こんにちは、保育士の中田馨です。ぽかぽかと気持ちいい季節になってきました。桜の開花が今年は例年よりも早そう!ということで、何だか気持ちもウキウキします。今回は、春に楽しめる遊びを紹介します。 菜の花づくり【製作遊び】まずは、100円均一ショップで手に入る材料で、制作遊びを楽しんでみましょう。 <材料>⚫︎コップ・・・2つ⚫︎黄色のお花紙・・・8枚⚫︎制作用のり・・・適量⚫︎緑色の画用紙又は折り紙・・・1枚(折り紙なら2~3枚) <作り方>【1】紙コップを縦半分に切る。お花紙はちぎってグチャっと握りつぶす。【2】紙コップにのりをつけ、1のお花紙を貼り付ける。 発達によってできることが変わってきます。例えば1歳になりたての子は、お花紙をちぎるのは大人でグチャッとするのは子ども。紙コップにのりを付けるのは大人でお花紙を張るのは子ども。というように、全ての行程で大人が手を添えつつ一緒に作ります。 2歳ごろの子どもなら、大人が手を添えつつ全て子どもができるようになってきます。3歳ごろの子どもなら、大人が説明するとすべてを自分でしようとするでしょう。 お子さんの発達を見つつできることをさせてあげましょう。菜の花ができたら、大人が茎とはっぱを作って出来上がりです。 ちょうちょが飛んだ【製作遊び】 こちらも、簡単にできる制作遊びです。 <材料・必要なもの>⚫︎A4用紙(広告でもOK)⚫︎ホッチキス <作り方>【1】紙を細長く切る(2本)。先を4㎝残してホッチキスで止める。【2】1を重ねて真ん中をホッチキスで止める。【3】円の真ん中を内側に織り込んでホッチキスを止めちょうちょの羽のようにする。 これを軽く投げるとちょうちょのようにひらひらと飛びます。紙を切る前に子どもに色塗りやシールを貼ってもらっておけば、色鮮やかなちょうちょが作れます。ホッチキスを止めた部分は、危なくないようにテープを貼っておくといいですね。 0歳児にはママが作ってあげて、ひらひら飛ばしてみましょう。1歳以降は絵をかいて(シールを貼って)から、完成品をじぶんでポイっと投げられる子もいるでしょう。大きいちょうちょや小さなちょうちょなど、いろいろ作って親子でちょうちょ遊びを楽しんでみてください。 アリさん探し先日、公園へ行って春を見つけました。そう、アリさんが活動を始めたのです! 冬の間は、虫を見つけることがなかなかなかったんですが、温かくなるとたくさんの虫を見つけることができますね。この日も、アリを1番に見つけたのは子ども。「アリだ!」と言って、アリの行列を興味深げに観察していました。 ママの中には「虫は苦手」と言う方もいらっしゃると思います。苦手なものを「子どもが好きなんだから、好きになりなさい」なんてことは言いません。だって、苦手なんですもの。でも、子どもがアリに興味を持っている場合は、「アリはやめてー!」とは言わず「アリを見つけたんだね」と声かけしてあげてください。 アリを一緒に触ることはできなくても、アリを見つけたうれしさをママが共感してくれるだけで、子どもの心は満たされます。アリを見つけたお散歩の帰り道には「あんまりいそいでゴッツンこ~」とおつかいありさんを歌いながら帰ってもいいですね。 歌遊び春の歌を歌って遊ぶのも楽しいですね。春の歌の定番を3つご紹介します。 ちょうちょちょうちょちょうちょなのはにとまれ~。ちょうちょを見つけたら指さしながら歌ってみましょう。 おはながわらったおはながわらったおはながわらった~。もしかすると、保育現場では有名だけれど、ママさんたちは知らない歌かもしれません。この歌、おはながわらったという言葉が何度も繰り返されゆっくりとしたテンポの歌なので、子どもたちが覚えやすいんです。 チューリップさいたさいたチューリップのはなが~。春のお花と言えば、チューリップが代表ですね。赤、白、黄色と色がそろったチューリップがあればなお素敵です。お散歩の際に、春にしか見ることのできない花を歌とともに、子どもと一緒に楽しんでください! 歌は、まだ子どもが歌える月齢でなくても、鼻歌で構いませんので歌ってあげてください。ママが楽しそうに歌う様子を見て、子どもは体を揺らしてリズムを取ってみたり、心地よい気分になりますよ。 春のウキウキした気持ちを子どもと一緒に、共感しながら楽しめる遊びを4つ紹介しました。普段の遊びの中に、ぜひ取り入れてみてくださいね。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがあります。赤ちゃんに渡さないでください。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年03月29日こんにちは、保育士の中田馨です。2月に入りまだまだ寒い日が続きますね。今年は新型コロナウイルスもあるので、なかなか外出しにくい日々だと思います。そうなると、元気いっぱいの子どもたちのパワーが、家の中だけではあり余ってしまう感じがしませんか? 今回は、寒い冬におすすめの室内でできる遊びを紹介します。 <投げる遊び>「物を握って、つかんで、手から放して投げる」。大人は当たり前のようにできているこの行動、実は子どもの発達から見るとすごいことなんです。腕を動かして、物を手から放して、投げる先を予測するということを同時にしているのですから。 例えば、おもちゃを投げるようなママにとって困った行動が見られたときは「投げる遊び」をスタートする絶好のチャンスです。「投げたいんだね。これは投げてもOKだよ!」とボールを渡します。ボールがない場合は新聞紙などの紙を丸めたものでも構いません。ここから具体的な<投げる遊び>おすすめ4つをご紹介します。 セルフボール投げ遊びお座りとハイハイができたら遊べます。ボールをポーンと自分で投げて、ハイハイして追いかけて、またポーンと投げてハイハイして追いかけてを繰り返します。ママはそばで「じょうずに投げられたね!」や「あっちにとんだよ!」とボールを指さして声掛けしてみましょう。 コロコロキャッチボール子どもと向かい合って座り(年齢によっては立つ)、コロコロとボールを転がし合って遊びます。ママはやさしくコロコロさせますが、子どもは投げてかまいません。 段ボール玉入れ適度な大きさの段ボールを用意して、ボールを投げ入れます。段ボールは壁に沿わせておくと投げ入れやすいです。1歳ころは箱まで歩いて行ってポトンと落としていたのが、2歳ころになると段ボールをめがけて投げ入れることができるようになります。少しずつ投げ入れる距離を延ばすチャレンジも楽しいですね。ペットボトルボーリングペットボトルをいくつか床に置き、少し大きめのボールを転がして倒します。軽ければ倒しやすいですし、水を1/4ほど入れると倒れにくくなるので難易度が上がります。 ※ペットボトルのフタは誤飲する恐れがあります。フタが開かないようテープなどでしっかりととめてください。 <切る遊び>大人がはさみを使っているのを見て、自分も使いたがる子もいるでしょう。例えば、洗濯ばさみで挟んだり、トングを使って物をつかめるようになったら、そろそろはさみデビューしてもいい時期。はさみは子どもの手にあったものを用意します。年齢の目安は2歳以降です。 チョッキン切り遊び用意するものは、長細く切った紙。紙の幅は1.5~2cmくらいにして、子どもがはさみをチョッキンとすれば1回で切れる幅にするのがポイントです。画用紙くらいの厚さがある方が切りやすいでしょう。間隔を少し開けて鉛筆で線を引いて切る目安を書くと子どもは切りやすくなります。 チョッキンチョッキン切り遊びチョッキン切り遊びを何度もして、はさみを使い慣れたら、細長く切った紙の幅を3cmくらいに広げてみましょう。はさみを2回チョッキンチョッキンしないと切れないくらいの幅です。 はさみの使い方がじょうずになって来ると今度は、丸に切ってみたり、自分の好きな形に切れるようになってきます。 <貼る遊び>子どもって、貼る遊びが好きですよね。気づいたら壁にシールが貼られていた! なんて経験をしたことがあるママも多いのではないでしょうか。くっつけることが楽しかったり、のりの感触がおもしろかったりするのでしょうね。 シール貼り遊び丸いシールを用意します。紙に鉛筆でシールの大きさの丸を書きます。子どもはその丸に合わせてシールを貼っていきます。 のりでぺったん遊びスティックのりではなく、でんぷんのりを用意します。紙を直径3cmくらいに丸く切ります。子どもはその紙にのりを付けて別の紙に貼ります。指で塗ってもかまいませんし、筆を使って塗るととさらに面白さが増します。 <ジャンプ遊び>子どもはジャンプするのが大好きですね。いつもピョンピョンと楽しそうに体を弾ませています。片足だけぴょんと持ち上げて「あれ、今のジャンプかな?」なんて様子も見られるでしょう。ジャンプ遊びは0歳からも取り入れられますので、普段のふれあいの中で遊んでみてください。 ママのおひざでジャンプママは正座をして子どもの両脇を持ち、子どもをひざに立たせます。「ジャーンプ」と言って少し上に持ち上げておろすを繰り返します。子どもによっては自分で屈伸してジャンプをする子もいます。 小さな段差からジャンプ自分で歩けるようになったら、小さな段差からジャンプして遊んでみましょう。例えは踏み台のようなものでも構いません。ジャンプ遊びをするときは、必ずママが手を支えて見守ります。遊び終わったら、使った踏み台は子どもが触れないところに片づけましょう。 にょろにょろジャンプ2歳ころから遊べます。縄跳びなどの縄を用意しましょう。縄の片方はベビーサークルなどにくくり付けます。もう片方はママが持ち、床すれすれのところをヘビのように、にょろにょろさせて動かします。子どもはその上をジャンプします。 おうちの中でも子どもと楽しく遊べる方法はたくさんあります。体や手指を使った遊びを取り入れながら、寒い冬を楽しく過ごしてくださいね。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがありま す。赤ちゃんに渡さないでください。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年02月06日こんにちは、保育士の中田馨です。前回、お部屋でできる冬の遊びを紹介しましたが、今回は、冬だからこそ遊べる外遊びを紹介します! 自然物採集遊び落ち葉や木の実、木の枝を探してみましょう。公園や神社に行ってももちろんありますが、道にある街路樹にもいろいろな自然物が落ちています。 例えば、葉っぱの場合、まず色に注目してみましょう。緑や黄色や赤の色鮮やかな葉っぱもあれば、茶色の葉っぱもあるので、葉っぱによって色が違うことを知ることができます。また、葉っぱの形や大きさにも注目してみましょう。いわゆる、よくある葉っぱの形もあれば、手のような形の葉っぱもあります。爪くらい小さい葉っぱもあれば、子どもの顔くらい大きい葉っぱもあるかもしれません。大きい葉っぱを見つけたら目と鼻、口の位置に穴をあけてお面を作って遊んでも楽しいですね。 公園アスレチック遊び寒い冬の公園遊びは、遊んでいる子どもは体を動かしているので気にならないかもしれませんが、待っているママは寒いもの。だからママも体を動かして遊んでみましょう。 体を動かす遊びは、ボール遊びや追いかけっこなどいろいろありますが、今回紹介するのは「公園アスレチック遊び」です。遊び方は、公園内の上り坂、下り坂、くねくね道、段差、遊具を使い、あらゆるところをアスレチックに見立てて走り回るのです。まずはママが先頭で走って、遊び方が分かったら子どもが先頭に立ち、子どもの行きたいコースに行きます。走り回れば、寒かった体もポカポカ。おなかもすいて一石二鳥です! 注意することは、入ってはいけない場所には入らないこと。遊んでいる他のお友だちの邪魔にならないようにすることです。 みんなで徒競走冬だからこそ、シンプルに「走る」遊びです。ただ走るのではなく、少しメリハリをつけ徒競走のように走るのです。直線のコースに、スタートとゴールに線を引き「よういドン!」で走ります。合図に合わせて走れるということは、イメージに合わせて体をコントロールするのがじょうずになってきたということです。 はじめは「ようい」で飛び出してしまったり、だいぶたってからスタートしたりすることもあるでしょうが、それももちろんOK。何度も経験するうちに、合図に合わせて体を反応させることができるようになります。