は、「お姉ちゃんは今回もおとなしく私に彼をくれれば良いのよw」などと勝手なことを言い出しました。 懲りない妹妹は高校時代、私の彼氏とこそこそ会っては、「お姉ちゃんが小さいころから陰湿ないじわるをしてくる」と嘘の相談を持ちかけ、私の彼氏を略奪していたのです。そのことに気付いた私は、妹とは高校卒業と同時に縁を切って家を出ました。 また同じことを繰り返すつもりでいる妹に、私はきっぱりと「もう関わらないで」と言いました。 10分後――。 自分の情報を漏らしたと思われる母に連絡をとりました。すると母は……。 「実の姉妹なんだから知る権利がある」「高校時代の彼氏を奪われたことを今でも根に持っているなんて心が狭いわよ」と、妹の肩を持ち続けたのです。 さらに、「あの子の方が妻にふさわしいから、あなたの婚約者をあげるのはどうかしら?」「あなたより先にあの子に結婚してほしいのよ」などと、とんでもないことを言い出します。 あまりの横暴さに、「お母さんが妹のためになんだってするのは勝手にして。ただ私を巻き込まないで!」「彼にも何かしたら、たとえ母親だとしても許さないから!」と叫んでしまいました。 妹の隣にいるのは…?4カ月後――。 妹から海の写真とともに「おめでたい報告があるよ~」「私妊娠してね、子どもが生まれることになったの」と、驚きのメッセージが送られてきました。「ママも可愛い孫を心待ちにしてくれてるし」「ベイビーとお姉ちゃんの婚約者と新婚旅行中♡」「夫なら私の隣にいるけど?」「え?」 私の婚約者とともに、ハワイで旅行を楽しんでいるつもりだった妹。しかし、私はすでに入籍しており、夫は私の隣にいるのです。そして夫は、私の妹には一度も会ったことがないと言っているのでした。 パニックになった妹は、一緒にハワイに来た男性とのツーショット写真を私に送ってきました。そこに写っていた人物を見て私は驚愕しました。 それは、私の夫の兄、つまり義兄だったのです……。 義兄は既婚者妻子持ちで、義兄の妻は現在2人目を妊娠中。私は妹に「一番やっちゃいけないことやってるわよ」と苦言を呈しました。 すると妹は「ママが渡してくれた連絡先に連絡しただけだもん!」と責任転嫁。罪悪感のない様子に呆れ、「義兄が妻と離婚するというのなら、慰謝料をちゃんと払いなさいよ」「もともと私のパートナーを奪うつもり満々だったわけだし、私は助けないからね」と告げました。 共倒れする母と妹1カ月後――。 義兄の妻から慰謝料を請求された妹。「妹を助けてあげてちょうだい!お姉ちゃんでしょう!」と母から虫の良すぎるメッセージが届き、一笑に付しました。 「お母さんが助けてあげれば?」と私が言うと、「もうお父さんに内緒で使えるお金はないのよ!」と切羽詰まった様子。 父は大学を卒業して就職することを条件に、大学入学と一人暮らしを妹に許していたのでした。しかし、実際のところ、妹は大学を中退し、フリーターに。父が学費として渡していたお金は、生活費になっていたのです。 「これ以上わが家からお金は出せない」と嘆く母に、「今、結婚式のスピーチの打ち合わせのために、お父さんと一緒にいるんだよね」と伝えました。「今までのこと言わないわよね?!」と焦り出した母。私は「お母さんはあの子の味方なんでしょ?私はお父さんの味方だから」と返しました。 1週間後――。 パニック状態の妹から、「義兄と連絡が取れない」と助けを求めるメッセージが届きました。浮気がバレた義兄は妻との関係修復のために奔走中だったのです。実は妹のおなかの子どもは義兄の子ではなく、それを知った義兄は妹との連絡を絶つことに決めたのでした。 妹のおなかの子どものことをバラしたのは母でした。妹をあからさまに贔屓したり、妹のために家のお金を勝手に使ったりしていた母は、夫から離婚を突き付けられ、夫からの質問に正直に答えていました。そのなかで、妹のおなかの子の父親が誰だかわからないことも話していたのです。 父親のわからない子どもを妊娠した妹が、1人で子どもを育てるのは無理だからと、母と妹は、私の夫の略奪を計画していたことがわかりました。もはや母を頼れなくなった妹ですが、「お姉ちゃんがちゃんと自分の旦那を紹介しなかったから!」と、一切自分の非は認めませんでした。 私は妹の連絡先をブロックすることを決意しました。そして妹に、「せめておなかの子どもにだけは迷惑をかけないように、自分の行動の責任は自分でとりなさい」「大人として、親として、子どもに恥じないように生きなさい」と諭しました。「ちょっとお姉ちゃん!」と妹は焦っていましたが、最後に「変わるなら今しかないからね」と伝えてブロックしました。 母親があからさまに贔屓した結果、「姉のものは奪っていい」という考えになってしまった妹。産まれてくる子どものためにも、これからは心を入れ替えてほしいですね。 人気のマンガをまとめて読む▶著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年10月28日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。大量の宿題を前にやる気をなくすイチくんに、オニハハ。さんは宿題をすることが大学進学の後押しになると力説しますが、宿題を終えられないイチくんは「俺、ダメな大人になるよね……」と今にも泣き出しそう。それが「イチが好きなことは?」と聞くとパッと表情が明るくなり、率先して宿題を再開します。そんなイチくんを見たオニハハ。さんは「自分なりに頑張っているのに注意され、そのたびに萎縮しては自信をなくしている感じがする」と気づきます。そして、イチくんが自信を失ってしまうのは「私のせいなのかも……」と自分を責めてしまうのです。「一生懸命な息子の自信を失わせていたのは、自分なのかもしれない……」 オニハハ。さんは自分のことを責めてしまいます。 