お子さんが生まれたら、まず気になるのが教育なのではないでしょうか。子供の脳の成長は、赤ちゃんのうちに決まるなどという言葉を聞くと「何かしてあげられないかな?」と思ってしまうもの。そこで今回、パピマミ編集部では、赤ちゃんのうちにできる教育についてご紹介します。早期教育ってどういうこと?どんなことをするの?「早期教育 」と聞くと、どのようなイメージがあるでしょうか?早期教育とは、まだ脳の柔らかい赤ちゃんの知的好奇心を刺激し 、吸収力や順応性の高い幼いうちに教育を開始すること 。脳の活性化を促し、優秀な人間に育てよう、という考え方に基づいたものです。一言でいえば、一般の人が習うタイミングよりも早く物事を教えることすべてが「早期教育」にあたります。赤ちゃんとお母さんが一つの部屋に集まって学ぶ幼児教室や、英会話、リトミック、楽器演奏やスイミングなど、「お勉強系 」「芸術系 」「運動系 」と多岐にわたっています。そもそも、やらせた方がいいのか、無理しない方がいいのか、迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。早期教育のメリットとは?注意点はある?早期教育によって得られる効果としては、「子供の得意分野を見つけてあげられる 」「自信がつく 」という点が挙げられます。様々な体験によって、赤ちゃんが関心を持つ発見に対して、”楽しい ”という感情の元に能力を伸ばしていくこと 。また、できることが増えていけば、成功体験を積みあげにつながり、自尊心を育てるのにも役に立つでしょう。一方、注意した方がいいのは、「結果を求めない 」「他人と比べない 」ことです。上手くできなかったり、投げ出してしまったりしても、他のお友達はできるのに、などと叱らないこと。他と比較して「どうしてできないの?」などと言ってしまっては、お子さんは委縮して自尊心を失うという結果につながりやすくなります。教育の目的をもう一度考えよう赤ちゃんのうちから教育を促す親御さんの考えとしては、「将来の選択肢を広く持てるようにしてあげたい 」という想いではないでしょうか。であれば、見るべき点は短期的な目線の「今」ではありません。長期的な未来を見据えた、「今」であるべきです。今、その子が上手くできなくても、単にタイミングが合わないだけかもしれません。あるいは、本当に興味がないのかもしれません。無理矢理やらせるよりも、お子さんが楽しく能力を伸ばせる能力 を見つけましょう。できなくても大丈夫、くらいに構えている方が、お母さんお父さんもギスギスしませんし、お子さんものびのび育っていくことでしょう。今できることは、好奇心を伸ばすこと赤ちゃんは、興味のあることを見つけたら自分から進んで吸収しにいきます。親ができるのは、その手助けに過ぎません。過度な詰め込み教育をするよりも、たくさんの良い刺激を与え「楽しい」「嬉しい」体験をさせてあげましょう。赤ちゃんのうちは、お母さんお父さんが積極的に話しかけたり、道端の草や動物に触れてみたり、五感を刺激するような体験をいっぱいさせてあげるのが良いです。穏やかな心で 、幅広い好奇心を持たせてあげること が、先の自主的な行動につながります。押し付けるのではなく、自分から「知りたい!」「やりたい!」と思えるものに出会えるようにすることが、結果的にも効果の高い教育につながる と言えるのではないでしょうか。まとめ早期教育というと、何かしら特別なことをしなくちゃ、と思われがち。しかし、変わった経験をさせることが教育ではないのです。親子で沢山コミュニケーションを取って、「楽しい」「もっと知りたい・やりたい」体験を増やしていく、そして「自分はできない」というレッテルを貼らない、これが将来の自主的な行動につながっていきます。教室や教材も必要に応じて適度に取り入れながら、成長に合った体験させることが大切です。
2018年10月18日生まれたての赤ちゃんのからだって、いろいろと不思議だらけですよね。生まれたばかりの赤ちゃんの疑問について、いろいろ調べてみました。なんで?どうして?生まれたての赤ちゃんはこうなってるよQ1.頭のてっぺんがぶよぶよと柔らかいのはなぜ?→赤ちゃんの頭は5枚の平たい骨が組み合わさっていて、産道を通るときに頭蓋骨の骨と骨を重ね合わせて、頭のサイズを小さくして産道を通ってでてきます。ぶよぶよと柔らかい部分を大泉門(だいせんもん)といいます。頭蓋骨の発達がまだ十分でないためにできるすき間で、ひし形をしているそうです。だいたい2歳過ぎには閉じるので、心配しないで。そしてあまり触りすぎないようにしましょう。Q2.手がWで足がMなわけって?→上半身、両腕を曲げたW型なのはさまざまな説があると言われています。・リラックスしてる・内臓の動きを助けるため・体温調節してる・頭が大きいからバランスをとっているなどなど。下半身の足を曲げたM型(カエルみたいな足)はとっても大事で、赤ちゃんのその後の成長や発達を阻害せず、順調に運動機能を育てる為だそうです。赤ちゃんの抱っこで危険なのは、股関節や膝関節が伸びた状態や、赤ちゃんの膝が閉じた状態のような姿勢で固定される抱っこによる、股関節脱臼。股関節脱臼とは骨盤と大腿骨をつなぐ関節(股関節)が外れた状態のことを言います。人間工学に基づいたビョルンの新シリーズoneは「国際股関節異形成協会」から、股関節に安全とのお墨付きの抱っこひも。日本人に合わせた設計で新しくデビューしたので、是非チェックしてみて!Q3.骨が柔らかいのはなぜ?→赤ちゃんの手足の細かい骨は、まだ骨化していないため、柔らかい軟骨状態。レントゲンにも映らない部分があるそう。ですから、抱っこするときは、そっと優しく抱っこしてあげましょうね。Q4.へその緒はいつとれる?→胎盤から栄養をもらっていたへその緒は、その役目を終えると出産後すぐに切られます。そして1~2週間ぐらいで自然にぽろっと取れますよ。Q5.蒙古斑はいつとれますか?→中国人や日本人など、モンゴロイド人種の赤ちゃんには背中やもも、おしりなどに蒙古斑と呼ばれる青灰色のあざがあります。成長とともに薄くなって、6~7歳ころまでには消えるそうです。見逃せない! 0~1ヶ月ごろの赤ちゃんの成長記録1ヶ月ごろの赤ちゃんは一日の大半を眠って過ごしているようでも、抱っこしてもらったり、いろんな音を聞いて、日々小さな体験を積み重ねて成長しています。目は視力0.02くらいで近くのものはぼんやり見えるように。