ヘアドネーションとは?「ヘアドネーション」とは、癌や白血病、先天性の無毛症、不慮の事故などにより髪の毛を失った子供たちに、皆様に寄付していただいた髪の毛を使用して、完全オーダーメイドの人毛の医療用ウィッグを無償提供する活動する事です。18歳までの子供たちに、完全オーダーメイドの人毛ウィッグを無償提供することで、髪の毛を失った子供たちの笑顔を取り戻して頂く活動です。当店ではヘアドネーションを受け付けております。皆様に寄付していただいた髪の毛を使用して、完全オーダーメイドの人毛の医療用ウィッグを無償提供する活動をしています。31cm以上の髪を束ねてカットし、それを活動している団体に送るといった中間の作業をお手伝いしています。お電話にてお問合せお待ちしております050-3759-3093
2020年03月26日お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武(57)のInstagramが秀逸すぎるとネットで話題を呼んでいる。木梨は最近、さまざまな職業のものまねをする“転職シリーズ”を投稿。どれも本職にしか見えないクオリティーなのだ。木梨は6月15日、「銀座ホステスデビューしたわ!お客様に心を込めて接客させて頂きまする!」と女装した着物姿でお酌をする写真を投稿した。事の発端は5月26日、日本ダービーの馬券を外し「#しばらく旅に出ます#探さないでください」とつづった投稿。それから3日後に木梨は「すし職人見習い中!」と寿司屋のカウンターで板前になりきり、働く様子を公開。その投稿を皮切りに、美容師、花屋、洋菓子パティシエ、電気工事の見習いなど転職を繰り返す“転職シリーズ”が定番化。なかには「木梨サイクル長男、いったん本業の自転車屋戻ります」と実家の本業である自転車屋になりきる日も。制服や背景、表情まで本職にしか見えない自然さ、そして「自転車は、手を洗っても油がとれないので仏壇屋さんにします」「顧問弁護士は覚えものと書類が多すぎる為、ひもの店にします!」と転職の理由まで手の込んだ設定が話題に。ファンからは「このシリーズ大好き」「転職しすぎです!早く天職みつけてください!」「本当にこういう人いそう(笑)」「全部本物に見える(笑)」と絶賛のコメントが寄せられている。
2019年06月15日元ももいろクローバーZの有安杏果が15日、自身のツイッターを更新し、活動再開を発表した。昨年1月21日のライブでももクロを卒業し、芸能界を引退した有安。このたびツイッターに「ファンのみなさまへ」と題した直筆コメントを画像として掲載し、「いつもあたたかく見守っていただきありがとうございます。2018年も私にとってかけがえのない素敵な1年になりました。本当にありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。そして、「充実した1年間を過ごしながら『これからの人生で何をしたいのか…』と自分の気持ちや心に、何度も素直に問いかけてきました。表現する人として、明日の生きる希望となるようなモノやココロをたくさんのみなさんに伝えたいと強く思いました」と打ち明け、「私、有安杏果は2019年 音楽活動や写真活動を通して表現し伝えていく活動を始めます」と発表した。続けて、「自身の意志で判断し、自分を信じて自立した行動ができるようになりたいと思い、個人事務所で自分のペースで、表現活動をやっていきたいと思います。不安はもちろんありますが、みなさんの応援と私の小さな勇気が未来の大きな希望になると信じています」と個人事務所を設立して活動することを発表。「感謝と謙虚な気持ちを決して忘れずに、23年間の経験と誇りを胸に、自分の歩幅で一歩ずつ全力で生きていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します」と決意をつづった。
2019年01月15日チャンスが広がって転職しやすい時代とはいえ、判断ミスや思い込みが命取りになることも…。うっかりハマりがちな“落とし穴”を回避して理想のキャリアチェンジを叶えよう!まず転職活動は、さまざまなリスクを回避するためにも前職に在職中にスタートするのが大前提。希望の企業が見つかったら、しっかりリサーチして曖昧なところは応募前に確認すること。そして、面接では「等身大」を心がけて。内定だけを目的にすると、転職してから後悔するハメに…。「企業のHPや求人サイト、口コミなどを参考に、条件面はもちろん、社員の雰囲気や社風まで多角的にリサーチしましょう。そうすれば、入社後の『こんなはずじゃなかった』も防げます。また、不利になりそうだからと、結婚や出産の予定を隠すのはNG。内定をもらえても、あとあと信用を失って働きづらくなります」と、転職エージェント「morich」代表の森本千賀子さん。新卒の就活と違い中途は企業側も「短期決着」が基本。「1か月活動をして決まらなかったら希望職種を変える、成長業界の企業を選ぶなど見直しも必要です」と、マイナビキャリアアドバイザー・千本佳奈子さん。エージェントなどへの相談は無料だから、「転職のプロ」の力は大いに活用しよう。ひとりで活動するより、効率よく成果が出せるはず。資格は一部の場合を除いて重視されません!「あれば安心!」と、やみくもに資格取得に走ってもメリットは皆無。「弁護士などの専門資格が必須な職種は例外として、実務経験にまさるものはありません。資格の勉強をする時間があるなら、今の業務の習熟度を上げるほうが自分のバリューはアップします」(森本さん)。「資格で有利になる可能性があるのは、成長業界でもある医療に従事する医療事務。また、英語力は業務で使わない限り、それほど求められません」(千本さん)給料交渉を自分ひとりで行うのは至難の業。少しでもいい条件で入社したいのは当然のこと。でも給料交渉は危険な“諸刃の剣”にも。「自分で相談できるタイミングとしては面接の場面ですが、交渉すると心証が下がってしまう不安も。コンサルタントなどに入ってもらい、客観的に探ってもらうのが賢明です」と話すのはコンコードエグゼクティブグループ・西谷有生さん。「自分ひとりで給料を交渉するのは、言い方やタイミングが難しい。評価軸や将来的に給料がアップする制度があるかを確認するのはOKです」(千本さん)身近な人に安易に助言を求めないほうが安全。転職活動中はなにかと迷いやすいもの。でもパートナーや親など身近な人に相談してしまうと、最良の選択から遠ざかることも…。「転職市場を把握している、プロに相談するのがおすすめ。セカンドオピニオン的に複数人に聞くのがベスト」(西谷さん)。「エージェント以外にも、自分との利害関係がなく、客観的にアドバイスをくれる人が◎。特に自分のロールモデルに近い人からは有益な意見を得られそう」(森本さん)森本千賀子さん昨年リクルートを退社して、(株)morichを設立。転職エージェントを軸に、さまざまな相談業ほか講演活動も。『本気の転職パーフェクトガイド』(新星出版社)など著書多数。千本佳奈子さん(株)マイナビのキャリアアドバイザー。求職者との面談をもとに適切な情報を精査して提供し、ひとりひとりに合ったキャリアプランを提案している。人材業界歴は11年。西谷有生さん(株)コンコードエグゼクティブグループのゼネラルマネージャー。長年コンサル業界に従事した経験と転職支援の豊富な実績を活かして、望むキャリアの実現をサポート。※『anan』2018年12月12日号より。イラスト・谷口奈津子取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2018年12月08日転職はもはや当たり前の時代。しかも最近は早い段階から動きだす人が増え、入社後3年以内に3分の1の人が転職するというデータもあるとか。女性が転職する理由は主に2つ。プライベートを充実させるためとやりたい仕事に挑戦するため。「5年ほど前まではキャリアアップを目指す女性が多かったのですが、最近はプライベートの時間を確保したいという声が増えています。『ワークライフバランス』の概念が浸透したため、仕事内容より福利厚生などの制度を重視して企業選びをするのも特徴です」と話すのはマイナビキャリアアドバイザー・千本佳奈子さん。国として女性の活躍を推す流れがあり、女性を積極的に採用する企業が増えている現状も。「女性が活躍している企業は、『働きやすい優良企業』というイメージにも繋がるので、その意味でも女性を求める熱は高まっています。実際、各社はさまざまな制度を導入し始めていて、女性の大きなテーマである“キャリアとライフイベントの両立”が可能な環境も整いつつあります」と、コンコードエグゼクティブグループ・西谷有生さん。20代後半から30代は、キャリアや人生を考えるうえで岐路に立つ年代。転職エージェント「morich」代表の森本千賀子さんは、「新卒で入社して6~7年働いたタイミング、28歳くらいの時が一番迷う頃」と指摘する。「今の仕事をずっと続けるか、本当にやりたいことにチャレンジできるのは今しかないのでは…。そんなふうに考えて、もやもや悩む人も多いですが、副業や兼業を尊重する企業も増えているので、本業以外でもやりたいことは実現可能です。いろいろな側面で、女性が自由にキャリアを構築するのに、“突風”といえるほどの追い風が吹いているのです」プライベートの充実、ライフイベントとの両立、やりがいの追求。すべてを望めるまたとない好機を活かさないのはもったいない!? 転職が、人生を切り拓く一歩になるかも。転職に関するアンケートをご紹介。転職回数1回…23.2%2回…12.9%3回以上…14.9%転職したことはない…49.0%希望職種(複数回答)42.5%…管理・事務21.0%…サービス業(医療・福祉)18.2%…サービス業(美容・ブライダル・ホテル・交通)14.5%…サービス業(販売・フード・アミューズメント)13.1%…企画・経営13.1%…保育・教育・通訳9.2%…技術職(医薬・食品・化学・素材)7.4%…営業6.0%…クリエイティブ転職へのモチベーション1位いいところがあればすぐにでも転職したい2位自分の経験、専門、資格、特殊技能を活かせるなら、今の会社にこだわらない3位特に希望はなく、成り行きに任せる4位自分の経験、専門、資格、特殊技能を活かして、今の会社で働きたい5位昇進の有無にかかわらず、定年まで今の会社で勤めあげたい魅力的な会社像1位休日が適正に取れる2位会社に将来性・安定性がある3位残業時間が適正4位希望の勤務地である5位転勤がない/少ない6位新しいキャリア/スキルを身につけられる※2017年10月~11月、20~35歳の女性1626人に調査「マイナビ転職」調べ森本千賀子さん昨年リクルートを退社して、(株)morichを設立。転職エージェントを軸に、さまざまな相談業ほか講演活動も。『本気の転職パーフェクトガイド』(新星出版社)など著書多数。千本佳奈子さん(株)マイナビのキャリアアドバイザー。求職者との面談をもとに適切な情報を精査して提供し、ひとりひとりに合ったキャリアプランを提案している。人材業界歴は11年。西谷有生さん(株)コンコードエグゼクティブグループのゼネラルマネージャー。長年コンサル業界に従事した経験と転職支援の豊富な実績を活かして、望むキャリアの実現をサポート。※『anan』2018年12月12日号より。イラスト・谷口奈津子取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2018年12月06日3月は転職や転勤の時期ですよね。もしあなたの夫が「4月から心機一転、転職したいんだ」「独立して会社をおこしたい」と言ったら、どうしますか?手放しで応援できる……というかたは少ないのではないでしょうか。 1. 約半数の男性が「妻の意見で内定辞退」している「嫁ブロック」という言葉があります。これは、既婚男性が転職や独立の際に妻にブロック(反対・阻止)され、辞退・断念すること。例えば、転職の際に嫁ブロックされた夫は、「妻が反対したため、内定を辞退させてください」と転職先に申し出なければならない事態になることも。その「嫁ブロック」ですが、人材紹介会社集合サイト「ミドルの転職」の調査によると、24%の男性が「嫁ブロックされたことがある」と回答したそうです。男性の4人に1人が「嫁ブロック」経験者なんですね。さらに「嫁ブロックされたことがある」と回答した男性に、「嫁ブロックを理由に内定を辞退したことはありますか?」と質問したところ、44%のかたが「ある」と回答。実際に嫁ブロックが原因で内定辞退をした人は、嫁ブロック経験者の約半数にのぼります。 2. どうして嫁ブロックするの?女性の意見どうして女性は嫁ブロックをしてしまうのでしょうか。メオトーク編集部がミルトークにて『「嫁ブロック」についてどう思いますか?女性であれば、「自分なら嫁ブロックするかどうか」をお答えください』と聞いたところ、女性からは以下のような意見が集まりました。状況によるかと、男性は準備不足によりブロックされていると感じるので、嫁(家族)に生活の不安が出ない様な準備(金銭・男性の知識や能力)を整えた上でないとブロックは当然かとブロックされて当たり前だろと思うけど。ブロックするならそれなりの家計に対する貢献度は欲しいとこだよね。金銭的にだけではなくやみくもにOKもブロックもしません。夫の説明を聞いて納得できれば嫁ブロックせず応援します給料が減ったりして生活が困窮するなら困るなとは思いますが、なぜそのように考えたのか、それによるメリットとデメリットをきちんと話し合って一緒に決めていきたいです転職や独立は、お金もかかわってきますし、夫婦間でとても重要なこと。お互いが納得するまで、話し合いをしないと、と思います。それぞれの家庭、それぞれの人の立場と考えかた、お互いに対する考えがあると思うので、いちがいには言えない。とりあえず「嫁ブロック」という表現には、「したいことを邪魔される」という思い込みを感じるやはり「独立」や「転職」は安定から外れてしまうので、嫁ブロックが作動してしまうようです。ただ「嫁ブロック」と聞くと、夫の意見も聞かずにすぐに阻止するイメージですが、「状況次第」「話し合いたい」「メリットデメリットをききたい」「納得できればOK」など、妻が納得できる説明ができれば、応援したいという意見が多かったです。そのため、「嫁ブロック」という言葉に不快感を持つ女性も多く見られました。もしかしたら、「嫁ブロック」を受けた男性の中には、妻に対する十分な説明や説得ができなかったかたもいるのかもしれませんね。 3. 嫁ブロックをされた男性の意見男性には『「嫁ブロックをする既婚女性をどう思うか?」をお答えください』と聞いたところ、以下のような意見が集まりました。うーん、理解できない配偶者の意見も尊重するべきです気持ちはわかりますが、もう少し話し合ったほうがいいと思いますそれぞれ事情に合わせて話すことが大切だと思う家庭を守るのだから、妻を納得させられないと困難状況次第ですが大事なことは配偶者の了解を得てからのほうがいいと思います。なのでブロックを無視するべきではない女性側と同じ「話し合い」が重要だと考えているみたいです。また、「理解できない」など否定的な意見がある一方で、「ブロックを無視するべきではない」という意見もありました。やはり将来を決める大切なことだから、夫側には「明確な目的や理由」が必要で、それを使って妻を説得できるかどうかが肝になってくるのかもしれませんね。 4. もし、夫から「転職したい」と言われたらそれでは、もし夫から実際に「転職・独立したい」と言われてしまったら、どのような心持ちでいればよいのでしょうか。また、夫婦としてどのように協力すればよいのでしょうか。夫の意見・妻の意見を話すまず「夫の意見」を聞いてみましょう。それで納得できるのなら良いのですが、納得できないのなら「妻の意見」を言いましょう。お互いの話をすり合わせて、解決策や妥協点が見つかるかもしれません。夫の気持ちに寄り添ってみる転職理由が目に見えるもの(お金・時間)だったら話し合いはスムーズにいくかもしれませんが、「夫がやりがいを感じられない」「今の仕事に向いていない」だった場合は、話し合いも難航します。そのときは一度、夫の気持ちに寄り添ってみてください。こちらのメオトークの過去の記事「転職したいと伝えた時に妻が考えていることとは?」では、実際に夫が転職を考え、それを後押しした妻側の気持ちが書かれています。家計・子ども・家庭ももちろん大切ですが、「夫の人生」を考えたとき、一生今の職場で良いのか・夫のやりがいはなにか、などを今の状況と一緒に考えてみてくださいね。そしてお互いが納得するまで話し合うことが大切です。夫婦として協力できることいざ転職・独立と決めたとき、問題になるのは「収入」のことですよね。夫の仕事が軌道に乗るまでは妻の収入や貯金で賄っていくしかありませんし、先が見えないことの不安な気持ちがストレスになる可能性も。ただ、一度「応援する」と決めた以上は「前の職場の方が良かったんじゃない?」や「この先大丈夫なの?」といった、不安をあおるようなことは夫に言わないようにしましょう。不安な気持ちがあっても「一緒に頑張ろう」というスタンスでいれば、家庭内の雰囲気も明るくなりますよ。 なにかと不安な夫の転職・独立。夫のことは応援したいけど、やはり子どもがいると即OKはできませんよね。ただ、やみくもに「嫁ブロック」をするのではなく、なぜ転職・独立したいのかを聞いて、夫婦でしっかり話し合いましょう。納得できなければ「嫁ブロック」をして、もっと具体的な案を求めてください。納得できたのであれば、全力で応援・サポートしてくださいね。 参考:嫁ブロック実態調査取材協力:ミルトーク「嫁ブロック」についてどう思いますか?
