もうすぐ、あのジメジメした梅雨がやってきます。さらに明ければ夏と、足クサさんたちには厳しい時期。足がクサいのは当たり前?いえいえ、ちゃんと対策はあるのです。外出先で要らぬ恥をかかぬよう、あまりお金をかけずにできることからやりましょう。■臭いの元は足の悪臭の素は、脂肪酸の一種「イソ吉草酸(きっそうさん)」。悪臭防止法で、アンモニアなどとともに、「特定悪臭物質」に指定されているシロモノ。これを作り出すのが、足の裏の皮膚にいる常在菌です。靴の中は高温多湿で、繁殖環境としてはうってつけなのです。足と靴のケアを同時に行う必要がありますね。■まずは足のケアからまずは足のケアです。お風呂でしっかり足を洗いましょう。指の間やしわの間まで、見逃してはいけません。そして、かかとなどの角質を落としましょう。意外と見落とし勝ちなのがツメ。アカがツメの間たまらないように、こまめにツメ切りしましょうね。やった、これでキレイになった!と安心してはダメ。お風呂上がりにしっかりと足をふきましょう。菌は水分があると再び増えてしまいます。指の間やツメに少しでも水気を残してしまうと、せっかくの効果が半減してしまいますよ。■お金をかけずに対策するもう一工夫プラスアルファとして、私の周りの足クサさんたちがやっている対策を紹介します。(1)ホームセンターに売っている竹酢液や木酢液を薄めたもので洗う。(2)お湯に重曹を入れて5~10分ほどつける。(3)清浄綿(薬局の赤ちゃんコーナーにある)でこまめに拭く。(4)体臭が悪くなるものをあまり食べない(カレーなどの香辛料の多いモノや、焼き肉などの動物性たんぱく質の多いモノ)。■靴のローテーション制を導入しよう靴のケアは「蒸れ」から解放することが何より重要です。ここでオススメなのが、プロ野球の先発投手のような「靴のローテーション制」。湿り気を取るため、私は中3日は置いています。毎日同じ靴を履くなんてダメですよ!靴も長持ちしません。靴底にファブリーズなどの消臭剤を靴底に吹き付けたり、エタノールで除菌してしまうのも手です。最近は消臭機能のついた中敷きも売られています。■こっそり除湿しよう私の場合、人に見えないところではこまめに靴を脱ぐようにしています。たとえば会社ですと、机に向かっているときはサンダルを履いています。終業後に取引先との飲み会やデートを控えている場合、予備の靴下を持ち歩いて、履き替えることもあります。■おわりにいかがでしたか?最近は若い女性も足のニオイで悩む時代だとか。備えあれば憂いなし。少しの工夫で足クサとおさらばしましょう!(芹河進/ハウコレ)【関連リンク】イケメンとして再デビューするには生ゴミのにおいを一瞬で消す方法梅雨入り前にカビを防ぐお掃除術
2011年05月12日イライラする気持ちを抑えたり精神的ストレスをケアするにあたって、「全身のツボを刺激して癒やす」という方法があります。ツボ押しは、オフィスや通勤電車、日常のちょっとした時間に自分でできるところがいいですよね。そこで、「疲労に効くツボ」について、鍼灸師でホット・スルー鍼灸マッサージ・整骨院(大阪市天王寺区)院長の片岡貞夫先生におたずねしました。――基本的なところですが、ツボを押すと何がよいのでしょうか?片岡先生「東洋医学の考えでは、体にエネルギーが流れる道筋を『経絡(けいらく)』と呼び、経絡上にある要所がツボにあたります。また、エネルギーを『気』と表現しますが、ツボを刺激すると経絡上の気や血液の流れを促すことができて、体全体のバランスを整えることにつながります」――なるほど。では、ツボの押し方について教えて下さい。片岡先生「指で押す場合も、ツボ押しグッズなどを使う場合でも、痛くないように押してください。ツボは皮膚の表面ではなく体の深部に存在します。体の奥に働きかけるように最初はゆるくだんだんと力を入れ、振動を加えたり、ひらがなの『の』の字を描くようにして刺激を加えるのも効果的です。いずれにしても、心地よい感覚を大事にしながら押してください」――ありがとうございます。では、次から怒りや不安といった心身の疲労に効くツボを具体的に教えていただきます。■怒りを抑えるツボ――「労宮」、「神門」、「大敦」「カッとした瞬間にツボを押さえると、その行為自体が怒りの気分に対して一拍置くことになります。『怒りを抑えるツボを押している』という暗示で気分が落ち着いてくるという作用もあります。