慣れてきたら、「ようい」と「ドン」のタイミングを長くしたり短くしたりすると盛り上がりますよ! 子どもが2~3人くらい揃えば、にぎやかにかけっこすることができます。お友だちを誘って、みんなで繰り返し遊んでみましょう! 雪・霜あそび冬の朝はキーンと空気は寒いですが、こんなときほど普段発見できないめずしいものがあると、子どもはワクワクします。雪が降れば雪だるまを作ったり、雪合戦してみたり。やわらかい雪の上に寝転んで自分の体の形をつけてみたりもできるでしょう。 雪があまり降らない地域でも、葉っぱや車の窓ガラスに霜が降り、雪の結晶のようになっていることもあります。地域によっては、太陽が昇って温かい日差しが出てくるころには、どれもなくなってしまうものなので、朝起きて見つけたら、子どもを誘って遊んでみましょう。 外遊びをしていると、熱中しすぎて意外にも時間が過ぎてしまうこともあります。走り回ると汗もかきますし、とくに午後からは気温が急に下がるので、早めに切り上げることも大切です。親子で冬にしか出会えない自然の遊びを思い切り楽しんでくださいね。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがありま す。赤ちゃんに渡さないでください。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年12月23日2018年2月生まれの男の子を育児中のみーすけです。 外出時はベビーカー派。お散歩で同じぐらいの赤ちゃんを見ると、ついつい妄想しちゃんです。 ホント赤ちゃんって何考えてるんだろう??? スーパーや薬局で買い物することが多ので、ベビーカー使っています。 私も乗りたいわ、ベビーカー。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 絵日記ブロガー みーすけ2018年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。日常をマンガにしてブログを更新中! ネットで子育て情報を検索するのが趣味。最近の悩みは赤ちゃんのおもちゃを買いすぎてしまうこと。
2020年12月23日わが家にママ友が集まったときのことです。1人の赤ちゃんがリビングで嘔吐してしまいました。私はとっさに正しい判断ができず、大変なことになってしまいました。 部屋の床も服も吐瀉物まみれに…その日は2人のママ友が遊びに来てくれて、子どもたちをリビングで遊ばせながら、私たちはお茶をしていました。しばらくしたとき、ママ友Aが抱っこしていた生後10カ月の赤ちゃんが突然嘔吐。ママ友Aの服も床も吐瀉物で汚れてしまい、みんな大慌て! ママ友Aが、赤ちゃんの嘔吐は「車酔いしたせいかも」と説明したので、「そんなこともあるよね」と話しながら私は吐瀉物を拭いて、ママ友Aと赤ちゃんの汚れた服を洗い、帰りまでに乾くように浴室に干して乾燥をかけました。 赤ちゃんは吐いたらラクになったのか、それからは嘔吐もせず、おとなしくママに抱っこされていました。なので、これで一件落着と思っていたのですが……。本当に大変なのはそれからだったのです。 赤ちゃんが感染性胃腸炎だったと判明!翌日のこと。ママ友Aから連絡がきました。「○○(赤ちゃん)が胃腸炎だった」と……。家に帰ってからも嘔吐を繰り返し、熱も出てきたので病院に行ったら、感染性胃腸炎と診断されたとのこと。ママ友Aは「みんなのいる前で吐いてしまったから、うつっていたらごめんなさい」と謝っていましたが、赤ちゃんの嘔吐は予測できるものでもなく仕方のないことです。 それ自体を責めるつもりはまったくありませんでしたが、私は自分の対応を思い返して真っ青になっていました。 そして予想通り、私と息子、その場にいなかった夫までもが胃腸炎にかかり、一家でダウンすることになってしまったのです。 万が一のことも考えて慎重に対処を私たち家族が感染してしまったのは、間違いなく私の責任です。私の対処が間違っていたと思うのは、「床の吐瀉物を拭き取るだけで消毒しなかったこと」「吐瀉物がついて洗った服を浴室に干したこと」です。また、菌がついた手でドアノブなどを触り、新たな感染経路となった可能性も。 もちろん胃腸炎で嘔吐したら慎重に処理しなければいけないことは知っていました。だけど、そのときは「車酔い」だという言葉を信じ込み、「それなら消毒までは必要ないな」と勝手に判断してしまったのです。対応を誤ってしまったことを猛反省しました。 嘔吐しやすい赤ちゃんや子どももいるので、吐いたからといって胃腸炎ではないことも多いと思います。でも、その場では嘔吐の原因まではわからないもの。赤ちゃんや子どもが突然吐いてしまったときは、万が一のことも考えて、慎重に対処すべきだと身にしみました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2020年11月28日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、100均で買える赤ちゃんの遊び道具について教えてくれました。プラスチックチェーン、コロコロ、洗濯バサミなど遊び方も詳しく解説! 赤ちゃんや小さな子どもは高価なおもちゃよりも家にある物をおもちゃがわりにして遊ぶことがあります。代表的なものが、ペットボトルやビニール袋などでしょう。今回は、100均で買える赤ちゃんの遊び道具を紹介します。 触るだけで楽しい! 〜プラスチックのチェーン〜 何気ないこのプラスチックチェーン、実はとても優れものです。赤ちゃんのうちは、手に持つだけでも手触りや音が楽しいみたい。箱や筒の容器などに入れて、シャカシャカと振って音が鳴るのを楽しむこともできます。お出かけ先でも、もたせておくだけで熱中して過ごしてくれることもありました。 1歳過ぎになっても、お皿やコップに入れて食材の代わりに見立てて、おままごとをすることもあります。色もたくさんあるので、お野菜にみたてて何色かあってもいいかもしれませんね。 ママと一緒にお掃除遊び! 〜コロコロ〜 カーペットなどを掃除するコロコロ。ママがやっているのをみると、「一緒にやりたい!」となりますが、大きいものだとやりづらかったり、粘着テープのところをいたずらされてしまったりします。 洋服用や小さいタイプでしたら、小さいお子さんもやりやすいです。わが家は、テープを取っていたずらしてまって大変だったので、粘着テープのロールを外して遊ばせていました。おすわりが安定してきたころから、2歳ごろまで楽しめます。 ぶら下げて遊んで指先を動かす! 〜洗濯ピンチハンガー〜 お子さんが届く位置に設定して、おもちゃやハンカチ、ビニール袋などを洗濯ばさみにはんで吊るします。100均には、小さなピンチハンガーもあるのでサイズは好きな物を選んでみてください。 洗濯ばさみをつまむ動作は、指先に力が入れられて親指・人差し指・中指の3本指が使えるようになる、1〜1歳半ごろからできるようになってきます。このつまむという動作が遊びを通して鍛えられると、お箸、鉛筆やはさみを持つことに繋がっていきます。指先の力は、鉛筆で書く、フタを開けるなどこの先何をやるにしても大切な動作です。 また、洗濯ばさみだけでも立派な遊び道具になります。いろいろなサイズや素材があるので、つなげて遊んだり、台紙の周りに挟んだりしても楽しいです。 親がせっかく考えて買って与えた高価なおもちゃよりも、日常にあるもので遊んでいることが多いです。手軽に買える100均のグッズでお子さんの好みを発見しながら遊んでみてくださいね。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがありま す。赤ちゃんに渡さないでください。※赤ちゃんが遊んでいるときはママは赤ちゃんから目を離さないようにしてください。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年11月21日ねんね時期(0〜4カ月)の赤ちゃんは反応も薄くどうやって遊んだりコミュニケーションを取ったら良いのかに悩むママやパパも多いよう。そこでみんなの赤ちゃんの笑いのツボを一挙に公開しちゃいます。助産師のコメント付きなのでぜひ参考に、わが家なりの遊びを見つけてくださいね! 遊びのコツを解説!赤ちゃんが大好きな遊びをご紹介します。ぜひ試して見てくださいね! 「あんよ こしょこしょ」手や足、おなかなどを「こしょこしょ~」と言いながら触ってあげると、触られる心地よさと声かけに喜ぶ赤ちゃんも。 「なでなで」大好きなママやパパになでられると楽しい気分に! ゆっくりと声をかけながらすると効果倍増! 眉間なども効果的です! 「おててをギュッ」赤ちゃんは生まれながらに持っている反射(原子反射)があります。手や指にものが触れるとそれを握ろうとする「把握反射」もその1つ。今だけのコミュニケーションなのでぜひ楽しんで。 「指をチュッチュッ!?」「探索反射(ルーティング反射)」といい、赤ちゃんのくちびるのまわりや頬に、指や乳首が触れると、追いかけるように顔を動かして口に含もうとします。これも原始反射の1つでこの時期特有のものです。 「ガラガラをジーッ」目の前でガラガラなどを振ってあげると興味津々でジーッ。明るく鮮やかな色で高い音がするものがポイントです。 「うつぶせ遊び」首の筋肉が発達してきてうつぶせにすると顔を上に持ち上げられるようになる赤ちゃんもいます。赤ちゃんの顔の前で声をかけると大喜び。遊ぶ時間は月齢×10分が1日の目安。窒息する恐れがあるので、うつぶせをしている最中は赤ちゃんから目を離さないでくださいね。 「キック キック」あんよの力がついてくるので、動かして遊ぶのが大好きに。赤ちゃんが足を動かしていたら「キックキック!」などと言ってキックしたあんよがママやパパの体に当たるようにしてあげると楽しい気分に! 「おもちゃをパンチ★」気になった物に手を伸ばすように。ベビージムなどを置いて触れるようにしてあげるのも◯。 「おもちゃ…Get!!」早い子は少しの間ならおもちゃを握れることも。軽くて持ちやすいガラガラなどを置いてあげましょう。※赤ちゃんの顔のまわりにぬいぐるみ等を置きっぱなしにすると窒息する恐れがあるので遊んでいる間はパパやママは目を離さないよう注意しましょう。 「ママとおしゃべり♬」赤ちゃんはママの声が大好き。「アークー」などと声を出したらまねっこしてあげると喜びます。 「パパのまねっこ!!」まわりに興味を持ってくるので、ママやパパがすることをじーっと見るように。まだ自分ではじょうずにまねはできないので、ママやパパがまねしてあげると喜びます。 「鏡を見て…」徐々に鏡に映る自分にも興味津々。ニコニコする赤ちゃんが増えてくるころ。お外でぐずったときに鏡を見せるのも効果的。※鏡に日光が入り込まないようにするなど眩しくない状況で遊ばせましょう。 「メリーでゴキゲン♪」目で物を追えるように。楽しい音楽と大好きなおもちゃがくるくる回るメリーは鉄板! 「おててでぎゅっ」気になるおもちゃを握る子も出てきます。ガラガラなど音が鳴るとさらにご機嫌に。 「いないいないばあ」短期的な記憶力がつくのは生後5カ月ごろですが、早い子は4カ月ごろから記憶力がつき始めることも。そのため、大好きなパパやママが一瞬消えて現れる「いないいないばあ」が大好きになる子も出てきます。 顔にハンカチをかけて取る「いないいないばあ」の場合、窒息しないよう厚手のものは避け、遊んでいる間、パパやママは目を離さないようにしましょう。 「おもちゃ遊び」おもちゃで遊ぶのが大好きに。はっきりした色で握りやすいものを選ぶのがポイント。持つ力もついてくるので、引っ張りっこなどをするのもおすすめ。 「パパと爆笑★」ママやパパの楽しい笑い声を聞いていると赤ちゃんも幸せな気分に。たくさん笑いかけてあげましょう。 月齢別垢ちゃんの遊びのポイントまとめ0カ月:ママに抱っこされるのが大好き。スキンシップややさしい声かけがポイント。1カ月:気になるものをじっと見つめるように。はっきりした色や楽しい音で注意を引いて。2カ月:人の顔に興味を持ったり、「アークー」などの声を出すように。顔を見ながらまねっこ遊びを。3カ月:ママやパパの話しかけなどに反応するように。コミュニケーションを楽しんで。4カ月:手足の筋力も発達してくるころ。おもちゃや日用品を使った遊びなども取り入れて。 赤ちゃんの笑いのツボ、どうでしたか? みんなの様子を参考にうちの子ならではの遊びをぜひ見つけてくださいね! 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年08月22日子供の頃に流行った『遊び』は、世代によってさまざまです。昭和60年(1985年)生まれの、てしてる(@hamchan18)さんは、小学生の時に好きだった遊びについてTwitterに投稿。反響を呼んでいます。投稿者さんがハマっていたのは、どんな遊びだったかというと…。昭和60年生まれ35歳なんですがー小学生の頃にすごく好きな遊びがあって、コレなんやけど、同じ遊びしてた人います?当時を思い出して書いてみた。 pic.twitter.com/fpUv233Rjr — てしてる (@hamchan18) July 25, 2020 紙に描かれた顔のパーツを友達に選んでもらい、顔の絵を完成させるという遊び。選ぶパーツと組み合わせによって、かわいらしい女の子の顔になったり、面白い顔になったりします。ネット上では同年代の人から共感の声が相次ぎました。・私も60年生まれで、毎日バカみたいに笑っていた日々に思いを馳せました。・生まれは後輩ですが、この遊びをしてました!懐かしいですね。・私は58年生まれです。懐かしすぎる。そして再現力がすごい!「マイナーな遊びかと思っていたから、知ってる人いることにびっくり」とつづった投稿者さん。それだけ流行っていたのかもしれませんね。令和の小学生にも教えたら、意外と楽しんでもらえそうです。[文・構成/grape編集部]