私が追い詰めていたとしたら… イチくんのためにも、宿題を終わらせることが親の役目だと信じていたオニハハ。さんですが……。 「イチのためになってた?」 「ただ追い詰めていただけだったら……?」 オニハハ。さんは自分を責める気持ちを止められず、涙ながらに夫に訴えます。 「本人が頑張っているなら、私はもう、終わらなくても何も言いたくないよ……」 「そうだな……。俺もお前のメンタルのほうが心配だよ……」 夫は顔を覆いながら話すオニハハ。さんを気遣います。 「イチだけ宿題を少なくするのはムリだろうから、先生に相談してみたら?」 オニハハ。さんと夫が話している間も、イチくんは宿題と格闘中です。 「終わらない……絶対ムリ……眠い……」 「……今日はもう寝よう」 「イチは十分、頑張った」と自分に言い聞かせるオニハハ。さんの頭に、夫が口にした“先生に相談”というフレーズがよぎります。 「忙しい中、時間を取ってもらうのは難しいよね……」 先生に相談したい気持ちを抑えながら、オニハハ。さんは連絡帳に向かいます。 そして、いつもは何も書かずに提出しているメッセージ覧に「宿題、終わりませんでした」とだけ記入……。 無意識ではあったものの、オニハハ。さんはその一言に、先生へのSOSを託したのでした。 夫にメンタルを心配されるほど、自分を責めてしまったオニハハ。さん。先生にすがるような気持ちで連絡帳に向かったのでしょうね。 「宿題はするべきものだから」「これは家庭の問題だから」と抱え込み続けてしまっては、本当に心の調子を崩してしまいかねません。 とはいえ、なかなか相談しづらい場合もありますよね。そんなときのため、厚生労働省では子育て相談の窓口となるLINEアカウント「親子のための相談LINE」を開設しています。すぐに利用するわけではなくても、何か困ったときのお守りとして覚えておくと安心です。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月27日あなたは整形をしたいと思ったことはありますか?周りから見て気にならないことでも、自分の中では気になりコンプレックスを抱く人も多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokより、オリジナル漫画『整形は詐欺って友達に言われました。』をご紹介します。漫画のあらすじ「あなただけ顔が似てないわね。川から拾われてきたんじゃないの?」この言葉をキッカケに、主人公のユイは自分の顔に強い劣等感を抱くように……。―それから数年後―大学生になったユイは、整形を前向きに考えていました。そんなある日……「あれ?顔めっちゃ変わってない?」整形をした友人が、陰口を言われているのを目の当たりにします。「どうしてあなたがそんなこと言うの?」「自分の意志できめたことなのに」「あなたに迷惑でもかけたの?」整形願望のある女性が、それを取り巻く様々な偏見に立ち向かい、自分自身を肯定していく物語。「整形は詐欺」だと言った友人と整形をした友人たちに、ユイは、自分も整形したい思いを伝えます。友人たちはユイには整形は必要ないと言ってくれます……。「整形は詐欺?」読者の感想は……『メイク詐欺という言葉も結構聞いたことがあります。整形が詐欺ならメイクも詐欺だということでしょう。私は整形して後悔しないのであれば自分がキレイになりたくてするものだと思うので、どんどんやればいいと思います。さすがに依存は困りますが、コンプレックスから解放されたことで元気になる人もいっぱいいます。』『整形を認めるのも、整形に否定的なのも、それぞれその人の考えであって、尊重されるべきだと思います。それと同時に、違う考えの人たちが1番快適に生活できるよう、社会の落としどころを見つける必要があると思います。』『整形と化粧は同じとは言わないけどみんな可愛く見られたくて、自分に自信を持ちたくてやっていることには変わりないと思うので、詐欺とまでは言わないんじゃないかなと思う。』『最終的には自分がどう思うかということが大切なので、自分は自分、人は人という適度な距離感を意識すれば良いのかなと思いました。』など、整形と化粧の違いについてのコメントが多く寄せられました。捉え方の違い……『整形は詐欺なのでは?』と感じる友人は漠然と”やり始めたら止まらないこともある”と思っていた様子。一方で、整形をした友人は、コンプレックスを抱いており、自分自身を好きになるために決断したようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■脚本:華丘侑果■作画:simme(MOREDOOR編集部)
2023年10月26日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。学年が上がるにつれ、宿題は増える一方。3年生になったイチくんは、宿題を終わらせないまま登校します。それでも先生には叱られず、味を占めていたイチくんでしたが、ついに学校から電話が……。オニハハ。さんはイチくんを奮起させるべく、宿題をすることが大学進学の後押しになると力説しますが、当のオニハハ。さん夫婦は高卒。説得もむなしく、イチくんは「お父さんもお母さんも幸せそうだもん!」と笑顔を見せるのです。「お父さんお母さん、勉強しなくても、結婚して子どもがいて仕事もして、今幸せそうだもん!」「俺もそんな家族になりたいから同じが良い」——。 その言葉はうれしいものの、宿題への意欲にはつながらない。どうしたらイチくんをやる気にさせられるのか、オニハハ。さんは頭を抱えてしまいます。 やらなきゃって、わかっているのに… 「俺……ちゃんと宿題もできないで、ダメな大人になるよね……ごめんなさい……」 頭を抱えるオニハハ。さんを見て、イチくんは今にも泣き出しそうな顔で謝ります。 「ダメな大人になるワケないでしょ。