人生100年時代、老親介護における子どもの立場を問うたイシュー「親と子の人生は別だから反対」が44.8%で最多SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は、介護・暮らしのジャーナリスト太田差惠子氏が提起したイシュー(課題)「親の介護を子どもが担うのは当たり前か?」の結果を公表しました。このイシューは2023年3月3日から5月31日までSurfvoteで意見投票を行った結果です。Surfvoteは社会にある様々な課題について、ユーザーとの議論で理解を深めながら最終的な自分の意見を投票できるSNSです。 ■投票詳細イシュー:「親の介護を子どもが担うのは当たり前か?」調査主体:Surfvote 調査方法:Surfvote上で投票投票期間:2023年3月3日〜2023年5月31日有効票数:58票選択肢:家族なのだから当たり前。賛成育ててもらった恩があるから賛成子どもには親への扶養義務があるから賛成反対と言いたいが、「冷たい子ども」と世間から非難されそうなので消極的賛成施設に入ってほしいが費用負担できないので消極的賛成親と子の人生は別だから反対公的介護保険があり、介護は社会全体で行うものだから反対子は、子の生活で精いっぱいだから反対その他わからない■投票結果・コメントの紹介(一部抜粋)家族なのだから当たり前。賛成6.9%少なくとも自分が自立するまで掛かった期間は恩返しするのが当たり前。 自分で介護できなくてもヘルパー雇うなり協力できることは色々ある。育ててもらった恩があるから賛成6.9%他の選択肢を否定しているわけではないですが、子育ての恩返しとして介護をしてあげたいと思います。 国際比較においては北欧を除き家族への期待が高く、北欧は高い税負担の見返りとして国への期待が高くなっています。 北欧より-10%程度の税負担で、家族への期待が主要を占める日本では確かにギャップがあり不満がおきやすい状態にあるように思います。子どもには親への扶養義務があるから賛成1.7%コメントはありませんでした。反対と言いたいが、「冷たい子ども」と世間から非難されそうなので消極的賛成0%コメントはありませんでした。施設に入ってほしいが費用負担できないので消極的賛成6.9%コメントはありませんでした。親と子の人生は別だから反対44.8%当たり前だという意見には反対です。 様々な家族の人間関係があり、経済的事情も違う中で子供が介護を担って当たり前だという考え方は受け入れ難いです。それは、それぞれの人間関係の中で子供が親の介護をして当然だと考える人間関係が育まれれば、そうなるでしょうし、そう子供が思えない親であればしないんじゃないでしょうか? それを社会的に当たり前だという感覚で押し付けられるのには違和感がありますし、お互いに扶養義務があるという部分もありますが、子供がその扶養義務に感謝できる形で育てられなかったとすれば、親の介護の義務を突きつけられても納得がいかないのではないでしょうか?公的介護保険があり、介護は社会全体で行うものだから反対 8.6%親の介護は介護施設に任せて、子供は学業に励むほうがいいです!子は、子の生活で精いっぱいだから反対 5.2%皆さんのコメント特に「子供がその扶養義務に感謝できる形で育てられなかったとすれば、親の介護の義務を突きつけられても納得がいかないのではないでしょうか? 情けは人の為ならずではないですが、結局は、自分の行いは自分に返ってくるものですから、助けが必要であればそれに見合う人生を歩むべきでしょうし、そういった行いをしなかった人は、それに見合う対応を受けるべき」というコメントに共感して選びました。その他 15.5%誰がどうやって介護をするか、というところに繋がりますが、社会で見るとなっても、 その社会もさらなる超高齢化が進みますので、介護に関する学問で見かける「老々介護」「認認介護」をいかにして行えるようにしていくかの議論や、 そもそもいかにして「要介護度」が上がらないように皆考え、実行していけるような現実的な策の啓蒙・推進の検討が必要なのではないでしょうか。 他人に興味を持たない風潮で、社会で見るなどという夢物語は不可能だと考えます。わからない 3.4%超高齢化社会を目前に、とても難しい問題です。 少子化も進んでいます。 未婚の子供が一人で、両親の介護をすべて行うことは不可能かと思います。 いろいろな援助の選択肢は、まだまだ裕福な人だけに与えられるものです。家族なんだから、出来る限りの援助はするべきだと思います。そしてしたいと思っています。しかし、もっとたくさんの援助と選択肢の幅を広げなければならないと思います。■問題提起いただいたオーサー 太田差惠子氏京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。■Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 ■Polimill 株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するITCスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月09日まめねこさんが描く、毒親に育てられたWさんのエピソードです。Wさんは4歳の娘さんがいるシングルマザー。子どもの頃、毒親の母に育てられました。殴る蹴るの毎日でも、子どものころはおかしいと思いませんでした。しかし、ある出来事をきっかけに、自分の親が普通ではないことに気が付きます……。シングルマザーのWさんは4歳の娘さんと2人暮らし。しかし、自分の子育てに自信が持てないと言います。それは、自分自身がいわゆる「毒親」のお母さんに育てられたから。普通の親が分かりません。 お母さんは、Wさんが高校入学した頃に変わっていきました。殴る蹴るも当たり前の日々。それでも、当時はお母さんが普通の親でないことに気が付きません。 自分と向き合うため、娘に同じ思いをさせないため、Wさんは過去を振り返ります。はたして、お母さんはなぜ毒親になったのでしょうか。そしてWさんが毒親だと気付いた出来事とは……!?思い出す母親の姿は…… 当時の彼氏との刑事事件、Wさんの高校中退をきっかけに、お母さんは変わってしまいました。お酒を飲んでは、殴る蹴るの毎日。 「そんな暇があるなら……働けぇ!」 お風呂さえもゆっくり入ることは許されません。 心配してくれる周囲の声に耳を貸さないWさんでしたが、ある日、お母さんが彼氏を庇う出来事が起こります。しかも、お母さんはWさんを殴ってまで……。 このとき、Wさんはようやく気付きました。 お母さんが普通の親ではないこと、これまで自分がされてきたことがおかしいということに……。 著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ
2023年06月01日皆さんは買い物をしている時にモヤっとしたことはありますか。今回は「子どもがとったパンを棚に戻す親」を紹介します。イラスト:まがうら子どもが取ったパンを棚に戻す親主人公がパン屋で買い物をしていたときのできごとです。隣にいた女性が、子どもにパンを選ばせていました。しかしトングがうまく使えずに、パンに穴が開いてしまっています。するとその女性は子どもが見ていない隙にパンを…?子どもがとって穴の開いたパンを棚に戻した出典:lamireなんと穴が開いてしまったパンを棚に戻して、きれいなパンと入れ替えたのです。そんな女性の行動をモヤモヤした気持ちで見ていた主人公。すると、後から来たおばあさんが穴の開いたパンを女性に差し出して「子どもさんが頑張って取ったパンをお忘れですよ」と言ってくれたのです。おばあさんの機転の利いた行動に、スカッとした主人公でした。おばあさんの一言で無事解決子どもがパンに穴を開けてしまったのに、棚に戻そうとする親がいるとは驚きです。機転の利いた行動で母親に声をかけたおばあさんの姿に、スカッとするエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月28日私たち家族が住む住宅地は、同じくらいの年齢の子どもがいるご家庭ばかり。気の合う親子でよく遊ぶことが日常でしたが、トラブルを避けるために必ず親が付き添うという暗黙のルールがありました。ある日、遊びに混ざってきた近所の子どもたち。親の姿はなく、挙句の果てに乱暴なことをしてきて……。子育て付き合いでのご近所トラブルに関するエピソードです。 近所の子育て付き合い私が住んでいる場所は新興住宅地で、15世帯ほど入居しています。周りは同じくらいの年齢の子どもを持つ家族がほとんど。一般の人が多く通る道からは中に入っているので、敷地内には郵便や宅配便などの用事のある車以外が入ってくることはほぼありません。平日の夕方や週末の日中によく一緒に遊ぶのが主に3~4家族で、一番年上の子が小学校2年生、下の子は2歳くらい。まだ小さい子がいるため親が子どもから目を離すことはなく、いつも全員の親が子どもたちを見守りながら親同士は話している、というのが日常でした。 よその子どもたちが混ざってきて…ある日、私たち複数の親子が遊んでいると、同じ新興住宅地で見たことのある子どもたちが混ざってきました。その子たちは幼稚園に通う兄弟で、10分ほど経っても親の姿は見えません。一緒に遊んでいるときに他の子をけがさせてしまうなどトラブルになることを恐れて、親に付き添ってほしいと考えました。そこでその兄弟に「お母さんかお父さんは?」と尋ねましたが、私の言葉を無視して遊び続けていました。ただ遊ぶだけならまだしも、その兄弟はルールを守らず……。私たちのグループの子どもが遊んでいる物を取ったり、順番を奪ってしまったり。小さな子は、兄弟に物を取られて泣いてしまいました。 トラブル回避のために伝えると…子どもたちが遊んでいる物を取られたり体を押されたりと乱暴だったため、見ている私たちも我慢できず……。「大人が見ていないと危ないこともあるからお母さんかお父さんを呼んできてくれるかな? お母さんお父さんが見ていないなら一緒には遊べないよ」とその兄弟に伝えると、理解し家に帰ったようで戻ってくることはありませんでした。それから日が経ったころ、同じ兄弟がまた私たちのグループのところにやってきたのです。しかし今度はお母さんが付き添っていました。兄弟がお母さんに話してくれたのかどうか定かではありませんが、トラブルを少しでも避けるためによい方向に向かって安心しました。 子ども同士が遊ぼうとしているのに、大人が制限をかけてしまうのは子どもに申し訳ないと思いました。しかし、けがなどのトラブルを避けるためには、親が見守るというのがこの住宅地での暗黙のルールです。とはいえ、もしかすると、ルールと思っているのは実は内輪だけなのかもしれません。いずれにせよ、未就学児が親の付き添いなしで遊ぶのは危険なので、もしまた同じようなことがあれば子どもを通さず大人同士できちんと伝えようと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! イラストレーター/まっふ著者:樋山ゆり菜
2023年05月21日子ども向けのイベントには、親も参加しなくてはいけないものもあるようです。そんなときは、ママ友同士で協力して子どもの面倒を見ることも少なくないでしょう。今回は、実際に募集した“図々しいママ友のエピソード”を漫画化してお届けします。子どもが行きたがったイベントママ友の子も連れていくことに…子どもを預けたい理由は?まさかの理由にドン引き自分が日焼けしたくないという理由で子どもの世話を頼んできたママ友。自己中心的なお願いに女性もドン引きしてしまいました。頼みごとをする際は、相手のことも考えたいものですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています
2023年05月12日ピンクのパンダが親子を救う!? 今回は、「小学生の息子が学校で起こしてしまったトラブル」の対応に悩むママのお話です。小学校で起きてしまったトラブルは、親が見ていないところで起きるケースも多いから、ママも突然の連絡に動揺を隠せていない様子…。相手のお家に謝りに行くママと息子くんの背後には笹の葉がワサワサと…?→次回に続く!(全5回)毎日12時更新!
