スマートフォンのことを『スマホ』、コンビニエンスストアは『コンビニ』と呼ぶなど、世の中にはさまさまな略称が存在します。しかし、略し方によっては周囲から「ダメ!絶対!」とツッコミが入ってしまうことも…。ナナイロペリカン(@nanairo_perikan)さんは、娘さんが自身で思いついたであろう、とある商品の『略称』に耳を疑ってしまったといいます。ヤクルトの愛称…それはダメ!絶対! #コミックエッセイ #育児漫画 pic.twitter.com/e6PerRxcTg — ナナイロペリカン (@nanairo_perikan) April 18, 2022 娘さんは、『ヤクルト』の頭の2文字をとって『ヤク』と呼んでいるだけであり、意味は特に考えていませんでした。そう…『ヤク』が、法的にアウトなものを指すことがあるとも知らずに!ヤクルトのおいしさを伝えるための、「1回、ヤク飲んでみな」という娘さんの誘い方も、完全にアンダーグラウンドな香りしかしません…。思わず「ダメ!絶対!」と、法的にアウトなものを禁止するポスターでよく見る、有名なキャッチコピーを使って、禁止したナナイロペリカンさん。しかし、娘さんはなぜ『ヤク』と呼んではいけないのかが分かりません。娘さんがいう『ヤク』が、むしろ健康にいい『ヤクルト』を意味していることを理解している人であればいいものの、何も知らない人が聞いたらギョッとしてしまうでしょう。「爆笑した」「お母さんの心中、ものすごいお察しいたします」とコメントが寄せられた同エピソード。「どうか、『ヤク』呼びが近いうちになおりますように…」と、ナナイロペリカンさんは願っていることでしょう!また、ナナイロペリカンさんはブログでも日々のエピソードを投稿しています。こちらもぜひご覧ください。たまご絵日記 ~2児のかあちゃん奮闘記~[文・構成/grape編集部]
2022年04月20日ファイナンシャルプランナーの大野先生がひとり親世帯を支援する行政の制度について教えてくれました。どんな制度があるのかなど詳しいことがわからない…という方はぜひ参考にしてくださいね。 シングルマザー・シングルファーザーの世帯(以下、ひとり親世帯)について、5年に一度、厚生労働省が大規模な調査をしていますが、最新の2016年の調査では母子家庭は約123万世帯、父子家庭は約19万世帯いると推計されています。このひとり親世帯の子育てと労働の負担を軽減するためにも、行政が様々な施策を実施しています。厚生労働省は支援施策を「子育て・生活支援」、「就業支援」、「養育費確保支援」、「経済的支援」の4つの柱としていますが、今回は「経済的支援」を中心についてお伝えして参ります。 1.国の経済的支援の制度は主に2つです①児童扶養手当児童扶養手当とは、18歳までの子ども※を養育しているひとり親世帯の母、父、祖父母等が一定の所得以下の場合に支給される手当です。支給額は物価スライド制のため、毎年基準が見直されます。2022年度は対象の子どもが1人の場合、1ヶ月あたり43,070円~10,160円支給されます。2人目、3人目以降は金額が異なります。2010年からは父子家庭も対象となり、2020年度末には約90万人がこの手当を受給しています。手当を受けるには、お住まいの市区町村の児童・こどもの福祉担当部署でのお手続きが必要です。 (※正確には、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子ども、障害のある場合は20歳未満までの子ども) ②母子父子寡婦福祉資金貸付金制度母子父子寡婦福祉資金貸付金制度とは、20歳未満の児童を扶養しているひとり親等がお金を貸し付けられる制度です。ひとり親の経済的自立の助成と生活意欲の助長を図るために、以下の12種類の貸付を行っています。 ①事業開始資金、②事業継続資金、③修学資金、④技能習得資金、⑤修業資金、⑥就職支度資金、⑦医療介護資金、⑧生活資金、⑨住宅資金、⑩転宅資金、⑪就学支度資金、⑫結婚資金 資金の種類によって、貸付限度額、返済期間、利息の有無が異なります。一例として、住宅の移転の際に、住宅を貸借するために必要な資金を貸してくれる⑩の転宅資金は、上限26万円が借りられ、返済は6か月後から3年以内に返済をする貸付制度です。なお、借り入れをする場合には、お住まいの市区町村の福祉担当部署または都道府県の福祉事務所でのお手続きが必要です。 2.自治体が実施している主な制度①2021年9月以降に離婚等をしたひとり親家庭等の方へ給付金2021年末に国から「令和3年度子育て世帯等臨時特別支援事業」に基づき、対象児童1人につき10万円が支給されましたが、離婚等によりお子さんを養育しているにもかかわらず子の給付金を受け取っていない方へ支給を行うため、自治体独自に支給する給付金制度を実施している自治体があります。 お住まいの自治体で実施しているかは、ホームページの確認や児童・子どもの福祉担当部署にお問い合わせください。年度が替わったタイミングでもありますので、4月28日を締め切りとしている自治体(大阪市、横浜市等)が多いので、対象となりそうな方はお早めにご確認ください。 ②ひとり親家庭医療費助成制度ひとり親家庭医療費助成制度とは、ひとり親世帯の18歳までの子ども※とその親(または養育者)の医療費を助成する制度です。自治体によって、助成額や対象となる所得制限額が異なります。また、助成される対象の医療費は健康保険の適用外の費用(差額ベッド代、診断書代等)は対象となりません。 上記1.①でお伝えしている児童扶養手当と合わせて手続きをする自治体もあります。児童扶養手当と対象者が共通しているケースもありますが、別基準の場合やこの制度を実施していない自治体もありますので、児童扶養手当を受けている場合やひとり親世帯の場合でひとり親家庭医療費助成制度(別の名称の場合もあります)の対象となっていない場合には、お住まいの自治体の児童・子どもの福祉担当部署に確認すると良いでしょう。 (※正確には、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子ども、障害のある場合は20歳未満までの子ども) 今回お伝えした制度ですべての生活費や教育費を賄うことはできませんが、ひとり親世帯の家計にプラスになる制度です。制度によっては申請が必要なものもありますので、対象になりそうな人はお住まいの自治体に確認することをお勧めします。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2022年04月14日8歳と3歳の娘さんの親である、ほぺらんぷ(@hoppecoppe)さん。Twitterに投稿した、姉妹の心温まるエピソードが反響を呼んでいます。親が泣きそうになった姉妹のやり取り「でちない…でちない…」ほぺらんぷさんは、3歳の次女が部屋のすみで色えんぴつを握りしめ、そうつぶやいている姿を目撃しました。何をできずに悩んでいるのかと思ったら、次女は姉である8歳の長女の名前を書こうと挑戦している最中だったのです。すでに、自分の名前は書くことができるという、次女。自分の名前の次にチャレンジするのが、姉の名前だということに、親であるほぺらんぷさんは「ちょっと泣きそう」とつづっています。次女が暗い部屋のすみっこで「でちない…でちない…」と長女の名前を書こうと色えんぴつ握りしめてて、自分の名前の次にチャレンジするのが姉の名前だというところにちょっと泣きそう— ほぺらんぷ (@hoppecoppe) March 13, 2022 妹が姉のことを大好きなことが分かるエピソードですが、姉もまた、妹のことを同じくらい大切に思っているようです。真剣にお手本を見ながら手紙を書いた次女ですが、本人が納得のいくできばえではなかった様子。うまく文字を書けず、落ち込む次女ですが、手紙を受け取った姉は文字のカーブを絶賛していたのだとか。真剣にお手本を見て書いたお手紙を上手に出来なかった…としょんぼりしながら姉に渡してるのもいい文字のカーブを絶賛してる姉もいい— ほぺらんぷ (@hoppecoppe) March 13, 2022 そんな姉妹のやり取りは、想像するだけで心があたたまります。普段から仲のよい姉妹であることが伝わるエピソードは反響を呼び、「優しい気持ちになりました」と絶賛の声が寄せられました。・かわいい妹さん。素敵なお姉さん。そして、そんな2人を見守る親御さん。なんかグッときて、涙しちゃった。・とてもかわいらしいエピソードに心が癒されました。姉妹がたくさん笑って健やかに育つよう、祈っております。・全私が泣いた!うるうるしました!ほぺらんぷさんは、TwitterやInstagramに娘さんたちを撮影した写真を数多く投稿しています。Instagram:hoppecoppephoto写真からも、仲のよさが伝わってくる、ほぺらんぷさんの2人の娘さん。これからも2人一緒に、お互いを思いやり元気いっぱい成長していってほしいですね…![文・構成/grape編集部]
2022年03月15日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、「自分は毒親かも」と思った方に向けてお話ししています。どんなことをしてしまうと毒親なのかを詳しく解説!子どもをしっかりした子に育てたい、勉強のできる子に育てたい。大切なわが子の将来を思うからこそ、子どもにさまざまなことを期待し、教えたくなりますよね。教えなければという思いから、ついつい子どもに対して口うるさくなってしまう親は多いものです。でも、それが“毒親”としての一歩だったとしたら……。毒親にならないために、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。 そもそも“毒親”とは?最近、ニュースなどで見かけるようになった「毒親」という言葉。毒親とは、暴言や暴力、しつけという名の過干渉をする親について使われる一方、自分の都合を優先し、子どもを放置したり、かまわない親についても使われる言葉とされています。また、親の過干渉から生じることとして、子どものキャパシティ以上に勉強をさせることを“教育虐待”とも言われるようになりました。 もしかしたらその対応は“毒親”の一歩かも暴言や暴力はもちろんしていない、ネグレクトもしていない、だから私は毒親ではない、と思っている人はもしかしたら危険かもしれません。誰でも毒親への一歩に足を踏み入れている可能性があります。お行儀よく食べさせよう、お片付けができるようにさせよう、電車の中でじっとしているように教えよう、これらはどれも当たり前に子どもに教えたいことだと思います。もちろん、お子さんがきちんと社会で過ごせるように教えたほうがいいことでもあります。けれど、子どもの成長に合わせず急ぎすぎて教えてしまうことは、毒親への第一歩を進めてしまうことにつながるかもしれません。 期待をかけすぎないようにブレーキを親としては、ついつい先回りしてお子さんにいろいろと教えこませたくなります。でも、まだまだ小さいときにお行儀などを教え過ぎることが、その後の“教育虐待”にもつながっていく恐れがあります。 根底にあるのは、こうなってほしい、こうあるべき、という子どもへの期待。しかし、小さなお子さんのキャパシティは、まだまだ小さいものです。それが本当に“今”教えたほうがいいことなのか? 子どものキャパシティを超えた親の「期待」がかかっていないか?を考えてみましょう。もし、ちょっと子どもにうるさく言い過ぎているかも……と思ったら、友人やご自身の親御さんに自分の対応が過干渉になっていないか聞いてみてください。自分の子どもに責任を持っていない、ある意味「無責任」な意見が、自身の毒親への一歩を止めてくれるブレーキになることがあります。 大切で愛するわが子のためだからこそやっていることであり、お子さんによってできる範囲も受け止め方もさまざまなため、どこからが毒親への一歩となるのかは、本当に難しいところです。うるさく言い過ぎているときに、「子どものため」という理由からであればちょっと立ち止まってみて、お子さんの気持ちが後回しになっていないか考えてみるといいかもしれません。 イラスト/マメ美 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2022年02月01日ドーナツを100個、食べられますように。そんな子供ならではの、純粋ゆえに無茶なお願いを叶えた親の投稿が話題を呼んでいます。子供の初詣の願いが実現初詣で、息子さんが「ドーナツを100個食べたい」とお祈りしたことを知った、大村卓(@trialanderror50)さん。100個ものドーナツを用意するというのは、手作りをするにしても、店に注文をするにしても、そう容易なことではありません。しかし、息子さんの願いを知った大村さんは、100個のドーナツを作ることを決意。通常の手のひらサイズではなく、直径1.5㎝の専用の型を3Dプリンタで自作し、100個もの大量のドーナツを揚げたといいます。初詣で息子が「ドーナツ100個食べられますように」とお祈りしたというので早速叶えてやった pic.twitter.com/an1RpDE3Rn — 大村 卓 Taku Omura (@trialanderror50) January 3, 2022 大村さんいわく「すぐ火が通るので楽だが、型抜きがすごいめんどくさい」とのこと。確かに、小さな型で一つひとつ生地を抜いていき、それを100回も繰り返す作業は、想像するだけで気が遠くなりそうです。しかし、ドーナツを口に運ぶ息子さんは、なんとも嬉しそうです!「ナイスです」「天才」と絶賛の声が寄せられた、大村さんの手作りドーナツ。願いが叶った息子さんは、きっと心の中でこう思ったことでしょう。神様は、本当にいるんだ…![文・構成/grape編集部]
2022年01月05日親がわが子のポジションに口出ししてくる。「うちの子は足が速いのでFW向きだと思います」「ボールコントロールが得意な方なのでMFが適正では」など親がさせたいポジションを指定。低学年ではポジションを固定しなくていいと思うが、保護者達にどう説明すればいい?というお悩み。わが子のポジションを指定してくる親御さん、どうやら最近増えてきているようです。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、ポジション固定しない方がいい理由とお勧めの練習メニューを教えます。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<飛び込んで交わされたり、バランスを崩して転ぶ1対1の守備を身につけさせるにはどうしたらいい?<お父さんコーチからのご質問>池上さん、こんにちは。私はわが子(小6)のチームで指導している保護者コーチです。といっても、人数が足りなくて低学年(U-8)を見るのを手伝っている程度で、ちゃんとライセンスを持っているコーチが何人もいるので指導内容はその方たちが方針を決めています。相談したいのはポジションのことです。子どもの頃はいろんなポジションをさせた方が良いと聞きますが、保護者がわが子にさせたいポジションがあるのか口を出してくることがあります。(私がコーチ陣の中では若い方なので言いやすいのだと思います)「うちは足が速いのでFWが合っていると思います」「ボールコントロールが得意なので...(要は『MFが適正だと思う』という主張)」など、多くは前目のポジションをさせたがります。先日、野球の新庄剛志監督も選手たちにいろんなポジションを体験させて、相手のことを理解させるトレーニングをしているとニュースで拝見し、様々なポジションを経験することはチームで連携するうえで大事なことなのかなと思いました。低学年ではまだポジションは固定する必要がないと思いますが、保護者に理解いただけるようにするにはどうすればいいか悩んでいます。池上さんはこれまでどのように対応(または説明)してきたか、教えていただけますと幸いです。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。親御さんはわが子に成長してもらいたいと願っていますが、指導者も当然ではありますが自分の教え子を伸ばしたいと思っています。目標の着地点は同じなのに、向かうプロセスがちょっと違うようです。それを踏まえ、このポジション問題については指導者から親御さんに説明する必要がありそうです。■同じポジションを続けた方が上手くなる、と思っている理由「フォワードならずっとフォワードと、低学年から高学年までずっと同じポジションをやったほうがサッカーが上手くなる」例えば、そのように多くの保護者は考えています。