イチがすごくやさしいの、お母さん、知ってるよ」 「イチは毎日頑張ってる。すごいんだよ。それにほら!! 宿題も半分は終わってる」 「でも俺、得意なこと何もないし、仕事もできないかも……」 「イチの好きなことは?」 「ゲーム。工作も好き」 「じゃあ、何か作ったりする仕事をすればいいんだよ〜」 すると、泣きそうなほどに曇っていたイチくんの表情がパッと明るくなり、さらには率先して宿題を再開したのです。 「イチは宿題をやらないんじゃなくて、できないのかもしれない」 「は?」 自分の好きなことの話になった途端、表情が明るくなったイチくん。オニハハ。さんは、宿題に必死に向き合ってきた息子の姿を思い返しながら、夫に語りかけます。 「宿題が進まない自分を責めている感じ……。やる気の問題だと思っていたけど、違うのかも」 「本人は一生懸命なんだけど、うまく進めない……みたいな……」 「じゃあ結局、終わらないのも仕方ないってことじゃん」 「ん〜……ただ……」 自分なりに頑張っているのに注意され、そのたびに萎縮しては自信もやる気も失ってしまう。そのことに気づいたオニハハ。さんは…… 「私のせいなのかも……」 イチくんの懸命さを改めて感じ、自分を責めてしまうのでした。 つらそうな子どもの姿を見て、自分のことを責めてしまう……。お子さんの年齢にかかわらず、そうした経験のあるママやパパは少なくないのでないでしょうか?子どもへの愛情があるからこそ、自分を責めてしまうのかもしれません。しかし、自己否定を繰り返すと苦しくなるばかり。心の健康を保つためにも、自分自身へのやさしさや思いやりを忘れずにいてくださいね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月26日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。学年が上がるにつれ、宿題は増える一方。3年生になったイチくんは、宿題を終わらせないまま登校します。それでも先生に叱れることはなく、味を占めたイチくんは無敵状態に。しかし、ついに先生から自宅へ電話がかかってきてしまいます。無理にでも宿題をやらせるべきか否か、オニハハ。さんは悩みますが、夫は「宿題やった覚えねぇし」と言うのです。「でも俺、子どものころに宿題やった覚えねぇし」——。 夫の意外な一言に目からウロコのオニハハさん。は、「宿題をやる意味」について考え始めます。 必死に説明してみたけれど… 「ちゃんと説明できる自信ないな……」 オニハハ。さんは「宿題をする理由」について検索。大量の宿題を前にやる気をなくしそうなイチくん本人にも、同じ質問をします。 「勉強しないとバカになるからでしょ。俺、バカだもん」 「イチはバカじゃないよー!! テストだって、いい点取れてるし!」 オニハハ。さんは沈んだ表情を浮かべるイチくんを目いっぱい励ましながら、宿題をする理由を伝えます。 しかし、イチくんの表情は曇ったまま……。 「わかった、頑張る!!」 オニハハ。さんの必死さに根負けしたのか、一度は机に向かったイチくん。しかし、やる気も長くは続かず、数分後には力尽きてしまいます。 イチくんを奮起させるべく、宿題をする理由について、オニハハ。さんは自身の後悔やイチくんの未来も交えながら説明しますが…… 「お母さんは大学行ったの? じゃあ、俺も行かない」 大学に進学していないオニハハ。さんは、完全なる図星。 それでも宿題をすることの先にあるメリットを語り続けますが…… 「勉強していなくても、お父さんもお母さんも、今、幸せそうだもん!」 オニハハ。さんの頑張りもむなしく、イチくんは満面の笑み。説得するどころか、むしろ複雑な気持ちになってしまうのでした。 宿題をする理由、大人でも戸惑ってしまう質問ですよね。 子どもに宿題をさせることは、大人にとっても大きな苦労。すると、ついつい隣の芝が青く見えそうなものですが、宿題があるのは他国も同様の様子。国際的な学力調査団体によれば、調査に参加した60以上の国と地域のすべてに宿題が課されていたとか。 宿題に取り組ませることへの親の悩みは、もしかすると万国共通なのかもしれません。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月25日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。フルタイムの会社勤めをしながら家事に育児、さらには宿題も見ていたオニハハ。さんですが、イチくんが小学2年生になると、宿題の量がドンと増加。ついには退職を決意し、イチくんの宿題を見ることに決めたのです。これで宿題を見てあげられる——。 会社勤めをやめたオニハハ。さんは、在宅仕事をしながら家事と育児に専念。イチくんの宿題も、その日のうちに終わらせられる日々が続いていました。それなのに……。 ひとりで頑張ることを提案したけど… 「お母さん、今日の宿題なに? ねぇ、お母さん、お母さん」 小学3年生になったイチくんは、何でもかんでもお母さんを頼るようになっていたのです。 「そろそろイチひとりでも、宿題やってみようよ」 見かねたオニハハ。さんは、イチくんに提案します。 それでもお母さんを呼ぶ声はやまず、下の子たちが保育園から帰宅すると、さらに注意散漫に。一緒に遊んでしまい、宿題どころではありません。 「イチッ!!」 2時間、3時間経っても宿題は終わらず、オニハハ。さんは頭を抱えます。 「僕も宿題やりたいんだよ。でも、楽しいものがあると気になっちゃうの」 「じゃぁ、布団しかない寝室でやりなよ」 最初は抵抗するも、イチくんはしぶしぶと寝室に向かいます。 オニハハ。さんが寝室を覗くと、イチくんはすやすやと居眠り。 しかし、仕方なく宿題に付き添うと、ゆっくり時間はかかるものの、イチくんはきちんと集中できるのです。 