2023年05月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。わが家のフリッツ君は現在5歳で、ドイツ語と日本語を話すバイリンガルボーイです。彼が日本語を学ぶ機会はというと……。定番ですが、こんな感じ。そしてもちろんシチュエーションによっては私も彼とドイツ語を話しますし、ドイツの歌やアニメも楽しみますし、ドイツの絵本も読んでいます。それらに加えて、さらにドイツ語に触れる機会は……。こんな感じ。ドイツ暮らしなので、当然幼稚園ではドイツ語オンリー。わが家は私のドイツ人のパートナー・シュテフとの3人暮らしなので、シュテフと話す時は当然ドイツ語ですし、離婚した元夫の家でパパや祖父母と話すときもドイツ語です。こういった生活環境で、ドイツ語に触れる機会のほうが格段に多いため、もちろん日本語よりもドイツ語のほうが上手なフリッツ君。その差が顕著に現れるのが「叱ったとき」なのです。日本語の語彙(ごい)がまだ少ないからなのか、日本語で叱られたとき、フリッツ君はとっても素直に納得してくれます。一方でドイツ語で叱ると、スラスラと流暢に出るわ出るわ、反論の言葉!最終的には叱られたことを納得して行動してくれますが、とにかく言葉で反論しないと気が済まない様子。その上、彼のドイツ語は彼の祖母の影響を強く受けており、少し方言の混じった老年のドイツ人女性のようなしゃべり方をすることもあり……。実年齢が現在5歳のフリッツ君ですが、ドイツ語を話すときは15歳くらい、日本語を話すときは2歳くらいの子に感じてしまうのです!おまけにこれは大人にもよくあるのですが、日本語を話すときは少し声のトーンが高く、ドイツ語を話す時は声のトーンが低くなるので、目をつぶって聞いていると余計に同じ子供のセリフとは思えない! 母はそのギャップに困惑すること多し。そして、ある夜のこと……。フリッツ君が寝た後に、私は仕事部屋で少し作業をしていました。すると、隣のリビングからフリッツ君の声が。どうやら夜中に目を覚まして、子ども部屋から出て来てしまったようです。リビングにいたパートナーのシュテフに、自分の状況をドイツ語でスラスラと説明するフリッツ君。私が後ろから日本語で声をかけてみると……。突然、赤ちゃんのような声と日本語で甘えてくるフリッツ君!ギャップがかわいらしくて笑ってしまうときもあり、いつかこれが無くなってしまうのかも……? と思うとちょっぴり残念ですが、今後も様子を伺いたいと思います。これって、”バイリンガルの子あるある”なのでしょうか!?
2023年05月01日買い物中に、子どもが親とはぐれてしまうことは多々ありますね…。走り回ったり、1人で歩いたりと危ない場面を目にすることもあります。今回は、子どもから目を離していた母親に注意したエピソードを紹介します!子どもとぶつかってしまい…互いに自己紹介子どもの母親が見つかったものの…冷静に対処男性は子どものことを心から心配している様子。正論を言われて、母親も反撃できなかったのでしょう。
2023年04月29日子供が生まれた時、「ママ」とかわいい声で呼んでくれるシーンを思い描くもの。どのような声で話してくれるのか楽しみにしている人もいるでしょう。これは、3歳の男の子を育てるお空(sorairo0385)さんのエピソードです。息子のきゅーたんも「ママ」と呼んでくれるようになりましたが...。子供がかわいい声で話し始めるのを楽しみにしていたお空さん。しかし、実際の声はかなり個性的でした。天使を期待していたのになぜ...。ガラガラした大きい声で「ママ」と呼んでくれるので、お空さんはビクッと驚いてしまっています。特にショッピングモールなど人が多い場所では恥ずかしくなってしまうそうです。投稿のコメント欄には共感の声が寄せられていました。「うちもデスボイスの時期あった!あれは何なんだろうね」「ショッピングモールでデスボイス!やめて〜!!ってなりますね笑」「うちの娘もそうですよ~!」「かわいい」「その時の感情が素直に出てるんでしょうね~!」子供のデスボイスも愛おしいですが、ショッピングモールでのデスボイスは恥ずかしいとつぶやくお空さんでした。子育て中にはこのような時期もありますが、笑い飛ばして楽しみましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年04月28日2人の子どもと夫と暮らすライコミさん。嫁姑、隣人、ママ友、夫婦、毒親……。ありとあらゆるトラブルに巻き込まれていく波乱の体験談です。家族ぐるみの付き合いをしていたミドリさんから引き受けた頼みごとが徐々にエスカレート。そんなとき、ミドリが娘のミズキちゃんに対し「女なんだから」という理由で縛り付けていたことを知ったライコミさん。そして徐々にミドリがライコミさん家族に執着する理由が明るみになります。「娘たちを送り出したら2人で慎ましい老後を楽しもう」と、夫に言われたミドリさん。しかし、「私たちだけじゃダメよ。家族なんだから……」と言って様子が変わり、そのまま足早に帰っていきました。ミドリさんの夫がミズキちゃんのことを知らないとすれば、「話せるのは今しかない!」と思い、ライコミさんはミドリさんの夫を呼び止めました。ミズキちゃんから聞いた話をすべて伝えたところ、ミドリさんの夫は……? 僕、その理由がわかったかもしれません ライコミさんが感じていたとおり、ミドリさんの夫は何も知りませんでした。ミドリさんの過去の話も聞いたライコミさんは、ミドリさんを責めたいのではなく、なぜ子どもにも同じような思いをさせるのかが理解できないと言いました。それに対して「僕、その理由わかったかもしれません」とミドリさんの夫は静かに話し始めます。反対を押し切って結婚したことで、ミドリさんはしばらく両親と疎遠になっていたこと、ミズキちゃんが産まれたことをきっかけに連絡を取るにようになったこと。そして、定期的に連絡を取り合うようになって明るくなったミドリさんに、家のことを全部任せっきりにしていたこと……。そこまで話すと、ミドリさんの夫は「ミドリに謝らないと!」と言って風のように去っていくのでした。 何も知らなかったミドリさんの夫。何事もなかったことになってしまう前に、直接話す機会ができてよかったですね。家のことを任せきりにしていたと言っていますが、夫なりにちゃんとミドリさんを見てくれていたから、気づけたのかもしれませんね。「理想の隣人」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2023年04月22日2人の子どもと夫と暮らすライコミさん。嫁姑、隣人、ママ友、夫婦、毒親……。ありとあらゆるトラブルに巻き込まれていく波乱の体験談です。家族ぐるみの付き合いをしていたミドリさんから引き受けた頼みごとが徐々にエスカレート。しまいには子ども同士を結婚させようと言い出します。そこでミドリさん自身も家族のために搾取されていた過去を知ったときのお話。ミドリさんから「シロウとミズキちゃんが結婚したら素敵だと思わない?」と聞かれ、「本人たちの気持ちを一番大事にすべきなんじゃないかな……」と答えたライコミさん。場の空気が重くなったことを察知して、すぐに誤魔化しました。しかし、その言葉に同調してくれた意外な人物がいました。それはミドリさんの夫。実はミドリさん自身が長男至上主義の親に苦しめられ、家族のために結婚しようとしていた時に相談されたことがきっかけで、2人は結婚していました。娘たちを送り出したら、2人で慎ましい老後を楽しもうと言う夫に、ミドリさんは……!? 娘も同じように苦労すべき……? ミドリさんが過去に親から搾取されていたことを知ったライコミさん。自分が苦労したから、娘も同じように苦労すべきという考えは少し違うと感じていました。 ミドリさんの夫も、そう考えているのか「サラリーマンで継ぐものもないから、娘たちを送り出したら2人で慎ましい老後を楽しもう」と言いました。それを聞いたミドリさんは「私たちだけじゃダメよ。家族なんだから……」と、少し取り乱し、そのまま一足先に家に帰ります。ミドリさんの夫の様子を見て、ミズキちゃんの事情を知らないのではないかと感じたライコミさんは、追いかけて帰ろうとするのを呼び止めるのでした。 ミドリさんが「家族」という言葉にこだわっていたのは、自分自身の辛い過去の経験からきていたのですね。しかしミドリさんの夫は、家を継ぐということにこだわっておらず、2人で楽しく老後を楽しもうと考えていました。ライコミさん夫婦の前でもミドリさんへの感謝を言葉にして、ライコミさんのこともしっかり褒めてくれたミドリさんの夫は、とても素直で素敵な人ですね。「理想の隣人」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2023年04月21日2人の子どもと夫と暮らすライコミさん。嫁姑、隣人、ママ友、夫婦、毒親……。ありとあらゆるトラブルに巻き込まれていく波乱の体験談です。家族ぐるみの付き合いをしていたミドリさんから引き受けた頼みごとが徐々にエスカレート。しまいには、「子ども同士を結婚させて本当の家族になろう!」と提案されることに。