2020年07月27日わが家にまた赤ちゃんがくることになりました。まだ妊娠期間中ではありますが、「これはもしかして赤ちゃん返り?」と思える息子の言動に対して私が対応したことを紹介します。赤ちゃんがくることを知った息子「一緒にパイロットになる!」妊娠判定の日は、4歳の息子と一緒に産婦人科を受診。先生から「僕、お兄ちゃんになるみたい。弟と妹、どっちがいい?」と聞かれると、「弟がいい!一緒にパイロットになるから!」と即答していました。「まだこの子には言うつもりなかったのに…」と思う私をよそに、息子はパパよりも早くきょうだいができること知ったのです。ついこの前まで、息子は「僕が107歳になってもずっと3人家族がいい」と言っていたのでびっくりしましたが、兄弟ができることを喜んでいる顔を見て、私も嬉しくなりました。赤ちゃん返りに油断していた私たち…私は、息子が2歳のときにも2人目の子を授かっています。残念ながら、お腹が大きくなる前に亡くなってしまいました。妊娠時、私はつわりがひどく、息子も産婦人科に一緒に通院することがあったため、赤ちゃんの存在を伝えていました。当時、2歳の息子は、抱っこをガマンする素振りを見せたり、吐きづわりのときは飲み物を持ってきてくれたりと、とても私と赤ちゃんを気遣ってくれていたのを覚えています。なんだか急に成長をしたようで少し寂しい反面、とても頼もしかったです。今回は4歳を過ぎていることと、2歳の時の優しい思い出があったので、私たち夫婦は「このまま赤ちゃん返りはほぼないかな?」と油断していました。「赤ちゃんきたら蹴っ飛ばしてやる」のひとこと妊娠を知ってから、毎日私のお腹に向かって話しかけていた息子が、ある日急に「赤ちゃんきたら蹴っ飛ばしてやる!」と、怖い顔で言い始めました。園での異年齢交流の日の帰り道だったこともあり、「この言動はお兄さんたちの影響を受けたものかな? 息子も戦いごっこなどに興味が芽生えてきたのだな」としか考えていなかった私。しかし、息子は帰宅してもずっとぐずぐずと機嫌が悪く、その日の夜もお腹の赤ちゃんに話しかけることはありませんでした。翌朝、息子は赤ちゃんの存在がないのようにふるまっていました。そしていつもは言わなかった「ママ、抱っこ!」とひとこと。何かが今まで違うと気づいた私たち夫婦は、息子とじっくり話をすることにしました。話をよく話を聞くと、息子が何を心配しているのかが見えてきました。私たちは、その一つひとつに繰り返し話をしました。■「赤ちゃんがきたら、僕が一番大事じゃなくなるよね」→ パパもママも、あなたのことを本当に大事に思っていること■「僕の大好きなブロッコリー、赤ちゃんにとられちゃうよね」→ 赤ちゃんは好きな食べ物を家族みんなの分まで独り占めしたりしないこと。もしあなたの分をとったら、パパやママがわけてあげ、赤ちゃんにもよく言い聞かせること■「僕が作って大切にしている線路、赤ちゃんが壊して捨てちゃうんじゃない?」→ 赤ちゃんはあなたのおもちゃを勝手に捨てたりしないこと食べ物を食べ始めるのはまだまだ先だし、おもちゃを持ってゴミ箱へハイハイするのはもっと先だし…。実際には心配する必要のないことばかりで、そのかわいい悩みに思わず笑いそうでしたが、きちんと話ができたことで息子も納得してくれたようで一件落着となりました。じっくり話せば理解することができるお年頃個人差はあれど、4歳ともなると、よく話せば理解してくれることが大半になってきていると思います。「赤ちゃんがお腹にいるから、抱っこをして歩くことはできないこと」や「ママの体調が悪いから少し横になりたいこと」。これらもそのときの気分によってすんなりとはいかないまでも、聞き入れてくれることができるようになります。あの日を境に息子の口から「赤ちゃん蹴っ飛ばす!」は聞いていませんが、「赤ちゃんやっぱりいらない!お空に返してきて!」と号泣する日もあります。基本的には赤ちゃんを楽しみにしているようなのですが、やはりまだ葛藤する心があるようです。そんなときは息子の不安を解消できるように同じ話をして、息子が笑顔になるまで甘えさせるようにしています。切迫早産となってしまい、抱っこにも気をつかいますが、横になりながらのスキンシップを前以上にとりいれることを心がけています。妊娠期間は新生活のスタートあくまでも妊娠期間はこれからの新生活のスタートであって、赤ちゃんが生まれたら息子にはいいこともそうではないことも、もっとたくさんの感情が出てくると思います。私たち親も、ゆったりした気持ちで、息子の成長を見守り、できるだけ気持ちを受け止めてあげることができるといいなと思っています。私の横で赤ちゃん雑誌を読みながら出産に備えている息子を見て、こうしてゆっくり過ごせる時間をより大事にしていきたいと考えています。<文・写真:ライターゆかダコ>
2020年07月23日赤ちゃんの髪や頭皮のケアについては、わからないことが多く、悩んでいるママも多いかと思います。今回は、髪や頭皮ケアについてお話ししていきます。 赤ちゃんの髪・頭皮について赤ちゃんの髪は、細いため傷んだり切れやすく、布団などとの摩擦などにより抜けたりしやすくなります。髪の量は個人差も大きく、ケアの方法も月齢だけではなく毛量や髪質などによっても変わってきます。生まれたばかりの赤ちゃんの頭皮はとても敏感で、皮脂量が少なく、皮膚も薄いので外からの刺激に弱いものです。徐々に月齢が進んでくると、皮脂が多くなって黄色い塊が頭皮にこびりつく、ベタつきや匂いがするなど皮脂が多くなってくる症状が出る場合もあります。生後1カ月過ぎになると、乳児湿疹が顔から頭皮にまで広がることがあります。また、反対に乾燥が強くなってくる場合もあります。頭は汗もかきやすく、皮脂の汚れもたまりやすくなります。皮脂を落とし過ぎないようにしながら、汚れを落として清潔を保つことが重要です。 大人と同じシャンプーはいつから?新生児や月齢の低い赤ちゃんは、頭皮の皮脂量はとても少ないので、香料やアルコール成分、着色料が入っているような刺激の強いシャンプーの使用は控えましょう。低刺激を重視したベビーシャンプーや、全身を洗えるベビーソープがおすすめです。できるだけ摩擦が生じないように、しっかり泡立てたほうがいいので泡で出るタイプもおすすめです。 髪が少なく乾燥が強い場合は、頭皮専用の保湿剤を使用したり、毎日シャンプーせずにお湯だけで流す日もつくるといいかと思います。子ども用のシャンプーを使う時期は、個人差によりますが、皮脂量が少し増える1歳を過ぎたころに使用するといいかと思います。子ども用のシャンプーは、大人用のシャンプーよりアミノ酸や弱酸性などの低刺激なものが多いです。汗や皮脂をしっかり落としてあげるようにしましょう。 髪が伸び、毛がしっかりとコシのある状態になってきたら、大人用シャンプーへ切り替えてもいいでしょう。個人差があるため、あくまで目安にはなりますが2〜4歳ごろがいいかと思います。頭皮が敏感であれば無理に切り替える必要はありません。子どもの頭皮の状態に合わせて切り替えるようにしましょう。 頭皮・髪ケアはどうしたらいい?赤ちゃんのシャンプーの仕方について3ステップでお伝えします。 【1】最初に髪や頭皮をお湯で流して、しっかり濡らしておきます。 【2】熱過ぎないお湯(38〜39度)で、洗うときは泡を作り、頭全体を包み込むようにやさしく洗うようにして、爪をたててゴシゴシこすったり洗いすぎには気を付けましょう。できるだけ摩擦が生じないことを意識するといいでしょう。【3】シャンプー後には、しっかりとすすぐことが大切です。すすぎ残しはかゆみや皮脂づまりといった頭皮トラブルのもとになります。爪をたてたりして刺激を与えないように注意して、しっかりと洗い落としましょう。 皮脂が多く黄色くかさぶたのようにこびり付いている場合は、お風呂に入る30分程度前にベビーオイルなどをつけてふやかして、シャンプー時に爪などでひっかけないように優しくはがすようにします。 赤ちゃんにはリンスやトリートメントは不要です。しかし、赤ちゃん用や子ども用のシャンプーは髪がパサつきやすいので、髪が長くなったり、パサつきや傷みが多くなってくるようであれば、頭皮部分の根元を避けた毛先の部分にだけトリートメントをつけて髪に栄養を与えるようにしてあげます。 ドライヤーについては、熱は薄い頭皮に刺激が強いので、赤ちゃんのころは避けるようにしましょう。タオルドライ後に自然乾燥が基本です。年齢というより、髪の量などによりますが、乾くのに時間がかかってしまうようになってきたら、ドライヤーを弱い温風や冷風で遠くから短時間当てるようにしましょう。 赤ちゃんや小さいお子さんは、よく頭に汗をびっしょりかいていることがあります。清潔に髪や頭皮ケアをして、暑い夏の時期でもトラブルなく過ごせるといいですね。 <参考>MSDマニュアル プロフェッショナル版 / 14. 皮膚疾患 / 皮膚炎 / 脂漏性皮膚炎 作画/はたこ 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年07月11日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! わが子はつかみ食べが大好きで、生後7カ月ごろにはつかみ食べを始めました。それと同時に始まったのが、大量の食べこぼし、食べ物をぐちゃぐちゃ・ポイポイする遊び食べ……。大事な成長のステップなので思う存分食べ物に触れさせてあげたい一方、片付けを考えるとげんなりとした日もありました。少しでも片付けをラクにするために買ったグッズのなかから、特にラクになったと感じたものをご紹介します。 食べこぼしマット 食べこぼしマットを購入する前は、赤ちゃんが食べ物を落としたら汚れが床につかないようすぐに拾っていました。あまりに面倒なので食べ物の落下対策にレジャーシートも使ってみましたが、ガサガサした音に赤ちゃんの気が散って食べてくれず、断念。 専用の食べこぼしマットを買ってからは、食べ物が落ちる都度拾う必要もなくラクになりました。ノーブランドの「Highchair Splash Mat Baby」という商品で、イギリスのAmazonにて11.99ポンド(2020年6月現在の為替レートで約1,650円)で購入しました。毎日洗濯でき、衛生的なので安心です。 洗えるベビーチェア ベビーチェアは、「インジェニュイティ ベビーベース3 2 in 1」というテーブル部分を取り外して食器用洗剤で洗えるタイプのものを利用しています。イギリスのAmazonにて、35ポンド(2020年6月現在の為替レートで約4,770円)で購入しました。毎回食事の前にテーブル部分を洗って、手づかみ食べメニューを直接テーブルに置いています。 お皿を投げて食べ物が飛び散るのを防げますし、おもちゃになってしまう食器がない分、わが子は食べ物に集中してよく食べるようになりました。本体もプラスチック製なので、食後にさっと水拭きすればきれいになります。 成長に合わせたお食事エプロン 離乳食を始めた生後6カ月ごろは、食事のたびに赤ちゃんの全身が汚れることが多く、離乳食のあとに着替えさせていました。毎回着替えさせるのが面倒なので、赤ちゃん本舗の「はっすい加工長袖エプロン」(税抜き815円)を使用したところ、エプロンが汚れる場所をカバーしてくれ、着替えの頻度が大幅減! 食べ方がじょうずになって、太ももや腕を汚さなくなった生後11カ月ごろからは、西松屋の「SmartAngel シリコンエプロン」(税抜き699円)に切り替えています。食器用洗剤で食器と一緒に洗えるので、片付けがますますラクになりました。 食べこぼしマットの使用、ベビーチェアのテーブルに食材直置きとお食事エプロンの見直しをしてから、赤ちゃんの食べこぼしや遊び食べでイライラすることが減りました。手づかみ食べでもぐもぐと赤ちゃんが食べ物をほおばるかわいい姿を見ながら、赤ちゃんと一緒にごはんの時間を楽しみたいです。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。 著者:鈴木あや1歳女児を持つワーキングマザー。行政書士資格保有。現在は夫の海外赴任帯同のため、休職してロンドンで子育てしつつ、育児・海外事情などを中心に執筆中。