しかし、宿題は大量です。1つ終わっても先は長く、オニハハ。さんは自身の子ども時代を振り返ります。 「私が自主的に宿題をやっていたのは、こんなに量がなかったからかも……」 困り顔のイチくんを見ていると胸が痛み、「宿題、やらなくていいよ」の一言がこみ上げます。 「イチ、もう寝よう。仕方ないよ」 翌日、宿題を終わらせられないまま、登校したイチくん。オニハハ。さんは学校から帰宅したイチくんを不安の表情で迎えますが……。 「ぜんぜん怒られなかった。宿題やらなくても大丈夫じゃーん」 これに味を占めたのか、その後のイチくんは宿題を隠したり、終わったとウソをついたり。無敵状態になってしまったのでした。 なかなか宿題が終わらない。子どもはもちろん、親もぐったりしますよね。 宿題量の多さも一因なのか、昨今、長期休みのたびに話題になるのが「宿題代行サービス」。賛否のある宿題代行ですが、気になる文科省の見解はNG。インターネット上でやり取りされる宿題代行の売買に対し、禁止を要請しています。 最近ではIT技術の進歩により、AIを活用した宿題の進め方もあるとか……。しかし、そこにはコピペの問題も関わるため、教育機関も頭を悩ませているようです。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月23日母子家庭で育った私。お付き合いしていた彼氏と結婚することになりましたが、彼氏の母、つまり義母は私のことが気に入らないようで、何かと私たちの邪魔をしてくるのです……。母子家庭で育った私に当たりの強い義母。どうやら私と彼氏の破局を目論んでいるようで――?結婚を中止させたい義母義母の反対を押し切り、なんとか結婚式の予定を立てるところまでこぎつけた私たち。しかし、義母は私が母子家庭で育ったことを理由に、見下してきます。 結婚式に関しても、招待状や式場の規模など、何から何までダメ出し。いつも最後は「母子家庭の女なんかと結婚するから」「まともな両親のいる娘に今から乗り換えてくれないかしら」と言ってくるのです。 さらには、「貧乏母子家庭の娘はやっぱり教育もしつけもなっていないのね」「家計も子どもへの愛情も中途半端だったのね」と私の母のことまで侮辱する始末。いくら言い返しても、義母は悪びれる様子もありません。 私はただ唇を噛み締めるしかありませんでした。 義母の誤爆10分後――。 私のスマホに、また義母からメッセージが届きました。「今度、ママと外食なんてどうかしら?」と、どうやら息子に送っているつもりらしい義母。 私が戸惑っていると、「お食事は来月初めの日曜日でいいかしら?」「ちょっとあなたに会ってもらいたい女性もいるのよね」と連投が。 来月初めの日曜日は私たちの結婚式。私は彼氏のフリをして「その日は俺たちの結婚式じゃないか」と返しますが、義母は「結婚式なんて当日ドタキャンで大丈夫よ!」などと言い始めました。 「結婚式が1カ月後に迫っているのに、なんてことを言い出すんだよ……」と思ったことをそのまま伝えると、義母は「ご紹介するご令嬢は母子家庭女の数百倍もいい女♡」「そんな子に会っても、母子家庭女が良いって言うなら真実の愛ね。もうママはあなたたちの結婚について何も言わないし、結婚式の延期費用も全部ママが払うわ」と返してきました。 彼氏のフリを続けながら、そのご令嬢とやらと一度会うことを了承した私。うれしそうな義母は「早速先方に連絡を入れておくわ!」とやり取りを切り上げたのでした。 本当に幸せな家族とは結婚式当日――。 結婚式場に来ていない義母から、私宛にメッセージが来ました。 「今日の結婚式になんて絶対行ってあげないんだからw」「主役の息子も行かないわw」「母さんは呼んでないぞ?」「え?」 私に代わって、義母に返したのは新郎となる彼。義母からの誤爆があった直後、私は彼にすべてを話し、協力を仰いだのです。 彼も「母さんがいない方が、俺も安心して結婚式ができるよ」と言ってくれたので、2人で義母を結婚式場から遠ざける計画を立てました。お見合い予定だったご令嬢の方にも、彼から事情を話し、丁重にお断りしたそうです。 「私はあなたの幸せを思って……」と言う義母に、「吐き気しかしない」と言い切った彼。「母子家庭だから両親の愛も知らないし、しつけだってなっていない!」「そんな女との結婚なんて反対するしかないのよ!」と怒る義母。しかし、彼は「母子家庭は関係ないだろ!」「俺の方こそ両親からの愛なんて知らないぞ?」と淡々と返したのでした。 実は、義母は幼い彼をシッターに丸投げし、遊びまわっていたそうです。彼が小学校に入り、手がかからなくなってきたあたりから、急に母親面をし出したそう。彼は、小さい頃に味わった寂しさをずっと抱えて生きてきたのです。 「両親からの愛情を知らない俺と結婚してくれるんだ!口出しするな!」「孫が生まれても、介護が必要になっても、二度と会わないからな!」と、彼は義母に絶縁宣言。そして、義母のいないまま、私たちは結婚式を挙げたのでした。 翌日――。 事前にすべてを話していた義父から、離婚を切り出されたらしい義母。「家に入れてもらえない」と言って、なぜか私に泣きついてきました。 「家族は支え合うべきよね!?」と言う義母に、「そうですね」と返した私。「だからこそ、支えたくないと思われたらもう終わりです」「自分だけ都合よく支えてもらおうなんて……そんな甘ったれた人は家族じゃありません」と続けると、姑は返す言葉を失ったよう。それから、姑から私への連絡が来ることはありませんでした。 私たち夫婦はあらためて、家族として支え合っていこうと誓うのでした。 人気マンガをまとめて読む>>著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年10月22日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。