2018年03月14日誰もが悩む「転職」について、法政大学大学院政策創造研究科教授・石山恒貴さんにお話を伺いました。転職の心得「一歩先の情報を得る努力を」【転職のどんなところがおすすめ?】「現在、人手不足を嘆いている企業は非常に増えています。そのため、転職市場において求められる年齢の制限も緩やかになりつつあり、30~40代であっても、経験や適応力、潜在能力を期待されて、歓迎される場合が多くなってきています。また、昔と比べて“転職は裏切りだ”というような社内の視線も少なくなってきていて、心理的にも転職しやすくなってきているはずです。さらに言えば、過去に違う業界・業種で働いていた経験は、次の会社に移った際の強みになることも多い。下調べと準備を綿密に行えば、現在とは違う業種・職種に行くことも、キャリアアップも、実現しやすい時代になってきたといえます」(法政大学大学院政策創造研究科教授・石山恒貴さん)【最初に準備するべきことは何ですか?】「まずは、いわゆる“サードプレイス”を持ってみてはいかがでしょうか。家庭でも、職場でもない“第三の場所”という意味ですが、例えば同業種の勉強会や、趣味のサークル、社会人大学院などがそうです。一般的に女性は、『あなたはできる』と言語的に説得されることや、ロールモデルを観察するような『代理経験』を得ることで、“自分にもできる”という気持ちが湧きやすいという研究結果があります。サードプレイスはそれらが得られる格好の場。そのため、いきなり転職サイトに登録するよりも、そうした新しい体験から刺激を得て、自分の求めるものを明確にしていくステップを踏んでから転職活動を始めるのも手です」【この選択に向き不向きはありますか?】「給与、福利厚生、職場環境など、会社に対して求めることは、人それぞれですよね。なので、自分が何を重視するのかを押さえていないと、転職活動は難しくなります。それを知るために、例えば『自分の好きなキャラクターの性格を掘り下げていって、自分が憧れている気質を知る』というようなワークショップを行うことがあります。やり方は様々ですが、まずは自分がいったい何を望んでいるのかを、知ることが重要。また、そのうえで、転職エージェントに密に相談をしながら、候補となる企業を徹底的に調べることです。転職後に理想と現実の差に苦しむのを避けるため、情報収集では手を抜かないようにしましょう」【この選択を実行する際の注意点は何ですか?】「転職活動が難航した人と成功した人との差を比べた研究を見ると、違いのひとつに、“転職エージェントとのコミュニケーション”が挙げられます。どの顧客にどんな企業を紹介するかは、ひとりの人間であるエージェントにかかる部分も大きい。自分の求めている条件を明確にしたうえで、熱意を持って、謙虚な姿勢でエージェントとやり取りをしていくことで、出会える企業の質にも影響があるはずです。一般的な情報の一歩先を能動的に知ろうとする努力とテクニックが、企業と個人の理想的な出会いの大きな要因になります。実際に面接を受ける際にも、積極的に企業のリアルな風土や環境を知る質問をしてみてください」石山恒貴さん法政大学大学院政策創造研究科教授。過去にNECなどの一般企業で人事労務関係を担当。パラレルキャリア研究の第一人者。著書に『後悔しない転職7つの法則』(ダイヤモンド社)ほか多数。※『anan』2018年1月31日号より。イラスト・吉田トキオ取材、文・若山あや(by anan編集部)
2018年01月27日仕事をするも辞めるも、今までは自分の思いひとつで自由に選択できていたはず。けれど、子どもを持つと環境を替えたいと感じていても、いろいろな絡み合う事情により、一歩を踏み出せる人は多くはないようです。今、ママにとって大きなハードルとなっている「転職」。さまざまなケースのママたちの転職ストーリーを連載で紹介していきます。■信田裕美さんの「転職するとき」信田裕美さん プロフィール大学の海洋生物学部を卒業後、非臨床試験を行う会社に勤務し、前職であるCROに転職。CRAとなった後、出産、復帰、異動を経験し退職。2016年8月からクインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社で働く4歳の女の子、2歳の男の子のママ。 【信田裕美さんの出産後の転職歴】▼1社目製薬会社が新しい薬を開発するために行う治験(臨床試験)を支援する企業(CRO) 正社員2012年11月第1子出産 → 2013年4月復帰2013年10月社内異動 → 2015年5月第2子出産 → 2016年5月復帰2016年8月退職▼2社目 現在2016年9月 クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社 正社員■好きな仕事を続けたいのに…育休明けに直面したマミートラックCRA(Clinical Research Associate)とは、新しい薬を開発するために行う治験(臨床試験)を「医薬品の臨床試験の実施基準(GCP)」や治験実施計画書にのっとって適切に実施されているかを確認し、正確なデータを収集する専門職で、臨床開発モニターとも呼ばれています。出産前に働いていたのは、そんな新薬開発の中核を担う、いわゆる花形のセクションでした。出産前は、臨床開発モニターとして、治験がGCPや治験実施計画書にのっとって適切に実施されているかを確認するため、毎週飛行機で遠い病院まで出張をするような生活をしていました。結婚はしていましたが、そんな仕事柄だったことと、その職である程度のところまで上り詰めたいと思っていたので、しばらく子どもを持つことは考えていませんでした。けれど、年齢を考えると…と思っていた矢先、運よく長女を授かり、2012年11月末に出産。当初は、子どもが1歳になってから仕事に復帰と考えていましたが、1歳児での保育園入園はとても難しいと言われていたこともあり、出産から5カ月後の翌年4月、出産前から申し込んでいた保育園に娘を0歳児で入園させ、職場復帰をはたしました。私の両親が同じマンションに暮らしていたこともあり、両親のサポートを受けて、復帰後も今まで通りモニターの職に戻り、それまでと変わらない仕事をするつもりでいました。週1回ほどある遠方への出張もすべてやる覚悟をし、復帰をしたのです。そこで、上司から言われた言葉は「ゆっくりしていていいからね」でした。0歳児の子どもを持つワーキングマザーへの配慮から出た言葉でそこまで深い意味はなかったかもしれませんが、自分の気合とは裏腹に、職場でも温度差が感じられ、仕事に対する熱が一気に冷めていくように感じました。同じ部署内で臨床開発モニターをサポートする業務をするのですが、「このまま続けても、これまでの仕事に戻ることはできない。ここにいる意味は?」と悩み、大好きだった臨床開発モニターの仕事を離れることを願い出て、異動をしました。異動した先は、マネジメント部署です。今までは臨床開発モニターとして治験に関することだけをしてきましたが、マネジメントとなると人や仕事の管理になるので、会社全体の業務に携わります。マネジメント業務には広い視野が必要で、働くうちに自分の仕事に対する考え方も次第に変わっていきました。異動してしばらく経ったころ、転職してきた方が上司になったんです。その上司は、他社で培ったノウハウを一つずつ丁寧に教えてくれました。例えば、資料に関することであれば、マトリクスの作り方であったり、プレゼンテーションの表現の仕方であったり。この職種では今の会社しか知らない私にとって、他社の違う視点を見せてもらえたことはとてもいい経験になりました。そんな上司の下で引き続き働いて、もっと仕事の幅を広げたかったのですが、ちょうど2人目を懐妊。はじめはモニターの仕事ができないならと異動した部署でしたが、産休に入る頃には、「今度復帰する時は、マネジメントを極めていきたい!」と思うほどになっていました(笑)。 ■「勉強してきます!」と10年勤めた会社を退職2015年5月、男の子を出産し、翌4月に2回目の育休から復帰しました。もともと子どもは男女1人ずつと願っていたので、次こそ仕事をがんばる番だと思っていました。でも、自宅は最寄り駅までバスで40分、そこから保育園を経由して、電車で通うと、勤務地まで片道で2時間ほどかかっていました。子ども2人を育てるようになって、初めて、今までの生活は子どもが1人だったから何とかなっていたと痛感しました。平日の夜は、かろうじて何とか子どもの世話だけはこなしていましたが、それでも早く寝かせることは難しい毎日でした。きちんと睡眠をとらせることに精いっぱいで、それ以上のことは何も子どもたちにしてあげることはできなくて。そんなところに急遽、異動が決まり…。今まで10年間がんばって勤めてきましたが、問題が2つ重なったことで、環境を変えてもいいのかも、と思うようになりました。そして、現在の会社に転職。運よく駅の近くにいい土地を見つけ、家まで購入し、自ら環境をガラリと変えたのです。退職のときは、「いつか自分を育ててくれた方々に恩返しできるように、もっといろいろな世界を見てみたい!」という気持ちで「もっと勉強してきます」と挨拶をしました。転職先の新しい職場環境で仕事をする中、家まで建てるのは想像以上にハードな毎日でした(苦笑)。でも、私自身「大変なことは効率よくギュッと短期間にまとめたい」と思うタイプで、「家を買うことが、新しい仕事を頑張るモチベーションになるのでは」と、あえて厳しいタイミングで、一度に環境を変えることにチャレンジしました。■仕事もプライベートも「がんばる時期」だった1年前、今は…転職後の仕事内容は、以前と同じくCROになります。通常、臨床開発モニターは、臨床データの収集のほか、治験を始めるための申請等の手続き書類の作成まで、1つの案件の1から10まですべてを、1人の臨床開発モニターが担当します。しかし、新しい会社では1人ですべてを抱えるのではなく、専門性をもった人たちがそれぞれの分野で役割を果たせるようなスタイルになっており、私もまた、子育てしながらでも、新薬開発の一部を担えるかもと思っての転職でした。今は臨床開発モニターの一連の仕事の中でも、申請や手続きの部門を担当しています。申請が通らないと治験が始まらないので、この仕事も責任重大。追及するほどに楽しく、やりがいのある仕事です。人に伝えるという点では以前のマネジメント部で培ったことが生きていると感じることも多く、今はこの分業化された「手続き」についての専門性をもっと深めたいと思うようになりました。ようやく転職をして1年が経ちました。転職当時は当然、今まで作り上げてきたネットワークがなくなり、スキルや地位が通用しない0からのスタート。さらに、本来の業務とは関係のない、システムや手続きなど会社独自のルールでもわからないことが多く、それらを誰に聞けばいいのかさえもわからないという状況でした。なかなか仕事が進まず、転職から半年くらいは終わらない仕事を持ち帰り、夜中の3時まで作業をするなんてこともありました。その一方で、購入した家の設計についても、あれこれ考えなくてはなりません。当時、夫はもちろん両親にも心配をかけるほど疲労困憊の毎日でした。でも、今はようやく仕事にも慣れ、駅から近い家も完成し、子どもたちと一緒にごはんを作ったり、夕食後には遊んだり、勉強をしたりする時間を持つことができるようになりました。週末は、近くの海で大好きなサーフィンを家族で楽しめる。そんな、求めていた生活をようやく送れているといった感じがします。<ママの転職 Q&A>Q:転職をして感じたメリットはなんですか?A:何といっても、1.在宅勤務が月に9回、2.コアタイムが11時からのフレックス制で、子どもの通院などでも午前半休を使わなくてもいい、など人事制度が整っている。3.引っ越したこともあり通勤が1時間に短縮、4.通勤時間短縮で、時短勤務(7時間)からフルタイム勤務(7.5時間)へと変更できた点が大きいですね。Q:転職をして家庭環境は変わりましたか?A:在宅勤務が月に9日あるので、平日でも週2日は自宅勤務が可能という環境です。やりくりすれば正社員として働きながら、平日の子どもの習い事にも対応することもできるんです。今までできていなかった分、子どもたちにたくさんの有意義な時間を与えてあげたいと思っています。Q:転職を考えている人へ一言コメントA:転職は単に働く場所が変わるだけではなく、人間関係もガラッと変わるので、仕事を覚えるまで、環境に慣れるまでの期間を長く見込んでおいたほうがいいと思います。大変な時期はできるだけ家族に頼れる体制、ファミサポ、病児保育を整え、もし大変だったり失敗したかなと思うことがあっても、半年間は自分を信じてがんばってほしいです。「大変なことは一度にすませたい」と子どもをできるだけ近い年齢で計画的に出産したり、転職と家購入を同時期にしたり、仕事だけではなくあらゆることを効率的に考え、進めていく信田さん。それでも2回の産休・育休取得中は会社での評価対象ではなくなるため、同期と比べると昇進ができないというジレンマを感じることもあったそうです。「でも、今は仕事も家庭もとても充実した毎日を送っているから、これ以上を求めてはぜいたくですよね~」と笑って話してくれました。現状が「ぜいたく」といえるほど充実した毎日を送っていると言い切るのは、現状以上にただ憧れるのではなく、どんな時でも常に努力してそれに近づき、近づいたときにはまたその先を目標としているから。そんな信田さんだからこそ、きっとこれからもさらに「ぜいたく」と言われるような環境を目指し、努力を続けて自分の手にしていくことでしょう。