2020年07月06日こんにちは、眠井アヒルです。実は、3ヵ月前に次女を出産し、連載を少しお休みさせてもらっていました。4人になった眠井家をよろしくお願いします。さて、今日はごっこ遊びについてです。長女が最近好きなのが、ごっこ遊び!しかし、私が最も苦手なのは、ごっこ遊び。悲しいミスマッチ。悲劇です。長女が言い放ちます。「マミーは、あるいてー、つかれてぇ、ベンディングマシーン(自販機)見ちゅけて~、コインいれて~、パンくだしゃいって言ってね」と。500回くらいは聞いている気がするこのセリフ。毎回、やる役やセリフをほぼ同じ形で指示されます。この時の、私は一応役を演じるものの…目が死んでいます。そして気づいた…なぜ、こんなに辛いのか……あ、これは「やらされてる感!」だ!そう、長女主導だと、気に入ったものは鬼のように繰り返す習性から、母である私にとっては、ヤラサレ感が強い。そういうヤラサレ感を少しでも減らすため、自分のやりたいことも混ぜてみることに。その①:小道具をつくってみた私は昔から、工作が好きなのです。お店屋さんに行くたびに、コインを入れる真似をさせられるので、そのコインを入れる箱を娘と一緒に作りました。ティッシュの箱で作ったので低クオリティー。でも、質はどうでもよく、なんか考えてそれを形にして使ってみる、それが私にとっては楽しいのです。コインが落ちる様子が一応、見えるようになっているので、長女も喜んでくれました。(もはや長女はオマケになっている)その②:他にも色々作りました。魔法ごっこや、お医者さんごっこをやるたびに、「お、これ、まだ愛用してくれてる」とニヤニヤほくそえんでます。私の場合は、工作でしたが、ごっこ遊びが苦手な同志のママさんは、自分の好きなものを混ぜてみる方法を探ってみるのはいかかでしょうか。白ごはんだけでものたりなけりゃ好きなフリカケをかけてみよう、精神です。まとめ:フリカケを考えよう実はこの「フリカケを考えよう」は、私の先生(のような人)の言葉です。何かを面白くしたい時の合言葉で、なんだか好きなのです。考えるのに四苦八苦することも多々ありますが、「自分だけのフリカケを考える」ということ自体が楽しめれば無敵だと思います。…と、おしゃれにキメてみた私ですが…長女の「白ごはんおかわり」回数が、半端ないので、これからも慌てふためきながら、考える日々が続きそうです。
2020年06月27日新型コロナウイルスの感染が広がり、私が今住んでいるロンドンでは3月半ばから外出規制が続いています。それまでは生後11カ月の娘を午前中、児童館や公園などで遊ばせることで娘の生活リズムができていたので、最初はとても困りました。ずっと家にいるせいか娘が昼寝をしてくれず、私が家事やひと休みをする時間がなくなってしまったのです。そこで、家にいても娘の生活リズムが整うよう、遊びを工夫することにしました。 パパと遊ぶ時間をつくる外出規制によりパパが在宅ワークとなったので、普段は通勤に使っていた時間や仕事合間の休憩時間に娘と遊んでもらうよう話し合いました。私がごはんを準備している間は、パパの遊び時間として「高い高い」やベッドの上で転がしてもらうといった体力を使う遊び、抱っこで家の中の探検などをしてもらっています。 パパと力いっぱい遊ぶことで、娘は興奮して疲れるよう。私も集中して家事をする時間ができて助かっています。 にぎやかな遊びと静かな遊びお昼寝から起きたあとや午前中には、娘の体力を使うよう、歌いながら娘の体を動かしたり、ハイハイで追いかけっこをしたりする時間をつくりました。「いとまきのうた」や「幸せなら手をたたこう」といった童謡を歌いながら手を動かすと、娘はニコニコしながら私の手の動きをまねします。 逆に寝る前の時間帯には、座って絵本を読んだり、積み木で遊んだりとできるだけ静かに過ごすようにしました。音の出るおもちゃは隠し、部屋のライトも少し薄暗くするようにしています。 お風呂で水遊びわが家では寝る1時間ほど前に娘をお風呂に入れています。お風呂はこれまでさっとシャワーを浴びる程度だったのですが、娘に水遊びをさせるように。風呂桶をひっくり返して太鼓のようにたたいたり、風呂桶の中のお湯をパシャパシャしたり、シャワーヘッドから出てくるお湯の感触を確かめたり……。 5分ほどの短い時間ですが、思い切り水遊びをさせて、その日残った体力を使い切ってもらえるように見守っています。 遊びを通して生活リズムを意識するようにしてから1週間ほど経つと、娘はまたお昼寝をしてくれるように。また、両親がずっと一緒に家にいるため、娘は楽しそうに過ごしています。外で遊ばせられないのは残念ですが、家で遊ぶ時間を楽しみながら、新型コロナウイルスの感染が収束し、外出規制が終わるのを待ちたいと思います。 著者:鈴木あや1歳女児を持つワーキングマザー。行政書士資格保有。現在は夫の海外赴任帯同のため、休職してロンドンで子育てしつつ、育児・海外事情などを中心に執筆中。
2020年06月08日生後8カ月ごろ、わが子はますます好奇心が旺盛になってきました。おすわりして遊べるようになると、寝た状態より興味の対象が広がって、絵本やおもちゃを使った遊びも楽しめるようになりました。そこで今回は、わが子が夢中になった不思議を感じる遊びをご紹介します。 不思議を感じる遊びが大好き!わが子が生後8カ月のころといえば、好奇心が盛んな時期でした。見たことのないもの、動くものに興味津々です。自分が不思議と感じるものに対し、積極的に手で触って遊んでいました。 ちょっと目を離した隙にティッシュペーパーを箱から引き抜いて部屋中がティッシュだらけ……なんてこともありました。遊びが盛んになってくると、事故も増える時期なので目を離さないように気を付けていました。 自分の顔が映って不思議! 鏡遊び赤ちゃんのおもちゃでもよく見かける「鏡」。わが子も自分の顔が映ることが不思議でたまらないようでした。まだ自分が映っていると認識はできていなかったかもしれませんが、自分と同じ動きが映っている鏡はおもしろかったんだと思います。 わが子は鏡に映っている自分の顔にキスしてみたり、触ってみたりして遊んでいました。また、マスキングテープを使って鏡に猫のひげや鼻を貼り付け、顔を映す遊びも楽しみましたよ。わが子には大ウケでした! 指人形やパペットを使った遊びに大喜び指人形やパペットを使った遊びもお気に入りでした。キャラクターになりきって「今日も寒いね~」など、いろいろな言葉をかけたり、いないいないばあ! 遊びを楽しんだり。キャラクターが動くこと、お話しすることに不思議さを感じていたようでした。 わが子の機嫌が悪いときにもパペットや指人形が大活躍です。「どうして泣いているの? 心配だよ」と声かけすると、わが子が泣きやむことも。グズったときのモチベーションアップにも効果的でした。 「ボールが転がるのは普通だけれど、風船が浮いているのは不思議」など、見慣れない動きは興味を持ちました。また、「これ、不思議だね」と親が遊ぶ姿をわが子に見せると、自分もやってみたいという意欲を引き出していたようです。 ※ティッシュやマスキングテープはお子さまの手の届かない場所に保管し、誤飲等にご注意ください。 著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年05月17日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は生後2カ月の赤ちゃんの遊びに関するご相談です。 Q.生後2カ月の赤ちゃんとの楽しいふれあい方は?生後2カ月の女の子を育てています。普段は、赤ちゃんを抱っこしたりベランダに出て景色を見たり外の音を聞いたり、ほっぺつんつんや手足をさわったり、話しかけたり歌を歌ってみたり、メリーで遊んだりしています。お散歩したり公園に行ってみたいですが、今の時期、外出をできるだけ控えており、毎日同じような遊び方をしています。ほかにも赤ちゃんとの楽しいふれあい方があれば、アドバイスいただけたらありがたいです。 宮川めぐみ助産師からの回答お散歩をされたりお歌を歌ってあげたりと、とてもいい関わりをされているなと思います。赤ちゃんの手足に触れてあげることもとても大切なことになります。足の指も一本ずつ「親指だよ〜」などと声をかけながらお話をしてあげてくださいね。たくさん触れてもらうことで子どもはその部位に意識を向けられるようになり、動かしていこうとしていきますよ。今はとにかくたくさん触れてあげること、そして目の前にいる間だけでもいいのでうつ伏せ遊びをされるといいと思いますよ。体育座りで座っていただき、お膝の上にもたれかけさせてあげて、向かい合わせになりながら、両足の裏を合わせて、おなか、お胸、お口と足の位置を高くしてあげるようにするといいと思います。腰のストレッチにもなりますので気持ちもいいと思いますよ。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 生後2~3カ月の赤ちゃんと遊ぶときのポイントでは、生後2~3カ月ごろの赤ちゃんと遊ぶときのポイントです。 首がすわっても無理しないそろそろ首がすわってきたかなという赤ちゃんもいますが、抱き上げたり、抱き下ろしたりするときはこれまでと変わらず、丁寧に頭と首のあたりを支えます。大胆に遊びたいところですが、赤ちゃんの体に負担のない範囲の動きにしましょう。 赤ちゃんが心地よい遊びをする「これをしたら発達するんだ!」と思いすぎず、赤ちゃんが心地よく感じる遊びを取り入れます。赤ちゃんの表情を見て、心地よさそうな顔をしていたらそのまま続けてOK。困った顔をしていたら、その遊びが苦手なのかもしれないので無理強いしないようにしましょう。 反応をお互いに楽しむママの表情を見て赤ちゃんが笑い、それを見てママも笑う。赤ちゃんが笑うとママもうれしいですよね。それは赤ちゃんも同じこと。お互いの反応を楽しみ合うことは、コミュニケーションの始まりです。 生後2~3カ月の赤ちゃんとの遊び方この時期に楽しめる、具体的な遊びの方法です。 あんよ体操赤ちゃんの足を優しく持ち、前後にゆっくり動かします。足の裏を合わせたり、クロスさせてみたりして、「むすんでひらいて」「幸せなら手をたたこう」など、リズムのある童謡などに合わせて足を動かしてみましょう。 おてて体操あんよ体操と同じように、赤ちゃんの手をやさしく持ち、ゆっくり動かします。手のひらを合わせてみたりして、こちらも童謡に合わせながら動かしてみましょう。 いないいないばあいないいないばあは、この時期だけではなくこの先長く赤ちゃんと遊べる遊びです。大人はなにげなくやっていますが、赤ちゃんとの心の絆を深めるとても素敵な遊びです。「ばあ!」とママが顔を出して赤ちゃんが笑う、これを何度も繰り返しているうちに、手でママが隠れているけれど、必ず現れることがわかり、信頼関係につながると言われています。ポイントは「ばあ!」と顔を出したときに、赤ちゃんと目を合わせることですよ。 この時期はまだ本来の遊び方をするにはちょっと早いので、ママは大げさにわかりやすくやってみて、赤ちゃんが反応を見せたらそれに応えてあげましょう。 ママと一緒に腹ばい赤ちゃんと向かい合いながら、ママも赤ちゃんと一緒に腹ばいの体勢になります。どこに肘を置いたらラクに腹ばいができるかなど、ママも赤ちゃんの気持ちになり、赤ちゃんから見える景色を一緒に楽しみましょう。 遊ぶついでに発達を確かめてみよう遊んでいるときに発見がたくさんあると思います。じっと見つめてくる、ママの声がする方向に目を動かす、よく笑うようになった、腹ばいで頭を持ち上げられるようになってきた、腹ばいを30秒できるようになったなど、毎日触れ合うことで変化が見えてきます。 赤ちゃんが手をなめて何を感じているのか、何を確かめているのか。「今日はこぶしじゃなく指を中心になめているな」「あ、指を発見したんだ!」など観察しながら遊んでみるとまた、一段と赤ちゃんとのふれあいが楽しくなりますよ。※参考:ニュース(ママネタ)「【生後2~3カ月】首すわり前の赤ちゃんと一緒にできる心を育む遊び方」【著者:保育士 中田馨一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長】