「育児の面で私に頼るな」と言ってきたヨツバさんの母親ですが、毎日ヨツバさんと娘の面会に来ては、嫌味をつらつらと並べ立てます。「母親としての自覚がなくなる」とまで言われたヨツバさんは、さすがに眉をひそめるのでした。退院後、祖父のもとに身を寄せたヨツバさんと娘のところにも、時折顔を出す母親。恩着せがましく、近所の人から貰ったというボロボロの子ども服を差し出してきたのです。 ヨツバさんが着るにはボロボロすぎることを指摘すると、母親は「赤ん坊は着せ替え人形じゃない」「何着ても文句言うわけじゃないんだから」と怒り出すのでした。 そして、ヨツバさんと娘が自宅に帰ってからも、母親からの干渉は続き――? 約束の日に娘が発熱 祖父の家から自宅に戻ったヨツバさんと娘。ヨツバさんの母親はそれなりに孫をかわいく感じていたのか、「1カ月に1回は顔を見せに来なさい」とヨツバさんに言います。 しかし、ヨツバさんが娘を連れて母親に会いに行く予定の日、ヨツバさんの娘は熱を出してしまいました。娘の発熱により行けないことをヨツバさんが伝えると、母親は「どうせ私に孫を見せたくないから嘘ついてるんでしょ!」と被害妄想で怒り出してしまいます。 それから2カ月間、母親からヨツバさんに連絡はありませんでした。そして、ヨツバさんも「無理して会う必要はない」とふっきれ、母親との連絡を絶つことに。 ヨツバさんの父親によると、母親は孫に会いたそうにしているもののの、態度は相変わらずのよう。ようやく母親の呪縛から解き放たれたヨツバさん。今は幸せな毎日を過ごしています。 自分の思い通りにならないとヒステリックに怒り出す、ヨツバさんの母親。いわゆる毒親に育てられた経験がある人のなかには、毒親を異常に怖がって自分の感情や意見を無理に抑え込んだり、「自分の子どもに対して同じように接してしまうのではないか」と不安になったりする人もいるようです。 ヨツバさんも妊娠中は母親に対して萎縮していましたが、娘が産まれたことをきっかけに考え方が大きく変化。自分の気持ちを無視して、嫌味ばかりの母親に会う必要はないと思えるようになったのです。 もしも毒親に苦しめられているのなら、ヨツバさんのように物理的な距離を取れるといいのかもしれませんね。このままヨツバさんが幸せな日々を送れることを願ってやみません。 また、自分が毒親になっているのではないかと心配だったり、毒親に苦しめられている子どもに気付いたりした場合は、児童相談所に相談しましょう。 ▼児童相談所全国共通ダイヤル育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。電話番号:189(いちはやく) 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月21日あなたは整形をしたいと思ったことはありますか?「整形をしたい」と思う反面、整形後に周囲の反応が気になる人もいるようで……。そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokより、オリジナル漫画『整形は詐欺って友達に言われました。』をご紹介します。整形した友人が……「あなただけ顔が似てないわね。川から拾われてきたんじゃないの?」この言葉をキッカケに、主人公のユイは自分の顔に強い劣等感を抱くように……。―それから数年後―大学生になったユイは、整形を前向きに考えていました。そんなある日……「あれ?顔めっちゃ変わってない?」整形をした友人が、陰口を言われているのを目の当たりにします。「どうしてあなたがそんなこと言うの?」「自分の意志できめたことなのに」「あなたに迷惑でもかけたの?」整形願望のある女性が、それを取り巻く様々な偏見に立ち向かい、自分自身を肯定していく物語。ユイは整形を真剣に考え、母に話そうと決意します。自分を好きになるため……読者の感想は……『母に相談する娘も、娘の意見を否定せず受け止めてあげている母も素敵だなと思いました。』『寄り添ってくれるお母さんで本当によかったなと思う。』『どうするかしっかり考えて、整形するしないに関わらず、自分を好きになっていってくれるといいなと思いました。』など、特に娘と向き合う母の姿勢に称賛する声が多く集まりました。ユイは母に整形への想いを必死に伝えたようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■脚本:華丘侑果■作画:simme(MOREDOOR編集部)
2023年10月21日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。母親が里帰り出産を嫌がったため、妊娠中のヨツバさんは祖父の家に身を寄せていました。しかし、母親は自分が考えた名前やごみ捨て場で拾ってきたチャイルドシートをヨツバさんに押し付けてきます。初産の不安もあるなか、ヨツバさんは母親に「本当に関わってほしくない……」と思うのでした。予定日を1日過ぎたところで、陣痛らしき痛みを感じたヨツバさん。母親が病院まで送ってくれましたが、「待ち時間が暇で嫌だ」「こんなに待たされるなら送るなんて言わなきゃよかったわ」と愚痴を言い捨てます。 約30時間かけて、深夜3時にヨツバさんは女の子を出産。母親はヨツバさんの娘を見るなり「かわいくない」「外孫だからこんなものか」と言ったのです。さすがに見かねたヨツバさんの父がたしなめますが、母親は「思った事言っちゃいけないの?」と逆ギレ。 さらにヨツバさんに言いたいことがあるようで……? 絶句した実母の発言 産まれたばかりのヨツバさんの娘に「かわいくない」と言った母親は、さらに「育児に関しては一切頼るな」「今時の若い親はすぐ両親を頼る」「私も親に頼ったことなんてないし、全部1人でやったんだから」と釘を刺してきました。