そのほうが手っ取り早いと思っているようです。親御さんだけでなく、指導者においても長い間そう考えられてきました。「ひとつのことを長くやればやるほどうまくなる」スポーツでも、習い事でも、似た教育観が根付いていました。ところが、サッカーではさまざまなポジションを経験したほうが、どこが自分に合ったポジションなのかがわかる。そうやって積み上げてきたものが有効に働くと、今は考えられています。私は北海道から沖縄まで全国各地の少年サッカーコーチの方と交流がありますが、近年は「小学生の間はいろんなポジションをやらせる」とおっしゃる方が断然増えています。■成長すると「ポジションの適正」が変化する小学生のうちにポジションを限定しないほうがいい理由は、中学生になって第二次性徴期に入ると体格などが大きく変化するからです。身長がぐんと伸びる子、伸びない子の差が出てきます。体格が変わるので、小学生の時に足が速かった子があまり目立たなくなったり、そうでもなかった子が図抜けて速くなったりします。つまり、個々が持つ「ポジションの適性」が変化します。これらのことを踏まえると、小学生の間にポジションを決めるのは非常に危険だと言えます。私がJリーグ2クラブで育成に携わった10数年間だけでも、ジュニアユースやユースの選手をよく見ると、個々の適性がポジションと合っていないケースは少なくありませんでした。■「うちの子は○○のポジションでプレーしてほしい」という親の望みが重圧になるこれは子ども自身の希望があるのかもしれません。であれば、子どもたちの希望を聞きすぎてしまうのも問題かと思います。しかしながら、その背景には相談者さんが訴えている保護者の存在がありそうです。親御さんの「うちの子は前めのポジションでプレーしてほしい」という望みが、子どもの重石になっていることも少なくないはずです。この親子の希望に加え、子どもの成長より勝利を優先しがちな指導者のエゴも作用します。こうなってしまうと、子どもの将来のためになりません。サッカーをずっと続けてもらうためにも、サッカーのすべてのポジションを理解している、体験したことのある子どもに上のカテゴリーにあがってきてほしい。このようなことを、親御さんにも理解してもらうことが大事です。■保護者にも学んでいただくこと。ともに学びあうことが大事日本のサッカーでは、保護者の啓もうやきちんとした学びの場が設けられていません。仕組みがないので、各チームの指導者が伝えていくことが重要になります。そのためにも、指導者は勉強しなくてはなりません。「学ぶことをやめたら指導者ではない」の言葉は、どのスポーツでも言われていることです。今はインターネットで世界中からあらゆる情報を入手することができます。ネットの記事や書籍などでも、最新の育成方法が紹介されています。そういったものをコーチの方が保護者や他の指導者に伝え、ともに学び合うことが大事です。ご相談者様は幸い、「低学年ではまだポジションは固定する必要がないと思う」と理解してもらっているようです。理解していますが、保護者に理解いただけるようにするにはどうすればいいか悩んでいます。また、相談者は北海道日本ハムファイターズの新庄監督のことを例に挙げられていますが、この練習はプロ選手に向けたもので「他のポジションの選手の気持ちを知る」という目的のようです。少年サッカーでさまざまポジションをプレーすることの目的はそこではないので、上述したように違う事例をもって伝えましょう。池上正さんの指導を動画で見る>>■さまざまなポジションを経験できる練習メニュー(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)さまざまなポジションを経験できるメニューと言えば、ドイツの小学校低学年の子どもたちが行う「フニーニョ」という3対3のミニゲームがあります。ゴールは左右に2つずつ。4つあります。小さな簡易ゴールやコーンにバーをのせた小さなもので十分です。相手に攻撃されて守備に戻る際もゴールが2つあるため、3人で力を合わせて守らなくてはなりません。全員に守る習慣が植え付けられます。一方で、相手からボールを奪った瞬間、さあどこから攻撃したらいいか。最もいいポジションにいる味方にパスを出す判断をしなくてはならないので、そこで試合を組み立てる中盤の経験ができます。そうやって、シュートまで持ち込むプレーを3人全員が経験できます。ドイツサッカー協会は、フニーニョをやっていくとフォワード、中盤、バックとすべてのポジションを全部経験できることを、実際にデータを取って検証しています。そのエビデンスに基づいて、協会はこのメニューを推奨しているのです。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年12月10日ある特定分野で飛びぬけた才能を持つ「ギフテッド」と呼ばれる人がいます。有名なところでは、アルベルト・アインシュタインやビル・ゲイツなどもギフテッドと言われ、「天才」といったイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、他人に比べて知的能力がとても高い子どもたちは、才能を伸び伸び発揮させ、人生を謳歌しているわけではありません。知的能力が高いがゆえに理解されない部分があり、また注意をうまく切り替えたり保持したりするのが苦手で、日常生活や人間関係に困難を抱えてしまうことがあるのです。日本では、「浮きこぼれ」とも言われます。こうした「ギフテッド」と呼ばれる子どもや知能の高い子どもの個性を知り、伸ばす方法についてわかりやすく解説した書籍『ギフテッドの個性を知り、伸ばす方法』が11月15日(月)に発売されました。■「ギフテッド」の子どもは支援が必要とは!?書籍の中では、「ギフテッド」と呼ばれる子どもや知能の高い子どもの個性を知り、伸ばす方法についてわかりやすく解説しています。またイラストやまんがによって親はもちろんのこと、子ども自身にも自分への理解が深めることができます。本書を執筆されたひとりでもある北海道教育大学旭川校教授・片桐正敏さんは、次のように語ります。「私は、子どもの教育や支援に携わる者として、本人の可能性を引き出し、伸ばしてあげたいですし、なるべく多くの自己実現の選択肢を増やす手助けをしたいと思っています。ギフテッドの子どもの支援の場合、本来は学校教育(公教育)の中で、可能性を伸ばすべきだと思いますし、実際アメリカでは、特別支援の枠組みの中で、取り組まれています。もちろん、学校教育が子どもにとって最良の選択肢でなければ別な選択肢も考えるべきですし、高い柔軟性を持って関わるのが望ましいでしょう。私たち専門家はいつも大上段で偉そうなことを言ったりしますが、そういった態度を慎み、手に取って気軽に読んでもらえるよう比較的わかりやすさを重視しました。」発達障害とギフテッドの違い、才能をいかすための環境整備のコツなど、多感で個性的な子どもを支えるヒントが満載です。「天才」のイメージをもたれがちな子どもたちが感じている生きづらさ。彼らが才能を発揮できる社会にどうすればできるのか。書籍から一緒に考えてみてはいかがでしょうか? 『ギフテッドの個性を知り、伸ばす方法』 (編著/片桐正敏 著/小泉雅彦 著/日高茂暢 著/富永大悟 著/ギフテッド応援隊 構成/楢戸ひかる/小学館/1980円(税込))学校での居場所がないギフテッドの子どもや、その保護者たちにも執筆に参加していただき、いままでのギフテッド教育に足りなかったことや、ギフテッドのこれからなどが、詳しくわかります。子育てに悩んでいる保護者、そして、ギフテッドについて知りたい教育関係者には必読書です。みんなの教育技術オンライン研修会「ギフテッドの個性を知り、伸ばす方法」●対象:全国の学校の先生方、教育関係者、保護者の方々ほか、どなたでもご参加いただけます。●開催日時:第1回:11月19日(金) 20:00~21:30第2回:12月3日(金)20:00~21:30第3回:12月10日(金)20:00~21:30※回ごとに講師・パネリストが異なります。※本講座は全3回の連続講座です。回ごとの参加も可能ですが、3回連続で受講されることを推奨いたします。●参加費:各回2000円●参加方法:「Zoom」を利用してオンラインで実施。●主催:小学館 教育技術編集部・みんなの教育技術イベントの詳細:
2021年11月16日前回 、ムスメの一人称が「ボク」ということがちょっと気に入らない夫。■前回のお話ある日、自分のことを「ボク」と呼び始めた小学1年生のムスメ。本人の気持ちを尊重したいけど、両親は複雑な気持ちになり…。私もまったく気にならないわけではありません。少数派は時には悪意が向きやすいもの。ムスメが傷つくことがあるかもしれないと、心配な気持ちは私も同じです。夫婦でムスメの呼び方は見守る方向に。とはいえ、周りの反応によってムスメが傷つくことがないか、正直気になってしまいます。とりあえず今のところ、ネガティブな反応は聞きません。さまざまな個性が認められてきている時代ですもんね。ムスメの中では、呼び方は遊びみたいなものらしく、一人称が変わり始めたことが楽しい様子でした。今後、どのようにムスメの一人称が定まっていくかは分かりませんが、個性も楽しみに、見守る姿勢でいきたいと思っております。
2021年08月07日あなたは彼にどういった呼び方をされていますか?カップルごとに異なるかもしれませんが、その呼び方から彼の愛情が読み取れる場合もあるようです。そこで今回は、男性たちに聞いた「好きな女性の呼び方」についてご紹介します。お互いに「名字」「彼女はもともと友だちでしたが、期間を経てカップルとして付き合い始めました。最初からお互いに名字で呼んでいたので、今もそのままです。呼び方を変えた時期もあったんだけど、どうも違和感があって……。結局もとに戻ってしまいました」ハルト(仮名)/30歳お互い名字というのはどこかよそよそしさを感じるかもしれませんが、友だち関係から発展した場合だと違和感がないのでしょう。もしかすると、これからも友だちのような恋人関係が続くのかもしれませんね。「ちゃん」「さん」付け「彼女を呼び捨てにするのは嫌だったんですよね。なんか偉そうじゃないですか。だから、僕は彼女を“ちゃん”付けで呼んでいます。いつの間にか彼女も僕を“ちゃん”付けで呼ぶようになっていました。“ちゃん”付けのほうが、なんとなくケンカしたときとか仲直りしやすい気がします」ヨシナリ(仮名)/31歳対等の立場でありたい、尊重したいという意識があるんでしょうね。すると、「ちゃん」付け、もしくは「さん」付けとなるようです。オリジナルの「あだ名」「彼女と付き合い始めたときに、周りの人と同じ呼び方をするのが嫌だったんです。だから僕しか呼ばないオリジナルのあだ名を考えました。いくつか候補を考えて、そのなかから彼女に選んでもらった名前で呼んでいます」シュウタ(仮名)/29歳“自分だけの彼女”であると訴えたいようにも感じますね。独占欲が働くぶん、愛が強いとも言えそうですね。“男性がしがちな「好きな女性の呼び方」”をご紹介しました。どんな呼ばれ方であっても、そこに相手の配慮を感じるかどうかが大切なポイントでしょう。たとえあだ名でも、傷付けるような呼び方では愛を感じられませんよね。あなたは恋人にどんな呼ばれ方をされていますか?©Strelciuc Dumitru/gettyimages©blackCAT/gettyimages文・塚田牧夫
2021年07月10日気になる彼とだんだん仲良くなってくると、呼び名を変えることも考えはじめるのではないでしょうか?たとえば名字呼びから下の名前+くん付けにすることで、一気に距離が縮まったりしますよね。でもタイミングを間違えると、かえって距離が生まれてしまうことも……。そこで今回は、気になる彼の呼び方を変えるベストタイミングをご紹介します。■ 急に変えるのは不自然まだ相手と会って間もないのに、一気に会話やメールなどで呼び名を変えて距離を縮めてくる人っていませんか?これは受ける身としては、違和感もあって、馴れ馴れしいって思ってしまいますよね?コミュニケーションが得意な人は、肌感で判断するので、呼び方を変えるタイミングを間違えない。でもたいていの人は、意外とドキドキしながら、呼び方を変えてるんじゃないでしょうか?■ 親密度を見計らって徐々に変えるパーティーや合コン、いわば初対面のときは、きちんとした大人ならまずは相手のことを「〇〇さん」って呼ぶのが普通だと思います。そこから段々と会う回数が増え、親密になってくるといつの間にか「〇〇くん」になるのが自然な流れではないでしょうか?もしくは、まだ彼氏彼女じゃないのに下の名前で呼び捨てなんていうことも稀にあります。皆さんも、過去に異性と仲良くなった経験を思い返しても、どのタイミングで呼び方が変わったかなんて覚えていないですよね?おそらくそのときの相手とのシチュエーションや、会話の反応を見ながら呼び方を変えたのだと思います。■ 相手に直接聞いてみるそれでは、誰でもできる上手な距離のつめ方を、教えましょう。それはとても簡単で、相手に聞いてみるということです。具体的に、どんな感じで聞けばいいのでしょうか。「〇〇さんて呼ぶのも、堅苦しいから〇〇くんて今後は呼んでもいい?もしくは、学生時代のあだ名とかあった?」こんな感じがいいでしょう。過去のあだ名を聞くことで、昔話の話題も広がるし、一石二鳥ですよね。その後、会話の流れとしては、自分はなんて呼ばれたのってキャッチボールもできるはずです。■ 意識してもらえるように相手に聞いてみて意外と簡単ですよね。なにごともわからなければ、相手に聞く!これが鉄板ですね。(TETUYA/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年06月15日夫に子どもを預けて、たまには一人でゆっくりおでかけしたいですよね。でも、家に帰ると子どもがあざを作っていたり、ひざをすりむいていたり…。理由を聞くと「大したことないよ。目を離した隙にちょっと…」と苦笑いする夫。でも、笑ってすませられることではないこともあります。東京消防庁発表の 「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」 によると、5歳以下の子どもが事故に合う場所は約7割が家の中。つまり、ほとんどの場合は親と一緒の時に起こっており、そのうち約10人に1人の割合で入院が必要な中等症以上となっています。どうして、親がそばにいながら、子どもの事故は起こってしまうのでしょうか? その理由を紐解いていきましょう。■子どもの事故、実は「親の脳タイプ」が原因になっていることも?一般的には、切り替えがうまく、複数の異なる作業を同時進行できるのがマルチタスク悩。一方、「今、目の前のこと」を最重要と捉えて打ち込む傾向がある方は、シングルタスク悩といわれ、他の作業を同時進行で進めることは苦手なようです。どちらの悩タイプなのか、見分け方としては「1日1回以上はやり忘れがある」かどうかで判断します。例えば、ゴミ当番なのに出し忘れた、頼まれた買い物をし忘れた、郵送物を出し忘れたなど些細なことで構いません。やり忘れて落ち込むことが1日1回以上あり、それが続く人は、シングルタスク悩の傾向が強いといえるでしょう。家事育児は、さまざまなことを同時進行で進めないといけないことが多いため、マルチタスクだといえます。小さいお子さんのいるご家庭なら、夕方はまるで戦争のような忙しさ。たとえば、子どもをあやしながら夕食の下ごしらえをして、早めに子どもと一緒にお風呂に入った後は、子どもの支度をしつつ自分も身支度を整え、夫の帰宅に合わせて夕食の仕上げをし、食器を洗いつつ洗濯機を回し、子どもを寝かしつけながら翌朝の朝ごはんのメニューを考え…。こういった家事育児をこなしつつ、子どもに危険が及ばないよう常に目配りをする必要があります。そのほかにも、入浴後、必ずお風呂のふたが閉まっているか確認している、料理の後、使った包丁はすぐしまっている、包装ビニールはふた付きのゴミ箱にすぐ捨てているという方がどれくらいいるでしょうか。これらはすべて、子どもが重篤なケガをする原因となるものばかりです。目の前のことをこなすだけが家事育児ではありません。それをする(もしくは、しない)ことで、その後どういったことが起こるかを想像しながら同時進行で進めるマルチタスク処理能力が求められます。子育てでは、「まさか◯◯するとは思わなかった」「ちょっと目を離しただけなんだ」という言い訳は通用しません。