ミドリさんは、ライコミさんと本当の家族になるために、自分の娘のミズキちゃんとライコミさんの息子シロウを結婚させたがっていました。「奨学金の半分を家に入れて生活費が足りなくなるなら、シロウの家に住んでそのまま結婚すればいい」と言われたミズキちゃんは、絶句してしまいます。ライコミさんも半信半疑でしたが、ついに晩酌でミドリさんから驚きの発言が飛び出し……!? 結婚は本人たちの気持ちを一番大事にすべき ミズキちゃんから聞いた話が衝撃すぎて、その日の晩酌は周りの話が入ってこなかったライコミさん。そこで、ミドリさんから「シロウとミズキちゃんが結婚したら素敵だと思わない?」と、ついに具体的な提案をされます。ライコミさんは「本人たちの気持ちを一番大事にすべきなんじゃないかな……」と言いますが、その発言でその場の空気が重くなったのを感じて、慌てて誤魔化します。しかし「ライコミさんの言う通り!」と、意外にもミドリさんの夫が同調してくれたのでした。そして、実はミドリさん自身が家族のために、自分の意思とは関係なく結婚させられそうになっていた事実を知りました。 具体的な提案をタイムリーに受けると、ビックリしてしまいますね。でも、そこで周りの空気に流されずに自分の意見を言ったことで、意外な人物に共感してもらえたのが救いです。話が通じない!と思う相手には、周りの人に意見を求めてみるのも得策と言えそうですね。「理想の隣人」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2023年04月20日【理想の隣人 第18話】2人の子どもと夫と暮らすライコミさん。嫁姑、隣人、ママ友、夫婦、毒親……。ありとあらゆるトラブルに巻き込まれていく波乱の体験談です。家族ぐるみの付き合いをしていたミドリさんから引き受けた頼みごとが徐々にエスカレートしていく中、ミドリさんの娘ミズキちゃんから実の母親に対する異常性を伝えられます。大学進学を機に、実家から離れることを決めたミズキちゃん。ある日、その理由をライコミさんだけに話してくれました。これまで、自分はダメで妹はいいということが日常で、反論する気も起きなかったミズキちゃん。さらに、成長とともに自分の母親の行動に違和感を覚えるようになりました。毎晩ライコミさん宅で夕食を食べているのに、食費を払うどころか「ライコミちゃんは家族だから、食費は必要ない」と言われてしまい、さらにミズキちゃんの口からはミドリさんの驚きの計画が語られて……!? 「いよいよ本当に家族になれるわよ!」嬉しそうに話す母親を見て絶句… 両親から大学費用の援助は期待できないと思ったミズキちゃんは、奨学金を申請しました。しかし、その奨学金の金額を知ったミドリさんは、半分を家に入れるようにミズキちゃんに言いました。それでは自分の生活が成り立たないと抵抗すると、「いいこと考えた!」と言って、ミズキちゃんが志望する大学の隣の市に住んでいるライコミさんの息子シロウの部屋に住めばいいと提案されます。「いよいよ本当に家族になれるわよ!」 うれしそうな母親の姿を見ながら、ミズキちゃんは絶句。もちろん、ライコミさんはそんな話は聞かされておらず、想像を超える暴走ぶりに引いてしまうのでした。 ミドリさんが言っていた「本当の家族」の意味が判明しましたが、同時にゾッとしてしまいそうです。長女だからという理由だけで、進路だけでなく結婚相手まで決められてしまうのはあまりにも理不尽ですよね。親の都合ではなく、子どもの意思を尊重する話し合いができるといいですね。「理想の隣人」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2023年04月19日皆さんは、子ども同士の喧嘩で親が謝罪へ行くシーンを実際に見たことはありますか?今回は、子ども同士のトラブルについてのエピソードを漫画で紹介します。インスタ:マリコ(@kusodan_gotohell)HP:リアコミ原作:みのりさん(インスタグラムにて経験談公募)漫画:真青様≪HPはこちら≫「ママ友村八分」ある日、主人公の息子が同級生の男の子と喧嘩をしてしまいました。しかも、喧嘩をした相手はPTA会長の子どもだったのです。主人公は謝罪するため、息子を連れてすぐ会長の家を訪ねました。子ども同士の喧嘩とはいえ、相手は「ボスママの子ども」…「いいのよ」とボスママは言いますが、言葉通りに受け取れない高圧的な雰囲気が充満していました。本当に悪いのは誰?出典:instagram息子だけが悪いわけじゃないとわかっていながらも、今後のことを考え一方的な謝罪をした主人公。息子に「ごめんね」と声をかけ、帰宅したのでした。悪くないのはわかっていた今後、息子さんが不自由なく学校生活を送るために理不尽な状況を耐え抜いたお母さん。いつかお母さんの思いが息子さんに届いてほしいものですね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年04月11日2人の子どもと夫と暮らすライコミさん。嫁姑、隣人、ママ友、夫婦、毒親……。ありとあらゆるトラブルに巻き込まれていく波乱の体験談です。家族ぐるみの付き合いが続くなか、子どものお世話に関するミドリさんの言葉に違和感を覚えるライコミさん。そこからさらに5年が経ったときのお話。 ミドリさんの後押しもあり、仕事を探すことにしたライコミさん。しかし、育児や家事と両立できそうな仕事がなかなか見つからないまま、時間だけが過ぎていくのでした。ヒマリちゃんの小学校入学が迫るなか、ようやく在宅でできる仕事を見つけ、無事に復帰。仕事との両立も順調でした。そのころ、ミドリさんも学童に子どもを預けてフルタイムで復職。「ミズキが学校が終わり次第、迎えに行ってくれるの」という言葉に、そのときは深く考えることはなかったものの、何かが引っかかるライコミさん。そこからさらに5年の月日が流れ……!? 女子高校生が家族の面倒を…? さらに5年の月日が流れて、ライコミさんの2人の子どもたちもすっかり大きくなりました。夫との関係は相変わらずでしたが、仕事も生活も順調そのもの。ミドリさん家族との仲も深まっていました。 そんなとき、ふとしたきっかけでミドリさんの娘のミズキちゃんが小学生の妹とおばあちゃんの面倒を見ていることを知ったライコミさん。以前にも、妹の学童の送り迎えをしていたことを聞いていたのもあり、「女子高校生ひとりでは負担が大きすぎない……?」と疑問に思うのでした。 よその家族のことで「何となく気になる……」といった違和感を抱くことは、多かれ少なかれ誰にでもあるかもしれません。家族ぐるみの付き合いをしているからこそ、相手の家族の事情を知ってしまうこともあるかもしれませんが、心を許している相手だけに、その違和感が思い過ごしであると信じたいですね。「理想の隣人」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ在宅勤務10年目突入の引きこもり母さん。InstagramとTwitterで、自分やフォロワーさんの体験談をマンガにして紹介しています。
2023年03月30日保育士の中田馨さんが、集団行動での子どものトラブルや困りごとに対しての親のNG対応について教えてくれました。「すぐにお友だちに手を出してしまう……」、「なんでいつもお友だちとケンカするの……」とお悩みのパパやママはぜひチェックしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。保育所で子どもたちの遊ぶ様子を見ていると、お友だちが関わってきたときに何かしら「親が困ってしまうこと」が起こるものです。 2人、3人だと分かりにくいですが、集団になると見えてくることもあります。すぐにトラブルを起こしてしまう……とお悩みの親御さんもいるかもしれません。 そこで今回は、子どもが集団行動で起こした困りごとに対しての親の関わり方についてのお話をします。 友だちに手が出る、おもちゃを取る……こんなときは?集団で遊んでいると、あそび方が違ったり、相手のおもちゃが欲しくなったりして、手が出たりおもちゃの取り合いをすることがあります。相手のあることなので、どう対応すればよいか悩んでしまいますね。 自分の子が、叩いたり、おもちゃを取ったときは、お友だちをケガさせないためにも止めるとよいでしょう。「叩いたらダメ」、「お友だちのおもちゃを取らない」ことを伝えます。そして、子どもの「イヤだった」、「欲しかった」という、そのときの気持ちを代弁して共感しましょう。 「すぐに叩いて乱暴な子」とか「“かして”って言えない子」などとレッテルを貼らないようにしましょう。このとき、よく言うのが「お口で言って!」という言葉。「お口で言う」とぼやけた言い方をするのではなく、何をして欲しいか明確に伝えることも大切です。 ですので、何度も繰り返し「イヤなときは“イヤ”って言うんだよ」、「お友だちが持っているおもちゃは“かして”って聞こうね」など伝えます。 ケンカは悪いことではない!子どもがケンカを始めると、親はヒヤヒヤしますよね。「お友だちに嫌な思いをさせていないか?」、「ケガをさせていないか?」などが心配なことだと思います。 