2017年10月28日仕事をするも辞めるも、今までは自分の思いひとつで自由に選択できていたはず。けれど、子どもを持つと環境を替えたいと感じていても、いろいろな絡み合う事情により、一歩を踏み出せる人は多くはないようです。今、ママにとって大きなハードルとなっている「転職」。さまざまなケースのママたちの転職ストーリーを連載で紹介していきます。■熊谷花名さんの「転職するとき」熊谷花名さん プロフィール不動産投資業、広告代理店、ITベンチャーを経て2017年1月株式会社スタディストに入社する。ママでの転職は2回目で、10月に4歳になる女の子のママ。 【熊谷花名さんの出産後の転職歴】▼1社目広告代理店 正社員2013年10月第1子出産 → 2015年4月仕事復帰 → 2015年12月に退職▼2社目 外資系ITベンチャー企業 正社員2016年1月転職 → 2016年12月退職▼3社目 現在2017年1月 株式会社スタディストに正社員として転職■広告代理店でママ1号に! でも…2013年に結婚後、子どもを授かり、産休・育休をとったのは広告代理店にいたときでした。社員の多くが外国人やクリエイターという小さいながらもとてもグローバルで勢いのある会社。私はそこでアカウントマネージャー(法人営業)をしていました。産休・育休の制度こそあるものの、利用したのは私が初めて。そういった会社の中でママ1号となるため、休みに入るまではお腹が大きくなってもハードに働いていました。そのためか切迫早産になりかけてしまったんです。それで半ばドクターストップのような形で産休に入りました。子どもを無事に出産し、その後は育休をとって、子どもが1歳半になった4月に復帰しました。復帰後の仕事は時短で再開できましたが、広告代理店という仕事柄、なかなか早く帰ることもできず、忙しい毎日を送っていました。さらに案件によっては休日のイベント対応や、深夜のサイト公開などに立ち会いが求められることも。その対応をしてしまうとどんどん家庭に影響が出るため、手がけてきた案件の最後の瞬間である成果物を見られないジレンマが大きくなっていきました。家庭も仕事もどちらに対しても中途半端なスタンスでいるような感覚になり、こんな気持ちで続けていても、もう会社に貢献できることがないかもしれないと思い始めるようになりました。「今ここを動かない理由もないし、進まない理由もないよね!」と強く感じ、復帰後半年で退職する決断をしました。 ■ママとして初の転職、いきなり2週間の海外出張!?転職するため大手の就職サイトに登録。いくつか良さそうなところを紹介していただきましたが、今度はちゃんと家庭を優先できる仕事に就きたかったので、「社員で、時短で」と条件を出すとなかなかやりたい仕事、入りたい会社までたどり着くことはできませんでした。そんなとき、知り合いから「外資系のITベンチャー企業で、英語のできる人を探しているけど話を聞いてみない?」と声をかけてもらったんです。事務系の仕事と聞いていたのですが、面談で経歴やその他いろいろと話し込んでいくうちに、その後上司となる人から「熊谷さんはこういうアシスタント業務じゃ満足しないよね?」と言われたんです。そんなことはなかったのですが(笑)、ITに関してまったく知識も経験もない私の“これまで”をすごく買ってくれ、話を進めていくうちに法人営業をすることになりました。入社してまもなく、日本支社長からアメリカの本社に2週間行ってほしいと出張命令が。2歳の子どもを置いて2週間…とても悩みましたが、断れるような状況ではなく、夫もサポートしてくれるとのことだったので思い切って行ってきました。しかし、帰国後家に戻ったときのすさんだ部屋を見たとき、「やっぱりこれはちょっと違う」と思いました。時短勤務だったはずが、実際は常に仕事に追われる生活になってしまっこともあり、入社後1年で退職を決めました。けれど、この会社を経験したおかげで、IT知識ゼロだった私がその後もIT業界に身を置くきっかけになりました。それがあったから今の会社にもつながったと考えると、どの経験も自分にとっては必要だったと思っています。 ■ママとして働く罪悪感に疲れ、次の転職へこれまでの経歴をお話しすると、高校卒業後は、アメリカの大学に進学。卒業後、現地のホテルで働き、1年後にビザが切れて日本に帰ることになりました。タイミング的に日本の新卒採用時期を逃していたので、中途採用のような形で外資系の不動産投資会社へ入社することになりました。そこは金融業だったので、当時、男性は夜中まで働き、女性もキャリア志向の方が多かったです。そこで、いわゆる「社会人たるもの」、「大人としての社会の歩き方」のようなことを教えてもらいました。仕事は4年目まで続けていましたが、アメリカでも学んだホスピタリティマネジメントというか、人を楽しませるという、もともと自分が好きだった仕事に就きたいという思いが芽生えて退職しました。その後、しばらくは旅をしたり、展示会やTV取材などの通訳や英会話講師などフリーランスのような生活をして、わりとのんびり「自分探し」をしていましたね(笑)。その中で、展示会の通訳で知り合った方の経営する会社に誘われて社員となったのが、最初にお話しした広告代理店だったんです。次の外資系ITベンチャー企業への転職も知り合いからの誘いでした。どれも来てほしいと言っていただき、思った以上の待遇で迎え入れてもらえたので、とてもありがたい話ではあったけれど、自分で懸命に転職活動をしてつかみ取った仕事ではありませんでした。それが原因なのか、また転職を考えることに…。自分のやってきたことを否定するつもりはないけれど、子どもに対しては時間をかけてのんびり育ててあげられないこと、会社に対しては「時短で“働かせてもらう”」という引け目を感じ、次第にいろいろなことに罪悪感を抱くようになっていました。そんな時、スマホで何かのニュースを読んでいたら、なんとなく目に留まったのが女性の転職支援を謳っている エスキャリア でした。登録をするとコンサルタントの方がメールをくれるのですが、「私も子どもがいるのでわかります!」なんて言ってくれて、それだけですごく親しみがわきました。■「もっとわがままになっていいんですよ!」のひとことが救ってくれた「紹介したい会社があります」とエスキャリアから連絡をいただいたのですが、いざ面談というときにタイミングが合わず、一度は断りました。それにもかかわらず、また連絡をくださったので会うことになりました。エスキャリアとの面談では、自分のリクエストを聞いてもらえるのですが、最初は「時短であればどんなところでも」とか「やらせてもらえる仕事があれば」などと消極的なことを言ってしました。でも一つ一つ聞き取ってもらっていくうちに、「本当はもっとこうしたい」「本当はこういうことをやりたいと思っている」と、どんどん閉じ込めていた思いを話せるようになりました。するとコンサルタントの方が「もっとわがままになっていいんですよ!」と言ってくださったんです。それを聞いて、今までぎゅっと固くなっていたものが柔らかくほどけていくような感覚になっていきました。そんな時に、紹介してもらった会社が、今働いている スタディスト です。仕事の紹介を受けて、「自分のリクエストが叶っているここで働きたい!」という思いを持つようになりました。でも、前職のようにあまり内容を知らずに入社することは、自分にとっても会社にとってもマイナスになるので、私と同じような時短勤務で働く人に会わせてもらい、仕事の内容をうかがったり、その方が担当しているセミナーにお邪魔してお仕事をのぞいたりと、本当に納得ができるところまで協力していただきました。そして知るほどに「ここでしか働きたくない!」と思うようになり、入社にいたったわけです。現在の仕事は、マニュアル作成・共有プラットフォーム 「Teachme Biz」 という仕事の伝達、情報共有に必要なマニュアルが簡単に作成・共有でき、働き方の効率化を図るクラウドサービスの法人営業をしています。会社のミッションは「伝えることを、もっと簡単に」で、そこに私自身とても共感しています。私も前回の転職では弱気になる自分もいましたし、それは働くママの陥りやすい悩みだと思うんです。でも、非効率ゆえに感じる必要のないネガティブな思いは、こういった当社のサービスのようなものでいくらでも軽減できると思っています。今は、会社のミッションが私個人のミッションでもあり、会社のやっていることと自分のやりたいことが繋がっている心地よさがあります。私が効率よく働くことが自分の時間を作ることになり、家族の笑顔につながります。そしてそんな私の姿が、自社の製品の宣伝になり、娘が将来働く環境にも繋がっていると良いなと思っています。<ママの転職 Q&A>Q:転職をして家庭環境は変わりましたか?A:時短やリモート勤務がOKで、職場自体も前のところより近くなりました。いろいろな希望が叶っている今の職場に変わり、時間にゆとりができましたね。今は保育園の送りは夫が、迎えは私がしています。夫婦の家事分担なんてものはあまりありませんが、4歳になる娘と夫婦で4年かけて作り上げた生活は、「お互いできることをやる」という“ゆとり”ルールででうまく回っています。Q:転職をする際に大切だと思うことは何ですか?A:リクエストは、きちんとあらかじめ伝えることですね。「これを言ったら断られるかも…」と思って言いたいことを言わないまま入社してしまうと、結果それが原因で長く続けられなくなってしまうと思います。周りに迷惑をかけていいというのではなく、子どもがいても欲しいものは手に入れていいという意味で、自分のやりたいことに対しては「わがままになっていいんですよ!」ですね(笑)。Q:仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?A:今は時短ですが、仕事の量が少ないわけではありません。だから仕事が終わらないときは時短で帰ったとしても、リモートできっちり仕事は終わらせています。家庭があるので夜中のチャットには参加できないけど、業務時間内にきっちりコミットする「私」、というブランディングをするようにしています。Q:これから転職をしようとする人へ、アドバイスをお願いします!A:転職する理由がないなら、する必要はないと思います。でも、もし今がしんどいなら転職は早めがいいのでは。今が転職のタイミングじゃないとしても、アンテナを張って情報収集したり、転職サイトをのぞいたりといった活動は継続していて損はないと思います。自身の経験からたくさんの思いを語ってくれた熊谷さん。とてもハキハキ、サバサバとしていて、自分のできること、進むべき方向はもうすでにわかってると言い切るような潔さとまっすぐな心意気を随所に感じます。でもその一方で、「仕事を通して以前の私のような働き方をしているママたちを少しでも助けられたら……というのが裏ミッションなんです」という弱い立場を知るからこそ出るそういった言葉が、どんな立場の人も自然に許容している熊谷さんのボーダーレスな人柄そのもので、いままでの多くの引き抜きや採用に繋がっていたのだろうと思わされました。
2017年09月13日*画像はイメージです:月22日、大手転職サイト「転職会議」に事実無根の投稿をされたとして、徳島市の企業が高松市のプロバイダー「STNet」に対し、投稿者の名前・住所などの開示を求めていた裁判が高松地裁で行われました。 ■発端は従業員を名乗る人物の書き込み事の発端は、「転職会議」のサイト上で、従業員を名乗る人物が徳島市の企業について「ワンマン社長」「管理職の能力が低い」などと投稿したこと。企業側はこの書き込みが「事実無根」「誤った投稿は採用活動の妨げになる」として、昨年10月、東京のサイト運営会社に対し投稿者のIPアドレスを開示するよう請求。主張が認められ、アドレスの開示を受けました。IPアドレスを解析した結果、投稿者が高松市のプロバイダー「STNet」を利用していることが判明。企業はより詳細な情報を求め、高松地裁に投稿者の住所や氏名などの情報を開示するよう請求します。「STNet」側は争う姿勢を見せましたが、高松地裁は企業側の主張を認め、「名誉が毀損されたことは明らか」として、「STNet」に情報を開示するよう命じました。 ■今後はどうなる?気になってくるのは、今後この事案がどうなるのか。インターネット問題に詳しい法律事務所アルシエンの清水陽平弁護士に、ご意見を伺いました。「プロバイダが控訴しなければ、情報が開示されることになります。その後は、当該企業が”話し合いたい”という趣旨のコメントをしているようなので、話し合いが行われることになるのではないでしょうか」(清水弁護士)控訴をした場合、判決は維持されるでしょうか。「判決を見ているわけではなく、あくまで報道を前提にすると、本件では判断が覆る可能性もあるのではないかと思います。名誉毀損となるためには社会的評価の低下が必要になります。“管理能力はない”という点については社会的評価の低下があり得るとしても、ワンマンであるということは必ずしもマイナス評価を受けるわけではなく、リーダーシップがあるといったプラスの意味で捉えられる余地もあり、必ずしも社会的評価の低下があるとは言えない、とされるのが一般的ではないかと思われます。また、仮に社会的評価の低下があるとしても、違法性阻却事由があれば名誉毀損にはなりません。本件のような意見論評型の名誉毀損の場合は、人身攻撃に及ぶなど意見・論評としての域を逸脱したものでないこと、が違法性阻却事由の一つとなりますが、”管理能力はない”という点は一般的な感想レベルといえるもので、人身攻撃に及んでいるということはできないからです」(清水弁護士) 今回高松地裁がプロバイダーに開示命令を出しているため、控訴がなければ情報を開示する必要がありますが、現在報道されている内容などを総合すると、今回の判決について、争う余地もあるようです。今後の展開が注目されますね。 *取材協力弁護士:弁護士 清水陽平(法律事務所アルシエン。インターネット上でされる誹謗中傷への対策、炎上対策のほか、名誉・プライバシー関連訴訟などに対応。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*Dmitry A / Shutterstock