自分がどちらの悩タイプの傾向があるのかをまずは把握することが大切です。■コロナ禍で子どもの事故が起こりやすくなっている?まだまだ収まる兆しの見えない新型コロナウイルスの流行が、子どもの事故を誘発する可能性があります。毎日出社していたのがリモートワークに変わり、慣れないオンライン会議を重ね、家族がすぐそばにいる環境で仕事をするなど、まったく新しい形態で働くことが求められている方は多いでしょう。しかし、シングルタスク脳タイプは、仕事とプライベートを切り離すのが難しく、頭の切り替えができない人が多いようです。また、いつもとは違うルーティンで仕事をするのも向いていません。たとえば、別室で仕事をしていても、家族の気配に気が散ったり、子どもの声が気になってオンライン会議に集中できないなどで、いつもより仕事の効率が落ちて焦ってしまうケースは少なくないようです。一方、家で仕事をするようになってお互いに気をつかう反面、大人が常にいる安心感もあるでしょう。そのため夫婦間で、「すぐ戻ってくるから買い物の間、子どもを見てて」「今日の保育園のお迎えをお願いできる?」とついつい頼みごとも多くなります。互いに「わかった」と安請け合いしがちですが、マルチタスク脳と違い、シングルタスク脳は集中しがちです。目の前の仕事で頭がいっぱいになり、子どものことをきれいさっぱり忘れてしまうことがあります。実際、仕事に集中するあまり娘さんの保育園のお迎えを忘れてしまい、夜8時頃、保育園からかかってきた電話で初めて思い出した、というケースもあります。このように、シングルタスク脳の方は、仕事をこなしながら子どもに目を配ることが苦手で、仕事に集中すると子どもの存在を頭から消してしまうため、「ちょっと目を離した隙に…」「そんなことをするとは思わなかった」という事故が起きてしまうのです。コロナ禍によるリモートワークの増加で、これまでは「シングルタスク脳のうっかり」ですんでいたことが、子どもの事故につながりやすくなっているといえます。■安心して子育てをするための事故防止と対策では、シングルタスク脳は子育てができないかと、いうとそうではありません。マルチタスクをこなすのは苦手であることを自覚し、対策を立てれば事故を予防することができます。シングルタスク脳の傾向がある方は、うっかりを防ぐために以下の2つを意識することが重要です。・時間を短いスパンで意識すること・育児のルーティンを習慣化することシングルタスク脳は、仕事に集中しすぎる傾向にあるため、短いスパンで時間管理をしたり、子どもに関わる用事を思い出す必要があります。そこで、スマホや時計のタイマー機能を上手に活用して、音や振動で子ども関連の用事を思い出すようにするといいでしょう。また、子どもに関することを、いつものルーティンと結びつけて習慣化することも大切です。例えば、子どもを保育園へ連れて行く時に忘れ物が多いようなら、出かける時にいつも持ち歩くスマホや家の鍵と子どもの荷物を一緒に置いておくといいでしょう。また、パソコンや掛け時計など、必ず定期的に見るところに、子ども関連で忘れてはいけないことをメモして貼っておくのもおすすめです。例えば、脱衣所の時計の横に「お風呂のふたは閉めた?」と張り紙をしておけば、必ずふたを閉めるようになり、目を離した隙に子どもがお風呂でおぼれる心配もなくなります。自分は、シングルタスク脳タイプとマルチタスク脳、どちらのタイプなのかを見極め、シングルタスク脳の傾向が強い方はぜひ上記の対策を試してみてください。続けていくことでコロナ禍の新しい生活様式や、子育てが習慣化し、「うっかり事故」を予防できるでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年01月30日ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは。ちょっ子です。2021年もどうぞよろしくお願いいたします!今回は、息子の私に対する「呼び方」について、ちょっと悩んでいることについてお話ししたいと思います。息子・きゃん太の言葉が出だした頃から、私はずっと「ママ」と呼ばれてきました。私自身は母親のことを「お母さん」と呼んでいたので、自然ときゃん太からもそう呼ばれたいと思っていたのですが小さいうちは「ママ」の方が発音しやすいみたいだし、もっと大きくなってから少しずつ「お母さん」にシフトしていければいいかなと考えていました。幼稚園くらいの時に、そのうち「お母さん」に変えようね〜と時々話してはいましたが、結局きっかけが作れず「ママ」のまま月日は流れて現在、きゃん太は小学三年生になりました。本人が嫌でなければ、今年あたりからいよいよ「お母さん」に変えていかない?という提案をしてみようか…。そんなことを考えていました。しかし最近あることに気がついたのです。 おわかりいただけただろうか…「お母さん」どころか「マミー」。どうして?欧米感増してない?何か考えがあってのマミーなの?無意識のマミーでした。彼の中でナチュラルにママからマミーに変遷していたのです。これは直すの難しそうだぞ…?ちなみにこの記事を書いてる間にもマミーの割合は二回に一回くらいに増えてきてしまい、このままではマミーまっしぐらになりつつあります。たかが呼び方、されど呼び方。私はこのままマミーとして生きていくことになるのか、それともどこかでやっぱり恥ずかしくなり「お母さん」への軌道修正が可能になるのか、はたまた「オカン」等の方向に舵を切ることになるのか。今後どうなっていくかは息子きゃん太の気分(?)にかかっています。
2021年01月28日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、「自分は毒親かも」と思った方に向けてお話ししています。どんなことをしてしまうと毒親なのかを詳しく解説! 子どもをしっかりした子に育てたい、勉強のできる子に育てたい。大切なわが子の将来を思うからこそ、子どもにさまざまなことを期待し、教えたくなりますよね。教えなければという思いから、ついつい子どもに対して口うるさくなってしまう親は多いものです。でも、それが“毒親”としての一歩だったとしたら……。毒親にならないために、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。 そもそも“毒親”とは?最近、ニュースなどで見かけるようになった「毒親」という言葉。毒親とは、暴言や暴力、しつけという名の過干渉をする親について使われる一方、自分の都合を優先し、子どもを放置したり、かまわない親についても使われる言葉とされています。また、親の過干渉から生じることとして、子どものキャパシティ以上に勉強をさせることを“教育虐待”とも言われるようになりました。 もしかしたらその対応は“毒親”の一歩かも暴言や暴力はもちろんしていない、ネグレクトもしていない、だから私は毒親ではない、と思っている人はもしかしたら危険かもしれません。誰でも毒親への一歩に足を踏み入れている可能性があります。お行儀よく食べさせよう、お片付けができるようにさせよう、電車の中でじっとしているように教えよう、これらはどれも当たり前に子どもに教えたいことだと思います。もちろん、お子さんがきちんと社会で過ごせるように教えたほうがいいことでもあります。けれど、子どもの成長に合わせず急ぎすぎて教えてしまうことは、毒親への第一歩を進めてしまうことにつながるかもしれません。 期待をかけすぎないようにブレーキを親としては、ついつい先回りしてお子さんにいろいろと教えこませたくなります。でも、まだまだ小さいときにお行儀などを教え過ぎることが、その後の“教育虐待”にもつながっていく恐れがあります。 根底にあるのは、こうなってほしい、こうあるべき、という子どもへの期待。しかし、小さなお子さんのキャパシティは、まだまだ小さいものです。それが本当に“今”教えたほうがいいことなのか? 子どものキャパシティを超えた親の「期待」がかかっていないか?を考えてみましょう。もし、ちょっと子どもにうるさく言い過ぎているかも……と思ったら、友人やご自身の親御さんに自分の対応が過干渉になっていないか聞いてみてください。自分の子どもに責任を持っていない、ある意味「無責任」な意見が、自身の毒親への一歩を止めてくれるブレーキになることがあります。 大切で愛するわが子のためだからこそやっていることであり、お子さんによってできる範囲も受け止め方もさまざまなため、どこからが毒親への一歩となるのかは、本当に難しいところです。うるさく言い過ぎているときに、「子どものため」という理由からであればちょっと立ち止まってみて、お子さんの気持ちが後回しになっていないか考えてみるといいかもしれません。 イラスト/マメ美 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2021年01月16日2020年8月に生まれた、柴犬の『ろん』くん。飼い主(@Ronbon_k)さん宅で、家族からの深い愛情を受けて、すくすくと育っています。柴犬の独特すぎる座り方ある日、飼い主さんはろんくんを見て、不思議な座り方をしていることに気付きます。「俺の知ってる犬の座り方と違うのが気になるが、かわいいから許す」飼い主さんがちょっぴり違和感を抱いた、ろんくんの座り方がこちらです!俺の知ってる犬の座り方と違うのが気になるが可愛いから許す pic.twitter.com/92K26QUy7A — 柴犬 ろん (@Ronbon_k) November 18, 2020 「どうした…?」後ろ脚を前脚で挟み込んで、ややうつむいた表情を見せるろんくんが、たまらなく愛らしいですね。画像はネット上で拡散され、17万件を超える『いいね』を集めました。「かわいすぎて笑った!」「まるで人間みたい」というコメントのほかに、自らのペットが座っている写真を投稿する人が続出。どうやら、多くの人が愛猫や愛犬の一風変わった座り方を見た経験があるようです。予想外な姿や仕草で、私たちをたびたび笑わせてくれるペットたちから、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2020年11月26日登場人物おかめ:ワーキングマザー。息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『息子のパパイヤ期』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。プラレールとトミカに夢中。最近の欲しいものは『プラレールのレール』みなさん、「親の呼ばせ方」どうしていますか?おかめさんからのメッセージ今回、なぜ育休や産休ではなく、退職を選んだかについてお話します。実は一人目のおまめのとき、保育園に入れたいと考え、当時の職場を休職扱いにしてもらいました。ですが、自身の住んでいる場所が保育園激戦区に加えて、引っ越しや里帰りなどで忙しく、保活の準備ができないまま出産となりました。休職明けの仕事の忙しさなども積み重なった結果、かなり出遅れての保活スタートになってしまい、当然入園することができませんでした。保活失敗によるストレスでかなり落ち込み、今でもトラウマのようになっています。今では、産後でヘトヘトななか無理して園見学や説明会、役所への相談に行かなくても良かったのではないかと思うこともあります。おまめのときにわたしには産後すぐに保活をする体力が無いのだとわかったので、今回は休職ではなく退職を選びました。育児と仕事・保活の板挟みを避け、少しでも心に余裕を持って保活を始めたいと考えています。今のところは下の子も年少の時期に幼稚園へ入園させて、そのタイミングでまた求職活動をしようと考えています!上の子との2人育児にもなるので、自分が一番どうしたいかを選択しました。編集後記幼いころ、お腹の中で赤ちゃんが大きくなる仕組みが不思議だったという方もいるのではないでしょうか。編集部員Oもそのような疑問を抱いていたなあ、と懐かしい気持ちになりました。おまめくんが「お腹の赤ちゃんが迷子になってしまわない?」とかわいらしい心配をする姿にとてもほっこりさせられました!そして、お兄ちゃんらしい一面も垣間見えて産後も頼もしい姿を見せてくれるんだろうな…と想像が膨らんでしまう回でした。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2020年11月13日あなたの親は、あなたをどんな風に育てましたか?親が無意識に子どもに求めた生き方を、私たちは時として「呪い」として深く刻み込んでいます。そのひとつが「あなたならできる」という期待の言葉。でも、できるという期待は裏側に「できない私はダメ」というプレッシャーが含まれています。その言葉の呪い、どうやって解いていけばよいのでしょうか。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 83「あなたならできる」親からの呪いを抜け出すために知りたいこと「あなたならできる」親からそんな言葉をかけられた経験はありませんか。現在放送中のテレビドラマ『私の家政婦ナギサさん』が話題になっていますが、人気の秘密のひとつが、母親から主人公にかけられた言葉の呪いだといわれています。あなたならできるというフレーズには、一見すると相手への信頼とポジティブな期待を感じますが、当人からするとそうでもないことも…。例えばここ一番に「あなたならできる」と言われたら、頑張ろうという前向きな気持ちになるものですが、日常的に「あなたならできる」を刷り込まれていると、逆にできない自分を激しく責めてしまうことになります。そして悲しいことに、親の声がけのほとんどは後者であることが多いのです。親からの信頼と見せかけた過剰な期待は、子どもからすると良くないプレッシャーにしかなりません。では親からの呪いの言葉で自分が染まりきっている方はどうしていけば良いのでしょう。大切なのは「できる
2020年08月20日カレが「名前で呼んでくれない」とヤキモキした経験はありませんか?「彼女を名前で呼べない男性」って多いようです。その一方で、「大好きなカレにはちゃんと名前で呼んでもらいたい」と思っている女性も多いもの。このすれ違いって悲しいですよね・・・。そこで今回は、男性が「彼女を名前で呼ばない理由」についてリサーチしてきました!■1.キャラじゃないから「彼女を名前で呼ぶのも、“ちゃん付け”で呼ぶのもボクのキャラに合わなくて・・・。本当は名前で呼びたいんですけど、慣れていないせいか上手く呼べないんです。それで、『ねえ』とか『お前』とかになっちゃうんですよね・・・。」(大学生/21歳/男性)とくに、「下の名前で呼んでいる自分」を想像して、「なんだかちがうな・・・」と思ってしまうようです。男性には、自分を客観的に見て「イケてない」、「らしくない」などと考えて、なかなか行動できなくなる人が一定数以上いると思います。常にかっこつけていたいものなのでしょう。■2.恥ずかしいから「彼女を下の名前で呼ぶのって恥ずかしくないですか?スマートに呼べる男性がうらやましいです。彼女には『名前で呼んで』って言われるんですが、上手く名前で呼べません・・・。」(販売業/22歳/男性)男性には、彼女の名前を呼ぶときに「恥ずかしさ」を感じる人が多いようですね。「いや、名前呼ぶだけでしょ!」と思われるかもしれませんが、何だか恋人にデレデレしているようで照れてしまうということがあるのです。ただ、慣れてしまえば克服できることもあるようなので、カレと一緒に名前を呼んでもらう練習してみるのもアリかもしれませんね。■3.呼びづらい「ときどき、呼びづらい名前の女の子がいて・・・。でもそれを本人に言うわけにもいかないじゃないですか。名前を噛んでも悪いですし・・・、結果的に名前で呼べなくなります。」(美容師/27歳/男性)男性としては、彼女の名前を呼ぶときには「スマート」にカッコよく呼びたいところ。呼ぶときに噛みやすく、呼びづらいような名前だと、そもそも呼ぶことが辛くなってしまうそうです。■4.何かトラウマがある「ボク、元カノに『名前の呼び方がキツい!』って怒られたことがあるんですよ。普通に呼んでいるつもりなのですが・・・。それ以来、他の女性と付き合ってもなかなか上手く名前で呼べなくなっちゃいました。」(飲食業/24歳/男性)ごく少数派ですが、過去にトラウマがあって名前を呼べないという意見もありました。しかし、たとえばあなたが「何で名前呼んでくれないの!?」とヒステリックになってしまうと、彼にトラウマを植え付けることに繋がりかねません。