一番焦点が合う距離は20~30㎝と言われています。耳は妊娠中から聴こえていて、羊水のなかと聞こえ方は違ってもママの声やからだの音はよーくわかっています。鼻は、生まれたときから大好きなママのにおい(おっぱい)を区別するような、特別な本能をもっているそうです。口は、教えてもらわなくても、ちゃんとおっぱいが吸えます。口の周りに乳首が触れると反射的に口を向けて吸い付くことができるんです。手はぎゅーっと握っています。手のひらにものが触れると反射的に握ろうとしますが、意図的に持てるようになるのは半年ごろです。赤ちゃんの発達やしくみがわかると、子育てももっと楽しくなりそうですね。たくさん遊ぼう♪我が家の触れ合い遊び生まれたての赤ちゃんですが、我が家ではこんな触れ合い遊びをしています。ぽ〜っとした反応や、赤ちゃんらしい表情が見られるのも今だけ!見逃さずに日々過ごしたいです。【おしゃべり】赤ちゃんが「あ~う~」と声をだしたら、「あ~う~そうなの~」「おなかすいたのかな?」「○○だよね~○○ちゃん」などなど、たくさん話しかけています。すると「う~」とちゃんとお返事してくれるんですよ。赤ちゃんもお話しが好きなんですね♡【いっちにー体操】仰向けで両足を持って「いっちにー」と優しく曲げたり、伸ばしたりして交互に動かしてあげると笑顔に。でも、兄ちゃんたちのビリビリ体験の方がお気に入り。【つんつん、とことこ、こちょこちょ、ぶーん】赤ちゃんのほっぺをつんつん。お腹をこちょこちょしたらり、ひとさし指となか指でトコトコしたり、おくるまでぶーんとするとじーっと見つめてニャーっとします。ボールでころころするのもおススメですよ。ママやパパ、家族とたくさんのスキンシップで、赤ちゃんの五感を刺激してあげましょう。
2018年05月11日赤ちゃんもコミュニケーションも苦手な娘。弟が産まれ1年たって変化が!?Upload By SAKURA広汎性発達障害のある娘(6歳)には、5歳下の弟がいます。弟が産まれたばかりの頃は、弟の泣き声も大の苦手だった娘。お世話はしてくれるけど、その関係にはどこか距離があり…接し方、関わり方が、わからないような様子も見えました。最初はどうなることかと思いましたが、今、母が何も言わなくても弟のことを気にかけるようになりました。それは、なぜか…どうやら、娘との療育のテーマにして取り組んでいたことが、ココでも役立ったようなのです。娘の中で、「弟=家族」になった!『自他との区別』の取り組みがあったから?娘は、まだ言葉の話せない弟の代わりを、自分で考えてするようになったのです。それも、私が言う前に…!Upload By SAKURAUpload By SAKURA弟のことなのに、自分のことのようにお礼を言えるようになったり…弟がしてしまったことを、自分のことのように謝ったり…娘と息子の関係は、言語・コミュニケーション能力を上げるため、主治医の先生から教えてもらった「自分の思うことと、相手の思うことは違う」という『自他との区別』の実践には、ぴったりなようでした。相手の気持ちを想像し、寄り添う、私が娘に対してやったことを、今度は娘が弟に対してやってくれています。そうやって日々弟と過ごす中で、娘は、弟が家族ということの理解ができるようになってきたようなのです。弟を思い、自分から行動できるように息子は、最近すっかりわんぱくになり、いたずらも多くなってきました。段々と主人が怒ることも増え、気の強い息子は、思い通りにならないと泣き叫びます。そんな時、娘は状況に応じて、間に入って話を逸らそうとしたり…弟が怒られている間中、背中をさすったり…怒られて一人泣く弟に「大丈夫よ」「泣かないで」と声をかけ続けます。時には、逆ギレした弟から攻撃を受けることもありますが、娘が怒ることはありません。娘はまだまだコミュニケーションに課題がある…そう思っていた私。この成長には、本当に驚かされました。元からの優しい性格から、弟を思い、さらに行動ができるようになった娘。まじめにコツコツと、『自他との区別』のトレーニングを続けてくれた。その姿を見て、娘のすごさを改めて感じました。Upload By SAKURA二人育児は時々大変だけど、きょうだいで良かった!息子を妊娠した時は、もう一人増えたら、娘の療育の時間が減ってしまうのでは?寂しい思いをさせるのでは?そんな風に思ったりもしましたが、息子の存在は、娘にいい影響を与えてくれました。今では、弟との何気ないやり取りや、予測不能な動きをする弟との日々は、娘を大きく成長させてくれると思っています。二人の育児に振り回され、ぐったりな日々ですが…娘の、弟を気にかける行動や、息子が姉に寄っていく様子を見ると、娘と息子を産んで良かった!と心からそう思えるのです。Upload By SAKURAしかし娘とは真逆の激しい性格の弟…見ていてやりすぎなことろもあるので、娘がやられすぎないように、間に入りながら、注意して見守りたいと思います(笑)
2018年01月10日「浮いている…」通じない言葉のまま一人でしゃべりつづける娘に危機感広汎性発達障害の娘は、幼稚園年中(4歳)の頃まで赤ちゃん言葉を使っていました。お友達のことは大好きで、遊ぼうと寄っていくのですが…娘の話す言葉は赤ちゃん言葉。話の構成もできず、意味をもたない言葉の羅列ばかり。もちろんお友達は理解できず、ポカーンとしてしまいます。しかし娘は、そんな様子もおかまいなし。時には、途中で友達がいなくなっても、一人でしゃべり続けることもありました。Upload By SAKURAどうやら娘は、言葉が他人に伝わらなくても、そもそも相手がいなくても気にならないようなのです。私は、いつまでも他人に通じない言葉を話し、一人浮いている娘を見ながら、この状況を、どうにかしたいと考えていました。問題は言葉の訓練よりも「自他との区別」だった?そんな私に、発達外来の主治医の先生はこう言いました。「娘さんに必要なのは『自他との区別』です。言語能力をあげることも大事ですが、『私は〇〇だけど、お友達は〇〇かもしれない。』というように、他人の気持ちを推理する力をつけることが、言語・コミュニケーション能力を上げていくことにつながっていくんです。」自他との区別、それは他人は自分とは、考えることも感じることも違う存在 であるとの理解のことです。そもそも、他人を意識しない娘。