2017年08月26日第21回:「転職の行先」(c)つめをぬるひと今回の作品は、「現状に満足はしているけれど、ライフステージを考えると迷ってしまう」と、転職に悩む女性からの投稿に寄せて。さて、私が今の「つめをぬるひと」という活動を始めたのは転職がきっかけだった。前職が食品を扱う職業だったため、ネイルは禁止されていた。というかそれ以前に、私は昔からネイルには全く興味がなかった。2年勤めた前職はかなり激務だったため、退職後の開放感といったら凄まじいものだった。とにかく行きたい場所に行ったり、やりたかったことをやってみたり、当時の行動力はインドアな自分でも引くほどだ。その中でなんとなく、本当になんとなく始めたのが「爪に色を塗ってみる」ということ。モデルのkanocoさんが、爪先にちょこんと色を乗せるその爪が可愛くて、なんとなく始めてみたのだ(「kanocoネイル」で画像検索すると出てくる)。そこから自分の好きな柄を描いているうちに、現在の職場の人から「つけ爪にして売ったらどうか」と言ってもらったり、他にもいろいろなことが重なって、今の活動に至る(ここはかなり端折っている。)ちなみに、その職場の人にこの話をすると「そうでしたっけ?」と言われるのだが、おそらくふんわりした感じでぽろっと仰って、それを私が真に受けてしまっただけなのかもしれない。でもその一言がなかったら、私は「つめをぬるひと」じゃなかったかもしれない。転職は仕事以外のことでも、面白い方向に進むきっかけになることがある。下手に転職をゴリ押しするような無責任なことは言えないけれど、私はやってみても良いんじゃないかと思う。今回はそんな、思いもよらない方向に進んでいく様子を描いた。Design&Text/つめをぬるひとこの連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。あなたのエピソードを添えて、送ってください。前回記事<出会い方は千差万別>もチェック!「多様な出会いの中での人との関わり」がテーマの爪です。
2017年08月21日明石家さんまが個性豊かな「転職者」たちにトークで迫る人気スペシャル番組第6弾「さんまの転職DE天職6」が、4月30日(日)今夜日本テレビ系でオンエア。俳優の菅田将暉や「ブルゾンちえみ with B」、「アンジャッシュ」の渡部建ら豪華ゲストが登場する。昨年転職した人の数は前年より8万人増加して306万人。そのうち転職で収入がアップした人は35%だという。今回の第6弾では「クレープ屋さんから人気芸人」「公務員からアイドル芸能プロ社長」「トラック運転手から力士」「チェキッ娘から人気スタイリスト」「プロレスラーからこけ玉職人」など色々な転職をした約20人が登場。その満足度や年収のアップダウンなどについて徹底調査。転職で“天職”に巡り合えたのかに迫る。そのほか「有名人家族の転職」や「有名会社社長たちの転職」など個性豊かな転職者たちも登場。さらに今回はさんまさんが象に踏まれそうになるなど大騒ぎのシーンも。3時間にわたり“第2の人生”について熱いトークが繰り広げられる。今回はゲストに主演最新作となる映画『帝一の國』が公開中、6月7日(水)にはシングル「見たこともない景色」でCDデビューも控える菅田さんをはじめ、今年上半期最大のブレイクとなった「ブルゾンちえみ with B」。先日女優でモデルの佐々木希との結婚を発表、人生の“転機”を迎えた「アンジャッシュ」の渡部さん、さらに後藤輝基、人気グループ「乃木坂46」から生駒里奈、齋藤飛鳥。原晋、「ハリセンボン」の近藤春菜、箕輪はるかといった面々を迎える。菅田さんが野心的な高校生・赤場帝一を演じる『帝一の國』は、古屋兎丸の人気コミックを原作に『ジャッジ!』『世界から猫が消えたなら』など話題作を手掛けてきたCM界の鬼才・永井聡がメガホンを取って映画化。日本一の名門・海帝高校でトップ=生徒会長をつとめたものは、将来の内閣入りが確約されている。4月、新学期。大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。2年後の生徒会長の座を狙って、誰よりも早く動き始める帝一。生徒会長になるためには、1年生のときにどう動くかが鍵となる。決してルートを見誤ってはならない。ライバルは、全国屈指の頭脳を持つ800人の超エリート高校生たち…ヤツらを蹴落として、勝ち残るためにはどうする!?野望への第一歩を踏み出した帝一を待受けていたのは、想像を超える罠と試練!いま、命がけの「生徒会選挙」が幕を開ける――という物語。菅田さんのほか、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、吉田鋼太郎といったキャストが共演する。映画『帝一の國』は現在公開中。「さんまの転職DE天職6」は4月30日(日)19時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年04月30日仕事をするも辞めるも、今までは自分の思いひとつで自由に選択できていたはず。けれど、子どもを持つと環境を替えたいと感じていても、いろいろな絡み合う事情により、一歩を踏み出せる人は多くはないようです。今、ママにとって大きなハードルとなっている「転職」。さまざまなケースのママたちの転職ストーリーを連載で紹介していきます。■吉田奈津美さんの「転職するとき」吉田奈津美さん プロフィール6歳、3歳の二児の母/株式会社メデラ 社員 産後何度かの転職を経て、メデラで働く知人から誘いを受け入社。母親であることはマイナスではなく、メリットと捉えてくれることに共感している。 【吉田奈津美さんの出産後の転職歴】▼1社目 映画配給会社 契約社員2010年5月第1子出産 → 2010年7月仕事復帰 → 2010年8月に退職▼2社目 派遣会社へ登録(派遣先は2社)2011年5月派遣社員として転職2012年4月第2子出産のため産休・育休へ → 2013年7月出産 → 2014年4月仕事復帰 → 2015年1月退職▼3社目 現在2015年2月株式会社メデラへ正社員として転職■産後2ヶ月で復帰→翌月退職が、理想の子育てを考えるきっかけに子どもを産む前から働いていた会社には、制度として産休はありましたが、育休はなかったんです。そこで2010年5月に出産した2か月後の7月には、仕事復帰をすることになりました。復帰早々、体調もまだ完全でない体で、真夏の強い日差しと気温の中での通勤が始まりました。私自身フラフラになりながら会社にたどり着く日々です。それだけでなく、生まれて間もない息子も預けてすぐに体調を崩してしまい、その月は保育園に2週間も行くことができませんでした。そのときに「これはちょっと違う」と感じ、復帰したばかりでしたが会社を辞めることを決めました。退職はしましたが、その会社から在宅でできる仕事を請け、少しの間はフリーランスのような形で仕事をしていました。けれどこの状態を長く続けるつもりはなく、新しい仕事と保育園を探して早く仕事に復帰しようと考えていました。でもそれと同時に前社を辞めたときのように、子どもに負担をかける仕事はしたくない、子どもとの時間をしっかり持ちたいと思うようになり、働き方を模索していました。■「自分を成長させたい」 派遣社員から正社員へ転職そうしているうちに認証保育園が先に決まり、入園の条件として翌月には働き始めなくてはいけなかったので、予め登録していた派遣会社に条件の合う仕事先を紹介してもらい、2011年5月から新たに働き始めました。そこで約2年働いた2013年5月、二人目の出産のため産休に入り、7月に長女を出産しました。派遣会社には育休制度もあったので、それを利用して翌年4月に復帰し、半年近くたった頃メデラに転職し、現在に至ります。一人目の子どもを再び認証保育園に預け、そこからメデラに転職するまでの2年半の間は、派遣会社から紹介される会社に勤めていました。ですが、実はその間もずっと一つの会社で働いていたわけでなく、いくつか仕事先を変えているんです。だから子どもが生まれてから会社が変わった回数で言うともっと多くて、実際はこの6年で4社になります。仕事先を変えるたびに出社時間や勤務形態も変わったりして、それに慣れるまで子どもにも少しは影響があったかもしれません。でも派遣会社から紹介されていたので、仕事をしながらの転職活動をしたわけでもなく、待遇など自分の条件を満たしたところに行くことができたので、精神的な負担で言うと、通常の転職とは違った、守られている感じはありました。小さな子どもを育てながら働くのは大変なことなので、産休育休制度もあり、時短などの条件を満たす会社をすぐに紹介してくれる派遣会社は、当時の自分には合っていて、助かると感じることも多かったです。けれど仕事をしていくうちに、もっと会社の一員として中に入って、責任のある仕事をしたい。自分自身も成長していきたいという思いが大きくなっていました。そんなとき、以前一緒に働いていた友人にメデラに来ることを誘われたんです。■「母でいること」がメリットだった!今までは子どもや家庭を守るため、時短や残業なしなどの条件を優先して仕事選びをしてきました。そうやって仕事と家庭を切り離して二つをうまく両立させるということばかり考えていましたが、そのとき友人に「メデラはママを探している」と言われたんです。子どもがいることは転職においてハンデになるとばかり思っていたのですが、そう言われたときに「そんな考え方、そんな仕事があるのか」というような気付きがあり、今の自分自身の環境を生かせるこの会社で働きたいと思うようになりました。それに、幸いなことに自宅から会社への距離は近くなり、通勤時間も短くなりました。たまに終わらない仕事を多少自宅に持ち帰ることもありますが、基本的には時短勤務で、自分の裁量で仕事にかかることができ、仕事をする上で最大の優先事項として決めた「家族との時間を守る」も以前よりクリアできています。今、メデラに入社してから2年が経ち、責任のある仕事も任されるようになりました。子どもたちも仕事に理解をしてくれて、大切なプレゼンの前日には「ママ、大きな声で言えば大丈夫だよ!」なんて勇気づけてくれたりするんです(笑)。自分のやりたいことと、子どもの成長を信じて、これだけはということだけは曲げずにやっていけば、今がどの場所にいたとしても納得のできるその先に繋がっていくと思っています。<ママの転職 Q&A>Q:転職活動中、「子どもがいること」をネガティブに感じたことは?A:転職期間が長引くと退園させられるとか、保育園のしがらみに転職を躊躇させられることはとても多いと思います。でも譲れないいくつかの条件だけは必ず守り、それ以外多少の妥協ができれば、子どもがいてもいい仕事には巡り合えると思います。Q:仕事を選ぶときの基準はなんですか?A:1)手作りの夕飯を用意できる余裕があるかどうか。魚を焼くだけ、野菜を切ってお皿に並べるだけでもいいので、普段の食事の準備をするところから子どもたちに見せてあげたいと考えています。 2)延長保育には入れない。子どもが友だちと一緒に「バイバイ」と言える時間のお迎えができるようにようにと考えていました。Q:もし1社目の会社を辞めなかったとしたら、どうしていたと思いますか?A:どんな選択をしても、後悔はしたくないので、きっとがんばってやりくりしたりして、その生活にある程度納得はしているとは思います。でも以前の会社は残業もバリバリするような職種で、ロールモデルになるような人もいなかったので、タイミングが違ったとしても転職していたと思います。Q:転職に対して、ご家族の理解はありましたか?A:メデラに転職することを夫に相談したら「行きなよ!」の一言でした。実は同じタイミングで夫も転職をすることになっていたので不安も多少あったのですが、その一言に後押しされました。夫も転職後は早く帰れるようになったので、家族にとって私の転職も夫の転職も、いい選択でしたね。Q:これから転職をしようとする人へ、アドバイスをお願いします!A:自分が大切にしたいことが守れることが前提で、あとは出会い! 不安はあるけれど出会ったら迷わずトライしてほしいですね。人によってそれぞれタイミングもあると思いますが、行けそうなときは「エイ!」と気負わず踏み出してみてもいいのかなと思います。子どもを自分の手で育てることを実感しながら、自分の成長も感じていきたいと新たな会社で正社員になることを選んだ吉田さん。母になるとつい自分のことが二の次になることが多いけれど、「子どもたちはきっと働いている母を誇りに思ってくれていると思う」と自分の成長に妥協しないたくましさは、子どもたちにとっての優しい母であることを支える力になっているようでした。