無理強いはせずに、彼の事情を察してあげることも大切かも。■おわりに10代後半から20代前半あたりの男性ほど、彼女を名前で呼べない傾向があるようです。ただ、それくらいの年代の女性のほうが「彼氏に名前で呼んでもらいたい」という気持ちが強いのではないでしょうか。もしもカレが名前で呼んでくれないときには、正直に「名前で呼んでほしい」と伝えてみてください。おそらくそこで「なんで?」と聞かれると思います。そのときには、「ドキドキしたい」と言いましょう。その言葉を聞いたカレはきっと、頑張ってくれるはずです。(ともしど/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年06月21日彼からの呼ばれ方によって、ドキドキしたりイラッと来たりすることってありますよね。たとえばどんな状況であっても「お前」って呼ばれるのだけは絶対に嫌だという女性もいるでしょう。それと同様に男性陣も「女子からこうやって呼ばれるのが好きなんだよなぁ~!」というものがあるそうです。そこで今回は「男性がキュンとする女性からの呼ばれ方」について、20代男性にリサーチしてみました。■「下の名前+くん」「俺の名前はこうたって言うんだけど、『こうたくん』って呼ばれるのが一番嬉しい。」(20歳/大学生)普通だけど「下の名前+くん」呼びが一番しっくりくるとの声が。男性同士で「くん」付けで呼び合うことも少ないので、女子から「○○くん」と呼ばれるとドキドキしてしまうそうですよ。きちんと「くん」付けすることで、きれいな言葉遣いをしているイメージも持ってもらえそうです。■「○○ちゃん」「女子から『○○ちゃん』って呼ばれている人に憧れる。たとえばしょーちゃんとかりょーちゃんとか・・・。」(24歳/販売)「くん」付けよりもなんとなく親近感がわく上に、彼を信頼している雰囲気が出ますよね。しかも「ちゃん」付けって甘えられている感じがするので、男性的には嬉しいみたいですよ。ただし「『ちゃん』付けは女の子扱いされているみたいでイヤだ!」という男性も少なからず存在します。相手の反応をじっくり見て、呼び名を決める必要がありそうですね。■新しいニックネーム「僕は『けいすけ』って言うんですけど、『けーけ』という斬新なあだ名をつけてきた子がいた(笑)。そんな呼ばれ方はじめてだったので、ちょっとキュンときちゃいました」(25歳/サービス業)彼だけの特別なニックネームをつけるのも効果的。彼もあなたに呼ばれるたびに、なんだかドキドキしてしまうでしょう。これは彼と知り合って最初の段階でかわいいニックネームをつけるのがベストな方法。合コンなどで「良いな」と思った男性には、積極的に「○○って呼んでいい~?」と斬新なニックネームをつけていきましょう!■ふたりきりのときだけは・・・「みんなの前では名字を呼び捨てしてくるのに、ふたりきりになると下の名前で呼んでくる同級生がいる。その特別扱いにドキドキしちゃう。」(21歳/大学生)これはギャップが感じられて男性もキュンキュンしちゃいそう!いくら鈍感な彼でも「もしかして俺に気があるのかな?」と気がついてくれそうですね。好きな人との距離の縮め方に悩んでいる人は試してみる価値アリ!「いきなり下の名前で呼ぶのは恥ずかしい・・・」という場合は、LINEから彼の呼び名を変えてみるのも方法です。■まとめ呼び方ひとつで一気にふたりの距離が縮まったりするもの。また男性によってキュンとする呼ばれ方のツボも違います。まずは色んな呼び名を試してみて、彼の反応を見ながら探してみるのが良さそうですね。(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年06月11日子どもの成長は、親にとってとてもうれしい半面、時に寂しさをもたらすものでもありますよね。「子離れ」は、パパやママたちにとって大きなハードルとなる場合もあるかもしれません。今回は、そんな「子どもの成長」に対する親の向きあい方について、アンケートをもとに考えてみたいと思います。■「子どもの成長」による寂しさを感じている親は?アンケートでは、子どもの成長で寂しさを感じたことがあるか聞きました。その結果、「ある」、「少しある」と答えた人が83%となり、8割以上の人たちが子どもの成長に寂しさを感じたことがあるとわかりました。Q.お子さんの成長で寂しさを感じたことある?ある 52.4%少しある 30.6%ほとんどない 11.5%ない 5.2%その他 0.3%■寂しさを感じる瞬間1、手をつながなくなったときまず、どのようなときに親が「寂しい」と感じるのか、コメントをもとに見ていきましょう。「小1のとき、買い物中いつものように手をつないでいたら同級生の子が見え、手を振り払われました」(埼玉県 30代女性)「小学6年生までは手をつないできて、 私の手を下の子と取り合いしてたのに 中学に入学した途端に手をつないでくれなくなりました…。寂しい」(佐賀県 40代女性)「『ママ~!』と言って泣いていた息子が懐かしいです。 抱きついてくることもなくなり、言葉や態度がだんだんと男っぽくなりつつ、寂しい限りです」(福島県 40代女性)「どこに行くにも手をつないで歩いていたのが、いつの間にか一人でどこでも行くようになっていました。 寂しくもありうれしくもあり、ちょっと複雑です」(神奈川県 40代男性)成長にともない、手をつないだりするスキンシップを嫌がるようになることは、自分自身に置き換えてもわかります。それでもその行動は、親にとって寂しさを感じるものですね。■寂しさを感じる瞬間2、“ひとりで”できるとき子どもが小さいうちは、親が助けてあげるシーンが生活におけるさまざまなところで起こります。そうした行動を一人でできるようになったときに、寂しさを感じているママやパパももいるようです。「着替えが一人でできるようになったり、一人でご飯を食べられるようになっったりとうれしい半面、『ママの手助けは少しずついらなくなるのかなぁ』とさみしいと思ってしまいます」(広島県 30代女性)「座布団に収まって寝ていた新生児期から早7年。1つのベッドで寝ていた娘がとうとう一人で寝るようになりました。布団からはみ出る足を見て、大きくなったなぁとうれしくもあり、寂しい気持ちにもなりました」(神奈川県 30代女性)「娘は6年生になった途端、風呂に一緒に入らなくなりました。『成長だよね?』と話していましたが、しばらくは寂しさもありました」(千葉県 40代男性)「習い事で毎週歩いて一緒に行ってたのですが、ある日『1人で行けるから大丈夫だよ!』と 言われたとき寂しかったのと成長したなと複雑な思いでした」(宮崎県 20代女性)子どもが生まれてすぐ、衣食住に関する何もかもに手を差し伸べる状態となり、親としても手伝ってあげることが当たり前となっていきます。しかし、子どもによって個人差はあるにせよ、いつかは一人でできるようになるため、その日が突然訪れると「寂しい」と感じるのは無理もない気がします。■寂しさを感じる瞬間2、子どもの世界が広がるときさらに、家族よりも友だちとの約束を優先するなどの行動によってさみしさを感じている親もいるようです。「休日、朝から暗くなるまで友だちとの遊びに夢中な小6の息子。『家族でどこか出かけよう』と誘っても、面倒くさがられてしまいます。順調な成長、『遊んでくれる仲間がいて幸せだね~』と思いつつ、ちょっと寂しい気もします」(神奈川県 40代女性)「親と遊ぶのが当たり前だったのに、小学校に上がったら子ども自身でお友だちと遊ぶ約束を取り付けてくるようになった。親離れが始まっているなぁと寂しくなりますね」(神奈川県 30代女性)「入園前まで、息子にとってはママと一緒に過ごす時間が一番幸せな時間だと感じてくれていたのが、いまは『お友だちのおうちに行きたい』と行ったり、休みの日でもお友だちのことを思い出したりしています。息子の世界がどんどん広がって、”家庭”という小さな世界から外に目を向けているのを感じると、成長はうれしいけど、何だか寂しくも感じます」(滋賀県 30代女性)保育園や幼稚園に行き始めると、それまで家庭だけだった子どもの居場所が新しく増えることに。小さいうちは、子ども同士が遊ぶ時でも親は一緒でしたが、これも学校に通い始めるくらいの年齢になると、子ども同士だけの関係性が増えていきます。子どもだけの世界はより広がっていき、最終的には自立していく…。親としては最大にうれしいことであり、もっとも寂しさを感じるときなのかもしれません。■寂しさを感じる瞬間4、節目の行事さらに卒園式や入学式などの節目の時に寂しさを感じるという声は、多く寄せられていました。「長男が中学生になっての初めての授業参観で、校内で会った時にそっぽ向いて無視されたときに、学校内で呼んではいけないと思いました」(神奈川県 30代女性)「ピアノを習っています。 足台の調整を徐々に替える瞬間や、発表会やコンクール、オーディションの舞台で堂々としていく姿をみるとうれしい半面、寂しくて。なんだか私の手が届かない所にいってしまう感じの、なんとも言えない気持ちになります」(神奈川県 40代女性)「今年の春、卒園式で卒園証を代表で受け取る我が子の姿。緊張しながらも立派にやり遂げ、はにかんだ顔が忘れられません。小さく産まれて他の子より何でも一番最後だったのに、大きくなったなぁ。うれしく思うと同時に、その姿がまぶしくて寂しかった」(宮城県 40代女性)思わずその情景が頭に思い描けてしまうような、もらい泣きをしてしまいそうなエピソードが多く寄せられていました。たしかに、行事で見かける子どもの姿はいつも以上に成長して見えるものですよね。筆者自身も、幼稚園の卒園式で見かけた長男がとてもたくましく見えて、入園した頃の小さかった姿を思い出しながら、胸に迫るものがあったことを思い出します。■寂しさを感じる瞬間5、身体の成長そして、物理的に体のサイズが大きくなったことに対して、成長を感じて寂しくなるという意見も寄せられていました。「重くて抱き上げることができなくなったこと。喜ぶべきことではあるけれど、寂しく思います」(神奈川県 40代女性)「抱っこもできなくなりましたし、小さい頃の写真や昔着ていた服などを見るたびに、『あの頃はかわいかったな』と感じます」(福島県 30代女性)「私より背が高くなり、服のサイズも私より大きくなった時ですね。 成長がうれしいし、反面寂しさも感じます」(愛媛県 40代女性)「久しぶりに手をつないだら、背が大きくなっていた時。片手で抱っこできないほど重くなっていた時。まだ小学生だけど、もう小さい時には戻れないんなだなぁとしんみりする」(千葉県 30代女性)確かに体が大きくなってくると、抱っこすらできなくなってきて、子どもの成長をあらためて感じることがありますよね。■成長は寂しさではなく「宝物」一方で、子どもの成長に寂しさは感じないという声も一定数寄せられていました。「甘え下手なクール男子だからか、自分の性分なのか、一つ一つの成長が喜びではあったけど、寂しくはないなあ。ああ、これでまた自分でできる事が増えてうれしいな、親はまた一つ楽になるなみたいな」(三重県 30代女性)「さまざまなイベントを迎えるたびに、『ここまで育ってくれてありがとう! 母としての経験をさせてくれてありがとう!』という思いはありますが、寂しくはないですね」(神奈川県 40代女性)「『成長したなぁ』と感じる瞬間が子育てにおいての宝物」という言葉もあり、胸にグッときます。たしかに、成長は寂しく感じるだけのものではなく、子育てを頑張ってきたからこそもらえる「宝物」だと言えそうです。■子どもの自立のために「今」できること最後に、子どもの成長に関して寄せられたコメントをいくつかご紹介したいと思います。「成長がうれしくもあり、それと同時に子どもにしてあげられることが少なくなっていると日々感じます。子どもが小さい頃は、子育てに余裕がなく毎日大変だと思っていましたが、子どもたちが大きくなった今は、そんな忙しい日々を懐かしく思います」(三重県 40代女性)「今はまだ『ママ~見て~!』ってうるさいけど、だんだんと減っていくんだろうなと思うと寂しいですね。世の子どもが巣立ったお母さんは寂しさを飲み込んで送り出したんだなと思うと偉大ですね」(北海道 30代女性)「1人で寝るようになった時。1人でお風呂に入れるようになった時。1人でバス、電車に乗れるようになった時。1人で自分の生き方を決め1人で玄関を出て行く後ろ姿を見た時。どのお父さんもお母さんも、お子さんの成長を楽しみ喜びながらもどこか寂しさを感じていらっしゃるんでしょうかね」(三重県 50代女性)ここまで、子どもの成長で感じる寂しさについて考えてきました。多くのママ、パパたちが子どもの成長をうれしく思う一方で、寂しさを感じていることがわかります。子どもの成長にともなって、親の出番はどんどん減っていきます。親の手を借りずに一人でできることが増える、家庭よりも大切な子どもだけの居場所ができる、そしてついには独り立ちするなど、子どもは一人で生きていくためのステップを一つずつ登っていきます。子どもが安心してそのステップを登れるように背中を押してあげることも、親にしかできない大切な役割のように思えます。そしておそらく子どもが自立して初めて、それまでの子どもとの時間が貴重な物だったと、強く実感するのではないでしょうか。いま、家で過ごす時間が増えて、あらためて子どもと向き合う家庭も多くあるかと思います。これまでの忙しい時間で気がつかなかった子どもの成長、さらには子どもの考えに触れる機会ともいえるかもしれません。久しぶりに一緒に歩いてみたり、ときにはケンカしたりしながらも、一緒にいられる時間を大切に過ごせたらと思います。Q.お子さんの成長で寂しさを感じたことある?アンケート回答数:4573件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年04月12日【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談TBS『グッとラック!』のレギュラーコメンテーターをはじめ、数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。【今回の相談内容】実家に住む75歳の母が最近、モノを捨てられなくなってしまいました。溜まった紙袋や使っていないタオル類、くたびれた洋服など、とにかく何でも捨てるのを嫌がって手元に残したがります。「これまだいるの?」と聞くと、必ず「いつか使うかもしれないから」「まだ使えるから」と言い訳ばかりで、モノは増えていく一方…。まだ体は丈夫ですが、将来のことを考えると、いまのうちから実家の片付けをしておいてほしいのですが…(48歳・会社員・女性)【回答】まず、お母さまは紙袋やタオルに埋まってしまって身動きとれない状況でしょうか? 身動きはできている? そうですか。それはよかった。そして、「将来のことを考えると、いまのうちから実家の片付けをしておいてほしい」とは、「お母さんが死んだあと、そこに住むために私が掃除するのはイヤだから、キレイに片付けておいてほしい」ということでしょうかね。誤訳だったらごめんなさい。お母さまのこれまでの人生はどんなものだったのでしょう。御歳75歳でいらっしゃるということは、幼少のみぎり、まだ食べるものにも事欠くような戦後を乗り越えてこられたのでしょうね。あのころは物が少なくて、なんでも貴重でした。鼻をかんだ紙だって、たたんでポケットにしまい、乾いたらもう1度使ったそうです。小さいころの経験で得た感覚は深く心にしみ込んで、どんなに周りの状況が変化しても変わることはありません。「三つ子の魂百まで」と言いますでしょう。だから、お母さまがあれもこれも捨てずにとっておきたいと思うお気持ち、わかります。わかってあげましょうよ。「実家に行くと胸のあたりまでタオルだらけで泳ぐようにして母を見つけ出します」というありさまでなければ、いいじゃないですか。あなたには「いらないもの」でも、お母さまには「宝もの」。とっておくことでお母さまの安心が手に入るなら、安いものです。無理やり捨てさせてしまうと精神的に落ち着かなくなってしまったり、喪失感から老人うつになってしまったりすることもありえますよ。ね、許してあげてください。ときに、ため込んでいるタオルの1枚でも手にとって「これちょうだい。家で使うのにちょうどいいわ!」なんて言ってさしあげれば、なおOK。それが「子どもから親への愛」ですよ。【プロフィール】玉置妙憂(たまおきみょうゆう)看護師・看護教員・ケアマネ-ジャー・僧侶。「一般社団法人大慈学苑」代表。著書『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)は8万部突破のベストセラー。NHK『クローズアップ現代+』、『あさイチ』に出演して大きな話題に。現在、TBS『グッとラック!』火曜のコメンテーターを務める。