娘の課題は、「自分以外の他人を意識させ、『自分の感じることと、他人が感じることは同じではない』と教えること」「今、自分がしゃべっている言葉は、『相手に通じていないかも』と思ってもらうこと」だったのです。Upload By SAKURA「自分と相手の気持ちは違う」ことを理解してもらうトレーニング私は、主治医の先生の話を聞いて、さっそく家庭でのトレーニングをスタートさせました。目的は、娘に『自分の気持ちと、相手の気持ちが違う』と思ってもらうこと。そして、旦那に訓練の協力を頼みました。たとえば、娘がふざけて旦那に体当たりをしたとき…トレーニングのチャンス到来です!Upload By SAKURAUpload By SAKURA自分の気持ちと人の気持ちが違うことを、具体的な出来事で丁寧に伝えます。基本的な方法は、4つのステップ。1. まず、本人の気持ちを代弁します。これが気持ちの同調です。2. 相手の気持ちを想定したことを言い、指摘をします。3. そのうえで、相手に「どうだった?」と聞き気持ちを言ってもらいます。4. それから、本人に向かって「ほら、こう言っているよ!」と、他人の気持ちを意識させる橋渡しの役割を担います。繰り返すうちに、相手の気持ちを気にして行動できるようになってきた!そんなことを繰り返すうちに、娘は、何かした後に、毎回、相手の気持ちを気にかけるようになりました。そして回数を重ねるうちに、ふざける前に、考えるようになり、気付けば…「○○やってもいいですか?」と聞くようになりました。Upload By SAKURA他人に伝えたい気持ちも育ってきた家庭内でのみ行っていた、このちょっとしたトレーニングでしたが、外での娘の様子にも、少しずつ変化がありました。同時に行っていた言語訓練で、語力も少し上がり、赤ちゃん言葉が減ってきた頃…お友達に話しかけた後、「わかった?」と聞くようになったのです。自分の話を、他人に伝えたいという気持ちが芽生えたようでした。Upload By SAKURA今では、相手の様子を見て補足して説明できるように娘は、そこから少しずつ少しずつ成長を見せてくれました。小学1年生になった現在は、自分の話が、相手に伝わっていない時は、言い換えたり、説明を足したりするようになりました。人とのコミュニケーションにおいても、その人がちゃんと笑っているか、嫌じゃなかったかを、確認するようになりました。Upload By SAKURAコミュニケーションに大事なのは言葉だけじゃない。人の気持ちを考えられる子にこの『自他との区別』、コミュニケーション能力の向上が目的でしたが、元々、お友達が大好きで、優しい娘には、とても合っていたようでした。テレビを見たり、本を読んだり、人の話を聞いたりした時、その後ろ側の気持ちを考えたり、必ず相手の気持ちを思いやり、以前にも増して、心優しい子になってくれました。コミュニケーション能力を鍛えるためには言語が一番だと思っていた私。しかし主治医の先生に教えてもらった『自他との区別』が娘を変えてくれました。今の娘を見ると、「気持ちを代弁することを、続けて良かったな~」と、私は思うのです。Upload By SAKURA
2017年12月20日最近、ネットで話題になっている「ベイビーハラスメント 」という言葉。あなたはご存知ですか?事の発端は、とあるブログ記事。生後数か月の赤ちゃんを外出させることについて否定的な論調で、特に公共交通機関で泣きわめく赤ちゃんを放置することは迷惑な“ベイビーハラスメント”であると述べていたのです。この訴えに、さまざまなライフステージの人たちが反応しました。既婚や未婚、子どもの有無によって意見は大きく異なり、ちょっとした議論となっていたんですね。さて、あなたは、電車やバス、飛行機で赤ちゃんが泣き叫ぶことを、ベイビーハラスメントだと思いますか?今回は、さまざまな意見を伺ってきました。●ベイビーハラスメントだと思う派の意見まずは、泣きわめく赤ちゃんに対して「ベイビーハラスメントと感じる」人たちの意見です。特に多かったのは、忙しく働きまわるビジネスマン&ウーマンたちからの、こんなボヤキ声でした。『出張でよく新幹線や飛行機を利用しますが、近くに赤ちゃん連れがいると正直「うわぁ……」と思いますね。こっちは疲れていて、少しでも寝たいと思ってるんです。なのに、グズグズギャーギャー泣き叫ばれると、悪いけどイライラしますよ。おおっぴらには言えませんが、私の同僚たちもほとんどが同じ意見でした ね』(40代女性/未婚/経営コンサルタント)生後数か月の赤ちゃんにとって、長距離の移動は大きな負担です。長い時間乗り物に揺られていれば、お腹が空いたりオムツを替えてほしかったりして、泣き出すこともあるでしょう。そんなとき、サッと対応できるママと、放置しがちなママがいるのは事実です。すぐに泣き止ませることができなくても、席を立つことくらいはできるはず。それもせずに、「赤ちゃん連れなんだから、仕方ないでしょ」という態度でシレッとされると、イラ立ちを感じることもありますね。『気になるのは泣き声だけじゃないですよ。赤ちゃんがぐずりだしたときに、必要以上に大声でわざとらしく「シーッ!」とか「みんながいるから、ここではダメ!」とか言ってるママ。あなたの声が一番うるさいです。これも広い意味でベイビーハラスメントになるんじゃない?』(30代女性/既婚・子なし/通信業)こういう光景も、しばしば見かけますね。おそらくそのママは、自分が一生懸命静かにさせようとしているんだということを何とか周りに分かってほしいのでしょう。でも、時には「あそこのお姉さんに叱られちゃうよ」「運転手さんに怒られるから静かにしなさい!」なんて大声で言っているママさんもいます。これはちょっと、違和感がある注意の仕方ですよね。●ベイビーハラスメントだと思わない派の意見いっぽうで、「ベイビーハラスメントだと感じない」人たちも少なくありませんでした。『「泣き声が迷惑だから、子連れは電車や飛行機に乗るな」って言ってる人は、もしも自分が「泣き声が嫌な人は電車や飛行機に乗るな、マイカーか自家用ヘリを使って何とかしろ」って言われてもいいってことですかね?だって、裏を返せば同じことでしょ?』(40代男性/既婚・子あり/公務員)確かにそうですね。“公共”交通機関は、どんな人でも利用できるものであるはず。赤ちゃん連れママだけが槍玉に挙げられて、利用を制限されるなんておかしいことだといえます。