2020年05月14日こんにちは、保育士の中田馨です。私は毎日保育所で、1~2歳の子どもと過ごしています。元気いっぱいの子どもたちと一緒にいかに楽しく遊べるかを、毎日試行錯誤しながら過ごしています。 今回は、数多くある遊びのなかで、私の保育所で室内でできる人気の遊びを紹介します。特別な道具を用意しなくてもできる遊びばかりですので、ぜひ試してみてください!子どもと遊ぶときに大切にしていること1~2歳の子どもと遊ぶときに私が一番大切にしていることは「大人も一緒になって楽しむこと」です。体を使った遊びをするときは全身で楽しみますし、手先を使った遊びをするときは声かけをしながら一緒に楽しみます。 その上で、やはり大切なことは「安全であること」です。今回いくつか遊びを紹介します。例えば台の上からジャンプするなら、台は頑丈か、子どもがのってもバランスは崩れないか、ジャンプする先の周りの環境は整っているか、ぶつかったり、踏んで困るものはないかなど配慮します。何人かで遊ぶなら順番を守って遊ばせるのか、どこまでしてもOKにするのかなど、遊びのルールも必要になってきます。 子どもは大人の思う以上の思いがけない行動をとります。「ヒヤリ」としたらその都度遊び方を改善して、ケガのリスクをできる限り排除することが必要です。 1. 手を使って楽しめるリズム遊び親子でできる手を使うリズム遊びです。 「手をたたきましょう」「手をたたきましょう」の歌に合わせて手拍子などして楽しみましょう。大げさに手をたたいて、「わらいましょわはは」も大げさに笑って。大いに楽しみます。子どもが振付に慣れてきたら「じゃあ、今度は早く歌ってみよう!」とスピードを早めたり、逆にゆ~っくり歌ったりすると子どもは大喜び! また、鈴など音の出るものをひもにくくり、手首、足首に巻き付けて「手をたたきましょう」をすると、シャンシャン鳴って、さらに楽しいです。 「おすわりやす いすどっせ」次は「おすわりやす いすどっせ」という歌遊び。大人は脚をのばして座り、太ももの上に子どもが座ります。そして「おすわりやす いすどっせ あんまりすわるとおちまっせどすん」と歌いながら「どすん」と同時に大人は脚を広げます。脚を広げたら当然子どもは落とし穴にはまるかのように床にドスンと落ちます。落ちること期待して「やっぱり落ちた!」と大笑い! 何度も何度も繰り返し遊べます。 2. お部屋を広く使う運動遊びお部屋を少し広げて、運動遊びをしてみましょう。工夫次第でサーキット遊びのようにもなります。 「台からジャンプ」台からジャンプする場合、保育所だったら跳び箱などからジャンプができますが、家には跳び箱はありませんので、低めのソファーや椅子でもOK。ママと手を繋いで遊ぶとより安心です。ただし、「普段はジャンプはダメ。ママと遊ぶときだけ」という約束は必要です。 「トンネルくぐり」トンネルくぐりも楽しいですね。市販で販売されているトンネルでももちろんいいですし、段ボールで代用もできます。ママの脚もトンネルになりますよ。 台からジャンプの次はトンネルくぐり。さらに、布団のお山など3〜4つの運動遊びを組み合わせてサーキットにしてみます。元気な音楽をかけてみたり、ママが声かけすることでやる気アップになります! 3. 廃材を使った遊び新聞や段ボールなどの廃材は工夫次第で子どもと楽しく遊べます。 「新聞ビリビリ」まずは「新聞ビリビリ」。新聞を広げて豪快に破きます。両手を使ってビリビリするのも気持ちいいですが、私のおすすめは「チョップ破り」。ママは新聞の両端をピン!と張って持ちます。子どもはその新聞の上からチョップをして新聞を破きます。1歳代の子どもはまだ力が弱いのでそれだけでは破きにくいので、新聞の真ん中に少し切り込みを入れておきましょう。「お! 強い! カッコいい! さすが!」というママの声かけで子どもは、ヒーローになりきります。 「段ボールのおうち」次に「段ボールのおうち」。大きめの段ボールが手に入ったときにおすすめです。1つの段ボールで作るのももちろん楽しいですが、いくつか段ボールが集まってから大きな家を作るのも楽しいです。 先日、保育所で作った段ボールのおうち。大きめの2つの段ボールを重ねて1つの部屋を作り、小さな段ボール2つで作ったトンネルと重ねてみました。部屋には玄関と窓があり、天井にはフタがあって上から顔を出すこともできるようにしました。入り口にポンポンなどを作るときに使うスズランテープでのれんも作りました。子どもたちは大喜び! 作ったその日は楽しすぎて、一日中遊んでいました。おうちの中で絵本を読んでくつろぐ子、玄関から入ってトンネルくぐって外に出るを繰り返す子、お人形と中に入っておままごと遊びをする子など、遊び方はさまざまです。 家の中でも、工夫をすれば子どもと体をいっぱい使って元気に遊ぶことができます。ぜひ、取り入れてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年05月01日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第26話は、ずっと気になっていた性別がついにわかったときのお話です。妊娠23週目に入ったころの健診で性別が確定しました!私の前職場の人には「顔つき変わってないし、女の子っぽいよね。」と言われていたのですが、まさか的中するなんてと驚きました!あと、女の子と言われましたが、最初のころは人に聞かれても、もし違っていたらどうしようかと思って言えませんでした……心配性。でも、その後も健診時に何度か確認とれたので、今では堂々と皆に「女の子だよ!」と話しています。 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。ブログ:「家族のあしあと」
2020年04月08日こんにちは。保育士の中田 馨です。今日は赤ちゃんとの遊び方を紹介します。特に「視覚」に焦点を当て、意識を向けると、それが好奇心をくすぐる遊びに変身します! 特別な道具は必要ありません。毎日のふれあいのなかでできるものから取り入れてみましょう。 じっと見つめることは集中力を育てる最初の一歩まだ月齢の低い赤ちゃんが何かをじっと見つめていることありますよね。瞬きも少なくじっと見ている様子を見ていると「何を見ているんだろう?」と思いませんか? この、じっと見つめている姿は、ぜひ大切にしてあげてください。 このときにママとパパにしてほしい遊びは、赤ちゃんが見つめているものに対して「かわいいね」「素敵だね」「きれいだね」と声をかけ、触れるものだったら触ってみて「柔らかいね」「あったかいね」など言うこと。赤ちゃんが見ているものに、ママたちも興味や関心を示すと、赤ちゃんは見ることが楽しくなり観察を始めます。 この「見る姿」が、集中力を育てる最初の一歩になるのです。 赤ちゃんが好きなものを「見る」親としては「この絵本がいいよ」と誰かに言われると、赤ちゃんに読んであげたいと思います。ただ、必ずしも赤ちゃんが大人の与えるものに興味を示すとは限りません。私自身も経験があります。良かれと思って買った絵本に興味を示してくれなかったこと。 まず、赤ちゃんによって「興味を持つ時期」は違います。絵本に興味を持つ子もいれば、おもちゃが良い子もいます。最初は「赤ちゃんが興味を示してみているもの」、つまり赤ちゃんが好きなものを見せて遊びましょう。 おもちゃでも絵本でもOKです。絵本の場合、必ず全部のページを見るのではなく、同じページばっかり見ていることもあります。それでOKなんです。 見るから指差しへランクアップ生後9〜10カ月ごろになると、赤ちゃんは見たものを指差しし始めます。この指差しも発育でとても大切な行動です。指差しすることで自分の思いや見ているものを、ママと共有することができるようになります。また、赤ちゃんが指差したもの名前を言うことで、物の名前がわかり、言葉の獲得にもつながっていきます。 例えば、「赤い花だね」「犬がいるね」「空が青いね」など、一緒にお話しして遊びましょう。 「見る」遊びは、「さあ、今から遊びをしよう!」と気合を入れてするものではありません。生活のなかでふとした瞬間に取り入れられるものです。見るときの主体は、まず「赤ちゃん」。赤ちゃんが自ら興味を向けるものをたくさん見てあげてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年04月02日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第23話は、産後の育児にあったらうれしいなと思ったベビーグッズについてのお話です。 最近、赤ちゃんが生まれた後の部屋をどうしようかと考えていて、けいさんにベビーサークルの話をしたら「ああ!あのペットの柵みたいなやつ」と言われました。まあ、確かにベビーサークルってペットの柵に似てますよね……。 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。ブログ:「家族のあしあと」
2020年02月26日毎日寒いからと、家の中にこもりがちになっていませんか?冬だって、子どもが自然に触れられる遊びがあります。身近な場所での遊びのヒントを、自然遊びのスペシャリスト・高橋京子さんに聞きました。イラスト/柴田ケイコ自然は多様性を育む先生!自己肯定感も高まる「自然には、ひとつとして同じものはありません。それこそが、子どもの感性を豊かにしてくれます」と、自然保育コーディネーターの高橋京子さん。同じ場所でも、季節や天気によって景色が全く違うので、子どもの五感が高まると言います。「例えば、葉っぱを見比べてみても色や形はバラバラ。自然を使った遊びを通して“違うからこそ面白い”と感じ、多様性が育まれるのです」多様性を認めると、自然と自己肯定感も高まるそう。「いずれ大きくなった時に、人と違うことを恐れずに、自分を卑下することなく、“みんな違ってみんないい”と感じる心を育ててくれるのです。それが自信にもつながります。幼児期にその素地を作るためにも自然遊びは大切なんですよ」成長に合わせた遊びを、親も“大きなお友達”に自然遊びは、近くの公園や散歩道でも十分楽しめます。「身近なものを学びの場に変えることで、“違うこと”“珍しいこと”にも親しみなじんでいきます」。遊ぶときのポイントは、親も“大きなお友達”になって、同じ目線で楽しむこと。「親が楽しむ姿を見ると、子どもも本気で遊びます。幼いうちは、音や触感など、五感に訴える遊びを中心に。この年頃は延々と遊びがちですが、途中で止めないこと。好奇心の広がりをシャットアウトしないことが大切です」。ちなみに、親が苦手なことを無理にしなくてもいいそう。邪魔せずに見守りましょう。「一方、年長になったら自分で考え工夫して何回もチャレンジしてみる遊びや、チームを組む遊びがお薦め。自分で試したり、相手のことを考えながら遊ぶことで、“非認知能力”が養われますよ」お話を聞いたのは高橋京子さん自然保育コーディネーター。ウレシパモシリ-保育と自然をつなぐ研究会-主宰。身近な自然を保育教育資源として生かした遊びの創作や、幼稚園・保育園での体験イベント、保育者へのレクチャーを行う[ウレシパモシリHP]冬にも自然の魅力がいっぱい!