2020年02月07日子どもをしっかりした子に育てたい、勉強のできる子に育てたい。大切なわが子の将来を思うからこそ、子どもにさまざまなことを期待し、教えたくなりますよね。教えなければという思いから、ついつい子どもに対して口うるさくなってしまう親は多いものです。でも、それが“毒親”としての一歩だったとしたら……。毒親にならないために、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。 そもそも“毒親”とは?最近、ニュースなどで見かけるようになった「毒親」という言葉。毒親とは、暴言や暴力、しつけという名の過干渉をする親について使われる一方、自分の都合を優先し、子どもを放置したり、かまわない親についても使われる言葉とされています。また、親の過干渉から生じることとして、子どものキャパシティ以上に勉強をさせることを“教育虐待”とも言われるようになりました。 もしかしたらその対応は“毒親”の一歩かも暴言や暴力はもちろんしていない、ネグレクトもしていない、だから私は毒親ではない、と思っている人はもしかしたら危険かもしれません。誰でも毒親への一歩に足を踏み入れている可能性があります。お行儀よく食べさせよう、お片付けができるようにさせよう、電車の中でじっとしているように教えよう、これらはどれも当たり前に子どもに教えたいことだと思います。もちろん、お子さんがきちんと社会で過ごせるように教えたほうがいいことでもあります。けれど、子どもの成長に合わせず急ぎすぎて教えてしまうことは、毒親への第一歩を進めてしまうことにつながるかもしれません。 期待をかけすぎないようにブレーキを親としては、ついつい先回りしてお子さんにいろいろと教えこませたくなります。でも、まだまだ小さいときにお行儀などを教え過ぎることが、その後の“教育虐待”にもつながっていく恐れがあります。 根底にあるのは、こうなってほしい、こうあるべき、という子どもへの期待。しかし、小さなお子さんのキャパシティは、まだまだ小さいものです。それが本当に“今”教えたほうがいいことなのか? 子どものキャパシティを超えた親の「期待」がかかっていないか?を考えてみましょう。もし、ちょっと子どもにうるさく言い過ぎているかも……と思ったら、友人やご自身の親御さんに自分の対応が過干渉になっていないか聞いてみてください。自分の子どもに責任を持っていない、ある意味「無責任」な意見が、自身の毒親への一歩を止めてくれるブレーキになることがあります。 大切で愛するわが子のためだからこそやっていることであり、お子さんによってできる範囲も受け止め方もさまざまなため、どこからが毒親への一歩となるのかは、本当に難しいところです。うるさく言い過ぎているときに、「子どものため」という理由からであればちょっと立ち止まってみて、お子さんの気持ちが後回しになっていないか考えてみるといいかもしれません。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年01月11日付き合ったばかりの悩みとして多いのが、「彼氏の呼び方に困ってしまう」というもの。ふたりきりのときに呼ぶのが恥ずかしいパターンや、人前での呼び方に悩むパターンなど、状況も人によって異なります。今回の記事では、名前の呼び方に関する悩みや男性が喜ぶ・嫌がる名前の呼び方、呼び方を変えるときのコツなどについてまとめてみました。彼氏の呼び方に関する悩みをお持ちの人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。■彼氏の呼び方に悩んでる女子は多い彼氏の呼び方についての悩みがある人は、具体的にどういった内容で悩んでいるのでしょうか?よくあるパターンとしては、以下のようなものがあります。■「面白いあだ名で呼んで」に困惑彼氏の性格によっては、人前であっても呼び方をあだ名で統一したがる人もいるようで、あだ名で呼ぶことに慣れていない人からしたら困惑してしまうと思います。なかには、はたからみたらバカップルと思われそうなあだ名を希望してくる人もいるので、あまりに呼ぶのが恥ずかしいあだ名を指定された場合、なかなかその名で呼ぶことができません。結局、名前を呼べないままズルズル悩む羽目になるという女性は意外と多いようです。■呼び方を変えられずに悩んでいる名前の呼び方を変えるということに、心理的に抵抗がある人もいます。いままでひとつの呼び方で統一していたのにいきなり違う呼び方に変えるとなると、最初は恥ずかしくてなかなか呼べないと思ってしまうようです。そして、最初でスッパリ名前を呼ばなかったことで、時間が経つにつれてどんどん呼びづらくなるというのもよくあるパターン。改めて話題にも出しづらいし、呼ぶタイミングをつかめないままになってしまいます。■年齢差で気軽に呼べない彼氏が年上の男性の場合、名前の呼び方を急にフランクに変えるのは心理的に抵抗があると感じる人も。職場恋愛で、目上の先輩と付き合うことになった場合はとくに多い傾向です。男性としては、せっかく付き合い始めたのだからカップルらしい呼び方で呼んでほしいと思うものですが、女性側がまだ付き合う前の関係から抜け切れていないうちは、フランクな呼び方に変えることに抵抗感があるのも仕方のないことといえます。■男性が嬉しい彼女からの呼び方は?彼氏としても心理的に嬉しい呼び方というものがあるようで、なかにはあえて「さん付け」や「あだ名」を希望する人もいます。ここでは、男性が嬉しい彼女からの呼び方について具体的にまとめてみました。■距離感が近い下の名前の呼び捨て彼氏の呼び方としてはメジャーである「呼び捨て」「くん付け」や「さん付け」で呼ぶ機会が多い日本人にとって、異性を呼び捨てで呼ぶのは距離感が縮まった証ともいえるものです。特別な女性からに限り、呼び捨てで呼ばれるのを嬉しいと感じる男性も多く、よりカップルとしての絆が深まっていくように感じるのでしょう。変に凝っていないので、あだ名よりは呼びやすいのも利点です。■年下なら下の名前にさん付け女性の方が年下の場合に多いのが、下の名前にさん付けする呼び方で、男性としても自分を立ててくれているようで嬉しくなるようです。さん付けであれば、女性側としても呼ぶ時のハードルが高くないですし、年下だからこそ気軽に呼びやすい呼び方といえます。また、さん付けは彼氏の親からも印象のいい呼び方なので、普段から慣れておいて損はありません。いざ挨拶に行ったときなどに役に立つでしょう。■彼氏の希望するふたりきりのあだ名彼氏の希望する呼び方で意外と多いのが「あだ名」ふたりだけの呼び方という感じで、男性心理としては優越感を感じてしまうのでしょう。呼び捨てで呼び合うのが恥ずかしいという理由であだ名にするというカップルもいますし、そこは男女の性格で異なります。ただ、あまりに奇抜なあだ名だと、親や友人の前で呼ばれるのは困るというタイプの男性もいるので、そこは臨機応変に変えていく必要があるでしょう。■人前で気をつけたい彼氏の呼び方マナーふたりきりのときと人前では、彼氏の呼び方を変えることもマナーです。とくに親や友人の前ではあだ名で呼ばれることを嫌がるタイプの男性もいるので注意したいですね。ここでは、彼氏の呼び方マナーについてみていきましょう。■外ではあだ名で呼ばない彼氏の性格によっては、呼び方をふたりだけのときと人前とで変えてほしいという人もいます。たとえば多いのが「あだ名」で、親や上司、友人の前ではあだ名で呼ばれると困るという人もいますし、とくに会社の上司の前でもあだ名で呼び合うというのは、マナー的にもよくありません。公共の場であまり堂々とあだ名で呼び合うのも、TPOによっては避けたほうがいいということは頭に入れておきましょう。■親や友人の前では名前にくん、さん付け彼氏の呼び方は、人前とそうでないときで変える方がいい場合もあるというのは先ほどお伝えした通りですが、とくに注意したいのがその呼び方の変化です。たとえば彼氏の親の前でいきなり呼び捨てで彼氏を呼ぶという行為は、「なんてマナーのなってない子だ」とマイナスな印象を与えてしまうことにもなりかねません。親はもちろん、友人の前であっても、慣れるまではくん付けやさん付けで呼ぶようにしておきましょう。■ダーリン&ハニーなどはふたりだけのときに彼氏・彼女の呼び方でダーリン・ハニーと呼び合う人もいると思います。しかし、さすがに人前でもこの呼び方で統一すると、人によっては抵抗感を覚えることもあるでしょう。マナー的に、ダーリン&ハニーという呼び方は極力ふたりだけのとくにしておくのが無難です。近いものでは「旦那」「嫁」なども、付き合っている段階で使うと反感を買いやすいので、こちらも外で使うのは避けましょう。こういった呼び方はふたりきりの時だけに使うほうが秘密感が出るので、カップルの間のラブラブ度も高まるというメリットもあります。■彼氏がやめて欲しい呼び方と心理男性にもそれぞれ希望する呼び方、やめてほしい呼び方があるので、呼び方を固定する前に彼が嫌がりそうな呼び方を前もってリサーチしておくことも大切です。ここでは、とくに男性がやめてほしいと感じている呼び方で多いものについてまとめてみました。■自分を立ててくれない呼び捨て呼び捨てはカップル間の呼び方としては比較的メジャーですが、なかにはこれをよしとしない男性もいます。彼女よりかなり年上だったり、元々は職場の上司だったりする場合に多いパターンです。彼氏によっては、人前では呼び方を変えてほしがる人もいて、普段は呼び捨てでもいいけど人前では自分を立ててさん付けで呼んでほしいというタイプもいるので、事前に彼氏本人に確認しておくとよいでしょう。■恥ずかしい!みんなの前でラブラブあだ名ふたりだけのときは気兼ねなくあだ名で呼び合っていても、友達の前でそれをされると困るというシャイな男性もいます。ただこれについては個人差があるので、人前でもあだ名で呼んでいいかどうかは事前に彼に確認しておく必要があるでしょう。彼氏の呼び方が人前では呼びにくいほど恥ずかしいあだ名の場合は、ほかにもうひとつ呼び方を作っておいて、臨機応変に使い分けることに普段から慣れておくのもいいですね。■距離を感じるずーっと名字にさんづけ名前で呼ぶのが恥ずかしいからと、いつまでも彼氏の呼び方を名字にさん付けで変えない人がいますが、これも彼氏の立場からすると距離感があって寂しさを感じるようです。せっかく晴れてカップルになったのですから、カップルらしい呼び方で呼び合いたいと思うもの。いまだに彼氏を名字+さん付けで呼んでいるなら、呼び方を変えたほうが嬉しいかどうか、彼に直接確認してみるとよいでしょう。■舐めてる?子どもやペットみたいなあだ名男性には「男のプライド」というものがあり、そのプライドが傷つくような呼び方をされると不快感を感じる人もいるようです。たとえば子どもっぽい、ペットのようなあだ名だと、舐められてるみたいで嫌だという人も。彼氏の呼び方を決めるときは、男性心理をよく理解したうえで、相手が嫌な気持ちにならないような呼び方を考えるようにしましょう。ベストなのは、彼氏本人に呼ばれたいあだ名を決めてもらうことですね。■ラブラブなふたりだけ彼氏の呼び方まとめカップルの絆がより深まり、関係が長続きするきっかけにもなる「ふたりだけの呼び方」ここでは人前では使いにくいものの、ふたりきりの時に使ってみたい呼び方についてまとめました。■名前+ぴっぴ彼氏の呼び方として若者カップルの間で流行中の「名前+ぴっぴ」呼び。SNSなどを見ていても彼氏のことを「彼ぴっぴ」と呼んでいる女子を多く見かけます。10〜20代前半など、ある程度年齢が若いカップルにぴったりの呼び方です。アラサー世代以降にとっては違和感のある呼び方に感じるかもしれませんが、たまにはあえて「ぴっぴ」呼びで呼んでみるのも新鮮味があっていいかもしれませんよ。■ダーリン&ハニー彼氏・彼女の呼び方をダーリン・ハニーにしているカップルもときどき見かけます。外国人カップルのようでオシャレに感じるのかもしれません。人前では呼びづらいものの、ふたりきりの時にダーリン&ハニーと呼び合うことで、お互いのラブラブ度がより高まるきっかけにもなりそうです。関係がマンネリになっているときの突破口としても使えそうですね。■嫁&旦那彼氏の呼び方としてはやや早い気もする嫁&旦那は、人前ではおすすめできませんが、ふたりだけのときなら問題ないでしょう。カップル間の仲がより深まりますし、結婚を意識してしまう呼び方なので、ときどき「旦那さん」などと呼んでみることで、彼の結婚願望をかき立てることができるかもしれません。ただし、人によっては結婚を急かされているようにも感じてしまうので、相手の性格によっては控えたほうがいい場合も。■相方彼氏を「相方」と呼ぶことに抵抗感を覚える人もいるので、人前ではなるべくなら控えたほうがよいですが、ふたりきりの時ならこの呼び方でも問題ありません。そもそもカップルとは男女のパートナー関係なのですから、「相方」という呼び方をするのもとくにおかしくはないのです。ふたりでいるときに、ちょっとした冗談のようなノリで呼び合うと楽しいですよ。まさに相棒のような気の合う関係が続くことでしょう。■呼び方を変えるときのコツ付き合う前との相手との関係性によっては、呼び方を変えるタイミングで悩んでしまう人もいると思います。ここでは、呼び方を変えやすいタイミング、変えるときのコツなどについてまとめました。■付き合いはじめてすぐ付き合いはじめてまもないころは、彼氏の呼び方を変えやすいベストタイミングともいえるでしょう。照れずに呼ぶコツとしては、最初の段階で呼び方について彼氏と話し合うことです。軽い感じで「なんて呼ばれたい?」と彼に聞いてみましょう。変に凝った呼び名を考えるよりも、本人の希望する呼び方で呼んであげるのが無難に丸くおさまります。シャイな彼氏の場合、「私はこう呼んでほしいな」と自分の呼び方も指定してあげることで、彼としてもあなたの名前を呼びやすくなるでしょう。■ふたりでイチャイチャしながらふたりきりでイチャイチャしている時はお互いのムードも盛り上がっていますので、この勢いに乗って呼び方を変えるというのもチャレンジしやすい方法です。たとえば普段名字で呼んでいた場合、イチャイチャしているときに思いきって「下の名前で呼んでみてもいい?」と聞いてみることで、案外すんなりと呼びやすくなります。後はこれを何回か繰り返していれば、そのうち下の名前で呼ぶことに慣れてくるでしょう。■人前でかしこまって呼んでみる彼氏の呼び方を変えたいとき、人前で違う呼び方をしてみるという方法もあります。たとえば普段「名字+さん付け」で呼んでいるなら、親や友達に紹介してもらったタイミングで「名前+さん付け」で呼んでみると違和感がありません。TPOによって呼び方を使い分けられる子だと周りからも印象がよくなりますし、これをきっかけに本来呼びたかった呼び方で呼べるようになることも。ただし、あだ名など人前で呼びづらい呼び方をする場合には不向きな方法です。■結婚するタイミング結婚するタイミングで彼氏の呼び方を変えるのも、心理的にしっくりくる方法ですし、「これから夫婦として新しい人生を歩むんだ」という決意が伝わります。とくにそれまで名字で呼んでいた人にとっては、結婚して同じ名字になるわけで、名字で呼び続けるのにも無理が出てくるでしょう。きっかけとしては変えやすいタイミングといえます。■まとめ相手の名前の呼び方をそれまでとは異なるものに変えるというのは、心理的に恥じらいがあり、なかなかうまくいかないものです。どうしても呼びづらいときは、普段の呼び方に加えて、冗談まじりでいろいろな呼び方をしてみるというのもアリ。しっくりくるまでバリエーション豊富な呼び方で呼んでみて、彼氏を楽しませてあげましょう。(碧弥/ライター)(ハウコレ編集部)