結婚や子育てとはまだ縁がない若者たちからは、意外と冷静な意見が。『赤ちゃんは、どうしたって泣きますよ。それしか訴える手段がないんですから。そして、それは危険信号なんだから、耳障りにできていて当然 。でも、周りの僕たちは大人でしょ?「あ〜赤ちゃん泣いてるな〜、うるさくてイヤだけど、仕方ないからガマンしよう」で済む話じゃないんですかね?』(20代男性/未婚/介護職)数十年前、私たち自身も赤ちゃんでした。時にはうるさく泣き叫び、周りに迷惑をかけてきたでしょう。その度、周りの大人は我慢をしてくれたのです。今はその我慢のバトンが自分に回ってきている番だと考えることができれば、少しは達観できるのかもしれません。----------さて、ここまで読んで……あなたはどう思いましたか?「赤ちゃん連れの外出は迷惑なのか」についてはもう長いこと論争のネタになっています。手を変え品を変え言葉を変えて延々と意見が交わされていますが、賛否両論はなかなか交わることがなく、誰もが納得できる答えには至っていません。思い返せば私は、わが子が赤ちゃんだったころ、外出のときは常にビクビクと周りを気にしていました。電車に乗るなら、どの時間帯・どの車両にすれば迷惑にならないか。荷物はどのようにまとめたら、車内でモタつかずベビーカーを畳めるのか。荷物を抱えながら子どもを抱っこひもに移し替え、ベビーカーを畳む……という動作を練習したこともありました。それでも実際に出かける段になると周りの目が怖くて、あらゆる人に謝り続けながら電車に乗り、一日終わる頃にはヘトヘトになったものです。今回話題になっている「ベイビーハラスメント」という言葉。過去の私のような“ごく普通の、気弱なママ“たちを、より追い詰めることがないように祈るばかりです。●モデル/倉本麻貴●文/パピマミ編集部
2017年09月29日赤ちゃんの肌はデリケートなため、赤ちゃんにふさわしいスキンケアが必要です。ここでは、赤ちゃんのためのスキンケア方法について見てみましょう。赤ちゃんのスキンケアはお尻が大切おむつには、紙おむつと布おむつの2種類があります。清潔を優先したい場合は、使い捨てタイプの紙おむつ、経済的なメリットを考えるなら何度も使える布おむつの選択肢があります。赤ちゃんのお尻は、肌がデリケートなため、紙おむつと布おむつそれぞれのメリット・デメリットを考えながら使うといいでしょう。紙または布おむつは、こまめに交換することが大切です。お尻についた排泄物を洗い流すため、空のペットボトルなどで簡易シャワーを作って、ぬるま湯でやさしく便を洗い流します。ぬるま湯で濡らした脱脂綿などでやさしく押し拭き、汚れを除去した後、新たな脱脂綿で水分を押しながら拭きましょう。便の回数が多いときは、ワセリンやベビーオイルなどを使ってお尻に薄く塗りましょう。便を皮膚に付きにくくするだけでなく、おむつかぶれの予防につながります。乳児に起こる肌トラブルおむつかぶれは、お尻や肛門、性器などに炎症が起きて、その炎症が太ももあたりにまで広がる皮膚疾患です。原因は、尿と便の排泄物、おむつによる蒸れと擦れ、そしてカンジダ菌とよばれる菌の繁殖などが考えられます。尿と便が混ざり合うことで、雑菌や微生物にとって繁殖しやすい環境となり、繁殖の影響で肌に強い刺激を与えることになります。とくに、下痢の場合だと、刺激がさらに強くなるといわれています。おむつによる蒸れは、尿と便に関係なく、赤ちゃんの汗や体温などによって高温多湿状態になり、肌がふやけ、少し刺激しただけでも傷つきやすい状態になります。擦れは、おむつのギャザーによるものと考えられます。おむつのギャザーとは、おむつのウェスト部分と足のつけ根の部分がゴムのように伸び縮みし、尿や便などが外にもれないようにするための重要な役割を持っています。しかし、ギャザーが当たっている部分に擦れが生じ、それが炎症につながる可能性も考えられるでしょう。また、カンジダ菌の繁殖によって炎症が起きることもあります。他の原因によって発生したおむつかぶれと区別するため、「乳児寄生菌性紅斑(にゅうじきせいきんせいこうはん」と呼ばれています。「乳児寄生菌性紅斑」については『乳児の「おむつかぶれ」の原因とケア方法』 (で詳しく解説しています。生後3か月の赤ちゃんのケア生まれてから3か月くらい経過すると、赤ちゃんは母親の女性ホルモンの影響を受けることによって皮脂の分泌が活発になってきます。とくに皮脂の分泌量が多くなるのは、顔と頭の皮膚です。それにともなって現れやすい皮膚症状は、新生児挫創(しんせいじざそう)や頬と身体のかさつき、3か月以下だとアトピー性皮膚炎や乳児湿疹などがあげられます。新生児挫創とは、生まれてから2週間から3か月くらいになると、ニキビのように黄色やピンク色のポツポツとしたものが皮膚に現れるというものです。男の子に多く見られますが、かゆみや痛みの症状がないのが特徴です。赤ちゃん用の石けんなどを使って、患部となるところを丁寧に洗って皮脂の汚れを一掃しましょう。毎日欠かさず行えば、1〜2か月程度で消えてキレイになるでしょう。赤ちゃんのケアは、赤ちゃんの身体を清潔に保つことが第一ですが、衣服などを常に清潔に保つことも大切です。生後4か月の赤ちゃんのケア生まれてから4か月ぐらい経過すると皮脂の分泌量が減り、それにともなって肌が乾燥しやすい「乾燥肌」状態になります。赤ちゃんに対する乾燥の保湿ケアが中心となります。ケア方法は、常に清潔に保つことが第一です。普段どおりのケア方法で問題ないといえますが、ベビーローションやベビーオイルがケアの主役となるでしょう。それらを身体に塗るおすすめのタイミングは、入浴後です。入浴後にベビーオイルなどを塗ると馴染みやすく、また入浴によって潤った皮膚のカバーとなり保湿効果が高まります。乾燥しやすい部位だけを塗るのではなく、全身に塗るようにしましょう。全身の保湿ケアを行うことで、あせもやおむつかぶれの予防につながります。陽射しの強い日に外出する際は、赤ちゃん用の日焼け止めクリームなどを塗りましょう。紫外線は、夏になると量が増え、乾燥肌状態である赤ちゃんにとっては大敵です。日除け機能があるベビーカー、帽子、肌が露出しない衣類などを使って、紫外線対策を行いましょう。ケアのし過ぎには注意赤ちゃんの肌は、大人と違ってデリケートです。清潔に保つことはもちろんですが、ケアのし過ぎはかえって逆効果です。たとえば、便や尿などの排泄物がないにもかかわらず、1日何回もケアしてしまうと、皮膚の皮脂をはぎ取ってしまい、皮膚のバリア機能が低下した状態になります。そうなると、皮膚疾患になりやすい環境につながりやすいため注意しましょう。監修:馬渕知子