ここで大切なことは、「ケンカは悪いことではない」ということ。ケンカをすることで、相手には自分とは違う思いがあることが学べます。自分の意見も言えますし、自分の意見が通らないことを知ることができます。今、子どもは人間関係を身をもって学んでいるのです。 もし、気の知れたお子さんとのおもちゃの取り合いになったときは、親同士に余裕があるのなら、すぐそばで見守るのもよいでしょう。保育所では2歳半ば以降、特に3歳を過ぎたお子さんの場合、安全なケンカだと分かったら、すぐに助けられるところに行き、黙って2人がどうするかを見守ります。 言うとしたら「どうしたの?(理由を聞いて)そうなんだ。じゃあ、どうすればいいかなあ?」と考えてもらいます。2人で解決できることもあるし、別のお友だちが提案を持ってきて解決することもあります。すべてを大人が解決しようとせず、子どもたちにも解決できる力があることを信じて「待つ」ことも大切です。 「何だかうちの子、集団行動が難しいかも」と思ったときに、お母さんが思う「できている子」を見るのではなく、自分の子どもが集団行動の何に困っているかを観察してみてください。子どもが困っていることが分かれば、おのずと親が何をすればいいかの答えが見つかるはずです。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年03月26日保育士の中田馨さんが、集団行動での子どものトラブルや困りごとに対しての親のNG対応について教えてくれました。「子どもがなかなか集団に馴染めない」、「いつもトラブルを起こす…」とお悩みのママやパパはぜひ参考にしてくださいね。中田先生の実体験からの話や、おすすめの対処法についてもお話してくれていますよ。こんにちは!保育士の中田馨です。保育所で子どもたちの遊ぶ様子を見ていると、お友だちが関わってきたときに何かしら「親が困ってしまうこと」が起こるものです。2人、3人だと分かりにくいですが、集団になると見えてくることもあります。そこで今回は、子どもが集団行動で起こした困りごとに対しての親の関わり方についてのお話をします。 活動の輪になかなか入れない…こんな時は?幼児サークルや習い事など、集団であそぶ際にその輪の中に入れない子がいます。実は、私の子ども2人もそのタイプでした。特に娘は頑として輪の中に入らず、いつも私のヒザの上に座っていました。こんな時、親としては「うちの子、みんなと同じ事が出来なくて大丈夫かしら?」と焦るものなんです。なので「ほら、みんなと踊っておいで」とおしりを持ち上げたり、「行ってないのは、あなただけよ!」と無理やり輪の中に座らせてみたり。「もう〇歳なんだから」や「あなたより小さい子が、みんなとあそんでいるわよ」と言ってみたり…。考えられることを色々しているのではないでしょうか? しかし、きっとこのタイプの子は「行かない」と決めたら、行きません。なぜそう言えるかというと、私が全て経験積みだからです。考え方として大切なのは、みんなと行動できないのは、恥ずかしいわけでも劣っているわけでもないということ。普段とは違う「異空間」を「安全地帯(父や母)」で過ごすことが、今、その子にとって一番安心なのです。ですので「みんなと一緒に踊ろうか!」などのお誘いはもちろんしてもよいですが、嫌がるのに無理にいかせる必要はありません。今は、安全地帯(父や母のヒザの上)に座ったまま、お友だちと遊んでいる雰囲気を楽しみましょう。そして、「楽しかったね。また行こうね!」と良きイメージで終わらせましょう。 子どもが集団で大騒ぎ…こんな時は?集団になると「怖いものなし!」の気持ちになる時がありませんか?これは、子どもだけでなく大人も一緒だと思います。集団行動のときに、一人の子が走り出すとその周りの子も走り出して収拾がつかなくなった!なんてこともあるのではないでしょうか?ちょうど先日、ショッピングモールでそんな姿を見かけました。幼児さんが6~7人、ショッピングモールを楽しそうに走っているんです。親御さんたちは、周りの迷惑になると思い、後方から「走らない!走らない!走らない!」と大きな声で何度も注意していますが、子どもは一向に止まる気配はありません。さて、こんなときどうすればよいでしょうか?いくつか方法があると思います。私だったら、中心となっている子どもを追いかけ前に立ちはだかり「止まって!」と言います。人って、禁止されるとしたくなるものです。「絶対に、後ろを見ないでくださいね」と言われると見たくなりませんか?なのでひとまず、大人が子どもに今すぐして欲しい「止まる」ことを伝えます。そして、子どもたちが止まったら、子どもの目線までしゃがんで「お母さん、お願いがあるの。ここは人がたくさんいるから、歩いて欲しい」と、伝えます。これは、iメッセージと言います。大切な約束を伝えたいときは、「私は、あなたにこうして欲しい」と伝えてみてください。子どもたちは、お願いされると気前よく、「いいよ!できるよ!」と聞いてくれることが多いですよ。 「何だかうちの子、集団行動が難しいかも」と思った時に、お母さんが思う「できている子」を見るのではなく、自分の子どもが集団行動の何に困っているかを観察してみてください。子どもが困っていることが分かれば、おのずと親が何をすればいいかの答えが見つかるはずです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年03月23日2人の子どもと夫と暮らすライコミさん。嫁姑、隣人、ママ友、夫婦、毒親……。ありとあらゆるトラブルに巻き込まれていく波乱の体験談です。「本当の家族になりたい」という隣人ミドリの言葉。一見すると、良好なママ友関係のように見えますが、実は複雑な事情が隠れていて……!?クセ強めな義両親との関わり方に悩みながら、育児も家事も丸投げしてくる夫のもとで、ワンオペ育児に奮闘するライコミさん。ある日、そんな義両親も夫も家にいない平和な昼さがりに、ママ友のミドリさんから「私たち家族だったらいいのになって」と言われて――!? 「本当の家族にならない?」 遡ること数年前、境遇も似ていて、悩みも同じ、さらに家もお隣の隣人ミドリさんに「私たち本当の家族になれたら素敵じゃない?」と提案されたライコミさん。でもライコミさんは“あの時の答え”を忘れてしまっていたのでした。 そこからさらに遡り、話は長女ヒマリさんが生まれたころ。夫の転勤により家族で義実家で同居することになります。「せめて同居じゃなくても......」とのライコミさんの想いは届くことなく、夫は「せっかく職場から義実家が近いのに家借りるなんて馬鹿か?」と罵倒。 あっという間に義実家へ引っ越しとなり、待ち受ける偏愛気味な義母と頑固者の義父の存在に、ライコミさんは今後の生活に不安を感じざるを得ませんでした。 家ではワンオペ育児、義実家に行けば快く歓迎してもらえない......となると、同じ境遇や悩みを持っているママ友の存在は大きいですよね。自分のことも話して、相手のことも知ると親密になったような気がしますが、「本当の家族になりたい」という言葉の真意が気になりますね。もしこんな提案を受けたら、みなさんならどう答えますか? 「理想の隣人」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ在宅勤務10年目突入の引きこもり母さん。InstagramとTwitterで、自分やフォロワーさんの体験談をマンガにして紹介しています。
2023年03月19日結婚してからすでに3年が経過した美咲と拓也。2人の間にまだ子どもはできず……。美咲は早く子どもを授かりたいと思う一方で、拓也はそこまで子どもが欲しいと思っておらず、2人の間には温度差が生じていたのでした。ある日、接待で遅くなり帰宅すると、「こんなに遅くなるなんて聞いてない」と一喝された拓也。 なかなか妊活に取り組めずイラ立ちを覚えた美咲は、激しく叱責するのでした。 怒りが止まらない妻を必死で説得すると? 「ちょっと待って!!今日はやめよ?! また今度!! ね?!」 「仕事終わりで疲れてるし、戦闘態勢になれな……」 すると、マムシドリンクをスッと取り出した美咲。 「気持ち的にそうなれない……というか……」 言葉を選びながら、断る理由を伝えた拓也。 すると、美咲は「子ども欲しくないの?」とひと言。 結婚してから今に至るまで、妊活を後回しにされていたことへの不満を吐き出したのでした。 ◇◇◇ 結婚してから3年が経っても、子どもができないことに悩んでいた美咲。自分は妊活をしたいにもかかわらず、夫に後回しにされ、それにこれまでずっと耐えてきたのだと思うと、かなりつらかったのではないでしょうか。夫が妊活に乗り気ではなかったのなら、「また明日」「また今度」などとうやむやな返事をするのではなく、はっきりと自分の気持ちを伝えたほうがよかったのかもしれないですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年03月17日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!8歳の長女と5歳の次女の母で、現在第三子妊娠中のぴなぱと申します。