外遊びのヒント【光】時間や天候によって太陽の光が変化することを体験できます。温かさを感じられるのも冬の特徴。陰を生かした遊びもできます。【風】目に見えない風を“見える化”して遊ぶのがポイント。風で飛んでいく葉を追いかけたり、つむじ風を見つけたりしてみましょう。【木】自分のお気に入りの木を決めて、木肌に触れてみましょう。遊ぶ前にあいさつをすると、風で揺れた葉や枝が返事をしたように見えて、親しみが湧きます。【枝】手軽なのは、たき火ごっこや井桁(いげた)に組んでタワーを作る遊び。枝の端を紙粘土でつなぐと、いびつな形だからこそ、思いもよらない作品に!【葉っぱ】形や色や匂いの違いに気付いたら、ちぎって音や感触を確かめるのもいいでしょう。太陽にかざしてみると、鮮やかに透ける色や葉脈の美しさに出合えるでしょう。【氷・雪】氷や雪は絵の具で遊ぶとアート性が増します。氷にスポイトで絵の具を何色か垂らすと、偶然できるにじみが美しいです。雪に絵の具をかけるとかき氷ごっこに。組み合わせるとこんな遊びに木の影の迷路【光 + 木】木から伸びた影が自然の迷路に。はみ出さずに歩いてたどります。追いかけっこも盛り上がりますよ。枝分かれしているところで子どもは「どっちがいいかなぁ」と考えます。カラフルシート【光 + 風 + 木】ポリ袋をテープでつないで、1枚のシートに。シートの下から日の光で透けたカラフルな空を見て大喜び。風の動きが見え、木の下を通ると地面にもカラフルな影が映ります。森のお弁当作り【枝 + 葉っぱ】木の実や葉っぱ、枝などをお弁当箱に詰めて、箸に見立てた枝を添えます。本物のお弁当箱やおかず用カップ、粘土など、身近なものと合わせると、おいしそうなお弁当に。写真協力/やはたみずのとう幼稚園幼児ルーム冬の外遊びで気を付けたいことPoint 1施設の注意書きを読む植物の中には、トゲを持つものや、かぶれるものがあります。森林公園などの施設には注意書きがあるので、遊ぶ前に確認しましょう。Point 2枝で遊ぶときのお約束を決める子どもにとって枝は魅力的な遊び道具。「木から枝を無理矢理折らない」「持って走らない」「人の顔の前で振り回さない」など約束しましょう。Point 3午後早めに切り上げる午後になると急に気温が低下します。汗をかいているとさらに体が冷えてしまいます。早めに遊びを切り上げましょう。Point 4原状復帰が基本次に来た人が遊べるように、元に戻しましょう。「自然の中で遊ばせてもらっている」という自然への感謝の気持ちも忘れずに。アイデアいっぱい読者の冬の外遊び読者が親子でやって盛り上がった冬の外遊びを紹介。さらに楽しくなるアイデアや部屋遊びでの応用を高橋さんが教えてくれました。※2019年10/2 ~ 11/6にあんふぁんWebで実施した読者アンケートから観察する容器に水を張っておくと翌朝、氷ができていることに気付いた子ども。毎日楽しみに早起きしていました。氷になってない日は「0℃じゃなかったんだねー」と教え、勉強にもなりました(千葉県・年長のママ)高橋さんから不思議に思うことを大切に。子どもと一緒に驚いたり、容器を置く場所も変えてみたり、一緒に試すことを楽しんで。遊びを通して子ども自身が気付くことが学びの根っこになっていくはずです夏のスズメと冬のスズメを比べます。冬のスズメは羽毛がいっぱいあってふっくらしています(埼玉県・年長のママ)高橋さんから一年中出合える鳥は少ないので、素晴らしい気付きですね洋服についた雪をよく見るときれいな結晶の形に。子どもが感動していました(千葉県・年少のママ)高橋さんから黒い布だとさらに観察しやすいですよ。バンダナくらいのサイズでOK。広げて、降ってくる雪をそのままキャッチしましょう触れ合う「キャー寒いー」と言いながらダッシュで風に向かって走るのをよくやります(笑)。気付くと温かくなり、「風が応援してくれてるね」と言い合います(千葉県・年少のママ)高橋さんから前ページで紹介した「カラフルシート」を持って走ると、風の形が見えて盛り上がります冬の日陰は寒いので、日陰のところは小走り、日なたはゆっくり歩く、というふうにしてお散歩します(東京都・年中のママ)高橋さんから冬の寒さと日の光をうまく利用した遊びですね。お散歩がより楽しくなりそう滑り台で発生する静電気でパチパチさせ合う。痛いことへのびっくりと、パチっという音に子どもは「もう一回!」と何度もやりたがります(千葉県・年中のママ)高橋さんから子どもは遊びの中で、静電気の不思議に偶然に出合いますね。家の中でも、下敷きやビニール袋などでも楽しく試してみましょう手袋を付けた手をつないで「不思議な感触だね~」と話して、手袋をつけたまま顔を触ったりお互いの手をモミモミしたりして遊びます(埼玉県・年少のママ)高橋さんから手袋の上から息を吹きかけてみるのも面白い感覚!素手で触ることもお勧め。寒いからこそ肌のぬくもりが伝わります作ってみる落ち葉を集めて並べて地面に絵を描きましました。同じ落ち葉でも色が違ったり形が違ったりするので子どもは興味津々(千葉県・年長のママ)高橋さんから障子紙に落ち葉を張り付けると葉っぱのタペストリーに。部屋に飾ると長く楽しめます。また、画用紙に葉っぱを貼り付けてクレヨンで絵を描き足すと、手作り絵本にも。親子でお話の世界も楽しみましょう松ぼっくりと紙コップをつなげたけん玉遊びは盛り上がります!(埼玉県・年中のママ)高橋さんから紙コップに目玉を描くなど表情を付けると、もっと愛着が湧くと思います絵の具を水に溶かして凍らせて、クレヨンの代わりにしてお絵描き(神奈川県・年少のママ)高橋さんからシフォンケーキの型に水を張って葉っぱや松ぼっくりを入れて外に出したり、凍らせたりすると、天然のリースもできますごっこ遊び枯れ枝や枯葉で病院ごっこ。枯れ葉を診察券にしたり、ドングリや枯れ枝を薬にしたりして遊びます(千葉県・年中のママ)高橋さんから葉っぱをすり鉢で細かくして折り紙で包むと粉薬に、それを水で混ぜると飲み薬になってさらに遊びが発展します。「大きくなる薬」「若返る薬」など、魔法の薬を自分で作ると、創造性も育ちます白い息で怪獣ごっこ(千葉県・年中のママ)白い息で機関車ごっこ(東京都・年中のママ)高橋さんから寒い日も、吐く白い息で楽しめますね。お部屋で過ごすときは、窓ガラスに息を吹きかけて指でお絵描きをしても楽しいです色水で氷を作り、外のどこかに隠して宝探しゲーム。寒いので中々溶けません。雪の降る地域だと雪の中に埋めて探すと楽しいと思います(神奈川県・年中のママ)高橋さんから雪の中からカラフルな氷を発掘したら、ワクワクしそう!溶けてなくなってしまうのも楽しく不思議。色の痕だけが残るのかしら
2020年01月22日赤ちゃんが生後8カ月のころ、私が離乳食をあげると必ずといっていいほど「ぶうううう!」と、口から食べ物を飛ばしました。遊び食べは対応に困ってしまううえに、定着すると大変ですよね。今回は、私が実践した遊び食べ対処法をご紹介します。 1.赤ちゃんと食事の時間を一緒にしたわが子は、ひとりで食事をするときと、家族みんなで食事をするときで、反応が違います。周りも食事をしていると「もっと!」と手を伸ばしてきて食欲旺盛ですが、ひとりのときは、おもちゃなどに気を取られてしまいます。 一緒に食べることで「ごはんの時間」であるという認識がつき、あまり遊ばなくなりました。赤ちゃんの食事の時間は少し早めですが、なるべくみんな一緒に食べられるように努力しました。 2.食べ物で遊んでも怒らないようにした私がもう1つ実践していたのは「怒らない」ということです。食事のときに限らず、私が驚いたり怒ったりすると、赤ちゃんは反応してくれたことがうれしくて「きゃはは!」と笑って喜んでしまいます。 そこで、赤ちゃんが食べ物で遊んでも怒らず、静かに見守ることにしました。食べ物を「ぶううう!」と飛ばされると、思わず注意したくなりますが、顔に米粒がついても静かに食べてくれるまで待つことが日課になりました。 3.食事の時間が合わないときは食べるまねをしたなるべく一緒の時間に食事をするようにしていましたが、大人の食事の時間とズレてしまうこともありました。そんなときは食べるまねをするだけでも、赤ちゃんは興味を持って静かに見てくれました。 間髪入れずに赤ちゃんに食べ物を差し出すと、うまく食べてくれました。「おいしいね~」「もぐもぐ」「あ~ん」と、声をかけながら進めることも効果的でした! 赤ちゃんの遊び食べに困った私が実践した対処法についてご紹介しました。離乳食を食べてくれないと心配になりますが、赤ちゃんのペースに合わせてじっくりゆっくり進めていけるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談しながら、お子さまの成長に合ったご対応をお願いいたします。 著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年01月14日息子は生後8カ月ごろから後追いが始まり、つたい歩きを始めた生後10カ月過ぎから、抱っこから降ろすと激しく泣いて私から離れなくなってきました。家事などの作業をしたいときはおんぶしていたのですが、ついに私は腰痛になってしまったのです。しかし、ある方法によって息子が少しの間だけひとり遊びができるように! その方法をお伝えしたいと思います。 後追いの始まり息子は、ハイハイができるようになった生後8カ月ごろから、私がトイレに行ったり姿が見えなくなると泣きながら追いかけてくるようになりました。つかまり立ちやつたい歩きができるようになると、歩いて私を追いかけようとするのですが、まだ倒れやすいので頻繁に転んで頭をぶつけてしまうのが心配で仕方ありませんでした。あまり後を追って歩くことがないように、私が家の中で移動するときには抱っこで連れて行くようにして、できるだけ息子の視界にいるように気をつけていました。 おんぶで腰痛に後追いが始まって以降、料理など危ない作業をするときは抱っこ紐で息子をおんぶするようにしました。しかし生後9カ月を過ぎた息子の体重は8kgを超え、おんぶの状態で1時間ほど料理をしていると腰痛が深刻に⋯⋯。このままでは育児だけでなく生活に支障が出るかもしれない……と危惧した私は、短時間でもいいから息子がひとり遊びをできるようにしようと考えました。 ママが持っているもので遊びたいきっかけは後追いで泣いてしまった息子を抱っこしながら、冷蔵庫に貼ってあった買い物メモをチェックしていたときです。メモを止めるために使っていたキャラクターもののマグネットに興味を示した息子が、抱っこから身を乗り出して手に取ろうとしたのです。息子は以前から、カメラや携帯電話など大人が使っているもので遊びたがる傾向がありました。なので、大人が手に取って遊んで見せることで、興味を持てば飽きることなく遊べるのでは? と考えついたのです。 自ら抱っこから降りるようにそれからは、私が家事をするときなどひとりで遊んでいてほしいときに、抱っこのまましゃがみこんで、息子に見える位置で積み木で遊んで見せることにしました。最初は私にしがみついて離れなかったのですが、1分ほどすると私の手元をじっと見て興味を示し、やがて私が持っている積み木を手にとって遊び始めるようになったのです。 そして、遊びに集中すると自分で私の膝から降りて、その後2、3分はひとりで遊ぶことができるようになりました。料理など時間がかかる作業のときは、息子が泣いたら抱っこし、落ち着いたら再び遊んで見せるというのを繰り返すことで、少しずつ自分で遊べる時間も長くなっていきました。 おもちゃで遊んでいるのを息子に見せることで、私自身も一呼吸置いて気分転換ができます。やることがあるから、息子を早く降ろさなくてはという焦りを一旦落ち着かせることで、気持ちに余裕を持つことができました。また自発的にひとり遊びができると泣く時間も短くなり、私が罪悪感を感じることが減ったのもうれしい変化です。著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2019年12月04日わが家にママ友が集まったときのことです。一人の赤ちゃんがリビングで嘔吐してしまいました。みなさんなら、そんなときどういう対応をしますか? 私は、とっさに正しい判断ができず大変なことになってしまいました。 部屋の床も服も吐瀉物まみれに…その日は2人のママ友が遊びに来てくれて、子どもたちをリビングで遊ばせながら、私たちはお茶をしていました。