2017年05月03日個人差はありますが、赤ちゃんがしゃべりだすのは1歳前後だといわれています。そのころになると、いつ、どのような言葉を発してくれるか楽しみですよね。そこでママたちに、「わが子が初めて発した言葉」を聞いてみました!■定番だけど夫婦のトラブル源に!?定番はやっぱり「パパ」と「ママ」。初めての言葉に選ばれたらうれしいものですが、トラブルもあるようで…。・「ママと呼んでくれたときは、これまでの育児が報われた気がした。夫はその瞬間に立ち会えなかっただけでなく、パパでないことに落ち込んでいた」(32歳・10ヶ月のママ)・「うちの子もママだったけど、私だけでなく夫を見ても『ママ』、車を見ても『ママ』…。言葉を覚えてくれてうれしい反面、ちょっとがっかりしちゃったかも」(28歳・1歳児のママ)・「ママという言葉を聞いてよろんだのもつかの間、夫が対抗して『パパだよ~』と懸命に言葉を教えていた」(30歳・2歳児のママ)・「ママを期待していたらパパだったので、夫に八つ当たりしてしまった」(31歳・4歳児のママ)ママもパパも、自分を先に呼んでほしい! と思うのは当然かもしれません。だからこそ、ちょっとしたケンカになることもあるようですが、それもわが子への愛があふれているからこそ!?■興味のある言葉から覚えるもの?生活に密着した「擬音」系のワードも目立ちます。・「うちの子はもうすぐ2歳になるかな、というときにやっとしゃべれるようになって。そのときに発した言葉は『フーフー』。食事のときにスープなんかを冷ますときに私がこういうからだと思うけど、ただの食いしん坊なのかも…」(28歳・2歳児のママ)・「犬を飼っているからか、『ワンワン』がファーストワードに。まったく吠えない犬なのに、どこで覚えたんだろう?」(31歳・小学3年生のママ)・「うちは『ブーブー』でした。といっても、車やブタの鳴き声のような感じではなく、ブザーというか、ブーイングというか…。気に入ってるのか、しばらく大声で叫んでいたので戸惑った」(30歳・4歳児のママ)・「うちは『ニャー』。猫は飼っていないけど、猫の絵本をよく読んであげていたからかも」(37歳・小学1年生のママ)・「息子が初めて覚えたのは『パン』。母乳だけでなく離乳食もよく食べる子だから、食に関する言葉から覚えたのかな? といっても、食べるパンだけでなく、食事全般を『パン』として覚えていたみたい」(41歳・小学5年生のママ)擬音は短い上に、「音」としても子どもが覚えやすいからかもしれません。教えたつもりがなくても覚えてしまうことがあるので気をつけましょう。■なぜその言葉を覚えたのか…最後は、「なぜその言葉なの!?」と、ママたちが首をかしげてしまったエピソードをご紹介。よほど印象的だったのでしょうか?・「いきなり『きょー』と叫びだした娘。何事かと思ったけど、とくに問題はなかったみたい。しゃべれるのがうれしいのか、しばらく『きょーきょー』といっていた。会話ができるようになってから聞いてみたけど、まったく覚えていなかった」(39歳・3歳児のママ)・「『ひゃーす』と意味不明な言葉を発した娘。もしかしたら夫との会話のせいかも。『お願いしゃーす』とかふざけていたので」(31歳・2歳児のママ)・「うちは『しょえー』だった。もしかしたら『しぇー』なのかもしれないけど、どっちにしても意味がわからない」(40歳・小学4年生のママ)意味不明なワードがずらり。その真意を知りたくなりますが、じつは違う言葉を発しようとしてたものの、うまくしゃべれなかっただけかもしれませんね。たとえ謎の言葉だとしても、わが子が初めてしゃべった瞬間はかけがえのない思い出になります。その一瞬を聞き逃さないよう、一緒の時間を大切にしていきたいですね。
2017年03月25日会話は親子の大切なコミュニケーション。でも、まだ言葉を話せない赤ちゃんのうちは、「何を話しかければいいか分からない」と戸惑うママもいるかもしれません。赤ちゃんは、ママやパパとの関わりの中で豊かな言葉を育んでいきます。赤ちゃんの心と言葉を育てる関わりかたを知れば、子育てももっと楽しくなるかもしれませんよ。■お世話のときは動作に言葉を添えて授乳やおむつ替え、着替え、お風呂…と、赤ちゃんとの生活ではしなければいけないことがたくさん。まずはお世話のときに、動きに言葉を添えてみましょう。「まだ言葉にあまり反応しないのでは?」と思われがちな新生児期の赤ちゃんも、ママの言葉をしっかり聞いています。無言でお世話をするのではなく、「おむつ替えるよ」「お風呂に入ろうね」など、積極的に声かけをするようにしてみてください。■赤ちゃんの気持ちを代弁赤ちゃんが「あー」「うー」といった“喃語”(なんご)を発するようになってきたら、目をしっかりと見て「うんうん」「そうだね」と相づちを打ってあげましょう。「話を聞いているよ」という反応を示すことで、赤ちゃんもママとのコミュニケーションが楽しくなってくるはずです。また、泣いていたら「お腹がすいたんだね」「眠くなってきたね」、周りをキョロキョロ見渡していたら「何か面白いものはないかな?」など、赤ちゃんの動きから気持ちを代弁してあげて。このとき、赤ちゃんの気持ちを正しく当てなくては、とこだわらなくてもOK。言葉がけをすることで、「あなたのことを気にかけているよ」という気持ちが伝わります。■赤ちゃんの言葉や動きを真似するコミュニケーションというのは一方的でなく、双方向であるべきもの。その楽しさを伝えるのにおすすめなのが、赤ちゃんの言葉や動作を真似してみることです。たとえば、赤ちゃんが笑っていたら、ママも笑顔を返してあげて。パチパチと手を叩いたらママも拍手、何かを「できた!」と言ったら、ママも「できた!」と一緒に喜びましょう。同じ言葉や動きを返してもらうことで、赤ちゃんの中には「ママに共感してもらった」という安心感が生まれます。■赤ちゃん言葉は訂正する!?「ワンワン」「ブーブー」などの、いわゆる赤ちゃん言葉。ママの中には、「きちんと『犬』『車』と教えた方がいいの?」と迷う人もいるかもしれません。でも、赤ちゃんが「ワンワン」と言ったときに、いちいち「あれは犬だよ」と訂正していては、ママも疲れてしまいます。赤ちゃんのうちはあまりこだわりすぎず、コミュニケーションを楽しむことを優先してみてはいかがでしょうか。体の発達と同じで、赤ちゃんの言葉の早い、遅いには当然個人差があるもの。「たくさん語りかければ早くおしゃべりができるようになる」というわけではありません。でも、ママやパパとのコミュニケーションは、赤ちゃんを安心させ、心を豊かに育んでくれます。積極的に話しかけて、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。