今回は“子どもがいつから1人(もしくは子ども達だけで)寝るようになるのか”というお話。わが家はこの春から長女が小学3年生、次女が年長さん。長女の歳ではそろそろ親とは一緒に寝なくなったという子も増えてくる頃かなと思いますが、わが家の場合はというと…別の部屋で寝る気配は、まっっっったくありません。いつまでも一緒に寝てくれてもいいんですが、もうすぐ第三子も産まれますし、子ども達もそれぞれどんどん大きくなりますし、物理的に寝る場所が狭くなる一方というのも事実。それにやっぱり、いつまでも一緒に寝ているというのは恥ずかしいんじゃないか? という気持ちも少し。そのため「いつ頃まで一緒に寝るか」という話を、長女とも時々するようになってきました。そんな流れで最近訊かれたのが、私自身の子ども時代の話。訊かれて思い出しましたが、私自身もすんなり1人で寝るようになったわけではありませんでした。まず、幼稚園児の間は父と母に挟まれて両親のベッドで寝ていました。両親のベッドはセミダブルだったので今考えれば狭かったと思うのですが、子どもの私は全く気にせず寝ていました。小学生に上がる頃、ベッド+机やタンスが一体化してるいわゆるシステムベッドがうちに届き、私はそこで寝ることになりました。今考えればやっぱり親子3人でセミダブルのベッドに寝るのは狭かったんでしょう。ただその時はまだ部屋は両親と一緒。当時わが家は両親の職場の2階に住んでいて、その家はLDKの他に部屋が2つしかなかったので、片方が両親の寝室+私、もう片方が姉達の子ども部屋という形でした。私が小3くらいになると、姉達と一緒に子ども部屋で寝るように。どのタイミングでかは忘れましたが姉達のベッドも二段ベッドから1人ずつのシステムベッドに変わっていました。決して広い部屋ではなかったので、システムベッドが3つ置いてあるとそれだけで部屋がいっぱいでしたが、姉達はカーテンをつけたりしてそれぞれのプライベートスペースを作っていました。その後、私が小5の時に今の実家にお引越し。前の家と違い一戸建てだし、部屋数も増え、姉達はそれぞれ念願の1人部屋をゲット。ちなみにその頃、長姉は高3、次姉が高2。小学生の私とは生活リズムも違うし、なにより思春期真っ只中の姉達は当時の私にとっては怖くて、一緒の部屋は嫌だと拒否した結果、私の居場所はリビング横の和室スペースになりました。家族の中で私が1番早く寝るので、いつも隣のリビングがガヤガヤした状態で就寝していましたが、それはそれで寂しくなくてよかったです。その2年後、私が中学に上がる頃に長姉は結婚して家を出ていき、私は空いた長姉の部屋に移動。それまで誰かしらと同じ部屋、もしくは人の気配を感じる空間で寝ていたので、自分の部屋で完全に1人で寝るようになったと言えるのはここからかもしれません。余談ですがその翌年に次姉も一人暮らしを始めたので、最終的に部屋は余りました。とまあ自分の子ども時代をこうして思い返してみると、かなり段階を追って1人で寝るようになっていったのがわかりました。ただそれは不可抗力というか、それしか選択肢がなかったからだと思っていたのですが…長女に言われて気付きましたが、最初から1人で寝られる環境だったとしても、子ども時代の私には無理だったかもしれない…。誰かと同じ部屋だった頃もなんとなく寝る時は怖くて、ベッドにはぬいぐるみをたくさん並べていたし、言えなかったけど「お母さんと一緒に寝たい」と思ったことも何度もあったなと。年齢的にそろそろと勝手に思っていたけど、自分も1人で寝るのは嫌だったことを思い出したので、長女も本当に1人で寝たいと言い出すまでは焦らなくてもいいのかなと思いました。物理的に一緒に寝られるスペースのあるうちは…!
2023年03月16日サカイクが提唱している、子どものサッカーに関わる保護者のみなさんに大切にしてほしい"親の心得"をまとめた「サカイク10か条」。「実践している」「周りにも紹介している」という声をいただくこともありますが、まだその存在を知らない保護者の皆様にもぜひ知っていただきたいと思い、卒団式後の保護者会などで「サカイク10か条」を知っていただく機会を設けました。今回は、三重県亀山市で活動する野登SC、東京都町田市で活動する町田相原FCにご協力いただき、保護者会にてサカイク10か条を紹介しました。オンラインを使ってサカイク10か条の紹介を行いました(写真は町田相原FCのみなさん)子どものサッカーに関わる保護者に大切にしてほしい"親の心得"【印刷してチームに配布できます】■指導者が上手く説明できていなかったことを理解してもらえたどちらのチームも、サカイクキャンプのヘッドコーチでもありシンキングサッカースクールのコーチも務める菊池健太コーチが、サカイク10か条が大事な理由などをお話すると、集まった保護者の皆さんは真剣なまなざしでモニターを見つめ、その内容に耳を傾けていました。野登SCのスタッフ堀口さんによると、以前から指導者たちの中ではサカイクに共感していただいていた方が多く、情報を共有しあっていたそうです。保護者の皆さんにも知ってほしいとチームの情報を共有しているツールにアップしたりしていたそうですが、あらためてサッカー少年少女をサポートする親の心得として「サカイク10か条」というものがある、と伝えたかったのだと教えてくれました。普段から櫻木監督やコーチたちがサカイク的な指導に共感いただいて実践しているため、保護者の皆さんも納得して見守ってくださっているとのことですが、試合などで指導者の対応に疑問を抱いて質問された際に、指導者側が伝えたいことがきちんと言葉にできなくて、コミュニケーションのズレが生じることもあったそう。そんな悩みもあり、この度卒団式の後に保護者の皆さんに集まっていただき、サカイクのスタッフからオンラインを使ってサカイク10か条を紹介する時間を設けてくださいました。保護者会終了後には、親御さん同士で「こんな時は○○すると良いんだね」など話しあっていたそうです。チームスタッフの堀口さんは、「これをきっかけに、子どもたちがのびのびサッカーを楽しめる環境を保護者も理解して一緒にやっていけたらいいと思っています」とチームにとっていい機会になったと教えてくれました。■子どもより自分が焦っていたことに気づいた保護者も東京都町田市で活動する町田相原FCは、昨年7月に出張サカイクキャンプを体験していただいたチームで、以前より代表の宮崎さんをはじめ、指導者の方々もサカイクに賛同くださっていましたが、保護者の皆さんにもこの機会に知ってほしいということで、オンラインでご紹介いただく機会を設けました。コーチの話が終わった後は保護者の方からの質問タイムを設け、「やる気が見えない時の声かけ」「自主練をしないが見守るしかないのか」「ケガからの復帰が不安そうな時どうすればいいか」など、親御さんのお悩みに回答。「そういう悩みがあるときは、いつでもコーチに相談してください。一緒に取り組んでいきましょう」と代表の宮崎さんが保護者に語りかけるなど、今回の10か条紹介をきっかけに、保護者とのコミュニケーションを深める機会にもなったようでした。参加した保護者の方からは、「子どもより親の自分が焦っていたと気づいた。これからは見守るようにしたい」などの感想をいただきました。今回のことが、チームと保護者が子どもたちのためにより良い環境を作るにはどうすればいいか、共通認識を持って関わっていけるきっかけになれば幸いです。最近では、チームに入団する際にサカイク10か条を保護者の方にお渡ししているという嬉しいご報告をいただくこともあります。子どもがサッカーを楽しむためには、技術の習得も大事ですが、何よりサッカーが好きで楽しめることが大事です。「サカイク10か条」はページのURLを共有するだけでなく、印刷して配布することもできますので、ぜひみなさんのチームでもご活用ください。「サカイク10か条」をダウンロード>>