母親の性格をよく知っているヨツバさんは、「もとから頼るつもりなんてない」と言い返したい気持ちをグッとこらえるのでした。 育児の面で頼るなと言ってきたヨツバさんの母親ですが、なぜか毎日ヨツバさんと娘の面会に来ます。しかし、面会に来ても「私のときは大変だった」「いいわねぇ、優雅な入院生活で」と嫌味ばかり。 夜間、病院側で赤ちゃんの面倒を見てくれることを知った母親から「母親としての自覚がなくなる」と言われたヨツバさんは、さすがに眉をひそめるのでした。 嫌味を言わずにはいられない様子のお母さん……。夜間、病院側が赤ちゃんの面倒を見てくれるのは、産後の疲労した母体にとって素晴らしいシステムですよね。お母さんの言動に惑わされず、わが子と自分のために、病院のサポートを受けながらヨツバさんが体の回復に努められるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月19日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。彼氏がヨツバさんの苗字にすることを条件に、結婚を認めてもらったヨツバさん夫婦。結婚から1年後、念願の子どもを授かりますが、報告が遅かったことにヨツバさんの母親は不満を持った様子。初産で不安を抱えるヨツバさんに、ネチネチと小言を言い続けています。里帰り出産を母親が嫌がったため、祖父の家にお世話になることにしたヨツバさん。母親が渡してきた、姓名判断の良い名前が載ったリストを無視すると、母親は激怒します。ヨツバさんは感情任せで言葉をぶつけてくる母親に「もう本当に関わってほしくない……」と思うのでした。 それでも、ゴミ捨て場でチャイルドシートを拾い、ヨツバさんに使うように言ってくるなど、ヨツバさんの意に沿わない形で関わってくる母親。ついにヨツバさんは出産予定日を迎えますが――?初孫を見た実母の衝撃のひとこと 予定日を1日過ぎたところで、陣痛らしき痛みを感じたヨツバさん。運転ができない祖父に代わり、母親に病院まで送ってもらいました。 病院に着くと、「待ち時間が暇で嫌だ」と愚痴を言い始めるヨツバさんの母親。ヨツバさんの夫が到着すると、「こんなに待たされるなら送るなんて言わなきゃよかったわ」と言い捨てて、病院を後にするのでした。 約30時間かけて、深夜3時にヨツバさんは女の子を出産しました。ヨツバさんの両親がそろって面会に来ますが、母親は生まれたばかりのヨツバさんの娘を見るなり「かわいくない」「外孫だからこんなものか」と言ったのです。さすがに見かねたヨツバさんの父がたしなめますが、母親は「思ったこと言っちゃいけないの?」とヒステリックに逆ギレするのでした。 外孫であれ、自分の娘の子どもはかわいいものなのではないでしょうか。ましてや出産という一大仕事を終えた娘に、ねぎらいのひと言があってもいいぐらいですよね。ヨツバさんの気持ちを考えると胸が痛みます。産後は睡眠が削られ赤ちゃんのお世話に忙しくなると思いますが、赤ちゃんと向き合うことで、お母さんの言葉が忘れられるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月18日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。母親が入院の世話をしていた、父方の祖母が他界。ユズさんは祖母のアパートを売ったお金を学費に充てると言われて勉学に励む中、パチンコにハマる母親と、認知症で老人ホームに入る母方の祖母の世話をする父親が気がかりな毎日でした。両親は不満をお互いには言わず、ユズさんにぶつけます。ユズさんが家事を手伝うと提案しても、偉そうにするなと怒鳴られるばかり。そんな中、母方の祖母が亡くなりますが、家庭内はピリピリしたままで……。ある日、父親が違う8歳上の姉が赤ちゃんを連れて帰省しました。昔の姉は母親と折り合いが悪く、6年前家を出て行ったきりでしたが……。疎遠だった姉が帰ってきた ユズさんは姉のかわいい赤ちゃんを見て、母親にとっての初孫が、姉と母親の距離を取り持ったのだと思います。 しかし頻繁に家に来るようになった姉は、次第に母親にお金を借りるようになり、一緒にパチンコに行くことも増えました。 そんな中、ユズさんは母親が希望した志望校の模試判定が思ったより悪く、友人に誘われて塾の無料体験に参加。 家とは違う塾の静かな環境や、個別指導に魅力を感じ、母親に通えないか相談してみます。母親はお金がないからダメと拒否しますが、その後もパチンコには数万円を使っている様子。 ユズさんはそんな母親にイライラしながらも、働いてないのにお金の使い道に口を出す立場ではないと、自分に言い聞かせるのでした。 数万円は大金だと言って、ユズさんを塾に通わせない母親。遊びや欲しいものが目的ならそう言い聞かせるのもわかりますが、自分から勉強のために塾に行きたいなんて立派ですよね。 仮に本当にお金が足りなくても、パートをしたり節約したりして、工面してあげたいと思うのが親心なのではないでしょうか。 ましてやパチンコに数万円も使っていると聞けば、子どもでも違和感を持つはず。ギャンブルは依存性が高いと言いますが、子どものためにも少しは自制してほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年10月18日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。過保護な母に育てられ、次第に反抗することも辛くなっていたヨツバさん。当時付き合っていた彼氏との結婚もなかなか許してもらえませんでしたが、彼氏がヨツバさんの姓を名乗ることを条件に、ようやく結婚を認めてもらいます。そして結婚から1年後、ヨツバさん夫妻は念願の子どもを授かります。