2016年11月20日『生まれて初めて観るジブリ映画を、どえらい態度で鑑賞する11ヶ月。』という言葉とともにTwitterに投稿された赤ちゃんの写真が話題を呼んでいます!【全ての画像はこちら→】コイチの卍寺さん(@manjidera)が投稿したのは、生まれて初めてジブリ映画を鑑賞する愛娘・花笑ちゃんの姿。生後11か月の花笑ちゃんが見ているのは名作『となりのトトロ』で、これだけ聞くと何ともほほ笑ましい組み合わせですよね。しかしその鑑賞姿が予想外のもので……。----------ソファにもたれかかって、映画を鑑賞する花笑ちゃん。ここまでは、よくある日常のひとコマのように思えます。しかし、正面にまわって見てみると……どーーーん!と、この態度と表情!両手を大きく広げ、足をクロスさせてソファにもたれかかるたたずまいはプロの映画評論家顔負け!鑑賞後は「まんままんま、あんぐー」という感想を述べたということです♪彼女になら、どんなコメントをされても「その通りです……」と観念するしかありませんね。投稿された全ての画像は、関連記事の『【おもしろベビー画像】ジブリ映画を初鑑賞する赤ちゃんの貫禄ある姿にあぜん』からご覧ください♪将来どんな女の子になるのか、今から楽しみで仕方ありません!●文章/パピマミ編集部
2016年07月13日こんにちは。イラストレーターの栗生です。今年もまた暑い季節がやってきましたね。四季の移ろいが早すぎて、爽やかだった5月や6月頃の残像が見えるようです。そういえば去年の夏、赤子はどんなだったかな、何してたっけかなぁとiPadのアルバムを見返したところ、ブレブレの写真が多数。どうやらムチムチボディを躍動させて遊ぶわが子が写っているようです。去年の7月には寝返りをすっかりマスターし、四つんばいの練習に励んだり、腹ばいになって頭と両手足を浮かせてバタバタ羽ばたいていたりしたっけ…。世の中にはこのしぐさ(腹ばいで両手足をバタバタさせる)をする赤ちゃんばかりではなく、うつぶせが嫌いで泣いてしまう子もいると聞きます。長女がまさに「(腹ばいでも手足をバタバタ)しない子」だったので、下の子で初めて目にしたときは「おお、これがうわさの飛行機ブーン!」と身悶え、ひたすら写真に収めまくったのでした。1年前は立つことも座ることもできなかった赤子ですが、1歳5ヶ月の現在は歩くことに夢中です。本人は布団の上で一生懸命羽ばたいていたことなんて、きっと覚えてもいないでしょう。と思うと、なんだかこのしぐさが急に懐かしく思えてきました。またいつかどこかでお目にかかりたいものです。今日のカルタ「両手両足羽ばたかせ」
2016年07月13日どうもこんにちは、栗生です。季節の変わり目ゆえか赤子が熱を出してしまい、久しぶりに小児科を受診してきました。小児科に行けば必ずと言っていいほど赤子の泣き叫ぶ声を聞くことになるのですが、我が家の赤子は泣き声が聞こえた途端緊張した面持ちになり、まだ何もされていないのに泣いてしまうこともしばしば。そういえば、産後すぐの赤ちゃんも、ほかの赤ちゃんに共鳴するかのように泣いていた気がします。私が出産した産院では、食事のときはダイニングルームに移動するのですが、そのとき赤子も一緒にベッドに乗せて移動します。ママたちが食事をしている間、壁際にずらりと並んだ新生児たち。そのうち1人が泣き出すと、ほかの子もザワ…ザワ…となり、つられ泣き。最初は「誰かな~」「うちかな~」「新生児の泣き声似てるね~」などと談笑しているのですが、泣きが本格的になってくると、お母さんがたは食事もそこそこに赤子のベッドを押して去っていくのでした。また、上の子が生まれて半年ほど経った頃、赤ちゃんがいる知り合いのお宅にお邪魔したときのこと。赤ちゃんはそれぞれ床に転がったり抱っこされたりして、おとなしくしていたのですが、一緒に写真を撮りましょー!と隣同士に並ばされた途端、片方がヘアー!と大泣き。それを見たもう片方もなんだかわからんがホゲアー!と泣き始め、大人たちはアラアラマアマアと言いながら各自赤子をあやしたのでした。赤ちゃんの泣きの連鎖、面白いですね。今日のカルタ「もらい泣き つられ泣き」
2016年06月08日こんにちは、イラストレーターの栗生です。何だかあっという間に連休ですね。連休ですが、幼児2人とずっと一緒だと思うと「むしろ連勤だな~」という気持ちになります。体力がゼロにならないよう策を練らないと…。さて、今回の赤ちゃんカルタは「へ」です。赤ちゃんと暮らした経験がある方は聞いたことがあるかもしれません。赤子が漏らす、音とも何ともつかない「へ~」という声を…。実際何割ほどの赤ちゃんがそんな声を出すのかわかりませんが、去年出産を終えた私は、たしかに新生児が「へ~」という音をさせていたのを聞きました。意図していないのにうっかり口から漏れちゃった、みたいな風情と、天上の音曲であるかのような今まで聞いたことのない音色。新生児のたまらん萌えポイントとしてイラストにも描いていたのに、どんな音だったのか、どういう声だったのか、今となってはまったく思い出せないのです。そういえば上の子が産まれたときはどうだったっけ…と記憶をたどってみましたが、「へ~」という声を聞いたかどうかすら思い出せないという…。1年前の私よ、そんなにかわいかったのなら録音しておくべきだったよ! 時が経ってからいつでも思い出せるなんてことなかったよ!今日のカルタ「へ~って言う」