2017年04月10日こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。間もなく年度末。お子さんの進学など環境の変化が多い時期です。そしてこの時期はその環境の変化に伴い転職を考えるママも多いようですね。そこで今回は求人情報サービス『an』の調査より、主婦の仕事探しで重視する点についての調査結果から、転職時に何を重視すべきか をご紹介したいと思います。●ワーママの仕事探しは“時間”が最優先!?『an』の調査によると、一番下のお子さんが小学校低学年以下の場合は、「時間の融通がきくこと 」(23%)を最も重視する傾向にあります。次いで多いのが、「勤務先が自宅から近いこと 」(19.9%)。これは急な発熱などで急遽迎えに行かなければならない場合もあることを考慮しなければならないワーママならではのポイントと言えるでしょう。しかし、一番下のお子さんが小学校高学年以上になると重視するポイントは変わらないものの、「勤務先が自宅から近いこと」(21.8%)の割合は少し増え、「時間の融通がきくこと」(18.8%)の割合は少し減っているようです。一方、子どもがいない主婦では、「時間の融通がきくこと」を重視する人が9.1%と低く、「仕事の内容が自分に合っていること」が12.2%、「給料が高いこと」が7.5%と子どものいる主婦に比べ高くなっています。この調査からも、お子さんの有無や成長とともに変化があることが分かります。●少ない選択肢にストレスを感じたときの対処法子どもができるまで自分の能力を生かせる仕事をしていた、もしくはやりがいのある仕事に就いていた人にとっては、モチベーションが下がってしまうかもしれません。そして、「勤務地が近く、時間の融通がきくこと」を優先すると、やりたい仕事を選べないことがストレスだと感じるかもしれません。しかし、子どもに手をかけられる時間はそんなに長くありません。キャリアのある女性であれば部下や後輩の成長を楽しんでいたように、子どもの成長を楽しむための時間作りだと考えてみるのもいいのではないでしょうか。「子どもがいるから仕事を変わらなければならない」と思って転職を考えるのと、「子どもとの時間を楽しむために仕事を変わる 」と思って転職を考えること。同じ選択肢でも、気分がずいぶん違ってくるのではないでしょうか。心理食育インストラクターとして直接子どもたちと接する機会の多い筆者ですが、どれだけ心理学を駆使して子どもに接しても、やはりママの笑顔にはかないません。どんなママでも子どもにとっては世界一大好きな存在なのですから、今は子ども優先の転職も愛情表現のひとつとして楽しんでくださいね。【参考リンク】・主婦の「仕事探しで重視する点」調査 | 株式会社インテリジェンス()●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年02月16日30代になると自分のキャリアについて再び考え直すことも多くなると思います。結婚や出産、職場での立ち位置も変わってきて転職を考えるようになったり。このまま今の会社で働き続けるのか、転職して新たなキャリアを築いていくのか。しかし30代の転職は年齢的なことを考えてなかなか踏み切れないという人もいると思います。実際に30代で転職をした女性は、どんなことをきっかけに転職を決意したのでしょうか?今回は、30代で転職を決意した3人の女性に話を聞いてみました。30代女性が転職する理由は?転職サイトDODAが行った、2014年の4月から9月の間に転職活動をした6200人を対象にした転職理由についてのアンケートによると、30代女性の転職理由で最も多かったのが「ほかにやりたい仕事がある」というもの。2位は「残業が多い/休日が少ない」、3位が「会社の将来性が不安」という結果に。4位は「給与に不満がある」、5位が「幅広い経験を積みたい/幅広い知識を得たい」となっています。6位以下は自分のキャリアアップに関する項目が目立ちます。30代女性の転職理由は、やりたい仕事やスキルアップを求める前向きな理由と給料や会社に対する不満からというものに分かれるようです。35歳「わたしのやる気スイッチはこれだ!」フリーランスから大手外資系企業へ大学卒業後は映画会社や雑誌編集部など、エンタメ業界でライティングや編集の仕事をしていたサツキさん。9年間複数の会社でライティングや編集スキルを身につけたあと、以前からフリーランスの働き方に興味があったためフリーランスのライターへと転身。その後、自由な環境を生かし、32歳のときにハワイへ半年の語学留学へ。ハワイを留学先に決めたのは昔からハワイが好きで一度は暮らしてみたいと思っていたから。帰国後は、ハワイ生活の経験も生かしフリーランスのライターとして情報サイトで旅行や観光情報についての記事を執筆していました。しかし、個人でする仕事の幅に限界を感じ始めたそう。そんなとき、会社で働いていた頃一人で仕事をするよりも、多くの人と協力して進めるプロジェクトの方が達成感を得られていたことを思い出しました。もともと人と関わるのが好きだったこともあり、実際にライターを専業としてみて書くだけよりは今までの経験も生かしながらプロジェクトなどにも関われるような仕事がしたいと、フリーランスであることに対してストレスも感じ始めました。仕事の幅はもとより、そもそも大勢で働くことが自分のやる気スイッチをいれることに気づき、35歳のときエディターとしてインターネットサービスの外資系大手企業に転職しました。サツキさんの場合、会社員、フリーランス、留学(無職)といろいろな経験をすることで、自分にとってどんな働き方が一番なのかがわかったようです。35歳「心も体も壊したくない!」エンジニアからエンジニアへアニメ動画やゲームなどの製作をしている会社でアニメーションの作成をするエンジニアとして働いていた真理子さん。エンジニアの仕事は楽しくやりがいも感じていたものの、直属の上司の態度がかなりのストレスになっていたそう。些細なミスでも大勢の前で怒鳴られたり、「お前はこの仕事に向いてないから辞めたほうがいい」と言われたことも。仕事は楽しいから辞めたくない、それにまだ働き始めて1年も経っていないのに辞めるということにも抵抗がある、となんとか続けようと思ったそうです。しかし蕁麻疹が出たり食欲がなくなったりと体に不調が現れるようになり、これ以上我慢したら体や心が壊れるんではないかと感じるように。いくら好きな仕事でも体を壊すような環境では働きたくないと思った真理子さんはすぐに転職活動を開始し、同じようなアニメーションの仕事ができる職場に転職をしました。条件よりも職場の雰囲気などを重視して転職先を探したこともあり、上司を含め人間関係は良好で、今では新しい職場でやりがいのある仕事に夢中な様子です。34歳「今後のキャリアがイメージできない!」大手企業からベンチャーへ人材サービスや広告などのサービスを手がける有名企業に勤務していた裕子さん、34歳。入社から3年間営業として働いたあと、キャリアの幅を広げようと人事部に異動します。営業職の経験も生かしつつ、人事での業務も順調でした。そんな裕子さんが転職を考えるようになったのは、結婚6年目となり出産など今後のライフイベントについて考え始めたのがきっかけでした。社内で産休・育休を経て職場復帰した女性の配属先は限られており、自分が働きたいと思える部署ではなかったそう。今後のキャリアをイメージしたとき「子供を産んだあとも、自分の好きな仕事でバリバリ働きたい!」と思うように。大手の分業体制が肌に合わず、社内の雰囲気にも違和感を感じていたという裕子さんは転職活動を開始します。転職先として決めたのは、学生の就職支援サービスをする成長著しいベンチャー企業での顧客管理の仕事。人事から顧客管理と職種は変わるものの、それぞれの働き方を尊重してくれる自由な社風のベンチャー企業でなら自分のライフスタイルに合わせて仕事も目一杯できると感じたのが決め手だったそうです。今の会社に残るべきか、転職するべきか悩むこともあると思います。今回話を聞いた3人の女性は、自分はどんな生き方、働き方がしたいのか?それがはっきりしているから転職に迷いがなかったんだろうと感じました。転職をするかしないかで悩んでいる方は、どこでどんな仕事でなら自分の思いが実現できるのかそれを考えてみるといいかもしれません。【参考サイト】:DODA(みんなが転職する理由は?転職理由ランキング<2016年4月~2016年9月>)、マイナビAGENT、DODA(働く女性のホンネ 転職理由ランキング~2014下半期~(職種別))
2016年12月29日転職したいけど、失敗したらどうしよう……。失敗が怖くてなかなか思い切れないでいる人も多いのではないでしょうか?しかし、失敗を恐れていてはチャンスをつかむこともできません。転職を成功させるにはブレない軸を持っておくことが大切です。失敗しない転職をするために考えておくべきこととはどんなことなのでしょうか。実際に転職に成功した女性のケースを参考に見てみましょう。1. 「何のために転職するのか」を明確にする外資系化粧品メーカーの事務として働いて5年目の美奈子さんは、33歳のときに転職を考えるように。残業することが当たり前で毎日帰宅が遅くなる状況にストレスを感じていたこと、さらに今のルーティーンワークがメインの事務の仕事よりも、もっと社外の人と関わったり変化のある仕事がしたいと思うようになり転職エージェント数社に登録します。専門知識を身につけたい、残業の多さに耐えられない、など転職する理由はさまざまです。「なんとなく今の仕事や会社に不満がある」というあいまいな感情だけで転職をすると、次の会社でも同じような不満が生じて転職を繰り返すことになります。まずは、なぜ転職したいのか、次の職場にはどんなことを求めるのかを明確にしましょう。仕事が面白くないなら、「なぜ面白いと感じられないのか」「どんな仕事なら自分は満足できるのか」というところまで深く掘り下げて転職の目的を具体的にしていきます。転職の目的をはっきりさせておくと、転職先を探し選ぶときにもスムーズにいきます。2. 絶対に譲れない条件を決めるまず最初に美奈子さんは、働くに際しての絶対に譲れない条件を明確にしました。美奈子さんの絶対に譲れない条件は、以下の3つ。「日々仕事の中で変化があること」「残業時間をある程度自分でコントロールできること」「自由な社風」仕事内容、給料、勤務地、全てが希望通りという仕事はなかなかありません。条件のうちのいくつかはマッチしても、諦めなければならない条件も当然出てきます。転職先の希望について、あれもこれもと欲張っているとなかなか転職先が絞れなくなってしまいます。希望条件は「これだけは絶対に譲れない」という条件と「あったらいいな」という程度の諦めてもいい条件に分けておくと、結果的に視野を広めることになりますよ。3. 時間をかけてじっくりと探す美奈子さんは転職活動を開始してから1年8か月後に、外資系の香水メーカーの企画職に転職しました。近い業界なのでこれまでの知識を活かしながら企画の立案や社外の人とも関わる機会の多い仕事にとてもやりがいを感じているそうです。プライベートを大事にしている社員が多く、残業をする人も少ないのでかなり残業時間も減ったとのこと。今の仕事や職場に不満があると、すぐに辞めたいと転職を急いでしまいがちですが焦りは禁物です。美奈子さんも転職を考え始めてから、満足いく転職先が見つかるまで1年以上かかっています。その間に応募した会社は30社以上。納得いく転職先を見つけるために、じっくりと腰を据えて転職活動に取り組んだことが勝因となったようですね。転職活動は部屋探しと似ているところがありますね。部屋探しもいろんな条件の物件の中から1つだけを選ばないといけません。絶対に譲れないポイントと諦めてもいいポイントを決めておくと部屋選びもスムーズにいきます。転職を考えるきっかけとなったことや転職で叶えたいこと、これを明確にしてブレない軸を作ることが失敗しない転職の鍵となります。転職活動を始める前に、一度時間をかけてじっくりと考えてみましょう。
2016年12月21日今の会社に不満がある。そろそろ転職したい。そうは思っていても、毎日仕事で忙しくてなかなか転職活動に手をつけられないでいるという方も多いのではないでしょうか?自分で転職先を探す余裕がないという方は、転職エージェントを利用するという選択肢もあります。転職エージェントとはどんなものなのか、そのメリットとデメリットについても解説します。転職エージェントとは?転職エージェントは、企業と求職者の間に入って求人のマッチングをします。求人を出している企業と求職者の間にエージェントが入ることで、企業側は応募条件にあった人だけ紹介してもらえるので、採用の手間やコストを削減できます。求職者も自分で探すことなく、希望にあった応募条件を満たしている仕事を紹介してもらえます。転職エージェントに登録をすると、担当者と希望条件などについて詳しく面談します。その後希望にあった求人を紹介してくれ、その後の面接や条件交渉などまでサポートをしてもらえます。求人を出している企業がお金を払うため、応募する側は無料で転職サポートのサービスを受けられます。転職エージェントのメリット転職エージェントを利用するとどんなメリットがあるのでしょうか?非公開の求人に応募できる新規事業の人材募集など、企業によっては求人を公開したくないというケースもあります。緊急性がない募集では公開せずに、応募条件にあった人にだけ会いたいという場合も。そのような非公開求人にも応募できるというのは、転職エージェントを利用する大きなメリットと言えます。時間が節約できる転職サイトなどで膨大な求人情報をチェックするのは、かなりの時間と労力が必要です。転職活動をしたいけど時間がないという方にとっては、自分で探さなくても希望にあった条件の仕事を探して紹介してくれるというのは助かりますね。事前にミスマッチを回避できる転職エージェントの担当者は、事前に人事担当者と会ったりして話を聞いているので、会社内の雰囲気をよく理解しています。自分で探しているとなかなかそこまでは事前に知ることができません。実際に面接に行ってみたらイメージと違ったというようなことも防げます。エージェントが相談に乗ってくれる初めての転職や転職について不安や悩みがある場合、転職事情に詳しいエージェントに相談しながら転職活動を進めていけます。 面接でのアピールポイントなどのアドバイスなどがもらえるのは心強いですね。また、待遇や報酬など自分では伝えにくいことも代わりに交渉してくれるのはありがたいです。転職エージェントのデメリット転職エージェントはほとんどが無料です。希望にあった仕事を紹介してくれてお金もかからないなんて、いたれりつくせりと感じるかもしれません。しかし転職エージェントを利用するデメリットもあることを理解しておきましょう。自分の希望通りの仕事を紹介してもらえるとは限らない転職エージェントは、マッチングをして採用を成立させるのが仕事です。応募者の希望条件はもちろん考慮してくれますが、より採用の可能性が高い求人の紹介が優先される傾向にあります。入りたい企業ややりたいことがはっきりしている場合は、自分で探す方が希望の仕事を見つけやすいかもしれません。担当者との相性が合わないこともある企業との間に入っていろいろと交渉してくれるエージェントですが、担当者と相性が合わなかったりするとなかなか活動もスムーズにいきません。ひとつのエージェントだけでなく、複数のエージェントに登録するなど対応策を考えておきましょう。選択肢のひとつとして転職エージェントにもメリットとデメリットがあります。希望にマッチした企業を紹介してくれるとはいっても、エージェントに任せきりだと逆に選択肢を狭めてしまうことにもなります。自分で仕事を探しながら、転職エージェントも利用するというのもいいと思います。あくまでも選択肢のひとつとして、エージェントの活用というのも覚えておくといいかもしれません。