2019年12月20日男性に「下の名前で呼んでほしい」と言われたことはありませんか?今まで苗字などで呼んでいた女性側からすると、急にどうしたんだろう?どうして下の名前で呼ばれたいのかな?と気になる方は多いでしょう。下の名前で呼ばれたい男性の心理とは一体なんなのか、この記事では徹底的に解説していきます!■名前の呼び方はとっても大事!この記事を読んでいるということは、男性に「下の名前で呼んでほしい」と言われたことがある人がほとんどだと思います。その心理を探る前に、名前の重要性についてお話しておきましょう。みなさんは「カクテルパーティ効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、騒がしいパーティの中でも、自分の下の名前だけは聞き取ることができるという心理現象をさします。人は、下の名前で呼んでくれる人に対して親しみを感じやすいのです。ほとんどの人が苗字で呼んでいる中で下の名前で呼んでくれる人が1人いると、特別な感情が湧きやすくなります。「名前なんてどうでもいいのでは」と考える人もいるかもしれませんが、実は好きな人や気になる人と距離を縮めるのに最も有効なポイントなんです!さっそく、「下の名前で呼ばれたい男性の心理」について紹介していきたいと思います。■下の名前で呼ばれたい心理とは?■■下の名前で呼ばれたい男性の心理①:距離を縮めたい男性が下の名前で呼ばれたい心理の1つとしてあげられるのは、距離を縮めたいと考えていること。苗字で呼ばれるのと下の名前で呼ばれるのとでは、明らかに関係性が違いますよね。苗字で呼ぶのはどことなく距離がある印象ですが、下の名前は一気に距離が近くなった感覚があるかと思います。下の名前で呼ばれたいと言ってくる男性の多くは、意中の女性と距離を縮めたい場合が多いといえるでしょう。少なくとも、他に同じ苗字の人がいない限り、男性から「下の名前で呼んでほしい」と言われた場合、あなたと距離を縮めたいと考えていることは間違いないでしょう。距離を縮めたいと考えていないのに「下の名前で呼んでほしい」と言ってくる可能性は低いので、あなたに仲良くなりたい気持ちがあるなら、脈ありだと捉えてもいいかもしれません。■下の名前で呼ばれたい男性の心理②:特別な存在だと知ってほしい距離を縮めたいという心理に近いものがありますが、下の名前で呼ばれたいのには、「あなたのことを特別な存在だと思っているのを知ってほしい」という感情も含まれている可能性があるかもしれません。大体の人は「苗字にさん付け」や「君付け」で呼んでいることが多いかと思いますが、それではありふれすぎて特別とはいえません。意中の女性に下の名前で呼んでもらうことによって、「あなたは特別な存在ですよ」ということに気づいてほしいと考えているのかもしれませんよ!とくに「二人きりのときは下の名前で呼んでほしい」と言われた場合は、あなたのことを好きな可能性が非常に高いです。もしあなたもその男性のことが気になっているのであれば、ぜひ積極的に下の名前で呼んでみましょう。一気に距離が縮まること間違いなしです!■男性が呼ばれて嬉しい呼び方3選■■下の名前に「くん」「ちゃん」下の名前で呼んでほしいといわれたとき、まっさきに浮かぶのがこのパターンだといえます。呼び方として一番多く、そして定番といえるのが下の名前に「くん」「ちゃん」をつけて呼ぶパターンでしょう。苗字で「〇〇さん」と呼ばれるより、はるかに親しみが感じられる呼び方です。おすすめなのは「〇〇くん」という呼び方。「〇〇くん」という呼び方であれば、お互いの年齢も気にせずに呼ぶことができます。「〇〇ちゃん」でも問題はありません。ただ、どこか子供を相手にしているような印象を与えますので、「〇〇ちゃん」と呼ぶ場合は男性側に確認をとる必要があるでしょう。とくに男性の方が年下の場合は要注意。人によってはプライドが傷つく可能性もありますので、慎重に。■下の名前から1~2文字削って呼び捨てか、「くん」「ちゃん」付け「〇〇くん」「〇〇ちゃん」の次に定番といえるのが、このパターンです。たとえば「こうき」という名前なら「こう」、「けいすけ」という名前なら「けい」など。いきなり下の名前を呼び捨てにするのが抵抗がある、という人におすすめの呼び方だといえます。また、下の名前を1〜2文字削って「くん」「ちゃん」をつけて呼ぶのもおすすめです。たとえば「ゆうた」という名前であれば「ゆう」と呼んだり、「ゆうくん」「ゆうちゃん」と呼ぶ、といったイメージです。「ゆうちゃん」や「けんちゃん」という呼び方だとかなり親密度が高まるので、仲良くなりたい気持ちが強ければこの呼び方をしてみるのがおすすめですよ!■下の名前を呼び捨て最後に紹介するのが、下の名前を呼び捨てにするパターン。とくに工夫を感じられる呼び方とは言えませんが、やはり根強い人気があります。苗字で「〇〇さん」と呼んでいた場合、親密度がぐっと上がるのは間違いないでしょう。いきなり下の名前を呼び捨てにするのには抵抗があるという人もいるでしょうから、そういう方はまず下の名前にくんやちゃんを付けて呼んでみるとよいかもしれません。そうして距離を縮められたら、呼び捨てにしてみてください。男性は今までとは違う呼び方にグッとくるはずです。ただ、急に下の名前を呼び捨てにすると「雑になった」と感じてしまう男性もいるようなので、恋人になったタイミングで呼び捨てにするのがおすすめです。■彼と距離を縮める+αのテクニック■①下の名前は二人きりのときにだけ呼ぶようにする気になる彼と距離を縮めたいなら、下の名前を呼ぶタイミングは要チェック。たとえば、職場や学校が一緒の場合は、二人きりのときにだけ下の名前で呼ぶようにしてみてください。職場や学校では普段「〇〇さん」と呼んでいるのに、二人きりになった瞬間「〇〇くん」と呼ばれると、男性はきゅんとくること間違いなしです。いつもと違う呼び方なのはもちろん、ひしひしと伝わってくる二人だけの秘密感がたまらなく嬉しいのです。こうすることで、彼との距離はグッと縮まります。ただ、恋愛禁止の職場での恋愛をしている場合、注意が必要です。うっかり職場で下の名前を呼んでしまうと大変。そのスリルさえも楽しめるようになると、その恋はよりいっそう燃え上がること間違いありませんが、周囲にバレないようにしましょう。■②雰囲気やシチュエーションで呼び方を変える先ほど解説したとおり、下の名前の呼び方を少し変えるだけで、ずいぶん印象が変わります。そして呼び方は、こうでなければいけないという決まりはないので、何もひとつに絞る必要はありません。雰囲気やシチュエーションによって呼び方を変えてみるのも、おすすめです。たとえば普段は「ゆうくん」と呼んでいるとしたら、二人きりでリラックスしている時間だけは「ゆうちゃん」と呼んでみてください。甘えたいときに「〇〇ちゃん」と呼んでみるのは、とくにおすすめです。というのも、急に違う呼び方で呼ばれると、男性は「かわいいな」と感じるもの。名前だけで彼をキュンキュンさせられるよう、呼び方はいろいろと工夫してみましょう!その中で、二人だけの特別な呼び方などが生まれると、より距離が縮まって仲を深められるでしょう。■③「私のことも下の名前で呼んでほしいな」とかわいくおねだりも効果的!気になる彼のことを下の名前で呼ぶことになったときに試してみてほしいのが「下の名前で呼んでほしいな・・・」と、かわいくおねだりしてみる方法です。女性が下の名前で呼ぶのに、男性だけ苗字というのはもちろん違和感がありますよね。そこで、自分が呼んでほしい名前で呼んでもらうことをお願いしてみるのはかなり効果的です。ポイントは、かわいくという点。「私のことは〇〇って呼んで」と雑に頼むのではなく、恥じらいを持ちながらおねだりしてみましょう。「本当はいうのが恥ずかしいけど、呼んでほしいんだ」という気持ちが伝わることで、男性はキュンキュンすること間違いなしです!関係に変化をもたらす場面では、いかに相手に意識させられるかが大事なので、ぜひ試してみてくださいね。■男性が女性を下の名前で呼びたがるのは好きな可能性がかなり高い!男性側が、「下の名前で呼んでもいい?」と聞いてくるケースもあるかもしれません。このとき、他に同じ苗字の人がいない・常に下の名前で呼んでいるタイプの男性でない場合、あなたのことを好きな可能性が非常に高いといえるでしょう。他に同じ苗字の人がいる場合は区別をつけるためでしょうし、その人が女性のことも男性のことも常に下の名前で呼んでいる場合は同じだと考えられます。そうでない場合、好意があると考えて間違いありません。なんといっても、下の名前で呼ぶことによって周りに「自分たちは仲がいいですよ」というアピールがしたいのです。男性は独占したいという気持ちなどから、自分のものであるアピールとして下の名前で呼ぼうとします。気になる男性から下の名前で呼んでもいいかを聞かれた時は、距離を縮めるためにぜひ下の名前で呼んでもらうとよいでしょう。■男性を下の名前で呼ぶ時の注意点■■親の前では下の名前で「〇〇くん」や「〇〇さん」呼びが◎下の名前で呼び合っていても、注意が必要な場面があります。まっさきに注意したいのは、彼や自分の親の前で名前を呼ぶときです。普段「〇〇ちゃん」や自分たちで決めた呼び方で呼び合っていたとしても、親の前では「〇〇くん」「〇〇さん」と呼ぶようにしましょう。彼と一生一緒にいたいと考えている場合はとくにです。彼と結婚することになった場合、彼の親とは一生お付き合いしていかなければなりません。少しでも印象を損ねるようなことがあると、先が不安になってしまいます。「常識のない子」だと思われないよう、親の前では下の名前フルネームにくん付けやさん付けで呼ぶのが無難だといえるでしょう。もちろん、彼や彼の親に「いつも通りでいいよ」と言われた場合、通常の呼び方でも問題ありません。様子を見ながら呼び方を柔軟に変えてみてくださいね。■まとめ今回は下の名前で呼ばれたい男性の心理や、おすすめの呼び方などをご紹介しましたが、いかがでしたか?名前というのは、呼び方ひとつで随分イメージや雰囲気が変わります。それと同じくらい、彼とあなたの距離を近くしたり遠くしたりするものです。はじまりは苗字にさん付けだったのに、いまや下の名前で呼び合うように。そういう経緯を後から振り返ってみると、なんだかくすぐったくなります。他に同じ苗字の人がいる場合などをのぞいて、だいすきな彼や、気になっている彼から「下の名前で呼んでほしい」と言われたときは、あなたに対して好意があると受け取って間違いありません。記事で紹介したような呼び方を参考に呼んでみてくださいね。恋愛において、名前の呼び方はとっても大事なので、タイミングやシチュエーションなども考えながら戦略的に彼との心の距離を縮めていきましょう!(yukina/ライター)(ハウコレ編集部)
2019年08月25日「これからの時代を生き抜くための力を育てるには、『失敗』が不可欠なんです」と言うのは、花まるグループ「西郡学習道場」代表の西郡文啓(にしごおり ふみひろ)さん。そう言われても、そもそも論として、「失敗が怖い」筆者は、わが子に失敗をさせてあげる胆力(心の余裕)がありません。どうしたら良いのでしょうか? 「Vol.1 “良い大学”では生き抜けない時代。子育ての新しい道筋は?」 の続きです。「いまの学校教育が育てているのは、“受験に合格する力”です」と語る「花まる学習会」グループの西郡さん。AIが進化して答えのない時代に、いま、子どもに、本当に必要な力を、どう育てていけば良いのでしょうか?■“成長”の前には、必ず失敗や困難がある「みなさんも、自分の人生を振り返ってみれば、『自分が成長したな』『壁を乗り越えたな』と感じたときには、その前に必ず失敗があったのではないでしょうか?」と西郡さんは言います。たとえば、部活動で試合に負けて、その悔しさをバネに練習をがんばったとき、大人になってからは、お客様に叱られる、大きなミスをする。そうしたことを乗り越えて、何かを成し遂げたとき。「そんなとき、自分の成長を感じた方も多いのではないでしょうか?」(西郡さん) 成長は、失敗や困難の先にある。失敗ではなく、その先にある成長の方に意識を向けられるようになってくると、いま、目の前にある「失敗」は、成長のためのジャンプ台に見えてくるのかもしれませんね。…と、そんなことを書いてみてはいる筆者ですが、じつは最近、仕事で大失敗をして、ただいま激しく落ち込んでいます。そんななか、「失敗は、ジャンプ台」なんていう気分には、じつは、まったくなれません(涙)。■「失敗」を避ける日本の教育失敗恐怖症ともいえる筆者。「なぜ、自分はこれほどまでに失敗が怖いのか?」ということを理論的に知ることも、失敗恐怖症を和らげるのに役立つかもしれません。従来の日本の教育では、なるべく「失敗」を避けて効率的に生きることが良しとされています。良い大学に入れるように、テストで良い点を取るための勉強をする。「成功の方法は教えてもらえますが、失敗したあとの方法は教えてもらえないのです」(西郡さん)そこには、「失敗」をして遠回りする時間の余裕がないという、致し方ない側面もあります。試験で点数を取るためには、知識を効率よく詰め込む必要があります。「そのため、自分のやり方ではなく、『正しいとされている』やり方を教えられるのが日本の教育なのです」(西郡さん)現在の教育のあり方そのものが、「失敗」を排除する方向にいきがちである。そういった認識を持っておくことが、子どもの失敗を許容できる母への第一歩なのかもしれませんね。■なぜ、うちの子は「失敗」を嫌がるのか?しかし、西郡さんは「『失敗』を奪っているのは教育現場だけではありません。親も、知らず知らずのうちに、子どもを失敗から遠ざけようとしています」とも、言います「親の接し方で、子どもは違ってきます。たとえば、子どもに対して『これはこうでしょ!』と上から目線で伝えるのではなく、『もっとよく見て、これはどうなると思う?』と、示唆的に考えさせるような会話をすることが大切です」(西郡さん)問題を解けなければ、叱る。正解すれば、褒めるという教え方では、子どもはできないことに焦りや不安を感じてしまいます。「失敗をした上での成功体験を持っている子どもは、わからないことそのものを楽しく感じます。その差が、将来の学力の差になるのだと思います。『わからないからおもしろいんだよ』と、繰り返し伝えてあげてください」(西郡さん)。■「できちゃった」が「またやりたい」を生む西郡さんがおっしゃる、「わからないからおもしろいんだよ」と子どもに言える母である、という境地。母であるなら、ぜひとも辿り着いてみたいものです。けれども、現在の筆者は辿り着けていません(涙)。どうしたら良いのでしょうか? 「そもそも、学習とは、ひと言で表せば、『できなかったことをできるようにすること』なんです。『できなかったこと』が、『できちゃった』とき、子どもは大きな快感を味わいます。そして、より勉強をおもしろいと感じるようになり、明日もやりたいという『学習意欲』が生まれます」(西郡さん)やはり、その根底には、『失敗』があります。たとえば、問題が解けなかった。その後、どうすれば解けるようになるか考えて試行錯誤し、最終的に正解を導き出すことで、「やった!」「解けた!」という大きな達成感が生まれるのですから。「その感覚が楽しいから、また勉強をがんばります。そして、もっともっと学びたい、いろいろなことを知りたいという『向上心』が生まれるのです」(西郡さん)■子どもが「明日またがんばろう」と思えるためには「『学習意欲』と『向上心』。この2つを得ることができれば、どんな子も伸びていきます」(西郡さん)。「学習意欲」と「向上心」と書くと難しく感じるかもしれませんが、要するに「明日またやろう」「より良くしよう」という気にさせることだそうです。そのために大切なことは、大人が「できなかったことができるようになっているか」という部分に着目してあげること。「つまり、他人ではなく、以前のその子自身と比べて伸びているかどうかが重要なのです」(西郡さん)昨日の自分にはできなかったことができちゃった。それが楽しいから明日もまたやりたい。「この連鎖が、何よりも子どもを成長させていくのです」(西郡さん)<「失敗する子」の育て方>1)これからの時代を生き抜く子を育てるためには、「失敗」が不可欠2)「できちゃった」が「またやりたい」を生む3)その子自身の成長に注目してあげると、学習意欲と向上心が育つ■花まる学習会/西郡学習道場代表 西郡文啓さんの新著 『ちゃんと失敗する子の育て方』 高濱 正伸、西郡 文啓 (著)/総合法令出版 1,300円(税抜き)●高濱 正伸さん花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長・算数オリンピック委員会理事。1959年熊本県生まれ。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺー』など、著書多数。花まる学習会公式サイト: ●西郡文啓(にしごおり ふみひろ)さん1958年生まれ。熊本大学教育学部卒業。花まるグループ内に「子ども自身が自分の学習に正面から向き合う場」として「西郡学習道場」を設立。現在「官民一体型学校」として指定を受けた小学校「武雄花まる学園」にて、学校の先生とともに、小学校の中で花まるメソッドを浸透させていくことに尽力中。高濱さん曰く、「私が経営者という立場で運営部分に頭を働かせているときも、彼はただただ、子どものことだけを考えてきた人間です。頭のてっぺんから足のつま先まで、根っからの教育者で、どんな子でも一度も見放したことはありません」。
