どうもこんにちは。朝晩冷え込むようになり、掛け布団をはねのける子どもたちの布団を掛け直す仕事に従事していたところ、あっさり風邪をひいた栗生です。そして努力の甲斐なく鼻水をたらしている子どもたち。秋、それは切ない季節でございます。さて、赤ちゃんカルタ第4回は「え」です。赤ちゃんって体がとても柔らかいですよね。我が家の赤子も180°以上開閉脚しながらのアクロバティック飲乳、前後に開脚しながらおもちゃの味くらべをするなど、日々驚きの姿を披露しています。これは日中に限ったことではありません。人々が寝静まった夜間にも行われます。ある夜、寝室で何かうごめいている気配がしたのでそーっとのぞいてみたところ…そこにはうつぶせになりヒップアップに励む赤子の姿が!またある夜、突如鼻に痛みを感じて起きると…上下さかさまの状態から回し蹴りを連続で放ってくる赤子の姿が! 君は格闘家か! 親はサンドバッグか!上の子の乳児期には夜泣きで起こされることが多かったのですが、今はこのヒップアップからの回し蹴りやかかと落としといった足技をくらって目が覚めます。ヒップアップは親を油断させるトラップだったのです…。初めて赤ちゃんのダイナミックな寝相を目撃したときは、あまりの自由さに感激すらしたものですが、暴力に訴えるのはやめていただきたいと切に願う秋の夜長でありました。今日のかるた「エクササイズに余念なし」
2015年10月28日赤ちゃんカルタ、第3回は「う」。赤子との生活において、「う」のつくものと言えば思い浮かぶものはただひとつ(ですよね?)。そう、うんちです(断言)。赤ちゃんのお世話、それはうんちとの戦い。…は言い過ぎですが、人生でこれほどうんちと向き合うことってなかなかないんじゃないかと思います。赤ちゃん会などで出会うきれいなママたちも毎日うんちと戦っているのだと思うと、つい熱いものがこみ上げてきて「同志よ!」と固い抱擁を交わしたくなるのですが、どうでしょうか。…私だけでしょうか。我々うんちオムツを替える者は、便秘や変色といった赤ちゃんの健康に関わることから、健康には差し支えないけれど起こると精神的にダメージの大きい「うんち漏洩」などの問題に日々直面しています。特に離乳食前の赤ちゃんのうんちは柔らかく、大人ではあり得ないくらいカジュアルに漏れ出てしまうこともしばしば。先日、買い物中に抱っこひもの底から振動とただならぬ芳香が漂ってきたことがありました。一刻も早くお店を離れたかったのですが、店員さんが話し好きだったのが運の尽き。しばらくしてベビールームに移動した時にはすでに遅く、服と抱っこひもにまで被害が及んでおりました。…とツイッターでつぶやいたところ「うちは入浴中に爆発が起きました」というコメントをいただいて、漏洩どころではない悲劇に涙したのでした。今日のかるた「うんちの数だけドラマあり」
2015年10月21日赤ちゃんと一緒にいると、生きているのかどうか心配になってしまうことがあります。子育てを経験しているママたちは、きっと同じような思いをされたこともあるのでは?特に新生児はその繊細さにドキドキすることこの上ありません。下の子の時はだいぶ余裕がありましたが、初めての出産時は母子同室でのマンツーマンかつ赤子がそばにいる興奮と緊張でろくに寝付けず、起きて泣いているときは「早く寝てくれ~!」と思っているものの、寝ているときあまりにも無音で、生きてるかどうか何度も確かめてしまっていました。それ以外にもよくあるのが、抱っこひもで寝てしまった時。首をがくりと折ってこちらの胸に突っ伏してくるので、息をしているか周りの人から心配されます。寝ているときもたまにヒヤヒヤすることがあります。枕代わりに頭の下にひいたタオルがなぜか顔の上にあったり、寝返りができるようになるとうつぶせになったまま寝てしまったり。発見時かなりビクッとします。それから、添い寝をしていてうっかりこちらも寝落ちてしまったときは「つぶした!?」とめちゃくちゃ焦ります。そんなことがありつつも、ずっと同じ布団で寝てきた赤子と私ですが、最近は寝ぼけた赤子が助走をつけてかかと落としを放ってきたり、授乳時にもたえず脇腹や二の腕などを捻りつぶしに来るので、くっついて寝てしまうことはなくなりました。親につぶされないための赤子の防衛策なのでしょうか。今日のかるた「いきているのか気になります…」