これら3つのツボは、怒りを抑えるというほかにも効能があるので、合わせて紹介します」(片岡先生)●労宮(ろうきゅう)「労宮は『気』を出すとも言われていて、緊張を和らげるツボとしても有効です。よく、緊張するときは『手のひらに人という字を書いて飲み込め』と言いますよね。そこは労宮の場所でしょう。飲み込むより、ツボ押しのほうが効くと思いますよ(笑)。それに、めまいや暑気あたりにも効果があります。高ぶった神経を静める作用があるんです」(片岡先生)ツボの場所:手のひらの真ん中ツボの刺激法:反対の手の親指でゆっくりと「の」の字を描くように押しもみます。深呼吸をしながら、気持ちを落ち着けるように意識して、左右の手を1~2分ずつ行ないます。●神門(しんもん)「神門は、自律神経のバランスを整えるツボです。イライラするときのほか、動悸(どうき)や息切れ、また、気力減退や不安など、やる気が起きないときにも押してください。左手の神門は、便秘に効くツボでもあります」(片岡先生)ツボの場所:手のひら側の手首にある横じわを見てください。小指側のすぐ下にあるくぼみが神門です。ツボの刺激法:反対の手の4本の指で手首を抱え、親指で神門を押して刺激します。また、その状態で手首を手のひら側と甲(こう)の側にそらす動作をゆっくりと繰り返しましょう。ツボがより圧迫されます。深呼吸を繰り返しながら、左右をそれぞれ1~2分。●大敦(たいとん)「大敦は、肝機能に関係するツボで、めまい・二日酔い・乗り物酔い・地震酔い・眼精疲労にも有効です。これらの症状が強いときは、大敦を押すと飛び上がるほど痛いこともあります。その場合はツボ周辺をほぐすつもりでゆっくり刺激しましょう。心身の高ぶりを抑えるのに万能のツボなので、覚えておいてください」(片岡先生)ツボの場所:足の親指のつめの生え際、人さし指の側の下部、つめから2mmほど離れたところ。ツボの刺激法:つまようじや箸のような先が細い棒などで押します。また、足の親指のツメの生え際の下部を反対の手の指ではさむようにし、指で押す、ゆるめるを繰り返します。左右をそれぞれ1~2分。■疲労回復、自律神経のバランスを整えるツボ――「百会」●百会(ひゃくえ)「疲れているときは、自律神経のバランスが崩れています。疲労感、よく眠れない、朝起きてもすっきりしない、便秘がち、胃腸の調子が悪いなど、いろいろな症状が複数、出るでしょう。疲れたな、と思ったときにはいつでも押してください。頭の血行を促進するので、頭痛や眠気をとるのにも、また、抜け毛にも有効です。万能なツボとして覚えておきましょう」(片岡先生)ツボの場所:頭のてっぺん。両耳を頭の上を経由して結んだと線と、鼻から後頭部まで結んだ延長線が交わるところ。ツボの刺激法:指先で押す。ゴルフボールなどでぐりぐり押す。1~2分。ホットタオルを乗せてもよい。■地震酔い・めまい・頭痛のツボ――「内関」、「天柱」●内関(ないかん)「地震酔い・吐き気・めまい・乗り物酔い・つわりのほか、ストレスによる食欲不振など消化器系の不調のときに押してください。乗り物酔いをする人は、乗る前にこのツボに絆創膏(ばんそうこう)などで米粒を張っておくといいですよ」(片岡先生)ツボの場所:手のひら側の手首の真ん中(横じわの中央)から、ひじ側に5~7cmほど向かったところ。ツボの刺激法:深呼吸をしながら、ツボを親指で押したりゆるめたりを左右それぞれ1~2分繰り返す。●天柱(てんちゅう)「首や肩のコリ、眼精疲労が原因でめまいが起こることがよくあります。天柱はそれらを緩和します。頭痛や自律神経のバランスを整え、精神的不安にも効果があります」(片岡先生)ツボの場所:後頭部の髪の生え際、中央のくぼみの両脇に太い筋肉が2つあります。その上端の外側にあるくぼみ。左右二つになります。ツボの刺激法:左右同時に、親指でやや力を入れて押します。ほかの指で後頭部を支えると押しやすいでしょう。これらのツボを押していると、ツボとツボがつながっているのが分かり「このツボと心臓はつながっているのだな」など、心と体が密接な関係にあることも実感します。ストレスを感じる前にツボを押して、心と体の様子をチェックする。職場などでちょっとした時間に試したいですね。監修:片岡貞夫氏。鍼灸師、柔道整復師。ホット・スルー鍼灸マッサージ・整骨院(大阪市天王寺区。院長。(海野愛子/ユンブル)【関連リンク】【コラム】顔のツボを刺激して顔やせする方法【コラム】ツボ押してスッキリ!自分で簡単にできる足裏マッサージ【コラム】花粉症を楽にしてくれるツボ