妊娠4カ月を迎え、ヨツバさんが母親に妊娠を報告すると、母親は喜ぶどころか「のけ者にされた」と怒り出しました。 「里帰りとかやめてちょうだいね」と小言を繰り返していた母親ですが、どうやら初孫に張り切っていたようで――?子どもの名前を提案してきた母 里帰り出産を母親が嫌がったため、祖父の家にお世話になることにしたヨツバさん。しかし、母親は案外孫ができるのを喜んでいたようで、姓名判断の良い名前をリストにしてヨツバさんに渡してきました。 ヨツバさんはそんな母親の無言の圧力に恐怖を感じながらも、最終的に「母親に何を言われてもいい」と思い直し、子どもの名前を夫と決めることに。しかし、それを知った母親は「余計なことして悪かったわね!」「もう関わらないから安心して!」と激怒。感情任せで言葉をぶつけてくる母親に対し、ヨツバさんは「もう本当に関わってほしくない……」と思うのでした。 それでも、ヨツバさんの意に沿わない形で関わって来る母親。ゴミ捨て場からチャイルドシートを拾ってきては、「これを使いなさい」と言って世話を焼いてきます。さすがに捨ててあったものを使うことに抵抗を感じたヨツバさんが、「実家用にしようかな……」と提案すると、母親は「私が用意したものは使いたくないのね」「あっちの親に良いもの買ってもらうんでしょ!」と怒り出してしまうのでした。 ヨツバさんのお母さんはあくまでも「名前の候補を考えた」と言っていますが、ヨツバさんが恐れていたとおり、自分が考えた名前が採用されなかったことに怒ってしまった様子。ヨツバさんがもうお母さんに関わってほしくないと思うのも無理はありませんね。温かい気持ちでわが子を迎えたいのに、お母さんのことで胃の痛い思いをしなければならないなんて……。妊娠中少しでも穏やかに過ごすために、少しお母さんとは距離をとることも必要なのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月17日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。過保護な母に育てられ、昔から寂しさを抱えていたヨツバさん。当時付き合っていた彼との結婚もなかなか許しをもらえませんでした。自分の思い通りにならないと手が付けられなくなる母に育てられたヨツバさんは、次第に反抗することもつらくなり、ただただ母親に従うようになっていました。 当時付き合っていた彼氏との結婚を考えていたヨツバさんでしたが、母親は彼氏の職業や、結婚後に住む予定の場所を聞いて結婚に猛反対。結婚を認めてもらえるよう説得しに来た彼氏に対し、ヨツバさんの母親は「うちの苗字にしなさい」と言い出して――? 実母に妊娠を報告すると… ヨツバさんの母親は、彼氏に「うちの苗字にしなさい」という結婚の条件を突きつけます。ヨツバさんは母を止めようとしますが、彼氏はその条件をのみ、ようやく2人の結婚は母親に認められたのでした。 結婚から1年――。実家から距離を置いたヨツバさんと母親の関係も、以前よりは良好になっていました。 そして、念願の子どもを授かったヨツバさん夫妻。妊娠4カ月に入ったところで、ヨツバさんが母親に妊娠の報告をすると、母親は喜ぶどころか「のけ者にされた」と怒り出す始末。 さらに、母親は「里帰りとかやめてちょうだいね」と続けます。昔からおじいちゃん子だったヨツバさんは、病院からも近い祖父の家にお世話になることを伝えますが、母親の小言はおさまらないのでした。 待望の子どもを授かったのに、「何で黙ってたのよ!!」と母親に怒られてしまったヨツバさん。家族なので、すぐに報告する方もいると思いますが、ある程度体調が安定してから報告したいというヨツバさんの気持ちもわかりますよね。祝福どころか怒られてしまい、とてもショックだったのではないでしょうか。みなさんはどんなタイミングで、自分の親に妊娠の報告をしましたか? 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月16日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。末期ガンで入院する父方の祖母と、認知症になった母方の祖母の世話をひとりでするユズさんの母親。ある日母親は認知症の祖母を蹴り倒し、それをユズさんが止めました。その後、母親が過呼吸症候群で倒れ、ユズさんはさらに勉強や家事に励みます。父親は飲酒するばかりで頼れず、「あんたがいてくれて良かった」と呟く母親。ユズさんは心をつかまれ、共依存になっていきます。ある日ユズさんは、県の作文コンクールで賞をとり……。自慢の娘でありたい 県の作文コンクールで賞をとり、新聞に名前が載ったユズさん。すぐに母親に電話すると、「あんたは自慢の娘よ!」とほめられます。 同じ時期、認知症の祖母も老人ホームに入居でき、母親は過呼吸の症状が緩和。再び趣味のパチンコへ通うようになり、末期ガンの祖母の世話の頻度が少なくなりました。 そしてそのまま祖母が他界。祖母の住んでいたアパートは父親によって売却され、ユズさんは母親から学費に充てると120万円が入った通帳を渡されます。 その後母親は今まで介護に費やしていた時間をパチンコにすべて使い、認知症の母方祖母の洗濯などは毎日父親がおこなうように。 ユズさんはひたすら勉強に励む一方で、家庭の空気がピリピリしていることを感じるのでした。 自分の母親の世話を、お互いに任せっきりにするユズさんの両親。父親の目線で見れば、自分が毎日の仕事と帰宅後に洗濯をしている間、妻はパチンコに行っているなんていい気がしないでしょう。 しかしユズさんの母親は、これまでずっと父方の祖母の世話をしてきた経緯があります。父親に対して、「次はあなたの番」という気持ちがあったのかもしれませんね。 ただ、ピリピリした空気のままでは家族全員の居心地が悪くなるだけ。