2016年04月27日こんにちは、栗生です。保育園の慣らし保育が終わり、「ようやく仕事ができる~」と思ったのもつかの間、1歳児が熱を出して3日間お休みとなりました。集団生活1年目あるあるですね…(遠い目)。さて、今回の赤ちゃんカルタは「ふ」。寒さの厳しい冬場、手足の先までモッコモコのジャンプスーツを着ている赤ちゃんを見かけることが多くなった気がします(暖かい地域ではそうでもないかもしれません)。このジャンプスーツ姿の赤子の着ぐるみっぽさがたまらなくて、街で赤ちゃんを見かけるたびに、ついつい目で追ってしまうのです。さらに言うと、前向きタイプの抱っこ紐にモコモコ赤子をインした親御さんがこっちに歩いてくるとき。あれ、どうしても目がそらせなくて5秒間ほど見つめてしまうことがあります。見知らぬファミリーをガン見するとは大変失礼なことと存じ上げているのですが、モッコモコのかわいい赤ちゃんを、見るなと言うほうが無理なのです。ところで、防寒着以上に強力なぬいぐるみ感を放っているのがベビー向けの仮装用衣装。去年のハロウィンはなんとなくスルーしてしまいましたが、後からテンション高めの衣装を着せられた赤ちゃんの画像を検索しては身悶えている始末です。親のエゴと言われようともかわいいものはかわいいのです。今年は何か着せてみようかな…。今日のカルタ「冬はぬいぐるみ化する」
2016年04月20日こんにちは、イラストレーターの栗生です。だんだん暖かくなってきて、日中の外出が楽しい季節になってきましたね(スギ林方面から飛んでくる黄色い粉さえなければ、もっと楽しいのですが…)。わが家の赤子は外で過ごすのが好きらしく、保育園のお散歩で公園に行くと、ハイハイで芝生の上を走り回るそうです。広い公園は気持ちがいいものですが、赤ちゃんが好きなのはどちらかというと狭い場所だったりします。家の中でも、30cm四方のおもちゃ箱からおもちゃを投げ出して自分がきっちり収まっていたり、カーテンの陰に隠れたり、家具の隙間に入り込んで棚の中身をぶちまけたりしている姿がよく目撃されています。移動の際も、以前は(なぜだか)ベビーゲートと壁の隙間を通ろうとして挟まり、泣いているということがあったのですが、最近は熟練の域に達した高這い(タカバイ。お尻を高く上げて這うこと)で、椅子の足を華麗に避けつつテーブルの下を移動し、意外な場所から出てきては目的地まで一直線。一家でもっとも無駄のない動線を描けるのは、おそらく赤子でありましょう。今日のカルタ「抜け道を見つけた」
2016年03月09日こんにちは、イラストレーターの栗生です。2月も半ばを過ぎ、寒さの中にもそこはかとなく春の気配が感じられるようになってきました。私は寒がりなのでタイツに靴下とレッグウォーマーをオンした防寒スタイルで過ごしていますが、赤子のほうは移動中に靴下が神隠しにあう事件があまりに多いので、少しの距離であれば裸足のまま移動しています。そんな時に思い出すのが、知人が遭遇した「赤ちゃん、足が冷えてるわよ〜。かわいそう〜」と通りすがりにアドバイスしてくれる見知らぬ人のこと。そういえば赤ちゃんを連れていると、1人のときよりも断然話しかけられる回数が多い気がします。たとえば、抱っこ紐で長女を抱っこしてスーパーで買い物中、「それ(抱っこ紐)、最近みんなしてるけど大丈夫なの? おんぶのほうがいいんじゃない?」と、突然年配の女性(もちろん初対面)に心配されるというケース。話しかけてきたご本人としてはきっと以前から気になることだったのでしょうが、突然のことに私も面食らって、「まぁ、大丈夫だと思います…」としか言えず微妙な空気になったことがありました。もちろん疑問や心配だけでなく、「かわいい~」「何ヵ月?」などと言ってもらえることもたくさんあります。声をかけられるとなんだかんだで自分(と子ども)がこの地域で暮らしているんだなぁと強く感じます。今日のカルタ「通りすがりの人に話しかけられる」
2016年02月17日周囲がイラッとくるカップルの言動についてのアンケートでは「赤ちゃん言葉やニャンニャン言葉で話す」というのが上位に挙がっているそうです。まぁ、公衆の面前で堂々とやられたら「このバカップルめが!」と言いたくなってしまいますが、おうちで二人っきりの時なら全然オッケーだと思うんです。むしろ絆も深まるのでは?と。同様に、二人にしかわからない言葉っていうのもありますよね。実際、カップルの仲をより深めるには、こうした二人にしかわからない合言葉的なものを共有するのがいい、と数々の恋愛サイトでも紹介されていますし、仲良しの証拠というか、二人だけの秘密の暗号的な要素って、とても愛おしく思えるもの。そこで20~30代のカップルに、「二人の間でしか通じない言葉・用語はありますか?」という質問をぶつけてみました。すると、年齢に関わらず意外と出てきましたよ!■甘えたいときは…『赤ちゃん言葉で甘えることを、二人の間では「妖怪バブー」と言います。ソファーに座ってテレビを見ていると、彼がひざにすりよってきて彼:「妖怪バブー参上!甘えたいバブー」私:「あっ、私が先にバブーになりたかったのに!」冷静に考えるとアホみたいですね…。』(30代・女性)うわぁ、ごちそうさま!でも、外ではキリッとしている男女が家では妖怪バブーに変身しちゃうの、なんだかほほえましいです。■スキンシップは暗号で!『手をつなごう=ぎゅっしようマッサージして=めんめんしてエッチしよう=コラボしようって言ってます。』(20代・男性)上の二つは幼児語から派生している感じですが、「コラボしよう」ってかっこいい!■もはや日本語の問題?『“二人の言葉”というよりは、“彼用語”なのですが…私の彼は生粋の日本人なのに、日本語を間違って覚えています。カリフラワーのことをカモフラージュと言うし、ふくらはぎのことはふとももと言います。ふともものことは、ももと言うのだそうです。テレビのリモコンのことはチャンネル、チャンネルのことは番組…。最初は全く話が通じず、理解するまで苦労しました。間違いを指摘すると怒り、直す気もなさそうです。先日、初めて彼の実家にお邪魔しましたが、彼ママも同じように言っていたので、彼の家独自の言葉だったのかもしれません。だいぶ理解できるようになりましたが、ややこしい…たまにイラッとします。』(20代・女性)彼女と家族にしか理解できない言葉…それはそれで厄介なことになっている気もしますが、そんな彼にちゃんと向き合っている彼女、尊敬します!■方言を間違えて覚えた結果『私の田舎の方言で、「○○するでしょう?」と確認するとき「○○するれ?」と言うのですが、それを間違えて覚えた彼は「リモコンどこれ?」「昼ごはん、何食べるれ?」と疑問形には全て「れ」をつけるように…最初は訂正していましたが、今ではすっかり二人の間で「れ?」が定着しています。』(20代・女性)自分が生まれ育った地域以外の方言って、新鮮でかわいく思えちゃうんですよね。