2019年08月19日親に言われたり、されたりして傷ついたエピソードを、20~30代女性の集まるアンアン総研メンバー200人にリサーチしました。親の立場になってみれば、わからなくもないセリフもありますが、多くは「酷い」のひと言につきます。これから親になるみなさん、既に親となっている方も、ぜひとも反面教師にしてくださいね!文・田中亜子【アンアン総研リサーチ】いまも忘れない! 親の非情な言葉「いろいろありましたが、一番呪いになっているのは『こんなに美人な私から(母はかつてモデル)、こんなデブでブスな子どもが生まれるとは思わなかった』です」(30歳・公務員)「兄と弟がいるのですが、お手伝いは私にしか頼まず、私がなんで私にばかり頼むのと聞いたら、『女の子でしょ!』と言われたこと。何かにつけて女の子なんだからと兄弟と扱いが違っていた」(32歳・主婦)「親の立場に立てば理解できる話ですが、中学生の時に将来なりたい夢を話したら『あんたには才能がないからムリだよ。普通の会社に働いて暮らしなさい』みたいに言われたこと。自分にもし子どもができたら、もう少しうまく伝えてあげたいなと思います」(31歳・自営業)「勉強して現役で国立大学に合格することができたのですが、それを親に報告したら『今からでもいいから医学部医学科を受け直さないか?』と言われ、大人になってからも『医者になっていたらよかったのに』と言われます。確かに医者になっていたら給与は格段に上だったんでしょうけど、言われるたびにもやもやします」(32歳・専門職)「『バカばっかり産んで』っと泣きながら自分のお腹を叩く母親。子ども達はすごい学歴でもないので本気の発言だったのだろうが、忘れられない」(34歳・会社員)どれも怒りが湧いてしまうきっかけがあって出た言葉だと仮定して、親もひとりの人間。頭に血がのぼり、理性を失ってしまうこともあるのかも。それでも、子どもの前では、いつも笑顔であり続けたいものです。信じられない! 親の最低な行動「門限を破ってしまい、母親からかかと落としされた」(32歳・会社員)「揉めるとすぐ暴力に結びつける父。でも、初めて私が父を倒してからは、父の暴力はなくなった」(34歳・公務員)「夏休み、友達に会えないように、服を全部捨てられたり、携帯を取り上げられたり、電話線を切られた」(31歳・自由業)「父親と大喧嘩した後日、家の鍵が知らない間に変わってて家に入れなかった」(27歳・会社員)「何かで怒らせたらしく。自分の誕生日会前日の夜に買いに行ったジュースを、帰り道の途中でその場に全部捨てられた。いまだに忘れられません」(30歳・会社員)「子どものころ、肺炎で入院しているとき、お見舞いに来てくれた両親が「車を見てくる」という嘘をついて帰ったこと。話の途中で、そういったので私は病院のベットでずっと待っていた。看護婦さんに帰ったことを知らされて嘘をつかれたことを知った。素直に言えばいいのに、なんで嘘をつくのか疑問で悲しかった」(30歳・自営業)思春期になり、反抗的な態度をとる子どもに、親はつい手を出してしまうかもしれませんが、いかなる理由があっても、暴力はいけません。別の方法を模索して親子関係を少しでも良好に保ちたいですね。最後に、自分の親ではない大人から傷つけられたエピソードもご紹介します。「両親は共働きだったので、私はかぎっ子でした。けっこう頻繁に周りの親たちから、『さみしい思いしてない? かわいそうに』などと言われていて、それが普通と思っていた自分は、その生活を楽しんでいたのですが、あまりにも周りが言うものだから、“私ってさみしい子なの?”“私ってかわいそうなの?”と思うようになりました。例えかわいそうと思っても、それがしあわせな子もいるのだから、周りはとやかく言うことはないと思いました。私は、働く母を尊敬してるし、それが誇り。私が親になって、鍵っ子ちゃんがいても“お母さんかっこいいね!”って言いたいです」(33歳・専門職)これは独身の方や子どものいない人にも刺さるお話ではないでしょうか。何気ない言葉が子どもを傷つけることもあります。言葉の持つ影響力を考え、相手の立場になる想像力を働かせて、軽はずみな言葉かけは慎みたいものですね。©Esther Moreno Martinez / EyeEm/Gettyimages©ljubaphoto/Gettyimages
2019年08月18日ウーマンエキサイトで人気連載中のモチコさんの記事 「『あの子、嫌い』という子どもの発言…親はどこまで口出していいの?」 には、ある日突然、娘ちゃんが幼稚園のお友だちのことを「嫌い」と言い出してしまったエピソードについて書かれていました。保育園や幼稚園は集団生活の始まりの場所です。小さな子ども同士だから、けんかやトラブルが起きることは当然だと思います。だけど、いきなり「嫌い」という強い言葉が出てくると大人はびっくりしてしまいますよね。そこで今回のアンケートでは、子どもの発言に悩んだことがあるかどうか。また、子どもの発言に関するエピソードについて聞いてみました。■子どもの発言に悩んだことあるが、約8割!子どもの発言に悩んだことがあるかアンケートを実施したところ、一番多い回答が「とてもある」48%、そして「たまにある」33%と続きました。上位の回答を合わせると、約8割の人が悩みを抱えているという結果に。「少しだけある」も合わせると、今回のアンケートでは87%もの人が、子どもの発言を気にしていることがわかります。Q1.子どもの発言にどう答えるか悩んだことはありますか?とてもある 48%たまにある 33%少しだけある 6%ほとんどない 7%その他 6%集団生活はお友だちと遊んだり、家庭ではできないことを経験できたりなど、たくさんのメリットがあります。しかし、家庭という小さな集団で生活してきた子どもにとっては、個人差はあるといえストレスを感じることもあるでしょう。お友だちとのけんかだったり、自分の思うようにできないことへの憤りだったり…。それらが子どものなかで積もることによって、大人がドキッとするような発言につながっていることもあるかもしれません。では、保護者の方は、子どものどんな発言に悩んでいるのでしょうか? 具体的なエピソードを見てみましょう。■「あの子、嫌い!」友だちへの拒絶に悩む親たち集団生活が始まると子どもにも人間関係ができ、そうなると「合う」「合わない」といった相性の問題からも避けては通れないのだと思います。大人であれば、「必要以上に関わらないようにする」などといった対策を自分で取ることができます。また、「嫌い」などの強い言葉を本人に言うこともないでしょう。でも、子どもはまだ発達の途中ということもあり、お友だちとの距離感を見誤ってしまうこともしばしばあるようで…。「3歳の息子の話です。遊ぶ女の子とはケンカが絶えず、会うと必ず揉めます。家でたまに『●●ちゃん嫌い!』とか『●●ちゃんにはコレ貸さないよ〜』と言うので、何とも言えずどうしたものかと思います。女の子に拒否されてしまう息子を見ると親としても悲しくなるので、息子がそう言うのもわからんでもない。ただ、仲良く遊べるときもあるのですが…」「年少のときから仲の良い双子の友だちがいるのですが、その子たちが、娘とケンカすると『キライ!』『もう遊ばない!』『嫌な子!』と言われることが。うちの娘は悲しそうな顔で何も言わず、泣くことを我慢していました。ケンカの原因はうちの娘にも悪い部分もあるので、『次から気をつけようね』という言葉がけしかできませんでした」「このあいだまで、『○○ちゃん大好き!』って言っていたのに、最近は『○○ちゃんはもう飽きた!』って言うんです。嫌い怖いもそうですが『飽きた!』はさすがに良くないし、お友だちに直接言わないように言いましたが、伝わってない様子…」仲良く遊んでいたのにちょっとしたことでタイミングが合わなくなったり、相手の拒否が強すぎてもめたり…。そんなとき、まだそんなに語彙の多くない子どもは「嫌い」という言葉で自分の感情をなんとか表そうとしているのかもしれません。「うちは小学4年生になりますが、同じように、『●●ちゃん嫌い!』と言ったり、芸能人も『この人嫌い』」とハッキリ言っちゃうので、わざわざ嫌いな人言わんでエエよと伝えてます。あまり聞きたくないですよねぇ。でも翌日に遊んで、『やっぱそんな嫌いじゃないわ』なんてケロッと言ってて、同じだなぁと思いました!」汚い言葉や気持ちよくない言葉を子どもが使ったときに、その言葉が相手を傷つけることは伝えていきたいところです。でもモチコさんのエピソードと同じように「嫌い」と言っていても、すぐまた一緒に遊んでいたというコメントも寄せられました。あまり深刻にならなくてもいいのかもしれませんが、でも、もしかしたら、なにか困りごとのサインという場合もあるかもしれない…。考え出すと止まりません!そして、本当にお友だち同士で問題が起こっている場合であっても、どこまで親が口を出していいのかも悩ましいところです。■子どもがだれかと比較するのは親が原因!?大人が不安に感じる子どもの発言は「嫌い」という言葉以外にもあります。たとえば、できる子とできない子を比べたり、友だちを「悪い子」だと断定したり…。小学生くらいのお子さんになってくると、あえて相手を傷つけるような言葉を使うこともあるようで、みなさん悩まれている様子…。どのように子どもの発言と向き合っていくのがいいのでしょうか。「幼稚園のとき『●●ちゃんはあれができなかった』『●●くんが怒られた』というマイナスな発言を聞くようになりました。きっとそこまでには何か理由があると思うけど、何だかモヤモヤ。でも考えたら親である私が『このあいだはこれできたのに、何でできなかったの?』など、他人や過去のことと比べる言葉をたくさん使っていたからだと気付きました。それからはなるべく褒めることを優先するようにしています。『いろんな子に優しくできると、すてきだよね!』など、なるべく具体的に」「わが家の息子は甘えん坊。できることも『ママ~お願い』とかわいく頼んで来ることもしばしば…。そこでまわりの大人が『4歳でしょ? できないの?』など言ってたら、ある日『●●くん、5歳なのにおしゃべりできないんだよ?』と…。成長のスピードはそれぞれだと言うことをわかりやすく伝えましたが、ドキッとさせられた発言でした」ご紹介したエピソードは、子どもの発言から、叱り方など親の側の普段の発言について考えさせられたというパターンです。子どもを注意するとき、ついつい「あの子はこんなこともうできているよ」とできる子を引き合いに出してしまったり、「昨日はちゃんとできたでしょ!」と過去と比較してしまったり…。子どもは良いことも悪いことも、どんどん吸収していきます。それこそ、小さい子どもは善悪の判断もあいまいで、覚えた言葉をただ使いたいだけという側面すらあるかもしれません。だから大人のほうこそ、普段の言い方を気をつけなければ…とあらためて感じました。「ある日、息子が『●●君な、悪い子やねん』と、その子のことを家で話し始めました。『だってな、みんなが座ってるときに立ってるし、並ばなアカンときに並んでないねん』と。少し返答に迷いましたが『じゃあ、息子はなにもかも全部カンペキにできる? 先生に注意されたりしない?』と聞くと、『あ、ホンマや、僕と一緒や!』と妙に納得した顔をしていました。このときは『みんな同じなんだよ』と教えてみました」「できることとできないことがあるのはみんな同じ」であり、「得意不得意は人それぞれ」…。大人になった今だからそう思えますが、成長途中の子どもにとっては、いろいろ経験して学ぶことのひとつなのだと思います。■子どもにとっての味方でいるために。親ができることは?ただ、家庭内で思ったことをなんでも言えるのは、子どもにとって悪いことではないような気がします。小学生、中学生と成長をしていって、もっと困ったことに直面したとき、相談をしてもらえないほうが親はつらいのではないでしょうか。ただ、「嫌い」という言葉はあまり聞いていて気持ちがよくない言葉。だから「どうにかしたい」と思うのもわかります。親はそのとき、どんな対応ができるのでしょうか?▼子どもなりの思いを聞く。嫌いは苦手野菜と一緒?「子どもには子どもなりの思いがあっての発言だと思うので、母親としては一旦は受け止めたいとおもいます。家の中でだけは、本音で話させてあげたいので」「うちも『嫌い』って言うときありました! とりあえず子どもの気持ちを肯定してあげます。そのあと話の前後の繋がりで相手目線からのお話をし、その子のいいところを聞いてます。嫌いじゃなくて苦手って言えるように誘導したり…小さいころは、苦手野菜と同じような感覚かなと」「まずは親の主観を挟まず、しっかり聞いてあげるように心がけてます。同じトラブルが数回あったとき、はじめて、対処方法を一緒に考えたり、先生に相談したりするようにしてます。子どもは、幼いうちは気まぐれで大人が思うほど、深刻な問題は少ないように思います。8年育児をしてきて、いまだからこそ、そう思います。幼少期は、小さなことで、いちいち振り回されてました」苦手野菜と同じような感覚の「嫌い」。これは、少し気がラクになりますね! まずは、子どもの主張に耳をかたむけることが、基本であって一番大切なことなのかも。▼子どもの言葉に親ができる具体策はある?子どもの発言に対しての具体的な対応案もいろいろと寄せられました。「いろんなところから仕入れてくる言葉のなかでも、相手に対して攻撃的な言葉は、やはりドキッとします。年長になった娘に、きちんと意味が説明できるように、私が昔に使っていた分厚い辞書を手元に置くようにしました。本が好きな娘には良かったようです。なぜなぜにも答えられ、親も助かっています。きちんと意味をわかって言葉を使える、相手にどんな風に届くのかを想像できるような大人に育って欲しいです」「習いごと先に苦手な子がいたようです。行きたがらないので『●●くんが苦手なの?』って聞いたら、『うん』と言ったので、曜日を変更しました。苦手な子がいるからといって、習い事まで嫌になるのは私もどうなのかなぁと思ったので」子どもの性格や普段の親子関係から、家庭にあった対応ができるのは理想的だなと思いました。習いごとなど、時間や曜日を変更することが可能な場合は、一度離れてみるという手もありますよね。子どもはたくさんの言葉をテレビやお友だちからインプットして、使ってみようとしますよね。だから、家庭ではできるだけ気持ちいいポジティブな言葉を使ってみると、子どももどんどん使ってみるような気がします。逆に、自身が子どものころ頭ごなしに「そういうことは言っちゃダメ」と注意され、傷ついたというエピソードもありました。「私が幼稚園のころ、母に『(私が)イヤって言ってることやるから、●●ちゃん嫌い』と話をしました。しかし母は私に『そういうこと言っちゃダメ!』とひと言。私は『そうなの? そうしたら先生にお話してみたらどうかな? でもお友だちに嫌いなんて言ったら悲しむよ』などの言葉が返ってくると思っていたのですが、まさかの返し。母は私の味方ではないのかとトラウマになってしまいました。自分の子どもには、同じ思いをさせないようにしたいと心から思いました」自分が子どものころに親から受けた対応って、けっこう覚えているものなんですよね…。それに納得がいっていなければなおさらです。家族に弱いところを見せられたり、愚痴が言えたりするのは、きっと家庭が安全地帯になっている証拠の気がします。まずは自分の気持ちを吐露できる場を作れていたことで親としての第一関門は突破できたと思えると、少し気持ちも落ち着きそう。子どもの意見にはしっかり耳を傾けつつ、必要なときにはアドバイスをし、基本的には見守ってあげられる…。こんな親を目指したいところだけれど、でもこれらは、大人同士のつきあいだって簡単なことじゃないですよね。「あの子、嫌い」は、子どもが家庭から外に踏み出していくなかで出会うチャレンジの1つかもしれません。人付き合いは一生続いていく課題でもあり、力にもなる。だから親子で一緒に、成長していかれるといいですね。Q1. 子どもの発言にどう答えるか悩んだことはありますか?回答数:206Q2. 子どもの発言についてエピソードやご意見を教えてください回答数:46アンケート集計期間:2019/3/21~4/18