2016年10月27日みなさんは転職を考えたことがありますか?転職をするときには、同じ職種を選ぶ人もいれば、まったく違った職種にチャレンジする方もいますよね。ファッション・アパレル業界専門の転職サイト『iDA』が、女性20~40代の転職経験者300人を対象に行った調査では、転職の際に職種を「変えた」と「変えなかった」が、ちょうど半数という結果になりました。また20代では、「変えた」が62%と高くなっています。とはいえ、転職したあとに「前職の方がよかった」「失敗した」と後悔することは避けたいもの。そこで今回は、海外ニュースの『USA TODAY』が発表した「転職する価値がある急成長中の職業」をご紹介します。どれも、2015年の平均年収が800万円を超えていてオススメですよ。■5位:統計専門家(平均年収818万円)統計的手法を使ってデータの収集や分析を行い、問題を解決する仕事。ビジネスやエンジニアリング、政府、医療施設などさまざまな分野で活躍します。2024年までに34%の雇用成長が予測されています。2015年の平均年収は818万円で、通常は修士号が求められるそうです。■4位:理学療法士(平均年収858万円)続いては、医療に関わる仕事です。理学療法士の役割は、ケガや病気を抱える人たちに対して、基本的な動作能力が回復するようサポートすること。2024年までに34%の雇用増加が見込まれており、2015年の平均年収は858万円でした。この職に就くには、博士号か専門学位、そして専門資格が求められます。■3位:個人ファナンシャルアドバイザー(平均年収911万円)顧客に対して資金運用のアドバイスを行う、金融の専門家です。投資や老後の生活、税金、教育費など、顧客のニーズに合わせて情報提供や提案を行います。2024年までに30%の雇用増加が期待されており、2015年の平均年収は911万円でした。この職に就くには、一般的に学士号取得以上の学歴と、投資アドバイスのスキルや、ファイナンシャルプランナーに関する資格が求められるそうです。■2位:ナースプラクティショナー(平均年収1,000万円)ナースプラクティショナーとは、アメリカの上級看護職のこと。診療室または病院で働き、患者に一定範囲の診断や治療を行ったり、医師と相談したり、ときに薬剤を処方します。2024年までに35%の雇用増加が予測されていて、2015年の平均年収は1,000万円でした。ご存知のとおり、日本でも看護師は需要が高い仕事のひとつ。看護師になるには、看護学校に通い、看護師国家試験に合格することが必要になります。一度社会人を経験した後に看護学校に入り、看護師の道に進む人もいます。■1位:医師助手(平均年収1,003万円)海外ではPAと呼ばれる仕事で、医師の助手として、患者の診断、薬剤の処方、調査などを行います。プライマリーケア、手術、救急医療、精神科など専門の分野を選択して働きます。2015年の平均年収は1,003万円で、2024年までに30%の雇用成長が予測されています。やはり医療の現場で働く専門職は、需要が高いですね。*なかには専門資格が必須となる職業もありますが、今後需要が高まると予想される仕事であれば、将来における経済的な不安や、失業に関する不安も少なくなるはず。もし未経験の職種に転職を考えているのなら、仕事内容や待遇だけでなく将来性にも注目してみるといいかもしれませんよ。(文/椎名恵麻) 【参考】※5 fast-growing jobs worth a career change-USA TODAY※転職に関する調査-iDA
2016年08月30日狭い日本を飛びだして、新天地でのキャリアアップを目指すため、海外転職に憧れる人は多いもの。でもその先には、キビシイ現実が待ち受けているのも事実。そこで今回は、海外転職の先に待ち受ける現実にスポットライトを当ててみました。まだまだ試練があるようですよ。優越感も、最初の半年まで。異なる“常識”の板挟みになるA子(35)日本の某印刷系会社で長年働き、33才でかねてから希望していた憧れの海外赴任で、イギリスへやって来たA子。期待に胸を膨らませてスタートさせた海外生活ですが、ルンルン気分でいられたのも最初の半年まで。日本から派遣された駐在員という立場のA子は、日本とイギリスの価値観・カルチャーの板挟みになり、あちらからもこちらからも理不尽に責められる……というストレスフルな毎日を送るハメに。「日本の友人たちには“海外で働くなんてスゴイね!”と羨望のまなざしを向けられ、現地のローカルスタッフからは“日本からのゲスト”として特別扱い。いい気分ではじまった海外転職だったけど、よかったのは最初だけ。私の役割は、現地で働くローカルスタッフと日本の本社との間の調整役。現地スタッフの営業成績を管理して、日本の上司にレポートを提出しなくちゃいけないんだけど、現地スタッフには理解できない日本の常識・システムが多いから、その間をとり持つわけ!たとえばイギリスの営業は成績さえだしていれば、ちょっとぐらいランチの時間を長くとったって問題ないだろうって考えなんだけど、日本はきっちり就労時間に合わせるのが当たり前とか。もっと驚いたのは、海外のホスピタリティ精神の低さ。日本ではお客様=神様。お客様の言うことはいつでも絶対、っていう観念があるけれど、こっちではそれが全く通用しない。たとえば、印刷物の発注を受けたあと、お客様から納期の繰り上げを依頼されても、できるかどうかの確認もせず「ノー」で押し通してしまったり(笑)こういう文化の違いに振りまわされる毎日で、日本にいたときよりも余計な気苦労が増えたわ」外国人は差別される?現地のネイティブ社員にはどう頑張ってもかなわないB美(34)日本では商社に勤めるOLだったB美。29才のときに一念発起して、オーストラリアの大学で会計を学ぶために留学し、見事卒業。その後、現地の大手会計事務所に就職し、会計監査としてのキャリアを積んでいるB美ですが、どんなに頑張っても埋まらないネイティブとの差を痛感しているのだそう。「大学在学中はかなり勉強して、成績がトップの生徒として表彰されたこともあったから、会社内でもどんどんキャリアアップしたいと思っていたの。でも勤務して3年、同期のローカルスタッフたちは皆、ポジションが上がっていっているのに、私は今も同じジュニアスタッフのまま。社内での重要なポジションには、英語が第二言語の外国人ではなく、皆ローカルのネイティブスタッフが就いているわ。どんなに会計の知識や経験があっても、ネイティブじゃないだけで、冷遇されることってあると思う。移民はオフィスの奥で難しい会計処理を担当して、表にでる華やかなポジションはネイティブの白人が担当する……っていうのが暗黙の了解みたいになっているの」狭い日本人社会。ネチネチした人間関係に悪戦苦闘するC子(35)オーストラリア人の彼氏との結婚がきっかけで、30才でシドニーに移住したC子。日本では、貿易関係の会社でOLをしていたC子は、事務経験をいかして、日系企業の受付のポジションに就職。待遇も悪くなく、現地のスタッフとも和気あいあいとしていい感じだったのですが、問題は勤務年数の長い日本人のお局様たち。すでにでき上がった年配のオバさんグループにうまく馴染むことができず、1年たらずで別の日系会社に転職。しかし、そこでも日本人のスタッフに根ほり葉ほりプライベートな質問をされてウンザリ……。「日本できちんとした社会経験があると、海外の日系会社で仕事を見つけるのはそんなに難しくないの。でも問題は、その会社で働いている日本人のスタッフ。もちろんいい人もいるけれど、クセのある人が多いのも事実。海外生活が長いことで変にプライドが高かったり、縄張り意識が強かったり(笑)新しく日本人が入ってくることで、自分たちの仕事がなくなるんじゃ……って思う人もいるみたい。某カード会社で働いていたときは、駐在員の上司が出張でいない間、お局様から“トイレに行く回数が多い”って注意されたり、一番下っ端のオバサンには“出社後クーラーをつけ忘れていた”ことをグチグチ言われたわ……。英語力がもっとあれば、ローカルのポジションにも応募してみたいけど、今のままじゃ日本語をメインで使う仕事しかできないのがツライところ」キラキラして見える憧れの海外転職も、現実はいいことばかりではありません。しっかりとした覚悟を持ってのぞまなければ、「こんなはずじゃなかった」と日本に逃げ帰りたくなってしまうかも……。ですが、新しい自分の可能性を試すことができ、日本では味わうことのできない醍醐味もたくさん!人生は一度きり。もし少しでも興味があるのなら、憧れるだけではなく、思い切ってトライしてみてはどうでしょう?関連記事【50万円は必要!?】憧れの海外転職、そのリアルな体験談を訊いてみた!
2016年07月28日周知の通り、海外は転職が当たり前の社会。日本のようにネガティブなイメージは一切なく、みな自分の思い描くキャリアのため、どんどん転職を繰り返しています。アラサー&アラフォーの、日本でキャリアを積んだ年代だからこそ、チャンスが増える憧れの海外転職。今回は、海外で転職のチャンスをつかんだ女性たちに、海外転職のリアルな現実を聞いてみました!海外では「3年で転職」は一般的アメリカのビジネス雑誌「Fast Company」によれば、就職してから数年で転職を繰り返すトレンドは、最近ますます一般化してきているのだとか。海外で、仕事の価値観の根本にある「会社はあくまで自分をスキルアップさせてくれる場所。自分のキャリアは自分が作る!」という考えがますます強まり、お金も含め、自分がハッピーになれる方向にベクトルを合わせて働こうとする人が増えているようです。また「Fast Company」は、同様に同じ会社に長年いると、ジョブマーケットから取り残され、ある意味「世間知らず」になってしまう可能性があることも指摘。日本でも終身雇用制度が崩れた今、一つの会社で生涯ずっと働ける保証はありません。アラサー・アラフォーになって一度も転職経験がないとなれば、いざと言うとき、すぐに仕事を見つけられない……という状況に陥ってしまう危険性も。海外への転職を成功させる秘訣は?日本から海外へフィールドを移し、見事海外転職を実現させたアラサー女子達。海外で成功した理由を詳しく聞いてみました!ベトナムで経験を積み、ニュージーランドで日本語講師になったE子(29)20代半ばで経験したニュージーランドのワーキングホリデーで、海外で働くことの魅力を知ったE子。ビザが切れるのと同時に日本へ帰国したものの、その情熱は覚めることなく、「早くもう一度ニュージーに戻りたい!」が毎日の口癖に。ビザのないE子が海外で働くには、ビジネスビザをスポンサーしてくれる職種・ポジションに応募することが必要不可欠。そこで、情報招集した結果、日本語教育が盛んなニュージーランドでは、日本語講師の募集が頻繁にあり、しかもビザのスポンサーになってくれる会社・団体が多いことが判明。「これなら自分にもできる」と確信したE子は、早速日本語講師の資格を取るべく、派遣社員で事務の仕事をしながら日本語養成講座へ。1年かけて無事講座を終え、その後ベトナムで短期日本語講師としての経験を積んだ後、正社員として無事ニュージーランドの教育系団体へ就職。2年越しで夢のニュージーランドへ里帰りを果たしました。「ワーキングホリデーで1年間生活したニュージーランドで、今度はきちんと社会人として長く生活してみたいと思い、当時需要が多く、ビジネスビザが発給されやすかった日本語講師になることを決めました。行きたい国で不足している職業を調べてみると、外国人に対してビザが出やすい仕事が何なのか分かるので、海外就職のチャンスに繋がりやすいかも。日本語講師として現地就職を狙おうと決めてから、かかった期間は2年とちょっと。まず日本語講師育成講座に通い、その後、経験を積むためにベトナムでのボランティアにも参加しました。それと同時に普段からニュージーランドの求人をチェックして、めぼしい求人に応募しました。数社応募して、州政府が経営する教育機関の日本語講師としてのポジションをゲット。長年の苦労がようやく報われて、本当にハッピー!」確実に自分の力で海外就職を成功させるには、それなりの時間と労力は避けて通れません。でも成し遂げた後の充実感は、格別!ドイツで服飾系会社の日本マーケティング部門で働くT子(36)日本の高校で英語の講師として働いていたT子は、35歳で結婚を機にドイツに移住。配偶者がいたため、ビザの面では何の問題もなかったT子ですが、不況の続くヨーロッパでの就職は、思ったほど簡単ではなかったよう。ローカル・日系企業を問わず、とにかく「日本人募集」の求人に積極的に応募するものの、オフィスワーク経験のないT子はいつも書類選考の段階でアウト。外国人に日本語を教えるアルバイトをしている最中、ようやく知り合いから、服飾系会社のポジションを紹介してもらい、念願の海外転職を果たしました。「海外ではこれまでの職歴がとても重要。日本語が話せるオフィスワークの求人は、日系会社の多いドイツではたくさん出ているけど、事務経験のない私は面接にさえ呼ばれなかったの。海外就職を目指すなら、少しでも日本で関連する職種に就いておいた方が有利。海外では、全くの未経験者を雇いたがる会社はほとんどなかったわ。それでも諦めずに周りに仕事を探していることをアピールしていたら、ある日知り合いから、今の会社が新しく日本マーケットを立ち上げるので人を探しているって話を聞いて、すぐ応募してみたの。マーケティングの経験はなかったけど、できたばかりの会社だったから、未経験の私でも採用してくれたみたい。海外転職はビザがあれば有利だけど、その分野でのキャリアや経験がなかったら採用されるのはすごく難しいと実感。すぐに仕事が見つかればラッキー。でもある程度長期戦で臨む必要があるから、半年ほど仕事をせずに暮らしていける貯金があるのが理想。私は現在の仕事に就くのに1年ほどかかったわ」日本である程度、関連する職種のキャリアや経験を積んでおかないと、海外転職は難しいようですね。また、半年分の生活費を準備してから臨むのが◎。イギリスで秘書として働くM子(30)イギリスの日系企業で秘書として働くM子。