2023年03月13日子どもが発熱したり病気になったりすると、親も同じ病気になってしまうこともしばしば。子ども以上に大人のほうが重症化してしまうケースもあります。私も子どもの病気をもらってしまい、その後さまざまな症状に悩まされることになりました。子どもが病気になったら、大人も無理せず一緒にしっかりと休息することが必要だと痛感した出来事をお話しします。★関連記事:「なぜ早く受診しなかったのですか?」突然、激痛が走り帯状疱疹に!実は怖い病気、受診が遅れて…子どもが発熱! 治ったと思ったらある日、子どもが発熱したため病院を受診したところ、医師の診断は季節的な風邪症状とのことでした。子どもの熱は1日たつとすぐ下がったので安心していましたが、その直後に私の体調が悪くなり始め、嫌な予感が……。慌てて熱を測ってみるとなんと38.5度! 子どもの風邪をもらってしまったようでした。自分は子どもの病気をもらわないようにいつも気を付けていたのですが、そのかいもむなしく病気にかかってしまいました。その後念のため病院を受診しましたが、子どもの風邪をもらったのだろうとのことで診察は終了。処方された薬を飲んで休んでいると、子どもと同じように1日で解熱し、すっきり治ったので安心していました。鏡を見ると顔中に発疹が…子どもからもらった風邪も落ち着いて、安心したのもつかの間。翌朝起きると、顔中に発疹が出ていました。最初は「ニキビかな?」と思っていましたが、ニキビよりも明らかに大きな発疹。そして時間を追うごとに徐々に発疹は増え始め、ただのニキビではない……と確信しました。最終的には顔全体を覆いつくすように発疹が出現。そして、さらに足の裏や手のひら、手指、膝、おなか、おしりなど体の至るところに発疹が現れ、何の病気なのか不安でいっぱいになりました。他人の目につく顔は、発疹を隠すように化粧をしたりマスクを着用したりして隠していました。しかし、何よりもつらかったのは、足の裏にできた発疹の影響で歩くと痛みが走ったことと、手指の発疹の痛みで瓶が開けられず生活に支障が出たことでした。そんなひどい状況だったため、すぐに病院へ駆け込みました。病院での診断結果は「手足口病」とのこと。手足口病というと、手足や口の中に発疹ができるイメージがありますが、おしりや膝、おなかなどにも出ることがあるそうです。おそらく子どもが発熱したのも手足口病だった可能性が高いものの、子どもには発疹が見られなかったため、手足口病の診断に至らなかったとのことでした。たしかに子どもの手足には発疹が見られなかったので、私自身も手足口病を疑うことはまったくありませんでした。今思い返すと、おしりに少し発疹が出ていたような気もしますが、肌荒れかな? という程度に思っていました。発熱後、全身に発疹が出たことについて原因が思い当たらず不安でしたが、はっきりとした原因がわかりひとまず胸を撫で下ろしました。発疹が落ち着いてきたかと思ったら…手足口病の発疹は、特に治療法もなく落ち着くのを待つのみということだったため、時間経過とともに良くなるのを待つしかありませんでした。しばらく安静に過ごしたことで徐々に発疹も落ち着き始めたので安心していると、今後は爪に異変が! 手の爪の一部が浮き、剥がれ始めたのです。それも1本や2本ではなく6本も……。人生で初めての体験でした。痛みはなかったのですが、日に日に爪の剥がれ方がひどくなるため、恐怖すら感じていました。このときは発疹も落ち着いてきていたので、手足口病とは関係はないと思い込んでしまい、次は皮膚科へ! 皮膚科に行くと、「最近、病気になったりしてないですか?」と近況を聞かれました。そこで、最近まで手足口病にかかっていた経緯を説明したところ、「手足口病の後遺症で爪が剥がれている状態」とのことでした。正直、手足口病で爪が剥がれてしまうことがあるという知識がなかったので、かなり衝撃的でした。発疹と同様、爪の症状も特に治療方法はなく、爪が再生するのを待つしかないとのこと。皮膚科の受診から数カ月たった今も爪は完全には再生しておらず、気長に様子を見ながら待っています。しかし、手元は人の目につきやすいところなので、早く元通りになることを願うばかりです。まとめ子どもにはひどく現れなかった手足口病の症状。しかし、大人がもらってしまうと子どもよりも症状がひどくなってしまうこともあるのだと、身をもって体験した出来事でした。子どもが体調不良になると、どうしても看病などで親の抵抗力や体力も落ちてしまうこともあると思います。ですが、そんなときほど、親も子どもと一緒にしっかり休むことが必要なんだなと実感しました。今回の手足口病のように、数カ月たった今でも後遺症に悩まされているケースもあるので、今後は今まで以上に自分の体調管理にも気を付けようと思っています。取材・文/かしいまゆこ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。著者/かしいまゆこ(35歳)冷え性や肩こり、便秘などの身体の不調に悩む日々。食生活を見直しながら体質改善を励んでいます。ご自身や家族の健康に興味を持ってもらえるような体験談を執筆していきます。
2023年03月05日若者の結婚離れ、草食系男子、推し活……そんな言葉で取り沙汰される子ども世代は、実際の恋愛や結婚に興味がないのだろうか。もしかしたら、知らない間に親が地雷を踏んでいるのかもしれないーー。「学生時代から、結婚しろ、結婚しろと言われ続けてきました。家に帰るのが遅くなると、興味津々で『誰と一緒だったの?』と聞かれるんです。それで『友達』だと答えると、ガッカリされる。もう疲れて、交際相手を探す気も薄れてきました」(20代女性)50歳時点での未婚率は’90年以降、上昇傾向にあり、’20年は男性28.3%、女性17.8%。この傾向は続き、’40年は男性が約29%、女性が約19%になると予想されている。ますます未婚が増えるなか、適齢期を迎えた子どもから結婚の気配を感じないと、つい不安になってしまうもの。だが、“将来、子どもには幸せになってほしい”という親心が強すぎて、子どもの婚活に悪影響を与えることがあるという。婚活IMAの今村倫子さんはつぎのように語る。「高学歴、高身長、高収入の“3高”男性が結婚の条件となったバブル期に青春時代を過ごし、まだ景気のいい時代に結婚した親世代は、当時の古い考えのままでいる人が少なくありません。一方で、子ども世代は生まれたときから男女平等の教育を受け、先行き不透明な社会に身を置いてきたのだから、結婚や結婚相手に対する考え方も大きく異なっています」また、『「婚活」受難時代』(角川新書)など、多くの書籍やメディアに取材協力をしてきた結婚相談室婚活すみれ会の伊集院淑子さんに話を聞くとーー。「私の相談所では8割くらいが親子そろって面談しますが、必ず事前に親だけ先に来てもらって、いまどきの子どもの結婚観や価値観をレクチャーするようにしています。そうでもしなければ、険悪なまま、親子の面談時間を過ごすことになるためです」そこで、子どもの結婚を邪魔しないために、改めるべき親の古い価値観を、6項目に大別し、それぞれ解説してもらった。「やってはいけないのは、子どもの交際相手に否定的な言葉を投げかけること。つい“収入は大丈夫なの”などとこぼしてしまいますが、子どもだって、しっかりと自分の結婚相手のことを見ています。それを否定されると、子どもは親に相談したり、交際相手を連れてくることをためらいます。まずは応援することが大事。結婚するのは親ではなく、子どもなのですから」(伊集院さん)【1】マッチングアプリに猛反対する交際相手との出会いが信頼できる知人の紹介でならば、ある程度の身元が把握できているため安心だが、マッチングアプリの場合は“どこの馬の骨かわからない”と不安に思ってしまうもの。「若い世代は大学生くらいから利用していますし、反対するよりも『信じているからね』と応援しましょう」(今村さん)【2】オタク趣味をやめさせようとするアイドルやアニメに夢中になり“こんなオタクじゃ結婚できない”と嘆く親も。「今の若者は、結婚しても自分の時間を大事に過ごす人が多い。没頭できる趣味に理解が求められます。ここ数年でオタク同士の結婚がとても増えました。オタク専門の結婚相談所もあるので、ご相談されてもよいでしょう」(今村さん)【3】相手の資格や年収は重要だと説く「以前より少なくなったとはいえ、いまだに結婚相手に『一流大学卒』『ステータスのある職業』を条件に出す親御さんもいます。それを『親の見栄』と子どもは見ています。今は共働きが当たり前の時代。夫婦2人で稼いで生活できれば特に問題がないのでは。高収入より、家事や育児もしてくれる夫を求める人が多いですよ」(伊集院さん)【4】婚活のスケジュールや進捗をきちんと共有する「結婚しろと、親からあまり言われすぎると、帰宅してもすぐに自室にこもってしまうお子さんがいます。そんな場合、母親には『3カ月、黙っていてください』とアドバイスします。すると子どものほうから寂しくなり、結婚観や自分の思いなどを語ってくれるようになるケースが多いんです」(伊集院さん)【5】親子で近くに住もうと提案する子ども1人の家庭の場合、寂しさから「結婚しても、近くに住んでほしい」とこぼしてしまうもの。「新婚生活の場合、通勤のしやすい所を選ぶ人が多いですが、孫ができれば、子どもから“実家の近くのほうが便利”と引っ越してくれたりするので、新生活に関しては、子どもの意見を尊重しましょう」(今村さん)【6】行事はきっちりと行ってきた「子どもの節句、七五三を大事にし、成人式は家族で記念写真。気づけば私の進路まで母がきちんと決めていったので、母依存型人間に育ってしまいました」(20代・女性)というように、世話焼きがすぎると独立心が阻害される。「お見合い相手を選ぶときも、いちいち『母に聞いてみます』と自分ごとと受け止められない人は、結婚が遠いです」(伊集院さん)よかれと思ってしていることが、逆効果かもしれない。自分が6つの行動をとっていないか、今一度考えてみよう。