2019年06月03日親であれば、訪れる前から気になるのが子どもの反抗期ではないでしょうか。すでに反抗期を迎えた子どもとの接し方に悩んでいるという人も多いはずです。そこで話を伺ったのは、アンガーマネジメントの専門家であり、「キレやすい子ども」をテーマにした著書も多い早稲田大学教育学部教授・本田恵子先生。反抗期とはいったいどういうものなのか?その意義も含め、反抗期の子どもとの接し方についてアドバイスをもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)子どもに訪れる3つの反抗期子どもの反抗期には大きく3つの段階があります。ひとつは3歳くらいで訪れるもの。いわゆるイヤイヤ期と呼ばれるもので、これは自我が出てきたことによるものです。もちろん、自我がなければひとりの人間としてきちんと成長していくことなんてできませんから、イヤイヤ期は親としては歓迎すべきものでしょう。次が10歳頃の反抗期。これはさまざまな試行錯誤をして創造力が伸びる時期だからこそ出てくる反抗です。この時期にはルールで縛りつけ過ぎないように注意しなければなりません。「こうしたほうがいいよ」と親の理想を押しつけると、お手本どおりの解答はできるけど、独自性がない子どもに育ってしまうからです。独自性がないまま育つと、作文を書くにも、綺麗だけど面白みはない、どこかの誰かが書いたような文章しか書けなくなる。「個性が大事だ」とよくいわれますが、そう願うのなら、この時期の子どもには思い切り自由に発想力や創造力を働かせてあげてほしいのです。そうさせるうち、子どもは自分で自分なりのルールをつくるようになっていくでしょう。最後が14、15歳で訪れる反抗期です。反抗期というと、一般的にはこの時期のものをイメージするでしょう。この時期の反抗は、親などの大人や世のなかの価値観に対する反抗で、それらに対して「なぜ?」と疑問を持ち、その解決を通じて大人になっていくわけです。そういう意味でも、とくに14、15歳の反抗期にある子どもには、自分としっかり向き合ってくれて「世のなかとはこうだ」と答えてくれる大人の存在が必要です。そういう大人に対して子どもは自分の論理をぶつけて話し合う。そうしていきながら、大人になるために重要な道徳性や倫理を学ぶのであって、反抗してあたりまえなのです。対立するふたりのあいだに仲介者が入る対立解消法先に10歳頃の反抗期には、思い切り自由にさせてあげることが大切だとお伝えしました。ですが、親からすれば子どもに反抗されるのですから、「話し合いが必要だ」という場合もあるでしょう。でも、14、15歳の子どもとはちがって、10歳の子どもの場合は言葉が未熟なので、自分の論理をきちんと表現できないということもあります。そういう場合には、誰かがあいだに入ってあげるという対立解消の方法があります。仮にお父さんと子どもが対立しているのなら、お母さんがあいだに入って仲介する。こういう親子間の対立の場合、よくよく見てみると揉めているのは「方法論」だけという場合もよくあるケースです。たとえば、「子どもの成績を上げたい」と、お父さんは「あの塾に行くべきだ」と主張しているとします。それに対して、子どもは「別の塾に行きたい」「通信教育を受けたい」と主張しているといった具合です。この場合、「成績を上げたい」という目標はお父さんも子どもも共通しています。そうであるのなら、仲介者であるお母さんが「目標は共通している」ということを指摘して、お父さんと子どもを向かい合わせることができますよね。子どもは親の思いどおりには育たないここまでですでにおわかりとは思いますが、反抗期というのは子どもの成長に欠かせないものであり、あってあたりまえのものです。逆にいえば、反抗期がなければ「うちの子は大丈夫かな」と不安になってしまうかもしれませんね。でも、なかには本当に穏やかに育って反抗期がないという子どもも存在します。それは、子どもの欲求を上手に親が受け止めていた場合です。そういうケースにあてはまるかどうかはともかく、反抗期がないからと不安になる必要はありません。ただ、代わりに自分の言動はつねにチェックしてほしい。大切なのは、子どもの意見をきちんと聞いているかということ。子どもがなにかをいいだしたときに、子どもの言い分を最後までさえぎらずに聞いているか。それだけは意識的にチェックしてください。なぜ子どもの言い分を聞くことが大切なのか。それは、子どもをひとりの人格を持つ人間として考えることの証明だからです。親が自分の思いどおりに子どもを育てようとするのではなく、子ども自身がどのように育ちたいのかということをちゃんと受け止めることが大切です。子どもというのは、親の思いどおりには育ちません。子どもは親とは遺伝子もちがいますし、子どもをめぐる友だちや学校などの環境の影響も大きく受けます。それこそ、ジャガイモという同じ材料であっても、それをコロッケにするのか肉じゃがにするのかを決めるのは子ども自身なのです。そういう意味では、きちんと「自分で決められる」子どもに育てることこそ親が重視すべきことだと思うのです。自分で選んで自分で判断する――その力を子どもにつけてあげることこそ、親にとっての大事な役割だと思います。『キレやすい子へのアンガーマネージメント―段階を追った個別指導のためのワークとタイプ別事例集』本田恵子 著/ほんの森出版(2010)■ 早稲田大学教育学部教授・本田恵子先生 インタビュー一覧第1回:子どもが「キレやすい」人間に育ってしまう、“絶対にNG”な親の振る舞い方第2回:意外と言いがち!子どもがますます反抗する、親のフレーズ3パターン第3回:「10歳の反抗期」に親がすべきこと。子どもは親の思いどおりには育たない!【プロフィール】本田恵子(ほんだ・けいこ)早稲田大学教育学部教授。中学、高校の教員を経験したあと、教育現場にカウンセリングの必要性を感じて渡米。アメリカにて特別支援教育、危機介入法などを学び、カウンセリング心理学博士号取得。帰国後にスクールカウンセラー、玉川大学人間学科助教授等を経て現職。学校、家庭、地域と連携しながら、児童、生徒を支援する包括的スクールカウセリングを広めている。2000年代からは、矯正教育の専門家を対象としたアンガーマネジメント研修の講師も務める。著書に『改訂版 包括的スクールカウンセリングの理論と実践』(金子書房)、『脳科学を活かした授業をつくる 子どもが生き生きと学ぶために』(みくに出版)などがある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年05月23日女優の須藤理彩(42)が5月15日、「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。「親の務め」について持論を明かし、反響を呼んでいる。番組では10歳の不登校YouTuber・ゆたぼんについて取り上げていた。ゆたぼんは小学3年生のころ、教師から理不尽な扱いを受けたことがキッカケで不登校となった。現在学校には「行きたい時だけ。給食とか図工の時とか。あとは遠足」という自分のペースで通学している。またゆたぼんはYouTuberとしての活動について「学校が嫌で死にたいとか(そういった子に)元気と勇気を与えるためにやっている」と語った。コメントを求められた須藤は「娘が一時期いじめで不登校になって、自宅学習していた時期があったんですよ」と明かし、「その時期にお友達が家に集まってくれてプリントを運んでくれて、塾にも行けて習い事にも行けて。何の不自由もなかったんです」と話した。「このまま不登校でもいいかな」と考えたようだが、いっぽうで気づいた“親の務め”についてこう語った。「いろんな人が人のやりたくないこともやってくれているから、いま自分が何の不自由もなく、こうして楽しく生きていられる。そう教えることが、親の務めだと思っています」また「将来何になるか、ほとんどの子は分からない」と話した須藤は、子供の将来のために「いろんなことをやって準備をしておくことも、親として私はやってあげたいことかな」と結んだ。12歳と7歳の子を持つ母として、親の役割について語った須藤。Twitterでは賛同の声が上がっている。《須藤さんの意見は本当に良かったと思う。うちも子供達の学校生活では色々あり本当に沢山の事を考えた。親は子供ためなら色々な知識や方向性を教えたり、助けたり、時には逃げ道も教えたり》《子供がしたい事させてあげるのも大切だけど軌道修正してあげるのも親の務め》《周りの人達の支えがあって出来るっていうところは誰よりも肝に銘じなきゃとは思う》放送後、須藤は自身のTwitterを更新。「スッキリ」への出演にちなんで《事前に娘に、スッキリでいじめのこと話して良いか確認しました。是非話してとの事だったので、デリケートな問題でしたが、敢えて話させて頂きました》と親子のやりとりを明かした。さらに《皆さまもぜひご家族で、自宅学習のこと話し合ってみてはいかがでしょうか?》とフォロワーに呼びかけている。
2019年05月15日賛否を呼んだ三田佳子(77)の卒母告白。『婦人公論』4月9日号で、次男・高橋祐也(39)について《私としては、すでに次男からも卒母しています》と宣言したのだ。これまで高橋が覚せい剤取締法違反で逮捕されるたびに、その“過保護ぶり”が波紋を呼んできた三田。そのためネット上では《最後まで死ぬまで責任持てよ!》《自分が甘やかして育てて、いまさら何を言ってるんだろう》などの批判が殺到。いっぽうでは《私には痛い程理解できて涙が出る》《とっくに卒業していいのでは?いや、卒業するべき》と賛同する声もあがっている。だが実は近年、三田のように「母親をやめる」女性が急増しているという。引きこもりや家庭内暴力問題などを解決するための全寮制自立支援施設「あけぼのばし自立研修センター」によると16年度の相談件数は1,411件だったのに対し、18年には2,777件とほぼ2倍に。相談の主な内容として、引きこもりや家庭内暴力など深刻化する子供とのトラブルがあるようだ。そうした深刻化する背景について、同センターの齊藤直毅さんは「親も子どもから頼られることに依存している、つまり共依存の関係にあることが多い」という。以下のリストをご覧いただきたい。東京自立支援センターの資料をもとに作成した共依存チェックリストだ。あなたは、いくつ当てはまるだろうか。【1】子どものことを本当に理解してあげられるのは自分だけだ【2】子どものためなら自分や財産、仕事を犠牲にしてもかまわない【3】子どもの欲しがるものやお金は不自由なく与えている【4】子どもがいつか変わってくれると信じて見守ることも必要だと思う【5】子どもを傷つける言葉や、機嫌を損ねるような行動は避けたい【6】子どものことで頭がいっぱいになり、何も手につかないことがある【7】子どもの存在が精神的な支えになっている【8】子どもが今の状態になってしまったのは自分の責任だ【9】子どもには自分と同じ失敗をさせたくない【10】自分に人間関係のトラブルが多かったり、夫婦間で本音を話せない「相談に来られる方の多くも、共依存の傾向があるようです。まるで奴隷のように、息子に尽くし続けている母親もいます。しかし、それでは問題の解決を遠ざけることになります。共依存状態にある親は、子どもを過剰にかばう傾向があります。たとえば事件を起こした息子さんがいて、ご両親が相談に来るとしましょう。こちらは問題を把握するため、事件について聞きますよね。しかしご両親が『もう過去のことだから聞かないで』『息子を全否定しないで』と言うのです。こうなってしまうと、解決は容易ではありません。ゆっくり時間をかけて、問題の糸をときほぐしていくことが必要となってきます」(齊藤さん)実は齊藤さんによると、リストのうち1つでも当てはまると「共依存である可能性がある」という。たしかに三田も、今回の『婦人公論』の記事中ですらこう語っている。《ある飲食店では「うちは、犯罪者は入れないことにしています」と追い払われたこともあるそうです。擁護しているわけでなく、事実として、気の毒だなと思います。(中略)かといって、見捨てたり、見放すということではありません。「いつでも見ているから」ということは、伝えているつもりです。いくら卒母しても、母と子の縁が切れるわけではありませんから》子どもは、最後に必ず親が助けてあげなければならない――。卒母宣言をしてもなお、そうした“親という呪縛”を完全に断ち切るのは難しいようだ。だが、齊藤さんはこう語る。「環境を変えるだけで、驚くほど簡単に改善することもあります。そもそも相談に来られるのは社会的ステータスの高い、いわゆる裕福なご家庭が多い。互いにプライドが高く、歩み寄れなかったのでしょう。しかしもともと優秀な子も多いので、入所後にすごくいい企業へと就職していくケースも少なくありません。また適正な距離感を取り戻すことで、親の側も変わります。『私、おかしかったのかもしれない』と気づかれる方もいますし、『この10年間は、いったい何だったんだろう!』と不思議がるご両親もいらっしゃいました」母親をやめることでみえてくる未来。三田の悩める選択は今度こそ報われるのだろうか。
2019年04月03日数年前から「毒親」という言葉を目にする機会が多くなりましたよね。「毒親」とは文字通り、子どもにとって毒になる親のこと。いわゆる、虐待する親などを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、子ども対して精神的にプレッシャーをかけたり、暴言を吐いたり、気分で振り回したりするのも「毒親」のようです。■あなたの家は大丈夫?家族の問題は、他の家と比べるのが難しいので、傍から見れば「毒親」でも、当の子どもは「これが普通」と思い、気づかないまま大人になるケースも多いもの。また、大人になってからも「毒親」に支配され続けるパターンもあり、そういう女性は恋愛や結婚をするうえで支障が出るという話も……。そんな「毒親」にまつわる本をご紹介しますね。あなたの両親は、毒親ではないでしょうか?■毒親の娘は自己肯定感が低くなる?『母がしんどい』(KADOKAWA)まず「毒親」の本と言えば、漫画家の田房永子さん。「毒親」関連の著書が多く、自身が親になってからも、子どもに対する自分の行動に苦しみます。そんな田房さんの代表作は『母がしんどい』(KADOKAWA)です。かわいい絵柄のコミックエッセイで読みやすいのですが、内容は壮絶。幼少期から社会になるまでの、母親の数々のエピソードが書かれています。個人的に強烈だったのは「ブラジャーを買ってくれない」(要は娘が年頃になることを認めない)というお話。「アルバイトや学校行事を邪魔され、参加できない」「娘の友達と仲良くなろうとする」などもびっくり。でも田房さんは、母親を嫌うなんて自分がいけないんだ、と罪悪感を持ってしまい親から離れられないのです。「バカ」「ブタ」といった暴言を吐かれても自分を責め、自己肯定感が低くなった彼女……。自己肯定感が低い人は「自分には人から愛される価値などない」と思い込む傾向があって、相手の好意を信じられなかったり、素直に愛情表現できなかったりしがち。だから恋愛下手な人が多いと言われています。また、親から認められる異性と結婚しなければ、という強烈なプレッシャーにさらされるようです。自分の親ももしかして?と思っている人にとってこの本は、何らかの気づきを与えてくれるかもしれません。■母娘は女同士だからこそ難しい『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)2冊目は、精神科医・水島広子さんの著書『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)。全8章で構成され、毒親の実態を論理的に説いている本です。症例も豊富で、「毒親」の被害にあっている当事者のケアだけでなく、親サイドの原因も分析。そして「毒親」に育てられた子どもの心のケア方法、問題の手放し方などにも言及しています。第6章の「こじれる母娘問題の『女』について」では、母と娘がまさに「女VS.女」の構図になっていることを解説。ここを読んで、娘の結婚には、少なからず母親が影響を与えていることがわかりました。「毒親」の存在に心を痛めている人は必読。「毒親」とは何かを学ぶのにもおすすめです。■恋愛下手な理由がわかるかも両親が「毒親」とまではいかないまでも、自分の恋愛観や結婚観に親が影響を及ぼしている、と感じる人はぜひ一読を!あなたの恋愛や婚活がスムーズに進まない理由が見つかるかもしれません。
2018年12月11日