しばらくしたとき、ママ友Aが抱っこしていた生後10カ月の赤ちゃんが突然嘔吐。ママ友Aの服も床も吐瀉物で汚れてしまい、みんな大慌て! ママ友Aが、赤ちゃんの嘔吐は「車酔いしたせいかも」と説明したので、「そんなこともあるよね」と話しながら私は吐瀉物を拭いて、ママ友Aと赤ちゃんの汚れた服を洗い、帰りまでに乾くように浴室に干して乾燥をかけました。 赤ちゃんは吐いたらラクになったのか、それからは嘔吐もせず、おとなしくママに抱っこされていました。なので、これで一件落着と思っていたのですが……。本当に大変なのはそれからだったのです。 赤ちゃんが感染性胃腸炎だったと判明!翌日のこと。ママ友Aから連絡がきました。「○○(赤ちゃん)が胃腸炎だった」と……。家に帰ってからも嘔吐を繰り返し、熱も出てきたので病院に行ったら、感染性胃腸炎と診断されたとのこと。ママ友Aは「みんなのいる前で吐いてしまったから、うつっていたらごめんなさい」と謝っていましたが、赤ちゃんの嘔吐は予測できるものでもなく仕方のないことです。 それ自体を責めるつもりはまったくありませんでしたが、私は自分の対応を思い返して真っ青になっていました。 そして予想通り、私と息子、その場にいなかった夫までもが胃腸炎にかかり、一家でダウンすることになってしまったのです。 万が一のことも考えて慎重に対処を私たち家族が感染してしまったのは、間違いなく私の責任です。私の対処が間違っていたと思うのは、「床の吐瀉物を拭き取るだけで消毒しなかったこと」「吐瀉物がついて洗った服を浴室に干したこと」です。また、菌がついた手でドアノブなどを触り、新たな感染経路となった可能性も。 もちろん胃腸炎で嘔吐したら慎重に処理しなければいけないことは知っていました。だけど、そのときは「車酔い」だという言葉を信じ込み、「それなら消毒までは必要ないな」と勝手に判断してしまったのです。対応を誤ってしまったことを猛反省しました。 嘔吐しやすい赤ちゃんや子どももいるので、吐いたからといって胃腸炎ではないことも多いと思います。でも、その場では嘔吐の原因まではわからないもの。赤ちゃんや子どもが突然吐いてしまったときは、万が一のことも考えて、慎重に対処すべきだと身にしみました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2019年11月11日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第14話は、赤ちゃんの顔が見られると期待してドキドキしながら臨んだ、はじめての4Dエコーのお話です。赤ちゃんの性別が気になって3カ月ごろからエコーで気を付けて見ているのですが…なぜか健診時の赤ちゃんは大人しく動かないんです!!前回(6カ月目の健診のとき)も横向きで固まってて、先生にもちょうど隠れてて見えないね~と笑われちゃいました…。まあ次回に期待ですね(笑)。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡ 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。ブログ:「家族のあしあと」
2019年11月06日赤ちゃんの首や体幹を鍛え発達を促してくれる遊びとして、ぜひ毎日に取り入れてほしいのが「うつぶせ遊び」です。運動量が多くなるので、夜寝てくれなかったり寝ぐずりがひどい赤ちゃんにもうってつけです。ただし、遊び方を間違えてしまうと危険を伴うこともありますので、正しい方法をしっかりと知っておきましょう。 うつぶせ遊びの手順※うつぶせ遊びをするのは、赤ちゃんのご機嫌がよく、必ずママが目の前にいてあげられる間だけにしましょう。その場を離れるときは、仰向けに戻してあげてください。 1.赤ちゃんが寝ている場合は、寝ている体勢から、胸と首の後ろを支えてうつぶせにします。抱っこしている場合は、床におなかがつくように、そっと置きます。 2. 胸の下に巻いたタオルを入れ込みます。このとき、肘がタオルよりも前にくるようにしましょう。こうすることで、肘で体を支えやすくなります。 ポイント①:体の下にタオルを入れると、おなかの圧迫が軽減され、苦しくならないので長く遊べます。また、顔が真下を向いていても敷物に顔が埋もれてしまうことがありません。 3.一緒に目線を合わせて、声をかけてあげましょう。赤ちゃんのモチベーションが上がり、お母さんも一緒にうつぶせ遊びを楽しむことができます。 ポイント②:時間は月齢×10分が1日の目安です。まとめてではなく、小分けでも構いません。 うつぶせ遊びのメリットは?●頭を持ち上げることで背筋、腕で踏ん張ることで腕の力や腹筋が鍛えられ、しっかりした体幹がつくられます●首のすわりを促します●全身運動なので、遊び疲れてよく寝てくれるようになります 「寝つきが悪い」「眠りが浅い」「生活リズムがバラバラ」などでお悩みでしたら、この遊びをぜひ1日の中に取り入れてみてください。赤ちゃんが程よく運動できるので、夜ぐっすり眠ってくれるようになるかもしれません。 監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。現在、東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
2019年11月02日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは、保育士の中田馨です。保育所では、公園に行くときに1人の保育士が2~3人の子どもを担当します。赤ちゃんがよちよち歩きくらいのときはまだ少し余裕がありますが、幼児になり走ることができるようになったら、急に走り出すことがあるので大変! どちらを追いかけようかと焦ってしまいます。 今回は、年子や双子の赤ちゃんの公園遊びがラクになるコツを紹介します。 行先の公園と移動経路を調べておく赤ちゃんを2人連れていくときの第一条件は安全であること。まずは、赤ちゃん2人を連れていくのに安全な公園かを確認します。 例えば、こんな公園が理想的です。・出入り口が1つ(複数ある場合は出入り口の位置が近い)・車道に出にくい・遊具が年齢に合っている・ママが公園内を見渡せる ママが公園内を見渡せる範囲で赤ちゃんが遊べる公園が安全です。遊具のトンネルや木々の茂みなどは、赤ちゃんにとってはとても楽しい環境なのですが、姿が見えなくなって安全確認ができにくくなるという欠点があります。また、行く公園が決まったら、公園に行くまでの移動経路が安全かなども調べておきましょう。 年齢に合わせた移動手段公園までは、子どもの年齢に合わせた移動手段を取りましょう。年齢が高くなり、自転車の前後ろに乗れるようになれば自転車での移動がラクですが、それまではベビーカーや抱っこを併用しながらの移動になると思います。 公園へ行く時間が短時間とはいえ、どちらかがグズグズ言い出したときのために、抱っこ紐(おんぶ紐)を持っていると便利です。 よちよち歩きのとき体力がついてきて、おうち遊びだけでは物足りなくなってくる1歳半ごろは、歩くのが楽しい時期でもあります。「自分の力で歩くんだから!」とママの手を払いのけて、自分の好きなところに歩く姿が見られるようになります。好きなように歩く赤ちゃんが2人いたら、ママはそれぞれを追いかけて連れ戻しを繰り返して大変です。こんなときは、ボールや砂遊びセットを持って出かけてみましょう。ボールがあると、ひとつのボールを3人で追いかけて遊べます。たくさん歩きますので、赤ちゃんも満足します。また、移動せずに落ち着いて遊ぶには砂遊びが最適。スコップやコップなどを持っていきます。水道があると、砂を湿らせることができるので遊びが広がります。 どちらかがぐずったときは、おんぶをするのがおすすめ。おんぶをすることで、ぐずった子は落ち着き、両手が空くので、もう一人の子を見守ることもできます。もし、2人を一度に遊ばせるのが不安なときは、ひとりはベビーカーに座らせたり抱っこしたりして、ひとりずつ遊ぶという方法もあります。そのとき待っている子には、代わりになるおもちゃなどを用意しましょう。 走るようになってきたら走るスピードが速くなってくると、追いかけるのにも一苦労することがあります。とにかく子どもは好奇心いっぱいですので、興味を持ったところにタタ~ッと走っていきます。走って車道に出てしまうと危ないので、出入り口が出にくい公園を選びます。 遊具にも興味を持ち、自分からどんどん遊ぶ子もいるでしょう。できるだけ2人一緒の遊びができるように、ボールや砂遊びには一工夫を加えましょう。例えば砂遊びの場合、おままごとセットや車など、ごっこ遊びができるおもちゃを持っていきます。カップを使って砂でケーキを作ったり、砂でコースを作って車を走らせたり、子どもの想像力が広がる遊びをしてみましょう。 普段ママと行く公園は、ママも赤ちゃんも遊び慣れている公園だと安心。ママにとって無理のない環境で公園遊びを楽しんでくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2019年10月30日わが子の場合、生後3カ月ごろになると、あやすと笑うようになりました。反応が返ってくると、うれしくなりますよね。もっと赤ちゃんが楽しいと思えることをしてあげたいと思いました。そこで今回は、赤ちゃんがねんねのころにおこなった、お気に入りのふれあい遊びをご紹介します。 指でトコトコ♪ あやすと笑うようになった生後3カ月ごろ。特にお気に入りだったのが「指でトコトコ遊び」。あお向けに寝かせた赤ちゃんの服の上から、人さし指と中指を交互にトコトコと人が歩いているように動かします。 「階段をのぼって……降りるよ~♪」など、声をかけながら強弱をつけると盛り上がりました。楽しそうにニコニコ笑う赤ちゃんを見ているだけで、幸せな気持ちになれました。 おひざでポンポン♪ 首がすわって、体がしっかりしてきた生後4カ月ごろのお気に入り遊びが、「おひざでポンポン遊び」。私のひざの上にわが子を乗せ、子どもの両わきを支えながら軽く上下に動かします。あまり体を大きく揺らしすぎないように注意しました。 「おうまさんパカパカ♪」と声をかけながら、強弱をつけるとわが子は「キャハハハ」と大笑い! 時々左右交互に乗せるなど、変化をつけるとより盛り上がりました。 あんよ体操 あお向けに寝かせた赤ちゃんの足を持ち、「いっちに」と声をかけながら、足をやさしく曲げたり伸ばしたりします。ただ、あまり激しく動かさないよう注意しました。生後3カ月ごろからおこなった、お気に入り遊びの1つです。 歌いながら遊んであげると、さらに喜んでくれました。わが子は「ドレミの歌」が大好きで、歌い始めるとニコニコしながら私の顔をジッと眺めていた記憶があります。赤ちゃんの笑顔に癒される時間でした。 最初のうちは赤ちゃんとどう遊べばいいのかわかりませんでしたが、過ごしていくうちに笑いのツボを見つけていきました。赤ちゃんがどんな遊びなら喜ぶのか、いろいろ試してみるのもいいですね。今だからできるふれあい遊びを楽しみたいですね! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さんの成長に合わせて遊び方を考えてあげてください。ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年10月17日初めての赤ちゃんを妊娠中のママさん、二回目以降の出産で上の子と赤ちゃんとの生活が始まるママさん、赤ちゃんと過ごす部屋作りは進んでいますか?今回は、意外と知られていない「赤ちゃんと過ごす部屋作り」のポイントと、便利なアイテムをまとめてご紹介します。日中の定位置はどこ?当たり前のことですが、赤ちゃんは寝返りを打ったりずりばいができるようになったりができるまで、ほぼゴロゴロと寝ています。そう、赤ちゃんの一番の仕事は「寝る」こと。この「置いたらその場から動かないで寝ている」時期は、一瞬ですが、とっても貴重な時間。ひとりで動いていくようになるまで、赤ちゃんの定位置は「ママの過ごしているスペースの近くに」がベター。リビングやダイニングに、赤ちゃんの定位置を作ってあげましょう。和室orロースタイルのママは…普段、和室で過ごしていたり、床生活でロースタイルのママは、赤ちゃんもそのまま低い位置にいたほうが安心。