もともとは日本の英会話学校で、マネージャーとして働いていた経歴があるM子は、以前から挑戦してみたかった海外での就労を夢見て、イギリスにワーキングホリデーで渡英。特に知り合いや就職のつてがあったわけではなかったようですが、日本にいる間からイギリスの求人を細かくチェック。現地の派遣会社の紹介で、現在の日系会社で秘書としてのポジションをゲットできたのだそう。「日本である程度、就職先のめどをつけていたので現地到着後1ヶ月以内で今の仕事が決まったの。海外転職はタイミングもとても大事。たまたま以前勤めていた人が辞めて、急遽スタッフを探していたみたい。日本にいたときから英語環境では働いていたので、英語には特に支障はなかったけれど、ブラッシュアップのために、語彙を見直したり、英会話スクールで働く同僚の外国人スタッフに個人レッスンをしてもらったりしたわ。ネットで安いホステルを2週間分予約して、実際現地に着いてから物件を探したの。航空券や宿代、日常生活に必要なものなど、仕事を始める前に使ったお金はだいたい50万円くらいかな。イギリスは物価が高いので大変だったわ」原則30歳まで申請が可能なワーキングホリデー制度を使って、とりあえず現地に飛び込んで就活してみるのもアリかもしれませんね!オーストラリアで働くカリスマ美容師K子(36)東京の美容室激戦区で10年働いていた美容師のKは、オーストラリアで新らしくオープンした美容室のメインスタッフとして渡豪。美容技術の進む日本の美容師は、海外では引く手あまただそうで、今回の就職先は知り合いの紹介からすんなりと話が決まったのだそう。「海外で働くことに前から興味があったので、今回の話を受けて即OKしました。以前から美容師仲間でも海外に出店している人が増えていたので、ずっとチャンスがあれば……と思っていたんです。ただ、長期の海外留学経験もなく、英語にも自信がなかったので、現地到着後、夜間の語学学校に通いながら英語の勉強を続けています。ローカルのお客さんも多くて、英語での意思疎通は必須なので。住む場所は日系の情報サイトで見つけました」コネと人脈がものを言うことも多い海外就職。普段から周りに海外で働きたいことをアピールしておくことで、意外な所からチャンスが転がり込んでくることも。海外の転職活動を成功させる秘訣は、日本でその分野でのキャリアが十分あることが大切。後は求人の出ているタイミングですね。T子のように専門分野でのキャリアがなくても、粘り強く周りにも仕事を探しているとアピールすることで、意外な所から転職のチャンスがやって来ることもありますよ。「人脈」も海外転職には重要なポイントです。知り合いに、後押ししてくれそうな人がいないか見渡してみると、案外いるかもしれませんよ。
2016年07月11日【パパからのご相談】現在、育休中で、転職を検討しています。もともと会社側は育児休業への理解が乏しく、育休取得の希望を告げると、「戻る場所はないかもよ」と宣告されました。それから、育休の取得はできましたが、会社への不信感がぬぐえず、転職を考えています。「育休中に転職なんて……」と気が引けてしまうのですが、実際にはどうなのでしょうか。問題点やアドバイスがありましたらお願いします。●A. 転職市場での扱いは、基本的には他の休職とあまり変わりません。こういったご相談が増えたな、と常々思う、パパライターの矢山ユースケ@育休中です。育休中に復職できなかったケースについて、その理由を比較したとき、ママの場合は“退職”が多く、パパは“転職”が多いです。ママの場合、「子どもが病気がち」「自分の産後の体力の戻りが思わしくない」「どこの保育園にも入れなかった」という理由での退職がある分、退職>転職となっているようです。●パパママ共通している転職の理由では、転職の場合、パパとママで理由に違いがあるのでしょうか。よく耳にするのは、「戻る場所がなかった」「正社員だったのに、復職後はパートだと言われた」という、“会社との間の問題”で、パパママの違いはない ようです。ご相談を受ける中で感じたのは、育休取得社への会社からの冷遇に関して、「どこかでそんな気はしていた」「復職したママや、復職できなかったママを見てきたので、予測ができた」と、諦めの姿勢でいる人が少なくないという印象でした。なんだかやるせない状況ですね。●“育休中の転職”についての、転職エージェントの見解ご相談者さまが「育休中に転職しても大丈夫なのだろうか」「休職は転職に不利と聞くが、育休も同じだろうか」と思われる気持ちも、同じ育休中の身として、とてもよくわかります。そこで今回は、“育休中の転職”について転職エージェント各社の担当者にお伺いしました。●「育休中」と正直に伝えるべき?『必須ではない。こちらとしては別にどうでもいい情報。問題なのは“休み中に仕事のカンが鈍ることなく、転職先できちんと働けるのかどうか”なので』(33歳、経験8年)『源泉徴収票などであとからバレて心象を悪くしたり、最悪は「職歴を偽った」と退職になることもあるので、正直に告げた方が先方企業に対しても親切』(40歳、経験10年)『こちらから言われなければ、バレることはない。言わないほうがいいのでは』(28歳、経験5年)履歴書などに記載しない限り、面接担当者から「休職したことはありますか?」「休職中ですか?」と聞かれることはまずありません 。ですから、“言わない”という選択肢も考えられます。●育休中は勤務年数に含めてもよい?『労務の考え方では、休職期間を勤続年数に通算するかどうかは“企業側の判断”になるので、転職の場合も、面接官や企業側の判断となるかと』(37歳、経験10年)『病気やケガでの休職も同様ですが、「◯◯の経験3年以上必須」などの年数に引っかかりそうな場合、確認した方が良いかも』(42歳、経験8年)休職中も企業に在籍しているので、基本的には勤務年数に含めて良いようですね。ただし、職務経験の年数 については、ボーダーギリギリで不安な場合、前もって確認したほうが無難でしょう。●“育休中の転職活動”はイメージが悪い?『育休にかかわらず、“休職”という単語がすでにイメージが悪い 。そのため、大きな声では言えないが、ダンマリを決め込むことを推奨している』(33歳、経験6年)『字面としては悪いかも。特に女性は、「子どもができたらまた産休取って転職してしまうのでは」と思われる可能性あり』(39歳、経験12年)『傷病での休職中の転職と変わらないと思いますよ。だから、わざわざ告げない人がほとんどじゃないでしょうか』(30歳、経験2年)どうやらイメージという点では、“休職”の時点であまり芳しくないようです。個人的には、休職及び休職中の転職の理由が正当なものであるのならば、面接時に口頭ベースで伝えても良いと思います。その際、在籍中の企業の悪口にならないように気をつけましょう。●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年03月24日[Sponsored by Indeed]季節はいつの間にか春。オフィス見学に来た、入社予定の内定者たちを見かけて、かつての自分もあんな風に目を輝かせていたんだよなあ…と、ため息。そろそろわたしも入社5年目になり、世に言う「アラサー」だ。こんな風に、すっかりくたびれてしまったようになったのは、いつからだっただろう。■独身OLは全員バリキャリ志向?Webメディアの編集の仕事もすっかり慣れ、バリバリがんばっているつもりだけれど、ふと「なんのために働いているんだっけ?」なんて思ってしまう。将来はかわいいお嫁さん、なんてタイプではないことは分かってる。(でも、バリキャリっていうタイプでもないんだよね)転職サイトを何気なくひらく。地域を指定して、職種やスキルを指定して…いまと同じような条件の仕事が並ぶ。働く場所だけを変えても、何の意味があるのだろうと、画面を閉じた。(わたしにとって仕事って…なに?) ■転職条件は「圧倒的に尊敬できる人に囲まれること」!? そんな発想なかった!もやもやする気持ちはおしゃべりで吹き飛ばすのがいちばん。大学からの親友・ユイといつものカフェでランチすることに。前に会ったのは半年前。そういえば、ユイが転職中で不安だって落ち込んでいたっけ。約束の時間から10分経過。新しい職場は、忙しいのかな…。ユイ「チヒロごめん! 出かけにとった電話が長引いちゃって」息を弾ませ現れたユイは、疲れどころか、なんだかとても元気そう。顔から笑顔があふれている。「なんか職場、楽しそうだね。そういえばどんな仕事に就いたの?」ユイ「それがね。弁護士事務所で事務と秘書をやってるの」「ええー、すごい! でもユイ、法律なんて興味あったっけ」ユイ「ないない。(笑)ないというか難しくて分からないよ~」「じゃあ、どうして弁護士事務所?」ユイ「圧倒的に尊敬できる人と働きたくて」「え!?」ユイ「“この人はすごい”っていう人がやっぱり好きだなぁと思ってね。そういうひとたちに囲まれて働くのが、わたしの夢だったんだ」“尊敬できる人に囲まれて働きたい”さっき開いた転職サイトの検索画面を思い出す。そんな項目、なかったよね。ユイ「そういえば、チヒロ。なんか悩んでるんじゃなかったっけ?」「うん…ううん。いまヒントもらった。ありがと」もしかして、仕事ってもっと自由に探してもいいのかも知れない。そう思うと、なんだかわくわくしてきた。■「あらゆる仕事をまとめて探す」そんな都合のいいサービスがあったさっそく家に帰ったあと、求人サイトをのぞいてみる。いろいろな条件を設定して、検索結果を見てみると、似たような仕事がズラリ。職業という枠で考えると、仕事探しはとても窮屈だ。(条件じゃなくて、「やりたい」と思える仕事内容から探してみたい…。でも、そんなのどうやって探せばいいの…?)他の求人サイトでも探してみようと、検索サイトを開いてみた。『転職…仕事内容で検索…』 そんな願望をつぶやくように、検索サイトのエンターキーを叩く。検索結果をみていくと、「Indeed」というサイトが目に留まった。『転職・求人情報検索 | Indeed あらゆる仕事 まとめて検索』と書いてある。「…あった」 思わず笑ってしまった。■「文化祭」「一芸」「イケメン」こんなキーワードもOK! フリーワードで求人検索でも…わたしに『天職』なんてあるのだろうか。やりたいこと、好きなことってなんだったっけ。“圧倒的に尊敬できる人と働きたくて”そう話していたユイの笑顔が忘れられない。楽しい思い出といえば…学生の頃の文化祭だ。Indeedのフリーワードに『人前で話すのが好き』と打ち込み、条件で「正社員」をチェックする。シンプルな結果画面にずらっと並ぶ結果たち。(人事に、マーケティング会社か…いいかも。じゃあ、これは?)フリーワードに『文化祭』と打ち込むと、結果画面には映像制作会社やイベント企画運営会社が並んだ。なるほど、たしかに文化祭っぽい仕事だ。だんだんフリーワード検索が楽しくなってきた。『お笑い』『一芸』『イケメン』など、およそ仕事探しをしているとは思えないキーワードを、つぎつぎと打ち込んでいく。それでも、Indeedの検索結果画面にはマーケティング会社やタレントキャスティング会社が並んだ。いままで選択肢に入れてこなかった業界の求人が並ぶ度に、いまとはまったく違う未来が開ける気がして、気分が高揚する。今度はもっと絞り込んで、職種や勤務地、雇用形態を指定してキーワードを打ち込んでいく。いままで働いたことのない業界でも「未経験」だってOKな求人が見つかった。(世の中には、本当にたくさんの仕事があったんだなぁ) ■可能性が広がるだけでも未来は明るくなるIndeedの魅力は、検索の柔軟性だけじゃない。シンプルな画面デザインも重要だ。通勤中、スマホで検索するのはもちろん、職場でもこうやって検索できたりして。 ついつい熱中して、前屈みで求人情報を眺めていると、視線を感じた。ハッとしてパソコンから顔を上げると、斜め向かいの席の先輩が、笑顔でこちらを見ている。いつもチームを引っ張ってくれるムードメーカーの先輩だ。(ヤバい、バレた…?)先輩「最近、仕事に気合い入ってるじゃん! この前の資料も良かったよ」「あ、ありがとうございます!」(焦った…ホッ)じつのところ、最近また仕事が楽しくなってきた。Indeedで仕事探しばかりしているわたしだけれど、別にいまの仕事を辞めたいわけじゃない。ただ、Indeedでいままで考えたことがなかった職種の求人情報をみつけると、自分の未来が大きく開けたような気がする。可能性が広がるだけで、未来は明るく感じられるようになる。そうすると、不思議といまの仕事をもうすこしがんばってみようって思えるようになったりして。(よし! 今日も一日、がんばろう!)そう気合いを入れなおして、パソコンを資料作成画面に戻した。世界 No.1の求人検索サイトとして、月間2億人以上のユーザーが活用し、1,600万件以上の求人情報を掲載しているIndeed。業界や職種をまたいだ、仕事という「未来の可能性」は、アラサー女性の働き方を応援してくれる気がします。・ Indeed
2016年03月23日エン・ジャパンは3月15日、人材紹介会社集合サイト「ミドルの転職」上で転職コンサルタントを対象に実施した「円満退職」に関する調査結果を発表した。○企業からの強引な引き止めがトラブル要因にミドルが退職意向を伝えた際に、在籍企業から引き止めがあるケースとないケースではどちらが多いか尋ねたところ、「引き止めがあるケース」は43%に上り、「引き止めがないケース」は20%にとどまった。退職時・退職後にトラブルになる理由については、「企業からの強引な引き止め」が76%で最多。具体的には「引き止めを受け、円満退職をしたいと入社時期をずらしたことが原因で次の会社を辞退せざるをえなくなった」など、企業からの引き止めがトラブルにつながっている状況が浮き彫りになった。同社は「予想以上にきちんと事前の根回しをしておかないと、後々トラブルになりやすいということが明らかになった。ミドルの方というのは現職で活躍していてそれなりのポジションにある方々と認識しており、引き止めはある程度あるのではと想定していたが、結果はそれに近しいものではある」と話している。退職意向を伝えるのに適切なタイミングを聞くと、「退職希望日の1カ月前」が58%、「退職希望日の2~3カ月前」が51%。1カ月前と答えた人でも「1カ月では最低限の引き継ぎしかできない可能性がある」との意見が多く、「退職希望日の2~3カ月には企業に退職意向を伝えておくことが望ましい」(同社)としている。調査期間は2016年2月4~19日、有効回答は153人。