話し合って役割分担するなど、なんとか良い方向にもっていけないものか悩ましいところですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年10月16日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。それは、子どものころだけでなくヨツバさんの結婚、出産のときにまで及びました……。過保護な母に育てられ、昔から寂しさを抱えていたヨツバさん。当時付き合っていた彼と結婚したいことを母親に伝えますが――。 母がつきつけた結婚の条件とは 過保護で、思い通りにならないと手が付けられなくなる母親に育てられたヨツバさん。次第に反抗することもしんどくなり、ただただ母親に従うようになっていました。多趣味な父親は家に寄り付かず、頼ることもできません。 当時付き合っていた彼氏と結婚したいことを、電話で母親に伝えたヨツバさん。母親は彼氏の職業にも、結婚後住む予定のところにも納得がいかない様子。もっと近くで、まともな人と結婚しろと言い出します。 彼氏がヨツバさんの母親を説得し、ようやく結婚自体は認めてもらえますが、母親は彼氏に「うちの苗字にしなさい」と条件を提示します。ヨツバさんが彼氏の苗字にすると姓名判断的に悪いと言って聞かないのでした。 彼氏の説得のおかげで、結婚まではこぎつけたヨツバさん。しかし、お母さんは姓名判断的に悪いと言って、ヨツバさんが苗字を変えることを許しません。本当に姓名判断を信じているのかもしれませんが、反対していた結婚に渋々折れたお母さんの様子から、条件をつけなければ気が済まないようにも思えてしまいます。せめて、お母さんが一方的に決めるのではなく、相手の意向も汲んだ話し合いができるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月15日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。小学生のユズさんは両親の結婚記念日に、サプライズで手料理をつくりました。母親は喜んでくれましたが、父親は「汚いから食わない」と言い捨てられてしまいます。その言葉にユズさんはショックを受けました。中学生になるころ、母親はより教育熱心に。訪問販売の高額な教材を大量に購入し、入学後に学校の副教材費が必要だとわかると激怒。学校にクレームを入れ、担任と副担任のおかげで事態は収拾しますが、それ以降ユズさんはことあるごとに母親から「退学させる」と言われるように……。当時、ユズさんの近所には父方の祖母が住んでいました。母親は祖母と同居していたことがあり、自由やお金を制限されて嫌な思いをしてきたと話しますが……。父方の祖母との思い出 ユズさんは、いつもあたたかく迎えてくれた父方の祖母のことが好きでした。しかしユズさんが中学2年生のころ、祖母が末期ガンに。 母親は入院する祖母の世話で病院に通いますが、父親の弟妹が顔を見せることはなく、自分ひとりが世話をすることに不満を募らせます。家庭がピリピリする中で、今度は同居する母方の祖母に認知症の症状が見られるように……。 徘徊で何度も警察のお世話になるなど認知症の症状は日に日に重くなり、母親は両家の祖母の世話で板挟み状態になるのでした。 長男の妻というだけの理由で、父方の祖母の世話をしなければならなくなった母親。自分の母親も認知症で大変なのに、さすがにひとりで背負うには荷が重すぎますよね。 本来なら、父親や弟妹が率先して世話を行わなければならないはず。できない理由があったとしても、母親だけに世話を押し付けるのは問題でしょう。 学校や勉強があるユズさんに負担をかけるわけにもいきません。周りの理解と協力がない状況では、ストレスが溜まってもおかしくないですよね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年10月14日あなたは整形をしたいと思ったことはありますか?「整形をしたい」と思う反面、整形後に周囲の反応が気になる人もいるようで……。そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokより、オリジナル漫画『整形は詐欺って友達に言われました。』をご紹介します。整形した友人が……「あなただけ顔が似てないわね。川から拾われてきたんじゃないの?」この言葉をキッカケに、主人公のユイは自分の顔に強い劣等感を抱くように……。―それから数年後―大学生になったユイは、整形を前向きに考えていました。そんなある日……「あれ?顔めっちゃ変わってない?」整形をした友人が、陰口を言われているのを目の当たりにします。「どうしてあなたがそんなこと言うの?」「自分の意志できめたことなのに」「あなたに迷惑でもかけたの?」整形願望のある女性が、それを取り巻く様々な偏見に立ち向かい、自分自身を肯定していく物語。ユイは整形を真剣に考え、整形をした友人と整形を否定していた友人に悩みを打ち明けました。後悔しないように……読者の感想は……『悩みに対して真剣かつ前向きなアドバイスをしてくれる友人の存在は心強いと思いました。』『難しい問題だよなと思います。わたしも親にもらった身体だから……ってなるかもしれません。』『整形にはまだあまりいい印象を持っていませんが、本人が前向きに生きていくための手段のひとつでもあるのだと捉えることができました。』『整形は決して悪い事ではありませんが、大切な決断なので本人が後悔しない選択をしてほしいです。』など、整形をする理由や捉え方についてさまざまなコメントが寄せられました。ユイは整形を決意し、母に話すことを決めたようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■脚本:華丘侑果■作画:simme(MOREDOOR編集部)
2023年10月13日