2023年02月15日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、「自分は毒親かも」と思った方に向けてお話ししています。どんなことをしてしまうと毒親なのかを詳しく解説!子どもをしっかりした子に育てたい、勉強のできる子に育てたい。大切なわが子の将来を思うからこそ、子どもにさまざまなことを期待し、教えたくなりますよね。教えなければという思いから、ついつい子どもに対して口うるさくなってしまう親は多いものです。でも、それが“毒親”としての一歩だったとしたら……。毒親にならないために、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。 そもそも“毒親”とは?最近、ニュースなどで見かけるようになった「毒親」という言葉。毒親とは、暴言や暴力、しつけという名の過干渉をする親について使われる一方、自分の都合を優先し、子どもを放置したり、かまわない親についても使われる言葉とされています。また、親の過干渉から生じることとして、子どものキャパシティ以上に勉強をさせることを“教育虐待”とも言われるようになりました。 もしかしたらその対応は“毒親”の一歩かも暴言や暴力はもちろんしていない、ネグレクトもしていない、だから私は毒親ではない、と思っている人はもしかしたら危険かもしれません。誰でも毒親への一歩に足を踏み入れている可能性があります。お行儀よく食べさせよう、お片付けができるようにさせよう、電車の中でじっとしているように教えよう、これらはどれも当たり前に子どもに教えたいことだと思います。もちろん、お子さんがきちんと社会で過ごせるように教えたほうがいいことでもあります。けれど、子どもの成長に合わせず急ぎすぎて教えてしまうことは、毒親への第一歩を進めてしまうことにつながるかもしれません。 期待をかけすぎないようにブレーキを親としては、ついつい先回りしてお子さんにいろいろと教えこませたくなります。でも、まだまだ小さいときにお行儀などを教え過ぎることが、その後の“教育虐待”にもつながっていく恐れがあります。 根底にあるのは、こうなってほしい、こうあるべき、という子どもへの期待。しかし、小さなお子さんのキャパシティは、まだまだ小さいものです。それが本当に“今”教えたほうがいいことなのか? 子どものキャパシティを超えた親の「期待」がかかっていないか?を考えてみましょう。もし、ちょっと子どもにうるさく言い過ぎているかも……と思ったら、友人やご自身の親御さんに自分の対応が過干渉になっていないか聞いてみてください。自分の子どもに責任を持っていない、ある意味「無責任」な意見が、自身の毒親への一歩を止めてくれるブレーキになることがあります。 大切で愛するわが子のためだからこそやっていることであり、お子さんによってできる範囲も受け止め方もさまざまなため、どこからが毒親への一歩となるのかは、本当に難しいところです。うるさく言い過ぎているときに、「子どものため」という理由からであればちょっと立ち止まってみて、お子さんの気持ちが後回しになっていないか考えてみるといいかもしれません。 イラスト/マメ美 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2023年02月07日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!フードコートで子どもを放置する親フードコートで大人5人と子ども10人のグループが食事をしていました。大人と子どもに別れて、違うテーブルで食事をしていたのですが、子どもが椅子の上に立ったり、ほかのお客さんが座っているテーブルの周りを走り回ったりと大騒ぎしているにもかかわらず、親は放置。出典:lamire親たちは、気付いていないならまだしも、そんな子ども達を見て笑っていたのです。周囲のお客さんも戸惑っているのが見てとれました。すると、それをみていたうちの子どもが親たちに、「よくないと思うなぁ、そういうの」と一喝。まだ小学生だった子どもの勇気ある行動に、私もその親たちも呆気にとられていたのですが、それに気付いた店員さんが息子に加勢し、「他のお客様のご迷惑になりますので」と注意してくれて静かになりました!我が子グッジョブ!でした!(女性/主婦)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2023年01月23日アダルトチルドレン(AC)の治療法はあるの?Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンアダルトチルドレン(AC)は医学的な概念でないため確立した治療法はありません。しかし現在あらわれている症状や、社会生活上の困りごとやつらさに対しては対処できる場合があります。■症状に対する治療心身になんらかの症状があれば、医療機関でその症状に対する治療を受けられます。具体的にはトラウマに関する症状や不安、抑うつ、依存などに対する薬物療法、カウンセリング、認知行動療法などが挙げられます。■当事者会・グループミーティングなどへの参加アダルトチルドレン(AC)に悩む人の当事者会などもあります。同じ生きづらさを抱える人たちと出会い、自分の体験を話すこともつらさの軽減につながることがあります。アダルトチルドレン(AC)と家族アダルトチルドレン(AC)は親や養育者との関係性の中で傷つく体験をし、トラウマを抱えています。自分が配偶者や子どもを傷つける不安を抱えて生きていることも多いようです。このような世代間の苦しさの連鎖を断ち切るためにできることを紹介します。親が子どもを将来アダルトチルドレンにしないためにできることとして、ジャネット・G・ウォイティッツ氏は以下のことを挙げています。1. 親自身が人間として成長するよう努力する2. 子どもの話に耳を傾ける3. 子どもに嘘をつかない4. アルコール依存症について教える5. アラティーン(※)への参加を薦める6. 否認をやめる7. アルコール依存症への惨害を隠さない8. 子どもに愛情を示すのをためらわない9. 子どもに明確な限界を教える10. 子どもに自分の行動の責任をとらせる参考:ジャネット・G・ウォイティッツ『アダルト・チルドレン アルコール問題家族で育った子供たち』(金剛出版 1997/10/10)P.173~180※アラティーン:アルコール依存症者に影響されてさまざまな障害が生じている家族が回復のために参加する自助グループ参考:アラノン・アラティーン|e-ヘルスネット当事者やその家族が抱えがちな悩みを専門家に聞いてみました医療機関に行くときは何科にかかればよいのでしょうか?A:心療内科、精神科、メンタルクリニックなどがあります。かかる前に一度HPを確認したり、問い合わせをするとよいでしょう。Upload By マンガで分かる発達障害のキホンアダルトチルドレンのある親が子育てに悩んだときはどこに相談すればよいのでしょうか?A:児童であれば児童相談所に相談するのがよいかと思いますが、地域によって違いがありますので、お住まいの市区町村の子育て支援の窓口で相談できる機関をおたずねになられるのもよいでしょう。そのほか、地域の専門機関の相談に抵抗があるようでしたら、社会福祉法人子どもの虐待防止センター(CCAP)は、研修を受けた相談員による電話相談を行っているほか、ケースによっては虐待などの悩みをもつ保護者同士が自分の体験を語ることによる治療的グループケアや、ペアレンティングプログラムなどが提供されています。信頼できる専門機関とつながることで、育児ストレスを減らすことが期待できます。Upload By マンガで分かる発達障害のキホン子どもの虐待防止センター相談電話|社会福祉法人子どもの虐待防止センター(CCAP)二次的な精神疾患を引き起こさないためにはどうしたらよいでしょうか?A:一人で抱え込まないことがなにより大切です。心身になんらかの症状がある場合には医療機関でその症状に対する治療を受けたり、当事者の会などで同じ生きづらさを抱える人たちと出会うことで生きづらさの軽減につながることがあります。Upload By マンガで分かる発達障害のキホン
2022年12月18日アダルトチルドレンとは?アダルトチルドレンになる原因は?Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンアダルトチルドレン(AC)とは、子ども時代に親との関係の中で負った何らかのトラウマ(心的外傷)が現在の生きづらさや人格形成に影響していると感じている状態を指す概念ですが、医学的な診断名ではありません。1970年代にアメリカで提唱されたのはAdult Children of Alcoholics(ACoA)で、元々はアルコール依存症のある保護者のもとで育った人という意味で使われていました。現在では解釈は広がり、アルコール依存症だけでなく薬物依存症、セックス依存症、ギャンブル依存症、ワーカホリック(仕事依存)などといった依存症のある保護者や養育者の元で育つことや、機能不全家族のもとで育つことなどによるトラウマが現在の生きづらさや人格形成に影響している状態として使われるようになっています。機能不全家族とは、本来安全な場所であるはずの家族が何らかの要因でその機能を十分に果たせない状態となっていることを示します。要因には、親や養育者に依存症がある、虐待やネグレスト(育児放棄)、家族同士の不仲による対立や生活貧困、子どもに対する過剰な期待などさまざまあります。保護者が偏った考え方を持っている機能不全家族のなかでは、健全な学びの体得が難しい状況になってしまいます。