2016年03月16日ハリー・スタイルズが、ワン・ダイレクションの活動休止中は俳優業よりも音楽でのソロ活動に力を入れる意向のようだ。俳優業で活躍するとほのめかしていたハリーだが、脱退したゼイン・マリクと音楽で競うために、1Dのソングライターのジェイミー・スコットの力を借りて音楽に集中したいのだという。関係者の1人は「ハリーは自分が1Dの中で最も人気であるということを知っていますが、(テイク・ザットの)ロビー・ウィリアムズとゲイリー・バーロウ、もしくはゼインの脇役のようなシチュエーションにはなりたくないのです」「ゼインは自身のソロ曲を先にリリースすることでハリーを負かしていますが、ハリーの方は長期戦をする自信があるようです」「ハリーはゼインのように脱線しすぎたり1Dファンを遠ざけたりすることはしたくないようですが、だからといって自分だけが成功したいと思っているわけではないようです。ジェイミーはハリーの声に合った曲の書き方をしっています」とデイリー・ミラー紙に話す。1Dが活動休止に入るのを待たずに昨年1Dを脱退したゼインは、先日初のソロシングル『ピロートーク』をリリースしてチャート1位を多くの国で獲得。1Dを脱退してちょうど1年となる3月25日には、ソロアルバム『マインド・オブ・マイン』のリリースを控えている。(C)BANG Media International
2016年02月16日そろそろ4月の転職を考え始める時期。目標に向かってステップアップする転職はいいけれど、逃避型の場合は「転職」が「転落」の始まりになるケースも。そこで今回は、不幸な転職を避けるためのセルフチェック法やワークを紹介します。■環境や人のせいにしていないか、自分が変わる気があるか将来のキャリアアップや夢への挑戦、自分の価値観や仕事観に合う職場に移るため、そんなポジティブな動機ならもちろんOK。しかし転職の理由を無理に後付けしているようなら、再考すべき。特に現実逃避での転職は危険です。自分はそのままで、周りを変えることで解決しようという考えは、転職ジプシーを生むパターン。転職先での抱負より現状への不満が多いなんてことはありませんか? 特に人間関係の問題やストレスを抱えている人の転職は対処療法になりがちです。自分自身に根本的なコミュニケーションの問題があるのに、それに気づかず周りのせいだと思い込んでいる場合があるので要注意です。■今の職場で得たもの、成し遂げたことは十分か?転職を考えるにあたり、自分自身がどのぐらいそこで成長できたかを振り返ってみましょう。今の会社で成長を実感できたと思う点そう思った背景、根拠となる出来事これをセットで書き出してみましょう。客観視してみて、その成長に納得できればOK。しかし学びが足りないと感じたり、そもそも書く手が止まってしまう場合は、まだそこで学ぶべきことがあるかもしれません。■仕事を通して達成したい事、得たいものが明確か?仕事観を考えるとき、何があれば満足できるのかを改めて見つめ直してみましょう。自分のワクワクを探すワーク「これまで自分が輝いていた時」を思い出してください。仕事や会社での思い出だけではなく、子供時代や学生時代のことでもOKです。いくつでも、思い出せる限り書き出してみてください。そして、その時に自分がどんなふうに輝いていたかどんなことをしたかどんな気持ちでいたか周りとの関係はどうだったかなどをブレークダウンして、どんどん書き出していきます。例えば、「高校の部活で、最後の試合に勝ったとき」という思い出があったとします。「補欠だったけど、レギュラーが力を発揮できるように練習方法を工夫した」「その提案が顧問に褒められて、皆も取り入れるようになってうれしかった」などと細かく分類していくイメージです。このようなワークを通して、「試合に出ることより、自分のアイデアが認められたことがうれしかった」という思い出から、「チームに影響を与えたり、結果を出すための工夫が好き・得意」といった価値観や自分の強みに気づくことができます。転職先でのアンマッチを避けるためにも、自分自身をしっかり把握することが大切です。ぴったり合う仕事や職場に出会えたら、きっとそれが幸せな転職につながるはず。どこへ行っても、完璧な環境や人間関係はないもの。最高の環境を望むなら、まずは自分を知り、自分自身が最高の人材にならなくては! 転職活動はその覚悟を自問することから始めましょう。
2016年02月07日エン・ジャパンは29日、「転職活動中の消費」に関する調査の結果を発表した。対象は同社サイトを利用する3,998名。期間は2015年12月25日~28日。○6割が「転職に関わる消費」をした経験あり「転職に関わる消費をしたか」を質問したところ、60%が「した」、40%が「していない」と回答した。「消費した」と回答した人に「実際に使った額は当初用意していた転職のための予算と比べてどうか」を聞いたところ、55%で「多い」が最多に。次いで、「予定どおり」(39%)、「少ない」(6%)となった。「転職活動中に消費したモノやサービス」を聞くと、1位は「衣類の買い替え」(69%)だった。次いで2位は「ビジネスグッズの購入」(42%)、3位は「資格取得や勉強、習い事」(38%)となった。平均支出金額をみると、最も高かったのは「引越し」(24万2,374円)。次いで「旅行」(14万9,745円)、「資格取得や勉強、習い事」(13万3,949円)となった。「転職活動中のモノやサービスの購入理由」は、1位は「面接準備のため」(58%)だった。2位は「転職への意欲を高めるため」「知識やスキルを身につけるため」(ともに35%)、4位は「第一印象を良くするため」(31%)となった。
2016年01月30日エン・ジャパンは5日、「年収アップ転職の実現」に関する調査の結果を発表した。対象は同社サイト「ミドルの転職」を利用する631名。期間は10月30日~11月30日。○転職経験者の50%が年収アップ転職経験のある人に対して、「転職を機に年収が上がったか」を聞いたところ、50%で「上がった」が最多となった。以降、「下がった」(29%)、「変わらない」(21%)と続いた。転職で年収が上がった人に対して、実際に上がった金額を質問すると、全体では「100万円~150万円未満」(26%)が最多だった。次いで、「50万円~100万円未満」(22%)、「50万円未満」(16%)となった。年収別にみると、年収500万円未満では「50万円未満」(34%)が1位に。さらに、年収500万円~750万円未満と年収750万円以上では、「100万円~150万円未満」(500万円~750万円未満37%、750万円以上25%)が最多となった。年収を上げるために転職時に意識したことを聞いたところ、全体では「スカウトオファーが来た企業への転職」(23%)が1位だった。次いで2位は「業績好調な業界への転職」(20%)、3位は「外資系企業への転職」(18%)と続いた。
2016年01月06日デューダは24日、「転職理由」に関する調査の結果を発表した。対象は2015年4月~2015年9月に同社サイトを登録したビジネスパーソンの4万名。○転職理由、「ほかのやりたい仕事がある」がトップに転職理由ランキングの結果、1位は「ほかにやりたい仕事がある」(12.2%)だった。次いで2位は「会社の将来性が不安」(9.2%)、3位は「給与に不満がある」(7.7%)と続いた。以降、4位は「残業が多い/休日が少ない」(6.3%)、5位は「専門知識・技術力を習得したい」(4.8%)と続き、10位までの項目は前回調査(2015年上半期)と同様となった。「IT/通信/インターネット」「金融」「メーカー」「メディカル」「メディア」「商社/流通」「小売/外食」「サービス」の8つの職種別に「転職理由」を聞いた。結果、「ほかにやりたい仕事がある」の項目が1位だったのは7職種となり、前回調査より1職種増加した。13.3%で「メーカー」のみが「会社の将来性が不安」が最多となった。「ほかにやりたい仕事がある」の項目での最多割合は15.7%で「メディカル」だった。
2015年11月26日結婚を考えている彼から、「じつは転職したいんだ…」と言われたらどうしますか? 20代後半から30歳ごろは、多くの人が転職を考える時期です。とはいえ、地方転勤になったら? 給料がいまより下がったら? 私との結婚はいつになるの? なんて、イヤな考えが頭をよぎってしまうかもしれません。今回は、彼から転職話を打ちあけられたときの対処方法を紹介します。■転職したい理由を聞いてみるまずは否定しないで、なぜ転職したいのかを聞いてみましょう。「スキルアップがしたい」といったポジティブな理由から、「残業が多い」「職場の雰囲気がイヤだ」「やりがいを感じられない」などネガティブな理由もあるでしょう。「考えが甘い!」と怒りたくなっても、ここはぐっと我慢。というのも、「転職したい」と口ではいっていても、腰が重く、なかなか行動に移さない人もいます。グチをこぼすことで、ストレスを発散しているのです。しばらく静観して、転職する様子がなければ、放っておけばいいでしょう。■転職を応援しつつも、退職にはちょっと待った!むかしとは変わって、転職も一般的になりました。転職自体は悪いことではありません。ただ、気をつけたいのは、新たな就職先を決めずに、勢いで退職してしまうこと。20代ならばすぐに次の仕事が決まるかもしれませんが、30代になってくるとすぐにというわけにはいきません。過去に転職経験がある人は、“今度も決まるはず”と、変に自信過剰になっている可能性も。「転職してもいいとは思うけど、会社を辞めるのは、次の仕事を決めてからのほうがいいよ」と、応援しつつもクギをさしておくことを、お忘れなく。■給料だけでよし悪しを判断しない「転職したら給料は下がるんじゃないの?」と不安になるのは当然ですが、あまり金額にとらわれるのはよくありません。たとえば、高収入の会社に転職したとしても、そのぶん仕事が忙しく、残業や休日出勤は当たり前になるケースもあります。仕事のストレスから散財してしまい、給料は上がったのに生活が苦しくなってしまう、なんてよくある話です。一方、給料は低いけれども週休2日制で、残業もほとんどない企業だったらどうでしょうか? ふたりで一緒に過ごす時間をもうけられ、仲よく暮らせるかもしれません(もちろん低収入なのに仕事量が多い業界もありますが…)。お金はあるに越したことはありませんが、給料が下がっても動揺せずにいたいですね。■結婚を考えているのかを確認しておくこの手の話でありがちなのは、女性側が結婚適齢期というケース。勝手に結婚するものだと思いこんでいた女性が「転職して落ちついてからとなると、私との結婚はいつになるの!?」と焦ってしまうパターンです。話をよく聞いてみると、“そもそも、男性側は結婚を考えていないのでは?”と疑問に思うこともあります。彼があなたとの結婚を考えているのかどうか、それとなく探っておきましょう。ただし!「結婚は転職してからじゃないと……」と、転職を理由に結婚を先延ばしにする彼には要注意です。そのままずるずる、転職も結婚もしない、なんてこともありえます。彼のお尻をたたいてその気にさせるよりも、ほかに交際相手を見つけたほうが、お互いのためかもしれません。20代~30代の貴重な時間を相手の転職を待って過ごすなんて、もったいなさすぎます! 彼以外との結婚を考えられないなら仕方ありませんが、見切りをつけることも、ときには必要です。大企業に勤めていたって、どうなるかわからないこのご時世。無事に転職ができたとしても、そのあと仕事がどうなるかは誰にもわかりません。楽な仕事がないのと同じように、ずっと順風満帆な人生もないんです。何かしら山あり谷あり…。筆者の場合は、結婚後に彼が転職し、給料は上がったものの、あえなく会社が倒産。数か月間失業状態というできごとがありました(苦笑)。彼との将来を考えているなら、彼の転職を不安に思うのは当然です。だけど、乗りこえていけるかどうかは、あなたの覚悟次第、かもしれませんね。
2015年11月02日エン・ジャパンは13日、「ミドルの転職後の年収」に関する調査の結果を発表した。対象は、同社サイトを利用する転職コンサルタント187名。期間は、9月4日~15日。○転職コンサルの65%、ミドル層は転職後に年収が「上がる方のほうが多い」と回答ミドル層の転職において、「転職後に現在よりも年収が上がる方と下がる方ではどちらが多いか」を聞いた。「上がる方のほうが多い」と回答した割合は、「どちらかというと上がるケースが多い」(49%)、「上がるケースが多い」(16%)の計65%だった。年収が上がる方は、どのような点を評価される傾向にあるかを質問したところ、1位は「専門スキル」(84%)だった。次いで、2位は「コミュニケーション能力」(41%)、3位は「リーダーシップ」(41%)となった。さらに、職種別に見ると、51%で「経営・経営企画・事業企画系」が最多となった。次いで、「営業・マーケティング系」(45%)、「技術系(IT・Web・通信)」(24%)が上位に挙がった。ミドル層の転職では、「どのようなケースにおいて転職後の年収が上がるースが多いか」を聞くと、1位は「日系企業から外資系企業への転職」(53%)だった。次いで、2位は「転職後に役職が上がる場合」(46%)、「業績好調な業界への転職の場合」(37%)と続いた。一方、「転職することで年収が下がるケース」を聞くと、最多は「大手企業での経験者が中小企業へ転職する場合」(72%)だった。次いで、「前職での役職者が下のポジションへ転職する場合」(46%)、「外資系企業から日系企業への転職の場合」(44%)が上位となった。
2015年10月14日