それを間違えて覚えた結果“二人用語”になるって、ほのぼのしちゃいます。■恥ずかしい勘違い!でも恋人なら許せる『まだ10代の頃ですが、厚生年金を「あつせいねんきん」と読んだ彼女。一瞬引きましたが、間違いを指摘すると自分で大爆笑!それ以来、二人の間では「あつせいねんきん」と読むのが普通になりました。普段から年金の会話をしているわけではないですが。』(20代・男性)『彼氏がラーメン屋さんで、スープをすくう「レンゲ」のことをなぜか「スミレ」 と呼んだ。それ以来、二人の中で「レンゲ」は「スミレ」に。』(20代・女性)単なる勘違いも、二人の定番のネタになってしまうと絆につながっていくのかも?こうした“二人用語”が時を経て、「我が家でしか通じない言葉」に発展すると思うと…なおさら愛おしく思えてきちゃいますね。みなさんのお宅ではありませんでしたか?テレビのリモコンが「ピコピコ」だったり、電子レンジの呼び名が「チン」だったり。その中の一つや二つ、実は若かりし頃のご両親の“二人用語”だったかもしれませんね。(文=石村佐和子)
2013年11月21日世の中には、友人の前で普通に振る舞っていても、恋人の前になると「○○でちゅ~」などと、赤ちゃん言葉を使って甘える男性がいます。仲むつまじくほほ笑ましい限りですが、実際の当人たちはどう思っているのでしょうか。マイナビニュース会員にアンケートし、彼氏が赤ちゃん言葉を使っている女性の意見と、男性の言い分を聞きました。調査期間:2012/7/27~2012/8/1アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件(ウェブログイン式)まずは、赤ちゃん言葉を使っている男性の割合から見ていきましょう。・彼氏が赤ちゃん言葉を使っている女性……7.8%・赤ちゃん言葉を使っている男性……3.9%男性からの申告が少ないのが気になるところですが、少数派ながら赤ちゃん言葉を使う男性は確実にいるようです。それでは、早速、それぞれの意見を紹介していきましょう。【女性からの声】・「若いうちはいいけど正直そろそろやめてほしい」(24歳)・「普段はオラオラ系なのに、私の前ではふにゃふにゃ甘えてくるのでかわいい(笑)」(24歳)・「自分もたまに使うので、別に気にならない」(23歳)・「甘えてくるときに赤ちゃん言葉になることが多いのでかわいいと思うこともあれば、ウザったいと思うこともある」(28歳)・「正直、気持ち悪いのでやめてほしい」(32歳)・「特に何も思わない。受け入れる」(23歳)・「自分だけに素を見せてくれているのでうれしい」(32歳)・「あんまりいい気はしません。表情には出しませんが、引いているときが多いです。まぁ、嫌がるほどのことでもないので、注意するようなことはありませんが……」(27歳)・「好きな人なので、すごくかわいいと思います。母性本能をくすぐられる」(27歳)・「赤ちゃんというか、『○○なのぉ』というような、甘えた声で幼児言葉を話してくるときがある」(26歳)・「自分が赤ん坊扱いされているような感じがして気に食わない」(22歳)・「ぞわぞわする。そして即刻別れたくなる」(32歳)否定派と肯定派が入り乱れるかたちになったものの、ケース・バイ・ケースでかわいいと思ったり、ウザいと思ったりする女性も多くいるようでした。「赤ちゃん言葉派」の男性としては、温かく見守っていてほしいところでしょうが、「なんか言いたいんだなと感じ取るようにしている」(50歳)という大人の意見も。【男性の言い分】・「甘えたいから。最近使ってない気がしますが……」(29歳)・「頼みにくいことを頼むときに、それを和らげるために使っています」(53歳)・「疲れているから」(29歳)・「ふざけて相手をばかにするときに使いたいから」(28歳)・「なんとなく口に出してしまうときがあります」(38歳)・「甘えたいし、彼女にだけそういう姿を見せられるから」(30歳)・「自分の子どもが使っているのにかぶせて、冗談として使っています」(38歳)・「女性に母性を感じるから」(28歳)・「かわいくて気に入っている」(24歳)やはり、男性だって時には甘えたいのが本音のよう。「なんとなく口に出してしまう」のも、気を許した彼女の前だからでしよう。しかし、「かわいくて気に入っている」とは、なんという甘え上手!一部の女性からは否定的な意見が出ましたが、ようは本人たちが幸せならそれで良いということ。他人がとやかく口を出す問題ではないのかもしれません。でも、あまり使い過ぎると女性たちの反応が冷ややかになる恐れがあるので、ここ一番の甘え時のために取っておくのが、得策なのかも!?(宮崎智之/プレスラボ)
2012年10月01日赤ちゃんが言葉を覚えるための知育アプリ「Baby Talk(ベビートーク)」がAndroid Marketにて無料で提供を開始した。子供が1歳になる頃には、ママが近づくと笑ったり、知らない人に抱っこされると泣いたりすることを覚え、親であれば「今、ママって言った!」など誰しも耳の錯覚を経験するのではないだろうか…。子供によって成長速度は異なるが、同じ時期に生まれたママ友からは、「うちの子はもう話す」とか、「もう歩いた」など、嫌でも親は赤ちゃんの言葉の覚え具合を気にしてしまうもの。そんなママやパパに是非このアプリを試してもらいたい。機能はシンプルで赤ちゃんが好きな絵(アイコン)をタッチすると、絵そのものの名前が音声で出る(象のアイコンをクリックすると「ぞう!」という音声が出る)。赤ちゃんが繰り返しそのボタンをタッチすることで、自然と単語を覚えるというもの。また、カメラ機能と録音機能がついており、実際の写真をアイコンにしたり、パパやママの声を録音することもできる。例えば、実際のママの写真をアイコンにし、そこにママの声で「ママ!」と録音すれば、おのずと赤ちゃんは「ママ」を覚えやすい仕組みになってる。基本で設定されたアイコンは18個。それ以外にも最大36個までアイコンを増やすことが可能。身の回りで赤ちゃんに覚えてもらいたい“人”や“モノ”のアイコンを作ることで、赤ちゃんの言語発達を助けてくれる。日本語だけでなく、英語や中国語に切り替えることもできるので、早いうちからの第二外国語教育を始めたいと考えるママには嬉しいアプリだ。プレスリリース提供元: @Press
2012年03月08日