赤ちゃん用の布団を敷いたり、おくるみなどの上に置いたりしているママも多いようですが、一番のおすすめは、ベビーラウンジの「DockATot(ドッカトット)」。ざっくり言うと、ママのお腹の中をモチーフにした赤ちゃん用のマットレスです。この絶妙なラウンド型のなかにおさまると赤ちゃんも安心するのが、ぐずらずにすやすや寝てくれます。別で枕を敷いたり、布団やおくるみが顔にかからないように工夫する必要もなく、くぼみにストンと赤ちゃんを置くだけ♡持ち運びも便利なので、ソファーの上で使ったり、夜は寝室のネッドの上で使ったり、一日中ドッカトットとともに赤ちゃんを移動させているママも。ソファーで過ごすママは…ソファーの上でもドッカトットが大活躍。しかし、大人や兄姉と同じソファーに置いておくのが心配…というママは、ベビービョルンのバウンサーが高さ的にも機能的にもベスト。ソファーに座るママとの目線もぴったりで、3.5キロの新生児から、約2歳ごろまで使えます。キャンプチェアーのような、ハンモックのような、不思議な感覚のバウンサー。揺らすことで心地よく、楽しく乗っていてくれるので、ソファーに座っているママが片手で揺らしながら過ごす…のがおすすめ。3つのポジションに調整可能なので、ねんねの低い位置から、ご飯を食べるようになる高い位置まで長く、幅広い用途に使えます。ダイニングが居場所のママは…テーブル&椅子生活のママは、赤ちゃんもテーブルの位置くらいに合わせて寝ていてほしいもの。そんなときは、ストッケのベビー&キッズチェア「トリップ トラップ」に付けられるニューボーンセットがおすすめ。作業や食事をするママ・家族のいつも近くにいられるので、赤ちゃんも安心です♡まだまだ食事ができるのは先のことですが、ニューボーンセットを取り外せば、トリップトラップ自体は大人になっても使える一生モノの椅子。新生児期から購入してしまって、成長をともにするのも素敵ですね♡家族での団欒の食卓に、赤ちゃんが参加できるのもいいところです。赤ちゃんの定位置を決めるときには、「まわりに高いもの・アブないものがないこと」と「ママがどこにいても赤ちゃんの顔がチェックできる」ような位置にすること。いつもママがおうちのどこにいる時間が長いのか考えてみれば、赤ちゃんとの生活が想像しやすくなるはずです。授乳はどこでする? 少しでも楽になる授乳アイテムセット赤ちゃんとママのこの時期の仕事のふたつめは、「飲む」こと。数時間おきに訪れる授乳タイムをスムーズに過ごすためには、ママ&ベビーの定位置の近くに授乳グッズをセットして。哺乳瓶・ケープ・ガーゼ・スタイなどと、授乳タイムをみる時計やタイミングを書いているならノートなども。授乳中はしばらく動けないので、音楽を聴いたりタブレットで読書をしたり…と、ママがリラックスできるアイテムもあるといいかも。おむつ換えは? ママだけじゃなく、みんなが使いやすく赤ちゃんとママのこの時期の仕事のみっつめは、「出す」こと!とは言え、おむつ替えはパパや兄姉も参加できる育児なので、家族みんながわかりやすく使いやすいアイテム収納の工夫をすると良いでしょう。動かしやすいワゴンや、持ち運べるカゴなどに、おむつ替えセット一式を用意しておいて。最初はこまめにおむつ替えが必要なので、その場で替える→捨てる、の一連の作業ができると楽々。成長するにつれて、匂いも立派なものを出すようになるので、おむつを捨てる専用ゴミ箱もあったほうがいいかも。また、リビングなどの定位置にひとセット、寝室にひとセット、大きなおうちに住んでいる方は脱衣所などにもひとセットなど、おむつ・おしりふきをセットにしたものを、部屋の各所に置いておくといちいち取りに動かなくて便利です。いかがでしたか?今回は赤ちゃんの「寝る」「飲む」「出す」をメインにした部屋作りのヒントをご紹介しました。生まれてきて実際に生活してみると「ここにこれがあった方がいいな」「もうちょっと低い位置でお世話した方が楽だな」など、いろいろ微調整がでてくるもの。まずは家族で「赤ちゃんと過ごす生活」を想像しつつ、お部屋作りを楽しんでみてくださいね♪
2019年10月10日生まれたばかりの赤ちゃんは、何に反応して『笑顔』になっているのでしょうか?赤ちゃんの『笑顔』が生み出される理由を月齢ごとに紹介します。『笑顔』でいることのメリットやメカニズムを把握し、赤ちゃんとの暮らしをより楽しいものにしましょう。赤ちゃんはなぜ笑うの?笑顔の意味とは赤ちゃんの『笑顔』は、とても癒されますよね。まだ言葉も分からない赤ちゃんはなぜ笑うのでしょうか?赤ちゃんの笑顔の理由についてチェックしてみましょう。本能的な笑い 生理的微笑生まれたばかりの赤ちゃんであっても『笑顔』を見ることができますよね。生後直後の赤ちゃんは、周りとまったくコミュニケーションが取れないにもかかわらず、『何』を感じ取って笑っているのでしょうか?生後直後から見られる赤ちゃんのこの『笑顔』は、実は赤ちゃんの『本能』によるものです。『生理的微笑』や『新生児微笑』と呼ばれ、名前の通り、何か理由があって笑っているということではなく、『反射的』に笑っている状態を指します。周りの笑顔を反射する 社会的微笑生後2カ月を過ぎると、『生理的微笑』から『社会的微笑』に変化します。『社会的微笑』は、周りの大人たちがあやしてくれることや、赤ちゃん自身が興味関心を持ったことに対して、赤ちゃんが笑うことを指します。意志を持って自発的に笑顔になるといった段階ではまだまだありませんが、新生児の頃よりも赤ちゃんが笑っている理由を見つけやすくなるでしょう。生後半年前後で感情が伴った笑いに生後半年前後になると、感情や意志を伴った『笑顔』が生まれます。ママやパパから話しかけてもらったり、くすぐってもらったりなどの刺激に対して「うれしい!」や「楽しい!」といった感情を伴い、赤ちゃんの笑顔につながります。ただ見ているだけでも赤ちゃんの笑顔には癒されますが、やはり自分の行動に対して笑顔になってくれるとうれしいものですよね。言葉を交わすようなコミュニケーションは取れませんが、スキンシップをたくさん取りながら赤ちゃんをあやしてあげましょう。生後1カ月からできる笑顔を増やす方法生まれて間もない赤ちゃんは何か理由があって笑顔になっているわけでありませんが、それでも赤ちゃんに笑ってほしいのが親心ですよね。生後1カ月の赤ちゃんにも効果的な笑顔を増やす方法をチェックしていきましょう。お世話の際に語りかけを生まれたばかりの赤ちゃんの感覚器はほとんど発達しておらず、なかなか周囲の状況を把握することができませんが、比較的『耳』の成長は早く、意味は分からずとも音や声を聞き取っています。そのため、抱っこやオムツ替えなど、赤ちゃんをお世話するときには積極的に声をかけてあげましょう。内容を理解することはもちろんできませんが、ママやパパの声で『安心感』が作り出されることで赤ちゃんの笑顔が生まれやすくなりますよ。生理的微笑にも笑顔を返す赤ちゃんの笑顔を継続的に生み出すためには、生理的微笑であっても『笑顔を返してあげること』が大切です。新生児期の赤ちゃんの笑顔に理由はありませんが、笑顔に対して『反応』や『受け止めてあげる』という行動を繰り返すことで、自発的に笑顔を作りやすくなっていくでしょう。また、この『反応』という行動は信頼関係を育んでいくことにも効果的ですよ。親子間の絆を深めるためにも、赤ちゃんの笑顔をしっかりと受け止めてあげましょう。スキンシップを心がけて新生児期の赤ちゃんには『スキンシップ』そのものの意味や大切さは理解できませんが、赤ちゃんが成長していくにつれて大切な役割を担います。『抱っこする』『手をつなぐ』『ベビーマッサージをする』といった簡単なスキンシップであっても、赤ちゃんの脳内には『オキシトシン』と呼ばれる物質が生まれます。この物質が脳に作用することで、情緒を安定させたり、信頼関係を築きやすくしたりと多彩に働き、笑顔を生み出しやすい脳に育ててくれるでしょう。笑うことで得られるメリットはたくさん 『笑顔』といえば、笑顔を見ている側にフォーカスされがちですが、笑っている本人もさまざまなメリットを享受できます。『笑顔』のメリットを把握し、赤ちゃんとの暮らしをよりよいものにしましょう。脳の発達を促せる『笑う』という動作は単純なように思えますが、実は顔のたくさんの筋肉を使って生み出されるものです。そして、顔や体の筋肉を使うことで、『シナプス』という神経細胞を生み出し、脳の成長を促進しますよ。『シナプス』を増やすことで、赤ちゃんが大きくなるにつれて必要となるより高度なコミュニケーションも円滑に進みやすくなるでしょう。ストレス耐性・免疫力にも影響が一口に『笑う』といっても、その効果は計り知れません。例えば、一見関係のなさそうに思える『ストレス耐性』や『免疫力』にも、『笑顔』は効果的です。笑うことで、体内や脳内の細胞が活性化され高い免疫力を生み出します。笑って過ごすだけで、脳の成長を促進したり、毎日を健康に過ごせたりと、まさに『笑う門には福来たる』という言葉がぴったりですね。親子でたくさんの笑顔を作っていこう『育児』は想像以上にハードですが、「我が子の笑顔を見れば疲れも吹き飛ぶ!」というママも多いのではないでしょうか?実際に『笑顔』には人を癒す力があるだけではなく、笑っている本人にもたくさんのメリットがあります。まだまだうまくコミュニケーションが取れない時期であったとしても、赤ちゃんと積極的に『スキンシップ』を取り、『反応する』ことが大切です。赤ちゃんと一緒に笑顔に溢れた楽しい日々を過ごしましょう。
2019年09月22日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は赤ちゃんとの遊びに関するご相談です。 Q.夫に「揺さぶられっ子症候群になるんじゃないの?」と言われましたもうすぐ生後3カ月になる娘との遊び方について質問です。生後2カ月半を過ぎたことからあやすと笑い、首もほぼすわった状態だったのでゆっくり高い高い(座った状態で顔の高さまで、首とお尻を支えて)したり、おなかの上に座らせてピョンピョン跳ねたり、自分の腰をゆっくりあげたりストーンと下ろしたりして遊んでいました。それを夫に言ったところ、「揺さぶられっ子症候群になるんじゃないの?」と言われ、心配になってきました。娘自体は声を上げて大喜びしていました。育児用ミルクも飲み、異変は今のところありませんが、やめたほうがいいのでしょうか? 高塚あきこ助産師からの回答最近、揺さぶられっこ症候群についての注意喚起が多く、ご心配されるママさんも多くいらっしゃいます。 一般的に、揺さぶられっこ症候群の場合は、頭や首がぐらんぐらん大きく揺れたり、激しく前後左右に頭を揺らしたりするような、明らかに意図的におこなう動作によって起こると言われています。 普通にあやしたり、抱っこして揺らすくらいでしたら、特に問題はありません。生活をするなかで、お子さんの頭がグラグラしてしまうこともあるかと思いますが、基本的には揺さぶられっこ症候群になることはあまりないと言われていますよ。ご安心くださいね。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 生後3〜4カ月のふれあい遊びこの時期にできる赤ちゃんとのふれあい遊びです。 ■コチョコチョ遊び「いっぽんばしコチョコチョ」など、コチョコチョするための歌がありますが、どんな歌でも構いません。オリジナルの歌を歌いながらコチョコチョ遊びを楽しんでみましょう! ■うつ伏せチャレンジうつ伏せ遊びをママと一緒にしてみましょう! 赤ちゃんが「アー、アー(疲れた)」と言い出してからも、もう少し頑張って! できたらしっかりほめてあげましょうね。 ■いないいないばあ遊びいないいないばあをしてみましょう。最初は「ママ、何しているの?」という顔をするかもしれませんが、毎日繰り返しすることでいないいないばあ遊びが、赤ちゃんの楽しみになります。 うつ伏せ遊びができるようになると、今まで見えていたものよりも視野が広くなります。運動遊びや外遊びなどもしながら、赤ちゃんに小さい刺激の経験をたくさんさせてあげてくださいね。※参考:ニュース(ママネタ)「生後3~4カ月の赤ちゃんの発達とふれあい方を保育士が教えます!」【著者:保育士 中田 馨 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長】
2019年09月19日