親や養育者に依存症があったり、虐待などを行う機能不全家族の場合、家庭は子どもにとって「安全な場所」でない可能性があります。そして、子ども時代に受けたトラウマは強い後遺症をのこすことがあります。そういった環境で育った子どもの中には、あまりにつらい体験を認めたくないために、無意識のうちにその経験を忘れてしまったり、自分自身が傷ついていたことすら認識できないという人もいます。知らず知らずのうちにためこんだ感情が抱えきれなくなった結果、自身も依存症になってしまったり、怒りと攻撃性を爆発させ問題行動を起こす場合(行動化)があります。一方、目立った問題を起こさない人もいます。ですがそうした人も生きづらさを感じており、二次的に精神疾患を発症することがあります。アダルトチルドレンの特徴アダルトチルドレンの特徴として、概念の元となっているACoA(Adult Children of Alcoholics=アルコール依存症の親のもとで育った人)について記したジャネット・ウォイティッツは、以下のように示しています。1. ACoAは何が正常かを推測する(「これでいい」との確信が持てない)2. ACoAは物事を最初から最後までやり遂げることが困難である3. ACoAは本当のことを言った方が楽なときでも嘘をつく4. ACoAは情け容赦なく自分に批判を下す5. ACoAは楽しむことがなかなかできない6. ACoAはまじめすぎる7. ACoAは親密な関係を持つことが大変難しい8. ACoAは自分にコントロールできないと思われる変化に過剰に反応する9. ACoAは他人からの肯定や受け入れを常に求める10. ACoAは他人は自分と違うといつも考えている11. ACoAは常に責任をとりすぎるか、責任をとらなさすぎるかである12. ACoAは過剰に忠実である。無価値なものとわかっていてもこだわり続ける13. ACoAは衝動的である。他の行動が可能であると考えずに一つのことに自らを閉じこめる引用:斎藤学『アダルト・チルドレンと家族―心のなかの子どもを癒す』上記のような特徴から、社会生活などさまざまな場面での困難につながる場合もあります。しかし、このような特徴や生きづらさは、発達障害や精神疾患などを含め、別の要因でも生じる可能性もあります。上記に当てはまるからといって必ずアダルトチルドレンであるとは限りません。アダルトチルドレンとうつ病など精神疾患との関係は?アダルトチルドレンとは、状態像を示す用語で、診断のための医学用語ではありません。ですが、親や養育者との関係で何らかのトラウマを負ったことにより、精神疾患の症状が現れることがあります。二次的な精神疾患の例としては、・依存症・うつ病・不安障害・PTSD・摂食障害などが挙げられます。こうした精神疾患の症状に対して医療機関の受診や治療が必要となる場合があります。
2022年12月17日海外で暮らす妹の双葉さんとその子どもたちの暮らしぶりが気になる両親。姉の一穂さんも、妹が住む外国へいっしょに行くことになり……。 彼女の嫉妬心をあおるべく、あえて、ぴったりくっついてバイクに乗るという理由に妹らしさを感じつつ、家に到着すると……。 「子どもをお前呼び」して怒り狂う妹 甥っ子の翔くんが、うまく靴が脱げず困っていました。 「遅い!! 早くしなさい! 早く! 早く!」「お前は今、みんなに迷惑をかけている!!」 妹にきつく叱られた翔くんは泣き出してしまいました……。 強い口調で怒鳴られ、まくしたてられたら、よけいにうまくいかずにオロオロしてしまいますよね。ましてや子どもならなおさらだと思います。双葉さんのお母さんがフォローしてくれたのが救いですね。著者:マンガ家・イラストレーター あこ三国一のテキトーで面倒くさがり。絵が苦手なのになぜか絵を描いています。将来の夢は旅人。▶あこさんの連載マンガをまとめて読む!
2022年12月04日私は「子どもを持つこと自体」に漠然とした不安がありました。なぜならば、私の両親が「毒親」だったからです。自分も同じように「毒を持って子どもに接してしまうかもしれない」「私のようなつらい幼少期を過ごすのであれば、子どもは作らないほうがいいのでは?」といった考えが頭から離れませんでした。そんな私が紆余曲折ありながらも1人目を出産し、さらに2人の子どもを持つまでの過程や葛藤などをお伝えします。 転換期は20代後半の同棲経験憂うつ感に苛まれながらも、私はなんとか幼少期~思春期を過ごしてきました。そんな私の大きな転換期は20代後半のころ。今の夫となる人と結婚前提で同棲し始めたころです。 今まで生きてきた人生のなかで初めて長期に渡って親と離れて暮らせることができ、だんだんと心に落ち着きを取り戻し、「過去に親から受けてきた仕打ち」に対してやっと疑問を感じるようになってきました。いわば過去の自分は、親からマインドコントロールを受けていたと言っても過言ではないと思います。 友人たちの妊娠で心境の変化数年に渡る同棲期間を経て30歳になるころに、私は今の夫と結婚しました。しかし、結婚した1年ほどは前述した理由や背景があり、子作りする気になれませんでした。そんな私の気持ちを変化させたのが「友人たちの妊娠」です。 その友人たちとは数十年付き合っており、いろいろな過去も知っていた仲なので、「人生いろいろありながらも、皆どこか決断をして新たな道へ進んでいくのだな」ということが、友人たちの妊娠・出産を通して改めて実感しました。 過去と折り合いをつけるという決断また、友人たちのなかには不妊治療に励んでもなかなか授かれない子もいました。そんな友人を見て「授かれること自体が奇跡なんだ」「私ももう31歳になるし、女性の妊活は時間が区切られている。どこかで親のことは見切りをつけなければ」と、私の心境が友人を通して少しずつ変わっていきました。 そして、31歳のときに1人目を出産。里帰りはせず、基本的にワンオペ育児でしたが、なんとか1人目を2歳まで私の手で育てることができました。その後は1人目が2歳になったころ、2人目の妊活を始めました。 自分が毒親になることなく、気持ちに余裕を持って妊活や育児ができたのは「いざとなれば福祉の手を借りて助けを求められる」という安心感です。産後ヘルパーの活用や、産前産後要件で保育園に通うことができることなど、子育て支援情報は調べ抜きました。情報収集は育児の不安を解消し、自分を救う手立てになっています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月28日現在2人の子どもを育てているママです。義父はいつもジェントルな良識派。私たち家族にも干渉しすぎることなく、あたたかく見守ってくれる理想的なお舅さんです。でもそんな義父でも時折自分を抑えられなくなるのか、孫への想いが暴走することがあるのです。 写真館の予約は任せなさい義父にとって初孫となる娘のお宮参りを計画していたときのことです。神社でご祈祷後、両家で会食を予定していました。私は娘との初めての本格的な外出になることから、持ち物だけでなくおむつ替えの場所や授乳のタイミングに関して、事前に綿密な計画を練っていました。 ところがお宮参りの数日前になって突然義父が、「写真館の予約をしたから」と言い出したのです。お宮参り当日にスタジオで家族全員の記念撮影をしたいと主張する義父。記念にと思う義父の気持ちもわかりますが、私は娘への負担を考えてなるべく外出時間は短くしたいと考えていたので、「急に何を言い出すの!?」と内心不服でした。 ドリルと本を少し送りましたよ娘が文字を理解し始めた4歳のころ、義父から荷物が届きました。中身はドリルと絵本です。まだ娘はようやくひらがなを読めるようになった段階なのに、その先のカタカナ、文章の読み書きまでのドリルがそろっていました。事前に「ドリルと本を少し送りましたよ」と連絡はもらっていましたが「どこが少しなの!?」と突っ込みたくなるほどの量。 ありがたくは思うものの、結局のところ娘にドリルをやらせるのは私……。毎日の子育てで余裕がなかった私は、なんだか余計な仕事を押し付けられたような気がしてしまい、どっと疲れてしまいました。 通信教育を申し込んだからさらに娘が大きくなり、小学校入学が目前に迫ったころ。義父が独断で娘のために通信教育教材を申し込んだのです。さすがにこれには私も黙っていられず、夫経由で即解約を申し入れました。 義父の「孫のために何かしたい」という想いは十二分に理解しつつも、教育に関しては親である私たち夫婦が主導権を持つことを明確に示したかったからです。義父の想いを無下にした形になり心苦しくもありましたが、親として譲れない一線だったので後悔はしていません。 義父母がわが子へ干渉することを煩わしく感じてしまうこともありますが、私にとって大切なわが子は義父母にとっても大切な孫。関心を持って関わってくれることに感謝を忘れたくないと思っています。親としての譲れない一線は明確にしつつも、これからも義父母には一緒に子どもたちの成長を見守ってほしいです。 作画/やましたともこ著者:岩田美玲2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月24日