2015年10月14日はじめまして、イラストレーターの栗生ゑゐこと申します。上に3歳、下に今年1月に産まれた赤子を持つ“親ビギナー”でございます。このコラムでは、赤ちゃんのいる生活で発見したことをカルタ形式のイラストでお送りしてまいります。どうぞよろしくお付き合いくださいませ。さて、赤ちゃんがいる生活というのはどのようなものでしょう。我が家では2回目の「赤ちゃんがいる生活」が始まって早7カ月が経とうとしています。私自身妊娠するまで赤ちゃんとは縁のない生活を送っていたため、産後の暮らしがどんなものか全く想像がつきませんでした。ネットや育児雑誌を見ると、膨大な情報の中に産後うつ、孤育て、密室育児、産後クライシス…と何やら不穏なワードがチラっと見え、これは相当ヤバい仕事なのでは? ということがうっすらと見えてきたのです。上の子の赤ちゃん期は授乳や寝かしつけ、病院通いや夜泣き対応などそれなりに大変ではありましたが、産前に覚悟しすぎたためか思っていたよりも楽しい時間を過ごせたように思います。というのは、泣くか寝るかしかしないと思っていた赤ちゃんが「意外と笑う」ことがわかったからです。赤ちゃんの笑いには段階があり、産まれて間もない頃は生理的な笑み(新生児微笑)、その後は大人が笑いかけたりあやしてやると、声を上げて笑うようになるそうです(社会的微笑)。新生児期を過ぎた赤ちゃんを実際あやしてみると、ただ微笑むばかりではありません。ウケすぎて咳き込むほどの大爆笑や、「仕方ないな笑ってやるか、ハハ…」みたいな薄いスマイル、口の端をニヤリと上げる不敵な笑みなど、さまざまな笑い顔を見せてくれます。我が家の赤子が狂喜する鉄板ネタは、「鏡の前で抱っこ&ダンス」です。何の曲でもいいらしく、ときおり「ギュィ~ン」とエアギターのように背中を掻いてやると呼吸困難になるくらい笑いこけています。5カ月ごろまでは、仰向けになった状態で「頭上タオルひらひら」が人気でしたが、ハイハイやおすわりができるようになってからは仰向けにされると泣いてしまうのでやらなくなってしまいました。ネタの旬が短いのは成長の早い赤ちゃんならではと言えるかもしれません。また、あまりにウケてくれるのでこちらが調子に乗って何回もやると、ぴくりとも笑わなくなる…。ということがよくあります。そうだよね、赤ちゃんにも気分ってものがあるよね…。今日のかるた「あかごのツボと秋の空」
2015年10月07日赤ちゃんと一緒に行く海外旅行先として人気が高いハワイ。でも、旅先で病気をしたり、飛行機でぐずったりしたらどうしようと心配ごともたくさん。赤ちゃんを連れて行くには、どれくらいの時期からがいいのでしょうか。赤ちゃんが国際線に乗れるのはいつから? 多くの航空会社では、搭乗可能年齢を「生後8日後から」と定めています。ですが、飛行機は急激な気圧の変化がありますし、機内の乾燥や寒さも心配です。里帰りなどで早くから赤ちゃんを飛行機に乗せなくてはいけない場合を除き、ある程度大きくなってから乗せたほうが、赤ちゃんもママも快適ですよね。赤ちゃんとママ、パパ、みんなの快適な時期を見定めて早いご家庭では「首が据わったらOK」と考えて海外旅行に出かけているそうです。筆者のまわりで一番早かったのは「生後5ヵ月の時。母親からの免疫が切れる前がいいと思って。寝返り前だったので、寝返りを打ってベッドから落ちる心配がなくてよかった」というママでした。生後6~7ヵ月に行ったというママたちは「離乳食が1回食のうちがラク」「ベビーカーに乗せやすいので、お座りができたら」「ハイハイをすると動きたがるから、その前に」と考えたそうです。「子どもが歩き回ると大変だから、歩き出す前に」「水遊びを楽しめる月齢になってからがいい」と8ヵ月~1歳頃に行くママもいます。また、「あまり小さな子だと日焼けや病気に対する抵抗力が心配だから、1歳を過ぎてからが安心」「予防接種がひと通り終わってから」という意見もありました。ママによって考え方はいろいろですね。そのほか、休みが取れる時期に、たまたま赤ちゃんの月齢が○ヵ月だった、という事情もあるようです。で、結局、子連れでハワイに行くのはいつがいいの?筆者の周りでは生後7ヵ月以降にハワイデビューというご家庭が多く、筆者自身も子どもが7ヵ月半の時に行きました。離乳食が1回食の時期だったことは確かにラクでした。フリーズドライや瓶詰めの離乳食を持っていったので、2回食や3回食より荷物が少なくてすんだことがよかったです。寝返りやハイハイはしていましたが、ホテルでベビーベッドを借りることができたので問題ありませんでした。ハワイは何歳になってからでも楽しめますから、デビューを急ぐ必要はありません。ただし、飛行機のバシネット(座席に取り付ける乳児用ベッド)は体重10~11kg以下の乳児が対象のことが多いので、早くハワイに行きたい方はお子さんが10~11kgになる前に行くといいですよ。
2015年06月13日