2011年05月10日ふぎ!痛たたたた!でも、気持ちいい~~。疲れたときはマッサージに限ります。肩や腰などを直接マッサージしてもらうのもいいですが、足裏のリフレクソロジーをしてもらったあとのスッキリ感といったら、何物にも代えがたいものがあります。なぜでしょうね、"足"という、体の中でもどことなく地位が低そうな場所をもみほぐされる、ここに優越感を覚えるのでしょうか。ウフフ。(余談ですが、足マッサージをされるとき人を見下ろす体勢になるのが苦手という知人もいました。その人はMでした)ともあれ、マッサージにしろ、リフレクソロジーにしろ、誰かにやってもらうのが一番。ただ、忙しいとなかなかお店に行く時間が取れないもの。疲れをとれるセルフリフレの極意を知るべく、リフレクソロジーの店舗を多数展開する『ラフィネ表参道店』の田中さんに直接手ほどきを受けてきました。――いつも肩が凝っていて解消される気配がないのですが、どのあたりのツボを押せばいいのでしょうか?「まず、リフレクソロジーではツボのことを"反射区"と言います。足裏にある反射区が、体の部位にそれぞれ対応していて、そこを押すことで体の疲れの状態が分かったり、ケアできたりするのです。肩の反射区は、人さし指から小指にかけての付け根のあたりにあります。ここを指の腹を使って押してください」グリグリ。グリグリ。あ、痛い。「強く押せば押すほど効果があるわけでもないので、あまりに痛いようでしたら少し力を抜いてくださいね。お仕事でPC画面を見ることが多いのでしたら、目の反射区を押すのもオススメです。人さし指と中指の第二関節のあたりを押してみてください」ム、これは押すのがなかなか難しいです。「あとは、つちふまずとかかとの間の足の側面は、腰の反射区です。ちなみに、左足が右半身に対応し、右足が左半身に対応しています。反射区の場所は左右どちらも基本的には同じですから、もう片方の足も同様に押してください」よく腰の左側が辛くなるので、右足の反射区を重点的に押せばいいんですね現代社会人の三大悩みである「目」「肩」「腰」の反射区を教わったあと、お店の人気メニューでもある『リフレクソロジー40分コース』(4,200円)をしていただきました。ハーブエキスを使用した「ラフィネオリジナルフットクリーム」を使用し、足裏の反射区をまんべんなく刺激。さらに、ユーカリオイルとアロエスキンミルクをブレンドした「ラフィネオリジナルトリートメントオイル」をたっぷり使い、ふくらはぎもケアしてくれる大満足のコースです。その結果、目や肩以上に疲れていたのは「じん臓」だと判明。――こういったリフレクソロジーのお店に行くと、私の場合はよく「胃腸が疲れてますね」と言われることが多く、「じん臓」が疲れてると言われるのは初めてです。「その日によって、疲れている場所が違いますからね。今日はじん臓の反射区を押したときに痛そうにされていましたし、老廃物がたまってゴリゴリしていました。最近外食が多かったり、塩分をとりすぎていたのではないでしょうか?ちなみに、リフレクソロジーの目的は "リラックス"ですので、反射区を押したからといって、それだけでよくなるわけではないのですよ。普段から生活に気を付けるのが一番です」……ごもっとも。近ごろ、ファストフードにコンビニざんまいの毎日でございました。今現在も、原稿を書きながらポテチを食べていてすみません(パリパリバリバリ)。でも、お菓子は私の"リラックス"なんです(パリパリバリバリ)!まったく懲りない私ですが、リフレクソロジーに行ったり、自分で足ツボ押したりして、どこも痛いところがないって、なんとなく損した気持ちになりませんか?あの痛さが快感で、癖になるというか、その、あの、変な意味でなく。(朝井麻由美/プレスラボ)【関連リンク】『ラフィネ』11月30日(月)までの期間限定で、天然アロマオイルを使ったサービス実施中!昼マッサージで頑張った自分へご褒美(笑)昼休みに会社を抜けてマッサージなんていかが第3回 足クサ川柳選考結果発表!クサい足に関する悲喜こもごもが……つぼ検索サイト「つぼのツボ」便利!体のあらゆるツボを調べられます
2009年10月04日